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【艦これ】提督「俺と……高雄と愛宕」

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434 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:22:06.76 ID:0pQZ4NKI0

< 察し(察し) >







雲龍「これが愛欲に溺れた精神感応兵器の末路ね」

天城「官能? 」

雲龍「? ええ」

天城「そんな兵器は姉様くらいでは? 」

雲龍「え? 」

天城「え? 」

雲龍「! …………ふふ……いやらしい雌犬」

天城「…………何に納得したかは知りませんけれどね、それこそ姉様のことでは? 」
435 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:23:28.58 ID:0pQZ4NKI0

< 夜も加速して参りまして >






瑞穂「あぁ^〜……対面座位でちゅーしたい……」

漣「誰か明石さん呼んで! ぶっ壊れてるよこれ修理必要だよこれェ! 」

瑞穂「ベロキス……ベロキス……あっついこゆーいの」

海風「えぇ……」

江風「こういうの見る度にテートクってすげぇって思うよな」

瑞穂「ぷるぷる……ぴよぴよ……あぁ^〜」






明石「…………や、無理でしょあれ、介抱しなくちゃとは思うけど、無理、無理ですよあれ」
436 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:25:51.86 ID:0pQZ4NKI0

< 空間伝播毒 >







龍田「というかぷるぷるは幾らでも想像できるとしてぴよぴよって? 」

山城「こう、ゲームだとかアニメ的な表現でいうところの混乱状態じゃない? 」

龍田「そうなの? 」

漣「まぁ、表現としては至極当然に想像できる範囲っすね」






涼月「てっきりあれもなんか後ろ暗いエロい表現かと思ったのに」

初月「や……さすがにそれは……なぁ? 」
437 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:26:55.95 ID:0pQZ4NKI0

< 酷く憮然とした顔をしていました >







阿賀野「…………」

能代「どうしたの? 」

阿賀野「イヨちゃんに喘ぎ声が五月蠅そうって言われた」

Roma「っふふ……」

能代「え……? 」
438 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:27:26.21 ID:0pQZ4NKI0

< 憮然とした顔になりました >







阿賀野「実際は能代の方が万倍五月蝿いのに。失礼しちゃうよね」

能代「……は? 」
439 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:28:24.59 ID:0pQZ4NKI0

< まぁ、五月蝿いのも嫌いにはなれないと思うけれど >







龍田「のしろんは五月蝿いとして」

能代「ちょっと意味が分からないんだけど変なこと言うのやめてくれない?
あと勝手にいきなり出てこないで」

龍田「まぁまぁ。……山城とか扶桑も五月蠅そうじゃない? 」

阿賀野「逆に静かそうなのって? 」

龍田「雲龍」

能代「や、五月蠅そうなの筆頭でしょあのヒト」

阿賀野「分かってないなー。五月蝿いっていうのは何もただ声が大きいって意味だけじゃないよ? 」

龍田「まぁ、雲龍の場合声もちいさそうだけど。艶っぽいどころじゃないような」

能代「そう? ……あれ、ということは阿賀野姉ぇ的には能代の声って五月蝿いってこと……? 」
440 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:29:08.73 ID:0pQZ4NKI0

< 泥酔一歩手前フラフラ歩けるくらい >







阿賀野「別に不快な意味じゃないよ? 単に五月蠅そうってだけで」

能代「ごめん本当に意味が分からない」

阿賀野「こう、微妙な表現が難しいんだけど」

龍田「そうねぇ……その辺言葉で表してもつまらない部分でもあるし」

能代「はぁ……」

瑞穂「二人で寝てみればすぐ分かりますよ」

阿賀野「女相手は遠慮しておく」

能代「阿賀野姉ぇはそういうのじゃないので」

瑞穂「……ッ」

阿賀野「…………」

能代「…………」

龍田「…………通り過がって一言言ってあの子最後舌打ちしていかなかった? 」
441 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:30:47.53 ID:0pQZ4NKI0

< 聞いて反応を見ている分には面白い >







提督「…………」

阿賀野「…………」

明石「…………」






愛宕「? 何あれ」

高雄「最初は十字教がどうの耶蘇教がどうのイェニチェリがどうのと話していたのだけれど」

愛宕「話していたのだけれど? 」

高雄「後期中世における懐古主義と現代の科学礼賛は根源が同じかどうかで険悪になったわ」

愛宕「……うーん? 」
442 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:31:52.65 ID:0pQZ4NKI0

< それはそれで当人達は面白いんですけどね >







明石「まぁ、私一応は科学と神秘の合いの子ですし」

提督「そこは科学の徒と言ってほしいところ」

阿賀野「オカルティシズムは実際に認識して解剖するとただの凄い力に成り下がると思うけど」

提督「神秘の隠秘たる所以だな」

明石「だとしてそれは単に観測者の主観による変化でしょう。
不可思議な妖術を見破ったとしてその壁の高さに変わりはありません。
ほんの少しだけ薄くなった、いえ、薄かったのだと気付くだけです」

阿賀野「神秘の隠秘たる所以、っていうのはそこのことなんだけどさ、ちょっと違うと思う。
神秘が神秘でなくなる瞬間に神秘はその力を失ってしまうんだ。
隠され秘され守られていたからこそ外敵に猛威を振るうそれは天災なの」

提督「随分ファンタジーに寄ってきたな。……あれか? ダ・ヴィンチ・コードでも観るか? 」

明石「どっちかっていうと国産モノでしょ。型月とかその辺」

提督「うん? 」

阿賀野「んー? 」

明石「はいはい知らない知らない、と。……見せたら見せたで変に知識大会になりそうだしなぁ」
443 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:33:23.11 ID:0pQZ4NKI0

< 誘拐とかそういうことではないと思いたい >







Littorio「この人って読書家だったり映画好きだったりする割に実は現代モノってあまり知らなかったりしますよね」

明石「まぁ……妙に近未来遠未来なのか物凄い昔なのか、って感じな気はしますね」

提督「そりゃあお前俺は現代まともに生きてねぇもん。
それなら誰も知らないいつかか誰も行けないいつかの方がいっそ楽しめるだろう」

明石「そんな胸張って言うことじゃあ」

阿賀野「実は阿賀野たちの力って過去未来に行ける可能性秘めてるんだよ? 虚数空間と繋がったりできるでしょう? 」

提督「マジ? 」

明石「あがのんはノリで変なこと言わない。そんなこと無いから」

Littorio「現実は非情なり、と。……できるのなら明かすことなんてせずにこの人に会いに行きますからねぇ」
444 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:35:20.68 ID:0pQZ4NKI0

< 最近あったちょっとしたこと >







海風『悪いところも言ってくれないと、分かりません』

提督『んなこと言われても普通の訓練だったしなぁ』

海風『それならもっと褒めてください。良いところも悪いところも無い、なんて興味が無い証拠です』

提督『小学校で無理矢理感想文書かせる教師かよ……ん』

海風『? 』

提督『寄って。……うん、海風はよくやってるよ。普通のことを普通にやるのが一番難しいからさ』


海風「褒めて、って言ったらあんな優しい顔で頭撫でてくれるなんておかしいよ……勝てないよ……」

江風「なンか一人で壊れ始めたぞこれ。どう直すンだ? 」

涼風「元から壊れてるだろそれ。どうにもならないよ、手遅れ」

海風「んぅー……にへ」
445 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:36:39.19 ID:0pQZ4NKI0

< 仕切り直し >






江風「取り敢えず今年も遅れたけど野球が始まってそれなりに終わりそうでなにより。サッカーもまぁそこそこ」

涼風「皆楽しそうでなにより」

海風「もう少し聞いてくれても」

江風「もうお腹いっぱいだし」

涼風「あ、あとシロがアジリティーのコースに慣れたな。ほらあの障害物競争みたいなやつ」

江風「すげーな。恐るべし雲龍って感じ」

海風「二人とも自分に起こったことは言わないんだ。……どこか根本的に違う気がする」
446 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:37:14.66 ID:0pQZ4NKI0

< 少女は果敢なくて、短い >







雲龍「瑞穂って明石が頼んだら物凄く際どいエロ下着着てくれそうよね」

明石「知りませんよそんなの……私にそれ頼めって? 」

雲龍「いいえ? 頼んだこと無いの? 」

明石「頼みませんよそんなの。普段遣いが十分それっぽいですし」

雲龍「あ、そう……」
447 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:38:30.05 ID:0pQZ4NKI0

< 酔い(宵(好い(良い))) >







雲龍「扶桑が浴衣で仰臥して見つめてくると」

山城「どうせ不倫旅行がチラつくとか言いたいんでしょう? 」

雲龍「え、ええ……よく分かったわね。薄青く日の出近い襖を背にしてくれるとなおいいわ」

山城「どうせ姉さまも私もふしだらよ、病的よ、ええ。その通りよ」

扶桑「自分は兎も角私のことは否定してほしいものだけれど」

山城「いえ、あの男に組み敷かれている姉さまを思い出すととても健全には見えませんので」

雲龍「なるほど」

扶桑「そ、それはある意味当然でしょう……? 」
448 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:39:26.05 ID:0pQZ4NKI0

< よぎる過去 >







雲龍「話は戻るけど実際浴衣って肌蹴ると割に谷間できるわよね」

山城「一定以上大きければまぁ、そうね」

扶桑「ん、んん……そうね」

雲龍「彼女は普段とは違った夏祭りの雰囲気に当てられていつに無くはしゃいでしまったのかいつしか絶妙に浴衣が肌蹴ていて」

山城「いて? 」

雲龍「あとはもう新鮮味なんて無いいつもの時間よ。いやいや言う割に欲しがりな天城」

扶桑「今の話って雲龍姉妹の話なのね」

天城「そんなわけあり……うぅん……」
449 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:40:19.98 ID:0pQZ4NKI0

< 無理矢理にでも褒めてみると >







愛宕「貞淑? 」

山城「献身的? 」

加賀「勤勉実直? 」

龍田「番犬系人妻? 」

雲龍「一千一夜人妻? 」

高雄「…………一周回って物凄く褒められている気がするわね」
450 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:40:52.78 ID:0pQZ4NKI0

< 当然逆も >







雲龍「駄目男製造機」

龍田「言行不一致」

加賀「奇技淫巧」

山城「姦淫罪」

愛宕「痴女」

高雄「…………どれもこれも言った本人に投げ返したい言葉ばかりね」
451 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:41:54.10 ID:0pQZ4NKI0

< や、別に馬鹿にしているわけではなくて寧ろ褒めているような方向性なんですが >







愛宕「え? 加賀さんにそんなテクある? 」

高雄「そこはまぁ……」

加賀「……………………な、なによその反応は、ねぇ、ねぇったら! 」
452 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:42:34.09 ID:0pQZ4NKI0

< で、暫くして >







提督「ふぅん……あいつら変な言葉知ってるな。そこで出すセンスは相変わらずだし」

高雄「それなりに読書家だったりしますからね。……あなたなら? 」

提督「俺を好きでいてくれること」

高雄「……褒めているの? それとも貶しているの? 」

提督「両方」

高雄「…………確かに」

提督「ん、ん? や、やや……そこはもっとなんかこう、上手く返すところじゃないか? 深く頷くか? なぁ、おーい……? 」
453 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:48:15.14 ID:0pQZ4NKI0

< ダイレクトにプリミティブ >







龍田「私たちって霊長の意志だか神々の嫌がらせだか知らないけど」

山城「あ? 」

龍田「生まれ落ちた瞬間からある程度の知識はあるわけじゃない。
常識も言語も思考も、私たち特有の異常な能力についても」

山城「まぁ、そうね。“ 建造 ”を生まれ落ちた、と言えるかは別として」

龍田「妊娠不可能、って刷り込まれていてよかったと思わない?
そんなの後から説明されたら立ち直れないわよ普通」

山城「まぁ……」
454 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:49:09.47 ID:0pQZ4NKI0

< 結局それはつまり自分の芝なのであって >







雲龍「いいのよそれで。私たちみたいな化け物が生命を授かるなんてあってはいけないことよ」

龍田「あなたが言うと実に説得力があるわねぇ〜」

山城「あなたも私も生命を尺度にすれば同列だけれどね」

雲龍「原罪が重過ぎるような気もするけど……きっと私たち前世ではとんでもない極悪人だったのね」

龍田「原罪と前世って宗教的には相容れない言葉じゃない? 」

雲龍「私に信教は無いし。自分の選んだ愛しか信じられない」

山城「可哀想な生き物。…………鏡って隣の芝は青く映さないのね」
455 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:52:48.86 ID:0pQZ4NKI0

< もしもピアノが弾けたなら♪ >







江風「どうしよう」

海風「そんなことは有り得ないからどうもしない」

江風「ひでぇなおい」

海風「江風が弾けるのってあれでしょ? カスタネットとか」

江風「それ弾くって言うのか? 」

海風「言うわけないじゃん馬鹿なの? 」

江風「テートクゥ……姉貴がいじめる」

提督「おおよしよし。ちなみに俺はアコーディオンが弾けるようになったぞこの前」

江風「ふざっけンなッ……! 」
456 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:53:31.75 ID:0pQZ4NKI0

< 逃げ場無し >







漣「え、漣様? フルート吹けるけど」

江風「……は? 」

漣「南方シーレーンとか暇過ぎてクソだし出撃中の待機時間ゲーム禁止でクソだし」

提督「当たり前だろ馬鹿」

叢雲「結構上手いわよこれ」

江風「…………姉貴ぃ! 」
457 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:56:14.86 ID:0pQZ4NKI0

< 開き直って続けるのは楽なのだけれど >







江風「有り得ねぇ……もう誰も信用できない」

漣「己の非才を嘆くならばいざ知らず益体も無いことを。
其れは自らの蒙昧と云ふべきものであるぞ其方」

江風「うるせぇなぁもう」

提督「江風はまず続けることから始めるべきだよな」

海風「ですね」

江風「毎日続けるってあれ特別な才能なンじゃね? 」

海風「やー……さすがに筋トレだるくなって一気に励起して半日腹筋やり続けたのはドン引きだったよ? 」
458 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:57:34.72 ID:0pQZ4NKI0

< 旅行番組視聴中です >







涼月「旅行かぁ……来年は行けるといいね」

初月「うん。素直にそう思う」

涼月「こういう大浴場の混浴なら兎も角提督って家族風呂くらいなら詰まらせそうだよね」

初月「あぁいう遊び慣れた男はその辺り如才無いと思うけど……どう思う? 」

雲龍「お風呂ではあんまり出さないわよあの人。何もしないとは言えないけれど」

初月「みたいだ」

涼月「そうなんですね」

旗風「……最近なんでもかんでもあの人の話にしちゃえばいいと思ってません?
それか雲龍さん喋らせればいいと思ってない? 」
459 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/07(水) 23:58:36.46 ID:0pQZ4NKI0

< 引き続き泥酔ラインをフラフラ >






瑞穂「ふっ、ふふふフ……フフフフッ…………っ」





愛宕「? 何あれ」

天城「姉様が」

愛宕「雲龍が? 」

天城「“ これだからパッキンビッチは ”と冗談で言った後勝手に一人でツボに入ったようで」

愛宕「えぇ……」
460 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/08(木) 00:01:00.49 ID:hzgUt5DE0

< 更けてゆく >







愛宕「えーっと……fucking bitch? 」

天城「恐らくは」

愛宕「駄洒落ですらないというかそんなの瑞穂しか笑わないような単語よね」

天城「で、ですね、更に酷いのが……」

愛宕「うん? 」





松風「ふ、っふふふ……なんっで、あんなので笑えるんだあの人……っ」





愛宕「えぇ……」

天城「旗風さんが寝落ちして誰も相手してくれなくなったみたいなんですけど……怖いですよねぇ」
461 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/08(木) 00:02:01.45 ID:hzgUt5DE0

< そういえば >







天城「まぁ、瑞穂さんですからね……天城は明日の朝食を用意しなければなりませんので寝ますね」

愛宕「はいはーい。……………………あれ、というかどういう経緯で“ これだからパッキンビッチは ”なんて言ったの?
そこ一番訊かなきゃいけないところじゃない」
462 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2020/10/08(木) 00:02:59.90 ID:hzgUt5DE0

うーん……何ヶ月振りでしょう
果たして今年中にこのスレッド完走の目標は達成できるのか

またよければお暇なときにでも覗いてやってください
ありがとうございました
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 00:05:23.00 ID:XkZ8RVCg0
乙 更新嬉しい
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 02:11:05.53 ID:8qPUXeVgO
乙です すばらしい
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/08(木) 09:41:56.21 ID:unotbkOno
お疲れ様です
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/09(金) 17:12:16.21 ID:GY9NnqBW0

待った甲斐があった
467 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 21:40:04.24 ID:MU2C+8le0

< 何日か閉鎖状態でした >







涼風「遂にテレビまで付いたのかこの風呂」

涼月「大浴場にテレビってもうちょっとしたホテルとかリゾートですよね」

涼風「しかも業者呼ばずに身内だけでなんとかしたってのが怖いよあたいは」

涼月「明石さんとあの人ってやっぱりおかしいですよね」

涼風「これサウナにあるやつじゃなくて壁に埋め込んでガラスケースみたいなの付けてるしなぁ」

初月「でもこれ普通の番組しか映らないみたいだ。AVとかは映らないんだな」

旗風「そんなの当然でしょう……」
468 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 21:44:31.89 ID:MU2C+8le0

< まぁ、飛沫とかその辺大事な時流だしね、うん >







涼風「そんなの気にしてたら銭湯とかも無理かもしれないけどさ」

初月「うん? 」

涼風「このタライとか桶は持ち込みだからいいとして床とか壁はあの人らが盛った何かに塗れてそうだよな」

初月「まぁね」

涼月「……」

旗風「……」

涼風「あー……悪い」

初月「僕は何を今更って感じがするけど……手止めたら、冷えるぞ? 」
469 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 21:45:08.54 ID:MU2C+8le0

< 無いの? >







初月「まぁ、あいつがあいつじゃなくて男ですらなかったとしてもさ、
誰かに洗ってもらうって気持ちいいんじゃないか? 」

涼月「まぁ……そうだね」

旗風「理解はできますけれど……うぅん? 」

初月「今度誰かに洗ってもらいなよ。背中だけと言わず全身」

旗風「……松姉さんにやってもらうなら」

漣「おはよーう! それってどう考えても有料サービスってやつだよね! 」

阿賀野「オプションはあるの? 」

松風「あるか馬鹿」
470 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 21:46:15.93 ID:MU2C+8le0

< 芸は身を助けるとかそういうの >







旗風「オプション……? 」

阿賀野「これって芸か何かなの? 何か怖いよ最近」

伊14「芸って何さ。ピュア芸? 」

涼風「パッとしない芸人がやってそうではあるな」

初月「それか地下アイドル崩れみたいな」

漣「こりん星とかそういうやつ? 」

旗風「……? 」
471 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 21:49:11.56 ID:MU2C+8le0

< 残念ながら…… >







阿賀野「天丼はよくないっていうけど……本気で? 」

旗風「はぁ」

松風「これ以上ここの常識人側減らして楽しいの? 」

阿賀野「もうあと旗風ちゃんくらいしかいないんだしどうでもよくない? 」

松風「他にも何人かいるだろう、ね? 」

旗風「いないと思うよ。……うん? 」

松風「…………」

漣「自分の名前言ってほしかったんでしょうねぇ……」
472 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 21:50:58.69 ID:MU2C+8le0

< 十月九日の九日部分でどうか一つ >







雲龍「良い肉の日っていうのは」

天城「十一月二十九日に殆ど何もかすっていないのですが」

雲龍「乳肉を愉しむ日でいいわね」

天城「勝手に楽しむ分にはいいのじゃありません? 天城はしませんが」

雲龍「愉しまれる方だものね。私もほぼそっちだけど」

天城「姉様って触れるのと触れられるのどちらが好きなんですか? 」

雲龍「一周回って無理矢理触れさせられるのがいいと思うわ」

天城「ちょっと意味が……今の姉様が無理矢理触れさせられる、
というシチュエーションがそもそも思い付きませんね」
473 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 21:51:54.03 ID:MU2C+8le0

< 相対的に選んでみてどうぞ >







雲龍「まぁ、ほら、ね? 」

天城「何が、ね? なんです頭修理に出します? 」

雲龍「ほら私たぶん大体一般人から見ればサイコだから」

天城「姉様って限り無く馬鹿で狂っているだけでサイコではないような」

雲龍「限り無く馬鹿で狂っている存在は十分サイコって呼ぶと思うけれど」

天城「はぁ」

雲龍「ようは社会性動物として落第ってことでしょう? 」

天城「まぁ、それは……でもそれだと天城たちの中には誰一人として社会性動物がいないような」
474 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 21:52:51.69 ID:MU2C+8le0

< キャスリング・アフター >







あきつ丸「二枚舌の紳士殿が抜けた時点でこうなることは分かり切っていたのかもしれないな」

GZ「あぁ、EUとウイルスの話か? 」

あきつ丸「素晴らしいタイミングでありましょう?
なんだかんだとブレグジット関係の国内世論も鎮静化して誤魔化されてき始めたようでもある」

GZ「確かに、な」

WS「何故こちらを睨むのか分かりませんね。それなら私たちも過度な粘膜接触はやめます? 」

GZ「ご冗談を。欲しがるのは貴様の方だろう」

WS「私は無くても発狂しそうにはなりませんから」

GZ「昨日の貴様を見せてやりたい気分だな、まったく」

WS「何を言っているのやらーーーー






あきつ丸「……まともに三、四分だけでも雑談ができる者はいないのでありますか」

時雨「いるとは思うけど……君が言えた義理は無いよね」
475 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 21:53:48.01 ID:MU2C+8le0

< まぁ、片手で終わるとも言っていないけれど >







雲龍「私って一人でスるときは左手なのだけれど」

阿賀野「阿賀野は基本右。雲龍さん左利きだっけ? 」

雲龍「いいえ? 利き手ではない方でするタイプなの」

阿賀野「なんで? や、別にどうでもいいことだけどやりにくくない? 」

雲龍「特に困ったことはないわ。寧ろ色々使うときに道具が利き手の方が細かく動かせるでしょう? 」

阿賀野「……なるほど」

明石「本ッ気でどうでもいいですねその情報」

雲龍「ちょっと便利な豆知識その百八でした」

阿賀野「でしたー」

能代「ばっかじゃないの……」
476 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 21:54:46.07 ID:MU2C+8le0

< 知ってたとして楽しいものなのかどうかは分かりませんが >







雲龍「ちなみに能代は? 右利きだったわよね? 」

能代「そんなのお酒も入ってないのに言うわけな

阿賀野「能代も利き手タイプだよね? 」

能代「あーがーのーねーえー? 」

雲龍「能代は右、と。全員分調べたら需要ある? 」

明石「それ何に使うっていうんです」

雲龍「握手した後の妄想用? 」

明石「んなアイドル相手じゃないんだから……」
477 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 21:56:25.26 ID:MU2C+8le0

< 居心地の好い魔窟 >







叢雲「そういえばこの前抱き枕買ったみたいだけどあれどうなの? 」

漣「結構いいよ? なんとなく寝付き良いし」

叢雲「ふーん……私も買おうかしら。別に寝付き悪くはないけど」

漣「まぁ、漣としては抱き付かれ枕が欲しいところではあるかな」

叢雲「それはもう既に人よね、人。それか腕回せるペット」

漣「ご主人様は硬そうだし愛宕さんとか雲龍さんは何されるか分からないし」

叢雲「姉妹でも呼んでもらえば? 」

漣「枕とか寝付きとか関係無く頼みたいところではあるけどね、
姉妹呼んで誰かに食われた日には他の姉妹に顔向けできないよ漣」

叢雲「あー……」
478 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 21:57:35.17 ID:MU2C+8le0

< 身も蓋も謙虚さも見栄も無い >







漣「できれば意志とか思考無いやつで」

叢雲「はぁん? 」

漣「気持ちとか面倒なの要らないから漣の身体だけあっためてほしい」

叢雲「あなた割りかしクズよね」

漣「んなわけ。漣と会った九割五分くらいは変なスラング言う可愛い子って思ってるよ」

叢雲「そうでしょうけどね……」
479 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 21:59:54.82 ID:MU2C+8le0

< 愛さえあればその他全ての間違いなんて気にしない >








愛宕「こうね、開き直ってくるとその他の皆さんはどうでもよくなってくるのよ。実際どうでもよくはないんだけど」

山城「ふぅん? でも高雄は別なの? 」

愛宕「ええ。普通正妻は一人だけど愛人とか情婦に人数制限なんて無いわけでしょう? 」

山城「まぁ……そうね。そのこと自体なら間違ってはいない、かも」
480 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:08:12.85 ID:MU2C+8le0

< ………… >







鹿島「あー……どうもお久し振りです? 」

あきつ丸「あぁ……」

鹿島「…………」

あきつ丸「…………」

鹿島「…………」

あきつ丸「…………」

鹿島「…………あの」

あきつ丸「おかえり、であります。貴様がいなくて寂しくなかったと言えば、嘘になろうよ」
481 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:10:29.79 ID:MU2C+8le0

< 失って初めてなんて、許さない >







鹿島「私も……ええ、私の方こそ、寂しかったです」

あきつ丸「ふん……自分から頭を西瓜にされにいった女の言葉とは思えないな」

鹿島「これでもあきつ丸さんを助けようとしたんですよ? 」

あきつ丸「結局自分がヤツを処理してお前を運んだわけでありますがね」

鹿島「それは言わない約束です」

時雨「そもそも二日半修理されていただけだよね」

鹿島「……」

あきつ丸「……時雨殿」

時雨「はいはい僕が悪かったよ。…………まぁ、特に大規模作戦でもないところで弾け飛んだときは思ったより怖かったけどね、僕も」
482 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:16:38.08 ID:MU2C+8le0

< 間違った技術でシュートをする名人に云々 >






鹿島「あら嬉しい。時雨さんも悲しんでくれるんですね」

時雨「冷血とか人非人とか言われることもあるけどね、
僕はこれでもそこそこ真っ当な部分持ってるんだよ」

あきつ丸「悪人にも情はあろうよ。自分もそうだ」

鹿島「ん……でも、よかったです」

あきつ丸「あん? 」

鹿島「さすがにあきつ丸さんを庇おうとして沈んだ、なんてことになったら」

時雨「なったら? 」

鹿島「回り回って満潮さんが消えて無くなっていたかもしれないでしょう? 」

時雨「まぁ……」

あきつ丸「…………何か嫌な成長をしていないか、鹿島」
483 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:22:21.84 ID:MU2C+8le0

< 普段通りといえばまぁその通り >







あきつ丸「去年の四月頃に頭のおかしい上官と更に頭のおかしい新人が着任しただろう」

時雨「あぁ、女体盛りがどうので頭に蜜柑乗っけてた人たち」

あきつ丸「当然の様に新人は新人ではなかったぞ」

時雨「ふぅん? 」

あきつ丸「ついでに上官の方は何故か昨日死亡が確認された」

時雨「ありがちな結末。もしかして君が殺ったのかい? 」

あきつ丸「自分ではないな。……この話の面白いところは」

時雨「言い直しなよ。一番面白くないところ、はどこだって? 」

あきつ丸「書類上だとその上官は三年前にその新人を殺して軍法会議にかけられた末刑死しているらしい」

時雨「はぁ? 」

あきつ丸「それを笑いながら言ってきたときにはまったく……反吐が出る」

時雨「……僕も今同じ気分になったよ。君の所為で」

鹿島「あのー……あの、曲がりなりにも一応は私の快気祝いだった筈なのでは……? 」
484 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:28:54.28 ID:MU2C+8le0

< 聞きたいことかどうかはこの際置いておいて >






鹿島「というかそれ、私のいる前で話してもいいんですか? 特務のお話でしょう? 」

あきつ丸「……まぁな」

時雨「あきつ丸を破壊しようとして君を西瓜にしたやつさ、特務が見逃してたやつなんだ」

鹿島「はぁ」

時雨「いわばあきつ丸や上官の不手際だったわけ」

あきつ丸「時雨殿も含まれているでありますよ」

時雨「五月蝿い。……それでね、あきつ丸が君を仲間に引き込む体で接触するってことにして

あきつ丸「あの件は有耶無耶にした、それだけだ」

鹿島「? しかしそれだけでは私に特務でのお話を聞かせてもいい理由にはならないのでは? 」

時雨「ようは上官を色んな意味で安心させるために君は同士にさせられちゃったからね。
今更何を話したって問題は無いのさ」

鹿島「……なる、ほど? 」
485 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:32:54.62 ID:MU2C+8le0

< したくないとは言わないが >






あきつ丸「安心しろ。お前は何もしなくていいし、この先誰か刺客が来ることも無い」

時雨「ま、僕の知る限りでは本当のこと言ってるよ。信じてやってくれない方が僕は嬉しいけど」

鹿島「信じますよ、当然。私の為に色々としてくれたんでしょう? 」

あきつ丸「…………」

鹿島「…………」

あきつ丸「…………」

鹿島「…………? 」

時雨「はぁ……僕に要らない借り沢山つくってまでね。……僕、そろそろ寝に帰るけど」

あきつ丸「…………なんだ」

時雨「その流れで鹿島さん襲ったりしないようにね? 」

あきつ丸「するか間抜け! 」
486 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:37:33.13 ID:MU2C+8le0

< 最近割にショックを受けたこと>







高雄「摩耶に“ そんなこと言うなんてロマンのカケラも無ぇな ”と言われたことね」

愛宕「えぇ……あなたあの子に何言ったのよ……」
487 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:39:39.61 ID:MU2C+8le0

< 乱心 >







涼月「実際内実は惨憺たるものですけど取り敢えず世間的には英雄視されますよねあなた」

提督「まぁ……だろうね」

涼月「まったく、世の中馬鹿と間抜けと節穴しかいないわけですね……はぁ」

提督「何なの君いきなり落胆してきて」

涼月「この際言っておきますけれどね、配属前は期待していたんです。
若き将校ながら政権や帝都に阿らない硬骨漢として」

提督「それは

龍田「それはあなたが馬鹿なだけね」

涼月「本当にもう……あぁもうっ…………もう、そこの菊理姫だしてください」

提督「お、おう……これ加賀が大事そうに出してきたやつだけどいいのかこ

涼月「いい! いいから! そんなのどうでもいい! 」

提督「…………当たられるの俺なんだが」
488 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:41:45.85 ID:MU2C+8le0

< これで平常心 >






加賀「……私あの菊理姫本当に気分いいとき飲もうと思っていたわけだけれど」

天城「いいじゃないですか。あの人お酒の価値分かりますからね。勝手に意味不明な程尽くしてくれますから」

雲龍「何やってるのよ……そんな世の中舐めた女の顔して。何で三周くらい人生逆戻りしたわけ? ねぇ? 」
489 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:43:31.05 ID:MU2C+8le0

< 諦めつつやっぱり家族としては >







提督「何か親父の会社今年度から会社関係の建物全面禁煙なんだってよ。さっき電話して初めて知ったわ」

愛宕「ふーん……お義父さん吸ってた? 」

提督「二十代まではね」

愛宕「結婚して止めたの? 」

提督「母親のこと好きになったから止めたって言ってたな。母上殿煙草嫌いだから」

愛宕「そう。…………是非そこを受け継いでもらいたかったものね。今更何にも言わないけど」
490 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:45:45.37 ID:MU2C+8le0

< 嫌いであるが故に目につくというか >







提督「あー……でさ、まぁ……別に親父の方の影響でもないんだけどな、
禁煙しようと思ったんだよ。取り敢えず一ヶ月くらい」

愛宕「あら、いいじゃない」

提督「本気で深刻な顔で心配されて挙句には断りも無しに変なこと言わないでくださいとか頼まれちゃったよ」

愛宕「分からなくもないけど……うん? 」
491 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:47:58.88 ID:MU2C+8le0

< 真実は(服の中の)闇の中 >






提督「それでも高雄にさ、冗談のつもりでじゃあ吸いたくなったときは高雄のどこか吸わせてくれるなら本気で禁煙するって言ったんだよ」

愛宕「ふーん……? 」

提督「無言で上半身脱ごうとする反応ってボケかな? 」

愛宕「ボケじゃない? 」

提督「高雄だぞ? 」

愛宕「そうだけどー……そうねぇ、高雄だものねぇ……」
492 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:49:01.49 ID:MU2C+8le0

< それでもまぁ続いて結末 >







提督「あの後の微笑みと舌のペロってやつ、アレはヤバかったね。その後そのまま俺が吸われちゃったよ」

愛宕「そう……」

提督「うん? 興味無い? 」

愛宕「禁煙はいいことだと思うわよ? 冗談も高雄も面白いと思うわよ? でもそうじゃなくて」

提督「? 」

愛宕「何でそれ、私に最初に言ってくれなかったわけ? うん? 」
493 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:53:08.35 ID:MU2C+8le0

< 宵闇深く酔いも深く >






鹿島「ん……」

あきつ丸「……」

鹿島「…………」

あきつ丸「…………」

鹿島「……………………」

あきつ丸「……………………」

鹿島「……………………ね、あきつ丸さん」

あきつ丸「……うん? 」

鹿島「あなたが欲しいなら、いい、ですよ? 」

あきつ丸「…………………………………………莫迦女」
494 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:56:47.23 ID:MU2C+8le0

< 誰も彼も自分すらそんなことに興味は無くて >







時雨「やーれやれ、あれであきつ丸って鹿島さんのこと甘く見てるからなぁ」

鈴谷「うん? あきつちゃんがなんだって? 」

時雨「おっとこれはこれは本命さん」

鈴谷「うん? 本命? 」

時雨「なんでも。……鈴谷さんって女相手は駄目なんだっけ? 」

鈴谷「分かんない。実際迫られたら流されるかも、お酒入ってるし」

時雨「……そっか」

鈴谷「うん? 」

時雨「別に。…………僕だけなのかなぁ、妙に達観した気になってずっと一人なのって」
495 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/09(金) 22:58:41.99 ID:MU2C+8le0

どれだけまた進むかは全く不明です申し訳無い

ありがとうございました
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/09(金) 23:04:09.84 ID:QEzo5k+x0
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 00:46:13.06 ID:/lhlWB800
>>1乙 待ってたぞ
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 01:29:29.89 ID:LuUsKvqD0
乙 更新あるだけ嬉しいです
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 02:27:09.71 ID:2E797I7qo
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 15:20:15.14 ID:EvlHH94Go
更新がある喜び
501 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/10(土) 23:31:26.33 ID:iMCABlzh0

< 穿ち過ぎ >







雲龍「男っていうのはスッピンが好きなんじゃなくてスッピンでも綺麗な女が好きなのよ」

初月「そりゃあそうだろうな」

雲龍「まぁ、私は大丈夫だしあの人は私のスッピンでも綺麗って言うけれど」

初月「そりゃあそ……好きなだけで真に愛されてはいないとか、そういう意味か? 」
502 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/10(土) 23:32:21.90 ID:iMCABlzh0

< だから穿ち過ぎですってば >







雲龍「まぁ、でもナチュラルの方がいいとは聞くわね」

提督「大体はまぁ。でも俺は真っ赤なルージュとかシャドーとかも好きだぞ」

雲龍「そう……でも、そういうのが似合う女が好きなんでしょう? 」

提督「そうかもしれないけどさ……」
503 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/10(土) 23:40:12.03 ID:iMCABlzh0

< 何気無く言ってみるのにも勇気がいるんですよ? >







提督「あー……年始行きたいところとかある? 時流的に人多いとこは厳しいかもしれないけど」

雲龍「アダルトグッズの福袋でも買いに行きましょうか? 」

提督「……………………」

雲龍「対して欲しくもないけれど。……? …………ごめんなさい」
504 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/10(土) 23:41:38.03 ID:iMCABlzh0

< 歪んでるとかなんとか言われても、困る >







山城「拗らせ過ぎといえばまぁそうよね」

雲龍「性的嗜好拗らせているのと蜘蛛の巣張った処女拗らせているのとどちらがより酷いのかしら」

龍田「あらもしかしてそれ私? 」

山城「あなた以外いないでしょうが。……それでなお言うけれど、純潔保っている方がまだマシではなくて? 」

雲龍「龍田より、なお? 」

山城「龍田より、なお」

雲龍「……………………へこむ」

山城「反省しなさいな」

龍田「あのねぇ……」
505 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/10(土) 23:43:05.45 ID:iMCABlzh0

< 仕方無いね >








龍田「今の話で私に悪いところあった? 」

山城「滲み出る生き方」

雲龍「存在」

龍田「私相手だと思って好き勝手……これでも傷付くことあるのよ? 」

506 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/10(土) 23:44:54.62 ID:iMCABlzh0

< ひととせにありふれた、そんな、ひととき >








愛宕「ふぁ……眠いわねぇ」

高雄「寝てしまえばいいでしょう。喫緊の問題も無いわけだし」

愛宕「うーん……私も本持ってこようかしら」

高雄「そうね。こんなにもゆったりと読書に没頭できることもいつかはできなくなるかもしれないし」

愛宕「ん……でも面倒ね。何読んでるの? 」

高雄「『オイディプス王』」

愛宕「つまらなさそうね。やっぱ、いい。マニキュアもまだ乾いてないし」

高雄「そう……」

愛宕「……」

高雄「……」

提督「……君らさ、他人の膝一つずつ占領して満足?
手下げたらぶつかるから本も読みにくいし音楽聴こうとしたら立ち上がらせてもくれねぇし、何なの? 」
507 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/10(土) 23:45:45.17 ID:iMCABlzh0

< 悪くはないという至高 >








愛宕「膝貸すだけで視覚的に姉妹丼できてるんだからいいでしょう? 」

高雄「品が無いのは兎も角として……甘えさせてくださいな。これくらい、いいでしょう? 」

提督「悪くはないけどな……悪くは」
508 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/10(土) 23:47:10.60 ID:iMCABlzh0

< 否定できない無力に嘆くよりも、先を >







愛宕「ま、読書中の高雄はあれだけど私は暇よ? 」

提督「お話でもするって? 」

愛宕「ええ。……気付けば忠犬すっ飛ばして狂犬ばかりになってる部下について、とか」

提督「耳に痛い話をする気分ではないな」

愛宕「喜んでいればいいじゃない。今なら絶賛肉の壁だらけよ? 」

提督「痛みを遮断し壁となり長くても数日で復帰する化け物ならば俺の為に身命を賭すことが寧ろ快感だと? 」

愛宕「違う? 」

提督「違わない、違わないだろうな、お前たちにとっては何らの疑問も無く、真実だ」

愛宕「あなたが悲しむことまで含めて私たちの快楽なのよ? 」

提督「…………」

高雄「本来ならば己が死んで悲しむ想い人の姿など見れませんし、その先の安堵した顔も同じこと」

愛宕「化生の者の快楽くらい認めてよ」

提督「…………」

高雄「まぁ、それが無理で苦しみ続けるあなたをこそ……結局は、こういう終端であるからこそ輝く、私たちなのです」

愛宕「毎日が特別、なんてよく言ったものよねぇ〜……」
509 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/10(土) 23:48:41.36 ID:iMCABlzh0

< ちなみにまだお昼寝タイムな時間です >







愛宕「月が綺麗ですね」

高雄「私、死んでもいいわ」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………身籠った後の月夜に言ってたりしたらストレート辞世じゃない? 」

高雄「そうね。…………本当に身籠もれば、の話ではあるけれど」

提督「…………」
510 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/10(土) 23:50:47.02 ID:iMCABlzh0

< 夕方頃なんとはなしにストリーミング >







提督「ある意味二刀流って合理的じゃねぇのか、ロボモノだと」

明石「はぁ」

提督「生身の人間なら身体の負担もスタミナもあるしそもそも圧倒的に筋力が足りねぇだろうけどな」

明石「どうせ機械だし部品交換で済むなら出力さえ上げれば問題無いと? 」

提督「あぁ。だからお前らがこうこの先白兵戦メインの世界に降り立ったとすれば、って話をな」

漣「元が化け物体質なキャラが転生ってあんまり見ないと思うんすよね」

明石「なるほど……なるほど」

能代「でも体質引き継げるなら艤装なんて無くても石ころ全力投擲で覇権取れますよね」

提督「…………」

漣「…………」

明石「…………ロマンが無いとかよく言われません? 」

能代「はい? 」
511 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/10(土) 23:54:48.55 ID:iMCABlzh0

< 保護者属性とかなんかその辺的に >







涼風「チンチロリンでさりげなく〜 ♪ 」

江風「さりげなくねーぞこれ」

旗風「これはまた……ごっそり持っていかれましたね」

伊13「酷い……話」






山城「負け込んだのから周りと変わっているわけだけれどね、あれ」

龍田「? 」

山城「こう外から見ると実に不健全で嘆かわしい絵面よね」

龍田「まぁ……あれで真ん中にあの人がいると不思議なことにそうでもないんだけど」
512 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/10(土) 23:56:51.74 ID:iMCABlzh0

< all for one, one for someone >







赤城「皆はあなたの為に、あなたは誰かの為に」

提督「恣意的過ぎるだろうが。……なんというか否定は、できねぇけど」
513 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/10(土) 23:58:56.11 ID:iMCABlzh0

< 絡め取って好き勝手 >







雲龍「……蜘蛛」

天城「蜘蛛ですね」

雲龍「立派な巣を巡らせて、誰かを捕まえて、こうやって寒さに堕ちてしまうの」

天城「まぁ、急に寒くなったりすれば」

雲龍「はぁ……」

天城「ぁ、息、白いですね」

雲龍「…………絡新婦になりたいわ」

天城「……は? 」
514 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/11(日) 00:00:31.42 ID:JtA5M5fp0

< 身体跳ねて、嘆息ひとつ >







提督「ふぅ……」

雲龍「っ……腹筋、お、さえてないと、まだ跳ねそう」

提督「派手にイったもんな。結構重かったんじゃない」

雲龍「ん…………っ……ぅん…………」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………そんなデカいタトゥーシールってあるんだな」
515 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/11(日) 00:02:21.50 ID:JtA5M5fp0

< ワンポイントって割にキたよね >







雲龍「たまには愉しいでしょう? 」

提督「そりゃこんだけ盛ったら否定はできねぇけど……うぅん」

雲龍「シャネルの五番が許されるならタトゥーシールも着る、と言えるでしょう? 」

提督「衣装だと思えと? 」

雲龍「女の嘘は宝石なのよ? 」

提督「せめて涙が、って言ってほしいな。……ってもさ」

雲龍「……ん」

提督「なんか、エロいなそれ」

雲龍「でしょう? 」
516 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/11(日) 00:05:17.17 ID:JtA5M5fp0

< それで相手違ったらいっそ笑っちゃうかもしれない >








雲龍「…………ん……Zzz」

提督「相変わらずの寝付き……待てよ? こいつ肩胛骨とかウエストの後ろとかにもあるよなタトゥー」

雲龍「…………Zzz」

提督「器用通り越したようなやつではあるけども……」

雲龍「Zzz……」

提督「…………天城にもお仕置きというか落とし前付けさせてやらねぇと」
517 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/11(日) 00:05:59.64 ID:JtA5M5fp0

ありがとうございました
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 00:07:09.40 ID:gU4l0nLo0
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 09:38:58.73 ID:I52PYptEo
お疲れ様です
520 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/11(日) 23:06:34.52 ID:z6x3sKEJ0

< 時と場合は選べない >






雲龍「まぁ、でもね? 」

天城「ええ」

雲龍「これで時々弱い男を徹底的に管理して呼吸にも許可を求めさせるくらい染め上げたいときもあるのよ、妄想では」

天城「はぁ……いえ、姉様ってそういうの上手そうではありますけれどね。
満足のMとかそういう話ではなくて単純に思考と発想が」

雲龍「あの人時々でいいからいきなりドMでひ弱な低身長とかに変化してくれないものかしら」

天城「姉様って身長高いですしね。……それで」

雲龍「? 」

天城「何故、天城との枕会話でこんな話を? 」
521 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/11(日) 23:08:01.02 ID:z6x3sKEJ0

< 莫迦女と馬鹿な女と >







雲龍「他に話すことが無かったから? 」

天城「さすがに傷付くのですけれど……姉様の好きそうな話であれば」

雲龍「ええ」

天城「どこが良かっただとか次はこういう触り方にしてほしいだとかあるのでは? 」

雲龍「構わないけれど……どちらかというと相手の反応を見ながら手探りでいく方が好みなの。
それか頭ごなしに指図されたり無理矢理されるのが」

天城「それはあの人に頼んでくださいね。……雲龍姉様」

雲龍「うん? 」

天城「…………」

雲龍「…………? 」

天城「…………ん……やっぱり、傷付きました。大切に想ってくださるなら……抱き締めて寝てください」

雲龍「はいはい。…………ぁ、そういえばさっき投げたショーツが箪笥に引っかかっ痛いっ! 」
522 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/11(日) 23:08:48.54 ID:z6x3sKEJ0

< さりとて自らが拒めるとは言えなくて >








龍田「フゥ-……姉妹で絡まるって楽しいのかしらねぇ〜……」

提督「愉しいんじゃねぇの。俺が見てる限りは普通に愉しんで悦んで堕ちていくよ」

龍田「今度会ったら天龍ちゃんに頼んでみようかしら」

提督「すんなりいけそうだな」

龍田「そこが怖いのよねぇ……天龍ちゃんって何でも許してくれちゃうからぁ」

提督「半分くらいお前の所為だろう」

龍田「そうだけど、ね。…………フ-……やってらんないわ」
523 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/11(日) 23:09:16.80 ID:z6x3sKEJ0

ありがとうございました
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 23:23:09.18 ID:gU4l0nLo0
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 09:04:12.28 ID:PDuJgCaxo
お疲れ様です
526 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/13(火) 23:17:26.12 ID:F6ovCAlG0

< 平日朝の方が安いんです許してください >







提督「じゃあ行ってくるわ。夕方過ぎには帰る」

愛宕「はいはーい。いってらー」

高雄「怪我は無いようにしてくださいね。いい年齢なんですから」

提督「はいよ。…………それとな」

愛宕「うん? 」

高雄「はい」

提督「格闘訓練なんてやってもまぁいいけどな、俺に暴露ないように隠蔽しておけよ? や、本当はよくもねぇけど」

高雄「はいはい。……遅れますよ? 」

提督「ん……」

愛宕「よくこんな早朝から行くわねぇ……しっかりメイクして見送る私も私だけど」
527 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/13(火) 23:18:07.27 ID:F6ovCAlG0

< 思ってしまった時点でそれは >







愛宕「あれを譲歩っていうの? 格闘したら隠せって」

高雄「まぁ……暴露ないように騙してくれるなら、というのは妥協なのじゃない? 」

愛宕「浮気は暴露ないようにしてくれ、ってやつね」

高雄「そうかしら」

愛宕「違う? 別に違うなら違うでいいけど……企画してもいないわよね」

高雄「そういう裏切りはよくないものだものね」

愛宕「ええ。…………やっぱり、浮気と同じじゃない? 」
528 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/13(火) 23:19:20.73 ID:F6ovCAlG0

< 実際普通にやっても接待になるのは少し悲しいけれど >







叢雲「ゴルフねぇ……」

漣「時々嬉々として行ったりつまんなそうに行くけど楽しいのかなあれ」

叢雲「競技自体に思い入れは無さそうよね。友達と行くか付き合いで行くかの違いみたいな」

漣「ん……接待ゴルフ得意でしょあんたー、だからつまんないんでしょ? とか言ったら」

叢雲「ええ」



『接待ゴルフをできる程上手くないから好きじゃないんだ』



漣「とか言ってたよ」

叢雲「んんっ……あいつらしいわねそれ」
529 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/13(火) 23:20:34.37 ID:F6ovCAlG0

< で、その後 >






江風「玉入れってこういう競技だったか? ゴルフってこういう競技だったか? 」

涼月「どう考えても違いま……そっち行ったよー! 」





愛宕「はい、じゃあ次加賀さーん」

加賀「ゴルフボールというのはどうも小さくて……クラブも折っちゃいそうだし」

明石「海上に向けて打ってドラム缶に入れさせるってねぇ……駆逐の皆さんもよくあれちゃんとゲットできるなぁ」
530 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/13(火) 23:23:39.25 ID:F6ovCAlG0

< 力だけでは無いと思いつつも >







雲龍「ようはこう体幹を意識してヘッドを真っ直ぐ当てつつ振り抜けばいいわけでしょう? 」

涼風「なんだこいつ」

明石「知ってた」

瑞穂「何故こうも易々と早々に美しいスイングができるのか」

山城「最近気持ち悪いをまた一周回って凄いと思えるような位置にきたわ」

龍田「んー? 450yd? それって凄いの? ふぅん? 」

愛宕「これはこれであの人に見せたら機嫌悪くしそうよね」

高雄「まぁ、私たちでもこと力と体感の微調整は化け物だけれど……格闘訓練よりはマシじゃない? 」
531 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/13(火) 23:25:14.58 ID:F6ovCAlG0

< 試しに力任せ >







雲龍「でもほら、プロのドラコン選手は500yd越すらしいわよ? 」

天城「ドラコン? 」

阿賀野「ドラコンっていうのはアテナイの立法者で不文ほ

江風「ドライビングコンテストの略。どンだけ遠くまで飛ばせるかって競技」

阿賀野「むー……」

能代「それちゃんと分かってくれるの司令だけでしょ」

高雄「ぁ……」

Littorio「……何故、こう、折れてしまったのでしょう? 」

Roma「そもそも地面が抉れかかっているのだけれど、姉さん」

明石「着火しなかっただけ幸運でしたねぇ……」
532 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/13(火) 23:29:09.36 ID:F6ovCAlG0

< 単純な程に、怖い >







提督「ふぃー疲れた疲れた。たでーま」

愛宕「おかえりー。お風呂? 」

提督「や、終わった後近くの温泉行ってきたからいいや。テキトーに飲ませて」

愛宕「はいはーい」

高雄「おかえりなさい。一応真実ですが格闘訓練なんてしていませんよ」

提督「知ってる。……さすがに折れたドライバー持って謝ろうとしてるLittorio見て遊びの殺し合いしたとか思いたくねぇわ」
533 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/10/13(火) 23:32:57.35 ID:F6ovCAlG0

< 捧げ持ってこられた物を見つつ >






提督「え? いいよ別にそんなの。かなり前に上官から貰ったけど持て余してたやつだし」

Littorio「それでも、です。勝手に持ち出して圧し折ってしまったわけですから」

提督「まぁ、そう、かな? 取り敢えず、赤いの飲ませてよ」

Littorio「ええ、こちらに」






江風「圧し折る……? 」

海風「殆ど消し飛んだみたいなものだよね」

Roma「……あの男がドン引きするって久々に見た気がするわ」
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