春日「よっしゃぁ!行くぜサイゼリヤッ!」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/13(金) 03:21:06.54 ID:Xly1ToqJ0


春日「……なんか腹減っちまったな」

ナンバ「それなら近くで何か食べるか。もちろん一番の奢りでな」

春日「俺の奢りかよ……まぁでも何か軽く腹にいれてぇな。みんな、なにか食べたいリクエストあるか?」

足立「あん? そりゃあもちろん、酒の飲めるところよ。春日の奢りでな」

紗栄子「私は……そうね、サラダが食べられるところがいいかな? もちろん春日の奢りで♪」

ハン「私としては、中華以外がいいですね。春日さんの懐の大きさには感服いたします」

趙「俺もー、自分で作ったほうがうまいしー?まぁ正直なんでもいいよー。春日くんごちそうさまー」

春日「いや、もう俺の奢りが確定している……こりゃこの間パチンコで大勝ちしてるのみんなにバレてんのか……?」

ナンバ「そりゃもう、もちろんよ。ホームレス情報網と」

ハン「コミジュルの情報網を甘く見ないほうがいいですね」

春日「……ふっ、真に怖いのは味方か……よっしゃぁ! 宵越しの銭は持たねぇ主義だッ!漢、春日一番!今日の支払いは任せてくれやぁ!!」

紗栄子「そうこなくっちゃ!」

足立「よっ、春日っ! 日本一!」

ナンバ「よし、許しは出たことだし Le Nouveau hamaのフルコースを……」

春日「いやいやいやそこまでは勝ってねぇ! ……しょうがねぇ、とっときの店、連れて行ってやるよ」

趙「とっときの店? こりゃ春日くん、大きくでたね〜」

春日「ああ! 酒が飲めて、サラダが食べられて、中華じゃなく、俺の寂しい財布でも気持ちよく奢れる名店……」

春日「よっしゃぁ!行くぜサイゼリヤッ!」




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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/13(金) 03:21:50.43 ID:Xly1ToqJ0

サイゼリヤ店内

足立「ああー……なんか落ち着くよなこの店内。帰ってきたぁって感じがする」

紗栄子「わかるわぁ……どこのお店でも似たようなレイアウトだから落ち着いちゃうのよね」

趙「いやーでも、大の大人が六人もそろってサイゼリヤにいるとなかなか壮観だねぇ」

一番「……あり? いや。全然いいんだけどよ。なんかみんな意外と落ち着いてんな? 俺はてっきりもっと高いとこ連れてけって言われるかと……」

ナンバ「おいおい、一番。人の奢りで文句言うようなやつ、この中にはいねぇぜ」

ハン「むしろ赤牛並が上等かと思っていたぐらいなので、私としては驚いています」

足立「むしろいいチョイスだぜ一番、サイゼリヤなら一番の悲しい財布をまっっったく気にせず飲み食いできるからよ」

一番「それはそれでひでぇな……まっ、それならそれでよかったぜ」

足立「それにな一番……サイゼリヤはな、酒が安いんだ」

一番「へぇ、酒飲みの足立さんが言うなら本当に安いんだろうな」

足立「ああ、デカンタ(250ml)のワインが200円で飲めたりよ、もちろんビールもある。金さえ気にしなければボトルワインなんかも置いてあってな。ことワインにかけては破格ともいえるような料金で飲めるんだ。
もちろん、そのつまみにも困らねぇ。プロシュートにピザ、ムール貝にエスカルゴにチョリソー……酒飲みにしてみればここは一つの天国みたいな場所よ」

一番「ほー……なんかその話聞いてると俺もちょっとワイン飲んでみたくなるな」

足立「ああ、春日ならそう言ってくれると思ったぜ! と思ってよ。既に注文しておいたぜ」

一番「へ? 注文ってなにを」

足立「ボトルワイン全種類
マグナム(白) 1.100
マグナム(赤) 1,100
ランブルスコセッコ 1,100
ランブルスコ 1,100
ベルデッキオ 1,100
キャンディ 1,100
キャンティ ルフィナ リゼルバ 2,200
サイゼリヤプレミアム 2,200

\9,900

一番「な、なぁ!? 足立さん!!!??」

足立「もちろん、つまみもな!」
プロシュート 399
熟成ミラノサラミ 299
マルゲリータピザ 399
バッファローモッツァレラノピザ 499
\1,596

一番「足立さぁん!?」

足立「おお……すげぇな、なんか夢が叶ったぜ。ありがとうな一番」

一番「くっ……な、なんていい笑顔で笑いやがる足立さん……もう怒るに怒れねぇじゃねぇか……」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/13(金) 03:22:21.97 ID:Xly1ToqJ0

紗栄子「うーん、私はやっぱりサラダが欲しいわね。みんなが食べるように……」
 色どりイタリアンサラダLサイズ 499
 小エビのサラダLサイズ 499
 コーンクリームスープ 149
 カルボナーラ 499
 フレッシュチーズとトマトのサラダ 299
\1,945

紗栄子「こんなところかしらね」

一番「お、フレッシュチーズとトマトのサラダ! 俺もそれ好きなんだよなぁ。なんか、こう……うんまいなぁ!みたいな、そんな感じの、とにかくうめぇんだよな……」

紗栄子「いや、おいしいのはわかるけどそこまで……?」

一番「……ん? スープもあるけど、これもみんなで飲むのか?」

紗栄子「もう、これは私用の。サイゼリヤのコーンクリームスープって、なんかすごーくおいしく感じちゃうのよね。ついつい頼んじゃう」

一番「へぇ、ついついメインの料理に気を取られちまうから、あまり見たことなかったけど、さっちゃんのそこまで言わせるなんてなんか気になっちまうな……よし、俺もそのスープ注文するぜッ!」

紗栄子「まった一番! 注文するならこの限定のスープにしておいたほうがいいわよ!」

一番「なに!?限定だとっ!?」

紗栄子「そうよ! サイゼリヤのスープは季節によって限定スープを出してるの! そっちもとってもおいしいんだから!だから頼むならそっちのほうがいいわよ一番!」

一番「くっ……迷うな……正直、コーンクリームスープも気になる……」

さっちゃん「それなら私の一口上げるわよ」

一番「よっしゃぁ!限定スープを頼むぜッ!」


ハン「あそこだけ空気が学生ですね」

ナンバ「ほっとけほっとけ」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/13(金) 03:23:07.66 ID:Xly1ToqJ0

ナンバ「俺はこれだな」
アーリオオーリオ 299
パルマ風スパゲティ 399
\698

一番「……? ナンバよぉ、別にそんな気にしなくてもいいんだぜ? 足立さんほどとは言わねぇが別にもっと頼んでも……」

ナンバ「わかってねぇな、一番。イカ墨パスタ、カルボナーラ、ナポリジェノベーゼ……確かに、全部が全部うめぇけどな。この店にはよ、最強のアイテムがあんだわ」

一番「最強のアイテム?」

ナンバ「ああ……粉チーズに、オリーブオイル、そして胡椒、三種の神味料だ」

一番「……そんな三種の神器みてぇな……」

ナンバ「このアーリオオーリオ、一口食べておいしい、そして二口三口……そしたら当然、その味に飽きてくるだろ?

一番「そこまで早く飽きるわけじゃないけど、まぁ言いたいことはわかるな」

ナンバ「そしたら……そこに、この胡椒、オリーブオイルをぶち込んでやるんだ」ドヴォドヴォ

ナンバ「するとよ……味が、変わるんだ。まったく別の味になる。初めて食べたときはびっくりしたぜ」

ナンバ「さらに粉チーズを入れればこれはもう実質カルボナーラでは?といったような風味になってもう最高に気分が上がるんだわ」

一番「いや、それはさすがにカルボナーラに失礼じゃねぇか?」

ナンバ「とにかくだな、今ここにあるのはアーリオオーリオとパルマ風スパゲティなんかじゃねぇ……」
アーリオオーリオベースにオリーブオイル・胡椒・粉チーズの組み合わせ
パルマ風スパゲティをベースにオリーブオイル・胡椒・粉チーズの組み合わせ
つまり……無限大ののパスタが俺の目の前にあるんだ。春日……」

春日「……ナンバ楽しそうで何よりだよ。ちなみになんでパルマ風なんだ?」

ナンバ「パルマ風が一番オリーブオイルにあう」

春日「へぇ……俺もこんどやってみようかね……」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/13(金) 03:23:34.32 ID:Xly1ToqJ0

ハン「私は……そうですね」
和らかチキンのチーズ焼き 499
ムール貝のガーリック焼き 399
イタリアンプリン 249
\1147

にしましょうか」

春日「見た目通りというか、なかなかスマートなもの頼むんだな」
ハン「ええ、全部が全部、その味に自信ありです。よければ春日さんにチキンを一口いかがですか?」

春日「いいのか? じゃあ遠慮なく……おお、うめぇ!名前に偽りなし、ほんとにやわらけぇな!」

ハン「ええ、サイゼリヤのチキンは実はおいしいんですよ。あまり表立ってはいませんが、この安さでこのおいしさはなかなかすごいことだと思います」

ハン「このムール貝にしたってそうです。なかなか食べる機会がないムール貝、敬遠してしまいがちですが、一度食べるとこれがなかなか、その濃厚な味が病みつきになります」

ハン「このイタリアンプリンもですね、どれもが決して舌がとろけるほどではないですが、値段相応、もしくはいい意味で不相応なおいしさを秘めています」

ハン「……ええ、本当に、すべてがすべていい味をしています。満たされますね」

一番「なんかあんたがサイゼリヤでそこまで満足してるの見ると、ここが超高級店なんじゃないかと錯覚しちまうな……」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/13(金) 03:26:31.57 ID:Xly1ToqJ0

趙「俺はもう王道を往くミラノ風ドリアっしょ」 \299

一番「おお、そういえばだれも頼んでなかったな」

趙「あまりに王道だからねぇ。みんな味もわかっちゃってるし無理もないんじゃない?」

一番「まぁな……でもこれが、久しぶりに食べるとうんめぇんだよなぁ……」

趙「本当にねぇ、俺もかれこれすごーい長いこと食べてないけど、たまに食べると懐かしいなぁって思っちゃうよ。でもでも、あんまりにも王道的過ぎてねぇ」

一番「語ることがなにもねぇんだよなぁ……」

趙「パエリアもおいしいよ〜」


一番「……ふぅ、みんな食べ終わったな! それじゃ、会計済ませてくるから先外出ててくれや」

一番「ふぅー、結構飲めや食べろやで楽しかったな……」

一番「……正直最後のほうはけっこう小食気味になったとはいえ、そこそこ頼んだからな、これは三万ぐらい超えててもおかしくねーな……」ゴクッ

店員「えー、お会計のほうが……」

店員「17,143円になります」ニコッ

一番「……ふっ……あれだけ食べてこの値段……漢だぜ、サイゼリヤ……」

一番「また……機会があればみんなで来てもいいかもしれねぇな……」

ナンバ「一番!大変だッ! 足立さんが……!」

一番「なにっ!?どうした!?」

ナンバ「それがよ……」

足立「酒……飲みきれないほどの酒……最高だぜ……」フラフラ

紗栄子「もー、足立さん自分で立ってってば!」

ハン「完全につぶれていますね……」

趙「俺たちもけっこーもらってたけど、夢が叶った、叶ったぞぉ言いながらものすごい量飲んでたからねぇ……」

一番「……こりゃしばらくはこれねぇな……」

サイゼリヤのステマ 完



7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/13(金) 03:27:01.87 ID:Xly1ToqJ0

落ちが思いつかないんだ、許して
龍が如くの主人公になったつもりでサイゼリヤで注文すると死ぬほど楽しい
それはそれとしてエロゲーとか作りたいんだけど絵を描く人募集したいけどどうしたらいいかわからないよね……

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