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【安価】オルランドゥ大武術会13【コンマ】
	- 408 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/08(水) 21:57:44.56 ID:hQnnt9miO
 -  「25階層。クリスとドワーキンに会って、交戦した」 
  
 「……え?」 
  
 傷口を押さえながらマリーンさんは平然と言う。 
  
 「見付けたので、クリスを背後から。ただ、さすがにとどめまでは刺せなかった。 
 返す刀で、これをやられた。さすがに正面から戦って勝てる気はしなかったから、とっとと逃げてきたわ」 
  
 「傷の深さは……深いけど、命に別状はなさそうね。クリスはどう?」 
  
 「分からない。ただ、それなりの傷は与えたと思う。この刀のお蔭」 
  
 マリーンさんの視線が、黒い刀に向かった。得心したようにフローラさんが頷く。 
  
 「神器『紅蓮姫』……一族が一族を斬れる、理外の魔刀ね。 
 もしもの時が来た場合に封じていたものだけど、それは自分で?」 
  
 「ランダムに託された。13階層で待っていたわ。大封印への道を封じる作業は、ほぼ終わったと。最後の仕上げに入ると言っていたわ」 
  
 「仕上げ……一人でできるわけもないでしょうに」 
  
 「ええ。だから、お母様たちを待っていると。これが『鍵』、らしいわ」 
  
 マリーンさんは、小指にはめた小さな指輪を見せた。 
  
 「……そういうこと。これは私が預かっても?」 
  
 「ええ」 
  
 マリーンさんは指輪をフローラさんに手渡した。 
  
 「クリスは、まず単独ではあそこに辿り着けない。ただドワーキンは分からない」 
  
 「……そうね。ただ、一族の一種であるあいつは、ウィルコニアには入れない。力ずくで入るのも難しいはず……」 
  
 フローラさんが何か考えている。 
  
 ※90以上で?  
	- 409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/08(水) 21:58:18.85 ID:CVWnSrbI0
 -  あ 
 
	- 410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/08(水) 21:58:33.43 ID:8CK0Mrf5O
 -  おりゃ 
 
	- 411 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/08(水) 22:03:05.29 ID:hQnnt9miO
 -  ※通常ルート 
  
 「まあ、考えても埒が明かないわね。とにかく、クリスは30階層手前で足止めを食っている。そういうことね」 
  
 「……それは間違いない」 
  
 「で、あんたはこれからどうするの?その傷、致命傷ではないけど浅くもないでしょうに」 
  
 ※70以上でナディアが治癒  
	- 412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/08(水) 22:03:33.66 ID:JTDXk52DO
 -  はい 
 
	- 413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/08(水) 22:03:47.70 ID:SF3T5/6ZO
 -  はい 
 
	- 414 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/08(水) 22:13:03.76 ID:hQnnt9miO
 -  ※クリティカル、成功扱い 
  
 「その程度なら、私が」 
  
 ナディアが手を挙げた。マリーンさんが彼女に気付く。 
  
 「あなたは……!!」 
  
 「あ、大丈夫です。もう『天使樹』の幼体ではなくなったみたいなので。動かないで下さいね……」 
  
 ナディアの掌が黄色く光る。黒く汚れた傷口が、みるみる間に塞がるのが分かった。 
  
 「これでいいと思います。ご気分は?」 
  
 「……驚いた。……謝らなければいけない。私がお前を、殺そうとしたことを」 
  
 「いえいえ!!あの時の私が危険な存在だったのは、今ならよく分かりますから。でも、無事でよかったです」 
  
 ニコリとナディアが笑った。こうして見ると、まるで天使のように見える。 
  
 「長年生きていても、見えないことはあるものね」 
  
 マリーンさんが苦笑した。 
  
 「で、どうするの?クランたちについていってもいいけど、『船頭多くして船山に登る』になっても仕方ないのだけど」 
  
 1  いえ、同行してくれると助かります 
 2  そうですね、ミーシャの警護をお願いできますか 
 3  そうですね、オリヴィア……ダーレン寺の警護をお願いできますか 
 4  そうですね、オリヴィアとララ……モリブスの警護をお願いできますか 
 5  その他自由安価 
  
 ※3票先取  
	- 415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/08(水) 22:24:29.83 ID:5m3xzUkwO
 -  5 
 3人目のランダムの動向についてもうちょっと話聞きたい、連絡が取れれば最上 
 フローラとデアドラの事を伝えれば3人目も戻ってくる見込みは大きいと思う  
	- 416 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/08(水) 22:28:18.53 ID:hQnnt9miO
 -  >>415 
 連絡は基本取れません。この件については逆探知を3人目はとても恐れています。 
 3人目は万一のために大封印前にいるので、会うにはこちらから出向くしかありません。  
	- 417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/08(水) 22:34:53.88 ID:5m3xzUkwO
 -  じゃあ1で 
 地上にはウィルとかも残ってて多少の事には対処できそうだし、穴ガイドとして同行してもらう方が有り難いかな  
	- 418 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/08(水) 23:03:05.82 ID:ok/6FRFXO
 -  上げます。 
 
	- 419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/08(水) 23:04:25.73 ID:mmXRejUx0
 -  1 
 
	- 420 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 00:02:45.07 ID:44sVAoB6O
 -  0000までに決まらなかったためリセットとします。 
 改めて3票先取です。  
	- 421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 00:09:40.50 ID:rflR1oN/0
 -  4 
 デアドラとフローラが居れば穴の案内は十二分では 
 ラーナだけでも最短距離は分かるから十分なのに  
	- 422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 00:36:06.53 ID:9unpiqJio
 -  1 
 
	- 423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 00:41:02.86 ID:HoFLMH+oO
 -  1 
 
	- 424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 06:21:06.03 ID:USvDiHeDO
 -  1 
 
	- 425 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 08:48:16.67 ID:4R4gxQ+zO
 -  「いえ、同行してくれると助かります。この先、何がいるかは分かりませんし」 
  
 「……まあ、何がいるかは確かに分からないのだけど。ドワーキンの動きが気になる所ね……」 
  
 フローラさんが考え込んでいる。……打つ手を封じられたクリスやドワーキンに、残る手はあるのだろうか? 
  
 # 
  
 僕らはマリーンさんを加え、再び歩き出した。 
  
 ※05以上で階段へ、残り時間判定に  
	- 426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:06:24.92 ID:dnZrAN5RO
 -  あ 
 
	- 427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:06:42.84 ID:rflR1oN/0
 -  ん 
 
	- 428 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 09:12:15.89 ID:4R4gxQ+zO
 -  ※クリティカル、19階層探索可能 
  
 # 
  
 しばらくして、下り階段の前に着いた。時間は……7時か。まだ何とかなるかな。皆の様子にも余裕はありそうだ。 
  
 「もう少し潜りましょう」 
  
 階段を下った先は…… 
  
 ※第19階層のコンマペナルティ 
  
 01〜15  -20 
 16〜40  -10 
 41〜60  -5 
 61〜89  0 
 90〜00  0、イベント優遇  
	- 429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:14:23.20 ID:rflR1oN/0
 -  ん 
 
	- 430 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 09:21:23.63 ID:4R4gxQ+zO
 -  # 
  
 「暑っ!?何これっ!!?」 
  
 下るなり、ラーナが顔をしかめた。目の前には、赤い池みたいなのがポコポコ泡を吹いている。 
  
 「……クラン、ここは苦手だ。力が出ない」 
  
 「私も、です……何で、こんなことに」 
  
 ミラとナディアが急に汗だくになっている。これって……? 
  
 「……あれは溶岩よ。落ちたら即死。いかに貴方たちであっても」 
  
 「……溶岩?」 
  
 「岩が溶けたものよ。この階層は、お世辞にも安全とは言えない。早く駆け抜けないと」 
  
 「階段との距離は?」 
  
 01〜50  相当ある 
 51〜80  かなりある 
 81〜89  割と近い 
 90〜00  幸い、すぐそこ 
  
 ※判定回数が違います  
	- 431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:26:26.27 ID:QGOuzXZ20
 -  あ 
 
	- 432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:28:18.31 ID:dnZrAN5RO
 -  あ 
 
	- 433 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 09:33:35.69 ID:4R4gxQ+zO
 -  ※判定回数4回 
  
 「相当あるわ。ここで引き返す?どちらにしろ、明日もここは避けられそうもないけど」 
  
 1  引き返す 
 2  先に進む 
  
 ※引き返しても90日目はここからスタートです  
	- 434 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 09:34:03.45 ID:4R4gxQ+zO
 -  ※3票先取 
 
	- 435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:37:40.83 ID:rflR1oN/0
 -  2 
 対策装備用意するにも時間かかるし、ファンブル回避権5枚残ってるから今が踏ん張り時  
	- 436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:46:18.10 ID:USvDiHeDO
 -  1 
 
	- 437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:47:23.72 ID:QGOuzXZ20
 -  1 
 
	- 438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:48:09.46 ID:dnZrAN5RO
 -  2 
 
	- 439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:49:56.47 ID:CzIOeeQM0
 -  1 
 
	- 440 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 20:16:29.02 ID:Mbr1zmY1O
 -  「引き返します。無理をしてもいいことはないですし」 
  
 デアドラさんが頷いた。 
  
 「それがいいわ。あと、そのミラとナディアって子。その2人は、ここは向かないわ」 
  
 「……え?」 
  
 ミラが小さく首を縦に振った。 
  
 「その通りだ。私は熱に弱い。こればかりはどうしようもない」 
  
 「私もです。どうにも……」 
  
 マリーンさんが、ナディアの肩を支える。 
  
 「彼女は元々樹木だったから。別の生命体になったとしても、火に弱いのは変わらないのかも」 
  
 「……そうですか」 
  
 ここの探索は、人数を絞ってやるしかない、か。 
  
 ※90以上で90日目へ  
	- 441 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 20:16:56.49 ID:Mbr1zmY1O
 -  90未満の間違いでした。 
 
	- 442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 20:18:31.13 ID:k9hjAuyz0
 -  あ 
 
	- 443 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 20:29:38.24 ID:Mbr1zmY1O
 -  【90日目】 
  
 ※10以下で?(1回のみファンブル扱い) 
 ※クリス負傷のため93日目まで難易度上昇はおきません  
	- 444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 20:36:16.08 ID:JgSYGbfm0
 -  はい 
 
	- 445 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 20:38:05.65 ID:Mbr1zmY1O
 -  ※ファンブル回避権残り4回 
 ※再判定  
	- 446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 20:40:36.80 ID:HoFLMH+oO
 -  あ 
 
	- 447 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 20:50:40.02 ID:Mbr1zmY1O
 -  # 
  
 「今日も『穴』に行くの?」 
  
 葡萄パンをちぎりながらラーナが訊いてきた。何か5人で円卓を囲んで朝食を食べるのにも慣れてきたな。 
  
 「考え中。というか、第19階層はミラとナディアは難しいみたいだし」 
  
 「そうだな。行くなら、私は今日は留守番になるな。 
 んぐっ、それに確か、あのシデってのも加わるんだろう?戦力的には過剰かもしれないぞ」 
  
 「……確かにそうなんだよね」 
  
 いかにクリスとドワーキンが強大であろうと、こちらの戦力が上回っているような気はする。 
 特にクリスは、マリーンさんが傷を負わせられるぐらいなわけで…… 
  
 何か引っ掛かるな。 
  
 特にドワーキンについての情報は、本当に乏しい。 
 恐らく、「壊れた世界」のベネディクトと同等かそれ以上の強さであるというぐらいだ。 
 そんな奴が、何故直接こっちに来ないのだろう?しかもずっと姿を隠している。 
  
 デアドラさんは「ドワーキンとはそういう男なの」と言っていたけど。大封印に到達しにくいと悟ったなら、何か別の手を打つんじゃなかろうか? 
  
 ……ただ、それが何かは……今のところ分からない。 
  
 ※10以上でシデ登場、50以上でサイファーも、85以上で再判定  
	- 448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 20:55:26.73 ID:HoFLMH+oO
 -  はい 
 
	- 449 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 21:04:18.91 ID:Mbr1zmY1O
 -  ノックの音がした。入ってきたのは、シデさんと……サイファーさんだ。 
  
 「遅くなってすまない。状況は」 
  
 「昨日は順調でした。溶岩のある階で一度引き上げましたが。 
 それと、クリスが傷を負ったらしいです」 
  
 「……!!誰が負わせた?」 
  
 「マリーンさんです。『紅蓮姫』を使ったと」 
  
 2人が顔を見合わせた。 
  
 「そんなものを用意していたか」 
  
 「こちらの世界の『ランダム』たちもさすがに無策じゃなかったようですね。傷の深さは?」 
  
 「そこまでは。ただ、『3人目』は彼らより先に大封印に着いたらしいです。 
 そこに至るまでの道のりも隠蔽したと」 
  
 シデさんが腕を組んだ。 
  
 「……情勢はいい、が」 
  
 「上手く行き過ぎている気もしますね。やはり、ドワーキンがこのままでいるわけがない」 
  
 サイファーさんも、僕と同じことを考えているようだった。 
  
 「同感です。でも、何をしてくるかまでは……」 
  
 「この世界と『壊れた世界』を繋ぐ『門』はもう使えない。とすると……」 
  
 ※70以上で選択肢提示、85以上で?  
	- 450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 21:06:12.45 ID:k9hjAuyz0
 -  あ 
 
	- 451 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 21:09:37.63 ID:Mbr1zmY1O
 -  ※特になし 
  
 「……どうにも分からんな」 
  
 サイファーさんが首を捻る。 
  
 「とにかく、油断はしない方がいいのは間違いない。『穴』に向かうなら、協力は惜しまないが」 
  
 1  「穴」に行く(メンバー選定は後程) 
 2  第二世界に行く 
 3  過去の世界に行く 
 4  ミーシャに会う 
 5  ダーレン寺に行く 
 6  モリブスに行く 
 7  その他自由安価 
  
 ※3票先取  
	- 452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 21:12:28.82 ID:HoFLMH+oO
 -  1 
 
	- 453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 21:56:21.06 ID:rflR1oN/0
 -  7 
 ドワーキンが気がかりだから居残りのミラとナディアには、念のためにララと両方のオリヴィア(必要ならフリークも)を第二世界に避難するように説得して送ってもらおう 
 もちろんオリヴィア2人は相性が悪いから別々に 
 ミーシャは公務あるから難しいだろうけど、アミールの腕輪もあるし大丈夫だろうけど一応注意するように伝えてもらおう 
 クランたちは穴に行く  
	- 454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 22:04:22.78 ID:JgSYGbfm0
 -  1 
 
	- 455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 22:11:28.38 ID:k9hjAuyz0
 -  1 
 
	- 456 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 22:40:44.43 ID:meDL5yW+O
 -  今日はここまで。 
 
	- 457 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 08:32:39.11 ID:obW8BaGxo
 -  「ええ、お願いします。問題は、誰を連れていくかですが……」 
  
 1  ミラやナディアを含めたフルメンバー 
 2  ミラとナディアを除いた3人+シデ+デアドラとフローラ、マリーン 
 3  自由安価でメンバー指定 
  
 ※2票先取 
 ※3は2つ同じものがあればそれで決定します 
 ※2と3の場合、非同行メンバーの行動はある程度なら指定可能です(採用されるとは限りません)  
	- 458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 10:28:08.51 ID:wFa4UhB70
 -  1 
 ミラとナディアには>>453やってもらおう 
 第二世界のほうのオリヴィアはミラとナディアで説得してダメならサイファー居ても無理かな 
 OKでも過去の世界連れていけってなるかもしれないけどやむを得ないか  
	- 459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 10:54:44.93 ID:glNBJFU9O
 -  3 
 2のメンバー変更に加えてウィルにも来てもらう 
 同行を約束してもらってるのに蚊帳の外に置くのもあれなのと家族を保護してる区画を通るかもしれない 
  
 ナディアにはトンプソンかパーシャの所で回復魔法の強化してもらっておきたい所(>>319案)  
	- 460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 11:08:59.18 ID:wFa4UhB70
 -  >>458 
 あれ、なんで1になってんだダメじゃんこれ 
 2にしたつもりになってましたすみません 
 >>458は取り消しで 
  
 >>459に加えて、サイファーが余ってるからミラと一緒に>>453のをやってもらいたい、かな 
 あくまで念のためだからそこまでこだわることじゃないし、安価決まらないようなら無しでもokです  
	- 461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 11:18:51.99 ID:UfEscC/k0
 -  2 
 
	- 462 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 19:45:08.00 ID:YOkI6RN6O
 -  「ミラとナディアには留守番してもらって、僕ら残りが『穴』に行く形でどうでしょう」 
  
 「私たちはどうするんだ?1日待つのは暇だぞ」 
  
 1  ここで待機してて。第19階層を抜けたら合流しよう 
 2  ララと「こっちの世界の」オリヴィアを避難させて。できれば、「第2世界」の方も 
 3  その他自由安価 
  
 ※3票先取  
	- 463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:05:45.75 ID:t+uKg3DRO
 -  1 
 
	- 464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:07:42.08 ID:vuk2+eII0
 -  2 
 
	- 465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:09:08.98 ID:FblbWMfYO
 -  2 
 
	- 466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:11:57.39 ID:SpY0y/JDO
 -  1 
 
	- 467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:12:11.25 ID:mXdrd03k0
 -  1 
 
	- 468 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 20:24:35.80 ID:yTcp1+/AO
 -  「ここで待機してて。第19階層を抜けたら合流しよう」 
  
 「了解だ」 
  
 僕は「ゲート」を開く。 
  
 「サイファーさん、留守を頼みます」 
  
 「分かった。気を付けて」 
  
 # 
  
 「で、またここに来たわけね。……酷い暑さだわ」 
  
 ラーナの声にシデさんが頷く。 
  
 「長居する場所じゃない。先を急ごう」 
  
 ※移動判定1回目 
  
 01〜10  ……こいつか…… 
 11〜50  魔物 
 51〜84  本当に退屈だぞ 
 85〜00  イベント  
	- 469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:25:43.99 ID:SpY0y/JDO
 -  はい 
 
	- 470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:26:37.81 ID:t+uKg3DRO
 -  あ 
 
	- 471 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 20:30:04.01 ID:yTcp1+/AO
 -  ※99クリティカル、再判定 
  
 01〜50  転移領域発見(移動判定残り1回に) 
 51〜84  転移領域発見(第20階層へ) 
 85〜00  再判定  
	- 472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:30:36.77 ID:mkfU0dkW0
 -  あ 
 
	- 473 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 20:34:23.65 ID:yTcp1+/AO
 -  ※クリティカル、再判定 
  
 01〜84  ?????へ移動(第20階層は特殊階層、ゲートキーパーはいるものの……) 
 85〜00  上+α(???が何故かいる) 
 88、99  上+α(???がやってくるが……) 
 00偶数  ???????  
	- 474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:35:00.74 ID:t+uKg3DRO
 -  はい 
 
	- 475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 21:05:26.88 ID:oygId0LCo
 -  コンマに笑った 
 
	- 476 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 21:20:18.02 ID:yEX3WeBbO
 -  # 
  
 歩き始めてしばらくした時だ。シデさんが足を止めた。 
  
 「……あれは」 
  
 「どうかしましたか」 
  
 「……いや、あの場所だけ空間に僅かな揺らぎがある」 
  
 指差した先は溶岩の中だ。あんな所に何があるというんだろう? 
  
 「先を急ぎましょ。長居すると、それだけで命が削られ……ちょ、ちょっと何やってんの!!?」 
  
 フローラさんが叫んだ。僕らも一瞬のことで呆気に取られてしまう。 
  
  
 ずぷり…… 
  
  
 シデさんが、溶岩の中に足を踏み入れた!!? 
  
  
 「え??」 
  
 「嘘っ!?」 
  
 「何をっ!!?」 
  
 僕らの叫びも無視し、シデさんは指差した先に腕を入れた。 
  
 「……やはり。非常に巧妙に作られた、作り物だ。ここだけが」 
  
 「……えっ」 
  
 「ここに固定型の『ゲート』がある。ここを通れば、下に行けるな」 
  
 「馬鹿なっ、何のためにですか?」 
  
 「恐らく、この階層自体がここに追跡者を辿り着けないようにさせる罠だ。 
 知っている人間でないと、ここは気付かない」 
  
 「誰がそんなことを……」 
  
 シデさんが「溶岩」の中で微笑んだ。 
  
 「この世界の『ランダム』だろうな」 
  
 そう言うと、シデさんは歪みの向こうに姿を消した。僕らも慌てて後を追う。 
 ……確かにここだけ熱くない。奇妙な感じだ。 
  
 そして、歪みの先には…… 
  
  
 「……あれ」 
  
  
 広い草原と小川、そして小さな小屋があったのだ。 
  
  
   
	- 477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 21:31:32.25 ID:wFa4UhB70
 -  側から見たら溶岩から顔を出して微笑むシデさんか 
 
	- 478 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 21:50:22.11 ID:yEX3WeBbO
 -  「……随分平和そうな所ね」 
  
 師匠が辺りを見渡した。ラーナも頷く。 
  
 「うん。……というか、家に人がいる。3人と、あと何か」 
  
 「え?」 
  
 その時、家から小さな女の子が2人飛び出してきた。 
  
 「パパ!!?」 
  
 「パパ帰ってき……てない」 
  
 僕らを見ると、戸惑ったように立ち止まる。 
 そして、家の中から女性が2人……いや、女性と「女性のような何か」が現れた。「何か」はメイド服を着ている。 
  
 「ベティ!カティ!止まりなさいっ!!」 
  
 栗色の髪の女性が叫ぶ。そして、メイド服の「何か」が何かを構える。 
  
 ※40以上で攻撃をやめる  
	- 479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 21:52:43.59 ID:mkfU0dkW0
 -  ん 
 
	- 480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 22:00:39.09 ID:wFa4UhB70
 -  しまったウィルさん付いてきてないか 
 
	- 481 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 22:27:24.79 ID:yEX3WeBbO
 -  「何か」は右腕を突き出したが、すぐにそれを下ろした。 
  
 「『レム』っ!?」 
  
 「あれは、てきではありません。こうげきをちゅうしします」 
  
 栗色の髪の女性が、驚いたように僕らを見る。 
  
 「……あなたたちは?」 
  
 「クラン・オーディナルといいます。こちらは……」 
  
 「……!!あなたが」 
  
 女性が前に出てきた。どうやら僕を知っているらしい。ということは…… 
  
 「ウィルさんの奥さんですか」 
  
 「ええ、イリーナ・アピースです。主人の身に何が」 
  
 「あ、ウィルさんは無事です。今はオルランドゥ魔術学院の処理に回っているはずです」 
  
 ほっとイリーナさんが胸を撫で下ろす。 
  
 「そう……なら、あなたは何故ここに?それもこんなに大人数で」 
  
 「実は……」 
  
 # 
  
 「……そういうことね」 
  
 お茶を一口飲んで、イリーナさんが息をついた。 
  
 「ここももう安全ではない、と?」 
  
 シデさんが首を振る。 
  
 「いえ、ここに張られた結界は相当強力なものだったはずです。事実、貴女たち一家を襲いかねない相手はもう下に行っています。 
 下手に地上に出る方が余程危ない。ドワーキンという男が、何を仕掛けるかは不明ですから」 
  
 「……そう。まだここでしばらく避難生活、ね」 
  
 子供たちは向こうでラーナにじゃれついている。見た目は少し大きいお姉さん程度だから、遊び相手になると思ったのだろうな。 
  
 「この『機械』は何?私も見たことがない」 
  
 「それは『ランダム』さんの置き土産です。ここに元々いたのを、改造したのだとか」 
  
 デアドラさんにイリーナさんが答えた。機械兵の一種なのだろうか。 
  
 「『れむ』といいます。おみしりおきを」 
  
 「過去の世界」のサイカワさんに少し顔立ちが似ている。何か関係があるのか、偶然なのか、それはよく分からない。 
  
 「ボディーガード、ってわけね。あいつも少しは気が利くじゃない」 
  
 「彼女には助けられてます。人が私たち家族しかいないので。 
 食料は無限に手に入りますが、子供たちの遊び相手は、私だけでは大変ですから」 
  
 なるほど。だからメイドなのかな。 
  
 ※この後の行動 
  
 1  21階層に行く(探索回数にボーナス) 
 2  イリーナに質問(要質問内容) 
 3  その他自由安価 
  
 ※2票先取 
 ※2は質問内容が被った場合にそれを採用 
 ※複数回質問可能ですが、探索回数が減る可能性があります 
 ※イリーナは基本的に一般人です  
	- 482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 22:31:51.81 ID:MSneGf73o
 -  1 
 
	- 483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 22:58:18.77 ID:t+uKg3DRO
 -  1 
 
	- 484 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 23:09:03.95 ID:yEX3WeBbO
 -  「とりあえず、下に行きたいのですが……どうすれば?」 
  
 イリーナさんがレムに目配せした。するとそれは、まるでプレーンウォークのように空間に歪みを作り出す。 
  
 「えっ」 
  
 「これはれむのちから。すこしならくうかんをそうさできる」 
  
 「……ありがとう。すみません、慌ただしくて」 
  
 「いいのよ。落ち着いたら、また地上で会いましょう」 
  
 # 
  
 ※第21階層のコンマペナルティ 
  
 01〜10  -20 
 11〜35  -10 
 36〜50  -5 
 51〜84  0 
 85〜00  0、イベント優遇  
	- 485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 23:10:08.98 ID:o0CWMM8+0
 -  えい 
 
	- 486 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 23:21:14.88 ID:yEX3WeBbO
 -  【21階層】 
  
 ※イベント判定 
  
 01〜50  即降り可能(探索はできる) 
 51〜84  意思ある魔物 
 85〜00  再判定(手負いのクリスと遭遇確率が15%)  
	- 487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 23:21:46.78 ID:t+uKg3DRO
 -  はいな 
 
	- 488 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 23:26:11.61 ID:yEX3WeBbO
 -  今日はここまで。 
 
	- 489 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/11(土) 09:59:40.41 ID:0XasdrIZO
 -  # 
  
 「……また変な所に出てきた」 
  
 ザザァン……ザザァン……と波が打ち寄せる音が聞こえる。海なんてほとんど見たことがないけど、これが波であるのは分かった。 
  
 「階段はすぐ近くね。ここも駆け降りれそ……」 
  
 ラーナが急に顔をしかめた。 
  
 「……何かいる」 
  
 「え」 
  
 「ほら、向こうにも見える」 
  
 指差した先には、何かがしゃがんでいる。何だろう? 
  
 「人……じゃないよね」 
  
 「違うわね。魔物……?」 
  
 ナディアを見ると…… 
  
 奇数……よく分からない 
 偶数……邪気は感じません  
	- 490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 10:05:50.63 ID:iJ+9zg7DO
 -  はい 
 
	- 491 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/11(土) 10:21:01.19 ID:0XasdrIZO
 -  「……よく分からない。邪気があるのかないのか、それも含めて……」 
  
 ナディアも首を捻っている。 
  
 「デアドラさんとフローラさんもご存じないですか」 
  
 「ええ。『穴』が生み出した魔物のうち、私たちが知るのはその一部にすぎないわ」 
  
 「そういうこと。でも、あれに気付かれずに階段まで向かうのは無理ね」 
  
 仕方なく魔物の方に向かっていく。警戒感は緩めない。ただ、敵意を与えないよう、ごく自然に歩く。 
  
 魔物の姿が大きくなってきた。 
  
 ※魔物の姿は…… 
  
 4の倍数  ずんぐりむっくりとした赤い毛玉 
 4の倍数+1  ……ゴブリン? 
 4の倍数+2  頭に赤い帽子を被ったおじいさん? 
 4の倍数+3  迷彩服の男 
  
 ゾロ目、85以上  金色の骸骨  
	- 492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 10:25:04.77 ID:YCUXflPT0
 -  b 
 
	- 493 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/11(土) 11:02:57.22 ID:0XasdrIZO
 -  「……え?」 
  
 そこにいたのは、金色の骸骨だ。マントをはためかせ、海をじっと見ている。こちらに気付いている素振りはない。 
  
 「……何者なの?」 
  
 「分からない。でも、無視できそうねえ……」 
  
 フローラさんが呟く。金色の骸骨は、僕らを無視しているというよりは意に介してない感じだけど。 
  
 1  先に進む(第22階層へ) 
 2  声をかけてみる 
  
 ※2票先取  
	- 494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 11:08:05.32 ID:tyuh3hmbO
 -  2 
 
	- 495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 11:08:40.38 ID:nLrtTJzSO
 -  2 
 
	- 496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 11:09:51.79 ID:wrVEXKv10
 -  2 
 
	- 497 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/11(土) 11:18:27.50 ID:0XasdrIZO
 -  「すみません、ちょっといいですか」 
  
 魔物に言葉が通じるかは分からないけど、とりあえず声をかけてみる。返ってきた言葉は…… 
  
 01〜75  ハッハッハ!! 
 76〜00  君たちは誰だね 
 (85〜00だと?)  
	- 498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 11:19:32.88 ID:tyuh3hmbO
 -  あ 
 
	- 499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 11:21:44.62 ID:wrVEXKv10
 -  わぁすごい・・・ 
 
	- 500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 12:23:10.14 ID:MQA1wZ9u0
 -  最近高コンマとクリティカル続くなぁ 
 
	- 501 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/11(土) 12:34:14.73 ID:c32nWtlNO
 -  ※88クリティカル(85〜がクリティカル範囲の場合、88は99と同一の扱い) 
  
 金色の骸骨は、ゆっくりとこちらを振り向いた。 
  
 「君たちは誰だね」 
  
 「僕たちは……」 
  
 ふとシデさんを見ると、驚きで固まっている。 
  
 「……貴方は」 
  
 「私に名などない。『ワッハマン』と呼ぶ者も古にはいたが」 
  
 「いえ、貴方を私は知っている。私の世界では、とうに亡くなっていますが…… 
 その気、間違いない。貴方は『ダリオ・ナラー』。世界こそ違いますが、私の義父です」 
  
 ※85以上で記憶を取り戻す(未満でもシデの名の記憶程度はある)  
	- 502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 12:38:12.12 ID:x+DDJ7Qz0
 -  まさかの最終兵士 
 
	- 503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 12:38:45.71 ID:nCb0eMsUO
 -  あ 
 
	- 504 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/12(日) 09:22:51.76 ID:7G8dzDDqO
 -  「……義父?君の名は」 
  
 「シデです。シデ・スナイダ」 
  
 「……名は聞いたことがあったかもしれないが……すまない、誰かまでは思い出せない。 
 過去の記憶は、もはやないのだ。私が何者であったかさえ、とうに忘れてしまった」 
  
 デアドラさんが前に出る。 
  
 「……本当にないの?」 
  
 「ああ」 
  
 僕は混乱した。どういうことなんだ?それはシデさんすらそのようだった。困惑したように、フローラさんに尋ねる。 
  
 「……この世界のダリオは」 
  
 「サロメによって『終末兵士』とされ、それをシデ……この世界のあなたが救ったとまでしか知らない。 
 ただ、大封印に参加してなかったから、きっと無力化されていたんだろうとは……」 
  
 『そこから先は、私が答えよう』 
  
 頭に声が響く。コーウィンさんだ。 
  
 「え?」 
  
 『一度私に身体を貸せ。少しの間だ』 
  
 頭の中が大きく揺らぐ。気が付くと、僕は上から僕自身を見下ろしていた。 
  
 『久しいな、息子よ』 
  
 「……息子?」 
  
 『記憶にないか。やはり、あの際にブレイズが『リセット』をかけていたわけだな』 
  
 ブレイズさんが一枚噛んでいたのか。でも、どういうことだろう? 
  
 「どういうことなの?というか、その口調は……」 
  
 『デアドラ、私だ。コーウィンだ。 
 軽く事の顛末を話す。シデさんたちは苦闘の結果サロメとダリオを倒した。ただ、ほぼ終末兵士と化していたダリオをそのまま救うことは、いかにシデとはいえ不可能だった。 
 そこで第48階層のジュリアンの間を使い、ブランドと同じように洗脳と人格の書き換えを図った……が』 
  
 「上手く行かなかった。そういうことですね」 
  
 小さく「コーウィン」さんが頷く。 
  
 『結局、ブレイズはその力の多くを費やしてしまった。大封印が不充分なものだった一因でもある。 
 そして、当のダリオも人格と記憶を失った。そんな辺りだ』 
  
 「……そんなことが」 
  
 『シデもダナも、そのことは言わなかったのだろうな。形はどうあれ、愛する人を一応救えた。そのことを優先して、自らの命を投げ打った。 
 ただ、もし全てが万全なら……と思うと口惜しいが』 
  
 ダリオさんは無言で海をもう一度見た。しばらくの静寂の後、彼が口を開く。 
  
 「やはり私が何者かは分からない。ただ、君たちの手助けをせねばならないことは分かった」 
  
 ※50以下で条件あり  
	- 505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 09:28:02.77 ID:j86Hd9rq0
 -  えい 
 
	- 506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 09:29:16.43 ID:khKW49YCO
 -  あ 
 
	- 507 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/12(日) 09:36:50.84 ID:7G8dzDDqO
 -  ※クリティカル、移動制限なし 
  
 「ここで海を見ているだけの生活にも飽いたところだ。私のような者でも何かの力になれるなら幸いだが……何をすればいい?」 
  
 見たところ、この「人」の力は凄まじいものがある。抑えてはいるけど、シデさんにすら匹敵するかもしれない。 
 クリスとの戦いは近いうちに来るだろうけど、やはり気になるのは一切正体不明のドワーキンという男だ。ここは…… 
  
 1  イーリスに行ってミーシャを守らせる 
 2  ダーレン寺に行ってオリヴィアとフリークを守らせる 
 3  モリブスに行ってこの世界のオリヴィアとララを守らせる 
 4  「穴」の探索に同行してもらう 
 5  その他自由安価 
  
 ※3票先取  
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