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【安価】オルランドゥ大武術会13【コンマ】
	- 426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:06:24.92 ID:dnZrAN5RO
 -  あ 
 
	- 427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:06:42.84 ID:rflR1oN/0
 -  ん 
 
	- 428 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 09:12:15.89 ID:4R4gxQ+zO
 -  ※クリティカル、19階層探索可能 
  
 # 
  
 しばらくして、下り階段の前に着いた。時間は……7時か。まだ何とかなるかな。皆の様子にも余裕はありそうだ。 
  
 「もう少し潜りましょう」 
  
 階段を下った先は…… 
  
 ※第19階層のコンマペナルティ 
  
 01〜15  -20 
 16〜40  -10 
 41〜60  -5 
 61〜89  0 
 90〜00  0、イベント優遇  
	- 429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:14:23.20 ID:rflR1oN/0
 -  ん 
 
	- 430 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 09:21:23.63 ID:4R4gxQ+zO
 -  # 
  
 「暑っ!?何これっ!!?」 
  
 下るなり、ラーナが顔をしかめた。目の前には、赤い池みたいなのがポコポコ泡を吹いている。 
  
 「……クラン、ここは苦手だ。力が出ない」 
  
 「私も、です……何で、こんなことに」 
  
 ミラとナディアが急に汗だくになっている。これって……? 
  
 「……あれは溶岩よ。落ちたら即死。いかに貴方たちであっても」 
  
 「……溶岩?」 
  
 「岩が溶けたものよ。この階層は、お世辞にも安全とは言えない。早く駆け抜けないと」 
  
 「階段との距離は?」 
  
 01〜50  相当ある 
 51〜80  かなりある 
 81〜89  割と近い 
 90〜00  幸い、すぐそこ 
  
 ※判定回数が違います  
	- 431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:26:26.27 ID:QGOuzXZ20
 -  あ 
 
	- 432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:28:18.31 ID:dnZrAN5RO
 -  あ 
 
	- 433 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 09:33:35.69 ID:4R4gxQ+zO
 -  ※判定回数4回 
  
 「相当あるわ。ここで引き返す?どちらにしろ、明日もここは避けられそうもないけど」 
  
 1  引き返す 
 2  先に進む 
  
 ※引き返しても90日目はここからスタートです  
	- 434 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 09:34:03.45 ID:4R4gxQ+zO
 -  ※3票先取 
 
	- 435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:37:40.83 ID:rflR1oN/0
 -  2 
 対策装備用意するにも時間かかるし、ファンブル回避権5枚残ってるから今が踏ん張り時  
	- 436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:46:18.10 ID:USvDiHeDO
 -  1 
 
	- 437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:47:23.72 ID:QGOuzXZ20
 -  1 
 
	- 438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:48:09.46 ID:dnZrAN5RO
 -  2 
 
	- 439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 09:49:56.47 ID:CzIOeeQM0
 -  1 
 
	- 440 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 20:16:29.02 ID:Mbr1zmY1O
 -  「引き返します。無理をしてもいいことはないですし」 
  
 デアドラさんが頷いた。 
  
 「それがいいわ。あと、そのミラとナディアって子。その2人は、ここは向かないわ」 
  
 「……え?」 
  
 ミラが小さく首を縦に振った。 
  
 「その通りだ。私は熱に弱い。こればかりはどうしようもない」 
  
 「私もです。どうにも……」 
  
 マリーンさんが、ナディアの肩を支える。 
  
 「彼女は元々樹木だったから。別の生命体になったとしても、火に弱いのは変わらないのかも」 
  
 「……そうですか」 
  
 ここの探索は、人数を絞ってやるしかない、か。 
  
 ※90以上で90日目へ  
	- 441 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 20:16:56.49 ID:Mbr1zmY1O
 -  90未満の間違いでした。 
 
	- 442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 20:18:31.13 ID:k9hjAuyz0
 -  あ 
 
	- 443 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 20:29:38.24 ID:Mbr1zmY1O
 -  【90日目】 
  
 ※10以下で?(1回のみファンブル扱い) 
 ※クリス負傷のため93日目まで難易度上昇はおきません  
	- 444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 20:36:16.08 ID:JgSYGbfm0
 -  はい 
 
	- 445 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 20:38:05.65 ID:Mbr1zmY1O
 -  ※ファンブル回避権残り4回 
 ※再判定  
	- 446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 20:40:36.80 ID:HoFLMH+oO
 -  あ 
 
	- 447 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 20:50:40.02 ID:Mbr1zmY1O
 -  # 
  
 「今日も『穴』に行くの?」 
  
 葡萄パンをちぎりながらラーナが訊いてきた。何か5人で円卓を囲んで朝食を食べるのにも慣れてきたな。 
  
 「考え中。というか、第19階層はミラとナディアは難しいみたいだし」 
  
 「そうだな。行くなら、私は今日は留守番になるな。 
 んぐっ、それに確か、あのシデってのも加わるんだろう?戦力的には過剰かもしれないぞ」 
  
 「……確かにそうなんだよね」 
  
 いかにクリスとドワーキンが強大であろうと、こちらの戦力が上回っているような気はする。 
 特にクリスは、マリーンさんが傷を負わせられるぐらいなわけで…… 
  
 何か引っ掛かるな。 
  
 特にドワーキンについての情報は、本当に乏しい。 
 恐らく、「壊れた世界」のベネディクトと同等かそれ以上の強さであるというぐらいだ。 
 そんな奴が、何故直接こっちに来ないのだろう?しかもずっと姿を隠している。 
  
 デアドラさんは「ドワーキンとはそういう男なの」と言っていたけど。大封印に到達しにくいと悟ったなら、何か別の手を打つんじゃなかろうか? 
  
 ……ただ、それが何かは……今のところ分からない。 
  
 ※10以上でシデ登場、50以上でサイファーも、85以上で再判定  
	- 448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 20:55:26.73 ID:HoFLMH+oO
 -  はい 
 
	- 449 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 21:04:18.91 ID:Mbr1zmY1O
 -  ノックの音がした。入ってきたのは、シデさんと……サイファーさんだ。 
  
 「遅くなってすまない。状況は」 
  
 「昨日は順調でした。溶岩のある階で一度引き上げましたが。 
 それと、クリスが傷を負ったらしいです」 
  
 「……!!誰が負わせた?」 
  
 「マリーンさんです。『紅蓮姫』を使ったと」 
  
 2人が顔を見合わせた。 
  
 「そんなものを用意していたか」 
  
 「こちらの世界の『ランダム』たちもさすがに無策じゃなかったようですね。傷の深さは?」 
  
 「そこまでは。ただ、『3人目』は彼らより先に大封印に着いたらしいです。 
 そこに至るまでの道のりも隠蔽したと」 
  
 シデさんが腕を組んだ。 
  
 「……情勢はいい、が」 
  
 「上手く行き過ぎている気もしますね。やはり、ドワーキンがこのままでいるわけがない」 
  
 サイファーさんも、僕と同じことを考えているようだった。 
  
 「同感です。でも、何をしてくるかまでは……」 
  
 「この世界と『壊れた世界』を繋ぐ『門』はもう使えない。とすると……」 
  
 ※70以上で選択肢提示、85以上で?  
	- 450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 21:06:12.45 ID:k9hjAuyz0
 -  あ 
 
	- 451 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 21:09:37.63 ID:Mbr1zmY1O
 -  ※特になし 
  
 「……どうにも分からんな」 
  
 サイファーさんが首を捻る。 
  
 「とにかく、油断はしない方がいいのは間違いない。『穴』に向かうなら、協力は惜しまないが」 
  
 1  「穴」に行く(メンバー選定は後程) 
 2  第二世界に行く 
 3  過去の世界に行く 
 4  ミーシャに会う 
 5  ダーレン寺に行く 
 6  モリブスに行く 
 7  その他自由安価 
  
 ※3票先取  
	- 452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 21:12:28.82 ID:HoFLMH+oO
 -  1 
 
	- 453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 21:56:21.06 ID:rflR1oN/0
 -  7 
 ドワーキンが気がかりだから居残りのミラとナディアには、念のためにララと両方のオリヴィア(必要ならフリークも)を第二世界に避難するように説得して送ってもらおう 
 もちろんオリヴィア2人は相性が悪いから別々に 
 ミーシャは公務あるから難しいだろうけど、アミールの腕輪もあるし大丈夫だろうけど一応注意するように伝えてもらおう 
 クランたちは穴に行く  
	- 454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 22:04:22.78 ID:JgSYGbfm0
 -  1 
 
	- 455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/09(木) 22:11:28.38 ID:k9hjAuyz0
 -  1 
 
	- 456 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/09(木) 22:40:44.43 ID:meDL5yW+O
 -  今日はここまで。 
 
	- 457 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 08:32:39.11 ID:obW8BaGxo
 -  「ええ、お願いします。問題は、誰を連れていくかですが……」 
  
 1  ミラやナディアを含めたフルメンバー 
 2  ミラとナディアを除いた3人+シデ+デアドラとフローラ、マリーン 
 3  自由安価でメンバー指定 
  
 ※2票先取 
 ※3は2つ同じものがあればそれで決定します 
 ※2と3の場合、非同行メンバーの行動はある程度なら指定可能です(採用されるとは限りません)  
	- 458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 10:28:08.51 ID:wFa4UhB70
 -  1 
 ミラとナディアには>>453やってもらおう 
 第二世界のほうのオリヴィアはミラとナディアで説得してダメならサイファー居ても無理かな 
 OKでも過去の世界連れていけってなるかもしれないけどやむを得ないか  
	- 459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 10:54:44.93 ID:glNBJFU9O
 -  3 
 2のメンバー変更に加えてウィルにも来てもらう 
 同行を約束してもらってるのに蚊帳の外に置くのもあれなのと家族を保護してる区画を通るかもしれない 
  
 ナディアにはトンプソンかパーシャの所で回復魔法の強化してもらっておきたい所(>>319案)  
	- 460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 11:08:59.18 ID:wFa4UhB70
 -  >>458 
 あれ、なんで1になってんだダメじゃんこれ 
 2にしたつもりになってましたすみません 
 >>458は取り消しで 
  
 >>459に加えて、サイファーが余ってるからミラと一緒に>>453のをやってもらいたい、かな 
 あくまで念のためだからそこまでこだわることじゃないし、安価決まらないようなら無しでもokです  
	- 461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 11:18:51.99 ID:UfEscC/k0
 -  2 
 
	- 462 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 19:45:08.00 ID:YOkI6RN6O
 -  「ミラとナディアには留守番してもらって、僕ら残りが『穴』に行く形でどうでしょう」 
  
 「私たちはどうするんだ?1日待つのは暇だぞ」 
  
 1  ここで待機してて。第19階層を抜けたら合流しよう 
 2  ララと「こっちの世界の」オリヴィアを避難させて。できれば、「第2世界」の方も 
 3  その他自由安価 
  
 ※3票先取  
	- 463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:05:45.75 ID:t+uKg3DRO
 -  1 
 
	- 464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:07:42.08 ID:vuk2+eII0
 -  2 
 
	- 465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:09:08.98 ID:FblbWMfYO
 -  2 
 
	- 466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:11:57.39 ID:SpY0y/JDO
 -  1 
 
	- 467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:12:11.25 ID:mXdrd03k0
 -  1 
 
	- 468 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 20:24:35.80 ID:yTcp1+/AO
 -  「ここで待機してて。第19階層を抜けたら合流しよう」 
  
 「了解だ」 
  
 僕は「ゲート」を開く。 
  
 「サイファーさん、留守を頼みます」 
  
 「分かった。気を付けて」 
  
 # 
  
 「で、またここに来たわけね。……酷い暑さだわ」 
  
 ラーナの声にシデさんが頷く。 
  
 「長居する場所じゃない。先を急ごう」 
  
 ※移動判定1回目 
  
 01〜10  ……こいつか…… 
 11〜50  魔物 
 51〜84  本当に退屈だぞ 
 85〜00  イベント  
	- 469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:25:43.99 ID:SpY0y/JDO
 -  はい 
 
	- 470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:26:37.81 ID:t+uKg3DRO
 -  あ 
 
	- 471 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 20:30:04.01 ID:yTcp1+/AO
 -  ※99クリティカル、再判定 
  
 01〜50  転移領域発見(移動判定残り1回に) 
 51〜84  転移領域発見(第20階層へ) 
 85〜00  再判定  
	- 472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:30:36.77 ID:mkfU0dkW0
 -  あ 
 
	- 473 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 20:34:23.65 ID:yTcp1+/AO
 -  ※クリティカル、再判定 
  
 01〜84  ?????へ移動(第20階層は特殊階層、ゲートキーパーはいるものの……) 
 85〜00  上+α(???が何故かいる) 
 88、99  上+α(???がやってくるが……) 
 00偶数  ???????  
	- 474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 20:35:00.74 ID:t+uKg3DRO
 -  はい 
 
	- 475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 21:05:26.88 ID:oygId0LCo
 -  コンマに笑った 
 
	- 476 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 21:20:18.02 ID:yEX3WeBbO
 -  # 
  
 歩き始めてしばらくした時だ。シデさんが足を止めた。 
  
 「……あれは」 
  
 「どうかしましたか」 
  
 「……いや、あの場所だけ空間に僅かな揺らぎがある」 
  
 指差した先は溶岩の中だ。あんな所に何があるというんだろう? 
  
 「先を急ぎましょ。長居すると、それだけで命が削られ……ちょ、ちょっと何やってんの!!?」 
  
 フローラさんが叫んだ。僕らも一瞬のことで呆気に取られてしまう。 
  
  
 ずぷり…… 
  
  
 シデさんが、溶岩の中に足を踏み入れた!!? 
  
  
 「え??」 
  
 「嘘っ!?」 
  
 「何をっ!!?」 
  
 僕らの叫びも無視し、シデさんは指差した先に腕を入れた。 
  
 「……やはり。非常に巧妙に作られた、作り物だ。ここだけが」 
  
 「……えっ」 
  
 「ここに固定型の『ゲート』がある。ここを通れば、下に行けるな」 
  
 「馬鹿なっ、何のためにですか?」 
  
 「恐らく、この階層自体がここに追跡者を辿り着けないようにさせる罠だ。 
 知っている人間でないと、ここは気付かない」 
  
 「誰がそんなことを……」 
  
 シデさんが「溶岩」の中で微笑んだ。 
  
 「この世界の『ランダム』だろうな」 
  
 そう言うと、シデさんは歪みの向こうに姿を消した。僕らも慌てて後を追う。 
 ……確かにここだけ熱くない。奇妙な感じだ。 
  
 そして、歪みの先には…… 
  
  
 「……あれ」 
  
  
 広い草原と小川、そして小さな小屋があったのだ。 
  
  
   
	- 477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 21:31:32.25 ID:wFa4UhB70
 -  側から見たら溶岩から顔を出して微笑むシデさんか 
 
	- 478 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 21:50:22.11 ID:yEX3WeBbO
 -  「……随分平和そうな所ね」 
  
 師匠が辺りを見渡した。ラーナも頷く。 
  
 「うん。……というか、家に人がいる。3人と、あと何か」 
  
 「え?」 
  
 その時、家から小さな女の子が2人飛び出してきた。 
  
 「パパ!!?」 
  
 「パパ帰ってき……てない」 
  
 僕らを見ると、戸惑ったように立ち止まる。 
 そして、家の中から女性が2人……いや、女性と「女性のような何か」が現れた。「何か」はメイド服を着ている。 
  
 「ベティ!カティ!止まりなさいっ!!」 
  
 栗色の髪の女性が叫ぶ。そして、メイド服の「何か」が何かを構える。 
  
 ※40以上で攻撃をやめる  
	- 479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 21:52:43.59 ID:mkfU0dkW0
 -  ん 
 
	- 480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 22:00:39.09 ID:wFa4UhB70
 -  しまったウィルさん付いてきてないか 
 
	- 481 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 22:27:24.79 ID:yEX3WeBbO
 -  「何か」は右腕を突き出したが、すぐにそれを下ろした。 
  
 「『レム』っ!?」 
  
 「あれは、てきではありません。こうげきをちゅうしします」 
  
 栗色の髪の女性が、驚いたように僕らを見る。 
  
 「……あなたたちは?」 
  
 「クラン・オーディナルといいます。こちらは……」 
  
 「……!!あなたが」 
  
 女性が前に出てきた。どうやら僕を知っているらしい。ということは…… 
  
 「ウィルさんの奥さんですか」 
  
 「ええ、イリーナ・アピースです。主人の身に何が」 
  
 「あ、ウィルさんは無事です。今はオルランドゥ魔術学院の処理に回っているはずです」 
  
 ほっとイリーナさんが胸を撫で下ろす。 
  
 「そう……なら、あなたは何故ここに?それもこんなに大人数で」 
  
 「実は……」 
  
 # 
  
 「……そういうことね」 
  
 お茶を一口飲んで、イリーナさんが息をついた。 
  
 「ここももう安全ではない、と?」 
  
 シデさんが首を振る。 
  
 「いえ、ここに張られた結界は相当強力なものだったはずです。事実、貴女たち一家を襲いかねない相手はもう下に行っています。 
 下手に地上に出る方が余程危ない。ドワーキンという男が、何を仕掛けるかは不明ですから」 
  
 「……そう。まだここでしばらく避難生活、ね」 
  
 子供たちは向こうでラーナにじゃれついている。見た目は少し大きいお姉さん程度だから、遊び相手になると思ったのだろうな。 
  
 「この『機械』は何?私も見たことがない」 
  
 「それは『ランダム』さんの置き土産です。ここに元々いたのを、改造したのだとか」 
  
 デアドラさんにイリーナさんが答えた。機械兵の一種なのだろうか。 
  
 「『れむ』といいます。おみしりおきを」 
  
 「過去の世界」のサイカワさんに少し顔立ちが似ている。何か関係があるのか、偶然なのか、それはよく分からない。 
  
 「ボディーガード、ってわけね。あいつも少しは気が利くじゃない」 
  
 「彼女には助けられてます。人が私たち家族しかいないので。 
 食料は無限に手に入りますが、子供たちの遊び相手は、私だけでは大変ですから」 
  
 なるほど。だからメイドなのかな。 
  
 ※この後の行動 
  
 1  21階層に行く(探索回数にボーナス) 
 2  イリーナに質問(要質問内容) 
 3  その他自由安価 
  
 ※2票先取 
 ※2は質問内容が被った場合にそれを採用 
 ※複数回質問可能ですが、探索回数が減る可能性があります 
 ※イリーナは基本的に一般人です  
	- 482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 22:31:51.81 ID:MSneGf73o
 -  1 
 
	- 483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 22:58:18.77 ID:t+uKg3DRO
 -  1 
 
	- 484 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 23:09:03.95 ID:yEX3WeBbO
 -  「とりあえず、下に行きたいのですが……どうすれば?」 
  
 イリーナさんがレムに目配せした。するとそれは、まるでプレーンウォークのように空間に歪みを作り出す。 
  
 「えっ」 
  
 「これはれむのちから。すこしならくうかんをそうさできる」 
  
 「……ありがとう。すみません、慌ただしくて」 
  
 「いいのよ。落ち着いたら、また地上で会いましょう」 
  
 # 
  
 ※第21階層のコンマペナルティ 
  
 01〜10  -20 
 11〜35  -10 
 36〜50  -5 
 51〜84  0 
 85〜00  0、イベント優遇  
	- 485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 23:10:08.98 ID:o0CWMM8+0
 -  えい 
 
	- 486 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 23:21:14.88 ID:yEX3WeBbO
 -  【21階層】 
  
 ※イベント判定 
  
 01〜50  即降り可能(探索はできる) 
 51〜84  意思ある魔物 
 85〜00  再判定(手負いのクリスと遭遇確率が15%)  
	- 487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/10(金) 23:21:46.78 ID:t+uKg3DRO
 -  はいな 
 
	- 488 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/10(金) 23:26:11.61 ID:yEX3WeBbO
 -  今日はここまで。 
 
	- 489 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/11(土) 09:59:40.41 ID:0XasdrIZO
 -  # 
  
 「……また変な所に出てきた」 
  
 ザザァン……ザザァン……と波が打ち寄せる音が聞こえる。海なんてほとんど見たことがないけど、これが波であるのは分かった。 
  
 「階段はすぐ近くね。ここも駆け降りれそ……」 
  
 ラーナが急に顔をしかめた。 
  
 「……何かいる」 
  
 「え」 
  
 「ほら、向こうにも見える」 
  
 指差した先には、何かがしゃがんでいる。何だろう? 
  
 「人……じゃないよね」 
  
 「違うわね。魔物……?」 
  
 ナディアを見ると…… 
  
 奇数……よく分からない 
 偶数……邪気は感じません  
	- 490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 10:05:50.63 ID:iJ+9zg7DO
 -  はい 
 
	- 491 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/11(土) 10:21:01.19 ID:0XasdrIZO
 -  「……よく分からない。邪気があるのかないのか、それも含めて……」 
  
 ナディアも首を捻っている。 
  
 「デアドラさんとフローラさんもご存じないですか」 
  
 「ええ。『穴』が生み出した魔物のうち、私たちが知るのはその一部にすぎないわ」 
  
 「そういうこと。でも、あれに気付かれずに階段まで向かうのは無理ね」 
  
 仕方なく魔物の方に向かっていく。警戒感は緩めない。ただ、敵意を与えないよう、ごく自然に歩く。 
  
 魔物の姿が大きくなってきた。 
  
 ※魔物の姿は…… 
  
 4の倍数  ずんぐりむっくりとした赤い毛玉 
 4の倍数+1  ……ゴブリン? 
 4の倍数+2  頭に赤い帽子を被ったおじいさん? 
 4の倍数+3  迷彩服の男 
  
 ゾロ目、85以上  金色の骸骨  
	- 492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 10:25:04.77 ID:YCUXflPT0
 -  b 
 
	- 493 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/11(土) 11:02:57.22 ID:0XasdrIZO
 -  「……え?」 
  
 そこにいたのは、金色の骸骨だ。マントをはためかせ、海をじっと見ている。こちらに気付いている素振りはない。 
  
 「……何者なの?」 
  
 「分からない。でも、無視できそうねえ……」 
  
 フローラさんが呟く。金色の骸骨は、僕らを無視しているというよりは意に介してない感じだけど。 
  
 1  先に進む(第22階層へ) 
 2  声をかけてみる 
  
 ※2票先取  
	- 494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 11:08:05.32 ID:tyuh3hmbO
 -  2 
 
	- 495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 11:08:40.38 ID:nLrtTJzSO
 -  2 
 
	- 496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 11:09:51.79 ID:wrVEXKv10
 -  2 
 
	- 497 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/11(土) 11:18:27.50 ID:0XasdrIZO
 -  「すみません、ちょっといいですか」 
  
 魔物に言葉が通じるかは分からないけど、とりあえず声をかけてみる。返ってきた言葉は…… 
  
 01〜75  ハッハッハ!! 
 76〜00  君たちは誰だね 
 (85〜00だと?)  
	- 498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 11:19:32.88 ID:tyuh3hmbO
 -  あ 
 
	- 499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 11:21:44.62 ID:wrVEXKv10
 -  わぁすごい・・・ 
 
	- 500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 12:23:10.14 ID:MQA1wZ9u0
 -  最近高コンマとクリティカル続くなぁ 
 
	- 501 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/11(土) 12:34:14.73 ID:c32nWtlNO
 -  ※88クリティカル(85〜がクリティカル範囲の場合、88は99と同一の扱い) 
  
 金色の骸骨は、ゆっくりとこちらを振り向いた。 
  
 「君たちは誰だね」 
  
 「僕たちは……」 
  
 ふとシデさんを見ると、驚きで固まっている。 
  
 「……貴方は」 
  
 「私に名などない。『ワッハマン』と呼ぶ者も古にはいたが」 
  
 「いえ、貴方を私は知っている。私の世界では、とうに亡くなっていますが…… 
 その気、間違いない。貴方は『ダリオ・ナラー』。世界こそ違いますが、私の義父です」 
  
 ※85以上で記憶を取り戻す(未満でもシデの名の記憶程度はある)  
	- 502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 12:38:12.12 ID:x+DDJ7Qz0
 -  まさかの最終兵士 
 
	- 503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 12:38:45.71 ID:nCb0eMsUO
 -  あ 
 
	- 504 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/12(日) 09:22:51.76 ID:7G8dzDDqO
 -  「……義父?君の名は」 
  
 「シデです。シデ・スナイダ」 
  
 「……名は聞いたことがあったかもしれないが……すまない、誰かまでは思い出せない。 
 過去の記憶は、もはやないのだ。私が何者であったかさえ、とうに忘れてしまった」 
  
 デアドラさんが前に出る。 
  
 「……本当にないの?」 
  
 「ああ」 
  
 僕は混乱した。どういうことなんだ?それはシデさんすらそのようだった。困惑したように、フローラさんに尋ねる。 
  
 「……この世界のダリオは」 
  
 「サロメによって『終末兵士』とされ、それをシデ……この世界のあなたが救ったとまでしか知らない。 
 ただ、大封印に参加してなかったから、きっと無力化されていたんだろうとは……」 
  
 『そこから先は、私が答えよう』 
  
 頭に声が響く。コーウィンさんだ。 
  
 「え?」 
  
 『一度私に身体を貸せ。少しの間だ』 
  
 頭の中が大きく揺らぐ。気が付くと、僕は上から僕自身を見下ろしていた。 
  
 『久しいな、息子よ』 
  
 「……息子?」 
  
 『記憶にないか。やはり、あの際にブレイズが『リセット』をかけていたわけだな』 
  
 ブレイズさんが一枚噛んでいたのか。でも、どういうことだろう? 
  
 「どういうことなの?というか、その口調は……」 
  
 『デアドラ、私だ。コーウィンだ。 
 軽く事の顛末を話す。シデさんたちは苦闘の結果サロメとダリオを倒した。ただ、ほぼ終末兵士と化していたダリオをそのまま救うことは、いかにシデとはいえ不可能だった。 
 そこで第48階層のジュリアンの間を使い、ブランドと同じように洗脳と人格の書き換えを図った……が』 
  
 「上手く行かなかった。そういうことですね」 
  
 小さく「コーウィン」さんが頷く。 
  
 『結局、ブレイズはその力の多くを費やしてしまった。大封印が不充分なものだった一因でもある。 
 そして、当のダリオも人格と記憶を失った。そんな辺りだ』 
  
 「……そんなことが」 
  
 『シデもダナも、そのことは言わなかったのだろうな。形はどうあれ、愛する人を一応救えた。そのことを優先して、自らの命を投げ打った。 
 ただ、もし全てが万全なら……と思うと口惜しいが』 
  
 ダリオさんは無言で海をもう一度見た。しばらくの静寂の後、彼が口を開く。 
  
 「やはり私が何者かは分からない。ただ、君たちの手助けをせねばならないことは分かった」 
  
 ※50以下で条件あり  
	- 505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 09:28:02.77 ID:j86Hd9rq0
 -  えい 
 
	- 506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 09:29:16.43 ID:khKW49YCO
 -  あ 
 
	- 507 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/12(日) 09:36:50.84 ID:7G8dzDDqO
 -  ※クリティカル、移動制限なし 
  
 「ここで海を見ているだけの生活にも飽いたところだ。私のような者でも何かの力になれるなら幸いだが……何をすればいい?」 
  
 見たところ、この「人」の力は凄まじいものがある。抑えてはいるけど、シデさんにすら匹敵するかもしれない。 
 クリスとの戦いは近いうちに来るだろうけど、やはり気になるのは一切正体不明のドワーキンという男だ。ここは…… 
  
 1  イーリスに行ってミーシャを守らせる 
 2  ダーレン寺に行ってオリヴィアとフリークを守らせる 
 3  モリブスに行ってこの世界のオリヴィアとララを守らせる 
 4  「穴」の探索に同行してもらう 
 5  その他自由安価 
  
 ※3票先取  
	- 508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 10:01:09.82 ID:JMGL6r6B0
 -  何か特殊能力とかって有るんでしょうか? 
 何処かを守らせるにしても、連れて行って説明する人が必要ですよね  
	- 509 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/12(日) 10:22:00.82 ID:7G8dzDDqO
 -  >>508 
 特殊能力は現在不明です(本人すら分かっていない可能性すらあります)。 
 とりあえず彼とドワーキンが遭遇した場合、ドワーキンは一時撤退を選択するでしょう。 
  
 説明する人間は必要ですね。探索回数が減る可能性はやむを得ないでしょう。  
	- 510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 10:25:49.51 ID:EiByh4o20
 -  3 
 
	- 511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 11:02:43.07 ID:JMGL6r6B0
 -  3 
 第二世界のオリヴィアがこっちの世界に来てることはバレてないんじゃないかな 
 唯一こっちで動いたのが天使樹の件だけど、あのランダムは独自に動いてたみたいだしその場で倒せたから 
 こっちのオリヴィアだけじゃなくララもクリスに知られてるし、守るとしたらこっちか 
 ミーシャは強い上にアミールの腕輪が有るし皇族だから警備も万全だろうし、そもそも黄金骸骨が一緒にいるのは風聞がマズすぎ  
	- 512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 11:12:35.84 ID:BkrVQlEEO
 -  3 
 今の状況だと可能性は低いかもしれないが社に手を出してくるのもあり得なくはないし置くとしたらここかな 
 トンプソンとパーシャがいるから精神感応術で記憶回復のチャンスもありそう  
	- 513 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/12(日) 23:47:46.89 ID:uXuIL4sSO
 -  「モリブスに行って、街を守ってもらいたいんです」 
  
 「……街を?そもそも、モリブスとは」 
  
 「細かい説明は後です。世界を壊そうとしている奴がいます。そいつが狙うとしたら、あそこなんです」 
  
 ラーナが訝しげに僕を見た。 
  
 「どういうこと?」 
  
 「理由は2つある。まず、あそこにはこの世界の『オリヴィア』とララがいる。 
 2人とも『j』だし、『エメリア』化させるために彼女たちを確保しに来ないとも限らない。 
 そして、もう一つは『社』の存在だ。パーシャさんが封鎖したと言っていたけど、ドワーキンなら破れるかもしれない。 
 あそこに眠る『新人類』の卵を取りに来ることはあるんじゃないかな」 
  
 「……そうか!あっちのオリヴィアとララは、ドワーキンみたいなのに対抗できない!それも考えたら……」 
  
 僕は頷いた。 
  
 「うん、ダリオさんに守ってもらわないと」 
  
 # 
  
 ※15以下で?  
	- 514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 23:48:25.15 ID:Xl6CCkQY0
 -  あ 
 
	- 515 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/12(日) 23:57:46.14 ID:uXuIL4sSO
 -  ※振り直し権利を使いますか? 
  
 0000より2票先取多数決  
	- 516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/13(月) 00:00:44.73 ID:nMyXjIAf0
 -  使う 
 ファンブル回避権適用されない判定でも普通に後を引くレベルでキツかったりするし  
	- 517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/13(月) 00:01:56.81 ID:UZJWdoiPO
 -  使う 
 数値的にかなりきつめの凶イベ来る感じだし回避したい  
	- 518 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/13(月) 00:03:10.91 ID:kWW5loStO
 -  再判定します。 
 
	- 519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/13(月) 00:03:27.93 ID:znqWyg8w0
 -  えい 
 
	- 520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/13(月) 00:03:57.04 ID:nMyXjIAf0
 -  ん 
 
	- 521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/13(月) 00:04:27.07 ID:nMyXjIAf0
 -  っtぶね 
 
	- 522 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/13(月) 00:14:08.88 ID:kWW5loStO
 -  ※イマーラの振り直し権利は91日目までなし 
 ※クリティカル(状況が有利になります) 
  
 短めの更新で申し訳ありませんが、今日はここまで。  
	- 523 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/13(月) 10:06:43.75 ID:WtE8wI6iO
 -  # 
  
 「……なるほど、それでここに」 
  
 オルランドゥから戻ってきたトンプソン司教がダリオさんをじっと見た。 
  
 「……本当に記憶がないのですね」 
  
 「そうだ。ただ、求めがあるなら従おう。私の心には幾何かの無念がある。彼女たちを護るのは、それを満たすことにもなりそうだ」 
  
 ダリオさんはオリヴィアとララの方を向いた。オリヴィアは怯えたように隠れ、ララはきょとんとダリオさんを見つめている。 
  
 「この人、不思議な人だねぇ。まるで生き物じゃないみたい」 
  
 「そうかもしれぬ。私の身体の幾何かは人工物でできているようだからな」 
  
 「ま、いっか。クランさん、おねいちゃんは元気?」 
  
 「うん。イーリスに皆といる。全部終わるまで、もうちょっ……」 
  
 『待て』 
  
 僕の中のコーウィンさんが突然割って入った。 
  
 「え」 
  
 『ダリオが地上に出たことで、『エメリア』化の可能性がある人物はほぼ庇護された。 
 ミーシャもダーレン寺にいるオリヴィアも、ドワーキンが襲ってもただでは転ぶまい。 
 アナスタシアを襲う可能性はあるが、ミーシャはそこを忘れるほど愚かでもない。 
 『大封印』を解放する以外に、ドワーキンとクリスに残された手はない……と思い込んでいた』 
  
 「ちょっと待って下さい!?まだ何か手があるとでも?」 
  
 『恐らく、それはドワーキンにとってあまり気が進まない選択だ。一種の賭けといっていい。 
 こちらが一方的に有利であるのには変わらない。だが、ここから一気に戦況をひっくり返すなら、選びかねない。 
 それは……第40階層に到達し、『新人類』の封印を解くこと』 
  
 「……え?『新人類』の卵って、モリブスの『社』にいるんじゃ」 
  
 『もっと危険なのが、あそこにはかつていた。Ωも複数置かれていた。 
 私はそこに決して到達できぬようある細工を施し、第40階層は別のものに『差し替えた』。 
 だが、それは今でも眠り続けている……ドワーキンがそれを破れる可能性は、否定しない。 
 勿論、ドワーキンがミーシャやオリヴィアの『エメリア化』を諦めていない可能性も相当あるが』 
  
 「……どうすれば?」 
  
 急に一人で喋り始めた僕を、皆が怪訝そうに見る。僕はそれを無視した。 
  
 ※85以上なら??は不要  
	- 524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/13(月) 10:12:10.14 ID:wEdufnD20
 -  j 
 
	- 525 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/04/13(月) 13:16:29.64 ID:kWW5loStO
 -  ※通常ルート  
    
  『一度『社』とやらに入る必要がある。『新人類』の弱点を知るために。  
  そもそも、それが500年前と同一なのかすら分からない。サイレスの事例を見ても、あれは俺が知るものとかなり違うかもしれない』  
    
  「でも、今は『穴』の探索が……」  
    
  『今はそれを優先すべきだろう。ドワーキンがクリスを見切っているかどうかでも大分違うが。  
  クリスは『ケイン』の記憶も持ち合わせているだろう。大封印の解除を早々に諦め、そっちに全てを賭けるかもしれない』  
    
  「それがなぜ『気の進まない選択』なんですか?」  
    
  コーウィンさんが黙った。  
    
  『制御できるかどうかすら怪しいからだ。いわば人工的に『j』に近い存在を生み出そうとすることだからな。  
  よしんば第40階層に到達したところで、すぐには動けまい。時間的余裕はある。今は『ランダム』の保護と大封印の強化に専念すべきだろう。  
  その上で、『社』に行くのが正しい』  
    
  「……分かりました」  
    
  なるほど、ドワーキンが狙っていたのはこれだったのか。  
  地上でミーシャたちを強奪するよりも、こっちを選ぶ可能性が高いなら……僕らのやるべきことも絞られてくるな。  
    
  ※一応のED条件が満たされました。第40階層に到達し、ドワーキンを撃破すればEDに到達できます。  
  ※ドワーキンは第40階層にいるとは限りませんが、基本的にはここにいます。地上襲撃はかなりの低確率です。  
  ※「社」探索を誰かに任せることは一応可能です。浅い層なら「エリック」単独でも何とかできていますし、封鎖もしています。  
  その下になると主力メンバーが必要です。(シデやダリオがいるため、戦力を分断する手もあります。これについては後程多数決します)  
  ※なお、ドワーキンを倒した段階でED到達するかの多数決をします。(ベネディクトを殺しに向かうかどうかになります)  
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