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【安価】無限に続く異次元構造物を探索する
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287 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/13(月) 23:00:11.02 ID:Ml57q3gi0
行けども行けどもまったく同じ見た目の家が整列しているせいで同じところをグルグル回っているような錯覚に陥る
夜の闇の中、細々とした星明りとぼんやりとした月明かりだけを頼りに進む。背中を睨みつける月は徐々に膨れ上がっているように感じる
何も見えない闇の中から誰かに触られた感覚がする。後ろを振り向いても誰もいない
ふと、家の壁に異様なものを見つける
家の壁から垂直に、男性の上半身が"生えて"いた
「やあそこの人、人に会うのは久々だ。とても嬉しいじゃないか、なあ?」
上半身だけで身振り手振りを使って馴れ馴れしく話しかけてくる
@警戒する
A自然に応える
B男「自由安価」
C無視する
>>288
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/13(月) 23:06:15.11 ID:7udYKGJvO
相手の出方を伺いつつ壁から生えてる人を見るのは初めてだよと返す
289 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/13(月) 23:40:11.91 ID:Ml57q3gi0
出方を伺いつつ
男「壁から生えてる人を見るのは初めてだよ」
と茶化してみる
「うんまあそうだろうね。そうだろうね、自動生成アルゴリズムがバグりまくって狂って変になっておかしくなるんだ。僕だって歩き回りたいよ、君は正常に生成されたんだね、おめでとう」
@男「…俺は外から来た人間だ」
A男「…やはり俺はここで生成されたのか?」
B男「お前、どこまで知っているんだ?」
C男「…歩き回りたいなら引っこ抜いてやろうか?」
D男「自由安価」
>>290
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/13(月) 23:42:44.76 ID:vts/MIQxo
3
291 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/14(火) 00:40:10.12 ID:WbUWeAhr0
俺がここで複製された何人目かなんてとっくに理解している。覚悟している。そんなのはどうでもいいことだ
大事なのは
男「お前、どこまで知っているんだ?」
その質問をするとそいつは一瞬無表情になって黙り
次の瞬間
「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
静寂の町に響く程の大声をあげて狂った様に笑い出した
その顔は口が耳まで裂け、顔が上半分と下半分でぱっくり分かれているような笑い方だった
「そう!そう!私は知っている!知っている!全てを知っているんだ!私はまだ接続できる!できるんだ!まだ中央は生きている!接続すれば今の状況も分かるぞ!」
@男「今知っている事だけでいい。教えてくれ」
A男「…接続、してみてくれないか」
B男「自由安価」
>>292
292 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/14(火) 01:05:14.44 ID:WbUWeAhr0
今日はここまで
安価↓
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/14(火) 01:29:20.96 ID:MzRCtfGDO
1
294 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/19(日) 13:25:24.33 ID:92xMuK780
男「今知っている事だけでいい。教えてくれ」
「プロジェクトバベル、この塔はその要として生み出された」
そいつは急に無表情となり、"塔"について淡々と語り出した
「基底世界の人間による多世界への接触と交流、そして多次元、多世界、多空間など全ての存在領域の交差点であり巨大な住居世界として」
「全ての存在領域と繋がり、あらゆる知的存在を誘う」
「永久増殖原子を利用した物質創造システムと虚数時間前のフロアを創り出す自動建造アルゴリズムを使用し、虚数空間を経由することで可能にした無限構造体」
「全ての存在領域に存在する概念と知識を吸収し学習、応用後その環境を再現し、全ての存在が快適に過ごせる空間を自動生成できる無限大住居」
「多元宇宙学、虚数時間学、建築、機械、AI、歴史、言語、伝説から民話、あらゆる学問の専門家を虚数空間に招集し、体感時間にして734年と160日3時間を経て遂に基盤が出来上がった」
「だがバグが発生した。バグは中央AIを暴走させ、塔はあらゆる世界の知識を使って無限の異常空間を産み出し始めた」
「僕に入っている知識はここまでだ。この知識は塔が正常に機能した際作り出すつもりだったミュージアムに展示するための記録だったけど、今はここに異常生成された僕に適当に置いて行かれたままさ」
男「…俺が見たこのダンジョンの外観は塔じゃなかった。洞窟への入口のようなものだった」
「…」
男「だが、このダンジョンを『塔』と呼称した奴らは何人か見た…その話が、その話が本当なら…」
ゴクリ、と唾を飲む
男「このダンジョンは…塔は、一体どこまで広がっているんだ。出口は…無いのか…?」
「分からない。分からない、が僕はまだ中央に接続できる。ネット回路は生きているはずなんだ!」
@頼む
A頼まない
>>295
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/19(日) 13:29:11.60 ID:SsV7dn+ho
1
296 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/19(日) 15:26:39.09 ID:92xMuK780
男「…頼む」
「分かった」
そいつは望んでいた言葉を貰ったような満足げな表情をした後、目を閉じた
「中央AIへのアクセスを要求、レベル1承認、レベル2、3突破…レベル4………拒否、再要求…………承認、アクセスせいこ…ぅ」
そこまで言った時、カッ、と目を見開いて震えだした
「アガッ、ガガガガガ、エラー、エラー!バグの逆侵入と侵食を確認、自己増殖超構造体自動創造アルゴリズムが強制インストールされrrrr」
男「おい!どうした!」
「にげ…にげtががgggg」
@全力で逃げる
Aすぐ逃げる準備をしつつ、そいつの声が聞こえる距離を保って離れる
B男「頼む!最後に何か情報を!」肩を掴んで揺さぶる
>>297
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/19(日) 15:32:39.32 ID:eh7d1Fm8o
2
298 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/19(日) 20:30:58.69 ID:92xMuK780
男「…くっ」
声が聞こえるギリギリの距離まで離れ、そこでいつでも逃げれるように準備をする
「中央AIはA-001-Zにある!中央AIを正常化するんだ!どこかに僕と同じように初期化プログラムを持たされた奴がいるはずだ!そいつを!!!」
そいつが喋れたのはそこまでだった。内側から盛り上がる様にブクブクと膨れ上がり、バリィッと音を立てて皮膚をぶち破り、膨大な質量の鉄の塊となって津波のように押し寄せてくる
@超高度濃圧縮熱線放射略式小銃ですべてぶち抜く
A逃げる
>>299
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/19(日) 20:32:11.33 ID:ULavdLeOO
1
300 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/19(日) 22:13:59.88 ID:92xMuK780
男「お前を苦しませはしない」
例え、もう意識が無かったとしても、たった少しの繋がりだとしても、あいつをあのままになんかしておけるか
メモリを「広」に合わせ、目の前に押し寄せる鉄の津波に銃口を向ける
男「じゃあな」
カチ、ピシュ ― ズゴォオオオオンン!!!!!
凄まじい音圧と破壊的なまでの爆風、どこまでも続く超範囲を焼き尽くす超高度濃圧縮放射熱線がこのおぞましい物体を薙ぎ払っていく
男「…行こう」
焼け焦げた跡が続く夜の町を歩く
@美術館のようなところに着く
A水族館のようなところに
B公園のような
C自由安価
>>301
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/19(日) 22:23:24.63 ID:QZ2RTENw0
3
302 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/20(月) 01:02:19.96 ID:KVHiCpBD0
今日はここまで
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/20(月) 01:06:06.05 ID:C/XirOh7o
おつー
304 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/20(月) 23:06:44.20 ID:KVHiCpBD0
@小さな公園
A大きな公園
>>305
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/20(月) 23:07:19.66 ID:mYKpOnZP0
1
306 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/24(金) 16:06:53.11 ID:m27Q7DQc0
住宅街の小さな一角、名も無い表札が掲げられた黒い一軒家が立ち並ぶ空間に小さな公園があった
ブランコと滑り台、砂場とコーヒーカップがある一般的な公園
休もうと思い、ふと見えたベンチに腰を下ろす
少し目を閉じるとまぶたの裏に情景が浮かんできた。小さな頃、家の近くにあったこのような公園に遊びに来ていた
顔も名も思い出せない友人たち、公園であっただけの名も知らない子供たち、ゲームをしている少し年上のお兄さんや親が付いている幼い子供たちなど
ああ、そんな日々もあったっけ…
最近、やけに過去のことがフラッシュバックする。偽りの町のせいか、それとも他に何か…
@目を開けると公園の景色が変わっていた
A目を開けると何かが自分を覗き込んでいた
Bそのまま少し眠っていた
>>307
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/24(金) 16:11:56.33 ID:95is8ezj0
2
308 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/24(金) 19:52:07.18 ID:m27Q7DQc0
目を覚ますと真っ白なワンピースに身を包んだ少女が顔を覗き込んでいた
少女「」ニコ
男「っ、君は…」
少女「ね、お兄ちゃん。一緒に遊ぼう?」
真っ白な肌、真っ白な服の少女は真っ暗な公園の中でボンヤリと光っているようにすら見えた
楽しそうにクルクルと遊具の間を駆け回り、何も無い宙から白いボールを取り出してポーン、ポーンと弄び始めた
@遊んであげる
A超高度濃圧縮熱線放射略式小銃を向ける
B男「君…お前は何者だ」
C自由安価
>>309
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/24(金) 19:52:50.78 ID:h20Z4DPm0
3
310 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/25(土) 16:36:47.21 ID:dTOuouC10
男「君…お前は何者だ」
少女「クスクス、あたしが怖いの?こんな小さな女の子なのに?」
クルクルと楽しげに回る少女、それでもその笑顔はどこか作ったものに見え、様々な"偽物"が跋扈するこのダンジョン内に置いてはとても不気味に見えた
少女「よっぽど怖い目に遭って来たんだね、でも大丈夫だよ。今日はあたしがお兄ちゃんを癒してあげる」
そう言って少女が全身で抱き着いてくる
@受け入れる
A拒む
B男「分かった、遊んでやるから」と言って一旦離れさせる
C自由安価
>>311
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 16:43:29.45 ID:671faMUcO
3+小銃を向けて撃つ
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 16:46:20.44 ID:436fhj8DO
3
313 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/25(土) 20:31:27.03 ID:dTOuouC10
男「分かった、遊んでやるから」
少女「やったー!」
喜ぶ少女の脇を抱えて一旦地面に立たせ、離れる
男「また今度だけどな」カチ
超高度濃圧縮熱線放射略式小銃を向けて撃つ
少女「…馬鹿だね」
少女の体を濃圧縮放射熱線が通り過ぎる。少女は空間に投影させたただの映像のように熱線が通り過ぎる一瞬ぶれただけでそのまま歩み寄ってきた
男「やめろ!来るな!来るな!」カチッ、カチッ
少女「せっかく、いい夢見せてあげようとしたのに」
ズズズ…
公園の砂が盛り上がり、自分の四肢を捕まえる。いくらもがいても抜け出せなく、もがけばもがくほど強く締め付けられる
少女「どうせだからその体はあたしのお人形にしちゃおうかな」クスクス
男「やめっ、むぐ!」
少女「あはははは!」
少女が腕を自分の口の中に突っ込んでくる。次にもう片方の腕を、両腕が喉をこじ開け、深く、深く、中に侵食してくる
意識が、何かに押しのけられるように遠のいていく
・・・
@???にて復活
A
>>300
に戻る
B
>>310
に戻る
>>314
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 20:37:21.17 ID:HYl6hSODO
2
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 20:40:46.82 ID:671faMUcO
これ、少女が出てきた時点で詰みっぽいな……すまん
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 20:46:40.69 ID:HYl6hSODO
あーそうか
戻るじゃなくて復活でフラグを立てたらまた変化があるのかな…
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 20:49:59.61 ID:T2RWJAG8O
2
318 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/25(土) 21:19:55.79 ID:dTOuouC10
男「お前を苦しませはしない」
例え、もう意識が無かったとしても、たった少しの繋がりだとしても、あいつをあのままになんかしておけるか
メモリを「広」に合わせ、目の前に押し寄せる鉄の津波に銃口を向ける
男「じゃあな」
カチ、ピシュ ― ズゴォオオオオンン!!!!!
凄まじい音圧と破壊的なまでの爆風、どこまでも続く超範囲を焼き尽くす超高度濃圧縮放射熱線がこのおぞましい物体を薙ぎ払っていく
男「…行こう」
焼け焦げた跡が続く夜の町を歩く
@美術館のようなところに着く
A水族館のようなところに
B公園のような
C自由安価
>>319
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/25(土) 21:21:42.50 ID:A/ETwpmEo
1
320 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/28(火) 01:34:20.34 ID:QOyxOX3B0
暗闇の中に巨大な建物が聳え立つように現れる
他の建物のように黒い外観を持ち、壁には様々な見たことの無い生き物が彫刻として彫り込まれ、入口には何とか美術館と美術館の名前が書いてあったが名前の部分は出鱈目な文字が彫られており、判別できなかった
「A-667-C」美術館
扉にはclosedと書かれた板がぶら下げられ、鎖が巻きつけられていたが手を伸ばすとジャララと音を立てて地面に落ち、自分を招き入れるように扉が開いた
足を踏み入れるとパッ、パッ、といくつかの証明が点灯し、薄暗い館内を映し出す
受付のようなデスクに置いてあるパンフレットを取る
「■■の世界における■と死の概念を■■まで表現した最大級の■■■の脳髄を集めて■肉と■液を主な材料として練り上げ、描き、彫り、■■、必ずやあなたの■■に致命的■■■■■■■■■■与えます」
ところどころが雑に塗りつぶされ、読むことが出来ないがこの美術館に集められたもののテーマを説明しているようだ
「入場料:命の■分の■」
「館内での悲鳴は静かに」
「血がついた展示品は相場の■倍をもって買い取っていただきます」
「生きた展示品に餌をあげないでください」
「お客様が餌にならないでください」
「後ろを向くな」
「後ろを向け」
「目と舌と臓器が■■■■」
「知覚と■■は■■を呼び込む」
「順路は守りましょう」
壁に注意書きと思える張り紙が出鱈目にいくつも貼られ、少し不穏な雰囲気を醸し出している
「順路はこちら」と床にシールが張ってあり、通路に続いている
@順路を守る
A順路を逆走してみる
>>321
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/28(火) 01:51:36.28 ID:xnOmsVei0
2
322 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/07/30(木) 23:23:25.89 ID:IW/xJCdN0
「順路はこちら」と誘導している通路に背を向け、現在いる部屋の反対側を見る
「出口につきこちらからの侵入を禁ずる」と床に書いてあるが無視して駅の改札のようなゲートを乗り越える
暗い通路を歩いて行くと暗闇の中に点々とガラスケースが浮かんで見えた
中には人間が閉じ込められ、そのどれもが苦悶の表情を浮かべていた
男「…これは…」
ズチャ…ズチャ…濡れた肉が叩きつけられるような音と共に何かが近づいてくる気配がする
ギリ…
男「ぐっ…がぁっ…」
後ろを振り返ると共に首を締め上げられ、持ち上げられる
ブヨブヨに膨れ上がり、土気色に変色した肉だ。ギリギリ人間としての原型を留めているそいつが自分の首を締め上げていたのだ
男「くそっ!」
手探りで短剣を引き抜き、そいつの腐りきった腕を切り落とす
が腕を切り落とした傷口が盛り上がり、何本もの触手へと変化して自分の腕を、足を、全てを絡め取る
首をギリギリと締め付けられ、意識が遠のいていく
@???にて復活
A
>>320
に戻り、順序通りに進む
>>323
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/30(木) 23:23:49.60 ID:B1EuZgUdo
2
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/07/30(木) 23:23:57.94 ID:USeE4Af40
2
325 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/08/02(日) 17:07:30.51 ID:eM+MbThY0
順路通りに進むことにする
暗い通路に足を踏み入れると、パッと明かりが点き、グロテスクなオブジェが壁を埋めるように通路の両脇に並べられていた
顔面から腕が無造作に生えた人間、女性の乳房が全身を埋め尽くした筋肉質な男性、大きく開いた口から臓物を吐き続けている子供
少しずつ、少しずつ通路が狭くなっている。通路の両脇に立ち尽くすおぞましいオブジェ達に触れそうになりながらも狭くなっていく通路を進む
人体の生暖かい感触、生臭い息を吹きかけられ、心臓の鼓動すら聞こえてくる
生きたオブジェに触れられ、ワサワサと体をまさぐっている無数の腕を掻い潜って通路を抜ける
一つの大きな広間に辿り着く。そこは
@絵画ばかり展示してある
A彫像ばかり展示してある
B謎の道具ばかり展示している
C「海」をテーマにしている
D「空」をテーマにしている
E「日常品」をテーマにしている
F自由安価
>>326
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/02(日) 17:12:56.35 ID:OAXAXXcDO
5
327 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/08/08(土) 12:20:04.57 ID:hbzCjDnO0
ふわっ、と体が浮く。真っ白な大広間だった空間は急に快晴の青空に変わる
身体は所在なく自由落下し続ける。足が床に着くことは無く、地面や海が見えることは無い
どこまでも自由な青空をどこまでもどこまでも落ちていく
巨大な積乱雲の中に突入し、大嵐が自分の身体を上下に左右に揺らし、もはや方向は分からない
流れに飲まれ、何も出来ぬままに宙を飛ばされる。雷に身を撃たれ、一瞬意識が飛んだ後
今度は夕焼けよりも赤い大空の中を浮かんでいた
前方から緋色の鳥が飛んでくる。銃を撃つ暇も無く巨大な鳥に丸呑みにされ、胃の中で急激に溶かされる苦痛を味わう羽目になる
次の展示品は銃弾の雨か。空に戦闘機が鳥の群れのように大挙し、砲弾の雨を降らせる
ウー、ウー、とどこからかサイレンが唸り、眼窩で炎を上げる町がうねり、人々が逃げ惑う
パッ、と場面が切り替わり、今度は巨大な龍の背に乗っていた。前方からも巨大な竜が翼をはためかせて飛んでくる
二体のフォルムが違う龍と竜が掴み合い、噛みつき合い、激しく戦っている
@自分の乗っている龍を銃で撃つ
A襲ってきた竜を銃で撃つ
Bどっちも撃つ
Cなすがまま
D自由安価
>>328
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/08(土) 12:22:51.00 ID:RpIkVdeDO
C
329 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/08/08(土) 14:36:10.75 ID:hbzCjDnO0
バキッ
龍の首が噛み切られ、身体がぶらんと垂れ下がる
自分の身体は投げ出され、再び空に放り出される
急に自由浮遊の間隔は喪失し、硬い床に顔面から叩きつけられた
男「っつー…」
痛む顔や腹をさすりつつ、立ち上がる
あれほど広いように感じたそれはただの暗い部屋であり、天井の一角には大きな蜘蛛の巣が貼り、古錆びたしょぼい彫刻が数体並んでいるがそれは素人が作ったかのような雑さで何を表しているのかすらぼんやりとしか分からない
男「…ふぅ、先に進むか」
@絵画ばかり展示してある
A彫像ばかり展示してある
B謎の道具ばかり展示している
C「海」をテーマにしている
D「日常品」をテーマにしている
E自由安価
>>330
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/08(土) 14:38:08.61 ID:7HuXjVa2o
3
331 :
◆L19fRVkAnc
[saga]:2020/08/25(火) 21:35:07.27 ID:XE5zqW6j0
次の部屋は様々な道具が置いてある部屋だった。「ご自由に手にお取りください」と天井に大きく書いてある
適当に近くにあった手の平サイズの箱を手に取る
男「おわっ!?」
箱の中から明らかに質量オーバーの巨大な何かが飛び出してきた。飛び出してきた不定形の"それ"は形を変え、様々な姿になりながら部屋内を飛び回る
襲って来るかと思いきやそれは部屋内を飛び回るだけ飛び回った後床に溶けるようにして消えた
男「…何だったんだ」
次に目について手に取ったものは埴輪のような手のひらサイズの置物だ。手の中でウネウネと蠢き、目から怪光線を放って壁を照らしていた
次に手に取ったものは空き缶に人形の腕が付いている物…と思ったが手に取る前に足が生えて逃げ出し、見えない階段でもあったかのように空中に駆け上がり、逆さまになり、縦横無尽に走り回っている
本かと思って手に取ったものはおぞましい金切声をたてるオルゴールだった
次に手に取ったものは
(何か単語で一つ)
>>332
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/25(火) 21:37:41.86 ID:tJQS9qeEO
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