【リトバス安価】恭介「人気投票に納得がいかない。」理樹「ええっ?」その2

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236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/18(月) 18:44:00.72 ID:coui9puto
美魚「わかりますよ。三枝さんとはそれなりに長くいます。…それに、私も同じ、好きな人が、手に入らなくなっている人ですからね。」

葉留佳「…そうだったね…」

美魚「…ですが、私は諦めていません。諦めない限り、可能性があると思っています。ですから、三枝さんも、諦めてはいけないと、諦めなければかならず掴めると、私は思いますよ。…まだ、好きなんですよね、その人の事。」

葉留佳「…うん…」

美魚「なら…私も後押しします、ですから…諦めずに、もう一度、やってみませんか?三枝さん。」

葉留佳「…そうだね…簡単に諦めちゃってたかも、私。…うん、はるちん、もう一回、頑張ってみますヨ!」

美魚「その意気です……それで、三枝さん、その好きな人と言うのは…」

葉留佳「それは…」
1お姉ちゃん
2理樹くん
>>237
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 19:03:27.89 ID:H5VGYXtkO
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/18(月) 20:37:43.42 ID:coui9puto
葉留佳「お姉ちゃん…」

美魚「…そうですか…」ニヤリ

美魚(これは…好都合です…育成するまでもなく最初から百合だったとは…)

美魚「…では、お互い、頑張りましょう…」

葉留佳「うん。…でも、どうすれば良いんですかネ。」

美魚「幸いなことに貴女たちは姉妹なわけですから、何をするにしてもやりやすいでしょう。まずは接する時間を増やしましょう。」

葉留佳「なるほどですヨ。」

美魚「佳奈多さんは今練習をしてるはずですから、とりあえず行ってみては?」

葉留佳「そうですネ、行ってきますヨ!」




葉留佳「いえーい、みんな、やはー!」

佳奈多「あっ、葉留佳……き、来たのね。」

葉留佳「あ、お姉ちゃん、挨拶代わりの…ハグ!」ダキッ!

佳奈多「…!ちょっと…やめなさい…」

葉留佳「えー、良いじゃん!大好きなお姉ちゃんとのスキンシップスキンシップ!よーしこのまま、ほっぺたすりすり!」

佳奈多「>>239
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 00:09:22.29 ID:FnSF3tSNO
あなたは西園さんと付き合っているのでしょう?
彼女を嫉妬させたいの?
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/19(火) 12:23:58.11 ID:dJ/T/gfjO
葉留佳(まだネタバラシには早いですからネ…)

葉留佳「うーんとね、姉妹だからオッケー!」

佳奈多「ちょっと…オッケーじゃないわよ…やめなさい…」

葉留佳「やめませんヨ!うりうりー!」

佳奈多「…葉留佳…あなたね…言っておくけど、私にそういう趣味は無いから…」 

葉留佳「>>241
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 19:43:35.52 ID:zHSa6JND0
お姉ちゃんははるちんが嫌いなんですか?
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/19(火) 20:45:38.55 ID:cgaIVr7AO
佳奈多「それは…好きだけど…それは妹としてで…」

葉留佳「じゃ、良いじゃん?」

理樹「……葉留佳さん、突然そんなベタベタして、どうしたの?」

葉留佳「んーとね、今日のはるちんは欲望に忠実なだけですヨ!」

佳奈多「…わりといつもそうじゃない?」

葉留佳「ふっふっふっ、いつも秘めてた欲望があったんですヨ。」

あーちゃん先輩「あら、じゃあ実はかなちゃんにそういうあれなの?」

葉留佳「やはは、どうですかネー?」スリスリ

佳奈多「…ちょっと、もう、離しなさい!」

佳奈多(葉留佳を引き剥がす。)

葉留佳「ええー、いいじゃん。減るもんじゃないのにー。」

佳奈多「駄目よ。恋人でもないのにこんな長くハグするなんて。」

葉留佳「むむぅー…理樹くんならいいの?」

佳奈多「それは…まあ…」

葉留佳「うぬぬ…理樹くん!」

理樹「何?」

葉留佳「負けないですヨ!!」

理樹「…え、何が?」

葉留佳「お姉ちゃんは渡しませんヨ!」

理樹「>>243
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 21:09:07.56 ID:qZT1q+W9O
佳奈多さんの妹になるつもりはないけど?
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/19(火) 22:02:19.84 ID:d6vE5bPuO
葉留佳「そういうことじゃないですヨ!」

理樹「え、じゃあ何?」

葉留佳「はるちんのほうがお姉ちゃんの事好きってこと!」

理樹「あー…」

葉留佳「お姉ちゃんも、理樹くんよりも私の方が好きだよね?恋愛的な意味で。」

佳奈多「それは直枝の方が好きだけど…」

葉留佳「…うわーん!ちょっとくらい考えてくれてもいいじゃないですカ〜!」

佳奈多「…ごめんなさい、でも、事実だから。妹として大切には思っても、それは恋愛とは別だから。あなたへの感情は恋愛じゃないわ。」

葉留佳「えー…」

佳奈多「何を考えてるのかは知らないけど、あなたとは、姉妹以上にはなれないからね。」

葉留佳「>>245
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 09:40:48.26 ID:MGoxJuLYO
うーん手強い、
でもそこがいい。
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/20(水) 11:08:55.71 ID:YsrE9H+KO
葉留佳「簡単に手にはいるとは思ってませんからネ!」

佳奈多「…」

葉留佳「理樹くん、戦いは始まったばかりですヨ!今日のところはこの辺にしておいてあげますがネ!」

理樹「え、ええー…」

葉留佳「そいじゃ、また!」

理樹「…どっか行っちゃったよ…」

あーちゃん先輩「あらあら、ちょっと変わった三角関係?あ、西園さんを加えたら四角か…」

理樹(なんにせよ、面倒なことになってきてる…)

あーちゃん先輩「二人ともモテモテねー、羨ましいわ。にゅふふ。」

佳奈多「…嬉しくないんですが…」





葉留佳「…というわけで帰ってきたけど、どうしましょうかネ、このあと。」

美魚「>>247
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 23:03:48.91 ID:z08qaFyJ0
あせらずのんびりいきましょう
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/21(木) 12:41:28.01 ID:FxpJMIBsO
美魚「急いては事を仕損じる、ですよ。」

葉留佳「ほうほう!てことは、今日はもういいと言うわけですネ。」

美魚「まあそうですね、急にアプローチされたところで、困惑するだけでしょうから。時間はあります、ゆっくりと、進めていきましょう。」

葉留佳「そうですナ…」






理樹「……何か、大変なことになってきたよね…どうしようか?」

佳奈多「…そうね、面倒なことにはなってきてるわね。…でも、大丈夫よ。葉留佳が何してこようが、私がなびくことはないから。」

理樹「佳奈多さん…」

佳奈多「…直枝も、大丈夫でしょうね?」

理樹「もちろんさ。好きなのは佳奈多さんだけだよ。」

佳奈多「……なら、これ以上考えることは無いわね。…普通に、練習に戻りましょう。」

理樹「うん…」




理樹(……その後……)

理樹「…ふぅ、今日はこんなものかな…」

あーちゃん先輩「そうね、私らはだいぶやってるからね…じゃ、今日は終わろうか。」

理樹「はい。お疲れさまでした…」

理樹(さて、このあとはどうしようかな…よし、>>249)
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 14:16:55.26 ID:eE3fFY/So
前に鈴が西園さんの本を百合本に変えてたから、
西園さんが百合になったって教えてあげよう
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/21(木) 20:53:03.15 ID:NNcuk4MfO



理樹「…というわけで、そういうことになったから。」

鈴「ん、そーか、あたしのごくひの活動が成功したな。」

理樹「極秘…」

理樹(西園さんはいなかったけど、回りに人がいっぱいいるところでやってたからバレバレだったよ…)

鈴「…なんだ、わざわざそんなことを言うためだけにきたのか。」

理樹「まあそうだね、それと、鈴も僕たちにいろいろ気を回してくれたみたいだから、直接感謝もしときたくてさ。」

鈴「…別に、かんしゃされることじゃないぞ。理樹にしあわせになってほしくて、勝手にやっただけだからな。」

理樹「それでも、助けてはくれたからね。ありがとう。鈴。」

鈴「…うりゅ…」

理樹「…じゃあ、鈴、またね。」

鈴「…待て。理樹。」

理樹「え、何?」

鈴「明日、でーとをするらしいな。」

理樹「え、鈴に言ったっけ?」

鈴「真人からきいた。」

理樹「そう。…それが、どうかしたの?」

鈴「…楽しんでこいよ。」

理樹「…うん、ありがとう。」




理樹(…というわけで、当日!)

佳奈多「…ごめんなさい、少し遅れたわ。」

理樹「いや、全然大丈夫…あ、今日は制服じゃないんだ。」

佳奈多「遊園地に片方だけ制服はおかしいと言われて…変かしら?」

理樹「ううん、可愛いよ。」

佳奈多「…」

理樹(佳奈多さんは少し照れ臭そうにしている。)

理樹「…それじゃ、行こうか。」

佳奈多「ええ…」



遊園地
理樹(遊園地に着いた。人気の遊園地らしく、賑わっている)

理樹「…佳奈多さん、最初は何がいい?」

佳奈多「そうね…よくわからないから、あなたが決めていいわよ。」

理樹「え、じゃあ…」
1ジェットコースター
2お化け屋敷
3コーヒーカップ
>>251
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/21(木) 22:28:07.56 ID:vUh9t1A/0
2
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/22(金) 14:00:25.89 ID:ybz0DvGTO


お化け屋敷
理樹「佳奈多さん、こういうところとかって大丈夫?」

佳奈多「お化け屋敷には入ったことはないけど、別にお化けが特段苦手って事はないわね。」

理樹「そっか、じゃあ、大丈夫かな。…それじゃ、行こうか。」

佳奈多「ええ…」



理樹(お化け屋敷の中を進んでいく。)

お化け「グゥワーー!」

佳奈多「ひっ!」ビクッ!

理樹「…大丈夫?佳奈多さん。」

佳奈多「大丈夫…驚いただけだから、怖くないから…」

理樹(…と言いながら先へいくと、手が天井から降ってくる。)

佳奈多「ひゃっ!」

理樹「…大丈夫?」

佳奈多「……直枝。」

理樹「何?」

佳奈多「前いって。」

理樹「…怖い?」

佳奈多「…怖くない。」

理樹「なら、別に佳奈多さんが前でも…」

佳奈多「いいから、前いって!」

理樹「…さっきから僕の事つかんで離さないけど…」

佳奈多「…怖くない。」

理樹「ええー…まあいいけどさ。」

理樹(怖いなら怖いで言えばいいのに…)




理樹「…ふぅ。いやー、良かったねー。」

佳奈多「……」

理樹「…大丈夫?」

佳奈多「大丈夫…あれは作り物…作り物だから…」

理樹(言い聞かせてる…)




理樹「…さて、次は…」
1ジェットコースター
2コーヒーカップ
3メリーゴーランド
>>252
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/22(金) 14:00:58.20 ID:ybz0DvGTO
ミス
>>254
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 14:02:26.23 ID:6Cs0DBVpo
1
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/22(金) 18:36:14.15 ID:uXAsMBNyo
ジェットコースター
理樹「遊園地に来たんだから一回くらいは乗っとかないとね。」

佳奈多「ジェットコースターね。」

理樹「こういう絶叫系みたいなのは平気?」

佳奈多「…どうかしら…まあでも、楽しいという話は聞いたことがあるわ。そうなの?」

理樹「うん、僕は結構好きかな。こういうの。」

佳奈多「そう。…なら、楽しいんでしょうね。」

 


理樹(しばらく待って、僕らの番になった。)

理樹「…あ、動き出したね。」

佳奈多「ええ、そうみたい。…これ、危なくないの?落ちないかしら?」

理樹「ちゃんとベルトと安全バーで固定してるから大丈夫だよ…落ちるとか怖いこと言わないでよ…」

佳奈多「ごめんなさい、心配だから…」

理樹(そう話してる間にもどんどんジェットコースターは昇っていく。)

佳奈多「…まだ登るの?これ。」

理樹「この昇ってるときの緊張感もジェットコースターの醍醐味だよね。」

佳奈多「…そうなのね…」


理樹「…あ、そろそろ一番上だね、そろそろ来るよ。」

佳奈多「…来るって、何が…っっ!」

理樹(ジェットコースターが斜面を一気に滑り落ちていく。)

理樹「いやっほうううう!」

佳奈多「っっっっっ!!!!」






 
理樹「…あ、もう終わっちゃった…楽しかったね、佳奈多さん。」

佳奈多「>>256
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 19:25:01.32 ID:C8ur9mJEO
漏れちゃった
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/22(金) 20:43:36.07 ID:kNutKWzMO
理樹「えっ…」

佳奈多「……」

理樹「…」

理樹(…どうやら本当らしい…ど、どうしよう…僕が、なんとか、フォローしなきゃ…)

理樹「…ぼ、僕もだよ!」

佳奈多「えっ?」

理樹「いや、思ったよりも早くて、僕もちょっと出ちゃったよね!」

佳奈多「…」

理樹「だから、ちょっと着替えとか、なんとか、探そう!」

佳奈多「…」



理樹(…なんとか着替えを見つけてきて、佳奈多さんに着替えてもらう。)

佳奈多「…ごめんなさいね…」

理樹「ううん、気にしないで、僕もだから…さて、じゃあ、気を取り直して、行こう、ね?」

佳奈多「…ええ、ありがとう…」

理樹「次は何がいい?」

佳奈多「>>258
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 21:12:13.07 ID:cvqnSvpc0
あえてフリーフォール
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/23(土) 12:41:46.74 ID:Hryj9IvDO
佳奈多「あれかしら。」

理樹「あれって…フリーフォールだよね…え、何かもっと平和な物の方がよくないかな…メリーゴーランドとか…」

佳奈多「いえ、もうあんなことが起こらないためにも、ちゃんと慣らしていかないと…だからまずは、あれに乗るわ。」

理樹「もう乗らないって方向性じゃないんだ…」

佳奈多「…逃げてたらなにも解決しないじゃない。それに、直枝はジェットコースターとか、ああいうの好きなんでしょう?」

理樹「うん。」

佳奈多「直枝が好きなら…私も好きになりたいから。」

理樹「…」



理樹(あんなことを言われたからには止めることは出来なかった。)

佳奈多「…」

理樹「佳奈多さん、落ち着いていこうね。」

佳奈多「ええ…大丈夫よ…大丈夫…」

理樹(平気かな…)


理樹「…佳奈多さん、来るよ。」

佳奈多「ええ……!」

理樹(急降下が始まる。)

佳奈多「っっ!」

理樹「わあああっ!」




理樹「…佳奈多さん、大丈夫?」

佳奈多「……なんとか…大丈夫…」

理樹「あ、良かった…」

佳奈多「…でも…なんでみんな声を出す余裕があるのかしら…楽しめるようになるには、時間がいりそうね。」

理樹「まあ、慣れとかもあるんじゃないかな…そんなあせることは無いからね。その人にあった楽しみかたをすればいいから、遊園地は。」

佳奈多「そうなの?」

理樹「そうだよ。だから無理をしないで行こう、ね?」

佳奈多「ええ…」

理樹「…じゃ、次はどうする?」

佳奈多「…そろそろ、ご飯とか?」

理樹「あ、そんな時間か…うん、じゃあ、食べようか。」
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/23(土) 12:42:18.46 ID:Hryj9IvDO


理樹(お店を探してきて、そこでご飯を食べる。)

理樹「あ、やっぱりハンバーガーなんだ…」

佳奈多「良いじゃない、別に…それにしても、これで2000円近くするって、割高じゃない?」

理樹「あはは、こういうところでそれは気にしちゃ駄目だよ。」

佳奈多「そうなのね…まあ、いいわ、いただきます…」

理樹(佳奈多さんはモグモグとハンバーガーを頬張っている。)

理樹「…」

佳奈多「……何よ、じっと見て。」

理樹「いや…モグモグ食べてて、可愛いから…」

佳奈多「っ!」

理樹(佳奈多さんの顔が赤くなる。)

佳奈多「…あなたはいつも…突然そんなこと言って…」

理樹「良いじゃないか、誉めてるんだから。」

佳奈多「…恥ずかしいじゃない。」

理樹「ごめんごめん。気をつけるよ。」

佳奈多「…やめる気ないでしょ?」

理樹「あ、ばれた?」

佳奈多「…あなたね…」





理樹「…さて、午後はどれにのる?」

佳奈多「>>262
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 12:50:04.69 ID:qzdKP1tkO
メリーゴーランド
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/23(土) 18:47:28.25 ID:vqSTqbEMO
理樹「うん、良いね、乗ろうか。」


メリーゴーランド
佳奈多「…これ、こうやってまたがってればいいの?」

理樹「うん。」

理樹(二人ならんで乗ると、メリーゴーランドが動き出す。)

理樹「あっ、始まった…」

佳奈多「そうみたいね……」

理樹「佳奈多さんはメリーゴーランド乗ったことってある?」

佳奈多「記憶には無いわね。」

理樹「そっか、どう?初めてのメリーゴーランド。」

佳奈多「何か…不思議な感じね。ただ乗って回ってるだけだけど、何か…」

理樹「あ、なんとなくわかるよ。何て言うか、ファンシーな非日常というか、童心に帰れる感じがするよ。」

佳奈多「童心…ふふ、そうなのかもね。」

理樹「僕も乗ってて昔の事を思い出したよ。こういう気分になれるのも遊園地の魅力だよね。」

佳奈多「そうね…ふふっ…」

理樹「あはは…」






佳奈多「…中々良かったわね、直枝。」

理樹「うん、楽しい気持ちになれて良かったよ。」

佳奈多「次は何か直枝がしたいことして良いわよ。」

理樹「え、じゃあ、>>263
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 23:47:26.44 ID:SCz2unSy0
ゴーカート
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 12:27:19.92 ID:sRsc1V1gO
佳奈多「ゴーカート…どういうものなの?」

理樹「まあ、ちっちゃい車みたいなものかな。乗って遊べるんだよね。」

佳奈多「そうなのね。…じゃ、行きましょうか。」


乗り場
理樹「えーっと、じゃあ…2人乗りかな。」

佳奈多「そうね。」



理樹(ゴーカートを走らせる。ほどよい疾走感が心地いい。)

佳奈多「結構上手ね。直枝。」

理樹「まあ、恭介からちょっと聞いたことがあるからね、車の運転。」

佳奈多「そうだったの。」

理樹「僕も3年生になったら取ろうかな、免許。車でいろんなところ行きたいよね。」

佳奈多「ふふ、そうね。」

理樹「佳奈多さんは、どんなとこいきたい?」

佳奈多「>>265
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 14:14:43.16 ID:Ua5oJptbO
稚内
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 19:06:08.80 ID:sRsc1V1gO
理樹「稚内…北海道かぁ、良いね。夏とか涼しそうだし。海産物とかも美味しそうだよね。」

佳奈多「それもそうだけど…とにかく、遠くに行ってみたいのよ。」

理樹「遠くに?」

佳奈多「今までそんな長距離移動して遊びにいくなんてなかったから、気になるのよ。」

理樹「そっか…じゃあ、免許とれたら行こう、稚内。いや、いっそ北海道一周とかね。」

佳奈多「…そんな時間もお金もあるの?」

理樹「…無いね…あはは……これから頑張って貯めるよ…」

佳奈多「…それでどうにかなるのかしら…」

理樹「なんとか頑張るさ…」





理樹「…ふぅ、楽しかった!」

佳奈多「そうね、乗ってるだけだったけど、心地よかったわ。」

理樹「なら良かった…」

理樹(さて…時間的に、あんまり何個も出来ないくらいだね…)

理樹「佳奈多さん、時間的にもう少ししか入れないけど…なにする?」

佳奈多「>>267
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 19:46:01.99 ID:sC/hKDRMO
観覧車
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/25(月) 13:56:35.38 ID:y7yR3bP4O
理樹「…観覧車…良いね。行こう。」



観覧車
理樹「…」

佳奈多「…」

理樹(僕と佳奈多さんで向き合って座る。)

理樹「楽しかったね、今日は。」

佳奈多「ええ…朝は色々あったけど…正直、あれでもう、終わったって思ったわ。」

理樹「あはは…あれは僕もだから、気にしなくていいって…」

佳奈多「……あれ、嘘でしょう?」

理樹「えっ?」

佳奈多「…私は着替えたのに、あなたは着替えなかったでしょう?漏らしたのなら、それは不自然だわ。あなたは優しいから、私に恥をかかせないために嘘をついてくれた…そうでしょう?」

理樹「……」

佳奈多「…今日もあなたにたよってばかりで…いつも私はあなたに迷惑かけてばかりで、あなたの優しさに救われてばっかりで…」

理樹「…そんなことは無いよ。佳奈多さん。僕だって佳奈多さんから、いろんな物をもらってるから…佳奈多さんといることで、得たものが一杯あるから。迷惑なんて思ってないよ。」

佳奈多「>>269
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 20:32:53.35 ID:f7uqd/DnO
ほんと?
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/25(月) 21:52:58.83 ID:g82Yob0cO
理樹「もちろん。嘘なんてつかないさ。」

佳奈多「…じゃあ、証明して。」

理樹「証明?」

佳奈多「…私への気持ちを、証明して。」

理樹「…うん、良いよ。」

理樹(僕は佳奈多さんの顎に手を当てる。もちろん佳奈多さんは拒まない。だから…)

理樹「大好きだよ、佳奈多さん。」

理樹(佳奈多さんとキスをする。)

佳奈多「…んっ…ん……」

理樹「…わかってくれた?僕の気持ち。」

佳奈多「…>>271
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 11:47:59.93 ID:SmpYAmEl0
よくわからなかったからもう一度
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/26(火) 14:10:17.33 ID:UiJZIkDqO
理樹「…そっか。いいよ、伝わるまで、何度でもやるさ。」チュッ

佳奈多「んっ…んん…あっ…ん…直枝…まだ、足りないわ…」

理樹「…佳奈多さん…」チュッ

佳奈多「…んん…」





理樹(…その後、何回もキスしていたら…)

理樹「…あ、着いちゃったね…」

佳奈多「…あら…そうみたい。」

理樹「わかってくれた?僕の気持ち。」

佳奈多「ええ…良くわかったわ。」

理樹「…良かった…」 

佳奈多「…じゃあ、残念だけど、そろそろ帰りましょうか。遅くなっちゃうからね。」

理樹「うん、そうだね…」 



理樹(…学校まで帰ったあと…)

佳奈多「…それじゃあ、今日は楽しかったわ、ありがとう。」

理樹「うん、僕も楽しかったよ。…佳奈多さん。このあとは…だめ?」

佳奈多「>>273
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 15:48:29.08 ID:4bgx212Eo
だ〜めっ!!
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/26(火) 19:13:25.39 ID:m4b3BBDvO
佳奈多「また目をつけられちゃうから。」

理樹「あ…そうだよね…」

佳奈多「…そんな残念そうな顔したって、ダメなものはダメよ。…そうね…直枝。」

理樹「え、な…んっ…」

理樹(佳奈多さんが僕にキスをしてくる。)

佳奈多「…今日はこれで我慢して。」

理樹「…佳奈多さん…」

佳奈多「…じゃあまた、明日学校でね。」

理樹「うん。また明日…」







翌日
理樹(今日は月曜日だ。今週末が文化祭だから、それに向けて頑張っていこう…)

理樹(そんな決意をしながら登校すると…>>275とであった。)
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 23:57:55.05 ID:SmpYAmEl0
謙吾
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/27(水) 14:00:33.75 ID:jf/ljutGO
謙吾「おっ、理樹じゃないか!」

理樹「あ、謙吾。」

謙吾「文化祭まであと一週間、楽しみだな!理樹。」

理樹「うん、そうだね。」

謙吾「バンドはどんな調子だ?」

理樹「うん、まあ、なんとかなりそうかな。」

謙吾「そうか。まあ理樹と恭介ならそうだろうな。」

理樹「謙吾はなにかやるの?」

謙吾「俺たち剣道部は>>277
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 22:27:13.68 ID:USGOM+Tx0
オカマバーだ
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/27(水) 22:51:08.08 ID:SPFFyyv/O
理樹「……オカマ…」

謙吾「…俺はやりたくなかった…俺は止めた…だが部長の決定には逆らえん…くっ…」

理樹「…そっか…」

理樹(謙吾でオカマ…妙にはまってそうなのが、また…)

謙吾「理樹、知り合いには剣道部には来ないように言っておいてくれ…」

理樹「う、うん、言っとくよ…まあ、頑張ってね、謙吾…」

謙吾「…ああ…頑張って耐え忍ぶ…」




理樹(…次に話しかけてきたのは、>>279)
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 00:20:10.36 ID:oimuOIRZO
笹瀬川さん
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/28(木) 12:39:03.79 ID:6TGW6zPkO
佐々美「ごきげんよう、直枝さん。」

理樹「あ、ささせがわさん。」

佐々美「笹瀬川…おっと、言えてましたわね。」

理樹「どうしたの?珍しいね、そっちからなんて。」

佐々美「いえ、先ほど宮沢さまと親密に話されていたので、何を話していたのかと。」

理樹「何って…文化祭のことだけど…」

佐々美「文化祭…もしや、宮沢さまも何かやりなさるの?」

理樹「うん…まあ…」

佐々美「それは何を?」

理樹「えっと…うん……喫茶店、かな…」

佐々美「喫茶店、ですか。なるほど、剣道部ですわね、わかりましたわ。…シフトなどは?」

理樹「それはわからないね。」

佐々美「わかりましたわ。それはこちらで入手致しましょう…そしてその時間はわたくしのシフトを外していただかなければ…」

理樹「…」

佐々美「…良くわかりましたわ、協力感謝しますわ、直枝さん。」

理樹「うん…気を付けてね、笹瀬川さん。」

佐々美「気を付ける?」

理樹「いや、文化祭で謙吾のとこ行くなら…」

佐々美「何を気を付けることがありますの?」

理樹「いや、詳細は言えないけど…ちょっと、謙吾がアレで…」

佐々美「アレ?…なんだか知りませんが、宮沢さまなら何でも受け入れますわ!」

理樹「そう、なら、止めないけど…」

佐々美「…では、直枝さん、またどこかで…」

理樹「うん、またね、笹瀬川さん。」

佐々美「さしせがわ…笹瀬川ですわ!」

理樹「僕はちゃんと言えたのに…」

佐々美「おだまりなさい!」



理樹(…そろそろ授業が始まるね…)


理樹「…」



理樹(…休み時間だ。)

理樹「…今日はなにしよう?」
何をする?
>>281
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 17:57:54.96 ID:Lkgr6IIco
真人と過ごす
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/28(木) 20:49:02.48 ID:zTZn/VB0O

理樹「真人、少しいい?」

真人「おう、良いぜ!どうした、理樹。」

理樹「実は、今日もね、新しい筋肉理論を考えたのさ。」

真人「何ぃ…そんなにも筋肉理論を思い付くとは…まさか理樹、お前…筋肉か?」

理樹「うん、筋肉さ!」

真人「それで、どんな理論なんだ?」

理樹「それはね…筋肉ビッグバン理論さ。」

真人「なん…だと…どういうことだ?」

理樹「筋肉は無から有を産み出せるんだよ。」

真人「なん…だと…そんなことができるのか!?」

理樹「そうだね…筋肉があれば、物を圧縮したり、伸ばしたりできるよね。」

真人「ああ。」

理樹「それを応用すれば、あらゆる物の原子の組成を帰ることができるのさ。」

真人「何ぃ…そんなことが…」

理樹「そして、原子の組成を変え続ければ、無から有を産み出すことは可能…というわけさ。」

真人「うおおおお!すげぇ!それをやるためには、もっと鍛え上げなきゃな!」

理樹「うん、そうだね!」






理樹(…真人と遊んだ後…)

真人「…なあ、理樹。」

理樹「何?」

真人「これ、やるよ。」
>>283を手に入れた!
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 22:55:29.23 ID:+j1CiIXT0
焼肉食べ放題のお店の半額クーポン
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/29(金) 12:34:12.43 ID:7g1AAimmO
理樹「え、良いの?」

真人「ああ、肉くってタンパク質を補給して、さらに良い筋肉になってくれ!」

理樹「うん、頑張るよ!ありがとう!」





理樹(…その後、授業が終わり…)

理樹「よし、今日も文化祭が近いし、練習しよう…」




理樹(…練習場に行くと…>>285が先に来ていた。)
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/29(金) 13:00:24.83 ID:GiO5+4YcO
恭介
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/29(金) 13:50:04.66 ID:kyVvoBLoO
恭介「よう、理樹か。」

理樹「あ、恭介、練習で会うのは久しぶりだね。」

恭介「ああ、さすがに一週間前だからな、顔を出そうと思った。あっちの方も目処はついたしな。」

理樹「そっか、良かった!」

恭介「準備はできた。文化祭が終わったら本格的に動くから、準備しててくれ。」

理樹「うん。」

恭介「頼んだぞ。…さて、それじゃ、練習、やるか。」

理樹「そうだね。」



理樹(…次に来たのは…>>287)
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/29(金) 15:16:37.76 ID:w9uuWwH2o
あーちゃん先輩
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/29(金) 19:13:15.82 ID:n/k7aRBBO
あーちゃん先輩「やっほー、やってる?」

理樹「あ、寮長さん。やってますよ。」

恭介「よう、お前か。」

あーちゃん先輩「あら恭介、久しぶりね。」

恭介「別に教室とかで会ってるだろう?」

あーちゃん先輩「あらそうだった、にゅふふ。でも練習は久しぶりでしょ?」

恭介「まあな。」

あーちゃん先輩「腕、鈍ってない?」

恭介「安心しろ、ちゃんと弾ける。」

あーちゃん先輩「そう、なら良いわ。じゃ、私も練習、始めましょうか。」



あーちゃん先輩「♪〜♪〜」

理樹「何か、いつもより声出てません?」

あーちゃん先輩「あらそう?恭介もそう思う?」

恭介「まあな、前よりも声も出てるし、良くなってるな。綺麗になってるぞ。声も。」

あーちゃん先輩「>>289
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 06:06:38.81 ID:l04Xs/ow0
それじゃ本番もこの調子で出来るようにがんばらないとねー
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/30(土) 12:51:21.47 ID:vPeGPo8jO
あーちゃん先輩「喉のケアとかにも一応気を使わないとねー。」

恭介「お前、ボーカルはバンドの要だからな。健康管理は頼むぞ。」

あーちゃん先輩「わかってるわよ。最後の文化祭、出しきりたいからね。学生最後の楽しみでしょ?」

恭介「学生最後じゃないさ、文化祭の後も俺が楽しませてやるからな。」

あーちゃん先輩「>>291
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 17:00:08.96 ID:g7isq1eMo
トゥンク
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/30(土) 19:05:10.40 ID:MBxaIAAlO
あーちゃん先輩「恭介……うん、そうね、楽しみにしてるわ。」

恭介「ああ、任せろ。」

あーちゃん先輩「頼りになるわね、好きよ。にゅふふ。」

恭介「ははは、俺もさ。」

あーちゃん先輩「じゃあチューして。」

恭介「それはダメだ。」

あーちゃん先輩「ええー。」

恭介「そういうことはもっと積み上げていった上でやらなきゃな。」

あーちゃん先輩「キスくらい別に良いでしょ、そう思わない?直枝くん。」

理樹「えっ、いや…考え方は人次第かなって…」

あーちゃん先輩「直枝くんたちはもうしてるんでしょ?イロイロと。」

理樹「え、まあ…」

あーちゃん先輩「直枝くんたちはもう一歩先なんだから、私たちもキスくらい…」

恭介「理樹はキス魔だからな。キスまで行くのは一般よりも早いはずだ。」

あーちゃん先輩「一歩先に行ったのは?」

恭介「そりゃ、主人公だからだろうな。」

あーちゃん先輩「あー、そっか…なら早いよねぇ。」

理樹(今ので納得するんだ…)

恭介「まあそういうことで、理樹はそういう体験において手を出すのが早いんだ。俺たちは俺たちでゆっくり進めていけば良いだろう?」

あーちゃん先輩「ええー。でも、早くしてみたいわ。」

佳奈多「…何の話してるんですか?」

あーちゃん先輩「あ、かなちゃん来たんだ。いやね、ファーストキスとかについて話してたのよ。」

佳奈多「…はぁ。」

あーちゃん先輩「かなちゃん、ファーストキスってどうだった?初体験は、どうだった?」

佳奈多「>>293
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 23:33:43.38 ID:ZpMprBXrO
記憶にございません
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/31(日) 14:13:15.41 ID:N8wYCnAQO
あーちゃん先輩「そんなことはないでしょ。教えなさいよ、にゅふふ。」

佳奈多「…記憶にありません。」

あーちゃん先輩「言うつもりはないのね。…じゃあ、直枝くんに聞こ。どうだった?」

理樹「え、いや…」

佳奈多「…言ったら、許さないからね。」

理樹「はい…」

あーちゃん先輩「あらあら、そこまで秘密にしたいの?」

佳奈多「そんなこと他の人に言うことじゃありませんから。」

あーちゃん先輩「堅物なのは変わらないわねー。」

佳奈多「堅物とかじゃないです。…無駄話してないで、練習やりますよ。頑張らなきゃいけないでしょう?」

あーちゃん先輩「はいはい、そうね。しょうがないわね、やりましょうか…」





理樹(最後に来たのは…)

葉留佳「やはー、遅れてごめんですヨ!」

理樹「あ、葉留佳さん…」

佳奈多「…葉留佳…何してたの?」

葉留佳「ちょっと、みおちんといろいろありまして。」

佳奈多「…そう…色々、ね…まあいいわ、早く準備して、あなたも…」

葉留佳「あ、その前にお姉ちゃん。」

佳奈多「何?」

葉留佳「ハグしていい?」

佳奈多「なんで?」

葉留佳「えーっとね、やる気が出るから!」

佳奈多「>>295
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 14:22:05.03 ID:UnKsGad2o
彼女の西園さんに頼みなさい
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/31(日) 18:16:43.31 ID:S8DXyJdUO
葉留佳「今みおちんいないじゃん?だから代わりにお姉ちゃんで…」

佳奈多「だめよ。西園美魚を呼べば良いでしょう?」

葉留佳「今日もこれないってみおちん言ってましたヨ。だから。」

佳奈多「なら我慢しなさい。」

葉留佳「お姉ちゃんがダメなら理樹くんにしますヨ?」

佳奈多「…なんでそうなるの…」

葉留佳「一番二番がダメなら、三番の人にハグするってことですヨ。」

理樹(3番僕なんだ…)

葉留佳「さあ、お姉ちゃん、選択の時ですヨ!お姉ちゃんオア、理樹くん!」

佳奈多「>>297
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 19:51:43.75 ID:QOKuyaRT0
直枝…私の為に犠牲になりなさい
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/31(日) 21:48:38.60 ID:Sy7LLoYkO
理樹「えっ。」

葉留佳「じゃあ…理樹くんで我慢しますヨ、理樹くん、覚悟ー!」ギュッ!

理樹「わっ!」

葉留佳「ほうほう、これが普段お姉ちゃんが味わってる感触…」

理樹「わっ、ちょっと…」

葉留佳「いやー、理樹くんは理樹くんで悪くないですナ。」スリスリ

理樹「やめてよ、葉留佳さん…」

葉留佳「…あ、ちょっとお姉ちゃんの臭いがする気がする…」クンクン

あーちゃん先輩「…ねぇかなちゃん、あれ、良いの?」

佳奈多「自分の身を守るために仕方ないです…」

恭介「というか三枝はしばらく見ないうちに何があったんだ?前はあんなベタベタするような感じじゃなかった気がするんだが。」

佳奈多「土曜日くらいからなぜかあんな感じで…急に抱きつこうとして来たりとか…」

恭介「ほう。ついにあいつも姉妹愛に目覚めたか。その気持ちはわかるぞ。俺の場合は妹にだがな。」

あーちゃん先輩「ちょっと?どういうこと?」

恭介「大丈夫だ、今はそこまでじゃないからな。」

あーちゃん先輩「そう、ならいいけど。」

理樹「ちょっとみんな、見てないで助けてよ!」

佳奈多「…ごめんなさいね…」

あーちゃん先輩「別に良いんじゃない?ハグくらい。」

恭介「頑張れよ、理樹。」

理樹「ええええ…」




葉留佳「ふぃー、満足しましたヨ。」

理樹「…」

理樹(なにか、すっごく疲れた…)

葉留佳「さー、そいじゃ、練習練習!やりますヨ!」

恭介「…まあ、そうだな。」

あーちゃん先輩「今日は全員揃ったし、会わせてみない?みんなで。」

葉留佳「おお、良いですナ。」

佳奈多「…良いんじゃないですか。」

理樹「良いと思いますよ。」

あーちゃん先輩「じゃ、各々準備して。」



理樹(…というわけで、全員で合わせてみた。)

理樹「…どうだったかな…」

恭介「>>299
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 22:20:01.12 ID:ZNdKV2WDO
70%の出来だな
まだまだ成長の余地がある
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/01(月) 16:14:17.69 ID:c9N/lT5nO
恭介「理樹、お前は普通に弾きすぎた。もっと気持ちを出して良いんだぞ。」

理樹「う、うん…」

恭介「二木、正確に弾こうとし過ぎなんじゃないか。遅れてるところがあったぞ。」

佳奈多「はい…」

恭介「三枝、自由にやり過ぎてリズムが乱れてたぞ。」

葉留佳「やはは、ごめんなさいですヨ…」

恭介「お前は音程はとれてるが表現力が足りてない。」

あーちゃん先輩「表現力、難しいこと言うわね…まあ、頑張るけど。」

恭介「そして俺自身も、所々楽しくなってきてミスしたところがあった…俺が気がついていただけでこれだから、他にも各々思うところがあるだろう。残りの一週間で、この30%を埋めなきゃならん。皆、それぞれの課題を意識して練習をしていかないと、間に合わない。これから一週間、気合い入れていくぞ。」

理樹「うん!…それじゃ、各々言われたこと、思ったことを意識して、もう一回やってみよう。」

佳奈多「ええ…」




理樹(その後、合わせる練習を何回もして…)

理樹「…そろそろ疲れてきたから、一端休憩にしよう!」 

恭介「よし、休憩か…しっかり休めよ。」

理樹「うん…」



葉留佳「ねぇお姉ちゃん。」

佳奈多「…何。」

葉留佳「休憩ですネ。」

佳奈多「ええ、だから?」

葉留佳「マッサージでもしてあげますヨ?」

佳奈多「>>301
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 16:38:35.46 ID:QM1b7wF0O
直枝に頼むから結構よ
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/01(月) 18:26:04.55 ID:qu/YkG2EO
佳奈多「よろしく。」

理樹「うん。いいよ。」モミモミ

佳奈多「…ん…」

葉留佳「…むむむ…」

葉留佳(羨ましい…)
 
理樹「どう?気持ちいい?」

佳奈多「んん…良いわ…」

葉留佳(…理樹くんのこと、邪魔したくなってきましたナ…何かいたずらを…そうですネ、>>303)
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 21:47:31.84 ID:RvnDW95I0
理樹くんにチュウしてみましょう
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/02(火) 12:25:03.09 ID:wFU+rOFGO
葉留佳(…よーし、やってやりますヨ…お姉ちゃん共々、絶対びっくりしてマッサージどころじゃなくなりますネ!)

葉留佳「…理樹くん!」

理樹「え、なに…」

葉留佳(こっちを向いた、今ですヨ!)

理樹「!?!?んっ…」

佳奈多「!?」

葉留佳「やはは、唇、頂戴しましたヨ!…びっくりした?」

理樹「…うん、ビックリしすぎて、状況が飲み込めてないよ…」

葉留佳「お姉ちゃんは?びっくりした?」

佳奈多「…>>305
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 14:09:44.55 ID:JlmkgWk4O
ぶちギレ絶縁宣言
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/02(火) 19:14:11.18 ID:LXBnPe59O
佳奈多「びっくりした?じゃないわ!」

葉留佳「!?」

佳奈多「葉留佳、あなた、人の恋人に何をしてるの!」

葉留佳「…マジで怒ってます?」

佳奈多「怒ってるわよ!葉留佳!何でこんなことしたの!?」

葉留佳「…えーと…二人をビックリさせたくて…」

佳奈多「ビックリさせたくて、ですって?…そんなことの為だけに、私の目の前で、直枝にキスしたって言うの?」

葉留佳「はい…」

佳奈多「…ふざけないで…」

葉留佳「…」

佳奈多「ふざけないで!そんな軽い気持ちでやって良いことじゃないわ!あなたの行動で、どれだけ私が嫌な気持ちになるか、傷つくか、わからないの!?」

葉留佳「…ごめんなさい…」

佳奈多「この前からずっとそう…いつまであなたは私を困らせるの!?いつまで私に嫌な気持ちをさせるつもり!?せっかく戻った関係性を、また壊したいの!?」

葉留佳「…それは…」

佳奈多「そっちがそのつもりなら、こっちからそうしてやるわ!」

葉留佳「え…?」

佳奈多「葉留佳…もうあなたのことを、妹とは思わないから。」

葉留佳「そ、そんな…お姉ちゃん…」

佳奈多「…私はもう、あなたのお姉ちゃんじゃないわ…」

理樹(そう言うと、佳奈多さんは自分の鞄を取る。)

佳奈多「…練習する気分じゃなくなった。今日はもう帰るわ。」

葉留佳「ちょっと、待って…」

理樹(葉留佳さんは佳奈多さんを掴もうと手を伸ばしたけど…)
パンッ!
葉留佳「…!」

理樹(佳奈多さんはその手を払う。)

佳奈多「さようなら。…三枝さん。」

葉留佳「っ!」

理樹(佳奈多さんは部屋から出ていく。)

葉留佳「……」

理樹「…葉留佳さん…大丈夫?」

葉留佳「…」

理樹(葉留佳さんはあまりのことに放心しているようだ…この状況はよくない、二人がまた絶縁してしまうことは、三枝さんにも佳奈多さんにも良くないことだ。…なんとかしなきゃ。僕は、どうするべきか…とりあえず、今の状況を何とかしなきゃいけないから…やるべきことは…)
1 葉留佳を慰める
2 佳奈多を追う
>>307
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 21:02:48.36 ID:/O12axI5O
2
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/03(水) 13:41:16.02 ID:gyB7+o9RO
理樹「恭介、葉留佳さんの方、見ててくれる?」

恭介「ああ。」

理樹「僕は佳奈多さんを追ってくるよ。ちょっと話してくる!」

恭介「ああ、言ってこい。」





理樹「はぁ…はぁ………佳奈多さん!」

佳奈多「…直枝……何しに来たの。」

理樹「何しに来たって…さっきの事だよ。」

佳奈多「…さっきの…ああ、あの事ね。なら大丈夫よ。…もう終わったんだから。縁を切ったことで。私とあの子はもう関わらない。それで…終わり。」

理樹「…本当にそれで良いの?」 

佳奈多「…構わないわ、昔に戻るだけだから…そう、昔に戻るだけ…そう、だから、もういいから……帰って。」

理樹「そうはいかないよ。」

佳奈多「どうして?」

理樹「このままだったら、佳奈多さんは絶対後悔するから。放ってはおけないよ。…佳奈多さん、今なら戻れるから、仲直りできるから、だから…戻ろう。」

佳奈多「…無理よ。もう、終わったの…」

理樹「そんなこと…」

佳奈多「無理よ!私はあの子に言っちゃいけない事を言った!またあの子を傷つけた!私はあの子と仲直りする資格なんてないわ!」

理樹「…」

佳奈多「だから…もう…無理なの…もう…帰って…」

理樹「>>309
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 13:49:19.92 ID:Vt9t8L9AO
僕達を別れさせるために西園さんが
何か仕組んだのかもしれない
葉留佳さんと話してみよう?
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/03(水) 20:52:42.50 ID:sCmEpcHfo
佳奈多「…そんなことある…?」

理樹「まあ、とにかくさ。一緒に話そう?」ガシッ

理樹(僕は佳奈多さんの手を掴み、連れていこうとする。)

佳奈多「ちょっと…離して…」

理樹「良いから、行こう…」





理樹「…連れてきたよ。」

佳奈多「…」

恭介「そうか。」

理樹「葉留佳さんは…大丈夫?」

恭介「大丈夫だ。…それじゃ、後はお前たちに任せたぞ。俺たちは出てるからな。」

理樹「うん、ありがとう…」


理樹「じゃ、というわけで…」

葉留佳「…あの、お姉ちゃん…」

佳奈多「…」

葉留佳「…その…あらためて、ごめんなさい…」

佳奈多「>>311
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 22:30:42.02 ID:H4qYWC6qO
私達を別れされる為に
西園さんにそそのかされたの?
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/04(木) 13:41:59.36 ID:wWwCNJz/O
葉留佳「…えっとね、確かに私を後押ししたのはみおちんだけど、別れさせろとまでは言われてないし…」

理樹「…焚き付けられてはいたってこと?」

葉留佳「…それは…うん。」

理樹「葉留佳さん、そういえば来る前に西園さんと何かしてたって言ってたよね。何してたの?」

葉留佳「ちょっと会って話してた…」

理樹「具体的には?何か言われた?」

葉留佳「>>313って…」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 14:12:27.95 ID:DRKL9dSmO
姉妹愛は悪いことじゃない
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/04(木) 18:28:55.28 ID:kUBp8D1CO
葉留佳「だからまぁ、そうなのかなってことで…積極的に…」

理樹「そう…佳奈多さん、葉留佳さんは西園さんにそそのかされただけなんじゃないかな。やっぱり。」

佳奈多「でもチューしたりとかは自分で考えたわけでしょう?」

葉留佳「それは…うん…」

佳奈多「…つまりこの子は自分の意思で行動をしてるのよ。」

理樹「いや、でもそれも西園さんによる誘導が影響してるわけで…」

佳奈多「理由はどうあれ、行動は変わらないわ…この子は私たちの関係を壊そうとした。」

葉留佳「…そう思ったのなら、ごめんなさいですヨ…でもそんな気はなくて、私は少し構ってほしかっただけで…理樹くんとお姉ちゃんっていう大好きな二人がどんどん遠くへいっちゃうような気がしたから、それが寂しくて………本当に、二人を別れさせようとか、そんな事は考えてなかった…」

佳奈多「…」

葉留佳「今まで通りでいいから、恋人じゃなくていいから…どうか、また、私と…」

佳奈多「>>315
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 18:32:17.41 ID:Mrkx4ELbO
今回は許すけど
次は社会的に潰すから覚悟しなさい
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/04(木) 20:32:54.43 ID:uNdX+52VO
葉留佳「…え、許してくれるの…?」

佳奈多「ええ…私も頭に血が登ってついあんなことをいっちゃって…ごめんなさい、葉留佳。こんな私を、許してくれる?」

葉留佳「…お姉ちゃん…うんっ!これで仲直りですネ!お姉ちゃんっ!」

理樹(葉留佳さんは佳奈多さんに抱きつこうとし…)

佳奈多「…もう…」

理樹(今回は佳奈多さんも応じる…よし、これで一件落着…)




佳奈多「…さて、じゃあ、直枝。」

理樹「何?」

佳奈多「…このあと、少し良い?」

理樹「良いけど、どうしたの?」

佳奈多「諸悪の根元、西園美魚に会いに行くわよ。」

理樹「諸悪って…」

葉留佳「あ、みおちんなら>>317にいるって。」
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 02:52:59.40 ID:PnA0LbxYO
背後
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/05(金) 12:38:53.94 ID:1BSZZwi4O
理樹「えっ!?」

美魚「…どうも、諸悪の根元です。」

理樹「わっ…いつからいたの?」

美魚「三枝さんたちが抱擁しはじめた辺りからですよ。ついに成就したのかと思っていたのですが…どうやら違うようですね。」

佳奈多「そうよ。…あなた、葉留佳まで利用して何か企んでいたようね…」

美魚「人聞きの悪いですね。ただ三枝さんを後押ししただけです。お友達として。別にあなたたちの関係の破壊をするために利用したわけではないですよ。」

佳奈多「…あくまでそういうのね…とにかく、葉留佳にこれ以上変なことを吹き込むのはやめてくれる?」

美魚「変なことを吹き込んだつもりはありませんが。…まあ、善処しましょう。」

佳奈多「いつもあなたそうやって言葉を濁して…変える気ないでしょ?」

美魚「…ええ、そうですね。…あなたに言われて変えるなら、もう諦めてますよ、直枝さんの事は。」

佳奈多「…いい加減にしなさいよ?そろそろ諦めなさい……」

美魚「嫌です。」

理樹「えーっとさ、二人とも…落ち着こう?ここは一旦抑えて…」

佳奈多「…そもそも直枝がフラフラしてるのがこれの原因じゃない。」

理樹「えっ?」

美魚「そうですね。はっきり迷惑とか嫌いとでも言われれば諦めのつくものを、直枝さんは今まで通り接してくださりますから、チャンスを感じるわけです。」

理樹「え、ええ!?」

佳奈多「そう、なら直枝、はっきり言ってあげて。西園美魚に。」

美魚「…直枝さんはそんなこと言いませんよ。そうですよね、直枝さん。私は迷惑ではありませんよね。」

理樹「え、ええー…」

理樹(ど、どうしようか…)
1迷惑だと言う
2黙る
3この場から逃げ出す
>>319
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 12:40:58.30 ID:LT41zA6E0
3
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/05(金) 19:13:02.07 ID:gCJS900fO
理樹「……ごめん!」ダッ!

佳奈多「…!ちょっと…」

美魚「…答えに窮して逃げ出したようですね。」

葉留佳「おっかける?お姉ちゃん。」

佳奈多「ええ。…答えは聞かせてもらわなきゃ…」





理樹「はぁ…はぁ…」

理樹(……筋としては、西園さんに迷惑だと言うのが正しいだろう。…でも僕はそうは言えなかった。佳奈多さんはもちろん大切だけど、西園さんも大事な友達だ。友達に迷惑だなんて中々言えなかった。僕は決断できなかった。)

理樹(僕としては佳奈多さんと西園さんも出来れば仲良くしてほしい。本来は恋人の佳奈多さんの肩を持つべきなんだろうけど、でも、そうすると西園さんと佳奈多さんの関係、そして僕と西園さんの関係は崩れてしまう。恋と友情。どっちも取ろうとするのは贅沢なのかもしれない。…頑張りたいけど、そのためのいい考えが浮かばなかった。だから僕は逃げ出した。)

理樹(………きっと佳奈多さんは怒っているだろう……いい考えが浮かぶまではなんとか待避しないと…)

理樹「はぁ…はぁ…」

理樹(…よし、>>321のところにかくまってもらおう。)
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 23:53:23.16 ID:3Q2CmKiVO
謙吾
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/06(土) 11:55:20.04 ID:9cvlERSAO


理樹「…はぁ…はぁ…」

理樹(なんとかここまでこれた…ここならしばらく安全だろう…)
トントン
理樹「謙吾、いる?」

謙吾「いるぞ、理樹。どうしたんだ?」

理樹「謙吾、しばらく匿って!」

謙吾「匿う?一体何があったんだ?」

理樹「話はあとでするから、とりあえず入れて!」

謙吾「別に構わないが…」

理樹「ありがとう!」




理樹「…ふぅ…」

謙吾「さて、それで、どうしたんだ?」

理樹「実は…かくかくしかじかで…」

謙吾「なるほど。そういうわけか…逃げるとは、今のお前らしくもないな。」

理樹「だって上手い方法が思い付かなくて…どうすれば二人仲良くなったまま解決できるのか…」

謙吾「…俺もそんな状況は経験したことはないから、良くわからないな。」

理樹「だよね…うーん…どうしようかなぁ…」
トントン
謙吾「むっ…誰か来たな…理樹、ちょっと隠れていろ…」

理樹「あ、うん…」



謙吾「…誰だ?」

謙吾(来たのは…>>323)
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 12:25:58.14 ID:1o0G2pHOO
神北
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/06(土) 13:50:32.44 ID:xWxr4cujO
小毬「私だよ〜。」

謙吾「…なんだ、神北か…驚かせるな…」

小毬「ほえ?」

謙吾「おっと、気にしないでくれ…で、どうかしたのか?」

小毬「えっとね〜、これを、さーちゃんが謙吾くんに渡してきてくれって言ってたから来たんだよ〜。」

謙吾「…笹瀬川か…」

小毬「うん、今回は何が書いてあるんだろうね〜?」

理樹(二人の会話が聞こえてくる。…謙吾がたまに持ってるラブレターってこうやって手に入れてたんだ…まあいいや、小毬さんなら特にかくれる必要も…)

謙吾「……さあな…で、用件はこれだけか?」

小毬「あ、えっとね、謙吾くんは理樹くんがどこにいるか知らない?」

理樹(!?)

謙吾「…理樹が?どうかしたのか?」

小毬「えっとね、さっきメールではるちゃんとかなちゃんが理樹くんを探してるって言ってたから、どうしたんだろうね〜?」

謙吾「…そうか…」

小毬「?どうしたの?」

謙吾「いや…俺は知らんな。理樹はここには来ていない。」

小毬「そっか〜。見かけたらかなちゃんたちに伝えてあげてね〜。」

謙吾「あ、ああ…」

小毬「それじゃ、またね〜。」



謙吾「…よし、理樹。出てきて良いぞ。」

理樹「うん…」

謙吾「…面倒なことになったな、向こうは回りの人間にも声をかけているようだ。リトルバスターズメンバーはここにいれてはいけないことになる。」

理樹「そうだね…」

謙吾「誰が来ようが油断せずに隠れていろよ、理樹。」

理樹「うん…」




理樹(…次にここに来たのは…>>325)
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 05:01:23.85 ID:sLfm7FtuO
ストレルカ&ヴェルカ
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/07(日) 12:20:56.61 ID:FpyPTWB9O
謙吾「…なにか物音がするな…少し見てくる。」

理樹「うん…。」

謙吾(扉を開けると…)

ヴェルカ「アン!アン!」

ストレルカ「ワン!ワン!」

謙吾「これは…い、犬?」

理樹(犬…ってことは…)

理樹「ヴェルカとストレルカ…かな。ほら、クドが飼ってる…」

謙吾「…能美の…まさか、二木がたまに連れてるあの犬か…?」

理樹「うん、そうだね。」

謙吾「…だとしたら相当まずいんじゃないか…?」

理樹「…うん、そうだね…」

理樹(ここに二匹が来てるってことは…佳奈多さんが犬を使って捜索した可能性がすごく高い…)

ヴェルカ「アン!アン!」

ストレルカ「ワン!ワン!」

理樹「…どうしよう謙吾…」

謙吾「お前は隠れていろ…俺で何とかしよう。」

理樹「え、大丈夫?」

謙吾「任せろ、理樹。」

理樹「…ありがとう、謙吾。頑張って。」




謙吾(…少しすると、予想通り、犬の鳴き声を聞いた二木がここにやって来る。)

佳奈多「…ここね…ここはたしか…宮沢の部屋だったかしら…宮沢、出なさい。いるんでしょ?」

謙吾「……なんだ。どうした、二木。」

佳奈多「単刀直入に聞くわ。直枝がここにいるでしょう?」

謙吾「知らんぞ、来ていない。何を根拠にそんなことをいってるんだ?」

佳奈多「この子達に臭いをたどらせたのよ。」

ヴェルカ「アン!」

ストレルカ「ワン!」

佳奈多「…この子達の鼻は誤魔化せないわよ。宮沢。おとなしく直枝を出しなさい。」

謙吾「だから理樹は来ていないぞ。二木。」

佳奈多「…じゃあ、どうしてここから直枝の臭いがすることを説明できるの?」

謙吾「それは…おそらく俺が所持している理樹の下着の臭いだな。」

佳奈多「………は?」

謙吾「…今まで誰にもいっていないが、実は俺はつい最近理樹の汗や体臭が染み込んだ下着のシャツを入手し、保管をしていたんだ…ちょうど今からそれを堪能しようとしていたところで…」

佳奈多「……」

謙吾「…まあそういうことで、理樹の臭いが俺の部屋からするわけだ。理樹はここにはいない。」

佳奈多「>>327
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 13:06:14.87 ID:exHHEZ3Q0
変態!変態!変態!
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/07(日) 18:15:35.86 ID:ur8MQh7UO
佳奈多「それこそ風紀を乱すことだから捜査する必要があるわ!」

謙吾「ま、まて、人の趣味嗜好を風紀を乱すなどと言うのは…」

佳奈多「良いから、通しなさい!即刻回収よ、そんなものは!」

謙吾「待て…それは俺の大切な物なんだ…」

佳奈多「知らないわそんなこと!」

謙吾「くっ…どうしても通ると言うのなら…俺を倒してからいくんだな!!」

佳奈多「なっ…」

謙吾「さあ二木、剣なら貸してやる…俺と勝負だ!!」

佳奈多「…嫌よ。剣道部って言ってももう
幽霊部員だし…」

謙吾「ならバトルでも良いぞ。…ともかく、俺が倒れるまで、ここは通さん!」

佳奈多「…」
どうする?
1仕方ないから戦う
2そんな時間はないからやめておく。
3自由安価
>>329
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 18:24:55.99 ID:HA291xeGo
本当は直枝がいるんじゃないの?
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/07(日) 21:10:27.88 ID:qeMDX5JWO
佳奈多「…やっぱり、ほんとは直枝がいるんじゃないの?」

謙吾「なっ……」

佳奈多「…さっきから必死なのが怪しいわ…頑なに部屋にいれようとしないし、すぐに力に訴えようとした。それに、下着所持なんて変態的なことを私にさらりと言ったのも不自然よね。…下着なんてのは嘘で、本当に隠したい何かがその部屋にある…そうじゃない?」

謙吾「…ちがう…」

佳奈多「…それに良く見たら、宮沢が履いてるもの以外にもう一個履き物があるじゃない。中に誰かいるんでしょう?」

謙吾「それは…真人だ。」

佳奈多「本当に?なら井ノ原も出てきなさい。別に隠れなくてもいいじゃない。」

謙吾「…ちょっと今真人は出てこれない…」

佳奈多「どうして?」

謙吾「…それは…とてつもなく腹を壊したからだ。」

佳奈多「なら声で良いから聞かせなさい、トイレにノックして。」

謙吾「…」

佳奈多「…出来ないの?」

謙吾「…くっ…」

佳奈多「…やっぱり、ここに直枝が隠れてるのね…さっさと通しなさい、宮沢、すぐ退くなら、あなたにはなにもしないから。」

謙吾「>>331
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 23:44:18.32 ID:ZZ9/xpuxO
お前には失望したぞ二木
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/08(月) 14:46:11.78 ID:bp1bYBtUO
佳奈多「…何ですって?」

謙吾(もはや理樹がここにいることが露見している以上は…説得あるのみだ!)

謙吾「…相変わらずなお前に失望した。理樹と接して変わったと思ってたんだがな…」

佳奈多「…それがなんなの?」

謙吾「…二木、理樹の事で必死になるのはわかるが…お前は理樹を信用できないか?」

佳奈多「…信用?してるわよ。直枝の事は。」

謙吾「ならばなぜそこまで理樹を追いかける?縛り付けようとする?それはお前が理樹を信用してないことのあらわれじゃないか?」

佳奈多「…」

謙吾「詳しくは知らんが、理樹、二木、西園の三人の間に何かあったそうじゃないか。理樹は逃げ出した。その場でよい解決が思い付かなかったからだ。だが今は必死に考えている。…だから二木、理樹を信じてるなら、理樹がちゃんと答えをだせるまで、待ってやってくれないか。」

佳奈多「>>333
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:30:09.05 ID:9pNSbdRAO
今回は引き下がる
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/08(月) 21:41:17.45 ID:hPekZclLO
謙吾「そうか…ありがとう。」

佳奈多「…早く答えを出すように言いなさいよ。」

謙吾「ああ…」



謙吾「…というわけで、待ってくれることになった。」

理樹「ありがとう!謙吾!」

謙吾「とはいえあんまり長いとまた怒る可能性があるからな、お前も出来るだけ早く考えをまとめろよ。理樹。」

理樹「うん…実は、隠れてる間に一個思い付いたんだ。」

謙吾「ほう?どうするんだ?」

理樹「>>335ってどうかな。」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 01:07:41.79 ID:a9J/Qd4H0
僕を優勝賞品にしてバトルトーナメントを開く
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