【リトバス安価】恭介「人気投票に納得がいかない。」理樹「ええっ?」その2

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87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/17(金) 14:13:36.76 ID:oM6+35VXO
ジェスチャーゲーム
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/17(金) 20:20:49.40 ID:iP6Drum/O
理樹「ジェスチャーゲームって…伝わる?」

恭介「ま、なんとかなるだろ…じゃ、早速部屋に行こうぜ!」



恭介「…はい、というわけで、ジェスチャーゲームをやる!」

謙吾「おっ、良いな!楽しみだ!」

真人「やってやるぜ!」

鈴「まて、伝わるのかそれ。」

恭介「それはお前たちの表現力次第だな。ルールは一人が問題を出して、一人がジェスチャーをして、残りが答える。良いな?」

理樹「うん、良いよ。」

恭介「じゃ、とりあえずやってみるか、出題者俺、ジェスチャーするのは理樹な。」

理樹「オッケー。」


理樹(えーっと、お題は…>>89)
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/17(金) 22:10:27.68 ID:Jz5SAVLy0
筋トレ
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/18(土) 12:09:47.39 ID:DUAWyrtIO
理樹(良かった、そんなに難しくない…よし…腕立て伏せとか腹筋とかをしてればわかるよね…)

理樹「…」

理樹(腕立て伏せやら腹筋やらをする、みんな、わかって…)

鈴「よし、腕立て伏せだな。」

理樹(そんな単純じゃないよ! )

謙吾「そんなシンプルなはずないだろう…そうだな…真人じゃないか?」

理樹(惜しいけど違う!)

真人「へっ、わかったぜ…答えは、筋肉祭り!」

理樹(違う!)

真人「筋肉旋風!」

理樹(違うよ!)

真人「筋肉さんがこーむらがえった!」

理樹(違うって…もっとシンプルに!) 

謙吾「まさか…暴徒とかした筋肉か!?」

理樹(何なのそれ!?違うよ!さっきから答えが変な方向に…謙吾も何かギアが入っちゃったし…)

鈴「アホかお前ら、そんな変な言葉なわけないだろ。」

理樹(そうだよ。まだ鈴はまともなはず…頼むよ鈴!鈴だけが頼りだ!)

真人「じゃあ鈴は答えなんだと思うんだよ?」

鈴「…答えは……んー…ガッツいしまつとかじゃないか。」

理樹(えええ!?)





真人「…なんだよ、まさか答えが筋トレだったとはな…」

謙吾「くっ、盲点だった…」

理樹(…はぁ…はぁ…答え出るのに15分かかったよ…すごく疲れた…)

恭介「お疲れ、理樹。次はお前が出題者だ、ジェスチャーをするのは、鈴。」

鈴「あたしか、いいだろう、やってやる。」



理樹(お題は…そうだなぁ、>>91)
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/18(土) 12:24:34.63 ID:VNbWrvLYO
恭介
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/18(土) 19:00:52.76 ID:WJpSCx8HO
鈴「…ほう、なるほどな。よし。やるぞ。」

鈴「…」

理樹(鈴は何やら間抜けな顔をしながら、左腕を少し曲げて立つ。)

鈴「……これで終わりだ。」

真人「…え、これで終わりかよ?」

謙吾「なんだこれは…まるでわからん…」

恭介「もはやジェスチャーなのかも不明だな。」

鈴「がんばれ、いつも近くにいるやつだぞ。」

理樹「鈴、ヒントいっちゃだめだって…」

鈴「なにぃ、そうなのか…すまん…」

謙吾「いつも近くにいるやつで、あの間抜けな顔…そうか、そういうことか…」

真人「おっ、なんかわかったのか?」

謙吾「答えは、真人だ!」

鈴「違う。」

謙吾「何、違うのか!?」

真人「おい!間抜けな顔から俺って何が言いてぇんだ!」

謙吾「間抜けな顔と言えばお前だろう?」

真人「なんだと!?おめぇのほうが間抜けな顔だぜ!鈴、答えは謙吾だろ!?」

鈴「違う。」

恭介「そうだな…神北か?」

鈴「そんなわけあるかっ!」ボコッ!

恭介「ぐはっ!」

鈴「こまりちゃんはこんな顔しない。」

真人「わかったぜ、バカっぽいってんなら、三枝だ!」

鈴「違う。」

謙吾「鈴からみるとそう見えてるとすれば…笹瀬川か?」

鈴「あり得なくはないが、違うな。」

恭介「能美!」

真人「西園!」

謙吾「まさか…来ヶ谷か?」

真人「二木か?」

鈴「違う。全部違う。」

真人「くそっ。おい、あと恭介と理樹だけだぜ。」

謙吾「なるほど、だとしたら…」

真人「まあ、理樹じゃねぇよな…」

恭介「まさか…俺か?」

鈴「そう、お前だ。」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/18(土) 19:01:25.10 ID:WJpSCx8HO

恭介「なん…だと…全然似てないと思うんだが…」

鈴「似てる、あの顔できょーすけのバカさをあらわしている、完璧なジェスチャーだな。あたしにはそう見えてるぞ。」

恭介「ぐはっ…そうか、俺、あんな風に見えてるのか…」

理樹「落ち込まないで恭介、ほら、あれはデフォルメだから、僕にはちゃんとかっこよくうつってるから!」

恭介「何…本当か?」

理樹「うん、かっこいいよ恭介!」

恭介「そうか…ありがとう理樹!元気が出たぜ!よし、次行こうぜ!」

理樹(よかった、なんとか元気になってくれた…)

恭介「次は出題鈴、ジェスチャー真人だ。」

真人「俺か…見せてやるぜ!俺の表現力!」


鈴(お題か……よし、>>94)
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/18(土) 21:20:30.55 ID:slBXiUJBO
「バカ」だな
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/19(日) 11:53:51.93 ID:Dcd/WYf6O
真人(何…「バカ」だと…中々難しい上に、なんか自分に言われてるみたいで気に食わんが…やるしかねぇな。)

真人「…」

謙吾「また間抜け顔だな。」

理樹「それでなんかくねくねしてるっていうか…変な動きをしてるね……」

恭介「まさか…また俺か!?」 

真人「さすがにちげぇよ…」

理樹「…真人がやってるし、これこそ謙吾とか?」

真人「違う。まあ近いがな。」

謙吾「俺が近い…?こんなことをした覚えはないが…」

恭介「謙吾が近い、か…ロマンティック大統領か?」

真人「違う!」

謙吾「ロマンティック要素はないからな…よくわからんが、まさか、剣道か?だとしたら剣道を侮辱されているが…」

真人「違う!」

理樹(間抜け顔で、変な動きで、かつ鈴が出しそうなお題…っていうと…)

理樹「もしかして…バカ、とか?」

真人「おっ、正解!さすが理樹!」

恭介「なるほど、確かにバカっぽかったな。」

謙吾「それならいっそなにもしない方が分かりやすかったな。」

真人「んだと!?どういう意味だ!」

謙吾「お前は普段からバカだから普通にたっているだけでバカのジェスチャーになる、ということだ。」

真人「はぁーー!?」

理樹「喧嘩はやめようよ、真人、謙吾…」

真人「ちっ、理樹がそういうなら…」

謙吾「仕方のない…」

理樹「さて、それじゃ、次行こうか…」

恭介「次は出題真人、ジェスチャー謙吾だな。」

謙吾「ふっ、良いだろう。」


真人(お題は…そうだな、>>96)
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/19(日) 13:11:25.07 ID:d7N4aUs2O
柔道
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/19(日) 15:35:09.69 ID:JjLB1IOZO
謙吾(なにっ…柔道…剣の道を進む俺に柔道をさせるというのかっ…くっ、だが…屈辱だが、やらざるを得ない…!)

謙吾「…!」

理樹「あ、良かった、間抜け顔じゃない…」

恭介「さすがに3連続はしつこいからな。…それで、これは…」

理樹(謙吾は気合いをいれるようなポーズをしたあと、何かを投げるような動きをする。)

鈴「なんだ、あの投げるやつか。」

理樹「投げるやつって…一本背負い?」

鈴「そう、それだ。」

謙吾「惜しいな。」

恭介「じゃああれか、柔道。」

謙吾「正解だ。…くっ、真人、やってくれたな…お前は人として倫理に外れた行為をした…剣道をしている俺に柔道をさせるとは…俺に剣道を裏切らせるということだ!俺は屈辱でたまらなかった…柔道をしてしまうなど…剣道にたいして会わせる顔がない…もう俺に…剣を握る資格があるのか…?」

真人「へっ、作戦通り、お前ならそう考えると思ってたぜ…一度柔道に裏切ったお前に剣を握る資格はねぇ!その竹刀を捨てろ!」

謙吾「くっ…そうせざるを得ないか…」

理樹「いやいやいや!大袈裟だって、別にそれくらいいいと思うよ?」

謙吾「何?…だが、俺は一度剣の道を裏切った…」

鈴「なんでじゅうどう一回だけでそうなるんだ。同じぶどうなんだから平気だろ。」

理樹「そうだよ、別にどっちもやってる人だって一杯いるし…」

謙吾「…た、確かに…」

鈴「バカだな、こいつ。」

真人「ちぇっ、竹刀さえなければ謙吾に負けることなんてねぇから持たせないようにしようと思ったのによぉ…」

恭介「普通にバトルってことにすれば謙吾は竹刀で戦えないぞ。」

真人「あ、確かに。」

鈴「こいつもバカか…」



恭介「よし、次は俺がジェスチャー、出題謙吾だな…謙吾、頼んだぜ!」

謙吾(お題は…よし、>>98)
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/19(日) 22:05:54.61 ID:J8h+148c0
理樹
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/20(月) 12:21:49.44 ID:1sXyFt3aO
恭介(ふっ、理樹か…ずっと近くであいつを見ていた俺を見くびるなよ?)

恭介「……」

理樹「…あれ?恭介?ジェスチャーしてる?」

恭介(ん?待て…ふと思えば…理樹の特徴的な動きってなんだ…?真人なら筋肉、謙吾なら剣道、鈴は猫…だが…)

鈴「なんか考えてるな。」

真人「てことは難しいお題なんだな。」 
恭介(考えろ、俺の理樹への愛情が試されるときだ!…よし、とりあえず…)

恭介「…」

理樹(恭介はバットを構えるような仕草をする。)

理樹「え…野球?」
 
恭介「違う。」

真人「素振りか?」

恭介「違う。よく見ろ…」

理樹(そういってバットをふるような仕草をする。)

鈴「わかった、理樹だ。」

恭介「正解!」

真人「おいおい、マジかよ!?よく理樹に絞り込めるな。」

鈴「バットの振り方が理樹だったぞ。」

恭介「さすが鈴、お前も練習中理樹に釘付けだったか。」

鈴「>>100
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 12:32:51.37 ID:6tc9ZV4tO
当然だ
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/20(月) 14:30:59.08 ID:gPkFovNKO
理樹「えっ、なんか照れるなぁ…」

真人「くそっ、理樹なら俺も見てたのによぉ…」

恭介「愛が足りない。」

鈴「そーだ、愛がたりないぞ。」

真人「くそぅ…悔しいぜ…」

理樹「いやいやいや…普通わからないからね…」




理樹「さて、とりあえず一周したね…どうする?」

恭介「>>102
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 14:39:26.03 ID:K2XnTfH6o
出題者とジェスチャーする人の組み合わせを変えてもう一周するか
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/20(月) 15:20:37.79 ID:IFRygwDSO
理樹「じゃ、ジェスチャーは僕がやろうかな。」

真人「なら、次は俺が出題だ!」

恭介「オーケー、それでいくぞ。」



真人(お題は…>>104)
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 17:47:37.01 ID:xQHOYMqwO
目からごぼう
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/20(月) 20:29:30.19 ID:kYi3qOZEO
理樹(え、目からゴボウ?どうしよう、これ…実際に存在しないことわざだ…なんとか、やるしかないか…)

理樹「…」

理樹(手でなるほど!と納得した感じを表現し、その後、目から何か落ちた…というのを自分なりにあらわす。)

恭介「わかったぜ!目から鱗!」

理樹「違うよ。惜しいけど…」

恭介「なんだと!?」

鈴「なにぃ…じゃあなんなんだ。」

理樹「がんばって推測して…」

謙吾「もう一回見せてくれ。」

理樹(もう一回同じことをやったあと、手で幅を表して、それが長いものを表現する。)

恭介「…なんだ…あれは…」

謙吾「ふっ…そうか…なるほど、わかったぞ。」

鈴「なにぃ…」

謙吾「答えは…目からゴボウ、だ!」

理樹「正解!」

鈴「おい待て、なんだそのことば。知らないぞ。」

謙吾「真人は目から鱗を目からゴボウと間違って覚えている。」

鈴「なんだそういうことか、やっぱり真人はバカだな。どうしようもないな。生きてるかちがないな。」

真人「なんでちょっと間違っただけなのにそこまで言わなきゃなんねぇんだよ!」

理樹「ちょっとと言っていいのかな…ま、良いや、次行こうか。」

恭介「次は、ジェスチャー鈴、出題俺だ。」



恭介(…よし、お題は…>>106)
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/21(火) 03:44:55.56 ID:Ke8wVSQ50
便座カバー
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/21(火) 12:50:52.35 ID:wAua6bhGO
鈴「できるか!」

恭介「おっと鈴、しゃべってはいけないぞ…頑張れ、鈴なら出来る!」

鈴「…仕方ないな…うりゅ…どうするか…よし…お前ら、やるぞ。すぐわかれ。」

理樹「が、頑張るよ…」

理樹(そういって鈴は腕で何かの形を表している。あの形は…何か、わっかみたいなものかな。)

鈴「…」

真人「…え、またこれだけかよ…」

謙吾「また全然わからないな…」

鈴「お前ら、わかれ。」

理樹「って言われても…フラフープ?」

鈴「違う。」

真人「あれか、バスケットボールのゴールか?」

鈴「違う。」

謙吾「ポートボールかもしれんな。」

鈴「ちがう、お前ら、全然ダメだな。」

理樹「っていわれてと、わっかみたいな感じってことしか…」

鈴「うりゅ、仕方ないな…、こうで、こう…だ。」

理樹(同じことをしたあと、鈴は何かに座るような動作をする。)

真人「座ったな。」

謙吾「余計わからんな。」

理樹「座る、わっかっぽいもの…なんだろうね?」

謙吾「…痔の人が使うクッションか?」

鈴「違う!が、なんか近い気がするぞ。」

理樹「え、近いの?」

謙吾「クッションが…近い?なんなんだ…」

真人「…便座じゃね?わっかっぽくて、座る…」

鈴「おっ、近いぞ。」

理樹「あれ、正解じゃないの?」

鈴「ああ、くちゃくちゃ近いぞ。」

謙吾「ならば、便座ヒーター!」

鈴「違う。」

謙吾「なにぃ!」

真人「わかったぜ!便座カバーだ!」

鈴「正解だ。」

真人「よっし!」

鈴「正解が出たってことは、今回も完ぺきなジェスチャーだったな。」

理樹「いやいやいや…色々察する力が必要だったよ…」



鈴(次はあたしが出題、ジェスチャーは謙吾だぞ。…よし、お題は、>>108)
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/21(火) 13:29:07.05 ID:I2S8ZIS6O
小毬ちゃん
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/21(火) 18:38:35.37 ID:zYiACCe6O
謙吾(神北か……あの朗らかな感じをいかに表現するかだな…よし…行くぞ!)

謙吾「…」

恭介「満面の笑顔だな。あとなんか手ふったりしてるな…とりあえず言ってみるか…いい笑顔の奴っていうと…理樹。」

謙吾「違う。」

真人「笑顔か…ボディビルダー!」

謙吾「違う。」

理樹「うーん、わからないなぁ…何か、明るい人っぽいけど」

謙吾(これだけではさすがに伝わらないか…よし、ならば…仕方ないが…やるしかないか…)

謙吾「…」

理樹(謙吾は胸の辺りで何かが盛り上がっているということを表現してるようだ、だとすると…)

真人「なんだ、大胸筋がでかいのか?」

恭介「いや違うな…あれはたぶん、胸が大きいことをあらわしている…」

真人「よっしゃ、なら、来ヶ谷!」

謙吾「違う!」

恭介「なら、神北だな。」

謙吾「正解!」

恭介「ふっ、笑顔で胸があるといったらあいつしかいなぐはっ!」

謙吾「なっ、鈴、何を…ぐふっ!」

理樹「恭介、謙吾!」

鈴「あれでわかるのは、こまりちゃんをせーてきな目で見てるからだ。こまりちゃんの大きさなんて凝視してないとわからないからな。きしょいぞ。あと、謙吾はジェスチャーがにてなかった、こまりちゃんはもっとかわいいぞ。こまりちゃんをばかにしてるのか。」

謙吾「くっ…俺なりに頑張ったんだが…」

恭介「きしょい…だと…ぐはっ!」

理樹「恭介ーー!」





恭介「…そうだよな、大丈夫だよな!よーし、次いくぜっ!」

理樹(ふぅ、時間はかかったけど、なんとか立ち直ってもらえた…次は出題が謙吾、ジェスチャー真人だね。)

謙吾(お題か…よし、>>110)
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/21(火) 22:14:56.42 ID:Ke8wVSQ50
理樹子
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/22(水) 13:16:54.80 ID:PMbVAyHIO
真人(なにぃ!理樹子…女装した理樹…くっ、どうやって女装を表現するってんだ!…くそっ、やるしかねぇ!)

真人「…」

理樹「…あ、また野球だ…」

恭介「あれは…誰のフォームだ?」

鈴「さあな…わからん。」

真人(とりあえず理樹であることを伝えようとしたが…伝わらねぇか…くっ…なら…)

理樹「あっ、別の動きを…」

恭介「動き的に…なんだ、なにかを否定してるな。」

理樹(恭介の言う通り、真人はなにか断っているような動作をしている。手や首などを三回振るというのを繰り返している。)

鈴「…なんだあれ。」

恭介「…はっ!もしかして…」

理樹「え、恭介、何かわかった?」

恭介「あれは…いやいやいや、だ!」

理樹「え、なにそれ…」

恭介「なにって…お前の口癖だろ。気づいてないのか?…まあいい、とりあえず答えは…いやいやいや!」

真人「惜しいが、ちがう!」

恭介「なんだと!?」

鈴「理樹か。」

真人「惜しいが、ちがう!」

真人(よし、なんとか理樹は伝わった…あとは…)

理樹「…ん?なんだろう…」

理樹(なにか女の子っぽい仕草をしている…)

理樹「…もしかして、女装した僕?」

真人「よし、伝わった!」

理樹「ええ、ほんとに!?」

鈴「なにぃ…」

恭介「真人、女装した理樹のかわいさを全然表現できてなかったぞ。」

真人「さすがに俺であれを表現するのは無理だぜ…すまねぇな。」

恭介「まあ、そうだな…よし、最後は俺ジェスチャー、出題真人だな!」



真人(お題か…>>112)
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/22(水) 16:06:06.40 ID:0Et8lwPAo
サンシャイン池崎
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/22(水) 18:25:53.82 ID:hkM+IxZPO
恭介(ふっ、楽勝だな…見ろ!)

理樹(恭介は体をすごく後ろにそらせたあと、すごい形相をしながら元に戻した。)

鈴「なんだ、きしょい顔だな。」

恭介「ぐふっ!」

理樹「恭介、ダメージうけないで!ジェスチャーにいってるだけだから!」

恭介「そ、そうか、そうだな…すまん、取り乱して…」

理樹「うん、いいよ…それで、答えは…」

謙吾「何か、ああ言うことをやる芸人がいた気がするな。」

鈴「げいにんか…あたしはよくわからん。」

理樹「あー…たしか…サンシャイン池崎、だっけ?」

恭介「正解!さすが理樹だぜ!」

謙吾「なんで突然サンシャイン池崎なんだ…?」

真人「一周回って変化球だと思ってな。」

鈴「わけわからんぞ。」

恭介「ま、伝わったし、良いだろ。…よし、満足したから、そろそろ終わりにするか。」

理樹「うん、そうだね。」



理樹(その後、恭介たちは各々の部屋に戻っていった。)

真人「うし…じゃ、俺たちもそろそろ寝る準備するか。」

理樹「うん、そうだね…」

理樹(今日は色々とあったなぁ…そんなことを考えながら、今日も夜は更けていく…)
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/22(水) 18:30:25.92 ID:3jJOsLPyO



翌日
理樹(…朝起きて、学食でご飯を食べて、その後登校する。)

理樹「さあ、今日も一日頑張ろう…」

理樹(そんなことをいいながら、教室へ向かっていると…>>115さんとであった。)
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/22(水) 18:53:52.24 ID:0Et8lwPAo
佳奈多
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/22(水) 20:13:45.55 ID:MXGG06rnO
理樹「あ、佳奈多さん、おはよう。」

佳奈多「あら直枝、おはよう。」

理樹「佳奈多さんもこれから教室だよね、途中までだけど一緒にいこうか。」

佳奈多「ええ。行きましょう。」



理樹「…そういえば佳奈多さんは昨日の夜は何してたの?」

佳奈多「>>117
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/22(水) 20:32:57.32 ID:/04JWz9i0
はるか来ヶ谷あーちゃんの面子で麻雀
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/23(木) 12:07:28.97 ID:s6f4rNucO
理樹「へぇ、佳奈多さん麻雀できるんだ。」

佳奈多「昨日始めてやったけどね。」

理樹「そうなんだ、楽しかった?」

佳奈多「まあ、お金とかを賭けないのであれば、なかなか悪くなかったわね。」

理樹「そう。実は僕も昔恭介に教えてもらったことがあるから、麻雀少しできるんだよね。」

佳奈多「そう、なら、また今度一緒にやってみたいわね。」

理樹「うん、そうだね……」

理樹(佳奈多さんもずいぶん丸くなったと言うか…遊びとか、色々付き合ってくれるようになったなぁ…)

佳奈多「…どうしたの、じっとこっち見て。」

理樹「あ、いや…佳奈多さん、ずいぶん丸くなったなって。」

佳奈多「…そうかしら?」

理樹「うん、少し前なら麻雀なんて絶対ダメっていう人だっただろうし…」

佳奈多「…確かに、そうね…どこかのお人好しさんの影響かしら。」

理樹「あはは、そうかもね。…あ、そろそろ教室だね。それじゃ、また後でね。」

佳奈多「ええ、また。」



理樹「…………」



理樹(…さて、昼休みだ。今日はどうしようかな?)
1佳奈多に会いに行ってみる
2さすらう
3真人と遊ぶ
>>119
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/23(木) 12:19:50.51 ID:Tzu3GJqPO
B
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/23(木) 19:10:14.58 ID:OnoZ/zUmO



理樹「ねぇ真人、新しい筋肉の理論を思いついたんだ。聞いてよ。」

真人「おっ、またなにか思いついたのか、良いぜ!ぜひ聞かせてくれ!」

理樹「うん、名付けて、筋肉スパイラル理論さ。」

真人「スパイラル…なんかかっこいい名前だな!それで、どういう理論だ?」

理樹「それはね、まず誰か一人が筋肉を鍛えてるとするよね。」

真人「ああ。」

理樹「すると、それを見ていた人が筋肉に憧れて、ああ、俺も鍛えないとな、と思い始めるじゃない。」

真人「ああ。そうだな!」

理樹「そして、その人が鍛えている様子を誰かがみて、その誰かが筋肉に憧れて筋トレを始めると…?」

真人「…はっ、まさか…無限に筋肉が広がっていく!?」

理樹「そう、そしてそれが巡りめぐって元々鍛えてた人にまた回れば…」

真人「その鍛えてたやつは更なるビルドアップを始める…そしてそれを見たやつが…」

理樹「またビルドアップを始める…つまり、誰か一人が筋肉を鍛えることで、全員の筋肉が無限に鍛えられていくというわけさ!」

真人「おお!すげぇ!すげぇぜ理樹!…てことは、俺が筋肉を鍛えることで…」

理樹「そう、世界の全員の筋肉が鍛え上げられていくのさ。真人に影響されたこの僕のようにね。」

真人「うおおおお!だとしたら、俺ももっと鍛えなきゃなんねぇな!早速鍛えてくるぜ!」

理樹「その意気だよ真人!僕もトレーニングだ!」

真人「うおおお!筋肉いぇいいぇーい!」

理樹「筋肉いぇいいぇーい!」





理樹(こんな感じで一通り遊んだのち…)

真人「…理樹…」

理樹「何?」

真人「これ、やるよ。」
>>121を手に入れた!
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/23(木) 20:26:18.87 ID:7/vSqfASo
遊園地のペアチケット
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/23(木) 21:18:56.59 ID:PwDMfkPNO
理樹「えっ、良いの?」

真人「俺が持っててももて余すからな…行ってこいよ。二木と。」

理樹「真人…ありがとう!」



理樹「………」




理樹(…さて、放課後…)

理樹「…じゃ、佳奈多さん、練習いこうか。」

佳奈多「ごめんなさい直枝、先に行っててくれる?」

理樹「え、どうかしたの?」

佳奈多「先生に呼び出されたから。…この前の朝帰りがよくなかったかしら。」

理樹「その件だけなら昨日に言われそうなものだけど…まあ、とりあえず、わかったよ。みんなにも行っておくね。」

佳奈多「ええ、頼むわ。また後でね。」

理樹「うん…」




理樹「…というわけで、しばらく佳奈多さんは来ないって。」

あーちゃん先輩「あらあら珍しいわね。」

恭介「何したんだろうな。あいつが。」

美魚「…」

美魚(…想定通りですね…)

美魚「…まあ、練習していればいずれ来るでしょう。では、直枝さん、そろそろ個人練習に…」

葉留佳「あっ、みおちんみおちん、ちょっと待って!」

美魚「……何ですか。」

葉留佳「いやー、実はちょっと出来ないところがあるんでみおちんに教えて欲しいんですヨ。」

美魚「>>123
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/23(木) 22:46:27.32 ID:G4xZwul5O
しょうがないですね
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/24(金) 15:48:09.44 ID:V0Ipj2KWO
葉留佳「ありがとうみおちん!」

美魚(二人の時間を長くとりたいですが…断るのも不自然ですからね。)

美魚「…直枝さん、しばらく自主練習しててください。」

理樹「あ、うん…」



理樹(僕、恭介、あーちゃん先輩で練習をする。)

恭介「おっ、今日も理樹がいるのか、いいな、やる気が出るぜ。」

あーちゃん先輩「よろしくねー。」

理樹「よろしく。そういえば、二人は最近どう?」

恭介「>>125
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/24(金) 16:50:28.52 ID:DdmvXJUTO
企業の最終面接まで進んだぜ
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/24(金) 18:08:29.85 ID:jFey4zUYO
恭介「週明けに面接にいってくる。」

理樹「あ、そうなんだ。おめでとう。今回は受かると良いね!」

あーちゃん先輩「そうなの、頑張ってね、恭介。」

恭介「ああ、次こそは決める!」

理樹「寮長さんの方は?何かありました?」

あーちゃん先輩「んー…>>127
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/25(土) 08:21:46.35 ID:h9XSkfAaO
親がお見合いしろって言ってきた
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/25(土) 14:17:11.24 ID:UkVpwmwAO
理樹「えっ…」

恭介「何!?聞いてないぞ!?」

あーちゃん先輩「だって初めて言ったし。」

理樹「え、それ…大丈夫なんですか?」

あーちゃん先輩「私は嫌なんだけどねー…でも親の言うことだしね。」

恭介「そうか…そうなのか…」

理樹(恭介は何か考え込み始める。)

理樹「そんな、望まない結婚なんて…」

あーちゃん先輩「しょうがないことなの。これほ。」

理樹「そんな…そんなのダメですよ!ねぇ、恭介!」

恭介「>>129
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/25(土) 22:08:39.22 ID:IX1TKn5H0
新たなミッションが始まったようだな、その見合いぶち壊してやるぜ
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/26(日) 14:26:51.15 ID:X8OZfDTeO
あーちゃん先輩「えっ…」

恭介「それはいつ行われる?」

あーちゃん先輩「えーっと…文化祭の一週間後…」

恭介「なら、あと2週間強か…十分時間はあるな。よし、計画を考えよう。」

あーちゃん先輩「え、ちょっと待って…本気でやる気?」

恭介「ああ、俺はお前を離すつもりはないからな。」

あーちゃん先輩「恭介…」

恭介「一応確認しておく。お前はその縁談を望んでいるか?」

あーちゃん先輩「…ううん。望んでない…」

恭介「よし、なら…お前を助ける。悪を成敗する正義の味方…リトルバスターズがな!」




恭介「…さて、それじゃ、まず、お前の家の事情を教えてもらおうか。」

あーちゃん先輩「えーっとね…私の実家は地方の名士で…といっても今は名ばかりだけど…で、その血を絶やさないために親戚の人間と結婚しろって言われてるのよ。」

理樹「あれ、なにか、すごく聞いたことある…」

恭介「>>131
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 16:46:58.07 ID:FKTIFTY/0
親戚同士か…かなり厄介だな
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/26(日) 18:53:19.91 ID:RkFb/1TOO
恭介「複雑な事情がありそうだな…」

あーちゃん先輩「まあね……色々複雑よ…本家と分家とか、いろいろ…」

恭介「わかった。…お見合いはどこで?あま…の実家とかか?」

あーちゃん先輩「えーっと…そうね、あま…の本家で」

理樹「え、あま、何って?後ろの方が良く…」

恭介「家の間取りとかわかるか?」

あーちゃん先輩「ごめんなさい、詳しくは…」

恭介「そうか。…よし、やるべきことはわかった…まず、いろいろと調べる必要がありそうだな…」

理樹「そうだね…じゃあ、今から調べに行こうか。」

恭介「ああそうだな、今日はもう練習とか言ってる場合じゃない!」

あーちゃん先輩「私は…」

恭介「お前はなにもしなくていい、俺たちに任せてくれ。普通に過ごしていてくれ。」

あーちゃん先輩「え、ええ…」

恭介「じゃあ、行ってくる!」



理樹「さて、まず、何から調べよう?」

恭介「>>133
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 23:05:28.36 ID:vXZ5a8x6O
お見合い相手の親戚とはどんな人物か
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/27(月) 12:19:25.87 ID:M+bTcIgeO
理樹「まあ、そうだね…でも、どうやって?」

恭介「決まってるだろう、直接会いに行く。」

理樹「ええっ、そんなことできる?」

恭介「何とかしてみせるさ。使用人として潜入するとかな。」

理樹「今時使用人なんているのかな…」

恭介「ま、なんにせよ、接触の方は俺でやる、理樹はいろいろ情報を集めてほしい。」

理樹「うん、わかったよ。とりあえず今日はどちらも情報集めになりそうだね。」

恭介「ああ、そうだな。」



理樹(…というわけで、各々で調べる。)

理樹(えーっと…どうしようかな…)
1ネットや新聞などで家のことを調べてみる
2寮長周辺の人物から聞き込みをしてみる
3その他
>>135
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/27(月) 12:45:55.48 ID:fX8+pmASO
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/27(月) 19:35:58.56 ID:nNeOj8wrO


理樹(…とりあえず、図書館に行って、過去の新聞やインターネットなどで、なにか起こってないか調べることにする。)

理樹「えーっと…あ、ま…」

理樹(…当然だけど、中々見つからないなぁ…結構ありふれた名字だし…)

理樹「…ん?」

理樹(……18年ほど前の記事だ…未成年者略取…どうやら女性…その人の名字は寮長さんと同じだ…が何者かに誘拐されたという事件だ。なにか、関係がありそうだな…)

理樹「…もっと調べてみよう…」





その頃…
佳奈多「ごめんなさい、遅れたわ…先生に結構絞られてたから…あら、直枝は?」

葉留佳「理樹くんなら寮長さんと話してたあと、急いで出ていきましたけどネ。」

佳奈多「あーちゃん先輩と…?何かあったんですか。」

あーちゃん先輩「…>>137
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 04:12:34.87 ID:K/K7z5B5O
お家の事情がちょっとね
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/28(火) 10:43:36.28 ID:o8QdcFPsO
佳奈多「…事情?」

あーちゃん先輩「まあでも、大丈夫よ、かなちゃんが心配することじゃないから。」

あーちゃん先輩(このことを言ったら絶対かなちゃんも協力する…だけど、こんなリスキーなことにかなちゃんまで巻き込んじゃいけないわよね。かなちゃんにはそんな心配をかけたくもないし…)

佳奈多「…本当ですか?直枝…それとたぶん棗先輩も動いてるということは、大丈夫じゃないんじゃないですか?」

あーちゃん先輩「だいじょぶだいじょぶ!本当に!ささ、そんなことはいいから、練習練習!」

佳奈多「…ごまかさないでください、私はあーちゃん先輩にはいろいろとお世話になりました、だから、困っているのならあなたの力になりたいんです。」

あーちゃん先輩「あらあら、直枝君みたいなこと言うわね。でも、本当に、かなちゃんまで巻き込むことじゃないから。」

佳奈多「ですが…」

あーちゃん先輩「さぁ、この話はもうおしまい!もう時間はないんだから、ちゃんとやりましょ?」

佳奈多「………」




しばらく後…
理樹(…夜になったので、寮に帰ってきた、恭介に今日の成果を報告してこよう…)


恭介「…ふむ、誘拐事件か…」

理樹「うん。」

恭介「何か関係がありそうだな。でかしたぞ。理樹。」

理樹「ありがとう恭介…そっちはどうだった?」

恭介「>>139
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 20:30:39.77 ID:raPdCDeb0
使用人の募集はしてなかった
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/28(火) 20:54:49.29 ID:o8QdcFPsO
恭介「別の接触方をこれから考える。」

理樹「そっか…頑張ってね。恭介。」

恭介「ああ。絶対やってやる…理樹。お前は今日は帰ってていいぞ、しっかり休め。」

理樹「うん、ありがとう…」

理樹(その後、部屋に戻り、しっかりと休んだ。今日も夜が更けていく…)



 

翌日
理樹(いつもの通り、ご飯を食べて、登校すると…)

佳奈多「…直枝。待ってたわよ。」

理樹「あ、佳奈多さん。おはよう。どうしたの?」

佳奈多「突然だけど、一ついいかしら?」

理樹「うん、何?」

佳奈多「…昨日、あーちゃん先輩と何を話したの?」

理樹「え?」

佳奈多「あーちゃん先輩に聞いてもごまかされたから、あなたに聞いてるわ。…何があったの?」

理樹(うーん…どうしよう?)
言う
言わない
>>141
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 07:38:02.55 ID:PeFlIpw+O
言わない
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/29(水) 12:19:38.26 ID:YJieIzrwO
理樹「…ごめん、僕からもまだ言えないよ…」

佳奈多「…どうして?」

理樹「寮長さんが言わなかったってことは、たぶん寮長さんは佳奈多さんを巻き込みたくはないと思ってるんだよ。それなりに危ないことも起こり得るし。」

佳奈多「…だとしても…あーちゃん先輩にはいろいろと世話になってるから、それに…実家の事って聞いてるから…もし、私みたいなことになってるとすれば、あの人も私のように苦しんでるとすれば…危険でも、私は力になりたいの。」

理樹「…気持ちはわかったよ。…でも、大丈夫、佳奈多さん。寮長さんのことは今のところ僕たちだけでなんとかするから。…寮長さんは佳奈多さんの助けが必要になる時になったら、きっと言ってくれる。助けを求めてくるよ。けどまだ言ってないってことは、まだ大丈夫ってことだから。佳奈多さんは心配する必要はないよ。」

佳奈多「でも…」

理樹「僕を、僕たちを信じて、今は全部僕たちに任せて。佳奈多さん。」

佳奈多「……絶対、大丈夫っていえる?」
 
理樹「うん、大丈夫。」

佳奈多「……なら、今は信じてあげる。」

理樹「…ありがとう、佳奈多さん。」

佳奈多「ただ、もしあーちゃん先輩が大丈夫じゃなかったら…許さないから。」

理樹「うん、わかってるよ。絶対、僕たちで助けるから…」





理樹(…そして、昼休み…)

理樹(…さて、今日は何をしようかな…そんなことを考えていると、>>143が声をかけてくる。)
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 12:41:05.64 ID:BymIpD0vo
恭介
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/29(水) 13:26:37.77 ID:MLsyIfdjO
恭介「よう、理樹。」

理樹「あ、恭介。いい考えは浮かんだ?」

恭介「まあ何個か思いついたから、放課後にやってみる。」

理樹「そう。なら良かった。じゃあ今は何をしに?」

恭介「ちょっと昨日からこのことばかり考えて疲れてきたからな、休み時間くらい息抜きをしようかと思った。理樹もいろいろ考えて疲れてきた時なんじゃないか?」

理樹「まあ、そうだね…じゃ、何する?」

恭介「>>145なんてどうだ?」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 18:49:06.21 ID:+EtD6PZQO
トランプ
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/29(水) 18:57:01.38 ID:uf5MoBFjO
理樹「あ、良いね。」

恭介「よし、じゃ、とりあえずいつもの5人を集めよう。」

理樹「うん!」




鈴「トランプか、ずいぶんふつうだな。」

謙吾「まあ、たまにはいいんじゃないか。」

真人「だな。…で、トランプっつっても、何すんだ?」

恭介「5人だし、とりあえずババ抜きでもするか…一番負けたやつは、>>147
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 20:28:46.66 ID:hK5L1iMIO
ペヤング激辛ENDを食べる
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/29(水) 21:00:10.09 ID:50sphKfHO
理樹「え、そんなの買ったの?」

恭介「ここに準備してある。」

鈴「これ辛いやつか、ぜったいやじゃ!」

恭介「なら、勝てばいい。…よし、じゃ、やるぞ。」



鈴「…」

恭介「…お前、持ってるな…」

鈴「ないぞ。ババなんて持ってないぞ。」

恭介「ふっ、ごまかしても無駄だ…」

鈴「…」

恭介「…お前はいつもこういうとき、ババを見る癖がある…」

恭介「…こいつだっ!」

恭介(俺が引いたカードは…)

恭介「…なにっ!?ババ…だと…」

鈴「…ふん、いつまでもしてやられるあたしじゃないぞ。」

恭介「…ふっ、なかなかやるようになっじゃないか…よし…次、お前だぞ。」

真人「ちっ、この中にババがあるのか……」

恭介「…」

真人「…俺の筋肉がこれがババだとうずいてるぜ…だとしたらこいつは避けて…これだ!…なにっ!?」

謙吾「ふっ、お前もジョーカーをひいたようだな。」

真人「くそう…だとしても、すぐお前に引かせてやる…」

謙吾「ふっ、俺が引くことはない…俺にはわかるからな。」

真人「何?」

謙吾「………見えたっ!こいつだっ!」

真人「へっ…何が見えたんだ?」

謙吾「な、何!?」

理樹(謙吾もひいたんだ…)



理樹(そんなこんなでやってるうちに、みんな手札は相当少なくなってくる。…さあ、誰が負けになるか…)
最下位
>>149
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 22:14:35.51 ID:jFV35VZ50
恭介
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/30(木) 12:28:12.76 ID:hREUaj1aO
理樹「…」

恭介「…」

理樹(最後まで残ったのは僕と恭介だった、今は僕がひく番だ。)

理樹「…こっち?」

恭介「…さあな。」

理樹「…じゃあ、こっち?」

恭介「…さあな。」

理樹「……」

理樹(どっちだろう…恭介の反応、目線、呼吸…すべてから判断して…)

理樹「…こっちだ!」

理樹(結果は…)

理樹「…やった!」

恭介「…くっ…理樹。さすがだぜ…大きくなったな。」



理樹(…というわけで、罰ゲームは恭介だ。)

理樹「わぁ、凄い色…」

真人「臭いだけでも辛さが伝わってくるぜ…」

恭介「ふっ、自分で買ってきたんだ、覚悟はできてる。…じゃあ、いただきます。」

理樹(恭介はそれを口に運ぶ。)

恭介「…ん、意外といけ…ぎゃああああああ!」

理樹「恭介!?」

恭介「ぐぁぁぁっ!辛い!ぐぁぁぁ!」

理樹「そんな辛いんだ…かわいそう…」

鈴「でも罰ゲームだからな。」

恭介「ぐっ…くっ…」ズルズル

恭介「ぐぎゃぁぁぁあぁっ!」

真人「そんな辛ぇのか、逆に食ってみてぇな、一口いいか?」

謙吾「なにっ、真人が行くのか…なら俺も食わねばならんな。俺も一口いこう!」

恭介「か、かまわんぞ…」

真人「じゃあ、いただきます…ぎゃああああああ!」

謙吾「大げさだな、そんな辛いわけ…ぐああああっ!」

理樹「真人ー!謙吾ー!」

鈴「こいつら、バカだ!」 


恭介「はぁ…はぁ…自分で設定した罰ゲームで死にかけたぜ…」

理樹「恭介、大丈夫?」

恭介「平気だ……おっと、休み時間が終わる頃合いだな…じゃ、またな。理樹。」

理樹「うん。今日の放課後はどうする?」

恭介「俺はまた接触を試みてみようと思う、お前は今日は好きにしてていいぞ。文化祭のこともあるしな。」



理樹(…放課後になった、恭介からは今日は好きにしていいと言われてるけど…どうしよう?)
1 昨日と同じく、ネットや新聞で情報集め
2 あーちゃん先輩周辺人物への聞き込み
3 文化祭の練習
4 その他自由安価
>>151
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 14:34:41.10 ID:B2MNZgI2O
2
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/30(木) 19:25:46.92 ID:ZYXxNUvwO


理樹(…今日は寮長さんの関係者…知り合いからいろいろ話を聞いてみることにした。)

理樹「ありがとね。急に呼び出したのに来てくれて。」

クド「いえ、全然構いませんよ、オールライト、なのです!」

理樹(まずは寮長さんの後輩で、僕も親しいクドから聞いてみることにした。)

クド「それで、今日はどうしたんですか?」

理樹「実は、寮長さんのことで少し聞きたいことがあって…」

クド「わふ?寮長さんのことですか?てっきりなにか佳奈多さんのことで相談かと思ってましたが…まあいいです、なんですか?リキ。」

理樹「うん。寮長さんの実家についてなにか知ってることがあったらなって。」

クド「寮長さんの実家ですか……どうでしたかねぇ……あ、料理とか裁縫とかがとっても上手なのは実家にいた頃すごく仕込まれたとか言ってましたよ。」

理樹「ほかには?」

クド「あとは…>>153
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 12:17:22.07 ID:biwqvi0n0
実家には罠がいっぱい設置されている
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/01(金) 14:44:01.45 ID:jPhFs7phO
理樹「え、そんなダンジョンみたいな家ある?」

クド「ほんとかどうかはわかりませんが…でも、言ってはいました。」

理樹「そっか…他にはまだある?」

クド「そうですねぇ…私はこのくらいですかね。すみません。」

理樹「いや、大丈夫、ありがとう。」

クド「いえ。…ですが、こんなこと聞いて、リキはいったい何をするつもりなんですか?」

理樹「ごめん、それはまだ言えないよ。」

クド「わふー、そうですか…」

理樹「もしクドたちの力が必要になったらまた言うから、よろしくね。」

クド「はい、いつでもいってください!」



理樹(次は…)

理樹「…ごめんね、佳奈多さん、いきなり…」

佳奈多「…いいわよ、別に。…それで、何?」

理樹「いや、佳奈多さんにもあーちゃん先輩のこといろいろ聞いておきたくて。」

佳奈多「いろいろ?…それって、実家のこと?」

理樹「うん、なにか知らない?」

佳奈多「>>155
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 14:58:27.54 ID:up+Xbw4Xo
婚約者候補が3人いる
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/01(金) 18:29:12.04 ID:l9ShHbG0O
理樹「えっ…それ、どこ情報?」

佳奈多「ちょっと前、噂として小耳に挟んだことがあるのよ。その頃はとるに足らない噂だと思ってたけど、あーちゃん先輩の実家でなにかがあるっていう話を聞いたから、これももしかしたらと思っただけ。」

理樹「そっか。まだある?」

佳奈多「私があまり実家のこととか話したくなかったから、そういう話題は避けてきたところもあるし、私からはこれ以上はあまりないわね。」

理樹「わかったよ。ありがとう。佳奈多さん、時間とっちゃって。」

佳奈多「…別にこれくらい良いわ。…それじゃ。…直枝、頑張りなさいよ。」

理樹「うん、頑張るよ。それじゃ。」




理樹(僕の知り合いで寮長さんと知り合いっていうと…あ、あと一人いた…)



鈴「…なんだ、理樹。急に呼び出して。」

理樹「ごめんね、鈴。聞きたいことがあったんだ。」

鈴「それは別にいい。が…二人でいて、大丈夫か。うたがわれないか。」

理樹「大丈夫。佳奈多さんも僕がいろいろ調べてるのは知ってるから、許してくれるよ。」

鈴「そーか…なら良いか。…で、話はなんだ。」

理樹「鈴が猫関連で寮長さんと仲良くしてるって聞いたから、鈴にもいろいろ寮長さんのことについて聞きたくて。」

鈴「りょーちょーについてか…飼ってる猫の名前は、クロフォード3世だぞ。」

理樹「いや、そういうんじゃなくて…家のこととかさ。」

鈴「家…なんか、でっかいらしいぞ。」

理樹「うん、大きい家にすんでたんだね。あとは?」

鈴「>>157
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 06:05:56.13 ID:YcrPC7PbO
お化けが出る
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/02(土) 12:10:16.13 ID:W9QnLghNO
理樹「え、幽霊でるの?」

鈴「ああ、きょーふの館らしい。」

理樹「誰から聞いた?」

鈴「りょーちょー、今年の夏に里帰りして無かったんだ、理由を聞いたら…」

あーちゃん先輩『んー………うちの実家、お化けが出て怖いからかなー、にゅふふ。』

鈴「とか言ってたぞ。」

理樹「…え、それで納得したの?…」

鈴「ああ、おばけ、こわがる人もいるだろ。」

理樹「そ、そうだね…」

理樹(たぶん寮長の引き継ぎとか、色々あったからで、寮長さんの冗談だと思うけど…罠とか幽霊とか…どんな家なんだろう…)

鈴「理樹、そんなこと聞いてどーするんだ。」

理樹「ちょっと、色々あって。調べてるんだよ、寮長さんのこと。」

鈴「…そーか。いろいろか。」

理樹「うん。…他にはまだある?」

鈴「他か………>>159
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 20:09:01.05 ID:/sqxkTvI0
猫がよく集まって来るらしいぞ
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/03(日) 12:34:54.02 ID:fAcumVGFo
理樹「あー…そう…」

鈴「ああ、うらやましいな。」

理樹「そうだね…」



理樹(…うーん、噂話程度が多かったけど、それなりに話は聞けたかな。)

理樹「よし、いったんこの辺にしとこう。」



理樹「…今日の収穫はこんなものだったよ。」

恭介「3人もいる可能性があるっていうのか…それに家に罠がある可能性も…本当なら、面倒だな。」

理樹「そうだね…」

恭介「くっ、ようやく一人とはなんとか接触できそうだっていうのに…」

理樹「え、そうなの?」

恭介「ああ、人脈は作っておくものだな。なんとかなりそうだ。」

理樹「そっか、それは良かった。」

恭介「…まああと二人いるとなると中々大変だが…障害がある方が燃える。…よし、もう少し頑張るぜ!理樹、情報、サンキューな。」

理樹「うん、恭介も、頑張ってね…」



理樹(…このあとはどうしよう…よし…>>161)
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 13:55:23.03 ID:EqYTHUIT0
佳奈多さんとイチャイチャしよう
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/03(日) 18:44:24.25 ID:0j2HYUo3O
理樹(佳奈多さんに会いたいな…よし…)

理樹「…もしもし、佳奈多さん?」

佳奈多『…直枝?どうかした?』

理樹「いや、ただ会いたくなったからさ。…今から、会えない?」

佳奈多『…別に良いわよ。』

理樹「やった。いまどこにいる?」

佳奈多『>>163
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 18:49:48.59 ID:KgxmaPApo
女子トイレ
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/03(日) 19:35:29.03 ID:lIXDjSmbO
理樹「そっか、トイレ中ごめん…」

佳奈多『別に構わないわ…』

理樹「どこのトイレ?」

佳奈多『女子寮。』

理樹「そっか…じゃ、とりあえず女子寮の前までいくから、そこで、待ってて。」

佳奈多『ええ…』




理樹「…ごめんね、待たせちゃって。」

佳奈多「いえ、大丈夫よ。そんなに待ってないから。…さて、じゃあ、とりあえず、場所写しましょうか。」

理樹「え、そう?」

佳奈多「…ここだと人に見られるでしょ?…昨日先生に注意されたから、あんまり目立たないところに…」

理樹「うーん…じゃあ、>>165
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 21:51:51.30 ID:b8rXGWAGO
体育倉庫
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/04(月) 13:18:12.54 ID:0qFnIBowO



理樹「…ここなら、誰にも見られないよね。」

理樹(僕が選んだのは、体育倉庫の中だ。あまり使われていないここならば、中々人も入ってこないだろう。)

佳奈多「良いけど…暗い密室って、ちょっと苦手ね…」

理樹「え、そうなの?」

佳奈多「ちょっと、昔を思い出すから。」

理樹「……ああ、そっか…ごめん…」

理樹(佳奈多さんも、葉留佳さんほどではなくとも、虐待を受けていたんだった。…軽率だったかな?)

佳奈多「良いのよ、大丈夫。ちょっと苦手、ぐらいだし……」

理樹(そういったあと、少し恥ずかしそうにしながら…)

佳奈多「……直枝と、一緒だから…直枝となら、怖くないから…」

理樹「佳奈多さん……」

理樹(そんな風に思ってくれてるとわかり、僕は佳奈多さんが愛しくなる、だから、僕は佳奈多さんにキスした。)

佳奈多「…んっ…」

理樹「んん…んっ…」

佳奈多「…はぁっ……はぁ…直枝…いきなりしないで…驚くでしょ。」

理樹「ごめん…でも、愛しくて、したくてたまらなくて。昨日も今日もほとんど会えなかったし。」

佳奈多「…まあ、そうね…」

理樹「だから、ちゃんと時間をとれるときくらいは…ダメかな?」

佳奈多「ダメじゃ…ないけど…」

理樹「じゃあ、佳奈多さん、もう一回…良いかな。」

佳奈多「…仕方ないわね…」





理樹(…しばらく後…)

理樹「…そういえば佳奈多さん、週末空いてる??」

佳奈多「>>167
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 21:13:58.59 ID:D+QJ4bqdo
空いてるけど
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 14:02:59.45 ID:YJ1J9Zj1O
佳奈多「それがなに?」

理樹「いや、前真人に遊園地のチケットもらったんだ、週末、一緒にどうかなって。」

佳奈多「遊園地…わかったわ、良いわよ。週末ね。」

理樹「やった。ありがとう!楽しみにしてるね。」

佳奈多「ええ……あら、そろそろ時間ね。じゃあ、戻りましょうか。」

理樹「うん、そうだね…」
コンマ判定
下一桁が偶数で、閉じ込めイベント発生
>>169
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 15:18:43.20 ID:JU6UxNcyO
そい
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 18:56:53.88 ID:Z6oIPdh2O
理樹「じゃあ、帰ろうか…」

理樹(僕は入り口の扉を開けようとする。)

理樹「ん?…あれ…そんなはず…」

佳奈多「…どうしたの?」

理樹「…開かない…」

佳奈多「えっ!?そんなはずは……ほんとだわ、開かない…」

理樹「鍵、閉められちゃったのかな…」

佳奈多「そんな…だったら、戻れないじゃない。このままだとまた門限を破ることになってしまうわ…」

理樹「とりあえず外に誰かいないかな…誰かー!いませんかー!」ドンドン

シーン…

理樹「だめだ、誰もいないみたい…」

佳奈多「なら、誰かに連絡をいれて助けを求めましょう。クドリャフカとか…」

理樹「そ、そうだね…」

佳奈多「あら…繋がらないわね…」

理樹「うん、僕も…何故かわからないけど、ここ電波がとっても良くないみたいだね。」

佳奈多「…だとしたら…」

理樹「連絡手段は無い…ね。」

佳奈多「…ちょっと、どうするの!?」

理樹「…どうしようか…うーん…あ。」

佳奈多「なにか思い付いた?」

理樹「>>171
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 19:04:43.80 ID:0p69X+yrO
火災報知器を誤作動させる
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 20:45:40.26 ID:JyRFoSX1O
佳奈多「火災報知器なんてついてる?」

理樹「ほら、あそこにそれらしいのが…」

佳奈多「あら、そうね…」

理樹「あれを何とかしてならせば僕たちがいることを知らせられるんじゃないかな。」

佳奈多「鳴らせればって…どうするの?それに、騒ぎにならないかしら?」

理樹「背に腹はかえられないよ…手段に関しては…ここ、あんまり掃除されてなさそうだから、埃とかもたまってそうだし、なんとかなると思う。…どうかな?」

佳奈多「…仕方ないわね…」



理樹(…というわけで、やってみることにする。)

佳奈多「あれ、とどく?」

理樹「この跳び箱とかを使えば…一緒に運んで。」

佳奈多「ええ。」



理樹(少しして、足場が完成する。)

理樹「それじゃ、やってみるね。」

佳奈多「ええ…」
コンマ判定
下一桁が奇数で成功
>>173
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 22:21:35.59 ID:zsjtol4K0
筋肉筋肉
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/06(水) 12:57:29.99 ID:96HiQfu8O
ビー!ビー!
理樹「やった!なった!これで誰か人が来るはずだね!」

佳奈多「そうね…良かったわ。最初はどうなることかと思ったけど…良くあんなことすぐ思い付いたわね。見直したわ、直枝のこと。すごいわね。」

理樹「ありがとう。…さて、それじゃ、助けが来るまで、待ってようか。」

佳奈多「ええ…」



理樹(…しばらくすると、警備員がやって来て、扉が開けられる。)

警備員「…?おや、火事なんておこっていないぞ?」

佳奈多「警備員さん。すみません、なにか、誤作動したみたいで…」

警備員「誤作動?まったく、人騒がせな…だが、それならそれでいいとして…君たち、どうしてこんなところにいたんだ?」

佳奈多「…それは……」

理樹「僕たちで体育倉庫の整理をしてたんですが、物が多いのと、汚れてるのとで、かなり時間が経っちゃって。ずっと中にいて作業してると時間も良くわからなくて…気がついたらこんな時間になってました。すみません。」

警備員「ふむ、なるほど…しかし、一回鍵を閉めたときにそんな中で作業をしてる感じではなかったが…まあ、気がつかなかっただけか……事情は了解しました、ですが、もうこんな時間だから、今日はもう寮に戻りなさい。」

理樹「はい、すみませんでした…」






理樹「…ふぅ、なんとかなったね。」

佳奈多「ええ…」

理樹「それじゃあ、佳奈多さん、またね。」

佳奈多「ええ、また…」




理樹(…部屋に戻ってくる、今日はもう寝よう…明日は何があるかな、そんなことを考えながら、今日も夜が更けていく…)


翌日
理樹(さて、今日は金曜日…今日も登校すると…>>175にであった。)
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 13:14:33.39 ID:n7EETHxBO
生活指導の先生
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/06(水) 14:13:03.53 ID:wc/OmpLuO
理樹「あ、先生、おはようございます…」

生徒指導の先生「直枝か。ちょうど良かった。」

理樹「え、何か?」

生徒指導の先生「何か?じゃないだろう。直枝、昨日の夜、お前が二木と体育倉庫に行っているのを見かけたぞ。」

理樹「…あー…その事ですか…」

生徒指導の先生「どうやら二木の素行が乱れぎみである原因は直枝だったようだな…直枝、放課後、俺のところに来るように。」

理樹「…は、はい…」



理樹(うう…朝から気が重い…あの先生、怖いって噂されてるし…)

美魚「…朝から災難でしたね。」

理樹「あ、西園さん…見てたんだ…」

美魚「はい。生徒指導の先生に目をつけられてしまったようですね。」

理樹「はは、参ったよ…」

美魚「…これからは校内ではあまり佳奈多さんと一緒にいない方がいいのでは?」

理樹「>>177
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 14:52:52.23 ID:VtEWfLdyO
ほとぼりが冷めるまでは仕方ないか
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/06(水) 18:10:42.31 ID:XwZIVqheO
理樹「そうせざるを得ないよね…」

美魚「ええ、そうでしょうね。」

美魚(直枝さんまで指導されるのは少し申し訳ないですが…私の計画通りですね。)

美魚「ふふふ…」

理樹「?西園さん、どうしたの?」

美魚「いえ、なんでもありません…」

理樹「そ、そう…」




理樹「……」




理樹(…さて、休み時間だ、今日はなにしようか。…よし、>>179)
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/07(木) 00:57:59.86 ID:LODlxT6IO
読書
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/07(木) 13:11:33.90 ID:t572RcBSO

真人「おう?読書なんて珍しいな。」

理樹「たまにはこういうのも良いよ。何か、落ち着くよね。真人もやってみたら?」

真人「いや、遠慮しとくぜ…俺、本読んでたらだんだん頭が痛くなってくるんだよ…」

理樹「まあ、そうだよね。」

真人「理樹のやることには出来るだけ付き合ってやりてぇけど、これは無理だぜ…理樹と遊ぶ予定だったが、仕方ねぇ、一人でトレーニングでもしてくるか…」

理樹(そういって真人は外へ出ていく。)

理樹(なにか寂しそうだった、悪いことしたかな…帰ったらトレーニングに付き合ってあげようかな。)

理樹(…なんてことを考えていたら…)

美魚「読書ですか、良いですね。」

理樹「あ、西園さん、びっくりした…」

美魚「失礼、読書のお邪魔でしたか?」

理樹「いや、大丈夫だよ。」

美魚「そうですか、なら良かったです…なるほど、ミステリーですか。」

理樹「うん、ちょっと面白そうだったから、借りてみたんだ。なにかおすすめとかあるの?」

美魚「そうですね。その作者だと、物理学者が主人公のシリーズや仮面がタイトルにつくシリーズで有名で、それも面白いですが、貴重なデータ、などのシリーズではない単発の物も好きですね。」

理樹「うん。」

美魚「違う作者でも良いとなれば、館が舞台になるものであるとか、アイスクリームから始まるシリーズであるとか、名字と名前で同じ漢字が出てくる人が書いた作品であるとか、色々ありますね。」

理樹「うん。」

美魚「最近出た話題作ですと、中間、ですとか、少し前ですが、別荘で殺人事件が起こる作品ですとかがありますね、あれらはやはり話題になっただけはあるなかなかの物で…」

理樹「うん。」 

美魚「古典となれば日本ならば江戸川乱歩などになるでしょうね、古い本でありながらも今なお色褪せないものがありまして…」

理樹「…うん…」

美魚「海外となるともっと豊富ですね。コナン・ドイル、モーリス・ルブラン、アガサ・クリスティ、レイモンド・チャンドラー…どれも有名ですが、そのなかでも…」

理樹「…」

美魚「あ、そうですね、ハードボイルドといえば…」

理樹「…」

理樹(どうしよう、全然止まらない!こんな饒舌な西園さん初めてだ!)

美魚「…この文学の流れを組んだ作品として産み出されたのが…」

理樹「あの、西園さん?」

美魚「はい、なんでしょう。」

理樹「うん、もう、大丈夫…」

美魚「そうですか…まだ語り足りないですが…まあいいです。…直枝さん。」

理樹「何?」

美魚「良かったらですが、今持っている私のおすすめの物があるのですが、お貸ししましょうか?」

理樹「え、良いの?じゃあ、貸してもらおうかな。」

美魚「はい、返すときにまた感想を聞かせてくださいね。」

理樹「うん。」

美魚「…さて、ではそろそろ失礼しましょうか、何やら殺気を向けられている気がしますので。」

理樹「殺気?」

佳奈多「……」

理樹「あっ…」

佳奈多「>>181
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/07(木) 19:27:26.88 ID:rQ0DWLX60
そこに正座
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/07(木) 21:22:50.94 ID:L/f7WwABO
理樹「え?」

佳奈多「正座。」

理樹「…はい…」

佳奈多「…直枝、何で私が怒ってるか、わかる?」

理樹「…僕と西園さんが…仲良くしてたからでしょうか…」

佳奈多「ええ、まずはそうね、長々とお喋りしたり、本を借りたり…よくもまあ、あんなに仲良さそうに出来るわね?」

理樹「はい、すみません…」

佳奈多「あとは?」

理樹「え、あとは……すみません、わかりません…」

佳奈多「…前にいったことが伝わってない、わかってくれないことに怒ってるのよ。」

理樹「あー…」

佳奈多「あー、じゃないの!」

理樹「はい、すみません…」

佳奈多「私の忠告は、あなたにとって無視していいものなの?直枝にとって私はそんなに軽いのかしら?」

理樹「いいえ、そんなことはありません…」

佳奈多「…なら、それを行動にともなわせて。肝に命じておきなさい。」

理樹「はい…命じます…」

佳奈多「…直枝。」

理樹「はい…」

佳奈多「…次やったら……わかってるわね?」

理樹「…はい…」

理樹(目が怖い…)

佳奈多「…西園美魚も、これ以上変なことするのは止めてくれる?」

美魚「ただお友だちとして談笑していただけですが?」

佳奈多「…とぼけないで。…西園美魚。あなたの思い通りにはさせないから…あなたに直枝は渡さない…」

美魚「>>183
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/07(木) 23:31:27.41 ID:elK9wt2UO
私は男性と付き合うつもりはないですから(嘘)
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/08(金) 12:28:03.08 ID:O0VNsHfMO
美魚「ご安心を…ふふ。」

佳奈多「…もはや、あなたの言うことは信じれないわ。」

美魚「そうですか、ずいぶんと信用を失ったものですね。それならそれでも構いませんよ。」 

佳奈多「…」

美魚「…」

理樹(うう…怖い…二人とも…)

佳奈多「…直枝。」

理樹「はい…」

佳奈多「また放課後、来なさい。」

美魚「無理ですよ、直枝さんは今日生徒指導の先生に呼び出されてますから。」

佳奈多「生徒指導?」

美魚「あなたとの関係で呼ばれたようです。」

佳奈多「…なら、そのあとでいいわ、待ってあげるから。」

美魚「…あまり学内では一緒にいない方がいいのでは?お互いに迷惑がかかりますよ。」

佳奈多「>>185
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/08(金) 13:03:28.57 ID:VLH5VbRKo
もしかしてあなた何かした?
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/08(金) 18:57:18.76 ID:woxNV0b/O
美魚「…どういうことですか?」

佳奈多「あなたが先生に告げ口したんじゃないか、ってこと。」

美魚「私が…ですか。…ふふ、まさか。私は直枝さんの事は、言ってませんよ。」

佳奈多「…直枝の事は、ね……」


佳奈多(疑わしいわ…でも、証拠がない以上はこれ以上言っても仕方ないし…)

佳奈多「…まあいいわ……西園美魚。」

美魚「はい、なんですか。」

佳奈多「…会う会わないは、私たちで決めること、あなたに言われることじゃないわ…」

美魚「私はお二人を心配してるだけですよ。」

佳奈多「どうだか…」
キーンコーンカーンコーン

佳奈多「…時間みたいね…それじゃ、直枝。忘れないでね。」

理樹「はい…」

美魚「…直枝さん、怖がってますね。可哀想です。」

佳奈多「黙りなさい…」




理樹(…というわけで、放課後だ。午後は生きた心地がしなくてあんまり授業聞けなかった…はぁ、このあとは説教だし…嫌だな…)



その頃…
佳奈多「…」

佳奈多(直枝がいないあいだにも、西園美魚が何もしでかさないための対策を考えておかないと…どうしようかしら。)

佳奈多「………」

佳奈多(考えていると…)

葉留佳「いえーい!お姉ちゃん、やはー!」

佳奈多「…葉留佳…」

葉留佳「おやおやどうしましたマイシスター、元気ないですヨ!ファイト一発!しゃかしゃかへい!」

佳奈多「うるさいわ…ちょっと、西園美魚のことで考えることがあるのよ。」

葉留佳「あー、あの事ですカ。なんか昼間もいろいろやってましたしネ。それなら、このはるちん、一緒に考えてあげますヨ!…よし、思いついた!」

佳奈多「…早いわね、一応聞いてあげるわ。何するの?」

葉留佳「>>187
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