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【モバマス安価】森久保乃々「プロデューサーさんの背中に穴が....」

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801 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:17:40.18 ID:kGwWSVEh0
りあむ「あ゛っ、あ゛か゛り゛ち゛ゃ゛ん゛もっ!!!あ゛き゛ら゛ち゛ゃ゛ん゛もっ!!!」

りあむ「よっ、よっ、よっ....」

りあむ「うぇっ!!!おっ、おぇっ!!!!」

りあむ「こひゅっ、こひゅっ」

りあむ「....」

りあむ「....ぅぅぉおうぅぇっ」

あかり「りあむさん!?なんで号泣してるんご!?」

あきら「ヒドい顔....まずは落ち着いてくださいよ」

りあむ「うんっ....」グチャグチャ
802 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:18:10.31 ID:kGwWSVEh0
りあむ「よかったぁ....よかったよぉ....」ボロボロ

あかり「....向こうで休みましょう」

あきら「それがいいかも....」

凛「....」

凛「元に戻ったのは知ってたけど、実際に会うとそれを実感するね」

輝子「そうだな....」

芳乃「忘れていたこと、消えていたことが嘘のようですー」

凛「....うん」ニコ
803 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:18:44.36 ID:kGwWSVEh0
りあむ「ねぇねぇ、ぼくんちでさ、打ち上げしない?」

あかり・あきら「打ち上げ?」

あきら「打ち上げするようなこと、ありましたっけ」

りあむ「あ....」

りあむ「ちょ、タイム!」ドタドタ

りあむ「凛ちゃん凛ちゃん凛ちゃん!!!!」ユサユサ

凛「....」

凛「....今度は何」
804 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:19:13.91 ID:kGwWSVEh0
りあむ「穴のことって言いふらしていいの?」

凛「言いふらすって....」

凛「穴はもうなくなったし、言っちゃダメってことはないと思うけど」

りあむ「けど?」

凛「あれを他の人にわかりやすく説明できる?」

りあむ「できない!」

凛「でしょ?」

芳乃「話したところで、信じる人はいないのではー」

輝子「体験した私たちですら、嘘だったみたいに感じてるしな....」

りあむ「そっかー、わかった!」ドタドタ
805 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:19:40.25 ID:kGwWSVEh0
りあむ「おまたせ〜」

りあむ「ぼくんちでさ、同期の親睦会やろうよ!」

あかり「親睦会....?」

あきら「なんでいきなり」

りあむ「いやー、ぼくってぇ、あかりちゃんやあきらちゃんとは仲良しだけど」

りあむ「他の子たちとはイマイチ打ち解けられてないのかなーって」

りあむ「千夜ちゃんとか千夜ちゃんとか千夜ちゃんとか」

りあむ「だから、ぼくんちに集まってさ!餃子パーティーしようよ!」

あかり・あきら「....」
806 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:20:13.29 ID:kGwWSVEh0
あかり「りあむさんと....?」キョトン

あきら「打ち解けてる....?」キョトン

りあむ「ちょ、ちょっと!?」

あかり「冗談んご〜」エヘ

あきら「別にいいデスけど、りあむさん家ってそんなに入るんデスか?」

りあむ「....」
807 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:20:45.56 ID:kGwWSVEh0
りあむ「みんな立ち食いで....」

あきら「え〜」

あきら「#立ち呑み屋夢見 #開店」

りあむ「やめてよぉ〜、可愛いアイドル達にパワハラしたってネット民に叩かれたくないよ〜!」

???「話は聞かせて」

??「もらいました」

りあむ「!?」

あかり「あ、あなたたちは!?」

あきら「....」シラー
808 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:21:24.44 ID:kGwWSVEh0
千夜「親睦会の会場に、私たちの住んでいる屋敷を使ってもよいという」

千夜「お嬢様からの申出です」

ちとせ「私たち、せっかくの同期なんだし」

ちとせ「この機会にもっと仲良くなれたらなって♪」ニコ

りあむ「ちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちとせちゃああああああああんんんん!!!!!」ガバァッ

ちとせ「わっ!?」

千夜「な、何を!?」
809 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:21:56.66 ID:kGwWSVEh0
りあむ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!」グジュグジュ

ちとせ「....」

ちとせ「よーしよし」

りあむ「うぇっ!!!!ぉっ!ぉっ!ぅぇっ....」ボロボロ

千夜「....」

千夜「お嬢様....」

ちとせ「....大丈夫」ナデナデ

千夜「....はい」
810 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:25:05.03 ID:kGwWSVEh0
りあむ「ふぐっ....」チーン

ちとせ「あ」

千夜「お、お嬢様の服で、鼻を....!?」プチン

千夜「調子に乗るのもいい加減に....」

あかり「....」

あかり「りあむさん、どうしちゃったんご?」

あきら「#情緒不安定 #ファッションメンヘラから本物に #精神科」

あきら「#デパス #ブロン #フルニトラゼパム」
811 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:26:00.79 ID:kGwWSVEh0
りあむ「ということになったから凛ちゃんたちもどう?」

凛「えぇ....?」

輝子「さっき、同期会って、言ってなかったか....?」

りあむ「それは建前!まあ穴の打ち上げも兼ねるってことで、ね?」

凛「うーん....」

凛「どうする?」
812 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:26:48.54 ID:kGwWSVEh0
芳乃「そうですねー、大掛かりな打ち上げをするようなことでもありませんがー」

輝子「あと、昨日一生分の餃子臭を嗅いだからな....」

りあむ「そう言わずにさぁ〜、一緒にやろうよぉ〜」

凛「....まあ、せっかくだし行ってみない?」

凛「....一応りあむも役には立ってくれたし」

りあむ「り、凛ちゃぁん!!!」ウルウル

凛「あんまり泣き過ぎると脱水症状起こすよ」

りあむ「顔が良くて優しい....最高か?」ポロポロ

輝子「結局泣くのか....」
813 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:29:56.61 ID:kGwWSVEh0
志希「うんうん〜、楽しそうなハナシしてるねー」ニッコリ

りあむ「ひっ」チョロ

志希「アタシも行きたいな〜、ね?」チラ

りあむ「あ、はい、どうぞ、来てください」チョロチョロ

志希「にゃはは、やった〜」

志希「あ、でもー、私その時予定があるんだったー」

りあむ「へ、へへ....それは、残念」チョロチョロチョロ

志希「代わりに、アタシの部屋に来ない?」ニッコリ

りあむ「や、ぼくは、ちょっと、遠慮をして....」チョロチョロチョロチョロ

志希「ん〜?」ジー

りあむ「行かせてくださいっ!」

志希「おっけ〜、じゃ、明日〜」ヒョコヒョコ
814 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:30:50.55 ID:kGwWSVEh0
ガチャリ

瞳子(JKの姿)「随分にぎやかね?」

りあむ「」ガクガク

りあむ「え?も、戻ってないよ!?」ブルブル

凛「....」

凛「あの、その恰好は....?」

瞳子(JKの姿)「あぁこれ?今日の仕事で使ったのよ」

瞳子(JKの姿)「まさかこの年齢になって着るなんてね....」クスクス

りあむ「なんだぁ〜!安心したよ!!!」

瞳子(JKの姿)「あ、安心?」
815 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:31:42.78 ID:kGwWSVEh0
りあむ「瞳子さんのセーラー服ってぼく、若干トラウマって言うかさ〜」アハハ

りあむ「さっき入って来たときなんて心臓止まりかけたよ〜!」

瞳子(JKの姿)「....」

りあむ「ね?凛ちゃん、芳乃ちゃん、輝子ちゃん!」

りあむ「こうやって見るとね?わかるでしょ?」

りあむ「あの時は分からなかったかもしれないけどさ!改めてみると

凛「り、りあむ....!」

輝子「(私たちを巻き込まないでくれ....!)」

芳乃「....」チラ

芳乃「(あー....)」

りあむ「え?なんでみんな黙るの?ぼく何か変なこと言った?」

トントン

りあむ「?」クル

瞳子(JKの姿)「....」ニッコリ
816 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/02(土) 23:32:10.90 ID:kGwWSVEh0
本日はここまでとさせていただきます
明日の夜に再開します
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 23:35:42.36 ID:ZOE3RPWA0
乙乙

溜めが……
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 23:40:16.92 ID:C6q82af1O

819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 23:40:28.82 ID:kJ65L85So
おつおつ
よいまとめ
明日はりあむの火刑か……
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 23:58:22.13 ID:Mk+9QMfl0

ところでスレタイの森久保乃々って誰だっけ?森久保祥太郎の親戚かなにか?
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 07:07:45.71 ID:tMC9qYDBo
おつおつ
∀NSWER?あぁあの輝子と美玲のデュエットの…
822 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/03(日) 17:47:21.61 ID:5FspP/4P0
本日夜からの再開予定でしたが、体調を崩してしまいました
予定を変更し、明日夜の再開とさせていただきます
申し訳ありません
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 17:55:40.83 ID:+KdfMbu1o
お大事に
時期が時期なのでお気をつけください
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 19:53:39.20 ID:z2AFcDNDo
体調崩すと本調子なら感染しない微量のウイルスでも感染したり
既に感染していて免疫機構に抑え込まれていたウイルスが活発化したりする場合があるし
くれぐれも気をつけてくださいねー
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 20:03:52.65 ID:es0Y9PJfo
コロナPと呼ぼうか
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 20:23:22.41 ID:CnMiwEfS0
不謹慎が過ぎる
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 21:57:14.08 ID:+g+L2/TBo
志村けんみたいにコロッと逝っちゃったか
828 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 21:59:20.08 ID:zVvLgkzO0
〜夜〜

りあむ「お疲れ様でした〜!!!」

あかり「(お疲れ?)」

あきら「(お疲れ?)」

ちとせ「かんぱ〜い♪」コン

千夜「かんぱい....!」コツ

りあむ「ほらほら〜たくさんあるからどんどん食べてね〜!」

あかり「す、すごい量ンゴ....」

あきら「りあむサン、加減って知ってます?」

りあむ「?」ポケー

あきら「あぁ、知らないんデスね....」
829 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 21:59:57.24 ID:zVvLgkzO0
ちとせ「いただきまーす」パク

ちとせ「ん〜美味しい♪」

りあむ「えへへ、でしょ〜」

りあむ「美味しい餃子づくりのポイントはぁ」

りあむ「肉を入れ過ぎないこと!大丈夫ってくらいキャベツをたくさん入れた方が美味しいからね!」

りあむ「あと〜、明日のことなんて考えず、ニンニクとニラを入れるのに躊躇しない!」

りあむ「ハッ!?」

ちとせ「?」
830 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:00:24.89 ID:zVvLgkzO0
りあむ「こ、これニンニク一杯入ってるんだけど、だ、大丈夫?」

ちとせ「え?うん」キョトン

りあむ「あ、そっかぁ....」ホッ

あかり「りあむさん〜もうなくなった〜」

りあむ「えもう!?」

千夜「りあむさん、次はまだでしょうか」バクバク

りあむ「あ、千夜ちゃんかぁ....」
831 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:00:53.85 ID:zVvLgkzO0
りあむ「ど、どう....?」

千夜「....?」

千夜「悪くない味ですが」

りあむ「!!!」

りあむ「そ、そっか〜!」

りあむ「うんうん、一緒に餃子を食べた仲!」

りあむ「これでぼくたちも仲良し同期だね〜」

千夜「仲....良し....?」キョトン

りあむ「も〜!それやめてよ!!!」バンバン

千夜「ふふ....」クスリ

ちとせ「....」ニコニコ
832 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:03:21.58 ID:zVvLgkzO0
凪「ふむ....」

颯「なー、どうしたの?」

凪「餃子、それ即ちアイドルの対極に位置する存在」

颯「対極?そもそも比べようがないような....」

凪「つまりこの物体たちは我々の天敵、宿敵、親の仇」

颯「いやいや」

凪「なのになぜか、吸い寄せられてしまう....」

凪「これが、サイキックですか」

颯「ただの匂いでしょ〜」パク

颯「うんうん、美味しい〜」

凪「なるほど....」

凪「本気を見せるときがきましたか」

凪「年に一度のレアイベです、括目して目に焼き付け凝視せよ」パクパク

颯「そこまでレアじゃないでしょ....」
833 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:03:47.32 ID:zVvLgkzO0
輝子「....」モグモグ

輝子「昨日の餃子と比べたら、随分常識的な匂いに収まってるな....」

芳乃「りあむもたまには、有益なものを生み出すのですねー」モグ

りあむ「ちょっと!?まるでぼくが常に非生産的な人間みたいな言い方やめてよ!?」

芳乃「紛れもない真実ではー?」
834 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:04:15.55 ID:zVvLgkzO0
凛「....」モグ

千夜「あの」

凛「?」

千夜「昨日のこと、色々とお尋ねしたいのですが」

凛「....あぁ」チラ

凛「....ちょっと場所変えようか」

千夜「....はい」
835 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:04:47.35 ID:zVvLgkzO0
千夜「....」

凛「かなり大まかにまとめるとこんな感じかな」

千夜「....」

千夜「きっといつもの私ならば、信じることはないでしょう」

千夜「しかし、この身をもって体験したことも含まれている以上」

千夜「....信じざるを得ません」

凛「....」

凛「やっぱり千夜は覚えてるんだね」

千夜「....はい」
836 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:05:55.54 ID:zVvLgkzO0
千夜「今朝、目を覚ました時」

千夜「自然とお嬢様のことを考えていました」

千夜「いつも通り支度をして、お嬢様のお顔を見て」

千夜「それまでの、お嬢様がいらっしゃらなかった時間を」

千夜「そして、それに何の疑問も抱かずのうのうと生活していたことに」

千夜「気が付きました」

凛「....説明した通り、それは千夜のせいじゃ

千夜「私の責任など関係ありませんから」

凛「....」
837 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:07:09.55 ID:zVvLgkzO0
千夜「....お嬢様を救っていただき、ありがとうございます」ペコ

千夜「私では、確実に不可能でした」

千夜「何とお礼を言おうにも、この恩を返すことはできません」

凛「....ううん、全然」

凛「....」

凛「....千夜はさ」

千夜「....?」

凛「....これでよかったと思う?」

千夜「....」

千夜「凛さん、その先に言葉は必要ありません」ニコ

凛「....」

凛「....そうだね、ごめん」

千夜「....いえ」
838 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:09:24.92 ID:zVvLgkzO0
凛「....」スタスタ

芳乃「....」

芳乃「いかがでしたかー?」

凛「....うん、後で話すよ」

芳乃「....」

芳乃「どうぞー」スッ

凛「?」

芳乃「食べましょうー」ニコ

凛「....ありがと」
839 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:10:06.38 ID:zVvLgkzO0
りあむ「りっんっちゃぁ〜ん!」ガバッ

凛「....何」

りあむ「どうどう?ぼくの餃子どう?」

凛「....」

凛「....そこそこ、かな」

りあむ「美味しいってこと!?」

凛「....まあ」

りあむ「」

りあむ「あっ、あっ、あっ、あざす!」

凛「....」
840 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:26:15.69 ID:zVvLgkzO0
凛「そういえば」

凛「柔道をしてる人の耳って潰れるけど」

凛「あれ、餃子耳って言われるよね」

りあむ「え?いきなり何の話?」

凛「いや、りあむって餃子好きだからさ」

凛「今度りあむに餃子じゃなくて耳を食べさせないと」

凛「って思ってたんだよね」

りあむ「え?あ、うん」

凛「食べてみない?」

りあむ「だ、誰の?」

凛「....誰だっけ?」

りあむ「いや知らないよ!?」

凛「....」
841 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:26:41.41 ID:zVvLgkzO0
凛「輝子ー」

輝子「?」

輝子「凛さん、どうした....?」

凛「ちょっとそこに寝転がってくれる?」

輝子「あ、あぁ....」

凛「....」ファサ

凛「これ、耳」

りあむ「知ってる」
842 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:27:11.93 ID:zVvLgkzO0
凛「餃子を食べるときのマナーって何かある?」

りあむ「マナー....?」

りあむ「一口で食べろってのはたまに言われるかなぁ?」

りあむ「でも餃子ってアツアツで食べるし、普通に二口で食べたほうがいいと思うけどね〜」

凛「なるほど」

凛「耳の食べ方に通じるものがあるね」

りあむ「???」
843 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:27:49.00 ID:zVvLgkzO0
輝子「あ、あの、凛さん、何を....?」

凛「....」

凛「よく見てて」

凛「あむ」パクリ

輝子「!?」ビクッ

輝子「凛さん!?」

凛「(まずは輝子の小さな耳を一口に頬張る)」

凛「(そして)」

凛「....」チロ

凛「....」スーッ

輝子「ん................////」ピク
844 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:28:26.31 ID:zVvLgkzO0
『ぁ................////』ピクピク

凛「!!!」ピタ

凛「....」

凛「(....何、今の)」

凛「....」

凛「(ダメだダメだ、目の前のフルコースに集中しないと)」

凛「....」
845 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:28:58.68 ID:zVvLgkzO0
凛「(耳と頭の境目を、上から下になぞるように舌を這わせる)」

凛「(これは食前酒のようなもの)」

凛「(ここから前菜に入っていく)」

凛「....」チロチロ

凛「(耳輪から耳垂へ)」

輝子「っ....////」ビクビク

『んっ....////』モジモジ

凛「....」
846 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:32:04.34 ID:zVvLgkzO0
凛「....」スゥッ

凛「(下まで行ったらさらに内側、舟状窩から上がって三角窩)」

凛「....」ペロ

輝子「やめてっ....凛さん....////」

凛「....」スッスッ

凛「(耳甲介艇を経由して耳甲介腔)」

輝子「おかしくなるっ........////」ハァハァ
847 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:33:55.90 ID:zVvLgkzO0
『ぁぁっ....んん....////』ハァハァ

凛「....」

凛「(....私の知らない誰かが)」

凛「(....耳を舐められて)」

凛「(....よがり声をあげている)」

凛「....」
848 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:34:25.17 ID:zVvLgkzO0
凛「....」

凛「(そして物語はメイン)」

凛「(外耳孔へ)」

凛「....」チュルチュル

凛「....」ニュル

凛「....」グポグポ

凛「(ん〜)」

凛「(最初舌に広がるのはほろ苦さ)」

凛「(でも味わうごとに、それにもいくつか種類があることを知る)」

凛「(そしてそれは、奥へ舌を向かわせるほどに深みを増していくんだ)」
849 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:40:21.88 ID:zVvLgkzO0
『んぃっ』ビクン

凛「....」ピタ

輝子「はぁ....はぁ....」

りあむ「いきなり輝子ちゃんの耳を舐め始めたかと思ったら」

りあむ「今度は突然止まって....」

りあむ「どうしたの?」

凛「....」

凛「(....もう少しで)」

凛「(何かが)」

凛「....」
850 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:40:52.15 ID:zVvLgkzO0
凛「....」ズブブ

凛「....」レロ

輝子「んっ....ふっ....ふっ....////」ジュワ

『んんんんぅぅ............////』ビクビク

凛「(もっと)」

凛「....」チュル

凛「....」チュルチュル

凛「....」チュルチュルチュル

輝子「あ゛っ!!!」ビクン

『き゛ぃ゛っ!!!』ガクガク

凛「(もっと!)」
851 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:41:22.27 ID:zVvLgkzO0
凛「....」カパッ

凛「ふぅ....」チラ

輝子「」ピクピク

りあむ「しょ、輝子ちゃん....?」

凛「....」

『』ピクピク

凛「....?」

凛「この、光景は」

乃々『』ピクピク

凛「....」

凛「....乃々」
852 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/04(月) 22:42:48.84 ID:zVvLgkzO0
本日はここまでとさせていただきます
ラストまで残り数回、もう休みませんのでどうかもう少しだけお付き合いください
明日の夜に再開します
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 22:43:32.02 ID:WohW0J4A0
えぇ……
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 22:43:44.24 ID:1qZnvI3Bo
おつおつ
耳舐めが伏線になった…だと…っ?
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 22:49:42.34 ID:CnMiwEfS0
しょうもない変態行為がまさかの伏線で大草原
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 23:05:18.24 ID:P6qddrpi0
こんなことで思い出すなw
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 23:05:29.94 ID:OfTn9SSDO
ちなみに耳は性感帯の一部です

おっぱいよりよく効くそうですので、お試しあれ
858 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:11:45.59 ID:cXmDXIGH0
凛「輝子、芳乃」

輝子・芳乃「?」

凛「....ちょっといい」

輝子「ど、どうしたんだ....?」

凛「....私も今思いだしたんだけど」

凛「穴の中に、もう1人取り残されてる」

輝子・芳乃「!?」

輝子「う、嘘だろ....?」
859 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:12:16.24 ID:cXmDXIGH0
輝子「だって、消えてた人たちも元に戻って」

輝子「こうやってみんな、いるはずじゃ....」

芳乃「....」

芳乃「....思いだした、ということは」

凛「....うん」

凛「輝子も芳乃も、みんなも、忘れてる」

芳乃「....」

輝子「そんな....」

凛「....」
860 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:12:42.28 ID:cXmDXIGH0
凛「私は今から、その子を」

凛「....乃々を、助けに行く」

輝子「た、助けに行くって....」

輝子「凛さんも、目の前で見ただろ....?」

輝子「穴の入口は、もう消えてるんだ....」

凛「....うん」

芳乃「....それでも、彼女を助けに行く方法を探すのですねー?」

凛「....」コクリ
861 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:14:19.56 ID:cXmDXIGH0
凛「....今から、あの穴があった現場に行ってみようと思ってる」

凛「....2人にも協力してほしい」

芳乃「もちろんですー」ニコ

輝子「....私も、協力させてほしい」

凛「....ありがとう」

芳乃「大切な人を忘れている」

芳乃「それに気づかないならば、良いのですー」

輝子「でも、気づいてしまったなら」

輝子「取り戻さなきゃ、ダメだ....!」

凛「....」
862 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:15:02.12 ID:cXmDXIGH0
輝子「また夜に、瓦礫の上を進むことになるとはな....」

凛「....」スタスタ

芳乃「....穴が消えた時から閉じ込められているということは」

芳乃「既に10時間以上が経っているのですねー....」

凛「....うん」

輝子「それは、きついな....」
863 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:16:28.13 ID:cXmDXIGH0
凛「あの真っ暗闇の中、1人で過ごすだけでも辛いのに」

凛「乃々はきっと、水も食料も持ってない」

凛「しかも、爆発の影響で穴の中がどうなってるかもわからない」

凛「早くしないと」

輝子「そう、だな....」

芳乃「急ぎましょうー....」

凛「....」ピタ

凛「この辺りだよね」

輝子「穴はなくなったけど、瓦礫がほとんどないのは変わってなくてよかった....」

凛「穴があった場所の周りや、近くの瓦礫の中に何かないかを探そう」

芳乃「手掛かりになるものを見つけましょうー」

凛「うん....!」

手掛かり >>864
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 18:17:10.41 ID:c4CyjIxKo
ちとせの匂い
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 18:17:44.81 ID:c4CyjIxKo
あ、(まだ新しい)って入れようとしたら途中送信
866 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:36:22.44 ID:cXmDXIGH0
輝子「ハァ....ハァ....」ガシ

輝子「....」ポイ

芳乃「....」チラ

芳乃「ふむー....」

凛「....」スッ

凛「....」ポイッ

輝子「なかなか、見つからないな....」

芳乃「まだまだですー」

凛「....」
867 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:36:52.64 ID:cXmDXIGH0
フワッ

凛「....?」

凛「この匂い....」

輝子「どうしたんだ....?」

凛「何か、匂いがしない?」

芳乃「....」クンクン

芳乃「わたくしには何もー」

輝子「....」クンクン

輝子「私のもちょっと、わからないな....」
868 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:37:31.41 ID:cXmDXIGH0
凛「....美しくも、どこか儚げな匂いがする」

輝子「それは匂いの表現に適してるのか....?」

凛「....そして」

凛「ついさっきまで嗅いでたような気がする」

芳乃「....」

芳乃「美しくて儚く、先ほどまで嗅いでいたのなら」

芳乃「ちとせ、の匂いではないでしょうかー」

凛「それだ!」

輝子「いやなんでわかるんだ....」

芳乃「失せ物探しこそわたくしの真髄ですのでー」
869 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:38:12.56 ID:cXmDXIGH0
輝子「ちとせさんは、まだ穴が解決する前、この辺りを出入りしてたな....」

芳乃「その匂いが残っているのでしょうかー」

輝子「それにしては、時間が経ち過ぎてる気がする....」

凛「いや、この匂いは」

凛「まだ新しい」

輝子「あ、新しいって....」

輝子「ちとせさんが最後にここに来たのは、あの爆弾に想いを込める時じゃないか....?」

凛「....」

凛「とりあえず、この匂いを辿ってみる」

芳乃「それがよいでしょうー」
870 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:39:22.81 ID:cXmDXIGH0
凛「....」クンクン

凛「....」クンクン

輝子「....」

輝子「それにしても、凛さんの鼻、どうなってるんだ....?」

輝子「この瓦礫の山の中で、かなり前の匂いを感じられるなんて....」

芳乃「凛は、美しい女性のこととなると異常な力を発揮するのですー」

輝子「性の化け物じゃないか....」ドンビキ

凛「(集中しろ私....)」クンクン

凛「(土の匂いに混じった、微かな美少女臭を見つけろ....)」クンクン
871 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:39:48.65 ID:cXmDXIGH0
凛「2人とも!」

凛「....これ」

輝子「月明りで、何か光ってる....」

芳乃「瓦礫の下に挟まっているこれは、ちとせの髪の毛でしょうかー」

凛「そうだと思う」

凛「どうしてこれが、こんなところにあるのかはわからないけど」

凛「この瓦礫をどけて、下を確かめてみようと思う」

輝子「でもこれ、結構大きいな....」

凛「お願い」

芳乃「仕方ありませんー」

輝子「やるしかないな....!」
872 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:40:23.19 ID:cXmDXIGH0
凛「いくよ?」

凛「せーの!」

凛「っ....!」ググッ

芳乃「ふっ!」グ

輝子「んんっ!!!」グッ

凛「それっ!」

ゴトッ
873 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:41:26.70 ID:cXmDXIGH0
輝子「なんとか、動いたな....」

芳乃「難敵でしたー....」

凛「....」チラ

凛「!!!」

芳乃「どうしましてー?」

凛「....これ」

輝子「これ、あの時の....」

芳乃「なぜこのようなところにー....」

何があった? >>874
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 18:43:14.67 ID:c6SRjOOWo
ナイフと穴と瓦礫に結びついたロープロープ(穴の方に続いてる)
875 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:57:28.38 ID:cXmDXIGH0
輝子「なんで、閉じたはずの穴がこんなところに....」

芳乃「ふむー....」サワサワ

芳乃「わたくしたちが穴に入る時に使っていたロープに間違いありませぬー」

輝子「ご丁寧に滑車までつけっぱなしになってるな....」

輝子「後はナイフ....?」

輝子「物は亜季さんのみたいだけど....」

芳乃「随分と血で汚れておりますねー」

凛「(....そっか)」
876 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:59:01.96 ID:cXmDXIGH0
凛「....」スッ

凛「....」

凛「穴が見つかったなら、やることは1つ」

凛「私がこの中に入る」

芳乃「....」

輝子「大丈夫なのか....?」

芳乃「わたくしも、危険に思えますー」

凛「でもやるしかない」

芳乃「....」
877 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 18:59:33.52 ID:cXmDXIGH0
芳乃「....この穴の動力源は、感情」

芳乃「わたくしたちの経験からして、間違いないでしょうー」

芳乃「....そして」

芳乃「消えたはずの穴が、凛を匂いで呼び寄せた先で」

芳乃「中へ入る準備を整えて待っているー....」

芳乃「凛の強い想いに反応し」

芳乃「待ち構えているのではないでしょうかー....」

凛「....」
878 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 19:00:19.37 ID:cXmDXIGH0
凛「....そんなの私だって」

凛「わかってる」ニコ

芳乃「....」

芳乃「行くのですねー....」

凛「....穴が待ち構えてる?」

凛「望むところだよ」

凛「だってその先で」

凛「乃々が待ってるんだから」ジッ

芳乃「....」
879 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 19:00:56.38 ID:cXmDXIGH0
輝子「だ、だったら私たちも!」

凛「ううん、大丈夫」

凛「もしものことがあった時、世界から消えるのは」

凛「私だけで十分」

輝子「....」

凛「2人はここで待っててほしい」

芳乃「....」コクリ
880 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 19:01:50.22 ID:cXmDXIGH0
凛「....1時間」

凛「私が1時間戻らなかったら、引き上げて」

輝子「....うん」

凛「....」

凛「....行ってくる」

輝子「....」

芳乃「....絶対に」

芳乃「戻ってきなさい!」

輝子「そ、そうだ!約束!」ウンウン

凛「....」

凛「当たり前じゃん」ニッ
881 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 19:03:05.58 ID:cXmDXIGH0
芳乃「....」

輝子「....芳乃さん」

輝子「私たち、これでよかったのかな」

芳乃「....よいはずはないのです」

芳乃「しかし」

芳乃「....辛いことですが」

芳乃「今は、凛を信じるしか」

芳乃「....」グッ

芳乃「....ないのです」

輝子「....」

輝子「凛さん....」
882 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 19:03:37.20 ID:cXmDXIGH0
数時間後に再開します
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 19:12:48.43 ID:hgjgPC/A0


しぶわんと蒼クールが両立している…
884 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 20:42:15.18 ID:cXmDXIGH0
凛「....」ズル

凛「....」ズル

凛「(重力の方向が変わってる....)」

凛「(前までは穴の入り口が上で、奥が下だったのに)」

凛「(今は横になってるせいで、這って移動しなきゃいけないなんて....)」

凛「....」

凛「(しかも、穴の中もでこぼこになってるし)」

凛「(明らかに狭くなってる....)」

凛「(爆発の影響なのかな)」

凛「....」
885 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 20:42:40.58 ID:cXmDXIGH0
凛「(当てもなく入ってきちゃったけど、どうしよう)」

凛「(穴のどこに乃々がいるのか、全くわからない....)」

凛「(うーん....)」

凛「....」

凛「(そうだ!)」
886 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 20:43:37.98 ID:cXmDXIGH0
凛「スー....」スゥ

凛「ハー....」ハァ

凛「(研ぎ澄ませ....)」

凛「(全神経を....)」

凛「....」

凛「(私の鼻に集中させるんだ....)」

凛「....」スンスン

凛「(探せ....)」

凛「(ステップ&スキップ....)」

凛「(安心安全のステップ&スキップの香りを!!!)」カッ
887 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 20:44:07.22 ID:cXmDXIGH0
強い光は放てない テンション低め〜♪
今も戸惑い躊躇いを 隠せずにいてごめん〜♪

凛「(来た!)」

凛「(脳内でステップ&スキップが再生されたということは)」

凛「(乃々はこっちにいる!)」

凛「(焦らずに急げ!)」ズルズル

凛「....」スンスン
888 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 20:49:28.27 ID:cXmDXIGH0
でも 好きなものは〜♪
ずっと変わってなくて〜♪

凛「(脳内ステップ&スキップがBメロに移った....)」

凛「(さっきより香りが濃くなってるんだ....)」

凛「....」ズルズル
889 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 20:50:05.41 ID:cXmDXIGH0
ゴツン

凛「!?」

凛「(な、何これ....)」サワサワ

凛「(塞がってる....)」

凛「(曲は....)」

"好き" を貫く強さは〜♪
自信あるかも...〜♪

凛「(サビの直前!)」

凛「(乃々までもうすぐなんだ....!)」
890 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 20:50:44.90 ID:cXmDXIGH0
"好き" を貫く強さは〜♪
自信あるかも...〜♪

凛「(....でも)」

"好き" を貫く強さは〜♪
自信あるかも...〜♪

凛「(ここを通らないと、乃々のところにはいけない....)」

"好き" を貫く強さは〜♪
自信あるかも...〜♪

"好き" を貫く強さは〜♪
自信あるかも...〜♪

"好き" を貫く強さは〜♪
自信あるかも...〜♪

"好き" を貫く強さは〜♪
自信あるかも...〜♪

凛「(曲もループしてるし....)」
891 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 20:53:38.78 ID:cXmDXIGH0
凛「....」

凛「(これが使えればいいんだけど....)」スッ

凛「....」

凛「(このナイフ)」

凛「(穴に通用するかもしれないと思って持ってきたけど)」

凛「(どうなるかなっ!)」ブン

ブシュッ

凛「(刃が....)」

凛「(通る....!)」

凛「....」

凛「待ってて乃々!!!」
892 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 21:03:18.12 ID:cXmDXIGH0
凛「....」ズル

凛「....」ズル

明日へステップ〜♪
さあ まずは歩こう〜♪

凛「....」ズル

凛「....」ズル

立ち止まったり〜♪
泣いたりして〜♪
893 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 21:03:49.05 ID:cXmDXIGH0
凛「....」ズル

凛「....乃々」ズル

君へスキップ〜♪
傍に寄り添うための〜♪

凛「乃々」ズル

凛「乃々っ!」ズル

ゴンッ
894 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 21:06:50.59 ID:cXmDXIGH0
凛「痛った........」

凛「何これ....」

凛「大きな、一枚の板....?」

凛「あ、降りられる」ピョン

凛「何なのこれ....」
895 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 21:17:34.18 ID:cXmDXIGH0
乃々「....」ボー

凛「....」

乃々「....」ボー

乃々「....」チラ

凛「....」

乃々「....」

乃々「....?」

凛「....乃々」ウルッ

乃々「........................」

乃々「り、凛さん!?」
896 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 21:18:09.39 ID:cXmDXIGH0
凛「乃々っ!!!」ダッ

凛「もう!やっと見つけた!!!」ギューッ

乃々「どうしてここに!?」

凛「話はあと!」

凛「まずは」スー

乃々「凛さん、くすぐったいです....////」

凛「....」スー

凛「....」スー

凛「....」スー

凛「....」スー

乃々「....」
897 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 21:18:36.40 ID:cXmDXIGH0
乃々「....あの、いつまでこれを」

凛「....」スー

凛「....」スー

凛「....」スー

凛「....」スー

凛「....」スー

凛「....」スー

凛「....」スー

凛「....」スー
898 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 21:19:15.84 ID:cXmDXIGH0
凛「やっと残り香じゃない生のステップ&スキップを嗅げたよ」

乃々「....」

乃々「あの、私、1日お風呂に入っていないので、その....」

凛「熟成されたおかげで深みが増してるよ」スー

乃々「....恥ずかしいです」ボソ
899 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 21:20:13.54 ID:cXmDXIGH0
凛「さて次は」

凛「あむあむ」パクリ

乃々「ちょっ!?」

凛「(耳耳、乃々耳こそ耳中の耳、耳界No.1耳だね耳)」モグモグ

乃々「りっ!凛さん!!!」ジタバタ

凛「....」チロ

凛「....」スーッ

乃々「ぁ................////」ピクピク

凛「(まずは耳と頭の境目を、上から下になぞるように舌を這わせる)」

凛「(これは食前酒のようなもの)」

凛「(ここから前菜に入っていく)」

(省略)
900 : ◆bL5b7ovQmQ :2020/05/05(火) 21:20:51.47 ID:cXmDXIGH0
乃々「」ビクンビクン

凛「....」

凛「....うっ」ウルッ

凛「やっとっ....乃々に会えたっ....!」ポロ

乃々「その涙は耳舐めの前じゃダメだったんですか....」

凛「耳を舐めたら急にっ....ひぅ....」

凛「実感がぁ....湧いてきちゃった....こ゛め゛ん゛....」グシャグシャ

乃々「....」
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