阿良々木暦「僕がひたぎさんを嫌う未来なんてない」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/16(土) 23:09:40.13 ID:Gzf81c1XO
「今日は阿良々木くんのお尻を開発します」
「唐突だな」

両親も妹も不在だった、ある日のこと。
自宅に遊びに来ていた交際相手の戦場ヶ原ひたぎが突如僕の尻穴の開発に乗り出した。

これまで僕は自分の尻の穴の可能性というものついてそれほど深く考えたことはなく、単なる排泄器官としてこれからも末長く使っていくのだろうと漠然と思っていた。

とはいえ、知識としてならば他の使い道があるらしいということは知ってはいたのだが、怠慢な僕はそれを実際に試したことはなく、ましてや試そうと考えたことすらなかった。

「というわけで、まずは浣腸をしましょう」

浣腸。
要するに、尻から直接下剤をぶち込む行為。
字面的には恐ろしいことこの上ない蛮行ではあるものの、便秘に苦しむ人々にとってはまさになくてはならない特効薬である。

「阿良々木くんは浣腸したことがある?」
「小さい頃にあるかな。覚えてないけど」
「その時に処置した看護師が羨ましいわ」

どういう意味だろう。複雑な気持ちになる。

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