シンジ「流石にもう怒った」【エヴァ】

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1 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 15:51:37.69 ID:y/4HZL8g0
………in葛城宅

アスカ「バカシンジー、喉乾いたー」

シンジ「今掃除してるんだから、自分で取ってよ」

アスカ「アンタは私の奴隷でしょー?つべこべ言わずに、持ってくるの!」

シンジ「わ、分かったよ。全くもう……」ゴソゴソ

アスカ「氷入れてねー」

シンジ「はいはい」トポトポ

アスカ「返事は一回!!」

シンジ「はい」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590475897
2 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 15:52:35.01 ID:y/4HZL8g0
アスカ「さて………そこっ!あ、アイテムが!ぐぁっ、何でそこでサンダー!?」ガチャガチャ

シンジ「置いとくよ」コトッ

アスカ「よし!キラー引いたら巻き返せる!……って何で終わったところでスター待機してんの!?」ガチャガチャ

シンジ「…………」ガサゴソ

シンジ「次はミサトさんの部屋か…」スーッ

シンジ「うわ、酒瓶がそこらじゅうに転がってる。ビールに…これはウォッカ?そんな強い酒まで飲むのか、通りでダル絡みが最近多い訳だ」カチャカチャ

シンジ「うわっ!足下がっ!」グラッ

ガチャーーン!!

シンジ「………やってしまった」

シンジ「よりによって、中身入りの瓶を割ってしまった……」

シンジ「……雑巾が必要だな」

シンジ「アスカー、雑巾持ってきてくれなーい?」

アスカ「今忙しいー」ガチャガチャ

アスカ「っやったー!大逆転!正義は勝つ!」フー!

シンジ「………」
3 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 15:53:46.19 ID:y/4HZL8g0
シンジ「……ふぅ、部屋に酒の匂いは残ってるけど何とか片付けられた」

アスカ「バカシンジー、ミサトの部屋にいるの?入るわよーって酒臭っ!」

シンジ「さっき瓶を落として中身が出ちゃって…」

アスカ「何やってんのよー!部屋の外まで酒の匂い出てきてるわよ!私の部屋まで匂ってきたらどうしてくれんのよ!」

シンジ「アスカが早く雑巾持ってきてくれたらもう少しは匂わなかったよ!」

アスカ「何!?人のせいにするわけ!?元はといえばアンタが瓶を割らなかったら済む話じゃない!!」

シンジ「…………」
4 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 15:54:19.57 ID:y/4HZL8g0
アスカ「あーもう、さいっあく!バカシンジ、夕飯はアイスバインね」

シンジ「アイスバイン!?今からやってても完成しないよ!?」

アスカ「何言ってんのよ、それをどうにかすることがアンタの仕事でしょ」

アスカ「アンタはパイロットとしては三流以下なんだから、せめてこういうところでエースパイロットの世話をするのが常識ってものよ?」

シンジ「…………はい」

アスカ「わかったら材料買ってきて。夕飯時迄に出来なかったら許さないんだから」

シンジ「………………はい。行ってきます」ガチャッ

アスカ「……………」
5 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 15:54:47.91 ID:y/4HZL8g0
………夕飯時

ミサト「ふぃー、ごちそーさまぁー、シンちゃんビールちょーだい」

シンジ「ミサトさん、自分の部屋もう少し綺麗にしてください。中身の残ってる酒瓶とかもう嫌ですよ」コトッ

ミサト「ごみんごみん、ちょっちサボっちゃって」カシュッ

ミサト「んっ、んっ、んっ、プハーーーっ!!このために生きてるっ!」

シンジ「…………」

アスカ「バカシンジー、お風呂沸いてるー?」

シンジ「今から洗うよ。今日は洗う暇なかったの、知ってるだろ」

アスカ「何よー!奴隷の癖に使えないわねー!」

シンジ「…………悪かったよ、今から洗えば良いだろ」

アスカ「あーもー、今すぐ入りたいのにー!ホンっトバカシンジなんだから」

シンジ「…………………」
6 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 15:55:19.45 ID:y/4HZL8g0
シンジ「洗ったし沸いたよ」ガチャッ

アスカ「今ゲームいいところだから、待って」

シンジ「アスカが洗えっていうから洗ったし沸かしたんだよ?ガス代が無駄になるじゃないか」

アスカ「今オンラインなの!止めたらレートに響くの!そんなこともわかんないわけ!?」

シンジ「………僕先に入るよ」

アスカ「ダメに決まってるじゃない!アンタが入った後の風呂に私が入れって言うの!?なら今日は入らない方がマシよ!」

シンジ「」ブチッ
7 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 15:56:09.05 ID:y/4HZL8g0
シンジ「ミサトさん」ガサゴソ

ミサト「なぁーにぃー、シンちゃぁーん、お酒飲みたいのぉー?」ケラケラ

シンジ「僕、この家を出ていきます」ガサゴソ

ミサト「そっかぁー、この家を出て行く…の…ね…?」

シンジ「はい。お世話になりました」スッ

ミサト「ちょ、ちょ、ちょっち待って。今のは私のアルコールのせい?なーんか聞いちゃいけない言葉を聞いた気がするんだけど」

シンジ「それが想像できる最悪の言葉なら、それで合ってます」ガサゴソ

ミサト「え、ちょ、何で?シンちゃん何で?」

シンジ「分からないならいいです」
8 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 15:56:58.17 ID:y/4HZL8g0
シンジ「考えてみたら、アスカとの共同生活だって、分裂する使徒を倒すためにしていたんですし」

シンジ「ミサトさんが僕を監視するのだって、いなくなれば楽になるでしょう?アスカだけになるから」

シンジ「手荷物はもうまとめたし、部屋の荷物もそんなにないですから」スッ

ミサト「ど、どこ行くのよぉ?」

シンジ「本部で寝泊りしようかと。話せば部屋の一つくらい貸してくれるでしょう」
9 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 15:57:27.53 ID:y/4HZL8g0
ミサト「ま、待って、そしたら私監督不行届きで減俸食らっちゃう…お酒が…」

シンジ「………」ウィーン

ミサト「待って待って冗談だから、お酒なんていいから」

シンジ「………その手のストロングを置いていたら、多少は説得力あったかもしれないですね」

ミサト「あ、こ、これは……ちょ、アスカー!?来てー!?」

アスカ『何、買い物でも行くのー?あ、じゃあガルガル君のなし味とシャンプー買っといてー』

ミサト「ダメだあのエースパイロット聞いちゃいない!?」

シンジ「さようなら、次のテストで会いましょう」タッ

ミサト「し、シンちゃん…………」

ウィーン……
10 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 15:58:02.54 ID:y/4HZL8g0
………inネルフ 司令執務室

シンジ「………というわけなので、ネルフに泊めてください」

冬月「葛城一尉は三尉に降格後、2ヶ月は減俸だな」

ゲンドウ「………良いだろう。L-4区画の第一分析室の隣に仮眠室がある。そこを使え」

シンジ「ありがとうございます」スタスタ

冬月「……てっきり、そのまま家に帰すかと思ったがな」

ゲンドウ「初号機パイロットの精神に過剰な負荷をかけてはシンクロ率に影響する」

冬月「それが分かっているのなら、もう少し父子としての関係を築くべきだったと思うよ」

ゲンドウ「…帰す言葉もありません」

冬月「第三の少年に付けていた諜報部の監視はどうする?」

ゲンドウ「引き戻してかまわん」

冬月「……大事に至らないと良いが」
11 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 15:58:46.73 ID:y/4HZL8g0
………inL-4区画、第4仮眠室

シンジ「ここか……」ウィーン

シンジ「結構綺麗だ。誰かが今まで掃除してきてたんだな」ドサッ

シンジ「うーーーーん………っと」ノビー

シンジ「………自由になったんだな…僕」

シンジ(………アスカとミサトさん、二人で大丈夫かなぁ)

シンジ「………っと、風呂にまだ入ってなかったんだ。今から入りに行こう」ウィーン

シンジ「……本当、本部って広いよなぁ」スタスタ

シンジ「大浴場を作れるだけの敷地があるだけあるよ」スタスタ
12 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 15:59:14.02 ID:y/4HZL8g0
青葉「全く…ようやっと風呂に入れる…あれ、シンジ君じゃないか」スタスタ

日向「何でこんな時間にここにいるんだ?」スタスタ

シンジ「それがかくかくしかじかで」スタスタ

青葉「………マジか」スタスタ

日向「惣流は何となく分からなくはないけど、ミサトさんも家だとそんな風になってるんだ…」スタスタ

シンジ「僕も今まで頑張ってきたんですけど………もう、耐えられませんでした……」スタスタ

青葉「シンジ君は頑張った。何も悪くないぜ」スタスタ

日向「そうだよ。お疲れ様。風呂で背中流してやるよ」ポンポン

シンジ「ありがとうございます………」ウッウッ
13 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 15:59:49.90 ID:y/4HZL8g0
………同時刻、in葛城宅

ミサト「………というわけで、シンジ君はもう…ここには戻ってこないかもしれないわ……」

アスカ「…………」

ミサト「…………あの、やっぱりシンちゃんにあやm」

アスカ「あー!せいせいしたー!」

ミサト「え、ちょ、アスカ?」

アスカ「だって、バカシンジ喉が乾いても飲み物出そうとしてくれないし、夕飯作るの遅いし、部屋に時々入ってくるし、風呂を覗かれる心配もしなくて良いのよ?」

アスカ「こんなにハッピーなことはないわ!部屋ももう一つ使えるようになるし!」

ミサト(……アスカの言ったことの殆どがアスカ に原因があるとは…言ったら殺されるわね……)

ミサト(はぁ………減俸は免れられないし…保護者失格…か)

アスカ「ほら、ミサト風呂入るでしょ。私はもう寝るわよ」トコトコ

ミサト「あ、ちょ、アスカ………」

スーー、トン

ミサト「…明日本部行くの億劫ね……」
14 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 16:00:56.36 ID:y/4HZL8g0
とりあえずここまで。
夜に続き載せるかも。
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 16:14:35.95 ID:ZFOJCxO+O
うん、これは怒っていい
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 16:35:22.38 ID:c0o4qLHn0
こいつら見た目が良いからギリギリ許せるかもしれんがブスだったら殺意沸くぞ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 16:36:59.83 ID:c0o4qLHn0
シンジ「こうなったら、開き直ってやる・・・wwwwwwww」Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi?bbs=news4ssnip&key=1376840950


このSSで二人のダメなところをシンジが突っ込みまくってたな
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 16:46:00.55 ID:95vKCVvHO
やはり女なんて下らないと思わないかい、シンジ君
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 16:48:45.82 ID:F2N2OGdDO
下手に出ればつけあがりやがっての典型だった
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 17:00:54.84 ID:Z0Yy3sPSO
申し訳ないがホモはNG
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 17:18:00.35 ID:YTZzkT+p0
アスカ「アンタは私の奴隷でしょー?つべこべ言わずに、持ってくるの!」

これはひどい
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 17:53:30.97 ID:tObS+YVL0
そもそもミサト一人の時点で色々ひどかったのにそこにアスカがきちゃあねぇ……
そりゃあ、シンジくんも一人でいいって最初の頃言うわ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 18:05:34.12 ID:uM4VQ864O
カヲルが女だったら色々とひどいことになってただろうな
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 18:09:37.66 ID:HzmO+Jor0
式波なら料理はできるから…
25 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 21:56:11.36 ID:y/4HZL8g0
おまたせ。
落としていく。

先に言っとくと、正直終わり方のいい構築ができなさそうだから最悪誰かに丸投げするかも。
26 :おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU [saga]:2020/05/26(火) 21:57:05.96 ID:y/4HZL8g0
………inネルフ大浴場

カポーーーン…………

青葉「ゲームが好きって話は聞いてたけど、まさかそこまでだったとはなぁ」ザバァー

日向「飲み物は…自分で取りに行くべきだと思うよ?」

シンジ「やっぱりそうだったんですね……僕、感覚がおかしくなってきてて…」シクシク

シンジ「アスカの言う通り、僕がジュースを持っていくものだと考え始めてて……」シクシク

青葉「随分と溜め込んでたんだな……」

日向「よし、シンジ背中を流すよ、座って」

シンジ「はい…ありがとうございます……日向さん……青葉さん………」

日向「良いってことよ」

青葉(初めて名前呼ばれた……)
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