【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その2【安価】

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120 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 22:38:12.43 ID:GZ2vtbxbO
菊月「この部屋は和室か。何もおかしい所は無さそうだが…」


菊月「この壁の後ろがあのおかしい空間になっているが、家具が邪魔だな」


菊月「あの空間は出入りするものならこんな家具は置かないか…いや待てよ」


ズズズ…


菊月「…動く。見た目よりもかなり軽い」


菊月「この家具の後ろの壁が扉か何かになっているのか?」


菊月「ここに一体何があるんだ……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:40:04.69 ID:/UM22gjzO
銀行の金庫のような暗証番号つきの重い鉄の扉がある
錆びさせればなんとかなりそうだ
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:40:54.05 ID:uzz4RlCR0
自身の計画を事細かに記した手帳が見つかる(和風の書斎のようなう空間)
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:41:53.89 ID:IJBDrtRDO
地下への階段を見付ける
下りていく毎に重圧感が増していく
本能的にこのまま進むのはまずいと感じる二人
その時外から車の音が聞こえた
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:42:46.96 ID:kt++PF2eo
奥には人が1人暮らせそうな感じのスペースが
125 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 22:44:42.11 ID:GZ2vtbxbO
菊月「これは…」


曙「そっちはどう?」


菊月「こっちが当たりだ。見てみろ」


ズォォォォォ…


曙「地下への階段…」


菊月「あの空間の正体が分かったな。この部屋から出入りしていたんだろう」


曙「この下に何があるのかしら…」
126 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 22:47:58.36 ID:GZ2vtbxbO
曙「何…ただの階段なのに……この雰囲気は…」


菊月「……」


曙「菊月、このまま進むのは何か嫌な雰囲気がするんだけど」


菊月「怖気付いたのか」


曙「そうじゃなくて…」


キキィッ


菊月「…車の音?」


曙「この屋敷の前に止まったみたいね」


菊月「ここに入ってくるつもりか?」


曙「誰が、何の為に?」


菊月「私に聞くな」
127 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 22:50:39.28 ID:GZ2vtbxbO
曙「もし警察にでも通報されたら厄介よ」


菊月「……」


曙「どうするのよ、このまま進むの?」


菊月「……」


曙「それとも車の方を見に行って様子を見てくる?」


菊月「……」


曙「一人ずつ行動するのは危険よ、どっちかを二人でやるの」


菊月「安価」


下1〜3高コンマ 菊月の台詞やその他起こったことなど
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:51:45.60 ID:e0GlKzk8O
車の方に行くことに
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:55:48.98 ID:5M7Rbc9wo
車で
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:59:48.53 ID:H4MSrzsTo
車の様子を見に行くと和装の女性が降りているところ
131 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:05:13.66 ID:GZ2vtbxbO
菊月「車の方にする。警察を呼ばれるのは面倒だ」


曙「そうね、私もそう思うわ」


菊月「まずは私が様子を見る、お前は戦闘になりそうなら…」


曙「ほんと……車の方で良かった」ボソッ


菊月「………おい曙、今自分の事を私と…」


曙「ふんっ!」ドガッ


菊月「…」ドサッ


曙?「危なかった、間一髪って所ね」


「コイツの名前が分からなかったからどうしようかと思った。私が化けた方の名前は曙…ね」
132 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:08:01.55 ID:GZ2vtbxbO
「黄色い方の名前は菊月よ。私はそう言ってたじゃない」


「え、それ私聞いてないわよ?」


「……まあ結果オーライってことで」


「ちょっと!」


「まあまあ、なんとかなったんだしこれでいいわよ」


「全く…それで、コイツらはどうするの?」


「とりあえず地下に放り込んどく」


「迎えが来たし、連れて行ってもいいんじゃない?」


「そうね……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:09:30.04 ID:e0GlKzk8O
目覚めた曙と菊月、それぞれ能力で拘束を説いて状況確認
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:10:26.51 ID:/UM22gjzO
>>133
気圧から地下に移送されたのが分かる
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:14:34.78 ID:H4MSrzsTo
>>133
本物だろうなとお互いを確認してこんなことできる艦娘あたし達の他にいる?と
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:17:01.03 ID:IJBDrtRDO
車から降りて来た女性は菊月の顔を見て何処かで会ったような…と考え込む
とりあえず丁重にお願いしますと言って別の部屋へ消えた
137 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:25:05.29 ID:xONAV0ms0
ーー


菊月「……」ピクッ


菊月「ここは……ぅ…頭を……やられたか…」


ガシャッ


菊月「手錠に足枷……こんなもの…」ズズズッ


カランッ


菊月「錆させてしまえば…こんなものだ……」


菊月「……ここは独房のようになっているのか」


菊月「この扉も……錆させれば意味も無い」ズズズッ
138 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:28:20.35 ID:xONAV0ms0
菊月「……次は…」


曙「!」


菊月「……お前は偽物か」


曙「こっちの台詞よ!よくも菊月に化けてあたしを騙したわね!」


菊月「…お互い同じ手でやられたということか」


曙「何よ白々しい!不意を突かれない限りあたしは…!」


菊月「炎で燃やすんだろう?」


曙「……」


菊月「手錠と足枷を燃やしたように、お前は炎を操ることができる」
139 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:31:26.69 ID:xONAV0ms0
曙「…あんたは全てを錆させることができる。だから独房の旅も開けることができた」


菊月「お互いに本物のようだな」


曙「どうやらね…」


菊月「敵は二人以上だ。二手に分かれるのは愚策だったか」


曙「こっちも応援を呼んで一気にやっちゃう?」


菊月「まぁ待て、この地下を調べてからでも遅くはない」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:37:30.64 ID:kt++PF2eo
地下室は和の雰囲気漂う人が住める空間になってる
どうやら地下シェルターのよう
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:38:43.73 ID:uzz4RlCR0
地下の女の子らしい部屋には一人本を読む少女が
二人を見てきょとんとしている
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:42:02.99 ID:e0GlKzk8O
>>140
>>141
二人が身構えるけど女の子に敵意はない
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:42:18.16 ID:hqV2ieD/O
>>141
部屋を薄汚い書庫にして閉じ込められてた感じで
144 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:50:56.47 ID:xONAV0ms0
ーー


曙「ここ…刑務所みたいな所かと思ったけど違う、シェルターよ」


菊月「あの独房は後付けか」


曙「それで説明はつく、けど…」


菊月「この広さはなんだ。地上より大きいんじゃないか」


曙「元帥が逃げるにしては大き過ぎる…」


菊月「その家族を含めるなら納得できないことも無いが…」
145 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:53:17.84 ID:xONAV0ms0
「ねぇ」


菊月「誰だ!?」


曙「女の子……?」


「貴女たちはどこから来たの?」


曙「菊月、敵意は無さそうよ」


菊月「……」


曙「聞いてるの菊月?」


菊月「時間が巻き戻った?いや、辻褄を合わせるにはこうなるしか無かったのか…」


曙「何をブツブツ言ってるのよ」


菊月「…お前はいつからここに居る?」


「私?分からない。でもここには本が沢山あることは分かる」
146 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/13(土) 23:55:40.88 ID:xONAV0ms0
曙「あんた、名前は…」


菊月「雲林院だな?」


雲林院「うん」


曙「この子が探してた人間だっていうの!?こんな子どもが!?」


菊月「そうだその顔だ、完全に思い出した」


雲林院「?」


菊月「お前はここに閉じ込められているんだな」


雲林院「分からない」


菊月「…曙、こいつを連れて逃げるぞ」


曙「はあ?あたしにちゃんと説明しなさいよ!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:04:21.73 ID:Lg5kUPKOO
菊月?曙?が現れて
やっぱりお嬢様を狙っていたのか!お嬢様が少し特殊だからって!と敵対心

雲林院ちゃんは仲良くしてほしいとお願い

なんか話が噛み合わないのでお互い一旦冷静になる
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:04:34.05 ID:oIBtBeT10
なんとか帰還したあとで冷静に今の状況を分析する
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:07:19.86 ID:UTdoGbY7O
>>147
150 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 00:14:13.76 ID:NxyYDp5J0
シュバッ


曙?「……」


菊月?「……」


曙「あんた達は…!」


曙?「コイツらやっぱりお嬢様を狙っていたのか!」


菊月?「お嬢様が少し特殊だからって…許さない!」


菊月「何の話だ?」


雲林院「喧嘩しないで」


曙?「お嬢様を守るためなんです!」


菊月?「悪党どもめ、覚悟ーー!」
151 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 00:20:23.64 ID:NxyYDp5J0
菊月「待て、私達も雲林院を保護しに来たんだ」


曙?「嘘つくな!」


菊月?「お前達もさっきの輩と同じだ!」


曙「なによそれ!」


曙?「車でやってきた連中だ!迎えなんかじゃなくて私達の…お嬢様を拐いにきた悪者だ!」


菊月「それは違う。私達とは関係ない」


菊月?「問答無用!だぁーーーー!」


雲林院「待って」


曙?「敵を庇うの!?」


雲林院「話し合って。どっちも悪い人じゃない」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:23:50.25 ID:389dZZNAo
曙「菊月、知ってること全部話して。あと偽物!あんたらもよ!!」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:24:35.04 ID:UTdoGbY7O
とりあえず車の連中とは違うことは分からせた
居処がすでにバレてるのでとりあえず全員で脱出する
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:25:10.08 ID:zXmRlFdAo
>>152
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:25:25.75 ID:53z+7/woo
>>152
>>153
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:25:56.90 ID:bOxXw9wDO
もう…やめなさい!!!と一喝する雲林院
窓ガラスがその一喝で全部割れた
あああ、お嬢様ごめんなさい!と狼狽える二人と呆気にとられる菊月曙
157 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 00:31:10.11 ID:NxyYDp5J0
曙「菊月、知ってること全部話して。あと偽物!あんたらもよ!」


曙?「そっちを信じられないのに言えるはずあるかぁ!」


菊月?「お嬢様、やっぱりコイツらは…!」


菊月「…私は雲林院を助けに来た。それは元帥が関係している」


雲林院「続けて」


菊月「私が知っている雲林院は元帥に恨みを持っていた。それこそ殺してやりたいくらいに」


菊月「雲林院は自分を犠牲にし復讐の機会を待った。だがそれは叶わなかった」


菊月「元帥は被曝し、死んだ。復讐を成し遂げることができなかった」


菊月「……そうか、そういうことなんだな」
158 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 00:34:49.71 ID:NxyYDp5J0
曙「なによ、何一人で納得してるの?」


菊月「お前も私達と同じか」


雲林院「うん」


菊月?「お嬢様、なにを…」


菊月「能力は?」


雲林院「いくつも使える」


菊月「……そういう能力か」


雲林院「そう」


曙?「お嬢様…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:37:16.30 ID:UeOUIszzO
今日のところは引き上げる
今度はゆっくり話をしようと
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:38:43.58 ID:bOxXw9wDO
お祖父様は元帥となってから人が変わってしまった
私はお祖父様を止めたかった…どんな事をしてでも
でも…こうして亡くなってからは…と言葉に詰まる
憎しみと愛情は表裏一体かと悟る菊月
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:40:05.64 ID:53z+7/woo
目の前で能力を見せてやって同じだということを見せてやる
お前たちのように誰かの姿を真似られる仲間もいる

全て見せて信頼を得ようとする菊月を信じることにする
162 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 00:48:33.08 ID:NxyYDp5J0
菊月「私の能力はこれだ」ズズズッ


曙?「床が……!シェルターの壁が錆ていく!?」


菊月?「そんな!コイツもお嬢様と…!」


菊月「こっちにはお前のように誰かの姿を真似られる仲間もいる」


雲林院「だって」


曙?「……」


雲林院「この子達に変身能力は無いの。私の能力」


菊月「そうだろうな」


菊月?「…そうです、お嬢様の力を借りました」


曙?「分かりました、信じましょう。目の前で能力を見せるということは敵意が無い証拠です」


曙「なら一旦引くわよ、また変な奴らが来るかもしれないんでしょ」


雲林院「うん、そうした方が良い」


ーー
163 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 00:49:14.54 ID:NxyYDp5J0
続く

昨日今日と外伝ネタを使いました


コメントなどあればお願いします
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:50:51.29 ID:53z+7/woo
おつでした
やっぱ外伝ネタですよね
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:53:23.28 ID:bOxXw9wDO
お疲れ様でした
荒潮の人今も見てるかな…
怨霊元帥の構想だけはあった、構想で終わってしまった
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 01:03:21.71 ID:389dZZNAo
おつおつ
聞いたことあるな雲林院と思ったら…!
菊ぼのコンビってなかなか長い付き合いだと思うけど今まで描写はあまり無かったので嬉しい
167 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 19:24:02.06 ID:NxyYDp5J0
ーー


雲林院「お祖父様は昔はああでは無かった」


雲林院「誰よりも平和を愛し、平穏を願った」


雲林院「私はそんなお祖父様を助けになりたかった」


雲林院「お祖父様は私の力を信じてくれた。周りの大人は誰も信じなかった」


雲林院「私が……お祖父様を変えてしまった」


雲林院「私は人の心を読むこともできる。それを続けているとお祖父様はおかしくなっていった」


雲林院「お祖父様の周りの人間は、誰も平和を望んでいなかった」


雲林院「考えているのは金、金、金。命よりも金だった」
168 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 19:28:27.05 ID:NxyYDp5J0
雲林院「おかしくなってしまったお祖父様は私を地下にやった」


雲林院「それがどれくらい前かは覚えていない」


雲林院「はっきり分かるのはお祖父様が死んでしまったということ」


雲林院「私の力を悪用しようとしている誰かが居る」


雲林院「……それだけだ」


曙「なるほどねぇ…人の心が読めるだなんて、そんなの皆欲しがるわよね」


菊月「誰が裏切ろうとしているか、すぐに分かる」


雲林院「お祖父様を殺したのはお前達か?」


菊月「それは違う。奴は勝手に死んでいった」


曙「元はと言えば自業自得ね…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 19:36:14.09 ID:VYlqn5ixO
隠すこともできないしそもそも隠す必要もないので足りないもの鎮守府で何があったかを話す
大本営の暴走、上層部の腐敗、その結果の被爆等々
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 19:40:11.69 ID:kstv1vqdo
>>169
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 19:52:38.30 ID:zXmRlFdAo
>>169
172 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 19:58:49.50 ID:NxyYDp5J0
全て同じは再安価です


下2 お願いします
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:02:41.63 ID:53z+7/woo
ksk
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:03:44.17 ID:VYlqn5ixO
>>169
175 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:14:05.70 ID:NxyYDp5J0
ーー足りないもの鎮守府


雲林院「……そうか、そんな事になっていたのか」


菊月提督「元帥一人を責めるのは違うが、奴も原因の一つだ」


菊月「テレビやラジオを見るつもりは無かったのか?」


雲林院「ダメだ、喋ってる奴の心の声が聞こえる」


菊月提督「テレビでもか?」


雲林院「そうだ、人間な皆んな同じで金の事しか頭に無い」


雲林院「金の力で操られたメディアなど、見る価値も無い」


菊月「それは当たっているな」
176 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:17:32.15 ID:NxyYDp5J0
雲林院「しかし世界が滅びようとしていたとは…」


菊月「人の声を聞きたくないのは分かるが、少しくらい世界に興味を持て」


雲林院「持つ気になれたかった。本を見ていれば無限に時間を消費できた」


菊月提督「とりあえずはここに居れば安心だ、今のうちに色々と知ればいい」


雲林院「そうさせてもらう」


菊月「…そういえばあの二人はどうした?」


菊月提督「あの二人?」


菊月「コイツを守っていた二人だ。ここには付いて来たんだろ?」


雲林院「そのはずだ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:21:20.93 ID:53z+7/woo
リュウジョウとかと飯食ってる
ずっとレトルトとかばっかり食べてたので大喜び
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:21:33.77 ID:oIBtBeT10
2人はどっちが雲林院の今日のお風呂をお世話するか言い争っている
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:25:53.02 ID:kstv1vqdo
ずっと気を張ってたから安全なところに来れて暫し戦士は休息
180 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:33:39.75 ID:NxyYDp5J0
ーー食堂


「美味しい!」


リュウジョウ「そうかそうか、遠慮せずに食べりや」


曙「リュウジョウが作ったんじゃないでしょ、もう」


「本当に美味しい……人が作った料理を食べるのは凄く久しぶり」


リュウジョウ「今までどないしてたんよ?」


「シェルターにあった非常食」


「あと水さえあれば食べられるインスタントとか」


曙「よくそれで凌げてたわね…」


「栄養価には問題は無かったから」


「味気は無かったけどお嬢様を守る為なら…」
181 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:37:10.92 ID:NxyYDp5J0
リュウジョウ「暫くはあったかいご飯が食べれるで。菊月はあの子を保護するつもりみたいやし」


「お嬢様を!?」


「でもお嬢様を守ってくれるなら…」


曙「そもそもなんであんた達は雲林院を守ってたのよ」


「それは…」


「言えません」


リュウジョウ「そんな事言わんと教えてな」


「お嬢様を守ってくれるのは有難いですが、それとこれとは別物です」


「お嬢様…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:44:27.61 ID:UTdoGbY7O
ここの仲間を紹介しようとするが
声が聞こえてしまうのが怖くて行きたがらない雲林院さん
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:46:46.97 ID:bOxXw9wDO
菊月に前に何処かで会ったような気がする雲林院
地下に居て会えるはずはないと不思議に思っている
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:47:36.97 ID:VYlqn5ixO
まあ言えるようになったらでいいと言われる二人
185 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:52:15.38 ID:NxyYDp5J0
リュウジョウ「まあ言えるようになったらまた聞かせてや」


曙「それでいいの?こっちは飯を食わせてやるのよ?」


リュウジョウ「まぁまぁ、ウチらも身に覚えがあるやん?」


曙「……」


リュウジョウ「そういう訳やから、お二人さんは安心しいや」


「…ありがとう」


「感謝します」
186 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:55:27.98 ID:NxyYDp5J0
ーー執務室


雲林院「しかし不思議だ。菊月とはどこかで会った気がする」


菊月提督「君はずっと地下だったんだろう?」


雲林院「そうだ、会えるはずが無いのに」


菊月「……」


雲林院「なに?」


菊月提督「どうした…?」


雲林院「…私にも理解できないことはある」


菊月提督「はぁ……?」


雲林院「例え相手の心が読めても、その意味が分からないこともあるんだ」
187 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 20:59:04.35 ID:NxyYDp5J0
雲林院「私は本来艦娘になる予定だった。だが『扉』の影響でそれが無くなった」


雲林院「『扉』が何かは分からない。だが菊月は責任は無い」


菊月「…なぜだ」


雲林院「菊月達の『扉』は私に関係していない」


菊月「なぜ分かる」


雲林院「私だからだ」


菊月「……」


雲林院「菊月が責任を感じて、私を守ろうとしているのならもういい。菊月は悪くない」


雲林院「私は一人でも大丈夫だ。それは菊月も分かっているだろう」


菊月「安価」


下1〜3高コンマ 菊月の台詞やその他起こったことなど
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:05:50.08 ID:IMIfjK4co
なおも何か言いたそうで言えない菊月に菊月提督が助け舟
「とは言っても何時までも地下に潜ったままでは不便だろう。どうにか手を貸したいから暫くここにいないか?」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:08:32.89 ID:VYlqn5ixO
提督が一人で大丈夫なのと一人にしておきたいかは別だよって
君のためにもあの子達のためにも
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:09:34.28 ID:VYlqn5ixO
あ、そういや同コンマだったから安価下で
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:19:19.40 ID:zXmRlFdAo
>>188
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:19:40.38 ID:53z+7/woo
>>188
>>189
193 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 21:23:04.21 ID:NxyYDp5J0
また同じですので再安価


下2 お願いします
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:23:30.70 ID:zXmRlFdAo
kskst
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:28:53.19 ID:wlHQRY8Oo
菊月提督があの二人の為にも雲林院の境遇をどうにかしたいと説得
また君を地下に戻すのはこちらが大丈夫ではないからと
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:29:04.40 ID:53z+7/woo
>>188
>>189
197 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 21:33:55.43 ID:NxyYDp5J0
菊月提督「君は良くてもあの二人はどうなんだ?」


雲林院「…」


菊月提督「確かに君ほどの力があれば一人でも大丈夫だ。だかあの二人はそうはいかない」


菊月提督「それにまた君を地下に戻すのはこちらが大丈夫ではないんだ」


雲林院「…」


菊月「…お前の言うことが真実であったとしてもそんなのは関係ない。助けてやると言ってるんだからそれに甘えろ」


雲林院「…」


菊月「私が言ってることに嘘は無いだろう。信じられないのなら好きなだけ心を読め」


雲林院「…本当にいいのか」


菊月「いいと言ってるんだ」
198 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 21:38:13.42 ID:NxyYDp5J0
菊月提督「幸い部屋は空いているし、三人くらいどうとでもなる」


菊月「お前は他人と接触したく無いんだな」


雲林院「そうだ。嫌でも心を読んでしまう」


菊月提督「だからこっちを見ずにずっと菊月を見ていたのか…」


雲林院「菊月の心は真っ直ぐだ。汚い大人とは違う」


菊月提督「…俺の方も見てくれないか?」


雲林院「貴方を?」


菊月提督「君に危害を加える気がないという証明になる」


雲林院「…分かった」スッ


菊月提督「俺の心は菊月ほど綺麗じゃないが、腐っているつもりも無い。罪は犯したが、それでも…」


雲林院「安価」


下1〜3高コンマ 雲林院の台詞やその他起こったことなど
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:46:35.91 ID:53z+7/woo
安心する雲林院ちゃん
補足で冗談ならともかくここで日常的に嘘をつく人はいないと伝えられる
良くも悪くも裏表がないからねと
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:58:38.65 ID:VYlqn5ixO
菊月とよく似ているって感じる
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:59:49.39 ID:389dZZNAo
>>199
202 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 22:05:05.90 ID:NxyYDp5J0
雲林院「…そのようだ」


菊月「冗談なら別だがここで日常的に嘘をつく奴はいない」


菊月提督「良くも悪くも裏表がないからな」


雲林院「良くも…悪くも…?」


菊月「お前には分からない世界だ」


菊月提督「案内ついでにここを見て回ってもらうのがいいか」


菊月「どうする?」


雲林院「案内はいらない。心を読めば分かるから」


菊月「そうか、なら好きに見て回れ」
203 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 22:07:47.73 ID:NxyYDp5J0
雲林院「…広い」


雲林院「屋敷より広い場所は初めてだ」


雲林院「シェルターよりも大きい…」


雲林院「…」


雲林院「歩くのは面倒だ。目立たない程度で浮いて行こう」フワッ


雲林院「…」


雲林院「これが鎮守府…」


雲林院「中々どうして…ふむ…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:14:33.86 ID:Z3jZv1Jao
心配していた曙と会ったのでもう少し正直になるといいぞとアドバイス
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:15:04.90 ID:bOxXw9wDO
スライド移動する日にも当たっていない白い肌の少女
まだ話を知らない何人かを驚かせる
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:22:32.53 ID:VYlqn5ixO
どこまで言うかの程度の差はあれ出会う人みんな言ってることと考えてることがほぼ同じ
207 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 22:30:22.79 ID:NxyYDp5J0
ーー


多摩「んに"ゃっ!?」


雲林院「…」スイーッ


多摩「い、今のは何にゃ……?」


多摩「幽霊…?まさか……でも…肌も白くて…」


多摩「…菊月が関係してるんだにゃきっと、うん」


多摩「きっと、そう……うん…そうに決まってる……」


多摩「いざとなったら…先生の家に帰れば……いいにゃ…」
208 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 22:34:58.74 ID:NxyYDp5J0
ーー


ガングート「なんだ貴様は!?」


雲林院「…」


ガングート「おい無視するな!」


雲林院「私か?」


ガングート「お前は一体何者なんだ?私の子どもを狙って来たのか?」


雲林院「…二児の母。一人は艦娘、一人は人間」


ガングート「詳細を知っているということはやはりそうか。子どもといえど容赦は無いぞ!」


雲林院「…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:38:08.29 ID:oIBtBeT10
皐月の心を読んでピンクな思考に狼狽し漣のR18な回想に赤面する
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:39:09.25 ID:389dZZNAo
横着して前回の菊月達との遭遇から現在までの映像をガンちゃんの脳内に流し込んで対応
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:39:52.13 ID:VYlqn5ixO
話をしようとスーっと近づくと、お…おばけってビビってガンちゃん倒れかけるのでで支える

>>209
皐月は横須賀だよ
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:40:40.08 ID:53z+7/woo
足りないもの鎮守府と横須賀は別
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:47:02.23 ID:oIBtBeT10
勘違いしてましたすみません
214 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 22:53:35.83 ID:NxyYDp5J0
分かりにくくなったので再安価


下2 お願いします
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:59:05.25 ID:389dZZNAo
加速
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 23:00:41.81 ID:VYlqn5ixO
>>211
217 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 23:04:49.74 ID:NxyYDp5J0
雲林院「待て、私は…」スイーッ


ガングート「んひっ!」


雲林院「…?」


ガングート「幽霊………が…」ガクッ


雲林院「おっと」ガシッ


ガングート「」


雲林院「気絶してしまった」


雲林院「…ここに置いておいても問題は無いだろう」


雲林院「一人だと不便だ…二人と合流しよう」
218 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 23:07:39.37 ID:NxyYDp5J0
ーー食堂


雲林院「居た」スイーッ


リュウジョウ「うぉ!?」


曙「あんたね…」


「お嬢様!」


「お話しは終わりましたか?」


雲林院「終わった」


雲林院「とりあえずここに世話になることになった」


「そうですか…」


「お嬢様、私達はもう用済み…」


雲林院「私を守るという意味では、もう用済みだ」


「……」


「はい、分かってます」
219 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/06/14(日) 23:09:47.72 ID:NxyYDp5J0
リュウジョウ「ちょっと待ってや、いきなりそれは無いやろ?」


曙「あんたを今まで守ってくれたんでしょ?」


雲林院「私は一人でも大丈夫」


雲林院「私は守って欲しいと言ったことはない」


「そうです、お嬢様は…」


「…私達の役目は終わりました。後はお嬢様のご自由になさって下さい」


雲林院「分かった」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
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