このスレッドは950レスを超えています。そろそろ次スレを建てないと書き込みができなくなりますよ。

【安価】この闇に覆われた魔法の国で【コンマ】

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763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:44:32.93 ID:b1r4uTWDO
はい
764 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/25(日) 23:50:42.31 ID:fFFhdgDNO
今日はここまで
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/26(月) 00:05:14.54 ID:IqfTLl2DO
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/26(月) 06:18:19.44 ID:/GRfgVkO0
767 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/29(木) 11:07:45.06 ID:vKplfc0cO
18時半頃から更新します!
768 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/29(木) 19:12:34.98 ID:ePKLhjY1O
ミネア「…落ち着いたでしょう、ここからは廊下で話すわよ」

ミネアはベッドの方に目向けている。
ロイアンの寝息はまだ聞こえてくるが、それ程聞かれたくない話なのだろう

俺がドアを締めたのを確認してからミネアは口を開く。

ミネア「はぁ…相部屋だってこと、すっかり忘れてたわ…」


…結構ドジなんだな、この人

グリン「…さっきの言い方だと、じゃあ1年生を殺した犯人──」

言い切らない内に、「違う」とミネアが台詞を被せる。
さっきまでとは、少し雰囲気の違う声色だった。

ミネア「まだ…私は信じてる」

ミネアはそう言うと急にバツの悪そうな顔をして、頭を下げた。

ミネア「謝るわ、本当にごめんなさい。幽霊が何かを探して動いているのは分かってた。」

ミネア「人が死んでるのに、先輩がおかしくなった原因を探るために、他の人に危害が及ぶのを考えずに…」


グリン「…もう良いですよ」
769 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/29(木) 19:41:34.01 ID:ePKLhjY1O
正直、何とも感じていなかった…
確かにそう考えると苛々してきたような気もするが、今はもういい。

グリン「その先輩は、まだおかしいんですか」

その先輩から話を聞き出さないと、幽霊に打つ手がない。

ミネア「それが、行方不明なのよ」

…打つ手無いじゃんか

グリン「…これから、どうするんですか?」


ミネア「ん、ごめん。何て言った?」

聞こえていなかったらしい。
疲労?毎夜幽霊を追ってるなら仕方ないけど…

ミネアは表情が無くなっている。

グリン「どうするんですか、これから」

ミネア「……明日の夜、もう一度ここに来るわ、試したい事があるの。」

ミネア「先生には…私から話すわ」

グリン「……」


コンマ判定

↓1
ゾロ目 明日一応自分の方でも先生に報告する(本日イベント終了)
01〜70 先生にはまだ言わず、明日幽霊を無効化してみよう(本日イベント終了)
71〜90 ミネアに無効化を当ててみる

99 00 なんか色々襲いに来たよ
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 19:42:54.85 ID:xxuSSEJa0
771 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/29(木) 20:39:33.43 ID:ePKLhjY1O
ミネア「それじゃ」

グリン「最後にいいですか」

ミネアの話に違和感があった。
そしてまだ重要な事を聞いていない。

ミネア「何?」

グリン「先輩の様子がおかしくなったって言ってましたよね」

グリン「それだけで犯人だと?」

ミネア「…あぁ、これ言っておかないと意味わかんないか」

ミネア「先輩、変な薬を持ち歩いてたのよ」

ミネア「聞いたら『夜に試したい事がある』って言ってたけど」

グリン「…『試したい事』ですか」

ミネア「もういい?じゃあまた明日の夜ね」

ミネアはそう言うと去っていく。
勘違いかもしれない

しかし、これはどう考えても
やっておくべきだと思った。


俺はその背中に近づき、
自分と同じくらいの小さな肩を掴んだ。

グリン「【一切の無よ】」


コンマ判定
【魔法理解度Lv1(39/100)】

00 無効化した。しかも雷属性じゃなくなった。

01〜78 無効化した。
79〜99 中途半端に無効化した。

↓1
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 20:40:48.90 ID:SsubW84DO
はい
773 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/29(木) 21:13:43.37 ID:ePKLhjY1O
魔力を流すと、ミネアは急に身体を捩らせた。
…しまった

ミネア「っあ?」

ミネアは前のめりに倒れてしまった。

驚き、駆け寄ると彼女の全身が小刻みに痙攣をしている。
自分の血の気が引いていくのが分かった。

触ろうとすると手がブルブルと震え、直ぐに手を離す。
ミネアの身体から電気が漏れ出ている。

失敗だった。
人間にこれを使った事が無いのに
俺は何故か安全だと思っていた。

中途半端にやったせいで、ミネアはこんなに苦しんでいる。


呆然としていると、幽霊の一部が彼女の身体からハミ出てきた。
電気を嫌がり表面に出てきたのだろうか。

不幸中の幸い
それを見て我に返った。

グリン「クソ…【一切の無よ】!」


コンマ判定
↓1

99 幽霊は消滅した。
01〜98 幽霊は無事消滅した。

ゾロ目 幽霊は無事消滅した。(人体に対するコツを覚えた)
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 21:17:56.33 ID:9Kz+Ptcp0
775 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2020/10/29(木) 21:32:13.46 ID:afBoP3h30
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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776 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/29(木) 22:01:04.28 ID:ePKLhjY1O
>>774 無事に無効化した。(今後は人体へのミスが無くなります)


二度目は成功した。
ハミ出ていた幽霊はボロボロと崩れ、消え去った。

ミネア「……何これ?」

ミネアはうつ伏せのまま言った。
無事のようだ、良かった。

グリン「その…こうなると思わなくて…すみませんでした。」

ミネア「じゃあ、ちょっと肩貸して?」

グリン「は、はい…」

ミネアの腕を肩に掛け、持ち上げる

ミネア「私に幽霊が憑いてたって事?」

グリン「ええ」

ミネア「…迷惑掛けたわね、でも」


ミネア「【────】よ!」

グリン「────痛ァ!!」

物凄い激痛が全身を襲った。
俺は崩れ落ちる。

ミネア「やる前に言ええ!!」


グリン「し、死ぬかと思っ…」

ミネア「こっちの台詞よ!!」
777 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/29(木) 22:02:49.66 ID:ePKLhjY1O
すみません、ここまで
明日夜早いうちにまた更新します
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 22:06:12.13 ID:6CrmMIQaO
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 22:10:41.75 ID:xxuSSEJa0
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/29(木) 22:22:57.42 ID:SsubW84DO
乙です
781 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/30(金) 20:56:12.31 ID:bBBGHAlHO
怒鳴った後
ミネアはぺたんと床に座った。


ミネア「…はあ、けど最善だったわ」

ミネア「不用意だった、アレの居た近くに行けば私自身がおかしくなるって考えが無かった…」


ミネア「…やっぱり、あの子を殺したのは先輩なのね」

グリン「?それも操られて…」

ミネア「もし操られていたとしても、殺した事実は変わらない」

何も言えなかった。
少し沈黙が流れたが、気まずくなるばかりだ。

会話を続けよう。

グリン「…しかし、ターゲットに付き纏って、近づいた人間に憑依し襲い掛かって来る幽霊」

グリン「…これ、魔物ですか?」


ミネア「違うわ、間違いなく」
782 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/30(金) 21:15:15.60 ID:bBBGHAlHO
グリン「…ですよね」

ミネア「やり方が回りくどいのよ」

昨日、俺が聞いた話死因は服毒による自殺だ。

自殺を装いターゲットを殺す。
騒ぎになりたくないから?
そんな知能が魔物にあるわけない。

ミネア「それに幽霊の魔物なんて今まで確認されてないじゃない」

ミネア「学校内に術者が必ず居るわ、思考の介入…基礎の6属性では不可能ね」

ミネア「上位属性持ちの術者…きっとそこに先輩も──」

その時、不意に近くのドアが開いた。


ロイアン「うるせ………ぇ?」

グリン「………」
783 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/30(金) 21:55:52.33 ID:bBBGHAlHO
ロイアン「おまっ…まさか寮に女子を連れ込んで…」

グリン「ち、違う!」

ロイアン「けど俺が居るからやむなく廊下で……」

グリン「……なんだよそれ」

そんな奴が居てたまるか!
どう納得させるか思案していると、ミネアが笑いだした。


ミネア「あー、私、もう帰るわ」

…疑惑を晴らしてくれそうには無い
ミネアは自分の大きな鞄をゴソゴソとやりだした。

ミネア「名前聞いてなかったわね」

グリン「…グリンです。」

ミネア「グリン、これ渡しとくわ」

ミネアは杖を手に持っている。
50cm程の長さだった。
784 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/30(金) 22:08:48.48 ID:bBBGHAlHO
グリン「これは?」

ミネア「私のスペア。1年生はまだ杖無しでしょ?狙われてるとしたら持っていた方が良いわ。」

幽霊がまた来るなんて考えたくないが…
俺は礼を言って、受け取った。

ミネア「先生には今回の事、確かに報告しておくわ。近いうちに対応もあるはずよ」


ミネア「あーそれと…もし先輩が見つかったら、また協力してくれないかしら、その魔法で」

その言葉は少し嬉しかった。

無属性はあまり役に立たないと思っていた。
しかし、そんな事は無かった。

グリン「協力しますよ、いつでも呼んでください」

ミネア「…ありがとう、今日は悪かったわね!」

ミネアはそう言うと去っていった。
姿が見えなくなってからロイアンがポツリと言った

 
ロイアン「え…今の4年生?」
785 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/30(金) 22:14:54.79 ID:bBBGHAlHO
その後、当然ロイアン説明を求められた。
唐突に幽霊の話なんてしても笑われるだけなので、それは伏せた簡単な説明をする。

幸い、納得してくれた。


それから俺はベッドに寝転び、壁を見つめる。
もう深夜もいいところだ。

幽霊の正体は?
術者の目的は?
分からない事だらけでモヤモヤする、

しかし目を閉じると、急激に睡魔に襲われた。
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/30(金) 23:55:22.15 ID:izQBU0KQ0
乙?
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 00:41:43.52 ID:6r7J4SnDO
乙です
788 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/31(土) 06:12:31.59 ID:Vkli5gQkO
>寝落ちしてました…
また日曜午後くらいから更新します。
789 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/10/31(土) 06:17:58.21 ID:Vkli5gQkO
好感度+1
ミネア 1 【知り合い】
790 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/01(日) 17:31:52.93 ID:+jh0THtbO
1年目 14日
放課後

数学の問題を解いていると鐘が鳴った。

オスカロ「問1から問10は次の数学までの宿題にする、今日はここまで」

その言葉で教室内は騒がしくなる。


グリン「…ねむい」


1 誰かに会う(知り合い以上のキャラを記入)
2 どこかに行く
3 トレーニングする
4 ダラダラする

↓1
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 17:35:53.27 ID:ScKLmIib0
1アシュリー
792 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/01(日) 18:12:49.49 ID:+jh0THtbO
トレーニングでもしようかと廊下を歩き、訓練所前に差し当たった時、視界の隅に知り合いがチラリと見えた。

グリン「アシュリー?」



コンマ判定
01〜40 アシュリー「植物園行かない?」
41〜80 アシュリー「図書館行かない?」
81〜98 アシュリー「商店街行かない?」

ゾロ目 アシュリーは頭を抑えている

↓1
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 18:13:31.22 ID:IjmM/SmF0
794 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/01(日) 18:42:56.35 ID:+jh0THtbO
返事は無かった。

アシュリーは頭を抱えていた。
どうにも様子がおかしい、俺はアシュリーに駆け寄る。

痛みに耐えているようだ。

グリン「アシュリー!大丈夫か?」

アシュリー「あ…グ…グリン君?…うん、平気…」

どう見ても平気には見えない。
頭を強く抑え過ぎて包帯が破れそうになっている。

もしかしてあの時包帯が破れていたのは…

アシュリー「先生…先生を呼んできて…」

グリン「ああ、分かっ───」


コンマ判定↓1
01〜49 先生を呼びに行った。
50〜98 額に変なものが見えた。

ゾロ目 アシュリーに攻撃を受けた
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 18:45:59.35 ID:iCPmRTZDO
はい
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 18:47:12.38 ID:ScKLmIib0
797 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/01(日) 19:27:15.86 ID:+jh0THtbO
廊下を駆ける
目指すは魔法研究棟。

一度来た所だ、迷わずに目当ての部屋に辿り着く。
一応ノックをし、直ぐにドアを開けた。

オスカロ「…グリン?」

グリン「先生、アシュリーが…」

オスカロ「?分かった、行こう」
798 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/01(日) 19:52:45.13 ID:+jh0THtbO
先生と共に元いた場所に戻る。
まもなく訓練所の近くに到着した。

アシュリーは…

コンマ判定
↓1

01〜69 そのままうずくまっていた
70〜98 悪化していた

ゾロ目 こちらを見ていた
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 19:59:28.57 ID:ScKLmIib0
800 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/01(日) 20:24:16.32 ID:+jh0THtbO
アシュリーはそのまま物陰でうずくまっていた。
まだ、頭を抑えている。

近くに行こうとすると、先生に制された
俺は仕方なくその場で様子を見る。

オスカロ「頭痛か?その包帯、痣だと聞いていたが…直ぐに保健室に…」

アシュリー「…っはっ…痛…ぃ…」

先生がアシュリーに触れようとする
その時

彼女の額から何か黒いものが漏れだした。


オスカロ「……!」

グリン「あれは…」
801 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/01(日) 20:45:20.97 ID:+jh0THtbO
オスカロ「【───】よ」

突然先生が呪文を読んだ。
辺りに白いもやが現れ、俺達を包み込む。

これは…霧?

オスカロ「グリン!こっちに来なさい!」

グリン「は、はい!」

急いで駆け寄る。
アシュリーの額からは、まだ黒いものが滲み出ている。

オスカロ「無属性を使うんだ!」

その言葉で理解した。
この黒いのは魔法…属性は…?

グリン(まさか…)

オスカロ「"それ"には触るなよ…手が溶ける」

グリン「──分かりました!【一切の無よ】!」


コンマ判定↓1

ゾロ目 完治した。

01〜89 鎮静化した。
90〜98 鎮静化出来なかった。
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 20:49:06.03 ID:HsyVFAsR0
803 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/01(日) 21:11:06.08 ID:+jh0THtbO
無属性を人体に当てるのはこれで二回目だ
何だかコツが分かってきた気がする。

呪文を唱えると、黒いものは段々と少なくなり、やがて完全に収まった。

オスカロ「…保健室に行く、立てるか?」

アシュリー「は、はい…」

ふと周りを見ると、もう霧は無くなっていた。
先生がわざわざ目隠しをしたのは、誰かに見られると不味かったから。

やっぱり、あの黒いものは…


グリン(…『闇属性』ってやつなのか?)
804 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/01(日) 21:35:23.24 ID:+jh0THtbO
数年前
こっそり砦に遊びに来た時の事を思い出す。

砦の窓から見た『世界の果て』
空まで覆う闇の大壁。

魔法の灯りで照らされ続けているはずのそれは、尚も真っ黒で、まるで何も無い空間がその先へ続いているかのようだった。

ふと下の方を見ると、野生の猪が大壁の方へ駆けていくのが見えた。

どうやって砦を抜けたのだろうか
光に強く照らされ、遠くからでも鮮明に見える。

猪は大壁に触れる直前、躊躇したのか突然減速を始めた。

しかし、遅かった。
躰の一部が闇の中に入り込んでしまった。

猪は悲鳴を上げ、砦の引き返す。
その頭は溶け、目玉が飛び出していた。

闇の大壁は生き物を溶かす性質があった。
805 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/01(日) 21:56:41.13 ID:+jh0THtbO
保健室


あれから、アシュリーの頭痛は完全に収まったようだ。
今は、落ち着いた様子でベッドに座っている。

グリン「…」

額の包帯はもう溶け落ちていた。

アシュリー「…」

オスカロ「…その額、教えて貰おうか」


アシュリーの額には刺青があった。
おぞましい蛇のような生き物がグネグネと額中を這っている。
806 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/01(日) 22:07:54.28 ID:+jh0THtbO
アシュリー「…この刺青は、ちょうど三年前くらいに付けられました」

オスカロ「誰に?」

アシュリー「分かりません…一人で街を歩いていたら、後ろから殴られて、気付いたら…」

オスカロ「君の出身は確か…アーライルだったな、そこで?」

アシュリー「はい…」

オスカロ「ふむ…さっきの様な事が起きたのは?」

アシュリー「頭痛は何度かありましたけど…こんなのは初めてです…」

先生は淡々と質問をしていく
少し尋問みたいだ。


オスカロ「グリン、この事は他言無用だ」

グリン「分かってます」
807 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/01(日) 22:19:10.61 ID:+jh0THtbO
オスカロ「その刺青の模様については調べておく、…グリン」

グリン「?はい」

オスカロ「さっきのような症状がまた出たら、私では治せない」

オスカロ「私は光属性の職員を呼んで来る、それまで彼女に付いていてあげなさい」

俺が頷くと先生は足早に去っていった。
808 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/01(日) 22:30:28.17 ID:+jh0THtbO
今日はここまで
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 22:36:26.30 ID:iCPmRTZDO
乙です
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/01(日) 22:41:25.96 ID:ScKLmIib0
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/12(木) 15:43:07.59 ID:CCohryGgO
今日更新します
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/12(木) 19:16:10.95 ID:CUWTJcTT0
了解 待ってる
813 : ◆JK0uF1b7Y. [sage]:2020/11/12(木) 21:41:18.38 ID:1W30nQizO
グリン「…」

アシュリー「…」

沈黙が続く。

話し掛けようと顔を上げると
アシュリーは窓の方を向いていた。

グリン(なんか気まずいな…)
814 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/12(木) 21:51:17.70 ID:1W30nQizO
コンマ判定
好感度
アシュリー 3【友人】

01〜69 アシュリー「今日はごめんね」
70〜98 アシュリー「…さっき嘘付いちゃった」

ゾロ目 アシュリー「話すよ全部」

↓1
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/12(木) 22:00:07.85 ID:CUWTJcTT0
816 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/12(木) 22:26:23.32 ID:1W30nQizO
アシュリー「…さっき嘘付いちゃった」

グリン「嘘?」

アシュリー「…うん、さっき先生にコレ、誰に付けられたか分からないって言ったでしょ」 

アシュリーは額を撫でる

グリン「じゃあ、実は誰か分かってるのか」


アシュリー「うん、これはね…」

彼女が続きを喋ろうかという時
廊下の方で足音が響いた。

…タイミング悪すぎだろ!

間もなく先生が誰かを連れて部屋に入ってきた。
817 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/12(木) 22:29:30.27 ID:1W30nQizO
コンマ1桁判定

0 セシル
1 温厚そうな人だった
2 なんか変な人だった
3 陽気な人だった
4 気品のある人だった
5 悪人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 飄々とした人だった
9 魔物好きな人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/12(木) 22:39:29.33 ID:xyhv3VtDO
はい
819 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/12(木) 22:55:04.15 ID:1W30nQizO
>>817
33 ギデン

ゾロ目につき特殊判定
ギデンさんは…

01〜09 実は悪者だよ
10〜54 刺青の事について知っていたよ
56〜98 刺青の事について知っていたし治せるよ

↓1
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/12(木) 23:00:38.60 ID:CUWTJcTT0
821 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/12(木) 23:05:30.31 ID:1W30nQizO
ギデン「君がアシュリーか!私が来たからにはもう安心だ!!!」

アシュリー「!?」

先生に続いて入ってきたのは大柄の男だった
男は部屋に入るなりアシュリーに歩み寄る。

ギデン「その刺青を何とかすれば良いのだな!アシュリー」

返事はない
アシュリーは固まっていた。

オスカロ「先生…もっとトーン下げられませんか」

ギデン「おっと!すまないすまない…!」
822 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/12(木) 23:12:13.05 ID:1W30nQizO
ギデン「アシュリー、私はギデンだ!3年のクラスを持っている。会う事はあまり無いがその内校内で会うこともあるだろう!」

アシュリー「よ、よろよよろしくお願いします…」

ギデン「ハッハッハ!!」

アシュリーの返事を聞くと
ギデンさんは一際大きな声で笑った。

アシュリーは先生を見ている。


グリン「…先生」

オスカロ「…あれも慣れだ」
823 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/12(木) 23:28:51.63 ID:1W30nQizO
ギデンはアシュリーの頭を抑え、顔を近づけた。
アシュリーが小さな悲鳴を上げる。

…なんか可哀想だな

ギデン「ふむ…これは見た事があるぞ」

オスカロ「では…やはり」


ギデン「蛇の形を取っているが…闇属性用の魔法陣だな!」

アシュリー「!」
824 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/12(木) 23:58:09.66 ID:1W30nQizO
アシュリー「どんな作用の魔法陣なんですか…?」

ギデン「アシュリー、君の魔力を少しずつ吸って溜め込んでいた様だ!…属性は?」

オスカロ「彼女は熱属性です」


ギデン「このままいたら頭が焼かれる所でしたな!」

アシュリー「」
825 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/13(金) 00:16:41.17 ID:cgplvnUjO
オスカロ「しかし…本当に溜め込むだけの作用しか無かったのですか?」

ギデン「…そうですな、これを描いた意図が読めん!」


ギデン「ふむ」

ギデンはアシュリーの額に手を当て、呪文を唱えた。
光属性のエネルギーを魔法陣に循環させているらしい。

ギデン「これで魔法陣はもう機能しないだろう」

アシュリー「ありがとうございます
…」

アシュリーは深々とギデンにお辞儀をして
懐から包帯を取り出した。


ギデン「まぁそう逸らず少し待ちたまえ」

アシュリー「え?」
826 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/13(金) 00:42:57.70 ID:cgplvnUjO
ギデン「そこの少年」

グリン「?はい」

返事の代わりにギデンさんは俺にジェスチャーを送った。
指がアシュリーの額を差している。

グリン「魔法ですか?けど、何の為に…」

ギデン「やってみてのお楽しみだ!」

アシュリー「…?」

ならばやってみるしかない。
額に手を当てると、アシュリーと目が合ったので、思わず逸らした。

俺は急いで呪文を唱える。

グリン「…!」



アシュリー「…嘘」
827 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/13(金) 01:15:33.95 ID:cgplvnUjO
オスカロ「なんと…!」

ニコニコしたギデンが手鏡をアシュリーに渡す。
アシュリーは恐る恐る鏡を自分に向け、それから動かなくなった。

アシュリー「………」


刺青は完全に消え去っていた。

グリン「アシュリー…!良かったなぁ」


ギデン「女の子にこれは酷だったからな、うむ、消せて良かった!」

オスカロ「しかし興味深い…どういう原理で?」

ギデン「それは…魔法陣を描くのに使う材料の話になるので長くなりますが」

オスカロ「ふむ…後で時間よろしいですか?」

ギデン「勿論!説明しますぞ!!」
828 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/13(金) 01:29:52.87 ID:cgplvnUjO
オスカロ「では私達はもう行くが…アシュリー君はまだ時間が掛かりそうか」

グリン「みたいですね…」

アシュリーはまだ固まっている。

ギデン「それでは、また会おう!私も放課後は魔法研究棟に居るので何時でも遊びに来ても良いぞ!」

ギデンさんがそう言うと、教師二人は部屋を出ていった。

グリン「…」
829 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/13(金) 01:38:44.95 ID:cgplvnUjO
それから暫くしても
アシュリーはまだ動かない。

グリン「アシュリー…驚いたのは分かったから、そろそろ行こうぜ」

アシュリー「…うん」

何だかそれはとても小さな声だった。


コンマ判定
↓2
01〜19 寂しさ10割
20〜60 嬉しさ5割寂しさ5割 好感度+2
61〜98 嬉しさ10割 好感度+3

ゾロ目 嬉しさ10割 好感度変化【恋心】
830 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/13(金) 01:39:27.41 ID:cgplvnUjO
今日はここまで
明日更新します。
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/13(金) 02:37:39.70 ID:2jziCNdh0
おつ
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/13(金) 06:14:04.98 ID:vqleIYfDO
乙です
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/13(金) 06:21:04.60 ID:wUhKcM+O0
乙乙
834 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/13(金) 23:00:15.43 ID:r0Jve5slO
好感度+3
アシュリー 6 【友人】

好感度+1
オスカロ 3【生徒】
ギデン 1【興味】
835 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/13(金) 23:01:03.82 ID:r0Jve5slO
夕食

コンマ判定
80以上で描写
↓1
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/13(金) 23:02:30.65 ID:vqleIYfDO
はい
837 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/13(金) 23:16:47.97 ID:r0Jve5slO
就寝前

グリン「…」

ロイアン「…グリン?もう俺寝るぞ」

グリン「ああ」

ロイアン「杖なんて持って何待ってるんだよ」


グリン「…ヤツだよ」

ロイアン「ヤツ…!?」

ゴクリ、とロイアンが息を飲む音が聞こえた。

幽霊は昨日の晩、完全に消滅したが
アレを操っていた術者は未だに生きている筈だ。

なので、俺はまた変なのが来ないか確認してから安心して眠りたかった。
決して怖くて眠れないとかではない。
838 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/13(金) 23:28:35.45 ID:r0Jve5slO
ロイアン「…って昨日の廊下に不審者が歩いていたって話か?」

グリン「そう…ヤツさ…」

ロイアン「……お前大丈夫か?昨日ロクに寝てないんだろ?」

グリン「…」

少しおどけていたら
ロイアンに真面目に心配されてしまった。

確かに眠いけど、今眠る訳には……

グリン「…」

ロイアン「ただそこの廊下を通過しただけなんだろ?今夜も現れるとは思えないし、今日はもう寝…」

ロイアン「グリン?」


グリン「……zz」

ロイアン「コイツ…座ったまま寝てやがる…」
839 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/13(金) 23:40:08.03 ID:r0Jve5slO
一年目 15日
放課後

クインティ「あら、もう鐘が…」

授業を受けていると
もう皆聞き慣れてしまったであろう音が校内に鳴り響く。

クインティ「じゃあ今やり途中のものは宿題にするからね、解散!」

その言葉を皮切りに
生徒が散り散りになっていった。

俺も流れに乗って校内を歩き出す。


そういえば…

グリン(クラブ勧誘会、今日だったな…)

植物園を出て周りを見ると、皆大広間の方に向かっているようだった。
自分も移動を始めようとした時、誰かが近づいてきた。

↓1 自由安価、ゾロ目なら+知らない人
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/13(金) 23:44:47.78 ID:wUhKcM+O0
セシル
生徒のみだったら安価下
841 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/13(金) 23:49:32.83 ID:r0Jve5slO
セシル了解しました。
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 07:45:29.75 ID:HAV//eQt0
843 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/22(日) 13:56:06.92 ID:KwaEXTLNO
セシル「こんにちは、グリンさん」

グリン「…?」

声を掛けてきたのはセシル先生だった。
ゆったりとした白い服を着ていて、長い髪は纏めてサイドテールにしている。

こうして改めて見るとかなりの美人だ。

セシル「?…ああ、私はセシルです。お隣の黄のクラスの担任ですよ?」

グリン「知ってます先生。それで、俺に何か?」


セシル「実はですね…」
844 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/22(日) 14:04:15.73 ID:KwaEXTLNO
コンマ判定

01〜77 セシル「たまたま通り掛かったものですから」
78〜99 セシル「たまたま通り掛かったものですから(大嘘)」
ゾロ目で登場人物追加

00 セシル「その力、精霊に仇なすものでしょうか?」

↓1
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/22(日) 14:10:28.65 ID:uWm0+Ofw0
846 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/22(日) 15:47:28.55 ID:z5m9P8GQO
セシル「特に用事はありません」

グリン「えぇ…」

セシル先生は胸を張ってそう言った。
何故ドヤ顔なんだ…?

セシル「たまたま通り掛かったものですから、少しお茶して行きませんか?」

グリン「はい、でも俺、勧誘会が…」

セシル「長い話にはなりませんから、ね?」


さあさあ、とセシルさんは俺の肩を掴み後ろからグイグイ押してくる
思ったよりかなり強引な人だった。
847 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/22(日) 15:59:07.92 ID:z5m9P8GQO
観念してセシル先生と並んで廊下を歩いていると、なんだかピリピリと視線を感じる。

ふと前方から歩いてきた男子生徒を見ると、こちらを鬼の形相で睨みつけていた。
俺は視線を上に逸らす。

セシル「どうしました?」

グリン「いや…はは、なんでも無いです」

逃げたい…
一刻も早くこの場から離れたい…


セシル先生は男子生徒からの人気が高い。
ウチのクラスの男に黄のクラスに入りたかったと度々愚痴る奴が居て、周りもそれに同意するくらいだ。

噂ではファンの非公式クラブも設立されている。

コンマ判定
ゾロ目で登場人物追加
↓1
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/22(日) 16:18:18.00 ID:/cB0IktDO
はい
849 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/22(日) 16:22:07.09 ID:z5m9P8GQO
登場人物追加

登場キャラのみでお願いします
安価↓1
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/22(日) 16:29:56.49 ID:uWm0+Ofw0
レオン
851 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/22(日) 19:01:58.02 ID:KSC4H4IFO
学内商店街

セシル先生と商店街入り口の階段を降り
街灯の強い光に照らされた通りを歩いていく。

グリン「…」

読めない…読めないぞ…
セシル先生は俺に何の用が?

セシル「そうだ。グリンさんは北の街の出身ですか?」

グリン「そうですよ」

セシル「じゃあ私と同じですね!まぁ、この学校に来る子は殆どそうですけど」

グリン「…ここは北の学校ですからね」

『北の街』という括りの中にも色々ある。
この前行ったセントイーリス、俺の産まれた町の他にも3つ、合計5つの街を合わせてそう呼称される。

セシル「グリンさんは、北の何処の出身なんですか?」

グリン「俺の街は…」

選択肢↓1
1 リオーグ
2 アーライル
3 街名をお願いします。
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/22(日) 19:17:31.45 ID:/cB0IktDO
1
853 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/22(日) 20:04:38.67 ID:KSC4H4IFO
グリン「リオーグです」

セシル「リオーグですか!いい所ですよね、私は…おっと」

グリン「ここですか」

セシル先生が歩きながら、右手の方を指す。
目的のカフェに到着したようだ。

セシル「ええ、入りますよ」


グリン「あの、結局なんの話を…?」

セシル「入ってからにしましょう。さあさあ、行きますよ」
854 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/22(日) 20:31:34.48 ID:KSC4H4IFO
店のドアを開く。

入るとまずカウンターと対面した。
ここで注文を取る形式らしく、メニューが並んでいる。

「少々お待ちくださいー」

奥の方から店員の慌てたような声が聞こえた。

セシル「ここ、ペアだと割引になるんですよね…!」

あれ?目的それですか先生?
…流石に無いか

セシル「何飲みます?勿論奢りますよ。」

流石に無かった。
先生はニッコリと笑みを浮かべてメニューを見せてきた。

グリン「えっと…じゃあコーヒーで」

間もなく店員がやって来て、先生が注文をする。

先生に任せて、店を見ると木製のテーブルが奥の方に並んでいた。
放課後なのに、ここもあまり客が入って居ないようだ。

居るのは滅茶苦茶背の高い…


グリン「…ん?レオン?」
855 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/22(日) 20:37:28.89 ID:KSC4H4IFO
レオンくんがカフェに居た理由

コンマ判定
01〜20 一人で飲んでいた(勧誘会サボり)
21〜60 クラブの勧誘を受けていた
61〜98 知り合いと待ち合わせ

ゾロ目 兄or姉と待ち合わせ

↓1
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/22(日) 20:39:16.34 ID:/bmCS1vj0
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/22(日) 20:46:08.58 ID:j4+KPWs/0
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/23(月) 09:51:07.53 ID:U1+VimYDO
乙です
859 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/23(月) 19:46:25.16 ID:ITILHQpHO
最近仕事のせいで睡眠時間が滅茶苦茶…
ぶつ切り多くて申し訳ないです。

続きは明日夜更新します。


あと、今のところ北の街は
・リオーグ
・アーライル
・セントイーリス
・???
・???
の5つですね。
街はお話の展開に応じてさらに必要になってくるので少し募集します。
どのタイミングで登場になるかは分かりませんが…

テンプレは
【街名】
【特色】
【場所】
【その他】

でお願いします。
場所は東西南北のどれかを記入してください。
その他は自由に書いてもらって問題無いです。
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/23(月) 20:39:20.61 ID:+cJe760x0
【街名】グリーンモル
【特色】森林と草原に囲まれた自然豊かな街
【場所】東
【その他】気候は穏やかで治安も良い
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/23(月) 21:50:32.14 ID:U1+VimYDO
【街名】フィリオーネ
【特色】海の側で街の中心に大河も流れている港街
【場所】西
【その他】海運を中心とした交易が盛ん
862 : ◆JK0uF1b7Y. [saga]:2020/11/24(火) 23:22:07.60 ID:9TuQRUVYO
コンマ1桁判定

0 女好きだった
1 温厚そうな人だった
2 なんか変な人だった
3 不気味な人だった
4 気品のある人だった
5 悪人だった
6 嫌味な人だった
7 天才少女だった
8 飄々とした人だった
9 魔物好きな人だった

ゾロ目で特殊判定
↓1
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名前: E-mail(省略可)

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