【安価】真実の瞳

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283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 21:22:04.07 ID:JTwJSOTY0
仮面「……彼が、男……」


彼女は周りの無人を確認し、回復魔法を使った
みるみる内に傷は癒え、彼は目覚める


男「!」

仮面「早いお目覚めですね」


彼を助けたのは仮面をつけた女だった
背丈は比較的高いが、暗殺者のような雰囲気だ
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 21:25:45.10 ID:JTwJSOTY0
男「なぜ、僕を?」

仮面「それが契約ですので」

男「契約?一体誰と______」


すると、どたどたと足音がする。
こちらに走ってくる者の姿があった


少女「ははは!でかしたぞ仮面!」

仮面「契約ですので」

男「あなたはまさか……あの時の!」

少女「無様なもんじゃないですか?ん?」
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 21:32:02.61 ID:JTwJSOTY0
彼女は、あの囚われていた少女であった


男「どうやってここまで?」

少女「私の誠意で」

少女(カネを出せば人なんてどかせるんだよ!)

男「うわ……カネですか」

少女「な、何だと!?……まぁいい」


彼女は見覚えのある杖を取り出した


男「これは……」

少女「後払いで譲ってやりますよ」

男「どうしてそんなことを?」

少女「その様子では、奴に物理が通用しないと
   分かっている筈ですよね?」
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 21:38:28.26 ID:JTwJSOTY0
男「どうして僕が?」

少女「魔法の適性があるからですよ!」

仮面「本当に、彼にやれるんでしょうか?」

男「やるしかないか……!」


彼が杖を一振りすると彼の肉体は浮翌遊し、
割られた窓から城内へ入っていった


エルフ「男!生きていたか!」

古代神「なんですかその杖は?」

男「王!貴様を僕の魔法で葬ってやる!」

王「……我は王なり。受けきってくれる」

男「食らえ!なんとなく究極魔法>>288
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 21:41:29.84 ID:NIqMcyFWO
暑い雪!
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 21:41:52.83 ID:6HSkKHsTO
爆発魔法!ボンバー!
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 21:42:02.16 ID:y6faWv+QO
ブラックホール!
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 22:30:23.33 ID:8J7OkHGB0
男「爆発魔法!ボンバー!」

王「何!?」


王の肉体は内側から吹き飛んだ
全身はバラバラになったが、まだ生きている


エルフ「……なぜ、生きている?」

王「神の加護だろう……」

男「残酷なものですね」
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/05(土) 23:38:49.84 ID:GzN3OFLJ0
王「諸君、見事だったぞ」

男「これで、僕は帰れるのか?」

王「いや、まだ帰れないだろう」

男「やはり、女神にかけあわないと駄目か」

古代神「女神にはどうすれば会えるのですか?」

王「>>292
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/05(土) 23:44:31.11 ID:xD2cB1EqO
女神の場所を完璧に把握しているわけでは無いからな
……国境の街で情報を集めるといい、他国にいることも考えるとな
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 20:49:54.58 ID:OrBMJ76v0
王「女神の場所を完璧に把握しているわけでは
  無いからな」

男「そうなのか」

王「……国境の街で情報を集めるといい、
  他国にいることも考えるとな」

エルフ「なるほど……」

王「我がこのザマだ。
  女神といえど何らかの手は打つだろう」

古代神「探るなら今がチャンスという訳ですね」
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:05:31.00 ID:OrBMJ76v0
少女「こらーっ!!」


急に少女が殴り込んできた
しかも、大層ご立腹な様子だ


男「……どうしたんですか、そんなに怒って」

少女「王をバラバラにしといて、
   次の王も立てずにどっか行くつもり!?」

エルフ「確かに、この国は混乱してしまうな」

王「……はっはっは……」

少女「何がおかしいんだ!?」

王「ならば、お主が務めればよい」

少女「はぁ!?」

王「皆を縛る象徴としての我はもう死んだ。
  お主なら、きっと自由にやってくれる」
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/06(日) 23:10:40.02 ID:OrBMJ76v0
男「それはいい考えかもしれないね」

少女「良くない!」

王「さぁ、四階の載冠の間に行くぞ」


王の肉体は再び集まる。まるで粘土のようだが、
やはり剛性は桁違いだ。


少女「ちょ!杖代払いなさいよ!」

男「僕知ってるよ。国債ってやつですね」

少女「絶対分かってないだろ!あぁぁぁぁ……」


少女は王の手で四階に引きずられていった
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/07(月) 23:31:00.92 ID:iV9m0V1G0
一行は城から出て、次の行動を考える


男「国境の街ですか……」

エルフ「距離はそれなりにあるが、
    列車があれば問題ないだろう」

古代神「善は急げと言いますし、
    早速行きましょう」

男(……この方に限っては悪では?)


つまらないことを考えていると、
二人はさっさと行ってしまった。
急いで追いかけなくては……
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/07(月) 23:38:55.49 ID:iV9m0V1G0
男「ふぅ、やっと追い付いた」

エルフ「む、早足になっていたか」


駅前まで走ってきた。
明らかに早足というより走っている速度だ。


古代神「はぁ……はぁ……あと少しです」


その時、強く風を切る音がした
彼らのそばに向かって、
勢いよく>>298が飛んできた
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 23:51:14.53 ID:Z67ID42to
矢文
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/08(火) 23:50:46.20 ID:Cv8nl3RP0
それは矢文だった。
独特の竹がしなる音を響かせ、着弾する。


男「おおっと!?」

エルフ「……矢文か。読んでみよう」

古代神「こんなもの撃ってくる奴が
    いるかもしれないのに悠長に
    読んでられませんよ」

エルフ「いや、いい一発だった。信頼できる」

男「そう……ですか」
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/08(火) 23:55:03.45 ID:Cv8nl3RP0
エルフ「しかし、矢文とはな……」

古代神「何か思い当たる節でも?」

エルフ「いや……」

エルフ(和弓に長けた種族は、そういない。
    もし敵だったら……)

男「とりあえず読みましょう」

エルフ「ああ」


>>301……矢文の内容
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/09(水) 05:03:11.04 ID:LfG5xQBGO
女神を狙っているのは貴様らだけではないぞ
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/09(水) 23:59:35.93 ID:pU+Qcam90
女神を狙っているのは貴様らだけではないぞ
______矢文にはそう書いてあった


エルフ「……やはり、仲間のようだ」

男「女神を狙っているんですか?」

エルフ「ああ」

古代神「えっ!それは大変ですよ。
    急がなくては!」

男「どうしてです?」

古代神「女神は私のものですから!」

男「……そうですね」
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/10(木) 19:24:17.22 ID:xEQ9oT1u0
いつも通りの、駅のホーム


古代神「列車が来ましたよ」

男「……この列車で、間違いなさそうだ」


彼が列車へ向かうと、車掌に声をかけられる


車掌「お足元が悪いようでしたら、
   手を引かせていただきますが」


何を言っているのかよく分からなかったが、
自分が杖を持っていることを思い出した


男「いえ、別にそういう訳ではございません」

車掌「失礼しました」
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/10(木) 19:33:30.69 ID:xEQ9oT1u0
不思議そうな顔の車掌を尻目に、列車に乗った


男「魔法使いがまた増えれば、
  こういうこともなくなるだろうか」

エルフ「さぁ、どうだろうか。
    魔法使いは引きこもりが多いからな」

古代神「……そういえば、感覚で魔法を使うのは
    おすすめしませんよ」

男「どうしてですか?」

古代神「悪影響があります。例えば、>>306
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/10(木) 19:46:23.10 ID:AePmG4rHO
髪が伸びる
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/10(木) 19:46:50.39 ID:CTPQXUhWO
呪いが跳ね返ってきたりしますからね…
例えば数日間は動物でいるとか…
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/11(金) 21:36:10.56 ID:/RvOe2pZ0
古代神「呪いが跳ね返ってきたりしますからね…
    例えば数日間は動物でいるとか…」


男「……それは嫌ですね」

エルフ「エサはきちんとくれてやるぞ?」

男「そういう問題じゃないですから」

古代神「そういう訳なので、
    魔法の勉強もしなきゃですね」

男「勉強は得意じゃないんですがね……」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/13(日) 01:25:25.89 ID:wIKlLcmd0
エルフ「おっ、着いたようだ」

男「え?」

古代神「どうしてそんな顔をしているのです?」

男「いや、列車が事故起こさなかったのが
  初めてでしたから……」

古代神「……そういえば、
    この街はどんな街なんです?」

エルフ「ここか?ここは国境の街だ。
あとは>>309
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 01:58:01.17 ID:JrPnUXB6O
ゴーストの住む街ゴーストタウン
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/14(月) 00:11:14.63 ID:7kTEdUv/0
エルフ「ゴーストの住む街ゴーストタウンだ」

男「ゴースト?霊魂がいるんですか?」

エルフ「ああ。私はあまり得意ではないが……」

古代神「お化けが怖いんですか?」

エルフ「……断じてそんなことはないぞ?うん。
    攻撃が当たらないんだ」

男「戦う前提なんですか……」
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/14(月) 00:17:10.76 ID:7kTEdUv/0
駅を出て、街に入る


男「ゴホッ!うぅ……」

古代神「どうしました?」

男「空気が悪いですね……」


さすがゴーストタウンというだけあって、
年季や郷愁の念を思い起こさせる物に満ちている
しかし、そのせいで大分埃っぽい。


エルフ「じきに慣れるさ。
    じゃあ、情報収集をしよう」
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/15(火) 23:48:38.20 ID:H//Rt9uF0
男「観光客はいるようだけど、
  ゴーストはいないですね」

エルフ「ゴーストは基本的に見えないし、
    干渉することもできない」

男「では、どうしたら?」

古代神「儀式とか魔術ですね。
    折角杖がありますし、やってみては?」

男「そうですね」


古代神の指示に従い、杖で地面に刻印を印す
すると、妖しい光が立ちのぼり、
ゴーストがその姿を現す


ゴースト「>>313
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 02:44:00.29 ID:EXYcLni4o
なにゆえ もがき いきるのか?
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/16(水) 19:28:18.42 ID:j4o81uG90
ゴースト「なにゆえ もがき いきるのか?」

男「だらっしゃあああっ!!」


持っていた水を魔法陣に叩きつけた
魔法陣は消滅し、ゴーストも消えた


エルフ「なにをしているんだ!?」

男「……いや、なんかまずい気がしたので」

古代神「確かに、禍々しいやつでしたね」
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/16(水) 19:31:39.71 ID:j4o81uG90
男「別の所でやりませんか?」

エルフ「うむ……構わないだろう」

古代神「どこ行きましょうか……」


その時、地面に妖しい光が充満する
それは姿を変え、再び魔法陣になった。
またもあのゴーストが現れたのだ。


男「……こ、今度は何ですか?」

ゴースト「>>317
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 19:45:40.74 ID:7O6eDxwVO
早く帰れ
こう言わないとわからんのか
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 20:01:59.55 ID:Db8XGNhe0
これからイイコトしない?
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/17(木) 19:41:49.61 ID:Bdl+gnbj0
ゴースト「これからイイコトしない?」

男「………………」

ゴースト「………………」

男「帰れ」


男はやおら水をかけた
水の飛び散る下品な音も、
今だけは上品に感じられる


エルフ「…………」

男「行きますか」

古代神「そうですね……」
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/17(木) 19:48:38.52 ID:Bdl+gnbj0
エルフ「往来の中心でやったのが駄目だったな」

男「そうなんですか?」

エルフ「うむ。思い入れのある場所に
    ゴーストは宿るからな」

男「と、いうことは……」

古代神「ええ、ここがこの街の図書館です」


古い木造の建築物だ。
千年以上前の木造倉庫のような雰囲気がある。
有り体に言えばボロい。
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/17(木) 21:11:07.45 ID:Bdl+gnbj0
中に入ってみると、意外に片付いていた
ゴーストタウンの雰囲気に、
外観を合わせているのだろうか


男「ひとまず、ここの机でいいかな?」

古代神「いいと思います。それでは魔法陣を」


男は机に魔法陣を描く
おそらく、本を好み博識で、
聞き分けのある奴が来るはずだ。
そう願っていた。


ゴースト「>>322
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 21:12:04.85 ID:KXf9R/aqO
kskst
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 21:19:13.84 ID:7g4RYhYiO
ほうここに来るとはさぞ学があるのだろうか?
さて何から聞きたい?
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/18(金) 21:21:53.27 ID:56h7Lx1I0
ゴースト「ほうここに来るとはさぞ学が
     あるのだろうか?
     さて何から聞きたい?」

男「!!」

古代神「きましたね」

エルフ「女神がどこかに降臨したり
    お告げをしたりという情報はないか?」

ゴースト「む……そうだな……」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/18(金) 21:27:11.33 ID:56h7Lx1I0
エルフ「特に、困ったときであるとか」

ゴースト「困ったときか、そうじゃの……
    やはり、信徒のもとへ行くじゃろう」

男「信徒の多いのはどこなんですか?」

ゴースト「……暫くここから出てないからの……
     信徒の変遷は分からん。
     国境を越えた隣の国は人口が多い」
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/18(金) 21:31:21.35 ID:56h7Lx1I0
古代神「つまり、隣国にいる可能性が高いと?」

ゴースト「あくまで予想じゃがの……」


老齢の霊は無念そうな顔だ
しかし、これでも十分な情報だ


エルフ「なるほど、協力感謝する」

ゴースト「待て」

エルフ「どうかされたか?」

ゴースト「わしも知識が欲しいのでな、
     どうかこの老いぼれの質問に
     耳を貸してくれ」

エルフ「いいだろう。何が聞きたい?」

ゴースト「>>326
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 21:32:49.87 ID:6xaFwB5e0
そろそろ成仏させて欲しいと女神に頼んでくれないか
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/20(日) 00:43:37.82 ID:fPVVHtDn0
ゴースト「そろそろ成仏させて欲しいと
     女神に頼んでくれないか」

エルフ「ほう、お安いご用だ」

男「そろそろ行きますか」

古代神「ええ、今度こそ追い詰めてやりますよ」


こうして、一行は図書館を出た


男「ゴーストって、女神のせいで
  成仏できないんですか?」

古代神「うーん……もしかしたら、
    何か理由があって
    縛り付けられているのかもしれません」

男「そう、ですか……」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/20(日) 21:32:31.54 ID:fPVVHtDn0
国境を目指し、街の外れへと歩いていく
ゴーストタウンだけあって、閑散としている
しかし、どこからか見られているような気がする
空き家の窓に、何かがいるような気がする
排水溝にも、気配がある


エルフ「……なんか、嫌だな……」

男「そうですかね?雰囲気ありますよ」

古代神「確かにそうですね」


そのとき、足元に巨大な魔法陣が展開する
半径20mほどの五芒星から、
巨大なゴーストが現れる


ゴースト「>>329
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 21:33:21.89 ID:K759Q8lzO
俺を倒さなければ通さんぞ
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/22(火) 01:12:29.89 ID:JFAHZMnI0
ゴースト「俺を倒さなければ通さんぞ」

エルフ「何だと!」

男「そうか……確か攻撃が効かないんでしたね」

古代神「こうなったら私のありがたい力で
    成仏させてあげましょう」


古代神は自らの肉体から光を放つ
しかし、眩しさはなく、どこか不吉だ


ゴースト「力がみなぎってくるぞ!!」

男「やっぱり邪神なんじゃないですか」

古代神「くっ……」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/22(火) 22:41:12.21 ID:JFAHZMnI0
ゴースト「ぜぁあ!!」

エルフ「ぐっ!」


ゴーストが一薙ぎすると、エルフは吹き飛んだ
このままではまずい。だが、どうすれば……


男「この大きな魔法陣を破壊するのは……
  現実的じゃないか」

古代神「魔法で倒すしかありませんね」

男「しかし……呪いが……」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/23(水) 23:32:35.95 ID:1pE09S6b0
ゴースト「なんだか知らんが[ピーーー]い!」


ゴーストが腕を振り下ろす
大気がよろめくような振動が伝わってくる


古代神「く……押さえていられるのもあと少しです」

男「……や、やるしかないのか……」

古代神「退魔系のやつですよ!」

男「食らえ!>>333
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2020/09/24(木) 00:25:23.27 ID:YywfPcRQ0
エクスカリバー「約束された勝利の剣」
 光のビーム
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/24(木) 21:15:20.14 ID:Io7K3uch0
男「エクスカリバー【約束された勝利の剣】!!」


彼の所持する杖が大剣に変化し、
光のビームが放たれる


ゴースト「何ぃ!!」

古代神「えっ」


ビームは圧倒的な破壊力でゴーストを吹き飛ばす
粒子になって消滅したゴースト。そして、
ビームに巻き込まれてボロボロになった古代神。

戦闘は、終わった。
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/24(木) 21:19:28.05 ID:Io7K3uch0
男「はぁ……はぁ……やった……」

古代神「おいてめぇ」

男「化けの皮剥がれてますよ」

古代神「おっと……ン"ン"ン!なぜ私を
    巻き込んだのですか!」

男「いや、ほら……なんか……
  かっこいいじゃないですか」


遠くからエルフが走って戻ってくる


エルフ「先程の光線はなんだ!?」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/25(金) 21:13:59.06 ID:+OWA4iKp0
男「ふぎぃ!」

エルフ「!?」


エルフが近寄った瞬間、男が慌てて逃げた
あまりのことに、目を丸くしている。
……お互いが。


エルフ「どうした!?」

男「い、いや……その……」

古代神「……『呪い』が帰ってきてますね」

男「呪いっていうと……
  あの体が動物になるやつですか?」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/25(金) 21:20:15.08 ID:+OWA4iKp0
エルフ「あ!お、男!鼻だ!」

男「鼻?」


見れば、彼の鼻は動物のものになっている
おそらくは、猫のものであろう


古代神「彼の嗅覚にとって、
    エルフは刺激が強すぎます」

エルフ「そんな!どういうことなのだ!」

古代神「率直に言うと臭いです」

エルフ「なッ……_______」

男「別にそこまで嫌な匂いじゃないですから……
  そんな顔しないで下さい」
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/25(金) 21:24:45.05 ID:+OWA4iKp0
エルフ「どうやったら治るんだ!?」

古代神「どっちですか」

エルフ「どっちもだ!」


古代神は困ったように思案する
流石の剣幕に、身分がどうのとは思えなかった


古代神「彼の呪いは……例外こそあれ、
    時間経過を待つ他ありません」

エルフ「体臭か……やはり……」

古代神「体臭……というよりフェロモンですよ」

エルフ「そ、そうか……だが、
    どうにかできないのか!?」

古代神「>>340
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 21:34:24.49 ID:dzW5lLVjO
神に願いましょう
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 21:34:49.63 ID:JtvaNF3AO
マタタビの香りを嗅いだら楽しいことになりますよ
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/26(土) 22:08:48.96 ID:KwkZYlWE0
古代神「マタタビの香りを嗅いだら
    楽しいことになりますよ」

エルフ「そうなのか!?だが……
    そんなもの持ってないぞ」

古代神「それくらいなら、
    私の不思議な力で出せますよ」

エルフ「ほう。男、こっちに来い」

男「……な、なんですか……わっぷ!?」


匂いに耐えながらゆっくり近づく男。
その顔面に古代神は液状のまたたびを投げつける
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/26(土) 22:28:52.52 ID:KwkZYlWE0
エルフ「どうだ!?」

男「……あぁー……う……う……」

古代神「これは……ばっちり効いてますね」


彼は酔っ払ったように
恍惚とした表情でふらふらとしている


男「僕は疲れた……エルフ、助けてくれ」

エルフ「助ける?どうしろと」

男「>>343
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 22:35:02.20 ID:ptZ68/mIO
こう少し横にさせてくれないか…
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/27(日) 21:57:16.79 ID:BVudVB1G0
男「こう少し横にさせてくれないか…」

エルフ「いいだろう」


彼を優しく抱き抱え、寝かせる
男は死者のように安らかな表情だ


古代神「ここ、天下の往来なんですけれども」

男「と、言われても僕はもう動きたくない。
  願わくばスイーツを食べたい」

エルフ「欲が解放されているな……」

古代神「はぁ〜……私だって食べたいです!」
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/29(火) 23:43:57.66 ID:Aldu7VJ10
男「……辛い」

エルフ「何が辛いんだ」

男「ゴーストの意思が……重い……」

古代神「なるほど、精神が薄弱になっているので
    ゴーストの干渉を受けているのですね」

エルフ「除霊とかできないのか」

古代神「できたらさっきやってましたよ」
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/30(水) 22:25:11.08 ID:UVraMKXe0
男「………………」

古代神「こいつ、どうしましょうか」

エルフ「あなたがやったんだろう」

古代神「……まぁ、そうですが」

エルフ「そうだ!またたびが効くなら、
    水も効くかもしれない!」

古代神「なるほど……水かけてみますか」


古代神はおもむろに水をかけた
水は見事彼の額を捕らえ、飛び散った


>>347……男の反応
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/30(水) 22:32:57.47 ID:wzPNEDSBO
我に返って少しだけ元気になる
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/01(木) 19:57:58.08 ID:3IeAraLm0
男「ぶはぁ!」

エルフ「どうだ?」

男「……ごめん、多分もう大丈夫」


男は狂気の残滓を払うように素早く立ち上がる
まだ若干ふらついているが、活動に支障はない


古代神「いやぁ、面白いもの見れましたね」

男「できれば忘れてほしい」

古代神「嫌です。断じて拒否します」
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/02(金) 22:46:48.49 ID:E4keOzH70
男「……はぁ……あれが国境ですか?」


進行方向には国境。
わかりやすく関所のようなものがある


エルフ「その通りだ。あそこを越えるんだ」

番兵「待てい!」

古代神「……番兵さんですか。
    いかがなさいました?」


番兵が関所から現れ、
手で止まるようサインを出す

結構な大声なので、
サインは出さずとも伝わるのだが……


番兵「>>350
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 23:02:18.85 ID:JcPZdXzf0
ここからは大変危険な魔物が多くでる
悪いことは言わないから帰りなさい
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/03(土) 21:57:13.20 ID:r4Y6enfB0
番兵「ここからは大変危険な魔物が多くでる
   悪いことは言わないから帰りなさい」

男「ふむ……しかし、退けない訳があります」

エルフ「その通りだ」

番兵「……俺には君たちを止める権力はない。
   せめて、これを受け取ってくれ」


番兵は懐から小瓶を取り出し、渡す
付箋が付いており、傷薬と書いてある


古代神「ありがとうございます!」

番兵「いいんだ。無理はしないことだな」
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/04(日) 23:00:20.51 ID:x+ZppksU0
国境を抜けると、そこは森だった
鬱蒼と茂る木々が日の光を遮断している
しかし、踏み馴らされた道が進むべき道だ


男「時間の感覚が狂いそうですね」

古代神「じめじめしてて気分悪いです」

エルフ「……む」

古代神「どうかしましたか?」

エルフ「そこの茂み、何かいるな。
    出てこい!さもなくば切る!」


すると、茂みから>>353が飛び出してきた
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/04(日) 23:02:45.50 ID:MEKgnt+Jo
怯えきった青年
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/05(月) 23:01:56.72 ID:IJe6bmnH0
青年「ひいぃっ!すみません!」

エルフ「なんだ……人か」


青年は怯えきった様子で近寄ってくる
服も汚れていて、何かあったのは明白だ


男「どうかしたんですか?」

青年「あ……あぁ……化物に襲われたんだ」
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/05(月) 23:05:37.73 ID:IJe6bmnH0
古代神「化物ですか……
    それはひょっとして、こんな?」


自らの能力で牙を生やしたり翼を広げたり、
目を光らせてみたり鱗を生やしたりしている


青年「ひぃ!」

男「ちょ、古代神、やめましょうそういうの」

古代神「あーっ!今呼び捨てにしましたね!」
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/06(火) 23:26:50.70 ID:tUavy0HZ0
エルフ「まぁまぁ……」

古代神「うるさいですよ!不遜です!」

男「魔法覚えたら美味しいもの出すんで……」

青年「……ぁ……騒ぎすぎた……!!」


虫の声は静まり返る
鳥は何処かへ飛んでいく
そして『何か』が森の奥からやってくる


男「……いや、すみません」

古代神「……謝るなら私に謝りなさい。
    化物如きに怯える私達ではないです」

エルフ「来る_____」


>>357……化物の正体
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 02:57:45.89 ID:n6P1d4czo
顔に目が無く、翼に無数の目がある巨大な黒い鳥
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/07(水) 22:28:45.97 ID:r2YhwpQP0
それはまさしく異形だった。
その顔……顔とおぼしき場所に目はない。
しかし、嘴や鼻があるので顔であろう。
そしてこいつは、恐らく鳥だ。


古代神「でかい……!」

怪鳥「キェェェーーッ!!!」

男「……っ!?」


大きく翼を広げ、威嚇を試みている。
それはまるで、孔雀の羽の模様だった。
しかし、それが模様でないことが
『それ』一つ一つの動きから伝わる。
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/07(水) 22:37:19.51 ID:r2YhwpQP0
およそ270度に展開された翼。
それぞれの角度からの容赦ない視線。
翼に付いているのは紛れもなく目だった


エルフ「まさしく、如何にも……化物だ」

怪鳥「ア"ーーーーーーッ!!!」


怪鳥は羽ばたき、こちらを見据える。
対するこちらは、見返したくもない。
こんな不条理の塊が、
冒涜的な生物がいていいのか。


男「否______君を[ピーーー]」


彼は杖を掲げ、強く念じた。
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/07(水) 22:38:02.86 ID:r2YhwpQP0
およそ270度に展開された翼。
それぞれの角度からの容赦ない視線。
翼に付いているのは紛れもなく目だった


エルフ「まさしく、如何にも……化物だ」

怪鳥「ア"ーーーーーーッ!!!」


怪鳥は羽ばたき、こちらを見据える。
対するこちらは、見返したくもない。
こんな不条理の塊が、
冒涜的な生物がいていいのか。


男「否______君を殺す」


彼は杖を掲げ、強く念じた。
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/07(水) 22:53:44.77 ID:r2YhwpQP0
眩い燐光が場を支配する


怪鳥「コカアアアアアアッ!!!」

男「翼を広げたのが間違いでしたね」

エルフ「せやあぁぁぁぁっ!!」


隙を突き、素早く懐に潜り込んだエルフが
迷いなく首を切り落とす


古代神「あっ、殺しちゃったんですか」

男「そりゃあもう」

古代神「結構美しいと思ったんですが……」

エルフ「……そ、それは……ない……だろう?」
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/09(金) 21:27:08.93 ID:8jjlP9rn0
青年「す……すごい!あの化物を!」

男「たまたまですよ……うぐっ!?」

エルフ「ど、どうした!?大丈夫か!?」

古代神「魔法の反動がきてますね」


彼の肉体はみるみる内に変貌していく
人のものから、獣のそれに。


>>364……どの動物に変化した?
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/09(金) 21:33:59.74 ID:CxdCSVWFO
しばいぬ
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/09(金) 21:34:12.09 ID:Xdqhg6naO
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/11(日) 00:44:19.41 ID:tP/qQhMR0
男「こ、これは……」


彼の肉体はおおよそ犬のものになっていた。
しかし、そのシャープなフォルムが、
それは犬でないと語る。


エルフ「ほう、狼……」

古代神「ち、豚とかだと面白かったんですが」

エルフ「狼、狼……そうかぁ……」

男「え、ちょっと、エルフ!?」


エルフは彼を抱き抱える
顔はいつもの真剣なものだが、
全体的にすごく撫でてくる。
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 06:09:33.97 ID:7mrGs3AGo
エルフはモフりたい
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/12(月) 00:13:51.50 ID:tUsUBszO0
エルフ「素晴らしい!」

男「待ってくれ!」


慣れない体を必死によじり、
彼女の抱擁から逃げ出した


エルフ「孤高なる姿、鋭い牙、その毛並み!
    武人のペットとしてふさわしい!」

男「僕はペットじゃないですよ」

古代神「愉快ですね」
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/12(月) 22:40:12.84 ID:tUsUBszO0
男「どうやったら治るんですか?」

古代神「やはり時間経過ですね」

青年「とりあえず、この危険な森を抜けよう」

男「賛成ですね。さぁ行きましょう」

エルフ「わ、私が運んでやっても構わないぞ?」

男「遠慮します」
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/13(火) 21:16:44.86 ID:d5xF/28K0
暗い森をひた進む
時間感覚、方向感覚が麻痺してきたころ、
進む先に光明が射す。
喜びを纏い光を追えば、外は夕方だった。


青年「や、やった!森を抜けられた!」

男「眩しい……」

青年「もう一人でも大丈夫です。
   ありがとうございました!」

エルフ「一人では危険だ、これを授けよう」


エルフは傷薬の瓶を渡す


青年「いいんですか!ありがとうございます」

古代神「……まぁ、施しも神の仕事ですからね」
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 21:57:47.84 ID:e12yy7eL0
この古代神の薬って毒入ってそうでこわいね
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/15(木) 00:14:30.83 ID:Jf5V7h2e0
青年は去っていった


男「毒とか入れてない?」

古代神「当たり前です。ここには、
    信者が少ないので信仰心を
    集めなければなりません」

エルフ「でもあれ、あの門番に貰ったやつでは」

古代神「気にしないことです」

男「腹減りましたね……」

エルフ「それじゃあ>>372
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 05:18:54.65 ID:UXks1DDkO
店でも探しますか、このあたりなら何かあると思います
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/15(木) 22:32:55.80 ID:Jf5V7h2e0
エルフ「店でも探しますか、このあたりなら
    何かあると思います」

男「そうですね」

古代神「その嗅覚で旨い飯屋を探すのです」


彼は匂いを嗅ぎ分け、飲食店の位置を突き止めた
宴会なんかもやっている店らしい


男「こっちです。着いてきて下さい」

エルフ「行くぞ!」
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/17(土) 00:14:28.71 ID:SQJ8svQB0
店に入り、店員に話しかける


男「すみません、空いている席はありますか?」

店員「……へ?」

男「ああ、聞こえませんでしたか」

店員「い、いえ……あなた、狼ですよね」

男「………………」

店員「………………」


静寂。
店内の喧騒とこの二人の間には壁ができた


男「や、忘れてました」
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/17(土) 00:17:47.19 ID:SQJ8svQB0
古代神「こら!」


先程追い付いた彼女が男を掴み上げる
彼は手足をばたばたさせてもがくが、無駄である


男「放して下さい!」

古代神「ややこしくなりますし黙ってて下さい」

男「……」

店員「ははぁ、ペット同伴ですか」

エルフ「流石に席はないか?」
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/17(土) 00:25:30.65 ID:SQJ8svQB0
店員「そうですねー……残念ですが」

店長「よう、姉ちゃん達」


店の奥からガタイのいい男性が現れた
先程まで料理を運んでいたようだ


店員「店長!」

店長「狼を連れてるとは驚きだ。
   しかも喋る狼ときた。これは面白い」

男「色々ありまして……」

店長「今外に席を用意してやるから、
   待ってるといいぜ」

店員「て、店長!?」

店長「うるせぇな。今それなりに忙しいんだ。
   お前は急いで客に料理を出してこい」

店員「はっ、はい!」
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/17(土) 00:31:17.65 ID:SQJ8svQB0
エルフ「こんなことがあるとは……!」

店長「この国じゃ狼は聖なる生き物だからな」

古代神「……そ、そうなんですか……」

古代神(害獣風情が、持ち上げられたものです)

男(こいつ……)


店長はメモを取り出し、注文を取り始める


男「まさか、僕用の料理もあるんですか?」

店長「おうよ。>>378だ」
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/17(土) 01:50:17.21 ID:GipHei5Mo
狼っつったらやっぱ肉だろ
それも骨付きだ
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/17(土) 06:39:23.21 ID:HN/wSp1Co
カリカリじゃないのか
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/17(土) 23:03:56.32 ID:SQJ8svQB0
店長「狼っつったらやっぱ肉だろ
   それも骨付きだ」

男「なるほど?」

男(流石にペットフードはないか……)

エルフ「私も肉がいい」

古代神「サラダあります?」

店長「あるぜ!栄養バッチリのがな!」
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 23:58:50.43 ID:EtCLMDi10
古代神は草食系、エルフは肉食と・・・
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/19(月) 09:33:08.17 ID:6GbdH0LS0
その辺の草(不幸の種と忌火起草)をあしらった[たぬき]サラダとかかな?
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/20(火) 19:40:59.21 ID:Mub0fGj20
暫く待つと、料理が運ばれてきた
狼用の肉はワイルドに、かつ薫り高く、
エルフ用の肉はパンなども合わせてがっつりと、
そしてサラダはアートのように彩り鮮やかだった


男「これは……素晴らしい!」

エルフ「うむ……久しく豪勢な食事など、
    していなかったな……」

古代神「びびびびび」


何やらサラダを見つめて音を出している


古代神(テレパシーで信者に料理の情報を送れば
   私が帰ったとき作って貰えるはずです!)
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 23:51:28.75 ID:nKnTolN2o
古代神は電波系だったのか
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/22(木) 20:58:26.51 ID:XEkT4Y820
こうして、一行は食事を終えた


エルフ「代金だ」

店主「……ふむ、いいだろう」

男「この近くに町はありますか?」

店主「うーん……そうだな、>>386
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 21:49:27.40 ID:Axa/1tPU0
西の吊り橋の先、砂漠のオアシスにリザードマン達の街がある
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/23(金) 21:55:29.52 ID:+f0zvWaN0
店主「西の吊り橋の先、砂漠のオアシスに
   リザードマン達の街がある」

男「リザードマン……」

店主「ん、どうかしたのか?」

男「いえ、なんでもございません。
  色々ありがとうございました」

店主「おうよ」


こうして、一行は店を後にした

しかし、だからと言って区切りを付けないのが、
まさしく古代神らしいところで


古代神「リザードマンと何かあったんですか?」

エルフ「……そうだな。大したことではない」

古代神「それならいいです。彼らは私のような
    神をよく受け入れてくれるので、
    信者が欲しいんです」
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 22:29:39.47 ID:98L/Z5T40
そういえば最近は男の思考を読む能力使ってないね
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/25(日) 00:56:09.34 ID:3kMJHba20
エルフ「お、あれが吊り橋だな」

男「え?」

古代神「あー……遠くに小さく見えますね」

エルフ「しかも誰かいるようだぞ」

古代神「……ど、どういう目してるんです!?」

エルフ「狩りをしてたら身に付くさ」



>>388最初の国の王は一般人レベルなら
思考統制できてしまうほどの暴君なのであまり
使う機会がありませんでした……
というか主題にしておいてそれはどうなんだ
という訳ですね……反省します
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/25(日) 01:02:34.78 ID:3kMJHba20
それなりに長い距離を歩き、吊り橋に到着。
どうやらそこにいるのはリザードマンのようだ


男「あれは……リザードマンか」

エルフ「どうする?以前のこともあるが」

男「……ふむ……いや、問題ないですね」


リザードマンの元へ、橋を慎重に渡った
なにせ狼の小さな足では吊り橋の踏み板の間に、
挟まりかねないのだ。
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/26(月) 21:18:22.85 ID:gtXkRiUW0
竜人「……狼?」

男「いや、人間ですよ」

竜人「そうか。何の用だ?」

男「知りたいことがあるんです」

竜人「なんだ」

男「この世界の女神は、
  リザードマンに何をしたんですか?」


彼は暫く困ったような顔をして


竜人「答える義理はない。残念だがな」

竜人(>>392)
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/26(月) 23:25:37.31 ID:ogS3UNRA0
玉乗りとか腹芸のような宴会芸を仕込まれて年に一回の祭りで出来ないと殺されるなんて言えない
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/27(火) 23:44:05.17 ID:/EJYvIhU0
竜人(玉乗りとか腹芸のような宴会芸を
  仕込まれて年に一回の祭りで出来ないと
  殺されるなんて言えない)

男「………………そ、そうですか……」

竜人「そして、お前からは女神の匂いがする」

男「こちらにも事情があるのです。
  しかし、お話頂く必要はございません」


誤解を解こうと話していると、
エルフと古代神もやってきた


エルフ「男、無茶はするな」

男「すみません。ですが、
  彼は悪い人ではなさそうです」
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/28(水) 22:27:31.25 ID:9akLOizK0
竜人「おや……もしや、あなたは」

古代神「私ですか?」

竜人「ええ。もしや、
   そのお姿……古代神様ですか?」

古代神「いかにも」

竜人「おお!では是非こちらへ!」


仰々しく彼女をエスコートする竜人
久しく見る満足げな表情の古代神
もしや、彼女は意外とメジャーな神なのか
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/29(木) 23:22:54.06 ID:Vv+MCjr60
リザードマンに連れられ、砂漠のオアシスに着く
街の入口であのリザードマンが合図をすると、
ほかのリザードマンも集まってきた。


竜人「それでは祭壇へ行きましょう」


彼は古代神をどこかへと誘導していった
一方、他のリザードマンは二人に寄ってきた


竜人B「これはこれは、神の遣い様」

男「いや、そういうわけでは______ふぐ!?」

エルフ「うむ。その通りだ」


彼女は狼の口を抑え、話し始める
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/31(土) 21:40:44.96 ID:I0m66xaS0
竜人C「それでは、案内致しましょう」

エルフ「それには及ばん。それよりも、
    ヒルというリザードマンはいるか?」

竜人C「いらっしゃいます」

エルフ「ふむ。では私たちはそちらに行く。
    案内の必要はないぞ」

竜人C「かしこまりました」
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/03(火) 01:38:45.02 ID:v9OXc7fh0
男はエルフに連れられて、ある家を訪ねる


エルフ「ヒル先生、いるか?」

ヒル「んー……お、エルフじゃないか」


家の奥から気だるげに出てきた竜人。
どうやら彼がヒルというらしい


男「はじめまして」

ヒル「……ほほう。大体分かったよ。
   上がってくれ。話は奥で」
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/04(水) 22:15:36.00 ID:P/XTfktG0
彼の家には、怪しげな道具が所狭しと置いてある
何やら妙な臭いもするし、なんなのだろうか


ヒル「よし。細かいことは分からないが、
   君は魔法使いだね?」

男「へ、はぁ、そうですね」

ヒル「そう驚かなくていい。
   僕も魔法使いだからね」

エルフ「それで……」

ヒル「あぁ、分かってるよ。彼を直すんだな?」
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/04(水) 22:17:58.33 ID:P/XTfktG0
彼は何やらステッキの様なものを取り出す。
そして、呪文を唱えた


ヒル「《反動低減》」

男「!」


すると、男の肉体は>>400
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/04(水) 22:24:01.30 ID:/b8orRUFO
少年化した
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/05(木) 06:53:04.42 ID:ZYNMYsOM0
おねショタの波動を感じる
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/06(金) 23:36:53.09 ID:wSXGdvm50
男は無事、人の姿に戻ることができた
だが、何かがおかしい。他人が見れば一目瞭然、
しかし本人は先程まで狼だったのだから、
妙な点には気付きづらいのだ。


ヒル「どうやら上手くいったようだな。少年」

男「少年……?もう少しすればおじさんですが」

エルフ「……あれ?なんか小さくなったな?」
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/06(金) 23:42:47.03 ID:wSXGdvm50
男「ま、まさか!」


男は振り返り、ガラス製の実験器具を
狂ったように選び出し、掴む!
仄明かりに反射して映る自らは、
器具の形に歪んでいたが、彼には分かった。


エルフ「おい、男!?どうしたんだ!?」

男「……ち、縮んでいる……肉体が……!!」

ヒル「おや。もしや少年ではなかったか」

男「その通りです。しかし……
  人の姿には戻れました。感謝しています」
404 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2020/11/07(土) 02:41:35.28 ID:jvzh+C5g0
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405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/07(土) 23:51:11.59 ID:c6VsEoc80
男「ところで、彼は誰なんですか?」

エルフ「彼は魔法使いだ。
    嘗ては仲間として戦っていた」

ヒル「まぁ、今は隠居の身だけどね」


彼はリザードマンのようだが、
そこまで老けているようには見えない。
どうやら、年齢以外の理由がありそうだ
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/07(土) 23:55:40.66 ID:c6VsEoc80
エルフ「それで、頼みがあるんだ」

ヒル「あぁ、分かってるとも。
   彼に魔法を教えればいいんだね」

男「いいんですか?」

ヒル「もとからそのつもりだったし、
   その肉体じゃ殴り合いはできないだろう」

男「確かにそうですね」

ヒル「君には>>407魔法を教えてあげよう」
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/08(日) 00:35:21.12 ID:Iw9wFEri0
バイバイン:掛けるとどの物体でも5分ごとに2倍に増える
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/09(月) 23:25:19.96 ID:nMdOVn110
ヒル「バイバインだ」

男「……なんですかそれ」

ヒル「掛けるとどの物体でも
   5分ごとに二倍に増える魔法だ」

男「強くないですか」

ヒル「確かに強力だが……
   術者への負荷が際限なく高まる」
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/11(水) 22:03:44.01 ID:sUzxxQ7O0
男「限界を越えるとどうなるんですか?」

ヒル「しばらく魔法が使えなくなる。
   先程までのような反動はない」

男「それなら使い勝手もよさそうですね」

ヒル「まぁな。質量が大きすぎるものとか、
   希少すぎる物質とかは負荷が強いぞ」

男「生き物はどうなるんですか?」

ヒル「術者が限界を迎えると、
   オリジナル以外は消滅する」
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/16(月) 00:25:52.18 ID:BmAMmoZp0
男「いろいろありがとうございます」

ヒル「いいのさ。これからも頑張れよ」

男「ええ」

エルフ「よし、それでは古代神の所に行くか」


リザードマンに奉り上げられ、
連れていかれた古代神。
彼女は今、>>411をしていた
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 06:06:27.75 ID:/MvoS50FO
リザードマンたちを使役
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/16(月) 21:06:34.75 ID:BmAMmoZp0
古代神「はっはっはぁー!」

男「うわっ!」


彼女は大量のリザードマンを従え、
神輿に担がれて町内を凱旋していた


エルフ「これはすごいな……」

古代神「私を崇めても良いのですよ?」

男「ちょっと遠慮します」

古代神「ち……異端者だ!捕らえなさい!」

竜人達「うおおおおおっ!!」
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 22:00:13.38 ID:PzGjdDCC0
古代神・・・小物すぎない?
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/18(水) 20:02:44.69 ID:KCO/w67Y0
波のような竜人が押し寄せてくる。
エルフに襟を掴まれて脇道に連れ込まれた


エルフ「とりあえず逃げるぞ!」

男「え……あ、そうだね!」


人の津波は水ではなく、脇道に入りづらい
路地裏を掻き分けるように進み、
ついに行き止まりだ
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/18(水) 20:10:51.19 ID:KCO/w67Y0
男「エルフ!目を閉じてください!」

エルフ「っ?」


男は閃光榴弾を放り投げた
竜人たちを混乱させ、動きを止められたようだ


男「今だ!」

エルフ「う、うむ!」


二人は建物の壁を登り、屋根に逃げた
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/22(日) 02:47:19.55 ID:v0gbH6o+0
屋根を伝って町外れまでやって来た


男「どうなってるんですか一体」

エルフ「まぁ、利害が今まで一致していただけで
    決していい奴ではないからな……」

男「うーん……」

エルフ「待て、男。なにか来るぞ!」


遠方から高速の物体がこちらに飛んでくる。
あれはなんなのだろうか。
そう、>>417
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/22(日) 02:51:00.00 ID:ekq0OTkm0
軍用ドローン
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/22(日) 02:51:31.75 ID:ekq0OTkm0
上げちゃった
ごめん
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/25(水) 19:57:17.40 ID:4Z/8wfXq0
飛んで来ているのはドローンだった


男「あれは……ドローン?」

エルフ「ドローンとはなんだ」

男「小型の空を飛ぶ機械です。
  どうやらカメラも付いている」

エルフ「リザードマンのものではないだろう。
    彼らは科学に頼ることは少ない」

男「それはそれは……じゃああれは?」
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/25(水) 20:02:56.03 ID:4Z/8wfXq0
エルフ「分からない」


近付くとドローンは速度を落とし、滞空した。
その機体には軍用機と刻印があった

男「……軍用?」

エルフ「もしや、この国の王が
    遣わしたのかもしれないな」


機体にはスピーカーが搭載されているようで、
数度の弾けるようなノイズの後、
人の声が発される。


ドローン「>>421
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 20:04:58.48 ID:IRkBWTyeO
ほう噂に聞いた一行が貴方らか…
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/25(水) 23:36:34.44 ID:4Z/8wfXq0
ドローン「ほう噂に聞いた一行が貴方らか…」

男「あなたは?」

ドローン「私はこの国の軍部の者だ。
     貴方らの支援のために通信している」

エルフ「どうしてそんなことを?」

ドローン「…………古代神の暴走を止める為だ。
     これを置いていく」


ドローンは一丁の銃を置いていった。
どう見ても普通の銃であり、
手元の物を使うのと大差ないだろう。
ガチャリ、と手に取った
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/01(火) 23:21:31.77 ID:Pr0ECMgi0
古代神「彼らはまだ捕まらないのですか?」

リザードマン「申し訳ありません」


古代神はリザードマンの祠で傲慢に暮らしていた
しかし、二人が捕まらず不満を抱えている


古代神「もういい。下がりなさい」

リザードマン「はっ……」
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/01(火) 23:27:49.80 ID:Pr0ECMgi0
古代神「まったく、遅いですね……」

男「……それはそれは、お手数おかけします」

エルフ「やはりここに居たか」

古代神「……なに?見張りは何をしていた」

男「倒した。
  ……ほぼエルフがやってくれたけども」


古代神は不敵な笑みを浮かべ、
肉体をまるで悪魔のそれのように変貌させる


古代神「私は信仰を得た。力を望む者の信仰を」

男「神の力は……いや、
  性格も……信者に左右される」
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/01(火) 23:33:35.89 ID:Pr0ECMgi0
古代神「わかったような口をきかぬ事です」


古代神はエネルギーを溜め始めた
かつてのそれよりも冷酷にしておぞましく、
深淵の如き暗闇、死の臭い、苦しみ。
根元的恐怖はそこに凝集されていた


男「……賭けだ。これがなんなのか」


彼は自らの銃に、貰った銃に込められた
得体の知れない弾を込め、放つ


>>426……弾の効果
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/02(水) 02:22:04.57 ID:cKNaMOQp0
当たると愛している者の名とその恋慕の為にしてきた行為(意味深)を一日一回3分程度叫ぶようになる
愛した者に触れられぬ限り効力は続く
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/02(水) 06:53:29.38 ID:6x0Xe5vj0
なんていう・・・地味なダメージ!
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/02(水) 23:43:23.67 ID:cKNaMOQp0
噂になりたくないとか優しい相手とかなら止めに触りに来てくれるんだけど
何時まで経っても止まらない場合お察し
429 :やった!私は自由だ!! :2020/12/11(金) 22:08:25.61 ID:VqHJdbTw0
古代神「ぐああっ!!」

男「……駄目か……効いてはいるけど、
  浅い傷一つ付いてない」

エルフ「いや、もしや用途が違うのかもしれん」


古代神は少し怯んだが、
依然としてエネルギーはそこにある
もはやここまでと彼が悟ったとき、
時刻は真夜中、23:57を迎えた
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/11(金) 22:18:00.34 ID:VqHJdbTw0
その時、エネルギーの凝縮はストップした
彼女は何事か歯軋りをはじめ、
初心な若者の告白のように、
威勢の良さの中に恥じらいもある叫びを始めた


古代神「……知っての通り!
    私はあのクソ女神が大好きだ!」

男「……は、はぁ。聞いてないですが」

古代神「うるさい!故に私は奴のことを想い、
    [自主規制]、[自主規制]の練習、
    自慰行為、[自主規制]をしてきた!」

エルフ「う……彼女が倒すべき敵でなかったら
    正直言って逃げ出したい」
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/11(金) 22:27:35.07 ID:VqHJdbTw0
彼女の話した内容はおぞましいものであった
情けないことに、僕はその話を聞き、
逃げ出してしまったのだ。

今、僕はエルフに連れ戻されてここにいる
古代神もいる。周りを竜人が取り囲んでいるが、
殺気は感じない。


古代神「もうだめです……」

男「……はぁ、はぁ……何がですか?」

古代神「信仰を失いました……」


情けない姿を見せる古代神に、
リザードマンらは慰めの声をかける
しかし、彼女はそれを聞き入れず、


古代神「いいですよ。本心のない慰めは……
    私がさっき得た迸る神力も、
    好戦的に昂る心も失くしました。
    もはや貴方たちは私を信仰していない。
    ……少なくとも、本心からは」
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/11(金) 22:34:14.89 ID:VqHJdbTw0
状況を察するに、彼女の告白……
というより呪言は竜人の信仰を損なわせるに
十分だったようだ。


エルフ「成程。古代神、頭は冷えたか」

古代神「ばっちりですよ……」

男「そんな落ち込まないで下さい」

古代神「やめなさい。あまつさえ少年に
    慰められたとあれば私のプライドは
    これ以上なく壊れます」

男「分かりました。じゃあ>>433
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/11(金) 22:44:28.74 ID:UYG4O45zO
これからまた信仰を広めましょうか
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/11(金) 22:56:49.38 ID:VqHJdbTw0
男「これからまた信仰を広めましょうか」

エルフ「いいのか?まぁ、
    男の決めることに異存はないが」

古代神「……ふん。許したつもりですか」

男「まさか。正しき教え、正しき心をもって
  信仰を広めれば僕の力になりますから」

古代神「私を利用する気か、痴れ者め」

男「何か、問題でも?」

古代神「大アリですね。後悔させてやります」
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/13(日) 02:23:20.87 ID:MDcwAUe50
エルフ「とは言いつつ、ついて来るのだな」


散々ゴタゴタを起こしたので、
一行はさっさとリザードマンの街を去った
向かうあてはなく、ただ砂漠を歩く


古代神「何せ、ここに少年がいますからね。
    宗教勧誘といえば子供を使った
    泣き落とし。これが鉄板です」

エルフ「……やれやれ」

男「そういえば古代神。
  あなたの宗派の教義は何なんですか?」

古代神「え?そりゃ>>436ですよ」
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 06:27:40.74 ID:a+lIrCLEO
子供を大切に
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 19:16:08.43 ID:kNHHgDzU0
大切にする(意味深)?
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/14(月) 00:22:31.66 ID:qg9dV7k30
古代神「子供を大切にですよ」

エルフ「まともじゃないか」

古代神「私を何だと思っているんですか」

男「外道鬼畜神」

古代神「子供の姿をいいことに、
    言ってくれますね……」


砂漠の太陽は押し潰すように身を焦がす
しかし、水はあり、それは魔法で増やせる。
彼らは危機に晒されてはいなかったのだ。

いずれ来る夜を除けば。
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/14(月) 22:18:49.41 ID:qg9dV7k30
陽は傾き、夜の足音がする
水はあれど、寒さには無力だ


男「そろそろ夜ですか……」

古代神「あなたのその水を増やす魔法で、
    太陽を増やせないのですか」

男「それこそ神の領域ですよ」

エルフ「む……、二人は凍えかねんな」

男「エルフは大丈夫なんですか?」

エルフ「うむ、代謝を上げられるのでな」
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/14(月) 22:23:21.14 ID:qg9dV7k30
古代神「あなたは本当に生物なんですか……」


そうこうしている間にも、
夜が目前に迫りつつある


男「うーん……」

エルフ「そうだ、良いことを考えた」

古代神「何です?」

エルフ「>>441
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/15(火) 07:01:39.66 ID:Utnbl23y0
周囲から暖かさを集める魔法を思いついた
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/16(水) 22:49:53.94 ID:Uh1+e4nW0
エルフ「周囲から暖かさを集める魔法を思いついた」

男「すごいですね!どうやってやったんです?」

エルフ「うむ。私が唯一知る魔法があってな、
    その原理を利用したものだ」

古代神「……それ、どんな魔法なんですか」

エルフ「【鏡面展開】【熱制御】……かな、
    そして【一点集中】……のはず」

男「なるほど、それが熱収束魔法ですね」

エルフ「あぁ……だが、今示したのは想像だ。
    私が正確に知っているのは、
    【鏡面展開】ただ一つだからな」
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/17(木) 22:54:00.92 ID:bPRY+r9x0
男「【熱収束魔法】!!」


彼はその体格に似つかわしくないその杖で、
魔法を唱えてみせた

すると、渦巻くように熱が集まってきた
少し熱いが、その程度気にしてはいられない


古代神「素晴らしい!」

男「それはどうも……なんだか疲れました」

古代神「恐らく、その小さな肉体では
    多くの魔翌力を保持しておくことが
    できないのでしょう」

エルフ「つまり、魔翌力の使いすぎのようだな。
    よし、おぶってくれよう!」
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/17(木) 23:03:33.81 ID:bPRY+r9x0
月が天上に登りきった。
何かを放出するような音がして、
振動を伴う月光かと思ったが、流石に違い、
機械の駆動音であると予想付けられた


エルフ「なにか聞こえるな」

男「こんな時間にわざわざ移動するような者が
  僕ら以外にいたとは」

エルフ「道を聞くか?」

男「呼び止められればそれがベストですね。
  悪人でも移動手段を奪取する口実になる」

古代神「でしたら私が呼び止めますよ。
    『三分間ほど』使って」
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