モバP「シンデレラガールズ デイリーステージ 190」

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180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 18:26:38.07 ID:mN4hvA1Eo
おつおつ
181 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/17(木) 19:55:12.28 ID:rRUBjkMYO

第18話 二宮飛鳥「全部、僕の世界だ」


☆登場アイドル(6人)

082.松原早耶(まつばらさや)http://i.imgur.com/2bCwrm4.jpg
「うふふ♪見間違えましたぁ?○○さんの早耶ですよぉ」
18歳 キュート 趣味:ブログ

083.城ヶ崎莉嘉(じょうがさきりか)http://i.imgur.com/md1FGqK.jpg
「○○くんは、リカの捕まえ方、もう知ってるよね☆」
12歳 パッション 趣味:シール集め

084.首藤葵(しゅとうあおい)http://i.imgur.com/bdo784r.jpg
「○○プロデューサー、故郷に錦を飾るあたしを見とって!」
13歳 パッション 趣味:魚さばき

085.本田未央(ほんだみお)http://i.imgur.com/vkhMd87.jpg
「みんなの星も、ここにある!」
15歳 パッション 趣味:ショッピング

086.二宮飛鳥(にのみやあすか)http://i.imgur.com/YlazrFw.jpg
「こうしてまた、季節は廻る…。よく飽きないものだね、セカイのヤツは」
14歳 クール 趣味:ヘアアレンジ、ラジオを聴くこと、漫画を描くこと

087.松本紗理奈(まつもとさりな)http://i.imgur.com/a5EPm5m.jpg
「武器は磨いてこそでしょ!アタシ、妥協は一切しないの♪ウフッ」
22歳 クール 趣味:ショッピング
182 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/17(木) 19:56:13.86 ID:rRUBjkMYO
(1)

城ヶ崎莉嘉「くしゅんっ」

首藤葵「?」

葵「莉嘉ちゃん、風邪っちゃ?今日は冷えるよね。大丈夫?」

莉嘉「ん、えへへ。大丈夫。くしゃみだけだよ☆…くしゅん」

葵「引き始めってところかな?」

二宮飛鳥「紗理奈さん」

飛鳥「今度の仕事のことで、相談なんだけど…」

松本紗理奈「ん?はいはい。どうした、飛鳥」
183 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/17(木) 19:56:55.86 ID:rRUBjkMYO
(2)

葵「風邪は引き始めが肝心!」

葵「ってことで、あたしがなにか温かいものでも淹れてあげるっちゃ」

莉嘉「うあ、大丈夫ってばー」

葵「遠慮することないよ。へい!」

松原早耶「呼ばれてぇ?」

本田未央「飛び出て!おねーさんズ!」

早耶「はぁい莉嘉ちゃん。もこもこしようねぇ」

未央「はいはーい。ソファ空いてますよ、お客さん!一名様ごあんなーい」

莉嘉「わあ。ゆ、ゆうかいだあ。なんでみんなそんなに息あってるのー」

飛鳥「紗理奈さんにボクが選んだエクステをつけてもらいたいんだけど、どうかな」

紗理奈「あら。いいじゃない。どんなのか、見せて?」
184 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/17(木) 19:57:49.99 ID:rRUBjkMYO
(3)

莉嘉「もこもこ」

莉嘉「うぅ〜…かわいくないよぅ、こんなの」

未央「あっはは。大人しく看病されるのだー」

莉嘉「別に風邪なんて引いてないってばぁ…」

早耶「うふふ。早耶はいまの莉嘉ちゃん可愛いと思うけどなぁ」

莉嘉「かわいくなーいー」

葵「未央さんと早耶さんが大人しくって言ってるでしょ。言うこと聞かんとあかんよ」ペチ

莉嘉「あう」

飛鳥「…こんな感じ」

紗理奈「ふーん…飛鳥と対になってるんだ」

飛鳥「そうなんだ。反共鳴だけど共依存する…そんな二人をテーマにしてみたいのさ」

飛鳥「いま、いくつか持っているんだけど…さっと付けてみるかい?」

紗理奈「ほんと?頼んじゃおうかしら」
185 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/17(木) 19:58:46.00 ID:rRUBjkMYO
(4)

葵「はい。どーぞ」

莉嘉「……」

莉嘉「ありがと…なにこれ」

葵「生姜湯っちゃ。かぼす入れたから飲みやすいよ」

莉嘉「……」

莉嘉「おいしい」

葵「でしょ」

未央「莉嘉ちゃん今日の打合せもちょっと無理してたでしょ。まま、休みねえ休みねえ」

莉嘉「え。ば、バレてたの。はっ」

早耶「うふふ。気づいたのは早耶たちじゃないけどねぇ」

紗理奈「どう?」

飛鳥「…」

飛鳥「うん。いいね」
186 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/17(木) 19:59:29.22 ID:rRUBjkMYO
(5)

飛鳥「紗理奈さんの色が……背景ごと変わったみたいだ。違うセカイから来たみたいに」

紗理奈「ふふ。ありがと。ま、アタシはアタシだけどねー」

飛鳥「うん。我ながらいい選択ができたよ。紗理奈さんのセカイと、ボクのセカイ…混じり合って、でも、反発している」

紗理奈「そうね。…これ、飛鳥の香りがするし。ふふ、見えない飛鳥がそばにいるみたい」

早耶「はぁい。莉嘉ちゃん、早耶のとっておきシールあげちゃう」

莉嘉「なにこれかわいい。なんの?」

早耶「かわいいよねぇ♪さっき、帰りに買い物に寄ったとき見つけたんだぁ。莉嘉ちゃんが喜ぶかなぁって」

莉嘉「う、うん。ありがと」

未央「私からはポカリ!葵ちゃんの生姜湯と一緒に飲むと効果が二倍!たぶん!」

莉嘉「そ、そうなの?ありがと」

葵「じゃあしばらくちゃんと休んでるんだよ?帰りはプロデューサーに送ってもらってね」

莉嘉「ねえねえなにこれっ。なんでみんなそんなアタシにやさしいの?」

葵「ん?」
187 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/17(木) 20:00:05.00 ID:rRUBjkMYO
(6)

葵「ああ。飛鳥さんが心配してたんよ」

莉嘉「飛鳥ちゃん?」

飛鳥「ありがとう。本番、楽しみだね。じゃあ」

紗理奈「ええ。私も」

早耶「飛鳥ちゃん、周りのこと、よく見てるよねぇ」

莉嘉「…………そっか」

紗理奈「早耶ちゃん、未央ちゃん。私たちそろそろ帰らない?」

未央「おっ喜んでー」

早耶「はい喜んでぇ。帰りにどこか寄りますぅ?」

紗理奈「ご飯でも食べに行きましょうか?」

未央「ごちそーさまです!」

紗理奈「まだなにも言ってないわよ。調子いいんだから」

紗理奈「じゃあね、葵ちゃん。莉嘉ちゃんのこと、よろしくね」

葵「まかされるよ」

莉嘉「みんな、ばいばーい…ありがとう」

未央「いいってことよ☆よく食べよく眠るんだぞー!」

早耶「お大事にぃ」
188 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/17(木) 20:01:04.72 ID:rRUBjkMYO
(7)

飛鳥「……」


未央「そう言えば」

未央「紗理奈さん。飛鳥ちゃんは誘わなくてよかったの?」

紗理奈「ん?ええ」

紗理奈「あの子、そろそろ一人になりたいみたいだったから」

早耶「へぇ」

早耶「…ふふ。飛鳥ちゃんもするどいですけど、紗理奈さんもするどいですねぇ」

紗理奈「そう?顔を見ていれば、なんとなく、分かるじゃない」

未央「おお〜」

早耶「おぉ〜」

紗理奈「なによ」

未央「いやいやー。さっすが紗理奈さん、回答までセクシーですなぁ…!惚れちゃうぜ!」

早耶「ですなぁ」

紗理奈「てきとーなこと言ってないでしょうね?それ」

紗理奈「で、なに食べに行きたいの?」

未央「はい!紗理奈さんのセクシー講座が聞きたいので、ゆっくりできるとこがいいですっ」

紗理奈「あら。未央ちゃんにはまだ早いわよ〜?」

早耶「早耶はぁ、甘いものが食べたいなぁ」

紗理奈「…むしろ私、早耶にこの甘え方を教えてほしいわ…可愛いわね」

早耶「??」ニコニコ

未央「へへ。じゃあやっぱりゆっくりおしゃべりできるとこ、ですね!」

紗理奈「そうね」
189 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/17(木) 20:02:00.57 ID:rRUBjkMYO
(8)

莉嘉「葵ちゃんは紗理奈さんたちと帰らなくてよかったの?」

葵「うん。あはは、あたしにはあの三人の会話はまだ早そうっちゃけん…」

葵「それに、莉嘉ちゃんのことも心配だし。…あっ、紗理奈さんたちが心配してないって、そういう意味じゃないけんね?」

莉嘉「ふふっ。わかるってば」

莉嘉「ありがと」

葵「ううん」

ガチャ

飛鳥「葵、莉嘉。じゃあ、ボクも帰るから」

葵「うん。お疲れっちゃ。いまどこに行ってたの?」

飛鳥「うん。屋上に、ちょっとね。少しだけ…風に触れたくて」

葵「そっか。気をつけてね」

飛鳥「うん」
190 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/17(木) 20:03:07.70 ID:rRUBjkMYO
(9)

莉嘉「飛鳥ちゃん!」

飛鳥「なんだい?」

莉嘉「あの…その」

莉嘉「あ、アリガト。心配してくれたの?」

飛鳥「……」

飛鳥「うん。いいよ。当然のことじゃないか」

飛鳥「ボクにとって、この事務所で出会ったみんな、ボクのセカイの…大事な、新しい風だから」

飛鳥「だから、体を壊されると困るのさ。お大事に」

莉嘉「う、うん」

葵「……ふふ。飛鳥ちゃん、それ、照れ隠しでしょ?」

飛鳥「…葵、キミの言葉もまた、ボクに可能性を与えてくれる」

葵「はいはい。じゃあね」

飛鳥「うん」

莉嘉「ばいばーい」
191 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/17(木) 20:04:13.34 ID:rRUBjkMYO
(10)

葵「みんな元気な莉嘉ちゃんのことが見たくて、心配してくれてるっちゃ」

葵「悪くせんように、今日は帰ったら、ちゃんと休むんだよ?」

莉嘉「…ん」

莉嘉「わかったー。えへへ。今日だけ、元気いっぱいの莉嘉はお休みする☆」

莉嘉「葵ちゃんもアリガト」

葵「いいのいいの」
192 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/17(木) 20:05:24.69 ID:rRUBjkMYO
おつありです
今日はここまで、またあしたー
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 20:25:25.06 ID:MY8bT3n0o
おつおー
194 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/18(金) 20:54:23.08 ID:OgO4YgOOO

第19話 松永涼「かっこいい、かわいい、あったかい、あつい」


☆登場アイドル(3人)

088.松永涼(まつながりょう)http://i.imgur.com/czPKkk2.jpg
「歌い方は、自分のハートに聞くんだ」
18歳 クール 趣味:ホラー映画鑑賞

089.高森藍子(たかもりあいこ)http://i.imgur.com/AE0FDLW.jpg
「風のように、巡り巡って帰ります。○○さんのもとへ」
16歳 パッション 趣味:近所の公園をお散歩

090.島村卯月(しまむらうづき)http://i.imgur.com/NqaBJKm.jpg
「一歩、一歩。全部、私の宝物です」
17歳 キュート 趣味:友達と長電話
195 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/18(金) 20:55:29.82 ID:OgO4YgOOO
(1)

松永涼「ふんふん」

涼「おーい、卯月ー。明日のライブ、よろしくなー」

島村卯月「あ、ひゃい」

涼「ひゃい?」

高森藍子「お二人に置いてけぼりにならないよう、私もがんばりますね?」

涼「へへ、大丈夫だよ。燃えてるときの藍子は、アタシでもやけどしそうだからな」

涼「…ところで藍子のそばだけなんか日当たり良くないか?今日も寒いしそっち行ってもいいか?」

藍子「いいですよ〜」ポワポワ
196 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/18(金) 20:56:14.27 ID:OgO4YgOOO
(2)

涼「…うーん」

涼「不思議だぜ…なんか、とくべつなもんでもでてんじゃないか?」ポカポカ

藍子「うふふ。私、普通の女の子ですよ?」

涼「ほーう。それじゃアイコ物質が出てないアタシは普通の女の子じゃないみたいじゃないか」

藍子「涼さんは普通よりかっこいい女の子です」

涼「ははっ。そこの差なのか」

卯月「…」

涼「卯月、どうかしたのか」

卯月「ひゃい」

涼「今日の卯月はひゃいが出るな」

藍子「とっても可愛い女の子ですかね?」

涼「だな」
197 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/18(金) 20:57:15.96 ID:OgO4YgOOO
(3)

卯月「あ、ご、ごめんなさい」

卯月「えへへ。明日、よろしくお願いしますねっ」

涼「おう…」

涼(体調でも悪いのかな?)コソ

藍子(そう言えば…いつもと様子は違いますね)コソコソ

卯月「…」エヘー

涼(そうなのか、あれ。いつも通りの笑顔がまぶしいが)

藍子(まぶしいですね)

卯月「?」エヘー
198 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/18(金) 20:58:07.20 ID:OgO4YgOOO
(4)

藍子「でも、なんとなくふわふわしているというか…ほら」

涼「?」

卯月「んくんく」

藍子「炭酸のジュースをすごい勢いで飲んでます」

涼「あ、アタシのコーラ。はは、ありゃ、たしかにふわついてる」

卯月「ひっく。ひゃ」

涼「しゃっくりが出てるな」

卯月「…」プルプル

藍子「また出そうなのを我慢しているみたいですね」

涼「かわいいな」
199 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/18(金) 20:59:18.71 ID:OgO4YgOOO
(5)

藍子「…もしかして」

藍子「卯月ちゃん、緊張してるのかな?」

涼「緊張?」

涼「…卯月が、いまさら?」

藍子「ふふ」

藍子「涼さんと私とするライブが初めてだからじゃないですか?」

涼「ふーん」

涼「そういうもんか?」

藍子「そういうものです」

卯月「ひゃっ」

涼「出てるな」

藍子「出てますね」

涼「かわいいな」

藍子「かわいいですね」

卯月「ひゃぐ」
200 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/18(金) 20:59:57.79 ID:OgO4YgOOO
(6)

涼「じゃ、緊張をほぐしてやらないとな」

涼「おーい。卯月ー」

卯月「ひゃい」

涼「いまのってしゃっくりかな、返事かな?」

藍子「両方じゃないですか?」クス

卯月「な、なんですか?涼ちゃん」

涼「藍子のそば、ぽかぽかして気持ちいーぞ。卯月もこっち来なよ」

藍子「あ、私をだしにしましたね」

涼「ははっ。あったかいのは本当だよ」

卯月「えと、は、はい」
201 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/18(金) 21:00:23.67 ID:OgO4YgOOO
(7)

卯月「わー」

卯月「ほんとだ。なんだか…冬でも日差しであたたかいですね」

涼「な?」

藍子「涼さんが胸を張るんですか」

涼「おう。藍子の力はアタシの力だ!いまアタシら三人は同じチームだからな」

藍子「なるほどです」

卯月「あったかい」エヘー
202 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/18(金) 21:00:57.58 ID:OgO4YgOOO
(8)

涼「あらためて。明日、よろしくな」

卯月「は、はいっ…その、がんばります!」

涼「おう」

涼「あー!楽しみだなあ。いまから。待ちきれないな!早く三人で歌いたい」

藍子「ふふ。ピクニックの前日の子どもみたいですよ、涼さん」

涼「んふふ。間違っちゃねえかなー」

卯月「…ふふ」

卯月「…涼ちゃんは、その…緊張とかしませんか?」

涼「ん?うん。しない」
203 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/18(金) 21:01:36.70 ID:OgO4YgOOO
(9)

涼「だってさ」

涼「このメンバーだぜ?あついよ。ぜったい盛り上がるもんな!」

藍子「かっこいい涼さんと、かわいい卯月ちゃんと、普通の私ですね」

涼「クールであついアタシと、かわいくてあつい卯月と、あったかあつい藍子な!」

藍子「ふふ。あったかあついって、なんですか」

卯月「…」

卯月「えへへ。そうですね!私も…か、かわいく…がんばりますねっ」

涼「おう。かましてやろう。藍子も!なっ」

藍子「はい。私、涼さんの勢いに飛ばされないよう、がんばります」

涼「とかいって…ライブになるとアタシだって吹き飛ばすくらいになるくせにっ」

藍子「そんなことー」ニコニコ

卯月「えへへ」
204 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/18(金) 21:02:18.19 ID:OgO4YgOOO
(10)

卯月「うーん…はふっ。よしっ。私も、お二人に負けないよう!がんばります!」

卯月「涼ちゃん、藍子ちゃん。ありがとう」

涼「ん。へへ。こっちこそ負けないぜ」

藍子「うん。あ、でもライブはまだ明日なので、せっかくだから、このままもうちょっと三人でぽかぽかしましょう」

涼「お、おう。ペース乱れねえな。見習いたい」

卯月「あははっ」

藍子「それではみなさんまたあしたー。えいえいおー」

涼「おー」

卯月「おー!」
205 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/18(金) 21:02:58.42 ID:OgO4YgOOO
おつありです、今日はここまで。
話数的には折返しです。
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 22:11:54.81 ID:bWhnsgtmo
おつー
207 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/19(土) 20:01:24.30 ID:BNZpvfy2O

第20話 櫻井桃華「不安」


☆登場アイドル(5人)

091.櫻井桃華(さくらいももか)http://i.imgur.com/hLn7KsI.jpg
「惜しみますわ。だって、○○ちゃまと過ごす夏ですもの」
12歳 キュート 趣味:ティータイム

092.ケイト(けいと)http://i.imgur.com/BGvqHAA.jpg
「私に憧れて、英語の勉強を?Wow、嬉しいデス!私も応援シマスネ♪」
20歳 クール 趣味:日本の雑誌を見るコト

093.クラリス(くらりす)http://i.imgur.com/dro3R3O.jpg
「教会を救うために、私の歌がその助けになるのであればこんなにも喜ばしいことはありません」
20歳 キュート 趣味:ボランティア

094.相葉夕美(あいばゆみ)http://i.imgur.com/aWv4gp9.jpg
「落ちる瞬間を、捕まえて…?」
18歳 パッション 趣味:ガーデニング

095.道明寺歌鈴(どうみょうじかりん)http://i.imgur.com/nKrRZl0.jpg
「宣誓ーっ!私たちは青空の下、この場に立てることをファンのみなさんに感謝して…きょ、競技を心から楽しみっ、仲間と気持ちを一つにしてっ…全力を出し切ることを、誓います!…言えた!」
17歳 キュート 趣味:境内のお掃除
208 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/19(土) 20:02:20.22 ID:BNZpvfy2O
(1)

櫻井桃華「ふう」

桃華「夕美さーん。こちらの方、見ていただいてもよろしいですか?」

相葉夕美「はいはーい」

夕美「お。きれいきれい。ばっちり。いえい」

桃華「ほんとですか?ふふ、よかった。い、いえいですわ」

道明寺歌鈴「クラリスさん、ケイトさん。ごみ袋、もういっぱいですよね。代えちゃいますよ」

ケイト「サンクス!助かりマス、カリン」

クラリス「ありがとうございます。運ぶときには手伝いますので、声をかけてくださいね?」

夕美「うーん。やっぱり楽しいね、このお仕事!花壇ボランティア!」

桃華「ええ。そうですわね」

夕美「うん!…そう言えば」

夕美「桃華ちゃんは自分から来たいって、プロデューサーに言ったって聞いたよ」

桃華「ええ」
209 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/19(土) 20:03:23.72 ID:BNZpvfy2O
(2)

桃華「…ええと…花を愛でる習慣のある者として、聞き逃がせないお仕事だと思いまして」

夕美「そっか。…だよね」

夕美「なんか、うれしいな。それ」

桃華「どうして夕美さんが嬉しく思うんですの」クス

夕美「えへへ。つい」

桃華「ふふ」

桃華「…それに、あちらの三人が参加されると聞いたから」

夕美「え?」

桃華「なんでもないですわ」

歌鈴「大丈夫です!慣れてますから!えいっ」

ケイト「Wow♪Powerfulデスネ、カリン」

クラリス「一度にそんなに抱えては危ないですよ」ハラハラ

歌鈴「へーきで…あー」

クラリス「あー」

ケイト「アー」
210 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/19(土) 20:03:57.99 ID:BNZpvfy2O
(3)

夕美「冬でも、ごみや落ち葉を拾ってあげて、きれいに整えてあげて…」

夕美「冬のお花を植えてあげて。うんうん。見違えるようにきれいだね!」

桃華「本当…。ふふ。やっぱり、来て正解でした」

夕美「でしょー」

桃華「だから、どうして夕美さんが誇らしげにするんですの」

夕美「花のことは他人事だと思えなくて!」

桃華「花の妖精さんみたいなこと、言うのですね」クスクス

歌鈴「ぼふっ。あ、危なかった…」

ケイト「オー。Trolley?」

歌鈴「ですです…はふ。よかったあ…。あの、重くなるかなと思って…それから、えへへ、今みたいなとき、受け皿になってくれるかなと思ったんでしゅ!」

歌鈴(噛んだ…)

クラリス「まあ…!素晴らしい準備のよさですね、歌鈴さん…ふふ」ニコ

歌鈴「!…え、えへ。は、はいっ」
211 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/19(土) 20:04:28.05 ID:BNZpvfy2O
(4)

桃華「それでは…一息つきましょうか。ふふ。わたくし、温かい紅茶を淹れてきていますの」

夕美「わ、それ、うれしい。じゃあ向こうのみんなにも声かけよっか」

桃華「ええ」

桃華「……」

夕美「?」

ケイト「私、じゃあ…アチラの方に、ドコに、すてたらよいか、聞いて来ますネ。日本語ガクシューのAchievement…見せるトキデス!」フンス

歌鈴「お、おねがいしますっ。がんばれです」

クラリス「では…歌鈴さんと一緒に、見守っていますよ」

ケイト「心強いネ♪アリガト!」

桃華「…」

桃華「あちらの三人も、楽しそうですわね」

夕美「へ?うん。そうだね」
212 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/19(土) 20:05:02.44 ID:BNZpvfy2O
(5)

クラリス「……はふ」

クラリス「ぽかぽかしますねー…ありがとうございます、桃華ちゃん」

桃華「かまいませんわ」

ケイト「ぷはー!Victoryの美酒ってヤツ!格別デスネー!」

桃華「も、もっと香りを味わって飲んでくださいまし」

夕美「あはは。ケイトさん、うまくお話できてましたね!いえーい」

ケイト「Yeah!ユミもお疲れサマネ!カリンもネー」

歌鈴「は、はい。ケイトさんも。い、いえーしゅ。あつい」

桃華「ふふ。落ち着いて飲んでくださいまし」

クラリス「歌鈴さん、いま主の名を…?」

夕美「た、たぶん気のせいですっ」
213 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/19(土) 20:05:39.79 ID:BNZpvfy2O
(6)

桃華「…」

夕美「花壇って、英語でフラワーベッドって言うんですよね。素敵な言葉ですよね」

ケイト「Oh,ワカリます。んふふ。私たちも飛び込んじゃいたいネ♪」

クラリス「歌鈴さんは、学校でも清掃活動をしているのでしたね。とても立派なことだと思います」

歌鈴「い、いやあ…好きでやっているだけですよ」

桃華「それですわ!」

歌鈴「わあ。びっくりした。こ、こぼしてない。こぼしてない」

桃華「あ、ご、ごめんなさい」

クラリス「…桃華さん。それ、とは?」

桃華「え、えっと」
214 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/19(土) 20:06:20.21 ID:BNZpvfy2O
(7)

桃華「みなさんは…すごいですわ。こうした、体を張る…ボランティアのお仕事も、自分から手をあげて」

桃華「それに、クラリスさんと歌鈴さんは、元々…家業というか…あるでしょう?」

夕美(そっか。桃華ちゃん、それで三人のこと、気にしてたのかな)

クラリス「…」

クラリス「なるほど。そうですね」

歌鈴「わ、私はドジが家業みたいなところがありますが…」エヘヘ

夕美「そ、そこまで言わなくても大丈夫だよ?」

ケイト「カリンの…えと、コセーは、アイドルとしてとってもCuteデスヨ」

歌鈴「…え、えへへ」
215 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/19(土) 20:07:03.86 ID:BNZpvfy2O
(8)

クラリス「桃華さん。考え方は人それぞれかもしれません。ただ、私は、それこそアイドルの素晴らしいところだと思います」

桃華「え?」

クラリス「…私自身、務めて、気づいたことですが…アイドルとは、女の子の希望の形だと思います」

クラリス「私たちの希望の形は、人それぞれでしょう?それを、それぞれのまま輝かせる。それがアイドルだと私は思うのです」

ケイト「カリン!カリンのことだネ!」

歌鈴「へあっ」

夕美「ケイトさんも、私もじゃないかな。異国で頑張るケイトさん、花が好きな私」

夕美「それから、お嬢様かわいい桃華ちゃん。ね?」

桃華「…ふふ。はい」

クラリス「はい」
216 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/19(土) 20:08:04.30 ID:BNZpvfy2O
(9)

クラリス「ですから…私は、アイドルになる前からなにも変わってはいません。歌が好きな私、誰かの助けになりたい私…」

クラリス「…変わらない私をいままで以上に輝かせてくれる。輝くことができる。それこそアイドルだと思います」

夕美「おー」

歌鈴「す、すごい。一言も噛まず…じゃ、ない。素敵なお話…わー、さすが神父さんです!」

夕美「神社の娘がさすが神父さんって言うの、なんか面白いね。あとクラリスさんはシスターさんじゃないかな?」

歌鈴「はっ。ほんとだっ」

クラリス「あ、あらら…ついあれこれ話してしまいました…」

ケイト「…フフ」

ケイト「とっても、とても、いい話しデシタ。私も同じ気持ちデス」

ケイト「人生、何があるかワカラない。それが面白いデスネ。それを一層楽しめるSpecialな仕事が、アイドルかなあ」

クラリス「はい」

桃華「……うん。なるほどですわ」

クラリス「…」ニコ
217 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/19(土) 20:08:46.55 ID:BNZpvfy2O
(10)

クラリス「桃華さん。答えは見つかりましたか?」

桃華「はい」

桃華「…ねえ。夕美さん。もう一度。やっぱり、私、このお仕事に参加できて、よかったですわ」

夕美「うん。ねっ。私も」

ケイト「私もデス」

歌鈴「わ、私もです」

クラリス「私もですよ。桃華さん」

桃華「…」

桃華「ふふ。はい。本当に。よい仕事でしたわね」
218 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/19(土) 20:09:36.92 ID:BNZpvfy2O
今日はここまでー、おつありです。
人数的には今日が折り返し。
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 20:20:48.30 ID:BrY/Da9g0
例の2人が並んでるだけでトランペット吹きの休日が聞こえてしまう
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 20:23:56.81 ID:kTEt1a6zo
おつー
221 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:25:08.47 ID:Wx0/bUhvO

第21話 依田芳乃「探しものはー」森久保乃々「なんですけど」


☆登場アイドル(10人)

096.赤西瑛梨華(あかにしえりか)http://i.imgur.com/7T6X3hi.jpg
「今日はバッキュン☆じゃなくて、シャララ〜ン♪で射止めちゃおっかな!」
16歳 キュート 趣味:漫才鑑賞

097.池袋晶葉(いけぶくろあきは)http://i.imgur.com/vqaTNou.jpg
「進むべき目的地は、未来だよ」
14歳 キュート 趣味:ロボット制作

098.諸星きらり(もろぼしきらり)http://i.imgur.com/bN9w9aj.jpg
「この空の下の、みんなへっ」
17歳 パッション 趣味:かわいい物集め

099.梅木音葉(うめきおとは)http://i.imgur.com/K2tAOvB.jpg
「人の想いは生まれ…飛んで…消えていく…まるで、シャボン玉のよう。私はそんな、たくさんの想いを届ける…そのために、歌いましょう」
19歳 クール 趣味:森林浴・ピアノ

100.氏家むつみ(うじいえむつみ)http://i.imgur.com/PPP4AQ7.jpg
「いつだって心の中に冒険をっ」
13歳 クール 趣味:冒険小説を読む・冒険映画を見る事

101.大石泉(おおいしいずみ)http://i.imgur.com/YxVkwem.jpg
「幸せにしてください…じゃないね。一緒に、幸せになろうよ」
15歳 クール 趣味:プログラミング

102.松尾千鶴(まつおちづる)http://i.imgur.com/YHekf4g.jpg
「プロデューサー、見ててください…えいっ♪…って、私、浮かれてる!」

103.森久保乃々(もりくぼのの)http://i.imgur.com/qRCAvls.jpg
「推敲中です…永遠に…」
14歳 クール 趣味:ポエム作り・少女漫画集め

104.依田芳乃(よりたよしの)http://i.imgur.com/CI1acAp.jpg
「そなたに必要だから芳乃がまいったのでしてーそこに理由などー」
16歳 パッション 趣味:悩み事解決・石ころ集め・失せ物探し

105.藤居朋(ふじいとも)http://i.imgur.com/CBU0u1J.jpg
「導いてあげるわ、あなたのこと!」
19歳 クール 趣味:占い
222 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:27:16.85 ID:Wx0/bUhvO
(1)

藤居朋「見つけにくいものですかー♪」

朋「ということで、突然ですが探しもの対決かいさいでーす」

森久保乃々「ちょっとわかんないですけど」

依田芳乃「失せ物探しはー世のため人のためなのでしてー。依田の審判の芳乃でしてー」

乃々「そういう話してないですけど。芳乃さんのりのりですけど…」

朋「乃々ちゃん。蟹座の今日のラッキーイベントは失せ物探しなんだって!」

乃々「もりくぼは乙女座です」

朋「乙女座はねー、一人の時間を過ごしましょうだって」

乃々「全然だめですけど」

芳乃「ではーお困りの方いらっしゃーいーなのでしてー」

乃々「話を…話を聞いてくれる人を探してるんですけど…」
223 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:27:45.96 ID:Wx0/bUhvO
(2)

氏家むつみ「新しい冒険を探してます!」

乃々「え?そういう感じですか…?」

朋「がってんしょうち。それではむつみちゃんはこのタロットカードで占ってあげよう」

むつみ「お、お願いします」

芳乃「おおー。ちゃんぴおん、みごとなスタートダッシュを決めたのでしてー。ちゃれんじゃーは一歩出遅れというー」

乃々「もりくぼがしかけたみたいな言い方やめてほしいんですけど」

朋「はいはーい。むつみちゃん、選んで?」

むつみ「はい。では…このカードで」

朋「これは…正位置の戦車!ええと、勝利とか、野望を成し遂げる。そんな感じね!」

乃々「迷信に打ち勝つ…なんて意味もありますけど…」ボソ

芳乃「ちゃれんじゃーはこまかいぼでぃーぶろーで応戦ですねー」

乃々「芳乃ちゃん…楽しそうですね…」

芳乃「わかりましてー?」

むつみ「わっ…なんだか、ドキドキしてきました。それ、きっといいことあるかもって思ってもいいんでしょうか?」

朋「うむ。積極的な姿勢が大事ってことね。ふふ。むつみちゃんにぴったりじゃない?」

むつみ「わー。わくわく…。あ、占いをしてもらうのも、冒険だったのかも!ありがとうございます、朋さん!」

朋「ん、むつみちゃんいいこと言うねー。そのとおりだよ!」

芳乃「これはー、ちゃんぴおんに軍配ですねー」

乃々「あ、はい」
224 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:28:56.16 ID:Wx0/bUhvO
(3)

芳乃「ではー。お次の方ー」

乃々「つづけるんですか、これ…?」

池袋晶葉「いま発明中のロボがつまづいていてな…技術的なアドバイスをお願いしたい」

乃々「むーりぃ。普通に無理なんですけど。探しものじゃないですけど」

朋「ちょっと立ち止まって占いに頼ってみるのはどうかな?」

晶葉「む…非科学的だが…たまには悪くないか。お願いしてみようかな…」

乃々「占いよりそこにいる泉さんの方が有意義なアドバイスをしてくれると思いますけど…」

大石泉「ん?呼んだ?」

晶葉「なんだ。泉いたのか」

朋「ちょちょ、待った待ったー。そんなつれないこと言わないでさ!泉ちゃんもついでにどう?すぐ済むわよ!」

芳乃「おやおやー。旗色が悪いとなるとわるさのおさそいのようなー」

乃々「けっこう辛辣ですけど」
225 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:29:32.43 ID:Wx0/bUhvO
(4)

晶葉「ちなみにこれだ」

乃々「物理的につまづいてますけど…」

泉「あはは。晶葉ちゃんが中身の調整が苦手なのは相変わらずか」

晶葉「悪かったな」

泉「悪くないけど。見せて?ちゃんと立たせてあげよう」

晶葉「うん…頼む」

朋「よーし。じゃあ二人まとめて勝手に見ちゃうぞ」

芳乃「悪あがきはよすのでしてー。うぃなー」

朋「そんなー」

乃々「勝手に右手をあげないでほしいです…」
226 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:30:13.56 ID:Wx0/bUhvO
(5)

赤西瑛梨華「瑛梨華ちんの芸風にアドバイスがHO・SHI・I☆」

乃々「失せ物…」

瑛梨華「まずはこの映像を見てほしい」

芳乃「これはー、リハーの映像ですねー」

瑛梨華「現場はけっこーDO・KKAN☆でも、瑛梨華ちんとしては、もっとイケると思うんだなあ」

朋「ふむ…。おー。相変わらず体張ってるなあ」

乃々「尊敬しかないんですけど…」

晶葉「なるほどな」

晶葉「個人的には、瑛梨華がなにか小道具を使うのも面白いと思うのだが。なにか貸すぞ?」

泉「待った。ほら、瑛梨華さんのは、瑛梨華さんの体を張ることに計算された芸風では?それなら、あらためてアルゴリズムを考えなくちゃ」

乃々「……なんか増えてるんですけど」

芳乃「ライバルの登場にーちゃれんじゃーどうよう走るー」

乃々「動揺してるのは人口密度の増加にですけど…」
227 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:30:44.38 ID:Wx0/bUhvO
(6)

朋「それなら、それこそ占いグッズがおすすめ!道具には事欠かないからねー」

泉「あ、それいいかも。朋さん。瑛梨華さんの勢いに占いって、ミスマッチ具合が、いいね」

瑛梨華「おお〜。瑛梨華ちん・VERSION・フォーチュン☆新機軸!SA・I・YO・U☆」

晶葉「決断が早いな」

瑛梨華「なにごともやってみてだよねー」

晶葉「ん、全くだ」

芳乃「……」

乃々「…」

芳乃「…これは、朋さんのしょうりー…ちらー」

乃々「いや、もりくぼは勝ち負けにこだわっていないので…気を遣わなくていいですけど…」

芳乃「うふふ」
228 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:31:26.82 ID:Wx0/bUhvO
(7)

梅木音葉「…新しい音を。探しているの」

乃々「…」

乃々「…」

音葉「…」

乃々「…あ、あの」

乃々「…ここ、おすすめ…ですよ…。す、座って、耳をすますと……だれもいないと、しずかで…」

乃々「今日みたいな日は……騒々しいですけど…いろいろ聞こえますし…」

音葉「…お邪魔しても?」

乃々「は、はぃ…」

芳乃「これはーみごとな手際でしてーうぃんー」

朋「ああ!知らないうちに負けてるわ!」

芳乃「ふふー。乃々さん、勝利の秘訣はー」

乃々「あ、争わない心ですけど」

音葉「静寂も…一つの音楽、ですね。鼓動があれば、乃々さんの息遣いもあって…安らぎの音がします」

乃々「そ、それです」

朋「ま、まずい。乃々ちゃんの心に火をつけてしまったのかも!」

乃々「それはないですけど」
229 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:32:01.70 ID:Wx0/bUhvO
(8)

諸星きらり「にょわー」

むつみ「にょわわっ」

朋「あれ。むつみちゃんおかえり。きらりちゃんはいらっしゃい」

乃々「いらっしゃいはおかしいですけど」

むつみ「た、ただいまー。えへへ。冒険を探していたところ…きらりさんが肩車で一緒に探してくれることになりまして!」

きらり「うぇへへ☆むつみちゃんのはぴはぴおさがしの〜おてつだいだにぃ♪」

芳乃「はいーかちー」

朋「思わぬ方角からライバルが!」

乃々「おーぼーですけど」

きらり「乃々ちゃんもおんぶすぅ〜?」

乃々「もりくぼは大丈夫ですけど」

むつみ「楽しいですよ?普段と違う、高い視線…きらりさん、ありがとうございます。無理しないでくださいね」

きらり「ぜーんぜん。きらりもたのすぃーからーだいじょうぶだよ☆」

朋「ところで乃々ちゃん、ちょっと楽しくなってきてる?」

乃々「き、気のせいです」

芳乃「うふふー」
230 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:32:40.44 ID:Wx0/bUhvO
(9)

きらり「きらりもきらりも〜。きらりはかわいいもの、もっともっとさがしてぅー」

乃々「あくなき向上心……見習いたくないですけど……」

朋「占いにご興味は?」

乃々「この状況でぶれない朋さん…尊敬ですけど…」

音葉「…ふふ…乃々さんも、冷静なままで、ぶれていないですよ…」

乃々「お、音葉さんに言われるのは、ちょっと照れちゃいますけど」

泉「なにかいい話ぽくなってるけど、だいぶ状況はカオスよ」

乃々「泉さん含めこの場にいる全員のせいだと思います……その髪型は?」

泉「瑛梨華さんヘアー。いまは瑛梨華さんのコンビ探しに付き合っているところだから」

瑛梨華「わーおきらりちん!今日もはぴはぴDA・NE☆おっすOSSU☆」

きらり「瑛梨華ちゃーん。にょわー☆おっすおっすばっちし!」

晶葉「お、おい瑛梨華。そっちに行くなら私の髪型を直していけー」
231 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:33:11.16 ID:Wx0/bUhvO
(10)

朋「いま何勝何敗だっけ?」

芳乃「はてー。ちょっとわかりませんねー」

乃々「審判しっかりしてほしいですけど。あ、まあ、どっちでもいいんですけど…」

芳乃「ではーつぎの勝負で勝ったほうがーちゃんぴおんということでー」

乃々「ざつですけど」

朋「よしこーい」

松尾千鶴「え?私?探しもの?うーん…」
232 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:33:58.79 ID:Wx0/bUhvO
(11)

千鶴「探しもの…探しもの」

千鶴「ふふ、いまはないかな。昔はその、いろいろ…本当に、いろいろ。探したり、迷ったりしてたけど…」

千鶴「私、全部見つけたもの。楽しいこと、なりたい自分…って、あれ?なんだっけ…じゃないっいまなにか言いました!?」

乃々「言ったのは千鶴さんですけど」

芳乃「しょうしゃー千鶴ー」

乃々「もうそれでいいですけど」

きらり「にょわあああー☆かわうぃーものみーっけ!千鶴ちゃん!」

千鶴「わああ。き、きらりさん、なになにっ」

むつみ「えへへ。千鶴さん、いらっしゃい」

瑛梨華「もういっそトリオでDO・DA・RO☆ってことで」

晶葉「あ、晶葉ちんだぞ!」

泉「泉ちん。やけです」

音葉「わあ。賑やかな旋律ですね。楽しいのが、伝わってきます」

瑛梨華「大好評☆いえい」

晶葉「た、たまにはこういうのも…ありか?」

泉「自分まるごとデバックしているような気分ね…ふふ、そうね。たまにはね」

朋「うーん楽しかった!今日の占い当たったかも!」

乃々「あ、はい」
233 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:34:28.82 ID:Wx0/bUhvO
(12)

乃々「もりくぼは全然当たらなかったですし…占いはもうこりごりですけど…」

朋「えー」

朋「あれ?乃々ちゃんの今日の占いって、たしか、一人の時間を過ごしましょうだったよね?」

乃々「な、なんでもないですけど」

芳乃「うふふー」
234 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/20(日) 18:35:29.40 ID:Wx0/bUhvO
>>219 なつかしい
おつありです、今日はここまで。100人超えたー
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 23:14:34.98 ID:UIru4gs0o
おつおつ
236 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:02:47.29 ID:lCHUJ+HcO

第22話 今井加奈「春の足音、もう少し、かなかな」


☆登場アイドル(5人)

106.今井加奈(いまいかな)http://i.imgur.com/b2hkxKe.jpg
「かなかな童話〜」
16歳 キュート 趣味:友達とおしゃべり

107.吉岡沙紀(よしおかさき)http://i.imgur.com/nJZIyFQ.jpg
「アタシがどんなアイドルになっても、○○さんの前ではずっとタダの吉岡沙紀っすよ」
17歳 クール 趣味:ストリートアート

108.江上椿(えがみつばき)http://i.imgur.com/n85mJfY.jpg
「これも青春の1ページです」
19歳 キュート 趣味:写真を撮ること

109.北川真尋(きたがわまひろ)http://i.imgur.com/wJbFFF6.jpg
「走り続けて正解だったね!」
17歳 パッション 趣味:走ること・食べること・寝ること

110.及川雫(おいかわしずく)http://i.imgur.com/Bochgvv.jpg
「一番好きなのは、どこですかー?」
16歳 パッション 趣味:乳搾り、トラクターの運転
237 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:03:38.15 ID:lCHUJ+HcO
(1)

吉岡沙紀「ん」

江上椿「あら」

沙紀「こんにちは、椿さん」

椿「こんにちは、沙紀ちゃん」

沙紀「奇遇…っすね?」

椿「奇遇ですね」

椿「ふふ。同じものに引き寄せられたのかもしれませんけど」

沙紀「ですね」
238 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:04:32.56 ID:lCHUJ+HcO
(2)

今井加奈「くしゅん」

加奈「うう…春はもう少し先かなあ。お散歩がてらと思って歩いてたけど、失敗したかも…」

加奈「た、体力作りをかねて、ランニングにしよう。うん」

加奈「ほっ」

加奈「って、あれ?おーい。沙紀さん、椿さーん」

沙紀「ん?」

椿「あら。加奈ちゃん。こんにちは」

加奈「こんにちは!奇遇ですねー」

沙紀「ん」

椿「ふふ」

加奈「?」

沙紀「そうっすね?椿さん」

椿「そうですね。沙紀ちゃん」

加奈「…?な、なんだかお二人の反応に含みを感じます…」

沙紀「あははは。なんすかそれ」
239 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:05:19.92 ID:lCHUJ+HcO
(3)

椿「私と沙紀ちゃんも偶然ここで会って」

椿「ふふ。少し前に同じやり取りをしたので…つい、おかしくて」

加奈「あ、そうだったんですか」

沙紀「加奈は…その様子だと、思い立ってランニングって感じっすね」

加奈「ぎく。さ、沙紀ちゃん、するどい…」

加奈「こ、こほん。お二人も、事務所に行くところですか?」

沙紀「いや」

椿「ほら。見てください」

加奈「?」

加奈「わあ。お花だ」
240 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:06:16.24 ID:lCHUJ+HcO
(4)

加奈「椿ですか」

沙紀「椿っすね」

椿「椿ですね」

沙紀「自分のこと名前で呼んでるみたいだとか言わない方がいいっすか?」

椿「はい。沙紀ちゃんぜったい言うと思ったから言いたくなかったし」

椿「それ、子どものころからずーっと言われてるんですよ?私」

沙紀「あはは。それは失礼しました」

加奈「可愛いですね」

沙紀「可愛いっすね」

椿「沙紀ちゃん」

沙紀「椿のことだってば」
241 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:06:57.76 ID:lCHUJ+HcO
(5)

椿「もう…えっと」

椿「それで…私は、椿のお花を見つけて…せっかくなので、写真を撮ろうかなと思って」

加奈「なるほど」

椿「そうしたら沙紀ちゃんがじゃまをしてきたので」

沙紀「あ、ち、違うっすよ?もー。椿さん、そんな言い方ないなあ」

椿「ふふ。お返しです」

加奈「…ふーん」

沙紀「な、なんすか」

加奈「なんでもないですー♪あ、そうだ。メモしておこう」

沙紀「なにをっすか」

加奈「椿は可愛いっと」

椿「か、加奈ちゃん?」

加奈「冗談です♪」
242 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:08:16.00 ID:lCHUJ+HcO
(6)

沙紀「こほん」

沙紀「アタシは椿さんの撮る写真に興味があったから、見せてもらってたんすよ」

加奈「そっか。なるほど」

加奈「椿の花って、冬のあいだに咲くんですね」

椿「うん。冬のあいだに咲いて…春を告げる花ね」

加奈「春を告げる…」

加奈「えへへ。素敵ですね」

椿「ね」
243 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:09:31.11 ID:lCHUJ+HcO
(7)

加奈「春を告げる花かぁ。じゃあ、やっと暖かくなってくるのかな。ふふ」

椿「そうだね」

沙紀「加奈は冬より春の方がいいんだ?」

加奈「へ?そ、それはもちろん…あったかいし、なんだかふわふわするし…沙紀ちゃんは違うんですか?」

椿(ふわふわ…ふふ、なんだかわかる…)

沙紀「いや…」

北川真尋「おっ。なんだかめずらしいメンバーだねっ」

加奈「え?」

椿「きゃっ」

沙紀「真尋」

真尋「なにしてるの!奇遇だねー」

加奈「あー」

椿「い、言いつつ、…行ってしまいましたね」

沙紀「ははは。風のようなって真尋みたいな子を言うんすねぇ」
244 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:10:26.24 ID:lCHUJ+HcO
(8)

及川雫「あれー」

雫「みなさん、なんだか奇遇ですねー」

加奈「雫ちゃん。こんにちは」

雫「こんにちはー」

椿「うふふ。不思議とみんな集まっているみたいですね」

沙紀「ほんと」

雫「真尋ちゃんとおさんぽしながら事務所に行くところなんです」

加奈「へ?まひろーなら、ついさっきそこを駆け抜けて行きましたけど…」

雫「あれ?」

雫「ほんとだ。いつの間にかいませんねー」

真尋「あれまっ雫ちゃんとはぐれちゃってた!」

加奈「戻ってきた!」

沙紀「春って感じっすねえ」

椿「あ、それ、わかります」クスクス
245 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:11:11.88 ID:lCHUJ+HcO
(9)

真尋「こんにちはー!雫ちゃんごめんごめんっ。三人が見えてつい!ダッシュしてしまった!」

沙紀「そのわりにはアタシらのことも追い越してったっすね」

真尋「つい!」

加奈「まひろーのついはいつもでしょ」

真尋「えっへっへ」

加奈「褒めてないよ?」

雫「いいですよー」

椿「雫ちゃんののんびりしたお返事、落ち着きますね」

沙紀「わかるっす」
246 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:12:13.89 ID:lCHUJ+HcO
(10)

真尋「もしかしてみんなもランニング!?一緒に走ろうよっ」

沙紀「あ、椿さんとアタシは違うっすけど、加奈はそうだったっけ?」

加奈「ぎく」

真尋「よしっ。いちについてー」

加奈「ま、まったまひろー。私はその、まひろーみたいな本気のやつじゃ…」

真尋「よーいどん!」

加奈「あー聞いてー」

雫「どーん♪」

加奈「雫ちゃんまで!?」

雫「ついー。一緒にのんびり歩きますか?」

加奈「そ、それでお願いしますっ。えへへ。雫ちゃん、椿を見ながらまったり歩こう♪椿は春を告げる花なんですよー」

雫「ほんとだ。きれいに咲いていますねー」

沙紀「あははは」

椿「ふふ。沙紀ちゃん、楽しそうね」

沙紀「楽しいっす!」
247 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:13:04.12 ID:lCHUJ+HcO
(11)

沙紀「みんな面白いなあ」

椿「そうですね」

椿「えっと…写真の続き、しましょうか?」

沙紀「ん」

沙紀「いいんですか?」

椿「ええ」

沙紀「じゃあ」

沙紀「へへ。またとなりで見せてくださいっす」

椿「うん。どうぞ」
248 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:13:42.10 ID:lCHUJ+HcO
(12)

椿「そう言えば…沙紀ちゃん」

椿「さっき、春より冬の方が好きだって…」

沙紀「ん?…ああ」

沙紀「うん。アタシは四季全部好きっすけど…どの季節も、いろんなアートがあるしね」

沙紀「でも、たしかに冬は好きっすよ。寒いと、なんかこう、なにか残さないといけない気がして」

椿「なにか、残したくなる…」

沙紀「うん」

沙紀「…ま、さっき言いかけたのは」

沙紀「椿が見られるなら、春より冬の方がいい季節じゃんってそれだけっす」

椿「へ?そ、それは、どういう」

沙紀「へへ。そのままっすよ!」
249 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:14:28.76 ID:lCHUJ+HcO
(13)

真尋「えっほ、えっほ」

加奈「まひろー」

加奈「無理して雫ちゃんと私にあわせなくても大丈夫だよ?」

真尋「無理してないっ」

真尋「へへ。一人でぱーって走ってくのも楽しいけど、せっかく会えたんだし!並んで行きたいじゃん」

加奈「そっか」

雫「わかりますー」

加奈「雫ちゃんはやさしいなあ」

雫「えへへ。加奈ちゃんも優しいよー?」

加奈「そうかなぁ」

真尋「私、二人とも好き!」

加奈「はいはい」
250 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:15:05.97 ID:lCHUJ+HcO
(14)

加奈「そうだ」

真尋「どうしたの?」

加奈「えへへ。椿さんの真似しようと思って。えい」

雫「あ。椿さんと沙紀さんと椿、お似合いですねー」

加奈「ね。写真撮ったから…ふふふ。二人に送っちゃお。お、はやい、気づいた。きたきた」

真尋「加奈ちゃんがなんだか悪い顔してる!」

加奈「そんなことないよ?ふふふ」
251 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:16:00.72 ID:lCHUJ+HcO
(15)

椿(…保存しておこう)

沙紀「…もう。ったく」

沙紀「加奈ってば…事務所についたら、ふっふっふ…アートにしてやるっす…!」

椿「す、すごい脅し文句だね…?あはは…」

椿「…ふふ。でも、いい写真だよ?…沙紀ちゃんの好きな椿も入ってるしね♪」

沙紀「…ん」

沙紀「…そっすね」

椿「ね♪」


真尋「えっほ、えっほ」

加奈「ふふ」

加奈「うーん。春の足音が聞こえ始めたって感じだー。楽しいね、みんなで歩くの」

雫「ねー」

真尋「そうだねっ」
252 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/21(月) 21:16:43.68 ID:lCHUJ+HcO
今日はここまで、おつありです。
季節が巡ってきた。
253 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:20:21.86 ID:ptiCFncRO

第23話 大西百合子「じぇんじぇんじぇんせ」


☆登場アイドル(7人)

111.榊原里美(さかきばらさとみ)http://i.imgur.com/wf7EORc.jpg
「ほぇぇ…ここ…どこでしょう?」
17歳 キュート 趣味:甘いお菓子を食べること

112.大西由里子(おおにしゆりこ)http://i.imgur.com/qYDh3Tk.jpg
「テーマは『2人を見守るモブ女子』!」
20歳 キュート 趣味:ネットサーフィン・読書

113.矢口美羽(やぐちみう)http://i.imgur.com/Kk1CJWx.jpg
「○○さんの意見は、私よりずっと考えてて、深いです!」
14歳 パッション 趣味:メール

114.神谷奈緒(かみやなお)http://i.imgur.com/qkBs84k.jpg
「いつも、ありがと。魔法はかけてあげられないけど、言葉なら…」
17歳 クール 趣味:アニメ鑑賞

115.日下部若葉(くさかべわかば)http://i.imgur.com/y8uwqIz.jpg
「お昼寝したいですね」
20歳 キュート 趣味:ジグソーパズル

116.服部瞳子(はっとりとうこ)http://i.imgur.com/L95ae07.jpg
「私ね、○○さんがくれた毎日が楽しいの。いってきますも、ただいまも…家のドアを開けるその瞬間が愛おしいほどに」
25歳 クール 趣味:熱帯魚鑑賞・温泉めぐり

117.上田鈴帆(うえだすずほ)http://i.imgur.com/vMhlkLg.jpg
「この星を…守りたか…」
14歳 パッション 趣味:裁縫
254 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:21:49.63 ID:ptiCFncRO
(1)

大西由里子「奈緒ちゃん」

由里子「折り入って、相談があるんですが…聞いてくれる?」

神谷奈緒「お、おう。どうした由里子さん。そんなあらたまって」

由里子「うむ。まずはあちらを見てほしい」

奈緒「ん?」

日下部若葉「もー!瞳子さん、聞いてくださいよぅ。プロデューサーさんったら、また私のことを子ども扱いしてですねえ」

服部瞳子「あら…若葉ちゃん、なんだかあれてるわね」

瞳子「まあまあ。コーヒーでも飲みながら聞くわよ?」

若葉「うええ。ありがとうございます〜」

由里子「ちゃんとオトナの若葉ちゃんにコーヒーを勧めるところがポイントだじぇ」

奈緒「なるほど。なんの話?」
255 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:22:19.64 ID:ptiCFncRO
(2)

若葉「こくこく」

若葉「…はふ。はあ…」

瞳子「落ち着いた?それで、なにかあったのかしら」

若葉「は、はい…ええとですね」

若葉「今日はお仕事でプロデューサーさんとご一緒しまして…それで、お仕事が終わったら、お疲れさまって」

瞳子「ええ」

若葉「すごく、優しい声で言うんですよ〜!まるで子どもに言うみたいな!こう、えらいねー若葉がんばったねーみたいな感じなんですよ〜!」

由里子「目に浮かぶじぇ」

奈緒「わかる」

若葉「もっと、こう…あるじゃないですか!お疲れ、若葉…今日もセクシーだったな…みたいな?」

瞳子「そ、そう?」
256 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:23:04.68 ID:ptiCFncRO
(3)

瞳子「ふふ」

瞳子「いいじゃない。若葉ちゃんが可愛いのは本当のことなんだし」

若葉「で、でもですねぇ」

瞳子「それにね?」

瞳子「若葉ちゃんの頼れるお姉さんってところは、いざというときに取っておいた方が、きっと効果があるんじゃないかしら」

若葉「いざというとき…ですか」

瞳子「うん。その方がきっと」

瞳子「プロデューサーさんもドキッとするわ。可愛い若葉ちゃんと、素敵な若葉ちゃんのギャップで、ね?」

若葉「…おお…!そ、それは…たしかに、そうかも…そうかもしれません!」

瞳子「うん」

由里子「アタシももうちょっとギャップとか意識した方がいいかな?」

奈緒「由里子さんはそのままでいいと思う」

由里子「あれま」
257 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:23:35.75 ID:ptiCFncRO
(4)

若葉「はー」

若葉「うん。瞳子さんに話せてすっきりしました!えへへ」

瞳子「よかった。私はなにもしていないけどね」

若葉「そんなことないです!ありがとうございました!さようならー」

瞳子「はい、さようなら」

奈緒「先生と生徒の別れのあいさつみたいだな」

由里子「言い得て妙だね」

奈緒「で?相談ってのは?」

由里子「あれ」

奈緒「あれ?」

由里子「瞳子さんの包容力がヤバいって話」

奈緒「なるほど。わからん」

由里子「はあ。どうしたらあんなに推せ…げふん。徳の高いお方になれるのかってね。前世でどんな善行を積んだのかユリユリは気になって夜も眠れないんだじぇ」

奈緒「いろいろあるけど、とりあえず言い直したとこからつっこんだ方がいいか?」

由里子「とにかく引き続き見てほしい」

奈緒「あ、はい」
258 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:24:06.71 ID:ptiCFncRO
(5)

由里子「みてみて!次の相手役は美羽っちだじぇ!」

奈緒「相手役いうな」

矢口美羽「瞳子さーん。お疲れさまです」

瞳子「お疲れさま」

美羽「みてみて。お仕事で使ったドール、もらっちゃいました!」

瞳子「あら。可愛いわね」

美羽「はい。おひとつどうぞ。これを使っておしゃべりしましょう!」

瞳子「あ、わざとこれを使ってね?…ふふ。こうかしら」

みうさぎ『そうだピョン♪』

瞳子「えっと…」

とうかめ『みうさぎちゃん。こんにちは。お疲れカメ〜』

瞳子「ふふ…なんだか恥ずかしいわね」

美羽「えへへっ瞳子さんばっちり!」

由里子「先生か?」

奈緒「さっきとだいたい同じ感想だな」

由里子「ほっこりするのう…」

奈緒「そうだな」
259 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:24:41.09 ID:ptiCFncRO
(6)

瞳子「亀は飼ったことないけど…可愛いわね。今度、うちの子と一緒に住まわせてあげられる子を探してみようかしら」

美羽「可愛いですよねー」

美羽「そうだ。瞳子さん、よかったらその子、もらってあげてくれませんか?」

瞳子「え?いいの?」

美羽「いいです!」

みうさぎ『離れていても一緒ピョン〜♪』

美羽「だそうです!」

瞳子「あら…うふふ。じゃあ…」

とうかめ『ありがとう。またね…カメ。大事にするカメ』

瞳子「…あ、これは私の気持ちか…。ふふ、ごめんなさい」

美羽「いえいえ〜。瞳子さんのお家の熱帯魚ちゃんと、仲良くさせてあげてくださいね!」

瞳子「うん。ありがとう」

由里子「瞳子さんにもらってもらえて、あの子も幸せだね」

奈緒「そうだな」
260 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:25:10.45 ID:ptiCFncRO
(7)

榊原里美「…」ホェー

里美「今日のレッスン、終わりましたぁ…つかれちゃいました…ほわぁ」

由里子「おっと!お次は里美ちゃんだじぇ」

奈緒「くたくたみたいだな。お疲れ」

瞳子「お疲れさま。里美ちゃん」

里美「お疲れさまです〜瞳子さんー」

みうさぎ『お疲れピョン!』

里美「ほわぁ。みうさぎさんも、おつかれさまです〜」

由里子「さらなるほっこりの予感!」

奈緒「盛り上がってんなー」

由里子「ね!」

奈緒「いや、由里子さんがな」
261 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:25:44.73 ID:ptiCFncRO
(8)

里美「なんだか…あまぁいものが、食べたいですね〜」

瞳子「あら。いいわね。なにかお菓子があったかしら…」

美羽「いいですね!みんなでのんびりティータイムといきましょう!」

瞳子「ティータイムにしてはいきおいがあるわね」クス

若葉「行きましょう!」

瞳子「わ。若葉ちゃん」

若葉「あ、あまーい気配につい…瞳子さんの教えに従って、ギャップの練習で!ここはひとつ、今は甘いもの好きな可愛い子ということで…えへへ」

瞳子「もう。しょうがないわね」

由里子「アタシたちもなにか食べたくなってきたね」

奈緒「いやもう交ぜてもらえよ」
262 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:26:20.61 ID:ptiCFncRO
(9)

上田鈴帆「やっ!みんなお疲れしゃん!」

由里子「おっ鈴帆ちゃん」

奈緒「たしか遠出だったよな。お疲れ」

由里子「奈緒ちゃんって意外と律儀なとこ可愛いよね」

奈緒「い、意外ととか可愛いとか急になんだよ、おい」

鈴帆「通りもん〜みんな大好き通りもんが通るばい〜。食べたいよい子は手をあげっとよー」

美羽「はいっ。好きです!」

若葉「はいっ。食べたいです!」

鈴帆「おお。みんないい返事たい!はーい。いい子には通りもん〜」

美羽「わーい」

若葉「わーい」

里美「あまいですかー?」

鈴帆「甘くておいしかよー。はい。どーぞ」

里美「わぁい。ありがとうございます」

瞳子「おかえりなさい、鈴帆ちゃん。お疲れさま。ちょうどみんなでお茶にしようって話をしていたところだから…いま、淹れるわね?座って待っていて?」

鈴帆「瞳子しゃん。ありがとー。でも、ご心配にはおよばんたい!」

鈴帆「うふふ。久しぶりにホームの空気を吸って元気いっぱいたい!手伝うよ」

瞳子「そう?ありがとう。でも、いつも元気なのはやっぱりえらいわ。私まで元気になっちゃうかな」

鈴帆「ん〜。その言葉がウチには一番の栄養剤やね!そういうのもっとちょうだい!」

瞳子「あら。欲張りさん」クス

由里子「尊い…」

奈緒「おーい帰ってこーい」

由里子「うふふ…尊いを眺める…コレモマタトウトイ…ぐふ」

奈緒「なにと戦ってんだ」
263 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:26:54.33 ID:ptiCFncRO
(10)

由里子「あー!」

由里子「もう!もう我慢ならんじぇ!直接聞いてくる!あと通りもんアタシも食べたいです!」

奈緒「欲望に忠実。行ってら」

由里子「なにいってんの。奈緒ちゃんも行くんだわ」

奈緒「へ?お、おいっ。引っ張るなって!」

由里子「瞳子さーんアタシも交ぜてー!鈴帆っちアタシも通りもんちょーだい!」

鈴帆「おー。由里子しゃん奈緒しゃんもお疲れ。どうぞどうぞ」

瞳子「交ぜてもなにも、ずっと一緒にいたじゃない」クス

由里子「え?」

瞳子「でも…そうね。せっかくだから、ええと」

瞳子「いらっしゃい」

由里子「…………ぐふ」

奈緒「あはは。とどめか」

瞳子「?」

由里子「と、瞳子さん…」

瞳子「なに?」

美羽「バナナ味もおいしい!」ワハー

若葉「いちご味もおいしい!」キャー

里美「もぐもぐ…ほわあ」
264 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:27:28.71 ID:ptiCFncRO
(11)

由里子「あの、その…えっと…」

瞳子「?」

奈緒(らしくなくて笑えるな)

由里子「と、とうこしゃんのじぇんせはなんですか!」

奈緒(噛んでるし)

鈴帆「ウチの真似しとう?」モグモグ

奈緒「触れないでやってくれ」

鈴帆「たは。触れないでって言われると触れたくなるのが人情ばい」

奈緒「はは。それはたしかに」

瞳子「え、と…」

瞳子「私の人生?そうね…」

奈緒(聞き間違えられてる)

由里子「は、はい」

奈緒(いいんかい)
265 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:28:08.47 ID:ptiCFncRO
(12)

瞳子「…そうね」

瞳子「…」

由里子「?」

奈緒「?」

里美「もぐもぐ…もぐもぐ…」

鈴帆「落ち着いて食べんと喉詰まらせるけん。気をつけなよ?」

若葉「んぐ!?」

美羽「わ、若葉さーん!お、お水持ってきます!」

奈緒「あはは…」

瞳子「…ふふ」

瞳子「…うん」

瞳子「…私の人生は、もう一度…アイドルを始めて、見つけられたの」

瞳子「そうね。だから、いまこの瞬間、全部が、私の人生かな」

奈緒「……わ」

奈緒「瞳子さん、それ…いいな。なんていうか、かっこいいよ。そんであと可愛い」

瞳子「そ、そう?」

奈緒「うん。な、由里子さん」

由里子「…………うん」

奈緒(あ、おちたなこれ)
266 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:28:42.70 ID:ptiCFncRO
(13)

由里子「……んふふ。ふふ」

由里子「ありがと」

由里子「瞳子さんの言うこと、分かるじぇ。アタシも同じ」

瞳子「うん」

由里子「奈緒ちゃんもっしょ?」

奈緒「ん…ま、まあな」

瞳子「うん。みんな、一緒」

由里子「うん。ありがと。瞳子さん」

瞳子「ふふ。私はなにも」

由里子「そんなことないよ」

奈緒「あー」

奈緒「オチついたか?由里子さん」

由里子「うむ。神イベだったね!」

奈緒「神イベ言うな。台無しだろ、おい」

瞳子「ふふ。私それ、よくわからないけど…よかった」
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 20:29:14.00 ID:t0pTcDKDO
通りもんが何かわからなかった……
268 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:29:26.07 ID:ptiCFncRO
(14)

若葉「ぷ、ぷは…し、死んじゃうところでしたー…ぜーはー…美羽ちゃん、ありがとう…」

美羽「いえいえです!落ち着いて食べましょう!」

若葉「は、はいぃ…しゅん」

里美「もぐもぐ…もごもご…ほわほわ…」

鈴帆「若葉しゃんが無事でよかった。でも落ち着いて食べましょうと言っとるたい」

奈緒「なんで分かるんだよ」

瞳子「ふふ」

由里子「あはは」
269 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/22(火) 20:30:28.10 ID:ptiCFncRO
今日はここまで、またあしたー
>>267 ど定番。おいしいよ
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 20:34:20.02 ID:t0pTcDKDO


>>269
愛知県の蟹江町にあるパリジャンのパリジャンみたいなもんかな?
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 20:38:53.92 ID:DEC17l5lO
通りもんは確か白あんのしっとりした饅頭みたいなやつ
セブンイレブンのミルク饅頭がかなり近いんだったかな?
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 20:58:20.99 ID:t0pTcDKDO
なごやんみたいなのかな?

食べたことないと、近いのでしかイメージできんですまないです
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 21:05:36.42 ID:xD1Ah5k5o
おつ

阿闍梨餅が皮もちもちが緩いのみたいな?他で例えるなら
274 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/23(水) 20:43:17.38 ID:gBCXM89QO

第24話 橘ありす「黒埼さん」黒埼ちとせ「橘さん」


☆登場アイドル(7人)

118.沢田麻理菜(さわだまりな)http://i.imgur.com/IWnazOm.jpg
「お返しはいいのよ。私と楽しく仕事してくれれば、それで充分!」
26歳 パッション 趣味:サーフィン

119.黒埼ちとせ(くろさきちとせ)http://i.imgur.com/fYgHTvz.jpg
「未来?そんなものに固執なんてしないよ。今が楽しければ、それで良いじゃない。」
19歳 キュート 趣味:美味しいものを食べること・月光浴

120.斉藤洋子(さいとうようこ)http://i.imgur.com/cEZ1Wd4.jpg
「この青空、○○プロデューサーの心の中まで広げたいな!」
20歳 パッション 趣味:半身浴

121.桐野アヤ(きりのあや)http://i.imgur.com/6jd9rcG.jpg
「…な?ビシッと化けただろ♪」
19歳 クール 趣味:格闘技観戦

122.橘ありす(たちばなありす)http://i.imgur.com/2Tg51cI.jpg
「旬だから、目を離すのはもったいないですよ、○○さん」
12歳 クール 趣味:ゲーム・読書(ミステリー)

123.浜川愛結奈(はまかわあゆな)http://i.imgur.com/KjJ6bky.jpg
「盛り上げるの、好きなのよ。楽しく、騒々しく」
22歳 パッション 趣味:乗馬

124.向井拓海(むかいたくみ)http://i.imgur.com/b1doeJL.jpg
「期待も夢も、全部、アタシが背負ってやるぜ。まとめて載っけろや!」
18歳 パッション 趣味:バイクいじり
275 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/23(水) 20:44:17.27 ID:gBCXM89QO
(1)

向井拓海「…おう。橘よぉ」

橘ありす「…」

ありす「なんでしょう。拓海さん」

拓海「…ふっ」

拓海「今日のライブ、最高だったな。ま、ぐっといけよ」

ありす「あ、あふれますあふれます」

斉藤洋子「じゃあみんな、お疲れさまでしたー!かんぱーい」

浜川愛結奈「はぁい☆盛り上がって行くわよー!」

桐野アヤ「乾杯。はは。愛結奈さんってばライブより打ち上げの方が盛り上がってんじゃねーか?」

愛結奈「否定しないわ!」

沢田麻理菜「いや、否定しなさいよ」

拓海「へへ。かんぱいっ♪」

ありす「か、かんぱい。あわわ」
276 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/23(水) 20:45:13.60 ID:gBCXM89QO
(2)

拓海「いやーあそこの橘がよー。宙吊りの橘がよぉ。堂々としてんだホント」

ありす「練習しましたから」

拓海「おっ。言うじゃねえか、この」

ありす「あ、頭をぐりぐりしないでください」

洋子「拓海ちゃん上機嫌だねー」

アヤ「管巻いてんな」

麻理奈「だれか拓海にお酒飲ませてないでしょうね」

愛結奈「ぐびぐび」

麻理奈「一人で煽ってないで返事する。だれかって愛結奈のことだからね」

愛結奈「ぷは。あはは。さすがに未成年に飲ませたりはしませんってば☆」

麻理奈(ほんとかしら…不安だわ…)

洋子「麻理奈さんお疲れですか!甘いものもありますよー!これ、ちゃんと美容にも気を遣ってるバーケーキですよ!」

麻理奈「あらありがと。愛結奈の口にも一つ入れといてもらえる?」

愛結奈「いやん」
277 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/23(水) 20:46:22.98 ID:gBCXM89QO
(3)

アヤ「でもホント、楽しいライブだったよな。へへっ、またあんなライブしてえなあ」

アヤ「アタシ、またこのメンバーでやりたいよ。なっ麻理奈さん」

麻理奈「うん。そうね」

愛結奈「なーに言ってんの♪」

麻理奈「きゃっ」

アヤ「お、おい。愛結奈さん」

愛結奈「まだまだこれからが本番でしょー!はーい麻理奈さんはビール、アヤちゃんはコーラ♪」

アヤ「はっ。上機嫌ってならこの人の右に出るヤツはいねーな」

麻理奈「ねぇ」

愛結奈「はーい洋子♪かんぱーい」

洋子「はーい。3回目ですね!愛結奈さん!」

拓海「なんか食いたいもんあったら取ってやんぞ。遠慮すんな」

ありす「じ、自分で取れますから」
278 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/23(水) 20:46:59.10 ID:gBCXM89QO
(4)

ありす「…」クピクピ

愛結奈「拓海ちゃんもやってるー?」

麻理奈「やってちゃまずいのよ」

拓海「おう、愛結奈さん。お疲れ。へへ、やってんぜ。コーラ」

麻理奈「それでいいのよ」

ありす「麻理奈さん麻理奈さん」

麻理奈「ん?お疲れさま、ありすちゃん。どうしたの?」

ありす「お疲れさまです」

ありす「黒埼さんを見ませんでしたか?」

麻理奈「ちとせちゃん?」

洋子「じー」

アヤ「……な、なんかようかよ、洋子さん。じーっと見られてると食べづれーよ」

洋子「あ、ごめん。アヤちゃんスタイルいいからさっ。食べてるもの、参考になるかなって」

アヤ「お、そっか?へへ。そう言われるのは嬉しいな。けど洋子さんだってしっかりきたえてるじゃん」

洋子「そ、そう?えへへ。私こそ、アヤちゃんがそう言ってくれるのうれしいなー。健康、気をつけてるから!」ニパー
279 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/23(水) 20:47:45.25 ID:gBCXM89QO
(5)

麻理奈「そう言えば…事務所に戻ってくるまでは一緒だったと思ったけど」

ありす「じゃあ、きっと別の部屋とかにはいますよね」

ありす「ありがとうございます。私、探してみます」

麻理奈「一緒に行こうか?」

ありす「平気です」

麻理奈「そう?」

麻理奈「…ふむ」

愛結奈「どしたの麻理奈さん。こむずかしい顔して」

麻理奈「別に」

麻理奈「…どうでもいいけど、飲みすぎないようにしなさいよ。Pくんに迷惑かけるようなこと、しないでよ」

愛結奈「おやおや〜」

麻理奈「なによ」

愛結奈「なんでも〜☆」

拓海「そういや、プロデューサーはまだ戻ってこねえのか。ふん、アタシがじっくり労ってやろうと思ってんのによぉ」

麻理奈「拓海が言うと迫力があるわね」

拓海「そ、そうか?麻理奈さんに言われるとてれちまうぜ。へへ」

麻理奈(可愛い。でもなにが?)

愛結奈「ありすちゃんとちとせちゃんのこと、気になるの?」

麻理奈「へ?う、うん。まあ…」

アヤ「アタイはさ」

アヤ「格闘技、好きだから。…へへ。誰にも負けたくないからな。鍛えてるんだけど」

アヤ「洋子さんは、どうしてそんなに健康に気をつけてるんだ?」

洋子「私?うーんとね」
280 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/23(水) 20:48:14.96 ID:gBCXM89QO
(6)

愛結奈「大丈夫でしょ。ありすちゃん、しっかりしてるし」

麻理奈「…」

麻理奈「…そうね。はあ。…愛結奈まで、急に私よりしっかりした目になるの、やめてくれない?もう…」

愛結奈「あはは。麻理奈さんには負けますってば」

洋子「か、考えたこともなかった」

洋子「健康で元気な方が、毎日楽しいし…えっと、いいことあるよ!というか、幸せって健康のうえにできるものじゃないかなーって、あれ、ちがう?」

アヤ「ああ」

アヤ「あーうん」

洋子「あ、アヤちゃん?」

アヤ「いや、その」

拓海「アヤ」ポン

アヤ「拓海」

拓海「アタシらと、洋子さんとじゃあ…違うんだ。ステージがよ」

アヤ「まきこむなー。というかなんで拓海が胸張ってんだよっ」

拓海「あっはっは」

洋子「あっはっは!今日はほんと拓海ちゃん楽しそうだねー。笑顔が一番だよねっ」

アヤ「ぷ。はは。まあ、そりゃそうですね」
281 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/23(水) 20:48:47.50 ID:gBCXM89QO
(7)

黒埼ちとせ「……」

ありす「黒埼さん」

ちとせ「?」

ちとせ「あら。ありすちゃん。こんにちは」

ありす「こんにちは」

ありす「ここでなにを?」

ちとせ「うん?うん。千夜ちゃんに連絡してあげてたの。もうすぐお仕事終わるからって」

ありす「もうすぐ終わる…」

ちとせ「うん。私、もう帰るから。じゃあ」

ありす「ま、待ってください。打上げは」

ちとせ「うん。私、もう帰るから」
282 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/23(水) 20:49:18.36 ID:gBCXM89QO
(8)

ありす「…」

ありす「そうですか。わかりました」

ちとせ「うん」

ちとせ「またね。ありすちゃん」

ありす「はい」

ありす「最後に一つ、いいですか?」

ちとせ「なぁに?」

ありす「私、名前で呼ばれるの、嫌いなんです。だから私のことは橘と呼んでください。黒埼さん」

ありす「それでは」

ちとせ「へえ」

ちとせ「ありすちゃん、怒ってるんだ」

ありす「怒ってないです」

ちとせ「どうして怒ってるの?」

ありす「黒埼さんがこっちに来てくれないからです。楽しいのに。打上げ」

ちとせ「…あはっ」

ちとせ「まだ怒ってる。やっぱり怒ってる♪」

ありす「そうですね。怒ってます」
283 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/23(水) 20:49:53.23 ID:gBCXM89QO
(9)

ちとせ「あは。うふふふ」

ありす「な、なにがおかしいんですか」

ちとせ「うん。いやあ。全然、違うんだなあって。千夜ちゃんと全然違うから。面白いね」

ありす「はあ」

ちとせ「分かったよ」

ちとせ「じゃあ…私もそっち行くね。ありすちゃん」

ありす「…」

ありす「はい。どうぞ。ちとせさん」

ちとせ「千夜ちゃんも呼んであげていい?いますぐそこに来てるんだって」

ありす「ふふ。いいに決まってるじゃないですか」
284 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/23(水) 20:50:36.49 ID:gBCXM89QO
(10)

ありす「ぶどうジュースでいいですか?」

ちとせ「うん♪濃いのにしてね♪」

ありす「む、無理を言わないでください。これは割ったりするものではないですから」

ちとせ「えー」

麻理奈「…」

愛結奈「よかったわね」

麻理奈「うん」

愛結奈「飲む?」

麻理奈「ありがと」

愛結奈「気の遣い方って人それぞれだと思う」

麻理奈「愛結奈が言うと説得力あるわ。ありがと」

愛結奈「まぁねー☆」

愛結奈「麻理奈さんにはほんと、いつもお世話になります」

麻理奈「…愛結奈はもうちょっと手がかからなくなってくれていいのよ」

愛結奈「いやん。そんなのワタシじゃなくなっちゃう♪」

麻理奈「あ、そ」
285 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/23(水) 20:51:05.64 ID:gBCXM89QO
(11)

拓海「おう。ちとせ。お疲れ」

ちとせ「はぁい。お疲れさま、拓海ちゃん」

洋子「ちとせちゃんも増えたので、あらためて乾杯しましょっか!」

アヤ「おう。そーしよーぜ」

ちとせ「ありがと。じゃあ、かんぱーいは、ありすちゃんね」

ありす「ど、どうして私なんですか」

ちとせ「ありすちゃんだから」

ありす「論理を放棄しないでください!」

ちとせ「あはは。ありすちゃんおもしろーい」

愛結奈「ほらほら。ありすちゃん、せーのっ」

ありす「あっ、えっと、か、かんぱい」

麻理奈「かんぱーい!」

ありす「ぐぅ…ちとせさん!」

ちとせ「うふふ。ごめんごめん♪」

愛結奈「じゃあみんなっあらためて、盛り上がっていくわよー!」

拓海「おー!」

アヤ「おー」

洋子「おーっ」
286 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/23(水) 20:51:38.10 ID:gBCXM89QO
おつあり
今日はここまで、あたあしたー
287 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/24(木) 21:44:36.85 ID:1O0TZ5mYO

第25話 西園寺琴歌「そこに、あるから」


☆登場アイドル(7人)

125.白雪千夜(しらゆきちよ)http://i.imgur.com/q1EOguG.jpg
「業務を通じて恋愛感情が生まれた、と?…今までもその詭弁を?」
17歳 キュート 趣味:料理・睡眠

126.西園寺琴歌(さいおんじことか)http://i.imgur.com/55SapA8.jpg
「未来の花嫁の憧れになりますわ」
17歳 キュート 趣味:押し花作り

127.杉坂海(すぎさかうみ)http://i.imgur.com/f1pQGU5.jpg
「高嶺の花より海の花♪」
18歳 パッション 趣味:ウインドサーフィン

128.大原みちる(おおはらみちる)http://i.imgur.com/PbR4VwV.jpg
「理由?…そこにパンがあるから!」
15歳 キュート 趣味:食べること

129.メアリー・コクラン(めありー・こくらん)http://i.imgur.com/gpiXRV1.jpg
「ココが勝負どころネ!大丈夫、ダーリンにはアタシがついてるから♪」
11歳 パッション 趣味:女磨き・グルメツアー

130.村松さくら(むらまつさくら)http://i.imgur.com/VaRzL0x.jpg
「オススメは、甘ぁいピンクでぇす!」
15歳 キュート 趣味:ピンクのもの集め

131.佐城雪美(さじょうゆきみ)http://i.imgur.com/REVj2w3.jpg
「立派に…なったねって…言ってほしいから……私…がんばる…」
10歳 クール 趣味:ペット(黒猫)と会話
288 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/24(木) 21:46:46.93 ID:1O0TZ5mYO
(1)

杉坂海「おー」

海「素敵な衣装じゃないか。似合ってるよ」

佐城雪美「……」コクコク

雪美「琴歌さん……きれい、です…」

西園寺琴歌「うふふ。ありがとうございます」

琴歌「ふー…なんというか…やっぱり、ウェディングの衣装は、身が引き締まりますわ」

海(表情がゆるきりっとしてて可愛いね)

雪美「……」コクコク

雪美「私も……いつか、そんな……立派なドレスを着る、お仕事…してみたいです……」

琴歌「あら。願わくば…ご一緒させていただきたいですね。雪美ちゃんの、ウェディング姿」ニコ

村松さくら「わぁ。ピンクのパンだ。可愛いでぇす」

大原みちる「いちごさくらパンです!フゴフゴフゴゴ」

メアリー「いったん食べるのをやめないと伝わらないわヨ」

白雪千夜「…ピンク色のパンか。お前、どうしてそんな色になったんだ?」

メアリー「パンに話しかけてもたぶん答えないわヨ?」
289 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/24(木) 21:47:34.61 ID:1O0TZ5mYO
(2)

さくら「はいっ。千夜ちゃん、私わかるっ。きっと可愛いからでぇす!」

千夜「可愛い…?パンが…?」

さくら「そうでぇす。パンだってかわいい方がいいって思うに決まってるもん」

千夜「パンにも感情があったのか。知らなかった」

みちる「うんうん。美味しいパンからは美味シイヨー食ベテーって声がするもんねぇ」

千夜「パンお前、話せるのか…?」

メアリー「ふ、ふたりとも。チヨが真に受けるからやめてよネ」

海「でも、そうだな」

海「身が引き締まるってのは、そのとおりだね。ウチのときも、本当に力の入った衣装を着させてもらったし」

琴歌「ええ。着ている自分が負けないように。そんな気持ちになります」

海「な」

雪美「……自分が……負けないように…」
290 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/24(木) 21:48:11.68 ID:1O0TZ5mYO
(3)

海「雪美は大丈夫さ」ポン

雪美「?」

海「へへ。ウチが保証するよ」

雪美「そう、かな……えへへ……」

琴歌(お姉さまと妹君ですわね)カワイイ

メアリー「…」ムー

さくら「?」

千夜「おいしいな。ちゃらちゃらした見た目のわりに」モグモグ

みちる「千夜さん甘いですね。パンは見た目も美味しいんですよ」

千夜「?…」

千夜「このパンならたしかに甘い。そしてパンは食べるものですが?」

千夜「メアリー。いまのみちるの発言、通訳してください」

メアリー「な、なんでアタシに聞くワケ?え、えーと」
291 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/24(木) 21:48:53.93 ID:1O0TZ5mYO
(4)

さくら「えへへ」ポン

メアリー「サクラ?」

さくら「かんたんでぇす。目でも食べるってことでぇす」

千夜「目でも食べる?」

さくら「うん。だから、色だって大事な要素なんだよぉ?ピンクって可愛いでしょぉ?小麦色はおいしそうでぇす!」

千夜「ああ。パンは小麦色ですね。小麦粉だからな」

みちる「ま、あたしはパンって音だけでもおいしそうって思うんだけどね!」

さくら「台無しでぇす」

千夜「みちるの盲目さは尊敬に値するな」

さくら「そ、そうですかぁ?」

さくら「…メアリーちゃん、もうおなかいっぱい?向こうの方で休んで来ていいんだよぉ」

メアリー「…あ」

メアリー「そ、そう?じゃあそうさせてもらうワ」

さくら「うん」

メアリー「♪」パタパタ

千夜「…?弾んでいるな」

さくら「ねぇ。メアリーちゃん、琴歌ちゃんのドレスが気になってたみたいだから」

千夜「ほう」
292 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/24(木) 21:49:36.31 ID:1O0TZ5mYO
(5)

メアリー「ていっ」

雪美「わぐ」

琴歌「メアリーちゃん?」

海「とんだな、いま」

メアリー「ユキミ!そのときはアタシも一緒ヨ!というか、まずこの話にアタシも交ぜてヨネ♪」

雪美「……」プルプル

雪美「……メアリー……重い…」

メアリー「なっ。れ、レディになんてこというノ!」

琴歌「あらあら。今度はおてんば姉妹ですわね」

雪美「…琴歌さん……私とメアリー……一緒にしないで…」

海「あっはっは」

メアリー「コトカっ。そのドレス、すっごく素敵ヨ!」

琴歌「うふふ。ありがとう、メアリーちゃん」

メアリー「ねぇねぇっ。ユキミはどんなドレスにするノ?アタシはセクシーなのがいいから、お揃いにしたらどうカシラ!」

雪美「……メアリーとは別のにする…もん」

海(雪美ちゃん。メアリーにはわりとはっきり言うね)

琴歌(ですわね。仲良しですわ、仲良し)

海(それ)
293 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/24(木) 21:50:06.67 ID:1O0TZ5mYO
(6)

千夜「さくらはするどいですね。見習える」

さくら「普通でぇす」

さくら「千夜ちゃんはマジメさんですねぇ」

千夜「普通ですが」

千夜「まあ…私の関心はお嬢さまがすべてなので。ここで吸収できるものは、なんでも。それだけです」

さくら「へー」

千夜「なにか?」

さくら「なんでもないでぇす」

さくら「えへへ。千夜ちゃんもピンクでぇす」

千夜「ピンクくない」

みちる「パンですか?」

千夜「パンでない」
294 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/24(木) 21:50:32.20 ID:1O0TZ5mYO
(7)

千夜「するどいついでに、一つ聞いても?」

さくら「なんですかぁ?」

千夜「なぜメアリーはあちらに交ざりたかったのでしょうか?」

さくら「それは」

さくら「んふふ」

千夜「んふふ?」

みちる「かんたんです」

みちる「そこに、ドレスがあったからです。パンがあるから、パンだから。食べる。おいしい。同じです」

千夜「…………」

千夜「わからん」

さくら「あははは」
295 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/24(木) 21:51:17.95 ID:1O0TZ5mYO
(8)

さくら「直接、聞いてみるのもいいと思いまぁす」

千夜「それもそうだな。おい、メアリー」

みちる「んふふ。パンはおいしい。それでいいのにねぇ。もぐもぐ」

さくら「そうだねぇ」

さくら「みちるちゃんって、意外と深いこと、言うよねぇ」

みちる「あたしのことはいいからパンのことを褒めてほしい!」

さくら「はいはい」クスクス

千夜「ドレスは特別なのか?」

メアリー「チヨ」

メアリー「…うん。そうヨ。アタシにとっても、そうだし……アイドルのアタシに憧れてくれるミンナにとって特別なのヨ」

千夜「はあ。ファンの求めるものという論理は分かりますね」

メアリー「ふふ。じゃあそれでいいじゃナイ」

千夜「…ああ」

千夜「それはそうかもしれませんね」

メアリー「そうヨ」

メアリー「ねっユキミー♪」

雪美「……おりて」

メアリー「イ・ヤ♪」

千夜「それのなにが面白いのか。私もやってみれば分かるか?」

雪美「……千夜さん…やめてください…」

海「ふえたね」

琴歌「ふえましたわね」クスクス
296 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/24(木) 21:51:55.53 ID:1O0TZ5mYO
(9)

メアリー「しょうがないから」

メアリー「アタシが今度ユキミとウェディングドレスを着るお仕事をするときは、チヨも誘ってあげるワ!」

千夜「そうしてください。なにか、それで、また、分かるだろう」

雪美「……私は…うんって言ってない…」

メアリー「チヨにはどんなドレスが似合うかしら?」

千夜「気が早いな」

海「…なんだか」クス

海「千夜ちゃんも含めて、ほんとの三姉妹みたいだ」

琴歌「ええ」

琴歌「…よかったですわ」

海「ふふ。うん。琴歌もな」

琴歌「え?」

海「事務所でわざわざもう一度袖を通すくらいだもんなー。緊張してたんだろ?ちょっとはリラックスできたかい?」

琴歌「……ばれてました?」

海「まあね」

琴歌「うふふ」

琴歌「おかげさまで、ずいぶん、気楽になりましたわ」ニコ
297 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/24(木) 21:52:35.14 ID:1O0TZ5mYO
(10)

海「ま。あんまり気負わないように、楽しんできなよ」

琴歌「ありがとうございます」

琴歌「ふふ…メアリーちゃんじゃないですけど、海さん、私と一緒に行きませんか?そうしたら私、緊張せずに済みそうですわ」

海「あはは。遠慮しとく。こんなきれいな花嫁さん見てたら嫉妬しちまいそうだよ」

琴歌「あらあら」

琴歌「…本当に、ありがとうございます…ですわ。海さん」

海「いいって、いいって」

メアリー「ヤクソクね!三人でウェディング!」

雪美「……しょうがない…うん。やくそく」

千夜「約束。いいでしょう。ふふ」

みちる「おおーい。海さんと琴歌さんも、パン、どーぞ!食べませんかー?」

さくら「わたし、もうおなかぱんぱんでぇす…手伝ってほしいですぅ」

琴歌「あら、いいですわね。では遠慮なく。ね?海さん」

海「うん。はは。お疲れさくら」

さくら「がんばりましたぁ。けふぅ」

みちる「そんなことではまだパンにはなれませんよ!」

さくら「なりませぇん」
298 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/24(木) 21:53:12.69 ID:1O0TZ5mYO
今日はここまで、またあしたー
299 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/25(金) 18:54:23.43 ID:8uyaNY3kO

第26話 古澤頼子「殺風景だった部屋」


☆登場アイドル(4人)

132.速水奏(はやみかなで)http://i.imgur.com/BYTBvyB.jpg
「ミステリアスでいたいと願うのは、心を惑わせたい人がいるからよ」
17歳 クール 趣味:映画鑑賞

133.桃井あずき(ももいあずき)http://i.imgur.com/JC8NkGz.jpg
「乙女心は花心…焦った? 大丈夫だよ。あずきは一途だからね♪」
15歳 キュート 趣味:金魚すくい

134.十時愛梨(とときあいり)http://i.imgur.com/svb1nSv.jpg
「怖い気持ちは脱ぎ捨てて、私と空へジャンプしましょう!えいっ!」
18歳 パッション 趣味:ケーキ作り

135.古澤頼子(ふるさわよりこ)http://i.imgur.com/mHlQ3OI.jpg
「その…でも…アイドルって…華やかな世界なんでしょうね…。うん…楽しそうだな…って…」
17歳 クール 趣味:美術展・博物展観覧
300 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/25(金) 18:56:15.80 ID:8uyaNY3kO
(1)

桃井あずき「おじゃましまーす!お〜。頼子さんの部屋ってば…きれい!」

十時愛梨「ほんとだ〜」

愛梨「あ、あはは…私の部屋とはちがうなぁ。見習わなくちゃ…」

あずき「愛梨さんのお部屋はどんな感じなんですか?」

愛梨「頼子さんのお部屋より、ちょっとだけ、…物が多いかな?」

速水奏(あの反応はちょっとじゃないわね)

奏「二人とも。さっそく人の部屋でリラックスしすぎよ。ちゃんと頼子に従う」

あずき「はーい」

愛梨「はーい」

古澤頼子(愛梨さんと奏ちゃん、学年が反対みたいです…)クス

頼子「気にしないで、くつろいでください」

奏「甘いわ、頼子。目を離すとどうなることか…分からないわよ」

頼子「お、おおげさじゃないかな…?」

愛梨「ふわぁ。ふわふわ気持ちよさそうなクッション…」

あずき「あ、愛梨ちゃん。まだ奏ちゃんの目が光ってるからおとなしくした方が…むぐ」

奏「ああよ」

頼子「…賑やかなのは、私は嬉しいかな?」クス…
301 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/25(金) 18:56:59.78 ID:8uyaNY3kO
(2)

愛梨「えへへ〜。冗談ですよー」

愛梨「おじゃまします、頼子ちゃん。じゃあ、私はさっそく、お約束のケーキの準備を…」

頼子「すみません…気を遣っていただいて」

愛梨「ふふ。私がみんなと食べたかったから、作ってきたの♪」

愛梨「せっかくみんなで集まるなら、やっぱり、真ん中にはあま〜いケーキがお似合いですよねー」

頼子「…なるほど。ふふ。そうですね」

あずき「わかる!」ハイッ

あずき「ではっフルーツ担当あずき隊長!ばっちり仕上げ大作戦!フルーツの準備は万端です!」

愛梨「おお〜」

頼子「おおー」

奏「また…たくさん買って来たわね。あずきったら」

あずき「えっへへ、つい!みんなの好みを考えてたら、たくさんになっちゃった!」

愛梨「ふふ。それ、お菓子作りの醍醐味だよねぇ。わかるなぁ」

奏「アイドルの体作りには天敵だけどね。甘いもの」

あずき「まあまあっ。この分、またみんなでレッスンがんばりましょーっということで!」

奏「うまいこと言っちゃって」ツン

あずき「あう。えへへ」

頼子「…ふふ」
302 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/25(金) 18:57:33.41 ID:8uyaNY3kO
(3)

愛梨「それじゃあ、キッチンをお借りしますね」

あずき「紅茶も一緒に淹れさせてもらうね!」

頼子「あ…ありがとう。お願いします」

奏「じゃあ」

奏「私は持ってきた映画のセッティングでもさせてもらおうかしら。いい?頼子」

頼子「はい。えっと…そこの」

奏「テレビ台にあるプレーヤーよね」

奏「ふふ。頼子の部屋はいつ来ても整然としていて…いいわね」

頼子「そうですか?」

頼子「…いくら整頓されていなくても、テレビがどこにあるか、分からない部屋なんてないと思うけど」

奏「あるのよね、それが。誰とは言わないけど」

頼子「そうなんだ」クス
303 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/25(金) 18:58:19.31 ID:8uyaNY3kO
(4)

奏「私」

奏「頼子の部屋、好きよ。古澤頼子という人間が住んでいる部屋だと、感じられるから」

頼子「…よくある、殺風景な部屋だと思う」

奏「そうね」

奏「…でも、殺風景でも、」

奏「…描きかけのキャンバス、お気に入りの絵画…そんなものがあるのはきっと、めずらしいんじゃないかしら」

頼子「うん」

奏「うん…それになにより、華やかなアイドルがいる部屋だもの。いくら殺風景を名乗っても無理があるわ」

頼子「…それって奏ちゃんのこと?」

奏「頼子のこと」

頼子「…うん。…そっか」

頼子「ありがとう」

奏「いいえ」

奏「あ、そうだ…私の部屋、そろそろDVDの置き場がないのよね。頼子の部屋に居候させてあげてもらってもいいかしら?」

頼子「さっき言ってた部屋って、まさか奏ちゃんの部屋…?」クスクス
304 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/25(金) 18:58:56.81 ID:8uyaNY3kO
(5)

あずき「できたよー!」

愛梨「はいはーい。ケーキ、通りますよ〜」

奏「お疲れさま。…とびきり華やかで豪勢なケーキ、って感じね」

あずき「でしょーっ。ふふーん」

奏「食べづらそうだわ」

あずき「あれっ。奏ちゃんってば塩対応!」

奏「普通の感想よ。おいしそうね」

あずき「でしょーっ。ふっふふーん」

頼子「…ふふ」

愛梨「じゃあ、頼子ちゃんに一番フルーツ盛り盛りのところを、食べたもらおうっと。はい、どーぞ」

頼子「いいんですか?」

愛梨「うん。お邪魔させてもらっているし、それに、頼子ちゃんに食べてもらいたいなぁって」

奏「あら、ずるいわ。愛梨ってば頼子に贔屓?」

愛梨「んふふ。奏ちゃんこそ、頼子ちゃんとお話しててなにも準備してないでしょ〜」

奏「あら。よく見てるわね」

愛梨「えっへん。年上ですから〜」

頼子「…えへへ」

頼子「では、遠慮なく」
305 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/25(金) 18:59:29.06 ID:8uyaNY3kO
(6)

頼子「はぐ…」

頼子「おいしいです」

愛梨「ね〜♪」

あずき「奏ちゃん、あずきがあーんってしてあげよっか!」

奏「逆に聞くけどあーんしてほしそうな顔してたかしら」

あずき「うん!」

奏「気のせい。頼子にしてあげなさい」

あずき「頼子さん!はい、あーん♪」

頼子「あ、あーん」

頼子「おいしい」

あずき「ね〜」

愛梨「奏ちゃん、あーん」

奏「しないわ。はい。あーん」

愛梨「ぱくっ。んー。おいしいねー。うふふ、我ながら」

奏「そうね。おいしいわ」
306 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/25(金) 19:00:08.05 ID:8uyaNY3kO
(7)

愛梨「…あー」

あずき「あー」

愛梨「しあわせ…」

あずき「わかる…」

奏「…」

奏「ま、準備はまかせっきりだったし。やるわよ、片付け」

愛梨「わーい。ありがとー奏ちゃん」

あずき「ありがとー。あずきは食っちゃ寝だいさくせんすやぁ」

奏「なにもいいとこない作戦ね、それ」

頼子「手伝いますよ」

奏「ううん。頼子もゆっくりしていて。まだこのあと、映画を観るんだもの」

頼子「うん」

あずき「あれー…あずきたち、頼子さんとケーキ食べに来たんだよね…?まだなにかあった…?」

愛梨「うーん…ケーキ…おいしかったから、なんでもいいかなぁ」

奏「ちょっと。それは聞き捨てならないわよ…せっかくみんなの趣味を考えて、選んできたのに」

あずき「あはは。冗談でーす。どれがいいかなって悩む奏ちゃんかわいいかも!」ハイッ

愛梨「冗談でーす♪実は感想を聞くまでちょっぴり緊張してそうな奏ちゃんかわいいでーす♪」

奏「…からかう相手は選んだ方がいいわよ。二人とも」

頼子「ふふ」

奏「…笑ってる頼子も同罪だから」

頼子「ええ?それは、困りますね」フフ
307 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/25(金) 19:00:44.30 ID:8uyaNY3kO
(8)

頼子「ふふふ…ごめんなさい」

奏「…いいわよ。別に」

奏「…ま、今回は…みんなと、頼子と、遊ぶ口実でもあったわけだから。構わないわ。別に」

頼子「うん。そっか」

頼子「でも、私は…奏ちゃんが選んでくれた映画、どんな映画か、楽しみだよ」

奏「…」

奏「そっか。じゃあ、私も感想、楽しみにしてるわ」

頼子「うん」

奏「うん」

奏「あずきと愛梨はなにか映画と一緒に飲みたいものがある?片付けついでに淹れるから」

あずき「おおっ。奏ちゃんごきげん大作戦?カフェオレ飲みたいですっ」

愛梨「同じくー。ありがとう、奏ちゃん」

奏「はいはい。すぐ淹れるから、観る準備、しておきなさいよ」 <ハーイ

奏「頼子はどうする?」

頼子「…私は、じゃあ」

頼子「奏ちゃんと同じで、いいかな」

奏「…そう。わかったわ」

頼子「うん」
308 : ◆qEJgO2U6bM [saga]:2020/09/25(金) 19:01:28.78 ID:8uyaNY3kO
今日はここまで。またあしたー
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 21:11:14.92 ID:Zodp5AGEo
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