羽川翼「それが……我が主人のお望みとあらば」阿良々木暦「決まりだな」

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24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/08(火) 23:42:45.27 ID:lUuaoiGOO
ちょろろろろろろろろろろろろろろろろんっ!

「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

止まらない。止められない。最期の一滴まで。

「フハッ!「フハハッ「フハハハッ「フハハハハッ「フハァーッハハハハハハハッ!!!!」

ハートアンダーブレードさんの凄惨な哄笑が重なり、私はこれでようやく、彼女に彼の従僕として認めて貰えたような、そんな悦びを抱いた。嬉しい。

「はあ……はあ……全部、出たよ?」
「おかわり」
「あっ!? す、吸わないでっ!? んっ……だめだよ、阿良々木くん……もう出ないからぁっ」
「やめんか、この変態飲尿鬼!」
「ぐぎゃっ!?」

調子に乗った阿良々木くんの脇腹を、ハートアンダーブレードさんが鋭利な靴先で蹴飛ばし、ようやく彼は私の股間から口を離した。少しだけ寂しい。

「やれやれ。持ち直したようじゃな」
「はい。阿良々木くんが元気になってくれて、良かった。これで忍野さんに反撃できますね」
「どうしても、あの小僧を倒すつもりか?」
「忍野さんを倒さないと、彼は王になれない」

目的は変わらない。私は彼を、夜の王にする。

「そのためなら、私は何だってします」
「自らの尿を飲ませることも厭わんか」

厭わない。だって私は阿良々木くんのことが。

「いつの世も、女が戦う理由はひとつ、か」
「ハートアンダーブレードさんも?」
「さてな。いずれ、儂とも戦ってみるか?」
「今はひとまず、共闘を」
「かかっ……是非もない」

さあ、下着を取り替えたら、戦いを始めよう。


【裏物語】


FIN
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