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【咲安価】京太郎「清澄の探索者」その2【ADV】

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438 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/10/10(土) 22:17:24.31 ID:xNc7qBWu0
1. 榎田家へ?


口と手足をガムテープで巻かれていることを除けば夫婦水入らずだったろうが、何せこちらも時間が無限にあるわけではない。
榎田より余程寝起きの良いらしい二人は、照明を付けるだけでスムーズに起きてくれた。

ベリッ

女将「あれ......いつの間に」

まこ「すまんのう、ちょっくら移動じゃ」



 【3日目 22:00】 旅館・本館 1階 玄関


主人「あのぅ...私たちは一体どこへ?」

向坂「グフフフ......それは到着してからのお楽しみというものだよ、君」ケッケッケ

優希「殺しはしないじぇ」クククク

なるべく拘束したままが良かったのだが、手足を縛った大の大人を担いだまま狭い階段を通るのは少々骨が折れる。結果、足首だけ解いて自力で歩いてもらうことになった。
2階の廊下を歩き、階段を下り、玄関へ差し掛かる。二人を中央に据えたまま大人数が列になって歩く様は、さしずめ大名行列のようで少々滑稽だった。
しかしそんなムードが一転したのは、靴を履いていざ外に出ようという時であった。

prrrrrr prrrrrrr prrrrrr

京太郎「......?」

主人「事務所の電話のようですね。この村の人は大抵直接尋ねてきますし、うちに掛かってくるなんて精々お客様からの予約くらいですが...」

とは言ったものの、何か重要な要件かもしれない以上無視するわけにもいかない。ひょっとして榎田か?
機械的な呼び出し音が鳴り続ける中、事務所の扉を開けて受話器を見ると.........

京太郎「あぁ、やっぱりか」

果たしてディスプレイが示す発信元は、つい先程渡されたメモの番号に一致していた。
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