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【ガルパン】千代「こうなったら、オネーディションを開催するわよ!」
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50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2020/11/28(土) 22:00:08.41 ID:HaDQFyA50
乙です
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/29(日) 15:54:57.74 ID:cyoFVuelO
乙
待ってた
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/29(日) 23:30:22.90 ID:B4dB1ddEo
乙ー
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/30(月) 21:02:29.53 ID:bxMXSxaC0
乙
この作者相変わらずのノリで安心した
54 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 22:36:06.47 ID:iDuKT14K0
いつもありがとうございます
残りを投下します
55 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 22:37:22.26 ID:iDuKT14K0
……
……
― 戦車演習場
エリカ「隊長を追っかけて来れば変な騒ぎに巻き込まれ…水着まで着せられて…」
エリカ「かと思えば、今度はわざわざウチの戦車とメンバーまで用意しての試合…もうなんなのよ…」
エリカ「……」
エリカ「まぁ!いいわ!」
エリカ「戦車道をするなら私がアンツィオや大洗に後れを取るわけには行かない!…このオーディションの合否は別として…」
ゴゴゴゴ…
エリカ「来たわね!相手はCV33…それとも八九式?どっちの戦車だろうが私の敵ではないわ!来るなら来なさ…」
ゴゴゴ…
愛里寿(センチュリオン)「……」
エリカ「いぃ?」
56 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 22:40:21.47 ID:iDuKT14K0
愛里寿「発射」
ドコン!
エリカ「ぐはっ…な、なんで…センチュリオンが…」シュポッ!
― センチュリオン車内
ホシノ「命中っと」
まほ「エリカ、油断大敵だぞ、マイナス1お姉ちゃんポイントだ」
千代「ああ…私の恵里寿が…」シクシク
57 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 22:42:40.03 ID:iDuKT14K0
愛里寿「ホシノさん見事です、始めて乗ったのにしっかり順応できてます」
ホシノ「ふふっ、愛里寿の指揮とまほの操縦と家元の装填のおかげよ」
まほ「まさかこのメンバーで戦車を動かすことになるとはな」
千代「そ、そうですね…それで、なんで私が装填手なの?」
ホシノ「普段から手袋を着けていらっしゃるから本職かと思っていました」
まほ「負担の大きい操縦は私がした方が良いかと思いまして」
千代「貴女達ねぇ…」
愛里寿「お母様だけが頼りです」
千代「わかったわ!お母様がんばっちゃうから!!」フンスコ!
……
……
58 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 22:45:13.32 ID:iDuKT14K0
……
……
アンチョビ(双眼鏡)「うわー、黒森峰がやられたかー」
ペパロニ「アンチョビ姐さん〜、いなくなったかと思ったらいきなり戦車持って来いだなんて何なんスか?」
アンチョビ「それはだな…色々あったんだよ!色々と…」
カルパッチョ「それで色々あって、あのセンチュリオン撃破しなければって事になってるんですか?」
アンチョビ「うむ…てか、私が聞きたいぞ!なんでこんな事になってるのか!」
ペパロニ「んで、どーするんスか?カルロでアレを倒すって訳ですけど?」
アンチョビ「うーむ…」
ゴゴゴ…
???「アンチョビさぁーん!!」
アンチョビ「ん?」
59 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 22:48:13.08 ID:iDuKT14K0
カルパッチョ「八九式ですね」
典子「アンチョビさん!見ましたか」
アンチョビ「ああ、敵は島田一家と審査員の二人が動かしているセンチュリオンみたいだな」
あけび「キャプテン!相手が強すぎます!」
典子「弱音を吐くな!根性があれば勝てる!」
妙子「でも、この二輌でセンチュリオンの装甲を打ち破れるのかな?」
忍「中てるのもできるかどうかよね…」
典子「うぅむ…でも心配するな!根性と…アンチョビさんの協力があれば勝てる!!」
アンチョビ「え゛え゛ぇ?」
60 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 22:51:28.97 ID:iDuKT14K0
典子「どうしましょう!アンチョビさん!!」
アンチョビ「いきなりこっちに振られても…ん?」♪ピーン
16:00
アンチョビ「!?」
アンチョビ「あ゛あ゛あ゛!!し゛か゛ん゛か゛ぁ゛ぁ゛!!」
ペパロニ「どーしたんスか、いきなり叫んで」
アンチョビ「ドラマだよ!」
カルパッチョ「ドラマ?」
アンチョビ「そうだよ!ドラマだよ!毎週楽しみにしていたドラマが始まったんだよ!」
61 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 22:53:55.86 ID:iDuKT14K0
アンチョビ「楽しみにしていたドラマなんだよ!先週ヒロインが決意したとこで終わったんだ!」
カルパッチョ「いきなり、あらすじを言われても…」
アンチョビ「ヒロインが好きだと告白しているかもしれない!」
アンチョビ「キスをしているかもしれない!」
アンチョビ「いっそ抱いてと言って抱かれてるかもしれない!」
ペパロニ「姐さん、恋愛物好きッスねー」
16:03… 16:05…
アンチョビ「そんな続きを…楽しみを奪われて!戦車道だなんて、私…戦えない!!」
典子「アンチョビさん…」
62 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 22:57:52.50 ID:iDuKT14K0
典子「聞いて下さいアンチョビさん!確かに巻き込まれる形で参加することになったオーディションです!」
典子「でも…このオーディションを勝ち抜けば晴れて島田家の一員になれます!」
典子「そうすれば島田流の潤沢な資金で私達はバレー部の復活、アンチョビさんはアンツィオの強化ができるんです!!」
カルパッチョ「お金の為とここまでハッキリ言い切れるのは凄いですね」
妙子「それだけキャプテンは私達バレー部の事を考えているんです!」
典子「私は…私達は負けるわけにはいかないの!!」
典子「だから、お願い…」ウルッ
典子「一緒に戦ってぇ!!千代美ぃ!!」ブワァッ
アンチョビ「典子…」
アンチョビ「……」
アンチョビ「……!!」キッ!
アンチョビ「わかった!!共闘するぞ!!」
典子「姐さん!!」
バレー部「「「フゥーーーッ!!」」」
ペパ・カル((フゥー?))
63 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:00:55.78 ID:iDuKT14K0
アンチョビ「もう見られないモノのしょうがない!」
アンチョビ「だったら、今のこの瞬間を戦い抜く事…」
アンチョビ「それが、アンツィオの財政を救う唯一の方法だから!!」
カルパッチョ「ドゥーチェ、何ブツブツ言ってるんですか?」
アンチョビ「な、べ、別にいいだろ!////」
典子「 どん! 」
アンチョビ「 ぐり! 」
アンチョビ・典子「「 小ッ隊ィッ!! 」」
ペパロニ「怒らないで下さいね、2輌だけでも小隊は小隊ッスもんね」
アンチョビ「いちいち水を差すな!」
ペパロニ「忌憚のない意見ってヤツッス」
64 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:04:09.66 ID:iDuKT14K0
アンチョビ「典子、センチュリオンは健在、標的を私達に合わせ接近中!」
典子「姐さん、アレを使います」
アンチョビ「アレ?なんだかよくわからんがいいぞ!」
あけび「キャプテンどうぞ」スッ
典子「よし!」
アンチョビ「アレは…発煙筒か?」
ペパロニ「!?」
カルパッチョ「!?」
アンチョビ「なるほど、発煙筒の煙で敵の視覚を奪う作戦だな!」
ペパロニ「ち、違うッスよ!」
カルパッチョ「あ、アレ…ダイナマイトです!」
アンチョビ「え?」
典子「……」
\ カチッ! /イグニッション!
アンチョビ「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛!!!!」ガクガク
65 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:06:37.51 ID:iDuKT14K0
典子「スゥーパァーッ!!」ヒョイッ
アンチョビ「オイ!まさか…」
典子「もくもく!!」バッ!
アンチョビ「バカ!それは!!」
典子「アタァァーーックッ!!」バシーン!!
アンチョビ「や゛め゛て゛え゛え゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ!!!」
ペパロニ「あーあ」
カルパッチョ「やっちゃいましたね」
66 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:09:55.81 ID:iDuKT14K0
― センチュリオン車内
まほ「目標、二輌、射程に入ったぞ」
愛里寿「肉薄します、もっと近づいて下さい」
千代「まぁ、あの二輌で私達を撃ち貫くことは…」
…ひゅーん
ホシノ「ん?八九式から何か…発煙筒かな…ん!?」
まほ「違うぞ!!愛里寿!車内へ!」
愛里寿「はい!」
千代「え?」
ドコぉぉぉぉぉン!!!
愛里寿「ぐっ」
まほ「まさか!」
ホシノ「これは!」
千代「なに!?なんなの!?これ!!」
67 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:14:24.12 ID:iDuKT14K0
典子「こっそり仕込んだ、ダイ…発煙筒、」
典子「ただの煙幕だと思わないで!!」キリッ
カルパッチョ「今、ダイナマイトって言いかけましたよね」
あけび「キャプテン!」スッ
典子「バレー部の!!」バシーン!
妙子「キャプテン!」スッ
典子「バレー部のぉ!!!」バシーン!
忍「キャプテン!」スッ
典子「復活への思いがつまってるんだからァァァ!!!!」バシーン!
バレー部「「「フゥーーーッ!!」」」
アンチョビ「つ゛ま゛っ゛て゛る゛の゛は゛火゛薬゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛!!」
ペパロニ「この人達、アタシ等以上のノリと勢いッスね」
ドカーン! ドカーン! ドカーン!
68 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:20:14.67 ID:iDuKT14K0
あけび「キャプテン!もうめんどくさいんで全部いっちゃいましょう!!」
典子「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」ポイポイ〜
ドカン!ドカン!ドカン!
…シュポッ!
典子「やった!!」
ビッビー!
メグミ『ルール違反で失格ですー!!』
典子「ええっ!?」
アンチョビ「当゛た゛り゛前゛だ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」
……
……
69 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:25:28.34 ID:iDuKT14K0
……
……
千代「し、死ぬかとおもったわ…」
まほ「まさか、ダイナマイトで撃破されるとは…」
ホシノ「皆、大丈夫?」
愛里寿「は、はい…っ!」
ホシノ「愛里寿?」
ツー…
千代「あ、あ、あ、愛里寿!あな、貴女たたた、ち、ち、ちちちち血ィィィィィィ!!!」
まほ「さっきの衝撃でヒザを擦りむいたのか」
愛里寿「みたいです…痛い」グスン
ホシノ「ほら愛里寿、私につかまって」スッ
愛里寿「ホシノさん…」ギュッ
ホシノ「とにかく外にでないと…愛里寿、大丈夫?」
愛里寿「う、うん…」(私の為に…あっ)
愛里寿「あ、ホシノさんもケガしてる…」
ホシノ「私は大したことないから、それよりも愛里寿の方が先よ」
愛里寿「ホシノさん…////」キュン…
千代「誰かぁ!メデイーックッ!!」オロオロ
70 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:31:13.80 ID:iDuKT14K0
まほ「医療セット持ってきたぞ…っと、ホシノ大丈夫か?」
ホシノ「私は自分で出来るから愛里寿の方を頼むよ」
まほ「ああ、わかった、島田愛里寿そこに座ってくれ」
愛里寿「はい」
千代「そ、それよりも!救急車よ!!救急車!!えっと…1…1…」
『午後4時、33分…』
千代「なんでよ!!時間は関係ないでしょ!!」
愛里寿「……」
まほ「…消毒するぞ」
…ちょん(消毒液)
愛里寿「ひぎっ!」ウルッ…
まほ「情けない声を出すな、戦車道をしていればよくある事だろう」
愛里寿「ケガなんて…したことない…もん」グスッ…
まほ「そうなのか、みほとは大違いだな」
愛里寿「え?みほさんはケガをするんですか?」
71 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:36:05.54 ID:iDuKT14K0
まほ「ああ、今はそうでもないが戦車道…いや戦車に乗り始めた頃のみほは無茶ばかりしていてな…生傷が絶えなかったよ」
愛里寿「みほさんが…」
まほ「今みたいに治療してると、みほが大声で泣くんだがな」
まほ「そんな時に、こう言ってあげたの…」
まほ「 “大好きなボコは声をあげて泣いたりするの?” ってな」
愛里寿「!!」
愛里寿「ボコは泣かない!皆が見てない所では涙を流してるけど誰かの前では決して泣いたりなんてしない!!」
まほ「そうだな、ふふっ…(みほも同じことを言っていたな)」
まほ「じゃあ、…愛里寿も我慢できるな?」
愛里寿「う、うん!!」グッ
まほ「強い子だ、それに…包帯をこうすれば…」
愛里寿「あ!ボコとお揃いだ!」
まほ「痛みの気を逸らすために大げさに巻いてみた、これをするのも久々なんだがなんとか出来たな」
愛里寿「私の為に…ありがとうございます」
まほ「礼なんていらないぞ、当り前の事だ、なんせ私はお姉ちゃんだからな」キリッ
愛里寿「お、お姉ちゃん…////」キュンキュン
72 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:39:13.63 ID:iDuKT14K0
ホシノ「私の方は終わったけどそっちは?」
まほ「ああ、大丈夫だ」
ホシノ「一応、愛里寿の検査もしたいし診れる所へ行きましょう」
まほ「そうだな、ホシノの方もあるしな」
ホシノ「愛里寿、歩ける?駄目なら抱っこしようか?」
愛里寿「だ、大丈夫です…あ、その前に」
千代「…助けて下さい!…助けて下さい!!」
ホシノ「何で家元は砲弾を抱えながら戦車の中心で叫んでいるの?」
まほ「私に聞くな…」
愛里寿「お母様!!」
73 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:47:34.59 ID:iDuKT14K0
千代「あ、愛里寿…」
愛里寿「お母様、ありがとうございます、私の我儘の為にオーディションまで開いてくれて」
千代「い、いいのよ、私は当然の事をしただけだから」
愛里寿「でも、もうオーディションは続けなくても大丈夫です!」
千代「え?」
千代(オーディションいらない… → 姉が必要ない… →必要ない状況?)
千代(さっきの戦車道でケガした… → 血が出てる…)
千代(血がたくさん出ると… → 死ぬ!!)
千代(お母様ありがとう → 別れの言葉!!)
千代「あああああ…」
千代「わた…愛里寿が死んじゃう!!」
愛里寿「……」
ホシノ「死なないですから」
まほ「少しは落ち着いて下さい」
74 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:50:18.07 ID:iDuKT14K0
愛里寿「オーディションをしなくても見つかったんです!」
千代「見つかった?」
愛里寿「私のお姉ちゃんが…」
ギュッ
まほ「!?」
ギュッ
ホシノ「!?」
愛里寿「二人も!!」
千代「え?」
まほ「これは…なんとも」
ホシノ「ははっ…照れるね」
愛里寿「じゃ!行こうまほお姉ちゃん!ホシノ?…お姉ちゃん?」
ホシノ「ふふっ苗字じゃお姉ちゃんと呼びづらいね、愛里寿、私の名前は―――」
愛里寿「はい!」
ホシノ「じゃあ、すぐに行きましょう、貴女のお姉ちゃんは最速のお姉ちゃんなのよ」
まほ「おいおい無理するな二人ともケガしてるんだぞ」
愛里寿「それじゃ、お母様失礼します」ペコリ
千代「え?え?愛里寿…」
???「隊長ぉー!!」
75 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:53:01.89 ID:iDuKT14K0
エリカ「隊長!ご無事ですか!…あれ?隊長は?」
千代「エリちゃぁ〜ん…」グスグス…
エリカ「あ、あの家元、隊長達は?」
千代「愛里寿…取られちゃったぁ…」シクシク…
エリカ「え?そ、そうなんですか…」
千代「私、一人ぼっちになっちゃたぁ…」シクシク…
エリカ「は、はぁ…」
千代「このまま、娘もいないまま私は独り寂しい人生を送るのよぉ…」メソメソ…
エリカ「あの、その…元気出してください」
千代「誰かが私の娘になってくれれば…」オーイオイオイ…
千代「……」チラッ
エリカ「……」
76 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/21(月) 23:57:30.33 ID:iDuKT14K0
エリカ「その娘の愛里寿…さんもその内、戻って来てくれると思いますよ…」
千代「駄目よ…私が持たん時が来てるのよぉ…」シクシク…
エリカ「そんなことを言われても…」
千代「だから誰かが娘と言う業を背負ばねばいけないのよぉ」シクシク…
千代「……」チラッ チラッ
エリカ「それは家元のエゴかと…」
メグミ「家元、アンタちょっとセコいですよ」
ルミ「情けないヤツ!!」パチーン!
アズミ「いきなり泣き落としかよ、チヨッパリらしいわね」
千代「貴女達は黙ってて!逸見エリカは私の娘になってくれるかもしれない女性なのよ!!」
エリカ「……」
千代「はっ!?」
千代「えーん、えーん」シクシク…
エリカ「帰っていいですか?」
77 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/22(火) 00:00:34.67 ID:46+2h8440
千代「えーん、えーん」
メグミ「あんなのでも私達に取っては大事な家元なのよ」
アズミ「だから逸見さんお願い」
エリカ「ええ…大事と言う割には随分な扱い方じゃないですか」
ルミ「私達が慕っているのは愛里寿隊長なんで」
メグミ「このまま放置すると隊長達の方に向って行くわよ」
エリカ「私には関係のない事かと」
アズミ「あら、でも黒森峰の隊長と一緒だから防がないと拙いんじゃないの?」
エリカ「ぐぬっ…」
ルミ「隊長を護る…黒森峰の副隊長は伊達じゃないんでしょ?」
エリカ「ああ…もう!!わかりました!!」
メグミ・アズミ・ルミ((( やったわ! )))
エリカ「あ、あの…お母様…え、恵里寿がいるから…元気を出して下さい////」
千代「!!」
78 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/22(火) 00:04:37.16 ID:46+2h8440
千代「あ、ああ…」フルフル…
エリカ「お、お母様?、」
千代「私の恵里寿ゥゥゥゥ!!」ガバッ!
エリカ「のわァァァァ!!」(やっぱり言うんじゃなかった!!)
メグミ「隊長にお姉さんがみつかり」
アズミ「家元も新しい娘を手にれた」
ルミ「いい仕事したわね!」パチン!
メグミ・アズミ・ルミ「「「 じゃあ!飲みに行きましょう!! 」」」
千代「恵里寿ゥゥゥゥ!アぁぁぁィ!!」スリスリ
エリカ「ちょ!顔が近い!ちかァァァ!!」
アンチョビ「なぁ…私達は何だっただろうなぁ…」
典子「そうですね…」
アンチョビ「……」
典子「……」
アンチョビ「まぁ!クヨクヨしても仕方ない!ペパロニ!、カルパッチョ!それに大洗のアヒルさんも!」
アンチョビ「 とりあえずメシを食いに行くぞ!! 」
アヒルさん・ペパロニ「「「「「 姐さん!!最高ッスよぉ! 」」」」」
カルパッチョ「ノリノリですね」
千代「恵里寿ちゃんぷるゥゥゥゥ!!」カクカク!
エリカ「みなァァァァ!!」(どうしてこうなった!!)
…
……
………
79 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/22(火) 00:08:04.64 ID:46+2h8440
…
……
………
― 大洗
愛里寿「みほさん、こんにちは!」
みほ「愛里寿ちゃん!それに…お姉ちゃん?」
まほ「や、やぁ、みほ、元気か?」
愛里寿「今日はまほお姉ちゃんと遊びに来ました!」
みほ「まほお姉ちゃん?」
まほ「いや…その、なんだ…愛里寿も妹になってな…」
愛里寿「みほさん、あの…私も…まほさんの事を…お、お姉ちゃんと呼んでもいいですか…?」
みほ「うん、私は構わないよ、お姉ちゃんの事よろしくね」
愛里寿「はい!ありがとうございます!」
まほ「み、みほ…」ガーン
まほ「みほ!みほは私にとって大切な妹だ、だ、だがな、この前、島田流に呼ばれて愛里寿とだな…」
みほ「そんな、浮気のばれた亭主みたいな反応しなくてもいいから」
みほ「それで今日は愛里寿ちゃんはお姉ちゃんと大洗で遊ぶの?」
愛里寿「はい!あと迎えに来たのですが…えっと…」
ツチヤ「あー、いたいた、西住さーん」
ナカジマ「戦車の事で相談なんだけど大丈夫?」
スズキ「ちょっと見てもらえないかと思って」
みほ「大丈夫ですよ」
ホシノ「ごめんなさいね…ん!?」
愛里寿「 カズミお姉さま!! 」
みほ・ナカジマ・スズキ・ツチヤ「「「「 カズミお姉さまぁ? 」」」」
80 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/22(火) 00:11:45.95 ID:46+2h8440
ホシノ「あ、愛里寿…なんで私の呼び方だけお姉さまなの?」
愛里寿「私はその方がいいと思って…ダメですか?」
ホシノ「いや…別にいいんだけどね…」
ツチヤ「ホシノが…お姉さまwww」
ナカジマ「笑っちゃダメだよwww」
スズキ「そういうナカジマも…ぷふっ…ゴメン、ホシノいきなりで私もwww」
ホシノ「アンタ達ねぇ…」
みほ(お姉さま…もし、ウチのお姉ちゃんをお姉さまって呼んだとしたら…まほお姉さま…!?)
みほ「ぷっ!」
ホシノ「に、西住さんまで…」
みほ「あ!ち、違います!!私は…ウチのお姉ちゃんの事で!」アワアワ…
まほ「み、みほ?」
81 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/22(火) 00:14:34.25 ID:46+2h8440
ホシノ「それで、まほと愛里寿が一緒に来てどうしたのよ?」
まほ「三人で遊びに行こうという事になってな」
愛里寿「ダメでしょうか?」
ホシノ「行きたいのはやまやまなんだけど…整備が」
ナカジマ「あー、いいよこっちは私達でなんとかするから」
スズキ「せっかく島田さんに西住さんのお姉さんまで来てるんだし」
ツチヤ「心配しないで行ってきてよ」
ホシノ「悪い、早く戻るようにするから」
ナカジマ・スズキ・ツチヤ「「「 ゆっくりでいいですわよ〜お姉さまぁ〜 」」」ニヤニヤ
ホシノ「…ありがと」ヒクヒク…
ホシノ「じゃあ行こうか、愛里寿」
愛里寿「はい!お姉さま!」
82 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/22(火) 00:17:54.47 ID:46+2h8440
愛里寿「今日はね!ボコミュージアムに行ってね!」
ホシノ「うんうん」
まほ「わかったわかった、時間はあるからな…」
みほ「愛里寿ちゃん、とっても喜んでるみたいでよかった」
みほ「それにお姉ちゃんも妹が出来て嬉しいんだろうな」
みほ「……」
みほ「妹かぁ…」ポツリ
みほ「……」スッ
ピッ ピッ…
プルルルルル…
みほ「お母さん、私に妹とかって…いないよね?」
しほ『え?』
END
83 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/22(火) 00:21:21.81 ID:46+2h8440
オマケ 典子とアンチョビ
アンチョビ「私も姐さんとかじゃなく、お姉さまとかって呼ばれてみたいなぁ…」
典子「だったら!アンチョビさん!お姉さまになりましょう!」
アンチョビ「うぉ!いきなりだな」
典子「まず、髪型をポニーテールにしましょう!」
アンチョビ(ポニーテール)「おお、たしかに大人びてお姉さまっぽいな!」
典子「次はこのバレー部のユニフォームです!」
アンチョビ(ユニフォーム)「ちょっとまて!このブルマ!股が切れ上がってるぞ!ハイレグ!ハイレグ!////」
典子「すごくお姉さまです!!最後はこの鉄下駄を履いてください!!」
アンチョビ(鉄下駄)「て、鉄下駄ぁ?」
典子「仕上げはこの磯前神社の境内への階段を駆け上がれば完全なお姉さまです!!」
アンチョビ「ふぐ…なんで、走るの…おも…それに階段の角度がきつくて…せま…」
ズルッ
アンチョビ「ぎ゛ゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」
ゴロゴロゴロ…
典子「お姉さまぁぁぁ!!!」
84 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/22(火) 00:24:23.82 ID:46+2h8440
オマケ その後のしほ
しほ「みほ…いきなり妹がいないかって…」
しほ「みほには私が他所で子供を産んでいるふしだらな女にでも見えているというの…」
しほ「それとも、純粋に妹を作って欲しいという事なのかしら…そりゃまだその気なれば…妹の一人や二人は…///」クネクネ
しほ「そうね、まほなら何があったか知ってるかもしれないわ」ピッ
プルルルル…
まほ『はい』
しほ「ああ、まほ、実はみほが…」
愛里寿『まほお姉ちゃんー!早く来てー!』
まほ『すいませんお母様、今、妹の愛里寿と一緒なんで後ほど…』ピッ
プー…プー…
しほ「……」
しほ「妹の愛里寿?益々解らなくなってきたわ…そうだわ、エリカなら、みほとまほの二人の事がわかるかも」ピッ
プルルルル…
千代『あら、しほちゃん久しぶり』
しほ「…逸見エリカに連絡したのですが何故島田流が?」
千代『この番号は逸見エリカさんの番号じゃ無くて、私の娘…島田恵里寿の番号よ!!』
エリカ『家元!勝手に私の電話を取らないでください!!』
千代『お母様って呼んでくれなきゃ、ヤダヤダー』
プー…プー…
しほ「……」
しほ「昨日の酒がまだ残ってたのかしら…」
85 :
◆u4BqTnPhoo
[saga]:2020/12/22(火) 00:26:19.90 ID:46+2h8440
以上です
今回もありがとうございました
※ホシノの下の名前は自分の想像であります
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/23(水) 19:39:55.52 ID:uVBCni/y0
乙ー
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/01/13(水) 00:27:50.35 ID:OMw8RpERo
乙ー
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