ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ダドリー・ダーズリー「……わかった」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/04/19(月) 21:19:14.47 ID:43J6jqUVO
ホグワーツでの実りある1年を終えたハリーはプリベット通り4番地へと帰ってきていた。
ここにはハリーの母親の姉であるペチュニア叔母さんと夫であるバーノン・ダーズリー夫妻が暮らしており、彼らは甥に当たるハリーのことを快く思っておらず、冷遇していた。

なので正直、もう二度と帰りたくない場所であったのだが、来年度が始まるまでは厄介にならざるを得ず、仕方なくハリーはただいまの挨拶をしてダーズリー家の玄関を開いた。

「誰かと思ったら、小僧。お前か」

リビングにはダーズリー叔父さんが居てハリーにおかえりとは言わなかった。しかし、それ以上何か言うわけでもなく静かなものだ。

「ただいま、叔父さん」

一応、挨拶を繰り返しておく。邪険にされるかと思ったがやはり叔父さんは静かだった。
叔父さんだけでなく、家全体が静まり返っていて、ハリーがホグワーツに行く前とは何かが違うような漠然とした違和感を覚えた。

「叔母さんは?」
「叔母さんは今、ちと取り込み中でな……」

言葉を濁した叔父さんを怪訝に思いつつ、洗濯物でも取り込んでいるのかと庭に目を向けると、2階から叔母さんの悲鳴が響いた。

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