【ペルソナ5・KatanaZERO】金色の仮面【安価・コンマ】Part2

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24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/06(日) 21:31:42.84 ID:3zdm71840
昼休みだけど放課後扱い?
そうなら>>12
違うなら学内を探索
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/06(日) 21:37:35.11 ID:OUP8Sajs0
>>24
昼休みに放課後のことを考えているだけですね。自由行動は基本的に>>2の通りです。
現状辰明は鈴井に直接連絡を取れませんが、どうしますか?
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/06(日) 21:39:56.50 ID:3zdm71840
>>25
杏に呼んできてもらって連絡先交換も追加で
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/06(日) 21:45:32.08 ID:OUP8Sajs0
>>25
了解です
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/06(日) 21:46:02.15 ID:OUP8Sajs0
間違えた>>26
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/06(日) 22:22:48.60 ID:OUP8Sajs0
鈴井の二人称が見つからない……
確認できた人いたら情報お願いします
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/06(日) 22:29:19.49 ID:OUP8Sajs0
5/10 放課後
秀尽学園高校-2-D教室


辰明「杏、ちょっといいか? 鈴井のことなんだが」

杏「今日は時間あるの?」

辰明「ああ。話を聞こうと思う」

杏「わかった。ええと……ファミレスでいいかな?」

杏「学校じゃ話しづらいだろうし」

辰明「そうしてくれ」

杏「うん。じゃあ、呼び出しとくね」

辰明「お前も来るのか?」

杏「ううん。志帆は二人で話したいみたいだったから」

杏「私も全くの無関係ってわけじゃないけど、冤罪のことは当事者じゃないしね……」

杏「ほら、もう時間も決めちゃったから。遅れないようにしてよね!」

辰明「ああ。ありがとう」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/06(日) 22:29:48.55 ID:OUP8Sajs0
ビックリぼーい-入口前


鈴井「……」

辰明「外で待ってたのか?」スタスタ

鈴井「あ……芳賀くん」

辰明「いろいろ言いたいことがあるんだろう。中で落ち着いて話そう」

鈴井「う、うん」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/06(日) 22:30:17.81 ID:OUP8Sajs0
ビックリぼーい-店内


鈴井「その……襲われたって嘘をついたこと、ごめんなさい」

鈴井「あの時、私、"つらい今から逃げたい"ってことしか考えられなくて……」

鈴井「飛び降りたのも、死んで鴨志田先生に報復したかったとかじゃないの」

鈴井「ただ、楽になりたかった私がそうしただけ……」

鈴井「ううん、今もそうなのかもしれない」

鈴井「私が勝手に苦しんでるのに、それを芳賀くんに話して、少しでも罪の意識を軽くしたいって」

鈴井「きっと迷惑、だよね……」

辰明「……」


↓1安価 辰明の行動
1.「過ぎたことだ」
2.「それが普通だ」
3.自由安価
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/06(日) 22:46:34.53 ID:oEjTxXon0
2
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/06(日) 23:02:03.87 ID:OUP8Sajs0
辰明「それが普通だ」

辰明「人間誰しも、怖いものは怖い。逃げたくなることもある」

辰明「もしかすると、俺の方がもっとずっと逃げてきたかもしれない」

辰明(……予知の力で)

鈴井「芳賀くんが?」

鈴井「そんなの嘘だよ。自分が死ぬかもしれないのに、私を助けてくれたじゃない」

辰明「できる確信があったからだ。そうじゃなきゃ、きっと……見殺しにしてただろうさ」

辰明「鈴井が想像しているような、大した人間じゃない」

辰明「普通だよ。鈴井と変わらない」

鈴井「そう……なんだ」

辰明「そうさ」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/06(日) 23:02:43.83 ID:OUP8Sajs0
鈴井「でも、やっぱり芳賀くんは、私を助けてくれたから」

鈴井「芳賀くんのおかげで、今こうしていられるから……」

鈴井「本当にありがとう」

辰明「……」コク

鈴井「そうだ。何かお礼をしなくちゃと思ったんだけど、何も思いつかなくて……」

鈴井「何か、私にできることはないかな?」

辰明「それなんだが、さしあたってはテスト勉強を手伝ってくれないか?」

辰明「入院を言い訳にするわけじゃないが、ピンチでな」

鈴井「……ふふっ」

鈴井「はい、喜んで」ニコ


↓1知識アップ判定
81〜 知識が2にアップ
71〜80 次回知識アップ判定に+30
〜70 次回知識アップ判定に+20
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/06(日) 23:04:17.39 ID:hgF90IGGO
へい
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/06(日) 23:44:03.47 ID:OUP8Sajs0
辰明「……」カリカリ ペラ

鈴井「芳賀くんって、暗記苦手なの?」

辰明「ああ。短期記憶には自信があるんだがな」

辰明「たくさんのことを長く覚えておくというのはどうも難しい」

鈴井「そうなんだ……」

鈴井「杏がね、芳賀くんはすごい人だって言ってたよ。噂なんかと全然違うって」

辰明「買いかぶりだ」

鈴井「かもね。テスト直前になって"勉強教えて"って言うくらいだもん」

辰明「……」

鈴井「でも、逆に安心しちゃった。芳賀くんにも普通の高校生らしいところがあって」

鈴井「噂は気にしてなかったけど、助けてもらったあの日から、芳賀くんのこともちょっと怖いなって思ってたの」

鈴井「ううん、違うかな……怖いというより、遠い? みたいな……そんな感じだったんだけど」

鈴井「杏から芳賀くんのことを聞いて、会って話そうって決めてよかった」

辰明「そうか」

鈴井「……」


↓1安価 鈴井の行動
96〜 「ねえ。芳賀くんって、付き合ってる人とかいるの?」好感度8
71〜95 「テスト期間終わったら、杏と3人でご飯食べに行かない?」好感度7
〜70 「今度はこっちから声かけてもいいかな?」好感度6
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/06(日) 23:48:58.05 ID:oEjTxXon0
a
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 00:18:33.82 ID:iQom59Lg0
鈴井「今度はこっちから声かけてもいいかな?」

辰明「何の話だ?」

鈴井「何の話、ってわけじゃなくて……お喋りしたり、どこか遊びに行ったり、とか」

鈴井「ダメかな……?」

辰明「いや、構わないが」

鈴井「本当? よかった……!」

鈴井「これからよろしくね、芳賀くん!」

辰明「あ、ああ」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 00:19:20.87 ID:iQom59Lg0
5/10 夜
ルブラン-屋根裏部屋


>鈴井からメッセージが来ている……


鈴井『見えてるかな?』

辰明『大丈夫だ』

鈴井『ありがとう』
鈴井『しばらくはテストとか大会とかあるけど』
鈴井『落ち着いたらまた』

辰明「……?」

鈴井『またお話しようね』

辰明『ああ』

ピッ

モルガナ「シホって言ったか。まだカモシダのショックがちょっと残ってそうだったけど、素朴でいい子だったな」

モルガナ「ワガハイもアン殿との出会いがもっとドラマティックだったらなぁ……」

辰明「……」


>今日はもう休もう……
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 00:19:49.93 ID:iQom59Lg0
5/11 試験中……

5/12 試験中……

5/13 試験中……


>……

>……
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 00:21:27.99 ID:iQom59Lg0
5/13 午後
秀尽学園高校-中庭


生徒たち「」スタスタ
辰明「」スタスタ
杏「」スタスタ

竜司「うーっす」スタスタ

竜司「まさかうちの学校が、メンタルケアとか言い出すなんてな」

辰明「今さっきの全校集会といい、鴨志田の件がよほど堪えたんだろうな」

竜司「でもよ、えーと……名前なんだっけ?」

杏「丸喜先生」

竜司「そう、それ。あいつ、いろいろ大丈夫なんか?」

竜司「本当にカウンセリングできんの?」

杏「竜司」ボソ フルフル

竜司「?」クル

竜司「!」

丸喜「」スタスタ

丸喜「坂本君に、高巻さん、それに芳賀君だよね」

三人「!」

竜司「なんで名前知ってんすか?」

丸喜「鴨志田先生と、その……」

辰明「取り繕わなくていい。被害者のケアを指示されたのか?」

丸喜「ああ、ごめん。逆に気を使わせちゃったかな」

丸喜「そう、全くその通りなんだ」

丸喜「芳賀君は四月の終わりに一週間近く入院してたらしいし、転校早々災難だったね」

辰明「……」


↓1安価 辰明の行動
1.「俺はマシな方だ」
2.「医者なら間に合っている」
3.自由安価
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 00:38:53.13 ID:rvhOheLKo
1
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 06:00:02.75 ID:iQom59Lg0
丸喜の話術が到底真似できない……強すぎる
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 06:00:32.41 ID:iQom59Lg0
辰明「俺はマシな方だ」

丸喜「えっ!?」

丸喜「い、いきなり言い切るなぁ」

丸喜「もし僕が君の立場だったら、めちゃくちゃ辛かったと思うけど……」

丸喜「けど、本気で言ってるんだよね」

丸喜「強いな、君は……」

辰明「……」

丸喜「それはそれとして、話だけでも聞いて欲しいんだけど」

丸喜「芳賀くんのご指摘があった通り、鴨志田先生の事と関係性の強い生徒は、必ずカウンセリングするように言われててね」

丸喜「一応、学校側からの……気遣いなんだけど」

竜司「気遣いねえ……」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 06:01:29.57 ID:iQom59Lg0
丸喜「そりゃ、いきなり見ず知らずの僕と話せって言われても、困るのはわかるよ」

丸喜「言われたからやるってんじゃ意味ないし。僕としても、身構えず気兼ねなく話して欲しいし……」

丸喜「あ、メンタルトレーニングとか教えてあげられるよ。テスト前に集中力を上げるとか、デートで緊張しない方法とか」

丸喜「あとお菓子も置く予定だから……流石に食べ放題ってわけにはいかないけど」

竜司「なんつーか、必死だな……」

丸喜「逆に僕は、君たちが想像してたよりずっと余裕ありそうでびっくりしてるよ」

丸喜「もうこの際、人助けだと思ってカウンセリング受けてくれたりしないかなぁ、なんて……」ハハハ

杏「……どうする、辰明?」

辰明「意地を張っても仕方ない。受けよう」

竜司「受けとかねーと後々面倒そうだしな……しゃーねーか」

丸喜「ありがとう。きっと損はさせないよ」

丸喜「僕は保健室に常駐してるから、いつでも好きな時に来てね」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 06:02:10.10 ID:iQom59Lg0
5/13 午後
秀尽学園高校-2-D教室


川上「明日までの試験期間、用事がない人はあまり校内に残らないように……」

辰明のポケット「」ヴーッ

辰明「……」ゴソ
スマホ「」ピッ


>怪盗団グループにメッセージが来ている……


竜司『お前ら、あれどーする?』

杏『カウンセリングのこと?』

竜司『丸喜には行くって言っといたけどよ』
竜司『やっぱメンドーだよなー……』

辰明『面倒な事は早めに片付けた方がいい』

杏『そうだよね』
杏『遅くなったら目つけられそうだし』
杏『とりあえず私、今日行ってみるよ』

モルガナ「お前も今日のうちに行っといた方がいいな」

モルガナ「アン殿が行くって言ってるから、その後にしろよ」

辰明「」コク
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 06:02:44.89 ID:iQom59Lg0
5/13 放課後
秀尽学園高校-1F保健室前


>保健室の前で、丸喜と女子生徒が話し込んでいる……


辰明「カウンセリングを受けに来たんだが」

丸喜「ああ、ごめん!」

丸喜「まさかすぐに来ると思ってなくてつい……芳澤さん、すまないけど」

芳澤と呼ばれた生徒「はい。お疲れ様です!」

芳澤と呼ばれた生徒「」スタスタ

丸喜「それじゃ、入ろうか」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 06:03:43.19 ID:iQom59Lg0
秀尽学園高校-1F保健室前


>丸喜に当たり障りのないことを話した……


丸喜「なるほど、君の状況はだいたいわかったよ」

丸喜「クロノスキゾフレニアついても、君が提出した資料の写しを受け取って、目は通したよ」

丸喜「……わかったとは言ったものの、実のところ、知れば知るほどわからなくない、という気持ちだ」

丸喜「もう長いこと暴走は起きてないそうだけど、君は暴走の結果を重く受け止めているし」

丸喜「ここに転校してきてから置かれている環境……現実から目を背けることもない」

丸喜「入院の前後で変わったとはいえ、それで毅然としていられる君は、やっぱり強い」

丸喜「……」


↓1コンマ 丸喜の行動
81〜 「まったく、僕もあやかりたいくらいだよ」好感度4
51〜80 「君ならきっと、どんな障害にも負けないんだろうな」好感度3
〜50 「揺るがない自分を持つ人って、大人でもそういないものだからね」好感度2
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 06:23:29.67 ID:JR1kQJMQ0
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 12:48:33.56 ID:iQom59Lg0
丸喜「君ならきっと、どんな障害にも負けないんだろうな」

辰明「そうだな」

辰明「ここで友達もできた。きっとうまくいく」

丸喜「うん。ここを卒業してからも、きっとね」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 12:49:28.32 ID:iQom59Lg0
丸喜「……あのさ、最後に一つ提案があるんだけど、聞いてもらえる?」

丸喜「実は僕、カウンセラーの仕事のかたわらに、ある研究をしていてね」

丸喜「それは、カウンセリングとはまた違う、心理療法のようなものについてなんだけど……」

丸喜「まあつまり、人の心を知るための研究でね」

丸喜「上手くいけばたくさんの人を助けてあげられると思うんだけど……その手伝いを頼みたいんだ」

丸喜「難しいことじゃない。芳賀くんには僕の話を聞いてもらって、感じたことや気付いたことを教えてくれればいいんだ」

丸喜「どうかな? 色々と忙しいかもしれないけど、僕の方が合わせるからさ!」

辰明「……」


↓1安価 辰明の行動
1.「わかった。試してみよう」
2.「研究か……」
3.自由安価
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 13:15:48.55 ID:UYtpAHQ0O
3主治医の許可が出れば
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 13:18:44.50 ID:iQom59Lg0
>>53
辰明は特に許可を必要としないだろうとわかっていますが、変更しますか?
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 13:21:10.19 ID:UYtpAHQ0O
そうなの?問題ないなら協力しても良いかな?
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 14:03:21.44 ID:iQom59Lg0
1ってことでいいんでしょうか?
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 16:32:11.89 ID:rvhOheLKo
そう
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 20:30:59.46 ID:iQom59Lg0
辰明「わかった。試してみよう」

丸喜「本当かい!? 助かるよ!」

丸喜「それじゃこれ、僕の連絡先。前の日に連絡してくれれば、大体は都合がつけられると思う」

辰明「……」コク

丸喜「さて……」

丸喜「君みたいな人だとどれくらい効果があるかわからないけど、僕の知るとっておきのメンタルトレーニングを教えるよ」

丸喜「……あ、今のは悪い意味じゃないからね!? むしろ褒めてるから!」

辰明「……」


>丸喜のカウンセリングを受け、それから帰って休んだ……

>……
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 20:31:30.23 ID:iQom59Lg0
5/14 朝
渋谷駅ホーム(蒼山一丁目方面)


モルガナ「"無用の長物"って知ってるか?」

モルガナ「デカくても、スカスカじゃ意味ないぞ」

竜司「んだと、コラ!」

杏「あーもう、朝からうるさい! 覚えた年号、忘れちゃ――」

杏「っ!?」クル

辰明「……」


↓コンマ 辰明のセンサー
51〜 感あり
〜50 異常なし
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 20:32:48.23 ID:PSadj2uK0
あい
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 21:15:39.53 ID:iQom59Lg0
坂本「んだよ、チカンでもいたか?」

杏「……なんでもない」

モルガナ「……」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 21:16:08.69 ID:iQom59Lg0
蒼山一丁目駅-出口エスカレーター


杏「……」クル

杏「嘘、あいつ降りてきた……!」

辰明「?」


挙動不審な少年「……」テク、テク


辰明「確かに、尾けてきているな」

辰明(悪意は感じないが……)

杏「ねえ、ヤバくない……?」

竜司「ふわ〜〜ぁ……」ノビー

杏「てか、もうちょっと心配してよ!」

竜司「しょうがねえなあ……」ボリボリ

竜司「来いよ」スタスタ

杏「え? ……」スタスタ

辰明「……」スタスタ
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 21:16:36.14 ID:iQom59Lg0
蒼山一丁目駅前


杏「……」ジッ


挙動不審な少年「……」テク、テク

挙動不審な少年「……」スタスタ

杏「!」クル

辰明・竜司「」バッ

挙動不審な少年「?」ピタ

竜司「? ……なあ、マジでこいつ?」

辰明「間違いない。俺も見た」

挙動不審な少年「君たち、なんなんだ?」

杏「っ!」グイ
竜司「おわっ」
辰明「……」

杏「それはこっちの台詞! つきまとってたくせに!」ビッ

挙動不審な少年「……」

挙動不審な少年「……?」

挙動不審な少年「付き纏った? 心外だな」

杏「ずっと尾けてたでしょ!? 電車ん中から!」

挙動不審な少年「それは……」


クラクション「」ププー


四人「?」クル

黒い乗用車の後部座席の窓「」ジーッ
和装の老人「やれやれ。いきなり車を降りたと思えば、呆れるほどの情熱だな」

和装の老人「結構結構。はははははは……」

四人「……」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 21:17:17.16 ID:iQom59Lg0
制服の少年「車から見かけて……追いかけずにはいられなかった」

制服の少年「先生の着信にも気付かないほど。けどよかった……追いついた」

辰明「結局、俺たちからすればストーカーと変わらないんだが」

辰明「何か弁明はあるのか?」

制服の少年「弁明? なぜ俺がそんなことをしなければならない?」

制服の少年「俺はただ、彼女に絵のモデルを頼みに来ただけだ」バッ

杏「へ? モデル?」

制服の少年「俺は、今まで納得いくものが描けなかった……君から他の人にはないパッションを感じる」

モルガナ「このオトコ、怪しすぎるっ!」

竜司「いかがわしいスカウトじゃねえの?」

辰明「いや、悪意があるようには見えない。多分本気だ」

竜司「本気? 本気で杏を絵のモデルにするってのか!?」

辰明「しかし、怪しいことに変わりはない。俺達と同じ学生のようだが、どこの誰なんだ?」

制服の少年「ああ、失礼。俺は恍星高校美術科2年……喜多川祐介だ」

制服の少年「」ズイ
竜司「」ドンッ

喜多川「俺は斑目先生の門下生で、住み込みさせてもらってるんだ。画家を目指してる」

辰明("マダラメ先生"?)チラ

竜司「……」コク

杏「えっ!? 斑目って……あの?」

杏「こないだ"情熱帝国"に出てた?」

喜多川「そうだ」

竜司「知ってんの?」

杏「超有名な日本画家。"世界で評価される日本画家"なんだって」

杏「こないだ、メメントスで聞いた……?」ボソ

和装の老人「祐介!」

喜多川「すみません、先生! 今、戻ります!」

竜司「あのジイさんがマダラメ……?」

喜多川「明日から駅前のデパートで、斑目先生の個展が始まる」

喜多川「初日は俺も手伝いにいくんだ。是非来てくれ」

モルガナ(こいつ、アン殿としか話してねえ……!)

喜多川「モデルの件、そのときにでも返事をもらえると……」

喜多川「どうせ絵画に興味は無いだろうが、チケットは人数分、渡してやるよ」ピラ

喜多川「じゃあ明日、是非会場で!」

スタスタ
バタン
ブロロロロ……


竜司「どー見てもナンパだと思うけどなあ、ありゃ」

竜司「けど、辰明は違うっつってるし……受けんのか? モデル」

杏「うーん……とりあえず、話くらいは聞いてもいいかな」

杏「って、やば! 早く行かなきゃ、詰め込む時間なくなっちゃう!」

辰明「!」

竜司「この話は後だな」

モルガナ「ユースケ……その顔、覚えたからな!」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 21:17:44.62 ID:iQom59Lg0
5/14 放課後
蒼山一丁目駅


杏「んーっ、終わったー!」

竜司「終わった……」

竜司「お前、どうだった……?」

辰明「ダメだろうな……」

竜司「だよなぁ……俺らそれどころじゃなかったし……」

竜司「ってか、もう試験の話やめようぜ? 嫌でも来週、答案が返ってくんだしよ」
スマホ「」スッ

竜司「終わったことよりさ……」

杏「何見てんの?」

竜司「例のサイト」

竜司「……ダメだ、大した情報ねえし。書き込みも減ってきてんな」

辰明「手がかりといえば、例の"マダラメ先生"か」

竜司「チケットもらってたやつと関係あるかもって話だよな」

杏「うん。どうせもらったチケットでタダなんだし、行ってみようと思う」

モルガナ「モデル受けちまうのか!?」

杏「そ、そこまで言ってないでしょ!」

杏「それより、二人はどうする? たまには芸術でも鑑賞してみる?」

竜司「ゲージツ、ねえ……」

モルガナ「こうなりゃ全員で行くぜ!」

モルガナ「芸術の鑑賞は、人間の魅力や品性を高める」

モルガナ「美術品の真贋を間違う怪盗なんてダサいしな」

辰明「確かに、モルガナは目利きができたな。あれは助かった」

杏「目利き?」

辰明「いや、なんでもない」

竜司「まあ、みんなで行くならそれでいいぜ」

杏「なら、決まりね」

辰明「……」


↓1安価 辰明の行動
1.「随分乗り気だな」
2.「絵か……」
3.自由安価
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 21:22:46.01 ID:rvhOheLKo
3モデルに興味があるのか?
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 21:22:46.27 ID:gFyTddyro
1
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 21:31:59.77 ID:iQom59Lg0
辰明「モデルに興味があるのか?」

杏「もう、辰明まで。違うったら」

杏「テレビの特集に出てたのが結構いい絵だったから、普通に見に行くのも悪くないなってだけ」

杏「じゃあ明日、会場前に集合ね」

坂本「おう。俺帰って寝るわ……」


>この場は解散になった……


↓1安価 自由行動
1.バイトを探しに行く
2.武見内科へ
3.ルブランへ
×.秀尽学園高校保健室へ
5.自由安価
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 21:35:06.93 ID:i85nkARdO
チャットを読む
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 21:36:39.98 ID:iQom59Lg0
>>69
特に何も来てないです
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 21:38:08.94 ID:XaCqwbsIO
>>70
来た時はオートでお知らせってことでよろしい?
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 21:39:59.55 ID:iQom59Lg0
>>71
お知らせというか、メッセージアプリに関しては今までみたいに辰明が勝手に読みます
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 21:41:47.52 ID:XaCqwbsIO
>>72
りょ。
部屋の掃除をするに変更で
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 21:43:46.32 ID:iQom59Lg0
>>73
もう済んでます
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 21:44:28.53 ID:iQom59Lg0
あともし読んでないならテンプレは読んでおいて下さい
そこそこ大事なことばかりです
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 21:51:15.83 ID:BlwVycBxO
読んでるけど青汁と天気云々だけかと
これだと植物栄養剤とかも存在しない感じかな?
買い物してから2で
77 :>>69,>>71,>>76 [sage]:2022/11/07(月) 21:52:26.03 ID:BlwVycBxO
ID変わりまくってますがさっきから全部同じ者です
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 21:52:41.32 ID:iQom59Lg0
すみません、書いてる時思い当たったのが青汁と天気だっただけなので……
植物の世話も特にメリットはないですね。やればやるシーンが入るだけです
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 21:58:20.22 ID:iQom59Lg0
>>77
まだアンタッチャブルの品揃えが更新されてないので、買い物はなしになります(紙袋を返すことだけならできますが)
装備以外で特に買いたいものも特にないということで大丈夫でしょうか?
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 22:01:43.64 ID:JLGqLG5OO
なら普通に病院で
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 23:35:53.59 ID:iQom59Lg0
5/14 夜
武見内科-診察室


>目が覚めると、日が暮れていた……


武見「ちゃんと起きてる?」

武見「明日の投薬に影響は出ないようにはしたつもりだけど」

辰明「……」


↓1安価 辰明の行動
1.「大丈夫だ」
2.「気絶しないようにはできないのか?」
3.自由安価
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 23:42:11.49 ID:PSadj2uK0
2+今度友達と斑目先生の個展に行くことになったんですが、武見先生は絵画に興味はありますか?
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/07(月) 23:48:22.26 ID:iQom59Lg0
辰明「気絶しないようにはできないのか?」

武見「完成する頃には気絶しなくなってるから、心配しないで」

武見「治験はそのためでもあるんだしね」

辰明「それはそうだが……」

辰明「ところで、今度友達と斑目展に行くことになったんだが、武見は絵画に興味はあるか?」

武見「……あるように見える?」

辰明「……」


↓1安価 辰明の行動
1.「ああ」
2.「いや、あまり」
3.自由安価
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/07(月) 23:52:24.64 ID:LKWHdUMYO
3
興味は無さそうだが人は見かけによらぬものとも云うので
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 00:27:50.61 ID:Msl27hOk0
辰明「興味は無さそうだが、人は見かけによらないというからな」

武見「そうかな。私は結構わかりやすい人間なんじゃない?」

武見「少なくとも、絵に関しては当たりだしね」

辰明「……そうか」


>若干気まずい空気のまま、薬を受け取って武見内科を出た……
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 00:28:17.06 ID:Msl27hOk0
5/14 夜
ルブラン-屋根裏部屋


辰明のスマホ「」ヴーッ
辰明「」スッ


>怪盗団グループにメッセージが来ている……


杏『中野原が言ったこと、気になる』
杏『マダラメって本当に斑目先生なのかな?』

辰明『"マダラメ先生"なんてそうそういるものとは思えない』

竜司『だよな。十中八九当たりだろ』

杏『やっぱりそうなのかな』
杏『でもそうすると、あの喜多川くんって悪い先生の弟子ってことにならない?』

竜司『物扱いされたって言ってたな、中野原』

杏『喜多川くんもひどい目にあってるのかな?』

辰明『三島や鈴井と違って、辛そうな素振りは見せなかったな』
辰明『調べてみないとなんとも言えなさそうだ』

竜司『やっぱそれっきゃねーか』
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 00:28:42.71 ID:Msl27hOk0
5/15 昼 雨
斑目展会場


辰明「……」
モルガナ「混んでんな……」チラ

竜司「いるのバレたら面倒だから、あんま出てくんなよ?」


喜多川「来てくれたんだな!」スタスタ


杏「まあ……うん」

喜多川「本当に来たのか」ジロ

竜司「テメーで券、置いてったんだろ!」

喜多川「他のお客様の邪魔にならないようにな」

辰明「……」

喜多川「さあ、案内するよ。俺の描きたい絵のことも、色々と話したい」

杏「じゃあ、後で……」

喜多川・杏「」スタスタ
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 00:29:11.19 ID:Msl27hOk0
モルガナ「アン殿、大丈夫なのか……!?」ニュッ

辰明「たぶん心配いらない。大人しくしていてくれ」グッ

竜司「これ、マジでゲージツ鑑賞する流れか? 帰るってのもアリじゃね?」

辰明「客の話を立ち聞きするだけでも、何か情報が得られるかもしれない」

辰明「とりあえず順路を――」


テレビクルーたち「」
インタビュアー「先生のイマジネーションには、いつも本当に驚かされます!」


辰明「竜司」フイッ

竜司「……」コク ジッ


インタビュアー「全てを一人の人間が描きだしたとは到底思えない、縦横無尽の作風……」

インタビュアー「いったい、何処からこれほどの着想が?」

和装の老人「そうですな……言葉で伝えるのは、なかなか難しいのですが……」

和装の老人「泉にひとつ、またひとつと、泡が浮かぶように、心のうちから自然と湧き出てくるのですよ」

インタビュアー「自然と……ですか」


辰明「……」


↓1コンマ 辰明と絵
96〜 画家の才
91〜95 心得
81〜90 審美眼
71〜80 感受性
〜70 凡人
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 00:31:05.66 ID:+4dZzy2qO
ピキーン!
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 00:34:53.08 ID:Msl27hOk0
↓2票先取安価 ゾロ目ボーナス
1.出目を71に変更
2.出目を81に変更(追加判定。71以上で成功)
3.振り直す
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 00:38:25.36 ID:+4dZzy2qO
1
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 07:04:03.14 ID:Y4N7GHhyO
1
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 11:24:28.12 ID:Msl27hOk0
インタビュアー「重要なのは、カネや名声などの俗世から離れる事ですな」

和装の老人「私のアトリエは質素なあばら家ですが、美の探究には十分なのです」

インタビュアー「なるほど……無心が内なる美を育ててくれる、と」

インタビュアー「それにしても、巨匠斑目先生から、あばら家なんて言葉が出るなんて」

斑目と呼ばれた老人「ご覧いただければ、わかりますよ。はははは……」


ドタドタドタ……

「あそこ!」「斑目先生が来てるの!?」「やっぱり初日来といてよかった!」


辰明「竜司、離れよう!」ボソ

竜司「あ、ああ」

竜司「クソ、人多すぎだろ……!」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 11:25:42.67 ID:Msl27hOk0
最寄り駅


辰明「あれじゃ情報収集どころじゃないな……」

竜司「いや、収穫ならあるぜ」ゴソゴソ


杏「なんで先帰んの!?」スタスタ


竜司「ちげえって、俺ら巻き込まれて……」

竜司「それより、これだこれ」
スマホ「」

杏「これって……怪チャンの書き込み?」

竜司「"日本画の大家が弟子の作品を盗作している。テレビは表の顔しか報じていない"ってやつ」

竜司「あのジイさんが"アトリエはあばら家だ"っつった時にピンと来たんだ。まんま同じこと書いてっからな」

竜司「そこに"住み込みさせている弟子への扱いは酷く、こき使うだけで、絵など教えてもらえない"」

竜司「"人を人とも思わない仕打ちは、飼い犬をしつけるかのよう"だとよ」

モルガナ「盗作に加えて、虐待ってとこか」

竜司「マジなら大スキャンダルだ!」

杏「喜多川くんが書き込んだのかな?」

辰明「それは杏に聞きたいな。やつとまともに話したのはお前だけだ」

辰明「昨日今日見た印象では、とても虐待されて苦しんでいるという風ではなかったが、どうだった?」

杏「え? う、うーん……」

杏「言われてみれば、確かにそうかも。じゃあ、やっぱり別人のことなのかな?」

竜司「なわけねーだろ。こんだけ一致してるやつが他にいるか?」

竜司「日本画の大家でアトリエがあばら家、だぞ? そんなん普通何人もいねーんじゃね?」

モルガナ「何も弟子がユースケ一人ってわけじゃないだろうしな」

モルガナ「ナカノハラのシャドウから聞いたマダラメは、今のところあのマダラメと同一人物と見ていいだろう」

杏「あの先生が、そんなこと……」

杏「聞けないかな? 中野原のシャドウ……は消えちゃったから、現実の本人に」

竜司「どうやってだよ。異世界のことから説明すんのか?」

モルガナ「表立って動けば、それがマダラメに漏れないとも限らないしな」

辰明「今は仮定として、中野原の言うマダラメが斑目展の斑目だと考えておこう」

辰明「もしも違ったとしても、特に問題はない」

竜司「そんで当たりなら、俺らが待ちに待った大物だ」

杏「まあ、そうだけど……」

辰明「……」


↓1安価 辰明の行動
1.「気持ちはわかる」
2.「先入観は捨てろ」
3.自由安価
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 11:35:19.40 ID:rry/BIRMO
3それを見極めるのが俺達のやることだ
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 11:40:21.21 ID:Msl27hOk0
辰明「それを見極めるのが俺たちのやることだ」

辰明「あの鴨志田だって、表向きは一流アスリート上がりの人気教師だった。それを忘れたのか?」

杏「……!」


↓1コンマ 杏好感度アップ
96〜 6にアップ
〜95 変化なし
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 11:41:26.51 ID:Y4N7GHhyO
まあ、ほぼ上がらんな
98 :ぶっちゃけド不正解なので予告状(贈り物)なければ判定自体消してました [saga]:2022/11/08(火) 11:58:01.46 ID:Msl27hOk0
杏「そっか、前は鴨志田が悪党だって最初から知ってたから……」

モルガナ「怪盗としてやっていく以上、色眼鏡で物事を見るのは禁物だぜ」

竜司「そういや、モデルの話はどうなってんだ?」

杏「あ、うん。喜多川くんから連絡もらってる」

杏「あと、斑目先生のアトリエの住所も」

竜司「住み込みっつってたな。ちょうどいい!」

竜司「明日行ってみようぜ。放課後、斑目ん家に行くぞ!」

杏「え? モデル……明日!? 急に言われても……」

竜司「はぁ? 喜多川に話を聞きに行くんだよ」

杏「なんだ、そっち……」

辰明「とにかく、今日は一旦解散にしよう。出てしまった以上、できることはもうないからな」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 11:59:32.24 ID:Msl27hOk0
5/15 午後 雨
渋谷駅


辰明(まだ時間はあるが、どうしようか……)


↓1安価 自由行動(午後分)
1.バイトを探しに行く
×.武見内科で治験
3.ルブランへ
×.秀尽学園高校保健室へ
5.自由安価
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 12:10:59.46 ID:S5nwaDpto
3
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 12:22:13.10 ID:Msl27hOk0
5/15 午後 雨
ルブラン


ドアベル「」チリチリーン

辰明「……」スタスタ

惣治郎「帰ったか」

惣治郎「斑目展、だっけか。やっぱり、お前らじゃあんまり面白くなかったのか?」

辰明「いや、人が多すぎてな」

惣治郎「そういうことか……テレビでやってるし、よほど人気なのかね」


↓1安価 ルブランですること
1.惣治郎の手伝い
2.勉強
3.自由安価
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 12:25:27.47 ID:KtOHB3j7o
1
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 12:40:53.88 ID:Msl27hOk0
惣治郎「お前、確か紅茶派だって言ってたよな」

惣治郎「店の手伝いやってると、随分コーヒーに入れ込んでるみたいだが……」

惣治郎「とうとう心変わりしたか?」

辰明「そういうわけじゃないが、これはこれで楽しいからな」

惣治郎「だが、上達したきゃ、自分の舌と鼻だって頼りにしなきゃいけねえぞ」

惣治郎「味がわからずに旨いコーヒーは淹れられるわけねえんだからな」

辰明「……」


↓1安価 辰明の行動
1.普通に淹れる
2.予知を開始する
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 12:43:00.87 ID:S5nwaDpto
2
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 12:46:30.32 ID:Msl27hOk0
辰明(ブレンドは難しそうだな……)ブウウン……


↓1コンマ コーヒーの出来(ブレンド)
94〜 ★★
72〜93 ★
〜71 普通

↓2安価 予知結果確定(残り9CP)
1.確定する
2.予知をやり直す(1CP消費)
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 12:46:50.82 ID:upd4SCOy0
ブレンド
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 12:47:44.93 ID:Y4N7GHhyO
確定
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 13:01:20.94 ID:Msl27hOk0
>よし、これならうまくいく。


辰明「味見を頼む」

惣治郎「はいはいっと……」ゴク

惣治郎「悪くはねえな」コト

惣治郎「だが、まだまだだ。ブレンドは数試してなんぼだぜ」

辰明「そうだな。色々試してみないと……」

惣治郎(いい勘しちゃいるんだが、一つ二つじゃ意味ねえからな)


↓1コンマ 惣治郎好感度アップ
51〜 6にアップ
〜50 変化なし
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 13:02:00.71 ID:rry/BIRMO
ピキーン!
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 13:24:34.36 ID:Msl27hOk0
5/16 放課後
渋谷-住宅街-あばら家前


トタン継ぎ接ぎのあばら家「」


坂本「もしかして、アレ……?」

杏「住所も、合ってるけど……」

杏「表札は"斑目"ってなってる」

竜司「チャイム押してみろよ」

杏「私!?」

辰明「……」スタスタ ポチ

ピーンポーン

杏「ちょっ」

喜多川の声「どちら様でしょうか。先生なら、今は……」

辰明「……」チラ

杏「た、高巻ですけど」

喜多川の声「すぐ行くよ!」

タッタッタッタッタッ

喜多川「」ガラッ!

喜多川「高巻さ――」

喜多川「お前らもか……」

竜司「ちぃっす」

竜司「悪ぃけど、モデルの話じゃねえんだ。聞きてえ事があってよ」

竜司「斑目が盗作してるってマジ? 虐待もなんだろ?」

辰明「!?」

喜多川「正気か?」

竜司「ネットに出てんだよ」スッ
スマホ「」

喜多川「?」スタスタ

喜多川「これ……?」

喜多川「フッ、ハハハハ……ハハハハハハ……!!」

喜多川「くだらない!」

喜多川「盗作もあり得ないが……虐待だと?」

喜多川「虐待するほど子供が嫌いなら、住み込みの弟子なんて取るものか!」

喜多川「それに今は、住み込みの門下は俺ひとり。俺が無いと言うんだから、疑う余地はない」

辰明「……」


↓1安価 辰明の行動
1.「それが嘘でない保証は?」
2.黙っている
x.「わかりやすい奴だ。嘘だと顔に書いてあるぞ」 居合0(1選択時のみ変化)
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 13:25:07.19 ID:Msl27hOk0
あ、入れ忘れましたがCP回復してます。
安価下
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 13:51:40.46 ID:Y4N7GHhyO
居合狙っって見るか
失敗したら1
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 17:31:08.09 ID:Msl27hOk0
辰明「わかりやすい奴だ。嘘だと顔に書いてあるぞ」

喜多川「なっ……!?」

辰明「……」

辰明「帰ろう、竜司、杏。用は済んだ」クル スタスタ

竜司「は? マジで帰んの? おい待てって!」タッタッ

喜多川「……」

杏「喜多川くん、その……いきなりごめん」

杏「モデルのこと、また改めて連絡するからね」

杏「」クル タッタッ


喜多川「くそ……なんなんだ一体っ」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 17:31:34.38 ID:Msl27hOk0
渋谷駅


竜司「カマかけただけだったのかよ!?」

辰明「ああ。そして、あの反応はクロだ」

辰明「盗作と虐待のどちらか、あるいは両方ともが事実だとわかっている」

竜司「したら、書き込みのこと考えっと、どうせ両方だろ」

竜司「斑目……大当たりじゃねえか」

竜司「改心させちまえば、喜多川とかってのも目ぇ覚ますだろ。やってやろうぜ!」

モルガナ「落ち着けよ。怪盗団は全会一致だぞ」

モルガナ「アン殿、意見を聞かせてくれ」

杏「……うん。きっと書き込みは斑目先生のことなんだと思う」

杏「なら確かめようパレスの中なら、現実じゃわからないこともいろいろわかるし」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 17:32:06.36 ID:Msl27hOk0
杏「って、あれ? パレスにはどうやって入ればいいの?」

杏「そもそもパレスがあるかどうかってわかるんだっけ?」

竜司「鴨志田ん時はどうしたんだ?」

辰明「学校で突然引きずり込まれて、ポスターを使って外に出たな」

竜司「そか、学校が城んなってたから……」

竜司「どうすりゃいいんだ? これ」

モルガナ「はぁ……パレスは、持ち主が認知する現実の場所だ」

モルガナ「カモシダの場合はそれが学校だったから、マダラメにとって支配下となる現実のどこかがパレスだ」

モルガナ「そこに行きさえすれば、後はワガハイが異世界への道を探すんだが……」

モルガナ「初めて行くとなると、相当時間がかかる。当てずっぽうでやることじゃない」

モルガナ「ま、今回の場所は十中八九、あばら家だろうけどな」

竜司「なんで分かんだよ?」

モルガナ「盗作にせよ虐待にせよ、相手は自分の弟子なんだろ?」

モルガナ「なら、現場はアトリエ。すなわちあばら家ってことになる」

竜司「んじゃ、行ってみればいいんじゃねえのか?」

モルガナ「実際にパレスがあるかどうかは、結局そうなるんだが……」

モルガナ「いざパレスに入った後の攻略の手がかりという意味でも、マダラメについて事前調査をしておきたい」

モルガナ「タツアキはこう言ってるが、本当に改心させるべき悪党かどうかというウラも取りたいしな」

竜司「じれってーなぁ……結局現実で下調べかよ」ボリボリ

杏「でも、私はそっちの方がいいかな」

杏「このままパレスに行って改心させて、それでもし斑目先生が逮捕とかってことになったら、弟子の喜多川くんの生活も変わっちゃうでしょ?」

杏「本当にそれでいいのかは知っておかなきゃ」

竜司「そうか、野郎が改心して終わりじゃねえもんな……」

竜司「悪ぃ、ちょっと焦ってたわ」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 17:33:24.82 ID:Msl27hOk0
竜司「で、どうやって調べる? また個展行くか? それか喜多川に話聞くか?」

モルガナ「ナカノハラって手もある。弟子の実情を知るのにうってつけだし、現実世界の話をする分には何も問題ないからな」

モルガナ「例のサイトをうまく使えば、コンタクトを取れたりしないか?」

竜司「無理ってこたねーだろうけど、お互い匿名じゃリアルで会うのはちっと難易度高ぇな」

竜司「ストーカー被害者だってやつから、礼の書き込みあったし。今怪チャン見てるかわかんねー」

辰明「俺たちが怪チャンに書き込むこと自体、後を考えるとハイリスクだ」

杏「それに、都内の区役所職員ってだけじゃ、こっちから探すのも難しいしね……」

竜司「絵の話に詳しい知り合いとかいねーしなぁ」

辰明(サイト管理者である三島を頼る手もあるが、間違いなく怪しまれるだろう)

辰明(怪盗団であることを明かすわけにもいかない)

辰明「……」


↓2票先取安価 辰明の行動
1.「具体的な方策はこれから考えよう」解散する
2.自由安価
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 17:52:15.06 ID:b3MqAyfN0
1
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 19:03:12.26 ID:QdJA2YNx0
1
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 21:23:20.12 ID:Msl27hOk0
あっ5/15にリスク上昇と定期診療やってない
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 21:24:23.69 ID:Msl27hOk0
こちらのミスなので、やってたことにします。申し訳ない
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 21:29:38.86 ID:Msl27hOk0
5/16 放課後
渋谷駅


辰明(今日は特に予定はないな……)


↓1安価 自由行動
1.バイトを探しに行く
2.武見内科で治験
3.ルブランへ
4.秀尽学園高校保健室へ
5.斑目について調べる(方法を併記すること)
6.自由安価
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/08(火) 21:30:24.78 ID:Msl27hOk0
>>121の前にこれが入ります。すみません
安価下です


辰明「具体的な方策はこれから考えよう」

竜司「だな。なんかうまい手思いついたら頼むわ」

>今日は解散することになった……
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/08(火) 21:45:26.40 ID:wsBJWqhY0
5
喜多川に斑目の作品ってことになってるサユリについて聞くとか?
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