このスレッドは950レスを超えています。そろそろ次スレを建てないと書き込みができなくなりますよ。

【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.1

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

847 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 21:53:32.31 ID:6YaMnVE80

甘奈「人一人を支えられるぐらいには丈夫そうなワイヤーだね」

にちか「ですです、こんだけゴン太なものがあれば、二つの窓を繋ぐことだって出来たと思うんです」

恋鐘「ん〜……? そんワイヤーって体育館に落ちとったもんなんやったよね?」

恋鐘「だったら、あくまでこいは体育館の設備であって……逃走に使うかどうかはまた別の話になるんじゃなか?」

あさひ「にちかちゃん、このワイヤーが犯人の逃走に使われた証拠……残ってないんっすか?」

(犯人がワイヤーを使って逃走した証拠か……)

(それは現場に残されていたあの痕跡のことだ……)

【正しいコトダマを選べ!】

>>815>>817
↓1
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 21:56:54.85 ID:PTTiaO4X0
【シャワールームの窓のフレーム】
849 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 22:03:45.35 ID:6YaMnVE80

にちか「これだー!」

【解!】

にちか「シャワールームの窓のサッシ。その柱の部分に引っ掻き傷みたいなのがついてたんです」

真乃「紐状のものを括り付けたみたいな傷で、このワイヤーなら条件を満たすと思います……っ!」

凛世「他に現場に条件を満たすようなものは見当たりません……」

凛世「ワイヤーを使ったと言うのは納得はできます、しかし……」

愛依「マジな話そのワイヤーでどうやって脱出すんの?」

(……へ?)

樹里「ワイヤーを二つの窓に通すだけじゃ脱出なんてできない。まさか綱渡をしたわけじゃないだろうしな」

恋鐘「万が一にでも落ちたら大怪我をしてしまうばい!」

円香「まさかそんなリスキーな真似をするわけはないでしょうし……ワイヤーは一つの要素に過ぎないのでは?」

円香「何か大掛かりな仕掛けの、舞台装置の一つ」

(大掛かりな仕掛け……か)

(あの二つの窓は少し傾斜がついた位置関係になっている。そこにワイヤーを通したとして……)

(どうやったら二つの窓を移動することができるのかな……?)

---------------------------------------------
【ひらめきアナグラム開始!】


プッンイジラ


【正しい順番に並べ替えろ!】

↓1
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 22:10:29.26 ID:S387JLNz0
ジップライン
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 22:10:51.90 ID:PTTiaO4X0
ジップライン
852 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 22:13:51.18 ID:6YaMnVE80

にちか「そうか、分かりましたよ!」

【COMPLETE!】

にちか「閃いた、閃いちゃいましたよ! 二つの窓を利用して、移動した方法!」

愛依「ま、マジで?! にちかちゃん、すご! ひらめきの天才じゃん!」

甘奈「教えて! どうやってワイヤーを活用して移動するの?」

にちか「ジップラインですよ!」

樹里「ジップ……な、なんだ?」

透「あー、体にくくりつけるターザンロープみたいな」

にちか「ですです! ロープウェイと似た仕組みではあるんですけど……斜めったワイヤーの上を滑車とかの装置のついた別のワイヤーで体をくくりつけることで滑る仕組みなんです」

恋鐘「うちん地元の遊園地にばり大きかジップラインがあるとよ! 園の池の上を滑るのは気持ちよかね〜」

あさひ「にちかちゃん、それはおかしいっすよね? ジップラインの要領で脱出したって言うのなら……」

あさひ「ワイヤーを滑り落ちるための使った道具もないと成立しないっすよ」

あさひ「にちかちゃんはそれも見つけてるんっすか?」

にちか「……あるよ」

(犯人がワイヤーを滑り落ちる時に使った道具……)

(それはきっとアレのことだ……!)

【正しいコトダマを選べ!】

>>815>>817

↓1
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 22:17:19.02 ID:S387JLNz0
【折れ曲がったホッケースティック】
854 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 22:23:08.72 ID:6YaMnVE80

にちか「これだー!」

【解!】

にちか「ワイヤーと同じで体育館に落ちていたんですけど、このホッケースティックに心当たりがある人はいますか?」

透「ホッケー? それってあれじゃないの」

透「ホンジャマカ」

樹里「それはエアホッケーだ。てか世代でもないだろ」

灯織「もともとスポーツとしてのホッケーはこのようなスティックでパックを弾いて相手のゴールに入れるスポーツなんです」

灯織「ハンドボールやサッカーのようなルールをイメージすると分かりやすいと思います」

霧子「でもそのスティックは折れ曲がってるから使えそうにないね……」

甜花「それを使って脱出、するの……?」

愛依「そっか! 誰かにスティックで打って飛ばしてもらったんだ!」

モノスケ「どこのど根性野球やねん!」

モノスケ「はっ、つい雑なボケに関西の血が騒いで差し出がましく突っ込んでしもうたで!」

真乃「このスティックが半分になってることに意味があるんだね……?」

にちか「うん、そうなんだ。ちょうどこの俺曲がってるところにワイヤーを掛けると……ほら!」

樹里「なるほど、両端を掴んで滑り落ちることができるわけか!」

甜花「あっ! パラセーリングみたいな形……!」


855 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 22:25:16.24 ID:6YaMnVE80

にちか「犯人はこの方法でシャワールームから脱出した後、ワイヤーとスティックを体育館に投げ込んでプールを経由して外に出たんじゃないですかね!」

あさひ「ふーん……現場の証拠からしてもその方法で脱出したのは間違いなさそうっすね」

あさひ「それじゃあみんなで透ちゃんに投票するっすよ! モノクマ、投票タイムでお願いっす!」

(……えっ?!)

モノクマ「あいさー! それではオマエラ、お手元のスイッチで______」

樹里「ちょ、ちょ、ちょっと待て! 何勝手に進めてんだ!」

あさひ「勝手って……なんっすか?」

モノクマ「おや? まだ投票タイムには行かないの?」

樹里「行かねえ! ちょっと黙って見てろ!」

モノクマ「はーい! 分かりましたー!」

モノタロウ「びっくりした……もう裁判が終わっちゃうのかと思ったよ!」

モノファニー「こんなに早く終わられたら時間外手当が出ないから困るわ!」

モノスケ「表を開いたり閉じたりして時間を稼いで定時をはみ出さんとな!」

モノダム「裁判ハ真面目ニオ願イネ」

あさひ「えー、これ以上の議論は無駄っすよ? だって、他のみんなにはアリバイがあって、この脱出方法は円香ちゃんには不可能っす」

あさひ「そうなると透ちゃんしか候補はいなくなるっすよ」

透「うおー、私か」

円香「ちょっと、まともに反論しなよ」

透「あー、えー……ヤバ。思いつかん」

円香「……はぁ」

恋鐘「ばってん、あさひの言う通りかもしれんたい……実際、他のみんなにはこんなトリックやる余裕がなかよね?」

霧子「体育館に来ていたみんなはお互いを見合っているから……お互いにアリバイの証人だもんね……」

(消去法で考えると浅倉さんがどうしても候補になってしまう……)

(でも、本当にそれでいいの……?)

透「……殺してないよ、私は」

(浅倉さんが、二人を……?)

856 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 22:26:20.67 ID:6YaMnVE80
------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【円香の証言】
‣【シャワールームの窓】
‣【AVルーム裏口の扉】
‣【事件の経緯】

あさひ「体育館に集まっていたみんな」

あさひ「AVルームに拘束されていた二人」

あさひ「才能研究教室の前にいた円香ちゃん」

あさひ「透ちゃん以外にはジップラインでの【脱出はできない】っすよ!」

霧子「透ちゃん……事件当時のアリバイはないのかな……?」

透「【寄宿舎で寝てた】から……」

透「証人になってくれるのは、ハワイ出身のトゲトゲ力士ぐらい?」

凛世「にほんごであそぶ夢をご覧になられていたのですか……?」

甘奈「寄宿舎で寝てたなんて、【アリバイを証明することはできない】もんね……」

甘奈「やっぱり、透ちゃんが犯人になっちゃうのかな」

円香「真面目に反論しなよ」

透「あー、えっと」

透「潔白です」

【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 19:28:55.64 ID:Rbl5Sqfi0
【円香の証言】>【アリバイを証明することはできない】
858 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:00:37.13 ID:0qDC1rLb0

にちか「それは違くないですかー?!」論破!

【BREAK!】

にちか「浅倉さんのアリバイ……証明できるかもしれません」

透「え、マジ?」

にちか「浅倉さん、しっかりしてくださいよ! あなたは昨日の夜は徹夜で樋口さんの才能研究教室を見張ってたんですよね?」

愛依「え、そうなん? 大丈夫? 今眠くないん?」

透「ギリ耐えてる」

霧子「ギリギリではあるんだね……」

甜花「あれ……? でも、事件の時見張りについてたのは樋口さんだったよね……?」

にちか「そう、浅倉さんと樋口さんは事件の前に入れ替わっているんです。しかも、直接浅倉さんが樋口さんの個室を訪れる形で」

円香「だったね。……ったく、呼ばれなくても私が自分で行ったのに」

透「眠気が限界だったから。ごめんて」

にちか「その際のことを樋口さんはこう証言しているんです」

にちか「浅倉さんが個室に入るのを確認してから3階に向かったって」

にちか「これって浅倉さんの証言の裏付けになりませんか?」
859 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:01:41.15 ID:0qDC1rLb0

真乃「円香ちゃん、それっていつ頃のことだったかはわかる?」

円香「朝の6時……だったはず」

霧子「アナウンスの2時間前……事件が起きる2時間前だね」

にちか「朝の8時にはみんな体育館に集まっていましたし、それまでの間に浅倉さんの姿を見ていない人がいないのなら部屋で寝ていたと言う証言の信憑性はかなり強くなると思います!」

愛依「うーん……これって、どうなん……?」

あさひ「弱いっすね!」

にちか「えっ……?」

あさひ「透ちゃんの寝顔をずっと事件の瞬間まで見守ってたとかならまだしも、個室に入る姿を見たってだけっすよね?」

あさひ「円香ちゃんが才能研究教室に行った後すぐに透ちゃんが個室を出た可能性もあるじゃないっすか」

にちか「……うぐっ!」

円香「浅倉は本気で眠そうだった。嘘はついてないと思うけど」

あさひ「そんなの主観っすよ、信頼のできる証言とは言えないっすね!」

(くっ……どうなんだ……今の樋口さんの証言じゃ証明するには足りないのか……)

透「ふわぁ……」

(それとも、浅倉さんは本当に……?)

透「ねみー」

(あー、もう! 人が必死になって考えてるのに何あの人?!)
860 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:02:45.53 ID:0qDC1rLb0

灯織「にちか、落ち着いて」

にちか「灯織ちゃん……?」

灯織「浅倉さんのアリバイは確かに不完全だと思う。だったら視点を切り替えて見たらどう?」

にちか「視点を……? それってどう言う意味?」

灯織「例えば……今の樋口さんの証言で……何か浮上した可能性はない?」

(新しい……可能性……?)

真乃「にちかちゃんは透ちゃんを信じたいと思ったから、円香ちゃんの証言を持ってきたんだよね……?」

真乃「だったら、その気持ちに応える何かが……その証言にはあったんだよ……っ!」

(樋口さんの証言で浮上する新しい可能性か……)

(考えろ……考えるんだ……!)

(その可能性が、私たちの活路を開く手掛かりになる……!)
861 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:03:55.00 ID:0qDC1rLb0
---------------------------------------------
【検討プロセッシング開始!】

樋口さんは事件が起きる前、自分の才能研究教室が開放されてからずっと見張りについていた。
そこには何かのっぴきならぬ事情があるんだろうけど、今はそれは置いとこう。
とにかく、今重要なのはその見張りのせいで浅倉さんと樋口さんのアリバイが宙に浮いていると言うこと。
この二人は単独行動をしていたのでアリバイを証明するのは難しいだろう。
それなら、さっきの樋口さんの証言で生まれる可能性を提示するんだ……!

樋口さんの証言が出る以前から樋口さんと浅倉さんが交代交代で見張りを代わっていたのはみんな知っていたところ。
もしかすると、その交代の隙をついて犯行に利用することは可能だったかもしれない……

今回二人の交代は朝6時に浅倉さんが直接樋口さんの部屋を訪れることで行われた。
この交代で重要なのはどのポイントだろう?

・朝6時以前は透が監視をしていたこと
・透が円香の部屋を直接訪れたこと
・朝6時以降は円香が監視をしていたこと

【正しい選択肢を選べ!】

↓1
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 21:19:57.48 ID:Rbl5Sqfi0
透が円香の部屋を直接訪れたこと
863 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:23:26.31 ID:0qDC1rLb0
------------------------------------------------
・透が円香の部屋を直接訪れたこと
------------------------------------------------

【CORRECT!】

そう。この交代は樋口さんと浅倉さんが直接寄宿舎で顔を合わせて行なったんだ。
つまりその瞬間、学校の校舎内には二人の姿はなかったことになる。
これこそが犯人にとっては重要な『隙』になるんだ。
じゃあこの『隙』を犯人はなんのために利用したんだろう……?

・誰にも見つからずに犯行現場に向かうため
・円香の才能研究教室に忍び込むため
・誰にも見つからずに犯行現場から脱出するため
・透を襲撃するため

【正しい選択肢を選べ!】

↓1
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 21:31:52.12 ID:Rbl5Sqfi0
円香の才能研究教室に忍び込むため
865 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:51:53.45 ID:0qDC1rLb0

うーん……樋口さんの才能研究教室に忍び込むため、なのかな……?
事件自体にこの部屋が関与しているかどうかは不透明だし、何より忍びこんだ後には出ていくのに都合が悪すぎる。
見張りには今度は樋口さんが経っているんだから、犯人は逃走は勿論反抗も不可能になっちゃうよ……!



そう。この交代は樋口さんと浅倉さんが直接寄宿舎で顔を合わせて行なったんだ。
つまりその瞬間、学校の校舎内には二人の姿はなかったことになる。
これこそが犯人にとっては重要な『隙』になるんだ。
じゃあこの『隙』を犯人はなんのために利用したんだろう……?

・誰にも見つからずに犯行現場に向かうため
・円香の才能研究教室に忍び込むため
・誰にも見つからずに犯行現場から脱出するため
・透を襲撃するため

【正しい選択肢を選べ!】

↓1
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 21:56:14.67 ID:Rbl5Sqfi0
誰にも見つからずに犯行現場に向かうため
867 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:59:29.28 ID:0qDC1rLb0

【CORRECT!】

3階に上がるまでのルートは一通りしかない。
うっかり交代の最中にそのルートを歩いてしまうと樋口さんか浅倉さんに目撃されちゃうんだ。
二人の交代のタイミングを把握していたのだとしたら、それを意図的に狙って3階に身を潜めた可能性がある!
あとはめぐるちゃんが準備のためにやってくるのを待っていれば、その場で襲えばいいんだ!

樋口さんの証言は、【交代のタイミングで誰かが犯行現場に忍び込んだ可能性】を提示していたんだ……!

【FORGING!】
【円香の証言】→【円香と透の交代】
〔円香の才能研究教室の監視は事件当日は透が朝6時に直接円香の個室を訪れることで交代した。犯人は校舎内に誰もいなくなった隙を見計らって犯行現場の一つであるめぐるの才能研究教室に忍び込んだ可能性がある〕

---------------------------------------------
868 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:01:20.53 ID:0qDC1rLb0

にちか「見えた……見えましたよ! 樋口さんの証言によって明らかになった隙が!」

円香「隙……?」

にちか「浅倉さんと樋口さんは、寄宿舎の相方の部屋に直接行って交代を行なっています。つまり、そのタイミングのわずかな時間なら3階から人がいなくなるんですよね」

にちか「その隙に3階まで上がれば、樋口さんに見つかることなく犯行現場に忍び込むことが可能になるんです!」

恋鐘「えーっと……?」

真乃「3階に上がるまでの道は一通りしかないので、交代のタイミングを測り損ねるとその道中で入れ替わる二人に出会してしまう可能性があるんです……っ」

真乃「円香ちゃんの才能研究教室か、寄宿舎に向かっているか。そのどちらかでルート上を歩いている二人に不審な動きをしているのを見つかっちゃうんです」

円香「私と浅倉が交代するタイミングは基本的にいつもこの時間、朝の6時にしてたから」

円香「私たちのことをずっと観察していた人間ならそれを加味して計画することは可能かもね」

あさひ「むー、そのことにもっと早く気づいてたら円香ちゃんの才能研究教室に忍び込めたのにな〜」

凛世「つまり、犯人は灯織さんと甜花さんを襲って監禁した後……」

凛世「円香さんと透さんが入れ替わる隙をついてめぐるさんの才能研究教室に身を隠したということでございますか……?」

にちか「はい、そうだと思います!」
869 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:02:49.01 ID:0qDC1rLb0

灯織「めぐるが準備のために才能研究教室に向かうことは容易に想像できたはずなので、そこで犯人はめぐるがやってくるのを狙いすましたんでしょうね」

恋鐘「めぐるが部屋に入ってきたのを狙ってごちーんとやったばい?」

甘奈「えっと……多分犯人がその場でやったのは意識を奪うことぐらいじゃないかな」

甘奈「ほらだって、めぐるちゃんの死亡推定時刻は午前8時でしょ?」

樹里「そういえばそうだったよな……なんで犯人はその場で殺さなかったんだ?」

(犯人の狙いはきっと……多分そういうことなんだと思う)

・めぐるを殺すのにてこずったため
・犯行をリアルタイムで起こすため
・手ごろな凶器が見つからなかったため

【正しい選択肢を選べ!】

↓1
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 22:06:22.84 ID:Rbl5Sqfi0
犯行をリアルタイムで起こすため
871 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:16:38.85 ID:0qDC1rLb0

にちか「これだ!」

【解!】

にちか「犯行をリアルタイムで起こすため、じゃないでしょうか?」

樹里「リアルタイムで……?」

にちか「実際今回の事件は私たちの行動の先をいくように展開して、めぐるちゃんと有栖川さんの命が順番に奪われました」

にちか「多分犯人には、この現在進行形で事件が展開する仕組みが重要だったのではないか……とそう考えられます!」

愛依「でも、そんなことしてなんになんの? むしろ犯人にとってはマイナスじゃね?」

愛依「ほら、だってうちらの目の前で事件が進んじゃってるせいでアリバイのない人が絞られちゃってバレやすくなってるんじゃん」

にちか「だったら、逆なんですよ」

愛依「ギャク……?」

にちか「アリバイのない人を絞ることで、その人に罪をなすりつけようとした……その可能性もあるんじゃないですか?!」

透「そのターゲットがうちらってこと?」

円香「単独行動をしがちだったし、標的には最適かもね」
872 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:17:56.04 ID:0qDC1rLb0

あさひ「うーん、面白い推理っすけど……それはちょっと難しいかもしれないっすね」

あさひ「今回の事件、被害者はどっちも撲殺されてるっす。しかもその凶器は手に持つタイプのもので、どちらも判明している」

あさひ「犯人がその場にいないとできない犯行っすよね?」

(……そうだ。アリバイがない二人が容疑者になっている大きな原因はそこなんだ)

(撲殺という特性上、絶対に犯人がその場にいないと命を奪うことはできない)

(トリックでどうこうできるものじゃないんだよね……)

あさひ「やっぱり、この問題がある以上はアリバイのない二人。中でも死体発見のタイミングで来るのが遅かった透ちゃんが犯人で確定するっすね!」

透「うげー、またこうなんの」



真乃「にちかちゃん……諦めないで!」



にちか「真乃ちゃん?」
873 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:18:50.87 ID:0qDC1rLb0

真乃「にちかちゃんが正しいと思って進んだ道なんだよね? だったら私もそれを信じてついていくよ……っ!」

真乃「まだ先が見えない道でも、進み続ければ見える景色があるかもしれないよ……」

真乃「先が見えないと思っているだけで、本当は見えているのかもしれないし……」

(本当は、見えている……?)

(……)

(もしかして、前提を覆すってこと……?)

(でも、それって……)

真乃「……」

灯織「……」

(……いや、悩むな。一度進むと決めた以上は突き進み続けるんだ!)
874 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:21:34.30 ID:0qDC1rLb0
---------------------------------------------
【偽証ミスディレクション開始!】

コトダマ
‣【事件の経緯】
【シャワールームの窓】
‣【モノクマファイル2】
‣【灯織と甜花の拘束】

あさひ「犯人が被害者を撲殺するには」

あさひ「現場で直接【殴りつける以外の方法はない】っすよ」

あさひ「つまりこの事件においてアリバイは絶対なんっすよ!」

真乃「体育館に集まっていたのは」

真乃「私、にちかちゃん、恋鐘ちゃん、霧子ちゃん」

真乃「樹里ちゃん、凛世ちゃん、甘奈ちゃん、あさひちゃん、愛依ちゃん」

真乃「この8人には【動かぬアリバイ】があります……!」

灯織「その頃私と甜花さんはAVルームで拘束されていたので」

灯織「私たちにも【犯行は不可能】ですね」

円香「私は自分の才能研究教室の前にいたし」

透「私は部屋で寝てた」

あさひ「ちゃんとしたアリバイがないのは【円香ちゃんと透ちゃんだけ】!」

あさひ「状況証拠からしても」

あさひ「やっぱり透ちゃんが犯人っすね!」

【嘘のコトダマで議論の流れを捻じ曲げろ!】

↓1
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 22:32:46.88 ID:Rbl5Sqfi0
【事件の経緯】>【動かぬアリバイ】
876 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:46:43.95 ID:0qDC1rLb0

(だ、ダメ……事件の流れ自体は既に議論の流れで確認をしている……)

(ここに嘘をついても、すぐに露呈しちゃうよ……!)

(まだ議論に昇ってない情報で、私の口先でゆがめられるものは何かないか……!?)

---------------------------------------------
【偽証ミスディレクション開始!】
コトダマ
‣【事件の経緯】
【シャワールームの窓】
‣【モノクマファイル2】
‣【灯織と甜花の拘束】

あさひ「犯人が被害者を撲殺するには」

あさひ「現場で直接【殴りつける以外の方法はない】っすよ」

あさひ「つまりこの事件においてアリバイは絶対なんっすよ!」

真乃「体育館に集まっていたのは」

真乃「私、にちかちゃん、恋鐘ちゃん、霧子ちゃん」

真乃「樹里ちゃん、凛世ちゃん、甘奈ちゃん、あさひちゃん、愛依ちゃん」

真乃「この8人には【動かぬアリバイ】があります……!」

灯織「その頃私と甜花さんはAVルームで拘束されていたので」

灯織「私たちにも【犯行は不可能】ですね」

円香「私は自分の才能研究教室の前にいたし」

透「私は部屋で寝てた」

あさひ「ちゃんとしたアリバイがないのは【円香ちゃんと透ちゃんだけ】!」

あさひ「状況証拠からしても」

あさひ「やっぱり透ちゃんが犯人っすね!」

【嘘のコトダマで議論の流れを捻じ曲げろ!】

↓1
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 22:53:50.49 ID:Rbl5Sqfi0
【灯織と甜花の拘束】>【犯行は不可能】
878 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:58:59.89 ID:0qDC1rLb0

偽証成功で本日はここまで。
ペナルティもないのでがんがん答えてくれて大丈夫です。
明日は同じ時間の更新は厳しいと思うので、明後日以降になると思います。
それではお疲れさまでした…
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/09(土) 10:21:25.07 ID:QD71TcMb0
全然更新されてなかったからエタったのかと勝手に残念に思ってたけど更新再開されてて嬉しくなった
確認頻度が落ちてて再開に気づくのが遅れたのを不覚に思う
完結まで続けてくださるみたいだし楽しみに応援してます、めっちゃ
880 :励みになります、ありがとうございます ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:16:30.50 ID:NNx5t+Fh0

にちか「この嘘は、前に進むためのもの」偽証!

【BREAK!】

(ごめん……灯織ちゃん)

(私もこの嘘でどんな未来が開けるのかはわからないんだ)

(でも、今はこのアリバイに誘導されているような気がする……それを打破するために、今一度私は)

(あなたのことを裏切るよ……!)

にちか「あの……愛依さん、灯織ちゃんと甜花さんを発見した時のことなんですけど」

愛依「え? どしたん、急に」

にちか「あの二人の拘束のされ方……なんだか変な結び方をされてませんでした?」

灯織「……え?」

甜花「へ……?」

愛依「え、いやぁ〜……どうだったっけ? あんまちゃんと覚えてないけど……」
881 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:18:00.93 ID:NNx5t+Fh0
にちか「私、実は前に本で読んだことがあるんです。マジシャンが縄抜けのマジックとかに使うやり方なんですけど……スリップノットっていうのを利用した結び方なんです」

にちか「ほら、縄跳びを縛ったり、スーパーで氷を持って帰る時とかに使う一方向に引っ張ったら解ける結び方ですよ」

愛依「うーん……そんなだった、ような……」

にちか「だったんですよ! 二人の手足の結び方って!」

樹里「ちょ、ちょっと待て! 急になんだよ!」

にちか「おかしいなってずっと思ってたんです……アリバイがみんなあまりにもちゃんと成立しすぎてるって」

にちか「まるで樋口さんと浅倉さんに疑いが向くように誘導されているような……そこで思い返してみたら、灯織ちゃんと甜花さんの拘束に違和感を覚えたことを思い出したんです」

灯織「……にちか」

(ごめん、灯織ちゃん……本気で私もあなたが犯人だと思ってるわけじゃない)

(けど、ここは推し進む……!)

にちか「あの二人のアリバイは完全ではないんです。私たちは監禁されていたという事実だけに目を奪われて、あの二人のアリバイが成立していると思い込んでいたけど」

にちか「それは不十分! あの二人は自力で脱出可能だったんですから!」
882 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:18:44.54 ID:NNx5t+Fh0

透「ってことは……あの二人が、めぐるちゃんを殴り殺した後に自分で自分を縛り直した」

透「そういうこと?」

甘奈「そ、そんなの……あり得ないよ! 甜花ちゃんが誰かを殺すはずない!」

にちか「あの二人、あるいはその一方の校則が狂言だった可能性はあると思います」

にちか「私たちがめぐるちゃんの死体を見つけてから二人を地下で見つけるまでにはそれなりに時間がありましたし」

にちか「シャワールームから脱出してその足でAVルームに向かった可能性もあります!」

甘奈「そ、そんなのただの推測だよね……?!」

にちか「確かにこれは一つの可能性です。でも、この可能性を後押しする証言もあるんだよ」

甘奈「しょ、証言……?」

(拘束のやり方自体は真っ赤な嘘だけど……あの監禁に違和感を感じたこと自体は本当だ)

(あの人のあの証言が……ずっと気になってるんだよね)

---------------------------------------------

【怪しい人物を指摘しろ!】

↓1
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 21:37:18.95 ID:oK/Dq/QG0
愛依
884 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:39:29.42 ID:NNx5t+Fh0

にちか「お前だー!」

【解!】

にちか「愛依さん、二人を発見した時のことをもう一度証言してもらってもいいですか?」

愛依「え? う、うち……? や、でもどんなふうに縛られてたかはやっぱあんま覚えてなくて……」

にちか「いや、そこじゃなくて今度はどうして二人を見つけられたのか……です!」

樹里「え? 何か手掛かりがあって愛依は二人を発見したのか?」

愛依「……あー! あれのこと!? 扉が閉まる音じゃんね?!」

甜花「と、扉が閉まる音……?」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

にちか「愛依さんが発見した時のことを聞かせてもらってもいいですか?」

愛依「うん……まず、うちが丁度地下に降りたタイミングでガララララ……パタンって扉が閉じる音が聞こえてきたの」

灯織「音……ですか?」

真乃「灯織ちゃんは聞いてなかったの?」

甜花「甜花も風野さんも耳栓をさせられてたから、何も聞くことはできなかったんだ……」

愛依「だから誰かいんのかなって思ってゲームルームを覗いたの」

愛依「ほら、図書室はどっちの扉も引き戸だけど、ゲームルームはスライドドアだからさ」

にちか「なるほど……」

愛依「でも、ゲームルームには誰もいなくて……で、よく見たらAVルームの扉もスライドドアだったんだよね!」

愛依「だから誰かが逃げ込んだのかなと思って急いでAVルームを覗いたわけ!」

愛依「したら二人が縛られてたからヤバい焦ったよね! スグに大きな声をだしてにちかちゃん呼んでさ〜!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

愛依「そーそー! うちが地下にちょうど降りたタイミングでガララララ……パタン!って扉の音がしたの!」

円香「その音からして、スライド式の扉みたいですね」

恋鐘「地下にある教室でスライド式の扉なのは図書室じゃなくてゲームルームの方ばい!」

愛依「うん、だからうちはゲームルーム、AVルームって覗いて二人を発見できたわけ!」

愛依「でも……これのどこが気になんの?」

(愛依さんの証言で気になるのは……ここだ)

---------------------------------------------

【スポットセレクト】

・覗き込む部屋がおかしい
・灯織たちが音を聞いてないのがおかしい
・そもそも音が聞こえるのがおかしい

【怪しい点を指摘しろ!】

↓1
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 21:42:03.52 ID:oK/Dq/QG0
そもそも音が聞こえるのがおかしい
886 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:44:32.61 ID:NNx5t+Fh0

にちか「これだ!」

【解!】

にちか「私が気になってるのは、どうして愛依さんがその音を聞くことができたのか……です」

愛依「え?! いや、うちなんもしてないよ?! マジでただ地下に降りただけで……」

にちか「あ、言い方が悪かったんですけど……もし二人の拘束が本当なんだとしたらそもそも扉が閉まる音なんかしようがなくないです?」

にちか「だって愛依さんが降りてくるより【ずっと前から二人は捕まってた】はずなんですから」

真乃「た、たしかに……! 犯人が閉じ込めるにしても、扉の開け閉めはとっくの前に終わってるはずだよね……っ!」

恋鐘「ふ、二人ともどがんね?! そい音については何かわからんと?!」

灯織「いえ、すみません……私も甜花さんもアイマスクに耳栓をされていたのでその音も聞いていないんです」

甜花「う、うん……知らない……」

あさひ「ま、そういうしかないっすよね」


あさひ「たとえ自分がその音を立てた狂言監禁の犯人だとしても」


887 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:45:33.70 ID:NNx5t+Fh0

樹里「そうか……愛依が聞いた扉の音ってのは犯人がAVルームに逃げ込んだ音だった可能性があんのか……!」

甘奈「ちょ、ちょっと待ってよ! そんな扉の音だけで甜花ちゃんをクロにするつもりなの?!」

甘奈「愛依ちゃんしかその音は聞いてないんだよね?!」

愛依「うちも……なんか自信無くなってきたわ。ちゃんと聞いたと思ってたんだけど……うちの証言にそんなに責任がのしかかってくると……」

灯織「……」

(灯織ちゃん……ごめんね、またしても容疑をなすりつけるような真似をして)



灯織「にちか、気にしないで」



(え……?)
888 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:46:51.29 ID:NNx5t+Fh0

灯織「私は気づいてるよ。あなたがこの議論にもつれ込むまでにしてた表情の変化に」

灯織「悩んだ末の苦渋の決断だったんだよね?」

灯織「大丈夫。私はにちかのことを信じてるから、今は真実に辿り着くための道程なんでしょ?」

灯織「だったら私は声を荒げたりしない。にちかの進もうとする道を私もついていく」

灯織「一緒に戦うよ」

(灯織ちゃん……!)

(……心強いな)

(一人じゃなくて、一緒に戦ってくれる存在がいるってわかっただけでこんなにも気持ちが楽になるんだ)

(これを思うと、ルカさんの裁判の時がどれほど辛いものだったか……)

(大丈夫、いける……! 私たちなら真実にきっと辿り着ける……!)

889 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:49:27.79 ID:NNx5t+Fh0

真乃「地下のAVルームで監禁されていた二人のアリバイは不十分だった可能性があります……」

真乃「お互いに目隠しと耳栓をしていたので、体育館にいた人たちと違って相互の見張りも成立しません……っ!」

愛依「キーになってんのはうちが聞いた扉の音……」

愛依「あれは二人のどっちかがAVルームに逃げ込む音だったっぽいんだよね」

甜花「あ、あうぅ……そんなの、知らないのに……」

灯織「私も心当たりがないと証言しておきます」

あさひ「本来ならアリバイがないのは透ちゃんだけだったっすけどにちかちゃんの主張で二人のアリバイが揺らいだ今」

あさひ「容疑者はかなり増えたっすね!」

樹里「透と灯織と甜花……この3人か」

(灯織ちゃんは私を信頼して議論の流れに身を委ねてくれた……)

(だったら私は彼女のための突き進み続けるだけだ……!)

(ただ一つの真実に向けて……この歩みを止めるわけにはいかない……!)

透「しゃーない、反論しますか」

灯織「私ではありません! 私は本当に監禁されていただけなんです!」

甜花「て、甜花も違う……よ?」


透『アイム・イノセント』
灯織『私はやってません!』
甜花『甜花は……無実……!』

890 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:50:59.05 ID:NNx5t+Fh0
-------------------------------------------------
【パニック議論開始!】
コトダマ
‣【死体発見アナウンス】
‣【事件の経緯】
‣【円香と透の交代】
‣【気化麻酔】

透「寄宿舎の個室のベッドさ」
灯織「私は図書館に呼び出しを受けてから」
甜花「甜花はずっと捕まってたんだよ……?」

透「枕がちょっと低いんだよね」
灯織「背後から襲われて意識を失い」
甜花「三階に行くなんて、無理……!」

透「ほら、うちのやつもうちょい高いの」
灯織「ずっと拘束されたままだったんです」
甘奈「甜花ちゃんはめっちゃ優しいの」

透「そんで昨日倉庫から新しいの持ってきて」
霧子「愛依ちゃんの言う【扉の音も聞いてない】んだよね……?」
甘奈「甘奈が熱を出した時だって一生懸命看病してくれたし……」

透「したら寝れた。めっちゃ」
灯織「はい、私も甜花さんも耳栓をしていたので」
甘奈「そんな甜花ちゃんが【二人を殺すはずない】よ!」

透「だからずっと寝てた」
灯織「愛依さんとにちかが助けてくれるその時まで」
甜花「にへへ……なーちゃん、ありがと……」

樹里「いやだから透はちゃんと反論をしろよ?!」
灯織「私は【なんの物音も聞いてない】んです」
甜花「甜花は清廉潔白……!」

【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】

↓1
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 21:55:14.07 ID:oK/Dq/QG0
【死体発見アナウンス】>【二人を[ピーーー]はずない】
892 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:58:40.93 ID:NNx5t+Fh0

にちか「それに賛成ですー!」同意!

【BREAK!】

にちか「今有力な容疑者に挙がっている3人……そのうちの一人は犯人候補から外してもいいかもしれません」

透「ナイス、にちかちゃん。信じてたよ」

にちか「……い、いや浅倉さんじゃなくて甜花さんなんですけど!」

甜花「て、甜花……?! や、やった……!」

真乃「にちかちゃん、他の二人と甜花ちゃんは何が違うの?」

にちか「甜花さんは二人と違って死体の第一発見者なんだよ」

にちか「思い出して欲しいんですけど、私たちが死体を発見した時にモノクマがアナウンスをしてるじゃないですか。あれって実は条件があるらしいんです」

愛依「ジョーケン……?」

にちか「殺害したクロを除いた生徒3人が死体を目撃すること。つまり死体発見アナウンスがなったタイミングで【現場に居合わせていた人たちは容疑者から外していい】んです」

真乃「確かに……夏葉さんの死体を最初に発見したのは甜花ちゃんだったね……!」

モノクマ「死体発見アナウンスはあくまでコロシアイの円滑な進行のためのシステムだから基本的に推理の一要素として組み込むのはよしとしてないんだけど……」

モノクマ「今回の事件は死体発見アナウンスが結構大きなピースになっているみたいだからね。ここはモノクマ、静観に徹します」
893 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:59:56.04 ID:NNx5t+Fh0

にちか「ちょうど私と真乃ちゃんが死体を見に行ったタイミングで死体発見アナウンスが鳴ったので、甜花さんを含めてちょうど三人」

にちか「他に名乗り出る人がいなければ甜花さんはシロだと見ていいと思います」


「……」


甘奈「やったね甜花ちゃん☆ これで無実が証明されたよ!」

甜花「にへへ……甜花、大勝利……!」

灯織「こうなると……残るのは私か浅倉さん……ですか」

(うぅ……どうして……)

(真実に近づこうともがけばもがくほど……灯織ちゃんの容疑が濃くなっていく……)
894 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 22:01:23.30 ID:NNx5t+Fh0

恋鐘「ずっと容疑者のまんまの透がうちにはどうしても怪しく映るばい……」

凛世「ですが……愛依さんが地下で聞いた音のことも気になります……」

樹里「アリバイはどっちも成立してるとは言い難いもんな……」

(……私には、まだ犯人はわからない)

(でも灯織ちゃんはクロじゃないって、そう思う。そう信じたい)

灯織「……」

(……この気持ちは、本物だ)

(誰かを信じるっていうのは、その人と一緒に歩んでいきたい。生きていたいって言う気持ちの現れ……)

(この学級裁判が自分たちの生を掴み取るための戦いだと言うのなら……)

(守りたいものを守らなきゃ、それは本当の意味で裁判で戦っているとは言えない……!)

895 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 22:02:44.91 ID:NNx5t+Fh0
------------------------------------------------
【偽証ミスディレクション開始!】

コトダマ
‣【死体発見アナウンス】
‣【事件の経緯】
‣【にちかの打ち身】
‣【円香と透の交代】

樹里「アリバイがないのは灯織と透」

樹里「クロになれるのはこの二人だけだ!」

甘奈「【甜花ちゃんは夏葉さんの死体を見つけてる】から」

甘奈「クロにはならないよ!」

あさひ「円香ちゃんと透ちゃんの見張りの交代があったのは【朝6時】」

あさひ「【その時を狙って】めぐるちゃんの才能研究教室に行って」

あさひ「やってきためぐるちゃんを襲ったんっすね!」

恋鐘「そいをやったんはどっちやろ?」

霧子「何か絞れる方法は……ないかな……?」

愛依「こうなったらいっせーのーでで投票しちゃう!?」

愛依「多数決で多かった方がクロってことで!」

樹里「そういうわけにもいかねーだろ……」

【嘘のコトダマで議論の流れを捻じ曲げろ!】

↓1
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 22:12:12.55 ID:oK/Dq/QG0
【事件の経緯】>【その時を狙って】
897 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 22:16:46.60 ID:NNx5t+Fh0

あさひ「にちかちゃんたちは昨日の夜時間にめぐるちゃんと一緒に作業をしてたんっすよね?」

あさひ「だったら狙うタイミングは円香ちゃんと透ちゃんの見張りの交代のタイミングしか無くないっすか?」

(うっ……この事実自体は動かすことは出来なさそうだ……)

(どうにかして灯織ちゃんの容疑を晴らしたい……)

(何か、私たちと灯織ちゃんとの間だけで共有している情報で彼女を救えないかな……)

------------------------------------------------
【偽証ミスディレクション開始!】

コトダマ
‣【死体発見アナウンス】
‣【事件の経緯】
‣【にちかの打ち身】
‣【円香と透の交代】

樹里「アリバイがないのは灯織と透」

樹里「クロになれるのはこの二人だけだ!」

甘奈「【甜花ちゃんは夏葉さんの死体を見つけてる】から」

甘奈「クロにはならないよ!」

あさひ「円香ちゃんと透ちゃんの見張りの交代があったのは【朝6時】」

あさひ「【その時を狙って】めぐるちゃんの才能研究教室に行って」

あさひ「やってきためぐるちゃんを襲ったんっすね!」

恋鐘「そいをやったんはどっちやろ?」

霧子「何か絞れる方法は……ないかな……?」

愛依「こうなったらいっせーのーでで投票しちゃう!?」

愛依「多数決で多かった方がクロってことで!」

樹里「そういうわけにもいかねーだろ……」

【嘘のコトダマで議論の流れを捻じ曲げろ!】

↓1
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 22:20:05.71 ID:oK/Dq/QG0
【にちかの打ち身】>【朝6時】
899 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 22:24:19.68 ID:NNx5t+Fh0

にちか「この嘘で、守ってみせる!」偽証!

【BREAK!】

私は真乃ちゃんに向かって目配せをした。
それに気づくと、真乃ちゃんも黙って頷いて見せた。
二人で思いは同じだ。私たちは灯織ちゃんの無実を信じてる。灯織ちゃんを守りたいと思っている。
だったら、やることはただ一つ。
この二人で真実に立ち向かってみせる。
私たちだけが持っている武器で、運命を切り開く。
灯織ちゃんを救えるのは、私たちだけなんだ……!

にちか「ここで一度、今回の犯人の足取りを振り返りたいんですけど……お付き合いいただいてもいいです?」

あさひ「……? 何考えてるっすか?」

樹里「そりゃ別にいいけど……どこからだ?」

真乃「はじめのはじめからです! 全てが起きる、その時から」

灯織「にちか、真乃……? 何を考えてるの……?」
900 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 22:26:15.31 ID:NNx5t+Fh0

甘奈「えっと……犯人が今回やったのは、灯織ちゃんと甜花ちゃんの監禁、めぐるちゃんと夏葉さんの殺害だよね?」

甘奈「犯人はまず、円香ちゃんと透ちゃんの交代のタイミングを狙ってめぐるちゃんの才能研究教室に行った……」

円香「浅倉が私の部屋に来たのが朝の6時。つまりそのタイミングで犯人が3階に行ったことになる」

円香「一応改めて証言しておくと、私はこの時に浅倉が自分の部屋に入るのを見ています」

にちか「ってことは……犯人がめぐるちゃんの才能研究教室に隠れたのも朝の6時ってことになりますよね?」

あさひ「そうっすね。そこしかタイミングはないっすから」

にちか「……おかしいですね、灯織ちゃんにその時間に忍び込むのは不可能なはずなんですけど」

灯織「……え?」

樹里「は、はあああああ?! 急に何言い出してんだ?!」

あさひ「にちかちゃん、どういうつもりっすか? ここまでにまだ出てない証拠や証言があるとでも言うつもりっすか?」

にちか「……うん、これを見て欲しいの」

そう言うと、私は自分の右腕を持ち上げて、他のみんなに見せつけた。

愛依「なっ……だ、大丈夫?! すごいアザになってんじゃん?!」
901 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 22:27:36.91 ID:NNx5t+Fh0

にちか「ああ、心配しなくて大丈夫です。ただの内出血なんで、見た目ほど酷い怪我ではないんで!」

にちか「でも、問題はこの【怪我をしちゃったタイミング】なんですよ」

真乃「ほわっ……に、にちかちゃん……その怪我、昨日おやすみなさいをした時にはなかったよね……?」

(ナイス、真乃ちゃん! その通り……!)

にちか「そうなんだ……この怪我をしたのは、今朝の出来事だから」

にちか「ほら、私ってルカさんの裁判の一件でかなり風野さんに嫌われちゃってたじゃないですか。なのに今朝、才囚学園体育祭をやるからその前に蟠りを解消したいって理由で詰め寄っちゃって」

にちか「その時に揉みくちゃになってできちゃった怪我なんですよねー」

灯織「……!」

にちか「それが確か朝の6時半ぐらいの出来事だったと思うんです」

(灯織ちゃんも甜花さんも図書室に呼び出された時の時間についてはまだ証言も証拠も出ていない……)

(というか実際、二人ともかなりあやふやな様子だった。多分ちゃんと把握はしてないんだ)

(それなら、めぐるちゃんの才能研究教室に忍び込んだ犯人の行動との前後関係は嘘である程度操作できる……!)
902 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 22:28:59.99 ID:NNx5t+Fh0

円香「ちょっと、急に何? 今までそんな話一度もしてなかったでしょ」

にちか「いやすみません……前回の裁判のことがあるのに、自分の身もわきまえない行動をしちゃったことをあんまり言いたくなくて……」

樹里「灯織、今のにちかの話は本当なのか?」

灯織「……えっと」

にちか「灯織ちゃん……!」

灯織「……」




灯織「……は、はい」



903 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 22:30:33.67 ID:NNx5t+Fh0

愛依「マ、マジなん……?! せめてどっちかだけでも証言してくれてたら、こんなに悩む必要もなかったのに……!」

灯織「……すみません、私の手で怪我をさせたと言うことを認めたくなくて」

真乃「ごめんね、灯織ちゃん……」

(ま、真乃ちゃん……すごい申し訳なさそうにしてる……)

(優しいんだけど……嘘がバレる弱点になりそうだからやめてほしいなー……)

あさひ「……ほんとっすかぁ?」

(ほらー! 芹沢さんめっちゃ疑ってるー!)

にちか「ほんとだよ! どう見てもこのアザは本物でしょ!?」

霧子「あれ……でも、めぐるちゃんの部屋に忍び込んだのより、灯織ちゃんたちが襲われたのが後なんだとしたら……」

霧子「辻褄が合わなくなるんじゃないかな……?」

樹里「確かに……犯人がシャワールームにいながらに図書室に来た二人を襲うことなんてできないもんな」

にちか「いや、そうとも限らないですよ」

甘奈「え……? 3階と地下1階だよ? 行き来なんてどうやってもできないよね?」

にちか「それなら、行き来をしなければいいんです!」

凛世「頓知でございましょうか……?」

(犯人がシャワールームに潜みながら図書室を訪れた二人を襲った方法……それはきっと……!)

---------------------------------------------
【ひらめきアナグラム開始!】

はくうんふす

【正しい順番に並べ替えろ!】

↓1
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 22:32:59.42 ID:oK/Dq/QG0
ふくすうはん
905 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 22:35:15.97 ID:NNx5t+Fh0

にちか「そうか、分かりましたよ!」

【COMPLETE!】

にちか「シャワールームに潜んでめぐるちゃんを殺した犯人、図書室で灯織ちゃんと甜花さんを襲った犯人」

にちか「それが必ずしも同一である必要はないはずです!」

甘奈「え……?! それって、犯人は複数いたってこと……?!」

にちか「はい……さっきもちょっと触れたことではあるんですけど」

にちか「今回の事件ってわざわざ被害者を気絶させて私たちの行動を待ってから殺害したりで」

にちか「リアルタイムであることにすごい拘りがあるみたいなんです」

にちか「まるで一人の人間による連続殺人だと印象付けるのに必死になっているようじゃないですか?」

あさひ「さっきも言ってたっすよね。アリバイが確保されている人間が多すぎて、アリバイのない人間が不自然なぐらいに浮いてるって」

透「私とか樋口とかがデコイに使われてるんだよね」

にちか「それに、一人の人間による犯行じゃないと仮定したら……アリバイの問題だって解決するんですよ」

にちか「すべての事件について、アリバイが成立していなかったとしても……全体を通して成立をしていない人間を盾にして雲隠れできるんですから」
906 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 22:36:29.19 ID:NNx5t+Fh0

凛世「間違えれば命はない、そんな状況の学級裁判なら尚更です……」

凛世「容疑がより濃い方へ……安牌へと流れてしまうのは自然の理です……」

樹里「いや……でもどうなんだ? めぐるの殺害の時にはアリバイがあって、夏葉の時にはアリバイがない……そんな奴って」

真乃「沢山います……!」

甜花「た、たくさん……?!」

真乃「めぐるちゃんの死体を発見してから、残りの行方不明の三人を捜索する時……」

真乃「私たちは大まかに階数だけを決めて、あとは個人で探してました。見つけたら大きな声をあげるって約束だけをして……」

にちか「その口約束しかしておらず、お互いの姿も見ていない……」

にちか「そして実際、灯織ちゃんと甜花さんが見つかった時にも全員は集まってないですよね?」

愛依「うちの呼びかけに答えて集まってきてくれたのは確か真乃ちゃん、にちかちゃん、透ちゃんの三人だった……よね?」

透「うすうす」

にちか「めぐるちゃんの死体発見現場の保存を行っていた幽谷さんと杜野さんは互いに見合っているので除外してもいいとしても」

にちか「残りの月岡さん、西城さん、甘奈ちゃん、芹沢さん、樋口さんのアリバイは有栖川さんの殺害時には浮いてます!」

恋鐘「う、うちも〜〜〜〜〜?!」

甘奈「あ、甘奈も……?!」

樹里「マジかよ……?!」

あさひ「あはは、わたしも容疑者っすか?」

円香「……」

にちか「二人の人間が共謀して、互いにアリバイを確保する形で事件を起こした可能性……否定できないんじゃないでしょうか!」

(今回の犯人はアリバイというものを自分の犯行のために利用している……)

(だったら、そのアリバイの穴をとことん暴き出してやる!)

(さあ、やるぞやるぞやるぞーーーー!!)
907 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 22:38:39.15 ID:NNx5t+Fh0

少し早いですが本日はここまで。
次回9/11(月)21:00〜ノンストップ議論より再開予定です。
それではお疲れさまでした。
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 22:44:51.36 ID:oK/Dq/QG0
お疲れさまでした
偽装は反論とか同意とかと考え方が全然違うから難しい……
909 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/11(月) 20:57:04.22 ID:gCHc5dH90
---------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【にちかの打ち身】
‣【円香と透の交代】
‣【モノクマファイル3】
‣【灯織と甜花の拘束】

真乃「今回の事件は複数犯による別々の事件だった可能性があります……っ!」

真乃「灯織ちゃんがにちかちゃんに間違って怪我をさせたのは【朝6時半】のこと」

真乃「朝の6時に円香ちゃんと透ちゃんは監視を交代して」

真乃「めぐるちゃんを殺した犯人はその時に現場に忍び込んでいたんです!」

灯織「私と甜花さんが襲われたのは【6時半から8時までの間】ということになりますね……」

灯織「これは犯人が二人以上じゃないと成立させるのは不可能です!」

樹里「でも今回の事件は【手口が両方一緒】だろ?」

樹里「凶器こそ違うけど先に気絶させといて後で撲殺するって方法も同じ」

樹里「【死因が同じ】なあたり単独犯っぽく見えるけど……」

円香「めぐるの事件の時にアリバイがない浅倉も」

円香「灯織と甜花の発見の時には現場に居合わせて」

円香「現場の保全をやっていたと聞きました」

円香「単独犯だと主張するなら浅倉に夏葉さんの殺害は不可能では?」

恋鐘「あ〜! こんがらがってきたばい!」

【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/11(月) 21:13:33.62 ID:gTJsdYtu0
【モノクマファイル3】>【死因が同じ】
911 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/11(月) 21:18:54.85 ID:gCHc5dH90

にちか「それは違くないですかー?!」論破!

【BREAK!】

にちか「めぐるちゃんも夏葉さんも死因が同じ……確かに死体の状況だけ見ればそう見えますけど、実際はそうじゃないんです」

樹里「なっ……いや、どっちも撲殺だっただろ?! 凶器だって金属製の長いもので共通してるし、現場で発見されてるじゃねーか!」

真乃「死因が違うって言うのは致命傷を受けた箇所の違いだよね?」

愛依「えっ? 二人とも頭から血を流して死んじゃってたよ?」

にちか「同じ頭でも前頭部と後頭部で違うんですよ! ほら、モノクマファイルに書いてあるでしょ?」

霧子「本当だね……夏葉さんのモノクマファイルにははっきり後頭部の打撃が致命傷って書いてある……」

にちか「西城さんが言った通り、今回の事件はやり口は共通してるんです。先に麻酔で意識を奪った後にタイミングを見計らっての撲殺」

にちか「それなのに、頭に受けた打撃の場所が違う。これって同じ人物がやったことならおかしくないですか?」

凛世「ただ同じ犯行を繰り返したのではなく……」

凛世「それぞれ別の人間が頭を殴りつけての撲殺という手段だけ共有して事件を起こした……」

凛世「そんな印象を受けます……」

恋鐘「そんなんただの偶然かもしれんばい!」

恋鐘「たまたま殴りつける時に手が滑ったとか……」

愛依「あ〜! もううちも分かんなくなってきた!」

愛依「この事件の犯人って一人なの?! 何人もいるの?!」



【真実は二つに一つ!】


912 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/11(月) 21:20:45.81 ID:gCHc5dH90

モノクマ「思えば長い旅でした……この裁判が始まった時からずっとアリバイがあるだのアリバイがないだの……」

モノクマ「あれ? ずっとオマエラ、アリバイの話しかしてなくない?」

モノタロウ「なんかオイラ、アリバイって四文字が栗タルト崩壊しちゃったよ」

モノファニー「モノタロウ、タルトに乗せる具材が違うわよ」

モノスケ「タルトに乗せるのは栗やのうてゲシュやゲシュ!」

モノスケ「ってゲシュってなんやねん!」

モノダム「ソロソロコノ足踏ミモ終ワリニシヨウ」

モノダム「コノ事件ガ単独犯ニヨル物ナノカ、複数犯ニヨルモノナノカ」

モノダム「今コソ決着ヲツケヨウネ」

------------------------------------------------
【意見対立】
【議論スクラム開始!】

「この事件は単独犯によるものだ!」vs【この事件は複数犯によるものだ!】

恋鐘「めぐるも夏葉も殴られて死んどる! 死因が一緒なら連続殺人じゃなか!?」

樹里「めぐるの殺害のときのアリバイが透と灯織以外の全員には成立してるんだぞ!」

あさひ「円香ちゃんだってめぐるちゃんの殺害は可能っすよ」

甜花「甜花は有栖川さんの死体の第一発見者……クロにはなり得ない、よ……!」

愛依「単独犯じゃなくて複数犯だったら投票はどうすればいいの?!」

甘奈「灯織ちゃんの拘束は自分で解けた……狂言の監禁だったんじゃないかな」

あさひ「にちかちゃんが言ってるだけっすよ? 本当に腕の怪我は灯織ちゃんがつけたものなんすか?」

-------------------------------------------------
【意見スロット】

【死体の発見】
【腕の怪我】
【アリバイ】 
【死因】
【投票】
【窓】
【監禁】
-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

↓1
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/11(月) 21:23:49.23 ID:gTJsdYtu0
【死因】
【アリバイ】
【窓】
【死体の発見】
【投票】
【監禁】
【腕の怪我】
914 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/11(月) 21:26:11.31 ID:gCHc5dH90

【CORRECT!】

【にちか「運命を切り開いて見せます!」】

恋鐘「めぐるも夏葉も殴られて死んどる! 死因が一緒なら連続殺人じゃなか!?」
【にちか「幽谷さん!」
霧子「死因となった一撃を受けたのは、前頭部と後頭部で位置が違うんだ……」】

樹里「めぐるの殺害のときのアリバイが透と灯織以外の全員には成立してるんだぞ!」
【にちか「樋口さん!」
円香「夏葉さんの殺害の時にはアリバイは不透明な人がたくさんいるはずだけど」】

あさひ「円香ちゃんだってめぐるちゃんの殺害は可能っすよ」
【にちか「浅倉さん!」
透「でも、あの窓から脱出したのは確かじゃん。樋口があれやる意味なくないですか」】

甜花「甜花は有栖川さんの死体の第一発見者……クロにはなり得ない、よ……!」
【にちか「杜野さん!」
凛世「夏葉さんの事件の時にはシロでも、めぐるさんの時の嫌疑は未だ腫れておりません……」】

愛依「単独犯じゃなくて複数犯だったら投票はどうすればいいの?!」
【にちか「灯織ちゃん!」
灯織「落ち着いて投票すれば大丈夫です。それぞれの犯人を見つけ出すんです!」】

甘奈「灯織ちゃんの拘束は自分で解けた……狂言の監禁だったんじゃないかな」
【にちか「ここは私が!」
にちか「だとしても灯織ちゃんは6時半に私と会ってる……めぐるちゃんの殺害のクロにはなれないんだよ!」】

あさひ「にちかちゃんが言ってるだけっすよ? 本当に腕の怪我は灯織ちゃんがつけたものなんすか?」
【にちか「真乃ちゃん!」
真乃「私が証言するよ……にちかちゃんの怪我は昨日の夜にはありませんでした……っ!」】

-------------------------------------------------

【ALL BREAK!】

「「「「「「「これが私たちの答えだ!」」」」」」」」

915 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/11(月) 21:27:34.27 ID:gCHc5dH90

にちか「アリバイが確かに成立している人は多いですが、それは事件を通してずっとではない。ちょっと複雑ではありますけど、それぞれについては犯行が可能だった人が別にいるはずなんです」

にちか「それを一つ一つ紐解いていきましょう。足取りはだいぶ見えてきているんです、あとはその輪郭をくっきりとなぞるだけ!」

あさひ「夏葉さんの犯行に関しての議論はまだ進んでないっすもんね」

あさひ「そっちを話してみたら見えてくるかもしれないっす!」

樹里「だー……マジか……マジで犯人は複数人なのかよ……」

灯織「にちか……やったね」

にちか「うん、でもまだ灯織ちゃんの容疑を晴らせたわけじゃない。議論の流れをなんとか引き寄せられてる……今のうちに詰めていかないと」

真乃「がんばろう、後少しだよ……っ!」

霧子「それなら……死因の違いがずっと気になっているんだけど……」

恋鐘「死因が違うからって犯人が違うってにちかは言うとったね……」

恋鐘「どがんしてこん違いは生まれたばい?」

(前頭部と後頭部の致命傷の位置の違いか……)

(それは撲殺された瞬間のことを想定してみると分かるかもしれないな……)

透「じゃ、次は致命傷の位置がなぜ違ったのかについて」

透「よーい、スタート」

円香「あんたが仕切んの?」
916 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/11(月) 21:28:15.99 ID:gCHc5dH90
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【事件の経緯】
‣【気化麻酔】
‣【死体発見アナウンス】
‣【夏葉の割れた指の爪】

恋鐘「なんで二人の致命傷は前頭部と後頭部で場所が違ったばい?」

凛世「犯人はめぐるさんと夏葉さん共に……」

凛世「気化麻酔を用いて【意識を奪った上で】撲殺をいたしました……」

凛世「同じ人物が犯人なら、狙い損じることはそうそうないものかと……」

甘奈「【動いていない】標的を殴るだけだもんね」

甘奈「慣れてなくても普通は当たるはずだよ☆」

霧子「もしかして犯人は腕に怪我をしてたのかも……」

霧子「その痛みで狙い損ねたとか……」

あさひ「おっ、にちかちゃんも容疑者に急浮上っすね!」

真乃「に、にちかちゃんはどっちの事件にも【アリバイがあります】から……!」

【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/11(月) 21:35:22.71 ID:gTJsdYtu0
【夏葉の割れた指の爪】>【動いていない】
918 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/11(月) 21:37:47.50 ID:gCHc5dH90

にちか「それは違くないですかー?!」論破!

【BREAK!】

にちか「致命傷の位置の違い……その原因は意識があったかどうかですよ!」

霧子「えっ……? でも、現場にはお薬のボンベが残ってたよね……?」

にちか「はい、幽谷さんの才能研究教室にあった気化麻酔です」

霧子「あの気体は濃度に調整が必須で……ボンベに溜まっているものを直に吸引すると、意識を自力で取り戻すのは困難だと思う……」

にちか「私もそうだとは思うんです……でも、夏葉さんの死体に残された手がかりはそうじゃない、意識はあったってそう訴えかけてくるんです!」

あさひ「夏葉ちゃんの手の爪っすよ!」

甜花「つ、つめ……?」

あさひ「何か鉄製のものを力一杯引っ掻いたみたいなんすよね。爪はパキッと割れちゃっててそこからは鉄の匂いがしたっす」

樹里「か、嗅いだのか?! 死体の指の爪を?!」

あさひ「……? うなじの匂いを嗅いだんじゃないからいいじゃないっすか」

(何その価値基準……)
919 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/11(月) 21:39:14.13 ID:gCHc5dH90

にちか「と、とにかく……あの爪は自分の力じゃないと割れないんですよ。事件の瞬間に意識があった証拠です!」

愛依「で、でもそんなん無理なんっしょ? 麻酔薬めちゃくちゃ強いやつなんでしょ、霧子ちゃん?」

霧子「うん……インドゾウさんでも気絶しちゃうぐらいだと思う……」

モノクマ「タチサレ……タチサレ……」

モノタロウ「うわー! 幽霊の話はやめてよー! オイラ幽霊の話と住民税の話だけは怖くて怖くてたまらないんだー!」

モノファニー「ここは人形をピッピッと投げつけて退散しましょう!」

恋鐘「そがんに強い麻酔吸って意識があった夏葉……なにもんばい!」

恋鐘「常識的に考えてあり得なかよ!」

灯織「……常識的に考えたらいけないのかもしれない」

真乃「灯織ちゃん……?」

灯織「いや、正直馬鹿げてるとは思うんだけど……夏葉さんって超研究生級の文武両道だったよね?」

灯織「その、体とかも鍛えてらしたし……精神力も並じゃなかったというか……」

樹里「お、おいおい! 根性で目を覚ましたとでも言うつもりかよ!?」
920 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/11(月) 21:40:03.06 ID:gCHc5dH90

にちか「意識を取り戻した方法は分からないです、それこそボンベの中の麻酔が漏れ出ていたとかの可能性もありますし……」

にちか「ただ、夏葉さんは意識があったことは確かなんです! そして、これによって明らかになる【事実】もあるんです!」

真乃「意識があったことで浮かび上がる事実……?」

あさひ「みんなにヒントを出してあげるっす! 夏葉さんは何を引っ掻いて爪を割ったと思うっすか?」

にちか「は? ちょ、ちょっと急になに、芹沢さん?」

あさひ「ほらほら、にちかちゃんも考えるっすよ! ウンウン頭を捻って考えて欲しいっす!」

(夏葉さんが何を引っ掻いて爪を割ったか……?)

(……夏葉さんが命を落としたときの現場の状況、思い返してみよっか)

---------------------------------------------
【ブレインドライブ開始!】

Q1.撲殺された時の夏葉の意識は?
a.意識があった b.意識がなかった

Q2.意識を取り戻した夏葉は何をした?
a.犯人に説得を試みた
b.脱出を試みた
c.犯人につかみかかった
d.ダイイングメッセージを書いた

Q3.夏葉が爪を割る原因になった物とは?
a.裏庭のマンホール
b.凶器の鉄パイプ
c.気化麻酔のボンベ
d.裏庭の扉

【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】

↓1
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/11(月) 21:46:14.17 ID:gTJsdYtu0
abd
922 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/11(月) 21:52:09.94 ID:gCHc5dH90

(うーん……どうだろう。犯人に撲殺されるときに有栖川さんに意識があったのは間違いないだろうけど……)

(それに、必死に逃げ出すなら……扉をひっかくというよりもドアノブを必死に捻るんじゃないかな……)

---------------------------------------------
【ブレインドライブ開始!】

Q1.撲殺された時の夏葉の意識は?
a.意識があった b.意識がなかった

Q2.意識を取り戻した夏葉は何をした?
a.犯人に説得を試みた
b.脱出を試みた
c.犯人につかみかかった
d.ダイイングメッセージを書いた

Q3.夏葉が爪を割る原因になった物とは?
a.裏庭のマンホール
b.凶器の鉄パイプ
c.気化麻酔のボンベ
d.裏庭の扉

【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】

↓1
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/11(月) 21:53:42.65 ID:gTJsdYtu0
acb
924 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/11(月) 22:01:28.95 ID:gCHc5dH90

にちか「推理はつながった!」

【COMPLETE!】

にちか「そっか、意識を取り戻した夏葉さんが起こしたアクション、それに爪を割った理由があるんだ!」

恋鐘「そいはそうやろうけど……そんなことがわかるばい?」

あさひ「現場に残った痕跡を思い出して欲しいっす。あの現場には何が残ってたっすか?」

樹里「何って……気化麻酔のボンベと、凶器の鉄パイプだろ?」

真乃「これを引っ掻いて爪を割ったってことなんだよね……?」

にちか「そう、そしてもう一つのポイントは意識を取り戻したタイミングなんだよ」

灯織「撲殺された瞬間に、夏葉さんは意識があったんだよね? ってことは……夏葉さんは犯人と相対していたことになる」

あさひ「いっそ、犯人が凶器を振り上げているところで目を覚ましたのかもしれないっすね!」

甘奈「えっ?! それじゃあ夏葉さんは間一髪のところで助かったの?!」

にちか「助かった……というか抵抗をしたんだと思う。頭に鉄パイプを振り下ろされそうになってるのに気づいて、【犯人につかみかかった】んだよ」

樹里「夏葉はアタシたちの中じゃ背丈も高いし力も強い。意識を取り戻して間もないとはいえ十分に抵抗はできただろうな」

にちか「犯人との攻防の最中、力がこもってつい鉄パイプを引っ掻いてしまって、それで爪が割れちゃったんじゃないですかね」
925 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/11(月) 22:02:53.75 ID:gCHc5dH90

あさひ「うんうん、そうっすね。じゃあ次のクイズっす!」

円香「……まだ続くの?」

あさひ「じゃあ夏葉さんは犯人と押し合いになってる時にどうやって死んだんっすかね?」

愛依「ま、また死因の話? それは撲殺で……」

にちか「そっか! そうだったんだ……! 致命傷の位置の違いは……その違いを物語ってたんだ!」

透「違いって……めぐるちゃんの時とは他にも違うところがあるの?」

にちか「はい……しかもめっちゃ重大な違いです。この事件について根っこの部分になる大きな大きな違いなんです……!」

甜花「な、何が違うの……?」

(間違いない……)

(めぐるちゃんの殺害現場にはなくて、夏葉さんの殺害現場には存在した物)

(アレが存在していたかどうかで、事態は大きく動く……!)

---------------------------------------------

【にっちー危機一髪 スタート!】

夏葉の殺害現場には■■■■■が存在していた!

ん ま だ し や
う い さ つ ち

【正しいワードで推理をぶちかませ!】

↓1
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/12(火) 00:20:46.84 ID:AsSDbPjX0
だましうち
927 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/12(火) 19:36:48.02 ID:GbT38VB50

昨日は途中で抜けてしまってすみませんでした。
新規システムを特に解説もせずにぶん投げてすみません。
既にやっていただいている通り、レインコードに出てきた死神ちゃん危機一髪を踏襲した設問です。
並んでいる文字列から適切な文字だけを抜き取って配置するシステムとなっています。

そして、今になって気が付いたのですが出題時の文字数を誤っていました。すみません。
想定解は「だいさんしゃ」だったのですが、■が5つになっていましたし、だましうちでも意味として通るところなのでここは正答でクリアにします。

今日は所用のため更新はできませんが、次回更新時はこの続きより開始します。
928 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 20:41:45.66 ID:08dU+VzG0
---------------------------------------------
夏葉の殺害現場には騙し討ちが存在していた!
---------------------------------------------

にちか「閃いた!」

【解!】

にちか「さっきの話の続きです! 意識を取り戻した夏葉さんと犯人は鉄パイプ越しに押し合いになっていた……」

にちか「西城さんが言ってた通り、夏葉さんは私たちの中でも身体能力が高い方でした。そんな人に押し合いに持ち込まれたら、犯人に勝ち目はあったでしょうか?」

凛世「麻酔の影響があり、意識が曖昧だった可能性はあるやもしれませんが……」

凛世「夏葉さんの方がやはり、有利になるのではないでしょうか……?」

にちか「私もそうだと思います。でも思い出してください! 夏葉さんの致命傷ってどこに受けてましたっけ!?」

甜花「後頭部……頭の後ろ、だね……」

あさひ「押し合いにも負けそうな犯人がどうやってそんなところ殴るっすかね?」

灯織「不可能、ですね……」

にちか「そう、できないんだよ。力で負けている犯人には、決してね」

透「え。じゃあどうすんの」

透「まさか……生きてる?」

樹里「いやいやいやいや! 流石にそれはねーって!」
929 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 20:42:47.29 ID:08dU+VzG0

あさひ「不可能なのは、押し合いになってる犯人が殴り殺すことっすよ?」

あさひ「【他の誰か】なら撲殺はできたっす」

恋鐘「ほ、他の誰か……?! そ、それってつまりあの現場には三人の人間がおったってことになると?!」

にちか「やっぱりこの事件は複数犯による物だったんです! アリバイの確保、二人の監禁、事件現場の潜伏……」

にちか「それを可能にしたのはこの濃密な協力体制があったからなんです!」

円香「なんとなく犯人像が見えてきたかもね」

円香「今回の犯人は並大抵の信頼関係で結ばれた物じゃない」

円香「損とか利益とかそんなレベルじゃない結束」
930 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 20:43:49.81 ID:08dU+VzG0

樹里「それって透と円香もそうだろ?」

樹里「アンタらは幼馴染、アタシたちの中では一緒にいる時間がかなり長い二人のはずだ」

透「でも私は夏葉さんの殺害現場には行けない」

透「ね、愛依ちゃん」

愛依「う、うん……! そーだよ、死体発見アナウンスまで一緒にいたもん!」

透「樋口はめぐるちゃんの殺害はできない。窓から逃走してた時間がないからね」

円香「……そういうこと」

(そう、今回の事件の犯人は夏葉さんの殺害の時に現場に居合わせることができた二人組)

(めぐるちゃんの時にも不完全ながら一応のアリバイは確保していたし、私の嘘がなくちゃそれも突き崩されてはいなかっただろう)

(複数犯による犯行だったと明らかになった今、それが可能なのはあの二人しかいない……!)

---------------------------------------------
【クロを指摘しろ!】

※二人同時指摘

↓1
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/09/13(水) 21:01:17.82 ID:jxBDNiY+0
大崎甘奈 大崎甜花
932 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 21:05:54.14 ID:08dU+VzG0

にちか「犯人は……あなたです!」

【解!】

にちか「甘奈ちゃん、甜花さん……あなたたちなんですよね。今回の事件を仕掛けたのは」

甘奈「えっ……?!」

甜花「ひぃん……!」

甘奈「ちょ、ちょっと待ってよ! なんでそうなるの?!」

にちか「今回の事件の犯人は夏葉さんの殺害現場に居合わせることができた二人組。そのタイミングでアリバイが浮いているのはあなたたち二人なんですよ」

甜花「ほ、他にも月岡さんとか……西城さんとか……いるよ……?」

あさひ「めぐるちゃんの事件も忘れちゃいけないっすよ。シャワールームの窓からの脱出ができた人間は透ちゃん、灯織ちゃん、甜花ちゃんの三人だけ」

あさひ「そのうち夏葉さんの現場に行くこともできるのは甜花ちゃんだけっす」

甜花「ひぃん……?!」
933 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 21:08:29.80 ID:08dU+VzG0

甘奈「で、でも……そう! 死体発見アナウンス! さっきにちかちゃんも言ってたけどあれってシロの3人が死体を発見しないと鳴らないんだよね?!」

甘奈「甘奈も甜花ちゃんも、死体発見アナウンスが鳴った時の三人に含まれてるよ!?」

真乃「うん……だから甘奈ちゃんはめぐるちゃんの殺害に関してはシロ、甜花ちゃんは夏葉さんの殺害には関してはシロになるよ……」

真乃「でも、事件を通してのシロじゃないの……ごめんね……」

灯織「むしろ、その死体発見アナウンスを利用したのかもしれません。ほら、モノクマーズが言ってたよね?」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

モノタロウ「オイラたち、こんなことも教えてくれないぐらい冷たいと思われてたの?! 心外だなぁ」

モノスケ「そもそもこの条件については【キサマラにも一度質問を受けとる】ことやしな」

(……え?)

モノスケ「ま……ソイツは他の連中と共有をする気もなさそうやし、キサマラで改めて共有しておいてや」

モノタロウ「情報は水だよ! 独占しちゃいけないんだ!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

灯織「今回の事件で、死体発見アナウンスの条件について私たちよりも先に質問した人がいるって」

灯織「二人は死体発見アナウンスがなった時のメンバーにそれぞれを忍び込ませることで無実を印象付けようとしてたのかもしれません」
934 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 21:09:35.09 ID:08dU+VzG0

モノクマ「ちょっと! オマエたち、そんな重要なことを教えちゃったの?!」

モノタロウ「ご、ごめんなさいー!」

モノスケ「モノダムのやつが知識は水だとか抜かすからあかんのや! ワイらは隠し通すつもりやったんや!」

モノダム「……」

にちか「むしろ、二人は犯人だからこそ死体発見アナウンスを鳴らす三人のうちに滑り込めたんじゃないですか?」

にちか「死体のある場所をそれぞれ知っていたから……!」

甘奈「い、言いがかりだよ! そんなの……証拠もないって!」

(うぅ……胸が痛い)

(甘奈ちゃんとは今朝、仲がさらにもう一段階前に進んだ感触があったから……そんな日にすぐにクロと指摘する指先を突きつけなくちゃいけなくなるなんて)

(でも……これが守りたいものを守るために戦い続けて……たどり着いた真実なんだ)

(ここから退くわけには……いかない!)
935 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 21:10:26.76 ID:08dU+VzG0

愛依「えっと……二人が犯人なんだとしたら、めぐるちゃんを殺害したのが甜花ちゃんで」

愛依「夏葉ちゃんを殺害したのが甘奈ちゃんなんだよね?」

凛世「はい……そうなります……」

凛世「ですので……シャワールームより脱出するジップラインを使用なされたのも甜花さんということに……」

甜花「て、甜花インドア派だから……そんなのできない、よ……?」

にちか「落ちないように掴むだけです! 甜花さんのスポーツテストがEランクでも不可能じゃないですよ!」

甘奈「むー! 失礼な! 甜花ちゃんはかなりE寄りのDだよ!」

円香「運動神経悪くはあるんだ」

甜花「えと……えと……」

甜花「あっ! あ、あの……反論、あります……!」

甘奈「……! 甜花ちゃん?」

甜花「七草さんの推理だと、甜花が八宮さんを殺して……その後でAVルームに行って、風野さんと一緒に監禁されたフリをしたことになるんだよね……?」

甜花「シャワールームからプールに出て、そこから地下に行く……」

甜花「で、でも甜花にはそれ……できない、から……」

(……え?)

甜花「なーちゃん、任せて……甜花が守ってみせるから……!」

甜花「なーちゃんを犯人なんかにはさせない……!」
936 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 21:11:47.53 ID:08dU+VzG0
---------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【プールの利用規則】
‣【シャワールームの窓のフレーム】
‣【灯織と甜花の拘束】
‣【AVルーム裏口の扉】

甜花「八宮さんを殴ってシャワールームからジップラインで脱出……」

甜花「プールに降りたら、そのまま地下に行く……」

甜花「あとは【自分で目隠しと耳栓をして、手足を縛る】……?」

甜花「甜花には……これはできないんだ……」

甜花「だって、【そんな時間はない】から……」

甜花「和泉さんの証言を思い出してみて……!」

甜花「甜花たちを発見したのって、【扉を閉まる音を聞いたから】……だよね?」

甜花「それってつまり【犯人が逃げ込んだ】時に和泉さんが居合わせたから……!」

甜花「甜花、手先が不器用だから……そんな音を聞かれてからじゃ縛るの間に合わない……!」

樹里「そんな威張って言うことか……?」

【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/13(水) 21:48:55.23 ID:gBMvCukz0
【犯人が逃げ込んだ】に【AVルーム裏口の扉】
938 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 21:50:43.96 ID:08dU+VzG0

にちか「それは違くないですかー?!」論破!

【BREAK!】

にちか「地下にある教室でスライド式の扉なのはゲームルームとAVルームの二つ。だから愛依さんが聞いた音は犯人が逃げ込んだ音になる」

甜花「そう、だから……そんな直後に手足を結ぶなんてできない……!」

にちか「そうじゃないんですよ。地下にはもう一つスライド式の扉があるんですから」

甜花「うん……それは知ってるよ……」

甜花「AVルームの裏口の扉……だよね? でも、前に幽谷さんと使った時に確認したけどあの扉は建て付けが悪くて開かなかったはず……」

凛世「甜花さん……裏口の扉は、凛世が直させていただきました……」

凛世「図書室で読んだ書籍の映像化した作品を見たくなった際に、逐一迂回するのは手間でしたので……」

凛世「油を差したり、扉を外したり……色々と試させていただきました……」

(杜野さん、見かけによらず結構アクティブだよね……)

にちか「そう、裏口が事件当時も使えたんですよ。だとすると、愛依さんが聞いた音は必ずしもAVルームに逃げ込む音じゃなくて……」

にちか「その逆、AVルームから出ていく音だった可能性もあるんですよ!」
939 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 21:51:40.00 ID:08dU+VzG0

恋鐘「ど、どういうことばい? 甜花がAVルームで見つかったのは事実やろ?」

にちか「そう、甜花さんの今の反論自体は間違ってないんです。あの音がしてからセルフで体を縛るのは現実的じゃない」

にちか「だから、そうじゃなくて甜花さんは別の人に縛ってもらったんです」

甘奈「……!」

真乃「あっ、だからAVルームから出ていく音なんだね……!」

真乃「甘奈ちゃんが甜花ちゃんのことを縛って、それから出て行った音……!」

愛依「そっか……それなら間に合うんじゃん!」

甘奈「ううん……間に合わないよ」

甜花「なーちゃん……?」

甘奈「甜花ちゃん……守ってくれてありがとう。でも甘奈も一緒に戦わせて」

甘奈「甘奈も甜花ちゃんをクロになんかさせたくないんだ……!」


【甘奈「甘奈もここは譲れない!」】決闘!

940 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 21:53:39.96 ID:08dU+VzG0
---------------------------------------------
【舌戦デュエルマッチ開始!】

甘奈「にちかちゃん、思い出して」

甘奈「甘奈はめぐるちゃんの死体を発見した後は」

甘奈「一階の食堂方面でみんなを探してたんだよ?」

甘奈「愛依ちゃんよりも先回りして地下に行って」

甘奈「甜花ちゃんを縛って出ていくなんて」

甘奈「どう考えても間に合わないよ!」

(……確かに甘奈ちゃんと愛依さんがみんなを探した階数はチグハグだ)

(だけど、そのチグハグさを解消するための答えがある……!)

---------------------------------------------

甘奈は■■■■■■を利用した!

ろ る し う に
け か よ く つ

【正しいワードで推理をぶちかませ!】

↓1
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/13(水) 21:56:02.30 ID:6hQVJNq90
、ォ、ッ、キ、ト、ヲ、
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/13(水) 21:59:34.02 ID:gBMvCukz0
かくしつうろ
943 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 22:01:15.36 ID:08dU+VzG0
---------------------------------------------
甘奈は隠し通路を利用した!
---------------------------------------------
にちか「切り伏せる!」

【SLASH!】

にちか「逆だよ! 甘奈ちゃんは食堂エリアに行ったからこそ先回りして甜花さんを縛ることができたんだ」

甘奈「ど、どういう意味……?」

にちか「私も使った方法だよ。食堂近くの女子トイレの用具入れ、あそこにあった隠し通路……まさか知らないとは言わないよね」

甘奈「……!」

にちか「前回の裁判が終わった後、私はここにいる全員を連れて隠し通路を見せに行った。どこに隠し通路があって、どこに通じているのかも確認したはずだよ」

透「隠し通路を通ってAVルームで、甜花ちゃんと待ち合わせ」

透「そんで縛った後は……」

あさひ「それも前回の事件と同じじゃないっすかね。わたしが使った方法っすよ!」

(……)

にちか「通気口。あそこからなら愛依さんと鉢合わせることなく脱出できたはずだよ」

944 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 22:02:04.69 ID:08dU+VzG0

モノクマ「いやー、大崎さんちの妹さんは勤勉でございますなぁ! コロシアイの復習をしっかりやってるんだから!」

モノタロウ「あっ! これコロシアイゼミでやった問題だ!」

モノファニー「えらいわモノタロウ。後でオレンジジュースを持ってきてあげましょうね」

にちか「さあ、これで甜花さんの脱出ルートも実現可能なことが証明できましたよ」

にちか「まだ反論はありますか!」

甘奈「むむむむ……」

甜花「えっと……えっと……!」

真乃「にちかちゃん……あとひと押しだよ。もう事件の全貌は見えてるから」

灯織「にちか、最後に事件を最初から全部振り返ってみて……それで二人に突きつけてみよう」

灯織「それでなお反論がなければ……きっとそれが真実なんだと思う」

にちか「真乃ちゃん、灯織ちゃん……」

にちか「うん……任せて! これでこの長かった事件も終わりにする」

にちか「真実を私の手で明らかにするよ!」

945 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 22:03:20.23 ID:08dU+VzG0
---------------------------------------------
【クライマックス推理開始!】

【act.1】

「今回の事件はかなり複雑……二つの事件が一つに結びついてできているものだったんです。なので、順を追って一つずつ説明しますねー!」

「最初に襲われたのは……多分夏葉さんだと思います。私たちはめぐるちゃんの発案で才囚学園体育祭の開催をすることになって、その前日から準備をしていました。夏葉さんは中でも遅くまで体育館に残って準備をしてくれてました。でも、多分今回はその厚意が裏目に出てしまったんだと思います」

「だって今回の事件において重要な脱出トリックは体育館の窓を使用したものだったんですから。長く体育館に残っていた夏葉さんの存在は犯人たちにとって目の上のたんこぶ。犯人たちは夏葉さんを襲うと気化麻酔を使ってその意識を奪いました……」

「夏葉さんが気絶した後は工作の時間。体育館の窓をよる時間が始まる前に開けておいて、そのフレームにワイヤーを結びつけました。ワイヤーの端はプール側に垂らして、プールから回収できるようにして……です」


【act.2】

「夏葉さんを裏庭にまで連れて行き、気化麻酔がボンベから溢れ出る状態にして扉を閉めたら犯人たちはもう一つの事件に向けての準備に移りました。といってもだいぶ間の時間は空いたと思いますけどね」

「朝の6時、樋口さんと浅倉さんが才能研究教室の見張りを交代するタイミングを知っていた犯人たちは、一方をそのタイミングでめぐるちゃんの才能研究教室に忍び込ませました。このタイミングでなら校舎内に人はいなくなり、見つかるリスクもなくなるからです。後は朝の準備のタイミングでやってくるめぐるちゃんを待つだけ。その時に備えて金属バットを脇に構えました」

「もう一人の犯人は自分への容疑を薄くするための狂言監禁の準備に取り掛かりました。灯織ちゃんを図書館に呼び寄せると、そこで襲撃。手足と目、耳を封じるとAVルームに閉じ込めたんです。後に灯織ちゃんと一緒に自分もそこで同じ状態になることで、被害者一団を装おうとしたんですね」

946 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/13(水) 22:04:23.84 ID:08dU+VzG0
【act.3】

「そして、朝が来た。昨晩のうちの準備に決着がついていなかったのでめぐるちゃんはアナウンスと同時かそれより少し早いぐらいに才能研究教室に向かってしまった……自分の命が狙われているとも知らずに……」

「とはいえ、すぐに犯人は命を奪ったわけではありません。今回の事件はリアルタイムに進行し、その間のアリバイを有耶無耶にすることが目的だったのでまずは意識を気化麻酔で奪うだけにしました」

「一方その頃体育館に集まっていた私たちは、めぐるちゃんと灯織ちゃんと夏葉さん、そして犯人の一人が集まっていないことに気づく。そのまま3人の捜索に移ることになるのですが、この時から誘導されていたのかもしれませんね。だって、めぐるちゃんの死体発見アナウンスの条件であるシロ3人の目撃に、犯人は割り込んできたんですから」

「私たちがめぐるちゃんの死体を発見しにくるタイミングを狙って犯人の一人はシャワールームからの脱出を開始。あらかじめ通しておいたワイヤーを折れたホッケースティックを使ってジップラインの要領で滑走。プールに降り立った犯人はAVルームに急ぎます」

「めぐるちゃんの死体を発見した後の私たちは残りの3人の捜索を再開。この時に犯人は自然な形で1階の食堂の捜索を申し出ています。それは食堂付近の女子トイレ、その中の隠し通路を利用するため。隠し通路を利用して愛依さんより先に地下に辿り着いた犯人は、もう一人の犯人をその場で縛り上げ、あたかも灯織ちゃんと同様にずっと監禁されていたかのように装ったんです」


【act.4】

「偽装の拘束を終え、通気口を介して地上に出た犯人はそのまま裏庭へ。そこで今度は夏葉さんを撲殺しました。これによって犯人二人、それぞれの犯行が終了。連立する二つの事件が成功したんです」

「後は私と愛依さんによって拘束を解かれた犯人が夏葉さんの死体を発見することで事件は完結する。犯人二人が、自分の事件ではない事件についてアリバイを確保し、死体発見アナウンスによりシロの証明をもらうことで雲隠れを狙った……その目論見を完遂したんですよ!」

「こんな複雑な事件を実現できたのは、波ならぬ信頼関係で結ばれた二人だからこそ!」


「甘奈ちゃん、甜花さん……そうですよね?」


【COMPLETE!】
---------------------------------------------
860.97 KB Speed:2.7   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)