【ダンガンロンパ】俺「安価でコロシアイ学園生活を生き抜く」3章

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 14:09:01.69 ID:33nMzS2a0
コンマ38
植物庭園

舞園(俺君、桑田君の事件が起きた時先ずは何からやってたっけ…)

舞園(あっ、そうだ。モノクマファイル…)ピッ


「モノクマファイル2
熱傷による遺体の損傷が激しい為、死体の身元は不明。
この熱傷は、被害者の死後に行われている。
首から上は骨ごと切られて損失している。
両腕及び、両脚の大腿部にナイフによる刺し傷がある。
腹部にも傷跡があるが、ここ数日の物では無く以前からあった傷のようだ」


舞園「…。」

舞園(駄目だ。これを見ても全然分からない…)

舞園(やっぱり、あの遺体を直接見るしか…でも…)ゴクリ...

首の無い遺体「」

舞園(ッ…)

舞園手「」ブルブル...

舞園「はぁ…はぁ……」

舞園(震えが止まらない…。そりゃそうだもん…死体なんて触った事無いもん…)

舞園(俺君も霧切さんも、桑田君の時よく死体を触れたなって居なくなった今ならよくわかる…)

舞園(あの2人がどれだけ優れてて、私達がこれまでどれだけ頼って来たのかを…)

舞園(でもあの2人は今居ない…。なら、私がやらなきゃ……)

舞園(私が裁判を間違えて、こんな所で全員処刑なんて絶対に嫌だ…)

舞園(……私は彼と一緒に外へ出て、やりたい事だっていっぱいあるんだから)ブルブル...

舞園(だから、私一人でも…俺君との為に…皆んなとの為に頑張らなきゃ…)ブルブル

苗木「舞園さん、一人じゃ無いよ」

舞園「あ…苗木君…」ハッ

苗木「俺君や霧切さんと比べると頼りないかもしれないけどさ…。ボクも一緒に捜査するから必ず真実に辿り着こう」

舞園「苗木君…」

舞園(苗木誠君…。中学時代、ずっと私が気になっていた男の子…)

苗木「皆んなで力を合わせれば、乗り越えられ無い事なんて無いよ」

舞園「ぁ…」

舞園(そうだ。私は未だ一人じゃ無い…)

舞園「…ええ、そうですね。じゃあ、頼らせて貰っても良いですか?」

苗木「も、勿論!と言うかボクの方こそ舞園さんの知恵を借りる事の方が多いだろうし…」

舞園「いいえ、仲間が居るだけでとっても心強いです」ニコッ

苗木「そ、そっか…//」

舞園(もし、この学園に俺君が居なかったら…私はきっと彼の事を好きになってたんだろうな)
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 14:26:10.59 ID:33nMzS2a0
庭園

舞園(苗木君と協力しながら私達は色んな証拠を集めた)

苗木「…。」スッ

股間辺りの服「」バッ

苗木「あっ…」

舞園(首の無い真っ黒な遺体が男と言う事…)

モノクマフラワーの口付近「血痕「」」

舞園(モノクマフラワーに血痕が付着してた事…)



物置

舞園「芝刈り機の予備のガソリンが1本分中見が減ってる…」

ガソリン「」
ライター「」

舞園「…。」



廊下

舞園「そう言えば苗木君、一つ聞きたかったんですけど…」スタスタ

苗木「うん?…」スタスタ

舞園「今居ないのは俺君、霧切さん、江ノ島さんの3人ですよね?」

苗木「う、うん…」

舞園「でも苗木君はさっき「霧切さんは多分大丈夫」って言ってましたけど…アレって?…」

苗木「…実は、ボクは今日の朝3時まで霧切さんと一緒に居たんだ」

舞園「えっ…?朝3時まで一緒に?…」

苗木「あ、いやっ!そう言う意味じゃ無くて!///」ブンブン

苗木「一緒にある調べごとをしてたんだ。でもボクは病み上がりだったのもあったから、3時頃に先に帰って休むように言われて…」

舞園「じゃあ今も霧切さんは調べ物を?直ぐに呼びに行った方が良いんじゃないですか?…」

苗木「それが、ボクじゃ行けないんだ…」

舞園「行けないって…」

苗木「彼女の持ってる、ある特別な物を使わないと向こうの校舎には…」

舞園(向こうの校舎?…)
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 14:59:42.57 ID:33nMzS2a0
廊下

舞園(苗木君の言ってた私達では行けない所って、寄宿舎の奥にあるシャッターの奥…寄宿舎の2階よね?…)

舞園(苗木君の言ってる通り、霧切さんが無事なら心強いけど…でも死体発見アナウンスは聞こえてないのかな?…)

苗木「着いたね…」

舞園「ええ…」スッ

俺部屋「」ガチャガチャッ

舞園(やっぱり鍵は閉まってる…)

苗木「どうするの?…」

監視カメラ「」

舞園「モノクマさん、見てますか?」

モノクマ「はいはいどうしたの?」

舞園「俺君は部屋に居るんですか?」

モノクマ「さぁ」

苗木「さぁってお前!事件が起きてるんだぞ!」

モノクマ「だって本当の事だもん。もう彼はボクの見える監視カメラで見える範囲には何処にも映って無いよ」

舞園&苗木「「えっ…?」」

モノクマ「そんなに疑うならさ。彼の部屋の中を確かめてみたら良いよ」

モノクマ「そして、皆んな絶望したら良いさ…うぷぷぷぷ」スッ

俺部屋「」ガチャッ

苗木「絶望って、まさか…」

舞園「ッ…」

舞園(あの遺体は男性だった。でも……苗木君、石丸君、不二咲君、山田君、葉隠君の5人はあそこに居た…)

舞園(……だとしたら、そんな事…信じたくは無いけど…)スッ

扉「」ガチャッ


俺の部屋には…
コンマ下二桁
51以上霧切の部屋の鍵と謎の紙があった(難易度激高、6章でも未だコロシアイが発生する可能性有り)
50以下江ノ島が居た(難易度:絶望、残姉フラグ消失)


安価下
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/11(月) 15:03:21.48 ID:lN1KL4ZVO
はい
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/11(月) 15:26:45.33 ID:a0zNqkAto
カハッ!
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 15:30:45.94 ID:33nMzS2a0
霧切が学級裁判やってくれるので残りコンマ判定ありません
巻き戻し権利を使用しますか?

1使用する
2このまま行く

安価下
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/11(月) 15:39:29.38 ID:53s476EgO
1
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 15:40:56.57 ID:33nMzS2a0
巻き戻し権利を使用します
指定があった場所から再開
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/11(月) 15:49:10.97 ID:d6u5BhdqO
329
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 15:51:36.18 ID:33nMzS2a0
329から
情報処理室

モノクマ「まぁオマエラは未だこんな所で絶望してる暇は無いよ。オマエラには未だやる事があるんだからさ」

舞園「学級裁判…」

モノクマ「そう言う事。でも、あいつが居なくなった途端に事件が起きたんだし、居なくなってくれて様々だよね」

苗木「あいつって…?」

モノクマ「まぁ、残ったオマエラにはこれからももっと楽しんで貰うよ〜」スタスタ

モノクマ『ピンポンパンポン 死体が発見されました。一定の捜査時間の後、学級裁判を開きます』

テレビ「テロップ:学級裁判開始!!この後すぐ」

全員「「「…。」」」

セレス「ここに居ても仕方ありません。とにかく、捜査を開始しましょうか…」

不二咲「む、無理だよ…」

苗木「不二咲さん?…」

不二咲「俺君も霧切さんも居ないのに、学級裁判なんて…」

山田「確かに、桑田怜恩殿の時も大和田紋土殿の時も全部拙者らは俺殿と霧切響子殿頼りでしたなぁ…」

朝日奈「その2人…揃って何処行っちゃったんだろう…」

腐川「…。」

舞園(それだけじゃ無い…。朝日奈さんの時も、セレスさんの時も、腐川さんの事も……そして私も…全部俺君が中心になって動いていた…)

舞園(俺君が居ないだけで、こんなに絶望感が来るなんて…)

俺『俺が必ず舞園さんの事を外へ出してみせる!だから…!』

舞園「…私はやります」スッ

朝日奈「舞園ちゃん…」

舞園「何があったのかは分かりませんが、こんな中途半端な所で終わるなんてあの2人にも申し訳ありませんから」スタスタ

舞園(一人でもやるしか無い…。俺君の代わりに私が…)


コンマ下二桁
00苗木覚醒
81以上全員未だ捜査に前向きだった
21〜80苗木にも未だ希望が残っていた
20以下全員諦めムード


安価下
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/11(月) 15:59:03.66 ID:I4cQDfQxO
エンジョイ!
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 16:02:31.76 ID:33nMzS2a0
コンマ66巻き戻し+

1苗木覚醒(原作苗木のように何があっても絶望しない)
2巻き戻し+2

安価下
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/11(月) 16:20:59.55 ID:sAYs+9Kf0
1は全員前向きの上で苗木覚醒なの?
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 16:41:11.45 ID:33nMzS2a0
>>343
全員裁判前まで前向き+覚醒
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/11(月) 16:43:34.21 ID:sAYs+9Kf0
1
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 17:03:10.54 ID:33nMzS2a0
情報処理室

苗木「皆んな、ボク達もやれる事をやらないと」

不二咲達「「「…。」」」

苗木「な、何不安がってるんだよ。後で俺君達もきっと来るだろうし、ボク達だけでも見つけられる事を見つけとかないと!」

朝日奈「え?来るの!?」

苗木「あ、当たり前じゃないか!未だあの死体が誰かって判明して無いし皆んな生きてる筈だよ」

山田「ん〜、ではあの死体は何なんでしょうか?…」

セレス「それをこれから調査するのでしょう?」

大神「そうだな。ではまた現場の保存は私がやろう…」

苗木「ありがとう大神さん。でも大和田君は死んじゃったから、もう一人必要だね」

石丸「兄弟の役目はこのオレが引き継ぐ!文句ねえな!」

苗木「じゃ、じゃあ石丸君に任せようかな…」

不二咲「ごめん苗木君。ボク…俺君が居なくて不安になってた…」

苗木「ううん。仕方無いよ、悪いのは不二咲君じゃ無くて全部モノクマなんだから」

不二咲「うん。ありがとう…//」

葉隠「よーし、じゃあ調べてみるか〜」

苗木「うん。皆んなで力を合わせれば、ボク達だって真相に辿り着ける筈だよ」

セレス「…。」

セレス(…なるほど。俺君程輝いていた光ではありませんが、彼が居なくなってもそれを継ぐ光はあったのですね)

セレス(まぁ…とは言っても、未だ俺君は生きていると言う希望を信じさせた光…)

セレス(もし、その前提が破綻となり…最悪の状態になれば……)
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 17:07:43.73 ID:33nMzS2a0
捜査する為に同行者は増えるが流れは同じなのでカット
廊下

舞園(苗木君の言ってた私達では行けない所って、寄宿舎の奥にあるシャッターの奥…寄宿舎の2階よね?…)

舞園(苗木君の言ってる通り、霧切さんが無事なら心強いけど…でも死体発見アナウンスは聞こえてないのかな?…)

苗木「着いたね」

舞園「ええ」

朝日奈「俺、未だ起きて来ないのかな?…」

不二咲「苗木君の風邪がうつったとか?…」

苗木「その可能性も無いとは言い切れないけど…」

俺部屋「」ガチャガチャッ

舞園(やっぱり鍵は閉まったまま…)

朝日奈「どうする?鍵閉まったままだけど…」

舞園「そうですね…」

監視カメラ「」

舞園「モノクマさん、見てますか?」

モノクマ「はいはいどうしたの?」 ヒョイッ

舞園「俺君は部屋に居るんですか?」

モノクマ「さぁ」

苗木「さぁってお前!事件が起きてるんだぞ!」

モノクマ「だって本当の事だもん。もう彼はボクの見える監視カメラで見える範囲には何処にも映って無いよ」

舞園&苗木「「えっ…?」」

モノクマ「そんなに疑うならさ。彼の部屋の中を確かめてみたら良いよ」

モノクマ「そして、皆んな絶望したら良いさ…うぷぷぷぷ」スッ

俺部屋「」ガチャッ

苗木「絶望って、まさか…」

舞園「ッ…」

舞園(あの遺体は男性だった。でも……苗木君、石丸君、不二咲君、山田君、葉隠君の5人はあそこに居た…)

舞園(……だとしたら、そんな事…信じたくは無いけど…)ゴクリ...

扉「」ガチャッ


俺の部屋には…
コンマ下二桁
51以上霧切の部屋の鍵と謎の紙があった(難易度普)
50以下両手両脚を縛られた江ノ島が居た(難易度:高、残姉フラグ消失)


安価下
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/11(月) 17:08:05.90 ID:1FY+u+c/0
槍投げ
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/11(月) 17:21:34.88 ID:6s5epUpTO
やりおる
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 18:06:57.87 ID:33nMzS2a0
コンマ90
俺部屋

朝日奈「あれ?誰も…居ないね?…」

不二咲「シャワー室にも居ないよ?…」ガチャッ

苗木「俺君、何処行ったんだろ?…」

セレス「机の引き出しの中から見つけたのですが…皆さん。これを見て下さい」

謎の紙「」

苗木「あ…」

舞園「希望ヶ峰学園第78期生、超高校級の軍人。戦刃むくろ?…性別女性…」

苗木(ボクは名前だけは霧切さんに聞いてたけど…)

不二咲「経歴に戦闘のスペシャリストとか、傭兵部隊フェンリルとか怖い事書いてあるね…」

セレス「傭兵部隊フェンリル…名前だけ聞いた事はありますわ。狂った戦争屋連中だと…」

苗木「あ、危なそうな子だね…」

朝日奈「でもそんな子、私達の仲間には居なかったよね?私達と違う代の人とか?…」

モノクマ「いいや。戦刃むくろはオマエラの同期だよ」

不二咲「あっ…」

モノクマ「その紙を俺君が持ってるって事は、ボクの言ってた大切な物を盗み出した犯人はやっぱり俺君だったのか」

モノクマ「まぁ最初からあいつが怪しいと思ってたんだよね〜。このボクを呼び出してクソジジイみたいな事ばっかグチグチ言っててさ」

不二咲「く、クソジジイ?…」

セレス(しかし、この紙がモノクマの盗まれた大切な物…)

苗木「…。」

モノクマ「まっ、見られちゃったのならもういいや。ついでにオマエラにいいこと教えておいてやるよ」

モノクマ「実は始業式に集まった高校生は16人じゃ無いんだ。このコロシアイ学園生活に参加してる高校生は全部で17人だったのです!」

苗木&舞園&不二咲&セレス&朝日奈「「「!?」」」

モノクマ「序でにもう一つ、俺君がこれを盗んでたって事は多分霧切さんも関わってる筈だから仕返しとして教えておいてやるよ」

モノクマ「彼女ってさ、年柄年中辛気臭い手袋をしてたでしょ?ここだけの話アレってさ、両手にある人に見せたく無い物を隠す為らしいよ」

舞園「ど、どうしてその話を今?…」

モノクマ「さぁ、どうしてだろうね。まぁボクからは以上です。後程学級裁判でお会いしましょう」ヒョイッ
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 19:05:34.57 ID:33nMzS2a0
俺部屋

セレス「余計な茶々が入りましたが、とりあえず俺君の部屋にあったのはこれだけですか」

舞園「…。」キョロキョロ

舞園「あれ?これって…」スッ

部屋の鍵「」

朝日奈「この部屋の鍵?」

不二咲「えっ?でも俺君部屋に居なかったのに、どうして部屋の鍵が中にあるの?」

セレス「確かに、この部屋は初めに来た時閉まってましたわね」

苗木「それ…。霧切さんの部屋の鍵だと思う…」

舞園「霧切さん?どうして俺君が?…」

苗木「…。」



霧切『俺君、これも渡しておくわ』スッ

俺『部屋の鍵?…なんで?』

霧切『…ベッドのシーツの下を調べてみて。明日の朝、私達が戻る事がなかった時、念の為に手掛かりを置いておくから…』

俺『手掛かりって…?』

霧切『今は混乱させる事になるから話せない…。それだけよ…』

俺『…。』

苗木『俺君、ボクが責任持って霧切さんの事は守るから…』

俺『あ、ああ…』




舞園「そんな事が…」

セレス「では霧切さんの部屋に手掛かりがあるのでしょうか?」

朝日奈「霧切ちゃんが戻らなかった時って、今の事だよね?…」

舞園「行ってみましょう!」
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 19:50:33.45 ID:33nMzS2a0
霧切部屋

舞園(霧切さんの部屋で、私達は行方不明になっていたある人を発見した…)

舞園「えっ?…」

不二咲「どうして?…」

セレス「これはこれは…」

苗木(何で江ノ島さんが霧切さんの部屋に?…)

江ノ島「んーんー!!」

舞園(霧切さんの部屋のベッドの奥には、両手を電源コードで縛られ、両脚もベッドに固定され、口にはガムテープを張られて拘束された江ノ島さんが居た…)

苗木「江ノ島さん!」スッ

江ノ島口「」ビリッ

江ノ島「うっ!?苗木、もっとゆっくり剥がしてよ…」

苗木「ご、ごめん…」

舞園「大丈夫ですか江ノ島さん?ここでいったい何が…」

江ノ島「分かんない…。朝のモノクマアナウンスで目を覚ましたらこの状態でさ…」

舞園「目を覚ましたら?…って事は夜時間の間に?…」

セレス「…。」

舞園(確かに江ノ島さんは裏切り者の可能性が高いらしいけど、これが手掛かり?…)

不二咲「と、とりあえず、両腕と両脚の拘束を解いてあげようよ」

セレス「待って下さい不二咲君」

不二咲「えっ?…」

江ノ島「何よ、さっさと解放してよ」

セレス「その前に一つ質問を宜しいですか江ノ島さん?」

江ノ島「はぁ?」

セレス「貴方は昨晩の夜時間、俺君と会っていた筈です。俺君は何処へ行ったのですか?」

朝日奈「あ…」

不二咲「会ってたんだ…?」

江ノ島「た、確かに会ってたけど…その俺に首を絞められて気が付いたらこの状態だったのよ…」

苗木「ええっ…」

不二咲「そ、そんな…俺君がそんな事する筈無いよ!」

江ノ島「いや、されたんだって!」

朝日奈「そ、それはおかしいよ!だって…ねえ?」

セレス「…。」

舞園(俺君は江ノ島さんが裏切り者って確信したから拘束した?…確かに、その可能性もあるだろうけど…)

朝日奈「あれ?二人とも?…」
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 20:11:50.45 ID:33nMzS2a0
霧切部屋

舞園(とりあえず、私達は縛っていた延長コードを解いて江ノ島さんを解放した)

朝日奈「大丈夫?…」

江ノ島「全く…。死体発見アナウンスが流れてんのに、あたしだけずっとこのままだから学級裁判に出れ無いかと思ったわ…」スクッ

セレス「苗木君、霧切さんの言っていた手掛かりとはこれの事だったんでしょうか?」

苗木「いや、違うと思うけど…だって江ノ島さんは俺君に首を絞められて気が付いたらここに居たんでしょ?」

江ノ島「う、うん…」

不二咲「それじゃあ霧切さんが言っていたのは別にあるって事?…」

セレス「念の為に霧切さんの部屋も探してみましょうか」

舞園「はい…」

舞園(私達は霧切さんの部屋を手分けして探索した。すると、あるとんでも無い物を見つけた…)

苗木「これ…サバイバルナイフ?…」

サバイバルナイフ「血痕「」」ギラッ

朝日奈「この赤いのって、血だよね?…」

セレス「ええ。しかも比較的新しい…」

不二咲「もしかしてこれであの遺体の首を?…」

江ノ島「どう言う事?…」

苗木「植物庭園に首無し遺体があったんだ…。しかもボク達が見つけた時は炎上してて、消化が終わった後はもうほぼ真っ黒焦げだけど…」

江ノ島「マジ?グロ…」

舞園(でも、どう言う事?これが霧切さんの残した手掛かり?…)
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 21:17:16.99 ID:33nMzS2a0
エレベーター前扉内

舞園(結局、俺君の部屋では17人目の高校生戦刃むくろについて書かれた紙と、昨晩渡されていたと言う霧切さんの部屋の鍵を)

舞園(霧切さんの部屋では、夜時間に俺君に気絶させられたと言う江ノ島さんと、ガムテープ…そしてモノクマファイルにある被害者の各部を傷付けたと思われるサバイバルナイフが見つかった)

舞園(意味が分からない…。部屋のトリックの謎解きが解けない…)

舞園(学級裁判の集合の合図がなっても俺君と霧切さんも現れないし…あの遺体をあんなにした犯人は誰なの?…)

腐川「ねえ、いつまでここにいればいいのよ…」

葉隠「もう10分は経ったべ…」

セレス「おかしいですね」

石丸「さてはモノクマも時間を守れない奴の一人だったんだな!?」

モノクマ「いやいや、ちゃんと時間を守れないのはそっちでしょ」ヒョイッ

舞園「えっ?…」

モノクマ「ボクはオマエラが揃うのを待ってただけだよ。揃わないと始められ無いでしょ?」

不二咲「もしかして俺君と霧切さんの事?…」

モノクマ「いいや、霧切さんはともかく俺君はもう来ないよ」

不二咲「ええっ…」

朝日奈「な、何言ってんの!?」

モノクマ「まぁまぁ、その話は後の学級裁判のお楽しみでね」

腐川「お、お楽しみってアンタ何言って…」
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 21:18:47.23 ID:33nMzS2a0
エレベーター前扉

モノクマ「うーん、でも霧切さんの方ももう10分も待ったんだし、もういいかな」

苗木「ちょ、ちょっと待ってよ!きっともう少ししたら…」

モノクマ「いやいや、超高校級の才能を持つ皆んなの貴重な10分も奪ったんだ。だから霧切さんも校則違反って事にしちゃっても大丈夫だよね」

モノクマ「そうと決まれば早速学級裁判を──」

霧切「私なら居るわよ」スタスタ

舞園「あっ、霧切さん!」

朝日奈「無事だったんだね!」

霧切「ええ」

モノクマ「堂々と遅刻してくるなんてさ。皆んな、こんな違反を認めて良いの!?」

霧切「ちゃんと来たんだから、校則違反にはなって無い筈よ?そうでしょう?」

モノクマ「…フン、まぁいいけどね。でも後できっと後悔するよ。いいや、後悔させてやるよ」

霧切「…。」チラッ

江ノ島「あれ?霧切ってば、俺と一緒じゃなかったんだ?」

霧切「…ええ、俺君とは一緒じゃ無いわ」グッ

舞園(霧切さん…)

モノクマ「はいはい。無駄話は無用!時間も無いし揃ったならさっさとエレベーターに乗りやがれ〜!ボクは一足先に待ってるからね!」
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 22:06:04.76 ID:33nMzS2a0
エレベーター前扉

舞園(霧切さんだけ来たけど…)スタスタ

霧切「舞園さん、ちょっと良い?」スッ

舞園「えっ…?」

霧切「俺君はいつから居ないの?」

舞園「会って…無いんですか?…」

霧切「ええ。俺君が江ノ島さんと会う前に少し話したけど…それ以降はね…」

舞園「…俺君はもう朝の朝食会前から行方不明で…それから食堂に現れたモノクマに死体があるから探しに行けって言われて…」

霧切「そう…」

舞園「逆に霧切さんは今まで何処に?…」

霧切「寄宿舎2階よ…苗木君から聞いていないの?」

舞園「ええ…苗木君は言葉を濁してて…」

霧切「フッ…そう、彼は口が固いのね…」

舞園「でもあそこ、どうやって入ったんですか?…シャッターもあった筈ですし…」

霧切「私は学園長室で全ての扉の鍵を手に入れたから…」

舞園「えっ…」

霧切「でもあそこには死体発見のアナウンスが届かなかったから、こっちがこんな事になってたのを知ったのは、私が1階に戻って来て学級裁判のアナウンスを聞いてから…」

霧切「だから急いで現場を見て来たわ」

舞園(だから霧切さんだけ遅かったんだ…)

朝日奈「おーい2人とも!早く行かないとまたモノクマ怒ってくるよー!」

大神「次は怒るでは済まないだろう…」

舞園「あっ!は、はい!直ぐに行きます!」

霧切「…詳しい話は後でするわ。今はこの学級裁判を乗り切る事に集中しましょう」

霧切「恐らくここが、私にとって最大の正念場だから…」

舞園(えっ…?)
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 22:29:16.66 ID:33nMzS2a0
学級裁判場

モノクマ「さてさて、ボクはこの時をずっと待ち望んでいたんだよ」

モノクマ「桑田君の時以来、俺君しか使う事の無かったこの場所に再び皆んなが集まる日をね!」

舞園「…。」

苗木(……俺君は居ないけど、間違える訳にはいかない。皆んなの命がかかってるんだ)グッ

モノクマ「学級裁判では正しいクロを指摘できれば〜って詳しい前置きは前回説明してるしもう要らないよね」

モノクマ「それじゃあ、学級裁判開廷と行きましょう!」

葉隠「えっと先ずは何からやれば良かったんだっけ?…」

山田「期間が空いたせいで忘れてしまいましたなぁ…」

朝日奈「アンタら緊張感無さすぎでしょ…」

石丸「何を言ってるんだお前ら!先ずは凶器の話からだったろうが!」

霧切「…いいえ、今回の場合は先ず被害者の特定から始めた方が良いでしょうね」

石丸「なっ…!?」

朝日奈「被害者ってそもそも誰なの?…」

不二咲「全身真っ黒焦げだし、首も無くなってて何も特定できないよねえ…」

不二咲「男の子か女の子なのかも分からなかったし…」

苗木「それは違うよ!」

不二咲「えっ?…」

苗木「確かにモノクマファイルにも書かれてないし、真っ黒な身体を見ただけじゃ分からなかったけど、ちゃんと見分ける事は出来た筈だよ…」

不二咲「見分ける事が出来たの?…」

苗木「被害者は男性で間違い無いよ…。その証拠に股間が付いていたし…」

腐川「はぁ!?お、男の股間を見たの苗木!?///」

苗木「う、うん…。舞園さんも一緒に…」

舞園「…ええ。ちゃんと付いてました」

山田「むはー!超高校級のアイドルのちゃんと付いてた発言は色々と問題がありますぞ…///」

朝日奈「アンタねえ…」

舞園「…。」
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 22:43:33.39 ID:33nMzS2a0
学級裁判場

セレス「では男性と分かった所で、次はそれがいったい誰だったのか…ですわね」

セレス「と言ってもそれも、この場に大ヒントが置いてありますが…」

葉隠「は?この場に大ヒントって?…」

舞園「生き残りメンバーの中でこの学級裁判に居ない、唯一の男性…」

苗木「それって、俺君の事だよね…」

朝日奈「えっ…」

葉隠「あ、あの全身丸焦げの遺体は俺っちだったんか?…」

山田「確かに言われてみれば、背丈は同じくらいでしたが…」

不二咲「じゃあ俺君は殺されて首も斬られたって事?…」

苗木「…。」

セレス「俺君が本来なら居る席も見て下さい」

俺写真「×」

セレス「…これはそう言う事なんじゃ無いですかモノクマ?」

モノクマ「折角犯人が身元を特定されないように全身を燃やしたのに、ボクがネタバレをしちゃうのはどうしようか考えたんだけどね…」

モノクマ「でも俺君のだけ写真を立てないのも可哀想だしね…。だから彼のも他の脱落者と同じ感じにしてあげました」

モノクマ「彼はもう2度と、皆んなの前には帰ってきません…シクシク…」

大神「馬鹿な…」

葉隠「ま、マジかよ…」

石丸「馬鹿野郎…」

腐川「う、嘘よ…!こ、こんなの有り得ないわ…。あいつが、何であたしを置いて…」

朝日奈「そんな…」

苗木「くっ…」

不二咲「俺君…」

セレス「…。」

舞園「ッ…」グッ

霧切「…。」
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 23:09:49.10 ID:33nMzS2a0
学級裁判場

江ノ島「で、でもさぁ…何かおかしくない?あいつはアタシの首を絞めて拘束したんだよ?」

葉隠「ああ、確か霧切っちの部屋に江ノ島っちを拘束してたんだっけ?…」

石丸「んだと!?女に暴力を振るうなんて男として風上にもおけやしねえ!」

山田「俺殿は江ノ島盾子殿を拘束する時、他の場所も触らなかったんですかねえ…ぐふふ///」

江ノ島「いや、マジキメェってクソデブ…」

山田「く、クソデブ!?」

舞園「モノクマさん、あの遺体は本当に俺君だったんですか?…」

モノクマ「さっきも言ったでしょ?この学園には17人の高校生しか居なかったって」

モノクマ「でも男子9人の内、苗木君、不二咲君、石丸君、山田君、葉隠君の5人はこの場に居る」

モノクマ「それで桑田君は1章で殺されて、十神君も氷漬けになってバラバラになった。大和田君もバイクの転倒で出血多量になったんだからさ」

モノクマ「なら残る可能性は一つしか無いよね」

舞園「…。」

朝日奈「嘘だよ…だってさ…」

セレス「…。」ギリッ...

舞園(私も、何度考えてもその結論にしか行き着かなかった…。この場に居ないのは俺君だけ…)

舞園(でも、どうしてだろう…?私は、俺君が死んだとは思えない…)

舞園(ここを出たら私との結婚生活を夢見てくれてた俺君が、私の事を置いて…そんな簡単に…)

モノクマ「オマエラもさあ。なかなか諦め悪いけどもういい加減諦めなって」

苗木(俺君…)

大神「くっ…」グッ

セレス「…。」

腐川「有り得ない有り得ない有り得ない…」ボソボソ

朝日奈「嫌だ…。絶対嘘だよ、そんなの…」ポロポロ...

不二咲「そんな…」

山田「あわわ、じょ、女子勢のメンタルが…」

モノクマ「オマエラのリーダー的存在で支えだった俺君は、もう帰って来る事はないの!残念ながらね!うぷぷぷぷ」

舞園「ッ…」ツ-...

「それは私の推理とは違うわね」

舞園「えっ!?」ピクッ

苗木「霧切…さん?…」チラッ

霧切「皆んな、騙されないで。あの遺体は俺君では無いわ」
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/11(月) 23:35:31.06 ID:33nMzS2a0
学級裁判場

モノクマ「霧切さんってば騙されないでって、いったい何を根拠にそんな事を言っちゃってんの?」

霧切「…。」

モノクマ「あの遺体はあんな真っ黒だったのに、何か証拠でもあるって言うの?」

霧切「ええ。証拠ならちゃんとあるわよ」

舞園(嘘…?)

霧切「私はちゃんと把握しているのよ。彼の、男性機の大きさも…太さもね」

苗木「えっ…」

舞園「あ…」

不二咲「だ、男性機って…///」

霧切「あの遺体の男性機を触って調べてみたけど、私の知ってる俺君のサイズとは一致しなかった」

山田「霧切響子殿の口から下ネタ来たー!///」

石丸「や、やめろ霧切!今は大事な話をしているんだ!そんなくだらねえ話ししてんじゃねえ!///」

霧切「私は真面目に言ってるのよ。逆に石丸君こそ、何も知らないなら黙っててくれる?」

山田「ひいっ!?こわっ…」

石丸「は、はい…。す、すみませんでした…」ヒュンッ...

江ノ島「石田から石丸に戻ってんじゃん…」

葉隠「てか何で霧切っちが俺っちのあそこのサイズなんか知ってんだ?…」

霧切「私が彼の恋人だからよ」

山田「な、な、何ですとおーっ!?//」

不二咲「そ、そうだったんだ…2人って…//」

葉隠「おいズルいべ!!俺っちだけそんな良い思いして!」

苗木(あ、やっぱりそうなんだ…)

舞園(霧切さんのお陰で…何とか助かったけど…)ズキッ

朝日奈(何だろ…。俺じゃ無いって分かったのは嬉しいけど、この方法で答え合わせされるのは何か…)ズキッ

セレス「フフ…それはわたくし達への牽制か何かですか?」ピキッ

腐川「な、何よ!?その正妻アピールやめなさいよ!!」

大神「むぅ…」

葉隠「えーと…どう言う事?…何で仲間割れ始めてんだ?…」
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/12(火) 00:01:04.97 ID:mgSqGUbt0
学級裁判場

苗木「と、とりあえずそれじゃああの遺体が俺君じゃ無かったとして…」

石丸「ではあの燃えていたのはいったいアレは誰なんだ?…」

霧切「ここに居ない高校生はもう1人居た筈でしょう?」

舞園「それって、超高校級の軍人。戦刃むくろさんの事ですか?…」

霧切「ちなみに舞園さんはその情報を何処で知ったの?」

舞園「えっ?俺君の部屋を探索した時に机の引き出しに入ってたので、皆んなで確認しましたけど…」

霧切「そう…。俺君の部屋にあったのね…」

舞園「え?ええ…」

苗木(霧切さん、捜索の時間が無かったからこの学級裁判で皆んなの発言を頼りに証拠を集めながら推理してるんだ…)

苗木(頼もしいけどキツそうだな…。ボクももっと発言して真相に近付かないと…)

セレス「ですが、あの紙には戦刃むくろは女性だと書いてありましたよ?その矛盾はどうするのですか?」

霧切「確かに資料にはそう書いてあったけど、私達は戦刃むくろと会った事も無ければ、写真で見た事すら無い…」

霧切「本当に戦刃むくろが女性なんだと断言出来るのかしら?」

セレス「…確かに、経歴だけ見ればゴテゴテの男ですわね。紙がわたくし達を騙す為のダミーだった可能性もありますし」

江ノ島「…。」

モノクマ「勝手に学園長室から資料の一部を盗み出しておいて信用出来ないなんてよく言うよ!」

石丸「ではこの学級裁判は戦刃むくろ殺しの学級裁判だったのか…」

腐川「い、いいや未だよ!」

苗木「えっ?…」

腐川「あいつのチンコのサイズを覚えてるって言ったって、そんな物覚えてるの霧切だけでしょ!?」

霧切「…。」

舞園(腐川さんの反論…)

山田「チンコて、同人界隈でももっとオブラートに包みますぞ!」

腐川「アンタが犯人で嘘をついてる可能性もあるじゃない…!」

苗木「でも霧切さんが犯人なら、頭部を切り落として隠したり遺体を燃やしたりするかな?…」

舞園「それに霧切さんが俺君を殺すなんてそんな事…」

腐川「ふふっ馬鹿ね。皆んながそう思うからこそ霧切が殺人が可能なのよ…!」

江ノ島「確かに、アタシも拘束されたのは霧切の部屋だったし…」

霧切「それじゃあ次はその事について、話し合ってみましょうか」
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/12(火) 00:19:46.57 ID:mgSqGUbt0
学級裁判場

セレス「先ず遺体の切り取られた頭部は何処へ行ったのでしょう?」

葉隠「きっとトイレに捨てたんだべ!」

舞園「いえ…斬り落とされた遺体の首は、近くに生えてる何でも食べると言うモノクマフラワーに食べさせたんだと思います…」

舞園「モノクマフラワーの花びらの一部と地面に少し血痕が付着してましたから」

葉隠「あら?」

石丸「しかし、犯人はいったいどうやって遺体のクビを切り落としたのだ?…」

苗木「それなら多分、これだと思う…」スッ

山田「ひいっ!?な、ナイフ!?」

江ノ島「ただのナイフじゃ無いよ。サバイバルナイフって言うんだ」

苗木「このナイフを使えば首ごと上手く斬り落とせるんだよね江ノ島さん?…」

江ノ島「うん。まぁ下手な人は逆にナイフの方をやっちゃって壊しちゃうらしいけどさぁ…」

全員「「「…。」」」

江ノ島「…ってテレビで言ってんのを見た事あるわ」

苗木「えっと…これを使えば首も斬り落とせる筈だろうし、遺体の身体中の傷もこのナイフを使ったんだと思う…」

石丸「つまりそれが直接の凶器となったのか!?」

朝日奈「焼死が原因じゃないんだ?…」

苗木「それは違うよ!」

苗木「モノクマファイルにも遺体が燃やされたのは、殺された後って書いてるから燃やされたのは直接的な凶器では無い筈…」

葉隠「そのナイフは何処から見つかったんだ?」

苗木「これが…霧切さんの部屋の引き出しから見つかったんだ…」チラッ

霧切「…。」

不二咲「危ないから、とりあえず苗木君に預けておこうって話になって…」
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/12(火) 00:55:51.47 ID:mgSqGUbt0
学級裁判場

腐川「あの遺体がどちらにせよ、殺害した凶器が霧切の部屋から出て来たならもう確定じゃない…」

不二咲「確定って?…」

腐川「霧切だわ!霧切がこの事件の犯人なのよ!」

舞園「えっ…」

霧切「…凶器が私の部屋から出て来ただけで、どうして私が犯人になるのかしら?」

腐川「はぁ!?未だしらばっくれる気!?誰がどうやってアンタの部屋に入れるのよ!?」

霧切「それはおかしいわね。私は昨晩、俺君に自分の部屋の鍵を預けていたのよ?」

腐川「あ…」

霧切「自分の部屋の鍵を持っていなかった私が、いったいどうやって自分の部屋に入れたのかしら?」

腐川「そ、それは…」

苗木(あれ?…)

舞園(いえ、今の霧切さんの話しは…)

舞園(どう言う事?本当に霧切さんが犯人なの?…)


1霧切の嘘を指摘しない
2霧切の嘘を指摘する


安価下
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/12(火) 01:01:21.05 ID:qQcJ1/ERO
1
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/12(火) 01:28:59.93 ID:mgSqGUbt0
学級裁判場

苗木(霧切さんがどうしてこんな簡単な嘘を…そんなに追い詰められてるのか?…)

舞園(いや、霧切さんが犯人な訳が無い…)


霧切『…詳しい話は後でするわ。今はこの学級裁判を乗り切る事に集中しましょう』

霧切『恐らくここが、私にとって最大の正念場だから…』


舞園(……もしこの場に居たら俺君もそうした筈。なら、私も霧切さんを信じよう)グゥ

苗木(舞園さんも多分分かってて話さない…。だったら、ボクも彼女を信じよう)

腐川「ぐぬぬ…た、確かに部屋に入るのは無理ね…」

セレス「しかし霧切さん、わたくし達には全員アリバイがあります」

霧切「アリバイ?…」

セレス「植物庭園のスプリンクラーが朝の7時半に行われるのを知っていますね?」

霧切「ええ」

セレス「しかし、葉隠君と腐川さんがあの遺体を見つけた時…あの遺体は激しく炎上していました」

セレス「スプリンクラーを浴びていれば自動的に鎮火されていて、ああはなっていない筈…」

セレス「つまり、あの遺体を出火させた犯人は朝の7時半から遺体発見の9時までに放火したのです」

霧切「…ッ」

セレス「その時間はわたくし達は朝食会に出席していたわたくし達には物理的に考えてあの犯行は不可能だったのです」

朝日奈「で、でもさ7時半に揃ってた私とさくらちゃんと舞園ちゃんと苗木と石丸と不二咲ちゃんは無理だとしてもさ…」

朝日奈「遅れて来た人達には可能だったじゃないの?…」

セレス「いいえ。だとしてもあの遺体には倉庫にあった芝刈り機のガソリンをかけられてから火を放たれていました」

セレス「そして8時15分頃には霧切さん以外の全員が食堂に揃っていた…」

セレス「つまりわたくし達の誰かが犯行を行った場合は最低でも約1時間近く遺体は燃え続けていた事になります…」

セレス「身体中にガソリンを撒かれた人間が1時間も燃え続けるとどうなるか…あんな風に焼け焦げた皮膚すら残りません」

霧切「…ッ」
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/12(火) 01:47:18.78 ID:mgSqGUbt0
学級裁判場

セレス「以上の事を考慮すると、わたくし達にはあの時間全員アリバイがあります」

山田「江ノ島盾子殿も霧切響子殿の部屋で身動きが取れないようにされていたんでしたっけ?…」

不二咲「うん。ベッドにくくりつけられて…」

セレス「この中でアリバイが無いのは、霧切さんのみなのです」

苗木「…いや、それは違うよ」

セレス「違う?何処が違うのですか苗木君?」

苗木「アリバイが無い人ならもう一人居るよね…」

セレス「そのもう一人とは?」

苗木「…。」

苗木「俺君…」

舞園「えっ…」

朝日奈「な、何言ってんの苗木!?」

霧切「…。」

セレス「…聞きましょうか」

苗木「仮に被害者が俺君じゃ無く、戦刃むくろだった場合は俺君にも犯行が可能だったと思うんだ…」

苗木「俺君が犯人だった場合は、霧切さんの部屋の鍵も持っていたし…霧切さんに罪を被せる事も出来る…」

大神「俺が江ノ島盾子を拘束して、戦刃むくろを殺害したと言うの?…」

苗木「いや、その可能性も考えられるって思ったんだ…」

セレス「俺君が戦刃むくろを黒幕だと勘違いして殺害したパターンですか…。確かに動機としては有り得る話しですが…」

舞園(ここに居ない俺君が真犯人説…)

舞園(霧切さんが犯人じゃ無いのなら、その可能性も否定はしきれないけど…)

舞園(そんな事ってあるのかな?…そもそも、ここに居ない俺君を犯人にするのって…)

舞園(でもこの中に犯人が居ないのなら、そのパターンしか無いの?…)

舞園(どっちなんだろ…)


1苗木君の言った俺君が犯人説に同意する
2…私は、犯人は俺君じゃ無いと思います


安価下
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/12(火) 02:02:43.17 ID:sI10X2Dw0
2
わからん
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/13(水) 12:48:25.06 ID:wo9PIqngO
学級裁判場

舞園「…私は、犯人は俺君じゃ無いと思います」

苗木「舞園さん…」

舞園「だって、もし仮に俺君が犯人だとしたら…何か違和感があるんですよ」

苗木「違和感…」

山田「でもどちらにせよ、俺殿が生きているなら何故この場に居ないんでしょう?…」

舞園「それは…モノクマさんが何かやったんですよ。きっと!」

モノクマ「何でボクがあいつに何かやるんだよ。これまで校則違反以外でボクがお前等に手を出した事はあった?無かったよね?」

舞園「気持ちが変わったかもしれないじゃないですか!」

モノクマ「ナイナイ。確かにあいつはコロシアイを防ごうとちょこまか動きまくって目障りだったけどボクはあいつの事を殺して無いよ」

霧切「…!」

苗木「じゃあ俺君は何処に行ったんだよ!」

モノクマ「さっきも言ったでしょ?彼が死んでようと生きてようともうボクの管轄外。ボクから言えるのは彼奴がオマエラの前に現れる事は2度と無いって」

モノクマ「だからこの写真を立てたんじゃないか」

苗木「くっ…!」

霧切「そうね。今は俺君の事を話し合う場合じゃ無いわ」

苗木「で、でも…」

霧切「私達は今、あの遺体の犯人を見つける事が最優先の筈よ?」

苗木「…うん」

霧切「…それに、私も俺君が犯人の線は極めて低いと思う」

葉隠「霧切っちまでそう言うって事は何か明確な理由があるんか?」

霧切「ええ。思い返してみて」

霧切「サバイバルナイフは私の部屋から見つかったんでしょう?」

苗木「う、うん…」

霧切「それこそが俺君が犯人じゃ無いと示す証拠なのよ…」

舞園(サバイバルナイフが霧切さんの部屋にあった事が、俺君を犯人じゃ無いと示す証拠…)
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/13(水) 13:10:28.69 ID:asL6dKGVO
学級裁判場

朝日奈「それ、どう言う事?…」

江ノ島「でもさぁ。あたしは俺に気絶させられたんだけど?」

江ノ島「そんな事されたんだから、あたしは犯人があいつ以外考えられないんだけど?」

霧切「だったら江ノ島さんは私の部屋に拘束されてから、何時に目を覚ましたのかしら?」

江ノ島「何時って…朝の7時のいつものアナウンスだけど?…」

霧切「そう…。なら仮に、もし俺君が犯人だとしたら、それ以降に私の部屋にナイフを置きに来たら江ノ島さんと会っている筈よね」

苗木「あ…」

江ノ島「はぁ?どう言う事よ」

霧切「遺体の出火があったのは私と俺君と江ノ島さん以外の皆んなが食堂に揃った8時15分以降…」

霧切「でもナイフが私の部屋に置かれて居たのは朝のモノクマアナウンスの前」

霧切「つまり凶器を私の部屋に置いたと言う事はあの遺体への犯行は朝の7時前には終わっているの」

霧切「俺君が犯人だとするのなら、彼にはそれ程時間の猶予があったのに自分の部屋にわざわざ手掛かりを置いたり証拠を残すような事を本当にするのかしら?」

朝日奈「まるで俺の事を疑えって言ってるような感じだね…」

霧切「そう。実際、この事件の真犯人の狙いは俺君に罪を被せる事にあった筈…」

舞園(良かった…。私は霧切さんと違って明確な証拠を持って無くて勘だったけど、やっぱり俺君は犯人の訳が無い…)

モノクマ「…。」
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/13(水) 21:51:35.12 ID:UbjF9OVO0
学級裁判場

山田「しかし、俺殿でも無いとなるとこれでまた事件は振り出しですか…」

腐川「や、やっぱり霧切が犯人なのよ…!」

霧切「…。」

大神「しかし霧切は自分の部屋に入れなかった筈だぞ?…」

腐川「な、何かあるのよ霧切には!」

石丸「実際、皆んなで決めた朝食会にも出ずに何処に行ってたんだ!君は!?」

霧切「それは……言えない…」

石丸「い、言えないだと!?」

苗木(何処に居たかを話せば、実際にマスターキーを持っていたのが俺君では無く霧切さんだと黒幕には伝わってしまうから…)

苗木(クソッ、このままじゃ霧切さんがどんどん…)

不二咲「でも、死体発見アナウンスは聞こえてた筈だよね?どうして直ぐに出てこなかったの?…」

霧切「……。」

舞園(霧切さん…)

舞園「ちょ、ちょっと不二咲君!女の子には直ぐに出たくても出てこれない時があるんですよ!?」

不二咲「あっ…ご、ごめんなさい…」

霧切「…。」

朝日奈「霧切ちゃん!何か言い返してやりなよ!いつもみたいにさ!」

霧切「…ッ」

朝日奈「き、霧切…ちゃん?…」

霧切「私が処刑されたら…この学園の謎は明らかにならない…。だから、絶対にそうはさせない…」グッ

舞園(霧切さん…)

セレス「…。」

セレス「一つ、宜しいですか?」

舞園(セレスさん?…)
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/13(水) 22:08:12.12 ID:UbjF9OVO0
学級裁判場

朝日奈「ど、どうしたのセレスちゃん?…」

セレス「学級裁判の件で、モノクマに聞きたい事があります」

モノクマ「何?ボクに?スリーサイズまでなら教えてあげられるよ」

セレス「この場に居るのは12人…もし投票が同数だった場合はどうなるのですか?」

モノクマ「同数だった場合はね。その中にクロが含まれていなかった場合はクロの勝利」

モノクマ「でも…もしその同数票にクロが含まれていた場合は間違えた奴等も全員お仕置きだね」

セレス「なるほど…それなら安心ですわね」

葉隠「え?待って、いったいどう言う事だべ?…」

モノクマ「つまり、クロと一緒に間違えた奴も処刑されるって事だね」

葉隠「なっ…!?」

苗木「そ、そんな…」

モノクマ「でもオマエラは今回もちゃんと一つの答えに辿り着いたじゃん。一番怪しいのは霧切さんだってさ」

霧切「ッ…」

モノクマ「だったらもうこれ以上の議論は必要無いよね」

モノクマ「時間も惜しいしそろそろ投票タイムに行っちゃっても良いんスか?」

苗木「ちょ、ちょっと待っ───」

セレス「わたくしはもう一人、怪しい人物が居ると思うのですが?」

苗木「えっ…」

霧切「…?」

江ノ島「もう一人怪しいって誰?…」

セレス「フッ…何を惚けてるんですか江ノ島さん?貴女の事です」

江ノ島「はぁ!?」
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/13(水) 22:30:08.99 ID:UbjF9OVO0
学級裁判場

江ノ島「な、何でアタシが怪しいんだよ!?アタシは首絞められて気絶して拘束されて被害者側だろうが!」

セレス「ええ。確かに客観的に見ればそうでしょうね」

江ノ島「客観的ってなんなのよ!?」

セレス「ですが舞園さん」

舞園「は、はい?…」

セレス「江ノ島さんは拘束された状態の時、手をどんな風に結ばれていましたか覚えていますか?」

舞園「え、えっと…確かこんな風に両手を前にして…」スッ

霧切「…!」

江ノ島「そ、それが何なの?別に普通でしょ?」

セレス「フッ、わたくしが何を言いたいのか分かりませんか?」

舞園「もしかして、自作自演?…」

セレス「そう。彼女が手を背後に拘束されていたのならこの可能性も考えられませんが、彼女の手は前にあったのです」

江ノ島「は、はぁ!?前にあったから自作自演を疑うとかやめてよ!?」

江ノ島「どうやってそんな風に自分を縛るのよ!?」

セレス「では説明しましょう。先ず自身の両手を使い自分の足をベッドに固定します」

セレス「次に自分の両手を歯を使って縛り上げるんです。拘束に使われていたのは延長コード」

セレス「コンセントの部分を上手く噛んだまま縛れば不可能ではありませんわ」

朝日奈「でも歯を使うって江ノ島ちゃんは口もガムテープで塞がれてたんだよ?…」

セレス「そんな物予め千切っておいたガムテープを床に置いておいて、最後に自分からそこに口を持って来れば後は勝手に付いてくれます」

江ノ島「ざけんな!万が一それが出来たとしても、アタシじゃ俺の部屋に行けないだろうが!」

苗木「それは違うよ!」

江ノ島「ああ?…苗木まで何が違うっての?言ってみろよ!」

苗木「江ノ島さんなら、俺君の部屋に行く必要が無いんだ…。霧切さんの部屋の中に居たんだから、鍵は自分で中から掛けられるから…」

苗木「江ノ島さんが犯人だったら、遺体を出火させるのも、密室のトリックの謎も、サバイバルナイフを霧切さんの部屋に置くのも全て可能なんだ」

373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/13(水) 22:49:57.45 ID:UbjF9OVO0
学級裁判場

江ノ島「フン、馬鹿じゃないの苗木?」

苗木「えっ?…」

江ノ島「食堂には皆んな居たんでしょ?」

江ノ島「これが全てあたしの自作自演だとするなら、あたしが5階の遺体に出火してから、食堂の前を通って霧切の部屋に向かったら誰かしら気付くと思うんだけど?」

苗木「そ、それは…」

舞園(いえ、一瞬だけ皆んなの意識の逸れたタイミングがあった…)

舞園(モノクマさんが食堂に現れて、新たにコロシアイが起きた事を示唆したあの時なら…)

舞園(でも、それを指摘するとまるで江ノ島さんと黒幕が繋がっていた事が発覚する…)

舞園(何人かが知っていて、何人かは知らない情報…)

舞園(そして私達がこの情報を出せば、黒幕は大神さんの事も暴露してくる筈…)

大神「…。」

舞園(皆んなの中心的人物だった俺君が居ない今、それを暴露されてしまえば私達はたちまちお互いがお互いを信じれない疑心暗鬼に陥る…)

舞園(そうすればもう、仲間内でのコロシアイの連鎖は止まらない…)

舞園(折角俺君が、誰もコロシアイにならないように守って来たのは全て無駄になり必ず誰かが死ぬ…)

苗木(これでは、江ノ島さんの言葉を斬れない…)

苗木「…。」

江ノ島「ほら見ろ。誰も何も反論できないんじゃねーか」

苗木「くっ…」

江ノ島「やっぱり、怪しいのは霧切しかいないって」

霧切「…ッ」

モノクマ「はい、タイムアップです!」

舞園「え?…」

苗木「た、タイムアップって何だよ?…」

モノクマ「学級裁判は終わり!だからそれ以上は喋んなくていいよ!」

舞園「そんな…」

霧切「おかしいわ!!今まで、こんな事一度も…」

モノクマ「霧切さんが遅刻してきたせいでしょ?その為に時間がおしてるんだよ!」

霧切「ッ…」
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/13(水) 23:13:28.77 ID:UbjF9OVO0
学級裁判場

モノクマ「投票タイムです。オマエラ、お手元のスイッチで投票してくださーい」

朝日奈「と、投票って未だ結論は…」

セレス「…まぁ、こうなれば2択ですわね」

苗木「そ、そんな…」

葉隠「嫌だぁぁっ!オレの占いは30%しか当たんねーんだ!」

舞園(霧切さんか江ノ島さん…)

霧切「ッ…」

江ノ島「…。」

セレス「フッ、最後は運ですか。まぁそれでも構いませんが…皆さん、自分の信じた方を選びましょう」ピッ

大神「正直私はどっちが犯人なのか今の議論では分からなかった…。だが、借りがある…」ピッ

モノクマ「ほら、他の人もさっさと投票しないとそいつもお仕置きを受ける事になるよ!」

舞園「…。」ゴクリ...

舞園(とりあえず私は霧切さんを信じて、江ノ島さんに…)スッ

舞園(…いや、落ち着いて私)

舞園(多分、今回の学級裁判の皆んなの発言の流れ的に…)

舞園(霧切さんに投票するのは江ノ島さん、腐川さん、山田君、石丸君、葉隠君、不二咲君の6票…)

舞園(対して多分江ノ島さんに投票するのは霧切さん、苗木君、セレスさん、朝日奈さん…)

舞園(大神さんも江ノ島さんに借りを作ってるとは思えないし、多分霧切さん側の人間…)

舞園(これで私が江ノ島さんに投票すれば6対6の同票で、少なくともどっちか半分は死ぬ…)

舞園(つまり、多数決な時点でこの裁判には霧切さんに勝ち目が無い…。だとしたら私の1票って物凄く大切なんじゃ?…)

舞園「そもそも、この裁判はおかしくないですか!?」

モノクマ「はぁ?」

舞園「何でこんな被害者すら定かじゃ無いまま、学級裁判をさせられなきゃいけないんですか?」

舞園「この裁判は何かきっと黒幕が仕組んでるんですよ!」

モノクマ「はぁ?舞園さんこそ何か企んでるんじゃ無いの?」

舞園「えっ…?」

モノクマ「ほら、犯人はよく喋るって言うしさ。あ、それだといつもの5倍は喋ってた霧切さんが犯人か。うぷぷぷぷ」

霧切「ッ…」

舞園(やっぱり黒幕の狙いは霧切さんなんだ…。でも、もう反撃の手段は…)


1でもここは確実に生き延びる為に霧切さんに投票する
2同数にならない奇跡を信じて江ノ島さんに投票する
3…実は自分が犯人だと言う
4苗木君の幸運を信じて罪を押し付ける


安価下
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/13(水) 23:18:39.18 ID:VOVWJJk3O
4
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/13(水) 23:23:34.27 ID:UbjF9OVO0
5.5章END
巻き戻し権利を@19

1使用する
2このまま最終章へ行く

安価下
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/13(水) 23:24:02.89 ID:UbjF9OVO0
ミス
5.5章END
巻き戻し権利を@1

1使用する
2このまま最終章へ行く

安価下
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/13(水) 23:46:25.29 ID:kjBL/lRDO
1
わからんのでラストの違いくらいは聞いておくべきか?
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/13(水) 23:56:18.96 ID:UbjF9OVO0
巻き戻し権利を使用します
指定があった場所から再開(それまでに質問あれば答えます
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/14(木) 00:21:18.74 ID:IiBx6sRgO
>>374
これの違いは何?
最終章を進めるにあたっておすすめとかある?
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/14(木) 12:46:40.19 ID:PrfgaAmdO
>>380
霧切が確定お仕置き(コンマで霧切死亡、霧切死んだ場合ハーレム関係も無くなる)
江ノ島がコンマ次第でお仕置き(2連コンマでどちらか片方でも失敗すると霧切側全滅だが、残姉も抱きたいならもうこれしか無い)
舞園がお仕置き(コンマで舞園死亡、生き残れば舞園好感度12に)
苗木お仕置きだが確実に生き残る
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/14(木) 12:58:47.89 ID:PrfgaAmdO
1だと霧切がもし生き残れば霧切の好感度も12に上がります
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/14(木) 13:18:29.43 ID:o2NY9+IM0
参考までにコンマ要求ってどんなもんですかね
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/14(木) 15:13:42.35 ID:YA1I2wMdO
>>383
80
40、40
70
0
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/14(木) 18:54:14.31 ID:huGfKXPBO
374
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/14(木) 19:43:15.51 ID:JpWwyOM80
undefined
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/14(木) 19:49:29.89 ID:JpWwyOM80
学級裁判場

舞園(とりあえず私は霧切さんを信じて、江ノ島さんに…)スッ

舞園(…いや、落ち着いて私)

舞園(多分、今回の学級裁判の皆んなの発言の流れ的に…)

舞園(霧切さんに投票するのは江ノ島さん、腐川さん、山田君、石丸君、葉隠君、不二咲君の6票…)

舞園(対して多分江ノ島さんに投票するのは霧切さん、苗木君、セレスさん、朝日奈さん…)

舞園(大神さんも江ノ島さんに借りを作ってるとは思えないし、多分霧切さん側の人間…)

舞園(これで私が江ノ島さんに投票すれば6対6の同票で、少なくともどっちか半分は死ぬ…)

舞園(つまり、多数決な時点でこの裁判には霧切さんに勝ち目が無い…。だとしたら私の1票って物凄く大切なんじゃ?…)

舞園「そもそも、この裁判はおかしくないですか!?」

モノクマ「はぁ?」

舞園「何でこんな被害者すら定かじゃ無いまま、学級裁判をさせられなきゃいけないんですか?」

舞園「この裁判は何かきっと黒幕が仕組んでるんですよ!」

モノクマ「はぁ?舞園さんこそ何か企んでるんじゃ無いの?」

舞園「えっ…?」

モノクマ「ほら、犯人はよく喋るって言うしさ。あ、それだといつもの5倍は喋ってた霧切さんが犯人か。うぷぷぷぷ」

霧切「ッ…」

舞園(やっぱり黒幕の狙いは霧切さんなんだ…。でも、もう反撃の手段は…)


1でもここは確実に生き延びる為に霧切さんに投票する
2同数にならない奇跡を信じて江ノ島さんに投票する
3…実は自分が犯人だと言う
4苗木君の幸運を信じて罪を押し付ける


安価下
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/14(木) 20:16:41.52 ID:PsuSzt/1o
2
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/14(木) 23:11:42.87 ID:JpWwyOM80
学級裁判場

舞園(……でも、私は嘘はつきたくない)

舞園(自分にも他の仲間にも……)

舞園(誰かの死を犠牲に生き残るなんて…それは私の望みじゃ無い…)

舞園(だから…)ピッ

モノクマ「ふむ、どうやら無事に全員の投票したみたいだね」

舞園「…。」ゴクリ...

霧切「…。」

江ノ島「…。」

モノクマ「では、張り切っていきましょう!」

スロット「」グルグル...





ゴミ山

俺「」

俺「うっ…」


コンマ下二桁
31以上俺はいつの間にかちゃんと服を着ていて更に食べ物と飲み物も一緒に捨てられていた
30以下俺は裸のまま、そのまま捨てられていた…


安価下
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/14(木) 23:21:19.79 ID:yJnWS4djO
南無三
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/16(土) 22:27:23.24 ID:kejgdZbZ0
巻き戻し権利が無いのでそのまま最終章へ
屋上

俺(俺達の1学年上の先輩…超高校級のゲーマーであり、ゲーム友達の七海さんから能力で死の前兆を感じた俺は、霧切さんに協力して貰ってとある人を探していた)

俺「見つかったは良いけど…学園の外か…」

霧切「学園の外は生徒方で起きた例の事件で、予備学科生のデモで溢れてるわ」

俺「はぁ…」チラッ


校門の外「大量の予備学科生達「「何が希望の学園だー!?私達は金蔓じゃ無いわよーっ!!こんなの詐欺じゃねえか!!」」」



俺「才能が無いって言うのは、俺達と違って自分自身の選択で自由な未来を選択出来るって事だ。それって羨ましい事だと思うけどな…」

霧切「…。」

俺「フッ、まぁ予備学科生とほぼ変わらない俺が言ったって説得力なんか無いんだけど」

霧切「そうやって、また話を逸らす気かしら?」

俺「うっ…」

霧切「俺君は私に嘘をつく時、目線を離すから分かりやすいのよ」

俺「…そうやって丁寧に教えてくれるって事は、次回からはその癖を治してくるかもしれないぞ?」

霧切「別に構わないわ。私はこれの他にも5つ程、貴方が嘘をついた時にいつもと違う特徴が出る所を知ってるもの」

俺(俺自身よりも俺の事に詳しいじゃん…)
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/16(土) 22:32:49.41 ID:kejgdZbZ0
屋上

霧切「分かってるの?こんな時に本科の私達が外に出て、もし彼等に見つかればタダじゃ済まないわよ?」

俺「…。」

俺「そんな事は分かってる…。でも、死んでほしく無いんだ…」

霧切「何故?彼女とは偶に一緒にゲームをするくらいの人なんでしょ?」

俺「…何で霧切さんが七海さんとの事を知ってるのかは深く聞かないでおくとして」

俺「偶に一緒にゲームをするだけの仲でも…俺にとってはもう、彼女も大切な友人の一人なんだ」

霧切「…。」

俺「だから俺は学園の外へ出るよ。助ける為にも、必ず必要になる筈だから…やれる事があるのに、諦めたくは無いんだ」

霧切「そう…。だったら私も行くわ」

俺「えっ?」

霧切「こんな時の俺君は一度言い出したら人の意見なんて聞かないのを知ってるから」

俺「い、いや…だけど…」

霧切「私が俺君よりも強いのを知ってるでしょ?」

俺「それは…知ってるけど…」

霧切「私達はパートナーなんでしょ?私達は何があってもお互いを信じる。一連托生だって言ったのは俺君だったわよね?」

霧切「だったら俺君も私を信じるべきでしょう?」

俺「ごめん…。そうだった、手を貸して欲しい霧切さん」小指「」スッ

霧切「…当たり前でしょ?//」小指「」スッ

俺小指「」霧切小指

俺(こうして、俺達は希望ヶ峰学園が不穏な状態の中…深夜こっそり学園から抜け出してとある人の所へ必要な物を取りに来ていた)



俺「元超高校級の薬剤師の忌村静子さん。どうか俺に力を貸して下さい」

忌村「…。」
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/17(日) 00:10:04.08 ID:dNTupDD20
地下研究室

忌村「よくここの研究室が…分かったわね?…」

俺「彼女は探偵で、こう言う事を調べるのは得意なんです」

霧切「…。」

忌村「そう。彼女は君の…クラスメイト?…」

俺「あ、えっと…その…彼女は俺の恋人です//」

忌村「恋人!?」

俺「え、ええ…///」

忌村「…。」

霧切「すみません。何か気に障りましたか?」

俺「えっ?…」

霧切「明らかに怪訝そうな雰囲気に変わったので」

忌村「あぁ、いいえ…ごめんなさい…。昔の…裏切り者を思い出して…」

俺「う、裏切り者!?」

忌村「ううん。貴方達には…関係無いわね…」

忌村「それで…どうして私の蘇生薬が必要なの?…」

俺「友達を助ける為です」

忌村「と、友達!?!?」

俺「えっ…?」

霧切「…。」

俺(なんか恋人って言った時よりも地雷感じが…)

忌村「フン…と、友達を助けるなんて…辞めておきなさい」

俺「へ?…」

忌村「友達だと思ってるのは…きっと貴方の方だけ…」

忌村「きっと貴方も利用されるだけされて…最後はどうせ捨てられるだけよ…」

霧切「…。」

俺「…別にそれでも、俺は構いません」

忌村「えっ?…」
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/17(日) 00:10:57.95 ID:dNTupDD20
地下研究室

俺「俺自身が助けたいと思うから助けるんだ。最初からそこに何の見返りも求めてない…」

忌村「ッ…」

俺「でも、それが友達でしょう?」

忌村「く、口では…何とでも言えるわ…」

俺「じゃあどうやったら…?」

忌村「本当に…友達を助けたいと言うのならこれを…飲んでみて」薬品「」スッ

俺「これは?」

忌村「蘇生薬の試作品…。余程運が良く無いと多分、失明する…」

俺&霧切「「え…」」

忌村「友達の命を助けたいのなら…これくらいできるでしょ?…」

霧切「お、俺君…」

忌村「一生を…かけられるの?…」

俺「いいや、飲むよ」キュポッ

霧切「あ…」

忌村「…!」

俺「…他人の事を助ける大変さは、俺が誰よりも知ってる筈だから」

霧切「ぁ…」

忌村「え…」

俺「それに代わりに俺の命をかける訳じゃ無いんだろ?光を失うくらいで大切な人を助けれられるなら安いもんだ」ゴクッゴクッ

忌村「…。」

俺「ふう…」

霧切「な、何とも無いの?…」

俺「ああ。運が良かったのかな?」

霧切「…。」

忌村「……そう、分かったわ。これを…持って行きなさい」スッ

俺「あ…」

忌村「貴方達の欲しがってる…蘇生薬よ…」

俺「え?いいんですか?…」

忌村「蘇生薬と言っても…身体の回復力を活性化させるだけだから、完全に死亡すると効果が無くなる…」

忌村「その前なら、数時間以内に…病院へ連れて行ったら助かる…」

俺「あ、ありがとう忌村先輩。それで十分ですよ」

忌村「…ただ、死の間際にかけつけられる程世界は簡単じゃ無い。無駄になる可能性だってあるわ」

俺「だとしても間に合わせますよ。必ず俺は彼女を助けます」

忌村「…。」
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/17(日) 00:12:16.53 ID:dNTupDD20
地下研究室

俺「あ、そうだ。もし今後、忌村先輩が困った事があったら何でも俺を頼って下さい」

忌村「え?…」

俺「先輩にはこれだけ助けられたのに、俺の方が何もしないなんてそれは駄目だと思うんで」

忌村「別に…して欲しい事なんか何も…」

俺「何言ってんスか先輩。もう俺達、友達っスよ」

忌村「あ…」

俺「なんか困った事あったら、俺に何で…m…」ギュルルルルッ

俺「!?!?!?」ゴロロロ...

俺「せ、先輩…すみません。ちょっと、トイレ借ります…」

忌村「そこ真っ直ぐ行って…右の扉…」

俺「う、ウス…」フラフラ

扉「」バタンッ

忌村「…。」

霧切「…さっきの貴女の渡した薬は、失明する薬じゃ無く下剤かしら?」

忌村「よく…分かったわね…」

霧切「薬を飲んで数分後に急にあんな腹を壊せば簡単に思いつきますよ…」

忌村「大丈夫…効果はかなり弱い物だから…」

霧切「はぁ…。まぁ、アレで失明するよりはマシね…」

忌村「彼の事が大事…なのね…」

霧切「…違います。彼は、パートナーとして…//」

忌村「一つ…教えて貰える?」

霧切「はい?」

忌村「彼の超高校級の才能って…?」

霧切「彼は超高校級の……」

忌村「えっ…?フッ…そう言う事だったの…」

霧切「ビックリするでしょう?」

忌村「ええ…。でも、確かにその才能ならピッタリなのかもしれないわね…」
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/17(日) 00:53:23.63 ID:dNTupDD20
ビルの屋上

俺(あの後、希望ヶ峰学園に急いで戻ろうとした俺達はデモを起こしている予備学科生に見つかり追い詰められたが…)

崩壊した都市「」
ビル「」

ビル「鉄柵の外「」」俺&女の子「」プラ-ン...

俺「くっ…ぅ…。ぐっ…手を、離すな…」ガシッ

霧切「…俺君。もういいわ」

俺「…!」

霧切「このままでは2人とも落ちてしまう…。この手を離して、せめて貴方だけでも生きて…」

俺「そんな事、駄目だ…!」

霧切「…俺君、冷静になって考えて。ここで私達2人が死ねば、人類にとって大きな損失を齎す事になる。でもせめて、片方だけで生き延びれば…」

俺「ッ…」

俺手「女の子手「黒い手袋「」」 グッ

霧切「ぁ…」

俺「なぁ、一連托生って…言ったよな…?君が死ぬのなら、俺もここで死ぬ!!」

霧切「俺君…」

俺「ハァ…だが俺は、未だ響子とやり残した事がある…」ググッ

霧切「…。」

俺「人類の損失とか、そんな事はどうでもいい…」

俺「俺はもっとデートも行きたいし…キスやエッチもし足りない…。子供も欲しいし、それから先も…」俺筋肉「」グンッ

霧切「…!」

俺「だから…!おおおおおおおっ!!」ブワッ

崖「霧切手「」」ガシッ

俺「ハァ…ハァ…」

霧切「俺…君……」

俺「俺が…しつこい男なのは…ハァ…知ってるだろ?…」

霧切「…ええ。そうだったわね」フッ

霧切(だからこそ、私は貴方に……)

俺筋肉「」

霧切(それよりも俺君。普段よりも筋肉が付いてない?…片手で私を掬い上げる程筋肉はあったかしら?…)
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/17(日) 01:27:13.92 ID:dNTupDD20
お仕置き場

七海身体「穴だらけ「」」

七海「ハァ…ハァ……」ドクドク...

カムクラ「…。」

七海「やっぱ…駄目だね…。日向君の…助けには…」

七海「ごめ…んね…」ドクドク...

カムクラ「こんな状況になっても貴方は誰かを守ろうとするんですか…」

七海「だって…私は…皆んなが…好き…なんだもん…うっ…」ブシャッ

七海「嫌だ…。死にたく…無いよ…」ドクドク...

カムクラ「…。」

七海「私…未だやりたい事が……皆んなと…クラスメイトで…居たかったよ…」ポロポロ...

七海「も…もう一回…。俺君と……日向君とも……ゲーム…したかった……よ…」ドクドク...

七海手「」スッ

カムクラ「…。」

七海手「俺手」ガシッ

七海「ぁ……」チラッ

俺「未だ、G級をクリアして無いだろ?」ギュツ

七海「俺……君……?」

カムクラ「貴方は…確か1年の…」

俺「さぁ七海さん。これを飲んでくれ」スッ

七海「ぅ…」トクトク...

七海身体「」

俺(ここで彼女に何があったか分からないが、身体中の傷が酷過ぎる…。デモを起こしてる予備学科生にでもやられたのか?…)

七海「俺……君……わた……し…」

俺「大丈夫。希望が未だ失われてない限り必ず助かる。だから今は楽にするんだ」

七海「本…当?…」

俺「ああ。そして次に起きたら、一緒にG級行こう」コクッ

七海「う…ん…」ポロポロ...

七海手「俺手「」」ギュッ

俺「…。」グッ

七海「」

俺「…君が七海と知り合いの日向…先輩か?」

カムクラ「いいえ…。それは記憶の無くなる以前の名前。僕はカムクライズルです…」

俺「カムクラ…イズル…?」

カムクラ「…。」
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/17(日) 01:38:49.20 ID:dNTupDD20
ゴミ山

俺「う…」パチリッ

俺(夢か?…にしてへ随分と長い間、夢を見ていた気がする…)

俺(てかここ…)

俺「廃ベッド「」」ムクリッ
大量のゴミ「」

俺「…。」

俺「何で俺、こんな所に?…」


江ノ島『御名答。私こそが貴方達の探し求めていた黒幕…超高校級の絶望』

江ノ島『江ノ島、盾子ちゃーん!』



俺「そうだ俺…黒幕の彼奴とセックスさせられた結果、逆に精を全て吸い取られて敗北して…」

俺「ま、マズイ!皆んなを助けに行かないと!」スクッ

大きな頑丈な扉「」

俺「な、何だこの扉…鍵がかかってる…」

俺(しかもめちゃくちゃ頑丈な鍵だ…)

俺(しかし、他に出口は無さそうだし……いや、探すだけ探してみよう)

───
──



俺(結局、この鍵のかかった扉以外出口は無さそうだった)

俺「こっちからは出られない…。余計なエネルギーを消費せず、助けが来るまで待つしか無いのか…」

俺(その後、俺は約1日ここで待ち続けた。すると…)


コンマ下二桁
41以上上から江ノ島?が降ってきた
40以下上から霧切の手袋が降って来た


安価下
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/17(日) 02:03:19.11 ID:Fwcb0yO9o
キュイン!
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/17(日) 06:14:02.67 ID:dNTupDD20
コンマ11

1残姉を強引に説得して抱く所まで確定
2巻き戻し+2

安価下
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/17(日) 08:31:32.31 ID:Fwcb0yO9o
1
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/17(日) 12:11:01.04 ID:ykYq6F2dO
さて残姉はどこまで協力してくれるようになるのか
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/20(水) 00:45:06.53 ID:apmxPaFi0
ゴミ山

俺(ここから自力での脱出は不可能そうだった。しかし、俺は未だこの現状に絶望した訳じゃ無かった)

俺(俺には仲間が居る…。必ず、霧切さんや舞園さんが真実に辿り着いて助けに来てくれると信じていたから…)

キイイ...

俺「うん?」

俺(なんか上の方から物音が…)

俺「もしかして助けが?…」

黒板「」ヒュ-ン...ドス-ン!!

俺「うわっ!?な、何だ!?」

ゴミ山「椅子「」」ドサアッ!!

俺「い、いったい何が…?」

江ノ島「ッ…死ななかった?…」ムクリッ

俺「あ…」

江ノ島「あれ?俺く……いや、俺…」

俺「江ノ島さん……じゃ無い…」

俺「君は戦刃むくろの方か…」

江ノ島「えっ!?な、何言って…な、何であたしがそんな訳分からない名前なの!?」

俺「…とぼけるのはもういいよ。俺は戦刃むくろの事を知ってる」

江ノ島?「…。」

俺「本物の…そして黒幕の江ノ島盾子とセックスしたんだ…。君は本物の江ノ島さんじゃ無い…」

俺「となると、残る可能性は戦刃むくろだけだ…」

江ノ島?「……そっか。気付いてたんだね俺君」

顔「」ビリッ

戦刃「そう…。私は17人目の高校生、戦刃むくろ…」

俺(気付いていた訳じゃ無いが、やっぱりそうだったか…)
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/20(水) 01:12:57.48 ID:apmxPaFi0
ゴミ山

俺(俺は江ノ島盾子に敗北してここへ捨てられた後、学級裁判があった事を聞いた)

俺(…しかし、霧切さんと舞園さんの活躍により俺を被害者もしくは犯人に仕立て上げる計画は失敗したらしい)

俺(そして、突如として告げられたタイムアップによりその身元不明のクロを選ばないといけなくなったが…)

俺「何で戦刃さんは自分で自分に投票したんだ?…」

戦刃「犯人が分からなかったのもあるし…霧切さんが犯人じゃ無いのは知ってたから…」

俺「…だから自分に投票したの?」

戦刃「う、うん…」

俺「…。」

俺(…いや、分からないな。聞いた感じ黒幕…江ノ島盾子は霧切さんを犯人に仕立て上げて殺す気だった)

俺(しかし、それがなぜ戦刃さんがお仕置きを受ける事になるんだ?…彼女は江ノ島さんの内通者なんだろ?…)

戦刃「もしかしたら私がクロになった場合は、見逃してくれるかと思ったけど…」

俺「お仕置きはキッチリ行われた…」

戦刃「うん…」

俺「多分、戦刃さんの裏切りがバレてたんじゃ無いかな?…」

戦刃「え?…」

俺「だって黒幕は俺をここへ捨てようとしたのに、このベッドも、パンも飲み物も一緒に捨ててくれたの戦刃さんなんだろ?」

ベッド「」
パン「」
水「」

戦刃「そ、それは…」

俺「お陰で俺はここで快適とまではいかないが、耐えて生きる事が出来てる」

俺「江ノ島盾子はそんな事命令して無いんだろ?」

戦刃「でも、俺君を殺せとも言われて無かったし…」

俺(…殺せって言われて無かったから殺さない…むしろ生きる手助けをするってなんだそれ…)

俺「何と無く戦刃さんが切られた理由が分かる気がする…」

戦刃「えっ!?どうして?」

俺「いや、だって……言い方悪いけど、色々残念過ぎると言うか…」

戦刃「そ、そんな事あり得ないよ!盾子ちゃんの姉なんだよ私は!姉を殺すなんて…」

俺「えっ?姉?…」

戦刃「あっ…」
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/20(水) 01:27:20.79 ID:apmxPaFi0
ゴミ山

戦刃「とにかく!私は盾子ちゃんに切られてないよ!///」

俺「…。」

俺(彼女…口も軽いし、江ノ島盾子的に邪魔だったんだろうな…)

俺(勝手な事するし、邪魔だったから学級裁判と言う正当な理由で殺せるなら殺してしまえって…)

俺(でも待てよ、これだけ残念なら逆に押せば…)

戦刃「そうだ!盾子ちゃんは私がお仕置きに選ばれたから生かしたんだよ!」

戦刃「うん!そうに違いない!全部自作自演だったんだ!」

俺「いいや、それは違うな」

戦刃「え?何が違うの?…」

俺「アルターエゴがウイルスを仕掛けて無いと戦刃さんは間違い無く殺されてたよ…」

戦刃「そ、そんな訳…」

俺「でも俺は戦刃さんが生きてくれて良かったと思ってるよ」

戦刃「え?どうして?…///」

俺「結局戦刃さんとだけは恋人らしい事…セックス出来なかったからさ」

戦刃「それは罠だって盾子ちゃんが…」

俺「それは違うよ!」

戦刃「ええっ!?///」

俺「言っただろ?俺は戦刃さんの部屋を訪れる前にはもう戦刃むくろの事は知っていた」

俺「つまり、本当は俺はあの時江ノ島さんとじゃ無く君とセックスしたかったんだよ!」戦刃手「」ガシッ

戦刃「う、嘘だよ…?///」

俺「嘘じゃ無い。嘘だと思うのなら本当だとそれを証明したって良い」チラッ

戦刃「あ…//」

廃ベッド「」

俺(…勿論、彼女が戦刃むくろだと知ったのは今が初めてだし色々と嘘をついてるがこうなれば強引に行くしか無い)

俺(黒幕の姉の彼女は色々抜けているが故にこちら側に引き込む事は可能な気がする)

俺(もし彼女が仲間になってくれれば、俺にとって大きなアドバンテージになる筈…)


コンマ下二桁
00俺は戦刃を完全に希望堕ちさせた(戦刃好感度11に上昇、アイテム入手)
41以上俺は戦刃に希望を注入した(戦刃好感度10に上昇)
40以下俺は戦刃とセックスしたが、江ノ島盾子とヤッたせいか妙な物足らなさがたった…(戦刃好感度9に上昇)

安価下
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/20(水) 01:34:29.36 ID:C62Clvh1o
キュイン!
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/20(水) 07:43:07.71 ID:apmxPaFi0
巻き戻し権利を使用して振り直しますか?

1使用する
2このまま行く(裁判パートへ行く為残りコンマ判定ありません)

安価下
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/20(水) 08:18:20.79 ID:C62Clvh1o
1
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/20(水) 09:25:53.81 ID:apmxPaFi0
振り直し

コンマ下二桁
00俺は戦刃を完全に希望堕ちさせた(戦刃好感度11に上昇、アイテム入手)
31以上俺は戦刃に希望を注入した(戦刃好感度10に上昇)
30以下俺は戦刃とセックスしたが、江ノ島盾子とヤッたせいか妙な物足らなさがたった…(戦刃好感度9に上昇)

安価下
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/20(水) 09:37:22.45 ID:kQQ2+zZFo
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/20(水) 22:00:26.27 ID:apmxPaFi0
すみませんこれだとあまり直前のゾロ目恩恵ほぼ無いので判定を変えます


コンマ下二桁
81以上残姉を攻略してる最中に霧切+舞園が降って来て…(下+30)
41〜80残姉を攻略してる最中に霧切も降って来て…(下+20)
40以下俺はソロで戦刃むくろ攻略に入った

安価下


コンマ下二桁
00俺は戦刃を完全に希望堕ちさせた(戦刃好感度11に上昇、アイテム入手)
41以上俺は戦刃に希望を注入した(戦刃好感度10に上昇)
40以下俺は戦刃とセックスしたが、江ノ島盾子とヤッたせいか妙な物足らなさがたった…(戦刃好感度9に上昇)

安価下2
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/20(水) 22:12:38.02 ID:EIIHcZXhO
おちろー
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/20(水) 22:22:22.83 ID:TeMcKFhxo
死んだ
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/20(水) 22:32:13.63 ID:apmxPaFi0
巻き戻し分1回振り直し可能

1振り直す
2このまま行く

安価下
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/20(水) 23:47:55.00 ID:uWZdv3LxO
1
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/21(木) 00:56:24.90 ID:gtr7lapx0
振り直し


コンマ下二桁
71以上残姉を攻略してる最中に霧切+舞園が降って来て…(下+30)
31〜70残姉を攻略してる最中に霧切も降って来て…(下+20)
30以下俺はソロで戦刃むくろ攻略に入った

安価下


コンマ下二桁
00俺は戦刃を完全に希望堕ちさせた(戦刃好感度11に上昇、アイテム入手)
41以上俺は戦刃に希望を注入した(戦刃好感度10に上昇)
40以下俺は戦刃とセックスしたが、江ノ島盾子とヤッたせいか妙な物足らなさがたった…(戦刃好感度9に上昇)

安価下2
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/21(木) 00:59:29.33 ID:gRUP2H1v0
はい
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/21(木) 01:03:46.70 ID:R4ZsR48Jo
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/21(木) 01:04:49.74 ID:6Kxb7YFHO
いけるやん
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/21(木) 01:25:06.93 ID:gtr7lapx0
どっちもゾロ目


コンマ下二桁
81以上どっちも好感度12に
21〜80霧切好感度12に
20以下舞園好感度12に

安価下
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/21(木) 01:45:51.56 ID:aUq1N+sGO
いけ
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/28(木) 12:08:13.97 ID:MYxLmAllO
飽きてて草
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/01(日) 16:47:49.34 ID:FiKJJPhP0
またいつものか
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/01(日) 19:35:20.05 ID:eIUIOPVT0
どうせこうなるから1スレしか真面目に参加しなかった
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/02(月) 12:12:29.14 ID:fVUurzZ2O
安価で決まったSAOをすぐ終わるからって理由でダンロンを始めたんだから飽きるわけないだろww
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/02(月) 18:19:12.92 ID:z4BnsKWwO
次回作どこ?
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/04(水) 11:42:31.10 ID:f5aanVClo
ぶっちゃけ読んでないけどコンマだけは運試しでやってたから残念だわ
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/12/11(水) 12:34:01.79 ID:vYYGtA9GO
エタッタか
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/01/22(水) 18:58:53.38 ID:08xqTLs/0
次作ってあるの?
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/26(日) 18:06:15.72 ID:Wo4+sirh0
どーせ後1ヶ月か2ヶ月でしれっと戻ってきて自演で違うスレを始めるよ
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2025/07/30(水) 13:57:53.40 ID:1kU4vGJZ0
お待たせしました。最終章までもう直ぐなので再開します
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/30(水) 13:58:42.14 ID:1kU4vGJZ0
undefined
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/30(水) 14:07:46.86 ID:1kU4vGJZ0
数時間前
学級裁判場

モノクマ「僅差だったけど大正解!今回俺君を殺害して遺体を燃やした真犯人は江ノ島盾子さんです!」

全員「「「なっ!?」」」ガタッ

腐川「ど、どう言う事!?彼奴の事を殺したのは霧切じゃあ!?」ハッ!

霧切「…だから、私では無いと言っていたでしょう?」

霧切(でも、この展開は…)チラッ

江ノ島「…。」

苗木「え、江ノ島…さん…」

江ノ島「ハハ…いやぁ〜まさかバレるなんて。この方法なら何とかイけると思ったんだけどなぁ〜」カラッ

朝日奈「なっ…!?」

大神「江ノ島盾子よ…。本当に、お主が彼奴を殺したのか?…」グッ

江ノ島「本当にって、殺したからこうやって正解になったんでしょ?」ニコッ

苗木「江ノ島さん。どうs──」

朝日奈「なんでよ!?」ポロッ

苗木「あ…」

江ノ島「うん?」

朝日奈「なんで、どうして……アンタだって私達と同じで彼奴の事っ!!」ポロポロ

江ノ島「いやいや、やめてってば。あたしの事をアンタらみたいに一人の男に依存しなきゃ生きていけない同類と同じにしないでよ」

朝日奈「なっ!?」

セレス「フッ…依存していたのではありません。わたくし達が利用していたのですけどね」

不二咲「お、俺君の事を…利用していたの?…」

セレス「ええ」

朝日奈「ッ…!」キッ!

葉隠「いったいどう言う事だ?なんか今回の学級裁判と言い、話が全く見えてこねえのってオレだけ?…」

モノクマ「うぶぷ、コイツらはね〜。監視カメラがあるのにあんな事やこんな事。狂ってるよ」

舞園「…。」

モノクマ「まぁある種、本能としては正しい生き方だし面白い事になりそうだったから校則違反にはしなかったんだけどね」

モノクマ「オマエラ女性陣はボクの懐の大きさにもっと感謝しなさい」
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/30(水) 14:11:17.99 ID:1kU4vGJZ0
学級裁判場

セレス「わたくし達人間が生きて行くのには、無くてはならない必要不可欠な3大欲求があります」

葉隠「お、それなら知ってるべ!金と権力だな!」

朝日奈「あのさぁ…3つって…」

舞園「そもそも違いますね…」

山田「アニメと同人と妄想力ですぞ」

石田「おい馬鹿かテメーらは!友情努力勝利だろーが!」

腐川「うぅ…そこの馬鹿3人はもう口を挟まないで…。こっちまで頭が痛くなるわ…」

苗木「えっと…食欲、睡眠欲…性欲だよね」

セレス「ええ。ここで暮らして行くと言う事は確かに永久に食欲と睡眠欲の2つは満たされますが…性欲だけは満たされる事はありません」

苗木「う、うん…」

セレス「それぞれが超高校級の才能を持つわたくし達と言えど、所詮は人の子…」

舞園「…。」

苗木「えっ…?」

セレス「だから、わたくし達女性陣は皆んなの中心人物として信頼されていた俺君をそれぞれ使ったのです」

苗木「使ったって…?」

セレス「ハァ…ハッキリ言わないと分かりませんか…。だから、この場に居る女性全員、彼と身体の関係を持ったんです」

男性陣「「「えええっ!?」」」
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/30(水) 14:34:13.38 ID:1kU4vGJZ0
学級裁判場

不二咲「身体の関係って…え、えぇ…///」

山田「は、ハーレム物だと…う、羨まケシからん!!」

石田「そうだ!不純異性交遊なんて、このオレの目が黒いウチは絶対に認めんぞ!!」

セレス「不純異性交遊ではありません。利用していた、と言ったでしょう?」

石田「屁理屈を!」

セレス「そもそも、大和田君のガワを被ったアルターエゴに依存して、そんなキャラを演じている石丸君にはわたくし達を咎める権利は無いのではありませんか?」

石田「ち、違うオレは兄弟に依存なんか……」

セレス「依存しているでしょう?」

石丸「オレは……ぼ、僕は…」シュン...

苗木「えっ…とっ…?き、霧切さん?…」チラッ

苗木(あれ?俺君って、確か霧切さんと…?)

霧切「…私が、許可を与えたのよ」

苗木「そ、そうなんだ…」

朝日奈「アタシは違うもん!!利用なんかして無い!本気で俺の事…かのに…うぅっ…皆んな酷いよ…」ポロポロ...

大神「朝日奈…」

腐川「な、泣くんじゃ無いわよドーナツバカ!彼奴が死んで悲しいのはアンタだげじゃ無いのよ!あぁぁぁっ!」頭ガシッ

セレス「…本気で気を許してしまえば、このコロシアイゲームに置いて自ら弱点を晒してしまうような物」

苗木「代替え品って、そんな言い方…」

舞園「…。」ジッ

セレス手の平「血「」」ツ-...

舞園(付け爪が刺さるのにあんなに手を握ったら…)

セレス「俺君が殺されてしまったのならば、新しい代替え品を用意しなくてはなりませんわね」

舞園(…セレスさんも、超高校級のギャンブラーの筈なのに嘘が下手くそ)
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/30(水) 14:45:23.70 ID:1kU4vGJZ0
学級裁判場

モノクマ「まぁまぁ今更オマエラが話し合った所で、オマエラの中心人物の俺君はもう戻って来ないしちゃんとオシオキも与えるから元気出してよ」

舞園「あ…」

江ノ島「…。」

霧切「…。」

モノクマ「それじゃあ、俺君を殺害した江ノ島盾子さんには、とっておきのオシオキを────」スッ

舞園「あ…え、江ノ島さん!」

江ノ島「ん?…」

舞園「本当に俺君は……死んだんですか?…」

霧切「…。」

江ノ島「……うん」ニッ

舞園「…!」

霧切「…。」

ボタン「」ポチッ

舞園(それから、江ノ島さんの処刑は皆んなと同じように執行された…)

舞園(…いえ、途中アルターエゴの最後の力の振り絞りによる介入があって正しくは執行されなかったが…)

舞園(結局処刑方法が圧死から飢え死に変わっただけで、2度と出て来られないゴミ箱へと捨てられた…)
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/30(水) 14:59:16.92 ID:1kU4vGJZ0
数時間後
モニター室

江ノ島「ったく、霧切を殺るつもりだったのに、まさかあのバカ、自分に票を入れるなんて本当残姉」

江ノ島「これ以上余計な事せず、一参加者に徹しろとは言ったけど本当気が回らないと言うか何と言うか絶望的な頭してんなぁ〜」

江ノ島「ハァ〜まぁいっか。とにかくこれで彼奴は負け。希望を失った残りのメンバーを絶望させるのも簡単だし…」

江ノ島「やっぱこの世界絶望的につまんね〜」

江ノ島「でもまぁ、この番組を見てくれた世界の為にフィナーレは見せてやるか」

江ノ島「この世界を絶望で満たす為に」ニコッ

モニター「」カチッ

モノクマ「皆さんおはようございます」

モノクマ「オマエラ、おはようございます! 朝です。7時になりました! 起床時間ですよ〜! さぁて、今日は…」

モノクマ「卒業式を執り行いと思います。至急、体育館に集まって下さい」
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/30(水) 15:20:23.51 ID:1kU4vGJZ0
食堂

時計「」カチッカチッ...

苗木「誰も…。来ないね…」

舞園「ええ…」

舞園(昨日は学級裁判があり、俺君と江ノ島さんが新たに脱落した…)

舞園(こんな時こそ集まって話した方が良いと思って、隣の部屋の苗木君にだけは声を掛けて早く集まったけど…)

舞園(今日は朝食の時間なのに誰も現れない…)

舞園(俺君の殺されたと言う学級裁判の後、私達が脱衣所に集まる事は無かった…)

舞園(俺君と…そして仲間だと思っていた江ノ島さんに裏切られたショックで朝日奈さんはずっと泣いて、大神さんも何も語らず…)

舞園(腐川さんも気絶して運ばれた行ったきり…)

舞園(多分セレスさんも…)

舞園(不二咲君と石丸君と山田君もアルターエゴを失った事でショックを受けていて…)

舞園(葉隠君は…どうなんだろう?怖いだけかしら?…)

苗木「…でも、凄いね舞園さんは」

舞園「え?…」

苗木「ボクも昨日はあんまり寝れなくてさ…俺君と江ノ島さんも死んで、これからどうなっちゃうんだろうって色々考えてて…」

苗木「そんな時でも、舞園さんはいつも通りだったから…」

舞園「…。」

苗木「ボクも舞園さんの事を見習って…」

舞園「…私も、大丈夫なんかじゃ無いですよ」

苗木「え?…」

舞園「昨日のセレスさんの話を聞いてましたか?私だって、俺君とは…」

苗木「ぁ…」

舞園「本当は今直ぐ泣き出したい…逃げ出したい…。でも、私は一度過ちを犯してる…」

苗木「舞園さん…」

舞園「私がこんな所で逃げ出したら、俺君は…きっとそれを許してくれないから…」

苗木「ご、ごめん…」

舞園「あ…いえ、すみません。別に苗木君のせいじゃ…」ブンブン

舞園「それに、私…」

モノクマ『』パッ

苗木「ぁ…」

舞園「ッ…!」

モノクマ『卒業式を執り行いと思います。至急、体育館に集まって下さい』

苗木&舞園「「卒業式?…」」
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/30(水) 16:03:09.55 ID:1kU4vGJZ0
食堂前

苗木「卒業式って何だろう?…」スタスタ

舞園「もしかして、外へ解放してくれるのでしょうか?…」スタスタ

苗木「そう、なのかな…?でもどうして今になって?…」

舞園「考えられるのはやっぱり、黒幕にとって一番邪魔だった俺君を排除出来たから…?」

苗木「とりあえず、行かないと校則違反だ…。行くしか無いか…」

舞園「ええ…」

「2人とも。待ちなさい」

苗木&舞園「「え?……」」クルッ

霧切「…。」

苗木「霧切さん…?」

舞園「おはようございます。霧切さんも体育館へ一緒に…」

霧切「いいえ。行かないわ」

苗木&舞園「「へ?」」

霧切「このまま体育館へ行っても、恐らく私達は詰みよ」

舞園「詰みって?…」

霧切「外へ解放するのと引き換えに残った全員でコロシアイでもさせられるか、或いはもっと最悪の酷い何かを…」

舞園「もっと最悪の…」ブルッ

苗木「で、でも行かないと校則違反になって霧切さんも…」

霧切「今更、校則なんか怖く無いわ」

苗木「霧切さん?…」

霧切「むしろ、敵が計画通り王手を掛けてきた今こそ最大の反撃を行える時…」

舞園「しかし、アルターエゴも破壊された今反撃方法なんて…」

霧切「昨日の江ノ島さんの最後の言葉…よく思い出してみて。俺君が死んだかどうか聞いた時の江ノ島さんのあの間、気にならない?」

苗木&舞園「「あ…」」

舞園(そうか。私がずっと引っかかっていたのは…)

霧切「私は、それを確かめに行きたい…」

苗木「霧切さん…」
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/30(水) 16:22:02.88 ID:1kU4vGJZ0
ゴミ山

俺(意外と押しに弱い彼女を抱く流れまでもって行くのは、案外簡単だった。しかし…)

俺「ごめん。もう大丈夫だから…じゃ…じゃあ、今度こそ行くよ…?」スッ

戦刃「う、うん…ッ///」ドキドキ...

俺(江ノ島盾子の姉…戦刃むくろ…。彼女を此方側に引き込めたらかなりの戦力になる…)

俺(それは分かっているのに…)

江ノ島『私こそが貴方達の探し求めていた黒幕…超高校級の絶望」』

江ノ島『江ノ島、盾子ちゃーん!』

俺「ぁっ!?」ゾクッ!!

戦刃「…?」

俺息子「」ヘナッ

俺「あぁ…」

戦刃「無理そう?…」

俺「…ッ」

俺(彼女も超高校級の絶望の一人だ…。あの脳味噌がドロドロに溶けるような感覚をまた思い出しそうになると、フニャッてしまう…)

俺(…俺は…江ノ島盾子に完全敗北した事で…彼女を恐れているんだ)グッ

俺(こんな事じゃあ……)

戦刃「やっぱりもう、やめよっか…?」スッ

俺「ぁ…」

戦刃「だって、した所で私達結局このままここで一緒に餓死するしかないんだよ?…」

俺「ッ…」

戦刃「そんなの。虚しいだけ…」

俺(駄目だ!今じゃ無いともう2度とこの流れにはならない…。彼女を説得する機会なんてもう訪れない…)

俺(でも、俺の息子が使い物に…クソッ!こればっかりは…)

俺背後「」ヒュ-ン...ドサッ

俺「ん?…な、何だ?…」ビクッ!

戦刃「ゴミ出し当番の人がゴミを出したのかも…」

ゴミ「」

俺「何だ。ただのゴミか…。そっか、ずっと暗闇に居たから分からなかったがもう朝の時間…」

戦刃身体「」

俺(悔しいが彼女の事は、諦めるしか無いのか…)

「ただのゴミ…で悪かったわね…」ムクリッ

俺&戦刃「「え?…」」

俺(ご、ゴミが喋った?…いや、違う。この声は…)

霧切「フッ…やっぱり生きてたわね俺君」ムクリッ

俺「き、霧切s──」

舞園「俺君!!」ギュウッ

俺「舞園さんも?…」ガシッ
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/31(木) 10:52:26.16 ID:YHdn5wLzO
結局再開するのかしないのか
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/31(木) 14:37:14.55 ID:HE4iIcpS0
ゴミ山

霧切「……ところで、この状況はどう言う事?」

俺「へ?」

舞園「あ…」

戦刃「…。」

俺下半身「」ポロンッ

俺「あ、いやっ!?こ、これは!?///」ブンブン

俺(しまった!なんつータイミングの悪い!!)

霧切「心配して損したと言うか…いつも通りで安心したと言うか…」

舞園「でも、私の知ってるのとは違いますね?//」

俺「あ……」

俺息子「」ヘナッ

舞園「元気がない?」

俺「……俺は、黒幕に…江ノ島盾子に負けたんだ」

舞園「え?…」

霧切「…。」

俺「多分、その恐怖が…後遺症となって…」

戦刃「俺君…」

舞園「…。」

俺「だから、もう……」グッ

「それは違いますね」ドギュ-ン!


パリンッ!!
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/31(木) 14:37:54.99 ID:HE4iIcpS0
ゴミ山

俺「……え?ま、舞園…さん?」

舞園「だって私の好きな俺君は、どんな最悪な状況でも決して諦め無い…どんだけボロボロになっても、傷付いても、前に進み続ける人です…」

俺「そうは言われても…」

舞園「でも必ず、嘘は付かなかった!希望を捨てなかった!」スタスタ

俺「…!」

舞園「そしていつも最後には、助けを求めてる人を救い出して来た」シュルッ

俺「ま、舞園さん…?」

舞園「だから俺君が希望を失ってしまっているのなら、今度は私が助け出します!」ムニュッ

俺「ぁ…//」

霧切「…勃たない原因は、こんなゴミ溜めでヤろうとしてた事とか他にも色々考えられると思うけど…」

霧切「貴方はもう、一人じゃ無い…。私達も居るのよ?///」ムニュッ

俺(き、霧切さんまで…///)

霧切「皆んなを助けて来た責任はちゃんと果たすべきだわ」

俺下半身「」ムクムク!

俺(お、おお…俺の希棒が二人によってまた…。今なら…)チラッ

戦刃「ぁ…///」

戦刃(わ、私だけ初体験がゴミの山で4Pって……ぜ、絶望的過ぎる…///)


5.5章END
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/31(木) 14:58:03.13 ID:HE4iIcpS0
最終章へ
ゴミ山

俺(降って来た2人の力を借りて戦刃さんを抱いた俺は、霧切さんの持っていたマスターキーにより救出されて、地上へ通じる長い梯子を登りながら…)

俺(俺の居なくなった後の状況を聞いていた)

舞園「卒業式って、いったい何をさせられるんでしょうか?…」カンカン...

戦刃「多分…生き残りの希望の高校生…。皆んなの事も、絶望へと堕とす事…」カンカン...

舞園「私達を絶望に…堕とす?…」

戦刃「うん…。それが当初の予定だった筈…」

霧切「確かに…俺君と言う皆んなの中心人物だった人を失った今、その隙に付け入るにはとても簡単でしょうね…」カンカン...

俺「でも俺は死んだ訳じゃ無い。戦刃さんのお陰で未だ生きてる…」

戦刃「わ、私は……助けてくれた借りを返しただけだよ…///」

舞園「別に今更恥ずかしがらなくても、これからは私達もう同じ彼氏を持つ仲間ですよ」

戦刃「…///」カアッ...

霧切「でも、江ノ島盾子はこれからどうやって皆んなを絶望させるのかしら?」

戦刃「多分、真実を伝えて…」

霧切「真実?…」

俺「…。」

戦刃「うん…。この世界の真実を知れば、皆んな絶望すると思う…」

戦刃「そして、この学園から出たいって思わなくなると思う」

舞園「え?…」

俺(それは…)

天井の蓋「」ガコッ
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/31(木) 16:05:41.47 ID:HE4iIcpS0
学級裁判場

苗木「例え本当だとしても…僕はお前なんかに屈したく無い!お前なんかに負けたく無い!」

苗木「お前に殺された皆んなの為にもだ!!」

江ノ島「なるほど…お見事な責任転換だよ。それが苗木君の希望なんだな?」

苗木(十神君に桑田君…。大和田君……そして、俺君…)グッ

江ノ島「でもね、これ以上お喋りしている時間は無いんだよ。終わらせないといけないからさ」

苗木「終わらせる?…」

江ノ島「勿論投票だよ〜。ちなみにね、今回は最後の投票なのでぇ〜投票のルール自体も変更する事にしてみたんだぁ〜??」

江ノ島「希望であるオマエラ。絶望であるボク。そのどちらがオシオキを投票で選んで貰います」

江ノ島「希望のオシオキを望む投票が1票でも有れば、ボクの勝ちとして希望側にオシオキを行います」

朝日奈「い、1票でもって…」

江ノ島「あ〜安心して。ボクは投票には参加しないんで」

大神「ここに居ない2人の票はどうなる…?」

江ノ島「霧切さんと舞園さんは失格だよ」

不二咲「し、失格って?…」

江ノ島「自分から投票を放棄して現れ無かったんだから、もしボクが勝ったら連帯責任であの2人もオシオキだね」

葉隠「そ、それにしたってお前に有利過ぎだろ」

苗木「大丈夫だよ。自分達の処刑を選ぶなんて…誰もそんな事をする筈無いんだ!」

葉隠「そ、そっか!」

江ノ島「あ〜それと、もしボクが勝った場合の今回のオシオキだけど〜この学園で穏やかに穏やかに老衰して貰う事にしました」

全員「「えっ…」」

不二咲「そ、それ…この学園で一生暮らして行くって事?…」

ジェノ「生き延びられるって事じゃん」
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/31(木) 16:19:56.27 ID:HE4iIcpS0
学級裁判場

苗木「そんなの、生きてるって言わないよ!」

苗木「何を言われても、僕等はお前の言いなりにはならない!」

江ノ島「かぁ〜苗木は生きが良いねえ〜。もし彼奴が居なかったら、お前が主人公面してたのかもしれねえな!」

苗木「え?…」

江ノ島「ですが、苗木君以外の皆んなはそうでしょうか?」

苗木「…!」

葉隠「お、オレ…」

石丸「くっ…」

山田「あわわ…」

不二咲「うぅ…」

セレス「…。」

朝日奈「…。」グッ

大神「ッ…」

ジェノ「…。」

苗木「ち、違う…。それは違うよ…。誰も絶望したりなんかしない…!皆んな、お前なんかに負けないんだ!!」
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/31(木) 16:41:29.17 ID:HE4iIcpS0
学級裁判場

江ノ島「って5分前は息巻いてた癖にさぁ〜」

苗木「くっ…!」

葉隠「な、苗木っち…。オレ達、このままじゃ…」

石丸「そ、そうだ!何をしている!?」

山田「あわわゎ…やっぱオシマイだぁ〜」

苗木「ッ…皆んな!!」ダンッ

江ノ島(彼奴と関わりが薄かった連中は苗木でも説得出来たとしても…)

不二咲&朝日奈&セレス&大神&ジェノ「「「…。」」」

江ノ島(彼奴と身体の関係を持つまで深く繋がってた奴と、秘密を共有した奴を説得すんのはアンタじゃ無理だよ苗木)

江ノ島「彼女等を理屈じゃ無いんですよ苗木君…。童貞には分からないでしょうが…」

苗木「なっ…!?」

江ノ島(アンタ等の敗因は彼奴に縋った事…。愛してしまった事…)

江ノ島(彼奴が人類の希望?フッ、笑わせるわ…。こう言う意味じゃ彼奴こそ真の…)

江ノ島「それじゃ、これ以上待っても何も変わらなさそうだしお待ちかねの投票タイム行っちゃいましょうか」

苗木「ま、待てッ!未だ─」

江ノ島「これで終わりだよ!!残った希望も何もかもな!」

エレベーター「」チ-ン!

苗木「…!」

江ノ島「うん?」チラッ

霧切「学級裁判の投票は全員が揃って行われるんじゃ無いのかしら?」スタスタ

苗木「き、霧切さん…?」

舞園「そうですよ!未だ全員揃って無いじゃ無いですか!」スタスタ

苗木「舞園さん…」

江ノ島「ばーか!時間に間に合わなかったオマエラに投票権なんかあるかよ!」

「だったら、死人にはあるのか?」スタスタ

苗木「ぁ…!」

不二咲「えっ…?」

セレス「あらあら」

朝日奈「あぁっ!?」

大神「フッ…」

ジェノ「キター!!」

江ノ島「…チッ」

俺「皆んな、待たせたな」
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/31(木) 16:56:49.86 ID:HE4iIcpS0
学級裁判場

葉隠「ゆ、幽霊!?ナンマイダブナンダブ…」

苗木「幽霊じゃ無いよ。そこに居るのは本物の俺君さ」

石丸「馬鹿な…?君は生きていたのか?…」

不二咲「あの死体が俺殿じゃ無くても、3日は経っているからどの道餓死してるって…」

俺「いいや、彼女のお陰で何とか無事だったんだ」

戦刃「…//」

朝日奈「えっ?誰?」

霧切「彼女は超高校級の軍人。戦刃むくろ…。俺君が餓死しないよう、彼女が食糧や水を用意してくれいたの」

セレス「戦刃むくろは江ノ島盾子と組んでいた敵だったのでは?」

舞園「ま、まぁ色々事情がありまして…」

苗木「??」

江ノ島「ふ〜ん。裏切ったんだお姉ちゃん」

戦刃「ち、違うよ盾子ちゃん!私は…」

朝日奈「先に裏切ったのはアンタでしょ!?姉を殺そうとして!」

江ノ島「え〜バレちゃったぁ〜。残姉過ぎて邪魔だから、何なら桑田の次に殺す予定だったんだけどね〜」

戦刃「…!」ゾクッ!
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/31(木) 17:15:27.09 ID:HE4iIcpS0
学級裁判場

江ノ島「てかさ今更現れて何の用なの?絶望に勝てると思ってんの?」

俺「俺達は…絶望に勝てるさ」

江ノ島「ヘェ…」

江ノ島「アンタ等が揃ってここへ来たって事は、もう全部知ってると思うけど…」

江ノ島「外の世界には絶望が満ちていて、空気も汚染されてる」

江ノ島「ここが無事なのはあの物理室の空気清浄機のお陰…アタシが死んだらこの学園生活も終わり」

江ノ島「あの物理室の空気清浄機と止まるよ」

江ノ島「それでもアンタ等はこの学園から卒業したいの?」

苗木「ああ!僕等は絶望に屈したりしない!」

葉隠「オレは、ここを出て未来を歩きたい!」

山田「外に出て拙者が同人の良さを広めるのです!」

石丸「兄弟はボクにこんな所で立ち止まるなと言っている!」

俺「…。」

俺(苗木君が山田君と葉隠君と石丸君は説得してくれてるのか…。苗木君も頼もしいな)

俺(なら後は…)チラッ

不二咲「ぼ、僕は…」


不二咲好感度8
コンマ下二桁
ゾロ目全員説得成功
21以上不二咲説得成功(大神判定へ)
20以下不二咲説得失敗(BADEND)


安価下(+15、7の付く範囲はゾロ目に変換)
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/31(木) 17:17:47.32 ID:OM247Iol0
とりあえず
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/07/31(木) 19:05:04.65 ID:92s2hFfs0
32(47)(判定無し全員説得)
学級裁判場

俺「不二咲君。君は皆んなに知られたくなかった秘密を真っ先に俺に打ち明けてくれたよな」

不二咲「う、うん…」

俺「その理由は俺に憧れて、俺のように強くなる為…」

俺「でも不二咲君は勘違いしてるよ」

不二咲「えっ?…」

俺「…俺はそれ程強い訳じゃ無い。本当は弱い人間なんだ」

不二咲「俺君が弱い?…」

俺「ああ…。俺の持っていた超高校級の才能の特性のせいか、偶然俺だけには記憶消去の一種の洗脳があまり効いていなかったんだ」

江ノ島「…。」

俺「まるで白昼夢のようだったが…少しだけ記憶が残っていたんだ」

俺「それがあったから、俺は霧切さんと最初から協力出来てここまで来られた…」

俺「もしそれが無ければ、俺も今頃あっさり死んでるか…或いは…」

不二咲「そ、そんな事無いよ!俺君は…」

俺「でも不二咲君は違った。君はあの時、そんな事が無くても俺の事を信じて秘密話してくれて、今ここに俺達は生きて最後の学級裁判を迎えられてる」

俺「…俺はその不二咲君のほんの少しの勇気と行動力を信じたい」

不二咲「…!」

俺「これから先も、仲間としてもっと頼ってほしいし頼らせて欲しい。俺は君と未来を生きて行きたい!」希望「」ドシュッ!

不二咲「」パリ-ン!!

不二咲「う、うん…。僕も俺君の事が好きだ!!」

俺「えっ!?//」

不二咲「あ、いや…そう言う意味じゃなくて…その…///」

俺「あ、ああ…」

俺(…やっぱ見た目がそこらの女の子より可愛いから、ちょっとドキッとした…)

不二咲「と、とにかく僕もこれから先もずっと俺君達と一緒に外の世界で生きて行きたいよ!」グッ

俺「うん」コクッ

俺(…めちゃくちゃ可愛い。だが男だ)
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/01(金) 16:43:45.41 ID:+rsZDjuC0
学級裁判場

俺「セレスさん。外の世界は既に壊滅してる…。西洋のお城で俺の子を育てると言う夢は恐らく叶わなくなった…」

セレス「…ええ。そうですわね」

俺「でもセレスさんなら、そんな場所よりもっとより良い場所を探し出す事も可能なんじゃないか?」

セレス「外の世界は絶望に溢れて壊滅状態なのに?」

俺「ああ…セレスさんの力なら、絶望なんて跳ね退けられるって俺は信じてる」

セレス「フッ…買い被りすぎです。わたくしは俺君が思っている程、強い女じゃありませんよ?」

俺「それでも…」

セレス「ですが、ある条件下ではそれも可能かもしれません」

俺「ある条件?…」

セレス「ええ。外へ出ても、俺君が助けてくれるのならと言う条件です」

俺「そ、それは勿論!外へ出ても俺は当然…」

セレス「フッ、ならわたくしも俺君と一緒に外へ出る事にしましょう」

セレス「そろそろここにある娯楽には飽きてきた所でしたし」

俺「セレスさん…」ニコッ

セレス(フフ…俺君はやはり甘いですわね。これで外へ出てもわたくしと密接に関わって行く言質はちゃんと取りましたよ)
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/01(金) 16:45:30.76 ID:+rsZDjuC0
学級裁判場

大神「…。」

俺「大神さんは言ってたよな。いつか外へ出たら、俺に会って貰いたい人が居るって」

大神「…しかし、それは記憶の消される前の過去の話」

大神「江ノ島盾子に記憶を消されて2年…。外の世界は壊滅し、我が代々継いで来た道場も破壊され…」

大神「そして2年前の時点で、最早病により寿命幾許もなかった奴が未だに生きているなど…」

俺「その程度の男だったの?」

大神「…!」

俺「違うだろ?ケンイチロウさんって人は、大神さんが唯一認めた男」

俺「俺は会ってみたい。大神さんが認める程の男に!」

大神「ッ…」

大神「しかし…我の人生を捧げて来た道場はもう…」

モニター「壊滅した道場「」」

俺「道場だって大神さんが居ればまた立て直せる」

大神「馬鹿を言うな…。後継者を育てると言うのはそんな簡単な物では…」

俺「だったら自分の子供を作って教えれば良いじゃないか」

大神「こっ…!//」ドキッ!

俺「外へ出れば未だ時間はたっぷりあるんだ。未来は閉ざされてないよ」希望「」ダアンッ!!

パリンッ

大神「フッ…そうだな…。そうだったな…//」

大神「もう迷わぬ。我は外へ出て未来を歩む」ジッ

俺「ああ!」

大神「…だが一つ訂正しておかねばならぬ事がある」

俺「うん?」

大神「我が認めた男は…2人だ…///」スタスタ

俺「えっ??」

葉隠「オーガの奴、サイズも小さくなってすっかり乙女だべ…」

苗木「は、はは…」
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/08/01(金) 16:59:26.86 ID:+rsZDjuC0
学級裁判場

江ノ島「彼奴は何か説得頑張ってるけどさ舞園さん、アンタはどうすんの?」

舞園「私?…」

江ノ島「外へ出ても、アンタの大事にしていたアイドルグループ(笑)はもう存在しない」

舞園「ッ…」

江ノ島「もうアイドルなんて必要とされて無い世界だ。そんな世界で外へ放り出されたら、一般人と変わらないアンタじゃ生き残る事すら出来ないかもよ?」

舞園「…。」

舞園「…確かに、私はこの学園から出たらもうアイドルじゃなくなります」

舞園「帰る場所も無い…」

江ノ島「フッ」

舞園「…でも」

江ノ島「ん?」

舞園「私はもう逃げません!」

舞園「私は一度、恐怖に支配されて…一番最初にコロシアイを起こそうとも考えました…」

舞園「でも俺君が未然に防いでくれた…。多分、あの時…あんな迷ったまま殺人に走っていたら…きっと返り討ちに遭って、私の方こそ…」

舞園「だから、今の私がここに来られたのは俺君のお陰なんです」

舞園「私は…あの時助けてくれた俺君や大事な仲間と共に未来を歩みたいです!」

江ノ島「辛い現実が待ってるだけだって、昔の友達として忠告したげてんのに」

舞園「心配要りません。私、こう見えて超高校級のアイドル以外にもエスパーもやってるんですよ?」

江ノ島「は?…」

舞園「江ノ島さん、まさか俺君が生きていて今は逆にピンチな状況なのにちょっと嬉しそうなのも…私は分かってますよ?」

江ノ島「な、何なの?…」

舞園「フフッ、冗談ですよ。ただの勘です」ニコッ

江ノ島「ッ…」

江ノ島(舞園さやか…やっぱこいつだけは読めない)
294.44 KB Speed:1.6   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)