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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part6

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472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/05/01(木) 21:51:13.43 ID:eNCEPTUL0
すみません。>>468の捕捉ですが、

今なお鍛錬を怠らず、有事の際にはその場の石ころや土くれから自身の武具や義手を生成し、神官戦士団と共に前線に赴く。

も追加でお願いします。
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 23:03:49.30 ID:OUIsixGlO
C
【名前】アイス
【種族】人間?
【性別】女
【年齢】不明。外見年齢は10歳前後
【容姿】白銀のさらさらショートヘア、アイスブルーの瞳の小さな少女
【性格】無口、純粋
【魔法】氷魔法
【備考】カリス・ノーランドに造られた生命の一体。カリスを慕っており、完全に服従している
現在の名前は、いくつかの仕事で良い結果を出した褒美としてカリスから与えられたもの。以前の名前はもっと記号的だった
カリスのしもべの中で一番強くて優秀なのは自分だと思っている
カリスを裏切って出ていった奴らのことはちょっと許せない
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/01(木) 23:51:28.22 ID:YtfthavqO
B【名前】 ミラ&クル
【種族】 人間
【性別】肉体的には男だが、精神的には男(ミラ)と女(クル)両方の面がある
【年齢】 17
【容姿】水色のロングヘアをした一見美少女に見える可憐な容姿。
【性格】基本的には抽象的で意味深な言動をよくする浮世離れた不思議ちゃんな性格だが一応ミラとクルでは細かい思想や好き嫌いは違うらしい。
【魔法】光&闇の混合魔法
【備考】元々はレイ•アンバーと同じ孤児院で暮らしていた双子の兄妹だったが、ロイエ教原理派による孤児院襲撃によって妹(の肉体)は死亡し、兄は妹の精神が入りこんだ(本当に入りこんだのか、所謂二重人格になってしまったのかは>>1におまかせで)うえで、ロイエ教原理派に保護された(囚われた)。 その後紆余曲折あってセイントレアにある孤児院で働いているが、実際の所はいつかレイ•アンバーがセイントレアやセクリエ•ロイエにやって来た時におびき寄せるための『餌』として泳がされている状態である。ちなみにミラ&クルにとってレイへの現在の感情は「愛憎好嫌入り混じったデロデロな感情」らしい。
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2025/05/01(木) 23:58:40.92 ID:0MYJXkuDO
A
【名前】メタトロン
【種族】熾天使
【性別】なし
【年齢】不明
【容姿】中性的な銀髪美人。天使の輪と4対8枚の翼を持つが普段はしまっている。
【性格】冷静
【魔法】裁定魔法
相手の罪の大きさに合わせて問答無用の罰を与える。
【備考】普段は原理派の一員として振る舞っており、最高位の天使の名前を与えられているが、まさかのその名前の天使本人である。
基本は下界に干渉しない主義の天界であるが、人間共のあまりに目に余る所業ゆえ、断罪を行うべきか見極めるために現出した。一応不干渉主義なのでギリギリまで見極めている最中である。
今はロイエ教の下っ端として活動しているので、最高位の天使なのに雑用を押し付けられたりすることに少しの不満と同時に新鮮さでちょっと楽しんでいる面もある。っす〜という下っ端言葉使ったり割とノリノリじゃないか。
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/02(金) 00:00:25.80 ID:GdtzLJCEO
【名前】豪腕武僧
【種族】人間
【性別】男性
【年齢】35
【容姿】非常に大柄で筋骨隆々としたゴツい体格。日に焼けた肌。ハゲ頭(本人曰く剃っている)。左目を隠す眼帯。厳めしい顔立ち。
【性格】信心深く戒律を重んじるが、気さくでおおらか。
【魔法】肉体魔法。肉体の強化や変化、干渉などに特化している。
【備考】
セクリエ・ロイエに属する武僧で町の治安維持や戒律を破った者の懲罰を担う。
一応は原理派に属するが、見た目に反し基本的には平和主義で他種族への排斥には懐疑的な見方をしている。
本人としては人間が一番尊い種族なら他種族をも救済・善導するべきでは、と思っている。
477 : ◆eAA16RTlRw2e [sage saga]:2025/05/02(金) 00:01:41.21 ID:k0ekA9c00
皆さん今回もありがとうございました。世界樹の光を巡る旅の終着点に相応しい人選になりそうです(終着点とは言いつつ物語がこの編で終わるかはまだわからないかもしれません)

>>471
ありがとうございます、なるべく元のものから変わりすぎないように気を付けたいと思います
478 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/02(金) 00:31:26.77 ID:k0ekA9c00
 ―幕間―

―セイントレア平原 街道

 馬車「」ガタンゴトン

御者「ミュージアも随分良くなっておりましたなあ。あなた方ロイエ教が頑張ってくれたお陰ですかな?」

聖女「ふふ。あの街に住む人たちと、あの街を助けたいと思ったたくさんの国の人たちの思いが集まったからですよ。私たちは、その一部でしかありません」

御者「謙虚だねえ」

聖女「事実ですよ」


 馬車「」ガタンゴトン


御者「お、見えてきたよ」

聖女「!」


 遠くに見える王都セイントレアの大城壁「」ドドドド


御者「セイントレアが誇る大城壁……あれがある限り、セイントレア王国は鉄壁だろうねえ」

聖女「そうですねぇ……」


 遠くに見える王都セイントレアの大城壁「」ドドドド


聖女「……」

聖女(そしてあの壁の向こうに、セクリエ・ロイエ……二年ぶりくらいかなあ……)

聖女(……お姉ちゃん、元気かな? いつも忙しそうだから、会ってもあんまり話せないけど……)

聖女(………たまにはゆっくりお話してみたい……。でも原理派の人たちって、ちょっと怖いし……魔族を差別するらしいし……)

聖女(……お姉ちゃんも、魔族を嫌いなのかなあ………)

 コロン…

聖女「……ん?」

 石の賽「」コロン

聖女「……あれ? この……石の、サイコロは――」

 ◆
479 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/02(金) 00:32:15.34 ID:k0ekA9c00
それでは本日はたくさんのご投下ありがとうございました。本編は土日の予定です、よろしくお願いいたします
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/02(金) 04:17:47.63 ID:pynvYbp2o
おつでした
運命賽さん!?何故…
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/02(金) 08:21:36.36 ID:65ThcmK5o
おつ
話の区切り点にはなりそうね
問題山積みの世界だからこれがまた新しい騒乱を呼ぶかもしれんが…
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2025/05/02(金) 09:10:45.92 ID:mONsBSy8o
乙です
そういえば結局国の方のトウゲンには行かずじまいか
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 07:55:07.95 ID:6MEmnOD2O

そういや妖精って人間体クロシュの頭くらいの大きさなのかな
484 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 18:15:24.63 ID:15NShO4h0
運命賽さんがなぜ聖女氏のもとへ現れたのかは今のところ不明です。一応は原理派所属の聖女氏は、芸術都市でのお勤めを終えた帰りに王都およびセクリエ・ロイエに寄っていくようです。機会があればクロシュたちと会うこともあるかもしれません

今回のお話が運命の大きな区切りとなりそうなのは、実際その通りだと思えます。そして実際問題も山積みですが、このお話の中でそれらの問題がどのようになっていくかは未知数です。気を付けていくのが良いでしょう

温泉街の方のトウゲンに行くことはできましたが、国の方のトウゲンには未だ行きませんでした。もしクロシュたちの旅がここで終わりとなるのなら今後行く機会もなくなりますが、もし続けば行く可能性があるかもしれません。今はまだ闇に包まれています

妖精の大きさは様々ですが、基本的には小さいです。描写によっては少々ブレが生じることもあるかと思いますが、妖精なのでそういうものなのかもしれません。なお世の中にはオオキイ妖精もいるそうです
485 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 18:20:16.45 ID:15NShO4h0
―野良妖精のおうち
 離れのキッチン

 露の蛇口「」ポン
 木の流し台「」ポン
 石の炉「」ポン

クロシュ「わあ……!」
 
デュア「離れにキッチンが!」

野良妖精「うん! おうちの木の中で火は使えないもん!」

妖精「なるほどね。おうちの木に頼らずここまで作ったなんてやるなあ」

野良妖精「やるでしょ!」

 大袋に詰められた巨大どんぐり「」ドン!

イリス「わっ……! 妖精サイズだとどんぐりがすごく大きく見える……!」

ミスティ「なかなか食べ応えがありそうね……」

妖精「イリスたちにとってはけっこう面白い食事が楽しめるんじゃない?」

イリス「妖精さんがでっかい……じゃなくて私たちが小さいだけでもだいぶ楽しいよ! でも私、妖精サイズで料理ってしたことないからちょっと自信ないかも……」

ミスティ「今回は妖精に作ってもらえば良いんじゃない?」

妖精「えっ!? いや、食事については家主の意向に従うのが――」

野良妖精「えへへ、じゃあせっかくだしお願い太母さま!」

妖精「げっ、あなた私のこと知ってたの!?」

野良妖精「本に載ってたもん!」

デュア「ふむ……では私も手伝おう! ソリや宿泊など、頂いてばかりでは気が済まん!」

妖精「あ、そう? それじゃあ手伝ってもらおうかな」

デュア「任せてくれ!」

野良妖精「食材はいっぱい溜め込んであるから好きに使ってね〜」


↓1〜2 食材を1〜2つ選択
肉類:畑の肉
野菜:野草、マジカルトリュフ、芽キャベツ
穀物:妖精米、プチ麦、オオキイ豆、ムカゴ
魚介:メダカ、サワガニ、タニシ
果実:森林木苺、どんぐり、精霊樹の実
卵乳:スズメの卵、エルフミルク、エルフチーズ、エルフバター
特殊:アルラウネオイル、スライムゼラチン、フェアリーシロップ


ついでに料理技能
コンマ一桁目の数値が大きいほど料理上手(0が最大)
↓1 妖精

↓2 デュア
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 18:21:31.78 ID:WqEaS36/0
妖精米、アルラウネオイル
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 18:26:45.50 ID:RsJ0NXr70
精霊樹の実、畑の肉
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 18:32:37.66 ID:wnrUB0OYo
どっちも上手いじゃねぇか!
489 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 19:06:12.48 ID:15NShO4h0
妖精「それじゃあまずデュアには畑の肉を切ってもらおうかな?」

 トントントントントン
 均等に切られた畑の肉「」ポン!

デュア「切ったぞ!」

妖精「はやっ!? しかも形も大きさも完璧だ!?」

デュア「剣士たる者、刃物の扱いには習熟していなければな」

 *

 石の炉「」メラメラ…

デュア「……」メラメラ

妖精「すごい……完璧な火加減調節!」

デュア「炎剣士たる者、火の扱いには習熟していなければな」

 *

 緑の国風フェアリーパエリア「」ポン! キラキラ…

クロシュ「わああ……!」

イリス「わあ……! これは――パエリア!!」

妖精「一時期緑の国でフルーツパエリアが流行ったことがあってね。丁度良い食材が揃ってたからさ」

デュア「うむ! 存分に召し上がってくれ!」

 *

スライムクロシュ「〜〜♪♪♪」モニョニョ モグモグ

野良妖精「〜〜〜♪♪♪」モグモグ

ミスティ「これは……美味しいわ!!」モグモグ

ローガン「爽やかで甘酸っぱいアルラウネオイルを下地に、妖精米と畑の肉、そして精霊樹の実から染み出した甘味と旨味が相互に混じり合って――エクセレントな味わいを醸し出している!」モグモグ

エバンス「こ、こりゃあ……俺たちより上手いじゃねえか!! 妖精!!!」モグモグ

イリス「本当ですよ! こんな力を隠してたなんて!!」モグモグ

妖精「いや私、人間サイズの料理はできないし……。それにこれはほとんどデュアのお陰だよ。デュアがとんでもない手練れだったんだ」

デュア「はは、そう謙遜するな妖精! 私の本文は冒険者だ!」

妖精「料理人やった方が稼げると思う……」


 ☆妖精の料理技能レベルが判明しました(8:とても上手)

 ☆デュアの料理技能レベルが判明しました(10:天才)

 ☆とても美味しい料理を食べて元気になりました
  次の戦闘コンマに+30が加算されます

 ◆
490 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 20:22:46.43 ID:15NShO4h0
―クロシュの夢
 夢の集落の外れ

クロシュ「……」

ブラッドの欠片「クロシュ、話がある」モニョモニョ

クロシュ「?」

ブラッドの欠片「この集落にはいろんなやつがいるけど、おまえはその力を全部引き出せてるわけじゃない。むしろ引き出せてるのはごくごく一部の僅かなものだけ……。もったいないと思わない?」モニョモニョ

クロシュ「そうなの?」モニョニョ

ブラッドの欠片「そうなの。まあそれ自体は仕方ないことだよ。ネズミを食ったからって、ネコがネズミになれるわけじゃない。変幻自在のスライムにも限界はある」モニョモニョ

クロシュ「そうなんだ」モニョ

ブラッドの欠片「そこで……ちょっとおまえに試して欲しいことがあるんだ」モニョモニョ

クロシュ「?」


↓1コンマ(心属性+50、スライム技能+40、??+30)
000-100 むり……
101-150 難しい (1/6)
151-170 まあまあ(2/6)
171-190 そこそこ(3/6)
191-200 できた (6/6)
201-000 ???
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 20:23:20.95 ID:j+6K9yMKo
たかく
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 20:40:44.39 ID:wnrUB0OYo
おおおー!
493 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 21:07:30.20 ID:15NShO4h0
不死鳥の羽根「待ちなさい」ヌッ

ブラッドの欠片「何? 死者への冒涜だのとかいうくだらない説教なら……」

不死鳥の羽根「違う。不死鳥の私がそんな視野の狭いことを言うはずないでしょう」

ブラッドの欠片「じゃあ何」

不死鳥の羽根「私に良い考えがあるわ」

クロシュ「?」

ブラッドの欠片「良い考え……?」

 ◆

―早朝
 野良妖精のお庭

 チュンチュン

クロシュ「……」


妖精「あ、おはよクロシュ。こんな朝早くから何を――」


不死炎クロシュ「」ゴウッ! チリチリ…


妖精「えええっ!?」


 再生の炎「」メラメラ―
 パラサイトソード「」ズズズ―


妖精「!!?!? そ、その剣は……!!?」


不死炎クロシュ「……できた」

パラサイトソード「?」キョロキョロ

妖精「……クロシュ、まさか!」

 シュウウン―…

クロシュ「……わたしの、夢の中にいる人……お外に、出せる……!」

 ◇
494 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 21:19:38.86 ID:15NShO4h0
―野良妖精のおうち
 リビング

イリス「ええええっ!!!? そ、そんなことが!!?」

妖精「うん。少し調べてみたんだけど……このパラサイトソード、物凄く奇妙な状態みたい。分体を経由して不死の炎によって生み出された結果、限りなく元の状態に近い生命≠ニして復活≠オてるんだ」

ミスティ「ええと……どういうこと? 普通の分体とは違うの?」

妖精「普通の分体なら、それはつまり中身がスライムでしょ? でもこれは……もう中身もスライムじゃなくて、ほとんどパラサイトソードと言っても良い物体なんだ。魂関係の魔法は詳しくないけど、不死の炎で復活できたってことはたぶん元の魂が宿ってるはず」

ローガン「なんと……そのようなことが……」

エバンス「……でも、パラサイトソードってちょっと危なくないか? その剣って前にクロシュちゃんを乗っ取ったよな?」

妖精「まあ……ほぼ独立してるとはいえ元は分体だから、クロシュには逆らえないんじゃないかな……。クロシュもその認識みたいだし……」

クロシュ「ん。パラサイトソードさん……悪さしちゃ、だめ」

パラサイトソード「〜〜…」

野良妖精「じゃあ試しにわたしが触っても乗っ取られない〜?」

 ペタペタペタ

パラサイトソード「〜〜///」

野良妖精「わわ〜照れてる〜!」キャッキャ

妖精「まあ大丈夫そうだね、うん」


 ☆クロシュが特殊復活魔法『エインヘリヤル・リインカーネイション』を覚えました
  無事な魂があればその存在を復活させることができます
  ただし不死鳥の力を使うため、とてもお腹が減ります

 ☆パラサイトソードを手に入れました。状況に応じて振り回すことができます

 ◇
495 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 21:38:57.81 ID:15NShO4h0
―セイントレア平原 3日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖    防:竜のエプロン   飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀     盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:蜥蜴一文字    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子  飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の刀     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*2       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*1       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*1       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   闇の欠片        精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    フリルワンピ水着    精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    フメイとアリシラの人形
魔導飯盒        ガラスのザリガニ    メルルの帽子
妨害魔力波発生装置   踊り子の双剣      溶岩石のアミュレット
属性大全        サボテンドラゴンの花  太陽のメダリオン
魔王図鑑        精霊のローブ      暗黒優待券
氷精の魔導書      精霊樹の杖[改]    冒険者証(ランク1)
ブラッドワイン*1   ダイヤメリケンサック  大魔女帝国渡航権
吸血鬼殺ワイン*1   パラサイトソード    かたたたきけん
魔術書「正負の属性」              大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼の日焼け止め               風船印のパラシュート
日蝕の傘                    ラティア勲章
大魔女サイン*1                ユーシリア王家の紋章
古代のセラミック
ステライト鉱石
晴れ乞い傘
チョコスムージー
ヒヒイロカネ

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[4/5]

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)

◯経験値
・クロシュ 剣技[01/07] 魔法[01/07] 防御[00/07]
・イリス  杖術[02/04] 魔法[12/16]
・ミスティ 剣技[04/07] 魔法[10/16]
・ローガン 剣技[16/16] 魔法[05/08] 防御[07/08]
・エバンス 剣技[16/16] 魔法[06/08]
……………………………………………………………………………………
496 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 21:39:27.26 ID:15NShO4h0
―廃教会の裏手

野良妖精「ありがと〜! 元気でね〜! 精霊の加護がありますよ〜!」パタパタ

野良妖精のおうちの木「〜〜」サワサワ

 ◇

―セイントレア平原

 強化ソリ「」シャーッ


イリス「旅の途中であんなに良いお宿に泊まれるなんて!」

スライムクロシュ「〜〜!」モニョモニョ

ローガン「うむ、良き休息になった」

ミスティ「昨日の料理、美味しかったわね……」

デュア「妖精類の者と関わったことはあまりなかったが、気の良い者たちなのだな!」

妖精「そうだねえ……。どいつもこいつも能天気すぎて心配にもなるけど……」

エバンス「妖精は妖精類としては珍しいタイプだよな」

妖精「まーね」

 *

スライムクロシュ「……」


スライムクロシュ(アリシラさんが……集落の、みんなの魂……集めておいてくれたから……)

スライムクロシュ(復活の魔法で……みんな……蘇らせられる、かも……)

スライムクロシュ(……フメイちゃんと、アリシラさんに……会ったら……)

スライムクロシュ(相談……してみよ……!)


↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-10 強敵
11-25 敵襲
26-50 食料発見(コンマ)
51-75 場所発見(コンマ)
76-00 良いこと(自由安価)
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 21:43:20.77 ID:WqEaS36/0
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 21:46:58.64 ID:Ptn4md6TO
499 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 21:50:26.47 ID:15NShO4h0
良いことがあり、そして場所を見つけました

↓1自由安価 起こった良いこと

↓2コンマ 見つけた場所
01-20 廃城
21-80 山賊のアジト
81-00 絢爛な廃城
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 21:50:38.97 ID:6MEmnOD2O
ヒナテイルと再会
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 21:54:09.11 ID:Opo72bgZO
どこだろな
502 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 22:38:04.30 ID:15NShO4h0
―セイントレア平原

 強化ソリ「」シャーッ


エバンス「……ん? あの街道を歩いてるのは――」

イリス「あっ! ヒナさんとテイルさん!」

 *

 強化ソリ「」キキッ


テイル「こんなとこで再会するなんて奇遇ね!」

クロシュ「ん!」

ミスティ「二人とも元気みたいね」

ヒナ「お陰様で!」

エバンス「しかしどこへ向かうところだったんだ? 王都はあっちだぞ?」

ヒナ「フフフ、私たちの行き先は王都じゃありませんよ。その行き先はなんと――恐ろしい吸血鬼が住まうという廃城です!!!」

イリス「えっ、ええっ!?」

テイル「……ここで会ったのも何かの縁ってことで……助けてくれない?」

 *

ローガン「なるほど……危険度極高の依頼か」

テイル「そうなの! ヒナの奴止めても聞かないのよ!! あなたたちも来てくれたら心強いの!!」

ヒナ「フフ、一緒に来ます? 報酬は山分けにしても良いですよ?」

妖精「……吸血鬼の廃城か……」

イリス「……よ、妖精さん。私……気になります」

ミスティ「……そうね。変な行き違いになったら困るものね」

ヒナ「ん? 何かご存知なんですか?」

妖精「ああ、いや……ちょっとこの辺で活動してる吸血鬼とは縁があってさ。そいつかどうかはわかんないんだけど……」

テイル「えっそうなの!?」

 *

 強化ソリ「」シャー…
 キキッ


 暗雲渦巻く廃城「」ゴゴゴゴ…


イリス「あれが……」

エバンス「いかにもって感じのヤバそうな城だな……」

テイル「頼むわよ、あなたたち……!」

ヒナ「テイルも戦ってくださいね?」

テイル「わかってるわよ!」

 *
503 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 22:39:03.40 ID:15NShO4h0
―廃城庭園 踏破率[0/10] 持久力[10/10]

 枯れた植物「」
 砕けた何かの像「」
 割れた墓石「」

コウモリたち「キーッ!」バサバサバサッ


イリス「昼間とは思えないくらい暗い……!」

妖精「吸血鬼の日除けの魔法かも。城全体を闇の力が覆ってる」

クロシュ「明かり……いる……?」

ローガン「いや、クロシュくんは温存してくれ。ここはこれを使おう」スッ

 松明「」ボッ

ヒナ「おおっ、準備良いですねおじさん!」

エバンス「むしろ吸血鬼退治の依頼なのになんでお前達は松明の一つも持ってきてないんだ……」

 *

ゾンビ「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」ノソノソ
ゾンビ「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」ノソノソ
ゾンビ「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」ノソノソ


デュア「またゾンビか! この炎剣士デュアの出番だな!!」シュバッ

 ズバァッ!! ゴウッ!! ドガァンッ!!


テイル「すごっ! ねえあの人ってもしかして凄腕冒険者のデュア・シャスタ!?」

ミスティ「知っているの?」

テイル「そりゃもちろん! 圧倒的な強さのソロ冒険者よ! 私の憧れの一人!」

イリス「デュアさん、凄い人だったんだ……!」

妖精「イカダで溺れかけてたり、料理が凄かったりする印象が強かった……」


↓1コンマ
01-10 踏破率+2、強敵
11-30 踏破率+2、敵襲
31-50 踏破率+2、斧  (任意ターン、コンマ+20)
56-70 踏破率+2、十字架(任意ターン、コンマ+30)
71-90 踏破率+2、時計 (任意ターン、コンマ+40)
91-00 踏破率+2、鞭  (戦闘時、コンマ+40)
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 22:40:00.71 ID:j+6K9yMKo
余裕の踏破
505 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 23:02:46.63 ID:15NShO4h0
―廃城エントランス 踏破率[2/10] 持久力[9/10]


 突然落ちてくるシャンデリア「」ヒュウウウンッ


テイル「きゃああっ!!?」

ローガン「むん!」バッ


 砕かれるシャンデリア「」ドッギャァァァン!!


テイル「ひええ……た、助かった……」

ローガン「うむ……気を付けた方が良い。既にここは敵陣の真っ只中だ」シャキ


骸骨兵「」カラカラ
骸骨兵「」カラカラ

 古代の鉄槌「」ブオンッ!!

砕かれる骸骨兵「」バギャッ

エバンス「次から次へと来やがる! 一体一体は雑魚だが――」

ヒナ「鬱陶しいですねえ……。城主に会うまでに少しでも削る作戦なんですかね」

妖精「どうだろう。吸血鬼流の思考を真似するなら……この程度すら越えられぬ弱者に拝謁の権利はない……って感じかも」

ヒナ「なんて尊大!!」

 *

 蝋燭「」ユラユラ

クロシュ「?」スッ

 ペシッ
 吹っ飛ぶ蝋燭「」バキャッ

 懐中時計「」ポン!

クロシュ「!」

イリス「蝋燭を壊したら……懐中時計が出てきた!?」

ミスティ「ええ……?」

妖精「……ん? この懐中時計……ただの時計じゃない。何かしらの神威を感じる……!」

テイル「! これは……吸血鬼殺しの七つ道具の一つ、時止めの時計だ!」

妖精「知っているの!?」

テイル「昔本で読んだことがある。とあるすごいヴァンパイアハンターは、時計を使って時を止めて、その間に敵を砕いたそうなの!」

エバンス「おいおい嘘だろ!? 時を止めるなんてそんな滅茶苦茶なことが……!」

妖精「いや……この懐中時計の神威からすると、あながち嘘じゃないかも」

エバンス「マジかよ」

テイル「でも時止めは消耗が凄かったらしいわ。きっと本職のヴァンパイアハンターでもない私たちが使えるのは一度きりくらい……。使い所はよく考えた方が良さそうね」


 ☆時計を手に入れました
  任意の1ターン、コンマ+40を得られます
  一度使うとなくなります


↓1コンマ
01-10 踏破率+2、強敵
11-30 踏破率+2、敵襲
31-50 踏破率+2、斧  (任意ターン、コンマ+20)
56-70 踏破率+2、十字架(任意ターン、コンマ+30)
71-90 踏破率+2、七面鳥(持久力+4)
91-00 踏破率+2、鞭  (戦闘時、コンマ+40)
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 23:06:22.24 ID:mDfPvtmZO
507 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 23:25:09.38 ID:15NShO4h0
―廃城蔵書庫 踏破率[4/10] 持久力[9/10]

 壁一面の本「」
 床一面の本「」
 天井一面の本「」


クロシュ「わわ……!?」

デュア「こ、ここは……凄いな!!?」

イリス「壁どころか、床と天井にも本がびっしり……!! 一体どうなってるの!?」

妖精「この廃城、明らかに空間が歪んでる……。ここにある本は読まない方が良い。たぶん呪われる」

ヒナ「ねーねー、それじゃあこういう場合はどうすれば良いの?」

妖精「え?」


飛んで迫ってくる開いた本「」バサバサ
飛んで迫ってくる開いた本「」バサバサ
飛んで迫ってくる開いた本「」バサバサ


テイル「ぎゃああああ!!?? 本が!! 本が!!」


飛んで迫ってくる開いた本「」バササッ――キィン
 魔法陣「」フォン―

 ページから飛び出す剣「」ジャギンッ!!

 ガギンッ!!

ローガン「くっ! イビル・ビブリオか!!」ギギギ

エバンス「イビルビブリオ!?」

ローガン「悪意を持って襲ってくる魔導書の総称だ! 皆、応戦するぞ!!」


イビル・ビブリオたち「〜〜」ケタケタ

 ――戦闘開始 イビル・ビブリオの群れ――

 ☆戦力差および料理効果により自動的に勝利しました

 ◇

逃げていくイビル・ビブリオたち「っっっ」バサバサバサッ


イビル・ビブリオの一冊「」ベタッ


イリス「一匹逃げ遅れた!」

ミスティ「取り押さえるわよ!」シュバッ

 ベチッ

イビル・ビブリオ「〜〜!」ジタバタ


↓1コンマ
01-70 汎用魔導書(全員魔法経験+1)
71-80 魔導書「絶対零度」
81-90 魔導書「星の魔力・下」
91-00 ↑全部
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 23:31:16.06 ID:K9yBFfNYO
一台や二台ではない。全部だ!
509 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/03(土) 23:45:13.17 ID:15NShO4h0
イビル・ビブリオ「」ジタバタ

妖精「……内容はものすごく基礎的だね。イビルの癖に」

ローガン「まあ……魔導書が悪質化するかどうかは内容とは関係がないのだろうな……」

イリス「基礎を見直せというメッセージかもしれませんね……」

 ☆基礎魔導書を手に入れました。
  後日みんなで勉強会を開き、全員の魔法経験が+1されました

 ◇

―廃城時計塔 踏破率[6/10] 持久力[9/10]

 巨大な歯車「」ゴゴゴゴ
 巨大な歯車「」ギギギギ

 昇降機「」ゴゴゴゴ


ヒナ「これは……どうやって動いてるんです?」

妖精「さあ……。城主の魔力……だとするとものすごい無駄遣いだけど……」

デュア「とりあえずこの昇降機に乗っていくのだな?」

テイル「幸い大型だし、みんなで乗れそうね」

 *

 昇降機「」ガゴン ゴゴゴゴ…

クロシュ「わわ……!」キョロキョロ

ミスティ「……ここに住んでいるという吸血鬼って……フレメアなのかしら……?」

イリス「……この魔力……フレメアさんっぽい気もするけど……フレメアさんっぽくないような気もする……。うーん……」

ローガン「……まさか、フラナ氏ではないだろうな?」

イリス「や、フラナ先生ではないと思います! でも……なんだろう、この違和感というか……」

妖精「……このわけのわからない仕掛けを動かしてるくらいだから、物凄くやばい吸血鬼なのは確かだ……」

エバンス「ヒナとテイルだけで行くことにならなくて正解だったな……」

↓1コンマ
01-10 踏破率+2、強敵
11-30 踏破率+2、敵襲
31-50 踏破率+2、斧  (任意ターン、コンマ+20)
56-70 踏破率+2、十字架(任意ターン、コンマ+30)
71-90 踏破率+2、七面鳥(持久力+4)
91-00 踏破率+2、鞭  (戦闘時、コンマ+40)
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/03(土) 23:47:10.29 ID:C3Xurz5AO
はい
511 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 00:11:12.51 ID:zhWEOcxD0
―廃城天空回廊 踏破率[8/10] 持久力[8/10]


 天空回廊「」ゴゴゴゴ


テイル「この回廊の先にあるわ! 最上階への階段が……!」

ヒナ「ワクワクしてきましたね……! 一体どんな狂った吸血鬼が潜んでいるのか……!」

エバンス「気を付けて進めよ? まだ何が潜んでいるか――」


 ガション!! ガション!!

巨大な鎧兵士「」ガション!!


テイル「でっ……でっ……」ガクガク

デュア「デカい!!!!」

エバンス「な、なんだありゃあ……オノゴロで見た、毒の骸骨将軍……がしゃどくろってのと同じくらいあんじゃねえのか……!?」

妖精「あ、あれは……幽界の回廊を守護すると言われる巨大鎧兵!!」

イリス「ゆ、幽界の回廊……!? なんでそんなものがここに!!?」

妖精「……吸血鬼が喚び出した以外にない。でも……まさか幽界の者を喚び出すなんて……!!」


巨大鎧兵「」ガション!! ググググ
 巨大な剣「」ジャキン―


ローガン「来るぞ!! 備えろ!!」ジャキッ

 ――戦闘開始 巨大鎧兵――

 ☆戦力差および料理効果により自動的に勝利しました

 ◇

 砕けた鎧の破片「」ガシャン

クロシュ「……」ツンツン

ミスティ「中身は空っぽなのね……」

妖精「中には幽界に渦巻く闇の力が詰まってて、それがあの巨大な鎧を動かしてるんだ。まあでも難なく倒せて良かったよ」


↓1コンマ
01-70 全員近接経験+1
71-90 ↑+折れた闇の大剣
91-00 ↑+クロシュ盾強化
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 00:13:15.69 ID:oKq+0QY2o
513 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 00:23:21.98 ID:zhWEOcxD0
 ☆戦いの中で近接経験を1身につけました

 ◇

―廃城最上階 踏破率[8/10] 持久力[8/10]

 巨大な階段「」ゴゴゴゴ…

テイル「こ、この階段を登った先に……!!」

ヒナ「……いる。この城を支配してる奴が……!」


イリス「……!?」

ミスティ「…………ねえ。私……おかしくなったのかしら……」

妖精「………いや……」

エバンス「……ん? どうしたんだ?」

イリス「……フラナ先生の、魔力を……感じる……。フレメアさんのも……。そして……」

妖精「………その、どちらでもない……ものすごく、やばい気配がある」

ローガン「……なに?」

ミスティ「……どういうことなの。なんであの二人の魔力が? それに……あとの一つって……」

イリス「……っ、い、急がなきゃ!! 何か……このままだと、まずい気がするっ……!!」

ローガン「待て、イリスくん! 一人で先走るな!」

イリス「……わ、わかってます。大丈夫……でも、急ぎましょう……!! 私……胸騒ぎがするんです……!!」

妖精「うん……。急ごう。私も……何か、とても良くない気配を感じる……!」


デュア「……何か、ものすごくまずい状況なのだな」

クロシュ「うん……そうみたい……」

デュア「……私も全力を尽くそう。行こう、クロシュ殿!」

クロシュ「ん!」


↓1コンマ
01-40 踏破率+2、斧  (任意ターン、コンマ+20)
41-80 踏破率+2、十字架(任意ターン、コンマ+30)
81-00 踏破率+2、鞭  (戦闘時、コンマ+40)
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 00:25:25.74 ID:Sn/sWy1CO
515 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 00:36:54.05 ID:zhWEOcxD0
十字架を拾ったところで本日はここまでとなります。次回、廃城天守閣で決戦編です

悪魔めいた廃城を進む一行を待ち受けるは、果たして如何なる吸血鬼か。国を束ねる理性の妹か、怒りに身を焦がす狂気の姉か、あるいは。
城主の間への扉を開いた時――吸血鬼たちのかなしき運命が交錯し、新たなる悲劇が幕を開ける――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 01:21:20.61 ID:ocpKBtNW0

廃城での探索がとんでもない展開になってきたな。
後、関係ない話しだけどエバンスとローガンの剣技が「16/16」のままだけどこれ以上あがらないのかな?
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 12:19:32.13 ID:ywhherhAo
おつです
取り込みからの復活までできるようになるとはクロシュちゃん恐ろしい子!
思想が変な方向に行かないようにしなきゃ…
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 17:00:34.18 ID:oKq+0QY2o
なんか決戦が始まってしまった
負けイベントか
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 19:26:17.94 ID:hXzPBjGvO
王国は因縁回収編か
520 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 19:55:08.28 ID:zhWEOcxD0
廃城探索は大変なことになっているようです。クロシュたちの運命がどうなるかは未知数かもしれません
なおエバンスとローガンの剣技経験については、>>333の下部にかかれている通り通常の方法ではこれ以上上がりません

復活技まで使えるようになってしまったので、図らずもクロシュ氏は恐るべき存在になりつつあるのかもしれません。今後の行動には気を付けた方が良いかと思いますが、しかし周りの人たちがちゃんと見ていてくれる現在の状態なら大丈夫でしょう

廃城天守閣での決戦は、負けイベントというわけではありませんがとても大変な戦いになるかと予想されます。気を付けるのが良いでしょう

王国編では実際様々な因縁が絡み合う大変なお話になるかもしれません。気を付けていくのが賢明かもしれません
521 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 19:56:50.62 ID:zhWEOcxD0
―廃城天守閣

 ドガァンッ!!!

  バギャッ!! ボムギッ!! バゴォン!! ブシャァッ!!

フレメア「あああああっ!!!」ドガァッ!!

フラナ「フレメア!!!」

「余所見をしている余裕があるのかしら?」ヌッ

フラナ「っ!!!!」

 ドガガガッ!!!! バギィッ!!! ドゴォッ!!!!

   ガシッ!!!!

首を掴まれて持ち上げられるフラナ「ぎっ……!!」ジタバタ

「愚かな娘たち……。身の程を弁えられたなかったのね……」グググ

フラナ「か……かあさ、ま………どう、して……!!!」グググ

「どうして……? そうね……敢えて言うなら……」

フラナ「……?」

「可愛い愛娘たちの命くらいは……私の手で、終わらせてあげたいから」ググッ

フラナ「かっ……はっ……!!?」グググ


 大きな扉「」バァンッ!!!


イリス「フラナ先生!! フレメアさん!!」ババッ

ローガン「これは……どういう状況だ!!?」ババッ


フラナ「……っ!!?」ググ

「あら……フラナの知り合いの子?」グググ

フラナ「っ……!!!」ジタバタ―

 ボキッ!!

フラナ「」カクン

 ブンッ ヒュウウ― ドサッ…


イリス「ああっフラナ先生!!」


「あの子たちへのトドメは後回しにして……まずは挨拶と致しましょうね」スタスタ


妖精「あなたは……まさか……!!」


フリューゲル「フリューゲル・バイオレットと申します。ですが――覚える必要はございません」スッ

フリューゲル「――あなたたちも、ここで死ぬのですから」

 バビュンッ!!
 ガギンッ!!!

ヒナ「おおっとォ!?」ギギギ

フリューゲル「あら、お速い」ギギギ

テイル「嘘……!? これだけの間合いを一瞬で……!?」

ミスティ「まずい……よくわからないけどあの吸血鬼、フレメア以上の速度だわ!!」

エバンス「とにかく応戦するぞ!!」シャキン!

ローガン「うむ! ヒナくんを援護しろ!!」ジャキッ!

デュア「応!」シュバッ!

イリス「フラナ先生たちを助けるっ!!」コォォォ―
522 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 19:57:43.71 ID:zhWEOcxD0
クロシュ「!」

気絶フラナ「」
 フラナの手に握られた十字架「」ポン

妖精「あれは吸血鬼殺しの七つ道具の一つ、聖なる十字架……!」

クロシュ「!」シュバッ ヒョイ!
 十字架「」ポン!

妖精「隙を見て相手に投げつけるんだ、クロシュ!」

クロシュ「ん!」

 ☆ドサクサに紛れて十字架を拾いました
  戦闘コンマ判定時に「十字架」と書き込むと、コンマ+30を得ます


 ――強敵 大吸血鬼フリューゲル――


 ☆フリューゲルが〈不死〉を発動!
  一度だけ戦闘不能を無効化!!

 ☆フリューゲルが〈殺戮の舞踏〉を発動!
  相手の数が多いほど会心率が上昇!!

◇自陣(料理+30、銀のナイフ+5)
・不死鳥化できる [1/1]
・ローガンメタル [1/1]
・十字架 [1/1](コンマ判定時、十字架と書き込むとコンマ+30)
・時計 [1/1](コンマ判定時、時計と書き込むとコンマ+40)

◇敵陣(戦力差+50、会心率+40)
・復活 [1/1]


↓1コンマ(合計-15)
01-50 痛恨
51-90 優勢
91-00 会心
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 20:02:31.00 ID:GApA44bLo
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 20:02:50.70 ID:RifrMpPJo
十字架
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 20:05:22.64 ID:GSBS5yHh0
00だからマイナス無視で会心か
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 21:17:04.54 ID:mSR9k8JvO
吸血鬼問題完
527 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:15:30.83 ID:zhWEOcxD0
 ビビビビッ!! ドガガガガッ!!!

ヒナ「このおっ!!」カッ!!

 光魔法「」ピカッ!!

フリューゲル「あら」スッ

 闇のマント「」バサァッ
 吸い込まれる光「」シュゥゥ―

ヒナ「ちょっ!? 吸血鬼の癖に光無効とかズルでしょ!?」

フリューゲル「弱点対策をしない愚かな吸血鬼などいないわよ?」ニコ


倒れたフレメア「……」


テイル「弱点なんて関係ない! これだけの人数が相手じゃ、どんなに強い吸血鬼だって!」バッ
 風の剣「」ビュンッ!

背後に回るフリューゲル「遅い」ヌッ

テイル「っ!!?」

フリューゲル「まずは弱き者から」ズッ

 吸血鬼の爪「」ジャッ

ヒナ「テイル!!!」

 銀のナイフ「」ビュッ!!
 ギンッ!!

フリューゲル「!」バッ


テイル「はひ……た、たすかった……?」


フリューゲル「ほう……殺意の込められたナイフね」


 風魔法で浮く銀のナイフ「」ヒュルヒュル

イリス「あなたを、止めます!」バッ

 風で飛ぶ銀のナイフ「」ビュン!!

エバンス「俺たちも続くぞ!」

ローガン「囲んで足止めしろ!」

光竜メイドクロシュ「ん!」ジャキン!

 シュババババ!!

囲まれるフリューゲル「あらあら、囲まれちゃった」

ローガン「皆、陣形を保ったまま攻撃を続けろ! 敵に反撃の隙を与えるな!」

デュア「ああ! 行くぞ!!」メラメラ―
 炎の刀「」ゴウッ!!


イリス「よし、これなら――えっ!?」


無数のコウモリ「」バサバサバサッ

 炎の刀「」スカッ

デュア「何ィ!?」


空中で集まる無数のコウモリ「」バサササッ――

 ポン!

空中に浮くフリューゲル「吸血鬼を足止めできるなどと思わないことね」バサッ
528 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:15:58.90 ID:zhWEOcxD0

妖精「しまった! 吸血鬼は無数のコウモリに自分を分裂させることができるんだ!」

ミスティ「なんですって!?」


 スタッ

フリューゲル「フラナの知人というだけあって、人間にしてはやるわね。人間にしては」スッ

 消滅球「」ギュオン―

イリス「!!!? あ、あれは……何……!!?」ガクガク

妖精「ば、馬鹿な……!! あんなに高濃度の闇球が、この世界に存在し得るはず……」

フリューゲル「あら、太母様も初めて? あらゆるものを消滅させる濃度の――負の力は」

 消滅球「」ゴゴゴゴ…


妖精「みんな、アレには絶対に触れちゃだめだ!!! 防御せずに避けて!!!」

デュア「くっ、承知した!!」


フリューゲル「遊びは終わり。さあ行きなさい」スッ


 消滅球「」ヴォン―!


光竜メイドクロシュ「んわわっ……!!」ササッ

エバンス「うおお!!? でかいし速いし冗談じゃねえぞ!!!」ササッ

ローガン「くっ!! あんなものが動き回っていては戦うどころでは……!!」ササッ


 消滅球「」ヴォン―!

イリス「――」


ミスティ「イリス!?」

ヒナ「何してるんです!? 早く避け――」


イリス「――はあ!!」バッ!!

 カッ!!!!
 星の光球「」パァァァァ!!!!
 消滅球「」バヂヂッ!!!!

 バシュウウウウウンッ!!!!


フリューゲル「!!?」


テイル「えっ……!? なんかでっかい光が現れて……闇の球とぶつかり合って、消えた……!?」

妖精「あ、あれは――!!」


イリス「フリューゲルさんの高濃度の闇球が負の力なら……正の力である星の力で相殺できる……!!」


フリューゲル「あの人間の娘が星の力を引き出して、私の力を……!?」


デュア「隙ありだ!!」シュバッ
光竜メイドクロシュ「!!」シュバッ

 炎の刀「」ゴウッ!!
 光竜角の大槍「」グオオッ!!

フリューゲル「っ!?」

 ギュバァァァァッ!!!!
  ドッギャァァァァァンッ!!!!

 〈会心の一撃!〉

灰となったフリューゲル「」プスプス…
529 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:16:53.62 ID:zhWEOcxD0

テイル「やった!!」

妖精「待って!! まだ喜ぶには――」


 プスプス…メラメラ…ゴゴゴゴゴ…

灰から蘇ったフリューゲル「驚いた……まさかこの私を一度殺すなんて」


光竜メイドクロシュ「!!」

デュア「なんだと……!?」


フリューゲル「フフ……フフフ……アハハハハッ!!! 良い、良いわ……こんなに心が踊るのはいつ以来かしら!? もっと私を楽しませて……私に生の実感を味わわせ――」

 ズキン!

頭を抑えるフリューゲル「はうぐっ……! うっ……うああああっ……!!!!」ガタガタ


イリス「えっ……!?」

ミスティ「い、一体何……!?」


「はあ〜困りますね。せっかく感情を抑制してるのに、こんなに昂らせちゃって」スタスタ


光竜メイドクロシュ「!!!!」ジャキッ!

妖精「お……お前は……!!!」

ミスティ「カリス・ノーランド!!!!」シャキン!


カリス・ノーランド「皆さんおひさ〜。佳作ですが楽しんでいただけましたか〜?」ニコニコ
530 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:18:14.36 ID:zhWEOcxD0

イリス「カリス・ノーランド……!! それは一体――」

カリス「言った通りですよ。まあ客先からの依頼で作ったものなので大した思い入れもないですけどね。保守点検も面倒ですし」

ミスティ「貴様……!! 殺してやる!!!」バッ

 無数の氷柱「」シュババババッ!!!!

テイル「す、凄い量の氷柱!!?」

エバンス「あれなら避ける隙間も――」


 ピタッ――
 静止する氷柱「」


ミスティ「っ!?」

イリス「氷柱が……空中で、止められた!?」


カリス「お〜よしよし、よくできましたねアイス」ナデナデ

銀髪ショートの幼女→アイス「……」ムフー


光竜メイドクロシュ「……!!?」

妖精「あ、あれは……まさか!」


カリス「ふふ、紹介しましょう。こちらも私の佳作、アイスです」

アイス「……」ドヤッ


ミスティ「貴様は……どこまで……!!!」ワナワナ

光竜メイドクロシュ「……」ググッ


カリス「さて、今日は皆さんとバトルに来たわけではないのでソレを回収してさっさと帰らせて頂きますかねえ」


苦しむフリューゲル「がああ……!!」ジタバタ


イリス「させない!! ここであなたを倒す!!」ザッ

ヒナ「なんかわかんないけど、こいつが最低最悪のド外道ってことはわかった! ぶっ殺そう!!」シャキン!


カリス「アイス、魔力解放。空間凍結」

アイス「ん」

 パキッ――

 ◇
531 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:19:17.17 ID:zhWEOcxD0
―廃城天守閣

 ヒュオオオオ…

 パキパキ…ガシャン!!

クロシュ「!!」ブルブル

クロシュ「??」キョロキョロ

 一面氷漬け「」カチンコチン
 氷漬けになったみんな「」カチンコチン

クロシュ「んわ!!?!?」

 モニョモニョポン!

不死鳥クロシュ「コケコッコーッ!!!」ゴオオオッ!!

 シュワシュワシュワ…

 *

ミスティ「くそっ……!! 氷魔法使いともあろう者が、なんて不覚を……!!!」ググッ

妖精「……発動を一切感知できなかった……」


フラナ「……あなたたちには、無様な姿を見せてしまったわね」

イリス「フラナ先生……」

フラナ「……あの吸血鬼はフリューゲル・バイオレット……。私たち姉妹の母であり、かつての魔族国の指導者で――」

フレメア「魔族国とフラナに身柄を売られたんだよ」ケッ

イリス「えっ……!?」

妖精「……魔族国のフリューゲルは不慮の事故で亡くなったって、当時は伝えられてたけど……」

フレメア「こいつらが我が身可愛さに喧伝した嘘の歴史だね。反吐が出る」ペッ

フラナ「母上の想いも知らないで、ひたすらに暴れて魔族の地位を貶めていく貴様に何がわかる?」

フレメア「知るもんか。お前たちは母様を売って、結果的に魔族国を滅ぼした。それが全てでしょ」

フラナ「……」

イリス「あああ、やめてください! 喧嘩は! 今はお互いをいがみ合う時ではないはずです!!」

フラナ「……そうね。ごめんなさい」

フレメア「フン……」

イリス「お母様があの犯罪者に囚われているなら、助け出しましょう! お二人が力を合わせれば、できるはずです!」

フレメア「ええ、こんな奴と……?」

フラナ「……フレメアは助けたくないそうよ、イリス」

フレメア「なんだと!? 助けたくないのはお前だろ、フラナ!!」

イリス「た、助けたい気持ちはみんな一緒です!! だから今は協力しましょうよ!!」

フレメア「……わかったよ。で、協力ったって何すれば良いの?」

イリス「ええと……それはですね……」

フラナ「……私は一度、魔族国に戻るわ。母上のこと、カリスのこと……いろいろ調べなければならないことがある。フレメアも一緒に来なさい」

フレメア「は? なんで私があんな腐った国なんかに」

フラナ「調べものにお前の力が必要なの。それとも母上を助けたくないの?」

フレメア「うるさいな! わかったよ行けば良いんでしょ!!」

フラナ「というわけだから、私たちは戻るわ。ごめんなさい、助けてもらったのにロクなお礼もできないで」

イリス「いえ……! 救出について私たちにもできることがあれば協力させてください! 私たちの方でも、カリス・ノーランドの行方を追いますので!」

フラナ「ありがとう……恩に着るわ」

 ☆00会心効果によりフラナとフレメアが和解しました

 *
532 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:20:57.12 ID:zhWEOcxD0
 氷魔力結晶「」キラキラ

クロシュ「……!」

ミスティ「あら、これは……」

 氷魔力結晶「」キラキラ

妖精「これは……氷魔力の結晶だ。かなり高い純度の魔力結晶だけど……あの銀髪の子供の魔法の副産物かも」

ミスティ「そうなのね……」

妖精「まあ……魔力結晶そのものには善意も悪意もないから、ありがたく使わせてもらえば良いんじゃないかな」

 氷魔力結晶「」キラキラ

ミスティ「……あの子は、カリスに操られているのよね……」

妖精「そうだと思う。できれば倒したくはないけど……相手は本気で殺そうとしてきてるわけだから、手加減はできないよ。クロシュが不死鳥の力を持っていなかったらみんな氷漬けで凍死してたわけだし……」

ミスティ「………そうね」

クロシュ「……」


クロシュ(………どうにか……お話、できないかな……?)

 ☆00会心により氷魔力結晶を手に入れました

 ◇
533 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:40:19.28 ID:zhWEOcxD0
―夕方
 セイントレア平原


 崩れていく廃城「」ゴゴゴゴ……
 ズゥゥ――ン……


フレメア「ああ……私のお城が……」ガクリ

イリス「フレメアさんのお城だったんですか!?」

フラナ「なわけないでしょ……。勝手に乗っ取ってたのよ」



テイル「……これ、ギルドにはなんて報告したら良いのかしら?」

ヒナ「失敗で良いんじゃないですか?」

テイル「……まあ、そうよね。はあ……」ガクリ



エバンス「……生きて帰れたは良いが、痛みも大きかったな……」

ローガン「うむ……。あれだけの危険な城を踏破したは良いが……」

ミスティ「最後の最後で最悪の敵に全てを持っていかれてしまったわね……」



妖精「まあそういうこともあるよ……」

デュア「うむ……収穫のない冒険もしばしばあるものだ。気を取り直し……む、クロシュ殿?」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

 宝箱「」ポン!

テイル「たからばこ!?」

ヒナ「やったぁ!!」

フレメア「ちょっと! それ私のだよ!!」

フラナ「フレメアのじゃないでしょ!!」


難関クリアボーナス!
↓1コンマ
01-70 運命賽+ブラッドランス+お金
71-80 ↑+魔導書「星の魔力・下」+魔導書「絶対零度」
81-90 ↑+オオキイ鎧の盾(クロシュ盾強化)
91-00 ↑+会心賽
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 22:41:01.77 ID:mGEiBf270
535 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 22:58:50.47 ID:zhWEOcxD0
 宝箱「」パカッ!

 ブラッドランス「」ドン!

フラナ「こ、これは……ブラッドランス!? フレメア、あなたこれ売り飛ばしたんじゃ……」

フレメア「そんなことするわけないでしょ。盗まれたの」

フラナ「えっ……そうだったの?」

フレメア「うん。この前犯人をぶち殺して取り返したんだよ。そういえばこの宝箱に入れといたんだった」


 魔導書「星の魔力・下」ポン!
 魔導書「絶対零度」ポン!

イリス「こ、これは……!」

ミスティ「私たち向けの魔導書……!?」

妖精「そういえば蔵書庫を進んでる最中、分体をいくつか放って何かしてたけど……もしかしてこれを探してたの?」

スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ

イリス「クロシュちゃん!!!」

ミスティ「なんて良いスライムなの、あなたは……!」


 金銀財宝「」ポン!

テイル「これは……お金ね!」

ヒナ「御駄賃としては破格じゃない?」

フレメア「それ私のへそくり――」

フラナ「城にあった財宝を勝手にかき集めただけでしょうが!」ベシッ

妖精「これはまあ……公平に分配しようか」


 ☆魔導書「星の魔力・下」と魔導書「絶対零度」を手に入れました

 ☆お金がいっぱい増えました

 *

 ブラッドランス「」ゴゴゴ…

フラナ「さて、この槍だけど……今回の功労者であり、恐らくこれから一番厳しい戦いに臨むことになるであろうあなたたちに貸してあげても良いわ。どう? イリス、使う気はない?」

イリス「ええっ!? 無理ですよ! 大体人間に使えるんですかそれ!?」

フラナ「使えるわよ。副作用とかもたぶんないわ」

ミスティ「たぶん……」

ローガン「ううむ……槍なら剣と同程度には使えるが……」

エバンス「でもそれ、血を吸う槍なんだろ? なんかおっかねえしな……」

妖精「クロシュはどうしたい?」

クロシュ「!」

↓1〜 先取2票
1.フラナさんに返す
2.使ってみる
3.パーティの誰かを推薦(要名前記載。票数は内容ごと)
0.自由安価(票数は内容ごと)
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 23:00:24.20 ID:Bk7PIZN0O
0メゾンドクロシュに保管しとく
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 23:01:18.80 ID:ocpKBtNW0
3イリス
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 23:10:02.92 ID:SUwy8r7xO
3
せっかくだからイリス
539 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 23:21:37.14 ID:zhWEOcxD0
クロシュ「……フラナさんとフレメアさんのことで、いっぱい、がんばったから……イリスさんが、持つのが、いいと思う……!」

イリス「えええ!?」

フラナ「ですって。さ、受け取りなさいイリス」

 ブラッドランス「」ポン

イリス「うう……わかりました」

 *

イリス「とはいっても私、槍の扱いなんて全然ですけど……」

フレメア「その槍、魔法の触媒にもなるからそういう用途で使えば?」

イリス「え、そうなんですか? あ……確かにいけそうかも……」

フラナ「ブラッドランスに適した属性は、水、氷、闇、血ね。他にも適した属性があるかもしれないからいろいろ試してみて」

イリス「水しか使えない!」

フラナ「まあ……試しにその槍で水魔法を使ってみなさい」

イリス「……なんかすごく嫌な予感がするんですけど」


イリス「じゃあいきますよ。はっ!」
 ブラッドランス「」ジャキッ!

 血のように赤い水「」ブシャァ

イリス「やっぱり!」

フラナ「この通り、この槍を通せばあなたも血魔法が使えるわ。鉄分の量や凝固の度合いは地属性で調節できるはずよ」

イリス「……あれ? じゃあ意外と私向き?」

フラナ「修練次第だけどね。あなたならできるはずよ」

 ☆イリスがブラッドランスを装備しました
  ブラッドランス装備時、血魔法を使うことができます

 ◇
540 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 23:40:50.25 ID:zhWEOcxD0
―夜
 セイントレア平原 野営地

クロシュ(テイルさんとヒナさんは……チカーバの街で受けた依頼だから、チカーバに帰るって言って……お別れ、した……)

クロシュ(フラナさんと、フレメアさんも……急いで魔族国に、帰っていった……)


 焚き火「」パチパチ

イリス「一気に人が減ると、寂しくなりますね……」

妖精「そうだね……。でもいつかまた会う機会もあるよ。フラナとフレメアについてはたぶん、そう遠くない内に」

ミスティ「……ええ。あの憎きカリスを討ち滅ぼす仲間として、共に戦えれば心強いわ」

デュア「お前たちはいろいろ背負っているのだな……。オノゴロの時もそうだったが、敬服せざるを得ん」

エバンス「はは、俺はほとんど成り行きみたいなもんだけどな」

デュア「もし私にもできることがあれば是非手伝わせてくれ。恩に報いよう」

妖精「や、でも下手すると王国とかに喧嘩を売ることになるから……流石に道連れのデュアを巻き込むわけにはいかないよ」

デュア「ははは、気にするな! 既に海の藻屑となりかけた身だ、お前たちの為に使うのであれば惜しくはない!」

ローガン「ううむ……私としては、恩よりも自分の命を大事にして欲しいが」

デュア「無論、命を失えば恩返しもできなくなるから無駄に死ぬつもりは毛頭ない! 安心してくれ!」

妖精「無駄じゃなく死ぬつもりはあるみたいな言い方はやめて欲しいかも……」

スライムクロシュ「〜〜…」モニョニョ…


セイントレア平原で野営します。明日の午前中に王都に着きます
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 23:41:27.72 ID:Bk7PIZN0O
メゾンドクロシュでバイオレット親子の仲良くしてる夢を見る
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 23:42:06.44 ID:GSBS5yHh0
イリス、クロシュと槍の練習
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/04(日) 23:42:26.05 ID:oKq+0QY2o
これからの王国やセクリエ・ロイエの情勢や情報についてスライム通信で募る
544 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/04(日) 23:49:20.88 ID:zhWEOcxD0
というわけで本日はここまでとなります。次回はしあわせな夢見編、イリスさんと槍の練習編、スライム通信情報収集編です

廃城での激闘を終え、再び旅路へ戻る一行。天守閣で遭遇した様々な出来事は、クロシュたちの内心を少々ざわつかせていた
操られし大吸血鬼フリューゲル、再び現れた邪悪術師カリス、無口な傀儡幼女アイス。交錯した運命は悲しみの旋律を奏で、物語は新たなる舞台――王都セイントレアへ――
あかちゃんスライムは悲しみに抗い、しあわせを夢見る――

それでは本日もありがとうございました。次回、明日はもしかしたら更新できるかもしれません(できない場合はなるべく早めに告知します)。よろしくお願いいたします
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/05(月) 01:44:52.46 ID:fW/fmb2o0
乙です。
悪魔城フリューゲルで拾った時計や十字架は出番無かったけど流石に今回限りかな。
あとデュアもこのまま正式にメンバー入りしそう。
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/05(月) 05:27:24.05 ID:MhPMRghEo
おつでした
00会心で吸血鬼姉妹が仲改善通ったの美味しい! (状況はお労しいが)
吸血鬼専用みたいな魔法を使うようになってダークヒーロー感が益々増すイリスちゃん
547 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 18:04:42.07 ID:wPwAZa4N0
廃城で拾った吸血鬼殺しの道具は、役目を終えたからか廃城の崩落と共に消えてしまいました。また吸血鬼と戦う時が来れば、再び手にする機会もあるかもしれません
なおデュア氏は旅の道連れでありソロ専門の冒険者の為、協力関係にはなれますがパーティ入りすることは恐らくありません。良い協力関係を築くのが良いでしょう

00はとても強力な数値なので、発揮される効果も大きいものとなります。吸血鬼姉妹の確執はとても根深いものでしたが、ひとまずは和解できたと考えて頂いて問題ないでしょう
血魔法は本来普通の人間が使える魔法ではありませんが、複数の属性とブラッドランスによって人間でも使用可能となるようです。血を操って戦う者となると、実際とてもダークな印象です。イリス氏の今後に期待するのが良いかもしれません
548 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 18:05:10.46 ID:wPwAZa4N0
―夜
 野営地

 焚き火「」パチパチ

イリス「というわけで槍の練習をします!」

クロシュ「ん!」

ミスティ「槍の練習なら、ローガンさんとかエバンスに見てもらった方が良いんじゃないかしら……?」

イリス「そう思って声をかけたんだけど……血魔法だったり悪竜の槍だったりで、ローガンさんたちもどう教えれば良いかわからないんだって……。そういうわけでとりあえず、私とクロシュちゃんでいろいろやってみようと思うの!」

ミスティ「そうだったのね……。確かにそう考えると教えられる人はいなさそうだわ……」

クロシュ「わたし……少し、できる!」

イリス「まずはもう既に槍を使ってるクロシュちゃんの動きを見せてもらったりしようかな?」


↓1コンマ
01-30 近接経験+1
31-60 近接経験+1、魔法経験+1
61-90 近接経験+2、魔法経験+1
91-00 近接経験+4、魔法経験+2、技を閃く
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/05(月) 18:06:49.37 ID:7ibs2ORCo
550 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 18:40:22.17 ID:wPwAZa4N0
竜メイドクロシュ「!」ポン!

 竜角の大槍「」ビビビッ

 大きな岩「」ドガガッ

竜魔女クロシュ「!」ポン!

 竜珠の大杖「」キュオオオ――

 魔法弾「」バギュンッ!

 砕かれる岩「」ドッギャァン!


イリス「流石クロシュちゃん! あれだけの大槍なのに凄い速さの連続突き! そして一瞬で杖に変形させて魔法弾でトドメ!」

ミスティ「……真似できそう?」

イリス「……と、とにかくやってみる! 突っついてトドメに魔法、だよね!」

クロシュ「ん!」


イリス「よおし……ていやっ!」バッ

 ブラッドランス「」ブン ブン ブン …

 大きな岩「」ベシッ ベシッ ベシッ …

イリス「そしてここで……ブラッディパワー!!」バッ

 ブラッドランス「」ギュオオオ―カッ!!

 高圧血流「」ドギュウウウウッ!!

 貫かれる岩「」ドッギュウン!!


イリス「はあ、はあ……ど、どうだ!」
 ブラッドランス「」ジャキーン!

ミスティ「……突きはともかく、トドメの血魔法の威力は凄いわ。でもこれなら、杖で叩いたあと水魔法でぶち抜くのと特に変わらないんじゃ……?」

イリス「うっ……た、確かに……!? 血魔法の特性……鉄分や凝固を駆使して、もっと自在に操ることができれば……」

クロシュ「わあ……!」

 ☆その後試行錯誤を繰り返し、イリスとクロシュが近接経験と魔法経験を1づつ獲得しました
 ☆イリスの近接レベルが1上がりました

 ◇
551 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 19:51:22.13 ID:wPwAZa4N0
―夜
 野営地

 焚き火「」パチパチ

スライムクロシュ「……」

妖精「お疲れさま、クロシュ。イリスの訓練はどうだった?」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「なるほど……流石に一朝一夕じゃ血魔法を使いこなせるようにはならないか」

スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ

妖精「そうだね。さ、それじゃあそろそろテントに入ろう」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「え? また星脈を通して?」

スライムクロシュ「〜」モニョ

妖精「まあ確かに、外から王都とかの情報を得られるなら悪くないかも……」

スライムクロシュ「〜!」モニョ

 デロデロ…モニョモニョ…

 竜珠の大杖「」カッ!

↓1コンマ
01-10 ???
11-30 レッサースライムたち『〜〜』モニョモニョ
31-50 王都のスライムたち『こんばんわ〜』モニョモニョ
51-70 クロシュヴィア?『……えっ?』
71-90 ブラッド『お前もこっちに来てるの?』モニョニョ
91-00 ???
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/05(月) 19:53:30.27 ID:jE/56DXT0
553 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 20:06:38.03 ID:wPwAZa4N0
―??

 近くの空に浮かぶ白い光「」ユラユラ

 地上に瞬く無数の光「」チカチカ


クロシュ『〜〜』モニョモニョ

レッサースライムたち『わわ〜』モニョニョ

クロシュ『こんばんは……』モニョモニョ

レッサースライムたち『こんばんわ〜』モニョモニョ

クロシュ『えっと……王都って、知ってる……?』モニョモニョ

レッサースライムたち『お〜と〜?』モニョニョ

レッサースライムたち『なあに? おいしいの?』モニョニョ

クロシュ『えっとね……セイントレア王国の……』モニョモニョ

レッサースライムたち『せいんとれあ?』モニョモニョ

レッサースライムたち『れあって、はんぶんナマっていみだよ! ボクくわしいもん!』モニョモニョ

レッサースライムたち『んわわ〜! せいんとの、はんぶんナマ!』モニョニョ キャッキャ

クロシュ「んへへ……せいんとの、はんぶんナマ……!」モニョニョ キャッキャ

 *

―夜
 野営地

 焚き火「」パチパチ

スライムクロシュ「!」モニョッ!

妖精「おかえり。どうだった? 何か良い情報は得られた?」

スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ

妖精「……セイントレアが、せいんとのはんぶんナマ……?」

 ☆間違った知識を獲得しました

 ◇
554 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 21:16:43.46 ID:wPwAZa4N0
―夜?
 大きな屋敷の庭園?

 月の光「」コオオ―

幼フラナ「おかあさま! まんげつ! まんげつ!」クルクル キャッキャ

幼フレメア「フラナったら、はしゃいじゃって。淑女じゃないわね」

幼フラナ「しゅくじょだもん! おかあさま、フラナしゅくじょだよね!?」

フリューゲル「ええ。私たちは生まれながらにして夜を統べる一族だもの。私たちが思うままに過ごせば、それこそが最も淑女らしい振る舞いになるのよ」

幼フラナ「ほら! フラナしゅくじょだもん!」キャッキャ

幼フレメア「むむっ……!」

フリューゲル「フレメアも、我慢せずに飛び回って良いのよ? 満月だもの、力が満ちて仕方ないでしょう?」

幼フレメア「……わたしが、一番淑女だもん!」シュバッ!!

幼フラナ「わあっ!?」

幼フレメア「ふふん、のろまなフラナには一生追いつけない!」ビューン!

幼フラナ「まってよぉおねえさま〜!」バサバサッ



スライムクロシュ「……」

フリューゲル「あら……? あなた、どこから入ってきたの?」

スライムクロシュ「!」モニョッ!

 モニョモニョ…ポン!

クロシュ「えと……わたし……クロシュ……」

フリューゲル「あら、見事な擬態! 私はフリューゲル・バイオレットよ。初めまして、クロシュさん」

クロシュ「うん……はじめまして……」

フリューゲル「それで……ふふ、何のご用かしら?」

クロシュ「えと……迷子……?」

フリューゲル「迷子なのね」

クロシュ「うん……」

フリューゲル「うーん、困ったわね……。何か身元がわかるものはあるかしら?」

クロシュ「みもと……」

 モニョモニョ…ガサゴソ…


フリューゲル「……あら? それは……?」

クロシュ「!」ポン!

 氷魔力結晶「」キラキラ

クロシュ「これは……えっと、アイスちゃんの……」

フリューゲル「……あい、す……?」


↓1コンマ
01-70 歪む夢
71-90 平静
91-00 ??
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/05(月) 21:23:45.85 ID:2aVY+rM/O
556 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 22:16:53.57 ID:wPwAZa4N0
フリューゲル「……ああ。ここは……夢だったのね……」

クロシュ「……!」

フリューゲル「……思い出しました。ごめんなさい……あなたたちは、あの後無事でしたか?」

クロシュ「うん……。みんな、無事……。フラナさんも……フレメアさんも……」

フリューゲル「良かった……」

クロシュ「………フリューゲルさんは……えっと………」

フリューゲル「……あなたが見た通り……私はもう、手遅れよ」

クロシュ「!!」

フリューゲル「身も心も、完全に王国に支配されてしまった……。もはや自分の意思さえ認識できないまま、命じられたことを遂行することしかできない傀儡……。それが今の、私……」

クロシュ「……!」

フリューゲル「……お願い、クロシュさん。今ここで……私を、殺してくれる?」

クロシュ「!」フルフル

フリューゲル「自分では、死ねないの。だから……お願い」

クロシュ「……やだ」

フリューゲル「……どうしても、だめ?」

クロシュ「うん……。フラナさんと、フレメアさんは……フリューゲルさんを助けるために……がんばってる……!」

フリューゲル「……それなら、尚のこと私を殺して欲しい。私は……私の手であの子たちを殺してしまうのが……何よりも、怖い……」

クロシュ「……フラナさんも、フレメアさんも……簡単に、死なない」

フリューゲル「……殺してしまうのが何よりも怖いと言ったけれど……訂正するわね。それよりももっと怖いのは……あの子たちが、王国や、カリス・ノーランドに捕まってしまうこと……。それなら……私の手で、簡単に死んでしまった方が遥かにマシ……」

クロシュ「……!」

フリューゲル「……お願いします。どうか、私を……殺してください」

クロシュ「………んーん。わたし……諦めな――」

 ブツン――

 ◆

―明け方
 野営地 テント内

スライムクロシュ「!」モニャッ!

 チュンチュン

妖精「……」zzz
イリス「……」zzz
ミスティ「……」zzz

スライムクロシュ「……」

 ◆
557 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 22:18:50.74 ID:wPwAZa4N0
―???

フリューゲル「……」パチッ


「起きたか、フリューゲル」スッ


フリューゲル「……ええ」

「……調子はどうだ。昨日は……苦戦したらしいが」

フリューゲル「……大丈夫よ。体調は万全みたい。心配をかけたかしら」

「……大丈夫なら良い」

フリューゲル「………ねえ」

「……なんだ」

フリューゲル「……私が戦った相手……クロシュと、その一行よ」

「!!」

フリューゲル「……大丈夫。誰も死んでいないわ……」

「……」

フリューゲル「……話を、聞かせてくれる? あの子たちと……あなたの、お話を……」

「……」

フリューゲル「セイン……」

セイン「………」

 ◆
558 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 23:21:37.06 ID:wPwAZa4N0
―セイントレア平原 到着予定日

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖    防:竜のエプロン   飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:ブラッドランス  防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀     盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:蜥蜴一文字    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子  飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の刀     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*2       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*1       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*1       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   闇の欠片        精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中下   フリルワンピ水着    精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    フメイとアリシラの人形
魔導飯盒        ガラスのザリガニ    メルルの帽子
妨害魔力波発生装置   踊り子の双剣      溶岩石のアミュレット
属性大全        サボテンドラゴンの花  太陽のメダリオン
魔王図鑑        精霊のローブ      暗黒優待券
氷精の魔導書      精霊樹の杖[改]    冒険者証(ランク1)
ブラッドワイン*1   銀のナイフ       大魔女帝国渡航権
吸血鬼殺ワイン*1   ダイヤメリケンサック  かたたたきけん
魔術書「正負の属性」  パラサイトソード    大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼の日焼け止め               風船印のパラシュート
日蝕の傘                    ラティア勲章
大魔女サイン*1                ユーシリア王家の紋章
古代のセラミック
ステライト鉱石
晴れ乞い傘
チョコスムージー
ヒヒイロカネ
氷魔力結晶
魔導書「絶対零度」

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[4/5]

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)

◯経験値
・クロシュ 剣技[03/07] 魔法[03/07] 防御[00/07]
・イリス  杖術[00/06] 魔法[14/16]
・ミスティ 剣技[05/07] 魔法[11/16]
・ローガン 剣技[16/16] 魔法[06/08] 防御[07/08]
・エバンス 剣技[16/16] 魔法[07/08]
559 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 23:22:08.74 ID:wPwAZa4N0
―セイントレア平原

 強化ソリ「」シャーッ

クロシュ「!」

エバンス「見えてきたぜ!」


 遠くに見える王都の大城壁「」ドドドド


ミスティ「あれが――」

イリス「王都セイントレアの、大城壁……!!」

 ◇

―王都セイントレア 城門


 そびえ立つ巨大な城門「」ゴゴゴゴ


クロシュ「んわわ……!」

イリス「な、なんてでっかい城門!!」

ミスティ「テラヌス・ウルスの城壁と城門も大きかったけれど……これはそれ以上よ……!!」

ローガン「私も来るのは初めてだが……まさかこれほどの威圧感とは……!!」

デュア「うむ……いつ見ても圧倒されてしまうな……!!」

 強化ソリ「」スイー…

門番「遠路はるばるようこそ。入都手続きは左手の受付だ。身分証明書の準備を忘れずに」

ミスティ「わかったわ。案内ありがとう」

 ◇
560 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 23:22:34.28 ID:wPwAZa4N0

クロシュ(手続きを済ませて王都に入ってみると――)

クロシュ(そこは――)


 ワイワイ ガヤガヤ

 賑わう市場「」ガヤガヤ

 白亜の街並み「」キラキラ

 遠くにそびえる大きなセイントレア城「」ドドドド――


クロシュ「……!!」

イリス「わああ……!!」

ローガン「なんと……!!」

妖精「……すごいや。王国は嫌いだけど……」

ミスティ「これ……まるで、雪が積もっているかのような――」

エバンス「すげえ白さだよな……!」

デュア「ああ……なんという美しさだろうか」


クロシュ(白くて綺麗な建物が整然と立ち並ぶ美しい都――これが、王都セイントレア――)


 ――世界樹の巻 最終編 開幕
561 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/05(月) 23:23:27.10 ID:wPwAZa4N0
それでは本日はここまでとなります

ついに王都セイントレア入りを果たしたクロシュ一行。そこで待ち受ける運命は、如何なるものか
確かな足取りで、整然と敷き詰められた石畳を踏みしめて。クロシュたちは、王都をゆく
戦いの終結と、平穏――そして、友との帰郷を求めて。決意を胸に、あかちゃんスライムは前へ進む――

それでは本日もありがとうございました。明日ももしかしたら更新できるかもしれません(できなければ早めに告知します)。よろしくお願いいたします
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/06(火) 01:50:00.19 ID:QjGvhEBWo
カリス方々で恨み買ってるなこれ
魔族国にシノホシ、エンド、クロシュ一行と
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/06(火) 02:59:50.49 ID:o8YCc8wgo
おつおつ
ついに最終編明記かー
セインくんも厄ネタ抱えてそうで敵対しない事を願うー
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/06(火) 11:44:00.97 ID:s7AfH1IcO

アホの子レッサースライム達可愛い
でも色々と火種があるしそれが炎上してせいんとのはんぶんナマ、もとい、セイントレアがセイントウェルダンにならないことを祈る
565 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/06(火) 19:47:19.22 ID:1JakG/Xx0
カリス氏は凶悪犯罪者なので、実際とてもたくさんの人々から恨まれています。彼女の悪意によって不利益を被った生き物は非常に多いので、カリス氏は夜道に気を付けるべきでしょう。しかし実のところ、ちょっと夜道を襲ったくらいでやられてくれるような簡単な相手でもないため、カリス氏を倒すのはとても難しいようです

世界樹の光を巡る旅もついに最終編です。クロシュたちの戦いがどのような結末を迎えるのかは、今のところわかりません
セイン氏もいろいろと面倒事を抱える身である可能性が高く、今後の展開には気を付けるのが良いかもしれません。当のセイン氏も、クロシュたちも、敵対したくないという思いは一致しているようです

レッサースライムたちはあたまがわるいので、クロシュの質問の意味を考えるよりも楽しいことを優先してしまいがちです。そしてクロシュ氏も実のところあかちゃんなので、レッサースライムたちに便乗して面白いことを優先してしまったようです。時にはそういうこともあります。そして王都がウェルダンとならないかどうかは、今のところ闇に包まれています
566 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/06(火) 19:48:16.43 ID:1JakG/Xx0
―王都セイントレア

 ワイワイ ガヤガヤ

デュア「改めて、ここまでソリに乗せて頂き感謝する。私は冒険者ギルドの宿に泊まっているから、戦力が必要な時はいつでも呼んでくれ!」

クロシュ「ん!」

妖精「もし何かあったらよろしくね」

 ☆デュアと別れました

 *

イリス「じゃあ私たちも宿を探しましょうか。妖精さんやスライムのクロシュちゃんでものびのびと過ごせる宿があれば良いんですけど……」

ローガン「ううむ……この王都に、そのような宿があれば良いが……」


「あれ……? あの……あなた方は、もしかして――」


妖精「ん……? あっ、あなたは!」

クロシュ「わあ……!」


聖女「お久しぶりです、皆さん……!」

 *

―王都
 聖ヴァレリオ教会前

 スタスタ

聖女「宿泊ならこの教会はどうでしょう? 今は収穫祭や聖誕祭の時期でもないので空いていますし」

ミスティ「私たちはロイエ教の信徒ではないけれど、大丈夫なの……?」

聖女「巡礼者ってことにすれば大丈夫です! そうすれば王都内でもクロシュさんと妖精さんの身分保証もできますし、巡礼中は教会に泊まり放題ですよ」

イリス「ええっと……でもそれって、嘘をつくことにならないですか?」

聖女「元々は、衣食住を求める者には隔てなく提供せよというのがロイエ教の教えなのです。巡礼者とそうでない者をあえて区別する必要は本来ないんですよ」

クロシュ「わあ……」

聖女「ただまあ……一応ロイエ教も大きな組織ですし、建前というものもありますから。口先だけでも巡礼者を名乗っていただければ、いろいろと円滑に進みますから」

妖精「なるほどね……。それじゃあお言葉に甘えて、泊まるところをお借りしようかな? 宿泊代……いや、寄付金はちゃんと納めるからさ」

聖女「はい、是非!」

 ◇
567 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/06(火) 19:50:50.64 ID:1JakG/Xx0
―聖ヴァレリオ教会 礼拝堂

 たくさんの長椅子「」
 大きなステンドグラス「」キラキラ

聖女「クレアさん、宿泊希望の巡礼者の方々をお連れ致しました」スタスタ

黒髪糸目の修道女→クレア「えっ……!? わ、わかりました。後ろの方々ですね?」

妖精「どうも。妖精とかスライムもいるけど良い?」

クレア「もちろんです。当教会では種族による待遇差はないのでご安心ください」

クロシュ「わあ……!」

イリス「良かったです!」


 扉「」バァン!


金髪ソフモヒの男「クレアちゃん! 孤児院の食料搬入終わったぜ!」ノッシノッシ

クレア「ありがとうございます、ザックさん。あとできれば、扉の開け閉めは静かにお願いします……」

金髪ソフモヒの男→ザック「おっと、こりゃ失礼! そちらは巡礼者の方々かい?」

クレア「はい」

ザック「こんな時期に来るとは殊勝だな! たくさんお祈りしてってくれよ!」

妖精「う、うん」

ザック「んじゃ俺は次の現場に行くぜ! 機会があればまた会おう!」ノッシノッシ


 扉「」ガチャッ バタム…!


エバンス「……い、今の暑苦しい男は?」

クレア「今のは、セクリエ・ロイエで聖務の傍らに力仕事を担当しているザック修道士です。この教会に併設されている孤児院に、食料の搬入をして頂いておりました」

ローガン「なんと、孤児院が」

聖女「ふふ、もし良かったら寄ってみてくださいね。旅のお話とかを聞ければみんな喜ぶと思います」

クレア「……」

聖女「クレアさん……?」

クレア「あ、いえ……なんでもありません。それでは皆さん、この用紙にお名前を書いていただけますか?」スッ

 宿泊希望届「」ポン

イリス「わかりました!」

 ☆王都の聖ヴァレリオ教会のに宿泊することになりました

 ◇
568 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/05/06(火) 19:53:08.86 ID:1JakG/Xx0
―聖ヴァレリオ教会 宿泊室

 質素なベッド「」
 質素な机「」
 質素な椅子「」
 質素な棚「」
 質素な本棚「」

イリス「わあ……! すごく……教会のお部屋って感じ!」

ミスティ「実際教会の部屋だしね」

聖女「」

クロシュ「ん……!」

聖女「それでは私もまだ少し仕事があるので失礼します。とはいえ私も今はこの教会に滞在している身分ですし、仕事中も大体はこの教会内にいますので、何かあれば遠慮なく言ってくださいね。もちろん私がいなくても、クレアさんに言ってくれれば対応してくれると思います」

妖精「わかった。いろいろありがとう、助かるよ」

聖女「どういたしまして! もし良かったら、旅のお話やクロシュちゃんのお友達のこと、たくさん聞かせてくださいね。では」

 扉「」カチャ パタム


イリス「まさか王都で聖女さんと再会できるなんて……! 素敵な偶然もあるんだなあ」

ミスティ「ふふ、全然変わってないようで良かったわ。あの様子ならきっと魔族国も平和なのでしょうね」

イリス「そうだね! 王都入りして早速の嬉しい驚きだなあ」


妖精「……」ウーン

クロシュ「……妖精さん?」

妖精「ああ、いや……。聖女のことは実際良かったんだけど……あのクレアって修道女、妙に浮かない様子だったなあと思って」

ミスティ「……やっぱり、突然の宿泊は迷惑だったのかしら?」

妖精「どうなんだろう。まあ一介の巡礼者モドキである私たちに知る術はないか」


王都セイントレア滞在1日目。ここは聖ヴァレリオ教会です
↓1〜3 自由安価 何をする?


参考:観光案内
……………………………………………………………………………………
□王都セイントレア
王城:未探索
城下:教会、孤児院、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、
   公園、学校、図書館、博物館、劇場、闘技場、未探索、他
……………………………………………………………………………………
□セクリエ・ロイエ
大聖堂、美術館、庭園、お土産屋、未探索、他
……………………………………………………………………………………
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/06(火) 19:53:38.78 ID:PqvVoJyi0
廃教会で拾った原理派活動日誌を読んでみる
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/06(火) 19:53:42.85 ID:IrlhwWS0O
ダイヤモンドメリケンを鑑定してもらい売却する
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/05/06(火) 19:54:07.56 ID:54WY7QlsO
冒険者ギルドで王国やロイエの情勢調査をする
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