【FGO/SS】カルデア妖精騎士杯II 〜妖精騎士親子の親子喧嘩〜

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10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/26(土) 07:30:06.39 ID:xEenFL6R0
マリーオルタ「そう。あれこそはあなたが対峙せし第1の試練の再来。あなたを[ピーーー]叫びがここにいる。」

ブリトマート「は、はい!私の鎧を奪った挙げ句、二度もお母様の姿を利用して現界するなど、許されるはずがありません!」

マシュ「はい。それにあろう事か、再びマスターを殺そうとするなど言語道断です!マスター。マシュ・キリエライト、いつでも戦闘は可能です!指示を!」


【よし!行くよみんな!】
【覚悟しろ、ブリトマート・オルタ!】←

マシュ、ブリトマート「はい!」ガキンッ!

シグルド、ブリュンヒルデ「はい(おう!)。」ジャキンッ!

牛若丸、マリーオルタ「はい!(フッ。)」スッ!


鎧姿のブリトマート?→ブリトマート・オルタ?「ちょっ、お前たちは何を言って・・・・・・」


ダダダダダァァァァーーー!!
―――――――――――――――――――――――――――――
戦闘態勢を取り、マスターがブリトマート・オルタと呼称する目の前の鎧姿のブリトマート?へと攻撃を始める

一方のブリトマート・オルタと呼ばれし鎧姿のブリトマート?は、ただマスターたちの言われように困惑しつつも、迎撃に向かうのであった
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/26(土) 07:39:04.08 ID:xEenFL6R0
FATAL BATTLE 1/1


敵編成

ブリトマート・オルタ?(クラス:アヴェンジャー)x1 ゲージx3


行動パターン
『第1の試練?』発動 『混乱』(1ターンスタン)

スキル
【第1の試練?】防御をアップ(6T)&クリティカル率アップ(6T))



1回目のブレイク時:『私はオルタではない!!』敵味方陣営・行動不可(スタン)、バトル終了
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/26(土) 08:49:22.29 ID:xEenFL6R0
ジャキジャキジャキンッ、ガキガキガキンッ!


牛若丸「ハァァァ―――!」シャキィィーン!

シャキーン、ガキィィーン!


シグルド「フゥゥン!」ブゥゥン!ジャキン!

ジャキン、ガキィィン!


ブリトマート・オルタ?「・・・・・・・・・」

シグルド「・・ッ、固いな。これがカルデアのアーカイブでも記載されていた奴の能力の一部、こっちのブリトマート殿にはないとされる伝承防御の1つとされるもの」

ブリトマート・オルタ?「察しが良いな、北欧の英傑よ。そうこの我が概念(ユメ)たる絶対の護りは『大地の加護』。」

ブリトマート・オルタ?「・・・我が手本、大地に生きた旧き女王の鎧。地を踏みしめる偉容、穿たれることなし。」

シグルド「ご説明をありがとう。つまりおまえがこの地面に踏み込んでいる限り、当方らの刃は通らないって事だよな?」

シグルド「だがな異霊(オルタ)の妖精騎士よ、おまえがその護りは絶対と言っているようだが、世の中に、絶対というモノは存在しないって事を!」

グオンッ、バシュン!


ビュゥゥン、ガキンッ!

ブリトマート・オルタ?「フン・・・・・・汝の刃は届かず。」

シグルド「否。ハァァァ!」


ガキンッ、グォン!

ブリトマート・オルタ?「!?。ヌァァ!?」ガコンッ、フワッ!

シグルド「今だ、ブリトマート殿!」

ブリトマート「はい。ハァァァ〜〜〜!!」


ジャキン!ガコォォォーーン!

ブリトマート・オルタ?「ヌワァァッ!?」ガコォォォン!

ヒュゥゥーン、ドゴォォォーン!


【良いわよブリトマート!】
【流石はテコの原理!】←

シグルド「うむ。大地の加護の効力が彼女が地面に踏み込んでいる事で発動している以上、彼女の足を地に踏み込ませなければ、その加護も消える。」

シグルド「故に彼女を浮かせてやれれば、そこが当方らの攻撃のスキであるのは間違いないようだな。」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/04/28(月) 23:10:14.11 ID:Jukvrl3H0
ガシャァァ〜〜ン・・・、ドサッ・・・


ブリトマート・オルタ?「ツゥゥ・・・・。」ハァ〜シュゥゥ〜・・・

ブリトマート「!。切り込みが浅い・・・大地の加護がないとはいえ、やはりあの鎧は元から硬いのは間違いない。いつも着ている自分が言うのもアレですが・・・」

牛若丸「だが、だからとてあの異霊(オルタ)となりしブリトマートのニセモノに勝てないわけではない。奴はあくまで防御が硬いだけであって、攻撃が通用しないって訳じゃない。」

牛若丸「それに先ほどの大地の加護の弱点がわかった以上、我々の攻撃を総出で奴に喰らわせ続ければ、奴を打ち倒すことが出来る。そうだろ!」

【うん!】
【それに一度、私はアイツを倒しているからね】←


ブリトマート・オルタ?「・・・・・・・・・」

シグルド「(先ほどの攻撃が効いているか?或いは様子見か?)敵が怯んでいる。このまま奴を浮かせられるのならば今しかない!」

マシュ「はい!このまま追撃を続けます!皆さん、行きますよ!」

4人のサーヴァント達「はい!(おう!)」

マリーオルタ「・・・フン!」



スタタタタタタァァァ〜〜〜!

マシュ+サーヴァント5名「ハァァァァァ〜〜〜〜!!」

ブリトマート・オルタ?「・・・・・・・・・!!」

ブリトマート・オルタ?「・・・いったいどういう理由で私の事を知ったかは知らないが、これだけは言わせて貰う・・・」



スンッ、ガシンッ!

ブリトマート・オルタ?「――――私は異霊(オルタ)となりしブリトマートなどではなぁぁぁ〜〜い!!」バァァァァ〜〜〜ン!!


【――――!?】
【ちょっとみんなストップストップ!】←

6名「―――!!??」キキィィーー!



ブリトマート・オルタ?「少しは私の話を聞け!私はお前たちの言う異霊(オルタ)などではない!」

ブリトマート・オルタ?「第1の試練?復讐?――お前たちはいったいなんの話をしたらそうなるのだ、このアホ共が!」

マシュ「!。とぼけても無駄です。またマスターである先輩を殺しに来たあなたの話を信じることなど出来ません!」

ブリトマート「はい!少し前にマスターから聞いた話ではありますが、あなたは前にマスターの夢の中で、復讐者(アヴェンジャー)のクラスとなって召喚されました。」

ブリトマート「その身を女王要塞・波濤鎧殻(フォートレス・アンジェラ)に包み、その鎧の内に復讐の炎を燃え盛らせ、その慟哭と炎を用いてマスターに襲いかかりました。」


【そうとも!】
【アレは私の中で出来た特異点の中の出来事だった・・・】←
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/04/29(火) 20:42:52.40 ID:Ax2UiOyx0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
回想シーン:不可逆廃棄孔イド 第五節:慟哭城塞(前編)にて――――(解説:藤丸立香(マスター))


・・・・・・我は炎。・・・・・・我は怨。・・・・・あなたは愛奪われたが故に咽び泣く心の果て。

我が慟哭は止まず、鎧には炎が満ちて、我が美徳のすべてはかの地(ブリテン)にて灰と化した。

復讐者。異霊(オルタ)なりしブリトマート。 あなた/わたしを殺す為に現れた恩讐の叫び。

あなた(ブリトマート・オルタ)は自身の事をそう呼んでいた。


マリーオルタ(解説)「ええそうね。彼女(ブリトマート・オルタ)は自身の悲嘆であなた(マスター)を呑み込み、彼女の慟哭であなたを打ち砕こうとしていた。」

マリーオルタ(解説)「でもあなたはそうならなかった。あなたは最初のうちはその身に炎を満たさずにいたけど、あなたは彼女の慟哭にめげずに立ち向かった。」

マリーオルタ(解説)「抗ったとも言うべきかしら。しかしそれでも彼女の護りを打ち砕けず、一緒に同行していた同じ復讐者(アヴェンジャー)のクラス持ちのサーヴァントと共に戦い、」

マリーオルタ(解説)「おまけにあなたは新たに復讐者を特異点に引き込んだわ。復讐者(アヴェンジャー)のクラス・平景清をあなたの令呪を持ってしてね。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

牛若丸「・・・・・・・・・」

牛若丸「主殿や耀星のハサン殿から話は聞いている。景清殿はそのイドの特異点にて彼女(ブリトマート・オルタ)の弱点を突き、同志たるジャンヌ・オルタ殿がそのトドメをさしたと。」

牛若丸「彼女が主殿を誘拐したと聞いた時、私は即座にマシュ殿と共に主殿の救出に向かいました。何の因果なのか、私が今は不在たる景清殿の代理として来たと思いがちなのですが、」

牛若丸「私は景清殿の名誉に恥じぬよう、今、主殿を攫おうとするあなた(ブリトマート・オルタ)の首を斬る覚悟なされば!」

【牛若・・・あなた・・・・】←
【(頷く)】



ブリトマート・オルタ?「・・・・・・・・」ハァ〜シュゥゥ〜・・・

ブリトマート・オルタ?「・・・・成る程。話は大体わかった。それでそのお前たちが言うその私がその復讐者。異霊(オルタ)となりしブリトマートというのか?」

ブリトマート「はい!私の母・・・初代ブリトマートの名に泥を塗りし異霊の霊基。存在せざる復讐者の霊基の元にマスターを襲いし贋作の妖精騎士。」

ブリトマート「一度ならず二度も復讐者の霊基たる我が母の異霊として現れるなど、この二代目妖精騎士たるブリトマートが許すはずがありません!」

ブリトマート「我が母の名誉を守る為、あなたをここで打ち倒しましょう!」

【そうだぞ!】
【今度こそ許さないよ、ブリトマート・オルタ!】←


ブリトマート・オルタ?「・・・・そうか。お前たちはその異霊(オルタ)となりしブリトマートが、今ここにいる私だとそう信じているのだな?」

ブリトマート・オルタ?「して、その異霊たるブリトマートとやらは、お前たちの前でその自身の顔を見せたのか?」

ブリトマート「・・・はい?」

ブリトマート・オルタ?「復讐者。異霊となりし私(ブリトマート)は、自身の宝具を使ったのか?自身の娘の名を其処で呼んでいたか?」


【どういう事・・?】
【あなたは一体、何を言って・・・】←
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/04/29(火) 21:33:33.93 ID:Ax2UiOyx0
ブリトマート・オルタ?「其処のお前、二代目妖精騎士・ブリトマートと言ったか?其方はいま着ている私の鎧が、其方から盗んで着込んでいると言っていたか?」

ブリトマート・オルタ?「否。これは元々私の鎧であり、其方が未だに体得ならざる絶対の護りの概念を元の所有者である私が使っているに過ぎない。」

ブリトマート「元からあなたの物って・・・・・・。あなた、いったい何者なのですか!?」

ブリトマート・オルタ?「・・・何者だと?其方は私の顔を忘れたというのか?―――我が娘よ。」


キィィィ〜〜〜ン!ピカァァァ〜〜〜ン!!

【――――!?】
【眩しっ!?】←

ブリトマート「うわぁ!?」

マシュたち「―――――!?」


ガシャ、ガシャガシャァァ〜〜ン・・・・
―――――――――――――――――――――――――――
光が収まったと同時に、パージされた鎧の数々と共に現れし者
https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/GKiL1QsbwAA4c2_.jpg


謎の女騎士(ブリトマート・オルタ?)「・・・・・・・・・」

ブリトマート「ッゥゥ・・・・!?」

マシュたち「!?」


【!?】
【鎧がキャストオフした!?】←

マシュ「これは・・・・霊基の反応は変わらず、おそらく目の前のブリトマート・オルタが鎧を脱ぎ捨てたと見て間違いはないかと。」

マシュ「それにあの姿、なんかこう・・・・とても凜々しくて美しく、何かと、感じ的に復讐者に見えないというか・・・」


ブリトマート「あ・・・あぁぁ・・・アワワワワワワァァァ〜〜〜・・・!?」アタフタ

【ブリトマート?】←

ブリトマート「・・お、おかあ・・・さま・・・?」

【!】
【えぇっ!?】←

謎の女騎士「・・・・・・フンッ。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ブリトマートの鎧を纏いし姿にて、マスターを白昼堂々と攫おうとしていた?行動からマスターと対峙していたブリトマート・オルタらしき鎧姿のブリトマート?

しかしその彼女はマスターたちの前でその鎧を脱ぎ去り、その鎧の中より現れし姿。

それはとても二代目たるブリトマートとは思えない、とても美しく綺麗で凜々しい感じの女妖精騎士であり、マシュたちはその姿に困惑し、


それを裏付けるかのように二代目妖精騎士・ブリトマートもまた、彼女(謎の女騎士)の事を『お母様』と慌てながらも震えた表情で彼女の事をそう呼ぶのであった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


カルデア妖精騎士杯II 〜妖精騎士親子の親子喧嘩〜

第一節:大変!妖精騎士の母が来た!(前編)
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/04/29(火) 22:30:18.24 ID:Ax2UiOyx0
第二節:大変!妖精騎士の母が来た!(後編)
―――――――――――――――――――――――――――――
カルデア内・シュミレーター室(微少特異点の空間):深い密林の中


ブリトマート「・・・・・・ハッ!?あぁ〜嫌々!?そんなはずはありません・・・さっきまで目の前にいたブリトマート・オルタがお母様なんかと見間違えるなんて・・・」

ブリトマート「あなた・・・私を悉く欺く為にわざわざ顔までお母様に似せてくるなんて!危うく私も騙されるところでした・・・」

ブリトマート「そこまで私のお母様を侮辱するために姿形もお母様に似せて、霊基も鎧もお母様に似せて、異霊ながら流石というべきでしょうか・・。」

ブリトマート「しかしてあなたは異霊の霊基を持ってお母様の名誉を傷つける行為をするあなたを、この二代目である私(ブリトマート)が許すとでも思うてか!」


謎の女騎士「ヌゥゥ・・・。名誉を傷つけているのはあなたの方よ、我が娘。私がいつ、復讐者の霊基たる異霊(オルタ)の私だと名乗ったのか?」

ブリトマート「そ・それは・・・・、――いいえ!あなたの言葉を信じろとでも?例え姿形がお母様とそっくりだとしても、あなたがお母様を語るなどと・・・」

謎の女騎士「ハァ・・・それはどうかしら?その異霊(オルタ)となりしブリトマートとやらは、『アレ』を持っていたというのか?」

【『アレ』?】←


シュッ、ガシッ!(杖のようなモノを取り出す謎の女騎士)


牛若丸「それは何だ?まさか新手の武器だというのか?」

謎の女騎士「これは我が主君、グロリアーナより授かりし勲章たる杖。私が女王陛下より妖精騎士に任命された時に授けて貰った誓いの杖。」

謎の女騎士「我が娘には継承などされてはいないがこの杖の存在こそ、私が妖精の女王の騎士たることを証明せしたるモノ。とくと見るが良い。」


カチッ、シャキィィィーン!

シグルド「!。仕込み杖か。それにしてもなんて煌びやかな刃なのか・・・」

謎の女騎士「我が娘よとくと見よ。これが異霊となりし私のニセモノか、あなたを育てた私のどっちなのかを!」


フンッ、シュッ!シュッ、しゅ、しゅ、シュン、シュンシュン!

謎の女騎士「――――――」シュン、シュンシュンシュンシュンッ!


【す、凄いフェッシング捌きだ・・・】←

ブリトマート「あぁ、アワワワワ〜〜〜!その剣捌きはぁぁ〜〜!?」


シュンシュンシュッ、キラリィィーン!

謎の女騎士「――フンッ。」キィ〜カチャン!
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/04/30(水) 08:39:27.59 ID:3EKMFNuZ0
ピピピィィ〜!


ダ・ヴィンチちゃん(通信)「あっ、やっと繋がった!藤丸ちゃん、マシュ、聞こえる?」

マシュ「ダ・ヴィンチちゃん!その、聞いてください。今、マスターを攫ったブリトマート・オルタと戦闘となり、敵側の弱点を確認し、迎撃に向かおうとしたところ・・」」

マシュ「突如として自身の鎧を脱ぎ去り、自身は異霊(オルタ)ではないとアピールするかのようにフェッシングの素振りを披露しまして・・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「ああそれはそうさ。そっちの状況はこちらでも観測していたのだが、ちょっとややこしい事になってるのは間違いないね・・」


ダ・ヴィンチちゃん(通信)「藤丸ちゃん。前に疑似東京の特異点でブリトマート・オルタと対峙した時、クラスについてはアヴェンジャーのクラスで間違いなかったんだよね?」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「夢の中の出来事とはいえ、君が見てきた事と実際に観測した時のとはデータが違っていたのは双方の解釈が違ってたって話だったって事なんだけどね。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「君が前に戦ったというその第1の試練・慟哭城塞『ブリトマート・オルタ』は、当時の巌窟王によって試練として用意されたという、異霊(オルタ)となりし復讐者(アヴェンジャー)クラスのサーヴァントだった。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「しかしこちらで観測していた時、そのブリトマート・オルタらしき彼女のクラスはアヴェンジャーではなかった。それも彼女は異霊ですらなかった。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「多少の不安定さはあるが、彼女(謎の女騎士)の推奨クラスはライダー。霊基の質も通常のサーヴァントのそれと言ってもいい。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「まあこちらも藤丸ちゃんが白昼堂々と誘拐されて焦っていたとはいえ、彼女を偏狭な判断で決めつけるのはとてもよくない事だと思うのだが・・・・」

マシュ、牛若丸、ブリュンヒルデ、ブリトマート、シグルド「――――!?」ドキッ!タラタラァァ〜・・・


マリーオルタ「・・・・ククク・・・」

【これってどういう事なの、マリーオルタ?】
【確かあのサーヴァントは復讐者(アヴェンジャー)のクラスだって・・】←

マリーオルタ「ええ言ったわ。そこにいる彼女(謎の女騎士)はブリトマート・オルタであり、彼女は異霊となりし復讐者(アヴェンジャー)。」

マリーオルタ「私が最初にあなた達に其処にいる彼女がそうであると確信持って言ったのだけど・・・・・あれは嘘よ。」

マシュ、牛若丸、ブリュンヒルデ、ブリトマート、シグルド「――――!?」ビクッ!

【ハァァァ〜!?嘘ぉぉ〜!?】←


マリーオルタ「正直言って、私もあの鎧を着たブリトマートとその様子から、もしかしたらと思っていったみたいのだけど、どうやら違ってたようね。」

マリーオルタ「フフフ・・・マスターを攫ったあの鎧姿のブリトマートがかつての第1の試練のサーヴァントだって知ったら、どんな表情を見せるのか、それも含めて言ってみたいのは良かったのだけどね?」

シグルド「なぁ・・・・。ではマリーオルタ殿、貴方は彼女を、鎧を着込んだ“外見”だけで彼女を異霊となりしブリトマートであると判断したというのか・・?」

マリーオルタ「そうよ。かなり当てづっぽで答えたつもりであなた達に情報提供したけど、まさかこんな事になるとは思っていなかったわ。」

ブリュンヒルデ「・・・・・・・・・」


謎の女騎士「・・・・・・・・」ジィィィ〜・・・

ブリトマート「ウゥゥ・・・・・・・」

【じゃ、じゃあ・・・・そこにいる彼女は、やっぱり・・・・】←
【まさかだと思うけど・・・・】
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/30(水) 13:04:32.10 ID:/Hzt77Ah0
文章の中に選択肢を出す表現に意味があると思っている障害者
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/05/01(木) 22:05:49.44 ID:lIwvHM7i0
謎の女騎士「・・・そうだ。私はお前たちの言う異霊(オルタ)となりしブリトマートなのではない。故に私の真名はブリトマート・オルタではない・・・」

謎の女騎士→ブリトマート(初代)「我が真名をブリトマート。妖精女王・グロリアーナに仕える妖精騎士。、英雄アーティガルの妻にして、そこの我が娘の母親でもある。」

初代ブリトマート「もっとも我が娘本人は私の顔の事など、どうも見忘れているようではあるがな・・・。」

ブリトマート「あぁぁ・・・・お、お母様ぁぁぁ〜〜・・・!」ウルウルゥゥ〜〜・・・


ガバッ!

ブリトマート「うわぁぁぁぁ〜〜〜お母様ぁぁぁ〜〜!私、お母様の顔など何一つも忘れてはいませんぅぅ〜〜〜!」

ブリトマート「私はただ、お母様の存在を貶す贋作異霊と、お母様の事を間違えただけでありましてぇぇ〜〜〜!」

初代ブリトマート「ハァ〜〜・・・ヨシヨシ。そんな顔をするな、見苦しいぞ。」


マシュ「―――――――」お口あんぐり

【ほ、本物だ・・・・】←
【あの人、本物の初代だった・・・】

ブリュンヒルデ「そうですね。鎧を着込んでいたとはいえ、オルタではなく本物の初代ブリトマートが来ていたなんて・・・」

シグルド「ああ・・・・どうやら我々がただ、鎧と素振りの外見だけで彼女を異霊の初代ブリトマートであると鵜呑みにし、彼女をオルタの彼女だと勘違いをしていたようだな・・・」

シグルド「ヌグググ〜〜・・・叡智の結晶を用いていながら、このような勘違いをするなど、英霊として恥ずかしい事をした・・・」カァァ〜〜

牛若丸「む、無論・・・わたしもです・・・」しょぼーん・・・

マリーオルタ「・・・・・・・・・・・」


スタタタタタッ、ガバッ!

【(土下座)】
【ごめんなさい!!】←

マシュ「ブリトマートさんとマスタ―が無礼を働いてしまい、真に申し訳ありませんでした!」

マシュ「しかしお母上さんがあまりにも強引な手でマスターを連れ去ってた様子から、貴方が異霊となりし貴方であると狭量な判断をしてしまいまして・・・」

マシュ「このマシュ・キリエライト。カルデアにいる全職員を代表し、初代ブリトマートさんに多大なお詫びと共に謝罪させて貰います!」

ブリュンヒルデ、シグルド、牛若丸「――――――――」(土下座)

マリーオルタ「あっ、は、はい・・・・・」ペコリッ・・・


初代ブリトマート「よしなさい。わたしも強引にマスターを無闇に連れ去った事には悪気がある。私も悪かった。」

初代ブリトマート「それに鎧を着込んで現れた事にも理由もある。その理由を告げるには少々早いと思うのであるが・・・」

ブリトマート「あっ、そうですよ!お母様。どうしてあんな事をしてまで私のマスターを連れ去ろうとしたんですか!どうして鎧を着込んでまで私の事を・・・」

初代ブリトマート「ああそうだな。バレてしまっては元もこうもない。事は穏便に済ませようとしていたのだがなぁ・・・・」


初代ブリトマート「―――あなたを妖精の国に送り返すつもりでやったのだ。」

ブリトマート「・・・・・・えっ・・・?」


【!?】
【今、送り返すって・・・・】←
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