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【安価とコンマ】異世界転移したかもしれない人の話
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216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/08(日) 15:23:41.67 ID:1Mvmd047O
細身でメガネをかけた男性
217 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/08(日) 15:45:12.19 ID:YKnovnx1o
すみません、ちょっと違う用事ができたので一旦休憩
今日続きやるかは未定です
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/08(日) 15:53:51.26 ID:aB/t1czmo
おつおつ
219 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/13(金) 22:56:56.89 ID:lZano/IGo
20分くらいしたらやってきます
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/13(金) 23:19:05.78 ID:mSyVFu4kO
待ってたよ
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/13(金) 23:23:31.47 ID:aHdNkwdH0
行方不明ではなくて安心した
222 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/13(金) 23:26:41.91 ID:lZano/IGo
――近付いてくる人の様子には、悪そうな気配は感じ取れない
――もっとも、見た目だけで判断できるものでもないのだが
??1「ねぇ! あなたでしょ! ギルドの新人さん!」
??2「こらー待ちなさい私を置いていくんじゃないよっ」
索那「(うわわ、こっちに……? 心の準備が)」
223 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/13(金) 23:33:56.05 ID:lZano/IGo
索那「(でもリリシアさんもああ言ってたし、ここは)」
索那「あ、どうも…初めまして」
??1「こんにちはー!」
??2「全くこの娘は……やれやれ」
??2「すみませんね、この子ときたらあてがあるわけでもなしに」
??2「他所から人が来ただけで見に行きたいと……」
??1「だって、何か面白い話が聞けると思ったんだもん…」
安価下2
>>215
の少女の名前
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/13(金) 23:37:08.39 ID:oKcj7nAlO
あペルラ
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/13(金) 23:37:15.94 ID:aHdNkwdH0
フィール
226 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/13(金) 23:48:06.74 ID:lZano/IGo
「あ、私フィールっていうの! お姉さんは?」
索那「えっ、っと石動索那…」
フィール「スルギ、サク……なんか変わった名前だね!」
――少女の邪気のない雰囲気に呑まれていた索那だったが、そこで隣に居た男性が声を掛ける
??2「本当にすみません、無礼なのは後で言って聞かせますので」
索那「まぁ、その、お気遣いなく…?」
安価下2
>>216
の男性の名前
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/13(金) 23:49:13.75 ID:aHdNkwdH0
踏み
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/13(金) 23:49:31.06 ID:2hPj+iV2O
カッペロ
229 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/14(土) 00:00:36.96 ID:ORpPX6QKo
「あ、申し遅れましたが私はカペッロ」
カペッロ「この村で村長をしています」
索那「ははぁ、村長さんでしたか…………」
索那「村長!??」
カペッロ「はい」
索那「はいって…」
――さらりと言われた言葉に思わず動揺してしまう索那
――見た目が若々しく、悪く言えば威厳があまり無かったためそのようには見えなかったのだった
230 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/14(土) 00:01:15.43 ID:ORpPX6QKo
訂正 カペッロ → カッペロ
231 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/14(土) 00:16:06.30 ID:yTjKbyaeo
カッペロ「まぁ、なり立てなもので威厳も実績もあったものじゃありませんがね」
カペッロ「お互い新人同士仲良くしましょう、イスルギ・サクナさん」
索那「あはは……(新人は新人でも格が違うような…)」
フィール「イスル……イス、ううん……サクナ……うん、じゃあサクナお姉ちゃんだね!」
索那「え?」
フィール「サクナお姉ちゃん! 私ギルドのお話が聞きたいの!」
索那「ぎ、ギルド?」
索那「(何が何だって…?)」
232 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/14(土) 00:36:26.16 ID:sL3NWg5Jo
カッペロ「こらフィー! いい加減になさいこの人も困っているだろう」
フィール「えー…いいじゃん…」
索那「えっと……」
カッペロ「あ、これは失礼」
フィール「お姉ちゃん……」キラキラ
索那「(もうーそういう目で見ないでぇ勘弁してー)」
索那「その、ね? 私もあまり話せるような事は知らなくて……まだ新人だから、ね?」
フィール「そんなぁ」
カッペロ「無茶なことを言ってはいけないよフィー、彼女も色々と大変なのだから」
索那「ま、またいつか、ね!? 何か面白いお話探してみるから……」
フィール「ほんとにー?」
索那「し、信じて貰えたらウレシイ…かな」
233 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/14(土) 00:58:25.01 ID:sL3NWg5Jo
フィール「じゃあ約束だよ! いつかお姉ちゃんは凄いお話をしてくれるって!」
索那「うん……(安請け合いしてしまった…どうしよっかなぁ)」
カッペロ「やれやれ…困った子だ」
カッペロ「家の子の我儘に付き合わせてしまいましたし、何かお返しがしたいですね…」
索那「いえいえそんなことは…」
カッペロ「いえいえそう言わず、とはいえ…物を安易に渡すとあまりよくないのですが」
カッペロ「そうですね、例えば、何かこの村や周辺について知りたいことなどあれば、村長としてお答えしましょうか」
索那「いいんですか?」
カッペロ「まぁほんのささやかな事ですから、そのくらいならいくらでも」
索那「(確かに聞きたいことなら、ある気はするかな…?)」
索那「それなら――」
234 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/14(土) 00:59:28.41 ID:sL3NWg5Jo
安価下8まで 雑談は数えず一人一つ 知りたいこと
村長として答えられる範囲でカッペロが答えます
じゃあ今日はここで切ります、お疲れさまでしたー
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/14(土) 01:14:46.26 ID:zz72Vmo90
乙 新米におススメの(比較的)安全な探索・冒険スポットについて聞く
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/14(土) 03:20:08.20 ID:NrY8ex8N0
今「村の子供の世話」というクエストをしているので、村にいる子供は何人いるのか聞いてみる。
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/14(土) 08:57:03.98 ID:/SLnE+inO
なにか変わった噂は無いか
例:宝 危険な敵の噂 滞在中の旅人等普段見かけない人物の目撃情報
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/14(土) 09:20:13.59 ID:RQ+JfgspO
この街の弱みとか
239 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/14(土) 19:17:15.00 ID:/YqN90GVo
夜のどっかでやります
安価は再開までで このレスは踏み台
240 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/14(土) 21:57:02.82 ID:pdKmbCAOo
20分くらいしたらやります
241 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/14(土) 22:33:16.32 ID:0Vv7GB3fo
締め切ります
242 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/14(土) 22:46:10.08 ID:0Vv7GB3fo
――前回のあらすじ
――索那は依頼を受けて巡回がてら散策してみたが、村の中は平和だった
――なんか出会った村人が村長と、その娘? だった
――村長のカッペロに質問する機会をゲットした
243 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/14(土) 22:56:06.25 ID:0Vv7GB3fo
>>235
カッペロ「そこはタウさんにでも聞いたらいい……というだけでは不親切でしょうね」
カッペロ「私の知るところによれば、この辺りの森は比較的危険な魔物などもいませんし、大量発生による災害とも縁遠い」
カッペロ「ですから村からあまり離れない範囲ならどこも安全、ではありますね」
カッペロ「ただ、その上で注意するべきことを挙げるなら」
索那「……何かあるんですか?」
カッペロ「村周辺の森の草木や獣、生き物について、でしょうか、これは安全・危険の話と少し違う話題ですが……」
カッペロ「採取や狩猟に関して、村の中で取り決めがなされているものがあります」
カッペロ「それを考慮しない行動を取られますと、大変不本意なことになりかねません」
244 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/14(土) 23:06:56.37 ID:0Vv7GB3fo
索那「不本意?」
――奇妙な言い回しに索那は困惑する
カッペロ「まぁ、良識に従って頂ければ問題になりようがないのですがね、念のためです」
索那「具体的にはどんな?」
カッペロ「例えば……今は負魔の期……魔物が不活性化する時期なのですが、他の野生動物などもその影響を多少受けます」
カッペロ「この時期には見かけませんが、赤魔の期には「灼熱の茸」というキノコが採取できますし」
カッペロ「黄魔の期には「地の石薬」という素材、というように比較的価値のある素材が見つかりますが」
カッペロ「場合によってはこれらを巡って命の危険が発生します、活性化した魔物に襲われたりなどですね」
索那「(素材を集めたりする依頼は、魔物……っていう危ない生き物? と出くわすかもしれないってことか)」
245 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/14(土) 23:10:51.47 ID:0Vv7GB3fo
カッペロ「それと……ううむ」
カッペロ「いえ、これを言うべきかは少々、悩みどころではあるのですが……」
索那「??」
コンマ下1から5まで 下二桁81以上があればカッペロが教える
ぞろ目の時、81以上が無くても答えてくれる
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/14(土) 23:13:40.41 ID:zz72Vmo90
そこは正直に言って欲しい
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/14(土) 23:16:24.30 ID:P0ZiWYHy0
あ
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/14(土) 23:42:17.49 ID:ZFS2fyXWO
ほいほい
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/14(土) 23:50:43.06 ID:t5IFsoFmO
はい
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/15(日) 00:23:06.02 ID:Dw8PzT5AO
あ
251 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/15(日) 00:35:11.72 ID:x2Dp7zofo
カッペロ「……」
索那「あのー」
カッペロ「――いえ、すみません、これ以上は私の口からは…」
索那「(どうしたんだろう…?)」
――カッペロは複雑そうな顔をしている
――何かを言い掛けたようだが
252 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/15(日) 00:51:59.82 ID:x2Dp7zofo
索那「(ひとまず、村の外に出るにしても遠くはダメみたい? 今のままだと…)」
――探索箇所「村の近くの森」がアンロックされた
――依頼外でも探索可能ですが、相応に疲労します
索那「(それにしても、どうしたんだろ? なんか隠してるのかな)」
>>236
索那「あ、そうだ村のこどもって何人いるんですか?」
カッペロ「人数、ですか?」
カッペロ「……ううん、そうですねぇ、子供といっても赤ん坊からある程度育った子もいますし」
カッペロ「とりわけ、親の手が掛かるような子は……」
コンマ下2 「一桁目の値×二桁目の値」人くらいはいる
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/15(日) 00:56:54.53 ID:uoZQKMn60
どれだけ居るんだろう
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/15(日) 01:05:34.36 ID:Dw8PzT5AO
ふむ
255 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/15(日) 01:14:44.57 ID:x2Dp7zofo
カッペロ「以前に確認した時は、18人でしたかね」
カッペロ「成長した子もいますから今はどうか分かりませんが、そのくらいだったかと」
索那「なるほど……」
索那「(少ない、って思ったけど小さな村ならそんなもの?)」
――今日はここまで お疲れ様でした
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/15(日) 01:18:43.72 ID:uoZQKMn60
乙 村の人口分からないけど少ないなぁ
257 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/15(日) 18:00:04.06 ID:qAQBzBdCo
今日はお休みで
明日か明後日再開
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/15(日) 18:19:23.35 ID:uoZQKMn60
了解
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/17(火) 22:21:33.93 ID:pmU3EoCE0
今日も無しの感じかな?
260 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/17(火) 23:43:29.61 ID:AwasMaHHo
ちょっとだけ進めます
261 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/17(火) 23:44:58.42 ID:AwasMaHHo
――前回のあらすじ
――村長のカッペロと会話中
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/17(火) 23:52:19.42 ID:pmU3EoCE0
質問回答系はサクサクで良いかな…
263 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/17(火) 23:55:11.92 ID:AwasMaHHo
索那「(この世界……のことはまだよく分かってないけど)」
索那「(村の雰囲気からして私がもともと住んでいた場所よりは人気が少なそうだし)」
索那「(昔の古い村とか、案外こんな感じなのかもしれないな)」
――索那は内心で小さく納得して、会話の続きを始めようとする
カッペロ「何か他に聞きたいことはありますか?」
>>237
索那「……そうですね、まだこの村のこととかよく知らないんですが、最近何か変わったこととかありましたか?」
カッペロ「変わったことですか」
索那「なんでもいいんです、何かありませんか?」
カッペロ「ううむ変わったこと、変わった……」
コンマ下2 下二桁
0~10 何も無い
11~50 一つある
51~90 ↑更にもう一つある
91~100 ↑「……実は」
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/17(火) 23:59:30.64 ID:pmU3EoCE0
何かあると良いな
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/18(水) 00:01:06.69 ID:L2h9eRmo0
あ
266 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/18(水) 00:16:10.68 ID:PMfi1DFso
カッペロ「そういえばありますね」
カッペロ「といってもリリシアさん……組合に支部長が新しく来たことくらいでしょうか」
索那「あの人が?」
カッペロ「ええ、言ってませんでしたか? 彼女も新参なんですよ」
索那「(どうだったかな……?)」
索那「(そもそも全然大した会話してないからあの人の事もよく知らない)」
カッペロ「と、まぁそんなところです」
カッペロ「田舎なもので変化に乏しいですから、大きな変化などそうありませんよ」
索那「なるほど」
267 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/18(水) 00:26:28.70 ID:PMfi1DFso
カッペロ「さて、そろそろ私はこれで…」
索那「あ、そうですね(結構話し込んじゃったし)」
――気付けば太陽も傾き始めて暫く立つ、夕方に近づいてくのが分かった
>>238
索那「……最後に一つ」
カッペロ「なんでしょう」
索那「さっき、何か言い掛けたことがあったのでは?」
カッペロ「それは……」
索那「どうしても気になって」
安価下1から3 81以上で答える
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/18(水) 00:27:39.34 ID:ZWrWHfuN0
あれ?下2は69だから変わったことは2個あるんじゃ?
269 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/18(水) 00:32:36.72 ID:PMfi1DFso
おっと、そういえばそうですね
このレスも含めて、この安価というかコンマ終わったら
会話終わる前に一個追加します
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/18(水) 00:32:38.42 ID:KgFR1+gkO
そら
271 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/18(水) 00:37:33.99 ID:PMfi1DFso
カッペロ「……」
――カッペロは黙り込んだままだ
索那「ダメ、ですか?」
カッペロ「……無理ではないですが…」
カッペロ「いえ、今はできません、どうかご理解ください」
索那「(…? 無理ではないけど言えない? どういうことだろう……)」
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/18(水) 01:03:16.50 ID:ZWrWHfuN0
寝落ちかな?
273 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/18(水) 01:04:45.50 ID:PMfi1DFso
カッペロ「……あ、代わりにと言ってはなんですが――」
カッペロ「そういえばもう一つ、「変わった事」がありましたね」
――難しい顔をしていたカッペロだったが、急に思い出したような口調で言った
カッペロ「といっても些細なことで、娘のフィー……フィールのことですが」
カッペロ「あの子が言っていたギルドという言葉を覚えていますか?」
――索那は記憶を辿ると、確かに言っていたと思い頷いた
索那「そういえば、それってなんのことですか?」
カッペロ「ギルド、というのは組合の俗称なのです、大昔の伝説に出てくる用語が由来ですが…」
カッペロ「今よりずっと昔、勇者と呼ばれた存在の威光にあやかり、その名前を使っていた組織があったとかで…」
索那「はぁ……それがどういう?」
カッペロ「ええと、フィーがここに来る前に急に飛び出したんです、その時言っていたことが妙に記憶に残っていて」
――思い出そうとするように頭を揺らし、そして思い出したのか口を開けた
カッペロ「ギルドの人がくる……遂にやってくる、と」
索那「んー…ええと、いまいち話がよく分からないです」
カッペロ「私自身いやに気になってしまったものですから……ただの子供の言でしかない筈なのに」
索那「(どういうことだろう…?)」
カッペロ「いやはや、埋め合わせのつもりがただ困惑させてしまったようで、申し訳ない」
索那「いえ、いろいろ聞けましたし」
カッペロ「では、今度こそ失礼します、また……」
274 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/18(水) 01:09:09.29 ID:PMfi1DFso
索那「ええ、また……」
索那「(気になる事があったのに、なんだか不思議な話で吹っ飛んじゃったな…)」
索那「あれ? そういえばフィールちゃんがいつの間にかいない…?」
索那「どこいったんだろう?」
――キョロキョロと見るがいないようだ
――首を傾げながら、おそらく帰ったのだろうと思いながら索那はギルド支部に向かった
275 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/18(水) 01:10:09.23 ID:PMfi1DFso
今日はここまで
次回はたぶん数日中には おつでした
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/18(水) 01:11:25.99 ID:ZWrWHfuN0
乙 ちょっとだけ物語が動いたかな
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/19(木) 17:35:43.65 ID:I2BuBTHZ0
今日は無いだろうけどやる場合はその日の夜に事前連絡あると助かります
278 :
◆OCWLmJLbEU
[sage]:2025/06/21(土) 21:39:13.47 ID:1xL+LAsmo
今日は無いけど明日夜にできればやります
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/21(土) 22:14:57.46 ID:B1Jd1DNE0
了解
280 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/22(日) 20:59:35.30 ID:mJlgxfbIo
30分後くらいからやりますよ
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/22(日) 21:10:49.19 ID:aDxpDl+X0
りょ
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/22(日) 21:11:32.98 ID:H1tb/oPEo
うい
283 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/22(日) 21:33:25.07 ID:mJlgxfbIo
〜前回のあらすじ〜
――村長とたくさん話をした
――村長は何かを隠しているようだ?
――組合にはギルドという呼び名もあることを知った
284 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/22(日) 21:53:28.14 ID:mJlgxfbIo
索那「(もう日も沈んできた)」
索那「(……ここまできて考えるのもヘンだけど、やっぱり私はここで生きていくしかないのかな)」
索那「(気が付いたら元の世界に戻ってる、なんてことはないみたいだ…)」
――暫く歩いて、組合支部へ到着した
――何故か緊張しつつ索那は建物の中へ入った
リリシア「戻りましたカ」
リリシア「それでハ評定(リザルトチェック)を行いますネ」
索那「リザルト…?」
――索那は首を傾げる
リリシア「言ってマせんでしたか? 依頼を終えたら毎回その結果を判定し、良し悪しを記録するのデスよ」
索那「……そういうものでしたか」
リリシア「ほら、分かったのならサッサとこの水晶玉に手をおきなサイ」
――促されるままに、索那は手を置いた
285 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/22(日) 22:03:09.14 ID:mJlgxfbIo
++++++++++++
依頼達成後は評価が下から順に
悪(バッド)
不(ノット)
普(ノーマル)
良(グッド)
優(グレイト)
秀(エクセレント)
で判定されます。
通常はよい判定になるほど良いことがあります。
依頼の種類や難易度によっては評価の振れ幅が減ります。
今回は超簡単な依頼のためノーマル以上グッド以下になります。
+++++++++++
コンマ下1 下二桁 村人と交流を深めたので判定が甘くなります
10以下 ノーマル 何もなし
11以上 グッド コンマ一桁目の数×1クレズの報酬増加
ゾロ目だった場合は何か良いこと
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/22(日) 22:04:31.70 ID:Wf+CIxW/O
ほい
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/22(日) 22:04:39.53 ID:FF9S22YKO
ふむ
288 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/22(日) 22:15:56.48 ID:mJlgxfbIo
ピピピ
リリシア「判定は『グッド』! まぁまぁですネ」
索那「おお」
索那「……えっと、何か変わるんでしょうか?」
リリシア「今回は特二無いみたい…ほら、報酬デースよ」
索那「わぁ〜……っと、これが5クレズ…」
――布製に見える小袋の中に硬い感触があり、取り出せばキラキラとしたコインらしきものがあった
++++++++++
索那は『5クレズ』を得た!
++++++++++
索那「(あれ? そういえば……すっかり忘れてた)」
索那「あの、リリシアさん、今いいですか?」
リリシア「ハイ?」
索那「私今日何も食べてなくて……」
リリシア「おや、でしたラ食堂で食べていきなサイ、まだ開いてるハズですよ」
索那「なるほどー…リリシアさんはもう?」
リリシア「今朝食べまシタ」
索那「そうでしたか(…ん?)」
289 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/22(日) 22:22:37.36 ID:mJlgxfbIo
リリシア「何してるんデス? 早く行かなイと本当に遅れますヨ」
索那「あ、はい…」
――索那はリリシアに教えられた場所へ急かされて足を運んだ
索那「(……今朝?)」
索那「(夜は食べないワケじゃないよね)」
索那「(……考え過ぎかな?)」
索那「ここが食堂――あ、誰かいる?」
索那「(ここって私とリリシアさん以外に人がいたんだ?)」
安価下2から4 食堂に居た人影の特徴
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/22(日) 22:26:43.05 ID:OpIzJOU7O
犬人
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/22(日) 22:26:54.79 ID:LG8MBcHMO
索那と同年代に見えるいかにもな魔女っ子
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/22(日) 22:27:10.93 ID:aDxpDl+X0
育ちの良さと生意気そうな雰囲気を感じる若い女性
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/22(日) 22:28:16.06 ID:2mrDyppoO
獣耳給仕
294 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/22(日) 22:48:49.36 ID:mJlgxfbIo
索那「(大きめのテーブルとか置いてあるし、この匂い…多分ここが食堂だろうけど)」
索那「(あの人……耳がなんか、変?)」
――椅子に座ったまま眠たげにしている人物
――うつらうつらと、今にも頭に被った帽子が落ちそうだが、それよりも目を引き寄せられたのは顔の横
――正確には本来耳がある部位だが、明らかに人間のそれよりもふさふさとした体毛に覆われている、そしてやや長い
295 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/22(日) 22:55:25.47 ID:mJlgxfbIo
?「んぅ……この音…?」
索那「(あ、起きた)」
?「あんただれ? 不審者?」
索那「違います」
?「ん〜〜? ……あ、なんか見覚えある、あーーー……思い出した、新人だっけ」
?「支部ちょーから話は聞いてたから知ってる」
索那「(今忘れてたよね?)」
?「何か文句あんの?」 ジー
索那「いえなにも」
――疑わし気に見つめる視線を索那は見なかった事にした
296 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/22(日) 23:05:17.91 ID:mJlgxfbIo
?「ははん、夜遅いんで急いで夕食食べに来たってわけね」
索那「ダメですか」
?「そうは言ってねーでしょ、結論急ぎ過ぎは嫌われるよ?」
?「で、今あんた金いくらあんの?」
索那「5クレズ…」
?「湿気てんなー」
――索那の手から5クレズ受け取ると、女性らしき人物は厨房らしき場所の暖簾をくぐって奥へ行った
++++++++++++++++
安価下2 犬耳給仕の人物の名前は?
++++++++++++++++
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/22(日) 23:08:59.35 ID:aDxpDl+X0
コリー
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/22(日) 23:13:04.40 ID:FF9S22YKO
アニス
299 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/22(日) 23:24:11.96 ID:mJlgxfbIo
索那「(依頼の報酬が無くなった……)」
索那「(……それはそれとして、ちょっと考えた方がいいのかな)」
索那「(もしこの考えが正しいなら…でもまだ確証はないし…)」
――そうこうしていると、また現れた少女がお盆に湯気のあるものを持ってやってきた
?「おまちどー…ここの一番やっすい食事だよー」
索那「こ、これが…?」
++++++++++++++++
パンのような緑色の何か
湯気の立ったスープらしきもの、香ばしい匂い
ブロック状の……白い四角形? のようなもの
++++++++++++++++
索那「これ一番安いんですか?」
?「そーだけど? …早く食わないと冷めるよ?」
索那「はーい…いただきます」
索那「(……うまっ)」
索那「(安いっていう割にはかなり美味しー)」
索那「(パンはパンだしスープとこの四角形のが合う……なにこの四角形、ゼリー?)」
索那「(それに、もうお腹いっぱいになりそう…!?)」
300 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/22(日) 23:38:39.23 ID:mJlgxfbIo
索那「もう、満腹…ごちそうさまで」
?「皿持ってくよー」
――ひょいとお盆を持っていかれたのを見て、動きの速さに少し驚く
――暫くして部屋を閉めると言われ、少女と共に食堂を出た
索那「おいしかったです…あの、あなたのお名前は?」
「アニスだよ、そっちはイスルギだっけか、放浪者にしては意外とダメな奴ではないみたいだね」
アニス「ま、金稼げたら来なさいな、ウチは早めの夜までやってるし」
――二人は少し会話してから別れると、再び索那一人になる
――教えられていた部屋に着くと、固めのベッドに腰掛けてふと天井に視線をやった
索那「(明日は何をするかな……今回のはすごく初心者向けの依頼だって話だけど)」
索那「(……考えるのは明日にしよう)」
索那「(なんか今はあんまり考えたくないや…)」
++++++++++++++++
一日を終了します……
所持金とステータスは変化ありません
イナッカ組合支部の一員になりました
++++++++++++++++
301 :
◆OCWLmJLbEU
[saga]:2025/06/22(日) 23:40:05.16 ID:mJlgxfbIo
今日はここまで
おつでした
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/22(日) 23:44:27.99 ID:aDxpDl+X0
乙
>>291
とか
>>292
がどっかで生かされてくれたら良いんだけどまぁ無いよなぁ…
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/23(月) 00:32:52.39 ID:74ONjw5Ao
おっつおつ
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