【安価とコンマ】異世界転移したかもしれない人の話

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501 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/04(木) 22:25:08.19 ID:lCBlOObwo

リリシア「これが支部備え付けの訓練用ゴーレム……サンドバック君です」


索那「(訓練用ゴーレム? よく分からないけど多分これって)」

索那「この人形と、戦うんですか!?」


突然の展開に戸惑いつつも、身に着けていた木製の棒に手をかける


リリシア「フムフム、想像通りの反応デスね」

索那「予想してしていたなら先に教えてくれれば……」

リリシア「まぁソレはそれデースね、私の時もこんなノリでしたし」

索那「それは受け継がないでほしかったです…悪しき慣例……」


リリシア「軽口はコノくらいにシテ、さっさと始めマスよー、この後依頼に行ってもらいますカラ」




++++++++++++++++

戦闘チュートリアルを開始します

あまり複雑にはしないつもりですが、とりあえず今後の戦闘でも使っていくルールになると思います

++++++++++++++++
502 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/04(木) 22:40:39.19 ID:lCBlOObwo

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戦闘の方法

戦闘の結果をコンマで決定します
最初に、味方に51〜100、敵に00〜50を割り振ります(この割り振りは後で話しますが、時と場合によります)

この割り振りは、味方と敵のどちらが優勢かを数字の範囲で表現するもの

コンマ下5二桁の値が味方側の範囲なら勝ち点を一つ手に入れ、逆なら負け点になります

勝ち点が負け点を上回っていれば「勝負に勝った」となります

これがベースのルールです、そして追加で勝敗を左右することについて説明します

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503 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/04(木) 22:46:19.51 ID:lCBlOObwo

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勝ち点と負け点は自分から見た点数なので、敵から見るとこの表現は逆になります

そして、勝ち点と負け点を決定する前に、有利不利の範囲を動かすことができます

ざっくり言えば「自分が強い」、「装備が強い」、「凄い能力がある」、「直前で敵が不利な状況だった」、「数の差」などなど、

これらを大体見て味方有利と敵有利の範囲を操作します

++++++++++++++++
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/04(木) 22:46:54.48 ID:N85i85O5O
なるほど…
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/04(木) 22:53:46.72 ID:I9Rv9c1WO
普通に戦う印象ではない簡素な印象だな
506 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/04(木) 22:55:14.35 ID:lCBlOObwo

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基本的な説明はこれで終わり

それでは戦闘シーンに移ります

なおチュートリアルなので負けても特に怪我はしません

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507 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/04(木) 22:58:07.85 ID:lCBlOObwo
誤っていたのがあったため訂正 勝ち点決定は 『コンマ下5まで』 で決定です
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/04(木) 23:01:20.77 ID:N85i85O5O
509 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/04(木) 23:09:24.26 ID:lCBlOObwo
更に訂正 ベースになる有利不利範囲は 味方に51〜100、敵に01〜50 で




索那「(練習とはいえ戦闘なんて……)」

サンドバック君「ぐおおおー」

索那「(……殴られたらケガしたりしないよね!?)」


索那「(ううう、なんだか怖い……怖いなぁ)」


相対する奇妙な存在を前に、索那は身体が緊張気味になる

ただの練習、実戦と比べれば何もかも遠い
リリシアの様子を見ても、これが敗北から即死に至るようなものではないことはわかる
しかし穏やかな生まれで、安全な環境の中で生きていた索那には、ただの練習とはいえ戦いそのものが大きなストレスだった

<まだ戦闘開始前>
コンマ下4まで 61以上があれば初歩中の初歩の戦闘用能力に目覚める ゾロ目で良いことがある
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/04(木) 23:11:58.27 ID:53GRC1LB0
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/04(木) 23:13:16.01 ID:nGC6Clfd0
とりあえず
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/04(木) 23:13:35.59 ID:I9Rv9c1WO
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/04(木) 23:18:06.41 ID:N85i85O5O
えい
514 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/04(木) 23:32:25.98 ID:/r5SnRU/o

+     +
 戦闘開始
+     +




索那「とにかく……やらないと」

サンドバック君「ギャオー」

++++
戦闘推移
++++

索那は
 支給されていたヒイノキの棒を構えた +1(追加なし)

サンドバックゴーレムは
 やみくもに襲い掛かった 0


味方 50〜100
敵 01〜49
で範囲を設定します

コンマ下5まで 50〜100で勝ち点+1 それ以外で負け点+1
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/04(木) 23:33:01.42 ID:nGC6Clfd0
うーん
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/04(木) 23:36:22.24 ID:N85i85O5O
ほあ
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/04(木) 23:36:29.12 ID:MJGIBsuGO
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/04(木) 23:36:36.77 ID:8bcvNO1DO
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/04(木) 23:36:38.13 ID:53GRC1LB0
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/04(木) 23:36:48.70 ID:Z+z0MV4zO
はい
521 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/04(木) 23:45:34.29 ID:/r5SnRU/o
勝ち点+1 負け点+4

索那は戦闘に敗北した

戦いの経験を積み、最初の一歩を進んだ(初歩の戦闘用能力獲得の兆し)



索那「えいえい! えい! どうだ!」

サンドバック君「ウオー!!」


ドカドカ、バキバキ




ドン!

索那「あひゃー!?」

リリシア「はい、お疲れ様デス」

索那「お、終わったんですか……?」

リリシア「ハイ、初心者そのものトいう感じでシタ」

索那「(とほほ……全然勝てなかった)」
522 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/04(木) 23:57:40.53 ID:/r5SnRU/o

リリシア「切っ掛けハこれで掴めたでしょう、どうです? 初戦闘ノ感想」

索那「えっと……」

索那「思っていたよりはこう、勢い任せにいけたかも、みたいな」

索那「始める前は怯えて前に行けないと思ってたから……」


リリシア「マァ、慣れればもっとまともニなるデショウ」

リリシア「これでルーキー向けの戦闘講習を終了シマス」

リリシア「後は自己研鑽や実践、モシクハこの場所を使って鍛錬スルとイイでしょう」

索那「ははぁ……(使っていいんだ?ここも)」


++++++++++++

索那は「初歩の戦闘用能力獲得の鍛錬」という指針を得た

索那は「組合の訓練室」を使わせてもらえそうだ(タイミングによっては使えない)

++++++++++++
523 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/04(木) 23:58:38.68 ID:/r5SnRU/o
今日はここまで

次回はいつやるか未定で おつでした
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/05(金) 09:48:03.98 ID:C7i47SMaO
遅れたが乙 何つーか駆け引きも糞もない事前準備とコンマで終わるスキップバトルなのが残念だな
525 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/06(土) 18:57:02.43 ID:pcm5pPTAo
今夜21時くらいで再開見込
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 19:39:25.17 ID:QqE7WLkaO
来たか
527 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/06(土) 20:50:22.35 ID:Yho+tMKGo
>>524
複雑な形式はなるべく避けようかなと

先に出したルールは戦闘勝敗を決定するベースとなるルールで、
応用的な動きについては別で考えてあります、『疲労』なんかの状態異常も込みで
どういうものになるかは展開が進んで出せるようになるまで未開示ですが

では再開までまた
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 20:59:14.51 ID:puzqyNHfO
>>527
そういう事情か
現状MP的な概念もなくとりあえず許される範囲内で強いキャラかスキル出しとけ!な印象なんで何かしらバトルシステムにテコ入れ入っていくと助かる
529 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/06(土) 21:13:48.36 ID:Yho+tMKGo
再開します

>>528
消費するMPみたいなものとは少し違うかもしれませんが、制限は入れるつもりです
530 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/06(土) 21:21:17.14 ID:Yho+tMKGo
前回のあらすじ


――果物採取の依頼を受注

――初めての戦闘、敗北

――少し成長した気がする
531 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/06(土) 21:36:23.95 ID:Yho+tMKGo

索那は少し息を整えた後、組合支部を出てタウの元へ向かっていた

森番であるタウに、果物採集の許可を取る必要があったからだ

「依頼でソウイウものがあるのは事前に話が通ってイマス」、と聞いて一先ず安心はしたが、まだ不安はあった




索那「(あの人……変な人じゃないと思うけど、いろいろ分かってないこともあるんだよね)」

索那「(村長さんも変な話してた)」

索那「(何にせよ行くのは決まってるけど……)」


暫く歩いて、教えられた家の前に着く

村から少し離れているが、"魔物避けの結界"というもので守られている場所とそうでない場所、

その境界にほど近い場所にあると索那は教えられていたので、やや挙動不審気味だった


索那「(着いた……)」


索那「(ええっと、ここからあの森の方角にもう少し進むと、魔物が襲ってくるかもしれなくなるって)」

索那「(こういう場所にあえて住んでるってことは……やっぱり強いって事なのかな)」
532 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/06(土) 22:06:25.59 ID:Yho+tMKGo

コンコン


「誰だ?」

索那「あ、あの、私です、石動索那です……依頼で」

タウ「ああ、そういう事か」



ガチャ


タウ「よう、元気そうだな」

索那「色々ありましたけどね…」

タウ「うん? そうか……まぁ今は仕事の話だな」


索那「(あの狼さんは……いない)」


家の中に通されるが、そこに獣らしきものの姿はない

何に使うのか分からない道具が吊るしてあったり、工具のようなものも置かれているようだ


索那「(お散歩中…? いや犬じゃあるまいし、普段はここにいないのかな)」


タウ「おっと、そっちは仕事場だ、入られると困る」

索那「っ、すみません」


木のテーブル越しに椅子に座って向かい合う


タウ「で、依頼は?」

索那「果物採集です……」

タウ「ならまず説明をさせてもらう、少し長くなるが構わんな」


索那は頷く


タウ「よし、じゃあ――」

傍にあった棚から一冊の本を取り出す

しっかりとした装丁がされた厚めのもの、付箋が貼られていて余計に厚みを増しているように見える


タウ「森の中で採れる資源についてまとめたものだ」

索那「へぇ……あれ?」

索那「(棚にもう何冊か見えるけど、あっちはいいのかな)」
533 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/06(土) 22:14:52.42 ID:Yho+tMKGo

タウ「ああ、そっちは別の期(シーズン)用なんだ」

索那「え」

タウ「……そういえば知らないとか言ってたな」



索那「(村長さんも言ってたっけ、赤魔の期とか何とか)」

索那「(教えてもらえるなら教えてほしいけど……)」

コンマ下 一桁が5以上ならついでに教えてくれる
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 22:15:34.52 ID:xJi8MEOy0
ほい
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 22:20:22.50 ID:QqE7WLkaO
536 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/06(土) 22:37:58.39 ID:Yho+tMKGo


タウ「ま、そっちは今使いどころがないと思えばいい」

索那「はい……」



タウ「いいか、ここからが大事だから必ず覚えておくように」


索那「はい(メモが取れないの不便だね……)」

タウ「森で採れる果物つっても色々あるが、どんな期でも採れるものがある」

タウ「オルの実、イナッカ芋、まぁ代表的なのはこの二つだな」

索那「(イモ?)」


タウ「この二つは繁殖力が強いし、人の手で採り尽くす心配はまず無いって事で、特に採取数に制限は無い」

索那「いくら採取してもいいんですか?」

タウ「ああ、ただし、どうせ持てる数には限度がある……後で渡す採取用カバンがあるとはいえ、な」



++++++++++++++++

説明終了後に採取カバンが手渡されます。

これは採取物に限って見た目よりも多くものが入る、一時的な保管庫の役割を持ちます。

依頼時以外には返還する必要があります。

++++++++++++++++
537 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/06(土) 23:09:35.24 ID:Yho+tMKGo

タウ「それに採取に制限が無いといってもだ、適切に保管できなければ劣化し、痛む」

タウ「森で収穫した物を消費するでもなく、無駄に『廃棄』していると判断できた時は、組合に報告しなきゃならんから気を付けろ」

索那「それってどうなるんですか?」

タウ「悪質さによっては……評価が一定以下で固定されたりするようになる」

タウ「組合の事務処理は私の管轄外だが、それは良くないことだろうな」



タウ「次に、制限がかかるものについて話そう」

タウ「制限する理由は大きく分けて二つ、資源を保全するためと、危険性のためだ」

索那「どう違うんですか?」

タウ「ああ、さっきのオルの実みたいに繁殖力が激しく高いものはいいが……」

タウ「採りすぎるとそれ以降の年の採取可能な量が減っていくかもしれない、ものもある」

タウ「だから制限する」

索那「なるほど……」

タウ「今の時期なら、暗火兎、切裂草……この二つだな」

タウ「暗火兎は肉が珍味、切裂草は火にくべると金属の性質を示す特殊な素材だ」

索那「へ、へぇ……(怖くない? 草とか)」


タウ「そして、危険がある素材」

タウ「採取するために命を失うかもしれん、そういうやつだ」

タウ「採取場所が分かっていても、そこに辿り着くまでに死線をくぐるようなものも含まれる」

タウ「今の時期なら……ブレイクローズとかが該当するだろうな」


索那「ブレイク?」

タウ「負魔の期にだけ、地面に咲く花でな」

タウ「薬品の原料になるが、生きている間に迂闊に近付くと死ぬ」

索那「……死ぬ???」

タウ「死ぬ」
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