【安価とコンマ】異世界転移したかもしれない人の話

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

536 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/06(土) 22:37:58.39 ID:Yho+tMKGo


タウ「ま、そっちは今使いどころがないと思えばいい」

索那「はい……」



タウ「いいか、ここからが大事だから必ず覚えておくように」


索那「はい(メモが取れないの不便だね……)」

タウ「森で採れる果物つっても色々あるが、どんな期でも採れるものがある」

タウ「オルの実、イナッカ芋、まぁ代表的なのはこの二つだな」

索那「(イモ?)」


タウ「この二つは繁殖力が強いし、人の手で採り尽くす心配はまず無いって事で、特に採取数に制限は無い」

索那「いくら採取してもいいんですか?」

タウ「ああ、ただし、どうせ持てる数には限度がある……後で渡す採取用カバンがあるとはいえ、な」



++++++++++++++++

説明終了後に採取カバンが手渡されます。

これは採取物に限って見た目よりも多くものが入る、一時的な保管庫の役割を持ちます。

依頼時以外には返還する必要があります。

++++++++++++++++
537 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/06(土) 23:09:35.24 ID:Yho+tMKGo

タウ「それに採取に制限が無いといってもだ、適切に保管できなければ劣化し、痛む」

タウ「森で収穫した物を消費するでもなく、無駄に『廃棄』していると判断できた時は、組合に報告しなきゃならんから気を付けろ」

索那「それってどうなるんですか?」

タウ「悪質さによっては……評価が一定以下で固定されたりするようになる」

タウ「組合の事務処理は私の管轄外だが、それは良くないことだろうな」



タウ「次に、制限がかかるものについて話そう」

タウ「制限する理由は大きく分けて二つ、資源を保全するためと、危険性のためだ」

索那「どう違うんですか?」

タウ「ああ、さっきのオルの実みたいに繁殖力が激しく高いものはいいが……」

タウ「採りすぎるとそれ以降の年の採取可能な量が減っていくかもしれない、ものもある」

タウ「だから制限する」

索那「なるほど……」

タウ「今の時期なら、暗火兎、切裂草……この二つだな」

タウ「暗火兎は肉が珍味、切裂草は火にくべると金属の性質を示す特殊な素材だ」

索那「へ、へぇ……(怖くない? 草とか)」


タウ「そして、危険がある素材」

タウ「採取するために命を失うかもしれん、そういうやつだ」

タウ「採取場所が分かっていても、そこに辿り着くまでに死線をくぐるようなものも含まれる」

タウ「今の時期なら……ブレイクローズとかが該当するだろうな」


索那「ブレイク?」

タウ「負魔の期にだけ、地面に咲く花でな」

タウ「薬品の原料になるが、生きている間に迂闊に近付くと死ぬ」

索那「……死ぬ???」

タウ「死ぬ」
538 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/06(土) 23:44:15.91 ID:Yho+tMKGo

タウ「負魔の期というのは、六つある期の中でも生き物の活動が鎮まる、ある意味では安定する期なんだ」

タウ「ブレイクローズは変わり種で、寧ろその中でこそ生き生きと芽吹くことができる」

索那「変な花ですね…」

タウ「とはいえ大きいし目立つしいかにも禍々しい空気を漂わせている」

タウ「だからずばぬけた馬鹿でもなければ近付く前に気づけるだろうさ」



タウ「とまぁ、ここまで話してきたが」

タウ「制限のあるものに気を付ければ難しいわけじゃない、魔物も今は穏やかであるし」

索那「でも、私そういう知識全然なくて……判別するなんてとても」


索那「(まさか、今から講習を受けなきゃいけないのかな、そうだったら大変だよ)」



タウ「そうだな、だからそういうやつのために素晴らしいモノがある」

索那「?」





数分後


タウ「持ってきたぞ」

索那「なんですか? これ」

タウ「採取用カバンという……資源採取の素人にとっては素晴らしいアイテムさ」
539 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/07(日) 00:05:17.93 ID:BNw7GqDho

++++++++++++++++

採取カバンの付属機能として、簡易な鑑定機能がついています

予め設定された種類の素材のみ、それが本物の素材であるかを判別できるようになります

設定されていない素材には警告用の音が鳴ります

++++++++++++++++



タウから説明を受けると、驚きを隠せないのか目を丸くする索那


索那「このカバンを近付ければ、私でも採取の対象を判別できるってことですか?」

タウ「ああ、そうだ」

索那「す、すごーいこれ……どんな原理で!?」

タウ「すまない、俺はこれがケミスとかいう奴らの作品だとしか知らない。作り方とかは分からないんだ」

索那「そうなんですか…ケミスって?」

タウ「物作りの専門家だって聞いてる、こう特別な……儀式? とかをやるらしいが」

索那「えぇー」


タウ「そんな顔するな、俺だって知らないものは知らんとしか言えないんだ」

タウ「長話になったが説明はこれで終わりだ」


索那「(聞き逃しはなかったと思うけど……)」


安価下3まで タウと話したいこと
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 00:08:34.73 ID:sUldTKAA0
初めてで怖いんですけどアドバイスみたいなの有りませんか?
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 00:16:53.65 ID:lt820XrpO
つまみ食いをしてもかまわないか
542 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/07(日) 00:30:34.35 ID:BNw7GqDho
5分後に締め切ります
543 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/07(日) 00:40:45.83 ID:BNw7GqDho
ここまで
544 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/07(日) 00:56:39.09 ID:BNw7GqDho

>>540

タウ「敵の位置、数、脅威の高さを把握できるように動くのが理想だな」

タウ「言ってすぐできることではないが、遠方の敵の様子を把握しやすくなるコツがある、いいか――」




――索那はタウから簡単にやれる程度の教えを伝授された


タウ「戦闘能力に不安があるなら、疲労を避けるような動きが大事だろう」


索那「……」

索那「(私も戦い得意じゃないし……)」

索那「(敵がいたら逃げるくらいでいいのかもしれないね)」

索那「(警戒、索敵をするためのコツ……これはちょっと今すぐやるのは難しそう)」 +感知する能力の初歩




タウ「もし戦うような事があれば、判断と行動を早めることだな」

タウ「恐ろしいものから逃げるのはいい」

タウ「だが時に恐れは身を竦ませ、その場に留めようとする」

タウ「逃げた先でまた状況が悪化する事もあるかもしれん……だが、魔物が目の前にいるような時は」

タウ「怯えたまま蹲って捕まるよりは、せめて逃げるために足を動かすべきだ」

タウ「(戦って勝てればその方が上等だが)」


索那「でも、熊とかは逃げると追ってくるって言いますけど…」

タウ「クマ……? ベアの魔物か? 今の期には出てこないし……何より魔物は人が視界に入れば追ってくるぞ」

タウ「負魔の期の場合は別だが」
545 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/07(日) 01:06:12.80 ID:BNw7GqDho

>>541

タウ「……消費するならマシだろうが、お前、料理とかできるのか?」

タウ「生で食べると腹下すぞ、イナッカ芋もオルの実も」

索那「あ、そうなん、ですか」

タウ「(やけに残念そうにする……)」
546 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/07(日) 01:16:05.28 ID:BNw7GqDho

タウ「ああ、それともう一つ」

タウ「採集依頼は一日で終わる事を想定しているが、もし必要数集まらなければ」

タウ「無理に夜まで外を出歩くなよ」

索那「それは、危険だから?」

タウ「ああ、それに疲労が蓄積すれば判断を誤ることもある」

タウ「夜歩きに慣れていないならやめておけ」

タウ「一日での終わりは目標であって制限ではない、評価は下げるが持ち越しでの達成も可能だ」

索那「分かりました……お話ありがとうございました」



++++++++++++++++

索那はタウとの会話を終え、近場の森へと向かう

++++++++++++++++
547 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/07(日) 01:16:38.99 ID:BNw7GqDho
今日はここで終了

おつでした
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 06:58:35.35 ID:sUldTKAA0
長丁場乙
549 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/13(土) 19:53:00.09 ID:X/8ImWrPo
22時くらいから再開の予定
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 20:15:38.05 ID:4nutO2qHO
たのしみ
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 20:24:50.24 ID:Vbs4wNTF0
りょ
552 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/13(土) 22:16:11.46 ID:VNcQBkWqo
再開します
接続が不安定なので途中で落ちるかもしれません
553 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/13(土) 22:33:09.41 ID:VNcQBkWqo

++++++++++++++++

果物採集 の道中判定方法説明

村近くの森を探索します
今回の依頼内容的に採集カバン貸出があるため、手に入れた物による行動の制限はありません
行動判定は以下のコンマ表でやります ※今後変更になるかもしれない

〇週目 コンマ下二桁 下3まで
01-30 採集実行
31-60 コンマ一桁が偶数なら何事もなく採集実行、奇数だと見つからない
61-90 コンマ一桁が偶数なら何事もなく採集実行、奇数だと魔物がいる?
91-100 イベント

一周につき3回コンマのチャンスを得ます。
一周する度に疲労判定→疲労カウンター蓄積

疲労状態になった時、または続行に疑義がある場合村に戻るか安価します

高い出目の方が必ず良いわけではなく、特定の回数採集することで依頼達成報告が可能になります
イベントは安価で内容指定します、何が起こるかはその時次第

++++++++++++++++
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 22:35:05.99 ID:Vbs4wNTF0
ほい
555 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/13(土) 22:36:49.11 ID:VNcQBkWqo

++++++++++++++++

今回の依頼は最も簡単なランクのため、最終回数「3」で報告が可能です。

今のところ疑問はありますか?

無ければひとまず続行します

++++++++++++++++
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 22:39:16.88 ID:Vbs4wNTF0
無いというかフライングぅ…
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 22:44:05.46 ID:s0+XQWvcO
ないよ
558 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/13(土) 22:45:51.97 ID:VNcQBkWqo
すみません説明の途中だったので判定はまだですね

では描写していきます
559 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/13(土) 22:55:36.86 ID:VNcQBkWqo

タウの家から出発した索那

時間帯はまだ太陽が上に昇り切るよりもだいぶ前のようだ
戦闘講習がもう少し遅ければ昼過ぎになっていたかもしれない


歩き始めて少しして、肌に感じる空気が少し変わったことに気づく


索那「……今のが」

もしや結界というものを抜けたということなのか、と
村に初めて来た際には気にする余裕も無かった

前と今とでは、気の持ち方一つとっても、自分の置かれている状況が変化していることを実感する



索那「進もう……」


1週目 コンマ下二桁 下3まで
01-30 採集実行
31-60 コンマ一桁が偶数なら何事もなく採集実行、奇数だと見つからない
61-90 コンマ一桁が偶数なら何事もなく採集実行、奇数だと魔物がいる?
91-100 イベント

現在採集回数:0
目標:3

状態
 普通

疲労カウンター
 なし
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 22:58:22.89 ID:Vbs4wNTF0
99 88で次良いの出る気しない
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 22:58:32.19 ID:tA9LHMqH0
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 22:59:23.69 ID:s0+XQWvcO
それ
563 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/13(土) 23:14:14.78 ID:VNcQBkWqo
89 19 69

索那「……ん、あれは」


タウの家で見た図鑑の、果物の絵によく似た形状のものを発見し近付く

カバンを近付けてみると対象の果物がある場合の小さな音が鳴った


ピピピピ ピピピピ

索那「よし」

索那「(……これと、これ、こっちは……? 雑草か)」


索那は鞄にオルの実と、イナッカ芋と思しきものを幾つか入れた
採集回数+1



詰め終わって立ち上がった索那は、そこでふと違和感に気付いた


索那「(あれ……この感じ、何か)」

コンマ下4まで 51以上があれば感知能力の初歩に目覚める 
それ以外で魔物を目視で見つける
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 23:18:05.41 ID:Vbs4wNTF0
はい
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 23:18:21.83 ID:xmkWICk/O
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 23:31:50.58 ID:xmkWICk/O
あんまり遅いとパスしても良いんでね? 安価下
567 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/13(土) 23:36:07.57 ID:VNcQBkWqo
ここまでとします




索那「(あれこの感じ、何か)」


索那は自分の周囲に、既視感がまとわりつくような異変を覚え足を止める

既視感の正体は


索那「(魔力?)」

索那「(私の周りに魔力が……あるのかな)」

以前に魔法を使った時に感じたもの、魔力
ただ、自分の使えるそれと今感じているものには、明らかに違いはあった

索那「(流れてる……? ゆっくりだけど……周りの魔力が)」

索那「(でも何か揺らいでるような)」

索那「(この動き、何だろう)」



索那「(この揺れ動きは、少し離れている場所にある…)」

索那「(流れの中に、塊が、ある?)」

索那「(いやこれは)」





ォォオオオ





     ???「    」





          ォォオオオ





索那「いる――何かが、動いて」
568 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/13(土) 23:45:27.71 ID:VNcQBkWqo


      ―――ォォオオオ





                ???「    」




                     ュォォオオオ



                    
     ???「    」

      ォォオオオ










索那「(森の中にいる……生き物? つまり……)」

索那「(他の人が何度か言ってた魔物ってやつかな)」



索那は注意深く足音に気を付けながら視線を動かし、相手との位置に気を遣いながら進む
すると、木と木の間で動いている何か、見たことは無いが恐らく生物らしき「それら」の存在を視界におさめた


索那「(あれが……?)」

安価下1
安価下2
魔物の名前、または特徴
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 23:48:00.89 ID:xmkWICk/O
酸性状の液体を滴らせる軟体生物
570 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/13(土) 23:53:19.41 ID:VNcQBkWqo
24時で締め切ります
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 23:54:42.55 ID:Vbs4wNTF0
灰色の狼
572 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/14(日) 00:08:50.81 ID:sK6Cy/ZVo

索那「(あれは……)」

索那「(遠目で少し見えづらいな、えっと)」

索那「(液体がうねうね動いてる……? それに、足元から煙が出てる?)」

索那「(あれ、生き物……でいいの?)」


索那「(それより、もう一体のが、オオカミだよ)」

索那「(タウさんの相棒のキヌアさんとは色が違うかな)」

索那「(あっちは白っぽくてこっちは灰色か……色々種類があるのかな)」




狼?「・・・・・・」
           ジロリ




索那「(う、こっちを見た!?)」

索那「(だけどこっちに向かって来ない……通り過ぎる?)」



ぽよんぽよんと跳ねる丸みを帯びた液体のような生物、狼型の生物は、

共に索那の事を気にしないかのように別々の方角へ遠ざかっていく



索那「(……そういえばタウさんが言ってたっけ)」

索那「(負魔の期だから魔物が鎮まっているとかなんとか)」

索那「(あれがあの人の言う魔物なのかはちょっと分からないけど……)」
573 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/14(日) 00:24:04.65 ID:sK6Cy/ZVo

索那「(でもこっちに来ないなら好都合……)」

索那「(あっちが離れてくれるなら、ここはやりすごすのが吉かな)」



++++++++++++++++

索那は通りすがりの魔物二体を見かけた

戦意は皆無のようだ

タウのアドバイスに従い、遠ざかるのを待って索那はその場を離れた……



索那は初歩的な感知能力のコツをつかんだ
・魔力による感知(初歩)

感知能力を自覚したことで魔力の扱いが微妙に向上 → 土属性で感知?

++++++++++++++++


一週目の行動を終了します……

コンマ下1 10以下で疲労
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 00:25:55.66 ID:TeLfyckdO
575 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/14(日) 00:30:58.04 ID:sK6Cy/ZVo

++++++++++++++++

眠気のため次のコンマを出して今日は終わります

おつでした

++++++++++++++++




――疲労しませんでした 疲労カウンター+1




索那「進もう……」


2週目 コンマ下二桁 下3まで
01-30 採集実行
31-60 コンマ一桁が偶数なら何事もなく採集実行、奇数だと見つからない
61-90 コンマ一桁が偶数なら何事もなく採集実行、奇数だと魔物がいる?
91-100 イベント

現在採集回数:1
目標:3

状態
 普通

疲労カウンター
 1
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 00:33:36.01 ID:ReL20I5S0

577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 00:38:24.23 ID:107CkJgQO
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 00:48:12.81 ID:Qvz8FM+5O
イベント
579 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/25(木) 21:50:57.25 ID:36iFhmuPo
今日は23時くらいから続きを
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/25(木) 22:05:42.65 ID:HU2Z7fyW0
おかえり
581 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/25(木) 23:15:28.64 ID:36iFhmuPo
再開





索那「やった、これで……」


森の中を進むと、運よく目的の採取物が見つかる、それも二度

道中また魔物らしき生き物が近くを横切るアクシデントはあったが
採取したものを鞄に収納するとおおよそ必要量の果物となる


索那「よしっ」

索那「(ええと……ここからどうしようか?)」

索那「(今の時間帯だと、まだ夕暮れには遠いかな)」

コンマ下一桁 夕暮れまでにかかる時間

1    次の行動終了時に日が暮れる(帰還時に夜の中進む)
23  後一周するまでは明るい
456  ↑もう一周
789  ↑もう一周
0    ↑何か良いこと
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/25(木) 23:18:49.75 ID:8CBqhTCLO
いいことあるかなー
583 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/25(木) 23:28:06.01 ID:36iFhmuPo

――おおよそもう二週探索してから、村に戻った時には夜闇の色が濃くなっているだろう

――また、疲労も少し溜まってきている

――目的は達しているため、ここから行動するかは少し考える余地がある



索那「(まだ外歩きは慣れてないし、帰るのもありか……)」

索那「(ただまだ暗くなってはないから疲れるまでは安全に動ける? かも?)」

索那「(何を目的にするかだけど)」

索那「(タウさん言ってたけど……余分に採取してもいいんだったかな)」

索那「(けど、その場合どうやって調理を……私はそういうの未経験だし)」

コンマ下1 二桁 20以下で疲労 それ以外で疲労カウンター+
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/25(木) 23:29:56.58 ID:MFYYEYVKO
どうだ
585 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/25(木) 23:39:59.06 ID:1jh3h0HCo

疲労しませんでした…… 疲労カウンター+1 現在2




索那「(ここで私がすることは―― 『多数決下3まで』 かな)」


多数決下3まで ここで帰る か 続ける

帰るを選ぶ場合 → 村に戻って報告
続ける       → 暗くなるか状況が動くかするまで探索
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/25(木) 23:41:17.73 ID:rsmXig0XO
続行
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/25(木) 23:47:14.21 ID:HU2Z7fyW0
ここで帰る
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/25(木) 23:58:22.35 ID:HU2Z7fyW0
0時まで来なかったらコンマで決めるとか適当に処理していいんじゃない?安価下
589 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/09/26(金) 00:12:16.13 ID:BfjyOI70o
では今日ここまでで

お疲れ様でしたー 同数なのでコンマで次の行動

コンマ下1一桁 偶数なら探索続行 奇数なら帰る
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/26(金) 00:13:18.43 ID:2vAVgNme0
591 : ◆OCWLmJLbEU :2025/10/03(金) 22:37:07.42 ID:ax+9VH07o
日付変わる前にやります
来なかったら寝落ちしたと思ってください
592 : ◆OCWLmJLbEU :2025/10/03(金) 23:25:56.13 ID:ax+9VH07o
再開



索那「(ここで私がすることは――)」



索那「(帰ること)」

索那「(無理は禁物、だよね)」



時々周囲を動く存在の気配を魔翌力で感じながら、索那は村に戻る道へ向かった……









「とりあえず報告しなきゃだね……」


安全な場所に戻った時、丁度夕日が森のそのずっと先の地平線へと沈みかけているところだった。

また一日が終わる事を感じながら索那はタウの家へ一旦報告に向かう。


「ど、どうも」

「――戻ったか」


タウ「それでは決まり通り、俺が確認を行う…………」

タウ「……しっかり採ってきたようだな、違反も無いようだ」
索那「はい」



鞄の中に収めた植物類を眺めると、タウは更に言った


タウ「では、今回の評価についてだが……」


コンマ下1 下二桁の目 今回は簡単な依頼のためノット(不)以上グレイト(優)以下になります。
減点になる要素が無いため不評価が消滅します

20以下      ノーマル 何もなし
21以上40以下 グッド コンマ一桁目の数×1クレズの報酬増加
41以上      グレイト コンマ一桁目の数×2クレズの報酬増加
ゾロ目だった場合 良い事がある
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/03(金) 23:28:49.75 ID:LsGAOUUS0
はい
594 : ◆OCWLmJLbEU :2025/10/03(金) 23:40:14.87 ID:ax+9VH07o

タウ「評価はグッド……と言いたいところだが」
索那「ッ」



タウ「グレイトだ、真面目にやったようだしな」
索那「ありがとうございます!」

タウ「ああ、ただし……負魔の期だから簡単だったという事は頭に入れておくんだぞ」

タウ「今は魔物達も大人しいが、他のシーズン中はしっかり襲ってくるからな」

索那「が、頑張ります」




++++++++++++++++

索那は果物採集の依頼報告を終えた!

評価:優 75


組合支部へ向かいます……

++++++++++++++++
595 : ◆OCWLmJLbEU :2025/10/03(金) 23:51:40.71 ID:ax+9VH07o


索那「(前ほどではないけど疲れた……早く帰りたい)」



索那「(そういえば、今日たしか支部に人が来るって……)」

索那「(どんな人が?)」


軽く想像を膨らませながら見慣れ始めた建物の門をくぐると、中は少し騒がしくなっていた



???「――――」

リリシア「ふん、本部から来たから……ワタシは……」




知らない人物と、リリシアが会話しているようだ


索那「(あそこにいる人が、そうなの?)」

コンマ下一桁が偶数で男性 奇数で女性
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/03(金) 23:52:36.10 ID:AwA3D94RO
597 : ◆OCWLmJLbEU :2025/10/03(金) 23:56:17.89 ID:ax+9VH07o

++++++++++++++++

支部に派遣された男性の特徴を募集します

日付変更後、安価下4まで見た目の特徴を一レス一つで

++++++++++++++++
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 00:00:52.42 ID:/XW7FvsgO
重装鎧を着込んだ人間の男性
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 00:05:51.82 ID:mB0A4sxa0
影が薄そうな優男
600 : ◆OCWLmJLbEU :2025/10/04(土) 00:12:32.06 ID:UoChZk1so
今日はここで一度切ります
安価はこのレス含めず続行 おつでした
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 00:13:24.47 ID:Uc2o7vVd0
乙 見た目とか清潔感とかなんか育ちが良さそう
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 18:56:34.88 ID:UtHhUjeg0
白髪オールバックのエルフの男
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 08:39:08.47 ID:K/fApaRR0
すいません。>>602を安価した者ですが少し変更で「白髪オールバックのエルフの男」→「白髪でオールバック」に変更でお願いします。
604 : ◆OCWLmJLbEU [sage]:2025/10/14(火) 22:02:09.99 ID:F3NgOCHGo
明日水曜夜に続き更新の予定
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/14(火) 22:10:47.62 ID:Dmc4/dyhO
おつ了解
606 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/15(水) 21:43:51.42 ID:OJ0Epswao
30分くらいしたら続きをやります
607 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/15(水) 21:49:33.91 ID:OJ0Epswao
ついでに始める前に

>>598>>599>>601>>603の特徴を持つ男、その名前は――

コンマ二桁下3まで 一番高い人のを採用
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/15(水) 21:50:43.26 ID:VMr2d85hO
ペリット
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/15(水) 21:54:22.61 ID:h9ctIdZJ0
レオナール
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/15(水) 22:21:49.18 ID:mypXReJiO
ユリアン
611 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/15(水) 22:26:53.26 ID:OJ0Epswao

++++++++++++++++

前回までのあらすじ

・二つ目の依頼を達成した
・村に無事に戻り、支部へ帰還した
・見知らぬ男の姿を目にして……

++++++++++++++++
612 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/15(水) 22:46:34.23 ID:OJ0Epswao

リリシア「ですから――」
索那「リリシアさん、戻りました」




リリシア「――と、来ましタか、その様子だと依頼も……」

リリシア「いえ、まぁいいでしょう、ソンナ事よりも」

索那「は、はぁ」



レオナール「やー、どうもどうも、僕レオナール、君が話に聞いてたイスルギさんだね?」スッ

索那「はぁ……よろしくです(力強いなぁ)」グッ


名乗った男は、愛想笑いを浮かべて手を差し出してきたため握手に応じる
顔とその他一部の箇所以外は金属鎧におおわれているためか、威圧感がある風貌であった


索那「それで、新しくこちらにやってくると言っていた人ですよね?」

レオナール「そうそう、ちなみに得意なのは……見ての通りこんな感じで」


やや年季の入った金属の鎧と、同じような雰囲気で飾り気の少ない鞘に収められた武器を交互に指さした
613 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/15(水) 22:53:49.67 ID:OJ0Epswao

索那「レオナールさんは、なんていうか……戦士、みたいな?」

レオナール「うーん、こちらとしては騎士(ナイト)と読んで欲しいなぁ、やっぱり鎧といえば騎士だし」

索那「(そういうものなの?)」



リリシア「ト、このような奴です、これから同じ支部で働くのデスから喧嘩してはイケマセンよ」

索那「そんな事しませんよ……」

レオナール「ははは、僕は魔物と犯罪者以外には無害なのが取り柄ですから、心配いりませんよ」

索那「(その二つに当たったらどうするんだろう)」
614 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/15(水) 23:00:30.79 ID:OJ0Epswao

リリシア「そうそう忘れナイ内にリザルトを済ませネバなりませんね、こちらへどうぞ」

索那「あ、そうだった…」



++++++++++++++++

索那は成功報酬『10クレズ』に加え、

評価により追加報酬『5×2=10クレズ』を得た!

++++++++++++++++


レオナール「おお依頼直後だったんだ、討伐系かな?」

索那「果物採集です」

レオナール「あ、そっちかぁ」
615 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/15(水) 23:06:45.60 ID:OJ0Epswao

索那「(たくさん貰ったように感じるけど、あっさり貰えたしそこまで大したことはないってこと?)」

索那「(使い道は……食堂とかかな、とりあえず今やることは……)」


安価多数決下1〜3 投票数が別れたらコンマ二桁が大きいレス

1 この場で二人と会話
2 食堂へ
3 一人で過ごす
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/15(水) 23:09:48.22 ID:h9ctIdZJ0
2 一緒に食事すれば良いんじゃない?
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/15(水) 23:11:09.25 ID:VMr2d85hO
3
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/15(水) 23:11:27.40 ID:nOpvWhfbO
1
619 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/15(水) 23:27:56.01 ID:OJ0Epswao

索那「あの、聞きたいことが……」

レオナール「なんだい?」

索那「さっき、来る時お二人は何か言い争っていたような…」

リリシア「争ってなどいませんヨ」

レオナール「そうそう、僕が嫌味を言われてたのさ」


リリシア「口の利き方がナっていませんネ…」

レオナール「いやー、あれは嫌味でしょ、ははは」

索那「な、何が…そんな?」


リリシア「別に理由などありまセン、さっさと人材を送って来ないから文句を言っただけで……」

索那「(理由が無いとは)」


レオナール「僕に言われても困るなぁ、上の人たちに言ってほしいなぁー……ってなってたの」

索那「へぇ……」

リリシア「結界基点重そうデスねと言ってきたでしょう」
レオナール「え、だから?」

リリシア「私はこの程度で重さなど感じマセーン」

レオナール「舐めたわけじゃないんだけどなぁ」
620 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/15(水) 23:40:31.19 ID:OJ0Epswao

レオナール「でも興味はあったね」

レオナール「生まれ故郷とはまるで違う……こういう僻地に飛ばされた人がどんな人か」

リリシア「ははは、それを言うナラそっちも似たヨウナものでしょう」




索那「(この人ら絶妙に口悪いな)」

安価下5まで 会話の内容
621 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/15(水) 23:49:46.32 ID:OJ0Epswao
少し早いですが、今日はここで終わります
安価は次回までに延長 おつでした
622 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/15(水) 23:51:43.65 ID:OJ0Epswao
下5で次回までで
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/16(木) 07:28:42.53 ID:uQXZiGKlO
リリシアのあらましというか生い立ちというか
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/16(木) 08:29:22.17 ID:D+gZEMPx0
騎士って言ってたけど貴族とか偉い人なんですか?
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/16(木) 11:01:50.88 ID:U4i7cF3SO
生まれ故郷について
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/16(木) 13:11:00.91 ID:e2AyLU1IO
この国の都
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/16(木) 17:46:52.81 ID:OPZJLqbm0
レオナールは剣を持っているから剣術は強かったりするのか?
628 : ◆OCWLmJLbEU [sage]:2025/10/27(月) 22:33:32.29 ID:Ns6x1plso
今週は水曜日の夜予定
629 : ◆OCWLmJLbEU [sage]:2025/10/29(水) 21:26:51.28 ID:5wGmLgS9o
22時から再開のつもりで
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/29(水) 21:31:33.28 ID:o9d9QPkZO
りよーかい
631 : ◆OCWLmJLbEU [sage]:2025/10/29(水) 22:03:18.67 ID:5wGmLgS9o


++++++++++++++++

前回までのあらすじ

・レオナールと名乗る人物の登場
・同じ所属の二人は仲が良いのか悪いのか分からない
・索那は会話を試みた >>623-627

++++++++++++++++
632 : ◆OCWLmJLbEU [sage]:2025/10/29(水) 22:21:36.76 ID:5wGmLgS9o

索那「リリシアさん、前に"中央"って場所で働いてたとか言ってましたよね」

リリシア「またその話デスか? それが何か」


索那「そもそも、中央ってどんな場所なんですか? ここよりたくさん人がいるとか?」

リリシア「ソノ通り、そしてこの支部よりはるかに立派ナ本部の建物がありますし、栄えていると言っていいデショウ」

レオナール「街の周囲を石壁と結界が覆っていて、とても安全な場所だよ」

レオナール「それに、この村には無いような物……戦うための装備や、一般人向けの日用品を作る場所なんかもあるね」


リリシア「……私ノ説明を取リましたね?」

レオナール「さすがにそれくらい良くないかなぁ!」
633 : ◆OCWLmJLbEU [sage]:2025/10/29(水) 22:47:29.57 ID:5wGmLgS9o

索那「(へぇ〜、安全な場所か、ここも今のところ安全だけど)」


タウという狩人のような男の言葉を思い出す
負魔の期は魔物が沈静化しているが、それ以外は違うと

納得していたところで、ふと疑問が顔を出した



索那「リリシアさん、子供の頃から同じ場所で働いていたのに、急に異動になんてどうして?」

リリシア「そんな事を何故教えねばナラんのデスか、生意気デスよー」

索那「いやそんなこと」


レオナール「……別に教えても良いんじゃないかい? もう何件か仕事もしたんだろうし」

索那「?」

リリシア「余計ナ事を言うな、デス」

レオナール「その様子だと、多分刺激が強いから敢えて伏せていたのかな?」

レオナール「だが、彼女はどうやらそれなり以上に、疑問に向かっていく類の人間のようだし、明かしたところで」

リリシア「それはあなたが判断することではない」

レオナール「……ううん、困ったな」



索那「(隠す? 不幸な事故?)」
634 : ◆OCWLmJLbEU [sage]:2025/10/29(水) 22:49:07.55 ID:5wGmLgS9o
以下訂正

レオナール「だが、彼女はどうやらそれなり以上に、疑問に向かっていく類の人間のようだし、明かしたところで……あれは不幸な事故で」

リリシア「それはあなたが判断することではない」

レオナール「……ううん、困ったな」



索那「(隠す? 不幸な事故?)」
635 : ◆OCWLmJLbEU [sage]:2025/10/29(水) 23:09:01.40 ID:5wGmLgS9o

索那「なんですか? それ」

リリシア「……」

索那「レオナールさん?」

レオナール「いやー、悪いけど今の話は忘れてくれる?」

索那「ええ!?」


あそこまで言っておきながら――発言を翻す姿に索那は驚く




索那「気になります…」

レオナール「いやーごめん、リリシア支部長が強情だから教えられないんだ」



リリシア「……」


索那「ひ――(顔から表情が消えた!?)」



リリシア「……」


リリシア「あ、いやアナタに怒っているのでは無くテ……」



リリシア「……今は言えマセン、イイですね?」

索那「ふぁい」

レオナール「そんな意地はらなくてもいいのに」

リリシア「いい加減にしないと飲ませますよ? こんな事もあろうかと作っておいた――安全な毒物を」 スッ



レオナール「普通に嫌だけど」


リリシア「飲め! 無礼モノ! 口を開けろ!!!」

レオナール「こらやめるんだ! 人に暴力を振るうのは!」

リリシア「だったら余計な事言うんじゃねーですよこらっ」
636 : ◆OCWLmJLbEU [sage]:2025/10/29(水) 23:45:26.06 ID:5wGmLgS9o


しばらく取っ組み合い? が続いた




リリシア「……く、結局飲みませんでしたねこの野郎…」

レオナール「そもそもさぁ安全な毒ってなんですか? 一行で矛盾してるよね」

リリシア「机の角に体を打ち付けた時のような痛みが10分くらい続きマス」

レオナール「へぇ……何に使うのかさっぱりだなぁ〜怖い怖い」


索那「そういえば、さっき言っていたナイトって何ですか?」

レオナール「ん、あれ知らない? 代表的な在り方の一つだけども」

索那「在り方?」

レオナール「イスルギさんはマジカだろう?」

索那「え、どういうことですか」

レオナール「支部ちょー殿が説明したんじゃ――」




リリシア「なんデス?」



レオナール「あー、教わってない、そう、まぁ知らない人っているんだなぁ……へぇー」

レオナール「何で教えてないんです? 素質あるって言ってたような」

リリシア「発動できない内に期待サセても疲れるダケですよ」

索那「?」
637 : ◆OCWLmJLbEU [sage]:2025/10/30(木) 00:03:07.70 ID:UHrYulVto


レオナール「……まぁいいや」

レオナール「在り方、つまり在り方(スタイル)」

レオナール「自らがどんな存在かを、積極的に決めてしまうんだ、そうすると……」

索那「そうすると?」

レオナール「それに近付いていく」

索那「ええ?」



索那「どんな存在かを決める……そんなことで?」

レオナール「うーん、まず人間には大体四つの適正がある、というのは知っているかな?」



レオナールは指を上に四つ立てて見せた


レオナール「四つの適正、つまり武力、魔翌力、知力、祈力」

レオナール「人は必ずこの内の一つに生まれながら適正を持つ、それらは最も解釈に幅がある適正なんだ」

レオナール「そして、君は魔翌力量を数値化した時41だった」

レオナール「属性にかかわらず魔翌力量が最初に41以上ある人は、つまり大まかには魔翌力の適正がある、ということさ!」

リリシア「ギリギリですけどね」


索那「へぇ……へ?」
索那「そんな事で分かるんですね、ていうか、ギリギリ?」
638 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/30(木) 00:09:00.62 ID:UHrYulVto
魔翌力 → 魔力


レオナール「ああうん、魔力に適正がある、というのは本当だ」

レオナール「ただ、もしも君が魔力を鍛えて増やした事があるなら怪しいがね」


索那「(増やしてはいけない? いえ、そうじゃなくて)」

索那「最初の数字が大事ってことですか?」

レオナール「そういうこと!」


レオナール「ちなみに私は武力、そこにいる支部長は知力だ、覚えておくといい」
639 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/30(木) 00:47:39.50 ID:AaaPOuCoo

リリシア「全く……今コイツの言った通りデス」

索那「(登録した時に気付いてたなら言ってくれればいいのに…)」




索那「それなら、さっき言ってたスタイルってものをすれば……えっと、私も例えば、魔法使いになれる、とか!」

リリシア「いいえ、そうとは限りませんヨ」

索那「え?」



リリシア「ではここからあなたに現実を教えますデス」

リリシア「魔法使い、またの名ヲ魔法使い(マジカ)デスね、魔力適正で一番知られてるデショうから」

リリシア「確かに、魔力適正がある者が、在り方を魔法使いとスレバ、簡単になろうと思えばなれマスよ、エエ」

索那「え、じゃあ何が問題なんです?」

リリシア「大枠の適正として魔力があったとしても……」


リリシア「魔力を魔法として『使う』適性があるかは別問題なんデスよ」

索那「は?」

リリシア「モット分かりやすく言うなら」



リリシア「魔法使イ、とは名バカリの、"使う"という能力を持たない、『魔法覚え』、『魔法作り』、かもシレナイんですよ」
640 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/30(木) 01:01:50.86 ID:AaaPOuCoo

索那「……」

索那「もう少しわかりやすくなりませんか?」


リリシア「魔法を使ウ、覚える、作る、全部別々の適正がアリます」

リリシア「あなたガその内ドレの一つを持ってるかは、不明」

リリシア「"使ウ"、でなければツカエナイ、です」


索那「……一つ?」

索那「いや、あれどういう……」



リリシア「まぁ戸惑うのも無理ハなし、デス」

レオナール「今この村には……魔法石とかって」

リリシア「無いんですヨ! 補充申請の返事も帰って来ないデスし!」

レオナール「ああ……そういうことか」
641 : ◆OCWLmJLbEU [saga]:2025/10/30(木) 01:05:32.30 ID:AaaPOuCoo
途中ですが続きは次の機会で

次回の日は未定
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/30(木) 11:19:34.80 ID:4ih3CD4IO
魔翌力を使いこなせるかどうか
持っていてもってことか…
194.35 KB Speed:3.9   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)