レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだ電脳世界)

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421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/07(木) 12:48:19.23 ID:rvb1kWwt0
トレーナーズスクールとかトウヤさん暴走不可避ww
422 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 21:07:42.82 ID:6NiMaNbEO
レッド「ねえ、うしろ……」

トウヤ「後ろ? ……あ。トンネルがなくなってる」

キョウヘイ「ホントだ、普通の扉っすね? ……なんつーか、前に進むしかないかな〜と思ってたっすけど」

キョウヘイ「あえて後ろに行ってみるのもありといえばあり?」

トウヤ「……そうだねぇ。確かに、選択肢の一つではあるのかな…」

レッド(というか、これまで選択肢は出ていなかったかも……っていうのも、ちょっとメタめ)

レッド「あっち……行ってみて、いい?」

キョウヘイ「お、積極的っすね。何か核心でもあるんすか?」

レッド「そういう訳じゃないけど……」ガチャ

レッド(ハルカって、あんまり意味もなくこういう変化をさせなさそうだし……)
423 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 21:12:10.11 ID:6NiMaNbEO
〜???〜

ハルカ「……もう少し、確信を持った状態で来てほしかったかも」

レッド「!」

キョウヘイ「うおっハルカ!? ここは……、えーと 民家?」

トウヤ「僕たちは知らない場所、だねぇ。ハルカ、ここのこと聞いてもいい?」

ハルカ「そういえば、三人を呼んだときはうちに寄らなかったかも」

ハルカ「ここ、私の部屋かも。いらっしゃいかも」

レッド「……お邪魔します……」

トウヤ「後ろに正解があるのは少し盲点だったけど、最終目的地がハルカの家なら納得だねぇ」

トウヤ「てっきりハルカのことだから、自分と同じように色々なところを旅してほしい…とかかなと思ったんだけど」

ハルカ「それもあるけど、ちょっと違うかも。私がふらふらしてるのって、旅が好きなのもあるけど」

ハルカ「退屈なのがイヤだからかも。一つの場所に居続けると、どんなに楽しい場所でも慣れちゃうから」

ハルカ「……まぁ、ユウキあたりがいれば、同じ場所でもずっと突飛な事言ってて飽きないけど」

キョウヘイ「流れる様な惚気、俺じゃなきゃ見逃しちゃうっすね」
424 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 21:20:36.56 ID:6NiMaNbEO
レッド「……じゃあ、えっと……退屈じゃなくなって、ほしかったから?」

ハルカ「惜しい。ふらふらあちこち行くと、まるで悪い事をしたみたいに『勝手にどっか行くな』とか『団体行動しろ』とか」

ハルカ「そう言われてしまう社会へのプロテスト、抗議かも。ふらふらさせろー!」

ハルカ「そして法的に集団行動が廃止されるようになるまで、人のポケモンを拉致して抗議を続け」

キョウヘイ「レッドさんやっちゃってくださいっす!」

レッド「(僕も集団行動苦手だから気持ちはわかるけど……!!)」パン

ハルカ「!」「……ねこだましで洗脳解除って、流石に洗脳ゆるすぎるかも」

レッド「……もう、大丈夫…?」

ハルカ「人を拉致する気持ちはなくなったけど、抗議の気持ちは変わってないかも」

キョウヘイ「わりとガチの訴えだったんすね……」

トウヤ「うーん、僕は心配しちゃう側だからちょっと申し訳ないなぁ……」

ハルカ「仕方ないから、ポケモンは返却かも」

オオタチ「たちー……」

レッド「ラティアス、おかえり……」

ラティアス『いいなお散歩 私もお散歩したかった』

レッド「ここから出たら、一緒にしようね……」
425 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 21:29:59.81 ID:6NiMaNbEO
ハルカ「……ていうか、なんで三人がここにいるかも? 拉致られて、キョウヘイっぽいものから拉致パワーを貰ったのは覚えてるけど」

キョウヘイ「拉致パワーて」

レッド「えっと……かくかくしかじか……」

ハルカ「なるほど。ユウキがまだっていうのはちょっとウケるかも」

トウヤ「ウケないであげて……」

ユウキ「アルファはともかく、ユウキのいる場所なんて大変なことになってるに決まってるかも。行くなら、私も行くかも」

キョウヘイ「りょーかいっす。確かに、その方が話早そうっすね」

トウヤ「そうだねぇ。考えている事が顕著に影響しそうだから……」

レッド「とにかく、ハルカが戻ってきて、あとは……」

『って、そんなサクサク進むわけないっすよね?』

キョウヘイ「この声は! って再登場早すぎんすよー! 10レスも経ってねえぞー!」

キョウヘイ2『うるせーっすよ! 展開が早いのが悪い!』
426 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 21:34:37.18 ID:6NiMaNbEO
キョウヘイ2『今回はただ口を出すだけじゃないっすよ?』

レッド(気にしてた……)

キョウヘイ2『俺がずっとリソースを貯め込んでいたのも理由があるっす。世界のアップデートはもちろんっすけど』

キョウヘイ2『アップデートした後のリーダーが人類には必要っすからね? 3D化ってこっちの次元でも大変なんすから!』

トウヤ「まさか……」

キョウヘイ2『ふっふっふ、そのまさか、とは一つだけズレたまさかっすよ!』

キョウヘイ2『って訳で俺も真似っこっす! ドラッグアンドドロップ!』カチカチ

マサキ『うげーっこっちも見られとるゥ!!!!』

ハルカ「人の家で暴れないでほしいかもー」

レッド(すごくその通り。ただ、ドロップされたところに煙が……あ、晴れてきた。あれは……)

レッド?『……』

キョウヘイ「えそっちィ!?」

トウヤ「わぁ」

レッド「……!?!?」
427 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 22:00:15.86 ID:6NiMaNbEO
レッド「……、」

レッド(あのキョウヘイと同じ、もう一人の僕……っていうか、AIの僕というか、ミュウツーの僕というか)

レッド(たぶん、あのキョウヘイと組んでるってことは、こっちに敵意があるんだろうけど……)

レッド(自分相手だからか、AIだからか、何をしてくるか読みにくい……)

キョウヘイ2『前も言った気がするっすけど、俺のボスはレッドさんなんで。…だから本当は、直々に前線に来てもらう予定はないんすけど』

レッド?『……』

キョウヘイ2『ま、そろそろ残り人数的に佳境だから仕方ないっすね☆ レッドさん、やっちゃってくださいっす!』

レッド?『……』ダッ

レッド「……!!」ガシッ

キョウヘイ「おわーーーー!! 俺ですら見逃すアタックの速さ!!」

トウヤ「ぜ、全然リアルファイトで襲ってくるんだねぇ!?」

ハルカ「速攻の接近に対してレッドもパンチを掴むことで対処! ここから挽回が出来るかも!?」

キョウヘイ「すっげー実況!」
428 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 22:05:16.15 ID:6NiMaNbEO
レッド(……流石僕、力は互角!)

レッド(あっちょっとわくわくしてきちゃったかも、本気で戦ったらどうなるんだろう……)

キョウヘイ「ちょっとレッドさーん!! わくわくしないでくださいっす!」

トウヤ「顔見てたらわかるからねー」

レッド(ばれた)

キョウヘイ2『もしかしたら、互角の勝負になるかも……なんて思ってるかもしれないっすけど』

キョウヘイ2『それこそ人類の浅はかさと言わざるを得ないっすよ。俺たちはアンタらのコピーじゃなくて、』

レッド?『……あっぷでーと なんだって』シュウウッ

レッド(熱い、近い、……手だ!)

トウヤ「レッド、離れて!」

レッド「!」バッ

レッド?『…………!』ゴオオオッ

キョウヘイ「炎出たーーーー!?!?」

ハルカ「え? それは流石に反則すぎるかも、リング上では正々堂々と戦った方がいいかも」

キョウヘイ「ハルカはハルカでどの立場なんすか!? プロレスファン!?」
429 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 22:12:08.82 ID:6NiMaNbEO
レッド「…………」

レッド(ずる…………!!!!!)

キョウヘイ2『おっと、まさか避けられるとは思ってなかったっす』

レッド?『……当たると、思ったんだけど……』

キョウヘイ2『奇襲ならいける! つったのは俺っすからね。すんません!』

トウヤ「なんとなく、だったけど……あれ、レシラムの炎だよね?」

キョウヘイ2『さっすがトウヤさん。その通りっす、レッドさんに組み込んだのは、トウコさんから着想を得た──』

キョウヘイ2『強制ログアウトファイアスクリプト! 燃えたら強制的に世界からはじき出す優れものっすよ』

キョウヘイ2『……つっても、流石に永久BANは出来なかったっすけどね。ある程度の時間を置いたら再ログインも出来るんすけど』

キョウヘイ「こっちはさっさとこの騒動終わらせたいんすよ!」

キョウヘイ2『やっぱり? なら嫌がらせにはなるっすね〜。さ、レッドさん! あとは台本通りっすよ!』

レッド?『うん……』シュウウッ

レッド(また来る……!)
430 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 22:25:44.01 ID:6NiMaNbEO
キョウヘイ2『俺たち的には、時間をかけてもらえればかけてもらえるだけいいんすよ』

キョウヘイ2『だからって、エネルギーの出力を下げてしまっても……ね?』

レッド「……?」

レッド?『……?』

キョウヘイ2『アンタは「?」じゃないでしょ!!』

レッド?『冗談……』バッ

レッド「、」

レッド(狙いは僕じゃない! 避けようとしてたのバレたかな、っていうかほんとの狙いは、)

ハルカ「……、私かも?」

レッド「……!!」


直下コンマ1〜60で間に合う  61〜70で??? 71〜80で????? 81以上で失敗
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/18(月) 22:28:45.77 ID:Non+BON2O
女の子狙うなんてサイテー!えっち!
432 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 23:10:14.81 ID:6NiMaNbEO
レッド(しまった、間に合わない……!)

トウヤ「ハルカ!」

ハルカ「わ、っ」

キョウヘイ「どりゃーーーーー!!」バッ

ハルカ「!?」

ハルカ「……この三人の中で、一番身を挺して庇うが似合わない人に庇われたかも」

キョウヘイ「悪口言う元気があるならよかったっすねぇ!!! しょーがないじゃないすか、俺が一番近かったんすもん!」

レッド「キョウヘイ……、大丈夫……?」

レッド「炎が……」

キョウヘイ「……ちょっとマズったっす。ちょっと焦げ、おわ」ボッ

トウヤ「キョウヘイ! ドレディア、じゃ無理だし、ええと……」

キョウヘイ「うおお寄るなーー! 見た感じこれ燃え移りやすいっすから!!!」

キョウヘイ「一旦離脱するっすけど、すぐ戻るんで! ……大丈夫っすよ、すぐ戻るっすから!」

レッド「……」

キョウヘイ「……一番心配なのは……俺がいない時の……」

キョウヘイ「ツッコミ不足、っすね……」シュンッ

レッド(……消えちゃった……っていうか心配するところそこ?)
433 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 23:15:21.02 ID:6NiMaNbEO
キョウヘイ2『……うーん、そうなっちゃったっすか。ま、ややこしくなくなっていいっすかね』

レッド?『……キョウヘイ、もう、疲れた……』

キョウヘイ2『っとと、一日に二発は負担かかるっすよね。おっけーっすレッドさん、帰還っすよ!』

レッド?『……それじゃあ……またね……』シュンッ

レッド「……」

レッド(物理特殊どっちも使えるなんて、ずるい……)

キョウヘイ2『じゃ、俺も意趣返しが出来たので満足して帰りまーす! お邪魔しましたっす☆』ブツン

ハルカ「……行っちゃったかも。私の部屋のテレビが勝手に使われた事への文句を言い損ねたかも」

トウヤ「そうだねぇ……うーん、油断してた。なんだかんだ、手は出してこなかったからなぁ」

レッド「次は、勝つ……」

トウヤ「あはは、勝つのは難しいかもしれないけど……そうだね、対策は必要だ」

ハルカ「ていうか、キョウヘイの枠に私が入るのだいぶ妙で面白いかも」

ハルカ「いちおう私も二人の後輩ではあるっちゃあるかも」

レッド(後輩力がかなりあるっちゃあるレベルすぎる……)
434 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 23:21:53.00 ID:6NiMaNbEO



キョウヘイ「ぎゃーーーーー!!」シュンッ

アクロマ「キョウヘイくーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!」ガシ

キョウヘイ「ぎゃーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

マサキ「可哀そうに、燃えた時よりデカイ悲鳴出とるわ」

キョウヘイ「そらログアウトして即アクロマは悲鳴も出るっすよ!」

アクロマ「キョウヘイくん、大丈夫ですか! あ、あんなにも熱そうな……炎に…」

キョウヘイ「やー、あれ多分マジの炎じゃないっすよ。見た目をトウコさんのレシラムになぞらえてるってだけで、実際はただのログアウト装置でしょ」

キョウヘイ「レシラムに寄せたのはトウヤさんへの嫌がらせってとこじゃないっすかね〜」

アクロマ「彼への、ですか」

キョウヘイ「あのひと、トウコさんへの弄りとか自分ごとみたいに受け止めるっすから」

マサキ「ワイは今、トウヤの感覚とキョウヘイの「先輩の事わかってます感」に慄いとるで」

キョウヘイ「ちげーっすから!! そういうのじゃないって!!!」
435 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 23:33:29.03 ID:6NiMaNbEO
キョウヘイ「ってか、こういう風に俺らの事見てたんすね。マジでゲームみたいじゃないっすか」

マサキ「せやな、前のドラクエの時もこんな感じで見守ってたんやで」

キョウヘイ「……そん時のマサキが余計な事しなけりゃな〜」

マサキ「なんやバックアップとっとかんと万が一廃人になった時大変やろ!」

アクロマ「キョウヘイくんを万が一で廃人になるような実験に巻き込まないでいただけますか?」

キョウヘイ「それはかなりそう」

マサキ「ままま……とりあえず、キョウヘイを戻すためのプログラムはアクロマに組んでもらうとして」

マサキ「しばらくはワイらと裏方サポートしよや〜」

キョウヘイ「しゃーなしっすね……ん? レッドさんめっちゃこっち見てません?」




レッド「……」

ハルカ「レッド、虚空を見てるのはどういう意味かも?」

レッド「キョウヘイ、この辺りから見てるかなって……」

ハルカ「霊感がカメラワークにも作用するの知らなかったかも。私も鍛えたいかも」

レッド「がんばろう……」

トウヤ「頑張ればいけるのかなぁ……いけるかも……?」
436 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/18(月) 23:47:31.64 ID:6NiMaNbEO
ハルカ「早速ツッコミ不足を痛感してるかも! でも私はツッコミしたくないかも!」

レッド「そうなんだ……」

ハルカ「体力が必要かも。あれを専門に出来る人はすごいかも」

レッド(緑ってすごかったんだ……)

トウヤ「……まぁ、キョウヘイを待ってる間何もしない訳にはいかないね。次に行こうか」

ハルカ「あ、じゃあ私も責任とって同行するけど……それなら、ユウキのところに行きたいかも」

ハルカ「他の人に、あのへんてこりんを相手させるのも可哀そうかも」

レッド「へんてこりん……」

トウヤ「あはは、確かに何が起こるか想像がつかないもんねぇ……」

ハルカ「私も、何が起こるかは想像がつかないかも。でも仕組みは何となく予想つくかも」

レッド(なかよしだ……)

トウヤ「でも、三人だけで行くのも少し心細いね。今回も少し苦戦したし……」

レッド「誰か呼ぶなら……誰がいいかな……」


ユウキのところに一緒に行く人  下1
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/18(月) 23:55:39.26 ID:vuu2YkPg0
コウキ(ボケ過多)
438 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/19(火) 00:11:31.98 ID:5SHmzdE7O
コウキ「僕だよーーーー!」バッ

ハルカ「お、ユウキの仲良しの子かも。よく話聞くかも」

コウキ「そうだよー、僕とユウキはねー、ゆーきこーきという非公式コンビを組んでいるのだー」

レッド「非公式なんだ……」

レッド(あれ……でも、本人が名乗っているなら公式なのでは?)

トウヤ「コウキ、女の子もいるから下脱ぐのは耐えよっか」

ハルカ「私は別に気にしないかも」

トウヤ「気にしてほしいなーっ!」

レッド「あぁ……」

レッド(キョウヘイが……キョウヘイがいれば……もっとツッコミがうまくまわったのに……)

コウキ「帽子は脱いでないから許されたい」

トウヤ「え? な、なら……いいのかなぁ……?」
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/22(金) 07:14:33.87 ID:moC/fo6e0
更新乙。アクキョウありがとうございます!!
アクキョウ&マサキョウで頼れるお兄さんズに愛されるキョウたんもアリ!
ゆーきこーきも楽しみ……フィー!!!!
440 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/24(日) 21:14:58.86 ID:h64T6NMBO
レッド「……………じゃあ、メンバーも そろったので……」

レッド「マサキ……そのまま、ユウキのいるところまで、連れてって……」

マサキ『ええで〜。ちなみにキョウヘイは今こっちでツッコミしすぎて疲れとるで』

レッド(やっぱり適度にツッコミをはさまないと、ボケって渋滞しちゃうんだ!)

ハルカ「気を付けた方がいいかも」

コウキ「わかったー、靴下もはいておくね」

トウヤ「お腹冷えちゃわない? 腹巻とかあったらよかったんだけど」

レッド「……そういえば、ユウキってどこにいるの……?」

マサキ『今の流れスルーすることあるんか?? えーと、ミシロタウンやな』

ハルカ「じゃあ、すぐそこかも。ここ、私の家だもん」

マサキ『え? ……せやな。あのからくり屋敷の中に家を再現しとったんじゃなく、ワープさせとったんか』

ハルカ「なんとなくそうしてたけど、ラッキーだったかも。行くかもー」
441 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/24(日) 21:44:57.53 ID:h64T6NMBO
〜ミシロタウン〜

レッド「……ここは、あんまり変わってない……?」

トウヤ「そうだねぇ。あとはユウキがどこにいるかだけど……」

コウキ「なんか熱帯を感じる〜」バッ

トウヤ「靴下ーーー!!」

ハルカ「ユウキの家ならあっちかも。だからそのまま────あれ?」

ユウキ「………………………………」

レッド「あ……いる……」

コウキ「ほんとだー。なんか変な方見てるけどどうしたんだろー? おーい、ユウキー」

トウヤ「気を付けてね! 多分、ユウキも洗脳されてるだろうし……」

トウヤ(……コウキは自分が洗脳されてなかったから、その辺りの危機感があまりないのかも)

コウキ「ねーねー、帰ろうよー」ポン

ユウキ「……は、………………………………で、……が……なのかもしれない」

コウキ「え?」

ユウキ「害虫の声を拾ったラジオが夜明け前に氷点下の砂糖をまき散らし誰もいない廊下で「被害届」という花を咲かせ扉の影に沈んだ時計は、未開封の罠を笑うように回転し、被害を恐れる僕は、透明な傘で火花を避ける練習ばかりを繰り返しているのかもしれない」
442 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/24(日) 21:56:56.57 ID:h64T6NMBO
レッド「えっ」

ハルカ「あー、やっぱしかも」

コウキ「なんて?」

ユウキ「黒い警報が笑う花瓶を裏返し被害を抱えた呼吸が石膏の天井を塗り直し無音の雨雲が埃を換算するたび逃げ場のない鏡が血のない影を繁殖させ逆立ちした壁紙が沈黙の渦を噛み砕き透明な心臓が窓ガラスを並べ替えるのは避難の気配を増幅する虹色の錆なのかもしれない」

トウヤ「っ……、みんな気を付けて! 周りの景色が変わってきてる!」

コウキ「うわーーーーーー!!! なんかふってきたーーーーー!!」

レッド「!」ガシッ

コウキ「ないすきゃっちー」

レッド(降ってきたのは…割れた鏡に、ガラスに、石のかけら……?)

トウヤ「石膏のかけら、だね。多分ここは……」

ハルカ「そうかも。ユウキの妄想が全部現実になる世界なの……かも」

ハルカ「しかも、普通のユウキの考える事とはちょっと違いそうかも〜」

レッド(ちょっとどころではないのでは!)
443 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/24(日) 22:06:49.93 ID:h64T6NMBO
ハルカ「普段はもっとこう、…」

トウヤ「分析したいのはやまやまなんだけど、どんどん地形が変わってるから先にその対策をした方がいいかもしれないね!?」

コウキ「ユウキーーこっちみてよーーー!」

レッド(地割れ、…みたいな何かが起きてる、分断される……!)

トウヤ「みんな、何かに掴まって!」

ハルカ「そうは言われても、地面ごと揺れてるかもーーー!!」

コウキ「わあーーーーーーー」ドテ

ハルカ「あ〜ひっくり返られると視線の位置的に」

トウヤ「コウキ立ってーーー!!」

レッド「……ユウキ、…」

レッド(……どこ、見てるんだろう)

ユウキ「透明な鐘の音が被害の影を装飾し膨張した風景が笑う水面を裏返すたび恐怖の種が勝手に芽吹いて見たことのない太陽の下へ体を転写してしまだ存在しない地平の方角へ滑り落とすのかもしれない」
444 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/24(日) 22:11:01.14 ID:h64T6NMBO


レッド「!」スタッ

レッド(……一人になっちゃった)

レッド「マサキ……」

レッド「……」

レッド(……返事が無いということは、声が届いてないのかも。なら、一人で頑張らないと)

レッド(まずはここがどこなのかっていうことだけど……わあ)キョロ

レッド(木が突然生えて、風鈴に姿を変えたり 月が溶けて滑り台になったり ……なんか、よくわからないことが起きてる)

レッド(こんなに色々な事を考えてたら頭が痛くなっちゃうんじゃないかな。……ユウキ、大丈夫だといいけど)

レッド(とりあえず、一人なのも間が持たないから出発しよう)トコトコ

誰と合流するか

直下コンマ1〜25→ハルカ  26〜50→コウキ  51〜75→トウヤ  76〜00→???
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/24(日) 22:58:16.89 ID:oKPZV3foO
ふぃ
446 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/24(日) 23:29:53.13 ID:h64T6NMBO
レッド(ずっと景色が同じじゃないから、飽きないけど……)

レッド(段々目が疲れてきたかも)

「それなら抱っこしてあげようか? 僕に全部任せて、君は目をつむっていればいい」

レッド「……それは……」

レッド「腕、折れちゃうんじゃない……?」クルッ

目覚めトウヤ「……あはは、失礼な。今は大丈夫だよ、今は」

レッド「……ここにもいるとは、思ってなかった……」

目覚めトウヤ「そう? 結構面白い場所だから、僕は気に入ってるよ。何もかもが無秩序なところとかね」

レッド「むちつじょ」

目覚めトウヤ「……ぐちゃぐちゃ、みたいなことだよ。ほら、癇癪を起した子供部屋みたいじゃない?」

レッド「よくわからない……」

目覚めトウヤ「あはは、お馬鹿さんで可愛いね」

レッド「😠」

目覚めトウヤ「怒ってるの? それ」
447 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/24(日) 23:35:39.65 ID:h64T6NMBO
レッド「……」

レッド「どうしたら、いいかな……」

目覚めトウヤ「それは……ここの攻略について? それとも、この世界について?」

レッド「どっちも……」

目覚めトウヤ「そうやって素直に聞かれると、色々意地悪しようと思ってたのがすっぽ抜けちゃうな」

目覚めトウヤ「……少なくとも、この場所は問題ないと思うよ」

レッド「……そうなの?」

目覚めトウヤ「うん。彼の言葉を思い出してごらん」

レッド(よくわからない言葉の連続過ぎて全然思い出せない)

目覚めトウヤ「……彼はただ考えすぎているだけだよ。だから、僕の言葉も届かなくて遊べなかったんだけど……」

レッド「……」ゲシ

目覚めトウヤ「未遂だったんだから怒らないでよ! ……それでも、彼に言葉を届けられる子はいるんじゃない?」

目覚めトウヤ「今回ばかりは、彼女の出番だ。君がすべきは、あの子が彼の元へ辿り着くまでの道を作る事だね」
448 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/24(日) 23:45:19.16 ID:h64T6NMBO
レッド「……」

レッド(めちゃめちゃ素直に攻略のヒントを教えてくれた……)

目覚めトウヤ「失礼な。僕はずっと君の味方だったよ? どの場所で出会った時もヒントをあげたでしょ」

レッド「……そうだったっけ……」

目覚めトウヤ「そうそう。忘れちゃうなんてひどいな、これはレッドにちゅーして貰わないと心の傷が癒えないかも……」オヨヨ

レッド「……」

目覚めトウヤ「……」

レッド「しないよ……」

目覚めトウヤ「チッ……」「そう簡単に引っかかってはくれないか。残念だけど、君が成長したんだって喜んでおこう」

レッド(舌打ちした……)

目覚めトウヤ「そうだ、ちゅーの代わりに質問ならいいよね? ……君は、自分に会った?」

レッド(自分 ……きっと、あのAIの僕の事だよね)コク

目覚めトウヤ「そう。どう思った? 自分と同じ顔をした、自分ではないものについて」

レッド(そういえば、別世界の僕も、女の子の僕も、顔立ちとか雰囲気は僕と全然違ったっけ)

レッド(全く持って同じだと思ったのは、ドッペルゲンガーに会った時と今回──)

レッド(どう思った、と言っても……特殊が使えてずるいなと思った、っていうのはトウヤの聞きたい答えではなさそう)
449 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/08/24(日) 23:48:21.33 ID:h64T6NMBO
目覚めトウヤ「あはは、何とも思ってないよって顔。少しだけ質問を変えようか」

目覚めトウヤ「君と同じ雰囲気で、同じ顔をした存在が、君が決してしないような考えをするとしたら?」

レッド「……僕が、しないような、考え……」

レッド「……バトルが、嫌い……とか?」

目覚めトウヤ「君の軸って本当にそれしか無いんだね。じゃあ、それでいいよ。そうしたら、どうする?」

レッド「……」

レッド(きっと、他の知らない人がそう主張するだけなら、そっか、で済ませていい話なんだと思う)

レッド(でも、僕がそう主張するのは────)


下1

1,許さない  2,別にいい  3,話し合う  4,その他
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/26(火) 06:55:10.07 ID:Wqbt8Kbm0
3:マサラ人らしく話し合い(物理)をする。

……目覚トウさん、初登場は確かホウエン地方(6スレ目の>>588でいろんな意味で覚醒した時)でしたよね?
あの頃(というかアローラ編辺りまで)は変態でフィーなギャグキャラネタキャラだと思って読んでましたすみません。
451 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/09/01(月) 21:51:06.65 ID:EQ8U9/0jO
レッド「……」

レッド「話し合いを……」グッ

目覚めトウヤ「うん、君のその握りこんだ拳で僕の知ってる話し合いではないことがわかったね」

レッド「マサラでは……意見が対立したら、こうするから……」

目覚めトウヤ「そっかそっか」

目覚めトウヤ「つまり君は、相手を全て否定するわけでも、そういうものだと諦めるわけでもなく……互いに着地点を見つけようって発想なんだね」

目覚めトウヤ「良い子だね。まあその過程が若干力尽くすぎる気がしないでもないけど……」

レッド(マサラでは普通のことなので、きっと同じ僕だったらそこは共感してもらえるはず)

目覚めトウヤ「君の考えはわかったよ。覚えておこう。君も忘れないようにね?」

レッド「……頑張る」

目覚めトウヤ「うんうん」ニコ

目覚めトウヤ「さて、色々ヒントはあげたからそろそろいいよね?」

レッド「え……………」

目覚めトウヤ「大丈夫大丈夫、僕にも自己ブランディングってのがあるしさ、ほらちょっと気持ちいいだけだから」

レッド(自己ブランディングってそれでいいの!?!??!!?)
452 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/09/01(月) 22:00:57.57 ID:EQ8U9/0jO
目覚めトウヤ「ほら、諦めたほうがいいよ、変わってる景色を見てればすぐ終わるから」ガシ

レッド(やだ〜〜〜〜〜!!! 流石に殴ろうかな)

トウヤ「こら―――――――――――――ッ!!!!!!!!」

目覚めトウヤ「うわ」

レッド「、トウヤ……」

レッド(……そういえば、この世界に来てからはこの二人が会ったのってほぼ無かった気がする)

トウヤ「レッドに変な事をしないで! よりにもよって! 僕と同じ顔で!」バッ

目覚めトウヤ「あはは、普段は顔だけじゃなくて同じ体でやってるんだけどね」

トウヤ「最悪だよ!!」

レッド「……えっと、なんでここに……?」

トウヤ「うーん、なんとなく……かなぁ。運がよかったよ」

目覚めトウヤ「気付かなかったな、無秩序なのも考え物みたい」

レッド「……諦める?」

目覚めトウヤ「うん、諦める。面倒ごとは好きじゃないからね」

目覚めトウヤ「また隙を見て、レッドが一人の時に会いに来るよ。ばいばい」

レッド「……ばいばい」

トウヤ「レッド、挨拶しなくていいからね……」
453 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/09/01(月) 22:14:20.75 ID:EQ8U9/0jO
レッド(……目覚めたほうのトウヤはどっかにいきました。気配もないから、ここから出たのかな)

トウヤ「間に合ってよかったよ〜。けど、他の二人はまだ見つからないみたいだね」

レッド「うん……えっと、トウヤ……あっちのトウヤは、ユウキに言葉を届けるのが大事、って……」

レッド「だから……ハルカを、ひとまず、探そうかなって……」

トウヤ「……うん、あいつに聞いた話だっていうのはちょっとアレだけど……理屈は通ってるね」

トウヤ「コウキの事も色んな意味で心配だけど、ひとまずこの空間を何とかするのが先……かな」

レッド「がんばろう……」

トウヤ「だね。さて、こうして話している間にも色々な事が起こっているけど……どっちに進もうか?」

レッド「うん……えっと、ハルカがいそうなところ……」

下1

1,水で出来た見合う流転の待ち合わせで獅子の欠席が躊躇う場所
2,赤い轟きの滑り台が夏休みを甲斐甲斐しく見回る場所
3,硬い静けさが「十字架」を舐めまわすまっしろな場所
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/01(月) 22:18:30.11 ID:GJhTyM9hO
2!
今いるトウヤさんが本当は目覚めていて、先程のトウヤさんが普段のトウヤさんかもしれない。
455 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/09/01(月) 22:26:41.60 ID:EQ8U9/0jO
レッド「え……………………………………………………………………………………………………」

トウヤ「なんでそういう事言うの! ほらっ、いつもの僕だよ〜! 幼女大好き! イエスロリータノータッチ!」

レッド「よかった、本物だ……」


キョウヘイ「自己ブランディング下手くそか!!!!!!!!!!!!!!もっと他にあるでしょ!!!!!!」


レッド「……なんか、聞こえたような気が……」

トウヤ「え? そう?」

レッド「……気のせい、かも……えっと、あっちに行こう……」

トウヤ「なんだか……赤いね? それが理由?」

レッド「それもある……」トコトコ

レッド「ハルカ、いる……?」キョロ

トウヤ「探しに来たよ〜」

                                        「ここかも〜」

レッド「……この辺りにいそう……」

                       「こっちかも」

トウヤ「本当だ、声は聞こえるね」
456 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/09/01(月) 22:35:28.41 ID:EQ8U9/0jO
ハルカ「ここかも」

レッド「!!!」

トウヤ「びっくりした、どこにいたの?」

ハルカ「上だったかも。浮いて動く滑り台があったから、上に乗っかって観光してたかも」

トウヤ「ここでも放浪してたんだねぇ……」

レッド「……でも、合流出来てよかった…… コウキは、見た……?」

ハルカ「まっ裸で南極みたいな氷の上で突っ立ってるのは見たかも」

レッド(見ただけなんだ……)

ハルカ「楽しそうだから一旦おいといちゃったかも」

レッド(置いとかれてるんだ……)

ハルカ「……ひとまず、二人と……っていうか、レッドと合流出来てよかったかも」
457 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/09/01(月) 22:50:21.86 ID:EQ8U9/0jO
レッド「?」

ハルカ「こっちかも。見に来るかも」スタスタ…



レッド「これは……」

ユウキ「真夏の『成長』が芳しく著しいのは可逆的な歯車を揮発した鉄部塗装が放映された時に赤い月が突き詰められた発光に降り積もった哄笑が左側を問い詰めるのかもしれない……」

レッド(……他の場所よりも、ユウキがいる場所の周りだけ、なんていうか……すごいことになってる)

トウヤ「変化が早いね。それにしたって、物体が変形したり新たな物体を生み出したり……ううん、カオスだねぇ」

ハルカ「"あれ"なもんだから、近付けなくて困ってたかも。どうにかしてほしいかも」

レッド「……うーん……確かに……」

トウヤ「……何とか出来る?」

レッド「物理的に……頑張れば……なんとか……?」

トウヤ「うーん……そうだねぇ、色々出てくるあの物体を片っ端から排除出来れば道が出来るけど……」

トウヤ「さっきも見た通り、切りがないから気を付けてね」

レッド「わかった……」
458 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/09/01(月) 22:58:46.01 ID:EQ8U9/0jO
レッド「……それじゃあ、頑張る……!」グッ

ハルカ「ファイトかもー!」


レッド(近付けば近付くほど、色んな事が起きる……から、警戒しないといけない……)

ユウキ「虚無からの芳醇な百科事典は乱立した落雷を遅刻したカレンダーで問題を解くことになるのかもしれない」

レッド(うわ―――! かみなりだ 命中率が70のわざでよかった)

レッド(かと思ったら足元が正方形に区切られて いやカレンダーみたいになってる……!)


ハルカ「うーん、あんまり良さそうじゃないかも」

トウヤ「物量が凄いからなぁ……レッドー、いけそうー!?」


レッド「な……なんとか……!」

レッド(カレンダーの枠線踏んだらアウトっぽい気配がある! とかしてたら全然近付けない……!)

渡り切れるかどうか  直下コンマ1以下で

レッド(無理無理無理!!! こんな判定しなくてもわかる!!)

レッド(もうちょっと、何か……隙があれば……)
459 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/09/01(月) 23:02:35.12 ID:EQ8U9/0jO
コウキ「レッド――――――――――――――――!!!!!!!!!」バッ

レッド「コウキ……!」

レッド(ずっと脱いでただろうけど今の音は何を脱いだ音?)

コウキ「広大な自然の中で全裸でいたら悟りを開けたから来たよ!」

レッド「!?」

コウキ「ユウキに隙を作るなら僕に任せてー! 友達だもん、どうしたらびっくりするかわかるよ!」

レッド「それなら……お願い……!」

コウキ「おっけー!」


ユウキ「最終のノートパソコンはサブリミナル的な悪臭で散々の願望を些末な領収書に屈みこむことになるのだろ……」

コウキ「ユウキ!! これを見て!!!」

ユウキ「……、!?」

ユウキ「こ、コウキが……服を、来てる……!?」

レッド(隙が出来た! 今だ……!)ダッ
460 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/09/01(月) 23:18:39.27 ID:EQ8U9/0jO
レッド「!」ガシッ

ユウキ「わ、」

レッド「────────!!!」ブンッ

ユウキ「わあーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?」

トウヤ「ぶん投げたーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?」

ユウキ「ぶへっ」ベシャ

ハルカ「やっとこっち来たかも」ガシ

ユウキ「……ハルカ?」

ハルカ「ユウキ。私は、ユウキが考えている色んな事を聞くのは嫌いじゃないかも。退屈しないから」

ハルカ「突拍子もないけど、目まぐるしくて、どこかおかしい妄想……んん、考えを聞くのは楽しいかも」

ハルカ「同じ場所にいても、色んな景色を見ているような気分になるから」

ユウキ「……」

ハルカ「でも、今のこれはダメダメかも。なんていうか、センスがない。楽しくないかも」

ハルカ「元に戻して。わかったかも?」
461 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/09/01(月) 23:26:42.16 ID:EQ8U9/0jO
ユウキ「……、」

ユウキ「……………」

ユウキ「ごめん!!!!!!!!!!!!!」

ハルカ「よし。大事なところは簡潔に言えるのは偉いところかも」

ユウキ「やったー褒められた! はっ、もしかしてこうしてハルカが俺の事を褒めているのはこうして褒めて育てる事で自分に都合のいい存在にしようとしているからなのでは……?そして俺はそれに気付くことが出来ずすくすくとハルカに相性のいい男になるのでは?」

ハルカ「それはそれでいい話かも」

ユウキ「確かに!!!」

レッド「……戻った……」

コウキ「よかったーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!! 服を着たかいがあった!!!!!」バッ

トウヤ「わあーーーーーーー3レスもたなかった! もうちょっとだけ着ててー!!」
462 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/09/01(月) 23:35:29.46 ID:EQ8U9/0jO
ユウキ「三人もありがとなーー! ……って、あれ? キョウヘイは?」

レッド「ちょっと……色々あって、別行動中……」

ハルカ(やっぱり、レッドとトウヤが一緒にいたらキョウヘイもいるって思うかも……)ウム

トウヤ「とりあえず正気に戻ってくれてよかったよ……どう、元に戻せそう?」

コウキ「そうそうー、ひとまずこの辺りは戻ったみたいだけどー」

コウキ「多分この町まるごと、ユウキに巻き込まれてるみたいだからー」

ユウキ「えっ、そうなのか!? えーとえーと……戻れ!!!!!!!!」


〜ミシロタウン〜

レッド「!」

コウキ「熱帯に戻ってきたー!」

モブトレ「うわー!?」「も、戻った……戻ったのか!?」「あうぇdfrgtyh」

レッド「あれ……?」

トウヤ「……僕たちはあまり深いところまで行かなかったから出会わなかったけど、囚われてた人が奥にいたんだねぇ」

ユウキ「えーーーーーーー!? 申し訳ない!!!!!」
463 : ◆nIESo90.aY [saga]:2025/09/01(月) 23:37:01.81 ID:EQ8U9/0jO
今日はここまで。次回は5日か7日!
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