【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】

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1 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/18(金) 23:44:57.84 ID:Xc8IdKRvO
ー地下迷宮 第?層

カチャカチャ……カチャン!
ギィ-……

宝箱「」
 翡翠の賽「」ポツン

無愛想な黒髪少年「罠じゃないな……これは、賽?か。高値で売れそうだ」

ゴゴゴゴゴ……

無愛想な黒髪少年(地震か!?このままだと崩落に巻き込まれる、急いで脱出しよう)ダダダッ

翡翠の賽「」キラキラキラ……

無愛想な黒髪少年「なんだ……?石が、光ってーー」

ーーーピッカァァァ‼︎

無愛想な黒髪少年(しまった!宝箱ではなく中身自体が罠だったか!身体が……結晶に包まれていく!)パキ……パキ……

結晶に閉じ込められた少年「」パキィンッ‼︎

ゴゴゴゴゴ……
ガラガラガラガラッ‼︎‼︎



シーン……

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1752849897
2 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/18(金) 23:47:57.62 ID:Xc8IdKRvO
このスレは
【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1704196175/
の二次創作スレです。>>1は元スレの作者ではないので元スレとは設定が大幅にズレたりする可能性がありますが、元スレをリスペクトしています。また、無許可でやっているので更新がいつ止まってもおかしくありません。更に>>1はss初心者の為、拙い文や、脈絡のない展開等あるかもしれませんが頑張って書いていきたいと思います。それでもよければ付き合ってくださると幸いです。

安価とコンマは連取りを禁止します。(協力お願いします!)安価の内容がそのときの状況にそぐわないと>>1が判断した場合は最安価をすることがあります。

元スレを知っていて参加してくださる方なら大丈夫だとは思いますが、募集したキャラは展開によっては闇堕ち、死亡、消滅などが起きる可能性があるのでご注意ください。

世界観や用語等は元スレに準じます。

もうしばらく導入にお付き合いください。導入が終わり次第、キャラ募集を行いたいと思います。
3 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/18(金) 23:51:22.83 ID:q+xtsR6MO
ガラッ……ガラッ……ガランッ!

ドワーフ炭鉱夫「ふぅ、ようやっと瓦礫をどかし終えたわい、ここまで来れば……っておぉ!?」

結晶に閉じ込められた少年「」

ドワーフ炭鉱夫「こりゃ驚いた……見たところ冒険者のようだが、罠にでもかかったのか?」コツコツ

結晶に閉じ込められた少年「」パキッ……パキパキパキッ‼︎パキンッ‼︎

ドワーフ炭鉱夫「おわあっ!?」

無愛想な黒髪青年「!?スゥッ……がっ……ゴホッ、ゴホッ!オエッ、ハァ……ハァッ……!」

ドワーフ炭鉱夫「生きてたか!お前さん、大丈夫か?」

水筒「」スッ

無愛想な黒髪少年「ゴホッ……すまん、助かる」
ゴクゴク
4 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/18(金) 23:54:53.60 ID:q+xtsR6MO
無愛想な黒髪少年→ガイ「ふぅ……ありがとう、お陰で助かりました。俺の名前はガイ。冒険者です」

ドワーフ炭鉱夫「やっぱり冒険者か!久しぶりに見たのう!ガイ、お前さん運がよかったな!」

ガイ「運がいいのか悪いのか……まあ、お陰で崩落に巻き込まれても無事だったのでそうかもしれませんね」

ドワーフ炭鉱夫「崩落が起きたとき……てことは、世界めくれが起きた丁度そのときにこの迷宮にいたのか!」

ガイ「世界めくれ?」

ドワーフ炭鉱夫「そうか、お前さんにとっちゃ崩落に巻き込まれただけって感じだよな。世界めくれっていうのは、そりゃもう大変だったんだぞ!」

ガイ「……一体何が起きたんです?」

ドワーフ炭鉱夫「ああ、そいつはな……おっと、それはあとで話すとしよう」
5 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/18(金) 23:56:20.26 ID:q+xtsR6MO
カカカ……カカカ……

ガイ(魔物の気配がする)

ドワーフ炭鉱夫「アイツら、まだ追ってきてたのか!」

ガイ「そういえば、あなたはここで何を?」

ドワーフ炭鉱夫「迷宮には金目のものが大量に落ちてるだろ?それを拾ってたんだ!その途中で奴らに目をつけられてな……」

ガーゴイル達「カカカ!!!」バサッバサッ

ガイ「ガーゴイルか!」

ドワーフ炭鉱夫「1匹ならまだしも3匹いるからワシは勝てん!お前さん、腕に自信はあるか!?」

ガイ「……下がっていてください」シャキンッ!
6 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/18(金) 23:58:04.89 ID:JWjEQjzAO
"戦 闘 開 始"

ガーゴイルA「カカカ!!!」

ガーゴイルB「キキキ!!!」

ガーゴイルC「ククク!!!」

ガイ(没個性な奴らだな)ジリ……

ーー1ラウンド目ーー

ガーゴイル 現在0ポイント
コンマ このレス

ガイ 現在0ポイント
コンマ 下1

戦闘のルール
・コンマを比べて数字の大きい側が1ポイント獲得
・ゾロ目を出した場合は、ゾロ目を出した側が無条件で1ポイント獲得(クリティカル)
・両者が同じ数字または両者ゾロ目の場合は両者ともにポイント獲得なし(引き分け)
・2ポイント先取で勝利
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 00:08:33.06 ID:zwTTQKg5O
8 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/19(土) 00:30:12.45 ID:XNYiVJidO
ガーゴイルA「カカカ!!!」ビュンッ‼︎

ガイ「くっ!」ガキィン‼︎

ガーゴイルB「キキキ!!!」ブォンッブォンッ‼︎

ガイ(こいつら、連携に慣れているな……だが攻撃した後の隙は大きい!)シュンッ‼︎シュンッ‼︎

ガイ(ここだっ!)ブンッ

ガーゴイルB「キイッ!?」

急接近するガーゴイルC「ククク!!!」バサッバサッバサッ‼︎‼︎

ドワーフ炭鉱夫「ガイ!!!上から来てるぞ!!!避けろォッ!!!」

ガイ「何!?チッ……!!!」ヒュンッ

ザクッ!!!

ガイ「ぐああっ!」ブシュッ

ガイ(油断した!致命傷はなんとか避けられたが、長くはもたないぞ……)
9 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/19(土) 00:40:02.87 ID:WsUNyN8DO
ガーゴイルA「カカカ!!!」

ガーゴイルB「キキキ!!!」

ガーゴイルC「ククク!!!」バサッバサッ

ドワーフ炭鉱夫「お前さん、大丈夫か!?」

ガイ「ハァ……ハァ……問題ない」ダラー

ドワーフ炭鉱夫(とてもそうは見えんが……)

ガイ(奥の手を使うか……持ってくれよ、俺の身体)キュイイイン……

☆ガイが速度強化を発動!コンマに補正+30

ーー2ラウンド目ーー

ガーゴイル 現在1ポイント
コンマ このレス

ガイ 現在0ポイント
コンマ 下1

戦闘のルール
・コンマを比べて数字の大きい側が1ポイント獲得
・ゾロ目を出した場合は、ゾロ目を出した側が無条件で1ポイント獲得(クリティカル)
・両者が同じ数字または両者ゾロ目の場合は両者ともにポイント獲得なし(引き分け)
・2ポイント先取で勝利
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 06:03:37.72 ID:4VXKm+too
11 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/19(土) 09:11:57.12 ID:D4PoSaT2O
ガイ「」シュンッ

ガーゴイルC「ク?」バサッバサッ

シャキンッ!!!

ガーゴイルC「」ドサッ……

ガーゴイルA「カァッ!?」

ガーゴイルB「!?!?!?」

ガイ(よし……まずは1体目!)シュンッ

ドワーフ炭鉱夫「早過ぎて見えん……あれがガイの魔法か?」

ドワーフ炭鉱夫「ワシも負けておられんの!」ブンッ

ガーゴイルA「カカカァッ!?」ドグッシャア‼︎

ガーゴイルB「キキ……」オロオロ

ガイ(もう1体が大きく消耗した。もう一息だな)
12 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/19(土) 09:15:41.59 ID:0PLgtS2/O
ガーゴイルA「カ……カ……」

ガーゴイルB「キキキ……」

ドワーフ炭鉱夫「奴ら、大分弱ってるぞ!」

ガイ「もう一息……!」キュイイイン……

☆ガイが速度強化を発動中!コンマに補正+20

ーー3ラウンド目ーー

ガーゴイル 現在1ポイント
コンマ このレス

ガイ 現在1ポイント
コンマ 下1

戦闘のルール
・コンマを比べて数字の大きい側が1ポイント獲得
・ゾロ目を出した場合は、ゾロ目を出した側が無条件で1ポイント獲得(クリティカル)
・両者が同じ数字または両者ゾロ目の場合は両者ともにポイント獲得なし(引き分け)
・2ポイント先取で勝利
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 09:57:18.91 ID:o/lilInjO
14 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/19(土) 10:20:18.02 ID:DDF8DnHIO
ガイ「」シュンッ

ジャキンッ!!!

ガーゴイルB「」ドサッ

ガイ「そっちのヤツを!」スタッ

ドワーフ炭鉱夫「これならいけるわい!さっきはよくも追い回してくれたのう!」ブンッ

ゴシャァッ!!!

ガーゴイルA「カッ……」ドサッ

"戦 闘 終 了"
15 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/19(土) 11:11:26.79 ID:Eu24zA9xO
ガイ「なんとかなったか……」

ドワーフ炭鉱夫「ほれ、ポーションじゃ」

ガイ「……ありがとう」ゴク

ドワーフ炭鉱夫「お陰で助かったわい……色々聞きたいことがあるだろうが、まずは外に出よう。その方がお前さんも信じるだろうしな」

ガイ「わかりました」



スタスタ……



ー迷宮外 セイントレア平原近郊

ガイ(外は迷宮に入る前と大きく変わっていた)

ガイ(空は赤黒い色に染まり、平原に生えていた植物は枯れ果て大地はひび割れている)

ガイ(そして明らかに異常な存在が言葉を失わせた)


空中に浮かぶセイントレア王国「」


ガイ「あれは……セイントレア王国か!?」

ドワーフ炭鉱夫「世界めくれの影響じゃよ、今は魔王城とも呼ばれておるわい」

ドワーフ炭鉱夫「ガイ、落ち着いて聞いてほしいのだが、お前さんはおそらく10年前に結晶に閉じ込められた。」

ガイ「バカな、10年だと……」

ドワーフ炭鉱夫「そうだ。世界めくれは10年前に起きた。」

ドワーフ炭鉱夫「空がねじれ、海は逆巻き、大地は割れ、異界の化け物どもが溢れ出した……あの日から、世界はずっと狂ったままじゃ」

ドワーフ炭鉱夫「世界はこのまま滅び去って行く……誰もがそう思っておった」

ドワーフ炭鉱夫「そのとき、5つの光が世界樹から放たれた」

ドワーフ炭鉱夫「あの光は確かに、世界を包んだ……すべてを元通りにはできなかったが、少なくとも絶望のどん底から人々を引き戻してくれたんだ」

ドワーフ炭鉱夫「……だが、この辺りは光の加護から漏れてしまってな。今もこうして、世界めくれの名残が残っておる」
16 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/19(土) 11:55:25.78 ID:KlKgDfKBO
ドワーフ炭鉱夫「……お前さん、家族や友人は?」

ガイ「俺は孤児です……育ててくれた孤児院があった村は、俺が冒険を始めた頃に滅ぼされました。友人はセイントレアに住んでいたのでおそらくは……」

ドワーフ炭鉱夫「そうだったか……」

ガイ(これからどうすればいいのだろう)

ドワーフ炭鉱夫「なぁ、お前さん、行く宛がないならウォーターポートへ向かうのはどうじゃ?」

ドワーフ炭鉱夫「あそこなら仕事もあるし、飯もある!住むところにも困らん、今どき珍しい場所よ!」

ガイ「ウォーターポートか……」

ドワーフ炭鉱夫「まあ、せっかく生きてるんだ!こんな時代だがな、生きとりゃそのうち、旨い酒も飲めるし、面白いもんにも出会えるってもんよ!」

ガイ「……そうだな。……行ってみるか」

(ガイが目を上げ、遠くの赤黒い空を見上げる)

ガイ「あなたは、どうするんですか?」

ドワーフ炭鉱夫「ワシか?ワシはなぁ……また別の場所で、金目の物でも拾ってくらぁ!」


ドワーフ炭鉱夫「ああ、それとこれを渡しておこう」

スライムが描かれたメダル「」ポン

ドワーフ炭鉱夫「困ったら、ウォーターポートの宿"暗黒館"に行け。それを見せりゃ、少しくらい融通利かせてくれるさ」

ガイ「……あんた、思ったより世話焼きだな」

ドワーフ炭鉱夫「気に入った奴にはな!」

ガイ(そうして、俺はドワーフと別れた。最後まで名前を聞くことはなかったが、またいつか会えたら礼をしよう)
17 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/19(土) 12:01:41.86 ID:mHd3GZcFO
というわけで導入終わります。

ウォーターポートにいそうなキャラを募集します。展開によっては仲間になったり敵になったり何もなかったりします。(何も決めてない)

とりあえず日付が変わるまで募集します。
何卒よろしくお願いします。

テンプレ
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 13:50:43.09 ID:In5U7b3l0
【名前】イーリン・クモウド
【種族】人間と悪魔のハーフ
【性別】女
【年齢】23歳
【容姿】青髪ロングの美女、頭に小さな角が2本生えているが普段はフードで隠している。
【性格】真面目だが酒癖が悪く、酔うと言葉遣いが乱暴になる。
【魔法】剛力魔法の使い手で細腕ながら怪力と格闘術で戦う。
【備考】親に捨てられ荒れていたが、教会のシスターに拾われ育てられて会心する。
その後独り立ちしてウォーターポートにて酒場の用心棒として働いている。
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 15:58:40.37 ID:wEv+/S8vO
【名前】サーシャ?エクセリア
【種族】エルフ
【性別】女性
【年齢】17
【容姿】亜麻色ポニーテールのかわいい雰囲気の美少女
身長は平均的、鍛えており細身だけど体幹がしっかりした体
スタイル良し
【性格】明るく元気で前向きなお人好し
基本真面目だけど感情豊かで寛容
【魔法】治療や遠視など
【備考】フォレスティナ出身のエルフ
弓や短剣を扱いこなす冒険者
特に弓の腕前はかなりのもの
好奇心や知識欲が高く、いろいろなものを積極的に知ろうとする。そのため年齢によらず幅広い知識を持っている
料理上手であり、また薬草の知識を持っていて魔法と合わせた治療ができる
基本なんでも食べられるが、お酒は全く飲めない下戸
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 16:00:00.59 ID:wEv+/S8vO
>>19
文字化けしちゃいましたが、名前はサーシャ・エクセリアです
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/19(土) 23:09:24.59 ID:4VXKm+to0
【名前】アトニス
【種族】天使
【性別】男
【年齢】不詳
【容姿】サラサラ金髪をボブカットにした細くで小さいショタ
エンジェルハイロゥと羽根は気分で点けたり消したりできる
【性格】気分屋
興味があればちょっかいをかけるし、興味を失えば放り出す
【魔法】チャーム(魅了)
持続がごく短時間で、相手に触れて目を合わせるという制限があるが、どんな相手も完全にコントロールできるほどの支配力がある
【備考】10年より以前の記憶が全く無い
特段優れた戦闘力や耐久はないが、魔法を駆使し、狂った世界で面白そうな事に首を突っ込みつつ飄々とわたってきた
性別は本人申告なければ相手は判別不可
子供っぽい言動が目立つ
22 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 00:41:40.15 ID:Mnkc46ayO
みなさんありがとうございます。
本スレの裏でひっそりと進めていきたいと思いますのでよければちょくちょく見に来てくださると幸いです。
また今日のどこかの時間で更新したいと思います。
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 01:42:44.40 ID:QVK5rX3Qo
おつ
きたい
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 02:10:13.51 ID:n1bXiVUZO

間に合わなかった
25 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 06:17:04.83 ID:ER4h8iV6O
>>24

(締切は超えて、3キャラも出していただきましたがまだ間に合います……もしよかったら見せてください)
26 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 09:54:18.28 ID:inyzZTDcO
ー夕方
 暗黒港湾都市ウォーターポート

 ワイワイ ガヤガヤ

 港に泊まっている豪華客船「」

ガイ(道中は何事もなく、ウォーターポートにたどり着いた)

ガイ(かつては海と空の景色が綺麗で有名だったが……赤い空のせいで禍々しく見える)

ガイ(そして自分の知っていた頃の様子と大きく変わった街の様子が時の流れを嫌でも分からせてくる)スタスタ

チンピラA「よう、兄ちゃん!見ねぇ顔だな!観光しにきたのか!」ズンッ

チンピラB「ここを通るには通行料払ってもらわんと通せねぇぜ?」ズイッ

ガイ「……悪いが、今は持ち合わせがなくてな。先を急いでるんだ。そこをどいてくれ」

チンピラA「なら代わりのモンでもいいぜ。その剣やら防具やらを置いていけよ!」

ガイ「……」シャキン

チンピラB「こいつヤる気か!?舐めやがって!!!テメェを殺して身包み全部はいでやらぁっ!!!」

チンピラA「そういうこった!死にたくなかったらさっさと物置いて消えな!!!」

フードを被った青髪女性「また貴方達ですか」

チンピラB「あん?死にたくなかったらすっこんで……ア、アニキ!!!」

チンピラA「あん?急にどうしたーー」ドグッシャア‼︎‼︎

ガイ(絡んできたチンピラにフードの女が放った綺麗なアッパーが決まった)

フードを被った青髪女性「オラァッ!!!」ブンッ

チンピラB「うげぇぇぇッ!!!」ゴシャァッ‼︎‼︎

ガイ(そのまま流れるように蹴りを浴びせた。見た目以上の威力がありそうだが、魔法か何かで威力を上げているのだろうか)

フードを被った青髪女性「まったく、何度言わせれば分かるんですか。あなた方に路上徴収の権利なんかないですよ」パンパン

フードを被った青髪女性「……次は関節から逆に折る。覚えておけ」ギロッ

チンピラA・B「ひぃぃっ!! も、もう勘弁してくだせぇ!!」ダダッ

ガイ「……助かった。だが、あれくらいならなんとかなった」

フードを被った青髪女性「たしかに、手出しは無用と感じました。ですが、これも私の仕事ですから。見過ごすわけにはいきません」

ガイ「なるほど……そうだ、一つ教えてくれ。暗黒館へ行きたいんだが、場所を知っているか?」

フードを被った青髪女性「暗黒館ですか?私も今から向かうところです、ご案内しますよ」

ガイ「そういうことなら、よろしく頼む。俺はガイ。冒険者だ」

フードを被った青髪女性→イーリン「ガイさんというのですね。私はイーリン・クモウド。暗黒館の酒場の用心棒です。以後、お見知り置きを」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 10:03:25.47 ID:pQskP6PIO
>>25
ありがとうID変わってるかもだけど

【名前】アモ
【種族】淫魔
【性別】女
【年齢】10代半ばくらい
【容姿】薄桃髪のロングヘアの少女。スライムを模した髪飾りを付けている
【性格】一途。淫魔らしくしたたかな一面もある
【魔法】心属性
【備考】魔族国出身の淫魔の少女。幼い頃に再会を約束した友達と、当時お世話になった教会の修道女を探して旅をしている
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 10:11:09.66 ID:GRLNSmPyo
【名前】テル・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】22
【容姿】白Yシャツにジーパンとかなりラフな格好をしている長身美女
【性格】朗らかで懐のでかい自由人
【魔法】雷属性
【備考】王国の大貴族出身だが、出奔して今は旅を続けている。王国の暗部を幾つも見て何もかも嫌気が差す。できるだけ困った人も亜人も全部救おうとするができない現実にうちひしがれている。ちなみに医術を納めている才女であり不定形生物が性癖のちょっと変態でもある。
29 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 15:43:55.79 ID:2shTDtSMO
スタスタ……

イーリン「失礼ながら、ウォーターポートに来て暗黒館を知らない人を初めて見ました。一体どこから来られたんですか?」

ガイ「……話すと長くなるが、簡単に言えばーー10年前から来た」

イーリン「ふふ、変わった冗談ですね。世界めくれがおきたとき、あなたはまだ6歳か7歳ぐらいのはずでしょう?」

ガイ(そういえば俺の見た目は変わっていないが……年齢的に27になるのか……?それとも17と言っていいのか?)ウーム

ガイ「……信じなくていい。」

イーリン(嘘をついているようには見えない……きっと、とても酷い目にあったんですね。それで偽りの記憶で自身を騙しているのでしょう。そういった人は沢山見てきました。正気を完全に失ってないのが、せめてもの救い……なのでしょうか)

イーリン「大丈夫です。無理に話さなくても、構いませんよ。何も恥ずべきことはありませんよ」

ガイ「待て、何か勘違いしていないか?」

イーリン「ーーさて、着きました。ここが、暗黒館ですよ」
30 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 15:48:16.21 ID:cpilUGe+O
ーー暗黒館1F 酒場

ワイワイ ガヤガヤ

亜麻色ポニテエルフ「うーん……条件のいい依頼はそうそうないかぁ……」

金髪美形少女?「ん?なんだか見慣れないやつがいるな」モグモグ

白シャツ高身長美女「かんぱ〜い!! 飲もう飲もう!」ゴクゴク

薄桃髪の少女「あ、イーリンさんお帰りー」フリフリ

ワイワイガヤガヤ

ガイ「凄いな……まるで冒険者ギルドみたいだ」

イーリン「ギルドは世界めくれが起きたときに解体されてしまいましたからね。今はこの暗黒館が、その代わりを担っているんです。依頼も、人も、情報も」フリフリ

ガイ「そうだったのか……」

イーリン「ところで、ここには何をしにきたんですか?」

ガイ「着いたら、コレを見せろとドワーフに言われた」ガサゴソ

スライムが描かれたメダル「」ポンッ

イーリン「……なるほど、タンコフさんの紹介でしたか。オーナーを呼んできます。時間がかかりますので、この辺りでお待ちください」

スタスタ……

ガイ(さて、どう時間を潰すか……)

自由安価 下1〜3
※暗黒館の外には出れません
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 15:51:38.28 ID:FC0SLNzk0
桃髪少女と話してみる
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 15:56:31.14 ID:+GgLd3Az0
依頼を探してるっぽい亜麻色ポニテエルフと会話
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 15:56:55.23 ID:ItQHv6RPO
仕事をくれないと泣きさけぶぞと酒場にいる人たちを脅す
34 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 17:00:04.59 ID:v63HpeOKO
桃髪少女「……ねぇ、君、新顔でしょ?」ニコニコ

ガイ「ああ、そうだが」

桃髪少女「やっぱり。さっきイーリンさんと一緒に入ってきたの、見てたよ。あの人が誰かを連れてくるの、珍しいんだよねぇ」

ガイ「そうか」

桃髪少女「うん、だからちょっと興味わいちゃった。ねぇ、名前は?」

ガイ「ガイ。冒険者だ」

桃髪少女→アモ「私はアモ!よろしくね」ニコッ

ガイ「……ああ。よろしく」チラ

スライムの髪飾り「」

アモ「あ、コレ気になる?私の友達をイメージして作ったんだよ」

ガイ「スライムが友達だったのか?」

アモ「うん、すっごく優しくて、温かくて、ぷるぷるだったの」

アモ「でも、世界めくれが起きてからどうなったかわからないの」

ガイ「……探しているのか?」

アモ「うん。友達と、私達に優しくしてくれたシスターのお姉さんを」

ガイ「見つかるといいな」

アモ「うん……!ありがとうね、ガイ」

アモ「あ、そうだ。もしお仕事を探してるなら、あの子が詳しいよ。見た目はほんわか〜ってかんじだけど、すっごく頼りになるんだから」
35 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 17:24:53.03 ID:v63HpeOKO
亜麻色ポニテエルフ「むむむ……」ジー……

ガイ(あいつか……オーナーが来るまで時間はまだかかりそうだし、今後ここを利用するかもしれない。どんな仕事があるかを確認しておこう)

ガイ「ありがとう、少し見てくる」

アモ「またね〜」フリフリ

亜麻色ポニテエルフ「」ブツブツ……

ガイ「すまない、アモから依頼については君が詳しいとーー」

亜麻色ポニテエルフ「うわあっ!?ビックリした!!!いきなり話しかけないでよ!!!」

ガイ「悪かった。脅かす気はなかったんだ!」

亜麻色ポニテエルフ「……ふぅ、もう、心臓止まるかと思ったよ……」ドキドキ

亜麻色ポニテエルフ「見たことない顔だし、急に真後ろから声かけられるし……ちょっと寿命縮んだかも……」プクーッ

ガイ「……それは本当にすまなかった。悪気はなかったんだ」

亜麻色ポニテエルフ「うん、まぁ……反省してるなら、許してあげる。次からはちゃんと前から声かけてよねっ」

ガイ「気をつけるよ。……ところで、依頼を見ていたようだが、何か探しているのか?」

亜麻色ポニテエルフ「うーん、条件のいい依頼を探してたんだけど、なかなかピンとくるのがなくて……」

亜麻色ポニテエルフ→サーシャ「あ、私はサーシャ!よろしくね、新顔さん」

ガイ「ガイだ。よろしく頼む」


ガイ(依頼は10年前と似たようなものばかりだな)

サーシャ「うーん、これもイマイチだし、あれもお給料が安すぎるし……んもぉーっ、ほんっとロクなの残ってないなぁ……!」

サーシャ「……あー、なんかムシャクシャするっ!」パシッ ゴクゴクッ

ガイ「……それ、人の酒じゃないのか?」

サーシャ「ぷはぁっ!! へーきへーき、顔見知りのだし、今さらだよ~っ」ニヘラ
36 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 17:43:23.72 ID:hl1mZ24OO
ー数分後
ガイ(どうしてこうなった)

サーシャ「うわああああああん!!!どうして、仕事がないのおおおお!!!」

一般冒険者A「おい誰だ、あいつに酒飲ませたやつ!」

一般冒険者B「またサーシャが出来上がったんかよ」

白シャツ高身長美女「あれ〜???私のお酒すっごい減ってる〜なんで〜〜???」

金髪美形少女?「うるさくて敵わないな……しばらく外にいようかな」

ワイワイガヤガヤ

アモ「えへへ……サーシャちゃん、酔うとこうなるんだよねぇ」

イーリン「……はぁ……アモ、ごめんだけどまた面倒見てあげて」

アモ「はーい」

イーリン「さて……ガイさん、オーナーの準備ができました。こちらへどうぞ」

ガイ「……あぁ、わかった」
37 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 21:35:23.69 ID:dv7kRr3iO
ーー暗黒館2F オーナールーム

コンコンコン

イーリン「オーナー、連れて参りました。入ってもよろしいですか?」

暗黒館オーナー「入れ」

ガチャ……

ガイ「……はじめまして、ガイといいます」

暗黒館オーナー「ふうん……アンタがタンコフの紹介で来たっていう冒険者ね」

暗黒館オーナー→クー「私は暗黒館のオーナー、クーよ。まあ、好きに呼んでいいわ」

ガイ「では、クーさんと。なぜ俺はこの部屋に呼ばれたんです?」

クー「……タンコフから説明を聞いていないの?」

ガイ「これを見せれば融通を効かせてもらえる、とだけ」

クー「そう……あいつ、相変わらず雑ね。説明って言葉が辞書にないのよ、あの男」

クー「まあ、大した手間にはならないから説明してあげるけど」

クー「そのメダルは暗黒館の幹部に渡されるメダルよ。つまりーー」

クー「おめでとう、ガイ。今日からアンタも、ウチの責任持ちってわけ」フフン

ガイ「……それは下にいる奴らと何が違うんです?」

イーリン「下にいる方々は、簡単にいうと依頼をこなして報酬を稼ぐのが目当ての傭兵みたいなものです」

イーリン「一方、暗黒館のメダル持ちは報酬を稼ぐのではなく、依頼をこなすこと自体が目的となります」

クー「まあ、報酬は勿論渡されるんだけどね。そもそも、今でこそ冒険者ギルドみたいなことをやってるけどーー」

クー「暗黒館は本来、世界めくれの影響をなくすのが目的だったの」
38 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 21:58:06.65 ID:dv7kRr3iO
クー「空が赤いのも、大地がひび割れてるのも、もうそういうものとして暮らしてる奴が多いけど……影の魔物が蔓延ってる時点で、世界めくれは続いてるってことよ」

イーリン「世界めくれは止まったわけではなく、ただ広がりの速度が緩やかになっただけ……というのが、暗黒館の見解です」

クー「そういうこと。それで、在りし日の世界を取り戻す為に協力してくれるかしら?」

ガイ(とくに断る理由はないが……)

暗黒館の一員に

1 なる

2ならない

コンマ下1〜3
多数決
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 22:00:13.26 ID:A27MmCMao
1
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 22:00:54.14 ID:eKzBXNh2O
1
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 22:01:10.39 ID:zVjq8GitO
1
42 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 22:12:03.61 ID:hJLWv7nSO
この場を借りて、元スレ主様の寛大な心に感謝を申し上げます。
世界観やキャラ設定の取り扱いにはより一層注意して取り扱っていきたいと思います。
もし、私が危うい方向に向かっていたら指摘してくださると幸いです。
どうかみなさん、これからもよろしくお願いします。

ちなみにですけど今のところ、皆様それなりに楽しめておりますでしょうか?不安になりながら投稿しており、元スレ主様や他ss作者様の凄さを実感しております。
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 22:27:18.81 ID:A27MmCMao
まだ開幕の部分なので何ともです
続きそうならあちらで出し損ねたネタを調整してこちらで投げようかなと思ってます
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 22:30:08.40 ID:rzwNRB2pO
真面目で酒に弱い設定のサーシャがいきなり他人の酒飲んで、酔い潰れて周りに迷惑かけているのが少し違和感ありました
それ以外は今のところ特にありません、続き楽しみにしてます
45 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 22:42:20.83 ID:3npDucnAO
>>43 >>44
ご意見、ありがとうございます。サーシャさんの件に関しましては完全に>>1の実力不足です。キャラを投げてくれた方には申し訳ない。
46 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 22:42:52.13 ID:3npDucnAO
ガイ「……とくに断る理由もなし、俺でよければ、是非」

クー「いい返事。素直でよろしい。……まあ、やらせることは素直じゃ済まないけどね?」

イーリン「ガイさん、これからよろしくお願いしますね」ニコ

ガイ「ああ」

クー「じゃあ早速仕事を頼もうと思ったけども、今は特にないのよね」

ガイ「……では、フリーの依頼を受けても?」

クー「別に構わないわよ。何かあったら手紙なりなんなりで呼ぶから暫くは自由にしてなさい。他のメダル持ちもそんな感じだし」

イーリン「ただし、メダル持ちということは、もう暗黒館の名前を背負ってるってことです。くれぐれも……粗相は起こさないように」

ガイ「わかった」

クー「それじゃ、解散して頂戴」

⭐︎暗黒館の一員になりました
47 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 23:18:51.18 ID:GCLCIGW1O
ーー翌日 暗黒館1F

ガイ(さて、手頃な依頼でもこなすか)

ガイ(1人でやってもいいが……)チラ

サーシャ「うーん……頭が痛い」ズキズキ

ガイ(彼女を誘ってみるか)

ガイ「……サーシャ、手は空いてるか?」

サーシャ「ああ、ガイさん。おはようございます……何か依頼を受けるんですか?」

ガイ「まだ何を受けるかは決めてないんだが、よければ一緒にどうだ?」

サーシャ「勿論、構いませんよ……ただ出発は少し遅らせてもらえますか?……」

ガイ「……わかった」

ガイ「さて、どの依頼を受けるか……」ジッ

どの依頼を受ける?
安価下1

1魔物退治
 (強い敵と戦います)
2物資輸送
 (大陸内の他の国へ向かいます)
3その他
 (自由安価、ありそうな依頼を記載してください)

他に誰か誘う?
安価下2 (誘う場合は誘うキャラの名前)
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 23:20:53.78 ID:IvlpPwqmO
2
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 23:20:56.12 ID:GRLNSmPyo
白シャツ高身長美人
50 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 07:41:02.11 ID:Kj3J2vC0O
ガイ「医療品の輸送……行き先は、魔族国か」

ガイ(10年前は革命の影響で混乱していた筈だが……今はどんな状況になっているだろうか)

サーシャ「お、魔族国への輸送の依頼ね……その依頼を受けるの?」

ガイ「そのつもりだ」

サーシャ「報酬も申し分ないし……いいと思います」

ガイ「魔族国はどういったところなんだ?」

サーシャ「ガイさんは行ったことない?魔族国は平和ないい国ですよ!世界めくれが起こる直前までは吸血鬼が国を納めていたんだけど、今はマリーって人が国民の支持を集めて代表になってるの」

ガイ「なるほど……」

サーシャ「ちなみに、イーリンさんとアモちゃんの出身国でもあります!」

⭐︎物資輸送の依頼を受けました!
51 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 08:06:31.39 ID:Kj3J2vC0O
サーシャ「じゃあ準備してくるので……1時間後に合流しましょう」タタッ

ガイ「ああ、わかった」

ガイ(移動手段の用意をしておくか)クルッ

白シャツ高身長美女「やあやあ新人君、ちょっと聞こえちゃったんだけど、魔族国に行くのかい?」ヌッ

ガイ「!?……誰だ、あなたは?」

白シャツ高身長美女→テル「テル……ただのテル。こう見えて、雷魔法と医術には自信があってね」

テル「魔族国にはあたしも用事があってさ〜。ついでに連れてってくれないかい?ちょっとくらいは役に立つよ?」

テル「それにほら、自分で言うのもアレだけどわたしって可愛いじゃん?道中楽しくなるよ」

ガイ「……自己評価が高いな」

ガイ(道中何が起きるかはわからない。医術に自信があるようだし、問題はないか)

テル「それで、連れてってくれる?」

ガイ「構わない。」

テル「やったー!ありがとう!」ダキッ

ガイ「うっ……苦しい……」ギュゥゥゥ

⭐︎テルが魔族国まで同行します
52 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 08:32:08.89 ID:Kj3J2vC0O
ー1時間後

サーシャ「お待たせしました……ん、テルさんも来るの?」

テル「やあサーシャちゃん。あたしも魔族国に用事があってね。ガイくんに頼み込んで連れてってもらうことになったんだ」

サーシャ「なるほど、なら道中はほぼ安全だね!」

ガイ「……絶対ではないがな」

テル「ガイくんまっじめ〜!もっと気楽にいこうよ〜!」

サーシャ「あはは、まあ油断はしないようにしようか」

ガイ「……出発するぞ」

魔導車「」ブロォンッ‼︎ブロロ……

安価下1 ランダムイベント
01-05 ???
06-20 襲撃
21-64 野生の動植物を見つけた
65-80 良いものがあった(自由安価)
81-95 良いことがあった(自由安価)
96-00 旅は道連れ
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 09:03:19.84 ID:xGiVY9Ow0
54 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 09:12:02.26 ID:PHDHIhccO
良いことがあったみたいです。
何があった?
安価下1
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 09:19:24.30 ID:/ODf5f/TO
サーシャが魔族国の現在の状況とかいろいろ話してくれた、会話を通じて仲良くなれる
56 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 17:08:12.59 ID:GsL83KTMO
ーセイントレア平原

魔導車「」ブロロ……

テル「んー!快適快適、何年か前まで馬車に乗るのが普通だったなんて考えられないねー」

ガイ「……確かに、便利なものだな」

サーシャ「出たばっかりの頃はいろいろ言われていたんですけどね。今じゃ馬車の方が珍しいくらい」

テル「珍しいといえば、世界めくれが起きる前は氷でできたソリで移動する人達もいたんだって、一度乗ってみたいなー」

ガイ「俺は見たことないが……サーシャ、出発前に軽い概要は聞いたが改めて魔族国について聞いてもいいか?」

サーシャ「……!勿論いいですよ!」

サーシャ「魔族国は元々、魔族自治区と呼ばれるセイントレア王国の領土だったんですが、革命によって建国された国です。しかも、革命が起きたのは世界めくれが起きるほんの少し前だったんですよ!」

サーシャ「私はその頃、フォレスティナで過ごしていたからどんな感じだったかはわからないんだけどね」アハハ

サーシャ「あ、それで革命が起きてすぐの頃は結構混乱していたらしいんですが……フラナ・バイオレットが台頭して混乱はすぐに収まったみたい」

ガイ「……だが、世界めくれが起きてしまった」

サーシャ「そう。でも、魔族国は大陸内でも世界めくれの影響が比較的少なくて、すぐに他国への支援を開始したの」

テル「たしか、世界めくれが起きた翌日にはすでに支援物資が送られてきてたよねー、あのときは本当に助かったよ」

サーシャ「その影響で各国が世界めくれの影響から立ち直った後に感謝されて、いろんな国から人が集まるようになって……今の魔族国はかつてのセイントレア王国に匹敵するほどの国になっているんだよ」

サーシャ「そして7年ほど前にフラナ・バイオレットからマリー・バイオレットさんに魔族国の代表が代わってーー今日に至る!というわけ!」

ガイ「……随分、詳しいんだな」

サーシャ「あ、ごめんなさい!話しすぎてしまいました……」

ガイ「いや、勉強になった。ありがとう」

サーシャ「えへへ、それならよかったです!」

テル「サーシャちゃん、せっかくなら敬語やめればー?見たところガイくんとサーシャちゃんの年はそんなに変わらないしー、話してる途中で所々敬語じゃなかったしー」

サーシャ「えっ!?……う、うーん……それは……」チラ

ガイ「……俺はどっちでもいい。好きにしろ」

サーシャ「……わかった!それなら、気楽に話させてもらうね」

テル「あたしもどっちでもいいよー」ゴクゴク

ガイ「……それ、酒か?酒を持ってきたのか?おい、運転を代われ!魔導車を止めろ!」

サーシャ「テ、テルさん、飲酒運転はダメだよ!!!」アタフタ

テル「うんうん、楽しくなってきた〜」アハハ

魔導車「」ブロロ……
57 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 17:09:39.33 ID:GsL83KTMO
魔導車「」ブロロ……

ガイ「まったく……事故で死ぬなんて笑えないにも程がある」

サーシャ「テルさん、運転中は流石にダメだよ?」

テル「ごめんごめん、反省してるってば〜」ゴクゴク

ガイ(本当に反省しているのだろうか)

テル「どんどん行こうー!」ニコニコ

安価下1(これを含めてあと2回安価したら魔族国につきます)
ランダムイベント
01-05 ???
06-20 襲撃
21-64 野生の動植物を見つけた
65-80 良いものがあった(自由安価)
81-95 良いことがあった(自由安価)
96-00 旅は道連れ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 17:11:52.73 ID:wiPMmibP0
59 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 17:19:29.39 ID:GsL83KTMO
良いものがあったようです。(場所や建物等も可)
何があった?

安価下1
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 17:20:52.22 ID:cM5HadQLo
世界樹の光
61 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 17:28:55.02 ID:kNCH3Ut7O
>>60
大変、非常に申し訳ないのですが、それを扱うにはまだ早過ぎるので再安価とさせていただきます。
(元スレがとても熱い展開になっております。
備えましょう。)

何があった?(場所や建物等も可)

安価下1
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 17:38:33.88 ID:Ygz3Cl8HO
ガイ用の手頃な価格で良さげな装備
63 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 22:42:18.47 ID:Cu7eHleSO
サーシャ「〜♩」フキフキ

ガイ(歌を歌いながら短剣の手入れをしている……)

ガイ(俺も前の戦闘で剣を大分消耗させてしまった……魔族国についたら装備を整えるのもいいだろう)

テル「……ガイくん、サーシャちゃんのことが気になるのは仕方ないけど、運転に集中しないと横転しちゃうよ?」ヒソ……

ガイ「なっ……そういう目で見てたんじゃない」

テル「照れちゃって〜」ケラケラ

サーシャ「……?ちょっと止まって、ガイ。前の方に何かある」

ガイ「俺には何も見えないが……」

テル「サーシャちゃんは目がいいんだよ、さあ止まった止まった」

魔導車「」キキー

サーシャ「あれは……なぁんだ、移動商店か。折角だし、何か買っていく?」

テル「あたしはさんせーい!ガイくんもさんせーい!」

ガイ「まだ何も言っていないが……サーシャはどうする?」

サーシャ「うん、ついでだし見ていくよ」

魔導車「」ブロロ……


ー移動商店

ターバンの褐色美女「どうも、お客さんだよね?何がご入用で?」

ガイ「剣があれば、見せてほしいのだが」

ターバンの褐色美女「勿論、取り扱ってるよ。といっても業物は今ないんだけどね」

ガイ「コレより程度がよければなんでもいい」シャキン

鋼の剣「」ボロッ……

ターバンの褐色美女「うわっ、今日日そんだけ使い込まれた剣なんて見たことないよ……待って、しかもそれ王国式じゃない?」

ガイ「ああ、そうだ」

ターバンの褐色美女「10年前に流行っていたけど、まだ使ってる人いたんだ……ああ、いや馬鹿にしてるわけではないよ!珍しいなと思って!」

ガイ「……使い慣れていたが、さすがにガタがきた」

サーシャ「確かに、今は見ない形だね。私も初めて実物見たかも」

サーシャ「……っていうか、そのボロボロの剣で依頼を受けてたの?」

ガイ「……ああ。別に、使えないってほどじゃなかった」

サーシャ「もう!武器はいざってときに命を預けるものでしょ?もっと大事に扱わなきゃダメだよ!」

ガイ「……返す言葉もない」グサッ

テル「そうだ〜反省しろ〜♩」

ターバンの褐色美女「あはは……そうだな、お客さん。この剣なら丈夫で使い勝手もその剣とそう変わらずに扱えると思うよ」スッ

魔鉄の剣「」キラン

テル「これは魔鉄だね。最近は医療用のメスとかにも使われてて、切れ味は間違いないよ」

ガイ「振ってみても?」

ターバンの褐色美女「どうぞ!」

シャキンッ‼︎ブンッ‼︎ブンッ‼︎シュバッ‼︎

ガイ「……悪くない。これを買おう。いくらだ?」

ターバンの褐色美女「んーと、じゃあこれくらいでどう!」

サーシャ「……良心的な値段だね、今の剣よりは絶対にいいよ。はい、買った買った!」

ターバンの褐色美女「毎度ありー♩またよろしくね」チャリン

⭐︎ガイが魔鉄の剣を装備しました
64 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 22:42:52.10 ID:Cu7eHleSO
魔導車「」ブロロ……

ガイ「……サーシャとテルは何を買ったんだ?」

サーシャ「私は量が少なくなってた調味料と、矢を何本か買ったよ。テルさんは……」チラ

テル「ごめん、今あたしに話かけないで。このスライムゼリーを作ってくれたスライムのことを考えるので忙しいんだ……この柔らかさ、きっと大事に育てられたスライムが作ったに違いない」ハアハア

ガイ(連れてきて大丈夫だったか?)

サーシャ「……ガイさん、テルさんは変わってるけど、いい人なんだよ」

ガイ「……そうか」

安価下1(このイベントが終了したら魔族国につきます)
ランダムイベント
01-05 ???
06-20 襲撃
21-64 野生の動植物を見つけた
65-80 良いものがあった(自由安価)
81-95 良いことがあった(自由安価)
96-00 旅は道連れ
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 22:46:41.85 ID:on3C0h6Z0
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 22:48:30.99 ID:GGQ6WL6Do
えい
67 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 22:54:57.52 ID:aV9Q9ZI6O
いいことがあったようです
(ランダムイベントよりも自由安価で募集した方が書きやすいかもしれないなと思ってきました)

何があった?
安価下1
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 22:55:48.63 ID:UzCElYKIO
温泉発見
69 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 23:59:52.55 ID:UVkE9JOgO
魔導車「」ブロロ……

サーシャ「もう少しで魔族国に着くね」

ガイ「ああ、そうだな」

ガイ(荒れ果ててはいるが、この辺りは前見たときと大きく変わらないな)

サーシャ「あれ?あの煙なんだろ?」

ガイ「確認した。……何かが燃えているように見えるな。近付いてみるか?」

サーシャ「うん、もしかしたら誰か困ってるかもしれないし」

テル「……そうだね。こういう時は慎重に行動した方がいい。場合によっては応急処置の準備も必要になるかもしれないし」

ガイ「なら善は急げだ……行くぞ」

魔導車「」ブロロ……



魔導車「」キキー

整備された露天風呂「」ホカホカ

ガイ「これは……」

サーシャ「温泉……だね」

テル「なーんだ、心配して損したー」

サーシャ「でも、人の手が入ってる……誰かが整備してるみたいだね。『ご自由にどうぞ』って看板もあるし……最近作られたのかな?」

テル「丁度いいし入っちゃわない? 温泉」

サーシャ「ちょっと汗かいちゃったし、入りたいかも」

ガイ「……それなら、先に入れ。俺が見張りをしておく」

テル「お、頼もしいね〜!」

テル「……! ふふ〜ん、ねぇ、ガイくん♩」ニヤニヤ

ガイ「覗かん!!!」

テル「……えっ、まだ何も言ってないんだけど?」

ガイ「そうやって話しかけてくる時は、大体ロクなことを言わないからな」

テル「ひっど〜い! 純粋に一緒に温泉入ろって誘おうとしただけなのにぃ〜?」

ガイ「はぁ……」

サーシャ「テルさん、ガイさんをからかわないの!」

テル「えへへ、それじゃあ見張りよろしく〜」

⭐︎温泉に入って疲れを癒しました!
70 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/22(火) 01:09:07.33 ID:7CJ/gfmbO
魔導車「」ブロロ……

テル「いい湯だったね〜!また帰りに寄ろっと」

サーシャ「うん、温泉はやっぱりいいね。身体が軽くなった気がする!」

ガイ「……疲労が抜けたのは確かだな」

テル「おやおや〜? ガイくんも素直になりなよ〜。本当はサーシャちゃんの素肌が見たかったんでしょ〜?」

ガイ「……言ってろ」

テル「あ、もしかしてあたしの方を見たかった〜?」ケラケラ

ガイ「……」

サーシャ「もー、テルさんったら……」

サーシャ「あ、見えてきたよ!魔族国バイオレット!」

ガイ「……ついに来たか」

ガイ(様子が……俺の知ってるときと随分と変わったな)

ーー魔族国バイオレット

ワイワイガヤガヤ

テル「……それじゃああたしはここで一旦お別れ!寂しくなって泣かないでよ〜?」フリフリ

ガイ「誰が泣くか」

サーシャ「じゃあねー!テルさーん!」

⭐︎テルと別れました

ガイ「さて……俺達は依頼を終わらせよう」

サーシャ「うん、この医薬品をフレメアって人の所に届ければ依頼達成だね!」

ガイ「ああ。この地図によると場所は……随分と外れの方にあるな」

サーシャ「街の端っこ……? もしかして研究者とか、そういう人なのかな?」

ガイ「可能性はあるな。慎重に行こう、物資には割れ物が混じってる」



ー魔族国バイオレット 郊外

重厚な門「」ドン……

サーシャ「わ……すごい。思ってたよりずっと立派な屋敷……!」

ガイ「王族の別館か何かかと思うくらいだな。もしや」

サーシャ「この鈴を鳴らすんだね」チリンチリン

コツコツ……

メイド「依頼で来てくださった方ですね?……長旅、お疲れ様でした。フレメア様は現在、屋敷にはおりませんので、私が代わりにお品物をお預かりします。」

サーシャ「こちらが、依頼の品です。確認お願いします」

メイド「……はい、問題ありません。こちらが報酬です」チャリン

サーシャ「ありがとうございます。それでは、私達はこれで失礼します」

ガイ「……」ペコリ

コツコツ……

サーシャ「……なんだか、思ってたより格式ある人だったかもね。緊張しちゃった……」

ガイ「……もう少し背筋を伸ばしておけばよかったかもしれんな」

⭐︎物資輸送の依頼を完了しました!
71 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/22(火) 01:23:11.00 ID:7CJ/gfmbO
サーシャ「さて、報酬も無事受け取ったしどうしようか?」

ガイ「そうだな……少し観光してから帰るとしよう」

サーシャ「うん、いいね!色々周ってみようか」



魔族の子供「ねー、まってよー!」キャッキャッ

人間の子供「こっちこっちー!」キャッキャッ



ガイ(……人間と魔族の子供が一緒に、笑いながら遊んでいる)

ガイ(あの頃じゃ、考えられなかった光景だな)

サーシャ「……ガイ?どうかした?」

ガイ「いや……少し、感慨に浸っていただけだ。行こう」

サーシャ「うんっ!」ニコッ

現在は魔族国です。
何をする?
安価下1〜3
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/22(火) 01:30:55.89 ID:lWhCmtp7O
一緒に食事
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/22(火) 01:32:16.23 ID:uST3YFU9o
バイオレット家に侵入
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/22(火) 01:34:41.97 ID:OyudRACdo
人の集まる場所へ色々と話を聞きに行く(集会所とか)
75 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/22(火) 01:43:21.91 ID:7CJ/gfmbO
安価が埋まったので本日はここで終わります。
(どうやって侵入させよう)
それではまた次回、(おそらく土曜)よろしくお願いします。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/22(火) 07:33:12.89 ID:ZbiiPefL0
乙です
無理そうなのは再安価でもいいかなと
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/22(火) 12:37:12.95 ID:EHifNRnKO

クーさん出世したねえ
魔族国だけじゃなく他の国がどうなってるかも気になるね
78 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 02:46:34.85 ID:SfGoVJK0O
ー魔族国バイオレット 中央広場

ワイワイガヤガヤ

噴水「」シャワシャワ

ガイ「ここはやけに人が多いな」

サーシャ「ふっふっふっ……ここは、あのダークヒーローイリスが革命直後、人々に人道を説いた聖地なんだよ!あの噴水の台座を見てみて!」

我が国へ偉大な貢献をした者達へ捧げる
ーーフラナ・バイオレット

ガイ「……なるほど、この噴水はその記念に建てられたわけか」

サーシャ「そうなの!世界めくれのあと姿を見せなくなっちゃったけど……今も人知れず困っている人を助けてるって、信じてる人は多いよ」

日傘を差した赤毛幼女「……ふぅん。たしかに、アイツらならそういうことしてそうだね」

サーシャ「きゃっ!?えっ、いつからそこに!?」

ガイ「……君は?」

日傘を差した赤毛幼女「あら、ごめんなさい。つい話が耳に入って」

日傘を差した赤毛幼女→フレメア「私はフレメア。通りすがりの一般市民よ」

サーシャ(フレメア……そういえばさっきの屋敷に住んでた人もそんな名前だったっけ)

ガイ(フレメア……指名手配犯にそんな名前のやつがいた筈だが……)

サーシャ「ええと……もしかしてフレメアさんはダークヒーローのことを知っているの?」

フレメア「知っているっていうか、まぁ色々あってね。私がここにいるのも……アイツらのお陰だし」

サーシャ「ということは……フレメアさんは革命に参加されていたんですか!?」ズイッ

フレメア「あー違う違う。私はそのときは別のことしてたの」

ガイ「……シノホシ、という言葉に聞き覚えは?」

フレメア「あら……懐かしい名前。知ってたの?」

ガイ「サーシャ、そいつから離れろ!!!」シャキン
79 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 02:47:04.44 ID:6cH0tIR0O
サーシャ「!?どうしたの、急に剣なんか抜いて!?」

ザワザワ ……ナンダ モメゴトカ?

フレメア「あー、もう。喧嘩っ早いわね、あなた」

サーシャ「ガイさん……フレメアさんって、そんなに危ない人なの?」

ガイ「フレメア・バイオレット……こいつはシノホシの一員で罪なき人の命を幾つも奪った大罪人の1人だ」

サーシャ「シノホシ……?ていうかバイオレットって……」

ザワザワ……

フレメア「確かに昔はそういうこともしたわ。でも今は違う。少なくとも、無関係な人たちの前で剣を向けられる筋合いはないはずよ?」

ガイ「……俺に言い訳は通じない」

フレメア「じゃあ、斬ればいいじゃない。ここで、私を」

フレメア「でもそれはオススメしないわ。さっきも言ったけど私は一般市民なの」

フレメア「それに、この国を滅ぼす気があるならとっくのとうにやってるよ」

フレメア「だから、剣を納めてくれる?」

サーシャ「……ガイさん。とりあえず、今ここで争うのはやめよ?ね?」

フレメア「そうそう。そっちの子は素直で助かるわ」

ガイ「……」スチャ

フレメア「ありがとう……ごめんなさいね、皆さん!ちょっとした知り合いとの再会が騒がしくなっちゃって!」

フレメア「何でもないの!どうぞ続きを!」

ワイワイ……ガヤガヤ

フレメア「ところであなた達、名前は?」

サーシャ「あ、私はサーシャといいます!こっちはガイさん!」

ガイ「おい、勝手に……」

フレメア「サーシャとガイ、ね。ふぅん……そう」

フレメア「じゃあ騒がしくしたお詫びも兼ねて、少し話でもどう? あなた達、朝に私の屋敷に来てくれた人たちでしょう?」

サーシャ「あの立派な屋敷って、やっぱりフレメアさんの……?」

フレメア「ええ、そうよ。せっかくだし、お茶くらい出させて。お母様には負けるけど、自信があるのよ?」

ガイ「……俺たちは観光で来てるだけだ」

フレメア「そんなに警戒しなくても、害意はないわ。さっき言ったでしょ、今の私はただの一般市民」

サーシャ「……少しだけなら、いいんじゃないかな? お茶、飲んでみたいし……それにフレメアさんってそんな悪い人には見えないよ?」

ガイ「……分かった。ただし、何かあればすぐに抜けさせてもらう」

フレメア「ふふ、別に構わないわよ。じゃあ、ついてきて」スタスタ

80 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 02:47:38.17 ID:5bPhtUScO
ー魔族国バイオレット 郊外

メイド「お帰りなさいませ、フレメア様……おや、先程のお二人ですか。どうされたんです?」

フレメア「客よ。急で悪いけど、お茶菓子をお願い。お茶は私が淹れるから」

メイド「かしこまりました。すぐにご用意いたします」ペコリ

サーシャ「わぁ……なんだか、改めて緊張してきちゃうね」

フレメア「別に、そんな畏まらなくていいよ。気楽にしなよ、あなたも」

ガイ「……建物全体に結界を張っているのはなぜだ?」

フレメア「そりゃそうよ、ここはバイオレット家の屋敷なんだから。セキュリティは万全じゃないとね?」

サーシャ「バイオレット家……てことはやっぱり、ここは……」

フレメア「周りには没落貴族の屋敷って伝えてるの。あんまり言いふらさないでね」

サーシャ「勿論です!」

フレメア「さあ、中庭はこっち。空は赤いけど、それなりに綺麗だから」スタスタ

ー中庭

サーシャ「本当だ……凄く綺麗……空が青ければもっといいのに」

フレメア「ふふ、そうでしょ?さ、座って。お茶、すぐに淹れるわ。好みがあれば教えて?」

サーシャ「甘めのハーブティーってできます?」

フレメア「ええ、可能よ。あなたはどうする?」

ガイ「……任せる」

フレメア「はいはい……」テキパキ

ガイ「……何故、俺たちを招いた?」

フレメア「あなた達がダークヒーローの話をしてたからよ」トポポ……

フレメア「それに……ガイ、あなたからは不思議とアイツ等と同じ雰囲気を感じたから」コト……

ガイ「何……?」

メイド「失礼します。お茶菓子をお持ちしました」

揚げたてドーナツ「」ポン

サーシャ(わぁ、美味しそう……)

フレメア「ありがとう。さて、お話しましょうか。世間話でも、なんでも」ニコ

何を話す?安価下1〜2
(以下のどれかからお選びください。自由安価は内容によっては最安価の可能性があります)

1世界めくれについて

2ダークヒーローについて

3自由安価
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 03:29:00.30 ID:DtDIFeFVO
1
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 07:05:32.05 ID:V1LEBi4I0
2
83 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 18:55:31.68 ID:yEj5hNbsO
ガイ「……世界めくれを引き起こしたのは、貴様等か?」

フレメア「そんな訳ないでしょ。王国を滅ぼそうとしていたのは事実だけど、世界の破滅なんか望んでいなかったわ」

フレメア「世界めくれが起きたとき、私はフラナのやつと一緒にこの国で王国との戦争に備えて準備していたの」

ガイ「戦争だと?」

フレメア「そうよ。あのときは、王国との全面戦争がほぼ確定していたから兵も補給も、全部整えていつ戦争が起きても戦える体制をとっていたの」

フレメア「でも世界めくれが起きて、王国は知っての通り宙に浮かんで壊滅。戦争どころじゃなくなったわ」

フレメア「けど、準備をしていたお陰で世界めくれの被害が少なかったこの国は他の国への支援を迅速に行えたワケ。フラナにしては中々いい判断してたわ」

サーシャ「そっか。だから魔族国はあんなに早く支援できたんだね」
84 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 18:56:55.46 ID:yEj5hNbsO
サーシャ「……そういえば、フレメアさんってダークヒーローパーティとはどういう関係だったの?」

フレメア「……敵だったことの方が多かったかな。最初はすごーく弱かったのに、世界めくれが起きるちょっと前にはそれなりに強くなっててビックリしちゃった」

フレメア「けど、認めるのは凄く癪だけど……感謝はしているわ」

フレメア「妹とまた一緒に過ごせるようになったのは、アイツ等のお陰だから。世界めくれを完全には阻止できなかったみたいだけど……」

フレメア「あの連中なら、きっと今もどこかで生きてる。そんな気がするのよ」

サーシャ「やっぱり、ダークヒーロー一行は世界めくれの危機をどうにかしようとしてたんですね!?格好いいなぁ……」

ガイ「……英雄視しすぎるのも考えものだがな」

フレメア「そうね。英雄ってよりはどこまでもお人好しな、ただの冒険者って感じだったし」

サーシャ「でも、だからこそみんなに愛されているんだと思います」

フレメア「ふふ、そうかもね……」

メイド「失礼します。フレメア様、マリー様とフラナ様からお呼び出しが」

メイド「ごほん……サボってないで仕事手伝え!……とのことです」

フレメア「ったく、あの二人は相変わらずね。悪いけど、お茶はここまで。帰ってもらうわ」

ガイ「……」

フレメア「もう今の私は、過去の私とは違うわ。もし、過去にあなたの大切な人を奪ってしまっていたのなら謝りはするけど、簡単には殺されてあげないわ」

ガイ「……そんなことを言う時点で、やはり危険な奴だ」

フレメア「ふふ、でもね今の私はこの国を守るために動いてる。ただそれだけ……」

サーシャ「……フレメアさん、ありがとう。いろいろ聞かせてくれて。お茶、美味しかったです!メイドさんも、ドーナツご馳走でした!」

フレメア「こちらこそ。久しぶりに素直な子と話せて楽しかったわ」

メイド「フレメア様、そろそろ……」

フレメア「あー、わかってるわよ。……ガイ、サーシャ。よかったらまた来なさい。」バサッ

フレメア「あ、2人を街まで送ってあげてねー!」バサバサッ

メイド「かしこまりました。お気をつけて」ペコリ

メイド「それでは、ご案内します」
85 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 19:07:09.30 ID:yEj5hNbsO
ー魔族国バイオレット 街道

メイド「こちらで街へ戻る道は終わりです。ここから先はお二人でどうぞ」

サーシャ「送ってくれてありがとうございます!助かりました」

ガイ「世話になった」

メイド「いえ、それでは、ごきげんよう」ペコリ

スタスタ……

サーシャ「……はぁ、なんだか緊張して疲れちゃったね。お腹も空いた〜!」

ガイ(話の傍でドーナツを完食していたような気がするが)

ガイ「……いい頃合いだ。夕飯を取るには丁度いい」

サーシャ「それじゃあ、行きたい所あるからそこに行ってもいい?」

ガイ「……わかった」

サーシャ「じゃあ決まり!行こうか!」
86 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 19:09:42.81 ID:yEj5hNbsO
ー魔族国バイオレット 大衆酒場

ワイワイガヤガヤ

サーシャ「ここ、相変わらず人気だな〜……!」

ガイ「本当にここでよかったのか?」

サーシャ「うん。静かな場所もいいけど、こういう賑やかな雰囲気、実は落ち着くんだ。旅の途中、こういう酒場で話を聞いたりすることが多かったからかな?」

サーシャ「あ、あの席空いてる。あそこに座ろっか」

ガイ「ああ」

ウェイトレス「いらっしゃいませ。当店は食材選択式となっております。お決まりになりましたら、手元のベルでお呼びください」

サーシャ「はーい!さて、何があるかな〜」

ガイ(たしか、この店は複数人で来た場合は2種類の食材しか選べなかったはずだ。サーシャは何回か来たことがあるようだが、念のため忠告しておくか)

ガイ「……ここは2種類の食材しか選べない。同じ食材を注文することもできるが、選ぶ食材によっては失敗する。たとえば、ウルティ米とウルティ米を同時に頼んでしまい、出てきたのが山々と盛られた丼だった、とかな。」

ガイ(あのとき隣の席にいたパーティは、本当に大変そうだった……)

サーシャ「あはは、それってもしかして経験談?大丈夫、そんなミスしないよ!私は決まったからガイさんも選んで!」

ガイ「ならいいが……」

安価下1〜2選択
1.触手肉
2.マンドラ大根
3.セイントレア草
4.スライムゼリー
5.トリの卵
6.ザリガニ
7.ウルティ米
8.海竜の大トロ
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 19:11:28.19 ID:DXprSy5R0
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 19:11:44.61 ID:bw/IZZbNo
7
89 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 21:50:41.25 ID:2YsMNW+QO
チリンチリン……

ウェイトレス「お決まりですか?」

ガイ「ウルティ米を」
サーシャ「ウルティーー」

ガイ「待て。……今わざと被せようとしただろ」

サーシャ「ソンナコトナイヨー」

サーシャ「私は、海竜の大トロをお願いします」

ウェイトレス「ウルティ米と海竜の大トロですね?少々お待ちくださいませ!」



海竜大トロづくし「」ドン

ガイ「おぉ……こうなるのか」

サーシャ「お寿司だね!ネタは一種類しかないけど、調味料が色々あるから飽きないと思うよ。それじゃあ……いただきます!」パク

サーシャ「ん〜〜〜!美味しい!!!」モグモグ

ガイ「」モグ……

ガイ(これは……脂が口の中でとろけるがしつこくなく、後味は驚くほどさっぱりしている!米の甘味と酢の酸味も丁度いい。とくに、このワサビと醤油……この組み合わせがとてつもない相乗効果を生み出し、食べる手が止まらん……!)モグモグ

サーシャ「」ニコニコ

ガイ「ん……どうした、何かついてるか?」モグ

サーシャ「いや……ガイさんってそんな顔もするんだなーって思って」

ガイ「……早くしないとなくなるぞ」モグモグ

サーシャ「あ、ズルい!私の分も残してよ!」

ガイ「早いもの勝ちだ」ヒョイ パク

⭐︎海竜大トロづくしを堪能しました。

⭐︎ウォーターポートへ帰ります。

下1のコンマが50以上で帰り道で何か起きたみたいです。

何か起きた場合、何が起きた?
安価下2
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 21:59:25.74 ID:AblPIH42O
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 22:00:57.59 ID:V1LEBi4I0
サーシャとパーティーを組もう的な流れに
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