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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】
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110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/07/27(日) 18:09:29.69 ID:ufSbvn6qo
【名前】リーゼリット・ヴィルト
【種族】人間 【性別】女性 【年齢】16
【容姿】外ハネした黒の長髪と瑠璃色の瞳を持った少女。紺の長袖シャツとスリムパンツを着ており、仕事の際には黒のサバイバルジャケットを羽織って幾つものポーチが備え付けられたベルトを腰に巻く。ジャケットとポーチにはナイフ・銃のパーツ・罠・薬などの狩猟道具が入っている。隠れ巨峰持ち。身長159cm。
【性格】属性は中立・善。気さくで陽気で自由奔放な明朗少女。一方で命のやりとりではシビアな一面も。"益のない人助けはせず、仲良くはするが連みはしない、利己的でドライな人物"を自称するが、最終的には助けてしまうし割と縁も大事にする。人の良さが隠し切れない根っからの善い人。
【魔法】千里眼の魔法を扱う。約6〜8km先までハッキリと見通せる。極めれば霊視や透視、未来視さえもできる強力な魔法だが、彼女の才能ではスコープ代わりが限度。基礎魔法も一通り扱えるが正の属性を伴う物は全く適正が無い。
【備考】特に宛もなく漠然と毎日を過ごす夢無き狩人。愛称はリーゼ。
世界めくれそのもの又はその二次災害によって住む場所を失った"世界めくれ難民"の一人。突然故郷の村と家族を失って、頼れる相手もおらず、生きる目的も見つからないまま、親から教わった狩人の技で日銭を稼いでただ何となく暮らしている。今は暗黒館幹部の一員で依頼達成率は9割。当初は境遇を案じたオーナーによる贔屓加入だったが、何だかんだで依頼を熟すので重宝されている様子。仕事も懐事情もいつもギリギリだが、性格故に自ら苦労を増やしてしまう難儀な子。
狩人らしく千里眼と狙撃型魔導銃による遠距離射撃が得意で、最大射程は約800m。運動神経もそれなりに良い。しかし自分が平凡な人間である事を理解しているので、下調べと準備を欠かさない堅実派。
好き:美味しい料理、道具の手入れ、小動物
苦手:頼まれ事(無碍に出来ない為)、肌の露出、独り
夢:行方不明
大嫌い:命を軽んじる人、黒い影の魔物
必要無いかもしれませんが、私が本スレにて採用して頂いたベルトーネ及び明石家の二人もご自由にお使いください。
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/07/27(日) 21:35:05.50 ID:icu77vFQO
【名前】セーレフェリア・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】18
【容姿】金髪に十字星のような瞳を持ち、背は低め。笑顔が素敵。
【性格】無垢なる邪悪。人でなしのろくでなし。
【魔法】衝撃波。強い。
【備考】王国の大貴族出身であり、この一族は優秀な遺伝形質を代々外部から取り入れて人為的に進化を促してきた。必要ならば魔族も亜人も問わず取り込んでおり、その遺伝子はもはや人間のそれとは異なる生物種として確立されている。ただの人型の化物と形容できる。現在は世界めくれを巡る王国内部のゴタゴタから勢力を伸ばし、王族を凌ぐ強力な権勢を誇るようになった。その中でも彼女は一族の特色を忠実に受け継いでおり、一族と優秀な遺伝子を持つ者以外には何も関心を示さず、人間も魔族も等しく一族に支配されるべき存在と認識している。人類の敵。
112 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/07/28(月) 01:54:13.84 ID:L7M/LHJMO
みなさま、ありがとうございました。
丁重に扱わせていただきます。
ではまた次回(おそらく土曜日です)よろしくお願いします
113 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/07/29(火) 22:58:58.20 ID:0DAvFyr8O
急遽ですが本当に少しだけ進めたいと思います。
114 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/07/29(火) 23:00:23.98 ID:0DAvFyr8O
ーークロシュヴァル号 甲板
サーシャ「うわあ……すっごい広い……」
ガイ「下からは見えなかったがプールもあるな」
サーシャ「船にプールがあるなんて初めて見たよ!これ、海に浮かんでるのにさらに泳げる場所があるって変な感じだね」
ガイ「ああ。随分と贅沢な造りだ……」
黒髪セーラー人魚「おやおや、二人共こういった船に乗るのは初めてかな?」
サーシャ「はい!いつもはもっと古めかしい船ばかりで……あなたは?」
ガイ(人魚か。自分で泳げばどこへでも行けるはずだが……)
黒髪セーラー人魚→ミチル「私はミチル・ムーリン。このクロシュヴァル号の船長をしてるの」
ガイ(人魚の船長……なるほど、ある意味適任だな)
サーシャ「船長さんだったんですか!」
ミチル「ふふ、こう見えても経験は長いんだよ。海の声も聴けるし、この航海も安全に導いてみせるさ。例え嵐が来ようともね!」ドヤァ
サーシャ「なんだか頼もしいですね!」
ミチル「文字通り、大船に乗ったつもりでゆっくり寛いでいってください!船内にも様々な設備があるから退屈しないよ!」
ガイ「そうさせてもらいます。サーシャ、部屋に荷物を置きに行こう」
サーシャ「そうだね!……ねえ、荷物置いたら一緒に船内を回らない?」
ガイ「ああ、構わないぞ」
サーシャ「じゃあ早く置きに行こ!」
◇
ワイワイガヤガヤ
裕福そうな客「まだ仕事は残ってるんだが……ここへ連れてきた理由はなんだ?」
グラサン客「こうして無理矢理連れて来ないと休まないですよね?友人として少し心配をしているんですよ」
黒ジャケットの少女「……あの男とエルフの子が依頼の対象?もう少し観察してみるかな……」
ミチル「……ふむ、リストに乗ってる人は全員乗ったみたいですね。それでは、出港します!!!」
クロシュヴァル号「」ボーッ
*トコナツ火山島へ2日間かけて向かいます。
(1日目)
このレスのコンマが80以下で嵐が起きます。
航海中何をする?または何が起きた?
安価下1〜3
※船内にはプール、温泉、カジノ、図書館、レストラン等があります。参考までに。
自由安価でありそうな場所を安価してもらっても大丈夫です。
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/07/29(火) 23:06:09.10 ID:UWpdoIDgo
早速プールへ遊びに行く
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/07/29(火) 23:07:46.31 ID:YsYYE/FN0
図書館で色々と本を読んでみる
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/07/29(火) 23:19:16.25 ID:B3KXrxjlo
カジノで全財産を倍にしてくる
118 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/01(金) 22:07:42.52 ID:Sq8q47GEO
ーークロシュヴァル号 甲板
サーシャ「やっぱり最初はここだよね!」
ガイ「プールか。泳ぐなら水着に着替えた方がいいんじゃないか?」
サーシャ「えへへ、実は荷物を置いてきたとき、中に着てきたんだ」チラッ
ガイ「……何?」
水着サーシャ「じゃーん!」パッ
サーシャ「どう、かな?」
ガイ「……」
ガイ(元々のスタイルの良さを鍛えられた身体が引き締まったラインを際立たせ、それを水色のビキニが更に強調してきて凄く色っぽく感じる)
サーシャ「な、何か変……?」
ガイ「あ、ああ。すまない。よく似合っている」
サーシャ「……そっか。ありがと!」ニコッ
サーシャ「それじゃあ早速、入ろっかな!」
ザパン‼︎
ガイ「俺はそこで休んでいる。何かあったら遠慮なく呼んでくれ」
サーシャ「……ガイは泳がないの?」
ガイ「今は泳ぐ気分じゃないだけだ」
サーシャ「もしかして……実は泳げなかったり?」
ガイ「そういう訳じゃない」
サーシャ「えいっ」バシャッ
ガイ「……」ビシャビシャ
サーシャ「あはは!ほら、ちょっと冷たいけど気持ちいいよ!着替えて一緒に泳ごうよ!」
ガイ「……まったく」ヌギッ
サーシャ「えっ!?水着に着替えないの?」
上裸ガイ「この気温ならすぐに乾く」
ガイ「……それにやられっぱなしは性に合わなくてな!」
ザパン‼︎
ガイ「反撃だ!」バシャッ‼︎バシャッ‼︎
サーシャ「きゃっ!ふふっ、やったな!」バシャッ‼︎バシャッ‼︎
ガイ「ぶふっ……正確に顔だけを狙ってくるな……待て、一回やめてくれ……サーシャ!」
サーシャ「ほら〜反撃してみなよ〜♪」スイー
ガイ「くっ……待て!」スイー バシャバシャバシャッ‼︎
サーシャ「あはは!楽しいね、ガイ!」
⭐︎プールで楽しく遊びました
119 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/01(金) 22:08:11.54 ID:Sq8q47GEO
ーークロシュヴァル号 船内
サーシャ「ふー、結構遊んだね!ちょっとゆっくりしようか」
ガイ「……寄りたい場所があるんだが構わないか?」
サーシャ「いいよ!どこに行きたいの?」
ガイ「あそこだ」スッ
サーシャ「……図書館?」
◇
ーークロシュヴァル号 図書館
ガイ「……ほう」
サーシャ「これは……地上の図書館と比べても充分、立派だね。何か読みたい本でもあるの?」
ガイ「少し調べたいことがあるんだが、こういう静かな所が落ち着くというのもある。別の所に行っていても構わないぞ」
サーシャ「大丈夫、私もこういう場所は好きだから。落ち着くし、何気なく開いた本から新しい発見があると嬉しくなるんだよね」
ガイ「そういうものか」
サーシャ「うん。せっかくだし読んだことない本を読もうかな。私はこの辺りで読んでるね」
ガイ「わかった」
ガイ(……"コレ"について何かわかる本があればいいが)ガサゴソ
翡翠の賽「」コロ……
コンマ下1
01〜60 アーティファクト図鑑
61〜90 世界を巡る奇跡の品々
91〜00 運命神の祝福について
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/01(金) 22:09:01.48 ID:yCBUGoSFo
さて
121 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/02(土) 00:16:30.63 ID:v/vfrkwsO
ガイ(……アーティファクト図鑑か。何か手掛かりあればいいが)ペラッ
*本書におけるアーティファクトとは、古代に造られ、常識を超える力を宿した遺物を指す。
これらは遺跡や過去の影響が色濃く残るダンジョンなど、人跡未踏の地に眠っていることが多い。
発見されること自体が極めて稀であり、その希少価値から高額で取引される傾向にある。
本書では、現在確認されているアーティファクトの一部、または古文書や伝承により存在が記されているものについて記載する。
・蒼天の杯
ある遺跡で発見された水晶のように透き通った杯。液体を注ぐと、瞬時に清浄な水へと変化させる。ただし、1日の使用回数に限度があり3〜4回ほど使うと効果を一時的に失うが、一日使わなければ再度、使用可能になる。
・黒曜の棺
かつて吸血鬼が世界を支配していた際に使用していたとされる棺。この棺の中で眠った吸血鬼はあらゆる傷や病を回復できるが、著しく理性を失ってしまう。
・灰の砂時計
砂が逆方向に流れる砂時計。ただそれだけだが、この砂時計にかけられているのは重力魔法ではなく神話に出てくる時間魔法であるとの見解が強く、神話が実際に起きたことの証明だと主張する人々が多い。
・真紅の鍵
存在が疑問視されるアカシャ図書館へ通じると言われる鍵。見た目は一般的な鍵ではなく血のように赤い色をした幾何学的な模様が施された手のひらの大きさ程度の棒である。これが記されている文献には使用方法が乗っていないため、現在も使用方法が研究されている。
・運命神の賽
運命を変える力が宿る立方体。白い賽が最も多く確認されているが他にも様々な色や形状が存在するとされる。その全てにおいて共通するのは運命神の祝福を受けた者のみがその力を行使できるという点である。祝福を受けていない者が使用してもただの立方体でしかない。
ガイ(運命神の賽……俺が手に入れたのはこれに近い物だろうか?……しかし、この賽は俺が持つべき物ではないという確信がある)
ガイ(もしこれが運命神の賽だとしたら、いずれは正しい持ち主に渡さなければならない。不思議とそんな予感がする)パタン
サーシャ「ふーん……そういう本、好きなんだ」
ガイ「……いつの間にそこにいた?」
サーシャ「さっきからいたよ。何回か声をかけたんだけど、全然気づかないんだもん。集中してたんだね」
ガイ「そうだったか……悪い」
サーシャ「ううん、気にしてないよ。それで、調べ物は終わった?」
ガイ「ああ……終わったが、解決したわけじゃない。ただ、新しい疑問が増えただけだ」
サーシャ「ふふっ、そういうのも面白いと思うな。謎があるほうが、もっとワクワクするでしょ?」
ガイ「ふっ……そうかもしれないな」
⭐︎翡翠の賽への理解を深めました
122 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/02(土) 00:18:01.02 ID:v/vfrkwsO
ーークロシュヴァル号 船内
ーー夜
スタスタ
ガイ(夜も更けてきたな。サーシャは寝ると言って部屋に戻った。俺も眠りたいところだがどうにも眠気がこない……)
ガイ(こうして歩いていれば眠くなるだろうとふらついている訳だが……何も変わらんな)
ガイ(ん?ここは……)
ーークロシュヴァル号 カジノ
ワイワイガヤガヤ
ルーレット「」ゴロゴロ……
客A「頼む、当たってくれ!!!」
客B「当たれ!当たれ!当たれェ〜〜〜ッ!」
ガイ(カジノか。相変わらず……熱気がすごいな)
ガイ(こういった賭け事にあまりいいイメージはない。悲惨な目にあったヤツをリテン・ヘイヴンで大勢見てきた。それらを見たことがあると自分から進んでやろうとは思えないが……限度を持って楽しむ分にはいいだろうか?)
ガイ(流石に全財産を使う訳にはいかないが、今持ってる手持ちの金だけなら全て失っても痛くはない)
スロットマシン「」キラキラ
ガイ「……試してみるか。やっている内に眠くなるだろ」
スロットマシン「」チャリン!!……グルグル……
コンマ下1
90以上、またはゾロ目で当たり
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/02(土) 00:20:29.94 ID:HWcETOwr0
や
124 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/02(土) 00:36:50.95 ID:v/vfrkwsO
スロットマシン「」ビタッビタッシーン……
ガイ「……止まった?」
スロットマシン「」……ビタッ ピカン‼︎
スロットマシン「〜〜〜♪」ピカピカピカン‼︎
ジャラジャラ……
ガイ(当たってしまった)
客C「お、兄ちゃん大分景気いいね!その演出を久々に見たよ!」
ガイ「……どうも」ジャラジャラ……
ガイ(明日はサーシャに飯でも奢るか……ん?)
黒ジャケットの少女「……」ジッ……
ガイ(なんだか気まずいな……終わり次第さっさと自室に戻ろう)ジャラジャラ……
⭐︎お金がかなり増えました
125 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/02(土) 00:38:41.08 ID:v/vfrkwsO
ーークロシュヴァル号 甲板
ー朝
ミチル「〜〜〜♪」
クルーA「おお、船長が歌っているぞ!」
クルーB「今回の航海じゃ嵐が来てないからな!機嫌がいいんだろ!」
クルーC「ああ……いい声だぁ……」ウットリ
クルー達「」ワイワイ
ガイ「……やはり人魚は歌が上手いな」
サーシャ「そうだね……思わず聞き入っちゃった」
ガイ「あと一日でトコナツ火山島につく。船での時間を有効に使おう」
サーシャ「そうだね!今日は何しよっか?」
*トコナツ火山島へ2日間かけて向かいます。
(2日目)
航海中何をする?または何が起きた?
安価下1~3
※船内にはプール、温泉、カジノ、図書館、レストラン等があります。参考までに。
自由安価でありそうな場所を安価してもらっても大丈夫です。
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/02(土) 01:01:34.61 ID:I4cNH5Kso
人目も憚らず魔法の修行
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/02(土) 01:02:29.57 ID:4w3dmzybo
こっちを見る黒ジャケットの少女に話しかけに行く
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/02(土) 01:09:21.69 ID:xb9gNnmk0
海からアイテム漂着
129 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/02(土) 08:11:38.48 ID:oymUy94cO
サーシャ「そういえばガイ、下級の攻撃魔法ってどの属性を扱えるの?」
ガイ「ああ、この前は速度強化しか見せていなかったな。俺が使えるのは炎と風、それと雷属性か」
サーシャ「複数属性を扱えるの?」
ガイ「ああ。といっても下級魔法だがな」
サーシャ「……ちょっとだけ、見てみたいな〜」
ガイ(うっ……視線が痛い。魔法はあまり得意じゃないんだが……)スッ
ガイ「……炎よ」
小さな火球「」ボゥッ‼︎
ガイ「次は風」
小さな竜巻「」ビュオオオッ‼︎
ガイ「そして、雷」
雷光「」ビリビリビリッ‼︎
サーシャ「おー!まるで魔法使いみたいだね!」
ガイ「……流石にそこまでのレベルではないが、褒められて悪い気はしない」
サーシャ「ううん、充分凄いよ!私も使えるようになりたいな。私もたまに練習してるんだけどなかなかできなくて……」
ガイ「……少しなら教えられると思うぞ」
サーシャ「えっ、いいの?」
ガイ「本職ほど専門的には教えられないがな」
サーシャ「是非ともお願いします!先生!」
サーシャが魔法の練習をします。
安価下1
炎、水、風、地、光の中から一つ選んでください
コンマ下2
01〜40 少しわかったかも!
41〜90 できた!
91〜00 予想以上にできちゃった
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/02(土) 08:34:18.92 ID:HWcETOwr0
地
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/02(土) 08:38:11.05 ID:XbR1xE4K0
あ
132 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/02(土) 22:04:18.11 ID:Ok/reikbO
ガイ「新しく魔法を覚える場合、まずは自分の得意な属性に性質が近いものから習得するのが一般的だが……サーシャは回復魔法と遠視魔法が使えるんだよな?」
サーシャ「うん。属性的には無属性になるのかな?この場合は何から始めればいいんだろう」
ガイ「そうだな……回復から連想して、植物を育てる土……水……地属性か水属性を試してみるか」
サーシャ「そんな適当な感じで決めちゃうの!?」
ガイ「意外とこれが馬鹿にならなくてな。魔法は想像することが大事だ。一度掴めばすぐ使えるようになる」
サーシャ「そういうものなんだ……それじゃあ地属性を練習してみようかな」
ガイ「なら砂を具現化させてみるか。よし、手のひらに魔翌力を集中させろ」
サーシャ「……こう?」
ガイ「ああ、いい感じだ。それを維持したまま、土や砂をイメージしながら回復魔法を使うときのように形にしていけ」
サーシャ「むむむ……!」
少量の砂「」サラ……
ガイ(魔翌力の流れも安定している……初めてにしては筋がいいな)
サーシャ「うっ……ぐぬぬ……!」
砂「」サラサラサラ……
ガイ「いいぞ、その調子だ」
サーシャ「……ダメっ!限界!」
消えゆく砂「」
ガイ「……少量だが、確かに砂が形成されていた。地属性の入り口は掴めたんじゃないか?」
サーシャ「うん、少しだけわかった気がするよ!ありがとね、ガイ!」
ガイ「……礼を言われるほどのことはしていないさ」
⭐︎サーシャが地属性の感覚を掴みました
133 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/02(土) 22:06:16.35 ID:Ok/reikbO
ーークロシュヴァル号 レストラン
大盛りオムライス「」ドン‼︎
サーシャ「わあ……本当にいいの?結構いい値段したよね、コレ……」
ガイ「ああ。慣れない属性の魔翌力を扱って疲れているだろうし、何も気にせず食べてくれ」
サーシャ「じゃあ、そういうことなら……いただきます!」モグ
サーシャ「〜〜〜!!!これ、すっごく美味しいよ!ガイも食べる?」
ガイ「いや、俺は大丈夫だ……ん?」
ガイ(……また、視線を感じる)
黒ジャケットの少女「……」
ガイ(昨日もカジノでアイツに見られていたな……こっちから伺ってみるか)
サーシャ「ガイ、どうかしたの?」モグモグ
ガイ「……すまん、少し手洗いに行ってくる。ここで待っててくれ。」
サーシャ「あ、止めてゴメンね!いってきていいよ!」
ガイ「悪いな、すぐ戻る。もし何か食べたかったら追加で注文してていいからな」
◆
134 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/02(土) 22:07:04.91 ID:Ok/reikbO
黒ジャケットの少女「……はじめまして、ガイさん?でいいんだよね?」
ガイ「お前は誰だ?何故俺たちを見張っている?」
黒ジャケットの少女「まあまあ、そんなに焦らないで。これ見ればわかるでしょ?」スッ
スライムが描かれたメダル「」ポン
ガイ「……暗黒館の幹部か」
黒ジャケットの少女→リーゼリット「そうそう!私はリーゼリット・ヴィルト。オーナーからの依頼であなたを助けるように言われてるの。よろしくね」
ガイ「それなら最初から声をかけてくれればいいものを」
リーゼリット「だってあのエルフの子と楽しそうにしてたから声かけづらくて……」
ガイ「……」
リーゼリット「そ、そんな目で見ないでよ!アンタも逆の立場だったら絶対、声かけなかったでしょ!」
ガイ「……否定はしない」
リーゼリット「でしょ?だから様子見してたの。まあ、オーナーからの依頼ってのは本当だから安心して」
ガイ「依頼の内容は?」
リーゼリット「簡単に言うと、トコナツ火山島での調査と護衛。それとアンタ達の全般支援が任務だよ」
ガイ「なるほど。それで、俺たちと一緒に行動するのか?」
リーゼリット「えっ、意外とあっさり受け入れるんだ。てっきり必要ないとか言われると思ったよ」
ガイ「……なぜそうなる?俺たちへの全般支援が任務なら一緒に行動した方が合理的だろう」
リーゼリット「ははっ、思ったより話が早くて助かるね。それじゃ、よろしく」パッ
ガイ「?」
リーゼリット「握手だよ、握手」
ガイ「ああ、すまん。よろしく頼む」ガシッ
リーゼリット「あー、それとあのエルフの子……サーシャちゃん?にはタイミングみて話かけるから知らん顔して合わせてよね。変に警戒させたくないし」
ガイ「わかった」
リーゼリット「それじゃ、また後で……といいたいところだけどゴメン、今から合流してもいい?」
ガイ「……好きにしろ」
◆
135 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/02(土) 22:09:03.24 ID:Ok/reikbO
ガイ「待たせたか?」ストン
サーシャ「お帰りー、全然大丈夫だよ!」モグモグ
ガイ「ならよかった」
ガイ(テーブルの端に皿が3枚積んであるな……あの量のオムライスをこの短時間で3枚も?)
リーゼリット「すいません、お二人方。席がどこも空いてなくて……ここ、相席させてもらっても?」
サーシャ「構いませんよ!ガイもいいよね?」
ガイ「……ああ。問題ない」
リーゼリット「そう?ありがとう、助かるよ。私はリーゼリット。一応、冒険者の仕事してるんだ。こうして会ったのも何かの縁、よろしくね!」
サーシャ「サーシャです!よろしくお願いします!」
ガイ「……ガイだ。俺たちはトコナツ火山島へ地質調査に向かうんだが、君は何をしに向かうんだ?」
リーゼリット「あー、私も仕事のついでで向かうんだよね、ほら」ペラ
サーシャ「……あ、同じ依頼!こんな依頼を受ける人ってガイ以外にもいたんだ……」
リーゼリット「あはは、もの好きってやつかな。ねえ、もしよかったら一緒に行動しない?」
サーシャ「私はいいけど、ガイは大丈夫?」
ガイ「問題ない。人手が多ければその分早く依頼を終えることができるだろう」
リーゼリット「じゃあ決まりだね。よろしく、お二人さん!」
⭐︎リーゼリットがトコナツ火山島の依頼を手伝ってくれます
136 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/02(土) 23:34:05.86 ID:ra3JLS12O
ーークロシュヴァル号 甲板
ミチル「久しぶりに嵐が起きない航海……こんなに清々しい気持ちは久しぶりだ〜!」ググッ
ミチル「もう少しでトコナツ火山島へつくし、このまま何事もなく終わりそうだね……ん?」
ミチル「前の方に何か……流れてる?」
ミチル「水の精霊さん、あれが何かわかるかい?」
ザァーン……ザザーン……
ミチル「ふむふむ……なるほど、中身はわからないけど何かが入った木の箱だと。それなら引き上げてみるか」
ミチル「みんな、ロープを準備して!前方の漂流物を引き揚げるよ!」
クルーA「了解!ロープ持ってきます!」タッタッ
クルーB「船長、位置を合わせます!」ガチャガチャ
ミチル「お願いね、慎重に寄せてよ!」
◆
ザワザワ……
ミチル「それで引き揚げてみたはいいものの……」
施錠された箱「」ポン
クルーC「鍵がかかってますね……壊して開けてみますか?」
ミチル「うーん、罠の可能性もあるし、中の物も一緒に壊してしまうかもしれないし……どうしたものかな」
*
サーシャ「ご馳走様でした〜!あれ、なんだか人だかりができてるね」
ガイ「船員たちが集まっているな。何かあったのかもしれん」
リーゼリット「面白そうだし行ってみよっか」
*
サーシャ「ミチル船長、どうしたんですか?」
ミチル「おや、お客さん。前方で箱を引き揚げたんだが、しっかり施錠されててね。罠かもしれないし、どう開けたもんか悩んでたところさ」
リーゼリット「……ずいぶんと古そうな鍵だね」
ガイ「少し見せてもらってもいいですか?」
ミチル「もちろん、どうぞ」
ガイ「……昔、こういう古い鍵の仕組みは扱ったことがある。慎重にやれば壊さずに開けられるかもしれん」
サーシャ「ガイならできそう!」
ミチル「それじゃあ解錠を任せてもいいかな?」
ガイ「はい。罠だったときは危ないので離れていてください。サーシャ、もしものときは回復を頼む」
サーシャ「あまりあってほしくないけど、任せて!」
カチャカチャ……
箱の中身はなんだった?
コンマ下1
01〜05 ?
06〜20罠だ!
21〜30 空っぽでした
31〜60 市販品が入ってました
61〜90 それなりにいいもの(安価下2)
91〜00 アーティファクト(安価下2)
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/02(土) 23:35:59.91 ID:dibkVHb9o
お
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/02(土) 23:36:41.22 ID:zcVOXAtl0
黒曜の棺
139 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/03(日) 00:27:49.76 ID:PS9nFxYDO
カチャカチャ……カチャン‼︎
ガイ「開いたぞ……!?」
ガイ(なんだ、この凄まじい威圧感は……?)
サーシャ「……なんだか急に寒気がしてきたね」
リーゼリット「……もしかして、罠?」
ガイ「いや、そうじゃない。これは一体……」
ミチル「中に入ってるのは一体なんなんだい?」
ギィー……
鎖で縛られた黒曜の棺「」ゴゴゴゴゴ……
ガイ「これは……アーティファクトか?」
サーシャ「何これ……嫌な感じがする……」
リーゼリット「凄く不快だね……なぜかわからないけど、とてつもない威圧感を感じるよ」
ミチル「海にはいろんな物が流れている。こういったものが漂流しているのはなんら変なことじゃないさ。どれどれ……」
ミチル「ふむ……どうも見たところ中身を出さないように厳重に封印しているようだ。簡単には解けないけど触らない方がいいだろうね」
ガイ「黒曜の棺……かつて吸血鬼の王が使っていたとされる棺だ。ほぼ本物とみて間違いないだろう」
サーシャ「ひええ……じゃあ中に入ってるのは……吸血鬼?」
ガイ「そうとは限らないが、黒曜の棺は中で眠った者の病や怪我を治療する効果がある。その代償に中で眠った者は理性を失うと図鑑には記されていた」
リーゼリット「これは然るべき所に預けた方がいいんじゃない?」
ミチル「そうだね。こんな物を船の上で開けるなんて自殺行為だよ。この船と乗員の安全は私の責任だから、あとは任せておいて」
ミチル「クルーたち、封印を傷つけないよう慎重に運んで。船倉の一番奥、檻に入れて厳重に保管!交代で見張りを立てること!」
クルー達「了解しました!」
ガイ「……あの棺は最終的にどうするんですか?」
ミチル「一度ウォーターポートに戻って、魔族国にでも送るよ。あそこなら専門家が多数いるし、何より吸血鬼が納めていた国だからね」
リーゼリット「それが一番だね。間違っても誰かが興味本位で開けたりしなきゃいいけど」
サーシャ「絶対近づかない方がいいね……あんな嫌な感じ、初めてだよ」
ミチル「まあ、君達は心配しなくていいよ!もうそろそろトコナツ火山島だ。降りる準備を済ませてきた方がいいですよ」
サーシャ「あっ!?まだ何も準備してないから急がなきゃ!」
⭐︎黒曜の棺を引き揚げました。後で魔族国バイオレットへ運ばれます。
140 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/03(日) 01:02:53.85 ID:KFiCpgYKO
ーートコナツ火山島 港
カモメ「クゥー、クゥー」
クロシュヴァル号「」ボーッ
ミチル「皆様、ご乗船ありがとうございました。またのご利用をお待ちしております!」
◆
サーシャ「んー……!ついたね、トコナツ火山島!なんだか南国っぽい香りがするよ。」
ガイ「……おそらくまたあの船に乗ることになると思うぞ」
サーシャ「本当!?あ、でもそんな頻繁に乗ったらお金が持たないんじゃ……」
リーゼリット「大丈夫だよ、サーシャちゃん。ガイさんは昨日カジノで大勝ちしてるから」
ガイ「おい」
サーシャ「えっ!?いつの間に!!!」
リーゼリット「ふふっ……あ、そうだ。宿は決まってるの?オススメの所があるから案内するよ。トコナツシーサイドホテルっていうんだけど」
◆
ーー海沿い
スタスタ……
ガイ(今向かっているのはクーさん……オーナーの知り合いが経営している場所か?)コソッ
リーゼリット(そうだよ。ホテルの外見はちょっと気になるけど、目立たないから拠点にするには丁度いい場所だよ)コソッ
ガイ(なるほど……)コソッ
サーシャ「あれ……?看板だとこの辺りにあるはずなんだけど、ホテルらしい建物が見当たらないね」
リーゼリット「もう見えてるよ、ほら」
茅葺建築の家屋「」
古めかしい看板『トコナツシーサイドホテル』
サーシャ「えっ……あれがホテル!?もっと大きくて豪華なのを想像してたよ!」
ガイ「……ずいぶんと素朴だな」
リーゼリット「見た目だけで判断しちゃダメ。中はちゃんと快適だよ」
サーシャ「そ、そうなんだ……豪華客船に乗ったあとだからか、ギャップがすごいね」
ガイ「まあ、泊まってみればわかることだ」
リーゼリット「安心しなって。こういう場所の方が拠点にするには丁度いいんだ。さ、案内するね」
141 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/03(日) 01:22:28.88 ID:KFiCpgYKO
ーートコナツシーサイドホテル 玄関
若女将「いらっしゃいませ。あら、リーゼリットさん。今回は3名でご利用するんですね。お部屋はどうなさいます?」
リーゼリット「久しぶり。また泊めさせてもらうね。部屋は……2部屋でいいでしょ?」
サーシャ「うん、大丈夫だよ」
若女将「かしこまりました。すぐにご案内しますね〜」
◆
ーートコナツシーサイドホテル 客室
ハンモック「」ユラユラ
ガイ(さて、トコナツ火山島についた訳だが……どこから調べたものか)ユラユラ
ガイ(怪しいのはやはり火口付近……?いや、憶測で突っ込むよりも、この島を知る人間から情報を集めた方が確実か……)
現在はトコナツ火山島です。(1日目)
何をする?
安価下1〜3
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/03(日) 01:26:31.19 ID:6upraMSW0
サーシャと一緒に住人への聞き込み
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/03(日) 01:45:24.18 ID:N1/VvEM3o
島の偉い人の所へ挨拶に行ってみる
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/03(日) 01:53:08.02 ID:Xuoj5MpqO
何がなんでも火口に直行
145 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/03(日) 18:25:26.59 ID:9DFJhVHxO
ーートコナツ火山島 市街
スタスタ……
ガイ「まずは島長に調査する許可をとろうと思う」
リーゼリット「わざわざ許可をとらなくとも勝手に調べればいいじゃん?」
ガイ「余計なトラブルは避けたい。正規の手順を踏んでおくに越したことはないだろう」
サーシャ「うんうん、それに隠れてやるよりも堂々としてたほうが気分がいいしね!」
リーゼリット「ふーん、まあ好きにすれば?私はどっちでもいいよ」
サーシャ「あはは……あ、あれが島長の家かな?」
ガイ「……ここまで来て言うのもなんだが、事前の連絡なしに訪ねてもよかったのだろうか」
リーゼリット「大丈夫大丈夫、島長は不利益になるようなことをしなければ来るもの拒まずってタイプらしいから。むしろ面白がってくれるかもよ?」
◆
ーー島長の家
サーシャ「すいませーん、島長にお聞きしたいことがあって伺ったんですけど、どなたかいらっしゃいませんかー?」
ガラッ
猫人の男「お待たせして申し訳ありません。島長は現在、不在しております。もし私でよければ用件をお伺いしますよ」
ガイ「暗黒館の依頼で地質調査に来たんですが、調査をするにあたって正式な許可をいただきたく思い伺いました」
猫人の男「ああ、暗黒館の……地質調査なら危険な地域以外であれば自由にやってもらってかまいませんよ」
ガイ「危険な地域?」
猫人の男「ええ、火口付近や溶岩地帯は現在、島長の判断で立ち入りが禁止されています。申し訳ないのですが、どうしてもその辺りを調査したいのであれば日を改めるか、島長本人から許可を貰ってください」
サーシャ「そうなんですね……どうして立ち入りが禁止されているんですか?」
猫人の男「最近、火山活動が活発でしてね。直ちに影響があるわけではないのですが、念のためです」
リーゼリット「なるほどね……島長は今どこに?」
猫人の男「その危険地域一帯の調査を火属性に耐性のある者と一緒に見回っております。当分は帰ってこないでしょうね」
サーシャ「島長さん、自分で見回るなんてすごいね。でもちょっと心配だな……」
ガイ「……そうか。なら会うなら戻ってくるのを待つか、こちらから行くしかないわけだ」
リーゼリット「行く気は?」
ガイ「危険を承知で踏み込む理由は今のところない。まずは安全な範囲で調査を進めよう」
サーシャ「うん、私もそれがいいと思うよ。安全な場所からでも分かることはたくさんあるしね!」
猫人の男「そうしていただけると助かります。火口周辺は予想外の噴気が出ることもありますから……。何かあれば、私か島の者に声をかけてください」
ガイ「わかりました……それでは失礼します」ペコリ
⭐︎トコナツ火山島の地質調査の許可をいただきました(危険地帯の許可はいただいてません)
146 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/03(日) 20:21:41.14 ID:aNpM1IKzO
ーートコナツ火山島 港
サーシャ「〜♪」
リーゼリット(ねえ、一旦二手に別れて情報を集めない?10年前に世界樹の光が落ちた場所がどの辺りかを特定しなきゃ残滓を調べようもないでしょ?)コソ
ガイ(賛成だ。俺とサーシャはこの辺りで色々聞いてみる)コソ
リーゼリット(了解。それじゃあ私は過去の記録を調べてくるよ。またあとでね)コソ
サーシャ「ねえガイ……あれ?リーゼリットさん、どこ行ったの?」
ガイ「資料を調べに行った。すぐ戻るだろう」
サーシャ「そっかー、頼りになるね!じゃあ私たちはどうする?」
ガイ「この辺りで変わったことがないか聞いてまわるぞ」
サーシャ「うん!……でも地質調査に聞き込みって必要なのかな?」
ガイ「地面の変化は見ても分かるが、昔からここにいる連中の話はそれ以上に確かだ。無駄にはならんだろう」
サーシャ「なるほど!そういうことなら聞いてみよう!」
コンマ下1
01〜20 とくに聞き出せなかった
21〜40 かつて世界樹の光が落ちた場所
41〜90 ↑+最近の火口の様子
91〜00 ↑+???
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/03(日) 20:25:07.39 ID:wSTVbeNo0
あ
148 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/07(木) 10:34:08.11 ID:xiJlL2H0O
サーシャ「すいません、今お時間大丈夫ですか?」
魔族のお姉さん「あら、どうしたのお嬢ちゃん?」
サーシャ「実はこの島の地質を調査しているんですけど昔のことを知りたくて……過去に何か大きく変わったことがあったりしたら教えてほしいです!」
魔族のお姉さん「う〜ん……火山が元気になるのはしょっちゅうだし……今もまた火口とかは立ち入りが制限されているみたいだけど……最近ってなったら世界めくれくらいしかないわね……」
魔族のお姉さん「あっ、そうそう!世界めくれが起きる前くらいに流れ星がトコナツ火山の山頂に落ちてね。噴煙が今までで一番噴き上がってたし、火山の魔物も増えたし、もう大変だったんだから!」
サーシャ「なるほど……ありがとうございました。引き留めてしまってごめんなさい!」
魔族のお姉さん「全然いいわよ。参考になったら嬉しいわ」ヒラヒラ
◆
サーシャ「うーん、あまり地質調査には関係ない情報しか聞けなかったなー」
ガイ「……いや、10年前とはいえ当時の様子を知り得たのは大きいぞ。今と比較ができるからな」
サーシャ「世界めくれが起きる前の流れ星……もしかして、世界樹の光だったのかな?」
ガイ「……世界樹の光を知っているのか?」
サーシャ「えー、知ってるもなにも、私はフォレスティナ出身だよ?世界樹の果実が別れて飛んでいくのを近くで見てたんだからね!」
ガイ「……そうか」
ガイ(かつて世界樹の光が落ちた場所はトコナツ火山の山頂付近の可能性が高い。リーゼリットと合流したら意見を聞いてみるか)
◆
149 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/07(木) 10:37:56.17 ID:xiJlL2H0O
ーートコナツシーサイドホテル 客室
リーゼリット「ーーというわけで、10年前に火山活動が最も活発になって以降は再び落ち着いたと……資料を見た感じ、大きく違ってはいないね」
ガイ「あとは現地を実際に確認して記録に残したら依頼完了だな。問題は立ち入り禁止の場所だが……」
サーシャ「島長から許可をとろうにも、調査に向かってしばらく戻ってこないらしいし……」
リーゼリット「こうなったら、あれだね!知らん顔して無理にでも見に行こう!」
サーシャ「ええっ!?そんなことしたら怒られちゃいますよ!?」
ガイ「……怒られるかどうかは問題じゃない。依頼は達成しなければならん。バレなければそれでいい」
サーシャ「えっ、本気で言ってるの?地質調査なら安全な範囲で十分でしょ!?」
リーゼリット「そう思うなら部屋で待っててもいいよ?私たちは行くから」
サーシャ「2人ともどうしてそこまで……」
ガイ「……」
ガイ(暗黒館本来の目的は秘匿されるようなものではない。依頼内容が他言無用なのはおそらく世界樹の光の力を悪用されない為だろう……これまで共に過ごした中でサーシャがその力を悪用するような人物でないことは明白だ。彼女にならーー)
ガイ「……よし」
リーゼリット「……ガイさん、もしかして伝えるつもり?」
ガイ「そうだ。彼女は信頼できる」
サーシャ「え……どういうこと?」
ガイ「サーシャ。君に伝えることがある」
サーシャ「な、なに……?急にどうしたの?」
ガイ「まず、暗黒館はただの冒険者ギルドの代替組織ではない。本来の目的は世界めくれの影響をなくし、在りし日の世界を取り戻す……それが暗黒館の目的だ」
ガイ「そして俺は暗黒館の幹部だ」
リーゼリット「……隠しててもしょうがないか。私も幹部だよ」
サーシャ「えっ、えっ?」
ガイ「君はあくまで一般の冒険者として今回の依頼を受けている。それは事実だ。だが俺たちには、依頼書に記されていないもう一つの目的がある」
サーシャ「……もう一つの目的?」
リーゼリット「10年前に世界樹の光がこの島に落ちた。その力の残滓がどれだけ残っているかを調べるのが、本当の任務」
ガイ「ああ。その力が悪用されれば、災厄を招きかねない。だからこそ、隠密での調査が必要だった」
サーシャ「……どうして、残滓の力を?」
ガイ「世界めくれの影響をなくすのに必要らしい。俺も詳しくはない……黙っていてすまなかった」
サーシャ「……」
ガイ「……無理に付き合わせるつもりはない。君は地質調査の範囲内で依頼を果たせばいい。
もし俺とのパーティを解散したければーー」
サーシャ「そんなこと言わないで!」
150 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/07(木) 10:38:25.11 ID:xiJlL2H0O
ガイ「……サーシャ?」
サーシャ「……何でそんな大切なこと今まで黙ってたの?」
サーシャ「私たち、パーティを組んで日が浅いけど……あの時、ガイを信じたいって思った。だから今こうしてパーティを組んでるんだよ」
リーゼリット「……それでも隠されてたら、信じるのが難しくなるよね」
ガイ「……君を信じていなかったわけじゃない。ただ、この件は世界樹の光が絡んでいる。真実を知る者が少ないほど安全だと考えたんだ」
サーシャ「……そっか。でもね、パーティって信じ合うものじゃない?危険だからって理由で黙ってるのは、私は嫌だよ」
ガイ「……すまない」
サーシャ「ううん、もういいよ。だって今こうして話してくれたんだし……でも次からは相談してほしいな。私たち、仲間でしょ?」
ガイ「ああ……約束しよう」
サーシャ「うん、それでよし!」
リーゼリット「ふふっ……」
サーシャ「な、なんですか?私、変なこと言いました?」
リーゼリット「ごめんごめん、青春してるなぁって思って……その様子なら大丈夫そうだね?」
サーシャ「暗黒館の本来の目的はとても素敵なものだと思うので!私も協力します!」
ガイ「……なら、決まりだな。目立たない夜間から明け方にかけて力の残滓を調べて切り上げよう」
リーゼリット「うん、じゃあ今日は早めに休んで準備をしようか。出発する前に声をかけるね」
ガイ「わかった。夜明け前に集合しよう」
☆サーシャに暗黒館の幹部であることを伝えました。
☆立ち入り禁止地域へ潜入します
151 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/07(木) 14:40:37.08 ID:Jw5URJtmO
ーートコナツ火山島 山道
ギーッ! ギーッ! コケーコッコッコッ!!
サーシャ「それで、世界樹の光が落ちた可能性が高い山頂に向かうのは別にいいんだけど……///」
サーシャ「この服……もっと他になかったんですか!?///」
マジカルハイレグ水着「」バン‼︎
リーゼリット「私が選んだ訳じゃなくて武具屋の店主のオススメでね……見た目はふざけているけど性能は一級品だよ。それを着ていれば溶岩を泳ぐことさえできる優れ物だって」
サーシャ「どんな人が選んだんですかそれ!?」
リーゼリット「火山対応に関しては実績があるらしいから拒否しづらくて……でも似合ってるよ、サーシャちゃん」
サーシャ「うう……普通の水着なら平気なのに……断然恥ずかしいよ、コレ///」
ガイ(……ありがとう、武具屋の店主さん)グッ
サーシャ「……ていうか、ガイはともかく、リーゼリットさんはコレ着てないんですか?」
リーゼリット「か、数に限りがあるのと……私は銃を使うから、こういうのはちょっとね! あはは、参ったな〜」アセアセ
サーシャ「ふーん……」
ガイ「……まずは旧トコナツ村へ向かうぞ。火口へ行くにはどうしても経由しなければならない」
サーシャ「でも、人が住んでるんだよね?そこで私たちが禁止区域に入るのを見られたらマズいんじゃない?」
ガイ「そうだな……だが、この時間帯なら村の人間に見られる可能性は低いだろう」
リーゼリット「見つかっても怒られるだけで済む……と信じたいね?」
サーシャ「なんだか不安になってきたかも……」
ガイ「慎重に動けば問題ない。準備はいいか?行くぞ」
コンマ下1〜2 ランダムイベント
01-05 強敵
06-40 敵襲
41-60 物品発見(安価下3)
61-80 場所発見(安価下3)
81-00 良いこと(安価下3)
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/07(木) 14:42:11.13 ID:uVsuvtEOo
さて
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/07(木) 14:48:36.11 ID:NXgTMZe7O
や
154 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/07(木) 15:47:31.83 ID:Vn926bm8O
サーシャ「……止まって。向こうに何かいるよ」
リーゼリット「あれは……トコナツコカトリスだ!」
トコナツコカトリス「コケーッ!!!」バサッバサッ
リーゼリット「すごく気が立ってる。近くに巣があるのかも」
サーシャ「こっちに気づいてる!襲ってくるよ!」
ガイ「避けられそうにないな。構えろ」シャキン‼︎
トコナツコカトリス「コケェェェッ!!!」
155 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/07(木) 15:50:13.62 ID:Vn926bm8O
"戦 闘 開 始"
リーゼリット「射線に入らないでよね!」ジャキッ
ガイ「了解した!」
サーシャ「ガイ、コカトリスは強力な毒を持ってるから気をつけて!」
トコナツコカトリス「コッコッコッ」バサッバサッ
ーー1ラウンド目ーー
敵チーム 現在0ポイント
コンマ このレス
味方チーム 現在0ポイント
コンマ 下1
戦闘のルール
・コンマを比べて数字の大きい側が1ポイント獲得
・ゾロ目を出した場合は、ゾロ目を出した側が無条件で1ポイント獲得(クリティカル)
・両者が同じ数字または両者ゾロ目の場合は両者ともにポイント獲得なし(引き分け)
・2ポイント先取で勝利
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/07(木) 15:53:34.35 ID:jiJr3LVHO
あ
157 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/07(木) 16:40:01.49 ID:Vn926bm8O
ガイ「はっ!」シャキン
トコナツコカトリス「コケーッ!!!」バサッ‼︎
ガイ「くっ、羽ばたきの風圧が強くて近づけない……ッ!」
バキュゥン‼︎
トコナツコカトリス「コケッ!?」
リーゼリット「風で弾が逸れた……!」カチャン
ビュンッビュンッ
サーシャ「やっぱりあの風圧じゃ矢が届かない……あれだけ強い風を起こしてるなら、ずっとは飛んでいられないはずだよ!」
トコナツコカトリス「……」スタッ ググッ……
サーシャ「地面に降りた!今なら……」キリリ……
ガイ「ッ!」シャキン
リーゼリット「!ダメ、近づかないで!!!」
トコナツコカトリス「オェェェッ!!!」ビチャビチャ
ガイ「!?しまった……!」ダッ
サーシャ「そんな、ガイ!?」
ガイ「がああああああッ!!!!」シュウウウ……
サーシャ「ガイ、大丈夫!?」
ガイ「ああああああっ!!!!ぐっ……俺のことはいい……!自分の身を守ることに、集中しろ!!!」シュウウウ……
リーゼリット(ガイさんが毒を受けた!……サーシャちゃんと私で隠れながらアイツを狙撃するしかないか……!)
リーゼリット「サーシャちゃん!!!遮蔽物を使って距離をとって!!!」
サーシャ「!……わかりました!!!」シュタ
トコナツコカトリス「コケーッ!!!」
158 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/07(木) 16:40:27.78 ID:Vn926bm8O
リーゼリット(落ち着いて……私ならできる、こういうことは今まで何度もあった……!)スゥー
サーシャ(ガイ、待ってて!すぐに治してあげるから……)キリリ……
ガイ「ぐっ……」
コカトリス「コッコッコッ……」
ーー2ラウンド目ーー
敵チーム 現在1ポイント
コンマ このレス
味方チーム 現在0ポイント
コンマ 下1
戦闘のルール
・コンマを比べて数字の大きい側が1ポイント獲得
・ゾロ目を出した場合は、ゾロ目を出した側が無条件で1ポイント獲得(クリティカル)
・両者が同じ数字または両者ゾロ目の場合は両者ともにポイント獲得なし(引き分け)
・2ポイント先取で勝利
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/07(木) 16:49:06.32 ID:2UrL6BAfo
強い
160 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/07(木) 17:20:54.91 ID:NgcyBxuVO
(コンマが高くなってしまって)申し訳ない。
トコナツコカトリスは腕の立つ冒険者数人がかりでも手こずる強力な魔物だったと補完しておいてください
コンマ下1
01〜80 両手剣を携えた剣士
81〜00 竜人の少女+黒っぽいスライム
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/07(木) 17:42:39.81 ID:j9eGBt/GO
今のシステムだと勝率5割ですからね
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/07(木) 23:41:56.35 ID:icxyH+cj0
この戦闘ルールちょっと見直した方がいいかも
163 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 12:17:10.39 ID:CGy5CfXXO
では次回、戦闘が起こった際は試しに元スレと同じような方式でやってみます。
他の案等あれば気軽にお願いします。
164 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 12:17:40.32 ID:CGy5CfXXO
トコナツコカトリス「コケェーッ!」バサッ‼︎
リーゼリット「嘘!?もう飛べるの!?」
サーシャ「そんな……」
ガイ(まずい、このままだと全滅する!)
ガイ(せめて、2人だけは逃がさなければ……)キュイイイン……
ガイ「」シュンッ
リーゼリット「わっ!?ーー」ドサッ
サーシャ「えっーー」ドサッ
ガイ「……俺が、囮になる。合図したら全力で逃げろ」
サーシャ「!?ダメだよ、そんなことしたらガイ、死んじゃうよ!!!」
リーゼリット「……わかった」グッ
サーシャ「リーゼリットさん!?」
ガイ「……悪いな、サーシャ。リーゼリット、後は……任せたぞ」キュイイイン……
ガイ「」シュンッ
サーシャ「あ、そんな……」
リーゼリット「……行くよ、サーシャちゃん」ギュッ
サーシャ「やだ!やだやだ!私も戦うよ!絶対ガイを死なせなーーあうっ!?」
ドサッ
リーゼリット(私だって本当は一緒に戦いたい……でも、サーシャちゃんまで倒れたら……)
リーゼリット「……ごめんね」
リーゼリット(サーシャちゃんと一緒に逃げ切らなきゃ……!)ダダッ
トコナツコカトリス「コケェェェッ!!!」バサッバサッ‼︎
ガイ「ゴボッ……ごっ……だ……」シュンッ‼︎
トコナツコカトリス「!!!」バサッ‼︎
ガイ(注意がこっちに向いた……これで2人とも逃げ切れるだろう)
ガイ(速度強化して近づいても、風圧が凄くて剣が届かない……かといって俺の攻撃魔法ではこの風圧を突破するのは難しい……)
ガイ(クソッ、視界がぼやける……毒が回ってきたか)フラッ
ガイ「……ここまで、か……せめて……時間稼ぎくらいは……」シャキン
トコナツコカトリス「コケェッ!!!」バサッ‼︎
ガイ「ぐ……おおおおおおっ!!!!」ブンッ
ギンッ!!!
トコナツコカトリス「!?」ガチンッ‼︎
ガイ(凍った……?)
黒っぽいスライム「モーリィさん!お願い!」
竜人の少女「言われずとも!」
ブンッ!!!
砕け散るトコナツコカトリス「」バラバラ……
黒っぽいスライム「わわ、どうしよ、この人完全に毒を受けちゃってるーー」
ガイ(ああ……ダメだ、意識がーー)フラッ
バタッ……
◆
165 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 12:18:10.70 ID:CGy5CfXXO
ーー???
ザァーン……ザザァーン……
ガイ「……ここはどこだ?」
ガイ「なんとも、不思議な場所だな」
ザッ……ザッ……
黒いスライム「!」
ピョンッ……ピョンッ……
ガイ「……スライム?」
黒いスライム「」モニョモニョ
ガイ「……すまん、何を言っているのかわからない」
黒いスライム「」ガーン
黒いスライム「〜〜〜」モニョニョッ
ガイ「何かを伝えようとしているのは伝わるが……参ったな」
黒いスライム「」モニョ……
ガイ「……質問してもいいか?」
黒いスライム「!」コクコク
ガイ「ここは死後の世界か?」
黒いスライム「」ブンブン
ガイ「ということは、俺はまだ生きている?」
黒いスライム「」コクコク
ガイ「そうか……ここから出る方法はあるか?」
黒いスライム「」モニョニョ……
黒いスライム「」ピコン!
黒いスライム「zzz……」デロ……
黒いスライム「」ベチン‼︎ベチン‼︎
黒いスライム「」グッ‼︎
ガイ「寝ているのを、起こす?……目覚めれば、戻れるということか?」
黒いスライム「!」コクコク
ガイ「ここが夢だというのはわかったが……どうやって目覚めればいいんだろうか」
黒いスライム「!」ベチン‼︎
ガイ「もしかして、ひっ叩かれろと?」
黒いスライム「」コクコク
ガイ「まあ、確かに目覚めれそうではあるが……試してみるか。やってくれ」
黒いスライム「」ググッ……
ベチンッ!
◆
166 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 12:18:39.41 ID:CGy5CfXXO
ーートコナツ火山島 診療所
ガイ「……痛ッ!?」ガバッ
ウサ耳ゴスロリ医者「……おやおや、目ぇ覚ましはったようやね」
ガイ「ここは……」
ウサ耳ゴスロリ医者「ここは診療所やよ。トコナツ火山島のね。……2日前に、ひどい毒受けて倒れてたんよ。モーリィはんが抱えて来はって、まあ……大騒ぎやったわ」
ガイ「あなたは?」
ウサ耳ゴスロリ医者→カグヤ
「ウチはカグヤ・ソバアゲ・ミョウコウ。見ての通り、医者をやらせてもらってます」
カグヤ「身体にはまだ毒が残っとるさかい、しばらくは安静にしとき。そうそう、自分自身のことはわかります?」
ガイ「……俺は確か、トコナツコカトリスに襲われて……そうだ、2人は!?俺の他に2人いたはずだ!」
カグヤ「……落ち着いて聞いてな。モーリィはんが運んできたんは、あんた一人だけやった」
ガイ「なんだと……」
カグヤ「現場の近くには、あんたの血痕しか見つからんかったって。せやけど、それってつまり他の子らの痕跡はなかったってことでもある。無事で逃げおおせた可能性は十分あるで」
ガイ「こうしてはいられない……探しに行かなくては……あがっ!?」バタッ
カグヤ「あーあ、ほら言わんこっちゃない。せっかく治したのに、また怪我増やしてどないすんの」
カグヤ「気持ちはようわかる。でもあんた、まだ完全には治ってへん。……ウチの目が黒いうちは、ここからは出さんよ」
ガイ「くっ……」
コンコン
カグヤ「はい、どうぞ」
竜人の少女「カグヤ、怪我人の状況は……ほう、トコナツコカトリスの毒を受けてもう起き上がったのか」
カグヤ「ウチの腕、中々のもんやろ?モーリィはん、わざわざお見舞いかいな?」
竜人の少女→モーリィ「まあ拾った張本人だからな。正直あの状態なら死んでるかと思ったが……人間にしては随分としぶとい」
ガイ「あなたが……島長、なのか?」
モーリィ「いかにも。モーリィ・フースーヤだ」
モーリィ「目覚めたばかりのところ悪いが……」
モーリィ「貴様、あの場所で何をしようとしていた?」
167 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 12:19:13.13 ID:CGy5CfXXO
モーリィ「答えによっては貴様を殺さなければならん」
ガイ「ッ……」
カグヤ「モーリィはん、ウチはあんたにこの人を殺させるために治したんとちゃうで」
カグヤ「ウチの治療を無駄にするつもりやったら、黙ってへんよ?」
モーリィ「そうなるかはコイツ次第だ。さあ、貴様は何者で、何が目的であの場所にいた?」
ガイ「俺は……」
安価下1
どう答える?
1 正直に話す
2 暗黒館の任務は伏せて誤魔化す
3 自由安価
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/08(金) 12:55:21.13 ID:mxjnSTa8o
1
169 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 23:55:24.31 ID:ZzeGx+gQO
ガイ「……俺はガイといいます。暗黒館の幹部でこの島には世界樹の光の力の残滓を調べにきました」
モーリィ「ほう、世界樹の光と来たか。ならあの場所にいたのは……火口へ向かう道中だったというところか?」
ガイ「!……はい、そうです」
モーリィ「ついてなかったな。あそこにトコナツコカトリスが出ることなんて滅多にないんだが……それで、何故、世界樹の光の力を求める?」
ガイ「……暗黒館の目的が世界めくれの影響を取り除き、在りし日を取り戻すために必要だと……オーナーから、そう聞いています」
モーリィ「……在りし日、か。あの小童も随分と洒落た言葉を使う」ボソッ
ガイ「今、なんと?」
モーリィ「気にするな……それにしても、やけに素直に話すじゃないか?守秘義務とやらは存在しないのか?」
ガイ「……あなたには正直に話した方がいいと思ったからです」
モーリィ「フッ……正直すぎるのも考えものだぞ?だが、嫌いじゃない」
モーリィ「もとより暗黒館が発足された頃からただのギルドの後継だとは思っていなかった。あの小童のことだ。何かあるだろうとは思っていたが、誰に影響されたのやら……」
ガイ「……」
モーリィ「ああ、それで、お前のことはよくわかった。嘘をついてる様子もないしな」
モーリィ「世界樹の力を調べたければ勝手に調べろ。私もいい加減、青い空を拝みたいと思っていたところだ」
ガイ「……ありがとうございます」
モーリィ「ただし、正式に許可を出してやるから安全な道を通れ。今回はたまたま通りがかったから助かったものの、次はどうなるかわからんからな」
モーリィ「では私はもう行く。コルトに投げた事務仕事がたんまり残っているんでな……」
モーリィ「ああ、そうだ。場所ではなく、竜を探せーー言っておくが、その竜は私じゃないぞ?」スタスタ
ガイ「……」ペコリ
カグヤ「まあ、すぐには出されんのやけどな。
薬とってくるさかい、もう少し大人しくしとき」スタスタ
170 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 23:55:56.19 ID:ZzeGx+gQO
◆
カグヤ「……モーリィはん、最初から[
ピーーー
]気なんてなかったやろ?」
モーリィ「ああ。お前も知っててあんな台詞を吐いたんだろう?アイツを知るには丁度いい芝居だった」
カグヤ「ほんと、悪い人やで……暗黒館のことも知ってらしたんでしょう?」
モーリィ「お見通しか。仮に本当のことを言わなくても調査許可は出してやるつもりだったさ。クーからそう頼まれたしな」
カグヤ「その人が暗黒館のオーナーさん?とんだマッチポンプやねぇ」
モーリィ「そういうな。ガイは信頼できる男だ……もっとも強さはそうでもないがな。もうしばらくアイツを頼むぞ」
カグヤ「ふふっ、患者さんは大事に扱わせてもろてますから。言われずともそうします……この後はどうされるんです?」
モーリィ「事務仕事が溜まってるのは本当のことだからな……気が進まんが、片付けてくるよ……はぁ……」
◆
171 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/09(土) 00:09:48.25 ID:dSZr4/mEO
ーートコナツ火山島 診療所
ー翌日
カグヤ「……うん、もう大丈夫やね。退院して問題ないよ」
ガイ「ありがとうございます。お陰で助かりました」
カグヤ「ウチは仕事しただけやで。あとはまたココの世話にならなければいいんやけど」
ガイ「……善処します」
カグヤ「ふふっ……ああ、そうそう。シーサイドホテルにも2人は戻ってないみたいやで。状況から考えるに、そのまま旧トコナツ村へ向かったんやないかな?」
ガイ「……まずは旧トコナツ村へ行ってみます」
カグヤ「それがええと思うわ。……行くなら、くれぐれも気ぃつけてな?」
ガイ「……はい。行ってきます」
ガイ(サーシャ、リーゼリット……無事でいてくれ)
現在はトコナツ火山島です。(4日目)
何をする?
安価下1〜3
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 00:22:22.68 ID:OwOXutDUO
旧トコナツ村へ向かう
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 00:22:45.78 ID:jESJwNbPo
黒っぽいスライムなど含め戦力を集めて旧トコナツ村に向かう
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 00:30:09.75 ID:/bpnqmVyo
雑貨屋で戦闘の役に立つアイテムを探す
175 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/09(土) 16:58:31.94 ID:vFzVWu9YO
ーートコナツ火山島 雑貨屋
ガイ(旧トコナツ村へ向かう前に準備を整えよう……)
雑貨屋のおじさん「おや、いらっしゃい。何かお探しですかな?」
ガイ「旧トコナツ村の方へ向かいたいんだが、その道中の魔物に有効な物を探している」
雑貨屋のおじさん「旧トコナツ村ですか?なんともまた渋い場所へ向かおうとしてますね兄さん!」
ガイ「それで、何かあるだろうか?」
雑貨屋のおじさん「魔物対策ですね!勿論取り扱っておりますとも!」
雑貨屋のおじさん「とりあえずコレなんかはこの島の魔物にも有効ですぜ!」
閃光玉「」カラン
ガイ「これは一体?」
雑貨屋のおじさん「閃光玉といって最近流行りだした目眩しの道具でさ!割ると辺り一帯を一瞬だけものすごい光に包むんですよ!」
ガイ「目眩しか。色々使えそうだな……在庫は何個ある?」
雑貨屋のおじさん「申し訳ないけど3個しかありませんぜ。入ってくる数が少なくて……」
ガイ「そうか。3個貰えるか?」
雑貨屋のおじさん「はい、毎度!使うことがなければいいですな!」
⭐︎閃光玉を3個買いました!
※戦闘時に閃光玉と記入すれば1個消費して+10の補正を得れます
176 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/09(土) 16:58:57.87 ID:vFzVWu9YO
ーートコナツ火山島 山道入り口
ガイ(よし、準備は終えた。旧トコナツ村へ向かいたいが……今回は1人だ。なるべく戦闘は避けて進もう……)
黒っぽいスライム「あれ?……あの人は……おーい!!!」ピョンピョン
ガイ「ん?なんだ……?」
黒っぽいスライム「もう歩いても平気なんだね!元気そうでよかったよ!」
ガイ「……!あのときモーリィさんと一緒にいたスライムか!」
黒っぽいスライム→レッド「そうそう!覚えててくれてたんだ!ボクはレッド。バーニングスライムだよ」
ガイ「レッドさん、あのときは助けていただきありがとうございました」ペコリ
レッド「ああ、敬語は落ち着かないから辞めて!……にしても無事で本当によかったよ〜」
ガイ「……もし2人が来ていなければ確実に俺は死んでいた。本当に感謝している。俺はガイ。何か礼を返したい所だが、今は何もできない」
レッド「礼なんていいよ〜。それで、こんな所で何してるの?」
ガイ「旧トコナツ村へ、向かおうと思っていたんだ」
レッド「旧トコナツ村?何か用事があるの?」
ガイ「仲間が向かったかもしれないんだ。行って確かめなければならん」
レッド「そっか……よし、道中は危ないかもしれないからボクもついていくよ!」
ガイ「……!いいのか?」
レッド「勿論!この前みたいに普段は見かけない魔物とかが出てくるかもしれないし、この辺りはボクも詳しいから!それに、こう見えて結構強いんだよ?」
ガイ「それは助かる……よろしく頼むぞ、レッド」
レッド「うん、よろしく。ガイ!」
⭐︎レッドが旧トコナツ村までついてきてくれます
177 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/09(土) 16:59:31.37 ID:vFzVWu9YO
ーートコナツ火山島 山道
レッド「旧トコナツ村へは10年前も行ったことあるよ」
ガイ「そのときは何のために?」
レッド「たしか、エイを探す為だったかな?」
ガイ「……エイ?海で泳いでるやつか?」
レッド「ふふっ、こればっかりは実際に見ないと信じないかも?……クロシュちゃん達、元気にしてるかな」
コンマ下1 ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-60 物品発見(安価下2)
61-80 場所発見(安価下2)
81-00 良いこと(安価下2)
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2025/08/09(土) 17:00:39.99 ID:1Nk/R9oEO
あ
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 17:01:09.18 ID:sRn7e/Q/0
カグヤがパーティーイン
180 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/09(土) 17:17:22.95 ID:5JkUI3sXO
99のゾロ目でなんかめでたいので追加で
なにかいいことがあったようです(自由安価)
安価下1
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 17:29:37.70 ID:jESJwNbPo
レッド級の氷魔法取得
182 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/09(土) 20:45:08.56 ID:P8GrMe0+O
◆
火山オオカミ「」カチンコチン
ガイ「はっ!」シャキン
火山オオカミ「」バラバラ……
ガイ「ふぅ……すごいな。ここまでの氷魔法は見たことないぞ」
レッド「氷魔法を使う人自体が少ないしね。ボクは長い間使ってるから年季が違うんだよ!」
ガイ「……何年生きてるんだ?」
レッド「うーん、大体千年くらいかな?」
ガイ「……千年?見えないな」
レッド「えへへ、スライムは案外長生きなんだよ。それに、長く生きてれば氷の扱いも自然と上手くなるってもんさ」
ガイ「なるほど。それだけ生きていれば扱いも充分心得ているわけだ」
レッド「そうそう……あ、そうだ! さっきガイは複数属性扱ってたよね?」
ガイ「ああ。扱えるといっても、たかがしれているが」
レッド「氷魔法も扱えるの?」
ガイ「いや、試したことがないからなんともいえないな」
レッド「じゃあ、休憩がてら試してみようよ!氷魔法を使える人は貴重だし、仲間が増えたら心強いからさ!ボクもコツとか教えるよ」
ガイ「複数属性を扱える奴でも、氷魔法を同時に扱う奴は見たことがないが……」
ガイ「……やるだけやってみるか」スッ
コンマ下1
01〜30 まあ、こんなものだろう
31〜80 練習すれば実用できるのでは?
81〜95 これならすぐに実用できそうだ
95〜00 まさかこんなに扱えるとは……
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 20:52:38.47 ID:sRn7e/Q/0
あ
184 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/09(土) 22:51:39.48 ID:syYAWmKOO
レッド「さあ、意識を集中して。心の奥底に眠る“冷たいもの”を引き出すイメージを持ちながら、ゆっくり魔翌力を込めてみて」
ガイ「……」
ガイ(心の奥底……無力感、絶望、悲しみ……それらを糧に、冷たさへと変えていく……)パキ……
パキ……パキパキ……
レッド「……!これは氷属性の反応……確かに感じる!」
ガイ「……」パキ……パキパキ……
レッド「あっ、ガイ!魔翌力を止めて!そのままじゃ自分が凍っちゃうよ!」
ガイ「ッ!」パリン……
レッド「……ふぅ、危なかった。けど、すごいよガイ!初めてでここまで氷属性を形にできるなんて!」
ガイ「……いや、まだ全然だ。これでは戦闘では使えん」
レッド「まあね。でも、今の感覚を掴んで何度も練習すれば、実戦でも通用するくらいにはなるよ。少なくとも、素質はあるよ!」
ガイ「……そうか。なら、時間を見つけて続けてみるとしよう」
⭐︎ガイが氷属性の適性を得ました
185 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/09(土) 22:52:06.94 ID:syYAWmKOO
カグヤ「ちょっとヒンヤリする気配があるから来てみたら……レッドはんやないの」
レッド「あ、カグヤさん!どうしたの、こんなところに」
カグヤ「ウチの患者さんが無茶してないか心配になって様子を見にきたんよ」
ガイ「……その節は、どうも世話になりました」
カグヤ「礼なんてええよ。レッドはんも一緒なら、とくに心配する必要はなかったみたいやね」
カグヤ「それと、ウチは大して偉くないからそう畏まられると壁感じてなんか嫌やわぁ」
ガイ「そういうことなら気楽に話させてもらう」
カグヤ「それでええよ。ほんで、旧トコナツ村へ向かってるんよね?ウチもついてくわ」
レッド「わぁ……!ありがとう、カグヤさん!」
⭐︎カグヤが旧トコナツ村までついてきてくれます
186 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/09(土) 22:52:38.97 ID:syYAWmKOO
レッド「もう少しでつくよ!」
ガイ「旧トコナツ村……一体どんなところなんだ?」
カグヤ「簡単に言うなら……風情があって、昔ながらの暮らしが残ってる、のんびりしたとこやね」
レッド「下の街もいいけど、旧トコナツ村も落ち着くいい場所だよね」
ガイ「……そうなのか」
カグヤ「大丈夫やよ、村の人は皆んないい人やから、2人ともきっと無事に過ごしてはるわ」
コンマ下1 ランダムイベント(このイベントが終了次第、旧トコナツ村につきます)
01-05 強敵
06-40 敵襲
41-60 物品発見(安価下2)
61-80 場所発見(安価下2)
81-00 良いこと(安価下2)
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 22:54:00.51 ID:jESJwNbPo
あ
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 22:55:32.17 ID:Ryo3c5jTO
薬草
189 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/09(土) 23:44:20.25 ID:aIhewnSgO
カグヤ「あ、ちょっと待ってもらえん?」
レッド「カグヤさん、どうかしたの?」
カグヤ「この道端に生えてるの……丁度切らしてた薬草やわ。幾つか拾っていってもええ?」
ガイ「別に構わないが……手伝うか?」
カグヤ「ええの?それじゃあお願いするわぁ」
◆
レッド「これ、煎じるとすっごく苦いんだよね」
カグヤ「効き目がある薬ってだいたいそうやよ?……はい、これで必要な分は揃ったわ。ありがとさん」
ガイ「礼には足りん。また何かあれば気軽に言ってくれ」
カグヤ「ちょっと気にしすぎやない?真面目過ぎても長生きできんよ」
ガイ「性分だ。簡単には直らない」
カグヤ「ほな、せめてウチの前くらいは肩の力抜きぃな。じゃないと、また倒れて運び込まれるで?」
ガイ「……そうならないよう努力はする」
レッド「あはは、気をつけないとだね?」
ガイ「レッドまで……」
⭐︎薬草を拾いました。旧トコナツ村についたらカグヤが加工してくれます
190 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/09(土) 23:44:50.97 ID:aIhewnSgO
ーー旧トコナツ村
バナナの木々「」ユラユラ
ココナッツの木々「」ユラユラ
ガイ(木のアーチを抜けたら、カグヤさんが言っていたように風情のある村の景色が広がっていた)
レッド「とくに何事もなくついたね!」
カグヤ「普通は何事もなくつくもんなんやけどね」
ガイ「下の街と比べて静かだな」
レッド「でしょ?空気もきれいだし、みんなのんびりしてるから時間がゆっくり流れてる感じがするんだ」
カグヤ「観光客の中には、こっちが気に入って長く滞在する人もおるんよ」
ガイ「……それもわかる気がする。いい場所だな」
レッド「10年前は溶岩だらけになって大変なときもあったけど……みんなで頑張って復興させたんだよ!」
ガイ「そうだったのか……」
カグヤ「感慨に耽るのもええけど、人探しをしに来たんやろ?」
ガイ「ああ。エルフの少女と黒いジャケットを着た少女だ。名前はサーシャとリーゼリット……ここで見つかればいいが」
レッド「じゃあ一緒に探してみよう。きっと何処かにいるよ!」
カグヤ「ウチは折角来たから回診でもしてくるわぁ。なんかあったら声かけてな」
ガイ「……ありがとう、2人とも」
現在は旧トコナツ村です。(4日目)
何をする?
自由安価 下1〜3
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 23:50:03.27 ID:G5HlSRnMO
世界樹の光の残滓を探すために竜狩
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 23:50:53.66 ID:sRn7e/Q/0
カグヤの手伝いをする
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 23:57:02.04 ID:/bpnqmVyo
2人を探す為に聞き込み
194 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 02:11:49.50 ID:F+LkX0wsO
カグヤ「……そうや、どうせならウチの回診を手伝ってくれへん?村を回るついでに人探しもできるし、一石二鳥やろ」
ガイ「……なるほど、一理あるな。案内を頼む」
レッド「ボクも一緒に行くよ!道案内と雑用は任せて!」
カグヤ「ふふっ、頼もしい助っ人やね。それじゃ行こか」
◆
カグヤ「ほな、まずはこの家やな」コンコン
おばあさん「あら、カグヤ先生。いらっしゃい」
カグヤ「調子はどうや?渡した薬はちゃんと飲んどる?」
おばあさん「毎日かかさず飲んでるわよ、お陰で最近は身体の調子もよくてね」
カグヤ「それならよかったわぁ。足りなくなってきたらすぐ言ってきてな」
ガイ「……すいません、聞きたいことがあるのですがよろしいですか?」
おばあさん「あら、カグヤ先生のお弟子さん?」
カグヤ「そうじゃないんやけどね。最近、二人組の女の子を見んかった?エルフと黒いジャケットを着てはる子なんやけど」
おばあさん「んー……ここ最近は家から出てないから、わからないわ。ごめんなさいねぇ」
ガイ「いえ、教えてくださりありがとうございます。お身体をお大事に」
◆
195 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 02:12:16.71 ID:cyyG2WIMO
若い男性「おっ、先生。回診ですか?」
カグヤ「ええ。お子さんの様子は?」
若い男性「先生のお陰で元気に過ごしてます!」
カグヤ「ならええわ。嫁さんを大事にな」
レッド「あ、最近二人組の女の子見なかった?」
若い男性「レッドさんもいたのか!二人組の女の子ってどんな子だい?」
レッド「エルフの子と黒いジャケットを着た子なんだけど……」
若い男性「ああ、それなら見たよ!」
ガイ「!?本当か!どこで見たんだ、教えてくれ!」
若い男性「おお、兄ちゃん……そんな急かさんでも教えるよ。2日前ぐらいからこの村に滞在してるみたいでね。どこに泊まってるかはわからないんだけど、何度か火口を見に行ってるみたいだよ」
カグヤ「有力な手がかり、ってやつやない?」
ガイ「間違いない……サーシャとリーゼリットだ!」
レッド「ひとまず、無事そうでよかったね!このまま村の中を探してみよう!」
◆
196 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 02:12:54.80 ID:UzA6cUqFO
カグヤ「回診に来ましたよー」
幼女「あ、せんせー!」ギュッ
カグヤ「おお、元気にしとった?」
幼女「うん!……うしろのおにーさんは?」
カグヤ「ガイって言うてな、今は先生のお仕事手伝ってくれとるんやで」
カグヤ「ほら、あんたも顔見せとき。怖がらせたらあかんで?」
ガイ「……わかった」スッ
桶「」ガンッ
ガイ「うおっ!?」ヨロッ
ガイ(しまった、桶につまづいた……!)
カグヤ「へ?」
ドンガラガッシャン‼︎
バタン‼︎
レッド「わわっ、大丈夫?」
ガイ「痛……すまん、大丈夫かカグヤさーー」モニュ
カグヤ「ちょっと……堪忍してぇや……///」
ガイ「」
ドタドタ
サーシャ「なんだか凄い音がしたけと大丈ーーえっ……ガイ!?生きてたの!!!???本当に!?というか、えっ……どういう状況?」
ガイ「あ、サーシャ……無事でよかった」
スタスタ……
リーゼリット「……随分、楽しそうだね?」
ガイ「リーゼリット。待て、誤解だ。これには訳がーー」
カグヤ「……とりあえず、どいてくれへん?///」
幼女「しゅらば……?」
レッド「よく難しい言葉を知ってるね……」
◆
197 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 02:16:50.90 ID:S8xsVJ9TO
再度、この場を借りて元スレ主様の体調が戻られて続きを書いてくれることを心よりお待ちしております。
本スレも頑張って続けていきたいと思いますので、どうかお付き合いください。
よろしくお願いします。
198 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 09:35:46.05 ID:UtEaHSQoO
ガイ「ーーという訳で、俺はカグヤさんに助けてもらって今に至る……という訳だ」
サーシャ「ふーん」
ガイ「……何か怒ってるか?」
サーシャ「いや、別にー?」
リーゼリット「声のトーンが完全に怒ってる時のそれだと思うけど?」
サーシャ「怒ってないってば!」
ガイ(やっぱり怒ってる気がする)
カグヤ「……まあまあ、折角の再会なんやし、仲良うせぇな」
レッド「うんうん、その方がいいよ!」
ガイ「それで二人は……あの後どうやってここに?」
リーゼリット「トコナツコカトリスから逃げた後に、私たちより先に来てた暗黒館の幹部と合流してね。その人が村まで案内してくれたの」
ガイ「そうだったのか……その人は今どこに?」
サーシャ「……私たちを送った後にまたどこかに行っちゃったよ。名前も聞きそびれちゃった」
リーゼリット「その後は、この家に泊めさせて貰えるっていうからここを拠点に活動してたわけ。成果は今のところないんだけどね」
サーシャ「地質調査としての依頼は達成できるんだけど……その……」チラ
レッド「?」
カグヤ「ああ、世界樹の力の話?それなら気にせずにどうぞ。ウチは興味ないし、レッドはんはーーまあ、とにかく気にせんでええよ」
ガイ「モーリィさんーー島長が言っていたんだが……場所ではなく、竜を探せと」
リーゼリット「竜?」
ガイ「ああ。意図はわからないが、場所でないことは確かだ」
サーシャ「竜、か……島長さん以外にこの島に竜なんているのかな?」
レッド「……竜を見つけたら、どうするの?」
リーゼリット「うーん……ただ世界樹の力の残滓があるかどうか調べるだけだから、見て終わり、のはずだけど」
レッド「……その後は?」
ガイ「方法はわからないが、残滓の力を取り出すことになるだろう」
レッド「……そっか」
カグヤ「……それを調べるのは急ぎなん?」
リーゼリット「そういう訳じゃないけど、早い方がいいかも」
カグヤ「なら今日は別に探さないでもええんやない?この島には竜なんてほとんどおらんし、見つけるのも現実的やないから……あ、モーリィはんなら見れる可能性は高いで」
ガイ「島長を見ても何も解決しないだろう……」
レッド「……」
サーシャ「レッドさん?どうかしたの?」
コンマ下1
01〜50 なんでもないよ
51〜00 竜の居場所なら、わかるよ
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 09:58:09.33 ID:QRTbeREUO
わかれ
200 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 12:12:33.30 ID:SAjyXC0qO
レッド「ううん……なんでもないよ」
ガイ「?」
リーゼリット「それなら、火口付近じゃなくて竜を探す方針に切り替える?」
ガイ「ああ、そうした方がいいだろう」
サーシャ「竜……どこにいるんだろうね?」
カグヤ「ウチもしばらくこの村におるから、何か手伝ってほしいこととかあったら言ってな」
ガイ「ありがとう。頼らせてもらう」
◆
ーートコナツ火山島 某所
厚着キレ長美人「……この島に落ちた世界樹の力は完全に星に変換されたようね。10年も経っていれば当然か」
金髪十字目ロリ「あっつーい……なんでそんな格好で平気なの?もう用事ないなら帰ろーよー」
厚着キレ長美人「慣れよ。それに帰るのは待って……この島にはまだ残滓の力が残ってるみたい」
金髪十字目ロリ「残滓?搾りかすってこと?」
厚着キレ長美人「ん……それよりは上等よ。うまくいけば本物の力にすら届き得るわ」
金髪十字目ロリ「ふーん……ま、世界樹の力なんてなくても、この世界を支配できればどうでもいいんだけどね」
厚着キレ長美人「あれば確実性を上げられるでしょ?……この感覚は……竜かしら?」
金髪十字目ロリ「竜!?やった!私のコレクションが増えるね!!!」
厚着キレ長美人「捕まえてくれればあとは私がどうにかするわ」
金髪十字目「わかった!!!ねえ、早く探しに行こうよ!!!早く早く!!!」
厚着キレ長美人「そう焦らないで……竜は逃げないわ」
厚着キレ長美人「――さあ、行くわよ。永遠の世界へ至るための……始まりの一歩を」
201 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 12:13:01.04 ID:SAjyXC0qO
ーー旧トコナツ村 民家
ガイ(さて、竜の居そうな場所……竜は誇り高い種族だと聞いているが……崇められている神殿……人気のない洞窟……そういった場所を調べればいずれは当たるだろうか)ズズ……
ガイ「……苦っ!」
サーシャ「え、カグヤさんが淹れてくれたこのお茶、結構美味しくない?ねえ、リーゼ?」ズズ……
リーゼリット「まだまだ子供舌なんだねぇ、ガイさんは」ズズ……
カグヤ「昨日採った薬草で作ったハーブティーやよ。ガイはんは病み上がりなんだから飲みきってな」
幼女「これおいしー!」ゴクゴク
カグヤ「おー、偉いなあ。けどもうちょっとゆっくり飲んだ方が淑女に見えるよ?」
ガイ「……」ズズ
ガイ(さて、どうするか……)
現在は旧トコナツ村です。(5日目)
何をする?
安価下1〜3
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 12:16:28.14 ID:qZnXvx7q0
ガイ、カグヤと模擬戦
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 12:18:10.70 ID:GQqicWE9O
温泉に入る
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 12:20:48.64 ID:h/84Y+yNo
サーシャとリーゼリットの射撃対決
205 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 14:40:33.27 ID:eMP/DRpyO
カグヤ「……そうや、ガイはん。病み上がり言うても、少しは身体を動かしといた方がええで?」
ガイ「……鍛錬か?」
カグヤ「ふふ、模擬戦って言った方がええかな?ウチとやろか」
ガイ「構わないが、なぜ急に?」
カグヤ「あんなことしといて何も責任とらんというのは、ウチ、ちょっとどうかと思うんやよ」
ガイ「……不可抗力だろう。あれは」
カグヤ「不可抗力でも、ウチはやられっぱなしやと気が済まへん。模擬戦なら堂々と落とし前つけられるし、倒れてもウチが治したるわ」
ガイ(医者としてどうなんだ、それは)
カグヤ「準備できたら始めよか」
ガイ「……いいだろう」
コンマ下1
01〜40 敗北
41〜80 引き分け
81〜00 勝利
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 14:49:12.80 ID:q5YQ0IudO
あ
207 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 16:15:21.02 ID:tBDo5T8LO
ーー旧トコナツ村 広場
ガイ「行くぞ……!」ザッ
カグヤ「お手柔らかに頼むわぁ」スッ
闇の球「」ヴォンッ
ヒュンッ‼︎
ガイ「闇属性か……!」ヒョイッ
カグヤ「避けんといてぇや……威力落としとるから当たっても気絶するくらいやで」
ヒュンヒュンヒュンッ!!
ガイ(随分と余裕だな……このままでは防戦一方だ)ヒョイッ
ガイ「……炎よ!」バッ
小さい火球「」ゴウッ‼︎
カグヤ「おっと、危ないなぁ。この服結構高いんよ?燃えたらどうしてくれるん?」ヒョイッ
ガイ「雷よ……!」ビリビリ……
カグヤ「今度は雷を纏って……どうする気なん?」
ガイ(ーー速度、強化!)キュイイイン……
ガイ「」シュンッ
カグヤ「!?消えーー」
ガイ「くらえっ!」ビリビリビリッ‼︎
カグヤ「くっ……間に合うて!!!」バッ
雷光「」バチバチバチ‼︎
闇球「」ヴォオオンッ‼︎
シュウウウ……
カグヤ「ふぅ……今のは正直、背筋がゾクッとしたわ。もし魔法やなくて剣やったらウチの首、飛んでたで」
ガイ「……結果が全て、だ。たらればを言っても、仕方がない……ゴホッ!……生き残った奴が、勝者だ……!」
カグヤ「え、ちょ、大丈夫なん!?」
ガイ「……少々、負荷をかけ過ぎた……少し休めば……問題ない……」
カグヤ「……そんなになってまで、勝ちたかったん?」
ガイ「ああ……勝たなければ、何も守れん……」
カグヤ「……今回は引き分けやね」
ガイ「なんだと?完全に、俺は勝負に負けたはずだ……」
カグヤ「生き残ったモンが勝者なんやろ?なら模擬戦とはいえ、ウチもガイはんも生き残ったから両者勝ち!それでええんやない?」
ガイ「……フッ、そうかもな……」
カグヤ「さ、ほら肩貸してあげるさかい、捕まり」スッ
ガイ「すまん、助かーー」フラッ
ガイ(……魔翌力不足で目眩が!!!)
ポスッ モニュッ
カグヤ「……やっぱウチの勝ちってことにしても、ええかな?」ワナワナ
ガイ「……本当に、すまん」
⭐︎カグヤと模擬戦をして引き分けになりました
208 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 16:16:55.91 ID:tBDo5T8LO
サーシャ「まったく……こっちの気も知らないで呑気に鼻の下伸ばしちゃってさ!」
リーゼリット「あはは……ある意味、大物かもね?……気晴らしに何か飲むかい?」
サーシャ「ん、そうだね……あのココナッツでも落とそうか」
ココナッツの木「」ユラユラ
リーゼリット「……ねえ、サーシャ。ただ落とすだけじゃ、つまらないから一つ、勝負でもしない?」
サーシャ「勝負?一体何で……」
リーゼリット「これで」ポンポン
銃「」カチャ
サーシャ「……なるほど。受けてたつよ!」
リーゼリット「そうこなくっちゃ!距離はどうする?」
サーシャ「そうだなぁ……私、結構自信あるからリーゼが決めていいよ!」
リーゼリット「それなら……800メートル!これでどう?」
サーシャ「よーし、負けないからね!」
リーゼリット「じゃあ外した方は落ちたココナッツを全部拾う係ね」
サーシャ「いいよ!……って、それ結構キツくない!?」
コンマ下1 リーゼリット
コンマ下2 サーシャ
数字を比べて大きい方が勝ち
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 16:18:39.12 ID:h/84Y+yNo
狙撃
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 16:30:48.31 ID:sJC7YZDJ0
あ
211 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 00:02:35.98 ID:ja1YkQwVO
ーー旧トコナツ村 近郊
リーゼリット「……ここまで来れば800メートル、かな?」
サーシャ「木の見え方的に……うん、それぐらいだと思うよ」
リーゼリット「じゃあ始めようか。私から撃っていい?」
サーシャ「勿論!ここで見てるね」
カチャカチャ……
銃「」カチャン‼︎
リーゼリット「スゥー……」
リーゼリット(風は吹いてない……あとはブレが最も小さくなった瞬間に引き金を引くだけ……)
リーゼリット(……今だ!)カチリ
銃「」パァンッ‼︎
ココナッツ「」パスッ‼︎……ボトッ……
リーゼリット「……ふぅ、私の番は終わり。サーシャの番だよ」
サーシャ「おー、バッチリ落としたね!私も負けてられないな……!」
弓「」キリリ……
サーシャ「角度は……このくらいかな?」
サーシャ「……」
弓「」パヒュンッ
サーシャ「……うん、いい位置にあたったね!」
リーゼリット「……まだ矢は飛んでるよ?」
サーシャ「射ったときの感覚でなんとなくわかるんだ。そのまま見てて」
ココナッツ「」バスッ‼︎ ……ボトッ……
リーゼリット「……ホントに当たった……凄いね、サーシャ」
サーシャ「えへへ……あ、コレって2人ともココナッツを落とせたけど、どっちが勝ったことになるの?」
リーゼリット「んー引き分け、になるのかな?でも……白黒つけたいよね」スッ
スライムが描かれたコイン「」
サーシャ「……え、嘘?それで決めるの?」
リーゼリット「表が出たら私の勝ちね、行くよ!」
ピーン……パシッ
サーシャ「……裏、だね」
リーゼリット「私の負けかぁ……じゃあ、とってくるね」
サーシャ「……ねえ、リーゼ。一緒に取りに行かない?実際の勝負は引き分けだったんだしさ!」
リーゼリット「……なら、お言葉に甘えてそうしようかな」
サーシャ「ふふっ、じゃあ行こっか!」
⭐︎射撃勝負でサーシャが勝利(?)しました
212 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 00:03:13.84 ID:ja1YkQwVO
ーー旧トコナツ村 民家
カグヤ「お二人さん、戻ってきたね」
サーシャ「ただいま〜」
リーゼリット「ふぅ……あっつい……また水浴びしなきゃ」
カグヤ「あら、温泉には行かれへんの?」
サーシャ「えっ、温泉あるんですか!?」
カグヤ「ここは火山島やよ?温泉の一つや二つ、ないほうがおかしいやろ」
ガイ「……トコナツ火山島についてからずっと動き通しだったし、ここで息抜きをするのもいいだろう」
サーシャ「たしかに、ちょっとゆっくりしたいかも」
リーゼリット「カグヤさん、温泉ってここから遠いの?」
カグヤ「まあちょっと歩くけど、そんなに遠くはないで。ほな、準備して行こか」
◆
ーートコナツ密林の隠れ家温泉宿
熱帯アルラウネ「あらぁ、カグヤ先生。今日は大勢引き連れているのねぇ」
カグヤ「ふふ、今日も使わせてもらうな」
リーゼリット「こんなところに温泉宿が……全然気が付かなかったよ」
ガイ「……なぜ、ここで温泉宿を?」
熱帯アルラウネ「秘境の場所って、なんか心惹かれませんかぁ?」
ガイ「……そういうものか」
サーシャ「ロマンがあって私は好きだな〜。さ、温泉入りに行こ!」
◆
213 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 00:03:54.82 ID:ja1YkQwVO
ーー女湯
カポーン……
サーシャ「はぁ……最、高……」
カグヤ「オノゴロの温泉もええけど、ここの温泉もまたいい湯加減してはるわ……」
サーシャ「あれ?リーゼは?」
リーゼリット「……」
カグヤ「そんな所でどないしたん?遠慮せず入ったらええのに」
リーゼリット「その……人前で肌を見せるのが苦手で……」
サーシャ「えー?ここ女の人しかいないし、気にしなくて大丈夫なのに。気持ちいいよ?」
カグヤ「そう無理強いするもんでもなし、あとで1人でゆっくり入ればええ。折角温泉に来たんやから、入らないで帰るのはもったいないで」
リーゼリット「……いや、今入るよ」チャポ
サーシャ「そうそう、最初から気にせず……」
カグヤ「まぁ……これは……」
リーゼリット「……どうかした?」
サーシャ「リーゼ……意外と大きいんだね」
リーゼリット「〜〜〜ッ///」
◆
ーー男湯
ワイワイキャッキャッ……
ガイ「……向こうはなんだか盛り上がってるな」
ガイ(世界樹の光の残滓……思えばどのようにして力として活用するのだろうか……)
ガイ(レッドも、世界樹の話題が出てから様子が少し変だった気がする……もしかして、何か知っているのか?)
ガイ(……考えても仕方がないか。とにかく今は与えられた任務をこなそう……)
ガイ「……在りし日の世界を取り戻すために」
傷だらけの男「……おい」
ガイ「!?すいません、人がいるとは知らず……」
傷だらけの男「お前は、暗黒館の幹部か?」
ガイ「!……そうだが、あなたは何者だ?」
傷だらけの男→アルバ「警戒するな、俺も幹部だ。名はアルバという」
ガイ「……もしかして、サーシャとリーゼリットを旧トコナツ村まで連れていったのは、あなたが?」
アルバ「エルフの娘と黒髪の少女のことなら、それは俺だ」
ガイ「ならば礼を言わせてくれ。俺はガイ。あなたも、世界樹の力の残滓を調べに?」
アルバ「そうだ。しばらくこの付近を調べていたが、これといって情報は何も得られていない。君達は何か情報を得られたか?」
ガイ「……やはり、場所ではないのか」
アルバ「どういうことだ?」
ガイ「島長に、場所ではなく竜を探せと言われた。それで竜を探そうと思っているんだが、どこから手をつけようか検討がつかなくてな……」
アルバ「竜は滅多に姿を見せん。だが、痕跡は残る。爪痕、鱗、焦げ跡……それらは奴ら特有のもので、見分けもつけやすい」
アルバ「竜の痕跡を見かけたら君達に教えよう。竜相手なら多人数の方が安全だ」
ガイ「わかった。引き続き俺たちも竜を探してみる」
アルバ「俺はここを拠点にしている。何かあったらここの女将に言い残しておけ」
⭐︎温泉に入り疲れを癒しました。
214 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 00:21:14.06 ID:PR6CpMdvO
ーートコナツ火山島 民家
ガイ(一度レッドに話を聞いてみるべきか?それとも竜の痕跡を調べに周辺を探索すべきか……)
サーシャ「ガイ、難しい顔してどうしたの?」
ガイ「サーシャか……竜の手がかりについて考えていたんだ」
サーシャ「竜の手がかりって……爪とか鱗とか?何を探せばいいの?」
ガイ「竜は誇り高く、人里に近づかない。となれば……人が足を踏み入れにくい場所に居る可能性が高い」
サーシャ「例えば?」
ガイ「火口付近……は連日訪れているが、おそらくいないだろう。断崖絶壁、深い密林の奥……とかだろうか?」
サーシャ「うわ、どれも行きたくない所ばっかり……神殿とかにいてくれればいいのに」
ガイ「案外、そういったところにいたりしてな……流石にないか」
現在は旧トコナツ村です。(5日目)
何をする?
安価下1〜3
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 00:25:16.92 ID:KyULqnioo
竜出てこいとデカい声で叫び廻る
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 00:25:52.59 ID:wnwUb5eOo
竜の居そうな場所へ探索に行く
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 00:26:27.91 ID:ms2WFZa10
サーシャと連携技を編み出す
218 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 13:17:10.14 ID:45eciw1JO
サーシャ「ねえ、ガイ。ちょっと付き合ってくれない?」
ガイ「何に?」
サーシャ「戦闘中の連携の練習だよ!ほら、この前のトコナツコカトリスのときはあんまり上手く行かなかったから……」
ガイ「……わかった。今から始めるか?」
サーシャ「うん!」
◆
ーー旧トコナツ村 広場
ガイ「俺がサーシャの攻撃に合わせて回り込み攻撃する……要するに正面と背後からの同時攻撃だ」
サーシャ「なるほど!単純だけど、すごく効果的な気がするね!」
ガイ「初見の相手には高い確率で通用するだろう。ただし、最初から対策されたり二回目ともなれば、防がれる可能性は高いな」
サーシャ「基本的には一回きりの技になりそうだね」
ガイ「ああ……俺は速度強化して回り込む。サーシャに合わせるからタイミングを教えてくれ」
サーシャ「わかった!矢を放ったら当たるタイミングで合図するから、準備しておいてね!」
ガイ「いつでもいいぞ」キュイイイン……
弓「」キリリ……パヒュンッ‼︎
サーシャ「……今!」
ガイ「」シュンッ
樽「」バスッ‼︎ シャキンッ‼︎
ガイ「……上手くいったな」
サーシャ「これならすぐに実践できそうだね!」
ガイ「ああ。念の為、あと何回か練習しておこう」
⭐︎サーシャとガイが連携技「はさみうち」を使えるようになりました。戦闘時のコンマに一度だけ+30の補正をします。
219 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 13:18:50.52 ID:45eciw1JO
ーー旧トコナツ村 民家
ガイ「今日は竜の痕跡を探しに行こうと思う」
リーゼリット「それはいいけど……どこを探すか目星はつけてるの?」
ガイ「ああ。ある程度はな……まず竜は生き物だ。流石に飲まず食わずのままではどれだけ強力な存在だろうが、いずれは死ぬ。故に餌が豊富な熱帯雨林に痕跡がある可能性が高いと見た」
カグヤ「ああ、たしかになあ。トコナツコカトリスが変なところにおったのも、もしかしたら竜から逃げてきたのかもしれんな」
サーシャ「なるほど……それなら痕跡が見つかる可能性は高そうだね!」
リーゼリット「それじゃあ熱帯雨林の奥地を探してみる?」
ガイ「もう一つある……普通の装備では入れない溶岩沼の底に広がる溶岩洞だ」
サーシャ「……まさかアレ着ないといけないの?」
ガイ「行くことになればな」
ガイ(俺としては是非とも着てほしいが)
カグヤ「難儀やねぇ。溶岩洞は別に溶岩沼からじゃなくても行けるには行けるんやけどな。ちょっと入り組み過ぎてて迷子になりやすいんよ」
リーゼリット「熱帯雨林か溶岩洞……どっちも大変そうだね」
サーシャ「私は熱帯雨林の方がいいかな〜」
ガイ「……溶岩洞は危険だが、もし竜がそこを根城にしているなら、最短で接触できる可能性もある」
カグヤ「どっちを選ぶかやねぇ……まあ、覚悟はしとき」
リーゼリット「うーん……どっちにしても、ただの探検じゃ済まなそうだね」
サーシャ「あ、探しに行くんじゃなくて、逆に誘い出すのは?大きい声で竜出てこーいとか……なんて」
ガイ「……アリかもな」
サーシャ「えっ……冗談で言ったんだけど」
ガイ「旧トコナツ支神殿があるだろう?あそこではかつて何かを崇めていたらしいが、今は使われていない……祭壇に何かを捧げれば勘違いして来るかもしれん」
リーゼリット「そう上手く行くかなあ……?」
どうする?
1 熱帯雨林で探す
2 溶岩洞を探す
3 支神殿に呼び出す
下1〜4 多数決
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 13:41:21.21 ID:mOlVSK80O
3
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 13:43:56.03 ID:iYWmEPBeO
2
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 14:11:04.57 ID:wnwUb5eOo
1
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 14:37:54.25 ID:4r384b/jO
3
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 15:13:38.16 ID:zrNAG7Is0
3
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 15:16:20.72 ID:zrNAG7Is0
ごめん既に埋まってたの見落としていた
226 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 23:42:37.82 ID:LW0Gwv5nO
ーー旧トコナツ支神殿
サーシャ「ふぅ……これで準備完了だね!」
祭壇に置かれた大量の肉料理「」ドン‼︎
リーゼリット「うわぁ……見てるだけでなんか胸焼けしてくる量の肉だね……」
ガイ「ああ……こうして実際に見てみると、いかにも何かが現れそうな雰囲気が……本当に現れるだろうか?」
カグヤ「ウチの知り合いの竜が肉は基本的に嫌いなヤツはいないって言ってたし、あとは気づいて貰えればここに飛んでくるんやない?ほら、おあつらえ向きに大きい鐘もあることやし」
巨大な鐘「」
リーゼリット「これは耳を塞いでおかないと鼓膜が破れそうだね……鳴らすときは言ってよ?」
ガイ「勿論だ。念の為、言っておくが竜の種類は様々だ。意思疎通がとれるヤツもいれば、魔物とそう変わらないヤツもいる。最悪の場合、戦闘の可能性があることを留意してくれ」
サーシャ「……わかった。そのつもりでいるね」
リーゼリット「私はいつでもいいよ。準備できてる」カチャン
カグヤ「まあ多分、大丈夫やと思うけどなぁ」
ガイ「……それじゃあ鳴らすぞ。みんな、耳を塞いでおけ」スッ
巨大な鐘「」ゴーン……ゴーン……ゴーン……
◆
227 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 23:43:37.05 ID:LW0Gwv5nO
ーートコナツ火山島 島長の家
ゴーン……ゴーン……
猫人の男「おや……支神殿の鐘ですかね?一体、誰が鳴らしたんでしょうか?」
モーリィ「……まさか、あの鐘を鳴らすとはな。コルト、残りを頼む。急用ができた」ガタッ
猫人の男「え、まだ書類は大量にーー」
バサッ‼︎
バサッ……バサッ……
猫人の男「……行ってしまいましたか」
◆
ーートコナツ火山島 熱帯雨林
ゴーン……ゴーン……
金髪十字目ロリ「わ……鐘の音?なんだか綺麗だね」
厚着キレ長美人「……支神殿の鐘ね。誰かが竜を呼び出そうとしてるみたい」
金髪十字目ロリ「えっ!?じゃあそこ行けば会えるかな!?」
厚着キレ長美人「ええ、探す手間が省けたかも。私達も行くわよ」
赤橙黄色の光「」カッ‼︎
◆
ーートコナツ火山島 溶岩洞
ゴーン……ゴーン……
レッド「行っちゃうの?」
星竜「……この島に生きる竜として、呼び出しには応えねばならん。たとえ、あの鐘を鳴らす意味が今は伝わっていなかったとしても」
伝説の溶岩エイ「キュゥーン……」
星竜「エイさん、心配には及ばない。レッドさんの話では我が力を悪用することのない人物達だ……我は本来、世界樹の力がこの島へ落ちなければ産まれてこなかった存在だ。この空を戻すために必要ならば、我はこの命を失っても構わない」
レッド「そんな……」
星竜「それに、我が死ぬと決まった訳ではあるまい?星の力だけが目的ならやりようは幾らかあるだろうしな」
星竜「……では、行ってくる」
星竜「ギャオオオオオオッ!!!」
バサッ‼︎
バサッ バサッ バサッ……
伝説の溶岩エイ「キュゥン……」
レッド「……うん、きっと大丈夫だよね」
◆
228 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 23:45:02.84 ID:LW0Gwv5nO
ーー旧トコナツ支神殿
サーシャ「うぅ……まだ耳がビリビリする……」
カグヤ「けど、島全体に届いたんやないか?」
ガイ「これで飛んできてくれれば御の字だがな」
リーゼリット「まあ、こなかったら痕跡を探しに行けばいいだけだしね。そしたらこの肉料理を頑張って処理することになるけど……」
ギャオオオオオオッ……
リーゼリット「……え?」
サーシャ「この声……今まで聞いたことのない鳴き声だよ!」
ガイ「……来るのか?」
バサッ……バサッ……
カグヤ「音がどんどん大きくなっとる……もうすぐ現れるで」
バサッ‼︎バサッ‼︎
星竜「ギャオオオオオオッ!!!」バサッ‼︎
サーシャ「本当に来た!?」
リーゼリット「サーシャ、離れて!羽ばたきに巻き込まれる!」
ガイ「現れただけなのに……なんて威圧感だ……!」
カグヤ「間違いなく、本物の竜やね……!」
ドシン……
星竜「……我を呼んだのは貴様らか」
サーシャ「そ、そうです!竜さんに、聞きたいことがあって!」
星竜「……話せ」ムシャムシャ
リーゼリット(あ、肉食べるんだ……)
ガイ「世界樹の光の残滓を探している。貴方がその力を持っていると聞き、ここへ呼んだ」
星竜「なぜ、光の力を求める?」
ガイ「この空を……在りし日の世界を取り戻すために必要だからだ」
229 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 23:53:57.85 ID:LW0Gwv5nO
星竜「……グルル……」
サーシャ(お、怒ってるのかな……?)
星竜「……我は、この島に落ちた残滓の化身とも言える存在だ。貴様が求めているものは目の前にあるということだな」ムシャムシャ
リーゼリット「!」
星竜「……この食事は誰が用意した?」
サーシャ「わ、私です!お、お口に合わなかったでしょうか……?」
星竜「そう恐れるな。とても美味であった。感謝するぞ」
サーシャ「へ?あ、ありがとうございます!」
星竜「さて……これが貴様達が求めるものだ」
星の力[炎]「」キラキラ…
カグヤ「なんともまあ……綺麗なもんやね」
リーゼリット「あれが……世界樹の光?」
サーシャ「間違いない……あのときフォレスティナで見た光と同じだ!」
ガイ「……たしかに、求めてはいるが俺達はその力を扱う術を持たない。残滓の力がここに残っているかを調べに来ただけだ」
星竜「……貴様、名前は?」
ガイ「ガイ。ただの、ガイだ」
星竜「そうか、ガイ。お前は扱う術を持たないと言っているが……随分面白いものを持っているじゃないか?出してみろ」
ガイ「……これのことか?」スッ
翡翠の賽「」
星竜「どこで手に入れた?いや、関係あるまいか。今、ここにあるという事実こそが重要だ」
ガイ「一体何の話を……」
星竜「クク……何、貴様も大変な役目を背負わされたものだなと同情しているのだ。知らないようだから教えてやるが、その賽があれば世界樹の光の力を留めておくことが出来る」
ガイ「この賽のことを知っているのか!?」
星竜「知っている……というよりは感じるといったほうがいいか。いや、くだらんな。そんなことはどうでもよい」
星竜「我はこの力に未練はない。だが、この力を扱う者は相応の覚悟と力がいる……ただで渡す訳にはいかないのだ」
リーゼリット(……嫌な予感がする)カチャ……
カグヤ「あら、なんか物騒なこと考えてはります?」スッ
ガイ「……俺達を試す、ということか?」シャキンッ
星竜「そうだ。手加減はせぬ、[
ピーーー
]気でかかってこい……気を抜けば死ぬぞ」
サーシャ「……」キリリ……
星竜「では、見せてもらおう……貴様らが星の力を扱うにあたる者かどうか!」
ーー戦闘開始 星竜ーー
下1コンマ
01〜10 痛恨
11〜50 劣勢
51〜90 優勢
91〜00 会心
以下を使用する場合はコンマ判定時に名称を書き込んでください。(同時使用はできません)
閃光玉+10 残り3回
はさみうち+ 30残り1回
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 23:59:54.29 ID:KyULqnioo
はさみうち
231 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 01:22:28.26 ID:pN1V0TVCO
星竜「ギャオオオオオオッ!!!」
火球「」ゴウッ‼︎
ガイ「!」サッ
ドガァァァン‼︎
カグヤ「全然可愛くない威力やなぁ……!」
闇球「」ヴォンッ‼︎
カグヤ「さて……お手並み拝見やね!」
複数の闇球「」ドドドドドドッ‼︎
ドガァン‼︎
星竜「ギャオオオ……」シュウウウ……
カグヤ「嘘やろ?物凄く本気やったんやけどな……」
ガイ(効いていない訳ではないが、絶妙なタイミングで防御されている……隙を作れば有効打になり得るか)
ガイ「……サーシャ!アレをやるぞ!」
サーシャ「わかった!リーゼ、手伝って!」
リーゼリット「了解、どうすればいい!?」
サーシャ「とにかく竜の注意を逸らして!」
リーゼリット「……やってみる!」スッ
銃「」バァンッ‼︎バァンッ‼︎
星竜「ギャオッ!」バスッ‼︎バスッ‼︎
サーシャ「ガイ、準備は!?」
弓「」キリリ……
星竜「ギャオオオオオオッ!」
星竜の爪「」ブンッ‼︎
星竜の尻尾「」ブォンッ‼︎
ガイ「ッ!……いつでもいいぞ!」サッ
キュイイイン……
弓「」パヒュンッ‼︎
サーシャ「……今!」
ガイ「はぁっ!」シュインッ‼︎
シャキンッ‼︎
星竜「ギャオッ!?」
バスッ‼︎
リーゼリット「今だ、カグヤさん!」
カグヤ「隙だらけやね!!!」
複数の闇球「」ドドドドドドッ‼︎
星竜「ギャオオオオオオッ!?」シュウウウ…
ガイ「よし、成功だ!」シュインッ
サーシャ「この調子で攻め続けるよ!」
下1コンマ
01〜20 劣勢
21〜70 優勢
71〜00 会心
以下を使用する場合はコンマ判定時に名称を書き込んでください。(同時使用はできません)
閃光玉+10 残り3回
はさみうち+30 残り0回
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/12(火) 01:33:26.42 ID:srDm/1qho
閃光玉
233 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 09:36:00.13 ID:NZmNfG4zO
ガイ「みんな、目を閉じろ!」ポイッ
閃光玉「」ピッカァァァン‼︎
星竜「ギャオッーー」
星竜「……目眩しか、とんだ小細工を……」
ガイ「だが、効果はあったようだな……!」シュインッ
星竜「背に乗ったのか!?そこから降りろ!」バタバタ
ガイ「……」スッ
ガイ(レッド程のものはできないが……直接触れさえしていれば……!)
ガイ「氷よ!」パキパキパキッ‼︎
星竜「ギャオオオオオオッ!?」ガチン‼︎
星竜の翼「」バサッ‼︎バサッ‼︎
星竜の尾「」ブォンッ‼︎
ガイ「うおおおっ!?」バッ
ドサッ!
ガイ「がはっ……!」ビシャッ‼︎
リーゼリット「ガイが振り下ろされた!」バァンッ‼︎
サーシャ「……私が行く!攻撃を続けて!」ダッ
カグヤ「あかん……そろそろ魔翌力切れが近づいて来たで……」ヴォンッ‼︎
リーゼリット「でも体が凍って動きが鈍くなってる……ここが正念場だよ!」
下1コンマ
01〜20 ??
20〜30 劣勢
31〜00 勝利
以下を使用する場合はコンマ判定時に名称を書き込んでください。(同時使用はできません)
閃光玉+10 残り2回(警戒されて使えない!)
はさみうち+30 残り0回
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/12(火) 09:44:30.61 ID:mti9xD3jo
どうなるか
235 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 20:11:10.44 ID:T0MqCDl6O
複数の闇球「」ドドドドドドッ‼︎
銃声「」バァン! バァン‼︎
星竜「ぬう……!」ドガァン‼︎ドガァン‼︎
サーシャ「ガイ、大丈夫!?」ズザザ…‼︎
ガイ「ごふっ……ああ、なんとかな……」
サーシャ「そのままじっとしてて」ポゥ…
淡い光「」ポワワ……
ガイ「……回復魔法か。助かる」
サーシャ「全快とまではいかないけどね……リーゼとカグヤさんもギリギリだから、動けるようになったらすぐに行って貰わなきゃいけないけど……」
ガイ「ああ。もう、充分だ……」ヨロ……
サーシャ「……行けるの?」
ガイ「このままでは2人が持たない……やるしかないだろう……」キュイイイン……
ガイ「……援護を頼む」シュンッ
サーシャ「……リーゼ!カグヤさん!ガイを援護して!!!」キリリ……パヒュンッ‼︎
リーゼリット「速い!?……間に合ってよ!」チャキッ
カグヤ「……あとは任せるで!」スッ
火球「」ゴウッ‼︎
闇球「」ヴォンッ
ガイ「」シュンッ
星竜の尾「」ブォンッ‼︎
矢「」バスバスバスッ‼︎
ガイ「」シュンッ
星竜の爪「」グオオッ
銃弾「」バスッ‼︎ バスッ‼︎
ガイ「」シュンッ
星竜「ギャオオオオオオッ!!!」バッ
ガイ「」シュンッ
ガイ「はああああああっ!」ブンッ
ジャキンッ!!!
236 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 20:11:22.11 ID:o6iq30qkO
ガイ「……がはっ……ご、あ……」ドサッ
星竜「……見事だ。ガイよ。普通の竜であれば今の一撃で確実に死んでいただろう」
星竜「だが、我を倒すには及ばなかったようだな」
サーシャ「そんな……」
リーゼリット「くっ、もう弾も残り少ないのに!」ガチャン
カグヤ「チッ……随分しぶといんやね……」
闇球「」ヴォンッ
星竜「武器を納めよ。もう我に戦う意志はない」
ガイ「……な、に……?」
星竜「我が今、生きているのも星の加護によるもの。本来ならば死んでいる……貴様等は、充分に力を示した」
星竜「ガイ、翡翠の賽を出せ」
ガイ「……」スッ
翡翠の賽「」キラッ……
ガイ「賽が、光っている……?」
星竜「ギャオッ……」
星の力[炎]「」ポゥ……スィー……
翡翠の賽「」キランッ‼︎
サーシャ「……光が、賽に吸い込まれた?」
リーゼリット「じゃあ世界樹の光の力を……貰えたってこと?」
カグヤ「ふぅ……じゃあこれで一見落着やな……偉い疲れたわ」
星竜「これで星の力は完全に貴様の手に渡った……ガイ、あとはお前次第だ。大事に扱えよ?」
ガイ「……ありがとう。正しいことに使うと約束しよう」
星竜「フッ……さて、我はしばらく眠ることにする……次に起きたときは青い空を拝めればいいが」
???「んー、でも私のコレクションになるからそれは無理かも?」
237 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 20:12:22.50 ID:o6iq30qkO
星竜「……何者だ?」
金髪十字目ロリ→セーレフェリア「お初にお目にかかります。私はセーレフェリア・ロスチャイルド……この世界の全てを支配する王になる者だよ!」
星竜「戯言を……」
セーレフェリア「本当のことだもん!みんな、私に支配された方が幸せになれるんだよ!」
セーレフェリア「だから……竜さん、そんな私の一部になれることってすっごく光栄なことだと思わない?」
星竜「……付き合っている暇はない。遊びは他所でやれ」
セーレフェリア「あー、そんな態度とっちゃうんだ。じゃあ選ばせてあげようと思ったけど竜さんは強制的に私のコレクション入り決定ね!」
星竜「やれるものなら……やってみよ!」
ドガァンッ‼︎ズドォンッ‼︎バゴォン‼︎
サーシャ「な、何……どういうこと?」
カグヤ「訳がわからん……とにかく離れないと巻き込まれるで」
リーゼリット「そうだね……ほら、ガイさん。捕まって」
ガイ「……くっ、何者なんだあいつは?」
厚着キレ長美人「離れる前に……その賽を渡してもらえるかしら?」スタッ
サーシャ「も、もう1人来た!?」
リーゼリット「渡す訳ないでしょ。とても大事なものなんだから」
厚着キレ長美人「想定していた答えだわ。平和的に解決してあげようと思ったけど……残念ね。貴方達はここでお終い……」スッ
カグヤ「ッーー」バッ
闇球「」ヴォンッ‼︎
ドガァンッ‼︎
サーシャ「きゃああああああっ!」
リーゼリット「あああっ!」
ガイ「ぐっ……ぬう……」
カグヤ「くっ……みんな、逃げて……」ドサッ
厚着キレ長美人「他愛ないわね。それじゃあもらっていくわよ……」
ブンッ‼︎
厚着キレ長美人「!」サッ
モーリィ「私の友人に手を出して、無事でいられると思うなよ……」バサッ…バサッ…
厚着キレ長美人「島長が出てくるなんて……分が悪いわね」
厚着キレ長美人「セーレフェリア、撤退よ」
セーレフェリア「えー!?」
厚着キレ長美人「手負いが一匹とはいえ、竜を2匹同時に相手取るのは厳しいわ。一回出直しましょう」
モーリィ「逃すと思うか?」
厚着キレ長美人「あらーー」グシャッ‼︎
厚着キレ長美人「」ドサッ
セーレフェリア「うわー、グロい……」
モーリィ「次は貴様がああなるんだぞ?覚悟は出来ているな」
238 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 20:12:57.47 ID:o6iq30qkO
セーレフェリア「それはちょっと嫌だなー……なんか冷めちゃった。フローディア、早く起きてよ」
カッッッッ‼︎‼︎
不滅の炎「」ゴオオオオオッ‼︎‼︎
厚着キレ長美人「……やっぱり[
ピーーー
]ないのね。ちょっと期待していたんだけど」
モーリィ「……不死鳥か」
厚着キレ長美人→フローディア「そう、フローディア・エターナルエンド……名前はどうでもいいかしら?」
フローディア「……また取りにくるわ。それまで大事にその賽を持っておいてね」スッ
ガイ「……」
セーレフェリア「ちぇー。結局来て損したー……」
モーリィ「待て、逃すか!!!」バッ
星竜「ギャオオオオオオッ!」バッ
セーレフェリア「それじゃあまた遊ぼうね!バイバーイ!」
赤橙黄色の光「」カッ‼︎
モーリィ「チッ、逃したか……」
◆
239 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 21:12:39.03 ID:gSKD0jhNO
ーー???
ザァーン……ザザァーン……
ガイ「……また、この夢か」
ピョンッ……ピョンッ……
ガイ「やっぱり、いるんだな」
黒いスライム「」モニョッ‼︎
ガイ「久しぶり……でもないか。また叩いて起こしてくれるか?」
黒いスライム「」モニョニョ?
ガイ「ん……これか?」ガザゴソ
翡翠の賽「」キラッ……
黒いスライム「」モニャッ‼︎デロデロ……
ポンッ
黒髪幼女「わぁ……変われた……!」
ガイ「……驚いたな。人に化けられるとは」
黒髪幼女「え、えと……はじめまして……はじめましてじゃ、ないけど……あなたの、名前は?」
ガイ「ああ。はじめまして……俺は、ガイだ。君は?」
黒髪幼女「ん……わかんない……」
ガイ「……まあ、夢だしな。そういうこともあるか」
黒髪幼女「ごめんなさい……」
ガイ「謝らなくていい、怒ってる訳じゃない」
ガイ「この前は、何を伝えようとしていた?」
黒髪幼女「……ガイさんに、お願いがあって」
ガイ「どんな?」
黒髪幼女「えと……世界めくれを止めてほしいの」
ガイ「それなら、既に行動している。暗黒館の目的がそうだからな」
黒髪幼女「……暗黒館?」
ガイ「ああ。世界めくれの影響をなくし、在りし日の世界を取り戻す為に活動する組織だと……そう認識している」
黒髪幼女「わぁ……!ガイさん、すごい!」
ガイ「俺はすごくはないが……それで今、世界めくれの影響を取り除く為に必要な世界樹の光の力を調べているところだ。もっとも、調べるどころか力の断片を預かってしまった訳だが」
黒髪幼女「……だから、私もこの姿になれたのかな……?」
ガイ「そういえば、賽の光に触れてから姿が変わったな……もしかしたら影響しているのかもしれん」
黒髪幼女「んへへ……お話しできて、嬉しい……」
ガイ「フッ……」
安価下1〜2
何か話す?
自由安価
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/12(火) 21:16:33.64 ID:8oeS3Wgp0
あの2人組について知っているか
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/12(火) 21:41:44.07 ID:srDm/1qho
そもそも君はどこのだれだ
242 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/13(水) 08:54:48.22 ID:DaX2dMAsO
ガイ「名前はわからないにしても……普通の夢なら、こんなにも細かく君の姿を思い描けるはずがない」
黒髪幼女「ここは……夢の中だけど、わたし、本当にいるから……」
ガイ「……つまり、夢を使って俺と話しているってことか?」
黒髪幼女「うん……」
ガイ「……実際の君はどこにいる?」
黒髪幼女「……暗くて、寒い場所……お空が、近いかも」
ガイ「空?」
黒髪幼女「うん……けど、ごめんなさい。よくわかんない……」
ガイ(空が近い場所……山の上とかだろうか?)
ガイ「……一つ、聞きたいことがあるんだが」
黒髪幼女「ん……なに……?」
ガイ「たしか……セーレフェリアとフローディアといったか。その二人組も世界樹の光を求めているようだった。何か知らないか?」
黒髪幼女「セーレフェリアさんは知らないけど……フローディアさんは、聞いたことあるかも」
ガイ「本当か?」
黒髪幼女「たしか……フローディア……トゥルーエンド!……スウィートエンド、バッドエンド……ハッピーエンド?デッドエンド……?オーバーエンド???」グルグル
ガイ「どれも似ているが……たしかエターナルエンドと名乗っていたな」
黒髪幼女「んゅ……あんまり役に立たなかったかも……」
ガイ「いや、関係はありそうだ。名をもじった偽名か、あるいは同じ一族の者かもしれない」
黒髪幼女「大魔女様……」
ガイ「大魔女……?大魔女帝国のか?」
黒髪幼女「やっぱり関係ないかも……あっ」
ガイ「どうした?」
黒髪幼女「もう……夢が覚めちゃう……」
ガイ「む、そうか……」
黒髪幼女「また会おうね、ガイさんーー」
◆
243 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/13(水) 08:56:51.69 ID:C723RvIjO
ーートコナツ火山島 診療所
ガイ「……」スッ
サーシャ「……」zzz
毛布「」ファサッ
ガイ(ずっと側にいてくれたのか)ソッ
◆
モーリィ「む……起きたか。ガイ」
ガイ「モーリィさん……カグヤさんは無事なんですか?」
カグヤ「見ての通り元気やよ〜」
ガイ「よかった……あれからどれくらい経った?」
カグヤ「丸1日やね。あの二人に襲われたあとモーリィはんとリーゼリットはん、サーシャはんが私たちをここまで運んでくれたんやよ」
モーリィ「まさか、同じ奴を短期間で二度も担ぐことになるとは思わなかったが」
ガイ「……星竜はどうなったんです?」
モーリィ「あいつは溶岩洞で眠りについた。当分は目を覚まさんだろう」
ガイ「そうなんですね……」
モーリィ「ガイ、お前はこれからどうする?」
ガイ「一度、ウォーターポートに戻って今回の出来事を報告しようと思います」
モーリィ「そうか……で、戻るのはいつだ?」
ガイ「……体が動くならすぐにでも」
カグヤ「医者としてはあんまり無理してほしくないんやけど……事態が事態やし、強くは止められんなあ」
ガイ「……そういえばリーゼリットは?」
カグヤ「ああ、おつかいに行ってもらってるだけやよ。すぐに戻ってくると思うわ」
モーリィ「……一日くらいは休んで、ついでに島を見て回るといい。この島の客は歓迎するぞ」
カグヤ「抜け目ないなぁ、モーリィはん。でもウチも賛成やよ、一日は安静にしてほしいし」
ガイ「……では、そうしよう」
現在はトコナツ火山島です。(6日目)
※6日目が終了次第、ウォーターポートへ帰ります。
何をする?
安価下1〜3
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 09:26:55.11 ID:tApS+BBqO
セーレフェリアとフローディアに宣戦布告の呪詛念波でも飛ばしておく
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 09:39:04.61 ID:fvRuFzBeO
サーシャと一緒に観光
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 09:55:54.45 ID:Btj2Bjzp0
アルバと合流して訓練を頼む
247 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/13(水) 11:01:45.13 ID:4s0BRR3tO
ーートコナツ密林の隠れ温泉宿
アルバ「……なるほど。ではこの島の世界樹の力は今、君が持っているというわけか」
ガイ「ああ、そうだ。明日に出発してウォーターポートに戻ろうと思っている」
アルバ「ならばここにいる用はないな……俺は先に戻る。報告は君達でやっておけ」
ガイ「……少し、待ってくれ」
アルバ「どうした?」
ガイ「世界樹の残滓を探すなら……今後、一緒に戦うこともあるはずだ」
アルバ「……つまり、お前の腕を見ておく必要があると?」
ガイ「ああ。俺も、あなたがどう戦うのか知っておきたい」
アルバ「……」
コンマ下1
01〜80 知る必要はない
81〜00 いいだろう
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 11:03:11.66 ID:ybW0m/lHO
いいだろう
249 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/13(水) 13:54:00.38 ID:qXnITAbvO
アルバ「今、知る必要はない。そのときになれば自ずとわかるだろう。それに、その身体では本来の力など出せる道理もあるまい」
ガイ「……」
ガイ(たしかにその通りかもしれない)
アルバ「そういうことだ。互いのことは、必要になった時に知ればいい」ザッ
ガイ「……」
アルバ「……まだ傷が痛むだろう。あまり無理はしない方がいい」
ガイ「……ああ」
アルバ「……また会おう」
スタスタ……
⭐︎アルバがトコナツ火山島を出発しました
250 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/13(水) 13:54:54.32 ID:qXnITAbvO
ーートコナツ火山島 海市
ワイワイガヤガヤ
サーシャ「わぁ……この辺りは賑わってるね!」
ガイ「ああ。港の方もそれなりに人がいたが、この辺りは特に人が多いな」
サーシャ「いろんなお店が並んでて目移りしちゃうね……」
ガイ「どこによる?」
サーシャ「んー……全部行ってみたいかも?」
ガイ「……流石に全部回り切る時間はないだろう。どれかに絞るべきだ」
サーシャ「悩みどころだね……」
安価下1
1 海市の屋台
2 武具屋
3 酒場
4 その他(ありそうな場所の自由安価)
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 13:59:44.25 ID:9anM1Zt4o
1
252 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/13(水) 15:54:46.91 ID:OPmapB8IO
サーシャ「それじゃあ……あの屋台によってもいい?」
ガイ「ああ。構わないぞ」
◆
ーートコナツ火山島 海市 屋台
黒丸メガネのタコ人おじさん「いらっしゃいいらっしゃい!ウチの屋台は凄く美味いよ〜!」
サーシャ「あの〜、すいません。ここって何の料理を売っているんですか?」
黒丸メガネのタコ人おじさん「おっ、可愛いエルフのお嬢さん!彼氏君とデートかな?」
サーシャ「え!そ、そんなんじゃないです……///」
黒丸メガネのタコ人おじさん「ありゃ、違ったかい?お似合いだと思うんだけどなぁ……ああ、それで何の料理を売ってるかだね?ウチは食材選択式だから、ここにあるものを使って作れる物を売ってるよ!」
ガイ「……最終的な料理は店主の気分次第になる訳か」
黒丸メガネのタコ人おじさん「ガッツリめのものでもデザートでも自信あるよ!食べたい物を選んでくれ!」
レッド「あれ?ガイに、サーシャちゃん。まだこの島にいたんだね」ヒョコッ
ガイ「レッドか。君も何か食べに来たのか?」
レッド「いや、二人を見かけたから見に来たんだ。いつ帰るの?」
サーシャ「明日の予定ですよ!あ、レッドさんもよかったら一緒に食べていきません?」
レッド「いいの?それじゃあお邪魔しちゃおうかな」
黒丸メガネのタコ人おじさん「なんだ、レッドくんの知り合いだったのかい?じゃあ安くしとくよ!好きなのを選んでくれ!」
サーシャ「わぁ……ありがとうございます!どれにしようかなぁ……」
黒丸メガネのタコ人おじさん(兄ちゃん、お嬢さんの分とレッドくんの分を出そうとしてるだろ?一人分の値段しか貰わないから、存分にカッコつけな!)コソッ
ガイ(いや、懐に心配はないんだが……まあ安くなるんなら有り難く乗らせてもらおう)
安価下1〜2 食材を1〜3つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉
野菜:食べられる野草、海藻類、マンドラ大根、ゴボウの根っこ、トコナツマメ
穀物:ヤマイモ、パラパラ米、甘もろこし、ナッツ
魚介:カニ、ウミザリガニ、フヨフヨクラゲ、ウミタニシ、ウマアジ、マグロ、溶岩魚
果実:トコナツバナナ、トコナツドリアン、トコナツココナッツ、ウォータースイカ、ファイアメロン
卵乳:トリの卵、ミルク、チーズ、バター
特殊:スライムゼラチン、きび砂糖、激辛香辛料
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 15:56:13.53 ID:w2ibbYbW0
溶岩魚・激辛香辛料・ファイアメロン
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 15:57:28.98 ID:9anM1Zt4o
トコナツマメ フヨフヨクラゲ バター
255 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/13(水) 20:45:43.46 ID:lVEEO53mO
マメ入りバターマグマフィッシュカレー「」ドン‼︎
ファイアメロンのクラゲ入りソーダ「」ドン‼︎
黒丸メガネのタコ人おじさん「はいよ、お待ちどう!バターマグマフィッシュカレーとファイアメロンのソーダだ!」
サーシャ「美味しそう!」
黒丸メガネのタコ人おじさん「カレーはトコナツ火山島の郷土料理だけど、辛さが強くてね!辛いのが苦手な人でも食べやすいようにバターを一緒に溶かしてあるんだ!」
ガイ「クラゲはソーダに使われているのか。細切りが炭酸の中でゆらめいて面白いな」
レッド「カレーに入ってるトコナツマメは島民の人達が昔から好んで食べてる豆だね。どんな環境でも育つから最近は他の国でも栽培されてるって聞くよ」
黒丸メガネのタコ人おじさん「さあ、おかわりは自由だ!好きなだけ食べてくれ!」
レッド「もう……またそんなこと言ってたら奥さんに怒られちゃうよ?」
黒丸メガネのタコ人おじさん「はっはっはっ!沢山食べる種族じゃなければどうということはないよ!さあ、遠慮せずに!」
サーシャ「……それじゃあ、いただきます!」パクッ
サーシャ「ん〜!美味しい!」モグモグ
ガイ「」パクッ
ガイ(……!溶かし込まれたバターが辛味を包み込み、香ばしさが口いっぱいに広がる……溶岩魚とトコナツマメのホクホクした食感が変化をもたらして食べ進める手が止まらん……!)モグモグ
ガイ(そして熱くなった体に冷たいファイアメロンのソーダが効く……クラゲがゼリーのような喉越しをして飽きさせない!)ゴクゴク
レッド「」モニョモニョモグモグ
ガイ「……すまない、もう一杯もらえないだろうか?」カラッ
黒丸メガネのタコ人おじさん「お、気に入ってくれたかい?まだまだあるから、沢山食べていきな!」
サーシャ「すいません、私もおかわりいいですか?」カラッ
◆
黒丸メガネのタコ人おじさん「また来てね〜!」
サーシャ「ご馳走様でした!美味しかったです!」
ガイ「ふぅ……結構食べたな」
サーシャ「屋台であんなに食べたのはじめてかも……」
レッド「あの屋台、美味しいにあんまり人気ないんだよね……またトコナツ火山島に来たときには行ってあげると、おじさんも喜ぶと思うよ」
サーシャ「うん!あんなに美味しいお店、行かないと損だもん!また来ようね、ガイ!」
ガイ「……ああ、そうだな」
⭐︎屋台で美味しい料理を食べました
256 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/13(水) 20:46:11.01 ID:lVEEO53mO
ーートコナツ火山島 港
ガイ「ん?あれは……」
リーゼリット「」
掲示板「」
サーシャ「リーゼ?あんな所で何をしているんだろう……おーい!」
リーゼリット「ん……サーシャとガイさん?デート中?」
ガイ「2人で行動しているだけだ。そこで何をしている?」
リーゼリット「ほら、最後に現れた二人組いるでしょ?何か情報があれば暗黒館まで連絡するように頼む張り紙をしてたんだ」
張り紙「セーレフェリア、フローディアと名乗る二名を捜索しています。この者たちに関する目撃情報や行動の記録があれば、暗黒館まで至急ご連絡ください。ーー次は逃がさない」
サーシャ「あはは!まるで宣戦布告の文章みたいだね」
ガイ「フッ、あまり奴らには目をつけられたくないんだがな」
リーゼリット「でも、私達に注意が向いてる方が他の世界樹の光の残滓を狙われないかもしれないでしょ?」
ガイ「……確かにな。一理ある」
リーゼリット「でしょ?」ニヤリ
⭐︎セーレフェリアとフローディアの捜索願を出しました
257 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/13(水) 21:16:48.41 ID:o7wYASaUO
ーートコナツ火山島 港
豪華客船「」ボーッ
サーシャ「あっミチルさんの船だ!またあれに乗れるんだね……暗黒館の幹部ってすごいなぁ」
リーゼリット「戻ったらサーシャも幹部になれるようにオーナーに進言してみようか?」
サーシャ「えっ!いいの?……でもいいかな。組織ってなんか堅苦しくって……それに、ガイと行動すれば恩恵は受けられるから今は大丈夫!」
ガイ「……そういえば幹部に選ばれる基準とかはあるのか?俺は気がついたらなっていたんだが……」
リーゼリット「んー……どうだろうね?私もそれはわかんないや」
レッド「おーい!」ピョンピョン
カグヤ「見送りに来たで〜」フリフリ
サーシャ「あ、レッドさんとカグヤさん!」フリフリ
モーリィ「」バサッ バサッ
スタッ
リーゼリット「島長まで来た!」
モーリィ「ふぅ、間に合ったか……」
カグヤ「またコルトはんに仕事投げてきたんやろ?可哀想やなぁ」
モーリィ「すぐに戻るからいいんだよ……ガイ、お前に言っておくことがある」
ガイ「俺に……?」
モーリィ「ああ。お前はこの先、もっと厄介な連中や危険な場所に踏み込むこともあるだろう。世界樹の光を集める者として、その覚悟はあるか?」
ガイ「……覚悟はしています」
モーリィ「ならいい。ただ、命を賭けるのは、守るべきものがある時だけにしろ。お前の命はお前一人のものじゃない」
ガイ「……はい」
モーリィ「フッ……その返事なら安心だ。次は青空の下で会いたいものだな」
カグヤ「みんな身体に気をつけて頑張るんやよ」
サーシャ「……絶対また来ます!」
リーゼリット「ありがとうございました!」
ガイ「……お世話になりました」ペコリ
モーリィ「フッ……頑張れよ」
レッド「またね〜!」
⭐︎ウォーターポートへ帰ります。
下1のコンマが50以上で帰り道で何か起きたみたいです。
何か起きた場合、何が起きた?
安価下2
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 21:20:51.42 ID:w2ibbYbW0
あ
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 21:21:04.21 ID:i7i5ANoyO
船長が二日酔い
260 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/13(水) 22:11:08.53 ID:eIson/S8O
ーー暗黒館1F 酒場
ワイワイガヤガヤ
ガイ(少し離れていただけだが、この雰囲気に落ち着きを感じる。オーナーには報告書を提出したが、次の依頼と返事が来るには時間がかかるだろう……)スッ
翡翠の賽「」キラッ
ガイ(心なしか光っているように見える……星の力を宿した影響だろうか……?)ジッ
アモ「……ガイ、すごく綺麗なの持ってるね」ストン
ガイ「アモ……なんだか久しぶりだな。元気だったか?」
アモ「それはこっちのセリフだよ。どこに行ってたの?」
ガイ「トコナツ火山島だ」
アモ「えーいいなー……お休みしに行ってたの?」
ガイ「いや、仕事で行っていた。アモは何をしていたんだ?」
アモ「こっちの方で魔物退治とか、ダンジョン探索とか色々やってたよ?」
ガイ「そうか……探してる人は見つかったか?」
アモ「ううん……手がかりも何も……」
ガイ「……すまない」
アモ「いいよ、ガイが謝ることじゃないし……それより、またどこかに行くときは私のことも誘ってほしいな?」
ガイ「……機会があればな」
アモ「うん、待ってるね?」
金髪美形少女?「あいつ……なんだか面白そうなことやってそうだな」ニヤリ
ガイ(さて、何をしようか……)
現在はウォーターポートです。
何をする?
安価下1〜3
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 22:18:00.75 ID:sbJsVlo4O
アモの探し人について詳しく聞く
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 22:18:25.40 ID:DbFZ1zwk0
リハビリでサーシャとごく軽めの運動
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 22:18:56.19 ID:9anM1Zt4o
一緒に冒険した仲なのでリーゼリットもパーティに勧誘してみる
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 22:19:05.90 ID:w2ibbYbW0
イーリンのフードをこっそり取る
265 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/14(木) 00:19:53.17 ID:ya9sMn+pO
ガイ「……アモ、以前話していた友人とシスターについて詳しく聞いてもいいか?」
アモ「いいけど……もしかして私に興味あるの?」クス
ガイ「……出先で似た人物を見かけたら教えられるだろう」
アモ「あはは、そっか……ありがとう、ガイ」
ガイ「で……その2人はどんな人物なんだ?」
アモ「……何から話そうかな。まず、10年前……魔族国が王国領の魔族自治区だったときの話ね」
ガイ(そういえばアモは魔族国の出身だったな)
アモ「私の両親が王国の騎士に殺されちゃってね。それで行く宛もなくて、食べ物もなくて、もうこのまま死ぬのかな……ってなったときにシスターさんが助けてくれたの」
ガイ「……あの頃のことは、よく覚えている。魔族は人として扱われず、街の中で堂々と虐げられていて……まるで地獄のようだった」
アモ「うん……だけど、シスターさんは大事に私たちと接してくれてね……お姉ちゃんのご飯、美味しかったなぁ」
ガイ「いい人だったんだな」
アモ「……少し脱線しちゃった。それで魔族革命が起きる前くらいにね、クロシュちゃん達が来たの」
ガイ「……その髪飾りのスライムのことか?」
アモ「うん、そうだよ。一緒にデロデロして遊んだんだ!」
ガイ(最近どこかで似たようなのを見た気がする)
アモ「それで、魔族革命が起きた日……シスターさんも人間だから、魔族の人に襲われかけてね……それをクロシュちゃんが助けてくれたの!」
ガイ「強いスライムなんだな、クロシュというやつは」
アモ「うん!盾で魔族の人を一捻りしてたんだから!」
ガイ(盾を持つスライムか。器用なスライムもいるんだな)
ガイ「……クロシュとシスターとは、今は連絡がつかないんだな?」
アモ「うん……世界めくれが起きる前はたまに手紙とかお土産が送られてきたりしてたんだけど……」
ガイ「……そうか。なら、俺も旅先で似た者を見かけたら必ず知らせる。黒いスライムと……シスターはどんな見た目をしている?」
アモ「お姉ちゃんは美人だからすぐにわかるよ。名前は、ロイエ教のしきたりで無くなったから聖女って名前で呼ばれてたかな」
ガイ「わかった、聖女とクロシュだな。気に留めておこう」
アモ「ありがとね、ガイ……」チュッ
ガイ「!?!?!?」バッ
アモ「ふふ、これはお礼。……また話そうね」ニコッ
ガイ「あ、ああ……」
⭐︎アモから聖女とクロシュの話を聞きました
266 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/14(木) 00:45:56.26 ID:ya9sMn+pO
ーーウォーターポート 港
サーシャ「ガイ、身体の調子はどう?」
ガイ「大体戻ってきた……カグヤさんの治療もあるが、サーシャが定期的に回復魔法をかけてくれたお陰だな」
サーシャ「ふふっ……じゃあ今日はリハビリがてらストレッチでもしようか」
ガイ「ああ……おい、どうして近づく?」
サーシャ「だって近づかないとガイのこと押せないでしょ?さあ、座って!」
ガイ「そうか……」ストン
サーシャ「じゃあ足を伸ばしたまま前屈してみようか……押すよー?」グッ
ガイ「……ん?」ググッ
ガイ(背中に柔らかい感触が……いかん、サーシャは真面目にやってるんだぞ!?)
サーシャ「ほら、息を止めないでゆっくり吐いてーー」
ガイ「」フー……
ガイ(耳元で声がする!?そんなに近いのか!?クソッ、集中しろ!身体を伸ばすことに集中するんだ……!)
サーシャ「お、いけるね。じゃあもっと押しても大丈夫かな?」グイッ
ガイ「ぐぅ……」ググッ
ガイ(これは……試練だ。今は耐えろ、俺……)
◆
サーシャ「ガイって意外と身体柔らかいんだね!ストレッチしがいがあったよ!」
ガイ「……ああ。それならよかった」
サーシャ「……どうしたの?どこか痛めた?」
ガイ「いや、そうじゃない。俺は……勝ったんだ。自分自身に……」
サーシャ「ふふっ、変なこと言うんだね?けど、お疲れ様!」
⭐︎サーシャと一緒にストレッチをしました
267 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/14(木) 01:21:51.69 ID:ya9sMn+pO
ーー暗黒館1F 酒場
ワイワイガヤガヤ
サーシャ「……ねぇ、ガイ。リーゼをパーティに正式に誘ってもいいかな?」
ガイ「リーゼリットを?勿論だ。彼女の銃の腕はとても心強い。人柄も信頼できるしな」
サーシャ「じゃあ決まりだね!リーゼはどこにいるかな……?」キョロキョロ
ガイ「もしかしたら次の任務に向かったのかもしれんな……」
リーゼリット「やあ、お二人さん。私を探してる?」ヒョコッ
サーシャ「あ、リーゼ!」
ガイ「まだいてくれたか。探したぞ」
リーゼリット「ガイさん、用件は一体何だい?」
ガイ「ああ……実は、君と正式にパーティを組みたくてな」
リーゼリット「……え、私と?」
サーシャ「うん!リーゼがいてくれたら心強いんだけどなぁ……」
ガイ「無理強いはしない。あくまで君の自由意思に任せる」
リーゼリット「……私、そう言われたのはじめてで……なんて言ったらいいのか……」
リーゼリット「……その、私でよければ……パーティに入れてほしい……な……?」
サーシャ「〜〜〜ッ!」ダキッ
リーゼリット「わっ、サーシャ!苦しいって!」バシバシ
ガイ「フッ……それじゃあ改めて、これからよろしく頼む。堅苦しい呼び方はなしでいい、俺のことはガイと呼んでくれ」
リーゼリット「う、わかったよ、……ガイ。私のことも、リーゼって呼んで……ッ!サーシャ!そろそろ離して!!!」ジタバタ
サーシャ「これからよろしくね〜リーゼ♪」ギュッ
ガイ「……そういえば2人はいつそんなに仲良くなったんだ?」
パッ
リーゼリット「はぁ……はぁ……ガイ、が……毒で寝込んでる間に……ね」
サーシャ「そうそう!私たち、すっこぐ仲良しになったんだから!」
ガイ「フッ……そうか」
⭐︎リーゼリットと正式にパーティを組みました!依頼等を受けた際はリーゼリットがついてきてくれます。
268 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/14(木) 01:26:23.32 ID:ioQOD7LAO
本日はここまでです。
更新を終了する前には今回みたいに報告した方がいいですかね?
それとも今までみたいに報告なしでやっていく形の方がいいでしょうか?
意見、質問等は随時、受け付けておりますのでお気軽にどうぞ。
それでは、おやすみなさい
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/14(木) 01:35:27.29 ID:VhLcwOrxO
お疲れ様です、報告してくださるとありがたいけど作者さんのやりやすい方で
ガイとサーシャの2人がほんわかラブコメしてて好き
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/14(木) 01:42:52.11 ID:wm2UOtNGo
おつ
個人的には投稿終了の報告があった方がこうやって感想をコメントするタイミングを計れるので助かりますね
初戦で負けた時はどうなる事かと思ったけど
以降は幸い何とかなって良かったわ
271 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/14(木) 19:18:12.46 ID:jPkHrAfbO
>>269
>>270
では、これからは終わる際に報告します。
そしてお二人とも、感想ありがとうございます!
272 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/14(木) 19:18:57.28 ID:jPkHrAfbO
ーー暗黒館1F 酒場
ワイワイガヤガヤ
ガイ「……ここの料理も美味いな」モグモグ
暗黒館バーテンダー「趣味で作ったものをお出ししたら、皆様から好評をいただきまして。それ以来、簡単なものですがメニューに加えております」
ガイ「なるほどな……」モグモグ
金髪美形少女?「よっと、お隣いただき〜♪」ストン
ガイ「バーテンダー、レモンウォーターをもらえるか?」
暗黒館バーテンダー「かしこまりました」
金髪美形少女?「なぁ、お前……面白いことに首突っ込んでるだろ?」
ガイ「……俺に話しかけているのか?」
金髪美形少女?「他に誰がいるんだよ?ボクがわざわざ話しかけてるんだ、ありがたく思え!」
暗黒館バーテンダー「お待たせしました……ガイ様、そちらの方はアトニス様と言って、歴とした冒険者のひとりですよ」スッ
ガイ「……そうだったのか」
金髪美形少女? → アトニス「ふん!このボク、アトニス様を知らないとは、お前モグリだな?」
ガイ「……確かに、ここに来て日は浅い。だが知らない顔が多くてな……」
アトニス「………まあいいさ。ボクの寛大さに感謝しなよ!バーテンダー、いつものくれ!」
暗黒館バーテンダー「」スッ
暗黒館名物プリンアラモード「」ドンッ
アトニス「ん〜、やっぱコレだね!」モグモグ
ガイ「……それで、何か用か?」
アトニス「ああ。次の光の捜索にはボクも連れていけよ」
ガイ「……どこでそのことを知った?」
アトニス「知るも何も、お前が持っているソレで嫌でもわかるだろ……他の奴は気づかないのか?」モグモグ
ガイ「……翡翠の賽のことか。指摘されたのは初めてだ」
アトニス「まあ、ボクは特別だからな。そこらの奴らと一緒にするな」
アトニス「……それで、光の捜索なんて、そんな面白そうなことを見過ごせる訳ないだろ」
ガイ「……遊びじゃないんだ。危険も伴う。生半可な気持ちで参加するもんじゃない」
アトニス「危険上等!退屈よりはマシってもんだ。ボクは退屈が嫌いなんだよ」
ガイ「……」
暗黒館バーテンダー「失礼ながら、ガイ様。アトニス様は態度が少々アレですが、実力は充分です。連れていって損することはないと思いますよ」
ガイ「……わかった、考えておこう」
アトニス「ふふん、いつでも声をかけたまえ!」
ガイ(……今日は何をしようか)
現在はウォーターポートです。(この安価終了後にオーナーから連絡がきます)
何をする?
安価下1〜3
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/14(木) 19:19:26.08 ID:WO4nJ6Dn0
イーリンと飲みながら話をする
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/14(木) 19:21:34.05 ID:S4CAkklmO
サーシャと魔法の練習
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/14(木) 19:27:38.48 ID:RyUr+EitO
港に停泊してるミチルの舟の整備の手伝い
276 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/14(木) 20:42:51.48 ID:sqFao7sQO
ガイ(アトニスは依頼に向かった。俺も外出して暇を潰そうか……)
イーリン「……隣、失礼してもいいですか?」
ガイ「……イーリンか、構わないぞ。」
イーリン「では、お言葉に甘えて……ふぅ……」ストン
ガイ「君が休んでいるのを初めて見たかもしれない」
イーリン「ええ、久しぶりの休日をいただきました……バーテンダー、バイオレットカクテルをもらえる?」
暗黒館バーテンダー「……かしこまりました」
ガイ(……なぜ、覚悟を決めたような顔を?)
ガイ「イーリンは幹部……なんだよな?普段は何をしているんだ?」
イーリン「普段ですか?主にウォーターポートの用心棒兼、幹部達の窓口として活動しています。たまに依頼を受けることもありますよ」
イーリン「……まあ、ゴロツキを叩き出すのが一番多い仕事ですけどね」クス
ガイ「なるほど……たしかに君なら向いてそうだ」
イーリン「褒め言葉として受け取っておきます」
暗黒館バーテンダー「……お待たせしました、バイオレットカクテルです」スッ
イーリン「ありがとうございます……そういえば、アモさんとはもう会いました?」
ガイ「ああ。昨日、話した」
イーリン「彼女とは昔からの知り合いでしてね。お世話になったシスターが同じなんです。この前も一緒に飲んでたら、気がつけば夜が明けてました」クス
ガイ「……意外だな。見た目に寄らず、酒が好きなのか」
イーリン「ええ、見た目は可愛らしいのに、飲みっぷりはなかなか豪快ですよ」
イーリン「そうそう、トコナツ火山島での実績、オーナーは大いに関心を寄せていました。近いうちに別の場所への捜索を依頼されるでしょう」ゴク
ガイ「……そうか」
イーリンと何を話す?
安価+コンマ下1〜2
コンマ50以下で……
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/14(木) 20:53:08.13 ID:Y6pYH+dbO
暗黒館について
沿革など
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/14(木) 21:29:31.96 ID:SoBHtPgjo
コンマ
279 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/14(木) 23:22:16.34 ID:WpOP95LFO
ガイ「イーリンは暗黒館が作られたときからいるのか?」
イーリン「立ち上げにいた訳ではありませんが、それなりに早い時期には」
ガイ「なら、暗黒館の沿革について知っているか?」
イーリン「……成り立ちに興味がおありで?」
ガイ「ああ。暗黒館の一員として、知っておきたくてな」
イーリン「私が知っていることだけになってしまいますが、構いませんか?」
ガイ「頼む」
イーリン「……創設は世界めくれが起きて、ほんの少し経った頃。現在のオーナーが立ち上げました。このときは組織ではなく、世界めくれの被害を受けた人達を支援するボランティアのようなものでした」
ガイ「そうだったのか」
イーリン「ええ。当時の活動は、避難所の設営や物資の配布、行方不明者の捜索など……現在でもやっていますが、冒険者ギルドの行う活動はやっていませんでした」
ガイ「では、なぜギルドの代理を?」
イーリン「それは冒険者ギルドが世界めくれの対応で後手に回り、やがて組織として破綻したからです。支援で各国に散らばっていた暗黒館の人員がその穴埋めで役割を引き継ぐ形になりました」
イーリン「……もっとも、オーナー自身は代理ギルドになろうと計画していたわけではないそうです」
ガイ「本来の目的が世界めくれの影響をなくす為だとは聞いたが……」
イーリン「世界めくれを止めることはできなかったけれど、自分にできることをやり続けたら今の形になったと、オーナーはそう仰っていました」
ガイ「……器の大きい人物だな、クーさんは」
イーリン「ええ……私にとっても、掛け替えのない恩人であり、素晴らしい方です」
暗黒館バーテンダー(今回は悪酔いしなかったようですね)ホッ……
⭐︎イーリンから暗黒館の沿革を聞きました
280 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/14(木) 23:56:22.53 ID:WpOP95LFO
ーーウォーターポート サーシャの家
コンコン……
ガイ「サーシャ、いるか?」
サーシャ「……え、ガイ?……ちょっと待って!」
ドタバタ……
ガチャ
サーシャ「……お待たせ、上がっていいよ」
ガイ「急にすまんな。邪魔するぞ」
サーシャ「珍しいね、家に訪ねてくるなんて。今日はどうしたの?」
ガイ「時間ができたから、サーシャさえよければ一緒に魔法の練習でもしようと思ってな……迷惑だったか?」
サーシャ「ううん、そんなことないよ。私も丁度、暇だったし!」
ガイ「それならよかった。場所は決めてないんだが、どこでやる?」
サーシャ「んー……雨が降りそうだし、このまま家でやろうよ」
ガイ「……いいのか?」
サーシャ「もちろん!といっても模擬戦とかは流石に厳しいけどね」
ガイ「それはそうだろう」
サーシャ「あはは……じゃあ、ちょっと家具動かすから手伝って!」
ガイ「ああ」
◆
サーシャ「よし、じゃあ練習しよっか!……ガイは何の魔法を練習するの?」
ガイ「……氷魔法の精度をあげようと思う」
サーシャ「星竜と戦ったときに使ってたよね!いつの間に覚えたの?」
ガイ「レッドに教えてもらってな。ただ、今のままでは速度強化と同じくらい魔翌力の消費が激しくてな。頻繁には使えん」
サーシャ「なるほど……じゃあ私は地属性の練習をしようかな。もう少しで使えるようになると思うんだよね……」
ガイ「ああ。お互いに頑張ろう」スッ
コンマ下1
ガイ
01〜30 あまり変わらんな
31〜90 直接触れずとも氷を作れるようになったぞ
91〜00 氷属性の本質は……
コンマ下2
サーシャ
01〜50 できた!
51〜90 やれることが増えたかも?
91〜00 地属性は完璧かも?
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/14(木) 23:57:19.16 ID:WO4nJ6Dn0
あ
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/14(木) 23:58:06.76 ID:SENOmUHg0
やあ
283 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/15(金) 00:23:22.12 ID:syIPH20RO
ガイ「……まだ、直接触れていないと氷属性はうまく扱えないな……」パキパキ……
ガイ(サーシャの方はどうだろうか)チラ
サーシャ「……」
砂「」サラサラサラ……
ガイ(凄く集中している……生成された砂の量も以前より遥かに多い……ん?)
砂「」ザラッ……ザラッ……
ガイ(砂が一箇所に集まって……塊になっていく)
土塊「」ズズ……
ガイ「おお……」
消えゆく土塊「」サラ……
サーシャ「……ふぅ……私、地属性なら結構使えるようになったかも?」
ガイ「見てたぞ。凄いじゃないか」
サーシャ「えへへ……もし、地属性魔法が必要になったら言ってね!高度なことはできないけど、それなりに扱えると思うから!」
ガイ「ああ。そのときはよろしく頼む」
サーシャ「んー!……ちょっと休憩しようか。お茶淹れるね!」
⭐︎サーシャが地属性魔法を使えるようになりました。(高度なことはできません)
284 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/15(金) 00:25:26.03 ID:syIPH20RO
本日はここまでです。
次回は豪華客船を整備するところから始めます。
また、明日は
>>1
に予定がある為更新はありません。
それでは、おやすみなさい。
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/15(金) 00:38:19.34 ID:a82BSWd/0
乙です!
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/15(金) 13:28:47.89 ID:Uf1eavFjO
乙
パーティ入希望の方がけっこういるけど次の探索の人員はどうなるんだろ
287 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/16(土) 19:38:39.70 ID:4Tb7AoJRO
>>286
今のところ、探索の人員については固定パーティメンバー+そのときどきの安価によって人員を決定する感じで考えています。
探索場所へ向かう前に連れて行く人数と連れて行くキャラの安価(ウォーターポートに滞在しているキャラが主になります)を行いたいと思いますので、よろしくお願いします。
288 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/16(土) 19:39:09.85 ID:4Tb7AoJRO
ーー暗黒館1F 酒場
ワイワイガヤガヤ
依頼掲示板「」
リーゼリット「うーん……参ったな……」
サーシャ「あ、リーゼだ!おーい!」
リーゼ「ん、サーシャとガイ……丁度いいところに!」
ガイ「どうかしたのか?」
リーゼ「実は今、懐がギリギリでね……何か依頼を受けようと思っていたんだけど、今受けられる依頼はどれも複数人からしか受け付けてなくて困っていたんだ」
サーシャ「なるほどね!それじゃあ私達に頼ってよ!」
ガイ「ああ。せっかくパーティを組んだんだ。手伝うぞ」
リーゼ「……そっか。それじゃあ2人とも、お願いしてもいいかな?」
ガイ「ああ……それで、どんな依頼を受けるんだ?」
◆
ーークロシュヴァル号 甲板
ミチル「みんな、手伝いに来てありがとう!クルー達だけじゃ手が回らないからすごく助かるよ」
ガイ「豪華客船の甲板掃除とは……貴重な経験だな」ゴシゴシ
サーシャ「ほんとだよね〜!この船にはお世話になったから、少しでも恩返しできるなら嬉しいよ!」ゴシゴシ
リーゼリット「そうだね……この船にはこれからも世話になるだろうから、念入りにやっておこう」ゴシゴシ
ミチル「船長として、ありがたい言葉だ!お給金は弾むから、よろしくね!」
サーシャ「はい!……よし、頑張るぞー!……って、わっ!」ツルッ
リーゼリット「サーシャ!?」
ガシッ
サーシャ「……えっ?」
ガイ「……大丈夫か?足元は滑りやすくなっている。あまり急な動きはしない方がいいだろう」
サーシャ「は、はい……えへへ、気をつけないとね……それと、もう大丈夫だから離してくれる?……///」
ガイ「……おっと、すまんな」パッ
ミチル「ははっ!イチャイチャするのもいいけど、仕事はしっかりやってよー?」
サーシャ「イチャ……!?そ、そんなことしてません!」
リーゼリット「はいはい、言い訳言い訳〜。ま、仲がいいのは悪いことじゃないけどね」
サーシャ「なっ……!リーゼまでそんなこと言わなくていいの!」
ガイ(……今の感触は忘れないようにしよう)
⭐︎クロシュヴァル号の甲板掃除を手伝って報酬をもらいました
289 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/16(土) 19:40:23.93 ID:4Tb7AoJRO
ーー暗黒館 幹部宿泊部屋
コンコン
ガイ「どうぞ」
ガチャ
イーリン「失礼します、ガイさん。オーナーよりこちらを預かっております」スッ
ガイ「……来たか。オーナーの手紙」
イーリン「ええ。私は中身を拝見しておりませんが、光の捜索に関することでしょう。もし探索に向かわれるのであれば御検討をお祈りします」
ガイ「ああ。ありがとう」
イーリン「それでは要件は終わりましたので失礼します」
バタン……
ペラッ……
この手紙を読み終えたら確実に処分すること。
また、ここに書かれた内容を他人に一切口外しないこと。
ガイへ
先日のトコナツ火山島での件、本当にお疲れさま。報告書は読ませてもらったわ。まず、無事に戻ってきたことに安心している。
例の二人組についてはこちらでも動いておくから、アンタは油断しないこと。
それで、翡翠の賽を持つアンタに新しい任務を与える。
五つの光を集め、翡翠の賽を守り抜くこと。
それがアンタの使命よ。
かつて世界樹の光が落ちた場所について、現在判明しているのは『テラヌス・ウルス』、『ユーシリア帝国』、『オノゴロ諸島』。
そして最後の一つについては調査中よ。
判明次第、追って知らせるわ。
探索する順序はアンタに任せる。ただ、世界めくれは今もまだ続いているということを忘れないでちょうだい。
暗黒館に入ってからの日は浅いけれど、アンタには特に期待している。
頼んだわよ、ガイ
追伸
クロシュヴァル号の居心地は気に入った?
私のイチオシの船だから当然よね。
また乗る機会があれば、ぜひ乗りなさい。
暗黒館オーナーより
ガイ「……了解、任せてくれ。クーさん」
290 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/16(土) 19:41:04.06 ID:4Tb7AoJRO
ーー暗黒館1F 酒場
ワイワイガヤガヤ
ガイ「新たな任務をオーナーから頼まれた。といっても予想はつくだろうが……」
サーシャ「残りの光を探すんだよね?あっ、これ言わない方がいいんだっけ……」
リーゼリット「サーシャは幹部じゃないけど、協力者だし問題ないんじゃない?私は引き続き、ガイ達の支援を命じられているからついていくよ。それで、次はどこに向かうの?」
ガイ「とりあえずテラヌス・ウルスか、ユーシリア帝国……それとオノゴロ諸島……この中のどれかから行こうと思う」
サーシャ「おお……どこも遠いねえ」
リーゼリット「どうしようか?」
ガイ「そうだな……」
多数決 下1〜5
どこに行く?
1 テラヌス・ウルス
2 ユーシリア帝国
3 オノゴロ諸島
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/16(土) 19:41:15.87 ID:bApum4WB0
3
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/16(土) 19:42:26.14 ID:Fvu98C81O
2
293 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/16(土) 19:47:53.71 ID:XHYKZ8v5O
すいません、1〜5ではなく1〜4でお願いします。このレスは飛ばしてください
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/16(土) 19:56:56.31 ID:IJc9HSbT0
2
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/16(土) 19:57:05.95 ID:KZ9XlIXdo
1
296 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/16(土) 22:50:00.92 ID:WauI1nEZO
ガイ「……ユーシリア帝国に向かおう」
リーゼリット「……うん、問題ないよ」
サーシャ「ユーシリア帝国かぁ……たしか今の皇帝って、エリオスさんでしょ?十年前の大混乱の直後に即位した人だよ。作物の不作に地震、周辺国の侵攻や疫病まで重なって、しかも世界めくれまで起きて国が崩壊寸前だったのに……」
サーシャ「そこから持ち直して、今は建国した皇帝に次ぐくらいの名君って言われてるんだって!」
リーゼリット「本当に凄い人だよね。ただ、その分彼に反感を持つ人も多くてね……皇帝を支持する派閥と、旧貴族たちの派閥で衝突が絶えないんだ」
サーシャ「うん……一部はもう内戦って言ってもいいくらいの規模になってるよ。表向きは鎮圧と称してるけど、実際は帝国の各地で小競り合いが続いてるんだって」
ガイ「……聞く限りでは理想的な皇帝だが。なのに、なぜ反感を買う?」
リーゼリット「権力の集中、かな。あまりにもエリオス皇帝の手腕が大きすぎて、逆に旧来の貴族達からは自分達の立場が奪われるって不満が出ているのさ」
サーシャ「それに、国を立て直すためとはいえ、重税をかけたり、容赦なく改革を進めたからね……国民に慕われてはいるけど、一部からは恐れられてるって話もあるよ」
ガイ「……なるほど。国を背負うというのは、並大抵のことではないな」
リーゼリット「そういうこと。国内は結構ピリついてるから、あまり不審なことはしない方がいいかもね」
ガイ「ああ……出発は明日で構わないか?」
サーシャ「うん、いつでもいいよ!」
リーゼリット「私も合わせるよ」
ガイ「……わかった。集合時間と場所はあとで伝える。夜にここで落ち合おう。各々、準備にかかってくれ」
リーゼリット「了解、じゃあまたあとでね」
サーシャ「私も準備してくるね!」
◆
ガイ(……さて、移動手段の確保はイーリンに頼むとして……今回はユーシリアの内部情勢が危うい。あまり関わらないようにするとはいっても、3人だけでは戦力的に厳しいかもしれんな)
ガイ(……誰かに声をかけるか。知っている顔のヤツがいれば話しかけやすいんだが……)
現在、暗黒館にいるメンバー
イーリン
アモ
アトニス
テル
アルバ(コンマ下1の数値が70以上でいます)
誰に声をかける?
安価下2
(最大で2人まで。名前を指定してください)
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/16(土) 22:54:56.56 ID:uaBHbUZWo
居るかな?
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/16(土) 22:55:11.86 ID:ryAGyEt0O
あ
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/16(土) 22:55:39.29 ID:bApum4WB0
イーリン、アルバ
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/16(土) 22:55:53.60 ID:DYsV8tMCo
テル
301 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/17(日) 00:32:58.97 ID:6cMR64vUO
ガイ(……いや、待てよ。そもそもイーリンに声をかけてみるのはどうだろうか。用心棒ということで腕は申し分ない……荒事にも慣れていそうだしな。普段の仕事が忙しそうだから誘いには乗ってくれないかもしれないが、ダメ元で聞いてみるか)
ガイ「……よし、そうと決まれば早速ーー」
イーリン「移動手段の手配ですか?」
ガイ「ッ!?いつの間に……」
イーリン「先程、サーシャ様とリーゼリット様と一緒にユーシリア帝国の話をしているのが聞こえまして。必要になるのではないかと思い、声をかけたのですが」
ガイ「あ、ああ……たしかにそれを頼むのもあったが、もう一つ要件がある」
イーリン「どのような要件ですか?」
ガイ「……ユーシリア帝国に一緒に来てくれないか?」
イーリン「ええ、構いませんよ」
ガイ「君はここの用心棒で腕が立ーーえ?」
イーリン「ですから、構いませんよ」
ガイ「……あっさりすぎるな。普段の様子を見るに、断られるものだと思っていたんだが」
イーリン「用心棒とはいえ、私も暗黒館の幹部です。必要とされれば赴くのは当然でしょう」
ガイ「だが……ここを離れても大丈夫なのか?」
イーリン「ええ。私の業務を行える代わりの人はいますので。長期間、離れても何の問題もありません」
ガイ「……それならいいんだが」
イーリン「ふふっ……ご心配、ありがとうございます。それで、ユーシリア帝国への移動手段ですが……陸路なので魔導車の準備をしておきます。出発は明日ですね?」
ガイ「そうだ……あとでまた集まる。そのときにはイーリンも一緒に居てくれ」
イーリン「わかりました。では、よろしくお願いしますね」ペコリ
⭐︎ユーシリア帝国にイーリンがついてきてくれます。
◆
ーー暗黒館2F 幹部宿泊部屋
ガイ(とりあえず今できる準備は終わった……集合までまだ時間がある。何をしようか)
現在はウォーターポートです。
何をする?(この安価が終わり次第、ユーシリア帝国に出発します)
安価下1〜2
302 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/17(日) 00:49:32.11 ID:6cMR64vUO
>>1
の睡魔が限界なため今日は終わります。
明日は安価の更新をした後にキャラ募集をしたいと考えています。
このレスは飛ばしてください
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/17(日) 00:50:03.16 ID:0s4bLz4Eo
クーちゃん口説きにいく
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/17(日) 00:54:04.33 ID:t1HxxOhWO
ガイ専用つよつよ武器を調達
305 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/17(日) 11:07:29.88 ID:e7tfQfmLO
ーーウォーターポート 大通り
ガイ(剣の手入れはサーシャに指摘されてから定期的に行うようにしているから、新しい物を買う必要はないが……世界樹の光を追うなら、フローディアとセーレフェリアの2人とは敵対することになるだろう。対策になるような物が簡単に見つかるとは思えないが……)
ガイ(剣が使えないときの補助的な武器を買っておこう。そうなると携行がしやすい短剣のような物がいいだろうか……)
露天商「やあ、お兄さん!トコナツ火山島は楽しかったかい?」
ガイ「……ああ、あのときの。覚えていたのか?」
露天商「ええ、ええ!お客さんの顔を覚えるのは得意なんでね!ウチによっていってくださいよ!お安くしますぜ!」
ガイ「……武器は取り扱っているか?」
露天商「武器ですか?数は少ないけど、もちろんありますぜ!けど、お兄さんの剣はまだ全然使えそうに見えますが?」
ガイ「これが使えなくなったときの予備を探している」
露天商「なるほど!それなら持ちやすいやつがいいですね……さあどうぞ、見てってくだせえ!」
魔銀の短剣「」
魔導拳銃「」
鋼の手斧「」
苦無「」
ガイ「……意外と揃ってるな」
露天商「ウチは武器屋にも負けない品揃えでさぁ!ただ、売るだけだから整備とかはできないんだがな!わっはっはっ!」
ガイ(……どれも補助に使うには丁度いいが、いまいち琴線に触れないな……ん?)
装飾が施された鞘に入ったナイフ「」ゴゴゴ……
ガイ「これは売り物か?」
露天商「ああ、一応、商品ですけど鞘から抜けないガラクタですぜ?お兄さんの要望には答えられないと思いますが……」
ガイ「……これと、短剣をもらえるか?」
露天商「えっ!これを買われるんですか?」
ガイ「……ああ、理由は自分でもよく分からん。だが、気になるんだ」
露天商「そ、そうですかい。まあ、売れなくて困ってたシロモノですし……持っていってくれるなら助かりますけどね!おまけに短剣も安くしときますよ!」
ガイ「助かる」ジャラッ
露天商「毎度あり!……でも、本当に抜けませんからね?知恵の輪みたいにガチャガチャやってもびくともしないんです。何人も試しましたが駄目でして……」
ガイ「……そうか」
ガイ(なぜこんなものを買ってしまったんだ……)
⭐︎魔銀短剣とガラクタ(?)のナイフを購入しました
306 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/17(日) 11:08:02.08 ID:e7tfQfmLO
ーー暗黒館1F 酒場
ワイワイガヤガヤ
ガイ(もうしばらくしたら集合だ……何か飲んで待っているか……ん?あれは……)
クー「」ゴク……
ガイ「……オーナー、戻られていたんですね」
クー「あら、ガイじゃない。丁度いいわ、隣に座りなさい」
ガイ「失礼します」スッ
ガイ「……酒場でお会いするとは、少し意外でした」
クー「なによ、そんな顔して。珍しい?」
ガイ「ええ……それに、オーナーがいれば酒場全体の空気がもっと張りつめると思っていましたので」
クー「そういう格式ばった雰囲気、私は嫌いなのよ。だから今くらいが丁度いいわ。……それに、表向きはただの冒険者ってことになってるから、ここにいる人の多くは、私が暗黒館のオーナーだなんて気づきもしないでしょう」ゴクッ
ガイ「なぜ隠しているんです?」
クー「その方が、みんな自然に接してくれるでしょ?幹部には任務を与えなきゃならないから多少堅苦しくなるけど……」
クー「ま、隠すって言っても完全じゃないのよ。知ってる人は知ってるし、勘のいい人なら気づくしね」
クー「それに私は、肩書きや立場じゃなくその人自身を見たいの。オーナーに媚びるような空気が広まったら……暗黒館なんてすぐにおかしくなるわ」
ガイ「……だからこそ、今の暗黒館の雰囲気が望ましいと」
クー「そういうこと。気楽で、でも芯ではしっかり働いてくれる。……私にとっては居心地がいいのよ」
ガイ「……なるほど」
オーナーと何か話す?
安価下1〜2
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2025/08/17(日) 11:15:11.62 ID:9q1X3rU3O
イーリンとの出会い
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/17(日) 11:25:07.40 ID:l9l+TmIm0
世話になってるサーシャへのお返しについて相談
309 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/17(日) 13:02:18.22 ID:t07HGpJlO
クー「そういえば、次の探索はイーリンを連れて行くんでしょう?」
ガイ「ええ、ありがたいことに」
クー「あの子は暗黒館ができてからずっと手伝ってもらっててね。今でこそ落ち着いた雰囲気を出してるけど、会ったばかりの頃は相当荒れていたのよ」
ガイ「……想像がつきませんね」
クー「ふふっ、でしょうね。でも本当よ。最初の頃は、何かに噛みつくみたいに荒っぽくてね。人を信じることも、自分を律することもできなかった」
クー「けど……根は真面目な子だったの。時間をかけて任せられる仕事を増やしていったら、ちゃんと応えてくれたわ。今の落ち着きぶりはその積み重ねの結果よ」
ガイ「イーリンとは、どこで出会ったんです?」
クー「世界めくれが起きて、1週間ぐらいだったかしら?物資の運搬で魔族国に立ち寄ったときに出会ったの」
クー「……今考えれば、荒れるのも当然よね。世話になったシスターと別れた直後だったんだから」
ガイ「……そういえば、アモから聞きました。アモは今もシスターを探しているようですが……イーリンは?」
クー「彼女は口には出さないけど、そのシスターが死んだものと思って折り合いをつけてるみたい」
クー「……強い子よね。本当は心の奥でまだ答えを欲しがってるのかもしれないけど、表に出すことはしない。それより今、自分ができることに力を注ぐ方を選んだの」
クー「だからこそ、私も随分助けられてきたわ。彼女にとって、ここはシスターを失った後にようやく見つけた居場所だったのかもしれないわね」
ガイ「……なるほど。そういう経緯があって、今のイーリンがあるのか」
クー「そういうこと。だから、あの子を連れて行くなら安心していいわ。イーリンは自分の役割を絶対に果たすから」
310 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/17(日) 13:03:03.01 ID:t07HGpJlO
クー「……私ばかり話しちゃったわね。で、ガイはどうなの?何か困っていることとかない?今なら相談に乗ってあげるわよ」
ガイ「オーナーに相談するほどのことでは……」
クー「いいのよ。アンタには重要な任務を与えているんだから、些細なことでも抱えられて本来の実力を発揮できないと暗黒館として困るのよ。さあ、なにかあるなら言いなさい?」
ガイ「……では、一つだけ。サーシャのことです」
クー「サーシャ?あのエルフの娘ね。続けて」
ガイ「普段、あいつには世話になりっぱなしで……戦闘でも支えられているし、日常でも色々助けられてばかりです。だから、何かお返しをしたいと思うんですが……何をすればいいのか分からなくて」
クー「あら……そういうこと。案外アンタも可愛いところあるじゃない!」バシッ
ガイ「……からかわないでください」
クー「冗談よ。でも、いい心がけね。仲間に感謝を返したいって気持ちは何より大事なことだわ」
クー「……あの子は豪華な贈り物よりも、気持ちを喜ぶと思うの。例えば、前に何気なく手に取っていた小物を贈るとかね。高価じゃなくても、気づいてくれていたんだって思えるものが一番響くのよ……あるいは、一緒に楽しめることを計画するとか」
ガイ「……なるほど。物ではなく心、ですか」
クー「そう。アンタ、不器用そうだから余計にね。飾り気のない素直な気持ちが一番響くと思うわよ」
ガイ「……参考にします」
クー「いいのよ……さて、そろそろ行かなくちゃ。アンタ達、無事に帰ってきなさいよ?」
ガイ「ええ。必ず」
クー「……期待してるわね」
⭐︎クーさんと話しました。
311 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/17(日) 13:03:37.05 ID:t07HGpJlO
ガイ「……よし、揃ったな」
イーリン「皆様、よろしくお願いしますね」
サーシャ「イーリンさん!?もしかして、今回ついてきてくれるんですか!?」
イーリン「ええ。ガイ様に頼まれたので……ご迷惑をおかけします」
リーゼリット「とんでもない!実際、イーリンさんがいないと、接近して戦う人が少なくてちょっと困ってたんだよ」
サーシャ「私もリーゼも、接近されたら対処がすごく難しいもんね……」
イーリン「その分は、私がお守りします。もっとも、皆様を危険に近づけさせないのが一番でしょうけど」
サーシャ「わあ……すごく頼もしい……!」
リーゼリット「ふふっ、これで心強さ倍増だね、ガイ?」
ガイ「ああ。改めてよろしくな、イーリン」
イーリン「……ふふっ。そう言っていただけると光栄です」
ガイ「さて、出発は明日の朝……集合場所はウォーターポートの入り口でいいか?」
サーシャ「意義なし!」
リーゼリット「うん、いいよ」
イーリン「かしこまりました……では、魔導車を入り口近くに止めておきますね」
ガイ「頼んだ……じゃあまた明日に会おう。解散してくれ」
⭐︎ユーシリア帝国に4日かけて向かいます
312 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/17(日) 13:07:51.83 ID:t07HGpJlO
というわけで魔導車でユーシリア帝国へ向かいます。
その前にキャラ募集を行いたいと思います。
ユーシリア帝国にいそうな人、冒険者の人などを本日の0時まで募集します。また、若干の設定変更を行う場合がありますので、その辺りをご了承くださると幸いです。
〈ユーシリア帝国〉
■概要
王国の東にある帝国。
遥か昔、死闘の末に魔王を討伐した英雄が初代皇帝となり、建国したと伝わっている。
その際の仲間の一部が筆頭貴族となり、そのいくつかの家系は現在まで存続している。彼らは魔王復活に備え、先祖の武具や魔法を代々伝承しているとされる。
■産業
国内に肥沃な穀倉地帯や港を抱え、さらに近海には優良な漁場があるため、食料の輸出や交易が盛ん。
現皇帝エリオスは各種産業への魔法技術の活用を推進しており、新たな分野が芽吹きつつある。
また、長い歴史を持つことから古い遺跡や文化遺産、書物や文物が豊富で、観光や留学生の受け入れも盛んである。
■情勢
十年前、帝国内は作物の不作・地震・周辺国の侵攻・眠り病の流行といった大災厄に見舞われ、さらに直後に世界めくれが発生。帝国は滅亡寸前まで追い込まれた。
その混乱期に即位したのが現皇帝エリオスである。彼の強い指導力によって国は急速に立ち直り、今では建国した初代皇帝に次ぐ名君と評されているが、その一方で彼の統治は反発も招いている。
急速な改革と権力集中に対し、旧来の貴族層が反発。国を立て直すために課せられた重税や政策により、一部からは恐れの対象ともなっている。
現在は皇帝を支持する派閥と旧貴族派閥との対立が激化し、帝国領内各地で小競り合いが続いており、事実上の内戦状態といっても差し支えない。
313 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/17(日) 13:08:57.63 ID:t07HGpJlO
・テンプレ
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)
これをもって本日の更新を終了します。
よろしくお願いします。
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/17(日) 13:16:19.35 ID:ht4BxYty0
【名前】ヌル・シール
【種族】悪魔
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】黒髪ボブカットの少女。頭には2本の角が生え、背中には黒い羽根、腰には悪魔の尻尾が生えている。
【性格】元気でイタズラ好き
【魔法】闇属性魔法の他、封印魔法(ヌル自身が解放しない限り対象を亜空間に閉じ込める)を使う。
【備考】元はある図書館司書の使い魔の1人だったが、世界めくれを期に自立、現在は帝国の路地裏で1人暮らししており、上級国民や観光客相手にイタズラをして過ごしている。
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/17(日) 13:47:40.67 ID:UymOkTYGO
【名前】ニナ・リバーサイド
【種族】竜人
【性別】女
【年齢】800歳
【容姿】青髪ツインテールの小柄な少女。頭には一本角、体にはウロコが生えている。
【性格】冷静で落ち着いている
【魔法】水属性魔法使いだが身体のあちこちに仕込んだ自作の魔道兵器による攻撃がメイン。
【備考】魔道機械のエキスパートで魔道車も彼女の作品。もともとは機械都市に住んでいたがある時に出ていき、現在は冒険者として気ままに自作の魔道機械を売り歩いている。
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/17(日) 15:16:02.19 ID:viRXpzMC0
【名前】クルツ・シュヴァイツァー
【種族】竜人(ただし人間の血がかなり濃い)
【性別】男
【年齢】18
【容姿】金髪ショートカットの整った顔立ち。頭から短めの2本の角、腰から短い尻尾が生えている。
【性格】善良で騎士道精神に篤い熱血脳筋。
【魔法】鉄魔法(救国の英雄ローガンに憧れ、彼の魔法を模倣したもので鋼魔法の劣化版。武具の生成が主な用途だがアイゼンの食事の鉄塊を生み出すことも多い)
【備考】10年前に新設された人間、他種族混成部隊の竜騎団兵の一員である騎士。彼の父は貴族だったが20年前に竜人の女性と周囲の反対を押し切り結婚したため、エリオスが即位するまで一時的に没落していたという過去を持つ。そのため父や自分を取り立ててくれたエリオスに並々ならぬ忠誠心を抱いている。
基本的に竜人は長命な種族だが、彼は母共々人間の血が濃いため年齢は人間と同程度。容姿以外はほぼ人間と変わりはない。
竜人ならではのパワーを生かした戦法が得意で主に槍やポールアックスなど長物を扱う。
彼の家系は代々小型竜を飼育しており、彼も「アイゼン」と名付けた地竜を乗騎としている。
ちなみにアイゼンはじめ地竜は外観は肉食恐竜に似ており、サイズは牛や馬と同程度。主食は土や岩石で口から溶岩ブレスを吐く能力を持つ。知能も高く、暴走しがちなクルツに度々文字通り噛みついて彼を制止している。
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/17(日) 19:28:26.99 ID:0s4bLz4Eo
【名前】クラウディア・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】28
【容姿】金色長髪の長身美人。赤色のユーシリアドレス。ギザ歯。
【性格】丁寧で優しく人を人とは思わない
【魔法】レーザー攻撃魔法
【備考】ロスチャイルド家の人間は世界中に散り自分たちの勢力を拡げるために活動している。彼女も世界めくれの時分に在ユーシリア王国大使として赴き、ユーシリアでの影響力を強めている。ユーシリア復興に莫大な資産を投じたのも彼女であり、その功績を以て史上初の外国人宰相の立場を揺るぎないものとした。基本的に人間も魔族も平等にカスだと思っているので、魔族に対する差別心は特になく、人材の有効活用の観点で魔族改革も行った。宰相としてはどっかのリリーツィアとは違い相当に有能で自分の手足となるユーシリアの復興は全力で行った。皇帝とは表向きは仲が良いがユーシリアの軍国化を進めているがその点で皇帝派と相容れない。
夢は大きく世界征服。
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/17(日) 20:05:21.04 ID:APe1AH3BO
【名前】アインズ・ベールグラッド
【種族】紅帝竜
【性別】女
【年齢】500
【容姿】深紅の鱗が綺麗なドラゴン
人型は紅碧オッドアイの灼髪美人
槍使い
【性格】ツンデレ、愛に飢えている、食べるの好き
【魔法】炎熱魔法
【備考】魔族差別撤廃が行われたユーシリアにおいて唯一の被差別対象である悪竜の末裔。悪竜のユーシリア侵攻に彼女は関与せず人間なんて食べたこともないが、ユーシリアの恨みの一切を浴び迫害を受けている。他人は信用できないが、優しくされると結構惚れっぽい。ドラゴンそのものなので普通に強い。強いけど投げつけられる石は何よりも心を痛める。母はセレナディア。
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/17(日) 20:10:33.35 ID:Q1wN52A5o
【名前】ライオネル・ランドフォード
【種族】人間 【性別】男性 【年齢】68
【容姿】綺麗に整えられた少し長めの白髪と黄色の瞳を持ち、掴める程の長さの白髭を蓄えた初老の男性。トップスは白のシャツに青のネクタイを巻き黒のベストを、ボトムスは黒のズボンに茶色のベルトを巻き黒茶色の革靴を、その上から金の刺繍が入った深い青のコートを着用している。
【性格】属性は秩序・善。冷静沈着で清廉な知恵者。一見生真面目だが、ユーモアを忘れない柔軟さも持つ。どんな状況でも貴族としての礼節を重んじ、決して崩す事はない。ノーブレス・オブリージュの精神を胸に刻み、公爵の名に恥じぬ姿勢を心掛ける老雄。
【魔法】火属性魔法を扱う。戦闘職ではないにも関わらずかなりの高翌練度。ただし本人の性格や立場上、防御や補助に使われる事が多く、攻撃に使う事はあまり無い。
【備考】初代皇帝の仲間を先祖に持つ大貴族"ランドフォード家"の現当主にして、現皇帝と対立する旧貴族派閥の代表格。爵位は公爵。
ランドフォード家はその成り立ち故に代々皇帝を全面的に支持・支援してきた。しかし現皇帝の政策に貴族が反発し始めた頃、彼は突如現皇帝の支持を辞め、旧貴族派閥の立場に付く。現皇帝の施策に呆れて見限ったというのが派閥内での専らの噂。
実は今でも現皇帝支持派。旧貴族派閥の側に立ったのも、貴族達の不満を受け止める役となって内紛が過激化・大規模化するのを防ぐため。そして、その間に和解の道を探るためである。
好き:ユーシリア帝国、フェンシング、紅茶
苦手:長時間のデスクワーク、背く事、抹茶
夢:ユーシリアの永劫の継続と発展
大嫌い:故セレスティア・ベールグラッド
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/17(日) 20:11:59.42 ID:viRXpzMC0
すみません、
>>316
の投稿者ですが、竜騎団兵じゃなくて竜騎兵団の間違いでした。
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/17(日) 22:54:17.79 ID:7t15gdzGO
【名前】ソール・フォン・アイクライシウス・ユーシリア
【種族】人間?
【性別】謎
【年齢】不明
【容姿】帝国貴族服に身を包んだ中性的な人
【性格】責任感が強い真面目な人
【魔法】時間を止める
【備考】
10年前リリーツィアに乗っ取られた宰相その人。初代皇帝の代から仕えていたユーシリアが滅亡寸前になったことに責任を感じて宰相を辞任した。今は皇帝派と旧貴族派どちらにも属さずユーシリアの問題を第三勢力民主派として解決しようとしている。両勢力にも血は流してほしくない平和主義者だが肉弾戦は滅茶苦茶強い。
今のユーシリアは所詮少数派でしかない宮廷勢力が国民全てを振り回している構図であり、国民を束ね民主制を帝国に打ち立てることを最大目的としている。長く仕え続けた帝政を自らの手で終わらせることに悲しさを感じないといえば嘘になるが国民の平穏こそ重要だと考えている。
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/17(日) 23:59:08.04 ID:mm3U9Tl1O
【名前】シルバークロース・ゴールドマン
【種族】堕天使
【性別】男
【年齢】1400
【容姿】スーツ姿が様になっている営業スマイルの優男
【性格】何でもお金が一番大好きな守銭奴
【魔法】黄金を生み出し操る
【備考】世界中で武器の貿易を行う死の商人。ユーシリアの内戦につけこみ大儲けしている。ユーシリアが内戦によって経験豊富な軍人が増え軍事大国化していることに着目し、他国にもそのまま戦争吹っ掛けないか期待している。そのため国政に様々に干渉しており、一部帝国上層部との癒着から宮廷にも度々出入りしている。商人のくせに戦うと妙に強い。その悪辣な儲け手法から国際的に指名手配される邪悪だが、それでも武器が欲しい人はいっぱいいる。ユーシリア内戦の原因の一人。世界戦争を企んでいる。悪役。
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