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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】
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162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/07(木) 23:41:56.35 ID:icxyH+cj0
この戦闘ルールちょっと見直した方がいいかも
163 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 12:17:10.39 ID:CGy5CfXXO
では次回、戦闘が起こった際は試しに元スレと同じような方式でやってみます。
他の案等あれば気軽にお願いします。
164 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 12:17:40.32 ID:CGy5CfXXO
トコナツコカトリス「コケェーッ!」バサッ‼︎
リーゼリット「嘘!?もう飛べるの!?」
サーシャ「そんな……」
ガイ(まずい、このままだと全滅する!)
ガイ(せめて、2人だけは逃がさなければ……)キュイイイン……
ガイ「」シュンッ
リーゼリット「わっ!?ーー」ドサッ
サーシャ「えっーー」ドサッ
ガイ「……俺が、囮になる。合図したら全力で逃げろ」
サーシャ「!?ダメだよ、そんなことしたらガイ、死んじゃうよ!!!」
リーゼリット「……わかった」グッ
サーシャ「リーゼリットさん!?」
ガイ「……悪いな、サーシャ。リーゼリット、後は……任せたぞ」キュイイイン……
ガイ「」シュンッ
サーシャ「あ、そんな……」
リーゼリット「……行くよ、サーシャちゃん」ギュッ
サーシャ「やだ!やだやだ!私も戦うよ!絶対ガイを死なせなーーあうっ!?」
ドサッ
リーゼリット(私だって本当は一緒に戦いたい……でも、サーシャちゃんまで倒れたら……)
リーゼリット「……ごめんね」
リーゼリット(サーシャちゃんと一緒に逃げ切らなきゃ……!)ダダッ
トコナツコカトリス「コケェェェッ!!!」バサッバサッ‼︎
ガイ「ゴボッ……ごっ……だ……」シュンッ‼︎
トコナツコカトリス「!!!」バサッ‼︎
ガイ(注意がこっちに向いた……これで2人とも逃げ切れるだろう)
ガイ(速度強化して近づいても、風圧が凄くて剣が届かない……かといって俺の攻撃魔法ではこの風圧を突破するのは難しい……)
ガイ(クソッ、視界がぼやける……毒が回ってきたか)フラッ
ガイ「……ここまで、か……せめて……時間稼ぎくらいは……」シャキン
トコナツコカトリス「コケェッ!!!」バサッ‼︎
ガイ「ぐ……おおおおおおっ!!!!」ブンッ
ギンッ!!!
トコナツコカトリス「!?」ガチンッ‼︎
ガイ(凍った……?)
黒っぽいスライム「モーリィさん!お願い!」
竜人の少女「言われずとも!」
ブンッ!!!
砕け散るトコナツコカトリス「」バラバラ……
黒っぽいスライム「わわ、どうしよ、この人完全に毒を受けちゃってるーー」
ガイ(ああ……ダメだ、意識がーー)フラッ
バタッ……
◆
165 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 12:18:10.70 ID:CGy5CfXXO
ーー???
ザァーン……ザザァーン……
ガイ「……ここはどこだ?」
ガイ「なんとも、不思議な場所だな」
ザッ……ザッ……
黒いスライム「!」
ピョンッ……ピョンッ……
ガイ「……スライム?」
黒いスライム「」モニョモニョ
ガイ「……すまん、何を言っているのかわからない」
黒いスライム「」ガーン
黒いスライム「〜〜〜」モニョニョッ
ガイ「何かを伝えようとしているのは伝わるが……参ったな」
黒いスライム「」モニョ……
ガイ「……質問してもいいか?」
黒いスライム「!」コクコク
ガイ「ここは死後の世界か?」
黒いスライム「」ブンブン
ガイ「ということは、俺はまだ生きている?」
黒いスライム「」コクコク
ガイ「そうか……ここから出る方法はあるか?」
黒いスライム「」モニョニョ……
黒いスライム「」ピコン!
黒いスライム「zzz……」デロ……
黒いスライム「」ベチン‼︎ベチン‼︎
黒いスライム「」グッ‼︎
ガイ「寝ているのを、起こす?……目覚めれば、戻れるということか?」
黒いスライム「!」コクコク
ガイ「ここが夢だというのはわかったが……どうやって目覚めればいいんだろうか」
黒いスライム「!」ベチン‼︎
ガイ「もしかして、ひっ叩かれろと?」
黒いスライム「」コクコク
ガイ「まあ、確かに目覚めれそうではあるが……試してみるか。やってくれ」
黒いスライム「」ググッ……
ベチンッ!
◆
166 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 12:18:39.41 ID:CGy5CfXXO
ーートコナツ火山島 診療所
ガイ「……痛ッ!?」ガバッ
ウサ耳ゴスロリ医者「……おやおや、目ぇ覚ましはったようやね」
ガイ「ここは……」
ウサ耳ゴスロリ医者「ここは診療所やよ。トコナツ火山島のね。……2日前に、ひどい毒受けて倒れてたんよ。モーリィはんが抱えて来はって、まあ……大騒ぎやったわ」
ガイ「あなたは?」
ウサ耳ゴスロリ医者→カグヤ
「ウチはカグヤ・ソバアゲ・ミョウコウ。見ての通り、医者をやらせてもらってます」
カグヤ「身体にはまだ毒が残っとるさかい、しばらくは安静にしとき。そうそう、自分自身のことはわかります?」
ガイ「……俺は確か、トコナツコカトリスに襲われて……そうだ、2人は!?俺の他に2人いたはずだ!」
カグヤ「……落ち着いて聞いてな。モーリィはんが運んできたんは、あんた一人だけやった」
ガイ「なんだと……」
カグヤ「現場の近くには、あんたの血痕しか見つからんかったって。せやけど、それってつまり他の子らの痕跡はなかったってことでもある。無事で逃げおおせた可能性は十分あるで」
ガイ「こうしてはいられない……探しに行かなくては……あがっ!?」バタッ
カグヤ「あーあ、ほら言わんこっちゃない。せっかく治したのに、また怪我増やしてどないすんの」
カグヤ「気持ちはようわかる。でもあんた、まだ完全には治ってへん。……ウチの目が黒いうちは、ここからは出さんよ」
ガイ「くっ……」
コンコン
カグヤ「はい、どうぞ」
竜人の少女「カグヤ、怪我人の状況は……ほう、トコナツコカトリスの毒を受けてもう起き上がったのか」
カグヤ「ウチの腕、中々のもんやろ?モーリィはん、わざわざお見舞いかいな?」
竜人の少女→モーリィ「まあ拾った張本人だからな。正直あの状態なら死んでるかと思ったが……人間にしては随分としぶとい」
ガイ「あなたが……島長、なのか?」
モーリィ「いかにも。モーリィ・フースーヤだ」
モーリィ「目覚めたばかりのところ悪いが……」
モーリィ「貴様、あの場所で何をしようとしていた?」
167 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 12:19:13.13 ID:CGy5CfXXO
モーリィ「答えによっては貴様を殺さなければならん」
ガイ「ッ……」
カグヤ「モーリィはん、ウチはあんたにこの人を殺させるために治したんとちゃうで」
カグヤ「ウチの治療を無駄にするつもりやったら、黙ってへんよ?」
モーリィ「そうなるかはコイツ次第だ。さあ、貴様は何者で、何が目的であの場所にいた?」
ガイ「俺は……」
安価下1
どう答える?
1 正直に話す
2 暗黒館の任務は伏せて誤魔化す
3 自由安価
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/08(金) 12:55:21.13 ID:mxjnSTa8o
1
169 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 23:55:24.31 ID:ZzeGx+gQO
ガイ「……俺はガイといいます。暗黒館の幹部でこの島には世界樹の光の力の残滓を調べにきました」
モーリィ「ほう、世界樹の光と来たか。ならあの場所にいたのは……火口へ向かう道中だったというところか?」
ガイ「!……はい、そうです」
モーリィ「ついてなかったな。あそこにトコナツコカトリスが出ることなんて滅多にないんだが……それで、何故、世界樹の光の力を求める?」
ガイ「……暗黒館の目的が世界めくれの影響を取り除き、在りし日を取り戻すために必要だと……オーナーから、そう聞いています」
モーリィ「……在りし日、か。あの小童も随分と洒落た言葉を使う」ボソッ
ガイ「今、なんと?」
モーリィ「気にするな……それにしても、やけに素直に話すじゃないか?守秘義務とやらは存在しないのか?」
ガイ「……あなたには正直に話した方がいいと思ったからです」
モーリィ「フッ……正直すぎるのも考えものだぞ?だが、嫌いじゃない」
モーリィ「もとより暗黒館が発足された頃からただのギルドの後継だとは思っていなかった。あの小童のことだ。何かあるだろうとは思っていたが、誰に影響されたのやら……」
ガイ「……」
モーリィ「ああ、それで、お前のことはよくわかった。嘘をついてる様子もないしな」
モーリィ「世界樹の力を調べたければ勝手に調べろ。私もいい加減、青い空を拝みたいと思っていたところだ」
ガイ「……ありがとうございます」
モーリィ「ただし、正式に許可を出してやるから安全な道を通れ。今回はたまたま通りがかったから助かったものの、次はどうなるかわからんからな」
モーリィ「では私はもう行く。コルトに投げた事務仕事がたんまり残っているんでな……」
モーリィ「ああ、そうだ。場所ではなく、竜を探せーー言っておくが、その竜は私じゃないぞ?」スタスタ
ガイ「……」ペコリ
カグヤ「まあ、すぐには出されんのやけどな。
薬とってくるさかい、もう少し大人しくしとき」スタスタ
170 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/08(金) 23:55:56.19 ID:ZzeGx+gQO
◆
カグヤ「……モーリィはん、最初から[
ピーーー
]気なんてなかったやろ?」
モーリィ「ああ。お前も知っててあんな台詞を吐いたんだろう?アイツを知るには丁度いい芝居だった」
カグヤ「ほんと、悪い人やで……暗黒館のことも知ってらしたんでしょう?」
モーリィ「お見通しか。仮に本当のことを言わなくても調査許可は出してやるつもりだったさ。クーからそう頼まれたしな」
カグヤ「その人が暗黒館のオーナーさん?とんだマッチポンプやねぇ」
モーリィ「そういうな。ガイは信頼できる男だ……もっとも強さはそうでもないがな。もうしばらくアイツを頼むぞ」
カグヤ「ふふっ、患者さんは大事に扱わせてもろてますから。言われずともそうします……この後はどうされるんです?」
モーリィ「事務仕事が溜まってるのは本当のことだからな……気が進まんが、片付けてくるよ……はぁ……」
◆
171 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/09(土) 00:09:48.25 ID:dSZr4/mEO
ーートコナツ火山島 診療所
ー翌日
カグヤ「……うん、もう大丈夫やね。退院して問題ないよ」
ガイ「ありがとうございます。お陰で助かりました」
カグヤ「ウチは仕事しただけやで。あとはまたココの世話にならなければいいんやけど」
ガイ「……善処します」
カグヤ「ふふっ……ああ、そうそう。シーサイドホテルにも2人は戻ってないみたいやで。状況から考えるに、そのまま旧トコナツ村へ向かったんやないかな?」
ガイ「……まずは旧トコナツ村へ行ってみます」
カグヤ「それがええと思うわ。……行くなら、くれぐれも気ぃつけてな?」
ガイ「……はい。行ってきます」
ガイ(サーシャ、リーゼリット……無事でいてくれ)
現在はトコナツ火山島です。(4日目)
何をする?
安価下1〜3
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 00:22:22.68 ID:OwOXutDUO
旧トコナツ村へ向かう
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 00:22:45.78 ID:jESJwNbPo
黒っぽいスライムなど含め戦力を集めて旧トコナツ村に向かう
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 00:30:09.75 ID:/bpnqmVyo
雑貨屋で戦闘の役に立つアイテムを探す
175 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/09(土) 16:58:31.94 ID:vFzVWu9YO
ーートコナツ火山島 雑貨屋
ガイ(旧トコナツ村へ向かう前に準備を整えよう……)
雑貨屋のおじさん「おや、いらっしゃい。何かお探しですかな?」
ガイ「旧トコナツ村の方へ向かいたいんだが、その道中の魔物に有効な物を探している」
雑貨屋のおじさん「旧トコナツ村ですか?なんともまた渋い場所へ向かおうとしてますね兄さん!」
ガイ「それで、何かあるだろうか?」
雑貨屋のおじさん「魔物対策ですね!勿論取り扱っておりますとも!」
雑貨屋のおじさん「とりあえずコレなんかはこの島の魔物にも有効ですぜ!」
閃光玉「」カラン
ガイ「これは一体?」
雑貨屋のおじさん「閃光玉といって最近流行りだした目眩しの道具でさ!割ると辺り一帯を一瞬だけものすごい光に包むんですよ!」
ガイ「目眩しか。色々使えそうだな……在庫は何個ある?」
雑貨屋のおじさん「申し訳ないけど3個しかありませんぜ。入ってくる数が少なくて……」
ガイ「そうか。3個貰えるか?」
雑貨屋のおじさん「はい、毎度!使うことがなければいいですな!」
⭐︎閃光玉を3個買いました!
※戦闘時に閃光玉と記入すれば1個消費して+10の補正を得れます
176 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/09(土) 16:58:57.87 ID:vFzVWu9YO
ーートコナツ火山島 山道入り口
ガイ(よし、準備は終えた。旧トコナツ村へ向かいたいが……今回は1人だ。なるべく戦闘は避けて進もう……)
黒っぽいスライム「あれ?……あの人は……おーい!!!」ピョンピョン
ガイ「ん?なんだ……?」
黒っぽいスライム「もう歩いても平気なんだね!元気そうでよかったよ!」
ガイ「……!あのときモーリィさんと一緒にいたスライムか!」
黒っぽいスライム→レッド「そうそう!覚えててくれてたんだ!ボクはレッド。バーニングスライムだよ」
ガイ「レッドさん、あのときは助けていただきありがとうございました」ペコリ
レッド「ああ、敬語は落ち着かないから辞めて!……にしても無事で本当によかったよ〜」
ガイ「……もし2人が来ていなければ確実に俺は死んでいた。本当に感謝している。俺はガイ。何か礼を返したい所だが、今は何もできない」
レッド「礼なんていいよ〜。それで、こんな所で何してるの?」
ガイ「旧トコナツ村へ、向かおうと思っていたんだ」
レッド「旧トコナツ村?何か用事があるの?」
ガイ「仲間が向かったかもしれないんだ。行って確かめなければならん」
レッド「そっか……よし、道中は危ないかもしれないからボクもついていくよ!」
ガイ「……!いいのか?」
レッド「勿論!この前みたいに普段は見かけない魔物とかが出てくるかもしれないし、この辺りはボクも詳しいから!それに、こう見えて結構強いんだよ?」
ガイ「それは助かる……よろしく頼むぞ、レッド」
レッド「うん、よろしく。ガイ!」
⭐︎レッドが旧トコナツ村までついてきてくれます
177 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/09(土) 16:59:31.37 ID:vFzVWu9YO
ーートコナツ火山島 山道
レッド「旧トコナツ村へは10年前も行ったことあるよ」
ガイ「そのときは何のために?」
レッド「たしか、エイを探す為だったかな?」
ガイ「……エイ?海で泳いでるやつか?」
レッド「ふふっ、こればっかりは実際に見ないと信じないかも?……クロシュちゃん達、元気にしてるかな」
コンマ下1 ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-60 物品発見(安価下2)
61-80 場所発見(安価下2)
81-00 良いこと(安価下2)
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2025/08/09(土) 17:00:39.99 ID:1Nk/R9oEO
あ
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 17:01:09.18 ID:sRn7e/Q/0
カグヤがパーティーイン
180 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/09(土) 17:17:22.95 ID:5JkUI3sXO
99のゾロ目でなんかめでたいので追加で
なにかいいことがあったようです(自由安価)
安価下1
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 17:29:37.70 ID:jESJwNbPo
レッド級の氷魔法取得
182 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/09(土) 20:45:08.56 ID:P8GrMe0+O
◆
火山オオカミ「」カチンコチン
ガイ「はっ!」シャキン
火山オオカミ「」バラバラ……
ガイ「ふぅ……すごいな。ここまでの氷魔法は見たことないぞ」
レッド「氷魔法を使う人自体が少ないしね。ボクは長い間使ってるから年季が違うんだよ!」
ガイ「……何年生きてるんだ?」
レッド「うーん、大体千年くらいかな?」
ガイ「……千年?見えないな」
レッド「えへへ、スライムは案外長生きなんだよ。それに、長く生きてれば氷の扱いも自然と上手くなるってもんさ」
ガイ「なるほど。それだけ生きていれば扱いも充分心得ているわけだ」
レッド「そうそう……あ、そうだ! さっきガイは複数属性扱ってたよね?」
ガイ「ああ。扱えるといっても、たかがしれているが」
レッド「氷魔法も扱えるの?」
ガイ「いや、試したことがないからなんともいえないな」
レッド「じゃあ、休憩がてら試してみようよ!氷魔法を使える人は貴重だし、仲間が増えたら心強いからさ!ボクもコツとか教えるよ」
ガイ「複数属性を扱える奴でも、氷魔法を同時に扱う奴は見たことがないが……」
ガイ「……やるだけやってみるか」スッ
コンマ下1
01〜30 まあ、こんなものだろう
31〜80 練習すれば実用できるのでは?
81〜95 これならすぐに実用できそうだ
95〜00 まさかこんなに扱えるとは……
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 20:52:38.47 ID:sRn7e/Q/0
あ
184 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/09(土) 22:51:39.48 ID:syYAWmKOO
レッド「さあ、意識を集中して。心の奥底に眠る“冷たいもの”を引き出すイメージを持ちながら、ゆっくり魔翌力を込めてみて」
ガイ「……」
ガイ(心の奥底……無力感、絶望、悲しみ……それらを糧に、冷たさへと変えていく……)パキ……
パキ……パキパキ……
レッド「……!これは氷属性の反応……確かに感じる!」
ガイ「……」パキ……パキパキ……
レッド「あっ、ガイ!魔翌力を止めて!そのままじゃ自分が凍っちゃうよ!」
ガイ「ッ!」パリン……
レッド「……ふぅ、危なかった。けど、すごいよガイ!初めてでここまで氷属性を形にできるなんて!」
ガイ「……いや、まだ全然だ。これでは戦闘では使えん」
レッド「まあね。でも、今の感覚を掴んで何度も練習すれば、実戦でも通用するくらいにはなるよ。少なくとも、素質はあるよ!」
ガイ「……そうか。なら、時間を見つけて続けてみるとしよう」
⭐︎ガイが氷属性の適性を得ました
185 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/09(土) 22:52:06.94 ID:syYAWmKOO
カグヤ「ちょっとヒンヤリする気配があるから来てみたら……レッドはんやないの」
レッド「あ、カグヤさん!どうしたの、こんなところに」
カグヤ「ウチの患者さんが無茶してないか心配になって様子を見にきたんよ」
ガイ「……その節は、どうも世話になりました」
カグヤ「礼なんてええよ。レッドはんも一緒なら、とくに心配する必要はなかったみたいやね」
カグヤ「それと、ウチは大して偉くないからそう畏まられると壁感じてなんか嫌やわぁ」
ガイ「そういうことなら気楽に話させてもらう」
カグヤ「それでええよ。ほんで、旧トコナツ村へ向かってるんよね?ウチもついてくわ」
レッド「わぁ……!ありがとう、カグヤさん!」
⭐︎カグヤが旧トコナツ村までついてきてくれます
186 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/09(土) 22:52:38.97 ID:syYAWmKOO
レッド「もう少しでつくよ!」
ガイ「旧トコナツ村……一体どんなところなんだ?」
カグヤ「簡単に言うなら……風情があって、昔ながらの暮らしが残ってる、のんびりしたとこやね」
レッド「下の街もいいけど、旧トコナツ村も落ち着くいい場所だよね」
ガイ「……そうなのか」
カグヤ「大丈夫やよ、村の人は皆んないい人やから、2人ともきっと無事に過ごしてはるわ」
コンマ下1 ランダムイベント(このイベントが終了次第、旧トコナツ村につきます)
01-05 強敵
06-40 敵襲
41-60 物品発見(安価下2)
61-80 場所発見(安価下2)
81-00 良いこと(安価下2)
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 22:54:00.51 ID:jESJwNbPo
あ
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 22:55:32.17 ID:Ryo3c5jTO
薬草
189 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/09(土) 23:44:20.25 ID:aIhewnSgO
カグヤ「あ、ちょっと待ってもらえん?」
レッド「カグヤさん、どうかしたの?」
カグヤ「この道端に生えてるの……丁度切らしてた薬草やわ。幾つか拾っていってもええ?」
ガイ「別に構わないが……手伝うか?」
カグヤ「ええの?それじゃあお願いするわぁ」
◆
レッド「これ、煎じるとすっごく苦いんだよね」
カグヤ「効き目がある薬ってだいたいそうやよ?……はい、これで必要な分は揃ったわ。ありがとさん」
ガイ「礼には足りん。また何かあれば気軽に言ってくれ」
カグヤ「ちょっと気にしすぎやない?真面目過ぎても長生きできんよ」
ガイ「性分だ。簡単には直らない」
カグヤ「ほな、せめてウチの前くらいは肩の力抜きぃな。じゃないと、また倒れて運び込まれるで?」
ガイ「……そうならないよう努力はする」
レッド「あはは、気をつけないとだね?」
ガイ「レッドまで……」
⭐︎薬草を拾いました。旧トコナツ村についたらカグヤが加工してくれます
190 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/09(土) 23:44:50.97 ID:aIhewnSgO
ーー旧トコナツ村
バナナの木々「」ユラユラ
ココナッツの木々「」ユラユラ
ガイ(木のアーチを抜けたら、カグヤさんが言っていたように風情のある村の景色が広がっていた)
レッド「とくに何事もなくついたね!」
カグヤ「普通は何事もなくつくもんなんやけどね」
ガイ「下の街と比べて静かだな」
レッド「でしょ?空気もきれいだし、みんなのんびりしてるから時間がゆっくり流れてる感じがするんだ」
カグヤ「観光客の中には、こっちが気に入って長く滞在する人もおるんよ」
ガイ「……それもわかる気がする。いい場所だな」
レッド「10年前は溶岩だらけになって大変なときもあったけど……みんなで頑張って復興させたんだよ!」
ガイ「そうだったのか……」
カグヤ「感慨に耽るのもええけど、人探しをしに来たんやろ?」
ガイ「ああ。エルフの少女と黒いジャケットを着た少女だ。名前はサーシャとリーゼリット……ここで見つかればいいが」
レッド「じゃあ一緒に探してみよう。きっと何処かにいるよ!」
カグヤ「ウチは折角来たから回診でもしてくるわぁ。なんかあったら声かけてな」
ガイ「……ありがとう、2人とも」
現在は旧トコナツ村です。(4日目)
何をする?
自由安価 下1〜3
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 23:50:03.27 ID:G5HlSRnMO
世界樹の光の残滓を探すために竜狩
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 23:50:53.66 ID:sRn7e/Q/0
カグヤの手伝いをする
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/09(土) 23:57:02.04 ID:/bpnqmVyo
2人を探す為に聞き込み
194 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 02:11:49.50 ID:F+LkX0wsO
カグヤ「……そうや、どうせならウチの回診を手伝ってくれへん?村を回るついでに人探しもできるし、一石二鳥やろ」
ガイ「……なるほど、一理あるな。案内を頼む」
レッド「ボクも一緒に行くよ!道案内と雑用は任せて!」
カグヤ「ふふっ、頼もしい助っ人やね。それじゃ行こか」
◆
カグヤ「ほな、まずはこの家やな」コンコン
おばあさん「あら、カグヤ先生。いらっしゃい」
カグヤ「調子はどうや?渡した薬はちゃんと飲んどる?」
おばあさん「毎日かかさず飲んでるわよ、お陰で最近は身体の調子もよくてね」
カグヤ「それならよかったわぁ。足りなくなってきたらすぐ言ってきてな」
ガイ「……すいません、聞きたいことがあるのですがよろしいですか?」
おばあさん「あら、カグヤ先生のお弟子さん?」
カグヤ「そうじゃないんやけどね。最近、二人組の女の子を見んかった?エルフと黒いジャケットを着てはる子なんやけど」
おばあさん「んー……ここ最近は家から出てないから、わからないわ。ごめんなさいねぇ」
ガイ「いえ、教えてくださりありがとうございます。お身体をお大事に」
◆
195 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 02:12:16.71 ID:cyyG2WIMO
若い男性「おっ、先生。回診ですか?」
カグヤ「ええ。お子さんの様子は?」
若い男性「先生のお陰で元気に過ごしてます!」
カグヤ「ならええわ。嫁さんを大事にな」
レッド「あ、最近二人組の女の子見なかった?」
若い男性「レッドさんもいたのか!二人組の女の子ってどんな子だい?」
レッド「エルフの子と黒いジャケットを着た子なんだけど……」
若い男性「ああ、それなら見たよ!」
ガイ「!?本当か!どこで見たんだ、教えてくれ!」
若い男性「おお、兄ちゃん……そんな急かさんでも教えるよ。2日前ぐらいからこの村に滞在してるみたいでね。どこに泊まってるかはわからないんだけど、何度か火口を見に行ってるみたいだよ」
カグヤ「有力な手がかり、ってやつやない?」
ガイ「間違いない……サーシャとリーゼリットだ!」
レッド「ひとまず、無事そうでよかったね!このまま村の中を探してみよう!」
◆
196 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 02:12:54.80 ID:UzA6cUqFO
カグヤ「回診に来ましたよー」
幼女「あ、せんせー!」ギュッ
カグヤ「おお、元気にしとった?」
幼女「うん!……うしろのおにーさんは?」
カグヤ「ガイって言うてな、今は先生のお仕事手伝ってくれとるんやで」
カグヤ「ほら、あんたも顔見せとき。怖がらせたらあかんで?」
ガイ「……わかった」スッ
桶「」ガンッ
ガイ「うおっ!?」ヨロッ
ガイ(しまった、桶につまづいた……!)
カグヤ「へ?」
ドンガラガッシャン‼︎
バタン‼︎
レッド「わわっ、大丈夫?」
ガイ「痛……すまん、大丈夫かカグヤさーー」モニュ
カグヤ「ちょっと……堪忍してぇや……///」
ガイ「」
ドタドタ
サーシャ「なんだか凄い音がしたけと大丈ーーえっ……ガイ!?生きてたの!!!???本当に!?というか、えっ……どういう状況?」
ガイ「あ、サーシャ……無事でよかった」
スタスタ……
リーゼリット「……随分、楽しそうだね?」
ガイ「リーゼリット。待て、誤解だ。これには訳がーー」
カグヤ「……とりあえず、どいてくれへん?///」
幼女「しゅらば……?」
レッド「よく難しい言葉を知ってるね……」
◆
197 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 02:16:50.90 ID:S8xsVJ9TO
再度、この場を借りて元スレ主様の体調が戻られて続きを書いてくれることを心よりお待ちしております。
本スレも頑張って続けていきたいと思いますので、どうかお付き合いください。
よろしくお願いします。
198 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 09:35:46.05 ID:UtEaHSQoO
ガイ「ーーという訳で、俺はカグヤさんに助けてもらって今に至る……という訳だ」
サーシャ「ふーん」
ガイ「……何か怒ってるか?」
サーシャ「いや、別にー?」
リーゼリット「声のトーンが完全に怒ってる時のそれだと思うけど?」
サーシャ「怒ってないってば!」
ガイ(やっぱり怒ってる気がする)
カグヤ「……まあまあ、折角の再会なんやし、仲良うせぇな」
レッド「うんうん、その方がいいよ!」
ガイ「それで二人は……あの後どうやってここに?」
リーゼリット「トコナツコカトリスから逃げた後に、私たちより先に来てた暗黒館の幹部と合流してね。その人が村まで案内してくれたの」
ガイ「そうだったのか……その人は今どこに?」
サーシャ「……私たちを送った後にまたどこかに行っちゃったよ。名前も聞きそびれちゃった」
リーゼリット「その後は、この家に泊めさせて貰えるっていうからここを拠点に活動してたわけ。成果は今のところないんだけどね」
サーシャ「地質調査としての依頼は達成できるんだけど……その……」チラ
レッド「?」
カグヤ「ああ、世界樹の力の話?それなら気にせずにどうぞ。ウチは興味ないし、レッドはんはーーまあ、とにかく気にせんでええよ」
ガイ「モーリィさんーー島長が言っていたんだが……場所ではなく、竜を探せと」
リーゼリット「竜?」
ガイ「ああ。意図はわからないが、場所でないことは確かだ」
サーシャ「竜、か……島長さん以外にこの島に竜なんているのかな?」
レッド「……竜を見つけたら、どうするの?」
リーゼリット「うーん……ただ世界樹の力の残滓があるかどうか調べるだけだから、見て終わり、のはずだけど」
レッド「……その後は?」
ガイ「方法はわからないが、残滓の力を取り出すことになるだろう」
レッド「……そっか」
カグヤ「……それを調べるのは急ぎなん?」
リーゼリット「そういう訳じゃないけど、早い方がいいかも」
カグヤ「なら今日は別に探さないでもええんやない?この島には竜なんてほとんどおらんし、見つけるのも現実的やないから……あ、モーリィはんなら見れる可能性は高いで」
ガイ「島長を見ても何も解決しないだろう……」
レッド「……」
サーシャ「レッドさん?どうかしたの?」
コンマ下1
01〜50 なんでもないよ
51〜00 竜の居場所なら、わかるよ
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 09:58:09.33 ID:QRTbeREUO
わかれ
200 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 12:12:33.30 ID:SAjyXC0qO
レッド「ううん……なんでもないよ」
ガイ「?」
リーゼリット「それなら、火口付近じゃなくて竜を探す方針に切り替える?」
ガイ「ああ、そうした方がいいだろう」
サーシャ「竜……どこにいるんだろうね?」
カグヤ「ウチもしばらくこの村におるから、何か手伝ってほしいこととかあったら言ってな」
ガイ「ありがとう。頼らせてもらう」
◆
ーートコナツ火山島 某所
厚着キレ長美人「……この島に落ちた世界樹の力は完全に星に変換されたようね。10年も経っていれば当然か」
金髪十字目ロリ「あっつーい……なんでそんな格好で平気なの?もう用事ないなら帰ろーよー」
厚着キレ長美人「慣れよ。それに帰るのは待って……この島にはまだ残滓の力が残ってるみたい」
金髪十字目ロリ「残滓?搾りかすってこと?」
厚着キレ長美人「ん……それよりは上等よ。うまくいけば本物の力にすら届き得るわ」
金髪十字目ロリ「ふーん……ま、世界樹の力なんてなくても、この世界を支配できればどうでもいいんだけどね」
厚着キレ長美人「あれば確実性を上げられるでしょ?……この感覚は……竜かしら?」
金髪十字目ロリ「竜!?やった!私のコレクションが増えるね!!!」
厚着キレ長美人「捕まえてくれればあとは私がどうにかするわ」
金髪十字目「わかった!!!ねえ、早く探しに行こうよ!!!早く早く!!!」
厚着キレ長美人「そう焦らないで……竜は逃げないわ」
厚着キレ長美人「――さあ、行くわよ。永遠の世界へ至るための……始まりの一歩を」
201 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 12:13:01.04 ID:SAjyXC0qO
ーー旧トコナツ村 民家
ガイ(さて、竜の居そうな場所……竜は誇り高い種族だと聞いているが……崇められている神殿……人気のない洞窟……そういった場所を調べればいずれは当たるだろうか)ズズ……
ガイ「……苦っ!」
サーシャ「え、カグヤさんが淹れてくれたこのお茶、結構美味しくない?ねえ、リーゼ?」ズズ……
リーゼリット「まだまだ子供舌なんだねぇ、ガイさんは」ズズ……
カグヤ「昨日採った薬草で作ったハーブティーやよ。ガイはんは病み上がりなんだから飲みきってな」
幼女「これおいしー!」ゴクゴク
カグヤ「おー、偉いなあ。けどもうちょっとゆっくり飲んだ方が淑女に見えるよ?」
ガイ「……」ズズ
ガイ(さて、どうするか……)
現在は旧トコナツ村です。(5日目)
何をする?
安価下1〜3
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 12:16:28.14 ID:qZnXvx7q0
ガイ、カグヤと模擬戦
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 12:18:10.70 ID:GQqicWE9O
温泉に入る
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 12:20:48.64 ID:h/84Y+yNo
サーシャとリーゼリットの射撃対決
205 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 14:40:33.27 ID:eMP/DRpyO
カグヤ「……そうや、ガイはん。病み上がり言うても、少しは身体を動かしといた方がええで?」
ガイ「……鍛錬か?」
カグヤ「ふふ、模擬戦って言った方がええかな?ウチとやろか」
ガイ「構わないが、なぜ急に?」
カグヤ「あんなことしといて何も責任とらんというのは、ウチ、ちょっとどうかと思うんやよ」
ガイ「……不可抗力だろう。あれは」
カグヤ「不可抗力でも、ウチはやられっぱなしやと気が済まへん。模擬戦なら堂々と落とし前つけられるし、倒れてもウチが治したるわ」
ガイ(医者としてどうなんだ、それは)
カグヤ「準備できたら始めよか」
ガイ「……いいだろう」
コンマ下1
01〜40 敗北
41〜80 引き分け
81〜00 勝利
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 14:49:12.80 ID:q5YQ0IudO
あ
207 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 16:15:21.02 ID:tBDo5T8LO
ーー旧トコナツ村 広場
ガイ「行くぞ……!」ザッ
カグヤ「お手柔らかに頼むわぁ」スッ
闇の球「」ヴォンッ
ヒュンッ‼︎
ガイ「闇属性か……!」ヒョイッ
カグヤ「避けんといてぇや……威力落としとるから当たっても気絶するくらいやで」
ヒュンヒュンヒュンッ!!
ガイ(随分と余裕だな……このままでは防戦一方だ)ヒョイッ
ガイ「……炎よ!」バッ
小さい火球「」ゴウッ‼︎
カグヤ「おっと、危ないなぁ。この服結構高いんよ?燃えたらどうしてくれるん?」ヒョイッ
ガイ「雷よ……!」ビリビリ……
カグヤ「今度は雷を纏って……どうする気なん?」
ガイ(ーー速度、強化!)キュイイイン……
ガイ「」シュンッ
カグヤ「!?消えーー」
ガイ「くらえっ!」ビリビリビリッ‼︎
カグヤ「くっ……間に合うて!!!」バッ
雷光「」バチバチバチ‼︎
闇球「」ヴォオオンッ‼︎
シュウウウ……
カグヤ「ふぅ……今のは正直、背筋がゾクッとしたわ。もし魔法やなくて剣やったらウチの首、飛んでたで」
ガイ「……結果が全て、だ。たらればを言っても、仕方がない……ゴホッ!……生き残った奴が、勝者だ……!」
カグヤ「え、ちょ、大丈夫なん!?」
ガイ「……少々、負荷をかけ過ぎた……少し休めば……問題ない……」
カグヤ「……そんなになってまで、勝ちたかったん?」
ガイ「ああ……勝たなければ、何も守れん……」
カグヤ「……今回は引き分けやね」
ガイ「なんだと?完全に、俺は勝負に負けたはずだ……」
カグヤ「生き残ったモンが勝者なんやろ?なら模擬戦とはいえ、ウチもガイはんも生き残ったから両者勝ち!それでええんやない?」
ガイ「……フッ、そうかもな……」
カグヤ「さ、ほら肩貸してあげるさかい、捕まり」スッ
ガイ「すまん、助かーー」フラッ
ガイ(……魔翌力不足で目眩が!!!)
ポスッ モニュッ
カグヤ「……やっぱウチの勝ちってことにしても、ええかな?」ワナワナ
ガイ「……本当に、すまん」
⭐︎カグヤと模擬戦をして引き分けになりました
208 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/10(日) 16:16:55.91 ID:tBDo5T8LO
サーシャ「まったく……こっちの気も知らないで呑気に鼻の下伸ばしちゃってさ!」
リーゼリット「あはは……ある意味、大物かもね?……気晴らしに何か飲むかい?」
サーシャ「ん、そうだね……あのココナッツでも落とそうか」
ココナッツの木「」ユラユラ
リーゼリット「……ねえ、サーシャ。ただ落とすだけじゃ、つまらないから一つ、勝負でもしない?」
サーシャ「勝負?一体何で……」
リーゼリット「これで」ポンポン
銃「」カチャ
サーシャ「……なるほど。受けてたつよ!」
リーゼリット「そうこなくっちゃ!距離はどうする?」
サーシャ「そうだなぁ……私、結構自信あるからリーゼが決めていいよ!」
リーゼリット「それなら……800メートル!これでどう?」
サーシャ「よーし、負けないからね!」
リーゼリット「じゃあ外した方は落ちたココナッツを全部拾う係ね」
サーシャ「いいよ!……って、それ結構キツくない!?」
コンマ下1 リーゼリット
コンマ下2 サーシャ
数字を比べて大きい方が勝ち
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 16:18:39.12 ID:h/84Y+yNo
狙撃
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/10(日) 16:30:48.31 ID:sJC7YZDJ0
あ
211 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 00:02:35.98 ID:ja1YkQwVO
ーー旧トコナツ村 近郊
リーゼリット「……ここまで来れば800メートル、かな?」
サーシャ「木の見え方的に……うん、それぐらいだと思うよ」
リーゼリット「じゃあ始めようか。私から撃っていい?」
サーシャ「勿論!ここで見てるね」
カチャカチャ……
銃「」カチャン‼︎
リーゼリット「スゥー……」
リーゼリット(風は吹いてない……あとはブレが最も小さくなった瞬間に引き金を引くだけ……)
リーゼリット(……今だ!)カチリ
銃「」パァンッ‼︎
ココナッツ「」パスッ‼︎……ボトッ……
リーゼリット「……ふぅ、私の番は終わり。サーシャの番だよ」
サーシャ「おー、バッチリ落としたね!私も負けてられないな……!」
弓「」キリリ……
サーシャ「角度は……このくらいかな?」
サーシャ「……」
弓「」パヒュンッ
サーシャ「……うん、いい位置にあたったね!」
リーゼリット「……まだ矢は飛んでるよ?」
サーシャ「射ったときの感覚でなんとなくわかるんだ。そのまま見てて」
ココナッツ「」バスッ‼︎ ……ボトッ……
リーゼリット「……ホントに当たった……凄いね、サーシャ」
サーシャ「えへへ……あ、コレって2人ともココナッツを落とせたけど、どっちが勝ったことになるの?」
リーゼリット「んー引き分け、になるのかな?でも……白黒つけたいよね」スッ
スライムが描かれたコイン「」
サーシャ「……え、嘘?それで決めるの?」
リーゼリット「表が出たら私の勝ちね、行くよ!」
ピーン……パシッ
サーシャ「……裏、だね」
リーゼリット「私の負けかぁ……じゃあ、とってくるね」
サーシャ「……ねえ、リーゼ。一緒に取りに行かない?実際の勝負は引き分けだったんだしさ!」
リーゼリット「……なら、お言葉に甘えてそうしようかな」
サーシャ「ふふっ、じゃあ行こっか!」
⭐︎射撃勝負でサーシャが勝利(?)しました
212 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 00:03:13.84 ID:ja1YkQwVO
ーー旧トコナツ村 民家
カグヤ「お二人さん、戻ってきたね」
サーシャ「ただいま〜」
リーゼリット「ふぅ……あっつい……また水浴びしなきゃ」
カグヤ「あら、温泉には行かれへんの?」
サーシャ「えっ、温泉あるんですか!?」
カグヤ「ここは火山島やよ?温泉の一つや二つ、ないほうがおかしいやろ」
ガイ「……トコナツ火山島についてからずっと動き通しだったし、ここで息抜きをするのもいいだろう」
サーシャ「たしかに、ちょっとゆっくりしたいかも」
リーゼリット「カグヤさん、温泉ってここから遠いの?」
カグヤ「まあちょっと歩くけど、そんなに遠くはないで。ほな、準備して行こか」
◆
ーートコナツ密林の隠れ家温泉宿
熱帯アルラウネ「あらぁ、カグヤ先生。今日は大勢引き連れているのねぇ」
カグヤ「ふふ、今日も使わせてもらうな」
リーゼリット「こんなところに温泉宿が……全然気が付かなかったよ」
ガイ「……なぜ、ここで温泉宿を?」
熱帯アルラウネ「秘境の場所って、なんか心惹かれませんかぁ?」
ガイ「……そういうものか」
サーシャ「ロマンがあって私は好きだな〜。さ、温泉入りに行こ!」
◆
213 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 00:03:54.82 ID:ja1YkQwVO
ーー女湯
カポーン……
サーシャ「はぁ……最、高……」
カグヤ「オノゴロの温泉もええけど、ここの温泉もまたいい湯加減してはるわ……」
サーシャ「あれ?リーゼは?」
リーゼリット「……」
カグヤ「そんな所でどないしたん?遠慮せず入ったらええのに」
リーゼリット「その……人前で肌を見せるのが苦手で……」
サーシャ「えー?ここ女の人しかいないし、気にしなくて大丈夫なのに。気持ちいいよ?」
カグヤ「そう無理強いするもんでもなし、あとで1人でゆっくり入ればええ。折角温泉に来たんやから、入らないで帰るのはもったいないで」
リーゼリット「……いや、今入るよ」チャポ
サーシャ「そうそう、最初から気にせず……」
カグヤ「まぁ……これは……」
リーゼリット「……どうかした?」
サーシャ「リーゼ……意外と大きいんだね」
リーゼリット「〜〜〜ッ///」
◆
ーー男湯
ワイワイキャッキャッ……
ガイ「……向こうはなんだか盛り上がってるな」
ガイ(世界樹の光の残滓……思えばどのようにして力として活用するのだろうか……)
ガイ(レッドも、世界樹の話題が出てから様子が少し変だった気がする……もしかして、何か知っているのか?)
ガイ(……考えても仕方がないか。とにかく今は与えられた任務をこなそう……)
ガイ「……在りし日の世界を取り戻すために」
傷だらけの男「……おい」
ガイ「!?すいません、人がいるとは知らず……」
傷だらけの男「お前は、暗黒館の幹部か?」
ガイ「!……そうだが、あなたは何者だ?」
傷だらけの男→アルバ「警戒するな、俺も幹部だ。名はアルバという」
ガイ「……もしかして、サーシャとリーゼリットを旧トコナツ村まで連れていったのは、あなたが?」
アルバ「エルフの娘と黒髪の少女のことなら、それは俺だ」
ガイ「ならば礼を言わせてくれ。俺はガイ。あなたも、世界樹の力の残滓を調べに?」
アルバ「そうだ。しばらくこの付近を調べていたが、これといって情報は何も得られていない。君達は何か情報を得られたか?」
ガイ「……やはり、場所ではないのか」
アルバ「どういうことだ?」
ガイ「島長に、場所ではなく竜を探せと言われた。それで竜を探そうと思っているんだが、どこから手をつけようか検討がつかなくてな……」
アルバ「竜は滅多に姿を見せん。だが、痕跡は残る。爪痕、鱗、焦げ跡……それらは奴ら特有のもので、見分けもつけやすい」
アルバ「竜の痕跡を見かけたら君達に教えよう。竜相手なら多人数の方が安全だ」
ガイ「わかった。引き続き俺たちも竜を探してみる」
アルバ「俺はここを拠点にしている。何かあったらここの女将に言い残しておけ」
⭐︎温泉に入り疲れを癒しました。
214 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 00:21:14.06 ID:PR6CpMdvO
ーートコナツ火山島 民家
ガイ(一度レッドに話を聞いてみるべきか?それとも竜の痕跡を調べに周辺を探索すべきか……)
サーシャ「ガイ、難しい顔してどうしたの?」
ガイ「サーシャか……竜の手がかりについて考えていたんだ」
サーシャ「竜の手がかりって……爪とか鱗とか?何を探せばいいの?」
ガイ「竜は誇り高く、人里に近づかない。となれば……人が足を踏み入れにくい場所に居る可能性が高い」
サーシャ「例えば?」
ガイ「火口付近……は連日訪れているが、おそらくいないだろう。断崖絶壁、深い密林の奥……とかだろうか?」
サーシャ「うわ、どれも行きたくない所ばっかり……神殿とかにいてくれればいいのに」
ガイ「案外、そういったところにいたりしてな……流石にないか」
現在は旧トコナツ村です。(5日目)
何をする?
安価下1〜3
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 00:25:16.92 ID:KyULqnioo
竜出てこいとデカい声で叫び廻る
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 00:25:52.59 ID:wnwUb5eOo
竜の居そうな場所へ探索に行く
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 00:26:27.91 ID:ms2WFZa10
サーシャと連携技を編み出す
218 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 13:17:10.14 ID:45eciw1JO
サーシャ「ねえ、ガイ。ちょっと付き合ってくれない?」
ガイ「何に?」
サーシャ「戦闘中の連携の練習だよ!ほら、この前のトコナツコカトリスのときはあんまり上手く行かなかったから……」
ガイ「……わかった。今から始めるか?」
サーシャ「うん!」
◆
ーー旧トコナツ村 広場
ガイ「俺がサーシャの攻撃に合わせて回り込み攻撃する……要するに正面と背後からの同時攻撃だ」
サーシャ「なるほど!単純だけど、すごく効果的な気がするね!」
ガイ「初見の相手には高い確率で通用するだろう。ただし、最初から対策されたり二回目ともなれば、防がれる可能性は高いな」
サーシャ「基本的には一回きりの技になりそうだね」
ガイ「ああ……俺は速度強化して回り込む。サーシャに合わせるからタイミングを教えてくれ」
サーシャ「わかった!矢を放ったら当たるタイミングで合図するから、準備しておいてね!」
ガイ「いつでもいいぞ」キュイイイン……
弓「」キリリ……パヒュンッ‼︎
サーシャ「……今!」
ガイ「」シュンッ
樽「」バスッ‼︎ シャキンッ‼︎
ガイ「……上手くいったな」
サーシャ「これならすぐに実践できそうだね!」
ガイ「ああ。念の為、あと何回か練習しておこう」
⭐︎サーシャとガイが連携技「はさみうち」を使えるようになりました。戦闘時のコンマに一度だけ+30の補正をします。
219 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 13:18:50.52 ID:45eciw1JO
ーー旧トコナツ村 民家
ガイ「今日は竜の痕跡を探しに行こうと思う」
リーゼリット「それはいいけど……どこを探すか目星はつけてるの?」
ガイ「ああ。ある程度はな……まず竜は生き物だ。流石に飲まず食わずのままではどれだけ強力な存在だろうが、いずれは死ぬ。故に餌が豊富な熱帯雨林に痕跡がある可能性が高いと見た」
カグヤ「ああ、たしかになあ。トコナツコカトリスが変なところにおったのも、もしかしたら竜から逃げてきたのかもしれんな」
サーシャ「なるほど……それなら痕跡が見つかる可能性は高そうだね!」
リーゼリット「それじゃあ熱帯雨林の奥地を探してみる?」
ガイ「もう一つある……普通の装備では入れない溶岩沼の底に広がる溶岩洞だ」
サーシャ「……まさかアレ着ないといけないの?」
ガイ「行くことになればな」
ガイ(俺としては是非とも着てほしいが)
カグヤ「難儀やねぇ。溶岩洞は別に溶岩沼からじゃなくても行けるには行けるんやけどな。ちょっと入り組み過ぎてて迷子になりやすいんよ」
リーゼリット「熱帯雨林か溶岩洞……どっちも大変そうだね」
サーシャ「私は熱帯雨林の方がいいかな〜」
ガイ「……溶岩洞は危険だが、もし竜がそこを根城にしているなら、最短で接触できる可能性もある」
カグヤ「どっちを選ぶかやねぇ……まあ、覚悟はしとき」
リーゼリット「うーん……どっちにしても、ただの探検じゃ済まなそうだね」
サーシャ「あ、探しに行くんじゃなくて、逆に誘い出すのは?大きい声で竜出てこーいとか……なんて」
ガイ「……アリかもな」
サーシャ「えっ……冗談で言ったんだけど」
ガイ「旧トコナツ支神殿があるだろう?あそこではかつて何かを崇めていたらしいが、今は使われていない……祭壇に何かを捧げれば勘違いして来るかもしれん」
リーゼリット「そう上手く行くかなあ……?」
どうする?
1 熱帯雨林で探す
2 溶岩洞を探す
3 支神殿に呼び出す
下1〜4 多数決
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 13:41:21.21 ID:mOlVSK80O
3
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 13:43:56.03 ID:iYWmEPBeO
2
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 14:11:04.57 ID:wnwUb5eOo
1
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 14:37:54.25 ID:4r384b/jO
3
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 15:13:38.16 ID:zrNAG7Is0
3
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 15:16:20.72 ID:zrNAG7Is0
ごめん既に埋まってたの見落としていた
226 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 23:42:37.82 ID:LW0Gwv5nO
ーー旧トコナツ支神殿
サーシャ「ふぅ……これで準備完了だね!」
祭壇に置かれた大量の肉料理「」ドン‼︎
リーゼリット「うわぁ……見てるだけでなんか胸焼けしてくる量の肉だね……」
ガイ「ああ……こうして実際に見てみると、いかにも何かが現れそうな雰囲気が……本当に現れるだろうか?」
カグヤ「ウチの知り合いの竜が肉は基本的に嫌いなヤツはいないって言ってたし、あとは気づいて貰えればここに飛んでくるんやない?ほら、おあつらえ向きに大きい鐘もあることやし」
巨大な鐘「」
リーゼリット「これは耳を塞いでおかないと鼓膜が破れそうだね……鳴らすときは言ってよ?」
ガイ「勿論だ。念の為、言っておくが竜の種類は様々だ。意思疎通がとれるヤツもいれば、魔物とそう変わらないヤツもいる。最悪の場合、戦闘の可能性があることを留意してくれ」
サーシャ「……わかった。そのつもりでいるね」
リーゼリット「私はいつでもいいよ。準備できてる」カチャン
カグヤ「まあ多分、大丈夫やと思うけどなぁ」
ガイ「……それじゃあ鳴らすぞ。みんな、耳を塞いでおけ」スッ
巨大な鐘「」ゴーン……ゴーン……ゴーン……
◆
227 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 23:43:37.05 ID:LW0Gwv5nO
ーートコナツ火山島 島長の家
ゴーン……ゴーン……
猫人の男「おや……支神殿の鐘ですかね?一体、誰が鳴らしたんでしょうか?」
モーリィ「……まさか、あの鐘を鳴らすとはな。コルト、残りを頼む。急用ができた」ガタッ
猫人の男「え、まだ書類は大量にーー」
バサッ‼︎
バサッ……バサッ……
猫人の男「……行ってしまいましたか」
◆
ーートコナツ火山島 熱帯雨林
ゴーン……ゴーン……
金髪十字目ロリ「わ……鐘の音?なんだか綺麗だね」
厚着キレ長美人「……支神殿の鐘ね。誰かが竜を呼び出そうとしてるみたい」
金髪十字目ロリ「えっ!?じゃあそこ行けば会えるかな!?」
厚着キレ長美人「ええ、探す手間が省けたかも。私達も行くわよ」
赤橙黄色の光「」カッ‼︎
◆
ーートコナツ火山島 溶岩洞
ゴーン……ゴーン……
レッド「行っちゃうの?」
星竜「……この島に生きる竜として、呼び出しには応えねばならん。たとえ、あの鐘を鳴らす意味が今は伝わっていなかったとしても」
伝説の溶岩エイ「キュゥーン……」
星竜「エイさん、心配には及ばない。レッドさんの話では我が力を悪用することのない人物達だ……我は本来、世界樹の力がこの島へ落ちなければ産まれてこなかった存在だ。この空を戻すために必要ならば、我はこの命を失っても構わない」
レッド「そんな……」
星竜「それに、我が死ぬと決まった訳ではあるまい?星の力だけが目的ならやりようは幾らかあるだろうしな」
星竜「……では、行ってくる」
星竜「ギャオオオオオオッ!!!」
バサッ‼︎
バサッ バサッ バサッ……
伝説の溶岩エイ「キュゥン……」
レッド「……うん、きっと大丈夫だよね」
◆
228 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 23:45:02.84 ID:LW0Gwv5nO
ーー旧トコナツ支神殿
サーシャ「うぅ……まだ耳がビリビリする……」
カグヤ「けど、島全体に届いたんやないか?」
ガイ「これで飛んできてくれれば御の字だがな」
リーゼリット「まあ、こなかったら痕跡を探しに行けばいいだけだしね。そしたらこの肉料理を頑張って処理することになるけど……」
ギャオオオオオオッ……
リーゼリット「……え?」
サーシャ「この声……今まで聞いたことのない鳴き声だよ!」
ガイ「……来るのか?」
バサッ……バサッ……
カグヤ「音がどんどん大きくなっとる……もうすぐ現れるで」
バサッ‼︎バサッ‼︎
星竜「ギャオオオオオオッ!!!」バサッ‼︎
サーシャ「本当に来た!?」
リーゼリット「サーシャ、離れて!羽ばたきに巻き込まれる!」
ガイ「現れただけなのに……なんて威圧感だ……!」
カグヤ「間違いなく、本物の竜やね……!」
ドシン……
星竜「……我を呼んだのは貴様らか」
サーシャ「そ、そうです!竜さんに、聞きたいことがあって!」
星竜「……話せ」ムシャムシャ
リーゼリット(あ、肉食べるんだ……)
ガイ「世界樹の光の残滓を探している。貴方がその力を持っていると聞き、ここへ呼んだ」
星竜「なぜ、光の力を求める?」
ガイ「この空を……在りし日の世界を取り戻すために必要だからだ」
229 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/11(月) 23:53:57.85 ID:LW0Gwv5nO
星竜「……グルル……」
サーシャ(お、怒ってるのかな……?)
星竜「……我は、この島に落ちた残滓の化身とも言える存在だ。貴様が求めているものは目の前にあるということだな」ムシャムシャ
リーゼリット「!」
星竜「……この食事は誰が用意した?」
サーシャ「わ、私です!お、お口に合わなかったでしょうか……?」
星竜「そう恐れるな。とても美味であった。感謝するぞ」
サーシャ「へ?あ、ありがとうございます!」
星竜「さて……これが貴様達が求めるものだ」
星の力[炎]「」キラキラ…
カグヤ「なんともまあ……綺麗なもんやね」
リーゼリット「あれが……世界樹の光?」
サーシャ「間違いない……あのときフォレスティナで見た光と同じだ!」
ガイ「……たしかに、求めてはいるが俺達はその力を扱う術を持たない。残滓の力がここに残っているかを調べに来ただけだ」
星竜「……貴様、名前は?」
ガイ「ガイ。ただの、ガイだ」
星竜「そうか、ガイ。お前は扱う術を持たないと言っているが……随分面白いものを持っているじゃないか?出してみろ」
ガイ「……これのことか?」スッ
翡翠の賽「」
星竜「どこで手に入れた?いや、関係あるまいか。今、ここにあるという事実こそが重要だ」
ガイ「一体何の話を……」
星竜「クク……何、貴様も大変な役目を背負わされたものだなと同情しているのだ。知らないようだから教えてやるが、その賽があれば世界樹の光の力を留めておくことが出来る」
ガイ「この賽のことを知っているのか!?」
星竜「知っている……というよりは感じるといったほうがいいか。いや、くだらんな。そんなことはどうでもよい」
星竜「我はこの力に未練はない。だが、この力を扱う者は相応の覚悟と力がいる……ただで渡す訳にはいかないのだ」
リーゼリット(……嫌な予感がする)カチャ……
カグヤ「あら、なんか物騒なこと考えてはります?」スッ
ガイ「……俺達を試す、ということか?」シャキンッ
星竜「そうだ。手加減はせぬ、[
ピーーー
]気でかかってこい……気を抜けば死ぬぞ」
サーシャ「……」キリリ……
星竜「では、見せてもらおう……貴様らが星の力を扱うにあたる者かどうか!」
ーー戦闘開始 星竜ーー
下1コンマ
01〜10 痛恨
11〜50 劣勢
51〜90 優勢
91〜00 会心
以下を使用する場合はコンマ判定時に名称を書き込んでください。(同時使用はできません)
閃光玉+10 残り3回
はさみうち+ 30残り1回
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/11(月) 23:59:54.29 ID:KyULqnioo
はさみうち
231 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 01:22:28.26 ID:pN1V0TVCO
星竜「ギャオオオオオオッ!!!」
火球「」ゴウッ‼︎
ガイ「!」サッ
ドガァァァン‼︎
カグヤ「全然可愛くない威力やなぁ……!」
闇球「」ヴォンッ‼︎
カグヤ「さて……お手並み拝見やね!」
複数の闇球「」ドドドドドドッ‼︎
ドガァン‼︎
星竜「ギャオオオ……」シュウウウ……
カグヤ「嘘やろ?物凄く本気やったんやけどな……」
ガイ(効いていない訳ではないが、絶妙なタイミングで防御されている……隙を作れば有効打になり得るか)
ガイ「……サーシャ!アレをやるぞ!」
サーシャ「わかった!リーゼ、手伝って!」
リーゼリット「了解、どうすればいい!?」
サーシャ「とにかく竜の注意を逸らして!」
リーゼリット「……やってみる!」スッ
銃「」バァンッ‼︎バァンッ‼︎
星竜「ギャオッ!」バスッ‼︎バスッ‼︎
サーシャ「ガイ、準備は!?」
弓「」キリリ……
星竜「ギャオオオオオオッ!」
星竜の爪「」ブンッ‼︎
星竜の尻尾「」ブォンッ‼︎
ガイ「ッ!……いつでもいいぞ!」サッ
キュイイイン……
弓「」パヒュンッ‼︎
サーシャ「……今!」
ガイ「はぁっ!」シュインッ‼︎
シャキンッ‼︎
星竜「ギャオッ!?」
バスッ‼︎
リーゼリット「今だ、カグヤさん!」
カグヤ「隙だらけやね!!!」
複数の闇球「」ドドドドドドッ‼︎
星竜「ギャオオオオオオッ!?」シュウウウ…
ガイ「よし、成功だ!」シュインッ
サーシャ「この調子で攻め続けるよ!」
下1コンマ
01〜20 劣勢
21〜70 優勢
71〜00 会心
以下を使用する場合はコンマ判定時に名称を書き込んでください。(同時使用はできません)
閃光玉+10 残り3回
はさみうち+30 残り0回
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/12(火) 01:33:26.42 ID:srDm/1qho
閃光玉
233 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 09:36:00.13 ID:NZmNfG4zO
ガイ「みんな、目を閉じろ!」ポイッ
閃光玉「」ピッカァァァン‼︎
星竜「ギャオッーー」
星竜「……目眩しか、とんだ小細工を……」
ガイ「だが、効果はあったようだな……!」シュインッ
星竜「背に乗ったのか!?そこから降りろ!」バタバタ
ガイ「……」スッ
ガイ(レッド程のものはできないが……直接触れさえしていれば……!)
ガイ「氷よ!」パキパキパキッ‼︎
星竜「ギャオオオオオオッ!?」ガチン‼︎
星竜の翼「」バサッ‼︎バサッ‼︎
星竜の尾「」ブォンッ‼︎
ガイ「うおおおっ!?」バッ
ドサッ!
ガイ「がはっ……!」ビシャッ‼︎
リーゼリット「ガイが振り下ろされた!」バァンッ‼︎
サーシャ「……私が行く!攻撃を続けて!」ダッ
カグヤ「あかん……そろそろ魔翌力切れが近づいて来たで……」ヴォンッ‼︎
リーゼリット「でも体が凍って動きが鈍くなってる……ここが正念場だよ!」
下1コンマ
01〜20 ??
20〜30 劣勢
31〜00 勝利
以下を使用する場合はコンマ判定時に名称を書き込んでください。(同時使用はできません)
閃光玉+10 残り2回(警戒されて使えない!)
はさみうち+30 残り0回
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/12(火) 09:44:30.61 ID:mti9xD3jo
どうなるか
235 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 20:11:10.44 ID:T0MqCDl6O
複数の闇球「」ドドドドドドッ‼︎
銃声「」バァン! バァン‼︎
星竜「ぬう……!」ドガァン‼︎ドガァン‼︎
サーシャ「ガイ、大丈夫!?」ズザザ…‼︎
ガイ「ごふっ……ああ、なんとかな……」
サーシャ「そのままじっとしてて」ポゥ…
淡い光「」ポワワ……
ガイ「……回復魔法か。助かる」
サーシャ「全快とまではいかないけどね……リーゼとカグヤさんもギリギリだから、動けるようになったらすぐに行って貰わなきゃいけないけど……」
ガイ「ああ。もう、充分だ……」ヨロ……
サーシャ「……行けるの?」
ガイ「このままでは2人が持たない……やるしかないだろう……」キュイイイン……
ガイ「……援護を頼む」シュンッ
サーシャ「……リーゼ!カグヤさん!ガイを援護して!!!」キリリ……パヒュンッ‼︎
リーゼリット「速い!?……間に合ってよ!」チャキッ
カグヤ「……あとは任せるで!」スッ
火球「」ゴウッ‼︎
闇球「」ヴォンッ
ガイ「」シュンッ
星竜の尾「」ブォンッ‼︎
矢「」バスバスバスッ‼︎
ガイ「」シュンッ
星竜の爪「」グオオッ
銃弾「」バスッ‼︎ バスッ‼︎
ガイ「」シュンッ
星竜「ギャオオオオオオッ!!!」バッ
ガイ「」シュンッ
ガイ「はああああああっ!」ブンッ
ジャキンッ!!!
236 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 20:11:22.11 ID:o6iq30qkO
ガイ「……がはっ……ご、あ……」ドサッ
星竜「……見事だ。ガイよ。普通の竜であれば今の一撃で確実に死んでいただろう」
星竜「だが、我を倒すには及ばなかったようだな」
サーシャ「そんな……」
リーゼリット「くっ、もう弾も残り少ないのに!」ガチャン
カグヤ「チッ……随分しぶといんやね……」
闇球「」ヴォンッ
星竜「武器を納めよ。もう我に戦う意志はない」
ガイ「……な、に……?」
星竜「我が今、生きているのも星の加護によるもの。本来ならば死んでいる……貴様等は、充分に力を示した」
星竜「ガイ、翡翠の賽を出せ」
ガイ「……」スッ
翡翠の賽「」キラッ……
ガイ「賽が、光っている……?」
星竜「ギャオッ……」
星の力[炎]「」ポゥ……スィー……
翡翠の賽「」キランッ‼︎
サーシャ「……光が、賽に吸い込まれた?」
リーゼリット「じゃあ世界樹の光の力を……貰えたってこと?」
カグヤ「ふぅ……じゃあこれで一見落着やな……偉い疲れたわ」
星竜「これで星の力は完全に貴様の手に渡った……ガイ、あとはお前次第だ。大事に扱えよ?」
ガイ「……ありがとう。正しいことに使うと約束しよう」
星竜「フッ……さて、我はしばらく眠ることにする……次に起きたときは青い空を拝めればいいが」
???「んー、でも私のコレクションになるからそれは無理かも?」
237 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 20:12:22.50 ID:o6iq30qkO
星竜「……何者だ?」
金髪十字目ロリ→セーレフェリア「お初にお目にかかります。私はセーレフェリア・ロスチャイルド……この世界の全てを支配する王になる者だよ!」
星竜「戯言を……」
セーレフェリア「本当のことだもん!みんな、私に支配された方が幸せになれるんだよ!」
セーレフェリア「だから……竜さん、そんな私の一部になれることってすっごく光栄なことだと思わない?」
星竜「……付き合っている暇はない。遊びは他所でやれ」
セーレフェリア「あー、そんな態度とっちゃうんだ。じゃあ選ばせてあげようと思ったけど竜さんは強制的に私のコレクション入り決定ね!」
星竜「やれるものなら……やってみよ!」
ドガァンッ‼︎ズドォンッ‼︎バゴォン‼︎
サーシャ「な、何……どういうこと?」
カグヤ「訳がわからん……とにかく離れないと巻き込まれるで」
リーゼリット「そうだね……ほら、ガイさん。捕まって」
ガイ「……くっ、何者なんだあいつは?」
厚着キレ長美人「離れる前に……その賽を渡してもらえるかしら?」スタッ
サーシャ「も、もう1人来た!?」
リーゼリット「渡す訳ないでしょ。とても大事なものなんだから」
厚着キレ長美人「想定していた答えだわ。平和的に解決してあげようと思ったけど……残念ね。貴方達はここでお終い……」スッ
カグヤ「ッーー」バッ
闇球「」ヴォンッ‼︎
ドガァンッ‼︎
サーシャ「きゃああああああっ!」
リーゼリット「あああっ!」
ガイ「ぐっ……ぬう……」
カグヤ「くっ……みんな、逃げて……」ドサッ
厚着キレ長美人「他愛ないわね。それじゃあもらっていくわよ……」
ブンッ‼︎
厚着キレ長美人「!」サッ
モーリィ「私の友人に手を出して、無事でいられると思うなよ……」バサッ…バサッ…
厚着キレ長美人「島長が出てくるなんて……分が悪いわね」
厚着キレ長美人「セーレフェリア、撤退よ」
セーレフェリア「えー!?」
厚着キレ長美人「手負いが一匹とはいえ、竜を2匹同時に相手取るのは厳しいわ。一回出直しましょう」
モーリィ「逃すと思うか?」
厚着キレ長美人「あらーー」グシャッ‼︎
厚着キレ長美人「」ドサッ
セーレフェリア「うわー、グロい……」
モーリィ「次は貴様がああなるんだぞ?覚悟は出来ているな」
238 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 20:12:57.47 ID:o6iq30qkO
セーレフェリア「それはちょっと嫌だなー……なんか冷めちゃった。フローディア、早く起きてよ」
カッッッッ‼︎‼︎
不滅の炎「」ゴオオオオオッ‼︎‼︎
厚着キレ長美人「……やっぱり[
ピーーー
]ないのね。ちょっと期待していたんだけど」
モーリィ「……不死鳥か」
厚着キレ長美人→フローディア「そう、フローディア・エターナルエンド……名前はどうでもいいかしら?」
フローディア「……また取りにくるわ。それまで大事にその賽を持っておいてね」スッ
ガイ「……」
セーレフェリア「ちぇー。結局来て損したー……」
モーリィ「待て、逃すか!!!」バッ
星竜「ギャオオオオオオッ!」バッ
セーレフェリア「それじゃあまた遊ぼうね!バイバーイ!」
赤橙黄色の光「」カッ‼︎
モーリィ「チッ、逃したか……」
◆
239 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/12(火) 21:12:39.03 ID:gSKD0jhNO
ーー???
ザァーン……ザザァーン……
ガイ「……また、この夢か」
ピョンッ……ピョンッ……
ガイ「やっぱり、いるんだな」
黒いスライム「」モニョッ‼︎
ガイ「久しぶり……でもないか。また叩いて起こしてくれるか?」
黒いスライム「」モニョニョ?
ガイ「ん……これか?」ガザゴソ
翡翠の賽「」キラッ……
黒いスライム「」モニャッ‼︎デロデロ……
ポンッ
黒髪幼女「わぁ……変われた……!」
ガイ「……驚いたな。人に化けられるとは」
黒髪幼女「え、えと……はじめまして……はじめましてじゃ、ないけど……あなたの、名前は?」
ガイ「ああ。はじめまして……俺は、ガイだ。君は?」
黒髪幼女「ん……わかんない……」
ガイ「……まあ、夢だしな。そういうこともあるか」
黒髪幼女「ごめんなさい……」
ガイ「謝らなくていい、怒ってる訳じゃない」
ガイ「この前は、何を伝えようとしていた?」
黒髪幼女「……ガイさんに、お願いがあって」
ガイ「どんな?」
黒髪幼女「えと……世界めくれを止めてほしいの」
ガイ「それなら、既に行動している。暗黒館の目的がそうだからな」
黒髪幼女「……暗黒館?」
ガイ「ああ。世界めくれの影響をなくし、在りし日の世界を取り戻す為に活動する組織だと……そう認識している」
黒髪幼女「わぁ……!ガイさん、すごい!」
ガイ「俺はすごくはないが……それで今、世界めくれの影響を取り除く為に必要な世界樹の光の力を調べているところだ。もっとも、調べるどころか力の断片を預かってしまった訳だが」
黒髪幼女「……だから、私もこの姿になれたのかな……?」
ガイ「そういえば、賽の光に触れてから姿が変わったな……もしかしたら影響しているのかもしれん」
黒髪幼女「んへへ……お話しできて、嬉しい……」
ガイ「フッ……」
安価下1〜2
何か話す?
自由安価
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/12(火) 21:16:33.64 ID:8oeS3Wgp0
あの2人組について知っているか
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/12(火) 21:41:44.07 ID:srDm/1qho
そもそも君はどこのだれだ
242 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/13(水) 08:54:48.22 ID:DaX2dMAsO
ガイ「名前はわからないにしても……普通の夢なら、こんなにも細かく君の姿を思い描けるはずがない」
黒髪幼女「ここは……夢の中だけど、わたし、本当にいるから……」
ガイ「……つまり、夢を使って俺と話しているってことか?」
黒髪幼女「うん……」
ガイ「……実際の君はどこにいる?」
黒髪幼女「……暗くて、寒い場所……お空が、近いかも」
ガイ「空?」
黒髪幼女「うん……けど、ごめんなさい。よくわかんない……」
ガイ(空が近い場所……山の上とかだろうか?)
ガイ「……一つ、聞きたいことがあるんだが」
黒髪幼女「ん……なに……?」
ガイ「たしか……セーレフェリアとフローディアといったか。その二人組も世界樹の光を求めているようだった。何か知らないか?」
黒髪幼女「セーレフェリアさんは知らないけど……フローディアさんは、聞いたことあるかも」
ガイ「本当か?」
黒髪幼女「たしか……フローディア……トゥルーエンド!……スウィートエンド、バッドエンド……ハッピーエンド?デッドエンド……?オーバーエンド???」グルグル
ガイ「どれも似ているが……たしかエターナルエンドと名乗っていたな」
黒髪幼女「んゅ……あんまり役に立たなかったかも……」
ガイ「いや、関係はありそうだ。名をもじった偽名か、あるいは同じ一族の者かもしれない」
黒髪幼女「大魔女様……」
ガイ「大魔女……?大魔女帝国のか?」
黒髪幼女「やっぱり関係ないかも……あっ」
ガイ「どうした?」
黒髪幼女「もう……夢が覚めちゃう……」
ガイ「む、そうか……」
黒髪幼女「また会おうね、ガイさんーー」
◆
243 :
◆sIVlz2/mNs
[sage]:2025/08/13(水) 08:56:51.69 ID:C723RvIjO
ーートコナツ火山島 診療所
ガイ「……」スッ
サーシャ「……」zzz
毛布「」ファサッ
ガイ(ずっと側にいてくれたのか)ソッ
◆
モーリィ「む……起きたか。ガイ」
ガイ「モーリィさん……カグヤさんは無事なんですか?」
カグヤ「見ての通り元気やよ〜」
ガイ「よかった……あれからどれくらい経った?」
カグヤ「丸1日やね。あの二人に襲われたあとモーリィはんとリーゼリットはん、サーシャはんが私たちをここまで運んでくれたんやよ」
モーリィ「まさか、同じ奴を短期間で二度も担ぐことになるとは思わなかったが」
ガイ「……星竜はどうなったんです?」
モーリィ「あいつは溶岩洞で眠りについた。当分は目を覚まさんだろう」
ガイ「そうなんですね……」
モーリィ「ガイ、お前はこれからどうする?」
ガイ「一度、ウォーターポートに戻って今回の出来事を報告しようと思います」
モーリィ「そうか……で、戻るのはいつだ?」
ガイ「……体が動くならすぐにでも」
カグヤ「医者としてはあんまり無理してほしくないんやけど……事態が事態やし、強くは止められんなあ」
ガイ「……そういえばリーゼリットは?」
カグヤ「ああ、おつかいに行ってもらってるだけやよ。すぐに戻ってくると思うわ」
モーリィ「……一日くらいは休んで、ついでに島を見て回るといい。この島の客は歓迎するぞ」
カグヤ「抜け目ないなぁ、モーリィはん。でもウチも賛成やよ、一日は安静にしてほしいし」
ガイ「……では、そうしよう」
現在はトコナツ火山島です。(6日目)
※6日目が終了次第、ウォーターポートへ帰ります。
何をする?
安価下1〜3
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 09:26:55.11 ID:tApS+BBqO
セーレフェリアとフローディアに宣戦布告の呪詛念波でも飛ばしておく
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 09:39:04.61 ID:fvRuFzBeO
サーシャと一緒に観光
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/13(水) 09:55:54.45 ID:Btj2Bjzp0
アルバと合流して訓練を頼む
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