【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】

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268 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/14(木) 01:26:23.32 ID:ioQOD7LAO
本日はここまでです。
更新を終了する前には今回みたいに報告した方がいいですかね?
それとも今までみたいに報告なしでやっていく形の方がいいでしょうか?
意見、質問等は随時、受け付けておりますのでお気軽にどうぞ。
それでは、おやすみなさい
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/14(木) 01:35:27.29 ID:VhLcwOrxO
お疲れ様です、報告してくださるとありがたいけど作者さんのやりやすい方で

ガイとサーシャの2人がほんわかラブコメしてて好き
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/14(木) 01:42:52.11 ID:wm2UOtNGo
おつ
個人的には投稿終了の報告があった方がこうやって感想をコメントするタイミングを計れるので助かりますね

初戦で負けた時はどうなる事かと思ったけど
以降は幸い何とかなって良かったわ
271 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/14(木) 19:18:12.46 ID:jPkHrAfbO
>>269
>>270
では、これからは終わる際に報告します。
そしてお二人とも、感想ありがとうございます!
272 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/14(木) 19:18:57.28 ID:jPkHrAfbO
ーー暗黒館1F 酒場

ワイワイガヤガヤ

ガイ「……ここの料理も美味いな」モグモグ

暗黒館バーテンダー「趣味で作ったものをお出ししたら、皆様から好評をいただきまして。それ以来、簡単なものですがメニューに加えております」

ガイ「なるほどな……」モグモグ

金髪美形少女?「よっと、お隣いただき〜♪」ストン

ガイ「バーテンダー、レモンウォーターをもらえるか?」

暗黒館バーテンダー「かしこまりました」

金髪美形少女?「なぁ、お前……面白いことに首突っ込んでるだろ?」

ガイ「……俺に話しかけているのか?」

金髪美形少女?「他に誰がいるんだよ?ボクがわざわざ話しかけてるんだ、ありがたく思え!」

暗黒館バーテンダー「お待たせしました……ガイ様、そちらの方はアトニス様と言って、歴とした冒険者のひとりですよ」スッ

ガイ「……そうだったのか」

金髪美形少女? → アトニス「ふん!このボク、アトニス様を知らないとは、お前モグリだな?」

ガイ「……確かに、ここに来て日は浅い。だが知らない顔が多くてな……」

アトニス「………まあいいさ。ボクの寛大さに感謝しなよ!バーテンダー、いつものくれ!」

暗黒館バーテンダー「」スッ

暗黒館名物プリンアラモード「」ドンッ

アトニス「ん〜、やっぱコレだね!」モグモグ

ガイ「……それで、何か用か?」

アトニス「ああ。次の光の捜索にはボクも連れていけよ」

ガイ「……どこでそのことを知った?」

アトニス「知るも何も、お前が持っているソレで嫌でもわかるだろ……他の奴は気づかないのか?」モグモグ

ガイ「……翡翠の賽のことか。指摘されたのは初めてだ」

アトニス「まあ、ボクは特別だからな。そこらの奴らと一緒にするな」

アトニス「……それで、光の捜索なんて、そんな面白そうなことを見過ごせる訳ないだろ」

ガイ「……遊びじゃないんだ。危険も伴う。生半可な気持ちで参加するもんじゃない」

アトニス「危険上等!退屈よりはマシってもんだ。ボクは退屈が嫌いなんだよ」

ガイ「……」

暗黒館バーテンダー「失礼ながら、ガイ様。アトニス様は態度が少々アレですが、実力は充分です。連れていって損することはないと思いますよ」

ガイ「……わかった、考えておこう」

アトニス「ふふん、いつでも声をかけたまえ!」

ガイ(……今日は何をしようか)

現在はウォーターポートです。(この安価終了後にオーナーから連絡がきます)
何をする?
安価下1〜3
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/14(木) 19:19:26.08 ID:WO4nJ6Dn0
イーリンと飲みながら話をする
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/14(木) 19:21:34.05 ID:S4CAkklmO
サーシャと魔法の練習
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/14(木) 19:27:38.48 ID:RyUr+EitO
港に停泊してるミチルの舟の整備の手伝い
276 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/14(木) 20:42:51.48 ID:sqFao7sQO
ガイ(アトニスは依頼に向かった。俺も外出して暇を潰そうか……)

イーリン「……隣、失礼してもいいですか?」

ガイ「……イーリンか、構わないぞ。」

イーリン「では、お言葉に甘えて……ふぅ……」ストン

ガイ「君が休んでいるのを初めて見たかもしれない」

イーリン「ええ、久しぶりの休日をいただきました……バーテンダー、バイオレットカクテルをもらえる?」

暗黒館バーテンダー「……かしこまりました」

ガイ(……なぜ、覚悟を決めたような顔を?)

ガイ「イーリンは幹部……なんだよな?普段は何をしているんだ?」

イーリン「普段ですか?主にウォーターポートの用心棒兼、幹部達の窓口として活動しています。たまに依頼を受けることもありますよ」

イーリン「……まあ、ゴロツキを叩き出すのが一番多い仕事ですけどね」クス

ガイ「なるほど……たしかに君なら向いてそうだ」

イーリン「褒め言葉として受け取っておきます」

暗黒館バーテンダー「……お待たせしました、バイオレットカクテルです」スッ

イーリン「ありがとうございます……そういえば、アモさんとはもう会いました?」

ガイ「ああ。昨日、話した」

イーリン「彼女とは昔からの知り合いでしてね。お世話になったシスターが同じなんです。この前も一緒に飲んでたら、気がつけば夜が明けてました」クス

ガイ「……意外だな。見た目に寄らず、酒が好きなのか」

イーリン「ええ、見た目は可愛らしいのに、飲みっぷりはなかなか豪快ですよ」

イーリン「そうそう、トコナツ火山島での実績、オーナーは大いに関心を寄せていました。近いうちに別の場所への捜索を依頼されるでしょう」ゴク

ガイ「……そうか」

イーリンと何を話す?
安価+コンマ下1〜2
コンマ50以下で……
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/14(木) 20:53:08.13 ID:Y6pYH+dbO
暗黒館について
沿革など
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/14(木) 21:29:31.96 ID:SoBHtPgjo
コンマ
279 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/14(木) 23:22:16.34 ID:WpOP95LFO
ガイ「イーリンは暗黒館が作られたときからいるのか?」

イーリン「立ち上げにいた訳ではありませんが、それなりに早い時期には」

ガイ「なら、暗黒館の沿革について知っているか?」

イーリン「……成り立ちに興味がおありで?」

ガイ「ああ。暗黒館の一員として、知っておきたくてな」

イーリン「私が知っていることだけになってしまいますが、構いませんか?」

ガイ「頼む」

イーリン「……創設は世界めくれが起きて、ほんの少し経った頃。現在のオーナーが立ち上げました。このときは組織ではなく、世界めくれの被害を受けた人達を支援するボランティアのようなものでした」

ガイ「そうだったのか」

イーリン「ええ。当時の活動は、避難所の設営や物資の配布、行方不明者の捜索など……現在でもやっていますが、冒険者ギルドの行う活動はやっていませんでした」

ガイ「では、なぜギルドの代理を?」

イーリン「それは冒険者ギルドが世界めくれの対応で後手に回り、やがて組織として破綻したからです。支援で各国に散らばっていた暗黒館の人員がその穴埋めで役割を引き継ぐ形になりました」

イーリン「……もっとも、オーナー自身は代理ギルドになろうと計画していたわけではないそうです」

ガイ「本来の目的が世界めくれの影響をなくす為だとは聞いたが……」

イーリン「世界めくれを止めることはできなかったけれど、自分にできることをやり続けたら今の形になったと、オーナーはそう仰っていました」

ガイ「……器の大きい人物だな、クーさんは」

イーリン「ええ……私にとっても、掛け替えのない恩人であり、素晴らしい方です」

暗黒館バーテンダー(今回は悪酔いしなかったようですね)ホッ……

⭐︎イーリンから暗黒館の沿革を聞きました
280 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/14(木) 23:56:22.53 ID:WpOP95LFO
ーーウォーターポート サーシャの家

コンコン……

ガイ「サーシャ、いるか?」

サーシャ「……え、ガイ?……ちょっと待って!」

ドタバタ……

ガチャ

サーシャ「……お待たせ、上がっていいよ」

ガイ「急にすまんな。邪魔するぞ」

サーシャ「珍しいね、家に訪ねてくるなんて。今日はどうしたの?」

ガイ「時間ができたから、サーシャさえよければ一緒に魔法の練習でもしようと思ってな……迷惑だったか?」

サーシャ「ううん、そんなことないよ。私も丁度、暇だったし!」

ガイ「それならよかった。場所は決めてないんだが、どこでやる?」

サーシャ「んー……雨が降りそうだし、このまま家でやろうよ」

ガイ「……いいのか?」

サーシャ「もちろん!といっても模擬戦とかは流石に厳しいけどね」

ガイ「それはそうだろう」

サーシャ「あはは……じゃあ、ちょっと家具動かすから手伝って!」

ガイ「ああ」



サーシャ「よし、じゃあ練習しよっか!……ガイは何の魔法を練習するの?」

ガイ「……氷魔法の精度をあげようと思う」

サーシャ「星竜と戦ったときに使ってたよね!いつの間に覚えたの?」

ガイ「レッドに教えてもらってな。ただ、今のままでは速度強化と同じくらい魔翌力の消費が激しくてな。頻繁には使えん」

サーシャ「なるほど……じゃあ私は地属性の練習をしようかな。もう少しで使えるようになると思うんだよね……」

ガイ「ああ。お互いに頑張ろう」スッ

コンマ下1
ガイ
01〜30 あまり変わらんな
31〜90 直接触れずとも氷を作れるようになったぞ
91〜00 氷属性の本質は……

コンマ下2
サーシャ
01〜50 できた!
51〜90 やれることが増えたかも?
91〜00 地属性は完璧かも?
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/14(木) 23:57:19.16 ID:WO4nJ6Dn0
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/14(木) 23:58:06.76 ID:SENOmUHg0
やあ
283 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/15(金) 00:23:22.12 ID:syIPH20RO
ガイ「……まだ、直接触れていないと氷属性はうまく扱えないな……」パキパキ……

ガイ(サーシャの方はどうだろうか)チラ

サーシャ「……」

砂「」サラサラサラ……

ガイ(凄く集中している……生成された砂の量も以前より遥かに多い……ん?)

砂「」ザラッ……ザラッ……

ガイ(砂が一箇所に集まって……塊になっていく)

土塊「」ズズ……

ガイ「おお……」

消えゆく土塊「」サラ……

サーシャ「……ふぅ……私、地属性なら結構使えるようになったかも?」

ガイ「見てたぞ。凄いじゃないか」

サーシャ「えへへ……もし、地属性魔法が必要になったら言ってね!高度なことはできないけど、それなりに扱えると思うから!」

ガイ「ああ。そのときはよろしく頼む」

サーシャ「んー!……ちょっと休憩しようか。お茶淹れるね!」

⭐︎サーシャが地属性魔法を使えるようになりました。(高度なことはできません)
284 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/15(金) 00:25:26.03 ID:syIPH20RO
本日はここまでです。
次回は豪華客船を整備するところから始めます。
また、明日は>>1に予定がある為更新はありません。
それでは、おやすみなさい。
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/15(金) 00:38:19.34 ID:a82BSWd/0
乙です!
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/15(金) 13:28:47.89 ID:Uf1eavFjO

パーティ入希望の方がけっこういるけど次の探索の人員はどうなるんだろ
287 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/16(土) 19:38:39.70 ID:4Tb7AoJRO
>>286

今のところ、探索の人員については固定パーティメンバー+そのときどきの安価によって人員を決定する感じで考えています。
探索場所へ向かう前に連れて行く人数と連れて行くキャラの安価(ウォーターポートに滞在しているキャラが主になります)を行いたいと思いますので、よろしくお願いします。
288 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/16(土) 19:39:09.85 ID:4Tb7AoJRO
ーー暗黒館1F 酒場

ワイワイガヤガヤ

依頼掲示板「」

リーゼリット「うーん……参ったな……」

サーシャ「あ、リーゼだ!おーい!」

リーゼ「ん、サーシャとガイ……丁度いいところに!」

ガイ「どうかしたのか?」

リーゼ「実は今、懐がギリギリでね……何か依頼を受けようと思っていたんだけど、今受けられる依頼はどれも複数人からしか受け付けてなくて困っていたんだ」

サーシャ「なるほどね!それじゃあ私達に頼ってよ!」

ガイ「ああ。せっかくパーティを組んだんだ。手伝うぞ」

リーゼ「……そっか。それじゃあ2人とも、お願いしてもいいかな?」

ガイ「ああ……それで、どんな依頼を受けるんだ?」



ーークロシュヴァル号 甲板

ミチル「みんな、手伝いに来てありがとう!クルー達だけじゃ手が回らないからすごく助かるよ」

ガイ「豪華客船の甲板掃除とは……貴重な経験だな」ゴシゴシ

サーシャ「ほんとだよね〜!この船にはお世話になったから、少しでも恩返しできるなら嬉しいよ!」ゴシゴシ

リーゼリット「そうだね……この船にはこれからも世話になるだろうから、念入りにやっておこう」ゴシゴシ

ミチル「船長として、ありがたい言葉だ!お給金は弾むから、よろしくね!」

サーシャ「はい!……よし、頑張るぞー!……って、わっ!」ツルッ

リーゼリット「サーシャ!?」

ガシッ

サーシャ「……えっ?」

ガイ「……大丈夫か?足元は滑りやすくなっている。あまり急な動きはしない方がいいだろう」

サーシャ「は、はい……えへへ、気をつけないとね……それと、もう大丈夫だから離してくれる?……///」

ガイ「……おっと、すまんな」パッ

ミチル「ははっ!イチャイチャするのもいいけど、仕事はしっかりやってよー?」

サーシャ「イチャ……!?そ、そんなことしてません!」

リーゼリット「はいはい、言い訳言い訳〜。ま、仲がいいのは悪いことじゃないけどね」

サーシャ「なっ……!リーゼまでそんなこと言わなくていいの!」

ガイ(……今の感触は忘れないようにしよう)

⭐︎クロシュヴァル号の甲板掃除を手伝って報酬をもらいました
289 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/16(土) 19:40:23.93 ID:4Tb7AoJRO
ーー暗黒館 幹部宿泊部屋

コンコン

ガイ「どうぞ」

ガチャ

イーリン「失礼します、ガイさん。オーナーよりこちらを預かっております」スッ

ガイ「……来たか。オーナーの手紙」

イーリン「ええ。私は中身を拝見しておりませんが、光の捜索に関することでしょう。もし探索に向かわれるのであれば御検討をお祈りします」

ガイ「ああ。ありがとう」

イーリン「それでは要件は終わりましたので失礼します」

バタン……

ペラッ……

この手紙を読み終えたら確実に処分すること。
また、ここに書かれた内容を他人に一切口外しないこと。

ガイへ


先日のトコナツ火山島での件、本当にお疲れさま。報告書は読ませてもらったわ。まず、無事に戻ってきたことに安心している。
例の二人組についてはこちらでも動いておくから、アンタは油断しないこと。

それで、翡翠の賽を持つアンタに新しい任務を与える。
五つの光を集め、翡翠の賽を守り抜くこと。
それがアンタの使命よ。

かつて世界樹の光が落ちた場所について、現在判明しているのは『テラヌス・ウルス』、『ユーシリア帝国』、『オノゴロ諸島』。
そして最後の一つについては調査中よ。
判明次第、追って知らせるわ。

探索する順序はアンタに任せる。ただ、世界めくれは今もまだ続いているということを忘れないでちょうだい。

暗黒館に入ってからの日は浅いけれど、アンタには特に期待している。

頼んだわよ、ガイ

追伸
クロシュヴァル号の居心地は気に入った?
私のイチオシの船だから当然よね。
また乗る機会があれば、ぜひ乗りなさい。

暗黒館オーナーより

ガイ「……了解、任せてくれ。クーさん」
290 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/16(土) 19:41:04.06 ID:4Tb7AoJRO
ーー暗黒館1F 酒場

ワイワイガヤガヤ

ガイ「新たな任務をオーナーから頼まれた。といっても予想はつくだろうが……」

サーシャ「残りの光を探すんだよね?あっ、これ言わない方がいいんだっけ……」

リーゼリット「サーシャは幹部じゃないけど、協力者だし問題ないんじゃない?私は引き続き、ガイ達の支援を命じられているからついていくよ。それで、次はどこに向かうの?」

ガイ「とりあえずテラヌス・ウルスか、ユーシリア帝国……それとオノゴロ諸島……この中のどれかから行こうと思う」

サーシャ「おお……どこも遠いねえ」

リーゼリット「どうしようか?」

ガイ「そうだな……」

多数決 下1〜5
どこに行く?
1 テラヌス・ウルス
2 ユーシリア帝国
3 オノゴロ諸島
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/16(土) 19:41:15.87 ID:bApum4WB0
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/16(土) 19:42:26.14 ID:Fvu98C81O
2
293 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/16(土) 19:47:53.71 ID:XHYKZ8v5O
すいません、1〜5ではなく1〜4でお願いします。このレスは飛ばしてください
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/16(土) 19:56:56.31 ID:IJc9HSbT0
2
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/16(土) 19:57:05.95 ID:KZ9XlIXdo
1
296 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/16(土) 22:50:00.92 ID:WauI1nEZO
ガイ「……ユーシリア帝国に向かおう」

リーゼリット「……うん、問題ないよ」

サーシャ「ユーシリア帝国かぁ……たしか今の皇帝って、エリオスさんでしょ?十年前の大混乱の直後に即位した人だよ。作物の不作に地震、周辺国の侵攻や疫病まで重なって、しかも世界めくれまで起きて国が崩壊寸前だったのに……」

サーシャ「そこから持ち直して、今は建国した皇帝に次ぐくらいの名君って言われてるんだって!」

リーゼリット「本当に凄い人だよね。ただ、その分彼に反感を持つ人も多くてね……皇帝を支持する派閥と、旧貴族たちの派閥で衝突が絶えないんだ」

サーシャ「うん……一部はもう内戦って言ってもいいくらいの規模になってるよ。表向きは鎮圧と称してるけど、実際は帝国の各地で小競り合いが続いてるんだって」

ガイ「……聞く限りでは理想的な皇帝だが。なのに、なぜ反感を買う?」

リーゼリット「権力の集中、かな。あまりにもエリオス皇帝の手腕が大きすぎて、逆に旧来の貴族達からは自分達の立場が奪われるって不満が出ているのさ」

サーシャ「それに、国を立て直すためとはいえ、重税をかけたり、容赦なく改革を進めたからね……国民に慕われてはいるけど、一部からは恐れられてるって話もあるよ」

ガイ「……なるほど。国を背負うというのは、並大抵のことではないな」

リーゼリット「そういうこと。国内は結構ピリついてるから、あまり不審なことはしない方がいいかもね」

ガイ「ああ……出発は明日で構わないか?」

サーシャ「うん、いつでもいいよ!」

リーゼリット「私も合わせるよ」

ガイ「……わかった。集合時間と場所はあとで伝える。夜にここで落ち合おう。各々、準備にかかってくれ」

リーゼリット「了解、じゃあまたあとでね」

サーシャ「私も準備してくるね!」



ガイ(……さて、移動手段の確保はイーリンに頼むとして……今回はユーシリアの内部情勢が危うい。あまり関わらないようにするとはいっても、3人だけでは戦力的に厳しいかもしれんな)

ガイ(……誰かに声をかけるか。知っている顔のヤツがいれば話しかけやすいんだが……)

現在、暗黒館にいるメンバー
イーリン
アモ
アトニス
テル
アルバ(コンマ下1の数値が70以上でいます)

誰に声をかける?
安価下2
(最大で2人まで。名前を指定してください)
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/16(土) 22:54:56.56 ID:uaBHbUZWo
居るかな?
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/16(土) 22:55:11.86 ID:ryAGyEt0O
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/16(土) 22:55:39.29 ID:bApum4WB0
イーリン、アルバ
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/16(土) 22:55:53.60 ID:DYsV8tMCo
テル
301 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/17(日) 00:32:58.97 ID:6cMR64vUO
ガイ(……いや、待てよ。そもそもイーリンに声をかけてみるのはどうだろうか。用心棒ということで腕は申し分ない……荒事にも慣れていそうだしな。普段の仕事が忙しそうだから誘いには乗ってくれないかもしれないが、ダメ元で聞いてみるか)

ガイ「……よし、そうと決まれば早速ーー」

イーリン「移動手段の手配ですか?」

ガイ「ッ!?いつの間に……」

イーリン「先程、サーシャ様とリーゼリット様と一緒にユーシリア帝国の話をしているのが聞こえまして。必要になるのではないかと思い、声をかけたのですが」

ガイ「あ、ああ……たしかにそれを頼むのもあったが、もう一つ要件がある」

イーリン「どのような要件ですか?」

ガイ「……ユーシリア帝国に一緒に来てくれないか?」

イーリン「ええ、構いませんよ」

ガイ「君はここの用心棒で腕が立ーーえ?」

イーリン「ですから、構いませんよ」

ガイ「……あっさりすぎるな。普段の様子を見るに、断られるものだと思っていたんだが」

イーリン「用心棒とはいえ、私も暗黒館の幹部です。必要とされれば赴くのは当然でしょう」

ガイ「だが……ここを離れても大丈夫なのか?」

イーリン「ええ。私の業務を行える代わりの人はいますので。長期間、離れても何の問題もありません」

ガイ「……それならいいんだが」

イーリン「ふふっ……ご心配、ありがとうございます。それで、ユーシリア帝国への移動手段ですが……陸路なので魔導車の準備をしておきます。出発は明日ですね?」

ガイ「そうだ……あとでまた集まる。そのときにはイーリンも一緒に居てくれ」

イーリン「わかりました。では、よろしくお願いしますね」ペコリ

⭐︎ユーシリア帝国にイーリンがついてきてくれます。



ーー暗黒館2F 幹部宿泊部屋

ガイ(とりあえず今できる準備は終わった……集合までまだ時間がある。何をしようか)

現在はウォーターポートです。
何をする?(この安価が終わり次第、ユーシリア帝国に出発します)
安価下1〜2
302 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/17(日) 00:49:32.11 ID:6cMR64vUO
>>1の睡魔が限界なため今日は終わります。

明日は安価の更新をした後にキャラ募集をしたいと考えています。

このレスは飛ばしてください
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/17(日) 00:50:03.16 ID:0s4bLz4Eo
クーちゃん口説きにいく
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/17(日) 00:54:04.33 ID:t1HxxOhWO
ガイ専用つよつよ武器を調達
305 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/17(日) 11:07:29.88 ID:e7tfQfmLO
ーーウォーターポート 大通り

ガイ(剣の手入れはサーシャに指摘されてから定期的に行うようにしているから、新しい物を買う必要はないが……世界樹の光を追うなら、フローディアとセーレフェリアの2人とは敵対することになるだろう。対策になるような物が簡単に見つかるとは思えないが……)

ガイ(剣が使えないときの補助的な武器を買っておこう。そうなると携行がしやすい短剣のような物がいいだろうか……)

露天商「やあ、お兄さん!トコナツ火山島は楽しかったかい?」

ガイ「……ああ、あのときの。覚えていたのか?」

露天商「ええ、ええ!お客さんの顔を覚えるのは得意なんでね!ウチによっていってくださいよ!お安くしますぜ!」

ガイ「……武器は取り扱っているか?」

露天商「武器ですか?数は少ないけど、もちろんありますぜ!けど、お兄さんの剣はまだ全然使えそうに見えますが?」

ガイ「これが使えなくなったときの予備を探している」

露天商「なるほど!それなら持ちやすいやつがいいですね……さあどうぞ、見てってくだせえ!」

魔銀の短剣「」

魔導拳銃「」

鋼の手斧「」

苦無「」

ガイ「……意外と揃ってるな」

露天商「ウチは武器屋にも負けない品揃えでさぁ!ただ、売るだけだから整備とかはできないんだがな!わっはっはっ!」

ガイ(……どれも補助に使うには丁度いいが、いまいち琴線に触れないな……ん?)

装飾が施された鞘に入ったナイフ「」ゴゴゴ……

ガイ「これは売り物か?」

露天商「ああ、一応、商品ですけど鞘から抜けないガラクタですぜ?お兄さんの要望には答えられないと思いますが……」

ガイ「……これと、短剣をもらえるか?」

露天商「えっ!これを買われるんですか?」

ガイ「……ああ、理由は自分でもよく分からん。だが、気になるんだ」

露天商「そ、そうですかい。まあ、売れなくて困ってたシロモノですし……持っていってくれるなら助かりますけどね!おまけに短剣も安くしときますよ!」

ガイ「助かる」ジャラッ

露天商「毎度あり!……でも、本当に抜けませんからね?知恵の輪みたいにガチャガチャやってもびくともしないんです。何人も試しましたが駄目でして……」

ガイ「……そうか」

ガイ(なぜこんなものを買ってしまったんだ……)

⭐︎魔銀短剣とガラクタ(?)のナイフを購入しました
306 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/17(日) 11:08:02.08 ID:e7tfQfmLO
ーー暗黒館1F 酒場

ワイワイガヤガヤ

ガイ(もうしばらくしたら集合だ……何か飲んで待っているか……ん?あれは……)

クー「」ゴク……

ガイ「……オーナー、戻られていたんですね」

クー「あら、ガイじゃない。丁度いいわ、隣に座りなさい」

ガイ「失礼します」スッ

ガイ「……酒場でお会いするとは、少し意外でした」

クー「なによ、そんな顔して。珍しい?」

ガイ「ええ……それに、オーナーがいれば酒場全体の空気がもっと張りつめると思っていましたので」

クー「そういう格式ばった雰囲気、私は嫌いなのよ。だから今くらいが丁度いいわ。……それに、表向きはただの冒険者ってことになってるから、ここにいる人の多くは、私が暗黒館のオーナーだなんて気づきもしないでしょう」ゴクッ

ガイ「なぜ隠しているんです?」

クー「その方が、みんな自然に接してくれるでしょ?幹部には任務を与えなきゃならないから多少堅苦しくなるけど……」

クー「ま、隠すって言っても完全じゃないのよ。知ってる人は知ってるし、勘のいい人なら気づくしね」

クー「それに私は、肩書きや立場じゃなくその人自身を見たいの。オーナーに媚びるような空気が広まったら……暗黒館なんてすぐにおかしくなるわ」

ガイ「……だからこそ、今の暗黒館の雰囲気が望ましいと」

クー「そういうこと。気楽で、でも芯ではしっかり働いてくれる。……私にとっては居心地がいいのよ」

ガイ「……なるほど」

オーナーと何か話す?
安価下1〜2
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/08/17(日) 11:15:11.62 ID:9q1X3rU3O
イーリンとの出会い
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/17(日) 11:25:07.40 ID:l9l+TmIm0
世話になってるサーシャへのお返しについて相談
309 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/17(日) 13:02:18.22 ID:t07HGpJlO
クー「そういえば、次の探索はイーリンを連れて行くんでしょう?」

ガイ「ええ、ありがたいことに」

クー「あの子は暗黒館ができてからずっと手伝ってもらっててね。今でこそ落ち着いた雰囲気を出してるけど、会ったばかりの頃は相当荒れていたのよ」

ガイ「……想像がつきませんね」

クー「ふふっ、でしょうね。でも本当よ。最初の頃は、何かに噛みつくみたいに荒っぽくてね。人を信じることも、自分を律することもできなかった」

クー「けど……根は真面目な子だったの。時間をかけて任せられる仕事を増やしていったら、ちゃんと応えてくれたわ。今の落ち着きぶりはその積み重ねの結果よ」

ガイ「イーリンとは、どこで出会ったんです?」

クー「世界めくれが起きて、1週間ぐらいだったかしら?物資の運搬で魔族国に立ち寄ったときに出会ったの」

クー「……今考えれば、荒れるのも当然よね。世話になったシスターと別れた直後だったんだから」

ガイ「……そういえば、アモから聞きました。アモは今もシスターを探しているようですが……イーリンは?」

クー「彼女は口には出さないけど、そのシスターが死んだものと思って折り合いをつけてるみたい」

クー「……強い子よね。本当は心の奥でまだ答えを欲しがってるのかもしれないけど、表に出すことはしない。それより今、自分ができることに力を注ぐ方を選んだの」

クー「だからこそ、私も随分助けられてきたわ。彼女にとって、ここはシスターを失った後にようやく見つけた居場所だったのかもしれないわね」

ガイ「……なるほど。そういう経緯があって、今のイーリンがあるのか」

クー「そういうこと。だから、あの子を連れて行くなら安心していいわ。イーリンは自分の役割を絶対に果たすから」
310 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/17(日) 13:03:03.01 ID:t07HGpJlO
クー「……私ばかり話しちゃったわね。で、ガイはどうなの?何か困っていることとかない?今なら相談に乗ってあげるわよ」

ガイ「オーナーに相談するほどのことでは……」

クー「いいのよ。アンタには重要な任務を与えているんだから、些細なことでも抱えられて本来の実力を発揮できないと暗黒館として困るのよ。さあ、なにかあるなら言いなさい?」

ガイ「……では、一つだけ。サーシャのことです」

クー「サーシャ?あのエルフの娘ね。続けて」

ガイ「普段、あいつには世話になりっぱなしで……戦闘でも支えられているし、日常でも色々助けられてばかりです。だから、何かお返しをしたいと思うんですが……何をすればいいのか分からなくて」

クー「あら……そういうこと。案外アンタも可愛いところあるじゃない!」バシッ

ガイ「……からかわないでください」

クー「冗談よ。でも、いい心がけね。仲間に感謝を返したいって気持ちは何より大事なことだわ」

クー「……あの子は豪華な贈り物よりも、気持ちを喜ぶと思うの。例えば、前に何気なく手に取っていた小物を贈るとかね。高価じゃなくても、気づいてくれていたんだって思えるものが一番響くのよ……あるいは、一緒に楽しめることを計画するとか」

ガイ「……なるほど。物ではなく心、ですか」

クー「そう。アンタ、不器用そうだから余計にね。飾り気のない素直な気持ちが一番響くと思うわよ」

ガイ「……参考にします」

クー「いいのよ……さて、そろそろ行かなくちゃ。アンタ達、無事に帰ってきなさいよ?」

ガイ「ええ。必ず」

クー「……期待してるわね」

⭐︎クーさんと話しました。
311 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/17(日) 13:03:37.05 ID:t07HGpJlO
ガイ「……よし、揃ったな」

イーリン「皆様、よろしくお願いしますね」

サーシャ「イーリンさん!?もしかして、今回ついてきてくれるんですか!?」

イーリン「ええ。ガイ様に頼まれたので……ご迷惑をおかけします」

リーゼリット「とんでもない!実際、イーリンさんがいないと、接近して戦う人が少なくてちょっと困ってたんだよ」

サーシャ「私もリーゼも、接近されたら対処がすごく難しいもんね……」

イーリン「その分は、私がお守りします。もっとも、皆様を危険に近づけさせないのが一番でしょうけど」

サーシャ「わあ……すごく頼もしい……!」

リーゼリット「ふふっ、これで心強さ倍増だね、ガイ?」

ガイ「ああ。改めてよろしくな、イーリン」

イーリン「……ふふっ。そう言っていただけると光栄です」

ガイ「さて、出発は明日の朝……集合場所はウォーターポートの入り口でいいか?」

サーシャ「意義なし!」

リーゼリット「うん、いいよ」

イーリン「かしこまりました……では、魔導車を入り口近くに止めておきますね」

ガイ「頼んだ……じゃあまた明日に会おう。解散してくれ」

⭐︎ユーシリア帝国に4日かけて向かいます
312 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/17(日) 13:07:51.83 ID:t07HGpJlO
というわけで魔導車でユーシリア帝国へ向かいます。

その前にキャラ募集を行いたいと思います。
ユーシリア帝国にいそうな人、冒険者の人などを本日の0時まで募集します。また、若干の設定変更を行う場合がありますので、その辺りをご了承くださると幸いです。

〈ユーシリア帝国〉
■概要
王国の東にある帝国。
遥か昔、死闘の末に魔王を討伐した英雄が初代皇帝となり、建国したと伝わっている。
その際の仲間の一部が筆頭貴族となり、そのいくつかの家系は現在まで存続している。彼らは魔王復活に備え、先祖の武具や魔法を代々伝承しているとされる。
■産業
国内に肥沃な穀倉地帯や港を抱え、さらに近海には優良な漁場があるため、食料の輸出や交易が盛ん。
現皇帝エリオスは各種産業への魔法技術の活用を推進しており、新たな分野が芽吹きつつある。
また、長い歴史を持つことから古い遺跡や文化遺産、書物や文物が豊富で、観光や留学生の受け入れも盛んである。
■情勢
十年前、帝国内は作物の不作・地震・周辺国の侵攻・眠り病の流行といった大災厄に見舞われ、さらに直後に世界めくれが発生。帝国は滅亡寸前まで追い込まれた。
その混乱期に即位したのが現皇帝エリオスである。彼の強い指導力によって国は急速に立ち直り、今では建国した初代皇帝に次ぐ名君と評されているが、その一方で彼の統治は反発も招いている。
急速な改革と権力集中に対し、旧来の貴族層が反発。国を立て直すために課せられた重税や政策により、一部からは恐れの対象ともなっている。
現在は皇帝を支持する派閥と旧貴族派閥との対立が激化し、帝国領内各地で小競り合いが続いており、事実上の内戦状態といっても差し支えない。
313 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/17(日) 13:08:57.63 ID:t07HGpJlO
・テンプレ
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)

これをもって本日の更新を終了します。
よろしくお願いします。
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/17(日) 13:16:19.35 ID:ht4BxYty0
【名前】ヌル・シール
【種族】悪魔
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】黒髪ボブカットの少女。頭には2本の角が生え、背中には黒い羽根、腰には悪魔の尻尾が生えている。
【性格】元気でイタズラ好き
【魔法】闇属性魔法の他、封印魔法(ヌル自身が解放しない限り対象を亜空間に閉じ込める)を使う。
【備考】元はある図書館司書の使い魔の1人だったが、世界めくれを期に自立、現在は帝国の路地裏で1人暮らししており、上級国民や観光客相手にイタズラをして過ごしている。
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/17(日) 13:47:40.67 ID:UymOkTYGO
【名前】ニナ・リバーサイド
【種族】竜人
【性別】女
【年齢】800歳
【容姿】青髪ツインテールの小柄な少女。頭には一本角、体にはウロコが生えている。
【性格】冷静で落ち着いている
【魔法】水属性魔法使いだが身体のあちこちに仕込んだ自作の魔道兵器による攻撃がメイン。
【備考】魔道機械のエキスパートで魔道車も彼女の作品。もともとは機械都市に住んでいたがある時に出ていき、現在は冒険者として気ままに自作の魔道機械を売り歩いている。
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/17(日) 15:16:02.19 ID:viRXpzMC0
【名前】クルツ・シュヴァイツァー
【種族】竜人(ただし人間の血がかなり濃い)
【性別】男
【年齢】18
【容姿】金髪ショートカットの整った顔立ち。頭から短めの2本の角、腰から短い尻尾が生えている。
【性格】善良で騎士道精神に篤い熱血脳筋。
【魔法】鉄魔法(救国の英雄ローガンに憧れ、彼の魔法を模倣したもので鋼魔法の劣化版。武具の生成が主な用途だがアイゼンの食事の鉄塊を生み出すことも多い)
【備考】10年前に新設された人間、他種族混成部隊の竜騎団兵の一員である騎士。彼の父は貴族だったが20年前に竜人の女性と周囲の反対を押し切り結婚したため、エリオスが即位するまで一時的に没落していたという過去を持つ。そのため父や自分を取り立ててくれたエリオスに並々ならぬ忠誠心を抱いている。
 基本的に竜人は長命な種族だが、彼は母共々人間の血が濃いため年齢は人間と同程度。容姿以外はほぼ人間と変わりはない。
 竜人ならではのパワーを生かした戦法が得意で主に槍やポールアックスなど長物を扱う。
 彼の家系は代々小型竜を飼育しており、彼も「アイゼン」と名付けた地竜を乗騎としている。
 ちなみにアイゼンはじめ地竜は外観は肉食恐竜に似ており、サイズは牛や馬と同程度。主食は土や岩石で口から溶岩ブレスを吐く能力を持つ。知能も高く、暴走しがちなクルツに度々文字通り噛みついて彼を制止している。
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/17(日) 19:28:26.99 ID:0s4bLz4Eo
【名前】クラウディア・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】28
【容姿】金色長髪の長身美人。赤色のユーシリアドレス。ギザ歯。
【性格】丁寧で優しく人を人とは思わない
【魔法】レーザー攻撃魔法
【備考】ロスチャイルド家の人間は世界中に散り自分たちの勢力を拡げるために活動している。彼女も世界めくれの時分に在ユーシリア王国大使として赴き、ユーシリアでの影響力を強めている。ユーシリア復興に莫大な資産を投じたのも彼女であり、その功績を以て史上初の外国人宰相の立場を揺るぎないものとした。基本的に人間も魔族も平等にカスだと思っているので、魔族に対する差別心は特になく、人材の有効活用の観点で魔族改革も行った。宰相としてはどっかのリリーツィアとは違い相当に有能で自分の手足となるユーシリアの復興は全力で行った。皇帝とは表向きは仲が良いがユーシリアの軍国化を進めているがその点で皇帝派と相容れない。
夢は大きく世界征服。
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/17(日) 20:05:21.04 ID:APe1AH3BO
【名前】アインズ・ベールグラッド
【種族】紅帝竜
【性別】女
【年齢】500
【容姿】深紅の鱗が綺麗なドラゴン
人型は紅碧オッドアイの灼髪美人
槍使い
【性格】ツンデレ、愛に飢えている、食べるの好き
【魔法】炎熱魔法
【備考】魔族差別撤廃が行われたユーシリアにおいて唯一の被差別対象である悪竜の末裔。悪竜のユーシリア侵攻に彼女は関与せず人間なんて食べたこともないが、ユーシリアの恨みの一切を浴び迫害を受けている。他人は信用できないが、優しくされると結構惚れっぽい。ドラゴンそのものなので普通に強い。強いけど投げつけられる石は何よりも心を痛める。母はセレナディア。
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/17(日) 20:10:33.35 ID:Q1wN52A5o
【名前】ライオネル・ランドフォード
【種族】人間 【性別】男性 【年齢】68
【容姿】綺麗に整えられた少し長めの白髪と黄色の瞳を持ち、掴める程の長さの白髭を蓄えた初老の男性。トップスは白のシャツに青のネクタイを巻き黒のベストを、ボトムスは黒のズボンに茶色のベルトを巻き黒茶色の革靴を、その上から金の刺繍が入った深い青のコートを着用している。
【性格】属性は秩序・善。冷静沈着で清廉な知恵者。一見生真面目だが、ユーモアを忘れない柔軟さも持つ。どんな状況でも貴族としての礼節を重んじ、決して崩す事はない。ノーブレス・オブリージュの精神を胸に刻み、公爵の名に恥じぬ姿勢を心掛ける老雄。
【魔法】火属性魔法を扱う。戦闘職ではないにも関わらずかなりの高翌練度。ただし本人の性格や立場上、防御や補助に使われる事が多く、攻撃に使う事はあまり無い。
【備考】初代皇帝の仲間を先祖に持つ大貴族"ランドフォード家"の現当主にして、現皇帝と対立する旧貴族派閥の代表格。爵位は公爵。
ランドフォード家はその成り立ち故に代々皇帝を全面的に支持・支援してきた。しかし現皇帝の政策に貴族が反発し始めた頃、彼は突如現皇帝の支持を辞め、旧貴族派閥の立場に付く。現皇帝の施策に呆れて見限ったというのが派閥内での専らの噂。
実は今でも現皇帝支持派。旧貴族派閥の側に立ったのも、貴族達の不満を受け止める役となって内紛が過激化・大規模化するのを防ぐため。そして、その間に和解の道を探るためである。
好き:ユーシリア帝国、フェンシング、紅茶
苦手:長時間のデスクワーク、背く事、抹茶
夢:ユーシリアの永劫の継続と発展
大嫌い:故セレスティア・ベールグラッド
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/17(日) 20:11:59.42 ID:viRXpzMC0
すみません、>>316の投稿者ですが、竜騎団兵じゃなくて竜騎兵団の間違いでした。
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/17(日) 22:54:17.79 ID:7t15gdzGO
【名前】ソール・フォン・アイクライシウス・ユーシリア
【種族】人間?
【性別】謎
【年齢】不明
【容姿】帝国貴族服に身を包んだ中性的な人
【性格】責任感が強い真面目な人
【魔法】時間を止める
【備考】
10年前リリーツィアに乗っ取られた宰相その人。初代皇帝の代から仕えていたユーシリアが滅亡寸前になったことに責任を感じて宰相を辞任した。今は皇帝派と旧貴族派どちらにも属さずユーシリアの問題を第三勢力民主派として解決しようとしている。両勢力にも血は流してほしくない平和主義者だが肉弾戦は滅茶苦茶強い。
今のユーシリアは所詮少数派でしかない宮廷勢力が国民全てを振り回している構図であり、国民を束ね民主制を帝国に打ち立てることを最大目的としている。長く仕え続けた帝政を自らの手で終わらせることに悲しさを感じないといえば嘘になるが国民の平穏こそ重要だと考えている。
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/17(日) 23:59:08.04 ID:mm3U9Tl1O
【名前】シルバークロース・ゴールドマン
【種族】堕天使
【性別】男
【年齢】1400
【容姿】スーツ姿が様になっている営業スマイルの優男
【性格】何でもお金が一番大好きな守銭奴
【魔法】黄金を生み出し操る
【備考】世界中で武器の貿易を行う死の商人。ユーシリアの内戦につけこみ大儲けしている。ユーシリアが内戦によって経験豊富な軍人が増え軍事大国化していることに着目し、他国にもそのまま戦争吹っ掛けないか期待している。そのため国政に様々に干渉しており、一部帝国上層部との癒着から宮廷にも度々出入りしている。商人のくせに戦うと妙に強い。その悪辣な儲け手法から国際的に指名手配される邪悪だが、それでも武器が欲しい人はいっぱいいる。ユーシリア内戦の原因の一人。世界戦争を企んでいる。悪役。
323 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/18(月) 19:12:50.43 ID:YNLaFOQCO
今回応募された皆様、ありがとうございます。
ユーシリア帝国編は当初>>1が考えていたよりも複雑な状況になりそうです。
可能な限り頑張りますが、矛盾等が出てしまった場合は暖かい目で見てくださるとありがたいです。

次回は土曜日の更新予定です。
それでは、また。
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/18(月) 22:11:09.90 ID:p5TvVIRzo
おつ
ユーシリア編は本編キャラも多いから大変そうだ
応援してます
325 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/23(土) 07:12:25.31 ID:pWD/vYzYO
ーーセイントレア平原

魔導車「」ブロロ……

イーリン「ユーシリア帝国に着くまでは大体4日ほどかかります。途中で魔導車の魔翌力補充の為に休止させる必要があるので、走り続けることはできないのですが」

サーシャ「ずっと運転し続けるのは辛いから丁度いいですよ。のんびり行きましょう!」

リーゼリット「そうだね。旅の醍醐味は寄り道と休憩だし……あーあ、街の食事が恋しいなぁ」

サーシャ「ふっふっふっ……大丈夫だよ、リーゼ!私が途中で、店にも負けない料理を作るから!」

リーゼリット「ホントに!?楽しみにしてるね」

サーシャ「うん、任せてよ!……ねぇ、ガイ」

ガイ「……どうした?」

サーシャ「ガイが一番においしいって言ってくれたら……嬉しいな」ボソッ

ガイ「!?」ドキッ

サーシャ「楽しみにしててね」ニコッ

ガイ「……ああ」

リーゼリット(……サーシャって意外と大胆なのかな?)

イーリン「おや、ガイ様。顔が赤くなっていますが、気分でもすぐれないですか?」

ガイ「……なんでもない。運転に疲れたら言ってくれ。いつでも変わるぞ」

イーリン「ふふっ、お気遣いありがとうございます。そのときはよろしくお願いしますね」

移動1日目
ランダムイベント表

↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-10 強敵
10-30 敵襲
31-50 物品発見(コンマ)
51-65 場所発見(自由安価)
65-80 良いこと(自由安価)
81-00 旅は道連れ(コンマ)
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 08:21:10.62 ID:6ss0H61w0
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 08:21:45.36 ID:6fnYRxivO
はい
328 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/23(土) 08:29:27.58 ID:pWD/vYzYO
物品と場所を見つけたようです

コンマ下1 物品
01〜10 ガラクタ
11〜50 消耗品
51〜90 金品
91〜00 ???

どんな場所を見つけた?
安価下1
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 08:32:52.65 ID:8MTDviDq0
移動式酒場
330 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/23(土) 14:20:43.33 ID:zTaG2LdZO
魔道車「」ブロロ……

サーシャ「?イーリンさん、ちょっと止めてください!」

イーリン「どうかされましたか?」キキッ

サーシャ「何か光っている物が見えて……ほら、あそこ!」

リーゼリット「……ほんとだ。何か落ちてるね。見に行く?」

ガイ「ああ。近づいてみよう」



ガイ「これは……高価そうな杯だな」

銀の杯「」キラキラ

イーリン「商人が道中で落とした物でしょうか?」

サーシャ「でも、これ単体で落ちてるなんて珍しいよね……」

リーゼリット「まあ、呪われてるようにも見えないし、売ればいいお金になるんじゃない?」

サーシャ「えっ、なんだか気が引けるなぁ……」

イーリン「放置して盗賊に拾われるよりは、私たちで有効に使った方が建設的でしょう。街に着いたら売却してしまうのがよいかと」

ガイ「ああ、そうしよう」

サーシャ「落とした人、ごめんなさい……」

⭐︎銀の杯を入手しました。(街に着いたら自動的にお金に換金します)
331 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/23(土) 14:21:34.83 ID:VEKHtAePO
ーーセイントレア平原 旧街道沿い

ガイ「……魔族国へ向かったときは他の魔導車や馬車とよくすれ違ったが……こっちの方では意外と会わないものなんだな」

イーリン「こちらの方にあったチカーバの街は世界めくれの影響で機能を失ってしまいましたから、利用する人も少ないのでしょう」

ガイ「だがユーシリアに行く奴はいくらかいるんじゃ……いや、今の状況じゃ行く奴なんて限られるのか」

リーゼリット「そうだね。交易で訪れる商人は幾らかいるけど……大体は傭兵か冒険者じゃないかな?わざわざ内戦状態の国に行く人なんていないでしょ」

サーシャ「それに、今は前ほど人間以外の種族に差別はないけど……竜や竜人に対しては未だに厳しい視線が向けられてるみたいだしね」

ガイ「……そうか。十年じゃ、憎しみや偏見は消えないか」

イーリン「ええ。むしろ戦が続いている分、疑心暗鬼や憎悪は増えているでしょうね。国が揺らげば、人は余計に誰かを責めたがるものですから」

サーシャ「……なんだかやるせないなぁ。悪いことしてない人まで辛い思いするなんて」

リーゼリット「でも、それが現実。だからこそ、向かう私たちも覚悟がいるってことだね」

ガイ「……ああ」

イーリン「……おや、珍しい。前方に移動酒場が止まっていますよ。寄っていかれますか?」

リーゼリット「丁度いいし、みんな休憩しない?」

サーシャ「うん、いいよ。ガイも大丈夫?」

ガイ「問題ない。……ただ、ここでは買うだけにして飲むのは控えておけよ」

サーシャ「わ、わかってるよ!私、そもそもあんまり飲めないんだから……」

リーゼリット「ふふっ、でもサーシャは酔ったら面白そうだよね」

サーシャ「えぇ!?酔っても何も変わらないもん!」

ガイ(……何も言えん)

イーリン「ふふっ……それじゃあ魔導車を止めますね」

魔導車「」キキッ

下1コンマ 誰かいたみたいです
01〜70 一般客
71〜80 赤髪ロングポニテの女性冒険者
81〜90 帽子を被った緑髪の女性
91〜00 黒髪ロングの女性&青髪ロングのエルフ
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 14:23:50.45 ID:5jBQiXWiO
333 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/23(土) 15:04:09.62 ID:VEKHtAePO
移動酒場「」カランカラン

ワイワイガヤガヤ

店主の女性「いらっしゃい!お客さん、旅の途中かい?ようこそ移動酒場『ほろ酔い馬車亭』へ!」

リーゼリット「わぁ……中はオシャレなお店だね」

サーシャ「空間魔法で見た目よりも中は広くなってるんだね」

ガイ「……客も結構いるな。意外と賑わっている」

店主の女性「お客さん達、ウチは初めて?料理も飲み物も揃ってるよ!軽食からがっつり肉料理まで、なんでもあるから遠慮しないでね!」

イーリン「お若いのに……お一人で切り盛りしているのですか?」

店主の女性「そうそう!私、旅が好きでね。気づいたら酒場ごと旅してたって感じかな?」

サーシャ「なんだか素敵ですね!」

店主の女性「そう?ありがとね!それで、注文はどうする?」

ガイ「酒の入ってない飲み物を4人分と……持ち帰りはできるか?」

店主の女性「できるものは勿論!」

ガイ「それなら、その燻製の肉を持ち帰りたいんだが」

店主の女性「お目が高いね!この燻製はウチの店でも人気が高いんだよ。日持ちもするし、そのまま焼いても美味しいよ!」

ガイ「よし、それを頼む」ジャラッ

店主の女性「毎度!飲み物もすぐ用意するね!」

⭐︎酒場の燻製肉を買いました。
⭐︎飲み物を飲んで元気になりました。
334 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/23(土) 15:05:22.88 ID:VEKHtAePO
ーー旧チカーバ跡

魔導車「」キキー

イーリン「……魔導車の動力が切れそうです。今日はここまでですね」

サーシャ「イーリンさん、お疲れ様でした!」

リーゼリット「それじゃあ野営の準備をしようか。イーリンさんは休んでてよ!」

イーリン「いえ、私も手伝いますよ。大した手間ではありませんし」

ガイ(……ほんの少し前まで人々が行き交い、明かりが灯っていたはずの街だ。今はただ、瓦礫と静寂だけが残っている……)

ガイ(俺にとってはつい最近のことのようでも、世界にとっては十年が経っている。……時を超えた実感を感じるな)

リーゼリット「ガイ?どうしたの?」

ガイ「……いや、なんでもない。野営の準備に取りかかろう」

旧チカーバ跡で一泊します。
野営中何をする?
安価下1〜3
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 15:06:44.23 ID:cNe4Wgm+O
ガイ、イーリンと模擬戦
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 15:09:26.86 ID:DmjrX+rlO
サーシャに10年間の空白についての思いと、お礼を伝える
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 15:14:59.30 ID:OtNS0llTO
スライムじゃないのにスライム通信に目覚める
338 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/23(土) 20:27:02.96 ID:tzKukddSO
焚き火「」パチパチ……

テント「」

サーシャ「よし、これで野営の準備は完了だね……今から料理しようと思うんだけど、食べたくない人っている?」

リーゼリット「私は食べたいから手伝うよ!」

イーリン「私もサーシャ様の料理が楽しみです」

ガイ「……俺もだ。何か手伝うか?」

サーシャ「ううん、大丈夫だよ!人が多すぎたら逆に邪魔になっちゃうしね……リーゼだけ手伝ってもらえる?」

リーゼリット「わかったよ。それじゃあ2人は休んでて!」



イーリン「……となると、私とガイ様は手持ち無沙汰ですね」チラッ

ガイ「……そうだな。ただ座って待つのも落ち着かないが……」

イーリン「でしたら……料理を待つ間、軽く手合わせをしてみませんか?」

ガイ「手合わせ?」

イーリン「はい。長旅を共にする仲ですし、お互いの実力を確かめておいた方が良いと思いまして」

ガイ「……わかった。やろう」

イーリン「ふふっ、それでは……お手柔らかに」

コンマ下1
01〜40 敗北
41〜80 引き分け
81〜00 勝利
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 20:28:24.33 ID:B8sr3tjEo
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 20:28:25.83 ID:l/Z2QDd9O
341 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 02:07:17.31 ID:tc1bY5VoO
ガイ(たしかイーリンは、格闘技術がとても高かったな……ならば、距離をとって戦うのが正解か?まずは様子見だ……)スッ

ガイ「炎よーー行け!」メラッ

小さな火球「」ゴウッ‼︎

イーリン「なるほど、魔法を扱えるのですね。ですがーー」

イーリン「オラァッ!!!」ブンッ‼︎

消えていく火球「」シュゥゥゥ……

イーリン「この程度では私には効きませんよ?」

ガイ「なっ!?蹴りでかき消したのか!?」

ガイ(ダメージを与えられないにしても牽制になるだろうとは思っていたが……これでは牽制にもならんな……!)シャキンッ

イーリン「剣を抜きましたか。ガイ様のお手並み、拝見させてもらいますよーー」ダッ

ガイ「速い!」
イーリン「行きますよ」スッ

ガイ「ッ!?」バッ

バキィンッ‼︎

イーリン「流石ガイ様。よく防ぎましたね」

ギリギリギリ……

ガイ「ぐっ……うおおお!!!」

ガイ(なんて力だ……!これは竜にも匹敵するほどの強大さじゃないか?……気を抜いたら、死ぬ!)

ガキィンッ‼︎

バッ

ガイ(なんとか弾けたか……速度強化をして後ろに回り込む!)シュイイイン……

ガイ「」シュンッ

イーリン「おや?」
ガイ「お返しだっ!」シュンッ
イーリン「」グルンッ
ガイ「!?」

イーリン「」ブンッ

ガイ(まずい、死ーー)
342 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 02:07:52.58 ID:tc1bY5VoO
直前で止まる拳「」ピタッ

ブオオオオオッ‼︎

イーリン「……私の勝ち、ですね」

ガイ「……ああ。俺の負けだ」

イーリン「ふふっ……ガイ様、やはり期待通りの実力をお持ちです。私も少し熱くなってしまいましたよ」

ガイ「……冗談じゃない。あれを本気で当てられていたら、俺は跡形もなく吹き飛んでいたぞ」

イーリン「模擬戦ですから、加減はしていますよ?」

ガイ「……あれで?」

イーリン「ええ。それにしても……ガイ様にはもう少し強くなってもらわないと、暗黒館の幹部としては少々困りますね」

ガイ「……耳が痛いな」

イーリン「ですが、剣筋も魔法の扱いもとてもお上手だと思います。私に近づいたとき、剣ではなく短剣だったら間に合っていたかもしれませんよ」

ガイ「……なるほど、参考にしよう」フラッ

イーリン「おっと……大丈夫ですか、ガイ様?」ガシッ

ガイ「ああ。休めばすぐによくなる……速度強化を使うとすぐこうなるんだ」

イーリン「……そうだったんですね。ならお二人が戻るまで少し休憩しましょうか」スッ

ガイ「ああ……って、おい。何してる?」

イーリン「膝枕です。アモにもよくやってあげてたんですが、結構評判は良かったですよ?」ナデ

ガイ「……撫でなくてもいいんじゃないか?」

イーリン「あら、これは失礼しました……つい、うっかり」ナデナデ

ガイ(まったく辞める気配がない……サーシャとリーゼにはこの状況を見られたくないな……早く回復してくれ……)

⭐︎イーリンとの模擬戦で敗北しました
343 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 02:09:26.51 ID:tc1bY5VoO
すいません、>>1が今まで寝落ちしていました。
本当にすいません。
明日はなるべく沢山更新を頑張りたいと思います。本日はここまでです。
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/24(日) 08:11:48.71 ID:OTu7iDILo

ユーシリア到着まで長そうやな
345 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 10:09:49.62 ID:wr5lwC1qO
>>344
ちょっと移動時間の設定をミスってしまったかもしれません。
今日中にはユーシリアにたどり着ければなと思います。
346 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 10:10:25.52 ID:wr5lwC1qO
ーー旧チカーバ跡 廃墟の屋上

ガイ「……」

空中に浮かぶセイントレア王国「」

ガイ(夜でも空の色は赤黒いまま、暗さだけが強くなる……それでも星は見えるから、なんとも不思議な感覚だな)

サーシャ「……ここにいたんだ、ガイ」

ガイ「サーシャか……寝ないのか?」

サーシャ「こっちのセリフだよ。こんな所でどうしたの?」ストン

ガイ「中々寝付けなくてな。星を見ていた」

サーシャ「へぇ、意外だね。ガイのことだから、星なんて方角を知るには便利な物とかくらいにしか感じてないのかと思ってたよ」

ガイ「……これでも人並みの感情はあるつもりだ」

サーシャ「美味しいもの食べたときと、美人の人と関わったときくらいしか表情変わらないのに?」

ガイ「……そんなに変わるか?」

サーシャ「ふふっ、全然違うよ?お陰でガイに料理作るときはその表情を見れるように張り切っちゃうもん!さっきも結構変わってたよ?」

ガイ「たしかに美味かったが……その、恥ずかしいからあまり見ないでくれ」

サーシャ「あはは!!……でも、そういうガイの顔が好きだな。だって、いつも無理してるように見えるから」

ガイ「……無理、か」

サーシャ「うん。だからね、少しでも楽しくしててほしいなって。……私の料理でも、くだらないおしゃべりでもいいからさ」

ガイ「……そうか。なら、作り話につきあってくれるか?」

サーシャ「?……もちろん、いいよ。どんな話?」

ガイ「俺は……10年前、世界めくれが起きたときから、時を越えて今の時代に来た」

サーシャ「……うん」

ガイ「初めて見たこの世界は……俺が知ってる世界と大きく姿を変えていて……酷く混乱したものだ」

サーシャ「……ふむふむ、だいぶ壮大な作り話だね」

ガイ「……ああ、作り話だ」

サーシャ「でも……もし本当にそんなことがあったとしたら、すごく不安だったろうね。大事な人たちも、知ってる景色も全部なくなってて……」

ガイ「ああ。実際、一人だったら耐え切れなかったかもな。こうして今を生きていられるのも……サーシャ、君がいてくれたお陰だ」

サーシャ「……へっ!?」

ガイ「本当に感謝している……君がパーティに誘ってくれたとき、俺は心の底から救われた気がしたんだ」

サーシャ「……っ!?」ドキッ

ガイ「仲間になってくれて、ありがとう。サーシャ」

サーシャ「……も、もう……そんな真剣に言わないでよ……/// なんだか……こっちまで照れちゃうじゃない……」

ガイ「……とにかく、君にはとても……感謝しているということを知ってほしかったんだ……」

サーシャ「そ、そっか……!///」

星「」キラキラ

サーシャ「……ね、ねえ、ガイ?」

ガイ「……」zzz

サーシャ「あ、寝ちゃった……?ふふっ……こんな所で寝たら風邪引いちゃうのに……」

サーシャ「……でも、今日はこのままでいいかな」ボソッ

サーシャ「……えへへ」ギュッ

⭐︎サーシャに感謝の言葉を伝えました
347 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 10:11:21.95 ID:wr5lwC1qO
ーー???

遥か彼方の空に浮かぶ白い光「」ユラユラ
地上に瞬く無数の光「」チカチカ

ガイ「……どこだ?ここは……黒いスライムの夢とも違う……」

スライム達「」モニョモニョ

ガイ「周りは……大量のスライム……? ん……あれは……」

翡翠の賽「」キラッ

ガイ「やはり、この賽が……」

赤髪少女「……なんで人間がここにいるの?」

ガイ「君は……?」

赤髪少女「軽々しく話しかけんな。人間なんて、大嫌いだ」スッ

赤髪少女「ここから……出ていけ」バッ



ガイ「ッ……!?」ガバッ

ガイ「あのまま眠って……夢、か……?」

チラッ

サーシャ「zzz」ガシッ

ガイ「……綺麗な寝顔だな……」スッ

ガイ「」バッ

ガイ(俺は何をしようとした!? サーシャは恩人だぞ!無防備な状態で髪になど……)

ガイ「……サーシャ、起きろ。もう戻った方がいい」ユサユサ

サーシャ「ん……あ、おはよう……ガイ」ニヘラ

⭐︎夢?を見ました
348 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 10:12:14.94 ID:wr5lwC1qO
ーー東王国平原

魔導車「」ブロロ……

サーシャ「へくしっ!……うぅ」

リーゼリット「風邪ひいたの?昨日はずっとテントに戻らなかったみたいだけど……」

サーシャ「うん、戻るのがちょっと億劫になっちゃって……」

リーゼリット「ふーん」

イーリン「大事に至らなければよいのですが。体を温める茶をあとで淹れますね?」

サーシャ「ありがとう、イーリンさん……」

ガイ「……」

リーゼリット「ねえねえ、ガイ。昨日サーシャと何してたの?」コソッ

ガイ「……何もしていないぞ」

リーゼリット「えー、ほんとにー?」ニヤニヤ

ガイ「……周囲を警戒しろ。ユーシリアが近づくにつれて危険な場所も増えてくるぞ」

リーゼリット「はいはい、了解しましたよ!」

移動2日目

↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-10 強敵
10-40 敵襲
41-65 場所発見(自由安価)
65-90 良いこと(自由安価)
91-00 旅は道連れ(コンマ)
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/24(日) 10:16:55.75 ID:zGwZdczr0
ぽい
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/24(日) 10:32:53.21 ID:DUlZw92hO
351 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 10:34:26.49 ID:ROfmQ1XjO
先に敵襲が起きたことにします。

ちなみにいいことは何がおきましたか?
安価下1
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/24(日) 10:41:25.23 ID:OTu7iDILo
ユーシリアの詳しい情報を得ることができた
353 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 11:21:49.82 ID:EjoPfTYIO
魔導車「」キキー

サーシャ「わっ……どうしたんですか、イーリンさん?」

イーリン「前方にバリケードが築かれています」

リーゼリット「……周りにいる人は、騎士のように見えるけど……装備が少しボロいね」

ガイ「……おそらくユーシリアの騎士だろう。内戦で負けた戦力がここまで逃げて野盗紛いに落ちたと見える。迂回はできるか?」

イーリン「可能ですが、さらに日数がかかるかと思います。このまま突破した方が速いかと」

ガイ「……わかった。サーシャとリーゼはここに残って俺とイーリンを援護してくれ。準備が出来次第、仕掛けるぞ」

イーリン「かしこまりました……お二人もよろしいですか?」

サーシャ「……あまり気は進まないけど、大丈夫です」

リーゼリット「準備完了……いつでもいいよ」カチャン

ガイ「よし……行くぞ!」

コンマ下1
01〜10 劣勢
11〜30 優勢
31〜00 勝利

閃光玉+10 残り2回
はさみうち+30 残り1回
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/24(日) 11:24:20.45 ID:AyjFJ8zxO
よゆう
355 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 12:14:49.61 ID:EjoPfTYIO
敗残兵A「ん?なんか高速で近づいてくるぞ?」

敗残兵B「あ?どれだ?」

イーリン「」ダダダッ

敗残兵B「……随分速ぇな!?」

敗残兵A「魔族か……ここを突破するつもりだな?……戦闘態勢だ!敵は一人だが手強いぞ!用心してかかれ!」

パァン!パァン!
ドスッ‼︎

敗残兵C「うぅ……」ドクドク……

敗残兵D「ぐぁぁっ!……」ダラ-

敗残兵E「畜生!!!腕をやられた!!!」

敗残兵A「なっ……狙撃!?一人じゃないのか!?」

シュンッ

両手を挙げた敗残兵B「……わりい、隊長。どうにも俺達は戦う前から負けたみたいだせ」スッ

敗残兵Bの首筋に当てられた短剣「」キラッ

ガイ「……武器を捨てろ。なるべく殺しはしたくない」

両手を挙げる敗残兵A「……降参する。仲間の命だけはとらないでくれ」スッ

落ちた剣「」カラン

ガイ「話が早くて助かる……回復魔法を使える奴がいる。俺達に何もしないと約束するならお前達の仲間を回復させよう」

敗残兵A「わかった。もう騎士というには落ちぶれているが……騎士の名にかけて誓おう」

356 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 12:15:21.47 ID:EjoPfTYIO
ガイ「確認したいことがあるんだが……まず、お前達はユーシリアの元騎士か?」

敗残兵A「……そうだ。元々は国境付近の警備を命じられていたが……内戦で敵も味方もグチャグチャになってな。俺達はそんな状況に嫌気がさして独立してここまで逃げてきたんだ」

敗残兵B「嫌気?……ハッ、もっと正直に言えよ。俺たちはただ使い潰されただけだ」

敗残兵A「……」

敗残兵B「皇帝派だろうが旧貴族派だろうが、結局兵士なんざ捨て駒だ……俺たちはもう御免だって逃げ出した。それだけだ」

イーリン「……なるほど。敗残兵、というわけですね」

サーシャ「そんな……でも、それじゃあユーシリアの国民は……」

敗残兵A「全部ではないが、巻き込まれて死んでいくだけだ。家も畑も焼かれ、徴兵され、あるいは略奪される……。俺たちが今こうして道を塞いでるのも、生き延びるためにはそれしか手が残されてなかったからだ。こんな身で言うのもアレだが、襲ったヤツには人道的な対処を施して逃している」

ガイ「……なるほどな。だからといって、通る者を襲っていい理由にはならないが」

敗残兵B「わかってるさ……だが、他に生きる術がねぇんだ」

リーゼリット「……今のユーシリアって……街や村はどうなってるの?」

敗残兵A「街はまだ形を保ってる所もあるが、外縁部はほとんど廃墟だ。兵士の詰所も空っぽ、治安も守られちゃいない。そういったところは盗賊と変わらん俺たちより酷いのが、あちこちで好き勝手している……帝都も小競り合いこそ起きているが、今のユーシリアじゃ一番平和だ」

敗残兵B「村はもっと酷ぇぞ。耕す奴がいねぇから畑は荒れ放題、兵に徴発されて食料は残らねぇ。しまいにゃ村人同士で疑心暗鬼になり って皇帝派か旧貴族派かで別れて争う始末だ」

ガイ「……なるほど。だが、帝都だけが保たれているのはなぜだ?」

敗残兵A「皇帝派と旧貴族派、両方の力が集中しているからだ。どちらも帝都を落とすわけにはいかない……それが唯一の抑止になってるんだろう」

敗残兵B「もっとも、裏じゃ捕虜の拷問や粛清なんかも日常茶飯事だ。俺たちがあそこで死ぬよりは……まだ野盗紛いの真似して生きてる方がマシってだけさ」

サーシャ「……そんな……」

イーリン「戦が長引くほど、民が疲弊するのは常です。被害は積もり、いつか取り返しのつかないものになるでしょう」

リーゼリット「……ガイ。わかってると思うけど……」

ガイ「……ああ。俺たちにはどうしようもない。世界樹の光を調べたらすぐに立ち去るべきだろう」

敗残兵A「……助けてくれて感謝する。だが俺たちは……もう、どこにも帰る場所がない」

敗残兵B「生き残るために、誰かを脅して奪うしかねぇんだ。……あんたらみたいに胸張って戦える奴らが、正直羨ましいよ」

サーシャ「……」

ガイ「行くぞ。ここに長居は無用だ」

イーリン「承知しました」

リーゼリット「……うん」

魔導車「」ブォン‼︎ ブロロ……

⭐︎ユーシリアの現状を知りました
357 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 12:22:58.03 ID:EjoPfTYIO
幕間
ーーユーシリア領 とある村

燃える家屋「」メラメラ……

大人の死体「」

子供の死体「」

騎士の死体「」

カキン‼︎……カキン‼︎

2本角の金髪騎士「らぁっ!!!」ブンッ
地竜「ギャオッッ!!」ダダダッ

鉄の槍「」ドスッ‼︎

反皇帝派騎士「がっ……くっ……皇帝の、犬め……」ガクッ

ドサッ……

2本角の金髪騎士「……」

竜騎兵団隊長「……よし、この辺りは制圧したな!クルツ!無事か!?」

2本角の金髪騎士→クルツ「隊長……俺達は無事です!」
地竜「グルル……」

竜騎兵団A「……チッ、まだ生きてやがったのかよ竜野郎が」

竜騎兵団B「おい、そんな言い方しなくていいだろ、仲間じゃないか!」

竜騎兵団A「はあ?冗談だろ?そうやって油断させといて後からバッサリやるつもりかもしれないぜ?」

竜騎兵団B「……クルツは悪竜じゃないだろ。それにクルツがいなきゃ今頃、俺もお前も殺されてたぞ」

竜騎兵団A「助けてくださいなんて頼んでねぇっつーの。竜人に助けられるくらいなら死んだ方がマシだったぜ」

クルツ「てめぇっ……!」
地竜「グルルゥ……!」

竜騎兵団隊長「よせ……クルツ、気にするな」

クルツ「でも、隊長……!」

竜騎兵団隊長「でもじゃない。ここは戦場だ……お前もくだらないことを言う暇があるなら生存者の捜索でもしろ!」

竜騎兵団A「チッ……了解」フイッ

クルツ「……ッ」ギリッ

竜騎兵団隊長「……クルツ、お前もだ。この辺りの生存者を捜索しろ」

竜騎兵団隊長「回復魔法の扱える者は重症者を優先的にーー」

クルツ「どうしてだよ、クソッ……」

地竜「グルル……」スリスリ

クルツ「……ああ、そうだな。アイゼン。俺達も生き残った人を探そう」ナデナデ

地竜→アイゼン「ギャオ!」

ヨタ……ヨタ……

子供「……お兄ちゃん……助けてくれてありがとう……」

クルツ「……!」

母親「あの……助けてくださり、ありがとうございました……」ペコリ

クルツ「……頭を上げてください。俺達は当然のことをしたまでです」

アイゼン「……ギャオ」フンス

クルツ(罵られても、疑われても……結局、俺にできることは戦って守ることだけだ。立ち止まってる暇はない。この戦場で、生き残るために武器を振るうしかないんだ……)グッ
358 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 12:33:20.15 ID:EjoPfTYIO
ーーユーシリア平原

イーリン「……ユーシリア帝国の領地に入りました。ここからは尚のこと、気を引き締めねばなりませんね」

サーシャ「さっきまでの草原と雰囲気が全然違う……。なんだか、空気が重たい気がする」

リーゼリット「街道の両脇、村があったはずなのに……全部、廃墟だね」

ガイ「戦場に近づいている証拠だ。生き残った者たちも、もう街には残っていないだろう」

サーシャ「……生きてる人はみんな、逃げたのかな?」

イーリン「一部は帝都に避難しているでしょう。しかし、そうした者たちも必ずしも安全とは限りません。内乱の余波が届かない場所は、もはや帝国には存在しませんから」

リーゼリット「……嫌な予感しかしないね」

ガイ「……気を抜くな。いつどこで戦火に巻き込まれるか、わからないからな」

移動3日目

↓1~2コンマ ランダムイベント
01-10 強敵
10-40 敵襲
41-65 場所発見(自由安価)
65-90 良いこと(自由安価)
91-00 旅は道連れ(コンマ)
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/24(日) 12:35:26.71 ID:Rsnydr4JO
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/24(日) 12:37:57.24 ID:OTu7iDILo
こん
361 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 12:39:52.22 ID:EjoPfTYIO
再度、敵襲が先に起きたようです。

いいことは何が起きましたか?
安価下1
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/24(日) 12:40:08.24 ID:vdzEekd00
イーリンが女子に格闘術を教えてくれた
363 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 14:58:03.46 ID:213ugnzOO
ドガァァァン‼︎

サーシャ「きゃっ!?な、何の音!?」

ガイ「……まずい、気づかぬうちに戦場のど真ん中へ踏み込んでいたか!」

ワー‼︎ワー‼︎ ガキン‼︎ガキン‼︎

皇帝派騎士「奴らは皇帝に仇す反逆者だ!邪魔する奴は全員斬れ!!!」

皇帝派騎士達「おおおおおおっ!!!」

旧貴族派騎士「未だに皇帝の肩を持つ相手に我らが負ける道理などない!恐れずしてかかれ!」

旧貴族派騎士達「おおおおおおっ!!!」

イーリン「……両派閥がここで衝突しています!このまま進めば確実に巻き込まれます!」

リーゼリット「ど、どうするの!?完全に戦場だよ!」

ガイ「くっ……退避は無理だ。周囲に散開している……全員、戦闘準備!俺達が無事に進むには、この乱戦を突破するしかない!」

ヒューン……ドスッ‼︎

サーシャ「ひっ!?矢がこっちに!」

リーゼリット「くっ……危ないっ!」パァンッ‼︎パァンッ‼︎

撃ち落とされる矢「」

皇帝派騎士「見ろ!あの魔導車!旧貴族派の傭兵どもだ!」

旧貴族派騎士「何を言うか!あんな装備は皇帝派が雇った裏切り者に決まっている!」

皇帝派・旧貴族派「「敵だ!討ち取れ!!」」

ガイ「……最悪だな。両方から敵認定か」

イーリン「来ます!数が多いですよ!」

サーシャ「うぅ……これじゃ完全に挟まれてるじゃん!」ギリリ……パシュッ‼︎

リーゼリット「落ち着いて!私たちは突破するだけだよ!」パァン‼︎パァン‼︎

ガイ「……よし!全員、真正面を切り開くぞ!下手に応戦して長引けば本当に取り囲まれる、速攻で抜けるぞ!」

魔導車「」ブロロ……

コンマ下1
01〜30 劣勢
31〜90 優勢
91〜00 会心

※状況的に閃光玉とはさみうちは使用しても効果が薄い為、使えません
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/24(日) 15:01:03.76 ID:Rsnydr4JO
365 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 15:16:36.72 ID:213ugnzOO
騎士達「」ワー‼︎ワー‼︎

魔導車「」ブロロ……

旧貴族派騎士「逃すか!!」ブォンッ‼︎

イーリン「くっ……!」

魔導車「」ギャリギャリギャリッ‼︎

ガイ「よく避けたな!イーリン!」ビュオオオッ‼︎

リーゼリット「……数が多すぎる!」バァンッ‼︎バァンッ‼︎

皇帝派騎士「があああっ!?」ドサッ……

サーシャ「……っ」ギリリ……

ガイ「躊躇するな、サーシャ!!!射たなければ俺達がやられる!!!」ゴゥッ‼︎

サーシャ「わかってるよ!でも……」

旧貴族派騎士「」ギリリ……

リーゼリット「しまった……弾切れだ……サーシャ!!!あの弓兵を射って!!!」カチッカチッ

サーシャ「!」パシュッ

首に矢がささる旧貴族派騎士「がっは!?、あ……」ドサッ……

サーシャ「!……ごめんなさい……」ジワッ

イーリン「サーシャ様!今の判断がなければ、リーゼリット様が討たれていました」

リーゼリット「そうだよ……ありがとう、サーシャのおかげで助かったよ!」バァンッ‼︎

サーシャ「……でも……私が殺したのは、人で……」

ガイ「覚えておけ。今は戦場だ。『生きるために戦った』……それが事実だ。それ以上でも以下でもない」

サーシャ「……ガイ……」

魔導車「」ブロロロロッ‼︎

イーリン「……話はあとです!突破を優先しますよ!」

コンマ下1
01-10 劣勢
11-00 勝利
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/24(日) 15:24:41.33 ID:vdzEekd00
367 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 16:12:16.14 ID:AR3iFphOO
皇帝派騎士「まだだ!奴らを逃がすな!!」

旧貴族派騎士「構うな!まずは皇帝派を叩けぇ!!」

ガイ「……今だ、抜けるぞ!!!」

イーリン「はい!」

魔導車「」ブロロロロッ‼︎

旧貴族派騎士「待てぇッ!!!」ダダダッ

ガイ「炎よ……!」ゴゥッ‼︎

ドガァァァン!

土煙「」モクモク……

イーリン「これなら……!」

魔導車「」ブロロ……



ガイ「……切り抜けたか。全員、無事か?」

イーリン「私は問題ありません」

リーゼリット「私も大丈夫だよ。サーシャ、平気?」

サーシャ「うん……大丈夫、だよ……」ギュッ

ガイ「……命を奪うことに慣れる必要はない。むしろ、そのままでいいと俺は思う」

サーシャ「……ガイ……」

リーゼリット「そうだね。とにかく……みんなが無事でよかったよ」

魔導車「」ブロロ……
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