【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】

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329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 08:32:52.65 ID:8MTDviDq0
移動式酒場
330 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/23(土) 14:20:43.33 ID:zTaG2LdZO
魔道車「」ブロロ……

サーシャ「?イーリンさん、ちょっと止めてください!」

イーリン「どうかされましたか?」キキッ

サーシャ「何か光っている物が見えて……ほら、あそこ!」

リーゼリット「……ほんとだ。何か落ちてるね。見に行く?」

ガイ「ああ。近づいてみよう」



ガイ「これは……高価そうな杯だな」

銀の杯「」キラキラ

イーリン「商人が道中で落とした物でしょうか?」

サーシャ「でも、これ単体で落ちてるなんて珍しいよね……」

リーゼリット「まあ、呪われてるようにも見えないし、売ればいいお金になるんじゃない?」

サーシャ「えっ、なんだか気が引けるなぁ……」

イーリン「放置して盗賊に拾われるよりは、私たちで有効に使った方が建設的でしょう。街に着いたら売却してしまうのがよいかと」

ガイ「ああ、そうしよう」

サーシャ「落とした人、ごめんなさい……」

⭐︎銀の杯を入手しました。(街に着いたら自動的にお金に換金します)
331 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/23(土) 14:21:34.83 ID:VEKHtAePO
ーーセイントレア平原 旧街道沿い

ガイ「……魔族国へ向かったときは他の魔導車や馬車とよくすれ違ったが……こっちの方では意外と会わないものなんだな」

イーリン「こちらの方にあったチカーバの街は世界めくれの影響で機能を失ってしまいましたから、利用する人も少ないのでしょう」

ガイ「だがユーシリアに行く奴はいくらかいるんじゃ……いや、今の状況じゃ行く奴なんて限られるのか」

リーゼリット「そうだね。交易で訪れる商人は幾らかいるけど……大体は傭兵か冒険者じゃないかな?わざわざ内戦状態の国に行く人なんていないでしょ」

サーシャ「それに、今は前ほど人間以外の種族に差別はないけど……竜や竜人に対しては未だに厳しい視線が向けられてるみたいだしね」

ガイ「……そうか。十年じゃ、憎しみや偏見は消えないか」

イーリン「ええ。むしろ戦が続いている分、疑心暗鬼や憎悪は増えているでしょうね。国が揺らげば、人は余計に誰かを責めたがるものですから」

サーシャ「……なんだかやるせないなぁ。悪いことしてない人まで辛い思いするなんて」

リーゼリット「でも、それが現実。だからこそ、向かう私たちも覚悟がいるってことだね」

ガイ「……ああ」

イーリン「……おや、珍しい。前方に移動酒場が止まっていますよ。寄っていかれますか?」

リーゼリット「丁度いいし、みんな休憩しない?」

サーシャ「うん、いいよ。ガイも大丈夫?」

ガイ「問題ない。……ただ、ここでは買うだけにして飲むのは控えておけよ」

サーシャ「わ、わかってるよ!私、そもそもあんまり飲めないんだから……」

リーゼリット「ふふっ、でもサーシャは酔ったら面白そうだよね」

サーシャ「えぇ!?酔っても何も変わらないもん!」

ガイ(……何も言えん)

イーリン「ふふっ……それじゃあ魔導車を止めますね」

魔導車「」キキッ

下1コンマ 誰かいたみたいです
01〜70 一般客
71〜80 赤髪ロングポニテの女性冒険者
81〜90 帽子を被った緑髪の女性
91〜00 黒髪ロングの女性&青髪ロングのエルフ
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 14:23:50.45 ID:5jBQiXWiO
333 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/23(土) 15:04:09.62 ID:VEKHtAePO
移動酒場「」カランカラン

ワイワイガヤガヤ

店主の女性「いらっしゃい!お客さん、旅の途中かい?ようこそ移動酒場『ほろ酔い馬車亭』へ!」

リーゼリット「わぁ……中はオシャレなお店だね」

サーシャ「空間魔法で見た目よりも中は広くなってるんだね」

ガイ「……客も結構いるな。意外と賑わっている」

店主の女性「お客さん達、ウチは初めて?料理も飲み物も揃ってるよ!軽食からがっつり肉料理まで、なんでもあるから遠慮しないでね!」

イーリン「お若いのに……お一人で切り盛りしているのですか?」

店主の女性「そうそう!私、旅が好きでね。気づいたら酒場ごと旅してたって感じかな?」

サーシャ「なんだか素敵ですね!」

店主の女性「そう?ありがとね!それで、注文はどうする?」

ガイ「酒の入ってない飲み物を4人分と……持ち帰りはできるか?」

店主の女性「できるものは勿論!」

ガイ「それなら、その燻製の肉を持ち帰りたいんだが」

店主の女性「お目が高いね!この燻製はウチの店でも人気が高いんだよ。日持ちもするし、そのまま焼いても美味しいよ!」

ガイ「よし、それを頼む」ジャラッ

店主の女性「毎度!飲み物もすぐ用意するね!」

⭐︎酒場の燻製肉を買いました。
⭐︎飲み物を飲んで元気になりました。
334 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/23(土) 15:05:22.88 ID:VEKHtAePO
ーー旧チカーバ跡

魔導車「」キキー

イーリン「……魔導車の動力が切れそうです。今日はここまでですね」

サーシャ「イーリンさん、お疲れ様でした!」

リーゼリット「それじゃあ野営の準備をしようか。イーリンさんは休んでてよ!」

イーリン「いえ、私も手伝いますよ。大した手間ではありませんし」

ガイ(……ほんの少し前まで人々が行き交い、明かりが灯っていたはずの街だ。今はただ、瓦礫と静寂だけが残っている……)

ガイ(俺にとってはつい最近のことのようでも、世界にとっては十年が経っている。……時を超えた実感を感じるな)

リーゼリット「ガイ?どうしたの?」

ガイ「……いや、なんでもない。野営の準備に取りかかろう」

旧チカーバ跡で一泊します。
野営中何をする?
安価下1〜3
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 15:06:44.23 ID:cNe4Wgm+O
ガイ、イーリンと模擬戦
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 15:09:26.86 ID:DmjrX+rlO
サーシャに10年間の空白についての思いと、お礼を伝える
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 15:14:59.30 ID:OtNS0llTO
スライムじゃないのにスライム通信に目覚める
338 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/23(土) 20:27:02.96 ID:tzKukddSO
焚き火「」パチパチ……

テント「」

サーシャ「よし、これで野営の準備は完了だね……今から料理しようと思うんだけど、食べたくない人っている?」

リーゼリット「私は食べたいから手伝うよ!」

イーリン「私もサーシャ様の料理が楽しみです」

ガイ「……俺もだ。何か手伝うか?」

サーシャ「ううん、大丈夫だよ!人が多すぎたら逆に邪魔になっちゃうしね……リーゼだけ手伝ってもらえる?」

リーゼリット「わかったよ。それじゃあ2人は休んでて!」



イーリン「……となると、私とガイ様は手持ち無沙汰ですね」チラッ

ガイ「……そうだな。ただ座って待つのも落ち着かないが……」

イーリン「でしたら……料理を待つ間、軽く手合わせをしてみませんか?」

ガイ「手合わせ?」

イーリン「はい。長旅を共にする仲ですし、お互いの実力を確かめておいた方が良いと思いまして」

ガイ「……わかった。やろう」

イーリン「ふふっ、それでは……お手柔らかに」

コンマ下1
01〜40 敗北
41〜80 引き分け
81〜00 勝利
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 20:28:24.33 ID:B8sr3tjEo
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/23(土) 20:28:25.83 ID:l/Z2QDd9O
341 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 02:07:17.31 ID:tc1bY5VoO
ガイ(たしかイーリンは、格闘技術がとても高かったな……ならば、距離をとって戦うのが正解か?まずは様子見だ……)スッ

ガイ「炎よーー行け!」メラッ

小さな火球「」ゴウッ‼︎

イーリン「なるほど、魔法を扱えるのですね。ですがーー」

イーリン「オラァッ!!!」ブンッ‼︎

消えていく火球「」シュゥゥゥ……

イーリン「この程度では私には効きませんよ?」

ガイ「なっ!?蹴りでかき消したのか!?」

ガイ(ダメージを与えられないにしても牽制になるだろうとは思っていたが……これでは牽制にもならんな……!)シャキンッ

イーリン「剣を抜きましたか。ガイ様のお手並み、拝見させてもらいますよーー」ダッ

ガイ「速い!」
イーリン「行きますよ」スッ

ガイ「ッ!?」バッ

バキィンッ‼︎

イーリン「流石ガイ様。よく防ぎましたね」

ギリギリギリ……

ガイ「ぐっ……うおおお!!!」

ガイ(なんて力だ……!これは竜にも匹敵するほどの強大さじゃないか?……気を抜いたら、死ぬ!)

ガキィンッ‼︎

バッ

ガイ(なんとか弾けたか……速度強化をして後ろに回り込む!)シュイイイン……

ガイ「」シュンッ

イーリン「おや?」
ガイ「お返しだっ!」シュンッ
イーリン「」グルンッ
ガイ「!?」

イーリン「」ブンッ

ガイ(まずい、死ーー)
342 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 02:07:52.58 ID:tc1bY5VoO
直前で止まる拳「」ピタッ

ブオオオオオッ‼︎

イーリン「……私の勝ち、ですね」

ガイ「……ああ。俺の負けだ」

イーリン「ふふっ……ガイ様、やはり期待通りの実力をお持ちです。私も少し熱くなってしまいましたよ」

ガイ「……冗談じゃない。あれを本気で当てられていたら、俺は跡形もなく吹き飛んでいたぞ」

イーリン「模擬戦ですから、加減はしていますよ?」

ガイ「……あれで?」

イーリン「ええ。それにしても……ガイ様にはもう少し強くなってもらわないと、暗黒館の幹部としては少々困りますね」

ガイ「……耳が痛いな」

イーリン「ですが、剣筋も魔法の扱いもとてもお上手だと思います。私に近づいたとき、剣ではなく短剣だったら間に合っていたかもしれませんよ」

ガイ「……なるほど、参考にしよう」フラッ

イーリン「おっと……大丈夫ですか、ガイ様?」ガシッ

ガイ「ああ。休めばすぐによくなる……速度強化を使うとすぐこうなるんだ」

イーリン「……そうだったんですね。ならお二人が戻るまで少し休憩しましょうか」スッ

ガイ「ああ……って、おい。何してる?」

イーリン「膝枕です。アモにもよくやってあげてたんですが、結構評判は良かったですよ?」ナデ

ガイ「……撫でなくてもいいんじゃないか?」

イーリン「あら、これは失礼しました……つい、うっかり」ナデナデ

ガイ(まったく辞める気配がない……サーシャとリーゼにはこの状況を見られたくないな……早く回復してくれ……)

⭐︎イーリンとの模擬戦で敗北しました
343 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/24(日) 02:09:26.51 ID:tc1bY5VoO
すいません、>>1が今まで寝落ちしていました。
本当にすいません。
明日はなるべく沢山更新を頑張りたいと思います。本日はここまでです。
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