他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】
Check
Tweet
401 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/30(土) 17:06:38.11 ID:7yjvVb1VO
ーー帝都 貧民街 路地裏
リーゼリット「というわけで貧民街に来たわけだけど……」
サーシャ「……同じ帝都でも、ここの雰囲気は全然違うね」
イーリン「エリオス皇帝はこの辺りの待遇を良くしようとしましたが、その施策に着手すると同時に派閥争いが勃発してしまい、ここは後回しにせざるを得なかったようですね」
ガイ「……この辺りは騎士も避けている。派閥争いには巻き込まれないだろうが、別の危険がある。離れないように気をつけろ」
サーシャ「……うん、わかった」
リーゼリット「……さっきから誰かに見られてるみたい。姿は見えないけど……」
足元に出現する黒い魔法陣「」ヴォンッ‼︎
リーゼリット「魔法陣!?みんな、離れてーー」
消えるリーゼリット「」フォンッ
ガイ「ッ!?敵襲か!」シャキン
サーシャ「そんな……リーゼ!!!」
イーリン「落ち着いてください、サーシャ様。あの魔法陣……危害を加えるようなものではないようです……」スッ
イーリン「……そこか」グルンッ
イーリン「ラァッ!!!」ブォンッ‼︎
現れる黒髪ボブの少女「わぁ!!!???」
ガイ「」シュンッ
ガイ「止まれ。動いたら[
ピーーー
]……!」ガシッ
喉元に突きつけられた短剣「」キランッ
黒髪ボブの少女「わ、わ!ごめんなさい、閉じ込めた人は返すから!!!命だけは!!!」
402 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/30(土) 17:07:06.15 ID:7yjvVb1VO
イーリン「……なぜ、このようなことを?」
黒髪ボブの少女「ごめんってば!ちょっとイタズラしただけなのに、こんな本気で来られたら怖いよぉ……!」
サーシャ「イタズラ!?リーゼをどこにやったの!?」
黒髪ボブの少女「お、落ち着いて!私の魔法で封印しただけ!ほら!」パンッ
魔法陣から出てくるリーゼリット「わっ!」ドサッ
サーシャ「リーゼ、無事!?」ダッ
リーゼリット「サーシャ……?確か私、魔法陣を踏んで……?」
サーシャ「よかった……」ギュッ
リーゼリット「……心配かけちゃったみたいだね。みんな、私は大丈夫だよ!」
イーリン「無事みたいですね……それにしても、封印魔法ですか。悪戯で使うには少々度が過ぎてますね……貴方は何者で、目的はなんです?正直に答えない場合、命の保証はしかねます」ゴゴゴ
黒髪ボブの少女→ヌル「ひぃ!?私はヌル・シールっていう只のイタズラ好きの悪魔なんだってば!」ジタバタ
ガイ「悪魔だと?」ギリィッ‼︎
ヌル「いたたた!!!そ、そうだよ!!!」
サーシャ「……ほんとに、ただのイタズラだったの?」
ヌル「ほんとほんと!!私、怖がらせるのは好きだけど……命を取るつもりなんてないよぉ!」ブンブン
リーゼリット「……ガイ、離してあげて」
ガイ「……いいのか?」ギリギリ
ヌル「いだだだだだだ!!!」
リーゼリット「うん……本当に反省してるみたいだし」
ガイ「……わかった」パッ
ヌル「ふー……本当にごめんなさい。ちょっと驚かせたかっただけなんだよぉ……」
サーシャ「……それでリーゼがいなくなって、私たちがどれだけ心配したと思ってるの!」
ヌル「うぅ……ごめん……もうやらないってば……」
ガイ「口だけでは信用ならんな」
イーリン「……もっともです。ヌル、と言いましたね?あなた、相当な力を持っているでしょう」
ヌル「え?そ、そんなことないって!私なんか路地裏でちょっとイタズラして暮らしてるだけだもん!」
リーゼリット「……まあ、もういいじゃん。ほらサーシャ、無事だったんだから」
サーシャ「……うん。でも、もう二度とやっちゃだめだからね?」
ヌル「はーい……それで、貴方たちはどうしてここに?」
◆
403 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/30(土) 17:08:29.85 ID:7yjvVb1VO
ヌル「なるほど……それで、貴方達はここに王宮へ入る方法を探しに来たってわけか」
サーシャ「そうなの。ヌル、何か知らない?」
ヌル「うーん……正規かどうかは知らないけど、王宮に出入りしてる組織の人達は知ってるよ」
ガイ「何?それはどんな組織だ?」
ヌル「魔族連合と小鬼っていう二つの組織がここにはあるんだけど……」
リーゼリット「魔族連合は聞いたことあるけど……小鬼?」
ヌル「小鬼は元々、この辺りに住んでた寄る辺のない子供達の集団だったんだけど……騎士同士の小競り合いが起きるようになってからはこの辺りの自警団みたいなものになってるんだよ」
サーシャ「子供達が……自警団……?」
ヌル「全員がそうじゃないけどね。例えば、リーダーの人とかは大人だし……あいつら、路地裏の隅から隅まで知り尽くしてる。王宮へ潜り込む抜け道も、多分あいつらなら知ってるんじゃないかな」
ガイ「なるほど……魔族連合の方は?」
ヌル「魔族連合は元々、この国で虐げられていた魔族達を纏めていた組織なんだけど、今は竜意外の差別はそんなに酷くないでしょ?今は外から来た人達のかけこみ寺みたいな所になってるよ」
イーリン「ふむ、道理で。ニナ様が貧民街を拠点に選んだ理由がわかりましたね」
ヌル「もし、どっちかの組織に案内してほしければ私がするよ!イタズラのお詫びも兼ねてね。小鬼のリーダーはいるかわからないけど……」
ガイ「……」
どうする?
多数決 下1〜3
1 魔族連合
2 小鬼
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/30(土) 17:09:34.70 ID:+0l/6UDU0
1
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/30(土) 17:14:41.34 ID:7RJAimGzo
1
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/30(土) 17:17:00.53 ID:NcFv8w+co
1
407 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/30(土) 21:10:00.17 ID:qjAVmhhaO
ガイ「魔族連合に案内してくれ」
ヌル「わかった!じゃあ、ついてきて!」ガシッ
ガイ「……おい、手を引っ張るな!繋がなくても見失わないから離してくれ!」
サーシャ(私まだ手つないだことないのに……!)
リーゼリット(サーシャがすごい表情してる……)
ヌル「えへへー!この辺りは路地が入り組んでるから、案内役の私の手を離しちゃダメなんだからね!」
ガイ「いや、だから離せと言ってる……!」グイグイ
サーシャ(ず、ずるい……!わたしだってそんな風に自然に……)
リーゼリット(あーあ、サーシャ、完全に顔に出てるなぁ……面白いから黙ってよっと)ニヤニヤ
イーリン「……まるで子供に振り回される保護者ですね」クスッ
ヌル「ほらほら、こっちだってば!置いていくぞー!」グイグイ
◆
408 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/30(土) 21:10:29.19 ID:qjAVmhhaO
ーー魔族連合集会所
ヌル「ヒューベルトさん、お客さん連れてきたよ!」
雷鳥の男「おや、ヌルさん。ここに顔を出すとは珍しいですね」
イーリン「はじめまして。私はイーリンと申します。あなたが魔族連合の長でしょうか?」
雷鳥の男→ヒューベルト「ええ、そうです。ヒューベルトとお呼びください……我々に何か御用ですか?」
ガイ「王宮に入りたいんですが、我々は正規の手段を持っていないんです」
ヒューベルト「王宮に……目的はなんです?」
サーシャ「……今、この国では皇帝派と旧貴族派とで派閥が別れて争っているのはご存知ですか?」
ヒューベルト「ええ……悲しいことです。魔族への差別はエリオス様のお陰でかなり暖和されたものの、その改革がまた新たな火種を作ってしまうとは……」
ガイ「……俺達は、この内戦に介入しようと思っています。それで、いずれかの勢力に荷担しようと思いまして」
ヒューベルト「この内戦に?……とても正気とは思えませんね」ギロ
リーゼリット「……!」
ヒューベルト「無関係の旅人が、この帝都の争いに首を突っ込む。それは命知らずか……あるいは、何かの策謀か」
ガイ「……どちらでも構いません。ただ、この混乱が長引けば俺達の目的にも支障が出るんです」
サーシャ「帝国の人を助けたい気持ちは本当なんです!放っておいたら、この国の人はずっと苦しんでしまう……」
ヒューベルト「……理想論だけで人は救えませんよ」
イーリン「承知しています。我々はただ、やれることをやっておきたい……それだけです」
ヒューベルト「……口だけでなければいいのですが」
ヒューベルト「皇帝陛下には恩義があります……素性も知らぬ、初対面の相手を簡単に王宮へ通す訳にはいきません」
ガイ「……当然ですね」
リーゼリット「どうすれば信用してもらえますか?」
ヒューベルト「そうですね……あなた方の力と誠意を示してもらいましょう」
サーシャ「力と……誠意……?」
ヒューベルト「我々は皇帝陛下に恩義があります。しかし同時に、軽率に外から来た旅人を信じることもできない。……ですから、ひとつ依頼を果たしていただきたい」
イーリン「依頼?」
ヒューベルト「この貧民街を脅かす者たちがいます。旧貴族派に雇われた私兵か、あるいはただの無法者か……いずれにせよ放置すれば、いずれこの国の未来に禍根を残すでしょう」
ガイ「……それを潰してこい、ということか」
ヒューベルト「ええ。あなた方が本当に口先だけの旅人ではなく、行動できる者だと示していただければ……皇帝派、旧貴族派、あるいは他の勢力を選ぶにしても、少なくともあなた方を信用に足る者として迎える準備ができます」
リーゼリット「……なるほど。どちらに付くかはまだ決めていなくても、信用だけは得られるわけだね」
ヒューベルト「その通りです……それで、返事はどうしますか?」
ガイ「……引き受けます。詳細な内容を教えてください」
ヒューベルト「……話が早くて助かります」
ヒューベルト「件の者たちは、おそらく旧貴族派が雇った私兵でしょう。表立って動くことはありませんが、夜ごと貧民街に現れては住人を脅し、食料や金品を奪っている。抵抗すれば暴力を振るい、時には命を奪うことさえある……」
サーシャ「ひどい……!」
ヒューベルト「彼らは王宮に近い一角に根城を構えていると報告を受けています。しかし、我々魔族連合はあくまで中立の立場をとっています。大々的に行動すれば、どちらかの派閥に肩入れしたと見られかねない……。だからこそ手出しできずにいるのです」
イーリン「……だから、我々に?」
ヒューベルト「ええ。あなた方なら、我々に縛られず動ける。帝都に混乱をもたらしているその火種を摘んでいただきたい」
ガイ「具体的な数は?」
ヒューベルト「十数名ほど。鍛えられた兵士も交じっていますが、組織立った軍勢ではありません。ただ、彼らの背後に旧貴族派の騎士がいる可能性があるので……注意は怠らないでください」
リーゼリット「……なるほど。小規模だけど、侮れない相手ってことか」
ヒューベルト「そういうことです。これを果たせば……あなた方を信用に足る者として迎えることを約束しましょう」
⭐︎魔族連合から依頼を受けました
409 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/30(土) 21:11:07.25 ID:qjAVmhhaO
ーー帝都ユーシリア 高級宿
ガイ「……魔族連合から受けた依頼、内容は貧民街を脅かす者たちの排除だったな」
イーリン「ええ。彼らは王宮に近い一角に根を張り、民を脅し、時に暴力で従わせている……」
サーシャ「それってつまり……相手は人間か魔族になるんだよね?」
リーゼリット「……そうなるね」
サーシャ「……本当に殺さなきゃいけないの? 止めたり、追い払ったりじゃダメなの?」
ガイ「……相手は旧貴族派に雇われた私兵かもしれんが、肩書き上は騎士だ。内戦も長く続いているようだし、命のやり取りに迷いはないと見る。甘さを見せれば……逆に命を奪われるのは俺達だぞ」
イーリン「それに、彼らをただ追い払うだけでは、また戻ってくる可能性が高いでしょう。完全に根を絶つには……[
ピーーー
]しかない、というのも事実です」
サーシャ「……」グッ
リーゼリット「でも……もし[
ピーーー
]のが嫌なら、私達なりのやり方を考えてもいいんじゃない? 全員[
ピーーー
]んじゃなくて、首謀者だけ捕らえるとか」
ガイ「……その場合、依頼の達成難易度は大きく上がるだろう。どんな選択をするにせよ、覚悟はしておくべきだ」
サーシャ「……覚悟、か……」
現在はユーシリア帝国です。(3日目)
何をする?
安価下1〜3
※魔族連合からの依頼を行う場合は、殲滅と捕縛のどちらかを記入して、依頼を行う旨を記載してください。
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/30(土) 21:12:35.02 ID:l5o/KX23O
ニアに魔道車を戦闘用に改造してもらう
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/30(土) 21:21:03.86 ID:q3OwIe3rO
ソールに宮廷の主要人物の情報を事前に聞いておく
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/30(土) 21:22:19.61 ID:03NCyldm0
小鬼と接触してみる
413 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/30(土) 23:09:37.67 ID:jvE2cJzgO
ーー帝都大図書館
リーゼリット「こんにちは……ソールさんいますか?」
ソール「リーゼリットさん。私に何か用でも?」
リーゼリット「はい。ソールさんに聞きたいことがあって……」
ソール「私に答えられるものであれば。お茶を淹れますね」
リーゼリット「ありがとうございます」
◆
リーゼリット「実は、宮廷にいる人たちについて知りたいんです」
ソール「宮廷の人たち、ですか?」
リーゼリット「はい。皇帝陛下を中心に色々教えて頂ければな、と……」
ソール「そんな畏まらなくても教えますよ。それに、前まで宰相をやっていたのでそれなりに教えることができると思います」
リーゼリット「えっ!?ソールさんって宰相やってたんですか!」
ソール「ええ。以前話した世界樹の光の事件が終わった後、すぐに辞めてしまったんですが……それでは、皇帝陛下のことから話しましょうか」
ソール「皇帝陛下……エリオス様は、一言で言えばまさしく名君です。人柄は温厚でありながら強い信念を持ち、この国を破滅の縁から救い上げた方。改革の道を歩む上で反発は避けられませんでしたが……その結果が今の内戦となってしまった。だからこそ、誰よりも心を痛めておられるでしょう」
ソール「次は……大勢いるんですが、最近の情勢に関わる主要な人物だけ話しますね」
ソール「まずは現宰相、クラウディア・ロスチャイルド。彼女はかつてのセイントレア王国から来た異例の宰相で、世界めくれの際に祖国を失った悲劇性をも巧みに利用し、帝国復興に莫大な資産を投じて立役者となりました。有能で、陛下をよく支えてはいますが……帝国を軍国化へと導こうとする傾向があり、それが内戦の火種の一つにもなっています。彼女は皇帝派ではありますが……純粋な皇帝派とも言い難い人物ですね」
ソール「次に、旧貴族派の代表格ライオネル・ランドフォード公爵。代々皇帝に忠誠を尽くしてきた家柄ですが……彼自身は現皇帝の改革に失望し、反発する貴族たちを取りまとめています。清廉で礼節を重んじる人物ですが、派閥の先鋒に立っていることで、民衆からは旧貴族の象徴と見られていますね。もちろん彼は旧貴族派です」
ソール「そして……シルバークロース・ゴールドマン。彼は帝都の混乱を利用して儲ける死の商人です。宮廷に直接出入りすることもあるほど一部の上層部と癒着しており……彼の存在がこの内戦をさらに長引かせる要因の一つでしょうね。彼は派閥に関係なく武器を売り渡しているようです」
ソール「……こんなところでしょうか。お役に立てましたか?」
リーゼリット「ええ、ありがとうございます」
ソール「ところで……こういったことを聞くのは野暮かもしれませんが、もしかして内戦に関わろうとしているのですか?」
リーゼリット「……!」
ソール「隠さなくても大丈夫ですよ。私はもう政から離れた身……あなた方をどうこうする気もありません。ただ、元宰相として少し気になっただけです」
リーゼリット「……私たちは世界樹の光を探すために動いています。それが第一の目的です。でも……この国の人々が争いで苦しんでいるのを、見て見ぬふりはできないと思っていて……」
ソール「……なるほど。素敵な考えだと思います」
リーゼリット「……ソールさんは、この内戦はどうすれば終わると思いますか?」
ソール「難しい質問です。皇帝陛下は理想を掲げすぎて反発を招き、旧貴族たちは過去の権威に縋りすぎている。両者が歩み寄るのが最善ですが……現状それは夢物語でしょう」
ソール「……ただ、皇帝派か旧貴族派か……二つの選択肢しかないと思い込まない方がいいですよ」
リーゼリット「え……?」
ソール「表に出てはいませんが、別の考えを持つ人々もいるのです。民の声を重んじる者たちが」
リーゼリット「民の声……?」
ソール「今は詳しくは申しません。ただ……この国にとってまた別の道があることだけは、覚えておくといいでしょう」
リーゼリット「……わかりました」
⭐︎ソールから宮廷の主要人物の話を聞きました
414 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/30(土) 23:11:10.33 ID:jvE2cJzgO
ーー貧民街
魔導車「」キキーッ
ニナ「ん?こんな所で魔導車を見るとは思わなかったな……貧民に見せびらかしたい貴族の趣味か?」ガチャガチャ
イーリン「」スタッ
ガイ「」スタッ
サーシャ「」スタッ
ニナ「……イーリンか!後ろにいるのは……仲間か?」
◆
イーリン「ニナ様。仕事の依頼に参りました」
ニナ「ククッ、早速だね。勿論いいよ。客は後ろの2人かい?」
ガイ「……あなたが、ニナさんか。俺はガイという。よろしく頼む」
サーシャ「私はサーシャです、よろしくお願いします!」
ニナ「ガイに、サーシャね……よろしく。それで、何を作ってほしいんだ?」
ガイ「……既製品の改造はできるか?」
ニナ「ああ、なるほど。それであの魔導車に乗ってきたわけか。どこを弄ればいい?」
イーリン「あの魔導車を戦闘用に改造したいんですが、可能でしょうか?」
ニナ「戦闘用に改造ね……ククッ、面白い依頼じゃないか」ニヤリ
ニナ「私は命を削る道具は大嫌いだが……武器そのものを忌避してるわけじゃない。使い方次第で、人を守る盾にもなるからな」
ガイ「……なるほど」
ニナ「ククッ……さて、あんた達が求めるのは火力か?それとも防御力を優先するか?」
サーシャ「えっと、両方はできないんですか?」
ニナ「予算と重量と用意できる材料の都合でね。全部盛りは無理なんだ……すまんね」
サーシャ「そうなんですね……どっちがいいかな?」
ガイ「そうだな……」
どうしよう?
安価下1
1 火力優先(魔導車を利用した戦闘時のコンマに補正+10)
2 防御力優先(魔導車を利用した戦闘時に劣勢を一度無効)
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/30(土) 23:14:43.65 ID:EIVQof31o
1
416 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/30(土) 23:41:42.68 ID:jvE2cJzgO
ガイ「火力を優先させたい」
ニナ「わかった。それじゃあ少し待っててくれ」
チュイーン‼︎ガガガ‼︎カンカン‼︎ガチャガチャ……
魔導車・改「」キランッ‼︎
ニナ「ふぅ……どうだ?中々いい出来だろう。魔導砲塔をつけてみた。サービスで整備もしておいたぞ」
サーシャ「わぁ……見た目が厳つくなったね……この銃みたいなのが魔導砲塔?」
イーリン「魔導砲塔……これは一体どういう物なんです?」
ニナ「魔翌力を流すとその魔翌力の属性にあった性質の攻撃をする砲塔だ……ただし、出力は馬鹿みたいに高い。小さな火球を飛ばす程度なら誰でも扱えるが、大砲みたいな一撃を撃ちたいなら相応の魔翌力量が必要になる」
イーリン「なるほど……魔翌力供給者の力量次第というわけですか」
ニナ「それと、砲塔は回転式にしてある。車体の向きを変えなくても狙えるから、追撃や迎撃にも使えるはずだ。上空も狙えるぞ」
ガイ「これを使うときはどうすればいい?」
ニナ「狙って、魔翌力をこめて引き金を引くだけだ。魔翌力を込めずとも、魔導車の動力を利用して撃つこともできる。その場合、威力は固定されてしまうがな」
ニナ「そうそう、車そのものの機動力も若干だが落ちている。砲塔を積んだ分だけ重量が増えてるからな」
サーシャ「そっか……やっぱり一長一短なんだね」
ニナ「当然だ。万能なんて存在しないさ……本音を言えばな」
ガイ「……?」
ニナ「こういう砲塔だって、人を[
ピーーー
]ためじゃなく、人を守るために使われてほしいんだよ。例えば街を襲う魔獣を撃退したり、崩れかけた道を吹き飛ばして避難路を作ったりな」
イーリン「……なるほど。技術をどう使うかは持つ者次第、ということですね」
ニナ「そういうことだ。私は、作った物が人を助ける場面に立ち会うときが一番嬉しいんだ。だから、あんた達がこれをどう使うか……技術者としては気になるところだな」
ガイ「……覚えておこう。ありがとう、ニナ」
サーシャ「……うん。私たちなら、きっと大丈夫だよね」
ニナ「ククッ、また何かあればよろしくな」
⭐︎魔導車を戦闘用に改造してもらいました
417 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/30(土) 23:43:38.01 ID:jvE2cJzgO
本日はここまでです。
明日は小鬼のリーダーと遭遇するところから始めたいのりーだー。
それでは、おやすみなさい。
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 00:08:52.05 ID:9/eOlEpJo
乙
セイントレアは滅びてるのね
王都が浮翌遊しちゃっただけというわけではなく
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 00:17:58.06 ID:Ft565yZ1O
ほんとに外の輩に滅茶苦茶にされる国だこと
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 00:45:34.87 ID:NgZ/j2KBo
おつ
どの勢力にも怪しい影があるなぁ…
やはり恒例の第三勢力か
421 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 13:34:28.57 ID:SfROEZ03O
>>418
王国は宙に浮かんで滅亡しているようです。
>>1
の力量不足により分かりづらくて申し訳ありません。アルバさんの設定に書かれている状況がわかりやすいかもしれません。その他、わからないこと等あれば質問ください。
>>419
元スレの頃も外から来た人に好き放題されていましたね。ユーシリアには外側から干渉される何かがあるのかもしれません。
>>420
皆様のお陰でとても混沌とした状況を作り出せました。
>>1
としては是非とも解決に向かってほしいところですが、どうなるかはこの先の展開次第です。お付き合いください。
422 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 13:34:55.91 ID:SfROEZ03O
ーー貧民街 路地裏
サーシャ「イーリンさん、心なしか楽しそうだったね」
ガイ「ああ。魔導車の運転が好きなんだろうな……慣らし運転をしてくると言っていたから今日は宿にしばらく戻ってこないだろう」
サーシャ「見かけによらず、意外な趣味だよね」
ヌル「……おや?お二人さん。また会ったね〜」
サーシャ「ヌル!まさかまたここでイタズラしてるんじゃ……」
ヌル「流石に懲りたからやってないよぉ……それで、またこんなところに何しにきたの?」
ガイ「……小鬼と接触しようと思ってな」
ヌル「ほうほう、見聞を深めようってわけね?それじゃあ暇だし、また私が案内してあげるよ!」
ガイ「……恩に着る。だが、普通に案内してくれればーー」ガシッ
ヌル「わかってるってば〜!さ、ついてきて!」グイッ
サーシャ「ちょ、ちょっと……また引っ張るの!?」ガシッ
ガイ「!?……サーシャまで腕を掴まなくてもいいんじゃないか?」ズルズル
サーシャ「いいの!ヌル、案内して!」
◆
423 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 13:35:25.13 ID:SfROEZ03O
ーー貧民街 小鬼の拠点
ヌル「ミント〜?いる〜?」
ヒューベルト?「おや、ヌルさん。こんにちは、お茶でもいかがですか?」
サーシャ「えっ、ヒューベルトさん!?魔族連合の人なんじゃ……」
ヒューベルト?「……実は小鬼のリーダーも兼任しているんですよ。それにしても、私が魔族連合の人だとよくわかりましたね?」
ガイ「……俺たちは初対面じゃないはずだが」
赤髪の騎士「……ミント、その人達が混乱するだろ?」スタスタ
ガイ(ユーシリアの魔法騎士?なぜここに……)
ヒューベルト?「ふふっ、初めて会う人はやっぱり驚かしたくなっちゃって……」ググググ……ポン‼︎
黄緑髪の女性→ミント「初めまして、私が小鬼のリーダー、ミントだよ!」
サーシャ「わっ!?姿が変わった!?」
ヌル「ミントの能力だよ。魔法かどうかはわからないけど、すごいよね!」
ガイ「……魔法騎士がなぜここに?」ザッ
赤髪の騎士→フレン「そう構えないでほしいな。僕はフレン、フレン・ディアスだ。派閥争いには何も関係していないよ……個人的にここに入り浸っているだけさ」
ミント「フレン、いつも来てくれるのは嬉しいけど王宮を離れて大丈夫なの?」
フレン「僕1人が抜けた所で王宮の守備は弱くならないよ……それで、ここらじゃ見ない顔だけど君達は?物見遊山で来た冒険者には見えないけど……」
ガイ「……俺はガイ。小鬼のリーダーに頼みがあって来たんだ」
サーシャ「サーシャです。突然押しかけてごめんなさい」
ミント「全然いいよ!ようこそ、小鬼へ。ここじゃ明らかに敵対してる人意外は誰でも歓迎してるからね!」
フレン「それで、ミントに頼みたいことって?」
ガイ「俺達は皇帝派のことを詳しく知りたい……その為に王宮に入りたいんだが、正規の手段を持っていなくてな。小鬼は王宮に出入りしていると聞いた」
フレン「……そうなの、ミント?」
ミント「えへへ……ロシュとかルクリリさんからおやつもらえたりするから、よく行ってるよ!」
フレン「……それは正規の手段なんだよね?」
ミント「……」ニコッ
フレン「はぁ……さっきはああ言ったけど、王宮の守備が不安になってきたよ。他の人に見つかったら只じゃすまないよ?」
ミント「でもマーズさんが怒りにこないから実質フリーパスだよ!」
フレン「まったく……ミントは相変わらず自由だなぁ」
ガイ「……つまり、非正規の手段で王宮に出入りしている訳か」
ミント「あはは……まあ、そうなっちゃうね」
サーシャ「それなら魔族連合の人の依頼をこなして正規に入った方がいいかもね……」
フレン「僕としてもその方がありがたいかな……ミントはまだしも、見知らぬ人が王宮にいたら確実に捕まえなきゃいけなくなるからね……」
ミント「まあ抜け道は沢山知ってるから、入りたくなったら言ってね!」
フレン「あんまり教えないでほしいんだけどな……」ポリポリ
フレンとミントと何か話す?
安価下1〜2
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 13:38:06.08 ID:0eU8aGLKO
ヌルについて聞く
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 13:52:40.14 ID:zrqBxIDBO
まだ竜だけ差別されてる理由を聞く
426 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 16:24:10.55 ID:GSg3A4oUO
サーシャ「そういえば、ヌルって魔族連合と小鬼のことを知ってるみたいだけど、どっちに所属してるの?」
ヌル「ん、私はどっちでもないよ?しいていうなら……路地裏派?」
ミント「パティさんが国外に追放されてから元々大図書館で働いてたのに抜け出してきて気がついたら路地裏に住み着いてたんだよね」
サーシャ「パティさんって……あの図書館の本当の管理人さんのこと?」
ヌル「そうだよ。今は魔族国に亡命しているけど……平和になったら戻って来てくれないかな」
フレン「……きっと戻ってきてくれるよ。あの人はこの国が好きだからね」
ガイ「……悪魔は契約によりこの世界に顕現すると聞いている。ヌルはどんな契約をパティと結んだんだ?」
ヌル「あー……それはね、退屈させないでほしいってお願いされたの」
サーシャ「……えっ?それだけ?」
ヌル「そうだよ!パティさん、すっごく本の虫でさ。ずーっと机に向かって本を読んでるんだもん。だから退屈しないように、話し相手になってくれって契約で呼ばれたの」
サーシャ「……そんなゆるい契約を結んだの?」
ヌル「契約は契約!私だって全力で退屈させないようにしたんだから!」ドヤッ
フレン「イタズラしたらその分はパティさんにしっかり怒られてたけどね」
ガイ「……意外と、前の管理人は愉快な人だったのかもな」
ヌル「それ、パティさんが聞いたら全力で否定するかも」
427 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 16:25:43.91 ID:GSg3A4oUO
ガイ「話は変わるが……なぜ竜や竜人への差別は続いている?エリオス皇帝によって差別は撤廃されたんじゃないのか?」
フレン「それはそうなんだけど……10年前の悪竜が起こした一連の出来事は知っているかな?」
サーシャ「悪竜……?それって、討伐隊が編成されたときの話ですか?」
フレン「そうそう。あのときは僕は子供だったから覚えていることは少ないんだけど、改めて説明させてもらうよ」
ガイ「頼む」
フレン「まず、10年前に起きた悪竜事変は様々な要因が重なって起きたことなんだけど、その中でも極めて影響力が高かったのがその悪竜がやったことなんだ」
サーシャ「たしか、世界樹の光を利用した影響で地震とか不作とかで大変だったんですよね。ソールさんから聞きました」
フレン「そっか。それじゃあ悪竜が2匹いたことは知ってる?」
サーシャ「えっ……2匹、ですか?」
フレン「うん、一匹が今サーシャちゃんが言ってくれた方で……もう一匹が先代の皇帝を殺し、魔族を陽動してユーシリアを混乱させ、挙句の果てには竜牙兵の軍団でこの国を滅ぼそうとしたんだ」
ミント「あのときは大変だったな……クロシュ達がいなかったら私、死んでたかも……」
ヌル「パティ様も大変そうだったな……」
ガイ「……それで、竜と竜人に対する差別だけがなくならない訳か」
フレン「うん。みんな、悪竜と他の竜は別の存在だってわかってるはずなのに……酷く苦しめられた記憶が、まだ人々に残っているんだ。だから今でも、竜や竜人を見るといつかまた敵になるんじゃないかって恐れる人が多いんだよ」
サーシャ「……なんだか、悲しいね」
ミント「皇帝サマも印象をよくしようと竜騎兵団を作ったり頑張ってるけど、結果は芳しくないみたいだし……」
ヌル「世知辛いよね……平和にならないかなぁ」
◆
428 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 16:26:37.44 ID:GSg3A4oUO
ミント「夜はあまり貧民街に近づかない方がいいよ。ウチの奴らで見回っているとはいえ、旧貴族派のタチの悪い奴がウロつき出すからね」
フレン「ミントも気をつけてくれよ?確かに君は強いかもしれないけど……まだ若い女の子なんだから」
ミント「……心配してくれるの?」
フレン「当たり前だろ!」
ミント「……ふふ、ありがと。フレンがそう言ってくれると、ちょっと嬉しいかも」
フレン「ッ……///」
ガイ「……フッ」
サーシャ「」ニコニコ
ヌル(はやくくっついちゃえばいいのに……)
ヌル「それじゃあ2人は私が安全な所まで案内してあげるよ」
サーシャ「ありがとう、ヌル」
⭐︎小鬼のリーダーと接触しました。
※ミントに頼めば非合法な手段で王宮に侵入できます。
429 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 16:32:26.60 ID:GSg3A4oUO
ーー帝都ユーシリア 高級宿
イーリン「ふぁぁ……」
リーゼリット「イーリンさんが欠伸をするなんて……珍しいね」
イーリン「昨日は少々はしゃぎ過ぎてしまいました……行動に支障はないので、おかまいなく」
サーシャ「無理しないで寝てきてくださいよ、私達だけでも大丈夫ですから!」
ガイ「……」
ガイ(今日はどうしようか)
現在はユーシリア帝国です。(4日目)
何をする?
安価下1〜3
※魔族連合からの依頼を行う場合は、殲滅と捕縛のどちらかを記入して、依頼を行う旨を記載してください。
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 16:34:21.97 ID:F70rzkxL0
ヌルやニナ、ミントやフレン達をお風呂に誘う
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 16:36:09.79 ID:9/eOlEpJo
依頼受託捕縛
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 16:37:51.48 ID:bRGqa0nxO
帝国の武器庫破壊しよ
433 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 21:14:53.87 ID:taziltXPO
ーー帝都 王宮近辺
ガイ「……もう一度確認しておくぞ」
ガイ「これから狙うのは旧貴族派に連なる屋敷だ。だが、目的はあくまで制圧じゃない。騎士や兵を無闇に[
ピーーー
]必要はない……可能な限り、生かして倒す」
リーゼリット「……本命は取り仕切っている指揮役を捕らえること……だね?」
ガイ「ああ。そいつを捕らえ、できるだけ速やかに脱出する……それが俺たちの任務だ」
サーシャ「うん……大丈夫、わかってるよ」
ガイ「ケガを負わせることは構わん。相手の後ろには騎士団がついているはずだ。回復魔法の使い手も何人かはいるだろう」
ガイ「それと忘れるな。俺たちはいずれの派閥にも属していない。ここで荒事を起こせば、両方から目をつけられる……この辺りの宿も、しばらくは使えなくなる覚悟をしておけ」
リーゼリット「……後戻りはできない。そういうことだね」
ガイ「ああ……準備はできたか?」
サーシャ「……いけるよ」
リーゼリット「私も大丈夫。イーリンさん、準備は大丈夫?」
魔導車・改「」ブォンッ‼︎
イーリン「ええ……準備完了です。いつでも行けますよ」
ガイ「よし……行くぞ!」
魔導車・改「」ブロロ……
◆
434 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 21:18:24.32 ID:03pl/PJIO
ーー旧貴族の屋敷前 踏破率[0/10]
魔導車・改「」ブロロロ……‼︎
雇われ旧貴族派騎士A「おん?……おい見ろ、魔導車が走ってきてるぞ」
雇われ旧貴族派騎士B「ホントだ……って、速すぎないか!?こっちに突っ込んで来るぞ!!!」
魔導車・改「」ギュウウウン……
魔導砲塔「」ガガガガガガッ‼︎‼︎
割れる窓「」バリィィン‼︎
壊れる扉「」ドォン‼︎
雇われ旧貴族派騎士A「がはっ!?」バタッ
雇われ旧貴族派騎士B「うげぇっ!!」バタッ
魔導砲塔「」シュウゥ……
雇われ旧貴族派騎士A・B「」ピクピク
サーシャ「……し、死んでないよね!?」
ガイ「……多分な。気絶はしてるが致命傷じゃない」
リーゼリット「ニナさん……凄いのを作ってくれたね。ちょっと凶悪すぎる気もするけど……」
イーリン「今ので十分に注意を引きましたね……音を聞きつけて、この屋敷の騎士達が集まってきます。ここからが本番です」
ガイ「……全員、気を引き締めろ。指揮役を捕らえたら即撤退だ。行くぞ!」
コンマ下1
↓1コンマ
01-10 踏破率+2強敵
11-60 踏破率+2敵襲
61-80 踏破率+4敵襲
81-00 踏破率+4囚人を発見
435 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 21:21:44.86 ID:0eU8aGLKO
あ
436 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 22:02:05.59 ID:I10nVEWhO
ーー旧貴族の屋敷 踏破率[4/10]
タタタッ……
倒れた雇われ騎士達「」
サーシャ「もしかして……魔導砲塔でこの辺りの人達は倒しちゃった?」
イーリン「そのようですね……もしかしたら指揮者は安全なところに逃げたかもしれません」
ガイ「障害が少なくなるのは好都合だ。いそうな場所を捜索するぞ」
リーゼリット「……?みんな、止まって!」
サーシャ「わっ……とと。リーゼ、どうしたの?」
リーゼリット「今……誰かの声が聞こえた気がする……」
イーリン「声? しかし、この辺りで動ける人はいないはずですが……」
リーゼリット「違うの。苦しそうな……女の人の声。下から……地下かも?」
ガイ「地下牢か……確かにこの手の屋敷ならありそうだな」
サーシャ「でも、こんな所に囚われてる人なんて……」
ボロボロの絵画「」ドサッ……
地下へと続く扉「」ギィィィ……
ガイ「……ありそうだな」
◆
437 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 22:02:29.93 ID:fYO7WFuHO
ーー旧貴族の屋敷 地下牢
湿った石壁「」
サーシャ「……ッ、ひどい匂い……!」
イーリン「最近も使われている形跡がありますね……注意して進みましょう」
「……ぅ……」
リーゼリット「やっぱり……誰かいる!」
ガイ「ああ……見に行ってみよう」
鉄格子「」
枷をはめられた灼髪オッドアイ美女「……はじめて見る顔だな。上の騒ぎは貴様等が起こしたのか?」
ガイ「……そうだ。お前は、誰だ?」
灼髪オッドアイ美女→アインズ「名はアインズ・ベールグラッド……この国でいう悪竜の片割れの娘だ」
サーシャ「……え……悪竜の、娘……!?」
イーリン「なるほど……だから地下牢に。旧貴族派にとっては利用価値もある囚人、ということですか」
アインズ「利用価値……ふ、ふふ。そうかもしれん。だが奴らは勘違いしている。私は誰の手先でもない……ただ、悪竜の血を引くという理由で憎まれ、弄ばれているだけだ」
リーゼリット「そんな……」
ガイ「……」
アインズ「どうする? 竜人や竜を差別する、この国の常識に従うなら……ここで私を切り捨てるのが正しいのかもしれない」
アインズ「いや……むしろ願いだ。生きるのに疲れた……ここで楽にしてくれないか?」
サーシャ「そんなの……絶対にダメ!」
サーシャ「生きるのに疲れたって……そんなの悲しすぎるよ!あなたは悪竜じゃないでしょ?なら……まだ生きていいはずだよ!」
リーゼリット「……でもサーシャ、気持ちはわかるけど……悪竜の娘って言葉だけで、この国の人達はきっと敵視する……助ければ私達も同じ側だと思われるかもしれない」
イーリン「……判断は難しいですね」
イーリン「この者が本当にただの被害者なのか……あるいは、潜在的な脅威なのか……ここで解き放つことが、後に大きな災いを呼ぶ可能性も否定できません」
サーシャ「ッ……」
リーゼリット「……」
イーリン「……最終的にどうするかは、ガイ様。あなたの判断に委ねます」
ガイ「……」
どうする?
多数決 下1〜3
1 楽にしてやる
2 まだ生きてもらう
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 22:03:26.28 ID:F70rzkxL0
2
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 22:12:23.04 ID:9/eOlEpJo
2
440 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 22:31:32.68 ID:UMSsjz1r0
1
441 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 22:50:43.20 ID:/GJsx6DHO
ガイ「……」シャキン
アインズ「ありがとう……」
ガイ「……そのまま動くなよ」スッ
振り下ろされる剣「」ブンッ‼︎
壊れた封印の枷「」バラッ……
ガイ「」スチャ
アインズ「……そんな……どうして」
ガイ「無抵抗の者を殺めるのは後味が悪い。それに、俺はお前が嘘をついているようにも見えなかった」
アインズ「……ふ、ふふ……後味が悪い、か。そんな理由で……」
アインズ「だが、私を助けたところで……足手まといになるだけだぞ。置いていけ……」ガクッ
サーシャ「そんなのできるわけないよ!」サッ
リーゼリット「このままここに置いていけば、また旧貴族派に囚われるだけだよ。助けるなら最後まで、でしょ?」
イーリン「……救った以上は保護する義務があります。少なくとも、ここから脱出するまでは」
ガイ「ああ。まだ魔族連合の依頼は終わっていない……アインズと言ったか。俺達と一緒に来てもらうぞ」
アインズ「……勝手な連中だな。私に拒否権はない……ついて行くとしよう」
⭐︎アインズがしばらくついてきます。封印の枷の影響から回復していないため、戦うことはできません。
442 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 22:52:00.58 ID:yty/179GO
ーー旧貴族の屋敷 踏破率[4/10]
イーリン「地下には他に誰もいませんでしたね」
リーゼリット「となると……上の階だね。すぐ見つかるといいんだけど……」
サーシャ「アインズさん、大丈夫ですか?」
アインズ「……問題ない。いざというときは私を置いて逃げろ。時間稼ぎくらいにはなるだろう……」
ガイ「お前には一緒に来てもらうぞ。目撃者が残っていたら俺達の顔が割れる可能性があるからな」
アインズ「……随分と打算的な理由だな」
サーシャ(ガイってば……素直じゃないんだから)
リーゼリット「……不器用だよね、ガイは」
イーリン「どちらにせよ、置いていくという選択肢は最初からありませんよ」
コンマ下1
01-10 踏破率+2強敵
11-60 踏破率+2敵襲
61-90 踏破率+4敵襲
91-00 踏破率+4指揮者を発見
443 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 22:52:50.56 ID:NgZ/j2KBo
さて
444 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 23:04:03.15 ID:OCEh+RiBO
ーー旧貴族の屋敷 踏破率[6/10]
雇われ旧貴族派騎士C「襲撃者だ!全員、構えろ!」
雇われ旧貴族派騎士D「なっ!?地下の囚人を連れているぞ!」
雇われ旧貴族派騎士E「この少人数で攻めてきたのか……?返り討ちにしてやる!」
ガイ「……ちょうどいい。俺は今、虫の居所が悪いんだ。お前達には付き合ってもらうぞ」
リーゼリット「殺しはダメだからね!」カチャッ
ガイ「わかっている……!」シャキン
イーリン「サーシャ様、アインズ様をお願いします」スッ
サーシャ「任せて!」
アインズ「うぅ……」
コンマ下1
01〜05 痛恨
05〜30 劣勢
31〜70 優勢
71〜00 会心
閃光玉+10残り2回
はさみうち+30残り1回
445 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 23:06:40.74 ID:9/eOlEpJo
はさみうち
446 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 23:22:50.07 ID:ZtMO22dIO
サーシャ「ガイ、速攻で決めるよ!!!」キリキリ……
ガイ「わかった、アレだな!」キュイイイン……
リーゼリット「イーリンさん、私のタイミングで正面に突撃できます!?」パァンッ‼︎パァンッ‼︎
イーリン「ええ、いつでもどうぞ……!」ザッ
サーシャ「」パシュッ‼︎
サーシャ・リーゼリット「「今!」」
ガイ「」シュンッ
イーリン「」ダッ
旧貴族派騎士C「!?どこにーー」
Cの腕や足に突き刺される短剣「」ザクザクザクッ‼︎
旧貴族派騎士D「なっ!?いつの間にーーごふっ!?」
Dの腹にめりこむ拳「」メリィッ……
E「そんな、一気に二人も!?……ああああああ!!!」バスッ バスッ
Eの膝に刺さった矢「」
気を失った旧貴族派騎士達「」
ガイ「……よし、みんな無事か?」
イーリン「私は問題ありません」
リーゼリット「私も!サーシャとアインズさんも大丈夫だよ」
アインズ「驚いた……それなりにやるんだな、お前達は」
⭐︎戦闘に勝利しました
447 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/08/31(日) 23:24:49.84 ID:g4UM33WFO
すいません、まだ全然途中なのですが
>>1
が眠たい為、本日は終わります。次回の更新は金曜日の夜か土曜日です。それでは、おやすみなさい。
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/08/31(日) 23:58:21.57 ID:9/eOlEpJo
乙
新しい戦力ゲット
449 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/01(月) 00:54:53.25 ID:2a/awLhUo
パティさん便利キャラすぎて追放やむなしか
450 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/01(月) 01:24:40.29 ID:R9y9RCUjo
おつでした
悪竜の娘を最短?で確保出来て幸先ヨシ!
451 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/02(火) 23:12:58.93 ID:+ASmKZ+to
ロスチャイルドさんとシルバークロースさんを覚えてますか?
452 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/02(火) 23:14:03.64 ID:+ASmKZ+to
すいません、ミスです。
気にしないでください
453 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/05(金) 21:39:12.46 ID:aU2ic+lvO
>>448
新しい戦力になるかはまだわかりませんが、一つの進展ではあると思います。この先の展開次第です。
>>449
パティさんは優秀だった為に、真っ先に旧貴族派から手を打たれて国外に追放されてしまったようです。彼女がいた場合、ユーシリア内戦の解決は早まったかもしれません。
>>450
幸先はとてもいいです。
>>1
は「高コンマなんてポンポン出ないでしょw」という気持ちでコンマ表を作成しており、実際に高コンマが出ると先の展開を考えるのに苦慮しているようです。
ですが、皆様にはこれからも
>>1
のことなど気にせず高コンマを狙っていただきたく思っています。
454 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/05(金) 21:39:50.18 ID:aU2ic+lvO
ーー旧貴族の屋敷 踏破率[6/10]
ガイ「まだ指揮者は見つからないか……」
イーリン「ですが、逃げた形跡は見られません。まだこの屋敷に確実にいるでしょうね」
アインズ「……その指揮者を見つけたらどうする気だ?」
リーゼリット「捕縛して魔族連合に引き渡すか、私達でここの雇われ騎士達を引き上げさせる約束を取り付けるつもりだよ」
アインズ「……甘いな。そんな約束で本当に兵が退くと思うのか?私には無駄な行為にしか思えないが」
サーシャ「無駄かどうかは……やってみなきゃわからないですよ」
アインズ「勝手にすればいい。甘さに足を掬われなければいいが」
コンマ下1
01-10 踏破率+2強敵
11-60 踏破率+2敵襲
61-90 踏破率+4敵襲
91-00 踏破率+4指揮者を発見
455 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/05(金) 21:43:34.20 ID:pY226UvJ0
あ
456 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/05(金) 22:30:56.04 ID:JcFgSzVUO
旧貴族派騎士D「奴らだ……この先には絶対通すな!命に変えても死守しろ!」
旧貴族派騎士達「「「了解!」」」
ガイ「チッ……しつこいな。いい加減に指揮者を出せ……!」シャキンッ
イーリン「ガイ様、彼等は雇われの騎士ではなく、正式な騎士のようです。終わりはもう少しですよ」スッ
リーゼリット「でも、練度は高くなさそうだね。油断しないでいくよ!」カチャン
サーシャ「……アインズさん、下がっていてくださいね」
アインズ「……わかった」
コンマ下1
01~10 痛恨
10~30 劣勢
31~70 優勢
71~00 会心
閃光玉+10残り2回
はさみうち+30残り1回
457 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/05(金) 22:36:53.14 ID:8QDOLuUq0
あ
458 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/05(金) 23:04:17.76 ID:vn6MucPKO
リーゼリット「」パァンッ‼︎パァンッ‼︎
旧貴族派騎士D「おっとぉ!」
リーゼリット「避けた!?」
旧貴族派騎士D「正々堂々、近距離で戦えよ!!!」ダッ
リーゼリット「くっ……!」
イーリン「!リーゼリット様!!!」バッ
ジャキンッ!!!
イーリン「かっ……はっ……」ブシャッ
ガイ「イーリン!!!」
サーシャ「イーリンさん!!!」
イーリン「ぐぅっ……!」
旧貴族派騎士D「1人動けなくしたぞ!あとはあの男を抑えればオレ達の勝ちだ!最後まで油断するなよ!」
ガイ(イーリンはしばらく動けそうにない……!俺まで倒れたらサーシャとリーゼもやられる……!絶対に負ける訳にはいかない……)
装飾が施された鞘に入ったナイフ「」カタカタ……
アインズ(?……なんだ、今の感覚は……)
下1コンマ
01-30 敗北
31-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心
閃光玉+10残り2回
はさみうち+30残り1回
459 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/05(金) 23:07:16.89 ID:WcqwdgHqO
はさみうち
460 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 00:01:19.88 ID:qD54RHQ9o
サーシャ「ーーガイ!!!」
旧貴族派騎士に襲いかかる砂嵐「」ビュオオオッ‼︎
旧貴族派騎士D「地属性魔法か!だが、威力はそこまでじゃないようだな……!」
ガイ「ッ!!!」シュンッ
旧貴族派騎士D「なっーー」
旧貴族派騎士E「消えーー」
旧貴族派騎士F「防御が間に合わなーー」
ジャキンッ!ジャキンッ!ジャキンッ!
ドサッ……
旧貴族派騎士達「……」シーン
ガイ「……なんとかなったか。サーシャ、イーリンの手当を頼む……リーゼ、無事か?」
サーシャ「わかった!」ダッ
リーゼリット「私は……大丈夫。ごめん、イーリンさん。私のために……」
イーリン「お気になさらず……リーゼリット様がご無事なら、よかったです……」ニコ
サーシャ「よかった……この傷ならすぐに治せますよ!そのまま動かないでくださいね……」
淡い光「」ポゥ……
イーリン「ありがとうございます、サーシャ様」
アインズ「……仲間、か……」
⭐︎戦闘に勝利しました。
461 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 00:01:52.79 ID:qD54RHQ9o
ーー旧貴族の屋敷 踏破率[8/10]
ガイ「残るは……この部屋か。イーリン、本当に大丈夫なのか?」
イーリン「ええ。サーシャ様のお陰でほぼ元通りです。支障はありません」
リーゼリット「無理はしないでくださいね。今度は、私がイーリンさんを助けます!」
イーリン「ふふっ、頼りにしていますね。リーゼリット様」
サーシャ「リーゼ、イーリンさん。私とガイもついてるからね!」
ガイ「ああ。必ず、全員で脱出するぞ。誰一人欠けることなく、な」
サーシャ「もちろん、アインズさんもね!」
アインズ「……そうか」
コンマ下1
01-10 踏破率+2 ???
11-90 踏破率+2 指揮者を発見
91-00 踏破率+2 ???
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/06(土) 00:05:22.42 ID:qS3tnhUQ0
や
463 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 00:31:45.97 ID:qD54RHQ9o
ーー旧貴族派の屋敷 踏破率[10/10]
扉「」ドガァン‼︎
旧貴族派騎士指揮者「ヒィッ!?ぜ、全員やられたのか!!?」
ガイ「……殺しはしていない。貴様には俺達についてきてもらうぞ。勿論、拒否権はないがな」
旧貴族派騎士A「……そう簡単にいくと思うなよ。俺達は下っ端とは違う、指揮者を護るために選ばれた者だ」
旧貴族派騎士B「お?上玉が揃ってるじゃねぇか。エルフに、黒髪の嬢ちゃん、青髪の魔族……こいつは捕まえ甲斐があるなぁ」ニタァ
旧貴族派騎士C「地下の玩具も飽きてきたところだったんだ……今夜は豪勢に遊べそうだぜ」
アインズ「ッ……貴様等……!!!」バッ
サーシャ「アインズさん!?」
旧貴族派騎士A「おっと……逃げ出したのか?悪竜の娘が。まだ足りなかったか? へへ……」
アインズ「黙れ!私は……貴様等の玩具じゃない……ッ!」
アインズの手に宿った炎「」ゴウッ‼︎
旧貴族派騎士B「ハッ!その手の震え……怯えてるじゃねぇか。余計にゾクゾクするな」
アインズ「……な、ぜ……身体が……!」ガクガク
旧貴族派騎士C「ハハッ、忘れたか? 今まで俺達に何をされたか。身体は覚えてんだろ。お前には俺達は殺せねぇよ」
アインズ「やめろ……これ以上……誰も……!」
サーシャ「……ッ、まさか……」ギリッ
リーゼリット「最低……!」
イーリン「……ここで倒れれば、我々も彼女と同じ目に遭うでしょう。覚悟を決めてください」
旧貴族派騎士A「へへ……怯えた女の目は、何度見ても飽きねぇな」
旧貴族派騎士B「襲撃者共も上玉揃いだしな……全部まとめて、俺達の楽しみにしてやる!」
ガイ「……下衆共が」スチャ
旧貴族派騎士C「野郎は黙ってな!!」
464 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 00:34:14.25 ID:qD54RHQ9o
屋敷の襲撃を終わらせたかったのですが終わりませんでした……申し訳ないです。
土曜日は大量に更新できるよう頑張りたいと思います。
次回は、旧貴族派騎士A〜C達との戦闘から開始します。負けたら酷い目に遭うかもしれませんが、おそらく大丈夫でしょう。
それでは、また。
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2025/09/06(土) 01:29:52.02 ID:fiPCjk890
話の畳み方下手
会議のやり方下手
電話長電話
スレの進め方下手
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/06(土) 02:14:08.33 ID:NsuJLRlto
乙次ははさみうちでワンターンキルしちゃる
467 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/06(土) 04:34:55.44 ID:bYD+RZaAo
おつ
はさみうちが強いお陰でそう簡単には負けんな
強敵相手だと通用しないんだろうけど…
468 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 09:18:16.40 ID:qD54RHQ9o
>>465
ご指摘ありがとうございます。指摘してくださったことは
>>1
自身も感じており、改善していきたいところであります。もしよければ、具体的にどの辺がそう感じられたのか(全般的に、だとは思うのですが)教えていただけると改善に繋げやすくなるため助かります。
元スレのような魅力を出せるよう精進していきたいと思います。
>>466
現在は補正込みでも00の会心判定となった場合は勝利扱いの判定をしています。一撃で勝負が決まるので狙えそうなときは狙ってみてください。
>>467
これから遭遇するであろう強敵には補正を持たせるので、通用しない可能性は多いにあります。ですが、それ以外の戦闘では有用に働く場面が多い為、気軽にバンバン扱ってください。
469 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 09:18:45.81 ID:qD54RHQ9o
ガイ(コイツら、口先だけじゃなく結構やるみたいだな……)ジリ……
旧貴族派騎士A「ハッ、さっきの連中みてぇな腰抜けとは違うぜ。俺達は戦場で何度も死線を越えてきたんだよ」
旧貴族派騎士B「……その上で、女一人を嬲るくらい造作もねぇ。なぁ、アインズ?」ニタァ
アインズ「ッ……」ガタガタ
旧貴族派騎士C「そのまま震えてろ。すぐに、また同じ目に遭わせてやるよ!」シャキンッ
リーゼリット「そうはさせない!」カチャッ
サーシャ「……指揮者を捕まえさせてもらうよ!」ギリギリ……
イーリン「行きますよ」スッ
ーー戦闘開始 旧貴族派騎士達ーー
下1コンマ
01~30 痛恨
31~50 劣勢
51~90 優勢
91~00 会心
閃光玉 残り2回
はさみうち 残り1回
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/06(土) 09:25:13.26 ID:NsuJLRlto
はさみうち
471 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 10:25:07.94 ID:qD54RHQ9o
イーリン「ウラァッ!」ブンッ
蹴りを受け止める剣「」ガキィン‼︎
旧貴族派騎士B「なんつぅ重さだ……!こりゃまともに受けられねえな……!」ビリ……
リーゼリット(イーリンさんが作ってくれたチャンス……逃しはしない!)スチャ
旧貴族派騎士A「させるかよ!!」ブォンッ
サーシャ「ガイ、リーゼに向かった騎士を!!!」パシュンッ‼︎
貴族派騎士Aの背後へ向かう矢「」ヒュゥゥゥ……
ガイ「ああ!ーー」キュイイイン……シュンッ
旧貴族派騎士C「!?どこにいったーー」
旧貴族派騎士A「もらっーー何ィ!?」
鍔迫り合う剣「」ギリギリ……
ガイ「……背中が留守だぞ?」
旧貴族派騎士A「背中?……まさか!」
旧貴族派騎士の肩に刺さる矢「」バスッ‼︎
旧貴族派騎士A「ぐっ……チィッ……!」バッ
リーゼリット「ありがとう、二人とも!!!」パァンッ‼︎
旧貴族派騎士B「うあっ……あああ、クソ!膝を撃たれた!痛えッ!!!」ジタバタ
旧貴族派騎士A「ハァ……ハァ……これじゃBは使い物にならねぇ……」
旧貴族派騎士C「まだ俺とお前がいるだろ……!エルフとあの男に注意しろ!」
ガイ「……このまま、押し切る!」
下1 コンマ
01-20 劣勢
21-90 優勢
91-00 会心 勝利
閃光玉 残り2回
はさみうち 残り0回
472 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/06(土) 10:28:30.21 ID:qS3tnhUQ0
閃光
473 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 10:50:16.84 ID:qD54RHQ9o
イーリン「皆様、アレを使います!」スッ
リーゼリット「了解!」
旧貴族派騎士A「何かしかけてくるぞ!気をつけろ!」
サーシャ「!」ギュッ
ガイ「アインズ、伏せろ!」バッ
ガイに押し倒されるアインズ「むっ!?」ドサッ
閃光玉「」ピッカァァァン‼︎
旧貴族派騎士C「くっ……目眩しか!」ボヤア……
イーリン「隙あり!!!」ダッ
鎧にめり込む拳「」メキメキメキ……
旧貴族派騎士C「ゲェッ……お……」
壁に押し付けられる旧貴族派騎士C「」ドガァンッ‼︎
旧貴族派騎士A「C!!!テメェ等、よくも!」
サーシャ「降参してください!そうすればこれ以上の危害は加えません!!!」
旧貴族派騎士A「降参だと?冗談じゃねぇ!」ギラン‼︎
イーリン「まだやりますか……!」スッ
ガイ「……勝負は決した。奴を無力化しよう」
アインズ「……」
01-10???(勝利はします)
11-90勝利
91-00???
474 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/06(土) 10:55:50.66 ID:NsuJLRlto
大勝利
475 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 18:52:13.05 ID:qD54RHQ9o
旧貴族派騎士達「」シーン
ガイ「……片付いたな。さて……」
角に隠れている指揮者「ヒィッ!!!降参するので命だけは!!!」
イーリン「」ブンッ
指揮者「ぎゃっ!!!」ドサッ
殴られた指揮者「」ピクピク
リーゼリット「……これで魔族連合の依頼は終わったね。この人を連れて早くここから離れよう」
サーシャ「うん。アインズさんも気を失っちゃったし、この騒ぎを聞きつけた他の騎士が集まって来る前に、急いで逃げよう!」
ガイ「ああ……イーリン、魔導車の運転を頼む」
イーリン「ええ。すぐに撤退しましょう」
⭐︎旧貴族派の屋敷を襲撃し、指揮者とアインズを連れ出しました。負傷者は多数出ていますが、死傷者は誰も出ていません。
476 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 18:52:42.26 ID:qD54RHQ9o
ーー魔族連合集会所
ヒューベルト「……おや、戻りましたか」
ガイ「依頼は完了しました。こいつが指揮者です」ドサ
拘束された指揮者「ンー!!!ンー!!!」ジタバタ
リーゼリット「貧民街への襲撃も、これで一時的には止まると思います」
ヒューベルト「お見事です……あなた方が口先だけではないこと、よく理解しました」
サーシャ「!それじゃあ……」
ヒューベルト「ええ。約束通り、王宮への橋渡しを手配しましょう」
ガイ「感謝します……実は、追加で相談があるんですが」
ヒューベルト「ええ。あなた方は信頼を示してくれました。多少の無茶な願いも聞き入れましょう」
ガイ「ありがとうございます。まずは、俺達の拠点にこの辺りを使わせてほしいのと、この者をしばらく預かってほしいんですが……」
イーリンに担がれたアインズ「」グッタリ……
ヒューベルト「……ふむ。拠点の件については構いません。人目につきにくい場所を紹介しましょう」
サーシャ「ありがとうございます!……それでアインズさんは?」
ヒューベルト「……その者は竜の血を引いているようですね」
イーリン「ええ。本人がそう言っていました」
ヒューベルト「竜や竜人に対する偏見は根強いですが……魔族連合は異なります。我々には彼女を拒む理由はありません。当面の間は我々が面倒を見ましょう」
ガイ「……感謝します」ペコリ
⭐︎魔族連合の依頼を達成したので、自由安価で王宮へ入ることができるようになりました。
アインズさんは魔族連合にしばらく匿われます。
477 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 18:56:11.28 ID:qD54RHQ9o
ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室
サーシャ「ふぅ……ひと段落ついたね。疲れたぁ……」
イーリン「皆様、お疲れ様でした。まだ疲れていると思うのでしばらく休養をとりましょう」
リーゼリット「王宮近辺を拠点にできなくなったから仕方ないけど……落差が凄いね」
家具「」ボロ……
ガイ「屋根があって眠れるだけで十分だろう。それに、ここは無償で提供されているから贅沢は言えまい」
リーゼリット「まあね……でも、やっぱり高級宿のふかふかベッドとお風呂は恋しいなぁ」
サーシャ「わかる!やっぱりお風呂には入りたいよね」
イーリン「共同浴場なら近くにあると聞きました。息抜きに丁度いいので、行ってみませんか?」
サーシャ「いいですね!行きましょう!でも場所がわからないし……あ!ヌルなら知ってるかも!」
リーゼリット「たしかに。ついでにミントさんやニナさんとかも誘ってみる?」
ガイ「……浴場に行くだけで随分と大所帯になりそうだな」
イーリン「賑やかなのも良いではありませんか。それに、親睦を深めるいい機会になるかもしれませんよ?」
◆
478 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 18:58:06.74 ID:qD54RHQ9o
ーー貧民街 共同浴場 女湯
カポーン……
ミント「結構広いでしょ?ここは皇帝サマが内戦が始まる前に、作ってくれた場所なんだよ」
サーシャ「なるほど……失礼かもしれませんけど、だから貧民街とは思えない作りをしているんですね」
ニナ「……風呂なんざ汗と煤を流せれば十分だが……広い風呂も悪くないな」
ヌル「えへへ〜、気持ちいいよねぇ!泡ぶくぶくにして遊びたいなぁ」バシャバシャ
リーゼリット「ちょ、ヌル!?あんた本当に落ち着きないなぁ……!」
ミント「いいじゃんいいじゃん!ここはみんなで笑って使うためにあるんだから!」
イーリン「ですが、マナーは守るべきです。ヌル、あまりはしゃぎすぎてはいけませんよ」
ヌル「はーい!」
サーシャ「……でも、こうやってみんなで入るの、なんだか楽しいね。疲れも溶けていく感じがするよ」
リーゼリット「うん。あの宿のお風呂も贅沢だったけど……こっちはこっちで、肩の力が抜ける感じ」
ニナ「……たしかに、その胸だったら肩に力が入るよな……」
リーゼリット「そういう意味で言ったんじゃないんですけど!///」
◆
479 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 19:02:55.49 ID:qD54RHQ9o
ーー貧民街 共同浴場 男湯
ガイ「……こうして一人になると、静かなものだな」
ガイ(こういうときは色々と考えてしまうな……俺のパーティは仲間として信頼できる連中だ。だが、気づけば俺以外は全員女性……)
ガイ(普段は意識しないようにしているが、ふとした拍子に目がいってしまうことがある……いや、駄目だ。雑念は捨てろ)
ガイ(彼女たちは俺を信じてついてきている。その信頼に応えるのが、俺の役目だ)キリッ
ガイ(たとえば……サーシャは……)
*
妄想ベビードールサーシャ「ねえ、ガイ。見て見て!こういうの、似合ってるかな?」
妄想ベビードールサーシャ「もっと近くで……見てもいいよ?///」ピラッ……
*
ガイ「……」ゴクリ
ガイ(いかん。落ち着け……別のことを考えよう……リーゼは……)
*
妄想メイドリーゼリット「ガイ、どう?……この服、ちょっとだけ恥ずかしいんだけど……///」モジモジ
妄想メイドリーゼリット「掃除も洗濯も……それから……もっと特別なことだって……全部、任せていいんだよ?///」ドキドキ
*
ガイ「……」ブクブクブクブク……
ガイ(やめろ……そんな目で見ていい仲間じゃないだろ……ッ)パシンッ
ガイ(イーリン!!!助けてくれ!!!)
*
妄想水着イーリン「ガイ様、湯加減はいかがでしょう?お背中、お流しいたしますね」ズイッ
妄想水着イーリン「もしお望みなら、もっと隅々まで……」ボソッ
*
ガイ「けしからん!!!俺は!!!仲間を!!!そんな目で!!!見てはいけないんだ!!!」ザッパァーン‼︎
湯煙に包まれたシルエット「ははっ……ずいぶん熱くなってるみたいだね?」
ガイ「アッ、ウルサクシテスイマセン」
480 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 19:03:24.85 ID:qD54RHQ9o
湯煙に包まれたシルエット→フレン「今は僕とガイ君だけだから問題ないと思うけど……気をつけた方がいいかもね?」
ガイ「……フレンか。王宮にいなくて大丈夫なのか?」
フレン「今日は休日でね。休みの日にはいつもここに来るんだよ」ザパァ……
ガイ「そうだったのか」
フレン「ところで……聞いたかい?旧貴族派の屋敷が何者かに襲撃されて、そこの指揮者が拉致されたらしいんだけど……」
フレン「なにか知ってる?」
ガイ「……いや、何も。わからないな」
フレン「そうか。まあ、僕も詳しくは知らないけどね。ただ……不思議なんだ。襲撃なのに、死者は出ていないそうだ」
フレン「まるで、誰かが意図的に殺さなかったみたいに、ね」チラッ
ガイ「……それで?」
フレン「もし、その襲撃者に会ったら礼を言おうと思ってね」
ガイ「礼だと?」
フレン「うん。襲撃された屋敷の騎士達は、旧貴族派の中でも特に評判が悪かった。貧民街で好き放題暴れて、弱い者を嬲ることを楽しんでいた連中だ。……正直、僕だって我慢ならなかったが立場上、何も出来なかった」
フレン「だから、この件を聞いて少し驚いたんだ。力を示しつつも、殺害は避ける……不思議な連中だよ。その意図が正義なのか、ただの自己満足なのかはわからないけどね。あの騎士達にとってはいい薬になっただろう」
ガイ「……」
フレン「そろそろ上がろうかな。もし、襲撃者に会ったら僕の代わりに……ありがとう、と伝えておいてくれ」ザパァ
ガイ「……俺から言っても意味がないだろう」
フレン「ははっ!まあ、そう言わずにさ!……頼んだよ、ガイ君」
⭐︎入浴して疲れを癒し、一緒に入った人と仲良くなりました!
481 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 22:27:32.94 ID:qD54RHQ9o
ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室
イーリン「……以前、リーゼリット様が聞いてきたクラウディア・ロスチャイルドとシルバークロース・ゴールドマンを覚えてますか?」
ガイ「ああ。たしか今の宰相と両派閥に武器を売っている商人……だったか」
リーゼリット「ソールさんが言ってた人だね。それで、その2人がどうしたの?」
イーリン「……普通なら、宰相は国を安定させるために両派閥の争いを収めようとするはずです。ですがクラウディアは、むしろ争いが長引くように仕向けているように見えます。そして、その裏でシルバークロースは両派閥に武器を流し込み、儲け続けている……」
イーリン「この二人が繋がっていると考えれば、全て辻褄が合います。争いが終わらなければ、彼らの利益は途切れないのです」
サーシャ「……戦いが終わらないようにしてるってこと?」
イーリン「はい。両派閥が戦い続ければ続けるほど、彼らの利益は膨れ上がります。内戦が激化すれば……帝都全体が疲弊してしまうでしょう」
ガイ「……そうなる前に、武器の流れを止める必要があるか」
リーゼリット「でも、武器庫がどこにあるのか、まだ情報が足りないよね。場所がわからないし、今のままじゃ何もできないよ」
サーシャ「それに、私達もまだ疲れてるし……イーリンさんだって傷を負ったばかりなんだから」
イーリン「……ええ、今は無理に動くべきではありません。休養をとりつつ、情報を集める必要があります」
⭐︎武器庫の襲撃を断念しました
482 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 22:28:04.96 ID:qD54RHQ9o
幕間
ーー帝都 旧貴族派本邸 応接室
長髪青コートの初老男性「……例の屋敷が襲撃を受けた、と?」
側近騎士「はい。多数の兵が倒されましたが、死者は出ておらず……捕らえられたのは指揮者一名、我々にも知らされていない囚人一名の計二名のようです」
青コートの初老男性「……囚人?」
側近騎士「はっ。詳細は未確認ですが、どうやら地下牢に秘匿されていた者だとか。存在すら知らされておらず、我々も驚いております」
青コートの初老男性「……私はそのようなことを認可した覚えはない。関係者から事情を聞き出し、速やかに処分せよ」
側近騎士「かしこまりました。報告は以上です」
青コートの初老男性「……下がれ」
側近騎士「失礼します!」
ドア「」バタン……
???「……この件、ライオネル卿はどうお考えで?」
青コートの初老男性→ライオネル「……戦力を示しながらも、無益な殺生は避けている。襲撃者はただの賊徒ではあるまい」
???「では……目的は何だと?」
ライオネル「指揮官を捕え、囚人を解放する……利欲で動いたとは考えにくい。むしろ、戦火を広げぬために意図的に動いた……そう見るべきだろう」
ライオネル「無闇に血を流せば、報復の連鎖に呑まれる。だが彼らはそれを避けた。襲撃者は意志を持っている……私にはそう思える」
ライオネル「……もしそうなら、一度会って話してみたいものだ。何者であれ、無駄な争いを嫌うのであれば……私と相容れる部分があるはずだ」
???「……卿らしいお考えですね」
ライオネル「笑いたければ笑え。私は戦の犠牲がこれ以上広がるのを望まぬ。それは……エリオス様も同じ思いであろうからな」
???「ええ、僕も同感です……そういえば、エリオス様から卿への伝言を預かっています」
ライオネル「……伝言?」
???「重荷を押し付けてしまってすまないーーとのことです。旧貴族派の不満を一身に受け止めさせていることを、気にかけておられるようでした」
ライオネル「……フッ。あの方らしいな。謝罪など不要だというのに」
???「ですが、そう思っておられるということを、どうかご承知ください」
ライオネル「……わかった。伝言、確かに受け取った。そろそろ戻れ、フレン」
???→フレン「ええ、それでは卿。失礼します」
483 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 22:28:54.98 ID:qD54RHQ9o
ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室
ガイ(世界樹の力の残滓の探索……内戦への関わり……アインズの様子も気になるな……)
サーシャ「ガイ、ちょっと難しい顔してるよ?また何か考えてたでしょ」」
ガイ「!!!」
*
妄想サーシャ「ガイ……今日は、わたしと一緒にーー」トロン
*
ガイ(変なことは考えるな!!!)ブンブン
ガイ「……今日の行動についてだ。何か案はあるか?」
サーシャ「うーん……なんだか、やることが沢山あって迷っちゃうよね」
イーリン「王宮への出入りも可能になりましたし、正式な手段で中へ入るのも一つの手です」
リーゼリット「情報収集もいいかもね。どうしようか?」
現在はユーシリア帝国です(5日目)
何をする?
安価下1〜3
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/06(土) 22:29:28.34 ID:vJx8rUIk0
ヌルにパティと連絡取れないか聞く
485 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/06(土) 22:32:44.18 ID:NsuJLRlto
アインズへの見舞い
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/06(土) 22:33:26.60 ID:ju5eEwIxO
女性陣、服を買いに行くついでに情報収集
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/06(土) 22:33:48.27 ID:0wToZ2MGO
正式に宮殿に入り込みクラウディアとシルバークロースぶん殴る
488 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 23:15:19.84 ID:qD54RHQ9o
ーー貧民街 路地裏
ガイ「ん?……ヌルか。またここでイタズラしてるのか?」
ヌル「違うよ!落ち着くから、ここにいるだけだし!……ガイ、今日は一人なんだね。どこに行くの?」
ガイ「ああ。アインズの見舞いに行こうと思ってな」
ヌル「ああ。なるほどね……パティ様ならちゃんと様子を見てあげなさいって言いそうだなぁ」
ガイ「図書館の管理人か……連絡はしているのか?」
ヌル「もちろん!でも、最近は魔族国での仕事が忙しいみたいで連絡がとれないことが多いんだけどね。最近は黒曜の棺?っていうアーティファクトについて調べてるみたいで、結構楽しそうにしてたよ!」
ガイ(国外に追放されるほど有能な人物ならば、何か俺達の役に立つことを聞き出せるかもしれんな)
ガイ「……一度、俺も話してみたいんだが可能か?」
ヌル「もちろん!パティ様が出てくれればだけど……」ガサゴソ
連絡水晶「」ポン
ガイ「これは……?」
ヌル「連絡水晶だよ!色々制約はあるけど、簡単に言えば遠くの相手と話せるようになるんだよ!」
ガイ「手紙で連絡していると思っていたが……便利なものだな」
ヌル「パティ様、出てくれるかな〜?」ムムム
連絡水晶「」ポウ……
コンマ下1
01-90 つながらないや
91-00 「どうしたの、ヌル?」
489 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/06(土) 23:16:20.01 ID:D1Y4KjNLo
ほい
490 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 23:27:07.90 ID:qD54RHQ9o
ーー貧民街 路地裏
連絡水晶「」シーン
ヌル「……つながらないや。やっぱり忙しいみたいだね」
ガイ「……そうか」
ヌル「どうしても話したいことがあるなら手紙でも送ってみたら?返ってくるのに時間はかかっちゃうだろうけど、パティ様ならきっと読んでくれると思うよ」
ガイ「……わかった。ありがとう、ヌル。参考にさせてもらう」
ヌル「うんっ。それじゃーねー!」フリフリ
ガイ「……さて、アインズの様子を見に行くか」
⭐︎前の管理人と連絡は取れませんでした
491 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/09/06(土) 23:31:24.55 ID:qD54RHQ9o
本日はここで終わりたいと思います。言うほど大量に更新できず申し訳ありません。
明日はアインズさんお見舞い編、女性陣服購入兼情報収集から始めたいと思います。
それでは、また。
492 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/06(土) 23:32:31.84 ID:NsuJLRlto
乙
493 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/07(日) 00:56:47.06 ID:bwY+AkFio
おつ
そういえば現地調査の為の内戦解決の為のお使いクエストだった
今の所皇帝側の動きは見られないけど旧貴族側は向こうから接触してきそうだな
494 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/07(日) 01:14:03.97 ID:Fu8bKJijo
おつです
ガイくん、ちゃんと男の子で安心した(?)
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/09/07(日) 05:31:14.02 ID:S0SFSeW/0
乙です
ガイのパーティは女性しかいないハーレム系だからせめて男性キャラ1人でもいたらガイは
>>479
みたいな妄想もしなくなるのかな?正直本家スレだと女性4男性2の男性の少ないパーティだけど、男女関係なく仲間内でしっかり協力しながら冒険していたので個人的に読みやすいところはあった。(二次創作だからしょうがないところはあるけど)
373.54 KB
Speed:9.8
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)