【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】

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45 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 22:42:20.83 ID:3npDucnAO
>>43 >>44
ご意見、ありがとうございます。サーシャさんの件に関しましては完全に>>1の実力不足です。キャラを投げてくれた方には申し訳ない。
46 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 22:42:52.13 ID:3npDucnAO
ガイ「……とくに断る理由もなし、俺でよければ、是非」

クー「いい返事。素直でよろしい。……まあ、やらせることは素直じゃ済まないけどね?」

イーリン「ガイさん、これからよろしくお願いしますね」ニコ

ガイ「ああ」

クー「じゃあ早速仕事を頼もうと思ったけども、今は特にないのよね」

ガイ「……では、フリーの依頼を受けても?」

クー「別に構わないわよ。何かあったら手紙なりなんなりで呼ぶから暫くは自由にしてなさい。他のメダル持ちもそんな感じだし」

イーリン「ただし、メダル持ちということは、もう暗黒館の名前を背負ってるってことです。くれぐれも……粗相は起こさないように」

ガイ「わかった」

クー「それじゃ、解散して頂戴」

⭐︎暗黒館の一員になりました
47 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/20(日) 23:18:51.18 ID:GCLCIGW1O
ーー翌日 暗黒館1F

ガイ(さて、手頃な依頼でもこなすか)

ガイ(1人でやってもいいが……)チラ

サーシャ「うーん……頭が痛い」ズキズキ

ガイ(彼女を誘ってみるか)

ガイ「……サーシャ、手は空いてるか?」

サーシャ「ああ、ガイさん。おはようございます……何か依頼を受けるんですか?」

ガイ「まだ何を受けるかは決めてないんだが、よければ一緒にどうだ?」

サーシャ「勿論、構いませんよ……ただ出発は少し遅らせてもらえますか?……」

ガイ「……わかった」

ガイ「さて、どの依頼を受けるか……」ジッ

どの依頼を受ける?
安価下1

1魔物退治
 (強い敵と戦います)
2物資輸送
 (大陸内の他の国へ向かいます)
3その他
 (自由安価、ありそうな依頼を記載してください)

他に誰か誘う?
安価下2 (誘う場合は誘うキャラの名前)
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 23:20:53.78 ID:IvlpPwqmO
2
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/20(日) 23:20:56.12 ID:GRLNSmPyo
白シャツ高身長美人
50 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 07:41:02.11 ID:Kj3J2vC0O
ガイ「医療品の輸送……行き先は、魔族国か」

ガイ(10年前は革命の影響で混乱していた筈だが……今はどんな状況になっているだろうか)

サーシャ「お、魔族国への輸送の依頼ね……その依頼を受けるの?」

ガイ「そのつもりだ」

サーシャ「報酬も申し分ないし……いいと思います」

ガイ「魔族国はどういったところなんだ?」

サーシャ「ガイさんは行ったことない?魔族国は平和ないい国ですよ!世界めくれが起こる直前までは吸血鬼が国を納めていたんだけど、今はマリーって人が国民の支持を集めて代表になってるの」

ガイ「なるほど……」

サーシャ「ちなみに、イーリンさんとアモちゃんの出身国でもあります!」

⭐︎物資輸送の依頼を受けました!
51 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 08:06:31.39 ID:Kj3J2vC0O
サーシャ「じゃあ準備してくるので……1時間後に合流しましょう」タタッ

ガイ「ああ、わかった」

ガイ(移動手段の用意をしておくか)クルッ

白シャツ高身長美女「やあやあ新人君、ちょっと聞こえちゃったんだけど、魔族国に行くのかい?」ヌッ

ガイ「!?……誰だ、あなたは?」

白シャツ高身長美女→テル「テル……ただのテル。こう見えて、雷魔法と医術には自信があってね」

テル「魔族国にはあたしも用事があってさ〜。ついでに連れてってくれないかい?ちょっとくらいは役に立つよ?」

テル「それにほら、自分で言うのもアレだけどわたしって可愛いじゃん?道中楽しくなるよ」

ガイ「……自己評価が高いな」

ガイ(道中何が起きるかはわからない。医術に自信があるようだし、問題はないか)

テル「それで、連れてってくれる?」

ガイ「構わない。」

テル「やったー!ありがとう!」ダキッ

ガイ「うっ……苦しい……」ギュゥゥゥ

⭐︎テルが魔族国まで同行します
52 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 08:32:08.89 ID:Kj3J2vC0O
ー1時間後

サーシャ「お待たせしました……ん、テルさんも来るの?」

テル「やあサーシャちゃん。あたしも魔族国に用事があってね。ガイくんに頼み込んで連れてってもらうことになったんだ」

サーシャ「なるほど、なら道中はほぼ安全だね!」

ガイ「……絶対ではないがな」

テル「ガイくんまっじめ〜!もっと気楽にいこうよ〜!」

サーシャ「あはは、まあ油断はしないようにしようか」

ガイ「……出発するぞ」

魔導車「」ブロォンッ‼︎ブロロ……

安価下1 ランダムイベント
01-05 ???
06-20 襲撃
21-64 野生の動植物を見つけた
65-80 良いものがあった(自由安価)
81-95 良いことがあった(自由安価)
96-00 旅は道連れ
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 09:03:19.84 ID:xGiVY9Ow0
54 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 09:12:02.26 ID:PHDHIhccO
良いことがあったみたいです。
何があった?
安価下1
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 09:19:24.30 ID:/ODf5f/TO
サーシャが魔族国の現在の状況とかいろいろ話してくれた、会話を通じて仲良くなれる
56 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 17:08:12.59 ID:GsL83KTMO
ーセイントレア平原

魔導車「」ブロロ……

テル「んー!快適快適、何年か前まで馬車に乗るのが普通だったなんて考えられないねー」

ガイ「……確かに、便利なものだな」

サーシャ「出たばっかりの頃はいろいろ言われていたんですけどね。今じゃ馬車の方が珍しいくらい」

テル「珍しいといえば、世界めくれが起きる前は氷でできたソリで移動する人達もいたんだって、一度乗ってみたいなー」

ガイ「俺は見たことないが……サーシャ、出発前に軽い概要は聞いたが改めて魔族国について聞いてもいいか?」

サーシャ「……!勿論いいですよ!」

サーシャ「魔族国は元々、魔族自治区と呼ばれるセイントレア王国の領土だったんですが、革命によって建国された国です。しかも、革命が起きたのは世界めくれが起きるほんの少し前だったんですよ!」

サーシャ「私はその頃、フォレスティナで過ごしていたからどんな感じだったかはわからないんだけどね」アハハ

サーシャ「あ、それで革命が起きてすぐの頃は結構混乱していたらしいんですが……フラナ・バイオレットが台頭して混乱はすぐに収まったみたい」

ガイ「……だが、世界めくれが起きてしまった」

サーシャ「そう。でも、魔族国は大陸内でも世界めくれの影響が比較的少なくて、すぐに他国への支援を開始したの」

テル「たしか、世界めくれが起きた翌日にはすでに支援物資が送られてきてたよねー、あのときは本当に助かったよ」

サーシャ「その影響で各国が世界めくれの影響から立ち直った後に感謝されて、いろんな国から人が集まるようになって……今の魔族国はかつてのセイントレア王国に匹敵するほどの国になっているんだよ」

サーシャ「そして7年ほど前にフラナ・バイオレットからマリー・バイオレットさんに魔族国の代表が代わってーー今日に至る!というわけ!」

ガイ「……随分、詳しいんだな」

サーシャ「あ、ごめんなさい!話しすぎてしまいました……」

ガイ「いや、勉強になった。ありがとう」

サーシャ「えへへ、それならよかったです!」

テル「サーシャちゃん、せっかくなら敬語やめればー?見たところガイくんとサーシャちゃんの年はそんなに変わらないしー、話してる途中で所々敬語じゃなかったしー」

サーシャ「えっ!?……う、うーん……それは……」チラ

ガイ「……俺はどっちでもいい。好きにしろ」

サーシャ「……わかった!それなら、気楽に話させてもらうね」

テル「あたしもどっちでもいいよー」ゴクゴク

ガイ「……それ、酒か?酒を持ってきたのか?おい、運転を代われ!魔導車を止めろ!」

サーシャ「テ、テルさん、飲酒運転はダメだよ!!!」アタフタ

テル「うんうん、楽しくなってきた〜」アハハ

魔導車「」ブロロ……
57 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 17:09:39.33 ID:GsL83KTMO
魔導車「」ブロロ……

ガイ「まったく……事故で死ぬなんて笑えないにも程がある」

サーシャ「テルさん、運転中は流石にダメだよ?」

テル「ごめんごめん、反省してるってば〜」ゴクゴク

ガイ(本当に反省しているのだろうか)

テル「どんどん行こうー!」ニコニコ

安価下1(これを含めてあと2回安価したら魔族国につきます)
ランダムイベント
01-05 ???
06-20 襲撃
21-64 野生の動植物を見つけた
65-80 良いものがあった(自由安価)
81-95 良いことがあった(自由安価)
96-00 旅は道連れ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 17:11:52.73 ID:wiPMmibP0
59 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 17:19:29.39 ID:GsL83KTMO
良いものがあったようです。(場所や建物等も可)
何があった?

安価下1
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 17:20:52.22 ID:cM5HadQLo
世界樹の光
61 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 17:28:55.02 ID:kNCH3Ut7O
>>60
大変、非常に申し訳ないのですが、それを扱うにはまだ早過ぎるので再安価とさせていただきます。
(元スレがとても熱い展開になっております。
備えましょう。)

何があった?(場所や建物等も可)

安価下1
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 17:38:33.88 ID:Ygz3Cl8HO
ガイ用の手頃な価格で良さげな装備
63 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 22:42:18.47 ID:Cu7eHleSO
サーシャ「〜♩」フキフキ

ガイ(歌を歌いながら短剣の手入れをしている……)

ガイ(俺も前の戦闘で剣を大分消耗させてしまった……魔族国についたら装備を整えるのもいいだろう)

テル「……ガイくん、サーシャちゃんのことが気になるのは仕方ないけど、運転に集中しないと横転しちゃうよ?」ヒソ……

ガイ「なっ……そういう目で見てたんじゃない」

テル「照れちゃって〜」ケラケラ

サーシャ「……?ちょっと止まって、ガイ。前の方に何かある」

ガイ「俺には何も見えないが……」

テル「サーシャちゃんは目がいいんだよ、さあ止まった止まった」

魔導車「」キキー

サーシャ「あれは……なぁんだ、移動商店か。折角だし、何か買っていく?」

テル「あたしはさんせーい!ガイくんもさんせーい!」

ガイ「まだ何も言っていないが……サーシャはどうする?」

サーシャ「うん、ついでだし見ていくよ」

魔導車「」ブロロ……


ー移動商店

ターバンの褐色美女「どうも、お客さんだよね?何がご入用で?」

ガイ「剣があれば、見せてほしいのだが」

ターバンの褐色美女「勿論、取り扱ってるよ。といっても業物は今ないんだけどね」

ガイ「コレより程度がよければなんでもいい」シャキン

鋼の剣「」ボロッ……

ターバンの褐色美女「うわっ、今日日そんだけ使い込まれた剣なんて見たことないよ……待って、しかもそれ王国式じゃない?」

ガイ「ああ、そうだ」

ターバンの褐色美女「10年前に流行っていたけど、まだ使ってる人いたんだ……ああ、いや馬鹿にしてるわけではないよ!珍しいなと思って!」

ガイ「……使い慣れていたが、さすがにガタがきた」

サーシャ「確かに、今は見ない形だね。私も初めて実物見たかも」

サーシャ「……っていうか、そのボロボロの剣で依頼を受けてたの?」

ガイ「……ああ。別に、使えないってほどじゃなかった」

サーシャ「もう!武器はいざってときに命を預けるものでしょ?もっと大事に扱わなきゃダメだよ!」

ガイ「……返す言葉もない」グサッ

テル「そうだ〜反省しろ〜♩」

ターバンの褐色美女「あはは……そうだな、お客さん。この剣なら丈夫で使い勝手もその剣とそう変わらずに扱えると思うよ」スッ

魔鉄の剣「」キラン

テル「これは魔鉄だね。最近は医療用のメスとかにも使われてて、切れ味は間違いないよ」

ガイ「振ってみても?」

ターバンの褐色美女「どうぞ!」

シャキンッ‼︎ブンッ‼︎ブンッ‼︎シュバッ‼︎

ガイ「……悪くない。これを買おう。いくらだ?」

ターバンの褐色美女「んーと、じゃあこれくらいでどう!」

サーシャ「……良心的な値段だね、今の剣よりは絶対にいいよ。はい、買った買った!」

ターバンの褐色美女「毎度ありー♩またよろしくね」チャリン

⭐︎ガイが魔鉄の剣を装備しました
64 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 22:42:52.10 ID:Cu7eHleSO
魔導車「」ブロロ……

ガイ「……サーシャとテルは何を買ったんだ?」

サーシャ「私は量が少なくなってた調味料と、矢を何本か買ったよ。テルさんは……」チラ

テル「ごめん、今あたしに話かけないで。このスライムゼリーを作ってくれたスライムのことを考えるので忙しいんだ……この柔らかさ、きっと大事に育てられたスライムが作ったに違いない」ハアハア

ガイ(連れてきて大丈夫だったか?)

サーシャ「……ガイさん、テルさんは変わってるけど、いい人なんだよ」

ガイ「……そうか」

安価下1(このイベントが終了したら魔族国につきます)
ランダムイベント
01-05 ???
06-20 襲撃
21-64 野生の動植物を見つけた
65-80 良いものがあった(自由安価)
81-95 良いことがあった(自由安価)
96-00 旅は道連れ
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 22:46:41.85 ID:on3C0h6Z0
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 22:48:30.99 ID:GGQ6WL6Do
えい
67 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 22:54:57.52 ID:aV9Q9ZI6O
いいことがあったようです
(ランダムイベントよりも自由安価で募集した方が書きやすいかもしれないなと思ってきました)

何があった?
安価下1
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/21(月) 22:55:48.63 ID:UzCElYKIO
温泉発見
69 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/21(月) 23:59:52.55 ID:UVkE9JOgO
魔導車「」ブロロ……

サーシャ「もう少しで魔族国に着くね」

ガイ「ああ、そうだな」

ガイ(荒れ果ててはいるが、この辺りは前見たときと大きく変わらないな)

サーシャ「あれ?あの煙なんだろ?」

ガイ「確認した。……何かが燃えているように見えるな。近付いてみるか?」

サーシャ「うん、もしかしたら誰か困ってるかもしれないし」

テル「……そうだね。こういう時は慎重に行動した方がいい。場合によっては応急処置の準備も必要になるかもしれないし」

ガイ「なら善は急げだ……行くぞ」

魔導車「」ブロロ……



魔導車「」キキー

整備された露天風呂「」ホカホカ

ガイ「これは……」

サーシャ「温泉……だね」

テル「なーんだ、心配して損したー」

サーシャ「でも、人の手が入ってる……誰かが整備してるみたいだね。『ご自由にどうぞ』って看板もあるし……最近作られたのかな?」

テル「丁度いいし入っちゃわない? 温泉」

サーシャ「ちょっと汗かいちゃったし、入りたいかも」

ガイ「……それなら、先に入れ。俺が見張りをしておく」

テル「お、頼もしいね〜!」

テル「……! ふふ〜ん、ねぇ、ガイくん♩」ニヤニヤ

ガイ「覗かん!!!」

テル「……えっ、まだ何も言ってないんだけど?」

ガイ「そうやって話しかけてくる時は、大体ロクなことを言わないからな」

テル「ひっど〜い! 純粋に一緒に温泉入ろって誘おうとしただけなのにぃ〜?」

ガイ「はぁ……」

サーシャ「テルさん、ガイさんをからかわないの!」

テル「えへへ、それじゃあ見張りよろしく〜」

⭐︎温泉に入って疲れを癒しました!
70 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/22(火) 01:09:07.33 ID:7CJ/gfmbO
魔導車「」ブロロ……

テル「いい湯だったね〜!また帰りに寄ろっと」

サーシャ「うん、温泉はやっぱりいいね。身体が軽くなった気がする!」

ガイ「……疲労が抜けたのは確かだな」

テル「おやおや〜? ガイくんも素直になりなよ〜。本当はサーシャちゃんの素肌が見たかったんでしょ〜?」

ガイ「……言ってろ」

テル「あ、もしかしてあたしの方を見たかった〜?」ケラケラ

ガイ「……」

サーシャ「もー、テルさんったら……」

サーシャ「あ、見えてきたよ!魔族国バイオレット!」

ガイ「……ついに来たか」

ガイ(様子が……俺の知ってるときと随分と変わったな)

ーー魔族国バイオレット

ワイワイガヤガヤ

テル「……それじゃああたしはここで一旦お別れ!寂しくなって泣かないでよ〜?」フリフリ

ガイ「誰が泣くか」

サーシャ「じゃあねー!テルさーん!」

⭐︎テルと別れました

ガイ「さて……俺達は依頼を終わらせよう」

サーシャ「うん、この医薬品をフレメアって人の所に届ければ依頼達成だね!」

ガイ「ああ。この地図によると場所は……随分と外れの方にあるな」

サーシャ「街の端っこ……? もしかして研究者とか、そういう人なのかな?」

ガイ「可能性はあるな。慎重に行こう、物資には割れ物が混じってる」



ー魔族国バイオレット 郊外

重厚な門「」ドン……

サーシャ「わ……すごい。思ってたよりずっと立派な屋敷……!」

ガイ「王族の別館か何かかと思うくらいだな。もしや」

サーシャ「この鈴を鳴らすんだね」チリンチリン

コツコツ……

メイド「依頼で来てくださった方ですね?……長旅、お疲れ様でした。フレメア様は現在、屋敷にはおりませんので、私が代わりにお品物をお預かりします。」

サーシャ「こちらが、依頼の品です。確認お願いします」

メイド「……はい、問題ありません。こちらが報酬です」チャリン

サーシャ「ありがとうございます。それでは、私達はこれで失礼します」

ガイ「……」ペコリ

コツコツ……

サーシャ「……なんだか、思ってたより格式ある人だったかもね。緊張しちゃった……」

ガイ「……もう少し背筋を伸ばしておけばよかったかもしれんな」

⭐︎物資輸送の依頼を完了しました!
71 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/22(火) 01:23:11.00 ID:7CJ/gfmbO
サーシャ「さて、報酬も無事受け取ったしどうしようか?」

ガイ「そうだな……少し観光してから帰るとしよう」

サーシャ「うん、いいね!色々周ってみようか」



魔族の子供「ねー、まってよー!」キャッキャッ

人間の子供「こっちこっちー!」キャッキャッ



ガイ(……人間と魔族の子供が一緒に、笑いながら遊んでいる)

ガイ(あの頃じゃ、考えられなかった光景だな)

サーシャ「……ガイ?どうかした?」

ガイ「いや……少し、感慨に浸っていただけだ。行こう」

サーシャ「うんっ!」ニコッ

現在は魔族国です。
何をする?
安価下1〜3
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/22(火) 01:30:55.89 ID:lWhCmtp7O
一緒に食事
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/22(火) 01:32:16.23 ID:uST3YFU9o
バイオレット家に侵入
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/22(火) 01:34:41.97 ID:OyudRACdo
人の集まる場所へ色々と話を聞きに行く(集会所とか)
75 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/22(火) 01:43:21.91 ID:7CJ/gfmbO
安価が埋まったので本日はここで終わります。
(どうやって侵入させよう)
それではまた次回、(おそらく土曜)よろしくお願いします。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/22(火) 07:33:12.89 ID:ZbiiPefL0
乙です
無理そうなのは再安価でもいいかなと
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/22(火) 12:37:12.95 ID:EHifNRnKO

クーさん出世したねえ
魔族国だけじゃなく他の国がどうなってるかも気になるね
78 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 02:46:34.85 ID:SfGoVJK0O
ー魔族国バイオレット 中央広場

ワイワイガヤガヤ

噴水「」シャワシャワ

ガイ「ここはやけに人が多いな」

サーシャ「ふっふっふっ……ここは、あのダークヒーローイリスが革命直後、人々に人道を説いた聖地なんだよ!あの噴水の台座を見てみて!」

我が国へ偉大な貢献をした者達へ捧げる
ーーフラナ・バイオレット

ガイ「……なるほど、この噴水はその記念に建てられたわけか」

サーシャ「そうなの!世界めくれのあと姿を見せなくなっちゃったけど……今も人知れず困っている人を助けてるって、信じてる人は多いよ」

日傘を差した赤毛幼女「……ふぅん。たしかに、アイツらならそういうことしてそうだね」

サーシャ「きゃっ!?えっ、いつからそこに!?」

ガイ「……君は?」

日傘を差した赤毛幼女「あら、ごめんなさい。つい話が耳に入って」

日傘を差した赤毛幼女→フレメア「私はフレメア。通りすがりの一般市民よ」

サーシャ(フレメア……そういえばさっきの屋敷に住んでた人もそんな名前だったっけ)

ガイ(フレメア……指名手配犯にそんな名前のやつがいた筈だが……)

サーシャ「ええと……もしかしてフレメアさんはダークヒーローのことを知っているの?」

フレメア「知っているっていうか、まぁ色々あってね。私がここにいるのも……アイツらのお陰だし」

サーシャ「ということは……フレメアさんは革命に参加されていたんですか!?」ズイッ

フレメア「あー違う違う。私はそのときは別のことしてたの」

ガイ「……シノホシ、という言葉に聞き覚えは?」

フレメア「あら……懐かしい名前。知ってたの?」

ガイ「サーシャ、そいつから離れろ!!!」シャキン
79 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 02:47:04.44 ID:6cH0tIR0O
サーシャ「!?どうしたの、急に剣なんか抜いて!?」

ザワザワ ……ナンダ モメゴトカ?

フレメア「あー、もう。喧嘩っ早いわね、あなた」

サーシャ「ガイさん……フレメアさんって、そんなに危ない人なの?」

ガイ「フレメア・バイオレット……こいつはシノホシの一員で罪なき人の命を幾つも奪った大罪人の1人だ」

サーシャ「シノホシ……?ていうかバイオレットって……」

ザワザワ……

フレメア「確かに昔はそういうこともしたわ。でも今は違う。少なくとも、無関係な人たちの前で剣を向けられる筋合いはないはずよ?」

ガイ「……俺に言い訳は通じない」

フレメア「じゃあ、斬ればいいじゃない。ここで、私を」

フレメア「でもそれはオススメしないわ。さっきも言ったけど私は一般市民なの」

フレメア「それに、この国を滅ぼす気があるならとっくのとうにやってるよ」

フレメア「だから、剣を納めてくれる?」

サーシャ「……ガイさん。とりあえず、今ここで争うのはやめよ?ね?」

フレメア「そうそう。そっちの子は素直で助かるわ」

ガイ「……」スチャ

フレメア「ありがとう……ごめんなさいね、皆さん!ちょっとした知り合いとの再会が騒がしくなっちゃって!」

フレメア「何でもないの!どうぞ続きを!」

ワイワイ……ガヤガヤ

フレメア「ところであなた達、名前は?」

サーシャ「あ、私はサーシャといいます!こっちはガイさん!」

ガイ「おい、勝手に……」

フレメア「サーシャとガイ、ね。ふぅん……そう」

フレメア「じゃあ騒がしくしたお詫びも兼ねて、少し話でもどう? あなた達、朝に私の屋敷に来てくれた人たちでしょう?」

サーシャ「あの立派な屋敷って、やっぱりフレメアさんの……?」

フレメア「ええ、そうよ。せっかくだし、お茶くらい出させて。お母様には負けるけど、自信があるのよ?」

ガイ「……俺たちは観光で来てるだけだ」

フレメア「そんなに警戒しなくても、害意はないわ。さっき言ったでしょ、今の私はただの一般市民」

サーシャ「……少しだけなら、いいんじゃないかな? お茶、飲んでみたいし……それにフレメアさんってそんな悪い人には見えないよ?」

ガイ「……分かった。ただし、何かあればすぐに抜けさせてもらう」

フレメア「ふふ、別に構わないわよ。じゃあ、ついてきて」スタスタ

80 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 02:47:38.17 ID:5bPhtUScO
ー魔族国バイオレット 郊外

メイド「お帰りなさいませ、フレメア様……おや、先程のお二人ですか。どうされたんです?」

フレメア「客よ。急で悪いけど、お茶菓子をお願い。お茶は私が淹れるから」

メイド「かしこまりました。すぐにご用意いたします」ペコリ

サーシャ「わぁ……なんだか、改めて緊張してきちゃうね」

フレメア「別に、そんな畏まらなくていいよ。気楽にしなよ、あなたも」

ガイ「……建物全体に結界を張っているのはなぜだ?」

フレメア「そりゃそうよ、ここはバイオレット家の屋敷なんだから。セキュリティは万全じゃないとね?」

サーシャ「バイオレット家……てことはやっぱり、ここは……」

フレメア「周りには没落貴族の屋敷って伝えてるの。あんまり言いふらさないでね」

サーシャ「勿論です!」

フレメア「さあ、中庭はこっち。空は赤いけど、それなりに綺麗だから」スタスタ

ー中庭

サーシャ「本当だ……凄く綺麗……空が青ければもっといいのに」

フレメア「ふふ、そうでしょ?さ、座って。お茶、すぐに淹れるわ。好みがあれば教えて?」

サーシャ「甘めのハーブティーってできます?」

フレメア「ええ、可能よ。あなたはどうする?」

ガイ「……任せる」

フレメア「はいはい……」テキパキ

ガイ「……何故、俺たちを招いた?」

フレメア「あなた達がダークヒーローの話をしてたからよ」トポポ……

フレメア「それに……ガイ、あなたからは不思議とアイツ等と同じ雰囲気を感じたから」コト……

ガイ「何……?」

メイド「失礼します。お茶菓子をお持ちしました」

揚げたてドーナツ「」ポン

サーシャ(わぁ、美味しそう……)

フレメア「ありがとう。さて、お話しましょうか。世間話でも、なんでも」ニコ

何を話す?安価下1〜2
(以下のどれかからお選びください。自由安価は内容によっては最安価の可能性があります)

1世界めくれについて

2ダークヒーローについて

3自由安価
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 03:29:00.30 ID:DtDIFeFVO
1
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 07:05:32.05 ID:V1LEBi4I0
2
83 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 18:55:31.68 ID:yEj5hNbsO
ガイ「……世界めくれを引き起こしたのは、貴様等か?」

フレメア「そんな訳ないでしょ。王国を滅ぼそうとしていたのは事実だけど、世界の破滅なんか望んでいなかったわ」

フレメア「世界めくれが起きたとき、私はフラナのやつと一緒にこの国で王国との戦争に備えて準備していたの」

ガイ「戦争だと?」

フレメア「そうよ。あのときは、王国との全面戦争がほぼ確定していたから兵も補給も、全部整えていつ戦争が起きても戦える体制をとっていたの」

フレメア「でも世界めくれが起きて、王国は知っての通り宙に浮かんで壊滅。戦争どころじゃなくなったわ」

フレメア「けど、準備をしていたお陰で世界めくれの被害が少なかったこの国は他の国への支援を迅速に行えたワケ。フラナにしては中々いい判断してたわ」

サーシャ「そっか。だから魔族国はあんなに早く支援できたんだね」
84 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 18:56:55.46 ID:yEj5hNbsO
サーシャ「……そういえば、フレメアさんってダークヒーローパーティとはどういう関係だったの?」

フレメア「……敵だったことの方が多かったかな。最初はすごーく弱かったのに、世界めくれが起きるちょっと前にはそれなりに強くなっててビックリしちゃった」

フレメア「けど、認めるのは凄く癪だけど……感謝はしているわ」

フレメア「妹とまた一緒に過ごせるようになったのは、アイツ等のお陰だから。世界めくれを完全には阻止できなかったみたいだけど……」

フレメア「あの連中なら、きっと今もどこかで生きてる。そんな気がするのよ」

サーシャ「やっぱり、ダークヒーロー一行は世界めくれの危機をどうにかしようとしてたんですね!?格好いいなぁ……」

ガイ「……英雄視しすぎるのも考えものだがな」

フレメア「そうね。英雄ってよりはどこまでもお人好しな、ただの冒険者って感じだったし」

サーシャ「でも、だからこそみんなに愛されているんだと思います」

フレメア「ふふ、そうかもね……」

メイド「失礼します。フレメア様、マリー様とフラナ様からお呼び出しが」

メイド「ごほん……サボってないで仕事手伝え!……とのことです」

フレメア「ったく、あの二人は相変わらずね。悪いけど、お茶はここまで。帰ってもらうわ」

ガイ「……」

フレメア「もう今の私は、過去の私とは違うわ。もし、過去にあなたの大切な人を奪ってしまっていたのなら謝りはするけど、簡単には殺されてあげないわ」

ガイ「……そんなことを言う時点で、やはり危険な奴だ」

フレメア「ふふ、でもね今の私はこの国を守るために動いてる。ただそれだけ……」

サーシャ「……フレメアさん、ありがとう。いろいろ聞かせてくれて。お茶、美味しかったです!メイドさんも、ドーナツご馳走でした!」

フレメア「こちらこそ。久しぶりに素直な子と話せて楽しかったわ」

メイド「フレメア様、そろそろ……」

フレメア「あー、わかってるわよ。……ガイ、サーシャ。よかったらまた来なさい。」バサッ

フレメア「あ、2人を街まで送ってあげてねー!」バサバサッ

メイド「かしこまりました。お気をつけて」ペコリ

メイド「それでは、ご案内します」
85 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 19:07:09.30 ID:yEj5hNbsO
ー魔族国バイオレット 街道

メイド「こちらで街へ戻る道は終わりです。ここから先はお二人でどうぞ」

サーシャ「送ってくれてありがとうございます!助かりました」

ガイ「世話になった」

メイド「いえ、それでは、ごきげんよう」ペコリ

スタスタ……

サーシャ「……はぁ、なんだか緊張して疲れちゃったね。お腹も空いた〜!」

ガイ(話の傍でドーナツを完食していたような気がするが)

ガイ「……いい頃合いだ。夕飯を取るには丁度いい」

サーシャ「それじゃあ、行きたい所あるからそこに行ってもいい?」

ガイ「……わかった」

サーシャ「じゃあ決まり!行こうか!」
86 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 19:09:42.81 ID:yEj5hNbsO
ー魔族国バイオレット 大衆酒場

ワイワイガヤガヤ

サーシャ「ここ、相変わらず人気だな〜……!」

ガイ「本当にここでよかったのか?」

サーシャ「うん。静かな場所もいいけど、こういう賑やかな雰囲気、実は落ち着くんだ。旅の途中、こういう酒場で話を聞いたりすることが多かったからかな?」

サーシャ「あ、あの席空いてる。あそこに座ろっか」

ガイ「ああ」

ウェイトレス「いらっしゃいませ。当店は食材選択式となっております。お決まりになりましたら、手元のベルでお呼びください」

サーシャ「はーい!さて、何があるかな〜」

ガイ(たしか、この店は複数人で来た場合は2種類の食材しか選べなかったはずだ。サーシャは何回か来たことがあるようだが、念のため忠告しておくか)

ガイ「……ここは2種類の食材しか選べない。同じ食材を注文することもできるが、選ぶ食材によっては失敗する。たとえば、ウルティ米とウルティ米を同時に頼んでしまい、出てきたのが山々と盛られた丼だった、とかな。」

ガイ(あのとき隣の席にいたパーティは、本当に大変そうだった……)

サーシャ「あはは、それってもしかして経験談?大丈夫、そんなミスしないよ!私は決まったからガイさんも選んで!」

ガイ「ならいいが……」

安価下1〜2選択
1.触手肉
2.マンドラ大根
3.セイントレア草
4.スライムゼリー
5.トリの卵
6.ザリガニ
7.ウルティ米
8.海竜の大トロ
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 19:11:28.19 ID:DXprSy5R0
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 19:11:44.61 ID:bw/IZZbNo
7
89 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 21:50:41.25 ID:2YsMNW+QO
チリンチリン……

ウェイトレス「お決まりですか?」

ガイ「ウルティ米を」
サーシャ「ウルティーー」

ガイ「待て。……今わざと被せようとしただろ」

サーシャ「ソンナコトナイヨー」

サーシャ「私は、海竜の大トロをお願いします」

ウェイトレス「ウルティ米と海竜の大トロですね?少々お待ちくださいませ!」



海竜大トロづくし「」ドン

ガイ「おぉ……こうなるのか」

サーシャ「お寿司だね!ネタは一種類しかないけど、調味料が色々あるから飽きないと思うよ。それじゃあ……いただきます!」パク

サーシャ「ん〜〜〜!美味しい!!!」モグモグ

ガイ「」モグ……

ガイ(これは……脂が口の中でとろけるがしつこくなく、後味は驚くほどさっぱりしている!米の甘味と酢の酸味も丁度いい。とくに、このワサビと醤油……この組み合わせがとてつもない相乗効果を生み出し、食べる手が止まらん……!)モグモグ

サーシャ「」ニコニコ

ガイ「ん……どうした、何かついてるか?」モグ

サーシャ「いや……ガイさんってそんな顔もするんだなーって思って」

ガイ「……早くしないとなくなるぞ」モグモグ

サーシャ「あ、ズルい!私の分も残してよ!」

ガイ「早いもの勝ちだ」ヒョイ パク

⭐︎海竜大トロづくしを堪能しました。

⭐︎ウォーターポートへ帰ります。

下1のコンマが50以上で帰り道で何か起きたみたいです。

何か起きた場合、何が起きた?
安価下2
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 21:59:25.74 ID:AblPIH42O
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 22:00:57.59 ID:V1LEBi4I0
サーシャとパーティーを組もう的な流れに
92 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 22:43:57.32 ID:2YsMNW+QO
ーーセイントレア平原

魔導車「」ブロロ……

サーシャ「お寿司、美味しかったなー」

ガイ「……俺は当分、食わなくてもいい」

サーシャ「あはは……結構な量食べてたもんね…」

サーシャ「……ねぇ、ガイさん?」

ガイ「どうした?」

サーシャ「ウォーターポートに戻ったら、1人で依頼を受けるの?」

ガイ「ああ。場合によっては組むこともあるだろうが」

サーシャ「そっか……」

サーシャ「もし、私がパーティに誘ったら入ってくれる?」

ガイ「……俺はまだこの依頼しか実績がないぞ?俺以外に、優秀なヤツはいくらでもいる。そいつ等とパーティを組んだ方が効率的だ」

サーシャ「効率的とか、そんなんじゃなくて、ガイさんと組みたいんです」

ガイ「……どうしてそこまで俺にこだわる?」

サーシャ「これまで、いろんな人と組んだことがあるけど、初めてなの。また同じ人と組みたいなって思ったのは」

ガイ「……お前、変わっているな」フッ

サーシャ「なんですと!?」

ガイ「すまん、馬鹿にしたわけじゃないんだ」

ガイ「そういったことを言われたのは初めてでな……悪い気はしない。むしろ、少し嬉しいくらいだ」

サーシャ「!……それじゃあ……」

ガイ「俺でよければ、正式にパーティを組もう」

サーシャ「うん!これからよろしくね、ガイさん!」

ガイ「ガイでいい」

サーシャ「じゃあ改めて……よろしく、ガイ」

ガイ「ああ、よろしく頼む」

魔導車「」ブロロ……

⭐︎サーシャと正式にパーティを組みました!依頼等を受けた際はサーシャがついてきてくれます。
93 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 23:53:04.28 ID:YeCdf3oOO
ーー暗黒館2F 幹部宿泊部屋

コンコン

ガイ「どうぞ」

ガチャ

イーリン「失礼します、ガイさん。オーナーよりこちらを預かっております。」スッ

ガイ「手紙?」

イーリン「オーナーは自分が動かないと我慢できない性分らしく、基本、ウォーターポートにおりません。前回のように直接お会いできることの方が珍しいです」

ガイ「……なるほど」

イーリン「それでは要件は終わりましたので失礼します」

バタン……

ペラッ……

この手紙を読み終えたら確実に処分すること。
また、ここに書かれた内容を他人に一切口外しないこと。

ガイへ

以前話した世界めくれの件を覚えているかしら?
あれは終わっていない。今もなお、緩やかに広がり続けている。

この影響を止めるためには、世界樹の果実の力が必要になる。
しかしフォレスティナは依然として鎖国状態で、内部に入ること自体が難しい。
仮に入れたとしても果実を渡してくれるとは思えない。

そこで私は、10年前に世界樹の果実が落ちた場所から残滓に宿る力を抽出して代用とする方法を考えた。アンタには10年前に果実が落ちた所へ向かって残滓がどれほど残っているかを確認してほしいの。
準備ができ次第トコナツ火山島へ向かいなさい。私の知り合いが経営する宿屋があるから、拠点にはそこを使うといいわ。

暗黒館の一員となったアンタにとって、これが初めての正式な任務になる。

期待しているわ。

暗黒館オーナーより

ガイ「トコナツ火山島か……」
94 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 00:01:49.62 ID:HzYM4SOMO
ーー暗黒館1F 酒場
 
ワイワイガヤガヤ

ガイ「サーシャ、今回の依頼でトコナツ火山島へ向かおうと思う。構わないか?」

サーシャ「大丈夫だよ!ちなみにどんな内容の依頼なの?」

ガイ「……地質調査、といったところか。報酬は悪くない」ペラッ

サーシャ「ふーん、なんだか渋い内容の依頼だね……いつ出発するの?」

ガイ「明日の朝だ。それまでに準備しておいてくれ」

サーシャ「わかった。ガイはもう準備終わった?」

ガイ「ある程度はな。サーシャも準備が終わり次第、朝までは自由にしててくれ」

サーシャ「……うん、そうするよ。船旅は長くなるからね!」

現在はウォーターポートです。
何をする?
安価下1〜3
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 00:02:53.92 ID:fJEcAFvUo
船旅を楽しむために豪華客船をチャーターする
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 00:18:48.31 ID:dStEX6iho
現在のトコナツ火山島について情報収集
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 00:24:08.46 ID:LjrruL+0O
戦闘時の連携の確認
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 00:24:23.37 ID:qIkH77UcO
港でドラゴン釣り
99 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:17:38.01 ID:HDjzlMsjO
ガイ「イーリン、船の手配を頼む」

イーリン「かしこまりました。どのような物をご希望ですか?」

ガイ「手頃なやつで構わない」

イーリン「手頃な船……ですが、トコナツ火山島周辺の海域は最近、魔物の目撃翌例が増えています。普通の船では少し危険かもしれません」

イーリン「おそらくですが、オーナーからの依頼を受けるんですよね?安全と効率を考えるなら、こちらで特別な船を手配させていただきます」

ガイ「……特別?」

イーリン「豪華客船です。設備も充実しており、長旅でも快適に過ごせます。オーナーからは必要経費として扱えと」

ガイ「……豪華客船、か。少々目立ちすぎる気もするが」

イーリン「ご安心ください、表向きは定期航路を装っていますから。それに、たまには贅沢も悪くありませんよ?」ニコ

ガイ「……わかった。明日の朝に出発したいんだが、できるか?」

イーリン「かしこまりました、用意しておきます」

ガイ「ありがとう……先日の魔導車も助かった。今回も頼らせてもらう」

イーリン「お任せください。それでは、明朝に港でお待ちしております」

⭐︎トコナツ火山島へ豪華客船クロシュヴァル号で向かうことになりました
100 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:18:18.84 ID:HDjzlMsjO
ーーウォーターポート 大通り

ガイ(トコナツ火山島……実際に行ったことはないが、半竜人のモーリィ・フースーヤが島長として治める夏が終わらない島だったか)

ガイ(10年前は一時期、火山活動が異常になり観光どころではなくなっていたらしいが……もしかして世界樹の光が関わっていたのか?)

スタスタ……

露天商「」イラッシャイイラッシャイ

トコナツ火山島を楽しむ!観光ガイド「」ポン

ガイ「丁度いい所に……すまない、これを一冊、買いたいんだが」

露天商「お、お兄さんトコナツ火山島へ行くのかい?あそこはいいぞ!休暇で過ごすなら持ってこいの場所だね!」

ガイ「仕事で向かうんだが……暇があったら見て回ろうと思ってな」

露天商「仕事かい?それはまた珍しいね。あそこは観光客ばかりだからな。そうだ、トコナツ火山島に行くなら耳よりな情報があるんだが聞いてくかい?ただの世間話だから金はとらんよ!」

ガイ「頼む」

露天商「火山島は今は落ち着いてるけど、夜になると火口付近で光が見えるんだ。観光客は喜んでるが、現地の人は近づくなって忠告してるよ」

ガイ「なるほど。いい情報をありがとう」チャリン

露天商「はい、毎度!あ、最後に一つ、お兄さんにとっては一番大事なことかもしれん!」

ガイ「それは一体?」

露天商「水着を着た女の子は滅茶苦茶可愛いぞ!ガッハッハッハッ!!!」

ガイ「……そうか」

ガイ(聞いて損することもあるんだな)

⭐︎トコナツ観光ガイドを入手しました
101 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:18:45.98 ID:HDjzlMsjO
ーーウォーターポート 港

カモメ「クゥークゥー」

ガイ「……」

釣竿「」シーン

ガイ(やることがなくなったから釣りをしてみたものの、何も釣れる気配がない……)

ガイ(ただ、こうやって何もない時間を過ごすのも悪くないな……昼寝でもしようか)

サーシャ「おっ、あれは……ガイ〜!」

ガイ「サーシャか。どうかしたか?」

サーシャ「ううん。準備が終わって暇になったから街をぶらついてたの。そしたらガイが釣りしてるの見かけて、声をかけたんだ。どう、釣れてる?」

ガイ「始めてから結構経つが……一匹もかからんな」

サーシャ「魚もガイの顔が怖いんじゃない?」

ガイ「……魚から俺の顔は見えないだろ」

サーシャ「ふふっ……あ、もしよかったらそこでちょっとした連携の確認でもしてみない?」

ガイ「連携の確認?」

サーシャ「うん、この前魔族国に行ったときは戦う場面がなかったけど、この先はあるかもしれないでしょ?だから、お互いにできることを知っておけばいざってときに安心かなって思って」

ガイ「……一理ある。今なら人も少ないし、暇してたところだ」

サーシャ「よーし、じゃあちょっと身体を動かそう!」
102 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:19:16.30 ID:HDjzlMsjO


ガイ「俺は戦闘面でいえば、そんなに強くはない。一番使い慣れているから剣を使ってはいるが武器は全般的に扱えるつもりだ。魔法は速度強化と下級の攻撃魔法しか使えない」

サーシャ「下級でも攻撃魔法を扱えるんだ!」

ガイ「威力は本職に著しく劣る上に効率も悪いから連発はできないがな。速度強化は最も自信があるが……これはほぼ奥の手だ」

サーシャ「速度強化が奥の手?私が見たことある冒険者は結構手軽に扱ってたけど……」

ガイ「普通はそうなんだが……見た方が速いか。そこに居てくれ」キュイイイン……

シュンッ

サーシャ「えっ!?消えた!?」
ガイ「後ろだ」ポン

サーシャ「うわあああっ!?びっくりした!!!!!!えっ、どうやったの!?速度強化した動作なら目で追う自信があったのに、まったく見えなかったよ!!!」

ガイ「ハァ、ハァ……よくわからないが……俺の速度強化は……普通の速度強化とは違う。見ての通り……ゴホッ……体力も魔翌力も消耗が激しいから、簡単に扱うことはできない」ヨロ……

サーシャ「そうなんだ……ガイ、大丈夫?」

ガイ「少し休めば問題ない……サーシャは何ができるんだ?」




サーシャ「あ、私ね……私は弓が得意だよ!ガイが実際に見せてくれたから、私も実演するね!」

サーシャ「手頃な的はあるかな……!あそこに流れてる樽が見えるかな?」

ガイ「……?いや、すまんが見えない」

サーシャ「流石にこの距離は見えないよね。まあ、そこで見てて!」

サーシャ「すぅ……」キリリ……ビュンッ‼︎

サーシャ「……蓋の所に当たったね。しばらくしたらこっちに流れてくると思うから少し待とうか」ストン

サーシャ「他には、弓ほどじゃないけど短剣はそれなりに。あとは治療と遠視魔法が使えるよ」

ガイ「弓に相当自信があるんだな」

サーシャ「小さい頃から練習してたからね!フォレスティナの中でも、私ほど上手い人はそうそういないよ!」



蓋に矢が当たった樽「」プカプカ

ガイ「間違いなくさっきの矢だ……凄いな」

サーシャ「こんな長距離を射ることは稀だと思うけど、もし弓で狙ってほしい所とかあれば遠慮なく言ってね!」

ガイ「頼りにしてるぞ、サーシャ」
103 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:42:51.87 ID:zrlBpibBO
翌朝
ーー暗黒館1F 酒場

ガイ「来たか……それじゃあ出発しよう」

サーシャ「うん!トコナツ火山島だね!ちなみにどんな船でいくの?」

ガイ「……驚くなよ」

サーシャ「?」



ーーウォーターポート 港

豪華客船「」ドン‼︎

サーシャ「まさかとは思うけど……アレじゃないよね?」

ガイ「そのまさかだ」

サーシャ「ええええええ!?」

イーリン「ガイさん、サーシャさん、お待ちしておりました。こちらが、クロシュヴァル号の乗船チケットです」

乗船チケット「」ポン

イーリン「そちらで問題なく乗船することができます。あと1時間ほどで出航するのでお早めに乗るのがよろしいかと」

サーシャ「あわわ……豪華客船なんて初めてだよ……ガイは乗ったことある?」

ガイ「……今回が初めてだ」

イーリン「あら、そうだったんですね。クロシュヴァル号はオーナーが最も大切にしている船です。中の快適さは間違いないですよ」

サーシャ「一番大切にしてる船なんだ……それだけですごいってわかるね!」

ガイ「仕事で使うには少々豪華すぎる気もするが……」

イーリン「護衛も十分に整っていますし、周辺海域の魔物にも対応できる装備が揃っています。安心して依頼に集中できますよ」

サーシャ「そうなんだ……!ねぇガイ、早く乗ってみようよ!中がどんな風になってるのか気になるなぁ」

ガイ「……行くか」

イーリン「どうぞ、ごゆっくり。良い航海を」ニコ

サーシャ「ありがとう、イーリンさん!じゃあ行こ、ガイ!」

ガイ「ああ」
104 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:54:50.46 ID:jsTNe7FiO
というわけでクロシュヴァル号でトコナツ火山島へ向かいます。

その前にキャラ募集を行いたいと思います。
クロシュヴァル号に乗ってそうな人か、トコナツ火山島にいそうな人を本日の0時まで募集します。頑張って辻褄を合わせるので割と自由に記入してください。また、その際には若干の設定変更を行う場合がありますのでその辺りをご了承くださると幸いです。

〈トコナツ火山島〉
■概要
大陸より南の海域に位置する火山島
島長モーリィ・フースーヤが治める国でもある
赤道付近のため一年中真夏のように暑く、生態系も大陸とは大きく異なる。
■産業
この海域の島でしか採れない南国の果物や野菜を主に生産している
また綿花の収量も多く、それを用いた服飾品の生産も盛んに行われている
近年ではトコナツ産の水着が人気を博し、それ目当てに訪れる者も多い。
■情勢
10年前に世界樹の光の影響によって甚大な被害が発生したが、今は落ち着いている。
最近は夜になると火口付近で謎の光が目撃されている
105 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:56:56.63 ID:jsTNe7FiO
・テンプレ
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)

なお、本日は更新はありません。
よろしくお願いします。
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 13:07:06.41 ID:Y7cUmTmC0
【名前】ミチル・ムーリン
【種族】人魚
【性別】女
【年齢】129歳
【容姿】黒髪ウェーブヘアの少女。セーラー服を着ており、下半身は魚の尾鰭。
【性格】陽気だが礼儀正しい性格。
【魔法】水属性魔法の他、重力魔法も多少使用でき、津波を引き起こせる。
【備考】豪華客船の船長。見た目は若いが経験豊富。海の声を聴くことができ安全な公開を約束してくれる。
ただやや不運なところがあり、彼女が出航すると高確率で嵐が起こる。
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 14:05:51.89 ID:3WqMg2+hO
【名前】カグヤ・ソバアゲ・ミョウコウ
【種族】ウサギの獣人と人間のハーフ
【性別】女
【年齢】2000歳
【容姿】黒髪ロングヘアの少女。頭にウサミミが生えており、和風のゴスロリドレスの上に白衣を来ている。
【性格】怠け者でマイペースだが仕事には真面目な性格。
【魔法】治癒魔法及び闇属性魔法の使い手。
【備考】トコナツ島に出張で来た女医。元はオノゴロの没落貴族出身。
島長のモーリィとは魔法修行時代でのライバルで、彼女に対抗して薬の力で不老不死となった。それでも内心は彼女を心配しており、世界めくれもあってトコナツ島に来た。
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 14:22:03.49 ID:V2tWq2F00
【名前】アルバ・ローランド
【種族】人間
【性別】男
【年齢】30歳
【容姿】全身傷だらけでボサボサの茶髪。生気の無い目が特徴。
【性格】無口で無表情。任務以外のことには一切関心を向けない。
【魔法】熱魔法(熱気をコントロールする魔法。武器への高熱付与、耐熱結界を展開するなどの用途がある)
【備考】元はセイントレア王国の騎士でロイエ教原理派を信仰していたが、世界めくれ発生時にかろうじて生き残り王国を脱出。長年放浪の旅を続けた後、現在は暗黒館に所属している。その戦闘技術は確かで、主に両手剣を使用しているが大抵の武器は問題なく扱える。度々危険な任務に志願し、生還してきた実績を持ち、クーからも危うさを抱かれる一方で信頼も得られている。魔翌力感知にも長けているため、今回トコナツ火山島へ先遣調査に派遣された。
世界めくれの日に仲間や守るべき市民が成す術無く消滅してしまったこと、王国からたった一人命からがら脱出した後、憎むべき魔族国から派遣された救助隊に助けられたこと、さらにその後各地で「世界めくれを引き起こした元凶は原理派」との噂が流れ、噂を信じた人々から度々命を狙わね続けた結果、己の存在そのものに絶望し、ただひたすら死に場所を求めて戦い続けるようになった。
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 17:58:33.22 ID:fJEcAFvUo
【名前】フローディア・エターナルエンド
【種族】不死鳥
【性別】女
【年齢】2000
【容姿】赤橙黄色の美しい羽毛を纏うキレ長美人。夏でもどこでも厚着していて、見るだけで暑くなる。
【性格】厳しさと優しさを兼ね備えたバリキャリ女性
【魔法】全てを維持する
【備考】
とある目的で火山島へやって来た。
ネオシノホシ、通称NEOのメンバーの一人。シノホシとは別組織。姉がおりそれが非常に優秀なためコンプレックスに苛まれた人生を送ってきた。何もかも勝てなかったが、不死性だけは群を抜いて高く自分ですら何をしたら死ぬのか分からない。見捨てられたる者を放置できない性分で全生命の不死化を最終目的に行動している。死なないし痛みもないそれこそが平和への道と信じている。世界のため、皆のため、全てのためとのたまっているが結局性根のところで自分だけが不死でいつまでも生きていくのが寂しくて怖くて仕方がないだけである。
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 18:09:29.69 ID:ufSbvn6qo
【名前】リーゼリット・ヴィルト
【種族】人間 【性別】女性 【年齢】16
【容姿】外ハネした黒の長髪と瑠璃色の瞳を持った少女。紺の長袖シャツとスリムパンツを着ており、仕事の際には黒のサバイバルジャケットを羽織って幾つものポーチが備え付けられたベルトを腰に巻く。ジャケットとポーチにはナイフ・銃のパーツ・罠・薬などの狩猟道具が入っている。隠れ巨峰持ち。身長159cm。
【性格】属性は中立・善。気さくで陽気で自由奔放な明朗少女。一方で命のやりとりではシビアな一面も。"益のない人助けはせず、仲良くはするが連みはしない、利己的でドライな人物"を自称するが、最終的には助けてしまうし割と縁も大事にする。人の良さが隠し切れない根っからの善い人。
【魔法】千里眼の魔法を扱う。約6〜8km先までハッキリと見通せる。極めれば霊視や透視、未来視さえもできる強力な魔法だが、彼女の才能ではスコープ代わりが限度。基礎魔法も一通り扱えるが正の属性を伴う物は全く適正が無い。
【備考】特に宛もなく漠然と毎日を過ごす夢無き狩人。愛称はリーゼ。
世界めくれそのもの又はその二次災害によって住む場所を失った"世界めくれ難民"の一人。突然故郷の村と家族を失って、頼れる相手もおらず、生きる目的も見つからないまま、親から教わった狩人の技で日銭を稼いでただ何となく暮らしている。今は暗黒館幹部の一員で依頼達成率は9割。当初は境遇を案じたオーナーによる贔屓加入だったが、何だかんだで依頼を熟すので重宝されている様子。仕事も懐事情もいつもギリギリだが、性格故に自ら苦労を増やしてしまう難儀な子。
狩人らしく千里眼と狙撃型魔導銃による遠距離射撃が得意で、最大射程は約800m。運動神経もそれなりに良い。しかし自分が平凡な人間である事を理解しているので、下調べと準備を欠かさない堅実派。
好き:美味しい料理、道具の手入れ、小動物
苦手:頼まれ事(無碍に出来ない為)、肌の露出、独り
夢:行方不明
大嫌い:命を軽んじる人、黒い影の魔物

必要無いかもしれませんが、私が本スレにて採用して頂いたベルトーネ及び明石家の二人もご自由にお使いください。
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 21:35:05.50 ID:icu77vFQO
【名前】セーレフェリア・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】18
【容姿】金髪に十字星のような瞳を持ち、背は低め。笑顔が素敵。
【性格】無垢なる邪悪。人でなしのろくでなし。
【魔法】衝撃波。強い。
【備考】王国の大貴族出身であり、この一族は優秀な遺伝形質を代々外部から取り入れて人為的に進化を促してきた。必要ならば魔族も亜人も問わず取り込んでおり、その遺伝子はもはや人間のそれとは異なる生物種として確立されている。ただの人型の化物と形容できる。現在は世界めくれを巡る王国内部のゴタゴタから勢力を伸ばし、王族を凌ぐ強力な権勢を誇るようになった。その中でも彼女は一族の特色を忠実に受け継いでおり、一族と優秀な遺伝子を持つ者以外には何も関心を示さず、人間も魔族も等しく一族に支配されるべき存在と認識している。人類の敵。
112 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/28(月) 01:54:13.84 ID:L7M/LHJMO
みなさま、ありがとうございました。
丁重に扱わせていただきます。
ではまた次回(おそらく土曜日です)よろしくお願いします
113 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/29(火) 22:58:58.20 ID:0DAvFyr8O
急遽ですが本当に少しだけ進めたいと思います。
114 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/29(火) 23:00:23.98 ID:0DAvFyr8O
ーークロシュヴァル号 甲板

サーシャ「うわあ……すっごい広い……」

ガイ「下からは見えなかったがプールもあるな」

サーシャ「船にプールがあるなんて初めて見たよ!これ、海に浮かんでるのにさらに泳げる場所があるって変な感じだね」

ガイ「ああ。随分と贅沢な造りだ……」

黒髪セーラー人魚「おやおや、二人共こういった船に乗るのは初めてかな?」

サーシャ「はい!いつもはもっと古めかしい船ばかりで……あなたは?」

ガイ(人魚か。自分で泳げばどこへでも行けるはずだが……)

黒髪セーラー人魚→ミチル「私はミチル・ムーリン。このクロシュヴァル号の船長をしてるの」

ガイ(人魚の船長……なるほど、ある意味適任だな)

サーシャ「船長さんだったんですか!」

ミチル「ふふ、こう見えても経験は長いんだよ。海の声も聴けるし、この航海も安全に導いてみせるさ。例え嵐が来ようともね!」ドヤァ

サーシャ「なんだか頼もしいですね!」

ミチル「文字通り、大船に乗ったつもりでゆっくり寛いでいってください!船内にも様々な設備があるから退屈しないよ!」

ガイ「そうさせてもらいます。サーシャ、部屋に荷物を置きに行こう」

サーシャ「そうだね!……ねえ、荷物置いたら一緒に船内を回らない?」

ガイ「ああ、構わないぞ」

サーシャ「じゃあ早く置きに行こ!」


ワイワイガヤガヤ

裕福そうな客「まだ仕事は残ってるんだが……ここへ連れてきた理由はなんだ?」

グラサン客「こうして無理矢理連れて来ないと休まないですよね?友人として少し心配をしているんですよ」

黒ジャケットの少女「……あの男とエルフの子が依頼の対象?もう少し観察してみるかな……」

ミチル「……ふむ、リストに乗ってる人は全員乗ったみたいですね。それでは、出港します!!!」

クロシュヴァル号「」ボーッ

*トコナツ火山島へ2日間かけて向かいます。
(1日目)
このレスのコンマが80以下で嵐が起きます。

航海中何をする?または何が起きた?
安価下1〜3
※船内にはプール、温泉、カジノ、図書館、レストラン等があります。参考までに。
自由安価でありそうな場所を安価してもらっても大丈夫です。
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/29(火) 23:06:09.10 ID:UWpdoIDgo
早速プールへ遊びに行く
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/29(火) 23:07:46.31 ID:YsYYE/FN0
図書館で色々と本を読んでみる
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/29(火) 23:19:16.25 ID:B3KXrxjlo
カジノで全財産を倍にしてくる
118 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/01(金) 22:07:42.52 ID:Sq8q47GEO
ーークロシュヴァル号 甲板

サーシャ「やっぱり最初はここだよね!」

ガイ「プールか。泳ぐなら水着に着替えた方がいいんじゃないか?」

サーシャ「えへへ、実は荷物を置いてきたとき、中に着てきたんだ」チラッ

ガイ「……何?」

水着サーシャ「じゃーん!」パッ

サーシャ「どう、かな?」

ガイ「……」

ガイ(元々のスタイルの良さを鍛えられた身体が引き締まったラインを際立たせ、それを水色のビキニが更に強調してきて凄く色っぽく感じる)

サーシャ「な、何か変……?」

ガイ「あ、ああ。すまない。よく似合っている」

サーシャ「……そっか。ありがと!」ニコッ

サーシャ「それじゃあ早速、入ろっかな!」

ザパン‼︎

ガイ「俺はそこで休んでいる。何かあったら遠慮なく呼んでくれ」

サーシャ「……ガイは泳がないの?」

ガイ「今は泳ぐ気分じゃないだけだ」

サーシャ「もしかして……実は泳げなかったり?」

ガイ「そういう訳じゃない」

サーシャ「えいっ」バシャッ

ガイ「……」ビシャビシャ

サーシャ「あはは!ほら、ちょっと冷たいけど気持ちいいよ!着替えて一緒に泳ごうよ!」

ガイ「……まったく」ヌギッ

サーシャ「えっ!?水着に着替えないの?」

上裸ガイ「この気温ならすぐに乾く」

ガイ「……それにやられっぱなしは性に合わなくてな!」

ザパン‼︎

ガイ「反撃だ!」バシャッ‼︎バシャッ‼︎

サーシャ「きゃっ!ふふっ、やったな!」バシャッ‼︎バシャッ‼︎

ガイ「ぶふっ……正確に顔だけを狙ってくるな……待て、一回やめてくれ……サーシャ!」

サーシャ「ほら〜反撃してみなよ〜♪」スイー

ガイ「くっ……待て!」スイー バシャバシャバシャッ‼︎

サーシャ「あはは!楽しいね、ガイ!」

⭐︎プールで楽しく遊びました
119 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/01(金) 22:08:11.54 ID:Sq8q47GEO
ーークロシュヴァル号 船内

サーシャ「ふー、結構遊んだね!ちょっとゆっくりしようか」

ガイ「……寄りたい場所があるんだが構わないか?」

サーシャ「いいよ!どこに行きたいの?」

ガイ「あそこだ」スッ

サーシャ「……図書館?」



ーークロシュヴァル号 図書館

ガイ「……ほう」

サーシャ「これは……地上の図書館と比べても充分、立派だね。何か読みたい本でもあるの?」

ガイ「少し調べたいことがあるんだが、こういう静かな所が落ち着くというのもある。別の所に行っていても構わないぞ」

サーシャ「大丈夫、私もこういう場所は好きだから。落ち着くし、何気なく開いた本から新しい発見があると嬉しくなるんだよね」

ガイ「そういうものか」

サーシャ「うん。せっかくだし読んだことない本を読もうかな。私はこの辺りで読んでるね」

ガイ「わかった」

ガイ(……"コレ"について何かわかる本があればいいが)ガサゴソ

翡翠の賽「」コロ……

コンマ下1

01〜60 アーティファクト図鑑
61〜90 世界を巡る奇跡の品々
91〜00 運命神の祝福について
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/01(金) 22:09:01.48 ID:yCBUGoSFo
さて
121 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/02(土) 00:16:30.63 ID:v/vfrkwsO
ガイ(……アーティファクト図鑑か。何か手掛かりあればいいが)ペラッ

*本書におけるアーティファクトとは、古代に造られ、常識を超える力を宿した遺物を指す。
これらは遺跡や過去の影響が色濃く残るダンジョンなど、人跡未踏の地に眠っていることが多い。
発見されること自体が極めて稀であり、その希少価値から高額で取引される傾向にある。

本書では、現在確認されているアーティファクトの一部、または古文書や伝承により存在が記されているものについて記載する。

・蒼天の杯
ある遺跡で発見された水晶のように透き通った杯。液体を注ぐと、瞬時に清浄な水へと変化させる。ただし、1日の使用回数に限度があり3〜4回ほど使うと効果を一時的に失うが、一日使わなければ再度、使用可能になる。

・黒曜の棺
かつて吸血鬼が世界を支配していた際に使用していたとされる棺。この棺の中で眠った吸血鬼はあらゆる傷や病を回復できるが、著しく理性を失ってしまう。

・灰の砂時計
砂が逆方向に流れる砂時計。ただそれだけだが、この砂時計にかけられているのは重力魔法ではなく神話に出てくる時間魔法であるとの見解が強く、神話が実際に起きたことの証明だと主張する人々が多い。

・真紅の鍵
存在が疑問視されるアカシャ図書館へ通じると言われる鍵。見た目は一般的な鍵ではなく血のように赤い色をした幾何学的な模様が施された手のひらの大きさ程度の棒である。これが記されている文献には使用方法が乗っていないため、現在も使用方法が研究されている。

・運命神の賽
運命を変える力が宿る立方体。白い賽が最も多く確認されているが他にも様々な色や形状が存在するとされる。その全てにおいて共通するのは運命神の祝福を受けた者のみがその力を行使できるという点である。祝福を受けていない者が使用してもただの立方体でしかない。

ガイ(運命神の賽……俺が手に入れたのはこれに近い物だろうか?……しかし、この賽は俺が持つべき物ではないという確信がある)

ガイ(もしこれが運命神の賽だとしたら、いずれは正しい持ち主に渡さなければならない。不思議とそんな予感がする)パタン

サーシャ「ふーん……そういう本、好きなんだ」

ガイ「……いつの間にそこにいた?」

サーシャ「さっきからいたよ。何回か声をかけたんだけど、全然気づかないんだもん。集中してたんだね」

ガイ「そうだったか……悪い」

サーシャ「ううん、気にしてないよ。それで、調べ物は終わった?」

ガイ「ああ……終わったが、解決したわけじゃない。ただ、新しい疑問が増えただけだ」

サーシャ「ふふっ、そういうのも面白いと思うな。謎があるほうが、もっとワクワクするでしょ?」

ガイ「ふっ……そうかもしれないな」

⭐︎翡翠の賽への理解を深めました
122 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/02(土) 00:18:01.02 ID:v/vfrkwsO
ーークロシュヴァル号 船内
ーー夜

スタスタ

ガイ(夜も更けてきたな。サーシャは寝ると言って部屋に戻った。俺も眠りたいところだがどうにも眠気がこない……)

ガイ(こうして歩いていれば眠くなるだろうとふらついている訳だが……何も変わらんな)

ガイ(ん?ここは……)

ーークロシュヴァル号 カジノ

ワイワイガヤガヤ

ルーレット「」ゴロゴロ……

客A「頼む、当たってくれ!!!」

客B「当たれ!当たれ!当たれェ〜〜〜ッ!」

ガイ(カジノか。相変わらず……熱気がすごいな)

ガイ(こういった賭け事にあまりいいイメージはない。悲惨な目にあったヤツをリテン・ヘイヴンで大勢見てきた。それらを見たことがあると自分から進んでやろうとは思えないが……限度を持って楽しむ分にはいいだろうか?)

ガイ(流石に全財産を使う訳にはいかないが、今持ってる手持ちの金だけなら全て失っても痛くはない)

スロットマシン「」キラキラ

ガイ「……試してみるか。やっている内に眠くなるだろ」

スロットマシン「」チャリン!!……グルグル……

コンマ下1

90以上、またはゾロ目で当たり
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/02(土) 00:20:29.94 ID:HWcETOwr0
124 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/02(土) 00:36:50.95 ID:v/vfrkwsO
スロットマシン「」ビタッビタッシーン……

ガイ「……止まった?」

スロットマシン「」……ビタッ ピカン‼︎

スロットマシン「〜〜〜♪」ピカピカピカン‼︎

ジャラジャラ……

ガイ(当たってしまった)

客C「お、兄ちゃん大分景気いいね!その演出を久々に見たよ!」

ガイ「……どうも」ジャラジャラ……

ガイ(明日はサーシャに飯でも奢るか……ん?)

黒ジャケットの少女「……」ジッ……

ガイ(なんだか気まずいな……終わり次第さっさと自室に戻ろう)ジャラジャラ……

⭐︎お金がかなり増えました
125 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/02(土) 00:38:41.08 ID:v/vfrkwsO
ーークロシュヴァル号 甲板
ー朝

ミチル「〜〜〜♪」

クルーA「おお、船長が歌っているぞ!」

クルーB「今回の航海じゃ嵐が来てないからな!機嫌がいいんだろ!」

クルーC「ああ……いい声だぁ……」ウットリ

クルー達「」ワイワイ

ガイ「……やはり人魚は歌が上手いな」

サーシャ「そうだね……思わず聞き入っちゃった」

ガイ「あと一日でトコナツ火山島につく。船での時間を有効に使おう」

サーシャ「そうだね!今日は何しよっか?」

*トコナツ火山島へ2日間かけて向かいます。
(2日目)

航海中何をする?または何が起きた?
安価下1~3
※船内にはプール、温泉、カジノ、図書館、レストラン等があります。参考までに。
自由安価でありそうな場所を安価してもらっても大丈夫です。
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/02(土) 01:01:34.61 ID:I4cNH5Kso
人目も憚らず魔法の修行
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/02(土) 01:02:29.57 ID:4w3dmzybo
こっちを見る黒ジャケットの少女に話しかけに行く
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/02(土) 01:09:21.69 ID:xb9gNnmk0
海からアイテム漂着
129 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/02(土) 08:11:38.48 ID:oymUy94cO
サーシャ「そういえばガイ、下級の攻撃魔法ってどの属性を扱えるの?」

ガイ「ああ、この前は速度強化しか見せていなかったな。俺が使えるのは炎と風、それと雷属性か」

サーシャ「複数属性を扱えるの?」

ガイ「ああ。といっても下級魔法だがな」

サーシャ「……ちょっとだけ、見てみたいな〜」

ガイ(うっ……視線が痛い。魔法はあまり得意じゃないんだが……)スッ

ガイ「……炎よ」
小さな火球「」ボゥッ‼︎

ガイ「次は風」
小さな竜巻「」ビュオオオッ‼︎

ガイ「そして、雷」
雷光「」ビリビリビリッ‼︎

サーシャ「おー!まるで魔法使いみたいだね!」

ガイ「……流石にそこまでのレベルではないが、褒められて悪い気はしない」

サーシャ「ううん、充分凄いよ!私も使えるようになりたいな。私もたまに練習してるんだけどなかなかできなくて……」

ガイ「……少しなら教えられると思うぞ」

サーシャ「えっ、いいの?」

ガイ「本職ほど専門的には教えられないがな」

サーシャ「是非ともお願いします!先生!」

サーシャが魔法の練習をします。

安価下1

炎、水、風、地、光の中から一つ選んでください

コンマ下2

01〜40 少しわかったかも!
41〜90 できた!
91〜00 予想以上にできちゃった
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/02(土) 08:34:18.92 ID:HWcETOwr0
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/02(土) 08:38:11.05 ID:XbR1xE4K0
132 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/02(土) 22:04:18.11 ID:Ok/reikbO
ガイ「新しく魔法を覚える場合、まずは自分の得意な属性に性質が近いものから習得するのが一般的だが……サーシャは回復魔法と遠視魔法が使えるんだよな?」

サーシャ「うん。属性的には無属性になるのかな?この場合は何から始めればいいんだろう」

ガイ「そうだな……回復から連想して、植物を育てる土……水……地属性か水属性を試してみるか」

サーシャ「そんな適当な感じで決めちゃうの!?」

ガイ「意外とこれが馬鹿にならなくてな。魔法は想像することが大事だ。一度掴めばすぐ使えるようになる」

サーシャ「そういうものなんだ……それじゃあ地属性を練習してみようかな」

ガイ「なら砂を具現化させてみるか。よし、手のひらに魔翌力を集中させろ」

サーシャ「……こう?」

ガイ「ああ、いい感じだ。それを維持したまま、土や砂をイメージしながら回復魔法を使うときのように形にしていけ」

サーシャ「むむむ……!」
少量の砂「」サラ……

ガイ(魔翌力の流れも安定している……初めてにしては筋がいいな)

サーシャ「うっ……ぐぬぬ……!」
砂「」サラサラサラ……

ガイ「いいぞ、その調子だ」

サーシャ「……ダメっ!限界!」
消えゆく砂「」

ガイ「……少量だが、確かに砂が形成されていた。地属性の入り口は掴めたんじゃないか?」

サーシャ「うん、少しだけわかった気がするよ!ありがとね、ガイ!」

ガイ「……礼を言われるほどのことはしていないさ」

⭐︎サーシャが地属性の感覚を掴みました
133 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/02(土) 22:06:16.35 ID:Ok/reikbO
ーークロシュヴァル号 レストラン

大盛りオムライス「」ドン‼︎

サーシャ「わあ……本当にいいの?結構いい値段したよね、コレ……」

ガイ「ああ。慣れない属性の魔翌力を扱って疲れているだろうし、何も気にせず食べてくれ」

サーシャ「じゃあ、そういうことなら……いただきます!」モグ

サーシャ「〜〜〜!!!これ、すっごく美味しいよ!ガイも食べる?」

ガイ「いや、俺は大丈夫だ……ん?」

ガイ(……また、視線を感じる)

黒ジャケットの少女「……」

ガイ(昨日もカジノでアイツに見られていたな……こっちから伺ってみるか)

サーシャ「ガイ、どうかしたの?」モグモグ

ガイ「……すまん、少し手洗いに行ってくる。ここで待っててくれ。」

サーシャ「あ、止めてゴメンね!いってきていいよ!」

ガイ「悪いな、すぐ戻る。もし何か食べたかったら追加で注文してていいからな」

134 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/02(土) 22:07:04.91 ID:Ok/reikbO
黒ジャケットの少女「……はじめまして、ガイさん?でいいんだよね?」

ガイ「お前は誰だ?何故俺たちを見張っている?」

黒ジャケットの少女「まあまあ、そんなに焦らないで。これ見ればわかるでしょ?」スッ

スライムが描かれたメダル「」ポン

ガイ「……暗黒館の幹部か」

黒ジャケットの少女→リーゼリット「そうそう!私はリーゼリット・ヴィルト。オーナーからの依頼であなたを助けるように言われてるの。よろしくね」

ガイ「それなら最初から声をかけてくれればいいものを」

リーゼリット「だってあのエルフの子と楽しそうにしてたから声かけづらくて……」

ガイ「……」

リーゼリット「そ、そんな目で見ないでよ!アンタも逆の立場だったら絶対、声かけなかったでしょ!」

ガイ「……否定はしない」

リーゼリット「でしょ?だから様子見してたの。まあ、オーナーからの依頼ってのは本当だから安心して」

ガイ「依頼の内容は?」

リーゼリット「簡単に言うと、トコナツ火山島での調査と護衛。それとアンタ達の全般支援が任務だよ」

ガイ「なるほど。それで、俺たちと一緒に行動するのか?」

リーゼリット「えっ、意外とあっさり受け入れるんだ。てっきり必要ないとか言われると思ったよ」

ガイ「……なぜそうなる?俺たちへの全般支援が任務なら一緒に行動した方が合理的だろう」

リーゼリット「ははっ、思ったより話が早くて助かるね。それじゃ、よろしく」パッ

ガイ「?」

リーゼリット「握手だよ、握手」

ガイ「ああ、すまん。よろしく頼む」ガシッ

リーゼリット「あー、それとあのエルフの子……サーシャちゃん?にはタイミングみて話かけるから知らん顔して合わせてよね。変に警戒させたくないし」

ガイ「わかった」

リーゼリット「それじゃ、また後で……といいたいところだけどゴメン、今から合流してもいい?」

ガイ「……好きにしろ」

135 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/02(土) 22:09:03.24 ID:Ok/reikbO
ガイ「待たせたか?」ストン

サーシャ「お帰りー、全然大丈夫だよ!」モグモグ

ガイ「ならよかった」

ガイ(テーブルの端に皿が3枚積んであるな……あの量のオムライスをこの短時間で3枚も?)

リーゼリット「すいません、お二人方。席がどこも空いてなくて……ここ、相席させてもらっても?」

サーシャ「構いませんよ!ガイもいいよね?」

ガイ「……ああ。問題ない」

リーゼリット「そう?ありがとう、助かるよ。私はリーゼリット。一応、冒険者の仕事してるんだ。こうして会ったのも何かの縁、よろしくね!」

サーシャ「サーシャです!よろしくお願いします!」

ガイ「……ガイだ。俺たちはトコナツ火山島へ地質調査に向かうんだが、君は何をしに向かうんだ?」

リーゼリット「あー、私も仕事のついでで向かうんだよね、ほら」ペラ

サーシャ「……あ、同じ依頼!こんな依頼を受ける人ってガイ以外にもいたんだ……」

リーゼリット「あはは、もの好きってやつかな。ねえ、もしよかったら一緒に行動しない?」

サーシャ「私はいいけど、ガイは大丈夫?」

ガイ「問題ない。人手が多ければその分早く依頼を終えることができるだろう」

リーゼリット「じゃあ決まりだね。よろしく、お二人さん!」

⭐︎リーゼリットがトコナツ火山島の依頼を手伝ってくれます
136 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/02(土) 23:34:05.86 ID:ra3JLS12O
ーークロシュヴァル号 甲板

ミチル「久しぶりに嵐が起きない航海……こんなに清々しい気持ちは久しぶりだ〜!」ググッ

ミチル「もう少しでトコナツ火山島へつくし、このまま何事もなく終わりそうだね……ん?」

ミチル「前の方に何か……流れてる?」

ミチル「水の精霊さん、あれが何かわかるかい?」

ザァーン……ザザーン……

ミチル「ふむふむ……なるほど、中身はわからないけど何かが入った木の箱だと。それなら引き上げてみるか」

ミチル「みんな、ロープを準備して!前方の漂流物を引き揚げるよ!」

クルーA「了解!ロープ持ってきます!」タッタッ

クルーB「船長、位置を合わせます!」ガチャガチャ

ミチル「お願いね、慎重に寄せてよ!」



ザワザワ……

ミチル「それで引き揚げてみたはいいものの……」

施錠された箱「」ポン

クルーC「鍵がかかってますね……壊して開けてみますか?」

ミチル「うーん、罠の可能性もあるし、中の物も一緒に壊してしまうかもしれないし……どうしたものかな」



サーシャ「ご馳走様でした〜!あれ、なんだか人だかりができてるね」

ガイ「船員たちが集まっているな。何かあったのかもしれん」

リーゼリット「面白そうだし行ってみよっか」



サーシャ「ミチル船長、どうしたんですか?」

ミチル「おや、お客さん。前方で箱を引き揚げたんだが、しっかり施錠されててね。罠かもしれないし、どう開けたもんか悩んでたところさ」

リーゼリット「……ずいぶんと古そうな鍵だね」

ガイ「少し見せてもらってもいいですか?」

ミチル「もちろん、どうぞ」

ガイ「……昔、こういう古い鍵の仕組みは扱ったことがある。慎重にやれば壊さずに開けられるかもしれん」

サーシャ「ガイならできそう!」

ミチル「それじゃあ解錠を任せてもいいかな?」

ガイ「はい。罠だったときは危ないので離れていてください。サーシャ、もしものときは回復を頼む」

サーシャ「あまりあってほしくないけど、任せて!」

カチャカチャ……

箱の中身はなんだった?

コンマ下1
01〜05 ?
06〜20罠だ!
21〜30 空っぽでした
31〜60 市販品が入ってました
61〜90 それなりにいいもの(安価下2)
91〜00 アーティファクト(安価下2)
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/02(土) 23:35:59.91 ID:dibkVHb9o
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/02(土) 23:36:41.22 ID:zcVOXAtl0
黒曜の棺
139 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/03(日) 00:27:49.76 ID:PS9nFxYDO
カチャカチャ……カチャン‼︎

ガイ「開いたぞ……!?」

ガイ(なんだ、この凄まじい威圧感は……?)

サーシャ「……なんだか急に寒気がしてきたね」

リーゼリット「……もしかして、罠?」

ガイ「いや、そうじゃない。これは一体……」

ミチル「中に入ってるのは一体なんなんだい?」

ギィー……

鎖で縛られた黒曜の棺「」ゴゴゴゴゴ……

ガイ「これは……アーティファクトか?」

サーシャ「何これ……嫌な感じがする……」

リーゼリット「凄く不快だね……なぜかわからないけど、とてつもない威圧感を感じるよ」

ミチル「海にはいろんな物が流れている。こういったものが漂流しているのはなんら変なことじゃないさ。どれどれ……」

ミチル「ふむ……どうも見たところ中身を出さないように厳重に封印しているようだ。簡単には解けないけど触らない方がいいだろうね」

ガイ「黒曜の棺……かつて吸血鬼の王が使っていたとされる棺だ。ほぼ本物とみて間違いないだろう」

サーシャ「ひええ……じゃあ中に入ってるのは……吸血鬼?」

ガイ「そうとは限らないが、黒曜の棺は中で眠った者の病や怪我を治療する効果がある。その代償に中で眠った者は理性を失うと図鑑には記されていた」

リーゼリット「これは然るべき所に預けた方がいいんじゃない?」

ミチル「そうだね。こんな物を船の上で開けるなんて自殺行為だよ。この船と乗員の安全は私の責任だから、あとは任せておいて」

ミチル「クルーたち、封印を傷つけないよう慎重に運んで。船倉の一番奥、檻に入れて厳重に保管!交代で見張りを立てること!」

クルー達「了解しました!」

ガイ「……あの棺は最終的にどうするんですか?」

ミチル「一度ウォーターポートに戻って、魔族国にでも送るよ。あそこなら専門家が多数いるし、何より吸血鬼が納めていた国だからね」

リーゼリット「それが一番だね。間違っても誰かが興味本位で開けたりしなきゃいいけど」

サーシャ「絶対近づかない方がいいね……あんな嫌な感じ、初めてだよ」

ミチル「まあ、君達は心配しなくていいよ!もうそろそろトコナツ火山島だ。降りる準備を済ませてきた方がいいですよ」

サーシャ「あっ!?まだ何も準備してないから急がなきゃ!」

⭐︎黒曜の棺を引き揚げました。後で魔族国バイオレットへ運ばれます。
140 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/03(日) 01:02:53.85 ID:KFiCpgYKO
ーートコナツ火山島 港

カモメ「クゥー、クゥー」

クロシュヴァル号「」ボーッ

ミチル「皆様、ご乗船ありがとうございました。またのご利用をお待ちしております!」



サーシャ「んー……!ついたね、トコナツ火山島!なんだか南国っぽい香りがするよ。」

ガイ「……おそらくまたあの船に乗ることになると思うぞ」

サーシャ「本当!?あ、でもそんな頻繁に乗ったらお金が持たないんじゃ……」

リーゼリット「大丈夫だよ、サーシャちゃん。ガイさんは昨日カジノで大勝ちしてるから」

ガイ「おい」

サーシャ「えっ!?いつの間に!!!」

リーゼリット「ふふっ……あ、そうだ。宿は決まってるの?オススメの所があるから案内するよ。トコナツシーサイドホテルっていうんだけど」



ーー海沿い

スタスタ……

ガイ(今向かっているのはクーさん……オーナーの知り合いが経営している場所か?)コソッ

リーゼリット(そうだよ。ホテルの外見はちょっと気になるけど、目立たないから拠点にするには丁度いい場所だよ)コソッ

ガイ(なるほど……)コソッ

サーシャ「あれ……?看板だとこの辺りにあるはずなんだけど、ホテルらしい建物が見当たらないね」

リーゼリット「もう見えてるよ、ほら」

茅葺建築の家屋「」
 古めかしい看板『トコナツシーサイドホテル』

サーシャ「えっ……あれがホテル!?もっと大きくて豪華なのを想像してたよ!」

ガイ「……ずいぶんと素朴だな」

リーゼリット「見た目だけで判断しちゃダメ。中はちゃんと快適だよ」

サーシャ「そ、そうなんだ……豪華客船に乗ったあとだからか、ギャップがすごいね」

ガイ「まあ、泊まってみればわかることだ」

リーゼリット「安心しなって。こういう場所の方が拠点にするには丁度いいんだ。さ、案内するね」
141 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/08/03(日) 01:22:28.88 ID:KFiCpgYKO
ーートコナツシーサイドホテル 玄関

若女将「いらっしゃいませ。あら、リーゼリットさん。今回は3名でご利用するんですね。お部屋はどうなさいます?」

リーゼリット「久しぶり。また泊めさせてもらうね。部屋は……2部屋でいいでしょ?」

サーシャ「うん、大丈夫だよ」

若女将「かしこまりました。すぐにご案内しますね〜」



ーートコナツシーサイドホテル 客室

ハンモック「」ユラユラ

ガイ(さて、トコナツ火山島についた訳だが……どこから調べたものか)ユラユラ

ガイ(怪しいのはやはり火口付近……?いや、憶測で突っ込むよりも、この島を知る人間から情報を集めた方が確実か……)

現在はトコナツ火山島です。(1日目)

何をする?
安価下1〜3
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/03(日) 01:26:31.19 ID:6upraMSW0
サーシャと一緒に住人への聞き込み
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/03(日) 01:45:24.18 ID:N1/VvEM3o
島の偉い人の所へ挨拶に行ってみる
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/08/03(日) 01:53:08.02 ID:Xuoj5MpqO
何がなんでも火口に直行
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