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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】
- 466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 02:14:08.33 ID:NsuJLRlto
- 乙次ははさみうちでワンターンキルしちゃる
- 467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 04:34:55.44 ID:bYD+RZaAo
- おつ
はさみうちが強いお陰でそう簡単には負けんな
強敵相手だと通用しないんだろうけど…
- 468 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 09:18:16.40 ID:qD54RHQ9o
- >>465
ご指摘ありがとうございます。指摘してくださったことは>>1自身も感じており、改善していきたいところであります。もしよければ、具体的にどの辺がそう感じられたのか(全般的に、だとは思うのですが)教えていただけると改善に繋げやすくなるため助かります。
元スレのような魅力を出せるよう精進していきたいと思います。
>>466
現在は補正込みでも00の会心判定となった場合は勝利扱いの判定をしています。一撃で勝負が決まるので狙えそうなときは狙ってみてください。
>>467
これから遭遇するであろう強敵には補正を持たせるので、通用しない可能性は多いにあります。ですが、それ以外の戦闘では有用に働く場面が多い為、気軽にバンバン扱ってください。
- 469 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 09:18:45.81 ID:qD54RHQ9o
- ガイ(コイツら、口先だけじゃなく結構やるみたいだな……)ジリ……
旧貴族派騎士A「ハッ、さっきの連中みてぇな腰抜けとは違うぜ。俺達は戦場で何度も死線を越えてきたんだよ」
旧貴族派騎士B「……その上で、女一人を嬲るくらい造作もねぇ。なぁ、アインズ?」ニタァ
アインズ「ッ……」ガタガタ
旧貴族派騎士C「そのまま震えてろ。すぐに、また同じ目に遭わせてやるよ!」シャキンッ
リーゼリット「そうはさせない!」カチャッ
サーシャ「……指揮者を捕まえさせてもらうよ!」ギリギリ……
イーリン「行きますよ」スッ
ーー戦闘開始 旧貴族派騎士達ーー
下1コンマ
01~30 痛恨
31~50 劣勢
51~90 優勢
91~00 会心
閃光玉 残り2回
はさみうち 残り1回
- 470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 09:25:13.26 ID:NsuJLRlto
- はさみうち
- 471 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 10:25:07.94 ID:qD54RHQ9o
- イーリン「ウラァッ!」ブンッ
蹴りを受け止める剣「」ガキィン‼︎
旧貴族派騎士B「なんつぅ重さだ……!こりゃまともに受けられねえな……!」ビリ……
リーゼリット(イーリンさんが作ってくれたチャンス……逃しはしない!)スチャ
旧貴族派騎士A「させるかよ!!」ブォンッ
サーシャ「ガイ、リーゼに向かった騎士を!!!」パシュンッ‼︎
貴族派騎士Aの背後へ向かう矢「」ヒュゥゥゥ……
ガイ「ああ!ーー」キュイイイン……シュンッ
旧貴族派騎士C「!?どこにいったーー」
旧貴族派騎士A「もらっーー何ィ!?」
鍔迫り合う剣「」ギリギリ……
ガイ「……背中が留守だぞ?」
旧貴族派騎士A「背中?……まさか!」
旧貴族派騎士の肩に刺さる矢「」バスッ‼︎
旧貴族派騎士A「ぐっ……チィッ……!」バッ
リーゼリット「ありがとう、二人とも!!!」パァンッ‼︎
旧貴族派騎士B「うあっ……あああ、クソ!膝を撃たれた!痛えッ!!!」ジタバタ
旧貴族派騎士A「ハァ……ハァ……これじゃBは使い物にならねぇ……」
旧貴族派騎士C「まだ俺とお前がいるだろ……!エルフとあの男に注意しろ!」
ガイ「……このまま、押し切る!」
下1 コンマ
01-20 劣勢
21-90 優勢
91-00 会心 勝利
閃光玉 残り2回
はさみうち 残り0回
- 472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 10:28:30.21 ID:qS3tnhUQ0
- 閃光
- 473 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 10:50:16.84 ID:qD54RHQ9o
- イーリン「皆様、アレを使います!」スッ
リーゼリット「了解!」
旧貴族派騎士A「何かしかけてくるぞ!気をつけろ!」
サーシャ「!」ギュッ
ガイ「アインズ、伏せろ!」バッ
ガイに押し倒されるアインズ「むっ!?」ドサッ
閃光玉「」ピッカァァァン‼︎
旧貴族派騎士C「くっ……目眩しか!」ボヤア……
イーリン「隙あり!!!」ダッ
鎧にめり込む拳「」メキメキメキ……
旧貴族派騎士C「ゲェッ……お……」
壁に押し付けられる旧貴族派騎士C「」ドガァンッ‼︎
旧貴族派騎士A「C!!!テメェ等、よくも!」
サーシャ「降参してください!そうすればこれ以上の危害は加えません!!!」
旧貴族派騎士A「降参だと?冗談じゃねぇ!」ギラン‼︎
イーリン「まだやりますか……!」スッ
ガイ「……勝負は決した。奴を無力化しよう」
アインズ「……」
01-10???(勝利はします)
11-90勝利
91-00???
- 474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 10:55:50.66 ID:NsuJLRlto
- 大勝利
- 475 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 18:52:13.05 ID:qD54RHQ9o
- 旧貴族派騎士達「」シーン
ガイ「……片付いたな。さて……」
角に隠れている指揮者「ヒィッ!!!降参するので命だけは!!!」
イーリン「」ブンッ
指揮者「ぎゃっ!!!」ドサッ
殴られた指揮者「」ピクピク
リーゼリット「……これで魔族連合の依頼は終わったね。この人を連れて早くここから離れよう」
サーシャ「うん。アインズさんも気を失っちゃったし、この騒ぎを聞きつけた他の騎士が集まって来る前に、急いで逃げよう!」
ガイ「ああ……イーリン、魔導車の運転を頼む」
イーリン「ええ。すぐに撤退しましょう」
⭐︎旧貴族派の屋敷を襲撃し、指揮者とアインズを連れ出しました。負傷者は多数出ていますが、死傷者は誰も出ていません。
- 476 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 18:52:42.26 ID:qD54RHQ9o
- ーー魔族連合集会所
ヒューベルト「……おや、戻りましたか」
ガイ「依頼は完了しました。こいつが指揮者です」ドサ
拘束された指揮者「ンー!!!ンー!!!」ジタバタ
リーゼリット「貧民街への襲撃も、これで一時的には止まると思います」
ヒューベルト「お見事です……あなた方が口先だけではないこと、よく理解しました」
サーシャ「!それじゃあ……」
ヒューベルト「ええ。約束通り、王宮への橋渡しを手配しましょう」
ガイ「感謝します……実は、追加で相談があるんですが」
ヒューベルト「ええ。あなた方は信頼を示してくれました。多少の無茶な願いも聞き入れましょう」
ガイ「ありがとうございます。まずは、俺達の拠点にこの辺りを使わせてほしいのと、この者をしばらく預かってほしいんですが……」
イーリンに担がれたアインズ「」グッタリ……
ヒューベルト「……ふむ。拠点の件については構いません。人目につきにくい場所を紹介しましょう」
サーシャ「ありがとうございます!……それでアインズさんは?」
ヒューベルト「……その者は竜の血を引いているようですね」
イーリン「ええ。本人がそう言っていました」
ヒューベルト「竜や竜人に対する偏見は根強いですが……魔族連合は異なります。我々には彼女を拒む理由はありません。当面の間は我々が面倒を見ましょう」
ガイ「……感謝します」ペコリ
⭐︎魔族連合の依頼を達成したので、自由安価で王宮へ入ることができるようになりました。
アインズさんは魔族連合にしばらく匿われます。
- 477 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 18:56:11.28 ID:qD54RHQ9o
- ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室
サーシャ「ふぅ……ひと段落ついたね。疲れたぁ……」
イーリン「皆様、お疲れ様でした。まだ疲れていると思うのでしばらく休養をとりましょう」
リーゼリット「王宮近辺を拠点にできなくなったから仕方ないけど……落差が凄いね」
家具「」ボロ……
ガイ「屋根があって眠れるだけで十分だろう。それに、ここは無償で提供されているから贅沢は言えまい」
リーゼリット「まあね……でも、やっぱり高級宿のふかふかベッドとお風呂は恋しいなぁ」
サーシャ「わかる!やっぱりお風呂には入りたいよね」
イーリン「共同浴場なら近くにあると聞きました。息抜きに丁度いいので、行ってみませんか?」
サーシャ「いいですね!行きましょう!でも場所がわからないし……あ!ヌルなら知ってるかも!」
リーゼリット「たしかに。ついでにミントさんやニナさんとかも誘ってみる?」
ガイ「……浴場に行くだけで随分と大所帯になりそうだな」
イーリン「賑やかなのも良いではありませんか。それに、親睦を深めるいい機会になるかもしれませんよ?」
◆
- 478 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 18:58:06.74 ID:qD54RHQ9o
- ーー貧民街 共同浴場 女湯
カポーン……
ミント「結構広いでしょ?ここは皇帝サマが内戦が始まる前に、作ってくれた場所なんだよ」
サーシャ「なるほど……失礼かもしれませんけど、だから貧民街とは思えない作りをしているんですね」
ニナ「……風呂なんざ汗と煤を流せれば十分だが……広い風呂も悪くないな」
ヌル「えへへ〜、気持ちいいよねぇ!泡ぶくぶくにして遊びたいなぁ」バシャバシャ
リーゼリット「ちょ、ヌル!?あんた本当に落ち着きないなぁ……!」
ミント「いいじゃんいいじゃん!ここはみんなで笑って使うためにあるんだから!」
イーリン「ですが、マナーは守るべきです。ヌル、あまりはしゃぎすぎてはいけませんよ」
ヌル「はーい!」
サーシャ「……でも、こうやってみんなで入るの、なんだか楽しいね。疲れも溶けていく感じがするよ」
リーゼリット「うん。あの宿のお風呂も贅沢だったけど……こっちはこっちで、肩の力が抜ける感じ」
ニナ「……たしかに、その胸だったら肩に力が入るよな……」
リーゼリット「そういう意味で言ったんじゃないんですけど!///」
◆
- 479 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 19:02:55.49 ID:qD54RHQ9o
- ーー貧民街 共同浴場 男湯
ガイ「……こうして一人になると、静かなものだな」
ガイ(こういうときは色々と考えてしまうな……俺のパーティは仲間として信頼できる連中だ。だが、気づけば俺以外は全員女性……)
ガイ(普段は意識しないようにしているが、ふとした拍子に目がいってしまうことがある……いや、駄目だ。雑念は捨てろ)
ガイ(彼女たちは俺を信じてついてきている。その信頼に応えるのが、俺の役目だ)キリッ
ガイ(たとえば……サーシャは……)
*
妄想ベビードールサーシャ「ねえ、ガイ。見て見て!こういうの、似合ってるかな?」
妄想ベビードールサーシャ「もっと近くで……見てもいいよ?///」ピラッ……
*
ガイ「……」ゴクリ
ガイ(いかん。落ち着け……別のことを考えよう……リーゼは……)
*
妄想メイドリーゼリット「ガイ、どう?……この服、ちょっとだけ恥ずかしいんだけど……///」モジモジ
妄想メイドリーゼリット「掃除も洗濯も……それから……もっと特別なことだって……全部、任せていいんだよ?///」ドキドキ
*
ガイ「……」ブクブクブクブク……
ガイ(やめろ……そんな目で見ていい仲間じゃないだろ……ッ)パシンッ
ガイ(イーリン!!!助けてくれ!!!)
*
妄想水着イーリン「ガイ様、湯加減はいかがでしょう?お背中、お流しいたしますね」ズイッ
妄想水着イーリン「もしお望みなら、もっと隅々まで……」ボソッ
*
ガイ「けしからん!!!俺は!!!仲間を!!!そんな目で!!!見てはいけないんだ!!!」ザッパァーン‼︎
湯煙に包まれたシルエット「ははっ……ずいぶん熱くなってるみたいだね?」
ガイ「アッ、ウルサクシテスイマセン」
- 480 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 19:03:24.85 ID:qD54RHQ9o
- 湯煙に包まれたシルエット→フレン「今は僕とガイ君だけだから問題ないと思うけど……気をつけた方がいいかもね?」
ガイ「……フレンか。王宮にいなくて大丈夫なのか?」
フレン「今日は休日でね。休みの日にはいつもここに来るんだよ」ザパァ……
ガイ「そうだったのか」
フレン「ところで……聞いたかい?旧貴族派の屋敷が何者かに襲撃されて、そこの指揮者が拉致されたらしいんだけど……」
フレン「なにか知ってる?」
ガイ「……いや、何も。わからないな」
フレン「そうか。まあ、僕も詳しくは知らないけどね。ただ……不思議なんだ。襲撃なのに、死者は出ていないそうだ」
フレン「まるで、誰かが意図的に殺さなかったみたいに、ね」チラッ
ガイ「……それで?」
フレン「もし、その襲撃者に会ったら礼を言おうと思ってね」
ガイ「礼だと?」
フレン「うん。襲撃された屋敷の騎士達は、旧貴族派の中でも特に評判が悪かった。貧民街で好き放題暴れて、弱い者を嬲ることを楽しんでいた連中だ。……正直、僕だって我慢ならなかったが立場上、何も出来なかった」
フレン「だから、この件を聞いて少し驚いたんだ。力を示しつつも、殺害は避ける……不思議な連中だよ。その意図が正義なのか、ただの自己満足なのかはわからないけどね。あの騎士達にとってはいい薬になっただろう」
ガイ「……」
フレン「そろそろ上がろうかな。もし、襲撃者に会ったら僕の代わりに……ありがとう、と伝えておいてくれ」ザパァ
ガイ「……俺から言っても意味がないだろう」
フレン「ははっ!まあ、そう言わずにさ!……頼んだよ、ガイ君」
⭐︎入浴して疲れを癒し、一緒に入った人と仲良くなりました!
- 481 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 22:27:32.94 ID:qD54RHQ9o
- ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室
イーリン「……以前、リーゼリット様が聞いてきたクラウディア・ロスチャイルドとシルバークロース・ゴールドマンを覚えてますか?」
ガイ「ああ。たしか今の宰相と両派閥に武器を売っている商人……だったか」
リーゼリット「ソールさんが言ってた人だね。それで、その2人がどうしたの?」
イーリン「……普通なら、宰相は国を安定させるために両派閥の争いを収めようとするはずです。ですがクラウディアは、むしろ争いが長引くように仕向けているように見えます。そして、その裏でシルバークロースは両派閥に武器を流し込み、儲け続けている……」
イーリン「この二人が繋がっていると考えれば、全て辻褄が合います。争いが終わらなければ、彼らの利益は途切れないのです」
サーシャ「……戦いが終わらないようにしてるってこと?」
イーリン「はい。両派閥が戦い続ければ続けるほど、彼らの利益は膨れ上がります。内戦が激化すれば……帝都全体が疲弊してしまうでしょう」
ガイ「……そうなる前に、武器の流れを止める必要があるか」
リーゼリット「でも、武器庫がどこにあるのか、まだ情報が足りないよね。場所がわからないし、今のままじゃ何もできないよ」
サーシャ「それに、私達もまだ疲れてるし……イーリンさんだって傷を負ったばかりなんだから」
イーリン「……ええ、今は無理に動くべきではありません。休養をとりつつ、情報を集める必要があります」
⭐︎武器庫の襲撃を断念しました
- 482 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 22:28:04.96 ID:qD54RHQ9o
- 幕間
ーー帝都 旧貴族派本邸 応接室
長髪青コートの初老男性「……例の屋敷が襲撃を受けた、と?」
側近騎士「はい。多数の兵が倒されましたが、死者は出ておらず……捕らえられたのは指揮者一名、我々にも知らされていない囚人一名の計二名のようです」
青コートの初老男性「……囚人?」
側近騎士「はっ。詳細は未確認ですが、どうやら地下牢に秘匿されていた者だとか。存在すら知らされておらず、我々も驚いております」
青コートの初老男性「……私はそのようなことを認可した覚えはない。関係者から事情を聞き出し、速やかに処分せよ」
側近騎士「かしこまりました。報告は以上です」
青コートの初老男性「……下がれ」
側近騎士「失礼します!」
ドア「」バタン……
???「……この件、ライオネル卿はどうお考えで?」
青コートの初老男性→ライオネル「……戦力を示しながらも、無益な殺生は避けている。襲撃者はただの賊徒ではあるまい」
???「では……目的は何だと?」
ライオネル「指揮官を捕え、囚人を解放する……利欲で動いたとは考えにくい。むしろ、戦火を広げぬために意図的に動いた……そう見るべきだろう」
ライオネル「無闇に血を流せば、報復の連鎖に呑まれる。だが彼らはそれを避けた。襲撃者は意志を持っている……私にはそう思える」
ライオネル「……もしそうなら、一度会って話してみたいものだ。何者であれ、無駄な争いを嫌うのであれば……私と相容れる部分があるはずだ」
???「……卿らしいお考えですね」
ライオネル「笑いたければ笑え。私は戦の犠牲がこれ以上広がるのを望まぬ。それは……エリオス様も同じ思いであろうからな」
???「ええ、僕も同感です……そういえば、エリオス様から卿への伝言を預かっています」
ライオネル「……伝言?」
???「重荷を押し付けてしまってすまないーーとのことです。旧貴族派の不満を一身に受け止めさせていることを、気にかけておられるようでした」
ライオネル「……フッ。あの方らしいな。謝罪など不要だというのに」
???「ですが、そう思っておられるということを、どうかご承知ください」
ライオネル「……わかった。伝言、確かに受け取った。そろそろ戻れ、フレン」
???→フレン「ええ、それでは卿。失礼します」
- 483 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 22:28:54.98 ID:qD54RHQ9o
- ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室
ガイ(世界樹の力の残滓の探索……内戦への関わり……アインズの様子も気になるな……)
サーシャ「ガイ、ちょっと難しい顔してるよ?また何か考えてたでしょ」」
ガイ「!!!」
*
妄想サーシャ「ガイ……今日は、わたしと一緒にーー」トロン
*
ガイ(変なことは考えるな!!!)ブンブン
ガイ「……今日の行動についてだ。何か案はあるか?」
サーシャ「うーん……なんだか、やることが沢山あって迷っちゃうよね」
イーリン「王宮への出入りも可能になりましたし、正式な手段で中へ入るのも一つの手です」
リーゼリット「情報収集もいいかもね。どうしようか?」
現在はユーシリア帝国です(5日目)
何をする?
安価下1〜3
- 484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 22:29:28.34 ID:vJx8rUIk0
- ヌルにパティと連絡取れないか聞く
- 485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 22:32:44.18 ID:NsuJLRlto
- アインズへの見舞い
- 486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 22:33:26.60 ID:ju5eEwIxO
- 女性陣、服を買いに行くついでに情報収集
- 487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 22:33:48.27 ID:0wToZ2MGO
- 正式に宮殿に入り込みクラウディアとシルバークロースぶん殴る
- 488 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 23:15:19.84 ID:qD54RHQ9o
- ーー貧民街 路地裏
ガイ「ん?……ヌルか。またここでイタズラしてるのか?」
ヌル「違うよ!落ち着くから、ここにいるだけだし!……ガイ、今日は一人なんだね。どこに行くの?」
ガイ「ああ。アインズの見舞いに行こうと思ってな」
ヌル「ああ。なるほどね……パティ様ならちゃんと様子を見てあげなさいって言いそうだなぁ」
ガイ「図書館の管理人か……連絡はしているのか?」
ヌル「もちろん!でも、最近は魔族国での仕事が忙しいみたいで連絡がとれないことが多いんだけどね。最近は黒曜の棺?っていうアーティファクトについて調べてるみたいで、結構楽しそうにしてたよ!」
ガイ(国外に追放されるほど有能な人物ならば、何か俺達の役に立つことを聞き出せるかもしれんな)
ガイ「……一度、俺も話してみたいんだが可能か?」
ヌル「もちろん!パティ様が出てくれればだけど……」ガサゴソ
連絡水晶「」ポン
ガイ「これは……?」
ヌル「連絡水晶だよ!色々制約はあるけど、簡単に言えば遠くの相手と話せるようになるんだよ!」
ガイ「手紙で連絡していると思っていたが……便利なものだな」
ヌル「パティ様、出てくれるかな〜?」ムムム
連絡水晶「」ポウ……
コンマ下1
01-90 つながらないや
91-00 「どうしたの、ヌル?」
- 489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 23:16:20.01 ID:D1Y4KjNLo
- ほい
- 490 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 23:27:07.90 ID:qD54RHQ9o
- ーー貧民街 路地裏
連絡水晶「」シーン
ヌル「……つながらないや。やっぱり忙しいみたいだね」
ガイ「……そうか」
ヌル「どうしても話したいことがあるなら手紙でも送ってみたら?返ってくるのに時間はかかっちゃうだろうけど、パティ様ならきっと読んでくれると思うよ」
ガイ「……わかった。ありがとう、ヌル。参考にさせてもらう」
ヌル「うんっ。それじゃーねー!」フリフリ
ガイ「……さて、アインズの様子を見に行くか」
⭐︎前の管理人と連絡は取れませんでした
- 491 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 23:31:24.55 ID:qD54RHQ9o
- 本日はここで終わりたいと思います。言うほど大量に更新できず申し訳ありません。
明日はアインズさんお見舞い編、女性陣服購入兼情報収集から始めたいと思います。
それでは、また。
- 492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 23:32:31.84 ID:NsuJLRlto
- 乙
- 493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 00:56:47.06 ID:bwY+AkFio
- おつ
そういえば現地調査の為の内戦解決の為のお使いクエストだった
今の所皇帝側の動きは見られないけど旧貴族側は向こうから接触してきそうだな
- 494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 01:14:03.97 ID:Fu8bKJijo
- おつです
ガイくん、ちゃんと男の子で安心した(?)
- 495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 05:31:14.02 ID:S0SFSeW/0
- 乙です
ガイのパーティは女性しかいないハーレム系だからせめて男性キャラ1人でもいたらガイは>>479みたいな妄想もしなくなるのかな?正直本家スレだと女性4男性2の男性の少ないパーティだけど、男女関係なく仲間内でしっかり協力しながら冒険していたので個人的に読みやすいところはあった。(二次創作だからしょうがないところはあるけど)
- 496 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/07(日) 12:39:52.86 ID:r70MQ/uBo
- >>492
ありがとうございます!
>>493
ややこしいことになっておりますが、その認識であっています。近い内に旧貴族派から何かしらの動きがあると思います。備えましょう。
>>494
周りに可愛い人が多いのでガイも悶々としているようです。年齢的には17歳なので色々元気なのでしょう。
>>495
感想ありがとうございます。こういった描写は>>1の趣味なので、おそらくパーティに男性メンバーが増えても完全に無くなりはしないと思います。ですが、こういったノリが苦手な方もいると思うので、その部分は読み飛ばしても大丈夫な作りにしていきたいと思います。
また、そういった描写を除いたキャラ同士の信頼関係もちゃんと描けるように頑張りますので、引き続きよろしくお願いします。
- 497 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/07(日) 12:40:22.53 ID:r70MQ/uBo
- ーー魔族連合拠点 客室
ガイ「……ここか」
ドア「」コンコン
シーン……
ガイ「……?」
ガイ(返事がない……入ってもいいのだろうか?)
ガイ「入るぞ」ガチャ
アインズ「……無断で入るとは、礼儀を知らぬ男だな」
ガイ「返事がなかったからだ。調子はどうだ?」
アインズ「調子……?牢に繋がれて弄ばれていた身に、調子も何もあるものか」
ガイ「……すまない。軽率な聞き方をした」
アインズ「……ふん。まあいい。こうして寝床に横になれるだけ、地下牢にいた頃よりは幾分ましだ」
アインズ「それで……何か用か?」
ガイ「見舞いに来たんだ。これはサーシャからだ。もちろん、毒は入っていない」スッ
サーシャの手作りクッキー「」ポン
ガイ「」ヒョイッ……モグモグ
ガイ「……ほらな」
アインズ「……あのエルフの娘か。まったく余計なことをしてくれる……」
ガイ「いらないなら俺が全部もらってもいいか?」
アインズ「ま、待て!……別に、食べられぬとは言っていない」パシッ
アインズ「」モグモグ
アインズ「……んへへ。甘ぁい……」ニコ
ガイ「気に入ったか」
アインズ「……!き、気に入ったわけではない!ただ、小腹が空いてたから丁度よかっただけだ!」
アインズの尻尾「」ブンブン
ガイ(わかりやすいな……)
アインズ「それで……ただ見舞いに来ただけではあるまい。何が目的だ?」モグモグ
ガイ「いや、とくに……ただ気になったから様子を見に来ただけだ」
アインズ「……フン。奇特なことだな。牢から出された程度で、私はお前達の仲間になった覚えはないぞ」モグモグ
ガイ「承知してる」
アインズ「……なら、なぜそこまで気にかける?竜の血を引いた私など……お前達にとっては、厄介者でしかないはずだ」
ガイ「この国ではな……俺達はこの国の者じゃない。血筋や種族で差別をするようなことはしない」
アインズ「……どうだか」ギュッ
アインズと何か話す?
安価下1〜2
- 498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 12:41:38.68 ID:w/YEr+Iy0
- パティについて知らないか
- 499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 12:53:50.02 ID:JBG/5BK/O
- 行くところがないなら俺たちと一緒に来るか?と勧誘
- 500 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/07(日) 21:29:21.78 ID:r70MQ/uBo
- ガイ「パティという人物を知らないか?」
アインズ「パティ……?いや、知らんな。その名を聞いたのは初めてだ」
ガイ「……そうか。気にするな。ほんの確認だ」
アインズ「知らぬ名を口にして何を確かめたかったのかは知らんが……妙な男だな」
ガイ「もし知っていればこの内戦を解決する糸口になるかと思ったんだが……」
アインズ「……ほう、この内戦を解決しようと?」
ガイ「ああ。俺達には本来の目的があるんだが……そのついでだ」
アインズ「フッ……ついで、か……」
- 501 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/07(日) 21:29:48.69 ID:r70MQ/uBo
- ガイ「そういえば、この国にはいつからいる?」
アインズ「ほんの少し前だ。母がこの国に大きな傷を残したと聞いて……せめて自分の目で、その痕跡を確かめておこうと思ってこの国に来た」
ガイ「なぜ、囚われていた?俺の知っている竜は……強大な力を持っていた。その気になれば捕まることなどなかったはずだが」
アインズ「ある村が騎士同士の戦いに巻き込まれていてな。その村を守るために私は戦った……全てが終わったあと、村の人々は私の姿を見てこう言ったのだ。『悪竜』の再来だと」
アインズ「私は救った筈の人々に石を投げられ、武器を向けられ……彼らを傷つけないよう抵抗し……力尽きたところを騎士達に捕えられたんだ。強大な力を持とうと、人の恐怖と憎悪の前では無力だった」
アインズ「結局……母と同じ血を引いているというだけで、何をしても悪竜にされる。母がやったことを考えれば、仕方のないことではあるのだろうがな」
ガイ「……仕方がない、で片づけていい話じゃないだろう。罪を犯したのはお前の母であってお前じゃない」
ガイ「俺には、この国の事情をすべて理解できたわけじゃないが……目の前で誰かを救ったお前を悪竜呼ばわりするような真似を俺はしない」
アインズ「……ありがたいお言葉だな」
ガイ「……これから行く宛はあるのか?」
アインズ「宛はない。また山に篭って静かに暮らすつもりだ」
ガイ「……もし、よければ俺達に力を貸してくれないか?」
アインズ「何?」
ガイ「仲間になれってことじゃない。ただ、俺達の目的のために少しだけ力を貸してほしいんだ」
アインズ「……ふん。力を貸す理由がないな」
ガイ「……そうか。残念だな……俺達についてくれば今のクッキーと同じくらい美味い物が沢山食えるんだが」
アインズ「」ピクッ
ガイ「まあ無理強いはしない。準備が出来たらすぐにこの国を出た方がーー」
アインズ「待て」
ガイ「?」
アインズ「その、食事、というのは……どの程度のものだ?」
ガイ「?まあ、さっきのクッキーはおやつみたいなものだ。香草で仕込んだ肉料理、温かいスープ、それ以外も諸々……今の所、外れたことはないな」
アインズ「」ゴクリ……
アインズ「……気が変わった。力を貸してやらんこともない」
ガイ「えっ?いいのか?」
アインズ「だが、勘違いするなよ。力を貸してやるだけだ。仲間になった訳じゃないからな」
ガイ「……それでも構わない。俺の名前はガイだ。これからよろしく頼む」
⭐︎アインズが力を貸してくれます
- 502 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/07(日) 21:30:19.03 ID:r70MQ/uBo
- ーーユーシリア帝都
ワイワイガヤガヤ
サーシャ「アインズさん、喜んでくれるかな?」
リーゼリット「あのクッキー、すごく美味しかったからきっと気に入ってくれるはず」
サーシャ「そうだといいけど……」
イーリン「心配はありません。リーゼリット様が仰ったように、あのクッキーの出来は完璧です
リーゼリット「それにしても……街の雰囲気は相変わらず変わってないね」
イーリン「おそらく、屋敷の襲撃については市民の不満を煽らないように秘匿されているのでしょう。騎士の数が以前より多少は増えているようですが……どうやら私達の顔は割れていないようですね」
サーシャ「そうですね。普通に歩けてるくらいだし、まだ安心していいのかな」
リーゼリット「でも、騎士が多いとちょっと緊張するよね。誰かに声かけられたらって思うと……」
イーリン「平然としていれば疑われません。むしろ挙動不審な態度の方が怪しまれるものです」
サーシャ「じゃあ、なるべく自然にしておこうっと」カチコチ
リーゼリット「あはは!サーシャ、挙動不審になってるよ」
サーシャ「うーん……自然体って難しいなぁ……」
イーリン「ふふっ……とにかく、目的を忘れずに行動しましょう。服の購入と情報収集をしますよ」
リーゼリット「了解!まずは服屋さんね。サーシャの服は……悪くないけど、やっぱり実用性ばっかり優先してて味気ないんだよね」
サーシャ「うっ……た、確かに動きやすさ重視で選んじゃってるけど……だ、だって戦闘のとき便利だし……!」
リーゼリット「なに言ってるの。エルフの女の子なんだから、もっと可愛い服を着たら絶対映えるって!……それに、そんなサーシャをみたらガイも喜ぶよ?」
サーシャ「な、なんでガイが出てくるの!///それを言ったらリーゼだっていつも同じ服じゃん!」
リーゼリット「うっ……まあ、それはそうなんだけど……」
イーリン「僭越ながら……サーシャ様もリーゼリット様も、服の選び方に偏りがあるのは事実です」
サーシャ「ぐっ……イーリンさんまで!」
リーゼリット「わ、私も!?」
イーリン「はい。サーシャ様は実用一辺倒、リーゼリット様は動きやすさばかりで変化が少なすぎる……女性としての魅力を活かしきれていないように思えます」
サーシャ・リーゼリット「む、むぐぐ……」
イーリン「ここは是非、新しい服で雰囲気を一新すべきです。そうすればーー」
イーリン「ガイ様も、きっと目を離さなくなるでしょう」
サーシャ「なっ!?///」
リーゼリット「ちょ、ちょっとイーリンさん!?私は違うからね!?」
◆
- 503 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/07(日) 21:31:44.47 ID:r70MQ/uBo
- ーー服屋
女性エルフ店主「いらっしゃいませ!何かご入用ですか?」
リーゼリット「えっと……私達、服を新しく見繕いたくて。普段は戦うことが多いから、動きやすいのがいいんだけど……」
女性エルフ店主「なるほど。でしたら機能性と見栄えを両立したものがおすすめですね」
サーシャ「わ、私も……ちょっと可愛い服を見てみたいなって……」モジモジ
女性エルフ店主「ええ。そういった服も沢山あるので、ぜひご覧になっていってください!」
イーリン(私も何か新しい服を買おうかな?角を隠せるやつがいいけど……)
サーシャが着る服
安価下1
リーゼリットが着る服
安価下2
イーリンが着る服
下3のコンマが70以上の場合、安価下3
>>1に任せる場合は「おまかせ」と記載してください
- 504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 21:43:16.97 ID:n3WH+DGeO
- ピンクのワンピース(胸元とへそが見えてる)
- 505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 21:45:28.82 ID:FkM3UMrBo
- ユーシリア軍服(コスチュームプレイ用)
- 506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 22:04:02.06 ID:w/YEr+Iy0
- 黒のチャイナ服
- 507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 22:04:12.45 ID:d1qfiuMpO
- メイド服(戦闘用に改良している)
- 508 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/08(月) 00:02:50.04 ID:NzN/QXhGo
- サーシャ「……どうかな?」
胸元とお腹が見えるピンクのワンピース「」ヒラッ
リーゼリット「おお……これは中々……ずいぶん攻めたね?」
イーリン「胸元が空いている物は見たことがありますが……お腹まで見える物は初めて見ましたね」
女性エルフ店主「ふふっ、とてもお似合いですよ!エルフの方はスラリとした体型の方が多いので、こうしたデザインは特に映えるんです」
サーシャ「そ、そうなのかな……?でも、なんだか……この前の水着とはまた違った恥ずかしさが……///」
リーゼリット「いやー、これはガイが見たら絶対真っ赤になるね!」ニヤニヤ
サーシャ「もう!リーゼったら……」
◆
リーゼリット「なんかカッコよさそうなのがあったから着てみたんだけど……これ、正規の服じゃないよね?」
仮装用ユーシリア軍服「」ピシィッ
サーシャ「……サイズがあってないのかな?所々、身体の部位が強調されてるような……特に胸とお尻の部分……」
イーリン「……店主、これはもしかして……」
女性エルフ店主「……仮装用、いわゆる余興やコスチュームプレイ用に作られたものです。もちろん、正規の軍服ではありません」
リーゼリット「ええっ!?な、なんでそんなの置いてあるの!///」バッ
サーシャ「り、リーゼ……それ、カッコいいっていうより……なんか……」モジモジ
イーリン「……強調されすぎて、目のやり場に困りますね」
リーゼリット「待って!?私、真面目に似合うか見ようと思っただけだから!」
女性エルフ店主「……意外と人気なんですよ?もしお望みであれば、着丈を整えて普通の大きさにもできますが」
リーゼリット「このまま着こなすのは無理でしょ!!!」
◆
- 509 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/08(月) 00:03:38.91 ID:NzN/QXhGo
- ーーユーシリア帝都
サーシャ「買っちゃった……」ガサッ
リーゼリット「私も……直してもらったら普通に着られる服になったからよかったよ」
サーシャ「……でもやっぱりちょっと恥ずかしいな。これ着て歩けるかなぁ……」
リーゼリット「大丈夫だって!似合ってたから自信持ちなよ!」
サーシャ「えへへ……あ、イーリンさんも何か買ったんですか?」
イーリン「!……ええ、まあ。下着類を少々」
サーシャ(その割には袋が大きいような……?)
リーゼリット「実は私達に内緒で新しい服を買ったんじゃないですか〜?」
イーリン「……そ、そんなことはありません。ともかく、服の購入は済んだので次は情報収集です」
サーシャ「はい!……といっても、どこから手をつければ……」
商人達「」ヒソヒソ
リーゼリット「あの人たち……何か話してるね」
イーリン「少し近づいてみましょう。耳を澄ませれば有益な情報が得られるかもしれません」
◆
商人A「聞いたか?宰相が密かに武器庫を新設したらしいぞ」
商人B「武器庫?また戦の準備か。にしても場所は非公開なんだろ?」
商人A「表向きはな。けど俺の客筋が言ってた……シルバークロース商会の連中が中央区に武器を運び込んでるらしい」
商人B「マジか……やっぱり繋がってんだな」
商人A「ああ。それに護衛につけられたのは竜騎兵団だそうだ。精鋭揃いだから、ちょっとやそっとじゃ近寄れねぇ」
商人B「竜騎兵団だって!? 本気じゃねぇか……そりゃ庶民にゃ関係ねぇけどよ、また戦が長引くのは勘弁してほしいもんだな」
◆
サーシャ「……思わぬ情報を拾っちゃったね」
リーゼリット「武器庫と竜騎兵団……やっぱりクラウディアとシルバークロースが絡んでる……」
イーリン「ええ。戻って情報共有をしましょう」
⭐︎服を購入しました。(状況に応じて自動的に着替えます)
⭐︎武器庫が中央区にあるらしいことを知りました。
- 510 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/08(月) 00:05:37.69 ID:NzN/QXhGo
- ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室
サーシャ「ガイが人を連れてくるって言ってたけど……誰なんだろう?」
リーゼリット「変な人じゃないといいけど」
イーリン「ここに連れてくる程の人なので、おそらく協力者だとは思いますが……」
ドア「」ガチャ
ガイ「すまん、待たせたな……アインズ、入ってくれ」
アインズ「ここが貴様らの拠点か……」ヌッ
サーシャ「えっ、アインズさん!?」
リーゼリット「ガイ、この人って……」
ガイ「ああ。屋敷に囚われていた囚人だ。俺達に協力してくれることになった」
イーリン「……なるほど。戦力としては心強いですが、扱いを誤れば騒ぎになりますよ」
アインズ「フン……仲間になったつもりはない。気が向いたから手を貸してやるだけだ」
サーシャ「それでもありがたいです!丁度、ご飯にしようと思ってたんですけど、アインズさんも食べていきますか?」
アインズ「……仕方ないな。腹が減っていたところだ。……食べてやらんこともない」
アインズの尻尾「」ブンブン
サーシャ・リーゼリット・イーリン(わかりやすいな……)
現在はユーシリア帝国です。(6日目)
何をする?
安価下1〜3
⭐︎何者かが監視をしているようです。貧民街以外の場所に行くときにコンマ判定が行われます。
- 511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 00:07:30.02 ID:mfx7tLcNo
- 王宮に乗り込む
- 512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 00:11:56.28 ID:kmHEoJJxO
- 今一度皇帝派と旧貴族派以外の道も思案してみる
- 513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 00:13:01.17 ID:imM9X0kYo
- 中央区に出来たらしい武器庫の場所を調べる
- 514 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/08(月) 00:18:49.98 ID:NzN/QXhGo
- 安価が出揃ったので本日はここまでです。
次回更新は土曜日を予定していますが、水曜日あたりでも更新するかもしれません。
それでは、また。
- 515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 00:24:37.67 ID:kmHEoJJxO
- 乙
ユーシリア編はトコナツ編より難易度高そうね
- 516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 02:43:32.25 ID:imM9X0kYo
- おつ
リーゼは経歴的にお洒落より生活優先っぽいから…
- 517 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/10(水) 21:24:48.97 ID:O3s0Gm5bO
- こんばんは。1レスかつ、コンマ判定だけなのですがちょっとだけ更新します。
>>515
内戦に関わることにより難易度が上がったようです。物語を着地させることができるよう頑張りたいと思います。
>>516
リーゼリットさんは6歳頃からお洒落とは無縁な生活を送ってきたのでしょう。これから先、色々楽しんでいってほしいところですね。
- 518 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/10(水) 21:25:18.18 ID:uRBV/9y6O
- ーー帝都 王宮前
リーゼリット「……遂に王宮に入れるね」
イーリン「ええ、皇帝派と接触する絶好の機会です。気を引き締めていきましょう」
ガイ「ああ……あそこにいる騎士が門番か」
スタスタ……
無精髭の痩せ型騎士「……ん?止まれ。見ねぇ顔だな。何の要件でここに来た?」
ガイ「我々は魔族連合の使いの者だ。許可証もある」ペラ
無精髭の痩せ型騎士「ああ?どれどれ……」ヒョイッ
無精髭の痩せ型騎士「……たしかに魔族連合の印だな。武器類は預かる決まりになってるから、コイツらに預けてくれ」
警備騎士「」サッ
ガイ「……どうも」スッ
銀髪ショートの警備騎士「ごめんなさい。念の為、身体も調べさせてもらいますね?」
イーリン「ええ、構いませんよ」スッ
リーゼリット(まあ、こんな状況だと流石に武器は持ち込めないよね)スッ
◆
ーー王宮内
リーゼリット「さっき許可証を見てた人、態度は悪かったけど普通に通してくれたね」コソッ
ガイ「ああ。以前見た通り、旧貴族派でもない限り王宮への出入りは自由なようだな」
イーリン「ここからが本番ですよ。皇帝派の状況をこの目で確かめ、私達がどの派閥に所属するかを決める手がかりにしなければなりません。些細なことでも、見逃さないように」
誰かと会えたみたいです
コンマ下1
01-30 武器商人
31-60 現宰相
61-80 森スライム
81-90 最高指揮官
91-00 現皇帝
監視者の行動
コンマ下2
01〜50 監視継続
51〜00 接触
- 519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/10(水) 21:27:26.41 ID:M+EkGTqSo
- むっ
- 520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/10(水) 21:29:07.66 ID:4UBGsnL20
- あ
- 521 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:15:23.10 ID:eGlxBK7mO
- 騎士達「敬礼ッ!」ビシィッ
リーゼリット「えっ、急に敬礼しだしてどうしたんだろ?」
イーリン「おそらく、それなりに位の高い人物が近くを通るのでしょう。我々も習っておきましょうか」
ガイ「そうだな……」
スタスタ……
赤ドレスの金髪美人「みんな、ご苦労様。楽にしていいわよ」
騎士達「はっ!」ザッ
側近騎士「クラウディア宰相。もうまもなく、シルバークロース商会との面会時間です。準備はよろしいですか?」
赤ドレスの金髪美人→クラウディア「ええ、大丈夫。気遣いに感謝します」
リーゼリット(あの人がクラウディア……!)
クラウディア「……あら?そちらの方々は……見慣れない顔ね」
ガイ「……我々は最近入った魔族連合の使いだ」
クラウディア「まぁ……ようこそ。王宮を訪れる方々には、立場に関わらず誠実にお迎えするのが私の務めです」ニコ
クラウディア「どうぞ、帝都での滞在が少しでも良きものになりますように。何かお困りのことがあれば、遠慮なく声をかけてくださいね」
イーリン「……ご厚意、感謝いたします」
クラウディア「ふふ、堅苦しい挨拶はいりません。人と人とが心を通わせることが、この国を良くする第一歩なのですから」
若い騎士A「……外面ばかり取り繕いやがって。優しい言葉をかけるのも、どうせ戦場に駆り出すための方便だろう」ボソッ
若い騎士B「おい、聞かれたらマズいぞ!」ボソッ
側近騎士「貴様!クラウディア様こそ陛下の御意志を体現なさっているのだ!その口の聞き方はなんだ!」
若い騎士A「……エリオス様は戦など求めていない!陛下はただ民の安寧を願っておられるんだ。それを戦へとねじ曲げているのは、宰相だと何故気づかない!?」
側近騎士「貴様ァ……!」
クラウディア「やめなさい。私はもともとこの国の生まれではありません。だからこそ、皆が疑念を抱くのも当然のこと」
クラウディア「けれど私はただ、陛下の御心を守りたいだけ。そのために力を尽くしているのです」
側近騎士「クラウディア様……!」
若い騎士A「……ッ」
クラウディア「……お見苦しいところをお見せしてしまいましたね。人は立場が違えば意見が衝突するもの……それもまた、この国を思うがゆえのことなのです」
イーリン「いえ……お気になさらず」
クラウディア「では、私はこれで失礼します。皆さまの帝都での日々が実りあるものでありますように」
側近騎士「……クラウディア様がお通りだ!道を開けろ!」
スタスタ……
- 522 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:16:01.71 ID:eGlxBK7mO
- リーゼリット「……なんとなく、皇帝派の雰囲気は感じられたかも」
イーリン「ええ……同じ皇帝派の中でも、陛下に忠誠を誓う者と、宰相を頼る者とで、少し空気が違うようです」
ガイ「表面上は静かでも、水面下では火花が散っている……か」
フレン「……その通りだよ、ガイ君」ヌッ
リーゼリット「フレンさん!?」
フレン「やあ、また会ったね……魔族連合の使者達」ニコ
ガイ「フレン……」
フレン「ははっ、驚かせたかい?僕は王宮書記官として出入りしているんだ。ミントには王宮内の一般騎士って言ってあるから内緒にしておいてくれよ?」
イーリン「書記官……王宮の中枢に出入りする立場、ということですか」
フレン「そういうこと。それで、君たちも感じたと思うけど……皇帝派は一枚岩じゃない。陛下その人に忠誠を尽くす者もいれば、宰相を支えに動いている者もいる。表向きは同じ陣営でも、水面下では常に衝突が起きている」
リーゼリット「やっぱり……そんな感じしたよ」
イーリン「つまり、同じ皇帝派の中でも二つの流れがある、ということですね」
フレン「もっとも、どちらも国を守るという旗は掲げている。けれど、その先にある未来像がまるで違う……陛下は民の安寧を、宰相は軍備の強化を。だからこそ、同じ皇帝派でも温度差が生まれるんだ」
フレン「……ここだけの話だが、宰相の周りには不穏な影がちらついている。武器を両派閥に流しているシルバークロース商会と、必要以上に近すぎるんだよ」
フレン「この国の行く末を思うと……どうしても看過できない繋がりさ」
ガイ「……」
- 523 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:17:05.40 ID:eGlxBK7mO
- フレン「……それと、君達に知らせがある。旧貴族派の重鎮ーーライオネル卿が、君達に会いたがっている」
ガイ「……ライオネル卿だと?」
リーゼリット「旧貴族派のまとめ役でしょ?なんで私たちに……」
フレン「例の屋敷の件は……君達がやったんだろう?」
リーゼリット「……!」
フレン「申し訳ないけど、君たちをしばらく監視させてもらってね……疑惑が確信に変わったよ」
ガイ「……フレン。お前はどちらの派閥にも属していないと言っていたはずだ。そのお前が、どうして旧貴族派の重鎮と繋がっている?」
ガイ「中立を名乗りながら、裏で旧貴族派と通じている……信用していい話なのか?」
フレン「誤解しないでほしいな。僕は本当に誰の旗も掲げていないし、ライオネル卿の犬でもない。前にも言った通り、あの屋敷の件には感謝している」
フレン「ライオネル卿は、この内戦を望んでいない。むしろ、どうにか抑えようとしている数少ない人物だよ……僕がここで余計なことを言うより、君たち自身の目で確かめた方がいいと思う」
ガイ「……」
フレン「それじゃあ、たしかに伝えたからね。気をつけて帰ってくれよ」
⭐︎皇帝派の雰囲気を掴みました。
⭐︎フレンを通じてライオネル卿から誘いを受けました。
- 524 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:17:49.68 ID:eGlxBK7mO
- ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室
サーシャ「あっ、みんなお帰り!どうだった、王宮は?」
ガイ「ああ……色々と見えてきたぞ」
アインズ「どうやら……収穫はあったようだな」モグモグ
積まれた皿の山「」
リーゼリット(え、すごい数のお皿が積まれてるけど……アインズさん、これ全部1人で食べたの?)
イーリン「……今わかっている情報をまとめてみました。手帳で申し訳ないのですが、ご確認ください」スッ
◆
・世界樹の光はかつて大山脈に落ちた。残滓もそこにある可能性が高い
・皇帝派は現在、二つに分裂している
→皇帝に忠誠を誓う者
→宰相クラウディアを頼る者(シルバークロース商会と結託の疑いあり)
•旧貴族派の重鎮ライオネル卿は戦を抑えようとしている
・ソールの言葉から察するに、皇帝派でも旧貴族派でもない第三勢力が存在する?
•武器庫が中央区のどこかに新設され、シルバークロース商会が武器を運び込んでいる
→護衛には竜騎兵団がついている
◆
サーシャ(ページの端っこに猫の落書きが描かれてる……イーリンさんって可愛いものが好きなのかな?)
ガイ「……第三勢力か。一度、管理人代理に話を聞いてみるか」
リーゼリット「この前は詳しく教えてくれなかったしね。なんだか回りくどい言い方してたし……」
サーシャ「じゃあ、今から大図書館に聞きに行こうよ!」
イーリン「善は急げですね。その前に……アインズ様、こちらを」
ファサッ……
アインズ「む……フードか」
イーリン「竜の血を引くその姿はどうしても目立ちます。帝都を歩くなら、隠した方がよいかと」
サーシャ「これなら街を歩いても大丈夫そうだね。私達も一緒にいるから、滅多なことは起きないと思いますよ!」
アインズ「……そうか。感謝する」
- 525 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:19:21.56 ID:eGlxBK7mO
- ーー帝都大図書館
ソール「おや……今回はかなり大所帯ですね」
リーゼリット「こんにちは、ソールさん。この前言っていた別の道について聞きにきました」
ソール「……そうですか。どの派閥に手を貸すべきか、その判断の材料を求めているのですね」
ガイ「……察しが早いな」
ソール「いずれの勢力もこの国を導く力を持っています。ですが、私にはどうしても見過ごせない点があるのです」
リーゼリット「見過ごせない点……?」
ソール「皇帝は理想を語り、宰相は力を求め、貴族達は伝統に縋る。……いずれも民そのものの声が置き去りになっているのです」
イーリン「……なるほど。それで、ソールさんの言う別の道とは?」
ソール「血を流すことなく、この国を立て直す方法です。皇帝でも、宰相でも、貴族でもなくーー民が未来を選ぶ道。私は、そのための仕組みを形にしようとしているのです」
サーシャ「民が……未来を?」
ソール「ええ、その通りです。けれど誤解しないでください。私が語るのは、まだ形を持たぬ思想のようなもの。明確な旗も、指導者もいません。ただ……確かに芽吹きつつある動きはあるのです」
ソール「誰かが支配する国ではなく、みんなで作る国を求める声。権力者に頼らず、民が自らの手で未来を選び取ろうという考え方……まだ一部の学者や、市井の人々が語るだけの小さな波に過ぎませんが」
アインズ「……なるほど。力で押しつけるのでも、血筋に縋るのでもない……か。だが、それで本当に国がまとまるのか?」
ソール「それはわかりません。新しい道を選ぶということは、常に混乱と不安を伴うものですからね」
リーゼリット「……確かに。理想だけでは国は回らないし、でも理想がなければ未来も描けない」
ソール「おっしゃる通りです。ですから、私は声を広げ、土壌を整えるしかないのです。力で抑えつけるのではなく、血を流すこともなく……少しずつ、民が自ら考え、選ぶように」
ガイ「つまり……あなたが目指しているのは戦わない選択肢ってことか」
ソール「ええ。そのためにこそ、私にはあなた方のような外の目が必要なのです。国内にいるとどうしても流れに飲まれてしまう……ですが、外の者ならば、この国にとって本当に必要な道を見極められるはず」
サーシャ「外から見た視点……確かに、それは大切かも」
イーリン「……では、仮に私たちがその別の道を支持するとしたら、どう動けばよいのですか?」
ソール「まだ旗を掲げる段階ではありません。ただ、皇帝派や宰相派、貴族派が動く中で……『血を流さずに解決する道がある』と、声を届けてほしいのです。今は、それで十分です」
アインズ「……言うは易し、行うは難し。だが、確かに聞く価値はあるな」
ソール「ふふ……私は今、あなた方に種を渡しただけ。芽吹かせるかどうかは……あなた方の選択次第ですよ」
⭐︎ソールから別の道を提示されました。
- 526 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:20:12.05 ID:eGlxBK7mO
- ーーユーシリア帝都 中央区
リーゼリット「……民が自分で国を作る、か。正直、すぐには想像できないけど……ちょっと素敵な考え方だと思ったよ」
サーシャ「うん……でも、そんなことできるのかな……?」
イーリン「理念としては理解できます。しかし、あまりに未成熟……今の段階では理想論に過ぎませんね」
アインズ「フン……結局、人は争いから逃れられぬ。だが……そういう夢想を語れるのも、人の強さなのかもしれんな」
ガイ「……少なくとも、選択肢の一つとして心に留めておく価値はあるだろう」
リーゼリット「それで……次はどうする?武器庫の場所を突き止めるんだよね?」
サーシャ「何か目印とかあればいいんだけど……」
ガイ「……いや。探す必要はなさそうだ」
サーシャ「えっ?」
ガイ「あれを見ろ」
竜騎兵団の一団「」ザッ ザッ ザッ…
サーシャ「わっ……あんなにたくさん……!」
イーリン「……どうやら、竜騎兵団のようですね」
ガイ「ああ。通常の巡回にしては、数が多すぎる。こんな場所に固まっている理由は一つしかない」
リーゼリット「……武器庫が近くにあるんだ!」
アインズ「フン、皮肉なものだな。守りを固めれば固めるほど、隠しているものを示しているようなものだ」
ガイ「おそらく、あの新しい建物が武器庫だろう。場所は絞れた……帰るぞ」
⭐︎武器庫の場所を特定しました
- 527 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:20:43.33 ID:eGlxBK7mO
- ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室
・世界樹の光はかつて大山脈に落ちた。残滓もそこにある可能性が高い
・皇帝派は現在、二つに分裂している
→皇帝に忠誠を誓う者
→宰相クラウディアを頼る者(シルバークロース商会と結託の疑いあり)
•旧貴族派の重鎮ライオネル卿は戦を抑えようとしており、屋敷の襲撃者と接触を望んでいる
・皇帝派でも旧貴族派でもない民の声を優先する考えが存在する
•武器庫が中央区に新設され、シルバークロース商会が武器を運び込んでいる
→護衛には竜騎兵団がついている
ガイ「さて……何処から手をつけるか」
サーシャ「えーと……とりあえず、武器庫から武器が無くなっちゃえば、内戦の規模は小さくなるんだよね?」
イーリン「ええ。戦は補給が無くなれば必然的に縮小します。ですが……竜騎兵団は精鋭のようです。襲撃は一筋縄ではいかないでしょうね」
リーゼリット「でも、放っておいたら宰相の思うつぼでしょ?なにか手を打たないと……」
ガイ「旧貴族派を取りまとめているライオネルの考えも気になる。フレンを信じるなら罠ではないだろうが……」
アインズ「……民の声とやらもあるな。夢物語に聞こえるが……やがて現実を呑み込むだけの力を持つかもしれん」
ガイ「ふむ……」
現在はユーシリア帝国です。(6日目)
何をする?
安価下1〜3
- 528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 11:30:41.87 ID:eWiVr89GO
- イーリン、ニアと模擬戦
- 529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 11:31:34.52 ID:Czwgwd2ko
- ライオネル氏に会ってみる
- 530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 11:55:24.45 ID:yq28z1lIO
- 民主主義の芽をばらまく
- 531 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 14:57:54.60 ID:siN6/TxhO
- ーー貧民街
ニナ「……模擬戦をしたい?」
イーリン「ええ。ぜひ、お願いします」
ニナ「模擬戦自体は構わないが……あんたの所の奴等とやればいいじゃないか?」
イーリン「……竜騎兵団と戦う可能性がありまして。知った仲ではなく、未知の相手と戦う経験を積みたいのです」
ニナ「ククッ、なるほど……そういうことなら、ちょっと待ってくれ」
キュイーン……ガガガ‼︎カンカンカン‼︎
魔導騎竜「」ドン‼︎
イーリン「……これは、騎竜を模した物ですか?」
ニナ「ああ。本物の竜騎兵団の戦い方は知らないが、これで近い動きにはなるはずだ。もっとも、私の戦い方は特殊だから参考にならないかもしらんがな」
イーリン「いえ、お気遣いありがとうございます。それでは……始めましょうか」ザッ
ニナ「よし、こいつの試運転も兼ねて、死なない程度に本気で来い!」
魔導騎竜「」ガシャンッ……
コンマ下1
01-33 敗北
34-66 引き分け
67-00 勝利
- 532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 15:04:01.75 ID:jL017B5xo
- あ
- 533 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 00:01:00.07 ID:77Nfr/wxO
- 魔導騎竜「」ダダダ……
ニナ「中々いい速さに仕上がったぞ!!!さあイーリン、どう来る!?」
イーリン「確かに、とても素早いですが……」グッ……
イーリン「」ダッ
ニナ「上に飛んだ!?」
空中で回転するイーリン「」グルグル
かかと落としをするイーリン「……オラァッ!!!」
ニナ「あれは……喰らったらマズいな!」ヒョイッ
かかとがめり込む魔導騎竜「」ミシミシ……
煙を出す魔導騎竜「」バキンッ‼︎……シュー……
ニナ「おいおい、結構いい線行ってたと思うんだけどな……」
イーリン「騎竜を倒して機動力を奪えば……」
ニナ「ああ!だが、まだ私は負けてないぞ!」ガチャンガチャン‼︎
イーリン「!?袖から……砲塔が!?」
ニナ「これが私の戦い方だ……威力は気絶する程度に抑えてあるから安心しな!」
魔翌力砲「」ドギュウン‼︎ドギュウン‼︎
イーリン「くっ……!」サッ
ニナ「避けるばっかりじゃ、状況は変わらんぞ?」
イーリン(確かに、強力な武装だけど……)
魔翌力砲「」ドギュウン‼︎ドギュウン‼︎
イーリン(……発射の間隔は見切った!あとは……タイミングを合わせて……)ググッ……
魔翌力砲「」ドギュウン‼︎
イーリン(今!!!)ダッ‼︎
ニナ「なっ!?この弾幕を突っ込んでくるのか!?」
イーリン「ハァァ……」
ニナ(魔翌力を全て防御に回す……!)バッ
イーリン「オ……ラァッ!!!」
ニナの身体にめり込む拳「」メキメキメキ……
ニナ「ぐぅぅぅっ!?」
ニナ(重……!これは……私の、負けだな)
両手を上げるニナ「おえっ……イーリン……中々、やるじゃないか……」
イーリン「……ハッ!?ニナ様、大丈夫ですか!?私ったらつい……」
ニナ「ククッ、気にするな……お陰でいい経験になったよ……すまん、ちょっと横になっていいか?」
◆
ニナ「竜騎兵団とやり合う時も今みたいに竜を先に潰すのは有効だろう。ただし注意しろ……竜を失った騎士も、それなりに手強いはずだ。まあ、私のように魔導機械を使う騎士はいないと思うが」
イーリン「……心得ておきます」
ニナ「ククッ……まあ、何はともあれ幸運を祈ってるよ」
⭐︎ニナとの模擬戦で勝利しました。
- 534 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 00:05:22.78 ID:77Nfr/wxO
- ーー帝都 旧貴族派本邸
ガイ「……本当によかったのか?」
アインズ「ああ。これから会うのは私を捕らえた組織の長なんだろう?一度顔を見ておきたくてな」
ガイ「……」
アインズ「そう不安がるな。されたことに恨みはあれど、私は短慮ではない。ここで騒ぎを起こす気など毛頭ないさ」
ガイ「ならいいが……っと、ここだな」
◆
執事「お待ちしておりました、魔族連合の方々。ライオネル卿はもうすぐ来られるのでしばらくお待ちください」
ガイ「どうも……」
スタスタ……
ライオネル「よく来てくれましたな、魔族連合の使者殿……下がってくれ」
執事「」ペコリ
ライオネル「さて……人払いは済んだ。ここからは腹を割って話そうじゃないか」
ガイ「……俺はガイ。こっちはアインズだ」
アインズ「……」ジッ
ライオネル「なるほど……只者ではない気配を感じていたが、まさか竜の血を引く者と相まみえるとは。これは光栄だ」
アインズ「貴様は……竜を悪く見ないのだな」
ライオネル「この国を襲った悪竜でもなければ嫌う理由はないだろう。私のことはもう知っていると思うが、改めて自己紹介をしよう」
ライオネル「私の名はライオネル・ランドフォード。この国に仕える公爵にして、旧貴族派の代表と目されている」
ガイ「旧貴族派のまとめ役……フレンから聞いている。卿は戦を望んでいないと」
ライオネル「その通り。私の先祖は初代皇帝と共に帝国を築いた者……帝国が血で裂ける姿など断じて許せない」
ライオネル「しかし……現皇帝に反発する貴族達の声を誰も受け止めずにいれば、火は燃え広がる一方。だからこそ私は彼らの前に立った。剣を掲げるためではなく、剣を収めさせるために」
ライオネル「……だが、誤解しないでほしい。私は決して現皇帝を見限ったわけではない。むしろ今も、あのお方こそ帝国の未来を担うべき存在だと信じている」
アインズ「その信念があるなら……皇帝派に留まる道もあったはずだ。何故そうしなかった?」
ライオネル「……皇帝陛下のもとに留まれば、貴族達の不満は誰にも受け止められず、やがて一斉に爆ぜてしまう。それでは国が炎に包まれるのを待つだけだ」
ライオネル「だからこそ、私はあえて旧貴族派の先頭に立った。彼らの声を受け止め、暴走を抑えるために。表向きは皇帝に背を向けているように見えても……心は常に陛下と共にある」
ガイ「……不満を吸収し、戦を小さく留めるため、か」
ライオネル「そうだ。しかし、この綱渡りもそう長くは持たない。宰相とその背後にいるシルバークロース商会の動きは、日に日に強まっている」
ライオネル「武器庫の新設に竜騎兵団の護衛……彼らはすでに帝都の中枢を押さえつつある。放置すれば、旧貴族派も皇帝派も飲み込まれ、戦は避けられまい」
ライオネル「そこで……君たちの手を貸して欲しい」
- 535 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 00:05:54.21 ID:77Nfr/wxO
- ガイ「というと?」
ライオネル「あの屋敷を襲撃した君たちの働きは私も耳にしている……誰一人死者を出さずに目的を果たすなど、並の者にはできん。血に溺れぬその手腕こそ、いま帝国が必要としているものだ」
ガイ「……」
ライオネル「安心してくれ、責めるつもりはない。むしろ……あれで私がどれほど救われたか、君たちには伝えておきたい」
ライオネル「あの屋敷に集っていた連中は、戦を利用しただけの愚か者どもだ。彼らが姿を消したことで、旧貴族派の暴走は一時的に鈍った。帝国の火種がわずかでも減ったのだよ」
ガイ「……皮肉なものだな。俺達の行動が、結果的に旧貴族派を助けたと」
ライオネル「世の常さ。意図せぬ行いが、大局を変えることもある……」
ライオネル「……それと、アインズ殿。君が捕らえられた件については、私も耳にした。謝って済むことではないが、旧貴族派を束ねる者として深く謝罪しよう」
アインズ「殊勝な心掛けだな。恨みを消すことはできんが、少なくとも無為に言い逃れをしない態度は認めてやる」
ライオネル「痛みを与えた責は、私にもある。私が取れる責任ならばなんでも取ろう……だが、憎しみにその力を縛られぬよう願いたい」
アインズ「……面白いことを言うな。人の身で竜に責任を取るだと?」
ライオネル「竜であろうと人であろうと、尊ぶべき命に変わりはない。君が不当に傷つけられたのなら、それは帝国にとっての恥だと考える」
アインズ「……貴様の覚悟は受け取っておく」
ライオネル「……ありがとう。君の力が恨みで鈍ることなく、この国の未来に振るわれることを願っている」
ライオネル「それで……君達の力を我々に貸してくれるか?」
ガイ「……今すぐに答えは出せない。一度、仲間と相談してからでも構わないか?」
ライオネル「なるほど……慎重であることは悪いことではない。だが時は残酷だ。宰相とシルバークロースが着実に力を広げている以上、悠長にはしていられん」
アインズ「……分かっている。だが、私らを急かしても良い結果は出まい。答えは必ず持ってくる。それで十分だろう?」
ライオネル「うむ、それでいい。君たちがどの道を選ぶにせよ、帝国の未来を思う心があるなら……必ず交わる日が来るだろう。良い返事を期待しているよ」
⭐︎ライオネル卿と話しました。
- 536 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 00:07:27.50 ID:77Nfr/wxO
- 本日はここまでです。
明日は民主主義の種を街にばら撒く所から始めたいと思います。
- 537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 00:50:56.20 ID:ucwyW0Cvo
- 乙両派閥とも信用ならないな
- 538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 09:43:47.69 ID:5Gl1MgoNO
- 宰相職は廃止したほうがいいのじゃないか
- 539 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 20:49:54.09 ID:5SvwLH00O
- >>537
両派閥共に悩みのタネがあるようです。ここから話がどう着地していくのか、見ものですね。お付き合いください。
>>538
つくづく宰相に振り回されている国ですね。描写されていないだけで、これまでの歴史の何処かでも宰相が暗躍したのかもしれません。しなかったのかもしれません。
- 540 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 20:50:16.75 ID:ziR5OfiSO
- ーー帝都ユーシリア
ワイワイガヤガヤ
露天の主人「はい毎度!……にしても、すごい量買うねぇ」チャリン
大量の食材「」ドッサリ
サーシャ「あはは……沢山食べる人がいてですね……」
露天の主人「ま、これだけ買ってくれると助かるよ。最近は税が重くてな……正直、昔より暮らし辛くなってるんだよ」
リーゼリット「……こういう税金とか街の決まりって、いつも上の人たちが勝手に決めちゃうよね」
露天の主人「そりゃあ、俺たちには口を挟めねぇことだからな」
リーゼリット「……もし、自分達で納得できることを決められたらいいと思いません?」
露天の主人「そりゃ面白い考えだな。偉いさんに任せるんじゃなく、俺たちで決めるってのか?」
リーゼリット「そう。誰か一人の力に頼るんじゃなくて、みんなで未来を作る。……きっと、その方が国も強くなると思うんです」
サーシャ「そしたら、ご飯の値段だってもっと安くできるかも。お腹いっぱい食べられたら、それだけで幸せだよね」
露天の主人「でもそんなこと本当にできるのかねぇ……?」
通りすがりの客「なるほど……そういう考えがあるのか」
サーシャ(……こんな感じでいいのかな?)
⭐︎ 露天の主人と通りすがりの客に思想を伝えました!
- 541 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 20:50:47.91 ID:5uqtkPwfO
- ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室
・世界樹の光はかつて大山脈に落ちた。残滓もそこにある可能性が高い
・皇帝派は現在、二つに分裂している
→皇帝に忠誠を誓う者
→宰相クラウディアを頼る者(シルバークロース商会と結託の疑いあり)
•旧貴族派の重鎮ライオネル卿は戦を抑えようとしており、自分達と手を組みたいと考えている。
・皇帝派でも旧貴族派でもない民の声を優先する考えが存在する
•武器庫が中央区に新設され、シルバークロース商会が武器を運び込んでいる
→護衛には竜騎兵団がついている
アインズ「それで、どこにつくのか決まったのか?」
ガイ「いいや……まだだ。皇帝派、旧貴族派、そしてソールの言う新しい流れ……どこも一長一短だ」
リーゼリット「クラウディアはどうも胡散臭いけど……皇帝様ご自身は、民を思う誠実な方みたいだし」
サーシャ「話を聞いた感じ、ライオネル卿も戦を望んでないんだよね?信じてみてもいいかもしれないけど、ライオネル卿以外の騎士がちょっと不安かも……」
イーリン「そして……どちらにも属さない民の声を力に変えようとする動き。まだ小さな芽にすぎませんが……」
アインズ「フン……選ぶ先が三つとも曲者ばかりとはな。だが迷っていては宰相に先を越されるぞ」
ガイ「……ああ。決断をしなくてはな。だがその前に、騎士達に武器が行き渡る前に武器庫をどうにかする必要がある」
イーリン「竜騎兵団の騎士との戦い方はニナ様の協力である程度得られました。後ほど皆様に伝えますね」
現在はユーシリア帝国です(7日目)
何をする?
安価下1〜3
民主主義普及率
コンマ下1
0/120
⭐︎手を貸す派閥を決める際はこちらから示すので自由安価で決めなくて大丈夫です。
⭐︎民主主義普及率はコンマ分、数値が上がり上限まで貯まると何かが起きるようです。
- 542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 20:51:12.70 ID:w1xccoPC0
- 魔族国のパティに手紙を出す
- 543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 20:53:08.00 ID:MIKc1uMvO
- 全員で竜騎兵団対策の特訓
- 544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 20:59:56.52 ID:ucwyW0Cvo
- クラウディアに民の事を思えと直訴
- 545 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 22:48:08.20 ID:GkvEmuvyO
- ガイ「……よし。こんなものか」
サーシャ「報告書でも書いてるの?」ヒョコ
ガイ「いや、これは手紙だ。魔族国へ向けてのな」
サーシャ「……魔族国に?」
ガイ「ああ。元々、この国で魔術顧問をしていたパティ氏の力を借りたくてな。10年前の悪竜事変の際にも活躍したらしい。何かしらの支援を受けられれば、と思っている」
サーシャ「あ、本来の図書館の管理人さんか!ソールさんが言ってたよ」
ガイ「俺達だけで帝都を相手にするのは危うい。だが、パティ氏が動いてくれれば状況は変わるかもしれない」
サーシャ「……そっか。じゃあ、その手紙が届けば、私たちの力になってくれるかもしれないんだね」
ガイ「そう願いたいものだな……訓練に行こう」
⭐︎パティ氏に手紙を出しました(翌日には返信がきます)
- 546 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 22:48:37.33 ID:GkvEmuvyO
- ーー貧民街 空き地
アインズ「……ようやく来たか。待ちくたびれたぞ」
サーシャ「すいません、お待たせしました!」
イーリン「これで全員揃いましたね。それでは、訓練を始めましょう」
リーゼリット「それで、訓練といってもまずは何をするの?」
イーリン「竜騎兵団の騎士とそのまま戦えば、必ず苦戦します。ですので……まずは騎竜と騎士を分断する方法を考えましょう」
ガイ「なるほど。騎竜に乗られた状態じゃ動きも速いし、上から狙われると対処が難しい」
アインズ「騎竜を先に潰せば勝ち目はある。だが、奴らも馬鹿ではない。何かしらの対策はしているだろうな」
リーゼリット「じゃあ、どうやって分断するの?竜に近づくだけでも危ないよね」
イーリン「そうですね。正面から挑むのは得策ではありません。ですが、視界を遮る、地面を揺らす、音で惑わせる……方法はいくつか考えられます」
サーシャ「そっか!まずは竜を驚かせたり、混乱させればいいんだね」
ガイ「その隙に騎士を引きずり下ろす……あるいは騎竜だけを抑え込む、か」
アインズ「言うのは簡単だがな……実際にやるとなると難しいかもしれん。いっそのこと、私が竜本来の姿になって暴れるか?」
リーゼリット「いやいや、ただでさえ竜はよくない目で見られてるのに、そんなことしたら街ごとパニックになるって!」
サーシャ「あはは……たしかに、騎士の派閥関係なく攻撃されちゃいそうだよね」
イーリン「アインズ様本来の力を使わずとも、私達だけで攻略する手を考えることに意味があります。模擬戦で確かめてみましょう」
ガイ「そうだな。アインズを当てにするわけにはいかない。俺たち自身が動けるようにしておくべきだ」
アインズ「フッ……そうか……」
リーゼリット「よし、じゃあやってみようか。で、相手役は?」
イーリン「私が行います。ニナ様からこちらを借りてきました」
魔導騎竜「」ドン‼︎
アインズ「ほう……おもしろいな。魔導機械か?」
イーリン「ええ。実際の騎竜の生理的な行動は再現できませんが、判定は私が口頭で行います。私を騎竜に乗った騎士だと仮定して、色々試してみてください」
サーシャ「じゃあ……お願いします!」
コンマ下1
01-30 竜騎兵団との戦闘時 コンマ+10
31-50 同上 コンマ+15
51-90 同上 コンマ+20
91-00 同上 コンマ+30
- 547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 22:51:41.17 ID:eQqgYonao
- さて
- 548 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 23:54:52.09 ID:n0O5IIpFO
- 魔導騎竜「」……ガシャン‼︎
イーリン「それでは……始めます!」
魔導騎竜「」ドシン‼︎ドシン‼︎
ガイ「まずは……隙を作る!」ダッ
イーリン「いい判断ですが、正面から近づくのは悪手です。近付くときは騎士か騎竜、どちらかの死角から近付いてください」
魔導騎竜「」ガシャンガシャン‼︎
リーゼリット「じゃあ……これはどう!?」
狙撃型魔導銃「」バン‼︎
イーリン「足を狙って動きを止めたのですね。騎竜は馬と違って丈夫なので狙う場所は関節、それ以外の場合は複数発を撃つ必要がありますね」
サーシャ「機械だから効果は出ないけど……これを試してみるね!」
弓「」ギリギリ……パシュンッ‼︎
魔導騎竜の付近で広がる赤い粉「」パラパラ……
イーリン「これは……ゴホッ!と、トウガラシですね……ゴホッ!視界や嗅覚を刺激するの、は有効です……!本物の竜なら、一時的にでも混乱させられるでしょう!」
ガイ「なら……その隙に!」ダダッ
短剣「」シャキンッ
イーリン「良いですね、死角を取れている! そのまま騎士を狙うと……!」
ガイ「そこだ!」ガシッ
イーリン「!?」
ガイ「よし、このまま引きずりおろーー」
グラッ……
イーリン「きゃっ……!」
ガイ「うおっ!?ぐはっ!」
ドサッ……
ガイ「くっ……すまん、イーリン。怪我はないかーー」ムニュッ
押し倒されたイーリン「……んっ……///」
ガイ「」
サーシャ「え……えっ!?///」
リーゼリット「あちゃー……絵面が完全にアウトだねコレ」
アインズ「見事なまでの事故だな」
ガイ「す、すまん!わざとじゃないんだ!」バッ
イーリン「……わ、わかっています。さて、気を取り直して……訓練を続けますよ」フルフル
リーゼリット(顔が真っ赤だ。こんな姿、はじめて見たかも……)
サーシャ(わ、わざとじゃないのは分かってるけど……でも……イーリンさんとあんなに近くなる必要あるのかな?)
アインズ「フッ……まあ、訓練とは予期せぬ展開を招くものだな。良き『実戦経験』になったのではないか?」
ガイ「……茶化さないでくれ」
⭐︎竜騎兵団の対策をしました。竜騎兵団との戦闘時のコンマに+10の補正がつきます
- 549 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 23:56:46.74 ID:n0O5IIpFO
- すいません、短いのですが本日の更新は終わります。明日も更新するのでよろしくお願いします。それではおやすみなさい。
- 550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 01:33:56.07 ID:a00Ve8bVo
- おつ
高補正引けなかったか…閃光玉みたいな戦闘で役立つ道具も備えておくべきかね
- 551 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 13:35:29.45 ID:uEc7hlYjO
- >>550
あれば心強いかもしれません。閃光玉という名称はフレーバー程度なので、何か戦闘に役立ちそうな物であれば効果を変えずに実装することができます。
特に希望がなければ閃光玉を補給する感じになるかと思いますが、もしそのような安価になった際、希望があれば記載してください。
- 552 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 13:35:56.79 ID:uEc7hlYjO
- ーー王宮
側近騎士「止まれ!ここは宰相閣下の執務室だ。用のない者は不用意に近づくな!」
ガイ「俺は魔族連合の使者だ。クラウディア宰相に直接、申し上げたいことがある」
側近騎士「なんだと?そんな予定は入っていないはずだが……」
ドアの向こうの声「……いいわ。通してあげなさい」
側近「クラウディア様……承知しました」ザッ
◆
クラウディア「まぁ……またお会いしましたね。予期せぬ訪問は歓迎されないものですが……民の声に耳を傾けるのも私の務めです。それで、一体何を訴えに来られたのかしら」
ガイ「宰相閣下。どうか聞いてほしいことがある」
ガイ「俺達はこのユーシリアを歩き、戦場を目にし、民の声を耳にした……皆が疲弊している。宰相閣下、もし本当に国を思うのなら、まずは戦ではなく民の救済こそ優先すべきじゃないのか?」
クラウディア「民の声を聞き、苦しみを和らげたい……その志は美しい。ですが……私が民のことを考えていないと思っていらっしゃる?」
ガイ「……外から来た新参者には、そう映ってしまう。民のためと掲げながら、武器と兵ばかりが増えているのだからな」
クラウディア「それは誤解です。兵を整え、武を備えるのは、民を戦火に巻き込まぬため。力なき国に、安寧など訪れません。表に見えるのは軍備かもしれませんが……その根底にあるのは、民を守りたいというただひとつの願いなのです」
ガイ「……実際には、帝都の外で同じ国の者同士が争い、村々が焼かれているのをこの目で見た。民を守るはずの力が、民を傷つけているんじゃないのか?」
クラウディア「……ふふ、随分と真っ直ぐな物言いですこと。けれど忘れないでいただきたい。この国は厄災に襲われ、立て直すために強き秩序が必要だった。だからこそ陛下は税を見直し、差別を廃した。それを民のためと受け止められぬ貴族達が剣を取ったのです」
クラウディア「戦に犠牲はつきもの。それを恐れて手を止めれば、国そのものが滅びるでしょう。私は、より多くの命を守るために、あえて少数を犠牲にする道を選んでいるのです」
ガイ「民のため、と言いながら犠牲を当然視するのか。そんなやり方で、本当にこの国が強くなると信じているのか?」
クラウディア「信じています。歴史が証明していますもの。力なき国は、必ず滅びると……かつてのセイントレア王国がそうしてきたようにね?」
ガイ「……」
クラウディア「話はこれくらいにしましょう、魔族連合の使者殿。あなたの訴えはよくわかりました……」
クラウディア「けれど、私にも譲れぬ道があるのです。いずれ、何が正しかったのかは歴史が証明するでしょう……」
クラウディア「使者殿にお見送りを。余計な詮索は無用よ」
側近騎士「はっ!……こちらへ」ザッ
クラウディア「ふふ……次にお会いするとき、あなた方がどの立場に立っているのか……楽しみにしておりますわ」
ガイ「……失礼した」
ドア「」バタン……
クラウディア「さて、横槍が入る前に……手を打たねばなりませんね」
⭐︎クラウディアに直訴しました。
- 553 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 13:39:00.79 ID:uEc7hlYjO
- ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室
ヒュルルル……
手紙「」パサッ
ガイ「……もう返事が来たのか」スッ
ペラッ……
はじめまして。ユーシリアの大図書館元管理人のパティよ。ヌルから貴方達のことは聞いているわ。
手紙を読ませてもらったけど、状況はよくないみたいね。10年前も状況は酷かったけども、今は人と人とが疑い合い、争い合っているのが伝わってくる。
陛下が行ったことは間違いなく正しい道だったわ。もしそれを支えられるなら、ユーシリアはまだ立ち直れる。だからこそ、今の宰相の動きは危険ね。戦が長引けば、帝国の根が腐ってしまう。
本題に入るわね。まず、私がそちらに直接出向いて支援することは現状、不可能だわ。私は長くユーシリアにいたから顔が割れているし、戻れば旧貴族派にも宰相の息がかかった皇帝派にも利用されかねない。
むしろ遠くから動く方が、貴方達を助けられる余地があるの。だからそこは勘弁してちょうだい。
今のところ、私ができることは
・商人との繋がりを使って、物資を帝都に流すことができる。
・旧友の伝手で帝都の中に潜む情報屋の協力を得られる。
これくらいかしら。あまり役に立てなくてごめんなさい。
最後に、私はユーシリアという国が好きよ。またあの図書館に戻れるよう、あなた達の活躍を祈っているわ。
ーーパティ・イエスサーガ
ガイ「……充分、ありがたい支援だ」
現在はユーシリア帝国です(8日目)
何をする?
安価下1〜3
民主主義普及率
コンマ下1
70/120
⭐︎手を貸す派閥を決める際はこちらから示すので自由安価で決めなくて大丈夫です。
⭐︎民主主義普及率はコンマ分、数値が上がり上限まで貯まると何かが起きるようです。
- 554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 13:47:53.91 ID:0eHboY2HO
- アインズの身の上話でも聞く
- 555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 14:17:00.08 ID:M79FCMduO
- コンマ補正道具として兵器を新調する
- 556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 14:53:56.03 ID:a00Ve8bVo
- 武器庫に攻撃を仕掛けよう
- 557 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 16:03:36.07 ID:uEc7hlYjO
- アインズ「……その手紙、例の管理人からの返事か?」
ガイ「アインズ……直接的な支援は得られなかったが、物資と情報屋なら頼れるそうだ」
アインズ「……フン。離れてなお、この国を思う者がいるとはな。余程この国が好きなのだろう」
ガイ「そうだな。彼女をこの国に戻すためにも、頑張らなければ……」
アインズ「……フッ」
ガイ「どうした?」
アインズ「いやなに、私は母の足跡を追い、この国に来たに過ぎん。だが彼女は違う。追放されてもなお、この国の未来を案じている……私には到底できぬことだと思ってな」
ガイ「足跡を……?そういえば、詳しい身の上話は聞いてなかったな。今、聞いてもいいか?」
アインズ「構わないぞ。だが、どこから話したものか……」
アインズ「……知っていると思うが、改めて私の親について話すか。母の名はセレナディア・ベールグラッド。私も最近知ったが、かつてこの国を襲った悪竜の片割れだ。父は見たことがないから、竜なのか、また別の種族なのかすらわからん」
アインズ「私が産まれた場所は、大山脈にある竜を崇拝する秘境の村でな。私は長く、そこで村人と暮らしていた」
ガイ「母親も一緒にか?」
アインズ「いいや。ものごころついた頃には既に私一人だけだった……母にとって、あの村は退屈だったのだろう。いい場所だったんだがな」
アインズ「話を戻すが……あるとき、村に珍しく外から来た者が現れてな。その者は語ったよ……十年前、帝国を震撼させた悪竜のことをな。聞くうちに私は気づいた。語られていた二匹の竜の内、片方の名、姿……それは、どう考えても母のものだった」
アインズ「だが、村の者たちは私を責めなかった。むしろ『お前はお前だ』と、変わらず接してくれたよ……ありがたい話だ」
アインズ「けれど、私はどうしても認められなかった。母が国を揺るがした事実など……受け入れることはできなかった」
アインズ「だから確かめに来た。母がしたことをこの目で見るため、ユーシリアの地に……後の結果はお前も知っての通りだ」
ガイ「……そうだったのか」
アインズ「母が本当に悪竜だったのか、それとも別の真実があるのか……いまだに答えはわからない。だが一つだけ確かなのは、私は母とは違うということだ」
ガイ「……ああ。少なくとも、俺にはそう見える。お前は自分で選んでここに立っている」
アインズ「フッ、そうか。今は、それで十分だな」
⭐︎アインズの身の上話を聞きました
- 558 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 16:04:03.55 ID:uEc7hlYjO
- ーー貧民街
イーリン「ーーと、いうわけで何か竜騎兵団の対策になるような道具をお願いできないでしょうか」
ニナ「ククッ、随分大雑把な依頼だな……できないこともないが、用途次第だ」
リーゼリット「閃光玉みたいに、一瞬でも隙を作れるような……そういうものがあれば助かるんだけど」
ニナ「ほう、一瞬の隙、か……どうしたものか」
サーシャ「音とか煙とかでもいいと思うんです!竜って、きっと感覚が鋭いはずだから……少しの混乱でも隙になるんじゃないかな?」
ニナ「なるほど……感覚に訴えるか。光、音、煙……あるいは刺激臭でもいいな。私が効くからそれは保証しよう」ニヤリ
サーシャ「えっ、自分で試したんですか!?」
ニナ「当然だろう。どんな道具も、使えなきゃ意味がない。試験に手頃なのが私だったから私で試しただけだ……まあ、半日ほど耳が聞こえなくなったり、涙が止まらなくなったりはしたがな」
リーゼリット「えぇ……そこまでやるの?」
ニナ「ククッ、命を預ける以上はそれくらい当然さ。……さて、材料の目処はある。お前たちが望むなら、すぐにでも作ってやろう」
安価下1
具体的な物の要望があれば記載してください。おまかせでよければ、おまかせの旨を記載してください
コンマ下1
01-90 普通の効果のアイテム +10
91-00 会心の出来だったみたいです +15
- 559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 16:45:20.94 ID:7fuBZmOjO
- 宰相爆弾
宰相の見た目をしており、起動すると膨らみ赤い液体を振り撒きながら爆散するひたすら悪趣味な爆弾
- 560 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 18:03:50.53 ID:QwObmiDdO
- ニナ「さあ、できたぞ……名付けて『スプラッターボム』だ」
スプラッターボム「」
サーシャ「爆弾……ですか?それと、この顔……宰相?」
ニナ「爆弾といっても殺傷力はない。爆音と赤い液体で一瞬の隙を作る兵器だ。そしてその液体には香辛料が入っている。顔に浴びれば涙と咳でまともに動けん……竜にも人にも効くし、後遺症も残らないクリーンなヤツだ」
リーゼリット「なるほど……嫌がらせ全振りってわけね」
ニナ「皮肉を込めて宰相の顔を描いてある。まあ、効果に関係はないがな……試しに1個、使ってみるか?」スッ
イーリン「ええ……みなさん、下がっていてください」ポイッ
スプラッターボム「」パンッ‼︎
飛び散る赤い液体「」ビチャッ‼︎
金属音「」キィィィィィィン‼︎
サーシャ「うぅ……金属音が悲鳴みたいでちょっと怖いね」
リーゼリット「しかもこの赤、血にしか見えないし……敵に使ったら相当パニックになりそう」
ニナ「そういう心理的な効果も狙っている……まあ、見た目は悪趣味だが、効き目は保証するぞ」ニヤリ
イーリン「……有効に使わせてもらいます」
⭐︎スプラッターボムを手に入れました。竜騎兵団との戦闘時に使用すると+15の補正を得られます。
- 561 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 20:53:50.12 ID:K0C0nqm8O
- ーー帝都 中央区
塔の上にいるリーゼリット「」スッ
屋根の屋上にいるサーシャ「」スッ
ガイ「……二人とも、配置についたようだな。イーリン、アインズ……準備はいいか?」
イーリン「怪我も治りましたし、万全の状態です。いつでも行けますよ」
アインズ「動くのは久しぶりだが、問題はない。ただ、加減をするのは難しいかもしれんがな」
ガイ「……可能な限り殺害はしないでくれ。新たな禍根を残す必要はない」
アインズ「冗談だ……騎兵如きに遅れはとらん」
ガイ「……馬鹿正直に全ての騎士を倒す必要はない。武器庫の中の武器を破壊することを優先するぞ」
イーリン「ええ。では……行きましょうか」
リーゼリット(3人が動き出した……それじゃあ作戦通り……)
狙撃型魔導銃「」チャキッ……
サーシャ(私とリーゼが狼煙をあげる……!)
弓「」ギリギリギリ……
◆
ーー帝都 中央区 武器庫前
竜騎兵団A「戦場から離れられるのはいいけどよ……警備にしちゃあ厳重すぎないか?」
竜騎兵団B「この前の旧貴族派を襲った奴らの襲撃を上も恐れているんだろ。まあ、そいつらが来ても帰り討ちにしてやるけどな。な、相棒?」
Bの騎竜「グルルゥ!」
バァンッ……
竜騎兵団C「ん?なんだ今の音……クルツ、今何か聞こえなかったか?」
クルツ「たしかに聞こえた……何か、乾いた音がーー危ねぇ!!!」バッ
竜騎兵団C「おわっ!?」ドサッ
足元に突き刺さる矢「」ドスッ‼︎
竜騎兵団C「た、助かった……」
クルツ「……敵襲だ!警戒を強めるぞ!!!」
竜騎兵団A「おいおい、マジかよ……どこからだ!?」バッ
バァンッ……バァンッ……
竜騎兵団B「狙撃されてるな……遮蔽物に隠れるか、動き続けろ!!!」
クルツ「アイゼン、来い!!!」
アイゼン「グルルル!!!」ダダダ
バァンッ……バァンッ……
◆
- 562 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 20:54:27.89 ID:K0C0nqm8O
- リーゼリット「さて……こんなものかな」
狙撃型魔導銃「」シュー……
サーシャ「……一段階目はよし。次はみんなを援護しなきゃ」
弓「」ギリギリギリ……
◆
シーン……
クルツ「……銃声が止んだ?」
アイゼン「グルル?」
クルツ(矢は俺たちを狙ってきていたが……銃は一体、どこを狙っていたんだ?目的は一体……)
竜騎兵団A「へっ……なんだよ、脅かしやがって」
仮面をつけた黒髪の男「」ヌッ
クルツ「……!A、後ろだ!!!!」
竜騎兵団A「!?」
Aの騎竜「グルゥッ!?」
クルツ「鉄よ!!!」バッ
短剣を防ぐ鉄の防壁「」カァンッ‼︎
仮面をつけた黒髪の男「……防がれたか」スッ
クルツ「お前……一体何者だ?」
仮面をつけた黒髪の男「名乗る名はない……聞いても無駄だと思うが、ここを通してはくれないか?」
クルツ「通すわけないだろ!!!」
鉄の槍「」スッ
アイゼン「グルルル……」ザッ
竜騎兵団C「へっ、弓の方はまだしも、下手くそな銃の使い手の援護だけでよくここに乗り込もうと思ったな。とっ捕まえたら洗いざらい話してもらうぜ!」シャキンッ
仮面をつけた黒髪の男「ウチの狙撃手は完璧に仕事をこなしてくれた……それにいつ、俺がここに一人で来たと言った?」
竜騎兵団A「何?」
仮面をつけた金髪の女性「ほう、竜人の槍使いか。面白そうだ。私に相手をさせろ」スッ
仮面をつけた青髪の女性「……あの騎士はかなりやりますよ。油断しないでください」スッ
クルツ「……例の屋敷の襲撃犯か!?」
仮面をつけた金髪の女性「私は正確には違うがな」
仮面をつけた黒髪の男「悪いが、目的を果たさせてもらうぞ……!」
ーー戦闘開始 竜騎兵団ーー
01-40 痛恨
41-65 劣勢
66-90 優勢
91-00 会心
コンマ下1
竜騎兵団への対策+10(常時)
スプラッターボム+15 残り1回
閃光玉+10 残り1回
はさみうち+30 残り1回
- 563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 20:56:48.79 ID:cSulNnVO0
- 閃光
- 564 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 21:30:58.45 ID:jEtKWdbxO
- 仮面をつけた黒髪の男「」キュイイイン……
シュンッ‼︎……シュンッ‼︎
竜騎兵団A「速ぇ!雷速移動なんか比にならん……!」
竜騎兵団B「見えねぇぞ!?クソッ、どこに行きやがった!?」
仮面をつけた黒髪の男「後ろだ」ガシッ
引き摺り下ろされる竜騎兵団B「!?しまっーー」
ズルッ……ドグシャアッ!!!
落下した竜騎兵団B「がはっ!?……うう……」
騎竜B「グルッ!?」
竜騎兵団C「チッ……クルツ!!!Bがやられた!!!Bの騎竜は無事だ!!!」
クルツ「了解!!!」
鉄の槍「」ブンッ
竜の槍「」カァンッ‼︎
仮面をつけた金髪の女性「思った通り、中々いい腕をしているな!」
クルツ「お褒めいただきありがとうっ……!アイゼン!!!コンボだ!」
アイゼン「グルッ!」ダッ
仮面をつけた金髪の女性「むっ?」
突進するアイゼン「ギャオオオッ!!!」ダダダ……
アイゼンから跳躍するクルツ「ハァッ!」ピョンッ
槍を投擲するクルツ「……喰らえっ!!!」ブンッ
アイゼン「」ダダダ……
仮面をつけた金髪の女性「ほう。連携技か……悪くない、が」グッ
仮面をつけた金髪の女性「フッ!!!」ブンッ
弾かれる槍「」カァンッ‼︎
仮面をつけた金髪の女性「」グルンッ
地面を横凪に払う竜の槍「」ズザザザ……‼︎
足を掬われるアイゼン「!?」
クルツ「なっ……騎竜への足払い!?」
仮面をつけた青髪の女性「」ダダダッ……
仮面をつけた青髪の女性「」ポイッ
閃光玉「」コロ……
竜騎兵団A「閃光玉!?まずいーー」
ピッカアアアアアアン‼︎
01-30 劣勢
31-70 優勢
71-00 勝利
コンマ下1
竜騎兵団への対策+10(常時)
スプラッターボム+15 残り1回
はさみうち+30 残り1回
- 565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 21:34:20.31 ID:D1yvorLRo
- はさみうち
- 566 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 23:24:24.65 ID:4nlQ5j1KO
- バァンッバァンッ‼︎
騎竜A「ギャウッ‼︎」ドサッ
騎竜と一緒に倒れる竜騎兵団A「なっ!?今の一瞬で騎竜を撃たれた!?」
足から血を流す騎竜A「グルゥッ……」ジワァ……
竜騎兵団A「クソッ……これじゃしばらく走れねえ……ハッ!」
仮面をつけた青髪の女性「……あなた方に恨みはありません。ですが……しばらく気を失ってもらいます」ブンッ
竜騎兵団A「」ドサッ……
足を矢で射抜かれた騎竜B「ギャオオオッ!!!」ジタバタ
クルツ「壊滅した……!?いや、まだだ!アイゼンと俺がいる!」
生成される鉄の槍「」シャキンッ
アイゼン「ギャオッ!ギャオッ!」
仮面をつけた金髪の女性「……いいや。武器を捨てろ」
クルツ「嫌だね。たとえ俺達だけでも諦めはしない!」
仮面をつけた金髪の女性「そうか……ならあいつの命はどうなってもいいんだな?」スッ
短剣を突きつけられた竜騎兵団C「うぅ……」
仮面をつけた黒髪の男「……抵抗すればコイツの命はない」グイッ
クルツ「な……!汚ねえぞ、テメェら!!!」
アイゼン「グルッ!!!グルッ!!!」
仮面をつけた黒髪の男「……なんとでも言え。俺達の狙いは武器庫を潰すことだ。何もしなければ、これ以上お前達に危害は加えないーーただ、邪魔をするなら……それなりの覚悟はしてもらうがな」グイッ
竜騎兵団C「ク、クルツ……!たすけ……!」ガクガク
クルツ「クソッ……!仲間を盾にするなんて……!」ワナワナ
仮面をつけた金髪の女性「決断しろ、竜人の騎士。お前達の忠義と仲間の命……どちらが大事だ?」
竜騎兵団C「ク、クルツゥ……!」ガクガク
クルツ「……畜生……わかった……!武器庫は……好きにしろ。その代わり、仲間は[ピーーー]な!」
仮面をつけた黒髪の男「……賢明な判断だ」スッ
クルツ「……ッ」
消失する鉄の槍「」パラ……
アイゼン「グルゥ……」スリ……
仮面をつけた青髪の女性「……安心してください。言った通り、命は奪いません」スタスタ……
手刀「」コツンッ
竜騎兵団C「……うっ」ドサッ
手刀「」コツンッ
クルツ「がっ……く……そ……」フラ……
ドサッ……
アイゼン「グルッ!グルッ!!!」ユサユサ
青髪「約束通り、命を奪ってはいません……しばらくしたら皆、目を覚ましますよ」
アイゼン「グルルル……」
仮面をつけた黒髪の男「すまんな……予定通り入り口と脱出口は狙撃手が作ってくれた。用を済ませてここから消えよう」
仮面をつけた金髪の女性「時間をかけすぎるな。この騒ぎを聞きつけて他の騎士達が駆けつけてくる……私としては望むところだが、一気に終わらせるぞ」
ドガァン‼︎ドガァン‼︎ドッゴォーン‼︎
⭐︎武器庫が何者かに襲撃され、中の武器をほとんど破壊されました。
- 567 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 23:26:28.84 ID:4nlQ5j1KO
- 本日はここまでです。
次回の更新は土曜日を予定しています。
それでは、また。
- 568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/16(火) 00:57:21.37 ID:b9RUsokRo
- おつ
スムーズに武器庫攻略出来たな
クルツ君には悪い事をした…
- 569 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 11:52:28.51 ID:tvFiszb/O
- >>568
屋敷襲撃の際は少々、長くなってしまったので今回は短めを意識して戦闘だけにしてみました。戦闘はこれくらいがちょうどいいですかね?
クルツさんは謎の襲撃者に制圧されてしまいましたが、命は取られなかったようなのでまた出てくるでしょう。今後の動向にご注目ください。
- 570 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 11:52:56.20 ID:huyorewAO
- 幕間
ーー王宮 宰相の部屋
営業スマイルのスーツの男「いやはや……これは大損害ですよ、クラウディア宰相。あの武器庫には私が手ずから仕入れた最新鋭の兵器もありました。ですが、その多くが灰と化した。しばらく両派閥に武器は回せません。……どう責任を取ってくれるのです?」
クラウディア「……まるで私に落ち度があるかのような言い草ですね、シルバークロース殿」
営業スマイルのスーツの男→シルバークロース「現にそうでしょう? あの場所に武器庫を建て、竜騎兵団に警備を任せたのはーー宰相閣下ご自身です」
クラウディア「ええ、その通りです。ですが勘違いしないでください。今回の襲撃は単なる暴徒の所業ではありません……相応の技術と知略を備えた連中が仕掛けたのです。それだけ、あなたの兵器が『価値がある』と証明されたとも言えますわ」
シルバークロース「価値がある、というのは嬉しい話ではありますがね……その証明で損失が出ては話になりません。損失の補填はどうしてくれるのです?」
クラウディア「補填、と仰いますか。商人らしい視点ですわね。破壊されるほど脅威に感じさせたということは、市場での需要を煽るという点で結果的に利益になり得ます。需要が高まれば、追加発注をしない理由があるでしょうか?」
シルバークロース「なるほど……つまり私には、さらなる商機が生まれると?」
クラウディア「その通りです。貴商会に再び供給をお願いしたい。次は今回のような失態を起こさせません」
シルバークロース「フフフ……では、その言葉を信じて、追加の武器を用意しましょう。時間はかかりますが、用意は可能です……ただし、一つだけ申し上げます。次に同じような過ちがあれば、こちらとしても関係を継続する理由を失います。それはご了承いただけますね?」
クラウディア「もちろんです……今後ともよろしくお願いしますね、シルバークロース殿」
クラウディア(それにしても、武器庫を襲った襲撃者の目的は一体……私の企図に気づいた皇帝直轄の騎士か?旧貴族派には襲撃する理由がない……それとも、旧貴族派以外の第三勢力? いや、もっと外……異国からの介入の可能性すら否定できない。警戒しなければ……)
- 571 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 11:53:17.93 ID:woPe0vWDO
- ーー帝都ユーシリア
ワイワイガヤガヤ
帝都に響く声『……ユーシリアの民よ、この声が聞こえますか?』
市民「この声は……元宰相のソール様!?」
ザワッ……
ナンダナンダ
ソール『どうか落ち着いて聞いてください……いま帝都の外では、皇帝の改革に反発する旧貴族と宮廷の一部が刃を交えています。戦は城壁の外で続き、各地の村々が傷つき、帝都の出入りも制限されつつある。皆さんが物価や税に苦しむ背景には、この内戦があるのです』
ザワザワ……
ナイセンデスッテ……
ソンナコトニナッテタノカ……
ソール『私は、かつて宰相としてこの国を誰より近くで見てきました。そして、気づいたのです……国を守るのは力だけではない。皆の声、すなわち民意こそが国を動かす礎だと』
ソール『武器は力ある者しか振るえず、金貨は一部の者しか握れません。けれど声は違うーー子供から老人まで、誰もが持ち得る力です。その力を束ねれば、どんな軍勢よりも強く国を動かせる』
ソール『本日より大図書館に意見箱を設けます。税、治安、物価――望む未来を紙に記してください。集まった声はすべて記録し、陛下にも届けます』
ソール『……どうか、共に歩みましょう。血を流すことなく、声を束ねて国を変える道を。帝国を……民の手で作り変えるのです』
ザワ……
タミノテニ‼︎
コエヲタバネロ‼︎
ソールサマトイッショニ‼︎
ワアアアアア‼︎……
- 572 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 11:53:42.63 ID:jVqVn3YdO
- ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室
サーシャ「……ソールさん、なんだかすごいことやっちゃったね」
リーゼリット「うん。街中が声の意見箱の話でもちきりだよ。露店のおじさんまで目を輝かせてたし」
イーリン「世論が動き始めています。好機でもあり、同時に危うい……宰相の息がかかった皇帝派が妨害に出る可能性は高いですね」
ガイ「……そろそろ、どこに手を貸すか腹を決めるときがきたようだな」
イーリン「今の所は……皇帝派と旧貴族派、そして先ほど……ソール様が声明を出した新たな流れ……仮に民主派としましょうか。その3つの勢力が存在します」
イーリン「皇帝派の中には宰相を支持する流れと、皇帝を支持する流れで別れております。そしておそらくですが……現在、皇帝はその権力を失ってしまっている可能性が高いです」
アインズ「ん、なぜだ?」
イーリン「徴候はいくつかあります。まず、最近出回る布告は皇帝のものではなく、宰相のものが増えていること。次に、皇帝直轄の魔法騎士団が王宮敷地からほとんど出てこないこと」
イーリン「最後に、公的行事での陛下の露出が極端に少ない……本来なら陛下の裁可が必要な案件まで、宰相の名で処理されています。つまり決裁権が事実上、宰相側に移っていると見るべきです」
アインズ「……なるほどな。力を奪われた皇帝、というわけか」
ガイ「皇帝派に力を貸すならば皇帝の権力を復活させる必要があるな」
リーゼリット「旧貴族派は、伝統と利権に縛られてる……でも、話を聞いた感じだとライオネル卿だけは違う。内戦を広げないために、あえて受け皿になってるんだよね?卿個人は信用していいと思うけど、派閥全体に肩入れすると、改革そのものを後戻りさせるかもね」
サーシャ「民主派は……血を流さずに国を変えようって考えだね。でも、まだ小さい芽だよ。意見箱も広場の集会も、誰かが守らなきゃすぐ踏みつぶされちゃう」
ガイ「ああ。ソールに肩入れするならば覚悟が要る。他の派閥と比べて支援は得られないだろう。今の所、考えられるのは……意見箱の警備、集会の護衛、物資配布の支援といったところか。そして妨害の芽は非致死で摘む」
イーリン「……では、ガイ様。どの陣に立ちますか?」
サーシャ「どの派閥に力を貸すことになっても.、決まったことには従うよ」
リーゼリット「私も……決まったら、やるだけ」
アインズ「私はどこでも構わん。ガイ、どうする?」
ガイ「……」
多数決 下1〜
3票を先取した選択肢に決まります
1 皇帝派
2 旧貴族派
3 民主派
4 無所属
- 573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 11:57:02.49 ID:I4r+pAQHO
- 4
- 574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 12:10:21.54 ID:OQKX4F8ko
- 3
- 575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 12:21:18.66 ID:+B1EQMFdo
- 1
- 576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 12:28:35.93 ID:p5XfvDbLo
- 3
- 577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 12:45:44.70 ID:ZGW0KvzaO
- 1
- 578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 12:48:42.89 ID:N1uOOMpFO
- 3
- 579 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 16:20:02.30 ID:1waRf6MdO
- ーー帝都大図書館
ソール「あら……皆様揃ってどうされたのですか?」
サーシャ「私たち……ソールさんの声を聞きました」
ソール「……あなた方にも届いていたのですね」
ガイ「結論を持って来た……俺たちは民主派……貴方を支えることにする」
ソール「……心強いお言葉です、ありがとうございます。そういうことであれば……あなた方には出来得る限りの支援を行なわければなりませんね」
ソール「手始めに、この場所をあなた方の拠点として提供しましょう。といっても、これくらいしか今は出来ないのですが」
リーゼリット「え、この場所を?」
ソール「ふふっ、この場所はかのダークヒーロー達も利用した由緒ある場所なんですよ?パティ様のお墨付きもいただいております」
サーシャ「えっ!?そうなんですか!?」キラキラ
アインズ「そのダークヒーローとやらは知らないが……この図書館を拠点とするならば、結界に守られているから安心だな」
ガイ「ありがたい……改めてよろしく頼む」
ソール「ええ。皆様のお力を借りれること、本当に感謝します」
⭐︎民主派に力を貸すことにしました
- 580 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 16:21:21.39 ID:1waRf6MdO
- ーー帝都大図書館
ソール「では……血を流さず、内戦を止める筋道を説明します」
ガイ「聞こう」
ソール「最初は、『声を可視化する』。意見箱に寄せられた嘆願を分類し、国中に貼り出します。税・物価・治安……何人が何を望むかを数で示す。これはどの陣営にも等しく突き刺さる鏡になるはずです」
ソール「次は、『完全中立地帯をつくる』……その場所では攻撃や徴発、逮捕を禁じ、負傷者搬送と捕虜交換のみを許可。旧貴族側の保証役はライオネル卿、皇帝側は陛下直轄の騎士より代表一名をとりたいのですが……おそらく、難しいでしょうね」
リーゼリット「……フレンさんならできるんじゃない?」
サーシャ「そっか!フレンさんはどちらの派閥でもないって言ってたから、適任かもしれないね」
ガイ「中立地帯として適地なのは貧民街近辺だろう。あそこには魔族連合と小鬼がいる。騎士も簡単には手を出せないはずだ」
ソール「……では、最後です。中立地帯まで完成したら、そこで両派閥の代表同士で『停戦協定』を結ばせるのです」
アインズ「皇帝直轄の代表ならば、停戦にも快く同意するだろう。旧貴族派のライオネルも皇帝に忠誠を誓っている。うまくいけば宰相を出し抜くいい機会になるかもしれんな」
イーリン「では、これが新しい目標ですね」スッ
・民の声を知らせる
・中立地帯を作る
・皇帝派と旧貴族派に停戦協定を結ばせる
サーシャ「まだ意見箱は作られたばっかりだから、みんなの意見は全然入ってないよね」
ガイ「今できることといえば、貧民街で中立地帯を作る許可をもらいに行き、フレンとライオネル卿に保証役を頼むことくらいか」
リーゼリット「できることからやっていこうか」
現在はユーシリア帝国です(9日目)
何をする?
安価下1〜3
- 581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 16:22:03.00 ID:mxBOSbBq0
- パティのつてで情報屋を頼る
- 582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 16:24:21.15 ID:I4r+pAQHO
- サーシャリーゼリット、ヌルと模擬戦
- 583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 16:42:25.47 ID:qDxKZbZo0
- さっそく貧民街で中立地帯を作る許可をもらいに行く
- 584 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 22:29:45.96 ID:fIG9I1KyO
- カラスのハーピィ「……失礼、こちらにガイっていう人はいる?」
サーシャ「えっ、ど、どちら様ですか?」
リーゼリット「まさか……宰相の手先!?」バッ
アインズ「ほう……早速妨害に現れたという訳か」ジャキンッ
カラスのハーピィ「えっ!?ちょっとちょっと!あんなのの手先に勝手にしないでくれる!?」
ガイ「……どうした、なんだか騒がしいな」スタスタ
サーシャ「あっ、ガイ!この人がガイのことを知ってるみたいなんだけど……知り合い?」
カラスのハーピィ「あなたがガイ?なんで仲間に何も伝えてないの!?」
ガイ「……みんな、警戒を解いてくれ。彼女は俺が呼んだ」
リーゼリット「えっ……?」
カラスのハーピィ「まったく……いくら内戦でピリピリしているとはいえ、敵味方の識別くらいはしっかりしてほしいものね」
ガイ「大変、失礼した。あなたが、パティさんの言っていた情報屋か?」
カラスのハーピィ→フーミン「ええ……フーミン・クロスよ。探偵を生業にしているのだけど、情報屋といっても過言ではないわね」
サーシャ「そうだったんですね。そうとは知らず、ごめんなさい……ガイ、なんで前から言ってくれなかったの?」
ガイ「すまん……言い忘れていた。いや、正直に言うと……言うタイミングを逃した」ポリポリ
リーゼリット「えぇ……」
アインズ「フッ、敵でないのならなんでもいい……敵意を向けてすまなかった。それで、どういった情報を取り扱っているんだ?」
フーミン「帝都の裏路地から宮廷の奥まで……噂から帳簿まで手に入らないものはないわ。今は特に、宰相周りの情報を主に扱っているわよ。もちろん、旧貴族派の情報もね」
サーシャ「わぁ……!すごく頼りになりますね!」
フーミン「ええ。ただし覚えておいて。私ができるのは情報の支援だけ。争いごとに加担することはできないわ」
リーゼリット「それでも、とても助かりますよ!内戦が終わるまで、よろしくお願いします」
フーミン「……この国は10年前も崩れかけたけれど、それでも立ち直った。だから私は今回も、事実を追って支えるだけ。結末を決めるのは、あなたたちよ。一緒に頑張りましょう」
⭐︎フーミンが情報面で支援してくれるようになりました!
- 585 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 22:30:13.98 ID:NOIXO6vwO
- サーシャ「ところで、さっきからガイはこの図書館をうろついてどうしたの?」
ガイ「ああ……ここが俺達の拠点になるだろう?結界が張ってあるから安心できるとはいえ……もしかしたら民主派を快く思わないヤツらが穴を突いてくるかもしれない……だから、この辺りの脆弱そうなところを調べてまわっているんだ」
サーシャ「そっか……それじゃあ私も一緒に探してもいい?」
ガイ「もちろん構わないが……つまらないぞ?」
サーシャ「ふふっ、いいの!ガイと一緒だから!」
◆
サーシャ「ねぇガイ、こっちの壁、ちょっとヒビ入ってるよ?」トントン
ガイ「……いや、大丈夫だ。結界の補強がしてある。見た目ほど脆くはないな」
サーシャ「ふーん……じゃあ、あっちは?」
ガイ「……何もない。ただの物置だな」
サーシャ「……えへへ、なんだか探検みたいで楽しいね」
ガイ「フッ……他の場所を探すぞ」スタスタ
サーシャ「あっ、待ってよ!」タタッ
◆
リーゼリット「……おやおや、お二人さん。また人目も憚らずデートしてたの?」ニヤニヤ
サーシャ「で、デートじゃないよ!ただ一緒に調べてただけだってば///」
リーゼリット「あはは!大丈夫、わかってるよ!……それで、大丈夫そうだった?」
ガイ「ああ。見た目以上に厳重に護られているようだ。侵入されることはないだろう……だが、仮に突破された場合を考慮して警備する人員を増やしておいた方がいいな。かつてここで勤務していた者とか……」
アインズ「フン、そんな都合よくいるものか」
リーゼリット「待って……たしか、ヌルって元々パティさんと契約してる悪魔じゃなかったっけ?」
サーシャ「……そう言ってたかも」
ガイ「……ヌルの所に行ってみるか」
◆
- 586 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 22:32:08.45 ID:DBtQMNf1O
- ーー貧民街 路地裏
ヌル「ーーつまり、私に図書館に来て欲しいってこと?」
サーシャ「うん。ダメかな?」
ヌル「いやー、ダメじゃないんだけど……ただ戻るのもつまらないっていうか……」
ヌル「あっ、そうだ!模擬戦をやろうよ。私の力を知ることにもなるし、ちょうどいいでしょ!勝っても負けても、図書館には行くから安心してね!」
リーゼリット「そういうことなら……私が行くよ!一度、ヌルの魔法をしっかり受けちゃったし……!」ザッ
ヌル「……自分で言うのもなんだけど、イタズラじゃなくて戦闘なら私、相当強いよ?」
サーシャ「それなら、私もリーゼと一緒に戦うよ。警備なら数人相手に戦ったりもするでしょ?」
ヌル「うん、いいよ!……それじゃあガイ、審判よろしく!」
ガイ「……わかった。3人とも、準備ができたら教えてくれ」
コンマ下1
01-50 敗北
51-69 引き分け
70-00 勝利
スプラッターボム+10 1回
- 587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 22:42:31.55 ID:p5XfvDbLo
- お
- 588 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 22:43:37.60 ID:DBtQMNf1O
- >>1の眠気がすごい為、今日はここで終わります。安価は下にズラしてください。
- 589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 22:47:07.10 ID:9db4Ibm60
- あ
- 590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 23:08:21.28 ID:OQKX4F8ko
- 乙
当初の予定より複雑化したルートになっただろうけど頑張って欲しい
- 591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 23:37:46.64 ID:er92Lfppo
- おつ
幸い両陣営共に話の分かる人がいるから目標達成は難しくなさそうだけど…
上が停戦決めても従わなさそうなのがどちら側にもいるのがまだ雲行き怪しいね
- 592 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/21(日) 17:27:33.59 ID:g5bgzMYqO
- >>589
大変申し訳ありません。>>587の方がとられていたので、今回は>>587の方のコンマを採用させていただきます。
>>590
最初は二つの陣営のどちらかについてどうにかするか、内戦をほっぽり出して光の残滓を回収したらさっさと立ち去るルートの二つを考えておりましたが、気がつけば第三勢力が発生していました。ユーシリアからは当分出れないかもしれませんね。
>>591
一応、両者共に組織ではあるので上の決定には従うかと思います。ですが、それが気に入らない場合は強行手段をとってくる可能性もあるでしょう。どうなるかはこの先の展開次第です。
- 593 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/21(日) 17:29:36.88 ID:g5bgzMYqO
- ヌル「じゃあ行くよ……まずは悪魔らしく、これで!」
闇の波動「」フォンッ
リーゼリット「そりゃ、封印魔法以外にも使えるよね……!」
狙撃型魔導銃「」カチャンッ‼︎
ヌル「魔導銃か、厄介だなぁ……!」
闇の波動「」フォォォォォン……
サーシャ「リーゼ!」
弓「」ギリギリ……
リーゼリット「大丈夫だよ、サーシャ……」
狙撃型魔導銃「」バァンッ‼︎ バァンッ‼︎ バァンッ‼︎
消滅する闇の波動「」シュウウウン……
ヌル「えっ、波動が消えた……何をしたの!?」
リーゼリット「ニナさんに頼んで、属性弾が撃てるように改良してもらったんだ」
サーシャ「えっ、いつの間に!?」
リーゼリット「ふふっ、内緒ー♪」
ガイ(闇を光で打ち消したのか。わかっていても咄嗟に変えることは難しいはずだ……)
ヌル「一筋縄じゃいかないよね。逆に安心したよ……」スッ
周辺の地面に展開される複数の魔法陣「」ヴォンッ……
サーシャ「封印魔法!それなら……」
弓「」パシュンッ
魔法陣に刺さる矢「」
ヌル「狙いはいいけど、私の魔法陣は簡単には崩れないようにできてるんだよ!」
サーシャ「地形が変わってもそう言える?」
ヌル「……まさか!」
サーシャ「大地よ……!」バッ
矢を中心に隆起する地面「」ボコボコ……‼︎
ガイ(地属性の魔法をあんなに使いこなしている……この前教えたばかりだよな?)
- 594 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/21(日) 17:30:06.81 ID:g5bgzMYqO
- 飛翔するヌル「こうなったら……」バッ ヒュンッ
リーゼリット「逃がさないよ!」
狙撃型魔導銃「」バァンッ‼︎ バァンッ‼︎
ヌル「くっ、あまり使いたくなかったけど……!」サッ
辺り一帯に広がる大型魔法陣「」ヴォォォン……
サーシャ「この辺り一帯ごと封印できるの!?」
ヌル「ほぼ最終手段だよ!これで……私の勝ちーー」
ヌルの足に巻きつくロープ「」グルグル……
ロープを引っ張るサーシャ「攻めて、相打ちに持っていかせてもらうよ……!」ググッ
リーゼリット「私も手伝う!」ガシッ
引っ張られるヌル「わわっ!このままじゃ私も封印に巻き込まれちゃう!」パタパタ
ガイ「……そこまでだ!」
消える魔法陣「」シュウン……
ヌル「あ、焦ったぁ……」ヘナヘナ
サーシャ「はぁ……はぁ……ガイ、結果は?」
ガイ「引き分けだ。おそらく、このまま続ければ3人共封印されてしまっていただろうな」
リーゼリット「ふぅぅ……二人がかりでも勝てなかったかぁ……」
ヌル「うぅ……二人が相手だと、やっぱり簡単にはいかないね。ごめん、最後ちょっと本気出しすぎた」
リーゼリット「いいっていいって。こっちも本気だったし」
サーシャ「封印ごと巻き込まれるところだったけどね……」
ガイ「収穫は十分だ……ヌル、大図書館の警備を頼むぞ」
ヌル「はいはい……それじゃあ、しばらくお世話になりまーす♪」
⭐︎ヌルと引き分けになり、ヌルが図書館に滞在するようになりました
- 595 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/21(日) 17:30:36.28 ID:g5bgzMYqO
- ーー魔族連合 集会所
イーリン「ーーというわけで、貧民街に完全中立地帯を設けたいのですが……ヒューベルト様、魔族連合のご協力をいただけますか?」
ヒューベルト「……ご趣旨、確かに承りました。魔族連合としても、私個人としても、不必要な流血は望むところではございません。中立地帯の設置に賛同し、協力いたします」
ヒューベルト「見張りや救護班、搬送用の荷車等を手配し、境界の標や合図用の鐘も用意させておきます。話し合いの席が要るなら、この集会所をお使いください」
イーリン「ありがたいお言葉です、感謝します。ヒューベルト様」
アインズ「中立地帯の巡回には私も定期的に着こう」
ヒューベルト「ありがとうございます……小鬼には連絡しましたか?おそらく、彼女も快く協力してくれるでしょう。お急ぎであれば、私共から連絡しておきますが」
イーリン「……いえ、我々自身で伝えます。それでは準備のほど、よろしくお願いいたします」
◆
ーー貧民街 小鬼の拠点
アインズ「ーーそれで、どうだろうか?」
ミント「勿論、私達も手伝うよ!平和になることはいいことだしね!」
イーリン「ありがとうございます……ところで、フレン様は来られていますか?少々、頼みたいことがありまして……」
ミント「フレンは武器庫襲撃の後始末でしばらく来れそうにないって言ってたよ。急ぎの用だったら王宮に行けば会えるんじゃないかな?」
イーリン「……なるほど、わかりました。ありがとうございます、ミント様」
ミント「全然、気にしないで!私の友達も、同じ立場だったらきっと助けたに間違いないから!」
イーリン「ふふっ……素敵なご友人なのですね」
ミント「そりゃあ我が小鬼の名誉四天王だからね!」ドヤァ
⭐︎中立地帯が貧民街に作られました
- 596 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/21(日) 17:31:24.56 ID:g5bgzMYqO
- ーー帝都大図書館 前
ワイワイガヤガヤ
サーシャ「わっ……!すごい人数だね……みんな意見箱に書きにきたのかな?」
リーゼリット「全員がそういうわけでもないと思うけど……冷やかしや様子見で来てる人もいるみたい。けど、大体の人は意見を伝えにきてるみたいだね」
アインズ「……民衆の中に怪しい動きをしているやつもいない。今の所は他勢力の妨害もなさそうだな」
イーリン「……本日は何をいたしましょう?」
・民の声を知らせる
・中立地帯を作る←達成
・皇帝派と旧貴族派に停戦協定を結ばせる
ガイ「そうだな……中立地帯は魔族連合と小鬼の手伝いもあって作ることができた。あとはライオネルとフレンに接触し、停戦協定を結ばせることと……民衆の声をこの国に伝えることだな」
サーシャ「これだけ人がいれば今からでも街中にみんなが思っていることを知らせることができそうだね」
現在はユーシリア帝国です(10日目)
何をする?
安価下1〜3
- 597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/21(日) 17:32:46.50 ID:ROLsj+a60
- フーミンと一緒に皇帝派の調査
- 598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/21(日) 17:34:23.22 ID:hVI1ORsAO
- 図書館で使えそうな資料ないか探す
- 599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/21(日) 17:34:30.37 ID:ycVgUMHRo
- シルバークロース商会の拠点も潰そう
- 600 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/21(日) 22:42:38.79 ID:g0O2hd39O
- ーー帝都 大図書館
ヌル「パティ様は困ったときこの辺りの本をよく読んでたけど……今の状況に何か役に立ちそうなモノってあるかな?」
リーゼリット「この棚……随分と古そうな巻物が並んでるね」
サーシャ「わっ、これ……文字がかすれてるけど、初代皇帝陛下の治世記録って書いてあるよ?」
イーリン「初代皇帝の直筆文書……これは貴重ですね」
リーゼリット「この国を建国した皇帝の記録かぁ……なんだか気になるね。読んでみようよ」
サーシャ「うん……」ペラッ
◆
我、いまだ国土乱れ、民の嘆き尽きぬ時に立ち上がりし者なり。
剣にて敵を退け、旗を掲げ、この地をひとつと成した。
されど、帝国は剣のみを柱とすべからず。
民なくして国は空虚にして続かず。
帝国は、皇帝と民の合議によって支えられるべし。
我が務めはただ治めるにあらず、
耳を澄まし、声を聴き、共に歩むことにあり。
この筆、後の世に届かば、我が願いもまた生き続けんことを
◆
サーシャ「これって……」
イーリン「……驚きましたね。初代皇帝は、すでに民の声を国の礎に据えようとしていたように見えます」
リーゼリット「つまり、ソールさんが言ってることって、全然突拍子もない新しい考えじゃなくて、むしろ原点回帰なんだね」
ヌル「ほえー……そうだったんだ……あ、それじゃあこのことを街のみんなに伝えたら、すごい説得力になるんじゃない?」
サーシャ「うん!初代皇帝もそう考えてたって言えば、誰も変な考えだなんて思わないよね!」
リーゼリット「むしろ帝国の正統な精神を取り戻すって言えるし。これなら宰相だって否定しづらいよ」
イーリン「伝えるタイミングが重要ですね。今はまだ何も言わないでおきましょうか」
⭐︎初代皇帝の考えを知りました
- 601 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/22(月) 00:00:24.16 ID:Tkxh4SKKO
- ーーユーシリア帝都 王宮付近
フーミン「……さてと。皇帝派を調べるって話だったわね。宰相側と皇帝側、どっちから当たる?」
ガイ「皇帝は表に出てこれない。権力を握っている宰相周りを探るのが筋だろう……取引をしているシルバークロース商会の拠点も抑えたい」
アインズ「宰相にこちらが探っていると悟られれば即座に妨害してくるかもしれんな。注意して動くべきだ」
フーミン「ええ。でも普段通りにしていれば案外大丈夫よ……あっ、あの馬車を見て」
大きな箱を積んだ馬車「」パカラッパカラッ
馬車を囲む騎士達「」ザッ……ザッ……
アインズ「……随分と大きな箱を積んでいるな。交易にしては妙に厳重だ」
フーミン「……やっぱり。荷に帝国の印章がある。あれは宮廷から直接運ばれた荷物よ」
ガイ「……中身は?」
フーミン「おそらく、民衆から徴収した税。しかも帳簿上は存在しない、裏金扱いね。商会の倉庫で洗浄されて、軍備拡張に回されるはず……あの馬車はシルバークロース商会に向かっているようね」
アインズ「……つまり、宰相は民の血を吸って武器を買っているということか」
フーミン「……私が潜って帳簿の写本を作ってくる。あなた達はここで見張ってて」
ガイ「一人で行くのか?」
フーミン「こういうの、慣れてるから。任せといて」
アインズ「ふむ……ならば我らは周囲を監視しよう。護衛の騎士の数や交代の時刻も押さえておけば、後に役立つかもしれんからな」
ガイ「……わかった。頼んだぞ、フーミン」
フーミン「了解。すぐ戻るから」ヒラリ
◆
フーミン「ほっ……待たせたわね」バサッ
ガイ「意外と早かったな」
フーミン「流石に全部は写せなかったけどね。ほら」バサッ
帳簿の写本「」ポン
アインズ「……商会の倉庫に持ち込まれた金貨の記録、それに本来の税収台帳との差異……明白だな」ペラッ
フーミン「帳簿を直接盗むのは危険すぎるから、写本で勘弁して。これでも十分証拠になるはずよ」
ガイ「……これで宰相が領民の金を軍備に流用していることが立証できるな」
フーミン「この写本だけじゃ世間に出しても『偽造だ』って片付けられる可能性はあるから現物を押さえるか、あるいは商会の幹部を吐かせる必要があるわね」
アインズ「……ならば、この前のように襲撃するか?現物も証言も、うまく行けば手に入るだろう」
フーミン「私は手を貸せないわよ……けど、建物の図面は提供してあげる」
ガイ「助かる……アインズ、一旦戻って作戦を練ろう。今日、決行するぞ」
⭐︎宰相の裏金の流れを掴み、シルバークロース商会の拠点の場所を押さえました。
- 602 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/22(月) 00:22:34.87 ID:Tkxh4SKKO
- ーーシルバークロース商会 拠点
シルバークロース「……皆様、本日もお疲れ様でした。先ほど王宮より搬入された金貨につきましては、予定通り地下倉庫へと移させていただきました」
幹部の男「はっ。しかし旦那様、これほどの金貨を短期間で捌くのは……さすがに目立ちすぎやしませんか?」
シルバークロース「ご心配には及びませんよ。宰相閣下より賜りました特別税は、表の帳簿に記されぬ金。すなわち、誰の目にも触れぬ影の金でございます。我らが責務は、それを滞りなく正規の流通品へと姿を変えて差し上げること……ただ、それだけでございます」
幹部の女「とはいえ、街の噂では民の不満も高まっているようです。あまりに度を越せば……」
シルバークロース「ええ、承知しておりますとも……ですがどうか忘れなきよう。我らはあくまで潤滑油に過ぎません。力を振るうのは宰相閣下、代償を払うのは領民なのです……私どもは静かに、着実に役目を果たすのみ」
幹部の男「……さすが、旦那様。お言葉にて胸が晴れました」
シルバークロース「ふふ……恐縮です。そして……」スッ
シルバークロース「どうやら、客がいらっしゃったようですね」
幹部の女「……客?ですが、本日は誰とも面会の予定は……」
シルバークロース「予定にない客こそ、歓迎すべきものです。旧貴族の屋敷に、そして武器庫にまで踏み込んだあの方々……今度はこの拠点を訪ねてこられたようですよ」
幹部の男「奴らが……!?」
シルバークロース「おもしろくなってきましたね……さて、お手なみ拝見と行きましょうか」
手から零れ落ちる黄金の液体「」ドロ……
- 603 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/22(月) 00:31:39.42 ID:YooTWuSMO
- 本日はここまでです。
次回は明日の夜に、シルバークロース商会との戦闘から始めたいと思います。
最近は更新の量が少なくて申し訳ありません。
先の展開を考えるのに時間がかかってしまい、進むペースが非常に遅くなってしまっています。
更新自体は余程のことがない限りは続けますので、温かく見守っていただければ幸いです。
それでは、また明日。
- 604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/22(月) 00:48:18.09 ID:MtVBcXWko
- おつ
リーゼいつの間にそんな改造を…
国中を巻き込んだ勢力戦だからややこしくなるよね
- 605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/22(月) 01:12:34.67 ID:Uo7I76BBo
- 乙シルバークロースとクラウディア排除したら事実上のユーシリア編解決よね
- 606 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/22(月) 21:35:28.37 ID:LaZlH542O
- >>604
空いてる時間にニナさんの所に行っていたようです。ちなみに魔導銃の設定は今のところ詳しく決めていないので、作中でなんか前と描写が違うな?と思っても気にしないでください。
引き続き頑張っていきたいと思います。
>>605
内戦は止まる可能性が高いです。その後の政治は国の人々に任せて目的を達成するのもよいでしょう。すべては展開次第です。
そして元スレ様の無事を確認して嬉しい気持ちになりました。
この場を借りて、再度感謝を申し上げます。
- 607 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/22(月) 21:41:14.02 ID:VjgObpUrO
- ーーシルバークロース商会 拠点前
リーゼリット「さっきから一体なんなの、この金ピカ人間は!?」
魔導型狙撃銃「」バァン‼︎バァン‼︎
倒れる黄金の泥人形「」ボド……ボド……ドサッ……
新たに現れる黄金の泥人形「」ズズズ……
アインズ「チッ、倒してもキリがない……竜騎兵団より遥かに弱いが、このままだと不利だぞ」
ガイ「この魔術は相当燃費がいいらしいな……術者を倒さなければいつまでも現れるぞ!」
魔鉄の剣「」ジャキンッ
イーリン「道理でッ!……この辺りは警備の騎士が少ないんですねッ……!」ブンッ
サーシャ「みんな、無理しないで!囲まれたら危ないよ!」
シルバークロース「ふふふ……こんばんは、初めまして皆様方。私の魔法は気に入ってくれましたか?」スタスタ
ガイ「……貴様が術者か?」
シルバークロース「いかにも。シルバークロース・ゴールドマンと申します……以後、お見知り置きを」ペコリ
アインズ「フッ、わざわざ術者自ら前に出てくるとはな……!」ダッ
竜の槍「」ブンッ‼︎
シルバークロース「おっと」スッ
槍を防ぐように壁になる黄金「」ドンッ
アインズ「防がれた!?」バッ
シルバークロース「……いやはや、血の気が多くてかないませんね。少し、話し合いをしませんか?」
ガイ「……話し合いだと?」
シルバークロース「ええ、そうです。私はあくまで商人の端くれ。政治事にはあまり関わりたくないのです。人々がお求めになるので武器を用意し、流通を整える。それが私の役目にすぎません」
リーゼリット「すぎませんって……!そのせいでどれだけの人が苦しんでると思ってるの!」
シルバークロース「たしかに、無関係の人々には申し訳なく思いますがね。しかし、我々に罪はございません。欲する者がいるから売る、求める者がいるから渡す。ただ、それだけのこと……」
イーリン「それを免罪符にするつもりですか。結局は利益が欲しいだけでしょう」
シルバークロース「ええ、ええ!勿論ですとも!私は利益を選びます!それが商人というものですからね」
ガイ「……貴様とは相容れないことがわかった。話し合いは終わりか?」
シルバークロース「まあまあ……そう急がずとも。私はあなた方と取引がしたいのですよ」
- 608 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/22(月) 21:41:48.91 ID:VjgObpUrO
- アインズ「取引……?」
シルバークロース「そうです。応じてくれるのならば我々は今すぐにでも宰相と手を切り、この国から立ち退くことを約束しましょう」
サーシャ「……私達に何を求めるの?」
シルバークロース「とある物をいただきたい。翡翠の賽……でしたっけ?あなた方が持っているのでしょう?」
ガイ「……それがなんなのか知っているのか?」
シルバークロース「いいえ?ですが、協力者が欲していましてね……それを渡せば国一つ起こせる程の大金を我々は得られるのです」
リーゼリット「協力者って……まさか、フローディアとセーレフィレア!?」
シルバークロース「おや、知り合いでしたか。ですが、そのご様子だとあまりいい関係ではなさそうですね?」
ガイ「……ああ、良い思い出はないな。悪いが取引は断らせてもらう」
シルバークロース「そうですか……残念です」
イーリン「……ガイ様、リーゼリット様。シルバークロース・ゴールドマンを只今より暗黒館幹部として彼を危険人物に指定します。生死は問いません……脅威を排除してください」
シルバークロース「ふふ、物騒な言葉が聞こえましたねぇ。まさか暗黒館の者だったとは思いませんでしたよ」スッ
黄金の泥人形達「」ズズズ……
サーシャ「また増えた!」
シルバークロース「……交渉は決裂したようですし、私は自分の身を守らせていただきます。黄金は私の血肉にして鎧、我が意思が続く限り無限に湧き出す……果たしてあなた方はどれほど持ちこたえられるでしょうか?」
ガイ「来るぞ!全員、構えろ!」
アインズ「よくわからんが……奴を殺しても構わないんだな?……なら随分と楽だ」
竜角の槍「」チャキッ……
リーゼリット「……準備はできてるよ」
魔導型狙撃銃「」カチャンッ
サーシャ「……覚悟を、決めなきゃ……」
弓「」ギリギリ……
シルバークロース「ふふふ……さあ、舞台は整いました。どうぞ存分に楽しんでください……この、黄金の劇場を!」
床に広がっていく黄金「」ドロッ……
ーー戦闘開始 シルバークロースーー
01-10 痛恨(死亡判定あり)
11-65 劣勢
66-90 優勢
91-00 会心
コンマ下1
スプラッターボム+10 残り1回
はさみうち+30 残り1回
- 609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/22(月) 21:50:28.40 ID:Uo7I76BBo
- はさみうち
- 610 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/22(月) 22:21:44.35 ID:PmNgFPJSO
- シルバークロース「さあ、踊ってください……!」
黄金の泥人形「」
イーリン「オラァッ!」ブンッ
砕ける黄金の泥人形「」パァンッ‼︎
槍で周囲を薙ぐアインズ「ハァァァッ‼︎」
吹き飛ばされる黄金の泥人形達「」
イーリン「……黄金の人形は私とアインズ様に任せてください!、術者本人は任せました!」ゲシッ
砕ける黄金の泥人形「」グチャアッ
リーゼリット「了解……!」スッ
狙撃型魔導銃「」パァンッ ‼︎パァンッ‼︎
シルバークロース「無論、狙撃対策はバッチリです」
形成される黄金の壁「」ガキンッ‼︎ガキンッ‼︎
サーシャ「ガイ、いつでもいいよ!」
弓「」ギリギリ……
ガイ「わかった……行くぞ!」キュイイイン……シュンッ
サーシャ「うん!」
弓「」パシュッ‼︎
シルバークロース「魔導銃があるのに随分時代遅れな物を使っていますね。おすすめの商品を紹介しますよ?」スッ
黄金の壁「」ガキンッ
ガイ「……防がれるのは前提だ」シュンッ
シルバークロース「なっ、後ろにーー!?」バッ
ガイ「ハアッ!」
魔鉄の剣「」シャキンッ‼︎
宙を舞うシルバークロースの左腕「」
シルバークロース「あああああああッーー!?」ブシャァァァッ‼︎
シルバークロース「ぐっ……よくもォッ!!!」
ガイに遅いかかる黄金の棘「」ドドドドドドッ‼︎
ガイ「」シュンッ
ガイ「ふぅ……少し、有利になったか?」ザッ
溶ける黄金の泥人形「ドロォ……」
イーリン「溶けた……?」
アインズ「人形の数が減った!よくやったぞ、ガイ!」
シルバークロース「くッ……ハァ、ハァ……よもや、腕を落とされるとは……!」
左腕に集まる黄金「」ドロッ……
形成された黄金の左腕「」グッ
リーゼリット「……人形と攻撃に回す黄金が止血の分とあの左腕の分で減ったんだね。今がチャンスかも」スッ
サーシャ「……気は抜かないでいくよ」
弓「」ギリギリ……
01-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 勝利
- 611 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/22(月) 22:22:39.69 ID:PmNgFPJSO
- 失礼、コンマ下1
スプラッターボム+10 残り1回
- 612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/22(月) 22:41:46.52 ID:mUYCzghSO
- あ
- 613 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/22(月) 23:59:49.44 ID:y0YJVwUlO
- シルバークロース「……なるほど、なるほど……!面白い……!さすがは屋敷と武器庫で死者を出さずに制圧した方々だ!」
黄金の床「」ゴゴゴ……‼︎
床に溶けていく黄金の泥人形「」ズズズ……
イーリン「何をする気です!?」
アインズ「嫌な予感がする……黄金から離れろ!!!」
サーシャ「また黄金が集まって……さっきより大きい!?」
黄金で出来た巨人「グオオ……」ズン
リーゼリット「うそ……デカすぎない!?」
ガイ「見かけ倒しだ……!術者本人を倒すのは変わらない!」
シルバークロース「見かけ倒しかどうかは……その身で確かめていただきましょうか!」
拳を振り下ろす黄金の巨人「」ゴオオオッ‼︎
イーリン「くッ!退いてください!」ダッ
アインズ「力比べは任せておけ……!」ダッ
ガキィンッ‼︎
リーゼ「サーシャ、ガイ!!!シルバークロースを!!!」
狙撃型魔導銃「」パァンッ‼︎パァンッ‼︎
サーシャ「うん……!」
弓「」パシュン‼︎パシュン‼︎パシュン‼︎
シルバークロース「ははは……やはり見事です。これほどの連携、これほどの力……!」
黄金の壁「」ガキンッ‼︎ガキンッ‼︎
シルバークロース「しかし……一歩及ばないようですね」
暴れる黄金の巨人「グオオ‼︎」
吹き飛ばされるイーリン「くっ……」
吹き飛ばされるアインズ「チッ……」
サーシャ「イーリンさん、アインズさん!!!」
リーゼリット「サーシャ、攻撃を続けて!!!」
狙撃型魔導銃「」パァンッ‼︎パァンッ‼︎
シルバークロース「どうやら私の勝ちのようですね……ここまで追い詰められたのははじめてですよ」
ガイ「それは光栄なことだ」シュンッ
シルバークロース「先程から姿が見えないと思えば……!ですが、同じ手は通じませんよ……!」
シルバークロースを包む黄金「」ドロドロ……
シルバークロース「これでもう斬られることはありませんよ!!!さあ、どうします!?」
ガイ「……雷に打たれたことはあるか?」ビリッ……
シルバークロース「はぁ?こんなときに一体何の話を……あるわけがないでしょう」
ガイ「そうか……なら良い経験になるといいな」ビリッ……
ガイ「雷よ……!」バチバチバチバチッ‼︎
シルバークロース「あがががががががが!?」ビリビリ
黒焦げシルバークロース「ぐっ……あ……」シュゥゥゥ……
崩れ落ちる黄金の巨人「」ガラガラ……
ガイ「……」
コンマ下1
01-10 ???
11-40 逃走
41-00 勝利
- 614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/23(火) 00:10:50.92 ID:11b3GE0ao
- あ
- 615 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/23(火) 00:19:47.30 ID:Ys/EtkcTO
- 戦闘が終わったので本日は終わります。
次回の更新も明日予定です。
それでは、おやすみなさい。
- 616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/23(火) 01:54:56.79 ID:LRTwMDS3o
- おつ
そういえば爆弾の事忘れてた…
もし宰相戦があるなら本人に使う事になりそうだが…そうなると絵面が酷いな
- 617 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/23(火) 13:28:52.13 ID:QL/A9Ol4O
- >>616
スプラッターボムは元の安価のままだと描写がすごいことになってしまいそうだったので、元の風味を残しつつ別物に変えてしまいました。効果自体は閃光玉と変わらないので使えるときに使ってしまいましょう。
- 618 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/23(火) 13:31:25.13 ID:QL/A9Ol4O
- 捕縛されたシルバークロース「……ぐ、ぬぅ……!この私が敗北するとは……!」
アインズ「ただの商人にしては随分、手強かったな……魔法の扱いは下手な魔導士以上だった」
イーリン「ええ……ですが、もはや抵抗は不可能。あとは処遇を決めるだけです」
シルバークロース「あなた方の目的は一体……?」
サーシャ「この内戦を止めることです……可能な限り、犠牲を出さないようにして」
シルバークロース「ふふ、なるほど……一連の襲撃にはそういう理由があったんですね……」
ガイ「……なぜ、宰相と手を組んだ?」
シルバークロース「……先程も申し上げた通り、利益ですとも。理由はわかりませんが、宰相閣下は戦を望まれている……戦があれば武器が売れ、武器が売れれば金が流れる。それは武器商人の我らにとって、何よりも甘美な機会でした」
リーゼリット「そんなことで……!」
シルバークロース「あなた方とて、武器を使っているではありませんか。必要だから我々は存在するのですよ」
イーリン「……それを正当化と言うのです」
シルバークロース「ふふ、そうですね……世界から争いがなくならない限り、私達のようなものはいなくならない。言い換えればーー人が争う限り、我らは必要悪として在り続けるのです」
アインズ「必要悪だと……?」
ガイ「その存在が争いを長引かせているのだろうが」
シルバークロース「……否定はいたしません。しかし、否定したところで変わらぬのも事実でしょう」
サーシャ「……」
シルバークロース「それで……私の処遇はどうなさるので?今の時点で少なくとも、私以外の武器商人が来るまで内戦は静まると思いますが」
イーリン「……確かに、ここであなたを捕らえたことで宰相の兵站は揺らぎます。しかし、あなたがフローディアとセーレフィレアと繋がっている以上、私達にとっては簡単に放っておける存在でもない……この国では宰相の手がかかっている為、牢に捕えることもできません」
サーシャ「……どうしよう、ガイ」
ガイ「……」
シルバークロースの処遇
多数決下1〜
先取2票
1・殺害(殺害します。当分は内戦が停まりますが、その状況をよく思わない勢力が何かしでかすかもしれません。)
2・拘束(図書館で拘束します。宰相の手の者が奪還しにきたり、逃走を図られる可能性があります。)
3・国外追放(国外に追放します。別の場所で武器を売り出してまた別の脅威となったり、フローディア、セーレフィレアと手を組む可能性があります。)
- 619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/23(火) 13:32:52.16 ID:1ceCbWRGo
- 2
- 620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/23(火) 13:59:50.18 ID:1r6YQDnMo
- 3
- 621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/23(火) 14:28:12.40 ID:cxTKjbtPO
- 3
- 622 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/23(火) 19:48:39.11 ID:MCMB6v/fO
- すいません。名前を間違えていました。
セーレフィレアではなく、正しくはセーレフェリアです。
間違えてしまって申し訳ありません。
- 623 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/23(火) 19:49:34.95 ID:MCMB6v/fO
- シルバークロース「……ほう、国外追放ですか。殺されず、拘束もされず……なんとも寛大なご処置だ。少々甘すぎるのでは?」
ガイ「勘違いするな。これは情けでも慈悲でもない。貴様をこの国で野放しにしておけないだけだ」
イーリン「国外に追放する以上、二度とこの国に足を踏み入れぬと誓っていただきます。誓いを破れば……その時は命はないと思いなさい」
シルバークロース「ふふ……承知いたしました。ですが、武器を求める声のある場所であれば、我らの居場所は尽きません。別の地で商いを続けますよ?」
ガイ「……今回は貴様等が俺達の目的の邪魔になるから排除したまでだ。この国だけじゃなく、他の地でまた障害になるようであれば……そのときはまた排除する」
シルバークロース「ははは、そうならないよう気をつけましょう……では折角拾った命です。あなた方の気が変わらぬ内に、この国を出るとします」
シルバークロース「では、ごきげんようーー内戦を止める英雄達よ……願わくば、もう会わないことを祈りますがね」
◆
ーーユーシリア帝都 城門付近
サーシャ「本当に出て行っちゃった……でも、これで内戦はしばらく収まるんですよね?」
イーリン「ええ。ですが、補給がないので戦いたくとも戦えない状況というだけで、シルバークロース商会の代わりが見つかった場合……すぐにでも内戦は再開されるでしょう」
リーゼリット「じゃあ中立地帯で停戦協定を正式に結ばせないと……その前に両派閥の代表者を決めないとか」
アインズ「そのあとはこの国に住む者の問題だ。我らの目的はあくまで内戦を終わらせることだろう?なら、もう少しだな」
ガイ「ああ……そうだな……」
サーシャ「……ねえ、ガイ。また難しい顔してる。何か気になることでもあるの?」
ガイ「……宰相だ。まだ奴を直接、どうにかしたわけじゃない」
イーリン「確かに……シルバークロースを追い出せたのは大きな一手でしたが、まだ彼女には築かれた地位があります」
リーゼリット「裏で糸を引く本丸は、まだ城に居座ったまま。このまま放っておいたら、今後、新しい争いが起きるかもね……」
アインズ「……」グゥー
ガイ「フッ……一度、大図書館に戻るか。腹ごしらえをしてから、今後のことを考えよう」
アインズ「い、今のは私じゃないぞ!?」アセアセ
サーシャ「ふふ……アインズさん、お腹すいたんですね?」
アインズ「ち、違う!これは魔翌力の波動の乱れというやつで……!」
リーゼリット「はいはい……私もお腹すいたし、早く戻ろうよ。今日は何作るの?」
サーシャ「えっ、どうしよう何も考えてなかったよ……」
イーリン「ふふっ……サーシャ様、私も手伝いますよ」
ワイワイ……
⭐︎シルバークロースをユーシリアから追い出しました。内戦が一時的に止まります。
- 624 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/23(火) 19:50:38.71 ID:MCMB6v/fO
- ーー帝都大図書館
ソール「ーーなるほど、それでシルバークロース商会はこの国から引き上げたのですね?」
ガイ「ああ……だが、まだ宰相が残っている。シルバークロースが消えたことで、どう動くかはわからない」
ソール「宰相の本当の目的が内戦の継続だとすれば、別の補給手段を探すか……あるいは、より強硬な手段に出る可能性もあり得る」
イーリン「……その可能性は十分にあります。彼女はまだ正統派の政治家という仮面をかぶったまま、帝都の中枢にいますから」
リーゼリット「うーん……なら、とりあえず牽制の意味でも早く停戦協定を結ばせた方がいいね。フレンさんとライオネル卿に話を通さないと……」
サーシャ「優先度はちょっと低くなるけど民主派としてみんなの声も知らせないとね……!」
アインズ「それで……今日はどう動く?」ガツガツムシャムシャ
ガイ「そうだな……」
現在はユーシリア帝国です。(11日目)
何をする?
安価下1〜3
- 625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/23(火) 19:51:03.86 ID:JXR53X6B0
- サーシャも武器を改造してもらう
- 626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/23(火) 19:55:02.14 ID:MxUvqbprO
- フーミンと宰相の様子を偵察に行く
- 627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/23(火) 20:11:18.57 ID:LRTwMDS3o
- 両陣営へ話を通しに行く
- 628 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/23(火) 22:34:02.64 ID:UcfoJ1N2O
- ーー王宮
フーミン「相変わらず無駄に荘厳としてるわね、ここは」
ガイ「……何度か入ったことがあるのか?」
フーミン「探偵に依頼する王宮の人達もそれなりにいるのよ。浮気、金の流れ、不審な文書、下働きの不満……。きらびやかなだけが王宮じゃないってこと。もちろん、依頼されることは本当に稀なんだけどね」
ガイ「……さて、フレンはどこにーー」
フレン「ガイ君、ここだよ」ポンポン
ガイ「ッ!?」バッ
フレン「ははは!ごめんごめん。今日は一体、何の用があって王宮へ来たんだい?それも、フーミンさんと一緒に来るなんて」
ガイ「ちょうど良い。あなたに用があって来たんだ、少し時間をもらえるか?」
フレン「僕に……?あまり多くはとれないけど。書斎で話そうか」
◆
フレン「完全中立地帯……そんなことになっていたんだね。しばらくミントの所に行ってなかったから、気がつかなかったよ」
ガイ「それで……引き受けてくれるか?」
フレン「勿論!ようやく、内戦が終わるんだ。平和に近づくためなら喜んで引き受けるよ」
ガイ「……助かる」
フーミン「まぁ、断ったときは王宮の恥部をいくつか表に出して脅そうって考えてたんだけどね」
手帳「」チラッ
フレン「随分と物騒だなぁ……まあ、でも任せてくれ。今は武器庫の襲撃の件と昨日起こったシルバークロース商会の拠点襲撃の件でいろいろ事務作業があるから直ぐには取り掛かれないけど……」
ガイ「……」メソラシ
フレン「あっ、違うよ?そういう意味で言ったんじゃないんだ。僕は本当に、君たちが動いたおかげで状況が大きく前に進んだと思ってるよ」
ガイ「……あまり表沙汰になってないとはいえ……やってることはギリギリだ。気にしないわけにはいかない」
フーミン「ギリギリっていうか、完全にアウトよ。何も知らない人から見れば、あなた達のやったことは愉快犯のテロみたいなものだからね?」
フレン「はは……それでも、市井の人々はその内わかるさ。どっちが争いを止めようとしていて、どっちが火をくべていたのかを」
ガイ「そうだといいが……」
フーミン「ここでの用事は済んだわね?もう一つの目的を果たしに行くわよ」
フレン「もう一つ?一体何を……」
ガイ「シルバークロースが立ち去って、宰相がどんな様子かを探りに来たんだ」
フレン「……そうか。今の所、大きく様子は変わってないみたいだけど……僕が気づいてないだけで何か変化があるかもしれない。くれぐれも注意して行動してくれよ」
ガイ「……忠告、感謝する」
◆
- 629 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/23(火) 22:34:50.56 ID:UcfoJ1N2O
- クラウディア(シルバークロースめ……まんまとやられて逃げ去るとは……!これでは私の計画が遅れてしまう……!)
ドア「」コンコン
クラウディア「コンナトキニ……どうしました?」
側近騎士「クラウディア様。魔族連合の者が面会をしたいと……」
クラウディア「……通しなさい」
◆
クラウディア「……5日ぶりですね?何か私に御用がおありで?」
ガイ「いや……用という用は。王宮に立ち寄ったので挨拶をしようと思ってな」
クラウディア「まあ、ご丁寧に……何か見過ごせない変化でもあったのかしら?」
フーミン「……武器商人がいなくなったのに、随分と余裕があるのね」
クラウディア「武器商人?ああ、彼らの話ですか。退場は惜しいけれど……私の元には、他にも取引を望む者がいます。いずれ、より良い相手が見つかるでしょう」
ガイ「……一つ、忠告しておく」
ガイ「もう一度、シルバークロースのような連中を招くのなら……その時は、こちらも黙ってはいない。誰が背後にいようと関係ない。民を苦しめる者には、正面から立ち向かうまでだ」
クラウディア「……随分と勇ましいこと。その言い振りだと、一連の襲撃犯はあなた方だと言っているみたいですよ?」
ガイ「仮に、俺達だったとして証拠はあるのか?」
クラウディア「……仮に、ですって?ふふ、ふふふふふふ……」
クラウディア「残念ながら証拠というものはまだ手元にございません。でも、世の中には確信だけで動く者もいるものですわ……あなたがたのようにね」
フーミン「あら……宰相閣下にしては感情的ね」
手帳「」パラパラ……
フーミン「けれど、私たちには確信を裏付けるものがあるの。取引記録、金の流れ、そして……城外の補給路の情報。少しずつだけど、あなたが内戦を引き起こした証拠は集まりつつあるわ」
クラウディア「……まるで裁判でも始めるような口ぶりですこと」
ガイ「それも、そう遠くない話かもしれないな」
クラウディア「でも、忘れないでいただきたい。私は正当な手続きで任命された宰相です。私を貶める行為は、国家への反逆と見なされても仕方ありませんわよ?」
フーミン「ならば、堂々としていればいい……私たちは、ただ真実を探しているだけだから」
クラウディア「……結構。ですがお気をつけなさい。次に私の前に現れるとき、あなた方を『使者』として迎えられるとは限りませんわ」
ガイ「それはお互い様だろう。次に会うとき、あなたが『宰相』である保証もない」
クラウディア「……!」
シーン……
クラウディア「……もうよろしいかしら?」
フーミン「ええ、言いたいことは全部言ったわ。ごきげんよう、クラウディア宰相閣下」
クラウディア「……ふふ、またお会いしましょう。平和を愛する魔族連合の使者達……」
◆
クラウディア(この程度の障害で止まると思わないでちょうだい……ユーシリアはまだ始まり。次はオノゴロ、その次はテラヌス・ウルス……ええ、すべて手の内に入れるわ。世界征服なんて、言葉が陳腐なほどにね)
クラウディア(ロスチャイルドの名にかけて……!)
⭐︎フーミンと宰相の様子を確認しました
- 630 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/23(火) 22:35:22.95 ID:UcfoJ1N2O
- ーー帝都 旧貴族派本邸
ライオネル「そうか……ようやく、内戦が終わるのだな」
イーリン「ええ。あとはライオネル卿が代表者として停戦協定に臨んでいただければですが」
ライオネル「断る理由がない。元より、内戦をために剣を取ったのだ……今こそ、納めるときだろう」
イーリン「感謝します、ライオネル卿。中立地帯での協定締結……準備を進めさせていただきます」
ライオネル「ああ、任せておけ。……この戦で傷ついた者たちのためにも、無駄な血はこれ以上流すわけにはいかない」
アインズ「……貴様の決断が、多くの未来を救うだろう」
ライオネル「……その言葉に恥じぬよう努めよう。ただ戦うのではなく、引くべき時を見極めることもまた責任だと心得ている」
ライオネル「たとえどれほど困難なでも命を繋ぐ道があるのならば、それを選び取らねばならない。それが、未来を託される者の務めだと信じているよ」
イーリン「……立派なお考えです。卿のような方がこの国にいてくださること、私たちにとっても大きな救いです」
ライオネル「いや、救われたのは我々の方だ。君たちが動いてくれなければ、この国は取り返しのつかぬ場所になっていたかもしれない」
アインズ「……」
ライオネル「改めて、感謝する。君たちの勇気と行動力に。そしてこの手を、まだ握ってくれる気概に」
イーリン「……必ず、平和を形にしてみせます。どうか、ご協力を」
ライオネル「ああ、共に歩もう。内戦の終わりと、新たな帝国の夜明けのために」
⭐︎停戦協定の準備ができました
- 631 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/23(火) 22:35:54.99 ID:UcfoJ1N2O
- ーー貧民街
ニナ「お、リーゼリット。銃の調子はどうだ?」
リーゼリット「すごく良い感じです!昨日も大活躍だったんですよ!!!」
ニナ「ククッ、そいつはよかったな……今日はサーシャがお客様かい」
サーシャ「リーゼが武器を改造してもらってたから、私も羨ましくなっちゃって……」
ニナ「なるほど……得物はなんだ?改造してやろう」
サーシャ「えっ、いいんですか!?……でも、コレって改造できるのかな?」
弓「」スッ
ニナ「弓か……魔導機械とかと違ってシンプルかつ完成されている構造だ。改造……というよりは新しいのを作ることになるが、それで構わないか?」
サーシャ「……新しいの、ですか?」
ニナ「ああ。お前の弓はよく手入れされてる。だけど、これ以上を求めるなら、基礎構造から見直す必要がある」
リーゼリット「ってことは、サーシャ専用の特製弓ができるってこと……?」
ニナ「そうなるな。射手の魔翌力の流れ、癖、立ち回り……全部考慮して、一から組み上げる。まあ、私は魔導機械専門であって武器職人ではないからかっこいいことは言えんが……」
サーシャ「お願いしますっ!私、もっともっと戦えるようになりたいんです!」
ニナ「いい返事だ。……じゃあ、いくつか質問させてもらうぞ」
サーシャ「はいっ!」
◆
ニナ「さあ、できたぞ……持ってみろ」
魔導弓「」ポン
リーゼリット「すごく見た目がメカメカしいけど……弓なんだよね?」
ニナ「ああ。使用感は今使ってるものとそう変わらない筈だが、どうだ?」
サーシャ「わっ……すごい。ずっと使ってたみたいに感じます!」
ニナ「ククッ……試していくかい?あそこのガラクタを撃ってみろ」
サーシャ「まずは普通に……」
魔導弓「」ギリギリ……バシュンッ‼︎
ガラクタ「」ドスッ‼︎
サーシャ「使い勝手も変わらない……すごいです、ニナさん!!!」
ニナ「まあ、ここまではな。次はその弓の機能を試してみてくれ」
サーシャ「わかりました……」
魔導弓「」ポワ……
精製された魔翌力の矢「」シュン……
リーゼリット「えっ、魔翌力を矢に変換したの!?すご……」
ニナ「これで物理的に矢がなくなっても、使うことができるようになる……属性魔法の矢も、使い手依存になるが生成できるようにした。銃と違って構造がシンプルだからな……属性を組み込むことは出来なかった」
サーシャ「いいえ……ありがとうございます、ニナさん!」
ニナ「礼には及ばないさ……上手く扱ってくれよ?」
⭐︎サーシャが魔導弓を手に入れました。
- 632 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/23(火) 22:36:22.21 ID:UcfoJ1N2O
- ーー帝都大図書館
アインズ「両派閥ともに停戦協定を結ぶ準備はできたな」
イーリン「ええ。あとは中立地帯で協定書に署名するだけですね」
サーシャ「ようやく、内戦が終わるんだね……」
ガイ「……まだ宰相という問題が残っているがな」
アインズ「動きを見せなければ、それに越したことはない。だが……そううまくは行かんだろう」
リーゼリット「うん。きっと、何か仕掛けてくる……そんな予感がする」
ガイ「……今日の行動に移ろう」
現在はユーシリア帝国です。(12日目)
何をする?
安価下1〜3
⭐︎停戦協定に立ち会う場合はその旨を記載してください
- 633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/23(火) 22:51:04.58 ID:11b3GE0ao
- アインズに餌付け
- 634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/23(火) 22:59:02.50 ID:zLr7t5uiO
- 停戦協定の詳細とついでに宰相追放の方法をソールや両派閥の代表と話し合う
- 635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/23(火) 23:23:13.34 ID:LaWS2j0FO
- 停戦立ち会う
- 636 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/23(火) 23:53:58.08 ID:Gz+8c5I0O
- 安価が埋まったので本日はここまでにします。
>>634の停戦協定の詳細については>>635で停戦協定に立ち会うことになったので割愛させていただきます。なので、次回はアインズさんへの餌付け、停戦協定の立会い、宰相追放の相談を行いたいと思います。
次回更新は土曜日予定です。それでは、また。
- 637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/24(水) 02:01:54.57 ID:Zo8ip5mVo
- 乙
そうこうしている間に世界樹の力の残滓奪われてるのじゃ
- 638 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/27(土) 12:46:26.58 ID:QbwSykusO
- >>637
どうやら暗黒館は頑張っているらしく、フローディア達は思うように動けていないようです。世界樹の力の残滓はそんなに心配しなくても大丈夫でしょう。
- 639 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/27(土) 12:46:53.26 ID:QbwSykusO
- ーー貧民街 中立地帯
ザワザワ……
サーシャ「……王宮の騎士と、あっちは旧貴族派の人たち?」
リーゼリット「そうみたい……でも、一触即発って雰囲気じゃない……」
アインズ「それが驚きだ。数日前まで殺し合っていた者たちが、今は同じ空の下に立っている」
ガイ「……戦いを望んでいた奴なんて、もうほとんどいなかったんだろうな」
イーリン「それでも剣を振るわねばならなかったのでしょう。それぞれの正義のために、誰かの命令のために」
フレン「あとは何事もなく終われればいいんだけどね……おや、ライオネル卿が来たみたいだ。そろそろ始まるよ……」
◆
ヒューベルト「集まりましたね……それでは、これより停戦協定締結式を行いたいと思います。立会には魔族連合代表ヒューベルト及び小鬼代表ミントが立会します。この場で異のある者は申し出てください」
シーン……
ヒューベルト「……王宮代表、旧貴族派代表の方々も異論はありませんね?」
フレン「……はい。ありません」
ライオネル「同じく、異論はない」
ヒューベルト「よろしい。それでは、停戦協定書の内容を確認します」ペラッ
ヒューベルト「……本協定は、帝国、及び帝国領土内における王宮・旧貴族派間の敵対行為を全面的に停止し、両勢力がお互いに対する一切の攻撃を禁じ、安全を保証することを明文化したものです……相違はありませんか?」
フレン「確認しました。王宮は協定に従い、戦闘行為を停止します」
ライオネル「……同じく、旧貴族派もこれに従う。無益な争いは、今日限りとしよう」
ヒューベルト「……では、両陣営の代表者は、協定文書に署名をお願いします」
ライオネル「……」サラ……
フレン「……」サラ……
ミント「……たしかに、両陣営の署名を確認しました。小鬼代表として、これを正式に記録します!」
ワアアアアアア‼︎‼︎
パチパチパチ‼︎
ライオネル「……この戦で、多くの血が流れた。だが我々は、ここでそれを終わらせる意志を示す。帝国の未来のために、剣を収める決断をした」
フレン「……感謝します、ライオネル卿。皇帝陛下はこのことをきっと、お喜びになるでしょう。これが、帝国に新たな秩序をもたらす第一歩となること……僕は信じています」
ライオネル「ああ……私もこれで、ようやく肩の荷が降りる」
ヒューベルト「……これをもって停戦協定は成立といたします。今後、この停戦協定に違反した者はーー」
◆
ヒューベルト「ーーそれでは、代表者各位はこの場を退き、今後の体制整理に移られるとよいでしょう。我々魔族連合としても、可能な限りの支援を約束します」
ライオネル卿「感謝する……落ち着いたら必ず礼をしよう」
フレン「ガイ君……本当に、ありがとう。君たちがいなかったら、この内戦は終わらなかっただろう……」
ガイ「礼ならサーシャに言ってくれ。彼女が言わなければ俺達は内戦に関わりはしなかった」
サーシャ「えっ、私は何も……そんな、大したことはしてないよ」
ガイ「そう思うかもしれないが、事実だ。お前があのとき真っ直ぐに言葉を伝えてくれたから、俺たちは動けた」
リーゼリット「うん。サーシャがいなかったら、今ごろまだ帝都は混乱したままだったかもね」
アインズ「気を抜くのは早いんじゃないか?……まだ、宰相をどうにかしたわけではないのだから」
イーリン「ええ……そのことについて一度、話し合う必要がありますね。大図書館に戻りましょう」
⭐︎皇帝派と旧貴族派が停戦協定を結びました。
- 640 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/27(土) 12:47:59.87 ID:QbwSykusO
- 幕間
ーー王宮
クラウディア「……停戦、ですって?」
側近騎士「は……先ほど、王宮・旧貴族派間における正式な協定書が交わされたとの報が、魔族連合の使者を通じて届いております」
側近騎士「なんとも喜ばしいことです。考えが合わぬとはいえ、同じ国に産まれた者同士で争い合うのは心苦しいものですからね……どうされました、クラウディア様?」
クラウディア「……いえ、少しだけ、心が温かくなりまして」
クラウディア「長きに渡る内戦が、ついに終わる……国が安定し、民は笑顔を取り戻す。素晴らしいことですわ。ええ、本当に……」
クラウディア「申し訳ないのですが……少し、一人にさせてもらえますか?」
側近騎士「……はっ、失礼します」
スタスタ……
扉「」バタン……
クラウディア(……厄介なことになりましたね。これではユーシリアを基点として世界を牛耳ることが遠のいてしまいますわ)
クラウディア(せっかく王宮と旧貴族派の亀裂を利用して、ここまで手を打ってきたいたというのに……)
クラウディア(フレン書記官、ライオネル卿……余計なことを……)
クラウディア「……ですが、まだ保険は残っています」
クラウディア「旧貴族側にいる彼に働いてもらいましょう」
クラウディア「……全員が平和を求めているわけではないのですから」
- 641 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/27(土) 12:49:34.72 ID:QbwSykusO
- ーー帝都 大図書館
アインズ「……停戦協定が成立して、帝都の空気も落ち着いてきたな」
サーシャ「でも、まだ完全に終わったわけじゃない……そうだよね?」
ガイ「ああ。残るのは……宰相クラウディア・ロスチャイルド」
リーゼリット「内戦の最中、ずっと後ろにいた存在だよね……でも、動きは見せなかった」
ガイ「内戦が終わった今でも、あの女は帝国の中枢にいる。手札はまだ残ってるはずだ」
アインズ「……クラウディアが、何を考えているのか。そこが見えない」
サーシャ「帝国の復興に力を貸してきた人なんでしょ?たくさんの人を助けて……それなのに、どうして?」
イーリン「善意だけで動いている人なら、内戦は真っ先に止めるでしょう。皇帝の権力を封じてまて内戦を継続させようとする程の理由……そこまではわかりませんが……恐らくは『秩序』や『再編』を大義として、長期的な支配基盤を作ろうとしている可能性が高いです。金と武器の供給を押さえ、重要な人事を差し替え、法と制度を変えることで、外からは慈善家に見える統治者が実は国家の中枢を骨ごと組み替えようとしている、というような」
リーゼリット「それって?」
イーリン「つまり、クラウディア宰相は『目に見える善』で民心を掴みつつ、裏で権力の土台を固めている。シルバークロース商会の件で見えたように、資金の流れや物資の供給を掌握すれば、軍事も行政も手のひらの上で動かせます。善意の仮面は、反対を抑え込むための方便に過ぎないーーと私は疑っています」
ガイ「それで、具体的にどうする?」
イーリン「今持っている材料を順に組み上げていきます。フーミンさんの写本、図書館で見つけた初代皇帝の直筆、民衆の声。これらを公的資料として提示し、かつ民衆の支持を可視化させれば、宰相個人の正当性は揺らぎます。援用するのは『正統性』の論点です……クラウディアが本当に国を思っているなら、民意や建国の理念を無視できないはずだ、と」
アインズ「ふむ、ならばやることは……これらか?」
・民主派を強くする
→民の声を国に知らせる
→初代皇帝の考えを国に知らせる
・宰相の裏側を国に知らせる
ガイ「……本格的に動くのは明日からにしよう」
リーゼリット「え、今すぐにでも動いた方がいいんじゃ……?」
ガイ「……今日は内戦が止まっただろう?街の空気も緩んでる。こういう時に無理に動いても、良い結果は出ない」
リーゼリット「……そっか。そうだよね。私達にとっては最近でも、この国じゃ長い間続いてた戦いが終わったんだもんね」
サーシャ「うん……たまには、肩の力を抜かないと、だよね」
アインズ「……だが、明日からは気を引き締めるぞ。我々が立ち止まれば、向こうはその隙を突いてくる」
イーリン「はい。民の声を形にし、クラウディア宰相の正当性を問い直すには、機運と準備が要ります。今日はその機運を、育てましょう」
⭐︎宰相への対策を相談しました。
- 642 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/27(土) 12:50:55.99 ID:QbwSykusO
- アインズ「……腹が減った。何か美味いものを食べたい。サーシャ、何か作ってくれ」
サーシャ「えっ、今からですか!?食材は何が残ってたっけ……」
ガイ「……足りないものは買い足してくるぞ。必要なものがあったら教えてくれ」
サーシャ「本当?それは助かるけど……うーん……何作ろうかな」
イーリン「サーシャ様、私も手伝います」
リーゼリット「じゃあ私も!何すればいい?」
サーシャ「わっ、みんな……ありがとう!よーし、それじゃあ、今日はちょっと豪華にいこうかな。せっかくのお祝いだもんね!」
安価下1〜2 食材を1〜3つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉
魚介:サワガニ、ザリガニ、タニシ、ウナギ、アークサーモン
野菜:野草、サヤ豆、ゴボウの根っこ、レタス、ユーシリアカボチャ
穀物:ウルティ米、パン小麦、ヤマイモ、甘もろこし、ナッツ、
果実:どんぐり、リンゴ、ブドウ、ユーシリアボカド
卵乳:トリの卵、ミルク、チーズ、バター
特殊:ゼラチン、上白糖、香辛料、フルーツジャム
- 643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/27(土) 12:55:52.05 ID:2X4dLI3tO
- トリ肉トリ卵ザリガニ
- 644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/27(土) 13:15:28.39 ID:GDFcYfPKO
- ウナギ、ブドウ、ウルティ米
- 645 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/27(土) 20:47:34.25 ID:Ppb01xibO
- ガイ「市場でウナギを買ってきた。状態はとてもいいぞ」
ウナギ「」ピチピチ
ザリガニ「」モゾモゾ
サーシャ「おお、これは調理しがいがあるね……一緒に入ってるのは?」
ガイ「ザリガニだ。安売りされてたからついでにな」
リーゼリット「ガイって結構、魚とか好きだよね」
ガイ「……言われてみれば、そうかもしれないな」
イーリン「ソール様がブドウを食べてもいいと仰っていました。使わせていただきましょう」
アインズ「それで、この材料で……どんな風に調理するんだ?」
サーシャ「調味料は結構あるし、あとは残ってる鶏肉と卵も使って……まあ、なるようになるかな?やってみよう」
◆
ウナギの蒲焼き「」ドン
ザリガニ入りピラフ「」ドン
鶏肉の卵とじ「」ドン
ブドウジュース「」ドン
サーシャ「ウナギはやっぱり蒲焼きだよね♪」
アインズ「うむ……どれも美味そうだな」
イーリン「うまくできましたね……冷めない内にいただきましょう」
リーゼリット「それじゃあ早速、蒲焼きから……あむっ」モグモグ
リーゼリット「〜〜美味しい!ふわっとしてて、香ばしくて……甘辛のタレがウナギにしっかり染みてる……!」
サーシャ「ふふっ、よかった!良いウナギを見つけてくれたガイのおかげかもね」
ガイ「俺は買ってきただけだ。何もしていないさ」
サーシャ「ふふっ……」
アインズ「」モグモグ……
アインズ「うん……えへへ……このピラフも美味しい……ハッ」
リーゼリット「」ニヤニヤ
アインズ「……き、聞いてたか?」
リーゼリット「いや〜?意外とアインズさんも可愛いところがあるんだなと……」
アインズ「〜〜〜ッ!、!わ、忘れろ!!!」バッ
イーリン「アインズ様、そう急がずとも料理は逃げませんよ」
ガイ「」モグ……
ガイ(この卵とじ……ものすごく美味いぞ。鶏肉の柔らかさ、味付けのバランス……全てがちょうどよく、優しさを感じる)モグモグ
ガイ(もはやこれだけで、今日という一日を祝うにふさわしい料理だ……)
ガイ(……ジュースもブドウをしっかり感じられていいな。熱い料理を流し込むのに最適だ)ゴクゴク
ガイ「……美味いな」
サーシャ「まだ沢山あるから、じゃんじゃん食べてね!」
ワイワイ……
⭐︎停戦のお祝いでパーティのみんなと食事をしました。
- 646 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/27(土) 20:51:49.36 ID:Ppb01xibO
- ソール「皆様、昨日はどうもありがとうございました……サーシャさんは料理がお上手なんですね」
サーシャ「あっ、ソールさん!そう言ってもらえたならよかったです」
アインズ「……あのザリガニピラフ、また食べたいな」ボソッ
イーリン「……朝からピラフは少々、重いのでは?」
サーシャ「えへへ、またみんなで作ろうね!」
ガイ「……さて、のんびりするのもここまでだ。そろそろ今日の動きを決めよう」
ソール「その前に、よろしいですか?」
リーゼリット「どうかしましたか?」
ソール「もう内戦は止まりました……宰相がまだ残っているとはいえ、皆様の本来の目的ーー世界樹の力を探す旅に戻られても、誰も咎めはしないはずです」
アインズ「……世界樹の力?お前たちはそれを探しにこの国へ来ていたのか」
ガイ「アインズには話していなかったな。それが俺達がこの国へ来た本来の目的だったが……今は、後回しになっている」
アインズ「……なるほど。それを差し置いてまで内戦のことに関わっていたのか」
サーシャ「……だって、目の前で人が苦しんでたから」
リーゼリット「この国が混乱したままじゃ、探索も上手くいかないしね」
ソール「……無理をなさらなくても、と申し上げたいのです。これ以上、帝国のことに関わる義務は、皆様にはないはずですから」
ガイ「無関係を装って通り過ぎるには、あまりにも多くを知りすぎた。それに……」
サーシャ「……ここで背中を向けたら、あとで後悔する気がして」
イーリン「世界樹の件はたしかに大事ですが……今ここで、私たちにできることがあるのなら。目を逸らす理由はありません」
ソール「……」
リーゼリット「旅の途中で出会ってしまったからこそ、無視できない。そんな感じ、かもね」
ソール「……皆様のその強さが、帝国にとってどれほど心強いか……本当に、感謝いたします」
アインズ「……よし、決めたぞ」
アインズ「この国での厄介事が終わったら、私もその世界樹の光の探索に同行させてもらう。構わないか?」
サーシャ「えっ、いいんですか?」
アインズ「ああ。助けてもらった礼もあるし、貴様らの心意気は見ていて好ましい。何よりサーシャの作る飯はすごく美味い……ついていかない理由があるまい」
イーリン「ふふっ、心強い仲間が増えましたね」
ガイ「フッ……よし、やるべきことを片付けよう。クラウディアの動きが本格化する前にな」
現在はユーシリア帝国です。(13日目)
何をする?
安価下1〜3
コンマ下1
01-30 ??
31-00 何もおきませんでした
- 647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/27(土) 20:53:35.30 ID:t79heo0R0
- フーミンと空の散歩しながら世界樹の光について知らないか聞く
- 648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/27(土) 20:56:09.13 ID:fL+ZNH2Io
- 初代皇帝の思想を根掘り葉掘りソールに聞いて市井にも知らせる
- 649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/27(土) 20:59:53.26 ID:4HAKU12fO
- もうクラウディア力付くで取っ捕まえよう
- 650 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 00:24:54.60 ID:LHspS0ToO
- ガイ「フーミン、聞きたいことがあるんだが……」
フーミン「いいわよ。何について知りたいのかしら?」
ガイ「世界樹の光について、何か知らないか?」
フーミン「……その言葉を聞いたのは久しぶりね。この国に落ちた光のことを知りたいのかしら?」
ガイ「この国に落ちた光はなんとなく調べた……他のことを知りたいんだ」
フーミン「なるほど……ちょっと私に付き合ってくれる?道すがら話すわ」
ガイ「構わないが……どこへ行くんだ?」
フーミン「そうね……ちょっと目を瞑ってもらえる?」
ガイ「?……ああ」スッ
フーミン「……よっと」
ムニュッ
ガイ「!?」
ガイ(な、なんだ!?近い……腰に手を回されてーーいい匂いがする……何をされるんだ?)ドキドキ
ギュッ……
フーミン「……これでよし。目を開けていいわよ」
フーミンに密着して縛られたガイ「ん……ロープ?」
フーミン「落としたら洒落にならないからね。それじゃあ……」グッ
ガイ「……まさか、行く所ってーー」
フーミン「行くわよ!」バサッ
◆
ーーユーシリア上空
風「」ヒュウウウ……
ガイ「……空、か……」
フーミン「驚いた?やっぱりハーピィとしては、定期的に空を飛ばないと気持ち悪いのよね」
ガイ「……もう少し事前に説明してから飛んでほしかったな」
フーミン「サプライズってやつよ。でも、気持ちがいいでしょ?」
ガイ「……たしかに、悪くはない」
フーミン「ふふ……じゃあ、本題ね。世界樹の光について……どうして、知りたいの?」
ガイ「世界めくれの影響をなくすのに必要だからだ」
フーミン「……なるほど。たしかに、世界樹の光の力を使えば、この赤い空も元に戻せるのかもね……けど、ダークヒーロー達によって十年前に落ちた光は全て星に返されたわよ。今更、落ちた場所に行った所で星の力なんて何も残っていないはず……フォレスティナに直接出向くつもり?」
ガイ「いや……実際にトコナツ火山島で竜から星の力を受け取ったんだが……」
フーミン「え?」
ガイ「これを見てくれ」スッ
翡翠の賽「」キラッ
フーミン「それは……賽?たしかに、普通の魔翌力ではないわね。もっと深く、澄んでいて、それでいて底知れない力を感じる……」
フーミン「……大事なものなんでしょ?しまっておいた方がいいわ」
ガイ「ああ……それで、世界樹の光の何を知っているんだ?」
フーミン「そうね……十年前に各国に落ちた場所と落ちたことによる影響……といってもダークヒーローの話を知っているならこの辺りのことはあなたも知っていると思うわ」
ガイ「たしか……落ちた場所はここと、トコナツ火山島、オノゴロ諸島、テラヌス・ウルス……あと一つは不明だ」
フーミン「あら……浮島のことを知らないのね」
- 651 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 00:25:26.06 ID:LHspS0ToO
- ガイ「……浮島?」
フーミン「そうよ。空を飛ぶ者の中で一部の者が知っている地……文字通り宙に浮いた島よ。あ、王国じゃなくて、王国が浮かぶ前から浮いていた島ね」
ガイ「初耳だ……まさか、そこに?」
フーミン「ええ。直接見たわけではないから、詳しくは言えないんだけど……光が落ちた影響で魔王が暴れていたみたい。勿論、ダークヒーロー達に魔王は倒されたし、光も星に返還されて今は平和な地になっているんだけどね」
ガイ「そうだったのか……」
フーミン「少しは役に立てたかしら?」
ガイ「……ああ、十分すぎるほどだ。あなたに頼んで正解だった」
フーミン「ふふ、それならよかったわ」
フーミン「……あなたたちが動いている理由、少しわかった気がする。目に見える脅威だけじゃなく、もっと根っこのところから、世界を変えようとしているのね」
ガイ「……俺たちにそこまでの力があるかはわからない。だが、世界めくれを放っておけば、いずれ空だけじゃなく全てを飲み込む気がする」
フーミン「……もし、この辺りのイザコザが終わって次の場所に浮島を目指すときは私に連絡して。その魔王討伐に関わっていた人を紹介するわ」
ガイ「助かる。借りが増えたな」
フーミン「いいのよ……さて、そろそろ降りましょうか?」
⭐︎浮島に世界樹の光が落ちたことを知りました。
- 652 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 00:30:36.85 ID:LHspS0ToO
- 量が少なくて申し訳ない。
>>647のコンマが30以下なので、とあるキャラの死亡判定をしつつ本日は終わります。
次回は宰相の捕縛、初代皇帝の考えを広める所から始めたいと思います。
死亡判定
コンマ下1
01-50 死亡
51-00 生存
- 653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 00:42:08.65 ID:6MStPXxLo
- 判定こわ……
おつです
- 654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 01:20:30.06 ID:pU6y0iY5o
- おつ
協定も結ばれてついにラスボス戦か…相手も仕掛けてきたようだ
次の行先は距離的にもオノゴロになるのかね
- 655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 02:25:17.52 ID:l+Yp5Mgoo
- 策を巡らせるより力尽くしが一番簡単で手っ取り早いのだね
- 656 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 14:58:21.52 ID:vzdRMaRDO
- >>653
どうやら死亡はしなかったようです。よかったですね。
>>654
ラスボス戦かはわかりませんが、ユーシリア編は終盤に差し掛かりつつあります。
次の行き先はまだ決まっていませんが、一度ウォーターポートに戻ることになると思います。そのときに次の行き先を決めることになるでしょう。
>>655
単純ですが、難しいことでもあります。問題の解決には手っ取り早いかもしれませんが、相応の実力が求められるでしょう。
それから、>>648の安価でいただいたソールに根掘り葉掘り聞く件に関しては後ほど、採用させていただきます。
- 657 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 14:59:22.45 ID:vzdRMaRDO
- ーー帝都 大図書館前
民衆「……停戦が成立したらしいぞ」
民衆「やっと戦が終わったんだな……」ザワザワ……
ソール「皆様……どうか、少しだけ耳を貸してください」
民衆「ソール様……!」
ソール「内戦は終わりました。しかし、戦が終わっただけで帝国のすべてが救われたわけではありません。疲弊した街、傷ついた人々、そして……これからをどう築くか。ここからが、我々の真の始まりなのです」
ソール「……初代皇帝はこう記しています。『国を支えるのは、皇帝でも貴族でもなく、民こそが礎である』と。私たち一人ひとりが声を上げ、手を取り合うことこそが、帝国を立て直す道なのです」
ソール「……だからこそ、これからの帝国は、民の声を軽んじてはならない。誰もが望む平和な未来を……皆で築いていきましょう」
民衆「ソール様……!」
ワアアアアアア‼︎‼︎
◆
サーシャ「ソールさん、すごい……!あんなに大勢の人たちが、一斉に耳を傾けてる……」
リーゼリット「うん、ちゃんと届いてる。初代皇帝の言葉がこんなに力を持って響くなんて……」
イーリン「人々は心の拠り所を求めています。停戦の安堵と同時に、次にどう進めばいいのか分からず、不安を抱えている……だからこそ、今が動く時なのです」
サーシャ「こうして少しずつ、帝国が変わっていくのかな……」
アインズ「変わらぬものなどない。国も、人も、常に移ろい続ける……だが、その変化を望む方向へ導けるかどうかは、そこに立つ者次第だ」
リーゼリット「なら、変革を望む人の手伝いをしないとね」
サーシャ「うん!みんなで……!」
イーリン「……ええ。この流れを、決して宰相の思惑に飲み込ませてはなりません」
⭐︎初代皇帝の考えを民衆に普及しました。
- 658 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 15:00:02.78 ID:vzdRMaRDO
- ーー帝都 旧貴族派邸宅
ライオネル「……やっと剣を納められる。これで帝国はひとまず落ち着きを取り戻すだろう」
側近「お疲れさまでございます、ライオネル卿」
旧貴族派貴族C「卿、祝杯をあげるべきでは?我らが苦難の象徴たる卿の決断……皆、称えております」
ライオネル「……ふむ、皆に感謝せねばな」
旧貴族派貴族C「どうぞ、こちらを」スッ
グラスに注がれる酒「」コポポ……
ライオネル「ありがとう」スッ
旧貴族派騎士C「ええ、では乾杯といきましょう」ニヤリ
ライオネル「……この酒を飲むのは初めてだ。味を知っている者に先に口をつけてもらいたいな」
旧貴族派貴族C「な、何を……? これは卿のために用意したもの……」
ライオネル「だからこそだ。共に平和を祝う酒ならば、美味い酒を飲みたいではないか?不味い酒では台無しになってしまうだろう?」
旧貴族派貴族C「……っ」
ライオネル「……どうした。杯を口に運ぶだけのことだろう?」
旧貴族派騎士C「……チッ!」バッ
短剣「」キランッ
側近「ライオネル卿!!!」バッ
ライオネル「下がれ!!!」
レイピア「」キンッ‼︎
旧貴族派貴族C「ライオネル卿……宰相閣下のために、ここで消えてもらう!」
ライオネル「やはり、クラウディアの手の者か……!」
扉「」バァンッ
旧貴族派騎士A「何事ですか、ライオネル卿!?」ダダツ
側近「あの貴族を捕らえよ!!!奴は卿の命を狙う刺客だ!!!」
旧貴族派騎士達「はっ!」ドドド……
組み伏せられる旧貴族派貴族C「ぐっ……おのれェ……!」
側近「卿!!!ご無事ですか!?」
ライオネル「問題ない……」スチャン……
旧貴族派貴族C「ふふ、ふふふ……遅い……遅いぞ、ライオネル卿……」
ライオネル「何を言っている……?」
旧貴族派貴族C「今夜……いや、今まさに……宰相閣下の手が、王宮に伸びている……陛下は……生きて明日を迎えられまい……」
側近「なっ……!?何を……!!」
旧貴族派貴族C「はは……もう誰にも止められん……」グイッ
旧貴族派騎士A「!?貴様、何を飲んだ!?それを吐き出せ!!!」グイッ
旧貴族派貴族C「ぐっ……おっ……かひゅっ」バタッ
旧貴族派貴族C「」シーン……
側近「……今すぐ医者を!」
ライオネル「待て……毒で自害した。医者を呼んだところで助からんだろう。それよりも急いでこのことを王宮に知らせろ。陛下が危ない!」
- 659 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 15:00:44.22 ID:vzdRMaRDO
- ーー帝都大図書館
扉「」バンッ‼︎
リーゼリット「わっ、何!?……えっ、ライオネル卿!?」
ライオネル「……失礼する。無礼は承知だが、急ぎで話がある」
アインズ「ただならぬ様子だな」
ライオネル「宰相……奴がついに牙を剥いた。先ほど、私の命を狙う刺客が放たれた」
イーリン「……!無事だったのですね」
ライオネル「なんとか防いだが、試客はこう言い残した……『宰相の手は王宮に伸び、陛下の命が危うい』と」
サーシャ「そんな……!」
ライオネル「ガイ殿、そして皆の者。停戦を結んだ今、宰相を放置すれば再び帝国は混乱に陥るだろう。だが……私にはもう、王宮に切り込む力がない」
ライオネル「どうか……クラウディアの捕縛に力を貸してはもらえぬか」
ガイ「……なるほど。ちょうどいい口実ができたな」
サーシャ「え?」
ガイ「宰相をどうにかする方法を探していたが……今や、皇帝陛下のためという大義がある。動かない理由はもうない」
リーゼリット「そっか……それなら堂々と動ける!」
アインズ「ふん……面白くなってきたじゃないか」
イーリン「急ぎましょう。具体的にクラウディアが何をしでかすかはわかりませんが、陛下の命が狙われているのなら一刻の猶予もありません」
ライオネル「……恩に着る。王宮の構造や警備の配置は把握している。私が案内しよう」
サーシャ「王宮に……!じゃあ、直接クラウディアと対峙することになるんだね」
リーゼリット「よし、やるしかない! あの宰相の野望を、ここで止めよう!」
ガイ「……決まりだな。王宮へ乗り込むぞ!」
⭐︎クラウディア捕縛を決行します!
- 660 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 15:01:24.40 ID:vzdRMaRDO
- ーー王宮
警備騎士A「止まれ!現在、王宮は警戒態勢だ!一般の者は通せない!」
ライオネル「私だ、ライオネル・ランドフォードだ!説明の時間はない、通せ!」
警備騎士A「ライオネル卿……!?宰相閣下より、貴殿と共に来ている者どもは王宮に危害を加えようとする刺客だと通報を受けております!」
ライオネル「なんだと!?」
警備騎士A「ライオネル卿……我々はそのようなことはないと思っておりますが、命令なのです……お引き取りください……!」
リーゼリット「ちょっと!!!皇帝陛下が危ないって言ってるでしょ!?早く通してよ!!!」
警備騎士A「駄目な物は駄目だ!!!」
ガイ「」シュンッ
峰打ちするガイ「」ドゴッ
警備騎士A「うぐぅっ!?」ドサッ
サーシャ「が、ガイ!?ちょっと乱暴すぎない!?」
ガイ「……すまない。だが急がねば陛下の命が危うい。ここで言い争っている暇はない」
イーリン「……致し方ありません。警備の方々を傷つけずに制圧するしかないですね」
アインズ「ふん、むしろ遅すぎるくらいだ。クラウディアに先手を打たれたのなら、悠長に構えている余裕はあるまい」
ライオネル「……すまない。私がもっと説得できればよかったのだが……!」
リーゼリット「まあ、仕方ないよ……!責任は私たちも一緒に背負う。皇帝陛下を救うためにね!」
ガイ「……進むぞ」ダッ
◆
- 661 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 15:03:00.96 ID:vzdRMaRDO
- ーー王宮内 1/3
警備騎士B「なっ、ライオネル卿!?まさか本当に試客だったのか!?」チャキンッ
ライオネル「馬鹿な!私は陛下に忠誠を誓っている!よく考えろ、誰がそんな戯言を吹き込んだか!」
警備騎士C「……だが宰相閣下の命だ!陛下を守るためならば、誰であろうと通すわけにはいかぬ!」
リーゼリット「もう……っ!時間がないのに!」
狙撃型魔導銃「」カチャンッ
アインズ「言葉で説得するのは無駄のようだな。武器を抜け。なるべく殺さず、だが速やかに突破するぞ」
イーリン「かしこまりました……。少し、眠っていただきましょう」スッ
サーシャ「あまり気は進まないけど……やるしかないんだよね?」
魔導弓「」ギリギリ……
ガイ「ああ。これまでもやってきたことだ……行くぞ!」
コンマ下1
01-40 停滞
41-00 突破
スプラッターボム+10 (残り1回)
はさみうち+30 (残り1回)
停滞カウント 0/5
※最大まで溜まるとエリオス皇帝の身に何かが起こるようです。
- 662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 15:05:44.07 ID:6IxVTw1wo
- あ
- 663 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 15:20:49.59 ID:vzdRMaRDO
- 警備騎士C「こいつら……手強いぞ!応援を呼べ!」キィンッ‼︎
警備騎士D「わかった!!!持ち堪えろよ!!!」ダダッ
リーゼリット「逃がさないよ!!!」
狙撃型魔導銃「」パァンッ!
狙撃される弾「」バシュンッ‼︎
リーゼリット「えっ!?弾が、撃ち落とされた!?」
無精髭の痩せ型騎士「……ライオネル卿、こりゃ一体どういうことだ?なんでウチにアンタが攻め込んでる?」
ライオネル「サージェス……話している時間はない。そこを退いてくれ」
無精髭の痩せ型騎士→サージェス「……信じたくねぇが、アンタ等がエリオス様の命を狙うってんなら……容赦はしねぇ」
銃「」カチャンッ
イーリン「銃を持った騎士……厄介ですね」
ガイ「足を止めている暇はない……突破するぞ!」
コンマ下1
01-45 停滞
46-00 突破
スプラッターボム+10 (残り1回)
はさみうち+30 (残り1回)
停滞カウント 1/5
※最大まで溜まるとエリオス皇帝の身に何かが起こるようです。
- 664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 15:25:50.99 ID:TNIfOgTD0
- はさみうち
- 665 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 17:04:41.39 ID:Zgqyr0q4O
- ガイ「あの銃持ちを狙え、サーシャ!!」キュイイイン……
サーシャ「……!わかった!」
魔導弓「」バシュンッ‼︎
サージェス「危ねぇッ!?……って、おいおい嬢ちゃんどこ狙ってんだ?」
軌道を変える矢「」ギュンッ
サージェス「ーーなっ!?軌道が変わった!?」バッ
サーシャ「魔翌力で出来てるからね……!」
サージェス「けど、撃ち落としちまえば……!」
銃「」バァンッ‼︎
消える矢「」シュウウウン……
サーシャ「!」
サージェス「悪いが、無力化させてもらうぜ」スッ
ガイ「矢に気を取られすぎたな」シュンッ ガシッ
絞められるサージェス「なっ!?あがががが!!!」 ジタバタ
落ちたサージェス「がっ……うぅ……」シーン
ガイ「……イーリン、アインズ!そっちは大丈夫か!?」
イーリン「ええ!あらかた終わりましたよ!」
アインズ「アインズ「ふん、こっちも片がついた。騎士共は気絶させてある」グイッ
騎士「」ピクピク……
ライオネル「……すまないな。王宮の守り手である彼らを討つのは本意ではなかったはずだ」
ガイ「手加減はしている。命までは奪っていない」
サーシャ「うん、みんなちゃんと息してるよ。だから大丈夫!」
リーゼリット「でも時間はないね……きっと奥で陛下が狙われてる」
イーリン「宰相の手はすでに王宮を覆っています。この場に留まれば、ますます不利になるでしょう」
アインズ「ならば進むしかない。道を切り開け」
- 666 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 17:06:57.00 ID:Zgqyr0q4O
- ーー王宮内 2/3
警備騎士D「なっ、もうこんなところまで……!」
警備騎士E「ルクリリ隊長、指揮を!」
銀髪ショートの騎士→ルクリリ「ーー陣形を整えて!弓と銃は後方に!前衛は私とノエル副隊長が受けます!」
警備騎士達「……了解!」ザッ
灰髪の騎士→ノエル「おいおい、俺はもう結構歳だぜ?あまり無理は言わないでほしいんだけどな」
ルクリリ「……ライオネル卿、ここで止まってください。あなたが皇帝陛下を害するはずがないと信じたい……ですが、宰相閣下の命令は、あなた方を反逆の徒として討てというもの。陛下直轄の騎士である私たちは、命令を無視することができません」
ライオネル「……やはり、クラウディアがそう吹き込んでいるか」
ノエル「あんたのことはよく知ってる。皇帝を裏切るなんざ、本気じゃ信じたくねぇよ……けどよ、俺らは皇帝の盾だ。万が一ってやつを見逃す訳にゃいかねぇ」
ルクリリ「信じたい気持ちはあります……ですが、私たちは皇帝陛下を護る剣。職務を捨てることはできません。どうか、ご理解を……!」
ガイ「理解はしている。だが、立ち止まるわけにはいかない」スッ
ライオネル「……どうしても戦わねばならぬか」
アインズ「……あの2人には気をつけろ。何か危険な感じがする……」
コンマ下1
01-45 停滞
46-00 突破
スプラッターボム+10 (残り1回)
はさみうち+30 (残り1回)
停滞カウント 1/5
※最大まで溜まるとエリオス皇帝の身に何かが起こるようです。
- 667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 17:15:53.55 ID:pU6y0iY5o
- はさみうち
- 668 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 22:10:57.23 ID:84SGa/44O
- ノエル「マーズ……早速使わせてもらうぜ」
重量魔法「」ズン!!
重量魔法「」ズン!!
重量魔法「」ズン!!
イーリン「重っ!?……これは重力魔法!?」グググ……
ライオネル「マーズ最高指揮官から借りてきたのか!」グググ……
ガイ「くっ、動けない……ッ!」グググ
ノエル「このまま全員、とっ捕まえてやる!」
重力魔法「」ズン!!
サーシャ「きゃっ!?」サッ
リーゼリット「サーシャ、離れて!距離を離せば重力魔法は届かない。まずは、あの騎士の人をーー」
ルクリリ「撃て!!!」
銃声「」パンッ‼︎パンッ‼︎
弓「」バシュンッ‼︎バシュンッ‼︎
サーシャ「……これじゃ狙えないよ!」
壁「」バスッ‼︎バスッ‼︎
アインズ「……私に任せておけ。隙ができたら重力魔法を使う騎士を狙撃しろ」バッ
リーゼリット「えっ、アインズさん!?」
騎士D「ん、降参か?一人出てきたぞ……」
騎士E「いや……突っ込んでくる!攻撃の手を緩めるな!」
アインズ「」ドドド……
ノエル「この感じ……十年前の悪竜と同じ!?」
重力魔法「」ズン!!
アインズ「ーー遅いッ!」サッ
アインズ「ハッ!!!」
竜角の槍「」ブンッ‼︎
ノエル「うおっ!?」
メイス「」ガキンッ‼︎
サーシャ「……!今だよ、リーゼ!!!」
魔導弓「」バシュンッ‼︎
リーゼリット「了解!!」
狙撃型魔導銃「」バァンッ‼︎バァンッ‼︎
ノエル「ーーぐあっ!!」ドスッ‼︎ドスッ‼︎
ルクリリ「ノエル副隊長!!!」
- 669 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 22:11:33.68 ID:84SGa/44O
- ノエル「……」ドサッ……
重力魔法「」シュウン……
ライオネル「……重力魔法が解除された!」
ガイ「今度はこちらの番だ!」シュンッ
イーリン「ええ、反撃開始です!」ダッ
ルクリリ「ッ……全員、下がって体勢を立て直しなさい!」
ガイ「悪いが、そうはさせんぞ!!!」シュンッ
魔鉄の剣「」ブンッ
ルクリリ「雷速移動!?いや、それよりも速い……だけど!!!」スッ
ライオネル「まずい……ガイ殿!武器を手放して離れろ!!!」
ガイ「!」パッ
変形する魔鉄の剣「」ガキンッガキンッ‼︎
ガイ「金属を操る魔法か!……厄介だな……!」ズザザ
イーリン「ラアッ!!!」ブオンッ‼︎
吹き飛ばされる騎士達「ぐわあああっ!!」
イーリン「ガイ様、そのまま下がっていてください……!」ダッ
ルクリリ「……やはり、あなたたちを止めるのは容易ではありませんね」ギュッ
落ちている剣や鎧の破片「」ヒュンヒュンヒュンッ‼︎
イーリン「……見切りました!!!」ヒョイッ
ルクリリ「なっ、避けた!?」
イーリン「少々、痛いですが……我慢してください!!!」ドゴォッ‼︎
ルクリリ「うっ……あっ……」ドサッ……
アインズ「……この辺りは制圧できたな」
ライオネル「彼らは本来、帝国を守る忠義の士……だが今は一刻を争う。皇帝陛下の安否を確かめねばならん!」
サーシャ「うん……!早く行こう!」
リーゼリット「後でちゃんと誤解を解かなきゃね……」
- 670 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 22:13:03.97 ID:84SGa/44O
- ーー王宮内 3/3
竜騎兵団A「この先は絶対に死守するぞ……!」
竜騎兵団B「ああ……何がなんでも通すものか」
クルツ「お前等……あのときの襲撃者か!」
アイゼン「グルルゥ!」
アインズ「竜騎兵団か……もしや、この先に宰相もいるのか?」
ライオネル「皇帝陛下が危ういのだ……君達と剣を交えたくはない。そこを退いてくれ!」
クルツ「ライオネル卿!?……嘘だろ……まさか、本当に宰相閣下のおっしゃった通り、刺客に堕ちたというのか……!?」
ガイ「……強行突破するしかないか」
リーゼリット「今更だけど、失敗すれば国家転覆の罪とかで処刑されるんじゃない?」
サーシャ「……っ、そ、そんな……!」
イーリン「ですが、ここで退けば本当に宰相の思うままになります。陛下を守れるのは、今この時しかありません」
コンマ下1
01-45 停滞
46-00 突破
スプラッターボム+10 (残り1回)
はさみうち+30 (残り1回)
停滞カウント 1/5
※最大まで溜まるとエリオス皇帝の身に何かが起こるようです。
- 671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 22:23:17.30 ID:l+Yp5Mgoo
- ん
- 672 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 22:56:11.02 ID:lTlGlg4qO
- クルツ「……アイゼン、行くぞ!」
アイゼン「グルルゥッ!」ダダダッ
竜騎兵団A「うおおおおっ!!!」
竜騎兵団B「止めろ!何としても止めるんだ!」
竜騎兵団達「おおおおおっ!!!」
ガイ「……来るぞ!」
アイゼンの爪「」ガギィンッ‼︎
ガイ「くっ……速い!」ズザザッ‼︎
アインズ「以前よりやるようになったな!」ブンッ‼︎
クルツ「同じ失敗はしないさ!」ガキィンッ‼︎
アイゼン「グルッ!」
狙撃型魔導銃「」バァンッ‼︎バァンッ‼︎
騎竜「グルッ!?……グルルル!!!」ググ……
リーゼリット「嘘……!前よりタフになってない!?」
サーシャ「矢も効きづらいみたい……!誰かが防御魔法を使ってるのかも!」
ライオネル「……なるほど、竜も騎士も鍛え上げられている。これは手強いぞ……!」キンッ‼︎
イーリン「確かに……!一撃で崩れる相手ではありませんね!」ドゴォッ‼︎ドゴォッ‼︎
ガイ「だが、突破口は必ずある……攻撃を続けるぞ!」
コンマ下1
01-50 停滞
51-00 突破
スプラッターボム+10 (残り1回)
はさみうち+30 (残り1回)
停滞カウント 2/5
※最大まで溜まるとエリオス皇帝の身に何かが起こるようです。
- 673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 23:00:50.41 ID:3ewdfnih0
- あ
- 674 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 23:19:29.79 ID:lTlGlg4qO
- ライオネル「はっ!」
レイピア「」ビュンッ‼︎
クルツ「そらっ……!」
鉄の槍「」キンッ‼︎グルンッ……
ライオネル「くっ……炎よ、燃え上がれ!!」バッ
クルツ「アイゼン!」
アイゼン「グルルルッ!!!」
アイゼンの尾「」ビュンッ‼︎
かき消される炎「」シュウウウウ……
アインズ「……鱗が炎をはじくか。地竜ならば当然か」
ライオネル「関心している場合か……!」サッ
鉄の槍「」ビュンッ‼︎
サーシャ「ライオネル卿!!」
魔導矢「」ギュンッ‼︎
アイゼン「グルルッ!」パクッ‼︎
サーシャ「嘘!?矢を噛み砕いた!?」
クルツ「このままいけば勝てる……みんな、気を抜くなよ!!!」
竜騎兵団たち「うおおおおおおっ!!!」
リーゼリット「相手がだいぶ勢いづいてきてる……このままじゃ止められるよ!!!」
騎竜の首を絞めるイーリン「ええ……!何か、決定打を与えねば……!」ギリギリ……
騎竜「グルゥ……」ドサッ
ガイ(決定打か……だが、この数と竜相手に真正面からぶつかっても埒があかん……!)
短剣「」シャキンッ
コンマ下1
01-50 停滞
51-00 突破
スプラッターボム+10 (残り1回)
はさみうち+30 (残り1回)
停滞カウント 3/5
※最大まで溜まるとエリオス皇帝の身に何かが起こるようです。
- 675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 23:20:36.43 ID:rJoModYZO
- はい
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 23:24:41.71 ID:nU77MCj+0
- 次ははさみうち使おう
- 677 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 23:39:33.20 ID:lTlGlg4qO
- 竜騎兵団D「止まれ、動くな!!!」シャキンッ
竜騎兵団E「武器を捨てろ!!!そうすれば命は助ける!」
リーゼリット「囲まれた……!」
サーシャ「ど、どうするの!?数が多すぎるよ!」
イーリン「この状況で投降はあり得ません。ですが……」
ライオネル「ぬぅ……もはや、これまでか……」
竜騎兵団F「動くなと言っている!!!」ビシィッ
ガイ(何か、打開策はないのか……?)
装飾が施された鞘のナイフ「」カタカタ……
アインズ(また、妙な感覚だ……これは一体、なんなんだ?)
コンマ下1
01-50 停滞
51-00 突破
スプラッターボム+10 (残り1回)
はさみうち+30 (残り1回)
??? +99(残り1回)
※???が使えるようになりました。使用する場合は以下の選択肢の数字のどれかを選んでください
1 濶イ
2 蜻ウ隕�
3 險俶�
停滞カウント 4/5
※最大まで溜まるとエリオス皇帝の身に何かが起こるようです。
- 678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 23:48:08.67 ID:pU6y0iY5o
- ??? 2
これは一体…
- 679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 23:48:22.98 ID:XxNHmo38O
- はさみうちとボム同時使用
- 680 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/29(月) 00:28:31.87 ID:mYVMWXUGO
- ガイ(……?このナイフ、今なら抜ける気がする……)スッ
黒い刀身のナイフ「」スラッ……
ガイ「……抜けた……」
アインズ「……!?待て、ガイ!嫌な予感がする!!!それは使うな!」ゾワッ
サーシャ「えっ……急にどうしたの、アインズさん!?」
アインズ「その刃……普通の武器じゃない……!竜でも本能的に拒絶するような、禍々しい気配を感じる!」
アイゼン「グルルル……」
クルツ「な、なんだこの空気は……?」
騎竜達「」オロオロ
竜騎兵団F「どうしたんだ?騎竜が怯えてる……?」
ガイに囁く声「……抜いたか……我が主よ……」
ガイ「声が聞こえる……?」
ガイに囁く声「我を振るえば……運命を変えられる……主の望むままに……」
ガイ「……本当に?」
サーシャ「ガイ、誰と話してるの?」
ガイに囁く声「ただし、代価が要る。我が力を通す器には何かを捧げてもらわねば……」
アインズ「ガイ、聞くな!そいつを鞘に戻せ!」
ライオネル「なんだ……?どうしたというんだ……?」
ガイ「……捧げる。だから、力を貸してくれ」
ガイに囁く声「……よかろう。では貴様のーーを頂くぞ」
◆
- 681 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/29(月) 00:32:36.01 ID:mYVMWXUGO
- ◆
騎竜達「」シーン……
竜騎兵団達「」シーン……
クルツ「なん……だ?なにが、起きた……?」ドサッ
アイゼン「グルッ……」ドサッ……
リーゼリット「……あれ?えっ?私たち、囲まれてたよね?」
サーシャ「う、うん……さっきまで武器を突きつけられてたはずなのに……」
イーリン「まるで……最初から竜騎兵団が倒れていたような……」
アインズ「……!ガイ、ガイはどこだ!?」
ガイ「……ここだ」スッ
ライオネル「無事だったか!一体何が……」
サーシャ「良かった……!本当に心配したんだよ!」
リーゼリット「でも、どうやってこんな状況を……?」
イーリン「ガイ様、これはあなたが……?」
ガイ「ああ、俺だ。……どうにかなってよかった。皇帝陛下の元へ向かうぞ」
サーシャ「……うん……!」
ライオネル「とにかく助かった。今は先を急ごう。宰相を止めねば!」
アインズ「……ガイ、お前……」
ガイ「……大したことじゃない。今は宰相を止めるのが先だ」スタスタ……
サーシャ「ガイ、待ってよ!」タタッ
リーゼリット「……変だな。何か……言葉にできない違和感がある」
アインズ(……何かを失ったな。だが、それを口にすれば皆を不安にさせるだけか……)グッ
- 682 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/29(月) 00:34:23.31 ID:mYVMWXUGO
- というわけで本日の更新を終わります。
次回は土曜日に更新したいと思います。
果たして、宰相を捕縛することはできるのでしょうか?
それでは、また。
- 683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/29(月) 00:38:14.87 ID:R6dNmHq0o
- 出番もなく死亡フラグも立ってる皇帝陛下の明日はどっちだ
- 684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/29(月) 01:02:17.71 ID:hwZENtQ50
- 乙
ガイはいったい何を捧げたのか気になるな。
- 685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/29(月) 01:36:52.83 ID:mrSBNPVpo
- おつ
土壇場で新たな力に目覚めてこれこそ主人公だと思ったが代償系だったかぁ
物語的には熱いけど結構ギリギリで危なかった…
- 686 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 08:45:04.61 ID:n8BWooBcO
- >>683
実は元々ユーシリア編でエリオス皇帝を直接出す気はなかったので、出番が少ないのはその影響です。今回の更新以降は出る場面が増えるかと思います。
>>684
捧げたものは直ちに影響が出るものではありませんが、後々わかると思います。今後にご注目ください。
>>685
新たな力を使うと無条件で勝利できますが、使う度にガイは何かを失っていきます。代償は目に見えてわかるものかもしれませんし、見えないものかもしれません。参考にしてください。
- 687 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 08:45:43.54 ID:n8BWooBcO
- ーー王宮 皇帝の間
ライオネル「エリオス様、エルザ様!!!ご無事ですか!?」
クラウディア「あら……間に合ってしまったのですね」
ボロボロの茜色の髪の騎士「陛下……お逃げください……」ドサッ
赤髪の皇帝→エリオス「マーズ、しっかりしろ!」
金髪の皇后→エルザ「クラウディア宰相!どうしてこんなことを……!」
クラウディア「ふふ……私の目的のために仕方なく、ですわ。本来ならもっと平和的にこの国を私のものにできたのですけれど……」
クラウディア「……少々、想定外の出来事が起こりましてね。こうせざるを得なくなったのです」
ガイ「……俺たちのことか」
クラウディア「ええ、その通り。あなた方が余計なことをしなければ、こうはならなかったのに……」
ライオネル「貴様……宰相ともあろう者が、帝国を裏切るのか!」
クラウディア「裏切り?違いますわ、ライオネル卿。私はただ……弱き者が王座に座る現状を正そうとしているだけ。国一つではなく、世界全てをも統べられる強き者こそが、真に人々を導けるのです。それには……私こそがふさわしい」
ライオネル「妄言を……!強き者とは、ただ力を誇示するだけの存在ではない!」
エリオス「クラウディア宰相ーーお前は……十年もの間、我らを支え、民の声を代弁すると誓ったはずだ!この十年間……国のために尽くした全てが、嘘だったというのか!?」
クラウディア「違いますわ、エリオス様。私は常に真実を語ってきました。国のために尽くす、と。そう言いました」
クラウディア「ただし、その国とは弱き皇族に導かれる国ではなく強者に導かれ全てを支配する……新しい国のことです」
エルザ「そんな……」
- 688 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 08:46:10.29 ID:n8BWooBcO
- 剣を取るエリオス「クラウディア、貴様……!」バッ
剣を取るエルザ「……加勢します!」バッ
クラウディア「あら、赤き勇者の剣と白き女神の弓は使わないのですか?……ああ、『平和な国を築くために』、自ら手放したんでしたね」
クラウディア「……残念ながら、今のお二人では私の相手にはなりませんわ」スッ
ライオネル「……!エリオス様、エルザ様!!!お下がりください!!!」
辺りを灼くレーザー「」ビィィィィィィィィィィィィッ‼︎
エリオス「ぐああああああっ!!!」
エルザ「きゃああああああっ!!!」
エリオス「ぐっ……」バタッ
エルザ「うぅ……」バタッ
サーシャ「嘘……」
ライオネル「貴様ァッ!!!」
クラウディア「ふふ、安心してください。まだお二人は死んだ訳ではありませんわ……生きていてもらわなければならない理由があるのです」
エルザ「理、由……?」ググッ……
クラウディア「象徴として、人々の前に立っていただきます。勇者の血を継ぐ存在が私の足元に跪き、無力をさらすーーその姿こそが、新しき帝国の正当性を示す証になる」
イーリン「……あなたのやっていることは正当性を示すことにはなりません。ただの暴力と傲慢の押しつけです!」
リーゼリット「そうだよ!それにそんな国には誰も心からついてこない!恐怖で縛ったって、いずれ必ず崩れるんだから!」
クラウディア「ふふ……人々が従うのは正しさではなく結果。力ある者が頂点に立つーーそれが世界の理……」
ガイ「……なら、俺たちがお前を止めて結果を示す。力が全てだというなら……その身で確かめてもらおう」
短剣「」シャキンッ
クラウディア「望むところですわ。あなた方には相応の最期を迎えてもらいます」
収束する光の魔翌力「」ギュウン‼︎
アインズ「……最期を迎えるのは貴様の方かもしれんぞ?」
竜角の槍「」ブンッ‼︎
サーシャ「……私たちは、負けない!」
魔導弓「」ギリィッ‼︎
ライオネル「貴様には……必ず裁きを下す!覚悟しろ、クラウディア!」
レイピア「」スラッ……
クラウディア「かかってきなさい。全員まとめて捩じ伏せてあげますわ!!!」
ーー戦闘開始 クラウディアーー
1-10 痛恨(ランダムで味方死亡判定1名)
11-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心
コンマ下1
スプラッターボム+10 残り1回
はさみうち+30 残り1回
???+99 現在使用不可
※行動または道具を使う場合、同時使用はできません。
- 689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 09:10:49.03 ID:SZvw5CWAO
- あ
- 690 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 11:01:45.73 ID:vM5WSyHdO
- コンマ下1
01-10 サーシャ
11-20 リーゼリット
21-30 イーリン
31-40 アインズ
41-50 ライオネル
51-00 死者なし
- 691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 11:24:50.76 ID:ttpLji5fO
- 責任重大
死者なし
- 692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 11:52:35.15 ID:CDb7Dvp8o
- ヒュッ
心臓に悪い悪い
- 693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/10/04(土) 18:34:19.78 ID:IxYfZaWB0
- やはり西日本が日本の患部
アメリカは欲張らず
戦後の占領は
東西で連合国分断支配してほしかった
- 694 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 19:33:42.35 ID:sqO2rEaBO
- クラウディア「あはははは!!!さっきまでの威勢はどうしたのですか!?」
周辺を灼くレーザー「」ビィィィィィィッ‼︎
リーゼリット「うわあああっ!」
サーシャ「きゃあっ!!!」
石床「」ジュッ‼︎ ドガァン‼︎
アインズ「なんて威力だ……!迂闊に触れたら即死だ!!!」
イーリン「ッ……隙がない!これだけの魔翌力を、詠唱もなく……!」
サーシャ「くぅっ……お願い、当たって!!!」
魔導弓「」バシュンッ‼︎
レーザーに撃ち落とされる矢「」ジュッ‼︎
サーシャ「矢が焼き切られる!?防御も兼ねてるなんて……どうなってるの!?」
アインズ「下がれ!!!遮蔽物のない場所は焼かれるぞ!!」サッ
石床「」ジュゥゥゥ……
クラウディア「逃げ場などありませんわ……光は常に上から照らすもの。下にいる者は、ただ焼かれるのみ……」スッ
クラウディアに収束する光「」ギュウウウウウウン……‼︎
ライオネル「あれは!?防ぎきれない……!皆、私の後ろに!!!」バッ
リーゼリット「そんなのダメだよ!ライオネル卿が焼かれちゃう!」
ライオネル「構わん!私が盾になる!あれを撃たせた後なら、反撃の隙が生まれるはずだ……!その時に陛下達を連れてーー」
イーリン「そんなこと、できる訳ないでしょう!?」
クラウディア「愚かですね……弱者が身を差し出して何になるのです?」
クラウディアに収束する光「」ギュウウウウウウン……‼︎
ガイ「……」
装飾が施された鞘のナイフ「」カタカタカタ……
01-30 敗北(ライオネル卿死亡)
31-50 劣勢
51-00 優勢
コンマ下1
スプラッターボム+10 残り1回
はさみうち+30 残り1回
???+99 使用可能になりました。使用する場合は以下の数字も選んでください
1 濶イ
2 逞幄ヲ
3 險俶?
※行動または道具を使う場合、同時使用はできません。
- 695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 19:36:26.87 ID:NRAYvr4U0
- はさみうち
- 696 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 20:40:00.43 ID:sqO2rEaBO
- ガイ(こうなれば……)スッ
アインズ「ダメだ、ガイ。ここは私に任せておけ」ガシッ
ガイ「アインズ……」
アインズ「……あまりこの姿は好きじゃないんだがな……」ゴッ……
アインズを包む赤い炎「」ゴオオオオオオッ‼︎
リーゼリット「熱っ!えっ、何これ!?」
サーシャ「ええっ!?アインズさんが燃えて……体が……大きくなってる!?」
イーリン「たしかに大きくなっていますが……姿も……竜のような……!」
ライオネル「その姿は……まさか、悪竜……!?」
赤黒い巨竜「ギャオオオオオオッ!!!」バサッ‼︎
竜の放つ灼熱「」ゴゥッ‼︎
収束レーザー「」ビィィィィィィッ‼︎
ドッガァァァン‼︎
ライオネル「……防ぎきったか!」
クラウディア「驚きました……まさか竜だったとは……ですがーー竜ごときが、私の光を超えられると思わないことですわ!」スッ
辺りを灼くレーザー「」ビィィィィィィッ‼︎
赤黒い巨竜「グオオオオオオッ!!!」
竜から放たれる灼熱「」ゴゥッ‼︎
リーゼリット「す、すごい……」
- 697 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 20:40:27.01 ID:sqO2rEaBO
- イーリン「見惚れている場合ではありません!!!今が攻撃のチャンスです!!!」
サーシャ「……うんっ!」バッ
魔導弓「」バシュンッ‼︎
リーゼリット「ああ、そっか!今の状態なら……!」
狙撃型魔導銃「」バァンッ‼︎バァンッ‼︎
ガイ「イーリン、合わせろ!!!」キュイイイン‼︎
イーリン「ええ、行きます!!!」ダッ
クラウディア「来ますか……!」スッ
撃ち落とされる銃弾と矢「」ジュッ‼︎ジュッ‼︎
ガイ「イーリン、左は任せた!」シュンッ‼︎
イーリン「了解!」ダッ‼︎
クラウディア「遅い!」
背後に出現するガイ「遅いのはそっちだ」シュンッ‼︎
短剣「」ヒュンッ
クラウディア「ーーッ!?」サッ
ライオネル「避けても終わらんぞ!!!我が怒りの炎を喰らえ!」スッ
燃えるクラウディア「ああああああっ!!!」バッ
ゴロンゴロン……
クラウディア「ふぅ……ふふ、今のはおしかっーー」
回転蹴りをするイーリン「オラァッ!!!」グルンッ
クラウディア「なっーーがはぁっ!?」ドゴォッ‼︎
後方へ吹き飛び壁に叩きつけられるクラウディア「」ドガァンッ‼︎
ライオネル「決まった……!だが、魔翌力でうまく防御したようだ。気を抜くな!!!」
クラウディア「はぁ……はぁ……げえっ……」ビチャビチャ……
クラウディア「よ、よくも……オェ……やってくれましたね……」
リーゼリット「まだ動けるの……!?」
サーシャ「嘘……今の、まともに入ったはずなのに……」
クラウディア「はぁ……私とてロスチャイルドの一員なのです……!只の人間とは……格が、違う……!!!」
ガイ「……投降しろ、そうすれば命は助けてやる」
クラウディア「……ふふ……優しいのですね、あなたは」
クラウディア「けれど、それがあなた方の敗因になる。慈悲は強者の特権……それを弱者が口にするなど、滑稽ですわ」ユラ……
ライオネル「……どうやら完全に決着をつけねばならないようだな」スッ
01-30 劣勢
31-80 優勢
81-00 会心
コンマ下1
スプラッターボム+10 残り1回
???+99 使用する場合は以下の数字も選んでください
1 濶イ
2 逞幄ヲ
3 險俶?
※行動または道具を使う場合、同時使用はできません。
- 698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 20:41:26.28 ID:UtHhUjeg0
- ? 3
- 699 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 20:48:05.54 ID:sqO2rEaBO
- >>698
今回失うものの程度を決めたいと思います。
コンマ下1
数字が大きいほど、代償は大きくなります。
- 700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 20:53:07.60 ID:mB0A4sxa0
- あ
- 701 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 23:07:13.33 ID:sk6wj5kmO
- クラウディア「ええ、そうですね……ここからが本当の地獄です」ニヤッ
クラウディア「……光よ、我が魂を喰らい、形を得よ」
クラウディアを包む光の奔流「」キラキラキラ……
イーリン「ッ!?魔翌力の流れが……異常です!こんなの、今までの比じゃ……!」
柱になっていく光「」ゴゴゴゴゴゴ……
サーシャ「あれを……撃つの!?」
光の柱「」ゴォォォォォォォォッ‼︎
リーゼリット「嘘でしょ……王宮ごと吹き飛ばすつもり!?」
ライオネル「全員、退避しろ!アレは防げる範囲を超えている!!!」
光に立ちはだかる赤黒い巨竜「グルルル……」ズシンッ‼︎
イーリン「なっ、アインズさん!!!いくら竜といえど、無茶です!!!」
赤黒い巨竜「ギャオオオオオオッ!!!」バッ
灼熱「」ゴゥッ‼︎
光の柱「」ゴォォォォォォォォッ‼︎
ライオネル「ぐっ……熱が、押し寄せて……ッ!」
ガイ「……使うしか、ないか」ボソッ
黒い刀身のナイフ「」スラッ……
赤黒い巨竜「!?ギャオ!!!ギャオオオッ!!!」
アインズ(ガイ……それは、やめろ!取り返しがつかなくなるぞ!!!)
サーシャ「……ガイ?」
ガイ「ーー代償の刃よ……我が欠片を喰らい、願いを叶えろ。運命をも歪めるその力、今この身に宿せ……!」
代償の刃「よかろう。今回はーーを貰っていくぞ……」
◆
- 702 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 23:07:40.99 ID:sk6wj5kmO
- イーリン『まったく、何度言わせれば分かるんですか。あなた方に路上徴収の権利なんかないですよ』パンパン
リン『……次は から逆に折る。覚えて』ギロッ
ガイ『……助かった。だが、あれくらいならなんとかなった』
ン『たしかに、 と感じました。ですが、見過ごす 』
ガイ「なるほど……そうだ、一つ教えてくれ。暗黒館へ行きたいんだが、場所を知っているか?」
『 ですか?私も今から向かうところです、しますよ』
ガイ『そういうことなら、よろしく頼む。俺はガイ。冒険者だ』
『ガイさん 私は 暗黒館の です。以後、お見知り置きを』
◆
サーシャ『もし、私がパーティに誘ったら入ってくれる?』
ガイ『……俺はまだこの依頼しか実績がないぞ?俺以外に優秀なヤツはいくらでもいる。そいつ等とパーティを組んだ方が効率的だ』
ーシャ『効率的とか、 じゃなくて、 さんと です』
ガイ『……どうしてそこまで俺にこだわる?』
シャ『って思ったの、 なんです』
ガイ『……お前、変わっているな』フッ
ャ『!?』
ガイ『すまん、馬鹿にしたわけじゃないんだ』
ガイ『そういったことを言われたのは初めてでな……悪い気はしない。むしろ、少し嬉しいくらいだ』
『!』
ガイ『俺でよければ、正式にパーティを組もう』
◆
リーゼリット『やあ、お二人さん。私を探してる?』ヒョコッ
ガイ 『まだいてくれたか。探したぞ』
ーゼリット『ガイさん、用件は一体 だい?」 』
ガイ『ああ……実は、君と正式にパーティを組みたくてな』
リット『……え、私と?』
ガイ『無理強いはしない。あくまで君の自由意思に任せる』
ト『……私、そう言われたのはじめてで……なんて言ったらいいのか……』
『……その、私でよ ば……パー に入れて ……な……?』
『わっ、 !苦しいって!』バシバシ
ガイ『フッ……それじゃあ改めて、これからよろしく頼む。堅苦しい呼び方はなしでいい、俺のことはガイと呼んでくれ』
『う、わかったよ、……ガイ。私のことも、 って呼んで……ッ! !そろそろ離して!!!』ジタバタ
◆
ガイ「誰だ……今の声は?」
ガイ「いや……どうでもいいか……」
- 703 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 23:08:13.03 ID:sk6wj5kmO
- ◆
クラウディア「がっ……な、に……何が、起きたんです……?」ビチャビチャ……‼︎
ガイ「……」
炎に包まれる赤黒い巨竜「……」ボッ‼︎
アインズ「……馬鹿者が……」シュウウウ……
サーシャ「あれ?ガイ、いつの間にあんなところに……」
リーゼリット「本当だ……また、ガイのお陰で助かったのかな?」
イーリン「ええ、そのようですが……何か様子がおかしいような……?」
ガイ「……アインズ、今はどういう状況だ?」
アインズ「見ての通りだ。クラウディアの最後の手をお前が潰した。あの刃を使ってな……」
ガイ「……ああ、そうか。そうだったな……ええと」チラ
サーシャ「?どうしたの、ガイ?」
アインズ「……何だ?」
ガイ「いや……」
ガイ「……その、悪いが……誰だ、お前は?」
サーシャ「えっ……?」
リーゼリット「ガイ、その冗談面白くないんだけど?」
ガイ「……」
アインズ「……ガイ、お前まさか……」
ガイ「……俺のことは後でいい。今はクラウディアをどうにかすることを考えるべきだ」
アインズ「……いや、もう手遅れだ。見ろ」
クラウディア「はぁ……はぁ……っ、視界が……白く……」フラッ
クラウディアの血溜まり「」ビチャビチャ……
ライオネル「……完全に魔翌力が無くなっている。もはや、立つのもやっとだろう」
クラウディア「……愚か……ですね、私も……こんな結末……望んでいないのに……」
サーシャ「クラウディア……!」
クラウディア「……せめて……見届けたかった……私の……理想の……国を……」ドサッ
リーゼリット「……終わった、の……?」
アインズ「終わりだ。もう二度と立ち上がることはない……」
ライオネル「!エリオス様、エルザ様!」ダッ
ガイ「皇帝と皇后も無事か……一度、拠点に戻ろう……すまないが、案内してくれるか?」
◆
- 704 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 23:08:43.18 ID:sk6wj5kmO
- サーシャ(それからすぐに、エリオス皇帝とエルザ皇后は私達の誤解を解いてくれた。私たちが王宮を襲った反逆者じゃないってことは正式に伝わった。ライオネル卿とフレンさんが証言してくれたおかげで、騎士たちも少しずつ落ち着きを取り戻している)
サーシャ(クラウディア宰相の抜けた穴には、臨時でソールさんが就いた。前にも宰相を務めていたから勝手は分かっているみたい。本人は大図書館で静かに暮らすつもりだったらしいけど……他に適任がいなかったらしい)
サーシャ(今のユーシリアは、ようやく平和な国を取り戻しつつある。けれど、完全に平和になったわけじゃない。国の中枢はまだ混乱しているし、クラウディアの残した影響も大きい。彼女の思想は一部の貴族の間に残っているらしいし……宰相とは関係なしにエリオス皇帝の施策をよく思わない人たちもいる……)
サーシャ(けど、民の声が少しずつ強くなっている。戦争のない国にしたいって、みんなが口にするようになった。それだけで、この国はもう前に進もうとしてるんだと思う)
サーシャ(宰相の仕事で忙しくなったソールさんの代わりに、魔族国に亡命していた管理人のパティさんという人が帰ってきた。少し掴みどころのない人だけど、話してみるとすごく優しくて、でもどこか底の見えない人……そんな印象の人)
サーシャ(パティさんのご厚意で、私たちは大山脈で世界樹の光の調査を終えるまで、大図書館に滞在させてもらえることになった。そして、ガイは……)
- 705 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 23:10:07.23 ID:sk6wj5kmO
- ーー帝都 大図書館
サーシャ「……ガイ……」チラッ
ガイ「……何だ?」
サーシャ「本当に……私たちのこと、覚えてないの?」
ガイ「……すまない……思い出せない」
リーゼリット「そんな……」
イーリン「ですが、アインズ様のことと……ユーシリアでの出来事は覚えておられるのですね?」
ガイ「ああ……それと、俺が暗黒館の幹部だということ、世界樹の光の残滓を探索していることは覚えているが、それ以外のことは……」
サーシャ「……そっか」
ガイ「……悪いな」
サーシャ「謝らないで。ガイが助けてくれたおかげで、今の私たちがあるんだから」
ガイ「……そう、か」
アインズ「……それで、今日はどう動く?」
イーリン「内戦の諸々については一通り済みました……世界樹の光の探索に向かうのが、よろしいかと」
現在はユーシリア帝国です。(14日目)
何をする?
安価下1〜3
- 706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 23:11:11.56 ID:NRAYvr4U0
- 女性陣でショッピング
- 707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 23:12:28.66 ID:Lttg2fQLO
- パティにガイを見てもらう
- 708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 23:25:36.56 ID:duF7HcFmo
- ナイフの力が何なのか図書館でそれらしい書籍を探す
- 709 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 23:30:49.37 ID:sk6wj5kmO
- 安価が出揃ったので本日はここまでにします。明日も更新しますので、よければお付き合いください。それでは、また。
- 710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 23:38:47.71 ID:yQs/Z7kjo
- 乙
殺人童貞を捨てたか
- 711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 00:26:36.58 ID:aFhqqbdBo
- おつ
代償が重い!運命賽(代替)の力は最終手段だな…
戦闘用アイテム買い込むか連携技増やすか
- 712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 00:39:50.01 ID:DAtkaTAto
- アインズなんか色々知ってる枠か
- 713 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 11:56:18.09 ID:ampArMN3O
- >>710
実は仲間の中では、本編前や描写されていない所でサーシャ以外のキャラは一線を越えたことがあるようです。今回はガイが無意識にどうにかしようとした結果、宰相の死に繋がったようです。
>>711
使うタイミングはお任せします。連携技についてですが、仮に習得する場合『はさみうち』は無くなり『連携技』という名称に変わります。その分、使用回数が増えます。
自由安価でそれっぽい安価が出たら実装しますね。
>>712
正確には知っている訳ではなく感じ取れるといった方が正しいです。このあとの描写を読んでいただければと思います。
- 714 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 11:56:47.62 ID:ampArMN3O
- ーー帝都ユーシリア
ワイワイガヤガヤ
サーシャ「……」
リーゼリット「……」
イーリン「お二人とも、大丈夫ですか?」
サーシャ「うん、ただ……なんか不思議な気分で」
リーゼリット「……ねぇ、サーシャ。ガイのこと、考えてた?」
サーシャ「……うん」
リーゼリット「やっぱり……忘れられるって、思ってたより、ずっと辛いんだね」
アインズ「……だが、生きている。それだけで充分だろう」
サーシャ「……アインズさんは、平気なの?」
アインズ「長く生きていると色々あるからな。慣れることはないが……受け入れることはできる」
サーシャ「……受け入れる、か」
アインズ「だが、記憶を失った程度で、あいつの本質が変わるとは思えん。ガイは……そういう奴だろう?」
リーゼリット「でもさ、それでも……やっぱり、悲しいよ」
サーシャ「うん……これまで旅路も、全部、ガイと一緒に見た景色のはずなのに。今のガイは……もう覚えてないんだよね」
イーリン「……たとえ記憶を失っても、心の奥に残る何かがあると信じたいものです」
リーゼリット「……イーリンさん、そう思う?」
イーリン「ええ。記憶というのは形ではなく、魂に刻まれるものだと私は思っています。消えたように見えても……本当は、残っているのかもしれません」
アインズ「ああ……そうだといいな」
リーゼリット「……ねぇ、せっかく外に出たんだし、少しくらい歩かない?こんな顔してたら、幸せが逃げちゃうよ」
サーシャ「……そうだね。折角、内戦が終わったんだし、平和を楽しまないとね!」
イーリン「それでは、せっかくですし市場を見て回りましょうか」
アインズ「そうだな。腹が減った……何か食べたい気分だ」グゥゥ……
リーゼリット「あはは、アインズさんって結構食べるの好きですよね?」
アインズ「むっ、そんなことは……」
アインズ「いや、そうだな。食べるという行為は、人の営みの中で最も単純で、そして最も生を実感できるものだからな」
リーゼリット「……なんか今、すごい名言っぽく言いましたね?」
サーシャ「ふふ、美味しそうなお店もいっぱいありそうだし、どこに寄ろうか?」
イーリン「食事もいいですが、消耗品の購入も忘れてはいけませんよ?」
安価下1
(ありそうな場所を自由にどうぞ。
登場させたい人物がいれば2名まで記載してください。状況に相応しくない場合は却下される可能性があります。)
- 715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 12:01:29.72 ID:vA6fJwe1O
- バイキングレストランにフーミンとニナがいた
- 716 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 15:29:16.44 ID:Z0IRi7WXO
- ーーレストラン
ワイワイガヤガヤ
アインズ「おお、美味そうな物が並んでいるな……!」
リーゼリット「アインズさん、バイキングって初めて?」
アインズ「山に暮らしていたときは似たようなものが出ていたが……この規模は初めてだな」
サーシャ「見て見て!こっちはスイーツのコーナー!ケーキもプリンもある!」
イーリン「サーシャ様、栄養のあるものを先に取りましょうね。バランスが大事です」
ニナ「おや、救国の英雄御一行じゃないか。ククッ、今日は宴か?」
イーリン「おや、ニナ様。この店に来られていたんですね」
ニナ「ああ。折角周りが落ち着いたからな、少しくらい羽を伸ばしてもいいだろう」
フーミン「あら、みんなもここに来てたの?」
サーシャ「あっ、フーミンさん!ニナさんと知り合いだったんですか?」
フーミン「ええ、テンペスターで調査することになったときに色々とね……」
ニナ「まさかこの国で会うとは思っていなかったがな。再会ついでに祝杯をあげてたという訳だ」
フーミン「ねぇ、せっかくだから同じテーブルに座らない?ほら、あそこ。窓際の席、空いてるみたいよ」
リーゼリット「今は賑やかな方がいいよね。みんなは?」
アインズ「どちらでも構わない」
サーシャ「うん、私も賛成!せっかくだし、みんなで食べよう!」
イーリン「では、ご一緒させていただきましょうか」
⸻
◆
ニナ「ぷはあっ……にしても、こうして平和が訪れるとはな。いや、帝都自体は平和だったんだが……」
フーミン「本当にね……不思議なものだわ。たった数日で、街の空気がこんなに柔らかくなるなんて」
リーゼリット「うん……まるで別の国みたい。前はどこか、張り詰めてたのに」
サーシャ「みんな、きっと限界だったんだよ。誰も戦いたくなんてなかったのに……仕方なく、そうしてたんだと思う」
イーリン「悲しいことですが、それが国というものです。けれど……今は、少しだけ風が穏やかな気がします」
フーミン「……それも、あなたたちがいたからよ。サーシャちゃんたちが、あの時、踏みとどまってくれたから」
サーシャ「私たちは……ただ、目の前のことを必死にやっただけです」
リーゼリット「そうそう。結果的にそうなっただけで、全然格好よくなんかないよ」
フーミン「ふふ、謙遜しちゃって。英雄ってのは、だいたいそういうことを言うのよ」
ニナ「肩書きなんざどうでもいいだろう……この国が平和になったなら、それでいいんじゃないか?」
アインズ「そうかもな……これ、食べないならもらうぞ」ヒョイッ
ニナ「あっ、おい!それは私がとってきたやつだぞ!食いたかったら自分で取りに行け!」
アインズ「竜はいささか燃費が悪くてな……」モグモグ
ニナ「……むう」
フーミン「はいはい、ニナさんの分も持ってきますから、もう少し落ち着いてくださいね」
ニナ「……ケーキを多めに頼むぞ」
リーゼリット「あはは……ニナさんも甘いもの好きなんだ」
サーシャ「私たちも何か取りに行こっか」
イーリン「ええ。せっかくですし、今日は心ゆくまで食べましょう。……皆で、平和の味を」
サーシャ「……うん」
サーシャ(ガイがここにいたら、何を食べてたのかな……)
⭐︎買い物ついでにバイキングで食事をしました。
- 717 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 15:29:54.70 ID:Z0IRi7WXO
- ーー司書室
紫髪ロングの女性→パティ「実際に会うのは……初めまして、ね?パティ・イェスサーガよ」
ガイ「その節は、どうも。フーミンの紹介をしてくれて助かった」
パティ「いえ、こうして私がここに座れるのもあなた達のお陰よ……改めて、感謝するわ」
ガイ「……それで、俺を呼び出した用件は?」
パティ「あなたの持っている……代償の刃といったかしら。それについて話しておこうと思って」
ガイ「知っているのか?」
パティ「私も実物は初めて見たわ。知識としては知っていたけれど」スッ
浮翌遊する本「」フワッ……パラパラ……
パティ「代償の刃……その起源は正直、曖昧だわ。神の落とした物だとか、古代の人々が作った物だとか……まあ、起源なんかよりも効果を知りたいわよね」
ガイ「……なんとなくわかる。コイツは使用者の何かを代償に現実を望みのままに改変する……そういったところだろう?」
代償の刃「」
パティ「大体あっているわ」
浮翌遊する本「」パタン
パティ「命や血を代償とする魔具や魔術は他にもあるけれど……それはもっと根本的。肉体的なものだけじゃなく、魂の層をも削る……つまり、あなたの記憶や感覚、人格の断片といったものよ。失われたものは戻らない……腕とかなら義手を使うなりすればいいのだろうけど、記憶とかはそうもいかないでしょうね」
ガイ「……そうか」
パティ「あなたの仲間から聞いたわ。これまでに二度、使ったそうね?」
ガイ「ああ……最初は味覚を、二度目は記憶を失った……待て、何故俺が代償の刃を使ったことを覚えているヤツがいる?」
パティ「普通は感じ取れないのでしょうけど、一部の種族……竜とかは感じ取れるみたいね」
ガイ「……アインズか。そういえば騎竜や竜人の騎士もこの刃を使う時、怯えていた気がするな」
パティ「怯え、ね……まあ世界を作り変える程の力だもの。感じ取れたら、とても恐ろしいでしょうね」
ガイ「……アインズには悪いことをしたな」
パティ「謝るくらいなら次に使うことはないようにしなさい」
ガイ「……努力はする」
パティ「努力じゃ足りないわ。その刃は使うべき時を装って囁いてくる。追い詰められた瞬間ほど、あれは優しく見えるのよ」
ガイ「……たしかに、そうかもな」
パティ「ソレ自体に感情は無いでしょうけどね。理に従って力の均衡を保つために、代償を求める……ただそれだけの存在」
ガイ「……悪意も善意もない。ただ、代償を取ることで釣り合いを保つ……か」
パティ「ええ。それは世界の法則そのもの。奇跡を起こすには、それに見合うだけの対価が必要になる……あなたが払ったものは、その奇跡の対価」
ガイ「……奇跡、か。俺にとってはただの選択だった。誰かを救うために、自分の一部を削っただけだ」
パティ「それが奇跡なのよ。誰かのために自分を削るなんて、普通にはできないことよ。意識していなくても、あなたは確かに理を越えた」
ガイ「理を越えた、か……それでこのざまなら、割に合わないな」
パティ「割に合わないように見えるのは、そう感じられるからよ。全て差し出した者は、それを感じることすらできない。あなたはまだ残された側なの」
ガイ「……残された側、か」
ガイ「不思議だな。あなたの言葉は、慰めでもなく叱責でもない。なのに……少しだけ楽になる」
パティ「年の功ってやつかしら?」
ガイ「随分若く見えるがな……」
⭐︎代償の刃の性質を知りました。
- 718 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 15:30:27.82 ID:Z0IRi7WXO
- パティ「ああ、そうだ……ちょっと上、脱いでもらえる?」
ガイ「えっ」
パティ「あなたが期待するようなことはしないわよ。さ、早く」
ガイ「……わかった」パサッ……
パティ「失礼」スッ
ペタッ……
ガイ(!……冷たい)
パティ「ふむ、思ったよりも……」
ペタ……ペタ……
ガイ(美人に触られるとこう、なんというか……落ち着かないな)
パティ「……変なこと考えてないでしょうね?」ジトッ
ガイ「ナニモカンガエテナイデス」
パティ「……それならいいけど」
ペタ……ペタ……
◆
パティ「もういいわよ。やっぱり、代償で払ったものを元には戻せそうにないわね」
ガイ「……そうか」
パティ「だけど、元々がこの世界の者でない存在ならば、元に戻せる可能性はあるわね」
ガイ「……というと?」
パティ「私が契約している悪魔や天使……そういった元々がこの世界ではない存在なら、干渉できるかもしれない」
ガイ「……記憶や感覚を、戻すことができるということか」
パティ「できるかもしれない、に過ぎないわ。成功してもあなたが別人のようになる危険だってあるし、代償がまた別に求められるかもしれない」
ガイ「……そう簡単な話じゃないか。ヌルに頼もうかと思ったが……」
パティ「ヌルはダメね。あれはあまり高位の存在じゃないもの」
ガイ「……」
⭐︎ガイの状態をパティに見てもらいました。
- 719 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 15:31:18.78 ID:Z0IRi7WXO
- ーー帝都 大図書館
ガイ「……」
記憶についての本「」ペラッ……
リーゼリット「ガイ、何読んでるの?」ヒョコッ
ガイ「君はたしか……サーシャ、だったか。記憶を取り戻せないか考えているが、あまり期待できそうにはないな」
サーシャ「……そっか」
ガイ「何か用か?」
サーシャ「ううん……ただ、顔が見たくなっただけ」
ガイ「……俺の顔を?」
リーゼリット「うん……私達、恋人同士だったんだよ?」
ガイ「ッ……そう、だったのか。だが、悪い。今の俺には、その時のことは何もーー」
サーシャ「あはは!冗談。大丈夫だよ、無理に思い出さなくても」
ガイ「冗談……?」
リーゼリット「思い出してもらうことが大事なんじゃなくて……今のガイと、もう一度仲良くなれたらいいなって思っただけ」
ガイ「……俺と?」
リーゼリット「そう、だから……これからまた、よろしくね」
ガイ「……」
サーシャ「」ニコッ
ガイ(彼女と接していると心が暖かくなる気がする……だが、彼女に関する記憶は一切思い出せない……なんとも不思議な感覚だ)
現在はユーシリア帝国です。(15日目)
何をする?
安価下1〜3
- 720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 15:33:09.39 ID:e8a1cQcj0
- ヌルと一緒に図書館の掃除
- 721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 15:35:24.30 ID:DAtkaTAto
- 皇帝やソールの行政っぷりを見学
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 15:35:47.38 ID:t/AXbA8MO
- もう星の残滓を探しに行くか
- 723 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 21:40:37.98 ID:6k7c2/w7O
- ヌル「ここの掃除も久しぶりだなぁ〜」
ほうき「」パタパタ
リーゼリット「管理人が帰ってきて早々に掃除の手抜きを指摘されてたもんね」
ヌル「だ、だってこの大図書館を私ひとりでやるのは無理だよぉ……!他のみんなぁ、早く帰ってきてぇ〜……!」
パティ「泣き言を言っても埃は消えないわよ。他の使い魔はあと二、三日もすれば戻ってくる。それまでにあなたができる範囲で進めておきなさい。サボったら減給よ」
ヌル「うう……はい……減給はイヤ……」
リーゼリット「あはは、頑張れヌル。ほら、私も少し手伝うから」
ヌル「ああ、大天使リーゼリット様ぁ……!」ウルウル
パティ「……悪魔でしょ、あなた。普段だったら客人に掃除なんてさせないんだけど……今は流石に人手が足りないものね。助かるわ」
リーゼリット「気にしないで。こうして身体を動かしてる方が、落ち着くから」
パティ「そう。なら、少し本棚の整理もお願いしていいかしら?あそこの棚なんだけど……」スッ
ヌル「ひぃっ!?それ、地獄の棚じゃん! 魔翌力書ばっかりで重いんだよぉぉ!」
リーゼリット「あはは、やっぱりこういうのも、悪魔らしい悲鳴だね。頑張ろうか、ヌル?」
サーシャ「二人とも掃除してるの……?」
リーゼリット「あ、サーシャ。ちょうどいいところに!一緒に手伝ってよ!」
サーシャ「……うん、いいよ。ちょうど、そんな気分だったの」
ヌル「天使が二人に増えた……」
サーシャ「て、天使?……もう、そんなこと言ってないで、片付けちゃおう!」
⭐︎大図書館の清掃を手伝いました。
- 724 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 21:41:37.34 ID:6k7c2/w7O
- ーー王宮 謁見の間
衛兵「陛下、ガイ殿以下三名、参上いたしました」
エリオス「通せ」
扉「」ギィィ……
エルザ「ようこそ、皆さん。元気そうでなによりです」
ガイ「皇帝陛下、皇后陛下……お二人も、お元気そうで」スッ
アインズ「……」スッ
イーリン「お招きいただき、光栄にございます」スッ
エリオス「顔を上げてくれ。もう形式ばった挨拶は要らない。君たちは我々にとって、国を救った英雄だ」
エルザ「……あの混乱の中、あなたたちを誤解してしまった者たちがいたこと、本当に申し訳なく思っています」
イーリン「お気になさらず。宰相の策略は、それほどまでに巧妙だった。誰が信じたとしても、無理はありません」
エリオス「それでも、君たちは剣を向けられても決して報いようとはしなかった。その姿勢が……我々を救ったんだ」
エルザ「あなたたちの勇気があったからこそ、今この国はある。本当にありがとう」
ガイ「……我々は、やるべきことをやっただけです。だが……そう言っていただけるなら、救われます」
ソール「お陰でもうつくことのないと思っていた宰相の職にも戻ることになるとは思いませんでしたが」スタスタ
イーリン「……ソール様。ご就任、おめでとうございます」
ソール「あくまで臨時ですよ。後任を見つけたらすぐに引退します」
ガイ「……国の未来は、あなた方の手に委ねられています。俺たちはただ、そのきっかけを作っただけです」
エリオス「だけでは済まされないぞ。君たちが踏みとどまらなければ、今のこの国は滅んでいたのだからな」
エルザ「ガイさん……あなたは記憶を失われたと聞きました。なんと申し上げればいいのか……」
ガイ「……お気遣いなく。失ったものを嘆くより、今をどう生きるかを考えたい。それが、今の俺にできることです」
- 725 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 21:42:05.03 ID:6k7c2/w7O
- ソール「……もし何か支障があるようなら、こちらで医師や賢者を手配しますが?」
ガイ「結構です。記憶が戻らなくても……俺は俺ですから」
アインズ「……強がりを言う」
イーリン「ですが、それがガイ様らしいとも思います」
エリオス「……まったく、君たちには頭が上がらんな。異国の地でここまで尽くしてくれる者がダークヒーロー以外にいるとは思わなかった」
エルザ「ふふっ、この国は外の者の手によって乱されることが多いですね。もっとも、その解決を手伝ってくれるのも外から来た者なのですが」
エリオス「……耳に痛い話だな」
アインズ「外から来た者にしか見えぬ景色、というのもあるものだ。内にいると気づけぬ歪みは、外の風が吹いてはじめて形になる」
イーリン「確かに……私たちはこの国を救ったというよりも、たまたま嵐の中にいたに過ぎません。ですが、その嵐の中で出会えたことが、きっと意味のあることだったのだと思います」
ガイ「……同感だ。誰かが手を伸ばさなければ、何も変わらなかった。その役目が、たまたま俺たちだったというだけだ」
エリオス「たまたま……か。そういう偶然の積み重ねこそが、歴史を動かすのかもしれんな」
ソール「偶然――そう聞くと軽く聞こえますが、私はそうは思いませんよ」
エルザ「……ソール?」
ソール「歴史を動かすのは、いつだって“選択”です。嵐の中で手を伸ばすことを選べる者が、どれほどいると思います? 多くは立ち尽くし、俯き、風が過ぎるのを待つだけだ」
アインズ「……ふむ。言葉の重みが違うな。長く宰相を務めただけのことはある」
ソール「ガイさん、あなた方はたまたまではなく、そうせざるを得なかった者たち。それは弱さではなく、強さですよ……どうかその強さを忘れないでください」
ガイ「……心得ておく。俺たちは、ただ真っすぐに進むだけだ」
イーリン「ええ。そして、その先に何が待っていようと」
エリオス「……うむ。君たちの旅路がいいものになることを、心から願っている」
エルザ「この国はあなたたちを、いつでも歓迎します。帰る場所が必要になったら……どうか、ここを思い出してください」
ガイ「……ありがたく、胸に刻んでおきます」
イーリン「それでは……またいつか、穏やかな日々の中でお会いしましょう」
エリオス「その日を楽しみにしている。皆、本当に……ありがとう」
⭐︎王宮で皇帝陛下達の様子を確認しました。
- 726 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 21:42:42.91 ID:6k7c2/w7O
- ーーユーシリア鉱山 入り口
魔導車・改「」キキーッ
ガイ「ここが……悪竜が根城にしていた場所か」
サーシャ「でも、見た感じはただの鉱山だね。崩れてるところもあるけど……特別な感じはしない」
リーゼリット「たしか、ここの奥地で討伐隊と悪竜が戦って、討ち取られたんだよね?」
イーリン「そう伺っております。残滓の力があるとしたら、そこでしょうね」
アインズ「母さん……」
ガイ「……先に進もう。この辺りはユーシリアの者達が手を入れているから危険はそうそうないはずだ」
◆
ーーユーシリア鉱山 深部
朽ちたドリルの残骸「」
朽ちたパイルバンカーの残骸「」
サーシャ「とくに何事もなく着いちゃった」
リーゼリット「これまでは道中が色々あったからこんなにあっさりしてると逆に怖くなってくるね」
ガイ「そうなのか……?」
イーリン「この辺りの残骸から推察するに、間違いなくこの辺りが十年前に戦闘が起きた場所なんでしょうけど……アインズ様、どうかされましたか?」
アインズ「いや、なんでもない……ここで母が死んだと思うと、なんだか感慨深くてな。それより、残滓の力とやらはありそうなのか?」
ガイ「いや……翡翠の賽も反応しない」
翡翠の賽「」シーン
リーゼリット「……もしかして、ハズレ?」
イーリン「周囲も安定しています。残滓があるなら、もう少し変化が起きているはずですが」
サーシャ「え、じゃあ、ここにはもう何も残ってないの……?」
アインズ「……?」
紅き刃
コンマ下1
01-30 負傷
31-00 回避
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 21:45:23.86 ID:vA6fJwe1O
- あ
- 728 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 22:50:01.88 ID:6k7c2/w7O
- アインズ「……!全員、下がれ!」バッ
竜角の槍「」ブンッ
紅い刃「」ガキンッ‼︎
サーシャ「えっ!?」
「へえ、今のを防ぐんだ?さすが、竜だね」ズズズ
ガイ「……誰だ。姿を現せ」
デロデロ……
赤い髪の少女「誰かと思えば、あのときの……ここにいるってことは、お前がそうなの?」ズズズ……
ガイ「?……生憎、物忘れが酷くてな。俺はお前のことを知らん」
赤い髪の少女「……アイツの方が人間よりマシな記憶をしてることってあるんだ」
イーリン「……スライムですか。厄介ですね」スッ
リーゼリット「貴方も、世界樹の光を狙っているの?」
魔導型狙撃銃「」カチャンッ
赤い髪の少女「ああ、てことはやっぱりあんた達が……竜はまだしも、他の奴らは弱そうなのに務まるのかな」ボソッ
サーシャ「なんか凄く失礼なこと言ってない?」
アインズ「……お前は敵だな?」
赤い髪の少女「敵?ふん、そう思いたきゃそう思えば?別にどうでもいいけど。あんたたちが 光に相応しいかどうか、それを確かめに来ただけ」
イーリン「……確かめに来た、と仰いましたね。ならば、こちらも全力で応えましょう。光が誰の手にあるべきかーーその目に刻んでください」
赤い髪の少女「話が早いのはいいね……安心しなよ。殺しはしないからーーたぶんね!」バッ
ガイ「来るか……!」バッ
ーー戦闘開始 赤い髪の少女ーー
01-15 痛恨
15-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心
コンマ下1
スプラッターボム+10 残り1回
はさみうち+30 残り1回
代償の刃+99 現在使用不可
- 729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 22:53:30.84 ID:e8a1cQcj0
- スプラッターボム
- 730 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 23:23:30.02 ID:6k7c2/w7O
- ガイ「奇襲には奇襲だ……コイツを使う!」ポイッ
スプラッターボム「」コロン……
赤い髪の少女「爆弾!?チッ、厄介なものをーー」
スプラッターボム「」パンッ‼︎
飛び散る赤い液体「」ビチャッ‼︎
金属音「」キィィィィィィン‼︎
赤いスライム「」モニョニョッ‼︎
サーシャ「擬態が解けた!!!効果はあるみたい!!!」
魔導弓「」バシュンッ‼︎
リーゼリット「やっぱり心臓によくないねコレ……」
狙撃型魔導銃「」バァンッ‼︎
赤いスライム「ーー」ズズ
イーリン「銃弾と矢を取り込んでいる……!?同化の練度が高い……!」
赤いスライム「」モニャニャッ‼︎
銃弾「」ポロッ
矢「」ポロッ
サーシャ「……あれ?」
アインズ「うぅ……ごほっごほっ……あれには催涙効果がある……毒物が効かないスライムといえど、ニナはそれすら考慮して良い素材を選んだようだな……それと、ガイ!こういった物を使うときは事前に言え!」ポロポロ
ガイ「……すまん、アインズ」
ズズズ
赤い髪の少女「うぅ……辛い……よくもやったな、お前達……」ポロポロ
リーゼリット「えっ、なんか泣いてる!?本当に効いてるの!?」
サーシャ「……ちょっと可哀想かも……」
イーリン「油断しないでください。スライムは感情を装うこともあります。警戒をーー」
赤い髪の少女「装ってないっ!!本当に痛いのっ!!!」ポロポロ
赤い鞭「」ズズズ……ベチンッ‼︎
ガイ「おっと……だが俺たちが有利だ。悪いがこのまま勝たせてもらうぞ」サッ
01-20 劣勢
21-90 優勢
91-00 勝利
コンマ下1
はさみうち+30 残り1回
代償の刃+99 現在使用不可
- 731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 23:26:28.17 ID:aFhqqbdBo
- 勝て
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 23:26:51.10 ID:DAtkaTAto
- はさみうち
- 733 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 23:36:33.08 ID:6k7c2/w7O
- 赤い髪の少女「調子に……乗るなッ!」ビュンッ
赤い欠片「」ビチャッ……ビチャッ……
赤い欠片→赤い髪の少女の分体「」ズズズ
ガイ「増えた……!?」
サーシャ「うわ、動きまで一緒……!まるで鏡みたい!」
イーリン「やはり分体も作れますか……スライムの中でも高位個体に近い存在ですね」
アインズ「……だが、やることは変わらん。力で押しつぶすだけだ……!」
リーゼリット「分体は私とサーシャに任せて。ガイとアインズさんは本体を!」
ガイ「……わかった。無茶はするなよ」ダッ
01-15 痛恨
15-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心
コンマ下1
はさみうち+30 残り1回
代償の刃+99 現在使用不可
- 734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 23:37:25.85 ID:vA6fJwe1O
- はさみうち
- 735 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 23:52:22.56 ID:6k7c2/w7O
- >>734
こちらにはさみうちの+30が加わって00扱いとなり勝利が確定したところで今回は終わります。次回は再び土曜日になると思います。
それでは、また。
- 736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/06(月) 01:27:57.32 ID:yawoTlkjo
- おつ
補正込みでも最大値になれば勝ちになるのね
連携技の回数増やしたい所だな
そして別の世界出身で高位の存在か…幻の浮島なら会えるかも…
- 737 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/11(土) 21:44:09.12 ID:IsE08WKSO
- >>736
>>468でも示していますが、補正込みでも00になった場合は勝利扱いになります。狙ってみてください。現在、高位の存在は>>1が想定しているキャラがいますが、会えるかどうかは今後の展開次第です。どうなるんでしょうね?
- 738 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/11(土) 21:44:39.63 ID:IsE08WKSO
- リーゼリット「いくら同化が出来るといっても……大きなヤツは同化に時間がかかるでしょ?」
狙撃型魔導銃「」ギュゥゥゥゥゥゥン……
赤い髪の少女の分体「巨大な弾をぶつけようってこと……!」バッ
赤い鞭「」ビュンッ
イーリン「ラアッ!!!」
手刀「」ズバッ‼︎
赤い髪の少女の分体「なっ、素手で!?」
イーリン「対スライムも」
リーゼリット「ありがとうイーリンさん……!さあ、同化できるかな……!?」
狙撃型魔導銃「」ドォンッ‼︎
赤い髪の少女の分体「時間はかかるけど同化ができないワケじゃない……!」デロ……
巨大な魔翌力弾「」ジュウウウッ‼︎
サーシャ「……ここ!!!」
魔導弓「」バシュンッ‼︎
赤い髪の少女の分体「なっ……ああああ!!!」
分体の核に刺さる魔翌力矢「」ドシュッ‼︎
分体だったもの「」デロロ……
サーシャ「……やっぱり複数の同化は難しかったみたいだね」
イーリン「ふぅ…….こちらはすみましたね。ガイ様、アインズ様!加勢します!」
回避するガイ「くっ、頼む!」バッ
赤い刃「」ドスドスドス‼︎
アインズ「中々手強いな……!」
竜角の槍「」ブォンッ‼︎
赤い刃「」ガキィンッ‼︎
赤い髪の少女「分体を倒されたか……けど、あたしはその程度じゃ倒せなーー」ドクン
赤い髪の少女「なっーー待て!ッ……お前が出る幕じゃない!!!引っ込んでろ!!!」デロ……デロ……
ガイ「……様子がおかしいな」
リーゼリット「何が起きてるの?」
イーリン「油断せず、警戒を続けてください」
サーシャ「はい……!」
アインズ「……竜の、力を感じる?どういうことだ」
赤い髪の少女?「オホホホ……ブラッド、ずいぶん楽しそうなことをしていらっしゃるじゃないですか。ましてや、お姉様の娘と戦っているなんて……」デロ……デロ……
アインズ「……まさか」
赤い髪の少女?→セレスティア「わたくしにも少々、遊ばせてくださる?」ズズズ……
竜角の大槍「」シャキン
ガイ「……アインズと、どことなく似ている?」
イーリン「どうやら、あの赤いスライムは悪竜の片割れを取り込んでいたようですね……」
リーゼリット「また竜!?……世界樹の光には竜が関連する何かがあるのかもね!」
狙撃型魔導銃「」カチャンッ
サーシャ「リーゼ、今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」
セレスティア「では……はじめましょう!!!」ダッ
- 739 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/11(土) 21:46:19.75 ID:IsE08WKSO
- アインズ「私が抑える!!!」ダッ
竜角の槍「」ガキィンッ‼︎
竜角の大槍「」ガキィンッ‼︎
ゴゥッ‼︎
セレスティア「フフフ……あなたは私に似ておりますね。楽しみましょう、この戦いを!!!」
アインズ「くっ……!!!」
サーシャ「アインズさん……!みんな、力を貸して!」
魔導弓「」バシュンッ‼︎
リーゼリット「援護するよ!!!」
狙撃型魔導銃「」バァンッ‼︎バァンッ‼︎
セレスティア「オーッホッホッホッ!そんな豆鉄砲では、わたくしには傷一つつけられなくてよ!」バスッ‼︎バスッ‼︎
イーリン「ーー本命はこちらです!」バッ
回し蹴りを放つイーリン「ーーッ!」グルンッ
竜角の大槍「」ガァンッ‼︎
セレスティア「あなたも中々やりますわね!ですが、甘い!」グオンッ‼︎
後方に飛ばされるイーリン「くっ!!」バッ
アインズ「ッ、イーリン!!」
セレスティア「他人の心配をしている必要があって!?」バッ
竜角の大槍「」ブンッ
アインズ「がはっ!?」ゴロゴロゴロ……
サーシャ「アインズさん!」
セレスティア「呆気ない……もう少し楽しめると思っていたんですが……興醒めですわね」
セレスティア「このまま、終わらせて差し上げましょう」
リーゼリット「……いや、私たちは死なないよ」
セレスティア「その根拠は?」
短剣「」スパッ……
首から血を流すセレスティア「……あら?」ビチャビチャビチャ……
ガイ「ーーすまないみんな。魔法の使い方を思い出すのに時間がかかった」シュンッ
サーシャ「……ううん、問題ないよ。ガイ」
リーゼリット「結構ヒヤヒヤしたんだからね!」
イーリン「ふふ、もう少し早く思い出していただきたかったものですね」ヨロ……
セレスティア「今のは……転移?いや、転移にしては魔翌力の雰囲気が違いますわね……この感覚、一体……」
アインズ「なにをブツブツと……」
セレスティア「あら……フフフ、叔母に対して言葉遣いがなってませんわね。お姉様から教わりませんでしたか?」デロ……
アインズ「……生憎、母との面識はなくてな」
セレスティア「ああ、そうでしたか……あなたのお母様は、直接的ではありませんがわたくしが殺しました。仇討ちをするいい機会ですよ?」デロ……デロ……
アインズ「……そうなるべくしてなったんだ。母もこの国に災いをもたらした。私は何も思わんし、一度死んだ者を改めて[ピーーー]趣味はない」
セレスティア「そうですか……あなたはお姉様とも似て、つまらない人ですわね」
- 740 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/11(土) 21:46:46.77 ID:IsE08WKSO
- セレスティア「さて、呆気ない幕切れはわたくしの方でしたが……まあ、最後に面白いモノが見れたので良しといたしましょう……あなた」デロ……
ガイ「……俺か」
セレスティア「この光を……」デロ……デロ……
星の力[地]「」ポゥ……
サーシャ「あっ、世界樹の光……」
リーゼリット「……トコナツ火山島で見たのと同じような雰囲気がするね」
イーリン「これが、残滓の力ーーガイ様、回収をお願いします」
ガイ「ああ」スッ
星の力[地]「」スィーッ……
翡翠の賽「」キランッ‼︎
セレスティア「……これでわたくしの役割は終わり。あとはブラッドに任せてまた眠るとしますわ」デロデロ……
セレスティア→ブラッド「何を勝手に満足してーーあーもう、渡してるし……」ズズズ
ガイ「……」
ブラッド「まったく……予定は狂ったけど、お前等に渡したからな。精々、その力を盗られないようにしろーー」ビュンッ
サーシャ「あっ、待ってーー速っ!?」
リーゼリット「追いかけなきゃ!」ダッ
ガイ「……追いかけなくていい」ガシッ
リーゼリット「ええっ、でも……」
ガイ「今のは逃げたんじゃない。……あいつなりに引いただけだ」
アインズ「確かに、戦意の気配は一瞬で消えたな。あの動き、撤退というより区切りをつけた感じだ」
イーリン「つまり、彼女たちはこれで試験を終えた、ということでしょうか」
サーシャ「試験……そういえば、最初にも言ってたよね。『光に相応しいか確かめる』って」
ガイ「ああ。多分、今の戦いはその確認だったんだろう……ユーシリアの光を回収した。一度、帝都に戻ろう」
⭐︎ユーシリアの残滓の力を得ました。
- 741 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/11(土) 21:47:57.95 ID:IsE08WKSO
- ーー帝都 大図書館
パティ「……そう。じゃあ今日で出発するのね」
サーシャ「はい!管理人さん、この場所を使わせてくれてありがとうございました!」
パティ「いいのよ。むしろ、あなた達に感謝したいのは私の方よ。この国の内戦を止めてくれてありがとう」ペコリ
リーゼリット「わわっ、頭を上げてください!私達がやらなくてもきっと他の誰かがなんとかしてたはずですよ」
パティ「それでも、あなた達がいたからこそ速く事態が収束したのよ。だから、そんなに謙遜しなくてもいいんじゃないかしら」
ヌル「そうそう!みんな頑張ったんだから、素直にどういたしまして、って言っておけばいいんだよ!」
パティ「ーーヌル、掃除は終わったの?」
ヌル「……作業に戻ります!!!」ピュー
パティ「……出発する前に、よかったらこの国を周ってみて。もしかしたら見飽きたかもしれないけど」
イーリン「……ガイ様、どうされますか?」
アインズ「私はどちらでも構わん。どうする気だ?」
ガイ「……そうだな」
安価下1
1 ウォーターポートに帰る
2 この国を見てから帰る(自由安価に入ります)
2の場合、自由安価
下2〜4
- 742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/11(土) 21:49:18.00 ID:6qAv7SdNO
- 2
- 743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/11(土) 21:49:43.32 ID:QqfHC0t80
- パティの魔法講義を受ける
- 744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/11(土) 21:50:41.38 ID:rikrgxdRo
- お世話になった各勢力の人達へ挨拶を
- 745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/11(土) 22:18:33.23 ID:3X8gPCgco
- アインズ竜体の背中に乗って空中デート
- 746 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/11(土) 23:27:48.96 ID:IsE08WKSO
- 本日は少なくて申し訳ありません。
いただいた安価をもとにユーシリア編のラストを明日、更新したいと思います。
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/11(土) 23:32:52.60 ID:3X8gPCgco
- 乙
- 748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/12(日) 01:28:40.31 ID:sj3ZA4YSo
- そろそろ次の国かたのしみね
- 749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/12(日) 12:05:20.48 ID:miLiq+DQo
- 了解
- 750 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:48:27.97 ID:LVLPzt8LO
- >>747 >>749
ありがとうございます。
>>748
次の国についてですが、>>1はいつものごとく何も決めておりません。とりあえず、流れに身を任せていきたいと思います。
- 751 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:48:54.52 ID:LVLPzt8LO
- ガイ「ーー少し、この国を見てから帰りたい。構わないか?」
サーシャ「もちろん!みんなもいいよね?」
リーゼリット「リーダーがそういうなら従いますとも。あ、でも折角見て回るなら美味しい物を食べたいかな?」
アインズ「……いいな。私もいくつか気になっていた所があった。まだ竜への差別はあるが、皆となら気にせず寄れるだろう」
イーリン「そうですね。せっかく平和が戻ったのですから、少しは休んでも罰は当たりません」
サーシャ「じゃあ、決まりだね!色々回ってみよう!」
パティ「……いつの時代も英雄というのは食い意地が張ってるのかしら?」ボソッ
パティ「……行く前に、あなた達にちょっとした講義をしてあげる。少し時間をもらえるかしら?」
リーゼリット「講義、ですか?勉強はちょっとなぁ……」
パティ「ふふ、心配しないで。難しい話じゃないわ。魔法を使う者としての心構えーーいえ、この国を出る前に、聞いておいてほしいこと、の方が近いかしらね」
ガイ「心構え、か。……確かに、今のうちに聞いておくのも悪くない」
イーリン「パティ様の講義でしたら、ぜひ」
サーシャ「えっ、そんなに改まって?でも……たしかに気になるね。パティさん、お願いします!」
リーゼリット「そういうことなら……お願いします」
パティ「じゃあ、早速本題に入るけど……あなた達は魔法って何のためにあると思う?」
リーゼリット「うーん……戦うため?とか?」
サーシャ「私は、誰かを助けるための力……かな」
アインズ「私の故郷では世界と対話する術と信じられている。生きるための知恵でもあると私は思うがな」
イーリン「……心を形にするもの、でしょうか」
ガイ(ごく当たり前に使っているから考えたことがなかったな……記憶を失う前の俺はどう考えていたんだろうか?)
パティ「……どの考えも正しいわ。魔法というものは、人の数だけ形があり、想いの数だけ意味がある。だから、何のためにあるかなんて、誰も正確には定義できないのよ」
パティ「……けれどね。私が長い時間を生きてきて、一つだけ確かだと思うことがあるの。魔法は……心を映す鏡よ」
サーシャ「心を……映す鏡?」
パティ「そう。魔法はね、心の中にある想いを、外の世界に映す行為なの。怒りがあれば炎になり、悲しみがあれば雨になる。誰かを想えば、温かな光になる。つまり魔法は、あなた達が今、どう生きているかの証なのよ」
リーゼリット「証……。なんか詩みたいだね」
パティ「詩のようで、現実でもあるわ。だから、どんなに力を磨いても、心が乱れていれば、魔法もまた乱れる。逆に、どれほど非力でも真っすぐな心があれば、魔法は応えてくれる。それが、魔法の不思議であり、恐ろしさでもあるわね」
アインズ「ふむ……扱う者の心を映し、時に応え、時に牙をむく……力というより、意思に近いな」
パティ「ええ、誰もが、本質的にはそこへ辿り着くのよ。魔法は世界との対話だから。私達は魔法を通して風に語り、水に願い、火に託す。
でも、それは自分の声を一方的に押しつけることじゃない。世界の声を聴くための手段でもあるの」
イーリン「……なるほど。力ではなく、調和。心の在り方を問うものなのですね」
パティ「その通り。
力を得ることにばかり囚われている者ほど、魔法の本質から遠ざかっていく。
世界はね、思っているよりも優しく、けれど誤魔化しには厳しい。
心の濁りは、必ず形になって返ってくるのよ」
ガイ「……つまり、魔法を扱うということは、自分と向き合うということでもあるのか」
パティ「そういうこと。魔法は、自分の心を誤魔化せない……だからこそ、扱う者の生き方が試されるのよ」
ガイ「……生き方、か。戦いより難しい課題だな」
サーシャ「うん……なんだか胸に残る言葉だね」
パティ「ふふ、誰もが通る道よ。けれど、それを恐れず見つめられる人だけが、本当の意味で魔法を使えるの」
パティ「覚えておきなさい。魔法は心の鏡。それを曇らせるのも、輝かせるのも、あなた達自身よ」
⭐︎パティから魔法の考えについて教えてもらいました。
- 752 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:49:21.70 ID:LVLPzt8LO
- ーー貧民街 中立地帯
ミント「あ、みんな!元気そうだね!」フリフリ
サーシャ「ミントさん!」
ヒューベルト「皆様揃って……本日はどうかされましたか?」
イーリン「本日中にこの国を出ようと思いまして。今は最後に挨拶回りをしているところです」
ミント「そっか、もう行っちゃうんだね。少し寂しくなるなぁ」
サーシャ「はい……でも、また来ますよ。だって、この街のことは忘れられませんし!」
ヒューベルト「……次に来るときはもう少し、この街も様子がよくなっているはずです。我々はあなた方であればいつでも歓迎しますよ」
リーゼリット「うん、次に来るときはもっと笑ってる人が増えてるといいな……なんかこの街、前よりちょっと明るくなった気がする」
ミント「えへへ、そう言ってもらえると嬉しいな!まだまだ大変だけど、少しずつ……ね」
イーリン「その小さな少しずつこそが、何よりも尊いのです。急ぎすぎれば、心が追いつかないものですから」
ヒューベルト「……確かに。焦らず歩めば、道は自然と拓けるものですからね」
ガイ「そうだな。だからーーまた来よう。この国の未来を、この目で確かめに」
サーシャ「約束ですよ!」
ミント「うん、約束!」ニコッ
ヒューベルト「……道中のご無事を、心よりお祈りします」
ガイ「ありがとう。あなた達も、この街も、どうか強くあってくれ」
◆
- 753 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:49:52.79 ID:LVLPzt8LO
- ーー旧貴族派 本邸
ライオネル「ーーそうか、出発前に顔を出しに来てくれたのか」
ガイ「ああ。あなたには助けられた恩があるからな。礼を言っておきたかった」
ライオネル「フッ……私など、大したことはしていない。むしろ、君たちがいなければ今のこの国はどうなっていたかわからん」
サーシャ「そんな……!わたしたちは、ただ出来ることをしただけですよ」
ライオネル「出来ることを出来る範囲でやる……それがどれほど難しいことか、君たちはまだ分かっていないかもしれんな」
リーゼリット「でも、ライオネル卿も内戦の激化を防ぐ為に旧貴族派側に立ったんですよね?」
ライオネル「ああ……結果として、私は古きものを守る者という立場を選んだ。しかしそれは決して、民を苦しめるためではなかった」
ライオネル「混乱の中で何かを守ろうとすれば、どうしても誰かを敵に回さねばならん……それが、どれほど愚かであってもな」
サーシャ「……でも、そうやって信念を持って動いた人がいたから、今の平和に繋がったんだと思います」
イーリン「ええ。時に理想は争いを生みますが、理想を掲げなければ国は進めません」
ライオネル「……君たちはまだ若いのに、まるで老練な政治家のようだな」フッ
リーゼリット「えへへ……難しいことはよく分かってないですけど、ちゃんと考えたつもりです」
ライオネル「それで十分だ。君たちのようにまっすぐに考えようとする者が増えれば、この国は必ず良くなる。……そう信じている」
アインズ「あなたのような者が国を導くのなら、きっともう過ちは繰り返されないだろう」
ライオネル「……そうありたいものだ。どうか、気をつけて行け」
◆
- 754 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:50:20.07 ID:LVLPzt8LO
- ーー王宮
フレン「ガイ君、みんな。本当にありがとう……お陰でこの国はいい方向に進むと思うよ」
クルツ「まさかあのときの襲撃者がアンタ達だったとは……そりゃ英雄には敵わねえよなぁ。俺たちも精進しなきゃな、アイゼン?」
アイゼン「グルルゥ!」
ガイ「その節はすまなかったな……あのときは状況が状況だった」
クルツ「ははっ、もういいって!あの場じゃ誰だって敵か味方かわからねぇし……俺たちだって、今思えば頭に血が上ってたんだ」
アイゼン「グルゥ……!」フンス
フレン「ガイ君たちが来てくれなかったら、僕たちは今ここに立ってなかったかもしれない。本当に……感謝してる」
イーリン「あなた方が民と真摯に向き合っておられるからこそ、この国は立ち直れたのです。私達はほんの手助けをしただけです」
フレン「そう言ってもらえると、少し肩の荷が下りるよ……僕は思うんだ。国を変えるのは、英雄じゃなくそれを見た人々なんだって」
リーゼリット「……私もそう思う。だって、見た人たちがこうなりたいって思うことで、未来が動くんだもん」
クルツ「やっぱり英雄は周りに影響を与えてこそだよな……!俺もローガンさんみたいに強くなるぞ!!!」
アイゼン「グルルルゥッ!!!」
サーシャ「ふふっ、いいねその意気込み!その調子でいけば、きっとあっという間に追いついちゃうかも?」
クルツ「マジか!?……いや、さすがにそれは言いすぎだろ!」
アインズ「だが悪くない志だ。力を振るう理由を忘れずにいれば、強さは自然とついてくる」
クルツ「……ありがとよ。竜に言われると妙に説得力あるな」
イーリン「力を持つ者がその意味を誤らなければ、この国はもう大丈夫でしょう」
フレン「うん……みんながそれぞれの場所で頑張れば、きっともっと良くなる。だから、君たちも旅の先でその笑顔を絶やさないでね」
ガイ「約束しよう。……この国の未来が、再び闇に覆われぬように」
リーゼリット「次に会うときは、もっと明るいユーシリアを見せてくださいね!」
サーシャ「うん、今度は観光で来たいな!」
クルツ「その時は俺が案内してやるよ!な、アイゼン!」
アイゼン「グルァッ!」
フレン「ふふ、頼もしいね。……本当にありがとう、みんな」
◆
- 755 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:50:46.53 ID:LVLPzt8LO
- ーーユーシリア帝都 城門
リーゼリット「ふぅ……結構この国に長居したね。最初はどうなるかと思ったよ……」
イーリン「ええ。まさか国勢に関わることになるとは思いませんでしたが……ですが、どうにかなって良かったです」
サーシャ「……みんな、ありがとう。私の我儘で危険なことに巻き込んじゃって……それなのに、最後まで付き合ってくれて」
ガイ「……その辺りのことはよく覚えていないが、むしろサーシャのお陰で今の状況になったんだ。あのときお前が動かなければ、この国は救われなかった」
サーシャ「え……そんな……私、ただ放っておけなかっただけで……」
アインズ「それで十分だ。お前の放っておけないが、人の心を動かし、国を動かした。それができる者はそう多くない」
イーリン「ええ。誰かのために行動できる人こそ、本当の意味で強いのです」
リーゼリット「うん、そうそう!サーシャがいたから、みんな前に進めたんだよ。だから胸張って!」
サーシャ「みんな……!」ニコッ
ニナ「……いい場面のところ、悪いんだが私も混ぜてもらっていいかな?」
ガイ「ニナさん。あなたもこの国を出るのか?」
ニナ「ああ。内戦が停まって外に出ても安全になったから丁度いい機会だと思ってね……何より私は同じ所にずっといるのは苦手な性分みたいでね。鱗が逆立ってしまうよ」
イーリン「ニナ様。ユーシリアではあなたにも助けられました。感謝を申し上げます」
ニナ「ククッ、礼はいらんよ。あんたたちが勝手に首を突っ込んで、勝手に結果を出しただけさ。私はその横で、ちょっと手を貸しただけさ」
リーゼリット「それでも、ニナさんのお陰で助かった場面は結構ありましたよ?魔導車の改造とか、竜騎兵団の対策とか、色々……」
ニナ「ククッ、そうかもな。でも、あんたたちはそういう状況を楽しんでるようにも見えたよ。普通のヤツなら逃げ出すところを、真っ直ぐ突っ込んでいくんだから」
サーシャ「……そうかも。怖いとか、辛いとか、たくさんあったけど……それでも、誰かを助けたかったから」
ニナ「その気持ちは間違っていない。大切にした方がいいーーおっと、見送りが来たようだぞ?」
ガイ「見送り?」クルッ
ゾロゾロ……
ミント「おーい!!!連れて来れる人みんな連れて来たよー!!!」
ヒューベルト「やれやれ……ミントは相変わらず強引ですね」
フレン「あはは……これだけ大所帯だと、十年前のダークヒーローの見送りを思い出すなあ」
ライオネル「うむ、やはり英雄の見送りは盛大でなければな……」
クルツ「感激だ……!こうして」
アイゼン「グルル!!!」
フーミン「おお……新聞だったらいい記事が書けそうね。」
ヌル「パティ様が外に出るなんて珍しい……あいたっ!」ペシッ
パティ「私をなんだと思っているのよ……」
サーシャ「わぁ……みんな、来てくれたんだ!」
ニナ「ククッ、私は場違いだな……先に出発するよ。またどこかで会おう!」ピュー
リーゼリット「あっ、ニナさん行っちゃった……」
アインズ「さすがに宰相や皇帝、魔法騎士団は来ないか」
イーリン「クラウディアが抜けた穴が大きいですからね……それでも、充分すぎるくらい嬉しいです」
アインズ「そうだな……たしかに、悪い気はしない」
- 756 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:51:39.29 ID:LVLPzt8LO
- 「」シーン……
ガイ(……?なんだ、この、違和感は……?音が……消えた?)
風の音「」ピタ……
ガイ(まるで速度強化をしたときのような……いや、それ以上だ)
ソール「……間に合ってよかったです」スッ
リーゼリット「えっ、ソールさん!?いつの間に!?」
パティ「あら。宰相自ら見送りに来たの?」
ソール「見送りも兼ねていますが……少し、気になっていたことがありまして。ガイさん、よろしいですか?」
ガイ「……俺に、用か?」
ソール「ええ。ほんの少しだけ、確認をさせてください」スッ
「」シーン……
ガイ(まただ。さっきは一瞬だったが、今度はやけに長い……)
サーシャ「」
リーゼリット「」
イーリン「」
アインズ「」
ガイ「……なっ!?」バッ
ソール「落ち着いてください。危害を加えるつもりはありません。今はーー私が、この場の時間を止めています」
ガイ「なぜ、こんなことを?」
ソール「初めて会ったときから似たような魔翌力を感じまして……もしかしたら、と思ったんですがどうやら当たったようですね」
ガイ「……」
ソール「話を聞いた感じだと、あなたは自分自身が扱う魔法を理解していないように思いましてね。この国を救っていただいたお礼の代わりといってはなんですが、この時間の檻の中で、少しだけ説明をしましょう」
ガイ「時間の檻……」
ソール「ええ。この空間全体が今、私の魔法によって静止しています。時間を停めるというのは、流れる川の中で水の一滴だけを掬い取るようなもの……本来は、触れることさえ不可能な領域です」
ガイ「……そんなものを、あなたは制御してるのか?」
ソール「無論、代償は大きいですがね。……そして、あなたも私の檻の中で動いている。それが何を意味するか……もう分かりますね?」
ガイ「……俺にも時間に関わる力がある、ってことか」
ソール「正確には、時間に干渉する素質を持っている。意識していないようですが、あなたは無意識のうちに、極めて限定的な範囲で時間の偏りを起こしている」
ガイ「偏りーー俺の速度強化のことか!?」
- 757 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:52:08.66 ID:LVLPzt8LO
- ソール「ええ。あなた自身、他の者が扱う速度強化とは大きく違うと感じていたでしょう……それもその筈です。あなたが使っていたのは速度強化ではなく時間干渉だったのですから。あなたの魔翌力の流れ方を見れば一目瞭然です。時間系の適性は、生まれつき持つ者の中でも稀中の稀……しかも、適性のある者しかその魔翌力を感じ取ることはできない。この世界に、今も何人いるか分からないほどですよ」
ガイ「……それが、俺だと?」
ソール「ええ。時間は、扱おうとする者を拒む。まずは、理解することです。あなたの中に流れる力の本質を」
ガイ「力を理解する……にわかには信じられないが、どうしてそんなに詳しい?まるで、何百年もこの世界を見てきたみたいな口ぶりだな」
ソール「……まさにその通りですよ」
ガイ「なに?」
ソール「私は、初代皇帝の時代からこの国に仕えています。この姿のまま、時を超えてーーね」
ガイ「初代皇帝の……だと?一体どういうことだ」
ソール「私自身の時間を停めて、数十年置きに眠りを繰り返し、名前を変えて……そうやって、私はこの時代まで辿り着いたのです」
ガイ「……眠りを、繰り返した?」
ソール「ええ。時間の魔法は、ただ時を止めるだけの力ではありません。自分だけを時の流れから切り離すこともできる。けれど、その状態では世界と関われない。だから私は、ある程度の周期で目を覚まし、時代の行く末を見届け、
再び時間を止めて、眠りにつく……それを繰り返してきました」
ガイ「……つまり、何百年もの歳月を、飛び石のように渡ってきたってことか」
ソール「そうです。他の人々にとっては数百年でも、私にとっては長い眠りをいくつか重ねただけ。私は老いることも、死ぬこともなく……ただ、時を越えて歩き続けた」
ガイ「……それが、あんたの選んだ生き方か」
ソール「選んだ、というよりは課せられたのかもしれません。初代陛下が亡くなられたとき、私は誓ったのです。この国が理想を見失うそのとき、必ず再び立ち上がると。それが、私がこの身に刻んだ時の誓約です」
ガイ「……誓約、だと?」
ソール「はい。この魔法は、ただの術式ではありません。私自身の魂に時間の楔を打ち込み、死ぬことなく、ユーシリアの行く末を見届けるための契約です。だから私は生きているのではなく、存在し続けているに過ぎません」
- 758 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:52:49.06 ID:LVLPzt8LO
- ソール「あなたは疑問に思っているでしょう?
なぜ私ほどの力を持つ者が、内戦を直接止めなかったのか」
ガイ「……ああ。もしお前がその気になれば、この国の混乱など一瞬で終わっていたはずだ」
ソール「ええ、可能でした。ですが、それでは意味がないのです。力で押さえつけた平和は、必ず脆く崩れる。初代皇帝が恐れていたのは、まさにその力の暴走でした」
ガイ「……初代皇帝が?」
ソール「彼は常々こう言っていました。『王とは、国を支配する者ではなく、国民の声を束ねる者であれ』と。民の意思がなければ、国は形を保てても、心は失われる。その理念こそが、私が今日まで守り続けてきたユーシリアの魂です」
ガイ「……だが現実の帝都は、権力者が力を持ち過ぎていた」
ソール「ええ。だからこそ、私は宰相を辞め、第三の立場ーー民主派を興しました。帝政の終焉を、自らの手で導くことになるとは思いませんでしたが……初代皇帝の理想を、本当の意味で叶えるには、それしかなかったのです」
ソール「……長い時を生きすぎると、人は正しさを見失います。私は、己の力が国を歪めてしまうことを恐れた。だからこそ、手を出さなかったのです」
ガイ「……力を持つがゆえに、動けなかった、か」
ソール「そう。ですが、あなた達がこの国に現れ、私が何百年も見つめ続けた答えを見せてくれた。ーー人は自ら選び、立ち上がる力を持っている。私は、その事実を思い出したのです」
ソール「……初代皇帝は最後にこう言いました。『国を支えるのは血でも剣でもない。人の声と願いだ』と。私は、その言葉を証明するために生き続けてきた。ですが、もうその役目も終わりです。この国はようやく、自らの声で未来を語れるようになったのですから」
ガイ「……なら、これからお前はどうする」
ソール「時を止め続けてきた私ですが……そろそろ、流れに還ろうと思います。過去に囚われた者が、新しい時代に居場所を求めるのは似合いませんから」
ガイ「……そうか」
ソール「あなたは、きっとまたどこかで“時”と向き合うでしょう。けれど忘れないでください。時間とは奪うためのものではなくーー繋ぐためにあると」
ガイ「繋ぐ……か。覚えておこう」
ソール「……そろそろ戻りましょう。あなたにはやるべきことがまだあるのでしょう?」
ガイ「ああ。たしか……在りし日の世界を取り戻すため……だったか」
ソール「……在りし日の世界、ですか。ずいぶんと曖昧なようでいて……重い言葉ですね」
ガイ「正直、詳しくは覚えていない。ただ、そうしなければならないという感覚だけが残っている」
ソール「……運命に導かれているのか、それとも時があなたを呼んでいるのか……。
いずれにしても、その旅の果てに、あなた自身の答えがあるのでしょう」
ガイ「……そうだといいがな」
ソール「ええ、きっと。そして、あなたが見つけた答えは、誰かの未来を繋ぐ光になる。それが、時を渡る者の宿命です」
ガイ「……時を渡る者、か。そんな大層なものじゃないさ。ただ、今を生きているだけだ」
ソール「ふふ……今を生きる者がいるからこそ、未来は形になる。だから、どうか立ち止まらないで」
ガイ「……わかった」
ソール「……ありがとう、ガイさん。あなたと話せて、本当に良かった。では、時を戻しましょう。……皆が、あなたを待っています」
風の音「」スゥ……
- 759 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:53:20.11 ID:LVLPzt8LO
- サーシャ「何を確認したいんだろう……?」
ソール「……もう済みました。少し、興味深い話をしていただけですよ」ニコッ
ガイ「(……いつの間に、みんなの時間が……戻ってる)」
リーゼリット「えっ、もう終わったの? なんか今、空気がピタッて止まってた気がしたんだけど……気のせい?」
イーリン「おそらく……気圧の変化でしょう。ですが、宰相様、どうかされましたか?」
ソール「いえ、皆さんの出立を見送るつもりが、少し足を止めさせてしまいましたね。
……あなた達の旅路に、幸多からんことを。ユーシリアは、あなた達の功績を決して忘れません」
アインズ「……宰相殿。貴方のような人がいる限り、この国は大丈夫だろう」
ソール「ふふ……その言葉、光栄に預かります」
サーシャ「本当に、ありがとうございました! この国の未来が明るくなることを、心から願ってます!」
ソール「ええ……どうか、その光を絶やさぬように」
ミント「……ねぇねぇ、フレン!!!私もアレやりたい!!!」
フレン「アレ?……ああ、アレか。ミントは騎士じゃないけど……まあ、いいんじゃないかな?」
クルツ「ああ、アレか!アイゼン、しっかり決めるぞ!」
アイゼン「グルル!!」ビシッ
ライオネル「なるほど……号令は誰が?」
ソール「……では、私が出しましょう」
ソール「救国の英雄に、光あれ!!!」ビシッ
フレン「光あれ!!!」ビシッ
ミント「光あれ!!!」ビシッ
ライオネル「光あれ!!!」ビシッ
クルツ「光あれ!!!」ビシッ
アイゼン「グルルゥッ!!!」ビシッ
リーゼリット「わぁぁ……すっごい……!」
サーシャ「必ずまた来ますねー!!!」フリフリ
イーリン「……別れというのは、やはり少し胸が締めつけられますね。けれど、今は不思議と清々しい気持ちです」
アインズ「そうだな……この国に残る者たちが、きっと次の時代を築いてくれるだろう。私たちはただ、それを信じて進めばいい」
ガイ「……ああ。そうだな」
魔導車・改「」ブロロ……
⭐︎ウォーターポートへ帰ります。
- 760 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 00:16:43.09 ID:Q6txZ2bmO
- ーー暗黒館 幹部宿泊部屋
ドア「」コンコン
ガイ「……開いている」
ドア「」ガチャ……
アインズ「……」
ガイ「アインズか。この場所は気に入ったか?」
アインズ「ああ。ここの奴らはいいヤツが多いな……少し騒がしいが、悪くない」
ガイ「お前がそう言うなら、きっと本当にそうなんだろうな」
アインズ「ふふ、だが、今夜は少し……静かな空気が恋しくてな」
ガイ「静かな空気?」
アインズ「……外に出ないか?今は風が穏やかだ」
ガイ「……ああ。少しなら構わない」
◆
ーーウォーターポート 港
夜風「」サァァ……
星々「」チカチカ……
アインズ「……港の風はいいな。潮の匂いがして……生きている世界の匂いがする」
ガイ「俺はこの匂いを嗅ぐと、不思議と落ち着く。ここに戻ってくるたび、心が静まるんだ」
アインズ「……お前にとっては、帰る場所か」
ガイ「ああ。もっとも、俺がこの街にいた記憶はもう曖昧だがな」
アインズ「記憶なんて、風と同じだ。掴もうとすれば消えていく。でも、確かにそこを通った痕跡は残る……」
ガイ「……詩的なことを言うんだな」
アインズ「フフ……竜にも、夜に詩を詠みたくなる日くらいある」
ガイ「フッ……それは貴重だな」
アインズ「……なあ、ガイ」
ガイ「?」
アインズ「このまま少し飛ばないか?街の灯りを、上から見てみたい」
ガイ「……こんな街中を竜が飛んでいたら騒ぎになるなんてことじゃ済まないぞ」
アインズ「今は夜だし、起きているのなんて酔っ払い連中ぐらいだろう?」ゴッ……
アインズを包む赤い炎「」ゴオオオオオオッ‼︎
アインズ(竜)「グルゥ……」スッ
ガイ「まったく……ここに乗ればいいのか?」トッ
アインズ(竜)「」コクン
バサッ‼︎バサッ‼︎
ガイ「……相変わらずの迫力だな。何度見ても心臓が跳ねる」
アインズ(竜)「怖いなら、降ろしてやってもいいぞ?」バサッ
ガイ「……いや、この高さならもう遅いだろう」
アインズ(竜)「そう言うと思った」バサッ
◆
- 761 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 00:17:15.17 ID:Q6txZ2bmO
- 星々「」チカチカ……
海面「」ユラユラ……
ウォーターポートの灯り「」ボォォ……
ガイ「……すごい景色だな。まるで街が星空の下に浮かんでるみたいだ」
アインズ(竜)「……これで空が赤くなければ、尚のこと綺麗だっただろうに」
ガイ「赤も悪くない。お前の鱗と、似た色だからな」
アインズ(竜)「……そんなことを言われるとは思わなかった」
ガイ「褒め言葉だ。お前の赤は、ただの炎の色じゃない。……強さの証だ」
アインズ(竜)「強さ、か……」
アインズ(竜)「あの国で……何度、空を夢見たか分からない。鎖に繋がれ、翼を広げることすら許されなかった」
ガイ「……」
アインズ(竜)「でも今、風を感じている……お前達が、その鎖を断ち切ってくれたからだ」
ガイ「俺たちは、お前の力を借りたに過ぎない。自由を掴んだのはお前自身だ」
アインズ(竜)「そう言ってくれるのは嬉しいが……この風の味は、あの日の血の味とは違う」
ガイ「……?」
アインズ(竜)「これは、生きている証の味だ。……潮と夜と、わずかな温もりの混ざった匂い。ようやく生きていると感じられる」
アインズ(竜)「不思議だな。背に人を乗せて飛ぶなんて、昔なら考えられなかった。けれど……今は、落とすのが怖いと思える」
ガイ「落とす?」
アインズ(竜)「ふふ……お前をだ。落としたら、きっと胸が痛む」
ガイ「それは困るな。俺にはまだやることが残っている」
アインズ(竜)「……本気で捉えるな。冗談に決まってるだろう」
アインズ(竜)「ガイ……お前と飛んでいると、夜が静かすぎて怖いくらいだ」
ガイ「怖い?」
アインズ(竜)「ああ。あの牢獄では、夜が来るたび悲鳴が響いていた。今……ただ、風と、お前の呼吸だけが聞こえる」
ガイ「……それが平和ってやつだ。慣れるまでは、きっと寂しく感じる」
アインズ(竜)「ああ。けれど、悪くない……こうして空を飛ぶ夜なら、何度だって迎えてやる」
ガイ「……そのときは、また乗せてくれ」
アインズ(竜)「フッ、約束だ……ありがとう、ガイ。私がもう一度、飛べるようになったのは……お前のおかげだ」
ガイ「礼なんていらない……俺も救われた側だ」
アインズ(竜)「……そうか。なら、今日はお互いに恩を返し合った夜だな」
ガイ「……そういうことにしておこう」
◆
- 762 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 00:17:42.21 ID:Q6txZ2bmO
- アインズ(竜)「」バサァァ……ドスン……
ガイ「いい着地だな」トスッ
炎に包まれるアインズ「ふふ……当然だ。見せ場だからな」シュウウウウウウ……
ガイ「随分楽しそうじゃないか」
アインズ「ああ。空を飛ぶのは久しぶりだったからな……ふぁぁ……久々に飛んだら疲れた。寝床に連れて行け」
ガイ「……待て、自分で歩けるだろう?」
アインズ「いやぁ……無理だな。翼が重くて動けそうにない」フラッ
ガイ「……さっきまで空を飛び回っていた奴の台詞とは思えないな」
アインズ「飛ぶのと歩くのは別だ。竜は本来、地上に長く留まる生き物じゃない」
ガイ「……そんな理屈があるか」
アインズ「あるとも。それに、ここで放っておかれたら……倒れるかもしれない」チラッ
ガイ「はぁ……」
アインズ「ふふ、どうする? 倒れた竜を運ぶのは、お前くらいしかいないぞ?」
ガイ「まったく……人を試すな」
アインズ「試してなどいないさ。素直に甘えているだけだ」
ガイ「……仕方ない。少しだけだぞ」スッ
背負われるアインズ「少しでいい。お前の近くは、妙に落ち着くからな」ボソッ
ガイ「……」スタスタ……
⭐︎アインズとウォーターポートの空を飛びました
- 763 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 00:18:52.47 ID:VjxbaxWbO
- ーー暗黒館 幹部宿泊部屋
チュンチュン
ガイ「ん……朝か……」ムクッ
ガイ「……なんだか妙に暖かいな」
ベッド「」ゴソッ
裸のアインズ「」zzz……スゥスゥ……
ガイ「…………」
ドスン‼︎ゴロゴロゴロ‼︎
ガイ「な、なっ……な……///」ワナワナ
ガイ(落ち着け……落ち着け俺。昨夜はアインズを背負って帰って、部屋に連れて来た……そこまでは覚えてる。アインズは寝ていたからそのままベッドで寝かせて俺はソファで寝ていた筈だが……)
ガイ「……なんで裸なんだ?」
アインズ「ん……んぅ……」モゾッ
ガイ(おい待て動くな!布団が……!いやもうちょっとで見えーー!!)ゴクリ
ガイ「アインズ!起きろ!!!」
アインズ「……うん……?朝か……?」ムクッ
ガイ「あわわわ……待て待て待て!!!」
アインズ「……なんだ、そんなに騒いで……」
両手で顔を塞ぐガイ「騒ぐだろ!お前、裸だぞ!!!」
アインズ「あぁ、そうだったな。私は寝るときは裸派なんだ」アッサリ
ガイ「そんなサラッと言うことか!?」
アインズ「服が擦れて落ち着かん……ユーシリアにいた頃も服を着ていたお陰で熟睡出来なかったしな」
ガイ「と、とにかく服を着てくれ……!目のやり場に困る……!」
アインズ「別に減るものでもないだろうに」ボソッ
ガイ「そういう問題じゃない!!!」
ドア「」コンコン
イーリン「ガイ様。報告書を受け取りに参りました。入ってもよろしいですか?」
ガイ「!?!?!?待て、今はまずい!!!」
アインズ「……ふむ?」
ガイ「ふむ、じゃない!動くな!絶対に立ち上がるな!!!」ヒソヒソ
イーリン「……ガイ様?中で何かありましたか?」
ガイ「いや、なんでもない。その、危機的状況でな……!俺だけでどうにかなる問題だ!イーリンの手を借りる程じゃない!」
イーリン「……まさか、フローディアとセーレフェリア!?加勢します!!!」
ドア「」バンッ‼︎
ガイ「あっ」
裸のアインズ「ん……イーリンか」
脱ぎ散らかった衣服「」
イーリン「……」
ガイ「……ち、違うんだイーリン。これはその、事故というか、不可抗力というか……」
イーリン「……」
イーリン「……あっ、えっ……わっ///」ボンッ
イーリン「し、失礼しましたっ!!!///日を改めますね!!!///」タタタ……
ガイ「ま、待てイーリン!!誤解だ!!!」
イーリン「けっ、結構です!!わ、わたし、何も見ておりませんからっ!!!」ピュー
アインズ「ふふ……随分と慌てていたな」
ガイ「……完全に誤解されたな」
アインズ「とりあえず朝食にしよう。イーリンには、あとで誤解ではないと伝えておけ」
ガイ「それが一番まずい誤解だ!!!!!」
- 764 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 00:19:40.18 ID:dWZZOb0JO
- ーー暗黒館1F 酒場
ガイ「朝から酷い目にあった……なんとか誤解は解けたが……」
テル「やあやあガイ君〜久しぶり〜♪」ガシッ
ガイ(酒臭っ……!面倒そうなヤツに捕まった……この人は誰だ……?)
テル「あれ〜???ガイ君もしかして私のこと忘れちゃった〜???サーシャちゃんと一緒にあんなに激しい日々を過ごしたのに〜」
ガイ(一緒に行動したことがあるのか……?)
ガイ「……ユーシリアで色々あってな。記憶を少し失ったんだ」
テル「……記憶を?」
ガイ「……すまない。悪いが、本気で思い出せない」
テル「……そっか。そういうことなら、改めて始めましてだね!私はテルーーただのテルだよ」
ガイ「テル……よろしく頼む」
テル「うん。よかったら一杯付き合ってよ、ガイ君。最近、私の姉が死んじゃってね。仲は良くなかったけど……ちょっと思う所が、あってね。勿論、お酒じゃなくていいからさ」
ガイ「……わかった」
テル「ありがと。優しいね、ガイ君……あのね、私の姉って、ちょっと変わった人だったんだ。理想ばっかり追いかけて、周りが見えなくなるタイプでさ」
ガイ「そういうヤツは、強いが……同時に壊れやすい」
テル「うん。あの人なりに世界を良くしようとしてた。でも、誰かがその“理想”を止めなきゃいけなかった……」
ガイ「……」
テル「まあ、そんな話をしたかったわけじゃないんだ。ただね、もしどこかで……強く生きようとする誰かを見つけたら、見ててあげてほしい。止めてもいいけど、できれば、見届けてあげて」
ガイ「……どうして俺にそんなことを?」
テル「さぁね。ガイ君がそういうことをちゃんとやる人に見えたから?」
ガイ「……さて、どうだろうな」
テル「ふふっ……ありがと、少し楽になった」
ガイ「テル……お前の姉さんのこと、心から冥福を祈るよ」
テル「……うん、じゃあまたね。ガイ君」ヒラヒラ
ガイ(さて、今日は何をするか……)
- 765 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 00:21:47.54 ID:dWZZOb0JO
- 本日はここまでです。ユーシリア編が終わってよかったです。
明日も少量になるとは思いますが更新したいと思います。
安価だけ募集しておきます……それでは、また。
現在はウォーターポートです。
何をする?
安価下1〜3
- 766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/13(月) 00:28:43.91 ID:Ahqs6Xcvo
- 星の残滓がある国について今どうなってるかのちょっとした紹介、説明
- 767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/13(月) 00:31:17.66 ID:1AmIL+vA0
- メンバーと食事しながら次の行き先を決める
- 768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/13(月) 00:37:30.59 ID:zYMpq+o+O
- テルを次の旅のメンバーに誘う
- 769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/13(月) 00:47:19.90 ID:zYMpq+o+O
- とりあえず乙
ユーシリア編旧キャラ含めても数多かったけどよく回せてたとおもう
- 770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/13(月) 01:11:38.81 ID:+OnIagBNo
- おつ
ユーシリア編面白かった
しかしパーティメンバーが見事に女性だらけに…頑張れガイ
- 771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/13(月) 01:16:23.19 ID:Ahqs6Xcvo
- 乙乙
時間魔法といいガイ周りの裏設定はちゃんとあるのな
- 772 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 22:21:50.51 ID:RNj9KZJ+O
- >>769
ありがとうございます。個人的には見返してみるとああすればよかったな、という箇所が何個も出てくるのですが、なんとか終わらせられてよかったです。
>>770
ありがとうございます。実は頂いたキャラ案は女性比率が高いので、パーティメンバーが女性多めになるのは必然だったかもしれません。今後も引き続きよろしくお願いします。
>>771
ガイの魔法についてはこのスレを建てた当初から速度強化を派生させて時間に関わるようなものにしたいと思っていましたので、今回はソールさんを利用させていただきガイの魔法の方向性を定めさせていただきました。ですが、その他の世界観の設定は決めているものもありますが、大半は何も決めていないので見切り発車のまま進めることが多くなっております。よければ今後もお付き合いください。
- 773 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 22:23:00.98 ID:RNj9KZJ+O
- ガイ「次に行く場所だが……オノゴロ諸島とテラヌス・ウルス……それとフーミンが言っていた浮島か。浮島は平和な場所らしいが、それ意外に目ぼしい情報はない……他の場所はどういった感じなんだ?」
サーシャ「えっとね……オノゴロ諸島は十年前に姫巫女の制度がなくなって以来、朝廷が収めるようになった国だよ。最近は魔導機械を中心に外国の文化が流行ってるらしくて色んな国の人が行き来して賑わってるみたいだよ」
リーゼリット「テラヌス・ウルスは砂漠の国だね。古代遺跡や特殊な水源が観光名所になっている良い国だよ。行くには……ミュージアと大魔女帝国を経由する必要があるけどね。十年前は干ばつや日照りに苦しんでいたらしいけど、今は解決して大きな問題はないみたい……最近は砂漠に巨大な生き物がいるっていう噂が流れてるらしいけど……知っているのはそれくらいかな」
ガイ「浮島は空に行く手段が今のところアインズに乗せてもらうくらいだから大人数で行くことはできない……ちなみに何人乗せれるんだ?」
アインズ「……一人だ。その気になれば全員乗せることもできるが、安全を考慮すると一人だけになるな」
リーゼリット「じゃあ、誰が乗るか決めないとだね。やっぱり最初はガイかな?」
サーシャ「え〜ずるい!私も行ってみたいのに!」
アインズ「ふむ……順番に運ぶことも不可能ではないが、あの高度では風の流れが不安定だ。行くたびに命を懸けることになるぞ」
サーシャ「うーん……命懸けの観光はちょっと……それに、考えたら往復するのも時間がかかっちゃいそうだしね……」
リーゼリット「あっ、それなら気球をイーリンさんに手配してもらえばーーいや、数がないか」
ガイ「……数がない?どういうことだ?」
リーゼリット「魔王城……要するにセイントレア王国だね。あそこへの調査で定期的に有志の人達が向かうんだけど……向かった人は今のところ誰も帰って来てないんだ……」
ガイ「それで、気球の数がないってことか」
リーゼリット「うん。今のところ、浮島に行くならアインズさんとガイの二人だけで行くことになるね」
アインズ「無理をして今行く必要もないだろう。空へ皆で行ける算段をつけてから行けばいい」
サーシャ「うん、賛成!それに、どこに行くにしても準備は必要だしね」
リーゼリット「じゃあ……次はどこに行く?私はオノゴロ諸島がいいなぁ。食べ物も美味しいらしいし!」
サーシャ「え〜、私は砂漠の方!遺跡とか見てみたいし、ほら、冒険って感じがするでしょ?」
アインズ「……私はどちらでも構わん。どの土地にも、それぞれの学びがある。だが、砂漠の生物とやらは気になるがな」
ガイ「……」
どこを目指す?
1 オノゴロ諸島
2 テラヌス・ウルス
3 浮島(現状ではアインズと二人だけで出発します)
多数決 先取3票
- 774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/13(月) 22:23:38.04 ID:QYLUWO+a0
- 1
- 775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/13(月) 22:24:52.49 ID:2Brij9X3O
- 2
- 776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/13(月) 22:28:30.05 ID:Ahqs6Xcvo
- 2
- 777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/13(月) 22:36:24.92 ID:EYjidF+JO
- 2
- 778 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 23:30:13.90 ID:RNj9KZJ+O
- ガイ「テラヌス・ウルスへ向かおう」
サーシャ「やっぱり砂漠の国だね!うん、いいと思う!絶対に遺跡とか面白いものがたくさんあるはず!」
リーゼリット「砂漠かぁ……それなりに準備をしておかないとね」
アインズ「私も行ったことはないが厳しい場所だと聞いている。そこに住む者達は皆、強靭だともな」
リーゼリット「でもさ……巨大な生き物がいるって話、本当かな?」
ガイ「……あくまで噂だ。巨大生物以外にも、光を狙うヤツらがいる。ユーシリアの頃は手を出してこなかったが、今回現れるかもしれない。用心しておこう」
サーシャ「……そうだね」ギュッ
⭐︎次の目的地はテラヌス・ウルスに決まりました。
- 779 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 23:30:44.54 ID:RNj9KZJ+O
- サーシャ「……目的地が決まったし、腹ごしらえしよっか!」
リーゼリット「今日の料理は豪華だよ〜!ほら見て、香辛料たっぷりのスパイスシチュー! 砂漠の国テラヌス・ウルス風なんだって!」
テラヌス・ウルス風スパイスシチュー「」ドン‼︎
アインズ「なるほど、異国の味を先取りというわけか。良い心がけだ」
ガイ「見た目も香りも、なかなかだな」
サーシャ「この香りだけでお腹空いちゃうよ……それじゃ、いただきまーす!」パクッ
リーゼリット「あむ……結構辛いけど、クセになる味!カレーとはまた別な感じだね」モグモグ
アインズ「ふむ……香辛料の調合が絶妙だ。刺激の中にしっかりとした旨味がある。料理人の腕は確かだな」モグモグ
ガイ「……」モグ
ガイ(やはり、味はしないか。熱と辛さしか感じない……)モグモグ
サーシャ「ガイ、美味しい?」
ガイ「ああ……刺激が強いが、悪くない」
リーゼリット「うん、なんか元気出る味だよね」
アインズ「いい腕をしているな、ここの料理人も」モグモグ
ガイ(……みんなに余計な心配はかけられない。このことは黙っておこう)モグモグ
サーシャ「砂漠でもこんなふうに食べられたらいいなぁ」
リーゼリット「サーシャ、今回も期待してるね」
アインズ「……過酷な地で、食事を楽しむ余裕があれば理想だな」
サーシャ「じゃあ、目標だね!砂漠でも楽しくご飯が食べられるくらいの余裕を持つこと!」
リーゼリット「うん!いい目標だと思う!」
ガイ「……フッ」
ガイ(誰も気づかないように笑っていればいい……味がなくても、みんなが笑っていればそれで十分だ)
⭐︎パーティメンバーで食事をしました。
- 780 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 23:32:30.48 ID:RNj9KZJ+O
- ガイ「……今回は長旅になりそうだ。もう少し人員を連れて行くべきだろうが……」
テル「あはははははは!!!もっと持ってこーい!!!」ゴクゴク
暗黒館バーテンダー「テル様、もう控えた方がよろしいかと……」
ガイ(……テルはないな)クルッ
テル「ん……?あっ、ガイく〜ん♪こんなところで会うなんて運命感じちゃうねぇ〜!」ニコニコ
ガイ「……あいにく、酔っ払いの相手をしている時間はない」
テル「ひど〜い!私だって立派な医術士だよ? ほら、旅に一人くらいは癒やし系が必要でしょ?」
ガイ「癒やし系には見えないがな」
テル「そんなことないって〜!ほらほら、砂漠に行くんでしょ?テラヌス・ウルス!砂漠の環境って身体壊す人が多いし、医術士がいれば安心だよ〜?」ゴクッ
ガイ「……どこでその話を聞いた?」
テル「酒場の情報網を侮っちゃダメだよ?ほら、私、耳はいい方だから〜」ヒラヒラ
ガイ「情報網っていうより盗み聞きだろう……」
テル「うふふ、聞くのも才能!……それにね、ちょうど私もそっちの方に用事があるの。ちょっと、会いたい人がいてね」
ガイ「会いたい人……?」
テル「うん。でも一人じゃキツいんだよ〜。だから、ね?」
ガイ「……酔っているわりには、筋の通った話をするんだな」
テル「これくらいで潰れるほどヤワじゃないのっ」
ジョッキ「」トンッ
ガイ「……勝手な行動をとるな。それが条件だ」
テル「はぁい♪それじゃ決まりね!また、よろしく!」
⭐︎テラヌス・ウルスにテルが着いてきてくれます。
- 781 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 23:38:30.01 ID:RNj9KZJ+O
- 次の行き先がテラヌス・ウルスに決まった所で今回は終わります。今回は道中で立ち寄る国があるので、もしかしたらまた長くなるかもしれませんね。次回辺りでテラヌス・ウルスに登場するキャラの募集ができればなと思います。
次回更新はおそらく土曜日です。
それでは、また。
- 782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/13(月) 23:40:54.06 ID:EYjidF+JO
- 乙キャラ設定考えとく
- 783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/14(火) 00:09:51.42 ID:woPPL3/Oo
- おつです
ガイの地雷がどんどん大きくなっていく
- 784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/14(火) 00:55:38.91 ID:V93qw4Dxo
- 乙
ミュージアと大魔女帝国もガッツリ冒険するんかな
- 785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/14(火) 01:51:11.70 ID:xJpYjUV9o
- おつ
流石に簡単には浮島に行けないか
次回募集は道中の国出身も含めて一括になるのかな?
- 786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/15(水) 03:30:09.38 ID:TdeY2NsA0
- 乙
このスレは元スレのリスペクトだけどこのスレでの新しい国や島などの安価は募集したりしないのかな?
- 787 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/16(木) 23:02:05.66 ID:w4KSYvlWO
- こんばんは。キャラ募集についての質問が来ていた為、返信のみ行います。
>>782
皆様のキャラ設定には毎回楽しませてもらっているので、ぜひともよろしくお願いします。
>>783
代償の刃を使わなければ増えることはそうそうないと思いますが、場合によっては触れてほしくないことは更に増えるかもしれません。今後をお楽しみに!
>>784
皆様の希望次第な所はあります。現在構想中ですが、要望があれば冒険するような作りにしたいと考えています。
>>785
現在の状況で浮島に行くこと自体は選択肢で示したように、少人数にはなりますが可能です。ですが、パーティ全員で行く場合は空を飛ぶ手段を別に用意する必要があります。
次のキャラ募集についてはテラヌス・ウルスに登場するキャラだけの募集を考えています。(おそらく情報量に>>1が追いつけません。申し訳ない)
>>786
現在、新しい国や島の募集については考えていません。仮にするとしても世界めくれ関連のことが終わったあとになると思いますが、可能性は低いです。こちらも要望が多ければ募集する可能性はあります。
- 788 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/18(土) 10:22:25.56 ID:2SyvT7tRO
- 幕間
ーー旧チカーバ跡
暗黒館の冒険者A「」バタッ
セーレフェリア「……これで何人目?鬱陶しいなぁ……」ズルッ……
カッッッッ‼︎‼︎
不滅の炎「」ゴオオオオオッ‼︎‼︎
フローディア「」メラメラ……
暗黒館の冒険者B「コイツ、不死身か!?」
フローディア「私は望んでないんだけどね……」スッ
炎「」ゴッ‼︎‼︎
燃える暗黒館の冒険者B「がああああっ!」ジタバタ
炭になった暗黒館の冒険者B「」シーン
セーレフェリア「……フローディア、なんで毎回わざと死ぬの?それなりに強いよね?」
フローディア「……私自身を確かめているの。私の目的のためにね」
セーレフェリア「よくわかんないこと言ってるし……まあいいや。それで、ユーシリアへはコイツらが邪魔してきたから行けないけど……次はどこに行くの?」
フローディア「そうね……テラヌス・ウルスに向かいましょう。あそこなら環境的に邪魔はされにくい筈だしね」
セーレフェリア「テラヌス・ウルス!?じゃあ私、途中で大魔女帝国に行きたいな!!!あそこで売られてるお菓子、評判いいらしいから食べてみたい!!!」
フローディア「……ええ、構わないわよ。そこでなら私達の顔もきっと割れてないでしょうから」
フローディア(……姉さんが作った国か。皮肉なものね……あの人は、光を与え、導き、救いを説いた。けれど、結局自分の理想の世界は作れなかった……)
フローディア(だけど、私は違う。私なら誰も不幸にならない真の正しい世界を作れるはず)
フローディア「行くわよ、セーレ……砂漠は暑いから、日除けできるものを準備しましょうか」
セーレフェリア「なくても平気だけど……行こっか!」
- 789 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/18(土) 10:23:13.98 ID:2SyvT7tRO
- ーー???
ゴゴゴゴゴ……
倒れた赤橙ポニテ少女「」
倒れた黒髪ロング少女「」
倒れたボサボサ金髪の壮年男性「」
倒れた黒髪の若い男「」
倒れた黒髪幼女「」
倒れた薄茶髪の少女「」
倒れた妖精「」
黒いスライム「〜〜…」デロデロ…
瓶入りスライム『なん、だ……一体……なに、が……』デロロ…
黒い精霊「言ったでしょう。運命は既に定まっていると……」
黒いスライム「〜〜…!」モニョニョ…グググ…
黒い精霊「無駄な努力はもうおやめなさい……。あなたにも、無の安寧をもたらして差し上げます……」
黒いスライム「〜〜〜……!!」モニョニョニョ…ググググ…!!
幽界樹の蔓「」ギュルルルッ!!
ドスッ……
動かなくなった黒いスライム「」
世界樹の精霊「……そんな……」
黒い精霊「……これでようやく、誰も苦しまない世界が訪れます。永遠の安寧の中で、共に眠りましょう……」
◆
地面から噴出する闇「」ギュオオオオオオ
割れる石畳「」バギィッ!!
浮き上がる瓦礫「」ゴゴゴゴゴ
セイントレアを包み込む闇「」ズオオオオオ……
浮かび上がるセイントレア王国「」ゴゴゴゴゴゴ……
◆
- 790 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/18(土) 10:23:39.65 ID:2SyvT7tRO
- 大魔女「……間に合わなかったようね」スタッ
白い幼女「……クロシュちゃん」スト
黒い精霊「大魔女に伝説のスライム……あなた方が来た所で何も変わりません。この世界はもうすぐ無に帰ります」
大魔女→クローディア「状況は最悪ね……けど、私とクロシュヴィア……あとは世界樹の光の力があれば、ここからでもどうにかできるーーそうでしょ、世界樹の精霊?」
世界樹の精霊「……あなたがやろうとしていることは可能だけど……そうしたら、あなた達の存在が完全にこの世界から消え去ってしまう……」
白い幼女→クロシュヴィア「この世界が完全に消えないためにはそうするしかないんでしょ?なら、仕方ないよ」
世界樹の精霊「わかった……ありがとう、2人とも……」スッ
黒い精霊「一体何を……」
キラン……キラン……
5つの光「」キラキラ……
黒い精霊「あれは……世界樹の光?三つはこの場にあるというのに、何故……」
世界樹の精霊「新しく作られた光も混ざってる……できたばかりだから、その三つの光と比べたら弱いけど……」
不滅の炎「」
不死鳥クローディア「これからやることには充分ってこと……クロシュヴィア、準備はできたわ」
クロシュヴィア「うん……じゃあ、始めようか」スッ
デロ……
黒い精霊「……この辺りの空間ごと同化しようとしているのですか?そんなことをすれば、とても無事では……!」
カッッッッ‼︎‼︎
不滅の炎「」ゴオオオオオッ‼︎‼︎
同化されるクローディア「ーー私の国は大丈夫かしら……もう、見ることも叶わないけど……あとは、任せたわよ」デロデロ……
同化されていく空間「」デロデロ……
同化される黒い精霊「くっ……世界樹の光と不死鳥の力で世界めくれを止めようと……!ですが、完全には止められません……いずれは全てが無に帰ります……!」デロデロ……
同化するクロシュヴィア「それでも……時間稼ぎにはなる。あとはこの世界の人達頼みになっちゃうけど……」デロデロ……
同化するクロシュヴィア「デロデロの夢……任せたよ、クロシュちゃん……」デロデロ……
ーーーデロデロ……
カッッッッ‼︎‼︎
不滅の炎「」ゴオオオオオッ‼︎‼︎
ーーー
赤く染まる空「」ズオオオオオ……
ーーー
- 791 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/18(土) 10:24:12.24 ID:2SyvT7tRO
- ーー暗黒館 幹部宿泊部屋
起き上がるガイ「」ガバッ
ガイ「……なんだ、今のは……?」
ガイ(セイントレア王国……倒れた人々……闇に飲まれていく世界……そして、あの炎と光……)
ガイ「……ただの夢、じゃないな」チラ
翡翠の賽「」キラ……
ガイ「考えても仕方ないか」スタッ
ガイ(……今日の行動に移ろう)
現在はウォーターポートです。
何をする?
安価下1〜3
- 792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/18(土) 10:26:35.57 ID:OgxLNbwPO
- イーリンにお礼として酒を奢る
- 793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/18(土) 10:31:19.12 ID:xHWVU5jZ0
- イーリン、テル 武器屋に行って武器を探してみる。
- 794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/18(土) 10:31:36.56 ID:BkAyfLbFO
- はさみうち以外の必殺技を作る
- 795 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/18(土) 12:33:42.99 ID:JjAz4OKsO
- ーー暗黒館1F 酒場
イーリン「ふぅ……これで一通り溜まっていた仕事は終わりですかね」
女性暗黒館幹部「ふぇぇ、助かりましたぁイーリンさん〜!あの書類の山、正直もう無理かと……!」
イーリン「ふふ、慌てず一つずつ片付ければ大抵のことは終わりますよ。次からは少し早めに手をつけてくださいね?」ニコッ
女性暗黒館幹部「は、はいぃっ……!」ビシッ
アモ「お疲れ様、イーリンさん。ユーシリアはどうだった?ガイ達と行ったんでしょ?」
イーリン「あら、アモ。久しぶり……そうね、大変だったけど、無事に収まりました。国が一つ壊れてもおかしくない状況だったけれど、みんなのおかげで、なんとか乗り越えられたわ」
アモ「何があったか詳しく聞きたいなー?」
イーリン「じゃあ今日の夜、一緒に飲みましょ。そのときに色々話してあげる」
アモ「いいよー。あっ、でもこの前みたいに悪酔いしないでよね?一度暴れたら手がつけられないんだから……」
イーリン「悪酔い……?なんのこと?」
アモ「……覚えてないなら、大丈夫だよ」
アモ(バーテンダーさん、今日の夜……付き合ってね)ウインク
暗黒館バーテンダー「……フゥ」フキフキ
テル「あー!イーリンさん、アモちゃん、見っけたー!」バンッ‼︎
アモ「うわっ、テルさん!?びっくりしたぁ……」
イーリン「テルさん、おはようございます。今日は随分と元気ですね」
テル「ふっふっふ、聞いて驚け〜!昨日ようやく二日酔いが抜けたのだ」ドヤァ
イーリン「まったく……朝から酒場に現れるあたり、懲りてないんじゃないですか?」
テル「いやいや、今日は真面目な用事なの。ねぇ、イーリンさん……ちょっと付き合ってほしいんだけど……」
イーリン「付き合う?何かありましたか?」
テル「実はね〜、この前ガイ君たちと行く旅の話を聞いて、私も武器を新調しようと思ったの。長旅になるみたいだし、流石に何も無しじゃカッコつかないでしょ?」
アモ「テルさんって武器いるの?なくても強いじゃん?」
テル「まぁねぇ〜?でも手ぶらってのも締まらないでしょ?形から入るのが大事なの」
アモ「ふーん……」
イーリン「ふふ。確かに、備えがあるに越したことはありません。ですが、何を買うつもりなんですか?」
テル「杖だよ杖。魔翌力を通してよし、殴ってよし、スライムや触手類を突っつくのにも最適で、力の加減がしやすい……私にとっては最高の道具だよ!」
イーリン「……わかりました。私も同行します。魔導具は相性がありますから、実物を見て試すのが一番です」
テル「やったー!ありがとうイーリンさん! じゃあさっそく、武器屋へ行こっか!」
アモ「行ってらっしゃーい」フリフリ
◆
ーーウォーターポート 武器屋
テル「さてさて、どんなのがあるかなー?」
イーリン(私もグローブがボロボロになって来たからついでに新しいのを買おう……)
テルの武器 コンマ下1
01-60 普通の杖
61-80 上質な杖
81-00 雷霆の杖
イーリンの装備 コンマ下2
01-60 普通のグローブ
61-80 上質なグローブ
81-00 竜革のグローブ
- 796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/18(土) 12:59:01.19 ID:b+PQjgoEo
- あ
- 797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/18(土) 13:21:08.62 ID:Nt6trvZmO
- たかく
- 798 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/18(土) 23:54:14.49 ID:uxiRRpnIO
- テル「無難に壊れても気にならないやつを買っておくかな」
普通の杖「」ポン
イーリン「おや、これは……」
上質なグローブ「」ポン
武器屋の店主「おっ、その杖とグローブを見るとは、お嬢さん方もなかなか目が肥えてるねぇ」
テル「え、これ?見た目で選んだだけだよ?……軽くて扱いやすそうだし、壊れても心は痛まなそうだし」
武器屋の店主「その杖は初心者から上級者まで幅広く使っている杖だ。冒険にも耐えうるし、替えがいくらでも効くから壊れても気にせず振り回せるってわけさ」
テル「おお〜、それは私向きだね!雑に扱っても怒られないなんて嬉しいね……イーリンさんはそれを買うの?」
イーリン「ええ。このグローブ、見た目は地味ですが……素材がいいですね。アラクネ繊維製でしょうか?」
武器屋の店主「おっ、よく分かったな。その通りだ。軽くて丈夫、魔翌力の通りもいい優れモンさ。多少の衝撃や炎なら耐えるし、魔導士にも格闘家にも人気がある」
テル「イーリンさんにピッタリだね!そのグローブ、見た目も上品だし、実用性もバッチリ。ほら、イーリンさんって戦う秘書って感じでしょ?」
イーリン「ふふ、戦闘も事務もこなすのが私の仕事ですから」ニコッ
武器屋の店主「毎度あり、お二人さん。旅立ちの前に装備を整えるってのは、どんな冒険でも基本中の基本だ」
テル「うん、これで準備万端!……さて、ガイ君たちの出発までに、もうひとっ走り飲みに行こうかな〜?」
イーリン「テルさん……その前に杖の魔翌力調整を終わらせましょう。お酒より優先です」
テル「うぇ〜……まじめだなぁ、イーリンさんは」
イーリン「ふふ、あなたが自由すぎるだけですよ」
⭐︎テルとイーリンが装備を新調しました。
- 799 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/18(土) 23:54:41.11 ID:uxiRRpnIO
- ーーウォーターポート 港
サーシャ「ーーと、いうわけでパーティの連携を深めましょう!」
リーゼリット「おー!」
アインズ「……今のままでも充分とれていると思うが?」
サーシャ「まあ、たしかにそうなんですけど……アインズさんはパーティに入ったばかりだし、ガイも記憶を無くしちゃったから……改めて訓練するのも大事だと思うんです!」
アインズ「パーティに入った覚えはないんだがな」
リーゼリット「……旅についてきて力を貸してくれるってことはほぼパーティメンバーみたいなものじゃないですか?」
アインズ「……それは、そうかもしれないが。私はただ、借りを返しているだけだ」
サーシャ「えへへ、それでもいいんです。私たちにとっては、アインズさんが一緒にいてくれるだけで心強いですから!」
リーゼリット「そうそう!それに、アインズさんって竜の時はすっごく頼もしいのに、こうして話してると優しい感じでギャップがあるんですよね〜」ニヤニヤ
アインズ「むう……褒められている気はするが、少し複雑だな」
ガイ「……まあいいだろう。サーシャの言う通り、連携を取るのは悪くない。俺も、記憶を失ってからの動きがまだ完全じゃない。丁度いい調整になる」
サーシャ「それじゃあ……えいっ!」スッ
土の人形「」ズズズ……
リーゼリット「……シルバークロースの魔法を思い出すね」
サーシャ「アレをちょっと参考にしてみたの。動かしたりはできないけど、的には使えると思うよ!」
アインズ「うむ、いい出来だな。中々頑丈そうだ、早速はじめよう……」
◆
ボロボロの土の人形「」ボロ……
リーゼリット「うん、結構うまく行ったんじゃない?」
ガイ「ああ。タイミング次第では強力な武器になるな」
アインズ「……お互いのできることを深く知ることができた。サーシャ、今回の訓練は大いに成果があったぞ」
サーシャ「えへへ……それなら、よかったです!ガイも、速度強化しても全然消費しなくなったね!」
ガイ「……ようやく使い方がわかって来たんだ。これまで以上に、みんなとタイミングを合わせやすくなったと思う」
アインズ「よく呼吸が合っていた。訓練とはいえ、実戦さながらの動きだったな」
ガイ「……全員が互いを信じて動けた。それが何よりの成果だ」
サーシャ「うん……!」ニコッ
サーシャ「よーし!それじゃ今日は訓練成功ってことで、みんなでご飯食べに行こう!」
リーゼリット「賛成ー!」
⭐︎『はさみうち』が『連携技』に変わり、戦闘中2回まで使用できるようになりました!
- 800 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/18(土) 23:55:18.13 ID:uxiRRpnIO
- ーー暗黒館1F 酒場
暗黒館バーテンダー「」フキフキ
イーリン「ん……仕事の後のお酒はやっぱり格別ね……」
アモ「だよねぇ〜。イーリンさん、お酒飲むの久しぶりじゃない?」
イーリン「まあユーシリアでは飲める場面は少なかったし……飲んでいるような状況でもなかったしね」
ガイ「……イーリン、今、大丈夫か?」
イーリン「ガイ様?この時間に珍しいですね。こちらへどうぞ」
アモ「おっ、やっと来た」
ガイ「……やっと?」
イーリン「ええ、アモが『ガイが来る気がする』って言い張ってたんです」
アモ「ほらね?私、勘がいいんだ〜」
ガイ「……もしかして知り合いか?」
アモ「……えっ?」
イーリン「……アモ、ガイさんはユーシリアで記憶を一部失ってしまったの。だから、あなたのことも忘れてしまったんだと思う」
ガイ「……すまない」
アモ「そっ……か。ううん、気にしないで。じゃあさ、こうしたら思い出すかな?」スッ ピトッ
イーリン「ア、アモ?」
アモ「ねぇ……この距離で話したこと、あったと思うけど……やっぱり、忘れちゃった?」ボソッ スリスリ
ガイ「……近いな」
イーリン「ちょ、ちょっとアモ! そういうことをするのは……っ!」アタフタ
アモ「ふふっ、イーリンさん照れすぎ〜! ただの冗談だよ〜」パッ
ガイ「冗談にしては大胆すぎる気がするが……」
アモ「本当に記憶を無くしちゃったんだ……少し寂しいね」
ガイ「……邪魔をして悪かった。バーテンダー、二人に一杯ずつ出してくれ。金は置いておく」
バーテンダー「……承知しました」コトッ
アモ「えっ、奢ってくれるの?」
ガイ「ああ。君へのお詫びとイーリンにはユーシリアで随分と世話になった。礼を言いたかったんだ」
イーリン「まあ……ガイ様から奢っていただけるなんて、嬉しいです」ニコッ
ガイ「……そうかもしれないな」
アモ「ふふっ、記憶を失っても律儀なところは変わらないんだね」
⭐︎ イーリンとアモに一杯奢りました。
- 801 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/19(日) 00:14:08.51 ID:ZO/i9FgNO
- 本来であれば昼から現在までの間で、テラヌス・ウルスへ向かうパーティメンバーの選出を行ってからキャラ募集を行いたかったのですが、>>1の私用により大幅に狂ってしまいました。申し訳ありません。
というわけで遅くなってしまったのですが、現在から月曜日の0時までテラヌス・ウルスに登場するキャラを募集したいと思います。若干の設定変更等を行う可能性があるため、その点はご了承ください。
なお、これをもって本日は更新を終了します。
〈テラヌス・ウルス〉
■概要
荒涼とした砂漠地帯に位置する国家。多様な部族が共生しており、各部族の首長による議会制をとっている。
■産業
良質な魔石の鉱脈が存在し、それらを用いた魔道具や魔術と過酷な環境に鍛えられた屈強な傭兵で外貨を得ている。
国内には傭兵を鍛えるための錬兵場も存在し訓練を受けることもできる。
また性には開放的で風俗業も盛ん。
■情勢
十年前に起きた大干ばつの影響で、一時は国家存続の危機に瀕したが、特殊な水源の出現により危機を脱した。
以後は部族間の抗争も沈静化し、現在は比較的安定した平和を保っている。
近年では大魔女帝国との関係が深まり、砂漠各地に点在する古代遺跡の共同調査が進められている。
一方で、夜の砂漠では『影を喰らうもの』と呼ばれる未知の生物の出没が相次ぎ、旅人や傭兵の間では恐怖と好奇心が入り混じった噂が絶えない。
その正体を巡っては、古代遺跡の守護者説、魔石の副作用説、さらには『砂そのものの意志』とする説まで存在する。
- 802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/19(日) 11:08:22.03 ID:M6ovVmESO
- テンプレは今までと同じでいいのかな
【名前】キキ・ナイテンゲール
【種族】堕天使
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】金髪三つ編みの少女で黒ワンピース着用。背中からは黒い翼が生えている。
【性格】おっとりマイペースな性格だが時折毒舌を吐くこともある。
【魔法】風属性魔法と精神錯乱魔法(受けると一定時間理性を失って敵味方関係なく暴れだす)が使える。
【備考】もともとは天界で働いていたが、戦いを求めて堕天した姉・ヒナを追いかけて自らも堕天して姉探しついでに冒険者となる。現在はテラヌス・ウルスでヨードリー首長の護衛及び砂漠の調査依頼を遂行中。
ややシスコン気味で、昼寝が趣味。寝ながら歩いたり飛んだり戦ったりもできる。
- 803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/19(日) 11:26:38.36 ID:Oyh65Dr0O
- 【名前】サラザール・ロートリンゲン
【種族】ナーガラージャ
【性別】男
【年齢】1100
【容姿】砂漠用のローブで全身を覆ったモノクル男。人を見下したような目だけが伺える。
【性格】面白いからが行動原理、他人の迷惑省みない自己中男。これでも結構信心深い。
【魔法】影魔法 分身増やしたり、影に潜んだり、影で刺してきたりと多彩
【備考】
探検家兼傭兵兼テロリスト。傭兵軍団長を務めており、その勢力によって各首長とも対等以上にやりとりしている。彼の信仰する邪神教からすると古代の遺跡は別の神を信仰する不純の象徴であり、破壊の対象でしかない。金目のものは好きなので魔石や宝物の盗賊をした後に遺跡をロケットランチャーで破壊する。遺跡も影を喰らうものもも何もかも全部破壊すれば全部解決と思っているテラヌスウルスの鼻摘み者。遺跡調査をしている者たちにははた迷惑な存在でしかない。邪神教の信者には非常に優しい。
- 804 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/19(日) 11:57:54.45 ID:0H3xzJdGO
- >>802
失礼しました。今まで通りのテンプレで大丈夫です。
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)
- 805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/19(日) 12:03:37.72 ID:Ynwu5M0w0
- 【名前】ホレス
【種族】ダークエルフ?(幽世の住人)
【性別】男
【年齢】不明
【容姿】銀髪ロングの長身美形。全身に魔法陣のタトゥーが刻まれている。
【性格】無口で喋り方もたどたどしく、一般常識が身についていないため度々奇行を繰り返し、しかも好奇心旺盛な性分も相まって事あるごとに厄介事を引き起こすトラブルメーカー。とは言え本質的には真面目で誠実な男。
【魔法】凪魔法 魔翌力やエネルギーの流れを遮断する障壁の展開、武器などに魔翌力を付与させ霊体などの非物質的存在を断ち切る、空間の一部を固体化し足場を生成、傷口などに展開することで包帯やギプスの代わりとして使用、魔翌力を固体化し標的に放出するといった用途がある。
【備考】世界めくれの影響が幽世にまで影響を及ぼし始めたため、その調査のため現世に転移してきた魔導士。
世界の理が幽世とは根本から異なる現世での活動を可能にするため全身に多様な魔法陣を刻み付けている。日常生活を送る分には支障はないが、回復魔法の類は受け付けられないという欠点もある。
戦闘では主に魔法を用いて立ち回るが、近接戦闘も得意としており、大鎌を装備して戦うこともある。
- 806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/19(日) 12:12:13.76 ID:62UYMFcQo
- 【名前】テルグレース・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】22
【容姿】長身金髪パンツルックのイケメン美人。身長と同じ大剣を振り回す。
【性格】冷酷無比でAIのような合理性のみを追求した思考をする。
【魔法】切断魔法 斬撃を飛ばしてくる触れたら断たれる。
【備考】能力主義者で他人を使えるかどうかでしか見ていない。"最悪の古代兵器"と呼ばれるものがテラヌス・ウルスの地下に眠ることをある予言書により突き止めており、各古代遺跡に侵入しまくっている。地上部の遺跡の多くは既に探索したため、砂漠深くに埋没している遺跡を探るために度々砂漠を裂断しているがまだ見つかっていない。古代兵器の力で世界中を支配し自分の傘下に組み入れることを画策している。知力戦闘力共に強力な私こそが世界をすべるに相応しいと傲慢。既に通常古代兵器や古代生物等を何体も従えており、一人軍隊となっている。白兵戦最強。スライム好き、でも必要なら斬れる。
予言書には世界を救う人物の存在が示唆されており、それは私だと普段は冷たい心が妙にホクホクしている。
- 807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/19(日) 13:25:10.33 ID:wlAHZ7CH0
- 【名前】ドルク・ロック
【種族】人間
【性別】男
【年齢】21
【容姿】茶髪で短髪。身長160cm。大きいリュックと槍を背負っている。鼻に傷がある。
【性格】明るく元気な性格だが内心寂しがりやなところがある。
【魔法】岩魔法
【備考】ソロの冒険者。冒険に対してロマンを感じ色んな所に行ったことがあり、今回テラヌス・ウルスの古代遺跡の調査に来ていた。元々メンバーがいたがドルクの冒険に対する熱量に合わなく解雇された過去がある。ソロだが本当は仲間と冒険したいと思っている。岩を操る岩魔法と槍術を得意。
- 808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/19(日) 13:42:34.69 ID:EnMLnuyY0
- 【名前】リン・フレイミング・マオーニャ
【種族】人間と猫の獣人のハーフ
【性別】女
【年齢】20歳
【容姿】猫耳の生えた紫髪の女性。チャイナドレスの上に白衣を着ている。
【性格】陽気な性格。
【魔法】火属性魔法・死者を復活させ手下にする魔法(現在研究中で3分しか維持できない)
【備考】元々は魔法学園でネクロマンサーの研究をしていたが、世界めくれを期に学園を出てテラヌス・ウルスに研究所を構えて独自に遺跡の屍を集めてネクロマンサーの魔法を研究中。そのため国のお偉いさんからは不信感を抱かれているが本人は争う気はない模様。
三つ目の冒険者の知り合いでもある。
- 809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/19(日) 14:47:54.74 ID:7wjpwziZO
- 【名前】グラン・レオルド
【種族】人間 (スピーゲル族)
【性別】男
【年齢】40
【容姿】紫髪でターバンを巻いている。背は高い。褐色肌でメガネをかけている。斧を装備している。
【性格】真面目で義理堅い
【魔法】砂を操る魔法
【備考】ラハニ四世の護衛兼右腕的存在。今回砂漠と遺跡の調査を任されている。昔は別の国で騎士としてやっていたが価値観が合わず自ら辞めた。しばらくしてラハニ四世から同じスピーゲル族でもあった為、スカウトされ今にいたる。孫娘のミラも関わりがあるも酒とシーシャにまみれている事に頭を悩ましている(ミラと鬼の男「ミカヅキ」の関係性も知っている)。砂魔法と斧を使って戦闘する。
- 810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/19(日) 16:39:26.50 ID:gvAye9hI0
- 【名前】ソーラ・ ルルゥ
【種族】人間?
【性別】女性
【年齢】10歳
【容姿】白い髪と白い肌をした金色の瞳を持つ少女
【性格】大人しく静かであるが、(種族問わず)誰かと交流するのは好き
【魔法】交信魔法(言語が通じない、そもそも喋る事が出来ない種族や魔物や動物や植物相手でもテレパシー的に会話出来る。)
【備考】世界めくれの直後にリアンノンが動物に守られるようにいた赤子を保護。両親を探したが見つからず、リアンノンがソーラと名付け養子or義妹として育てている。最近夜だけに出会える新しい友達が出来たらしい……?
- 811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/19(日) 17:12:47.50 ID:IroG9AP2O
- 【名前】トゥルーエンド
【種族】ホムンクルス
【性別】なし
【年齢】稼働開始から10年経過
【容姿】典型的黒い魔女服に唾の広い魔女帽子に豪華絢爛な杖を持つ。白銀の長髪と泣きぼくろがチャームポイント。
【性格】ホムンクルスらしい淡々さ
【魔法】大体何でも使える
【備考】
大魔女のホムンクルスの中でも最高傑作とよばれる個体。大魔女に近い魔翌力や知性、思想を持つ。今は大魔女帝国大使としてテラヌスウルスに駐在して、外交と世界めくれ問題に注力している。大魔女補佐たるクロや大魔女の友人たるベスティアから非常に溺愛されている。
大魔女のような見た目に大魔女のような言動と自分を押し潰し演じ続けているが、ほんとはもっと家に引きこもりたいだけの陰キャ。大魔女代行として奔走するが大魔女程には事を成せないやるせなさを抱えて生きている。
- 812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/19(日) 19:19:01.96 ID:3Csl1EDIo
- 【名前】ベルフレア・バッドエンド
【種族】悪魔
【性別】女
【年齢】180
【容姿】悪魔の両角と翼、尾が特徴的な黒衣美少女で大鎌を武器に振り回す
【性格】ポジティブで行動的なバカだが、弱き者は何もかも全部護らねばと正義の心に溢れる
【魔法】結界魔法
【備考】本気をだしたベスティアによってテラヌス・ウルスは平和になり、スピーゲル族の魔族差別感情も押さえ込むことに成功する。魔族を取り立てる政策の一貫として彼女が荒くれ者の傭兵たちを武力で取り締まる役に就任。首都の治安は劇的に改善した。しかし未だに反抗的な傭兵たちもおり、その取り締まりに東奔西走している。首都で騒ぎを起こせばすぐにすっ飛んでくる。師匠譲りの強力な結界魔法を有しており、攻守どちらにも優れている。戦闘センス抜群な前衛。テラヌスウルスから出たことがないのでもうちょっと世界を知った方が良いんじゃないかと師匠に思われている。師匠の養子であり可愛がられているが今は年下を可愛がりたい欲がある。
バッドエンドってなんだよハッピーエンドが一番良いだろと大団円至上主義。
- 813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/19(日) 22:40:46.53 ID:oRtcPUINo
- 【名前】エルマ・ハミット
【種族】エルフ
【性別】女
【年齢】人間で言えば31くらい
【容姿】長い茶髪を1つの三つ編みにしている、丸眼鏡、緑色のローブ、スタイルがいい
【性格】優しく人当たりがいい、仕事熱心
【魔法】古代魔法。暴風雷雨や洪水、地震、癒しの光など大規模な事象を引き起こせる。
ただし魔翌力の消費が激しく、使用時は古代書を持ちながら古代語による詠唱が必須
【備考】大魔女帝国の図書館の司書の一人。本が好きで日々本のために尽くしている
たくさん本を読んでいるだけあって知識量はすごい、体を動かすのは苦手
古代の書物の研究が専門分野で特に古代魔法に詳しい。大魔女すら知らなかった古代魔法を書物から発掘した実績もあり大魔女からも一目置かれている
現在は古代遺跡の共同調査に従事していて、テラヌス・ウルスの図書館の文献を調べたり、息切れしながら遺跡を調査したりしている
彼女による絵本の読み聞かせは小さい子どもたちに大人気であり、本人も本に触れるきっかけになるならと喜んでやっている
- 814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/19(日) 23:59:53.70 ID:yPRJZ+JVO
- 【名前】バールベルト・ハルシオン
【種族】人間
【性別】女
【年齢】35
【容姿】砂漠マントとサングラスをかけた冒険家
【性格】好奇心が強いが自分が一番大事
【魔法】探索魔法と穴掘魔法
【備考】
遺跡調査をするために生まれたかのような魔法を持つ。誰も知らない古代遺跡を密かに捕捉していたり、そこに危険な存在を感じたりしているがみなかったことにしている。各勢力が欲しがる人材であるが、逃げ足が早い。
- 815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/19(日) 23:59:59.68 ID:hlfoajp30
- 【名前】リーナ・シムーン
【種族】人間
【性別】女
【年齢】9
【容姿】砂色の髪をローツインテールにした小柄な少女
【性格】ネガティブで悲観主義。基本的には大人しいが、困るとすぐに暴力的手段を取る
【魔法】乾魔法。対象の持つ水分・液体を滅して干からびさせる
【備考】世界めくれの影響により、本来は滅多に備わらないはずの乾属性適性を持って生まれてしまった少女
かつて両親と弟がいたが、全員既に他界している。遺体は水分を失ったミイラのような状態だったという。状況から考えてリーナの魔法以外にはあり得ず、犯人とされた。恐らく魔翌力の暴走だろう、子供だから罪には問えない――などと大人たちが話しているのが他人事のように聞こえた
そしてその数日後、リーナ自身も姿を消した。親殺しの呪われた子供であるという噂もあり、捜索は早々に打ち切られた
それから数年後。リーナはネオデロデロ教の導師となっていた。信者を増やしたり導いたりすることより異教徒や異端を干からびさせて[ピーーー]ことの方が得意なため、実際には暴力装置のような役割を担う場合が多い。一見すると大人しく気弱そうな子供だが内実は暴力装置のため、一般教徒たちからは恐れられている。子供扱いした一般教徒がミイラ化した状態で発見されることもある
現在は世界樹の光の残滓の捜索を命令されており、最近テラヌス・ウルス方面へやってきた。乾属性の影響か乾燥に強く、砂漠の環境にもある程度の耐性があるらしい
なおネオデロデロ教とは、世界めくれによる一切の完全消滅こそが真の救いであり真の正しい世界であるという思想、およびそれを共有した者たちで構成された集団のこと。導師クロシュヴィアの失踪により統制を失ったデロデロ教徒たちを取り込む形で何者かが結成したと言われているが、真相は不明
リーナも当然その思想に強く共感しており、世界の一切は全て消え去るべきだと考えている。
- 816 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/20(月) 00:12:30.59 ID:qGa5sW51O
- 皆様、ありがとうございます。いただいたキャラ案をもとに次回から進めていこうと思います。
(今回も複雑な状況になりそうですが頑張ります!)
何もなければ次の土曜日に続きを更新します。
それでは、また。
- 817 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/20(月) 20:16:42.09 ID:7tMw3CAeO
- 進行の都合で少しだけ進めます。本日は自由行動の安価が集まり次第終わります。
- 818 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/20(月) 20:17:18.22 ID:7tMw3CAeO
- ーー暗黒館1F 酒場
ワイワイガヤガヤ
ガイ「……」ゴクゴク
アトニス「あー!最近見かけないと思ったら……またボク抜きで楽しいことをやってたな?」ストン
ガイ「……お前は?」
アトニス「もう忘れたのか?このアトニス様のことを──待て、お前……」チラ
見つめるアトニス「……」ジー
ガイ「な、なんだ?」
アトニス「"ソレ"に何を捧げた?」
ガイ「!……なんのことだ」
アトニス「隠しても無駄だ。ボクは他の奴らとは違う──お前の中に、喰われた痕が見える。バカなことをしたな」
ガイ「……そうするしか、なかったんだ」
アトニス「ふーん……自己犠牲ってヤツか。じゃあここは天使らしく助言を与えてやろう」
ガイ「……輪も羽もないようだが?」
アトニス「おっと、今のは聞かなかったことにしてくれよ?……それで、助言だがボクの見立てだとソイツはあと一回まではお前自身から代償を貰う。そこから先は──お前だけじゃなく、お前の“周り”からも代償をもらう可能性がある」
ガイ「……どういう意味だ?」
アトニス「簡単な話さ。一人が与えられるものには限界がある。足りなくなったら他の所から食べるのは普通だろ?」
ガイ「……冗談にしては、笑えないな」
アトニス「冗談だと思ってくれるなら、その方が気が楽でいいんだけど。けど、そう遠くないうちに分かるよ……“何を差し出す覚悟があるか”ってことがね」
ガイ「……心得ておく。アトニスと言ったか。忠告、感謝する」
アトニス「ああ。もっと感謝したまえ!どうせすぐに次の場所へ向かうんだろ。そこでは使うことがなければいいな?」
ガイ「……美人にそこまで言われたら、そうするさ」
アトニス「んん?……フフッ、確かにボクは可愛い見た目をしているけど、こう見えて男だぞ?」
ガイ「えっ」
- 819 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/20(月) 20:17:48.05 ID:7tMw3CAeO
- アルバ「ガイ」ヌッ
アトニス「おわっ!?」ガタッ
ガイ(……また、知り合いか)
アルバ「オーナーから君の状況は聞いている。記憶を失って尚、任務を続けてくれることにオーナーは感謝していた。たしかに伝えたぞ」
ガイ「……そうか」
アルバ「……今回はテラヌス・ウルスへ向かうんだな?俺も君達の支援で向かうことになった」
ガイ「本当か?……それは助かる」
アルバ「他の任務の兼ね合いもあるから同行は出来ないが、テラヌス・ウルスに着いたら合流しよう……道中には気をつけろ、光を狙う襲撃者はまだ捕まっていない。先日も冒険者が数名やられている」
ガイ「わかった……ええと──」
アルバ「アルバだ。覚えなくてもいいが」
ガイ「──ありがとうアルバ。またテラヌス・ウルスで会おう」
アルバ「ああ」クルッ
スタスタ……
アトニス「あいつ……ボクのことは眼中にないかのように扱いやがって〜」ギリギリ
ガイ「用事がなかったからじゃないか?」
アトニス「それにしたって、もう少し視線をくれてもいいだろ?こんなにも可愛いのに」
ガイ「性別を思い出してから言ってくれ」
アトニス「細かいこと気にするなって。見た目がよければそれで十分だろ?」
ガイ「……お前、絶対に面倒ごとを引き寄せるタイプだろ」
アトニス「さあ〜?そいつはどうかな?」
ガイ(……見た目が良くても性格が嵐みたいだな。関わると吹き飛ばされそうだ)
- 820 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/20(月) 20:18:14.13 ID:7tMw3CAeO
- ーーウォーターポート
サーシャ「──それじゃあ明日にはここを出て、テラヌス・ウルスへ向かうんだね!」
ガイ「……ああ。もし準備が終わっていなければ、準備しておいてくれ」
リーゼリット「わかった。陸路で向かうんだよね?」
ガイ「そうだ。道中でミュージアと大魔女帝国に寄るから、最悪、荷物は少なくても問題ない」
アインズ「……食料は多めに頼むぞ。道中でもなるべく美味いモノを食べたい」
ガイ「……ああ。わかった」
テル「お酒も多めにヨロシク〜♪」
ガイ「……空きがあったらな」メソラシー
テル「なんかアインズさんと私のときで対応違くない!?」
ガイ「覚えていないが、俺の直感が警報を鳴らしているんだ……俺は俺自身を信じる」キリッ
テル「キリッじゃないよ!!!」
リーゼリット「ぷっ……あははっ!ガイ、そういうところは変わってないね〜!」
サーシャ「えへへ、でも、ちょっと安心するね」
アインズ「ふむ……直感を信じるのは悪くない。ただし、判断を誤れば命取りになる。慎重に頼むぞ」
テル「えっ、急に真面目な助言!?」
ガイ「フッ……じゃあ今日は解散だ。明日にここで待ち合わせよう」
現在はウォーターポートです。(この安価が終了次第、テラヌス・ウルスへ向かいます)
何をする?
安価下1〜3
※現在のパーティに同行キャラを1人だけ追加できます。連れていきたいキャラがいる場合は、行動内容の代わりにそのキャラの名前を書いてください。(安価枠として消費されます。)
イーリン
アモ
アトニス
- 821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/20(月) 20:38:33.67 ID:XslRVw+ro
- 新しい装備や戦闘で使える道具などを探しに行く
- 822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/20(月) 20:49:49.85 ID:AtZrPx0vO
- ミュージアや大魔女帝国が現在どうなっているかメンバーと雑談
- 823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/20(月) 20:58:46.19 ID:6q9tk9O+0
- イーリンからマッサージを受ける
- 824 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 06:31:13.81 ID:n7TMtClsO
- ーーウォーターポート 大通り
ワイワイガヤガヤ
ガイ(一通り準備はすんだが……まだ装備が心許ないな。何かしら役立ちそうな物があればいいが……)チラッ
代償の刃「」シーン
ガイ(コレを使うのも、なるべく避けたいしな。代替手段として、俺自身の戦闘力を高められるような物がいいだろうか?)
露天商「おーい!兄さん!また見てってくれよ!」
ガイ(……記憶にないが、あの人物には何度か世話になったのだろう。覗いてみるか)スタスタ
露天商「いらっしゃい!──おや、その鞘から抜けないナイフ、付けてくださってるんですね!こうしてみると、装飾品としては優秀ですな!」
ガイ「一つ聞きたいことがある……コレはどこで手に入れたんだ?」
代償の刃「」スッ
露天商「ああ、別の商人から買ったんですよ。見た目が綺麗だったから仕入れたんですけど……ちゃんと検品するべきでしたな!兄さんも知っての通り、とんだガラクタを掴まされてしまいましたよ!」ハハハ
ガイ(ガラクタの方がマシだったかもしれんが)
ガイ「その商人はどんなヤツなんだ?」
露天商「えっ、取引したのは随分前ですしねぇ……うーん……すいません、覚えてません。あっ、もしかして返品希望とかですか?」
ガイ「そうじゃない。ただの興味本位で聞いただけだ」
露天商「ははっ、びっくりしたぁ。いやぁ、兄さんみたいな人がそんなこと言うと怖いですよ。てっきり、そのナイフに呪いでもかかってるのかと」
ガイ「フッ……呪い、か」
露天商「冗談ですよ冗談!そんな立派な装飾のナイフが呪われてるわけありませんよね!さて兄さん、今日は何をお探しで?」
ガイ「閃光玉と……あとは武器を見せてくれるか?」
露天商「閃光玉は丁度3つ在庫がありますよ!でも正直、武器はあっちの武器屋で買った方がいいのが揃うと思いますよ?」
ガイ「ここでいいんだ……前も世話になったようだしな」
露天商「まぁ、そういうことなら……今はコレくらいしかありませんがね」スッ
魔導拳銃「」
無銘のオノゴロ刀「」
魔銀の短剣「」
仕込み小手「」
ガイ「……」
安価下1
1 上記からどれか一つ選んで買う
2 買わない
- 825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 07:23:23.47 ID:JrNW6LTso
- 1
魔導拳銃
- 826 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 07:57:13.94 ID:Dfe095QEO
- ガイ「コレをくれ」
魔導拳銃「」カチャ……
露天商「魔導拳銃ですね。コイツは普及品で今じゃどこでも手に入りますが、威力を出すにはある程度の練習が必要なんで人気はないんですよね……折角ウチで買ってくれるんならまけときますよ!」
ガイ「いいのか?」
露天商「兄さんはもはやウチのお得意様ですからね!よほどの無茶じゃなければ叶えてあげるのが商人ってモンですよ!」
ガイ「フッ、そうか……ならありがたく買わせてもらおう」
露天商「毎度あり!大丈夫だとは思いますが、扱いには気をつけてくださいよ?魔導式は暴発すると洒落にならないですから」
ガイ「心得ている」
露天商「いや〜、やっぱ兄さんが持つと様になるなぁ。旅慣れた雰囲気っていうか、命の匂いがするっていうか……」
ガイ「……褒め言葉として受け取っておこう」
露天商「ええ、もちろん!また面白いもんが入ったら声かけますんで、ぜひ見てってください!」
ガイ「ああ、期待している」
⭐︎閃光玉3つと魔導拳銃を入手しました。
- 827 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 08:02:06.17 ID:1jAzf2YDO
- スタスタ……
サーシャ「」ワイワイ
リーゼリット「」ワイワイ
アインズ「」ワイワイ
テル「」ワイワイ
ガイ(ん?……あの店にいるのは──女子組か。邪魔をしたら悪いし、引き返すか)クルッ
サーシャ「あ!あれって──!ガイーーー!!!」ブンブン
ガイ(……行くか)
◆
ーーウォーターポート レストラン
ガイ「みんなで集まって何をしているんだ?」
テル「顔合わせ会だよ!ガイ君も誘おうと思ったのに、すぐどっか行っちゃうんだから〜」
ガイ「……アインズ以外は既に知っているんだよな?」
テル「え〜、だからってやっちゃダメな理由にはならないでしょ?」
ガイ「まあそうだが」
アインズ「……魚が旨いな。海の街は、食材の鮮度が違う」モグモグ
リーゼリット「アインズさん、すごく満喫してるじゃないですか」
サーシャ「ふふっ、なんかこうしてると旅の前って感じがして楽しいね」
テル「うんうん……ほら、ガイ君も座って!」グイッ
ガイ「……」ストン
リーゼリット「じゃあ全員揃ったし……改めて乾杯しない?」
サーシャ「うん!いいね!どうせなら、道中の計画もみんなで確認しておきたいし!」
テル「えー?そんな真面目な話より、まずは飲もうよ〜!計画なんて酔ってからでも立てられるって!」
アインズ「それは計画ではなく、混沌というのだ」
テル「うっさいなぁ、硬いこと言わないの!楽しく行こう、楽しく!」
アインズ「……ふむ。だが、確かに楽しむというのも悪くない。旅に出るのだ、少し浮かれるくらいが丁度いいかもしれんな」
テル「でしょ〜?」
リーゼリット「ほら、ガイもグラス持って!」
ガイ「……仕方ないな」スッ
サーシャ「それじゃあ──明日からの旅が、無事で楽しいものになりますように!」
全員「かんぱーい!」
カチン
テル「……ぷはぁ〜!やっぱりこれだねぇ!次持ってこーい!!!」カラン
サーシャ「もう飲み干してる!?」
アインズ「フッ……さて、旅路についてだが……ミュージアと大魔女帝国を通るといったな?そこはどういったところなんだ?」
テル「そっか、アインズさんは知らないんだったね。じゃあミュージアのことから教えてあげましょう!」
テル「ミュージアはかつて芸術都市として有名だった場所だよ。シノホシの襲撃による復興途中で世界めくれが起きて、もう復興は絶望的かと思われていたんだ。デロデロ教の信者達が手伝ってくれたのもあって立て直すこと自体はできたんだけど……」
ガイ「なにか問題が?」
テル「かつての芸術の都としての姿は影を潜めて、今はある種の宗教国家のようになってしまっているんだよ」
リーゼリット「へー……ずっとあんな雰囲気の国なんだと思ってましたよ」
テル「前は絵や音楽、劇場なんかで街中が賑やかだったんだけどね。今はそのほとんどが祈りとかに変わっちゃった。あちこちに教会が建って、信者の行列ができてるの」
- 828 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 08:02:32.18 ID:1jAzf2YDO
- アインズ「デロデロ教というのはなんだ?ロイエ教なら知っているが。初めて聞いたぞ」
サーシャ「私も詳しくはないけど……全部が混ざり合うとかいう教えのところですよね?」
テル「そうそう。全てが溶けて一つになることで真の平和が訪れるとか言ってるけど、まあ……怪しいっちゃ怪しいよね。でも、スライムちゃんが多いから、信じるのは別として私は好きだけどなぁ」
アインズ「……個の存在を否定し、全を至上とする思想か。危ういな」
ガイ「復興を支援した理由は、信仰の拡大か」
テル「どうだろう?多分、当人達にそんな意識はないと思うけど……結果的にそうなっちゃったんだろうね。人々には優しいし、街の治安も悪くはない。観光客も普通にいるよ。ただ、どの場所でも教義を聞いていってくださいって声をかけられたりするから……長居はおすすめできないかな」
リーゼリット「でも、芸術の名残も少しはあるんでしょ?」
テル「うん。昔の建物を使って作られた美術館とか、廃劇場を改修した教会兼劇場とかね。見た目だけはすごく綺麗だよ」
アインズ「……形だけの美など、儚いものだな」
ガイ「宗教関係には深入りしないように気をつけよう……大魔女帝国は?」
サーシャ「私が説明するね!大魔女帝国は十年前にテラヌス砂漠に墜落して以降、そのまま砂漠の上で栄えている国だよ。名前の通り、大魔女が国を治めているの!」
アインズ「待て、墜落と言ったか?空にでも浮かんでいたのか、その帝国とやらは」
テル「信じられないけど昔は浮いてたんだよ?入るのにも大変な手続きが必要だったんだから!」
サーシャ「今はそういった手続きは廃止されてるけどね。最近はテラヌス・ウルスと大魔女帝国が共同で、砂漠に眠る古代遺跡の調査をしてるんだよ」
リーゼリット「ふーん、古代遺跡をねぇ……」
サーシャ「うん。十年前、あの浮翌遊都市が砂漠に墜ちてからも大魔女様はずっと国を導いてきたの。研究や発掘の中心は今も大魔女帝国で、特に最近は世界めくれの影響を調べてるらしいよ」
アインズ「ふむ。砂漠の真ん中で都市を維持し続けるとは……実に興味深いな」
テル「ほんとすごいよね〜!夜になると魔法灯が砂漠を照らすんだって!観光にも人気らしいよ?」
リーゼリット「夜の砂漠かぁ……ロマンチックかも」
サーシャ「それに、大魔女様ご自身も前線に出てるんだって。外交や学術調査、全部を一人で取り仕切ってるって話」
アインズ「大魔女が現役で活動しているというのか……なんともやりそうな人物だな」
サーシャ「本当に生ける伝説って感じですよね。あの人がいる限り、安泰って言われてるんですよ」
ガイ(大魔女クローディア。夢で見た彼女と、同じ存在……なのか?だが、あれではどう考えても……)
サーシャ「どうかした、ガイ?」
ガイ「……いや、今回の旅路は面白いことになりそうだと思ってな」
サーシャ「そっか……そうだね。きっと、楽しくなるよ!」ニコッ
⭐︎ミュージアと大魔女帝国について軽く知りました。
- 829 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 08:16:35.52 ID:NdyfQeVuO
- ーー暗黒館 幹部宿泊部屋
ガイ「」zzz
ドア「」キィィィ……
スタ……スタ……
ベッド「」ギシッ
ガイ(ん……なんだ……?)
酔いイーリン「あれぇ?……私の部屋に誰か……いりゅ……?」
ガイ「……イーリン!?ここは俺の部屋だぞ!?」ガバッ
イーリン「……ガイ……?なぁに?寝ぼけてんの……?アンタが私の部屋に来たんでしょ〜?」フラフラ
ガイ(完全に酔っているようだ。これは面倒なことになる……逃げなければ──)キュイイイン……
イーリン「おっと、逃がさねぇぞコラ〜♪」ガシッ‼︎
ガイ(捕まった!?……って)シュウン……
腕を掴まれるガイ「いだだだだだ!!!」ミシミシィッ‼︎
ガイ(力、強!?)
ガイ「わかった!逃げない!逃げないから、離してくれ!」ミシミシ……
イーリン「ん〜?さっきから逃げ腰じゃねぇか……誰が入室を許可したんだ、お〜?」
ガイ「俺の部屋なんだから、許可など必要はないだろう!」ミシミシ……
イーリン「ほぉ〜?言うようになったなぁ?」パッ
ガイ(離れた……!今のうちに──)バッ
ガイを掴むイーリン「逃すかッ!!」ガシッ
掴まれるガイ「ぐぇっ!!!」
イーリン「──オラァッ!!!」ブンッ‼︎
ベッドに投げられるガイ「ぐっ!?」ドサッ
ガイ「かはっ……う、ぐ……」
馬乗りになるイーリン「よっと」ストン
ガイ「ごふッ!?……お、重……」
イーリン「あ"?」
ガイ「ナンデモナイデス」
イーリン「フン……まあいいや……そのまま動くなよ──」スッ
ガイ「な、何をするつもりだ……?」
イーリン「私の部屋に許可なく入った罰♪」ニヤリ
ガイ「だから、ここは俺の部屋だと言って──」
イーリン「へぇ〜、まだ言い訳すんの?」ツー
ガイ「ッ!指で、なぞるな……!」
イーリン「罰の一環♡」
ガイ「……全然意味がわからんぞ」
イーリン「わからなくていいんだよ」ズイッ
ガイ(ち、近い……!)
イーリン「ふふっ、顔赤くなってんじゃん」ペタペタ
ガイ「……だいぶ酔ってるな」
イーリン「そりゃそうだろ。酔ってなきゃ、こんなこと──」
ガイ「……?」
イーリン「──今のはなし。忘れろ」ギュッ
肩を握られるガイ「いだだだ!!!」
イーリン「ん?……思ったより凝ってるな」
モミモミ……
- 830 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 08:17:04.80 ID:NdyfQeVuO
- 肩を揉まれるガイ(……どうして、こうなった?)
肩を揉むイーリン「どうよ?結構上手いだろ……オーナーとアモには好評なんだぞ?二人以外にやるのはガイが初めてだけど」グッグッ
ガイ「……たしかに、上手いが……」
ガイ(普通に気持ちいいな……だが、この状況はマズい。匂いと、吐息で理性が削られていく……ダメだ、何も考えるな。無になれ)
イーリン「んっ……」グッグッ
ガイ(これは無理だろ)
イーリン「ん?……あっ……私のこと、そういう風に見れるんだ?」
ガイ「すまない……もう、退いてくれ」
イーリン「別に私はガイが相手だったら構わないけど……」スッ
イーリン「んしょっと……」ヌギ……
ガイ「!?待て、それは──」
パサッ……
下着イーリン「……ふふっ、びびってんの?」
ガイ「そういう訳じゃ……お前こそ、顔が赤いぞ」
イーリン「うるせぇな、酒のせいだよ……なぁ、ガイ」ギシッ
ガイ「……な、なんだ?」
イーリン「ユーシリアのとき……アンタは自分の記憶を差し出してまで私達を助けてくれた……どうしてそんな、自分を削るような真似ができるんだ……?」
ガイ「……記憶を失うとは思っていなかったというのもあるが……誰かを救えるなら、それで十分だと思った。俺は、そういう生き方しかできないみたいだ」
イーリン「……そんなの、只のバカだろ……」
ガイ「そうかもな。だが、性分だからどうにもならん……記憶を失うと知っていてもきっと、同じことをしたと思う」
イーリン「……聖女さんみたいだな」ボソッ
ガイ「ん?」
イーリン「……誰かを守るためなら、自分がどんな状況でも平気なフリする。知ってるヤツにソックリだと思ってさ」
ガイ「……」
イーリン「……見てるこっちは、結構怖いんだよ。笑ってるのに、心がどこにもないみたいで……アンタがいなくなる気がして、ゾッとする時がある」
ガイ「……そうか」
イーリン「なぁ、ガイ。もし、また何かを差し出さなきゃいけねぇって時が来たら……」
イーリン「今度は少しくらい……私にも背負わせろよ。アンタ一人が潰れるのは、もう見たくねぇから……」
ガイ「イーリン……」
イーリン「なーんて、酔っ払いの戯言だよ。聞かなかったことにしとけ」ピンッ
デコピンされるガイ「っ……」
イーリン「悪い、冷めちまったな……今日はもう寝る」ポスッ
ガイ「……イーリン?」
イーリン「zzz」
ガイ「……ありがとう、イーリン」ボソッ
毛布「」パサッ……
ガイ(……酒場で一夜明かすか)スッ
ドア「」キィィィ……バタン……
⭐︎イーリンからマッサージを施されました。
- 831 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 08:19:13.36 ID:d9jJ99lcO
- ーーウォーターポート
ガイ「ふぁぁ……」
サーシャ「ガイ、昨日は眠れなかったの?」
ガイ「訳あってな……」
リーゼリット「夜通し鍛錬とかしてたんじゃない?体壊すよ」
ガイ「……まぁ、似たようなもんだ」
テル「移動中寝てていいよー。運転は私に任せといて!」
ガイ「不安しかないが、頼んだ」
テル「ひどいなぁ!?私、意外と運転うまいんだからね!」
サーシャ「あはは──ん、あれは……アモちゃん?」
魔導車・改「」ブロロ……キキーッ
アモ「やっほー。イーリンさんの代理でみんなに魔導車を受け渡しに来たよ」
リーゼリット「代理?イーリンさん、何かあったの?」
アモ「あはは……まあ、うん……」チラ
ガイ「……」フイッ
サーシャ「?」
アモ「えーっと……イーリンさん、昨日ちょっと飲みすぎちゃってさ。今日は寝込んでるんだ」
テル「酒豪の彼女が寝込むなんて珍しいねぇ。何があったんだろ」
アモ「さぁね〜?……ま、とにかくこれが魔導車ね!整備はバッチリしてあるから、問題なく動くと思うよ!」
テル「ありがとアモちゃん!助かる!」
アモ「うんうん、道中気をつけてねー……あ、ガイ」チョイチョイ
ガイ「ん?」
アモ「イーリンさんから伝言……『昨日は大変ご迷惑をおかけしました、どうか無茶はしないでください』……だって」コソッ
ガイ「……善処する、と伝えておいてくれ」
アモ「ふふっ、了解。じゃ、私は戻るね〜」ヒラヒラ
サーシャ(何の話してたんだろ……)
リーゼリット「さて……出発準備、しよっか」
サーシャ「……うん」
テル「みんな乗り込めー!いざ、出発〜!」
魔導車・改「」ブロロ……
- 832 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 08:21:25.74 ID:yQ+UAWxyO
- ーー王国平原 街道
魔導車・改「」ブロロ……
ガイ「zzz」
テル「魔導車が前見たときよりゴツくなってるなーって思ったけど、ユーシリアで改造したんだね。安心感が増して心強いよ」
リーゼリット「上についてる魔翌力砲塔の威力も結構強力ですから、大きい魔物が出てきてもそれなりに対応できますよ」
サーシャ「ふふっ、これなら少しくらい危ない道でも安心だね」
アインズ「そうだな。だが油断するな……街道とはいえ、魔物が襲ってくることもあるからな。もっとも、我々ならばある程度は対処できるだろうが」
テル「うわ〜、そういうこと言うとフラグ立つやつだよアインズさん!」
リーゼリット「フラグって……?」
テル「ほら、そういう“油断するな”とか言った直後に敵が出てくるってやつ!」
アインズ「……この世界の理屈に、そういう仕組みがあるのか?」
サーシャ「ふふっ、テルさんの言う“そういうの”は比喩だよ、比喩」
ガイ「……敵、か……」ムニャ
サーシャ「ひゃっ!?お、起きてたの!?」
ガイ「……寝てる……」ムニャ
テル「寝言!?寝ながら反応してるの!?」
リーゼリット「すごい……無意識でも会話が成立してる……」
アインズ「フッ、寝ていても警戒は怠らないか」
サーシャ「……そんなに気を張らなくてもいいのに……」
テル「うんうん……あっ!サーシャちゃんが優しく見守ってくれてるってわかったら、ガイ君も安心して寝てられるんじゃない?ほら、チュッといっちゃいなよ」ニヤニヤ
サーシャ「そ、そんなことしません!!!」
下1 コンマ
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-50 物品発見(自由安価下2)
51-65 場所発見(自由安価下2)
66-80 良いこと(自由安価下2)
81-00 旅は道連れ
- 833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 08:22:31.03 ID:BZjaqAAFO
- 良
- 834 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 09:07:08.12 ID:I0PHZMwQO
- アインズ「……全員、構えろ。厄介な魔物の気配がする」スッ
竜角の槍「」シャキン
サーシャ「えっ?……周りには何もいないみたいだけど……」
リーゼリット「この辺りで厄介な魔物といえば、もしかして……」
地面「」ボコボコ……ボコォッ‼︎
触手「〜〜〜」ズモモ
リーゼリット「うわ、でた!!!」
テル「わあ、触手だ!!!しかも黒色!!!あれは相当長い間生きてきたヤツに違いない!!!是非とも一度私を絡めとってもらいたいね!!!」ハァハァ
サーシャ「テルさん、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!!!ガイ、起きて!!!」ユサユサ
ガイ「んん……なんだ、サーシャ──」パチ
黒触手「〜〜〜」ズモモ……
ガイ「……状況は理解した。全員、戦闘態勢!!!」
ーー戦闘開始 触手ーー
コンマ下1
01-30 痛恨
31-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心
閃光玉 +10(残り3個)
連携技 +30(残り2回)
代償の刃 +99(現在使用不可)
魔導車・改に乗っているので補正+10
- 835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 09:12:45.92 ID:DvXt8hRNO
- 連携技
- 836 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 10:13:33.20 ID:8MkoAmLqO
- アインズ「行くぞ、ガイ!」バッ
ガイ「ああ!」シュンッ
リーゼリット「実はコレ使うのはじめてなんだけど……まあ、なんとかなるよね!!!」
魔導砲塔「」ギュウウウウウウン……
テル「位置調整は任せてくれよ!」
魔導車「」ブォンッ‼︎
サーシャ「援護するよ……!」
魔導弓「」バシュッ‼︎ バシュッ‼︎
黒触手「〜〜〜」
撃ち落とされる魔翌力矢「」ビタァン‼︎ビタァン‼︎
テル「矢に気を取られてる……リーゼリットちゃん!」
リーゼリット「行けえっ!!!」
魔導砲塔「」ガガガガガガッ‼︎‼︎
バスバスバスバスッ
暴れる黒触手「〜〜〜!!!」ジタバタ
テル「効いてるね……この隙に核を念入りに突き刺して!!!」
ガイ「」シュンッ
落とされた触手「」ボトボトッ……
ガイ「──アインズ!あとは頼んだ!」シュンッ
斬られていく触手「」ズバァッ‼︎
アインズ「ああ……今日の夕飯は決まりだな……!!!」スッ
竜角の槍「」ズドォッ‼︎ズドドドド……
アインズ「──、終わりだ」
竜角の槍「」ブォンッ
黒触手「〜〜〜!!!」ウネウネ……
黒触手「〜……〜……」シーン……
サーシャ「……倒したのかな?」
テル「うん。核をあれだけ破壊されれば白触手だろうと動くことはないよ……よっ」スト
リーゼリット「……?テルさん?」
スタスタ……
テル「……ふふ、いいね……死んだばかりとはいえ、いい質感だ。ふふ、柔らかい……味もさぞいいんだろうな……」スリスリ
アインズ「な、何をしているんだ……?」
ガイ「……わからなくていいと思うぞ。いや、むしろわかりたくないというか……」
テル「ハァ……ハァ……この感触、たまんないっ……♡あっ、やばっ♡」
◆
- 837 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 10:14:00.04 ID:8MkoAmLqO
- ー 夜
焚き火「」パチパチ
焼き黒触手「」ジュウ……
テル「うん。思った通りいい味してるね……弾力があって、噛むほどに旨味が広がる。黒触手なんて中々お目にかかれないし、ツイてたなぁ」モグモグ
リーゼリット「本当に食べられるんだ……なんだか見た目の印象が強くて、最初は信じられなかったよ」モグモグ
サーシャ「まあ、触手を食べる文化がない所は多いからね。意外と美味しいでしょ?」
ガイ(初めて食べたが、味を知ることはもうできないか)モグモグ……スッ
アインズ「……ん、ガイ?もう食わないのか?」モグモグ
ガイ「ああ、充分食べたからな。残りは食べていいぞ」
アインズ「そうか。では遠慮なく貰おう」
ミュージアへの旅路 1日目
(3日目終了次第、ミュージアに到着します)
何かする?
安価下1〜3
- 838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 10:28:49.11 ID:fiV0FrzTO
- アインズ、夜食作りに挑戦
- 839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 10:30:02.45 ID:/zIyQDomO
- テルの前でロスチャイルド批判する
- 840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 10:53:04.96 ID:r89/0LSso
- デロデロな夢を見る
- 841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 11:02:30.33 ID:r89/0LSso
- 次の国へは1ターンがいいのよね
- 842 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 14:01:27.29 ID:CQP27vXDO
- >>841
サクサク行きたい所ですが、>>1の準備ができていないのもあって旅路は続きます。申し訳ありませんが、どうかお付き合いください。
- 843 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 14:02:12.44 ID:CQP27vXDO
- アインズ「ミュージアを治める王のような者はいるのか?」
テル「……レーティア・フォン・ロスチャイルドって人が一応、街の顔ってことになってるね。王国が消えてからは実質、あの人が権力を持ってるよ」
サーシャ「ロスチャイルド?そういえば……トコナツ火山島で襲ってきた二人組の片方がロスチャイルドって名乗ってたよね?」
リーゼリット「あ、クラウディアもロスチャイルドって名前だったっけ……意外と珍しくない名前なのかな?」
テル「……ロスチャイルドは元々、セイントレア王国で力を持っていた大富豪の一族さ。世界めくれのあと、あの血を引く者たちは各地に散らばって、誰もが自分こそが本家だって言い張ってるから、今じゃどこが本流かすら曖昧なんだよ」
ガイ「……詳しいんだな?」
テル「それなりに関わっていたからね。今は……綺麗さっぱり、縁も切れてるけど」
アインズ「ふむ……話を聞く限り、物騒な気質のヤツが多いのも納得だな」
テル「……気質っていうより、教育の結果かな」
サーシャ「教育、ですか?」
テル「強く、美しく、他より優れ、全てを支配しなければ存在する価値はない──それがロスチャイルドの教え。優秀な遺伝子を取り込み続けて、完全な生命になろうとしてる……なんとも馬鹿げてるよね」
リーゼリット「なんか、テルさん……詳しすぎません?」
テル「ん?あはは!あくまで噂だよ、噂!レーティアさんは今の話とはまったく関係ないから心配しないでいいよ!」ゴクゴク
サーシャ「あはは、そうですよね!ずいぶん真面目に語るから信じかけちゃいましたよ!」
ガイ「……」
アインズ(ガイ、どう思う?)コソッ
ガイ(……あいつの言葉には実感があった。噂を語る人間の口調じゃないな)チラッ
アインズ(やはり、お前もそう感じたか)
ガイ(ああ……あれはどこか、懐かしむかのような──)
テル「おや?二人でコソコソと……もしかしてこれから、あんなことやそんなことを?キャー、ガイ君のえっちー!!!」
ガイ「……考えすぎかもな」
⭐︎ロスチャイルドの噂を知りました。
- 844 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 14:03:12.55 ID:RDpnBowKO
- テル「ぐおー……すぴー……」
リーゼリット「テルさん、寝ちゃったね……」
ガイ「むしろあれだけ飲んで眠らない方がすごいだろう」
サーシャ「うぅ……やっぱり夜は冷えるなぁ……」ガサゴソ
アインズ「む?サーシャ、何か作るのか?」
サーシャ「触手肉もまだ余ってるので、折角ならスープでも作ろうかなと……」
アインズ「そうか……私にも手伝わせてくれないか?」
サーシャ「えっ!それは構いませんけど……アインズさん、料理したことあるんですか?」
アインズ「……ない。だが、竜の爪で宝石細工をしたことはある。似たようなものだろう?」
ガイ「全然違うと思うが……まぁ、やってみるといいんじゃないか?」
リーゼリット「なんだか楽しみだな。竜の手料理なんて滅多に見られないもんね」
アインズ「……そう言われると緊張するな」
焚き火「」パチ……パチ……
サーシャ「それじゃあ、お願いしまーす!アインズさんは野菜を切ってください。力を入れすぎると粉々になっちゃうから、優しくお願いしますね?」
アインズ「……了解した。力加減は任せろ」スッ
バババババ……
サーシャ「ひゃっ!?早い!しかも……切り口が芸術的……」
リーゼリット「すごい……まるで宝石みたいな形になってる……」
アインズ「サーシャの動きを見ていたのもあるが……均等に整形するのは得意でな。料理とは面白い作業だ」
ガイ「包丁さばきだけなら一流の職人だな」
サーシャ「じゃあ次は、鍋に水と細かく切った触手肉を入れて……アインズさん、火の調整お願いできますか?」
アインズ「任せろ」ゴウッ
サーシャ「わっ!も、もうちょっと抑えれますか?」
アインズ「む、すまない……こんなものだろうか?」メラメラ
サーシャ「……はい!いい具合です、ここまで来たらほぼ完成ですよ!ありがとうございます、アインズさん!」
アインズ「そうか。それはよかった……なあ、サーシャ、リーゼリット。私は前々から思ってたんだが……」
リーゼリット「?」
アインズ「その、私にだけ敬語が抜けていないのが気になるのだが」
サーシャ「……へ?」
リーゼリット「えっ……今なんて?」
アインズ「いや、だからだな……お前たちは互いに気軽に呼び合っているのに、私にだけさん付けなのが、どうにも……距離を感じてしまう」
サーシャ「え、えぇ!?だってアインズさんは年上だし、竜だし、なんか……威厳あるし……!」
リーゼリット「うんうん!私も同じ!なんか敬語じゃないと落ち着かないっていうか……」
アインズ「むぅ……威厳など、そんなに気張るつもりはないのだがな……」
焚き火「」パチパチ……
- 845 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 14:05:35.60 ID:RDpnBowKO
- サーシャ「……アインズ」
アインズ「む?」
サーシャ「……じゃあ、今日からアインズって呼ぶね。敬語も……やめてみる」ニコッ
リーゼリット「えっ、ちょ、サーシャ!?」
アインズ「──」
アインズ「……ふふっ、えへへ……」ニヘラ
ガイ「……だいぶ気の抜けた顔になってるぞ、アインズ」
アインズ「──!み、見るな!!!忘れろ!!!」
リーゼリット「い、今めっちゃ笑ってたよね!?すごく嬉しそうだったよね!?」
サーシャ「ふふっ、なんか珍しいね……アインズがそんな顔するなんて」ニコニコ
アインズ「〜〜〜///」
ガイ「顔が真っ赤だぞ。恥ずかしいのか?」
アインズ「ち、違うっ!これは……その……火の反射でそう見えてるだけだ!」プイッ
リーゼリット「耳まで真っ赤……あ、でもわかるかも。呼び捨てで呼ぶと距離が近く感じるもんね」ニヤニヤ
アインズ「そ、そんなことはない!呼び方が変わろうが関係な──」
サーシャ「ねぇ、アインズ」ニコッ
アインズ「っ……な、なんだ?」
サーシャ「これからも、よろしくね?」
アインズ「……ああ」プイッ
アインズの尻尾「」ブンブン
サーシャ「ふふっ」ニコ
ガイ、リーゼリット(わかりやすいな……)
⭐︎アインズがスープを作りました。
- 846 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 14:07:06.92 ID:W1QzTaCCO
- ーー???
ザァーン……ザザァーン……
ガイ「zzz」
黒髪幼女「──ガイさん、ガイさん」ユサユサ
ガイ「ん?……なんだ、ここは!?」バッ
黒髪幼女「んへへ……おはよう、ございます」ペコリ
ガイ「君は……たしか、あの夢で倒れていた……」
黒髪幼女「?」
ガイ「……どういうことだ?」
黒髪幼女「……ガイさん、大丈夫?」
ガイ「ああ、いや……どうして俺の名前を?」
黒髪幼女「前に、教えてくれた……忘れちゃった……?」
ガイ「……すまない、覚えていない。最近、記憶をいくらか失ってな」
黒髪幼女「そうなんだ……」
ガイ「……君の名前は?」
黒髪幼女「……!そのことで、ガイさんに伝えたいことがあって……!」
黒髪幼女→クロシュ「……わたしのなまえ……クロシュ……思い出せたから、ガイさんに伝えたかった……!」
ガイ「クロシュ……か。前のことは覚えてないが、よろしくな」
クロシュ「うん……!わたしも、あんまり覚えてないから……おなじ!」
何か話す?
安価下1〜2
- 847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 14:08:29.91 ID:574IoyKX0
- 友達はいるのか
- 848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 15:23:59.31 ID:8owBVWLuO
- ガイ
スライム語で語り返す
- 849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/10/25(土) 17:51:12.95 ID:QxrrX68p0
- ナチスも最初は平和ナチスも最初は平和い & です _ 裏でデマと暴力で反対勢力を潰して民にヒトラ ... (そいの裏でデマと暴力で反対勢力を潰してます 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してですの 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです裏でデマと暴力で反対勢力を潰してます 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してですですの 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してですの裏でデマと暴力で反対勢力を潰してますの 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してですの 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです
- 850 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 20:57:17.81 ID:AewMgk4YO
- ガイ「ここには……俺とクロシュしかいないのか」
クロシュ「うん……わたしとガイさんしか……この夢の中にいれないみたい……」
ガイ「他のヤツは入ってこれないということか」
クロシュ「わたしが食べたみんなを呼び出そうとしても……みんな、応えてくれない……」
ガイ「……食べた?君は、人じゃないのか」
クロシュ「わたし、スライム!」デロ
ガイ「なるほど……ユーシリアで君のように擬態がうまいスライムと戦ったことがある。血のように赤いスライムで、中々手強かったな」
クロシュ「それって……ブラッドちゃん!」
ガイ「知り合いか?」
クロシュ「うん!……わたしの、おともだち。もしかして、殺しちゃった……?」
ガイ「いや……襲われこそしたが、どうにもこちらを殺害する気はなかったようでな。結果的には、世界樹の光の残滓を受け取っただけだ」
クロシュ「そっか……えへへ、やっぱり……ブラッドちゃんは優しい……!」
ガイ「もしかして、君がブラッドを俺たちに差し向けたのか?」
クロシュ「たぶん……ブラッドちゃんにガイさん達のところへ行くように頼んだのは……わたしじゃないわたし……えっと、ごめんなさい……説明が、難しい……」
ガイ「そうか……大丈夫だ、無理に話さなくていい。友達は他にもいるのか?」
クロシュ「うん!フメイちゃんに、アリシラさん……妖精さんとイリスさんにミスティさん……ローガンさんとエバンスさんも……他にも、いろんな国にいっぱいいる……!」
ガイ「仲良くなるのが得意なんだな」
クロシュ「ん、ガイさんも……おともだち!」
ガイ「……俺もか?」
クロシュ「うん!……いや、だった?」
ガイ「とんでもない。ありがとう、クロシュ」ナデナデ
クロシュ「んへへ……」
- 851 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 20:58:04.18 ID:51zxlXCkO
- ガイ「そうだ……クロシュ、少々試したいことがあるんだが」
クロシュ「?」
ガイ「これが聞こえるか?」モニョモニョ
クロシュ「!……スライム語!ガイさんも、スライム?」キラキラ
ガイ『いや、違うが……どうやら話せているようだな。翡翠の賽の力でこんなこともできるとは……』
クロシュ「もしかしたら……世界樹の光が増えたから、力が強まったのかも?」
ガイ『なるほど。コレを狙うヤツもいる訳だ……その気になれば何でもできる気がする』
クロシュ「うん……ガイさんは悪いことに使わないと思うけど……世界めくれを止めるまでは、誰にも渡しちゃダメ……」
ガイ「フッ……ああ、任された──」
クロシュ「んへへ……約束!」
◆
- 852 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 20:58:20.98 ID:pW5oBzMPO
- チュンチュン
ガイ「……朝か」ムク
テル「うーん……頭いたーい……飲み過ぎたかも……」
サーシャ「おはよう、ガイ、テルさん!」
ガイ「おはようサーシャ……リーゼリットとアインズは?」
サーシャ「二人は水汲みに行ってるよ。ガイとテルさんの準備が終わったら、いつでも出発できるよ!」
ガイ「そうか……すぐに支度しよう。テル、二日酔いでサーシャに回復魔法を頼むなよ」
テル「えぇ、そんなぁ……」
下1 コンマ
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-50 物品発見(自由安価下2)
51-65 場所発見(自由安価下2)
66-80 良いこと(自由安価下2)
81-00 旅は道連れ
- 853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 20:59:34.15 ID:574IoyKX0
- あ
- 854 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 21:20:31.86 ID:V2N9W6u1O
- ーー王国平原 街道
魔導車・改「」ブロロ……
リーゼリット「平和だねぇ……昨日の触手はどうにかなったけど、何もないと刺激が欲しくなるなぁ」
サーシャ「何事もないのが一番だよ、リーゼ。ん、アレは……」
黒い影の魔物「ーー」
黒い影の魔物「ーー」
黒い影の魔物「ーー」
アインズ「世界めくれのバケモノか。数は少ないが、触れられたら危険だな」
ガイ「一体どうなるんだ?」
テル「あー……消えるんだよ、まるで最初から存在しなかったかのようにね。一体一体は魔翌力の塊をぶつけるだけでも倒せるほど弱いけど、今でも犠牲者が出ることがあって──」
リーゼリット「──[ピーーー]ッ!!!」
狙撃型魔導銃「」バギュウン‼︎バギュウン‼︎
消滅する黒い影の魔物「」シュウウウン…
サーシャ「リ、リーゼ……?」
リーゼリット「コイツ等だけは絶対に、許さない……!」
ーー戦闘開始 触手ーー
コンマ下1
01-05 痛恨
05-30 劣勢
31-70 優勢
71-00 会心
閃光玉 +10(残り3個)
連携技 +30(残り2回)
代償の刃 +99(現在使用不可)
魔導車・改に乗っているので補正+10
- 855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 21:24:10.20 ID:JrNW6LTso
- 連携技
- 856 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 22:41:07.05 ID:5pI2FFvtO
- 消滅する黒い影の魔物「」シュウウウン…
ガイ「数は多いが……弱いな」
魔導拳銃「」バギュウン‼︎
アインズ「油断するな。ほんの一瞬でも触れられただけで死ぬぞ」
炎「」ゴウッ‼︎
テル「雷よ……!──みんな、リーゼリットちゃんの様子がおかしい!!!」
雷「」バチバチバチバチ‼︎‼︎
消滅する黒い影の魔物「」シュウウウン…
リーゼリット「」ブツブツ
狙撃型魔導銃「」ドギュウン‼︎ドギュウン‼︎ドギュウン‼︎
サーシャ「リーゼ!!!落ち着いて!!!」ガシッ
リーゼリット「──うるさいッ!!」バッ
サーシャ「きゃっ……!」ドサッ
ガイ「サーシャ!」
リーゼリット「こいつらは……また奪う気なんだ!!!もう誰も、奪わせはしない……!」
狙撃型魔導銃「」ドギュウン‼︎ドギュウン‼︎
消滅する黒い影の魔物「」シュウウウン…
コンマ下1
01-05 痛恨
05-10 劣勢
11-00 勝利
閃光玉 +10(残り3個)
連携技 +30(残り1回)
代償の刃 +99(現在使用不可)
魔導車・改に乗っているので補正+10
自動勝利!
- 857 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 22:41:45.56 ID:4LpEk0+UO
- リーゼリット「」ブツブツ
狙撃型魔導銃「」ドギュウン‼︎ドギュウン‼︎
サーシャ「リーゼ、あの魔物はいなくなったよ!!!もう辞めて!!!」
テル「これ以上やったら魔翌力切れで最悪死んじゃう!どうにかして押さえて!」
アインズ「私がやる!ガイ、銃を奪え!!!」ガッシリ
ガイ「ああ!落ち着け、リーゼリット!!!」バッ
リーゼリット「フーッ!フーッ!」ジタバタ
テル「あとは私が──ごめんね、リーゼリットちゃん」
雷「」バチチッ‼︎
リーゼリット「あっ!?……ううっ……」ガクッ
サーシャ「リーゼ!!!」ダッ
ガイ「大丈夫、気を失っただけだ」ダキッ
テル「出力は最低限にしたからね……しばらくしたら目を覚ますよ」
アインズ「ふむ……それにしてもあの様子……過去に相当なことがあったようだな」
テル「きっと、世界めくれが起きたときに親しい人がみんな、あの魔物にやられたんだろうね……あんな風になる人を沢山見てきたから、わかるよ」
サーシャ「リーゼ……」
◆
- 858 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 22:42:42.34 ID:DPqgrEzlO
- ー 夜
焚き火「」パチパチ
リーゼリット「ううん……あれ、私……」ノソッ
ガイ「…….目が覚めたか」
リーゼリット「ガイ……そうだ、魔物は?私の銃はどこ?」
ガイ「落ち着け。魔物は全部倒した。リーゼリットの銃はここにある」トントン
狙撃型魔導銃「」
リーゼリット「……そっか。みんなに迷惑かけちゃったね」
ガイ「誰も迷惑だと思っていないさ……腹は減ってないか?サーシャとアインズが作ってくれたのがある。すぐに用意しよう」
リーゼリット「……ありがとう」
ミュージアへの旅路 2日目
(3日目終了次第、ミュージアに到着します)
何かする?
安価下1~3
- 859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 22:44:34.49 ID:fiV0FrzTO
- ガイ、リーゼと特訓
- 860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 22:48:22.71 ID:n8A/jweyO
- アインズ サーシャと一緒に料理を作る
- 861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 22:50:20.59 ID:JrNW6LTso
- ガイ酒に酔っぱらうの巻き
- 862 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 23:23:57.81 ID:FQnNxjUIO
- ガイ「リーゼリット、少し特訓に付き合ってくれないか?」
リーゼリット「特訓……?別にいいけど……何の?」
ガイ「コイツだ」スッ
魔導拳銃「」
リーゼリット「魔導拳銃……いつの間に?」
ガイ「今日の戦闘でも使ったんだが、距離が離れたら全然当たらなくてな……狙撃型とはいえ、魔導銃の扱いには詳しいだろう?色々教えてくれるか?」
リーゼリット「……もちろん!まずはガイの撃ち方、見せてもらっていい?」
ガイ「わかった。こんな感じなんだが……」スッ
リーゼリット「はいはい……その魔導銃で遠くを狙うなら、片手じゃなくて両手の方がいいよ」
ガイ「そうなのか。じゃあ……こんな風か?」
リーゼリット「大体あってるけど……うん、ちょっと近づくね」ススッ
ポヨン
ガイ(……銃に集中しろ、俺)
リーゼリット「もう少し腕を上にあげて……そうそう、そんな感じ。あと、力が入り過ぎてるから──」
◆
ガイ「──だいぶ扱い慣れた気がする。ありがとう、リーゼリット」
リーゼリット「どういたしまして。でも、私から言わせればまだまだかな?」
ガイ「フッ、手厳しいな……」
リーゼリット「あはは!練習には付き合うよ。またやるときは私を誘って。教えるのは結構好きだからさ」
ガイ「たしかにわかりやすかった。リーゼリットは誰から教わったんだ?」
リーゼリット「……お父さんからだよ。腕のいい狩人だったんだけどね……」
ガイ「そうか……」
リーゼリット「村の誰よりも射撃が上手くてさ。遠くの木の実を風に乗せて撃ち抜いたり、走る獣の足の下すれすれを狙ったり……狩りは息を合わせるものだって、よく言ってた」
ガイ「息を合わせる……?」
リーゼリット「うん。獲物と、風と、自分と。どれか一つでも乱れると、弾は逸れるんだって」
ガイ「いい教えだな」
リーゼリット「そうだね。でも、もうその声は聞けないけど」ニコッ
ガイ「……世界めくれか」
リーゼリット「うん。世界めくれのときに……全部、なくなった。村も、家も、人も。気づいたら、私一人だった」
ガイ「……」
リーゼリット「最初はね、助けを呼んで回ったの。でも返ってきたのは影の魔物の声と悲鳴だけで……それがまた、怖くて。気づいたら、銃だけ握って逃げてた」
ガイ「……それから暗黒館に?」
リーゼリット「うん……オーナーに見つけてもらってね。最初は、正直どうでもよかったの。生きる理由も、行く場所もなくて……どうせなら、使えるうちに使ってくれって感じでついていっただけ」
ガイ「それで、いまは幹部か」
リーゼリット「まさか自分が誰かの役に立つなんて、思ってもみなかったよ」
ガイ「実際、役に立ってる。少なくとも、俺は助けられている」
リーゼリット「……ガイ、そういうの、ずるいよ」
ガイ「フッ……」
- 863 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 23:25:25.55 ID:1vttdy+8O
- リーゼリット「オーナーは、生きる意味は後から付いてくるって言ってた。最初は何言ってるんだろうって思ってたけど……最近、少しだけ分かった気がするんだ」
リーゼリット「ただ生きて、誰かと話して、仕事して……その積み重ねの中で、少しずつ何かを見つける。たぶん、それが生きる意味なんだと思う」
ガイ「……ああ、きっとそうだ」
リーゼリット「ふふ……ガイが言うと、ちょっと説得力あるね。なんか、そういう風に生きてきた人の言葉って感じがするよ」
ガイ「……どうだろうな。失くした記憶の中に、何を積み重ねてきたのかはもう分からん」
リーゼリット「でも、今こうして一緒にいる。それだけで、きっと意味があるんだと思うよ」
ガイ「……リーゼリット」
リーゼリット「ん?」
ガイ「……いや。なんでもない」
ガイ「……ありがとう、リーゼ」
リーゼリット「え?」
ガイ「前にも……そう呼んでた気がしてな。自然に、口から出た」
リーゼリット「……ふふ。やっと戻ってきたね、その呼び方」ニヤリ
⭐︎リーゼリットと特訓しました。
- 864 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/25(土) 23:29:03.33 ID:1vttdy+8O
- 本日はここまでです。
明日の更新でミュージアに着きますが、皆様は長く滞在したいですか?意見をもらえたら幸いです。
それでは、また。
- 865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 23:55:52.64 ID:574IoyKX0
- 乙
1日いればよさそう
- 866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/25(土) 23:57:13.16 ID:ZxmJU8I8o
- 乙
デロデロ教勢力拡大してて草
個人的には長くても短くても良いけど、もし長く滞在するなら芸術祭みたいなイベントがあったり何かの事件に巻き込まれたりすると良いかも?(既に構想があるなら失礼しました)
- 867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 00:32:08.23 ID:OD82VULro
- おつ
特にやりたいイベントの予定が無ければ
砂漠超えの準備をしたら即出発でも大丈夫かと
- 868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 01:44:18.97 ID:9cHjuofT0
- 乙です
自分はどちらかと言うと長く滞在した方が個人的にいいなと思います。
- 869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 06:45:22.88 ID:TaaluB0go
- 個別イベント発生しないなら精々2日とかで
- 870 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 09:52:42.63 ID:HAufu/WJO
- 皆様、ご意見ありがとうございます。
特段イベント等は考えていないので、今回は短い滞在で行きます。よろしくお願いします。
- 871 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 09:53:34.93 ID:HAufu/WJO
- ー 少し前
サーシャ「リーゼ……大丈夫かな?」
アインズ「心の傷というのは治りにくいものだ。忘れでもしない限り、永遠に痛み続けることさえある」
サーシャ「……」
アインズ「だが、お前が気にかけてやることが、何よりの薬になるさ」
サーシャ「……そうかな?」
アインズ「心配するな。お前は空気を柔らかくする不思議な力を持っている」
サーシャ「……ありがとう。ちょっと、頑張ってみるね」ニコッ
アインズ「よし……腹が減っては心も塞がる。食事でも作らないか?また教えてくれ、サーシャ」
サーシャ「あっ、いいね!リーゼが起きたとき、すぐ食べられるようにしよ!」
アインズ「食材は何がある?」
下1〜2 食材を1〜2つ選択
肉類 : トリ肉、ケモノ肉
野菜:食べられる野草、セイントレア草
穀物:パラパラ米、ヤマイモ、ナッツ
魚介:サワガニ、ザリガニ、セイントレアバス
果実:リンゴ、ナシ、野苺
卵乳:トリの卵、ミルク
- 872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 09:54:50.80 ID:TaaluB0go
- リンゴミルク
- 873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 10:10:43.49 ID:EhJHnDXzO
- サワガニ
ザリガニ
- 874 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 11:37:47.49 ID:HAufu/WJO
- アインズ「先ほど川でコイツらを捕まえた」
サワガニ「」モゾモゾ
ザリガニ「」モゾモゾ
サーシャ「サワガニとザリガニかぁ……そうだ、アレを作ろうか!」
アインズ「……アレ?」
◆
サワガニとザリガニのクリームシチュー「」ドン
アインズ「ふむ……泥抜きができない場合は背腸を抜くと……リンゴは臭み消しにも使えるのだな」
サーシャ「うん!お母さんが教えてくれたの。リンゴをすりおろして入れると、カニの匂いがまろやかになって、ミルクの甘さともよく合うんだよ」
アインズ「なるほど……料理というのは、知恵の積み重ねだな。作る側になって初めてわかることがある」
サーシャ「本当に一回も作ったことないの?」
アインズ「ああ。やるとしても肉や魚を焼いて塩をかけるくらいだ……それ意外は村のみんなが出してくれてた」
サーシャ「そっか……でも、なんか意外。アインズって器用だから、料理も得意そうなのに」
アインズ「器用さと料理の腕は別物だ……それに、私は誰かのために作るという発想がなかった」
サーシャ「そっか」
アインズ「だが、こうして作ってみると悪くないな。火の音と香り……落ち着くものだ」
サーシャ「そうでしょ?……アインズ、料理ってね、誰かに食べてほしいって気持ちで味が変わるんだよ」
アインズ「そうなのか?」
サーシャ「うん。材料も手順も同じでも、誰かのためって思いながら作ると、ぜんぜん違う味になるの」ニコッ
アインズ「……不思議なものだ。魔翌力を使わずとも、心が味を変えるとは」
サーシャ「魔法と似てるよ。想いがこもると、ちゃんと伝わるんだから」
アインズ「なら、このシチューも……私たちの想いが、リーゼに伝わるかもしれんな」
サーシャ「うん。きっと伝わるよ。あったかくて、優しくて……そんな味になってるはずだから」ニコッ
⭐︎サーシャとアインズが料理しました。
- 875 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 11:38:43.49 ID:HAufu/WJO
- ガイ(……酒、か。テルはよく飲んでいるが……コレのどこがいいんだか)
酒「」プシュッ
ガイ「」ゴクッ……ゴホッゴホッ
ガイ(ただ焼けつくような水を飲んでる感じだ。味がわかれば美味く感じれたのだろうか……)ゴク……
テル「あれ〜???ガイ君がお酒飲んでる〜、珍しい〜!」ヒョコッ
ガイ「……テル」
テル「まさかの一人酒〜?どうしたの?そんな渋い顔して〜」ニヤニヤ
ガイ「ただの気分転換だ」ゴクッ
テル「へぇ〜、でもガイ君が自分から酒に手出すなんて珍しいね?……ねぇ、ちょっと味見させて?」ヒョイッ ゴク……
ガイ「おい、勝手に飲むな」
テル「ん〜……やっぱりこの甘さ。デザートみたいで美味しいねぇ。ねぇガイ君、どんな味した?」
ガイ「……甘い味だ」
テル「へぇ〜、どんな甘さ?」
ガイ「どんな……?」
テル「ほら、果実系とか蜂蜜系とか、香草っぽいとか!感想は?」
ガイ「まぁ……普通の……甘さだ」
テル「ふ〜ん、なるほどなるほど……」
ガイ「……なんだ、その顔は」
テル「やっぱりね〜。そうじゃないかなーとは思ってたけど……今の答え、味わかってない人の言い方だよ」
- 876 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 11:39:16.85 ID:HAufu/WJO
- ガイ「……なに?」
テル「コレを飲んだら普通の甘さなんて感想、誰もしないもん。甘いだけじゃなくて、香草の辛味が残るんだよ。でもガイ君、そこに全然触れなかった」
ガイ「……」
テル「ね?図星でしょ」
ガイ「……いつ気づいた?」
テル「昨日からなんとなくね。食べてる時も反応が同じだったし」
ガイ「……このことは、みんなには黙っていてくれ。余計な心配をかけたくない」
テル「んー、別に言うつもりはないよ。でもさ、黙ってるってことは……やっぱり気にしてるんだね」
ガイ「気にしてないと言えば嘘になる」
テル「やっぱり……味がわからないって、つらいよね」
ガイ「不便ではあるが、困ってはいない。腹が満たされれば、それで充分だ」
テル「ううん、そういうことじゃないんだよ。食べたり飲んだりして美味しいって感じる瞬間ってさ、生きてるって実感する時だから」
ガイ「……実感か。俺にはそれが欠けているのかもしれないな」
テル「そんなことないよ。だってガイ君、ちゃんと人の痛みとか、優しさとか感じてるでしょ?」
ガイ「……感情は、味とは違う」
テル「でも、似てるよね。心で感じるって意味では。味がわからなくても、誰かと笑って食べたら、それはちゃんと美味しいってことだよ」
ガイ「……理屈としては理解できる」
テル「理屈じゃなくて、気持ち!」
ガイ「フッ、まるで子供に諭されてるようだ」
テル「もー、そういうとこ!でも、今度みんなでごはん食べる時は、ちゃんと近くに座ってよ?昨日みたいに離れてるんじゃなくてさ……」
テル「味がわからなくても、楽しい空気はわかるでしょ?それを、感じてほしいから」
ガイ「……わかった。そうして、みよう」ポヤー
テル「うん、それでいいの……あ、でもお酒はもうダメ!ドクターストップ!」ヒョイッ
ガイ「……なんでだ?」ポヤー
テル「没収!今のガイ君を見て絶対弱いタイプだと確信したからです!」
ガイ「まだ半分も飲んでないぞ?」ポヤー
テル「ダーメ!もう目がとろんとしてるもん!」
ガイ「……そうか……?別に眠くも……」ポヤー
テル「ほら!それ!完全に酔ってる人の喋り方だよ!」
ガイ「……そう、なのか」ポヤー
テル「うん、いつものガイ君ならそんなぼんやりした目しないもん」
ガイ「……そうか」ボーッ
ガイ「……変な気分だ。多分、お前のせいだな」ニコッ
テル「えっ!?笑って──///」ドキッ
テル(その顔は反則でしょ……!)
テル「も、もうっ!///はいはい、おしまい!ガイ君はもう寝る!今すぐに!///」
⭐︎お酒を飲みました。
- 877 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 11:39:53.63 ID:HAufu/WJO
- ー 朝
ガイ「昨日はなんだかよく眠れたな……」ノビー
アインズ「起きたか。もう朝食はできてるぞ」
ガイ「……今朝はいい匂いがするな」
サーシャ「おはようガイ!昨日の残りのシチューに少しだけ手を加えてみたんだ」ニコッ
ガイ「手を加えた?」
サーシャ「うん!ミルクを少し足して、香草も変えてみたの。昨日よりまろやかになってるはず!」
テル「うんうん、朝からこんなごはん食べられるの、幸せだよねぇ……肝臓に染みるぅ……」
リーゼリット「うん……昨日も美味しかったけど、今日のも美味しいね」
サーシャ「ふふっ……食べ終わったら出発しようか。ガイの分、用意するね!」
ガイ「……ありがとう、サーシャ」
下1 コンマ
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-50 物品発見(自由安価下2)
51-65 場所発見(自由安価下2)
66-80 良いこと(自由安価下2)
81-00 旅は道連れ
- 878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 11:45:59.94 ID:ALyYGgQhO
- あ
- 879 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 12:24:33.99 ID:Ls9nUAtUO
- ミュージアへ着く最後の道中で誰かと会ったようです。
コンマ下1
01~20 ニナ
21〜40リュックを背負った茶髪の男性冒険者
41〜60 ローツインテールの小柄な少女
61〜70 銀髪ロングのエルフ
71~80 赤髪ロングポニテの女性冒険者
81~90 帽子を被った緑髪の女性
91~00 黒髪ロングの女性&青髪ロングのエルフ
- 880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 12:35:09.51 ID:TaaluB0go
- あ
- 881 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 14:11:42.57 ID:LKBHylaIO
- 魔導車・改「」ブロロ……
ガイ「もうすぐミュージアに着くんだな?」
テル「うん。でも魔導車の魔翌力的にどうしてもあと一泊はしないといけないんだけどね」
アインズ「他のヤツも世界樹の力を狙っているとはいえ、急ぐ旅路でもあるまい……どうしてもというのであれば竜になって魔導車ごと運ぶが」
リーゼリット「それはそれで楽しそう……でも緊急時でもないのにアインズにそんなことさせられないよ」
サーシャ「竜が飛ぶスピードで運ばれたら凄いことになりそうだけどね」
ガイ「いや、意外と大丈夫なものだぞ?」
テル「えー、またまたご冗談を──おっと、前の人影は私の見間違いかな?」
アインズ「……魔導車を止めろ。近づいてみるぞ」
◆
干からびた死体「」
干からびた死体「」
干からびた死体「」
ローツインテールの小柄な少女「……」
サーシャ「おーい!……ってコレ……!」
テル「……調べるまでもないね。こんな状態で生きてる人間は見たこともないよ。君、大丈夫?」
ローツインテールの小柄な少女「……うん」
テル「そっか……怪我もないみたいだね。よかったぁ……」
サーシャ「この人達は……知り合い?」
ローツインテールの小柄な少女「……うん。みんな、もう動かない」
ガイ「この死体……まるで水分を抜かれたようだな。魔物の仕業か?」
アインズ「獲物をこんな風にする魔物など聞いたことないが……」
リーゼリット「……でも、どう見ても自然死とかじゃない。まるで何かに一瞬で干からびさせられたみたい」
テル「そんなことできる魔法、聞いたこともないよ……」
サーシャ「ねぇ、君……名前、教えてくれる?」
ローツインテールの小柄な少女→リーナ「……リーナ」
サーシャ「リーナちゃん、か。うん、覚えたよ」ニコッ
リーナ「……覚えなくていいのに」ボソッ
ガイ「リーナ。ひとりでこんな場所にいたのか?」
リーナ「……みんな、一緒にいた。でも……動かなくなった」
リーゼリット「……怖かったよね」ギュッ
リーナ「……怖くない。もう、慣れたから」
アインズ「……この場所に長居は危険だ。死体を放置しておくのも気が引ける。ひとまず、ミュージアに連れて行こう。この場所よりは安全なはずだ」
リーナ「わたし……ミュージアから来た……」
ガイ「奇遇だな。俺たちの目的地だ。送っていこう」
リーナ「……いいの?」
サーシャ「もちろん!ひとりで旅するなんて無理だよ」
テル「そうそう。魔導車なら少し狭いけど、乗れるよ!」
リーナ「……わかった」
⭐︎リーナと出会いました。
- 882 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 14:12:11.65 ID:LKBHylaIO
- ー 夜
焚き火「」パチパチ
リーナ「……」
ガイ「寒くないか?」
リーナ「平気……」
サーシャ「でも、ずっと外にいたんでしょ?ほら、これ使って」
ブランケット「」フワッ
リーナ「……ブランケット?」
サーシャ「うん。干したばっかりだから、日向の匂いがするよ」ニコッ
リーナ「……ありがと」ボソッ
テル「子供の体温は奪われやすいんだから、油断しちゃダメだよー?ちゃんとごはんも食べた?」
リーナ「……食べてない」
ガイ「食欲がないのか?」
リーナ「……食べるの、苦手」
リーゼリット「無理に食べなくてもいいけど、スープくらいは飲みなよ。すごく美味しいから!」スッ
リーナ「……みんな、優しいね」
テル「まぁね!でもガイ君は口数少ないから、ちょっと怖いかも?」
ガイ「そんなに怖いか、俺?」
サーシャ「あー……子供の頃の私が見たら、多分泣いちゃうかも」
ガイ「……そうか……」
リーナ「……ふふっ」
ミュージアへの旅路 3日目
(安価が終了次第、ミュージアに到着します)
何かする?
安価下1~3
- 883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 14:15:08.75 ID:9cHjuofT0
- 女性陣でリーナとおしゃべりする。
- 884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 14:16:32.91 ID:5BFGvedN0
- ガイ、女性陣の着替えを見てしまう
- 885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 14:21:46.54 ID:ER+PUeGoO
- ガイ
レーザー撃てるようになる
- 886 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 18:36:01.77 ID:uisfjaoJO
- サーシャ「ガイ、鍛錬しにいくって言ってたけど……夜でもよく動けるよね」
テル「うんうん。私は夜になったらお酒飲んで寝たくなっちゃうもん」
リーゼリット「……ああ見えて、意外とストイックなんだよね」
アインズ「鍛錬を怠らぬのは良いことだがな」
リーナ「……みんな、ガイのこと好きなんだね」
サーシャ「えっ?え、うん……まぁ、好きっていうか、仲間だから!」アタフタ
テル「いやぁ〜でもわかる!あの背中とか声とか、ちょっと頼りになるもんね〜」ニヤニヤ
リーゼリット「テルさん、それってセクハラじゃない?」
テル「えー?褒めてるだけだよ〜!」
リーナ「……セクハラ?」
サーシャ「あっ、ううん!難しい言葉覚えなくていいからね!」
リーナ「……よくわかんない」
アインズ「まあ、その内わかる。今はわからなくていい」
リーナ「……ふぅん」
テル「ふふ、焚き火を囲んでこうやってのんびり話すのも旅の醍醐味だよねー」
リーゼリット「うん。旅の途中でも、こういう時間がないと息が詰まっちゃうからね」
サーシャ「うん……リーナちゃんも、少しは安心できた?」
リーナ「……わかんない。けど、あったかい気がする」
サーシャ「……そっか」ニコッ
⭐︎リーナと話しました。
- 887 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 18:36:29.82 ID:uisfjaoJO
- ガイ「はっ!」サッ
魔導拳銃「」ドギュゥン‼︎
岩「」ガラ……
ガイ「……結構扱えるようになってきたな」
ガイ「リーゼのように遠距離からの攻撃は難しいが……中距離くらいならそれなりに当てられる」
ガイ「だが着弾点はバラバラだ……的が大きければ問題はないが……なにかいい方法はないだろうか」
◇
クラウディア「あはははは!!!さっきまでの威勢はどうしたのですか!?」
周辺を灼くレーザー「」ビィィィィィィッ‼︎
◇
ガイ「──レーザー、か。試してみるか」スッ
魔導拳銃「」ギュイイイイン
ガイ(イメージだ……一筋の貫く光のイメージで──これだ!)
魔導拳銃「」ビィィィィィィィッ‼︎
岩「」ジュツ‼︎
ガイ「……意外とできるものだな。だが、準備に時間がかかる上に、魔翌力の消耗も激しい……実戦には向かないな、コレ」
⭐︎ガイが魔導拳銃を使ってレーザーを撃てるようになりました。
- 888 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 18:36:56.90 ID:uisfjaoJO
- 焚き火「」パチ…パチ…
テル「……ふぁぁ〜、そろそろ寝よっかな〜。明日も早いしね」
リーゼリット「そうだね。服も煙の匂いがついちゃったし、着替えよっか」
サーシャ「うん。リーナちゃんも、寝る準備しよっか?」
リーナ「……うん」
アインズ「私は魔導車の中で寝る……なにかあったら呼んでくれ」
テル「じゃあ着替えはあっちのほうでしようか。ガイ君は鍛錬中でいないし……」
リーゼリット「うんうん。今のうちに──」
◆
ーーテント内
サーシャ「リーナちゃん、この服ちょっと大きいけど……袖をまくれば着れるよ」
寝巻きリーナ「……ありがとう」
テル「ふふっ、なんか姉妹みたいだね〜」ヌギッ
リーゼリット「似合ってるよ。リーナちゃん、かわいい」
リーナ「……///」
◆
ガイ「さて、流石にもうみんな寝てるよな……テントの中に毛布を忘れたから起こさないように取って出るか──」
テント「」パサッ
ガイ「……ん?」
下着姿テル「へっ?ガ、ガイ君?」
下着姿サーシャ「きゃああああああっ!?///」バッ
下着姿リーゼリット「ちょっ、ガイ!!!いつまで見てるの!!!早く出てってよ!!!」バッ
ガイ「えっ、あ、いや、待て!これは違──」
鍋「」パッコーン‼︎
ガイ「ぐはぁっ!?」
ガイ(白、ピンク、黒……か……)
リーナ「……ふぁぁ……うるさい……」
◆
ガイ「……ぐ……完全に誤解だ……毛布を取ろうとしただけなのに……」ボロッ
ガイ「もう……この際、魔導車で寝よう……」スッ
裸アインズ「ん……どうした、ガイ。一緒に寝たいのか?」
ガイ「……勘弁してくれ」
⭐︎ガイは一睡もできませんでした。
- 889 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 18:37:46.21 ID:uisfjaoJO
- ーーデロデロ都市ミュージア
シンノタダシイセカイ……シンノタダシイセカイ……
クロシュヴィアの像「」デン‼︎
デロデロ教徒「全てが一つになることでこそ、皆が救われるのです」
信徒達「おお……それこそが導師クロシュヴィア様の教え──」
ガイ「……ここが、ミュージアか」
アインズ「聞いていたとおり宗教色が強いな……そこらで見かける禍々しい絵は一体なんだ?」
テル「なんでも、あるスライムが描いた世界の理想系らしいよ?見てもよくわからないんだけどね」
サーシャ「リーナちゃん、ここまでで大丈夫?」
リーナ「うん……あとは一人で帰れる。ご飯、おいしかった」
サーシャ「ふふっ……どういたしまして」
リーゼリット「気をつけてね。街の中でも、最近は物騒な話を聞くから」
リーナ「……うん」
テル「ほんとはもう少し一緒にいたいけどね〜。でも、リーナちゃんの家族や仲間が待ってるもんね〜……お姉さん寂しいよ」
リーナ「……仲間なんていない」ボソッ
サーシャ「え?」
リーナ「ううん……なんでもない。ありがとう、みんな」ペコリ
ガイ「……気をつけろ。何かあったら、逃げることを最優先にしろ」
リーナ「……ガイも、気をつけてね」ヒラヒラ
⭐︎リーナと別れました。
- 890 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 18:38:44.79 ID:uisfjaoJO
- ーー宿泊所 絵空の家
イケメンゴーレム「イラッシャイマセ!オトマリハ5名様デヨロシイデスカ!?」ドン!
テル「まだこのゴーレム使ってるんだ……はいはい、5名様ですよ。だからささっと案内してー」
イケメンゴーレム「カシコマリマシタ!オ部屋ヘゴ案内シマス!」ズンズン
◆
ーー絵空の家 客室
なんかよくわからない抽象画「」
なんかよくわからない小さな彫像「」
やたらかわいくデフォルメされたアイドルのフィギュア「」
サーシャ「外とはまた違った……この可愛いフィギュアは一体?」
テル「ああ、最近はアイドルもてっきり見なくなっちゃったもんね……意外とみんな、適性あるんじゃない?」
アインズ「あいどる?というのは一体何をするんだ?」
テル「お客さんの前で、可愛い衣装を着て歌ったり踊ったりするんだよ。私も昔は憧れてたなー」
リーゼリット「へー、そういったのがあったんですね……」
テル「まあ、今は見ての通り影も形もないんだけどね。じゃあ私はちょっと知り合いの所に顔出してくるから、砂漠越えの準備は悪いけどお願い!」
サーシャ「はい、わかりました!」
現在はデロデロ都市ミュージアです。(1日目)
何をする?
安価下1〜3
- 891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 18:40:14.25 ID:ALyYGgQhO
- お風呂に入る
- 892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 18:40:50.91 ID:TaaluB0go
- テルを尾行
- 893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/26(日) 18:44:36.24 ID:2vYlq42XO
- 取り敢えずデロデロしてみる
- 894 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 23:55:36.17 ID:XQmbPDzcO
- ーーデロデロ都市ミュージア 大通り
ワイワイガヤガヤ
サーシャ「──よし、これで余程のことがない限りはテラヌス・ウルスに辿り着けるね!」
リーゼリット「うへぇ……荷物が多くなるのは仕方ないにしても、宿屋とお店の往復は結構応えたなぁ……お風呂入りたい……」
アインズ「フッ、狩人の娘があの程度でへばるとはな……」
リーゼリット「それとこれとは話が別でしょ〜?」
サーシャ「ふふっ……二人ともお疲れ様。ちょっとこの辺りで休憩しようか?」
リーゼリット「賛成……アインズは?」
アインズ「ああ……小腹も空いたしな。丁度いい頃合いだろう」
リーゼリット「えっ、まだ食べるの……?」
デロデロ信徒「そこの旅の御三方……よければ教義を聞いていってくださいませんか?」ヌッ
サーシャ「あっ、ごめんなさい。あんまり興味なくて──」
デロデロ信徒「教義を聞けばあなたの考えも変わります。お金もとりませんので、是非とも」ズイッ
サーシャ「わっ……え、えーと……」
アインズ「興味がないと言っているだろう、失せろ」ギロッ
デロデロ信徒「うっ……で、ですが聞く価値はあります!もしお気に召さなければ途中で帰ってもらっても結構ですので、何卒……!」
リーゼリット(あのプレッシャーで引き下がらないの!?す、すご……)
サーシャ「……私、行ってみようかな」
アインズ「聞く必要はないぞ、サーシャ。金はとらないと言っているが、アレコレ言って結局は毟り取る気だ。行くだけ時間の無駄になる」
リーゼリット「まあまあ、アインズ……途中で帰ってもいいなら、すぐ引き返せばいいじゃん?今は他にすることもないし、一緒に行かない?」
アインズ「リーゼ、無用な関わりは避けろと言っている。ああいう輩は、一度話を聞いたら最後まで引きずるぞ」
リーゼリット「だ、大丈夫だって!ちょっと興味あるだけ。どんな話してるのか気になるし……」
サーシャ「うん、わたしも少しだけ。この宗教の話はよく耳にするし……何か掴めるかも」
アインズ「……情報収集の一環としてなら、止めはせん。ただし、何かあればすぐ引き上げるぞ。私が睨みを利かせておく」
リーゼリット「うん、それなら安心だね。案内してもらえる?」
デロデロ信徒「わぁ……!では、こちらへどうぞ。導師クロシュヴィア様の像の前で、真実の一端をお見せします」ニコ
◆
- 895 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 23:56:08.52 ID:XQmbPDzcO
- 導師リュアン「──導師クロシュヴィア様が、かつて願われた真の正しい世界……それは、いまや私たちが受け継ぎ、完成させる時なのです」
導師リュアン「十年前、クロシュヴィア様はこの地に降り立ち、私達を真の正しい世界へ導くと約束されました……!それは滅びではないのです!痛みも、渇きも、涙も、すべてを等しく混ぜ合わせる、真なる救いの融解なのです!」
信徒たち「シンノタダシイセカイ!シンノタダシイセカイ!!」
導師リュアン「ですが、今の世界にはまだ濁りがある。愚かな者たちは互いを貶め、奪い合い、己の存在を主張しています。そんなものは、不要です……真の正しさの前では、個など塵に等しい!」
信徒達「そうだそうだ!!!」
導師リュアン「クロシュヴィア様の遺した教えは、今も私の胸に息づいています。彼女は言いました──誰ひとり取りこぼさず、全員で救われよう、と!」
信徒「導師リュアン万歳!」
導師リュアン「私など、ただの器にすぎません……ですが、導師クロシュヴィア様の御言葉は今もこの身に刻まれているのです。混ざり合うことを恐れず、拒まず、すべてをひとつに──その御心こそ、我らが祈りの核!」
信徒たち「おおおおっ……!!」
信徒たち「クロシュヴィア様の導きは生きている!!」
導師リュアン「かつて、我らの信仰は異端と呼ばれ、嘲られました。だが十年を経て……見よ!この街は再びデロデロの理を受け入れようとしています!かつて芸術で飾られたこの地が、今は真の美──融解の美を取り戻そうとしているのです!」
信徒たち「シンノタダシイセカイ!シンノタダシイセカイ!!」
導師リュアン「私たちの導きは、戦いではありません。流すこと──すべてを溶かして受け入れることです。個を捨て、名を捨て、形を捨て……それこそが、救いなのです!」
信徒たち「」ワアアアアアア
◆
サーシャ「……聞いてたけどよくわからなかったね」
アインズ「ああ。理屈を語っているようで、実際には形のない幻想を信じているだけだ」
リーゼリット「みんなで混ざって救われようって……なんか気味悪かったよ。あれ、本気で言ってるんだよね?」
テル「しかも声のトーンがやけに落ち着いてるのが逆に怖いっていうか……まるで洗脳みたい」
サーシャ「……でも、なんか……あの人、悲しそうだった。信じてるっていうより、すがってる感じ」
アインズ「すがる先を間違えた哀れな者、ということだ。ああいう信仰は感染する……関わらぬうちに離れるぞ」
リーゼリット「ここにいると息が詰まりそうだしね……」
サーシャ「うん。行こっか……」
⭐︎デロデロ教の教義を聞きました。
- 896 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 23:57:01.11 ID:XQmbPDzcO
- サーシャ「……なんか、すごく疲れたね」
リーゼリット「休憩のはずだったんだけどね……」
アインズ「なら、気分転換をしないか?あそこに大浴場があるみたいだ」
◆
ーー大浴場
カポーン……
リーゼリット「ふぅ……やっぱりいいねぇ、癒されるよ……」
サーシャ「うん……スライムもよく入ってるみたいだから、お湯がトロトロしててなんだか面白いね」
一般スライム達「」デロデロ
アインズ「フッ、愛らしいな……」
リーゼリット「えっ、アインズってスライム好きだったの?」
アインズ「流石にテル程ではないがな……敵じゃないときは見ていて心が癒される」
サーシャ「たしかに……意外とかわいいかも。ほら、あの子なんて湯船の縁でぷにぷにしてるし」
リーゼリット「ほんとだ、なんか気持ちよさそうにしてる〜。あっ、こっちの子なんて泡で遊んでるよ!」
一般スライム「」モニョモニョ
アインズ「彼らは形を持たず、ただあるがままに生きる……見ていると、こちらまで余計な力が抜けるな」
リーゼリット「うん……戦いとか世界樹のこととか、いろんなこと考えすぎてたのかも」
サーシャ「……そうだね。少しくらい、こうしてぼーっとしててもいいよね」
アインズ「休息もまた、重要だ。焦る必要はない」
リーゼリット「ふふっ、アインズにそう言われると安心するね」
サーシャ「次の国も、こんなふうに平和な時間が少しでもあったらいいな」
アインズ「……ああ。だが、そのためにも、我々は歩みを止めるわけにはいかぬ」
リーゼリット「そうだね……明日からまた頑張ろっか」
カポーン……
⭐︎三人で入浴しました!
- 897 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 23:58:47.67 ID:XQmbPDzcO
- ーーデロデロ都市ミュージア
テル「〜♪」スタスタ
ガイ(テルの奴……一体、誰に会う気なんだ?この前のこともある……悪いが少しつけさせてもらうぞ)コソコソ
◆
ーーデロデロ都市ミュージア 大通り
テル「君かわいいね!ねね、お金あげるからさ!ちょっと触らせてよ、お願い!!!」ハァハァ
一般スライム「」モニョニョ⁉︎
ガイ(何をしているんだ、あいつは……)
◆
ーーミュージア郊外 人形の館
パペットマスター「彼は今日は訪ねてきていないよ」
テル「えー、どこいるんだろう……宿屋にもいないっぽいしなー……」
ガイ(……とくに集合場所とかは決めていないのか)
◆
ーー工芸店
店主「」ヤレヤレ
テル「」ガックシ
◆
ーー旧冒険者ギルド現デロデロ教集会所
デロデロ信徒「いえ、見かけておりませんね」
テル「そっかー、ありがと!」バッ
ガイ(まずい、見失なう──!)
◆
ーー絵空の家 玄関前
ガイ(結局、ここに戻ってきてしまったな……テルは誰かに会いに行っていたようだが……まさか、この宿の関係者か?)
白髪の美人「おや、こんな所でどうされました?」
ガイ「──」バッ
短剣「」シャキンッ
白髪の美人「わっ!?ちょ、ちょっと待ってください!私に敵意はありませんよ!」
ガイ「……誰だ?」
白髪の美人→レーティア「落ち着いてください!私はこの宿の管理人、レーティア・フォン・ロスチャイルドと申します!」
ガイ「レーティア……それじゃあ、お前がこの街の顔役か」
レーティア「望んでそうなったわけではありませんがね……この街に長くいるうちに、気づけば代表のような扱いを受けてしまって。おかげで、毎日誰かの相談ごとばかりです」
テル「──あーっ!!レーティア兄さん!!」タッタッタッ
レーティア「……その声は、テル?来ていたんですね!」
テル「やっと会えた!もー探したんだよ、兄さん──ってガイ君!?何してるの!?」
ガイ「……勘違いだ。怪しい気配がしたから身構えただけだ」
レーティア「ふふ、随分と慎重な方ですね。テルの仲間なら納得です」
テル「ごめんごめん!兄さん、この人がガイ君。今一緒に旅してる仲間なんだ!」
レーティア「なるほど、あなたが……テルが手紙で話していた通りだ」
ガイ「……手紙?」
テル「あっ、それは内緒のやつ!ちょっと個人的な相談してただけ!」アセアセ
レーティア「立ち話もなんですし、中で話しましょう。お茶もお出ししますよ」
◆
- 898 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/26(日) 23:59:46.60 ID:XQmbPDzcO
- レーティア「それで、テル。私に話したいこととはなんですか?」
テル「兄さんは……ユーシリアでの、クラウディアのことは知ってる?」
レーティア「ええ、知っています。なんとも、悲しい結末でしたね」
テル「……やっぱり、知ってたんだ」
レーティア「彼女は、私の遠縁にあたる女性です。ですが……もはや家族と呼べるような関係ではありませんでした」
レーティア「彼女はロスチャイルドの中でも特に強い血を受け継いでいました。だからこそ、彼女は支配欲と理想に囚われてしまった。完璧でなければ存在する価値がない──あの家の呪いそのものです」
テル「止めようとはしたんだよね?」
レーティア「ええ。けれど……届かなかった。彼女にとって私は一族の裏切り者でしたから。『無能が何を知る』と、笑っていたあの瞳を、今も覚えています」
ガイ「……彼女は、俺が倒した」
レーティア「……そう、ですか」
レーティア「ありがとう、ガイさん。あなたが止めてくれたのなら、それが彼女にとっての救いだったのかもしれません。クラウディアは……止まることができない人間でしたから」
テル「兄さん……」
レーティア「テル。君があの家を出た日のこと、覚えていますか?」
テル「うん。兄さんが、逃げてもいいって言ってくれたから、外の世界に出られた」
レーティア「君は正しかった。あの家に残れば、君もクラウディアのようになっていたでしょう。ロスチャイルドの血は才能を与える代わりに人の心を削る」
ガイ「……やはり、テルもその一族の一員なのか」
レーティア「ええ。もっとも純粋な血族ではなく、造られた系譜ですがね」
ガイ「造られた……?」
テル「うん。私、本当の意味ではロスチャイルドの血を引いてないの。でも、彼らの理想の形として造られた存在の一つ……らしいんだ」
レーティア「君のような子が、当時いったいどれほど作られ、捨てられたか……想像もしたくありません」
レーティア「……ガイさん、クラウディアを倒したあなたにお願いがあります」
ガイ「……なんだ」
- 899 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/27(月) 00:00:16.49 ID:gkuCNxfeO
- レーティア「ロスチャイルドの一族は実験で産まれた者によって滅びました。残っているのは私とテル、そしてセーレフェリア、テルグレース」
レーティア「どちらもロスチャイルドの究極の成果物です。理想と暴力をそれぞれ体現した存在──放置すれば大きな被害を生みます」
レーティア「お願いです、ガイさん。彼女らが人を傷つけるようなら……あなたの手で止めてください」
テル「兄さん、それは──!」
レーティア「テル。君は優しすぎる。君が手を下せば、きっと心が壊れる。だからこそ……外の者に託すしかないんです」
ガイ「……[ピーーー]前提で話すな。話が通じるなら、それで済む話だ」
レーティア「もちろん。それが叶うなら、それが一番です。ですが……テルグレースはもう人ではない。そしてセーレフェリアは自分以外の他者を見下ろしている」
テル「そんな……二人とも、昔は優しかったのに……」
レーティア「優しさは、あの家にとって欠陥でした。削ぎ落とされた結果が、今の彼女たちです」
ガイ「……会ったら、判断する。敵ならば倒す。味方なら、救う──それでいいな?」
レーティア「……はい。それで構いません。
この呪われた血の果てを、あなたに託します」
テル「兄さん……」
レーティア「……どうか、見届けてください。あの家が生んだ罪の、終わりを」
ガイ「……」
⭐︎ロスチャイルドの一族について知りました。
- 900 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/27(月) 00:08:02.32 ID:gkuCNxfeO
- ーー絵空の家 客室
ガイ(世界めくれ……世界樹の光の残滓に、ロスチャイルドの一族……)
ガイ(抱え込む問題が多い気がするが……どれも放ってはおけない)
ガイ(……だが、立ち止まっていても仕方ない。今日の行動を終えたら……ミュージアを出よう)
現在はデロデロ都市ミュージアです。(2日目)
何かする?
安価下1〜3
なお、本日の更新はここまでです。次回はおそらく土曜日になるかと思います。それでは、また。
- 901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 00:58:30.77 ID:9NTiOGWz0
- 慰霊碑を見つける
- 902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 01:01:47.51 ID:R79+y4Amo
- 取り敢えずテルを慰める
- 903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/27(月) 01:44:08.94 ID:HRReME9AO
- ミュージアで買い物をする
- 904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/10/27(月) 01:52:09.95 ID:fqIlQ0CT0
- 創価学会に入ろう!
- 905 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 09:16:44.82 ID:hFOleF+SO
- ーー絵空の家 食堂
テル「……あれ、ガイ君?明日はみんなで買い物に行くんでしょ?こんな時間に起きてたら寝坊しちゃうよ?」
ガイ「中々寝付けなくてな。お前こそ、寝なくていいのか?」
テル「考えごとしてたら眠れなくってね……よかったら、少し話さない?」
ガイ「……構わないが」
テル「ふふっ……ならこちらへどうぞー♪」
椅子「」ススッ
ガイ「……今日は酒を飲んでないんだな」
テル「あー……うん。大事なことはしっかり考えたいからさ」
ガイ「酒が入ってないとお前じゃないみたいだ」
テル「ひどいなぁ……でも、否定できないかも」
ガイ「……いつも酔っているのは、一族のことを考えないようにするためか」
テル「そうかもね。考え出すと止まらなくなっちゃうから」
テル「……今の私、つまらないでしょ?」
ガイ「俺はそうは思わないが」
テル「そう……私ね、酔ってる時だけは、 何も考えなくて済むんだ。笑って、ふざけて……全部、どうでもよくできる」
ガイ「酒を飲むのは、現実逃避か」
テル「うん。そう……でもね、逃げてても何も変わらないって、もうわかってるの」
テル「だから今夜は、ちゃんと向き合おうと思ったの。兄さんの話も……私自身のことも」
ガイ「……」
テル「兄さんは止めてほしいって言ったけど……私、本当は止めてほしくないのかもしれない」
ガイ「どういう意味だ?」
テル「止められる前に、私が何かしなくちゃいけない気がして。二人とも、私があの家を出たあとに完成した成果物だから。もし……もし私があそこに残ってたら、きっと彼女たちと同じ側にいた」
ガイ「……」
テル「ねぇ、ガイ君。私さ……あの家を嫌ってたのに、時々懐かしくなるんだ。あの閉ざされた場所で、優秀であれって言葉だけを信じてた頃の自分が、まだどこかで残ってる気がして……」
ガイ「それが人間ってものだ。過去は切り離せない」
テル「……切り離せたら、楽なのにな」
ガイ「俺は望んでいなかったが……今のところ不便しか感じていないからオススメはしない」
テル「あははっ……記憶喪失になった人が言うと説得力があるね」
ガイ「フッ……」
シーン……
- 906 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 09:17:12.56 ID:hFOleF+SO
- ガイ「テル。仮にだが……二人と会ったら、どうするつもりだ?」
テル「そうだなぁ……やっぱり、まずは話してみたいかな。[ピーーー]とか殺さないとかの物騒なのは嫌だもん」
ガイ「……もし、話し合いで解決すればよし。それができなかった場合は、俺が止める。お前に手を汚させはしない」
テル「ガイ君……」
ガイ「一度だけだ。一度試して、それで終わりにしろ。無理だと感じたらすぐに引け。俺が側にいる……だから、感じたままに動け」
テル「……ふふっ」
ガイ「笑うなよ」
テル「ごめんね……なんか、ガイ君ってほんと不器用だなって思って」
ガイ「そうか?」
テル「うん。でも、そういう不器用な優しさ……私、好きだよ?」
ガイ「……からかうな」
テル「本気なんだけどなぁ」ボソッ
ガイ「何か言ったか?」
テル「……なんでもないよっと!」デコピン
ガイ「痛っ!急に何を──」
テル「もう眠くなってきちゃった!明日のお出かけは私も楽しみにしてるから、早く寝ないとね?ガイ君も夜更かしはほどほどにね〜♪」ヒラヒラ
ドア「」バタン……
ガイ「まったく……自由なヤツだな」
⭐︎テルと話しました。
- 907 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 09:17:40.96 ID:hFOleF+SO
- ーーデロデロ都市ミュージア 大通り
サーシャ「今日で出発だね。旅に必要な物の買い忘れはないから大丈夫だけど……この国でしか手に入れられない物とか買えればいいかな?」
リーゼリット「うーん、大体デロデロ教が関係するようなヤツばかりな気がするなぁ」
アインズ「全くない訳でもあるまい。芸術品も数は少ないが幾つか残ってるみたいだしな。見て回るだけでも面白いだろう」
サーシャ「たしかにそうかも……」
テル「デロデロ教の人達が売ってる物も、デロデロ教のことさえ考えなければ全然普通なモノを扱ってたりするしね。ガイ君、なにかめぼしい物とかある?」
ガイ「……今のところはない。アインズが言ったように色々見て回るとしよう」
サーシャ「うん!」
安価下1
ありそうな物品
- 908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/01(土) 09:21:44.14 ID:2iQNE/p+o
- スライムを呼ぶ笛
- 909 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 12:22:41.21 ID:3sr+bZuZO
- 帽子スライム店員「」モニョモニョ
リーゼリット「あ、あの店見て!スライムがちっちゃい帽子かぶってる!」
サーシャ「ほんとだ〜!なんかおしゃれスライムって感じだね!」
テル「かわいい〜!ねね、あの店入らない?」
アインズ「む……スライム用の日焼け止め?そんな物も売っているんだな」
リーゼリット「砂漠が近くてスライムが多いからこそだね。効果のほどはわからないけど……」
アインズ「ほう……奥が深いな」
ガイ「……これも何かの縁だ。あの店を覗いてみよう。テル、変なことはするなよ?」
テル「しないしない!」
サーシャ「本当かなぁ……?」
◆
ーー雑貨店
帽子スライム店員「こんにちは!ゆっくり見ていってください!」ペコリ
テル「……ねぇ、ガイ君」
ガイ「ダメだ。店員に迷惑をかけたら出禁になる」
テル「……私、まだ何も言ってないよ?」
ガイ「口元が笑いを隠しきれていない。目線があのスライムの店員をずっと追っている……そこから推察するに邪なことを考えていると、俺は判断した」
テル「ちぇっ……なら我慢するか……」
サーシャ「見てこの瓶!スライムのぬめり美容液って書いてあるよ!」
アインズ「あまり知られていないが、食事や運動、諸々を気遣ったスライムの体液は美容効果が高い。高値で取引されることもあるそうだ」
リーゼリット「へー、知らなかった……ちょっと試してみようかな」
ガイ「……ん?これは……笛、か?少々小さい気もするが」
スライム呼びの笛「」
スライム店員「お客さん!その笛、気になります?」
ガイ「これは一体?」
スライム店員「それはスライム呼びの笛です!吹くとね、スライムがわくわくする音が出るんですよ!」
スライム店員「実際に呼び寄せる魔法の笛じゃなくて、スライムが好きな音の波を奏でる楽器なんです。音を聞くと、スライムたちはつい寄ってきちゃうんですよ〜♪」
スライム店員「人間で言えば……お気に入りの音楽が聞こえた時に、自然と体が動いちゃう、みたいな感じですかね!」
ガイ「なるほど。だからスライム呼びの笛、か」チラッ
テル「……」ウルウル
ガイ「……はぁ。すまない、コレを売ってくれ」
テル「!」パァァァ
スライム店員「ありがとうございます!音の調整は簡単なので、練習すれば誰でも吹けますよ〜♪」
テル「やった〜!ガイ君、ありがとっ!」ピョンッ
ガイ「……子供みたいに喜ぶな。落とすなよ」スッ
テル「大事にするってば!ふふっ、これで私もスライムマスターの仲間入りだね♪」
リーゼリット「え、スライムマスターって何?」
サーシャ「えっと……たぶん今作られた言葉かな?」
アインズ「フッ……悪い予感しかしないな」
帽子スライム店員「旅のお守りにもなりますよ!スライムは幸運を運ぶって言われてますから!」
⭐︎スライム呼びの笛を手に入れました。
- 910 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 12:23:23.80 ID:3sr+bZuZO
- ーーーデロデロ都市ミュージア
テル「〜♪」ピュー
一般スライム達「〜♪」モニョモニョ
サーシャ「この音色、私達が聞いても普通にいい音だね」
アインズ「柔らかく、どこか懐かしい響きだ……スライム達が惹かれるのも分かる」
リーゼリット「……あれ、あそこにあるのって──」
巨大な慰霊碑「」ズン……
リーゼリット「……慰霊碑?」
テル「……あれは十年前、シノホシの襲撃で亡くなった人達の名前が刻まれた慰霊碑だよ。この街を襲ったあの事件で、たくさんの人が犠牲になったんだ。街の人達は二度と同じ悲劇を忘れないようにって、この碑を建てたの」
サーシャ「……みんな、忘れてないんだね」
アインズ「静かに祈る者も多いようだ」
リーゼリット「あれ?……あの前に立っているのは──」
リュアン「……」ブツブツ
アインズ「……デロデロ教の導師だな」
テル「あの人、独りでお祈りしてるのかな?」
サーシャ「……ねぇ、なんか……昨日と雰囲気、少し違わない?」
リーゼリット「うん……祈ってるっていうより、何か呟いてる感じ」
アインズ「……祈りというより語りに近いな。誰かと話しているような感じだ」
ガイ「……近づいてみるか」
◆
- 911 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 12:24:05.89 ID:3sr+bZuZO
- リュアン「ごめんなさい……どうして、あの時……」ブツブツ
サーシャ「すみません。ここ、立ち入ってもいいですか?」
リュアン「──っ!」バッ
サーシャ「わっ、ごめんなさい……驚かせちゃいました?」
リュアン「……あなたたちは?」
ガイ「旅の者だ。通りすがりにこの碑を見つけて立ち寄っただけだ」
リュアン「そうでしたか……どうぞ、構いません。この碑を訪れる方を、咎める理由はありませんから」
リュアン「私はリュアン。この都市でデロデロ教の導師を務めています」
ガイ「……ここは十年前の襲撃で亡くなった人々を弔う場所だと聞いた」
リュアン「その通りです。十年前──世界めくれが起こる前に、シノホシと呼ばれる魔族の一団がこの街を襲いました。空から降る光のように、災厄が一瞬で街を呑み込んだのです」
サーシャ「……前に、ガイが言ってたね」
ガイ「……覚えてない」
リュアン「十年前の出来事ですから、知らなくても無理はありません」
リュアン「シノホシは、世界めくれが起こる直前まで活動していた魔族の集団。世界めくれの後は行方をくらまし……今も消息は不明です」
リュアン「当時、街では芸術祭が開かれていました。笑い声が絶えなかったはずのその場所に、光が降り注ぎ……次の瞬間には、すべてが燃えていたのです。私は……大切な人に庇われて、ただひとり生き残りました」グッ……
リュアン「……あの時のことは、今でも鮮明に覚えています。街は崩れ、炎がすべてを焼き尽くして……人々は、信じるものを失っていました。ただ、生き延びたことを恥じるように、膝をついて泣いていたのです」
リュアン「そんなときでした――彼女が現れたのは」
リュアン「小さな子供の姿をしていました。白い髪に、血のような紅の瞳。まるで、光の残滓が形をとったような存在でした」
リュアン「クロシュヴィア・スウィートエンド──そう名乗っていました」
リュアン「彼女は言ったのです。『わたしたちがみんなを、真の正しい世界に導いてあげる』と」
リュアン「……その言葉に、人々は泣きました。救われたと感じた者もいたでしょう。けれど私は……ただ震えていました」
リュアン「だって、あの瞳は哀れみでも希望でもなかった。混ざり合うことそのものを、愛おしそうに見ていた……そんな目だったのです」
リュアン「それでも、その言葉にすがるしかなかった。壊れた世界の中で、誰もが正しさという名の形を欲していたのだから」
サーシャ「……それが、デロデロ教の始まり、なんですね」
リュアン「正確には、そう名乗るようになったのは後のことですが」
リュアンと何か話す?
安価下1〜2
- 912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/01(土) 12:25:35.27 ID:JFo2i0TQO
- ガイが元シノホシの一人と会ったこと
- 913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/01(土) 13:11:18.54 ID:sF5npe1BO
- クロシュヴィアについて
- 914 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 16:44:02.19 ID:uqp/QUs5O
- サーシャ「ガイ、魔族国に住んでるフレメアさんって人は、元シノホシの人なんだよね?」
リュアン「え?」
アインズ「……その口ぶりだと知り合いみたいだな」
ガイ「まさか、会ったことがあるのか?」
サーシャ「そっか……その記憶も無くしちゃってるんだ」
ガイ「……すまない」
リュアン「フレメア・バイオレット……」
サーシャ「知っているんですか?」
リュアン「……その名は十年前、何度も耳にしました。シノホシの黒月と呼ばれ、指名手配の筆頭に挙げられていた者の一人です」
サーシャ「でも、今はもう戦っていません。私たちが出会った時のフレメアさんは、ただ静かに暮らしていて人を傷つけるつもりなんてなかったように見えます」
リュアン「……そうですか。けれど──その名を聞くだけで、胸の奥が冷たくなるのは、どうしてでしょうね」
リーゼリット「……この都市を襲った襲撃犯の一人だもんね」
アインズ「十年前の災厄の象徴として人々の記憶に刻まれている。無理もない話だ」
テル「……一つ、助言をするなら復讐はやめといた方がいいよ。私が見た人は返り討ちに遭うか、復讐できても結局自分の心を殺しちゃうだけだった」
リュアン「そんなつもりはありません……もう、憎しみを燃やすほどの力も残っていませんから」
リュアン「……時々思うのです。痛みも、憎しみも、すべて違いから生まれる。ならばいっそ、その違いが溶けてしまえば──争いも、嘆きも、なくなるのかもしれない」
サーシャ「……それって……デロデロ教の考え方……?」
リュアン「……ええ。けれど私はそれが真実だとは思っていません。ただ、あの日──焼け跡に膝をついて泣いていた人々が、その言葉を聞いて初めて顔を上げたんです。その光景を、今も忘れられなくて……」
リュアン「私は教えを信じているというより……あの時、救われた人々の気持ちを信じているんです。彼らにとって『真の正しい世界』という言葉は、救いの形だった。だから私は、それを伝え続けているだけ。たとえ、その形が歪んでいても……」
アインズ「なるほど。貴様は教義ではなく、教えにすがった人々を信じているのだな。だが……教祖のクロシュヴィアは本気で全てを一つにしようとしていたみたいだが?」
- 915 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 16:44:31.87 ID:uqp/QUs5O
- リーゼリット「そのクロシュヴィアって人……今はどこにいるの?」
リュアン「分かりません。世界めくれを境に、誰も彼女を見た者はいないのです。けれど……信者たちは今も信じています。彼女は真の正しい世界の完成を見届けに、別の場所へ行ったのだと」
テル「つまり、生きてるってこと?」
リュアン「信仰の上では、そうなっています……ですが、実際は分かりません。あれほどの力を持つ存在が、何故姿を見せないのか……」
ガイ「……」
ガイ(思えばこの前見た夢で……クロシュヴィアという名前を聞いた気がする。容姿も一致しているようだが……まさか、本当に……?)チラ
赤い空「」ズオオオオオオ……
ガイ「……」
サーシャ「ガイ、どうかしたの?」
ガイ「……なんでもない。もうそろそろこの国を出よう。テラヌス・ウルスへ向かわなければいけない」
リュアン「この国を出るんですね……道中、お気をつけて。世界めくれの爪痕は、未だ至る所に残っていますから」
ガイ「忠告、感謝する。こちらこそ、話を聞かせてもらって助かった」
リュアン「……ふふっ」
ガイ「?」
リュアン「いえ、荒唐無稽で変な話なのですが……もしかしたら、私とあなたが一緒に冒険するようなことがあったのかもしれないと思いまして」
ガイ「……妙なことを言うな」
リュアン「ええ、我ながら夢物語のようです。
でも……あなたと話していると、不思議と懐かしい気持ちになるのです。十年前、私を追っ手から逃がしてくれた冒険者に、どこか似ていて……」
ガイ「十年前なら俺はまだ子供だろう……第一、記憶を失っているからわからんな」
リュアン「……そうですか。なら、その冒険者の代わりに今ここで──その時の私の感謝を伝えさせてください」ニコッ
サーシャ「リュアンさん……?」
リュアン「いえ、気にしないでください。これはただの導師の戯言です。もしも、あなたが再びこの地を訪れることがあれば……そのときは、もう一度お話しさせてくださいね」
ガイ「ああ……約束しよう」
リュアン「ふふ……楽しみにしています。あなた方とはもう一度、会う気がしてなりませんから」
⭐︎リュアンと会話しました。
- 916 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 16:45:01.52 ID:uqp/QUs5O
- ーーテラヌス砂漠
一面の砂景色「」ヒュオオオオ…
太陽「」サンサン
魔導車「」ブロロ……
リーゼリット「デロデロ教もみんながみんな、怪しい人ってわけじゃなかったね」
サーシャ「うん。リュアンさんはちゃんとした人だったし……あの人が導師だなんて、ちょっと意外かも」
アインズ「信仰そのものが悪ではない、という好例だったな」
テル「うん……でも、『真の正しい世界』って言葉、ちょっと怖いよね。それを正しいって決めたら、他は間違いになっちゃうんだもん」
リーゼリット「あー、それわかる。みんなで手を取り合おうって言葉も、使い方次第で怖く聞こえるときあるよね」
サーシャ「でもリュアンさんは、そういう言葉にすがるしかなかった人たちの気持ちを分かってた。だからこそ、あの人は導師なのかも」
アインズ「……信じることそのものは罪ではない。だが、信じる形を他者に強いるとき、そこに歪みが生まれる」
テル「……つまり、正しさを押しつけちゃダメってことだね」
アインズ「その通りだ。救いとは本来、他人の中に見いだすものではなく、自分の中で育てるものだからな」
テル「……やっぱりアインズさん、難しい話するとき、声が低くなるんだね」
アインズ「気のせいだ」
リーゼリット「はは……でも、今のはちょっとかっこよかったよ」
サーシャ「……ふふ、でもやっぱり私、難しいことよりこういう静かな時間の方が好きだな」
ガイ「静かな時間は長く続かないものだ。今のうちに楽しんでおけ」
テル「もう〜、縁起でもないこと言わないでよガイ君〜……あっ、そうだ!」
スライム呼びの笛「」
アインズ「……ここで吹く気か?」
テル「砂漠のスライムが来るか試してみようかなって!」ピュー♪
乾いた風「」ヒュオオオ……
魔導車「」ブロロ……
アインズ「……音が、砂に吸い込まれていくな」
リーゼリット「流石に誰も来ないか」
サーシャ「……でも、いい音だよね……」
ガイ「フッ……そうだな。悪くない」
下1 コンマ (野営終了後、大魔女帝国に到着します)
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-50 物品発見(自由安価下2)
51-65 場所発見(自由安価下2)
66-80 良いこと(自由安価下2)
81-00 旅は道連れ
- 917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/01(土) 16:46:33.58 ID:JFo2i0TQO
- あ
- 918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/01(土) 16:47:10.00 ID:LyvCyk1T0
- 魔法学園研究者達のキャンプ地
- 919 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 21:30:24.65 ID:3HgAxpuvO
- アインズ「辺りが暗くなってきた。そろそろ野営する場所を決めないか?」
ガイ「賛成だ。近くにいい場所はあるか?」
リーゼリット「探してみるね……ん?……ねえ、あそこ明かりがついてない?」
テル「どれどれ……ホントだ。別の冒険者かな?」
サーシャ「……盗賊とかじゃないみたい。身なりからして、大魔女帝国の人かな?」
アインズ「……あの辺りは安全そうだな。私達もあの近くで宿営しよう」
ガイ「そうだな。明かりの近くまで行ってみるか。人がいるなら、情報も聞けるかもしれん」
テル「わー、やった!スライムちゃんはいないかなー♪」
リーゼリット「テルさん、そんなこと言ってると怪我するよ?夜の砂漠って、気温も下がるし魔物も出やすいんだから」
サーシャ「それに、もし向こうが警戒してたら不用意に近づくのも危ないですよ……まずは明かりの手前で止めよう」
アインズ「サーシャの言う通りだ。こちらが敵意を持っていないと示すためにも、慎重に行動した方がいい」
ガイ「よし、アインズ。お前は魔導車をその方向へ。明かりが見える位置で止めてくれ。俺とサーシャで様子を見に行く」
サーシャ「了解。リーゼとテルさんはここで待機してて」
テル「えぇー!こういうのって私も行った方が盛り上がるのに!」
リーゼリット「盛り上がるって言い方がおかしいんだってば……」
アインズ「ふたりとも、ここは命を懸けた娯楽ではないぞ」
テル「わかってるってばー!ガイ君、サーシャちゃん、二人とも気をつけて行ってきてね」
◆
ガイ「……あの明かり、焚き火だな。人影も見える。三人……いや、四人か」
サーシャ「テントも張ってるね……あっ、こっちに気付いたみたい……手を振ってるよ!」
ガイ「……危険は無いな。話しに行こう」
スタスタ……
◆
- 920 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 21:31:46.93 ID:3HgAxpuvO
- ーー魔法学園研究者キャンプ
焚き火「」パチパチ
茶髪の三つ編み眼鏡エルフ「こんばんは……こんな時間に人と会うなんて、珍しいですね」
サーシャ「こんばんは!えっと、通りすがりなんです。焚き火が見えたので……少し休ませてもらってもいいですか?」
ガイ「長い移動で休息を取りたかった。迷惑ならすぐに離れるが」
茶髪の三つ編み眼鏡エルフ「ええ、もちろん。ここは魔翌力の流れが安定してますから、夜でも比較的安全ですよ……どうぞ、火のそばへ」
研究者A「エルマさん、この人たちは……?」
茶髪の三つ編み眼鏡エルフ→エルマ「心配いりません、敵意は感じませんから。旅の方々です」ニコッ
研究者B「ふむ……この時間に移動してたってことは、急ぎの旅かな?」
サーシャ「まぁ、そうですね。ちょっとテラヌス・ウルスまで」
エルマ「そうですか。でしたら、焚き火の近くへ。夜の砂漠は思った以上に冷えますから」
ガイ「助かる。仲間があと3人いるんたが、連れてきても構わないか?」
エルマ「もちろんです!ぜひ、連れてきてください!」
サーシャ「焚き火と本の匂いがする……なんか安心するなぁ」
エルマ「あら……わかりますか?本の香りって不思議と落ち着きますよね」
研究者C「エルマさんは今日も本の山と格闘してましたからね。ちょっと焦がしかけたんですよ、焚き火で」
エルマ「うっ……あ、あれは紙質を調べてたら偶然燃えただけですっ!……ええっと、それより自己紹介をしないといけませんね」
エルマ「私はエルマ・ハミット。大魔女帝国の中央図書館で勤務していて、魔法学園の研究者と一緒にこの近くにある古代遺跡の調査に来ているんです」
サーシャ「調査ですか……あっ、私はサーシャです!こっちの無愛想なのはガイと言います!」
ガイ「おい……まあいいか。よろしく」
研究者C「ガイにサーシャ……ふむ、なるほど。旅人というより、冒険者のようにも見えるな」
ガイ「まぁ、実際そうだしな。各地を巡って、時々依頼をこなしている」
研究者A「なるほど……それでこの砂漠を横断中というわけですか。無茶をしますね」
サーシャ「慣れました!まだ、初日なんですけどね……」アハハ
研究者A「ははっ、初日でその余裕とは頼もしい。私なんて三日目で心が折れかけましたよ」
研究者B「砂漠は慣れるほどに油断できない場所ですからね。風向き一つで地形が変わります」
エルマ「このあたりは魔翌力の干渉も少ないので野営するには丁度いいんです。古代遺跡が近い影響で場所によっては魔翌力の濃度が不安定になることもあるんですよ」
サーシャ「へぇ……遺跡の影響でそんなことまで起きるんですね」
エルマ「そうなんです。ここでは魔翌力が呼吸しているように流れていて、私たちはその流れを観測しているんです。古代遺跡の痕跡を追う手掛かりになりますから」
- 921 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 21:32:14.01 ID:3HgAxpuvO
- 研究者B「エルマさんが選んだこの場所、実はかなり当たりなんですよ。風も安定してるし、魔翌力反応も一定です」
エルマ「偶然です、偶然。でも……偶然の中にも、必ず理由はある。だからこそ、調べる価値があるんです」
ガイ「……理屈は理解できんが、筋は通ってるな」
サーシャ「ねぇガイ、なんかかっこいいよね。知識を探す人って」
ガイ「ああ、そうだな」
エルマ「ふふ……正直、体力的には限界ですけどね。でも、文献に載っていない古代魔法の痕跡がここにある可能性が高いんです。書の香りを嗅げるなら、多少の砂くらい我慢できます」
研究者A「エルマさんは大魔女帝国でも有名な司書なんですよ。古代語の詠唱を解読して、失われた魔法を再現したこともあるんですから」
エルマ「もう、それは偶然ですってば……でも、古代の人々が残した知識には、まだまだ誰も知らない世界が眠っているんです。だから……やめられないんですよね」
サーシャ「古代魔法の研究をしてるんですか……!」キラキラ
エルマ「ええ。古代魔法というのは、ただの呪文ではありません。それは世界の理そのものを記した記録。私たち司書は、それを読み解くために、あらゆる時代と言葉を学び続けているんです」
サーシャ「理……世界の記録……」
ガイ「それほどのものを解き明かして、どうするつもりだ?」
エルマ「知識は誰かを傷つけるための武器ではなく、選択を与えるための道具です。過去を知れば、間違いを繰り返さずに済むかもしれません……だから私は、できる限り読むんです。本も、記録も、そして人の言葉も」
サーシャ「エルマさん……すごい。なんだか、見習いたくなります」
ガイ「ああ。司書とは思えないくらい行動的だな」
エルマ「ふふっ、でもきっと私よりも行動的ですよ、あなたたちは。私は紙の上でしか旅をしてこなかったもの」
サーシャ「かっこいい……!」
エルマ「ありがとうございます。でも実際は、ちょっと息切れしながら遺跡をまわってるんですよ?」
研究者B「今日も階段で二回転んでましたからね」
エルマ「あ、あれは、足場が崩れていたからです!」
サーシャ「ふふっ……」
⭐︎大魔女帝国の魔法学園研究者キャンプを見つけました。
- 922 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 21:33:42.95 ID:3HgAxpuvO
- テル「へぇ〜!古代魔法を!すごいですね」
研究者A「いやいや、私たちはエルマさんの助手みたいなものですよ。大半の仕事は彼女がやってるんです」
エルマ「やめてくださいよ、そんな言い方……皆さんがいなければ、とっくに砂の中で倒れてますって」
リーゼリット「でも本当に尊敬します。古代魔法を研究してるなんて、ロマンがあるなぁ……」
アインズ「古代文明の記録は多くが失われている。再現できるだけでも偉業だ」
テル「その古代魔法って、スライムも使えたりするのかな?」
研究者C「え、スライムが……ですか?」
エルマ「ふふっ、そうですね……理論上は全ての生命に魔翌力の源はあるとされています。だから、可能性はゼロではありませんよ」
テル「ほんとに!?じゃあ私もスライムちゃんたちと一緒に古代魔法の修行しようかな〜!」
サーシャ「テルさん、それは流石に無理だと思う……」
ガイ「フッ……」
何をする?(安価終了後、大魔女帝国に到着します。)
安価下1〜3
- 923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/01(土) 21:36:32.24 ID:JFo2i0TQO
- エルマに魔法学園の人たちについて聞く
- 924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/01(土) 21:37:18.95 ID:nodPd9IeO
- エルマ、研究者たちと一緒に食事する
- 925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/01(土) 21:38:20.56 ID:2iQNE/p+o
- 他に古代遺跡について分かっていること
- 926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/01(土) 21:40:45.54 ID:nodPd9IeO
- >>923
- 927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/01(土) 21:44:10.70 ID:nodPd9IeO
- すいません>>924を書いた者ですが少し直します。
「ガイたち エルマたちと一緒に食事する」でお願いします。
後、>>926で安価したものは間違いです。
- 928 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 23:24:26.25 ID:s6NxOdfGO
- サーシャ「そういえば……魔法学園の研究者って普段は何をされているんですか?」
エルマ「私は一介の司書ですからなんとも……説明をお願いできますか?」
研究者B「ええ。部署ごとに違うんですけど、僕たちは主に古代遺跡の調査と、そこで見つかった魔法式や文献の解析をしています」
研究者A「古代遺跡とひと口に言っても、実は同じ時代のものじゃないんですよ。この大陸の地下には、少なくとも三つの異なる文明の痕跡が確認されているんです」
リーゼリット「三つも?それって、どんな違いがあるんですか?」
研究者A「まず一つ目が古の魔法文明。膨大な魔翌力を使い、星の理すら操ろうとした人々の遺跡です。魔法陣や結界、マジックアイテムなどが主な遺物ですね」
エルマ「私は主に魔法文明の遺跡の調査に同行させてもらっているんです」
研究者B「次に機械文明。こちらは魔翌力よりも物理や数理を重んじた時代です。金属でできた遺構や、魔導具が多く見つかっています。技術的にはある意味、現代よりも進んでいる部分もあるんですよ」
研究者C「そして最後が……テラヌス・ウルスの先祖が築いたとされる文明です。比較的最近のもので、遺跡というより聖域のような構造をしていることが多いですね。彼らは古の遺物を再利用し、信仰や儀式の場として保護していたと考えられています。現在発見されているものは大きく分けてその三つに当てはまります」
研究者A「もちろん、それらに当てはまらないものも多くありますがね。現在研究中です」
サーシャ「へぇ……それぞれの時代が積み重なってるなんて、まるで地層みたいですね」
エルマ「まさにその通りです。私たちは歴史を掘り起こすというより、世界そのものの記憶を掘り出しているんです」
ガイ「……つまり、遺跡を調べれば、今の世界の成り立ちも分かるかもしれない、というわけか」
研究者B「ええ。どの文明も、世界を変えようとしたという点では共通しています。かつての人々が何を考えていたのか……そこを知るのが、私たちの仕事の一つですね」
テル「世界を変える……なんか、ロマンがあるねぇ!」
エルマ「ふふ……ロマンに支えられて、砂漠の夜を越えているようなものですよ」
⭐︎古代遺跡について少し知りました。
- 929 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/01(土) 23:28:42.51 ID:s6NxOdfGO
- 本日はここまでです。大魔女帝国まで行きたかった……
>>927
了解しました。こういった誤字や文脈の訂正等は最安価には含みませんので参考までに。
明日も更新したいところですが、>>1の仕事の都合でできない可能性があります。できる場合は夜に少量だけ可能だと思われますのでご了承ください。
それでは、また。
- 930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/01(土) 23:34:34.65 ID:2iQNE/p+o
- 乙
古代遺跡にも設定あったり今回も色んな要素が複雑に織り成しそうね
- 931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/01(土) 23:50:17.93 ID:E0yZVkIJO
- 乙他のシノホシは今何してるのだろうね
- 932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/02(日) 00:25:13.10 ID:TLmyJ5p+o
- 乙乙
10年前と既存キャラどれだけが死亡してるんだろうか
- 933 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/03(月) 19:10:45.94 ID:F/H4/QNwO
- 昨日は更新できず申し訳ありません。
少しずつ更新していきたいと思います。
>>930
古代遺跡の設定はフレーバー程度の物なので、あまり重要ではないかもしれませんが、展開によっては重要になり得ます。要素が織りなすかは状況次第です。
>>931
シノホシで未登場の人達はとりあえず生存はしています。何をしているかは、この先の展開で描写する機会があればしたいですね。
>>932
本スレで描写されていないキャラについては、基本的には生きています。が、メタ的に言ってしまうと話の流れによっては死んでいたことになる可能性もありますので、こちらも展開次第になります。
現状、本スレで>>1が想定している死亡者(消失等も含む)についてはクロシュヴィア、フローディア、クラウディアです。記憶を失ったという意味では、ガイも一度死んだと言えるかもしれませんね。参考までに。
- 934 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/03(月) 19:11:47.65 ID:F/H4/QNwO
- アインズ「魔法学園といったか……詳しくないのだが、著名な人物等はいるのか?」
研究者A「著名な人物ですか?それなら挙げきれないほどいますよ。天才も変人も……まるで見本市です」
エルマ「ふふっ、確かに。大魔女帝国の学園は知の都とも呼ばれていますが……帝国の象徴たる大魔女を筆頭に、個性派ぞろいですよ」
サーシャ「なんだか面白そう……どんな人たちなんですか?」
エルマ「そうですね……大魔女様は、おそらく皆さんのイメージ通りなので説明しなくていいですよね……うーん……」
研究者A「やはりクロ教授は外せないでしょう!大魔女様を補佐する優秀な人ですよ。あの小柄な外見と講義のわかりやすさ、誰にでも優しい性格、たまに見せる暗い表情……!ああ、その全てが愛おしい……!」
研究者B「……君、クロ教授のことになると早口になるよな」
研究者C「はは……他だと、ティリウスさんは有名じゃないですか?あの人のお陰で大魔女帝国は砂漠のど真ん中にあっても植物が枯れませんし、論文も興味深い物をいくつか発表しています」
研究者B「あ、それからユキ教授も氷魔法の研究で名を轟かせてますね。元々はオノゴロ出身で魔法学園の留学生だったんですが、卒業後もこちらに残り研究を続けているんです。あのダークヒロイン・ミスティの教えを直々に受けたすごい人物なんですよ」
サーシャ「えっ!?あのダークヒロインの弟子なんですか!?」ガタッ
研究者A「おおっと、随分食いつきがいいですね……ファンですか?」
サーシャ「もちろんです!十年前、ダークヒーローイリスと共に様々な国を救った英雄ですよ!孤高で、冷たくて、それでいて人のために戦う……あの生き方、憧れない方がおかしいです!」
ガイ「……お前、そういうのに憧れるタイプだったのか」
サーシャ「だってかっこいいでしょ!どんな絶望の中でも前を向いて立ち続けた人なんだから!」
エルマ「ふふ、ダークヒーローの影響は本当に大きいですね。今でもあの方々を模範にして学園に入る学生は多いんですよ」
アインズ「ほう……なかなか面白いな。学園というのは常にそんな話題で盛り上がっているのか?」
研究者A「盛り上がるどころか、研究テーマにまでなってますよ。『ダークヒーローの心理分析』とか、『ダークヒーローの魔法詠唱の美学』とか」
サーシャ「えっ、そんな研究あるんですか!? 行きたい……!」
リーゼリット「学問にまでなってるのはすごいね……」
エルマ「ふふっ。あの方々の行動や信念は学ぶ価値がありますからね。学生たちが熱を入れるのも分かります」
テル「へぇ〜……でも、そんな研究ばっかりしててちゃんと魔法の練習とかしてるの?」
研究者B「もちろんですとも。講義が終わったあとに自主練習を始める学生もいますよ」
研究者C「問題はそれで毎年、校舎のどこかが吹き飛ぶことですね」
リーゼリット「えぇっ!? 大丈夫なんですか、それ!?」
エルマ「ええ……“大体は”修復されます。学園って、そういうものなんですよ」ニコッ
アインズ「ふむ。知識と混沌の坩堝、というわけか。面白い」
ガイ「……平和な学園とは程遠いな」
テル「でも楽しそうだよね〜!私も通いたい!入学条件って何?」
研究者A「好奇心と、少しの狂気です」
リーゼリット「狂気!? それ必須なんだ……」
エルマ「流石に冗談ですよ。悪意がなければ誰でも受け入れています……でも、何かを本気で好きになるって、少しだけ狂気と隣り合わせなんですよ」
サーシャ「……なんか、わかる気がします」
⭐︎魔法学園の人達について聞きました
- 935 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/03(月) 19:13:26.79 ID:F/H4/QNwO
- リーゼリット「なんだかお腹空いてきちゃったな……そろそろご飯にしない?」
アインズ「賛成だ。私もちょうど腹が減ってきたところだ」グゥ~
研究者A「ははっ、いいタイミングですね。ちょうどこれから夕食を作ろうとしていたところなんです。といっても、簡単なものなんですが……」
テル「ふふーん、それなら私たちが手伝ってあげようか?ウチのサーシャちゃんは料理が得意なんだよ!」
サーシャ「ちょ、ちょっとテルさん!いきなりハードル上げないでくださいよ!でも……まぁ、せっかくだし腕を振るってみようかな?」
エルマ「まぁ、それは嬉しいです。いつも似たような物で済ませてしまうので……たまには別の料理も食べてみたいですね」
リーゼリット「よーし、それじゃあ料理開始だね!」
テル「うん!お腹ぺこぺこだし、気合い入れちゃうぞー!」
アインズ「さて……今夜はどんな夕餉になることやら」
ガイ(……テル以外に気づかれなければいいが)
安価下1〜2 食材を1〜2つ選択
肉類:サバクイナゴ、オオキイスナミミズ、マジカルトリ肉、マジカルケモノ肉
野菜:枯れ草、乾燥植物、ウチワサボテン、テラヌスアロエ、マジカルリーフ、マジカルマメ
穀物:マジカル米、マジカル小麦
果実:精霊サボテンの実、マジカルリンゴ
卵乳:スナニワトリの卵、マジカルバター
特殊:マジカルゼラチン、マジカルシュガー、マジカルスパイス
- 936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/03(月) 19:15:18.44 ID:xgJh3kBhO
- サバクイナゴ、スナニワトリの卵
- 937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/03(月) 19:16:48.92 ID:qBm+Hv7Lo
- 枯れ草
マジカルゼラチン
- 938 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/03(月) 21:42:52.52 ID:fbH8HPYuO
- サーシャ「使える材料は……サバクイナゴと枯れ草!?」
テル「周りにそれくらいしか見当たらなくってね……」
研究者C「すいません、そういえば我々も昼に食材を切らしてしまって今はこんなものしか……」
スナニワトリの卵「」
マジカルゼラチン「」
ガイ「……大魔女帝国にすぐに着くと思って油断していたな。保存食はあるからそれを食べて過ごすのも手だが」
サーシャ「……いや!それでも私はこれらを美味しく調理します!!!」
リーゼリット「枯れ草まで……?」
アインズ「ふむ……完成系がまったく見えんな。どうしたものか」
サーシャ「……食べ物に無駄はありません!工夫と気合いで、ちゃんとした料理にしてみせる!アインズさんも手伝って!」
テル「おお、燃えてるねサーシャちゃん!がんばれ!!!」
エルマ「ふふ……良いですね。料理も学問も、未知の挑戦から始まるものです」
研究者A「おおっ、なんだか講義みたいだ……!では、我々も協力しましょう。火と器具はこちらで用意します!」
◆
砂漠の卵スープ「」ドン‼︎
アインズ「なんとか完成したな……見た目は少々……うむ……まあ、食べれるだろう……」
サーシャ「サバクイナゴは足と触角をとって一度、素揚げにしてからスープに枯れ草と一緒に入れてみたよ。調味料でオノゴロ風の味にしてみました!」
アインズ「卵は溶き入れて、マジカルゼラチンでスープにとろみをつけた」
テル「これは……食べるのに勇気がいるね」ワナワナ
エルマ「何事もまずは試してみませんとね」パクッ
リーゼリット(えっ!?躊躇なく行った!?!?!?)
エルマ「……ん……うん。悪くないです。イナゴの香ばしさと枯れ草の苦みが、意外と調和してますね。オノゴロ風の味付けもいいですね!」
研究者A「おおっ!?ホントだ!材料からあまり期待はしていなかったけど美味しいです!」ズズ……
研究者B「……ちゃんとスープになってる!エビみたいで美味しいですね!」
リーゼリット「うわ……これ、見た目のわりにすごく優しい味……!枯れ草の苦みがちょうどアクセントになってる!」
テル「う、うそ……美味しい!?サバクイナゴと枯れ草が入ってるのに!?」
サーシャ「えへへ……成功してよかったぁ」ニコッ
ガイ(……味は分からないが、その笑顔を見れれば十分だな)ズズ……
⭐︎砂漠の卵スープを飲みました。
- 939 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/03(月) 21:43:55.53 ID:fbH8HPYuO
- ー翌日
エルマ「まずは大魔女帝国に向かうんですね?」
サーシャ「はい。そこで準備を整えてからテラヌス・ウルスに向かいます!」
エルマ「そうですか……では、気をつけて。この辺りは大丈夫ですが、最近は巨大な生物が砂漠を行き来しているみたいです。私はまだ見たことがないんですけどね……」
リーゼリット「ホントだったんだ、あの噂……」
エルマ「私達はこの砂漠で調査を続けています。大魔女帝国にもテラヌス・ウルスにも立ち寄る機会が多いので、また会うかもしれませんね」
サーシャ「そのときはもっと美味しい料理を作りますね!」
エルマ「楽しみにしています……あなたたちの旅路に、良き風が吹きますように」
サーシャ「ありがとうございます、エルマさん!」
リーゼリット「じゃあ、行こっか!」
ガイ「ああ。準備はいいな?」
アインズ「いつでもいいぞ」
テル「それじゃ、大魔女帝国へ出発〜!」
魔導車・改「」ブォン‼︎ブロロ……
⭐︎魔法学園研究者キャンプを出発しました。
- 940 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/03(月) 21:44:37.56 ID:fbH8HPYuO
- ーー幕間
ーーデロデロ都市ミュージア
干からびていくデロデロ信徒A「ああっ……」バタッ
デロデロ信徒B「お、お願い、見逃して……!私たちは……ただ祈っていただけで──」
リーナ「……うるさい」スッ
干からびていくデロデロ信徒B「あっ……そん、な……」バタッ
リーナ「……」
「──よくやりました、リーナ」
リーナ「……ありがとう、ございます」
「あの方々は間違った教えを信じていました。混ざり合うことは救いにはならない。そう思いませんか?」ナデナデ
リーナ「はい……全部、消えれば誰も泣かなくて済みます」
「その通り……ですが、消え行く運命(さだめ)にあるこの世界を元へ戻そうとする者達がいます」
リーナ「……そんな人達がいるんですね。私は、何をすればいいですか?」
「彼等は世界樹の光の残滓を集めて、世界めくれを止めようとしています。リーナ、あなたはテラヌス・ウルスに向かい、光の残滓を手に入れるか──この者と、一緒にいる者を無に帰してください」スッ
ガイの似顔絵が書かれた紙「」ピラッ……
リーナ「!……この人は……」
「知っているのですか?」
リーナ「……いえ、気のせいでした」
十字瞳孔のフード女性「そうですか。では、リーナ──あなたの活躍を期待しています」
リーナ「……はい。行ってきます」
スタスタ……
ガイの似顔絵が書かれた紙「」
リーナ(この人……私に優しくしてくれた。でも……私、どうしてそんなこと覚えてるんだろう)
リーナ(私はもう……何も感じないはずなのに……)
リーナ(それなのに、胸が痛いのは……どうして?)ギュッ
リーナ「……テラヌス・ウルスに行かなきゃ」
スタスタ……
- 941 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/03(月) 21:45:04.87 ID:fbH8HPYuO
- ーー砂上楽園都市エデン
テル「相変わらず……大きいなあ……」
アインズ「階段の周りにいくらか魔導車が止まっているな……中へは徒歩でしか入れないのか」
リーゼリット「うん。確か、結界が張ってあるって聞いたことあるよ」
ガイ「……今は誰でも入国できるんだよな?」
サーシャ「うん!ねえ、早く入国しよ!」
トンカントンカン…
◆
昇降機「」ウィーン…
ガゴン!
扉「」プシューッ
通りを行き交う人々「」ワイワイ
そびえ立つ摩天楼「」ドン
ガイ「──ここが、大魔女帝国か」
サーシャ「うん……やっぱり、他の国とは大きく違った感じがするね」
アインズ「あそこまで巨大な建物は初めて見たぞ……」
ガイ「まるで別世界だな……楽園って呼ばれるのも納得だ」
リーゼリット「あはは!見た目に違わず中も凄いんだよ?宿はどっちだっけ?」
テル「こっちこっち!宿をとったら散策しようよ!お店もいっぱいあるし!」
アインズ「ああ……この国の食事も気になる。色々面白そうだしな」
現在は大魔女帝国です。(1日目)
何をする?
安価下1〜3
- 942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/03(月) 21:45:35.56 ID:6PAC4E9Z0
- 魔法学園を見学
- 943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/03(月) 21:52:27.55 ID:qBm+Hv7Lo
- 大魔女宮殿に侵入して取り敢えず、暗黒館参上口上を述べておく
- 944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/03(月) 22:02:08.55 ID:6ytEXgR4O
- 色々あって大魔女ファンクラブに入信させられる
今なら入信特典の魔翌力タンクの指輪をプレゼントこれで魔翌力ブーストなんのその
- 945 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/03(月) 23:05:54.60 ID:fbH8HPYuO
- 申し訳ありません。>>1の眠気が凄いため本日はここで終わります。
次回更新は土曜日予定です。
- 946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/03(月) 23:58:39.70 ID:qBm+Hv7Lo
- 乙
- 947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/11/04(火) 02:45:49.44 ID:5BQ8uGRs0
- 眠い?何甘ったれてんだ
高市早苗は我が国の為に寝ずに勤しんでおられるのだぞ
- 948 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/04(火) 15:32:33.48 ID:cluEs64MO
- フローフェリアコンビと遭遇あるんかな
- 949 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/08(土) 20:42:18.16 ID:k+ikK/xbO
- 中々いい展開が思い浮かばず時間がかかってしまいました。更新していきたいと思います。
>>946
ありがとうございます
>>948
勿論、2人ともこの国に来ています。今のところは大きな問題を起こしていないようです。
- 950 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/08(土) 20:42:44.18 ID:aSegC+ToO
- ーー砂上楽園都市エデン 魔法学園
ワイワイガヤガヤ
学生たち「」キャッキャ
研究者たち「」セカセカ
アインズ「……すごいな。魔法学園の者達だけでなく一般の者も多く利用しているのか」
ガイ「普通、こういう場所に部外者は立ち入れないものじゃないのか?」
テル「まぁ普通なら部外者お断り……ってなるところだけどさ。今は古代遺跡の件で情報を欲しがってるから、むしろウェルカムなんじゃない?それにここの人たち、けっこういい人多いらしいし。変な目的さえなければ、魔法を学びに来る人には優しいってことでしょ?」
ガイ「そういうものか。もっと閉鎖的で堅苦しい場所だと思ってたが……」
リーゼリット「大魔女帝国っていう言葉の響きだけだとね。お金はかかるけどエルマさんが言ってたように、一般の人も授業を受けれるみたいだよ」
サーシャ「本当だ……しかも値段は良心的だし!」
テル「空に浮かんでた頃は無料だったらしいけどね。地上に落ちた弊害──になるのかな?」
ガイ「……そうとも言えないだろう。どんな国だって、維持するためには代償がいる。空に浮かんでた頃は払っていなかったんじゃなくて、誰かが見えない場所で払っていただけだ……今は正しい形に戻ったと言える」
アインズ「フッ……その言い分、ここの住人に聞かれたら反論されるんじゃないか?」
黒髪の幼女「──たしかに、ここでそういう発言をするのはよくないかもね」
ガイ「……あなたは?」
黒髪の幼女→クロ「ああ、ごめんね!話してるのが聞こえちゃって……わたしはクロ。この魔法学園で教授をしているの」
サーシャ「クロ教授──って、エルマさんと一緒にいた研究者さんが言ってた!」
リーゼリット「教授……教授……?あの、子供にしか見えないんだけど……!」
アインズ「小柄だとは聞いていたが、まさかここまでとは……」
クロ「むっ……こう見えてもわたし、君達より年上なんだけど……まあいいか。興味本位で聞くんだけど、ここには何をしに来たの?」
ガイ「テラヌス・ウルスへ行く道中で寄ったんだ。準備ができ次第、この国を出るつもりだ」
クロ「なるほど……テラヌス・ウルスへ向かう理由を聞いてもいい?」
ガイ「……大した理由じゃない。話す程のことでもないしな」
クロ「世界樹の光を探しに行くんでしょ?」
ガイ「──ッ!?」
クロ「暗黒館の『救国の影』ってあなたたちのことだよね?オーナーさんから聞いてたからすぐわかったよ」
リーゼリット「えっ、私達そんなふうに呼ばれてるの?」
サーシャ「あはは……けど、オーナーが伝えてくれてるってことは……もしかして、私達に協力してくれるんですか?」
クロ「うん、そのつもりだよ。トゥルーエンドちゃ……じゃなくて、大魔女様も光の残滓には強い関心を持っているから」
リーゼリット(えっ、今……トゥルーエンドちゃんって呼ぼうとしてた?この国の最高権力者をちゃん呼びできるって、どんな関係なの……?)
ガイ「……そういうことなら話を聞こう。俺たちも、無用な誤解は避けたい」
クロ「うん……こんなところだとなんだし、ちょっと場所を変えようか。みんな、わたしについてきてくれる?」
◆
- 951 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/08(土) 20:43:22.93 ID:Qu0BO3R8O
- ーー大魔女宮殿
巨大な魔女像「」ドン‼︎
クロ「今、大魔女様はテラヌス・ウルスに大使として駐在しているから不在だけど……権限の一部は、留守を任されているわたしに預けられているの」
サーシャ「えっ……クロ教授って、そんな偉い立場だったんですか!?」
アインズ「なるほど。見た目に惑わされるな、というわけか」
クロ「ふふ、それじゃあ本題に入るね……」
クロ「結論から言うと──大魔女帝国は、あなたたちを正式に支援するつもりだよ。理由は単純。世界めくれの影響は年々、おさまるどころか確実に進行しているから」
テル「……やっぱり、そうなんだ」
クロ「十年前の世界めくれが止まったように見えたのは、表面だけ。実際には、地脈や魔翌力圏、どれも数値が緩やかに下降しているの……いずれ限界を迎えれば、今度こそ世界は消滅する」
サーシャ「……そんな……」
ガイ「だから──光の残滓を集める俺たちに、協力するというわけか」
クロ「うん……世界樹の光は、唯一世界めくれを押し返せる力。その欠片が残っているのなら、それを集める意味は大きい。だけど──それを国家が集め始めれば、たちまち争奪戦になる」
リーゼリット「……そっか。国が動けば、他の国も黙ってない……世界樹の光はあまりに強大で、手にした者次第で救いにも脅威にもなるって聞いたよ」
クロ「そう。だからこそ──国に属していない、実績のある第三者が必要なんだよ。あなたたちは、世界樹の光を集める意志を持ちながら、どこにも属していない。しかも、一度は国を救ってみせた。十分すぎる信用と実績だよ」
アインズ「だが、我々は残滓の力を悪用するかもしれんぞ?」
クロ「みんなはそんなことしないよ。もし悪用する気があったなら──もうとっくに好き勝手に使っててもおかしくない。それをしなかった時点で、答えは証明されてる」
クロ「それに、わたしは研究者だからね。人を見るのは慣れてるんだ。欲に濁った目か、使命に焦がれる目かくらい、話せばすぐにわかるよ」
ガイ「……それで、支援というのは具体的に何をしてくれるんだ?」
クロ「まずは基盤となる三つ──資金、情報、そして正当な身分の提供だよ」
ガイ「……身分?」
クロ「そう。大魔女帝国の準協力者としての公的な証明を発行する。それがあれば、各国での出入りや発掘調査が、正式な権限のもとで行えるようになるよ」
アインズ「ふむ……だが、暗黒館の名も信頼は得ているだろう。それでもなお、この国の証明が必要なのか?」
クロ「うん。暗黒館の名は冒険者としての信用にはなるけど──国境や遺跡とか、一部の場所では効力が落ちる。あくまで私的な組織だからね」
ガイ「……つまり俺たちは、信用はあるが正当性がないということか」
クロ「そういうこと。けれど──帝国が発行する証明は違う。それは、帝国が責任を持ってあなたたちを認めているという意味になる。必要なら、国王や領主相手でも効力を発揮するよ」
テル「……すご……なんかもう、立場が一気に上がった感じする……!」
クロ「ただし──覚えておいてほしいことがひとつある」
ガイ「……条件か?」
クロ「ううん、そういうんじゃないよ。
世界樹の光の探索については──今まで通り秘匿を続けてほしいの」
リーゼリット「……やっぱり、公開すれば争いになるから?」
クロ「うん。それもあるし──帝国が支援していると表に出れば、そこから余計な疑念や干渉が生まれる。今の“静かな動き”がいちばんいい形なんだよ」
ガイ「……なるほど。帝国は裏から支える。俺たちは表で自由に動く。そういう関係か」
クロ「そう。だから──今まで通りでいい。ただ、後ろ盾が増えたってだけ」
サーシャ「じゃあ、やることは変わらないけど……心強さは倍ってことだね!」
アインズ「ふん。悪くない取引だ」
リーゼリット「……うん。これで、迷わず進めるね」
クロ「手続きはわたしがまとめておくよ。あとは受け取って、動くだけ──期待してるよ、暗黒館のみんな」
⭐︎大魔女帝国が光の探索を支援してくれます。
- 952 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/08(土) 20:44:07.32 ID:BlF0J+cAO
- ーー歓楽区 カフェ
テル「──それで、みんなは世界樹の光を集めて旅をしてるんだよね?」
ガイ「……ああ。正確には残滓の力だが……今まで話していなかったが今日聞いた以上、隠す理由もなくなった……すまない」
テル「いや、隠してたことに怒ってるわけじゃないよ。むしろ言わなかった理由は分かる気がする」
サーシャ「テルさん……?」
テル「だってあれ、普通に聞いたら世界救っちゃう系の使命でしょ?そんなの聞かされたら、気軽に旅できなくなるもん」
テル「けどさ──もう聞いちゃった以上、知らなかった頃には戻れないってことだよね?」
アインズ「……理解が早いな。驚くより、まず整理が先か」
テル「実は裏で世界救ってましたなんて言われたら、そりゃ驚くけどさ。もう聞いちゃった以上、知らなかったフリはできないじゃん?」
アインズ「ふむ。動揺より整理が先とは、意外に腹が据わっているな」
テル「やだなぁ、私こう見えて割と現実主義なんだよ?深刻な顔してても世界は救えないしね」
サーシャ「テルさん……本当にそう思ってくれるの?」
テル「思ってるから言ってるの。で、ひとつだけ確認」
ガイ「……なんだ?」
テル「私、まだ一緒にいていい?」
ガイ「……当然だ。お前の力がこの旅には必要だ……それに、離れてほしくない」
リーゼリット「えっ!?///」
サーシャ「ガイ、その言い方……」
アインズ「フッ、本命はテルだったか」
ガイ「?……待て、話を歪めるな。そういう意味で言ったわけじゃない」
テル「いやいや〜?あれ完全に愛の告白だったよ?照れるな〜もう〜♪」
リーゼリット「うん……あれは普通に破壊力あった……」
サーシャ「むぅ……いいなぁテルさん……」
ガイ「……もういい、誤解は解かなくていい。好きに言ってろ」
アインズ「ふむ。完全には否定しないあたりが罪な男だな」
ガイ「アインズ、お前も混ざるな。俺はただ……必要な仲間を手放すつもりはないと言っただけだ。それ以上でも以下でもない」
ガイ「俺たちには使命がある。クロ教授の話にもあったが……この旅は途中で投げ出せるものじゃない。大魔女様の支援を受ける以上、俺たちも歩みを止めるわけにはいかない」
- 953 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/08(土) 20:44:51.29 ID:BlF0J+cAO
- 大魔女狂信者「大魔女様の、支援?」ピクッ
大魔女狂信者「今……大魔女様の支援と聞こえましたが──」ズイッ
ガイ「……誰だ?」
大魔女狂信者「失礼、聞くつもりはなかったのですが……耳が勝手に反応してしまいまして」
サーシャ「なんか……すごく嬉しそうな顔してる……?」
大魔女狂信者「まさか!あなた方──大魔女様に選ばれし巡礼者……いえ、導かれし者では!?」ズイッ
リーゼリット「えっ、なんの話?」
大魔女狂信者「大魔女様のご意志を継ぎ、遥かなる大地を巡り、光を求める旅路……ッ!なんという尊き使命……!」
ガイ「……待て、落ち着け。俺たちは別に、信徒でも巡礼者でも──」
大魔女狂信者「あなた方を歓迎します──ようこそ!大魔女信仰連盟《トゥルーエンド教団》へ!」
ガイ「待て、話を勝手に進めるな!」
サーシャ「そんな組織あるの!?!?」
テル「え、ちょっと面白そう……」
アインズ「興味を示すな」
大魔女狂信者「ご安心ください!入信手続きは簡単です!契約等もございません!今なら魔翌力補助の指輪もプレゼントしちゃいます!!!」
ガイ「だから違う!!俺は大魔女を崇拝しているわけじゃ──」
大魔女狂信者「では質問です!あなたは大魔女様を偉大なお方だと思いますか!?」
ガイ「……思わないわけがないだろう。世界を案じ、影から動くお方だ。尊敬はしている」
大魔女狂信者「はい入信確定!!」
ガイ「!?!?!?」
リーゼリット「ガイ、今の完全にトラップに引っかかった形だよ!」
大魔女狂信者「では、こちらプレゼントの指輪です!」
指輪「」ポン
サーシャ「ちょ、ちょっと待って!?入信ってそういうスピード感なの!?」
テル「……指輪が貰えるのってちょっとお得じゃない?」
アインズ「損得で判断するな」
大魔女狂信者「安心してください!祈れば自動調整機能が働きます!!」グイッ グイッ
ガイ「いらない!機能説明がいちいち不安を煽るんだよ!!」グググ
サーシャ「ガイ……もう観念した方がいいかも……」
テル「うんうん、もう事実上入ってるし。気にしたら負けだよ?」
アインズ「諦めろガイ。これは運命だ」
ガイ「いやだ!何がどうなって運命になるんだ!」
大魔女狂信者「では、入信の証として!ご唱和を!──トゥルーエンドは永遠に!」
ガイ「やめろ!巻き込むなぁぁぁ!」
⭐︎トゥルーエンド教団に入信することになりました。
- 954 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/08(土) 21:15:10.39 ID:qvR+c9VHO
- スタスタ……
ガイ「まったく……さっきはひどい目にあった。入信だの指輪だの……なんだったんだ、あれは……」
ガイ「女性陣は風呂に行ったし、少し歩いて頭を冷やそう……ん?」
セーレフェリア「ん〜……これおいしい……♪」モグモグ
大量のお菓子「」ドン
ガイ「……あいつは……?」
セーレフェリア「もぐ……あ、見てた?いいでしょ、これ。甘くて、口の中でとろけるんだよ」
ガイ「いや、俺は別に見ていたつもりは……」
セーレフェリア「ふふ、気にしてないからいいよ?あ、食べる?私、今気分いいからわけてあげる!」スッ
ガイ「……気持ちは嬉しいが、遠慮しておく。知らない奴から食べ物を受け取るのはな……」
セーレフェリア「えっ、知らない人扱い?ひどくない?私こんなに開いてるのに、心」
ガイ「いや、初対面のはずなんだが……」
セーレフェリア「あっ、それは自己紹介してなかったからだね。よし──やり直しっ」
セーレフェリア「私はセーレ!好きなものは甘いものと楽しいこと!嫌いなのは退屈とつまらない人!よろしくね!」ニコッ
ガイ「……ガイだ。冒険者をやっている」
セーレフェリア「ガイ、ね。へぇ、いい名前。短くて覚えやすい!」
ガイ「……ひとりなのか?」
セーレフェリア「んー、ひとりっていうか……仲間とはぐれて迷子中?」
ガイ「迷子なのに楽しそうだな」
セーレフェリア「迷子ってそんなに悪いことかな?ほら、知らない町で知らない人と会えるし。こうしてガイとも話せてるし?」
ガイ「……まあ、そういう考え方もあるか。それより、仲間を探さなくて大丈夫なのか?」
セーレフェリア「ん〜?別に急がなくていいよ。どうせ見つかるから」ニコニコ
ガイ「……そうか」
セーレフェリア「うん!ねぇねぇ、こうして会ったのも何かの縁だと思わない?お話しよ?」
ガイ「……まあ、時間はある。少しくらいなら付き合おう」
セーレフェリア「わーい、やった♪」パチパチ
セーレと何か話す?
安価下1〜2
- 955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/08(土) 21:17:45.35 ID:bOnfK9KI0
- 連れはいないのか
- 956 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/08(土) 21:22:33.69 ID:2lvt0Yhlo
- 逆に手持ちの甘いものをあげる
- 957 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/08(土) 21:35:10.45 ID:lTRrQzhbO
- >>955
大変、申し訳ありません。内容が重複するため、最安価とさせていただきます。
安価下1
- 958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/08(土) 21:40:46.44 ID:wCHhjPWYO
- どんな魔法が使えるか教えて
- 959 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/08(土) 22:32:25.70 ID:Qre8I1CqO
- ガイ「そういえば……お前、仲間とはぐれたと言っていたな。護衛もいなさそうだが、身を守る手段はあるのか?」
セーレフェリア「ん?戦えるかって聞いてる?」
ガイ「まあ、そんなところだ」
セーレフェリア「ふふっ、興味あるんだ?ガイって意外と好戦的?」
ガイ「ただの確認だ。見たところ、護衛もいないようだったからな」
セーレフェリア「あぁ、それなら安心していいよ?私はね、衝撃魔法が使えるの」
ガイ「衝撃魔法……あまり聞かないな」
セーレフェリア「うん。ぶつかったら、どんな人も物もまとめて吹き飛ぶやつ。便利だよ?」
ガイ「……それは防御というより破壊ではないのか」
セーレフェリア「細かいこと言わなーい。ほら、倒れたらそのまま動かなくなるし、戦いってそれで十分でしょ?」
ガイ「……お前、敵を生かす気はないのか」
セーレフェリア「生かす意味ある?興味ない人だよ?」
ガイ「……」
セーレフェリア「でも安心して。ガイには使わないから」
ガイ「……理由を聞いても?」
セーレフェリア「ガイを吹き飛ばしていい理由は今のところひとつもないから♪」
ガイ「その言い方は、理由ができたら吹き飛ばすって言ってるようなものだが」
セーレフェリア「うん、そうだよ?」
ガイ「……」
セーレフェリア「私がつまらないって思ったら、そのときはまとめてドーンだからね?」
ガイ「……気を付けるとしよう」
セーレフェリア「ふふっ、期待してるよ?」
- 960 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/08(土) 22:32:57.60 ID:ayNKqekTO
- ガイ「ああ、そうだ……」ガサゴソ
サーシャの手作りクッキー「」ポン
ガイ「分けてくれた礼だ。これをやる」
セーレフェリア「……えっ」
ガイ「嫌いだったか?」
セーレフェリア「ううん……お菓子もらえるなんて思ってなかったから!嬉しいっ!ありがと!!!」パァァ
ガイ「いや、そんな大げさな──」
セーレフェリア「だってだって、人からプレゼントされたことってあんまりないんだもん!……へぇ。毒も呪いも仕込んでないんだ?親切って、こういう感じなんだね!」
ガイ「……仕込むわけがないだろう。普通に食べられる菓子だ。安心していい」
セーレフェリア「ふふ、信じるよ?だってガイがくれたんだもん。もし毒だったとしても……面白そうだから食べるけどね?」
ガイ「それはそれで怖いな」
セーレフェリア「あむっ……」モグッ
セーレフェリア「……あ、ほんとにおいしい。甘さがちゃんとしてて、でもくどくない。あとちょっとだけ、バターの香りがする……」
ガイ「俺の仲間が作ってくれたやつだ。旅でも崩れないようにって、少し固めに焼いてある」
セーレフェリア「そっか……誰かのために作る味って、こういう味なんだね。うん、気に入った!」
ガイ「……それは良かった」
セーレフェリア「ねぇガイ。ひとつだけ質問してもいい?」
ガイ「ああ、なんだ?」
セーレフェリア「ガイは、どうしてそんな顔で人に優しくできるの?」
ガイ「……どういう意味だ」
セーレフェリア「ん〜……言い方難しいけどね。見返りじゃなくて、ただ当たり前みたいに手を差し出す顔っていうのかな?」
セーレフェリア「そういう人、今まであんまり見たことなかったから」
ガイ「……そうか?」
セーレフェリア「うん。だからちょっとだけ──」
セーレフェリア「ガイのこと、興味わいてきた♪」
ガイ「……ちょっとだけ、か」
セーレフェリア「クッキーくれたらもっと興味わくかも?」
ガイ「調子に乗るな」
セーレフェリア「えへへ♪」
- 961 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/08(土) 22:33:36.52 ID:kAl2TEMYO
- セーレフェリア「さて、そろそろはぐれた仲間を探しに行かなくちゃ」
ガイ「……迷子になっていたのはお前じゃないのか?」
セーレフェリア「ううん?仲間が私とはぐれたの」ニコッ
ガイ「……言い換えただけで意味が変わってないぞ」
セーレフェリア「変わってるよ?私はちゃんとここにいるし、楽しい時間も過ごせたし──困ってるのは、置いていった方でしょ?」
セーレフェリア「私を見つけられないなら、それは仲間の落ち度。私は悪くなーい」
ガイ「随分と堂々とした自己中心だな」
セーレフェリア「褒め言葉として受け取っとく♪」
ガイ「……本気で言ってるのか?普通は心配するものだろう」
セーレフェリア「心配はしてるよ?私がいなくて困ってるだろうな〜って」
ガイ「お前を探しているだろうな、とは思うが……困る方向性が違わないか」
セーレフェリア「うん。だって私って超強いし、ひとりでも余裕だもん。敵が来たら吹っ飛ばすし、道が分からなくても吹っ飛ばせば分かるし」
ガイ「後半の理屈は完全に破綻してるが?」
セーレフェリア「でも楽しいから成立してる!人生ってそういうものでしょ?」
ガイ「……いや、そうでもないと思うんだが」
セーレフェリア「あ、ガイはそういうちゃんとした人なんだね。道理とか秩序とか気にするタイプ?」
ガイ「最低限はな。社会で生きている以上、ある程度は必要だ」
セーレフェリア「へぇ。じゃあやっぱり私とは違うね。私──そういうの全部どうでもいいもん♪」
ガイ「危ういな」
セーレフェリア「危ないのは私じゃなくて、私を舐めた相手だよ?」
ガイ「……」
セーレフェリア「でもガイは平気。だって、ちゃんと私と話してくれたから。そういう人、嫌いじゃないよ──」タッ
セーレフェリア「また会おうね、ガイ!クッキーありがとねー!!!」フリフリ
- 962 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/08(土) 22:34:24.14 ID:DDop/CVfO
- ーー宿舎 食堂
サーシャ「もういつでも出発できるね!」
アインズ「ふむ……荷物の整理も済んだし、補給も問題ない。──出立前に確認しておくべきことはないか?」
リーゼリット「私はもう大丈夫。消耗品の補充も済ませたし、装備も調整済みだよ」
テル「私もいつでもオッケー!」
サーシャ「ガイは大丈夫?」
ガイ「そうだな……」
現在は大魔女帝国です。(2日目)
※安価終了後、テラヌス・ウルスへ向かいます。
安価下1〜3
- 963 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/08(土) 22:36:58.68 ID:bOnfK9KI0
- 魔法道具屋に行く
- 964 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/08(土) 22:45:46.25 ID:lzCcgSMCO
- 美術館を見てみる
- 965 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/08(土) 22:47:40.86 ID:rEwy9WfP0
- 魔法学園でユキ、トム、トリルに遭遇する
- 966 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/09(日) 00:43:35.07 ID:G9YQJniyO
- ーースール魔法店
カランコロン
緑髪ラミア「らっしゃ〜い」
青髪吸血鬼「……いらっしゃいませ。お買い物されるなら、どうぞご自由に。買わないなら静かにしていてください」
ガイ「……なかなか個性の強い店だな」
緑髪ラミア「おっ、お兄さん初めて見る顔だね?」
ガイ「……一見はお断りか?」
青髪吸血鬼「気にしなくて結構です。スールは客の反応を楽しむタイプなので」
緑髪ラミア→スール「楽しんでなきゃ商売なんて続かないだろ?」
ガイ「……楽しむのは構わないが、客を食い物にする店じゃないだろうな」
青髪吸血鬼「ご安心を。店としての最低限の礼儀はあります。品物は品質保証済み、価格は適正。スールの口調で誤解されがちですが、詐欺はしません」
スール「あっはっは!フローレンスが真面目なフォロー入れた!珍しいねえ」
ガイ「……お前たちは何者だ?」
スール「何者って、店員と店員に決まってるだろう?私はスール。こっちはフローレンス。商品の管理と会計担当ね!」
ガイ「この店は、何を扱っている?」
青髪吸血鬼→フローレンス「旅人・冒険者向けの魔道具が中心です。防護、探索、治癒、補助道具。基本的な用途を伝えて頂ければ、最適な品を提案できます」
スール「あと、おもしろいけど使いどころに困る変な魔導具もあるよ。そういった物は買ってくれるなら説明するけど、買わないなら説明しない!」
ガイ「説明を省いて売るってのは、だいぶ攻めた商売だな」
スール「うちはそういう店なんだ」
フローレンス「正確には、売れる見込みのない商品の説明は省く効率的経営です」
ガイ「……商売の姿勢はハッキリしているな」
スール「そういうわけでさ、もし買う気があんなら聞いてよ。買う気がなかったら、見て回るだけでも歓迎するよ」
フローレンス「ただし、商品を勝手に触ると追加料金が発生します。ご注意を」
ガイ「……とりあえず、見てみるか」
- 967 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/09(日) 00:46:15.14 ID:uJmu65aHO
- 中途半端ですが、本日はここで終わります。
明日の更新でテラヌス・ウルスに着くかと思われます。現在の>>1の想定ではテラヌス・ウルスではボス戦が多発する予定です。予定なので展開次第では戦わない可能性もありますが。
お付き合いいただけると幸いです。
それでは、また。
- 968 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/09(日) 00:50:32.39 ID:mc9CZeaMo
- 乙
セーレフェリア餌付けできそう感
- 969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/09(日) 01:12:22.91 ID:x1yAP7qVO
- テラヌスウルス編はユーシリアより勢力多くて大変そうね
- 970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/09(日) 01:33:34.15 ID:x7aUhEUIo
- おつ
今回は実質テラヌス砂漠圏3都市編のようなものだしボスになりそうなキャラ案結構あるしね…
- 971 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/09(日) 21:44:13.06 ID:/rtDp3/tO
- >>968
餌付けできるかはわかりませんが、甘味はそれなりに好きなようです。フローディアが行く先々でセーレフェリアにお菓子を買ってあげてる様子がよく見られています。
>>969
実は組織としての勢力自体はそんなに多くはないみたいです。個々人を勢力として見るならばユーシリアのときより多いのでガバが大発生する可能性が高いです。お付き合いくださると幸いです。
>>970
実はそうなんです。ネタバレになってしまうかもしれませんが、いただいたキャラ案とは別のボス級を考えているので、ソレとはほぼ確定で戦ってもらうことになるでしょう。その他のキャラについては……展開次第ですね。
(今日中にはテラヌス・ウルスにつきたい!)
- 972 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/09(日) 21:44:59.52 ID:/rtDp3/tO
- 赤いガラスのような玉「」キラン
砂が逆に落ちる砂時計「」サラサラ
よくわからない文字が書かれた本「」ボロ……
白い賽「」コロン
ガイ「……もしかしてこれ、遺跡から入手したものか?」
スール「お、察しがいいね〜。そうそう、その辺の遺跡から引っこ抜いてきた品々だよ!」
ガイ「そういうのを普通に売っていいのか……?」
スール「いいのいいの、帝国内は文化財保護より面白いならOKが優先されるから!」
フローレンス「初めて聞きましたが……販売許可は正式に取得済みです。ただし効果、危険性は完全に未解析ですので、返品対応は行っておりません」
ガイ「要するに売ったら後は知らない、か」
スール「そういうこと!で、どれか触ってみる?」
ガイ「遠慮しておく。こういう得体の知れない物に不用意に触れるのは、冒険者として悪手だ」
スール「まじめだねぇ……でも生き残るタイプだわそれ」
ガイ「……悪いが、実用品を買いに来たんでな。ポーションをいくつか貰えるか?」
フローレンス「ええ、もちろんです。魔翌力回復用でよろしいですか?」
ガイ「ああ」
チャリン
スール「まいどあり〜!ポーション確かに売ったよ!」
フローレンス「効果に問題があれば、購入から三日以内であれば交換対応いたします」
ガイ「助かる。旅の途中では確実な品が欲しいからな」
スール「お兄さん、見た感じそこそこ腕あるでしょ?じゃあ、ひとつオススメしとくけどさ」
ガイ「……なんだ?」
スール「ちょっと前からテラヌス・ウルスで遺跡探索が行われてるのは知ってる?」
ガイ「ああ。大魔女帝国もテラヌス・ウルスと共同で調査に力を入れてると聞いている」
フローレンス「そうです。最近になって複数の未踏区画が見つかり、帝国とテラヌス・ウルス双方が調査を進めています。探索者も正式調査隊も、数が足りていません」
スール「で、腕に自信あるやつなら普通に潜って稼げるわけ!宝も魔道具もザックザク!……その代わり、即死トラップもザックザクだけど」
ガイ「情報だけ聞くと、危険と利益が釣り合っているな」
スール「そうそう!儲かる可能性は高いけど、死ぬ可能性も高いってやつ!冒険者ってみんなそういうの好きでしょ?」
ガイ「……全員が命知らずというわけじゃない」
スール「それはそう!でも、お兄さんみたいな慎重タイプは、逆に生存率高いんだよね。脳筋は罠に突っ込んで勝手に死ぬから」
フローレンス「実際、遺跡帰りに当店へ寄る探索者は冷静な人間ばかりです。生きて帰る条件は、強さより判断力だと証明されています」
ガイ「……ふむ。興味は湧いたが、すぐに向かうわけではない。仲間とも相談が必要だ」
スール「そうこなくっちゃ!この国の近くの遺跡に行くなら、また補給に来てよ。生き残ってくれたら、だけどね?」
フローレンス「当店は冒険者の再来店率が低いのです……死亡率の影響かもしれませんが」
ガイ「ブラックな冗談だな」
スール「冗談じゃなく事実だよ?でも、生き延びて帰ってくるやつは必ずまた来る。そういうもんさ」
ガイ「……必要になったら寄らせてもらう」
⭐︎魔法道具店に寄りました。
- 973 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/09(日) 21:45:39.52 ID:/rtDp3/tO
- ーー砂上楽園都市エデン 魔法学園
サーシャ「ガイが国を出る前に寄り道するなんて、ちょっと驚いたかも。何か気になることでもあった?」
ガイ「まあな……大魔女帝国は他国とは仕組みも文化も違う。歩いただけでも得られるものは多い」
ガイ(それに、どうも前に見た夢が引っかかるんだよな……)
テル「お、あそこなんだか人だかりができてるね?」
アインズ「ふむ……あそこの中心にいるのは教授のようだが。学生だけでなく、一般人も多く混ざっているようだ」
リーゼリット「無料でやってる講義みたいだね……近づいてみる?」
サーシャ「そうだね、行ってみようか」
◆
青髪ロングの教授「──といったように、遺跡内の魔物には魔法が効かないことがあるので、対策を考える必要があります。魔法を吸収する個体や魔法の通りが悪い個体などです。対策の一例としては、魔法を直接ぶつけるのではなく──」
学生たち「なるほど……」
学生たち「相変わらず説明うまい……」
学生たち「ていうか美人……」
橙髪の青年「おお……講義してるところ見るのは初めてだけど、なんだか先生らしくなったな、ユキ!」
白髪の青年「らしく、じゃなくてもう正式に教授なんだから。あんまり気安く呼ぶとまた怒られるよ?」
青髪ロングの教授→ユキ「トリルの言うとおりよ。トム、講義中に私語をするなら後でレポート三十枚追加で提出してもらうわ。元学生でも容赦しないわよ?」
橙髪の青年→トム「おいおい、卒業したのに課されるのかよ!?」
白髪の青年→トリル「はは……このやりとり、まったく変わらないなぁ」
サーシャ「なんか……あの三人、仲いいのか悪いのかわかんないね」
テル「あのユキ教授って人、ツッコミのキレがいいな……完全に素だったよね、今」
アインズ「人間関係としては信頼の上に成り立った遠慮のなさだな」
リーゼリット「……ていうか今の話、普通に危険情報じゃん。魔法効かない敵とか聞いてないけど?」
ガイ「遺跡は何が起こるかわからないからな……だが、俺たちの場合はあんまり気にしなくていいと思うぞ」
テル「私以外は物理的な火力の方が高いもんね」
サーシャ「そうですか?たしかに私は主に弓を使うけど……」
リーゼリット「私は魔導銃だけど実弾も使えるよ」
アインズ「私は槍だから言わずもがな、だな」
ガイ「俺は剣と短剣がある。魔法が効かない相手だとしても、手段はある」
サーシャ「……あはは、テルさんの言うとおりかも?」
テル「それ聞くとますます私が魔法職としての面子を保てないんだけど!?」
ガイ「テルは支援と範囲制圧があるだろう。物理は補うものじゃなく補われるものだ……それに、魔法が効かない相手がいるということは、物理的な攻撃が効かないヤツもいるかもしれないだろう?」
テル「……あ、それはたしかに。魔法効かない敵がいるなら、その逆パターンもありえるか。うん、ちょっと自信戻った!」
アインズ「フッ、戦術とは相手に合わせて手札を切れるかどうかだ。お前の魔法は場を制圧できる。それだけで十分な戦力だろう」
テル「アインズさん……!」
◆
- 974 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/09(日) 21:46:38.94 ID:/rtDp3/tO
- ユキ「──では、講義を終わります。解散してください」
学生たち「ありがとうございましたー!」
学生たち「ユキ教授また次回も聞きます!」
学生たち「サインください!」
トム「お疲れ様、ユキ。いやー、教授って感じだったな!ほんとに偉くなったもんだ」
ユキ「……何度言えばわかるのかしら。講義中に私語するなら本当に課題追加するわよ?」
トム「今は講義終わってるだろ!?まだ続いてる扱いなのかよ!」
トリル「ダメだよ、トム。教授の言うことには従わないと」
トム「トリル、お前まで俺を裏切るのかよ!?」
ユキ「ふふ……あら?」チラッ
トム「どうかしたか?──おっ、冒険者か!」
スタスタ
ユキ「どちらからの方々?ここで講義を聞いていたということは、遺跡探索に関心があると見ていいのかしら?」
サーシャ「あ、えっと……!」
ガイ「……そうだな。多少なりとも興味はある。だが、正式に参加するかはまだ未定だ」
ユキ「なるほど。では情報収集の段階というわけね。外部の冒険者が学園の講義を聞くのは珍しくないけれど……あなたたちは大分やりそうね。五人でパーティを?」
アインズ「いかにも。我々は旅の途中で、この国に立ち寄った」
トム「おお、やっぱりパーティか!ってことは実戦経験あるんだよな?」
リーゼリット「まあ、それなりには……ユキ教授以外の、あなたたちも冒険者?」
トム「おう!といっても今は教授の雑用係みたいなもんだけど!」
ユキ「勝手に立場を捏造しないでちょうだい。あなたは研究助手よ」
トム「呼び方で威厳が変わるだけで、実質やってることはほぼ使い走りなんだけどな!?」
トリル「僕は冒険者じゃなくて主に遺跡の調査をしてるよ。それと兼務でユキ教授の研究助手もしてるんだ」
ユキ「──それで、あなたたち。もし質問があるなら、今のうちに聞いてもいいわよ。私は外部探索者への講義も担当しているから」
ガイ「質問か……」
3人と何か話す?
安価下1〜2
- 975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/09(日) 21:47:31.44 ID:GpSG3nj40
- ダークヒロインについて
- 976 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/09(日) 21:57:57.89 ID:iK5P+CJtO
- いまの大魔女はほんとに大魔女なのか問題について
- 977 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/09(日) 23:20:01.45 ID:a4U422AuO
- サーシャ「はいはい!ユキ教授はダークヒロインミスティさんから直接教えを受けたって本当ですか!?」ズイッ
ユキ「ええ……といっても、十年前に氷魔法の講義を受けたってだけで私以外にも教えてもらった生徒は大勢いるのよ?」
トリル「けど、唯一講義の内容を実践できたのがユキだけだったんだよね」
リーゼリット「へー……ってことは、そのミスティって人は相当な実力者だったんだね?」
トリル「相当どころじゃないよ。十年前、世界樹の光を探索した緑の国の使節団……ダークヒーローイリスのパーティとして、各国を救った実績があるんだよ」
トム「だけどなぁ……世界めくれが起きちまってから、それっきりなんだよ」
サーシャ「行方不明なんですよね……」
ユキ「そう。消息を絶ってからは、誰も姿を見ていないわ……でも、私が今ここにいるのは、ミスティさんの影響よ」
ユキ「私にとっては──尊敬する人であり、越えるべき壁でもある」
ガイ「……それなら、今はまだ越えたとは思ってないわけか」
ユキ「ええ。肩書きが教授になった程度で追いついたなんて思わないわ。あの人の背中はまだ遠いわね……」
トム「こうやってクールぶってるのも、たぶんミスティさんの影響なんだぜ」
ミスティ「何か言った?」ゴゴゴ
トム「なんでもございません。はい」
トリル「……でも本当に、ユキはミスティさんに憧れて努力し続けてるんだ。同じくらいすごいと思うよ」
リーゼリット「美人で有能で、しかも最強の師匠持ちって……人気な理由も頷けるね」
テル「うーん……今日だけじゃなくて私もユキ教授の講義受ければよかったなぁ」
アインズ「テラヌス・ウルスでの用事が済んだらまた来ればいいじゃないか?」
サーシャ「あっ、私も受けたい!帰り際にまた寄ろうよ!」
ガイ「……」
- 978 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/09(日) 23:20:55.77 ID:a4U422AuO
- ーー美術館
絵画『大魔女さまとしあわせの国』キラキラ
絵画『微笑む大魔女』ニッコリ
絵画『偉大なる大魔女』カリスマァ
絵画『雷のように猛る大魔女』ズギャァァァンッ!!
彫刻『麗しき大魔女』スラッ
彫刻『蠱惑的な大魔女』セクシィ
彫刻『天駆ける大魔女』シュバッ!!
展示『大魔女帽子のレプリカ』ポン
展示『大魔女マントのレプリカ』バサッ
展示『万象の杖のレプリカ』ジャキン
テル「おお……どこもかしこも大魔女様一色だ……」
アインズ「……見事なまでに崇拝特化の展示だな。ここまで来ると芸術というより信仰施設だ」
サーシャ「え、でもすごいよ!?ほらこのマントのレプリカ、本物みたいに魔翌力に反応してる!」
リーゼリット「……というか、展示数がえぐくない?同じ人物の像と絵だけで一フロア埋まってるって……」
ガイ(この絵……)ジッ
絵画『大魔女さまとしあわせの国』キラキラ
ガイ(ミュージアでデロデロ教が信仰していた絵と似たような力を感じるが……)
黒髪短髪の女性「そちらの絵は、緑の国の使節団の一人が当美術館に寄贈してくださった絵画です。お気に召されましたか?」
ガイ「ん?ああ。なんだか惹かれるものが──」
ガイ(見惚れるほど整った顔立ちだ。どこか人間じゃないような雰囲気を感じる……)
黒髪短髪の女性→ロディナ「私もこの絵はお気に入りなんです……申し遅れました。私はこの美術館の館長、ロディナと申します。本日はご来館、感謝いたします」ペコリ
トリル「こんにちは、ロディナさん」
サーシャ「館長さん!若いのにすごい……」
アインズ「外見年齢と役職の相関は薄い……それに、こいつは只の人間ではないようだぞ」
テル「……なるほど。ホムンクルス、だね?」
ロディナ「おや、驚きました。隠してはいないのですが、私を初めて見る方々は人間だと誤認することが多いのです」
- 979 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/09(日) 23:21:23.20 ID:a4U422AuO
- リーゼリット「そうなんだ……館長さん、この美術館って大魔女様に関連するものだけを展示してるの?」
ロディナ「はい。当館は大魔女様に関する記録・作品を後世に残すために設立されました……個人崇拝と評されることもありますが、私はその指摘を否定しません」
リーゼリット「そこ肯定するんだ……」
ロディナ「事実ですので」
テル「気持ちいい潔さ……!」
ロディナ「ですが、これは狂信ではありません。大魔女様の偉業は、正しく保存されるべき歴史です。それが私の役割であり──使命でもあります」
ガイ「……ひとつ聞いていいか」
ロディナ「どうぞ。質問には可能な限り正確に答えます」
ガイ「お前は、大魔女とどういう関係なんだ?」
ロディナ「大魔女様は……私の創造主です。主であり、師であり……たったひとりの母のような存在でした」
ロディナ「私はあの方に命を与えられ、学びを与えられ、存在理由を与えられました。私が私であるのは、大魔女様のおかげです」」
ロディナ「だから、私はここにいます。大魔女様が歩まれた足跡を歪めず、削らず、誇張もせず……可能な限り正確に残すために」
リーゼリット「なんだかその言い方だと大魔女様がいなくなったようにに聞こえますね」
ロディナ「……少々、言葉遣いを間違えてしまいました。大魔女様は今もこの国を導いておられます。私はその証明を残し続けるだけです」
サーシャ「ロディナさんの気持ちはなんとなくわかるよ。大魔女様に助けられた人、きっとすごく多いんだろうなって」
アインズ「崇拝が制度化してなお品位を保っている……この国の文化水準は侮れんな」
ガイ(……だが、ロディナの語りには違和感がある。まるで──事実だけを選んで並べているような……先ほどのユキ教授も何かを隠していたようだが……)
◇
同化されるクローディア「ーー私の国は大丈夫かしら……もう、見ることも叶わないけど……あとは、任せたわよ」デロデロ……
◇
ガイ(まさか……本当に?)
⭐︎美術館に寄りました。
- 980 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/09(日) 23:35:55.61 ID:a4U422AuO
- ーーテラヌス砂漠
魔導車「」ブロロ……
サーシャ「大魔女帝国、いいところだったね!」
テル「ポーション補充して、美術館行って、講義まで聞いて……普通に学生旅行みたいだったねぇ」
アインズ「だが、有益な情報も多かった。無駄な寄り道ではなかっただろう」
ガイ「……」
サーシャ「……ガイ、考えごと?」
ガイ「ああ……いや、少し気になることが残っているだけだ」
テル「もしかして、Hなこと?」ニヤニヤ
ガイ「そんな訳ないだろ」
テル「じゃあ何?あの館長さんの美しさが忘れられないとか?」
リーゼリット「それは私もちょっとわかる。人工生命体とは思えないくらい綺麗だったよね」
ガイ「……いや、それも違う」
テル「じゃあ……あ、あれでしょ。大魔女様の像を見て“実は本物はもう死んでるんじゃないか”とか考えてたやつ!」
ガイ「……なぜわざわざ具体的に言っていくんだお前は」
テル「あ、図星?」
アインズ「やはり気になっていたか。美術館での反応で薄々察していた」
サーシャ「まだ引っかかってるんだ?」
ガイ「……ああ。確証はないが、あの国は“守られすぎている”気がした。制度も文化も魔法も、綺麗に維持されすぎている」
リーゼリット「本当に大魔女が健在なら、それは普通のことじゃないの?」
ガイ「逆だ。生きているなら“変化”があるはずだ。理想を維持しようとすれば、必ず歪みや衝突が起きる。だが──あの国にはそれがない」
アインズ「停滞ではなく硬直、か。まるで“完成した状態を保つために働いている意思”があるように感じたな」
テル「ってことは……やっぱり大魔女様はとっくに死んでて、国が自動運転してるみたいな説?」
サーシャ「でももしそうだったら誰が動かしてるの?」
ガイ「それが分からない。だが……大魔女の意思という言葉を、ユキ教授はわざわざ使った。あれは曖昧な否定ではなく、答えをぼかした返答だ」
サーシャ「……あっ!そういえば、ユキ教授だけちょっと固まってたよね。みんなが笑ってた時」
リーゼリット「何か知ってる側の反応だった……ってこと?」
ガイ「可能性はある。だが──答え合わせをする時間は今じゃない。今は世界樹の光だ」
アインズ「ふむ……そうだな。我々の本題はこっちだ」
テル「お!丁度、見えてきたよ!」
サーシャ「わぁ、あれがテラヌス・ウルス──!」
魔導車「」ブロロ……
- 981 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/09(日) 23:48:25.13 ID:a4U422AuO
- ーー首都 テラヌス・ウルス
石造りの街並み「」ドン
ワイワイガヤガヤ
サーシャ「……すごい、人がいっぱい……!もっと静かな場所かと思ってた!」
リーゼリット「観光客もいるけど……冒険者とか傭兵っぽい人がめっちゃ多いね。武器持ってる人ばっかり」
アインズ「遺跡調査で一攫千金を狙う者が多くなるのも当然か」
ガイ「……まずは拠点になりそうな場所を探そう」
テル「拠点もいいけど、お腹すいたー!ねえ、みんな……どこかでご飯食べない?」
サーシャ「ふふっ……テルさん、ほんとブレないね!」
リーゼリット「でも実際、こういう街って飲食店が情報源になってること多いし……ご飯ついでに聞き込みっていう手もあるかもね」
アインズ「食事か……この国では何が食えるのか、楽しみだな」
ガイ「……さて、まずはどうするか」
- 982 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/09(日) 23:56:07.83 ID:a4U422AuO
- 少々力技になってしまいましたがテラヌス・ウルスに入国し、安価を募集して本日は終わります。
少々早いかもしれませんが、次回更新は土曜日、次スレになります。これも本家様と皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
よければ次回以降もお付き合いください。
現在はテラヌス・ウルスです。(1日目)
安価下1〜3
- 983 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/09(日) 23:56:57.95 ID:YO1CM6EGO
- トップの首長に挨拶
- 984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/09(日) 23:59:05.99 ID:mc9CZeaMo
- 件の大魔女にあいにいく
- 985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/10(月) 00:01:08.16 ID:4Qgf2KE3O
- 砂漠スライムにスライム語で話しかけて情報収集
- 986 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/10(月) 00:01:41.65 ID:35UKaeyn0
- ガイ ギルドでリュックをせおった茶髪の男性冒険者と偶然あって仲良くなる
- 987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/10(月) 00:01:49.38 ID:hmpQTzmh0
- 各部族の集落で情報収集
- 988 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/10(月) 20:40:01.17 ID:aOwUOHvjO
- 今見返してみたら>>977と>>978の間が抜けてしまっていました。申し訳ありません。ちょっと時系列が分かりづらくなってしまうのですが、その部分を投稿しておきたいと思います。
- 989 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/10(月) 20:41:43.39 ID:aOwUOHvjO
- ガイ「遺跡と関係した質問ではないが……聞いてもいいか?」
ユキ「?内容によるけど、構わないわよ」
ガイ「変なことを聞くが──今の大魔女は本物の大魔女なのか?」
ユキ「えっ──」
サーシャ「あはは!急に変なこと言ってどうしたのガイ?」
テル「たまにいるよね、影武者とかが統治してるって言い出す陰謀論好きの人」
アインズ「ガイ、頭でも打ったか?」
トリル「あはは……最近は大魔女様が表に出ることはほとんどないから、そういう考えが出てきてもおかしくないよね」
ユキ「……」
ガイ「誤解されても仕方ない質問だとは思っている。ただ、気になったんでな」
ユキ「……根拠のない憶測よ。少なくとも、国を動かしているのは間違いなく大魔女様の意思だわ」
ガイ「……意思?」
ユキ「もし本物がいないのだとしたら、とっくにこの国は崩れているわ。制度も魔法も、誰かが維持している。それを可能にする存在は──大魔女様以外にいない」
ユキ「これが質問の答えよ」
ガイ「……そうか。参考になった」
ユキ「あなたがどう受け取ろうと構わないけれど──この国が保たれている事実だけは、誰にも否定できないわ。それだけは覚えておいて」
ガイ「……理解した」
トリル「……そういえば、まだこの国を回る予定があるなら美術館に寄るといいよ。学園から近いし、観光客にも人気なんだ」
テル「えっ美術館!?行きたい!!!」
アインズ「静かな場所か……悪くない」
トム「お、行くのか?じゃあ俺も案内して──」
ユキ「あなたは研究助手の仕事が残っているでしょう?レポート整理が山積みよ」ガシッ
トム「うぐっ……!」
トリル「じゃあ僕が案内しようか。せっかくだし、観光ガイドくらいはできるよ」
サーシャ「やった!それじゃあお願いします!」
ガイ「……そうだな。時間はまだある。行ってみるか」
- 990 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/10(月) 20:45:17.06 ID:aOwUOHvjO
- 幕間
ーー砂上楽園都市エデン どこかのビルの屋上
ヒュオオオオオオ……
フローディア「……セーレがいないと静かね」
フローディア(姉さんが作った国……完璧で、美しくて、すべてが整っている。誰もが笑っていて……この場所に限っては理想郷そのものね)
フローディア(けど、そんな姉さんですら……死を無くすことはできなかった。終いには、自分自身を犠牲にすることになるなんてね……)
フローディア(私の封印が解けたのは──もう十年前。けれど、私はずっと動かなかった。姉さんが本当に死んだのか、確信が持てなかったから)
フローディア(……でも、この国を見てようやく分かった。もう、姉さんはいない……誰も私を止める者はいない)
フローディア(姉さんは私の考えを否定して封印したけど……私は間違っていない。死は欠陥よ。痛みも、恐怖も、喪失も──それがある限り、世界は永遠に不完全のまま)
フローディア(生き続けることに意味がないなんて、どうして言えるの。死があるからこそ尊い?……そんなのは、弱者の言い訳よ)グッ
フローディア「終わりなんていらない。滅びをなくせば、悲しみも涙も消える。……それが私の答え」
赤い空「」ズオオオオオオ……
空を見上げるフローディア「……ねえ、姉さん。あなたの作ったこの国、私は好きよ?けれど……」
フローディア「あなたの理想は間違っていた……だから、私が作ってあげる」
フローディア「見ていて、姉さん。……真の、正しい世界をね」
ドォン……ドォン……ドォン‼︎
セーレフェリア「あー!フローディアやっと見つけたー!探したんだよ?」スタッ
フローディア「あら、セーレ……よくここがわかったわね」
セーレフェリア「うん!空から見たら、屋上で難しい顔してる赤いのが見えたからすぐ分かった!」
フローディア「……それは、褒め言葉として受け取っておくわ」
セーレフェリア「それより聞いて聞いて!ガイにもらったクッキーがめっちゃ美味しかったんだよ!」ピョンッ
フローディア「ガイ?どこかで聞いたような……でも、貰い物なんて珍しいわね。よかったじゃない」
セーレフェリア「うん!なんかすっごく丁寧に焼いてあって、甘さ控えめで、でもちゃんと香ばしくて!ねえ、ひと口食べてみる?」スッ
フローディア「……ふふ、あなたは呑気ね。ありがとう、一個もらうわ」サクッ
フローディア「ん……悪くない味ね」
セーレフェリア「でしょー?」
フローディア「ふふ……ちょっとこの国に長居しすぎたわね。テラヌス・ウルスへ向かいましょう」
セーレフェリア「えー、もう行くの?」
フローディア「彼らも動いたみたい……今度こそ、世界樹の残滓の力を私たちのものにするわよ」
セーレフェリア「はーいっ!」
◆
- 991 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/10(月) 20:45:57.11 ID:aOwUOHvjO
- ーーテラヌス砂漠 某所
空間に開いた穴「」フォンッ
銀髪褐色男エルフ「──っ!」ドサッ‼︎ゴロゴロ……
銀髪褐色男エルフ(ここは……どうやら成功したみたいだな)ヨロ……
銀髪褐色男エルフ(しかし……空気が重い。幽世とは流れがまるで違う……)チラッ
赤い空「」ズオオオオオオ……
銀髪褐色男エルフ(やはり……世界めくれはこちらの世界で起きたものだったか)ガクッ
銀髪褐色男エルフ(ッ……このままでは幽世に戻される……!)スッ
銀髪褐色男エルフ『我、幽世より来たりて名を持たず。形を定め、理に縫い止める』
銀髪褐色男エルフ『ここに在ることを拒絶せぬよう、この身に刻む』
銀髪褐色男エルフに刻まれていく魔法陣「」ズズ……
銀髪褐色男エルフ(……安定した。しばらくは存在を保てそうだ。問題は──この世界が、どれほど壊れかけているかだな)
遠くに見える街の明かり「」キラキラ
銀髪褐色男エルフ(まずは……観測だ。理の構造、魔翌力の流れ、そして──ここに生きる人々のことも)フラフラ
◆
- 992 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/10(月) 20:50:20.96 ID:aOwUOHvjO
- 大きく穴の開いた大地「」ズシャア……
長身金髪の女性「……また空振り、か」ブンッ
切り裂かれる大地「」ズシャアッ‼︎
長身金髪の女性「……ただの岩層。ここも違う」
ボロボロの本「」パラッ……
長身金髪の女性「『砂を裂き、静寂の底に王が眠る』……詩的な表現のくせに、位置情報が曖昧すぎる。存在するのなら正確に位置を残してほしいものだな」
オレンジ色のスライム「」モニャニャ
長身金髪の女性「お前も分からないか。心配するな、もとよりアテにしていない」
オレンジ色のスライム「」モニョニョ!
長身金髪の女性「何……ここを斬れ?」
オレンジ色のスライム「」モニョッ
長身金髪の女性「……今日はこれで終わりにするつもりだったが……試してみよう」スッ
切り裂かれる大地「」ズシャアッ‼︎
ゴゴゴゴゴゴ……
現れた遺跡の入り口「」ガラッ……
長身金髪の女性「……遺跡か。お手柄だな」
オレンジ色のスライム「」モニャァ
長身金髪の女性「喜ぶのはまだ早い。今度こそ最悪の古代兵器……本当に存在するのなら、ここで見つける」
風「」ヒュオオオオ……
◆
- 993 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/10(月) 20:53:00.47 ID:aOwUOHvjO
- これ以上はありません。このスレの残りは適当に消費してください。質問、要望等の返答は次スレで行いますので、あればどうぞ。
土曜日に本筋を進めていきます。それでは、また。
- 994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/10(月) 21:21:13.60 ID:q2tIt4knO
- 乙
続々とボス格キャラが集まってきたわね
長身金髪女性さん冷酷っぽそうなのにスライム従えててかわいい
しかしこうしてみるとクローディアやクロシュヴィアの存在が他の過激派への抑止力になってた面もあったのかも?
- 995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/10(月) 21:48:52.79 ID:AqNchd0Oo
- 乙乙
こういう多くのキャラがひとつの目標に集まってくる幕間的表現好き!!
- 996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/10(月) 22:35:39.28 ID:nOAWryrwO
- 乙
平日に更新あるとは
フローディアとセーレフェリアはそもそもなんで組んでるのだろうか
- 997 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/11/10(月) 23:03:40.84 ID:7UisaTIoo
- スレおつ
必要無いかもしれませんが本家スレからテラヌス・ウルスの主要施設を引用しておきます
□テラヌス・ウルス首都 主要施設
中央区:宿屋、噴水広場、市場、武具屋、酒場、浴場、冒険者ギルド、商人ギルド、宮殿、神殿、他
外周区:宝飾店、劇場、図書館、博物館、鍛冶工房、娼館、兵舎、練兵場、他
- 998 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/15(土) 13:12:54.36 ID:KQ/Vb07vO
- 次スレです。
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1763179869/
- 999 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/15(土) 13:13:31.37 ID:KQ/Vb07vO
- ーー??? 十年前
(身体が溶けていく。思考も、形も……名前すらも闇に沈んでいく)
(倒れているみんなの顔が霞んでいって……何度も呼んだはずの名前は、もう思い出せない)
(救いたかった。けれど……わたしの力じゃ、何もできなかった。目の前で世界が溶けていくのを……見ることしかできなかった)
(悲しい、哀しい、かなしい、カナシイ──)
(もう……消えてしまいたい。この悲しみを抱いたまま……いなくなりたい……)
倒れている黒髪幼女の手「」ピクッ
(え……?)
倒れている妖精の羽「」パタ……
(そんな……動けるはず、ないのに……)
倒れている赤橙少女の身体「」ググッ……
(……違う……こんなの……)
倒れている人々「」グッ……グググ……
(嘘……動けるはずがない……)
グルンッ
『なぜ、見ているだけなの……?』
『どうして、助けてくれないの……』
『あなたの力なら、救えたはずなのに……』
(やめて……聞きたくない)
瓶入りスライム「■■!!!聞こえるか!!!」
『私たちを見捨てたのだな……』
『お前のせいで……全部、終わっちまった』
(ちがう……みんなはそんなこと言わない……お願い、やめて……!)
瓶入りスライム「■■!気を確かに持て!」
オマエノセイダ……オマエノセイダ……オマエノセイダ……
(違う……違うの!……そんなつもりじゃ──)
倒れた人々の手「」ガシッ‼︎
『■■ちゃん……』
『いっしょにいる、って……約束したのに……』
(あっ……)
- 1000 : ◆sIVlz2/mNs :2025/11/15(土) 13:13:59.91 ID:KQ/Vb07vO
- (──ああ、そっか。悲しみと一緒に沈むだけじゃ……誰も救われない……)
(みんな……ずっと泣いたままなんだ……)
(ごめンね、ミんナ……ワタシ、ヨウヤク気ガツイタ)
闇に包まれる黒いスライム「」ズオオオオオオ……
割れる瓶「」パリンッ!
瓶入りスライム→金髪碧眼の少年「■■!!!」バッ
(……ウルサイ……!)
黒い触手「」ブォンッ!
吹き飛ばされる金髪碧眼の少年「ッ!?」ベシャッ
闇に包まれた黒いスライム「……」
倒れた赤橙ポニテ少女「」
倒れた黒髪ロング少女「」
倒れたボサボサ金髪の壮年男性「」
倒れた黒髪の若い男「」
倒れた黒髪幼女「」
倒れた薄茶髪の少女「」
倒れた妖精「」
(ミンナ待ッテテ……スグ、楽ニシテアゲルカラ)スッ
倒れた人々に這い寄る黒い触手「」ズズズ……
デロデロ…バックン!!
モニョモニョ…モグモグ…
闇に包まれた黒いスライム→闇に包まれた女性「」ズズズ……
金髪碧眼の少年「ぐっ……この、魔翌力は……魔王!?」
闇に包まれた女性「アハ……嬉シイナ。ミンナト、ヒトツニナレテ」
闇に包まれた女性「コレデモウ……誰モカナシマズニスム……」
金髪碧眼の少年「やめろ……!今のお前は、自分自身を見失っている……僕の声が聞こえないのか、■■!?」
闇に包まれた女性の中の光「」キラッ……
金髪碧眼の少年「……!」
金髪碧眼の少年「……僕はまだ……お前を諦めはしない!!」ダッ
影に突っ込む少年の腕「」ズフズブ……
金髪碧眼の少年「……掴んだ!」ガシッ
闇に包まれた女性「──邪魔……シナイデ」
黒い触手「」ドドド……
吹き飛ばされる金髪碧眼の少年「──ッ!」
引き抜かれる星霊の剣「」ズルッ……
ドッガアアアアアアン!!!!!!
◆
デロデロ……
闇に包まれた女性「……ネェ……ミンナ……聞コエル?」
砂煙を纏う赤黒の兵士「……」
複数の鎧を従えた鋼の騎士「……」
氷のソリに乗った黒い魔女「……」
星の光を纏う空を飛ぶ魔女「……」
闇に包まれた女性「……アァ……コレデ……寂シクナイ……」
闇に包まれた女性「アハッ……アハハッ……アハハハハハハハハハハハハハハハハハハ──」
◆
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