【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】

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487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 22:33:48.27 ID:0wToZ2MGO
正式に宮殿に入り込みクラウディアとシルバークロースぶん殴る
488 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 23:15:19.84 ID:qD54RHQ9o
ーー貧民街 路地裏

ガイ「ん?……ヌルか。またここでイタズラしてるのか?」

ヌル「違うよ!落ち着くから、ここにいるだけだし!……ガイ、今日は一人なんだね。どこに行くの?」

ガイ「ああ。アインズの見舞いに行こうと思ってな」

ヌル「ああ。なるほどね……パティ様ならちゃんと様子を見てあげなさいって言いそうだなぁ」

ガイ「図書館の管理人か……連絡はしているのか?」

ヌル「もちろん!でも、最近は魔族国での仕事が忙しいみたいで連絡がとれないことが多いんだけどね。最近は黒曜の棺?っていうアーティファクトについて調べてるみたいで、結構楽しそうにしてたよ!」

ガイ(国外に追放されるほど有能な人物ならば、何か俺達の役に立つことを聞き出せるかもしれんな)

ガイ「……一度、俺も話してみたいんだが可能か?」

ヌル「もちろん!パティ様が出てくれればだけど……」ガサゴソ

連絡水晶「」ポン

ガイ「これは……?」

ヌル「連絡水晶だよ!色々制約はあるけど、簡単に言えば遠くの相手と話せるようになるんだよ!」

ガイ「手紙で連絡していると思っていたが……便利なものだな」

ヌル「パティ様、出てくれるかな〜?」ムムム

連絡水晶「」ポウ……

コンマ下1
01-90 つながらないや
91-00 「どうしたの、ヌル?」
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 23:16:20.01 ID:D1Y4KjNLo
ほい
490 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 23:27:07.90 ID:qD54RHQ9o
ーー貧民街 路地裏

連絡水晶「」シーン

ヌル「……つながらないや。やっぱり忙しいみたいだね」

ガイ「……そうか」

ヌル「どうしても話したいことがあるなら手紙でも送ってみたら?返ってくるのに時間はかかっちゃうだろうけど、パティ様ならきっと読んでくれると思うよ」

ガイ「……わかった。ありがとう、ヌル。参考にさせてもらう」

ヌル「うんっ。それじゃーねー!」フリフリ

ガイ「……さて、アインズの様子を見に行くか」

⭐︎前の管理人と連絡は取れませんでした
491 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/06(土) 23:31:24.55 ID:qD54RHQ9o
本日はここで終わりたいと思います。言うほど大量に更新できず申し訳ありません。
明日はアインズさんお見舞い編、女性陣服購入兼情報収集から始めたいと思います。
それでは、また。
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/06(土) 23:32:31.84 ID:NsuJLRlto
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 00:56:47.06 ID:bwY+AkFio
おつ
そういえば現地調査の為の内戦解決の為のお使いクエストだった
今の所皇帝側の動きは見られないけど旧貴族側は向こうから接触してきそうだな
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 01:14:03.97 ID:Fu8bKJijo
おつです
ガイくん、ちゃんと男の子で安心した(?)
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 05:31:14.02 ID:S0SFSeW/0
乙です
ガイのパーティは女性しかいないハーレム系だからせめて男性キャラ1人でもいたらガイは>>479みたいな妄想もしなくなるのかな?正直本家スレだと女性4男性2の男性の少ないパーティだけど、男女関係なく仲間内でしっかり協力しながら冒険していたので個人的に読みやすいところはあった。(二次創作だからしょうがないところはあるけど)
496 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/07(日) 12:39:52.86 ID:r70MQ/uBo
>>492
ありがとうございます!

>>493
ややこしいことになっておりますが、その認識であっています。近い内に旧貴族派から何かしらの動きがあると思います。備えましょう。

>>494
周りに可愛い人が多いのでガイも悶々としているようです。年齢的には17歳なので色々元気なのでしょう。

>>495
感想ありがとうございます。こういった描写は>>1の趣味なので、おそらくパーティに男性メンバーが増えても完全に無くなりはしないと思います。ですが、こういったノリが苦手な方もいると思うので、その部分は読み飛ばしても大丈夫な作りにしていきたいと思います。
また、そういった描写を除いたキャラ同士の信頼関係もちゃんと描けるように頑張りますので、引き続きよろしくお願いします。
497 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/07(日) 12:40:22.53 ID:r70MQ/uBo
ーー魔族連合拠点 客室

ガイ「……ここか」

ドア「」コンコン

シーン……

ガイ「……?」

ガイ(返事がない……入ってもいいのだろうか?)

ガイ「入るぞ」ガチャ

アインズ「……無断で入るとは、礼儀を知らぬ男だな」

ガイ「返事がなかったからだ。調子はどうだ?」

アインズ「調子……?牢に繋がれて弄ばれていた身に、調子も何もあるものか」

ガイ「……すまない。軽率な聞き方をした」

アインズ「……ふん。まあいい。こうして寝床に横になれるだけ、地下牢にいた頃よりは幾分ましだ」

アインズ「それで……何か用か?」

ガイ「見舞いに来たんだ。これはサーシャからだ。もちろん、毒は入っていない」スッ

サーシャの手作りクッキー「」ポン

ガイ「」ヒョイッ……モグモグ

ガイ「……ほらな」

アインズ「……あのエルフの娘か。まったく余計なことをしてくれる……」

ガイ「いらないなら俺が全部もらってもいいか?」

アインズ「ま、待て!……別に、食べられぬとは言っていない」パシッ

アインズ「」モグモグ

アインズ「……んへへ。甘ぁい……」ニコ

ガイ「気に入ったか」

アインズ「……!き、気に入ったわけではない!ただ、小腹が空いてたから丁度よかっただけだ!」

アインズの尻尾「」ブンブン

ガイ(わかりやすいな……)

アインズ「それで……ただ見舞いに来ただけではあるまい。何が目的だ?」モグモグ

ガイ「いや、とくに……ただ気になったから様子を見に来ただけだ」

アインズ「……フン。奇特なことだな。牢から出された程度で、私はお前達の仲間になった覚えはないぞ」モグモグ

ガイ「承知してる」

アインズ「……なら、なぜそこまで気にかける?竜の血を引いた私など……お前達にとっては、厄介者でしかないはずだ」

ガイ「この国ではな……俺達はこの国の者じゃない。血筋や種族で差別をするようなことはしない」

アインズ「……どうだか」ギュッ

アインズと何か話す?
安価下1〜2
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 12:41:38.68 ID:w/YEr+Iy0
パティについて知らないか
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 12:53:50.02 ID:JBG/5BK/O
行くところがないなら俺たちと一緒に来るか?と勧誘
500 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/07(日) 21:29:21.78 ID:r70MQ/uBo
ガイ「パティという人物を知らないか?」

アインズ「パティ……?いや、知らんな。その名を聞いたのは初めてだ」

ガイ「……そうか。気にするな。ほんの確認だ」

アインズ「知らぬ名を口にして何を確かめたかったのかは知らんが……妙な男だな」

ガイ「もし知っていればこの内戦を解決する糸口になるかと思ったんだが……」

アインズ「……ほう、この内戦を解決しようと?」

ガイ「ああ。俺達には本来の目的があるんだが……そのついでだ」

アインズ「フッ……ついで、か……」
501 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/07(日) 21:29:48.69 ID:r70MQ/uBo
ガイ「そういえば、この国にはいつからいる?」

アインズ「ほんの少し前だ。母がこの国に大きな傷を残したと聞いて……せめて自分の目で、その痕跡を確かめておこうと思ってこの国に来た」

ガイ「なぜ、囚われていた?俺の知っている竜は……強大な力を持っていた。その気になれば捕まることなどなかったはずだが」

アインズ「ある村が騎士同士の戦いに巻き込まれていてな。その村を守るために私は戦った……全てが終わったあと、村の人々は私の姿を見てこう言ったのだ。『悪竜』の再来だと」

アインズ「私は救った筈の人々に石を投げられ、武器を向けられ……彼らを傷つけないよう抵抗し……力尽きたところを騎士達に捕えられたんだ。強大な力を持とうと、人の恐怖と憎悪の前では無力だった」

アインズ「結局……母と同じ血を引いているというだけで、何をしても悪竜にされる。母がやったことを考えれば、仕方のないことではあるのだろうがな」

ガイ「……仕方がない、で片づけていい話じゃないだろう。罪を犯したのはお前の母であってお前じゃない」

ガイ「俺には、この国の事情をすべて理解できたわけじゃないが……目の前で誰かを救ったお前を悪竜呼ばわりするような真似を俺はしない」

アインズ「……ありがたいお言葉だな」

ガイ「……これから行く宛はあるのか?」

アインズ「宛はない。また山に篭って静かに暮らすつもりだ」

ガイ「……もし、よければ俺達に力を貸してくれないか?」

アインズ「何?」

ガイ「仲間になれってことじゃない。ただ、俺達の目的のために少しだけ力を貸してほしいんだ」

アインズ「……ふん。力を貸す理由がないな」

ガイ「……そうか。残念だな……俺達についてくれば今のクッキーと同じくらい美味い物が沢山食えるんだが」

アインズ「」ピクッ

ガイ「まあ無理強いはしない。準備が出来たらすぐにこの国を出た方がーー」

アインズ「待て」

ガイ「?」

アインズ「その、食事、というのは……どの程度のものだ?」

ガイ「?まあ、さっきのクッキーはおやつみたいなものだ。香草で仕込んだ肉料理、温かいスープ、それ以外も諸々……今の所、外れたことはないな」

アインズ「」ゴクリ……

アインズ「……気が変わった。力を貸してやらんこともない」

ガイ「えっ?いいのか?」

アインズ「だが、勘違いするなよ。力を貸してやるだけだ。仲間になった訳じゃないからな」

ガイ「……それでも構わない。俺の名前はガイだ。これからよろしく頼む」

⭐︎アインズが力を貸してくれます
502 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/07(日) 21:30:19.03 ID:r70MQ/uBo
ーーユーシリア帝都

ワイワイガヤガヤ

サーシャ「アインズさん、喜んでくれるかな?」

リーゼリット「あのクッキー、すごく美味しかったからきっと気に入ってくれるはず」

サーシャ「そうだといいけど……」

イーリン「心配はありません。リーゼリット様が仰ったように、あのクッキーの出来は完璧です

リーゼリット「それにしても……街の雰囲気は相変わらず変わってないね」

イーリン「おそらく、屋敷の襲撃については市民の不満を煽らないように秘匿されているのでしょう。騎士の数が以前より多少は増えているようですが……どうやら私達の顔は割れていないようですね」

サーシャ「そうですね。普通に歩けてるくらいだし、まだ安心していいのかな」

リーゼリット「でも、騎士が多いとちょっと緊張するよね。誰かに声かけられたらって思うと……」

イーリン「平然としていれば疑われません。むしろ挙動不審な態度の方が怪しまれるものです」

サーシャ「じゃあ、なるべく自然にしておこうっと」カチコチ

リーゼリット「あはは!サーシャ、挙動不審になってるよ」

サーシャ「うーん……自然体って難しいなぁ……」

イーリン「ふふっ……とにかく、目的を忘れずに行動しましょう。服の購入と情報収集をしますよ」

リーゼリット「了解!まずは服屋さんね。サーシャの服は……悪くないけど、やっぱり実用性ばっかり優先してて味気ないんだよね」

サーシャ「うっ……た、確かに動きやすさ重視で選んじゃってるけど……だ、だって戦闘のとき便利だし……!」

リーゼリット「なに言ってるの。エルフの女の子なんだから、もっと可愛い服を着たら絶対映えるって!……それに、そんなサーシャをみたらガイも喜ぶよ?」

サーシャ「な、なんでガイが出てくるの!///それを言ったらリーゼだっていつも同じ服じゃん!」

リーゼリット「うっ……まあ、それはそうなんだけど……」

イーリン「僭越ながら……サーシャ様もリーゼリット様も、服の選び方に偏りがあるのは事実です」

サーシャ「ぐっ……イーリンさんまで!」

リーゼリット「わ、私も!?」

イーリン「はい。サーシャ様は実用一辺倒、リーゼリット様は動きやすさばかりで変化が少なすぎる……女性としての魅力を活かしきれていないように思えます」

サーシャ・リーゼリット「む、むぐぐ……」

イーリン「ここは是非、新しい服で雰囲気を一新すべきです。そうすればーー」

イーリン「ガイ様も、きっと目を離さなくなるでしょう」

サーシャ「なっ!?///」

リーゼリット「ちょ、ちょっとイーリンさん!?私は違うからね!?」

503 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/07(日) 21:31:44.47 ID:r70MQ/uBo
ーー服屋

女性エルフ店主「いらっしゃいませ!何かご入用ですか?」

リーゼリット「えっと……私達、服を新しく見繕いたくて。普段は戦うことが多いから、動きやすいのがいいんだけど……」

女性エルフ店主「なるほど。でしたら機能性と見栄えを両立したものがおすすめですね」

サーシャ「わ、私も……ちょっと可愛い服を見てみたいなって……」モジモジ

女性エルフ店主「ええ。そういった服も沢山あるので、ぜひご覧になっていってください!」

イーリン(私も何か新しい服を買おうかな?角を隠せるやつがいいけど……)

サーシャが着る服
安価下1

リーゼリットが着る服
安価下2

イーリンが着る服
下3のコンマが70以上の場合、安価下3

>>1に任せる場合は「おまかせ」と記載してください
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 21:43:16.97 ID:n3WH+DGeO
ピンクのワンピース(胸元とへそが見えてる)
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 21:45:28.82 ID:FkM3UMrBo
ユーシリア軍服(コスチュームプレイ用)
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 22:04:02.06 ID:w/YEr+Iy0
黒のチャイナ服
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/07(日) 22:04:12.45 ID:d1qfiuMpO
メイド服(戦闘用に改良している)
508 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/08(月) 00:02:50.04 ID:NzN/QXhGo
サーシャ「……どうかな?」

胸元とお腹が見えるピンクのワンピース「」ヒラッ

リーゼリット「おお……これは中々……ずいぶん攻めたね?」

イーリン「胸元が空いている物は見たことがありますが……お腹まで見える物は初めて見ましたね」

女性エルフ店主「ふふっ、とてもお似合いですよ!エルフの方はスラリとした体型の方が多いので、こうしたデザインは特に映えるんです」

サーシャ「そ、そうなのかな……?でも、なんだか……この前の水着とはまた違った恥ずかしさが……///」

リーゼリット「いやー、これはガイが見たら絶対真っ赤になるね!」ニヤニヤ

サーシャ「もう!リーゼったら……」



リーゼリット「なんかカッコよさそうなのがあったから着てみたんだけど……これ、正規の服じゃないよね?」

仮装用ユーシリア軍服「」ピシィッ

サーシャ「……サイズがあってないのかな?所々、身体の部位が強調されてるような……特に胸とお尻の部分……」

イーリン「……店主、これはもしかして……」

女性エルフ店主「……仮装用、いわゆる余興やコスチュームプレイ用に作られたものです。もちろん、正規の軍服ではありません」

リーゼリット「ええっ!?な、なんでそんなの置いてあるの!///」バッ

サーシャ「り、リーゼ……それ、カッコいいっていうより……なんか……」モジモジ

イーリン「……強調されすぎて、目のやり場に困りますね」

リーゼリット「待って!?私、真面目に似合うか見ようと思っただけだから!」

女性エルフ店主「……意外と人気なんですよ?もしお望みであれば、着丈を整えて普通の大きさにもできますが」

リーゼリット「このまま着こなすのは無理でしょ!!!」

509 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/08(月) 00:03:38.91 ID:NzN/QXhGo
ーーユーシリア帝都

サーシャ「買っちゃった……」ガサッ

リーゼリット「私も……直してもらったら普通に着られる服になったからよかったよ」

サーシャ「……でもやっぱりちょっと恥ずかしいな。これ着て歩けるかなぁ……」

リーゼリット「大丈夫だって!似合ってたから自信持ちなよ!」

サーシャ「えへへ……あ、イーリンさんも何か買ったんですか?」

イーリン「!……ええ、まあ。下着類を少々」

サーシャ(その割には袋が大きいような……?)

リーゼリット「実は私達に内緒で新しい服を買ったんじゃないですか〜?」

イーリン「……そ、そんなことはありません。ともかく、服の購入は済んだので次は情報収集です」

サーシャ「はい!……といっても、どこから手をつければ……」

商人達「」ヒソヒソ

リーゼリット「あの人たち……何か話してるね」

イーリン「少し近づいてみましょう。耳を澄ませれば有益な情報が得られるかもしれません」



商人A「聞いたか?宰相が密かに武器庫を新設したらしいぞ」

商人B「武器庫?また戦の準備か。にしても場所は非公開なんだろ?」

商人A「表向きはな。けど俺の客筋が言ってた……シルバークロース商会の連中が中央区に武器を運び込んでるらしい」

商人B「マジか……やっぱり繋がってんだな」

商人A「ああ。それに護衛につけられたのは竜騎兵団だそうだ。精鋭揃いだから、ちょっとやそっとじゃ近寄れねぇ」

商人B「竜騎兵団だって!? 本気じゃねぇか……そりゃ庶民にゃ関係ねぇけどよ、また戦が長引くのは勘弁してほしいもんだな」



サーシャ「……思わぬ情報を拾っちゃったね」

リーゼリット「武器庫と竜騎兵団……やっぱりクラウディアとシルバークロースが絡んでる……」

イーリン「ええ。戻って情報共有をしましょう」

⭐︎服を購入しました。(状況に応じて自動的に着替えます)

⭐︎武器庫が中央区にあるらしいことを知りました。
510 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/08(月) 00:05:37.69 ID:NzN/QXhGo
ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室

サーシャ「ガイが人を連れてくるって言ってたけど……誰なんだろう?」

リーゼリット「変な人じゃないといいけど」

イーリン「ここに連れてくる程の人なので、おそらく協力者だとは思いますが……」

ドア「」ガチャ

ガイ「すまん、待たせたな……アインズ、入ってくれ」

アインズ「ここが貴様らの拠点か……」ヌッ

サーシャ「えっ、アインズさん!?」

リーゼリット「ガイ、この人って……」

ガイ「ああ。屋敷に囚われていた囚人だ。俺達に協力してくれることになった」

イーリン「……なるほど。戦力としては心強いですが、扱いを誤れば騒ぎになりますよ」

アインズ「フン……仲間になったつもりはない。気が向いたから手を貸してやるだけだ」

サーシャ「それでもありがたいです!丁度、ご飯にしようと思ってたんですけど、アインズさんも食べていきますか?」

アインズ「……仕方ないな。腹が減っていたところだ。……食べてやらんこともない」

アインズの尻尾「」ブンブン

サーシャ・リーゼリット・イーリン(わかりやすいな……)

現在はユーシリア帝国です。(6日目)

何をする?
安価下1〜3

⭐︎何者かが監視をしているようです。貧民街以外の場所に行くときにコンマ判定が行われます。
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 00:07:30.02 ID:mfx7tLcNo
王宮に乗り込む
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 00:11:56.28 ID:kmHEoJJxO
今一度皇帝派と旧貴族派以外の道も思案してみる
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 00:13:01.17 ID:imM9X0kYo
中央区に出来たらしい武器庫の場所を調べる
514 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/08(月) 00:18:49.98 ID:NzN/QXhGo
安価が出揃ったので本日はここまでです。
次回更新は土曜日を予定していますが、水曜日あたりでも更新するかもしれません。
それでは、また。
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 00:24:37.67 ID:kmHEoJJxO

ユーシリア編はトコナツ編より難易度高そうね
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/08(月) 02:43:32.25 ID:imM9X0kYo
おつ
リーゼは経歴的にお洒落より生活優先っぽいから…
517 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/10(水) 21:24:48.97 ID:O3s0Gm5bO
こんばんは。1レスかつ、コンマ判定だけなのですがちょっとだけ更新します。

>>515
内戦に関わることにより難易度が上がったようです。物語を着地させることができるよう頑張りたいと思います。

>>516
リーゼリットさんは6歳頃からお洒落とは無縁な生活を送ってきたのでしょう。これから先、色々楽しんでいってほしいところですね。
518 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/10(水) 21:25:18.18 ID:uRBV/9y6O
ーー帝都 王宮前

リーゼリット「……遂に王宮に入れるね」

イーリン「ええ、皇帝派と接触する絶好の機会です。気を引き締めていきましょう」

ガイ「ああ……あそこにいる騎士が門番か」

スタスタ……

無精髭の痩せ型騎士「……ん?止まれ。見ねぇ顔だな。何の要件でここに来た?」

ガイ「我々は魔族連合の使いの者だ。許可証もある」ペラ

無精髭の痩せ型騎士「ああ?どれどれ……」ヒョイッ

無精髭の痩せ型騎士「……たしかに魔族連合の印だな。武器類は預かる決まりになってるから、コイツらに預けてくれ」

警備騎士「」サッ

ガイ「……どうも」スッ

銀髪ショートの警備騎士「ごめんなさい。念の為、身体も調べさせてもらいますね?」

イーリン「ええ、構いませんよ」スッ

リーゼリット(まあ、こんな状況だと流石に武器は持ち込めないよね)スッ



ーー王宮内

リーゼリット「さっき許可証を見てた人、態度は悪かったけど普通に通してくれたね」コソッ

ガイ「ああ。以前見た通り、旧貴族派でもない限り王宮への出入りは自由なようだな」

イーリン「ここからが本番ですよ。皇帝派の状況をこの目で確かめ、私達がどの派閥に所属するかを決める手がかりにしなければなりません。些細なことでも、見逃さないように」

誰かと会えたみたいです
コンマ下1
01-30 武器商人
31-60 現宰相
61-80 森スライム
81-90 最高指揮官
91-00 現皇帝

監視者の行動
コンマ下2
01〜50 監視継続
51〜00 接触
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/10(水) 21:27:26.41 ID:M+EkGTqSo
むっ
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/10(水) 21:29:07.66 ID:4UBGsnL20
521 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:15:23.10 ID:eGlxBK7mO
騎士達「敬礼ッ!」ビシィッ

リーゼリット「えっ、急に敬礼しだしてどうしたんだろ?」

イーリン「おそらく、それなりに位の高い人物が近くを通るのでしょう。我々も習っておきましょうか」

ガイ「そうだな……」

スタスタ……

赤ドレスの金髪美人「みんな、ご苦労様。楽にしていいわよ」

騎士達「はっ!」ザッ

側近騎士「クラウディア宰相。もうまもなく、シルバークロース商会との面会時間です。準備はよろしいですか?」

赤ドレスの金髪美人→クラウディア「ええ、大丈夫。気遣いに感謝します」

リーゼリット(あの人がクラウディア……!)

クラウディア「……あら?そちらの方々は……見慣れない顔ね」

ガイ「……我々は最近入った魔族連合の使いだ」

クラウディア「まぁ……ようこそ。王宮を訪れる方々には、立場に関わらず誠実にお迎えするのが私の務めです」ニコ

クラウディア「どうぞ、帝都での滞在が少しでも良きものになりますように。何かお困りのことがあれば、遠慮なく声をかけてくださいね」

イーリン「……ご厚意、感謝いたします」

クラウディア「ふふ、堅苦しい挨拶はいりません。人と人とが心を通わせることが、この国を良くする第一歩なのですから」

若い騎士A「……外面ばかり取り繕いやがって。優しい言葉をかけるのも、どうせ戦場に駆り出すための方便だろう」ボソッ

若い騎士B「おい、聞かれたらマズいぞ!」ボソッ

側近騎士「貴様!クラウディア様こそ陛下の御意志を体現なさっているのだ!その口の聞き方はなんだ!」

若い騎士A「……エリオス様は戦など求めていない!陛下はただ民の安寧を願っておられるんだ。それを戦へとねじ曲げているのは、宰相だと何故気づかない!?」

側近騎士「貴様ァ……!」

クラウディア「やめなさい。私はもともとこの国の生まれではありません。だからこそ、皆が疑念を抱くのも当然のこと」

クラウディア「けれど私はただ、陛下の御心を守りたいだけ。そのために力を尽くしているのです」

側近騎士「クラウディア様……!」

若い騎士A「……ッ」

クラウディア「……お見苦しいところをお見せしてしまいましたね。人は立場が違えば意見が衝突するもの……それもまた、この国を思うがゆえのことなのです」

イーリン「いえ……お気になさらず」

クラウディア「では、私はこれで失礼します。皆さまの帝都での日々が実りあるものでありますように」

側近騎士「……クラウディア様がお通りだ!道を開けろ!」

スタスタ……
522 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:16:01.71 ID:eGlxBK7mO
リーゼリット「……なんとなく、皇帝派の雰囲気は感じられたかも」

イーリン「ええ……同じ皇帝派の中でも、陛下に忠誠を誓う者と、宰相を頼る者とで、少し空気が違うようです」

ガイ「表面上は静かでも、水面下では火花が散っている……か」

フレン「……その通りだよ、ガイ君」ヌッ

リーゼリット「フレンさん!?」

フレン「やあ、また会ったね……魔族連合の使者達」ニコ

ガイ「フレン……」

フレン「ははっ、驚かせたかい?僕は王宮書記官として出入りしているんだ。ミントには王宮内の一般騎士って言ってあるから内緒にしておいてくれよ?」

イーリン「書記官……王宮の中枢に出入りする立場、ということですか」

フレン「そういうこと。それで、君たちも感じたと思うけど……皇帝派は一枚岩じゃない。陛下その人に忠誠を尽くす者もいれば、宰相を支えに動いている者もいる。表向きは同じ陣営でも、水面下では常に衝突が起きている」

リーゼリット「やっぱり……そんな感じしたよ」

イーリン「つまり、同じ皇帝派の中でも二つの流れがある、ということですね」

フレン「もっとも、どちらも国を守るという旗は掲げている。けれど、その先にある未来像がまるで違う……陛下は民の安寧を、宰相は軍備の強化を。だからこそ、同じ皇帝派でも温度差が生まれるんだ」

フレン「……ここだけの話だが、宰相の周りには不穏な影がちらついている。武器を両派閥に流しているシルバークロース商会と、必要以上に近すぎるんだよ」

フレン「この国の行く末を思うと……どうしても看過できない繋がりさ」

ガイ「……」
523 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:17:05.40 ID:eGlxBK7mO
フレン「……それと、君達に知らせがある。旧貴族派の重鎮ーーライオネル卿が、君達に会いたがっている」

ガイ「……ライオネル卿だと?」

リーゼリット「旧貴族派のまとめ役でしょ?なんで私たちに……」

フレン「例の屋敷の件は……君達がやったんだろう?」

リーゼリット「……!」

フレン「申し訳ないけど、君たちをしばらく監視させてもらってね……疑惑が確信に変わったよ」

ガイ「……フレン。お前はどちらの派閥にも属していないと言っていたはずだ。そのお前が、どうして旧貴族派の重鎮と繋がっている?」

ガイ「中立を名乗りながら、裏で旧貴族派と通じている……信用していい話なのか?」

フレン「誤解しないでほしいな。僕は本当に誰の旗も掲げていないし、ライオネル卿の犬でもない。前にも言った通り、あの屋敷の件には感謝している」

フレン「ライオネル卿は、この内戦を望んでいない。むしろ、どうにか抑えようとしている数少ない人物だよ……僕がここで余計なことを言うより、君たち自身の目で確かめた方がいいと思う」

ガイ「……」

フレン「それじゃあ、たしかに伝えたからね。気をつけて帰ってくれよ」

⭐︎皇帝派の雰囲気を掴みました。

⭐︎フレンを通じてライオネル卿から誘いを受けました。
524 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:17:49.68 ID:eGlxBK7mO
ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室

サーシャ「あっ、みんなお帰り!どうだった、王宮は?」

ガイ「ああ……色々と見えてきたぞ」

アインズ「どうやら……収穫はあったようだな」モグモグ

積まれた皿の山「」

リーゼリット(え、すごい数のお皿が積まれてるけど……アインズさん、これ全部1人で食べたの?)

イーリン「……今わかっている情報をまとめてみました。手帳で申し訳ないのですが、ご確認ください」スッ



・世界樹の光はかつて大山脈に落ちた。残滓もそこにある可能性が高い

・皇帝派は現在、二つに分裂している
 →皇帝に忠誠を誓う者
 →宰相クラウディアを頼る者(シルバークロース商会と結託の疑いあり)

•旧貴族派の重鎮ライオネル卿は戦を抑えようとしている

・ソールの言葉から察するに、皇帝派でも旧貴族派でもない第三勢力が存在する?

•武器庫が中央区のどこかに新設され、シルバークロース商会が武器を運び込んでいる
 →護衛には竜騎兵団がついている



サーシャ(ページの端っこに猫の落書きが描かれてる……イーリンさんって可愛いものが好きなのかな?)

ガイ「……第三勢力か。一度、管理人代理に話を聞いてみるか」

リーゼリット「この前は詳しく教えてくれなかったしね。なんだか回りくどい言い方してたし……」

サーシャ「じゃあ、今から大図書館に聞きに行こうよ!」

イーリン「善は急げですね。その前に……アインズ様、こちらを」

ファサッ……

アインズ「む……フードか」

イーリン「竜の血を引くその姿はどうしても目立ちます。帝都を歩くなら、隠した方がよいかと」

サーシャ「これなら街を歩いても大丈夫そうだね。私達も一緒にいるから、滅多なことは起きないと思いますよ!」

アインズ「……そうか。感謝する」
525 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:19:21.56 ID:eGlxBK7mO
ーー帝都大図書館

ソール「おや……今回はかなり大所帯ですね」

リーゼリット「こんにちは、ソールさん。この前言っていた別の道について聞きにきました」

ソール「……そうですか。どの派閥に手を貸すべきか、その判断の材料を求めているのですね」

ガイ「……察しが早いな」

ソール「いずれの勢力もこの国を導く力を持っています。ですが、私にはどうしても見過ごせない点があるのです」

リーゼリット「見過ごせない点……?」

ソール「皇帝は理想を語り、宰相は力を求め、貴族達は伝統に縋る。……いずれも民そのものの声が置き去りになっているのです」

イーリン「……なるほど。それで、ソールさんの言う別の道とは?」

ソール「血を流すことなく、この国を立て直す方法です。皇帝でも、宰相でも、貴族でもなくーー民が未来を選ぶ道。私は、そのための仕組みを形にしようとしているのです」

サーシャ「民が……未来を?」

ソール「ええ、その通りです。けれど誤解しないでください。私が語るのは、まだ形を持たぬ思想のようなもの。明確な旗も、指導者もいません。ただ……確かに芽吹きつつある動きはあるのです」

ソール「誰かが支配する国ではなく、みんなで作る国を求める声。権力者に頼らず、民が自らの手で未来を選び取ろうという考え方……まだ一部の学者や、市井の人々が語るだけの小さな波に過ぎませんが」

アインズ「……なるほど。力で押しつけるのでも、血筋に縋るのでもない……か。だが、それで本当に国がまとまるのか?」

ソール「それはわかりません。新しい道を選ぶということは、常に混乱と不安を伴うものですからね」

リーゼリット「……確かに。理想だけでは国は回らないし、でも理想がなければ未来も描けない」

ソール「おっしゃる通りです。ですから、私は声を広げ、土壌を整えるしかないのです。力で抑えつけるのではなく、血を流すこともなく……少しずつ、民が自ら考え、選ぶように」

ガイ「つまり……あなたが目指しているのは戦わない選択肢ってことか」

ソール「ええ。そのためにこそ、私にはあなた方のような外の目が必要なのです。国内にいるとどうしても流れに飲まれてしまう……ですが、外の者ならば、この国にとって本当に必要な道を見極められるはず」

サーシャ「外から見た視点……確かに、それは大切かも」

イーリン「……では、仮に私たちがその別の道を支持するとしたら、どう動けばよいのですか?」

ソール「まだ旗を掲げる段階ではありません。ただ、皇帝派や宰相派、貴族派が動く中で……『血を流さずに解決する道がある』と、声を届けてほしいのです。今は、それで十分です」

アインズ「……言うは易し、行うは難し。だが、確かに聞く価値はあるな」

ソール「ふふ……私は今、あなた方に種を渡しただけ。芽吹かせるかどうかは……あなた方の選択次第ですよ」

⭐︎ソールから別の道を提示されました。
526 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:20:12.05 ID:eGlxBK7mO
ーーユーシリア帝都 中央区

リーゼリット「……民が自分で国を作る、か。正直、すぐには想像できないけど……ちょっと素敵な考え方だと思ったよ」

サーシャ「うん……でも、そんなことできるのかな……?」

イーリン「理念としては理解できます。しかし、あまりに未成熟……今の段階では理想論に過ぎませんね」

アインズ「フン……結局、人は争いから逃れられぬ。だが……そういう夢想を語れるのも、人の強さなのかもしれんな」

ガイ「……少なくとも、選択肢の一つとして心に留めておく価値はあるだろう」

リーゼリット「それで……次はどうする?武器庫の場所を突き止めるんだよね?」

サーシャ「何か目印とかあればいいんだけど……」

ガイ「……いや。探す必要はなさそうだ」

サーシャ「えっ?」

ガイ「あれを見ろ」

竜騎兵団の一団「」ザッ ザッ ザッ…

サーシャ「わっ……あんなにたくさん……!」

イーリン「……どうやら、竜騎兵団のようですね」

ガイ「ああ。通常の巡回にしては、数が多すぎる。こんな場所に固まっている理由は一つしかない」

リーゼリット「……武器庫が近くにあるんだ!」

アインズ「フン、皮肉なものだな。守りを固めれば固めるほど、隠しているものを示しているようなものだ」

ガイ「おそらく、あの新しい建物が武器庫だろう。場所は絞れた……帰るぞ」

⭐︎武器庫の場所を特定しました
527 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 11:20:43.33 ID:eGlxBK7mO
ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室

・世界樹の光はかつて大山脈に落ちた。残滓もそこにある可能性が高い

・皇帝派は現在、二つに分裂している
 →皇帝に忠誠を誓う者
 →宰相クラウディアを頼る者(シルバークロース商会と結託の疑いあり)

•旧貴族派の重鎮ライオネル卿は戦を抑えようとしており、屋敷の襲撃者と接触を望んでいる

・皇帝派でも旧貴族派でもない民の声を優先する考えが存在する

•武器庫が中央区に新設され、シルバークロース商会が武器を運び込んでいる
 →護衛には竜騎兵団がついている

ガイ「さて……何処から手をつけるか」

サーシャ「えーと……とりあえず、武器庫から武器が無くなっちゃえば、内戦の規模は小さくなるんだよね?」

イーリン「ええ。戦は補給が無くなれば必然的に縮小します。ですが……竜騎兵団は精鋭のようです。襲撃は一筋縄ではいかないでしょうね」

リーゼリット「でも、放っておいたら宰相の思うつぼでしょ?なにか手を打たないと……」

ガイ「旧貴族派を取りまとめているライオネルの考えも気になる。フレンを信じるなら罠ではないだろうが……」

アインズ「……民の声とやらもあるな。夢物語に聞こえるが……やがて現実を呑み込むだけの力を持つかもしれん」

ガイ「ふむ……」

現在はユーシリア帝国です。(6日目)

何をする?
安価下1〜3
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 11:30:41.87 ID:eWiVr89GO
イーリン、ニアと模擬戦
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 11:31:34.52 ID:Czwgwd2ko
ライオネル氏に会ってみる
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 11:55:24.45 ID:yq28z1lIO
民主主義の芽をばらまく
531 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/13(土) 14:57:54.60 ID:siN6/TxhO
ーー貧民街

ニナ「……模擬戦をしたい?」

イーリン「ええ。ぜひ、お願いします」

ニナ「模擬戦自体は構わないが……あんたの所の奴等とやればいいじゃないか?」

イーリン「……竜騎兵団と戦う可能性がありまして。知った仲ではなく、未知の相手と戦う経験を積みたいのです」

ニナ「ククッ、なるほど……そういうことなら、ちょっと待ってくれ」

キュイーン……ガガガ‼︎カンカンカン‼︎

魔導騎竜「」ドン‼︎

イーリン「……これは、騎竜を模した物ですか?」

ニナ「ああ。本物の竜騎兵団の戦い方は知らないが、これで近い動きにはなるはずだ。もっとも、私の戦い方は特殊だから参考にならないかもしらんがな」

イーリン「いえ、お気遣いありがとうございます。それでは……始めましょうか」ザッ

ニナ「よし、こいつの試運転も兼ねて、死なない程度に本気で来い!」

魔導騎竜「」ガシャンッ……

コンマ下1

01-33 敗北
34-66 引き分け
67-00 勝利
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/13(土) 15:04:01.75 ID:jL017B5xo
533 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 00:01:00.07 ID:77Nfr/wxO
魔導騎竜「」ダダダ……

ニナ「中々いい速さに仕上がったぞ!!!さあイーリン、どう来る!?」

イーリン「確かに、とても素早いですが……」グッ……

イーリン「」ダッ

ニナ「上に飛んだ!?」

空中で回転するイーリン「」グルグル

かかと落としをするイーリン「……オラァッ!!!」

ニナ「あれは……喰らったらマズいな!」ヒョイッ

かかとがめり込む魔導騎竜「」ミシミシ……

煙を出す魔導騎竜「」バキンッ‼︎……シュー……

ニナ「おいおい、結構いい線行ってたと思うんだけどな……」

イーリン「騎竜を倒して機動力を奪えば……」

ニナ「ああ!だが、まだ私は負けてないぞ!」ガチャンガチャン‼︎

イーリン「!?袖から……砲塔が!?」

ニナ「これが私の戦い方だ……威力は気絶する程度に抑えてあるから安心しな!」

魔翌力砲「」ドギュウン‼︎ドギュウン‼︎

イーリン「くっ……!」サッ

ニナ「避けるばっかりじゃ、状況は変わらんぞ?」

イーリン(確かに、強力な武装だけど……)

魔翌力砲「」ドギュウン‼︎ドギュウン‼︎

イーリン(……発射の間隔は見切った!あとは……タイミングを合わせて……)ググッ……

魔翌力砲「」ドギュウン‼︎
イーリン(今!!!)ダッ‼︎

ニナ「なっ!?この弾幕を突っ込んでくるのか!?」

イーリン「ハァァ……」

ニナ(魔翌力を全て防御に回す……!)バッ

イーリン「オ……ラァッ!!!」

ニナの身体にめり込む拳「」メキメキメキ……

ニナ「ぐぅぅぅっ!?」

ニナ(重……!これは……私の、負けだな)

両手を上げるニナ「おえっ……イーリン……中々、やるじゃないか……」

イーリン「……ハッ!?ニナ様、大丈夫ですか!?私ったらつい……」

ニナ「ククッ、気にするな……お陰でいい経験になったよ……すまん、ちょっと横になっていいか?」



ニナ「竜騎兵団とやり合う時も今みたいに竜を先に潰すのは有効だろう。ただし注意しろ……竜を失った騎士も、それなりに手強いはずだ。まあ、私のように魔導機械を使う騎士はいないと思うが」

イーリン「……心得ておきます」

ニナ「ククッ……まあ、何はともあれ幸運を祈ってるよ」

⭐︎ニナとの模擬戦で勝利しました。
534 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 00:05:22.78 ID:77Nfr/wxO
ーー帝都 旧貴族派本邸

ガイ「……本当によかったのか?」

アインズ「ああ。これから会うのは私を捕らえた組織の長なんだろう?一度顔を見ておきたくてな」

ガイ「……」

アインズ「そう不安がるな。されたことに恨みはあれど、私は短慮ではない。ここで騒ぎを起こす気など毛頭ないさ」

ガイ「ならいいが……っと、ここだな」



執事「お待ちしておりました、魔族連合の方々。ライオネル卿はもうすぐ来られるのでしばらくお待ちください」

ガイ「どうも……」

スタスタ……

ライオネル「よく来てくれましたな、魔族連合の使者殿……下がってくれ」

執事「」ペコリ

ライオネル「さて……人払いは済んだ。ここからは腹を割って話そうじゃないか」

ガイ「……俺はガイ。こっちはアインズだ」

アインズ「……」ジッ

ライオネル「なるほど……只者ではない気配を感じていたが、まさか竜の血を引く者と相まみえるとは。これは光栄だ」

アインズ「貴様は……竜を悪く見ないのだな」

ライオネル「この国を襲った悪竜でもなければ嫌う理由はないだろう。私のことはもう知っていると思うが、改めて自己紹介をしよう」

ライオネル「私の名はライオネル・ランドフォード。この国に仕える公爵にして、旧貴族派の代表と目されている」

ガイ「旧貴族派のまとめ役……フレンから聞いている。卿は戦を望んでいないと」

ライオネル「その通り。私の先祖は初代皇帝と共に帝国を築いた者……帝国が血で裂ける姿など断じて許せない」

ライオネル「しかし……現皇帝に反発する貴族達の声を誰も受け止めずにいれば、火は燃え広がる一方。だからこそ私は彼らの前に立った。剣を掲げるためではなく、剣を収めさせるために」

ライオネル「……だが、誤解しないでほしい。私は決して現皇帝を見限ったわけではない。むしろ今も、あのお方こそ帝国の未来を担うべき存在だと信じている」

アインズ「その信念があるなら……皇帝派に留まる道もあったはずだ。何故そうしなかった?」

ライオネル「……皇帝陛下のもとに留まれば、貴族達の不満は誰にも受け止められず、やがて一斉に爆ぜてしまう。それでは国が炎に包まれるのを待つだけだ」

ライオネル「だからこそ、私はあえて旧貴族派の先頭に立った。彼らの声を受け止め、暴走を抑えるために。表向きは皇帝に背を向けているように見えても……心は常に陛下と共にある」

ガイ「……不満を吸収し、戦を小さく留めるため、か」

ライオネル「そうだ。しかし、この綱渡りもそう長くは持たない。宰相とその背後にいるシルバークロース商会の動きは、日に日に強まっている」

ライオネル「武器庫の新設に竜騎兵団の護衛……彼らはすでに帝都の中枢を押さえつつある。放置すれば、旧貴族派も皇帝派も飲み込まれ、戦は避けられまい」

ライオネル「そこで……君たちの手を貸して欲しい」
535 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 00:05:54.21 ID:77Nfr/wxO
ガイ「というと?」

ライオネル「あの屋敷を襲撃した君たちの働きは私も耳にしている……誰一人死者を出さずに目的を果たすなど、並の者にはできん。血に溺れぬその手腕こそ、いま帝国が必要としているものだ」

ガイ「……」

ライオネル「安心してくれ、責めるつもりはない。むしろ……あれで私がどれほど救われたか、君たちには伝えておきたい」

ライオネル「あの屋敷に集っていた連中は、戦を利用しただけの愚か者どもだ。彼らが姿を消したことで、旧貴族派の暴走は一時的に鈍った。帝国の火種がわずかでも減ったのだよ」

ガイ「……皮肉なものだな。俺達の行動が、結果的に旧貴族派を助けたと」

ライオネル「世の常さ。意図せぬ行いが、大局を変えることもある……」

ライオネル「……それと、アインズ殿。君が捕らえられた件については、私も耳にした。謝って済むことではないが、旧貴族派を束ねる者として深く謝罪しよう」

アインズ「殊勝な心掛けだな。恨みを消すことはできんが、少なくとも無為に言い逃れをしない態度は認めてやる」

ライオネル「痛みを与えた責は、私にもある。私が取れる責任ならばなんでも取ろう……だが、憎しみにその力を縛られぬよう願いたい」

アインズ「……面白いことを言うな。人の身で竜に責任を取るだと?」

ライオネル「竜であろうと人であろうと、尊ぶべき命に変わりはない。君が不当に傷つけられたのなら、それは帝国にとっての恥だと考える」

アインズ「……貴様の覚悟は受け取っておく」

ライオネル「……ありがとう。君の力が恨みで鈍ることなく、この国の未来に振るわれることを願っている」

ライオネル「それで……君達の力を我々に貸してくれるか?」

ガイ「……今すぐに答えは出せない。一度、仲間と相談してからでも構わないか?」

ライオネル「なるほど……慎重であることは悪いことではない。だが時は残酷だ。宰相とシルバークロースが着実に力を広げている以上、悠長にはしていられん」

アインズ「……分かっている。だが、私らを急かしても良い結果は出まい。答えは必ず持ってくる。それで十分だろう?」

ライオネル「うむ、それでいい。君たちがどの道を選ぶにせよ、帝国の未来を思う心があるなら……必ず交わる日が来るだろう。良い返事を期待しているよ」

⭐︎ライオネル卿と話しました。
536 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 00:07:27.50 ID:77Nfr/wxO
本日はここまでです。
明日は民主主義の種を街にばら撒く所から始めたいと思います。
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 00:50:56.20 ID:ucwyW0Cvo
乙両派閥とも信用ならないな
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 09:43:47.69 ID:5Gl1MgoNO
宰相職は廃止したほうがいいのじゃないか
539 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 20:49:54.09 ID:5SvwLH00O
>>537
両派閥共に悩みのタネがあるようです。ここから話がどう着地していくのか、見ものですね。お付き合いください。

>>538
つくづく宰相に振り回されている国ですね。描写されていないだけで、これまでの歴史の何処かでも宰相が暗躍したのかもしれません。しなかったのかもしれません。
540 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 20:50:16.75 ID:ziR5OfiSO
ーー帝都ユーシリア

ワイワイガヤガヤ

露天の主人「はい毎度!……にしても、すごい量買うねぇ」チャリン

大量の食材「」ドッサリ

サーシャ「あはは……沢山食べる人がいてですね……」

露天の主人「ま、これだけ買ってくれると助かるよ。最近は税が重くてな……正直、昔より暮らし辛くなってるんだよ」

リーゼリット「……こういう税金とか街の決まりって、いつも上の人たちが勝手に決めちゃうよね」

露天の主人「そりゃあ、俺たちには口を挟めねぇことだからな」

リーゼリット「……もし、自分達で納得できることを決められたらいいと思いません?」

露天の主人「そりゃ面白い考えだな。偉いさんに任せるんじゃなく、俺たちで決めるってのか?」

リーゼリット「そう。誰か一人の力に頼るんじゃなくて、みんなで未来を作る。……きっと、その方が国も強くなると思うんです」

サーシャ「そしたら、ご飯の値段だってもっと安くできるかも。お腹いっぱい食べられたら、それだけで幸せだよね」

露天の主人「でもそんなこと本当にできるのかねぇ……?」

通りすがりの客「なるほど……そういう考えがあるのか」

サーシャ(……こんな感じでいいのかな?)

⭐︎ 露天の主人と通りすがりの客に思想を伝えました!
541 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 20:50:47.91 ID:5uqtkPwfO
ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室

・世界樹の光はかつて大山脈に落ちた。残滓もそこにある可能性が高い

・皇帝派は現在、二つに分裂している
 →皇帝に忠誠を誓う者
 →宰相クラウディアを頼る者(シルバークロース商会と結託の疑いあり)

•旧貴族派の重鎮ライオネル卿は戦を抑えようとしており、自分達と手を組みたいと考えている。

・皇帝派でも旧貴族派でもない民の声を優先する考えが存在する

•武器庫が中央区に新設され、シルバークロース商会が武器を運び込んでいる
 →護衛には竜騎兵団がついている

アインズ「それで、どこにつくのか決まったのか?」

ガイ「いいや……まだだ。皇帝派、旧貴族派、そしてソールの言う新しい流れ……どこも一長一短だ」

リーゼリット「クラウディアはどうも胡散臭いけど……皇帝様ご自身は、民を思う誠実な方みたいだし」

サーシャ「話を聞いた感じ、ライオネル卿も戦を望んでないんだよね?信じてみてもいいかもしれないけど、ライオネル卿以外の騎士がちょっと不安かも……」

イーリン「そして……どちらにも属さない民の声を力に変えようとする動き。まだ小さな芽にすぎませんが……」

アインズ「フン……選ぶ先が三つとも曲者ばかりとはな。だが迷っていては宰相に先を越されるぞ」

ガイ「……ああ。決断をしなくてはな。だがその前に、騎士達に武器が行き渡る前に武器庫をどうにかする必要がある」

イーリン「竜騎兵団の騎士との戦い方はニナ様の協力である程度得られました。後ほど皆様に伝えますね」

現在はユーシリア帝国です(7日目)

何をする?
安価下1〜3

民主主義普及率
コンマ下1
0/120

⭐︎手を貸す派閥を決める際はこちらから示すので自由安価で決めなくて大丈夫です。

⭐︎民主主義普及率はコンマ分、数値が上がり上限まで貯まると何かが起きるようです。
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 20:51:12.70 ID:w1xccoPC0
魔族国のパティに手紙を出す
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 20:53:08.00 ID:MIKc1uMvO
全員で竜騎兵団対策の特訓
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 20:59:56.52 ID:ucwyW0Cvo
クラウディアに民の事を思えと直訴
545 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 22:48:08.20 ID:GkvEmuvyO
ガイ「……よし。こんなものか」

サーシャ「報告書でも書いてるの?」ヒョコ

ガイ「いや、これは手紙だ。魔族国へ向けてのな」

サーシャ「……魔族国に?」

ガイ「ああ。元々、この国で魔術顧問をしていたパティ氏の力を借りたくてな。10年前の悪竜事変の際にも活躍したらしい。何かしらの支援を受けられれば、と思っている」

サーシャ「あ、本来の図書館の管理人さんか!ソールさんが言ってたよ」

ガイ「俺達だけで帝都を相手にするのは危うい。だが、パティ氏が動いてくれれば状況は変わるかもしれない」

サーシャ「……そっか。じゃあ、その手紙が届けば、私たちの力になってくれるかもしれないんだね」

ガイ「そう願いたいものだな……訓練に行こう」

⭐︎パティ氏に手紙を出しました(翌日には返信がきます)
546 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 22:48:37.33 ID:GkvEmuvyO
ーー貧民街 空き地

アインズ「……ようやく来たか。待ちくたびれたぞ」

サーシャ「すいません、お待たせしました!」

イーリン「これで全員揃いましたね。それでは、訓練を始めましょう」

リーゼリット「それで、訓練といってもまずは何をするの?」

イーリン「竜騎兵団の騎士とそのまま戦えば、必ず苦戦します。ですので……まずは騎竜と騎士を分断する方法を考えましょう」

ガイ「なるほど。騎竜に乗られた状態じゃ動きも速いし、上から狙われると対処が難しい」

アインズ「騎竜を先に潰せば勝ち目はある。だが、奴らも馬鹿ではない。何かしらの対策はしているだろうな」

リーゼリット「じゃあ、どうやって分断するの?竜に近づくだけでも危ないよね」

イーリン「そうですね。正面から挑むのは得策ではありません。ですが、視界を遮る、地面を揺らす、音で惑わせる……方法はいくつか考えられます」

サーシャ「そっか!まずは竜を驚かせたり、混乱させればいいんだね」

ガイ「その隙に騎士を引きずり下ろす……あるいは騎竜だけを抑え込む、か」

アインズ「言うのは簡単だがな……実際にやるとなると難しいかもしれん。いっそのこと、私が竜本来の姿になって暴れるか?」

リーゼリット「いやいや、ただでさえ竜はよくない目で見られてるのに、そんなことしたら街ごとパニックになるって!」

サーシャ「あはは……たしかに、騎士の派閥関係なく攻撃されちゃいそうだよね」

イーリン「アインズ様本来の力を使わずとも、私達だけで攻略する手を考えることに意味があります。模擬戦で確かめてみましょう」

ガイ「そうだな。アインズを当てにするわけにはいかない。俺たち自身が動けるようにしておくべきだ」

アインズ「フッ……そうか……」

リーゼリット「よし、じゃあやってみようか。で、相手役は?」

イーリン「私が行います。ニナ様からこちらを借りてきました」

魔導騎竜「」ドン‼︎

アインズ「ほう……おもしろいな。魔導機械か?」

イーリン「ええ。実際の騎竜の生理的な行動は再現できませんが、判定は私が口頭で行います。私を騎竜に乗った騎士だと仮定して、色々試してみてください」

サーシャ「じゃあ……お願いします!」

コンマ下1
01-30 竜騎兵団との戦闘時 コンマ+10
31-50 同上 コンマ+15
51-90 同上 コンマ+20
91-00 同上 コンマ+30
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/14(日) 22:51:41.17 ID:eQqgYonao
さて
548 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 23:54:52.09 ID:n0O5IIpFO
魔導騎竜「」……ガシャン‼︎

イーリン「それでは……始めます!」
魔導騎竜「」ドシン‼︎ドシン‼︎

ガイ「まずは……隙を作る!」ダッ

イーリン「いい判断ですが、正面から近づくのは悪手です。近付くときは騎士か騎竜、どちらかの死角から近付いてください」
魔導騎竜「」ガシャンガシャン‼︎

リーゼリット「じゃあ……これはどう!?」
狙撃型魔導銃「」バン‼︎

イーリン「足を狙って動きを止めたのですね。騎竜は馬と違って丈夫なので狙う場所は関節、それ以外の場合は複数発を撃つ必要がありますね」

サーシャ「機械だから効果は出ないけど……これを試してみるね!」
弓「」ギリギリ……パシュンッ‼︎

魔導騎竜の付近で広がる赤い粉「」パラパラ……

イーリン「これは……ゴホッ!と、トウガラシですね……ゴホッ!視界や嗅覚を刺激するの、は有効です……!本物の竜なら、一時的にでも混乱させられるでしょう!」

ガイ「なら……その隙に!」ダダッ
短剣「」シャキンッ

イーリン「良いですね、死角を取れている! そのまま騎士を狙うと……!」

ガイ「そこだ!」ガシッ

イーリン「!?」

ガイ「よし、このまま引きずりおろーー」

グラッ……

イーリン「きゃっ……!」
ガイ「うおっ!?ぐはっ!」

ドサッ……

ガイ「くっ……すまん、イーリン。怪我はないかーー」ムニュッ
押し倒されたイーリン「……んっ……///」
ガイ「」

サーシャ「え……えっ!?///」
リーゼリット「あちゃー……絵面が完全にアウトだねコレ」
アインズ「見事なまでの事故だな」

ガイ「す、すまん!わざとじゃないんだ!」バッ

イーリン「……わ、わかっています。さて、気を取り直して……訓練を続けますよ」フルフル

リーゼリット(顔が真っ赤だ。こんな姿、はじめて見たかも……)

サーシャ(わ、わざとじゃないのは分かってるけど……でも……イーリンさんとあんなに近くなる必要あるのかな?)

アインズ「フッ……まあ、訓練とは予期せぬ展開を招くものだな。良き『実戦経験』になったのではないか?」

ガイ「……茶化さないでくれ」

⭐︎竜騎兵団の対策をしました。竜騎兵団との戦闘時のコンマに+10の補正がつきます
549 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/14(日) 23:56:46.74 ID:n0O5IIpFO
すいません、短いのですが本日の更新は終わります。明日も更新するのでよろしくお願いします。それではおやすみなさい。
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 01:33:56.07 ID:a00Ve8bVo
おつ
高補正引けなかったか…閃光玉みたいな戦闘で役立つ道具も備えておくべきかね
551 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 13:35:29.45 ID:uEc7hlYjO
>>550
あれば心強いかもしれません。閃光玉という名称はフレーバー程度なので、何か戦闘に役立ちそうな物であれば効果を変えずに実装することができます。
特に希望がなければ閃光玉を補給する感じになるかと思いますが、もしそのような安価になった際、希望があれば記載してください。
552 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 13:35:56.79 ID:uEc7hlYjO
ーー王宮

側近騎士「止まれ!ここは宰相閣下の執務室だ。用のない者は不用意に近づくな!」

ガイ「俺は魔族連合の使者だ。クラウディア宰相に直接、申し上げたいことがある」

側近騎士「なんだと?そんな予定は入っていないはずだが……」

ドアの向こうの声「……いいわ。通してあげなさい」

側近「クラウディア様……承知しました」ザッ



クラウディア「まぁ……またお会いしましたね。予期せぬ訪問は歓迎されないものですが……民の声に耳を傾けるのも私の務めです。それで、一体何を訴えに来られたのかしら」

ガイ「宰相閣下。どうか聞いてほしいことがある」

ガイ「俺達はこのユーシリアを歩き、戦場を目にし、民の声を耳にした……皆が疲弊している。宰相閣下、もし本当に国を思うのなら、まずは戦ではなく民の救済こそ優先すべきじゃないのか?」

クラウディア「民の声を聞き、苦しみを和らげたい……その志は美しい。ですが……私が民のことを考えていないと思っていらっしゃる?」

ガイ「……外から来た新参者には、そう映ってしまう。民のためと掲げながら、武器と兵ばかりが増えているのだからな」

クラウディア「それは誤解です。兵を整え、武を備えるのは、民を戦火に巻き込まぬため。力なき国に、安寧など訪れません。表に見えるのは軍備かもしれませんが……その根底にあるのは、民を守りたいというただひとつの願いなのです」

ガイ「……実際には、帝都の外で同じ国の者同士が争い、村々が焼かれているのをこの目で見た。民を守るはずの力が、民を傷つけているんじゃないのか?」

クラウディア「……ふふ、随分と真っ直ぐな物言いですこと。けれど忘れないでいただきたい。この国は厄災に襲われ、立て直すために強き秩序が必要だった。だからこそ陛下は税を見直し、差別を廃した。それを民のためと受け止められぬ貴族達が剣を取ったのです」

クラウディア「戦に犠牲はつきもの。それを恐れて手を止めれば、国そのものが滅びるでしょう。私は、より多くの命を守るために、あえて少数を犠牲にする道を選んでいるのです」

ガイ「民のため、と言いながら犠牲を当然視するのか。そんなやり方で、本当にこの国が強くなると信じているのか?」

クラウディア「信じています。歴史が証明していますもの。力なき国は、必ず滅びると……かつてのセイントレア王国がそうしてきたようにね?」

ガイ「……」

クラウディア「話はこれくらいにしましょう、魔族連合の使者殿。あなたの訴えはよくわかりました……」

クラウディア「けれど、私にも譲れぬ道があるのです。いずれ、何が正しかったのかは歴史が証明するでしょう……」

クラウディア「使者殿にお見送りを。余計な詮索は無用よ」

側近騎士「はっ!……こちらへ」ザッ

クラウディア「ふふ……次にお会いするとき、あなた方がどの立場に立っているのか……楽しみにしておりますわ」

ガイ「……失礼した」

ドア「」バタン……

クラウディア「さて、横槍が入る前に……手を打たねばなりませんね」

⭐︎クラウディアに直訴しました。
553 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 13:39:00.79 ID:uEc7hlYjO
ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室

ヒュルルル……

手紙「」パサッ

ガイ「……もう返事が来たのか」スッ

ペラッ……

はじめまして。ユーシリアの大図書館元管理人のパティよ。ヌルから貴方達のことは聞いているわ。
手紙を読ませてもらったけど、状況はよくないみたいね。10年前も状況は酷かったけども、今は人と人とが疑い合い、争い合っているのが伝わってくる。

陛下が行ったことは間違いなく正しい道だったわ。もしそれを支えられるなら、ユーシリアはまだ立ち直れる。だからこそ、今の宰相の動きは危険ね。戦が長引けば、帝国の根が腐ってしまう。

本題に入るわね。まず、私がそちらに直接出向いて支援することは現状、不可能だわ。私は長くユーシリアにいたから顔が割れているし、戻れば旧貴族派にも宰相の息がかかった皇帝派にも利用されかねない。
むしろ遠くから動く方が、貴方達を助けられる余地があるの。だからそこは勘弁してちょうだい。

今のところ、私ができることは

・商人との繋がりを使って、物資を帝都に流すことができる。

・旧友の伝手で帝都の中に潜む情報屋の協力を得られる。

これくらいかしら。あまり役に立てなくてごめんなさい。

最後に、私はユーシリアという国が好きよ。またあの図書館に戻れるよう、あなた達の活躍を祈っているわ。

ーーパティ・イエスサーガ

ガイ「……充分、ありがたい支援だ」

現在はユーシリア帝国です(8日目)

何をする?
安価下1〜3

民主主義普及率
コンマ下1
70/120

⭐︎手を貸す派閥を決める際はこちらから示すので自由安価で決めなくて大丈夫です。

⭐︎民主主義普及率はコンマ分、数値が上がり上限まで貯まると何かが起きるようです。
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 13:47:53.91 ID:0eHboY2HO
アインズの身の上話でも聞く
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 14:17:00.08 ID:M79FCMduO
コンマ補正道具として兵器を新調する
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 14:53:56.03 ID:a00Ve8bVo
武器庫に攻撃を仕掛けよう
557 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 16:03:36.07 ID:uEc7hlYjO
アインズ「……その手紙、例の管理人からの返事か?」

ガイ「アインズ……直接的な支援は得られなかったが、物資と情報屋なら頼れるそうだ」

アインズ「……フン。離れてなお、この国を思う者がいるとはな。余程この国が好きなのだろう」

ガイ「そうだな。彼女をこの国に戻すためにも、頑張らなければ……」

アインズ「……フッ」

ガイ「どうした?」

アインズ「いやなに、私は母の足跡を追い、この国に来たに過ぎん。だが彼女は違う。追放されてもなお、この国の未来を案じている……私には到底できぬことだと思ってな」

ガイ「足跡を……?そういえば、詳しい身の上話は聞いてなかったな。今、聞いてもいいか?」

アインズ「構わないぞ。だが、どこから話したものか……」

アインズ「……知っていると思うが、改めて私の親について話すか。母の名はセレナディア・ベールグラッド。私も最近知ったが、かつてこの国を襲った悪竜の片割れだ。父は見たことがないから、竜なのか、また別の種族なのかすらわからん」

アインズ「私が産まれた場所は、大山脈にある竜を崇拝する秘境の村でな。私は長く、そこで村人と暮らしていた」

ガイ「母親も一緒にか?」

アインズ「いいや。ものごころついた頃には既に私一人だけだった……母にとって、あの村は退屈だったのだろう。いい場所だったんだがな」

アインズ「話を戻すが……あるとき、村に珍しく外から来た者が現れてな。その者は語ったよ……十年前、帝国を震撼させた悪竜のことをな。聞くうちに私は気づいた。語られていた二匹の竜の内、片方の名、姿……それは、どう考えても母のものだった」

アインズ「だが、村の者たちは私を責めなかった。むしろ『お前はお前だ』と、変わらず接してくれたよ……ありがたい話だ」

アインズ「けれど、私はどうしても認められなかった。母が国を揺るがした事実など……受け入れることはできなかった」

アインズ「だから確かめに来た。母がしたことをこの目で見るため、ユーシリアの地に……後の結果はお前も知っての通りだ」

ガイ「……そうだったのか」

アインズ「母が本当に悪竜だったのか、それとも別の真実があるのか……いまだに答えはわからない。だが一つだけ確かなのは、私は母とは違うということだ」

ガイ「……ああ。少なくとも、俺にはそう見える。お前は自分で選んでここに立っている」

アインズ「フッ、そうか。今は、それで十分だな」

⭐︎アインズの身の上話を聞きました
558 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 16:04:03.55 ID:uEc7hlYjO
ーー貧民街

イーリン「ーーと、いうわけで何か竜騎兵団の対策になるような道具をお願いできないでしょうか」

ニナ「ククッ、随分大雑把な依頼だな……できないこともないが、用途次第だ」

リーゼリット「閃光玉みたいに、一瞬でも隙を作れるような……そういうものがあれば助かるんだけど」

ニナ「ほう、一瞬の隙、か……どうしたものか」

サーシャ「音とか煙とかでもいいと思うんです!竜って、きっと感覚が鋭いはずだから……少しの混乱でも隙になるんじゃないかな?」

ニナ「なるほど……感覚に訴えるか。光、音、煙……あるいは刺激臭でもいいな。私が効くからそれは保証しよう」ニヤリ

サーシャ「えっ、自分で試したんですか!?」

ニナ「当然だろう。どんな道具も、使えなきゃ意味がない。試験に手頃なのが私だったから私で試しただけだ……まあ、半日ほど耳が聞こえなくなったり、涙が止まらなくなったりはしたがな」

リーゼリット「えぇ……そこまでやるの?」

ニナ「ククッ、命を預ける以上はそれくらい当然さ。……さて、材料の目処はある。お前たちが望むなら、すぐにでも作ってやろう」

安価下1
具体的な物の要望があれば記載してください。おまかせでよければ、おまかせの旨を記載してください

コンマ下1
01-90 普通の効果のアイテム +10
91-00 会心の出来だったみたいです +15
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 16:45:20.94 ID:7fuBZmOjO
宰相爆弾
宰相の見た目をしており、起動すると膨らみ赤い液体を振り撒きながら爆散するひたすら悪趣味な爆弾
560 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 18:03:50.53 ID:QwObmiDdO
ニナ「さあ、できたぞ……名付けて『スプラッターボム』だ」

スプラッターボム「」

サーシャ「爆弾……ですか?それと、この顔……宰相?」

ニナ「爆弾といっても殺傷力はない。爆音と赤い液体で一瞬の隙を作る兵器だ。そしてその液体には香辛料が入っている。顔に浴びれば涙と咳でまともに動けん……竜にも人にも効くし、後遺症も残らないクリーンなヤツだ」

リーゼリット「なるほど……嫌がらせ全振りってわけね」

ニナ「皮肉を込めて宰相の顔を描いてある。まあ、効果に関係はないがな……試しに1個、使ってみるか?」スッ

イーリン「ええ……みなさん、下がっていてください」ポイッ

スプラッターボム「」パンッ‼︎
飛び散る赤い液体「」ビチャッ‼︎
金属音「」キィィィィィィン‼︎

サーシャ「うぅ……金属音が悲鳴みたいでちょっと怖いね」

リーゼリット「しかもこの赤、血にしか見えないし……敵に使ったら相当パニックになりそう」

ニナ「そういう心理的な効果も狙っている……まあ、見た目は悪趣味だが、効き目は保証するぞ」ニヤリ

イーリン「……有効に使わせてもらいます」

⭐︎スプラッターボムを手に入れました。竜騎兵団との戦闘時に使用すると+15の補正を得られます。
561 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 20:53:50.12 ID:K0C0nqm8O
ーー帝都 中央区

塔の上にいるリーゼリット「」スッ

屋根の屋上にいるサーシャ「」スッ

ガイ「……二人とも、配置についたようだな。イーリン、アインズ……準備はいいか?」

イーリン「怪我も治りましたし、万全の状態です。いつでも行けますよ」

アインズ「動くのは久しぶりだが、問題はない。ただ、加減をするのは難しいかもしれんがな」

ガイ「……可能な限り殺害はしないでくれ。新たな禍根を残す必要はない」

アインズ「冗談だ……騎兵如きに遅れはとらん」

ガイ「……馬鹿正直に全ての騎士を倒す必要はない。武器庫の中の武器を破壊することを優先するぞ」

イーリン「ええ。では……行きましょうか」

リーゼリット(3人が動き出した……それじゃあ作戦通り……)
狙撃型魔導銃「」チャキッ……

サーシャ(私とリーゼが狼煙をあげる……!)
弓「」ギリギリギリ……



ーー帝都 中央区 武器庫前

竜騎兵団A「戦場から離れられるのはいいけどよ……警備にしちゃあ厳重すぎないか?」

竜騎兵団B「この前の旧貴族派を襲った奴らの襲撃を上も恐れているんだろ。まあ、そいつらが来ても帰り討ちにしてやるけどな。な、相棒?」

Bの騎竜「グルルゥ!」

バァンッ……

竜騎兵団C「ん?なんだ今の音……クルツ、今何か聞こえなかったか?」

クルツ「たしかに聞こえた……何か、乾いた音がーー危ねぇ!!!」バッ

竜騎兵団C「おわっ!?」ドサッ
足元に突き刺さる矢「」ドスッ‼︎

竜騎兵団C「た、助かった……」

クルツ「……敵襲だ!警戒を強めるぞ!!!」

竜騎兵団A「おいおい、マジかよ……どこからだ!?」バッ

バァンッ……バァンッ……

竜騎兵団B「狙撃されてるな……遮蔽物に隠れるか、動き続けろ!!!」

クルツ「アイゼン、来い!!!」
アイゼン「グルルル!!!」ダダダ

バァンッ……バァンッ……

562 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 20:54:27.89 ID:K0C0nqm8O
リーゼリット「さて……こんなものかな」
狙撃型魔導銃「」シュー……

サーシャ「……一段階目はよし。次はみんなを援護しなきゃ」
弓「」ギリギリギリ……



シーン……

クルツ「……銃声が止んだ?」
アイゼン「グルル?」

クルツ(矢は俺たちを狙ってきていたが……銃は一体、どこを狙っていたんだ?目的は一体……)

竜騎兵団A「へっ……なんだよ、脅かしやがって」
仮面をつけた黒髪の男「」ヌッ

クルツ「……!A、後ろだ!!!!」

竜騎兵団A「!?」
Aの騎竜「グルゥッ!?」

クルツ「鉄よ!!!」バッ

短剣を防ぐ鉄の防壁「」カァンッ‼︎

仮面をつけた黒髪の男「……防がれたか」スッ

クルツ「お前……一体何者だ?」

仮面をつけた黒髪の男「名乗る名はない……聞いても無駄だと思うが、ここを通してはくれないか?」

クルツ「通すわけないだろ!!!」
鉄の槍「」スッ
アイゼン「グルルル……」ザッ

竜騎兵団C「へっ、弓の方はまだしも、下手くそな銃の使い手の援護だけでよくここに乗り込もうと思ったな。とっ捕まえたら洗いざらい話してもらうぜ!」シャキンッ

仮面をつけた黒髪の男「ウチの狙撃手は完璧に仕事をこなしてくれた……それにいつ、俺がここに一人で来たと言った?」

竜騎兵団A「何?」

仮面をつけた金髪の女性「ほう、竜人の槍使いか。面白そうだ。私に相手をさせろ」スッ

仮面をつけた青髪の女性「……あの騎士はかなりやりますよ。油断しないでください」スッ

クルツ「……例の屋敷の襲撃犯か!?」

仮面をつけた金髪の女性「私は正確には違うがな」

仮面をつけた黒髪の男「悪いが、目的を果たさせてもらうぞ……!」

ーー戦闘開始 竜騎兵団ーー

01-40 痛恨
41-65 劣勢
66-90 優勢
91-00 会心

コンマ下1

竜騎兵団への対策+10(常時)
スプラッターボム+15 残り1回
閃光玉+10 残り1回
はさみうち+30 残り1回
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 20:56:48.79 ID:cSulNnVO0
閃光
564 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 21:30:58.45 ID:jEtKWdbxO
仮面をつけた黒髪の男「」キュイイイン……

シュンッ‼︎……シュンッ‼︎

竜騎兵団A「速ぇ!雷速移動なんか比にならん……!」

竜騎兵団B「見えねぇぞ!?クソッ、どこに行きやがった!?」
仮面をつけた黒髪の男「後ろだ」ガシッ
引き摺り下ろされる竜騎兵団B「!?しまっーー」

ズルッ……ドグシャアッ!!!

落下した竜騎兵団B「がはっ!?……うう……」
騎竜B「グルッ!?」

竜騎兵団C「チッ……クルツ!!!Bがやられた!!!Bの騎竜は無事だ!!!」

クルツ「了解!!!」
鉄の槍「」ブンッ
竜の槍「」カァンッ‼︎
仮面をつけた金髪の女性「思った通り、中々いい腕をしているな!」

クルツ「お褒めいただきありがとうっ……!アイゼン!!!コンボだ!」
アイゼン「グルッ!」ダッ

仮面をつけた金髪の女性「むっ?」

突進するアイゼン「ギャオオオッ!!!」ダダダ……
アイゼンから跳躍するクルツ「ハァッ!」ピョンッ

槍を投擲するクルツ「……喰らえっ!!!」ブンッ
アイゼン「」ダダダ……

仮面をつけた金髪の女性「ほう。連携技か……悪くない、が」グッ

仮面をつけた金髪の女性「フッ!!!」ブンッ

弾かれる槍「」カァンッ‼︎

仮面をつけた金髪の女性「」グルンッ
地面を横凪に払う竜の槍「」ズザザザ……‼︎

足を掬われるアイゼン「!?」

クルツ「なっ……騎竜への足払い!?」

仮面をつけた青髪の女性「」ダダダッ……

仮面をつけた青髪の女性「」ポイッ

閃光玉「」コロ……

竜騎兵団A「閃光玉!?まずいーー」

ピッカアアアアアアン‼︎

01-30 劣勢
31-70 優勢
71-00 勝利

コンマ下1

竜騎兵団への対策+10(常時)
スプラッターボム+15 残り1回
はさみうち+30 残り1回
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/15(月) 21:34:20.31 ID:D1yvorLRo
はさみうち
566 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 23:24:24.65 ID:4nlQ5j1KO
バァンッバァンッ‼︎
騎竜A「ギャウッ‼︎」ドサッ

騎竜と一緒に倒れる竜騎兵団A「なっ!?今の一瞬で騎竜を撃たれた!?」

足から血を流す騎竜A「グルゥッ……」ジワァ……

竜騎兵団A「クソッ……これじゃしばらく走れねえ……ハッ!」

仮面をつけた青髪の女性「……あなた方に恨みはありません。ですが……しばらく気を失ってもらいます」ブンッ

竜騎兵団A「」ドサッ……

足を矢で射抜かれた騎竜B「ギャオオオッ!!!」ジタバタ

クルツ「壊滅した……!?いや、まだだ!アイゼンと俺がいる!」
生成される鉄の槍「」シャキンッ
アイゼン「ギャオッ!ギャオッ!」

仮面をつけた金髪の女性「……いいや。武器を捨てろ」

クルツ「嫌だね。たとえ俺達だけでも諦めはしない!」

仮面をつけた金髪の女性「そうか……ならあいつの命はどうなってもいいんだな?」スッ

短剣を突きつけられた竜騎兵団C「うぅ……」
仮面をつけた黒髪の男「……抵抗すればコイツの命はない」グイッ

クルツ「な……!汚ねえぞ、テメェら!!!」
アイゼン「グルッ!!!グルッ!!!」

仮面をつけた黒髪の男「……なんとでも言え。俺達の狙いは武器庫を潰すことだ。何もしなければ、これ以上お前達に危害は加えないーーただ、邪魔をするなら……それなりの覚悟はしてもらうがな」グイッ

竜騎兵団C「ク、クルツ……!たすけ……!」ガクガク

クルツ「クソッ……!仲間を盾にするなんて……!」ワナワナ

仮面をつけた金髪の女性「決断しろ、竜人の騎士。お前達の忠義と仲間の命……どちらが大事だ?」

竜騎兵団C「ク、クルツゥ……!」ガクガク

クルツ「……畜生……わかった……!武器庫は……好きにしろ。その代わり、仲間は[ピーーー]な!」

仮面をつけた黒髪の男「……賢明な判断だ」スッ

クルツ「……ッ」
消失する鉄の槍「」パラ……
アイゼン「グルゥ……」スリ……

仮面をつけた青髪の女性「……安心してください。言った通り、命は奪いません」スタスタ……

手刀「」コツンッ
竜騎兵団C「……うっ」ドサッ

手刀「」コツンッ
クルツ「がっ……く……そ……」フラ……

ドサッ……

アイゼン「グルッ!グルッ!!!」ユサユサ

青髪「約束通り、命を奪ってはいません……しばらくしたら皆、目を覚ましますよ」

アイゼン「グルルル……」

仮面をつけた黒髪の男「すまんな……予定通り入り口と脱出口は狙撃手が作ってくれた。用を済ませてここから消えよう」

仮面をつけた金髪の女性「時間をかけすぎるな。この騒ぎを聞きつけて他の騎士達が駆けつけてくる……私としては望むところだが、一気に終わらせるぞ」

ドガァン‼︎ドガァン‼︎ドッゴォーン‼︎

⭐︎武器庫が何者かに襲撃され、中の武器をほとんど破壊されました。
567 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/15(月) 23:26:28.84 ID:4nlQ5j1KO
本日はここまでです。
次回の更新は土曜日を予定しています。
それでは、また。
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/16(火) 00:57:21.37 ID:b9RUsokRo
おつ
スムーズに武器庫攻略出来たな
クルツ君には悪い事をした…
569 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 11:52:28.51 ID:tvFiszb/O
>>568
屋敷襲撃の際は少々、長くなってしまったので今回は短めを意識して戦闘だけにしてみました。戦闘はこれくらいがちょうどいいですかね?
クルツさんは謎の襲撃者に制圧されてしまいましたが、命は取られなかったようなのでまた出てくるでしょう。今後の動向にご注目ください。
570 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 11:52:56.20 ID:huyorewAO
幕間
ーー王宮 宰相の部屋

営業スマイルのスーツの男「いやはや……これは大損害ですよ、クラウディア宰相。あの武器庫には私が手ずから仕入れた最新鋭の兵器もありました。ですが、その多くが灰と化した。しばらく両派閥に武器は回せません。……どう責任を取ってくれるのです?」

クラウディア「……まるで私に落ち度があるかのような言い草ですね、シルバークロース殿」

営業スマイルのスーツの男→シルバークロース「現にそうでしょう? あの場所に武器庫を建て、竜騎兵団に警備を任せたのはーー宰相閣下ご自身です」

クラウディア「ええ、その通りです。ですが勘違いしないでください。今回の襲撃は単なる暴徒の所業ではありません……相応の技術と知略を備えた連中が仕掛けたのです。それだけ、あなたの兵器が『価値がある』と証明されたとも言えますわ」

シルバークロース「価値がある、というのは嬉しい話ではありますがね……その証明で損失が出ては話になりません。損失の補填はどうしてくれるのです?」

クラウディア「補填、と仰いますか。商人らしい視点ですわね。破壊されるほど脅威に感じさせたということは、市場での需要を煽るという点で結果的に利益になり得ます。需要が高まれば、追加発注をしない理由があるでしょうか?」

シルバークロース「なるほど……つまり私には、さらなる商機が生まれると?」

クラウディア「その通りです。貴商会に再び供給をお願いしたい。次は今回のような失態を起こさせません」

シルバークロース「フフフ……では、その言葉を信じて、追加の武器を用意しましょう。時間はかかりますが、用意は可能です……ただし、一つだけ申し上げます。次に同じような過ちがあれば、こちらとしても関係を継続する理由を失います。それはご了承いただけますね?」

クラウディア「もちろんです……今後ともよろしくお願いしますね、シルバークロース殿」

クラウディア(それにしても、武器庫を襲った襲撃者の目的は一体……私の企図に気づいた皇帝直轄の騎士か?旧貴族派には襲撃する理由がない……それとも、旧貴族派以外の第三勢力? いや、もっと外……異国からの介入の可能性すら否定できない。警戒しなければ……)
571 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 11:53:17.93 ID:woPe0vWDO
ーー帝都ユーシリア

ワイワイガヤガヤ

帝都に響く声『……ユーシリアの民よ、この声が聞こえますか?』

市民「この声は……元宰相のソール様!?」

ザワッ……
ナンダナンダ

ソール『どうか落ち着いて聞いてください……いま帝都の外では、皇帝の改革に反発する旧貴族と宮廷の一部が刃を交えています。戦は城壁の外で続き、各地の村々が傷つき、帝都の出入りも制限されつつある。皆さんが物価や税に苦しむ背景には、この内戦があるのです』

ザワザワ……
ナイセンデスッテ……
ソンナコトニナッテタノカ……

ソール『私は、かつて宰相としてこの国を誰より近くで見てきました。そして、気づいたのです……国を守るのは力だけではない。皆の声、すなわち民意こそが国を動かす礎だと』

ソール『武器は力ある者しか振るえず、金貨は一部の者しか握れません。けれど声は違うーー子供から老人まで、誰もが持ち得る力です。その力を束ねれば、どんな軍勢よりも強く国を動かせる』

ソール『本日より大図書館に意見箱を設けます。税、治安、物価――望む未来を紙に記してください。集まった声はすべて記録し、陛下にも届けます』

ソール『……どうか、共に歩みましょう。血を流すことなく、声を束ねて国を変える道を。帝国を……民の手で作り変えるのです』

ザワ……

タミノテニ‼︎
コエヲタバネロ‼︎
ソールサマトイッショニ‼︎

ワアアアアア‼︎……
572 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 11:53:42.63 ID:jVqVn3YdO
ーー貧民街 ボロ集合住宅の一室

サーシャ「……ソールさん、なんだかすごいことやっちゃったね」

リーゼリット「うん。街中が声の意見箱の話でもちきりだよ。露店のおじさんまで目を輝かせてたし」

イーリン「世論が動き始めています。好機でもあり、同時に危うい……宰相の息がかかった皇帝派が妨害に出る可能性は高いですね」

ガイ「……そろそろ、どこに手を貸すか腹を決めるときがきたようだな」

イーリン「今の所は……皇帝派と旧貴族派、そして先ほど……ソール様が声明を出した新たな流れ……仮に民主派としましょうか。その3つの勢力が存在します」

イーリン「皇帝派の中には宰相を支持する流れと、皇帝を支持する流れで別れております。そしておそらくですが……現在、皇帝はその権力を失ってしまっている可能性が高いです」

アインズ「ん、なぜだ?」

イーリン「徴候はいくつかあります。まず、最近出回る布告は皇帝のものではなく、宰相のものが増えていること。次に、皇帝直轄の魔法騎士団が王宮敷地からほとんど出てこないこと」

イーリン「最後に、公的行事での陛下の露出が極端に少ない……本来なら陛下の裁可が必要な案件まで、宰相の名で処理されています。つまり決裁権が事実上、宰相側に移っていると見るべきです」

アインズ「……なるほどな。力を奪われた皇帝、というわけか」

ガイ「皇帝派に力を貸すならば皇帝の権力を復活させる必要があるな」

リーゼリット「旧貴族派は、伝統と利権に縛られてる……でも、話を聞いた感じだとライオネル卿だけは違う。内戦を広げないために、あえて受け皿になってるんだよね?卿個人は信用していいと思うけど、派閥全体に肩入れすると、改革そのものを後戻りさせるかもね」

サーシャ「民主派は……血を流さずに国を変えようって考えだね。でも、まだ小さい芽だよ。意見箱も広場の集会も、誰かが守らなきゃすぐ踏みつぶされちゃう」

ガイ「ああ。ソールに肩入れするならば覚悟が要る。他の派閥と比べて支援は得られないだろう。今の所、考えられるのは……意見箱の警備、集会の護衛、物資配布の支援といったところか。そして妨害の芽は非致死で摘む」

イーリン「……では、ガイ様。どの陣に立ちますか?」

サーシャ「どの派閥に力を貸すことになっても.、決まったことには従うよ」

リーゼリット「私も……決まったら、やるだけ」

アインズ「私はどこでも構わん。ガイ、どうする?」

ガイ「……」

多数決 下1〜
3票を先取した選択肢に決まります

1 皇帝派

2 旧貴族派

3 民主派

4 無所属
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 11:57:02.49 ID:I4r+pAQHO
4
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 12:10:21.54 ID:OQKX4F8ko
3
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 12:21:18.66 ID:+B1EQMFdo
1
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 12:28:35.93 ID:p5XfvDbLo
3
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 12:45:44.70 ID:ZGW0KvzaO
1
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 12:48:42.89 ID:N1uOOMpFO
3
579 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 16:20:02.30 ID:1waRf6MdO
ーー帝都大図書館

ソール「あら……皆様揃ってどうされたのですか?」

サーシャ「私たち……ソールさんの声を聞きました」

ソール「……あなた方にも届いていたのですね」

ガイ「結論を持って来た……俺たちは民主派……貴方を支えることにする」

ソール「……心強いお言葉です、ありがとうございます。そういうことであれば……あなた方には出来得る限りの支援を行なわければなりませんね」

ソール「手始めに、この場所をあなた方の拠点として提供しましょう。といっても、これくらいしか今は出来ないのですが」

リーゼリット「え、この場所を?」

ソール「ふふっ、この場所はかのダークヒーロー達も利用した由緒ある場所なんですよ?パティ様のお墨付きもいただいております」

サーシャ「えっ!?そうなんですか!?」キラキラ

アインズ「そのダークヒーローとやらは知らないが……この図書館を拠点とするならば、結界に守られているから安心だな」

ガイ「ありがたい……改めてよろしく頼む」

ソール「ええ。皆様のお力を借りれること、本当に感謝します」

⭐︎民主派に力を貸すことにしました
580 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 16:21:21.39 ID:1waRf6MdO
ーー帝都大図書館

ソール「では……血を流さず、内戦を止める筋道を説明します」

ガイ「聞こう」

ソール「最初は、『声を可視化する』。意見箱に寄せられた嘆願を分類し、国中に貼り出します。税・物価・治安……何人が何を望むかを数で示す。これはどの陣営にも等しく突き刺さる鏡になるはずです」

ソール「次は、『完全中立地帯をつくる』……その場所では攻撃や徴発、逮捕を禁じ、負傷者搬送と捕虜交換のみを許可。旧貴族側の保証役はライオネル卿、皇帝側は陛下直轄の騎士より代表一名をとりたいのですが……おそらく、難しいでしょうね」

リーゼリット「……フレンさんならできるんじゃない?」

サーシャ「そっか!フレンさんはどちらの派閥でもないって言ってたから、適任かもしれないね」

ガイ「中立地帯として適地なのは貧民街近辺だろう。あそこには魔族連合と小鬼がいる。騎士も簡単には手を出せないはずだ」

ソール「……では、最後です。中立地帯まで完成したら、そこで両派閥の代表同士で『停戦協定』を結ばせるのです」

アインズ「皇帝直轄の代表ならば、停戦にも快く同意するだろう。旧貴族派のライオネルも皇帝に忠誠を誓っている。うまくいけば宰相を出し抜くいい機会になるかもしれんな」

イーリン「では、これが新しい目標ですね」スッ

・民の声を知らせる

・中立地帯を作る

・皇帝派と旧貴族派に停戦協定を結ばせる

サーシャ「まだ意見箱は作られたばっかりだから、みんなの意見は全然入ってないよね」

ガイ「今できることといえば、貧民街で中立地帯を作る許可をもらいに行き、フレンとライオネル卿に保証役を頼むことくらいか」

リーゼリット「できることからやっていこうか」

現在はユーシリア帝国です(9日目)

何をする?
安価下1〜3
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 16:22:03.00 ID:mxBOSbBq0
パティのつてで情報屋を頼る
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 16:24:21.15 ID:I4r+pAQHO
サーシャリーゼリット、ヌルと模擬戦
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/20(土) 16:42:25.47 ID:qDxKZbZo0
さっそく貧民街で中立地帯を作る許可をもらいに行く
584 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 22:29:45.96 ID:fIG9I1KyO
カラスのハーピィ「……失礼、こちらにガイっていう人はいる?」

サーシャ「えっ、ど、どちら様ですか?」

リーゼリット「まさか……宰相の手先!?」バッ

アインズ「ほう……早速妨害に現れたという訳か」ジャキンッ

カラスのハーピィ「えっ!?ちょっとちょっと!あんなのの手先に勝手にしないでくれる!?」

ガイ「……どうした、なんだか騒がしいな」スタスタ

サーシャ「あっ、ガイ!この人がガイのことを知ってるみたいなんだけど……知り合い?」

カラスのハーピィ「あなたがガイ?なんで仲間に何も伝えてないの!?」

ガイ「……みんな、警戒を解いてくれ。彼女は俺が呼んだ」

リーゼリット「えっ……?」

カラスのハーピィ「まったく……いくら内戦でピリピリしているとはいえ、敵味方の識別くらいはしっかりしてほしいものね」

ガイ「大変、失礼した。あなたが、パティさんの言っていた情報屋か?」

カラスのハーピィ→フーミン「ええ……フーミン・クロスよ。探偵を生業にしているのだけど、情報屋といっても過言ではないわね」

サーシャ「そうだったんですね。そうとは知らず、ごめんなさい……ガイ、なんで前から言ってくれなかったの?」

ガイ「すまん……言い忘れていた。いや、正直に言うと……言うタイミングを逃した」ポリポリ

リーゼリット「えぇ……」

アインズ「フッ、敵でないのならなんでもいい……敵意を向けてすまなかった。それで、どういった情報を取り扱っているんだ?」

フーミン「帝都の裏路地から宮廷の奥まで……噂から帳簿まで手に入らないものはないわ。今は特に、宰相周りの情報を主に扱っているわよ。もちろん、旧貴族派の情報もね」

サーシャ「わぁ……!すごく頼りになりますね!」

フーミン「ええ。ただし覚えておいて。私ができるのは情報の支援だけ。争いごとに加担することはできないわ」

リーゼリット「それでも、とても助かりますよ!内戦が終わるまで、よろしくお願いします」

フーミン「……この国は10年前も崩れかけたけれど、それでも立ち直った。だから私は今回も、事実を追って支えるだけ。結末を決めるのは、あなたたちよ。一緒に頑張りましょう」

⭐︎フーミンが情報面で支援してくれるようになりました!
585 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 22:30:13.98 ID:NOIXO6vwO
サーシャ「ところで、さっきからガイはこの図書館をうろついてどうしたの?」

ガイ「ああ……ここが俺達の拠点になるだろう?結界が張ってあるから安心できるとはいえ……もしかしたら民主派を快く思わないヤツらが穴を突いてくるかもしれない……だから、この辺りの脆弱そうなところを調べてまわっているんだ」

サーシャ「そっか……それじゃあ私も一緒に探してもいい?」

ガイ「もちろん構わないが……つまらないぞ?」

サーシャ「ふふっ、いいの!ガイと一緒だから!」



サーシャ「ねぇガイ、こっちの壁、ちょっとヒビ入ってるよ?」トントン

ガイ「……いや、大丈夫だ。結界の補強がしてある。見た目ほど脆くはないな」

サーシャ「ふーん……じゃあ、あっちは?」

ガイ「……何もない。ただの物置だな」

サーシャ「……えへへ、なんだか探検みたいで楽しいね」

ガイ「フッ……他の場所を探すぞ」スタスタ

サーシャ「あっ、待ってよ!」タタッ



リーゼリット「……おやおや、お二人さん。また人目も憚らずデートしてたの?」ニヤニヤ

サーシャ「で、デートじゃないよ!ただ一緒に調べてただけだってば///」

リーゼリット「あはは!大丈夫、わかってるよ!……それで、大丈夫そうだった?」

ガイ「ああ。見た目以上に厳重に護られているようだ。侵入されることはないだろう……だが、仮に突破された場合を考慮して警備する人員を増やしておいた方がいいな。かつてここで勤務していた者とか……」

アインズ「フン、そんな都合よくいるものか」

リーゼリット「待って……たしか、ヌルって元々パティさんと契約してる悪魔じゃなかったっけ?」

サーシャ「……そう言ってたかも」

ガイ「……ヌルの所に行ってみるか」

586 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/20(土) 22:32:08.45 ID:DBtQMNf1O
ーー貧民街 路地裏

ヌル「ーーつまり、私に図書館に来て欲しいってこと?」

サーシャ「うん。ダメかな?」

ヌル「いやー、ダメじゃないんだけど……ただ戻るのもつまらないっていうか……」

ヌル「あっ、そうだ!模擬戦をやろうよ。私の力を知ることにもなるし、ちょうどいいでしょ!勝っても負けても、図書館には行くから安心してね!」

リーゼリット「そういうことなら……私が行くよ!一度、ヌルの魔法をしっかり受けちゃったし……!」ザッ

ヌル「……自分で言うのもなんだけど、イタズラじゃなくて戦闘なら私、相当強いよ?」

サーシャ「それなら、私もリーゼと一緒に戦うよ。警備なら数人相手に戦ったりもするでしょ?」

ヌル「うん、いいよ!……それじゃあガイ、審判よろしく!」

ガイ「……わかった。3人とも、準備ができたら教えてくれ」

コンマ下1

01-50 敗北
51-69 引き分け
70-00 勝利

スプラッターボム+10 1回
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