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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】
- 665 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 17:04:41.39 ID:Zgqyr0q4O
- ガイ「あの銃持ちを狙え、サーシャ!!」キュイイイン……
サーシャ「……!わかった!」
魔導弓「」バシュンッ‼︎
サージェス「危ねぇッ!?……って、おいおい嬢ちゃんどこ狙ってんだ?」
軌道を変える矢「」ギュンッ
サージェス「ーーなっ!?軌道が変わった!?」バッ
サーシャ「魔翌力で出来てるからね……!」
サージェス「けど、撃ち落としちまえば……!」
銃「」バァンッ‼︎
消える矢「」シュウウウン……
サーシャ「!」
サージェス「悪いが、無力化させてもらうぜ」スッ
ガイ「矢に気を取られすぎたな」シュンッ ガシッ
絞められるサージェス「なっ!?あがががが!!!」 ジタバタ
落ちたサージェス「がっ……うぅ……」シーン
ガイ「……イーリン、アインズ!そっちは大丈夫か!?」
イーリン「ええ!あらかた終わりましたよ!」
アインズ「アインズ「ふん、こっちも片がついた。騎士共は気絶させてある」グイッ
騎士「」ピクピク……
ライオネル「……すまないな。王宮の守り手である彼らを討つのは本意ではなかったはずだ」
ガイ「手加減はしている。命までは奪っていない」
サーシャ「うん、みんなちゃんと息してるよ。だから大丈夫!」
リーゼリット「でも時間はないね……きっと奥で陛下が狙われてる」
イーリン「宰相の手はすでに王宮を覆っています。この場に留まれば、ますます不利になるでしょう」
アインズ「ならば進むしかない。道を切り開け」
- 666 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 17:06:57.00 ID:Zgqyr0q4O
- ーー王宮内 2/3
警備騎士D「なっ、もうこんなところまで……!」
警備騎士E「ルクリリ隊長、指揮を!」
銀髪ショートの騎士→ルクリリ「ーー陣形を整えて!弓と銃は後方に!前衛は私とノエル副隊長が受けます!」
警備騎士達「……了解!」ザッ
灰髪の騎士→ノエル「おいおい、俺はもう結構歳だぜ?あまり無理は言わないでほしいんだけどな」
ルクリリ「……ライオネル卿、ここで止まってください。あなたが皇帝陛下を害するはずがないと信じたい……ですが、宰相閣下の命令は、あなた方を反逆の徒として討てというもの。陛下直轄の騎士である私たちは、命令を無視することができません」
ライオネル「……やはり、クラウディアがそう吹き込んでいるか」
ノエル「あんたのことはよく知ってる。皇帝を裏切るなんざ、本気じゃ信じたくねぇよ……けどよ、俺らは皇帝の盾だ。万が一ってやつを見逃す訳にゃいかねぇ」
ルクリリ「信じたい気持ちはあります……ですが、私たちは皇帝陛下を護る剣。職務を捨てることはできません。どうか、ご理解を……!」
ガイ「理解はしている。だが、立ち止まるわけにはいかない」スッ
ライオネル「……どうしても戦わねばならぬか」
アインズ「……あの2人には気をつけろ。何か危険な感じがする……」
コンマ下1
01-45 停滞
46-00 突破
スプラッターボム+10 (残り1回)
はさみうち+30 (残り1回)
停滞カウント 1/5
※最大まで溜まるとエリオス皇帝の身に何かが起こるようです。
- 667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 17:15:53.55 ID:pU6y0iY5o
- はさみうち
- 668 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 22:10:57.23 ID:84SGa/44O
- ノエル「マーズ……早速使わせてもらうぜ」
重量魔法「」ズン!!
重量魔法「」ズン!!
重量魔法「」ズン!!
イーリン「重っ!?……これは重力魔法!?」グググ……
ライオネル「マーズ最高指揮官から借りてきたのか!」グググ……
ガイ「くっ、動けない……ッ!」グググ
ノエル「このまま全員、とっ捕まえてやる!」
重力魔法「」ズン!!
サーシャ「きゃっ!?」サッ
リーゼリット「サーシャ、離れて!距離を離せば重力魔法は届かない。まずは、あの騎士の人をーー」
ルクリリ「撃て!!!」
銃声「」パンッ‼︎パンッ‼︎
弓「」バシュンッ‼︎バシュンッ‼︎
サーシャ「……これじゃ狙えないよ!」
壁「」バスッ‼︎バスッ‼︎
アインズ「……私に任せておけ。隙ができたら重力魔法を使う騎士を狙撃しろ」バッ
リーゼリット「えっ、アインズさん!?」
騎士D「ん、降参か?一人出てきたぞ……」
騎士E「いや……突っ込んでくる!攻撃の手を緩めるな!」
アインズ「」ドドド……
ノエル「この感じ……十年前の悪竜と同じ!?」
重力魔法「」ズン!!
アインズ「ーー遅いッ!」サッ
アインズ「ハッ!!!」
竜角の槍「」ブンッ‼︎
ノエル「うおっ!?」
メイス「」ガキンッ‼︎
サーシャ「……!今だよ、リーゼ!!!」
魔導弓「」バシュンッ‼︎
リーゼリット「了解!!」
狙撃型魔導銃「」バァンッ‼︎バァンッ‼︎
ノエル「ーーぐあっ!!」ドスッ‼︎ドスッ‼︎
ルクリリ「ノエル副隊長!!!」
- 669 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 22:11:33.68 ID:84SGa/44O
- ノエル「……」ドサッ……
重力魔法「」シュウン……
ライオネル「……重力魔法が解除された!」
ガイ「今度はこちらの番だ!」シュンッ
イーリン「ええ、反撃開始です!」ダッ
ルクリリ「ッ……全員、下がって体勢を立て直しなさい!」
ガイ「悪いが、そうはさせんぞ!!!」シュンッ
魔鉄の剣「」ブンッ
ルクリリ「雷速移動!?いや、それよりも速い……だけど!!!」スッ
ライオネル「まずい……ガイ殿!武器を手放して離れろ!!!」
ガイ「!」パッ
変形する魔鉄の剣「」ガキンッガキンッ‼︎
ガイ「金属を操る魔法か!……厄介だな……!」ズザザ
イーリン「ラアッ!!!」ブオンッ‼︎
吹き飛ばされる騎士達「ぐわあああっ!!」
イーリン「ガイ様、そのまま下がっていてください……!」ダッ
ルクリリ「……やはり、あなたたちを止めるのは容易ではありませんね」ギュッ
落ちている剣や鎧の破片「」ヒュンヒュンヒュンッ‼︎
イーリン「……見切りました!!!」ヒョイッ
ルクリリ「なっ、避けた!?」
イーリン「少々、痛いですが……我慢してください!!!」ドゴォッ‼︎
ルクリリ「うっ……あっ……」ドサッ……
アインズ「……この辺りは制圧できたな」
ライオネル「彼らは本来、帝国を守る忠義の士……だが今は一刻を争う。皇帝陛下の安否を確かめねばならん!」
サーシャ「うん……!早く行こう!」
リーゼリット「後でちゃんと誤解を解かなきゃね……」
- 670 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 22:13:03.97 ID:84SGa/44O
- ーー王宮内 3/3
竜騎兵団A「この先は絶対に死守するぞ……!」
竜騎兵団B「ああ……何がなんでも通すものか」
クルツ「お前等……あのときの襲撃者か!」
アイゼン「グルルゥ!」
アインズ「竜騎兵団か……もしや、この先に宰相もいるのか?」
ライオネル「皇帝陛下が危ういのだ……君達と剣を交えたくはない。そこを退いてくれ!」
クルツ「ライオネル卿!?……嘘だろ……まさか、本当に宰相閣下のおっしゃった通り、刺客に堕ちたというのか……!?」
ガイ「……強行突破するしかないか」
リーゼリット「今更だけど、失敗すれば国家転覆の罪とかで処刑されるんじゃない?」
サーシャ「……っ、そ、そんな……!」
イーリン「ですが、ここで退けば本当に宰相の思うままになります。陛下を守れるのは、今この時しかありません」
コンマ下1
01-45 停滞
46-00 突破
スプラッターボム+10 (残り1回)
はさみうち+30 (残り1回)
停滞カウント 1/5
※最大まで溜まるとエリオス皇帝の身に何かが起こるようです。
- 671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 22:23:17.30 ID:l+Yp5Mgoo
- ん
- 672 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 22:56:11.02 ID:lTlGlg4qO
- クルツ「……アイゼン、行くぞ!」
アイゼン「グルルゥッ!」ダダダッ
竜騎兵団A「うおおおおっ!!!」
竜騎兵団B「止めろ!何としても止めるんだ!」
竜騎兵団達「おおおおおっ!!!」
ガイ「……来るぞ!」
アイゼンの爪「」ガギィンッ‼︎
ガイ「くっ……速い!」ズザザッ‼︎
アインズ「以前よりやるようになったな!」ブンッ‼︎
クルツ「同じ失敗はしないさ!」ガキィンッ‼︎
アイゼン「グルッ!」
狙撃型魔導銃「」バァンッ‼︎バァンッ‼︎
騎竜「グルッ!?……グルルル!!!」ググ……
リーゼリット「嘘……!前よりタフになってない!?」
サーシャ「矢も効きづらいみたい……!誰かが防御魔法を使ってるのかも!」
ライオネル「……なるほど、竜も騎士も鍛え上げられている。これは手強いぞ……!」キンッ‼︎
イーリン「確かに……!一撃で崩れる相手ではありませんね!」ドゴォッ‼︎ドゴォッ‼︎
ガイ「だが、突破口は必ずある……攻撃を続けるぞ!」
コンマ下1
01-50 停滞
51-00 突破
スプラッターボム+10 (残り1回)
はさみうち+30 (残り1回)
停滞カウント 2/5
※最大まで溜まるとエリオス皇帝の身に何かが起こるようです。
- 673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 23:00:50.41 ID:3ewdfnih0
- あ
- 674 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 23:19:29.79 ID:lTlGlg4qO
- ライオネル「はっ!」
レイピア「」ビュンッ‼︎
クルツ「そらっ……!」
鉄の槍「」キンッ‼︎グルンッ……
ライオネル「くっ……炎よ、燃え上がれ!!」バッ
クルツ「アイゼン!」
アイゼン「グルルルッ!!!」
アイゼンの尾「」ビュンッ‼︎
かき消される炎「」シュウウウウ……
アインズ「……鱗が炎をはじくか。地竜ならば当然か」
ライオネル「関心している場合か……!」サッ
鉄の槍「」ビュンッ‼︎
サーシャ「ライオネル卿!!」
魔導矢「」ギュンッ‼︎
アイゼン「グルルッ!」パクッ‼︎
サーシャ「嘘!?矢を噛み砕いた!?」
クルツ「このままいけば勝てる……みんな、気を抜くなよ!!!」
竜騎兵団たち「うおおおおおおっ!!!」
リーゼリット「相手がだいぶ勢いづいてきてる……このままじゃ止められるよ!!!」
騎竜の首を絞めるイーリン「ええ……!何か、決定打を与えねば……!」ギリギリ……
騎竜「グルゥ……」ドサッ
ガイ(決定打か……だが、この数と竜相手に真正面からぶつかっても埒があかん……!)
短剣「」シャキンッ
コンマ下1
01-50 停滞
51-00 突破
スプラッターボム+10 (残り1回)
はさみうち+30 (残り1回)
停滞カウント 3/5
※最大まで溜まるとエリオス皇帝の身に何かが起こるようです。
- 675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 23:20:36.43 ID:rJoModYZO
- はい
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 23:24:41.71 ID:nU77MCj+0
- 次ははさみうち使おう
- 677 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/28(日) 23:39:33.20 ID:lTlGlg4qO
- 竜騎兵団D「止まれ、動くな!!!」シャキンッ
竜騎兵団E「武器を捨てろ!!!そうすれば命は助ける!」
リーゼリット「囲まれた……!」
サーシャ「ど、どうするの!?数が多すぎるよ!」
イーリン「この状況で投降はあり得ません。ですが……」
ライオネル「ぬぅ……もはや、これまでか……」
竜騎兵団F「動くなと言っている!!!」ビシィッ
ガイ(何か、打開策はないのか……?)
装飾が施された鞘のナイフ「」カタカタ……
アインズ(また、妙な感覚だ……これは一体、なんなんだ?)
コンマ下1
01-50 停滞
51-00 突破
スプラッターボム+10 (残り1回)
はさみうち+30 (残り1回)
??? +99(残り1回)
※???が使えるようになりました。使用する場合は以下の選択肢の数字のどれかを選んでください
1 濶イ
2 蜻ウ隕�
3 險俶�
停滞カウント 4/5
※最大まで溜まるとエリオス皇帝の身に何かが起こるようです。
- 678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 23:48:08.67 ID:pU6y0iY5o
- ??? 2
これは一体…
- 679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/28(日) 23:48:22.98 ID:XxNHmo38O
- はさみうちとボム同時使用
- 680 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/29(月) 00:28:31.87 ID:mYVMWXUGO
- ガイ(……?このナイフ、今なら抜ける気がする……)スッ
黒い刀身のナイフ「」スラッ……
ガイ「……抜けた……」
アインズ「……!?待て、ガイ!嫌な予感がする!!!それは使うな!」ゾワッ
サーシャ「えっ……急にどうしたの、アインズさん!?」
アインズ「その刃……普通の武器じゃない……!竜でも本能的に拒絶するような、禍々しい気配を感じる!」
アイゼン「グルルル……」
クルツ「な、なんだこの空気は……?」
騎竜達「」オロオロ
竜騎兵団F「どうしたんだ?騎竜が怯えてる……?」
ガイに囁く声「……抜いたか……我が主よ……」
ガイ「声が聞こえる……?」
ガイに囁く声「我を振るえば……運命を変えられる……主の望むままに……」
ガイ「……本当に?」
サーシャ「ガイ、誰と話してるの?」
ガイに囁く声「ただし、代価が要る。我が力を通す器には何かを捧げてもらわねば……」
アインズ「ガイ、聞くな!そいつを鞘に戻せ!」
ライオネル「なんだ……?どうしたというんだ……?」
ガイ「……捧げる。だから、力を貸してくれ」
ガイに囁く声「……よかろう。では貴様のーーを頂くぞ」
◆
- 681 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/29(月) 00:32:36.01 ID:mYVMWXUGO
- ◆
騎竜達「」シーン……
竜騎兵団達「」シーン……
クルツ「なん……だ?なにが、起きた……?」ドサッ
アイゼン「グルッ……」ドサッ……
リーゼリット「……あれ?えっ?私たち、囲まれてたよね?」
サーシャ「う、うん……さっきまで武器を突きつけられてたはずなのに……」
イーリン「まるで……最初から竜騎兵団が倒れていたような……」
アインズ「……!ガイ、ガイはどこだ!?」
ガイ「……ここだ」スッ
ライオネル「無事だったか!一体何が……」
サーシャ「良かった……!本当に心配したんだよ!」
リーゼリット「でも、どうやってこんな状況を……?」
イーリン「ガイ様、これはあなたが……?」
ガイ「ああ、俺だ。……どうにかなってよかった。皇帝陛下の元へ向かうぞ」
サーシャ「……うん……!」
ライオネル「とにかく助かった。今は先を急ごう。宰相を止めねば!」
アインズ「……ガイ、お前……」
ガイ「……大したことじゃない。今は宰相を止めるのが先だ」スタスタ……
サーシャ「ガイ、待ってよ!」タタッ
リーゼリット「……変だな。何か……言葉にできない違和感がある」
アインズ(……何かを失ったな。だが、それを口にすれば皆を不安にさせるだけか……)グッ
- 682 : ◆sIVlz2/mNs :2025/09/29(月) 00:34:23.31 ID:mYVMWXUGO
- というわけで本日の更新を終わります。
次回は土曜日に更新したいと思います。
果たして、宰相を捕縛することはできるのでしょうか?
それでは、また。
- 683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/29(月) 00:38:14.87 ID:R6dNmHq0o
- 出番もなく死亡フラグも立ってる皇帝陛下の明日はどっちだ
- 684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/29(月) 01:02:17.71 ID:hwZENtQ50
- 乙
ガイはいったい何を捧げたのか気になるな。
- 685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/29(月) 01:36:52.83 ID:mrSBNPVpo
- おつ
土壇場で新たな力に目覚めてこれこそ主人公だと思ったが代償系だったかぁ
物語的には熱いけど結構ギリギリで危なかった…
- 686 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 08:45:04.61 ID:n8BWooBcO
- >>683
実は元々ユーシリア編でエリオス皇帝を直接出す気はなかったので、出番が少ないのはその影響です。今回の更新以降は出る場面が増えるかと思います。
>>684
捧げたものは直ちに影響が出るものではありませんが、後々わかると思います。今後にご注目ください。
>>685
新たな力を使うと無条件で勝利できますが、使う度にガイは何かを失っていきます。代償は目に見えてわかるものかもしれませんし、見えないものかもしれません。参考にしてください。
- 687 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 08:45:43.54 ID:n8BWooBcO
- ーー王宮 皇帝の間
ライオネル「エリオス様、エルザ様!!!ご無事ですか!?」
クラウディア「あら……間に合ってしまったのですね」
ボロボロの茜色の髪の騎士「陛下……お逃げください……」ドサッ
赤髪の皇帝→エリオス「マーズ、しっかりしろ!」
金髪の皇后→エルザ「クラウディア宰相!どうしてこんなことを……!」
クラウディア「ふふ……私の目的のために仕方なく、ですわ。本来ならもっと平和的にこの国を私のものにできたのですけれど……」
クラウディア「……少々、想定外の出来事が起こりましてね。こうせざるを得なくなったのです」
ガイ「……俺たちのことか」
クラウディア「ええ、その通り。あなた方が余計なことをしなければ、こうはならなかったのに……」
ライオネル「貴様……宰相ともあろう者が、帝国を裏切るのか!」
クラウディア「裏切り?違いますわ、ライオネル卿。私はただ……弱き者が王座に座る現状を正そうとしているだけ。国一つではなく、世界全てをも統べられる強き者こそが、真に人々を導けるのです。それには……私こそがふさわしい」
ライオネル「妄言を……!強き者とは、ただ力を誇示するだけの存在ではない!」
エリオス「クラウディア宰相ーーお前は……十年もの間、我らを支え、民の声を代弁すると誓ったはずだ!この十年間……国のために尽くした全てが、嘘だったというのか!?」
クラウディア「違いますわ、エリオス様。私は常に真実を語ってきました。国のために尽くす、と。そう言いました」
クラウディア「ただし、その国とは弱き皇族に導かれる国ではなく強者に導かれ全てを支配する……新しい国のことです」
エルザ「そんな……」
- 688 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 08:46:10.29 ID:n8BWooBcO
- 剣を取るエリオス「クラウディア、貴様……!」バッ
剣を取るエルザ「……加勢します!」バッ
クラウディア「あら、赤き勇者の剣と白き女神の弓は使わないのですか?……ああ、『平和な国を築くために』、自ら手放したんでしたね」
クラウディア「……残念ながら、今のお二人では私の相手にはなりませんわ」スッ
ライオネル「……!エリオス様、エルザ様!!!お下がりください!!!」
辺りを灼くレーザー「」ビィィィィィィィィィィィィッ‼︎
エリオス「ぐああああああっ!!!」
エルザ「きゃああああああっ!!!」
エリオス「ぐっ……」バタッ
エルザ「うぅ……」バタッ
サーシャ「嘘……」
ライオネル「貴様ァッ!!!」
クラウディア「ふふ、安心してください。まだお二人は死んだ訳ではありませんわ……生きていてもらわなければならない理由があるのです」
エルザ「理、由……?」ググッ……
クラウディア「象徴として、人々の前に立っていただきます。勇者の血を継ぐ存在が私の足元に跪き、無力をさらすーーその姿こそが、新しき帝国の正当性を示す証になる」
イーリン「……あなたのやっていることは正当性を示すことにはなりません。ただの暴力と傲慢の押しつけです!」
リーゼリット「そうだよ!それにそんな国には誰も心からついてこない!恐怖で縛ったって、いずれ必ず崩れるんだから!」
クラウディア「ふふ……人々が従うのは正しさではなく結果。力ある者が頂点に立つーーそれが世界の理……」
ガイ「……なら、俺たちがお前を止めて結果を示す。力が全てだというなら……その身で確かめてもらおう」
短剣「」シャキンッ
クラウディア「望むところですわ。あなた方には相応の最期を迎えてもらいます」
収束する光の魔翌力「」ギュウン‼︎
アインズ「……最期を迎えるのは貴様の方かもしれんぞ?」
竜角の槍「」ブンッ‼︎
サーシャ「……私たちは、負けない!」
魔導弓「」ギリィッ‼︎
ライオネル「貴様には……必ず裁きを下す!覚悟しろ、クラウディア!」
レイピア「」スラッ……
クラウディア「かかってきなさい。全員まとめて捩じ伏せてあげますわ!!!」
ーー戦闘開始 クラウディアーー
1-10 痛恨(ランダムで味方死亡判定1名)
11-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心
コンマ下1
スプラッターボム+10 残り1回
はさみうち+30 残り1回
???+99 現在使用不可
※行動または道具を使う場合、同時使用はできません。
- 689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 09:10:49.03 ID:SZvw5CWAO
- あ
- 690 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 11:01:45.73 ID:vM5WSyHdO
- コンマ下1
01-10 サーシャ
11-20 リーゼリット
21-30 イーリン
31-40 アインズ
41-50 ライオネル
51-00 死者なし
- 691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 11:24:50.76 ID:ttpLji5fO
- 責任重大
死者なし
- 692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 11:52:35.15 ID:CDb7Dvp8o
- ヒュッ
心臓に悪い悪い
- 693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/10/04(土) 18:34:19.78 ID:IxYfZaWB0
- やはり西日本が日本の患部
アメリカは欲張らず
戦後の占領は
東西で連合国分断支配してほしかった
- 694 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 19:33:42.35 ID:sqO2rEaBO
- クラウディア「あはははは!!!さっきまでの威勢はどうしたのですか!?」
周辺を灼くレーザー「」ビィィィィィィッ‼︎
リーゼリット「うわあああっ!」
サーシャ「きゃあっ!!!」
石床「」ジュッ‼︎ ドガァン‼︎
アインズ「なんて威力だ……!迂闊に触れたら即死だ!!!」
イーリン「ッ……隙がない!これだけの魔翌力を、詠唱もなく……!」
サーシャ「くぅっ……お願い、当たって!!!」
魔導弓「」バシュンッ‼︎
レーザーに撃ち落とされる矢「」ジュッ‼︎
サーシャ「矢が焼き切られる!?防御も兼ねてるなんて……どうなってるの!?」
アインズ「下がれ!!!遮蔽物のない場所は焼かれるぞ!!」サッ
石床「」ジュゥゥゥ……
クラウディア「逃げ場などありませんわ……光は常に上から照らすもの。下にいる者は、ただ焼かれるのみ……」スッ
クラウディアに収束する光「」ギュウウウウウウン……‼︎
ライオネル「あれは!?防ぎきれない……!皆、私の後ろに!!!」バッ
リーゼリット「そんなのダメだよ!ライオネル卿が焼かれちゃう!」
ライオネル「構わん!私が盾になる!あれを撃たせた後なら、反撃の隙が生まれるはずだ……!その時に陛下達を連れてーー」
イーリン「そんなこと、できる訳ないでしょう!?」
クラウディア「愚かですね……弱者が身を差し出して何になるのです?」
クラウディアに収束する光「」ギュウウウウウウン……‼︎
ガイ「……」
装飾が施された鞘のナイフ「」カタカタカタ……
01-30 敗北(ライオネル卿死亡)
31-50 劣勢
51-00 優勢
コンマ下1
スプラッターボム+10 残り1回
はさみうち+30 残り1回
???+99 使用可能になりました。使用する場合は以下の数字も選んでください
1 濶イ
2 逞幄ヲ
3 險俶?
※行動または道具を使う場合、同時使用はできません。
- 695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 19:36:26.87 ID:NRAYvr4U0
- はさみうち
- 696 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 20:40:00.43 ID:sqO2rEaBO
- ガイ(こうなれば……)スッ
アインズ「ダメだ、ガイ。ここは私に任せておけ」ガシッ
ガイ「アインズ……」
アインズ「……あまりこの姿は好きじゃないんだがな……」ゴッ……
アインズを包む赤い炎「」ゴオオオオオオッ‼︎
リーゼリット「熱っ!えっ、何これ!?」
サーシャ「ええっ!?アインズさんが燃えて……体が……大きくなってる!?」
イーリン「たしかに大きくなっていますが……姿も……竜のような……!」
ライオネル「その姿は……まさか、悪竜……!?」
赤黒い巨竜「ギャオオオオオオッ!!!」バサッ‼︎
竜の放つ灼熱「」ゴゥッ‼︎
収束レーザー「」ビィィィィィィッ‼︎
ドッガァァァン‼︎
ライオネル「……防ぎきったか!」
クラウディア「驚きました……まさか竜だったとは……ですがーー竜ごときが、私の光を超えられると思わないことですわ!」スッ
辺りを灼くレーザー「」ビィィィィィィッ‼︎
赤黒い巨竜「グオオオオオオッ!!!」
竜から放たれる灼熱「」ゴゥッ‼︎
リーゼリット「す、すごい……」
- 697 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 20:40:27.01 ID:sqO2rEaBO
- イーリン「見惚れている場合ではありません!!!今が攻撃のチャンスです!!!」
サーシャ「……うんっ!」バッ
魔導弓「」バシュンッ‼︎
リーゼリット「ああ、そっか!今の状態なら……!」
狙撃型魔導銃「」バァンッ‼︎バァンッ‼︎
ガイ「イーリン、合わせろ!!!」キュイイイン‼︎
イーリン「ええ、行きます!!!」ダッ
クラウディア「来ますか……!」スッ
撃ち落とされる銃弾と矢「」ジュッ‼︎ジュッ‼︎
ガイ「イーリン、左は任せた!」シュンッ‼︎
イーリン「了解!」ダッ‼︎
クラウディア「遅い!」
背後に出現するガイ「遅いのはそっちだ」シュンッ‼︎
短剣「」ヒュンッ
クラウディア「ーーッ!?」サッ
ライオネル「避けても終わらんぞ!!!我が怒りの炎を喰らえ!」スッ
燃えるクラウディア「ああああああっ!!!」バッ
ゴロンゴロン……
クラウディア「ふぅ……ふふ、今のはおしかっーー」
回転蹴りをするイーリン「オラァッ!!!」グルンッ
クラウディア「なっーーがはぁっ!?」ドゴォッ‼︎
後方へ吹き飛び壁に叩きつけられるクラウディア「」ドガァンッ‼︎
ライオネル「決まった……!だが、魔翌力でうまく防御したようだ。気を抜くな!!!」
クラウディア「はぁ……はぁ……げえっ……」ビチャビチャ……
クラウディア「よ、よくも……オェ……やってくれましたね……」
リーゼリット「まだ動けるの……!?」
サーシャ「嘘……今の、まともに入ったはずなのに……」
クラウディア「はぁ……私とてロスチャイルドの一員なのです……!只の人間とは……格が、違う……!!!」
ガイ「……投降しろ、そうすれば命は助けてやる」
クラウディア「……ふふ……優しいのですね、あなたは」
クラウディア「けれど、それがあなた方の敗因になる。慈悲は強者の特権……それを弱者が口にするなど、滑稽ですわ」ユラ……
ライオネル「……どうやら完全に決着をつけねばならないようだな」スッ
01-30 劣勢
31-80 優勢
81-00 会心
コンマ下1
スプラッターボム+10 残り1回
???+99 使用する場合は以下の数字も選んでください
1 濶イ
2 逞幄ヲ
3 險俶?
※行動または道具を使う場合、同時使用はできません。
- 698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 20:41:26.28 ID:UtHhUjeg0
- ? 3
- 699 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 20:48:05.54 ID:sqO2rEaBO
- >>698
今回失うものの程度を決めたいと思います。
コンマ下1
数字が大きいほど、代償は大きくなります。
- 700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 20:53:07.60 ID:mB0A4sxa0
- あ
- 701 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 23:07:13.33 ID:sk6wj5kmO
- クラウディア「ええ、そうですね……ここからが本当の地獄です」ニヤッ
クラウディア「……光よ、我が魂を喰らい、形を得よ」
クラウディアを包む光の奔流「」キラキラキラ……
イーリン「ッ!?魔翌力の流れが……異常です!こんなの、今までの比じゃ……!」
柱になっていく光「」ゴゴゴゴゴゴ……
サーシャ「あれを……撃つの!?」
光の柱「」ゴォォォォォォォォッ‼︎
リーゼリット「嘘でしょ……王宮ごと吹き飛ばすつもり!?」
ライオネル「全員、退避しろ!アレは防げる範囲を超えている!!!」
光に立ちはだかる赤黒い巨竜「グルルル……」ズシンッ‼︎
イーリン「なっ、アインズさん!!!いくら竜といえど、無茶です!!!」
赤黒い巨竜「ギャオオオオオオッ!!!」バッ
灼熱「」ゴゥッ‼︎
光の柱「」ゴォォォォォォォォッ‼︎
ライオネル「ぐっ……熱が、押し寄せて……ッ!」
ガイ「……使うしか、ないか」ボソッ
黒い刀身のナイフ「」スラッ……
赤黒い巨竜「!?ギャオ!!!ギャオオオッ!!!」
アインズ(ガイ……それは、やめろ!取り返しがつかなくなるぞ!!!)
サーシャ「……ガイ?」
ガイ「ーー代償の刃よ……我が欠片を喰らい、願いを叶えろ。運命をも歪めるその力、今この身に宿せ……!」
代償の刃「よかろう。今回はーーを貰っていくぞ……」
◆
- 702 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 23:07:40.99 ID:sk6wj5kmO
- イーリン『まったく、何度言わせれば分かるんですか。あなた方に路上徴収の権利なんかないですよ』パンパン
リン『……次は から逆に折る。覚えて』ギロッ
ガイ『……助かった。だが、あれくらいならなんとかなった』
ン『たしかに、 と感じました。ですが、見過ごす 』
ガイ「なるほど……そうだ、一つ教えてくれ。暗黒館へ行きたいんだが、場所を知っているか?」
『 ですか?私も今から向かうところです、しますよ』
ガイ『そういうことなら、よろしく頼む。俺はガイ。冒険者だ』
『ガイさん 私は 暗黒館の です。以後、お見知り置きを』
◆
サーシャ『もし、私がパーティに誘ったら入ってくれる?』
ガイ『……俺はまだこの依頼しか実績がないぞ?俺以外に優秀なヤツはいくらでもいる。そいつ等とパーティを組んだ方が効率的だ』
ーシャ『効率的とか、 じゃなくて、 さんと です』
ガイ『……どうしてそこまで俺にこだわる?』
シャ『って思ったの、 なんです』
ガイ『……お前、変わっているな』フッ
ャ『!?』
ガイ『すまん、馬鹿にしたわけじゃないんだ』
ガイ『そういったことを言われたのは初めてでな……悪い気はしない。むしろ、少し嬉しいくらいだ』
『!』
ガイ『俺でよければ、正式にパーティを組もう』
◆
リーゼリット『やあ、お二人さん。私を探してる?』ヒョコッ
ガイ 『まだいてくれたか。探したぞ』
ーゼリット『ガイさん、用件は一体 だい?」 』
ガイ『ああ……実は、君と正式にパーティを組みたくてな』
リット『……え、私と?』
ガイ『無理強いはしない。あくまで君の自由意思に任せる』
ト『……私、そう言われたのはじめてで……なんて言ったらいいのか……』
『……その、私でよ ば……パー に入れて ……な……?』
『わっ、 !苦しいって!』バシバシ
ガイ『フッ……それじゃあ改めて、これからよろしく頼む。堅苦しい呼び方はなしでいい、俺のことはガイと呼んでくれ』
『う、わかったよ、……ガイ。私のことも、 って呼んで……ッ! !そろそろ離して!!!』ジタバタ
◆
ガイ「誰だ……今の声は?」
ガイ「いや……どうでもいいか……」
- 703 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 23:08:13.03 ID:sk6wj5kmO
- ◆
クラウディア「がっ……な、に……何が、起きたんです……?」ビチャビチャ……‼︎
ガイ「……」
炎に包まれる赤黒い巨竜「……」ボッ‼︎
アインズ「……馬鹿者が……」シュウウウ……
サーシャ「あれ?ガイ、いつの間にあんなところに……」
リーゼリット「本当だ……また、ガイのお陰で助かったのかな?」
イーリン「ええ、そのようですが……何か様子がおかしいような……?」
ガイ「……アインズ、今はどういう状況だ?」
アインズ「見ての通りだ。クラウディアの最後の手をお前が潰した。あの刃を使ってな……」
ガイ「……ああ、そうか。そうだったな……ええと」チラ
サーシャ「?どうしたの、ガイ?」
アインズ「……何だ?」
ガイ「いや……」
ガイ「……その、悪いが……誰だ、お前は?」
サーシャ「えっ……?」
リーゼリット「ガイ、その冗談面白くないんだけど?」
ガイ「……」
アインズ「……ガイ、お前まさか……」
ガイ「……俺のことは後でいい。今はクラウディアをどうにかすることを考えるべきだ」
アインズ「……いや、もう手遅れだ。見ろ」
クラウディア「はぁ……はぁ……っ、視界が……白く……」フラッ
クラウディアの血溜まり「」ビチャビチャ……
ライオネル「……完全に魔翌力が無くなっている。もはや、立つのもやっとだろう」
クラウディア「……愚か……ですね、私も……こんな結末……望んでいないのに……」
サーシャ「クラウディア……!」
クラウディア「……せめて……見届けたかった……私の……理想の……国を……」ドサッ
リーゼリット「……終わった、の……?」
アインズ「終わりだ。もう二度と立ち上がることはない……」
ライオネル「!エリオス様、エルザ様!」ダッ
ガイ「皇帝と皇后も無事か……一度、拠点に戻ろう……すまないが、案内してくれるか?」
◆
- 704 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 23:08:43.18 ID:sk6wj5kmO
- サーシャ(それからすぐに、エリオス皇帝とエルザ皇后は私達の誤解を解いてくれた。私たちが王宮を襲った反逆者じゃないってことは正式に伝わった。ライオネル卿とフレンさんが証言してくれたおかげで、騎士たちも少しずつ落ち着きを取り戻している)
サーシャ(クラウディア宰相の抜けた穴には、臨時でソールさんが就いた。前にも宰相を務めていたから勝手は分かっているみたい。本人は大図書館で静かに暮らすつもりだったらしいけど……他に適任がいなかったらしい)
サーシャ(今のユーシリアは、ようやく平和な国を取り戻しつつある。けれど、完全に平和になったわけじゃない。国の中枢はまだ混乱しているし、クラウディアの残した影響も大きい。彼女の思想は一部の貴族の間に残っているらしいし……宰相とは関係なしにエリオス皇帝の施策をよく思わない人たちもいる……)
サーシャ(けど、民の声が少しずつ強くなっている。戦争のない国にしたいって、みんなが口にするようになった。それだけで、この国はもう前に進もうとしてるんだと思う)
サーシャ(宰相の仕事で忙しくなったソールさんの代わりに、魔族国に亡命していた管理人のパティさんという人が帰ってきた。少し掴みどころのない人だけど、話してみるとすごく優しくて、でもどこか底の見えない人……そんな印象の人)
サーシャ(パティさんのご厚意で、私たちは大山脈で世界樹の光の調査を終えるまで、大図書館に滞在させてもらえることになった。そして、ガイは……)
- 705 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 23:10:07.23 ID:sk6wj5kmO
- ーー帝都 大図書館
サーシャ「……ガイ……」チラッ
ガイ「……何だ?」
サーシャ「本当に……私たちのこと、覚えてないの?」
ガイ「……すまない……思い出せない」
リーゼリット「そんな……」
イーリン「ですが、アインズ様のことと……ユーシリアでの出来事は覚えておられるのですね?」
ガイ「ああ……それと、俺が暗黒館の幹部だということ、世界樹の光の残滓を探索していることは覚えているが、それ以外のことは……」
サーシャ「……そっか」
ガイ「……悪いな」
サーシャ「謝らないで。ガイが助けてくれたおかげで、今の私たちがあるんだから」
ガイ「……そう、か」
アインズ「……それで、今日はどう動く?」
イーリン「内戦の諸々については一通り済みました……世界樹の光の探索に向かうのが、よろしいかと」
現在はユーシリア帝国です。(14日目)
何をする?
安価下1〜3
- 706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 23:11:11.56 ID:NRAYvr4U0
- 女性陣でショッピング
- 707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 23:12:28.66 ID:Lttg2fQLO
- パティにガイを見てもらう
- 708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 23:25:36.56 ID:duF7HcFmo
- ナイフの力が何なのか図書館でそれらしい書籍を探す
- 709 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/04(土) 23:30:49.37 ID:sk6wj5kmO
- 安価が出揃ったので本日はここまでにします。明日も更新しますので、よければお付き合いください。それでは、また。
- 710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/04(土) 23:38:47.71 ID:yQs/Z7kjo
- 乙
殺人童貞を捨てたか
- 711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 00:26:36.58 ID:aFhqqbdBo
- おつ
代償が重い!運命賽(代替)の力は最終手段だな…
戦闘用アイテム買い込むか連携技増やすか
- 712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 00:39:50.01 ID:DAtkaTAto
- アインズなんか色々知ってる枠か
- 713 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 11:56:18.09 ID:ampArMN3O
- >>710
実は仲間の中では、本編前や描写されていない所でサーシャ以外のキャラは一線を越えたことがあるようです。今回はガイが無意識にどうにかしようとした結果、宰相の死に繋がったようです。
>>711
使うタイミングはお任せします。連携技についてですが、仮に習得する場合『はさみうち』は無くなり『連携技』という名称に変わります。その分、使用回数が増えます。
自由安価でそれっぽい安価が出たら実装しますね。
>>712
正確には知っている訳ではなく感じ取れるといった方が正しいです。このあとの描写を読んでいただければと思います。
- 714 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 11:56:47.62 ID:ampArMN3O
- ーー帝都ユーシリア
ワイワイガヤガヤ
サーシャ「……」
リーゼリット「……」
イーリン「お二人とも、大丈夫ですか?」
サーシャ「うん、ただ……なんか不思議な気分で」
リーゼリット「……ねぇ、サーシャ。ガイのこと、考えてた?」
サーシャ「……うん」
リーゼリット「やっぱり……忘れられるって、思ってたより、ずっと辛いんだね」
アインズ「……だが、生きている。それだけで充分だろう」
サーシャ「……アインズさんは、平気なの?」
アインズ「長く生きていると色々あるからな。慣れることはないが……受け入れることはできる」
サーシャ「……受け入れる、か」
アインズ「だが、記憶を失った程度で、あいつの本質が変わるとは思えん。ガイは……そういう奴だろう?」
リーゼリット「でもさ、それでも……やっぱり、悲しいよ」
サーシャ「うん……これまで旅路も、全部、ガイと一緒に見た景色のはずなのに。今のガイは……もう覚えてないんだよね」
イーリン「……たとえ記憶を失っても、心の奥に残る何かがあると信じたいものです」
リーゼリット「……イーリンさん、そう思う?」
イーリン「ええ。記憶というのは形ではなく、魂に刻まれるものだと私は思っています。消えたように見えても……本当は、残っているのかもしれません」
アインズ「ああ……そうだといいな」
リーゼリット「……ねぇ、せっかく外に出たんだし、少しくらい歩かない?こんな顔してたら、幸せが逃げちゃうよ」
サーシャ「……そうだね。折角、内戦が終わったんだし、平和を楽しまないとね!」
イーリン「それでは、せっかくですし市場を見て回りましょうか」
アインズ「そうだな。腹が減った……何か食べたい気分だ」グゥゥ……
リーゼリット「あはは、アインズさんって結構食べるの好きですよね?」
アインズ「むっ、そんなことは……」
アインズ「いや、そうだな。食べるという行為は、人の営みの中で最も単純で、そして最も生を実感できるものだからな」
リーゼリット「……なんか今、すごい名言っぽく言いましたね?」
サーシャ「ふふ、美味しそうなお店もいっぱいありそうだし、どこに寄ろうか?」
イーリン「食事もいいですが、消耗品の購入も忘れてはいけませんよ?」
安価下1
(ありそうな場所を自由にどうぞ。
登場させたい人物がいれば2名まで記載してください。状況に相応しくない場合は却下される可能性があります。)
- 715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 12:01:29.72 ID:vA6fJwe1O
- バイキングレストランにフーミンとニナがいた
- 716 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 15:29:16.44 ID:Z0IRi7WXO
- ーーレストラン
ワイワイガヤガヤ
アインズ「おお、美味そうな物が並んでいるな……!」
リーゼリット「アインズさん、バイキングって初めて?」
アインズ「山に暮らしていたときは似たようなものが出ていたが……この規模は初めてだな」
サーシャ「見て見て!こっちはスイーツのコーナー!ケーキもプリンもある!」
イーリン「サーシャ様、栄養のあるものを先に取りましょうね。バランスが大事です」
ニナ「おや、救国の英雄御一行じゃないか。ククッ、今日は宴か?」
イーリン「おや、ニナ様。この店に来られていたんですね」
ニナ「ああ。折角周りが落ち着いたからな、少しくらい羽を伸ばしてもいいだろう」
フーミン「あら、みんなもここに来てたの?」
サーシャ「あっ、フーミンさん!ニナさんと知り合いだったんですか?」
フーミン「ええ、テンペスターで調査することになったときに色々とね……」
ニナ「まさかこの国で会うとは思っていなかったがな。再会ついでに祝杯をあげてたという訳だ」
フーミン「ねぇ、せっかくだから同じテーブルに座らない?ほら、あそこ。窓際の席、空いてるみたいよ」
リーゼリット「今は賑やかな方がいいよね。みんなは?」
アインズ「どちらでも構わない」
サーシャ「うん、私も賛成!せっかくだし、みんなで食べよう!」
イーリン「では、ご一緒させていただきましょうか」
⸻
◆
ニナ「ぷはあっ……にしても、こうして平和が訪れるとはな。いや、帝都自体は平和だったんだが……」
フーミン「本当にね……不思議なものだわ。たった数日で、街の空気がこんなに柔らかくなるなんて」
リーゼリット「うん……まるで別の国みたい。前はどこか、張り詰めてたのに」
サーシャ「みんな、きっと限界だったんだよ。誰も戦いたくなんてなかったのに……仕方なく、そうしてたんだと思う」
イーリン「悲しいことですが、それが国というものです。けれど……今は、少しだけ風が穏やかな気がします」
フーミン「……それも、あなたたちがいたからよ。サーシャちゃんたちが、あの時、踏みとどまってくれたから」
サーシャ「私たちは……ただ、目の前のことを必死にやっただけです」
リーゼリット「そうそう。結果的にそうなっただけで、全然格好よくなんかないよ」
フーミン「ふふ、謙遜しちゃって。英雄ってのは、だいたいそういうことを言うのよ」
ニナ「肩書きなんざどうでもいいだろう……この国が平和になったなら、それでいいんじゃないか?」
アインズ「そうかもな……これ、食べないならもらうぞ」ヒョイッ
ニナ「あっ、おい!それは私がとってきたやつだぞ!食いたかったら自分で取りに行け!」
アインズ「竜はいささか燃費が悪くてな……」モグモグ
ニナ「……むう」
フーミン「はいはい、ニナさんの分も持ってきますから、もう少し落ち着いてくださいね」
ニナ「……ケーキを多めに頼むぞ」
リーゼリット「あはは……ニナさんも甘いもの好きなんだ」
サーシャ「私たちも何か取りに行こっか」
イーリン「ええ。せっかくですし、今日は心ゆくまで食べましょう。……皆で、平和の味を」
サーシャ「……うん」
サーシャ(ガイがここにいたら、何を食べてたのかな……)
⭐︎買い物ついでにバイキングで食事をしました。
- 717 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 15:29:54.70 ID:Z0IRi7WXO
- ーー司書室
紫髪ロングの女性→パティ「実際に会うのは……初めまして、ね?パティ・イェスサーガよ」
ガイ「その節は、どうも。フーミンの紹介をしてくれて助かった」
パティ「いえ、こうして私がここに座れるのもあなた達のお陰よ……改めて、感謝するわ」
ガイ「……それで、俺を呼び出した用件は?」
パティ「あなたの持っている……代償の刃といったかしら。それについて話しておこうと思って」
ガイ「知っているのか?」
パティ「私も実物は初めて見たわ。知識としては知っていたけれど」スッ
浮翌遊する本「」フワッ……パラパラ……
パティ「代償の刃……その起源は正直、曖昧だわ。神の落とした物だとか、古代の人々が作った物だとか……まあ、起源なんかよりも効果を知りたいわよね」
ガイ「……なんとなくわかる。コイツは使用者の何かを代償に現実を望みのままに改変する……そういったところだろう?」
代償の刃「」
パティ「大体あっているわ」
浮翌遊する本「」パタン
パティ「命や血を代償とする魔具や魔術は他にもあるけれど……それはもっと根本的。肉体的なものだけじゃなく、魂の層をも削る……つまり、あなたの記憶や感覚、人格の断片といったものよ。失われたものは戻らない……腕とかなら義手を使うなりすればいいのだろうけど、記憶とかはそうもいかないでしょうね」
ガイ「……そうか」
パティ「あなたの仲間から聞いたわ。これまでに二度、使ったそうね?」
ガイ「ああ……最初は味覚を、二度目は記憶を失った……待て、何故俺が代償の刃を使ったことを覚えているヤツがいる?」
パティ「普通は感じ取れないのでしょうけど、一部の種族……竜とかは感じ取れるみたいね」
ガイ「……アインズか。そういえば騎竜や竜人の騎士もこの刃を使う時、怯えていた気がするな」
パティ「怯え、ね……まあ世界を作り変える程の力だもの。感じ取れたら、とても恐ろしいでしょうね」
ガイ「……アインズには悪いことをしたな」
パティ「謝るくらいなら次に使うことはないようにしなさい」
ガイ「……努力はする」
パティ「努力じゃ足りないわ。その刃は使うべき時を装って囁いてくる。追い詰められた瞬間ほど、あれは優しく見えるのよ」
ガイ「……たしかに、そうかもな」
パティ「ソレ自体に感情は無いでしょうけどね。理に従って力の均衡を保つために、代償を求める……ただそれだけの存在」
ガイ「……悪意も善意もない。ただ、代償を取ることで釣り合いを保つ……か」
パティ「ええ。それは世界の法則そのもの。奇跡を起こすには、それに見合うだけの対価が必要になる……あなたが払ったものは、その奇跡の対価」
ガイ「……奇跡、か。俺にとってはただの選択だった。誰かを救うために、自分の一部を削っただけだ」
パティ「それが奇跡なのよ。誰かのために自分を削るなんて、普通にはできないことよ。意識していなくても、あなたは確かに理を越えた」
ガイ「理を越えた、か……それでこのざまなら、割に合わないな」
パティ「割に合わないように見えるのは、そう感じられるからよ。全て差し出した者は、それを感じることすらできない。あなたはまだ残された側なの」
ガイ「……残された側、か」
ガイ「不思議だな。あなたの言葉は、慰めでもなく叱責でもない。なのに……少しだけ楽になる」
パティ「年の功ってやつかしら?」
ガイ「随分若く見えるがな……」
⭐︎代償の刃の性質を知りました。
- 718 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 15:30:27.82 ID:Z0IRi7WXO
- パティ「ああ、そうだ……ちょっと上、脱いでもらえる?」
ガイ「えっ」
パティ「あなたが期待するようなことはしないわよ。さ、早く」
ガイ「……わかった」パサッ……
パティ「失礼」スッ
ペタッ……
ガイ(!……冷たい)
パティ「ふむ、思ったよりも……」
ペタ……ペタ……
ガイ(美人に触られるとこう、なんというか……落ち着かないな)
パティ「……変なこと考えてないでしょうね?」ジトッ
ガイ「ナニモカンガエテナイデス」
パティ「……それならいいけど」
ペタ……ペタ……
◆
パティ「もういいわよ。やっぱり、代償で払ったものを元には戻せそうにないわね」
ガイ「……そうか」
パティ「だけど、元々がこの世界の者でない存在ならば、元に戻せる可能性はあるわね」
ガイ「……というと?」
パティ「私が契約している悪魔や天使……そういった元々がこの世界ではない存在なら、干渉できるかもしれない」
ガイ「……記憶や感覚を、戻すことができるということか」
パティ「できるかもしれない、に過ぎないわ。成功してもあなたが別人のようになる危険だってあるし、代償がまた別に求められるかもしれない」
ガイ「……そう簡単な話じゃないか。ヌルに頼もうかと思ったが……」
パティ「ヌルはダメね。あれはあまり高位の存在じゃないもの」
ガイ「……」
⭐︎ガイの状態をパティに見てもらいました。
- 719 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 15:31:18.78 ID:Z0IRi7WXO
- ーー帝都 大図書館
ガイ「……」
記憶についての本「」ペラッ……
リーゼリット「ガイ、何読んでるの?」ヒョコッ
ガイ「君はたしか……サーシャ、だったか。記憶を取り戻せないか考えているが、あまり期待できそうにはないな」
サーシャ「……そっか」
ガイ「何か用か?」
サーシャ「ううん……ただ、顔が見たくなっただけ」
ガイ「……俺の顔を?」
リーゼリット「うん……私達、恋人同士だったんだよ?」
ガイ「ッ……そう、だったのか。だが、悪い。今の俺には、その時のことは何もーー」
サーシャ「あはは!冗談。大丈夫だよ、無理に思い出さなくても」
ガイ「冗談……?」
リーゼリット「思い出してもらうことが大事なんじゃなくて……今のガイと、もう一度仲良くなれたらいいなって思っただけ」
ガイ「……俺と?」
リーゼリット「そう、だから……これからまた、よろしくね」
ガイ「……」
サーシャ「」ニコッ
ガイ(彼女と接していると心が暖かくなる気がする……だが、彼女に関する記憶は一切思い出せない……なんとも不思議な感覚だ)
現在はユーシリア帝国です。(15日目)
何をする?
安価下1〜3
- 720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 15:33:09.39 ID:e8a1cQcj0
- ヌルと一緒に図書館の掃除
- 721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 15:35:24.30 ID:DAtkaTAto
- 皇帝やソールの行政っぷりを見学
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 15:35:47.38 ID:t/AXbA8MO
- もう星の残滓を探しに行くか
- 723 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 21:40:37.98 ID:6k7c2/w7O
- ヌル「ここの掃除も久しぶりだなぁ〜」
ほうき「」パタパタ
リーゼリット「管理人が帰ってきて早々に掃除の手抜きを指摘されてたもんね」
ヌル「だ、だってこの大図書館を私ひとりでやるのは無理だよぉ……!他のみんなぁ、早く帰ってきてぇ〜……!」
パティ「泣き言を言っても埃は消えないわよ。他の使い魔はあと二、三日もすれば戻ってくる。それまでにあなたができる範囲で進めておきなさい。サボったら減給よ」
ヌル「うう……はい……減給はイヤ……」
リーゼリット「あはは、頑張れヌル。ほら、私も少し手伝うから」
ヌル「ああ、大天使リーゼリット様ぁ……!」ウルウル
パティ「……悪魔でしょ、あなた。普段だったら客人に掃除なんてさせないんだけど……今は流石に人手が足りないものね。助かるわ」
リーゼリット「気にしないで。こうして身体を動かしてる方が、落ち着くから」
パティ「そう。なら、少し本棚の整理もお願いしていいかしら?あそこの棚なんだけど……」スッ
ヌル「ひぃっ!?それ、地獄の棚じゃん! 魔翌力書ばっかりで重いんだよぉぉ!」
リーゼリット「あはは、やっぱりこういうのも、悪魔らしい悲鳴だね。頑張ろうか、ヌル?」
サーシャ「二人とも掃除してるの……?」
リーゼリット「あ、サーシャ。ちょうどいいところに!一緒に手伝ってよ!」
サーシャ「……うん、いいよ。ちょうど、そんな気分だったの」
ヌル「天使が二人に増えた……」
サーシャ「て、天使?……もう、そんなこと言ってないで、片付けちゃおう!」
⭐︎大図書館の清掃を手伝いました。
- 724 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 21:41:37.34 ID:6k7c2/w7O
- ーー王宮 謁見の間
衛兵「陛下、ガイ殿以下三名、参上いたしました」
エリオス「通せ」
扉「」ギィィ……
エルザ「ようこそ、皆さん。元気そうでなによりです」
ガイ「皇帝陛下、皇后陛下……お二人も、お元気そうで」スッ
アインズ「……」スッ
イーリン「お招きいただき、光栄にございます」スッ
エリオス「顔を上げてくれ。もう形式ばった挨拶は要らない。君たちは我々にとって、国を救った英雄だ」
エルザ「……あの混乱の中、あなたたちを誤解してしまった者たちがいたこと、本当に申し訳なく思っています」
イーリン「お気になさらず。宰相の策略は、それほどまでに巧妙だった。誰が信じたとしても、無理はありません」
エリオス「それでも、君たちは剣を向けられても決して報いようとはしなかった。その姿勢が……我々を救ったんだ」
エルザ「あなたたちの勇気があったからこそ、今この国はある。本当にありがとう」
ガイ「……我々は、やるべきことをやっただけです。だが……そう言っていただけるなら、救われます」
ソール「お陰でもうつくことのないと思っていた宰相の職にも戻ることになるとは思いませんでしたが」スタスタ
イーリン「……ソール様。ご就任、おめでとうございます」
ソール「あくまで臨時ですよ。後任を見つけたらすぐに引退します」
ガイ「……国の未来は、あなた方の手に委ねられています。俺たちはただ、そのきっかけを作っただけです」
エリオス「だけでは済まされないぞ。君たちが踏みとどまらなければ、今のこの国は滅んでいたのだからな」
エルザ「ガイさん……あなたは記憶を失われたと聞きました。なんと申し上げればいいのか……」
ガイ「……お気遣いなく。失ったものを嘆くより、今をどう生きるかを考えたい。それが、今の俺にできることです」
- 725 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 21:42:05.03 ID:6k7c2/w7O
- ソール「……もし何か支障があるようなら、こちらで医師や賢者を手配しますが?」
ガイ「結構です。記憶が戻らなくても……俺は俺ですから」
アインズ「……強がりを言う」
イーリン「ですが、それがガイ様らしいとも思います」
エリオス「……まったく、君たちには頭が上がらんな。異国の地でここまで尽くしてくれる者がダークヒーロー以外にいるとは思わなかった」
エルザ「ふふっ、この国は外の者の手によって乱されることが多いですね。もっとも、その解決を手伝ってくれるのも外から来た者なのですが」
エリオス「……耳に痛い話だな」
アインズ「外から来た者にしか見えぬ景色、というのもあるものだ。内にいると気づけぬ歪みは、外の風が吹いてはじめて形になる」
イーリン「確かに……私たちはこの国を救ったというよりも、たまたま嵐の中にいたに過ぎません。ですが、その嵐の中で出会えたことが、きっと意味のあることだったのだと思います」
ガイ「……同感だ。誰かが手を伸ばさなければ、何も変わらなかった。その役目が、たまたま俺たちだったというだけだ」
エリオス「たまたま……か。そういう偶然の積み重ねこそが、歴史を動かすのかもしれんな」
ソール「偶然――そう聞くと軽く聞こえますが、私はそうは思いませんよ」
エルザ「……ソール?」
ソール「歴史を動かすのは、いつだって“選択”です。嵐の中で手を伸ばすことを選べる者が、どれほどいると思います? 多くは立ち尽くし、俯き、風が過ぎるのを待つだけだ」
アインズ「……ふむ。言葉の重みが違うな。長く宰相を務めただけのことはある」
ソール「ガイさん、あなた方はたまたまではなく、そうせざるを得なかった者たち。それは弱さではなく、強さですよ……どうかその強さを忘れないでください」
ガイ「……心得ておく。俺たちは、ただ真っすぐに進むだけだ」
イーリン「ええ。そして、その先に何が待っていようと」
エリオス「……うむ。君たちの旅路がいいものになることを、心から願っている」
エルザ「この国はあなたたちを、いつでも歓迎します。帰る場所が必要になったら……どうか、ここを思い出してください」
ガイ「……ありがたく、胸に刻んでおきます」
イーリン「それでは……またいつか、穏やかな日々の中でお会いしましょう」
エリオス「その日を楽しみにしている。皆、本当に……ありがとう」
⭐︎王宮で皇帝陛下達の様子を確認しました。
- 726 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 21:42:42.91 ID:6k7c2/w7O
- ーーユーシリア鉱山 入り口
魔導車・改「」キキーッ
ガイ「ここが……悪竜が根城にしていた場所か」
サーシャ「でも、見た感じはただの鉱山だね。崩れてるところもあるけど……特別な感じはしない」
リーゼリット「たしか、ここの奥地で討伐隊と悪竜が戦って、討ち取られたんだよね?」
イーリン「そう伺っております。残滓の力があるとしたら、そこでしょうね」
アインズ「母さん……」
ガイ「……先に進もう。この辺りはユーシリアの者達が手を入れているから危険はそうそうないはずだ」
◆
ーーユーシリア鉱山 深部
朽ちたドリルの残骸「」
朽ちたパイルバンカーの残骸「」
サーシャ「とくに何事もなく着いちゃった」
リーゼリット「これまでは道中が色々あったからこんなにあっさりしてると逆に怖くなってくるね」
ガイ「そうなのか……?」
イーリン「この辺りの残骸から推察するに、間違いなくこの辺りが十年前に戦闘が起きた場所なんでしょうけど……アインズ様、どうかされましたか?」
アインズ「いや、なんでもない……ここで母が死んだと思うと、なんだか感慨深くてな。それより、残滓の力とやらはありそうなのか?」
ガイ「いや……翡翠の賽も反応しない」
翡翠の賽「」シーン
リーゼリット「……もしかして、ハズレ?」
イーリン「周囲も安定しています。残滓があるなら、もう少し変化が起きているはずですが」
サーシャ「え、じゃあ、ここにはもう何も残ってないの……?」
アインズ「……?」
紅き刃
コンマ下1
01-30 負傷
31-00 回避
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 21:45:23.86 ID:vA6fJwe1O
- あ
- 728 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 22:50:01.88 ID:6k7c2/w7O
- アインズ「……!全員、下がれ!」バッ
竜角の槍「」ブンッ
紅い刃「」ガキンッ‼︎
サーシャ「えっ!?」
「へえ、今のを防ぐんだ?さすが、竜だね」ズズズ
ガイ「……誰だ。姿を現せ」
デロデロ……
赤い髪の少女「誰かと思えば、あのときの……ここにいるってことは、お前がそうなの?」ズズズ……
ガイ「?……生憎、物忘れが酷くてな。俺はお前のことを知らん」
赤い髪の少女「……アイツの方が人間よりマシな記憶をしてることってあるんだ」
イーリン「……スライムですか。厄介ですね」スッ
リーゼリット「貴方も、世界樹の光を狙っているの?」
魔導型狙撃銃「」カチャンッ
赤い髪の少女「ああ、てことはやっぱりあんた達が……竜はまだしも、他の奴らは弱そうなのに務まるのかな」ボソッ
サーシャ「なんか凄く失礼なこと言ってない?」
アインズ「……お前は敵だな?」
赤い髪の少女「敵?ふん、そう思いたきゃそう思えば?別にどうでもいいけど。あんたたちが 光に相応しいかどうか、それを確かめに来ただけ」
イーリン「……確かめに来た、と仰いましたね。ならば、こちらも全力で応えましょう。光が誰の手にあるべきかーーその目に刻んでください」
赤い髪の少女「話が早いのはいいね……安心しなよ。殺しはしないからーーたぶんね!」バッ
ガイ「来るか……!」バッ
ーー戦闘開始 赤い髪の少女ーー
01-15 痛恨
15-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心
コンマ下1
スプラッターボム+10 残り1回
はさみうち+30 残り1回
代償の刃+99 現在使用不可
- 729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 22:53:30.84 ID:e8a1cQcj0
- スプラッターボム
- 730 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 23:23:30.02 ID:6k7c2/w7O
- ガイ「奇襲には奇襲だ……コイツを使う!」ポイッ
スプラッターボム「」コロン……
赤い髪の少女「爆弾!?チッ、厄介なものをーー」
スプラッターボム「」パンッ‼︎
飛び散る赤い液体「」ビチャッ‼︎
金属音「」キィィィィィィン‼︎
赤いスライム「」モニョニョッ‼︎
サーシャ「擬態が解けた!!!効果はあるみたい!!!」
魔導弓「」バシュンッ‼︎
リーゼリット「やっぱり心臓によくないねコレ……」
狙撃型魔導銃「」バァンッ‼︎
赤いスライム「ーー」ズズ
イーリン「銃弾と矢を取り込んでいる……!?同化の練度が高い……!」
赤いスライム「」モニャニャッ‼︎
銃弾「」ポロッ
矢「」ポロッ
サーシャ「……あれ?」
アインズ「うぅ……ごほっごほっ……あれには催涙効果がある……毒物が効かないスライムといえど、ニナはそれすら考慮して良い素材を選んだようだな……それと、ガイ!こういった物を使うときは事前に言え!」ポロポロ
ガイ「……すまん、アインズ」
ズズズ
赤い髪の少女「うぅ……辛い……よくもやったな、お前達……」ポロポロ
リーゼリット「えっ、なんか泣いてる!?本当に効いてるの!?」
サーシャ「……ちょっと可哀想かも……」
イーリン「油断しないでください。スライムは感情を装うこともあります。警戒をーー」
赤い髪の少女「装ってないっ!!本当に痛いのっ!!!」ポロポロ
赤い鞭「」ズズズ……ベチンッ‼︎
ガイ「おっと……だが俺たちが有利だ。悪いがこのまま勝たせてもらうぞ」サッ
01-20 劣勢
21-90 優勢
91-00 勝利
コンマ下1
はさみうち+30 残り1回
代償の刃+99 現在使用不可
- 731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 23:26:28.17 ID:aFhqqbdBo
- 勝て
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 23:26:51.10 ID:DAtkaTAto
- はさみうち
- 733 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 23:36:33.08 ID:6k7c2/w7O
- 赤い髪の少女「調子に……乗るなッ!」ビュンッ
赤い欠片「」ビチャッ……ビチャッ……
赤い欠片→赤い髪の少女の分体「」ズズズ
ガイ「増えた……!?」
サーシャ「うわ、動きまで一緒……!まるで鏡みたい!」
イーリン「やはり分体も作れますか……スライムの中でも高位個体に近い存在ですね」
アインズ「……だが、やることは変わらん。力で押しつぶすだけだ……!」
リーゼリット「分体は私とサーシャに任せて。ガイとアインズさんは本体を!」
ガイ「……わかった。無茶はするなよ」ダッ
01-15 痛恨
15-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心
コンマ下1
はさみうち+30 残り1回
代償の刃+99 現在使用不可
- 734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/05(日) 23:37:25.85 ID:vA6fJwe1O
- はさみうち
- 735 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/05(日) 23:52:22.56 ID:6k7c2/w7O
- >>734
こちらにはさみうちの+30が加わって00扱いとなり勝利が確定したところで今回は終わります。次回は再び土曜日になると思います。
それでは、また。
- 736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/06(月) 01:27:57.32 ID:yawoTlkjo
- おつ
補正込みでも最大値になれば勝ちになるのね
連携技の回数増やしたい所だな
そして別の世界出身で高位の存在か…幻の浮島なら会えるかも…
- 737 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/11(土) 21:44:09.12 ID:IsE08WKSO
- >>736
>>468でも示していますが、補正込みでも00になった場合は勝利扱いになります。狙ってみてください。現在、高位の存在は>>1が想定しているキャラがいますが、会えるかどうかは今後の展開次第です。どうなるんでしょうね?
- 738 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/11(土) 21:44:39.63 ID:IsE08WKSO
- リーゼリット「いくら同化が出来るといっても……大きなヤツは同化に時間がかかるでしょ?」
狙撃型魔導銃「」ギュゥゥゥゥゥゥン……
赤い髪の少女の分体「巨大な弾をぶつけようってこと……!」バッ
赤い鞭「」ビュンッ
イーリン「ラアッ!!!」
手刀「」ズバッ‼︎
赤い髪の少女の分体「なっ、素手で!?」
イーリン「対スライムも」
リーゼリット「ありがとうイーリンさん……!さあ、同化できるかな……!?」
狙撃型魔導銃「」ドォンッ‼︎
赤い髪の少女の分体「時間はかかるけど同化ができないワケじゃない……!」デロ……
巨大な魔翌力弾「」ジュウウウッ‼︎
サーシャ「……ここ!!!」
魔導弓「」バシュンッ‼︎
赤い髪の少女の分体「なっ……ああああ!!!」
分体の核に刺さる魔翌力矢「」ドシュッ‼︎
分体だったもの「」デロロ……
サーシャ「……やっぱり複数の同化は難しかったみたいだね」
イーリン「ふぅ…….こちらはすみましたね。ガイ様、アインズ様!加勢します!」
回避するガイ「くっ、頼む!」バッ
赤い刃「」ドスドスドス‼︎
アインズ「中々手強いな……!」
竜角の槍「」ブォンッ‼︎
赤い刃「」ガキィンッ‼︎
赤い髪の少女「分体を倒されたか……けど、あたしはその程度じゃ倒せなーー」ドクン
赤い髪の少女「なっーー待て!ッ……お前が出る幕じゃない!!!引っ込んでろ!!!」デロ……デロ……
ガイ「……様子がおかしいな」
リーゼリット「何が起きてるの?」
イーリン「油断せず、警戒を続けてください」
サーシャ「はい……!」
アインズ「……竜の、力を感じる?どういうことだ」
赤い髪の少女?「オホホホ……ブラッド、ずいぶん楽しそうなことをしていらっしゃるじゃないですか。ましてや、お姉様の娘と戦っているなんて……」デロ……デロ……
アインズ「……まさか」
赤い髪の少女?→セレスティア「わたくしにも少々、遊ばせてくださる?」ズズズ……
竜角の大槍「」シャキン
ガイ「……アインズと、どことなく似ている?」
イーリン「どうやら、あの赤いスライムは悪竜の片割れを取り込んでいたようですね……」
リーゼリット「また竜!?……世界樹の光には竜が関連する何かがあるのかもね!」
狙撃型魔導銃「」カチャンッ
サーシャ「リーゼ、今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」
セレスティア「では……はじめましょう!!!」ダッ
- 739 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/11(土) 21:46:19.75 ID:IsE08WKSO
- アインズ「私が抑える!!!」ダッ
竜角の槍「」ガキィンッ‼︎
竜角の大槍「」ガキィンッ‼︎
ゴゥッ‼︎
セレスティア「フフフ……あなたは私に似ておりますね。楽しみましょう、この戦いを!!!」
アインズ「くっ……!!!」
サーシャ「アインズさん……!みんな、力を貸して!」
魔導弓「」バシュンッ‼︎
リーゼリット「援護するよ!!!」
狙撃型魔導銃「」バァンッ‼︎バァンッ‼︎
セレスティア「オーッホッホッホッ!そんな豆鉄砲では、わたくしには傷一つつけられなくてよ!」バスッ‼︎バスッ‼︎
イーリン「ーー本命はこちらです!」バッ
回し蹴りを放つイーリン「ーーッ!」グルンッ
竜角の大槍「」ガァンッ‼︎
セレスティア「あなたも中々やりますわね!ですが、甘い!」グオンッ‼︎
後方に飛ばされるイーリン「くっ!!」バッ
アインズ「ッ、イーリン!!」
セレスティア「他人の心配をしている必要があって!?」バッ
竜角の大槍「」ブンッ
アインズ「がはっ!?」ゴロゴロゴロ……
サーシャ「アインズさん!」
セレスティア「呆気ない……もう少し楽しめると思っていたんですが……興醒めですわね」
セレスティア「このまま、終わらせて差し上げましょう」
リーゼリット「……いや、私たちは死なないよ」
セレスティア「その根拠は?」
短剣「」スパッ……
首から血を流すセレスティア「……あら?」ビチャビチャビチャ……
ガイ「ーーすまないみんな。魔法の使い方を思い出すのに時間がかかった」シュンッ
サーシャ「……ううん、問題ないよ。ガイ」
リーゼリット「結構ヒヤヒヤしたんだからね!」
イーリン「ふふ、もう少し早く思い出していただきたかったものですね」ヨロ……
セレスティア「今のは……転移?いや、転移にしては魔翌力の雰囲気が違いますわね……この感覚、一体……」
アインズ「なにをブツブツと……」
セレスティア「あら……フフフ、叔母に対して言葉遣いがなってませんわね。お姉様から教わりませんでしたか?」デロ……
アインズ「……生憎、母との面識はなくてな」
セレスティア「ああ、そうでしたか……あなたのお母様は、直接的ではありませんがわたくしが殺しました。仇討ちをするいい機会ですよ?」デロ……デロ……
アインズ「……そうなるべくしてなったんだ。母もこの国に災いをもたらした。私は何も思わんし、一度死んだ者を改めて[ピーーー]趣味はない」
セレスティア「そうですか……あなたはお姉様とも似て、つまらない人ですわね」
- 740 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/11(土) 21:46:46.77 ID:IsE08WKSO
- セレスティア「さて、呆気ない幕切れはわたくしの方でしたが……まあ、最後に面白いモノが見れたので良しといたしましょう……あなた」デロ……
ガイ「……俺か」
セレスティア「この光を……」デロ……デロ……
星の力[地]「」ポゥ……
サーシャ「あっ、世界樹の光……」
リーゼリット「……トコナツ火山島で見たのと同じような雰囲気がするね」
イーリン「これが、残滓の力ーーガイ様、回収をお願いします」
ガイ「ああ」スッ
星の力[地]「」スィーッ……
翡翠の賽「」キランッ‼︎
セレスティア「……これでわたくしの役割は終わり。あとはブラッドに任せてまた眠るとしますわ」デロデロ……
セレスティア→ブラッド「何を勝手に満足してーーあーもう、渡してるし……」ズズズ
ガイ「……」
ブラッド「まったく……予定は狂ったけど、お前等に渡したからな。精々、その力を盗られないようにしろーー」ビュンッ
サーシャ「あっ、待ってーー速っ!?」
リーゼリット「追いかけなきゃ!」ダッ
ガイ「……追いかけなくていい」ガシッ
リーゼリット「ええっ、でも……」
ガイ「今のは逃げたんじゃない。……あいつなりに引いただけだ」
アインズ「確かに、戦意の気配は一瞬で消えたな。あの動き、撤退というより区切りをつけた感じだ」
イーリン「つまり、彼女たちはこれで試験を終えた、ということでしょうか」
サーシャ「試験……そういえば、最初にも言ってたよね。『光に相応しいか確かめる』って」
ガイ「ああ。多分、今の戦いはその確認だったんだろう……ユーシリアの光を回収した。一度、帝都に戻ろう」
⭐︎ユーシリアの残滓の力を得ました。
- 741 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/11(土) 21:47:57.95 ID:IsE08WKSO
- ーー帝都 大図書館
パティ「……そう。じゃあ今日で出発するのね」
サーシャ「はい!管理人さん、この場所を使わせてくれてありがとうございました!」
パティ「いいのよ。むしろ、あなた達に感謝したいのは私の方よ。この国の内戦を止めてくれてありがとう」ペコリ
リーゼリット「わわっ、頭を上げてください!私達がやらなくてもきっと他の誰かがなんとかしてたはずですよ」
パティ「それでも、あなた達がいたからこそ速く事態が収束したのよ。だから、そんなに謙遜しなくてもいいんじゃないかしら」
ヌル「そうそう!みんな頑張ったんだから、素直にどういたしまして、って言っておけばいいんだよ!」
パティ「ーーヌル、掃除は終わったの?」
ヌル「……作業に戻ります!!!」ピュー
パティ「……出発する前に、よかったらこの国を周ってみて。もしかしたら見飽きたかもしれないけど」
イーリン「……ガイ様、どうされますか?」
アインズ「私はどちらでも構わん。どうする気だ?」
ガイ「……そうだな」
安価下1
1 ウォーターポートに帰る
2 この国を見てから帰る(自由安価に入ります)
2の場合、自由安価
下2〜4
- 742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/11(土) 21:49:18.00 ID:6qAv7SdNO
- 2
- 743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/11(土) 21:49:43.32 ID:QqfHC0t80
- パティの魔法講義を受ける
- 744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/11(土) 21:50:41.38 ID:rikrgxdRo
- お世話になった各勢力の人達へ挨拶を
- 745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/11(土) 22:18:33.23 ID:3X8gPCgco
- アインズ竜体の背中に乗って空中デート
- 746 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/11(土) 23:27:48.96 ID:IsE08WKSO
- 本日は少なくて申し訳ありません。
いただいた安価をもとにユーシリア編のラストを明日、更新したいと思います。
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/11(土) 23:32:52.60 ID:3X8gPCgco
- 乙
- 748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/12(日) 01:28:40.31 ID:sj3ZA4YSo
- そろそろ次の国かたのしみね
- 749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/10/12(日) 12:05:20.48 ID:miLiq+DQo
- 了解
- 750 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:48:27.97 ID:LVLPzt8LO
- >>747 >>749
ありがとうございます。
>>748
次の国についてですが、>>1はいつものごとく何も決めておりません。とりあえず、流れに身を任せていきたいと思います。
- 751 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:48:54.52 ID:LVLPzt8LO
- ガイ「ーー少し、この国を見てから帰りたい。構わないか?」
サーシャ「もちろん!みんなもいいよね?」
リーゼリット「リーダーがそういうなら従いますとも。あ、でも折角見て回るなら美味しい物を食べたいかな?」
アインズ「……いいな。私もいくつか気になっていた所があった。まだ竜への差別はあるが、皆となら気にせず寄れるだろう」
イーリン「そうですね。せっかく平和が戻ったのですから、少しは休んでも罰は当たりません」
サーシャ「じゃあ、決まりだね!色々回ってみよう!」
パティ「……いつの時代も英雄というのは食い意地が張ってるのかしら?」ボソッ
パティ「……行く前に、あなた達にちょっとした講義をしてあげる。少し時間をもらえるかしら?」
リーゼリット「講義、ですか?勉強はちょっとなぁ……」
パティ「ふふ、心配しないで。難しい話じゃないわ。魔法を使う者としての心構えーーいえ、この国を出る前に、聞いておいてほしいこと、の方が近いかしらね」
ガイ「心構え、か。……確かに、今のうちに聞いておくのも悪くない」
イーリン「パティ様の講義でしたら、ぜひ」
サーシャ「えっ、そんなに改まって?でも……たしかに気になるね。パティさん、お願いします!」
リーゼリット「そういうことなら……お願いします」
パティ「じゃあ、早速本題に入るけど……あなた達は魔法って何のためにあると思う?」
リーゼリット「うーん……戦うため?とか?」
サーシャ「私は、誰かを助けるための力……かな」
アインズ「私の故郷では世界と対話する術と信じられている。生きるための知恵でもあると私は思うがな」
イーリン「……心を形にするもの、でしょうか」
ガイ(ごく当たり前に使っているから考えたことがなかったな……記憶を失う前の俺はどう考えていたんだろうか?)
パティ「……どの考えも正しいわ。魔法というものは、人の数だけ形があり、想いの数だけ意味がある。だから、何のためにあるかなんて、誰も正確には定義できないのよ」
パティ「……けれどね。私が長い時間を生きてきて、一つだけ確かだと思うことがあるの。魔法は……心を映す鏡よ」
サーシャ「心を……映す鏡?」
パティ「そう。魔法はね、心の中にある想いを、外の世界に映す行為なの。怒りがあれば炎になり、悲しみがあれば雨になる。誰かを想えば、温かな光になる。つまり魔法は、あなた達が今、どう生きているかの証なのよ」
リーゼリット「証……。なんか詩みたいだね」
パティ「詩のようで、現実でもあるわ。だから、どんなに力を磨いても、心が乱れていれば、魔法もまた乱れる。逆に、どれほど非力でも真っすぐな心があれば、魔法は応えてくれる。それが、魔法の不思議であり、恐ろしさでもあるわね」
アインズ「ふむ……扱う者の心を映し、時に応え、時に牙をむく……力というより、意思に近いな」
パティ「ええ、誰もが、本質的にはそこへ辿り着くのよ。魔法は世界との対話だから。私達は魔法を通して風に語り、水に願い、火に託す。
でも、それは自分の声を一方的に押しつけることじゃない。世界の声を聴くための手段でもあるの」
イーリン「……なるほど。力ではなく、調和。心の在り方を問うものなのですね」
パティ「その通り。
力を得ることにばかり囚われている者ほど、魔法の本質から遠ざかっていく。
世界はね、思っているよりも優しく、けれど誤魔化しには厳しい。
心の濁りは、必ず形になって返ってくるのよ」
ガイ「……つまり、魔法を扱うということは、自分と向き合うということでもあるのか」
パティ「そういうこと。魔法は、自分の心を誤魔化せない……だからこそ、扱う者の生き方が試されるのよ」
ガイ「……生き方、か。戦いより難しい課題だな」
サーシャ「うん……なんだか胸に残る言葉だね」
パティ「ふふ、誰もが通る道よ。けれど、それを恐れず見つめられる人だけが、本当の意味で魔法を使えるの」
パティ「覚えておきなさい。魔法は心の鏡。それを曇らせるのも、輝かせるのも、あなた達自身よ」
⭐︎パティから魔法の考えについて教えてもらいました。
- 752 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:49:21.70 ID:LVLPzt8LO
- ーー貧民街 中立地帯
ミント「あ、みんな!元気そうだね!」フリフリ
サーシャ「ミントさん!」
ヒューベルト「皆様揃って……本日はどうかされましたか?」
イーリン「本日中にこの国を出ようと思いまして。今は最後に挨拶回りをしているところです」
ミント「そっか、もう行っちゃうんだね。少し寂しくなるなぁ」
サーシャ「はい……でも、また来ますよ。だって、この街のことは忘れられませんし!」
ヒューベルト「……次に来るときはもう少し、この街も様子がよくなっているはずです。我々はあなた方であればいつでも歓迎しますよ」
リーゼリット「うん、次に来るときはもっと笑ってる人が増えてるといいな……なんかこの街、前よりちょっと明るくなった気がする」
ミント「えへへ、そう言ってもらえると嬉しいな!まだまだ大変だけど、少しずつ……ね」
イーリン「その小さな少しずつこそが、何よりも尊いのです。急ぎすぎれば、心が追いつかないものですから」
ヒューベルト「……確かに。焦らず歩めば、道は自然と拓けるものですからね」
ガイ「そうだな。だからーーまた来よう。この国の未来を、この目で確かめに」
サーシャ「約束ですよ!」
ミント「うん、約束!」ニコッ
ヒューベルト「……道中のご無事を、心よりお祈りします」
ガイ「ありがとう。あなた達も、この街も、どうか強くあってくれ」
◆
- 753 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:49:52.79 ID:LVLPzt8LO
- ーー旧貴族派 本邸
ライオネル「ーーそうか、出発前に顔を出しに来てくれたのか」
ガイ「ああ。あなたには助けられた恩があるからな。礼を言っておきたかった」
ライオネル「フッ……私など、大したことはしていない。むしろ、君たちがいなければ今のこの国はどうなっていたかわからん」
サーシャ「そんな……!わたしたちは、ただ出来ることをしただけですよ」
ライオネル「出来ることを出来る範囲でやる……それがどれほど難しいことか、君たちはまだ分かっていないかもしれんな」
リーゼリット「でも、ライオネル卿も内戦の激化を防ぐ為に旧貴族派側に立ったんですよね?」
ライオネル「ああ……結果として、私は古きものを守る者という立場を選んだ。しかしそれは決して、民を苦しめるためではなかった」
ライオネル「混乱の中で何かを守ろうとすれば、どうしても誰かを敵に回さねばならん……それが、どれほど愚かであってもな」
サーシャ「……でも、そうやって信念を持って動いた人がいたから、今の平和に繋がったんだと思います」
イーリン「ええ。時に理想は争いを生みますが、理想を掲げなければ国は進めません」
ライオネル「……君たちはまだ若いのに、まるで老練な政治家のようだな」フッ
リーゼリット「えへへ……難しいことはよく分かってないですけど、ちゃんと考えたつもりです」
ライオネル「それで十分だ。君たちのようにまっすぐに考えようとする者が増えれば、この国は必ず良くなる。……そう信じている」
アインズ「あなたのような者が国を導くのなら、きっともう過ちは繰り返されないだろう」
ライオネル「……そうありたいものだ。どうか、気をつけて行け」
◆
- 754 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:50:20.07 ID:LVLPzt8LO
- ーー王宮
フレン「ガイ君、みんな。本当にありがとう……お陰でこの国はいい方向に進むと思うよ」
クルツ「まさかあのときの襲撃者がアンタ達だったとは……そりゃ英雄には敵わねえよなぁ。俺たちも精進しなきゃな、アイゼン?」
アイゼン「グルルゥ!」
ガイ「その節はすまなかったな……あのときは状況が状況だった」
クルツ「ははっ、もういいって!あの場じゃ誰だって敵か味方かわからねぇし……俺たちだって、今思えば頭に血が上ってたんだ」
アイゼン「グルゥ……!」フンス
フレン「ガイ君たちが来てくれなかったら、僕たちは今ここに立ってなかったかもしれない。本当に……感謝してる」
イーリン「あなた方が民と真摯に向き合っておられるからこそ、この国は立ち直れたのです。私達はほんの手助けをしただけです」
フレン「そう言ってもらえると、少し肩の荷が下りるよ……僕は思うんだ。国を変えるのは、英雄じゃなくそれを見た人々なんだって」
リーゼリット「……私もそう思う。だって、見た人たちがこうなりたいって思うことで、未来が動くんだもん」
クルツ「やっぱり英雄は周りに影響を与えてこそだよな……!俺もローガンさんみたいに強くなるぞ!!!」
アイゼン「グルルルゥッ!!!」
サーシャ「ふふっ、いいねその意気込み!その調子でいけば、きっとあっという間に追いついちゃうかも?」
クルツ「マジか!?……いや、さすがにそれは言いすぎだろ!」
アインズ「だが悪くない志だ。力を振るう理由を忘れずにいれば、強さは自然とついてくる」
クルツ「……ありがとよ。竜に言われると妙に説得力あるな」
イーリン「力を持つ者がその意味を誤らなければ、この国はもう大丈夫でしょう」
フレン「うん……みんながそれぞれの場所で頑張れば、きっともっと良くなる。だから、君たちも旅の先でその笑顔を絶やさないでね」
ガイ「約束しよう。……この国の未来が、再び闇に覆われぬように」
リーゼリット「次に会うときは、もっと明るいユーシリアを見せてくださいね!」
サーシャ「うん、今度は観光で来たいな!」
クルツ「その時は俺が案内してやるよ!な、アイゼン!」
アイゼン「グルァッ!」
フレン「ふふ、頼もしいね。……本当にありがとう、みんな」
◆
- 755 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:50:46.53 ID:LVLPzt8LO
- ーーユーシリア帝都 城門
リーゼリット「ふぅ……結構この国に長居したね。最初はどうなるかと思ったよ……」
イーリン「ええ。まさか国勢に関わることになるとは思いませんでしたが……ですが、どうにかなって良かったです」
サーシャ「……みんな、ありがとう。私の我儘で危険なことに巻き込んじゃって……それなのに、最後まで付き合ってくれて」
ガイ「……その辺りのことはよく覚えていないが、むしろサーシャのお陰で今の状況になったんだ。あのときお前が動かなければ、この国は救われなかった」
サーシャ「え……そんな……私、ただ放っておけなかっただけで……」
アインズ「それで十分だ。お前の放っておけないが、人の心を動かし、国を動かした。それができる者はそう多くない」
イーリン「ええ。誰かのために行動できる人こそ、本当の意味で強いのです」
リーゼリット「うん、そうそう!サーシャがいたから、みんな前に進めたんだよ。だから胸張って!」
サーシャ「みんな……!」ニコッ
ニナ「……いい場面のところ、悪いんだが私も混ぜてもらっていいかな?」
ガイ「ニナさん。あなたもこの国を出るのか?」
ニナ「ああ。内戦が停まって外に出ても安全になったから丁度いい機会だと思ってね……何より私は同じ所にずっといるのは苦手な性分みたいでね。鱗が逆立ってしまうよ」
イーリン「ニナ様。ユーシリアではあなたにも助けられました。感謝を申し上げます」
ニナ「ククッ、礼はいらんよ。あんたたちが勝手に首を突っ込んで、勝手に結果を出しただけさ。私はその横で、ちょっと手を貸しただけさ」
リーゼリット「それでも、ニナさんのお陰で助かった場面は結構ありましたよ?魔導車の改造とか、竜騎兵団の対策とか、色々……」
ニナ「ククッ、そうかもな。でも、あんたたちはそういう状況を楽しんでるようにも見えたよ。普通のヤツなら逃げ出すところを、真っ直ぐ突っ込んでいくんだから」
サーシャ「……そうかも。怖いとか、辛いとか、たくさんあったけど……それでも、誰かを助けたかったから」
ニナ「その気持ちは間違っていない。大切にした方がいいーーおっと、見送りが来たようだぞ?」
ガイ「見送り?」クルッ
ゾロゾロ……
ミント「おーい!!!連れて来れる人みんな連れて来たよー!!!」
ヒューベルト「やれやれ……ミントは相変わらず強引ですね」
フレン「あはは……これだけ大所帯だと、十年前のダークヒーローの見送りを思い出すなあ」
ライオネル「うむ、やはり英雄の見送りは盛大でなければな……」
クルツ「感激だ……!こうして」
アイゼン「グルル!!!」
フーミン「おお……新聞だったらいい記事が書けそうね。」
ヌル「パティ様が外に出るなんて珍しい……あいたっ!」ペシッ
パティ「私をなんだと思っているのよ……」
サーシャ「わぁ……みんな、来てくれたんだ!」
ニナ「ククッ、私は場違いだな……先に出発するよ。またどこかで会おう!」ピュー
リーゼリット「あっ、ニナさん行っちゃった……」
アインズ「さすがに宰相や皇帝、魔法騎士団は来ないか」
イーリン「クラウディアが抜けた穴が大きいですからね……それでも、充分すぎるくらい嬉しいです」
アインズ「そうだな……たしかに、悪い気はしない」
- 756 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:51:39.29 ID:LVLPzt8LO
- 「」シーン……
ガイ(……?なんだ、この、違和感は……?音が……消えた?)
風の音「」ピタ……
ガイ(まるで速度強化をしたときのような……いや、それ以上だ)
ソール「……間に合ってよかったです」スッ
リーゼリット「えっ、ソールさん!?いつの間に!?」
パティ「あら。宰相自ら見送りに来たの?」
ソール「見送りも兼ねていますが……少し、気になっていたことがありまして。ガイさん、よろしいですか?」
ガイ「……俺に、用か?」
ソール「ええ。ほんの少しだけ、確認をさせてください」スッ
「」シーン……
ガイ(まただ。さっきは一瞬だったが、今度はやけに長い……)
サーシャ「」
リーゼリット「」
イーリン「」
アインズ「」
ガイ「……なっ!?」バッ
ソール「落ち着いてください。危害を加えるつもりはありません。今はーー私が、この場の時間を止めています」
ガイ「なぜ、こんなことを?」
ソール「初めて会ったときから似たような魔翌力を感じまして……もしかしたら、と思ったんですがどうやら当たったようですね」
ガイ「……」
ソール「話を聞いた感じだと、あなたは自分自身が扱う魔法を理解していないように思いましてね。この国を救っていただいたお礼の代わりといってはなんですが、この時間の檻の中で、少しだけ説明をしましょう」
ガイ「時間の檻……」
ソール「ええ。この空間全体が今、私の魔法によって静止しています。時間を停めるというのは、流れる川の中で水の一滴だけを掬い取るようなもの……本来は、触れることさえ不可能な領域です」
ガイ「……そんなものを、あなたは制御してるのか?」
ソール「無論、代償は大きいですがね。……そして、あなたも私の檻の中で動いている。それが何を意味するか……もう分かりますね?」
ガイ「……俺にも時間に関わる力がある、ってことか」
ソール「正確には、時間に干渉する素質を持っている。意識していないようですが、あなたは無意識のうちに、極めて限定的な範囲で時間の偏りを起こしている」
ガイ「偏りーー俺の速度強化のことか!?」
- 757 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:52:08.66 ID:LVLPzt8LO
- ソール「ええ。あなた自身、他の者が扱う速度強化とは大きく違うと感じていたでしょう……それもその筈です。あなたが使っていたのは速度強化ではなく時間干渉だったのですから。あなたの魔翌力の流れ方を見れば一目瞭然です。時間系の適性は、生まれつき持つ者の中でも稀中の稀……しかも、適性のある者しかその魔翌力を感じ取ることはできない。この世界に、今も何人いるか分からないほどですよ」
ガイ「……それが、俺だと?」
ソール「ええ。時間は、扱おうとする者を拒む。まずは、理解することです。あなたの中に流れる力の本質を」
ガイ「力を理解する……にわかには信じられないが、どうしてそんなに詳しい?まるで、何百年もこの世界を見てきたみたいな口ぶりだな」
ソール「……まさにその通りですよ」
ガイ「なに?」
ソール「私は、初代皇帝の時代からこの国に仕えています。この姿のまま、時を超えてーーね」
ガイ「初代皇帝の……だと?一体どういうことだ」
ソール「私自身の時間を停めて、数十年置きに眠りを繰り返し、名前を変えて……そうやって、私はこの時代まで辿り着いたのです」
ガイ「……眠りを、繰り返した?」
ソール「ええ。時間の魔法は、ただ時を止めるだけの力ではありません。自分だけを時の流れから切り離すこともできる。けれど、その状態では世界と関われない。だから私は、ある程度の周期で目を覚まし、時代の行く末を見届け、
再び時間を止めて、眠りにつく……それを繰り返してきました」
ガイ「……つまり、何百年もの歳月を、飛び石のように渡ってきたってことか」
ソール「そうです。他の人々にとっては数百年でも、私にとっては長い眠りをいくつか重ねただけ。私は老いることも、死ぬこともなく……ただ、時を越えて歩き続けた」
ガイ「……それが、あんたの選んだ生き方か」
ソール「選んだ、というよりは課せられたのかもしれません。初代陛下が亡くなられたとき、私は誓ったのです。この国が理想を見失うそのとき、必ず再び立ち上がると。それが、私がこの身に刻んだ時の誓約です」
ガイ「……誓約、だと?」
ソール「はい。この魔法は、ただの術式ではありません。私自身の魂に時間の楔を打ち込み、死ぬことなく、ユーシリアの行く末を見届けるための契約です。だから私は生きているのではなく、存在し続けているに過ぎません」
- 758 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:52:49.06 ID:LVLPzt8LO
- ソール「あなたは疑問に思っているでしょう?
なぜ私ほどの力を持つ者が、内戦を直接止めなかったのか」
ガイ「……ああ。もしお前がその気になれば、この国の混乱など一瞬で終わっていたはずだ」
ソール「ええ、可能でした。ですが、それでは意味がないのです。力で押さえつけた平和は、必ず脆く崩れる。初代皇帝が恐れていたのは、まさにその力の暴走でした」
ガイ「……初代皇帝が?」
ソール「彼は常々こう言っていました。『王とは、国を支配する者ではなく、国民の声を束ねる者であれ』と。民の意思がなければ、国は形を保てても、心は失われる。その理念こそが、私が今日まで守り続けてきたユーシリアの魂です」
ガイ「……だが現実の帝都は、権力者が力を持ち過ぎていた」
ソール「ええ。だからこそ、私は宰相を辞め、第三の立場ーー民主派を興しました。帝政の終焉を、自らの手で導くことになるとは思いませんでしたが……初代皇帝の理想を、本当の意味で叶えるには、それしかなかったのです」
ソール「……長い時を生きすぎると、人は正しさを見失います。私は、己の力が国を歪めてしまうことを恐れた。だからこそ、手を出さなかったのです」
ガイ「……力を持つがゆえに、動けなかった、か」
ソール「そう。ですが、あなた達がこの国に現れ、私が何百年も見つめ続けた答えを見せてくれた。ーー人は自ら選び、立ち上がる力を持っている。私は、その事実を思い出したのです」
ソール「……初代皇帝は最後にこう言いました。『国を支えるのは血でも剣でもない。人の声と願いだ』と。私は、その言葉を証明するために生き続けてきた。ですが、もうその役目も終わりです。この国はようやく、自らの声で未来を語れるようになったのですから」
ガイ「……なら、これからお前はどうする」
ソール「時を止め続けてきた私ですが……そろそろ、流れに還ろうと思います。過去に囚われた者が、新しい時代に居場所を求めるのは似合いませんから」
ガイ「……そうか」
ソール「あなたは、きっとまたどこかで“時”と向き合うでしょう。けれど忘れないでください。時間とは奪うためのものではなくーー繋ぐためにあると」
ガイ「繋ぐ……か。覚えておこう」
ソール「……そろそろ戻りましょう。あなたにはやるべきことがまだあるのでしょう?」
ガイ「ああ。たしか……在りし日の世界を取り戻すため……だったか」
ソール「……在りし日の世界、ですか。ずいぶんと曖昧なようでいて……重い言葉ですね」
ガイ「正直、詳しくは覚えていない。ただ、そうしなければならないという感覚だけが残っている」
ソール「……運命に導かれているのか、それとも時があなたを呼んでいるのか……。
いずれにしても、その旅の果てに、あなた自身の答えがあるのでしょう」
ガイ「……そうだといいがな」
ソール「ええ、きっと。そして、あなたが見つけた答えは、誰かの未来を繋ぐ光になる。それが、時を渡る者の宿命です」
ガイ「……時を渡る者、か。そんな大層なものじゃないさ。ただ、今を生きているだけだ」
ソール「ふふ……今を生きる者がいるからこそ、未来は形になる。だから、どうか立ち止まらないで」
ガイ「……わかった」
ソール「……ありがとう、ガイさん。あなたと話せて、本当に良かった。では、時を戻しましょう。……皆が、あなたを待っています」
風の音「」スゥ……
- 759 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/12(日) 21:53:20.11 ID:LVLPzt8LO
- サーシャ「何を確認したいんだろう……?」
ソール「……もう済みました。少し、興味深い話をしていただけですよ」ニコッ
ガイ「(……いつの間に、みんなの時間が……戻ってる)」
リーゼリット「えっ、もう終わったの? なんか今、空気がピタッて止まってた気がしたんだけど……気のせい?」
イーリン「おそらく……気圧の変化でしょう。ですが、宰相様、どうかされましたか?」
ソール「いえ、皆さんの出立を見送るつもりが、少し足を止めさせてしまいましたね。
……あなた達の旅路に、幸多からんことを。ユーシリアは、あなた達の功績を決して忘れません」
アインズ「……宰相殿。貴方のような人がいる限り、この国は大丈夫だろう」
ソール「ふふ……その言葉、光栄に預かります」
サーシャ「本当に、ありがとうございました! この国の未来が明るくなることを、心から願ってます!」
ソール「ええ……どうか、その光を絶やさぬように」
ミント「……ねぇねぇ、フレン!!!私もアレやりたい!!!」
フレン「アレ?……ああ、アレか。ミントは騎士じゃないけど……まあ、いいんじゃないかな?」
クルツ「ああ、アレか!アイゼン、しっかり決めるぞ!」
アイゼン「グルル!!」ビシッ
ライオネル「なるほど……号令は誰が?」
ソール「……では、私が出しましょう」
ソール「救国の英雄に、光あれ!!!」ビシッ
フレン「光あれ!!!」ビシッ
ミント「光あれ!!!」ビシッ
ライオネル「光あれ!!!」ビシッ
クルツ「光あれ!!!」ビシッ
アイゼン「グルルゥッ!!!」ビシッ
リーゼリット「わぁぁ……すっごい……!」
サーシャ「必ずまた来ますねー!!!」フリフリ
イーリン「……別れというのは、やはり少し胸が締めつけられますね。けれど、今は不思議と清々しい気持ちです」
アインズ「そうだな……この国に残る者たちが、きっと次の時代を築いてくれるだろう。私たちはただ、それを信じて進めばいい」
ガイ「……ああ。そうだな」
魔導車・改「」ブロロ……
⭐︎ウォーターポートへ帰ります。
- 760 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 00:16:43.09 ID:Q6txZ2bmO
- ーー暗黒館 幹部宿泊部屋
ドア「」コンコン
ガイ「……開いている」
ドア「」ガチャ……
アインズ「……」
ガイ「アインズか。この場所は気に入ったか?」
アインズ「ああ。ここの奴らはいいヤツが多いな……少し騒がしいが、悪くない」
ガイ「お前がそう言うなら、きっと本当にそうなんだろうな」
アインズ「ふふ、だが、今夜は少し……静かな空気が恋しくてな」
ガイ「静かな空気?」
アインズ「……外に出ないか?今は風が穏やかだ」
ガイ「……ああ。少しなら構わない」
◆
ーーウォーターポート 港
夜風「」サァァ……
星々「」チカチカ……
アインズ「……港の風はいいな。潮の匂いがして……生きている世界の匂いがする」
ガイ「俺はこの匂いを嗅ぐと、不思議と落ち着く。ここに戻ってくるたび、心が静まるんだ」
アインズ「……お前にとっては、帰る場所か」
ガイ「ああ。もっとも、俺がこの街にいた記憶はもう曖昧だがな」
アインズ「記憶なんて、風と同じだ。掴もうとすれば消えていく。でも、確かにそこを通った痕跡は残る……」
ガイ「……詩的なことを言うんだな」
アインズ「フフ……竜にも、夜に詩を詠みたくなる日くらいある」
ガイ「フッ……それは貴重だな」
アインズ「……なあ、ガイ」
ガイ「?」
アインズ「このまま少し飛ばないか?街の灯りを、上から見てみたい」
ガイ「……こんな街中を竜が飛んでいたら騒ぎになるなんてことじゃ済まないぞ」
アインズ「今は夜だし、起きているのなんて酔っ払い連中ぐらいだろう?」ゴッ……
アインズを包む赤い炎「」ゴオオオオオオッ‼︎
アインズ(竜)「グルゥ……」スッ
ガイ「まったく……ここに乗ればいいのか?」トッ
アインズ(竜)「」コクン
バサッ‼︎バサッ‼︎
ガイ「……相変わらずの迫力だな。何度見ても心臓が跳ねる」
アインズ(竜)「怖いなら、降ろしてやってもいいぞ?」バサッ
ガイ「……いや、この高さならもう遅いだろう」
アインズ(竜)「そう言うと思った」バサッ
◆
- 761 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 00:17:15.17 ID:Q6txZ2bmO
- 星々「」チカチカ……
海面「」ユラユラ……
ウォーターポートの灯り「」ボォォ……
ガイ「……すごい景色だな。まるで街が星空の下に浮かんでるみたいだ」
アインズ(竜)「……これで空が赤くなければ、尚のこと綺麗だっただろうに」
ガイ「赤も悪くない。お前の鱗と、似た色だからな」
アインズ(竜)「……そんなことを言われるとは思わなかった」
ガイ「褒め言葉だ。お前の赤は、ただの炎の色じゃない。……強さの証だ」
アインズ(竜)「強さ、か……」
アインズ(竜)「あの国で……何度、空を夢見たか分からない。鎖に繋がれ、翼を広げることすら許されなかった」
ガイ「……」
アインズ(竜)「でも今、風を感じている……お前達が、その鎖を断ち切ってくれたからだ」
ガイ「俺たちは、お前の力を借りたに過ぎない。自由を掴んだのはお前自身だ」
アインズ(竜)「そう言ってくれるのは嬉しいが……この風の味は、あの日の血の味とは違う」
ガイ「……?」
アインズ(竜)「これは、生きている証の味だ。……潮と夜と、わずかな温もりの混ざった匂い。ようやく生きていると感じられる」
アインズ(竜)「不思議だな。背に人を乗せて飛ぶなんて、昔なら考えられなかった。けれど……今は、落とすのが怖いと思える」
ガイ「落とす?」
アインズ(竜)「ふふ……お前をだ。落としたら、きっと胸が痛む」
ガイ「それは困るな。俺にはまだやることが残っている」
アインズ(竜)「……本気で捉えるな。冗談に決まってるだろう」
アインズ(竜)「ガイ……お前と飛んでいると、夜が静かすぎて怖いくらいだ」
ガイ「怖い?」
アインズ(竜)「ああ。あの牢獄では、夜が来るたび悲鳴が響いていた。今……ただ、風と、お前の呼吸だけが聞こえる」
ガイ「……それが平和ってやつだ。慣れるまでは、きっと寂しく感じる」
アインズ(竜)「ああ。けれど、悪くない……こうして空を飛ぶ夜なら、何度だって迎えてやる」
ガイ「……そのときは、また乗せてくれ」
アインズ(竜)「フッ、約束だ……ありがとう、ガイ。私がもう一度、飛べるようになったのは……お前のおかげだ」
ガイ「礼なんていらない……俺も救われた側だ」
アインズ(竜)「……そうか。なら、今日はお互いに恩を返し合った夜だな」
ガイ「……そういうことにしておこう」
◆
- 762 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 00:17:42.21 ID:Q6txZ2bmO
- アインズ(竜)「」バサァァ……ドスン……
ガイ「いい着地だな」トスッ
炎に包まれるアインズ「ふふ……当然だ。見せ場だからな」シュウウウウウウ……
ガイ「随分楽しそうじゃないか」
アインズ「ああ。空を飛ぶのは久しぶりだったからな……ふぁぁ……久々に飛んだら疲れた。寝床に連れて行け」
ガイ「……待て、自分で歩けるだろう?」
アインズ「いやぁ……無理だな。翼が重くて動けそうにない」フラッ
ガイ「……さっきまで空を飛び回っていた奴の台詞とは思えないな」
アインズ「飛ぶのと歩くのは別だ。竜は本来、地上に長く留まる生き物じゃない」
ガイ「……そんな理屈があるか」
アインズ「あるとも。それに、ここで放っておかれたら……倒れるかもしれない」チラッ
ガイ「はぁ……」
アインズ「ふふ、どうする? 倒れた竜を運ぶのは、お前くらいしかいないぞ?」
ガイ「まったく……人を試すな」
アインズ「試してなどいないさ。素直に甘えているだけだ」
ガイ「……仕方ない。少しだけだぞ」スッ
背負われるアインズ「少しでいい。お前の近くは、妙に落ち着くからな」ボソッ
ガイ「……」スタスタ……
⭐︎アインズとウォーターポートの空を飛びました
- 763 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 00:18:52.47 ID:VjxbaxWbO
- ーー暗黒館 幹部宿泊部屋
チュンチュン
ガイ「ん……朝か……」ムクッ
ガイ「……なんだか妙に暖かいな」
ベッド「」ゴソッ
裸のアインズ「」zzz……スゥスゥ……
ガイ「…………」
ドスン‼︎ゴロゴロゴロ‼︎
ガイ「な、なっ……な……///」ワナワナ
ガイ(落ち着け……落ち着け俺。昨夜はアインズを背負って帰って、部屋に連れて来た……そこまでは覚えてる。アインズは寝ていたからそのままベッドで寝かせて俺はソファで寝ていた筈だが……)
ガイ「……なんで裸なんだ?」
アインズ「ん……んぅ……」モゾッ
ガイ(おい待て動くな!布団が……!いやもうちょっとで見えーー!!)ゴクリ
ガイ「アインズ!起きろ!!!」
アインズ「……うん……?朝か……?」ムクッ
ガイ「あわわわ……待て待て待て!!!」
アインズ「……なんだ、そんなに騒いで……」
両手で顔を塞ぐガイ「騒ぐだろ!お前、裸だぞ!!!」
アインズ「あぁ、そうだったな。私は寝るときは裸派なんだ」アッサリ
ガイ「そんなサラッと言うことか!?」
アインズ「服が擦れて落ち着かん……ユーシリアにいた頃も服を着ていたお陰で熟睡出来なかったしな」
ガイ「と、とにかく服を着てくれ……!目のやり場に困る……!」
アインズ「別に減るものでもないだろうに」ボソッ
ガイ「そういう問題じゃない!!!」
ドア「」コンコン
イーリン「ガイ様。報告書を受け取りに参りました。入ってもよろしいですか?」
ガイ「!?!?!?待て、今はまずい!!!」
アインズ「……ふむ?」
ガイ「ふむ、じゃない!動くな!絶対に立ち上がるな!!!」ヒソヒソ
イーリン「……ガイ様?中で何かありましたか?」
ガイ「いや、なんでもない。その、危機的状況でな……!俺だけでどうにかなる問題だ!イーリンの手を借りる程じゃない!」
イーリン「……まさか、フローディアとセーレフェリア!?加勢します!!!」
ドア「」バンッ‼︎
ガイ「あっ」
裸のアインズ「ん……イーリンか」
脱ぎ散らかった衣服「」
イーリン「……」
ガイ「……ち、違うんだイーリン。これはその、事故というか、不可抗力というか……」
イーリン「……」
イーリン「……あっ、えっ……わっ///」ボンッ
イーリン「し、失礼しましたっ!!!///日を改めますね!!!///」タタタ……
ガイ「ま、待てイーリン!!誤解だ!!!」
イーリン「けっ、結構です!!わ、わたし、何も見ておりませんからっ!!!」ピュー
アインズ「ふふ……随分と慌てていたな」
ガイ「……完全に誤解されたな」
アインズ「とりあえず朝食にしよう。イーリンには、あとで誤解ではないと伝えておけ」
ガイ「それが一番まずい誤解だ!!!!!」
- 764 : ◆sIVlz2/mNs :2025/10/13(月) 00:19:40.18 ID:dWZZOb0JO
- ーー暗黒館1F 酒場
ガイ「朝から酷い目にあった……なんとか誤解は解けたが……」
テル「やあやあガイ君〜久しぶり〜♪」ガシッ
ガイ(酒臭っ……!面倒そうなヤツに捕まった……この人は誰だ……?)
テル「あれ〜???ガイ君もしかして私のこと忘れちゃった〜???サーシャちゃんと一緒にあんなに激しい日々を過ごしたのに〜」
ガイ(一緒に行動したことがあるのか……?)
ガイ「……ユーシリアで色々あってな。記憶を少し失ったんだ」
テル「……記憶を?」
ガイ「……すまない。悪いが、本気で思い出せない」
テル「……そっか。そういうことなら、改めて始めましてだね!私はテルーーただのテルだよ」
ガイ「テル……よろしく頼む」
テル「うん。よかったら一杯付き合ってよ、ガイ君。最近、私の姉が死んじゃってね。仲は良くなかったけど……ちょっと思う所が、あってね。勿論、お酒じゃなくていいからさ」
ガイ「……わかった」
テル「ありがと。優しいね、ガイ君……あのね、私の姉って、ちょっと変わった人だったんだ。理想ばっかり追いかけて、周りが見えなくなるタイプでさ」
ガイ「そういうヤツは、強いが……同時に壊れやすい」
テル「うん。あの人なりに世界を良くしようとしてた。でも、誰かがその“理想”を止めなきゃいけなかった……」
ガイ「……」
テル「まあ、そんな話をしたかったわけじゃないんだ。ただね、もしどこかで……強く生きようとする誰かを見つけたら、見ててあげてほしい。止めてもいいけど、できれば、見届けてあげて」
ガイ「……どうして俺にそんなことを?」
テル「さぁね。ガイ君がそういうことをちゃんとやる人に見えたから?」
ガイ「……さて、どうだろうな」
テル「ふふっ……ありがと、少し楽になった」
ガイ「テル……お前の姉さんのこと、心から冥福を祈るよ」
テル「……うん、じゃあまたね。ガイ君」ヒラヒラ
ガイ(さて、今日は何をするか……)
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