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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】
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785 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/14(火) 01:51:11.70 ID:xJpYjUV9o
おつ
流石に簡単には浮島に行けないか
次回募集は道中の国出身も含めて一括になるのかな?
786 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/15(水) 03:30:09.38 ID:TdeY2NsA0
乙
このスレは元スレのリスペクトだけどこのスレでの新しい国や島などの安価は募集したりしないのかな?
787 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/16(木) 23:02:05.66 ID:w4KSYvlWO
こんばんは。キャラ募集についての質問が来ていた為、返信のみ行います。
>>782
皆様のキャラ設定には毎回楽しませてもらっているので、ぜひともよろしくお願いします。
>>783
代償の刃を使わなければ増えることはそうそうないと思いますが、場合によっては触れてほしくないことは更に増えるかもしれません。今後をお楽しみに!
>>784
皆様の希望次第な所はあります。現在構想中ですが、要望があれば冒険するような作りにしたいと考えています。
>>785
現在の状況で浮島に行くこと自体は選択肢で示したように、少人数にはなりますが可能です。ですが、パーティ全員で行く場合は空を飛ぶ手段を別に用意する必要があります。
次のキャラ募集についてはテラヌス・ウルスに登場するキャラだけの募集を考えています。(おそらく情報量に
>>1
が追いつけません。申し訳ない)
>>786
現在、新しい国や島の募集については考えていません。仮にするとしても世界めくれ関連のことが終わったあとになると思いますが、可能性は低いです。こちらも要望が多ければ募集する可能性はあります。
788 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/18(土) 10:22:25.56 ID:2SyvT7tRO
幕間
ーー旧チカーバ跡
暗黒館の冒険者A「」バタッ
セーレフェリア「……これで何人目?鬱陶しいなぁ……」ズルッ……
カッッッッ‼︎‼︎
不滅の炎「」ゴオオオオオッ‼︎‼︎
フローディア「」メラメラ……
暗黒館の冒険者B「コイツ、不死身か!?」
フローディア「私は望んでないんだけどね……」スッ
炎「」ゴッ‼︎‼︎
燃える暗黒館の冒険者B「がああああっ!」ジタバタ
炭になった暗黒館の冒険者B「」シーン
セーレフェリア「……フローディア、なんで毎回わざと死ぬの?それなりに強いよね?」
フローディア「……私自身を確かめているの。私の目的のためにね」
セーレフェリア「よくわかんないこと言ってるし……まあいいや。それで、ユーシリアへはコイツらが邪魔してきたから行けないけど……次はどこに行くの?」
フローディア「そうね……テラヌス・ウルスに向かいましょう。あそこなら環境的に邪魔はされにくい筈だしね」
セーレフェリア「テラヌス・ウルス!?じゃあ私、途中で大魔女帝国に行きたいな!!!あそこで売られてるお菓子、評判いいらしいから食べてみたい!!!」
フローディア「……ええ、構わないわよ。そこでなら私達の顔もきっと割れてないでしょうから」
フローディア(……姉さんが作った国か。皮肉なものね……あの人は、光を与え、導き、救いを説いた。けれど、結局自分の理想の世界は作れなかった……)
フローディア(だけど、私は違う。私なら誰も不幸にならない真の正しい世界を作れるはず)
フローディア「行くわよ、セーレ……砂漠は暑いから、日除けできるものを準備しましょうか」
セーレフェリア「なくても平気だけど……行こっか!」
789 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/18(土) 10:23:13.98 ID:2SyvT7tRO
ーー???
ゴゴゴゴゴ……
倒れた赤橙ポニテ少女「」
倒れた黒髪ロング少女「」
倒れたボサボサ金髪の壮年男性「」
倒れた黒髪の若い男「」
倒れた黒髪幼女「」
倒れた薄茶髪の少女「」
倒れた妖精「」
黒いスライム「〜〜…」デロデロ…
瓶入りスライム『なん、だ……一体……なに、が……』デロロ…
黒い精霊「言ったでしょう。運命は既に定まっていると……」
黒いスライム「〜〜…!」モニョニョ…グググ…
黒い精霊「無駄な努力はもうおやめなさい……。あなたにも、無の安寧をもたらして差し上げます……」
黒いスライム「〜〜〜……!!」モニョニョニョ…ググググ…!!
幽界樹の蔓「」ギュルルルッ!!
ドスッ……
動かなくなった黒いスライム「」
世界樹の精霊「……そんな……」
黒い精霊「……これでようやく、誰も苦しまない世界が訪れます。永遠の安寧の中で、共に眠りましょう……」
◆
地面から噴出する闇「」ギュオオオオオオ
割れる石畳「」バギィッ!!
浮き上がる瓦礫「」ゴゴゴゴゴ
セイントレアを包み込む闇「」ズオオオオオ……
浮かび上がるセイントレア王国「」ゴゴゴゴゴゴ……
◆
790 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/18(土) 10:23:39.65 ID:2SyvT7tRO
大魔女「……間に合わなかったようね」スタッ
白い幼女「……クロシュちゃん」スト
黒い精霊「大魔女に伝説のスライム……あなた方が来た所で何も変わりません。この世界はもうすぐ無に帰ります」
大魔女→クローディア「状況は最悪ね……けど、私とクロシュヴィア……あとは世界樹の光の力があれば、ここからでもどうにかできるーーそうでしょ、世界樹の精霊?」
世界樹の精霊「……あなたがやろうとしていることは可能だけど……そうしたら、あなた達の存在が完全にこの世界から消え去ってしまう……」
白い幼女→クロシュヴィア「この世界が完全に消えないためにはそうするしかないんでしょ?なら、仕方ないよ」
世界樹の精霊「わかった……ありがとう、2人とも……」スッ
黒い精霊「一体何を……」
キラン……キラン……
5つの光「」キラキラ……
黒い精霊「あれは……世界樹の光?三つはこの場にあるというのに、何故……」
世界樹の精霊「新しく作られた光も混ざってる……できたばかりだから、その三つの光と比べたら弱いけど……」
不滅の炎「」
不死鳥クローディア「これからやることには充分ってこと……クロシュヴィア、準備はできたわ」
クロシュヴィア「うん……じゃあ、始めようか」スッ
デロ……
黒い精霊「……この辺りの空間ごと同化しようとしているのですか?そんなことをすれば、とても無事では……!」
カッッッッ‼︎‼︎
不滅の炎「」ゴオオオオオッ‼︎‼︎
同化されるクローディア「ーー私の国は大丈夫かしら……もう、見ることも叶わないけど……あとは、任せたわよ」デロデロ……
同化されていく空間「」デロデロ……
同化される黒い精霊「くっ……世界樹の光と不死鳥の力で世界めくれを止めようと……!ですが、完全には止められません……いずれは全てが無に帰ります……!」デロデロ……
同化するクロシュヴィア「それでも……時間稼ぎにはなる。あとはこの世界の人達頼みになっちゃうけど……」デロデロ……
同化するクロシュヴィア「デロデロの夢……任せたよ、クロシュちゃん……」デロデロ……
ーーーデロデロ……
カッッッッ‼︎‼︎
不滅の炎「」ゴオオオオオッ‼︎‼︎
ーーー
赤く染まる空「」ズオオオオオ……
ーーー
791 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/18(土) 10:24:12.24 ID:2SyvT7tRO
ーー暗黒館 幹部宿泊部屋
起き上がるガイ「」ガバッ
ガイ「……なんだ、今のは……?」
ガイ(セイントレア王国……倒れた人々……闇に飲まれていく世界……そして、あの炎と光……)
ガイ「……ただの夢、じゃないな」チラ
翡翠の賽「」キラ……
ガイ「考えても仕方ないか」スタッ
ガイ(……今日の行動に移ろう)
現在はウォーターポートです。
何をする?
安価下1〜3
792 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/18(土) 10:26:35.57 ID:OgxLNbwPO
イーリンにお礼として酒を奢る
793 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/18(土) 10:31:19.12 ID:xHWVU5jZ0
イーリン、テル 武器屋に行って武器を探してみる。
794 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/18(土) 10:31:36.56 ID:BkAyfLbFO
はさみうち以外の必殺技を作る
795 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/18(土) 12:33:42.99 ID:JjAz4OKsO
ーー暗黒館1F 酒場
イーリン「ふぅ……これで一通り溜まっていた仕事は終わりですかね」
女性暗黒館幹部「ふぇぇ、助かりましたぁイーリンさん〜!あの書類の山、正直もう無理かと……!」
イーリン「ふふ、慌てず一つずつ片付ければ大抵のことは終わりますよ。次からは少し早めに手をつけてくださいね?」ニコッ
女性暗黒館幹部「は、はいぃっ……!」ビシッ
アモ「お疲れ様、イーリンさん。ユーシリアはどうだった?ガイ達と行ったんでしょ?」
イーリン「あら、アモ。久しぶり……そうね、大変だったけど、無事に収まりました。国が一つ壊れてもおかしくない状況だったけれど、みんなのおかげで、なんとか乗り越えられたわ」
アモ「何があったか詳しく聞きたいなー?」
イーリン「じゃあ今日の夜、一緒に飲みましょ。そのときに色々話してあげる」
アモ「いいよー。あっ、でもこの前みたいに悪酔いしないでよね?一度暴れたら手がつけられないんだから……」
イーリン「悪酔い……?なんのこと?」
アモ「……覚えてないなら、大丈夫だよ」
アモ(バーテンダーさん、今日の夜……付き合ってね)ウインク
暗黒館バーテンダー「……フゥ」フキフキ
テル「あー!イーリンさん、アモちゃん、見っけたー!」バンッ‼︎
アモ「うわっ、テルさん!?びっくりしたぁ……」
イーリン「テルさん、おはようございます。今日は随分と元気ですね」
テル「ふっふっふ、聞いて驚け〜!昨日ようやく二日酔いが抜けたのだ」ドヤァ
イーリン「まったく……朝から酒場に現れるあたり、懲りてないんじゃないですか?」
テル「いやいや、今日は真面目な用事なの。ねぇ、イーリンさん……ちょっと付き合ってほしいんだけど……」
イーリン「付き合う?何かありましたか?」
テル「実はね〜、この前ガイ君たちと行く旅の話を聞いて、私も武器を新調しようと思ったの。長旅になるみたいだし、流石に何も無しじゃカッコつかないでしょ?」
アモ「テルさんって武器いるの?なくても強いじゃん?」
テル「まぁねぇ〜?でも手ぶらってのも締まらないでしょ?形から入るのが大事なの」
アモ「ふーん……」
イーリン「ふふ。確かに、備えがあるに越したことはありません。ですが、何を買うつもりなんですか?」
テル「杖だよ杖。魔翌力を通してよし、殴ってよし、スライムや触手類を突っつくのにも最適で、力の加減がしやすい……私にとっては最高の道具だよ!」
イーリン「……わかりました。私も同行します。魔導具は相性がありますから、実物を見て試すのが一番です」
テル「やったー!ありがとうイーリンさん! じゃあさっそく、武器屋へ行こっか!」
アモ「行ってらっしゃーい」フリフリ
◆
ーーウォーターポート 武器屋
テル「さてさて、どんなのがあるかなー?」
イーリン(私もグローブがボロボロになって来たからついでに新しいのを買おう……)
テルの武器 コンマ下1
01-60 普通の杖
61-80 上質な杖
81-00 雷霆の杖
イーリンの装備 コンマ下2
01-60 普通のグローブ
61-80 上質なグローブ
81-00 竜革のグローブ
796 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/18(土) 12:59:01.19 ID:b+PQjgoEo
あ
797 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/18(土) 13:21:08.62 ID:Nt6trvZmO
たかく
798 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/18(土) 23:54:14.49 ID:uxiRRpnIO
テル「無難に壊れても気にならないやつを買っておくかな」
普通の杖「」ポン
イーリン「おや、これは……」
上質なグローブ「」ポン
武器屋の店主「おっ、その杖とグローブを見るとは、お嬢さん方もなかなか目が肥えてるねぇ」
テル「え、これ?見た目で選んだだけだよ?……軽くて扱いやすそうだし、壊れても心は痛まなそうだし」
武器屋の店主「その杖は初心者から上級者まで幅広く使っている杖だ。冒険にも耐えうるし、替えがいくらでも効くから壊れても気にせず振り回せるってわけさ」
テル「おお〜、それは私向きだね!雑に扱っても怒られないなんて嬉しいね……イーリンさんはそれを買うの?」
イーリン「ええ。このグローブ、見た目は地味ですが……素材がいいですね。アラクネ繊維製でしょうか?」
武器屋の店主「おっ、よく分かったな。その通りだ。軽くて丈夫、魔翌力の通りもいい優れモンさ。多少の衝撃や炎なら耐えるし、魔導士にも格闘家にも人気がある」
テル「イーリンさんにピッタリだね!そのグローブ、見た目も上品だし、実用性もバッチリ。ほら、イーリンさんって戦う秘書って感じでしょ?」
イーリン「ふふ、戦闘も事務もこなすのが私の仕事ですから」ニコッ
武器屋の店主「毎度あり、お二人さん。旅立ちの前に装備を整えるってのは、どんな冒険でも基本中の基本だ」
テル「うん、これで準備万端!……さて、ガイ君たちの出発までに、もうひとっ走り飲みに行こうかな〜?」
イーリン「テルさん……その前に杖の魔翌力調整を終わらせましょう。お酒より優先です」
テル「うぇ〜……まじめだなぁ、イーリンさんは」
イーリン「ふふ、あなたが自由すぎるだけですよ」
⭐︎テルとイーリンが装備を新調しました。
799 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/18(土) 23:54:41.11 ID:uxiRRpnIO
ーーウォーターポート 港
サーシャ「ーーと、いうわけでパーティの連携を深めましょう!」
リーゼリット「おー!」
アインズ「……今のままでも充分とれていると思うが?」
サーシャ「まあ、たしかにそうなんですけど……アインズさんはパーティに入ったばかりだし、ガイも記憶を無くしちゃったから……改めて訓練するのも大事だと思うんです!」
アインズ「パーティに入った覚えはないんだがな」
リーゼリット「……旅についてきて力を貸してくれるってことはほぼパーティメンバーみたいなものじゃないですか?」
アインズ「……それは、そうかもしれないが。私はただ、借りを返しているだけだ」
サーシャ「えへへ、それでもいいんです。私たちにとっては、アインズさんが一緒にいてくれるだけで心強いですから!」
リーゼリット「そうそう!それに、アインズさんって竜の時はすっごく頼もしいのに、こうして話してると優しい感じでギャップがあるんですよね〜」ニヤニヤ
アインズ「むう……褒められている気はするが、少し複雑だな」
ガイ「……まあいいだろう。サーシャの言う通り、連携を取るのは悪くない。俺も、記憶を失ってからの動きがまだ完全じゃない。丁度いい調整になる」
サーシャ「それじゃあ……えいっ!」スッ
土の人形「」ズズズ……
リーゼリット「……シルバークロースの魔法を思い出すね」
サーシャ「アレをちょっと参考にしてみたの。動かしたりはできないけど、的には使えると思うよ!」
アインズ「うむ、いい出来だな。中々頑丈そうだ、早速はじめよう……」
◆
ボロボロの土の人形「」ボロ……
リーゼリット「うん、結構うまく行ったんじゃない?」
ガイ「ああ。タイミング次第では強力な武器になるな」
アインズ「……お互いのできることを深く知ることができた。サーシャ、今回の訓練は大いに成果があったぞ」
サーシャ「えへへ……それなら、よかったです!ガイも、速度強化しても全然消費しなくなったね!」
ガイ「……ようやく使い方がわかって来たんだ。これまで以上に、みんなとタイミングを合わせやすくなったと思う」
アインズ「よく呼吸が合っていた。訓練とはいえ、実戦さながらの動きだったな」
ガイ「……全員が互いを信じて動けた。それが何よりの成果だ」
サーシャ「うん……!」ニコッ
サーシャ「よーし!それじゃ今日は訓練成功ってことで、みんなでご飯食べに行こう!」
リーゼリット「賛成ー!」
⭐︎『はさみうち』が『連携技』に変わり、戦闘中2回まで使用できるようになりました!
800 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/18(土) 23:55:18.13 ID:uxiRRpnIO
ーー暗黒館1F 酒場
暗黒館バーテンダー「」フキフキ
イーリン「ん……仕事の後のお酒はやっぱり格別ね……」
アモ「だよねぇ〜。イーリンさん、お酒飲むの久しぶりじゃない?」
イーリン「まあユーシリアでは飲める場面は少なかったし……飲んでいるような状況でもなかったしね」
ガイ「……イーリン、今、大丈夫か?」
イーリン「ガイ様?この時間に珍しいですね。こちらへどうぞ」
アモ「おっ、やっと来た」
ガイ「……やっと?」
イーリン「ええ、アモが『ガイが来る気がする』って言い張ってたんです」
アモ「ほらね?私、勘がいいんだ〜」
ガイ「……もしかして知り合いか?」
アモ「……えっ?」
イーリン「……アモ、ガイさんはユーシリアで記憶を一部失ってしまったの。だから、あなたのことも忘れてしまったんだと思う」
ガイ「……すまない」
アモ「そっ……か。ううん、気にしないで。じゃあさ、こうしたら思い出すかな?」スッ ピトッ
イーリン「ア、アモ?」
アモ「ねぇ……この距離で話したこと、あったと思うけど……やっぱり、忘れちゃった?」ボソッ スリスリ
ガイ「……近いな」
イーリン「ちょ、ちょっとアモ! そういうことをするのは……っ!」アタフタ
アモ「ふふっ、イーリンさん照れすぎ〜! ただの冗談だよ〜」パッ
ガイ「冗談にしては大胆すぎる気がするが……」
アモ「本当に記憶を無くしちゃったんだ……少し寂しいね」
ガイ「……邪魔をして悪かった。バーテンダー、二人に一杯ずつ出してくれ。金は置いておく」
バーテンダー「……承知しました」コトッ
アモ「えっ、奢ってくれるの?」
ガイ「ああ。君へのお詫びとイーリンにはユーシリアで随分と世話になった。礼を言いたかったんだ」
イーリン「まあ……ガイ様から奢っていただけるなんて、嬉しいです」ニコッ
ガイ「……そうかもしれないな」
アモ「ふふっ、記憶を失っても律儀なところは変わらないんだね」
⭐︎ イーリンとアモに一杯奢りました。
801 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/19(日) 00:14:08.51 ID:ZO/i9FgNO
本来であれば昼から現在までの間で、テラヌス・ウルスへ向かうパーティメンバーの選出を行ってからキャラ募集を行いたかったのですが、
>>1
の私用により大幅に狂ってしまいました。申し訳ありません。
というわけで遅くなってしまったのですが、現在から月曜日の0時までテラヌス・ウルスに登場するキャラを募集したいと思います。若干の設定変更等を行う可能性があるため、その点はご了承ください。
なお、これをもって本日は更新を終了します。
〈テラヌス・ウルス〉
■概要
荒涼とした砂漠地帯に位置する国家。多様な部族が共生しており、各部族の首長による議会制をとっている。
■産業
良質な魔石の鉱脈が存在し、それらを用いた魔道具や魔術と過酷な環境に鍛えられた屈強な傭兵で外貨を得ている。
国内には傭兵を鍛えるための錬兵場も存在し訓練を受けることもできる。
また性には開放的で風俗業も盛ん。
■情勢
十年前に起きた大干ばつの影響で、一時は国家存続の危機に瀕したが、特殊な水源の出現により危機を脱した。
以後は部族間の抗争も沈静化し、現在は比較的安定した平和を保っている。
近年では大魔女帝国との関係が深まり、砂漠各地に点在する古代遺跡の共同調査が進められている。
一方で、夜の砂漠では『影を喰らうもの』と呼ばれる未知の生物の出没が相次ぎ、旅人や傭兵の間では恐怖と好奇心が入り混じった噂が絶えない。
その正体を巡っては、古代遺跡の守護者説、魔石の副作用説、さらには『砂そのものの意志』とする説まで存在する。
802 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/19(日) 11:08:22.03 ID:M6ovVmESO
テンプレは今までと同じでいいのかな
【名前】キキ・ナイテンゲール
【種族】堕天使
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】金髪三つ編みの少女で黒ワンピース着用。背中からは黒い翼が生えている。
【性格】おっとりマイペースな性格だが時折毒舌を吐くこともある。
【魔法】風属性魔法と精神錯乱魔法(受けると一定時間理性を失って敵味方関係なく暴れだす)が使える。
【備考】もともとは天界で働いていたが、戦いを求めて堕天した姉・ヒナを追いかけて自らも堕天して姉探しついでに冒険者となる。現在はテラヌス・ウルスでヨードリー首長の護衛及び砂漠の調査依頼を遂行中。
ややシスコン気味で、昼寝が趣味。寝ながら歩いたり飛んだり戦ったりもできる。
803 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/19(日) 11:26:38.36 ID:Oyh65Dr0O
【名前】サラザール・ロートリンゲン
【種族】ナーガラージャ
【性別】男
【年齢】1100
【容姿】砂漠用のローブで全身を覆ったモノクル男。人を見下したような目だけが伺える。
【性格】面白いからが行動原理、他人の迷惑省みない自己中男。これでも結構信心深い。
【魔法】影魔法 分身増やしたり、影に潜んだり、影で刺してきたりと多彩
【備考】
探検家兼傭兵兼テロリスト。傭兵軍団長を務めており、その勢力によって各首長とも対等以上にやりとりしている。彼の信仰する邪神教からすると古代の遺跡は別の神を信仰する不純の象徴であり、破壊の対象でしかない。金目のものは好きなので魔石や宝物の盗賊をした後に遺跡をロケットランチャーで破壊する。遺跡も影を喰らうものもも何もかも全部破壊すれば全部解決と思っているテラヌスウルスの鼻摘み者。遺跡調査をしている者たちにははた迷惑な存在でしかない。邪神教の信者には非常に優しい。
804 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/19(日) 11:57:54.45 ID:0H3xzJdGO
>>802
失礼しました。今まで通りのテンプレで大丈夫です。
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)
805 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/19(日) 12:03:37.72 ID:Ynwu5M0w0
【名前】ホレス
【種族】ダークエルフ?(幽世の住人)
【性別】男
【年齢】不明
【容姿】銀髪ロングの長身美形。全身に魔法陣のタトゥーが刻まれている。
【性格】無口で喋り方もたどたどしく、一般常識が身についていないため度々奇行を繰り返し、しかも好奇心旺盛な性分も相まって事あるごとに厄介事を引き起こすトラブルメーカー。とは言え本質的には真面目で誠実な男。
【魔法】凪魔法 魔翌力やエネルギーの流れを遮断する障壁の展開、武器などに魔翌力を付与させ霊体などの非物質的存在を断ち切る、空間の一部を固体化し足場を生成、傷口などに展開することで包帯やギプスの代わりとして使用、魔翌力を固体化し標的に放出するといった用途がある。
【備考】世界めくれの影響が幽世にまで影響を及ぼし始めたため、その調査のため現世に転移してきた魔導士。
世界の理が幽世とは根本から異なる現世での活動を可能にするため全身に多様な魔法陣を刻み付けている。日常生活を送る分には支障はないが、回復魔法の類は受け付けられないという欠点もある。
戦闘では主に魔法を用いて立ち回るが、近接戦闘も得意としており、大鎌を装備して戦うこともある。
806 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/19(日) 12:12:13.76 ID:62UYMFcQo
【名前】テルグレース・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】22
【容姿】長身金髪パンツルックのイケメン美人。身長と同じ大剣を振り回す。
【性格】冷酷無比でAIのような合理性のみを追求した思考をする。
【魔法】切断魔法 斬撃を飛ばしてくる触れたら断たれる。
【備考】能力主義者で他人を使えるかどうかでしか見ていない。"最悪の古代兵器"と呼ばれるものがテラヌス・ウルスの地下に眠ることをある予言書により突き止めており、各古代遺跡に侵入しまくっている。地上部の遺跡の多くは既に探索したため、砂漠深くに埋没している遺跡を探るために度々砂漠を裂断しているがまだ見つかっていない。古代兵器の力で世界中を支配し自分の傘下に組み入れることを画策している。知力戦闘力共に強力な私こそが世界をすべるに相応しいと傲慢。既に通常古代兵器や古代生物等を何体も従えており、一人軍隊となっている。白兵戦最強。スライム好き、でも必要なら斬れる。
予言書には世界を救う人物の存在が示唆されており、それは私だと普段は冷たい心が妙にホクホクしている。
807 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/19(日) 13:25:10.33 ID:wlAHZ7CH0
【名前】ドルク・ロック
【種族】人間
【性別】男
【年齢】21
【容姿】茶髪で短髪。身長160cm。大きいリュックと槍を背負っている。鼻に傷がある。
【性格】明るく元気な性格だが内心寂しがりやなところがある。
【魔法】岩魔法
【備考】ソロの冒険者。冒険に対してロマンを感じ色んな所に行ったことがあり、今回テラヌス・ウルスの古代遺跡の調査に来ていた。元々メンバーがいたがドルクの冒険に対する熱量に合わなく解雇された過去がある。ソロだが本当は仲間と冒険したいと思っている。岩を操る岩魔法と槍術を得意。
808 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/19(日) 13:42:34.69 ID:EnMLnuyY0
【名前】リン・フレイミング・マオーニャ
【種族】人間と猫の獣人のハーフ
【性別】女
【年齢】20歳
【容姿】猫耳の生えた紫髪の女性。チャイナドレスの上に白衣を着ている。
【性格】陽気な性格。
【魔法】火属性魔法・死者を復活させ手下にする魔法(現在研究中で3分しか維持できない)
【備考】元々は魔法学園でネクロマンサーの研究をしていたが、世界めくれを期に学園を出てテラヌス・ウルスに研究所を構えて独自に遺跡の屍を集めてネクロマンサーの魔法を研究中。そのため国のお偉いさんからは不信感を抱かれているが本人は争う気はない模様。
三つ目の冒険者の知り合いでもある。
809 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/19(日) 14:47:54.74 ID:7wjpwziZO
【名前】グラン・レオルド
【種族】人間 (スピーゲル族)
【性別】男
【年齢】40
【容姿】紫髪でターバンを巻いている。背は高い。褐色肌でメガネをかけている。斧を装備している。
【性格】真面目で義理堅い
【魔法】砂を操る魔法
【備考】ラハニ四世の護衛兼右腕的存在。今回砂漠と遺跡の調査を任されている。昔は別の国で騎士としてやっていたが価値観が合わず自ら辞めた。しばらくしてラハニ四世から同じスピーゲル族でもあった為、スカウトされ今にいたる。孫娘のミラも関わりがあるも酒とシーシャにまみれている事に頭を悩ましている(ミラと鬼の男「ミカヅキ」の関係性も知っている)。砂魔法と斧を使って戦闘する。
810 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/19(日) 16:39:26.50 ID:gvAye9hI0
【名前】ソーラ・ ルルゥ
【種族】人間?
【性別】女性
【年齢】10歳
【容姿】白い髪と白い肌をした金色の瞳を持つ少女
【性格】大人しく静かであるが、(種族問わず)誰かと交流するのは好き
【魔法】交信魔法(言語が通じない、そもそも喋る事が出来ない種族や魔物や動物や植物相手でもテレパシー的に会話出来る。)
【備考】世界めくれの直後にリアンノンが動物に守られるようにいた赤子を保護。両親を探したが見つからず、リアンノンがソーラと名付け養子or義妹として育てている。最近夜だけに出会える新しい友達が出来たらしい……?
811 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/19(日) 17:12:47.50 ID:IroG9AP2O
【名前】トゥルーエンド
【種族】ホムンクルス
【性別】なし
【年齢】稼働開始から10年経過
【容姿】典型的黒い魔女服に唾の広い魔女帽子に豪華絢爛な杖を持つ。白銀の長髪と泣きぼくろがチャームポイント。
【性格】ホムンクルスらしい淡々さ
【魔法】大体何でも使える
【備考】
大魔女のホムンクルスの中でも最高傑作とよばれる個体。大魔女に近い魔翌力や知性、思想を持つ。今は大魔女帝国大使としてテラヌスウルスに駐在して、外交と世界めくれ問題に注力している。大魔女補佐たるクロや大魔女の友人たるベスティアから非常に溺愛されている。
大魔女のような見た目に大魔女のような言動と自分を押し潰し演じ続けているが、ほんとはもっと家に引きこもりたいだけの陰キャ。大魔女代行として奔走するが大魔女程には事を成せないやるせなさを抱えて生きている。
812 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/19(日) 19:19:01.96 ID:3Csl1EDIo
【名前】ベルフレア・バッドエンド
【種族】悪魔
【性別】女
【年齢】180
【容姿】悪魔の両角と翼、尾が特徴的な黒衣美少女で大鎌を武器に振り回す
【性格】ポジティブで行動的なバカだが、弱き者は何もかも全部護らねばと正義の心に溢れる
【魔法】結界魔法
【備考】本気をだしたベスティアによってテラヌス・ウルスは平和になり、スピーゲル族の魔族差別感情も押さえ込むことに成功する。魔族を取り立てる政策の一貫として彼女が荒くれ者の傭兵たちを武力で取り締まる役に就任。首都の治安は劇的に改善した。しかし未だに反抗的な傭兵たちもおり、その取り締まりに東奔西走している。首都で騒ぎを起こせばすぐにすっ飛んでくる。師匠譲りの強力な結界魔法を有しており、攻守どちらにも優れている。戦闘センス抜群な前衛。テラヌスウルスから出たことがないのでもうちょっと世界を知った方が良いんじゃないかと師匠に思われている。師匠の養子であり可愛がられているが今は年下を可愛がりたい欲がある。
バッドエンドってなんだよハッピーエンドが一番良いだろと大団円至上主義。
813 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/19(日) 22:40:46.53 ID:oRtcPUINo
【名前】エルマ・ハミット
【種族】エルフ
【性別】女
【年齢】人間で言えば31くらい
【容姿】長い茶髪を1つの三つ編みにしている、丸眼鏡、緑色のローブ、スタイルがいい
【性格】優しく人当たりがいい、仕事熱心
【魔法】古代魔法。暴風雷雨や洪水、地震、癒しの光など大規模な事象を引き起こせる。
ただし魔翌力の消費が激しく、使用時は古代書を持ちながら古代語による詠唱が必須
【備考】大魔女帝国の図書館の司書の一人。本が好きで日々本のために尽くしている
たくさん本を読んでいるだけあって知識量はすごい、体を動かすのは苦手
古代の書物の研究が専門分野で特に古代魔法に詳しい。大魔女すら知らなかった古代魔法を書物から発掘した実績もあり大魔女からも一目置かれている
現在は古代遺跡の共同調査に従事していて、テラヌス・ウルスの図書館の文献を調べたり、息切れしながら遺跡を調査したりしている
彼女による絵本の読み聞かせは小さい子どもたちに大人気であり、本人も本に触れるきっかけになるならと喜んでやっている
814 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/19(日) 23:59:53.70 ID:yPRJZ+JVO
【名前】バールベルト・ハルシオン
【種族】人間
【性別】女
【年齢】35
【容姿】砂漠マントとサングラスをかけた冒険家
【性格】好奇心が強いが自分が一番大事
【魔法】探索魔法と穴掘魔法
【備考】
遺跡調査をするために生まれたかのような魔法を持つ。誰も知らない古代遺跡を密かに捕捉していたり、そこに危険な存在を感じたりしているがみなかったことにしている。各勢力が欲しがる人材であるが、逃げ足が早い。
815 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/19(日) 23:59:59.68 ID:hlfoajp30
【名前】リーナ・シムーン
【種族】人間
【性別】女
【年齢】9
【容姿】砂色の髪をローツインテールにした小柄な少女
【性格】ネガティブで悲観主義。基本的には大人しいが、困るとすぐに暴力的手段を取る
【魔法】乾魔法。対象の持つ水分・液体を滅して干からびさせる
【備考】世界めくれの影響により、本来は滅多に備わらないはずの乾属性適性を持って生まれてしまった少女
かつて両親と弟がいたが、全員既に他界している。遺体は水分を失ったミイラのような状態だったという。状況から考えてリーナの魔法以外にはあり得ず、犯人とされた。恐らく魔翌力の暴走だろう、子供だから罪には問えない――などと大人たちが話しているのが他人事のように聞こえた
そしてその数日後、リーナ自身も姿を消した。親殺しの呪われた子供であるという噂もあり、捜索は早々に打ち切られた
それから数年後。リーナはネオデロデロ教の導師となっていた。信者を増やしたり導いたりすることより異教徒や異端を干からびさせて[
ピーーー
]ことの方が得意なため、実際には暴力装置のような役割を担う場合が多い。一見すると大人しく気弱そうな子供だが内実は暴力装置のため、一般教徒たちからは恐れられている。子供扱いした一般教徒がミイラ化した状態で発見されることもある
現在は世界樹の光の残滓の捜索を命令されており、最近テラヌス・ウルス方面へやってきた。乾属性の影響か乾燥に強く、砂漠の環境にもある程度の耐性があるらしい
なおネオデロデロ教とは、世界めくれによる一切の完全消滅こそが真の救いであり真の正しい世界であるという思想、およびそれを共有した者たちで構成された集団のこと。導師クロシュヴィアの失踪により統制を失ったデロデロ教徒たちを取り込む形で何者かが結成したと言われているが、真相は不明
リーナも当然その思想に強く共感しており、世界の一切は全て消え去るべきだと考えている。
816 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/20(月) 00:12:30.59 ID:qGa5sW51O
皆様、ありがとうございます。いただいたキャラ案をもとに次回から進めていこうと思います。
(今回も複雑な状況になりそうですが頑張ります!)
何もなければ次の土曜日に続きを更新します。
それでは、また。
817 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/20(月) 20:16:42.09 ID:7tMw3CAeO
進行の都合で少しだけ進めます。本日は自由行動の安価が集まり次第終わります。
818 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/20(月) 20:17:18.22 ID:7tMw3CAeO
ーー暗黒館1F 酒場
ワイワイガヤガヤ
ガイ「……」ゴクゴク
アトニス「あー!最近見かけないと思ったら……またボク抜きで楽しいことをやってたな?」ストン
ガイ「……お前は?」
アトニス「もう忘れたのか?このアトニス様のことを──待て、お前……」チラ
見つめるアトニス「……」ジー
ガイ「な、なんだ?」
アトニス「"ソレ"に何を捧げた?」
ガイ「!……なんのことだ」
アトニス「隠しても無駄だ。ボクは他の奴らとは違う──お前の中に、喰われた痕が見える。バカなことをしたな」
ガイ「……そうするしか、なかったんだ」
アトニス「ふーん……自己犠牲ってヤツか。じゃあここは天使らしく助言を与えてやろう」
ガイ「……輪も羽もないようだが?」
アトニス「おっと、今のは聞かなかったことにしてくれよ?……それで、助言だがボクの見立てだとソイツはあと一回まではお前自身から代償を貰う。そこから先は──お前だけじゃなく、お前の“周り”からも代償をもらう可能性がある」
ガイ「……どういう意味だ?」
アトニス「簡単な話さ。一人が与えられるものには限界がある。足りなくなったら他の所から食べるのは普通だろ?」
ガイ「……冗談にしては、笑えないな」
アトニス「冗談だと思ってくれるなら、その方が気が楽でいいんだけど。けど、そう遠くないうちに分かるよ……“何を差し出す覚悟があるか”ってことがね」
ガイ「……心得ておく。アトニスと言ったか。忠告、感謝する」
アトニス「ああ。もっと感謝したまえ!どうせすぐに次の場所へ向かうんだろ。そこでは使うことがなければいいな?」
ガイ「……美人にそこまで言われたら、そうするさ」
アトニス「んん?……フフッ、確かにボクは可愛い見た目をしているけど、こう見えて男だぞ?」
ガイ「えっ」
819 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/20(月) 20:17:48.05 ID:7tMw3CAeO
アルバ「ガイ」ヌッ
アトニス「おわっ!?」ガタッ
ガイ(……また、知り合いか)
アルバ「オーナーから君の状況は聞いている。記憶を失って尚、任務を続けてくれることにオーナーは感謝していた。たしかに伝えたぞ」
ガイ「……そうか」
アルバ「……今回はテラヌス・ウルスへ向かうんだな?俺も君達の支援で向かうことになった」
ガイ「本当か?……それは助かる」
アルバ「他の任務の兼ね合いもあるから同行は出来ないが、テラヌス・ウルスに着いたら合流しよう……道中には気をつけろ、光を狙う襲撃者はまだ捕まっていない。先日も冒険者が数名やられている」
ガイ「わかった……ええと──」
アルバ「アルバだ。覚えなくてもいいが」
ガイ「──ありがとうアルバ。またテラヌス・ウルスで会おう」
アルバ「ああ」クルッ
スタスタ……
アトニス「あいつ……ボクのことは眼中にないかのように扱いやがって〜」ギリギリ
ガイ「用事がなかったからじゃないか?」
アトニス「それにしたって、もう少し視線をくれてもいいだろ?こんなにも可愛いのに」
ガイ「性別を思い出してから言ってくれ」
アトニス「細かいこと気にするなって。見た目がよければそれで十分だろ?」
ガイ「……お前、絶対に面倒ごとを引き寄せるタイプだろ」
アトニス「さあ〜?そいつはどうかな?」
ガイ(……見た目が良くても性格が嵐みたいだな。関わると吹き飛ばされそうだ)
820 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/20(月) 20:18:14.13 ID:7tMw3CAeO
ーーウォーターポート
サーシャ「──それじゃあ明日にはここを出て、テラヌス・ウルスへ向かうんだね!」
ガイ「……ああ。もし準備が終わっていなければ、準備しておいてくれ」
リーゼリット「わかった。陸路で向かうんだよね?」
ガイ「そうだ。道中でミュージアと大魔女帝国に寄るから、最悪、荷物は少なくても問題ない」
アインズ「……食料は多めに頼むぞ。道中でもなるべく美味いモノを食べたい」
ガイ「……ああ。わかった」
テル「お酒も多めにヨロシク〜♪」
ガイ「……空きがあったらな」メソラシー
テル「なんかアインズさんと私のときで対応違くない!?」
ガイ「覚えていないが、俺の直感が警報を鳴らしているんだ……俺は俺自身を信じる」キリッ
テル「キリッじゃないよ!!!」
リーゼリット「ぷっ……あははっ!ガイ、そういうところは変わってないね〜!」
サーシャ「えへへ、でも、ちょっと安心するね」
アインズ「ふむ……直感を信じるのは悪くない。ただし、判断を誤れば命取りになる。慎重に頼むぞ」
テル「えっ、急に真面目な助言!?」
ガイ「フッ……じゃあ今日は解散だ。明日にここで待ち合わせよう」
現在はウォーターポートです。(この安価が終了次第、テラヌス・ウルスへ向かいます)
何をする?
安価下1〜3
※現在のパーティに同行キャラを1人だけ追加できます。連れていきたいキャラがいる場合は、行動内容の代わりにそのキャラの名前を書いてください。(安価枠として消費されます。)
イーリン
アモ
アトニス
821 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/20(月) 20:38:33.67 ID:XslRVw+ro
新しい装備や戦闘で使える道具などを探しに行く
822 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/20(月) 20:49:49.85 ID:AtZrPx0vO
ミュージアや大魔女帝国が現在どうなっているかメンバーと雑談
823 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/20(月) 20:58:46.19 ID:6q9tk9O+0
イーリンからマッサージを受ける
824 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 06:31:13.81 ID:n7TMtClsO
ーーウォーターポート 大通り
ワイワイガヤガヤ
ガイ(一通り準備はすんだが……まだ装備が心許ないな。何かしら役立ちそうな物があればいいが……)チラッ
代償の刃「」シーン
ガイ(コレを使うのも、なるべく避けたいしな。代替手段として、俺自身の戦闘力を高められるような物がいいだろうか?)
露天商「おーい!兄さん!また見てってくれよ!」
ガイ(……記憶にないが、あの人物には何度か世話になったのだろう。覗いてみるか)スタスタ
露天商「いらっしゃい!──おや、その鞘から抜けないナイフ、付けてくださってるんですね!こうしてみると、装飾品としては優秀ですな!」
ガイ「一つ聞きたいことがある……コレはどこで手に入れたんだ?」
代償の刃「」スッ
露天商「ああ、別の商人から買ったんですよ。見た目が綺麗だったから仕入れたんですけど……ちゃんと検品するべきでしたな!兄さんも知っての通り、とんだガラクタを掴まされてしまいましたよ!」ハハハ
ガイ(ガラクタの方がマシだったかもしれんが)
ガイ「その商人はどんなヤツなんだ?」
露天商「えっ、取引したのは随分前ですしねぇ……うーん……すいません、覚えてません。あっ、もしかして返品希望とかですか?」
ガイ「そうじゃない。ただの興味本位で聞いただけだ」
露天商「ははっ、びっくりしたぁ。いやぁ、兄さんみたいな人がそんなこと言うと怖いですよ。てっきり、そのナイフに呪いでもかかってるのかと」
ガイ「フッ……呪い、か」
露天商「冗談ですよ冗談!そんな立派な装飾のナイフが呪われてるわけありませんよね!さて兄さん、今日は何をお探しで?」
ガイ「閃光玉と……あとは武器を見せてくれるか?」
露天商「閃光玉は丁度3つ在庫がありますよ!でも正直、武器はあっちの武器屋で買った方がいいのが揃うと思いますよ?」
ガイ「ここでいいんだ……前も世話になったようだしな」
露天商「まぁ、そういうことなら……今はコレくらいしかありませんがね」スッ
魔導拳銃「」
無銘のオノゴロ刀「」
魔銀の短剣「」
仕込み小手「」
ガイ「……」
安価下1
1 上記からどれか一つ選んで買う
2 買わない
825 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 07:23:23.47 ID:JrNW6LTso
1
魔導拳銃
826 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 07:57:13.94 ID:Dfe095QEO
ガイ「コレをくれ」
魔導拳銃「」カチャ……
露天商「魔導拳銃ですね。コイツは普及品で今じゃどこでも手に入りますが、威力を出すにはある程度の練習が必要なんで人気はないんですよね……折角ウチで買ってくれるんならまけときますよ!」
ガイ「いいのか?」
露天商「兄さんはもはやウチのお得意様ですからね!よほどの無茶じゃなければ叶えてあげるのが商人ってモンですよ!」
ガイ「フッ、そうか……ならありがたく買わせてもらおう」
露天商「毎度あり!大丈夫だとは思いますが、扱いには気をつけてくださいよ?魔導式は暴発すると洒落にならないですから」
ガイ「心得ている」
露天商「いや〜、やっぱ兄さんが持つと様になるなぁ。旅慣れた雰囲気っていうか、命の匂いがするっていうか……」
ガイ「……褒め言葉として受け取っておこう」
露天商「ええ、もちろん!また面白いもんが入ったら声かけますんで、ぜひ見てってください!」
ガイ「ああ、期待している」
⭐︎閃光玉3つと魔導拳銃を入手しました。
827 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 08:02:06.17 ID:1jAzf2YDO
スタスタ……
サーシャ「」ワイワイ
リーゼリット「」ワイワイ
アインズ「」ワイワイ
テル「」ワイワイ
ガイ(ん?……あの店にいるのは──女子組か。邪魔をしたら悪いし、引き返すか)クルッ
サーシャ「あ!あれって──!ガイーーー!!!」ブンブン
ガイ(……行くか)
◆
ーーウォーターポート レストラン
ガイ「みんなで集まって何をしているんだ?」
テル「顔合わせ会だよ!ガイ君も誘おうと思ったのに、すぐどっか行っちゃうんだから〜」
ガイ「……アインズ以外は既に知っているんだよな?」
テル「え〜、だからってやっちゃダメな理由にはならないでしょ?」
ガイ「まあそうだが」
アインズ「……魚が旨いな。海の街は、食材の鮮度が違う」モグモグ
リーゼリット「アインズさん、すごく満喫してるじゃないですか」
サーシャ「ふふっ、なんかこうしてると旅の前って感じがして楽しいね」
テル「うんうん……ほら、ガイ君も座って!」グイッ
ガイ「……」ストン
リーゼリット「じゃあ全員揃ったし……改めて乾杯しない?」
サーシャ「うん!いいね!どうせなら、道中の計画もみんなで確認しておきたいし!」
テル「えー?そんな真面目な話より、まずは飲もうよ〜!計画なんて酔ってからでも立てられるって!」
アインズ「それは計画ではなく、混沌というのだ」
テル「うっさいなぁ、硬いこと言わないの!楽しく行こう、楽しく!」
アインズ「……ふむ。だが、確かに楽しむというのも悪くない。旅に出るのだ、少し浮かれるくらいが丁度いいかもしれんな」
テル「でしょ〜?」
リーゼリット「ほら、ガイもグラス持って!」
ガイ「……仕方ないな」スッ
サーシャ「それじゃあ──明日からの旅が、無事で楽しいものになりますように!」
全員「かんぱーい!」
カチン
テル「……ぷはぁ〜!やっぱりこれだねぇ!次持ってこーい!!!」カラン
サーシャ「もう飲み干してる!?」
アインズ「フッ……さて、旅路についてだが……ミュージアと大魔女帝国を通るといったな?そこはどういったところなんだ?」
テル「そっか、アインズさんは知らないんだったね。じゃあミュージアのことから教えてあげましょう!」
テル「ミュージアはかつて芸術都市として有名だった場所だよ。シノホシの襲撃による復興途中で世界めくれが起きて、もう復興は絶望的かと思われていたんだ。デロデロ教の信者達が手伝ってくれたのもあって立て直すこと自体はできたんだけど……」
ガイ「なにか問題が?」
テル「かつての芸術の都としての姿は影を潜めて、今はある種の宗教国家のようになってしまっているんだよ」
リーゼリット「へー……ずっとあんな雰囲気の国なんだと思ってましたよ」
テル「前は絵や音楽、劇場なんかで街中が賑やかだったんだけどね。今はそのほとんどが祈りとかに変わっちゃった。あちこちに教会が建って、信者の行列ができてるの」
828 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 08:02:32.18 ID:1jAzf2YDO
アインズ「デロデロ教というのはなんだ?ロイエ教なら知っているが。初めて聞いたぞ」
サーシャ「私も詳しくはないけど……全部が混ざり合うとかいう教えのところですよね?」
テル「そうそう。全てが溶けて一つになることで真の平和が訪れるとか言ってるけど、まあ……怪しいっちゃ怪しいよね。でも、スライムちゃんが多いから、信じるのは別として私は好きだけどなぁ」
アインズ「……個の存在を否定し、全を至上とする思想か。危ういな」
ガイ「復興を支援した理由は、信仰の拡大か」
テル「どうだろう?多分、当人達にそんな意識はないと思うけど……結果的にそうなっちゃったんだろうね。人々には優しいし、街の治安も悪くはない。観光客も普通にいるよ。ただ、どの場所でも教義を聞いていってくださいって声をかけられたりするから……長居はおすすめできないかな」
リーゼリット「でも、芸術の名残も少しはあるんでしょ?」
テル「うん。昔の建物を使って作られた美術館とか、廃劇場を改修した教会兼劇場とかね。見た目だけはすごく綺麗だよ」
アインズ「……形だけの美など、儚いものだな」
ガイ「宗教関係には深入りしないように気をつけよう……大魔女帝国は?」
サーシャ「私が説明するね!大魔女帝国は十年前にテラヌス砂漠に墜落して以降、そのまま砂漠の上で栄えている国だよ。名前の通り、大魔女が国を治めているの!」
アインズ「待て、墜落と言ったか?空にでも浮かんでいたのか、その帝国とやらは」
テル「信じられないけど昔は浮いてたんだよ?入るのにも大変な手続きが必要だったんだから!」
サーシャ「今はそういった手続きは廃止されてるけどね。最近はテラヌス・ウルスと大魔女帝国が共同で、砂漠に眠る古代遺跡の調査をしてるんだよ」
リーゼリット「ふーん、古代遺跡をねぇ……」
サーシャ「うん。十年前、あの浮翌遊都市が砂漠に墜ちてからも大魔女様はずっと国を導いてきたの。研究や発掘の中心は今も大魔女帝国で、特に最近は世界めくれの影響を調べてるらしいよ」
アインズ「ふむ。砂漠の真ん中で都市を維持し続けるとは……実に興味深いな」
テル「ほんとすごいよね〜!夜になると魔法灯が砂漠を照らすんだって!観光にも人気らしいよ?」
リーゼリット「夜の砂漠かぁ……ロマンチックかも」
サーシャ「それに、大魔女様ご自身も前線に出てるんだって。外交や学術調査、全部を一人で取り仕切ってるって話」
アインズ「大魔女が現役で活動しているというのか……なんともやりそうな人物だな」
サーシャ「本当に生ける伝説って感じですよね。あの人がいる限り、安泰って言われてるんですよ」
ガイ(大魔女クローディア。夢で見た彼女と、同じ存在……なのか?だが、あれではどう考えても……)
サーシャ「どうかした、ガイ?」
ガイ「……いや、今回の旅路は面白いことになりそうだと思ってな」
サーシャ「そっか……そうだね。きっと、楽しくなるよ!」ニコッ
⭐︎ミュージアと大魔女帝国について軽く知りました。
829 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 08:16:35.52 ID:NdyfQeVuO
ーー暗黒館 幹部宿泊部屋
ガイ「」zzz
ドア「」キィィィ……
スタ……スタ……
ベッド「」ギシッ
ガイ(ん……なんだ……?)
酔いイーリン「あれぇ?……私の部屋に誰か……いりゅ……?」
ガイ「……イーリン!?ここは俺の部屋だぞ!?」ガバッ
イーリン「……ガイ……?なぁに?寝ぼけてんの……?アンタが私の部屋に来たんでしょ〜?」フラフラ
ガイ(完全に酔っているようだ。これは面倒なことになる……逃げなければ──)キュイイイン……
イーリン「おっと、逃がさねぇぞコラ〜♪」ガシッ‼︎
ガイ(捕まった!?……って)シュウン……
腕を掴まれるガイ「いだだだだだ!!!」ミシミシィッ‼︎
ガイ(力、強!?)
ガイ「わかった!逃げない!逃げないから、離してくれ!」ミシミシ……
イーリン「ん〜?さっきから逃げ腰じゃねぇか……誰が入室を許可したんだ、お〜?」
ガイ「俺の部屋なんだから、許可など必要はないだろう!」ミシミシ……
イーリン「ほぉ〜?言うようになったなぁ?」パッ
ガイ(離れた……!今のうちに──)バッ
ガイを掴むイーリン「逃すかッ!!」ガシッ
掴まれるガイ「ぐぇっ!!!」
イーリン「──オラァッ!!!」ブンッ‼︎
ベッドに投げられるガイ「ぐっ!?」ドサッ
ガイ「かはっ……う、ぐ……」
馬乗りになるイーリン「よっと」ストン
ガイ「ごふッ!?……お、重……」
イーリン「あ"?」
ガイ「ナンデモナイデス」
イーリン「フン……まあいいや……そのまま動くなよ──」スッ
ガイ「な、何をするつもりだ……?」
イーリン「私の部屋に許可なく入った罰♪」ニヤリ
ガイ「だから、ここは俺の部屋だと言って──」
イーリン「へぇ〜、まだ言い訳すんの?」ツー
ガイ「ッ!指で、なぞるな……!」
イーリン「罰の一環♡」
ガイ「……全然意味がわからんぞ」
イーリン「わからなくていいんだよ」ズイッ
ガイ(ち、近い……!)
イーリン「ふふっ、顔赤くなってんじゃん」ペタペタ
ガイ「……だいぶ酔ってるな」
イーリン「そりゃそうだろ。酔ってなきゃ、こんなこと──」
ガイ「……?」
イーリン「──今のはなし。忘れろ」ギュッ
肩を握られるガイ「いだだだ!!!」
イーリン「ん?……思ったより凝ってるな」
モミモミ……
830 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 08:17:04.80 ID:NdyfQeVuO
肩を揉まれるガイ(……どうして、こうなった?)
肩を揉むイーリン「どうよ?結構上手いだろ……オーナーとアモには好評なんだぞ?二人以外にやるのはガイが初めてだけど」グッグッ
ガイ「……たしかに、上手いが……」
ガイ(普通に気持ちいいな……だが、この状況はマズい。匂いと、吐息で理性が削られていく……ダメだ、何も考えるな。無になれ)
イーリン「んっ……」グッグッ
ガイ(これは無理だろ)
イーリン「ん?……あっ……私のこと、そういう風に見れるんだ?」
ガイ「すまない……もう、退いてくれ」
イーリン「別に私はガイが相手だったら構わないけど……」スッ
イーリン「んしょっと……」ヌギ……
ガイ「!?待て、それは──」
パサッ……
下着イーリン「……ふふっ、びびってんの?」
ガイ「そういう訳じゃ……お前こそ、顔が赤いぞ」
イーリン「うるせぇな、酒のせいだよ……なぁ、ガイ」ギシッ
ガイ「……な、なんだ?」
イーリン「ユーシリアのとき……アンタは自分の記憶を差し出してまで私達を助けてくれた……どうしてそんな、自分を削るような真似ができるんだ……?」
ガイ「……記憶を失うとは思っていなかったというのもあるが……誰かを救えるなら、それで十分だと思った。俺は、そういう生き方しかできないみたいだ」
イーリン「……そんなの、只のバカだろ……」
ガイ「そうかもな。だが、性分だからどうにもならん……記憶を失うと知っていてもきっと、同じことをしたと思う」
イーリン「……聖女さんみたいだな」ボソッ
ガイ「ん?」
イーリン「……誰かを守るためなら、自分がどんな状況でも平気なフリする。知ってるヤツにソックリだと思ってさ」
ガイ「……」
イーリン「……見てるこっちは、結構怖いんだよ。笑ってるのに、心がどこにもないみたいで……アンタがいなくなる気がして、ゾッとする時がある」
ガイ「……そうか」
イーリン「なぁ、ガイ。もし、また何かを差し出さなきゃいけねぇって時が来たら……」
イーリン「今度は少しくらい……私にも背負わせろよ。アンタ一人が潰れるのは、もう見たくねぇから……」
ガイ「イーリン……」
イーリン「なーんて、酔っ払いの戯言だよ。聞かなかったことにしとけ」ピンッ
デコピンされるガイ「っ……」
イーリン「悪い、冷めちまったな……今日はもう寝る」ポスッ
ガイ「……イーリン?」
イーリン「zzz」
ガイ「……ありがとう、イーリン」ボソッ
毛布「」パサッ……
ガイ(……酒場で一夜明かすか)スッ
ドア「」キィィィ……バタン……
⭐︎イーリンからマッサージを施されました。
831 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 08:19:13.36 ID:d9jJ99lcO
ーーウォーターポート
ガイ「ふぁぁ……」
サーシャ「ガイ、昨日は眠れなかったの?」
ガイ「訳あってな……」
リーゼリット「夜通し鍛錬とかしてたんじゃない?体壊すよ」
ガイ「……まぁ、似たようなもんだ」
テル「移動中寝てていいよー。運転は私に任せといて!」
ガイ「不安しかないが、頼んだ」
テル「ひどいなぁ!?私、意外と運転うまいんだからね!」
サーシャ「あはは──ん、あれは……アモちゃん?」
魔導車・改「」ブロロ……キキーッ
アモ「やっほー。イーリンさんの代理でみんなに魔導車を受け渡しに来たよ」
リーゼリット「代理?イーリンさん、何かあったの?」
アモ「あはは……まあ、うん……」チラ
ガイ「……」フイッ
サーシャ「?」
アモ「えーっと……イーリンさん、昨日ちょっと飲みすぎちゃってさ。今日は寝込んでるんだ」
テル「酒豪の彼女が寝込むなんて珍しいねぇ。何があったんだろ」
アモ「さぁね〜?……ま、とにかくこれが魔導車ね!整備はバッチリしてあるから、問題なく動くと思うよ!」
テル「ありがとアモちゃん!助かる!」
アモ「うんうん、道中気をつけてねー……あ、ガイ」チョイチョイ
ガイ「ん?」
アモ「イーリンさんから伝言……『昨日は大変ご迷惑をおかけしました、どうか無茶はしないでください』……だって」コソッ
ガイ「……善処する、と伝えておいてくれ」
アモ「ふふっ、了解。じゃ、私は戻るね〜」ヒラヒラ
サーシャ(何の話してたんだろ……)
リーゼリット「さて……出発準備、しよっか」
サーシャ「……うん」
テル「みんな乗り込めー!いざ、出発〜!」
魔導車・改「」ブロロ……
832 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 08:21:25.74 ID:yQ+UAWxyO
ーー王国平原 街道
魔導車・改「」ブロロ……
ガイ「zzz」
テル「魔導車が前見たときよりゴツくなってるなーって思ったけど、ユーシリアで改造したんだね。安心感が増して心強いよ」
リーゼリット「上についてる魔翌力砲塔の威力も結構強力ですから、大きい魔物が出てきてもそれなりに対応できますよ」
サーシャ「ふふっ、これなら少しくらい危ない道でも安心だね」
アインズ「そうだな。だが油断するな……街道とはいえ、魔物が襲ってくることもあるからな。もっとも、我々ならばある程度は対処できるだろうが」
テル「うわ〜、そういうこと言うとフラグ立つやつだよアインズさん!」
リーゼリット「フラグって……?」
テル「ほら、そういう“油断するな”とか言った直後に敵が出てくるってやつ!」
アインズ「……この世界の理屈に、そういう仕組みがあるのか?」
サーシャ「ふふっ、テルさんの言う“そういうの”は比喩だよ、比喩」
ガイ「……敵、か……」ムニャ
サーシャ「ひゃっ!?お、起きてたの!?」
ガイ「……寝てる……」ムニャ
テル「寝言!?寝ながら反応してるの!?」
リーゼリット「すごい……無意識でも会話が成立してる……」
アインズ「フッ、寝ていても警戒は怠らないか」
サーシャ「……そんなに気を張らなくてもいいのに……」
テル「うんうん……あっ!サーシャちゃんが優しく見守ってくれてるってわかったら、ガイ君も安心して寝てられるんじゃない?ほら、チュッといっちゃいなよ」ニヤニヤ
サーシャ「そ、そんなことしません!!!」
下1 コンマ
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-50 物品発見(自由安価下2)
51-65 場所発見(自由安価下2)
66-80 良いこと(自由安価下2)
81-00 旅は道連れ
833 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 08:22:31.03 ID:BZjaqAAFO
良
834 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 09:07:08.12 ID:I0PHZMwQO
アインズ「……全員、構えろ。厄介な魔物の気配がする」スッ
竜角の槍「」シャキン
サーシャ「えっ?……周りには何もいないみたいだけど……」
リーゼリット「この辺りで厄介な魔物といえば、もしかして……」
地面「」ボコボコ……ボコォッ‼︎
触手「〜〜〜」ズモモ
リーゼリット「うわ、でた!!!」
テル「わあ、触手だ!!!しかも黒色!!!あれは相当長い間生きてきたヤツに違いない!!!是非とも一度私を絡めとってもらいたいね!!!」ハァハァ
サーシャ「テルさん、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!!!ガイ、起きて!!!」ユサユサ
ガイ「んん……なんだ、サーシャ──」パチ
黒触手「〜〜〜」ズモモ……
ガイ「……状況は理解した。全員、戦闘態勢!!!」
ーー戦闘開始 触手ーー
コンマ下1
01-30 痛恨
31-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心
閃光玉 +10(残り3個)
連携技 +30(残り2回)
代償の刃 +99(現在使用不可)
魔導車・改に乗っているので補正+10
835 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 09:12:45.92 ID:DvXt8hRNO
連携技
836 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 10:13:33.20 ID:8MkoAmLqO
アインズ「行くぞ、ガイ!」バッ
ガイ「ああ!」シュンッ
リーゼリット「実はコレ使うのはじめてなんだけど……まあ、なんとかなるよね!!!」
魔導砲塔「」ギュウウウウウウン……
テル「位置調整は任せてくれよ!」
魔導車「」ブォンッ‼︎
サーシャ「援護するよ……!」
魔導弓「」バシュッ‼︎ バシュッ‼︎
黒触手「〜〜〜」
撃ち落とされる魔翌力矢「」ビタァン‼︎ビタァン‼︎
テル「矢に気を取られてる……リーゼリットちゃん!」
リーゼリット「行けえっ!!!」
魔導砲塔「」ガガガガガガッ‼︎‼︎
バスバスバスバスッ
暴れる黒触手「〜〜〜!!!」ジタバタ
テル「効いてるね……この隙に核を念入りに突き刺して!!!」
ガイ「」シュンッ
落とされた触手「」ボトボトッ……
ガイ「──アインズ!あとは頼んだ!」シュンッ
斬られていく触手「」ズバァッ‼︎
アインズ「ああ……今日の夕飯は決まりだな……!!!」スッ
竜角の槍「」ズドォッ‼︎ズドドドド……
アインズ「──、終わりだ」
竜角の槍「」ブォンッ
黒触手「〜〜〜!!!」ウネウネ……
黒触手「〜……〜……」シーン……
サーシャ「……倒したのかな?」
テル「うん。核をあれだけ破壊されれば白触手だろうと動くことはないよ……よっ」スト
リーゼリット「……?テルさん?」
スタスタ……
テル「……ふふ、いいね……死んだばかりとはいえ、いい質感だ。ふふ、柔らかい……味もさぞいいんだろうな……」スリスリ
アインズ「な、何をしているんだ……?」
ガイ「……わからなくていいと思うぞ。いや、むしろわかりたくないというか……」
テル「ハァ……ハァ……この感触、たまんないっ……♡あっ、やばっ♡」
◆
837 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 10:14:00.04 ID:8MkoAmLqO
ー 夜
焚き火「」パチパチ
焼き黒触手「」ジュウ……
テル「うん。思った通りいい味してるね……弾力があって、噛むほどに旨味が広がる。黒触手なんて中々お目にかかれないし、ツイてたなぁ」モグモグ
リーゼリット「本当に食べられるんだ……なんだか見た目の印象が強くて、最初は信じられなかったよ」モグモグ
サーシャ「まあ、触手を食べる文化がない所は多いからね。意外と美味しいでしょ?」
ガイ(初めて食べたが、味を知ることはもうできないか)モグモグ……スッ
アインズ「……ん、ガイ?もう食わないのか?」モグモグ
ガイ「ああ、充分食べたからな。残りは食べていいぞ」
アインズ「そうか。では遠慮なく貰おう」
ミュージアへの旅路 1日目
(3日目終了次第、ミュージアに到着します)
何かする?
安価下1〜3
838 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 10:28:49.11 ID:fiV0FrzTO
アインズ、夜食作りに挑戦
839 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 10:30:02.45 ID:/zIyQDomO
テルの前でロスチャイルド批判する
840 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 10:53:04.96 ID:r89/0LSso
デロデロな夢を見る
841 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 11:02:30.33 ID:r89/0LSso
次の国へは1ターンがいいのよね
842 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 14:01:27.29 ID:CQP27vXDO
>>841
サクサク行きたい所ですが、
>>1
の準備ができていないのもあって旅路は続きます。申し訳ありませんが、どうかお付き合いください。
843 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 14:02:12.44 ID:CQP27vXDO
アインズ「ミュージアを治める王のような者はいるのか?」
テル「……レーティア・フォン・ロスチャイルドって人が一応、街の顔ってことになってるね。王国が消えてからは実質、あの人が権力を持ってるよ」
サーシャ「ロスチャイルド?そういえば……トコナツ火山島で襲ってきた二人組の片方がロスチャイルドって名乗ってたよね?」
リーゼリット「あ、クラウディアもロスチャイルドって名前だったっけ……意外と珍しくない名前なのかな?」
テル「……ロスチャイルドは元々、セイントレア王国で力を持っていた大富豪の一族さ。世界めくれのあと、あの血を引く者たちは各地に散らばって、誰もが自分こそが本家だって言い張ってるから、今じゃどこが本流かすら曖昧なんだよ」
ガイ「……詳しいんだな?」
テル「それなりに関わっていたからね。今は……綺麗さっぱり、縁も切れてるけど」
アインズ「ふむ……話を聞く限り、物騒な気質のヤツが多いのも納得だな」
テル「……気質っていうより、教育の結果かな」
サーシャ「教育、ですか?」
テル「強く、美しく、他より優れ、全てを支配しなければ存在する価値はない──それがロスチャイルドの教え。優秀な遺伝子を取り込み続けて、完全な生命になろうとしてる……なんとも馬鹿げてるよね」
リーゼリット「なんか、テルさん……詳しすぎません?」
テル「ん?あはは!あくまで噂だよ、噂!レーティアさんは今の話とはまったく関係ないから心配しないでいいよ!」ゴクゴク
サーシャ「あはは、そうですよね!ずいぶん真面目に語るから信じかけちゃいましたよ!」
ガイ「……」
アインズ(ガイ、どう思う?)コソッ
ガイ(……あいつの言葉には実感があった。噂を語る人間の口調じゃないな)チラッ
アインズ(やはり、お前もそう感じたか)
ガイ(ああ……あれはどこか、懐かしむかのような──)
テル「おや?二人でコソコソと……もしかしてこれから、あんなことやそんなことを?キャー、ガイ君のえっちー!!!」
ガイ「……考えすぎかもな」
⭐︎ロスチャイルドの噂を知りました。
844 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 14:03:12.55 ID:RDpnBowKO
テル「ぐおー……すぴー……」
リーゼリット「テルさん、寝ちゃったね……」
ガイ「むしろあれだけ飲んで眠らない方がすごいだろう」
サーシャ「うぅ……やっぱり夜は冷えるなぁ……」ガサゴソ
アインズ「む?サーシャ、何か作るのか?」
サーシャ「触手肉もまだ余ってるので、折角ならスープでも作ろうかなと……」
アインズ「そうか……私にも手伝わせてくれないか?」
サーシャ「えっ!それは構いませんけど……アインズさん、料理したことあるんですか?」
アインズ「……ない。だが、竜の爪で宝石細工をしたことはある。似たようなものだろう?」
ガイ「全然違うと思うが……まぁ、やってみるといいんじゃないか?」
リーゼリット「なんだか楽しみだな。竜の手料理なんて滅多に見られないもんね」
アインズ「……そう言われると緊張するな」
焚き火「」パチ……パチ……
サーシャ「それじゃあ、お願いしまーす!アインズさんは野菜を切ってください。力を入れすぎると粉々になっちゃうから、優しくお願いしますね?」
アインズ「……了解した。力加減は任せろ」スッ
バババババ……
サーシャ「ひゃっ!?早い!しかも……切り口が芸術的……」
リーゼリット「すごい……まるで宝石みたいな形になってる……」
アインズ「サーシャの動きを見ていたのもあるが……均等に整形するのは得意でな。料理とは面白い作業だ」
ガイ「包丁さばきだけなら一流の職人だな」
サーシャ「じゃあ次は、鍋に水と細かく切った触手肉を入れて……アインズさん、火の調整お願いできますか?」
アインズ「任せろ」ゴウッ
サーシャ「わっ!も、もうちょっと抑えれますか?」
アインズ「む、すまない……こんなものだろうか?」メラメラ
サーシャ「……はい!いい具合です、ここまで来たらほぼ完成ですよ!ありがとうございます、アインズさん!」
アインズ「そうか。それはよかった……なあ、サーシャ、リーゼリット。私は前々から思ってたんだが……」
リーゼリット「?」
アインズ「その、私にだけ敬語が抜けていないのが気になるのだが」
サーシャ「……へ?」
リーゼリット「えっ……今なんて?」
アインズ「いや、だからだな……お前たちは互いに気軽に呼び合っているのに、私にだけさん付けなのが、どうにも……距離を感じてしまう」
サーシャ「え、えぇ!?だってアインズさんは年上だし、竜だし、なんか……威厳あるし……!」
リーゼリット「うんうん!私も同じ!なんか敬語じゃないと落ち着かないっていうか……」
アインズ「むぅ……威厳など、そんなに気張るつもりはないのだがな……」
焚き火「」パチパチ……
845 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 14:05:35.60 ID:RDpnBowKO
サーシャ「……アインズ」
アインズ「む?」
サーシャ「……じゃあ、今日からアインズって呼ぶね。敬語も……やめてみる」ニコッ
リーゼリット「えっ、ちょ、サーシャ!?」
アインズ「──」
アインズ「……ふふっ、えへへ……」ニヘラ
ガイ「……だいぶ気の抜けた顔になってるぞ、アインズ」
アインズ「──!み、見るな!!!忘れろ!!!」
リーゼリット「い、今めっちゃ笑ってたよね!?すごく嬉しそうだったよね!?」
サーシャ「ふふっ、なんか珍しいね……アインズがそんな顔するなんて」ニコニコ
アインズ「〜〜〜///」
ガイ「顔が真っ赤だぞ。恥ずかしいのか?」
アインズ「ち、違うっ!これは……その……火の反射でそう見えてるだけだ!」プイッ
リーゼリット「耳まで真っ赤……あ、でもわかるかも。呼び捨てで呼ぶと距離が近く感じるもんね」ニヤニヤ
アインズ「そ、そんなことはない!呼び方が変わろうが関係な──」
サーシャ「ねぇ、アインズ」ニコッ
アインズ「っ……な、なんだ?」
サーシャ「これからも、よろしくね?」
アインズ「……ああ」プイッ
アインズの尻尾「」ブンブン
サーシャ「ふふっ」ニコ
ガイ、リーゼリット(わかりやすいな……)
⭐︎アインズがスープを作りました。
846 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 14:07:06.92 ID:W1QzTaCCO
ーー???
ザァーン……ザザァーン……
ガイ「zzz」
黒髪幼女「──ガイさん、ガイさん」ユサユサ
ガイ「ん?……なんだ、ここは!?」バッ
黒髪幼女「んへへ……おはよう、ございます」ペコリ
ガイ「君は……たしか、あの夢で倒れていた……」
黒髪幼女「?」
ガイ「……どういうことだ?」
黒髪幼女「……ガイさん、大丈夫?」
ガイ「ああ、いや……どうして俺の名前を?」
黒髪幼女「前に、教えてくれた……忘れちゃった……?」
ガイ「……すまない、覚えていない。最近、記憶をいくらか失ってな」
黒髪幼女「そうなんだ……」
ガイ「……君の名前は?」
黒髪幼女「……!そのことで、ガイさんに伝えたいことがあって……!」
黒髪幼女→クロシュ「……わたしのなまえ……クロシュ……思い出せたから、ガイさんに伝えたかった……!」
ガイ「クロシュ……か。前のことは覚えてないが、よろしくな」
クロシュ「うん……!わたしも、あんまり覚えてないから……おなじ!」
何か話す?
安価下1〜2
847 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 14:08:29.91 ID:574IoyKX0
友達はいるのか
848 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 15:23:59.31 ID:8owBVWLuO
ガイ
スライム語で語り返す
849 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2025/10/25(土) 17:51:12.95 ID:QxrrX68p0
ナチスも最初は平和ナチスも最初は平和い & です _ 裏でデマと暴力で反対勢力を潰して民にヒトラ ... (そいの裏でデマと暴力で反対勢力を潰してます 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してですの 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです裏でデマと暴力で反対勢力を潰してます 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してですですの 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してですの裏でデマと暴力で反対勢力を潰してますの 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してですの 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです の 裏でデマと暴力で反対勢力を潰してです
850 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 20:57:17.81 ID:AewMgk4YO
ガイ「ここには……俺とクロシュしかいないのか」
クロシュ「うん……わたしとガイさんしか……この夢の中にいれないみたい……」
ガイ「他のヤツは入ってこれないということか」
クロシュ「わたしが食べたみんなを呼び出そうとしても……みんな、応えてくれない……」
ガイ「……食べた?君は、人じゃないのか」
クロシュ「わたし、スライム!」デロ
ガイ「なるほど……ユーシリアで君のように擬態がうまいスライムと戦ったことがある。血のように赤いスライムで、中々手強かったな」
クロシュ「それって……ブラッドちゃん!」
ガイ「知り合いか?」
クロシュ「うん!……わたしの、おともだち。もしかして、殺しちゃった……?」
ガイ「いや……襲われこそしたが、どうにもこちらを殺害する気はなかったようでな。結果的には、世界樹の光の残滓を受け取っただけだ」
クロシュ「そっか……えへへ、やっぱり……ブラッドちゃんは優しい……!」
ガイ「もしかして、君がブラッドを俺たちに差し向けたのか?」
クロシュ「たぶん……ブラッドちゃんにガイさん達のところへ行くように頼んだのは……わたしじゃないわたし……えっと、ごめんなさい……説明が、難しい……」
ガイ「そうか……大丈夫だ、無理に話さなくていい。友達は他にもいるのか?」
クロシュ「うん!フメイちゃんに、アリシラさん……妖精さんとイリスさんにミスティさん……ローガンさんとエバンスさんも……他にも、いろんな国にいっぱいいる……!」
ガイ「仲良くなるのが得意なんだな」
クロシュ「ん、ガイさんも……おともだち!」
ガイ「……俺もか?」
クロシュ「うん!……いや、だった?」
ガイ「とんでもない。ありがとう、クロシュ」ナデナデ
クロシュ「んへへ……」
851 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 20:58:04.18 ID:51zxlXCkO
ガイ「そうだ……クロシュ、少々試したいことがあるんだが」
クロシュ「?」
ガイ「これが聞こえるか?」モニョモニョ
クロシュ「!……スライム語!ガイさんも、スライム?」キラキラ
ガイ『いや、違うが……どうやら話せているようだな。翡翠の賽の力でこんなこともできるとは……』
クロシュ「もしかしたら……世界樹の光が増えたから、力が強まったのかも?」
ガイ『なるほど。コレを狙うヤツもいる訳だ……その気になれば何でもできる気がする』
クロシュ「うん……ガイさんは悪いことに使わないと思うけど……世界めくれを止めるまでは、誰にも渡しちゃダメ……」
ガイ「フッ……ああ、任された──」
クロシュ「んへへ……約束!」
◆
852 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 20:58:20.98 ID:pW5oBzMPO
チュンチュン
ガイ「……朝か」ムク
テル「うーん……頭いたーい……飲み過ぎたかも……」
サーシャ「おはよう、ガイ、テルさん!」
ガイ「おはようサーシャ……リーゼリットとアインズは?」
サーシャ「二人は水汲みに行ってるよ。ガイとテルさんの準備が終わったら、いつでも出発できるよ!」
ガイ「そうか……すぐに支度しよう。テル、二日酔いでサーシャに回復魔法を頼むなよ」
テル「えぇ、そんなぁ……」
下1 コンマ
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-50 物品発見(自由安価下2)
51-65 場所発見(自由安価下2)
66-80 良いこと(自由安価下2)
81-00 旅は道連れ
853 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 20:59:34.15 ID:574IoyKX0
あ
854 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 21:20:31.86 ID:V2N9W6u1O
ーー王国平原 街道
魔導車・改「」ブロロ……
リーゼリット「平和だねぇ……昨日の触手はどうにかなったけど、何もないと刺激が欲しくなるなぁ」
サーシャ「何事もないのが一番だよ、リーゼ。ん、アレは……」
黒い影の魔物「ーー」
黒い影の魔物「ーー」
黒い影の魔物「ーー」
アインズ「世界めくれのバケモノか。数は少ないが、触れられたら危険だな」
ガイ「一体どうなるんだ?」
テル「あー……消えるんだよ、まるで最初から存在しなかったかのようにね。一体一体は魔翌力の塊をぶつけるだけでも倒せるほど弱いけど、今でも犠牲者が出ることがあって──」
リーゼリット「──[
ピーーー
]ッ!!!」
狙撃型魔導銃「」バギュウン‼︎バギュウン‼︎
消滅する黒い影の魔物「」シュウウウン…
サーシャ「リ、リーゼ……?」
リーゼリット「コイツ等だけは絶対に、許さない……!」
ーー戦闘開始 触手ーー
コンマ下1
01-05 痛恨
05-30 劣勢
31-70 優勢
71-00 会心
閃光玉 +10(残り3個)
連携技 +30(残り2回)
代償の刃 +99(現在使用不可)
魔導車・改に乗っているので補正+10
855 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 21:24:10.20 ID:JrNW6LTso
連携技
856 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 22:41:07.05 ID:5pI2FFvtO
消滅する黒い影の魔物「」シュウウウン…
ガイ「数は多いが……弱いな」
魔導拳銃「」バギュウン‼︎
アインズ「油断するな。ほんの一瞬でも触れられただけで死ぬぞ」
炎「」ゴウッ‼︎
テル「雷よ……!──みんな、リーゼリットちゃんの様子がおかしい!!!」
雷「」バチバチバチバチ‼︎‼︎
消滅する黒い影の魔物「」シュウウウン…
リーゼリット「」ブツブツ
狙撃型魔導銃「」ドギュウン‼︎ドギュウン‼︎ドギュウン‼︎
サーシャ「リーゼ!!!落ち着いて!!!」ガシッ
リーゼリット「──うるさいッ!!」バッ
サーシャ「きゃっ……!」ドサッ
ガイ「サーシャ!」
リーゼリット「こいつらは……また奪う気なんだ!!!もう誰も、奪わせはしない……!」
狙撃型魔導銃「」ドギュウン‼︎ドギュウン‼︎
消滅する黒い影の魔物「」シュウウウン…
コンマ下1
01-05 痛恨
05-10 劣勢
11-00 勝利
閃光玉 +10(残り3個)
連携技 +30(残り1回)
代償の刃 +99(現在使用不可)
魔導車・改に乗っているので補正+10
自動勝利!
857 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 22:41:45.56 ID:4LpEk0+UO
リーゼリット「」ブツブツ
狙撃型魔導銃「」ドギュウン‼︎ドギュウン‼︎
サーシャ「リーゼ、あの魔物はいなくなったよ!!!もう辞めて!!!」
テル「これ以上やったら魔翌力切れで最悪死んじゃう!どうにかして押さえて!」
アインズ「私がやる!ガイ、銃を奪え!!!」ガッシリ
ガイ「ああ!落ち着け、リーゼリット!!!」バッ
リーゼリット「フーッ!フーッ!」ジタバタ
テル「あとは私が──ごめんね、リーゼリットちゃん」
雷「」バチチッ‼︎
リーゼリット「あっ!?……ううっ……」ガクッ
サーシャ「リーゼ!!!」ダッ
ガイ「大丈夫、気を失っただけだ」ダキッ
テル「出力は最低限にしたからね……しばらくしたら目を覚ますよ」
アインズ「ふむ……それにしてもあの様子……過去に相当なことがあったようだな」
テル「きっと、世界めくれが起きたときに親しい人がみんな、あの魔物にやられたんだろうね……あんな風になる人を沢山見てきたから、わかるよ」
サーシャ「リーゼ……」
◆
858 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 22:42:42.34 ID:DPqgrEzlO
ー 夜
焚き火「」パチパチ
リーゼリット「ううん……あれ、私……」ノソッ
ガイ「…….目が覚めたか」
リーゼリット「ガイ……そうだ、魔物は?私の銃はどこ?」
ガイ「落ち着け。魔物は全部倒した。リーゼリットの銃はここにある」トントン
狙撃型魔導銃「」
リーゼリット「……そっか。みんなに迷惑かけちゃったね」
ガイ「誰も迷惑だと思っていないさ……腹は減ってないか?サーシャとアインズが作ってくれたのがある。すぐに用意しよう」
リーゼリット「……ありがとう」
ミュージアへの旅路 2日目
(3日目終了次第、ミュージアに到着します)
何かする?
安価下1~3
859 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 22:44:34.49 ID:fiV0FrzTO
ガイ、リーゼと特訓
860 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 22:48:22.71 ID:n8A/jweyO
アインズ サーシャと一緒に料理を作る
861 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 22:50:20.59 ID:JrNW6LTso
ガイ酒に酔っぱらうの巻き
862 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 23:23:57.81 ID:FQnNxjUIO
ガイ「リーゼリット、少し特訓に付き合ってくれないか?」
リーゼリット「特訓……?別にいいけど……何の?」
ガイ「コイツだ」スッ
魔導拳銃「」
リーゼリット「魔導拳銃……いつの間に?」
ガイ「今日の戦闘でも使ったんだが、距離が離れたら全然当たらなくてな……狙撃型とはいえ、魔導銃の扱いには詳しいだろう?色々教えてくれるか?」
リーゼリット「……もちろん!まずはガイの撃ち方、見せてもらっていい?」
ガイ「わかった。こんな感じなんだが……」スッ
リーゼリット「はいはい……その魔導銃で遠くを狙うなら、片手じゃなくて両手の方がいいよ」
ガイ「そうなのか。じゃあ……こんな風か?」
リーゼリット「大体あってるけど……うん、ちょっと近づくね」ススッ
ポヨン
ガイ(……銃に集中しろ、俺)
リーゼリット「もう少し腕を上にあげて……そうそう、そんな感じ。あと、力が入り過ぎてるから──」
◆
ガイ「──だいぶ扱い慣れた気がする。ありがとう、リーゼリット」
リーゼリット「どういたしまして。でも、私から言わせればまだまだかな?」
ガイ「フッ、手厳しいな……」
リーゼリット「あはは!練習には付き合うよ。またやるときは私を誘って。教えるのは結構好きだからさ」
ガイ「たしかにわかりやすかった。リーゼリットは誰から教わったんだ?」
リーゼリット「……お父さんからだよ。腕のいい狩人だったんだけどね……」
ガイ「そうか……」
リーゼリット「村の誰よりも射撃が上手くてさ。遠くの木の実を風に乗せて撃ち抜いたり、走る獣の足の下すれすれを狙ったり……狩りは息を合わせるものだって、よく言ってた」
ガイ「息を合わせる……?」
リーゼリット「うん。獲物と、風と、自分と。どれか一つでも乱れると、弾は逸れるんだって」
ガイ「いい教えだな」
リーゼリット「そうだね。でも、もうその声は聞けないけど」ニコッ
ガイ「……世界めくれか」
リーゼリット「うん。世界めくれのときに……全部、なくなった。村も、家も、人も。気づいたら、私一人だった」
ガイ「……」
リーゼリット「最初はね、助けを呼んで回ったの。でも返ってきたのは影の魔物の声と悲鳴だけで……それがまた、怖くて。気づいたら、銃だけ握って逃げてた」
ガイ「……それから暗黒館に?」
リーゼリット「うん……オーナーに見つけてもらってね。最初は、正直どうでもよかったの。生きる理由も、行く場所もなくて……どうせなら、使えるうちに使ってくれって感じでついていっただけ」
ガイ「それで、いまは幹部か」
リーゼリット「まさか自分が誰かの役に立つなんて、思ってもみなかったよ」
ガイ「実際、役に立ってる。少なくとも、俺は助けられている」
リーゼリット「……ガイ、そういうの、ずるいよ」
ガイ「フッ……」
863 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 23:25:25.55 ID:1vttdy+8O
リーゼリット「オーナーは、生きる意味は後から付いてくるって言ってた。最初は何言ってるんだろうって思ってたけど……最近、少しだけ分かった気がするんだ」
リーゼリット「ただ生きて、誰かと話して、仕事して……その積み重ねの中で、少しずつ何かを見つける。たぶん、それが生きる意味なんだと思う」
ガイ「……ああ、きっとそうだ」
リーゼリット「ふふ……ガイが言うと、ちょっと説得力あるね。なんか、そういう風に生きてきた人の言葉って感じがするよ」
ガイ「……どうだろうな。失くした記憶の中に、何を積み重ねてきたのかはもう分からん」
リーゼリット「でも、今こうして一緒にいる。それだけで、きっと意味があるんだと思うよ」
ガイ「……リーゼリット」
リーゼリット「ん?」
ガイ「……いや。なんでもない」
ガイ「……ありがとう、リーゼ」
リーゼリット「え?」
ガイ「前にも……そう呼んでた気がしてな。自然に、口から出た」
リーゼリット「……ふふ。やっと戻ってきたね、その呼び方」ニヤリ
⭐︎リーゼリットと特訓しました。
864 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/25(土) 23:29:03.33 ID:1vttdy+8O
本日はここまでです。
明日の更新でミュージアに着きますが、皆様は長く滞在したいですか?意見をもらえたら幸いです。
それでは、また。
865 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 23:55:52.64 ID:574IoyKX0
乙
1日いればよさそう
866 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/25(土) 23:57:13.16 ID:ZxmJU8I8o
乙
デロデロ教勢力拡大してて草
個人的には長くても短くても良いけど、もし長く滞在するなら芸術祭みたいなイベントがあったり何かの事件に巻き込まれたりすると良いかも?(既に構想があるなら失礼しました)
867 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/26(日) 00:32:08.23 ID:OD82VULro
おつ
特にやりたいイベントの予定が無ければ
砂漠超えの準備をしたら即出発でも大丈夫かと
868 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/26(日) 01:44:18.97 ID:9cHjuofT0
乙です
自分はどちらかと言うと長く滞在した方が個人的にいいなと思います。
869 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/26(日) 06:45:22.88 ID:TaaluB0go
個別イベント発生しないなら精々2日とかで
870 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/26(日) 09:52:42.63 ID:HAufu/WJO
皆様、ご意見ありがとうございます。
特段イベント等は考えていないので、今回は短い滞在で行きます。よろしくお願いします。
871 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/26(日) 09:53:34.93 ID:HAufu/WJO
ー 少し前
サーシャ「リーゼ……大丈夫かな?」
アインズ「心の傷というのは治りにくいものだ。忘れでもしない限り、永遠に痛み続けることさえある」
サーシャ「……」
アインズ「だが、お前が気にかけてやることが、何よりの薬になるさ」
サーシャ「……そうかな?」
アインズ「心配するな。お前は空気を柔らかくする不思議な力を持っている」
サーシャ「……ありがとう。ちょっと、頑張ってみるね」ニコッ
アインズ「よし……腹が減っては心も塞がる。食事でも作らないか?また教えてくれ、サーシャ」
サーシャ「あっ、いいね!リーゼが起きたとき、すぐ食べられるようにしよ!」
アインズ「食材は何がある?」
下1〜2 食材を1〜2つ選択
肉類 : トリ肉、ケモノ肉
野菜:食べられる野草、セイントレア草
穀物:パラパラ米、ヤマイモ、ナッツ
魚介:サワガニ、ザリガニ、セイントレアバス
果実:リンゴ、ナシ、野苺
卵乳:トリの卵、ミルク
872 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/26(日) 09:54:50.80 ID:TaaluB0go
リンゴミルク
873 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/26(日) 10:10:43.49 ID:EhJHnDXzO
サワガニ
ザリガニ
874 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/26(日) 11:37:47.49 ID:HAufu/WJO
アインズ「先ほど川でコイツらを捕まえた」
サワガニ「」モゾモゾ
ザリガニ「」モゾモゾ
サーシャ「サワガニとザリガニかぁ……そうだ、アレを作ろうか!」
アインズ「……アレ?」
◆
サワガニとザリガニのクリームシチュー「」ドン
アインズ「ふむ……泥抜きができない場合は背腸を抜くと……リンゴは臭み消しにも使えるのだな」
サーシャ「うん!お母さんが教えてくれたの。リンゴをすりおろして入れると、カニの匂いがまろやかになって、ミルクの甘さともよく合うんだよ」
アインズ「なるほど……料理というのは、知恵の積み重ねだな。作る側になって初めてわかることがある」
サーシャ「本当に一回も作ったことないの?」
アインズ「ああ。やるとしても肉や魚を焼いて塩をかけるくらいだ……それ意外は村のみんなが出してくれてた」
サーシャ「そっか……でも、なんか意外。アインズって器用だから、料理も得意そうなのに」
アインズ「器用さと料理の腕は別物だ……それに、私は誰かのために作るという発想がなかった」
サーシャ「そっか」
アインズ「だが、こうして作ってみると悪くないな。火の音と香り……落ち着くものだ」
サーシャ「そうでしょ?……アインズ、料理ってね、誰かに食べてほしいって気持ちで味が変わるんだよ」
アインズ「そうなのか?」
サーシャ「うん。材料も手順も同じでも、誰かのためって思いながら作ると、ぜんぜん違う味になるの」ニコッ
アインズ「……不思議なものだ。魔翌力を使わずとも、心が味を変えるとは」
サーシャ「魔法と似てるよ。想いがこもると、ちゃんと伝わるんだから」
アインズ「なら、このシチューも……私たちの想いが、リーゼに伝わるかもしれんな」
サーシャ「うん。きっと伝わるよ。あったかくて、優しくて……そんな味になってるはずだから」ニコッ
⭐︎サーシャとアインズが料理しました。
875 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/26(日) 11:38:43.49 ID:HAufu/WJO
ガイ(……酒、か。テルはよく飲んでいるが……コレのどこがいいんだか)
酒「」プシュッ
ガイ「」ゴクッ……ゴホッゴホッ
ガイ(ただ焼けつくような水を飲んでる感じだ。味がわかれば美味く感じれたのだろうか……)ゴク……
テル「あれ〜???ガイ君がお酒飲んでる〜、珍しい〜!」ヒョコッ
ガイ「……テル」
テル「まさかの一人酒〜?どうしたの?そんな渋い顔して〜」ニヤニヤ
ガイ「ただの気分転換だ」ゴクッ
テル「へぇ〜、でもガイ君が自分から酒に手出すなんて珍しいね?……ねぇ、ちょっと味見させて?」ヒョイッ ゴク……
ガイ「おい、勝手に飲むな」
テル「ん〜……やっぱりこの甘さ。デザートみたいで美味しいねぇ。ねぇガイ君、どんな味した?」
ガイ「……甘い味だ」
テル「へぇ〜、どんな甘さ?」
ガイ「どんな……?」
テル「ほら、果実系とか蜂蜜系とか、香草っぽいとか!感想は?」
ガイ「まぁ……普通の……甘さだ」
テル「ふ〜ん、なるほどなるほど……」
ガイ「……なんだ、その顔は」
テル「やっぱりね〜。そうじゃないかなーとは思ってたけど……今の答え、味わかってない人の言い方だよ」
876 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/26(日) 11:39:16.85 ID:HAufu/WJO
ガイ「……なに?」
テル「コレを飲んだら普通の甘さなんて感想、誰もしないもん。甘いだけじゃなくて、香草の辛味が残るんだよ。でもガイ君、そこに全然触れなかった」
ガイ「……」
テル「ね?図星でしょ」
ガイ「……いつ気づいた?」
テル「昨日からなんとなくね。食べてる時も反応が同じだったし」
ガイ「……このことは、みんなには黙っていてくれ。余計な心配をかけたくない」
テル「んー、別に言うつもりはないよ。でもさ、黙ってるってことは……やっぱり気にしてるんだね」
ガイ「気にしてないと言えば嘘になる」
テル「やっぱり……味がわからないって、つらいよね」
ガイ「不便ではあるが、困ってはいない。腹が満たされれば、それで充分だ」
テル「ううん、そういうことじゃないんだよ。食べたり飲んだりして美味しいって感じる瞬間ってさ、生きてるって実感する時だから」
ガイ「……実感か。俺にはそれが欠けているのかもしれないな」
テル「そんなことないよ。だってガイ君、ちゃんと人の痛みとか、優しさとか感じてるでしょ?」
ガイ「……感情は、味とは違う」
テル「でも、似てるよね。心で感じるって意味では。味がわからなくても、誰かと笑って食べたら、それはちゃんと美味しいってことだよ」
ガイ「……理屈としては理解できる」
テル「理屈じゃなくて、気持ち!」
ガイ「フッ、まるで子供に諭されてるようだ」
テル「もー、そういうとこ!でも、今度みんなでごはん食べる時は、ちゃんと近くに座ってよ?昨日みたいに離れてるんじゃなくてさ……」
テル「味がわからなくても、楽しい空気はわかるでしょ?それを、感じてほしいから」
ガイ「……わかった。そうして、みよう」ポヤー
テル「うん、それでいいの……あ、でもお酒はもうダメ!ドクターストップ!」ヒョイッ
ガイ「……なんでだ?」ポヤー
テル「没収!今のガイ君を見て絶対弱いタイプだと確信したからです!」
ガイ「まだ半分も飲んでないぞ?」ポヤー
テル「ダーメ!もう目がとろんとしてるもん!」
ガイ「……そうか……?別に眠くも……」ポヤー
テル「ほら!それ!完全に酔ってる人の喋り方だよ!」
ガイ「……そう、なのか」ポヤー
テル「うん、いつものガイ君ならそんなぼんやりした目しないもん」
ガイ「……そうか」ボーッ
ガイ「……変な気分だ。多分、お前のせいだな」ニコッ
テル「えっ!?笑って──///」ドキッ
テル(その顔は反則でしょ……!)
テル「も、もうっ!///はいはい、おしまい!ガイ君はもう寝る!今すぐに!///」
⭐︎お酒を飲みました。
877 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/26(日) 11:39:53.63 ID:HAufu/WJO
ー 朝
ガイ「昨日はなんだかよく眠れたな……」ノビー
アインズ「起きたか。もう朝食はできてるぞ」
ガイ「……今朝はいい匂いがするな」
サーシャ「おはようガイ!昨日の残りのシチューに少しだけ手を加えてみたんだ」ニコッ
ガイ「手を加えた?」
サーシャ「うん!ミルクを少し足して、香草も変えてみたの。昨日よりまろやかになってるはず!」
テル「うんうん、朝からこんなごはん食べられるの、幸せだよねぇ……肝臓に染みるぅ……」
リーゼリット「うん……昨日も美味しかったけど、今日のも美味しいね」
サーシャ「ふふっ……食べ終わったら出発しようか。ガイの分、用意するね!」
ガイ「……ありがとう、サーシャ」
下1 コンマ
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-50 物品発見(自由安価下2)
51-65 場所発見(自由安価下2)
66-80 良いこと(自由安価下2)
81-00 旅は道連れ
878 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/26(日) 11:45:59.94 ID:ALyYGgQhO
あ
879 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/26(日) 12:24:33.99 ID:Ls9nUAtUO
ミュージアへ着く最後の道中で誰かと会ったようです。
コンマ下1
01~20 ニナ
21〜40リュックを背負った茶髪の男性冒険者
41〜60 ローツインテールの小柄な少女
61〜70 銀髪ロングのエルフ
71~80 赤髪ロングポニテの女性冒険者
81~90 帽子を被った緑髪の女性
91~00 黒髪ロングの女性&青髪ロングのエルフ
880 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/26(日) 12:35:09.51 ID:TaaluB0go
あ
881 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/26(日) 14:11:42.57 ID:LKBHylaIO
魔導車・改「」ブロロ……
ガイ「もうすぐミュージアに着くんだな?」
テル「うん。でも魔導車の魔翌力的にどうしてもあと一泊はしないといけないんだけどね」
アインズ「他のヤツも世界樹の力を狙っているとはいえ、急ぐ旅路でもあるまい……どうしてもというのであれば竜になって魔導車ごと運ぶが」
リーゼリット「それはそれで楽しそう……でも緊急時でもないのにアインズにそんなことさせられないよ」
サーシャ「竜が飛ぶスピードで運ばれたら凄いことになりそうだけどね」
ガイ「いや、意外と大丈夫なものだぞ?」
テル「えー、またまたご冗談を──おっと、前の人影は私の見間違いかな?」
アインズ「……魔導車を止めろ。近づいてみるぞ」
◆
干からびた死体「」
干からびた死体「」
干からびた死体「」
ローツインテールの小柄な少女「……」
サーシャ「おーい!……ってコレ……!」
テル「……調べるまでもないね。こんな状態で生きてる人間は見たこともないよ。君、大丈夫?」
ローツインテールの小柄な少女「……うん」
テル「そっか……怪我もないみたいだね。よかったぁ……」
サーシャ「この人達は……知り合い?」
ローツインテールの小柄な少女「……うん。みんな、もう動かない」
ガイ「この死体……まるで水分を抜かれたようだな。魔物の仕業か?」
アインズ「獲物をこんな風にする魔物など聞いたことないが……」
リーゼリット「……でも、どう見ても自然死とかじゃない。まるで何かに一瞬で干からびさせられたみたい」
テル「そんなことできる魔法、聞いたこともないよ……」
サーシャ「ねぇ、君……名前、教えてくれる?」
ローツインテールの小柄な少女→リーナ「……リーナ」
サーシャ「リーナちゃん、か。うん、覚えたよ」ニコッ
リーナ「……覚えなくていいのに」ボソッ
ガイ「リーナ。ひとりでこんな場所にいたのか?」
リーナ「……みんな、一緒にいた。でも……動かなくなった」
リーゼリット「……怖かったよね」ギュッ
リーナ「……怖くない。もう、慣れたから」
アインズ「……この場所に長居は危険だ。死体を放置しておくのも気が引ける。ひとまず、ミュージアに連れて行こう。この場所よりは安全なはずだ」
リーナ「わたし……ミュージアから来た……」
ガイ「奇遇だな。俺たちの目的地だ。送っていこう」
リーナ「……いいの?」
サーシャ「もちろん!ひとりで旅するなんて無理だよ」
テル「そうそう。魔導車なら少し狭いけど、乗れるよ!」
リーナ「……わかった」
⭐︎リーナと出会いました。
882 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/10/26(日) 14:12:11.65 ID:LKBHylaIO
ー 夜
焚き火「」パチパチ
リーナ「……」
ガイ「寒くないか?」
リーナ「平気……」
サーシャ「でも、ずっと外にいたんでしょ?ほら、これ使って」
ブランケット「」フワッ
リーナ「……ブランケット?」
サーシャ「うん。干したばっかりだから、日向の匂いがするよ」ニコッ
リーナ「……ありがと」ボソッ
テル「子供の体温は奪われやすいんだから、油断しちゃダメだよー?ちゃんとごはんも食べた?」
リーナ「……食べてない」
ガイ「食欲がないのか?」
リーナ「……食べるの、苦手」
リーゼリット「無理に食べなくてもいいけど、スープくらいは飲みなよ。すごく美味しいから!」スッ
リーナ「……みんな、優しいね」
テル「まぁね!でもガイ君は口数少ないから、ちょっと怖いかも?」
ガイ「そんなに怖いか、俺?」
サーシャ「あー……子供の頃の私が見たら、多分泣いちゃうかも」
ガイ「……そうか……」
リーナ「……ふふっ」
ミュージアへの旅路 3日目
(安価が終了次第、ミュージアに到着します)
何かする?
安価下1~3
883 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/26(日) 14:15:08.75 ID:9cHjuofT0
女性陣でリーナとおしゃべりする。
884 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/10/26(日) 14:16:32.91 ID:5BFGvedN0
ガイ、女性陣の着替えを見てしまう
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