【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】

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81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 03:29:00.30 ID:DtDIFeFVO
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82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 07:05:32.05 ID:V1LEBi4I0
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83 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 18:55:31.68 ID:yEj5hNbsO
ガイ「……世界めくれを引き起こしたのは、貴様等か?」

フレメア「そんな訳ないでしょ。王国を滅ぼそうとしていたのは事実だけど、世界の破滅なんか望んでいなかったわ」

フレメア「世界めくれが起きたとき、私はフラナのやつと一緒にこの国で王国との戦争に備えて準備していたの」

ガイ「戦争だと?」

フレメア「そうよ。あのときは、王国との全面戦争がほぼ確定していたから兵も補給も、全部整えていつ戦争が起きても戦える体制をとっていたの」

フレメア「でも世界めくれが起きて、王国は知っての通り宙に浮かんで壊滅。戦争どころじゃなくなったわ」

フレメア「けど、準備をしていたお陰で世界めくれの被害が少なかったこの国は他の国への支援を迅速に行えたワケ。フラナにしては中々いい判断してたわ」

サーシャ「そっか。だから魔族国はあんなに早く支援できたんだね」
84 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 18:56:55.46 ID:yEj5hNbsO
サーシャ「……そういえば、フレメアさんってダークヒーローパーティとはどういう関係だったの?」

フレメア「……敵だったことの方が多かったかな。最初はすごーく弱かったのに、世界めくれが起きるちょっと前にはそれなりに強くなっててビックリしちゃった」

フレメア「けど、認めるのは凄く癪だけど……感謝はしているわ」

フレメア「妹とまた一緒に過ごせるようになったのは、アイツ等のお陰だから。世界めくれを完全には阻止できなかったみたいだけど……」

フレメア「あの連中なら、きっと今もどこかで生きてる。そんな気がするのよ」

サーシャ「やっぱり、ダークヒーロー一行は世界めくれの危機をどうにかしようとしてたんですね!?格好いいなぁ……」

ガイ「……英雄視しすぎるのも考えものだがな」

フレメア「そうね。英雄ってよりはどこまでもお人好しな、ただの冒険者って感じだったし」

サーシャ「でも、だからこそみんなに愛されているんだと思います」

フレメア「ふふ、そうかもね……」

メイド「失礼します。フレメア様、マリー様とフラナ様からお呼び出しが」

メイド「ごほん……サボってないで仕事手伝え!……とのことです」

フレメア「ったく、あの二人は相変わらずね。悪いけど、お茶はここまで。帰ってもらうわ」

ガイ「……」

フレメア「もう今の私は、過去の私とは違うわ。もし、過去にあなたの大切な人を奪ってしまっていたのなら謝りはするけど、簡単には殺されてあげないわ」

ガイ「……そんなことを言う時点で、やはり危険な奴だ」

フレメア「ふふ、でもね今の私はこの国を守るために動いてる。ただそれだけ……」

サーシャ「……フレメアさん、ありがとう。いろいろ聞かせてくれて。お茶、美味しかったです!メイドさんも、ドーナツご馳走でした!」

フレメア「こちらこそ。久しぶりに素直な子と話せて楽しかったわ」

メイド「フレメア様、そろそろ……」

フレメア「あー、わかってるわよ。……ガイ、サーシャ。よかったらまた来なさい。」バサッ

フレメア「あ、2人を街まで送ってあげてねー!」バサバサッ

メイド「かしこまりました。お気をつけて」ペコリ

メイド「それでは、ご案内します」
85 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 19:07:09.30 ID:yEj5hNbsO
ー魔族国バイオレット 街道

メイド「こちらで街へ戻る道は終わりです。ここから先はお二人でどうぞ」

サーシャ「送ってくれてありがとうございます!助かりました」

ガイ「世話になった」

メイド「いえ、それでは、ごきげんよう」ペコリ

スタスタ……

サーシャ「……はぁ、なんだか緊張して疲れちゃったね。お腹も空いた〜!」

ガイ(話の傍でドーナツを完食していたような気がするが)

ガイ「……いい頃合いだ。夕飯を取るには丁度いい」

サーシャ「それじゃあ、行きたい所あるからそこに行ってもいい?」

ガイ「……わかった」

サーシャ「じゃあ決まり!行こうか!」
86 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 19:09:42.81 ID:yEj5hNbsO
ー魔族国バイオレット 大衆酒場

ワイワイガヤガヤ

サーシャ「ここ、相変わらず人気だな〜……!」

ガイ「本当にここでよかったのか?」

サーシャ「うん。静かな場所もいいけど、こういう賑やかな雰囲気、実は落ち着くんだ。旅の途中、こういう酒場で話を聞いたりすることが多かったからかな?」

サーシャ「あ、あの席空いてる。あそこに座ろっか」

ガイ「ああ」

ウェイトレス「いらっしゃいませ。当店は食材選択式となっております。お決まりになりましたら、手元のベルでお呼びください」

サーシャ「はーい!さて、何があるかな〜」

ガイ(たしか、この店は複数人で来た場合は2種類の食材しか選べなかったはずだ。サーシャは何回か来たことがあるようだが、念のため忠告しておくか)

ガイ「……ここは2種類の食材しか選べない。同じ食材を注文することもできるが、選ぶ食材によっては失敗する。たとえば、ウルティ米とウルティ米を同時に頼んでしまい、出てきたのが山々と盛られた丼だった、とかな。」

ガイ(あのとき隣の席にいたパーティは、本当に大変そうだった……)

サーシャ「あはは、それってもしかして経験談?大丈夫、そんなミスしないよ!私は決まったからガイさんも選んで!」

ガイ「ならいいが……」

安価下1〜2選択
1.触手肉
2.マンドラ大根
3.セイントレア草
4.スライムゼリー
5.トリの卵
6.ザリガニ
7.ウルティ米
8.海竜の大トロ
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 19:11:28.19 ID:DXprSy5R0
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 19:11:44.61 ID:bw/IZZbNo
7
89 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 21:50:41.25 ID:2YsMNW+QO
チリンチリン……

ウェイトレス「お決まりですか?」

ガイ「ウルティ米を」
サーシャ「ウルティーー」

ガイ「待て。……今わざと被せようとしただろ」

サーシャ「ソンナコトナイヨー」

サーシャ「私は、海竜の大トロをお願いします」

ウェイトレス「ウルティ米と海竜の大トロですね?少々お待ちくださいませ!」



海竜大トロづくし「」ドン

ガイ「おぉ……こうなるのか」

サーシャ「お寿司だね!ネタは一種類しかないけど、調味料が色々あるから飽きないと思うよ。それじゃあ……いただきます!」パク

サーシャ「ん〜〜〜!美味しい!!!」モグモグ

ガイ「」モグ……

ガイ(これは……脂が口の中でとろけるがしつこくなく、後味は驚くほどさっぱりしている!米の甘味と酢の酸味も丁度いい。とくに、このワサビと醤油……この組み合わせがとてつもない相乗効果を生み出し、食べる手が止まらん……!)モグモグ

サーシャ「」ニコニコ

ガイ「ん……どうした、何かついてるか?」モグ

サーシャ「いや……ガイさんってそんな顔もするんだなーって思って」

ガイ「……早くしないとなくなるぞ」モグモグ

サーシャ「あ、ズルい!私の分も残してよ!」

ガイ「早いもの勝ちだ」ヒョイ パク

⭐︎海竜大トロづくしを堪能しました。

⭐︎ウォーターポートへ帰ります。

下1のコンマが50以上で帰り道で何か起きたみたいです。

何か起きた場合、何が起きた?
安価下2
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 21:59:25.74 ID:AblPIH42O
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/26(土) 22:00:57.59 ID:V1LEBi4I0
サーシャとパーティーを組もう的な流れに
92 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 22:43:57.32 ID:2YsMNW+QO
ーーセイントレア平原

魔導車「」ブロロ……

サーシャ「お寿司、美味しかったなー」

ガイ「……俺は当分、食わなくてもいい」

サーシャ「あはは……結構な量食べてたもんね…」

サーシャ「……ねぇ、ガイさん?」

ガイ「どうした?」

サーシャ「ウォーターポートに戻ったら、1人で依頼を受けるの?」

ガイ「ああ。場合によっては組むこともあるだろうが」

サーシャ「そっか……」

サーシャ「もし、私がパーティに誘ったら入ってくれる?」

ガイ「……俺はまだこの依頼しか実績がないぞ?俺以外に、優秀なヤツはいくらでもいる。そいつ等とパーティを組んだ方が効率的だ」

サーシャ「効率的とか、そんなんじゃなくて、ガイさんと組みたいんです」

ガイ「……どうしてそこまで俺にこだわる?」

サーシャ「これまで、いろんな人と組んだことがあるけど、初めてなの。また同じ人と組みたいなって思ったのは」

ガイ「……お前、変わっているな」フッ

サーシャ「なんですと!?」

ガイ「すまん、馬鹿にしたわけじゃないんだ」

ガイ「そういったことを言われたのは初めてでな……悪い気はしない。むしろ、少し嬉しいくらいだ」

サーシャ「!……それじゃあ……」

ガイ「俺でよければ、正式にパーティを組もう」

サーシャ「うん!これからよろしくね、ガイさん!」

ガイ「ガイでいい」

サーシャ「じゃあ改めて……よろしく、ガイ」

ガイ「ああ、よろしく頼む」

魔導車「」ブロロ……

⭐︎サーシャと正式にパーティを組みました!依頼等を受けた際はサーシャがついてきてくれます。
93 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/26(土) 23:53:04.28 ID:YeCdf3oOO
ーー暗黒館2F 幹部宿泊部屋

コンコン

ガイ「どうぞ」

ガチャ

イーリン「失礼します、ガイさん。オーナーよりこちらを預かっております。」スッ

ガイ「手紙?」

イーリン「オーナーは自分が動かないと我慢できない性分らしく、基本、ウォーターポートにおりません。前回のように直接お会いできることの方が珍しいです」

ガイ「……なるほど」

イーリン「それでは要件は終わりましたので失礼します」

バタン……

ペラッ……

この手紙を読み終えたら確実に処分すること。
また、ここに書かれた内容を他人に一切口外しないこと。

ガイへ

以前話した世界めくれの件を覚えているかしら?
あれは終わっていない。今もなお、緩やかに広がり続けている。

この影響を止めるためには、世界樹の果実の力が必要になる。
しかしフォレスティナは依然として鎖国状態で、内部に入ること自体が難しい。
仮に入れたとしても果実を渡してくれるとは思えない。

そこで私は、10年前に世界樹の果実が落ちた場所から残滓に宿る力を抽出して代用とする方法を考えた。アンタには10年前に果実が落ちた所へ向かって残滓がどれほど残っているかを確認してほしいの。
準備ができ次第トコナツ火山島へ向かいなさい。私の知り合いが経営する宿屋があるから、拠点にはそこを使うといいわ。

暗黒館の一員となったアンタにとって、これが初めての正式な任務になる。

期待しているわ。

暗黒館オーナーより

ガイ「トコナツ火山島か……」
94 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 00:01:49.62 ID:HzYM4SOMO
ーー暗黒館1F 酒場
 
ワイワイガヤガヤ

ガイ「サーシャ、今回の依頼でトコナツ火山島へ向かおうと思う。構わないか?」

サーシャ「大丈夫だよ!ちなみにどんな内容の依頼なの?」

ガイ「……地質調査、といったところか。報酬は悪くない」ペラッ

サーシャ「ふーん、なんだか渋い内容の依頼だね……いつ出発するの?」

ガイ「明日の朝だ。それまでに準備しておいてくれ」

サーシャ「わかった。ガイはもう準備終わった?」

ガイ「ある程度はな。サーシャも準備が終わり次第、朝までは自由にしててくれ」

サーシャ「……うん、そうするよ。船旅は長くなるからね!」

現在はウォーターポートです。
何をする?
安価下1〜3
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 00:02:53.92 ID:fJEcAFvUo
船旅を楽しむために豪華客船をチャーターする
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 00:18:48.31 ID:dStEX6iho
現在のトコナツ火山島について情報収集
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 00:24:08.46 ID:LjrruL+0O
戦闘時の連携の確認
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/07/27(日) 00:24:23.37 ID:qIkH77UcO
港でドラゴン釣り
99 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:17:38.01 ID:HDjzlMsjO
ガイ「イーリン、船の手配を頼む」

イーリン「かしこまりました。どのような物をご希望ですか?」

ガイ「手頃なやつで構わない」

イーリン「手頃な船……ですが、トコナツ火山島周辺の海域は最近、魔物の目撃翌例が増えています。普通の船では少し危険かもしれません」

イーリン「おそらくですが、オーナーからの依頼を受けるんですよね?安全と効率を考えるなら、こちらで特別な船を手配させていただきます」

ガイ「……特別?」

イーリン「豪華客船です。設備も充実しており、長旅でも快適に過ごせます。オーナーからは必要経費として扱えと」

ガイ「……豪華客船、か。少々目立ちすぎる気もするが」

イーリン「ご安心ください、表向きは定期航路を装っていますから。それに、たまには贅沢も悪くありませんよ?」ニコ

ガイ「……わかった。明日の朝に出発したいんだが、できるか?」

イーリン「かしこまりました、用意しておきます」

ガイ「ありがとう……先日の魔導車も助かった。今回も頼らせてもらう」

イーリン「お任せください。それでは、明朝に港でお待ちしております」

⭐︎トコナツ火山島へ豪華客船クロシュヴァル号で向かうことになりました
100 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:18:18.84 ID:HDjzlMsjO
ーーウォーターポート 大通り

ガイ(トコナツ火山島……実際に行ったことはないが、半竜人のモーリィ・フースーヤが島長として治める夏が終わらない島だったか)

ガイ(10年前は一時期、火山活動が異常になり観光どころではなくなっていたらしいが……もしかして世界樹の光が関わっていたのか?)

スタスタ……

露天商「」イラッシャイイラッシャイ

トコナツ火山島を楽しむ!観光ガイド「」ポン

ガイ「丁度いい所に……すまない、これを一冊、買いたいんだが」

露天商「お、お兄さんトコナツ火山島へ行くのかい?あそこはいいぞ!休暇で過ごすなら持ってこいの場所だね!」

ガイ「仕事で向かうんだが……暇があったら見て回ろうと思ってな」

露天商「仕事かい?それはまた珍しいね。あそこは観光客ばかりだからな。そうだ、トコナツ火山島に行くなら耳よりな情報があるんだが聞いてくかい?ただの世間話だから金はとらんよ!」

ガイ「頼む」

露天商「火山島は今は落ち着いてるけど、夜になると火口付近で光が見えるんだ。観光客は喜んでるが、現地の人は近づくなって忠告してるよ」

ガイ「なるほど。いい情報をありがとう」チャリン

露天商「はい、毎度!あ、最後に一つ、お兄さんにとっては一番大事なことかもしれん!」

ガイ「それは一体?」

露天商「水着を着た女の子は滅茶苦茶可愛いぞ!ガッハッハッハッ!!!」

ガイ「……そうか」

ガイ(聞いて損することもあるんだな)

⭐︎トコナツ観光ガイドを入手しました
101 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:18:45.98 ID:HDjzlMsjO
ーーウォーターポート 港

カモメ「クゥークゥー」

ガイ「……」

釣竿「」シーン

ガイ(やることがなくなったから釣りをしてみたものの、何も釣れる気配がない……)

ガイ(ただ、こうやって何もない時間を過ごすのも悪くないな……昼寝でもしようか)

サーシャ「おっ、あれは……ガイ〜!」

ガイ「サーシャか。どうかしたか?」

サーシャ「ううん。準備が終わって暇になったから街をぶらついてたの。そしたらガイが釣りしてるの見かけて、声をかけたんだ。どう、釣れてる?」

ガイ「始めてから結構経つが……一匹もかからんな」

サーシャ「魚もガイの顔が怖いんじゃない?」

ガイ「……魚から俺の顔は見えないだろ」

サーシャ「ふふっ……あ、もしよかったらそこでちょっとした連携の確認でもしてみない?」

ガイ「連携の確認?」

サーシャ「うん、この前魔族国に行ったときは戦う場面がなかったけど、この先はあるかもしれないでしょ?だから、お互いにできることを知っておけばいざってときに安心かなって思って」

ガイ「……一理ある。今なら人も少ないし、暇してたところだ」

サーシャ「よーし、じゃあちょっと身体を動かそう!」
102 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:19:16.30 ID:HDjzlMsjO


ガイ「俺は戦闘面でいえば、そんなに強くはない。一番使い慣れているから剣を使ってはいるが武器は全般的に扱えるつもりだ。魔法は速度強化と下級の攻撃魔法しか使えない」

サーシャ「下級でも攻撃魔法を扱えるんだ!」

ガイ「威力は本職に著しく劣る上に効率も悪いから連発はできないがな。速度強化は最も自信があるが……これはほぼ奥の手だ」

サーシャ「速度強化が奥の手?私が見たことある冒険者は結構手軽に扱ってたけど……」

ガイ「普通はそうなんだが……見た方が速いか。そこに居てくれ」キュイイイン……

シュンッ

サーシャ「えっ!?消えた!?」
ガイ「後ろだ」ポン

サーシャ「うわあああっ!?びっくりした!!!!!!えっ、どうやったの!?速度強化した動作なら目で追う自信があったのに、まったく見えなかったよ!!!」

ガイ「ハァ、ハァ……よくわからないが……俺の速度強化は……普通の速度強化とは違う。見ての通り……ゴホッ……体力も魔翌力も消耗が激しいから、簡単に扱うことはできない」ヨロ……

サーシャ「そうなんだ……ガイ、大丈夫?」

ガイ「少し休めば問題ない……サーシャは何ができるんだ?」




サーシャ「あ、私ね……私は弓が得意だよ!ガイが実際に見せてくれたから、私も実演するね!」

サーシャ「手頃な的はあるかな……!あそこに流れてる樽が見えるかな?」

ガイ「……?いや、すまんが見えない」

サーシャ「流石にこの距離は見えないよね。まあ、そこで見てて!」

サーシャ「すぅ……」キリリ……ビュンッ‼︎

サーシャ「……蓋の所に当たったね。しばらくしたらこっちに流れてくると思うから少し待とうか」ストン

サーシャ「他には、弓ほどじゃないけど短剣はそれなりに。あとは治療と遠視魔法が使えるよ」

ガイ「弓に相当自信があるんだな」

サーシャ「小さい頃から練習してたからね!フォレスティナの中でも、私ほど上手い人はそうそういないよ!」



蓋に矢が当たった樽「」プカプカ

ガイ「間違いなくさっきの矢だ……凄いな」

サーシャ「こんな長距離を射ることは稀だと思うけど、もし弓で狙ってほしい所とかあれば遠慮なく言ってね!」

ガイ「頼りにしてるぞ、サーシャ」
103 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:42:51.87 ID:zrlBpibBO
翌朝
ーー暗黒館1F 酒場

ガイ「来たか……それじゃあ出発しよう」

サーシャ「うん!トコナツ火山島だね!ちなみにどんな船でいくの?」

ガイ「……驚くなよ」

サーシャ「?」



ーーウォーターポート 港

豪華客船「」ドン‼︎

サーシャ「まさかとは思うけど……アレじゃないよね?」

ガイ「そのまさかだ」

サーシャ「ええええええ!?」

イーリン「ガイさん、サーシャさん、お待ちしておりました。こちらが、クロシュヴァル号の乗船チケットです」

乗船チケット「」ポン

イーリン「そちらで問題なく乗船することができます。あと1時間ほどで出航するのでお早めに乗るのがよろしいかと」

サーシャ「あわわ……豪華客船なんて初めてだよ……ガイは乗ったことある?」

ガイ「……今回が初めてだ」

イーリン「あら、そうだったんですね。クロシュヴァル号はオーナーが最も大切にしている船です。中の快適さは間違いないですよ」

サーシャ「一番大切にしてる船なんだ……それだけですごいってわかるね!」

ガイ「仕事で使うには少々豪華すぎる気もするが……」

イーリン「護衛も十分に整っていますし、周辺海域の魔物にも対応できる装備が揃っています。安心して依頼に集中できますよ」

サーシャ「そうなんだ……!ねぇガイ、早く乗ってみようよ!中がどんな風になってるのか気になるなぁ」

ガイ「……行くか」

イーリン「どうぞ、ごゆっくり。良い航海を」ニコ

サーシャ「ありがとう、イーリンさん!じゃあ行こ、ガイ!」

ガイ「ああ」
104 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:54:50.46 ID:jsTNe7FiO
というわけでクロシュヴァル号でトコナツ火山島へ向かいます。

その前にキャラ募集を行いたいと思います。
クロシュヴァル号に乗ってそうな人か、トコナツ火山島にいそうな人を本日の0時まで募集します。頑張って辻褄を合わせるので割と自由に記入してください。また、その際には若干の設定変更を行う場合がありますのでその辺りをご了承くださると幸いです。

〈トコナツ火山島〉
■概要
大陸より南の海域に位置する火山島
島長モーリィ・フースーヤが治める国でもある
赤道付近のため一年中真夏のように暑く、生態系も大陸とは大きく異なる。
■産業
この海域の島でしか採れない南国の果物や野菜を主に生産している
また綿花の収量も多く、それを用いた服飾品の生産も盛んに行われている
近年ではトコナツ産の水着が人気を博し、それ目当てに訪れる者も多い。
■情勢
10年前に世界樹の光の影響によって甚大な被害が発生したが、今は落ち着いている。
最近は夜になると火口付近で謎の光が目撃されている
105 : ◆sIVlz2/mNs [sage]:2025/07/27(日) 12:56:56.63 ID:jsTNe7FiO
・テンプレ
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)

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