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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】
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946 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/03(月) 23:58:39.70 ID:qBm+Hv7Lo
乙
947 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2025/11/04(火) 02:45:49.44 ID:5BQ8uGRs0
眠い?何甘ったれてんだ
高市早苗は我が国の為に寝ずに勤しんでおられるのだぞ
948 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/04(火) 15:32:33.48 ID:cluEs64MO
フローフェリアコンビと遭遇あるんかな
949 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/08(土) 20:42:18.16 ID:k+ikK/xbO
中々いい展開が思い浮かばず時間がかかってしまいました。更新していきたいと思います。
>>946
ありがとうございます
>>948
勿論、2人ともこの国に来ています。今のところは大きな問題を起こしていないようです。
950 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/08(土) 20:42:44.18 ID:aSegC+ToO
ーー砂上楽園都市エデン 魔法学園
ワイワイガヤガヤ
学生たち「」キャッキャ
研究者たち「」セカセカ
アインズ「……すごいな。魔法学園の者達だけでなく一般の者も多く利用しているのか」
ガイ「普通、こういう場所に部外者は立ち入れないものじゃないのか?」
テル「まぁ普通なら部外者お断り……ってなるところだけどさ。今は古代遺跡の件で情報を欲しがってるから、むしろウェルカムなんじゃない?それにここの人たち、けっこういい人多いらしいし。変な目的さえなければ、魔法を学びに来る人には優しいってことでしょ?」
ガイ「そういうものか。もっと閉鎖的で堅苦しい場所だと思ってたが……」
リーゼリット「大魔女帝国っていう言葉の響きだけだとね。お金はかかるけどエルマさんが言ってたように、一般の人も授業を受けれるみたいだよ」
サーシャ「本当だ……しかも値段は良心的だし!」
テル「空に浮かんでた頃は無料だったらしいけどね。地上に落ちた弊害──になるのかな?」
ガイ「……そうとも言えないだろう。どんな国だって、維持するためには代償がいる。空に浮かんでた頃は払っていなかったんじゃなくて、誰かが見えない場所で払っていただけだ……今は正しい形に戻ったと言える」
アインズ「フッ……その言い分、ここの住人に聞かれたら反論されるんじゃないか?」
黒髪の幼女「──たしかに、ここでそういう発言をするのはよくないかもね」
ガイ「……あなたは?」
黒髪の幼女→クロ「ああ、ごめんね!話してるのが聞こえちゃって……わたしはクロ。この魔法学園で教授をしているの」
サーシャ「クロ教授──って、エルマさんと一緒にいた研究者さんが言ってた!」
リーゼリット「教授……教授……?あの、子供にしか見えないんだけど……!」
アインズ「小柄だとは聞いていたが、まさかここまでとは……」
クロ「むっ……こう見えてもわたし、君達より年上なんだけど……まあいいか。興味本位で聞くんだけど、ここには何をしに来たの?」
ガイ「テラヌス・ウルスへ行く道中で寄ったんだ。準備ができ次第、この国を出るつもりだ」
クロ「なるほど……テラヌス・ウルスへ向かう理由を聞いてもいい?」
ガイ「……大した理由じゃない。話す程のことでもないしな」
クロ「世界樹の光を探しに行くんでしょ?」
ガイ「──ッ!?」
クロ「暗黒館の『救国の影』ってあなたたちのことだよね?オーナーさんから聞いてたからすぐわかったよ」
リーゼリット「えっ、私達そんなふうに呼ばれてるの?」
サーシャ「あはは……けど、オーナーが伝えてくれてるってことは……もしかして、私達に協力してくれるんですか?」
クロ「うん、そのつもりだよ。トゥルーエンドちゃ……じゃなくて、大魔女様も光の残滓には強い関心を持っているから」
リーゼリット(えっ、今……トゥルーエンドちゃんって呼ぼうとしてた?この国の最高権力者をちゃん呼びできるって、どんな関係なの……?)
ガイ「……そういうことなら話を聞こう。俺たちも、無用な誤解は避けたい」
クロ「うん……こんなところだとなんだし、ちょっと場所を変えようか。みんな、わたしについてきてくれる?」
◆
951 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/08(土) 20:43:22.93 ID:Qu0BO3R8O
ーー大魔女宮殿
巨大な魔女像「」ドン‼︎
クロ「今、大魔女様はテラヌス・ウルスに大使として駐在しているから不在だけど……権限の一部は、留守を任されているわたしに預けられているの」
サーシャ「えっ……クロ教授って、そんな偉い立場だったんですか!?」
アインズ「なるほど。見た目に惑わされるな、というわけか」
クロ「ふふ、それじゃあ本題に入るね……」
クロ「結論から言うと──大魔女帝国は、あなたたちを正式に支援するつもりだよ。理由は単純。世界めくれの影響は年々、おさまるどころか確実に進行しているから」
テル「……やっぱり、そうなんだ」
クロ「十年前の世界めくれが止まったように見えたのは、表面だけ。実際には、地脈や魔翌力圏、どれも数値が緩やかに下降しているの……いずれ限界を迎えれば、今度こそ世界は消滅する」
サーシャ「……そんな……」
ガイ「だから──光の残滓を集める俺たちに、協力するというわけか」
クロ「うん……世界樹の光は、唯一世界めくれを押し返せる力。その欠片が残っているのなら、それを集める意味は大きい。だけど──それを国家が集め始めれば、たちまち争奪戦になる」
リーゼリット「……そっか。国が動けば、他の国も黙ってない……世界樹の光はあまりに強大で、手にした者次第で救いにも脅威にもなるって聞いたよ」
クロ「そう。だからこそ──国に属していない、実績のある第三者が必要なんだよ。あなたたちは、世界樹の光を集める意志を持ちながら、どこにも属していない。しかも、一度は国を救ってみせた。十分すぎる信用と実績だよ」
アインズ「だが、我々は残滓の力を悪用するかもしれんぞ?」
クロ「みんなはそんなことしないよ。もし悪用する気があったなら──もうとっくに好き勝手に使っててもおかしくない。それをしなかった時点で、答えは証明されてる」
クロ「それに、わたしは研究者だからね。人を見るのは慣れてるんだ。欲に濁った目か、使命に焦がれる目かくらい、話せばすぐにわかるよ」
ガイ「……それで、支援というのは具体的に何をしてくれるんだ?」
クロ「まずは基盤となる三つ──資金、情報、そして正当な身分の提供だよ」
ガイ「……身分?」
クロ「そう。大魔女帝国の準協力者としての公的な証明を発行する。それがあれば、各国での出入りや発掘調査が、正式な権限のもとで行えるようになるよ」
アインズ「ふむ……だが、暗黒館の名も信頼は得ているだろう。それでもなお、この国の証明が必要なのか?」
クロ「うん。暗黒館の名は冒険者としての信用にはなるけど──国境や遺跡とか、一部の場所では効力が落ちる。あくまで私的な組織だからね」
ガイ「……つまり俺たちは、信用はあるが正当性がないということか」
クロ「そういうこと。けれど──帝国が発行する証明は違う。それは、帝国が責任を持ってあなたたちを認めているという意味になる。必要なら、国王や領主相手でも効力を発揮するよ」
テル「……すご……なんかもう、立場が一気に上がった感じする……!」
クロ「ただし──覚えておいてほしいことがひとつある」
ガイ「……条件か?」
クロ「ううん、そういうんじゃないよ。
世界樹の光の探索については──今まで通り秘匿を続けてほしいの」
リーゼリット「……やっぱり、公開すれば争いになるから?」
クロ「うん。それもあるし──帝国が支援していると表に出れば、そこから余計な疑念や干渉が生まれる。今の“静かな動き”がいちばんいい形なんだよ」
ガイ「……なるほど。帝国は裏から支える。俺たちは表で自由に動く。そういう関係か」
クロ「そう。だから──今まで通りでいい。ただ、後ろ盾が増えたってだけ」
サーシャ「じゃあ、やることは変わらないけど……心強さは倍ってことだね!」
アインズ「ふん。悪くない取引だ」
リーゼリット「……うん。これで、迷わず進めるね」
クロ「手続きはわたしがまとめておくよ。あとは受け取って、動くだけ──期待してるよ、暗黒館のみんな」
⭐︎大魔女帝国が光の探索を支援してくれます。
952 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/08(土) 20:44:07.32 ID:BlF0J+cAO
ーー歓楽区 カフェ
テル「──それで、みんなは世界樹の光を集めて旅をしてるんだよね?」
ガイ「……ああ。正確には残滓の力だが……今まで話していなかったが今日聞いた以上、隠す理由もなくなった……すまない」
テル「いや、隠してたことに怒ってるわけじゃないよ。むしろ言わなかった理由は分かる気がする」
サーシャ「テルさん……?」
テル「だってあれ、普通に聞いたら世界救っちゃう系の使命でしょ?そんなの聞かされたら、気軽に旅できなくなるもん」
テル「けどさ──もう聞いちゃった以上、知らなかった頃には戻れないってことだよね?」
アインズ「……理解が早いな。驚くより、まず整理が先か」
テル「実は裏で世界救ってましたなんて言われたら、そりゃ驚くけどさ。もう聞いちゃった以上、知らなかったフリはできないじゃん?」
アインズ「ふむ。動揺より整理が先とは、意外に腹が据わっているな」
テル「やだなぁ、私こう見えて割と現実主義なんだよ?深刻な顔してても世界は救えないしね」
サーシャ「テルさん……本当にそう思ってくれるの?」
テル「思ってるから言ってるの。で、ひとつだけ確認」
ガイ「……なんだ?」
テル「私、まだ一緒にいていい?」
ガイ「……当然だ。お前の力がこの旅には必要だ……それに、離れてほしくない」
リーゼリット「えっ!?///」
サーシャ「ガイ、その言い方……」
アインズ「フッ、本命はテルだったか」
ガイ「?……待て、話を歪めるな。そういう意味で言ったわけじゃない」
テル「いやいや〜?あれ完全に愛の告白だったよ?照れるな〜もう〜♪」
リーゼリット「うん……あれは普通に破壊力あった……」
サーシャ「むぅ……いいなぁテルさん……」
ガイ「……もういい、誤解は解かなくていい。好きに言ってろ」
アインズ「ふむ。完全には否定しないあたりが罪な男だな」
ガイ「アインズ、お前も混ざるな。俺はただ……必要な仲間を手放すつもりはないと言っただけだ。それ以上でも以下でもない」
ガイ「俺たちには使命がある。クロ教授の話にもあったが……この旅は途中で投げ出せるものじゃない。大魔女様の支援を受ける以上、俺たちも歩みを止めるわけにはいかない」
953 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/08(土) 20:44:51.29 ID:BlF0J+cAO
大魔女狂信者「大魔女様の、支援?」ピクッ
大魔女狂信者「今……大魔女様の支援と聞こえましたが──」ズイッ
ガイ「……誰だ?」
大魔女狂信者「失礼、聞くつもりはなかったのですが……耳が勝手に反応してしまいまして」
サーシャ「なんか……すごく嬉しそうな顔してる……?」
大魔女狂信者「まさか!あなた方──大魔女様に選ばれし巡礼者……いえ、導かれし者では!?」ズイッ
リーゼリット「えっ、なんの話?」
大魔女狂信者「大魔女様のご意志を継ぎ、遥かなる大地を巡り、光を求める旅路……ッ!なんという尊き使命……!」
ガイ「……待て、落ち着け。俺たちは別に、信徒でも巡礼者でも──」
大魔女狂信者「あなた方を歓迎します──ようこそ!大魔女信仰連盟《トゥルーエンド教団》へ!」
ガイ「待て、話を勝手に進めるな!」
サーシャ「そんな組織あるの!?!?」
テル「え、ちょっと面白そう……」
アインズ「興味を示すな」
大魔女狂信者「ご安心ください!入信手続きは簡単です!契約等もございません!今なら魔翌力補助の指輪もプレゼントしちゃいます!!!」
ガイ「だから違う!!俺は大魔女を崇拝しているわけじゃ──」
大魔女狂信者「では質問です!あなたは大魔女様を偉大なお方だと思いますか!?」
ガイ「……思わないわけがないだろう。世界を案じ、影から動くお方だ。尊敬はしている」
大魔女狂信者「はい入信確定!!」
ガイ「!?!?!?」
リーゼリット「ガイ、今の完全にトラップに引っかかった形だよ!」
大魔女狂信者「では、こちらプレゼントの指輪です!」
指輪「」ポン
サーシャ「ちょ、ちょっと待って!?入信ってそういうスピード感なの!?」
テル「……指輪が貰えるのってちょっとお得じゃない?」
アインズ「損得で判断するな」
大魔女狂信者「安心してください!祈れば自動調整機能が働きます!!」グイッ グイッ
ガイ「いらない!機能説明がいちいち不安を煽るんだよ!!」グググ
サーシャ「ガイ……もう観念した方がいいかも……」
テル「うんうん、もう事実上入ってるし。気にしたら負けだよ?」
アインズ「諦めろガイ。これは運命だ」
ガイ「いやだ!何がどうなって運命になるんだ!」
大魔女狂信者「では、入信の証として!ご唱和を!──トゥルーエンドは永遠に!」
ガイ「やめろ!巻き込むなぁぁぁ!」
⭐︎トゥルーエンド教団に入信することになりました。
954 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/08(土) 21:15:10.39 ID:qvR+c9VHO
スタスタ……
ガイ「まったく……さっきはひどい目にあった。入信だの指輪だの……なんだったんだ、あれは……」
ガイ「女性陣は風呂に行ったし、少し歩いて頭を冷やそう……ん?」
セーレフェリア「ん〜……これおいしい……♪」モグモグ
大量のお菓子「」ドン
ガイ「……あいつは……?」
セーレフェリア「もぐ……あ、見てた?いいでしょ、これ。甘くて、口の中でとろけるんだよ」
ガイ「いや、俺は別に見ていたつもりは……」
セーレフェリア「ふふ、気にしてないからいいよ?あ、食べる?私、今気分いいからわけてあげる!」スッ
ガイ「……気持ちは嬉しいが、遠慮しておく。知らない奴から食べ物を受け取るのはな……」
セーレフェリア「えっ、知らない人扱い?ひどくない?私こんなに開いてるのに、心」
ガイ「いや、初対面のはずなんだが……」
セーレフェリア「あっ、それは自己紹介してなかったからだね。よし──やり直しっ」
セーレフェリア「私はセーレ!好きなものは甘いものと楽しいこと!嫌いなのは退屈とつまらない人!よろしくね!」ニコッ
ガイ「……ガイだ。冒険者をやっている」
セーレフェリア「ガイ、ね。へぇ、いい名前。短くて覚えやすい!」
ガイ「……ひとりなのか?」
セーレフェリア「んー、ひとりっていうか……仲間とはぐれて迷子中?」
ガイ「迷子なのに楽しそうだな」
セーレフェリア「迷子ってそんなに悪いことかな?ほら、知らない町で知らない人と会えるし。こうしてガイとも話せてるし?」
ガイ「……まあ、そういう考え方もあるか。それより、仲間を探さなくて大丈夫なのか?」
セーレフェリア「ん〜?別に急がなくていいよ。どうせ見つかるから」ニコニコ
ガイ「……そうか」
セーレフェリア「うん!ねぇねぇ、こうして会ったのも何かの縁だと思わない?お話しよ?」
ガイ「……まあ、時間はある。少しくらいなら付き合おう」
セーレフェリア「わーい、やった♪」パチパチ
セーレと何か話す?
安価下1〜2
955 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/08(土) 21:17:45.35 ID:bOnfK9KI0
連れはいないのか
956 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/08(土) 21:22:33.69 ID:2lvt0Yhlo
逆に手持ちの甘いものをあげる
957 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/08(土) 21:35:10.45 ID:lTRrQzhbO
>>955
大変、申し訳ありません。内容が重複するため、最安価とさせていただきます。
安価下1
958 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/08(土) 21:40:46.44 ID:wCHhjPWYO
どんな魔法が使えるか教えて
959 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/08(土) 22:32:25.70 ID:Qre8I1CqO
ガイ「そういえば……お前、仲間とはぐれたと言っていたな。護衛もいなさそうだが、身を守る手段はあるのか?」
セーレフェリア「ん?戦えるかって聞いてる?」
ガイ「まあ、そんなところだ」
セーレフェリア「ふふっ、興味あるんだ?ガイって意外と好戦的?」
ガイ「ただの確認だ。見たところ、護衛もいないようだったからな」
セーレフェリア「あぁ、それなら安心していいよ?私はね、衝撃魔法が使えるの」
ガイ「衝撃魔法……あまり聞かないな」
セーレフェリア「うん。ぶつかったら、どんな人も物もまとめて吹き飛ぶやつ。便利だよ?」
ガイ「……それは防御というより破壊ではないのか」
セーレフェリア「細かいこと言わなーい。ほら、倒れたらそのまま動かなくなるし、戦いってそれで十分でしょ?」
ガイ「……お前、敵を生かす気はないのか」
セーレフェリア「生かす意味ある?興味ない人だよ?」
ガイ「……」
セーレフェリア「でも安心して。ガイには使わないから」
ガイ「……理由を聞いても?」
セーレフェリア「ガイを吹き飛ばしていい理由は今のところひとつもないから♪」
ガイ「その言い方は、理由ができたら吹き飛ばすって言ってるようなものだが」
セーレフェリア「うん、そうだよ?」
ガイ「……」
セーレフェリア「私がつまらないって思ったら、そのときはまとめてドーンだからね?」
ガイ「……気を付けるとしよう」
セーレフェリア「ふふっ、期待してるよ?」
960 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/08(土) 22:32:57.60 ID:ayNKqekTO
ガイ「ああ、そうだ……」ガサゴソ
サーシャの手作りクッキー「」ポン
ガイ「分けてくれた礼だ。これをやる」
セーレフェリア「……えっ」
ガイ「嫌いだったか?」
セーレフェリア「ううん……お菓子もらえるなんて思ってなかったから!嬉しいっ!ありがと!!!」パァァ
ガイ「いや、そんな大げさな──」
セーレフェリア「だってだって、人からプレゼントされたことってあんまりないんだもん!……へぇ。毒も呪いも仕込んでないんだ?親切って、こういう感じなんだね!」
ガイ「……仕込むわけがないだろう。普通に食べられる菓子だ。安心していい」
セーレフェリア「ふふ、信じるよ?だってガイがくれたんだもん。もし毒だったとしても……面白そうだから食べるけどね?」
ガイ「それはそれで怖いな」
セーレフェリア「あむっ……」モグッ
セーレフェリア「……あ、ほんとにおいしい。甘さがちゃんとしてて、でもくどくない。あとちょっとだけ、バターの香りがする……」
ガイ「俺の仲間が作ってくれたやつだ。旅でも崩れないようにって、少し固めに焼いてある」
セーレフェリア「そっか……誰かのために作る味って、こういう味なんだね。うん、気に入った!」
ガイ「……それは良かった」
セーレフェリア「ねぇガイ。ひとつだけ質問してもいい?」
ガイ「ああ、なんだ?」
セーレフェリア「ガイは、どうしてそんな顔で人に優しくできるの?」
ガイ「……どういう意味だ」
セーレフェリア「ん〜……言い方難しいけどね。見返りじゃなくて、ただ当たり前みたいに手を差し出す顔っていうのかな?」
セーレフェリア「そういう人、今まであんまり見たことなかったから」
ガイ「……そうか?」
セーレフェリア「うん。だからちょっとだけ──」
セーレフェリア「ガイのこと、興味わいてきた♪」
ガイ「……ちょっとだけ、か」
セーレフェリア「クッキーくれたらもっと興味わくかも?」
ガイ「調子に乗るな」
セーレフェリア「えへへ♪」
961 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/08(土) 22:33:36.52 ID:kAl2TEMYO
セーレフェリア「さて、そろそろはぐれた仲間を探しに行かなくちゃ」
ガイ「……迷子になっていたのはお前じゃないのか?」
セーレフェリア「ううん?仲間が私とはぐれたの」ニコッ
ガイ「……言い換えただけで意味が変わってないぞ」
セーレフェリア「変わってるよ?私はちゃんとここにいるし、楽しい時間も過ごせたし──困ってるのは、置いていった方でしょ?」
セーレフェリア「私を見つけられないなら、それは仲間の落ち度。私は悪くなーい」
ガイ「随分と堂々とした自己中心だな」
セーレフェリア「褒め言葉として受け取っとく♪」
ガイ「……本気で言ってるのか?普通は心配するものだろう」
セーレフェリア「心配はしてるよ?私がいなくて困ってるだろうな〜って」
ガイ「お前を探しているだろうな、とは思うが……困る方向性が違わないか」
セーレフェリア「うん。だって私って超強いし、ひとりでも余裕だもん。敵が来たら吹っ飛ばすし、道が分からなくても吹っ飛ばせば分かるし」
ガイ「後半の理屈は完全に破綻してるが?」
セーレフェリア「でも楽しいから成立してる!人生ってそういうものでしょ?」
ガイ「……いや、そうでもないと思うんだが」
セーレフェリア「あ、ガイはそういうちゃんとした人なんだね。道理とか秩序とか気にするタイプ?」
ガイ「最低限はな。社会で生きている以上、ある程度は必要だ」
セーレフェリア「へぇ。じゃあやっぱり私とは違うね。私──そういうの全部どうでもいいもん♪」
ガイ「危ういな」
セーレフェリア「危ないのは私じゃなくて、私を舐めた相手だよ?」
ガイ「……」
セーレフェリア「でもガイは平気。だって、ちゃんと私と話してくれたから。そういう人、嫌いじゃないよ──」タッ
セーレフェリア「また会おうね、ガイ!クッキーありがとねー!!!」フリフリ
962 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/08(土) 22:34:24.14 ID:DDop/CVfO
ーー宿舎 食堂
サーシャ「もういつでも出発できるね!」
アインズ「ふむ……荷物の整理も済んだし、補給も問題ない。──出立前に確認しておくべきことはないか?」
リーゼリット「私はもう大丈夫。消耗品の補充も済ませたし、装備も調整済みだよ」
テル「私もいつでもオッケー!」
サーシャ「ガイは大丈夫?」
ガイ「そうだな……」
現在は大魔女帝国です。(2日目)
※安価終了後、テラヌス・ウルスへ向かいます。
安価下1〜3
963 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/08(土) 22:36:58.68 ID:bOnfK9KI0
魔法道具屋に行く
964 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/08(土) 22:45:46.25 ID:lzCcgSMCO
美術館を見てみる
965 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/08(土) 22:47:40.86 ID:rEwy9WfP0
魔法学園でユキ、トム、トリルに遭遇する
966 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/09(日) 00:43:35.07 ID:G9YQJniyO
ーースール魔法店
カランコロン
緑髪ラミア「らっしゃ〜い」
青髪吸血鬼「……いらっしゃいませ。お買い物されるなら、どうぞご自由に。買わないなら静かにしていてください」
ガイ「……なかなか個性の強い店だな」
緑髪ラミア「おっ、お兄さん初めて見る顔だね?」
ガイ「……一見はお断りか?」
青髪吸血鬼「気にしなくて結構です。スールは客の反応を楽しむタイプなので」
緑髪ラミア→スール「楽しんでなきゃ商売なんて続かないだろ?」
ガイ「……楽しむのは構わないが、客を食い物にする店じゃないだろうな」
青髪吸血鬼「ご安心を。店としての最低限の礼儀はあります。品物は品質保証済み、価格は適正。スールの口調で誤解されがちですが、詐欺はしません」
スール「あっはっは!フローレンスが真面目なフォロー入れた!珍しいねえ」
ガイ「……お前たちは何者だ?」
スール「何者って、店員と店員に決まってるだろう?私はスール。こっちはフローレンス。商品の管理と会計担当ね!」
ガイ「この店は、何を扱っている?」
青髪吸血鬼→フローレンス「旅人・冒険者向けの魔道具が中心です。防護、探索、治癒、補助道具。基本的な用途を伝えて頂ければ、最適な品を提案できます」
スール「あと、おもしろいけど使いどころに困る変な魔導具もあるよ。そういった物は買ってくれるなら説明するけど、買わないなら説明しない!」
ガイ「説明を省いて売るってのは、だいぶ攻めた商売だな」
スール「うちはそういう店なんだ」
フローレンス「正確には、売れる見込みのない商品の説明は省く効率的経営です」
ガイ「……商売の姿勢はハッキリしているな」
スール「そういうわけでさ、もし買う気があんなら聞いてよ。買う気がなかったら、見て回るだけでも歓迎するよ」
フローレンス「ただし、商品を勝手に触ると追加料金が発生します。ご注意を」
ガイ「……とりあえず、見てみるか」
967 :
◆sIVlz2/mNs
:2025/11/09(日) 00:46:15.14 ID:uJmu65aHO
中途半端ですが、本日はここで終わります。
明日の更新でテラヌス・ウルスに着くかと思われます。現在の
>>1
の想定ではテラヌス・ウルスではボス戦が多発する予定です。予定なので展開次第では戦わない可能性もありますが。
お付き合いいただけると幸いです。
それでは、また。
968 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/09(日) 00:50:32.39 ID:mc9CZeaMo
乙
セーレフェリア餌付けできそう感
969 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/09(日) 01:12:22.91 ID:x1yAP7qVO
テラヌスウルス編はユーシリアより勢力多くて大変そうね
970 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/11/09(日) 01:33:34.15 ID:x7aUhEUIo
おつ
今回は実質テラヌス砂漠圏3都市編のようなものだしボスになりそうなキャラ案結構あるしね…
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