【ソードアート・オンライン】俺「安価の力でデスゲームを生き残る」

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762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 03:26:51.01 ID:JWpVj0Ta0
ボス部屋

俺&アスナ&キリト&エギル「「「??」」」

キバオウ「なんで、ディアベルはんを見殺しにしたんや!」

俺「見殺し?…」

キリト「…。」

キバオウ「そうやろが!自分だけボスの使う技知っとったやないか!」

キバオウ「最初からあの情報伝えとったら、ディアベルはんは死なずに済んだんや!!」

他のプレイヤーA「確かに…」

他のプレイヤーB「お、俺も聞いたぞ…」

キリト「ちょっ…」

俺(そうだっけ…?ディアベルって、士気上げる為に自分から突貫して犠牲になったように見えたような…?)

俺(彼奴が死んだ今、その答えを分かる日が来る事はもう無いが…)

他のプレイヤーC「きっとアイツ!元ベータテスターだ!」

キリト「…。」

他のプレイヤーC「だからボスの攻撃パターンも全部知ってた!知ってて隠したんだ!」

俺「そんな事する必要あるのか?…」

他のプレイヤーC「きっとLAボーナスが欲しかったからだろ!!」

俺(LAボーナス…?…え?そんなんあったの!?おいー!アルゴ!!聞いてねえぞ!?LAボーナスの事は有料だったのか!?)
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 03:39:02.34 ID:JWpVj0Ta0
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764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 03:39:40.62 ID:JWpVj0Ta0
ボス部屋

他のプレイヤーC「きっとそっちの3人もβテスターなんだろ!だからお前等だけはボスのスキル攻撃を耐える事ができたんだ!」

アスナ「えっ?…」

俺「…。」カチンッ

俺(んな訳あるか!!逆にお前等がビビってたせいで、俺等が死に物狂いだったんだが…)

他のプレイヤーC「ガイドブックだって…アルゴって情報屋もβテスターなんだから嘘の情報を教えてたんだ!」

他のプレイヤーC「本当は裏で、βテスター達とつるんで!」

キバオウ「ッ…」グッ

俺「黙って聞いてりゃ、んな訳ねーだろ!むしろ君、何か怪しいね〜?」スタスタ

他のプレイヤーC「は、はぁ!?ふざけんな!怪しいのはお前等βテスター共だろうが!」

俺「いやいや怪し過ぎるって。何で君、ガイドブックにも書いてないLAある事知ってんの?」

他のプレイヤーC「うっ…」

俺「何でガイドブックがアルゴが作ってるって事だって知ってんの?」

俺「一般プレイヤーCです。みたいな顔しといて、ちょっと君、言ってる事色々黒過ぎるよねえ?」

俺「βテスターなのは君なんじゃないのか?」ニヤッ

他のプレイヤーC「ふ、ふざけんな!オレは…」

エギル「おい、お前!」スタスタ

アスナ「…。」ジトッ...

キバオウ「…ッ!」

キリト「フハハハハ!フハハハハ!!」

俺「ん?…」クルッ

エギル「??」クルッ
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 03:40:06.87 ID:JWpVj0Ta0
ボス部屋

キリト「元βテスターだって?オレをあんな素人連中と一緒にしないで貰いたいな」

キバオウ「な、なんやと!?」

キリト「SAOのβテストに当選した1000人のウチの殆どは、レベリングのやり方もマトモに知らない初心者さ。今のアンタ等の方が未だマシさ」スタスタ

キリト「でもオレはあんな奴等とは違う。オレはβテスト中に、他の誰も到達出来なかった層まで登った」

キリト「ボスのカタナスキルを知ってたのは、ずっと上の層でカタナを使うモンスターと散々戦ったからだ!」

キリト「他にも色々知ってるぜ。情報屋なんか、問題にならないくらいな!」

キバオウ「な、なんやそれ…?そんなんβテスターどころやないなんか!」

キバオウ「もうチートやチーターやろ!」

他のプレイヤーC「そ、そうだ!ベータのチーター!だからビーターだ!」

キリト「ビーター、良い名前だなそれ」

俺(……え?良い名前か?彼って、もしかして厨二病患ってる?…)
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 04:02:36.08 ID:JWpVj0Ta0
草原

俺(あの後、自称ビーターの彼は今回のLAで得た黒いコートをその場で着て俺達に見せつけ、1層の解放をしに転送広場へと向かった)

俺(俺とアスナはそんな彼を追いかけ…)

俺「おおーい、ちょっと待ってくれよ」スタスタ

キリト(あの時の二人組?)クルッ

俺「君さ、名前は?」

キリト「キリト…」

俺「そっか。俺は俺」

アスナ「アスナです」ペコリッ

キリト「あ、ああ…?」

俺「一つ聞きたかったんだ。どうしてさっき、汚れ役を買って出たんだ?」

キリト「…。」

キリト「ああしなければ、あの場に居た他のβテスターが攻められて今後のボス攻略にも支障が出ると思ったから…」

俺「って事はつまり、キリトも今後もボス攻略の時は来るんだな?」

キリト「ああ。そのつもりだけど…」

俺「また会った時は宜しくな」

アスナ「また頑張ろうね」

キリト(ぁ…)

キリト「君達は強くなれる…」

俺&アスナ「??」

キリト「だから、もしいつか信頼出来る人にギルドに誘われたら断るなよ…。デュオプレイにはいつか限界が来るぞ…」

アスナ「ならデュオ以下で、ソロの貴方はどうなるの?…」

キリト「…。」スタスタ

アスナ「あ…」

俺「アスナ。もう…」フルフル

アスナ「うん…」

俺(俺達は遂に、1層のボスを攻略した…)

俺(この攻略の中心人物だったディアベルが犠牲になった事で、討伐後に多少いざこざがあったが…)

俺(俺もアスナも、無事に生き延びたのだった)



1層攻略END
次の章へ
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 04:06:29.37 ID:JWpVj0Ta0
現在の好感度
アスナ:8
キリト3
エギル:4
リズベット:4(8)
ディアベル:2(死亡)
キバオウ:1



現在のパラメーター
勇気:Max(下がらない)
頭脳:Max(※Maxの時のみ更なる選択肢が現れる可能性がある)
身体能力:優秀
カリスマ:普通
魅力:優秀
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/09/11(木) 05:29:20.62 ID:+nzxf8un0
いや謝罪はいらないだろ
そう考える障碍者もいるはずだろう
余計な忖度入らない、すべてを詳らかにして対策を講じるのが良い
今回のことで言えば被害妄想とどう認定するかその議論をしないということになる
これではなんでもかんでも障碍者が虐待と言えばそうなってしまう
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 11:23:13.15 ID:GnWknWHkO
次の章へ行きます
ウルバス

NPC店員「いらっしゃいませ」

アスナ「この前のケーキをお願いします」スタスタ

俺「…。」スタスタ

俺(俺達攻略組が1層のボスを討伐した事で、アインクラッドは次のエリア第2層を解放した)

俺(主街区であるここウルバスはテーブルマウンテンの外周部だけ残してくりぬいて作られた変な形の街ではあったが、内容的にははじまりの街とそう変わらない)

俺(NPCの宿屋があって、道具屋があって、武器屋があって…)

トレンブリングショートケーキ「」パクッ

アスナ「くぅ〜!美味しい〜!!///」モグモグ

俺「……。」

俺(違うと言えばケーキ屋さんがあるくらいか。ちなみにめちゃくちゃ高い…)

俺(これ一つ食べるのに4日間はレベリングなりでダンジョンに籠りっぱなしじゃ無いと食べられ無いエグい高級品だ)

俺(第1層で序盤の立ち回りを少しでも有利にする為、情報屋でコルを使い過ぎた俺にはアスナの奢りじゃ無いと一人で到底来るのは不可能な代物だ…)

俺(第一層の頃はただ強くなる為にガムシャラに戦っていたら、勝手にコルが溜まっていた)

アスナ「どうしたの?食べないの俺君?」

アスナ「今日は1日、私の素材集めに付き合って貰ったから私が奢るって言ったじゃない」

俺(…しかし状況も少し変わって来ていて、更に自由度も広がってプレイスタイルの幅も広がった為に強くなる…と言うのも色々と頭を使う事が必要になった)

俺(それに伴って今欲しい物は新しいパーティーメンバー以外にも…)

俺顔「」グイイッ!!

俺「あ、アフナ?…」

アスナ「もう!また攻略の事考えてたでしょ!」

俺「う…」

アスナ「もう、私と居るオフの時は攻略の事考えるのは禁止って言ってるでしょ!ほら、アーン///」スッ

俺「あ、アーン…///」モグモグ...ゴクリッ

アスナ「ふふっ、美味しいでしょ//」ニコニコ

俺「う…あ、ああ…///」

俺(戦力欲しさはあるが、戦力を増やせばこれを俺一人が独占出来なくなるのは少し考え物だ…)
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 11:54:44.14 ID:ajWqYRHEO
鍛冶屋

アスナ「すみません!この子を強化して下さい。素材も全てあります!」

アスナ「正確さ+1でお願いします!」スッウインドフルーレ「」

NPC鍛冶屋「あいよ」ガシッ

アスナ「…ッ」ドキドキ...

俺(鍛冶屋では素材を集めて来れば武器が鍛えられる)

俺(武器によってそれぞれ強化できる回数は限られており、例えば俺のアニールブレードなら最大の8回まで)

俺(アスナが今頼んだウインドフルーレならば6回までと限られている)

俺(しかし、強化を頼んでも必ずしも成功するとは限らず失敗する可能性はある…)

俺(もし失敗した場合は頼んだ時より−1され、更に強化可能回数も減る…最悪なパターンだ)

俺(しかもNPC鍛冶屋だとそれが約3分の1と言う結構な確率で起きる…)

俺(ガイドブックを見るまでそう言う事を知らずに、俺は手に入れたばかりのアニールブレードを5回も強化しまくって全部成功してきたのはかなり運が良かったのかもしれない…)

カ-ン!カ-ン!カ-ン!カ-ン!

NPC鍛冶屋「ほら、出来上がったぜ」スッ

アスナ「あっ…良かった!+4になってる…ありがとうございます!」ホッ

俺「ケーキの効果が出たのかもな」

アスナ「うん!」

俺(さっきのケーキを注文して食べれば幸運効果が15分だけ付与される)

俺(それで何%成功確率が上がってるのか分からないが、俺達攻略組にとって武器の強さと言うのは死活問題だ)

俺(もし強化に失敗したり、何かの拍子で主武装を失えば一気に前線には居られなくなる…)

俺(俺達最前線組にとってはそれくらい武器と言うのは大切な存在だった)

俺(ただやっぱり強化前に毎回ケーキ食べてたらコルの消費は膨大になるし、3分の1と言うそこそこの確率で失敗と言うのはやはりキツ過ぎる…)

俺(NPCじゃ無くプレイヤー自身による武具店ならば失敗確率もかなり下がり、強化に必要な素材も減って一石二鳥らしいが…)

俺(…しかし、武具店を選ぶと言う事は本来戦闘などに振られるスキルを武具の売買や強化へと回す事になる)

俺(つまり、自力による攻略を諦める道を選ぶ…と言う事だ)

俺(強さを捨て、それを選ぶプレイヤーはこのデスゲームに於いてかなり勇気が必要…)

俺(そんな他人を信じて武具を託せる勇敢なプレイヤーなんか今後現れるのか?…)
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 12:21:16.10 ID:s0hk9iIg0
2層
フィールド

キバオウ「ほな、今日も適当に組んで探索して行くで〜」

俺(あの後…1層ボス攻略組は2日に1回集まりそれぞれ情報交換の他、共に危険地帯や高難度クエストを共に攻略する集まりとなった)

俺(1層の各自完全にバラバラに攻略していた時よりかは取れ出したチームワークにより、1層攻略の時と比べれば格段に攻略スピードも犠牲者の数も減り安定しだした)

俺(大体フィールドを5日以内に、迷宮区とボス攻略も1週間以内にの計2週間くらいのペースでの攻略を目処に置いているが慣れて来たら更にスピードも上がって来るだろう)

俺(その攻略組を指揮してるのはこの男…)

キバオウ「アンタ等はまた2人か。ほな、またモブの処理を頼むで」

俺「分かったよ」

アスナ「何よ。1層のボスを倒したのはほぼ私達4人なのに仕切って…」

俺「そう言うな。団体行動じゃ仕切り役ってのも大事なのさ」

アスナ「は〜あ、リーダーが俺君なら強さも頭脳も納得出来るのに」

俺「はは…。持ち上げ過ぎだ…」

俺(確かにまぁ、俺にそんな能力が有ればディアベルが死んだ後も攻略組を纏め上げれただろうが…残念ながら俺にそんなカリスマは無い…)

俺(いや、そういや仕切ってるのはもう一人居たっけ…)

ディアベル?「おい!何でアンタが仕切ってる!この攻略班を仕切るのはディアベルさんの意思を継いだこのオレだ!」

キバオウ「はっ、何言うてんや?意思継いだって言うより、アバターの髪の色とか寄せて格好も真似しただけやないか」

ディアベル?「何を!?我々ドラゴンナイツこそがこの攻略班は纏める!」

他のプレイヤー達「「「やっちまえー!」」」

キバオウ「そんなダサい名前が流行る思ってんか!ワイ等はアインクラッド解放隊になるんや!!」

他のプレイヤー達「「「キバオウさん今日こそあいつらブチのめしましょうよ!」」」

アスナ「どっちもダサ…。絶対嫌だわ…」

俺「ああ…」

俺(…確かに犠牲は減ったし、クエストや上手い狩場等の情報もマップデータ等も1層の頃と比べて楽に手に入りやすくなった)

俺(しかし、攻略組の足並みはディアベルを失った事で全く一枚岩では無かった…)
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 12:42:53.44 ID:s0hk9iIg0


アスナ「第3層からはギルドシステムが解放される」

アスナ「ギルドに所属すれば、ギルド仲間との連携による難易度の高いコンテンツ攻略、情報共有、レベリングのサポート…」

アスナ「ギルドにしか提供されない特別な施設や機能も利用できたりする為、攻略がよりスムーズに楽しくなる…って書いてるわ」

ガイドブック「」

俺「ギルドなぁ…」スタスタ

俺「エギルからも誘われたけどな…」

アスナ「あぁ、あの1層の時に一緒に戦った頼りになる大人の人だっけ?最近攻略組には見て無いけど…?」

俺「忙しいらしい。商人に興味持って、そっち方面の準備とかで色々」

アスナ「あっ、エギルさんそっち行っちゃったんだ…」

俺「勿論偶には攻略組にも顔出すらしいけど…大人の中では唯一頼りになる人物だったんだが…」

アスナ「そうね…」

俺「エギルのギルドは初期の頃から繋がりのある大人5人パーティーだ…」

俺「そこに俺等が混じって行くのは結構難易度高くね?…ボス戦とかだとどの道一人余る事になるし…」

アスナ「そ、そうね…」

俺「あの時、キリトは俺とアスナにデュオのままじゃやがて限界が来る」

俺「信頼出来る人に誘われたらギルドへ入れって言ってたが…」

アスナ「そう言えば最近見ないねキリト君。攻略組の集まりにも顔出してないみたいだし…」

俺「…。」


コンマ下二桁
41以上俺とアスナの話を盗み聞きしていたキリトを発見した(キリト好感度4に上昇)
40以下俺も最近見ていない

安価下
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 12:43:42.43 ID:GTdUoXS9o
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 13:29:41.57 ID:s0hk9iIg0
コンマ43


俺「…。」ジッ

草むら「」ガサ...

俺「だってさ、俺達の話をコソコソ盗み聞きしてるキリト…君!」石「」ビュオッ!!

アスナ「え?…」

ゴンッ!!

キリト「てっ!?」バサッ

アスナ「えっ?キリト君!?」

俺「ハイディングスキル使って人の話し盗み聞きなんて趣味悪いぞキリト」

キリト「フッ、よく俺の隠蔽を見破れたな…。なかなかやるじゃないか俺…」

アスナ(相変わらずちょっと厨二だわ…)

俺「…俺達は基本デュオだから、その分常にサーチングスキルは上げ続けてる。その程度の隠蔽スキルで欺けると思うな」

アスナ(そう言えば俺君と居る時はモンスターの接近に気付くのかなり早かったけど、そう言う事だったんだ…)

俺「まぁちょうど良かった。ビーターに色々聞きたい事あったんだ」

キリト「何だ?見破った褒美に特別に教えてやるよ」

アスナ(本当にビーターの呼び名気に入ってるんだ…)

俺「あ、本当か?じゃあこのメモに書いてる事全部頼むよ」スッ

キリト「ん?…」スッ

メモ用紙「」

キリト「えーと…」

キリト(アイテムクリエイティブの事、武器喪失時の事、プレイヤー鍛冶屋の事、スキルスロットの事、スキルの応用の事、武器強化の事、ギルドの事、フロアボスとフィールドボスの事、強い武器、防具…)

キリト「って多過ぎだろ!?」

俺(しかしそう言いながら、キリトも話し相手居ないソロだと寂しいのかなんだかんだ色々教えてくれた)


キリトの好感度が4に上昇した



775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 14:10:39.73 ID:gXww+B1SO
必要な事とはいえキリトの好感度上がるの怖いなw
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 14:54:53.50 ID:s0hk9iIg0
第1層


ダイアウルフ「」ガウッガウッ!!

リズベット「うぅっ…」グッ

俺(あの後、キリトに俺のパーティーに入らないか誘ってみたが断られた)


キリト『フッ、悪いがオレはソロだ。誰とも組む気は無いよ』


俺(ハイディングスキル使って俺とアスナの事ストーカーするくらい寂しがりの癖に、結構強情なんだよな…)

俺(若干厨二気質だけど歳も近そうで気楽だし、戦力的にも申し分無いビーターのキリトが組んでくれるならば)

俺(今後は俺アスナキリトのトリオでも暫くは前線で通用すると思ったんだが…今は諦めるしか無いか…)

リズベット「キャアアアッ!?」メイス「」カランッ

俺「ん?」

ダイアウルフ「ガアアッ!!」

俺「蹴り「」」ドンッ!!

ダイアウルフ「」ドガッ!!ゴロゴロ...パリ-ン

俺「何やってんだよリズ」スタスタ

リズベット「な、何って見たら分かるでしょ!?///」

俺「今のリズのレベルならダイアウルフくらい余裕だろ」

リズベット「れ、レベル差なんかじゃ無いのよ!///」

俺(こいつの推奨討伐レベルは4…。そして今のリズベットは6…)

俺(このモンスターを未だ2レベの頃に倒してたアスナと比べるのは確かに酷かもしれんが、これは…)
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 15:13:15.88 ID:s0hk9iIg0
第1層
草原

リズベット「と言うか、俺は今の狼を蹴りだけで倒せるんだ…」

俺「上の階層でとあるクエストをクリアすると体術スキルが解禁されるんだ」

リズベット「体術?」

俺「ああ…。今後の自衛の為にちょっとだけ上げただけだが、モンスターにもそこそこダメージ入るんだな」

俺「…と言っても、俺が今更こんな雑魚を倒した所で全く経験値にはならないんだが」

リズベット「ざ、雑魚…?」

俺「そりゃだって今の俺、21レベだしな」

リズベット「に、21!?上がり過ぎでしょ!?」

俺「攻略組は上手い狩場の情報を共有して、半ばグレーだがほぼ独占状態でそのリソースを食ってるからな」

リズベット「何よそれ…攻略組ズル過ぎるわ」

俺「でもまぁ、その分攻略組もトッププレイヤーでありたいプライドが優先するのか私利私欲で狩場やクエストを独占しようとする人間が増えて来て、そろそろ分裂しそうだが…」

リズベット「そう…なんだ…」

俺(そう…。だからこそ、どっちの派閥にも属していない俺とアスナにも仲間が必要だった)

俺(だがキリトはソロだし、エギルもショップ優先で偶にしか顔を出さない…となれば他に攻略組を目指す人を当たってみるしか無い…)

俺(だからリズベットがその気なら、レベリングに付き合ってやると約束してたし付き合ってみたが…)

俺(この戦闘センスの無さだと、リズベットを俺やアスナと同じ前線に持って行けるまで鍛えるのは、かなり時間を要するかもしれん…)

俺(パーティーに入れてモンスター討伐した際の経験値も、俺達のレベル差が開き過ぎて本来取得出来る経験値の10%しか貰えないくらいにデバフがかかる…)

俺(だから俺がタゲを引いて貰ってる間に本人に倒して貰うしか無いし…そうなれば俺も前線を離れる必要があるだろう…)

俺(一応、本人はやる気はあるみたいだが…)

俺(それなら今、もう一個の方の問題を頼んでみるか?…)

俺(武具さえまともなら、もう暫くは俺とアスナのデュオでも前線を張っても問題無いだろうし…)

俺(どっちにする…)


1一旦前線から身を引いて、暫くリズベットを育てる
2リズベットに俺達の為に武具屋に転職してくれないか頼む


多数決下3まで
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 15:15:24.36 ID:8GX8JDi5O
2
2を選んでもギルドに誘えるのか?
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 15:16:13.18 ID:GTdUoXS9o
2
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 15:32:46.57 ID:s0hk9iIg0
草原

俺「リズ…これは提案なんだが…」

リズベット「うん?」

俺「その、言いずらいな…」

リズベット「え?な、何よ…?///」ドキッ

俺「攻略組に参加…するのは諦めてさ…」

リズベット「え…」

俺「俺達の武具を作ってくれないか?」

リズベット「武具?…鍛冶スキルの方を上げろって事?…」

俺「ああ…。実はNPCの鍛冶屋を利用するのは効率が悪過ぎて、だいぶ限界が来てる…」

リズベット「…。」

俺「だがプレイヤーの鍛冶屋なら色々とメリットが美味し過ぎるんだ…」

俺「その分、リズには何かして必ず恩を返したい。だから…」

俺「攻略から武具屋に転職するのはどうかな?…」

リズベット「…。」


コンマ下二桁
71以上逆に何故か更に好きになられた(リズベット→俺好感度9に上昇。リズベット好感度6に上昇、ギルド発足ルートへ)
11〜70攻略組紅一点でありそこそこ有名なアスナの事を知ってたリズベット、身を引いた(リズベット→俺のズレ消滅。好感度5に上昇)
10以下関係が悪くなった…(リズベット→俺好感度6に低下)

安価下
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 15:33:32.87 ID:bzVf4NwzO
きつ
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 15:39:08.59 ID:gUdE7Xm50
あらま
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 15:40:21.82 ID:UkDOBS9NO
ハイリスクハイリターンな選択肢だったのかね
2を選ぶしかなかったとはいえなかなかキツイな
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 15:43:27.11 ID:UkDOBS9NO
ギルド発足ルートってことはここを突破できないとリズベットはギルドに誘えなかったのかね
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 15:48:26.82 ID:AgyxmahIO
とりあえずコンマ突破したか
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 15:48:45.13 ID:IlvRXg4pO
セーブ案件だな
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 16:04:16.79 ID:s0hk9iIg0
undefined
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 16:05:31.36 ID:s0hk9iIg0
コンマ87
草原

リズベット「ねえ…」

俺「うん?」

リズベット「俺達…って言うのは、前に俺が組んでたアスナ…って子の武器もって事?」

俺「あ、ああ…。頼みたいのは俺とアスナの分だ」

リズベット「……。」

リズベット(そっか…。俺は、やっぱり…)

リズベット(アスナの噂は、攻略組を目指してた私の耳にも届いてる…)

リズベット(攻略組に居る紅一点で有り…そして何よりも正確な速さで敵を一瞬で葬る所から、最近は誰が付けたのか閃光のアスナって通り名がある事も…)

リズベット(でもそのアスナには、ずっと組んでいる同じくらい強い男の人が居て…誰もアスナの事を誘おうとはしないって…)

リズベット(私はそれを知ってる…。この前、偶然パーティーに入った時に、それを発見してしまった…)

俺「やっぱり、ダメかな?…」

リズベット「……。」

リズベット(そう、この目の前の…私の好きな人が、アスナとの……)

リズベット「……いいよ。鍛冶屋になってあげる」

俺「え?本当に?良い…のか?…」

リズベット「うん…」

俺「あ、ありがとうリズ!本当に助かるよ!」

リズベット「…。」グッ

リズベット「でも、一つだけ聞かせて…」

俺「うん?」

リズベット「どうして、あたし…なの?…」

俺「え?…」

リズベット「ッ…」

リズベット(こんなの酷過ぎるよ神様…。あたしの作った剣で、俺とアスナを支援するとかさ…)

俺「この前言ったろ?この世界での剣は、命の次に大事な物だって」

リズベット「え…?」
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 16:11:00.49 ID:s0hk9iIg0
草原

俺「リズの作った武器ならきっと信じられるし…」

俺「それに俺は連れて行きたいんだ…」

リズベット「連れて…行きたい?…」

俺「ああ。俺はリズの想いが乗った剣を使って、いつかこのゲームをクリアしたい」

リズベット「あ…///」

俺「人には向き不向きがある。戦闘が出来る奴、出来ない人…この世界には様々な人が居る…」

俺「でも俺はリズが俺と同じ想いでこの世界からのクリアを願ってる人だって事は知ってるからさ…」

俺「戦闘には連れて行けない分、それなら俺はリズの想いだけでも連れて戦いたいんだよ」ニコッ

リズベット「…ッ///」キュ-ン...

リズベット「そ、そう…///」カアァッ

リズベット(ああ…駄目だ。この人にはもう相手が居る…それを知ってるのに私…こいつの事どんどん好きになっちゃってる…///)ドキッドキッ

リズベット「この世界の剣は、命の次に大事な物……だったら作ってあげようじゃない!」

リズベット「アンタにとって、最高の剣を、この私が!///」ドンッ

俺「あ、ありがとう…」

俺(でもその前にやっぱ鍛冶スキル上げる為にも結局レベル上げなんだけどな…。アスナにも手伝って貰うか)


リズベット→俺の好感度が9に上昇した
リズベットの好感度が6に上昇した
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 16:15:16.82 ID:jlp4f4VZO
ギルドルートって独立か?
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 16:32:08.63 ID:s0hk9iIg0
2層
ウルバス

アスナ「あ、俺君〜」スタスタ

俺「アスナ。素材集めはもう良いのか?」

アスナ「うん、もういいの。2層に居る私の欲しい素材のリソースを吐くモンスターもかなり枯渇して来たから…」

アスナ「それに狩場には、他の攻略組の細剣使いの人も同じ素材狙ってて…取り合いみたいになるのは、ちょっとしんどいし。」

俺「武器強化の為にあんまり落ちない素材収集はやっぱり色々トラブルの素だよな」

俺「このソードアートオンラインには取れるリソースも限られてると特に…」

アスナ「うん…」

俺「でもそんなアスナに朗報だ」

アスナ「えっ?」

俺「これからは素材収集も半分で済むし、武器強化も最大までかなり上げやすくなる」

アスナ「どう言う事?…」

俺「おーいリズ」

リズベット「あ…///」スタスタ

アスナ「女…の子?…」

俺「彼女が鍛冶スキルを上げて、今後俺達の武具を担当してくれる事になった」

アスナ「えー嘘!?本当に!?ありがとう!私アスナ!」スタスタ

リズベット「り、リズベット…///」

アスナ「リズベット…リズね!宜しく!私、この世界で女の子のプレイヤーに出会ったの初めてだわ!」ニコニコ

リズベット「そ、そうなの?はじまりの街には結構居た筈だけど…」

アスナ「私、俺君と一緒にずっとダンジョンかNPCしか居ない村に泊まってばっかりだったから」

アスナ「攻略組にも男の人しか居なくて」

リズベット「そうなんだ…」

リズベット(私と違い過ぎる…。この子、どんな環境で育って来た?…)

アスナ「ねえ、早速フレンド登録しない?」

リズベット「あ、う、うん。宜しく…アスナさん?…」

アスナ「アスナで良いわよ。宜しくねリズ!」

リズベット「え、ええ。宜しくアスナ」

リズベット(ま、眩しい…。めちゃくちゃ良い人過ぎるわこの子…)

俺「…。」

俺(アスナって、人見知りかと思ってたが同性にはこんな明るいんだ…)

俺(そういやずっと女子校行ってたんだっけ…?こんな変わるもんなんだな…)
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/09/11(木) 16:54:13.72 ID:s0hk9iIg0
第2層


ウインドワスプ「」ブウ-ン

俺「くっ…!」ガキンッ!!

アスナ「スイッチ!はあぁっ!!」バッ!

ウインドワスプ「」ザザザッ!

アスナ「今よリズ!」

リズベット「う、うん!はああぁぁっ!」ブウンッ

ウインドワスプ「」ズドンッ!!

ウインドワスプ「」ヒュ-ン...パリ-ン

リズベット「あ、またレベルが上がった…」

アスナ「大変よく出来ました」ニコニコ

リズベット「あ、ありがと…///」

俺「もう後1〜2レベ上げたら露店で武器の強化くらいならし始められるか?」

リズベット「うん。もう直ぐ届きそう」

アスナ「じゃあ私、リズの第一号のお客さんになっちゃお」

俺「え?俺もアニールブレードの強化を頼みたかったんだが」

アスナ「俺君は2番よ。ねえリズ」

リズベット「いや、私はどっちでも良いけど」

リズベット(俺の剣は作りたいけど、強化は別にどっちでも良いのよね///)

アスナ「と言う事で私一番!」

俺「はぁ…まぁ強化は譲ってやるか。作成は俺が初めて貰うが」

リズベット「えっ…?///」ボッ

リズベット(は、初めて貰う!?///)

俺(アスナにもリズベットを紹介した俺は、リズベットのレベル上げも含めて3人で行動する事が多くなっていた)

俺(多少レベルが高いモンスター相手でも、俺が弾いてアスナがスイッチしてギリギリまで削る。LAをリズベットに与えて経験値はリズベットの物に)

俺(アスナの正確さを頼りにしたゴリゴリな力技だがリズベットのレベルはガンガン上がっていた)

俺(……と言うか、最初からアスナも呼んでこうしてた方が良かったんじゃね?)


コンマ下二桁
41以上キリト登場(キリト好感度6に上昇)
40以下俺達は一旦街へと戻った

安価下
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 16:56:05.74 ID:GTdUoXS9o
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 16:58:10.47 ID:UkDOBS9NO
リズベットに比べてキリト好感度上がりすぎというか上がる機会が多いな
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 16:59:01.49 ID:yUOhdLv3O
ユージオみたいなものだから
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/09/11(木) 17:02:14.08 ID:K8ByynFL0
俺にも作ってくれとかそういうのだろ
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