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【ソードアート・オンライン】俺「安価の力でデスゲームを生き残る」第3層
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693 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/25(日) 00:45:44.46 ID:nejYmJks0
コンマ68
第55層
雪山
雪「リズベット足」サクッ
リズベット「ううぅっ、さぶぅ…」ガチガチ
俺「おーい、遅いぞリズ」サクッサクッ
リズベット「な、何でアンタは平気なのよ…?」ガチガチ
俺「第51層だったかのフロアボスが猛吹雪の中での戦闘だったからな。そのエリアは主街区も迷宮区も全部凍ってたし寒いのには慣れたんだ」
リズベット「慣れぇ?こんなの慣れるとか無いでしょ…はっくしゅん!」
俺「今攻略組が探索してる層にある火山と比べればマシさ。あそこは近寄るだけで自然にHPが減るしな」
俺「寒さは寒いって感じるだけで状態異常にはならない」
リズベット「あーそう…」
リズベット(こいつ、最前線に浸かり過ぎて完全にゲーム脳になってる…)
俺「しかし、そろそろ山頂だが未だ見えないのか?」
リズベット「どの辺りにあるかまではあたしも…」
ドオンッ!!
俺&リズベット「「!?」」
白竜ゼーファン「」バサッバサッ
リズベット「な、な、何!?」
俺「恐らくこのエリアを守ってる番人だ。下がれリズ」スチャッ
リズベット「う…」サッ
白竜「」ビュオッ
俺(第55層くらいなら、今の俺でもやれるか?…両手剣は折れたから片手剣だが…)グッ
コンマ下二桁
81以上俺、白竜に会心の一撃
11〜80しかし、俺苦戦しているとリズベットが飛び出して穴に…
10以下…しかし、俺喰われる
安価下
694 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/25(日) 01:05:51.74 ID:xHLp9G9xo
おわた
695 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/25(日) 11:52:36.22 ID:nejYmJks0
コンマ74
雪山
白竜「」バサッバサッ
俺「おおおっ!!」バッ
白竜首「」
俺(行ける。あの首を狙って…)
白竜爪「」ブンッ!
俺「ッ…!」ガッ
俺「くっ…」地面「」シュタッ
俺(クソッ、このレベル帯になると俺の速さが足りないのかこう言う時いつも後手からだ…)
俺「だが次は俺の番だ!」バッ
白竜「尻尾」ビュオンッ!!
俺「うっ!?」サッ
俺「チッ…速度タイプのドラゴンか…」
白竜「」バサッバサッ
俺(これじゃ一撃入れる所か近付く事すらままならない…厄介だな)
696 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/25(日) 11:57:15.74 ID:nejYmJks0
雪山
物陰
白竜「」俺「」
リズベット「あれ?俺の奴、結構苦戦してる…?」
リズベット「と言うか、俺が戦ってる所久々に見るけど……なんか…」
リズベット「……。」
白竜「俺「うおっ!?」」ブワッ
リズベット(一人だからかしら?…もしかして、あたしもレベルは高い方なんだし助けた方が…)グッ
リズベット「何モタモタやってるのよ!」バッ
俺「はっ!?リズ!?」チラッ
リズベット「もう見てらんない加勢するわ!」グッ
俺「よせ出てくるな!」
リズベット「え?…」
白竜「突風」ビュオオオオッ!!!
リズベット「なっ!?キャアアアッ!?」ブワッ
大穴「リズベット「」」ヒュ-ン
俺(マズイ!あいつ、大穴に飛ばされて…落下ダメ軽減の装備じゃ無いあいつじゃ、落ちた衝撃で大ダメージくらうぞ?下手すると…)
白竜「背中」バサッバサッ
俺(だが、奴がリズの方を向いたから背中がガラ空きだ。今なら…)
1諦めて先にリズベットを助けに行く
2リズベットが生きてる事を信じて白竜を倒す
安価下
697 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/25(日) 12:31:40.85 ID:nIbGrqav0
1
698 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/25(日) 15:40:26.54 ID:2DVvatMl0
雪山
俺(チッ…考えるまでも無い!)ダッ
俺「リズー!!」バッ
大穴「俺」ヒュ-ン
リズベット「」ヒュ-ン
俺「くっ…」ググッ
俺(後少し……)
リズベット手「俺手」ガシッ
俺「リズ!」
リズベット「う、うーん…」
俺「ッ…!」チラッ
地面「」
俺(地面までの距離、20メートルくらい。マズイ、着地態勢を取る暇も、こうなったら───)ビュオオッ
グシャアッ!!
リズベット(え…?)
コンマ下二桁
81以上落ちた弾みのせいでリズベットと…(リズベット→俺好感度11に上昇)
06〜80リズベットの下敷きになるもゲージ黄色で生きていた
05以下俺死亡
安価下
699 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/25(日) 15:41:01.24 ID:25/MPkiGO
はよ
700 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/25(日) 18:17:49.44 ID:nejYmJks0
コンマ24
大穴の中
リズベット「う…ん?…今の音は…?」
俺「大丈夫か?…」
リズベット「あっ」
俺腹の上「リズベット「」」
リズベット「あ、アンタの方こそ大丈夫なの!?」
俺「俺は平気さ。HP高めの装備してるからこれくらい…」ムクリ
俺HP「黄色ゲージ」
リズベット(それでも半分以上削れてるって、もしあたしがそのまま落ちてたら…)ゴクッ...
俺「しかし、厄介な穴に落とされたな」
リズベット「え?…」
俺「穴の深さは40メートルくらいか?幾ら俺でもジャンプしても届かないし、壁をツタって走るのも専門外だしな…」
穴の入口「」
リズベット「じゃああたし達、まさかこっから出られ無いって事!?」
俺「…。」
コンマ下二桁
41以上俺、ちょうど転移結晶を切らしていたが…(鉱石入手)
40以下俺、こう言う事に備えてちゃんと転移結晶を持って来ていた(鉱石入手失敗)
安価下
701 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/25(日) 19:26:39.98 ID:nIbGrqav0
あ
702 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/25(日) 22:01:32.05 ID:nejYmJks0
コンマ98
大穴
俺「やっぱり俺もちょうど持って無いな…。転移結晶を…」ピッピッ
リズベット「それじゃあどうすんのよ!?」
俺「第1層の地下牢に繋がる回廊結晶ならあるけど…」
リズベット「それ犯罪者を閉じ込める為の物でしょ!?誰か外から開けてくれないと2度と出られ無いし、そんな所行きたく無いわよ…」
俺「はは、だよな…」
リズベット「ちょっとアンタお気楽過ぎない!?出られなくなったらどうするの!?」
俺「別に慌てなくても、俺が行方不明なら明日にもアスナが探しに来てくれる」
リズベット「…何でそう言い切れる訳?」
俺「一応いっつも夜には合流して同じ宿に泊まってるからな」
リズベット「えっ!?そ、それってまさか同じ部屋で!?///」
俺「いや、そんな訳あるか…。普通に別々だよ」
リズベット「ふうん。別々なんだ、私はてっきり…//」
俺「そりゃそうだら。別に俺達は付き合ってる訳でも無いんだし…」
リズベット「えっ!?付き合って無いの!?」
俺「あ、ああ」
リズベット「ええ…」
リズベット(あんなに常に隣に居て、未だ付き合っても無かったんだ…)
リズベット「…何で?」
俺「うん?」
リズベット「どうして付き合って無いの?」
俺「どうしてって……別に、何でもいいだろ…」ストッ
リズベット「何照れてんのよ」
俺「…照れてる訳じゃ無い」
リズベット「じゃあ理由を言いなさいよ」
俺「……。」
リズベット「何よ?」
俺「……俺に、その覚悟が足らないだけさ」
リズベット「覚悟って?…くしゅん!うーさぶっ」
俺「大丈夫か?…」チラッ
リズベット「今日はここで一晩過ごすのよね?…」
俺「ああ。そう言う事になるな」
リズベット「ふぅー…そっか…//」
リズベット(二人きり、なんだ…//)
703 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/25(日) 22:18:55.83 ID:nejYmJks0
大穴
俺「…。」ピッピッ
リズベット「何してるの?…」
俺「寒そうだし、何か暖を取れそうな代わりになるアイテムが有ればと思ったんだが……すまん。攻略アイテムばっかだわ」
リズベット「ふふっ、何でアンタが謝るのよ」
リズベット「私は助けてくれただけで十分よ…」
俺「そんなの当たり前だろ?リズは俺にとって大切な人なんだから」
リズベット「えっ?た、大切って…」ドキッ
俺「俺がこの世界で絶対に守りたいって思ってる人間の一人だ」
リズベット「あっ…」
リズベット(あぁ、元ギルドメンバーって意味か)
リズベット(そりゃそうよね。ユナの件もあったし、こいつにとってアレはもう2度と……でも、ちょっとびっくりした//)
リズベット「くしゅんっ!あー、本当さぶっ」ブルブル...
リズベット(でも、アスナが居るこいつには温めてなんて言えないし…耐えるしか無いか…)
俺「…。」
俺(俺は普段装備してるマントのお陰で、それに包まれば寒さは凌げる。だがリズの奴は寒そうだな…)
俺(こうなったら何とか他の方法で温めてやるしかないが…でも俺とリズって友達だけど一応異性なんだよな…)
俺(…どうする)
1手を握って温める
2手を握る以上に身体を寄せて俺のマントの中に入れて温める
3流石にセクハラ扱いが怖いので放置して寝る
安価下
704 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2026/01/25(日) 22:23:39.16 ID:bt5zzxL/0
1
705 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/25(日) 23:16:41.65 ID:nejYmJks0
大穴
俺(これくらいなら大丈夫か)ピッ
俺手袋「」スッ
俺「リズ、手出してみろ」
リズベット「え?…」
リズベット手「俺手「」」ギュッ
リズベット「あ…」
俺「俺はずっと手の装備してたからさ、これで少しは暖かいだろ?」
リズベット「うん…。ありがと」
俺「元はと言えば今作れる最強の両手剣を作って欲しいって言い出したのは俺だ。こんな事に付き合わせてしまってすまなかったな」
リズベット「ううん気にしないでよ、あたし自身も自分が納得できるレベルの最高の剣を作ってみたかったから」
リズベット「それに、アンタには昔何度も助けられてたしね」
俺「助けて来た…か…」
リズベット「うん?」
俺「……確かに昔は、何かが起きても誰かを助けたりする力があった筈なんだがな」
俺「でも最近は…」
リズベット「どうしたの?」
俺「さっきの戦いでも見たろ?レベル差があるのに、この層のモンスター1体に対しても苦戦してたザマだ…」
リズベット「1体って言っても、守護竜みたいなイベントモンスターだったし周りに居るMobと比べたら強い方だったんじゃないの?」
俺「だとしてもだ…。ここに居るのが俺じゃ無く、アスナやキリトならきっと簡単に奴を倒せてた筈…」
リズベット「…。」
俺「最近はフロアボス戦でも大した活躍出来てないし、ずっとLAなんて取れてない。レベルもアスナやキリトの方が上だ」
俺「今の俺はただ、ボスとの経験値から血盟騎士団の隊員を指揮してる普通のリーダー役にしか過ぎ無い…」
俺「…何だか最近の俺は弱くなった気がするんだ」
リズベット「いや、それでも血盟騎士団の一隊任されて最前線に居るんだからかなり上澄みの方だと思うけど…」
リズベット「まぁ確かに、言われてみたら昔後ろで見てた時程の圧は無くなったかもね〜」
リズベット「昔のアンタのままだったら、あたしが加勢しなきゃ…って考えるんじゃ無くて戦闘の邪魔にならないようにしなくちゃって感じだったもん」
俺「やっぱり、リズの目から見てもそう思ったか…」
リズベット(それでもあたし等なんかと比べると俺は全然強いけど、攻略組に居ても色々悩みの種はあるんだ)
706 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/26(月) 00:01:12.71 ID:p3TsrcIB0
大穴
俺「正直言って、今の俺は自分の限界を感じ始めてる…」
リズ「俺…」
俺「だからステータスの適性的にメイン武器を片手剣から両手剣に変える事で、何か変化が有ればって思ったんだが…」
俺「折角リズに作って貰った剣もいきなり駄目にしてしまった。ただ武器を変えたくらいで、そんな簡単に強くなれる訳なんか無かったんだな…」
リズベット「…。」
俺「アスナとの差も開く一方だ…。こんな調子なら、俺はいつか…アスナにも置いて行かれて…」グッ
リズベット「あたしはそんな事無いと思うけどな」
俺「え?…」
リズベット「だってアスナが強くなりたい理由は、アンタの事を守りたいからだもん」
俺「アスナが俺を?…」
リズベット「そう。だからアンタが強くなればなる程、アスナだってアンタよりも強くなる為に更に努力しなきゃいけないの」
リズベット「この世界の5本の指に入るくらいに強いアンタより強くならなきゃなんだから、アスナだって見えない所でそりゃあもう死ぬ程努力してる筈よ」
リズベット「だから逆にアスナにとっては、アンタが伸び悩んでる今くらいの方がちょうど良いんじゃない?」
リズベット「アスナって真面目過ぎる所もあるし」
俺「…。」
俺「俺の強さはアスナと比例してるって事か…。つまり、俺が彼女を抜こうとすればする程…」
リズベット「アスナは抜かれない様に更に努力するって事よ」
俺「どうしてそんな負けず嫌いなんだろう…」
リズベット「別に負けず嫌いだからじゃ無いわよ」
俺「え?…」
リズベット「ただ…それが今のアスナにとって、この世界で強くなる為の理由だからよ」
俺「アスナが俺より強くなる為の…」
俺(だったら、今の俺が更に強くなりたい理由は……)
1一日でも早くこのゲームをクリアして、この世界に居る人を救いたいから
2アスナの事を護りたいから
3いざと言う時に、俺の大事な人達を守る為の強さが欲しいから
4その他
安価下
707 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/26(月) 00:11:54.74 ID:xL22Rxy00
3
708 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/26(月) 00:13:14.83 ID:aSTGtfeDo
4もう大切な仲間を失いたくない、そしてアスナと一緒にリアルに帰る
709 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/26(月) 00:40:32.58 ID:p3TsrcIB0
翌朝
大穴
光「」スウッ...
リズベット「ん…」ムクリッ
俺「おはようリズ。ちゃんと寝れたか?」
リズベット「あ、うん…あ…」
リズベット身体「俺マント「」」
リズベット(あれ?これ、彼奴の着てた羽毛のマント?…)
リズベット(あたしの毛布代わりにかけてくれてたんだ…//)グッ
俺「フレンドリストを見てみたら、もうアスナも第55層に来てる。多分もう直助けが来るぞ」
リズベット「そうなんだ…。流石はアスナね」スクッ
リズベット「これ、返すわ。ありがと…//」俺マント「」スッ
俺「おう」
リズベット「ん?と言うかそれ何かしら?」
俺「うん?」
リズベット「夜の内は真っ暗で何も見えなかったけど…」スタスタ
俺「何って、ただの結晶だろ?」
リズベット「いや、違うわ。この結晶…これ!クリスタルライトインゴッド!あたし達が探しに来た鉱石よ!」ガシッ
俺「ええっ!?でも、この鉱石はあの竜を倒さないと出てこない筈じゃ…?」
リズベット「ううん。出てこないんじゃ無く、あの竜こそがこの鉱石を産んでたのよ!」
リズベット「やった。手に入った…。これを持ち帰って加工すれば…」
俺「産んでた……?つまりリズがその手に握ってるの、あの竜のウンコって事?…」
リズベット「………ッ!?いやあアアァッ!?///」
俺「待てよ。そのンコがここにあるって事は、この穴はあの竜の根倉…?」
白竜「ギャオオオンッ!!」ビュオッ!!
俺「はっ!?」
リズベット「えっ!?」
白竜足「リズベット「」」ガッ
リズベット「なっ!?」ブワッ
俺「リズ!?」ダッ
白竜尻尾「俺手「」」ガシッ
白竜「」バサッバサッ!!
710 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/26(月) 01:08:12.31 ID:p3TsrcIB0
雪山
白竜「ギャオオオッ!!」ビュオオッ!!
俺(リズは竜の足に掴まれ、俺は尻尾に捕まって何とか穴から出れたが…)
リズベット「な、何よこいつ!?いきなり飛んで来てあたしを捕まえて!?」ビュオオッ
リズベット「しかも昨日見た時より気性荒く無い!?」
俺「ッ…恐らく、リズがその結晶を入手した事でこいつの巣を荒らされた判定になって怒ってるんだ!」
リズベット「はあっ!?」
白竜「ギャオオオッ!!」腕バッ
リズベット「痛ッ!?」ビシッ
俺「リズ!?くっ…!こいつ!」
俺(狙いは鉱石を盗んだリズのみか。尻尾に俺が捕まってる事にも気付いてない)
俺(だが…)
白竜「ギャオオオッ!!」ビュオオオッ
俺(高速で飛ぶせいで、これ以上この位置から移動出来ない…。下手に移動すると振り落とされる…)
俺「リズ!抜け出せないのか!?」
リズベット「ッ…この!いい加減に!!」ジタバタ
リズベット「駄目だわ!?背中の服が掴まれてて振り解けない!」
俺(銅の装備を外して、衣服も脱いで裸になれば抜けられるが…流石に女の子のリズには無理な話しか…)
俺(ならば俺がこいつを一撃で葬るしか無いが…)
尻尾「俺「」」プランプラン...
俺(左手はこいつの尻尾を掴む手で塞がってる。つまり、武器を持つ右手のみで奴を仕留めなければならない…)
俺(だがそれも、胴体まで距離がある。一撃でこんな図体の大きい奴を倒せるのか?…)
俺「!?」
白竜口「」パカッ
リズベット「ま、まさか食べる気!?あたしを!?」
俺「リズ!?チィッ…!」グイッ
俺(やるしか無い。俺が守るんだ…リズを!!俺にとっての大事な人を……守る!!)
俺「はああぁぁっ!!」ビュオッ
コンマ下二桁
56以上俺の想いに呼応して再び覚醒スキルが発動して一撃で竜を倒した(ユニークスキル入手)
26〜55何とか喰われる前にリズベットを助け出して着地した(アスナ合流)
25以下俺、代わりに喰われて死亡
安価下
711 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/26(月) 01:14:33.45 ID:7yCIRQCzO
はい終了
712 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/26(月) 01:14:33.70 ID:xL22Rxy00
あ
713 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/26(月) 04:39:21.66 ID:p3TsrcIB0
コンマ45
雪山
俺剣「」ブウンッ!!
白竜顔「ギャアアンッ!!」ズバアッ!!
俺(リズの方へ振り向いた顔面へと直撃させたが…流石竜族か。HPが高いな。だが今なら…!)
俺「リズ、ちょっと我慢しろよ!」スチャッ
リズベット「えっ?…」ガシッ
俺「空中だと奴の方が有利だ。一旦離脱する!」ダンッ
リズベット「ちょっ!?」ブワッ
俺「しっかり捕まってろ!」ガシッ
リズベット「キャアアアッ!?」ビュオオッ
地面「」ドンッ!!
俺「ッ…」ビリッ
リズベット「うっ!?」
俺HP「黄色」ヒュ-ン...
俺(今度はリズを抱いたまま無理矢理足から着地したから、また着地ダメージを大きく…)
リズベット「俺、早く回復を……はっ!?後ろ!?」
俺「ッ!?」クルッ
白竜口「」スウウッ
俺(ブレス攻撃か!?マズイ!俺が避けると俺の背後に居るリズが…)
俺(しかし俺の体力も半分しか…)
「シューティングスター!!」ビュオッ!!
俺&リズベット「「!?」」チラッ
白竜顎「」ドシュッ!!
白竜「」グラッ
リズベット「ブレス攻撃がキャンセルされた!?」
俺(今の技、そしてこの白い閃光のような速さは…)
アスナ「遅くなったわね二人とも!」ダッ
リズベット「アスナ!」
俺「アスナ…」
アスナ「下がってて!この竜は私が倒す!」グッ
リズベット「色々あったけど、アスナが来てくれて何とかなりそうね…」
俺「…。」
俺「……いいや、駄目だ」スクッ
リズベット「うん?」
俺「アスナの事も、俺が守るんだ!」ダッ
リズベット「あっ…」
714 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/26(月) 20:25:43.99 ID:p3TsrcIB0
雪山
アスナ「はあぁぁぁっ!!」ビュビュビュッ!!
白竜胴体「」ザザザッ
アスナ「くっ…」シュタッ
アスナ(竜タイプのモンスターはクリティカルが出難いから、私の細剣だと相性が悪い)
白竜「ブレス」ビュオオオッ
アスナ「ッ…!」タッタッタッ
アスナ(やはり狙うなら、あの顔かしらね…)
尻尾「」ビュオンッ!!
アスナ(この尻尾を踏み台にして…)
アスナ足元「」グラッ
アスナ「!?」
アスナ足「氷「」」ツルッ
アスナ「しまった!?足が氷で…はっ!?」
「アスナ!!スイッチ!」ダッ
アスナ(俺君!?)
俺「おおおおおおっ!!」バッ
白竜胸「俺剣」ズドンッ!!
俺「くっ…おおおおおっ!!!」ググッ
コンマ下二桁
76以上そのまま白竜の胴を貫いて撃破した(ユニークスキル入手)
31〜75俺は瞬間的に力を爆発させて白竜を撃破した(ユニークスキルヒント)
30以下俺が相手している間に立て直したアスナと共に白竜を撃破した
安価下
715 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/26(月) 20:44:01.68 ID:uCfHOmiSO
はい
716 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/26(月) 21:34:07.51 ID:p3TsrcIB0
コンマ68
雪山
白竜「ギャオオオン!!!」ブワッ
俺「くっ…」ブラブラッ...
アスナ「俺君!?」
リズベット「マズイわ!あいつ未だHPが半分しか無いのに、次に落とされたら…」
俺「ッ…!死ね無い…こんな所で俺はあぁぁっ!」
俺(未だ死ぬ訳にはいかない…俺が守るんだ!!アスナも、リズも……俺の大切な人達を!!)グッ
俺「うおおおおっ!!」スッ
俺「ホリゾンタル・スクエア!!」ブウンッ!!
白竜胸「」ズバアッ!!
アスナ「…!」
俺「はあぁぁっ!!」
白竜胸「」ズバアッ!!
アスナ(削り取ってる?竜の硬い鱗の上ごと?…)
俺「でやあっ!!はあっ!」ブウンッブウンッ!!
白竜胸「」ズバアッズバアッ!
白竜心臓「」ドクンッドクンッ
俺「見えた!!それだあぁっ!」ブウンッ!!
白竜心臓「」ズドンッ!!
アスナ「あ…」
俺「はぁ…はぁ…」グッ
白竜「」パリ-ン
リズベット「やった…やったわ!」
俺「うっ…」ヒュ-ン...
アスナ「俺君!?」バッ
アスナ腕「俺「おっ…」」ストッ
アスナ「う…」ガシッ
俺「アスナ?すまない、助かっ…」ストッ
アスナ「もう、馬鹿!何でHPも半分しか無いのにあんな突っ込むのよ!?」
俺「うっ、す、すまない…なんか身体が勝手に」
アスナ「約束した宿屋にも戻らないし、もうバカバカバカ!」
俺「ご、ごめん。よく来てくれたよ…」
717 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/26(月) 21:35:10.35 ID:p3TsrcIB0
雪山
リズベット「アスナ。今回はあんまり責めないであげて」スタスタ
俺「あ、リズ…」
リズベット「ここに泊まる事になったのは、それはこいつじゃ無くて、あたしを助ける為だから…」
アスナ「リズを…?」
俺「…いいや、最初に俺があの竜を倒せていれば泊まる事も無かったんだ」
リズベット「あっ、そうよ。何で最初に戦った時より手慣れてたのよ」
俺「手慣れてたのかな?2回目だったってのもあると思うけど…」
俺「…でも、少し分かったんだ」
アスナ&リズベット「「分かった?」」
俺「ああ…」
俺(俺が戦う理由は、大切な人達を護りたいからだ)
俺(だが、今前線に居るのはアスナだけ…そのアスナも俺より強くて、俺に守られる事を必要としていなかった…)
俺(だから俺が今何の為に戦っているのか分からなくなっていた俺は、迷いが生じて剣の腕が鈍ってきていた…)
俺(…だけどそれは違うかった。アスナは俺を守りたくて俺より強くなろうと努力しているだけで、俺は自分の事だけでその部分が見えていなかったんだ)
俺「とりあえず…いつもありがとうな。アスナ」
アスナ「ふえっ!?あ、う、うん…///」
リズベット(はぁ…やれやれ…。結局、精神的な問題だっただけで武器なんて必要無かったんじゃない?)
リズベット「うん?」
リズベット手「インゴッドクリスタル「」」
718 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/26(月) 21:49:47.35 ID:p3TsrcIB0
リズベット武具店
リズベット「…で、一応目当ての鉱石は取れた訳だけどどうするつもり?」
俺「そう…だな…」
俺「ここを出た時は両手剣に転向するつもりだったが…リズとの冒険を通して普通に戦えるようになったんだよな…」
リズベット「そうね。あの白竜を一人で倒すくらいなら伸び悩むとか無いでしょ」
俺「ああ…」
俺「…俺に足りなかったのは、俺自身が何をしたいかって言う覚悟の問題だったかもしれない」
リズベット「…正直、鍛冶屋としてアドバイスするならあたしは片手剣のままで良いと思うけどね」
リズベット「転向したら、スキルも振り直しだし武器の使い勝手も変わるわ」
リズベット「何よりあの時のアンタが見せた、かなり堅い敵の防御をも貫通させるくらいの事はもう出来なくなるんじゃない?」
リズベット(…と言うか、片手剣スキルに防御力無視の貫通属性なんかあったかしら?)
俺「しかし、ステータス的には両手剣の方が向いてるんだよな俺…」
リズベット「まぁそりゃそうだけど…」
俺(リズの言う通り、武器を変えたら暫くは俺自身の弱体化を免れないだろう…)
俺(それにあの時使った謎の片手剣のスキルも…)
俺(…しかし、今更片手剣で行くのなら魔剣クラスの強さだったエリュシデータをキリトにもうあげてしまったのがな…)
俺(どうするか…)
1やっぱこのまま片手剣で行くよ。気になる事もあるし
2…いや、やはり今の俺のステータス適性的にも両手剣士に転向するよ
安価下
719 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/26(月) 21:51:34.61 ID:xL22Rxy00
1
720 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/27(火) 01:21:29.76 ID:5PDJ7/yR0
リズベット武具店
俺「やっぱこのまま片手剣で行くよ。気になる事もあるし」
リズベット「気になる事?」
俺「ああいや、別に大した事じゃないさ…」
リズベット「ふうん。まぁいいけど…それじゃあ折角取ってきたこれも使っちゃうわよ?」
俺「ああ、振り回しちゃったからな。リズの好きにして良いよ」
リズベット「…。」
リズベット「…分かった。じゃああたしの好きにさせて貰うわ。でもちょっと手伝ってくれる?」
俺「うん?あぁ…」
俺(その後、俺はリズが剣を鍛治する所を少しだけサポートした)
リズベット「しっかり支えてなさいよ」スッ
俺「あ、ああ…」グッ
カ-ン!!カ-ン!!カ-ン!!
リズベット「せやっ!」ブンッ!!
鉱石「」カ-ン!
俺「ッ…」グッ
リズベット「ふぅ…未だ火が足りてない!」
俺「お、おう!これを当てれば良いんだな?…」スッ
リズベット「見せて」ジッ
俺「剣っぽくはなって来たと思うけど…?」スッ
リズベット「うーん…」
リズベット「いいえ、未だ全然だわ」
俺「全然なんだ?…」
リズベット「後4回は叩くからまた抑えてて」
俺「あ、ああ」グッ
俺(素材から鍛治して剣を作る所は始めた見たが、剣を作るのも結構手間がかかるんだな…)
俺(リズはいつもこんな作業を…。そりゃ簡単に両手剣潰したら怒るか)
リズベット「集中して。あたしの最高の剣を作るんだから!」
俺「あ、ああ悪い」
カ-ン!カ-ン!...
721 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/27(火) 01:45:55.40 ID:5PDJ7/yR0
リズベット武具店
リズベット「はぁ…遂に出来たわ」
俺「この剣は…?」
リズベット「あたしの作った剣の最高傑作…ダークリパルサー」スッ
ダークリパルサー「」
俺「…!この剣…」
俺(アタック値もほぼキリトにあげた魔剣のエリュシデータとほぼ変わらないのに、アレより軽い)
俺(耐久性が若干劣るが、それでも第75層相当の強さがある…)
リズベット「どう?驚いたでしょ」
俺「ああ…。未強化でも既に魔剣レベルの物だぞ?」
リズベット「ふふん//」ドヤッ
キリト「へえ、凄いなその剣。なぁ幾らで売ってくれるんだ?」
俺「あれ?キリト?シリカも…」
シリカ「こんにちは俺さん、リズベットさん」ペコリ
リズベット「あれ?どうしたのよ2人とも?」
キリト「シリカがそろそろ武器を買い換える時期だと思ってさ。そんでオレも序でに剣を見て行こうかと思ったんだが…」
リズベット「ふうん。キリトとシリカが一緒に行動なんて珍しいわね」
シリカ「ぁっ!そ、その…この前キリトさんに偶然出会って色々と助けて貰って…///」
リズベット「へぇ、そうなんだ?」
シリカ「それ以来、よく頼らせて貰ってるんですよ…///」
リズベット(あれ?シリカ、何か顔赤くない?…)
俺(シリカには恋人役を断ってから会って無かったが…あ、もしかしてキリトにやって貰ってるのか?)
キリト「なぁ、そんでその剣は幾らなんだ?」
リズベット「これは…」
俺「キリト、片手剣ならこの前俺がエリュシデータをあげただろ?」
キリト「あ、ああまぁな…。でも、もう一本なんか欲しいかなぁ〜って思ってさ」
俺(ストック用か?まぁ確かにこのレベルのストックが有れば、耐久値気にしなくて済むから助かるだろうが…)
リズベット「残念だけどこの剣は駄目よ。もう先約がいるから」
キリト「チェッ、もう買い手がいたのか」
俺(今出来たばっかりなのにもう買い手が?…)
キリト「それじゃあ代わりの剣とシリカの分のダガーを見せてくれ」
リズベット「それなら別に良いけど…」
722 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/27(火) 02:02:48.53 ID:5PDJ7/yR0
リズベット武具店
俺(キリトとシリカはそれぞれ剣とダガーを買って行った)
俺「それじゃあ俺もそろそろ…」
リズベット「待ちなさいよ。ほら、これ」
ダークリパルサー「」
俺「え?…」
リズベット「これは俺の剣よ」
俺「…えっ?俺の?」
リズベット「そうよ。もうアンタの物なんだから…ほら、受け取りなさい//」スッ
俺「ほ、本当に良いのか?こんな業物…同じ素材取って来ても2度と作れないかもだぞ?…」
リズベット「…でしょうね。作ったあたしも驚くくらいの会心の出来だったもの」
リズベット「だからこそ、アンタに使って欲しいのよ//」
俺「気持ちは嬉しいが…分かった。幾ら払えば良い?でも今はあんまり持ち合わせが…」
リズベット「お、お金は良いから!ほら!//」スッ
俺「本当に良いのか?…」ガシッ
リズベット「いいの…。アンタの言ってた護りたい大事な人ってのには、あたしも含まれてるんでしょ?」
俺「ああ…そりゃ勿論」
リズベット「ならこの剣を使って今度こそ護りなさいよ。もう2度とクヨクヨせずに済む筈よ!//」
俺「リズ……分かった。ありがとう」グッ
リズベット「いいから…アスナの事待たせてるんでしょ?ほら、さっさと行きなさいよ!//」グイッ
俺「あ、ああ?」スタスタ
扉「」バタンッ!
リズベット「ふぅ…//」
リズベット(…あたしの最高傑作の武器を使って彼奴が最前線で戦う…。これでこの世界のあたしの夢は叶った)
リズベット(これで恋の方も上手く行ってたらな……。昨日は2人きりだったんだし、チャンスは幾らでもあった筈だけど…//)
リズベット(でもあたしは、アスナが血盟騎士団の副団長として戦ってる理由も努力も知ってる…だから…)
リズベット「フッ、やっぱ…アスナの事は裏切れないわよね…」
リズベット「あたしの分も頑張りなさいよ。アスナ…俺…」
723 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/27(火) 21:08:29.87 ID:vQOtHuhX0
血盟騎士団本部
ヒースクリフ「アスナ君から聞いたが、圏外で1日を過ごす事になっていたらしいな」
俺「ああ…昨晩の隊長ミーティングには出られ好きすまなかったな」
ヒースクリフ「それは構わない。フッ…しかし、ラフィン・コフィンに遭遇し無くて幸運だったな」
俺「ああ…。それはな…」
俺(今年になってからラフィン・コフィンの活動はかなり活発になっている…)
俺(奴等は中層組やビギナーだけじゃ無く攻略組の事も狙い、単純なPK以外にも煽動や虚報、対立等の悪質な事を行っているプレイヤー達だ…)
俺(血盟騎士団に入ってから俺は狙われる事が減ったが、寝ている際に手を勝手に使われてデュエルを押されて完全決着の合法PKを行われたり奴等のやり方は、昔と比べてますます悪辣なやり形になっている…)
俺(今の所、血盟騎士団は被害には遭っていないが聖龍連合や風林火山と言った他の攻略ギルドは何人か被害に遭っているらしい…)
ヒースクリフ「第51層以降の攻略難易度の上昇…そしてラフィン・コフィンの脅威の拡大により、血盟騎士団からは離脱者が続出している」
俺「ああ…。今や2軍の筈のC隊迄もフロアボス戦に駆り出されてる現状だったからな…」
ヒースクリフ「そこで、昨日の俺君以外の格隊長には発表したのだが血盟騎士団はメンバーの再編計画を行う」
俺(そういや何かアスナも言ってたっけ?C隊の何人かがアスナのA隊に合流する事になったって…)
俺(クラディールとエルザと誰だったっけな?あんま興味無いから覚えて無いや…)
ヒースクリフ「これが俺君のB隊に新たに編入されるメンバーだ。中には新たに血盟騎士団にスカウトしたばかりの者も居る」
ヒースクリフ「目を通しておいてくれたまえ」B隊メンバー表「「「」」」スッ
俺「分かったよ」
724 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/27(火) 21:14:58.19 ID:vQOtHuhX0
血盟騎士団本部
廊下
俺「各隊の再編計画か…。まぁ45層から60層までのこの半年はほぼずっと同じ隊だったし、時期的にそろそろローテーションの時期か」ペラッ
俺(あっ、ゴドフリーの配置が俺のB隊からアスナのA隊側に移ってる。まぁゴドフリーの前衛のステータス的に俺とは役職被りそうだったしその辺を考慮してか)スタスタ
B隊メンバー表「」ペラッ
俺(逆にアスナと被るコハルがこっちに来てたり、大体はA隊C隊とのトレードばっかりだが…でも、そういえば新人も入ってるって言ってたな)
俺(2軍のC隊からじゃ無く、いきなりB隊からの参加ってかなり強いプレイヤーって事か?そんなプレイヤー、よく今まで他の攻略ギルドに発見されずに…)
サチ「俺、久しぶり」
俺「……。」
俺「…サ…チ?」
俺「あ、あれっ?これ、えっ?…どう言う事だ?ここ、血盟騎士団の…」
サチ「うん。合ってるよ」
俺「なっ…え?合ってるって…」
サチ「私も昨日付けで、ヒースクリフさんに血盟騎士団にスカウトされたんだ」
俺「…!」
俺(サチが…血盟騎士団に?…)
B隊メンバー表「サチ「」」
セーブ地点
725 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/28(水) 00:17:15.11 ID:iO8tKHyE0
続きから
第61層
コハル「やあっ!」カキインッ!!
猿型MobA「棍棒」ガッ
俺「よくやったコハル!!!」ブウンッ!!
猿型MobA「」ビシュッパリ-ン!!
俺「よしっ!一体削ったぞ」
俺(あっ…B隊の訓練で来たのに無意識に一体俺が倒してしまった……。いや、だが残り4体いる)
コハル「俺さん!」
俺「ッ…!?」
猿型Mob達「「「「」」」」ダッ
俺(チッ…猿人系Mobは此方と同じ様にスイッチしてくるか。このタイミングでのカウンターは今のB隊では合わせられないだろう)
俺(ならここは一旦タンクのセグロにガードさせて…)
サチ「俺!スイッチするよ!」タッ
俺「サチ!?」チラッ
サチ「エクストリーム・ウィンド!」クルッブウンッ!!
猿型Mob「「「「」」」」ガガガッ!ブワッ
俺(…!サチの範囲攻撃がカウンターになってこっちに向かって来てたモンスター達が怯んだ)
俺「今だ!コハル、エイト、セグロ、マックスはサチとスイッチして全員反撃に転じろ!」
コハル達「「「はい!」」」ダッ
俺(これで2体消える。残りのMobは2体残る筈だからまた槍持ちのサチに…)
サチ「ストーム・ペネトレイト!」ブウンッ!!
猿型Mob「」グシャアッ!!
俺「あ…」
サチ「残り1体だよ!」
俺「あ、ああ…」
俺(サチの奴、俺が指示する前にもう自分で勝手に前に…)
俺(……俺の記憶に居るサチと本当に同一人物なんだよな?このサチは…?)
726 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/28(水) 00:34:16.55 ID:iO8tKHyE0
第61層
迷いの森
コハル「新人なのにいきなりB隊に配属されるだけあって凄い戦闘センスですねサチさん」
サチ「ありがとうコハルさん」ペコッ
俺「…。」
俺(サチ…。黒猫団の唯一の生き残り…)
俺(メインウェポンは槍のままで変わって無いが、レベル71…俺よりも6レベ低いだけ)
俺(今から8ヶ月前に俺の前から姿を消した時はレベル34だった筈…)
俺(先ず攻略組が道を切り開いてから下の層のプレイヤーへと情報が広がって行くから、中層組でもレベリングはし易くはなってただろうが…いったいどんな風にレベリングしたらここまで上がるんだ?…)
俺(偽物…いや、もしくはAIとかの可能性も…)
サチ「どうしたの俺?」
俺「あ、いや…」
サチ「じゃあ休憩したらまた進む?」
俺「ああ…」
サチ「分かった。この先も頑張ろうね」ニコッ
俺「…。」
俺(…いいや、この感じはちゃんと本物だわ)
727 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/28(水) 13:59:56.36 ID:iO8tKHyE0
第61層
コハル「ふぅ、入隊間も無くいきなりB隊に配属されるだけあって凄い戦闘センスですねサチさん」
サチ「ありがとう。えっと…コハルちゃん?」
コハル「ちゃ、ちゃん呼び?」
サチ「あ、ごめん。嫌だった?」
コハル「う、ううん。血盟騎士団だとあんまりそう言う呼ばれ方しないからびっくりしただけ」
サチ「そうなんだ。じゃあ血盟騎士団の事色々教えて欲しいな。コハルちゃんって立ち上げの頃から居たんでしょ?」
コハル「ええ。私で良ければ」
俺(もうコハルと仲良くなってる…相変わらずコミュ力は高いな)
俺(…しかし、驚くべきはあの戦闘センスだ。俺が今まで見て来た槍使いのプレイヤー中では随一の強さをしている)
俺(サチは8ヶ月前に黒猫団が壊滅した後、俺の前から姿を消した時はレベル32…)
俺(今はレベル71…俺より5レベ下なだけ)
俺(この8ヶ月だけで40レベル近く上げて最前線へ加わるなんて、いったいどれ程の無茶なレベリングをしたら…)
俺(…そもそも、俺はサチの戦闘を殆ど見た事が無かった。サチ自身の意思で戦う姿を見たのはあのモンスターハウスで俺と助け合った時だけ)
俺(それまではずっと……)
サチ「どうしたの俺?そろそろ出発?」
俺「ああ。そろそろ出発だが…」
サチ「そっか。じゃあ次も頑張らなきゃね」
俺「…。」
俺(戦闘に対して前向きになってる…)
728 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/28(水) 14:22:14.35 ID:iO8tKHyE0
第61層
迷いの森
俺「サチのメインウェポンは両手槍のみなのか?」スタスタ
サチ「あ、うん。一応ね」スタスタ
俺「一応?…」
サチ「あ、でも基本的にはこのトライデント一本だけだから」
俺「えっ!?その武器がトライデントなのか!?」
サチ「あ、うん。イベントクエストの報酬の…」
コハル「ええっ!?凄いそれが噂のトライデントなんですね!?」
俺(トライデントは槍使いプレイヤー専用の48層から53層までの連続イベントクエストの最終報酬で手に入る武器だ)
俺(武器の数値に求められるレベルまで上げると形を変える特殊武器…最大3回まで変化を行うらしいが…)
俺(しかし、そのイベントクエストの受注条件はソロで進めなくてはならず、最後は第55層相当のイベントボスで出て来る大王イカをソロ討伐しなくてはならない)
俺(その為、攻略組の中でも今の段階だと持っている槍プレイヤーは居ない…それをサチが?まさかソロであのイベントクエストをクリアしたってのか?…)
俺「でも別に両手槍に拘らなくても、盾とか使って堅実に戦う方法も…」
サチ「確かに最初は色々試したけど、私は槍系の武器を使うのがやっぱり得意だったみたいでさ」
サチ「火力が高いこのスタイルがモンスターを倒すのには速かったから、この戦闘スタイルに落ち着いた感じかな」
俺「両手槍の方がモンスターを倒すのが速いのはそりゃそうだが…しかしその分、反撃を貰った時のダメージは両手系の武器の方が大きい…」
俺「…死に近付くのは怖く無くなったのか?」
サチ「ううん。それは今でも怖いよ…」
俺「ならどうして前線に?…」
サチ「怖いけど…だけどね。私、気付いたんだ」
俺「気付いた?…」
サチ「怖いのは私だけじゃ無い。皆んな同じだって…でも、それを上回るだけの戦う理由があるから皆んなも戦ってるんだって」
俺「あ…」
729 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/28(水) 14:25:27.88 ID:iO8tKHyE0
第61層
サチ「私に頑張る理由の第一歩を与えてくれたのは俺なんだよ」
俺「俺が、サチに…?」
サチ「うん。あの時俺が、私を守ってくれたから私は今ここに立てたの…」
俺「サチ…」
サチ「私はもう、あの時の弱虫だった私じゃない。だから、同じ隊の一人としてこれからはもっと私の事も頼ってね//」ニコッ
俺「ぁ…//」
サチ「私はもう、あの時の弱虫だった私じゃない。だから、同じ隊の一人としてこれからはもっと私の事も頼ってね//」ニコッ
俺「ぁ…//」
コハル(…俺さん、あんまりデレデレしてるとアスナさんに伝わりますよ)ヒソヒソ
俺「い、いやっ!?違う!?別にそんなんじゃ…」
サチ「ん?//」
俺(いや、確かにサチは可愛いっちゃ可愛いんだが…だが…)
ピロリン...
俺「…うん?ヒースクリフからショートメール?」
コハル「団長から?珍しいですね」
俺「ああ…。彼奴は余程の事が無いとメールして来ない奴だったが…」
俺(何か嫌な予感がするな…)ピッ
俺「…!これは…」
サチ「何て書いてあったの?業務連絡?」
俺「いや、48層の迷宮区へ新メンバーを連れてレベリングへ行ってたC隊の隊長のウザーラの隊と連絡が取れなくなったらしい…」
サチ「えっ?…」
俺「俺に調査へ向かって欲しいって…」
コハル「C隊リーダーのウザーラさんってレベル70でしたよね?49層で苦戦するって何かあったのかな?」
俺「…。」
俺頭脳:Max
コンマ下二桁
21以上俺、何か違和感を感じる
20以下俺、そのまま命令通りB隊と共に48層へと向かう
安価下
730 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/28(水) 14:25:50.05 ID:aoUPUF7z0
あ
731 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/28(水) 17:15:53.00 ID:bfESk7qy0
コンマ05
第48層
迷宮区
俺(俺は、48層くらいのモンスターならばB隊のメンバーなら流石にどうって事無いだろうと思いB隊のメンバーと共にC隊の調査へと向かった)
コハル「C隊、何があったんでしょうね?…」スタスタ
俺「C隊は半分以上が新メンバーで構成されてる為、リーダー以外がこの層はレベリングするなら安全マージンの高い適性レベルだ」スタスタ
俺「リーダーを任されてるウザーラだけはリーダーとしてもう少しレベルが高いが…」
サチ「もしかしたら、私達の時みたいにモンスター部屋に…?」スタスタ
俺「考えられる可能性としてはその辺りかな…」
俺(黒猫団壊滅の時の教訓で、血盟騎士団は迷宮区捜索時はリーダーの指示があるまでアイテムボックス等のアイテムは触らない事になっていたが…)
俺(新人がそのルールを守れずに同じトラップにかかったか…?)
コンマ下二桁
81以上俺、尾行されている事に気付く
80以下B隊そのままモンスターの群れと戦闘に(B隊麻痺)
安価下
732 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/28(水) 17:44:53.38 ID:TX6GLiZpO
はい
733 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/01/30(金) 21:59:41.44 ID:ilYgGmCp0
コンマ38
迷宮区
俺「…!」
骸骨騎士の群れ「「「」」」ワラワラ
俺「この迷宮区のモンスターか…C隊の捜索を急ぎたい。全員さっさと蹴散らすぞ」シャキンッ
サチ「うん。分かった」スチャッ
コハル「はい!」スチャッ
俺「俺に続けっ!」バッ
骸骨騎士A「」ズバアッ!パリ-ン!
サチ「やっ!」ブンッ
骸骨騎士B「」ズドッ!パリ-ン!
コハル「えいっ!」ブウンッ!!
骸骨騎士C「」ズバアッ!
俺(48層のMobは血盟騎士団1軍のB隊の前では雑魚に過ぎない)
俺(さっと戦いを終わらせて抜けるつもりだったが…)
紫煙「」モクモク...
コハル「!?これは…」
サチ「この色の煙は毒煙?…」ケホッ
俺「ッ…」サッ
俺(毒煙トラップ?誰かが踏んだのか?…いや、B隊にそんなヘマするような奴居ないと思うが…まぁ考えても意味ないか)
俺(幸いな事に血盟騎士団はレベリング時に万が一に備えて3つの麻痺耐性の薬を携帯している)
俺(その理由は、レベリングの時に誰しもがイレギュラーが起きて死ぬ可能性があるからだ)
俺(一度も死ぬ事を許されないこの世界の状態異常は厄介で、その中でも最も死に繋がりやすい毒、麻痺、睡眠の耐性を一時的に上げる3つのポーションを血盟騎士団は人数分常に用意している)
俺「今毒になるのは怠い。携帯してる毒耐性薬を飲んで一気に突破するぞ」グビッ
コハル達「「はい!」」ゴクッ
俺(これで毒は何とか…)
コハル「あ…れ?…」ドサッ
俺「!?コハル?どうした!?」
エイト「た、隊長…。何故か、睡眠ゲージ…が…」バタッ
俺「何!?」
セグロ&マックス「「」」バタバタッ
俺「セグロ!?マックス!?)
俺(毒を避けたと思ったら睡眠麻痺に?いったい何が起きてる…?)
サチ「俺…」
俺「…!サチ!」
サチ「ッ…」
コンマ下二桁
61以上俺とサチだけが無事だった
21〜70俺だけが無事だった
11〜20新人隊員のサチだけが無事だった
10以下全員眠った…(俺死亡)
安価下
734 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/01/30(金) 22:09:25.28 ID:4iXhgjfmo
おわた
735 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/02/02(月) 23:40:18.90 ID:8neraJhM0
コンマ28
迷宮区
サチ「」バタッ
俺「サチ!?」
サチ「ZZZ…」
俺「どう言う事だ!?どうして俺以外全員睡眠麻痺に…」チラッ
コハル達「ZZZ…」
俺(もしやさっきの紫の煙が毒の煙じゃかった…?いや、間違い無く毒になる状態異常のゲージが上がって行っていた…)
俺(なら何故俺は睡眠にかからなかった?…)
俺「いや、今は原因を考えてる場合じゃない…」
俺(レベル差があると言っても迷宮区で6人中5人が睡眠状態は危険過ぎる)
俺「サチやコハルはリジェネ効果が結構高いから多少は大丈夫だろうが、エイト達は目が覚めるまで守らないとマズイな」スチャッ
「おや?未だ起きてらっしゃる隊員が居るとは」スタスタ
俺「…!」クルッ
モルテ「流石は血盟騎士団だ。非常に優秀な方も居るみたいで」スタスタ
俺「お前は…ラフィン・コフィンのモルテ!?」
俺(こいつはラフィン・コフィンの幹部の一人…)
モルテ「うん?どうしてオレの名前を…?アハァ!おやおや。これは予想して無かったとんだ大物も引っかかったみたいですね」
モルテ「懐かしいですね。19層で戦ったぶりですか俺さん」ニヤッ
俺「ッ…」スチャッ
俺(こいつとは19層の霧のエリアで奇襲されて戦闘した事がある。当時は装備もレベルも俺が上回っていてPvPに負ける事は無かったが…)
俺「皆んなを眠らせたのは…いや、C隊の行方不明もお前がやったのか?」チャキッ
モルテ「フフッ、はははっ。あの時しっかりオレにトドメを刺しておかないからこんなしっぺ返しに遭うんですよ」
俺「ッ…」
俺(そう。あの時、俺は赤ゲージまで減らしたこいつを敢えて見逃した…)
俺(幾らラフィン・コフィンのメンバーとは言え、この世界で他人をPKする事はリアルの殺人にも繋がる…。その事に躊躇いがあったから…)
モルテ「ちょうど良い。あの時の再戦、またしますか?俺さんに負けて強くなったんですよオレ」斧「」スチャッ
俺「…。」
モルテ「来ないのなら此方から行きますよ」ニヤッ
コンマ下二桁
41以上俺、背後からの奇襲も読んでいた
40以下俺、背後から奇襲されて死亡
安価下
736 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/02/02(月) 23:59:57.83 ID:mALXewAPo
\(^o^)/
737 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/02/27(金) 11:23:20.42 ID:TiF83GgR0
コンマ83
迷宮区
モルテ「イッツ、ショウタイム」ボソッ
俺「…。」
俺背中「ナイフ」ビュオッ!
カキインッ!!
俺背中「ダークリパルサー「エストック」」カキインッ
モルテ「…!」
黒マントの男「…!?」
俺「残念だったな」クルッ!ブンッ
黒マントの男「チッ…」バッ
俺(ッ…速い!そしてこの刺剣は…)
黒マント「」ビシュッ...パリ-ン
髑髏マスク「…。」HPバー「」ヒュ-ン...
俺(このマスク…。モルテと組んでたのは赤目のザザだったか。幹部が二人も揃うと厄介だな…)
モルテ「へえ…。よく背後からの奇襲を読めましたね?」
俺「簡単さモルテ。お前の名前はグリーンだ」
モルテ「…。」
モルテステータスバー「緑色」
俺「そんなお前が今回の件の主犯格とは思えなかったし、お前の性格上今の俺と真正面から戦うなんて馬鹿な真似はしないだろ」
モルテ「アハァ、逆に人読みされてたとはこれは一本取られました。いやあ流石。相変わらず良いキレ具合だ」
俺「しかし、下層の頃はレッドだったお前が今やグリーンプレイヤーとはな」
俺(他のグリーンプレイヤーをデュエル以外でPKした事のあるオレンジ…)
俺(通称レッドプレイヤーからグリーンへ戻るには半年間犯罪行為をせず、課せられたアイテムを毎日持って行かないと戻れないかなりしんどいイベントだ)
俺(その面倒さ故に為、大体のラフィン・コフィンメンバーはオレンジなのだが…)
モルテ「ククッ、今時レッドでPKなんて時代遅れなんですよ」
俺「圏外で他のプレイヤーと出会っても、名前を見てグリーンだと分かれば大抵のプレイヤーは油断する…」
俺「…そうやって油断した所をこうやって狩っていたのか!」スチャッ
738 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/02/27(金) 11:54:41.61 ID:TiF83GgR0
迷宮区
モルテ「いやだなぁ。こんな策を使うのは攻略組を狙う時だけですよ」
モルテ「…ましてや、今やナンバーワンギルドの血盟騎士団が相手とあらば尚更ね」ニヤッ
俺(何?こいつ等は最初から血盟騎士団を狙っていた…?)
俺「フン、だがお前等の策は俺が無事だった事でお前等の策は成らなかった」
俺「既にレベル差も装備差もある。真正面から戦ったらお前等に俺は倒せねえよ」グッ
「いーや、方法ならあるぜ」
俺「ッ…!」バッ
俺(この聞き覚えのある声は…)
PoH「よお、久しぶりじゃねえか」スタスタ
俺「ラフコフ首領の…PoH?」
PoH「ヘッ、覚えててくれて歓迎だぜ。その土産にほら、探しもんだ」グイッ
俺「…!」
ウザーラ「くっ…」
ウザーラ首「友切包丁」
俺「ウザーラ!?」
ウザーラ「罠だったんだ…」
俺「罠?…」
ウザーラ「血盟騎士団の内部に、内通者が紛れ込んでる…。耐性強化のポーションの中見が強力な眠り薬にすり替えられていたんだ…」
俺「…!」チラッ
サチ&コハル&他メンバー「「「ZZZ…」」」
俺(そう言う事か。俺だけは昨日ギルドに戻る事無く、圏外でリズと一夜を過ごした。だから持ち出したままの俺のだけは細工されて無かったのか…)
ウザーラ「目を覚ました時にはC隊はオレ以外全員がPKされていた…」
俺「なっ…」
ウザーラ「俺、皆んなの仇を…うぐっ!?」グイッ
PoH「お喋りは終わりだ」ガシッ
俺「貴様…!」
PoH「おっと、それ以上動くと残してやったこいつもPKしちまうぜ。くくっ」スッ
ウザーラ首「友切包丁「」」ズッ
ウザーラ「うっ…」
ウザーラHP「赤色「」」ヒュ-ン
俺「ッ…!」
PoH「だが、ただPKするだけじゃつまらねえ。条件次第ではこいつも、その辺に転がってる奴等も逃してやったって良いぜ?」
俺「条件だと?…」
PoH「装備を脱いで剣を床に捨てろ。お前の命とここに居る6人の命と交換だ」
俺「な、何!?」
PoH「お前は自身の命一つと他の仲間の命六つ。どっちが大事だ?」ニヤッ
俺(くっ…)
739 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/02/27(金) 12:19:47.59 ID:TiF83GgR0
迷宮区
俺(俺の命と、6人の命……いったいどっちを…)
ウザーラ「ッ…悩むな俺!」
俺「ウザーラ…」
PoH「あ?」
ウザーラ「ハァ…ハァ…。今の血盟騎士団には、未だアンタが必要だ」
ウザーラ「アンタが死んで、代わりにオレやここに眠っている他のメンバーが生き残った所で、このデスゲームのクリアは出来るビジョンがオレには見えない…」
俺「ッ…」
PoH「喋るなっつったろ?」グッ
ウザーラ首「」ズシュッ
ウザーラ「がっ…!」
ウザーラHP「赤点滅「」」ヒュ-ン...
PoH「方法は他にもあるんだ。これ以上口を開くなら仕方ねえ。先ずはお前から──」
俺「よ、よせ!?今すぐ装備を脱ぐ」ピッ
俺白鎧&白マント「」スッ
PoH「フン、それでいいんだ」
俺(クソッ…防御力がガクンと減った。流石にこれでは…)
モルテ「あはぁ、滑稽ですねえ俺さん。首領。今回の処刑役はオレにやらせて下さいよ」スチャッ
PoH「良いのか?お前、緑に戻る為に2ヶ月もかかったんだろ?」
モルテ「ええ。ですが、トッププレイヤーの一人のオレさんをこの手で殺せるなんて、燃えるじゃないですか」斧「」スチャッ
モルテ「それに彼には、12層での仮もあるんで」
PoH「ハッ、まあ良いだろう。ならお前にやらせてやる」
モルテ「ありがとうございます」スタスタ
俺「ッ…」
モルテ「そう言う事です俺さん。大丈夫。苦しまないよう一撃でキルしてあげますよ」スチャッ
モルテ「あっ、でもこのゲーム痛覚は無いんでしたっけ?」
俺(もし俺が抵抗すればウザーラは確実に死に、もしかしたらその後未だ眠っているサチ達も…)
俺(血盟騎士団に対しての情は無いが、サチは……)
サチ「ZZZ…」
モルテ「まぁどっちでもいいや。これで終わりですよ俺さん」ビュオッ
1俺の命一つでサチや皆んなが助かるのなら…
2…俺は…ここで死ぬ訳にはいかない!!
安価下
740 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/02/27(金) 13:46:13.66 ID:82PF8/5O0
1
741 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/02/28(土) 08:05:01.70 ID:iMuHX/cd0
迷宮区
俺(俺の命一つで、サチや皆んなが助かるのなら…)スッ
ダークリパルサー「」カラン
地面「」
斧「」ビュオッ
俺(……さよなら。アスナ)
PoH「ヘッ…」ニヤッ
コンマ下二桁
91以上偶然この階層に居たキリト&シリカが助けに入った
90以下俺死亡
安価下
742 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/02/28(土) 08:44:29.63 ID:6uNzob8mo
\(^o^)/終わり
743 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/02/28(土) 09:08:18.43 ID:5RV44ndxO
コンマ63(俺死亡、1回目)
最初の判定までカット
第61層
サチ「私に頑張る理由の第一歩を与えてくれたのは俺なんだよ」
俺「俺が、サチに…?」
サチ「うん。あの時俺が、私を守ってくれたから私は今ここに立てたの…」
俺「サチ…」
サチ「私はもう、あの時の弱虫だった私じゃない。だから、同じ隊の一人としてこれからはもっと私の事も頼ってね//」ニコッ
俺「ぁ…//」
サチ「私はもう、あの時の弱虫だった私じゃない。だから、同じ隊の一人としてこれからはもっと私の事も頼ってね//」ニコッ
俺「ぁ…//」
コハル(…俺さん、あんまりデレデレしてるとアスナさんに伝わりますよ)ヒソヒソ
俺「い、いやっ!?違う!?別にそんなんじゃ…」
サチ「ん?//」
俺(いや、確かにサチは可愛いっちゃ可愛いんだが…だが…)
ピロリン...
俺「…うん?ヒースクリフからショートメール?」
コハル「団長から?珍しいですね」
俺「ああ…。彼奴は余程の事が無いとメールして来ない奴だったが…」
俺(何か嫌な予感がするな…)ピッ
俺「…!これは…」
サチ「何て書いてあったの?業務連絡?」
俺「いや、48層の迷宮区へ新メンバーを連れてレベリングへ行ってたC隊の隊長のウザーラの隊と連絡が取れなくなったらしい…」
サチ「えっ?…」
俺「俺に調査へ向かって欲しいって…」
コハル「C隊リーダーのウザーラさんってレベル70でしたよね?49層で苦戦するって何かあったのかな?」
俺「…。」
俺頭脳:Max
コンマ下二桁
21以上俺、何か違和感を感じる
20以下俺、そのまま命令通りB隊と共に48層へと向かう
安価下
744 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2026/02/28(土) 10:52:17.45 ID:8QkHv+PXo
あ
745 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/01(日) 17:37:25.45 ID:45brkJe80
コンマ45
第61層
俺(妙だな…)チラッ
サチ「??」
俺(考えられる可能性として最もありそうなのは、黒猫団の時のような秘密部屋のトラップ辺り)
俺(だが、アレは適正階層+2のモンスターが現れる程度だ)
俺(仮に50層のモンスターの群れに襲われてもC隊とリーダーのウザーラが負けるとは思えないが…)
俺(いや、待てよ。原因がモンスターじゃ無いとしたら…)
俺「……とりあえずこれから直ぐ48層の迷宮区へと調査へ向かう。その前にコハル」
コハル「はい?」
俺「万が一の事を考慮して頼みたい事がある」
48層
迷宮区
コハル「C隊、何があったんでしょうね?…」スタスタ
俺「C隊は半分以上が新メンバーで構成されてる為、リーダー以外がこの層はレベリングするなら安全マージンの高い適性レベルだ」スタスタ
俺「リーダーを任されてるウザーラだけはリーダーとしてもう少しレベルが高いが…」
俺(そろそろこの階層のMobと出会ってもおかしくは無いが…)
コンマ下二桁
81以上俺、尾行されている事に気付く
80以下B隊そのままモンスターの群れと戦闘に(B隊、俺とサチ。コハル隊に別れる)
安価下
746 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/01(日) 19:05:05.81 ID:AZm89G4wo
ほ
747 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/01(日) 20:26:09.35 ID:45brkJe80
コンマ81
迷宮区
俺「…!」
骸骨騎士の群れ「「「」」」ワラワラ
俺「この迷宮区のモンスターか…。C隊の捜索を急ぎたい。全員さっさと蹴散らすぞ」シャキンッ
サチ「うん。分かった」スチャッ
コハル「はい!」スチャッ
俺「俺に続けっ!」バッ
骸骨騎士A「」ズバアッ!パリ-ン!
サチ「やっ!」ブンッ
骸骨騎士B「」ズドッ!パリ-ン!
コハル「えいっ!」ブウンッ!!
骸骨騎士C「」ズバアッ!
俺(48層のMobは血盟騎士団1軍のB隊の前では雑魚に過ぎない)
俺(さっと戦いを終わらせて抜けるつもりだったが…)
紫煙「」モクモク...
コハル「!?これは…」
サチ「この色の煙は毒煙…」ケホッ
俺「ッ…」サッ
エイト「どうして罠が作動した!?」
コハル「どうしますか俺さん?…」
俺「全員、一時撤退する!転移結晶の準備を」
コハル「撤退?しかし、C隊の捜索は…」
俺「いいや、これは罠だ!」
コハル「罠?…」
俺「既に包囲されてる。全員早く主街区へ避難しろ!」
コハル「は、はい!転移グランザム!」スッ
俺(コハル、マックス、エイト、セグロは転移が始まった。後はサチ…)チラッ
サチ「転移!グランザ───」スッ
コハル「サチさん!危ない!」シュンッ
サチ「えっ?───」
俺「チィッ!!」ブウンッ!!
ダークリパルサー「エストック」カキインッ!!
サチ「あ…」
俺(このエストックは…)スッ
髑髏仮面「…。」エストック「」スッ
俺「ラフィンコフィン幹部の赤眼のザザ!」拳「赤眼のザザ腹」ブンッ
髑髏仮面「ッ…!?」ドゴオッ!!バッ!!
748 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/01(日) 21:09:17.44 ID:45brkJe80
迷宮区
サチ「ラフィンコフィンって、確か犯罪者ギルドの…?」
俺「立て赤眼のザザ!お前がC隊を襲ったのか?」スッ
赤眼のザザ「……。」スッ
俺「答える気は無いってか…」スタスタ
サチ「俺の知り合いなの?…」
俺「赤眼のザザ…エストックの使い手の達人だ」
俺「…俺も過去に戦った事があるが、エストックの腕だけなら攻略組をも上回る腕を持ってる」
俺「攻略組のトッププレイヤーとして、今の俺はレベル差や装備差で勝っているからこそこいつと戦えば勝てる気がするが…」
俺「同じ条件ならば俺も勝てる見込みは低いだろう…」
サチ「そんな人が犯罪者ギルドに…」ゴクリ...
赤眼のザザ「……。」スッ
俺(こいつが相手ならばここで転移結晶の使用は難しいな。此方が転移結晶を使用した瞬間に攻撃を加えてくるだろう…)
俺(この状況を凌ぐのなら…)
俺「…サチ、悪いがこいつとは戦わないと前にも後ろにも進めない。こここからはPvPだが俺のサポートを出来るか?」スチャッ
サチ「うん。やってみる…」グッ
赤眼のザザ「……。」スッ
俺「それで、お前はこのまま2対1のままやらせる気か?」
サチ「??」
俺「ずっと俺達の背後を尾行してるもう一人のプレイヤーさんよ」
「あはぁ、バレてましたか」スタスタ
サチ「後ろからも!?」クルッ
俺「モルテ…やっぱりお前だったか」
モルテ「因みに聞くともう一人居るって、いったいいつから気付いてたんですか?」
俺「赤眼のザザ奇襲はして来ても、お前と違って毒だの麻痺だの搦め手は使っては来ない」
俺「…ラフィンコフィンの中ではある意味で純粋に力だけをぶつけてくるプレイヤー。いや、闇に堕ちたフロントプレイヤーと言った所か」
モルテ「なるほど。さっきの毒煙玉の時点で…相変わらずキレの良い頭を持ってますね」
749 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/01(日) 21:50:15.75 ID:45brkJe80
展開的にはほぼ同じなのでカット
迷宮区
俺(ここで俺が動けばウザーラが………しかし…)グッ
ウザーラ「ッ…悩むな俺!」
俺「ウザーラ…」
PoH「あ?」
ウザーラ「ハァ…ハァ…。今の血盟騎士団には、未だアンタが必要だ」
ウザーラ「アンタが死んで、代わりにオレや他のメンバーが生き残った所で、このデスゲームのクリアは出来るビジョンがオレには見えない…」
俺「ッ…」
PoH「喋るなっつったろ?」グッ
ウザーラ首「」ズシュッ
ウザーラ「がっ…!」
サチ「あっ…」
ウザーラHP「赤点滅「」」ヒュ-ン...
PoH「方法は他にもあるんだ。これ以上口を開くなら仕方ねえ。先ずはお前から──」
コンマ下二桁
61以上血盟騎士団の援軍が間に合う
60以下血盟騎士団の援軍間に合わない
安価下
750 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/01(日) 21:53:20.10 ID:pV07gyICo
キュイン!
751 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/01(日) 22:38:52.82 ID:45brkJe80
コンマ10
迷宮区
俺「よ、よせ!?今すぐ装備を脱いで剣を捨てる!」ピッ
俺白鎧&白マント「」スッ
PoH「フン、それでいいんだ」
ダークリパルサー「」カランツ
俺(クソッ…。流石にアスナ達は間に合わなかったか…)
俺「こっちはお前の言う通りに従ったんだ。ウザーラを解放しろ」
PoH「良いだろう」パッ
ウザーラ「くっ…!」ドサッ
PoH「まぁ、この馬鹿は後250秒は麻痺状態だがな」
俺「ちゃんと生きてるのなら問題無いさ」
サチ「お、俺!?何やって…もしかして死ぬ気なの!?」
俺「…サチ、奴等が俺を狙っている間にウザーラを連れてここを離れて逃げろ」
サチ「えっ!?…」
俺「何かあればコハルにはA隊を連れてくるよう言っていたし、アスナ達も此方に向かってきてる筈だ」
サチ「だ、だけど。それだと俺が…」
俺「大丈夫。俺を誰だと思ってるんだ?こんな所で無駄死にはしないさ」
サチ(嘘だ…。防具が外れた今、この3人を相手にしたら俺はきっとまける…)
サチ(そして…)
モルテ「あはぁ、滑稽ですねえ俺さん。首領。今回の処刑役はオレにやらせて下さいよ」スチャッ
PoH「良いのか?お前、緑に戻る為に2ヶ月もかかったんだろ?」
モルテ「ええ。ですが、トッププレイヤーの一人のオレさんをこの手で殺せるなんて、燃えるじゃないですか」斧「」スチャッ
モルテ「それに彼には、12層での仮もあるんで」
俺「…。」
サチ「俺」
俺「頼むサチ。全員が助かるにはこれしか無い」
サチ「ッ…」
PoH「ハッ、まあ良いだろう。ならお前にやらせてやる」
モルテ「ありがとうございます」スタスタ
モルテ「そう言う事です俺さん。大丈夫。苦しまないよう一撃でキルしてあげますよ」スチャッ
俺「…そうか。お手柔らかに頼むよ」
俺(俺の武器は剣だけじゃ無い。エクストラスキルで徒手空拳もある)
俺(これを使えば、モルテくらいならば…)
ザザ「まて…」
モルテ「うん?どうしたんです?珍しいですね、口を開くなんて」
ザザ「その 男は 剣以外も 使う」
俺「ッ…!」
モルテ「…へえ、キリトさんと同じスキルを」
俺(マズイ。さっきザザの奇襲を防いだ時に使った事で読まれている…)ゴクリ...
752 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/01(日) 22:59:47.18 ID:45brkJe80
迷宮区
赤眼のザザ「オマエの 手の内ハ 読まれて いる。オレが やる」スッ
俺「チッ…」スッ
モルテ「…。」
モルテ「はぁ、まぁ残念ですがそれならばザザさんに任せるとしますか」
モルテ「まぁオレも、ようやく戻れたグリーンを手放したら次にグリーンに戻るにはもっと時間もかかりますからね」スッ
俺「サチ、ウザーラを早く」
サチ「だ、だけど…」
俺「ッ…」グッ
俺「邪魔なんだ!これ以上、ここに居られたら!」
サチ「ぁ…」ビクッ!!
俺「…血盟騎士団に入ったからにはリーダー命令は絶対に従え。それが血盟騎士団のルールだ」
サチ「…ッ」
サチ「…。」スタスタ
ウザーラ「」ガシッ
サチ(こうなったら、この人を安全圏まで運んで直ぐに私が戻って…)
俺(それでいいサチ…)
俺「PoH、逆にお前がここを離れようとしたら俺は武器を装備して反撃するぞ…」
PoH「フン、心配しなくてもそんなつもりは無いさ。ここでオマエの死を見届けるまではな…」
赤眼のザザ「…。」ビュオッ!
俺「くっ…!」サッ
俺(一撃でもクリティカルを貰えば一瞬で終わる。動きをよく見て反撃の隙を探さなければ…)
赤眼のザザ「…。」ビュビュビュッ
俺「ッ…」サッサッ
サチ(俺…)チラッ
俺肩脇腹「エストック「」」ザシュッ!ザシュッ!!
俺HP「」ヒュ-ン...
サチ(俺のHPが尽きる前に急がないと…ん?)
モルテ「…。」ニヤニヤ
サチ(あれ?どうしてあの人、さっきしまった斧をまた右手に装備して……あっ、まさか!?)
コンマ下二桁
61以上俺、ザザの相手をしながら何とかモルテの方にも注意を向けていたが…
60以下俺、完全に赤眼のザザの相手だけで手いっぱい
安価下
753 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/01(日) 23:03:33.80 ID:s40eg7OIO
あ
754 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/01(日) 23:34:08.58 ID:45brkJe80
コンマ80
迷宮区
モルテ「…。」
俺「くっ…!」
エストック「俺腕肩腹「」」ピュビュビュッ
俺HP「「」」ヒュ-ン
モルテ(俺さんはキリトさんとは違ってスピード特化型では無く、どちらかと言うとパワータイプの剣士)
モルテ(流石に致命傷を避けるだけで手一杯か)ニヤッ
モルテ(…それなら、後はある程度HPが減った所で…そろそろか?)スッ
モルテ斧「」グッ
エストック「」ビュンツ
俺「ッ…」サッサッ
俺(ここから離れ無いのは右足元にあるダークリパルサーを直ぐ拾って反撃に移す為…)
俺右足「ダークリパルサー」
俺(サチがウザーラを連れてここを離れたら───)タッ
モルテ「あはぁっ!」斧「」グワッ
俺「なっ…!?」チラッ
モルテ「ヘッドには動くなって約束してましたが、オレはそんな約束しませんでしたから」
モルテ「悪く思わないで下さいね」グッ
PoH「…フッ」ニヤッ
俺「ッ…!」
俺(違う。俺が見えているのはモルテの更に背後に居る……)
サチ「────」ダッ
俺(モルテはサチが背後に迫っている事に気が付いてない)
俺(このままだとPvP戦だとバフのかかるグングニールのクリティカルを食らつう可能性が───そうなると最悪…)
1ダークリパルサーを拾い、サチの代わりに俺がモルテを斬り殺す
2モルテの相手はサチに任せる
安価下
755 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/01(日) 23:44:16.08 ID:thQe/NV70
1
756 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 00:26:45.01 ID:nCLjfNGw0
迷宮区
俺(こうなれば、援護が必要無い事をサチに見せて…)右足「」ヒョイッ
俺「ッ…!」ダークリパルサー「右手」パシッ
モルテ「なっ!?」
俺「おおおおっ!!」クルッブンッ
モルテ胸「」ズバアンッ!!!
モルテ「ぁ…」
サチ「えっ…」
俺(あ……れ?…)
モルテHP「黄色」ヒュ-ン...
俺(振り向いた時の回転を活かして、下から上に斬り上げたが…今の音、今の感触……ただのクリティカルじゃ無い…)
俺(ダメージ倍だけじゃ無く、20%の出血ダメージも付与される真クリティカルが…)
モルテHP「赤色」ヒュ-ン...
俺(モルテのHPの減少が止まらない…)
モルテHP「赤点滅「」」ス-...ピタッ
俺「ぁっ──」
俺(止まったが、ここから更に出血ダメージも乗って…)
PoH「…フッ」ニヤッ
モルテ「は…はは。残念だなぁ、ここでゲームオーバーなんて…でも最後に貴方の絶望顔が見れて良か──」
モルテHP「」ヒュ-ン...
モルテ「」パリ-ン
俺(し、死んだ…?俺がモルテをPKした?…)
俺(この世界で死んだ者はリアルでも死ぬ…つまり、相手が犯罪者だったとは言え、俺が人を殺してしまった…?)ブルッ
サチ「お、俺……あっ…」
俺「え?…」
俺名前「オレンジ色「」」
ザザ「…。」
サチ「どうして俺がオレンジに?…」
PoH「グリーンを攻撃したプレイヤーはオレ達と同じオレンジになる。増してや、PKとはレッドじゃねえか」
PoH「モルテの野郎。良い置き土産をして逝きやがる」
PoH「だが、そっちから約束を破ったんだ。こいつには死んで貰うぜ」スッ
ウザーラ「くっ…」
サチ「はっ!?」グッ
赤眼のザザ「…。」ブンッ
サチ「うっ!?」カキインッ!
サチ(近付けない…。あの人、殺されてしまう…)
白い閃光「」ビュンッ!!
PoH「何!?」カキインッ
サチ「あっ…」
アスナ「ラフィンコフィン首領PoH!貴方は、血盟騎士団副団長の私がここで捕まえる!!」スチャッ
757 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 00:56:45.80 ID:nCLjfNGw0
迷宮区
PoH「これはこれは、あの時と同じシチュエーションって訳か」
アスナ「PoH…貴方はここで!はあぁぁっ!!」ビュビュビュッ
PoH「フンッ!」タッ
アスナ(速い…!)
PoH「だが、1年半前の昔と同じと思ったら大間違いだぜ!」友切包丁「」ブウンッ!!
アスナ「くっ!?」ガアンッ!!
アスナ(何この武器は!?重くて速い!?)
PoH「驚いたか?此奴は他のプレイヤーを斬れば斬る程、力を吸収する魔剣だ」
PoH「お前を斬れば、更に力を増すだろうな!」ブンッ
アスナ「ぐっ!!」ガキインッ!!
PoH「そらどうした?閃光のアスナさんよ!?その程度か!?」ググッ
アスナ「負けない…私は、貴方みたいな人には絶対に…!」ググッ
ダークリパルサー「」ブウンッ!!
PoH右肩「」ビュウンッ!!
アスナ「はっ!?」
PoH「なっ!?」
PoH右腕「友切包丁」ボトッ
PoH「チィッ…」バッ
PoHHP「黄色」ヒュ-ン
俺「…。」スチャッ
PoH「今の斬撃…お前、オレを殺す気だったな?」
アスナ「俺…君?…」
俺「…当たり前だろ?今の俺はもうレッドなんだ。だからもう、他人をPKする事を躊躇う必要も無い」スチャッ
アスナ「あっ…」
俺名前「オレンジ「」」
アスナ「俺君…?」
PoH「へへっ…。ブチギレて壊れやがったか…」
俺「…ギリギリ避けられたが、今度は斬る」グッ
血盟騎士団A隊B隊「「「アスナさん!俺さん!皆んな!!」」」タッタッタッ
PoH「チッ、良い所だったが本隊が到着しやがったか」スッ
友切包丁「」ガシッ
PoH「引き上げるぞ」
赤眼のザザ「…。」コクッ転移結晶「」スッ
サチ「あっ…」
俺「ッ…逃すか!」ダッ
PoH「そう焦んなよ。この借りはキッチリ返してやるからよ」シュンッ
俺「くっ…」
俺(逃げられたか…)
758 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 01:45:26.04 ID:nCLjfNGw0
undefined
759 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 01:46:23.51 ID:nCLjfNGw0
undefined
760 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 01:47:44.38 ID:nCLjfNGw0
第58層
古の城跡
俺(ラフィンコフィンとの戦いで意図せずレッドに堕とされた俺は、主街区のある圏内へと入る事が出来なくなってしまった為)
俺(第58層の圏外で、あの場で起きた事を報告した)
アスナ「それでレッドになるなんておかしいじゃない!だって俺君は正当防衛をしただけでしょ!?」
俺「だがモルテの攻撃は俺に当たらず、俺の攻撃はモルテに直撃してそのままPKとなった」
俺「グリーン同士の戦闘で、システム的には俺が先に攻撃を加えた物と判断されてしまったんだと思う…」
アスナ「そんなの…」
ヒースクリフ「システムの穴を突いたグリーンをレッドへと落とす方法か…。よくもまぁ、次から次へと悪質行為を思い付く…」
ヒースクリフ「しかし、俺君がレッドに堕とされたのは大きな損失だな」
アスナ「そりゃあB隊の隊長ですから…でも圏外で合流出来るのならこれまで通り…」
ヒースクリフ「いいや、事態はそう簡単にはいかないだろう」
アスナ「え?…」
ヒースクリフ「血盟騎士団を創設した際に自分達で決めたルールだ。血盟騎士団ではオレンジプレイヤーを攻略組に入れる事を認めないと」
アスナ「あ…」
俺(当時オレンジだらけで腐敗していた聖龍連合へと向けたルールが、まさか自身に返って苦しめる事になるとはな…)
ヒースクリフ「良くも悪くも、血盟騎士団の創設メンバーの一人で隊長格だった俺君の知名度はかなり高い…」
ヒースクリフ「そんな君がレッドになったと言う噂が広まれば…」
俺「血盟騎士団の士気や、他の攻略ギルドとの関係に支障を来たす…か」
ヒースクリフ「そう言う事になる」
俺「…。」
俺「分かった。なら俺は血盟騎士団を脱退する」
761 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 01:48:32.07 ID:nCLjfNGw0
アスナ「そんな…俺君?他の方法は無いの?…」
俺「今の血盟騎士団は攻略に失くてはならないギルドだ。俺個人の問題で血盟騎士団に負担をかける訳にはいかない」
アスナ「今回の件はその場に居たサチさん以外には伏せて、俺君がグリーンに戻るまで空席にして貰うとか…」
俺「犯罪関連に詳しいモルテが言ってたんだ。レッドからグリーンに戻すには最低でも2ヶ月はかかるって…」
俺「だとすると俺がグリーンに戻るには3ヶ月近くかかる。隠蔽出来るような期間じゃ無い」
アスナ「だったら、私も…」
ヒースクリフ「いいや、アスナ君は攻略には欠かせない」
アスナ「でも…」
俺「大丈夫だアスナ。俺は必ずグリーンに戻して直ぐに前線へと戻って来る」
アスナ「俺君…」
俺「それまで少しの間、俺不在でも頑張って欲しい」
アスナ「……うん。分かった」
アスナ「ですが団長。今回の俺君の件やC隊が壊滅された事もあります…。ラフィンコフィンには早急に手を打たないと…」
ヒースクリフ「ああ、その事については既に他ギルドと話がついてある」
アスナ「他ギルドともう?…」
ヒースクリフ「今のラフィンコフィンの拠点が分かり次第、他ギルドと討伐組の連合軍を作り此方から打って出る事が決まった」
俺「…!」
ヒースクリフ「攻略とは違いPvPになる可能性が高い。その際は俺君にも声を掛ける。いつでも準備はしておいてくれ」
俺「あ、ああ…」
俺(遂にラフィンコフィンと決着を付ける日が来るのか)
762 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 10:47:25.67 ID:tvNLz8Ee0
第55層
グランザム郊外
俺「そう言う訳でサチ、俺は血盟騎士団から脱退する…」
俺「あの場で起きた事も誰にも言わないで欲しい」
サチ「俺…」
俺「心配しなくても、サチはもう十分強い。それも俺の後を継いでB隊のリーダーになれる才能はある」
サチ「…俺は本当にこれで良いの?」
俺「仕方無いんだ。血盟騎士団を立ち上げた時にこのギルドのルールを作ったのは俺自身だ」
俺「その俺がルールを破ってまで攻略ギルドに属するのは内部の腐敗に繋がり、やがてはかつてのALSやDKBみたいになってしまうからな」
サチ「そう言う事じゃ無いよう…」
俺「うん?」
サチ「どうしてあの時、私を庇ったの?…」
俺「え…」
サチ「あの時、モルテってプレイヤーを俺がキルしてなければ今の俺の位置に居るのは私だったと思う…」
俺「…。」
サチ「私の為にやった事なのに、どうして俺が全ての責任を被って…」
俺「…いいや、サチは勘違いしてる。別にアレはサチの為なんかじゃ無い」
サチ「ぁ…」
俺「あの時、俺はモルテをPKするつもりは無かった。カウンターで瀕死のダメージを負わせて下がらせるつもりだったんだ」
俺「だが、力加減をミスして真クリティカルが出て出血ダメージの追加ダメージが付与されて…それがPKに繋がった」
俺「俺の腕が未熟だっただけだ。サチは関係無い」フルフル
サチ「ッ…」
サチ(また、優しい嘘だ…)
763 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 10:48:25.35 ID:tvNLz8Ee0
グランザム郊外
俺「俺もグリーンに戻ったら前線へと戻って来るつもりだが、その為には3ヶ月はかかると思ってる」
俺「その間はサチが、俺の代わりにアスナの事を補佐してやって欲しい」
サチ「私がアスナさんの事を…?必要かな…?」
俺「第50層以降フロアボス戦の難易度はかなり上がって来ている。アスナは強いと言っても、もう個人の力だけでどうこう出来るレベルじゃ無いんだ」
俺「頼むサチ。これはサチにしか頼めない」
サチ「私は…俺にこれまで、いっぱい助けて貰った。だから、その恩を返す事が出来るのなら最初から何でもやるつもりだったから…」
サチ「だから、私が俺の代わりをすればいいんだね?」
俺「ああ。ありがとうサチ」
サチ「…。」
サチ「ただ、その役目を引き受けるその代わりに…」ボソッ...
俺「うん?」
サチ「…。」
サチ「ううん。やっぱりなんでも無いよ…」ニコッ
俺「??」
サチ「もし何か困った事があったら何でも連絡して。直ぐに駆け付けるから」
俺「ありがとう。それじゃいつまでもここに居る訳にもいかないから」
サチ「うん。頑張ってね」
俺「じゃあまたなサチ」スタスタ
サチ「…。」
俺背中「」
サチ(本当なら、私が血盟騎士団を抜けて去らなきゃいけなかった筈なのに…どうして、貴方はいつもそんなに…)グッ
サチ(俺が私に優しくしてくれる程、私は逆に心が痛くなるよ…)
764 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 11:47:47.88 ID:tvNLz8Ee0
undefined
765 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 11:48:43.98 ID:tvNLz8Ee0
第48層
リンダース郊外
俺(アルゴから買った情報によると…)
俺(オレンジプレイヤーは60層以下の各階層に設置されているカルマ値回復クエストを受注してそのクエストをクリアしなくてはいけない)
俺(カルマ値はプレイヤーの違法行為の種類によって付与され、俺の場合は最も罪の重いグリーンプレイヤーのPK)
俺(窃盗やハラスメント行為がカルマ値はマイナス50付近で、PKの場合の時の今の俺のカルマ値はマイナス3千付近らしい…)
俺(カルマ値回復クエストの内容は受注した階層により様々だが、少なくともモンスター討伐の依頼も含まれるらしい)
俺(大体がカルマ値×モンスター数らしいから、俺の場合は3千匹近くのMOB討伐を課せられる…)
俺(大体多くても1日100匹討伐が限度だから、そう考えると早くても1ヶ月近くはかかる…)
俺(その為、俺はダークリパルサーを先に研いで貰う事にしていた)
766 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 11:49:29.45 ID:tvNLz8Ee0
リズベット「お待たせ。これ、頼まれてた物よ」スッダークリパルサー「」
俺「助かるよリズ。これから3千体はモンスター討伐しなきゃだから」
リズベット「3千体って…耐久値は回復してるけど、千超える前に必ず連絡して持って来る事。いいわね?」
リズベット「あれ?でもアンタ主街区の転移ゲート使えないんだっけ?」
俺「そうだな。オレンジプレイヤーは主街区に入れないから…」
リズベット「どうやってこの階層まで降りて来たのよ?」
俺「よく使う主要な都市は回廊結晶で記憶してあるんだ」
リズベット「記憶した場所へ瞬時に何度も飛べるレアアイテムだっけ?」
俺「ああ。第1層の犯罪者を閉じ込める黒鉄宮、第22層の圏外でもモンスターの出ないコラル湖、第48層のリズの武具屋のあるリンダース、第55層の血盟騎士団のギルド本部とかは記憶してあるな」
リズベット「でも回廊結晶って、使用出来る回数も限度があるんでしょ?」
俺「それはまぁな…」
リズベット「はぁ…仕方無いわね…。なら逆に私がいつでもアンタの所に飛べるようにフレンドの追跡機能オンにしときなさいよ」
俺「…いいや、それもダメだ」
リズベット「どうしてよ?元ギルドメンバーとは皆んなと和解したんでしょ…?」
俺「そう言う訳じゃ無くて、血盟騎士団の中にラフィンコフィンとの内通者が紛れ込んでる…」
リズベット「ええっ!?内通者!?」
俺「今回の事はその追跡機能を内通者に悪用されてラフィンコフィンの待ち伏せを喰らった」
俺「だからその内通者がいったい誰なのか判明する迄は、フレンドリストからの追跡は全員オフにしておくように決まったんだ」
767 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 11:51:47.14 ID:tvNLz8Ee0
リズベット「そう…それじゃあ追跡機能も使えないか…」
俺「ああ。だからもし何か用があったら俺の方からこの街の郊外のここまで来て連絡する」
リズベット「よ、用が無くても別に何でも連絡してもいいのよ!?//」
俺「えっ?」
リズベット「あっ、いやっほら!ウチは出張修理もやってるから!///」
俺「出張修理なんてやってたっけ…?初耳だな…。前までは自分の工房じゃ無いとやる気が出ないとかなんとか拘りがあったような…」
リズベット「さ、最近始めたサービスなの!!//」
俺「そうなのか?」
リズベット「もっと顧客を得る為には、やっぱり自分で足を運ぶ事も大事だと思っただけで…そ、その…//」
俺「ありがとうリズ。じゃあまた気軽に連絡させて貰う」
リズベット「ええ。そうしなさい。話しくらいは聞いてあげるから//」
俺(こうして、リズの元で剣を研いで貰った俺は22層へと飛んだ)
768 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 12:32:18.67 ID:tvNLz8Ee0
第22層
コラル
俺(この層は全てのエリアが圏外扱いだが、フィールドモンスターが現れない)
俺(その為、俺は比較的安全そうなここの層のカルマ値回復クエストが気になって来てみたが…)
アスナ「どうだったの俺君?」
俺「ここの層のカルマ値回復クエストは特殊だな…」
アスナ「特殊って言うと?」
俺「木を伐採する数や釣った魚の数がカルマ値減少の数に含まれ、モンスター討伐が無い」
俺「まるでこの層で普通にスローライフを送ってくれって言ってるかのようだ」
アスナ「なかなかいいじゃない」
俺「なかなかいい?」
アスナ「だって、ここで普通の生活を送ってるだけで良いんでしょ?」
アスナ「そこにあるログハウスを買ったりして、ただ生活してるだけでグリーンに戻れるんだから」
俺「しかし、アスナが最前線で頑張ってくれてるのに俺一人でそんなスローライフを送るなんて…」
アスナ「だったら私も一緒に住もうか?」
俺「えっ?」
アスナ「い、いや勿論例え話よ!?//」
アスナ「でもそうすれば、俺君も前線の事は考えずに気休めになるかなって…//」
俺「アスナ…」
俺「…。」
コンマ下二桁
41以上俺、最近の出来事により思っていたより心は疲弊していた
40以下俺、PKした事は普通に割り切っていた(メンタル強靭、ドライ俺)
安価下
769 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/02(月) 12:42:19.49 ID:vTqBB3iw0
あ
770 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 15:27:04.86 ID:tvNLz8Ee0
コンマ49
第50層
俺「おおおっ!」ブンッ!
甲冑騎士Mob「」ザシュッ!パリ-ン!
俺「次…!」タッタッタッ
弓騎士Mob「弓」ビュッ!
俺足「」ドシュッ!
俺「くっ…!」
俺HPバー「黄色「」」ヒュ-ン...
弓騎士Mob「」スッ
俺「はああっ!」ブウンッ!
弓騎士Mob首「」ザンッ!!
首「」ゴロッ...パリ-ン
俺「ハァ…ハァ…」ポーション「」ゴクッ
俺(結局、俺はアスナが提案してくれたスローライフを断り騎士型のMobが多数出やすい第50層でモンスターを討伐していた)
俺(だが俺の居るここはパーティー攻略推奨ダンジョン。敵が54層相当と強い上に数がかなり多い)
俺「よし…」スタスタ
俺(だが、此方の方が一日でも早く討伐数を稼げてオマケに経験値も獲れる)
重騎士Mob「巨大剣」ブンッ
俺「ッ…!」ガキインッ!!
重騎士Mob「」グググ…
俺「う…らあっ!!」ガアンッ!!ブンッ!!
重騎士Mob腹「」ズバアッ!!パリ-ン!!
俺(……しかし、ここを選んだ理由はそれだけじゃ無く焦っていたのだと思う)
俺(あの時、モルテをキルした時の感触が妙に手の触感に残っていて身体を動かしていないと2度と立ち上がれなくなるような気がしていた)
771 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/02(月) 17:46:03.30 ID:tvNLz8Ee0
第39層
安全地帯
俺(オレンジプレイヤーは主街区にある転移ゲートが使え無いので、層の移動は回廊結晶か転移結晶での移動がメインとなる)
俺(そして寝る時もまた圏内には入れないので、圏外で仮眠を取るしか無い)
俺(圏外には一応安全地帯と言うモンスターの湧かないエリアがあるが、それもPvEでの話しだけだ)
俺(…もし寝ている所を悪質なプレイヤーに見つかれば、キルされる可能性や犯罪に巻き込まれる場合がある)
俺(その為、人の多い節目の階層や利便性の高い階層、高レベルのプレイヤーの多い高階層も危険だと考えて…39層の田舎町を拠点としていた)
俺(この階層は外で寝ても温度的にもちょうど良く、景色も良いお気に入りの階層の一つたったのだが…)
俺「ZZZ…う…ん…」
モルテ身体「大きな斬られた跡」
モルテ『は…はは。残念だなぁ、ここでゲームオーバーなんて…でも最後に貴方の絶望顔が見れて良か──』パリ-ン
俺「はっ!?」ビクッ!!
俺「ハァ…ハァ…」
俺「ッ…」
俺(またあの時の、人を殺した時の感触が……直接斬り殺した訳じゃ無い。ゲームの中の出来事だった筈なのに…)
草むら「」ガサッ
俺「…!」ビクッ!
俺(人の少ないこの層に気配…)ゴクリ...
PoH『そう焦んなよ。この借りはキッチリ返してやるからよ』
俺「…まさか」ダークリパルサー「」グッ
草むら「鴉「」」バサバサ...
俺「あ…」
鴉「」バサバサ...
俺「ただの野生動物…」
俺「はぁ…」ヘナ...
俺(…今日は148匹のMobを討伐したから、残りのカルマ値は2852か)
俺「それにしても鴉1匹に驚くなんて…一人で圏外で寝る事はこんなにも過酷だったんだな…」
俺(前にリズと圏外に泊まった時は、こんな恐怖感じなかったのに…)
俺「背中を預けても安心して寝れる相手か…」
1誰かを呼んでみる
2…いいや、これは俺の償いだ。誰にも甘えず明日はもっと過酷な環境に身を置いて自分を鍛えよう
安価下
772 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/02(月) 18:15:50.45 ID:Il/gHTbTo
1
773 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/03(火) 00:45:49.37 ID:c4xgRGfS0
39層
俺(誰か呼んだら来てくれるかな…)
俺「ただ、問題は誰を呼ぶか…」
俺(候補は3人…アスナ、リズ、サチの3人か…)
俺(アスナははじまりの街から、ずっと俺の相棒でそして強くて可愛くて…そして、ピンチを何度も助けて貰って来ていた…)
俺(血盟騎士団を立ち上げ、彼女が副団長に任命されてからは一緒に居る時間は昔よりは減ったが…)
俺(…いや、原因は他にもある気もするが)
俺(次の候補はリズ)
俺(なんだかんだ話してて楽しいし、俺の使ってるこの世界で唯一の剣ダークリパルサーを作ってくれたのも彼女だ)
俺(そして彼女とは事故だったが、既に一緒に圏外で一夜を共にした事がある…)
俺(最後にサチ…)
俺(恐らく、この世界で俺が出会った中で一番人生に影響を与えたのはサチだと思う…)
俺(出会った頃は臆病で戦う事自体が苦手で、ずっとはじまりの街に居たかった彼女が、今や俺やアスナと同じトップギルドに居る…)
俺(俺の背を追いかけて血盟騎士団に入隊して来た…)
俺「アスナ、リズ、サチ。この中で、今の俺が一緒に居たい人物か…」
俺(全員呼ぶ…のはやめといた方がいいか?…なんとなく修羅場が訪れそうな気もする…)
1アスナにメールする
2リズベットにメールする
3サチにメールする
4ッ…駄目だ。やはり俺は3人の中から一人は選べない…!全員にメールをして呼び出そう
安価下
774 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2026/03/03(火) 11:35:40.34 ID:mmZ1/jUZo
1
775 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/07(土) 03:02:48.26 ID:/Oc6So6D0
数週間後
第60層迷宮区
俺(早く前線復帰しなければ…と焦っていた俺は、血盟騎士団の1軍がレベリングしているようなダンジョンでソロで挑んでいた)
俺(しかし…)
俺「くっ…!」ブンッ!
リザードマン型Mob「」ブンッ
カキンッ!
ガーゴイル型Mob「爪」ビュオッ!
俺背中「」ザシュッ!!
俺「ッ!」
ガーゴイル型Mob「」ビュオッ!!
俺「はあぁぁっ!」クルッブンッ!!
ガーゴイル型Mob「翼」ズバアッ!!パリ-ン
リザードマン型Mob「刀」ザンッ!
俺肩「」ドシュッ!!
俺「チィッ…!」クルッ!ブンッ
リザードマン型Mob「グギャアッ!」腹「」ドスッ!!パリ-ン!!
俺「ハッ、ハッ…はぁ…」スチャッ
俺「はぁ…。同時に7体の大群相手にするはキツイか…」壁「」ストッ
俺HPバー「赤色「」」
俺(最近あまり眠れて無いからか身体のキレも悪いし、後3体同時に出てれば多分死んでただろうな…)
俺(3週間でカルマ値は3千近く減らした…。しかし、こんな戦い方をしていたらいつか…)
俺「……死んだら、アスナにはもう会えなくなるのか」
俺(ずっと悩んでいた…。本当はもっと早くアスナを呼び出して話したかったが、どうしても送信ボタンを押せなかった…)
ピロンッ
俺「うん?逆にメールが届いた?…もしかしてアスナからか?…」ピッ
俺「あ…ヒースクリフ…」
俺「血盟騎士団の諜報部隊が遂にラフィン・コフィンのアジトを発見した。悟られて逃げられる前に討伐隊を編成して迅速に捕縛しに行く…」
俺「尚、このメールは内通者に届く可能性もあるので攻略組の中でも優れた者のみに送られている」
俺「殲滅戦に参加する場合は明後日のAM:7:00に55層の転移門前にて集合されたし…」
俺(ラフィン・コフィン殲滅戦…)
俺(……捕まえて黒鉄宮への投獄が目的ではあるが相手は外道の集団だ。何が起きるか分からない)
モルテ『ダークリパルサー「」』ズバアッ!!パリ-ン...
俺「……ッ」
俺「やっぱり、殲滅戦前にアスナとは話しておくか…」ピッ
776 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/08(日) 20:03:20.08 ID:8WooW8rB0
undefined
777 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/08(日) 20:04:31.12 ID:8WooW8rB0
第42層
小さなお寺内
スタ...スタ...
俺「…。」ピクッ
俺(足音が一つ。これはアスナか?…)剣「」グッ
扉「」ガラッ
アスナ「あっ、メールで言ってた場所ってここだったんだ。だいぶ探しちゃったよ」
俺「やっぱりアスナか…。ふぅ…」剣「」スッ
アスナ(あれ?武器に手を置いてた?…)
アスナ「えっと久しぶり。今はお寺の中を寝床にしてたんだね」スタスタ
俺「主街区の外れの集落のNPCに相談したら運良く貸して貰えたんだ。最近はここを拠点にしてた」
アスナ「そうなんだ。布団も貸して貰えて良かったじゃない」スッ
俺「…ああ。それにここなら寝てる間に他のプレイヤーに接近されても。入口は一つしか無いから直ぐに気付けるしな」
アスナ「でもやっぱり、ちゃんと眠れては無さそうね…」
俺「え?…」
アスナ「俺君。最近自分の姿見てないの?目の下、大きいクマが出来てるわよ…」
俺「あっ…」
俺目の下「クマ「」」
アスナ(俺君はラフィンコフィンの幹部を殺した事で連中の怨みを買ってる…)
アスナ(だから今は一つの場所に留まるのは危険だと判断して、寝床も転々としてるってアルゴさんからは情報を買ったけど…)
アスナ「このゲームのバッドステータスに不眠症とかは無いけど、リアルの方の身体が精神的に病んでるわ…」
アスナ「もっと早く連絡くれたら、いつでも来たのに…」
俺「…C隊は壊滅して、B隊リーダーの俺も突然脱退したからアスナは今大変な時期だろ?」
俺「呼び出すのも悪いかと思ってさ…」
アスナ「ううん。俺君が血盟騎士団を脱退した後、B隊を引き継ぐ事になったのは私なの」
俺「えっ?アスナがB隊に?じゃあA隊は?…」
アスナ「今はゴドフリーが隊長をしてるわ。フロアボス戦の指揮権は私のままだけど」
俺「そうか、ゴドフリーがA隊を…まぁ実力もあるし設立から居る古参だから誰も文句は無いか」
アスナ「それだけじゃ無く、この前ラフィンコフィンの策でC隊壊滅の件があったから今の血盟騎士団は前よりもギスギスしてる…」
アスナ「だからこそゴドフリーのような明るくてフランクな人が新リーダー抜擢されたんだと思うわ」
778 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/08(日) 20:10:53.57 ID:8WooW8rB0
小さなお寺内
俺「そう言う理由も付加されてるなら適当な新リーダーだろうな」
俺「ただあいつは脳筋な所がある。他の誰よりも策とかには嵌まりやすい。そこだけは心配だが…」
アスナ「心配し過ぎだよ。もうそんな策を使ったり扇動をするラフィンコフィンのような犯罪者ギルドも明後日で終わりだろうし…」
俺「明後日のラフィンコフィン殲滅戦…」
アスナ「目標を全員降伏させて黒鉄宮送りにする事が理想だけど、戦闘になる可能性はかなり高いと思う…」
アスナ「俺君をレッドにしてきたり、奴等は手段を選ばない…。気を付けて向かわないとね…」
俺「…。」
俺(またPvPになる…)
モルテ『ダークリパルサー「」』ズバア!!パリ-ン.
俺「うっ!?」ウプッ
アスナ「俺君!?」
俺「げほっ!げほっ!」ドスッ
アスナ「大丈夫?どうしたの?…」スッ
俺「ハァ…ハァ…。あの時、モルテをこの手で殺してしまった感触が手にこびりついてるんだ…」
アスナ「あ…」
俺「奴がラフィンコフィンだろうと、俺は殺すつもりなんか無かった…。でも、この世界のPvPは力加減を見誤ると簡単に人の命をも奪う…」
アスナ「俺君…」
俺「…あの時の事が、毎晩夢に出てくるんだ」クッ
アスナ(そっか。だから目の下に大きなクマを作って…それに私が来た時に見せた他のプレイヤーへの警戒心もいっそう強く…)
アスナ「でも大丈夫だよ…。今度は俺君にPKさせたりしない。今度は私が付いてるから」ギュッ
俺「ッ…」
アスナ「俺君?…」
俺「最近、ずっと思っていた事があるんだ…」
アスナ「えっ?」
俺「……。」
俺「俺の存在は、アスナにとって重りになってるんじゃないか?…」
アスナ「な、何言ってるの?…」
779 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2026/03/08(日) 20:36:37.41 ID:8WooW8rB0
小さなお寺内
アスナ「どうしたの急に?…」
俺「…俺は下層の頃から、何かあると毎回アスナに助けて貰って来た」
俺「この前もそうだ…。俺一人の力では、どうしようも出来なかった…」
アスナ「そんな事…」
俺「アスナは俺を助けてくれるのに、俺はアスナの力になれた事は一度も無い…」
アスナ「そんな事無いよ…。最初に俺君と出会ってなかったら、私は今でもはじまりの街から出られてなかったわ…」
俺「いいや、アスナは強い子だ。俺と出会ってなくても、何れははじまりの街から出てた筈だ…」
アスナ「俺君が居なかったら、私は血盟騎士団に入って無かった…」
俺「血盟騎士団じゃ無くても、攻略ギルドの何処かに入って前線で戦ってるよ…」
アスナ「俺君…」
俺「…俺は、アスナに見合った男じゃないんじゃないk───」
アスナ「馬鹿!!」ブンッ
俺ほほ「」パシ-ン!!
俺「ぁッ…」俺HP「」ヒュ-ン...
アスナ「見合うとか見合わないとか、誰が決めるのよ!?」グスッ
俺「あ…」
アスナ「私は私…。俺君と出会ってない世界線の話しなんて知らないし、興味も無い…」
俺「だけど、俺はアスナの助けになって居るか?…」
アスナ「私は何か見返りを求めて、貴方と居る訳じゃ無い」ポロッ
俺「…!」
アスナ「貴方と居たいから…貴方の事を支えたいからずっと一緒に居るのよ」ポロポロ...
俺「アスナ…」
アスナ「なのに貴方は…私と見合うとか見合わないとかそんな小さい事ばかり気にして…」
アスナ「貴方はいったい、何が望みなの?…」
俺「ッ…」
俺「俺は……」
1俺だって、本当は誰よりも…自分の命よりもアスナの事が大事だ!君と共にこのデスゲームから生きて逃れたいと思ってる
2…俺には、アスナを幸せにしてやる事は出来ない(相棒枠を解消する)
3その他(自由安価)
安価下
780 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/08(日) 22:31:09.01 ID:hliwJ43uo
3悔しいけど俺は男なんだな、アスナにここまで言わせて情けない話だが、俺は今嬉しい俺だって、命よりも何よりもアスナの事が大事だ!君と一緒にこのデスゲームから生きて逃れたいと思ってるし、俺もアスナもまだリアルでちゃんと出会えてないのにこんな所で終われない
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