【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part8

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

164 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 21:13:16.48 ID:z5t+/G590
―ダウンの家 浴室

 カポーン…

メアリー「……」

リュアン「……」

メアリー「……あの」

リュアン「……何ですか」

メアリー「……どうか、されましたか。こちらに来てから……ずっと……張り詰めたような……」

リュアン「………メアリーさんは……殺したいほど憎い相手が、いますか」

メアリー「え……ええと……どうでしょうか……。憎き者は、数え切れないほどいますが……。殺したいほど、となると……」

リュアン「……」

メアリー「……そもそも、デロデロとは……全ての救済を目指すものなのです。だから、憎き相手であっても……救うべきです。例え、自分の感情に反するとしても……それが、あの絵に描かれた真理なのですから……」

リュアン「……メアリーさんは……強いんですね」

メアリー「……いいえ。私は……導師クロシュの描いた理想に追従することで、どうにかギリギリ耐えられているだけ……。あの理想に、自分を重ねていなければ……自分自身さえも、信じられなくなってしまう……」

リュアン「……」

メアリー「……リュアンさんには、いるのですか。殺したいほど憎い相手が」

リュアン「はい。この……同じ屋根の、下に……」

メアリー「えっ……」

リュアン「………メアリーさんが……あの絵を見たのと……丁度、同じ日ですね……」

 *

メアリー「あ……。では……リュアンさんも、あの日……」

リュアン「はい。シノホシの襲撃で……唯一の縁者を、喪いました」

メアリー「………なんと、申し上げれば良いか……」

リュアン「……シノホシのレイン・フォール……クロシュちゃんたちとは、何か縁があるようですが……私は、とても気安く接することなどできそうにありません。だって……あいつらが、いきなり会場を襲ったせいで……!!」

メアリー「……」

リュアン「あれから、何ヶ月か経って……ようやく私も、考えないようになれてきた、のに……どうして、こんなところで……あいつが……! どうして……クロシュちゃんたちと一緒に、未来のこと、考えようって……前向きに、なれてきてたのに……!!」

メアリー「……」

リュアン「……ごめんなさい。メアリーさんに……こんなこと、聞かせてしまって……。でも……こんなの、皆さんには、言えないんです……。前を向いて進んでる、クロシュちゃんたちに……こんな汚い感情……見せられない、もん……」ジワワ

メアリー「………導師クロシュは、そのようなことでリュアンさんを蔑むことなどありません」

リュアン「そんなこと……わかってます……。フメイちゃんも、聖女さんも、妖精さんも……きっと、親身になって話を聞いてくれる……。でも……そのせいで、レイン・フォールとの関係が悪化して……取り返しのつかないことになったら………」

メアリー「………確かに、それはちょっと想像がつきません」

リュアン「……だから……やっぱり、みんなには……」

メアリー「……ですが、私は全ての問題を解決する完璧な方策を知っています。そしてそれは――リュアンさん、あなたも既にご存知のはず」

リュアン「えっ――あっ!!」

メアリー「そう――デロデロです」

 ◆
165 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 21:17:36.51 ID:z5t+/G590
―竜神村 滞在2日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*4    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*4       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯努力目標
・特になし

◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]

◯仲間の目標
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
166 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 21:42:24.78 ID:z5t+/G590
―朝
 ダウンの家 客室

 窓の外に降る雪「」シンシン


妖精「雪が降ってる」

クロシュ「わあ……」

フメイ「見慣れた……」

聖女「まあ、雪国ですからね……」

妖精「山越えの為の道探しをしたいところだけど……外は寒いから、みんなあんまり無理はしないようにね。寒さを感じたら大人しく暖かいところにいること」

セイン「わかった」


リュアン「……」

クロシュ「……リュアンちゃん?」

リュアン「あ、えっ……? あ、クロシュちゃん……おはよう……?」

クロシュ「うん。おはよ……」

フメイ「なんか、考えごと?」

リュアン「あ、えっと……な、なんでもないよ」

クロシュ「そうなの?」

リュアン「うん……ご、ごめんね」

フメイ「?」


竜神村滞在2日目

↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-65 行商人
66-90 坑道ガイド
91-00 招福

↓1〜3 自由安価 何をする?


参考:竜神村案内板
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 21:43:04.08 ID:eOA6YKhC0
フレメアにレインたちについて手紙を書く
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 21:43:06.42 ID:b6mgLwPNo
酔ったレインから勇者とのノロケ話を聞く
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 21:43:48.51 ID:76tsaS1/O
古代都市に向けて突貫
170 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 22:52:03.38 ID:z5t+/G590
―ダウンの家

 ガラッ

アインズ「回覧だ」スタスタ

 回覧板「」ポン

ダウン「あらぁ、いつもありがとうアインズちゃん……あら、明日猛吹雪の予報?」

アインズ「そのようだ」

ダウン「わかったわぁ……しっかり戸締まりしとかなきゃ」

アインズ「ところで、こちらにクロシュたちが来ていると聞いたが――」

ダウン「来ているわよ。呼んで――」

アインズ「いや、いい。確認したかっただけだ。まだ朝も早いしな」

ダウン「まあそうねぇ」

アインズ「では私はこれで。猛吹雪の件、クロシュたちにも伝えておいてくれ」

ダウン「もちろんよ。アインズちゃんも気を付けてね」

 ▽明日、猛吹雪の予報です
  猛吹雪の日は、長時間外に出る必要のある行動を行えません

 *

―ダウンの家 客室

クロシュ「……」カキカキ

妖精「あ、クロシュ手紙書いてるね。誰宛て?」

クロシュ「フレメアさん……レインさん、いたよ、って……」

妖精「ああ、なるほどね……。わざわざそんな報告する必要もないと思うけど……」

レイン「私が書けと言ったのよ!」ヌッ

妖精「うわあっ!? 急にレイン――お酒くさい!」

レイン「クロシュがフレメアの住所を知っていると言うから、シノホシを抜けたことについて嫌味の一つでも言ってやろうと思ってね! あのガキンチョ、年齢は私より年上の癖にガキすぎて話にならなかったわ!!」

妖精「うへぇ、完全に酔っ払ってる……」

クロシュ「う、うん……。えと……明け方、一人で飲んでたから……わたしも、一緒にのむって、言ったら……のみすぎちゃったみたいで……」

妖精「ええ……クロシュ、シノホシのテロリストを酔い潰したの……」

 *
171 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 22:53:08.16 ID:z5t+/G590
レイン「それでねぇ……サインのやつ、敵国の将である私にトドメを刺さなかったの!! それまで淡々とリーリアの兵を殲滅していたのに!! なんで……なんで私のことは殺してくれなかったのよぉ!!!!」

聖女「そうだったのですか……。でも、なぜでしょう……?」

セイン「なぜだ……?」

フメイ「エルダーサキュバスが好きだったんじゃないの」

クロシュ「そうなの?」

フメイ「うん。クロシュも、かたつむりはあんまり殺したくないでしょ」

クロシュ「わ……そうかも」

フメイ「ね」

ダウン「……でも、きっとそれが……サインくんの弱さだったんでしょうねぇ……」

セイン「弱さ……?」

ダウン「戦場で……国の為に懸命に戦う敵軍のエルダーサキュバスに、心を打たれて……手が止まってしまったの……。そう――その出逢いは、運命であり……悲劇の始まりだったの……」

レイン「悲劇じゃない……悲劇じゃないわ!! あの人との出逢いを勝手に悲劇にするな!!! 私は、覚えてるの……あの人の、不器用な優しさも……ぬくもりも……全部、全部………うっ、うぅぅぅ……!!!」グスグス

妖精「……ちょっと、かわいそうになってきた……酒くさいけど……」

セイン「……勇者サイン……今更、興味が湧いてきた……」

 *

扉の向こう「私は、覚えてるの……あの人の、不器用な優しさも……ぬくもりも……全部、全部………うっ、うぅぅぅ……!!!」グスグス


リュアン「……」

メアリー「……どれほど非道な者でも……生きているならば、かなしみからは逃れられないのです……」

リュアン「……そう、ですね」

メアリー「……復讐、したいですか?」

リュアン「………許すことは、きっと、できません。でも……彼らも、何らかの苦痛、悲哀を抱えているのは……理解できます」

メアリー「そうですね。許す必要はありません。許さなくとも、救うことはできます」

リュアン「……」

メアリー「……リュアンさんは、彼らを救いたくありませんか?」

リュアン「………永遠に苦しんで欲しい気持ちと……救われて欲しい気持ちが、両方、あります。私は……メアリーさんや、クロシュヴィア様のように……全てを赦し、救いたいと願う聖者には、なれません……」

メアリー「……私も、聖者などではありません。ただ……クロシュヴィア様や導師クロシュのように、そうありたいと願い、精進しているだけです……」

リュアン「……」

メアリー「……リュアンさん……私たちと共に、再び目指しませんか? 聖者になる必要はないのです……聖者であらんとする、願いさえあれば……道は、自ずと続くはずです……」

リュアン「………私は……」

 ◇
172 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 22:54:10.65 ID:z5t+/G590
―竜神村 広場

 ワイワイ キャッキャ

アッシュ「古代都市突貫隊の隊員募集中だ! 我こそは、という奴は俺のキャンプに来てくれ!」

竜人の子供A「古代都市って迷信だろ〜?」

竜人の子供B「兄ちゃんそんなことも知らね〜の?」

竜人の子供C「でも突貫隊ってちょっとかっこいくない?」

アッシュ「ちなみに子供はダメだ! 冒険は危険だからな!」

竜人の子供たち「ええ〜〜!?」

 ワーワー ブーブー


フメイ「あ、アッシュだ」

クロシュ「わあ」

妖精「古代都市突貫隊……情報収集は終わったんだろうか」


アッシュ「お、昨日ぶりだな! どうだ、そっちは」

妖精「道探し中だよ。なんか面倒事に巻き込まれそうだけどね」

アッシュ「ならお前たちも古代都市突貫隊に入らないか!?」

妖精「何が『なら』なのか全くわからないんだけど……」

アッシュ「安心しろ! 俺がいるからには、仲間は誰一人死なせや……死なせや……」

アッシュ「」

フメイ「固まった」

クロシュ「しなせや?」

妖精「………死なせや、何?」

アッシュ「…………冒険に死と敗北は付き物だ!!!! 覚悟のある奴だけ来い!!!!」

妖精「ええ……」

アッシュ「確かに俺は、今までの冒険で既に何人もの仲間を失っている!! だがそれが何だ!! 奴らはロマンに殉じて死んでいった真の冒険者だ!! 俺は、あいつらの魂を古代都市へ連れて行くんだ!!! 行かなきゃならねえんだ!!!」

フメイ「ろまん……」

妖精「格好良いこと言ってるけど、私たちは古代都市に用事があるわけでもないしなあ……」

クロシュ「……でも、かわいそう……。いっしょに、行ってあげる……?」

妖精「危ないからだめ。もし行くにしても事前準備は必須って話だったでしょ」

クロシュ「んゅ……」

妖精「まあそういうわけだから、アッシュも命を大事にしなよ。行くならちゃんと事前調査と準備を徹底してね」

アッシュ「フッ……もちろんだ。もう俺の身を案じてくれる奴なんてお前たちくらいしかいないからな。助言はしっかり聞くぜ」

 □目的も準備もない状態では坑道に入れません

 ◇
173 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 22:54:56.83 ID:z5t+/G590
―竜神村 滞在3日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*4    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*4       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯努力目標
・特になし

◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]

◯仲間の目標
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
174 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 22:55:41.33 ID:z5t+/G590
―ダウンの家

 ガタガタ ガタガタ
 窓の外に見える猛吹雪「」ビュオオオオオオ――


クロシュ「わ……」

フメイ「真っ白……!」

聖女「あの時の猛吹雪みたいです……」

セイン「予報通り、か」

妖精「そうだね……。こりゃ確かに外には出られなさそうだ」


窓の外を見つめるリュアン「……」

リュアン(……真っ白……)

リュアン(いっそ、この白で……世界の全てが包まれてしまえば……いいのに……)

リュアン(私……やっぱり、デロデロが正しいって……思い始めてる……)

リュアン(でも……クロシュちゃんたちを、裏切りたくないよ……)

リュアン(私……どうしたら……)


竜神村滞在3日目

↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(猛吹雪続行)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-65 行商人
66-90 坑道ガイド
91-00 招福

↓1〜3 自由安価 何をする?(猛吹雪により外出不可)
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 22:57:09.35 ID:upZDyBDLO
クロシュとリュアン、あったかい料理作りに挑戦
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 23:01:12.25 ID:yKdgs3lC0
持っている魔導書を読んで座学
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 23:07:59.92 ID:A5/o8IHz0
この地域の古い伝承について調べる
178 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 23:17:25.94 ID:z5t+/G590
というわけで本日はここまで。次回はクロシュとリュアンのあったかクッキング編、久しぶりの座学編、地域伝承について調べてみよう編です

レインさんとダウンさんとお話をしたり、ソフィア・ロスチャイルドなる新たなるロスチャイルドの名を聞いてしまったり、メアリー氏がリュアンちゃんのデロデロ勧誘を始めてしまったり、レインさんにフレメアさん宛の手紙を書かされてしまったり、勇者サインの真意について考えるお話をしたり、古代都市突貫に逸るアッシュ氏の誘いを断ったり、猛吹雪に見舞われて外出できなくなったりしました
猛吹雪の日は、暖かい家の中でゆっくり暮らすのが良いとされる。あかちゃんスライムもまた、こんな日はあったかいごはんを食べて寝るのが良いと考え、最近元気のないリュアンちゃんを料理に誘うのであった――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 23:28:44.07 ID:b6mgLwPNo
クールお姉さんがベタ惚れなの良いよね
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 01:15:30.48 ID:wyaDLqQgo
おつ
外へ異変探しに行きたいけど吹雪が続く…
悪い流れになる前にリュアンのケアもしておきたい所だ
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 09:53:59.08 ID:G4ZKvVhZo
こっちは悪そうなロスチャイルド
182 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 17:13:30.83 ID:DPWmJtQ10
レインさんは誰に対してもツンツンツンですが、勇者サインさんに対してだけはデレデレデレだったそうです。そしてその影響は現在も尾を引いており、レイン氏による悪逆非道なテロ行為はその辺りの感情に根ざしたものであるという分析もあります。かわいそうと思う人もいますが、彼女の八つ当たりじみたテロリズムによって被害を受けた人々にとってはたまったものではないかもしれません

猛吹雪に引き続き、次は吹雪の予報となってしまったようです。吹雪は猛吹雪よりはましなので、村の中でなら外出も可能です。天候によって行けるところと行けないところがあるため、その日の状況によってやることを考えるのも良いかもしれません
リュアンちゃんは放っておくとやっぱり真の正しい世界こそ真の正しい世界でした!とメアリーちゃんに説得されてしまうため、それを阻止したい場合はお話をしたりお話を聞いてあげたりするのが良いでしょう。レインさんに正面からぶつかり合ってみるのも一つの手ではあるかもしれません

ロスチャイルドは悪名高い家系のため、その力・名声に比例するように恨み・憎しみを向けられることもあるようです。全てのロスチャイルドが悪しき者というではありませんが、そのように思われてしまうのは仕方のないことでしょう。そしてソフィア・ロスチャイルドが悪しき者であるかどうかは今のところ闇に包まれています。どのような者であるかわからない以上、警戒に警戒を重ねていくのが良いと言えるかもしれません
183 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 17:15:34.03 ID:DPWmJtQ10
―ダウンの家 客室

 ガタガタ
 窓の外「」ビュオオオオオオ――

窓の外を見つめるリュアン「……」


クロシュ「リュアンちゃん」ヒョコ

リュアン「わっ……クロシュちゃん? どうしたの?」

クロシュ「えっとね……今日のごはん……わたしたちの、分から……出すんだって……」

リュアン「そうなんだ。ずっと貰いっぱなしってわけにはいかないよね」

クロシュ「それで……ごはん、作るのも……わたし、やりたい……!」

リュアン「えっと……クロシュちゃん、料理できるの?」

クロシュ「わたし……味見、できる……!」

リュアン「あ、味見……」

聖女「それならリュアンさんもクロシュさんと一緒にお料理をしてみるのはどうでしょう?」ヒョコ

リュアン「聖女さん」

聖女「私も最低限の技術は身につけているので、必要に応じてお手伝いできます。どうです?」

リュアン「わ、わかりました……。私も、お料理はあんまりやったことないですけど、やってみます」

 *

―ダウンの家 台所

ダウン「ここにあるものは自由に使っていいわよぉ。食材も遠慮なく使ってね」

リュアン「あれ? えっと、今日は私たちの持ち物から出すんじゃ……?」

ダウン「一応そういう取り決めになってるけど、せっかくこの竜神村でお料理するんですもの。現地の特産品を使うのも楽しいと思うわぁ」

リュアン「……ありがとうございます。それじゃあ……考えさせていただきます」


フメイ「今日はクロシュとリュアンがごはん担当?」

セイン「そうみたいだ」

聖女「もしお二人が困っていたら、お手伝いしてあげてくださいね」

フメイ「ん。フメイ、丸焼きできる」

セイン「僕も……食材を切るくらいならできる。以前イリスに教えてもらった」

妖精「そういえばそんなこともあったねえ。私は人間用の料理じゃできることないし、大人しく見守ってようかな」

メアリー「……私も、今は手を縛られていて何もできないので……静かにしております……」


↓1コンマ リュアンの料理ポテンシャル
01-00 数値が大きいほどすごい

↓1〜3 食材を1〜2つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉
魚介:ワカサギ、ユキタニシ、ザリガニ
野菜:野草、ヒエヒエキノコ、ゴボウの根っこ
穀物:ヤマイモ、パスタ、船旅ビスケット
果実:どんぐり、ユキイチゴ
卵乳:トリの卵、粉ミルク、カビチーズ
特殊:ゼラチン、岩塩、角砂糖、香辛料、星の粉
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 17:18:13.74 ID:8XEmLXoZO
ケモノ肉ユキタニシ
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 17:40:57.78 ID:wyaDLqQgo
ヤマイモ カビチーズ
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 17:42:16.87 ID:G4ZKvVhZo
ワカサギ 星の粉
187 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 20:34:21.96 ID:DPWmJtQ10
 ケモノ肉「」
 ユキタニシ「」
 ヤマイモ「」
 カビチーズ「」
 ワカサギ「」
 星の粉「」

リュアン「えっと……この食材なら……レシピの本に……」ブツブツ

クロシュ「?」

リュアン「よ、よし……! クロシュちゃん、お手伝いお願い……!」

クロシュ「ん!」

 *

 トントントントン グツグツグツ…

 雪山魚介グラタン「」ポン!

クロシュ「わあぁ……!」キラキラ

リュアン「ふう……な、なんとか形になりました……!」

聖女「グラタン……!! リュアンさん、本当に料理したことないのですか!?」

リュアン「す、少しはあります。でも、ほとんどは本で読んだ知識で……。実際の味がどうかは、まだ……」

フメイ「……いいにおい……!」

妖精「この見た目と香りで味だけが悪かったら逆にすごい」

 *

 モニョモニョ モグモグ

スライムクロシュ「〜〜♪」モグモグ
フメイ「〜〜♪」モグモグ
セイン「……♪」モグモグ
メアリー「……」モグモグ

聖女「やはり美味しいです……! ヤマイモとチーズが溶け込んだ風味豊かなとろみに、お肉とお魚と貝の力強い味わい……! そしてこのほのかな甘味は――」

リュアン「星の粉を少々……。どんなお料理にも合うとお聞きしていたので、少しだけ加えてみました」

妖精「本当に美味しい。これでほとんど未経験なら、料理人になれるんじゃない?」

リュアン「おだてないでください……。たまたま、今回の食材を上手に使えるレシピを知っていただけですし……」

ダウン「でも普通は初めてでここまでやれないわ」


リュアン「……」チラッ

 空席「」
 手つかずのグラタン「」ホカホカ

リュアン「……」

ダウン「レインちゃんならいつも一人で食べてるわぁ……。お姉ちゃんとも一緒に食べてくれないの……」

リュアン「……そうなんですか」

ダウン「……あの子の分は、クロシュちゃんたちに食べてもらえるかしら……? せっかく作ってくれたんだもの、温かいうちに食べなきゃもったいないわ……」

リュアン「……」

 手つかずのグラタン「」

リュアン「……いえ……それなら、冷めないうちに持っていってあげてください。クロシュちゃんたちのおかわりは、別に作ってありますから……」

ダウン「……いいの? それじゃあ……そうさせてもらうわね」

リュアン「いえ……」

ダウン「……ありがとう」

 *
188 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 20:36:17.54 ID:DPWmJtQ10
―ダウンの家 レインの部屋

 コンコン

レイン「……」

ダウン「入るわね」ガチャッ スタスタ

レイン「勝手に入らないでくれる?」

ダウン「はいはい、すぐ出ていくわ……。これ……温かい内に食べてね」スッ

 雪山魚介グラタン「」ポン

レイン「……? 誰が作ったの? これ」

ダウン「あら、一目で私じゃないってわかったの? うふふ、いつもよく見てくれてるのね。嬉しいわぁ」

レイン「誰が作ったの?」ジロ

ダウン「はいはい……今お泊りしてるリュアンちゃんって子よ。あなたとは一言も話していないから覚えてないと思うけど」

レイン「……私を露骨に避けている銀髪の少女か」

ダウン「覚えてたの」

レイン「同じ家にいるのよ。当たり前でしょう」

ダウン「……ねえレイン……あなた、あの子に何をしたの?」

レイン「さあ。恨まれるようなことは数え切れないくらいやってるもの。いちいち覚えてられないわよ」

ダウン「……謝りましょう? お姉ちゃんも、一緒に頭を下げてあげるから……」

レイン「あの少女に何をしたのかもわからないのに、形だけ謝って何の意味がある」

ダウン「……」

レイン「そもそも私は、私自身の罪について誰かに赦しを乞う気など一切ないわ。これまでも、これからもね」

ダウン「レインちゃん……」

レイン「だからこのグラタンも受け取れない。作り手に返して来て」

ダウン「……でも……それでもあの子は、あなたに、グラタンを差し出したのよ。それが……どれほどの葛藤と勇気を要することだったか……」

レイン「……」

 雪山魚介グラタン「」

ダウン「……冷めてしまうわ」

レイン「……わかったわよ。食べてあげる……この厳寒下で食料を粗末にする趣味もないし」カチャ

 パクパク…モグモグ…

ダウン「……美味しいでしょう?」

レイン「………フン。姉さんより料理上手なんじゃない?」

 *

―ダウンの家 リビング

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ

フメイ「ふー……おいしかった」

セイン「ああ。おいしかった」

妖精「リュアンやるなあ。こんなに料理上手だったなんて」

聖女「ふふ……これからはリュアンさんにもお料理を手伝ってもらいましょうか」

リュアン「え、あ……ええ、と……。はい……」

 ☆おいしい料理を食べて元気になりました
  明日の終わりまで余剰満腹度+3、戦闘コンマ+5、星属性◯

 ☆レインとダウンからの評価が少し上がりました

 ☆リュアンの精神状態が少し上向きました

 ◇
189 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 20:37:16.64 ID:DPWmJtQ10
―ダウンの家

 窓の外「」ビュオオオオオ――


妖精「相変わらず外は猛吹雪だ……。今日は一日中こんな感じかなあ」

聖女「ですね……。こんな時は……以前イリスさんに買っていただいた魔導書を更に読み深めましょう!」

 運命変転の魔導書「」ポン

妖精「実際どう? 上手く使えそう?」

聖女「……一応、全文を読んではみましたが……内容を理解できない箇所もけっこうありまして。もう一度最初から読み直してみようかと」

妖精「わあ……まあがんばって。運命に関する魔法なんて全然わからないから、私は応援しかできないけど……」

聖女「ふふ、ありがとうございます。がんばります!」



フメイ「……」

 炎スライムの秘伝書「」ポン

セイン「フメイ、その本は?」

フメイ「秘伝書。もう大体わかった」

セイン「そうなのか」

フメイ「んー……セイン、ちょっと付き合って」

セイン「?」

フメイ「この猛吹雪なら、火事を起こす心配もないでしょ」

セイン「戦闘訓練か。わかった」



リュアン「……」

 光属性の中級魔導書「」

クロシュ「……光の、本……?」

リュアン「うん。イリスさんに買ってもらった本。もう大体読み込んじゃった……」

 リュアンの指先に灯る光「」ポウ―

クロシュ「わあ……」

リュアン「けっこう、できるようになった気がする。だけど……いまいち、わからないこともあって……」

クロシュ「そうなの?」

リュアン「うん……。私、普通の光属性とはちょっと違うのかなあ……」

クロシュ「?」

リュアン「……もう一回読み直してみる。今は……外には出られないし」

クロシュ「うん!」


↓1コンマ
01-15 フメイ  特殊+1 [1/3]
16-30 リュアン 特殊+1 [1/3]
31-45 聖女   特殊+1 [1/3]
46-55 フメイ  特殊+2 [2/3]
56-65 リュアン 特殊+2 [2/3]
66-75 聖女   特殊+2 [2/3]
76-80 フメイ  特殊+3 [3/3]
81-85 リュアン 特殊+3 [3/3]
86-90 聖女   特殊+3 [3/3]
91-98 フメイ・リュアン・聖女 特殊+3 [3/3]
99-00 ???
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 20:39:54.28 ID:+pWZXmyDO
191 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 21:10:14.69 ID:DPWmJtQ10
 光属性の中級魔導書「」ペラッペラッ

リュアン「……」

リュアン(やっぱり……私の光属性、この本に書いてあるのとはちょっと違うような……)

リュアン(考えすぎかなあ……)

 ☆リュアンが自属性への理解を進めました[1/3]

 ◇

―ダウンの家 リビング

 窓の外「」ビュオオオオオオ――


妖精「リュアンと聖女は真面目に勉強中で、フメイとセインはこの猛吹雪の中戦闘訓練を始めちゃった……」

クロシュ「……」

妖精「私たちは……どうしよっか?」

クロシュ「……わたしたちも……本、読む……?」

妖精「今特別に読みたい本はないかなあ……」


ダウン「あら、本を読みたいの?」ヒョコ

妖精「ダウン。まあ、ちょっとやることがなくてね」

ダウン「猛吹雪だものねえ。よおし、それじゃあ蔵書室にご案内して差し上げましょう」

妖精「蔵書室! そんなのがあるの!」

ダウン「ええ。この村で一番たくさんの本を所蔵してる家というのが、何を隠そうここなの!」

クロシュ「わあ!」

ダウン「フフ、まあそもそも竜神村では本を読む習慣があんまりないから当然なんだけどね。回覧板はあるのにね」

妖精「なるほど……。じゃあダウンが趣味で集めた本ってこと?」

ダウン「概ねそうね。この村に時々来る行商人から買ったり、私自身が個人的に綴ってみたものだったり。私以外にはアインズちゃんくらいしか読む人もいないんだけどねえ」

クロシュ「アインズさん!」

ダウン「フフ、もう会ってるみたいね。あの子、竜なのに勉強熱心でかわいいのよ! ここに本を集めてるのも半分くらいはあの子の為みたいなとこがあるかもしれないわ」

妖精「へえ〜、竜なのに勉強熱心……」

ダウン「そして今日のダウン図書館はクロシュちゃんと妖精さんの為に開館しましょう。ささ、こちらです〜」スッ


 地下への階段「」ポン


↓1コンマ 調べた伝承
01-60 巨神と竜神の大決戦
61-90 古ドワーフ帝国の繁栄と衰退
91-00 福神と禍神
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 21:11:48.26 ID:qaOgVwx/0
193 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 22:02:31.38 ID:DPWmJtQ10
かつて世界には、大きな大きな体を持つ巨人の神と、大きな大きな体を持つ龍の神がいた。

巨人の神は、繁栄と存続、そして泰平を。龍の神は、破壊と再生、そして闘争を。それぞれ司っていた。

巨人の神と龍の神は、考え方の違いから大規模な衝突を引き起こした。その戦いの中で、山が生まれ、谷が生まれ、川が流れた。

やがて戦いは終わり、傷付いた神々は現世を去った。

地上には、祝福なき命だけが、遺された。



注釈1:竜神村で祀られている竜神とは、この龍の神である可能性が高い。竜神村の平穏を尊ぶ様子を見るに、龍神の遺志は民に受け継がれなかったのかもしれない。

注釈2:巨人の神についての神話・伝承は、古ドワーフの支配圏だった地域の遺跡から発見されることが多い。

注釈3:龍神を祀る竜神村と、巨神を祀る古ドワーフ帝国がかつて存在した大山脈は、この二つの神が同時に祀られている珍しい領域である。

注釈4:巨神と龍神が衝突して生まれた山、谷、川とは、大山脈のことではないかと考えられる。

 ◆

 本『巨神と龍神の大決戦』パタン

クロシュ「わあ〜……」

妖精「へえ〜……巨神と龍神の話は私も聞いたことがあったけれど、大山脈との関連は初めて聞いたな……」

ダウン「うふふ、神話とか伝承って調べてみると面白いのよ。もっと読んでかない?」

 時計「」カチ コチ

妖精「いや、今日はこれくらいにしておくよ。そろそろ夜になるし」

ダウン「あら本当! 夜ごはんの支度に取り掛からなきゃ! お昼は美味しいグラタンを食べさせてもらったから、私も負けてられないわぁ〜」


 ☆巨神と龍神の伝承について知りました

 ◆
194 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 22:03:59.51 ID:DPWmJtQ10
―竜神村 滞在4日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*4    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*4       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯努力目標
・特になし

◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
195 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 22:04:28.59 ID:DPWmJtQ10
―朝
 ダウンの家 客室

 窓の外の吹雪「」ヒュオオオオオ――…


聖女「まだ吹雪いていますが……昨日に比べるとかなり治まりましたね」

妖精「そうだね。これなら家の外には出られそうだ」

フメイ「でも、村の外には出るなって。ダウンが」

セイン「ここは地形によって風と雪の影響を受けにくい。村の外はまだ猛吹雪なのかもしれない」

リュアン「……クロシュちゃん、村の外には出ちゃだめだよ?」

クロシュ「うん」


竜神村滞在4日目
↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(吹雪続行)
36-65 行商人
66-90 坑道ガイド
91-00 招福

↓1〜3 自由安価 何をする?(吹雪により村外での行動不可)
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 22:05:04.02 ID:glZjh5Nk0
村の住民にダークヒーローイリスの英雄譚を語る
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 22:05:07.17 ID:G4ZKvVhZo
フェルメール著作を以てメアリーとクロシュヴィア談義で仲良くなろう
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 22:06:38.71 ID:zla3+UF0O
ダウンフォールの目を開かせる
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 22:11:49.22 ID:yu+nK3YSo
リアルな吹雪く天気だ……
200 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 23:57:01.33 ID:DPWmJtQ10
―竜神村 広場

 吹雪「」ヒュオオオオ――

クロシュ「」キョロキョロ

妖精「まだ吹雪いてるし、外に出てる住民はほとんどいないね」


アッシュ「お前たちか! 昨日は大丈夫だったか?」ヌッ

クロシュ「アッシュさん!」

ヴィトナ「無事だったか」ヒョコ

妖精「ヴィトナ! あなたたちも大丈夫だった?」

アッシュ「おう!」

ヴィトナ「私たち、寒さに強い。心配無用」

 *

アッシュ「つーわけで今日も隊員の勧誘と情報収集をと思ってたんだが……この雪じゃ住民も外に出ねえよな」

ヴィトナ「?」

アッシュ「ヴィトナちゃんも、古ドワーフ坑道突貫部隊に入隊しないか?」

妖精「名称変わってない?」

アッシュ「気にするな! 報酬の肉は弾むぞ!」

ヴィトナ「む……。だが、坑道への深入り、ダメ。掟で決まってる」

アッシュ「マジか……ボレアスルクスの掟にも坑道には入るなって決まってるのかよ」

妖精「それだけ危ないってことなんだろうね」

アッシュ「よし……ますます燃えてきたぜ! 例え一人でも俺は行くぞ!」

妖精「まあ……無理はしないようにね」

 *

アッシュ「しかし今日は子供たちもいねえし、困ったな……。山外の英雄譚でも話してやろうと思ってたんだが」

妖精「山外の英雄譚?」

アッシュ「おう! お前たちは知ってるか? 世界を救った伝説のダークヒーローの物語を!」

クロシュ「わ……!」

妖精「あ、ああ……まあ、知っているというか……」

アッシュ「知ってるなら話が早ぇ! 俺は孤高の冒険者だが、ダークヒーローにもリスペクトを持っている!」

妖精「そうなんだ……」

アッシュ「せっかくだし今日話す予定だった英雄譚を聞いていけ! 相手がいなっきゃ話すもクソもねえからな!」

ヴィトナ「私は群れに戻る。皆、元気で」シュタッ

妖精「あ、ヴィトナ逃げた……」
201 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 23:57:29.24 ID:DPWmJtQ10

アインズ「そこにいるのは……クロシュか。昨日は大丈夫だったか?」スタスタ

クロシュ「アインズさん! うん!」

妖精「あなたがアインズ?」

アインズ「そうだ」

アッシュ「お、アンタが噂の灼髪美人か! 丁度良い、ダークヒーローの英雄譚を聞いていけ!」

アインズ「ダークヒーロー……?」

 *

アッシュ「――そしてダークヒーローは、同胞たる人間を殺して、魔族国の自由と尊厳を取り戻したんだ……。誰にも見せられない哀しみの涙を、ぐっと呑み込んで……」

妖精「……」

クロシュ「……」

アインズ「そんなことが……」グッ

アッシュ「……というのが、ダークヒーローイリスが一番最初に登場したエピソードだ。魔族革命は現実に起きたことだし、イリスも実在の人物だって話だぜ」

アインズ「……ダークヒーローイリス、か」

アッシュ「今どこにいるかはわからないらしい。最後に世界を救った後は、故郷に帰って穏やかに暮らしているとも、愛と平和の為に再び戦火に身を投じたとも、人知れず世界を救う為に戦い続けているとも言われている」

アインズ「……会ってみたいな」

 ◇
202 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 23:58:07.11 ID:DPWmJtQ10
―ダウンの家

 ペラッ ペラッ

本を読むダウン「……」


フメイ「……」ジー

セイン「……フメイ、どうした?」

フメイ「……ダウンって、いつも目を閉じてるよね?」

セイン「……そういう風に見えるだけじゃないか?」

フメイ「絶対閉じてる。まぶたがピタッてくっついてるもん」

セイン「そうか……よく見ていなかったから気付かなかった」

フメイ「でも今、本を読んでる」

セイン「ああ」

フメイ「……本を読んでるってことは……目を開けてるはず」

セイン「確かに、目を開けなければ本は読めない」

フメイ「よおし……今なら、ダウンがどんな目なのか、確かめられる……!」トコトコ

セイン「……止めた方が良いだろうか」


本を読むダウン「……」

フメイ「……」ソロリソロリ


フメイ(横から……ダウンの顔を覗きこんじゃえ)


フメイ「……」ジッ

フメイの方に振り向いて糸目で微笑むダウン「」ニッコリ

フメイ「んわっ!?」コテッ

ダウン「も〜、フメイちゃんたら……。淑女のお顔を無遠慮に覗き込むなんて、お仕置きが必要かしら?」

フメイ「フメイ、悪くない! ただ、見ただけ……!」

ダウン「……もし私が、見た者を全て殺す死の魔眼の持ち主だったら……どうするの?」

フメイ「!?」

セイン「……そんな魔眼の持ち主なのか?」スッ

ダウン「フフ、冗談よ。でもね……普段閉じられている目には、そういう禁忌が内包されていることもあるの。好奇心に釣られて迂闊に覗き込んじゃだめよ?」

フメイ「むー……」

セイン「……すまなかった。フメイも、謝ろう」

フメイ「ごめんなさい」ペコリ

ダウン「ふふ、わかればいいの!」


フメイ「……でも、本読んでる時って、開けてるの?」

ダウン「どっちだと思う?」

フメイ「んー……閉じてる!」

ダウン「答えはぁ……秘密!」

フメイ「え〜!」

 ◆
203 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 23:59:43.03 ID:DPWmJtQ10
―ダウンの家 客室

 窓の外の吹雪「」ヒュオオオオオ――


メアリー「……やることがありません。何もしないでいるのは、楽ですが……つらい……」

 ガチャッ

クロシュ「メアリーさん!」

リュアン「メアリーさん、こんにちは……」

聖女「お邪魔します……ていうのはおかしいでしょうか」


メアリー「……こんにちは、皆さん。本日はどういったご要件で……?」

クロシュ「これ……!」スッ

 本『クロシュヴィア伝説』ポン!

メアリー「えっ……? これは……クロシュヴィアの……画集……?」

クロシュ「うん! えっと、フェルメールちゃんが……作ったんだって……」

メアリー「フェルメール……なるほど。納得できます」

聖女「……デロデロ教内でも、フェルメールさんの評判はそのような感じだったのですか?」

メアリー「そうですね。特に害はなかったので放っておかれていました」

リュアン「そ、そうだったんですか……」

メアリー「ついでに伝えておきますが……我々の活動は、団体としてのデロデロ教は関わっておりません」

聖女「……やはりそうですか」

メアリー「はい。デロデロ教にそのような組織力はありません。彼らただ、救いを求めて導師の元に集っただけの哀れな力なき者たちなのですから……」

リュアン「では……メアリーさんのように、クロシュヴィア様と一緒に動いているのは、極少数……?」

メアリー「そうです。構成員はデロデロ教の導師であった者が主ですが、全くデロデロ教と関わりのなかった者もいます」

クロシュ「そうなんだ……」

メアリー「それで……その本を、どうするのですか?」

 本『クロシュヴィア伝説』

クロシュ「あ、うん! えっと……いっしょに……読む?」

メアリー「私に拒否権はないと思うのですが……。では、一緒に読みます」

クロシュ「ん!」

 *
204 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/09(月) 00:00:11.10 ID:xki7YslB0
 本『クロシュヴィアちゃんはとても尊く美しく可愛らしい。あまねく民草を照らす導きのデロデロである――』
 挿絵『クロシュヴィアちゃんの寝顔』
 挿絵『椅子に座るクロシュヴィアちゃん』
 挿絵『演説するクロシュヴィアちゃん』
 挿絵『温泉入浴クロシュヴィアちゃん』
 挿絵『ごはんを食べるクロシュヴィアちゃん』
 挿絵『空を飛ぶクロシュヴィアちゃん』
 挿絵『フェルメール王女に抱っこされるクロシュヴィアちゃん』
 挿絵『クロシュヴィアちゃんとお友達のクロシュちゃん』

メアリー「……すごいですね。これは」

クロシュ「んへへ……」

聖女「ふふ、かわいらしいですよね」

リュアン「……こうして見ると……確かに、かわいらしさを感じますけど……」

クロシュ「メアリーさん……クロシュヴィアちゃんのこと、好き……?」

メアリー「……私などが、好意を抱いて良い存在ではありません」

クロシュ「ほえ……?」

メアリー「そもそも……好意とは、期待や執着と言った害悪に容易に転じ得る、危険な感情です……。私たちは……何に対しても、好意を抱くべきではない……と考えています……」

聖女「それは……確かに、そういう負の側面は無視できませんが……。何をも愛しく思わずに生きていくなど、難しすぎますし……そもそも、不可能ではないですか」

メアリー「……はい。不可能です。だから……この世界では、いつまでも悲劇が繰り返され続ける……」

クロシュ「……」

メアリー「フェルメールは……最後に、デロデロを正しく理解したそうですね……。彼女は……その後、どうなりましたか? 愛していたクロシュヴィアに裏切られたと感じて、怒りましたか……? それとも、クロシュヴィアの言う事は絶対だと、自ら傀儡に成り下がった……?」

クロシュ「……どっちでも、ない……。フェルメールちゃん……クロシュヴィアちゃんと、お話……したいって……」

メアリー「……!」

聖女「……フェルメールさんは……デロデロ番号マイナス1番であると同時に、オリシン王国の王女として生きていく決意を、お固めになりました。メアリーさんの危惧するような……かなしいことには、なりませんでした」

メアリー「……そう、だったのですね。それならば……良かったです」

クロシュ「うん……」

メアリー「……すみません。フェルメールのことを、侮っていたようです」

クロシュ「ん……フェルメールちゃん……すごい……!」

メアリー「……」


リュアン(フェルメールさんは……自分で、何が正しいかを考え続ける道を、選んだ……。クロシュヴィア様への愛に、振り回されず……自分の意志を貫いて……)

リュアン(……でも、じゃあ……やっぱり、愛は害悪……?)

リュアン(私が……シノホシを許せないでいるのは……愛してくれた人を、殺されたから……)

リュアン(……許せないことは、悪いこと? 許すことが正しい?)

リュアン(………もっと……ちゃんと、考えなきゃ……。本当の……正しさを……)


 ☆メアリーからの評価が少し上がりました

 ☆リュアンが思考が進みました

 ◆
205 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/09(月) 00:17:10.65 ID:xki7YslB0
というわけで本日はここまで。次回は竜神村滞在5日目、またしても猛吹雪となってしまいました

落ち込むリュアンちゃんと一緒にあったかグラタンを作って食べ、あたたかなひとときを過ごす一行。そのグラタンは寂しがりのエルダーサキュバスにも届けられ、その胃袋へと収まったのであった。罪深きエルダーサキュバスは、そのグラタンのぬくもりに何を思うのか。若き旅人リュアンは、憎しみを抑えて考えを深めていく――

そして明かされる古代の神々による大決戦神話。巨人たる神と龍たる神は、激しい戦いの果てに地上を去った。あかちゃんスライムは太古を駆け巡った迸りに圧倒され、歴史のすごさを思い知る。全ては過ぎ去りし過去のことであった――

そしてアッシュ氏からダークヒーロー譚を聞いたり、フメイさんがダウン氏のおめめの真実に辿り着けなかったり、メアリーさんとクロシュヴィア談義やフェルメール談義をして考えを深めたりしつつ、天候は巡る。猛吹雪は吹雪となり、そしてまた猛吹雪へ――

それでは本日もありがとうございました。次回はたぶん土日の予定です。よろしくお願いいたします
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/09(月) 00:43:43.28 ID:fja8fx0jo
ダウンさんは妹より秘密主義なのかもしれない
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/09(月) 01:14:49.69 ID:3PmD48Lbo
おつ
うーむ一向に天候が良くならない…
今はリュアンの心のケアに専念かなぁ
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/14(土) 11:13:52.39 ID:a/KEeI0Co
思ったよりやべー絵本
209 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 14:54:35.18 ID:mOdMmeIn0
ダウン氏が秘密主義者かどうかは今のところはっきりしていませんが、なんでもあけすけにお話するタイプの方ではないかもしれません。ダウン氏の目がどのような目なのかは今のところ闇に包まれていますが、本を読んでいる最中に目を開けているかどうかも実のところ闇に包まれています。フメイちゃんはまだ少し気になるようです

コンマの狙い撃ちでもしない限り、悪天候になる確率は約1/3くらいのようです。3日連続で悪天候が続くのは運が悪いとしか言えないかもしれません。大山脈の天気は荒れやすいそうです
リュアンちゃんはグラタンを作ったり食べたりしたことで少し持ち直したと言えるかもしれません。とはいえまだ完全に健康になったとも言えないため、何かしらの働きかけを行えばより良いかもしれません

フェルメール氏が描いた本はクロシュヴィアさんについてたくさんのことが書かれているそうです。しかしクロシュヴィアの真意に迫る部分についてちゃんと書かれていないという指摘もあります。この本が書かれた当時フェルメール氏はデロデロのことを正しく理解できていなかったため、そのような内容になってしまったのかもしれません
210 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 14:55:00.83 ID:mOdMmeIn0
―竜神村 滞在5日目 天候:猛吹雪

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*4    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*4       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯努力目標
・特になし

◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
211 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 14:55:36.71 ID:mOdMmeIn0
―ダウンの家 客室

 窓の外の猛吹雪「」ビュゴオオオオオオ――…


スライムクロシュ「〜〜…!」モニャニャ

フメイ「また猛吹雪に逆戻りしちゃった……」

セイン「今日も外には出ない方が良さそうだ」

妖精「そうだね……大人しくここのお世話になるしかない。幸い蔵書室も開放してくれたから、読みものには困らないよ」

聖女「もし都合が合えばダウンさんやレインさんとお話してみるのも良いかもしれませんね」

リュアン「……そうですね。お話……」


竜神村滞在5日目
↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(猛吹雪続行)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-65 行商人
66-90 坑道ガイド
91-00 招福

↓1〜3 自由安価 何をする?(猛吹雪により外出不可)
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/14(土) 14:57:02.17 ID:ipTxa2TT0
妖精、クロシュに絵本を読んであげる
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/14(土) 15:04:56.14 ID:5eO28+gqO
血分身フレメアが手紙の返事を持ってきたので読む
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/14(土) 15:11:34.53 ID:h8cQiBWPo
リュアン&聖女とレイン&ダウンの四者面談
215 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 17:00:20.54 ID:mOdMmeIn0
―ダウンの家 蔵書室

 本棚「」 本棚「」
 本棚「」 本棚「」

クロシュ「」キョロキョロ

妖精「魔導書、歴史書、文学、絵本……いろいろあるね。クロシュは何を読みたい?」

クロシュ「ん……えと……何が、いい……?」

妖精「そうだなあ……私たちは本の国オリシンを通って来たわけだから、せっかくならオリシンにも置いてないような本が良いかもね」

クロシュ「そうなの?」

妖精「うん。世界中の本を所有すると言われるオリシンにもない本なんてほとんどないんだけど、例外もある。例えばこれとか」スッ

 絵本『サキュバスのおんがえし 著:ダウン・フォール』ポン

クロシュ「わ!」

妖精「ダウンが書いたらしい本もけっこうあるみたい。オリシンといえど個人が書いた本までは集められないだろうからね」

クロシュ「ダウンさん、絵本、すきなのかな……?」

妖精「さあ……。他にはダウンが書いたらしき魔導書とかもあるみたい」

クロシュ「わあ……」

妖精「でも流石にエルダーサキュバス向けの魔導書なんて私たちが読んでも仕方ないからね。絵本でも読んでみよっか」

クロシュ「うん」


↓1選択 どれを読む?
1.サキュバスのおんがえし
2.泡と消ゆ
3.■■■■回死んだ■■■■■■■
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/14(土) 17:04:31.16 ID:a/KEeI0Co
3
217 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 22:41:13.56 ID:mOdMmeIn0
妖精「……ん? この本……」

 古びた絵本『■■■■回死んだ■■■■■■■』モニョモニョ

クロシュ「……!」

妖精「これ……スライム文字!? でも……題名がほとんど塗りつぶされてる。著者名も書かれてない……」

クロシュ「……」

妖精「……読んでみよう。いい?」

クロシュ「……うん!」

 ◆
218 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 22:43:06.36 ID:mOdMmeIn0
 ―1―

 むかしむかし あるところに いっぴきの でろでろがいました。

 でろでろは みんなのことが だいすきでした。

 くさ き とり けもの さかな ひと かに かたつむり

 みんな みんな だいすきでした。

 でも

 みんな しにました。

 うまれたものは かならず しにました。

 でろでろが どれだけ いっしょうけんめい すくおうとしても

 れいがいなく しにました。

 やがて でろでろも

 しにました。

 *

 ―2―

 あるとき しんだでろでろは めをさましました。

 うまれかわって また でろでろとしてうまれました。

 でろでろは こんかいも

 いっしょうけんめい みんなをすくおうと しました。

 でも

 だめでした。

 けっきょく みんな しにました。

 でろでろも しにました。

 *

 ―3―

 あるとき しんだでろでろは めをさましました。

 うまれかわって また でろでろとしてうまれました。

 でろでろは こんかいも

 いっしょうけんめい みんなをすくおうと しました。

 でも

 だめでした。

 けっきょく みんな しにました。

 でろでろも しにました。

 *

 ―4―

 あるとき しんだでろでろは めをさましました。

 うまれかわって また でろでろとしてうまれました。

 でろでろは こんかいも

 いっしょうけんめい みんなをすくおうと しました。

 でも

 だめでした。

 けっきょく みんな しにました。

 でろでろも しにました。

 *
219 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 22:44:14.58 ID:mOdMmeIn0
 ―■―

 でろでろが なにもかも いやになり

 かぜとなって そらにとけていると

 したのまちから ふしぎなけはいを かんじました。

 でろでろが おりてみると そこには

 くろいあかちゃんのでろでろが すごいえを かいていました。

 だれもがすくわれる すばらしいえ でした。

 でろでろは はっとしました。

 このやりかたなら きっと うまくいく。

 みんなをすくって こんどこそ しあわせになれる。

 でろでろは くろいあかちゃんのでろでろに おれいをいい

 はりきって うごきはじめました。



 でも

 いままでに しんでいった ものたちは

 もう すくえません。

 くだけちって ほしにとけた たましいは

 もう もどりません。

 くろいまものにぶつかって きえさった いのちは

 もう かえりません。



 でろでろは こんかいも

 まにあわ
 (ここでこのページは破れ、後のページは全て落丁している)

 ◆
220 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 22:45:32.54 ID:mOdMmeIn0
―蔵書室

クロシュ「……」

妖精「こ、これは……一体……!?」

クロシュ「……クロシュヴィアちゃん……」

妖精「や、やっぱり……クロシュヴィアのことなの……!? この本に書かれているのは……!」

クロシュ「……」

妖精「ま、待って待って……。前にもこんな本があったよね。あれは確か……クロだ! クロの記憶が封じられた本! 大魔女が、魔王化したクロを魔王と分離する為に使われてた! でも……」

クロシュ「……クロシュヴィアちゃんは……魔王じゃない……。記憶も……ちゃんと、あると……おもう……」

妖精「だよね……。だからこれは、あれとはまた別の類の本……? 媒体も絵本だし……ううん、一体どういうことなんだ……」


ダウン「どうしたの? 何か変な本でもあった?」コツコツ

クロシュ「!」

妖精「あ、ダウン! えっと、この本なんだけど――」

 何も置かれていない机「」ガラン

ダウン「……? この本って、どの本かしら……?」

クロシュ「!?」

妖精「あ、あれ……!? クロシュ、あの本は……!?」

クロシュ「わ、わかんない」キョロキョロ アタフタ

ダウン「も〜、お姉さんを怖がらせようとしてるの? 悪い子たちね」

妖精「ち、違うんだよ! 本当に、スライム文字の本が……」

ダウン「スライム文字……私、今まで生きてきた中で一度も見たことないわよ?」

妖精「ええ……」

クロシュ「……」

 *

―ダウンの家 客室

クロシュ「……」

妖精「さっきの本……一体何だったんだろう……」

クロシュ「……クロシュヴィアちゃん……」

妖精「クロシュヴィア……デロデロ化を企んでる過激な奴だけど……ちょっと心配だね……」

クロシュ「うん……。でも……えっと……」

妖精「ん?」

クロシュ「あの本に……クロシュヴィアちゃんの、欠片……なかった、とおもう……」

妖精「そうなんだ。確かクロの本の時は、クロの因子があったんだよね。それがなかったってことは……クロシュヴィアとは無関係……?」

クロシュ「………わかんない」


妖精(……最後のページが破けていたのも気になる。間に合わない――と続きそうな書き方だったけれど……誰が、どんな意図で、あのページを破いたのだろう……)

妖精(後のページが全部落丁していたのも……意図的なもののように思える……)

妖精(ダウンが来て消失したのは……何者かが、私とクロシュだけに何かを伝えようとしたから、とか……?)

妖精(……何もわからない。考えるだけ無駄か……)

妖精(ひとまず、頭の片隅に置いておこう……)

 □謎の絵本?を読みました

 ◆
221 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 22:46:47.28 ID:mOdMmeIn0
―ダウンの家 庭

 猛吹雪「」ビュゴオオオオオ――


 溶ける雪「」ジュワワワ

フメイ「んー……」チリチリ

セイン「?」

フメイ「……フメイも、武器とか……持った方がいい?」

セイン「武器……剣や槍とかか?」

フメイ「あと……杖とか」

セイン「杖……」

フメイ「これ、見て」スッ

 木の杖「」ポン

セイン「木の杖……聖女のか」

フメイ「うん。借りてきた。大体の人は、杖使うと魔法が強くなるんだって」

セイン「そうらしいが……」

フメイ「だから、フメイもやってみる」

セイン「ああ、いいと思う」

フメイ「ん。見てて」
 木の杖「」スッ

フメイ「……」チリチリ
 赤熱する木の杖「」ジジジ

フメイ「やっ!」

 カッ!!
  ボンッ!!

 黒焦げの杖「」プスプス…

フメイ「あっ」

セイン「……」

フメイ「お、おかしい! フメイ、火の球撃とうとした! なのに爆発するし、球も出ないし……!」

セイン「……後で聖女に謝ろう。僕も一緒に頭を下げる」

フメイ「うー……」
222 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 22:47:24.20 ID:mOdMmeIn0
 バサッバサッ


セイン「!」シャキン

フメイ「敵?」

セイン「わからない。魔族の気配だ」


赤いコウモリ「」バサッバサッ


フメイ「わ、赤いコウモリ」

セイン「あれは……血か?」


赤いコウモリ「」バササッ

 手紙「」ヒュンッ
 セインの手「」パシッ

フメイ「手紙?」

セイン「手紙だ」


赤いコウモリ「」バサッバサッ


フメイ「あ、飛んでく」

セイン「手紙を届けに来ただけか」

 *

―ダウンの家 リビング

 手紙「」

レイン「……もう返事が来るなんて。よほど暇なのかしら」

フメイ「なんでレイン宛なの? 出したのクロシュなのに」

セイン「内容がほとんどレインの指示によるものだったからだろう」

レイン「悪かったわね、酔っ払いの戯言なんかに付き合わせて」

クロシュ「んーん!」

フメイ「それで、どんなこと書いてあるの?」

レイン「中身は、近況報告と、魔族国の亡命受け入れ体制の紹介……そしてあなたたちに迷惑をかけないように、というお願いね」

セイン「……言っては何だが、あの吸血鬼の手紙とは思えないな」

レイン「フリューゲル・バイオレットの入れ知恵……というより、代筆かもしれないわね」

セイン「なるほど……フリューゲルか」

レイン「言われなくともあなたたちに迷惑をかける気はないし、魔族国に亡命する気もないわ」

 ◆
223 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 22:49:20.46 ID:mOdMmeIn0
―夜
 ダウンの家 リビング

 窓の外「」ビュオオオオオ――


 紅茶「」ホカホカ
 どんぐりクッキー「」

ダウン「それで、次は日干ししたどんぐりをフライパンに――」

聖女「はい……! 日干ししたどんぐりをフライパンに――」メモメモ


 ガチャッ
  ガチャッ

レイン「……」

お風呂上がりリュアン「……」ホカホカ


聖女「あ……」

ダウン「あー……」


レイン「……言いたいことがあるなら、はっきり言え」

リュアン「……っ」


ダウン「ちょっとレインちゃん! どうしてそんな怖い言い方しかできないの!」

レイン「怖い言い方? あちらが勝手に怖がっているだけよ」

ダウン「も〜!」

レイン「……言いたいことも言えない弱虫なら、それでもいいわ。でも目障りだから私の視界に――」

リュアン「……大勢の人を死に追いやった冷酷な殺戮者を怖がるのは、おかしいですか」キッ

レイン「……フン、言えるじゃない」

リュアン「……私は……あなたに、大切な人を殺されました」

レイン「……だから、何?」

リュアン「……あなたは……どうして平気で、殺せるんですか? あなたも大切な人を……勇者サインさんを、失っているのに。喪う哀しみは、あなたも知っているはずなのに。どうして、ですか……!?」

レイン「……知らないわ。他人のことなんて」

リュアン「……自分さえ良ければ、他人なんてどうでもいいんですか」

レイン「そうよ。誰だってそうでしょう」

リュアン「違います!! 誰だって、あなたみたいに八つ当たりで大勢を殺す人にはなれない!!」

レイン「……お前……私を八つ当たりだと……?」

リュアン「そうじゃなかったら何なんですか!? 勇者サインさんが死んで、その哀しみをどうにもできなくて、自分より弱いものをなぶり殺して鬱憤を晴らしてる最低サキュバスでしょう!! 勇者サインさんが生きていたら、きっと討伐対しょ――」

 シャッ ガシッ

首を掴まれたリュアン「ぐえっ」

レイン「黙れ……!! 望み通り……この激しい鬱憤を晴らす為に、今ここでお前を縊り殺してやる!!」グググ


聖女「リュアンさん!!」

ダウン「レインちゃん!! やめなさい!!」
224 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 22:50:17.60 ID:mOdMmeIn0
レイン「うるさい! この小娘は、あろうことか私のみならずサインのことをも愚弄したのよ!! 絶対に生かしておくものか――」

リュアン「こ……殺しの理由すら、サインさんに、押し付けるんですか……!!」

レイン「貴様っ……!!」

リュアン「もし、天国が、あったとして……あなたみたいな、悪党が……サインさんと……再会できる、もんか……!!! だって、あなたは、地獄――」ギギギ

レイン「黙れェェェ!!!!」ググッ

  パヒュン――

セイン「……そこまでだ」ガシッ

レイン「あっ……さ、サイ――」


リュアン「――げほっがはっ、ごほっ……!!」ドテッ

聖女「リュアンさん! 大丈夫ですか!?」トテテッ

ダウン「すぐに手当をするわね!」トテテッ


レイン「ち、違うのよ、違うの……あいつが……サインのこと、悪く言って……」オロオロ

セイン「……落ち着け。僕はセインだ」

レイン「あっ……」

セイン「……どうしてこんなことになったのか、説明が欲しい」

ダウン「……私から説明するわ。レイン……大人しくしていてね」

レイン「……」


風呂上がり妖精「な、なになに!? 何の騒ぎ!?」ホカホカ

風呂上がりクロシュ「わわ……」ホカホカ

風呂上がりフメイ「なんか……面白いこと、あった?」ホカホカ

 *
225 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 22:50:46.68 ID:mOdMmeIn0

妖精「つ、つまり……リュアンとレインが口論をして、最終的にレインが手を出した、と……」

クロシュ「えっと……手を出した方、負けだから……レインさんの負け……?」

聖女「……まあ……そうかもしれません……」

レイン「……」ドンヨリ


フメイ「リュアン、ちょっとは気が晴れた?」

リュアン「えっ……あ、ええと……」

フメイ「シノホシ、嫌いなんでしょ。ミュージアで……酷いこと、したから」

リュアン「……」

セイン「……ん? 待ってくれ……リュアンが縁者を失ったというのは……」

リュアン「……はい。ミュージアの……シノホシ襲撃による大破壊で、飛んできた瓦礫が……」

セイン「………」


土下座するセイン「」バッ


リュアン「えっ!? えっ、えっ!? な、なんで……」

土下座セイン「……すまない。それは……僕のせいだ……」

リュアン「ええっ!?」

土下座セイン「あの破壊は……僕の力によるものだ」

リュアン「ど、どういう……」

妖精「そうだけど、違うの! 確かにあの破壊はセインの力によるものだけど……セインにあの力を使わせたのはシノホシの襲撃が原因だし、セインにあの力を持たせたのも元を辿ればカリス・ノーランドってやつが悪いんだ! あの件についてセインが悪いことは何もないんだよ、リュアン!!」

リュアン「は、はい……」

土下座セイン「だが……あれは、やはり僕の……」

妖精「セインは黙ってて!」

土下座セイン「……わかった」



ダウン「……あの子……似てるけれど、やっぱりサインくんとは違うのね」

レイン「……」

ダウン「サインくんなら……自分が悪いと思っても、土下座しなかったわ。謝ったら……相手が、思いっきり自分を恨めなくなるから、って……。不器用だったわよね……」

レイン「……そうね……」

ダウン「でも……あの子のように、正面から赦しを請うことも、弱さではないかもしれないわね」

レイン「………部屋に戻るわ」スクッ

ダウン「……ええ。今夜も冷えるから、温かくしてね」

レイン「……」スタスタ


リュアン「……」

レイン「……一昨日の、グラタン」スタ

リュアン「!」

レイン「………美味しかったわ……」スタスタ

 ガチャッ バタム…

リュアン「……」

 ◆
226 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 22:51:16.12 ID:mOdMmeIn0
―深夜
 ダウンの家 客室

ベッドに横たわるリュアン「……」

リュアン(シノホシの発足は、かつての王国による急進的な諸外国への侵攻や他種族排斥が原因だった……らしい)

リュアン(シノホシは元々、王国に滅ぼされたリーリアの元国王ザイルと、彼に率いられた僅かなリーリア民によって結成されたもの、なのだそう……)

リュアン(そして……王国も元は、他種族に虐げられ、怯えて暮らす小さな国だったのだとか……)

リュアン(力を得た王国が強行的に他種族を攻撃したのは、弱かった頃に植え付けられた他種族への恐怖心ゆえ……)

リュアン(…………)

リュアン(……悪いのは……シノホシ、カリス・ノーランド、王国、種族間格差……)

リュアン(どれかが、悪いわけではなく……どれもが、悪かったとも言える気がする……)

リュアン(どれか一つを恨むのは……違うかも……)

リュアン(でも、じゃあ、どうすればいい? やっぱり……恨みの感情を持つこと自体が、間違い……?)

リュアン(メアリーさんのように、自分の心を強く律して、デロデロを目指すのが正しさ?)

リュアン(考えれば考えるほど、世界のどうしようもなさばかりが浮き彫りになっていく気がする)

リュアン(でも……)

 ――レイン『グラタン……美味しかったわ……』

リュアン(……何もかもが、どうしようもないわけじゃ、ない……気もする……)

リュアン(もっと……考えよう。妖精さんと聖女さんなら、私よりいっぱい考えてきて、詳しいだろうし……)

リュアン(クロシュちゃんとフメイちゃんとセインくんは、私のこと、対等の友達と思って接してくれてる……)

リュアン(うん……がんばろう)


リュアン(……ところで、レインさんにはちょっと、酷いことを言っちゃったかも……)

リュアン(罪のない人をたくさん殺したとはいえ、彼女自身もすごく苦しんでいる。苦しんでいるのなら……やっぱり、救われて欲しいって、思う)

リュアン(機会があったら、謝ろう……謝らせてくれるかなあ)


 ☆リュアンのメンタルが復調しました

 ☆リュアンの思考が進みました

 ◆
227 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 22:57:46.19 ID:mOdMmeIn0
―竜神村 滞在6日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*4    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*4       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯努力目標
・特になし

◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
228 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 22:58:21.95 ID:mOdMmeIn0
―朝
 ダウンの家 リビング

 窓の外「」ビュオオオオオ――


ダウン「少し治まったけれど、まだ村の外には出ないでね。雪だるまになってそのまま凍死しちゃうわ」

クロシュ「ん」

聖女「長引きますね……この時期はいつもこんな感じなんですか?」

ダウン「4日連続で悪天候が続くのはかなり珍しいわ。村の外はどれほど荒れても、村の中はけっこう穏やかな日が多いから」

フメイ「すごく運が悪い?」

ダウン「そういうことねえ」

妖精「お天気ばかりはどうしようもないからなあ……」

セイン「無理に動いて凍死するくらいなら、力の温存に当てるのも一つの手だ」

リュアン「ですね。村の中でできることをやっていきましょう。ところで、レインさんは……?」

ダウン「レインちゃんはまだ寝てるわ……。昨日のことが堪えたみたい……」

リュアン「………」

ダウン「あなたが気にしちゃだめよ?」

リュアン「は、はい。わかってます」


 ☆目標が追加されました
  ・山越えの手段または道筋を探す

 ☆努力目標が追加されました
  ・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
  ・異常気象の原因を突き止める
  ・坑道に潜む者の正体を暴く
  ・?(未解放)


竜神村滞在6日目

↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(吹雪続行)
36-65 行商人
66-90 坑道ガイド
91-00 招福

↓1〜3 自由安価 何をする?(猛吹雪により外出不可)
229 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 23:02:23.29 ID:mOdMmeIn0
コピペミスです。このレスは安価に含まれません

竜神村滞在6日目

↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(吹雪続行)
36-65 行商人
66-90 坑道ガイド
91-00 招福

↓1〜3 自由安価 何をする?(吹雪により村外へ移動不可)
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/14(土) 23:06:58.69 ID:0cwIpyfh0
シノホシ結成の過程やクロシュ達との闘い、メンバーの現状を改めて話し合う。
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/14(土) 23:07:26.27 ID:GCNb8Dnco
ソフィアとかいうロスチャイルドがきているとフェルメールにスライム念波でも飛ばす。
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/14(土) 23:31:55.72 ID:ipTxa2TT0
今度はリュアンとレインで食事作り
233 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/14(土) 23:44:52.09 ID:mOdMmeIn0
というわけで本日はここまで。次回はついに悪天候以外のランダムイベント坑道ガイドさん来訪編、シノホシのことや現状について話し合おう編、ソフィア氏についてフェルメールちゃんに聞けたら聞いてみたい編、リュアン氏とレインちゃんのパリパリクッキング編です

謎の絵本のようなものを読んでびっくりしたり、赤血分身コウモリさんからフレメアさんからの手紙を受け取ったり、レインさんとリュアンちゃんが口論をしたりした一日でした。
激しい口論の果てに、首を掴まれたりしながらもなんとか勝利を治めたリュアン。しかしその心に生じるは勝利の歓喜ではなく、静かなるかなしみと憂いであった。正しさとは。デロデロとは。愛とは――。リュアンの思索は、まだ始まったばかり。

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/15(日) 00:30:34.30 ID:6x+If9bmo
おつ
ようやく晴れるぞぉ!次回早速探索したいな
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/15(日) 11:34:21.92 ID:0CrDu4Qpo
今回はクロシュヴィア関連ではなさそうな事案
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/15(日) 13:01:49.00 ID:ocr4zAEgO

リュアンちゃんレスバ強者説
237 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/15(日) 19:30:28.87 ID:PKXGYbEf0
荒天続きにより村の外へ出られませんでしたが、明日は久しぶりに穏やかな日となる予報のようです。貴重な日を有効に活用していただけたら良いかもしれません。慎重に慎重を重ねて調査に向かうのが良いでしょう

クロシュヴィアさんが今回の件に関わっているかは今のところ定かでありませんが、今のところクロシュヴィア氏の影や形は見られないようです。クロシュヴィアさんの動向については今後も注視していくのが良いでしょう

リュアンちゃんは特別口論に強いというわけではありませんが、今回は勝利を治めたようです。どちらかというと、レイン氏が無意識下で自身の行為に負い目を感じていたことが決定的な差となったのかもしれません。口論は自己肯定力が大きいと有利です
238 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/15(日) 19:31:03.08 ID:PKXGYbEf0
―竜神村 広場

 吹雪「」ビュオオオオ――


アッシュ「おう、お前たち! 聞いてくれよ!」タッタッタッ

妖精「うわ、いきなり何」

クロシュ「?」

アッシュ「見つかったんだよ! 坑道のガイドが!!」

妖精「ええ?」


銀ショートのケモ耳小柄女性→リーシア「どうも〜。坑道ガイドのリーシアです」ニコニコ スタスタ


クロシュ「もふもふ……!」

妖精「雪豹の……獣人!」

アッシュ「おう! ここらで一番坑道に詳しいガイド……らしい!」

妖精「ガイドか……最近ちょっと坑道で不穏な噂があったりするみたいだけど、大丈夫なの?」

リーシア「ご案内には支障ありませんが、ご心配なら事態が落ち着くまで少々お待ち頂くのも良いかと思いますねえ」

アッシュ「……というわけだ! 見た目の通りモフモフで物腰も柔らかい良いガイドさんだぜ!」

リーシア「うふふ、お世辞はやめてくださいませ」ニコニコ

クロシュ「おせじなの?」

アッシュ「お世辞じゃないぞ!」

リーシア「そういうわけですから、坑道案内が必要でしたら是非ご相談くださいね。坑道を通った下山ルートの方ももちろん対応できます」

妖精「あっ、そうか。坑道も山越えルートの一つだったよね、そういえば」

リーシア「はい。この村で立ち往生しているとアッシュさんからお聞きしております。坑道内ならば、外の天候も雪崩も関係なく安全に通行できますよ」

クロシュ「妖精さん……山越え、できる!」

妖精「そうだね……。でもお高いんでしょ?」

リーシア「……うふふ。お気持ちだけでも大丈夫ですよ。私、困っている人を助けるのが好きなのです」

クロシュ「わあ!」

妖精「う、うーん……? まあ、検討してみるよ。ありがとう」

リーシア「前向きにご検討くださいね〜」

 ☆坑道ガイドのリーシアと知り合いました
  坑道に入る際、ガイドを依頼することができます

 *
239 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/15(日) 19:34:01.55 ID:PKXGYbEf0
―ダウンの家 リビング

 暖炉「」パチパチ


 紅茶「」コトン

ダウン「シノホシは元々……リーリア国王ザイルに率いられた、難民の集団だったの」

リュアン「難民……」

ダウン「初めは正式名称もなくって、ただのリーリア難民としか呼ばれていなかったわ。あの頃は、ザイルもレインも、生き残った民が安心して生きられる地を探そうと必死だった。テロなんて考えもしなかったはずよ」

聖女「そうだったのですか……。すみません、初めて知りました……」

ダウン「……大陸の南側には、ちゃんと伝わっていないのね。まあ、大山脈を隔てればほとんど別世界のようなものだもの。仕方ないわ……」

セイン「では、リーリア難民がテロ組織シノホシとなったのはなぜだ?」

ダウン「そうねぇ……。もしクロシュちゃんたちが、王国に殺されたら……セインくんは、黙っていられる?」

セイン「……そういうことか」

ダウン「そう。機序はシンプルよ。命からがら生き延びて厳しい生活を続ける難民たちの間で……死の恐怖や生の渇望を凌駕する、王国への憎悪が膨らんでいった……」

リュアン「……」

ダウン「飢餓や病、王国兵による残党狩りで、生き残った僅かな民たちも数を減らしていったわ。そのことがより一層、王国への憎しみに拍車をかけた。王国さえいなければ、家族も友達も死なず、家も追われず、こんな苦しい逃亡生活に身をやつすこともなかったのに……きっと誰もが、そう思わずにはいられなかったはずよ」

聖女「……だから……国王ザイルは、決起してしまった……のですか」

ダウン「そう。戦えない者や、生きることを選ぶ者は、北部に残り……ザイル率いる復讐派は、大陸の南へと渡ったわ。それからよ……リーリア元国王ザイル率いるテロ組織シノホシ≠ェ、過激な破壊活動をしているという話を聞くようになったのは」

リュアン「……」

ダウン「でも今はもう活動を続けられないくらい、人員も減ってしまったそう……。聞けば、もうリーリアの者はザイルとレインしか残っていないというじゃない……。儚いものね……」

 ◆
240 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/15(日) 19:36:20.92 ID:PKXGYbEf0
―ダウンの家 客室

  ペラッ ペラッ

 本『クロシュヴィア伝説』ペラッ

フメイ「……」


妖精「フメイが読書なんて珍しいね……うわ、それフェルメールの本じゃない」

フメイ「クロシュヴィアのこと、見てみよって思って」

クロシュ「わあ……!」

妖精「うーん……その本、フェルメールの主観に寄り過ぎてるからあんまり参考にはならないかも……」

フメイ「そうなの?」

妖精「たぶん」

フメイ「ふうん……」

 本『著者:フェルメール・ド・オリシン』

フメイ「あ、この本オリシンの苗字になってる」

妖精「これを出版した時は既にオリシンの王女になってたんじゃない?」

フメイ「えっと、前の苗字はロスチャイルドだっけ?」

妖精「うん。今は……オリシンの王女として生きてくって」

フメイ「なんだっけ……他にもいるんだよね、ロスチャイルド」

妖精「そう。この山にも、ソフィアっていうのが来てるらしい……」

フメイ「ソフィア・ロスチャイルド……どんなロスチャイルド?」

妖精「さあ……。悪評通りのロスチャイルドだと困るなあ……」

クロシュ「……フェルメールちゃんに……聞いてみる……?」

フメイ「聞けるの?」

クロシュ「わかんない……でも、聞けるかも……!」

妖精「もしかして、星脈を介した通信で?」

クロシュ「やってみる……!」デロデロ

 デロデロ…

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

 デロデロ…モニョモニョ…


↓1コンマ
01-60 大きな気配
61-90 フェルメール
91-00 ??
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/15(日) 19:48:51.81 ID:0CrDu4Qpo
でかく
242 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/15(日) 22:35:51.74 ID:PKXGYbEf0
―???

 空に浮かぶ白い光「」ユラユラ

 地上に瞬く無数の光「」チカチカ


スライムクロシュ「!」モニョッ

スライムクロシュ「」キョロキョロ

スライムクロシュ「……」


クロシュ(ひんやりしてる)

クロシュ(誰もいない)

クロシュ(スライムは……みんな、溶けちゃった)

クロシュ(ここも……)


 …ロシュ…… …クロシュ……


クロシュ(!)


  …クロシュヨ…… …キコエルカ……


クロシュ(おおきな、気配……わたしを、呼んでる……?)


   …ヤマノオクニテマツ……


クロシュ(山の、奥……どうして、わたしを待つの……?)


    ………………


クロシュ(聞こえなくなっちゃった)


スライムクロシュ「……」

スライムクロシュ「!」モニョッ


クロシュ(フェルメールちゃんと、お話するんだった)

クロシュ(通じるかな……?)


スライムクロシュ「〜〜〜〜」モニョモニョモニョ

 モニョモニョモニョモニョ――

 *
243 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/15(日) 22:36:23.49 ID:PKXGYbEf0
―その頃
 オリシン王宮 フェルメールの私室

 片付いた部屋「」サッパリ

フェルメール「さて……この国でやるべき仕事も大方片付きましたし、そろそろわたくしも行かねばならない頃ですわ」

フェルメール「クロシュちゃんたちは無事でいらっしゃるかしら……大山脈越えとなると、心配せざるを得ませんわ……」

 透明な液体の入った小瓶「」チャプン

フェルメール「クロシュヴィアちゃんからもらった、スライム界に入る為の甘露……。元は白かったのに……透明になって、効能も失われてしまいましたわ……。皆さん……ご無事でいらっしゃると良いのですけれど……」

 モニョニョニョ

フェルメール「ふぇっ!?」

 黒くなっていく液体「〜〜」モニョニョニョ

フェルメール「甘露が、黒に……!? まさかクロシュちゃんですの!?」

 黒くなっていく液体「〜〜」モニョニョニョ

フェルメール「こうしてはおられませんわ! ええいっ!」グッ

  グイッ ゴクッ

 *
244 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/15(日) 22:37:04.64 ID:PKXGYbEf0
―???

 空に浮かぶ白い光「」ユラユラ

 地上に瞬く無数の光「」チカチカ


スライムクロシュ「〜〜」モニョニョニョ


フェルメール「――はっ!?」バッ


スライムクロシュ「!」モニョニョッ!


フェルメール「こ、ここはスライム界……そして……クロシュちゃん!!」

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ

 *

フェルメール「なんと……雪崩による通行止めで、立ち往生しているんですの……」

クロシュ「うん……」

フェルメール「ご助力申し上げたいところですけれど、わたしくも今から大山脈まで向かうのは少々厳しいですわ……」

クロシュ「ん……だいじょうぶ! それより……えっと……ソフィア・ロスチャイルドさんが……いるんだって……」

フェルメール「そ、ソフィア……ロスチャイルドですって!?」

クロシュ「うん。どんな、人……?」

フェルメール「………どんな……え、ええと……」

 ―― フォーン… カチカチッ カチッ
 ――『老害共……。私の類稀なる頭脳をこんな下らない研究に使わせるなんて』カチカチ
 ――『至高の遺伝子を持つ完全な生命……我が家系はバカリスと同類の暗愚なのかな』カチカチ
 ――『でも研究資金の為とはいえ、諾々と従ってる私も暗愚の類だね』カチカチ
 ―― 紙『』カタカタカタ…ウィーン…
 ――  パシッ
 ――『耐久試験の結果8体中5体が死亡……? 試験項目は……なんだこれ? 誰の指示?』
 ――幼フェルメール『ふぇ……し、ぼう……?』ビクッ
 ――『ん? フェルメール、部屋に戻れ。ここに入るな』
 ――幼フェルメール『ぁ……はい……』トテトテ
 ――『はあ。一体どれほど杜撰な体制でやってきたんだ、ここ』
 ――『私の時はここまで酷くなかったはず。だとすれば原因はあの老害共か……』ブツブツ

フェルメール「……こ、怖い人でしたわ……」

クロシュ「こわい……?」

フェルメール「ええ……。その……ソフィアは、ロスチャイルドの……ええと……ある、中核的な事業に携わっていた人物でして……」

クロシュ「??」

フェルメール「と、とにかくものすごく怖い人物ですわ!」

クロシュ「う、うん」

フェルメール「でも……そのソフィアが、大山脈に来ているですって!?」

クロシュ「えと……そう、なんだって……」

フェルメール「……むむ……今のわたくしにロスチャイルド家の動向や目的は全くわかりませんわ……。一体何を企んでいるのか……」

クロシュ「えと……どうしたら、いい……?」

フェルメール「……関わらない方が良いですわ。特に変わりなければ、彼女は未だロスチャイルドの者でありましょうし……きっと、あの恐ろしいことも続けているはず……。百害あって一利なし、交戦はもちろん見られたりするのも厳禁ですわ! 彼女に知られるというのは即ち……と、とても危険が危ないことに巻き込まれる可能性が生じる、ということですの!!」

クロシュ「わわ……」

フェルメール「できればすぐにでもそこを離れて欲しいと言いたいところですが……雪崩による通行止めとなると、それも難しいですわね……。とにかく、お気を付けてくださいまし! 背中から四本の鉄の腕を生やした白衣の金髪おさげには要注意!! ですわ!!」

クロシュ「ん!」

 *
245 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/15(日) 22:40:13.08 ID:PKXGYbEf0
―ダウンの家 客室

スライムクロシュ「!」モニョッ

フメイ「起きた」

妖精「クロシュ、どうだった? 何か掴めた?」

 モニョモニョ…ポン!

クロシュ「えと……ソフィア・ロスチャイルドさん……すごく、こわい! って……」

フメイ「そうなの?」

クロシュ「うん……。背中から……鉄の腕……? が、四本、生えてるんだって……。だから、関わらないのがいいって……」

フメイ「背中から……鉄の腕が四本!?」

妖精「ええ……? 芸術都市にいたパペットマスターの仲間……?」


クロシュ「あ、あと……なんか……おおきいのが……わたしのこと、呼んでた……?」

フメイ「おおきいの?」

クロシュ「うん。クロシュヨ……ヤマノオクニテマツ……だって……」

妖精「ええ……。なんか、急に変な情報がたくさん入ってきたなあ……」


 ☆山の奥から謎の大きな気配を感じました

 ☆ソフィア・ロスチャイルドの情報を少し得ました

 ◇
246 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/15(日) 22:41:49.21 ID:PKXGYbEf0
―夕方
 ダウンの家 キッチン

リュアン「……」

 包丁「」トントントン

  サクッ

リュアン「……あっ」

 血「」ピャッ

リュアン「いたた……」


レイン「……何をしているの? 具材もなしに、まな板に包丁を打ち付けて……挙げ句指を切るなんて」ヌッ

リュアン「あっ……え、ええと……料理の、イメージ練習を……」

レイン「見せなさい」スッ

 回復魔法「」ポウ
 治っていく傷「」ポワワ

リュアン「わ……レインさん、回復魔法を……!?」

レイン「……初級回復魔法なんて誰でも使えるわ」

リュアン「でも……ありがとうございます」ペコリ

レイン「……包丁」

リュアン「え……?」

レイン「持ち方が違うわ。あなた……あのグラタンを作ったのよね?」

リュアン「あ、はい。えと……レシピ通りに作っただけで……料理は、あんまりやったことなくて。この前は、セインくんが切ってくれたんです」

レイン「……なら、切り方も覚えておきなさい。教えてあげるわ」

リュアン「えっ……!?」


↓1〜3 食材を1〜2つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉
魚介:ワカサギ、ユキタニシ、ザリガニ
野菜:野草、ヒエヒエキノコ、ゴボウの根っこ
穀物:ヤマイモ、パスタ、船旅ビスケット
果実:どんぐり、ユキイチゴ
卵乳:トリの卵、粉ミルク、カビチーズ
特殊:ゼラチン、岩塩、角砂糖、香辛料、星の粉
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/15(日) 22:43:35.62 ID:s60DkcIF0
ヒエヒエキノコ、星の粉
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/15(日) 22:47:51.66 ID:0CrDu4Qpo
岩塩、ユキイチゴ
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/15(日) 22:52:16.43 ID:JhLyB5Kl0
粉ミルク 角砂糖
250 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/16(月) 00:46:39.59 ID:UIvU32Vf0
 カチコチに凍った白いキノコ「」

レイン「アレを切りなさい」

リュアン「ええっ!? 解凍されるまで待った方が良いんじゃ……」

レイン「あれは常温であの状態なのよ」

 *

 ヒエヒエイチゴミルクシャーベット「」ポン!

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ シャリシャリ
フメイ「〜〜♪」シャリシャリ
セイン「♪」シャリシャリ
メアリー「……」シャリシャリ

聖女「口の中が、とろけるように甘い……! フユイチゴとミルク、そして糖分の組み合わせは危険です! しかも冷たい……!! 暖炉でポカポカの室内で、こんなに冷たくて美味しいものを食べるなんて……許されません!!」シャリシャリ

ダウン「うふふ、暖房の効いた室内で食べるヒエヒエシャーベットは格別よねえ」シャリシャリ


レイン「……ヒエヒエキノコにこんな使い方があったなんて。リュアン、やはりあなた……料理の才能があるわ」

リュアン「た、たまたまです……。レインさんが、切り方を教えてくれたから……」

レイン「……」

リュアン「……」

レイン「……」

リュアン「……その……昨日は、すみませんでした。レインさんのお気持ちも考えず……酷いことを……」

レイン「……あなたに謝られると、余計惨めになるのだけれど」

リュアン「……すみま……ええと……」

レイン「……あなたの憎しみは、そんなものだったの」

リュアン「……わかりません。ただ……レインさんだけを責めるのは……間違ってるって、思いました。だから……謝りたかった」

レイン「……そう」

リュアン「……」

レイン「………まあ……あなたが、昨日言ったこと……一理……いえ、万理くらいあったことは、認めるわ」

リュアン「えっ……?」

レイン「……サインが、いなくなって……罪のない者たちを、八つ当たりで大勢殺したわ。でも……リーリアの滅亡にも、サインの死にも……ほとんどの王国民に、責がないことは……とっくに、気付いてたの……。でも……認められなかった……認めてしまったら、もう、立てなくなるって……わかっていたから……」

リュアン「……」

レイン「あなたの言う通り……きっと、もうサインには会えないでしょうね……。私はもう、罪を重ねすぎた。天国と地獄があるとすれば、間違いなく地獄行きよ……」

リュアン「レインさん……」

ダウン「ふふ……それなら、むしろ地獄で再会できるんじゃないかしら?」ヒョコ

リュアン「ダウンさん!」

レイン「……どういう意味? サインが……地獄行きだとでも?」

ダウン「だって、サインくんも大勢殺してるわ。リーリアだけじゃない。旧魔族国を初めとした、当時王国に敵対的だった国の民を大勢、ね……。総数で言えば、レインちゃんよりずっと多いと思うわ」

レイン「……そう、だけど。でも……サインは、私みたいに……八つ当たりで殺したわけじゃない。彼は、王国に利用されてただけで……」

ダウン「天国か地獄かを決める者がいたとして、その者は個々の事情など酌量するかしら?」

レイン「知らないわよ……」

リュアン「……聖女さん、ロイエ教ではどのように言われているんですか?」

聖女「ふぇっ!? ふぇ、ふぇえほ……」シャリシャリ

リュアン「す、すみません。食べ終わってからで大丈夫です……」

聖女「……ごくん! ええとですね……ロイエ教では、ロイエを信じる者が天国に行き、信じぬ者は地獄に堕ちる……と言われています」

ダウン「まあ! じゃあやっぱり二人とも地獄行きじゃないの!」

レイン「……なんか、釈然としないわ……」
251 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/16(月) 00:49:31.64 ID:UIvU32Vf0

リュアン「ふふ……」

レイン「………リュアン」

リュアン「はい?」

 バッ

土下座するレイン「」

リュアン「えっ……!? い、いやあの……もう、あなたを憎んではいないと……!」

土下座レイン「……私自身の、問題なの。謝らせて」

リュアン「あ……はい」

土下座レイン「………ごめんなさい。私たちの、襲撃で……あなたの、大切な者を……奪ってしまった」

リュアン「……」

土下座レイン「私のことは、あなたの好きにして良いわ……。殴りたければ殴り、殺したければ殺して。あなたには、そうするだけの権利がある……」

リュアン「そんなこと、しません。無意味です……」

土下座レイン「……私、懸賞金がかけられてるはずよ。王国に突き出せば、それなりの額に――」

リュアン「しません!! よりにもよってあなたを王国に突き出すなんて、そんな趣味の悪いこと……するわけありません!!」

土下座レイン「………ごめんなさい」

リュアン「……私は……もう、いいんです。もう、誰かを恨んだり、憎んだりするのは……やめます。やめるように、努めます。だって……もうみんな、苦しんでる。みんな、苦しみながら、苦しめ合って、どうしようもない地獄を生きてる……。恨みも、憎しみも……その地獄を助長するだけ。不毛です……そんなの……」

土下座レイン「……」

リュアン「……レインさんも、軽率に命を捨てるようなこと……やめてください……」ジワワ

土下座レイン「……私の存在は……きっと、多くの恨みや憎しみを生むわ……。それなのに……どうして、生きろと……」

リュアン「………わかりません!! そんなの!!! 嫌だからです!!!!」ポロポロ

土下座レイン「………」


 ☆おいしい料理を食べて元気になりました
  明日の終わりまで余剰満腹度+1、戦闘コンマ+5、氷属性◯、星属性◯

 ☆リュアンの思考が進み、心象が変化しました

 ◆
252 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/16(月) 00:51:29.93 ID:UIvU32Vf0
―夜
 ダウンの家 庭

 夜空に瞬く星々「」キラキラ


スライムクロシュ「……」

妖精「……晴れたね。明日はきっと、久しぶりの良い天気だよ」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「うん。村の外に出るのも良いかも」


スライムクロシュ「…〜〜」モニョニョ

妖精「……うん。リュアンはもう、大丈夫だと思う。あれだけ吐き出して……スッキリしたはず」

スライムクロシュ「〜〜」モニョ

妖精「気付いてたんだ。ふふ、クロシュってそういうのちょっと鈍いと思ってた」

スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ プンスコ

妖精「ごめんごめん。クロシュも成長してるんだよね」


 夜空に瞬く星々「」キラキラ


スライムクロシュ「……」

妖精「なんだか……宇宙(そら)に近い感じがするね。標高が高いからかな」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「そうだね。アステールが魅入られるのもちょっとわかるなあ」

スライムクロシュ「……」モニョニョ

妖精「……私にも、わかんないよ。どうして……こんなにも、みんな……苦しんでるのか……」

スライムクロシュ「……」モニョ…

妖精「だから……クロシュヴィアは、世界をデロデロにしようとしてる……。半年前に戦った幽界樹の精霊も……」

スライムクロシュ「……」

妖精「クロシュは……やっぱり、デロデロが良いって思う? こんな世界なら」

スライムクロシュ「……」
253 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/16(月) 00:52:16.29 ID:UIvU32Vf0
 モニョモニョ…ポン!

クロシュ「……わかんない。でも……」


  夜空に瞬く星々「」キラキラ


クロシュ「………わたしも……みんな、しあわせなら……いいなって、おもう……」

妖精「……」

クロシュ「クロシュヴィアちゃんは……ずっと、昔から……がんばって、きたのかな……」

妖精「……あの絵本のこと? どうなんだろう……まだ、あの絵本が何だったのかもよくわかんないし……」

クロシュ「うん……」

妖精「……次に会った時に……聞いてみるのも、良いかもね。クロシュが聞けば、きっと教えてくれるよ」

クロシュ「……うん!」

 ヒュオオオオオ――…

妖精「……っとと、雪は止んだけど風はまだまだ冷たい……中に戻ってもう寝よう」

クロシュ「うん。妖精さん……クロシュたんぽ、つかう……?」

妖精「せっかくだし使わせてもらおうかな?」

 パタパタ トコトコ
  ガチャッ パタム…


  夜空に瞬く星々「」キラキラ


 ◆
254 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/16(月) 01:03:31.90 ID:UIvU32Vf0
それでは本日はここまで。次回は滞在7日目編からとなります

雪豹の坑道ガイドリーシアと会ったり、シノホシ結成の経緯を聞いたり、謎の大きい者から呼ばれたり、フェルメールちゃんからソフィア氏の恐ろしい話を聞いたり、リュアンちゃんとレインさんが二人でシャーベットを作ったり、レインちゃんがリュアンさんに土下座したりしました
感情を吐き出したリュアンの心には、未だ解明できぬ謎が渦巻く。なぜこんなにも、苦しみ、哀しみ、殺し合わねばならぬのか。世界の構造はあまりにも不合理で、不条理に思えた。レインは確かに、悪いエルダーサキュバスだ。しかし彼女一人が悪かったわけではなく、彼女以外の何もかもが悪かったとも言える気がした。そんな哀れなエルダーサキュバスに全ての責を押し付けることなど、リュアンにはできなかった――
あかちゃんスライムは宇宙を眺め、命を想う――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/16(月) 02:10:44.70 ID:Ce6djZLTo
おつ
死んでしまったら謝る事も償う事も正す事も出来なくなるからね…
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/20(金) 07:54:20.34 ID:Q3aCZDMLO

フレメアさん今妹の残した資料読み漁って彼女の魔法習得してそう
257 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/21(土) 17:38:22.10 ID:x54MVsp80
リュアンちゃんがどうしてレインさんに死なないよう言ったのかは、リュアンちゃん自身にもよくわかっていません。具体的な論理や目的があっての行動ではなく、どちらかと言うと衝動的なものだったかもしれません。リュアン氏が今後どのような考えを持つようになるかは今のところ未知数であると言えます

フレメア氏がフラナ氏の遺した本や資料を読んでいるかはわかりませんが、フレメア氏自身は自分の方が優れていると思っているため、もし魔導書などを読む機会があってもそっくりそのまま習得することはない可能性が高いと言えます。理論や設計思想を参考にしたりすることはあるかもしれません
258 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/21(土) 17:38:57.91 ID:x54MVsp80
―竜神村 滞在7日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*4    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*4       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・山越えの手段または道筋を探す

◯努力目標
・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
・異常気象の原因を突き止める
・坑道に潜む者の正体を暴く
・?(未解放)

◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
259 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/21(土) 17:39:23.32 ID:x54MVsp80
―朝
 ダウンの家 客室

 窓の外「」
 陽光できらめく雪「」キラキラ

聖女「晴れです! 晴れ!」キャッキャ

スライムクロシュ「〜〜!」モニョモニョ キャッキャ

妖精「やっと晴れたかあ」

フメイ「今日は村の外に出ても大丈夫だって。ダウンが」

リュアン「村の外……そういえば坑道の入口もこの近くにあったりするのでしょうか?」

妖精「坑道の入口は村内にも村外にもあるみたいだけど、村内のは村民たちの手で封鎖されてるみたいだよ。詳しくは村長やガイドのリーシアとかが知ってそうだけど」

セイン「……どうする? ガイドに頼めば、山の向こうにも出られそうだが」

妖精「うーん……お気持ち価格っていうのが逆にちょっと怪しいんだよね、あのガイド……。ただでさえ山全体が異常気象で困窮してるっていうのにさ」

リュアン「……も、もしかして……ガイドを装った追い剥ぎとか!?」

スライムクロシュ「〜〜!?」モニャニャ

妖精「……どうだろう。この村に出入りできてるところを見ると、村民からの信頼は得られてるみたい。ただ、坑道内で外から来た旅人が追い剥ぎされようとも村民とは関係のないことだからねえ……」

聖女「この村では坑道には入っていけない掟になっているそうですからね……。恐らく、ガイドがあろうとなかろうと関係なく」

妖精「そういうこと。だからあのガイドを頼るかどうかはまだちょっと保留。もし頼るにしても、彼女の評判とかは聞いておきたいよね」

セイン「わかった」


竜神村滞在7日目
↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-90 行商人
91-00 招福

↓1〜3 自由安価 何をする?
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/21(土) 17:40:55.83 ID:mftdKGGw0
みんなでババ抜き
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/21(土) 17:41:55.90 ID:E2TmS4vvo
森の方へ探索
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/21(土) 17:54:22.79 ID:QVtj96kDo
坑道を誰か出入りしてないか出入り口を見張る
263 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/21(土) 20:54:55.57 ID:x54MVsp80
―竜神村 広場

 ワイワイ キャッキャ


クロシュ「?」

聖女「広場の方が賑わっていますね。何かの催しでしょうか?」

妖精「なんだろう。あれは――」


黒シルクハットの男「今回もおもろいもんぎょうさん持ってきたで〜」ニコニコ

 広げられたゴザ「」バサッ
  並べられた品物「」ポン!

竜人の子供たち「わ〜!」
アッシュ「お〜!」


聖女「……行商の方、でしょうか?」

妖精「見た感じそうだけど……たった一人で、あんな軽装で、あれだけの大荷物を背負ってここまで登って来た……?」


黒シルクハットの男「おん? あんさんらも旅のモンでっか?」ヌッ

クロシュ「わっ!」モニョッ

妖精「うわ! 急に近づかないでよ! びっくりするでしょ!」

黒シルクハットの男→ドノヴァン「へへ、すんまへん。ここに他のモンがおんのが珍しかってん、堪忍やで。わいは行商のドノヴァンちゅうもんや。今後ともよろしゅうな」ニコニコ

妖精「ドノヴァンね。私は妖精。こっちがクロシュと聖女」

クロシュ「ん!」

聖女「よろしくお願いします、ドノヴァンさん」

ドノヴァン「ほ〜、なるほろなるほろ……あんさんらが……」フムフム

妖精「ん? なんか言った?」

ドノヴァン「なんも言ってへんで! それよりせっかくやから見てってや!」

 ゴザ「」バサッ
401.36 KB Speed:8   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)