【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part8

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 20:02:36.99 ID:7jxspSdCo
負ける気しない
106 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 22:19:33.55 ID:sc+gPhvL0
―大山脈登り 豪雪山道 行程[3日/3日] 満腹度[4/12] 物資[34]

 吹雪「」ビュオオオオオ――…


縛られメアリー「……」


妖精「さて、こいつの処遇だけれど……」

リュアン「処遇……。えと……その、王族の方ですし……」

セイン「だが、生かしておけばまたクロシュたちを狙いに来る」

聖女「なら、信頼できる機関に身柄を引き渡して司法に委ねるというのはどうでしょうか……」

妖精「セイントレアの王族を裁ける機関……少なくとも大陸内は難しいんじゃないかなあ。どの国も大なり小なりセイントレアとの国交はあるし、下手なことをすればセイントレアとの関係悪化に繋がる。それにそもそも私たちがこいつに襲われたっていうことを客観的に証明するのが難しすぎる……」

聖女「た、確かに……」

フメイ「じゃあ、これから行く竜神村ってとこで捕まえててもらうのは?」

妖精「竜神村にとって迷惑なだけじゃないかな……」

フメイ「そうなの? ヴィトナ」

ヴィトナ「……よくわからない。悪いやつなら、食べれば良い」

妖精「まあヴィトナからすればそんなもんだよね」

アッシュ「……しかしこれ、セイントレア王族に手を出したってことでお尋ね者になるのは俺たちの方なんじゃねえか?」

妖精「……実際そうかも……」


縛られメアリー「……ご安心を。私がこの山に来たことはセイントレア王宮の誰も知りませんし、もしこの場から生きて帰れたとしても王国を頼る気はありません」

妖精「……そもそも、どうしてセイントレア王族がデロデロ化を目指しているの?」

縛られメアリー「セイントレア王家の血を引く者は、真の正しい世界を夢見てはいけないのですか……?」

妖精「え、いやそんなことはないけど。あんまり結びつかないというか……まあ私のセイントレアの印象が主に国王のアルベールだからっていうのが大きいかも……」

縛られメアリー「フフ……そうですよね。セイントレア王家は、これまでに最低最悪の所業を重ね続けてきました。そのように思われてしまうのも仕方のないことです……」

妖精「いやいや……ええと……つまり、あなた個人は違うんでしょ?」

縛られメアリー「違いません。私の中にも、悪鬼羅刹鬼畜外道にも劣るセイントレアの血が流れています」

妖精「そ、そこまで酷く言わなくても……」

セイン「……」

縛られメアリー「……私の処遇であれば、お好きなように……。ただしその少年の言った通り、野放しにすれば導師クロシュとその仲間たちを襲うことでしょう。フフ……次はもしかしたら、もっと卑怯なやり方で来るかもしれません……」

フメイ「……じゃあやっぱり、ここで焼いちゃう? ヴィトナたちのごはんにもなるかも」

ヴィトナ「いいのか……!?」キラキラ

リュアン「え、ええ……。そ、その……それは、ちょっと……」

ヴィトナ「だめか……」ショボン
107 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 22:21:36.93 ID:sc+gPhvL0
クロシュ「……」

縛られメアリー「……導師クロシュ。お会いできて嬉しい……などと、今更私に言う資格はありませんが……」

クロシュ「ほえ……?」

縛られメアリー「……あなたのデロデロの夢に……私は、希望を見ました。だから……あなたが、クロシュヴィアと袂を分かったと聞いた時は……すごく悲しかった……」

クロシュ「……」

縛られメアリー「どうしても……クロシュヴィアと共にデロデロを目指すことは、もう叶わないのですか」

クロシュ「………」

縛られメアリー「もし、少しでも、まだ迷いがあるなら……クロシュヴィアと、お話を――」

妖精「こらこらこら!! クロシュに変なことを吹き込まないで!!」パタパタ

縛られメアリー「……導師クロシュに変なことを吹き込んだのは、あなた方ではないですか。本当なら……導師クロシュは、クロシュヴィアと共にデロデロ世界を目指す賢者だったはず……。それなのに……あなた方が、まやかしを吹き込んだから……」

妖精「クロシュが今こうしてるのは、クロシュ自身が自分で考えて選んだ道なの! それをまやかしだの、吹き込まれただのと……!」

縛られメアリー「……導師クロシュ。もしあなたにまだ慈悲の心が残っているなら……私をデロデロにしてくださいませんか」

クロシュ「!」

妖精「こ、こいつ……!」

縛られメアリー「……もしここで途絶えてしまう運命なら……デロデロになって終わりたいのです。そうすれば私の心は、永遠の平穏と安らぎに沈むことができる……。どうかお願いします。私を、デロデロに――」

妖精「クロシュ、聞く耳を持たないで! こいつはデロデロになりたいんじゃない――あなたに、誰かをデロデロにして救ったっていう経験を得させたいんだ! そんなの、それこそまやかしだ!!」

縛られメアリー「……心外です。私は下劣なるセイントレアの者ですが、そんな醜い魂胆で導師クロシュの手を煩わせようなどとは思っておりません……。導師クロシュ、どうか、あなたの優しさを――」


クロシュ「……」

↓1 先取3票
1.デロデロにする
2.わからない(身柄を拘束したまま保留)
0.自由安価(票数は内容ごと。できないことはできない)

※「ヴィトナたちのごはんにする」はリュアンの反対により選択できません
※「逃がす」はセインの反対により選択できません
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 22:23:21.88 ID:2H7p+DCWO
2
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 22:27:05.60 ID:7jxspSdCo
2
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 22:30:02.59 ID:fJzOD2iAO
2
111 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 23:07:28.53 ID:sc+gPhvL0
クロシュ「……わかんない……」

縛られメアリー「……」

クロシュ「………ごめんなさい……」ペコリ…

縛られメアリー「……いいえ。こちらこそ、不躾なお願いをしてしまい……申し訳ありませんでした……」ペコリ…

妖精「そもそも苦しみからの救済を謳うつもりなら、クロシュを迷わせたり苦しめたりするようなお願いなんかしないでよ!」

縛られメアリー「うっ……返す言葉もございません……」

クロシュ「よ、妖精さん……。わたし……だいじょうぶ……!」グッ

妖精「……そう? 一人で考え込んだりしちゃだめだからね」

クロシュ「うん……」

 *

妖精「メアリー・セイントレアは処分保留ということで、拘束したまましばらく連れて行くことになりました」

縛られメアリー「……」

アッシュ「王女誘拐か……ハハッ、今までで一番危険な橋な気がすんぜ!」

ヴィトナ「アッシュ、何もしてない」

セイン「反抗の危険は」

妖精「ちょっと強めの封印をかけておいたから、よほどのことがない限り自力じゃ魔法を使えないよ」

フメイ「え、妖精そんな魔法使えたの。戦いの時もそれで敵を封印してくれたら良いのに」

妖精「直接触れなきゃかけられないの。しかもちょっと時間がかかるし集中力もいるから、戦いの中で相手にかけるとかはまず無理」

フメイ「そうなんだ……」

聖女「何はともあれ、これからよろしくお願いします。メアリー王女様」

縛られメアリー「……王女様は要りません。今の私は、ただのデロデロ信徒です」

聖女「わかりました、メアリーさん」

リュアン「えと……何かあれば仰ってください。その、手足が不自由だと、いろいろ大変だと思うので……」

縛られメアリー「……ありがとう」

クロシュ「………よろしくね、メアリーさん……」

縛られメアリー「……こちらこそ……よろしくお願いします、導師クロシュ……」


 ◯メアリーの身柄を拘束し、しばらく連れて行くことになりました

 ◆
112 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 23:09:54.00 ID:sc+gPhvL0
というわけで本日はここまで。次回は大山脈での三日目の夜編です。夜行動が終了すると、竜神村に着きます

セイントレア王女メアリーとの戦いに勝ち、身柄を拘束することに成功したクロシュたち。デロデロにして欲しいというその懇願は、クロシュをデロデロに引き込む策略か。あるいは本当に心底からの願いなのか。クロシュにはわからない――メアリーの本心も、デロデロが真の正しさか否かも。ひとまず今は保留にし、ゆっくり考えていこうと思うあかちゃんスライムなのであった――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
安価コンマスレの作者は体調を崩しやすいらしいので、体にお気をつけてお過ごしください。お大事に過ごすのが良いと思います
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 23:19:27.84 ID:7jxspSdCo

強敵は早々に遭遇して囲んで倒すに限る
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 23:56:42.81 ID:tRRUaVCHo
おつ
いくら食料不足でも流石に人の丸焼きは食べな…現実の熊被害考えると食べそう…
115 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 15:17:47.15 ID:m3LeiJhF0
強敵は強い敵なので、囲んで叩くという戦法が多くの場合において有効となり得ます。戦いは地の利や数の利、つまり風林火山である――以前クロシュが読んだオノゴロの本にそんなようなことが書いてあったそうです

ボレアスルクスの方々は普段ヒト肉を食べないそうですが(栄養乏しい、まずい、反撃報復こわい)、今は深刻な食糧不足なのでそうも言ってられないそうです。群れの仲間全員が飢えない為にはまずいヒト肉でも欲しいという事情があるのかもしれません
116 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 15:19:29.13 ID:m3LeiJhF0
―大山脈登り 豪雪山道 行程[3日/3日] 満腹度[4/12] 物資[14]

  猛吹雪「」ゴオオオオオ――

 精霊の幌馬車「」ガタガタ…

  キャッキャ キャッキャ

雪の精霊『〜〜!』キャッキャ

風の精霊『前に進ませてよぉ〜』ヒュルヒュル

雪の精霊『だめ〜! いっしょにあそぼ〜!』キャッキャ


  猛吹雪「」ゴオオオオオオオ――

 精霊の幌馬車「」ガクン!

風の精霊『あわ〜〜!!』

 雪にはまった車輪「」キュルキュル…

 *

  猛吹雪「」ゴオオオオオ――


 精霊の幌馬車「」グググ

アッシュ「ぐおお……こ、この吹雪の中で雪にはまった馬車を押すってのは……!」グググ

クロシュ「んゅゅ……!」グググ

セイン「くっ……すまない、僕が本調子なら……」グググ

フメイ「セインのせいじゃない……クロシュヴィアが悪い……!」グググ

ヴィトナ「うむう……ヒトの乗り物……面倒だ……」グググ


氷の精霊『がんばれ〜がんばれ〜』キャッキャ

風の精霊『これでも風の膜で寒さを和らげてあげてるんだよ〜!』ヒュルヒュル


妖精「でも、まずいな……こんな猛吹雪の中で立ち往生してたら、聖女たちが凍え死んじゃう」

フメイ「……中の火、もっと強める?」グググ

妖精「いや……あれ以上強くしたら危ない。馬車自体に火が着いたり、他の燃料に引火したりしたら大惨事だ。どこかに避難できる山小屋とかがあれば……」キョロキョロ

 猛吹雪「」ゴオオオオオオ――

妖精「……吹雪が強すぎて何も見えない……」

クロシュ「……」
 クロシュの腕「」スッ

  吹雪で見えなくなるクロシュの腕「」

クロシュ「わわ……」

フメイ「突き出した自分の手も見えなくなっちゃうの!?」グググ

アッシュ「いわゆるホワイトアウトってやつだな。吹雪が強すぎて足元さえ見えねえぜ……へっくし!」グググ

 サクッサクッ

聖女「わあ……一面、真っ白です……」フラフラ

リュアン「せ、聖女さん! 中に戻ってください!」アタフタ

妖精「聖女、リュアン!?」

リュアン「聖女さんが寒さでまたおかしくなって来たんです!」

聖女「おかしくなってなんか……っくしゅ! はうぅ……私たち、どこを向いているんでしょうか……? 前……後ろ……上……下……? どこも……白、一面で……」フラフラ

妖精「うわああ!! 戻って、戻って!」アタフタ

 ◇
117 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 15:21:08.97 ID:m3LeiJhF0
―古ドワーフ坑道 入口

 穴の外から見える猛吹雪「」ビュゴオオオオオ――…


 駐まった精霊の幌馬車「」

 焚き火「」パチパチ

アッシュ「ここならなんとか落ち着けそうだな……」

ヴィトナ「……今日は、もう動かないのが良い。この吹雪、私たちでも、動けない」

セイン「この山に住む狼でさえ動けないのなら、そうする他ないだろう」

聖女「さ、先程はご迷惑をおかけしてすみませんでした……」ガタガタ

妖精「いいって、もともと人間が耐えられる寒さじゃないんだもの。この山は」


縛られメアリー「……」ガタガタ

セイン「……寒いなら、火に当たれ。メアリー・ロード・セイントレア」

縛られメアリー「……封印を解いていただければ、逃げる熱を遮断して温かくできるのですが。もちろん、皆さんの分も……」

妖精「信用できるわけないでしょ……。ほら、火に当たりなよ。あなたを凍死させたいわけじゃないんだから」

縛られメアリー「……わかりました。では、お言葉に甘えて……」

 焚き火「」パチパチ


 朽ちたトロッコレール「」

フメイ「おお〜……これがドワーフの……穴?」キョロキョロ

リュアン「そうみたい。蜘蛛の巣みたいにたくさんある坑道の一つなんだって」

クロシュ「わ〜……」トコトコ

リュアン「あ、クロシュちゃん! 奥に進んじゃだめ! 道に迷って出られなくなっちゃうって……!」

クロシュ「わ! う、うん……」

フメイ「だめって言われると、余計進みたくなる……」

リュアン「本当にだめだからね……!?」


 朽ちたトロッコレール「」
 闇に包まれた奥へと続く坑道「」オオオオ…


古ドワーフ坑道の入口で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 15:21:54.82 ID:8muQGmzN0
クロシュ、妖精を温めてあげる。
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 15:43:06.28 ID:TTqtbdGXO
メアリーとセントレア小咄をひとつ
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 15:58:45.36 ID:Dpx6Zb440
クロシュ、アッシュになぜ冒険者になったか尋ねる。
121 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 20:02:55.33 ID:m3LeiJhF0
―夜
 古ドワーフ坑道 入口

  穴の外「」ビュオオオオオオ――…


 焚き火「」パチパチ…

アッシュ「……しかしなんだ、アレだな」

クロシュ「?」

アッシュ「……女子ばっかだな。俺以外」

クロシュ「そうなの?」

セイン「……」

アッシュ「あ、セインは男か」

セイン「どちらでも構わない。厳密に言えば、僕に性別はないらしい」

アッシュ「え、そうなのか!?」

セイン「ああ」

クロシュ「うん!」

アッシュ「ど、どういうことなんだ……」

フメイ「どっちでも良いんじゃないの」

アッシュ「どっちでも……そうか!?」

リュアン「私は……どっちでも良くはないかなあ……」

アッシュ「お、リュアンは普通の女の子なんだな!」

リュアン「普通……まあ、たぶん普通……でしょうか……」

クロシュ「ヴィトナさんは……?」

ヴィトナ「私か……。大きくて力強いオスの体、少し羨ましい。でもメスの体も、悪くない。子供たち、愛してやれる」

フメイ「ほえ〜……」

クロシュ「あい……」

セイン「なるほど……そういう考え方もあるか」

リュアン「……ミネルヴァさんのこと、思い出します。まだ別れてそんなに経ったわけではないですが……お元気でしょうか……」

 *

アッシュ「冒険と言えば男のロマンだろ? だから俺はやっぱ男だ!」

クロシュ「そうなの?」

アッシュ「そうだ!」

フメイ「女の冒険者もいるけど」

アッシュ「……まあ、そういうやつもいる! 男のロマンを理解できる稀有な女ってことだ!」

セイン「なら女でも良いんじゃないのか」

アッシュ「……ダメだ! 俺は……男が良い!」

リュアン「まあ……お気持ちはちょっとわかる気がします……」

ヴィトナ「そもそも、冒険とは何だ。食えるのか?」

アッシュ「食えるものも手に入る。慣れた冒険者なら食い物は現地調達が基本だぜ」

フメイ「なんで冒険者になったの? ろまん?」

アッシュ「ロマンだ」

リュアン「ロマン……ふわふわし過ぎててよくわかりません……」

アッシュ「そうだな……具体的に言えば、面白くて楽しくて熱くなれるからだ!」

フメイ「面白くて楽しくて熱くなれるのが、ろまん?」

アッシュ「つまりそういうことだ!」
122 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 20:03:30.50 ID:m3LeiJhF0
―幌馬車内

 吊り下げランプ「」ユラユラ

縛られメアリー「……」


クロシュ「メアリーさん……ごはん、どうぞ……」トコトコ

 船旅ビスケットと香辛料のスープ「」ポン ホカホカ

縛られメアリー「……ありがとうございます」

妖精「あー、食べてる間は縄をほどいても良いよ。というかそうしなきゃ食べらんないでしょ」

聖女「そうですね……。では少し失礼します」スッ

 シュルシュル…

メアリー「……ありがとうございます」

聖女「いえいえ。ゆっくり食べて、温まってくださいね」

メアリー「はい」

 モグモグ…

 *

 空の容器「」カラン

メアリー「ごちそうさまでした……美味しかったです」

聖女「良かった。王族の方のお口に合うか、少し不安だったんです」

メアリー「……豪華さばかりを追い求める王宮の食事より、ずっと染み入るものでした」

クロシュ「……王宮のごはん……おいしく、なかったの……?」

メアリー「………美味しさはありました。きっと、どこの店よりも贅沢で美味しいものだった。しかし……その美味しさを得る為に、どれだけの苦痛と犠牲が強いられていたか……。それを思うと、気持ち良く食べることも、できませんでした」

クロシュ「……」

妖精「……でも、仕方ないんじゃないの。あなたはセイントレアの王女なんだし、アルベールに意見できる立場でもなかったんでしょ」

メアリー「……仕方ない、どうしようもない、どうにもならない――何度も何度も何度も、私が心の中で呟いてきた言葉です。実際、何もかもどうしようもなかった。あの日――ミュージアの芸術祭で、導師クロシュの描いた世界を見るまでは――」

クロシュ「!」

メアリー「全てが溶けて、全てが救われる――真の正しい世界――。運命の歯車が、ガコン、ガコンと廻り始めたような気分でした。あれが実現されれば――きっと、この世界は救われる」

妖精「……デロデロになりたくないっていうたくさんの気持ちは、どうなるの?」

メアリー「それを言うのであれば……死にたくない、苦しみたくない、消えたくない――そんな遥か昔から連綿と繰り返されてきた数多の絶望を、これから先も繰り返し続けることに何の正しさがあるのか――と返しましょう」

妖精「……」

メアリー「デロデロになれば、死の恐怖に怯えることも、老いや病の苦痛にのたうつことも、なくなります。あらゆる不安は取り除かれ、全ての命は大いなるデロデロの中でたゆたっていられる……。だから私は、その実現を目指すと決めたのです」

聖女「……デロデロのお考えは、私もわかるつもりです。しかし他者の意思を無視した強制的なデロデロ化は、やはり良くないと思うのです。もし目指すのであれば、以前のデロデロ教のように、地道に布教と説得を行って――」

メアリー「……それを続けたとして、この先何年、何十、何百年活動すれば全ての命にデロデロの正しさが伝わり切りますか。仮に伝え切ることができたとして、その間に絶望して死んでいった命たちはどうすれば良いのですか」

聖女「……すみません」

メアリー「……地道な説得と布教でデロデロの輪を広げるのが理想だとは、私もわかっています。でも、そんなやり方じゃ永遠に間に合わない。もうそんな綺麗事では世界を救えないんです」

聖女「……」

妖精「……」

クロシュ「……」

メアリー「……ご納得いただけたのでしょうか」
123 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 20:05:16.19 ID:m3LeiJhF0
アッシュ「いや。黙って聞いていたが、一つ聞きたいことがある!」ヌッ


メアリー「あなたは……通りすがりの冒険者」

アッシュ「アッシュ・ライトニングだ。アンタのデロデロ論……まあ聞いてりゃ確かに、隙のない完璧な理屈に聞こえなくもねえ……。完全なデロデロ化が実現すりゃ、誰も苦しまねえし死ぬこともねえし、争いとか差別もなくなるだろう……そりゃ平和だ」

メアリー「はい」

アッシュ「だが……全てがデロデロになったら、今この瞬間世界にある楽しいとか面白いって感覚はどうなる? 消えてなくなるのか?」

メアリー「……この世界で生きることを前提としたものであれば、デロデロ後に再び生じる可能性は極めて低いでしょう」

アッシュ「ならダメだ。冒険のロマンも、窮地を潜り抜ける刺激もない終末なんてゴメンだぜ。それこそ俺にとっちゃ絶望だ」

メアリー「……」

アッシュ「お前ら、難しく考えすぎじゃねえか? 今この瞬間、楽しいことを楽しいと思えりゃそれで良いだろ」

メアリー「………はあ……」



妖精「うーん……メアリーの強制デロデロ化は受け入れられないけど、アッシュの考え方も享楽的すぎてちょっと……。クロシュ、こいつらの考え方を鵜呑みにしちゃだめだよ」

クロシュ「んゅ……」

聖女「ですが考える意味はあります。アッシュさんの今この瞬間の楽しい気持ちを大切にするという考え方も、必要な視点かもしれません。強制デロデロ化はそういった個々の気持ち、想いが見えていない……あるいは、見ようとしていない気がします」

クロシュ「……」

聖女「クロシュさんは、どう思いますか?」

クロシュ「……ちょっと、聞いてみる」


クロシュ「………メアリーさんと、アッシュさんは……ごはん、食べるの……好き……?」

アッシュ「もちろんだ! 美味いものを食う瞬間、生まれてきて良かったって心から思うぜ!」

メアリー「……私も……美味しいものを食べると、幸せな気持ちになります。しかし……他の命を奪って長らえる絶望的な仕組みの一つに過ぎないと気付いてからは……罪の意識を覚えざるを得なくなりました……。なので、今は……好きとは言えません……」

アッシュ「ええっ!? メシ食うのにそんな面倒なこと考えんのかよ!?」

メアリー「……」

クロシュ「……」


妖精(生物として強度が高いのは、間違いなくアッシュの考え方だ。でも……)

クロシュ「……」

妖精(たぶん、今のクロシュの考え方に近いのは、メアリーの方……。そしてそっちは、食事の度に心を痛める茨の道……。食べるのが大好きなクロシュにとって、あまりにも酷だ……。でも……気付いてしまった以上、もう戻れない……)

妖精(うう、どうにかしてやりたい……でもどうすりゃいいんだ、これ……)


↓1コンマ
01-60 思考+1 [1/3]
61-90 思考+2 [2/3]
91-00 思考+3 [3/3] 自己解決!
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 20:09:30.64 ID:okegyU5/o
どうにか
125 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 21:21:20.98 ID:m3LeiJhF0
クロシュ「……」


クロシュ(ごはん……食べるには……殺さなきゃ、いけない……)

クロシュ(殺されて、死ぬのは……苦しくて、かなしい……)

クロシュ(……)

クロシュ(わたし……今まで、たくさん、食べてきた……)

クロシュ(みんな……痛くて、苦しくて、かなしかった……?)

クロシュ(……)

クロシュ(……?)

クロシュ(………あれ……?)

クロシュ(……わたし……今まで、どうやって……食べてたっけ……?)

 ☆クロシュの考え事が+2進みました [2/3]

 ◇
126 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 21:21:53.15 ID:m3LeiJhF0
―夜
 幌馬車内

 ヒュオオオオ…
  ガタガタ…

 吊り下げランプ「」ユラユラ


聖女「……」zzz

聖女に抱きしめられるフメイ「…んんん〜……」zzz

リュアン「……」zzz

セイン「……」zzz

ヴィトナ「……」zzz

メアリー「……」zzz

妖精「……」zzz


スライムクロシュ「……」モニョモニョ

 モニョモニョ スリスリ

妖精「……ん? クロシュ?」パチ

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「なあに、一緒に寝て欲しいの……えっ? 温めてあげる?」

スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ

妖精「いや、私は別に寒くないけど……。温めてあげるなら聖女の方が……いや聖女は今フメイたんぽであったまってるんだった」

スライムクロシュ「〜〜」モニョニョニョ

妖精「はいはいわかったわかった、温められてあげるよ。はい、どうぞ」ポフッ

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ

 モニョモニョ スリスリ ポカポカ

妖精「んっ……ふふ、確かにけっこうあったかいや」

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ

妖精「じゃあ今夜はよろしくね。クロシュたんぽ」

スライムクロシュ「〜♪」モニョ


妖精(食事のことけっこう気にして落ち込んでると思ってたけど、案外平気みたい? それとも、平気じゃないから私に甘えてる?)

妖精(まあいいか。今夜は一緒に寝てあげよう。実際けっこうあったかくて良いし)

 モニョモニョ… ポカポカ…

 ◆
127 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 21:22:29.96 ID:m3LeiJhF0
―クロシュの夢
 浮島の小さな丘

 空に浮かぶ白い光「」ユラユラ

 ヒュオオオオオオ――…

 たくさんの墓「」
 王家の墓「」
 ヤマイモの墓「」
 ザリガニの墓「」
 オオキイタニシの墓「」
 イクラマスの墓「」
 マグロの墓「」
 カボチャの墓「」
 たけのこの墓「」
 おこめの墓「」
 セイントレアチーズケーキの墓「」
 パスタの墓「」
 船旅ビスケットの墓「」

クロシュ「……」


ラティアの大盾「……クロシュちゃん……ここに来るなんて、珍しいね……」スッ

クロシュ「大盾ちゃん……」

ラティアの大盾「ここは……クロシュちゃんの思い出の中にある……セイラちゃんたちの浮島の……お墓のある丘……」

クロシュ「……」

ラティアの大盾「……ロムリン王様と、セイラちゃんたちの……お別れの場……。それを見たクロシュちゃんにとって……寂しさとお別れを象徴する場所になったの……」

クロシュ「………うん」

ラティアの大盾「クロシュちゃん……なにか、寂しいこと……あった?」

クロシュ「……うん」

 ヤマイモの墓「」

ラティアの大盾「……そっか。クロシュちゃんは、今までに食べたものたちのこと……気にしてるんだね……。でも……」

クロシュ「……?」

ラティアの大盾「クロシュちゃんに食べられた命は……クロシュちゃんの一部になったんだよ。ほら……ヴァンさんや、セレナちゃんのこと……覚えてる……?」

クロシュ「!」

ラティアの大盾「ヴァンさんも、セレナちゃんも、今はいないけれど……クロシュちゃんは、命を消し去ってるわけじゃない。クロシュちゃんなりのやり方で、弔って……自分の中に、取り込んであげてる……。それが、スライム流の食べる≠チて……クロシュちゃんなら、知ってるはずだよ」

クロシュ「!!」

ラティアの大盾「だから……気にすること、ないよ。クロシュちゃんは、今まで通りのクロシュちゃんで……これからも、美味しいものをいっぱい食べて、みんなをしあわせにして……クロシュちゃん自身も、しあわせにならなきゃ」

クロシュ「うん!」

ラティアの大盾「ふふ……悩み、晴れた……? それじゃあ……あれ? この感じは……」

 *
128 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 21:24:11.36 ID:m3LeiJhF0

倒れた妖精「う、うう〜ん……」グルグル

クロシュ「妖精さん!」

ラティアの大盾「妖精さんだ。迷い込んじゃったのかな……? 今夜は、一緒におやすみしたの?」

クロシュ「うん! 妖精さん、妖精さん」チョンチョン

妖精「ふえ……わっ!? クロシュ!? ここは……えっ、ラティア・ヘイヴン!? なんで!?」パタパタ キョロキョロ

ラティアの大盾「ちょっと……説明が、要るみたい……」

 カクカクシカジカ

 *

妖精「夢の混線かあ……現象は知ってたけど、当事者になるのは初めてだ……」

クロシュ「んへへ……」

ラティアの大盾「じゃあ、集落に戻る?」

クロシュ「うん! あ、でも……えっと……これ、する」スッ

 小さな綿毛「」フワッ

妖精「……ラティア式のお供えだね。私もやっていこうかな。クロシュの夢だけど」スッ

 小さな綿毛「」フワッ

ラティアの大盾「……二人とも……ありがとう……。ロムリン王様と、妹様にも……きっと、届くよ……」スッ

 小さな綿毛「」フワッ


 ヒュオオオオオ――…
 空に向かう綿毛「」フワ――


 ☆クロシュの考え事がさらに+1進み、解決しました

 ☆クロシュのスライム能力〈吸収〉の効率が上がりました
  特殊なものを食べた時、能力などを吸収する確率が上昇しました
  また、さらにお腹を壊しにくくなりました

 ◆
129 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 22:35:46.83 ID:m3LeiJhF0
―大山脈登り 3日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*4    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*4       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯努力目標
・特になし

◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]

◯仲間の目標
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[01/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[00/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
130 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 22:36:12.69 ID:m3LeiJhF0
―翌朝
 大山脈 峠道

  ヒュオオオオオオ――

 晴れ渡った青空「」サンサン


 一面の銀世界「」マッシロ

 きらめく樹氷「」キラキラ


 精霊の幌馬車「」カラコロ


リュアン「晴れ上がりました……!」

アッシュ「気持ちの良い快晴だ! 寒いっちゃ寒いが、吹雪に比べりゃ遥かに良い!」

妖精「ヴィトナ、竜神村まではあとどれくらい?」

ヴィトナ「もうすぐ――見えた。あれだ」スッ


 山間に見える小さな家々「」


クロシュ「わあ……!」

フメイ「三角形の屋根!」

聖女「豪雪地帯では、積雪対策に屋根があのような急勾配の三角形になると聞いたことがあります! 見るのは初めてです!」

セイン「これで一息つければ良いが……」

 ◇
131 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 22:36:46.94 ID:m3LeiJhF0
―竜神村

 精霊の幌馬車「」ガラゴロ


「待たれよ!!!!」

 ザッ!!
 ザザザザッ!!

取り囲む竜人の者たち「」ザザザッ
 木の槍「」ジャキッ


妖精「!?」

クロシュ「んわわ……!?」

リュアン「ヴィトナさん!? 竜神村は穏やかで平和的なんじゃ!?」

ヴィトナ「穏やかで、平和的な、はずだ……! なぜ……!?」


竜人の男「貴殿ら……この山へ何をしに来た?」ザッザッ


妖精「山越えしたかったんだけど難しかったから、一旦休ませてもらおうと思って寄っただけだよ!」


竜人の男「……」


聖女「……信用は……なさそうですね……」

セイン「……だが、ここまで来て門前払いされるのも困る。燃料も残り僅かだ」


ヴィトナ「村長! 私だ、ヴィトナだ! この者たちは、怪しくない!」バッ


竜人の男→村長「……ヴィトナ!?」

ヴィトナ「槍、下ろせ。無駄な戦、するな」


 ザワザワ…


村長「むう……しかし……」

金髪糸目のサキュバス「ヴィトナちゃんが言うことなら信用してあげましょ?」スッ

村長「ダウン殿」

金髪糸目のサキュバス→ダウン「私の直感も、この子たちは山を荒らす者ではないって言ってるわぁ〜」

村長「……助言、感謝しましょう―――皆の者、槍を下げよ!」


竜人の者たち「はっ!」ササッ


フメイ「……なんか、槍下げた?」

妖精「あの場違いに薄着のドレスを着たサキュバスが、村長と何か話したみたいだけど……」


村長「……突然の恫喝、まことに失礼した。昨今山を荒らす者がおってな……」

妖精「いやまあ、休ませてくれるなら別に良いんだけど……。入って良いの?」

村長「ヴィトナとダウン殿が貴殿らを信用するならば、我らも信用しよう。ゆっくり休まれていくが良い」


妖精(そういうわけで、私たちは竜神村に招き入れられることとなった)



 精霊の幌馬車「」ガラゴロ



灼髪オッドアイ美女「……来訪者?」ヒョコ

 ◇
132 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 22:38:09.85 ID:m3LeiJhF0
―竜神村

 三角形の屋根の家々「」


 精霊の幌馬車「」ガラゴロ


ヴィトナ「私、群れに戻る。竜人村いれば、また会うこと、あるだろう」

クロシュ「うん! ヴィトナさん、ありがと……!」

ヴィトナ「……クロシュ。この前は、ごめん。悩み……大丈夫か?」

クロシュ「うん……わたし……だいじょうぶ! スライムだから……!」

ヴィトナ「良かった」ニコッ

クロシュ「……わたし、むれの仲間じゃないけど、よかった……?」

ヴィトナ「共に、戦い、ごはん食べて、寝た。もう、仲間だ」

クロシュ「!」パァァァ



アッシュ「さて、じゃあ俺は俺でテントでも張るかな」

妖精「テント? 寒くないの?」

アッシュ「冒険者だからな。やっぱテントの方が落ち着くんだ」

フメイ「そうなんだ」

リュアン「村の中はある程度温暖らしいですけど、それでも寒さには注意してください」

アッシュ「おうよ! 俺もしばらくはここに滞在してるから、会いたくなったらいつでも会いに来てくれよな!」


 ☆ヴィトナ、アッシュと別れました
  竜神村滞在中、自由行動などで会うことができます


 ◇
133 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 23:01:40.99 ID:m3LeiJhF0
―竜神村 ダウンの家

 暖炉「」パチパチ

ダウン「自分のおうちだと思ってゆっくりのんびりしていってねえ」ニコニコ


妖精「それはありがたいけど……なんで私たちにここまでしてくれるの?」

ダウン「あら、親切にされるのは苦手? それとも……私のことが信用できない?」

妖精「いや、まあ……」

セイン「ああ。率直に言えば、信用できない」スッ

リュアン「は、はっきり言っちゃいました……」

ダウン「あらん、悲しいわぁ……およ? んっんん〜?」ジッ

セイン「……何だ?」

ダウン「あなた……もしかして、サインくんの――」

セイン「……人違いだ」

妖精(この流れ、久しぶりだ……。セインってやっぱり、サインのことを知ってる人からすると不思議な存在に見えるのかも……)


 ガタンッ!!!!


「……貴様」バサッ


セイン「!?」

妖精「えっ……!? あ、あなたは――」

クロシュ「レインさん!」


レイン「なぜ貴様が、ここにいる……!」バサッ


セイン「!」シャキン


ダウン「やめなさ〜い!!!!」ピシャッ!!!


レイン「はうぐっ……!?」ガクッ

セイン「……!」


ダウン「全くもう、レインちゃんたら……。いくらサインくんに似てるからって、いきなりそんな猛アタックしたらドン引きされちゃうわよぉ?」

レイン「姉さん……違うのよ……! そいつは……サインの力を奪った……!!」

妖精「待った、それは誤解だ!! 説明させて!!!」

クロシュ「う、うん! セインちゃん、悪くない……!!」

レイン「何……?」

 カクカクシカジカ

 *
134 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 23:04:07.13 ID:m3LeiJhF0
レイン「な……その少年も、カリス・ノーランドに造られて操られていた……!?」

妖精「そうなの! セインが、サインに何かしたなんてことは何もないんだ。セインも完全に被害者なんだよ……」

レイン「……悪かったわね」

セイン「理解したなら構わない」

レイン「……」

ダウン「あらん……喋り方までサインくんそっくりねぇ……。声はまだ少年だけどぉ」

セイン「……」


ダウン「ちょっと乱暴な歓迎になっちゃったけど、もうレインちゃんもあんなことはしないから安心してね?」

妖精「まあ、うん……」

聖女「……ええと。あの方はシノホシのレイン・フォールさんで……あなたは、その姉君のダウン・フォールさん……なんですか……!?」

ダウン「そ! シノホシは今なんもやってないみたいだけどねぇ〜。レインちゃん、根は優しい子だからあんまり怖がらないであげてね?」

聖女「ま、まあ……わかりました」

クロシュ「レインさん……悪い人じゃ、ない……!」

フメイ「ん〜? でもシノホシなんでしょ?」

クロシュ「う、うん……」


リュアン「……」

リュアン「………シノ、ホシ……?」ググッ


 ☆竜神村滞在中、ダウンの家に宿泊することとなりました


竜神村滞在1日目
↓1〜3 自由安価 何をする?


参考:竜神村案内板
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 23:05:45.45 ID:qtCMPz1jO
クロシュとセイン、道場を見学
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 23:06:57.03 ID:ZBdmex7eo
祠の掃除
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 23:08:17.03 ID:L/g4V3Sno
レインさんと雑談
138 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 23:15:09.15 ID:m3LeiJhF0
というわけで本日はここまで。次回は竜神村滞在初日、道場見学編、祠掃除編、レインさんとお話編になります

寒い寒い大山脈の峠道を越えて、ついに竜神村へと至ったクロシュ一行。突然槍を向けられたり、セインちゃんがレインさんに襲われたりなど、手荒い歓迎を受けるものの、ひとまずダウンさんのおうちに落ち着けたのであった。
すごい勢いで悩みを自己解決してメンタル回復したクロシュ氏は、意気揚々と竜神村巡りへ赴く。しかしその後ろで、静かに拳を握るリュアンちゃんの姿に、あかちゃんスライムは気付くことができるのか――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 00:53:22.84 ID:SCP5gX6do
おつ
リュアンは直接の被害者だしどうしたって彼等を許せんよなぁ…
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 01:32:16.90 ID:ZmVhLb/bo

レインの恨みはまだ王国に向けてるのかね
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 11:01:19.04 ID:+J4nYF7pO
ミュージアの大破壊はセインくんだし、セインくんの限定解除したのは僧侶だし、つまりカリスが悪い
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 11:55:10.28 ID:8sJBprBLo
おつです
諸悪の根源カリス
落とした影が暗すぎる
143 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 20:45:38.24 ID:5RQwb/AZ0
リュアンちゃんはシノホシのせいで唯一の縁者を失っているため、その心奥に秘めた黒い感情は簡単に消しされるものではないと思われています。今回、図らずもシノホシのレイン氏とでくわしてしまったことで、その奥底に沈んでいた黒い気持ちが再燃してしまったようです。このことが今後どのような影響を及ぼすかは未知数と考えられます

そしてレイン氏もまた王国のせいで大切な者を失っており、その心奥に秘めた黒い感情は簡単に消しされるものではないと思われています。今回、図らずもサインくんに似たセインちゃんとでくわしてしまったことで、その奥底にあまり沈んでいなかった黒い気持ちが迸ってしまったようです。このことが今後どのような影響を及ぼすかは未知数と考えられます

ミュージアの大破壊はセインくんであり、そしてセインくんにそのような破壊活動を行わせたのは僧侶氏であり、カリスであるとも言えます。そして当時僧侶氏にそのような判断を行わせたのはシノホシの襲撃であり、シノホシ決起の原因は王国による暴虐でした。メアリー王女はこのことについて、最も根源的な原因は世界がデロデロになっていなかったことだと語っています

そして言うまでもなくカリス氏は悪い人物ですが、カリスのような邪悪の特異点たる者が生まれてしまうこともまた命の悲劇的側面であるとメアリー王女は語っています。カリスのような者を生み出さない為にも、全ての命を一つに溶かしたデロデロを目指すのが知性を持つ者の義務である――というのがメアリー氏の考えのようです
144 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 20:46:10.07 ID:5RQwb/AZ0
―竜人村 広場

 古びた案内板「」

セイン「案内板だ」

フメイ「……あ、ここが広場なんだ」

セイン「そうらしい」

クロシュ「ほえ……」

セイン「行ってみたい場所はあるか、クロシュ」

クロシュ「ん……どこでも!」

セイン「フメイは?」

フメイ「んー……あ、ドージョー」

セイン「道場か」

フメイ「あれやってみたい。たのもーってやつ」

セイン「……道場破りのことなら、今の弱体化した僕たちでは少し心許ないが……」

フメイ「やるだけやってみよ」

 *
145 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 20:50:35.89 ID:5RQwb/AZ0
―竜神村 道場

 門「」ガラッ

フメイ「たのもー!」ヒョコ
クロシュ「たものー……!」ヒョコ
セイン「……頼もう」ヒョコ


  シュビビビッ
   ガガガガッ


セイン「!」
フメイ「!」
クロシュ「!」


灼髪オッドアイ美女「」ザッ
 タンポ槍「」シュビビビッ

  木人「」ガガガガガッ

   ドギャンッ!!


フメイ「おお〜……!」

クロシュ「ぽんぽんの……槍!」

セイン「……」


灼髪オッドアイ美女「ふう……。お前たちは……先刻ここに来た来訪者か?」スタスタ

セイン「ああ。見学しても構わないか」

灼髪オッドアイ美女「もちろん。だが条件がある」

フメイ「条件?」

灼髪オッドアイ美女「外の世界の話を聞かせろ。もしくは、槍の練習相手になれ」

クロシュ「!」

セイン「……話をするくらいなら簡単だが……」

フメイ「練習! 練習する!」

灼髪オッドアイ美女「もちろん両方でもいいぞ?」

セイン「せっかくの機会だ。竜神村の槍術を体感してみよう、クロシュ」

クロシュ「ん!」

灼髪オッドアイ美女「フッ……お前たち、かなりやれると見た。良い刺激になりそうだ」


↓1コンマ
01-40 まあまあ 近接経験+1
41-70 良い感じ 近接経験+2
71-90 竜角槍術 近接経験+3
91-00 ???? 近接経験+6

↓2〜3選択 お話
1.竜神村について
2.道場について
3.あなたについて
4.大山脈の異変について
0.自由安価(票数は内容ごと)
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 20:51:40.15 ID:dQ8oOVEz0
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 20:52:14.51 ID:ZmVhLb/bo
4
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 20:52:56.63 ID:89rKxzIF0
0他に修業してる人いない?
149 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 22:43:06.67 ID:5RQwb/AZ0
 タンポ槍「」カンカンカンッ!
 タンポ槍「」カンカンカンッ!

  ザザッ

灼髪オッドアイ美女「幼い外見に見合わず、やはりなかなかやる」ザッ

クロシュ「んへへ……槍、久しぶり……!」ザッ


セイン「……?」

フメイ「セイン、どうかした?」

セイン「あの槍術……クロシュの槍捌きに、少し似ている……?」

フメイ「え、そうなの?」

セイン「……いや、たまたまか。最適な動きに近付けば、自ずと動きも似る」

フメイ「??」


灼髪オッドアイ美女「その槍術、どこで学んだ?」

クロシュ「ほえ……? んー……槍が、教えてくれた……かも……」

灼髪オッドアイ美女「槍が……?」

クロシュ「うん。えと、今は……なくしちゃったけど……」

灼髪オッドアイ美女「そうか……」

 ☆クロシュとフメイが近接経験を1積みました

 *
150 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 22:43:34.18 ID:5RQwb/AZ0

フメイ「で、この山の麓の近くが……えっと、オリシン王国?」

セイン「ああ。ユーシリアの国境付近でもある」

灼髪オッドアイ美女→アインズ「オリシン……ユーシリア……本の中でしか見たことのない国名だ」

クロシュ「アインズさんは……山の外、出たこと、ない……?」

アインズ「ああ。生まれてこの方、ずっとこの村で暮らしている」

クロシュ「わあ……」

フメイ「ずーっと槍を振り回して暮らしてるの?」

アインズ「そうだ。槍術の鍛錬だけをやっているわけではないが」

フメイ「じゃあ剣とかも?」

アインズ「ああ。普段は槍だが、剣を使うこともある」スッ

 壁に架けられたオノゴロ刀「」

フメイ「あ、オノゴロ刀!」

アインズ「あれは以前この村に滞在していた旅の剣士が帯びていた剣……を村の鍛冶屋が見様見真似で打って複製したものだ。当時は良き練習相手となってくれた」

セイン「普段は一人で練習しているのか」

アインズ「昔は村長が稽古をつけてくれたが……今はほとんど私一人だ。寄る年波には勝てぬ、らしい……」

フメイ「じゃあ、今は他に誰もいないんだ。この道場」

アインズ「そうだ。だからここに滞在している間は毎日来ても良いぞ」

 *

アインズ「ふむふむ……もっとたくさん外の話を聞きたいところだが、これ以上は日も暮れそうだな……」

セイン「しばらく滞在する予定だ。僕たちはダウンの家に滞在している」

アインズ「わかった、用があれば行く。ところでお前たちは、山越えを目指していると言っていたな?」

クロシュ「うん」

フメイ「雪崩で通れないんだって」

セイン「山越え手段の確保、あるいは安全な道を見つけたら出発する予定だ。アインズは知らないか」

アインズ「……すまないが、力にはなれそうにない。先ほども言ったが、私はこの山を出たことがないんだ」

セイン「そうか……」

フメイ「んー……あ、そういえば、最近山がおかしいってヴィトナが言ってた。アインズ、何か知らない?」

クロシュ「えっと……いつもより、寒くて……温泉も、ひえひえ……なんだって……」

アインズ「ふむ……。私も同じ認識だ。いつもより冷え込み、そして村の温泉も凍ってしまった。山の動物たちも凍死が相次いでいるようだ。この村はまだ備蓄した食料でなんとか保っているが……いずれはボレアスルクスたちと同様に困窮する危険がある……」

クロシュ「んゅ……」

セイン「……あまりこの村を頼ることもできないか」

アインズ「何者かが古ドワーフの廃坑を出入りしているという情報もあり、村長たちはその者が良からぬことをしているのではないかと疑っている。それで古ドワーフの末裔と捜査を行っているようだが……今のところ芳しくないようだ」

フメイ「え、そうなの?」

アインズ「ああ。私も廃坑調査に加わろうと申し出たのだが、ドワーフ以外は迷って死ぬからと却下された。ドワーフたちも、道がわからず暗闇も見通せない足手まといは連れていきたくないそうだ」

セイン「……ロンドンも坑道のガイドは断っていた。彼らからすればかなりの面倒事ということか」

アインズ「だから私は――怪しい奴が出たらすぐに槍で叩き潰せるよう、日々の鍛錬を続けるしかないというわけだ」

フメイ「ん。よい心がけ」

アインズ「もし怪しい奴を見かけたら教えてくれ。この山に住む竜の一人として、不届き者は始末せねばならん」

 ☆山の異変と不審者の話を聞きました

 ◇
151 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 22:44:11.89 ID:5RQwb/AZ0
―竜神村 祠

 小さな祠「」

クロシュ「小さい……おうち?」

聖女「これは……祠ですね。信仰するものを祀るお社……まあつまり、神様のおうちです」

クロシュ「わあ……」

聖女「見たところちゃんと手入れされているようですが……先日の吹雪でしょうか、周囲に雪が積もっています」

クロシュ「雪かき、する……?」

聖女「そうですね。せっかくこの村に滞在させていただいているわけですから、少しでも返せるところで返しましょう!」

クロシュ「うん!」

 *

クロシュ「んしょ、んしょ」グッグッ

聖女「ひい、ひい……雪かき舐めてました……こんなに重労働だなんて……」フラフラ

 サクッ サクッ

村長「む……貴殿らは、先刻の稀人」サクッ

聖女「あ、村長さん……! こ、こんにちは……」

クロシュ「こんにちは……」ペコリ

聖女「雪かきさせていただいてます……あ、勝手に雪かきして問題ないですか……!?」

村長「貴殿らがやることではない……と言いたいところだが、実のところ我々も手が足りていなくてな……。問題ないどころか助かった」

聖女「良かったです……!」

クロシュ「手……足りてないの……?」

村長「うむ……。貴殿らを門前払いした理由とも関係している。我々は今、山を荒らしていると思しき者を探していてな……」

クロシュ「あ……えっと、坑道に、隠れてる……?」

村長「そうだ。そやつをどうにかせねば、我らは雪に埋もれて滅びるやもしれぬ」

聖女「そんなに深刻なのですか……」

村長「無論、最善は尽くすとも。しかし我々には余裕がない、ということは知っておいて頂きたい」

クロシュ「ん……。じゃあ……お手伝い、できる……?」

聖女「もしお手伝いできることがあれば言ってください。私たちもお世話になっている身ですから」

村長「うむ……。では、もしやってもらいことがあれば改めてお願いしよう。ひとまず今は、雪かき感謝する」

 ☆竜神村での評価が少し上がりました

 ◇
152 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 23:08:46.18 ID:5RQwb/AZ0
すごく頭痛が痛いため本日はここまで。次回はレインさんとお話編になります

竜神村の道場で灼髪の美女と出会い、槍の練習をするクロシュたち。不思議なことにその槍術はクロシュの槍捌きと少し似ていたそうですが、真相は闇に包まれています
そして山の異変について聞いてみたり、雪かきをしたりしつつ竜神村に貢献しました。山を荒らす者とは一体何なのか。古ドワーフ坑道に潜む何者かの企みとは。あかちゃんスライムは、ひとまずできることをする――

それでは本日もありがとうございました。次回はたぶん土日の予定です。よろしくお願いいたします


おまけ:ちびスライムクロシュと妖精さんのイメージ絵です。通常の大きさ比では、妖精さんはスライムのクロシュさんよりももっとずっと小さいですが、これはちびスライムクロシュなので間違いではありません。こんなような様子なんだなあと思っていただければ幸いです
https://gzo.ai/i/dMM1TIp.png
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 23:30:30.44 ID:VfSu9raVO

妖精さんめっちゃ幼女だった
クロシュちゃんちょっと虚無顔でかわいい
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/02(月) 01:48:36.01 ID:uBI0D60Ro
おつ
これまでと違って外は極寒の猛吹雪だから動き辛いし
坑道も超危険なダンジョンだから難航しそうね
249.68 KB Speed:9.1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)