【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part8

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2 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/14(土) 23:40:31.97 ID:QVDCobdQ0
レス番号を見ていませんでした。とりあえず本日はここまで。登場人物紹介欄などは明日書くかと思います

寒い寒い大山脈の山道を登っていくクロシュ一行。オオカミの群れに襲われたり撃退したりしつつも、概ね平穏な旅路が続いていく。山小屋での暖かなひとときは大きな活力と物資をもたらし、クロシュたちに力を与えた。アイスから受け継ぎし新たな力を得て、あかちゃんスライムは雪舞いし山道を往く――

前スレでは停滞期間などもありましたが、いつもご参加ありがとうございました。今スレもよろしくお願いいたします
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 00:30:50.73 ID:cptg5yf/o
おつ
うーむ山小屋と山小屋が被ってしまった
実際空も星も常用出来る訳じゃないから気軽に撃てる氷は使いやすいのよね
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 07:09:13.27 ID:Hivob4bh0
おつ
被った場合はその要素がグレードアップするのかな?
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 11:39:38.86 ID:0+dPMQxCo
おつたておつです
勇者因子さんにデレる未来を感じる……!
セインには協力してくれてたし可能性はありそう
6 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 16:36:55.92 ID:aQjZJvT60
半年経ったので登場人物欄を全員分更新しようかと思いましたが時間がかかりそうなので次回にします……。今回は普通に更新していきたいと思います



山小屋と山小屋がかぶってしまったので、何らかの措置を取りたいと思います
空も星も同化の燃費はけっこう悪いため、燃費が良い氷スライムの力は今の弱体化したクロシュにとってありがたいものと言えるかもしれません。そして00クリティカルパワーによりとても大きい強化がなされたため、がんがん使っていくのが良いかと思います

山小屋と山小屋がかぶってしまったので、何らかの措置を取りたいと思います
ひとまず物資は山小屋2つ分の12をもらえることになるかと思います。そして山小屋をたくさん見つけているのでそのBonusをコンマか何かで決めてみようかとも思います。よろしくお願いいたします

勇者因子さんがどうしてクロシュちゃんに冷たい態度を取ったのかは今のところ闇に包まれています。そして聖剣ルクスカリバーは剣が認めた者しか抜けないという言い伝えもあるらしく、本物の勇者ではないセインちゃんやクロシュ氏がかつて使えたこと自体がおかしなことなのかもしれません(カリスさんの熱心な研究成果の賜物であるという説もあります)



そして山小屋を現状3回引き当てているので、以下の判定をしようかと思います。かぶった場合はその人物と仲良くなりやすくなります

山小屋の先客1
↓1コンマ
01-60 いない
61-70 レイン
71-75 雪豹
76-80 亡霊
81-85 冒険者
86-90 魔狼
91-95 ドワーフ
96-00 ???

山小屋の先客2
01-45 いない
46-60 レイン
61-67 雪豹
68-74 亡霊
75-81 冒険者
82-88 魔狼
89-95 ドワーフ
96-00 ???

山小屋の先客3
01-25 いない
26-45 レイン
46-55 雪豹
56-65 亡霊
66-75 冒険者
76-85 魔狼
86-95 ドワーフ
96-00 ???
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 16:43:30.81 ID:OPdt1JsAO
3コンマとるの?
8 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 16:43:54.03 ID:aQjZJvT60
記載ミスがあったので再投下します。このレスは安価に含まれません

山小屋の先客1
↓1コンマ
01-60 いない
61-70 レイン
71-75 雪豹
76-80 亡霊
81-85 冒険者
86-90 魔狼
91-95 ドワーフ
96-00 ???

山小屋の先客2
↓2コンマ
01-45 いない
46-60 レイン
61-67 雪豹
68-74 亡霊
75-81 冒険者
82-88 魔狼
89-95 ドワーフ
96-00 ???

山小屋の先客3
↓3コンマ
01-25 いない
26-45 レイン
46-55 雪豹
56-65 亡霊
66-75 冒険者
76-85 魔狼
86-95 ドワーフ
96-00 ???
9 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 16:46:32.87 ID:aQjZJvT60
先客1は>>7の結果となっておりました。失礼しました。このレスは安価に含まれません

山小屋の先客2
↓1コンマ
01-45 いない
46-60 レイン
61-67 雪豹
68-74 亡霊
75-81 冒険者
82-88 魔狼
89-95 ドワーフ
96-00 ???

山小屋の先客3
↓2コンマ
01-25 いない
26-45 レイン
46-55 雪豹
56-65 亡霊
66-75 冒険者
76-85 魔狼
86-95 ドワーフ
96-00 ???
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 16:57:29.86 ID:OCtQYyBTo
はい
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 16:57:48.93 ID:cptg5yf/o
ほい
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 17:09:42.87 ID:2oBrYDMlo
ドワーフ二人か
13 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 18:48:57.82 ID:aQjZJvT60
―夕方
 大山脈登り 降雪山道

  豪雪「」ビュオオオオ――…

 精霊の幌馬車「」ガタンゴトン…



 吊り下げランプ「」
     青い炎「」ユラユラ

聖女「はぁ……暖かいです……。ありがとう、フメイさん……」

フメイ「ん」


リュアン「外は……すごい雪みたい……」

妖精「これでも吹雪ではないらしい……。燃料を多めに持ってきて正解だった」

セイン「しかし減りが早い。できれば今夜も頑丈な作りの場所に泊まりたいが……」

クロシュ「……!」モニョッ

妖精「ん……あれは!」


 雪の向こうに見える灯り「」


リュアン「灯りです! 人がいるのかも……!」

聖女「また山小屋でしょうか……!?」

妖精「そうかも! 警戒しつつ近づいてみよう……」

 *
14 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 18:51:27.51 ID:aQjZJvT60
―大きな山小屋

 窓から漏れる明かり「」


リュアン「これは……昨日のよりも大きいです……!」

妖精「この大きさなら、私たちが押しかけても大丈夫かな……? とりあえずノックしてみよう」

クロシュ「うん」

 コンコン

「あぁん? 誰だぁ?」

「遭難者か!? すぐに入れてやらねえと!」ガタッ

「おい……警戒、しろ……。敵だったら、どうする……」

「こんな大雪ん中で敵も味方もねえだろ! なあロンドンの旦那よ!」

「あたしゃ女だぞ」

「とにかく開けるぜ!」

 ガチャッ

金髪オールバックの男→アッシュ「ようこそ、この俺アッシュ・ライトニングの山荘へ!」ドン

全身重装備の女ドワーフ→ロンドン「ここはこのあたし、ロンドンの山荘だぞ」ヌッ

空色セミロングの獣耳少女「……ん? お前たち……」ジッ

ロンドン「ん? 知ってんのヴィトナちゃん」

空色セミロングの獣耳少女→ヴィトナ「……昨日、私の仲間を……怖がらせた……」

アッシュ「あんだって!? じゃあ追い払うか!」


妖精「ちょ、ちょっと待った待った! あなた、昨日のボレアスルクスたちの仲間なの!?」

ヴィトナ「そうだ……」

妖精「えっと、あれは襲われたから仕方なく追い払っただけだよ。傷つけたりはしてないでしょ?」

ヴィトナ「……わかっている。だから……別に、良い」

妖精「良かったよ……」

ヴィトナ「お前たちも……寝床に、困っているのか」

妖精「うん。もし良かったら一晩ここを貸して欲しいんだけど……」

ヴィトナ「ロンドン……いいか?」

ロンドン「あいよ〜。一人や二人や三人や四人増えたって変わりゃしないし」

 ☆ロンドンの山小屋に宿泊することになりました

 ☆物資を12獲得しました

 *
15 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 18:53:09.71 ID:aQjZJvT60
―ロンドンの山小屋

 暖炉「」パチパチ

リュアン「わあ……昨日のよりも大きな暖炉です……!」ポカポカ

聖女「すごく暖まります……」ポカポカ

ロンドン「昨日の……? ああ、山麓の山小屋んこと? あれもあたしの山小屋だよ」

リュアン「わ、そうだったのですか……!」

聖女「昨日も泊まらせていただきました、ありがとうございます……!」

ロンドン「山で死なれっと死霊使いの亡霊に取って食われて面倒なんよねぇ。役に立ったなら良かったよ」

リュアン「し、死霊使いの亡霊……!?」

ロンドン「そそ。だからあんたさんたちも気ぃ付けなよぉ」



アッシュ「アンタらはどうしてこの山に?」

妖精「ちょっと北部に用があってね。急ぎの」

アッシュ「へえ……てことは相当自信があんだな」

妖精「まーね。あなたは冒険者? どうして山に?」

アッシュ「俺は古代ドワーフ文明の財宝を求めて来た!」

妖精「おお……冒険者らしい冒険者だ」

セイン「財宝の為に……命を懸けるのか」

アッシュ「おう。へへ、理解できねえか? 古代文明と財宝のロマンが」

セイン「ああ。理解できない」

アッシュ「そ、そうか……そこまではっきり言われるとは……」



壁に寄りかかってじっとしているヴィトナ「……」

クロシュ「ヴィトナさん……えっと……お友達、怖がらせて……ごめんね……」

ヴィトナ「……いい。あいつらにも……良い勉強に、なった……と思う。普通は……一歩間違えば、死だ」

フメイ「ヴィトナも狼なら、どうしてここにいるの?」

ヴィトナ「……ロンドンに、その金髪の男、案内するよう、依頼された。竜神村まで」

フメイ「依頼? 竜神村?」

ヴィトナ「………後は……あいつらに、聞け。私は、外、出る」スタスタ

 ガチャッ バタム

フメイ「……いろいろ、あるみたい」

クロシュ「うん」

 ☆ヴィトナ、アッシュ、ロンドンと交流することができます(自由行動数+3)

ロンドンの山小屋に一泊します
↓1〜6 自由安価 宿泊中何をする?
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 18:54:53.45 ID:Hivob4bh0
3人に龍神村にどんな人たちがいるか聞く
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 18:59:25.77 ID:OCtQYyBTo
ヴィトナに追い払った子達は大丈夫だったか聞く
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 19:04:37.25 ID:2oBrYDMlo
大山脈でなんか異変起こってない?
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 19:08:11.29 ID:xUVbCED9o
坑道で迷うと帰ってこれないという噂の真相聴き込み調査
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 19:15:12.32 ID:49bHn2KEO
ロンドンさん素顔見せて
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 19:24:42.61 ID:/eBPOhpnO
山小屋に何かないか探索
22 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 20:10:07.55 ID:aQjZJvT60
フメイ「竜神村ってなに? さっきヴィトナが言ってた」

ロンドン「おん? 竜神村はぁ……アレだよ……竜神の、村……的な……?」

リュアン「何もわかりません……」

妖精「ええと、大山脈にはいくつか集落があるらしいけれど、その一つ?」

ロンドン「そうそうそれ!」

アッシュ「今回の俺の第一目的地でもある! 竜神村っていうのは、この大山脈の秘境に隠れ住む者たちの小さな集落――らしい! そして俺の見立てでは――その起源は古代ドワーフ文明と関わりがある!!」

フメイ「あるの? 関わり」

ロンドン「さあ? あたしゃ若輩ドワーフだから昔のことなんか知らないねぇ」

リュアン「……えっと、お聞きしても問題ないですか? ご年齢について……」

ロンドン「大体300くらいだったかなぁ? ま〜若いってことだけ覚えててくれればいいよぉ」

リュアン「300……人間の寿命とはやっぱり異なるんですね」

ロンドン「人間って100とかそこらだっけ? 短いねぇ……」


妖精「話を戻すけど、竜神村ってどんな人たちがいるの?」

ロンドン「静かな人が多いかねぇ。なんだか熱心にお祈りしたりもしてるよ。まあこんな雪山だからねぇ……」

アッシュ「俺の調べによると、主な住民は人間と竜人らしい。中には人型に化身している本物の竜もいるという噂もあるが――真相は不明だ!」

ロンドン「情報の出どころは大体あたしだねぇ、それ」

妖精「ふむふむ……それならお祈りの対象は、村の名前にもなってる竜神?」

ロンドン「たぶんそうなんじゃないのぉ? あたしゃ竜神様なんて見たことないけどねぇ」

フメイ「竜神……竜の神……?」

リュアン「ただの竜でもすごい存在なのに、その神となると想像がつかないね……」

 ☆竜神村の情報を得ました

 *
23 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 20:11:24.83 ID:aQjZJvT60
妖精「あそうだ。ロンドンはこの山脈に住むドワーフなんだよね? なら坑道のこととか、古代ドワーフ文明について詳しかったりしない?」

ロンドン「詳しいと思うねぇ」

妖精「ならアッシュはロンドンを雇えば良いんじゃ?」

アッシュ「そりゃそうなんだが……」

ロンドン「やだねぇ。面倒くさい」

アッシュ「……という訳だぜ」

妖精「なるほど……。やっぱり坑道は迷うと死ぬの?」

ロンドン「死ぬんじゃない? ちょっと深く入れば冒険者の骨がころころしてるよぉ」

リュアン「わあ……」

ロンドン「山道を行く奴は山小屋で助けてやれるけど、坑道で迷った奴をいちいち助けるなんて無理だかんね」

妖精「ごもっともだ」

アッシュ「だがそこをなんとか! やっぱり俺を古代都市まで案内してくれねえか!!」

ロンドン「やなこった」

 *

フメイ「ところで、ロンドンってどんな顔なの?」

ロンドン「あたしの顔ぉ?」

フメイ「うん」

リュアン(確かに気になる……)


↓1コンマ
01-75 脱ぐのが面倒
76-95 見せてくれた
96-00 国が傾くレベル
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 20:17:39.58 ID:2oBrYDMlo
傾国
25 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 20:37:35.43 ID:aQjZJvT60
ロンドン「や〜だ。これ脱ぐの面倒なんよぉ」

フメイ「え、じゃあずっと付けてるの?」

ロンドン「おうよ。もうあたしの頭と一体化しちゃってんよねぇ」

リュアン「ええ……。流石にたまには外した方が……」

ロンドン「冗談よ冗談。アハハ、真に受けんといてよぉ」ケラケラ

フメイ「むー……。じゃあ外しても良いんじゃないの」

ロンドン「ん〜、でもこれ外しちゃうとそこの若人があたしに惚れておかしくなっちゃうかもしれんでしょ? そうなったらすっごい面倒じゃない〜? ンフフ」

アッシュ「どんな顔でもロンドンの旦那に惚れることはないと言い切れるぜ、俺」

 ◇
26 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 20:40:30.22 ID:aQjZJvT60
―夜
 山小屋 外

 大雪「」シンシン

遠くを見つめるヴィトナ「……」


クロシュ「……ヴィトナさん……寒くない……?」サク サク…

ヴィトナ「平気だ。お前の方が、寒そうだ」

クロシュ「ん……だいじょうぶ。アイスちゃんのお陰、かも……」

ヴィトナ「……お前の、仲間か」

クロシュ「うん……。大事な……ともだち……」

ヴィトナ「……」

クロシュ「……昨日の、オオカミさんたち……ケガ、してなかった……?」

ヴィトナ「お前たちからは、傷つけられていない。みな、元気に別の狩りへ出ている」

クロシュ「そうなんだ……。良かった……」

ヴィトナ「……なぜ、お前が私たちの心配、する?」

クロシュ「ほえ……?」

ヴィトナ「群れの仲間が、仲間の心配するの、当然。だがお前は、私たちの群れの仲間ではない。だから、わからない」

クロシュ「んー……」


なんでだろう……
↓1〜 先取2票
1.わたしもわからない
2.誰にも傷ついて欲しくないから
3.集落の犬のことを思い出したから
0.自由安価(票数は内容ごと)
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 20:42:12.03 ID:Hivob4bh0
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 20:43:15.00 ID:ewoBBLjNO
2
29 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 21:42:07.53 ID:aQjZJvT60
クロシュ「……わたし……誰にも、傷ついて、欲しくない」

ヴィトナ「……」

クロシュ「だから……オオカミさんも……」

ヴィトナ「………もっと、わからなくなった」

クロシュ「ほえ……?」

ヴィトナ「強き者が、弱き者を喰らい、栄える。それが、理(ことわり)。食われたもの、傷つき、死ぬ」

クロシュ「……」

ヴィトナ「お前……ご飯、食べないのか?」

クロシュ「……んーん。わたし……食べる……」

ヴィトナ「ならば……食われたもの、傷ついている」

クロシュ「……」モニャ…

ヴィトナ「誰も傷つけずに、生きること、できない」

クロシュ「……」モニャニャ…

 デロデロ…

スライムクロシュ「」デロロ…

ヴィトナ「……!? ど、どうした……!? 急に、溶けて……スライム……!?」


聖女「クロシュさん!」サクッサクッ

セイン「クロシュ! 貴様……クロシュに何を――」


ヴィトナ「何も、していない……! ただ……言葉を、交わした……」

 *

 暖炉「」パチパチ

スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ…


聖女「そんな問答を……」

ヴィトナ「……ごめんなさい」

セイン「……いや。こちらも早とちりしてすまなかった」

ヴィトナ「……クロシュに、厳しいこと、言ってしまった」

聖女「……クロシュさんは幼いですが、一人前の答えを求める者でもあります。きっと……考えを深める切っ掛けになるかと思います」

ヴィトナ「そうか……」

 *
30 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 21:44:17.82 ID:aQjZJvT60

スライムクロシュ「……」

スライムクロシュ(傷つけずに、生きること、できない……)

スライムクロシュ(いつか……妖精さんも、そんなようなこと……言ってた気がする……)

スライムクロシュ(その通り……かも……)

スライムクロシュ(草も、ヤマイモも、ザリガニも……食べられる時、傷ついて、死ぬ……)

スライムクロシュ(どうすれば……いい……?)

スライムクロシュ(食べるの……がまん、する……?)

スライムクロシュ(………たぶん、無理……。わたし……食べるの、好きだもん……)

スライムクロシュ(…………)

  ――クロシュヴィア「〜〜」ニコニコ

スライムクロシュ(………デロデロに、なれば……みんな……傷つかない……)

スライムクロシュ(でも……むりやりは……良くない……)

スライムクロシュ(…………)

スライムクロシュ(……〜〜〜〜……〜〜〜……)モニャニャニャ

 *

聖女(生命の在り方……被捕食者に課せられる避けられない苦痛と死……。私も考えたことがなかったわけではないけれど……明確な答えは出せていない……。というかあまりにも難題すぎて、普段は考えることから逃げている……)

聖女(そして実のところ、デロデロ化は恐らくこの問題を解決できる……。それは私がデロデロを否定できない理由の一つ……。たぶんクロシュさんも、そのことに気付いてはいるはず……)

聖女(……クロシュさんがどんな答えを出すにしても……私は、それを肯定してあげなきゃ)


 ▽クロシュの考え方が不安定になりました……

 *
31 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 21:47:10.78 ID:aQjZJvT60
セイン「……ところで、ボレアスルクスは普段山の上にいると聞いた。なぜ麓の方まで狩りを?」

ヴィトナ「……食べ物、不足している」

セイン「……食糧難か。それは……山全体で起きているのか?」

ヴィトナ「そうだ。クマも、氷竜も、腹減りで苛立っている」

セイン「ボレアスルクスだけではないのか……。食料不足の原因は?」

ヴィトナ「……いつもより、寒い、気がする」

セイン「寒い?」

ヴィトナ「温泉も、冷えた……。前は、ぬくぬくで……種族関係ない、憩いだった……」

セイン「……」

ヴィトナ「……山の外、危険……。でも、食う為……遠出して狩り、するしかない」

セイン「……ヴィトナがロンドンからの依頼を受けているというのも……食う為か」

ヴィトナ「そうだ。依頼やれば、肉、もらえる」

セイン「……理解した。ありがとう」

 ☆山で起きている異変についての情報を得ました

 ◆
32 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 22:27:18.40 ID:aQjZJvT60
―翌朝
 ロンドンの山小屋

 雪「」シンシン

ロンドン「あれぇ? あたしトンカチどこやったっけぇ?」ガサゴソ

妖精「トンカチ失くしたの? 手伝おうか?」パタパタ

ロンドン「手伝ってくれんのぉ? じゃあお願い〜」ガサゴソ

 *

妖精「というわけでトンカチ探しを手伝うよ」

フメイ「ん」

リュアン「はい」

聖女「わかりました」

セイン「承知した」

スライムクロシュ「〜〜…」モニョモニョ

妖精「……クロシュ、元気ない?」

 モニョモニョ…ポン!

クロシュ「ん……だいじょうぶ。お手伝い……できる!」

妖精「そう? 無理はしないでね」


聖女(妖精さん……)

妖精(うん、本人から聞いた。本人が大丈夫って言ってるから今は見守っててあげよう)

聖女(はい……!)


ロンドン「お礼にここで見つけたものは持って帰って良いよぉ。まあ大したものはないと思うけどねぇ」

アッシュ「よっしゃ! 俺もトンカチ探しするぜ!」

ヴィトナ「肉もいいのか?」

ロンドン「もちろん」

ヴィトナ「わかった。任せろ……!」シュバッ


↓1コンマ 探索結果
01-50 運命賽の欠片+1
51-70 香辛料(食材)
71-00 ドワーフ流鍛冶指南書
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 22:28:37.46 ID:95F6LkIlO
どわーふ
34 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 23:09:14.94 ID:aQjZJvT60
ヴィトナ「――見つけた! トンカチ!」

 ドワーフのトンカチ「」ポン!

ロンドン「おお〜ありがとう〜。お礼にヴィトナちゃんには干し肉を分けてあげようねぇ」

ヴィトナ「!」キラキラ


アッシュ「先を越されちまったか……へへ、でもヴィトナちゃんが肉にありつけたなら良いか」

フメイ「ん〜……フメイたちが使えそうなもの、なかった……」

リュアン「補給物資だけでもありがたいです」

セイン「ああ、その通りだ」

妖精「薪や油はたっぷり分けてもらえたから、私たちの行軍もかなり余裕ができたかも」

聖女「では……暖かくしていきましょう!」


クロシュ「……」

クロシュ(あの干し肉も……元は、元気に外を駆け回ってた、動物……)

クロシュ(わたしも……本当は、気付いてた……。食べる時、ちくっと痛むこと……)

クロシュ(でも……食べる為に殺すのは、仕方ないって……自分を、納得させてた……)

クロシュ(……きっと、クロシュヴィアちゃんは……)

クロシュ(仕方ない≠ナ……終わらせなかった……)

クロシュ(わたしは……どうしよう――)

 ☆運命賽の欠片を1つ手に入れました

 ◇
35 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 23:10:17.58 ID:aQjZJvT60
―大山脈登り 3日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*4    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*4       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯努力目標
・特になし

◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]

◯仲間の目標
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[01/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[00/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
36 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 23:13:07.76 ID:aQjZJvT60
―大山脈登り 豪雪山道 行程[3日/3日] 満腹度[12/12] 物資[34]

  豪雪「」ビュオオオォォ―――……

 精霊の幌馬車「」ガタンゴトン


聖女「はぁ〜快適です……。文明の火、フメイさんの火……五臓六腑が暖まります……」ガクブル

スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ

フメイ「聖女がちょっとおかしくなってきた……」

妖精「も、もうすぐ折り返し地点だよ。そこを過ぎれば下りだから、この豪雪も弱まっていくはず――ん!?」

 看板『この先雪崩により通行止め』
 看板『この先氷竜出没 通行禁止』
 看板『この先ヒグマ  通行禁止』

セイン「……通行止めのようだ」

妖精「な、なんだって!? ここから回り道をするとなると――う、うう〜ん」グルグル

フメイ「雪崩……フメイとセインでふっ飛ばせない?」

妖精「だめ!! 下手に衝撃を加えたらもっと大変な雪崩を引き起こすかもしれないの!!」

リュアン「困りましたね……。物資は十分にありますし、一旦引き返しますか……?」

妖精「ここまで来て……でも仕方ない、今はそうするしか――」


アッシュ「お〜い!!」サクッサクッ

ヴィトナ「」シュタタタッ


フメイ「アッシュとヴィトナだ」

リュアン「雪の中こっちに走ってきます」

 *

アッシュ「ロンドンから伝言だ! このルートは今通行止めだって!」

フメイ「ちょっと遅かった……」

アッシュ「……みたいだな」

ヴィトナ「……お前たちも、竜神村、来るか?」

妖精「今丁度私も案内を頼めないか考えてたとこだった。でもいきなり大人数でお仕掛けて大丈夫かな?」

ヴィトナ「竜神村の人たち、穏やかで、平和的。たぶん大丈夫」

リュアン「……なら、お言葉に甘えましょう。聖女さんが寒さでおかしくなってしまう前に……」

妖精「そうしよう! 今はとにかく雪を凌ぎたい……案内してもらって良いかな?」

アッシュ「良し来た! というわけで案内を頼む、ヴィトナちゃん」

ヴィトナ「わかった」

 □通行止めの為、行先を竜神村に変更します
  この次の野営の後に到着します

 □寒さがさらに強まったため、本日は物資が6減ります

↓1〜2 発生するイベント
01-10 強い敵だ!(さらに物資-8、戦闘)
06-30 白い闇だ!(さらに物資-6)
31-33 綺麗な水 (物資+1)
34-36 冷えた野草(物資+1)
37-39 冷凍きのこ(物資+2)
40-42 ゴボウの根(物資+2)
43-45 どんぐり (物資+3)
46-48 ヤマイモ (物資+3)
49-51 ユキイチゴ(物資+4)
52-54 ワカサギ (物資+4)
55-57 ユキタニシ(物資+5)
58-60 ザリガニ (物資+5)
61-70 山小屋  (物資+6)
71-80 山小屋温泉(物資+8)
81-90 ユキマグロ(物資+10)
91-00 ダイヤモンドダストガニ(物資+20)
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 23:17:06.08 ID:2oBrYDMlo
カニ
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 23:28:50.20 ID:EbII6e9eO
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 23:41:13.55 ID:OCtQYyBTo
ぬわー!
40 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 23:49:01.68 ID:aQjZJvT60
―大山脈 豪雪山道

  豪雪「」ビュオオオオオ――…

 精霊の幌馬車「」ガタンゴトン


アッシュ「おいおい、こんな快適な移動手段を持ってたなんて……ずるすぎるだろ!?」

ヴィトナ「精霊の、ちから……」

妖精「普通の馬車はこの山道を通れないもんね。まあ……こればかりはウチの国の馬車職人が優秀だったってことで――」



セイン「――!! 皆、何かに掴まれ!!」

リュアン「え、どういうー」


  グオンッ――

 浮き上がる精霊の幌馬車「」グオオオッ


スライムクロシュ「〜〜〜!!?」モニャニャニャ

フメイ「わああああっ!!?」

リュアン「きゃああああ!!?」

聖女「あ、ああっ……ぬくもりが……ぬくもりが……」グルグル

アッシュ「な、なんだぁ!? 一体何が起きて――」

ヴィトナ「正体不明の攻撃を受けている!!」

妖精「わあああ!! 風の精霊、風の精霊!! なんとかしてよぉ!!」

風の精霊『うるさぁい〜!! なんとかしてるよぉ〜〜〜!!!』ヒュルルルルッ


セイン「迎撃する!」シュバッ

妖精「あ、セイン!!」

 *


 抵抗する精霊の幌馬車「」グラグラ


「――! 抵抗されている――」


 剣閃「」シャンッ!!!

  ギンッ!!!

「――!」ズザザザッ

セイン「チッ……!」ズザザッ

「あなたは――模造勇者、セイン? なぜここに――」

セイン「……そちらこそ……なぜ王族がここにいる。メアリー・ロード・セイントレア……!」


メアリー「……」


 吹雪「」ビュオオオオオッ――――……
41 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/15(日) 23:50:54.52 ID:aQjZJvT60
というわけで本日はここまで。次回は突然襲撃してきた謎のセイントレア王族、メアリーさんと吹雪の中で戦う編から開始となります

大山脈を登りながら山小屋を見つけたりドワーフや冒険者や魔狼とお話したりしつつ、和やかに登山を進めていく一行でした。しかし魔狼のヴィトナちゃんとの何気ない問答の中で自己矛盾を突きつけられ、デロデロに溶けてしまうクロシュ氏なのでした。どうすることが正しいのか。やはりデロデロこそが真の正しい救いなのか。一人静かに黙考し、あかちゃんスライムは思索を深める。
しかし運命は容赦なく。竜神村へ行くことを決めた一行に、突如として降りかかる念動力。クロシュも考えを中断し、先駆けたセインの元へ急ぐ。
セイントレア王族メアリーの思惑は、何なのか。全ての絶望を断つその決意は、真の正しい世界をもたらすのか。クロシュの悩みをよそに、デロデロの代行者メアリーはしかと雪原を踏みしめる――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。恐らく土日の予定です
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 23:52:46.45 ID:EbII6e9eO

別にここで倒してしまっても構わんのだろう
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/15(日) 23:57:57.66 ID:2oBrYDMlo

セインが全部何とかしてくれる
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/16(月) 00:24:50.72 ID:Dp8sE6S+o
おつ
2日間順調だった分の揺り戻しコンマが来たか
ウチの子がごめんねクロシュちゃん…ちょっと無愛想で言葉が足りなくて考え方が野生なだけで悪気は無いんだ…
45 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:17:40.89 ID:VuU87I/H0
ここで倒せるかどうかは今のところわかりませんが、セイントレア王族メアリーは何をしてくるかわからないため注意が必要です。視界も悪いため慎重に戦うのが良いでしょう

セインちゃんはつよいですが、本調子ではないらしく、何をしてくるかわからないセイントレア王族メアリーに対して迂闊に動けないかもしれません。セインさん頼り一辺倒にせず、総員でがんばって立ち向かうのが良いでしょう

ヴィトナ氏は弱肉強食を是とする考え方の持ち主であり、その考え方はほんわかスライムのクロシュにとって厳しいものだったかもしれません。しかし実のところヴィトナ氏の言っていることも間違っておらず、誰も傷付けたくないのに傷付けなければ生きられないジレンマにクロシュさんは苦しんでいるようです。この難しい問題にクロシュがどのような答えを出すかは、今のところわかりません



そして本日の更新ですが、少々用事が入ってしまったため登場人物欄の更新だけ行います。また、人数が膨大であることと所属国の入れ替わり等も多々あったため抜けがあったりするかもしれません。抜けが見つかった場合は教えていただければ追記するのでよろしくお願いいたします
なお本編の更新は明日行う予定です。よろしくお願いいたします
46 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:19:55.06 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:主人公◇

【名前】クロシュ
【種族】シャドースライム
【性別】女
【年齢】3
【容姿】羊羹くらいの透明度の粘体に真紅の核。容姿は自由自在だが普段はフメイと同様の黒髪赤目セミロングヘアーロリの姿を取る
【性格】臆病でコミュ能力に難あり。恩は忘れない
【魔法】反映魔法。自分の見え方と質感を知ってるものに変換可能
【備考】親友のフメイと共に、人と魔が助け合って暮らす小さな集落でひっそりと暮らしているスライムの少女
カリス・ノーランドによって造られた生き物であることが判明した
好きな生き物はスライム類と妖精類と貝類
現在、クロシュヴィアの計略により大きく弱体化している

【能力】
・擬態(外見のみ。属性や能力は変化しない)
・同化(道具や物質の属性や能力を一時的に身に付けることができる。多重使用可)
・合成(同化した物品同士を合成して新しいものを作ることができる)
・吸収(食べたものの技能・能力の一部を稀に身に付けることがある)
・分裂(複数の分体を作ることができる。分体も同化・再現を使用可能)
・再現(同化したことのあるものを自力で完全再現できる。燃費は悪い)

【主な技能】
・剣技[7]
・魔法[7]
・防御[6]
・スライム[☆]
・お絵かき[☆]
・ぱわー[☆]
・毒耐性[☆](お酒にも強い)
・教え上手[◯]
・カナヅチ(素)
・弱体化(大)

【主な擬態】
・フメイちゃん(普段の姿)
・犬     (犬の姿)
・蜘蛛絹   (さらさら)
・スライム騎士(騎士鎧をまとった姿)
・木版印刷機 (大量印刷可能)
・貝類    (カタツムリやタニシなど。ゆっくり動く)
・大亀    (他者を乗せて水上移動できる)
・光学迷彩  (透明になる)
・トカゲ   (単独時、水面移動・高速移動ができる)
・オオキイ  (大きくなる。力も強いがお腹が減る)
・風船スライム(飛べる。みんなを運んで移動できる)
・ワイバーン (飛べる。風船より速いがお腹が減る)
・その他クロシュが直接見たり触ったり食べたりしたもの

【主な同化〈属性〉】
・大きな巻き貝〈水属性◯ ウミタニシの姿〉
・煤けた羽根 〈炎属性◯ 焦げニワトリの姿〉
・氷スライム 〈氷属性☆ 氷スライムの姿〉
・空スライム 〈空属性☆ 空スライムの姿〉
・星スライム 〈星属性☆ 星スライムの姿〉
47 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:21:37.77 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:旅の仲間◇
【名前】フメイ
【種族】人間?
【性別】女?
【年齢】10歳前後?
【容姿】背が低く、肩までの長さの黒髪の子供。燃えるような赤い瞳を持つ
【性格】物静かで感情を表に出さない
【魔法】炎属性の魔法が得意。魔法を使う時には髪が赤くなる
【備考】親友のクロシュと共に、人と魔が助け合って暮らす小さな集落でひっそりと暮らしている少女
半年前、自分やクロシュのような者たちが平穏に暮らせる世界を作るためにアリシラと共に星の力である世界樹の光を追った
カリス・ノーランドによって造られた生き物の一人。実はクロシュよりも少し年上
食べ物の好き嫌いはなく、火さえ通せばなんでも食べられると思っている。以前腐った肉を焼いて食べようとした時はアリシラに止められた
現在はクロシュたちと共にクロシュヴィアを追う旅の仲間となっている。実はデロデロ思想に反対しているわけではないが、クロシュヴィアのことはちょっと気に入らないので反対の立場を取っている
【主な技能】
・近接[4]
・魔法[9]
・防御[6]
・灼炎[△]
・毒耐性[☆]
・カナヅチ

【名前】リュアン
【種族】人間
【性別】女
【年齢】17
【容姿】銀のウェーブのかかったセミロングにキラキラとした青の瞳。身長は130cm前半と小柄。胸は平坦(大分気にしている)
【性格】大人しいが自分の中の信念は絶対に曲げない頑固者。メンタルは年齢相応
【魔法】光魔法(?)。眩い光を放つ。現時点では目眩しとしてしか使えないが……?
【備考】従者と共に追手から逃げていたお嬢様。従者は既に亡くなっている。
自身の魔法が何やら特別なものであるらしく、その存在を知られてからというもの、行く先々で襲撃に遭うように。
何気に足が速い。
旅の途中で触手から逃げているところをクロシュ一行に助けられ、行動を共にしたことがあった。クロシュからはちゃん付けで呼ばれている
芸術都市編にて大破壊に巻き込まれて自分を守ってくれていた従者を失い、その後デロデロ教の信徒となっていた時期があった
現在はクロシュたちと共にクロシュヴィアを追う旅の仲間となっている。デロデロ思想についてはかつて賛成の立場だったが、今は何が本当に正しいか再考する為に保留の立場を取っている
【主な技能】
・近接[3]
・魔法[6]
・防御[4]
・光属性[7]
・気品[7]
・逃げ足[7]

【名前】聖女
【性別】女
【年齢】19
【容姿】亜麻色の髪を背中の辺りまで伸ばした、柔らかい雰囲気の女性。普段は修道服に身を包んでいる
【性格】博愛の心を持つ
【魔法】ロイエ教の神聖魔法を修めているが、得意属性は異なるため習熟度は低い
【備考】ロイエ魔族国教会に務める年若いシスター
誓願を立てた時に彼女の名は神へ捧げられたため、個人名を喪失しており、魔族国の者たちからは様々な意図を込めて聖女≠ニ呼ばれてしまっている
なお現在のロイエ教において名を神に捧げる習わしを堅持している派閥は多くなく、穏健派を初めとした多くの派閥ではその習わしは時代にそぐわないとして撤廃する方針が主流となっている
普段は炊き出しや子供の遊び相手を務める他、教育を受けられていない子供たちに読み書きを教える等、様々な奉仕活動を献身的に行っている
幼い頃に穏健派の修道院に預けられた為、原理派の理念や活動についてはあまり詳しくない
実は運命神の祝福を受けており、かつては極めて強い運命変転の力を持っていた。現在その力はほとんど失われており、今はただの聖女となっている
スライムが食事している姿を見るのが好き
現在はクロシュたちと共にクロシュヴィアと僧侶を追う旅の仲間となっている。デロデロ思想については概ね中立の立場を取っているが、強制的なデロデロ化には反対している
【主な技能】
・近接[3]
・魔法[6]
・防御[4]
・運命[―]
・料理[6]
・博愛[◎]

【名前】妖精
【種族】妖精
【性別】女
【年齢】秘密
【容姿】銀髪セミショートの妖精。くすんだ光の翅を持つ
【性格】口は悪いが面倒見は良い
【魔法】自然魔法。そこにある自然の力を借りることができる。妖精類独自の魔法にも精通する
【備考】クロシュと共に旅をしている妖精。人間嫌いだが、最近はそれほどでもない
他の多くの妖精類と同様、固有の名を持たない
生命の在り方を悲観して苦しみのない世界を望んでいるが、それが叶うことのない望みだということもわかっている。それでも望まずにはいられず、諦めて朽ちることもできない
かつて緑の国フォレスティナを興した建国の太母という妖精と同一人物だったことが判明した
自分をクロシュの保護者のように思っている節がある
クロシュヴィアの計画を阻止するため再び緑の国を旅立った
【主な技能】
・妖精魔法[9]
・自然属性[9]
・隠密[7]
・飛行[☆]
・妖精料理[8]
・カナヅチ
48 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:24:25.01 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:集落◇

【名前】アリシラ
【種族】人間(半死人?)
【性別】女性
【年齢】15
【容姿】薄茶色の髪をした青白い肌の小柄な少女
【性格】以前は気弱で臆病だった。現在は強気
【魔法】吸収魔法(無属性)周囲の生命から魔力を(強制的に)吸収する 自身の魔力に変えて別の魔法として利用することもでき、各属性の魔法の勉強をすれば全属性の魔法を使うことも可能だが加工した分燃費や効果・威力が通常より劣ってしまい、使用した分の魔力はその分周囲から無差別に吸収してしまう
【備考】生まれた時は死産だったが両親の魔力を吸収して蘇生したが、自身の魔法で無理やり生き残った反動なのか常に魔力が少しずつ消耗し、それを補うように自動的に周囲の生物の魔力を少しずつ吸収しながら生きていく必要があった
普段であれば怪我や病気、魔法の使用等で無駄に体力や魔力を消費しなければ日常生活に支障がない程度の吸収量だったため、周囲に気を遣いながら割と平穏に暮らしていた
しかし襲撃者によって殺されかけた時に吸収魔法が暴走し、襲撃者や同じく殺されかけていた両親の魔力を限界まで吸収し殺害。罪悪感を抱えたまま生き残ってしまった
半年前の騒動以降、強気で行動的な性格となり、フメイと共に世界樹の光を追った
現在は魔族の医者の元で医術の勉強をしつつ、旅立ったクロシュたちの身を案じている

【名前】セイン
【種族】スライム
【性別】なし
【年齢】外見は10代前半程度
【容姿】金髪碧眼。襟足短め。外見年齢相応に小柄。
【性格】冷静沈着で口数が少ない
【魔法】光魔法。出力がおかしい。地形に影響があるくらいは朝飯前
【備考】勇者サインに似た容姿の少年。勇者サイン同様、強力な光魔法を操る
王国の尖兵だったり、緑の国の革新派の護衛だったり、ロイエ教原理派幹部の仕事仲間だったりした
半年前、船を失って漂流していたところをクロシュ一行に救助され、一時期行動を共にしたことがある。その縁もあってか、当時からクロシュ一行と争うことには消極的だった
芸術都市での大破壊の後、生死の境を彷徨ったが奇跡の生還を遂げる。理由はわからないがセインは生還できたのはクロシュたちのお陰だと考えており、クロシュ一行とは争いたくないという思いを強めた
食べ物の好き嫌いはなく、食べられるものならなんでも食べる。また毒にも強い耐性を持つ。芸術都市での活動中、他国の工作員に毒を盛られたことがあったが、効果はなかった
ユーシリア編にて坑道探索時にクロシュらと再会し、悪竜討伐およびユーシリア防衛戦で一行の戦いに助力した
王国編にて、カリス・ノーランドの勇者再現計画≠ノよって造られた特殊なスライムであることが判明した
その後、カリスに造られた他の者たちと共にクロシュたちの住む集落に移り住んだ
現在、クロシュヴィアの計略でデロデロ化しかけて弱体化しつつも、クロシュ一行の大山脈越えを支援する為に合流して旅の道連れとなっている

【名前】アイス
【種族】人間?
【性別】女
【年齢】不明。外見年齢は10歳前後
【容姿】白銀のさらさらショートヘア、アイスブルーの瞳の小さな少女
【性格】無口、純粋
【魔法】氷魔法
【備考】カリス・ノーランドに造られた生命の一体。かつてカリスを慕い、完全に服従していた
現在の名前は、いくつかの仕事で良い結果を出した褒美としてカリスから与えられたもの。以前の名前はもっと記号的だった。アイスは未だ、この名前を捨てられずにいる
王国編の後、カリスに造られた他の者たちと共にクロシュたちの住む集落に移り住んだ
他者に対して冷たく刺々しい態度を取りがちだが、内心では集落の仲間たちのことを大事に思っている
現在はクロシュヴィアの計略でデロデロ化しかけて弱体化し、治療を受けている
49 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:26:25.82 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:旅は道連れ◇

【名前】メルル・マインドストーン
【種族】魔族と人間のハーフ
【性別】女
【年齢】14歳
【容姿】見た目はほぼ人間の女の子だが、額に第3の目があり、帽子で隠している。緑髪のセミショートへア。体格は年相応
【性格】好奇心旺盛だが、夢中になると回りが見えなくなる。
【魔法】地属性が得意だが、周囲の景色に溶け込める迷彩魔法も使用できる。
【備考】世界のあらゆるものを見たいとあてのない旅をしている
クロシュ一行とは少々の縁があり、時折行動を共にすることがある
一行には命を助けられたこともあり、先日そのお礼としてクロシュに旅のお土産を贈った
闇の冒険者ギルドに登録しており、そちらの界隈では少し名が知られている
実はオノゴロ諸島の出身である。オノゴロらしからぬ名字は、元の名字の意味を別の言語に変換したものらしい
白影スライム騒動が起きる少し前に再びオノゴロから旅立っており、妹に心配されている

【名前】デュア・シャスタ
【種族】人間
【性別】女
【年齢】18歳
【容姿】気の強そうな目の美人。胸は小ぶりだが太腿はムチムチ。赤髪のロングヘアをポニーテールにしている。真っ赤な道着を着ている。
【性格】熱血で思い込みが激しく猪突猛進。
【魔法】火属性。得物の刀にエンチャントさせて燃える斬撃を繰り出すのが現状唯一にして当人最強の魔法。
【備考】ソロ冒険者。オノゴロ島へ向かう途中、イカダが転覆していたところをクロシュ一行に救助された
オノゴロ人ではないが、オノゴロの刀や剣術を使う。実は世界トップレベルで料理が上手い
現在も冒険者として白影スライム退治などの仕事をしつつ、武者修行の旅を続けている

【名前】クーちゃん(暗黒行商少女)
【種族】人間(たぶん)
【性別】女
【年齢】10代半ばくらい(正確な年齢は本人もわからない)
【容姿】黒髪ツーサイドアップ。ややツリ目。エプロン系の装備を身に着けていることが多い
【性格】利己的。調子に乗りやすい。仲間とみなした相手にはかなり甘い
【魔法】闇魔法。護身術程度には使える
【備考】港湾都市ウォーターポートでクロシュ一行に魔導飯盒を騙し売りした詐欺商人
元は出自不明の孤児だったため、他者の助けを借りず自力のみで生きようとする意思が強い。詐欺に関しては騙される方が悪いと思っている。これも弱肉強食である
紆余曲折あって幽霊船に監禁されていたところをクロシュ一行に救助され、一時期行動を共にした
クロシュ一行と共に過ごしてからは少しだけ考えを改め、違法な商売は控えるようになる
一行には命を救われたことや他様々な面倒を見てもらった恩があり、必ず恩を返すと約束した
その後商業都市イスファハーンで再会を果たし、クロシュ一行に助力した
現在は行く先々で適法な商売をしつつ、白影スライムの情報を集めている。新種危険生物の情報は高く売れるらしい

【名前】ヴィルト・エクセリア
【種族】人間
【性別】男
【年齢】18
【容姿】黒髪の青年。表情が固く、目つきが悪いため小さい子供によく怖がられる。だが、よく見ると顔立ちは整っている方である。
【性格】無骨で無愛想。必要なこと以外はあまり喋らず、初対面にはそっけなく見えがち。
根はお人好しで、困っている相手を見かけると結局は放っておけない性格。
【魔法】速度強化(自己申告)
【備考】メモル図書館跡地の地下を彷徨っていた謎の冒険者。クロシュとは初対面だが、どこか懐かしそうな視線を向けることがある。
翡翠でできた石のようなものを誰かに渡さなければならないらしいが、記憶が曖昧らしく本人も詳細を思い出せないという。
「失う」ということに根強い苦手意識があり、自分の手の届く範囲から大切なものがなくなることを人一倍嫌う。
オリシン編でクロシュたちと共に強敵を退けた後、知人(?)を頼る為に港湾都市ウォーターポートへ向けて旅立った
50 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:28:36.97 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:魔族国◇

【名前】フラナ=バイオレット
【種族】吸血鬼
【性別】女
【年齢】439歳
【容姿】金髪ロングの幼女
【性格】ややわがままだが知識・経験は豊富
【魔法】血を操る魔法が得意だが闇魔法も使える
【備考】日の光はある程度平気なのでよく外に出て魔法薬の材料を探している
現在の魔族国の実質的な統治者だが、本人は早く後任を見つけて魔法や薬の研究に没頭したいと考えていた
ユーシリア国のパティとはかなり付き合いが長く、パティのことは良い意味で人間と思っていない
半年前フレメアと和解を果たし、さらに王国に囚われている母フリューゲルを救い、家族を取り戻した
そして少し前、白影スライムに襲われた魔族国の子供をかばってデロデロ化。星の中へと溶けてしまった
溶ける間際、クロシュに後のことを託した

【名前】マリー・セイントレア
【性別】女
【年齢】24
【容姿】金髪ショート、スレンダー体型
【性格】真面目
【魔法】身体強化魔法が得意な他、雷魔法も使える
【備考】現セイントレア王の子息。王族内での地位は高くない
内心は皆仲良くできればな・・・と願っているがなかなかうまく行かない
かつて王国騎士団魔族自治区駐屯地の部隊長を務め、その後魔族国の捕虜となり、現在は王国からの親善大使として魔族国に滞在している
半年前は病床に伏せる母セイントレア王妃のことを心配し、フラナに土下座して特効薬を調合してもらったらしい。その特効薬はクロシュを通じて無事に王妃へ届けられ、その命を救った
そのことが切っ掛けで王妃は魔族国に大きな信頼を寄せるようになり、国王や民への働きかけも積極的に行い、王国と魔族国の関係は歴史上最も良好と言える状態になったらしい
現在、白影スライム騒動でフラナが溶けてしまったことに胸を痛め、魔族国への支援を行いつつ両国共同で防衛線を敷く施策の立案・調整を進めている

【名前】フレメア=バイオレット
【種族】吸血鬼
【性別】女
【年齢】444歳
【容姿】赤毛ロングの幼女
【性格】普段は無口だが怒ると暴言をまき散らす
【魔法】巨大化魔法。全身は勿論一部分だけ大きくもできる。
【備考】フラナの腹違いの姉。より高位の魔族を血を受け継いでいる
妹との仲は悪く、互いに家族の情はほとんどなかった。今はなくもない
数年前、強烈な破壊衝動で理性を失い荒野を彷徨っていたところをザイルに発見され、狂気を除去されて助けられた
以前はその恩人であるザイルが指揮するテロ組織シノホシに所属して不真面目に活動していたが、現在は抜けている。当時シノホシのことはそれなりに気に入っていたらしい
現在、妹のフラナが溶けてしまったことには複雑な思いを抱いており、魔族国を治めるバイオレット家の一員として不慣れながら働き始めている

【名前】フリューゲル・バイオレット
(旧姓フリューゲル・デッドエンド)
【種族】吸血鬼
【性別】女
【年齢】2000
【容姿】金髪ロングの美人。娘から貰った髪止めをしている。
【性格】慈愛の塊。静かで冷徹な顔を見せることもある
【魔法】何もかもを消滅させる魔法
【備考】かつてエンド組のまとめ役にして、フラナとフレメアの母親。クロシュヴィアの親友。大昔に魔族たちを纏め上げ最初の魔族国を創設した。当時の魔族国は差別もなく豊かで夢のような国であったが、王国の台頭で少しずつその繁栄も陰りが見え、当時の魔族国の上層部は彼女の身柄を引き渡すことで魔族国への侵攻を止めて欲しいと王国と密約を結ぶ。本人はその事を全て把握していたが、自分の命で魔族国の皆が助かるならと抵抗せず受け入れた。だが王国は彼女を殺すことはせず、カリス・ノーランドに依頼してその自我を奪い魔王化の実験に使い、勇者と並ぶ王国の秘密兵器の一つとして改造してしまう。フリューゲルはその慈愛を潜め、王国の命令を忠実に果たすただの殺戮兵器と成り果てた。更に王国は密約を破り、彼女と勇者を使い初代魔族国を滅ぼしてしまった。残った娘のうち、母親を売った魔族といいように利用する王国への怒りにとりつかれた姉と怒りをなんとか抑えこんで母親の思いを尊重し魔族国を繁栄させようと誓う妹とで意見は相違、完全に袂を分けてしまう。普段は平穏に待機せよという命令に従い昔のような姿を見せるが一度殺せと命令されれば、例え愛娘相手でも殺してしまったと言われている。もはや彼女に救いはない――せめて愛ある死を――優しいデッドエンドを迎えさせてあげよう――と、カリス・ノーランドの研究ノートに書かれている。
ちなみにザイルが国を興す時の手伝いもしており、その時の恩で彼はフレメアを助けた経緯がある。
王国編にてクロシュたちと大魔女の機転により救われ、自由を取り戻し、魔族国へと生還した。
愛娘のフラナがかつての親友クロシュヴィアにデロデロ化させられたことには少なからぬショックを受けたものの、すぐに立ち直り魔族国の立て直しに努めた。機会があればクロシュヴィアと話をしたいとも思っている
51 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:29:48.67 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:緑の国フォレスティナ◇

【名前】ティセリア
【種族】エルフ
【性別】女性
【年齢】約1500才
【容姿】外見では二十歳前後。緑髪のポニーテール、スタイル抜群の爽やかな雰囲気の美少女
【性格】明るく快活ながらも、慈愛と威厳も併せ持った女性
【魔法】精霊との親和性が非常に高い。様々な属性の精霊の力を借り、千年以上の研鑽を積んだ武術に上乗せする
【備考】
他種族との平和な暮らしを望む、冷静で大局的な判断もできる首長代理
多忙ではあるが、他の国の文化も興味を持って知ろうとしている
お菓子作りが得意で身近な人におすそ分けしたりしている
彼女の魔翌力が籠もったお菓子は食べると心身ともに元気になる
精霊や子供に懐かれやすいが、懐かれやすすぎてちょくちょくじゃれつかれまくってあわあわ言ってる
半年前、世界樹の光が全て星に返還されたことを確認してフォレスティナの鎖国を解いた
白影スライムが湧き出した時は、迅速に防衛網を敷いて撃退しつつ、原因究明と事態の解決を妖精に託した
現在、依然として白影スライムによる侵攻が続いており、緑の国は予断を許さない状況となっている

【名前】サリー(紫髪のエルフ幼女)
【種族】エルフ
【性別】女
【年齢】約1000歳
【容姿】見た目は紫ショートの幼女
【性格】冷静沈着だが時折腹黒な一面も
【魔法】基本地属性魔法が得意だが、幻術も使える。
【備考】ティセリアの補佐を務めるエルフの少女。
毎日業務に追われるもそれが使命だとして日々励んでいる。その経験からか人の心を見透かすこともできる。
首長代理であるティセリアの補佐を務めつつ、鎖国によってダメージを受けた産業の根を絶やさぬよう尽力した。その努力の甲斐もあり、鎖国を解いた後ほとんどの産業が以前と変わらず事業を再開できたという
ティセリアが手伝う木苺堂の常連客であり、鎖国以前も以後も頻繁に通う姿が目撃されている
彼女が考案した風船スライム運送はすっかり定着し、緑の国では荷物を吊るして飛ぶ風船スライムたちの姿がよく見られる。もちろん再び訪れるようになった観光客にも人気である
ティセリアの兄ティリウスとはあまり面識がないが、国や妹を放ったらかしにして他国に肩入れするロクデナシだと思っている
現在、フォレスティナで白影スライム被害を受けた場合の支援制度の策定・資源の確保等を急務として進めている

【名前】マーベル・クライス
【種族】エルフ
【性別】男
【年齢】約600歳
【容姿】フォレスティナの伝統衣装の上に今国際的に流行りのブランドマントを着けている。笑顔が特徴的な薄金髪のお兄さん。
【性格】脱田舎思考のシティボーイ。新しい物好き。気さくな時とシリアスの時のギャップがある。
【魔法】金属を生み出し操る
【備考】世界を渡り歩いた国際通として革新派から出馬。人当たりがよく選挙活動の一環で街に出没して色んな人に握手を求める。
森しかない祖国に多少のコンテンツを増やす目的で一部森林の開拓を主張する。レジャーやスポーツ、その他娯楽施設を開業することで国民の幸福度は上がるわ、業者から裏金が入ってくるわとWin-Win。彼の事務所には王国やその他の外国の者たちが出入りしてるが、いったい何なのだろうね。
祖国は歴史的に伝統派が強く、そのため進歩が止まっている事実に悲観し、森>進歩の現状を変えようと心から思っている。それはそれとして汚職はする。
マーベル印の機械製品は妖精や精霊たちからは評判が悪いが、ドワーフや馬頭族からはとても評価が高い
工業製品を好むマーベルだが、王国の機械都市で造られる自律型魔導機械だけはどうにも好きになれないらしい。凄さや便利さは理解できるが、なんとなく気分が悪いのだとか
以前はフォレスティナの地盤や星脈の状態調査や、鎖国が解かれた時の為の再開発計画作りに勤しんでいた。その調査結果が白影スライム騒動において、星脈の異常を突き止めるのに役立ったり役立たなかったりしたという
現在、マーベル製品の実演と称して飛翔回転鋸や高周波振動刃や火薬式機関銃などを防衛戦線の先頭で振り回している。妖精や精霊やエルフたちから苦情が寄せられているが、一方でその武力に助けられたという声もある

【名前】森妖精の子
【種族】妖精
【性別】女
【年齢】7歳
【容姿】深い緑色の髪をサイドテールにした、妖精の幼子
【性格】気弱で泣き虫。命を愛する心を持つ
【魔法】癒やしの魔法。特に植物へ施すのが得意だが、毒や呪いを浄化するほどの技量はまだない
【備考】とても幼い森妖精の子。自身の住処であるおうちの木の中で生まれ、おうちの木に守られながら育った
おうちの木を救ってくれた復権派に深く感謝しており、特に依頼を受諾してくれたミスティを慕っている
本心ではミスティに緑の国にいて欲しいと願っていたが、旅人であるミスティを縛り付けてはいけないという思いもあり、口には出せなかった
ティセリアの指導によりお菓子作りが上達している。将来の夢はおうちの木で小さなお菓子屋さんを開くこと
癒やしの魔法の方も少し上達してきており、毎日熱心におうちの木を癒やしてあげている(今はもう元気なのであまり意味はない)
実はおうちの木の方も二度と森妖精の子を悲しませまいと、植物ネットワークを通じて毒や呪いに強くなれる方法を模索している
半年前、ミスティが緑の国に移り住んだことを誰よりも喜んだ。毎日ミスティにくっついて飛び回っている姿がよく見られる
現在は白影スライム撃退の為に戦線に立っているというミスティのことを心配し、共に戦線に立って自然魔法や癒やしの魔法で戦いの手助けをしている

【名前】ミスティ・クローバー
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】16
【容姿】黒を基調とした衣服に身を包んだ、儚い雰囲気の女性。長い黒髪で痩せ気味
【性格】根は心優しいがやや悲観的で冷めている
【魔法】氷
【備考】故郷を襲撃されて天涯孤独の身になって以来、自分にとっての安息の地を求めて旅をしている。動物が好き。物静かで落ち着いた雰囲気だが、実は武闘派
世界樹の光を巡るパーティには居心地の良さを感じていた。今でもその時の思い出を大切にしている
半年前の戦いが終わった後はフォレスティナに移り住んだ
緑の国での暮らしについては、妖精や森妖精の子が熱心に世話を焼いてくれたため、困り事もなく平穏に過ごせている
現在は白影スライム撃退の大きな戦力として戦線に立ち、頼られている。しかしミスティ自身は旅立った妖精のことや弱体化したというクロシュのことも心配しており、自分一人の力では守りたいものを全て守り切れない歯がゆさを感じている
52 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:31:19.09 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:トコナツ火山島◇

【名前】モーリィ・フースーヤ
【種族】半竜人
【性別】女
【年齢】2000歳
【容姿】赤毛ロングの小柄な少女
【性格】勝気な性格
【魔法】火炎魔法・素手も強い
【備考】トコナツ火山島の島長(しまおさ)。親のドラゴンの血で不老不死となっており、勝気ながらも達観した所もある
現在は火山活動によってもたらされた被害地域の復興活動を精力的に行っている。自分の力のみで事態を収めようとして失敗したことは反省しており、最近はコルトを初めとした周囲の人員ともよく話し、他者に仕事を任せることも増えた
星竜の子供に竜としての生き方を指導しているが、教えるのはあまり上手ではないらしく、コルトや溶岩エイにしばしば助けられている
以前マグマザリガニの美味しさを再発見し、火山の様子見がてらにマグマザリガニを獲って食べている
数ヶ月前に火山の奥地から星の力とは特に関係なく超巨大化したマグマザリガニが現れ、モーリィは最前線に立って激闘を繰り広げた
現在は海からも山からも現れる白影スライムに手を焼いている

【名前】コルト・キャルト(猫人の男)
【種族】猫の獣人
【性別】男
【年齢】35
【容姿】茶髪で猫の耳がある。顔に猫の髭。糸目。茶色の猫の尻尾がある。背が高く、痩せ型。
【性格】どんな方にも紳士的に対応する。
【魔法】砂魔法(砂を操る事が出来る魔法。砂嵐や流砂も作れる)剣と組み合わせて切れる砂を放つ。
【備考】元々別の国の出身だが若い頃にトコナツ火山島に移っている。生態系を研究している学者だったが現地の人達との交流を重ねて今では火山島でも一目置かれる名士となった。レイピアを所持しており、戦闘では魔法と合わせてそれを使っている。どんな方でも敬語で話す
現在はモーリィと共に復興活動を行っており、人の住む地域だけでなく動植物や魔物の住む場所の保全にも力を入れている
故郷であるテラヌス・ウルスの干ばつ被害を心配していたが、最近島を訪れた猫耳の商人から近況を聞いて一安心した
マグマザリガニはちゃんと下ごしらえしたものでなければ食べられないと思っている
超巨大マグマザリガニとの戦いでは、砂嵐や流砂を用いた相手への妨害役を務めた
現在は主に山から来る白影スライムを撃退しつつ、環境への影響を懸念している

【名前】レッド
【種族】バーニングスライム
【性別】男
【年齢】1000
【容姿】ボコボコマグマを垂れ流している危ないスライム。
【性格】面倒見が良い。
【魔法】冷凍魔法
【備考】マグマを垂れ流すその姿から、周囲に疎まれていた。そのため、世界中を放浪しており最終的にこの島にたどり着いた。周囲にマグマを垂れ流し嫌われることに耐えられなかった彼は冷凍魔法を極め自身を常に冷やし続けている。それはバーニングスライムである彼からしたら苦痛でしかないがもう誰からも嫌われたくなかった。
現在はモーリィらの復興活動の手伝いをしつつ、クロシュたちの身を案じている。少し前、なんとなく自分の欠片が役立ったような気がした
星の力がもたらした異変はひとまず沈静化しているものの星脈は未だ安定していないらしく、最近は溶岩エイと共に火山内の見回り活動などをしている
マグマザリガニは下ごしらえなどせずそのまま食べる派
超巨大マグマザリガニとの戦いでは、マグマザリガニのマグマ攻撃や大切断から仲間を守る盾役として活躍した
白影スライムが現れる少し前から行方不明となっており、他のスライムたちと同様デロデロ化してしまったものと考えられている

【名前】エイパチ(黒丸メガネのタコ人おじさん)
【種族】半タコ人
【性別】男
【年齢】55
【容姿】スキンヘッドでムキムキの腕4本脚4本。黒丸メガネ着用
【性格】ストライクゾーンが広く女の子に甘いが気のいいおっちゃん
【魔法】吐く墨で色々な物を作れる(主に料理道具)
【備考】トコナツで屋台やってる料理人。観光客はいいお客さんなので良くしてくれる。人魚の肝っ玉お嫁さん持ち
復興地で炊き出しを行い赤字を出したが、お嫁さんは了承済みのため気兼ねなく大盤を振る舞った
半年ほど前、東の方から島を訪れた人魚の一団に鼻の下を伸ばし、お嫁さんにそれを目撃され無事折檻された
マグマザリガニは下ごしらえが大変で時間もかかるので、エイパチの屋台ではあまり扱っていない
超巨大マグマザリガニを目にした時は流石に心躍ったが、モーリィたち総出でも撃退が精一杯だったため、調理することは叶わなかった
食事ではなく溶かすだけの白影スライムに美味しいご飯を食べる幸せを教えてあげたいと思っているが、今のところ上手くいっていない
53 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:32:09.82 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:芸術都市ミュージア◇

【名前】レーティア・フォン・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】ないしょ
【年齢】ないしょ
【容姿】中性的で笑顔が素敵な白髪美人
【性格】お人好しでよく騙される正直者と思いきや結構頭はキレる。善人が好き。
【魔法】闇魔法。最近闇魔法の出力が上がっている気がする
【備考】とある大富豪一族の一人。お金や権力の闇を散々見てきたから、そんなものに染まりたくないと出奔。芸術家になる。一族からは高位の職につけと圧力が加えられている。散々見てきた真っ黒い人たちは少数派だ。人の性は善だと信じて、誰かが困るとお金を貸したり、助けたりと人の言ったことを信じて生きてきたがどうにも騙されることが多い。金持ちも貧乏人も悪性は変わらないのかとうちひしがれ、自分の心まで真っ黒に染まりそうなところを芸術に逃げることで何とか立ち止まっている。別にお金なんていくら盗られても問題じゃない。でも心が痛い。正直芸術のセンスより金稼ぎのセンスの方が高い。そのため、売れない芸術家であるのにこの街ではかなりリッチな生活をしている。
半年前の芸術都市で起きた惨事に対しては、個人として最大の支援を行っている。元々お金はあり余っていたため出費はそれほど痛くないが、どちらかと言うと数多くの芸術が失われてしまったことに心を痛めた
芸術作品の修復作業を行った際は、自分の芸術を追求するよりも元あったものを理解して修復する作業の方が性に合っているかもしれない……と思ったり思わなかったりした
ロスチャイルド家とは縁を切ったつもりでいるが、それはそれとして家に縛られている弟や妹たちのことが心配になったりもする。とはいえ危険を冒してまで何らかの働きかけをする気もあまりない。
現在。芸術都市は白影スライム被害が少なく、レーティアは増えてきている避難民に向けて都市の避難民受け入れ態勢の強化や支援策の考案等を行っている。

【名前】芸術妖精
【種族】妖精
【性別】女
【年齢】秘密
【容姿】金髪ショートの妖精。三角巾に塗料で汚れたエプロンを身に着けている
【性格】陽気。やや迂闊
【魔法】自然魔法。練度はそこそこ
【備考】芸術都市ミュージアで活動している芸術家の妖精
美術、工芸、彫刻など、物質的なものづくりに関する技能は一通り習得している。演劇も多少できる。音楽は不得意
普段は似顔絵描きをやったり、レーティアの提案で売れる≠烽フを作ったりして生計を立てている。芸術作品と商用作品は別物と区分けしている
近年はややスランプ気味……だったが、レッサースライムたちに食われかけたこと、クロシュに助けられたこと、そのクロシュが芸術的ぱわーを秘めていたことなど、多くの出来事が立て続けに起こり、ここ数年間感じられなかった自身のぱわーが再燃してきた
芸術祭が終わった後は緑の国フォレスティナへ向かう予定だったが、荒れ果てた芸術都市に背を向けて一人街を出る気にはなれず、結局街に残って復興支援活動を行った
白影スライムの出現とデロデロ世界の相関にいち早く気付いており、最近は街の外に出て熱心に白影スライム観察とスケッチを行っている
54 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:32:49.07 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:砂漠都市テラヌス・ウルスその1◇

【名前】ヨードリー・ソウル・ソサエティ
【種族】人間(魔族とのクオーター)
【性別】女
【年齢】100歳
【容姿】銀髪ロングの女性。スレンダー体型。
【性格】真面目
【魔法】風・闇魔法が得意だが、剣技にも秀でる。
【備考】テラヌス・ウルスの議会において最も高い影響力を持つテレス族の首長
先代から首長の座を受け継いだばかりで、先代に恥じぬために日々頑張っている。料理が得意。
砂漠の干ばつが解決した今は、光のミイラの襲撃によって破壊された街の修繕等を精力的に行った
魔族を追い出さずに済んだことで重圧からも解放され、以前よりも顔色が良くなったと評判
テラヌス地方南部に落ちてきた大魔女帝国との対話は穏当に進んでおり、良い関係を築けそうで安心している
街の修繕が概ね完了した今は、近隣で困っている芸術都市や大魔女帝国への支援を積極的に行う方向で動いている
白影スライムは砂漠にも現れており、ヨードリーは連日その対応に追われている

【名前】アニス・スターグラス
【種族】人間
【性別】女
【年齢】20代後半
【容姿】長い艷やかな黒髪、褐色肌に瞳の色は紫。身長160cm後半
砂漠の国風のやや露出多めのへそ出し衣装(フェイスベール付き)を好んで着用する。真面目な会談の時などには王国風の正装を着こなす
【性格】あらあらうふふ系お姉さん。語尾を「〜」で伸ばす癖がある
いつも柔和な笑みを浮かべているが、商家の長らしく抜け目のない強かな性格で国や家のためなら非情な決断を下す胆力も併せ持つ
【魔法】氷系統の魔法。「魔法の才能はあまりない」と称し普段は周囲をひんやりさせる程度に留まっているが
その実才能を隠しており、いざとなれば周囲一帯を凍結させてしまうほどの力を秘めている(消耗が大きい&ここぞというタイミングまで切札的に伏せている)
【備考】テラヌス・ウルス議会議員の一人。テレス族の幹部
若くして急死した父親の跡を継いだ才女であり、テラヌス地方の商人ギルドであるテラヌス商会を束ねる大商長でもある
人・魔の関係においてはどちらかに大きく肩入れすることなく中立的なスタンスを保つが、その思想の根底には子供の頃から親しかった魔族の幼馴染が大きく関わっているらしい
先代から跡を継いだばかりのヨードリーと境遇が近いこともあり、首長としてまだ少し不慣れなヨードリーを支える
干ばつが解決し国内情勢も安定してきた最近は、本業であるテラヌス商会での活動に注力している
大魔女帝国が地に落ちてきたことについては新たな販路開拓の好機と見ており、ヨードリーやラハニ四世と積極的に話を進めている
大魔女帝国の洗練された娯楽文化には興味を持ちつつも、商売的には危機感を抱いている
白影スライムにはテラヌス商会も全力で抵抗する意思を見せ、アニス自身も有効な手立てがないか探っている

【名前】ラハニ四世
【種族】人間
【性別】男
【年齢】80
【容姿】金刺繍を施したターバンを頭に巻いた、痩せぎすのおじーちゃん。刻まれた深いシワも相まって枯れ木のような印象を受けるが、鋭く赤い瞳からは生命力の強さを感じる
【性格】丁寧な口調ながらも意思を曲げない頑固者
【魔法】金細工魔法。テラヌスの結構な収入源になっている
【備考】テラヌス・ウルスの議会において二番目に高い影響力を持つスピーゲル族の首長。より多くの人々のため、少数が犠牲になるのを是とするが、それはそれとしてテラヌスという共同体全体が出来るだけ良い条件で王国と結びつくべきと考えていた。その交渉をやり遂げる自信もあった
しかしその後干ばつ解消により王国と連帯する必要がなくなった際は、非人間排斥法案をあっさり取り下げる。未だ野心はあれど、国益を損なう行為は彼の本意ではないからだ
現在はテラヌス商会のアニスと共に金細工の販路拡大を模索している
大魔女帝国の墜落については時代変革の風を感じており、年甲斐もなくワクワクした
実はクロシュが持っていた踊り子の双剣は、ラハニ四世の金細工が施された名品だったりする
最近は孫のミラが次期首長としての力を付けつつあると感じており、第一線を退く日も遠くないかもしれぬと考えている
白影スライムはようやく輝きを取り戻したテラヌス・ウルスの未来を脅かす危険と感じている

【名前】ミラ・スピーゲル
【種族】人間
【性別】女
【年齢】28
【容姿】スタイル抜群の金髪美女だが、いかにもプライドの高そうな雰囲気を漂わせている
【性格】プライドと自意識と上昇志向の塊。自分の考えは絶対に正しいと信じて疑わない
【魔法】鏡魔法。魔法を反射させたり自分の分身を作り出したりする事が出来る
【備考】テラヌス・ウルス議会議員の一人。スピーゲル族首長ラハニ四世の実孫
生まれも育ちもテラヌス・ウルスだが、幼少期にとある魔族の一団に両親を殺害され、魔族に対して強い憎しみを抱くようになる
それ以降は魔族を排斥するべく、様々な手段や首長の孫という身分を駆使して今の地位まで成り上がった
水不足の問題が持ち上がった時は、これ幸いとばかりに中立を捨てて王国の支援を受けるべきだと訴えた
そして非人間排斥法案が否決され魔族を追い出すことに失敗した際は、失意と酒とシーシャにまみれた日々を過ごした
スライム排除の依頼を冒険者ギルドに出したのは彼女だが、実はスライムのことは人型の魔族ほど嫌いではないらしい
文字通り空の上の存在だった大魔女帝国が落ちてきたことについては当初は動揺したが、見聞を広めるチャンスと切り替え、ヨードリーに頼み込んで外交の場に同席させてもらっている
初めは大魔女帝国の発展した文化に圧倒されたりもしたが、今は積極的に異文化交流を行っている
白影スライム対策についても大魔女帝国と密に連携を取り合う方針で話し合いを進めている
55 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:33:49.83 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:砂漠都市テラヌス・ウルスその2◇

【名前】リアンノン・ルルゥ
【種族】亜人(通常の人間形態と爬虫類系の亜人形態の両方の姿を持ち、自由に変身できる種族)の父と人間の母のハーフ
【性別】女性
【年齢】17
【容姿】(人間時)緑の髪を三つ編みにした細身の華奢な女性。
(爬虫類型に変身時)2メートル程の体躯と鋭い牙や爪、長い舌や大きい尻尾をもつ二足歩行の緑色のトカゲ。血液も緑色になる
【性格】引っ込み思案で大人しいが心優しい性格
【魔法】水魔法。爬虫類型に変身時は牙や爪や舌や尻尾を駆使した格闘術、強酸性の血液や胃液を水魔法を使って飛ばしたりする
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族ホトルスの首長。前首長の父が急死したことで若くして後を継いだ
完全な人間とも魔族・魔物とも違う微妙な立場だが、それでも自分を頼ってくれる人の為に首長の役目を勤める
以前はトカゲに変身した自分の姿があまり好きではなかったが、クロシュに褒められたことで少し好きになれた
最近は大柄で力強いトカゲの姿を生かし、都市の警備や力仕事などを積極的に行っている。光のミイラ襲撃事件での活躍により兵士や住民たちから人気を獲得し、今では大きなトカゲの戦士として人々に親しまれている
大魔女帝国には幼馴染のトリルが留学しているため、今後は互いに行き来しやすくなりそうで嬉しく思っている
学園が長期休校中ということで先日トリルが帰郷し、思い出話やクロシュ話に花を咲かせた
白影スライムとの戦いでは、触れればデロデロという危険性からトカゲ格闘術を使えずに苦戦を強いられている
スライムたちがデロデロになって消えたことにも気付いており、クロシュの身を案じている

【名前】ベスティア・バッドエンド
【種族】悪魔
【性別】女
【年齢】2000
【容姿】黒髪長髪で虚ろな目をした美人さん。強力な認識阻害結界を自身にかけているため、立派な悪魔翌翼と悪魔角を持つが他者はそれを認識できない。自称人間。
【性格】誰よりも優しい臆病者
【魔法】結界魔法。常に薄い皮膜のような防御結界を自身にかけているので、奇襲に強い。その他様々な結界を自身に張っている。
全力の防御結界は世界の何よりも硬い。
【備考】ホトルス族の一員。首長であるリアンノンの補佐を務める
悪魔族は魔王化しやすいという迷信が古くから信じられており、差別排斥の対象となることが多かった。そんな中逃げるように各地を放浪していた彼女は、テラヌスウルスに辿り着く。自身が悪魔だとバレるのが何よりの恐怖であるが、困っている人がいると助けずにはいられない。そのため首長補佐という面倒事を引き受けている。自分なりに差別のない理想郷を創りたいと思っているが、何もなせていない絶望が強い。
クロシュヴィアとは腐れ縁で2000年近く昔、理想郷の建設を語り合った仲だがいつしか離散。
干ばつ解消後もホトルス族で魔族の地位向上を目指して活動を続けている。長く生きてきた分知識や技術が豊富な為、物知りな先生として慕われることが多い
クロシュヴィアの提唱したデロデロの世界をあの時は否定したものの、結局何も為せなかった自分に彼女の理想を否定する資格などあったのかと悩んでいる
先日行われた魔女の同窓会では、諦めずに何らかの活動を続けている友人たちに微妙に劣等感を感じて、やっぱり会わなければ良かったと後悔したりしなかったりしている
それはそれとして、風船スライムのクロを苦しませたクローディアや杜撰な計画でユーシリア帝国を滅亡させかけたリリーツィアよりはまだ何もしていない自分の方がマシでは?と思わなくもなかったりしている
白影スライムについては、見てすぐにクロシュヴィアの仕業と勘づいた。その大規模すぎる力の行使に、怒るべきだと思いつつもクロシュヴィアのことを心配している
56 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:34:39.79 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:国際商業都市イスファハーンその1◇

【名前】リチャード・デンネル
【種族】人間
【性別】男
【年齢】36
【容姿】スーツを着ており、背が高く筋肉質。スキンヘッドでサングラスをかけている。腰には蛇腹剣を付けている。
【性格】平等主義者で人、魔物関係なくフレンドリーに接している。流行に敏感。
【魔法】頭脳魔法(ユニーク魔法で自身のIQを上げる魔法)、雷魔法。
【備考】イスファハーンで最も大きな富と権力を持つ一族の当主。かつてはある魔法騎士団の参謀を勤めていたが辞めてからは当主となる。その頭脳を活かし都市経済をさらに発展させた。戦闘も得意で頭脳魔法で相手の魔法や攻撃などを瞬時に分析、相手の攻撃や動きを何パターンか予測する事で対応できる。他にも蛇腹剣を巧みに操り、雷魔法を駆使する。フラナ・バイオレットやマーベル・クライスとは個人的に親交がある
先日の件を経てスライム類の持つポテンシャルの高さに注目していた
現在イスファハーン経済は白影スライム出現により大激震が起きており、危機であるが商機でもあるとして毎日街の内外を飛び回っている

【名前】エミリオ・ゲンズブール
【種族】人間
【性別】男
【年齢】12
【容姿】サラサラとした金髪の美少年。服装は見るからに高そうなスーツに半ズボン
眼の色は髪同様に金色だが、魔法発動時は片眼が紫色のオッドアイ状態になる
【性格】子供とは思えないほど落ち着いており、常に丁寧な口調で話す
だがそれ故に年相応の子供らしさは感じられず、却ってそれが不気味さを漂わせている
【魔法】魔眼魔法。この魔法の使い手は彼以外にも複数確認されているが、どのような効果が現れるかは使い手によって大きく異なる
ちなみに彼の場合は相手を見つめることで相手が最も恐れているものの幻覚を見せ、心身共に蝕むというものである
殺傷能力はないが、場合によっては精神が崩壊して最悪死に至ることもある
【備考】イスファハーン最大富豪であるデンネル家の分家、ゲンズブール家の現当主
先代の当主であった父が病に倒れた為、代理という形で12歳という異例の若さで当主を務めることとなる
当初は子供が当主を務めることに反発も多かったが、幼い頃から父に徹底した帝王学を叩きこまれていたお陰で、いざ当主の座に就くとその手腕を遺憾なく発揮し周囲の声を一気に反発から称賛へと変えることに成功する
だがその一方先代の病気に関して、「自分は父よりも優秀な存在だ」と感じた彼自身が当主の座を奪う為に引き起こしたのではないかという噂がまことしやかに囁かれており…
クロシュに友達関係について言われたことを少し気にしている
リチャード不在の間はデンネル派の実質No.2であるエミリオが経営指揮を取ったが、リチャードに引けを取らぬ手腕を見せてまたしても周囲を驚かせた。なお本人はリチャードを超える成果を出すつもりだったらしく、その結果に満足していない
それはそれとして、クロシュに言われたことはまだ気にしている
白影スライムの出現と同時に起きたスライム類のデロデロ化の調査を独自に行なっており、ほんの少し、微かに、僅かながら、クロシュのことを心配している

【名前】ブレア・ホーエンハイム
【種族】電子妖精
【性別】なし
【年齢】0歳
【容姿】幾何学的な形に揺らぐ電子の幻影。他者とコミュニケーションを取る際はタブレット等の端末から音声を発したり、画面に文字や仮想の姿を映したりする。仮想の姿はなぜか雷の妖精のような外見である場合が多い
【性格】合理的で機械的
【魔法】電撃
【備考】リチャードを初めとしたイスファハーン御三家が総力を結集して造った電子生命体。知識の提供や複雑な数値計算などを得意とし、御三家に連なる者の仕事の補佐役として活躍している。指示には忠実に従うが自分から主体的に行動することはない……と思われていた
しかし先日の騒動を引き起こしたのは、この電子妖精だった。リチャードが開発時にこっそり入れた『表沙汰にならない程度にデンネル家の利益を優先する』という命令が原因だと考えられるが、その真相は闇に包まれている
騒動の後そのプログラムは削除され、ブレアは受け身で主体性のない指示待ち電子妖精に戻った
ブレアが電子の海で何を考えているかは、誰にもわからない
先日原因不明の異常でピガピガ言って無能と化したが、しばらくすると元に戻った
エミリオがヒアリングしてみたところ、ものすごくびりびりばちばちでやばかった、というような要領を得ない回答しか得られなかった
白影スライムの出現以後もブレアは平常運転である
57 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:36:39.88 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:国際商業都市イスファハーンその2◇

【名前】シュヴィア・オーデルシュタイン
【種族】オリハルスライム
【性別】男
【年齢】1200
【容姿】煌めく黄銅色のスライム。人間に擬態する際は、むすっとした顔のスーツを着た黄銅髪の青年の姿をとる。
【性格】気難しい
【魔法】空間魔法
【備考】オリハルスライムの中でも希少金属の含有量が大幅に高く、オリハルコンそのものスライム。レア中のレア。何しても物理的なダメージは受けない。しかし希少なスライムだと追いかけ回され攻撃され、それで身体が傷付くことはないが心が痛くて仕方がない。レアというだけで誰も受け入れてくれない恨みつらみが現在の彼を形作っており、基本的に同じオーデルシュタイン家の者かスライムにしか心は開かない。人間、特に冒険者は嫌い。
攻撃されるトラウマから強力な兵器や私兵、諜報機関を作り上げた。反撃能力を越えて他国と大戦争でもするつもりかという武力を備えてしまっている。大昔に存在したと言われるスライムの王国を復活させることが夢。スライムたちが幸せで脅かされず安寧に生きていくためには武力が必要と結論付けた。
今でもスライムが安心して暮らせる国を作る夢は変わっていない。しかし誰かを犠牲にするようなやり方は取るべきでないと、方法についての考えは改めている

白影スライムの出現と同時に起こったスライム類の強制的なデロデロ化に、シュヴィアは空間属性の力で自身を固定することで耐えることができた。
……他のスライムたちは、みな溶けた。シュヴィアが守りたかったスライムたちは、恐怖も飢餓も孤独もない、安らかで平穏なデロデロの中へ溶けていった。
シュヴィアは考える。こうなってしまった以上、自分がこの世界に残って頑張り続ける必要も、意味も、もうないのではないか――と。
それも良いかもしれない、と思う。正直少し疲れていた。どれほどの武力を備えても、全てを守りきることなどできはしない。ならば、いっそ――。
「…………」シュヴィアは少しだけ体を伸ばし、いつもの人型に化けた。
自分のように、この世界に残ったスライムもいるかもしれない。溶けられなかった者もいるかもしれない。そんなスライムが一体でもいるなら、まだ終われない。この世界の全てのスライムが、幸せで脅かされず安寧に生きていく為に、戦い続ける。それがこの自分の意思であり、運命だ。
シュヴィアは踵を鳴らし、足早に執務室を出た。

【名前】グラドス
【種族】阿修羅
【性別】男
【年齢】34
【容姿】癖毛で長い黒髪。焼けたかのような赤い肌。一見長身痩躯だが筋肉質ないわゆる細マッチョで、四本の腕を有する。獰猛な野獣を思わせる野性味溢れる面構え。
【性格】三度の飯より戦が好きな生粋の戦闘狂。堅気の人間に(積極的には)手を出さない主義で、戦闘が絡まなければ気の良いあんちゃんでもある。イスファハーンの中では善良な人物。
【魔法】天
【備考】シュヴィア・オーデルシュタインが運営するオーデルシュタイン軍警に務める精鋭の一人。なおオーデルシュタイン軍警は戦闘や警備業だけでなく、傷病者への各種支援や福祉、基地や街道をはじめとしたインフラの整備など幅広い分野の産業を担う巨大複合企業でもある。
グラドスはイスファハーンに古くから存在する名門の一族の当主で、野性的な顔立ちとは裏腹に古風な話し方をし頭も良く一族の当主としても前線の指揮官としても非凡な才覚を見せる。
己の生き方を何よりも優先するタイプで、それゆえに自身も前線に出て強い者に戦いを挑む癖がある。
王国の異種族排斥に対しては「気に食わない」と思う反面、闇雲に戦争することには反対であり、シュヴィアには王国内の穏健派や反体制派への支援、異種族の保護などを推進し避戦を働きかけるよう提言している。
魔法を剣に纏わせて戦う魔法剣士で薙刀と投げナイフが武器。防具は急所を守る程度の軽装。
手数の多さと初見の敵でも弱点を見抜き攻める洞察力、対応力の高さなど攻撃能力が非常に高いのが特徴で、四つの魔法を合成するという切り札を持つ。
先日の一件でオーデルシュタイン製のミサイルに敗れたことを反省し、最近はミサイルを撃つ相手を想定した戦闘訓練を行っている
訓練の結果グラドスは投げナイフ等の飛び道具でミサイルを着弾前に撃ち落とせるようになったが、他の兵士のほとんどはそれを真似できなかった
白影スライム出現後、イスファハーン防衛の任でグラドスも日々戦っている。触れられたら終わる戦というのは、緊張感があって良い。

【名前】シモンズ・オーガス
【種族】人間
【性別】男
【年齢】45
【容姿】青髪でリーゼント。マッチョの大男。タバコを咥えている。ハンマーを装備している。
【性格】情に厚く涙もろい、豪快な性格。
【魔法】岩石魔法(地属性の亜種で岩石を操る事が出来る)
【備考】シュヴィア・オーデルシュタインが運営するオーデルシュタイン軍警に務める精鋭の一人。元傭兵をやっていた事があり、武器や兵器など詳しい。誰かを守りたいと思う気持ちがあって都市の防衛や治安を守っている。本人の性格から魔物にも人気がある。ハンマーで豪快に攻撃したり岩石魔法をハンマーに纏う事も出来る。もちろん岩石魔法で攻撃も出来る。どんな攻撃を受けても最後まで立っていた伝説がある。
先日の一件でオーデルシュタイン製のミサイルに敗れたことを反省し、最近はミサイルの爆発にも耐えられるよう自己強化の鍛錬に励んでいる
訓練の結果シモンズはミサイルの爆発に耐えられるようになったが、他の兵士のほとんどはそれを真似できなかった
白影スライム出現後、シモンズは軍警の一番槍として先陣を切っている。ミサイルに耐えられるようになってもスライムには触れられないなんて、悪い冗談のようだ。
58 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:38:09.31 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:国際商業都市イスファハーンその3◇

【名前】ハイド・ストーク(襲名制であり、真の名前及び何代目かは不明)
【種族】不明
【性別】不明
【年齢】不明
【容姿】全身を黒装束に包んだ黒い仮面の怪人。他者の姿に化けることもできると言われている
【性格】不明。仕事の際は徹底して無言
【魔法】誰も見たことが無く不明(人外の領域の暗殺術と体術を持つ戦闘能力のみが知られる)
【備考】オーデルシュタインが保持する最も優れた諜報員。かなり謎が多い
オーデルシュタインの精鋭諜報員は全員がこれと同じ格好をしており、言葉を介さずに意思疎通するため、誰がハイド・ストーク本人かは当主であるシュヴィアですら簡単にはわからないという
そういった事情から、ハイド・ストーク多重分身説や実在しない説など、一部の者たちの間では様々な憶測や噂が語られている。そういった根拠のない噂を流させることも自分の身を隠す術の一つなのかもしれない
なおオークション会場でクロシュが話しかけられた影の薄い人とは、実のところこのハイド・ストークだった。彼はあの場でクロシュたちとただ話しているだけのように見せて、実のところクロシュと妖精に認識を誤らせる術をかけていたのだ。それが魔法なのか、それとも別の何らかの技術によるものなのかは不明である
シュヴィアがスライムであることを知っており、かつシュヴィアに信頼されている数少ない人物の一人である
現在、シュヴィアにデロデロ化していないスライムの発見・保護を命じられ、各地を奔走している。実のところハイドは、時折任ぜられるこのような穏当な任務が嫌いではない

【名前】マリッサ=マガジン
【種族】人間
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】金髪ショートで青い服を着た女性
【性格】普段は冷静沈着だが可愛い「女の子」を見ると理性を失い暴走する
【魔法】土や布でできた人形を操る魔法や、光魔法が得意
【備考】イスファハーンの文化・芸術を支える一族の当主。
自分のミスで友人を死なせた過去を持ち、彼女の精巧な魔導人形を製作する研究を続けている。
先日の一件を経て、とりあえず多額の研究費を得られるようになったため、今は後ろ暗い真似をしてまで研究費を稼ぐ必要がなくなった
ユーシリア帝国のパティ魔術顧問とは古い知り合い。かつては亡き友人と共に切磋琢磨し合う魔女仲間だった
魔族国のフラナとも面識はあり、薬品や研究のことで時々意見交換を行っている
フラナのデロデロ報を聞いた時はびっくりしたが、吸血鬼だしどうせそのうち復活するでしょ……と適当に考えている
59 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:40:00.36 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:大魔女帝国その1◇

【名前】クローディア・トゥルーエンド
【種族】不死鳥
【性別】女
【年齢】2000
【容姿】典型的黒い魔女服に唾の広い魔女帽子に豪華絢爛な杖を持つ。白銀の長髪と泣きぼくろがチャームポイント。ドヤァ顔系美人。真の姿はひたすらに鮮やかなオレンジ色の焔に包まれた荘厳な不死鳥。
【性格】傲慢不遜でワガママで誰よりも臣下を想う優しさを持つ寂しがり屋。どんな人であっても臣民は愛を向ける対象。承認欲求の塊であり讃えられることが大好き。
【魔法】基本的にどんな魔法でも使えるがユニーク属性としては与える魔法と奪い去る魔法を使える。あらゆる何もかもを他者に与えることができ、あらゆる何もかもを奪い去ることができる。これで星から直接魔翌力を吸い上げている。
【備考】クロシュとフメイの関係と同じようにかつてはクロシュヴィアとは親友であり、理想の世界を話し合ったりした。早々に諦めたクロシュヴィアとは違い理想郷建設のために数千年を費やしついに大魔女帝国という理想の箱庭を作り上げた。帝国には納税の義務がない、大魔女の強大な魔翌力で食材も自動で生産され、インフラも稼働し、医療魔術で健康寿命もとても長い。娯楽に溢れ文化的で何物からも守られた無菌室のごとき帝国はまさにこの世の楽園だと彼女はとても満足している。もはやこの楽園に浸った者は他国で生きることはできないだろう。でも大丈夫ここは楽園。もう地上になんて降りる必要はないのだから。
空中楽園都市が地上に落ちた後は、星から吸い上げていた魔力もせき止められ、以前までの楽園は消え去った。現在は楽園都市が不時着した荒原を開墾し、国内における各種自給率を確保しようと奔走している
大魔女帝国は白影スライムの進撃が極めて激しい国の一つである。地上からだけでなく空中からも突然出現して街を襲うのである。数も多い。このような事情から、クローディアは大魔女帝国から離れられずにいる

【名前】クロ
【種族】風船スライム
【性別】なし
【年齢】不明
【容姿】中性的な見た目をしたセミロング黒髪低身長お子様。大魔女からとある指輪を持たされておりこれで大魔女とテレパシーで連絡しあうことができる。
【性格】とてもほんわかした優しげな性格。でも主張ははっきりするタイプで大魔女にも強めのツッコミをいれることもある。
【魔法】浮遊魔法と消滅魔法
【備考】かつて世界を荒らした魔王の一体であったが大魔女に討伐され、元の姿に戻された。その後魔王だった部分の巨大な遺骸は改造されて大魔女帝国の空中楽園都市を浮遊させるための気球として利用された。
以前は魔王だった頃の記憶も力もほとんど持っていなかったが、留学生と身分を偽ってやってきたカリス・ノーランドの奸計に嵌められ、魔王として再覚醒させられた。
その後クロシュたちと大魔女の協力により、再び魔王部分は分離し、風船スライムとしての自分を完全に取り戻す。
事件の後も楽園都市の教授兼大魔女の秘書として活躍しており、もちろん大魔女のことは大好き。クロシュのことも好き
半年前にクロシュの友達のフメイと知り合い、故郷を失った者同士としてたくさんのことを話した。最終的な意見は合わなかったが、互いに考えを深めることができたし、クロシュちゃんのお話もできたので良かったと思っている
白影スライム出現の少し前に突如デロデロ化しかけたが、クローディアにより阻止された。しかし力の大半は溶けてしまい、クロシュたちと同様に弱体化している
今のところ症状は落ち着いているが、クローディアから絶対に無理をしないよう厳命されており、病室で日々やきもきしながら過ごしている。クロシュたちのことも心配している

【名前】ロディナ
【種族】人工生命
【性別】女
【年齢】製造から10年経過している
【容姿】黒髪短髪の無表情女。モデル体型の絶世の美女。
【性格】とても淡々としている
【魔法】大魔女に教わった数々の魔法を扱える。
【備考】大魔女によって創られた魔術(ホムンクルス技術)と科学(ロボット技術)の複合人工生命。人間と見間違う出来であり、帝国の技術レベルの高さを体現しており、帝国全土のシステムの保守管理を行えるスペックの高さがある。それでも大魔女は内心失敗作扱いしている。ほんとはお喋り友達として創ったつもりなのに感情がほとんどなかったのだ。だからもっと色んな人と交流して感性を育んで欲しいと今は帝国来訪者の対応係を任している。最近知らない人と接するのは苦手だなって陰キャ的感情が湧いているのは内緒、仕事に不満は言わないタイプ。
楽園都市落下後も、大魔女帝国を来訪する者への対応を担当している。しかし地上に落ちたことによって物味遊山に訪れる旅人が増え、ロディナの心労も増している
数ヶ月前、異動願を出して美術館勤務となった。今までよりは応対する頻度も減り、来訪者も落ち着いた者が多いため楽になったとロディナは語る
白影スライムにはロディナも戦いに駆り出されているが、他人への応対よりずっと楽らしい

【名前】ティリウス・フォートレシオ
【種族】エルフ
【性別】男
【年齢】1600
【容姿】鮮やかな緑髪が似合うイケメン
【性格】色々雑な性格、基本的に丁寧口調。
【魔法】植物降臨魔法
【備考】大魔女ファンクラブ親衛隊の一人にして大魔女万歳教徒の一人。空中都市の上でも緑が溢れているのは彼のおかげだった。芸術家肌で街路樹一つとってもこだわりがある帝国専属庭師。世界でも有数の美しい国立公園を作った。実はティセリアの兄であり妖精とも面識がある。
フォレスティナから外の世界を旅行中に大魔女と遭遇、意気投合していつのまにか臣民になる。フォレスティナが色々大変なことになってることは知っていたけど妹は優秀だしまあ大丈夫だろと雑な判断。それに帝国の居心地が良すぎて戻る気があんまりない。
楽園都市落下後は植物魔法の腕を振るって周辺の荒原を開墾している。里帰りをしている暇はまだなさそうらしい
最近は開墾もかなり進み、食料の自給自足もできるようになりつつある。もう少し安定したら里帰りしてやっても良いかな〜と呑気に考えている
しかし白影スライムの襲来により大魔女帝国は安定から極めて遠ざかってしまったため、里帰りも遠のいた
60 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:40:44.18 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:大魔女帝国その2◇

【名前】ルーファス・ライブリー
【種族】人間
【性別】男
【年齢】22歳
【容姿】ぐるぐるメガネをかけたひょろっとした男性
ちなみにメガネを外せば実は今までに登場した男性キャラの中でもトップクラスのイケメンなのだが、視力が悪すぎてメガネが欠かせないため彼の素顔を見られ
るチャンスは限りなく低いだろう
【性格】魔女への愛が強すぎる魔女オタク。喋り方も典型的なステレオタイプのオタクであり一人称は小生
【魔法】解析魔法。対象のデータを瞬時に把握することが出来る
【備考】大魔女帝国に住んでいる男性で、魔女オタクとして良くも悪くも有名な人物
自身が扱う解析魔法の力で魔女たちのデータ収集をすることが趣味なのだが、この魔法は身長や扱う魔法などの基本的な情報からスリーサイズなどの際どい情報
まで分かってしまうため、過去に魔女サイドからとんでもない大目玉をくらったことがある
その後健全に魔女を応援するという条件で許されたのだが、テンションが上がるとどこからともなく光る棒を持ち出し謎の踊りを踊りだしたりすることがあり、
魔女たちからは何とも生暖かい眼差しを向けられている
楽園都市落下後は、解析魔法を活かして地質調査や環境の分析等を行い大魔女やティリウスに報告している
少し前にテラヌス砂漠方面より来訪した旅の踊り子にうっかり興奮して解析魔法をかけてしまい、大魔女に殴られた
一番好きなのは魔女だが、シスターとかバニーとか踊り子とかも好きらしい
白影スライムを解析した際、クロシュヴィアの眷属であり、星属性を有しており、ほぼ無制限に現れることがわかったらしい

【名前】ユキ=チヒョーガ
【種族】雪女
【性別】女
【年齢】14歳
【容姿】青髪ロングで白い肌の少女。青と白の縞模様の服を着ている。
【性格】クールぶっているが内面は熱い性格。
【魔法】当然氷魔法。
【備考】大魔女帝国に住んでいる。元は東の果ての隠れ里に住んでいたが、強くなるために大魔女帝国に移り住んだ。帝国の魔法学園で勉強中。
楽園都市落下後は魔法学園がしばらく休校となったため、学友たちと共に研鑽に励んでいる。目標はミスティのような強い氷魔法使いになること。
白影スライムに対して学生は自宅待機するよう言われているが、ユキはそれを無視して白影スライム退治を行っている

【名前】トム・ライヤス
【種族】人間
【性別】男
【年齢】14
【容姿】オレンジ髪で短髪ツンツンヘヤ。赤色のパーカーを来ている。斧を背負っている。
【性格】明るく、ポジティブな性格。
【魔法】マグマを操る溶岩魔法と炎魔法を使う
【備考】大魔女帝国に住んでいる。火山島出身でモーリィや猫おじさんのことも知っている。斧戦士の一家に生まれで斧を装備している。斧の扱いが上手いがまだ修行中。武術と魔法を上げてさらに強くなりたいと思っている。現在は魔法学園に通って勉強している。
楽園都市落下後は魔法学園がしばらく休校となったため、学友たちと共に研鑽に励んでいる。結局炎属性の少女とは会えなかったが、大気に揺らめく炎の気配が良い刺激になったらしい
目標はバーニングスライムよりも熱い炎を出せるようになること
白影スライムに対して学生は自宅待機するよう言われているが、トムもそれを無視して白影スライム退治を行っている

【名前】トリル・フェリア
【種族】人間
【性別】男
【年齢】15
【容姿】白髪をして柔らかい髪質をした小柄な少年。ぱっと見女の子。
【性格】大人しくてどこかぼんやりしている
【魔法】絵画魔法(書いた絵が実体化する)
【備考】大魔女帝国に住んでいる。魔法学園の生徒でもある。テラヌス・ウルスの出身でリアンノンの幼なじみ
楽園都市落下後は魔法学園がしばらく休校となったため、学友たちと共に研鑽に励んでいる。都市の落下によって出身地であるテラヌス・ウルスと距離が近くなったこともあり、情勢が落ち着いたら帰郷してリアンノンに会ったり、旅スライムのクロシュと一緒にお絵かきをしたことについて話したりしたいと思っている
そしてついに先日帰郷し、リアンノンと会って思い出話やクロシュ話に花を咲かせた。故郷で族長として頑張っているリアンノンの姿を見て、自分も頑張ろうと決意を新たにしたという
白影スライムに対して学生は自宅待機するよう言われているのにユキとトムが出てしまう為、心配して付いて行っている
61 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:41:10.17 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:大魔女帝国その3◇

【名前】ヨハンナ・ワイズ
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】23歳
【容姿】白髪長髪。身長は175cmでスラリとしたモデル体型。美人。清楚な雰囲気がある。
【性格】おしとやかな性格だが男性やスライムが苦手で思わず手が出てしまう。
【魔法】声魔法 相手をぶっ飛ばす程の威力を持つ大声を放ったり、魅了、睡眠などの効果を持つ歌声を出すことができる。
【備考】大魔女帝国に住んでいる。人気のオペラ歌手で歌が好き。幼い頃ににスライムに襲われ、命を奪われそうになったことがあり、スライムに対してトラウマがある。例えクロシュがどんな言葉をかけても消えることはない程のトラウマがある。人や物に擬態している状態のスライムでもすぐ見抜ける。大魔女帝国に住んでいるのもスライムがいないと思ったからである。男性がなぜ苦手なのかは謎である。護身術を習っており、男性相手だと柔道の投げ技をぶっ飛ばして、スライム相手だと投げ技のほか魔法で攻撃してしまうことがある。
楽園都市落下後も芸能活動は続けており、開墾に携わる人たちを元気づける歌を披露している
スライム類のことは未だに苦手意識があるが、以前のように問答無用で攻撃することはなくなった
先日テラヌス・ウルスで特別講演を行った際、噴水の周りで飛び跳ねる砂漠スライムの群れを見て悲鳴を上げそうになったがなんとか踏みとどまった
白影スライムに対し、大魔女帝国内において有数の戦果を挙げる者の一人。一部の者からスライムキラーと呼ばれている

【名前】クリスティーナ・アムニジア(クリス)
【種族】魔女
【性別】女性
【年齢】17
【容姿】髪は桃色のロングストレート。可憐かつ清楚な雰囲気でスタイルの良い美少女
【性格】穏やかで明るく、人当たりが良い女性。親しくなると掛け合い漫才みたいな会話もしてくるようになる。歌が大好きな頑張り屋さん
【魔法】歌に魔力を込めて聴いた人達の心身を癒したり、元気づけたりする
【備考】大魔女帝国に住んでいる。人を惹きつける容姿と親しみやすい性格、抜群の歌唱力により人気を博している
他国に訪れたことがあり、自国が良く思われていない現状を理解している。他国で歌ったこともあり、17歳で既に他の国でも結構人気
魔力量はかなりのもので、大魔法使いになれるポテンシャルを持つ
ダークヒーローイリスのファン
楽園都市落下後も芸能活動は続けており、開墾に携わる人たちを元気づける歌を披露している
ダークヒーローイリスのテーマソングがヒットしたことで風雪新聞の記者からダークヒーローイリス物語の公式歌手にならないかとオファーを受けたが、個人的な活動に留めたいとの意向で断った
テラヌス・ウルスで行われた特別講演の時は郷に従うという名目で踊り子衣装に身を包み、新規ファンの獲得に成功した
非戦闘員であるが、同僚のヨハンナが異常な戦果を挙げていることに触発され、戦いに志願した。戦線でもダークヒーローや大魔女を称える力強い歌声を響かせ、仲間を鼓舞している

【名前】スール・ヤーレン
【種族】ラミア
【性別】女
【年齢】1257歳
【容姿】緑髪ロングの女性、上はノースリーブシャツで下半身は蛇。巨乳。
【性格】金にうるさい守銭奴。酒好き。
【魔法】炎・地・風・水魔法
【備考】大魔女帝国に住んでいる。魔法店を営んでおり魔法やアイテムの研究でひと山当てようとしている。フラナとは知り合い。
楽園都市落下後も商売は続けており、商魂はむしろ高まっている
同居人のフローレンスが最近腐り始めたことについては、以前にも似たような腐り方をしたことが何度かあったので、割とよくあることとして放置している
高原開墾の影響で栄養ドリンク等の需要が高まっており、最近はかなり儲かっている
白影スライムとの戦いでも栄養ドリンクやポーションの類がよく売れるため、やはり儲かっている

【名前】フローレンス・アルカード
【種族】吸血鬼
【性別】女
【年齢】500
【容姿】青色の癖毛に赤い目の黒衣を纏った少女。幸薄そうな雰囲気がある。
【性格】めんどくさがり
【魔法】ユニーク属性:建造物創造魔法
【備考】魔族がどうの人間がどうのって世界の色々めんどくさいしがらみを見続けた結果、地上に愛想を尽かして機動要塞に乗る。煩わしい全てから守ってくれる大魔女には高い忠誠を誓っている。大魔女帝国内の工場やビル群は彼女が作った。
バイオレット姉妹とはかつて親友であり、魔族国を建てるようなアグレッシブさには昔から憧れがあった。姉妹の過去や確執を全部知っている。
楽園都市落下後は煩わしい地上での生活に戻ってしまったことで消沈しており、ティリウスから温室建築などを依頼されているがあまり捗っていない
姉妹喧嘩にいそしむ最近のバイオレット姉妹にも割と失望しており、地上に落ちた落胆も相まって、何もかもどうにでもなれという思いが強まっている
最近ようやく地上生活を諦めて受け入れ始め、依頼の建築に取り掛かり始めた
白影スライムに対しては、面倒ではあるものの真面目に戦っている。大魔女帝国が落ちたら一番困るのは自分だからだ
62 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:41:55.66 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:浮島国ラティア・ヘイヴンその1◇

【名前】ロムリン・ライト・ドン・ラティア
【種族】亡霊
【性別】男
【年齢】享年24歳
【容姿】蒼い目の茶長髪の青年。眼鏡を掛けている。ちょっとおでこが広い。宝石の装飾されたローブ、冠を着用。足元は薄くなってて見えない
【性格】努めて厳格であるようにしているが、本来は穏やかな性格。
【魔法】延命魔法。物であれ生命であれ現状を維持する事が出来る。自分にも行使しているが、流石に永遠にとはいかないらしく、最近は体が透けてきている
【備考】ラティア・ヘイヴン最期の王様。雷霆の魔王の脅威に対し、残った人員を奮い立たたせて封印までこぎ着けた立役者。
散っていった命に対する責任として、自身を生きているとも死んでいるとも言えない有様にし封印を延命している。
雷霆の魔王の封印を守るため、そして封印の強化もしくは魔王討伐を託せる者か判別するために幾つかの侵入者用試練を城の中に用意している。
長いこと封印維持に協力してくれているゴーレムのゼーレシルトとしか会話できていなかったため、実は生身の相手との会話に飢えていた。
先日の戦いを終えて雷霆の魔王を完全に滅ぼした後、延命魔法による維持も限界を迎え、亡き妹や民が待つ空へと還っていった
ロムリン王の墓の周りには、いつも小さな綿毛の花が咲いている

【名前】セイラ
【種族】大盾のゴーレム
【性別】女
【年齢】約10000歳(幻影の外見年齢は10歳前後)
【容姿】緑髪のロングを後ろで一本の三つ編みお下げに纏めている小柄で華奢な少女。巨大な盾を浮かせている。
【性格】気弱で臆病で泣き虫(姫さまモード時)。大盾覚醒時は、物静かで責任感が強い性格に変わる
【魔法】守護魔法(盾の前方だけでなく側面や背後等の死角含めて、彼女への物理・魔法攻撃をシャットアウトする)
【備考】
勝手に動く盾型のゴーレム……と肝試しをした空妖精達には認識されていた。実際、その正体は大盾のゴーレムだった。
大盾の近くにいる小さな女の子の姿は、大盾に搭載された反重力装置の予期せぬ動作によって現れた幻影のようなもの。
発見当時は記憶喪失を失っており、食べ物や睡眠を取らなくても死ななかったので、自分のことを亡霊だと思っていたらしい。
雷霆の魔王との戦いの前に記憶と本来の力を取り戻し、魔王との戦いでは身を挺して皆を守った。
魔王を滅ぼした後は廃都の工房に住み、工房の手伝いをしたり空妖精たちの遊びに付き合わされたりしている。
またいつか、クロシュたちが訪れる時を楽しみにしている。
毎日見回りの途中でロムリンや妹姫のお墓参りをしており、遠くの空を見つめる姿が空妖精たちに目撃されている
地上の白影スライム騒動については何も知らず、日々浮島を見回りながら平穏に過ごしている

【名前】ベルトーネ・ゴールドフェルド
【種族】悪魔(自称)
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】黒の長髪に紅い瞳を持つ身長140cm程の小柄で平坦な少女。容姿は整えられておらず、いつもジャージを着用している芋女子スタイル。
【性格】受動的かつ内向的。属性は混沌・中立。悠々自適にして和光同塵。毎日を怠惰に過ごしたいマイペースな怠け者。何よりも自分の自堕落生活を優先するが、他を害してまでは望まない。
【魔法】闇属性全般を高い練度で扱える。特に相手を惑わし、弱らせ、掌握する分野が得意。
【備考】
いつの間にかラティア古城の王族の私室に居座っていた自称悪魔のぐうたら娘。略称はベル。
「大昔にこの世界に召喚されて主と契約したが、完遂前に主が死亡して失効。自力での帰還は望めず、しかし死んで戻るのも嫌なのでそのまま現界し続けている。」……と語るが真偽は不明。証明する手段もなく、本人も疲れるのを理由にあまり話したがらない。突然現れた事といい素性は怪しいものの、害意(とやる気)は感じられないので黙認されている。
怠惰な生活をする為に頑張るタイプ。いつもの怠けっぷりからは想像が付かないが、実はどんな事でも完璧に熟せる器用万能型。かつての"契約"も悪魔の仕事として真面目に取り組んでいたらしく、やらなきゃいけない事はちゃんとやる人物。
彼女曰く、自分は怠惰を司っていて、同輩の悪魔が6人いるらしいが、当然真偽不明である。
雷霆の魔王が完全に滅びた後も、依然として王族の私室に居座りだらけた日々を過ごしている。地上に興味がないわけではないらしいが、魔王との戦いでは頑張りすぎたのでしばらくは外出したくないらしい。
地上の白影スライム騒動に気付いているが、もう面倒事はコリゴリなので関わる気がない。浮島国に一生引きこもる気でいる

【名前】ジェミニ・クリスト
【種族】エルフ
【性別】男
【年齢】約2500歳(睡眠時間も含めると約12500歳)
【容姿】見た目は20代の青年。白髪で天然パーマ。長い耳
。左耳にイヤリングをしている。星座が描かれている紫色のローブを着ている。先端に水晶玉がついている杖を持っている。古風な口調。
【性格】おおらかで落ち着いている。知識と経験が豊富。面倒見がいい。
【魔法】水晶魔法(水晶を生み出し水晶の武器、防具を作りだすことができる。他にも様々な攻撃ができる)、風魔法
【備考】昔は城の宮廷魔術士を勤めていた。
魔王の封印結界を見張るため城から少し離れた所で長期睡眠を行い、封印結界の異常を感知して目覚めた古代エルフ。
優れた魔術の腕を持ち、エルフ界でもその名を知らない者はいないくらい有名な人物。精霊も見える。杖の先端にある水晶を使った占いが得意。水晶魔法での攻撃と竜巻やかまいたちなどの風魔法を主にしている。風魔法を利用して空も飛べる。
雷霆の魔王を完全に滅ぼした後は、城から少し離れた所に住み始めた(城に住むことも考えたが、城外の方が落ち着くらしい)。古風な口調の為か、最近では近くに住む空妖精たちから「おじいちゃん」と呼ばれ始めている。
隠居して余生を過ごすとは言ったものの外界も少し気になるので、時々水晶を通して地上の様子を観察している
数ヶ月前に再び長期睡眠に入ってしまったため、地上の白影スライム騒動には気付いていない
63 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:42:41.86 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:浮島国ラティア・ヘイヴンその2◇

【名前】ミーティア
【種族】人間→リビングアーマー(?)
【性別】女
【年齢】27(人間時代の享年)
【容姿】年代物の全身鎧。古ぼけているが錆などはなく骨董品としての価値かありそうだ
「頭部」の中にぼんやりと光る人魂のようなものがあり、これが今の彼女の本体と思われる
【性格】気さくでおしゃべり。もう長いこと人と話していなかったらしく、自身の容姿を活かした驚かせをするなど構ってちゃんな面も
【魔法】後述の魔術の影響か一般的な魔法を使うことができないが、宙に浮いたり自身を構成するアーマーの一部分を分離させ独立して動かすことができる
【備考】かつてラティアに仕えていた宮廷魔術師
密かに研究していた「魂を非生物に定着させる魔術」を自身に施しており、死後成功していたことを一万年ほど経ってから知る
記憶の一部が欠落していたが、雷霆の魔王の雷撃を受けた際に取り戻した
雷霆の魔王を滅ぼした後は、ゴライアスの定期検診を行いつつ今後の自身の在り方について考えている
地上の白影スライム騒動には気付いておらず、鎧ライフを謳歌している

【名前】ゴライアス
【種族】大剣(元ゴーレム)
【性別】男
【年齢】約10000歳
【容姿】青白く輝く美しさと剛健さを兼ね備えた大剣。所々機械的な部分もあり、ゴーレムだった頃の名残を感じさせる
【性格】口調は丁寧だが、どことなく誇り高き武人の様な雰囲気を漂わせている
かつては他のゴーレム同様機械的だったが、城の者たちと触れ合ううちに「彼らを守りたい」という意志と戦士としての自覚が芽生えた結果だと思われる
【魔法】無し
【備考】かつて城を守護していた戦闘用ゴーレムの一体で圧倒的な強さを誇っていたが、雷霆の魔王との戦いで修復不可能なほどの損傷を負ってしまう
当時の王(ロムリン)がそれを哀れに思い機能停止しようとしたが、宮廷魔術師ミーティアの提案と「このまま機能停止されるより、もう一度生まれ変わって誰かの為に戦いたい」という彼の想いを受け、ラティア・ヘイヴンの技術により強力な大剣へ生まれ変わった
その後お城の宝物庫に沢山の財宝と共に保管され、自分の使い手に相応しい戦士が訪れる時を待ち、ついにクロシュたちと出会い引き抜かれることとなった。なお実際に振るうことになったのは後輩ゴーレムのポーラーだった
柄の中央には彼の人格を司っていたコアがはめ込まれており、それを通じて使い手やその仲間達とも会話する事が出来る
雷霆の魔王を滅ぼす際、会心の一撃の代償としてその刀身が砕け散った。その後、もう大剣として活躍することも難しいとミーティアに診断され、今度は頑丈な短剣として生まれ変わることとなった
最近は頑丈で切れ味の良い手頃な刃物として、ポーラーやセイラ、工房人形など、使い手を選ばない活躍を見せている
地上の白影スライム騒動には気付いておらず、平穏無事な日々の良さを噛み締めている

【名前】ポーラー・ドロリッチ
【種族】ゴーレム
【性別】男
【年齢】約10000歳
【容姿】身長が2m。人型でレンガが積み重ねたような見た目。腕が太い。無表情で糸目。対話も可能。赤茶色のレンガが積み重ねたような見た目で所々にひびがある
【性格】無表情だが誰にでも優しい。
【魔法】泥魔法 泥を操れることができ、さらに泥人形も作れる。
【備考】元々は国の財宝を守る番人だった。初めは感情がなくロボットのようにただ使命だけで生きていたが、心優しい王子(当時のロムリン)と出会い言葉や心について学ぶ事ができ、王子と友達になる。その時に王子から名前やドンエテコウの毛皮を貰った(なおその毛皮は、一度目の雷霆の魔王との戦いで焼失している)。ゴーレムなのでかなりの怪力。戦闘時は泥魔法で人形を作り一緒に戦ったり、底なし沼を作ることができる。拳や太い腕での打撃を得意とするが、剣などの武器を使うこともできる。また、泥団子状に作りマシンガンのように何個も飛ばしたり、さらに大きく大砲みたいに飛ばしたりする事が可能。
雷霆の魔王を滅ぼした後も、ラティア・ヘイヴンを守るために島内の巡回を行っている。初めはその大きな外見により空妖精たちから怖がられたが、すぐに怖くないゴーレムだとわかり、最近は空妖精たちにデコレーションされるようになった。
地上の白影スライム騒動には気付いておらず、今日もデコレーションゴーレムとして元気に見回りへ行く

【名前】ゼーレシルト・フォルカロス
【種族】スフィアのゴーレム
【性別】なし
【年齢】不明
【容姿】幾何学模様が描かれた球体
【性格】冷淡
【魔法】殲滅魔法
【備考】ラティア・ヘイヴンを司る中心的ゴーレム。
太陽からのエネルギーを動力に活動する。緊急事態用に殲滅エネルギーをチャージし続けており、ラティアを犯す敵が出現すればこの星ごと破壊するつもりだった。
言葉を介し愛や友情を理解できる生命であるがそれを分かち合う住民たちが消えた今、彼らとの思い出だけを抱いて浮島と魔王の封印を維持し続けていた。
雷霆の魔王を滅ぼした後もラティア・ヘイヴンの状態管理等は滞りなく行っているが、近い内に自らもその機能を停止し、空に還る時が来るかもしれないと考えている。
空妖精たちからはまんまるゴーレムと呼ばれている。
最近は地上に現れることも増え、セイラと共に王族の墓参りをする様子が空妖精たちに目撃されている
地上の白影スライム騒動には気付いているが、ラティア・ヘイヴンとは関わりのないこととして静観する姿勢を取っている
なおそれはそれとして、半年前にラティア・ヘイヴンを救った者たちのことは少し心配している
64 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:43:26.01 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:浮島国ラティア・ヘイヴンその3◇

【名前】ヒナ・ナイテンゲール
【種族】不良天使
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】黒髪ロングの少女で背中から左が黒、右が白の羽が生えている。服装は黒のワンピース。
【性格】明るい性格でややいい加減だが戦い好きな戦闘狂でもある。
【魔法】天候操作魔法で気象を操れる。他にも光属性の魔法剣を持ちビームサーベルのようにして振るう。
【備考】元は地上を見守る天使の一族だったが飽きて旅に出てこの里にやってきた。現在城の探索中。戦い好きなので強い奴も探している。
雷霆の魔王との戦いには、強い奴と戦えると聞いて喜んで参戦した
その後テイルと共に浮島から降り、地上の冒険者として暮らし始めた
白影スライムが出現した後も変わらずテイルと共に冒険者稼業を楽しんでいる

【名前】テイル・S・ナナエルス
【種族】ハーフエルフ
【性別】女
【年齢】214歳
【容姿】青髪ロングの少女。エルフの特徴はあまり出ていない。
【性格】自由奔放な性格だがややM気質で殴られたり罵倒されると喜ぶ。
【魔法】浮遊魔法(人や物を浮かせて操れる)が得意。更に風属性を帯びた魔法剣を所持しているが剣術は我流で振り回すだけ。
【備考】自身の血筋を調べていたらラティア・ヘイヴンに辿り着いた冒険者のハーフエルフ。廃都の外れで廃都の外れでキャンプをしていた。
強敵との戦いは全く好きではないが、雷霆の魔王との戦いは生きる為に頑張った
その後ヒナと共に浮島から降り、冒険者としての暮らしに戻った
白影スライムが出現した後も変わらずヒナを共に冒険者稼業に勤しんでいる
65 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:44:19.63 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:ユーシリア帝国その1 皇族・王宮関係者◇

【名前】エリオス
【種族】人間
【性別】男性
【年齢】24
【容姿】赤髪紅目、中肉中背の優しそうだがぱっと見ではあまり目立たない青年。細身に見えるがその実、かなり鍛え上げられた肉体を持っている
【性格】温和で理知的、強い意志力を持つ
【魔法】星属性の魔法を扱う
【備考】ユーリシア帝国の現皇帝
外征よりも国内の発展を重視すべきとの声を退け続けた先帝の父親とは互いに反りが合わない部分があると認識しつつも、エリオスは父の武勇と覇気を、先帝はエリオスの叡智と周りを惹きつける求心力を認め合っていた
帝位継承上位の兄や姉達を尊敬しており、自分は次の皇帝を支えるための研鑽を重ねてきた
知勇、政治手腕ともに優れているが、経験不足による失敗は避けられず、即位してしばらくの間は民衆からの評価が低迷していた
しかし先日の悪竜異変で、帝都に迫る竜牙兵の大群を相手に英雄の剣を使いこなして力を示し、真に継承されし皇帝であると証明した
次期皇帝となる前に親しくしていた騎士エルザとは今でも互いに密かに想いを寄せているが、その立場上互いに伝えられずにいる
悪竜事変の後は弱った国力を回復させるために忙しなく動き回っており、先日の戦いで肝が据わったのかその実力を遺憾なく発揮して政務を執り行っている
白影スライム侵攻においても、エリオスは先の戦で見せた力を発揮している。実はロシュが消えた影響で内心穏やかではないが、人前では努めて冷静で頼れる賢君であろうと心がけている

【名前】パトローラ(愛称:パティ)
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】22
【容姿】微笑みを絶やさない穏和そうな顔立ち。腰まで届く波打つピンクブロンドの髪。白い肌。一見フメイと同年代に見えそうなくらい小柄で童顔だが、胸がとても豊かなロリ爆乳。
【性格】心優しく、天真爛漫。誰とでもすぐに打ち解ける高いコミュニケーション能力の持ち主。その一方で敵対した者を情け容赦なく切り捨てるという二面性がある。
【魔法】精神魔法。精神の治療や調査、干渉などが可能。また秘匿しているが洗脳などもできる。
【備考】現皇帝の妹で帝位継承権第10位だった皇女。皇帝にベッタリとなついており、仲は良好。
身体能力はからきしだが頭脳明晰で政治に長け皇帝を支えている。
精神魔法を用いて皇帝に忠誠を誓っている者を選別し役職への登用や親衛隊を組織したり、忠誠心に欠ける者の排除・粛正を行っている。
悪竜事変の後も引き続き、裏に表に皇帝を支えている。先日皇帝に対してみっともない嫉妬心を見せたことを深く恥じており、今後はそのような失態は見せないよう気を付けている
騎士や使用人の分際でエリオスお兄様にベタベタしているエルザやロシュのことも受け入れられるよう努力している
白影スライム対応にかかりきりのエリオスに代わり、王宮内の人事や指揮統括を一手に引き受けている。そしてロシュの抜けた穴が大きすぎると痛感している
他にやれる者が誰もいない為、ロシュのキノコ室管理も現在はパトローラが行っている。微細な温度や湿度や肥料等の調整が極めて難しく、毎日キレかけている

【名前】マーズ・ネオン
【種族】人間
【性別】男
【年齢】38
【容姿】茜色の髪にショートウルフヘヤー。青と黄のオッドアイで右目の下に泣きぼくろがある。整った顔立ち。フランベルジュ(波打つ刃の剣)を装備している。
【性格】冷静沈着で厳格がある。自分や他者にも厳しい。魔族は嫌いな方。
【魔法】重力魔法(重力を操る魔法)/探知魔法(人、魔物などを探知する魔法)
重力魔法は重力を重くしたり逆に無重力の状態にできる。重力の向きも変えることができるので敵を抑えたり、飛び道具等の軌道そらせられる。本気を出せば様々な大きさの隕石を落とせる。
探知魔法は自分の周囲を探知することができるので、透明状態や隠れている敵、人に化けても見抜ける。ちなみに探知時、人は青、魔族は赤でわけている。本人は広範囲で探知ができる。
【備考】ユーシリア帝国の皇族。魔法騎士団の指揮官を任されており、ユーシリア帝国の防衛をしている。ローガンやリチャードの事は知っている。剣術、魔法では帝国内でもトップクラスに強く、現皇帝とも親しい関係である。今回皇族が謎の病や亡くなっている事で常に探知魔法を発動しており、犯人を探している。この探知魔法のおかげで王宮内にスライム一匹も通した事はない。ルール、憲法には結構厳しく人間だろうが魔族だろうが関係ない。
悪竜事変の後は魔法騎士団の総司令に昇進し、以前にも増して多忙な日々を送っている。彼の昇進によって魔法騎士団の規律遵守は更に厳格になった
白影スライム侵攻に対してはエリオスと話し合いつつ有効な手立てを探っている。今のところ大きな被害は防げている

【名前】エドワード・フォン・アルティメシア・ユーシリア
【種族】幽霊
【性別】男
【年齢】享年30歳
【容姿】切れ長睫毛のクール系イケメン
【性格】義務感と真面目さとノリの良さを持つ
【魔法】縛りの魔法
【備考】
ユーシリア帝国の皇族にして元魔法騎士団の総司令部最高司令官。ユーシリア没落の真の原因を掴んだが死亡してしまった。己の最後の力で魂が星に還る前に地上に縛りつけることに成功した。しかし魂だけの存在になってしまったので誰ともコミュニケーションを取れずに地上をさ迷っている。
全てはユーシリアを守るために幽霊に甘んじているが、魔法を使い続ける魔翌力が刻一刻と枯渇していく中で何もできずにいる焦燥感でいっぱいだった。
今はクロシュの不死鳥パワーのお陰でかなり余裕ができたらしく、職務からも解放された為、幽霊の身分で王宮内を好き勝手に飛び回っている
生前は真面目な性格だったが、今では厄介イケメンおじさんのエドワード死霊として扱われている
白影スライムのことはよくわかっていないが、たぶん悪竜よりはマシだろうと思っている

【名前】パティ・イエスサーガ
【種族】人間
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】紫ロングヘアで小柄、やや胸は大きい
【性格】マイペースでのんびり屋だが時折核心を突く一言も言う。
【魔法】全属性魔法使用可能
【備考】ユーリシア帝国軍魔術顧問兼大図書館の管理人。故に魔法への知識は深い。基本仕事以外では図書館からは出ない。
マリッサや亡き友人とは旧知の中で、フラナとも知り合い。
何故かは不明だがローガンが子供の時から現在の容姿であり、不老不死であるという噂もある。
図書館では召喚した低級魔族やゴーレムを働かせ、王宮では兵士に魔術を教えたりしている。
悪竜事変後は、時々皇帝に助言を行いつつもほとんど図書館から出ないスタイルに戻った
なおフラナは半分くらい真面目にパティの亡命を受け入れる準備をしていたらしい
フラナのデロデロ報を聞いた時は驚いたが、そういうこともあるかと割とすんなり受け入れた
66 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:45:43.82 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:ユーシリア帝国その2 騎士◇

【名前】エルザ・アーシェライト
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】18
【容姿】金髪お下げ髪。平均よりやや小柄、胸は結構大きい。優しげで幼さを残した顔立ちに、意志の強さを感じさせる眼
【性格】子供っぽさを残しつつも、真面目な頑張り屋。基本的に敬語。仕事に私情は挟まないとクールに振る舞おうとするも、すぐに人の良さや負けず嫌いなところが出てしまう。優秀ながらもどこかポンコツな女の子
【魔法】回復魔法
【備考】ユーシリア帝国軍所属。現皇帝に忠誠を誓う新米小隊長だった。
子供っぽさや嘘がつけない(すぐバレる)性格、皇帝と自分が恋仲になる妄想を度々していることなどから、ポンコツ感が漂う。でも、いざというときはきちんとした観察力や判断力、指揮能力を発揮するなど、なんだかんだ優秀
根の性格も優しいし、度々手料理を振る舞ったりしているため、本国でも遠征時でも兵士達からは敬われこそしないが慕われている。また、昔の英雄が使っていた弓を受け継いでおり、弓と回復魔法はなかなかの腕前
悪竜事変後は、英雄の弓を用いた戦果が評価されて近衛兵に昇進した。これでエリオス様をすぐ傍でお守りできる……!とエルザは張り切っている
白影スライム侵攻においてはエリオス自ら防衛戦の先陣を切ることもあるため、エルザも久しぶりに前線で戦っている

【名前】サージェス・レイクルド
【種族】人間
【性別】男
【年齢】33
【容姿】騎士団服をきくずした無精髭にやせ型の男
【性格】卑怯、陰険、面の皮が厚い、弁が立つ。
【魔法】逃げ足の魔法
【備考】魔法騎士団所属だが剣の腕は全然。剣よりも最近輸入されたライフルを愛用する。騎士の防具も貫通することができ、遠距離から攻撃できる武器があるのにわざわざ剣を振る理由が分からないと本人の談。
宰相派と皇帝派で王宮の対立があるが、常にどっちの方が益があるか算盤を叩いた末に宰相派として活動している。ごますりが上手で隙を見せたら人の懐に入り込もうとする。
最近、国の闇を覗いてしまい知ったことがバレたら命を取られるのではないかと戦々恐々としている。自分の命が一番大事。メリット次第では裏切りも辞さない。
悪竜事変後も、それまでと変わらずヘラヘラした態度で働いている。なんだかんだ言って魔法騎士団という地位と給料の保証された仕事は捨てがたかったので、国が存続して良かったと思っている
白影スライム防衛戦でもライフルを使用しているが、通常弾は溶かされてしまうため高価な属性弾を使わざるを得ず、出費が嵩んでヤバイらしい

【名前】ルクリリ・メウス
【種族】人間
【性別】女
【年齢】21
【容姿】銀のショートヘアにアホ毛。常にキラキラしてる銀の瞳がチャームポイント。小柄で華奢
【性格】こうと決めたら一直線。自分の正義や目的のためには多少の犠牲はいとわない。魔族は苦手。
【魔法】金属操作魔法。液状化や硬化を伴い金属を意のままに操れる。大体の金属はコントロールできるが金属自体を作り出すことはできない
【備考】ユーシリア帝国の魔法騎士団に所属。ローガンLOVEを隠そうともせずぶつけてくる。
奥さんと子供がなくなったときはこれからは私が!ローガンさんを支え寄り添い共に歩むんだー!と息巻いていた。その彼が失踪したことで誰が見ても消沈していたが…?
ローガンの方はというと、あぁ…そんな奴もいたなぁ…ぐらい
現皇帝の遠縁で貴族の末席の地位はある
悪竜事変後は以前にも増して真面目に忠実に職務を遂行している。またいつかローガン様が戻ってきた時に、ユーシリア国にまた住みたいと思ってもらえるように。
半年前、ローガンは帰郷し、さらに騎士に復帰してルクリリの隊へ入ることとなった。これは運命かもしれない――ルクリリは満面の笑みでローガンを迎え入れた。
なおその後、現在に至るまで特に進展はない。
白影スライム防衛戦では、ローガンの造り出した鋼の武器や盾などをさらにルクリリが操って巧みに攻撃する戦術で大きな戦果を挙げている。進展はないものの、息は合っているようだった。

【名前】ノエル・リバー
【種族】人間
【性別】男
【年齢】34
【容姿】灰色髪でオールバック。碧眼。長身で筋肉質な体つき。昔の戦いの影響で左腕は義手になっている。メイス二刀流が武器で両腰に装備している。
【性格】情に厚く仲間想い。戦闘時は冷静沈着になる。魔物はやや嫌い。
【魔法】コピー魔法 相手の魔法をコピーできる魔法。
【備考】ローガン、リチャードと同じユーシリア帝国の魔法騎士団に所属している。現在2人が辞めてからも魔法騎士団を続けている。とても明るく昔はローガンやリチャードを誘って飲みに行ったりした事がある。魔法騎士団のなかではムードメーカー的な存在。ローガンの家族が亡くなった件で自分も何かできたのではないかと心の奥で後悔や悔しさが未だにある。メイスや魔法での戦闘技術も高く騎士の中では結構強い。コピー魔法の技術が高くクロシュの反映魔法やイリスの星魔法もコピーなどもできる。ちなみにローガンは彼とよく話していたのでよき友人と思っている。
悪竜事変後も変わらず騎士として働いている。ローガンのことについての後悔はこれで一区切りとし、今は国の為に働くことに集中していくつもりらしい。
白影スライム防衛戦では、危険な接近戦にも果敢に挑み、上手く戦っている。
67 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:46:32.76 ID:VuU87I/H0
【名前】リュウゼン (明石 竜髯)
【種族】人間 【性別】男性 【年齢】86
【容姿】オールバックの白髪と黒い瞳、無駄なく引き締まった身体、無精髭と藍の袴が似合う爺さん。年齢より若く見える(-20歳程)。身長186cm。
【性格】属性は秩序・善。少々柄は悪いが、大らかで気前が良く情に厚い明朗快活な親分肌。一方で根が剣士なので、死生観など割とドライな面も。本気で怒らせると気性が荒かった昔の片鱗が垣間見える。
【魔法】身体強化や応急手当などの基礎は一通り扱えるが、属性魔法の才能は無い。長年魔物の血を浴び続けた影響か保有魔力が多く、何らかの作用で老化は抑えられ寿命は伸びている模様。
【備考】ユーシリア帝国首都の隅にある小さな剣道場で子供達に武道を教えている老剣豪。
生まれはオノゴロ諸島。若い頃は冒険者として魔物を討伐・撃退しながら各地を旅していた。当時の異名は"魔物狩りの達人"。40代頃に前皇帝期のユーシリアに勧誘され、武術指南役(騎士教官)に就任。帝国を脅かす魔物を討ち、多くの騎士を育てる。しかし、前皇帝を喪った後悔から「けじめを付ける者がいるとすれば、儂のような落第者でしょう」と責任を取って辞任した。
元指南役だけあって剣以外にも様々な武器を修め、盾や格闘術すらも使いこなす。流石に魔法は専門外だが、長年の経験や知識から助言ぐらいはできる。普段は「この方が実力差がわかりやすいだろう」と相手と同じ武器を使うが、死合では愛刀である全長約2mの無骨な黒い大太刀を振る。剣から衝撃波もビームも出せないが、それらも魔法もあらゆる全てを斬り飛ばし真正面から敵を斬り伏せる。
好き:剣の鍛錬、未来ある若者、甘い物(特に洋菓子)
苦手:幽霊(唯一斬れないから)、苦い物、恋愛事
夢:武器を持たずとも生きられる世界、剣の道を究める
大嫌い:自分の楽しみの為に他者を踏みにじる輩、自分
スライムは綺麗に斬りすぎると簡単にくっついてしまうという剣士の天敵でもあるが、それでもリュウゼンは積極的に騎士団の助力をしている。幸い白影スライムは核を持たず、適当に斬れば溶けて消えるため、難しい相手ではなかった

【名前】ローガン
【種族】人間
【性別】男
【年齢】37
【容姿】ボサボサの金髪で無精髭を生やした長身の男性。身なりを整えればなかなかのイケオジ
【性格】元は真面目で正義感の強い性格だったが、今は後述の事件がきっかけで自暴自棄ぎみになっている
【魔法】鋼魔法。魔翌力を使って鋼の武器や防具を作り出したり、その他様々な攻撃が出来る
【備考】かつて、ユーシリア帝国の魔法騎士団に所属していた男で当時はそれなりに名の知れた存在だった。しかし妻と息子が魔物に襲われて命を落とし、騎士でありながら大切な者たちを守れなかった自分に絶望。その後は騎士を辞めて、まるで死に場所を探すかのように放浪の旅を始める
革命前の魔族自治区にてクロシュらと出会い、どうせ死ぬなら今度こそ誰かを守って死んでやろうとの思いでパーティに加入した
ユーシリア編にて妻子の命を奪った仇である悪竜を討伐し、肩の荷を下ろした
世界樹の光を巡る旅を終えた後は、ユーシリア帝国に戻って再び騎士団に入った
ルクリリの隊で新人としてイチからやり直しつつ、充実した日々を送っている
メタルコーティングを使えば白影スライムに触れられてもある程度耐えられるため、防衛では最前線に立って他の兵士や騎士を守りつつ戦っている
68 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:47:43.81 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:ユーシリア帝国その3 市民◇

【名前】ロシュ・ヴィンセント
【種族】森スライム
【性別】女
【年齢】6
【容姿】植物やキノコなど自然がフサフサ生えたスライム
【性格】ホワホワしてる優しい子
【魔法】樹海降誕魔法
【備考】現皇帝の身の回りのお世話をするお手伝いさん。人間ではないが高い能力と珍しい魔法を持っているため市民権を得た。木遁分身による家事雑事のスピード、質共に高い。
本気を出せば森一つ作れるほどの天才スライム。木々が溢れるフォレスティナが理想の国なのでユーリシア中を森に沈めるのが夢。クロシュの倍生きてるのでお姉さん面したかったが、あまりその機会はなかった。
悪竜事変後は、引き続きエリオス皇帝お付きのお世話スライムを務めている。最近は王宮内での視線も以前より穏当になってきており、働きやすくなったらしい。ダークヒーローが人魔対立に一石を投じた影響かもしれない
クロシュちゃんたちが次に来た時の為に、エリオス皇帝にお願いして王宮の一室をキノコ室に改装した。これで今度は一つと言わずいっぱい食べさせてあげられるとロシュはわくわくしている。先日実際に食べさせてあげることができて、ロシュは満足した
白影スライムが現れる少し前から行方不明となっており、他のスライムたちと同様デロデロ化してしまったものと考えられている

【名前】ミント
【種族】人間?
【性別】女性
【年齢】10歳前後?
【容姿】黄緑色のおかっぱをしたロリッ娘
【性格】純粋無垢ど天真爛漫……を通り越して電波
【魔法】変身魔法?。色んな動物や魔物に変身できる。部分的に変身することも可能。本当に魔法によるものか彼女にも分からないが気にせず好きな時に使ってる。また普通?の人間状態の時もかなり高い身体能力を持っている。
【備考】帝国のスラムのさらに地下を縄張りにしている子供達の集団。周囲からは「小鬼」と呼ばれているのりーだー。以前はより年上のリーダーがいたが、突然彼女がやってきたと思ったらあっという間に力の差を見せつけ新りーだーになった
色々と因縁や思惑が渦巻くユーリシア帝国の中で自分と部下達の好き勝手によいこともわるいこともしている
悪竜事変後は、ルクリリに作ってもらった勇者の模造剣を片手に相変わらずよいこともわるいこともしている。しかし英雄としての自覚を持ったからか、よいことの割合が少し増えた
白影スライムのことはミントも知っており、時々騎士団を助けてやったりしている。ただし助けた時は見返りも要求するため、騎士団の者からは天使とも悪魔とも呼ばれたり呼ばれなかったりしている。小鬼とは呼ばれていない

【名前】アル
【種族】魔族と人間のハーフ
【性別】女
【年齢】14
【容姿】人間とほぼ同じ。おかっぱの黒髪セミロング、赤みがかった瞳、小柄で子どもっぽい体型
【性格】現実主義、世渡りが上手い、ちゃっかりしている
【魔法】すばやさ強化
【備考】物心ついたころからスラム街で一人だった。家族はいなかったし自分の出自も知らない。ゆえに自分をたぶん人間と思っている
生きるために盗みを働いてきた。貴族や富裕層など恵まれた人々から盗み、それをスラムの仲間とわけあうことをよしとした
根っからの悪人ではないが、彼女にとっては善悪以前にまず生きることに必死なので割り切っている
あるとき盗みの腕を買われてスパイとして雇われる。危険な仕事だが、偽造戸籍と衣食住と安定した収入が得られるだけで彼女には破格だった
スリと潜入の技術は光るものがある。魔族の血のお陰か普通の人間よりも感覚が鋭く身のこなしがとても軽い
自分と似た様な恵まれない境遇の者には同情心や仲間意識を持つ
昔、ある人に優しくされたことがずっと心に残っている。最近そのことで、いろいろあった。
悪竜事変後も危険な仕事は続けているが、心のつかえが取れたからか以前より技のキレが増したらしい
最近、身のこなしを買われて白影スライムの動向を監視する仕事を得た。王宮からの依頼なので金払いも良いし表の仕事でもあるため、白影スライムさまさまだな〜と思っている
69 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:48:51.48 ID:VuU87I/H0
【名前】ヒューベルト・スタンフォード
【種族】サンダーバード
【性別】男
【年齢】255
【容姿】全長数メートルになる巨大な翼を持ち、空中でのスピードには自信がある。世の中の嫌なものをもう見たくないと常に目を閉じている。
【性格】合理的で目的のためなら非情になれると自称する繊細な男
【魔法】視界を奪う魔法
【備考】ユーシリアの魔族連合のまとめ役。
国もなくさ迷う憐れな魔族たちを纏め上げ、自分達の国を興すために独立運動をおこなう。魔族たちを完全に纏められているわけではなく、以前独立運動が過激化して多数の血が流れた時は心を痛めたが、自分達の独立こそが最優先と合理的に判断し、感情は心の奥底に封印した。
王宮内にも魔族を支援する勢力がおり、度々密談をして、支援をもらう代わりに謎の仕事を任されることがある。
独立運動、諸外国の進攻、王宮内のゴタゴタなど複数要因が重なり当時のユーシリアは地獄の有り様だったという。それら全てに責任を感じてしまっている自称合理的な男。
悪竜事変後も、帝都のスラムで魔族のまとめ役を真面目にやっている。以前よりは融和的になりつつあるため、ヒューベルトの負担も少し減ってきている
最近は余裕も増えて来たため、アルと同様に白影スライムの動向を監視する仕事をしている。得た金銭はスラムに還元する予定らしい

【名前】フーミン・クロス
【種族】カラスのハーピー
【性別】女
【年齢】1000歳
【容姿】黒髪ショート、腕には黒羽が生えているが収納して人間に成り済ますこともできる。
【性格】ノリの良い性格で美味しい情報やゴシップに目がない。
【魔法】風魔法が得意でハーピィ族最速の飛行速度を誇る。またシャークロウを数匹手懐けている。
【備考】自称世界一の情報屋で、ユーリシアの闇を探るためにスラム街で情報屋兼探偵事務所を開業中。
悪竜事変後はスラムの情報屋を畳み、新たなゴシップを求めて何処かへと飛び去ったらしい。
最近は新たな騒乱の気配にワクワクしているらしい。

【名前】フレン・ディアス
【種族】人間
【性別】男
【年齢】10歳前後
【容姿】赤髪の男の子。事件以降は眠れなかったり食欲も湧かないのか少しやつれ気味
【性格】明るく元気な男の子だったが、今は別人のように何かに怯えている
【魔法】炎魔法。まだ子供なので小さな灯りを作れる程度
【備考】ローガンの息子の友達だった男の子。ローガンの息子とはとても仲が良く、いつも二人で元気に遊び回っていた
しかしローガン妻子が魔物に襲われた事件以降は別人のように怯え始め、外にも出たがらなくなってしまう
もしかしたら何か事件の重大な秘密を見てしまったのかもしれない
悪竜事変後、貧民街のミントさまに命じられて小鬼の四天王となってしまった
白影スライムは城壁を越えて街中にまで入ってくることは今のところほとんどないため、あまり知らない
70 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:51:13.77 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:オノゴロ諸島 その1◇

【名前】イクセ・ホシツカサ(オノゴロ諸島伝統表記:星司 幾世)
【種族】人間
【性別】女
【年齢】6
【容姿】常時頭に半透明の狐、腰に半透明の尻尾が付いている黒髪おかっぱの少女。糸目で体格は年齢平均よりとても小柄。サイドに黒ラインの入った緋袴を着ている。
【性格】厭世的で怠惰なのを隠すために愛想よく振舞う事に慣れている。のじゃ口調。振りまく愛嬌に騙されて活発な巫女様だと大多数の民に思われている。
【魔法】魂継承魔法。波長の合う相手に魂を分け与え、記憶や経験を共有できる。
【備考】オノゴロ諸島を統治する当代の姫巫女。
姫巫女は寿命が近づくと次代へ記憶と経験を継承させる「帰常憑(きつねつき)」という儀式を行ってきた。
通常儀式は十分成長した姫巫女に対して行われる。しかしイクセの場合、次代の候補だった姉が急死し、さらに先代である母も病により先が短かったため、未熟でありながら儀式を行われることとなってしまった。
記憶と経験の継承は無事に完了し、オノゴロの最高神アマテラスをその身に宿した神童姫巫女のイクセが誕生した、かのように思われた。しかし姫巫女に宿ったのは、神でもなければ歴代の姫巫女でもなかった。それは、呪いだった。
その呪いの詳細な正体は、当事者である最後の姫巫女にもはっきりわかっていない。中核を成していたのは、かつてオノゴロで乱獲されて絶滅した銀狐の呪怨。そして姫巫女だった者たちの罪悪感や絶望だったという。
姫巫女の呪と銀狐の呪が合わさった時、そこに銀狐の生き残りが現れ、呪の潮流がオノゴロ諸島に逆巻いた。
怨嗟の渦はおぞましき呪災と化し、生きとし生けるものを呪毒で死に至らしめ、美しい温泉を穢す。取り返しは付かず、付かせる気もない――はずだった。
結局狐巫女と銀狐の企みは失敗に終わり、誰一人死なず、大した怪我人もなく、汚染も数日で浄化されてしまったという。
当時のことを、イクセはあまり覚えていない。ただ、すごく苦しくて、寂しくて、泣きたくて、たまらなかった……気がする。らしい。
夢の中で亡き母や姉やアキトやイヨやクロシュに助けてもらったような気もしたが、それも朧げな記憶である、
イクセは今ではすっかり年相応の童女として、大好きな人たちと一緒に慎ましく暮らしている。好きな遊びはかたつむりごっこ。
白影スライムの出現や友達のシズクが消えたことで不安を抱きつつも、シズクの捜索や状況調査をアキトにお願いしたり自ら動いたりしている。

【名前】イヨ・ツクヨミ(月読 壱与)
【種族】人間
【性別】女
【年齢】18
【容姿】カラスの羽を思わせる(オノゴロでは「カラスの羽のよう」は最上級の褒め言葉だ)長い黒髪に血のような紅い瞳の和服美女
一応成人だが背は幼女のように小さく(130cm代)彼女の正体を知らない人によく子供扱いされることがややコンプレックス
【性格】おしとやかな箱入りお嬢様。やや世間知らずなところはあるが貴族にありがちな高慢さはなく、己が間違っていたと理解すればそれを素直に認めて謝罪できる奥ゆかしさを持つ
【魔法】呪文を書いた紙「オフダ(札)」に魔力を込め、様々に用いる魔法。オノゴロでは「符術」と呼ばれる
敵に向けて飛ばし爆破して攻撃する、飛ばした札と「視界」を共有する、空中に固定して足場として使うなど様々な利用方法がある
【備考】朝廷に代々使える呪術師の家系、その次期当主最有力候補
ツクヨミ家は当主が亡くなった際その子のうち最も魔力が高い者が次の当主となるしきたりで、今のところ現当主である父親はピンピンしており他のきょうだい達との関係も良好
しかし他のきょうだいを擁立する者から密かに嫌がらせを受けるなどしており、どうしたものか頭を悩ませている
生まれてから一度も島の外に出たことがなく、外国の文化に密かに興味津々
半年前の姫巫女乱心騒動では暗殺を企てるなど過激な一面を見せたが、今は落ち着いた様子を見せている
大惨事を阻止したクロシュたちには深い謝意を抱くと同時に、自らの至らなさに責任を感じている
最近は戦国時代の到来を防ごうとあれこれ考えたり、白影スライム対策に頭を悩ませたりと、またいろいろ抱え込んでいるらしい
以前はリュウトウを将軍にする案を考えていたが、クロシュの助言により考えを改めた

【名前】リュウトウ (明石 竜灯)
【種族】人間 【性別】女性 【年齢】14
【容姿】ロングストレートの黒髪と黒い瞳を持つ、眼光鋭いスレンダー少女。常に藍色の袴と軽鎧を着込み、帯刀している。戦闘時は髪を一纏めにする。身長156cm。
【性格】属性は中立・善。冷静沈着で寡黙でやや堅物。淡々と勤めを果たす仕事人間。他人に厳しいが自分にはその3倍厳しい生真面目な秀才。相手を理解する為に刀で打ち合おうとするなど、少々感覚的で脳筋な一面もある。
【魔法】空間跳躍の魔法を扱う。射程は目が届く範囲、対象は自分のみ、連続使用はその度に負荷が増す。主に剣技に付随して使われ、得意技は刀身のみを跳躍させる、距離も場所も問わない居合術"無元斬り"。
【備考】朝廷に仕える武家"明石家"現当主の長女で、国に仇なす怪異を討ち取る"怪異殺し"。姫巫女を護衛する近衛兵の内の1人。
物心付く前から武芸百般を学び、一切の遊び無く鍛錬を続けている。弱冠12歳で朝廷より、日中は姫巫女の近衛、夜は街の警邏と悪しき怪異を討つ御役目を授かる。殺生は苦手だが、それが仕事ならと割り切って勤めている。一方、若年でありながら加減せず活躍しているなどの妬み嫉みで、一部の者達には良く思われていない。
愛刀は刃渡り75cmの黒い打刀。弛まぬ努力と研鑽の結果、力・技・速の全てを兼ね備え、単体比較なら国内最強と評される。既に師匠超えを果たす程に個は極まっている反面、連携を取れる者は少なく、将としての能力もまだ低い。
自分が周りとは違う事を理解しているので、自らを護国の刀と規定している。民の暮らしを守る為に戦うが、決してその輪に入ろうとはしない。
好き:武芸の鍛錬、守る事、白米と焼き魚と味噌汁
苦手:コミュニケーション、奪う事、辛い食べ物
夢:「必要ありません」(噂に聞く曾祖叔父と語り(打ち)合う事)
大嫌い:自らの快楽の為に他者を踏み躙る輩、弱い自分
半年前の姫巫女乱心騒動では、姫巫女に仕える刃としてクロシュたちを襲ったり、狐らに酷い目にあわされたりした
オノゴロを守る刃として、余計なことは考えずひたすら鍛錬に励んだり、息抜きにかたつむりごっこをしたりしている
イヨに将軍になるよう勧められた際はオノゴロの為と言われて折れかけたが、クロシュの助言により将軍になることを免れた
少し前、オリシンから輸入された小説作品に空間魔法で時空を断つ絶技について書かれていたのを読み、自身の魔法のポテンシャルに輝きを感じている
白影スライム侵攻では、汚名をそそぐ機会として刃を振るっている
71 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:51:49.29 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:オノゴロ諸島 その2◇

【名前】シズク
【種族】ウォータースライム
【性別】女
【年齢】8
【容姿】透き通った水色のスライム。人型に擬態することもできるが、体色や質感は変えられない(俗に言うスライム娘のような外見になる)
【性格】普段は素直で人懐っこい。汚い水を取り込むとやさぐれる
【魔法】水魔法
【備考】トウゲン温泉の温泉宿で働くウォータースライム。温泉宿での教育により丁寧語を使うことができる
簡易的な水質の検査や浄化を行うことができ、温泉宿では重宝されている。ただし一度に浄化できる水量は温泉一つ分くらいで、限界を超えると疲れ果ててデロデロになってしまう
半年前の姫巫女乱心騒動では、アウルらが穢した温泉の浄化を誰よりも熱心に取り組んだ。その甲斐もあり、オノゴロ温泉の水質はすっかり元の状態に戻っている
汚い水を取り込んでいない状態でも、当時のことやアウルについて聞くと微妙に毒を吐くらしい
最近はクロシュからもらった反映魔法の扱いにも上達してきており、自力で少し高度な擬態ができるようになってきている
白影スライムが現れる少し前、温泉宿の庭に小さな水たまりを残して姿を消した。他のスライムたちと同様、デロデロ化したものと思われる

【名前】サララ・ココロイシ
【種族】人と妖怪(一つ目小僧)のハーフ
【性別】女
【年齢】12歳
【容姿】水色ショートヘアで単眼。
【性格】真面目だが臆病な性格。
【魔法】水属性魔法が得意で魔法アイテム作成に長ける。
【備考】メルルの妹で道具屋の娘。自由を求め家を出た姉の事は呆れつつも心配している。
半年前の姫巫女乱心騒動では、道具屋の者として救助活動に助力した
旅館雪解けの常連。雪解けの従業員たちと仲が良い
白影スライムが現れる少し前に帰郷していた姉が再び旅立ってしまったため、心配の種が尽きない

【名前】トキワ
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】10歳
【容姿】床に付きそうな黒髪ロング、前髪も長く両方目隠れをした小柄な少女。身体中に様々な傷跡がついている。
【性格】元は引っ込み思案だが献身的で優しい性格だった。今は自分の未来に苦しみ怯えながら生きている。
【魔法】肩代わりと不死(?)。触れたり彼女自身が強く念じた生物の怪我や病気や精神面の不調等を肩代わりする。肩代わりした分は彼女自身に痛みと傷として残るがその傷によって彼女が死ぬことはない。それが肩代わり魔法の副産物か別の要因なのかは不明。
【備考】朝廷に不満を抱いている、あるいは恩恵にあずかれない没落貴族、落武者、野良忍者、貧民、はぐれ妖怪等から支持され祭り上げられている少女。出生不明の孤児であるがそれを逆に利用され、朝廷に反旗を翻す者達から「真の姫巫女」として反乱の大義名分・旗印として扱われている。
まだ自分の能力をポジティブに考えていた頃は、能力を生かしてお医者さんになろうと思っていた。
半年前の姫巫女乱心騒動では、反朝廷派から逃げ出して倒れていたところをクロシュたちに救助された
その後多くの人たちに心配され、旅館雪解けで働くこととなり、平穏を手にした
雪解けで働くようになってから精神的にも時間的にも少々の余裕を得たため、医者になるという昔見ていた夢をもう一度追ってみようかと、貯めたお金で医術書を買って勉強したりしている
現在、白影スライムの出現とシズクの消失に大きく動揺しており、スライムであるクロシュのことも心配している

【名前】アキト・イザナギ
【種族】人間
【性別】男
【年齢】19
【容姿】黒髪ショートヘア、切れ長の目、細身、質素な青い着物と袴
【性格】クールで落ち着いているが、少し天然っぽいところも。滅私奉公の精神を持つ
【魔法】破邪(聖なる属性に近いオノゴロ特有の属性。武器にまとわせることで魔法や霊的な存在を切れるようにする使い方もある)
【備考】没落貴族の子
昔は長年朝廷に仕えてきた公家だったが悪徳な公家の策略にはまり彼の家は朝廷を追放された
それ以来、姫巫女以外の朝廷の人間を信用していない
国や姫巫女への忠義は変わっておらず、国が抱える問題を解決するために独力で動いている
武芸に秀でた家系ではなかったが、彼は天才的な刀の才能に恵まれ、それを努力で磨き上げ
居合いの達人と言われるほどの刀の使い手へと成長した(ただしそれを知る者は限られている)
好物は温泉とみたらし団子のたれマシマシ
半年前の姫巫女乱心騒動では浪人のような出で立ちで刀を振るい、悪の狐を追い詰めた
朝廷ではなく姫巫女への忠義により、その後も朝廷には戻らずイクセに仕えながらその暮らしを支える道を選ぶ
イヨのリュウトウ将軍案には一定の理解を示しつつも、まだ年若いリュウトウに重責を負わすのは不憫であるとも進言した
白影スライムの出現について、アキトはイクセを守る為に警戒を強めている。今のところまだ隠れ里の近くには出てきていない
72 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 19:52:33.31 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:オノゴロ諸島 その3◇

【名前】アウル・フォクシー
【種族】狐の獣人
【性別】男
【年齢】25
【容姿】銀髪で狐耳と狐の尻尾がある。顔は整っておりイケメン。長い槍を背負っている。いつもニヒルな表情をしている。
【性格】腹黒い性格。本人は自覚していないがナルシストなところがある。
【魔法】毒を操る魔法(毒液や毒霧も可能)
【備考】昔暮らしていた村が人間によって滅ぼされてしまった過去がありそれ以降人間を憎んでいる。魔物に対しては結構普通に接している。ある組織に所属している。槍術と毒の魔法が得意。腹黒い性格もあって騙し討ちもする事がある。テンションが上がるとヒステリックな笑い方をする。実は緑の国に滞在時、世界樹の果実を潰しそれから五色の光が放たれている様子を目撃している。
人間への復讐を果たして魔族が平穏に暮らせる国を再興するというザイルの理念に賛同し、テロ組織シノホシの構成員となった
セレスティアの訃報を聞いた時は耳を疑った。はっきり言って嫌いなタイプだったが、建前上は同じ目標を目指した仲間だ。もう二度とあの戦闘狂と言葉を交わせないと思うと……別にそれほど悲しくもないが、喪失感が全くないわけでもない
そして半年前。アウルはオノゴロ諸島で未曾有の呪毒テロを引き起こし多数の命を奪って水源を汚染したが、クロシュたちの機転により全ての死傷者は蘇生し、水源の汚染も浄化されてしまった。結局アウルは、人っ子一人殺すことができなかった。
その後国家転覆や放火等様々な罪状で投獄され、アウルは裁きを待つ身となる。後で知ったことだが、即時斬首されそうになっていたアウルの命を救ったのはクロシュだったらしい。
あのスライムはその後も、子狐たちからの差し入れと称して油揚げを持ってきたり、悪辣な九尾からの伝言を届けたりと、余計なことばかりしてくる。実に腹立たしいが、子狐たちの油揚げは美味しかった。
……子狐の油揚げを食べていると、過去の自分がいかに愚かで浅はかだったかが身に沁みる。自分は、この優しい味すらも呪毒の渦に沈めようとしていたのだ。人間は憎いが、当時の自分はその人間たちと同じ……いや、それ以上の畜生に堕ちていた。
もしかしたらあのスライムは、それを教える為にこんな回りくどい真似を――と少し考えたが、アウルは首を横に振った。それはない。ただの親切心だ。あれはそういうスライムだ。呆れるくらいに善良で甘ったれな。
もっと早くあんなスライムに出会えていたら、別の道を選べたのかもしれない。でもそんな道など存在しなかった。自分にあるのは、孤独に処刑を待つこの運命だけ。ままならないものだ、とアウルは息を吐いた。
シノホシの奴らは元気にしているだろうか。
73 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:35:21.18 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:王都セイントレア その1◇

【名前】アルベール・ド・セイントレア
【種族】人間
【性別】男
【年齢】45
【容姿】長身ですらりとした姿。茶髪で肩ぐらいの髪
【性格】穏やかで理知的。有事には威厳のある王として振る舞う
【魔法】炎属性のみだがかなり上位の腕前
【備考】王国(の人間)の民には優しく公平な王。王としての才覚もなかなかのもの。一方で魔族には過激かつ排他的な政策を進める。そのあまりの差には一部の側近にも不思議に思われている
王国に代々伝わる炎の魔剣を自在に扱い、個人的な武力は世界でみてもかなり上位。実はかなりの愛妻家
卑劣なテロには断固として戦う意思を国民に示し、芸術都市の悲劇を経てその支持率は更に高まった
半年前の世界めくれ未遂事件を経た後、王妃の進言や黒いスライムの活躍を鑑み、魔族への排他的な姿勢を緩めた
現在、セイントレア王国は融和派と徹底対立派で二分されているが、少なくとも王都では融和路線が受け入れられつつある
王都セイントレアは白影スライムの進撃が極めて激しい都市の一つだが、アルベールは迅速に軍を編成してこれを迎え撃っている。王都の高く厚く白い城壁は健在である

【名前】ユグド・フランシス
【種族】人
【性別】男性
【年齢】65歳
【容姿】顔が良くイケオジ。栗色の整った髪型、栗色の顎髭がある。手には魔法の杖を持っている。
【性格】優しく人や魔族関係なく救いの手を差し伸べている。どちらか言うと博愛主義者。
【魔法】神聖魔法
【備考】現教皇でセクリエ・ロイエ者達はみんな家族と考えており、どんな者にも話しを聞いたり、救いの手を差し伸べたりしている。ロイエの者達も1人1人大切にしている。王国の事情にも知っている。現在王国との関係やロイエの原理派の行動、デロデロ派の出現に頭を悩ましている。宗教の自由で誰かどこの宗教にいるかは気にしないがデロデロ教の考え方は冒涜だと思っている。新聞を読むのが趣味で色んな新聞を読んでいる
半年前の世界めくれ未遂事件の後、ロイエ教内で原理派の権威は失墜し、穏健派であるユグドの権力基盤はさらに盤石なものとなった
白影スライムの進撃に対してはロイエ僧兵も王国軍に協力し、共に城壁を守っている

【名前】グランドマスター
【種族】人間
【性別】男
【年齢】?
【容姿】大司教服に荘厳な杖を持つ見た目若い白髪男。
【性格】普段はニコニコ自己中サイコパス
【魔法】魔力を命に変換する魔法
【備考】原理派の枢機卿としてセイントレアとセクリエ・ロイエを繋ぐ黒幕。教皇に次ぐ権力者だが、教皇を追い落とすために策を巡らせている。固有魔法により魔力がある限り死なず、死者を生き返らせることもできる(なおその蘇生の実態は魂の宿らないリビングデッドである)。そのため人間であるのにその寿命を遥かに超える時を生きている。魔力の貯蔵として魔族や妖精などを集め、魔導機械に詰めて魔力を絞り上げることを王国に行わせている。これまでもこれからも永遠に生きるために自分のためだけに魔族を徹底的に弾圧する真の邪悪。魔族の数を減らしつつ永遠の命も得られるとはなんて賢いのでしょうと自分を誉めている。彼の常勤する聖域の間は、魔力が満ちておりそこにいる限り無敵。永遠の命をちらつかせ協力者を増やしている。現場に出ないお偉いさんの癖に無駄に強い。
半年前の世界めくれ未遂事件の後、内乱罪等複数の罪状で逮捕され、裁判を受けている。
無罪となってシャバに出たらこの私をコケにした奴らを全て叩ッ殺してやりますよ……!と息巻いているが、今のところ裁判は極めて不利に進んでいる
白影スライムのことは差し入れられた新聞を読んで知ったが、私を逮捕するような愚かな国など滅ぶのが正当ッ!と吐き捨てている

【名前】ガッタ・ファーブ
【種族】人間
【性別】男
【年齢】50
【容姿】身長は高い。白髪で頭部の両端にクワガタの顎のような髪型をしている。鼻は少し長くカイゼル髭を生やしている。白衣を着ている。
【性格】昆虫(もしくは昆虫型モンスター)が好きでいつも昆虫の事を考えている。人をあまり信用していなく疑い深い性格。ネチネチと小言をよく言っている。小言が多いが仕事仲間には優しい気にかける事がある。
【魔法】昆虫魔法
・普通の昆虫を使役し操る事が出来る。
・オリジナルの昆虫を召喚して操れる(例えば火に耐性があったり、切っても分裂できる等)。
・自身の体の一部を昆虫の一部に変える事が出来る(例えば背中に蝶々の羽を生やす、両足をバッタの足に変える等)。
【備考】王国で護衛兼学者とやっている。結構頭もよい。昆虫に関する論文で高い評価を受けたり、新種の昆虫型モンスターを発見したして、学者の間では結構有名。武術も強く、護衛の為に習ったら才能が開花した。武術に関しては王国の騎士隊長以上に強くなっている。その強さから王国にも認められている。王国の命令があれば必ず遂行する。セインとはともに仕事した事がある。自身の魔法もおり混ぜて戦う戦闘スタイル。一人称は「ミー」でよくカイゼル髭をいじっている。
セインのことはかなり気に入っており、フレンドシップを感じていたらしい。最近連絡が取れなくなって落ち込んでいる
カリス・ノーランドのことは倫理観のない最悪のマッドサイエンティストだと思っていた。今でも思っている

【名前】ザック・スミル
【種族】人間
【性別】男
【年齢】30歳
【容姿】聖職者の服を着ており、金髪のソフトモヒカンでガタイいい。いつも笑顔で白い歯を見せている。メリケンサックを所持している。
【性格】明るく平和主義者だがカッコつけたがりで必ず何かしらポーズをとる。
【魔法】光魔法、身体強化魔法
【備考】セクリエ・ロイエに所属しており、穏健派。平和を愛しており、ボランティアやクリーチャー討伐など社会貢献をして多くの人々を救いいつの間にか人々から彼の性格(とくにカッコつけたがりなところ)もあって「ヒーロー」と呼ばれている(自分もヒーローに憧れていた)。穏健派なのでアダ名と呼んでもいいし名前で呼んでも気にはしていない。昔は路頭に迷っていたところ現教皇に救われた事がある。戦闘時では、メリケンサックを武器にし光魔法と身体強化魔法を駆使している。
半年前の世界めくれ未遂事件の後も変わらずトレーニングと訓練を続けている
白影スライムの進撃に対しても光魔法で拳を覆うことで不利をカバーして戦っている
74 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:36:55.12 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:王都セイントレア その2◇

【名前】クレア・フォーサイト
【種族】人間
【性別】女
【年齢】24歳
【容姿】修道服に身を包んだ黒髪、糸目で細身の女性。通常時の瞳の色は髪と同じ黒色
魔眼を発動する時は目が開き、その時は片目が青のオッドアイ状態となる
【性格】真面目で慈悲深く、誰に対しても丁寧な口調で接する。まさに聖職者の鑑のような女性
【魔法】魔眼魔法(未来視の魔眼)。文字通り未来に起こる出来事を見る事が出来る
基本的に近い未来であればあるほどハッキリと見る事が出来るが(例えば数秒後など)、数日後の未来などになるとボンヤリとしか見えない
また一年後など、あまりに遠すぎる未来は見る事が出来ない
【備考】穏健派に属する女性聖職者
少女時代に未来視の魔眼の力に目覚め、友達にこれから起きる事を予言し見事に的中してみせたのだが、すごいと思われるどころか気味悪がられてしまい逆にいじめられるようになってしまった過去を持つ
悲しみに暮れていた所、今の教皇にあたる人物から「君の力はきっと神様からの贈り物に違いない」と励まされた事がきっかけで「ならばこの力を神様と励ましてくれたこの人のために役立てよう」とロイエ教への入信を決意する
それから今までロイエ教のために働いてきたのだが、最近未来視の魔眼でセクリエ・ロイエ及びロイエ教に何やら良くない未来が忍び寄っているのを見てしまい不安に思っていた
半年前の世界めくれ未遂事件では、クロシュたちと共にレイ・アンバーを捕まえたり、地下壕の整備をしたり、秘伝のパスタを作ったり、多方面で活躍を見せた
事件の後は恐ろしい未来は見えなくなったらしく、今は聖ヴァレリオ教会で平穏に務めている
白影スライムの進撃については、一切視えなかった突然の運命だったらしく、驚くと同時に恐るべき事態になっているのではないかと危惧している

【名前】 ミラ&クル
【種族】 人間
【性別】肉体的には男だが、精神的には男(ミラ)と女(クル)両方の面がある
【年齢】 17
【容姿】水色のロングヘアをした一見美少女に見える可憐な容姿。
【性格】基本的には抽象的で意味深な言動をよくする浮世離れた不思議ちゃんな性格だが一応ミラとクルでは細かい思想や好き嫌いは違うらしい。
【魔法】光&闇の混合魔法
【備考】元々はレイ・アンバーと同じ孤児院で暮らしていた双子の兄妹だったが、ロイエ教原理派による孤児院襲撃によって妹(の肉体)は死亡し、兄は妹の精神が入りこんだ(本当に入りこんだのか、所謂二重人格になってしまったのかは>>1におまかせで)うえで、ロイエ教原理派に保護された(囚われた)。 その後紆余曲折あってセイントレアにある孤児院で働いているが、実際の所はいつかレイ・アンバーがセイントレアやセクリエ・ロイエにやって来た時におびき寄せるための『餌』として泳がされている状態である。ちなみにミラ&クルにとってレイへの現在の感情は「愛憎好嫌入り混じったデロデロな感情」らしい。
半年前の世界めくれ未遂事件では、非戦闘員ながら子供たちの避難誘導やレイ・アンバーの捕獲で活躍した
事件の後もレイ・アンバーと共に孤児院で暮らしており、日々レイをいじりながらのんきに過ごしている
白影スライムの進撃については、ひとまず城壁の内側は安全であるものの、自分にもできることはないかと模索している

【名前】レイ・アンバー
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】18
【容姿】長身だが猫背で地面につくほど長い灰色の髪をした陰鬱なオーラを醸し出してる女性 体中にタトゥーのように無数の魔法陣が刻まれている
【性格】根暗で対人恐怖症で常に不安と恐怖に囚われている
【魔法】体中に刻まれた魔法陣の影響でによって禁呪扱い・あるいは歴史の中で忘れ去られた魔法や呪術を含めて多数の魔法を使える
【備考】かつてはとある国(どの国かは作者に任せます)の孤児院で暮らしていた普通の少女だったが、その孤児院は邪神(とロイエ教では扱われている)を信仰するカルト教団が運営しており、彼女は邪神の器として選ばれてしまいその際に魔法陣が刻まれる。そして邪神を彼女に憑依させる儀式の直前にカルト教団を滅ぼすためにロイエ教原理派が襲撃。その混乱に乗じる+魔法陣によって使えるようになった魔法を駆使して脱走に成功したものの、カルト教団とロイエ教原理派双方によって全世界の冒険者ギルドに捕獲や討伐の依頼が出されお尋ね者になってしまい、常に怯えながら逃走生活を続けている。しかしお尋ね者でまっとうな職に就けないとはいえ盗みを働いて金や食糧を得たり、不安と恐怖が強すぎるあまり追手と勘違いして無関係の一般人を攻撃したりと単純な被害者とは言えない行動をしてしまっている。過去のことで善良な心が歪んでしまったのか、あるいは元から邪神の器に相応しい素質を持っていたのか……
密航した貿易船を紆余曲折あって幽霊船と化させ、その奥に引きこもっていたところをクロシュ一行に叩きのめされた。その後彼女の処遇について紛糾していたところ、クロシュの進言によって命を救われ(?)、クロシュのことが気になり始める
逃亡生活は現在も続いており、少し前に海上を漂流していたところを再びクロシュ一行に見つかって救助される。そこでまたクロシュやクロシュの仲間たちの優しさに触れ、久しぶりの安らぎを得た
その後国際商業都市イスファハーンに到着する前にクロシュたちの迷惑にならないようひっそりと一行から離れ、孤独な逃亡生活に戻っていった
少し前にユーシリア帝国領に入り、シワシワカボチャを盗み食いしているところを騎士に発見されて追い回された。シワシワなやつくらい分けてくれても良いじゃん……と思ったりしたが、その当時ユーシリアカボチャのほとんどがシワシワで大変だったということをレイは知らなかった
そしてセイントレア編にて、ついにクロシュたちや幼馴染のミラ&クルに捕まり、お縄に付くかと思いきやグランドマスターに全ての罪をなすりつけることで無罪放免となってさらに賠償金もがっぽり貰った
今はミラ&クルと共に聖ヴァレリオ教会預かりの身となり、クレアさんに叱られたり褒められたりしながら平穏な日々を過ごしている
白影スライムについてはすごくびっくりしているが、同時にクロシュのことをものすごく心配している。厳戒態勢の王都を抜け出してクロシュたちの集落に行けないかと画策している
75 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:38:39.09 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:オリシン王国 その1◇

【名前】クロノス・ローレリアス・オリシン
【種族】人間
【性別】男
【年齢】30
【容姿】儀礼用の王族服と宝飾じゃらじゃらな長身黒髪男。国宝の指輪を常に着けている。
【性格】ガハハ系適当男と見せかけてシリアス面もできる有能
【魔法】空間支配系
【備考】
オリシン王国の王族の一人にして、大図書館の名誉館長も勤める。大図書館の空間は迷宮のように入り組んでおり、入ったが最期抜け出すのは不可能なほど広い。入口付近はまだ空間は歪んでおらず民衆も使用できるが奥の方に行くことは禁じられている。禁書が山のように存在する図書館であり迷宮の奥に行くほど危険度の高い本が並びだす。最奥に何があるか詳細は極一部の者しか知らない。実は亡き父から最奥に辿り着くためのパスを引き継いでいる。また、この歪んだ空間を図書館内部に留めるために力の大半を使用している。気を抜くと図書館外の首都の空間すら歪まされるだろう。図書館はつまり封印の楔なのだ。最近妙に歪みが大きくなっている。何よりもオリシン王国を大事にしており、きょうだいたちのことも愛している。そのため全てを守るために自分の人生も時間も寿命も捧げている。でもそれは全部内緒。お兄ちゃんだから。
時空歪曲拡大事件の後、クロノスは王位を継承してオリシン王国の国王となった。
国王となってからは以前にも増して張り切り、積極的に様々な政策や白影スライム対策を押し進めている。

【名前】メロウド・オリシン
【種族】人間
【性別】男
【年齢】25
【容姿】肩にかかる程度の金髪、青い瞳、白い肌。優しそうな柔和な顔立ち。背が高く華奢な体格。スーツのようなかっちりとした服装を好む。
【性格】普段は温和で誠実だが、書物のことになると饒舌に熱弁するオタク気質の性格。国や民を思う王族らしい優しさは持つものの、デロデロ教には好意的なようだ。
【魔法】情報魔法。書物や他者の頭脳にある情報・記憶などを瞬時に読み取り頭脳に保存し再現できるようにする魔法。
頭脳に保存された情報は忘れることなく記憶され、いつでも思い出せる。人間ウィキペディア。
極めれば世界の記憶すら読み取ることができるほど強力な魔法だが、体力や魔翌力が切れれば保存した技術や魔法は当然使えないし、またこの魔法単体では新しい技術や知識を生み出すことはできない、トラウマになるような悪い記憶でも忘れられないなど不便な面もある。
【備考】オリシン王国の王子で重度の書物中毒。とにかく読書が大好きで大図書館のためなら王位を目指すのもまた一興と考えている。(図書館がなければ王位に興味がないともいう)
魔法もまた読書に関連するもので、ともすれば人間すらも一冊の書物としてとらえることのできる魔法だが、その一方で自身の魔法に対し、手足や目の数・寿命など自分の体が枷になる(読める書物の量に限界がある)と考えており、そうした枷を取り払える可能性のあるデロデロ教に対しては好意的なようだ。
時空歪曲拡大事件の後、クロノスからオリシン王立大図書館名誉館長の座を引き継ぎ、管理業務を中心に忙しく働いている
業務の傍らで、前回のような窮地に立つことのないようにアカシャ図書館や永遠の魔王についての調査を進めている

【名前】 クーフィア・オリシン
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】16
【容姿】長い銀髪を三つ編みにして眼鏡をかけた、王族とは思えない地味で素朴な容姿。父の形見の開かずの本を大事に持っている。
【性格】内気で気弱で臆病で人見知りしがちだが、王族として国や民を思う優しさや責任感はある。
【魔法】水魔法(本が濡れるので出来れば別の魔法が良かった)
【備考】オリシン王国の王女であるが、物心がついたときから様々な本を読むのが好きでよく図書館に通いつめていた。そのため王族の中でも随一の知識をもっているが上記の性格も含めて王権には興味はなかった。 
しかし父である先王が死の間際に開かずの本を託したことと、白影スライム騒ぎに酷似した出来事がかつて読んだ古代の歴史書に書いてあったことを思い出し、 自分なりに何かできることはないか探している。
時空歪曲拡大事件の後クーフィアは以前と同様の生活に戻ったが、小さな変化もあった。重かった前髪が軽くサラサラになり、たまに眼鏡ではなく新製品のコンタクトレンズを着用するようにもなった。無論フェルメールの仕業である。なおフェルメールは後ろ髪もいろいろアレンジしようと提案したが、クーフィアは三つ編みはアイデンティティだとして頑固に断ったらしい。
時空歪曲拡大事件は歴史にも残らず民衆にも知られない類のものだったが、クーフィアはそれを物語として残そうと思い、最近久しぶりに筆を取っている。

【名前】フェルメール・ド・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】13
【容姿】長めの金髪をたなびかせた美しい小さめお姫様。セイントレアドレスを好んで着る。
【性格】我が儘、傲慢、強欲だが比較的丁寧口調。クロシュヴィアLOVE。抱っこしたい。する。
【魔法】記憶操作 発動範囲や対象人数はバカ広いが1つ2つの記憶を改竄植え付けるのが限界
【備考】デロデロ教最高幹部の一人。デロデロ番号一桁の古参。今は色々あってオリシン王国の王女ということにして首都中の記憶を操作し、王宮に堂々と潜入している。かつてクロシュヴィアに分からせられて以来神の如き者として仰ぎ見ている。デロデロ教徒というよりクロシュヴィア教徒。デロデロ教については微妙に理解しておらず、世界支配のための都合の良い教えと認識しており、最終的に自分自身も世界に溶ける教義であることに気づいていない。クロシュヴィアから大切に思われているが同時にデロデロにされる運命であることをまだ知らない。王宮内の権力争いに勝利して、デロデロ教を国教に据えクロシュヴィアに国を捧げようとしている。強力な魔法を持つ反面、身体能力は人並み以下。スライムには優しめ。中ボス枠。
時空歪曲拡大事件を経てデロデロの教えが真に意味することを理解し、考えが揺らいだ。本当に文字通り何もかもを溶かして混ざり合うものだとは思っていなかったのだ。それが真の正しい未来なのかフェルメールには判断がつかなかったが、溶け合うことに恐怖を抱いたのは確かだった。そして恐怖なんかを抱いてしまったことが、クロシュヴィアに申し訳なかった。
現在フェルメールは自分の考えを整理しつつ、独自のルートでクロシュヴィアを追う方策を練っている。例え怖くとも、本当に正しいならばもう一度クロシュヴィアの元に集いたい。そして間違っているなら――クロシュヴィアちゃんを愛する者として、もう一度ぶつからなければならない。今の自分は、自らの心をも蔑ろにして服従するロスチャイルドの子ではないのだから。
76 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:39:49.29 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:オリシン王国 その2◇

【名前】サキ=ローズナイト
【種族】竜人と人間のハーフ
【性別】女
【年齢】19歳
【容姿】銀髪セミロングの女性。頭に1本角が生えている。メイド服着用。
【性格】落ち着いた性格だが、キレると共謀になり口調が荒くなる。
【魔法】速度魔法の使い手。自身や他の物が動くスピードを速くしたり遅くしたりできる。他にも拳銃や短剣を使用する。
【備考】オリシン王家の宮殿で働くメイド。イリスの幼馴染。元々孤児であったが、フラナに拾われて彼女に育てられてきた。その過程でイリスとも知り合い、彼女のお姉さん的存在でもあった。フラナの身の回りの世話をしたこともあり、メイドの道へ進み現在に至る。それが彼女の全てであり、世間にはあまり興味はない様子だが、身内の危機には容赦しないスタンスをとっている。
時空歪曲拡大事件の後も変わらずオリシン王宮のメイドとして働いている。高い戦闘力を持つため白影スライム退治に駆り出されることもあるが、卒なくこなしている。

【名前】ミネルヴァ・ドーソン
【種族】人間
【性別】女
【年齢】26
【容姿】金髪ロングの妊婦
【性格】温厚で種族や出自を問わず友好的に接する
【魔法】治癒魔法
【備考】元々は夫や幼い娘とともにミュージアで貧者のための治療院を開いていた医師。しかしミュージア崩壊時に夫を除くすべての家族や友人を失い、絶望の淵に立たされた折にクロシュヴィアと出会い、夫婦そろってデロデロ教に入信した。
しかしクロシュヴィアとともにセイントレアを訪れた際に世界めくれに見舞われ、今度は夫をも失ってしまう。さらなる絶望に立たされたその時、自身が夫との子を宿したことに気づき、この子を産みたいという思いからデロデロ教を離反した。
盗賊らに襲われていたところをクロシュたちに助けられ、その後オリシン王国に着いた後もしばらく行動を共にした。
お腹の子の名前は、クロシュの提案したアイにしようと考えている。最近かなりお腹も大きくなってきており、出産の時が迫りつつある。

【名前】シュヴィー・オード
【種族】フライングスライム
【性別】女
【年齢】750
【容姿】常時浮翌遊している空色不定形美人
【性格】世話焼き
【魔法】空間魔法
【備考】
オリシン王国のスライムたちの長。もうオリシン王国のスライムたちのほとんどは星に溶けたが、辛くも彼女一人は逃げられた。仲間がいなくなったショックで毎日泣いているがもう誰も返事はしてくれない。
残った僅なスライムたちを纏めて自分が作った小さな空間を逃避先として提供している。空間の出入口はどこでもドアみたいに不自然なドアが国中に散見しており、白影以外のスライムなら入れるように細工されている。家事料理は一通りこなせるハウスワーカースライム。
クロシュたちの旅の道中で出会い、その後オリシン王国滞在中にもお世話になった。優れた空間魔法の腕前を持ち、医学や薬学の知識も有している。
シュヴィーは今でも、溶けずに残っているスライムを探してオリシン中を捜索している。
77 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:41:03.20 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:オリシン王国 その3◇

【名前】アステール・アタナシア
【種族】(元)人間 【性別】女性 【年齢】不明
【容姿】濃紺色の長髪と金色の瞳を持った少女。黒のとんがり帽子にローブと一体化したロングコートと魔女らしい装束を纏い、日中でも星を見られる魔法と望遠機能が付いた特注の眼鏡を掛けている。少女体なのは初心を忘れない為。身長141cm。
【性格】属性は中立・中立。物静かでマイペースな論理学者型。超越者故に極めて達観しており、感情が顔に出ず、誰に対しても敬語で話す。無機質で機械的と捉えられる事も多いが、星を絡めた言い回しを好んだり星の話だと饒舌になったりと人間的な一面もある。
【魔法】星属性の派生である"天星魔法"を扱う。通常の星属性と異なり天上の星々からも数多の力を引き出せる。まさに星の数ほどの魔法を宇宙規模で行使できる神域の固有魔法。
【備考】町の外縁部に建つ天文台の館長で、原初の文明より悠久の時を生きる超越者の一人。通称"星見の魔女"。所謂NPC専用のお助けキャラ。
幼少期に見た満天の星空と流星群に心を奪われ天文学の道へ進む。占星術や天体魔法など星に関わる物なら何でも習得し、遂には後天的に星属性を獲得。終いには末永く星を見続ける為に自らを作り替え、不滅の超越者にまで至った規格外。現在は天文台で星を眺めたり茶を飲んだりしながら暮らしている。
"過ぎた力を持つ者は、過度に世界に干渉すべきではない"という主義。何が起こっても今の人達に行末を委ね、自分の力は欠片も貸す気がない。ただし自分由来でない力は対象外らしく、市販品や茶菓子等は気前良くくれる。
もしも世界が滅ぶとしたら、その時は自らも星と運命を共にする気でいる。森羅万象を見守る者。
好き:天体観測、今を生きる人々、金平糖
苦手:騒がしい場所、急かされる事、脂っこい物
夢:宙へ行って星を巡る事
大嫌い:なし
オリシン王国編では、類稀な星属性の力を見込まれてイリスに協力を打診されたもののすげなく断った。誰にも肩入れしない主義だという。
その後ユーシリアの蒼き星の勇者や大魔女クローディアの友人だったことが判明し、同様に茶飲み仲間となったクロシュたちへささやかな応援を贈った。

【名前】ティナ・プラネット
【種族】魔女
【性別】女性
【年齢】?
【容姿】赤橙色のショートカットを刈り上げた髪型。傷と右目を隠す眼帯のせいで分かりにくいが、よく見るとイリスと似た顔立ちをした長身でスレンダーな美女。黒いスーツ姿で左腕は義手になっているため手袋で常に隠している。
【性格】冷静沈着で礼儀正しいリアリスト。情に厚いが流されない。やや負けず嫌いなところがある。
【魔法】星属性を得意として一通りの魔法を使えたが、現在は無属性の魔法しか扱えない。
【備考】イリスの母親。希少な星属性の使い手だったのでカリスに狙われていた。幼いイリスを危険から遠ざけるため、親友に託して単身カリスに挑むも力及ばず捕らえられてしまう。
実験体として扱われた結果、左腕と右目の視力、記憶を失い、星属性の魔法も使えなくなったことでカリスからの興味は失われた。
ある日、フメイ達の脱走に乗じて逃亡に成功。その後は紆余曲折を経てエバンスが所属する傭兵団に拾われ、その仕事ぶりから「無詠の魔女」の二つ名がつけられて行く先々で恐れられるようになった。自身の名前を思い出せなくなっているので自身もその二つ名を使用している。
使えなくなった各属性魔法の代わりに各属性の魔翌力を撃ち出す二丁の拳銃と身体強化魔法による近接攻撃を用いて戦う。
ダークヒーローイリスの話を聞くとなんとなく複雑な気持ちになるが、本人は理由がわからない。
ロイエ教信者ではないが、名前を持たないことと派遣先での活躍から現在は原理派の要人警護のために雇われていた。
半年前の世界めくれ未遂事件の前後で記憶を取り戻し、イリスの母としてクロシュたちと共に戦った。
今はイリスと共に祖国オリシンへ帰国し、平穏に暮らしている
時空歪曲拡大事件では、クロノスに雇われた調査員として活動しつつ陰ながらクロシュたちへの一助となった。

【名前】イリス・プラネット
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】17
【容姿】髪は少し橙が入った赤のポニーテール。身長は女性の平均くらい、やや童顔気味だけどスタイルは良い美少女。旅に適した魔術師のローブを着て、魔術師用の杖を持っている
【性格】明るく元気いっぱい、前向き。基本的に温厚で礼儀正しいが、やや負けず嫌いなところも。善人だが理知的でもあり、考えなしに人助けに走るわけじゃない。けど周りの人に危機が迫ったときはやっぱり体が勝手に動いちゃうときもある
【魔法】属性:星。自分たちが住むこの星の根源の魔力にアクセスする。この星の様々な自然の力を扱うため、火、水、土、風、光など、一見多数の属性の魔法を使うように見える
現在は自身の属性を把握し、小規模ではあるが星属性の魔法を使うことができるようになった
【備考】お師匠様のような立派な魔法使い目指して修行の旅の途中。その中で自分の謎な魔法属性も把握できればと思っている(達成済み)
既に魔法使いとしての腕前はかなりのものだが、お師匠様にはまだ届かないと思っており、邁進中
旅の日記をつけているが、その中でその地域の料理や料理法も書き留めている。彼女自身料理するのも食べるのも好きで、かなり料理上手
元々知的好奇心が強く、結構な知識通。女性の一人旅なので、魔法の他に護身術、杖での格闘術も使えるが、一流の戦士にはさすがに魔法抜きの近接戦は分が悪い
いろんな人とすぐ打ち解けちゃう良く分からない魅力がある
ミスティにユキという後輩(?)ができたことを少し羨ましく思っている
世界樹の光を巡る旅を終えた後は母ティナと共にオリシン王国へ帰国し、魔法の研鑽をしながら平穏に暮らしている
時空歪曲拡大事件ではクロシュたちと再会し、久しぶりに肩を並べて共に戦った
弱体化したクロシュたちのことを心配しつつも、新生したオリシン王国を守りたい意向からオリシンに残って白影スライム撃退に専念することを決意する
78 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:42:40.98 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:シノホシ その1◇

【名前】レイン・フォール
【種族】エルダーサキュバス
【性別】女
【年齢】120
【容姿】金髪オッドアイで黄色いパーティードレスを着たナイスバディ美人。泣きぼくろがチャームポイント。
【性格】気が強く孤高の寂しがり屋
【魔法】心理支配が最も得意で催眠や読心などを行える。
攻撃系統だと闇魔法も得意。触れたら消滅する強力な闇の塊を生み出し操るが、心理魔法ほど練度は高くない
【備考】かつて勇者サインと恋に落ちたサキュバス。勇者に一目惚れしてつきまとうようになり、いつしか勇者も受け入れてくれた。何故魔物である自分を受け入れたのか、そんな勇者の心は魔法をもってしても最期まで見透かすことができなかった。今はもう愛した勇者はいない。たった一人になった彼女は、勇者に誘惑催眠をかけたサキュバスと人類社会から烈火の如く憎まれ、勇者と仲良くしている裏切り者と魔物社会からも侮蔑の限りを尽くされていた。それらに抵抗するうちにいつの間にか国際指名手配の極悪人。賞金稼ぎに狙われ、傷つけられ、既に心は世界への復讐心にとりつかれていた。そのため、今では自分を迫害してきた社会に対して、悲しみと怒りをぶつける手段としてテロに興じる。
彼女はただの一度だって勇者に催眠をかけたことはない。あの時感じた純粋な恋心を魔法なんかで汚したくはなかった。
現在は国際テロ組織シノホシに所属し、勇者を死後も利用し続ける王国を破壊する為に活動している
少し前に浮島国でクロシュ一行と共闘し、あまり嫌いにはなれないと感じてしまった
セレスティアの訃報を聞いた際は流石に動揺したが、特別仲が良かったわけでもないため事実は事実として受け入れている
アウルの逮捕を聞いた際は少し驚いたものの、若さゆえにいつか先走りそうな気はしていたため、それほど動揺はなかった
フレメアの脱退については、当人の好きにすれば良いと思っている。元々あの吸血鬼は、シノホシという復讐者集団とは少々方向性が異なっていたと思う。いずれ違える道ならば、穏便かつ早い方が良い
そしてレインは現在、少々気になる情報が入ったとのことで単身大山脈へ向かったらしい

【名前】ザイル
【種族】魔族
【性別】男
【年齢】1000歳
【容姿】銀の長髪、中肉中背
頭にある二本の角、背中には黒い翼を持つ。それ以外は特徴を持たない普通の青年
【性格】泰然自若。知識を尊び、色んな物事に興味を示し、他者の話に良く耳を傾け、良く喋る。だが自身の価値観は頑なに譲らない。力こそ全てとし、力で意志と矜持を貫き通す。一方で身体が弱くても、強き心を持つものには敬意を払う
【魔法】圧倒的な出力の光魔法
【備考】産まれてから暫くの間、非力でそこらの村人より弱かった魔族
力なき故に他の魔族から虐げられ、飢えと渇きに苦しみながら、死にたくない一心で生き続け、鍛え続けてきた
ある時、長年自身を虐げてきた魔族を殺害。その魔族が貯め込んだ食料を喰らうことで、生まれて初めてのまともな食事にありつく
かつて自分より遥かに強かった魔族を倒し、飢えから解放されたことにより、力さえあれば飢えることもなく、尊厳も守れると力に執着していった
研鑽の日々の中、滅ぼされた村の生き残りの少女を虐げて楽しむ魔族を見つける
力こそ全て。ならば、少女が虐げられるのも弱いが故
そう考えるも怒りを覚えたザイルは魔族を屠り、少女を助けた
その後、助けた者の義務として少女を養う。始めは義務感のみで少女と接していたが、次第に情が移り兄妹のように仲良くなる
しかし、かつて虐げていたザイルが自分達より遥かに強くなったことを妬んだ魔族達が義妹(少女)が連れ去る
だがザイルの実力を見誤った魔族達は、義妹を人質にザイルを脅す間もなく皆殺しにされる
このことから、大切なものを守り通すにも力が必要と信じるようになる
やがて圧倒的な力と知識を手に入れたザイルは、繁栄も豊かさも平和も、人材すらも力で得られると、周辺の者を種族関係なく従える
そして自分の思う通りの法を整え、思い通りの国を作らせ、その国を亡き義妹の名前からリーリアと名付けた
かつての飢えの経験から、食事がなによりの楽しみ。一番の好物は義妹の得意料理だったシチュー
しかし国は、王国から放たれた一筋の光に焼かれ、呆気なく滅んだ
国を包んでいた、民の笑い声。平穏な日常。明日への希望。どれもが、燃えて灰となった
力こそ全て。国が滅んだのもまた、自身の弱さ故
されどこの怒りは。この哀しみは。この苦しみは。力なき者として当然の末路を、なぜ受け入れられぬ
灰の中に燻る激情の熱が、決意と共に蘇る
王国を滅ぼし、国を再興せん
光を――。義妹と同じ力を放つ世界樹の光を、我が手に――
セレスティアの訃報を聞いた際は、彼なりの方法で静かに祈りを捧げた。戦力の喪失は痛いが、立ち止まることはできない
アウルの逮捕を知った際は銀狐の末路に思いを馳せ、やはり力がなければ何も成し遂げられぬと決意を新たにした
フレメアの脱退については、実のところ少し安心している。フリューゲルが戻ったならば、フレメアの居場所はもうここではない
そしてザイルは現在、亡都リーリアを勝手に根城とした野盗の群れ等を掃除すべく大陸北部へ向かったらしい
なおシノホシは人員不足により活動停止中らしい
79 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:43:24.57 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:シノホシ その2◇

【名前】セレスティア・ベールグラッド
【種族】ドラゴン
【性別】女
【年齢】1800(享年)
【容姿】赤いドレスと赤い眼、金髪、立派な龍角を持つ妖艶美人で真の姿は赤いドラゴン。龍角から加工した大業物の槍を持つ。
【性格】面白いものが何より好きで、退屈が何より嫌いな気分屋。自由人。基本は気さくだが、心から誰かを愛さないし心から憎むこともないどこまでいっても爬虫類。仲良くなった相手でも必要があれば敵対するし、その逆もある。
【魔法】ドラゴンとしての溢れる魔翌力を魔法というよりドラゴンブレスとして雑に魔翌力の塊をぶつけるだけのストロングスタイル。変身魔法も使えるが杜撰。
【備考】国際テロ組織「シノホシ」のメンバー。面白そうというだけで特に目的意識も忠誠心もない。組織のメンバーになれるだけにかなりの実力者。組織の任務以外には傭兵業をこなして生計を立てている。世界でも稀な純正純粋のドラゴンだが、めんどくさいいざこざに巻き込まれないため普段は人間の姿をしている。しかし度々龍角が生えちゃうくらい爪の甘い変身っぷりで、その度にファッションだからと変な言い訳をしている。空を飛べ、普段はフワフワ空中で揺られながら昼寝してる。気に入った相手は背に乗せてくれる。気に入った相手でも必要であれば躊躇なく殺す。空から不法入国を繰り返す常習犯。本質はどこまでも冷めた人であり、戦いの中で、唯一ひりつく感情の中で死にたい。
実のところシノホシの理念や目的には一切興味がないが、強者が集い強者と戦えるシノホシでの仕事にはかなり満足している
ユーシリア編にて、自らが撒いた因果の報いを受け、戦いの中で生を終えた。その最期が満足のいくものだったかどうかは誰にもわからない。
死後強烈な呪いを放つ遺骸は、通りすがりの赤いスライムに食べられた。
80 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:44:48.79 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:無所属 その1◇

【名前】ブラッド(冒険者ギルド命名)
【種族】スライム
【性別】♀
【年齢】不明
【容姿】血のように赤いスライム。人間に擬態する時は、真紅の髪を足元の辺りまで無造作に伸ばした幼子の姿を取る
【性格】わがまま。感情の起伏が激しく、気に入らないことがあるとすぐに癇癪を起こす
【魔法】詳細は不明だが、通常のスライムとは一線を画す卓越した擬態能力と同化能力を有する
【備考】幼い外見とは裏腹に異常な力を有しており、何人もの冒険者を血の海に沈めている
単純な戦闘能力も高いが、擬態能力を活かして不意打ちや騙し討ちをする等の狡猾さもあり、危険
過去に起きた災害級の事件に関与している疑いがあり、冒険者ギルドは調査を進めている
ここ最近にわかに動乱の気配が沸き起こっているのを感じ、多数の分体を大陸中に放って動向を観察している
カリス・ノーランドによって造られた命である可能性がある
嫌いな食べ物は特になく、毒物だろうと鉱物だろうとなんでも食べることができる。強いて言えば人間は種族的な意味で嫌いなので食べたくない
未だに人間のペットをやめない黒いのろまスライムのことが気に入らないが、あかちゃんなのだから仕方ないかとも思い始めている
半年前、カリス・ノーランドを討つ為クロシュたちと一時的に共闘した
その後の世界めくれ未遂事件には関わらず、何処かへと去っていった
現在は、世界各地に散在しているというカリスの研究所等を潰して回っている

【名前】クロシュヴィア・スウィートエンド
【種族】スライム
【性別】なし
【年齢】2000
【容姿】特に一つの姿に頓着せず、様々な姿に変身する。普段は風になって漂っている。
【性格】姿形を変えられるように性格もいくらでも変えられる。普段は朗らか風。しかし本質はことなかれ主義の悲観論者。
【魔法】体積も質量も材質もエネルギーも無視して何にでもなれる。コピーした相手の能力魔法すら使いこなせる。
【備考】人間が魔物を嫌うようにどんな種族でも別の種族を嫌ったり好いたりと差別心を心に抱えている。そんな世界でもみんなから好かれるため嫌われないため、相対する種族に合わせて姿を変え偽り生きてきた(人間相手には人間として振る舞うなど)。伝説のスライムだがスライムとしての本来の姿にはもう長いこと戻っていない。
どうにもならない現実を目の当たりにしすぎた結果、最期には生命の在り方に絶望して風の中に溶けていったと言われている
それから千と数百年後。芸術都市での大破壊の後、彼女は再び人々の前に現れた。全ての生命を救う、真の正しい世界の導師として――
デロデロ思想の布教活動は、ゆっくりとではあるが着実に進行している。最近は新しく導師になってくれた僧侶の活動もあってロイエ教からデロデロ派に入る者も増えてきており、クロシュヴィアとしてはとても嬉しいらしい
半年前の世界めくれ未遂事件にて、自らの遠い子孫であったスライムのデロデロ教徒が黒い影の魔物に襲われて消滅し、クロシュヴィアは強い喪失感と後悔を抱いた。クロシュヴィアが突然デロデロ化を急進させているのにはこういった事情が関係していると考えられている。
オリシン編ではアカシャ大図書館にて永遠の魔王(の端末?)と共に登場し、クロシュとの再会を喜びつつもデロデロ時空拡大と称して時空歪曲を押し広げようとした。その後オリシン王族たちとクロシュらの尽力により阻止され、クロシュヴィアと永遠の魔王は何処かへ吹き飛び行方不明となっている

【名前】リリーツィア・ハッピーエンド
【種族】夢魔
【性別】女
【年齢】2000
【容姿】普段は帝国貴族服に身を包んだ中性的な人間である宰相の身体を使用している。本体はナイトキャップを被ったすんごい美人の半透明夢魔で現実世界には身体を持っていない。
【性格】世界平和を本気で願う正義感が暴走した理想主義者。
【魔法】憑依魔法と夢魔法
【備考】強力な憑依能力を以て帝国宰相を乗っ取っている。文字通り帝国の影の支配者。宰相の権力を使い星の力を探索し、魔族たちを使い魔王の力を探索をしている。
かつてクロシュヴィアやベスティア、クローディアと語り合った理想郷を最も諦めなかった者。皆が諦め去っていく中、誰一人取りこぼすことのない世界平和を本気で願い続けている。しかし建国する度に何度も何度も滅ぼされてきたため、地上ではなく夢の世界にこそ絶対の楽園を作ることを目的にユーシリアにやってきた。
ユーシリアにある魔王の力と星の力を取り込むことでこの星のあらゆる生命を幸福の夢の中に落とそうと企んでいる。すべての生命は永遠の夢の中で何もかも思いどおりに過ごす、これこそが世界平和。これこそが絶対的幸福。だから誰も抵抗するな。私が世界の全てを幸せにする。今度こそ暖かい微睡みの中でハッピーエンドに至ってやる。
ユーシリア編にて彼女の計画は失敗し、今はクロシュヴィアに捕まって分体の一つに閉じ込められている。クロシュヴィアのデロデロ思想は、全てが溶け合った最期のデロデロに対するサポートが不十分ではないかと思っている
現在行方不明となっているが、大魔女はクロシュヴィアに協力しているのではないかと推測している。リリーツィアとクロシュヴィアの思想は同じではないものの近しい部分があり、やり方次第で両立できる可能性が高いからだ

【名前】カリス・ノーランド
【種族】エルフ
【性別】女性
【年齢】400
【容姿】
身長145cm。小柄で華奢な体格やショートカットにしたサラサラの金髪、青い瞳、白い肌など。幼く活発そうな可愛らしい顔立ち。
顔立ちは幼く小柄で華奢な体格だが、その幼さとは裏腹にバストは大人顔負けに実っている。どこがとは言わないが生えてない。白衣を着た医者のような服装。
【性格】一見陽気で無邪気だが、道徳や人道といった倫理観に理解を示さない狂人。
【魔法】生命・魂に干渉する魔法。
【備考】
魔王化を研究し、自身も魔王になろうとしているマッドな研究者。
過去に様々な動植物を魔王化させようと自身の魔法で実験を繰返し凶悪な怪物を誕生させ続けたことから指名手配されている。
彼女自身の戦闘能力は未知数だが、実験で怪物と化した者達は一様に彼女に従順で護衛をしているため、彼女を倒すことは困難を極めるだろう。
ガッタ・ファーブのことは品性のないイカれたマッドサイエンティストだと思っている
半年前クロシュたちに急襲され、大魔女の計略により全ての分身体を破壊されて消滅した
裏社会ではカリスの死がまことしやかに囁かれており、その遺産や技術を巡って研究所の捜索や情報取引が密かに行われ始めている
なお秘匿されたカリスの研究所を発見するのは極めて難しく、並の冒険者には手がかりを見つけることすらできない
81 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:45:33.88 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:無所属 その2◇

【名前】エバンス・ブレイカー
【種族】人間
【性別】男
【年齢】23
【容姿】長身で細身ながらも筋肉質な体つき。日に焼けた肌。ボサボサの黒髪、黒い瞳。鋭い目付きだが端正な顔立ち。長剣が武器で、防具は急所を守る程度と比較的軽装。
【性格】普段は冷静だが、情に厚く仲間思い。
【魔法】大地の属性の魔法が得意。使い捨ての品物を作成したり、地面に穴をあける魔法を使う。
【備考】孤児の生まれで傭兵団に拾われて傭兵になった人物。口下手な傾向があり、一言足りていなかったり言い方が悪かったりするのが玉にキズ。
傭兵団では家事を担当しており家事全般が得意で、特に料理はそんじょそこらの飯屋よりも美味しいくらいに得意。
全年齢板で出番はないだろうがR的な能力が非常に高い。
かつてクロシュたちの住んでいた集落の者たちに命を救われたことがある。
集落の危機の際には救援へ駆けつけようとしたが、途中で馬車が谷底へ転落して大怪我を負い、救援に失敗した。
その後港湾都市ウォーターポートで飲んだくれていたところをクロシュたちと出会い、上記の縁もあってパーティに加入した。
大体の武器は使えるが、どちらかと言うと鈍器より剣の方が得意
世界樹の光を巡る旅を終えた後は、傭兵団に戻り元の稼業を再開した
そして現在は再びクロシュたちの集落を訪れ、無償で集落防衛の任を引き受けている。今度こそ集落を守り抜くと気合が入っており、動きのキレも増している
82 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:46:47.92 ID:VuU87I/H0
◇登場人物:クロシュの心の住人◇

【名前】メイ841
【種族】メイド型オートマトン(機械人形)
【外見】メイド服を着た黒髪ロングの15歳くらいの少女
【年齢】不明
【性格】無機質で機械的な喋り方をする
【魔法】魔法は使えないが護衛用に右手にブレード、左手にマシンガンを仕込み、両足にローラー、背中にジェットエンジンを備える。
【備考】かつて機械都市で量産されたメイドロボの一体。その核には妖精類を加工して造られた精核が使われている
何らかの不具合により精核が元となった妖精の自我を半端に取り戻し、人間たちへの復讐と同胞の救出を目的に機械都市と港湾都市で殺戮と破壊を繰り広げた
最期にはクロシュに精核を呑み込まれ、対話の後にブレードを遺して吸収された
吸収された後もその遺志の断片はクロシュの中で生き続けており、クロシュが魔剣に乗っ取られた時はブレードにその遺志が宿り、クロシュ救出の為に魔剣と激しい戦いを繰り広げた
元となった妖精はフォレスティナの出身だったとされる
自分のメイドブレードこそが最もクロシュの役に立っていると思っている
クロシュが装備できるようになった竜角の大槍の強さに危機感を抱いている
現在、クロシュヴィアの計略にクロシュから溶け剥がされて失われている。星脈のどこかを流れていると言われるが、今のところ居場所は特定できていない

【名前】ヴァン・アナザールート
【種族】 人間/魔王
【性別】 男
【年齢】 224
【容姿】 黒色の鎧で全身を覆い、兜で顔を隠している。赤髪を後ろでまとめていて、優しげな青い目をしている。
【性格】 真面目な堅物に見えて、意外とノリがいい性格だった。
【魔法】 炎魔法/闇魔法/夢魔法
【備考】帝国から少し離れた湖にある高度な魔法で隠蔽された小さな墓を守る騎士。かつて夢想の魔王により夢の世界へ引き込まれたが、そこで夢想の魔王の本来の人格と邂逅して惹かれ合う。夢想の魔王は自身の命を奪うよう頼み、彼を現実へ帰還させて自身を倒させた。魔王を倒して帰還した彼は英雄の再来と持て囃されるが、彼はそれを望まず、夢想の魔王の亡骸と共に人々の前から姿を消した。
愛する者を手にかけた絶望と夢想の魔王の残滓の影響から魔王になりかけ、年を取らず、簡単には死ななくなっていた。更に精神を蝕まれて自我を失いつつあった。
ユーシリアで最近流行り始めた眠りの病の元凶。だが本人に自覚はない。
紆余曲折あって今は力を失った夢想の魔王(今は夢の女神と呼ばれている)と共にクロシュの心の中に住み、穏やかに暮らしている
現在、クロシュヴィアの計略にクロシュから溶け剥がされて行方不明となっている。星脈のどこかを流れていると言われるが、今のところ居場所は特定できていない

【名前】セレナディア・ベールグラッド
【種族】ドラゴン
【性別】雌
【年齢】1900
【容姿】赤黒い鱗に立派な竜角を持つ巨大なドラゴン。家くらいデカイ。
【性格】食べることが大好きで、それ以外はまるで興味がない。好物は魔翌力がふんだんに染み込んだ魔鉱物や幸福に溢れた夢。
【魔法】暴食。どんなものでも食べることができ、概念や魔翌力、夢、記憶など形のないものすら食うことができる。
【備考】かつては傭兵をしており、とある者の依頼を受け妹と共にユーシリアに進攻した過去がある。国中でひと暴れした後は飽きたのか妹はどっかに消えてシノホシするわ、本人は好みの鉱山を見つけたので依頼者を無視して占領するわ、帝国の多くの勢力から邪魔に思われているはた迷惑ドラゴン。ちなみに妹はローガンの家族の仇その人である。
占領地から全然退いてくれないが、食べ物をくれるなら多少の相談には応じてくれる。結局善悪などなく食欲でしか物事を判断しない。強力なドラゴンブレスは数里先にも届く。
紆余曲折あってクロシュに食べられ、今はクロシュの心の中に住んでいる。クロシュが美味しいものを食べるとセレナディアも美味しさを感じられる為、クロシュにはもっとたくさんの美味しいものを食べて欲しいと思っている
現在、クロシュヴィアの計略にクロシュから溶け剥がされて行方不明となっている。星脈のどこかを流れていると言われるが、今のところ居場所は特定できていない
83 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/21(土) 20:52:40.58 ID:VuU87I/H0
それでは用事があるため本日はここまでとなります。本編の更新は明日から行いたいと思います。疲れました。以後、登場人物の更新については新たな国で出会う新規キャラクターだけやっていこうと思います。毎回この量を書くのは無理かと思われます。
なお登場人物の抜けがあった場合は報告していただければ後で追記いたします。よろしくお願いいたします

それではお疲れ様でした。次回の更新は明日の予定です。よろしくお願いいたします
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/21(土) 22:20:16.19 ID:pStlP7Obo
おつ
私のキャラ案は話のネタになりそうな要素を詰め込み放題して長いから申し訳なく思います…
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/21(土) 23:00:52.21 ID:ZU98lvx1o

こうやって登場しないキャラの近況知れるの好きなのよね
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/21(土) 23:59:39.69 ID:gK+GED7nO
シノホシ二人は流石にもう活動できなかったか
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/22(日) 06:51:47.35 ID:rKx8IL/V0
おつ
フラナ先生の心配のされなさっぷりよ
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/22(日) 11:05:59.10 ID:E1f0NKT3o
ヴィアがいないね
89 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/22(日) 18:09:17.23 ID:9FmbV3U00
大変申し訳ないのですが、急用が入ってしまったため本日は更新できなくなってしまいました。まことに申し訳ありません
お詫び(?)に正面扉から入った時の無限図書館の様子のイメージ絵を貼っておこうと思います。こんな風なんだなあと思っていただければ幸いです
https://gzo.ai/i/rK8ONmn.png


元々の文章の長さについては全然問題なく、どちらかというと人数の多さがやばいようです(既に100人以上います)。そして登場人物案のテキストについては内容が最も大事と思いますので、長さや短さは気にせず、納得のいくものをご投下いただければと思います

他ならぬ>>1自身も登場しない人物の近況を知りたいなあと思って始めたことらしいので、疲れたもう書きたくない!と発狂するのは恥ずべきことかもしれません。そういうわけなので、この物語が無事に完結したら改めて全員分のその後の話を書き足すかもしれません(ここから更に増えて200人以上とかになったらやっぱり無理かもしれません)

シノホシは構成員が半分以上いなくなってしまったため、事実上の壊滅状態にあるようです。そして残ったザイル氏とレイン氏はひとまず単独行動を取ることにし、機を見て再び結集するつもりなのかもしれません。どちらにしろ闇に包まれているため、細心の注意を払って注視に注視を加速させていくのが良いでしょう

フラナ先生さんは強くてしぶとい吸血鬼だったため、デロデロ化してもそれほど心配されなかったのかもしれません。実際、魔族国でもフラナ先生を心配する人はあまりいないようです(そのうち帰って来るものと思われています)。強いからこそ心配されない、ということもあるのかもしれません

そしてヴィア氏の情報を以下に追記しようかと思います。スライム類の多くはデロデロになってしまいましたが、そういうこともあるかと思います


そういうわけで本日は申し訳ありませんが、明日こそはきっと更新できるかと思いますので何卒よろしくお願いいたします



◇登場人物:無所属 その3◇

【名前】ヴィア・ビターエンド
【種族】スライム
【性別】女
【年齢】1600
【容姿】眉間の皺が深く刻まれた秘書スタイルの眼鏡美人
【性格】誰よりも優しいが心は弱い憐れな子
【魔法】反映魔法
【備考】伝説スライムの最初の分株。強力な変身能力によって人間として暮らしており、人間としての戸籍も持つ。王国で寄る辺のない魔族を細々と救う活動をしているが、魔族解放を成し遂げることはできないことに悲しみを感じている。王国で暮らすにあたりもう長いことスライムの姿に戻っておらず、自分がスライムだとバレることを極端に恐れる。最近触れたデロデロ教こそ世界を救うと信じている。
数ヶ月前に王都セイントレアから姿を消し、現在行方不明となっている。他のスライムたちと同様デロデロ化してしまった可能性もあるが、真相は闇に包まれている。
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/22(日) 23:36:46.32 ID:DVb1vLEso
あらお疲れ様です
なるほどもう100人以上も…いつの間にか超大作になっていたのね…
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 12:36:31.69 ID:7jxspSdCo
見えねえ
92 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 14:53:01.75 ID:sc+gPhvL0
これほど大人数になるとも、8スレも書くことになるとも全く思っておりませんでした。しかもまだまだ続きそうです。気を取り直してがんばっていきたいと思います

いつの間にかアップロードした画像が消えていたようです。そういうわけで貼り直しておきたいと思います。こんな風だったんだなあと思っていただければ幸いに思います
https://i.imgur.com/AZDiTVU.jpeg
93 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 14:55:58.68 ID:sc+gPhvL0
 ビュオオオオオオ――…


メアリー「……」サクッ サクッ

セイン「……」シャキン


妖精「セイン!」パタパタ

クロシュ「セインちゃん!」トテトテ


セイン「!」

メアリー「……」ジッ


聖女「えっ……!? あのお方は――メアリー・ロード・セイントレア王女!?」

リュアン「ええっ!? せ、セイントレア……!?」

アッシュ「嘘だろ!? なんでセイントレアの王女様がこんなとこに!?」

フメイ「……誰?」

ヴィトナ「誰だ?」


 ビュオオオオオ――…


メアリー「……」

セイン「……退くなら追わない」

メアリー「いいえ。ここまで来てむざむざ退くわけには参りません」

リュアン「も、目的は何ですか!? どうしてセイントレアの王女様が私たちを!?」

妖精「まさかセイントレアの魔族排斥過激派!? 融和の切っ掛けを作った私たちに報復を……!?」

メアリー「違います」

聖女「メアリー王女殿下は、どちらかと言えば魔族排斥に反対している立場だったはずです……」

妖精「そ、そうなんだ……。でも、だったらなんで……?」

メアリー「語る必要はございません。溶けてしまえばいずれわかることです」スッ

 白影スライム「」モニョッ
 白影スライム「」モニョッ
 白影スライム「」モニョッ
 白影スライム「」モニョッ
94 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 14:56:36.52 ID:sc+gPhvL0
 白影スライム「」モニョッ
 白影スライム「」モニョッ
 白影スライム「」モニョッ
 白影スライム「」モニョッ

クロシュ「!?」

アッシュ「こいつら……最近出てきた新種のスライムか!?」

妖精「メアリー・ロード・セイントレア……! あなた、まさか――」

メアリー「あなた方にはここで溶けていただきます。真の、正しい世界の為に――」ズオッ―

 白影スライムたち「」ピョンピョンピョン


 ――強敵 メアリー・ロード・セイントレア――


 ☆メアリーが〈斥力〉を発動!!
  自身のコンマおよび痛恨回避+30!!

 ☆メアリーが〈伝説スライムの涙粒〉を使用!!
  自身のコンマおよび会心率+50!!

 ☆白影スライムが〈デロデロ〉を発動!!
  自身の会心率+30!!


◆クロシュ一行 満腹度[12/12]
 コンマ+65(連携+15、薄明+10、閃光+40)
  会心+40(閃光+40)

◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+15)
・残火(敗北時1度だけ復活、発動後コンマ-20永続)
・結界(1度だけ劣勢・痛恨を無効)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+10)
・閃光(常にコンマ+40、会心+40)

◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。例外を除き同時使用不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)

◆メアリー・ロード・セイントレア
 コンマ+80(斥力+30、涙粒+50)
  会心+80(涙粒+50、白影+30)
痛恨回避+30(斥力+30)


↓1コンマ
01-65 痛恨(結界発動)
66-80 優勢
81-00 会心
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 15:06:51.51 ID:44ubp6MMo
冷獄
96 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 16:44:13.69 ID:sc+gPhvL0
メアリー「クロシュヴィア……私に、力を……!」グイッ ゴクンッ


リュアン「な、何かを……飲んだ!?」

妖精「!? 魔力の急激な高まりがある……!? みんな気を付けて!!」

セイン「先手を打つ!」シュバッ
 魔銀の剣「」ギラッ

アッシュ「ちょ、おい! 相手は王族――」


 魔銀の剣「」シャンッ!!

メアリー「――」ズオッ!!

 押し留められる魔銀の剣「」ググググ

セイン「!」


フメイ「セインの剣が……見えない力に阻まれてる!」

妖精「あれは――念動! 力場を発生させる魔法だ!」


メアリー「……おいで、影の子たち。あのかわいそうな勇者モドキさんを救ってあげて」

白影スライムたち「」ピョンピョン

セイン「ちっ!」シュバッ


妖精「念動で身を守りながら白影スライムたちをけしかける……単純だけど厄介な戦法だ!」

フメイ「だったら、炎で焼く!」バッ

 炎「」シュボッ

メアリー「無駄なこと」スッ

 空中で弾かれる炎「」ボンッ!


リュアン「実体のないものも押し返せるんですか!?」

メアリー「なぜ温室育ちの私が、この過酷な大山脈の環境下で平気でいられるか――おわかりですか?」

フメイ「??」

メアリー「念動の本質は、力の操作。そして力の本質は熱量。ならば私に、熱を操れぬ道理はありません。そして熱を操れるなら、寒さに凍えることもない――」

ヴィトナ「??」

アッシュ「よくわからんが物理も魔法も効かないってことか!?」

メアリー「そうです」

妖精「くっ……! こんな奴を相手にどうやって戦えば……!」


氷クロシュ「!」カッ!!

 ギンッ!!

凍り始めるメアリー「!?」パキパキ

氷クロシュ「熱、あやつるなら……奪う……!」パキパキ


妖精「そうか! 念動はあくまで操れるだけ――炎属性のように熱を生み出すわけじゃないから、奪い尽くせば凍えるしかない!」
97 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 16:45:10.10 ID:sc+gPhvL0
凍り始めるメアリー「流石です、始まりの導師クロシュ……。早くも私の弱点を見抜き、卓越した技量で熱を奪うとは……」パキパキ

氷クロシュ「……アイスちゃんが、教えてくれた……!」

凍り始めるメアリー「……しかし、まだ終わりではない……! あなただけは……ここで溶かさなければ……!!」グググッ


◆クロシュ一行 満腹度[11/12]
 コンマ+65(連携+15、閃光+40、追風+10)
  会心+40(閃光+40)

◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+15)
・残火(敗北時1度だけ復活、発動後コンマ-20永続)
・結界(1度だけ劣勢・痛恨を無効)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+10)
・閃光(常にコンマ+40、会心+40)

◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。例外を除き同時使用不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)

◆メアリー・ロード・セイントレア
 コンマ+80(斥力+30、涙粒+50、冷獄-20)
  会心+80(涙粒+50、白影+30)
痛恨回避+30(斥力+30)


↓1コンマ
01-45 痛恨(結界発動)
46-80 優勢
81-00 会心
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 16:54:08.40 ID:BD6ZCekkO
99 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 17:24:51.63 ID:sc+gPhvL0
氷クロシュ「……」パキパキ

 モニョモニョ…ポン

クロシュ「」シュゥン―


妖精「えっ!? クロシュどうして氷を止めるの!?」

クロシュ「……お話……したい……」

メアリー「!」


クロシュ「メアリーさん……どうして……こんなこと、するの……?」

メアリー「……あなたが示した、真の正しい世界を実現する為です」

妖精「……私たちが、デロデロ化の邪魔者だから排除するってこと?」

メアリー「簡単に言えばそうです。しかし真の正しい世界から排除したいわけではありません。先んじて、デロデロの救いを差し上げるだけです」

リュアン「そ、それは……クロシュヴィア様からの、ご命令なのですか……?」

メアリー「いいえ」

聖女「では……あなた個人の独断でこのようなことを?」

メアリー「はい」

クロシュ「……メアリーさんは……デロデロが、いいって、おもう……?」

メアリー「そうでなければ、こんなことは致しません」

クロシュ「……」

メアリー「……話は終わりのようですね。では――」


 取り囲む白影スライムたち「」モニョニョニョッ


妖精「しまった!」

フメイ「話してる途中で集めてたの!?」

メアリー「いつ私が休戦すると言いましたか?」


 襲いかかる白影スライムたち「」ピョピョピョピョン!

  ベチッ

 大盾の結界「」シュインシュイン
 ラティアの大盾「」ガシン

クロシュ「んゅゅ……!」グググ

リュアン「わ、わ……」

妖精「あ、危なかった……クロシュの結界のお陰で助かった……」
100 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 17:25:21.84 ID:sc+gPhvL0
メアリー「……ニ度は使えないそうですね」

クロシュ「!」

メアリー「次はありません――さあ、行きますよ」スッ


◆クロシュ一行 満腹度[11/12]
 コンマ+55(連携+15、閃光+40)
  会心+40(閃光+40)

◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+15)
・残火(敗北時1度だけ復活、発動後コンマ-20永続)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+10)
・閃光(常にコンマ+40、会心+40)

◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。例外を除き同時使用不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)

◆メアリー・ロード・セイントレア
 コンマ+80(斥力+30、涙粒+50、冷獄-20)
  会心+80(涙粒+50、白影+30)
痛恨回避+30(斥力+30)


↓1コンマ
01-55 痛恨(お守り発動)
56-80 優勢
81-00 会心
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 17:38:04.07 ID:hIDLV7WC0
居合 氷獄
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 18:04:48.92 ID:hIDLV7WC0
ごめんなさい今更だけど×氷獄◯冷獄だった
103 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 18:48:17.57 ID:sc+gPhvL0
(確認したところ物品よりもパッシブスキルの方が優先されるルールだったため、お守りより先に聖女の〈変天〉が発動します)
……………………………………………………………………………………

メアリー「はあっ!!」

 衝撃波「」ドムンッ!!

セイン「!!」ズザザッ

フメイ「わあっ!?」ドンッゴロゴロ

クロシュ「んわっ!?」ドンッゴロゴロ


妖精「ま、まずい……! 白影スライムだけでなくあいつも攻勢に転じた……!」

聖女「ううっ……! 雪に足を取られて、上手く動けません……!」ズズ

ヴィトナ「私が行く!」シュバッ

 シュタタタッ


メアリー「!」

ヴィトナ「見えない力……攻撃に使うと、防御、おろそかだろう……!」シュバッ
 爪「」シャキンッ!!

  スカッ

ヴィトナ「!!」ズザザッ


浮遊するメアリー「ええ、斥力障壁を保つのは難しい。ですがこれくらいならできます」フヨフヨ


ヴィトナ「ぐうう……!!」ギリリ


リュアン「さらに飛べる……!?」

アッシュ「なんて多彩な能力なんだ!?」


浮遊するメアリー「では、空から――」


氷クロシュ「……」スッ―


浮遊するメアリー(……!? 何か仕掛けてくる――!?)


氷クロシュ「」スゥ―


 空間跳躍「」ヴォン!!


紙一重で回避する浮遊メアリー「っ……ああああっ!!!!」サッ!!


氷クロシュ「!!?」モニャニャ!?


凍り始める浮遊メアリー「はぁ、はぁ……! 致命傷は……避けた……!」パキパキ


アッシュ「……!? 今何が起きたんだ!?」

妖精「クロシュが……空間跳躍斬りで、メアリーを凍らせようとして……避けられた!」

リュアン「あれって剣がなくてもできたんだ……というか避けられるの!?」

セイン「……空間跳躍を見越した上で回避行動を取れば、不可能ではないはず」
104 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 18:48:43.22 ID:sc+gPhvL0
氷クロシュ「……!」ググ


浮遊メアリー「はあっ!!」

 衝撃波「」ドムンッ!!

氷クロシュ「んわっ……!」ドガッゴロゴロ

浮遊メアリー「まだまだ……! 氷漬けになる前に……!!」カッ

 衝撃波「」ドムンッ!
  衝撃波「」ドムンッ!

氷スライムクロシュ「〜〜!!」モニャニャニャニャ!!


フメイ「クロシュ……!」

セイン「くっ、間に合え――」シュバッ


  衝撃波「」ドムンッ!!


聖女「――!」


 〈変天〉が発動しコンマが反転 [07] → [70]


  衝撃波「」ドムンッ!!

   ガギンッ!!!!

浮遊メアリー「!? これは……まさか!」


  固まった雪の壁「」カチンコチン

氷スライムクロシュ「〜〜…!」モニョニョ…!


リュアン「雪を固めて壁を作ったの!?」

妖精「そ、そうか! 固まった雪は力の吸収力が高い! あいつの操る念動力にもある程度耐えられるのかも……!」


浮遊メアリー「ならば砕けるまで撃ち続け――」

 カッ―!!
 爆炎「」ドガァァン!!

焦げメアリー「……」プスプス


フメイ「……攻撃してる時は、浮けるけど、防御できない……ヴィトナが教えてくれた」


焦げメアリー「う……う、ぅ……」クラッ

 ヒューン―
   ボフッ

倒れたメアリー「」


 ――戦闘終了――
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 20:02:36.99 ID:7jxspSdCo
負ける気しない
106 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 22:19:33.55 ID:sc+gPhvL0
―大山脈登り 豪雪山道 行程[3日/3日] 満腹度[4/12] 物資[34]

 吹雪「」ビュオオオオオ――…


縛られメアリー「……」


妖精「さて、こいつの処遇だけれど……」

リュアン「処遇……。えと……その、王族の方ですし……」

セイン「だが、生かしておけばまたクロシュたちを狙いに来る」

聖女「なら、信頼できる機関に身柄を引き渡して司法に委ねるというのはどうでしょうか……」

妖精「セイントレアの王族を裁ける機関……少なくとも大陸内は難しいんじゃないかなあ。どの国も大なり小なりセイントレアとの国交はあるし、下手なことをすればセイントレアとの関係悪化に繋がる。それにそもそも私たちがこいつに襲われたっていうことを客観的に証明するのが難しすぎる……」

聖女「た、確かに……」

フメイ「じゃあ、これから行く竜神村ってとこで捕まえててもらうのは?」

妖精「竜神村にとって迷惑なだけじゃないかな……」

フメイ「そうなの? ヴィトナ」

ヴィトナ「……よくわからない。悪いやつなら、食べれば良い」

妖精「まあヴィトナからすればそんなもんだよね」

アッシュ「……しかしこれ、セイントレア王族に手を出したってことでお尋ね者になるのは俺たちの方なんじゃねえか?」

妖精「……実際そうかも……」


縛られメアリー「……ご安心を。私がこの山に来たことはセイントレア王宮の誰も知りませんし、もしこの場から生きて帰れたとしても王国を頼る気はありません」

妖精「……そもそも、どうしてセイントレア王族がデロデロ化を目指しているの?」

縛られメアリー「セイントレア王家の血を引く者は、真の正しい世界を夢見てはいけないのですか……?」

妖精「え、いやそんなことはないけど。あんまり結びつかないというか……まあ私のセイントレアの印象が主に国王のアルベールだからっていうのが大きいかも……」

縛られメアリー「フフ……そうですよね。セイントレア王家は、これまでに最低最悪の所業を重ね続けてきました。そのように思われてしまうのも仕方のないことです……」

妖精「いやいや……ええと……つまり、あなた個人は違うんでしょ?」

縛られメアリー「違いません。私の中にも、悪鬼羅刹鬼畜外道にも劣るセイントレアの血が流れています」

妖精「そ、そこまで酷く言わなくても……」

セイン「……」

縛られメアリー「……私の処遇であれば、お好きなように……。ただしその少年の言った通り、野放しにすれば導師クロシュとその仲間たちを襲うことでしょう。フフ……次はもしかしたら、もっと卑怯なやり方で来るかもしれません……」

フメイ「……じゃあやっぱり、ここで焼いちゃう? ヴィトナたちのごはんにもなるかも」

ヴィトナ「いいのか……!?」キラキラ

リュアン「え、ええ……。そ、その……それは、ちょっと……」

ヴィトナ「だめか……」ショボン
107 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 22:21:36.93 ID:sc+gPhvL0
クロシュ「……」

縛られメアリー「……導師クロシュ。お会いできて嬉しい……などと、今更私に言う資格はありませんが……」

クロシュ「ほえ……?」

縛られメアリー「……あなたのデロデロの夢に……私は、希望を見ました。だから……あなたが、クロシュヴィアと袂を分かったと聞いた時は……すごく悲しかった……」

クロシュ「……」

縛られメアリー「どうしても……クロシュヴィアと共にデロデロを目指すことは、もう叶わないのですか」

クロシュ「………」

縛られメアリー「もし、少しでも、まだ迷いがあるなら……クロシュヴィアと、お話を――」

妖精「こらこらこら!! クロシュに変なことを吹き込まないで!!」パタパタ

縛られメアリー「……導師クロシュに変なことを吹き込んだのは、あなた方ではないですか。本当なら……導師クロシュは、クロシュヴィアと共にデロデロ世界を目指す賢者だったはず……。それなのに……あなた方が、まやかしを吹き込んだから……」

妖精「クロシュが今こうしてるのは、クロシュ自身が自分で考えて選んだ道なの! それをまやかしだの、吹き込まれただのと……!」

縛られメアリー「……導師クロシュ。もしあなたにまだ慈悲の心が残っているなら……私をデロデロにしてくださいませんか」

クロシュ「!」

妖精「こ、こいつ……!」

縛られメアリー「……もしここで途絶えてしまう運命なら……デロデロになって終わりたいのです。そうすれば私の心は、永遠の平穏と安らぎに沈むことができる……。どうかお願いします。私を、デロデロに――」

妖精「クロシュ、聞く耳を持たないで! こいつはデロデロになりたいんじゃない――あなたに、誰かをデロデロにして救ったっていう経験を得させたいんだ! そんなの、それこそまやかしだ!!」

縛られメアリー「……心外です。私は下劣なるセイントレアの者ですが、そんな醜い魂胆で導師クロシュの手を煩わせようなどとは思っておりません……。導師クロシュ、どうか、あなたの優しさを――」


クロシュ「……」

↓1 先取3票
1.デロデロにする
2.わからない(身柄を拘束したまま保留)
0.自由安価(票数は内容ごと。できないことはできない)

※「ヴィトナたちのごはんにする」はリュアンの反対により選択できません
※「逃がす」はセインの反対により選択できません
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 22:23:21.88 ID:2H7p+DCWO
2
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 22:27:05.60 ID:7jxspSdCo
2
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 22:30:02.59 ID:fJzOD2iAO
2
111 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 23:07:28.53 ID:sc+gPhvL0
クロシュ「……わかんない……」

縛られメアリー「……」

クロシュ「………ごめんなさい……」ペコリ…

縛られメアリー「……いいえ。こちらこそ、不躾なお願いをしてしまい……申し訳ありませんでした……」ペコリ…

妖精「そもそも苦しみからの救済を謳うつもりなら、クロシュを迷わせたり苦しめたりするようなお願いなんかしないでよ!」

縛られメアリー「うっ……返す言葉もございません……」

クロシュ「よ、妖精さん……。わたし……だいじょうぶ……!」グッ

妖精「……そう? 一人で考え込んだりしちゃだめだからね」

クロシュ「うん……」

 *

妖精「メアリー・セイントレアは処分保留ということで、拘束したまましばらく連れて行くことになりました」

縛られメアリー「……」

アッシュ「王女誘拐か……ハハッ、今までで一番危険な橋な気がすんぜ!」

ヴィトナ「アッシュ、何もしてない」

セイン「反抗の危険は」

妖精「ちょっと強めの封印をかけておいたから、よほどのことがない限り自力じゃ魔法を使えないよ」

フメイ「え、妖精そんな魔法使えたの。戦いの時もそれで敵を封印してくれたら良いのに」

妖精「直接触れなきゃかけられないの。しかもちょっと時間がかかるし集中力もいるから、戦いの中で相手にかけるとかはまず無理」

フメイ「そうなんだ……」

聖女「何はともあれ、これからよろしくお願いします。メアリー王女様」

縛られメアリー「……王女様は要りません。今の私は、ただのデロデロ信徒です」

聖女「わかりました、メアリーさん」

リュアン「えと……何かあれば仰ってください。その、手足が不自由だと、いろいろ大変だと思うので……」

縛られメアリー「……ありがとう」

クロシュ「………よろしくね、メアリーさん……」

縛られメアリー「……こちらこそ……よろしくお願いします、導師クロシュ……」


 ◯メアリーの身柄を拘束し、しばらく連れて行くことになりました

 ◆
112 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/23(月) 23:09:54.00 ID:sc+gPhvL0
というわけで本日はここまで。次回は大山脈での三日目の夜編です。夜行動が終了すると、竜神村に着きます

セイントレア王女メアリーとの戦いに勝ち、身柄を拘束することに成功したクロシュたち。デロデロにして欲しいというその懇願は、クロシュをデロデロに引き込む策略か。あるいは本当に心底からの願いなのか。クロシュにはわからない――メアリーの本心も、デロデロが真の正しさか否かも。ひとまず今は保留にし、ゆっくり考えていこうと思うあかちゃんスライムなのであった――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
安価コンマスレの作者は体調を崩しやすいらしいので、体にお気をつけてお過ごしください。お大事に過ごすのが良いと思います
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 23:19:27.84 ID:7jxspSdCo

強敵は早々に遭遇して囲んで倒すに限る
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/23(月) 23:56:42.81 ID:tRRUaVCHo
おつ
いくら食料不足でも流石に人の丸焼きは食べな…現実の熊被害考えると食べそう…
115 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 15:17:47.15 ID:m3LeiJhF0
強敵は強い敵なので、囲んで叩くという戦法が多くの場合において有効となり得ます。戦いは地の利や数の利、つまり風林火山である――以前クロシュが読んだオノゴロの本にそんなようなことが書いてあったそうです

ボレアスルクスの方々は普段ヒト肉を食べないそうですが(栄養乏しい、まずい、反撃報復こわい)、今は深刻な食糧不足なのでそうも言ってられないそうです。群れの仲間全員が飢えない為にはまずいヒト肉でも欲しいという事情があるのかもしれません
116 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 15:19:29.13 ID:m3LeiJhF0
―大山脈登り 豪雪山道 行程[3日/3日] 満腹度[4/12] 物資[14]

  猛吹雪「」ゴオオオオオ――

 精霊の幌馬車「」ガタガタ…

  キャッキャ キャッキャ

雪の精霊『〜〜!』キャッキャ

風の精霊『前に進ませてよぉ〜』ヒュルヒュル

雪の精霊『だめ〜! いっしょにあそぼ〜!』キャッキャ


  猛吹雪「」ゴオオオオオオオ――

 精霊の幌馬車「」ガクン!

風の精霊『あわ〜〜!!』

 雪にはまった車輪「」キュルキュル…

 *

  猛吹雪「」ゴオオオオオ――


 精霊の幌馬車「」グググ

アッシュ「ぐおお……こ、この吹雪の中で雪にはまった馬車を押すってのは……!」グググ

クロシュ「んゅゅ……!」グググ

セイン「くっ……すまない、僕が本調子なら……」グググ

フメイ「セインのせいじゃない……クロシュヴィアが悪い……!」グググ

ヴィトナ「うむう……ヒトの乗り物……面倒だ……」グググ


氷の精霊『がんばれ〜がんばれ〜』キャッキャ

風の精霊『これでも風の膜で寒さを和らげてあげてるんだよ〜!』ヒュルヒュル


妖精「でも、まずいな……こんな猛吹雪の中で立ち往生してたら、聖女たちが凍え死んじゃう」

フメイ「……中の火、もっと強める?」グググ

妖精「いや……あれ以上強くしたら危ない。馬車自体に火が着いたり、他の燃料に引火したりしたら大惨事だ。どこかに避難できる山小屋とかがあれば……」キョロキョロ

 猛吹雪「」ゴオオオオオオ――

妖精「……吹雪が強すぎて何も見えない……」

クロシュ「……」
 クロシュの腕「」スッ

  吹雪で見えなくなるクロシュの腕「」

クロシュ「わわ……」

フメイ「突き出した自分の手も見えなくなっちゃうの!?」グググ

アッシュ「いわゆるホワイトアウトってやつだな。吹雪が強すぎて足元さえ見えねえぜ……へっくし!」グググ

 サクッサクッ

聖女「わあ……一面、真っ白です……」フラフラ

リュアン「せ、聖女さん! 中に戻ってください!」アタフタ

妖精「聖女、リュアン!?」

リュアン「聖女さんが寒さでまたおかしくなって来たんです!」

聖女「おかしくなってなんか……っくしゅ! はうぅ……私たち、どこを向いているんでしょうか……? 前……後ろ……上……下……? どこも……白、一面で……」フラフラ

妖精「うわああ!! 戻って、戻って!」アタフタ

 ◇
117 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 15:21:08.97 ID:m3LeiJhF0
―古ドワーフ坑道 入口

 穴の外から見える猛吹雪「」ビュゴオオオオオ――…


 駐まった精霊の幌馬車「」

 焚き火「」パチパチ

アッシュ「ここならなんとか落ち着けそうだな……」

ヴィトナ「……今日は、もう動かないのが良い。この吹雪、私たちでも、動けない」

セイン「この山に住む狼でさえ動けないのなら、そうする他ないだろう」

聖女「さ、先程はご迷惑をおかけしてすみませんでした……」ガタガタ

妖精「いいって、もともと人間が耐えられる寒さじゃないんだもの。この山は」


縛られメアリー「……」ガタガタ

セイン「……寒いなら、火に当たれ。メアリー・ロード・セイントレア」

縛られメアリー「……封印を解いていただければ、逃げる熱を遮断して温かくできるのですが。もちろん、皆さんの分も……」

妖精「信用できるわけないでしょ……。ほら、火に当たりなよ。あなたを凍死させたいわけじゃないんだから」

縛られメアリー「……わかりました。では、お言葉に甘えて……」

 焚き火「」パチパチ


 朽ちたトロッコレール「」

フメイ「おお〜……これがドワーフの……穴?」キョロキョロ

リュアン「そうみたい。蜘蛛の巣みたいにたくさんある坑道の一つなんだって」

クロシュ「わ〜……」トコトコ

リュアン「あ、クロシュちゃん! 奥に進んじゃだめ! 道に迷って出られなくなっちゃうって……!」

クロシュ「わ! う、うん……」

フメイ「だめって言われると、余計進みたくなる……」

リュアン「本当にだめだからね……!?」


 朽ちたトロッコレール「」
 闇に包まれた奥へと続く坑道「」オオオオ…


古ドワーフ坑道の入口で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 15:21:54.82 ID:8muQGmzN0
クロシュ、妖精を温めてあげる。
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 15:43:06.28 ID:TTqtbdGXO
メアリーとセントレア小咄をひとつ
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 15:58:45.36 ID:Dpx6Zb440
クロシュ、アッシュになぜ冒険者になったか尋ねる。
121 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 20:02:55.33 ID:m3LeiJhF0
―夜
 古ドワーフ坑道 入口

  穴の外「」ビュオオオオオオ――…


 焚き火「」パチパチ…

アッシュ「……しかしなんだ、アレだな」

クロシュ「?」

アッシュ「……女子ばっかだな。俺以外」

クロシュ「そうなの?」

セイン「……」

アッシュ「あ、セインは男か」

セイン「どちらでも構わない。厳密に言えば、僕に性別はないらしい」

アッシュ「え、そうなのか!?」

セイン「ああ」

クロシュ「うん!」

アッシュ「ど、どういうことなんだ……」

フメイ「どっちでも良いんじゃないの」

アッシュ「どっちでも……そうか!?」

リュアン「私は……どっちでも良くはないかなあ……」

アッシュ「お、リュアンは普通の女の子なんだな!」

リュアン「普通……まあ、たぶん普通……でしょうか……」

クロシュ「ヴィトナさんは……?」

ヴィトナ「私か……。大きくて力強いオスの体、少し羨ましい。でもメスの体も、悪くない。子供たち、愛してやれる」

フメイ「ほえ〜……」

クロシュ「あい……」

セイン「なるほど……そういう考え方もあるか」

リュアン「……ミネルヴァさんのこと、思い出します。まだ別れてそんなに経ったわけではないですが……お元気でしょうか……」

 *

アッシュ「冒険と言えば男のロマンだろ? だから俺はやっぱ男だ!」

クロシュ「そうなの?」

アッシュ「そうだ!」

フメイ「女の冒険者もいるけど」

アッシュ「……まあ、そういうやつもいる! 男のロマンを理解できる稀有な女ってことだ!」

セイン「なら女でも良いんじゃないのか」

アッシュ「……ダメだ! 俺は……男が良い!」

リュアン「まあ……お気持ちはちょっとわかる気がします……」

ヴィトナ「そもそも、冒険とは何だ。食えるのか?」

アッシュ「食えるものも手に入る。慣れた冒険者なら食い物は現地調達が基本だぜ」

フメイ「なんで冒険者になったの? ろまん?」

アッシュ「ロマンだ」

リュアン「ロマン……ふわふわし過ぎててよくわかりません……」

アッシュ「そうだな……具体的に言えば、面白くて楽しくて熱くなれるからだ!」

フメイ「面白くて楽しくて熱くなれるのが、ろまん?」

アッシュ「つまりそういうことだ!」
122 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 20:03:30.50 ID:m3LeiJhF0
―幌馬車内

 吊り下げランプ「」ユラユラ

縛られメアリー「……」


クロシュ「メアリーさん……ごはん、どうぞ……」トコトコ

 船旅ビスケットと香辛料のスープ「」ポン ホカホカ

縛られメアリー「……ありがとうございます」

妖精「あー、食べてる間は縄をほどいても良いよ。というかそうしなきゃ食べらんないでしょ」

聖女「そうですね……。では少し失礼します」スッ

 シュルシュル…

メアリー「……ありがとうございます」

聖女「いえいえ。ゆっくり食べて、温まってくださいね」

メアリー「はい」

 モグモグ…

 *

 空の容器「」カラン

メアリー「ごちそうさまでした……美味しかったです」

聖女「良かった。王族の方のお口に合うか、少し不安だったんです」

メアリー「……豪華さばかりを追い求める王宮の食事より、ずっと染み入るものでした」

クロシュ「……王宮のごはん……おいしく、なかったの……?」

メアリー「………美味しさはありました。きっと、どこの店よりも贅沢で美味しいものだった。しかし……その美味しさを得る為に、どれだけの苦痛と犠牲が強いられていたか……。それを思うと、気持ち良く食べることも、できませんでした」

クロシュ「……」

妖精「……でも、仕方ないんじゃないの。あなたはセイントレアの王女なんだし、アルベールに意見できる立場でもなかったんでしょ」

メアリー「……仕方ない、どうしようもない、どうにもならない――何度も何度も何度も、私が心の中で呟いてきた言葉です。実際、何もかもどうしようもなかった。あの日――ミュージアの芸術祭で、導師クロシュの描いた世界を見るまでは――」

クロシュ「!」

メアリー「全てが溶けて、全てが救われる――真の正しい世界――。運命の歯車が、ガコン、ガコンと廻り始めたような気分でした。あれが実現されれば――きっと、この世界は救われる」

妖精「……デロデロになりたくないっていうたくさんの気持ちは、どうなるの?」

メアリー「それを言うのであれば……死にたくない、苦しみたくない、消えたくない――そんな遥か昔から連綿と繰り返されてきた数多の絶望を、これから先も繰り返し続けることに何の正しさがあるのか――と返しましょう」

妖精「……」

メアリー「デロデロになれば、死の恐怖に怯えることも、老いや病の苦痛にのたうつことも、なくなります。あらゆる不安は取り除かれ、全ての命は大いなるデロデロの中でたゆたっていられる……。だから私は、その実現を目指すと決めたのです」

聖女「……デロデロのお考えは、私もわかるつもりです。しかし他者の意思を無視した強制的なデロデロ化は、やはり良くないと思うのです。もし目指すのであれば、以前のデロデロ教のように、地道に布教と説得を行って――」

メアリー「……それを続けたとして、この先何年、何十、何百年活動すれば全ての命にデロデロの正しさが伝わり切りますか。仮に伝え切ることができたとして、その間に絶望して死んでいった命たちはどうすれば良いのですか」

聖女「……すみません」

メアリー「……地道な説得と布教でデロデロの輪を広げるのが理想だとは、私もわかっています。でも、そんなやり方じゃ永遠に間に合わない。もうそんな綺麗事では世界を救えないんです」

聖女「……」

妖精「……」

クロシュ「……」

メアリー「……ご納得いただけたのでしょうか」
123 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 20:05:16.19 ID:m3LeiJhF0
アッシュ「いや。黙って聞いていたが、一つ聞きたいことがある!」ヌッ


メアリー「あなたは……通りすがりの冒険者」

アッシュ「アッシュ・ライトニングだ。アンタのデロデロ論……まあ聞いてりゃ確かに、隙のない完璧な理屈に聞こえなくもねえ……。完全なデロデロ化が実現すりゃ、誰も苦しまねえし死ぬこともねえし、争いとか差別もなくなるだろう……そりゃ平和だ」

メアリー「はい」

アッシュ「だが……全てがデロデロになったら、今この瞬間世界にある楽しいとか面白いって感覚はどうなる? 消えてなくなるのか?」

メアリー「……この世界で生きることを前提としたものであれば、デロデロ後に再び生じる可能性は極めて低いでしょう」

アッシュ「ならダメだ。冒険のロマンも、窮地を潜り抜ける刺激もない終末なんてゴメンだぜ。それこそ俺にとっちゃ絶望だ」

メアリー「……」

アッシュ「お前ら、難しく考えすぎじゃねえか? 今この瞬間、楽しいことを楽しいと思えりゃそれで良いだろ」

メアリー「………はあ……」



妖精「うーん……メアリーの強制デロデロ化は受け入れられないけど、アッシュの考え方も享楽的すぎてちょっと……。クロシュ、こいつらの考え方を鵜呑みにしちゃだめだよ」

クロシュ「んゅ……」

聖女「ですが考える意味はあります。アッシュさんの今この瞬間の楽しい気持ちを大切にするという考え方も、必要な視点かもしれません。強制デロデロ化はそういった個々の気持ち、想いが見えていない……あるいは、見ようとしていない気がします」

クロシュ「……」

聖女「クロシュさんは、どう思いますか?」

クロシュ「……ちょっと、聞いてみる」


クロシュ「………メアリーさんと、アッシュさんは……ごはん、食べるの……好き……?」

アッシュ「もちろんだ! 美味いものを食う瞬間、生まれてきて良かったって心から思うぜ!」

メアリー「……私も……美味しいものを食べると、幸せな気持ちになります。しかし……他の命を奪って長らえる絶望的な仕組みの一つに過ぎないと気付いてからは……罪の意識を覚えざるを得なくなりました……。なので、今は……好きとは言えません……」

アッシュ「ええっ!? メシ食うのにそんな面倒なこと考えんのかよ!?」

メアリー「……」

クロシュ「……」


妖精(生物として強度が高いのは、間違いなくアッシュの考え方だ。でも……)

クロシュ「……」

妖精(たぶん、今のクロシュの考え方に近いのは、メアリーの方……。そしてそっちは、食事の度に心を痛める茨の道……。食べるのが大好きなクロシュにとって、あまりにも酷だ……。でも……気付いてしまった以上、もう戻れない……)

妖精(うう、どうにかしてやりたい……でもどうすりゃいいんだ、これ……)


↓1コンマ
01-60 思考+1 [1/3]
61-90 思考+2 [2/3]
91-00 思考+3 [3/3] 自己解決!
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 20:09:30.64 ID:okegyU5/o
どうにか
125 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 21:21:20.98 ID:m3LeiJhF0
クロシュ「……」


クロシュ(ごはん……食べるには……殺さなきゃ、いけない……)

クロシュ(殺されて、死ぬのは……苦しくて、かなしい……)

クロシュ(……)

クロシュ(わたし……今まで、たくさん、食べてきた……)

クロシュ(みんな……痛くて、苦しくて、かなしかった……?)

クロシュ(……)

クロシュ(……?)

クロシュ(………あれ……?)

クロシュ(……わたし……今まで、どうやって……食べてたっけ……?)

 ☆クロシュの考え事が+2進みました [2/3]

 ◇
126 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 21:21:53.15 ID:m3LeiJhF0
―夜
 幌馬車内

 ヒュオオオオ…
  ガタガタ…

 吊り下げランプ「」ユラユラ


聖女「……」zzz

聖女に抱きしめられるフメイ「…んんん〜……」zzz

リュアン「……」zzz

セイン「……」zzz

ヴィトナ「……」zzz

メアリー「……」zzz

妖精「……」zzz


スライムクロシュ「……」モニョモニョ

 モニョモニョ スリスリ

妖精「……ん? クロシュ?」パチ

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「なあに、一緒に寝て欲しいの……えっ? 温めてあげる?」

スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ

妖精「いや、私は別に寒くないけど……。温めてあげるなら聖女の方が……いや聖女は今フメイたんぽであったまってるんだった」

スライムクロシュ「〜〜」モニョニョニョ

妖精「はいはいわかったわかった、温められてあげるよ。はい、どうぞ」ポフッ

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ

 モニョモニョ スリスリ ポカポカ

妖精「んっ……ふふ、確かにけっこうあったかいや」

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ

妖精「じゃあ今夜はよろしくね。クロシュたんぽ」

スライムクロシュ「〜♪」モニョ


妖精(食事のことけっこう気にして落ち込んでると思ってたけど、案外平気みたい? それとも、平気じゃないから私に甘えてる?)

妖精(まあいいか。今夜は一緒に寝てあげよう。実際けっこうあったかくて良いし)

 モニョモニョ… ポカポカ…

 ◆
127 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 21:22:29.96 ID:m3LeiJhF0
―クロシュの夢
 浮島の小さな丘

 空に浮かぶ白い光「」ユラユラ

 ヒュオオオオオオ――…

 たくさんの墓「」
 王家の墓「」
 ヤマイモの墓「」
 ザリガニの墓「」
 オオキイタニシの墓「」
 イクラマスの墓「」
 マグロの墓「」
 カボチャの墓「」
 たけのこの墓「」
 おこめの墓「」
 セイントレアチーズケーキの墓「」
 パスタの墓「」
 船旅ビスケットの墓「」

クロシュ「……」


ラティアの大盾「……クロシュちゃん……ここに来るなんて、珍しいね……」スッ

クロシュ「大盾ちゃん……」

ラティアの大盾「ここは……クロシュちゃんの思い出の中にある……セイラちゃんたちの浮島の……お墓のある丘……」

クロシュ「……」

ラティアの大盾「……ロムリン王様と、セイラちゃんたちの……お別れの場……。それを見たクロシュちゃんにとって……寂しさとお別れを象徴する場所になったの……」

クロシュ「………うん」

ラティアの大盾「クロシュちゃん……なにか、寂しいこと……あった?」

クロシュ「……うん」

 ヤマイモの墓「」

ラティアの大盾「……そっか。クロシュちゃんは、今までに食べたものたちのこと……気にしてるんだね……。でも……」

クロシュ「……?」

ラティアの大盾「クロシュちゃんに食べられた命は……クロシュちゃんの一部になったんだよ。ほら……ヴァンさんや、セレナちゃんのこと……覚えてる……?」

クロシュ「!」

ラティアの大盾「ヴァンさんも、セレナちゃんも、今はいないけれど……クロシュちゃんは、命を消し去ってるわけじゃない。クロシュちゃんなりのやり方で、弔って……自分の中に、取り込んであげてる……。それが、スライム流の食べる≠チて……クロシュちゃんなら、知ってるはずだよ」

クロシュ「!!」

ラティアの大盾「だから……気にすること、ないよ。クロシュちゃんは、今まで通りのクロシュちゃんで……これからも、美味しいものをいっぱい食べて、みんなをしあわせにして……クロシュちゃん自身も、しあわせにならなきゃ」

クロシュ「うん!」

ラティアの大盾「ふふ……悩み、晴れた……? それじゃあ……あれ? この感じは……」

 *
128 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 21:24:11.36 ID:m3LeiJhF0

倒れた妖精「う、うう〜ん……」グルグル

クロシュ「妖精さん!」

ラティアの大盾「妖精さんだ。迷い込んじゃったのかな……? 今夜は、一緒におやすみしたの?」

クロシュ「うん! 妖精さん、妖精さん」チョンチョン

妖精「ふえ……わっ!? クロシュ!? ここは……えっ、ラティア・ヘイヴン!? なんで!?」パタパタ キョロキョロ

ラティアの大盾「ちょっと……説明が、要るみたい……」

 カクカクシカジカ

 *

妖精「夢の混線かあ……現象は知ってたけど、当事者になるのは初めてだ……」

クロシュ「んへへ……」

ラティアの大盾「じゃあ、集落に戻る?」

クロシュ「うん! あ、でも……えっと……これ、する」スッ

 小さな綿毛「」フワッ

妖精「……ラティア式のお供えだね。私もやっていこうかな。クロシュの夢だけど」スッ

 小さな綿毛「」フワッ

ラティアの大盾「……二人とも……ありがとう……。ロムリン王様と、妹様にも……きっと、届くよ……」スッ

 小さな綿毛「」フワッ


 ヒュオオオオオ――…
 空に向かう綿毛「」フワ――


 ☆クロシュの考え事がさらに+1進み、解決しました

 ☆クロシュのスライム能力〈吸収〉の効率が上がりました
  特殊なものを食べた時、能力などを吸収する確率が上昇しました
  また、さらにお腹を壊しにくくなりました

 ◆
129 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 22:35:46.83 ID:m3LeiJhF0
―大山脈登り 3日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*4    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*4       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯努力目標
・特になし

◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]

◯仲間の目標
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[01/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[00/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
130 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 22:36:12.69 ID:m3LeiJhF0
―翌朝
 大山脈 峠道

  ヒュオオオオオオ――

 晴れ渡った青空「」サンサン


 一面の銀世界「」マッシロ

 きらめく樹氷「」キラキラ


 精霊の幌馬車「」カラコロ


リュアン「晴れ上がりました……!」

アッシュ「気持ちの良い快晴だ! 寒いっちゃ寒いが、吹雪に比べりゃ遥かに良い!」

妖精「ヴィトナ、竜神村まではあとどれくらい?」

ヴィトナ「もうすぐ――見えた。あれだ」スッ


 山間に見える小さな家々「」


クロシュ「わあ……!」

フメイ「三角形の屋根!」

聖女「豪雪地帯では、積雪対策に屋根があのような急勾配の三角形になると聞いたことがあります! 見るのは初めてです!」

セイン「これで一息つければ良いが……」

 ◇
131 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 22:36:46.94 ID:m3LeiJhF0
―竜神村

 精霊の幌馬車「」ガラゴロ


「待たれよ!!!!」

 ザッ!!
 ザザザザッ!!

取り囲む竜人の者たち「」ザザザッ
 木の槍「」ジャキッ


妖精「!?」

クロシュ「んわわ……!?」

リュアン「ヴィトナさん!? 竜神村は穏やかで平和的なんじゃ!?」

ヴィトナ「穏やかで、平和的な、はずだ……! なぜ……!?」


竜人の男「貴殿ら……この山へ何をしに来た?」ザッザッ


妖精「山越えしたかったんだけど難しかったから、一旦休ませてもらおうと思って寄っただけだよ!」


竜人の男「……」


聖女「……信用は……なさそうですね……」

セイン「……だが、ここまで来て門前払いされるのも困る。燃料も残り僅かだ」


ヴィトナ「村長! 私だ、ヴィトナだ! この者たちは、怪しくない!」バッ


竜人の男→村長「……ヴィトナ!?」

ヴィトナ「槍、下ろせ。無駄な戦、するな」


 ザワザワ…


村長「むう……しかし……」

金髪糸目のサキュバス「ヴィトナちゃんが言うことなら信用してあげましょ?」スッ

村長「ダウン殿」

金髪糸目のサキュバス→ダウン「私の直感も、この子たちは山を荒らす者ではないって言ってるわぁ〜」

村長「……助言、感謝しましょう―――皆の者、槍を下げよ!」


竜人の者たち「はっ!」ササッ


フメイ「……なんか、槍下げた?」

妖精「あの場違いに薄着のドレスを着たサキュバスが、村長と何か話したみたいだけど……」


村長「……突然の恫喝、まことに失礼した。昨今山を荒らす者がおってな……」

妖精「いやまあ、休ませてくれるなら別に良いんだけど……。入って良いの?」

村長「ヴィトナとダウン殿が貴殿らを信用するならば、我らも信用しよう。ゆっくり休まれていくが良い」


妖精(そういうわけで、私たちは竜神村に招き入れられることとなった)



 精霊の幌馬車「」ガラゴロ



灼髪オッドアイ美女「……来訪者?」ヒョコ

 ◇
132 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 22:38:09.85 ID:m3LeiJhF0
―竜神村

 三角形の屋根の家々「」


 精霊の幌馬車「」ガラゴロ


ヴィトナ「私、群れに戻る。竜人村いれば、また会うこと、あるだろう」

クロシュ「うん! ヴィトナさん、ありがと……!」

ヴィトナ「……クロシュ。この前は、ごめん。悩み……大丈夫か?」

クロシュ「うん……わたし……だいじょうぶ! スライムだから……!」

ヴィトナ「良かった」ニコッ

クロシュ「……わたし、むれの仲間じゃないけど、よかった……?」

ヴィトナ「共に、戦い、ごはん食べて、寝た。もう、仲間だ」

クロシュ「!」パァァァ



アッシュ「さて、じゃあ俺は俺でテントでも張るかな」

妖精「テント? 寒くないの?」

アッシュ「冒険者だからな。やっぱテントの方が落ち着くんだ」

フメイ「そうなんだ」

リュアン「村の中はある程度温暖らしいですけど、それでも寒さには注意してください」

アッシュ「おうよ! 俺もしばらくはここに滞在してるから、会いたくなったらいつでも会いに来てくれよな!」


 ☆ヴィトナ、アッシュと別れました
  竜神村滞在中、自由行動などで会うことができます


 ◇
133 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 23:01:40.99 ID:m3LeiJhF0
―竜神村 ダウンの家

 暖炉「」パチパチ

ダウン「自分のおうちだと思ってゆっくりのんびりしていってねえ」ニコニコ


妖精「それはありがたいけど……なんで私たちにここまでしてくれるの?」

ダウン「あら、親切にされるのは苦手? それとも……私のことが信用できない?」

妖精「いや、まあ……」

セイン「ああ。率直に言えば、信用できない」スッ

リュアン「は、はっきり言っちゃいました……」

ダウン「あらん、悲しいわぁ……およ? んっんん〜?」ジッ

セイン「……何だ?」

ダウン「あなた……もしかして、サインくんの――」

セイン「……人違いだ」

妖精(この流れ、久しぶりだ……。セインってやっぱり、サインのことを知ってる人からすると不思議な存在に見えるのかも……)


 ガタンッ!!!!


「……貴様」バサッ


セイン「!?」

妖精「えっ……!? あ、あなたは――」

クロシュ「レインさん!」


レイン「なぜ貴様が、ここにいる……!」バサッ


セイン「!」シャキン


ダウン「やめなさ〜い!!!!」ピシャッ!!!


レイン「はうぐっ……!?」ガクッ

セイン「……!」


ダウン「全くもう、レインちゃんたら……。いくらサインくんに似てるからって、いきなりそんな猛アタックしたらドン引きされちゃうわよぉ?」

レイン「姉さん……違うのよ……! そいつは……サインの力を奪った……!!」

妖精「待った、それは誤解だ!! 説明させて!!!」

クロシュ「う、うん! セインちゃん、悪くない……!!」

レイン「何……?」

 カクカクシカジカ

 *
134 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 23:04:07.13 ID:m3LeiJhF0
レイン「な……その少年も、カリス・ノーランドに造られて操られていた……!?」

妖精「そうなの! セインが、サインに何かしたなんてことは何もないんだ。セインも完全に被害者なんだよ……」

レイン「……悪かったわね」

セイン「理解したなら構わない」

レイン「……」

ダウン「あらん……喋り方までサインくんそっくりねぇ……。声はまだ少年だけどぉ」

セイン「……」


ダウン「ちょっと乱暴な歓迎になっちゃったけど、もうレインちゃんもあんなことはしないから安心してね?」

妖精「まあ、うん……」

聖女「……ええと。あの方はシノホシのレイン・フォールさんで……あなたは、その姉君のダウン・フォールさん……なんですか……!?」

ダウン「そ! シノホシは今なんもやってないみたいだけどねぇ〜。レインちゃん、根は優しい子だからあんまり怖がらないであげてね?」

聖女「ま、まあ……わかりました」

クロシュ「レインさん……悪い人じゃ、ない……!」

フメイ「ん〜? でもシノホシなんでしょ?」

クロシュ「う、うん……」


リュアン「……」

リュアン「………シノ、ホシ……?」ググッ


 ☆竜神村滞在中、ダウンの家に宿泊することとなりました


竜神村滞在1日目
↓1〜3 自由安価 何をする?


参考:竜神村案内板
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 23:05:45.45 ID:qtCMPz1jO
クロシュとセイン、道場を見学
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 23:06:57.03 ID:ZBdmex7eo
祠の掃除
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/02/28(土) 23:08:17.03 ID:L/g4V3Sno
レインさんと雑談
138 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/02/28(土) 23:15:09.15 ID:m3LeiJhF0
というわけで本日はここまで。次回は竜神村滞在初日、道場見学編、祠掃除編、レインさんとお話編になります

寒い寒い大山脈の峠道を越えて、ついに竜神村へと至ったクロシュ一行。突然槍を向けられたり、セインちゃんがレインさんに襲われたりなど、手荒い歓迎を受けるものの、ひとまずダウンさんのおうちに落ち着けたのであった。
すごい勢いで悩みを自己解決してメンタル回復したクロシュ氏は、意気揚々と竜神村巡りへ赴く。しかしその後ろで、静かに拳を握るリュアンちゃんの姿に、あかちゃんスライムは気付くことができるのか――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 00:53:22.84 ID:SCP5gX6do
おつ
リュアンは直接の被害者だしどうしたって彼等を許せんよなぁ…
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 01:32:16.90 ID:ZmVhLb/bo

レインの恨みはまだ王国に向けてるのかね
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 11:01:19.04 ID:+J4nYF7pO
ミュージアの大破壊はセインくんだし、セインくんの限定解除したのは僧侶だし、つまりカリスが悪い
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 11:55:10.28 ID:8sJBprBLo
おつです
諸悪の根源カリス
落とした影が暗すぎる
143 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 20:45:38.24 ID:5RQwb/AZ0
リュアンちゃんはシノホシのせいで唯一の縁者を失っているため、その心奥に秘めた黒い感情は簡単に消しされるものではないと思われています。今回、図らずもシノホシのレイン氏とでくわしてしまったことで、その奥底に沈んでいた黒い気持ちが再燃してしまったようです。このことが今後どのような影響を及ぼすかは未知数と考えられます

そしてレイン氏もまた王国のせいで大切な者を失っており、その心奥に秘めた黒い感情は簡単に消しされるものではないと思われています。今回、図らずもサインくんに似たセインちゃんとでくわしてしまったことで、その奥底にあまり沈んでいなかった黒い気持ちが迸ってしまったようです。このことが今後どのような影響を及ぼすかは未知数と考えられます

ミュージアの大破壊はセインくんであり、そしてセインくんにそのような破壊活動を行わせたのは僧侶氏であり、カリスであるとも言えます。そして当時僧侶氏にそのような判断を行わせたのはシノホシの襲撃であり、シノホシ決起の原因は王国による暴虐でした。メアリー王女はこのことについて、最も根源的な原因は世界がデロデロになっていなかったことだと語っています

そして言うまでもなくカリス氏は悪い人物ですが、カリスのような邪悪の特異点たる者が生まれてしまうこともまた命の悲劇的側面であるとメアリー王女は語っています。カリスのような者を生み出さない為にも、全ての命を一つに溶かしたデロデロを目指すのが知性を持つ者の義務である――というのがメアリー氏の考えのようです
144 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 20:46:10.07 ID:5RQwb/AZ0
―竜人村 広場

 古びた案内板「」

セイン「案内板だ」

フメイ「……あ、ここが広場なんだ」

セイン「そうらしい」

クロシュ「ほえ……」

セイン「行ってみたい場所はあるか、クロシュ」

クロシュ「ん……どこでも!」

セイン「フメイは?」

フメイ「んー……あ、ドージョー」

セイン「道場か」

フメイ「あれやってみたい。たのもーってやつ」

セイン「……道場破りのことなら、今の弱体化した僕たちでは少し心許ないが……」

フメイ「やるだけやってみよ」

 *
145 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 20:50:35.89 ID:5RQwb/AZ0
―竜神村 道場

 門「」ガラッ

フメイ「たのもー!」ヒョコ
クロシュ「たものー……!」ヒョコ
セイン「……頼もう」ヒョコ


  シュビビビッ
   ガガガガッ


セイン「!」
フメイ「!」
クロシュ「!」


灼髪オッドアイ美女「」ザッ
 タンポ槍「」シュビビビッ

  木人「」ガガガガガッ

   ドギャンッ!!


フメイ「おお〜……!」

クロシュ「ぽんぽんの……槍!」

セイン「……」


灼髪オッドアイ美女「ふう……。お前たちは……先刻ここに来た来訪者か?」スタスタ

セイン「ああ。見学しても構わないか」

灼髪オッドアイ美女「もちろん。だが条件がある」

フメイ「条件?」

灼髪オッドアイ美女「外の世界の話を聞かせろ。もしくは、槍の練習相手になれ」

クロシュ「!」

セイン「……話をするくらいなら簡単だが……」

フメイ「練習! 練習する!」

灼髪オッドアイ美女「もちろん両方でもいいぞ?」

セイン「せっかくの機会だ。竜神村の槍術を体感してみよう、クロシュ」

クロシュ「ん!」

灼髪オッドアイ美女「フッ……お前たち、かなりやれると見た。良い刺激になりそうだ」


↓1コンマ
01-40 まあまあ 近接経験+1
41-70 良い感じ 近接経験+2
71-90 竜角槍術 近接経験+3
91-00 ???? 近接経験+6

↓2〜3選択 お話
1.竜神村について
2.道場について
3.あなたについて
4.大山脈の異変について
0.自由安価(票数は内容ごと)
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 20:51:40.15 ID:dQ8oOVEz0
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 20:52:14.51 ID:ZmVhLb/bo
4
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 20:52:56.63 ID:89rKxzIF0
0他に修業してる人いない?
149 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 22:43:06.67 ID:5RQwb/AZ0
 タンポ槍「」カンカンカンッ!
 タンポ槍「」カンカンカンッ!

  ザザッ

灼髪オッドアイ美女「幼い外見に見合わず、やはりなかなかやる」ザッ

クロシュ「んへへ……槍、久しぶり……!」ザッ


セイン「……?」

フメイ「セイン、どうかした?」

セイン「あの槍術……クロシュの槍捌きに、少し似ている……?」

フメイ「え、そうなの?」

セイン「……いや、たまたまか。最適な動きに近付けば、自ずと動きも似る」

フメイ「??」


灼髪オッドアイ美女「その槍術、どこで学んだ?」

クロシュ「ほえ……? んー……槍が、教えてくれた……かも……」

灼髪オッドアイ美女「槍が……?」

クロシュ「うん。えと、今は……なくしちゃったけど……」

灼髪オッドアイ美女「そうか……」

 ☆クロシュとフメイが近接経験を1積みました

 *
150 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 22:43:34.18 ID:5RQwb/AZ0

フメイ「で、この山の麓の近くが……えっと、オリシン王国?」

セイン「ああ。ユーシリアの国境付近でもある」

灼髪オッドアイ美女→アインズ「オリシン……ユーシリア……本の中でしか見たことのない国名だ」

クロシュ「アインズさんは……山の外、出たこと、ない……?」

アインズ「ああ。生まれてこの方、ずっとこの村で暮らしている」

クロシュ「わあ……」

フメイ「ずーっと槍を振り回して暮らしてるの?」

アインズ「そうだ。槍術の鍛錬だけをやっているわけではないが」

フメイ「じゃあ剣とかも?」

アインズ「ああ。普段は槍だが、剣を使うこともある」スッ

 壁に架けられたオノゴロ刀「」

フメイ「あ、オノゴロ刀!」

アインズ「あれは以前この村に滞在していた旅の剣士が帯びていた剣……を村の鍛冶屋が見様見真似で打って複製したものだ。当時は良き練習相手となってくれた」

セイン「普段は一人で練習しているのか」

アインズ「昔は村長が稽古をつけてくれたが……今はほとんど私一人だ。寄る年波には勝てぬ、らしい……」

フメイ「じゃあ、今は他に誰もいないんだ。この道場」

アインズ「そうだ。だからここに滞在している間は毎日来ても良いぞ」

 *

アインズ「ふむふむ……もっとたくさん外の話を聞きたいところだが、これ以上は日も暮れそうだな……」

セイン「しばらく滞在する予定だ。僕たちはダウンの家に滞在している」

アインズ「わかった、用があれば行く。ところでお前たちは、山越えを目指していると言っていたな?」

クロシュ「うん」

フメイ「雪崩で通れないんだって」

セイン「山越え手段の確保、あるいは安全な道を見つけたら出発する予定だ。アインズは知らないか」

アインズ「……すまないが、力にはなれそうにない。先ほども言ったが、私はこの山を出たことがないんだ」

セイン「そうか……」

フメイ「んー……あ、そういえば、最近山がおかしいってヴィトナが言ってた。アインズ、何か知らない?」

クロシュ「えっと……いつもより、寒くて……温泉も、ひえひえ……なんだって……」

アインズ「ふむ……。私も同じ認識だ。いつもより冷え込み、そして村の温泉も凍ってしまった。山の動物たちも凍死が相次いでいるようだ。この村はまだ備蓄した食料でなんとか保っているが……いずれはボレアスルクスたちと同様に困窮する危険がある……」

クロシュ「んゅ……」

セイン「……あまりこの村を頼ることもできないか」

アインズ「何者かが古ドワーフの廃坑を出入りしているという情報もあり、村長たちはその者が良からぬことをしているのではないかと疑っている。それで古ドワーフの末裔と捜査を行っているようだが……今のところ芳しくないようだ」

フメイ「え、そうなの?」

アインズ「ああ。私も廃坑調査に加わろうと申し出たのだが、ドワーフ以外は迷って死ぬからと却下された。ドワーフたちも、道がわからず暗闇も見通せない足手まといは連れていきたくないそうだ」

セイン「……ロンドンも坑道のガイドは断っていた。彼らからすればかなりの面倒事ということか」

アインズ「だから私は――怪しい奴が出たらすぐに槍で叩き潰せるよう、日々の鍛錬を続けるしかないというわけだ」

フメイ「ん。よい心がけ」

アインズ「もし怪しい奴を見かけたら教えてくれ。この山に住む竜の一人として、不届き者は始末せねばならん」

 ☆山の異変と不審者の話を聞きました

 ◇
151 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 22:44:11.89 ID:5RQwb/AZ0
―竜神村 祠

 小さな祠「」

クロシュ「小さい……おうち?」

聖女「これは……祠ですね。信仰するものを祀るお社……まあつまり、神様のおうちです」

クロシュ「わあ……」

聖女「見たところちゃんと手入れされているようですが……先日の吹雪でしょうか、周囲に雪が積もっています」

クロシュ「雪かき、する……?」

聖女「そうですね。せっかくこの村に滞在させていただいているわけですから、少しでも返せるところで返しましょう!」

クロシュ「うん!」

 *

クロシュ「んしょ、んしょ」グッグッ

聖女「ひい、ひい……雪かき舐めてました……こんなに重労働だなんて……」フラフラ

 サクッ サクッ

村長「む……貴殿らは、先刻の稀人」サクッ

聖女「あ、村長さん……! こ、こんにちは……」

クロシュ「こんにちは……」ペコリ

聖女「雪かきさせていただいてます……あ、勝手に雪かきして問題ないですか……!?」

村長「貴殿らがやることではない……と言いたいところだが、実のところ我々も手が足りていなくてな……。問題ないどころか助かった」

聖女「良かったです……!」

クロシュ「手……足りてないの……?」

村長「うむ……。貴殿らを門前払いした理由とも関係している。我々は今、山を荒らしていると思しき者を探していてな……」

クロシュ「あ……えっと、坑道に、隠れてる……?」

村長「そうだ。そやつをどうにかせねば、我らは雪に埋もれて滅びるやもしれぬ」

聖女「そんなに深刻なのですか……」

村長「無論、最善は尽くすとも。しかし我々には余裕がない、ということは知っておいて頂きたい」

クロシュ「ん……。じゃあ……お手伝い、できる……?」

聖女「もしお手伝いできることがあれば言ってください。私たちもお世話になっている身ですから」

村長「うむ……。では、もしやってもらいことがあれば改めてお願いしよう。ひとまず今は、雪かき感謝する」

 ☆竜神村での評価が少し上がりました

 ◇
152 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/01(日) 23:08:46.18 ID:5RQwb/AZ0
すごく頭痛が痛いため本日はここまで。次回はレインさんとお話編になります

竜神村の道場で灼髪の美女と出会い、槍の練習をするクロシュたち。不思議なことにその槍術はクロシュの槍捌きと少し似ていたそうですが、真相は闇に包まれています
そして山の異変について聞いてみたり、雪かきをしたりしつつ竜神村に貢献しました。山を荒らす者とは一体何なのか。古ドワーフ坑道に潜む何者かの企みとは。あかちゃんスライムは、ひとまずできることをする――

それでは本日もありがとうございました。次回はたぶん土日の予定です。よろしくお願いいたします


おまけ:ちびスライムクロシュと妖精さんのイメージ絵です。通常の大きさ比では、妖精さんはスライムのクロシュさんよりももっとずっと小さいですが、これはちびスライムクロシュなので間違いではありません。こんなような様子なんだなあと思っていただければ幸いです
https://gzo.ai/i/dMM1TIp.png
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/01(日) 23:30:30.44 ID:VfSu9raVO

妖精さんめっちゃ幼女だった
クロシュちゃんちょっと虚無顔でかわいい
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/02(月) 01:48:36.01 ID:uBI0D60Ro
おつ
これまでと違って外は極寒の猛吹雪だから動き辛いし
坑道も超危険なダンジョンだから難航しそうね
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 07:11:37.61 ID:eOA6YKhC0

妖精さんあの容姿で国治めてたり尊大な態度とってんの想像するとゾクゾクする。
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 12:43:42.25 ID:xrN7er8Do
(そしてとしm……
)いや年の功がある!
157 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 17:14:11.55 ID:z5t+/G590
ちびスライムクロシュ氏が無表情のように見えるのは、スライム類が表情を用いた感情表現をあまり行わない生き物であることが関係しています。スライム類のコミュニケーションはモニョモニョという低周波音(スライム語)を用いた情報伝達が主であり、視覚的なコミュニケーションはあまり取らないようです。(うれしい∞おめでたい≠フ意を示す砂漠スライムダンスなど、例外もあります)
なおヒトなどへの擬態を覚えたスライムは、表情を用いた感情表現を行うようになることがあります。特定の生き物にずっと擬態していると、その生き物の仕草が染み付いてしまうことがあるようです
なお上記イメージにおけるちびスライムクロシュ氏は、ああ見えてとてもリラックスしているようです。下部が少しデロデロになってしまっている程度には気が緩んでいるとも言えるかもしれません

竜神村は山間にあるため、外部の極寒や暴風雪の影響を受けにくく、比較的穏やかな環境を保っていたようです。しかしここ最近はものすごく冷えこんでいるとのことです。村の外は極寒によりお腹がすごく減りやすいため、事前準備なしの長時間探索は難しいと言わざるを得ないでしょう
坑道も危険な場所であるらしく、慣れないものは道に迷って死ぬと言われています。もし探索する場合は念入りな準備をするのが良いかもしれません

妖精さんは妖精類なので、見た目も幼女の姿から変わらないようです。人間から見ると、生まれてから死ぬまでずっと幼女の姿である妖精類はヘンな生き物ですが、当の本人たちは特に疑問に思っていないようです。なお妖精さんは幼女扱いされても怒りませんが、おばあちゃん扱いすると怒るようです。自認は幼女なのかもしれません
なお見た目が幼女のため、国外の者から侮られることも時々あるようです。やはり国の上に立つ者は、オリシンの現国王クロノス氏のような筋肉モリモリのマッチョマンの方が良いのかもしれません

妖精さんは高齢者扱いすると怒りますが、人間から見れば実際すごく長い時を生きてきたのは確かなようです。そして妖精類としては比較的慎重で記憶力も良い方なため、その知識が役に立つこともあります。おばあちゃん扱いすると怒る妖精さんですが、頼られたり甘えられたりするのは嫌いではないそうです
なお上記イメージにおける妖精さんは、自分よりも小さいちびスライムクロシュをナデナデできてご満悦のようです。保護者気取りな面が出ている様子と言えるかもしれません
158 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 17:15:35.88 ID:z5t+/G590
―夜
 ダウンの家

 暖炉「」パチパチ

ダウン「お茶淹れたわよぉ〜」

 紅茶「」ポン
 どんぐりクッキー「」ポン

クロシュ「わあ……!」

妖精「わ、どんぐりクッキー?」

ダウン「美味しそうでしょ? ここじゃ麦が採れないからどんぐりを使うの」

妖精「ああ、確かにここの環境じゃ麦は育たないね」


レイン「……本当に不便な場所だわ。こんな麦も育たない地に住んでいたなんて」

ダウン「あら、良い場所よ? 静かで、穏やかで、平和で……身を隠すのにも、これ以上ないくらいの環境と地形……。レインちゃんも、ここで暮らしましょ?」

レイン「フン、冗談じゃない。この山にはちょっと気になることがあって寄っただけ。用が済んだらとっとと出ていくわ」

ダウン「も〜、レインちゃんたら素直じゃないんだから……」

レイン「素直にここに住むつもりはないと言っているのだけれど」


スライムクロシュ「〜〜?」モニョニョ モグモグ

妖精「二人ともなんだか訳ありみたい。まあレインの方は言うまでもないけど……」

レイン「あなたたちこそ、こんなところで何をしているの?」

妖精「山越えしたかったんだけど、雪崩で通行止めだったんだよ。だからここで他の道を探そうと思ってる」

レイン「そう。飛べない連中を連れていると不便ね」

妖精「レインは……ここには何をしに? シノホシはあれからどうなったの?」

レイン「なんで他人にわざわざそんなことを教えねばならないのかしら」

ダウン「シノホシは活動停止中なんですって。それで暇を持て余したレインちゃんは、愛しのお姉ちゃんを頼ってここまで遥々やって来たの!」

レイン「黙りなさい」


妖精「……情報を引き出すのは難しそうだ。どうしたものかな」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ モグモグ


↓1〜2選択 お話の内容
1.レインが山に来た理由(コンマ61以上で成功)
2.ダウンが山に住む理由(コンマ91以上で成功)
3.勇者について
4.シノホシについて
5.ミュージアについて
6.デロデロについて
0.自由安価(票数は内容ごと)
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 17:18:09.17 ID:xR18GOiWO
0この山の頂上には何があるの?
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 17:22:59.98 ID:tYE/owPoO
1
161 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 21:07:12.44 ID:z5t+/G590
クロシュ「ここ……一番、高いところ……すごい……?」

レイン「……? どういう意味?」

妖精「この山脈の一番高いところ?」

クロシュ「うん」

ダウン「大山脈の一番高い山なら、この辺りじゃなくてもっと西の方……テラヌス砂漠に面している辺りじゃなかったかしら」

クロシュ「ほえ……そうなの?」

ダウン「大山脈っていうのは、この大陸を東から西まで横断して南北を分断しちゃうものすごく大きなお山の連なりなの。だからここだけがものすごく大きな山々ってわけではないのよぉ。わかる?」

クロシュ「う、うん。たぶん……わかった!」

妖精「じゃあ、この辺りで一番高いところはどんな感じ?」

ダウン「そうねぇ……すごく寒いわ」

クロシュ「わあ……」

ダウン「そして足の踏み場もほとんどないの。登頂した!と思った次の瞬間に落下死する登山者もいるそうよ……かわいそうにねぇ」

レイン「愚かで迂闊な身の程知らずが自業自得で死ぬことの何が可哀想なの?」

ダウン「レインちゃん……登山者も生き物なのよ? そんな言い方は良くないわぁ……」

レイン「足を滑らせて死んだらもう生き物じゃなくて死に物でしょう」

ダウン「も〜、またそんな屁理屈言って……。お姉ちゃん悲しいわ〜」

 *
162 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 21:09:06.56 ID:z5t+/G590
妖精「ダウン、実際のところレインはどうしてこの山に来たの?」

ダウン「あら、それは愛しのお姉ちゃんを頼りに――」

レイン「違う」

ダウン「も〜……それなら本当のことを話してよぉ。お姉ちゃんにも教えてくれないじゃない……」

レイン「……」

クロシュ「………もしかして……サインさんに、関係、すること……?」

レイン「!」

ダウン「あらぁ、わかりやすいわ」

レイン「黙れ……。まあいいわ。邪魔をしないと約束するなら教えてあげる」

妖精「ここに生きる人たちや命たちに迷惑をかけないことなら、邪魔をする理由もないけど……」

レイン「……恐らく、ここに生きる者たちへの迷惑となることはないわ」

ダウン「あら、そうなの? それなら良いじゃない。教えて教えて!」

レイン「……古い知り合い……いえ、かつて仕留め損ねた害虫がこの山に隠れ潜んでいるという情報を得たの。もしその情報が真であるならば、今度こそそいつを確実にこの世から排除しなければならない。二度と下劣な真似ができないように、ね……」

妖精「なるほど、宿敵の討伐ってところか……。あれ、でもそれなら勇者サインとの関連は……?」

ダウン「……あっ! それってもしかして――サインくんを取り合って争った――」

レイン「――ソフィア・ロスチャイルド。身の程知らずの小娘が……。サインの愛が彼奴如きに向けられることなど決してないと、今度こそわからせてやるわ……」ズズ…


クロシュ「わわ……」

妖精「こ、これは……」

ダウン「はぁ……レインちゃんもソフィアちゃんも、いなくなった男の子のことでいつまでもいがみ合っているのよ……。愛深きゆえに……なのかしらねぇ」

レイン「サインはいなくなっていない! 私の内にいつまでも存在し続けるわ!! なぜ私と同じエルダーサキュバスの姉さんがそれをわからないの!?」


妖精(……エルダーサキュバスって、魔族階級的には上級の淫魔だよね? それなら、一つの愛に執着し続けてるレインの在り方の方がエルダーサキュバスらしくないって言えそうだけど……)

レイン「」プンスコ
ダウン「」シクシク

妖精(……まあいいか。下手に突っ込むと殺されそうだし……)


 ☆コンマ98のため追加イベントが発生します
163 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 21:11:18.31 ID:z5t+/G590
 ガラッ

風呂上がりセイン「……」スタスタ ホカホカ

レイン「!」

セイン「……良い湯だった。感謝する」

ダウン「あらあら、どういたしまして! うふふ、湯上がりセインちゃんもいいわねぇ〜」

レイン「やめなさい。子供相手に」

ダウン「いいじゃないの、減るもんじゃないんだからぁ。フフ……レインちゃん、セインちゃんが悪い子じゃないって知ってから随分態度が違うんじゃない?」

レイン「間違いを改めただけよ。私が自分を省みられない馬鹿だとでも言いたいの?」

ダウン「も〜、どうしてこんなにツンツンになっちゃったのかしら……」


レイン「……セイン、と言ったわね。あなた……この山にいる間、気を付けなさい」

セイン「?」

レイン「厄介な奴が来ている可能性がある。サイン……あなたの元となった人物に執着し続ける哀れで愚劣な女よ。もし彼奴があなたを見つければ、きっと面倒なことになるわ」

セイン「そうなのか」

レイン「別に……私としては、あなたがどうなろうと知ったことではないけれど。先刻の詫びよ」

セイン「わかった。忠告感謝する、レイン」

レイン「…………名前で呼ぶのはやめて頂戴」

セイン「では何と呼べば良い?」

レイン「……フォールさんとでも呼んで」

セイン「フォールさん」

レイン「……それでいいわ」

クロシュ「フォールさん!」

ダウン「フォールちゃん♪」

レイン「……」

 ☆レインからソフィア・ロスチャイルドの話を少し聞きました

 ☆レインとダウンからの評価が上がりました

 ◆
164 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 21:13:16.48 ID:z5t+/G590
―ダウンの家 浴室

 カポーン…

メアリー「……」

リュアン「……」

メアリー「……あの」

リュアン「……何ですか」

メアリー「……どうか、されましたか。こちらに来てから……ずっと……張り詰めたような……」

リュアン「………メアリーさんは……殺したいほど憎い相手が、いますか」

メアリー「え……ええと……どうでしょうか……。憎き者は、数え切れないほどいますが……。殺したいほど、となると……」

リュアン「……」

メアリー「……そもそも、デロデロとは……全ての救済を目指すものなのです。だから、憎き相手であっても……救うべきです。例え、自分の感情に反するとしても……それが、あの絵に描かれた真理なのですから……」

リュアン「……メアリーさんは……強いんですね」

メアリー「……いいえ。私は……導師クロシュの描いた理想に追従することで、どうにかギリギリ耐えられているだけ……。あの理想に、自分を重ねていなければ……自分自身さえも、信じられなくなってしまう……」

リュアン「……」

メアリー「……リュアンさんには、いるのですか。殺したいほど憎い相手が」

リュアン「はい。この……同じ屋根の、下に……」

メアリー「えっ……」

リュアン「………メアリーさんが……あの絵を見たのと……丁度、同じ日ですね……」

 *

メアリー「あ……。では……リュアンさんも、あの日……」

リュアン「はい。シノホシの襲撃で……唯一の縁者を、喪いました」

メアリー「………なんと、申し上げれば良いか……」

リュアン「……シノホシのレイン・フォール……クロシュちゃんたちとは、何か縁があるようですが……私は、とても気安く接することなどできそうにありません。だって……あいつらが、いきなり会場を襲ったせいで……!!」

メアリー「……」

リュアン「あれから、何ヶ月か経って……ようやく私も、考えないようになれてきた、のに……どうして、こんなところで……あいつが……! どうして……クロシュちゃんたちと一緒に、未来のこと、考えようって……前向きに、なれてきてたのに……!!」

メアリー「……」

リュアン「……ごめんなさい。メアリーさんに……こんなこと、聞かせてしまって……。でも……こんなの、皆さんには、言えないんです……。前を向いて進んでる、クロシュちゃんたちに……こんな汚い感情……見せられない、もん……」ジワワ

メアリー「………導師クロシュは、そのようなことでリュアンさんを蔑むことなどありません」

リュアン「そんなこと……わかってます……。フメイちゃんも、聖女さんも、妖精さんも……きっと、親身になって話を聞いてくれる……。でも……そのせいで、レイン・フォールとの関係が悪化して……取り返しのつかないことになったら………」

メアリー「………確かに、それはちょっと想像がつきません」

リュアン「……だから……やっぱり、みんなには……」

メアリー「……ですが、私は全ての問題を解決する完璧な方策を知っています。そしてそれは――リュアンさん、あなたも既にご存知のはず」

リュアン「えっ――あっ!!」

メアリー「そう――デロデロです」

 ◆
165 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 21:17:36.51 ID:z5t+/G590
―竜神村 滞在2日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*4    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*4       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯努力目標
・特になし

◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]

◯仲間の目標
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
166 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 21:42:24.78 ID:z5t+/G590
―朝
 ダウンの家 客室

 窓の外に降る雪「」シンシン


妖精「雪が降ってる」

クロシュ「わあ……」

フメイ「見慣れた……」

聖女「まあ、雪国ですからね……」

妖精「山越えの為の道探しをしたいところだけど……外は寒いから、みんなあんまり無理はしないようにね。寒さを感じたら大人しく暖かいところにいること」

セイン「わかった」


リュアン「……」

クロシュ「……リュアンちゃん?」

リュアン「あ、えっ……? あ、クロシュちゃん……おはよう……?」

クロシュ「うん。おはよ……」

フメイ「なんか、考えごと?」

リュアン「あ、えっと……な、なんでもないよ」

クロシュ「そうなの?」

リュアン「うん……ご、ごめんね」

フメイ「?」


竜神村滞在2日目

↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-65 行商人
66-90 坑道ガイド
91-00 招福

↓1〜3 自由安価 何をする?


参考:竜神村案内板
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 21:43:04.08 ID:eOA6YKhC0
フレメアにレインたちについて手紙を書く
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 21:43:06.42 ID:b6mgLwPNo
酔ったレインから勇者とのノロケ話を聞く
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 21:43:48.51 ID:76tsaS1/O
古代都市に向けて突貫
170 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 22:52:03.38 ID:z5t+/G590
―ダウンの家

 ガラッ

アインズ「回覧だ」スタスタ

 回覧板「」ポン

ダウン「あらぁ、いつもありがとうアインズちゃん……あら、明日猛吹雪の予報?」

アインズ「そのようだ」

ダウン「わかったわぁ……しっかり戸締まりしとかなきゃ」

アインズ「ところで、こちらにクロシュたちが来ていると聞いたが――」

ダウン「来ているわよ。呼んで――」

アインズ「いや、いい。確認したかっただけだ。まだ朝も早いしな」

ダウン「まあそうねぇ」

アインズ「では私はこれで。猛吹雪の件、クロシュたちにも伝えておいてくれ」

ダウン「もちろんよ。アインズちゃんも気を付けてね」

 ▽明日、猛吹雪の予報です
  猛吹雪の日は、長時間外に出る必要のある行動を行えません

 *

―ダウンの家 客室

クロシュ「……」カキカキ

妖精「あ、クロシュ手紙書いてるね。誰宛て?」

クロシュ「フレメアさん……レインさん、いたよ、って……」

妖精「ああ、なるほどね……。わざわざそんな報告する必要もないと思うけど……」

レイン「私が書けと言ったのよ!」ヌッ

妖精「うわあっ!? 急にレイン――お酒くさい!」

レイン「クロシュがフレメアの住所を知っていると言うから、シノホシを抜けたことについて嫌味の一つでも言ってやろうと思ってね! あのガキンチョ、年齢は私より年上の癖にガキすぎて話にならなかったわ!!」

妖精「うへぇ、完全に酔っ払ってる……」

クロシュ「う、うん……。えと……明け方、一人で飲んでたから……わたしも、一緒にのむって、言ったら……のみすぎちゃったみたいで……」

妖精「ええ……クロシュ、シノホシのテロリストを酔い潰したの……」

 *
171 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 22:53:08.16 ID:z5t+/G590
レイン「それでねぇ……サインのやつ、敵国の将である私にトドメを刺さなかったの!! それまで淡々とリーリアの兵を殲滅していたのに!! なんで……なんで私のことは殺してくれなかったのよぉ!!!!」

聖女「そうだったのですか……。でも、なぜでしょう……?」

セイン「なぜだ……?」

フメイ「エルダーサキュバスが好きだったんじゃないの」

クロシュ「そうなの?」

フメイ「うん。クロシュも、かたつむりはあんまり殺したくないでしょ」

クロシュ「わ……そうかも」

フメイ「ね」

ダウン「……でも、きっとそれが……サインくんの弱さだったんでしょうねぇ……」

セイン「弱さ……?」

ダウン「戦場で……国の為に懸命に戦う敵軍のエルダーサキュバスに、心を打たれて……手が止まってしまったの……。そう――その出逢いは、運命であり……悲劇の始まりだったの……」

レイン「悲劇じゃない……悲劇じゃないわ!! あの人との出逢いを勝手に悲劇にするな!!! 私は、覚えてるの……あの人の、不器用な優しさも……ぬくもりも……全部、全部………うっ、うぅぅぅ……!!!」グスグス

妖精「……ちょっと、かわいそうになってきた……酒くさいけど……」

セイン「……勇者サイン……今更、興味が湧いてきた……」

 *

扉の向こう「私は、覚えてるの……あの人の、不器用な優しさも……ぬくもりも……全部、全部………うっ、うぅぅぅ……!!!」グスグス


リュアン「……」

メアリー「……どれほど非道な者でも……生きているならば、かなしみからは逃れられないのです……」

リュアン「……そう、ですね」

メアリー「……復讐、したいですか?」

リュアン「………許すことは、きっと、できません。でも……彼らも、何らかの苦痛、悲哀を抱えているのは……理解できます」

メアリー「そうですね。許す必要はありません。許さなくとも、救うことはできます」

リュアン「……」

メアリー「……リュアンさんは、彼らを救いたくありませんか?」

リュアン「………永遠に苦しんで欲しい気持ちと……救われて欲しい気持ちが、両方、あります。私は……メアリーさんや、クロシュヴィア様のように……全てを赦し、救いたいと願う聖者には、なれません……」

メアリー「……私も、聖者などではありません。ただ……クロシュヴィア様や導師クロシュのように、そうありたいと願い、精進しているだけです……」

リュアン「……」

メアリー「……リュアンさん……私たちと共に、再び目指しませんか? 聖者になる必要はないのです……聖者であらんとする、願いさえあれば……道は、自ずと続くはずです……」

リュアン「………私は……」

 ◇
172 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 22:54:10.65 ID:z5t+/G590
―竜神村 広場

 ワイワイ キャッキャ

アッシュ「古代都市突貫隊の隊員募集中だ! 我こそは、という奴は俺のキャンプに来てくれ!」

竜人の子供A「古代都市って迷信だろ〜?」

竜人の子供B「兄ちゃんそんなことも知らね〜の?」

竜人の子供C「でも突貫隊ってちょっとかっこいくない?」

アッシュ「ちなみに子供はダメだ! 冒険は危険だからな!」

竜人の子供たち「ええ〜〜!?」

 ワーワー ブーブー


フメイ「あ、アッシュだ」

クロシュ「わあ」

妖精「古代都市突貫隊……情報収集は終わったんだろうか」


アッシュ「お、昨日ぶりだな! どうだ、そっちは」

妖精「道探し中だよ。なんか面倒事に巻き込まれそうだけどね」

アッシュ「ならお前たちも古代都市突貫隊に入らないか!?」

妖精「何が『なら』なのか全くわからないんだけど……」

アッシュ「安心しろ! 俺がいるからには、仲間は誰一人死なせや……死なせや……」

アッシュ「」

フメイ「固まった」

クロシュ「しなせや?」

妖精「………死なせや、何?」

アッシュ「…………冒険に死と敗北は付き物だ!!!! 覚悟のある奴だけ来い!!!!」

妖精「ええ……」

アッシュ「確かに俺は、今までの冒険で既に何人もの仲間を失っている!! だがそれが何だ!! 奴らはロマンに殉じて死んでいった真の冒険者だ!! 俺は、あいつらの魂を古代都市へ連れて行くんだ!!! 行かなきゃならねえんだ!!!」

フメイ「ろまん……」

妖精「格好良いこと言ってるけど、私たちは古代都市に用事があるわけでもないしなあ……」

クロシュ「……でも、かわいそう……。いっしょに、行ってあげる……?」

妖精「危ないからだめ。もし行くにしても事前準備は必須って話だったでしょ」

クロシュ「んゅ……」

妖精「まあそういうわけだから、アッシュも命を大事にしなよ。行くならちゃんと事前調査と準備を徹底してね」

アッシュ「フッ……もちろんだ。もう俺の身を案じてくれる奴なんてお前たちくらいしかいないからな。助言はしっかり聞くぜ」

 □目的も準備もない状態では坑道に入れません

 ◇
173 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 22:54:56.83 ID:z5t+/G590
―竜神村 滞在3日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*4    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*4       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯努力目標
・特になし

◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]

◯仲間の目標
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
174 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 22:55:41.33 ID:z5t+/G590
―ダウンの家

 ガタガタ ガタガタ
 窓の外に見える猛吹雪「」ビュオオオオオオ――


クロシュ「わ……」

フメイ「真っ白……!」

聖女「あの時の猛吹雪みたいです……」

セイン「予報通り、か」

妖精「そうだね……。こりゃ確かに外には出られなさそうだ」


窓の外を見つめるリュアン「……」

リュアン(……真っ白……)

リュアン(いっそ、この白で……世界の全てが包まれてしまえば……いいのに……)

リュアン(私……やっぱり、デロデロが正しいって……思い始めてる……)

リュアン(でも……クロシュちゃんたちを、裏切りたくないよ……)

リュアン(私……どうしたら……)


竜神村滞在3日目

↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(猛吹雪続行)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-65 行商人
66-90 坑道ガイド
91-00 招福

↓1〜3 自由安価 何をする?(猛吹雪により外出不可)
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 22:57:09.35 ID:upZDyBDLO
クロシュとリュアン、あったかい料理作りに挑戦
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 23:01:12.25 ID:yKdgs3lC0
持っている魔導書を読んで座学
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 23:07:59.92 ID:A5/o8IHz0
この地域の古い伝承について調べる
178 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/07(土) 23:17:25.94 ID:z5t+/G590
というわけで本日はここまで。次回はクロシュとリュアンのあったかクッキング編、久しぶりの座学編、地域伝承について調べてみよう編です

レインさんとダウンさんとお話をしたり、ソフィア・ロスチャイルドなる新たなるロスチャイルドの名を聞いてしまったり、メアリー氏がリュアンちゃんのデロデロ勧誘を始めてしまったり、レインさんにフレメアさん宛の手紙を書かされてしまったり、勇者サインの真意について考えるお話をしたり、古代都市突貫に逸るアッシュ氏の誘いを断ったり、猛吹雪に見舞われて外出できなくなったりしました
猛吹雪の日は、暖かい家の中でゆっくり暮らすのが良いとされる。あかちゃんスライムもまた、こんな日はあったかいごはんを食べて寝るのが良いと考え、最近元気のないリュアンちゃんを料理に誘うのであった――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/07(土) 23:28:44.07 ID:b6mgLwPNo
クールお姉さんがベタ惚れなの良いよね
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 01:15:30.48 ID:wyaDLqQgo
おつ
外へ異変探しに行きたいけど吹雪が続く…
悪い流れになる前にリュアンのケアもしておきたい所だ
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 09:53:59.08 ID:G4ZKvVhZo
こっちは悪そうなロスチャイルド
182 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 17:13:30.83 ID:DPWmJtQ10
レインさんは誰に対してもツンツンツンですが、勇者サインさんに対してだけはデレデレデレだったそうです。そしてその影響は現在も尾を引いており、レイン氏による悪逆非道なテロ行為はその辺りの感情に根ざしたものであるという分析もあります。かわいそうと思う人もいますが、彼女の八つ当たりじみたテロリズムによって被害を受けた人々にとってはたまったものではないかもしれません

猛吹雪に引き続き、次は吹雪の予報となってしまったようです。吹雪は猛吹雪よりはましなので、村の中でなら外出も可能です。天候によって行けるところと行けないところがあるため、その日の状況によってやることを考えるのも良いかもしれません
リュアンちゃんは放っておくとやっぱり真の正しい世界こそ真の正しい世界でした!とメアリーちゃんに説得されてしまうため、それを阻止したい場合はお話をしたりお話を聞いてあげたりするのが良いでしょう。レインさんに正面からぶつかり合ってみるのも一つの手ではあるかもしれません

ロスチャイルドは悪名高い家系のため、その力・名声に比例するように恨み・憎しみを向けられることもあるようです。全てのロスチャイルドが悪しき者というではありませんが、そのように思われてしまうのは仕方のないことでしょう。そしてソフィア・ロスチャイルドが悪しき者であるかどうかは今のところ闇に包まれています。どのような者であるかわからない以上、警戒に警戒を重ねていくのが良いと言えるかもしれません
183 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 17:15:34.03 ID:DPWmJtQ10
―ダウンの家 客室

 ガタガタ
 窓の外「」ビュオオオオオオ――

窓の外を見つめるリュアン「……」


クロシュ「リュアンちゃん」ヒョコ

リュアン「わっ……クロシュちゃん? どうしたの?」

クロシュ「えっとね……今日のごはん……わたしたちの、分から……出すんだって……」

リュアン「そうなんだ。ずっと貰いっぱなしってわけにはいかないよね」

クロシュ「それで……ごはん、作るのも……わたし、やりたい……!」

リュアン「えっと……クロシュちゃん、料理できるの?」

クロシュ「わたし……味見、できる……!」

リュアン「あ、味見……」

聖女「それならリュアンさんもクロシュさんと一緒にお料理をしてみるのはどうでしょう?」ヒョコ

リュアン「聖女さん」

聖女「私も最低限の技術は身につけているので、必要に応じてお手伝いできます。どうです?」

リュアン「わ、わかりました……。私も、お料理はあんまりやったことないですけど、やってみます」

 *

―ダウンの家 台所

ダウン「ここにあるものは自由に使っていいわよぉ。食材も遠慮なく使ってね」

リュアン「あれ? えっと、今日は私たちの持ち物から出すんじゃ……?」

ダウン「一応そういう取り決めになってるけど、せっかくこの竜神村でお料理するんですもの。現地の特産品を使うのも楽しいと思うわぁ」

リュアン「……ありがとうございます。それじゃあ……考えさせていただきます」


フメイ「今日はクロシュとリュアンがごはん担当?」

セイン「そうみたいだ」

聖女「もしお二人が困っていたら、お手伝いしてあげてくださいね」

フメイ「ん。フメイ、丸焼きできる」

セイン「僕も……食材を切るくらいならできる。以前イリスに教えてもらった」

妖精「そういえばそんなこともあったねえ。私は人間用の料理じゃできることないし、大人しく見守ってようかな」

メアリー「……私も、今は手を縛られていて何もできないので……静かにしております……」


↓1コンマ リュアンの料理ポテンシャル
01-00 数値が大きいほどすごい

↓1〜3 食材を1〜2つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉
魚介:ワカサギ、ユキタニシ、ザリガニ
野菜:野草、ヒエヒエキノコ、ゴボウの根っこ
穀物:ヤマイモ、パスタ、船旅ビスケット
果実:どんぐり、ユキイチゴ
卵乳:トリの卵、粉ミルク、カビチーズ
特殊:ゼラチン、岩塩、角砂糖、香辛料、星の粉
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 17:18:13.74 ID:8XEmLXoZO
ケモノ肉ユキタニシ
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 17:40:57.78 ID:wyaDLqQgo
ヤマイモ カビチーズ
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 17:42:16.87 ID:G4ZKvVhZo
ワカサギ 星の粉
187 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 20:34:21.96 ID:DPWmJtQ10
 ケモノ肉「」
 ユキタニシ「」
 ヤマイモ「」
 カビチーズ「」
 ワカサギ「」
 星の粉「」

リュアン「えっと……この食材なら……レシピの本に……」ブツブツ

クロシュ「?」

リュアン「よ、よし……! クロシュちゃん、お手伝いお願い……!」

クロシュ「ん!」

 *

 トントントントン グツグツグツ…

 雪山魚介グラタン「」ポン!

クロシュ「わあぁ……!」キラキラ

リュアン「ふう……な、なんとか形になりました……!」

聖女「グラタン……!! リュアンさん、本当に料理したことないのですか!?」

リュアン「す、少しはあります。でも、ほとんどは本で読んだ知識で……。実際の味がどうかは、まだ……」

フメイ「……いいにおい……!」

妖精「この見た目と香りで味だけが悪かったら逆にすごい」

 *

 モニョモニョ モグモグ

スライムクロシュ「〜〜♪」モグモグ
フメイ「〜〜♪」モグモグ
セイン「……♪」モグモグ
メアリー「……」モグモグ

聖女「やはり美味しいです……! ヤマイモとチーズが溶け込んだ風味豊かなとろみに、お肉とお魚と貝の力強い味わい……! そしてこのほのかな甘味は――」

リュアン「星の粉を少々……。どんなお料理にも合うとお聞きしていたので、少しだけ加えてみました」

妖精「本当に美味しい。これでほとんど未経験なら、料理人になれるんじゃない?」

リュアン「おだてないでください……。たまたま、今回の食材を上手に使えるレシピを知っていただけですし……」

ダウン「でも普通は初めてでここまでやれないわ」


リュアン「……」チラッ

 空席「」
 手つかずのグラタン「」ホカホカ

リュアン「……」

ダウン「レインちゃんならいつも一人で食べてるわぁ……。お姉ちゃんとも一緒に食べてくれないの……」

リュアン「……そうなんですか」

ダウン「……あの子の分は、クロシュちゃんたちに食べてもらえるかしら……? せっかく作ってくれたんだもの、温かいうちに食べなきゃもったいないわ……」

リュアン「……」

 手つかずのグラタン「」

リュアン「……いえ……それなら、冷めないうちに持っていってあげてください。クロシュちゃんたちのおかわりは、別に作ってありますから……」

ダウン「……いいの? それじゃあ……そうさせてもらうわね」

リュアン「いえ……」

ダウン「……ありがとう」

 *
188 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 20:36:17.54 ID:DPWmJtQ10
―ダウンの家 レインの部屋

 コンコン

レイン「……」

ダウン「入るわね」ガチャッ スタスタ

レイン「勝手に入らないでくれる?」

ダウン「はいはい、すぐ出ていくわ……。これ……温かい内に食べてね」スッ

 雪山魚介グラタン「」ポン

レイン「……? 誰が作ったの? これ」

ダウン「あら、一目で私じゃないってわかったの? うふふ、いつもよく見てくれてるのね。嬉しいわぁ」

レイン「誰が作ったの?」ジロ

ダウン「はいはい……今お泊りしてるリュアンちゃんって子よ。あなたとは一言も話していないから覚えてないと思うけど」

レイン「……私を露骨に避けている銀髪の少女か」

ダウン「覚えてたの」

レイン「同じ家にいるのよ。当たり前でしょう」

ダウン「……ねえレイン……あなた、あの子に何をしたの?」

レイン「さあ。恨まれるようなことは数え切れないくらいやってるもの。いちいち覚えてられないわよ」

ダウン「……謝りましょう? お姉ちゃんも、一緒に頭を下げてあげるから……」

レイン「あの少女に何をしたのかもわからないのに、形だけ謝って何の意味がある」

ダウン「……」

レイン「そもそも私は、私自身の罪について誰かに赦しを乞う気など一切ないわ。これまでも、これからもね」

ダウン「レインちゃん……」

レイン「だからこのグラタンも受け取れない。作り手に返して来て」

ダウン「……でも……それでもあの子は、あなたに、グラタンを差し出したのよ。それが……どれほどの葛藤と勇気を要することだったか……」

レイン「……」

 雪山魚介グラタン「」

ダウン「……冷めてしまうわ」

レイン「……わかったわよ。食べてあげる……この厳寒下で食料を粗末にする趣味もないし」カチャ

 パクパク…モグモグ…

ダウン「……美味しいでしょう?」

レイン「………フン。姉さんより料理上手なんじゃない?」

 *

―ダウンの家 リビング

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ

フメイ「ふー……おいしかった」

セイン「ああ。おいしかった」

妖精「リュアンやるなあ。こんなに料理上手だったなんて」

聖女「ふふ……これからはリュアンさんにもお料理を手伝ってもらいましょうか」

リュアン「え、あ……ええ、と……。はい……」

 ☆おいしい料理を食べて元気になりました
  明日の終わりまで余剰満腹度+3、戦闘コンマ+5、星属性◯

 ☆レインとダウンからの評価が少し上がりました

 ☆リュアンの精神状態が少し上向きました

 ◇
189 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 20:37:16.64 ID:DPWmJtQ10
―ダウンの家

 窓の外「」ビュオオオオオ――


妖精「相変わらず外は猛吹雪だ……。今日は一日中こんな感じかなあ」

聖女「ですね……。こんな時は……以前イリスさんに買っていただいた魔導書を更に読み深めましょう!」

 運命変転の魔導書「」ポン

妖精「実際どう? 上手く使えそう?」

聖女「……一応、全文を読んではみましたが……内容を理解できない箇所もけっこうありまして。もう一度最初から読み直してみようかと」

妖精「わあ……まあがんばって。運命に関する魔法なんて全然わからないから、私は応援しかできないけど……」

聖女「ふふ、ありがとうございます。がんばります!」



フメイ「……」

 炎スライムの秘伝書「」ポン

セイン「フメイ、その本は?」

フメイ「秘伝書。もう大体わかった」

セイン「そうなのか」

フメイ「んー……セイン、ちょっと付き合って」

セイン「?」

フメイ「この猛吹雪なら、火事を起こす心配もないでしょ」

セイン「戦闘訓練か。わかった」



リュアン「……」

 光属性の中級魔導書「」

クロシュ「……光の、本……?」

リュアン「うん。イリスさんに買ってもらった本。もう大体読み込んじゃった……」

 リュアンの指先に灯る光「」ポウ―

クロシュ「わあ……」

リュアン「けっこう、できるようになった気がする。だけど……いまいち、わからないこともあって……」

クロシュ「そうなの?」

リュアン「うん……。私、普通の光属性とはちょっと違うのかなあ……」

クロシュ「?」

リュアン「……もう一回読み直してみる。今は……外には出られないし」

クロシュ「うん!」


↓1コンマ
01-15 フメイ  特殊+1 [1/3]
16-30 リュアン 特殊+1 [1/3]
31-45 聖女   特殊+1 [1/3]
46-55 フメイ  特殊+2 [2/3]
56-65 リュアン 特殊+2 [2/3]
66-75 聖女   特殊+2 [2/3]
76-80 フメイ  特殊+3 [3/3]
81-85 リュアン 特殊+3 [3/3]
86-90 聖女   特殊+3 [3/3]
91-98 フメイ・リュアン・聖女 特殊+3 [3/3]
99-00 ???
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 20:39:54.28 ID:+pWZXmyDO
191 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 21:10:14.69 ID:DPWmJtQ10
 光属性の中級魔導書「」ペラッペラッ

リュアン「……」

リュアン(やっぱり……私の光属性、この本に書いてあるのとはちょっと違うような……)

リュアン(考えすぎかなあ……)

 ☆リュアンが自属性への理解を進めました[1/3]

 ◇

―ダウンの家 リビング

 窓の外「」ビュオオオオオオ――


妖精「リュアンと聖女は真面目に勉強中で、フメイとセインはこの猛吹雪の中戦闘訓練を始めちゃった……」

クロシュ「……」

妖精「私たちは……どうしよっか?」

クロシュ「……わたしたちも……本、読む……?」

妖精「今特別に読みたい本はないかなあ……」


ダウン「あら、本を読みたいの?」ヒョコ

妖精「ダウン。まあ、ちょっとやることがなくてね」

ダウン「猛吹雪だものねえ。よおし、それじゃあ蔵書室にご案内して差し上げましょう」

妖精「蔵書室! そんなのがあるの!」

ダウン「ええ。この村で一番たくさんの本を所蔵してる家というのが、何を隠そうここなの!」

クロシュ「わあ!」

ダウン「フフ、まあそもそも竜神村では本を読む習慣があんまりないから当然なんだけどね。回覧板はあるのにね」

妖精「なるほど……。じゃあダウンが趣味で集めた本ってこと?」

ダウン「概ねそうね。この村に時々来る行商人から買ったり、私自身が個人的に綴ってみたものだったり。私以外にはアインズちゃんくらいしか読む人もいないんだけどねえ」

クロシュ「アインズさん!」

ダウン「フフ、もう会ってるみたいね。あの子、竜なのに勉強熱心でかわいいのよ! ここに本を集めてるのも半分くらいはあの子の為みたいなとこがあるかもしれないわ」

妖精「へえ〜、竜なのに勉強熱心……」

ダウン「そして今日のダウン図書館はクロシュちゃんと妖精さんの為に開館しましょう。ささ、こちらです〜」スッ


 地下への階段「」ポン


↓1コンマ 調べた伝承
01-60 巨神と竜神の大決戦
61-90 古ドワーフ帝国の繁栄と衰退
91-00 福神と禍神
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 21:11:48.26 ID:qaOgVwx/0
193 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 22:02:31.38 ID:DPWmJtQ10
かつて世界には、大きな大きな体を持つ巨人の神と、大きな大きな体を持つ龍の神がいた。

巨人の神は、繁栄と存続、そして泰平を。龍の神は、破壊と再生、そして闘争を。それぞれ司っていた。

巨人の神と龍の神は、考え方の違いから大規模な衝突を引き起こした。その戦いの中で、山が生まれ、谷が生まれ、川が流れた。

やがて戦いは終わり、傷付いた神々は現世を去った。

地上には、祝福なき命だけが、遺された。



注釈1:竜神村で祀られている竜神とは、この龍の神である可能性が高い。竜神村の平穏を尊ぶ様子を見るに、龍神の遺志は民に受け継がれなかったのかもしれない。

注釈2:巨人の神についての神話・伝承は、古ドワーフの支配圏だった地域の遺跡から発見されることが多い。

注釈3:龍神を祀る竜神村と、巨神を祀る古ドワーフ帝国がかつて存在した大山脈は、この二つの神が同時に祀られている珍しい領域である。

注釈4:巨神と龍神が衝突して生まれた山、谷、川とは、大山脈のことではないかと考えられる。

 ◆

 本『巨神と龍神の大決戦』パタン

クロシュ「わあ〜……」

妖精「へえ〜……巨神と龍神の話は私も聞いたことがあったけれど、大山脈との関連は初めて聞いたな……」

ダウン「うふふ、神話とか伝承って調べてみると面白いのよ。もっと読んでかない?」

 時計「」カチ コチ

妖精「いや、今日はこれくらいにしておくよ。そろそろ夜になるし」

ダウン「あら本当! 夜ごはんの支度に取り掛からなきゃ! お昼は美味しいグラタンを食べさせてもらったから、私も負けてられないわぁ〜」


 ☆巨神と龍神の伝承について知りました

 ◆
194 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 22:03:59.51 ID:DPWmJtQ10
―竜神村 滞在4日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*4    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*4       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*2

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯努力目標
・特になし

◯個人目標
・世界樹の石炭 [2/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
195 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 22:04:28.59 ID:DPWmJtQ10
―朝
 ダウンの家 客室

 窓の外の吹雪「」ヒュオオオオオ――…


聖女「まだ吹雪いていますが……昨日に比べるとかなり治まりましたね」

妖精「そうだね。これなら家の外には出られそうだ」

フメイ「でも、村の外には出るなって。ダウンが」

セイン「ここは地形によって風と雪の影響を受けにくい。村の外はまだ猛吹雪なのかもしれない」

リュアン「……クロシュちゃん、村の外には出ちゃだめだよ?」

クロシュ「うん」


竜神村滞在4日目
↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(吹雪続行)
36-65 行商人
66-90 坑道ガイド
91-00 招福

↓1〜3 自由安価 何をする?(吹雪により村外での行動不可)
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 22:05:04.02 ID:glZjh5Nk0
村の住民にダークヒーローイリスの英雄譚を語る
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 22:05:07.17 ID:G4ZKvVhZo
フェルメール著作を以てメアリーとクロシュヴィア談義で仲良くなろう
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 22:06:38.71 ID:zla3+UF0O
ダウンフォールの目を開かせる
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/08(日) 22:11:49.22 ID:yu+nK3YSo
リアルな吹雪く天気だ……
200 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 23:57:01.33 ID:DPWmJtQ10
―竜神村 広場

 吹雪「」ヒュオオオオ――

クロシュ「」キョロキョロ

妖精「まだ吹雪いてるし、外に出てる住民はほとんどいないね」


アッシュ「お前たちか! 昨日は大丈夫だったか?」ヌッ

クロシュ「アッシュさん!」

ヴィトナ「無事だったか」ヒョコ

妖精「ヴィトナ! あなたたちも大丈夫だった?」

アッシュ「おう!」

ヴィトナ「私たち、寒さに強い。心配無用」

 *

アッシュ「つーわけで今日も隊員の勧誘と情報収集をと思ってたんだが……この雪じゃ住民も外に出ねえよな」

ヴィトナ「?」

アッシュ「ヴィトナちゃんも、古ドワーフ坑道突貫部隊に入隊しないか?」

妖精「名称変わってない?」

アッシュ「気にするな! 報酬の肉は弾むぞ!」

ヴィトナ「む……。だが、坑道への深入り、ダメ。掟で決まってる」

アッシュ「マジか……ボレアスルクスの掟にも坑道には入るなって決まってるのかよ」

妖精「それだけ危ないってことなんだろうね」

アッシュ「よし……ますます燃えてきたぜ! 例え一人でも俺は行くぞ!」

妖精「まあ……無理はしないようにね」

 *

アッシュ「しかし今日は子供たちもいねえし、困ったな……。山外の英雄譚でも話してやろうと思ってたんだが」

妖精「山外の英雄譚?」

アッシュ「おう! お前たちは知ってるか? 世界を救った伝説のダークヒーローの物語を!」

クロシュ「わ……!」

妖精「あ、ああ……まあ、知っているというか……」

アッシュ「知ってるなら話が早ぇ! 俺は孤高の冒険者だが、ダークヒーローにもリスペクトを持っている!」

妖精「そうなんだ……」

アッシュ「せっかくだし今日話す予定だった英雄譚を聞いていけ! 相手がいなっきゃ話すもクソもねえからな!」

ヴィトナ「私は群れに戻る。皆、元気で」シュタッ

妖精「あ、ヴィトナ逃げた……」
201 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 23:57:29.24 ID:DPWmJtQ10

アインズ「そこにいるのは……クロシュか。昨日は大丈夫だったか?」スタスタ

クロシュ「アインズさん! うん!」

妖精「あなたがアインズ?」

アインズ「そうだ」

アッシュ「お、アンタが噂の灼髪美人か! 丁度良い、ダークヒーローの英雄譚を聞いていけ!」

アインズ「ダークヒーロー……?」

 *

アッシュ「――そしてダークヒーローは、同胞たる人間を殺して、魔族国の自由と尊厳を取り戻したんだ……。誰にも見せられない哀しみの涙を、ぐっと呑み込んで……」

妖精「……」

クロシュ「……」

アインズ「そんなことが……」グッ

アッシュ「……というのが、ダークヒーローイリスが一番最初に登場したエピソードだ。魔族革命は現実に起きたことだし、イリスも実在の人物だって話だぜ」

アインズ「……ダークヒーローイリス、か」

アッシュ「今どこにいるかはわからないらしい。最後に世界を救った後は、故郷に帰って穏やかに暮らしているとも、愛と平和の為に再び戦火に身を投じたとも、人知れず世界を救う為に戦い続けているとも言われている」

アインズ「……会ってみたいな」

 ◇
202 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 23:58:07.11 ID:DPWmJtQ10
―ダウンの家

 ペラッ ペラッ

本を読むダウン「……」


フメイ「……」ジー

セイン「……フメイ、どうした?」

フメイ「……ダウンって、いつも目を閉じてるよね?」

セイン「……そういう風に見えるだけじゃないか?」

フメイ「絶対閉じてる。まぶたがピタッてくっついてるもん」

セイン「そうか……よく見ていなかったから気付かなかった」

フメイ「でも今、本を読んでる」

セイン「ああ」

フメイ「……本を読んでるってことは……目を開けてるはず」

セイン「確かに、目を開けなければ本は読めない」

フメイ「よおし……今なら、ダウンがどんな目なのか、確かめられる……!」トコトコ

セイン「……止めた方が良いだろうか」


本を読むダウン「……」

フメイ「……」ソロリソロリ


フメイ(横から……ダウンの顔を覗きこんじゃえ)


フメイ「……」ジッ

フメイの方に振り向いて糸目で微笑むダウン「」ニッコリ

フメイ「んわっ!?」コテッ

ダウン「も〜、フメイちゃんたら……。淑女のお顔を無遠慮に覗き込むなんて、お仕置きが必要かしら?」

フメイ「フメイ、悪くない! ただ、見ただけ……!」

ダウン「……もし私が、見た者を全て殺す死の魔眼の持ち主だったら……どうするの?」

フメイ「!?」

セイン「……そんな魔眼の持ち主なのか?」スッ

ダウン「フフ、冗談よ。でもね……普段閉じられている目には、そういう禁忌が内包されていることもあるの。好奇心に釣られて迂闊に覗き込んじゃだめよ?」

フメイ「むー……」

セイン「……すまなかった。フメイも、謝ろう」

フメイ「ごめんなさい」ペコリ

ダウン「ふふ、わかればいいの!」


フメイ「……でも、本読んでる時って、開けてるの?」

ダウン「どっちだと思う?」

フメイ「んー……閉じてる!」

ダウン「答えはぁ……秘密!」

フメイ「え〜!」

 ◆
203 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/08(日) 23:59:43.03 ID:DPWmJtQ10
―ダウンの家 客室

 窓の外の吹雪「」ヒュオオオオオ――


メアリー「……やることがありません。何もしないでいるのは、楽ですが……つらい……」

 ガチャッ

クロシュ「メアリーさん!」

リュアン「メアリーさん、こんにちは……」

聖女「お邪魔します……ていうのはおかしいでしょうか」


メアリー「……こんにちは、皆さん。本日はどういったご要件で……?」

クロシュ「これ……!」スッ

 本『クロシュヴィア伝説』ポン!

メアリー「えっ……? これは……クロシュヴィアの……画集……?」

クロシュ「うん! えっと、フェルメールちゃんが……作ったんだって……」

メアリー「フェルメール……なるほど。納得できます」

聖女「……デロデロ教内でも、フェルメールさんの評判はそのような感じだったのですか?」

メアリー「そうですね。特に害はなかったので放っておかれていました」

リュアン「そ、そうだったんですか……」

メアリー「ついでに伝えておきますが……我々の活動は、団体としてのデロデロ教は関わっておりません」

聖女「……やはりそうですか」

メアリー「はい。デロデロ教にそのような組織力はありません。彼らただ、救いを求めて導師の元に集っただけの哀れな力なき者たちなのですから……」

リュアン「では……メアリーさんのように、クロシュヴィア様と一緒に動いているのは、極少数……?」

メアリー「そうです。構成員はデロデロ教の導師であった者が主ですが、全くデロデロ教と関わりのなかった者もいます」

クロシュ「そうなんだ……」

メアリー「それで……その本を、どうするのですか?」

 本『クロシュヴィア伝説』

クロシュ「あ、うん! えっと……いっしょに……読む?」

メアリー「私に拒否権はないと思うのですが……。では、一緒に読みます」

クロシュ「ん!」

 *
204 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/09(月) 00:00:11.10 ID:xki7YslB0
 本『クロシュヴィアちゃんはとても尊く美しく可愛らしい。あまねく民草を照らす導きのデロデロである――』
 挿絵『クロシュヴィアちゃんの寝顔』
 挿絵『椅子に座るクロシュヴィアちゃん』
 挿絵『演説するクロシュヴィアちゃん』
 挿絵『温泉入浴クロシュヴィアちゃん』
 挿絵『ごはんを食べるクロシュヴィアちゃん』
 挿絵『空を飛ぶクロシュヴィアちゃん』
 挿絵『フェルメール王女に抱っこされるクロシュヴィアちゃん』
 挿絵『クロシュヴィアちゃんとお友達のクロシュちゃん』

メアリー「……すごいですね。これは」

クロシュ「んへへ……」

聖女「ふふ、かわいらしいですよね」

リュアン「……こうして見ると……確かに、かわいらしさを感じますけど……」

クロシュ「メアリーさん……クロシュヴィアちゃんのこと、好き……?」

メアリー「……私などが、好意を抱いて良い存在ではありません」

クロシュ「ほえ……?」

メアリー「そもそも……好意とは、期待や執着と言った害悪に容易に転じ得る、危険な感情です……。私たちは……何に対しても、好意を抱くべきではない……と考えています……」

聖女「それは……確かに、そういう負の側面は無視できませんが……。何をも愛しく思わずに生きていくなど、難しすぎますし……そもそも、不可能ではないですか」

メアリー「……はい。不可能です。だから……この世界では、いつまでも悲劇が繰り返され続ける……」

クロシュ「……」

メアリー「フェルメールは……最後に、デロデロを正しく理解したそうですね……。彼女は……その後、どうなりましたか? 愛していたクロシュヴィアに裏切られたと感じて、怒りましたか……? それとも、クロシュヴィアの言う事は絶対だと、自ら傀儡に成り下がった……?」

クロシュ「……どっちでも、ない……。フェルメールちゃん……クロシュヴィアちゃんと、お話……したいって……」

メアリー「……!」

聖女「……フェルメールさんは……デロデロ番号マイナス1番であると同時に、オリシン王国の王女として生きていく決意を、お固めになりました。メアリーさんの危惧するような……かなしいことには、なりませんでした」

メアリー「……そう、だったのですね。それならば……良かったです」

クロシュ「うん……」

メアリー「……すみません。フェルメールのことを、侮っていたようです」

クロシュ「ん……フェルメールちゃん……すごい……!」

メアリー「……」


リュアン(フェルメールさんは……自分で、何が正しいかを考え続ける道を、選んだ……。クロシュヴィア様への愛に、振り回されず……自分の意志を貫いて……)

リュアン(……でも、じゃあ……やっぱり、愛は害悪……?)

リュアン(私が……シノホシを許せないでいるのは……愛してくれた人を、殺されたから……)

リュアン(……許せないことは、悪いこと? 許すことが正しい?)

リュアン(………もっと……ちゃんと、考えなきゃ……。本当の……正しさを……)


 ☆メアリーからの評価が少し上がりました

 ☆リュアンが思考が進みました

 ◆
205 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/03/09(月) 00:17:10.65 ID:xki7YslB0
というわけで本日はここまで。次回は竜神村滞在5日目、またしても猛吹雪となってしまいました

落ち込むリュアンちゃんと一緒にあったかグラタンを作って食べ、あたたかなひとときを過ごす一行。そのグラタンは寂しがりのエルダーサキュバスにも届けられ、その胃袋へと収まったのであった。罪深きエルダーサキュバスは、そのグラタンのぬくもりに何を思うのか。若き旅人リュアンは、憎しみを抑えて考えを深めていく――

そして明かされる古代の神々による大決戦神話。巨人たる神と龍たる神は、激しい戦いの果てに地上を去った。あかちゃんスライムは太古を駆け巡った迸りに圧倒され、歴史のすごさを思い知る。全ては過ぎ去りし過去のことであった――

そしてアッシュ氏からダークヒーロー譚を聞いたり、フメイさんがダウン氏のおめめの真実に辿り着けなかったり、メアリーさんとクロシュヴィア談義やフェルメール談義をして考えを深めたりしつつ、天候は巡る。猛吹雪は吹雪となり、そしてまた猛吹雪へ――

それでは本日もありがとうございました。次回はたぶん土日の予定です。よろしくお願いいたします
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/09(月) 00:43:43.28 ID:fja8fx0jo
ダウンさんは妹より秘密主義なのかもしれない
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/03/09(月) 01:14:49.69 ID:3PmD48Lbo
おつ
うーむ一向に天候が良くならない…
今はリュアンの心のケアに専念かなぁ
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