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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part8
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265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/21(土) 21:05:03.78 ID:TzN0hFu/O
圧勝
266 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/21(土) 21:36:05.82 ID:x54MVsp80
愚者≠フ札「」ペラッ
愚者≠フ札「」ペラッ
クロシュ「わ〜!」キャッキャ
ドノヴァン「なぬ……!?」
妖精「クロシュがイチ抜けか……!」
聖女「でもこれで定価購入は免れました……!」
*
隠者≠フ札「」ペラッ
隠者≠フ札「」ペラッ
妖精「ふ〜、私もなんとか……」
クロシュ「わ〜!」パチパチ
聖女「後は……私とドノヴァンさんの1対1ですね……」
ドノヴァン「クックク……ババ抜きの真骨頂はこっからやで!」
*
悪魔≠フ札「」ペラッ
悪魔≠フ札「」ペラッ
ドノヴァン「わいの勝ちや!!!!」ドン!
聖女「んわ〜!!」
クロシュ「わわ……!」
妖精「でも一品半額になった!」
*
ドノヴァン「ちゅうわけでどれでも一品半額や!」
妖精「一品半額かあ。半額なら予算内に収まるし、何か買ってみようか」
聖女「他じゃ見かけない品物もいっぱいありますね。もしかしたらすごい掘り出し物なんじゃ?」
ドノヴァン「聞きたいことはなんでも聞いてくれてええで。見るのはタダや!」
クロシュ「……」ジー
↓1自由安価 買うもの
(
>>264
に載っているものでも、載っていないものでも良い。なお半額でも買えないものは買えない)
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/21(土) 21:48:19.33 ID:QVtj96kDo
世界樹の石炭
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/21(土) 21:51:12.59 ID:mftdKGGw0
78だから無料では?
269 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/21(土) 22:39:02.66 ID:x54MVsp80
見間違えました。ちょっと訂正します
……………………………………………………………………………………
愚者≠フ札「」ペラッ
愚者≠フ札「」ペラッ
クロシュ「わ〜!」キャッキャ
ドノヴァン「なぬ……!?」
妖精「クロシュがイチ抜けか……!」
聖女「でもこれで定価購入は免れました……!」
*
隠者≠フ札「」ペラッ
隠者≠フ札「」ペラッ
妖精「ふ〜、私もなんとか……」
クロシュ「わ〜!」パチパチ
聖女「後は……私とドノヴァンさんの1対1ですね……」
ドノヴァン「クックク……ババ抜きの真骨頂はこっからやで!」
*
運命≠フ札「」ペラッ
運命≠フ札「」ペラッ
聖女「勝ちました!!!!」
ドノヴァン「ぬわ〜!!」
クロシュ「わあ……!」
妖精「無料だ!」
*
ドノヴァン「ちゅうわけでどれでも一品無料や!」
妖精「やったね。せっかくだし一番高いやつを……いや必要なものをちゃんと選ぼう」
聖女「でも実際、他じゃ見かけない品物がいっぱいですよね。もしかしたらすごい掘り出し物もあるんじゃ?」
ドノヴァン「聞きたいことはなんでも聞いてくれてええで。見るのは一品と言わずタダや!」
クロシュ「……」ジー
(タダでもらうものは
>>267
の世界樹の石炭となります)
*
クロシュ「!」
世界樹の石炭「」
妖精「あ、これはもしかして――」
ドノヴァン「ククク……それに気ィ付くたあ、やっぱお目が高いな」
クロシュ「世界樹の……石炭!」
ドノヴァン「せや。膨大な生命力を秘めたまま炭化した、古代世界樹の石炭や。これでええんか?」
妖精「うん。他のも気になるけど、今必要なのはきっとこの石炭だ」
ドノヴァン「毎度あり!」
世界樹の石炭「」ポン!
☆世界樹の石炭を半額で購入しました
クロシュの石炭量が [3/4] になりました
*
270 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/21(土) 22:43:10.05 ID:x54MVsp80
あまり進んでいませんが本日はここまで。次回は森探索編、坑道を見張ってみよう編です
突如やってきた謎の商人ドノヴァンを相手に、ババ抜きで勝利してタダで世界樹の石炭を得たクロシュ一行。気になるものは数多かったものの、今は必要なものを得ておきたいと考えたのであった
なおドノヴァン氏はしばらく竜人村に滞在して商売をするそうなので、今後は自由行動で会うこともできます
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 00:10:07.28 ID:/fJeLYASo
乙
ドノヴァンくん1スレ目からのまさかの採用
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 01:34:02.28 ID:IGpDvCa3o
おつ
これで3/4、不死鳥の力の復活も近い
運良く晴れが続く今の内に手がかり探し出したいねぇ
273 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 13:58:08.74 ID:FXHCeSK20
実のところドノヴァン氏については、出そう出そうと思っていたものの出せていませんでした。元々はイスファハーン編で登場してもらう予定だったのですが、うっかり登場するタイミングを見失ってしまい、そのまま今まで登場させられなかったそうです。ドノヴァン氏が今後どのような動きをしていくかは今のところ闇に包まれています
明日も晴れが確定しているため、屋外で活動するには良い日和となるようです。いろいろと問題が多い竜神村近辺ですが、この先どのような運命が待ち受けているかは今のところ闇に包まれています
そして不死鳥パワーはようやく3/4になったようです。そしてこれは残念なネタバレですが、4/4になると今よりはずっと良くなるものの半年前のような復活&コンマ+30のようなインチキ性能にはまだならないようです。半年前のようなパワーを完全に取り戻すには、さらにたくさん食べる必要があるのかもしれません
274 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 13:58:55.19 ID:FXHCeSK20
―竜神村近郊 樹霜の森
枝先に付着した樹霜「」キラキラ
リュアン「わあ……! 綺麗……」
フメイ「なんで枝の先に氷がくっついてるの?」
妖精「朝になると、土の中に霜柱ができるでしょ? それと同じようなことが木の枝先でも起きたの」
フメイ「??」
リュアン「なんとなくわかるような気もしますが……」
クロシュ「しもばしらは……どうしてできるの?」
妖精「霜柱は――」
セイン「!」スッ
どんぐり「」ポン!
聖女「わあ、どんぐり!」
セイン「貴重な食料だが……勝手に持っていって良いだろうか」
聖女「……今この山ではどこも食糧難ですからね。私たちはまだ困窮していませんし、返すのが良いかもしれません」
セイン「わかった」スッ
どんぐり「」ポフ
↓1コンマ 森探索結果
01-05 ???
06-65 坑道の入口を発見
66-95 坑道の入口+足跡を発見
96-00 ???
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 14:03:18.05 ID:dw8UK9MAO
???
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 14:25:57.07 ID:6uNedAHho
開幕デロデロコンマェ
277 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 14:48:37.79 ID:FXHCeSK20
サクッ サクッ サクッ サクッ
リュアン「今までの吹雪とは打って変わって静かですね……」
フメイ「……なんか、雪があると……普通より、もっと静かな気がする」
妖精「雪っていうのは音を吸収する性質があるんだ。だから雪が降ったり積もったりしてる場所は、雪のないところよりも静かになりやすいんだよ」
聖女「音を……? 音って吸収できるものなのですか?」
妖精「音っていうのは、厳密に言えば空気の振動なんだ。山に向かって大声を出すと山彦が返ってきたりするでしょ? あれは空気の振動が――」
セイン「!! 警戒しろ!!」バッ
クロシュ「!!」
ギンッッ!!!
セイン「くっ……!」
魔銀の剣「」ギギギ
クロシュ「!!?」
フメイ「えっ……えっ!!?」
リュアン「ど、どういうことですか!!?」
聖女「い、一体――」
妖精「なんで……なんで!?」
魔銀の剣「」ギギギギ
聖剣ルクスカリバー?「」ギギギ
セイン「誰だ……お前は!!」
金髪の青年「……」ギギギギ
妖精「勇者、サイン……!!?」
――強敵 ???――
◇???が〈滅閃〉を発動!!
自身のコンマ+100、会心+100!!
◇???が〈残光〉を発動!!
敗北時一度だけ耐える!!
◆クロシュ一行 満腹度[12/12]
コンマ+65(連携+15、薄明+10、閃光+40)
会心+40(閃光+40)
◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+15)
・残火(敗北時1度だけ復活、発動後コンマ-20永続)
・結界(1度だけ劣勢・痛恨を無効)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+10)
・閃光(常にコンマ+40、会心+40)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)
・星屑(腹+3、コンマ+30、残り2)
◆???
コンマ+95(滅閃+100、玉瑕-5)
会心+50(滅閃+50)
↓1コンマ
01-80 痛恨(変天 or 結界発動)
81-00 会心
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 14:57:39.01 ID:cOJJL6jM0
空蝉
279 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 15:24:31.01 ID:FXHCeSK20
サイン?「」ヒュンッ
セイン「!」
カンッ!!
ギギギンッ ギギンッ!!
セイン「くっ……!」ギンッ
サイン「」シャシャシャッ
フメイ「速すぎる! 狙い撃てない!」
妖精「セインが防戦一方なんて……! まさか本当に勇者サインなの!?」
ガインッ!!
セイン「っ!!」
サイン「」ジャッ
聖剣ルクスカリバー?「」ギラッ
リュアン「あああっ!!!」
聖女「いけません!!!」
クロシュ「!!」シュバッ!!
聖剣ルクスカリバー「」ギュンッ!!
サイン「!」
空クロシュ「セインちゃん……! だいじょうぶ……!?」フヨフヨ
空クロシュに抱えられたセイン「ああ……すまない、助かった」フヨフヨ
リュアン「クロシュちゃんが……セインくんを抱えて、空に……!」
聖女「良かった……!」
☆空蝉によって痛恨の一撃を無効化しました
280 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 15:25:35.99 ID:FXHCeSK20
ストッ
セイン「……」
クロシュ「……」
サイン?「……」
聖剣ルクスカリバー?「」クルン シャキッ
セイン「……致命の一撃は避けられたが……状況は変わっていない。依然僕たちの不利だ」
クロシュ「うん」
セイン「だが……背中を見せれば逃がしてくれる相手でもない。どうする……」
クロシュ「……」
◆クロシュ一行 満腹度[9/12]
コンマ+65(連携+15、薄明+10、閃光+40)
会心+40(閃光+40)
◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+15)
・残火(敗北時1度だけ復活、発動後コンマ-20永続)
・結界(1度だけ劣勢・痛恨を無効)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+10)
・閃光(常にコンマ+40、会心+40)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)
・星屑(腹+3、コンマ+30、残り2)
◆???
コンマ+95(滅閃+100、玉瑕-5)
会心+50(滅閃+50)
↓1コンマ
01-80 痛恨(変天 or 結界発動)
81-00 会心
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 15:44:52.56 ID:/fJeLYASo
星屑
282 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 16:03:45.02 ID:FXHCeSK20
クロシュ「!」
星屑「」ポン!
セイン「それは……あと2つしかない貴重品だが……」
クロシュ「今……食べる!」パクッ
ゴウッ!!
星クロシュ「」バッ
セイン「わかった。行くぞ!」シュバッ
サイン?「!」シャキン
セイン「はっ!」シャッ
魔銀の剣「」シャンッ!!
ギンッ
星クロシュ「!」シュバッ
ラティアの大盾「」ドゥンッ!!
サイン?「!」ガッ
リュアン「クロシュちゃんが……盾で戦ってます!」
妖精「クロシュ、元々は盾で相手を殴る戦法もできたんだよ!」
聖女「これなら……!」
ドゴンッ!!
サイン?「!!」ヨロッ
フメイ「やっと止まった……!」チリリッ
凝縮された熱「」ジジジジ――
フメイ「――燃えろ!!」
シュボッ!!
サイン?「!!」
カッッッ!!!
ドガァァァァァァンッ!!
モクモクモク……
セイン「まだだ! クロシュ、油断するな!!」
星クロシュ「う、うん!!」
モクモクモク……
焦げサイン?「……」シャキン
◆クロシュ一行 満腹度[12/12]
コンマ+55(連携+15、閃光+40)
会心+40(閃光+40)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)
・星屑(腹+3、コンマ+30、残り1)
◆???
コンマ+95(滅閃+100、玉瑕-5)
会心+50(滅閃+50)
↓1コンマ
01-90 痛恨(変天 or 結界発動)
91-00 勝利
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 16:06:39.70 ID:S2Yn9munO
居合
284 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 16:19:39.71 ID:FXHCeSK20
焦げサイン「」シュバッ
セイン「!」ギン!!
クロシュ「んゅゅ……!」ギンッ
妖精「あいつ……足を止めずにヒットアンドアウェイを繰り返してる!!」
フメイ「狙いづらい……!!」
焦げサイン「」シュンッ!!
セイン「くっ……!」ギンッ!!
クロシュ「」バッ
リュアン「クロシュちゃんが距離を取った――!」
聖女「あの構えは!!」
空クロシュ「」スゥー―
空間跳躍する大盾「」ヴォンッ!!
ガギンッ!!!
サイン?「!」ズザザザザッ!!
空クロシュ「!!?」モニャニャ!?
妖精「受け流された!!」
聖女「まずいです!!」
サイン?「」バッ
光「」キラッ
ドガァァンッ!!!!
リュアン「わわわあ!? 急にクロシュちゃんが爆発……!!?」
セイン「違う……あれは光魔法だ!! クロシュ……!!」
クロシュ「んゅゅ……」
ラティアの結界「」シュインシュイン…
妖精「結界だ……なんとか耐えた……!」
☆〈結界〉により痛恨の一撃を無効化
◆クロシュ一行 満腹度[6/12]
コンマ+75(連携+15、閃光+40、埋火+20)
会心+40(閃光+40、埋火)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)
・星屑(腹+3、コンマ+30、残り1)
◆???
コンマ+95(滅閃+100、玉瑕-5)
会心+50(滅閃+50)
↓1コンマ
01-70 痛恨(変天発動)
91-00 勝利
285 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 16:21:49.95 ID:FXHCeSK20
間違えました。正しくはこちらになります。このレスは安価に含まれません
↓1コンマ
01-70 痛恨(変天発動)
71-00 勝利
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 16:30:27.28 ID:IGpDvCa3o
冷獄
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 16:31:10.86 ID:/fJeLYASo
居合
288 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 17:35:43.52 ID:FXHCeSK20
氷クロシュ「」バッ
凍り始めるサイン?「!」カチコチ
リュアン「クロシュちゃんの……氷魔法!」
聖女「クロシュさんにはそれがありました!」
凍るサイン?「……!」ググ
フメイ「よおし……! 今度こそ、とどめ……!」チリリッ
凝縮する炎「」ジジジジ…
凍るサイン「……」
セイン「――!! 避けろフメイ!!」
フメイ「えっ――」
光「」キラッ――
聖女「させません!!」カッ!!!!
〈変天〉が発動しコンマが反転 [48] → [84]
ドガァァァァンッ!!!!
クロシュ「フメイちゃん!!!!」
モクモクモク…
バーニングスライムフメイ「〜〜!!!」モニャニャニャ!!!! チリチリ
リュアン「わっ……フメイちゃんが……スライムに!!?」
妖精「スライムの姿になったことで……致命傷を免れたんだ!!」
セイン「そうか――バーニングスライムは光や熱に強い!」
リュアン「そ、そうなんですか!!?!!?」
バーニングスライムフメイ「〜〜〜!!!」モニャニャ!! プンスコプンスコ
凝縮される炎「」ジジジジジ…
凍りつくサイン?「――!?」カチコチ
バーニングスライムフメイ「〜〜〜〜!!!!」モニャニャニャニャ!!!
熱線「」ギラッ!!!
ドッギャアアアアアンッ!!!
――戦闘終了――
289 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 17:36:38.31 ID:FXHCeSK20
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ モグモグ
セイン「クロシュ……美味いか?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
フメイ「ううう〜……」チリチリ
妖精「じっとしてて。まだダメージが残ってるみたいだから」ペタペタ
リュアン「でも、フメイちゃんが無事で良かったです……。急にスライムの姿になった時はびっくりしましたけど……」
フメイ「……なんかあの時……急に、スライムのなり方……思い出した……?」
聖女「スライムのなり方……!」
フメイ「……聖女は、なれないと思うけど」
聖女「わ、わかってますよ!」
*
リュアン「……でも、さっきの……人?は、何だったのでしょうか……」
フメイ「……フメイ、勢い余って焼き尽くしちゃった……。ごめん」
セイン「いや……問題ない。アレを安全に捕らえておくのは不可能だった」
妖精「そうだね……。事情とかは知りたいけれど、捕らえるのも聞くのも不可能だったと思う……。その……か、考えたくないけど……あれは……」
セイン「……恐らく、僕と似たような存在だ」
妖精「……」
クロシュ「……」
リュアン「うう……」
聖女「……」グッ
フメイ「……」ググッ
セイン「フメイ……気に病むな。あれは僕と違って、意思のない人形のようなものだった。きっと……この消滅が、救いになったと思う」
フメイ「……うん」
聖女「……しかし、カリス・ノーランドは既に世を去って久しいはずです……。どうして今になって……」
セイン「……打ち合っていて感じたが……あれはカリスによって造られたものではないと思う。僕たちとは異なる波長、とでも言うべきか……。とにかく、違う感じがした」
妖精「カリスの手のものじゃないなら……一体誰が……?」
セイン「わからない。だが――」
ガサッ
大きく開かれた坑道の入口「」ゴゴゴゴ
セイン「……奴はここを守っていたようだ。この先に……忌まわしき真実が隠されているのかもしれない」
大きく開かれた坑道の入口「」ゴゴゴゴ――
☆樹霜の森で坑道の入口を見つけました
☆強敵との戦に勝利し、運命賽の欠片を2つ獲得しました
運命賽の欠片が5つ集まったため、運命賽1つに変換されました
↓1コンマ 吸収判定(吸収効率+10)
01-60 分解した
61-90 勇者因子(影打)
91-00 勇者因子(真打)
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 17:45:02.09 ID:/fJeLYASo
真
291 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 18:01:03.93 ID:FXHCeSK20
―樹霜の森 坑道入口
大きく開かれた坑道の入口「」ゴゴゴゴ――
聖女「この先に……真実が……」
セイン「ああ」
フメイ「……突っ込んで、焼く?」
妖精「いや……私たちだけで坑道の中に突っ込むのは危ない。でもここに来て、ちょっと見過ごせなくなってきたのも確かだ……」
リュアン「……勇者サインさんの……そっくりさん……。ダウンさんが追ってきたという恋敵のソフィア・ロスチャイルド……。……なんだか、ものすごく嫌な感じに線が繋がってしまいそうです……」
妖精「……今日から明日にかけて天気は良いみたいだから、少し離れたところからこの入口を見張ってみよう。もしかしたら手がかりとか……運が良ければ犯人自身が通りかかるかも」
セイン「……カリスの同類であれば、危機管理や警戒態勢の構築は徹底しているはずだ。こちらも細心の注意を払う必要がある」
妖精「わ、わかってるよ。私たちも周辺への警戒と、退路はしっかり確保しておこう……!」
↓1コンマ
01-05 犯人に一方的に捕捉される
06-20 またサインモドキだ……
21-50 足跡や車輪の跡を発見
51-80 作業用の自動機械だ
81-95 犯人と接触
96-00 犯人を一方的に捕捉する
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 18:32:18.86 ID:Xg/4eLGxo
あ
293 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 21:12:17.70 ID:FXHCeSK20
ザッ ザッ ザッ …
大きく開かれた坑道の入口「」
妖精「……! あ、足音だ! まさかこんなに早く来るなんて……!?」
聖女「ど、どうするんです!? 隠れる暇が……!」
リュアン「……あっ! あの、もしこれがソフィア・ロスチャイルドならセインさんだけでも隠れた方が良いかもしれませんっ……!」
セイン「……だが、僕が隠れていて大丈夫か?」
クロシュ「!」ピコン!
クロシュ「セインちゃん……これ……」スッ
空き瓶「」ポン!
セイン「なるほど……これなら、もしもの時でもすぐに出られる」
クロシュ「うん……!」
セイン「では僕は隠れながら様子を伺う。皆も、十分気を付けてくれ」
デロデロ…モニョモニョ…
瓶入りスライムセイン「」モニョッ
フメイ「来た……!」
ザッ ザッ ザッ …
白衣を着た金髪おさげの女性「……おや? 君たちは……誰かな?」スタスタ
背中で蠢く四本の機械腕「」ワシャワシャ
クロシュ「!」
妖精(背中から四本の鉄の腕を生やした白衣の金髪おさげ……!!)
リュアン(ソフィア・ロスチャイルド……!!)
聖女「どうも、こんにちは……。私たちは旅の者です。そういうあなたは……?」
白衣を着た金髪おさげの女性→ソフィア「私はソフィア・ロスチャイルド。見ての通り、ただの研究者だ。……君たち、この辺りで金髪碧眼の青年を見かけなかったかな?」
聖女(どう答えましょう!?)
妖精(私が引き継ぐ!)
妖精「見てないよ。あなたの仲間なの?」
ソフィア「いいや。あれはただの……雇用者のようなものだよ。ウチの研究所のね。でもおかしいな……この辺りにいないはずがないんだけどね?」
フメイ「……仕事が、いやになったんじゃないの」
ソフィア「フフ、まあそういうことにしておこうか。君たち……見かけによらずなかなかやるみたいだね」
リュアン(ば、ばれてます!)
聖女(どうしましょう!?)
妖精(どうにかする!!)
294 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 21:13:57.42 ID:FXHCeSK20
妖精「……ソフィア・ロスチャイルドってあのロスチャイルドだよね? こんな山で何をしているの?」
ソフィア「君たちに教えられることは何もないよ。そしてこのままここを離れるなら見逃してあげよう」
聖女「……脅しですか?」
ソフィア「慈悲だと思って欲しいな。本来ならここで見てはいけないものを見た君たちを生かして還す道理なんてないんだから」
フメイ「……ここでフメイたちと殺り合うのがこわいんでしょ」
ソフィア「私が何の手立てもなしに外を出歩くと思うのかな?」
リュアン「わわ……い、今ここで戦うのはやめましょう! お互いに、何の得にもならないと思います!」
ソフィア「そこの銀髪のお嬢さんの方が物わかりが良いみたいだね?」
フメイ「むむ……!」チリリッ
クロシュ「………どうして……サインさんに、そっくりだったの……?」
ソフィア「……へえ。知っていたんだ。勇者の姿形を」
クロシュ「……」
ソフィア「残念だけど、それも教えられないよ。どうしても知りたいというのなら……私の研究所まで案内してあげるけど?」
妖精「クロシュ、当然だけどダメだよ」
クロシュ「うん……」
ソフィア「フフ、過保護なばかりじゃ子は強くならないよ?」
妖精「お前みたいな奴に言われる筋合いはない」
フメイ(……どうする? 焼く?)
妖精(いや……ここで仕掛けるのはやっぱり危険だしやめておこう。後からあのサインモドキみたいのを大勢けしかけられたらどうしようもないし)
リュアン(じゃあ……どうします……? 帰って、村長さんたちに報告……?)
妖精(そうだね……。ただ、私たちがそうすることくらいは予想できるはず……。それなのに、こいつのこの余裕は一体何なんだ……?)
セイン(僕たちを後ろから奇襲するつもりかもしれない。撤退する時は可能な限り迅速に、気を付けるんだ)
ソフィア「こそこそ内緒話なんてズルいなあ。私は混ぜてくれないの?」
妖精「混ぜるわけないでしょ……」
ソフィア「で、作戦会議は終わりかな? どうするの?」
妖精「帰るよ」
ソフィア「せっかくだしもう少しお話していかない? どうやってあれを屠ったのか、少し興味があるんだ。後学の為に教えて欲しいな」
クロシュ「……」
どうする
↓1〜2選択 話すこと
1.どうして怒ってないの
2.ロスチャイルドについて
0.自由安価(票数は内容ごと)
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 21:15:01.47 ID:7kYKWqO70
1
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 21:17:26.29 ID:WCbK1RFiO
2
297 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 23:20:30.22 ID:FXHCeSK20
クロシュ「……どうして、怒ってないの……?」
ソフィア「ん?」
クロシュ「……ソフィアさん……サインさんの、こと……すきだったって……。だから……サインさんの、そっくりさん……つくったの……?」
ソフィア「……」
クロシュ「……そっくりさん……やっつけられて……なんで、怒らないの……?」
ソフィア「………………はぁ〜〜〜。勝手な憶測で好きとか嫌いとか、やめてくれるかな。そういうの、風説の流布って言うんだよ」
クロシュ「ほえ……?」
ソフィア「それに言っておくけど、君たちがやっつけたのは失敗作の一つだよ。元々廃棄予定だったものなんだ。確かに勝手に壊されるのは少し困るけど、大した問題じゃないの。わかるかな?」
クロシュ「……」
フメイ「……」チリチリ
妖精(フメイ!! お、抑えて! 抑えて!)
フメイ(わかってる……)
リュアン「失敗作って……そんな言い方……! 例え意思のない人形だとしても……!!」
ソフィア「最高傑作を創り上げる為に数多の失敗を積み上げるなんて、当然のことだろう? 一般庶民にはわからない?」
リュアン「……」
妖精「……噂通りのロスチャイルドみたいだね。あなた」
ソフィア「ええ……? あんなアホ共と一緒にするのはやめて欲しいんだけど……」
聖女「ソフィアさんは……今はロスチャイルドとは関係のないお仕事をされているのですか?」
ソフィア「あると言えばあるし、ないと言えばないかな。私が儲けた分の何割かはロスチャイルドの収益にもなるわけだし」
妖精「つまり、今の仕事はロスチャイルドの事業ではないんだ」
ソフィア「そうだよ」
クロシュ「……フェルメールちゃんのこと……知ってる……?」
ソフィア「フェルメール? 家を裏切ったらしいね。以前はそんな骨のある子には見えなかったけど、心境の変化でもあったのかな」
聖女「フェルメールさんのことも、怒っていないのですか?」
ソフィア「わざわざ怒る理由がない。さっきも言ったけど、私はロスチャイルドなんてアホの集まりとしか思っていないよ」
クロシュ「……なんで、ソフィアさんは……ロスチャイルドにいるの……?」
ソフィア「アホな家だけど、私にとっては最大のスポンサーでもあるんだよね。個人的な感傷で離れるには惜しいんだ」
クロシュ「……?」
ソフィア「まあ、子供にはまだわからないかな……。フェルメールもいつか後悔するかもね。あの家の出身者という身分で得られる富と権力は計り知れない」
クロシュ「??」
*
ソフィア「それじゃあ竜神村の人たちによろしく。忠告だけど、今後坑道には入らない方が良いよ。命が惜しければ、ね……」
*
298 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 23:20:58.96 ID:FXHCeSK20
―夕方
竜神村 村長の家
妖精「――という感じの不審者と接触したよ」
村長「……うむ。有益な情報提供、感謝しよう。旅の一行よ」
ダウン「……」
アインズ「村長! 敵の居所がわかったのなら――」ザッ
村長「ならん。ただでさえ危険な坑道が、今や彼奴の手で更なる危険地帯と化しておる可能性が高い……。古ドワーフの調査隊もかなりの負傷者が出ているそうだ……。迂闊に手を出せば、飢え死ぬ前に坑道の闇中に没することとなろう……」
アインズ「……私は竜だ。他の者たちよりも強く、遥かにしぶとい。それに私の母も、かつてこの村を守った大きな強き竜だったのだろう……!? なら私だって――」
村長「ならん!」カンッ!
アインズ「っ!」
村長「……セレナディア様の御子たるそなたを、このような下らぬ異変で危険に晒すわけにはいかぬ……。この件は我ら村民が当たるゆえ、そなたは――」
アインズ「……私とて、この村で育ててもらった恩義がある!! そちらがそのつもりなら、勝手に返させてもらうぞ!!」ガタッ
村長「待て、アインズ――」
ダウン「待って、アインズちゃん」スッ
ガシッ
アインズ「ダウン、離せ」
ダウン「いいえ。一人で闇雲に突っ込む気なら、離せないわ」
アインズ「……」
ダウン「どうしてもというのなら……しっかり作戦を練って、対策を立てて、仲間を集めて……それから、突入なさい」
アインズ「!」
村長「ダウン殿……!」
ダウン「……村長さん。アインズちゃんも、もう子供じゃないわ……。セレナちゃんの子だから……危ない目に遭わせたくないって村長さんの気持ちもわかるけれど……。もう、独り立ちしても良い頃じゃないかしら……?」
村長「むう……」
ダウン「……ね? 私も付いてあげるから……」
村長「……わかった」
アインズ「村長……!」
村長「……ただし、先ほどダウン殿が言ったことはしっかり守るのだぞ」
アインズ「ああ……!」
妖精(……セレナディア様の……御子……!?)
◇
299 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 23:22:20.93 ID:FXHCeSK20
―夕方
ダウンの家
レイン「何ですって……!? ソフィア・ロスチャイルドが……サインの似姿を……!!?」ガタッ
リュアン「は、はい……」
レイン「……リュアン。先日、私を生かしてくれてありがとう。今……生きていて良かったと、心底から思ったわ……」ズズ…
リュアン「えっ……!?」
レイン「サインを愚弄し、貶め続ける真の邪悪を……この手で討ち滅ぼすことができるのだから……!!」ズズズ……
フメイ「……レインって、けっこうノリで生きてる?」
聖女「どうなのでしょう……」
クロシュ「でも……レインさんの、気持ち……わかる……」
セイン「……ああ。僕も瓶の中で聞いていて、久しぶりに怒りの感情を覚えた……」
フメイ「……うん。ああいう、カリスみたいなやつ……絶対、焼く……!」
◆
300 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 23:23:48.29 ID:FXHCeSK20
―???
薄暗い研究室
明滅する照明灯「」チカッ…チカッチカッ…
大量の試験管「」コポコポ
大量のサインモドキの身体「」コポコポ
ソフィア「入口警備担当だった63号は廃棄、と……。では次は67号が入口警備を」
サインモドキ67号「」コクリ スタスタ
ソフィア「……」
実験記録の束「」バサッ
ソフィア「……はぁ〜。かなり良いとこまで来たけど、あと少しが詰め切れない……。一体何が足りないんだ……」ワシャワシャ
――クロシュ『……ソフィアさん……サインさんの、こと……すきだったって……』
――クロシュ『……そっくりさん……やっつけられて……なんで、怒らないの……?』
ソフィア「……」
大量のサインモドキの身体「」コポコポ
ソフィア「……こんな、サインとは似ても似つかない失敗作なんかやっつけられて、わざわざ怒るわけないだろう……。馬鹿か」
机の片隅に置かれた写真立て『』
真顔のサインとそっぽを向いたソフィアが写っている写真『』
ソフィア「……そうだよ。サインはこうだった。失敗作どもとは全然違う……」
大量のサインモドキの身体「」コポコポ
ソフィア「でも、あと少しなんだ……。あと少し詰めれば……失敗作じゃない、本当のサインに辿り着ける……」
真顔のサインとそっぽを向いたソフィアが写っている写真『』
ソフィア「待っていてよ、サイン……。必ず、私が生き返してあげるから……。暗くて暗くて寒くて冷たい死の世界から、明るく温かい私のところへ導いてあげるから……。そしたら……もう勇者なんかやめて、ずーっと二人で、静かに暮らそう……。こんな糞みたいな最低の世界放り捨てて、ずっと、ずっと、いつまでも二人っきりで……。ねえ、サイン……サイン、サイン、サイン……」ブツブツ
明滅する照明灯「」チカッ…チカッチカッ…
大量のサインモドキの身体「」コポコポ
◆
301 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/22(日) 23:24:24.48 ID:FXHCeSK20
というわけで本日はここまで。次回は滞在8日目編からとなります
森の探索中に勇者サインのそっくりさんに襲撃されたり、隠された坑道の入口を見つけてついにソフィア・ロスチャイルドと出会ってしまったりした日となりました。驚きの連続でしたが、なんとか切り抜けられたようです。
不審者情報を聞き、若き竜アインズは猛る。伝承に聞きし守護竜の如く、アインズは危機を打ち破ることができるのか。
ソフィア情報を聞き、因縁深き淫魔レインも猛る。勇者サインを愚弄せし邪悪を、レインは打ち破ることができるのか。
研究者ソフィアの暗き祈りは、何処へ向かう――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 23:52:49.76 ID:/fJeLYASo
乙
お姉さん二人も堕として、勇者サインは魔性の男
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/23(月) 00:24:13.51 ID:3V04itWLO
乙
セレナディア食べちゃったとか言えないね
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/23(月) 01:21:23.58 ID:jcwp/uQho
おつ
気軽に森に行ったら全滅一歩手前の大変な目に遭ってしまった
準備が整うまで坑道は避けないとな…
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/23(月) 02:24:40.06 ID:FoqmeeYGO
乙
変天さん痛恨範囲の広い強敵へのカウンターとして優秀すぎる
プンスコスライムフメイちゃんかわいい
そういえば前回のババ抜きの上がり札を単純に解釈すると、クロシュが愚者、妖精さんが隠者、聖女が運命の輪、ドノヴァンが悪魔だったっぽいけど、他のキャラは考えてたりする?
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/28(土) 10:43:37.30 ID:s/rfh3sYO
乙
ぽこあポケモンやってて真っ先にクロシュちゃん思い出した自分
307 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/28(土) 17:56:16.88 ID:x0N7e0f50
サイン氏は勇者なので、異性に好かれることも多かったそうです。セインちゃんが集落のみんなに好かれて頼りにされてるのと同じかもしれない……でも違う気もする……とクロシュは思ったそうです。その心の機微をちゃんと理解するのは、あかちゃんスライムであるクロシュには難しいかもしれません
(スライム類のほとんどは、他種族の者がしばしば抱く恋愛感情やそれに類するものを正しく理解できていないようです。なお他者へ恋愛感情のようなものを抱くスライムは極稀にいます)
クロシュさんはセレナディア氏を食べてしまいましたが、そのことを竜神村で公言した場合にどのような影響が出るかは予測不能となっております。現時点では、竜神村の人々はセレナディア氏を敬っているように思われるため、食べたことを迂闊に言いふらさない方が良いかもしれません
低いコンマの場合、恐ろしい事態に遭遇してしまうことがあります。なおクロシュたちもインチキな力をいくつか持っているため、多少格上の相手でも簡単に負けることはないようです
坑道に突入するのは、実際準備が整ってからの方が良いかと思われます。暗い坑道を安全に進む方法だけでなく、恐るべきサインモドキへの対策なども考えていく必要があると言えるかもしれません
痛恨コンマをひっくり返しても結局だめな場合もあるため、変天はそこまで強力なパワーではない……はずですが、ここ最近は上手くいっているようです。聖女さんの調子が良いのかもしれません
フメイさんはスライム大好きカリスさん謹製のバーニングスライムモドキなので、スライムの姿になることもできたようです。ずっとヒト型だったため、今までスライムの姿を忘れていたのかもしれません
ババ抜きの結果については、ただの偶然かもしれません。時と場合やスタンスの変化によって別の札となることもあるかと思います。それでもあえて現状の登場人物に対応した札を示すならば、今のフメイさんは太陽の札との親和性が高く、今のリュアンちゃんは節制の札との親和性が高いと言えそうです
クロシュ氏は外見上の擬態は割と自由に行えますが、能力の模倣は同化というプロセスを挟む必要があるため、実のところそこまで自由なちからではないのかもしれません。真似したいものがあったら、同化する為の物質を獲得するのが良いでしょう
>>1
は精神的に女児な部分があるため、ポケモンで言えばマホイップが好きと言えます。そしてswitch2はまだ持っていませんが、今後値上げする可能性を考えるとさっさと確保しておいた方が良いのかもしれません
本日の更新についてですが、急用が入ったため難しくなりました。恐らく明日も難しい可能性が高いです
そして来週は平日夜に少し時間が取れそうなため、来週の平日夜にゆっくり少しづつ進めたいと思います。よろしくお願いいたします
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/28(土) 21:08:13.10 ID:jJ0qDsQfo
あいよー
リアル大事に
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/29(日) 00:22:58.35 ID:GTOjwFkYo
あら、お疲れ様です
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/30(月) 12:36:46.95 ID:RduixvYGO
乙
イリスは「星」でミスティは「魔術師」かな
311 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/30(月) 20:46:22.38 ID:TpkrzbM00
皆さんありがとうございます。そういうわけで、少々変則的ですが更新していきたいと思います
今現在の話で言えば、イリスさんは魔術師、ミスティさんは力、ローガンさんは刑死者、エバンスさんは戦車といった札と親和性が高いそうです。とはいえ親和性の高い札が一生ずっと同じという人も滅多にいないので、今後変化することもあるかと思います
312 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/30(月) 20:47:00.74 ID:TpkrzbM00
―竜神村 滞在8日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武: 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:煤けた不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◇セイン [勇者スライム]
武:魔銀の剣 盾: 飾:
武: 防:旅人の服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*1 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*5 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*1 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
光属性の中級魔導書 オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*1
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・山越えの手段または道筋を探す
◯努力目標
・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
・異常気象の原因を突き止める
・坑道に潜む者の正体を暴く
・?(未解放)
◯個人目標
・世界樹の石炭 [3/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ 近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女 近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
313 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/30(月) 20:47:39.93 ID:TpkrzbM00
―朝
ダウンの家 客室
妖精「――という感じの話し合いがあったよ。昨日」
聖女「この村に住むアインズさんが、坑道探索計画を練りつつ仲間を探している――ということですね」
妖精「うん。で……そのアインズのことなんだけどね……」
フメイ「?」
妖精「……セレナディアの娘?かもしれないっぽい……」
スライムクロシュ「!?」モニョッ
セイン「セレナディア……あの、ユーシリアの鉱山に巣食っていた悪竜の片割れか」
妖精「そう……。聞いた感じだと、この村ではけっこう敬われてたっぽいんだよね……セレナディア……」
スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ
リュアン「……それは、驚きの情報ですけど……別に気にすることもないんじゃないですか? アインズさんは、悪竜本人というわけでもないですし……」
妖精「まあ、そうなんだけど……。その……半年前にね……」
セイン「僕たちが……奴の生を終わらせたんだ」
リュアン「えっ!?」
フメイ「おお〜」
聖女「な、なんと……」
妖精「まあ、そういうわけだから……みんな、そのことは迂闊に言いふらさないでね。今のところ村民とは良好な関係を築けてるわけだしさ……」
リュアン「わ、わかりました」
聖女「私も大丈夫ですが……」チラッ
スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャニャ…
妖精「クロシュ。あの戦いでクロシュがやったのは、全部終わったあと死にかけてるセレナディアを食べてあげたことくらいでしょ? だからクロシュが気にすることはあんまりないよ。大丈夫」
スライムクロシュ「!」モニョッ
*
―ダウンの家 居間
レイン「……この村ってセレナディア・ベールグラッドが滞在していた時期もあったらしいわね」
ダウン「ええ。そういえばシノホシにはセレナちゃんの妹のセレスちゃんも参加してたのよね」
レイン「そうね。でも姉妹共々、半年前に……あっ」
ダウン「え、何? 姉妹共々半年前に……どうしたの?」
レイン「……な、なんでもないわ……」
ダウン「ええ!? ちょっと、気になるじゃない!」
レイン「なんでもない!」
ダウン「この村にはセレナちゃんの子のアインズちゃんもいるのよ? あの子だって、お母さんの行方を知る権利が――」
レイン「……気になるなら、自分で探しに行けば良い。自分の翼で世界を見て回ることが一番の勉強よ……」ガタッ
スタスタ ガチャッ パタン
ダウン「もう……」
ダウン「……せっかくだから、クロシュちゃんたちや商人さんに聞いてみようかしら。久しぶりに、山の外のお話を……」
竜神村滞在8日目
↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(吹雪続行)
36-65 亡霊
66-90 ロンドン
91-00 招福
↓1〜3 自由安価 何をする?
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/30(月) 20:48:14.92 ID:rf01As+80
クロシュ、分体をサイン化させてみる
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/30(月) 20:56:16.83 ID:PHjEE1BEO
リュアン、レインにシノホシの思い出について聞いてみる
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/30(月) 21:13:47.02 ID:4MvibDtdO
アインズに母親について聞いてみる
317 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/30(月) 22:21:44.38 ID:TpkrzbM00
―ダウンの家 庭
クロシュ「ん〜……」ググッ
聖女「晴れでも朝は冷えますねぇ……」
妖精「さて、今日はどうするか……ん?」
座布団の上で眠る三毛猫?「」zzz
妖精「……猫?」
聖女「本当です! まさかこんな寒い場所に猫がいるなんて……」
妖精「いやいやいや、そんな馬鹿な。ここ、野生の猫が生きていける環境じゃないよ! あの座布団も不自然に綺麗だし……あれは一体何――」
「やかましい……朝っぱらから何事であろうか」
クロシュ「?」キョロキョロ
聖女「えっ? 今の声は?」
座布団の上に二足で立った三毛猫?「吾輩だが?」ヌッ
クロシュ「わっ!」
聖女「ね、猫が……立って、喋った!?」
妖精「いや……猫じゃない! あなたは……!?」
座布団の上に二足で立った三毛猫?→マネキ「吾輩は神である。名はマネキという」
聖女「神!?」
マネキ「左様――む?」
聖女「?」
クロシュ「?」
妖精「……?」
マネキ「ふむ……あやつの祝福を受けし者共であるか」
聖女「ええと……どういう?」
マネキ「ここで会ったのも何かの縁。吾輩からもささやかな祝を授けてやろう」
シャラン――
クロシュ「!」
聖女「これは……!」
妖精「え、まさか――」
マネキ「ではさらばだ。励むが良い」クルッ トコトコ
聖女「あっ、待ってください!」
ヒュオオオオオ――
雪煙「」ブワッ
聖女「ひゃっ!」
クロシュ「??」キョロキョロ
妖精「き、消えた……」
聖女「……これは……運命の、力……?」
☆ささやかな祝を得ました
本日中、全てのコンマに+20が加算されます
◇
318 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/30(月) 22:23:25.84 ID:TpkrzbM00
―ダウンの家 居間
クロシュ「……ていうことが……あった……!」
フメイ「猫の、神……?」
セイン「そういえばマーベルの収集品の中に、マネキネコという猫の置物があった」
クロシュ「まねきねこ!」
セイン「ああ。オノゴロでは福を招く縁起物とされているそうだ」
フメイ「じゃあその猫の神は、オノゴロ出身ってこと?」
セイン「さあ……オノゴロ人がその神を真似たのかもしれないし、その神がオノゴロ文化を面白がって真似ただけかもしれない。どちらが先だったかを判断することはできない」
フメイ「ふうん……。とにかくクロシュは祝われたんだよね?」
クロシュ「うん」
フメイ「じゃあ、今のクロシュならなんでもできるんじゃない? 例えば、えっと……」
セイン「福が招かれたからと言って何でもできるようになるわけではないと思うが……」
フメイ「クロシュ、この前勇者になろうとして失敗したの、もっかいやってみよ!」
クロシュ「!」
セイン「まあ……やるだけやってみるか?」
クロシュ「ん!」
フメイ「今のクロシュは猫招きだから、勇者の分体とかも作れるかも!」
クロシュ「やってみる……!」
デロデロ…モニョモニョ…
↓1コンマ(サインモドキ+10、招福+20)
01-90 勇者因子に拒絶された
91-00 勇者クロシュ
↓2コンマ(↑1コンマに成功した場合のみ。招福+20)
01-90 分体は流石に無理
91-00 分体作れた
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/30(月) 22:29:15.04 ID:LSYit6RRo
パーフェクロシュ
320 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/30(月) 23:14:23.83 ID:TpkrzbM00
―???
ザァーン… ザザァーン
クロシュ「……」
岩に突き刺さった聖剣「」
クロシュ「……」トコトコ
ガシッ グッ
グググググ――
クロシュ(……)
クロシュ(抜けなさそう)
クロシュ(やめとこ)
パッ
岩に突き刺さった聖剣「」
クロシュ「……抜いちゃ、だめ?」
岩に突き刺さった聖剣「」チカ チカ
クロシュ「ほえ……?」
水平線の向こうへ流れていく聖剣モドキたち「」プカプカ
クロシュ「!」
岩に突き刺さった聖剣「」
クロシュ「……うん」モニョモニョ
クロシュの内から引き出される聖剣モドキ「」スゥ――
クロシュ「……」スッ
波に呑まれる聖剣モドキ「」ザァーン…
流される聖剣モドキたちの列に加わる聖剣モドキ「」プカプカ…
クロシュ「……これで……良く、なった……?」
岩に突き刺さった聖剣「」チカ
クロシュ「んへへ……。じゃあ……抜いても、いい……?」
岩に突き刺さった聖剣「」ツーン
クロシュ「んゅ……わかった……」
ザァーン… ザザァーン…
◆
321 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/30(月) 23:15:11.22 ID:TpkrzbM00
―ダウンの家 居間
スライムクロシュ「!」モニョッ
フメイ「起きた!」
セイン「今回は普通に起きたみたいだが……」
モニョモニョ…ポン!
クロシュ「まだ……だめ、だって……」
フメイ「え〜……セイン、ケチ」
セイン「僕に言われても困るが……。しかし僕の中の……勇者?と話ができたのか?」
クロシュ「……わかんない。なんとなく……そんな気、した……」
セイン「そうなのか」
クロシュ「うん」
☆勇者因子の取得には失敗しましたが、良いことをしたような気がしました
運命賽の欠片を1つ手に入れました
◇
322 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/30(月) 23:15:46.63 ID:TpkrzbM00
というわけで本日はここまで。次回はリュアンちゃんとレインさんのお話編、アインズさんとお話編になります
謎の招き猫と出会ってしまったり、勇者パワーを得ようとしてまた失敗したりしました。招き猫の正体が何なのかは闇に包まれていますが、見た感じ有害な存在ではないようです。招福パワーを生かすのが良いでしょう
それでは本日もありがとうございました。次回は、可能であれば明日の夜にでも更新しようかと思います。よろしくお願いいたします
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/30(月) 23:59:20.47 ID:LSYit6RRo
乙勇者への道は遠い
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/31(火) 00:37:55.78 ID:dAjPDdmNo
おつ
そういえば今回の行動日数はどうなるんだろ
物語の鍵は恐らく村外にあるだろうから吹雪の日もカウントされると結構タイトかもしれない?
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/31(火) 12:19:44.80 ID:peZ170oYO
乙
ロンドンと亡霊って切り裂きJとか出てきそう
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/31(火) 12:30:27.30 ID:qCmYDzNSO
おつ
しれっとパワーを割り振られているミスティお姉さん草
327 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/31(火) 22:10:37.20 ID:L11f5GVE0
勇者パワーは簡単には得られないようです。それでも以前よりは対応が良くなっているかもしれません。今後勇者パワーを得るかどうかは未知数ですが、前向きに善処していくのが良いでしょう
行動日数については、吹雪デーもあったりするため少し緩めにしたいとも思いますが、最終的にはコンマ次第となってしまうかもしれません。適切な行動を心がけ、余裕をもって目標を達成していくのが良いでしょう
ロンドン氏はロンドンという名前の人物なので、特定の地名・人物・団体とは一切関係ないようです。そして亡霊は亡霊さんなので、特定の地名・人物・団体とは一切関係ないようです
力の札は、挫けぬ意志、優しさ、理性、力を持つ者の責任など、どちらかと言えば内的な力強さを象徴する場合が多いそうです。強く優しく武闘派なミスティさんにぴったりと言えるかもしれません
328 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/31(火) 22:11:10.28 ID:L11f5GVE0
―ダウンの家 庭
レイン「……」ブンッ
薪割り斧「」ズンッ
真っ二つに分かれる薪「」パカッ
積み上げられた薪束「」ポン
レイン「ふう……。こんなもんかしら」
リュアン「お疲れ様です、レインさん。薪割り……お上手ですね」
レイン「ん、ああ……。北部に住んでいた者なら普通よ」
リュアン「そうなんですか?」
レイン「ええ。南部じゃ綺麗に割れない奴もけっこういるみたいだけどね。例えば……今オノゴロで捕まってるアウルとかは、斧の扱いが下手だったわ。槍はあの悪竜にも迫るほどの使い手だったけれど」
リュアン「シノホシの……人たちですか」
レイン「……失礼。無神経だったわね」
リュアン「いえ、構いません。私は……シノホシとその構成員を許しはしませんが……憎しみは、置いていくつもりです」
レイン「よくわからないことを言うのね……」
リュアン「もし良かったら、シノホシのことを話していただけますか」
レイン「……聞けば、憎しみを抑え切れなくなるんじゃない?」
リュアン「それを試す為にも……お願いします」
レイン「なるほど……わかったわ」
*
レイン「――かくして悪竜セレスティアはユーシリアの鉱山に没し、毒狐アウルはオノゴロで裁きを待つ身となったわ」
リュアン「……」
レイン「吸血鬼フレメアは魔族国へと戻り……リーリアの生き残りであるザイルとレインは行方知れず……といったところね……」
リュアン「……ありがとうございます」
レイン「……セレスティアとアウルの末路を聞いて、少しは溜飲が下がったかしら? それとも……今もなおのうのうと生きている奴らのことを聞いて、ハラワタが煮えくり返る?」
リュアン「……思うところがない、とは言えません……。憎しみを捨てると口先で言うのは簡単ですが……実践するのはものすごく難しいみたいです……」
レイン「……でしょうね。私も、この先どんなことがあろうと、王国への憎しみを捨て去れる日が来るとは全く思えないわ……」
リュアン「でも、ありがとうございました。少しだけ自分自身の感情を客観視できそうです」
レイン「……あなたの方針にケチを付ける気はないのだけれど……自分の感情を抑え過ぎるのも、あまり良いことではないのではないかしら……」
リュアン「……わかっています。今後の、課題かもしれません」
☆リュアンが思考を進めました
◇
329 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/31(火) 22:12:20.99 ID:L11f5GVE0
―竜神村 広場
ワイワイ ガヤガヤ
クロシュ「?」
聖女「今日も賑わっていますね。またあの商人さんでしょうか?」
妖精「いや、あれは――」
ワイワイ ガヤガヤ
アインズ「強き者、坑道に詳しい者を探している! 心当たりのある者は道場に来い!」
竜人の子供たち「わ〜!」
アッシュ「おお……!?」
リーシア「へえ〜?」
ドノヴァン「ほうほう……」
ヴィトナ「肉は出るのか?」
妖精「例のアインズだ……!」
クロシュ「!」モニョッ
聖女「彼女が……」
アインズ「む、クロシュとその仲間たちか。お前たちも……いや、流石に子供を連れて行くわけにはいかんか」
アッシュ「いや、あいつらは歴戦の冒険者にも引けを取らない一騎当千の猛者たちだぞ」
アインズ「ああ、強さは知っている。もし気が向いたらお前たちも後で道場に来てくれ。報酬は弾むつもりだ」
◇
―竜神村 道場
ガラッ
クロシュ「こ、こんにちは……」トコトコ
聖女「お邪魔します……」スタスタ
妖精「来たよ」パタパタ
アインズ「お前たちか。ここに来たということは、私と共に坑道探索に行く意思があるということか?」
妖精「私たちもちょっと犯人と因縁があってね。どっちにしても坑道探索には行くつもりだったんだ」
アインズ「そうだったのか?」
妖精「うん。アインズと一緒に行くかどうかはまだ未定だけど、せっかくだし探索計画とかを聞いておこうと思って」
アインズ「こちらも全くの未定だ。まずは坑道に詳しい者を引き入れなければ計画も立てようがない」
妖精「それもそうだ」
聖女「私たちも、坑道に詳しい人がいないとどうしようもありませんからね……」
アインズ「……つまり、現状は互いに全くの未計画ということか」
妖精「そういうことだね……。まあ、まだ仲間探しとかも1日目でしょ? ゆっくりやっていこう」
アインズ「フッ、そうだな……。ところで……クロシュはなぜそんなに離れているんだ?」
聖女の影に隠れたクロシュ「!」モニャッ
330 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/03/31(火) 22:13:07.42 ID:L11f5GVE0
妖精「あ、ああ〜……その、ええと……」
聖女「クロシュさんはですね……」
アインズ「……?」
クロシュ「あ……アインズさん……! えと……お母さんの、こと……」モニャニャ
アインズ「お母さん……!?」
妖精「ああ〜!! クロシュの奴、アインズのお母さんがここの守り竜?だったって話を聞いて、気になってるみたいなんだ!」
聖女「そ、そうなんです! だから、ちょっと気になってるみたいで……!」
アインズ「……私の母の話が、気になるのか……?」
妖精(うんって言え!)
クロシュ(う、うん)
クロシュ「う、うん」
アインズ「ふむ……そういえば、前はお前たちに外界の話をしてもらったな。では今度は私が話をしよう……まあ、私も母のことはほとんど他の村民から伝え聞いたことしか知らないのだがな」
妖精「え、そうなの?」
アインズ「ああ。私が物心付いた時、母は既にここにいなかった」
聖女「そうだったのですか……」
アインズ「待て、憐れむな。竜にとって親が身近にいないのは珍しいことじゃない。ほとんどの竜は子育てなどしないし、子竜もまた生まれながらに一人で生きる術を心得ている。私はその上さらに、この村の民がいてくれたのだ。恐らく他の多くの竜よりもよほど幸福で恵まれていたと言えるだろう」
聖女「そ、そうだったのですね。ごめんなさい、失礼しました」
アインズ「気にするな。それで……母の話だったな。母はかつて、この竜神村を守っていた強き竜だったそうだ」
クロシュ「ここを……守ってたの……?」
アインズ「私はそう聞いている」
妖精「そうなんだね……」
アインズ「だから私も母のように、皆を守れる強く大きな竜でありたい。そしていつの日か、母に会うことができたら……あなたの娘はこんなにも強く立派になったぞと、自慢してやりたいんだ」
妖精「……」ダラダラ
クロシュ「……」デロ…
聖女(ああ……クロシュさんが溶け始めてしまいました……)
ど、どうしよう……
↓1〜 先取3票
1.何も言わない……
2.自白してしまう……
0.自由安価(票数は内容ごと。できないことはできない)
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/31(火) 22:14:19.04 ID:zDRoYOHu0
2
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/31(火) 22:15:45.48 ID:bbOYGgQiO
1
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/31(火) 23:00:10.76 ID:hcOuTMsPo
1
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/31(火) 23:04:10.34 ID:dAjPDdmNo
2
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/31(火) 23:09:34.79 ID:P2pVWBNwO
2
336 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/01(水) 00:33:50.31 ID:sspeJcT40
クロシュ「……ごめんなさい」ドゲザ
アインズ「……ん?」
妖精(クロシュ……謝っちゃったか……。でも仕方ない……それがクロシュの良いところでもある……)
妖精「……正直に話すよ。私とクロシュは……半年前、あなたの母セレナディアと、戦って……殺した」
アインズ「なっ……何!?」ガタッ
妖精「先日アッシュが話してたダークヒーロー譚を覚えてる? あのダークヒーローっていうのは、私たちのこと。世界樹の光を星へ還す為に、世界各地を巡ってた。その旅の中で……セレナディアとも、敵対することになったんだ」
アインズ「ま……待ってくれ。頭が……追いつかん……」
妖精「……うん」
アインズ「……なぜだ。ダークヒーローが……なぜ母と敵対した……!? 世界を救おうとしていたのではないのか……!?」
妖精「……セレナディアは、世界樹の光を私欲の為に独占していたんだ」
アインズ「……嘘だ」
妖精「……嘘じゃないんだ。セレナディアは……ここの麓の国ユーシリアでは、傍若無人に暴れ回っていた」
アインズ「……嘘だっ!! デタラメを言うな!!」バッ
槍「」ジャキッ
妖精「うっ……」
アインズ「それ以上母を愚弄するならば、その口を――」
バッ!
妖精の前に立つクロシュ「……」
アインズ「……クロシュ」
クロシュ「……妖精さんは……わるく、ない……」
アインズ「……」
クロシュ「わたしが……最期に……セレナちゃん……食べた……」
アインズ「な……た、べ………?」
クロシュ「……うん。だから……恨むの……わたし、だけに……して、ほしい」
アインズ「………」
↓#コンマ(交流+20、馬鹿正直+20、招福+20)
01-50 出ていけ
51-00 教えてくれ
☆補正により判定をスキップします
337 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/01(水) 00:36:35.68 ID:sspeJcT40
アインズ「………教えてくれ。母のことを……。外界で……どのようなことを、していたのかを……」
妖精「……槍向けるの、やめてね……?」
アインズ「……デタラメを言えば、向ける」
妖精「ちゃんと言うよ……私たちの知ってること」
*
アインズ「………悪竜……」
クロシュ「……うん」
妖精「……食べたのは、クロシュだけど……実質的にトドメを刺したのは、妹のセレスティア・ベールグラッドなんだ。私たちに倒されて動けなかったところを、竜角の大槍で……」
アインズ「……母に……妹がいたのか……」
妖精「うん……。そのセレスティアも……最期には、戯れに殺した者の家族に討たれて、死んだ……」
アインズ「……」
妖精「私たちが知っているのは……これで全部だよ。他に何か、聞きたいことはある……?」
アインズ「………事の顛末は……概ねわかった。だが……クロシュ、なぜ死にかけの母を喰らった?」
クロシュ「!」
アインズ「それだけが……解せん。教えてくれるか」
クロシュ「…………えっと……わたし……食べるの……大事な、ことで……」
アインズ「……?」
妖精「……ごめん、クロシュも上手く言えないんだ。ゆっくり待ってあげてくれる……?」
アインズ「ああ……ゆっくり話してくれ」
クロシュ「……わたし……食べたら……わたしの、中に、溶けるから……。そしたら……死んで終わり、って、ならなくて……」
アインズ「……母を……生かそうと、した……?」
クロシュ「……そう……なの、かな……?」
アインズ「……」
クロシュ「あ……でも……死んだら……星に、溶ける……? えと……あんまり……変わらない、かも……」
アインズ「……そうなのか」
クロシュ「えと……わかった……?」
アインズ「ああ……わかった。ありがとう……」
クロシュ「うん……」
☆アインズに正直に話しました
*
アインズ「……少し、一人で考えたい」
妖精「……わかった。私たちは、帰るよ」
アインズ「……坑道探索のことは……明日からまた進めていく」
クロシュ「うん……」
アインズ「さっきはすまなかった。もし可能であれば……明日からも、坑道探索について協力してくれると助かる」
妖精「……うん。人手は多い方が良いよね」
クロシュ「……わたしたちのこと……いやじゃ、ないの……?」
アインズ「分別くらい付く。お前たちが善なる者であることも、わかっている。後は……私一人の問題だ」
妖精「……わかった。でもあんまり無理しないでね。ダウンとかに甘えても良いと思う」
アインズ「……ダウンは、このことを知っているのか?」
妖精「……あれっ、どうだろう……!? 私たちから話してはいないけど……」
アインズ「………話してみるか」
◆
338 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/01(水) 00:37:02.64 ID:sspeJcT40
というわけで本日はここまで。次回は竜神村9日目編からとなります
良心の呵責に耐えられず、アインズ氏に謝ってしまったあかちゃんスライム……。しかしその土下座は致命的な運命とはならず、双方歩み寄ることができたのであった
クロシュの内より失われし竜角の鼓動は、何処に――
それでは本日もありがとうございました。明日は諸般の事情によりこのスレの更新をする余裕がなさそうなため、次回はひとまず木曜夜の予定としたいと思います。よろしくお願いいたします
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/02(木) 12:26:05.82 ID:yXgagTeHO
乙
こうしてコミュ力も養われていくクロシュちゃん
340 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/02(木) 22:17:49.03 ID:CujZ5Isf0
体調を崩したため更新は延期となりました(やはり平日は厳しいかったのかもしれません)
そういうわけで次回の更新は土曜の予定とさせていただきます。すみません
クロシュさんはコミュニケーション能力が低いスライムですが、素直で正直な性格をしているため、相手に悪印象を与えることはあまりないようです。今回アインズ氏に許された(?)のも、クロシュ氏のそういった人柄(スライム柄)が良い影響を及ぼした結果と言えるかもしれません。これからもコミュニケーション能力を磨いていくのが良いでしょう
341 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/04(土) 15:24:34.98 ID:42rVH5gZ0
―竜神村 滞在9日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武: 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:煤けた不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◇セイン [勇者スライム]
武:魔銀の剣 盾: 飾:
武: 防:旅人の服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*5 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*1 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
光属性の中級魔導書 オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*1
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・山越えの手段または道筋を探す
◯努力目標
・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
・坑道に潜む者の正体を暴く(達成!)
・異常気象の原因を突き止める
・?(未解放)
◯個人目標
・世界樹の石炭 [3/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ 近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女 近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
342 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/04(土) 15:27:47.92 ID:42rVH5gZ0
―朝
ダウンの家 居間
ダウン「アインズちゃんから聞いたわ。セレナちゃんと、セレスちゃんのこと……」
クロシュ「!」
妖精「そ、そうなんだ……」
ダウン「私……セレナちゃんと、友達だったのよね……」
クロシュ「……!?」モニャニャ
セイン「……」
妖精「……私たちのこと、許せない……?」
ダウン「いいえ。セレナちゃんの食欲とか我儘さは知っていたから、いつかはそうなるんじゃないかって思ってた。まさか世界を救う障害にまでなっていたのは予想外だったけれどね。世界を救う為にやっつけられたのなら、仕方ないわ……」
妖精「……少し不思議なんだけど……どうしてこの村では、セレナディアが良い竜みたいに言われてるの? ここでは略奪とか殺戮はしなかったの?」
ダウン「ここに住んでた頃のセレナちゃんは、生まれたばかりのアインズちゃんと一緒だったみたいから……危ないことや恨みを買うようなことは控えていたんじゃないかしら」
妖精「そうなんだ……」
ダウン「しかもこの村は竜を崇める風習があったものだから、居座るだけで美味しいものをもらえるし、アインズちゃんのことも守ってくれるしで、きっと居心地は良かったはずよ」
セイン「では、なぜ出ていったんだ?」
ダウン「美味しいものが食べられるとはいっても結局は山奥の小さな村だから、セレナちゃんの食欲を完全に満たすことはできなかったんでしょうね。その上アインズちゃんが大きくなったら、食料はもっと足りなくなって村が干上がっちゃうだろうし。たぶんそういうことを考えて、アインズちゃんを置いて出ていったんだと思うわ」
クロシュ「セレナちゃん……やさしい竜さん、だった……?」
妖精「他の国とか人には全然優しくなかったみたいだけどね……」
竜神村滞在9日目
↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-65 亡霊
66-90 ロンドン
91-00 招福
↓1〜3 自由安価 何をする?
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/04(土) 15:28:07.38 ID:aLaLLKfj0
みんなで雪合戦
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/04(土) 15:32:07.26 ID:749ZgaSdO
ダウンとリーリアの話でも
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/04(土) 15:44:09.82 ID:cFpHK+fTO
先っちょだけ先っちょだけだからと坑道を探索しつつ、異常気象について考察
346 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/04(土) 17:05:17.64 ID:42rVH5gZ0
―竜神村 広場
妖精「お〜い、アインズ」
クロシュ「アインズさん!」
アインズ「お前たちか」
フメイ「……大丈夫そう?」
アインズ「ああ……。まだ完全に整理が付いたわけじゃないが、ひとまず支障はない」
妖精「よし、じゃあ早速坑道の――」
ピンク髪のリビングデッド「のう、主ら……」ヌッ
クロシュ「!?」モニャッ
フメイ「わっ!?」
妖精「アンデッド!?」
アインズ「貴様は……山を徘徊するリビングデッドのユウリ!」
ピンク髪のリビングデッド→ユウリ「暇ぞ。わらわと遊ばぬか?」
妖精「ええ……」
クロシュ「わらわ……」
フメイ「わらわ……」
アインズ「……仕方ない。相手してやるか」
妖精「えっ相手するの!?」
アインズ「……恨みを買うと後が厄介だ。面倒だが相手するしかない」
妖精「わ、わかった……」
フメイ「どうやって遊ぶの?」
ユウリ「わらわは雪が好きぞ」
クロシュ「そうなの?」
ユウリ「であるぞ」
妖精「……ええと、つまり?」
アインズ「……雪合戦で良いか?」
ユウリ「フフフ……かまわぬぞ?」
アインズ「では組分けはどうする?」
妖精「……私は小さいから除外として、他のみんなで二人一組を作れば良いんじゃない?」
フメイ「フメイ、クロシュと一緒がいい」
アインズ「……では、クロシュ・フメイ組と私・ユウリ組でいいか?」
クロシュ「ん!」
ユウリ「かまわぬぞ?」
アインズ「よし。ではさっさとやるか」
↓1コンマ
01-10 事故
11-35 敗北
36-65 引き分け
66-90 勝利
91-00 会心
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/04(土) 17:14:23.73 ID:AnYm/OWOO
あ
348 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/04(土) 21:34:56.52 ID:42rVH5gZ0
雪玉「」ヒュンッ
雪玉「」ヒュンッ
雪玉「」ヒュンッ
雪玉「」ヒュンッ
クロシュ「」ササッ
フメイ「」ブンッ
アインズ「」ブンッ
ユウリ「フフフフ……」ササッ
妖精(無言で雪玉を投げ合ってる。全員ものすごく真剣だ……。唯一ユウリだけは薄笑いを浮かべてるけど……)
ユウリ「ぞ!」ブンッ!
雪玉「」ビュンッ!
フメイ「わ!」チリリッ
空中で蒸発する雪玉「」ジュッ!
ユウリ「……!? ひ、卑怯ぞ!!」
クロシュ「魔法……禁止?」
アインズ「……禁止にしておこうか」
フメイ「む〜……わかった」
*
ヒュンッ ヒュンッ ポフッ
ポフッ ヒュンッ ポフッ
ユウリ「ふぐう……」ドサッ
アインズ「くっ……私たちの負けだ」ドサッ
妖精「勝者、クロシュ・フメイ組!」
フメイ「勝ち!」ドヤッ
クロシュ「わ〜!」キャッキャ
*
ユウリ「フフフ……良い時間であったぞ」
クロシュ「ん!」
ユウリ「困りごとがあればわらわを尋ねるが良い。死者の復活くらいならできるぞよ」
妖精「ええ……?」
アインズ「リビングデッドでも良ければ、という注釈付きだがな」
妖精「なるほどね」
☆リビングデッドのユウリと知り合いました
☆雪合戦に勝利しましたが、クロシュの氷属性経験は既に上限に達しています
◇
349 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/04(土) 21:35:28.96 ID:42rVH5gZ0
―ダウンの家
探索準備アイテム「」ドッサリ
聖女「ナイフよし、ランプよし……準備はこれで大丈夫そうですか?」
ダウン「今日は入口の光が目視できる範囲を少し見てくる程度でしょう? それならこの装備でも十分と思うわ」
セイン「ああ。まだ勇者モドキ対策もできていない」
リュアン「後はクロシュちゃんたちが買い出しから帰って来るのを待つだけですね……」
ダウン「そうねぇ……」
聖女「そういえばダウンさんは、いつからこの村に住んでらっしゃるのですか?」
ダウン「あら、私? そうねぇ……リーリア滅亡が約10年前だから……大体それくらい?」
リュアン「リーリアが滅んだ後、ダウンさんはここに移り住んだのですか?」
ダウン「ええ。まあその前からこの村との個人的な交流はしていたの。だから私の亡命も受け入れてくれたわ。ありがたいことよ」
セイン「リーリアには生き残った僅かな民が残っていると聞いた。そこに共に残ろうとは思わなかったのか?」
ダウン「そうしたい気持ちももちろんあったわ……。でも、当時ちょっと厄介な奴に目を付けられちゃっててね……。私がそこにいること自体が民を危機に晒すことに繋がりかねなかったから、この村に身を隠したのよ」
セイン「そうだったのか……。すまない、失礼なことを言った」
ダウン「構わないわ。そろそろあいつも私のことを諦めてくれていると良いのだけれど……その話はどうでもいいわね」
リュアン「リーリアってどんな国だったんですか? 魔族が大勢暮らしていた、くらいのことしか知らなくて……。すみません」
ダウン「どういう国か、と聞かれるとなかなか難しいわね。まあでも簡単に言うなら、中央大陸北部におけるセイントレア王国のような国だった……という感じかしら」
セイン「そんなに巨大な国だったのか」
ダウン「栄華を誇っていたのも過去のことだけどね」
聖女「それほどの大国を……セイントレア王国が滅ぼしたのですか?」
ダウン「そう。セイントレアは陸も海も空も強くてねえ……」
リュアン「えっと……陸と海はわかるんですけど……空もですか?」
ダウン「あら、リュアンちゃんは知らない? ワイバーンに跨って空を駆ける騎士……竜騎士と呼ばれる兵士のことを」
リュアン「えっ!? 竜騎士って、竜が認めるような一握りの強い者しかなれないんじゃ……」
ダウン「本来はそのはずよ。でもセイントレアのワイバーンには、身体にも精神にも改造を施された形跡があったらしいわぁ……」
セイン「……」
リュアン「……改造……」
ダウン「まあそういうわけで、リーリアは滅んだの……。リーリアシチュー、また食べたいわぁ……」
◇
350 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/04(土) 21:36:02.07 ID:42rVH5gZ0
―樹氷の森 坑道入口
アインズ「こんなところに坑道の入口があったのか」
妖精「あれ、知らなかったの? 私たちはけっこう簡単に見つけられたけど」
アインズ「……前はなかった……いや、雪に埋まっていたのかもしれん。一体いつから……」
リュアン「あのソフィアという人が開けたのでしょうか……?」
フメイ「あの鉄の腕で掘った?」
セイン「追加の腕が四本あると便利そうだ。剣も三倍持てる」
クロシュ「わ……!」
聖女「ろ、六刀流なんてこともできるのでしょうか!?」
妖精「どうだろう……。ソフィア・ロスチャイルド自身は矢面で戦うタイプに見えないけど……」
アインズ「とりあえず、今日は外の光が見える範囲でだけ軽く探ってみよう。ただし絶対に深入りせず、例の勇者モドキの気配があった場合は速やかに撤退する」
セイン「わかった」
妖精「じゃあ私は索敵に集中するから、調査の方はよろしくね」
クロシュ「ん!」
↓1コンマ
01-60 手がかり
61-90 手がかり+
91-00 ???
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/04(土) 21:39:13.72 ID:aLaLLKfj0
あ
352 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/04(土) 22:20:03.56 ID:42rVH5gZ0
―坑道
闇「」オオオオオ…
球状の灯り「」ポン!
リュアン「皆さん、足元に気をつけてください……」
クロシュ「ん!」
アインズ「灯りの魔法か。助かる」
聖女「みんなで固まって動きましょう。この暗さではぐれたら大変です」
セイン「ああ」
フメイ「……?」
*
アインズ「妖精、外敵の気配は?」
妖精「近くに怪しい気配はないけど……実は、奥の方から強そうな気配がある……。今のところこっちに来る様子はないけど……」
セイン「……恐らく、モドキだ。僕も奴の気配に気付いているから、逆も言えるだろう」
アインズ「……向こうもこちらに気付いている、ということか……」
妖精「こっちに来ないのは、見逃されてるってこと……?」
セイン「……何を考えているかまではわからない。親玉のソフィアに待機を命令されているのかもしれない」
アインズ「何にせよ好都合だ。来ないのなら来ない内に調査していこう」
353 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/04(土) 22:20:38.81 ID:42rVH5gZ0
フメイ「……」ヒョイ
クロシュ「?」
フメイ「……クロシュ、これ」スッ
黒っぽい石ころ「」
クロシュ「?」
フメイ「炎鉱石。熱、もうほとんどないけど」
クロシュ「!」
リュアン「炎鉱石って確か……火山で見つかる、炎属性の石……?」
フメイ「たぶん」
黒っぽい石ころ「」チリ…
フメイ「まだ、ちょっとだけ……炎、残ってる」
リュアン「ちょっとだけ……?」
フメイ「うん。妖精……なんか、わかる?」
妖精「えっ? うーん……炎は残っているけど、消えかけだね……。放っておけばじきに冷めきっちゃうと思う。たぶんだけど……つい最近まで、この石はもっとちゃんと炎の魔力を宿していたんじゃないかなあ」
クロシュ「そうなの?」
妖精「うん。確か、温泉も最近出なくなったって言ってたでしょ? 温泉が湧いてたってことは、ここの地下には水を温める熱源……マグマ溜まりとかがあったはず。だからその石はたぶん、そのマグマ由来のものなんじゃないかなあ」
フメイ「マグマ、なんで消えちゃったの?」
妖精「……なんでだろう。ソフィアが……何かした、とか」
クロシュ「食べちゃった……?」
妖精「食べてはいないと思う……」
フメイ「……」ジッ
黒っぽい石ころ「」
フメイ「……ほのお……マグマ……うーん……」
クロシュ「フメイちゃん……何か、わかりそう……?」
フメイ「……わかりそうで、わかんないかも……」
☆手がかり:熱を失った炎鉱石を見つけました
◆
354 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/04(土) 22:21:10.25 ID:42rVH5gZ0
―夕方
竜神村 村長の家
竜人の男「た、大変でェ村長!」バァン!
村長「何だ、騒々しい」
竜人の男「村の入口に……こんなもんが!」バッ
広げられる紙「」バサッ
村長「ん……? こ、これは――!!」
↓1コンマ
01-35 6日後
36-65 7日後
66-00 8日後
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/04(土) 22:28:46.88 ID:GmmP0dFmo
あ
356 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/04(土) 22:40:47.78 ID:42rVH5gZ0
―竜神村 滞在10日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武: 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:煤けた不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◇セイン [勇者スライム]
武:魔銀の剣 盾: 飾:
武: 防:旅人の服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*5 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*1 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
光属性の中級魔導書 オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*1
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・山越えの手段または道筋を探す
◯努力目標
・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
・坑道に潜む者の正体を暴く(達成!)
・異常気象の原因を突き止める
・?(未解放)
◯個人目標
・世界樹の石炭 [3/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ 近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女 近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、未探索
……………………………………………………………………………………
357 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/04(土) 22:41:57.65 ID:42rVH5gZ0
―朝
ダウンの家
ガチャッ!
アインズ「聞いたか!?」ズカズカ
スライムクロシュ「?」モニョ
セイン「?」
フメイ「ん〜?」
ダウン「あら、アインズちゃんどうしたの? こんなに朝早くに」
アインズ「敵が動きを見せた……! これを見てくれ!」バッ
紙「」バサッ
――『立ち退き勧告』
――『8日後、この山は祝祭の地となる』
――『尋常なる知的生命である貴君ら村民の生存権を尊重し、猶予を設けた』
――『命が惜しくば山を去れ』
――『心優しいソフィア・ロスチャイルドより』
妖精「こ、これは……!」
リュアン「た……立ち退き勧告?」
聖女「……どちらかというと、犯行予告でしょうか?」
ダウン「……このこと、他の村民には……?」
アインズ「……まだ一部の者にしか伝えていないそうだ。いらぬ混乱を招きかねん、と」
レイン「賢明な判断ね。立ち退く必要などないもの」スタスタ
アインズ「……ん? お前は……ダウンの妹の、レインと言ったか?」
レイン「ええ。そして――この愚劣なるソフィア・ロスチャイルドの奸計を粉砕する者よ」
□ソフィアをなんとかしないまま8日後(滞在17日目)を迎えると、予告は現実のものとなります
また、状況の変化により吹雪や猛吹雪でも外出可能になりました(ペナルティあり)
竜神村滞在10日目
↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-90 ロンドン
91-00 招福
↓1〜3 自由安価 何をする?
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/04(土) 22:43:49.03 ID:ynKoYUn+O
ユウリとセイン、模擬戦
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/04(土) 22:45:24.14 ID:JFIeE9mlo
ヴィトナの案内で村外の未探索地域も探ってみる
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/04(土) 22:46:36.06 ID:GmmP0dFmo
ソフィアの奸計を粉砕する計画があるのだなとレインに全振り
361 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/04(土) 23:23:59.29 ID:42rVH5gZ0
というわけで本日はここまで。
リビングデッドのユウリ氏と雪玉を投げ合ったり、リーリアの話を聞いたり、坑道を少しだけ探索して異常気象の原因を調べたりしました
山の地下にあったという熱源は一体どこに消えたのか。ソフィア・ロスチャイルドが食べたのでは?と推測するクロシュだったが、妖精はその可能性は低いという。全ての真相を明らかにする為に、クロシュたちは調査を続ける――
では本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
362 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 08:05:19.68 ID:PmasoEheo
サインもどき軍団って結構凄まじい戦力か
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 11:01:45.08 ID:1c6Bpp4TO
わざわざ知らせてくれるのはソフィア優しいのか
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 12:41:13.10 ID:trjAtH7Co
おつーです
やっぱりかつての敵が味方してくれるのいいなぁ!
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 13:37:53.21 ID:9oaxUVODo
おつ
吹雪下でも制限付きで動けるようになった矢先に猛吹雪が…
366 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/05(日) 17:28:53.84 ID:ntyJeD7u0
サインモドキ軍団は実のところものすごくやばい戦力です。ソフィア氏がその気になればセイントレア等の大国を一方的に蹂躙することも不可能ではないかもしれません。しかしながらソフィア氏自身は戦争屋ではない(武器商人ではある)ため、自分自身が他国を侵略する目的でサインモドキ軍を運用する予定はないようです
ソフィア氏は倫理観のないマッドサイエンティストですが、今回は竜神村にわざわざ予告をしてくれるという優しさらしきものを見せました。それがどのような意図によるものなのかは今のところわかりませんが、期日が判明した以上クロシュさんたちは期日中にがんばらなければならないようです
レイン氏が味方になってくれるのはとても心強いことです。そういえばレイン氏はシノホシの恐るべきテロリストですが、クロシュさんにとっては味方だった印象の方が大きいかもしれません……(浮島国編など)。どちらにせよレイン氏が味方でいてくれるのはとても心強いことなので、この機会を上手に活用していくのが良いでしょう
目前に危機が迫ってきている場合、吹雪だからといって家にこもっているわけにはいきません。そして猛吹雪の予報となってしまったので、明日もし外に出て何らかの行動をする場合はけっこう大変かもしれません。なお家から出なければペナルティは発生しないため、無理をせず家の中でできることを着実にやっていくというのも手であります
367 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/05(日) 17:29:20.68 ID:ntyJeD7u0
アインズ「何? それはつまり……ソフィア・ロスチャイルドの奸計を粉砕する策がある、ということか?」
レイン「策など必要ない。正面から突撃して叩き潰せば良いのよ」
リュアン「ええっ!? ちょ、ちょっと待ってください! 坑道は暗くて危険なんですよ!?」
レイン「エルダーサキュバスが闇を恐れるとでも?」
妖精「確かにエルダーサキュバスなら夜目も効きそうだけど……。でも、あの坑道には今……勇者サインを模したすごく強い奴がいるんだ! たぶん……何体も……!」
セイン「ああ。一人で突貫するのはむざむざ討ち死にしにいくようなものだ」
レイン「チッ……ならばどうしろと?」
ダウン「その為にどうやって坑道を攻略しようかってみんなで考えてるのよ〜」
レイン「……」
アインズ「……ソフィア・ロスチャイルドとは何らかの因縁があるようだな。であれば……協力しないか?」
レイン「……」
妖精「私たちの実力は知ってるでしょ? 弱体化はしてるけど……レインの背中くらいは守れると思う」
レイン「……わかったわ。別に、一人で粋がる場面でもないしね」
リュアン「レインさん……!」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ
レイン「ただし、私の目的はあくまでソフィア・ロスチャイルドとその謀略の完全破壊。他の瑣末事に関与する気はないから、承知しておきなさい」
アインズ「わかった。エルダーサキュバスの力、頼りにさせてもらうぞ」
☆レインが坑道突撃隊に加入しました
(既に信頼を得ていたため判定は省略)
◇
368 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/05(日) 17:30:42.21 ID:ntyJeD7u0
―樹氷の森
妖精「よし、そういうわけで今日は別の入口がないか周辺を探索――」
ユウリ「主ら〜」ヌッ
クロシュ「んわっ!?」
フメイ「昨日の……ゾンビ!」
聖女「フメイさん……リビングデッドとゾンビは同じではないのです……」
フメイ「えっ、そうなの?」
リュアン「ええと……このゾン……リビングデッドさんは、一体……?」
ユウリ「わらわと遊ばぬか?」
妖精「ええ……」
アインズ「……すまん。恨まれはしなかったが……気に入られてしまったかもしれん……」
クロシュ「……遊んであげる……?」
レイン「馬鹿馬鹿しい。このようなアンデッドなど滅してしまえば良いでしょう」
アインズ「それができれば苦労はしない。何人もの術師が試みたが全て失敗に終わり、逆に呪い殺されることもあった」
ユウリ「およ? 主……明るい魂をしておる……」
セイン「?」
ユウリ「わらわ……主との戦を所望ぞ」
セイン「??」
ユウリ「沈黙は肯定………主の魂はわらわのものぞ!!」ズオッ!!
セイン「!!」
クロシュ「んわわ!?」
妖精「な、なに!?」
アインズ「わからん! セイン、とにかくお前は逃げろ!」ジャキッ
セイン「いや……問題ない」
魔銀の剣「」シャキン
セイン「相手方に帰ってもらう」
↓1コンマ
01-05 呪われてしまった!
06-90 帰ってもらった
91-00 成仏
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 17:43:35.62 ID:de75N4w90
あ
370 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/05(日) 20:31:50.90 ID:ntyJeD7u0
ドッギャァァァァン!!
吹っ飛ぶユウリ「ひゃああああ〜〜」ヒューン――
魔銀の剣「」カチン
セイン「探索を始めよう」
アインズ「……!? セイン貴様、何者だ?」
セイン「今はクロシュたちの護衛だ」
フメイ「ふふん。セイン、一番強い」ドヤッ
セイン「いや……今の僕は一番とは程遠い。例の勇者モドキよりも遥かに劣っていた」
フメイ「むー……」
妖精「勇者モドキがどれだけいるかはわからないけど、対策は必須だよ。この前は1人だけだったから人数差でなんとか勝ったけど……もし2人いたら勝ち目はたぶんなかった……」
アインズ「……武力で敵う相手ではない、ということか……」
レイン「チッ……胸糞悪い話ね」
妖精「弱点か何かがあれば良いんだけど……」
◇
371 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/05(日) 20:32:19.10 ID:ntyJeD7u0
―樹霜の森
ガサゴソ…
クロシュ「……」ガサゴソ
フメイ「んー……別の入口、なさそう」
聖女「やっぱりそんなに都合よくはいきませんね……」
タタタタタッ
ヴィトナ「お前たち。何、してる?」ザザッ
クロシュ「ヴィトナさん!」
フメイ「坑道の入口、探してる」
ヴィトナ「坑道の……入口?」
聖女「はい。えっと……事情をお話しても大丈夫でしょうか……?」
フメイ「いいと思う」
聖女「では……竜神村が置かれている状況について、簡単にお話しますね」
カクカクシカジカ
ヴィトナ「8日後……山に住むもの、皆殺し……!?」
クロシュ「うん……」
聖女「それで私たちは、坑道攻めの為の手がかりを探しているのです」
ヴィトナ「むう……」
フメイ「ヴィトナ、なんか知らない?」
ヴィトナ「わからない……」
聖女「そうですか……」
ヴィトナ「でも、皆殺し、困る……。私もお前たち、手伝って、いいか?」
聖女「本当ですか……!?」
ヴィトナ「ああ。群れを、守りたい」
クロシュ「わあ……!」
フメイ「おお〜」
クロシュ「群れの、オオカミさんたち……だいじょうぶ……?」
ヴィトナ「ロンドンからもらった干し肉、食いつないでる。大丈夫だ」
クロシュ「んへへ……」
ヴィトナ「私いなくても、しばらく大丈夫のはず。お前たち、協力する」グッ
クロシュ「うん!」
☆ボレアスルクスのヴィトナが坑道突撃隊に加入しました
フメイ「……ん? そういえばヴィトナ、群れの掟で坑道に入れないんじゃなかったの?」
ヴィトナ「掟、大事。でもこういう時は、破っていい」
フメイ「お〜」
クロシュ「わ〜」
聖女「柔軟な運用です……!」
☆ヴィトナが坑道突撃隊に加入しました
(既に信頼を得ていたため判定は省略)
↓1コンマ 探索
01-60 凍った温泉
61-90 別の坑道入口
91-00 小さな祠
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 20:34:30.89 ID:sgBCqjkgO
あ
373 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/05(日) 21:43:51.06 ID:ntyJeD7u0
ガサゴソ…
雪に埋もれた巨大なダクト「」ポン!
ヴィトナ「……これは……何だ?」
聖女「大きな……筒です! ほとんど雪に埋まっていますが……」
妖精「……空気の流れがある。かなり奥深くまで通じてるみたい」
リュアン「通気口かもしれません。鉱山は換気が大事という話を聞いたことがあります……!」
アインズ「我々が並んで通れる程度の大きさはあるな。中はどうなっているか……」
レイン「ソフィアの潜伏場所に直通だったりしないかしら」
妖精「流石にそこまで都合良くはいかないと思うけど……でもここならソフィアの裏をかいて坑道に突入できるかもしれない。場所を覚えておこう」
☆坑道通気ダクトを発見しました
◇
374 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/05(日) 21:48:00.39 ID:ntyJeD7u0
―竜神村 滞在11日目 天候:猛吹雪
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武: 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:煤けた不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◇セイン [勇者スライム]
武:魔銀の剣 盾: 飾:
武: 防:旅人の服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*5 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*1 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
光属性の中級魔導書 オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*1
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・山越えの手段または道筋を探す
◯努力目標
・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
・坑道に潜む者の正体を暴く(達成!)
・異常気象の原因を突き止める
・?(未解放)
◯個人目標
・世界樹の石炭 [3/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ 近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女 近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、坑道入口、坑道通気ダクト、他
……………………………………………………………………………………
375 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/05(日) 21:49:01.90 ID:ntyJeD7u0
―朝
ダウンの家 居間
窓の外「」ビュゴオオオオオオ――!!
セイン「……猛吹雪だ」
フメイ「またぁ……?」
スライムクロシュ「〜〜…」モニョニョ…
ダウン「今日は大人しくするしかないわねぇ……。こんな日に外に出たら、ソフィアちゃんと戦う前に死んじゃうわぁ……」
聖女「……大丈夫でしょうか。予告の日まで、今日を含めてあと7日しかありません……」
レイン「……焦っても仕方ないわ。あと6日の猶予はある。ソフィアは最低の外道だけれど、約束事は律儀に守る女だったわ」
リュアン「ソフィアさんのことがよくわからなくなりそうです……」
妖精「どうしても外に出たい場合は私に言って。自然魔法で吹雪の影響を和らげられるから。でも絶対安全にできるわけじゃないから、長時間の外出は厳禁だよ」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
聖女「こういう日は情報の整理をしたり対策を話し合ったりするのも良いかもしれませんね。話し合ってる内に思わぬ解決策が見つかったりするかもしれません」
フメイ「ソフィアの弱点とか、恥ずかしい話とか、レインに聞いてみる?」
リュアン「彼を知り己を知れば百戦殆からず、っていうコトワザもあるけど……ちょっと気が引けちゃうなあ」
メアリー「……デロデロのお話をするのも……おすすめです……」ヌッ
リュアン「わ、メアリーさん!」
メアリー「……最近……デロデロのお話ができなくて、寂しいです……。導師クロシュ……私と、お話を……」
スライムクロシュ「〜〜?」モニョニョ
妖精「私たちは忙しいの! 穀潰しの身なんだから大人しくしててよね」
メアリー「穀潰しになりたくてなっているわけではありません……」
◯猛吹雪の日に外で活動する場合、コンマにマイナスの補正がかかる場合があります
活動する場所や時間に応じて満腹度が減少し、満腹度が一定以上減ると翌日の自由行動数も減少します
そして満腹度が0になると空腹で行き倒れ、翌日行動不能になります。ご注意ください
竜神村滞在11日目。17日目にソフィアの犯行予告あり
↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-90 ロンドン
91-00 招福
↓1〜3 自由安価 何をする?(猛吹雪のため屋外活動にペナルティあり)
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 21:49:34.13 ID:nvtztj/20
ユウリの話を聞いてみるクロシュ
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 21:50:01.11 ID:4vJ4aY9WO
メアリーをクロシュ教に勧誘しつつ、坑道部隊で活躍しないかと説得
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 21:57:09.09 ID:de75N4w90
再び所持してる本で座学
379 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/05(日) 23:14:38.20 ID:ntyJeD7u0
―ダウンの家 客室
窓「」コンコン
クロシュ「?」
妖精「んん? 雪に混じって石か何かでも飛んで……」
窓向こうにいるユウリ「」コンコン
妖精「ええ……」
セイン「……追い払うか」
クロシュ「……でも……さむいのかも……」
妖精「リビングデッドなら寒さは平気だと思う」
クロシュ「そうなの?」
妖精「暖かいと腐っちゃうからね」
クロシュ「わあ……」
フメイ「じゃあフメイが焼いたら、嫌がる?」
妖精「それは誰でも嫌がると思う……」
*
窓「」ガラッ
ユウリ「昨日の果たし合い、まこと趣深き催しであったぞ」
セイン「そうか……」
妖精「寒いから窓閉めてくれない? 中入って来て良いから」
ユウリ「わらわ、ぬくいのは苦手ぞ」
フメイ「腐っちゃうから?」
ユウリ「であるぞ」
妖精「自分が動く死体だってことはわかってるの?」
ユウリ「であるぞ」
クロシュ「……なんで、死体なのに、動いてるの……?」
ユウリ「わらわの反魂術ぞ」
妖精「そういえば死者蘇生できるって言ってたっけ……。自分自身もその術でアンデッドとして蘇らせたってことか」
ユウリ「であるぞ。たぶん」
フメイ「たぶん……」
ユウリ「わらわ、昔のことはよく覚えておらぬゆえ」
クロシュ「そうなんだ……」
妖精「記憶の欠落はリビングデッドなら珍しいことじゃない……というか記憶だけで済んでるのはかなりすごいかも。普通のリビングデッドは記憶どころか意思とか人格も失ってることが多いんだ」
フメイ「腐っちゃうから?」
妖精「それもあるけど、腐ってなくてもダメな場合が多い。ほとんどの生き物は脳っていう器官で知性とか記憶を保持しているんだけど、死を迎えるとこの器官が不可逆的に――」
フメイ「?」
クロシュ「?」
セイン「?」
ユウリ「?」
妖精「……ま、まあとにかくほとんどのリビングデッドはこんなにはっきりした人格を持たないってこと! もしかしたらユウリは生前ものすごい術師だったのかもね」
ユウリ「フフフ……であるぞ」
フメイ「そういえば、ゾンビはもっとうあ〜って感じだった」
妖精「ゾンビっていうのはリビングデッドとまた違ってね……。いやまあ、近い存在ではあるんだけど……」
◇
380 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/05(日) 23:16:16.09 ID:ntyJeD7u0
―ダウンの家 客室
ガチャッ
クロシュ「こんにちは……」トコトコ
メアリー「……! 導師クロシュ……まさか、私の願いを聞き届けて……?」
リュアン「ええと……その……」
聖女「勧誘に来ました……!」
メアリー「勧誘……?」
*
メアリー「なるほど……クロシュ教の信徒になれ、と……」
クロシュ「そうなの?」
聖女「なりませんか?という提案です! フェルメールさんがクロシュ教のナンバーゼロ……だったと思うので、今クロシュ教に入ればメアリーさんはナンバーワンになれます!」
メアリー「それは……どのような意味の番号なのですか?」
聖女「……ど、どのような意味でしょうか?」
リュアン「えっ!? 私も知りませんよ……!?」
聖女「………数字が小さいほど偉い、みたいな感じだと思います」
メアリー「そうですか……。ふふ……フェルメールらしい遊び心ですね」
リュアン「遊び心……なのでしょうか」
メアリー「ですが残念ながら……私はデロデロの信徒です……。デロデロから離れた導師クロシュを個人的に信仰することは、できません……」
聖女「そうですか……。わかりました。メアリーさんのご意思を尊重致します」
リュアン「……メアリーさんほどの敬虔なデロデロ信徒なら、きっと引き抜かれてはくれないだろうと思ってました」
メアリー「私のことを、よくご理解いただけたようで……」
リュアン「でも、それなら……ソフィア・ロスチャイルドの退治をご協力いただくことはできませんか……?」
メアリー「……最近この村を騒がせている邪悪科学者、ソフィア・ロスチャイルドの件ですか」
聖女「はい。彼女を放っておけば、この山は大変なことになる……という犯行予告がありました。デロデロに直接関係する事案ではありませんが……」
リュアン「でも……ソフィア・ロスチャイルドはいたずらに苦しみと哀しみを増やそうとしています……!」
メアリー「……だから、その邪悪科学者を止める為に協力して欲しい……というのですね」
聖女「はい。もちろん、無理強いはしませんが……」
↓1コンマ
01-60 デロデロにしても良いなら
61-90 もっとお喋りしてくれたら考えます
91-00 ???
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/05(日) 23:23:46.77 ID:lNvEVdtwo
でろー
382 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/05(日) 23:41:14.88 ID:ntyJeD7u0
メアリー「……私はまだ……その、ソフィア・ロスチャイルドという者のことを詳しく知りません。もしかしたら……真摯に話し合えば、デロデロのことをわかってくれる人かもしれません……」
聖女「それはまあ、確かにそうですね……。話し合いで解決できるなら、私もそれが一番だと思います……」
メアリー「ですから……あなた方の提案に頷くことは……できません」
リュアン「はい……」
メアリー「……もし、今後お時間があったら……ソフィア・ロスチャイルドのことや……導師クロシュさんのこと……あなた方のこと……もっと、教えていただけますか?」
クロシュ「!」
聖女「はい、もちろん良いですよ!」
リュアン「……クロシュちゃんたちを、デロデロに勧誘する気ですか?」
メアリー「まあ、そういう意図もないわけではないですが……。どちらかと言えば、純粋にあなた方のことやソフィア・ロスチャイルドのことを知りたいという気持ちがあります。ここで一日中ぼーっと過ごすのも、退屈で死にそうなので……」
リュアン「そ、それはまあ……すみません、お構いできず。ここ最近は忙しくて……」
メアリー「時間があったらで構いませんので。よろしくお願い致します」
☆メアリーにもっとお話するよう頼まれました
◇
383 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/05(日) 23:42:45.04 ID:ntyJeD7u0
―ダウンの家 客室
リュアン「……」
光属性の中級魔導書「」ペラッペラッ
聖女「……」
運命変転の魔導所「」ペラッペラッ
妖精「リュアンと聖女は真面目に勉強してて、フメイはセインを連れて吹雪の中炎魔法の練習……。みんなすごいがんばり屋だなあ」
クロシュ「んへへ……」
妖精「クロシュも何かする?」
クロシュ「……味見の、練習……?」
妖精「……クロシュ、最近またちょっと穀潰しになってきてない?」
クロシュ「んぇ……!?」
妖精「ふふ、冗談だよ。ゆっくり休息するのも大事なことだしね。じゃあ私たちは味見の練習でもしてよっか」
クロシュ「ん!」
↓1コンマ
01-15 フメイ 特殊+1 [1/3]
16-30 リュアン 特殊+1 [2/3]
31-45 聖女 特殊+1 [1/3]
46-55 フメイ 特殊+2 [2/3]
56-65 リュアン 特殊+2 [3/3]
66-75 聖女 特殊+2 [2/3]
76-80 フメイ 特殊+3 [3/3]
81-85 リュアン 特殊+3 [3/3]
86-90 聖女 特殊+3 [3/3]
91-98 フメイ・リュアン・聖女 特殊+3 [3/3]
99-00 ???
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/06(月) 00:02:39.83 ID:BPhBNyDWO
あ
385 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/06(月) 00:49:46.63 ID:eYqtMy5W0
リュアン「……」
光属性の中級魔導書「」ペラッ
――『日属性』
――『光属性に極めて似た性質を持つ希少属性』
――『根源的には、星属性の異相であるとされる。日属性こそが本来の星属性だとする学説もある』
――『星属性よりも炎、雷、命属性への転化効率に優れる』
――『もしこれを読んでいるあなたが日属性である場合、次のステップは日属性の魔導書にするのが良いだろう』
――『なお当出版社では、日属性の魔導書は取り扱っていない。術師が少なすぎて売れないためである』
リュアン「……」スッ
白い光「」ポウ…
リュアン「……」グッ
熱い光「」ジジジ
リュアン「……」グッ
帯電する光「」バチバチ…
リュアン「………」スッ
シュウン――
リュアン「……いやいや。いやいやいや……」
光属性の中級魔導書「」
リュアン「……嘘でしょ。流石に……」
光属性の中級魔導書「」
リュアン「……ええ……どうすればいいの、これ……」
☆リュアンの真の属性が判明しました
パッシブスキル〈薄明〉が強化されました
◇
386 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/06(月) 00:50:37.74 ID:eYqtMy5W0
というわけで本日はここまで
いろいろありつつ調査を進めるクロシュ一行でした。レイン氏の勧誘に成功したり、ユウリ氏をふっ飛ばしたり、ヴィトナさんの勧誘に成功したり、ダクトを発見したり、ユウリ氏とお話したり、メアリーちゃんとお話したり、みんなでお勉強をがんばったり、クロシュさんが味見の練習をしたり、リュアンちゃんの真の属性が判明したりしました
炎属性のフメイちゃんに加えてリュアンちゃんが日属性となるとパーティの火力がだいぶあがったような気がしますが、現時点ではリュアンちゃんはまだまだ駆け出し魔法使いなのでそれほど大きな変化はありません。リュアンちゃんの今後の活躍にご期待くださいませ
そして未だ明らかにならぬ最後の努力目標……。実のところそれを達成するか否かにより、何かが大きく変わったり変わらなかったりするかもしれません。あかちゃんスライムの今後の活躍にご期待くださいませ
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/06(月) 01:33:39.26 ID:eZq1f31Yo
おつ
日属性…太陽の力か、そういうのもあるのね
鬼を斬るのに適してそうな属性だ
388 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/11(土) 14:46:00.51 ID:EswNn71O0
日属性は太陽のパワーなので、鬼や吸血鬼やゾンビといった闇に属す者に対して大きい効果を発揮することがあります。今後そのような敵が現れた場合、リュアンちゃんは活躍するかもしれません
そして余談ですが、オノゴロで採れるヒヒイロカネはこの日属性のパワーを秘めた鉱物であるという噂もあります。ヒヒイロカネで造られた神剣アマノムラクモの持ち主であったオノゴロの神アマテラスは太陽神だったと言われているため、信憑性はあるかもしれません
389 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/11(土) 14:46:29.88 ID:EswNn71O0
―竜神村 滞在12日目 天候:吹雪
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武: 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:煤けた不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◇セイン [勇者スライム]
武:魔銀の剣 盾: 飾:
武: 防:旅人の服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*5 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*1 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
光属性の中級魔導書 オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*1
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・山越えの手段または道筋を探す
◯努力目標
・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
・坑道に潜む者の正体を暴く(達成!)
・異常気象の原因を突き止める
・?(未解放)
◯個人目標
・世界樹の石炭 [3/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ 近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女 近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、坑道入口、坑道通気ダクト、他
……………………………………………………………………………………
390 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/11(土) 14:48:41.10 ID:EswNn71O0
―朝
ダウンの家 居間
窓の外「」ビュオオオオオ――
リュアン「昨日よりは弱まりましたね……」
ダウン「でも、村の外はまだかなり荒れているはずよ。もし村外へ調査とかに行くなら慎重にね」
レイン「……勇者モドキへの対策と、坑道探索の準備……後は、何が要るかしら……」
アインズ「……提案なんだが、一度あのダクトに入ってみないか?」
リュアン「えっ!? あ、危ないんじゃ……!?」
アインズ「危ないのは百も承知だ。しかし現時点では、あのダクトがソフィア攻略に使えるかどうかもわからん。一度潜ってみて、どこへどのように繋がっているのか調べる必要がある」
妖精「それはまあ確かに……。でも危ないのは本当に危ないから、坑道に詳しい人の案内とかはやっぱり欲しいよ」
アインズ「リーシアに依頼してみるか。腹の底は見えんが、腕は確かなようだからな」
◯坑道通気ダクトに侵入して事前調査できます
ガイド役がいると安全です
竜神村滞在12日目。17日目にソフィアの犯行予告あり
↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-90 ロンドン
91-00 招福
↓1〜3 自由安価 何をする?(吹雪のため村外活動にペナルティあり)
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 14:49:23.12 ID:4SPyroDc0
ユウリとお料理
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 14:53:19.96 ID:GkjRILnAo
リーシアさんにダクトのこと話して危険性を確認
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 14:55:54.94 ID:XeHcf9YJ0
アッシュからこれまでの旅の思い出話を聞く
394 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/11(土) 16:47:02.30 ID:EswNn71O0
―ダウンの家
ガチャッ
アッシュ「おう、俺を呼んだか!?」スタスタ
リーシア「呼びましたか〜?」スタスタ
ユウリ「わらわを喚ぶ声は誰ぞ?」ヌッ
妖精「あ、うん……一人呼んでないのも来ちゃったけど、まあいいや。坑道探索についてちょっと話したくて」
アッシュ「お、坑道探索の話か?」
アインズ「ああ。アッシュ、私たちと共に探索する気はないか?」
アッシュ「いいぜ! 俺も参加希望を伝えに行こうと思ってたんだ」
聖女「そうなのですか?」
アッシュ「ああ。やっぱ人数は多い方が良いからな。もし怪物と出くわしてもお前たちと一緒なら簡単に撃退できるだろ? もちろんリーシアとも話し合い済だぞ」
リーシア「はい〜。でも人数が多いと統率も乱れやすくなりますから、私の指示にはしっかり従うことが条件ですねぇ」
アインズ「こちらから意見や要望を伝えることは問題ないか?」
リーシア「もちろんです。可能な範囲で実現できるよう努力しますが、最終的には皆さんの身の安全を最優先にさせていただきますよぉ」
アインズ「わかった。私は問題ないが、お前たちも良いか?」
妖精「うん。安全第一でお願いしたい」
聖女「同じくです!」
リュアン「私も大丈夫です」
フメイ「ん」
クロシュ「うん」
セイン「ああ」
ユウリ「ぞ」
リーシア「決まりですね〜」
☆突撃隊にアッシュが加入しました
☆坑道ガイドのリーシアを雇いました
*
395 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/11(土) 16:47:35.16 ID:EswNn71O0
―ダウンの家 居間
ヴィトナ「私、呼んだか?」ヒョコ
妖精「うん、呼んだ」
アッシュ「ヴィトナちゃんも来るのか!?」
ヴィトナ「ああ」
レイン「随分騒がしいわね……。何、こんなに大人数で行くの?」コツコツ
アッシュ「……ん!? あんたは……まさか、シノホシの――!?」
レイン「その話はソフィアを葬った後で聞いてあげる。今はただの協力者として覚えておきなさい」
アッシュ「お、おお……何にせよ心強ェ味方には違いない! よろしく頼むぜ!」
アインズ「大所帯になってきたな。ここらで各人の戦術や得意分野を聞いておきたいが、構わないか?」
レイン「そうね。その辺は最低限把握しておきたいわ。味方の誤射で死ぬなんて嫌でしょう?」
リーシア「そうですねぇ。私も是非お聞きしたいです〜」
*
アッシュ「――そして前回の坑道探索で、左腕と親友を失ったんだ。迂闊だったよ……俺たちならガイドなしでもやれるって思い込んでたんだ。馬鹿だよな……」
アッシュの左腕の義手「」グッパッ
アッシュ「この義手はな、あいつの使ってた篭手を改造したものなんだ。これを付けて、伝説のドワーフ古代都市を拝むまで……俺は死ねねェんだ……」
レイン「……弔い、ということね」
アッシュ「弔い……なのかな。とにかくあいつの無念を晴らさなきゃ、俺自身がもうダメなんだ。他の冒険をしても全然心躍らねえ。この坑道探索を完遂させなっきゃ、終わっちまうかもしれねえ」
フメイ「……それが、ろまん?」
アッシュ「……ああ。ロマンと決着を付けるんだ。俺とあいつが夢見た、ロマンとな……」
☆アッシュの冒険譚を聞きました
リーシア「ちなみにアッシュさんの得意戦術はレイピアと雷魔法を用いた高速戦闘ですよぉ。ワイヤー付きの義手を射出して電気を流したり遠くのものを掴んだりするという隠し技もあります〜」
アッシュ「ワイヤー義手は別に隠し技じゃないぜ。手が飛ばせたら探索にも便利だと思って付けたんだ。崖から落ちても義手を飛ばして崖に掴まれば死なないだろ?」
アインズ「生き残る為の技術でもある、ということか」
アッシュ「おう! 遠くにあるものを取って欲しかったら言ってくれよ」
ダウン「じゃああそこにあるクッキーの袋を取ってもらっても良いかしら?」
やや離れた位置にあるクッキー袋「」
アッシュ「任せろ!」グッ
射出される義手「」バシュンッ!
ガシッ!
戻って来る義手「」ギュオオオッ
ガチンッ!
クッキー袋「」ポン!
フメイ「おお〜!」キャッキャ
ダウン「すご〜い!」キャッキャ
ヴィトナ「これ、どうなってる……!?」
アッシュ「電気の力でワイヤーを巻き取る……らしい。詳しい仕組みは知らねえ! マーベル工業の技術力は世界一ってことだ!」
妖精「マーベル工業……」
*
396 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/11(土) 16:49:14.90 ID:EswNn71O0
―ダウンの家 台所
聖女「居間の方では皆さんが坑道探索に向けて話し合いをしているので、その間にごはんを作りましょう」
リュアン「はい」
セイン「手伝おう」
クロシュ「ん!」
ユウリ「わらわも腕を振るおうぞ」ヌッ
聖女「……!? ええと……ユウリさんは、お料理ができるので……?」
ユウリ「無論ぞ」
リュアン「あの……アンデッドの方の料理って、衛生的に大丈夫なんですか……?」
聖女「普通に考えれば全く大丈夫ではないです……。でもユウリさんは他のアンデッドよりも綺麗ですし腐敗も進んでいないようなので……ちゃんとしっかり浄化すれば大丈夫かもしれません……」
ユウリ「ぞ」
聖女「念の為、衛生管理は徹底していただきましょう……」
↓1〜2 食材を1〜3つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉
魚介:ワカサギ、ユキタニシ、ザリガニ
野菜:野草、ヒエヒエキノコ、ゴボウの根っこ
穀物:ヤマイモ、パスタ、船旅ビスケット
果実:どんぐり、ユキイチゴ
卵乳:トリの卵、粉ミルク、カビチーズ
特殊:ゼラチン、岩塩、角砂糖、香辛料、星の粉
↓1コンマ(料理上手+70)
001-025 ひどい
026-050 まずい
051-100 ふつう
101-150 うまい
151-000 すごい
↓2コンマ
01-05 食中毒
06-00 問題なし
※食中毒の場合、料理のランクが3段階下がり、人間の仲間が行動不能に陥ります
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 16:52:58.77 ID:QV0aMQ5Io
どんぐり野草
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 17:07:38.64 ID:2aNHzMJpO
ワカサギ パスタ 香辛料
399 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/11(土) 18:54:54.72 ID:EswNn71O0
妖精風ワカサギペペロンチーノ「」ポン!
リュアン「香辛料は衛生の味方です!」
クロシュ「わ〜!」パチパチ
聖女「聖ヴァレリオの遺した秘伝パスタのレシピを、ここにある食材でアレンジしてみました。お魚を使ってしまったので聖ヴァレリオには怒られてしまうかもしれませんが……」
セイン「どちらかと言うと、アンデッドを料理に携わらせたことの方が怒りそうだが……」
聖女「……ま、まあユウリさんもしっかり手を洗ったり髪をまとめたりしてくれましたし……。問題はないはずです……!」
ユウリ「フフフ……であるぞ」
クロシュ「うん!」
*
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
フメイ「〜〜♪」モグモグ
セイン「……♪」モグモグ
メアリー「……」モグモグ
ユウリ「フフフ……わらわの腕前を味わうが良いぞ」
アインズ「これが……ペペロンチーノ!」モグモグ
アッシュ「どんぐりって聞いてちょっとビビったが、砕いてまぶされると美味いんだな!」モグモグ
妖精「どんぐりは万能食材だからね」モグモグ
ヴィトナ「こんな食べ方もあるのか……! 料理、不思議だ……!」モグモグ
聖女「ヴィトナさんのお口にも合いましたか? 良かったです」ニコニコ
リーシア「ふふ……たまにはこういう料理も悪くないですねぇ〜」モグモグ
☆うまい料理を食べて元気になりました
明日の終わりまで余剰満腹度+3、戦闘コンマ+10、寒さ耐性◯
◇
400 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/11(土) 18:55:27.50 ID:EswNn71O0
―ダウンの家
妖精「よし、じゃあお昼ごはんを食べたところで――」
リーシア「ダクトのことですね?」
アインズ「ああ。あそこから侵入してソフィアに奇襲をかけることはできそうか?」
リーシア「そうですねぇ……。私の知る坑道図と照らし合わせれば、そのダクトがどこへどのように繋がっているかの予想は可能ですが……未知の領域もありますので断定はできないですねぇ……」
ヴィトナ「リーシア、ダクトのこと、知ってたか?」
リーシア「存在自体は知っていましたけど、実際に目にしたり通ったりしたことはなかった……という感じです」
リュアン「あの……もうずっと昔に放棄された通り道なんですよね? 腐食して壊れたりとかはしてないんでしょうか……?」
リーシア「その点に関しては大丈夫ですね〜。古ドワーフの建造物はすごく頑丈で経年劣化も遅いですから、まだまだ使えると思いますよぉ。意図的な破壊や罠の設置がなければ、ですけどねぇ」
レイン「普通の坑道と比べて、安全性はどっちがマシ?」
リーシア「どっちもどっちですかねぇ。ダクトは危険な野生生物が入りにくいという利点が考えられますけど、そうなると古ドワーフの警備ゴーレムや攻撃設備が今でもフル稼働している可能性が高まります」
アインズ「警備ゴーレムか……それは強いのか?」
リーシア「いろいろな種類がいますが、個々の実力で言えば私たちの方が上であるかと思いますねぇ。問題は数です」
妖精「数……」
リーシア「はい〜。一度発見されると外敵を排除するまでひっきりなしに湧き続けるんです。恐らく山脈のどこかでゴーレム生産工場が今も稼働していると思われるのですが……それがどこかまでは私もわからないですねぇ……」
アッシュ「……俺の左腕と親友をぶっ殺していったのも、ゴーレムだった。古ドワーフのゴーレムは、魔法使いが使役するゴーレムとも違うし、現代の魔導機械とも違う感じだ。確かに個々の強さは大したことなかったが、甘く見ちゃいけねえ」
アインズ「なるほど……。ソフィアはそれを利用して、あえて坑道の奥深くに研究所を作ったのか」
リーシア「かもしれません。まあ何にしても、実地調査をしてみないとはっきりしたことは言えないですねぇ」
アインズ「……ふむ。やはり実地調査は必須か。であればいつ行く?」
リーシア「準備がお済みでしたら、本日早速でも大丈夫ですよ?」
妖精「通気ダクトの実地調査か……」
↓1〜 先取2票
1.今日行く(ペペロンチーノにより吹雪ペナルティ無効化)
2.明日行く(ペペロンチーノにより吹雪ペナルティ無効化)
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 18:56:05.54 ID:4SPyroDc0
2
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 19:30:34.74 ID:ConFQZ10O
2
403 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/11(土) 20:56:49.53 ID:EswNn71O0
妖精「準備を整えたいから、明日でも良い?」
リーシア「もちろんです。しっかり準備なさってくださいねぇ」
アインズ「予報によると明日も吹雪だが、ペペロンチーノのお陰か体が冷えにくいな。これなら明日村外へ出ても消耗を避けられるだろう」
☆明日の自由行動終了後、通気ダクトの探索を行うこととなりました
◆
―竜神村 滞在13日目 天候:吹雪
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武: 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:煤けた不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◇セイン [勇者スライム]
武:魔銀の剣 盾: 飾:
武: 防:旅人の服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*5 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*1 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
光属性の中級魔導書 オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*1
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・山越えの手段または道筋を探す
◯努力目標
・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
・坑道に潜む者の正体を暴く(達成!)
・異常気象の原因を突き止める
・?(未解放)
◯個人目標
・世界樹の石炭 [3/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ 近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女 近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、坑道入口、坑道通気ダクト、他
……………………………………………………………………………………
□坑道突撃隊
・ヴィトナ ・レイン ・リーシア
・アッシュ ・アインズ
404 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/11(土) 20:57:21.34 ID:EswNn71O0
―朝
ダウンの家
窓の外「」ビュオオオオオ
妖精「というわけで今日は準備を終え次第通気ダクトに行くよ」
クロシュ「ん!」
セイン「わかった」
船旅ビスケット缶「」ポン
マナブロック「」ポン
照鉱石「」ポン
薪束「」ポン
松明「」ポン
救急箱「」ポン
簡易テント「」ポン
聖女「……最低限の用意はできている……と言えるでしょうか」
妖精「うん。たぶん」
リュアン「あの、薪と松明がありますが……坑道の中で火を使うのは大丈夫でしょうか?」
妖精「通気口という名の通り、空気の流れが見えたよ。有害な気が滞留し続ける恐れはないから、暖を取れる火を持っていくのも良いと思って」
フメイ「なら、この光る石ころはいらないんじゃない。光ならフメイとリュアンとセインも出せる」
照鉱石「」ポン
妖精「まあ、たぶんいらないと思うけど……万が一魔力切れになったりあなたたちが光を出せない状況に陥った時、この石があればなんとか光源を確保できるでしょ? それに、可燃性の危険な気体が充満してる場所もあるかもしれないし」
フメイ「かねんせい?」
聖女「燃えやすいって意味です。フメイさんが火を付けたら、爆発してみんな丸焦げになっちゃう危ない場所ってことです」
フメイ「わ……。そんなとこがあるの?」
妖精「地下ってのはたまにそういう危ない場所もあるんだよ。気を付けてね」
フメイ「うん」
メアリー「……洞窟探検ですか」ヒョコ
リュアン「メアリーさん!」
メアリー「私は……いつでも暇なので……。お話相手になれますよ……」
クロシュ「うん」
フメイ「どんなお話でも聞いてくれるの?」
メアリー「もちろんです……。どうしたら、世界をデロデロにできるか、とか……。デロデロになる為のマインドセット方法とか……」
聖女「ちょっと話題が偏ってはいないでしょうか……」
メアリー「世俗的なお話も可能です……。例えば……恋愛について、とか……」
リュアン「本当に一気に世俗的になりましたね……」
フメイ「れんあいってなんだっけ」
クロシュ「えっと……レインさんが、サインさんのこと、好き、なんだって……」
フメイ「それがれんあい?」
クロシュ「うん。たぶん」
メアリー「ええ。それで間違っていないと思います……」
妖精「あんまり変なこと吹き込まないでね。フメイはともかくクロシュは素直すぎるから……」
竜神村滞在13日目。17日目にソフィアの犯行予告あり。本日の自由行動終了後通気ダクトの探索に向かいます
↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-90 ロンドン
91-00 招福
↓2〜4 自由安価 何をする?(寒さ耐性により吹雪ペナルティなし)
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 21:00:42.84 ID:4SPyroDc0
あ
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 21:01:20.57 ID:hR+UFRNwO
ユウリさんの反魂の術を見せてもらう
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 21:01:32.80 ID:QV0aMQ5Io
お話しつつメアリーの心の氷も溶かしつつ頬っぺムニュムニュする
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 21:03:27.90 ID:0gdIS3s7O
ロンドン来たし古代ドワーフの情報何か持ってないか聞き出す
409 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/11(土) 21:32:58.08 ID:EswNn71O0
急用が入ったため本日はここまで。次回、ユウリ氏の反魂術編、メアリーちゃんとコイバナ編、ロンドンさんと古代のお話編です
本日は突撃隊にアッシュ氏が加入したり、坑道ガイドのリーシア氏を雇ったり、アッシュさんの哀しい冒険譚を聞いたり、義手を見せてもらったり、ユウリ氏と妖精風ワカサギペペロンチーノを作って食べたり、ダクトの実地調査を決意して明日に持ち越したりしました
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 21:42:37.32 ID:0gdIS3s7O
乙
ソフィア倒せば大山脈編も終いか
もう大分佳境か
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/11(土) 23:22:22.57 ID:QV0aMQ5Io
ほぼほぼ大山脈のメイン戦力で殴り込みだから余裕の勝利よ
412 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/12(日) 19:22:11.09 ID:giH2UbGi0
ソフィアさんをどうにかできれば大山脈編の主要な問題は概ね解決すると言っても過言ではないかもしれません。ワルモノを一人やっつければ解決する問題というのはシンプルで良い問題です。とはいえ今後どのような展開が待ち受けているかは未知数です。気を付けていくのが良いでしょう
大山脈編における戦える人を大勢集めたので、戦力的にはすごく大きいと言えましょう。しかしながら勇者モドキの軍勢も非常に危険で危ないと考えられるため、禁物こそ油断と言えるかもしれません。念には念を重ね、念を加速させていくのが良いと言えるでしょう
413 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/12(日) 19:25:21.43 ID:giH2UbGi0
―ダウンの家
クロシュ「じゃあ……お話、する……?」
メアリー「!」パァァァ
フメイ「うれしそう」
メアリー「嬉しいです。では何のお話をしましょう……。やっぱり、デロデロ……?」
フメイ「んー……じゃあ、れんあい」
メアリー「……フメイちゃんは……好きな子……あるいは、気になる子がいますか……?」
フメイ「フメイ、クロシュ好き。集落のみんなも好き」
聖女「」ニコニコ
リュアン「」ニコニコ
妖精「」ニヤニヤ
クロシュ「」パァァァ
セイン「」コク
フメイ「……聖女とリュアンと妖精のことは、別に好きじゃない」
聖女「」ガーン!
リュアン「」ガーン!
妖精「」ガーン!
クロシュ「」オロオロっっっ
セイン「?」
メアリー「ふふ……でも、嫌いでもない……そうですね……?」
フメイ「まあ……」
メアリー「……フメイさんのそのお気持ちは、とても尊く素晴らしいものです。しかし……恋愛とは、違うものかもしれません……」
フメイ「そうなの?」
メアリー「恋愛は……増殖≠ニいう、生命の根源的営為に根ざした欲求、衝動の一種です」
フメイ「?」
クロシュ「?」
セイン「?」
リュアン「……???」
聖女「……」
妖精「……」
414 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/12(日) 19:27:54.95 ID:giH2UbGi0
メアリー「……スライムらしい言い方をするなら……相手と混ざり合い、新たな生命を成して、仲間を増やそうとする営み……です」
フメイ「それってデロデロのこと?」
メアリー「……混ざり合う、というところは少し似ていますが……。デロデロは、全てを一つにしたら、もう新たな命は生まれません。ですから……最初は似ていても、結果は全く異なります」
フメイ「そうなんだ」
セイン「新たな生命というのは、分体とは違うのか?」
メアリー「そうですね……。スライムの分体は、どちらかと言うと本体の延長上にある物体と言えますから……新たな生命とは、言いにくいのです。でも……長い間本体から離れていた分体が、独立して別個のスライムに成る事例もありますので……完全に分けて考えるべきでもありません……」
セイン「そうなのか」
クロシュ「えっと……どうして、混ざって、増えたいの……?」
メアリー「……それが生命の根源的営為だから、としか言えません」
クロシュ「こんげんてきえーい……」
セイン「レインは、サインと混ざり合って増えたかったということなのか?」
メアリー「そういうことになります」
フメイ「ソフィアも?」
メアリー「はい」
クロシュ「どうして……サインさんと、混ざりたかったのかな……?」
フメイ「レインに聞いてみる?」
妖精「どうだろう……。今のレインなら、怒ったりはしないと思うけど……」
メアリー「……クロシュさんは……新たな生命が誕生することを、どう思われますか?」
クロシュ「ほえ……?」
メアリー「生命は……苦しみを、避けられません……。生まれてしまえば……必ず苦しみ、のたうって……最期には、死ぬのです……。そんな、哀れな存在を……新たに生み出す営みは……害悪でしかないと、思いませんか……?」
クロシュ「……」
*
415 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/12(日) 19:32:53.44 ID:giH2UbGi0
―クロシュの夢 会議室
楽観クロシュ「んーん……おもわない!」
中庸クロシュ「……そうなの?」
楽観クロシュ「うん! だって……ミネルヴァさん、しあわせそうだった……!」
中庸クロシュ「……でも……ミネルヴァさん、すごく悩んでた」
楽観クロシュ「悩んだけど、最後には産むって、決めた! あいちゃん……ミネルヴァさんと、旦那さん……混ざり合って、できた……赤ちゃん……。きっと……ミネルヴァさんと一緒に……しあわせになる……!」
中庸クロシュ「……そうなったら……いいよね……」
悲観クロシュ「……ならないよ」モニョッ
楽観クロシュ「ほえ……!?」
悲観クロシュ「……わたしたちが、通りかからなかったら……ミネルヴァさんも、赤ちゃんも……ひどいこと、なってた……」
楽観クロシュ「んゅ……」
悲観クロシュ「たまたま……運が、良かっただけ……。きっと……未来は、かなしみが待ってる……」
楽観クロシュ「そんなこと、ないもん!」
悲観クロシュ「ある……」
楽観クロシュ「だって……わたしも……生まれてきたから、フメイちゃんと……みんなと、会えたもん!!」
悲観クロシュ「んゅ……」
楽観クロシュ「生まれなきゃ……しあわせに、なれないの!」
悲観クロシュ「でも……生まれなきゃ……くるしみも、かなしみも、ない……」
楽観クロシュ「……くるしい、かなしいより……いっぱい、しあわせになればいいの!」
悲観クロシュ「……じゃあ……しあわせに、なれずに、死ぬ命は……どうすれば、いいの……?」
楽観クロシュ「ほえ……」
悲観クロシュ「……魔族革命で……魔族の人たちに、蹴り殺されてた、人間の赤ちゃんのこと……覚えてる……?」
楽観クロシュ「……!」モニャッ
悲観クロシュ「あの子、きっと……しあわせも、よろこびも、あんまり知らないまま……死んでった……」
楽観クロシュ「……」
悲観クロシュ「……あの子だけじゃ、ない……。世界中に……そういう命、溢れてる……」
楽観クロシュ「んゅゅ……」モニャニャ
悲観クロシュ「それでも……生まれるのが、いいって……おもう……?」
楽観クロシュ「んゅゅゅ……」モニャニャニャ
混沌クロシュ「とうぜん」モニョッ
悲観クロシュ「んわ……」
混沌クロシュ「生まれてすぐ死ぬよわむしが悪い。しあわせは、強くて強いやつが勝ち取るものだもん」
悲観クロシュ「んゅ……」
秩序クロシュ「ちがうよ! 弱いことは、悪くないの!」モニョッ
混沌クロシュ「む……出た、おりこうなわたし……」
秩序クロシュ「みんなで仲良くして暮らせば……きっと、みんなで、しあわせになれるもん!」
楽観クロシュ「わ〜! おりこうなわたし、いいこと言った!」キャッキャ
混沌クロシュ「むむ……! おまえ、生まれるの賛成じゃないの!」
楽観クロシュ「あぇ……? えっと……なんだっけ……?」
中庸クロシュ「……」
悲観クロシュ「……あなたは、どうおもうの……?」
中庸クロシュ「………わかんない」
416 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/12(日) 19:33:36.93 ID:giH2UbGi0
クロシュ「………わかんない」
メアリー「……え?」
クロシュ「?」
メアリー「あ……失礼。てっきり……導師クロシュは、私に反対してくるものだと……」
クロシュ「……えっと……こういうこと……簡単に、結論出しちゃ……だめ、なんだって……」
メアリー「なるほど……。導師クロシュは、思慮深いお方なのですね……」
クロシュ「……メアリーさんは……やっぱり、誰とも……混ざりたく、ない……?」
メアリー「そうですね……。恋愛的な意味で、特定の誰かと混ざりたいとは……思いません……」
クロシュ「そうなんだ……」
メアリー「ですが……デロデロになりたいという思いは、大きい方だと思っております」
クロシュ「そうなの?」
メアリー「はい。デロデロは……恋愛的な意味での混ざりたいとは、異なるものです。デロデロの本質は、慈悲なのです。相手への執着も、見返りも求めない……無償の愛と言い換えることもできましょう。そんな大いなるデロデロに……私は還りたい……」
クロシュ「……!」ピコン!
デロデロ…ポン!
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
メアリー「……どうされたのですか、導師クロシュ。突然スライムの姿にお戻りになって……」
ピョンッ! モニョッ
メアリー「わっ!」
メアリーにくっついたスライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ
メアリー「一体……どういう……?」
デロデロ…モニョモニョ
メアリー(スライムの導師クロシュが、溶けて……私を包みこんで……。こ、これはまさか……デロデロ……!?)
メアリー(……いえ、違う……。体が溶ける感覚はない……。これは……)
メアリー(デロデロの……疑似体験……?)
↓1コンマ
01-05 うっかりデロデロにしかけた……
06-75 楽しかった
76-95 心の氷をデロデロにした
96-00 クロシュ教
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/12(日) 19:35:03.05 ID:PLmgMv090
あ
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/12(日) 19:36:26.87 ID:LmlSQ7mBo
んわー?!
419 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/12(日) 21:55:18.54 ID:giH2UbGi0
デロデロ…デロデロデロ…
メアリー(きもち……いい……)
メアリー(………いしき……とけ、て…………)
めありー(…………あ…れ……? これ……ほんと、に………でろ…でろ……)
デロデロデロ…モニャニャニャ!!
ピョンッ!!
スライムクロシュ「〜〜!!」モニャニャ!!
全裸メアリー「ぁ……ぅ……」ビクン…ビクン…
妖精「え、えええっ!?」
フメイ「な、何!?」
聖女「何が……起きたのですか……!!?」
*
スライムクロシュ「〜〜…」デロデロ
メアリー「……」
フメイ「えっと……クロシュが……メアリーと、デロデロごっこしてたら……ほんとに、デロデロになりそうになった……ってこと?」
聖女「はい……そのようです……」
妖精「まったくもう! 遊びでデロデロにしかけるなんて……! ちゃんと反省してね!」
スライムクロシュ「〜〜…」デロロ…
メアリー「……おやめください……。導師クロシュに……悪気はなく……」
妖精「悪気の有無は関係ないの! 人を一人デロデロにしかけるなんて……一歩間違ったら、取り返しのつかないことになってたかもしれないんだよ!」
メアリー「……いいえ。導師クロシュは……私の、願いを……叶えようと……」
妖精「だからそんなのは関係ないの!!」
メアリー「うぅ……」
メアリー(…………)
メアリー(デロデロは……やはり……)
メアリー(とても温かくて……気持ち良くて……天に昇るかのような……心地でした……)
メアリー(ああ……導師クロシュ……! やはり、あなたは……)
メアリー(クロシュヴィアに先立って世界を救う――真なる、デロデロの導師……!)
メアリー(どうか、どうか……その御心を……正しきことの為に……)
★メアリーのクロシュ好感度が大きく上がりました
◇
420 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/12(日) 21:57:25.85 ID:giH2UbGi0
―竜神村 広場
吹雪「」ビュオオオオオオ――
アッシュ「おう! みんな、準備はできてるか?」
妖精「ちょっとアクシデントもあったけど、ひとまずこっちは大丈夫だよ」
クロシュ「う、うん」
アインズ「アクシデント……? まあ問題ないなら良いが」
リーシア「昨日のペペロンチーノがまだ効いてますねぇ。体がポカポカです〜」
ヴィトナ「このぽかぽか……香辛料のお陰、と聞いた。香辛料、どこで採れる?」
レイン「この辺りには自生していないわ。行商人とかから買うしかないわね」
ヴィトナ「むう……」
ユウリ「およ? 主ら……わらわに黙って遠足とは、頂けぬぞよ」ヌッ
フメイ「出た」
聖女「ここのところ毎日来ますね……」
妖精「……私たち、もしかして取り憑かれた?」
アインズ「……かなり気に入られてるのは確かだ。適当にあしらってやってくれ」
ユウリ「ふむ……では、今宵はわらわの返魂術を味わわせてしんぜようぞ」
妖精「まだ昼間だよ。あとここにいる誰もまだ死んでない」
ユウリ「むう……誰ぞ、黄泉返らせたき者はおらぬか?」
アッシュ「蘇らせたき者……」
レイン「……下らないわね」
リュアン「否定する気は、ないですけど………」
アインズ「……わざわざ言うまでもないと思うが、リビングデッドとしての蘇生など碌なものではない。再会を願うほどの愛しき相手であれば尚のこと……このような邪法を試みるべきではない」
クロシュ「………」
フメイ「……クロシュ、蘇らせたいやつ、いるの?」
クロシュ「あ……んーん。えと……その子……完全に……消えちゃった、から……」
聖女「……デロデロ教徒ちゃんのこと、ですね」
クロシュ「うん……。不死鳥の、炎でも……きっと……」
ユウリ「ほう? 詳しく聞かせるぞよ」ヌッ
クロシュ「んわっ」
妖精「詳しく聞かせても、無理なものは無理だと思うけどなぁ……」
↓1コンマ
01-66 だめでした
67-99 なぜか世界樹の石炭パワーを得た
00-00 ???
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/12(日) 22:01:32.57 ID:M/DoYXANo
ぜろぜろ
422 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/12(日) 23:01:06.98 ID:giH2UbGi0
ユウリ「むむむむむ……ぞよ!!」カッ!!
シュウウウン…
クロシュ「?」
フメイ「?」
セイン「…」
リュアン「えっと……不発、ですか?」
ユウリ「むむう……。魂なくして反魂も何もないぞよ……」
妖精「普通に考えて、遺体も魂も残っていない者を蘇らせるなんて不可能だからね……。もしそれで何かが蘇ったとしても、それは意図してた相手とは全く別の何かだよ」
聖女「不発に終わって良かった……と思うのが良いのでしょうか……」
ユウリ「わらわ、まだまだ研鑽の余地ありぞ……!」
◇
423 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/12(日) 23:03:25.96 ID:giH2UbGi0
―樹氷の森
吹雪「」ビュオオオオオオ――
妖精「流石に村の外はかなり吹雪が厳しい……!」
リーシア「ペペロンチーノのぬくもりが残っているうちにさっさと行きましょう〜」
アインズ「……ん? あれは……」
雪に埋もれかけている通気ダクト「」
雪かきするドワーフ「えっほえっほ」ドサドサ
アッシュ「ありゃロンドンの旦那じゃねえか!」
ロンドン「ああん? アッシュの小僧と……随分大所帯だね?」
*
雪かきされた通気ダクト「」
妖精「わざわざ雪かきしてくれたの? ありがとう」
ロンドン「いやぁ、あたしらもここに隠れてる悪党に散々煮え湯飲まされてんのよ。んな折に面白ェダクトがあったもんだから、ちょいと整備してたってわけ。まさかアンタらが発見したもんだったなんてねェ」
アインズ「ドワーフたちの坑道探索はどうなっている?」
ロンドン「ああ……正直言って死ぬほど芳しくないね。位置の目星は大体付けてんけど、警備の兄ちゃんたちが強すぎんよ。坑道のこたぁウチらのが詳しいから、死人は出ちゃいねんだけど……。何人かはこっぴどくやられてブルっちまってさァ……。はァ〜天下に轟いたドワーフ帝国の末裔が情けねェったら……」
アッシュ「古ドワーフが坑道で遅れを取るほどだと……」
ロンドン「んでウチら、今真っ二つに割れてんのよ。山を捨ててどっかに落ち延びるか、最後の最後まで戦い続けるかってね。んでぎゃあぎゃあ喚きながら日がな言い争ってっから、あたしはあたしであの悪党を出し抜く道を探ってたってワケ」
ヴィトナ「群れの為か……! ロンドン、偉いな……!」
ロンドン「まァ……群れの為っちゃ群れの為、かねェ……? あたしゃあの悪党がのうのうとしてやがんのが胸糞悪ィってだけなんだけど」
アインズ「……提案があるのだが」
ロンドン「おう。協力してやんよ」
アッシュ「はやっ!? 俺の時は取り付く島もなかったぞ!?」
ロンドン「あのタコ腕蜘蛛野郎女をぶちのめす為なら手段は選んでられねェってことよ」
アインズ「話が早くて助かる。リーシアも構わないか?」
リーシア「もちろんです〜。ダクトは私も初めてでしたから、ドワーフの方がいてくださると心強いですねぇ〜」
☆坑道突撃隊にロンドンが加わりました
アッシュ「……ところでロンドン、さっきドワーフ帝国って言ってたよな? もしかして……やっぱりドワーフの古代都市が――」
ロンドン「お、それ聞いちゃう? あたしの口からネタバレ言っちゃって良いん?」ズイッ
アッシュ「うっ……そ、それは……むむ……」
フメイ「? 聞いちゃだめなの?」
アッシュ「だ……だめではないが……ロマンが……」
セイン「決着を付ける時、じゃないのか?」
アッシュ「違うんだ! ロマンとの決着は……厳しく険しい冒険の果てに……辿り着くべきで……」
クロシュ「……??」
リュアン「……でも、ちょっとわかる気がします。自分の目で確かめたいですよね……」
アッシュ「そうだ! リュアンちゃん……君は冒険者の素質がある!」
リュアン「ええ……そ、そうなんですか……」
レイン「……で、古ドワーフの都市って実在するの?」
ロンドン「それは――」
アッシュ「あああ〜!! 言うな言うな言うな!!」
↓1コンマ
01-60 古代の情報
61-90 ↑+ドワーフ流鍛冶指南
91-00 ↑+古代パイルバンカー
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/12(日) 23:11:33.23 ID:gxQ+qnszO
あ
425 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/12(日) 23:23:32.34 ID:giH2UbGi0
フメイ「そうだ。これ」スッ
熱を失った炎鉱石「」ポン
ロンドン「おん? こりゃ……炎鉱石?」
フメイ「この前、坑道で見つけた」
妖精「これ、少し前まで温まってた形跡があるんだけど……どうして冷めちゃったのか、ロンドン知らない?」
ロンドン「ん〜……? なんでだろ……あっ、あれかなあ」
フメイ「あれ?」
ロンドン「古代都市まで行ってみりゃわかるよ。今回ついでに案内したげよっか」
フメイ「いいの?」
ロンドン「ものはついでってやつ。あのくそったれが居座るようになってからお参りもしてねェし、丁度良い機会よ」
フメイ「わかった。ありがと」
クロシュ「ありがと、ございます……!」
セイン「ありがとう。頼む」
アッシュ「」ズーン…
リュアン「聞こえちゃったんですね……」
聖女「……自分の目で確かめるまでが冒険ですよ! ね、妖精さん!」
妖精「そ、そうだね! 自分自身で体感するまでは、まだわかんないし!」
アッシュ「そうだな……よし! 俺は……この左腕で、真実を掴む!!」グッ
☆古代の情報を得ました
ダクトダンジョンのルートが少し変化しました
◇
426 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/12(日) 23:40:45.31 ID:giH2UbGi0
というわけで本日はここまで。次回、通気ダクト突入編です
メアリーちゃんと恋バナをしてみたり、生命誕生の是非について考えたり、メアリーちゃんをデロデロにしかけてしまったり、ユウリさんの反魂術が不発に終わったり、ロンドンさんと再会して坑道突撃隊に加わったり、古代都市のネタバレを食らったりしました
ダクトへ向かって雪を踏みしめながら、いろいろなことを思う。フメイちゃんに好きと言われて嬉しかったこと、フメイちゃんが妖精さんたちを好きじゃないと言っておろおろしたこと、れんあいのこと、生命のこと、デロデロのこと、メアリーさんのこと、デロデロ教徒ちゃんを救えなかったこと……。とりとめのない気持ちは、どこに向かうでもなく、雪のように降っては消えていく。
どうしてレインさんは、サインさんを好きになったのだろう。
どうしてソフィアさんは、サインさんのそっくりさんを造っているのだろう。
どうして生命は――存在するのだろう。増えたいのだろう。誰かを好きになるのだろう。
あかちゃんスライムには少し難しかった。
☆努力目標が追加されました
・愛について考える
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/13(月) 00:59:09.20 ID:uZxLXW2xo
おつ
愛とは何か…まさしく哲学ですね
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/13(月) 02:56:00.30 ID:kP9fDw9HO
乙
恋バナ(哲学)がフルスロットルすぎるがこのスレだと平常運転な気もしてきた
久しぶりのクロシュ会議にぎやかになっとる
そしてクロシュちゃん地味に服だけデロデロにするスライムになってない?
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/13(月) 20:19:58.73 ID:oTcDe1aNo
おつですスライムはこわいいきものです!
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/18(土) 08:38:02.66 ID:2j1yb5940
おつ
ユウリさんむしろいい匂いしそう
431 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/18(土) 19:45:06.14 ID:F580j0ur0
大山脈編ではサインさんにお熱だった人が複数いるため、愛について自分なりの見解を出しておくと良い場面があったりするかもしれません。しかしわからないものを無理にわかろうとするとトンチンカンな答えを出してしまうこともあるため、信頼できる人に相談するのも良いでしょう。クロシュさんの今後の活躍にご期待くださいませ
メアリーちゃんはまだ十代半ばの若い女の子なので、恋バナをする年頃と言えます
そして今回のクロシュ会議では、悲観と楽観という新たな対立軸が登場しました。クロシュ氏も物事を多角的に考えようとがんばっているのかもしれません
言われてみればメアリーちゃんの服だけデロデロに溶かしていましたが、実はあれはデロデロにしかけたメアリーちゃんをクロシュ氏が必死に再構築した結果だそうです。ものすごく慌てていたため、服にまで気が回らなかったのかもしれません
多くの知的種族にとってスライムは比較的害の小さい生き物ですが、全くの無害とまでは言えないかもしれません。野にいるスライムは行き倒れた旅人や冒険者を捕食することがあり、そういったケースから冒険者の目の敵にされることもあるようです(行き倒れた者はスライムが食べなくてもどの道死ぬため、逆恨みであるという指摘もあります)
ユウリ氏はアンデッドのリビングデッドですが、今のところ腐敗臭はないそうです。それが彼女の反魂術による優れた防腐措置なのか、大山脈の低温環境のお陰かは判然としておりません。なおヴィトナ氏曰く、ユウリ氏は腐敗臭とも違うヘンな匂いがするそうです。そのためか、一人で大山脈をほっつき歩いていてもオオカミやクマや氷竜に襲われることがないそうです
432 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/18(土) 19:49:11.51 ID:F580j0ur0
―大坑道 通気ダクト 踏破率[0/10] 満腹度[15/12]
ゴオオオオオ……
地下深くへと続く縦穴「」ゴオオオオ…
クロシュ「……!」
リュアン「これが……通気ダクトの内部……!」
フメイ「暗い……」
鉄骨の足場「」カンカン
聖女「狭いですけど、足場があって良かったです」
ロンドン「整備の為に設えられたんだろね。まァ整備する奴ももういなくなっちまったわけだけど」
リーシア「皆さん、足元にお気を付けください。踏み外したら真っ逆さまです」
アインズ「底が見えん。落ちたらタダでは済まんな」
アッシュ「フッ、俺はこの義手があるから落ちてもすぐ掴まれるぜ」グッパッ
レイン「私は飛べば良いわね」バサッ
妖精「どう? 敵の気配はある?」
セイン「モドキの気配は感じられないが、別の動きがある」
ヴィトナ「……鉄のマモノ、か?」
ロンドン「ゴーレムかもしれんね。気ィつけて進んでくよ」
↓1コンマ
01-05 踏破率+3、強敵
06-30 踏破率+3、敵襲
31-50 踏破率+3、古代のパン(満腹度+2)
51-70 踏破率+3、古代の地酒(満腹度+4)
71-95 踏破率+3、古代の弩砲(戦闘時1度だけコンマ+40)
96-00 踏破率+3、???
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2026/04/18(土) 19:52:37.76 ID:2j1yb5940
あ
434 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/18(土) 20:30:54.47 ID:F580j0ur0
―大坑道 通気ダクト 踏破率[3/10] 満腹度[14/12]
カン コン カン コン …
リーシア「そこ、脆くなっています。気を付けて」
クロシュ「わ!」サッ
錆びた足場「」ボロ
妖精「あ、ありがとう。クロシュが落っこちちゃうとこだった」
リーシア「いえいえ。そのためのガイドですよ」
フメイ「お〜」
クロシュ「ありがと、ございます……!」
リーシア「……」ニッコリ
聖女「リーシアさん、良いガイドさんですね」
ロンドン「だねえ。こりゃあたしはいらなかったかな?」
リーシア「いえいえ、ダクトは私も初めてなんです。勉強させてください」
ロンドン「ん〜、まあ特に勉強することもないと思うけど――おっ」
台座に備え付けられた弩砲「」ドン!
アインズ「これは……クロスボウか? かなりデカいな」
ロンドン「これは侵入者迎撃用の大型弩砲。こう見えて持ち運びできる」
リュアン「ええっ!? こんなに大きいのを!?」
ロンドン「おう。よっ」グッ
グググ…バキッ!
外された弩砲「」ポン!
ロンドン「ほれ」
アッシュ「バキって音しなかったか?」
ロンドン「気のせいだろ。はいこれ持っていきたい人〜」
レイン「こんなデカいのどうやって持ち運ぶのよ」
ロンドン「まあ……気合で?」
アッシュ「無理があるぞ……」
クロシュ「!」ピコン!
クロシュ「わたし……それ、食べていい……?」
ロンドン「えっ? 美味しくないよ? 多分」
フメイ「クロシュ、食べて持ち運べるの?」
クロシュ「うん。たぶん」
ロンドン「え、どういうこと?」
デロデロ…モニョモニョモニョ…ゴックン!
スライムクロシュ「〜〜♪」
フメイ「こういうこと?」
ロンドン「こういうことかあ」
アッシュ「いや、どういうことだ!?」
☆古代の弩砲を収納しました
本日の戦闘時1度だけアクティブ技として使えます。コンマ+40の効果があります
↓1コンマ
01-05 踏破率+3、強敵
06-35 踏破率+3、敵襲
36-65 踏破率+3、古代のパン(満腹度+2)
66-95 踏破率+3、古代の地酒(満腹度+4)
96-00 踏破率+3、???
435 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/18(土) 20:34:11.76 ID:JqQVfoD4O
あ
436 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/18(土) 21:25:34.38 ID:F580j0ur0
―大坑道 通気ダクト 踏破率[6/10] 満腹度[13/12]
カン コン カン コン …
アインズ「……ずっと同じ景色が続くな」
レイン「気が滅入ってくるわね……。これ、ソフィアの隠れ場所に通じてるの?」
ロンドン「多分、恐らく」
ヴィトナ「クロシュ、大丈夫か? 息、苦しくないか?」
クロシュ「うん!」
妖精「クロシュは地下が好きなんだって。ヴィトナこそ大丈夫?」
ヴィトナ「ああ。吹雪の日は、私たちもみんなで穴ぐらにこもる」
クロシュ「わあ……!」
聖女「ボレアスルクスの皆さんが穴ぐらでぬくぬくする光景……想像すると胸が温かくなります」
リュアン「ヴィトナさんの群れには、小さい子もいるんですか?」
ヴィトナ「ああ。子供、皆で守ってる」
リュアン「わあ……! きっとすごくかわいいんだろうなぁ」
フメイ「……! ねえ、あれ」クイクイ
セイン「ん? あれは――」
年代物の一斗缶「」ポン
年代物の一斗缶「」ポン
年代物の一斗缶「」ポン
年代物の一斗缶「」ポン
アッシュ「……中身は……まだ入ってるな。一体こいつは……」
ロンドン「おっ、そりゃ昔の酒だよ。飲んでみる?」
フメイ「お酒!」
クロシュ「!」モニョッ
アッシュ「一体何年前のだ!?」
ロンドン「さあ。酒は腐らんから飲めるぞ」
フメイ「フメイ、飲んでいい?」
ロンドン「お、行く?」
アッシュ「待て待て待て、腹壊すぞ!?」
クロシュ「わたしたち……だいじょうぶ!!」
妖精「まあ……クロシュとフメイは実際大丈夫だと思うけど……」
アッシュ「マジか」
ロンドン「じゃあ軽く飲んでこう」
*
437 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/18(土) 21:26:55.64 ID:F580j0ur0
モニョモニョ…グビグビ…
空になった一斗缶「」カラン
空になった一斗缶「」カラン
空になった一斗缶「」カラン
空になった一斗缶「」カラン
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ グビグビ
フメイ「ん〜……まあまあ」グビグビ
セイン「……」ゴクゴク
ロンドン「お〜……流石はスライムたちだね。ドワーフにも引けを取らない酒豪っぷり」グビグビ
リュアン「クロシュちゃん……相変わらずお酒好きなんだ……」
ヴィトナ「クロシュたち、アレを飲めるのか……!?」
聖女「ヴィトナさんはお酒が苦手ですか?」
ヴィトナ「ああ。あれ、まずい」
妖精「だよね! なんであんな毒物をあんなに美味しそうに飲めるのか……。いやまあ、あの子たちはスライムだから種族の違いだってことはわかるけどさあ!」
レイン「……普通にマズいわね。ドワーフ酒」チビチビ
アッシュ「あんたも飲んでるのか!?」
レイン「悪い?」
アッシュ「いや……腹壊さねえか?」
レイン「少しなら大丈夫でしょ」
アインズ「……」
リーシア「アインズさんは呑まないんですか?」
アインズ「……ああ、いや……。興味はあるが、今はやめておく。酒に酔って討たれた竜の話も多いしな」
リーシア「ご賢明な判断です。まだまだ先は長そうですし、慎重に行きたいですねぇ」
☆古代の地酒を飲んで満腹度が4増えました
↓1コンマ
01-05 踏破率+3、強敵
06-50 踏破率+3、敵襲
51-95 踏破率+3、古代のパン(満腹度+2)
96-00 踏破率+3、???
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/18(土) 21:31:09.37 ID:kAOvfFJHo
はてな
439 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/18(土) 22:58:04.49 ID:F580j0ur0
―大坑道 通気ダクト 踏破率[9/10] 満腹度[16/12]
金属扉「」
アッシュ「扉だ!」
ロンドン「んー、多分こっから古代都市に出られる気がする」
アッシュ「……」
アインズ「ソフィアの隠れ家は?」
ロンドン「古代都市から近いとこか……あるいは古代都市のどこかを占領している、というのがあたしらの見解だね」
妖精「このダクトには全然ソフィアの手の者がいなかったし、ノーマークだったのかな?」
ロンドン「かもね。だとしたらかなりウマいけど」
アインズ「とにかく行くか。この扉、開けても大丈夫か?」
ロンドン「大丈夫じゃない?」
リーシア「私なら、扉を開けた途端ドガン!って感じの罠を仕掛けますねぇ……」
ロンドン「心配性だねェ〜。んじゃまああたしが先頭で開けてやんよ」スッ
ガチャッ ギィィ…
ロンドン「ほら、大丈夫」
アインズ「扉の先は……かなり広い通路のようだな」
広い通路「」オオオオオ―
*
スタスタ… トコトコ… パタパタ…
聖女「本当に広い通路ですね……」
リュアン「向こう側に、小さな灯りが見えます。あれは……あれも扉ですか?」
ロンドン「だね。やっぱり古代都市に繋がる通路だ」
フメイ「だって。良かったね、アッシュ」
アッシュ「おう……」
ヴィトナ「……ここ……少し、油臭い」
クロシュ「あぶら?」
ヴィトナ「ああ。これ、鉄のマモノの……」
ダァン!
ギンッ!!
クロシュ「!」
ラティアの大盾「」ガシン!
フメイ「クロシュ!」
セイン「大丈夫か!?」
クロシュ「う、うん」
妖精「リュアン、全体を照らして!!」
リュアン「あっ、はい!!」
光「」パァッッ!!
天井や壁に貼り付いた無数の警備ゴーレムたち「」
440 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/18(土) 22:58:44.53 ID:F580j0ur0
アインズ「なっ……」
リーシア「……!」
アッシュ「ゴーレム野郎か……!!」
レイン「魔力感知できないというのは本当だったのね……! チッ、油断していたわ!」
ロンドン「はあ、めんど」ジャキッ
銃口を向ける警備ゴーレムたち「」ジャキッ
妖精「来る!!」
――戦闘 警備ゴーレムの群れ――
▽坑道の闇によりクロシュたちのコンマ-50!!
☆リーシアとロンドンの〈坑道ガイド+〉により低下を無効化しコンマ+50!!
◆坑道突撃隊 満腹度[16/12]
コンマ+170(連携+15、薄明+15、閃光+40、坑道ガイド+50、増員+50)
会心+40(閃光+40)
◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+15)
・残火(敗北時1度だけ復活、発動後コンマ-20永続)
・結界(1度だけ劣勢・痛恨を無効)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+15)
・閃光(常にコンマ+40、会心+40)
・坑道ガイド+(坑道戦闘時コンマ+50、低下を無効化)
・増員(常にコンマ+50)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)
・星屑(腹+3、コンマ+30、残り2)
・弩砲(コンマ+40、残り1)
◆警備ゴーレムの群れ
コンマ+100(地の利+40、数の利+40、連携+20)
☆コンマ差により自動的に勝利します
*
ドカッ バキッ ボムギッ
ドッギャァァァァン!!
警備ゴーレムたちの残骸「」プスプス
ロンドン「さて、行くか」パッパッ
リュアン「あ……あっという間に」
ロンドン「そりゃまあ、あいつらの弱点なんか知り尽くしてんのよ。こっちは」
リーシア「見かけは恐ろしいですけど、動きのパターンは同じですからねぇ」
セイン「ロンドンとリーシアの指示で難なく対処できた。感謝する」
アッシュ「まさか、適当にジャンプしてるだけで弾に当たらなくなるなんてな……」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ モグモグ
フメイ「……それは、流石にあんまりおいしくないんじゃないの」
スライムクロシュ「〜〜…」モニョニョ…
↓1コンマ 吸収判定(吸収効率+10)
01-60 分解した
61-90 隠密のコツを取り戻す
91-00 射撃のコツを掴む
441 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/18(土) 23:04:55.64 ID:sghMygsio
掴め
442 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/18(土) 23:18:16.75 ID:F580j0ur0
スライムクロシュ「!」ピコン!
モニョモニョ…ピョン!
フメイ「あれ? クロシュ?」キョロキョロ
妖精「どうしたの?」
フメイ「クロシュが見えなくなっちゃった」
妖精「ええっ!? あっ!」
スゥ――
半透明スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
フメイ「あ、出てきた」
妖精「クロシュ、まさか――」
モニョモニョ…ポン!
半透明クロシュ「んへへ……透明、なれる……!」
☆クロシュが隠密のコツを取り戻しました
◇
443 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/18(土) 23:18:45.33 ID:F580j0ur0
というわけで本日はここまで。次回、ついに古代都市に到着する編からとなります
通気ダクトを通り地下深くへと進むクロシュ一行。飲み食いしつつ、恐ろしい警備ゴーレムを倒しつつ、古代都市は目前に迫る。古代都市で待ち受ける真実とは、一体何なのか――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
444 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 09:59:54.87 ID:HBES9Usuo
結構あっさり古代都市辿り着いたし後はソフィアふんじばったらエンディングね
445 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 14:41:47.44 ID:LrQzKY4yO
べろべろ酔っ払い妖精さんはないのですか!
446 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/19(日) 17:30:46.08 ID:oXK8oguZ0
坑道探索についてはいろいろと一筋縄ではいかないイベントを考えていたはずが、そのことをすっかり忘れていつも通りのダンジョン探索にしてしまったそうです。反省しなければならないかもしれません
そしてソフィア氏をどうにかできたら大山脈編完!となるかもしれません。しかしソフィア氏も恐るべき人物なので、そう簡単にふんじばられてはくれないかもしれません。慎重に行くのが良いでしょう
通常の妖精類は基本的に毒に弱く、妖精さんも例外ではありません。もし耐毒結界を張っていなければ、空気中に漂うお酒の匂いだけでふらふらになってしまうと言われています。妖精さんを酔わせたい場合は、水鉄砲などでお酒をぶち当てるだけで酔わせられるかもしれません。なおそんなことをすると後で本気で怒られる可能性があるので注意が必要です
447 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/19(日) 17:31:14.64 ID:oXK8oguZ0
スタスタスタスタ…
アッシュ「かなり降りてきたな……」
リーシア「皆さん、大丈夫ですか? 疲れておりませんか?」
クロシュ「うん!」
フメイ「うん」
リュアン「はい」
聖女「私も大丈夫ですよ」
アインズ「流石は旅人か。無論私も平気ではあるが、ただの人であるお前たちもこの距離を降りてきて平気でいられるとはな」
レイン「リュアン、意外と足腰が強いのね」
リュアン「まあ……一時期はずっと旅をしてたので……」
妖精「一日中触手から逃げ回ってられるくらいには体力もあるんだよね、リュアン」
ヴィトナ「そうなのか!?」
アッシュ「やっぱり向いてるぞ、冒険者」
リュアン「そうなんですかね……」
ロンドン「まあとにかく休憩はいらないってこったな。どっちにしろ多分もうすぐだよ」
金属扉「」ガチャッ ギィィィ――
448 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/19(日) 17:32:31.10 ID:oXK8oguZ0
https://gzo.ai/i/sZvFQPR.png
―古ドワーフ帝国地底都市 踏破率[10/10] 満腹度[15/12]
フメイ「わ……わ、わ……!!」
クロシュ「わぁぁ……!!」
アッシュ「おお……おお……おおお………!!」
リュアン「……これが……古代、都市……!!」
ロンドン「おう。ようこそ、古ドワーフ帝国の街へ」
☆通気ダクトを通り、古ドワーフ帝国の地底都市へ至りました
◇
妖精「今日はもう遅いからこの地底都市で一晩休んでいくことになった」
妖精「アインズとレインとリーシアは、ロンドンから聞いた情報をもとにソフィア攻めの経路確認と計画を話し合っている」
妖精「アッシュは一人でどこかに行った。ようやく辿り着けた古代都市だ……いろいろ思うことがあるんだろう」
妖精「ヴィトナは私たちと一緒にいる。もしかしたら私たちのことも群れの仲間と認識してくれているのかもしれない」
妖精「そして私たちは、ロンドンに連れられてある場所に案内されている――」
449 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/19(日) 17:33:05.16 ID:oXK8oguZ0
―地底都市郊外 溶岩湖
冷えて固まった広大な窪み「」
ロンドン「これ何かわかる?」
クロシュ「?」
セイン「?」
ヴィトナ「?」
リュアン「えっと……すごく広くて、窪んだ地形……ですかね」
ロンドン「まあそうだけど。元々ここにはさ、溶岩が溜まってたんだよ」
フメイ「!」
妖精「ここが冷えちゃったから……地上の温泉も凍っちゃったってこと?」
ロンドン「そういうこと」
フメイ「……なんで、冷えちゃったの?」
ロンドン「……デロデロだよ」
フメイ「え?」
ロンドン「ここにはさ……大勢のバーニングスライムが暮らしてたんだ。でも、キミら以外のスライムはみーんなデロデロに溶けて消えちゃったろ?」
フメイ「!」
妖精「バーニングスライムは滅んだはずじゃ……!?」
ロンドン「山の外じゃそういうことになってるらしいね」
聖女「……ここに、生き残りが身を寄せていたのですね……」
ロンドン「本人たちにその自覚があったかどうかは知らんけどね。あいつらの発する熱は、この周辺から地上に至るまでをじんわり温めてたんだ」
フメイ「……」
リュアン「それが……山が冷えた、真相……」
ロンドン「ああ。こればっかりは、ソフィアってやつをぶん殴ったところでどうにもならん。溶けたバーニングスライムたちが元に戻ったりしない限りね……」
クロシュ「……レッドちゃん……」
妖精「……レッドの仲間……いたんだね」
クロシュ「………」
妖精「……レッド自身も、もうデロデロになっちゃってるかも、だけど……」
クロシュ「………星の、中で………会えた、かな……?」
妖精「……そっか。そうだね……会えたかもね」
☆異常気象の原因を突き止めました
*
450 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/19(日) 17:33:50.94 ID:oXK8oguZ0
―古ドワーフ地底都市 中央広場
テント「」バサッ
フメイ「せっかく古代都市に来たのに、テント張っちゃうの?」
ロンドン「埃まみれの古代の宿屋ならあるよ。そこにしたい?」
フメイ「やだ」
妖精「都市の維持とかを行うゴーレムは稼働してないの?」
ロンドン「さあ……。ご先祖様たちが何を考えて、防衛用ゴーレムの自動生産稼働ばっかり整えたかなんてあたしにゃわからんよ」
聖女「……維持よりも、この地を他者に荒らされることの方が厭わしかった……のかもしれません」
リュアン「維持しても、使う者がいなければ意味がない……という風にも、考えたのかもしれないですね……」
ロンドン「まあそんなとこじゃないの。別にあたしは何とも思わんから、ここにあるもんは好きに持ってっていいよ」
セイン「いいのか?」
ロンドン「誰にも使われずここで朽ちてくよりは、あんたたちみたいな良い奴らに使われた方が嬉しいだろ。道具もさ」
クロシュ「……ん!」
古ドワーフ帝国地底都市で野営します。この自由行動は滞在14日目の分として扱います
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
451 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 17:34:52.48 ID:qBuwAjXm0
妖精、夢でクロシュ脳内会議に参加
452 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 17:36:52.62 ID:HBES9Usuo
レインにソフィアとの因縁というか腐れ縁というか思い出話をきく
453 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 17:54:30.39 ID:1f5rSNrN0
レインとのやり取りやメアリーのデロデロへの依存ぶりを思い出し、リュアンがデロデロ化に対して考え始める。
454 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:48:43.08 ID:QpHN78dF0
―古ドワーフ地底都市 中央広場
焚き火「」パチパチ
妖精「作戦会議は終わったの?」
アインズ「ああ。もう少し実地調査する必要があるがな」
レイン「フフ……ソフィアを叩き潰すのが楽しみだわ」
クロシュ「……レインさん……ソフィアさんのこと、よく知ってるの……?」
レイン「いいえ」
妖精「あれ、そうなの? 昔からの知り合いみたいな言い方だった気がするけど」
レイン「あんな人間の小娘など、昔からの知り合いなわけないでしょう。奴と初めて会ったのは戦場よ。セイントレアとリーリアの、ね」
セイン「敵同士だったのか」
レイン「ええ。奴はセイントレアに兵器を供与して、自らも戦場に立ってデータ収集を行っていた。何度も戦場で相まみえたけれど、ついぞその首を獲ることはできなかったわ。奴のせいでどれだけのリーリア民が命を奪われたことか……」
フメイ「でも、サインとデロデロになれたのはレインの方だったんだよね?」
アインズ「ほう……」
リュアン「ちょ、ちょっとフメイちゃん……!///」
フメイ「え? なんかだめなこと言った?」
レイン「フフ……だめではないわ。その通り……あのガキ、いつもサインに色目を使っていたけれど、結局サインとデロデロになることは叶わなかったのよ。この私と違ってね!」ニンマリ
リュアン「わ、わぁ……」
アッシュ「勇者サインがエルダーサキュバスと恋に落ちたって噂、眉唾だと思ってたがマジだったのか……!?」
レイン「大マジよ!! サインの隣に立つ私を見た時のあの小娘の顔、今でも覚えてるわ!! いつものスカした顔が凍りついて、背中のアームだけが忙しなく猛ってた! アッハッハ、無様で滑稽で今でも笑えるわ!!!」
ドワーフ酒の一斗缶「」カラン
リュアン「あっお酒! レインさんいつの間に……!」
レイン「いいじゃない! 今日はもう寝るだけでしょ!」
リュアン「ま、まあそれはそうですけど……」
クロシュ「レインさん……サインさんと、デロデロになって……こども、ほしかったの……?」
レイン「えっ……!? まあ……当時はそこまで考えていなかったと思うわ……」
クロシュ「そうなの?」
レイン「ええ……。ただ……あの人がいて、私がいて……それ以外のことを考える余裕は、なかったわ……」
クロシュ「一緒に……いたかった……?」
レイン「……そうね。私はサキュバスだから、そんなプラトニックを気取るつもりはないけれど……でも、ただ一緒にいたい、傍にいたい……なんてピュアな気持ちを抱かせてくれたのは、彼が最初で最後……。フフ……サキュバスとしては、失格ね……」
リュアン「いえ……失格じゃないと思います」
アッシュ「俺もそう思うぞ! 誰かを愛する心に合格も失格もあるかよ!」
レイン「フフッ……私の一割も行きてないガキ共が、一丁前に慰めのつもり?」
妖精「まあ……そういうサキュバスがいても良いんじゃない、と思うよ」
レイン「年寄りに言われちゃ仕方ないわね」
妖精「誰が年寄りだって!?」
ワイワイ キャッキャ
455 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:49:09.20 ID:QpHN78dF0
クロシュ「……」
クロシュ(あい……愛……)
クロシュ(レインさんは……サインさんとデロデロになって、こどもが欲しかった……わけじゃないんだって……)
クロシュ(ただ一緒にいたい……そばにいたい……ぴゅあなきもち……)
クロシュ(……ソフィアさんも、そうだったのかな……?)
クロシュ(でも……レインさんは、ソフィアさんのこと、嫌いみたい……)
クロシュ(……三人、一緒じゃ……だめだったのかな……?)
クロシュ(うーん……またあとで、考えよ……)
☆愛について考えました [1/3]
◇
456 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:50:39.36 ID:QpHN78dF0
―テント内
吊り下げランプ「」ユラユラ
リュアン「……」ムー…
クロシュ「リュアンちゃん」モニョッ
聖女「考え事ですか?」ヒョコ
リュアン「あ、クロシュちゃん、聖女さん。えっと、はい。今一度デロデロの是非について考えてて」
クロシュ「わ!」
聖女「デロデロについてですか」
リュアン「はい。レインさんとサインさんのこと……リーリアの絶望に満ちた最期のこと……メアリーさんのお話……。いろいろ聞くと……もしデロデロさえ実現していれば、そんなかなしみは生まれなかった――なんて思ってしまう自分がいるんです」
聖女「そうですね。デロデロが実現していれば……かなしみは生まれません」
リュアン「……クロシュヴィア様を止めることは、本当に正しいのでしょうか? それは……この世界で繰り返されるかなしみを、容認することになりませんか」
聖女「……そう言えるかもしれません」
リュアン「……メアリーさんの気持ちも……わからなくはないんです。私自身、かつて自分の内に生じたかなしみに押し潰されそうになりました……。私はなんとか持ち直せましたけど……持ち直せず、立ち直れない人もいる……。デロデロ教には、大勢いました……」
クロシュ「……!」
リュアン「でも……デロデロになりたくない人がいるのも、わかっているんです。他者と混ざり合うのが怖い、嫌だって気持ちは、私もわかります。そんな人たちの気持ちを無視してデロデロを押し付けるのも……間違っているように思うんです」
クロシュ「……」
リュアン「この世界は……どうするのが、良いんでしょうか……。どうすれば……みんな、救われるんでしょうか……」
聖女「……誰もが救われる答えは、ないのかもしれません。命というものが、この世に生じた瞬間から……」
リュアン「……命なんて、存在しなければ良かったのでしょうか」
聖女「……メアリーさんもそのように仰っていましたね。それも一つの答えかもしれません……」
リュアン「………でも……私は、否定したくありません。それを否定したら……クロシュちゃん、フメイちゃん、聖女さん、妖精さん……皆さんが存在することまで……否定することに、なってしまう気がする……。そんなの、嫌です……」
聖女「ふふ……私も、同じ気持ちです。理屈の上では、たぶん正しいのだろうと解しているのですが……どうしても、感情が受け入れいられないのです。メアリーさんなら、その感情も命の根源的営為に根ざした不合理な情動に過ぎないと仰るかもしれませんが……」
リュアン「……この気持ちも……愛なのでしょうか」
聖女「誰かを想う心……誕生を祝福し、しあわせを願う心……それが愛でなかったら、何だと言うのでしょう」
リュアン「……!」
クロシュ「……!」
リュアン「……ありがとうございます。なんだか……胸に、すっと落ちました」
聖女「わ、本当ですか? それなら良かったです」
リュアン「はい。私、もっとどうあるべきか考えていこうと思います。もしかしたらまたご迷惑をおかけするかもしれないですけど……」
聖女「ふふ、いつでもお聞き致します。そのための聖職者なんですよ」
クロシュ「……」
聖女「クロシュさんも、わからないこととかがあったら何でも聞いてくださしね。何でも答えられるわけではありませんが、なるべくがんばってお答えしますから」
クロシュ「ん!」
クロシュ(だれかを、おもう心……。お誕生を、祝う心……。しあわせを、願う心……。それが、愛……)
クロシュ(じゃあ……わたし、みんなのこと……愛してるのかも……)
クロシュ(……でも……れんあいっていうのは……これと、違う……?)
クロシュ(レインさんも、ソフィアさんも……サインさんのこと、好きだったけど……)
クロシュ(二人で、一緒に……サインさんをしあわせにしようって……ならなかった……)
クロシュ(きっと……まだ、何か……むずかしいことが、ある……)
クロシュ(うーん……)
クロシュ(また明日考えよ……)
☆愛について考えました [2/3]
◆
457 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:51:42.38 ID:QpHN78dF0
―クロシュの夢 会議室
中庸クロシュ「愛って……何だとおもう?」
楽観クロシュ「おいしいもの!」
秩序クロシュ「えっと……なんだろ……」
混沌クロシュ「どうでもいい。食えなさそうだし」
悲観クロシュ「……かなしみの、裏返し」
ワイワイ モニョモニョ
妖精「ん、ん〜……ここは……」
クロシュたち「!!」モニョニョニョ
中庸クロシュ「妖精さん!」
秩序クロシュ「帰してあげなきゃ……!」
楽観クロシュ「わ〜! んへへ、遊ぼ、遊ぼ」キャッキャ
混沌クロシュ「妖精さんはわたしの!」モニョッ
秩序クロシュ「めっ! 妖精さんは、誰のものでもないの!」モニョニョ
混沌クロシュ「ばーか! おまえたちは会議ごっこでもしてればいいの!」モニョニョ
楽観クロシュ「じゃあ妖精さんはわたしの!」キャッキャ
悲観クロシュ「………妖精さんは……わたしと、いっしょがいいよね……?」モニョニョ
モニョモニョモニョモニョ
中庸クロシュ「……われながら、ひどい……」
妖精「え、ええ……これはどういう状況なの……」
*
458 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:52:30.02 ID:QpHN78dF0
妖精「なるほど……ここは前に来たクロシュの夢よりも、さらに少し深いところなんだ」
中庸クロシュ「うん。わたし自身が意識しないくらいの小さな葛藤も、ここで毎日整理してるの」
楽観クロシュ「うん〜。最近一番強いの、わたし!」モニョッ
秩序クロシュ「わたしもまあまあ強いもん!」モニョッ
悲観クロシュ「……わたしは、強くも弱くもないけど……絶対に、消えない……」
混沌クロシュ「むむ〜……。最近のわたし、いい子すぎる……」
妖精「なるほどね……。でもこんなところに私が入り込んじゃって大丈夫? 変な影響とかない?」
中庸クロシュ「どうだろ……。まあ、大丈夫じゃないの」
楽観クロシュ「だいじょうぶだいじょうぶ! んへへ、今日はここで一緒にいよ?」
秩序クロシュ「でも、妖精さんの身に何かあったら大変だよ……。帰してあげた方が……」
混沌クロシュ「じゃあ妖精さんはわたしのってことで」
秩序クロシュ「何がじゃあなの!」プンスコ
悲観クロシュ「……妖精さん……わたしと、一緒にいよ……?」
妖精(中庸を司るクロシュ……この中のまとめ役みたいな感じかな。まとめ役だからか、他よりもしっかりしてる感じ。でも性格や雰囲気はクロシュというよりフメイみたいだ。クロシュにとって、フメイは頼りになるお姉ちゃん的な存在なのかもしれない)
妖精(秩序を司るクロシュ……この中だと一番真面目で優しい心の持ち主みたい。クロシュが見せる優しさの源流なのかもしれない。性格もクロシュっぽいけど、イリスの影響を感じる口調だ)
妖精(混沌を司るクロシュ……この中だと一番攻撃的で傍若無人みたい。表でクロシュがそういう素振りを見せることはほとんどないけれど、内面にはそういう部分もあるんだね。性格はブラッドを彷彿とさせる)
妖精(楽観を司るクロシュ……この中だと一番楽天的でほんわかしている。最近一番強いと言っていたけど、確かに最近のクロシュに近い感じかもしれない。スライムらしさを感じられる性格だ)
妖精(悲観を司るクロシュ……この中だと一番悲観的で、静かな雰囲気だ。かなしいことがあって傷ついている時のクロシュに近い感じがする。口調は……どことなく、クロシュヴィアのような雰囲気がある……)
妖精(こうして見ると面白いけど……)
スライムクロシュたち「〜〜」モニョモニョモニョモニョ
スライムクロシュたちにモニョモニョされる妖精「……」
妖精(……こいつら、なんでこんなに私をむにむにしたがるんだ……? まあいいけど……)
☆クロシュ会議室で妖精さんと遊びました
◆
459 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:53:14.01 ID:QpHN78dF0
―明け方
クロシュ会議室
スライムクロシュたち「……」zzz
妖精「……」zzz
「クロシュよ……クロシュよ……」
スライムクロシュたち「〜〜!!」モニャニャニャ!!
妖精「な、なんだあ!?」ガバッ
「よくぞここまで来た……」
妖精「ええ!? 誰!?」
モニョモニョモニョ…ポン!
中庸クロシュ「……前に……わたしを、呼んだひと……?」
「そうだ……。山の地下深くで、そなたの到来を待ちわびていた……」
混沌クロシュ「こんなとこに呼びつけて、なんのつもりなの? 食われたいの?」
「そなたの糧となっても良い。だがその前に、話を聞いて欲しい」
楽観クロシュ「なんのお話? ごはん?」
「……地底都市の中央広場に、さらに下へと降りる階段がある。そこへ来るのだ」
悲観クロシュ「……どうして……? わたしに……何を、させたいの……?」
「……この星に関わることだ……」
秩序クロシュ「う、うん! 大事な、お話なんだね……! わかった……!」
「ありがとう……。では……待っている……」
ヒュウウウン――
妖精(大きな気配が消えた。クロシュは何者かに呼ばれてしまったようだ)
妖精(……しかしなんだろう、今の奴は。どことなく、世界樹に近い力を感じたような……)
妖精(悪い存在ではないと思うけど、私もクロシュと一緒に行こう)
◆
460 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:53:42.63 ID:QpHN78dF0
―古ドワーフ帝国 地底神殿
トコトコトコトコ パタパタパタ
妖精「……こっちで合ってる?」
クロシュ「うん。たぶん」
セイン「一体何者なんだ? クロシュを呼び付けたのは」
クロシュ「……わかんない」
フメイ「なんで呼ばれたの?」
クロシュ「わかんない……」
リュアン「だ、大丈夫かな……? 罠だったりとかは……」
妖精「私も聞いてたけど、そういう小狡い真似をするような相手ではなさそうだった」
聖女「一体何なのでしょうか……」
クロシュ「!」
セイン「ここは――」
大きな祭壇「」
祭壇に腰掛けた巨人の石像「」ドン!
フメイ「わ!」
リュアン「大きな……石像です!」
妖精「い、いや……あれは、まさか……!!」
『よくぞ来た……。クロシュとその仲間たちよ……』
フメイ「!?」キョロキョロ
聖女「えっ……!?」
セイン「まさか……石像か!」
巨人の石像→マグヌス『そうだ。我はマグヌス――かつて巨神と謳われし、山の神である――」
妖精「山の……巨神!!」
マグヌス『眠ったまま話す非礼、容赦願う。まずは話を聞いて欲しい――』
*
妖精(巨神マグヌスの話をまとめると――)
(彼は神話に謳われる巨神その人らしい。竜神村で祀られる龍神とは相争う仲だったという)
(龍神との最終決戦で深手を負い、地の深くへと自ら封じられたのだそうだ。当時は神々が世を去りゆく時代でもあったらしく、彼も丁度良い機会と見て表舞台から姿を消すこととしたらしい。完全に世を去らず自己封印という形に留めたのは、後の世で巨神の力が必要な事態が訪れた時の為だそうだ)
(今がまさに、その神の力が必要な事態――と巨神マグヌスは言う)
(覚醒の切っ掛けは、半年前の世界めくれ。それまでも星脈を通じて世界の動向は見守っていたらしいが、あの世界めくれによって意識だけが覚醒してしまったそうだ)
(そして今現在。クロシュヴィアによる星脈乗っ取りとデロデロ計画を危惧し、その対抗者として最も有望なクロシュをここへ呼び寄せたのだという)
*
461 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:55:19.83 ID:QpHN78dF0
マグヌス『――このままでは、世界の行く先は緩やかな破滅である。我はそれを、是認できぬ――』
クロシュ「ほえ……」
リュアン「ま、待ってください! クロシュヴィア様は、世界を破滅させたいわけではなくて……!」
マグヌス『全ての生命が一つに統合され、新たに芽吹かぬ星など――破滅と言わずして、何と言えよう』
リュアン「うぅ……」
マグヌス『かの者――クロシュヴィアは、時を越えて破滅をもたらす存在。止めねばならぬ――」
フメイ「……少し大げさじゃないの。時を超えて破滅だなんて。魔王じゃあるまいし」
マグヌス『かの者は魔王に非ず。されど、魔王の力を持ち得る』
セイン「……? どういうことだ?」
聖女「まさか……クロシュヴィアさんが魔王化するんですか……!?」
マグヌス『否。かの者は魔王になれぬ』
妖精「え、そうなの? えっと、精神が安定してるから?」
マグヌス『魔王化とは、神の力……いや、呪いの一端であるゆえ』
妖精「そうなの!!?」
マグヌス「この世界に生きる全ての生命は、ある禍神に呪われている。魔王化は、その作用の一つである」
妖精「ちょ、ちょっとそれ詳しく――」
マグヌス「これ以上は我も知らぬ。我が世に生じるより以前のことだ」
妖精「そ、そっか……」
フメイ「まあ、魔王にならないんなら良いんじゃないの」
妖精「それもそう……あれっ? 全ての生命が呪われてるならなんでクロシュヴィアは――」
462 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:58:03.02 ID:QpHN78dF0
マグヌス『そろそろ本題に入ろう――。クロシュよ――我の力を預かってはくれぬか』
クロシュ「ほえ……」
マグヌス『神の力なくば、かの者に抗し切れぬ。そなたらが如何な実力者であろうとも、止めること能わず』
クロシュ「そうなの?」
マグヌス『そうなのだ』
クロシュ「そうなんだ」
マグヌス『受け取って欲しい。そなたが望むならば、我を喰らっても構わぬ』
クロシュ「……」
マグヌス『答えを』
クロシュ「……えっと……マグヌスさん……。その、ちからで……ここ……あっためられる……?」
マグヌス『む……? 可能だ。我の力は、生命の熱。造作もない……とまでは言えぬが、かつてここにいた燃えるスライムたちの代わりは務まろう』
クロシュ「!」
マグヌス『………だがここで熱源となれば、そなたに力を与えられぬ……』
クロシュ「でも……マグヌスさん、生命のこと……好き、なんだよね……?」
マグヌス『……』
クロシュ「わたし……クロシュヴィアちゃんと……喧嘩したいわけじゃ、ない……。お話して……やり方、変えよって……お願い、したいだけ……。だから……ちから、いらない……」
マグヌス『………』
クロシュ「え、えと……だめ……?」
マグヌス『……フッ。だめではない。そなたが、星の運命を背負う者と称された理由の一端……垣間見た。であるなら――我は、山の生命の為に燃える薪とならん』
クロシュ「わあ……!」
マグヌス『そして、これは餞別である。受け取るが良い』ゴゴゴゴゴ――
生命の波動「」ポワポワポワ――
クロシュ「んわわ……!?」
煤けた不死鳥の羽根「」チリチリチリ…
ポン!!
くすんだ不死鳥の羽根「」メラ
マグヌス『すまぬ。完全な状態に戻せなかった』
クロシュ「んーん……! ありがと……!」
☆巨神マグヌスが山の地下で熱を供給してくれます。
☆世界樹の薪ポイントが [5/8] になりました。
煤けた不死鳥の羽根がくすんだ不死鳥の羽根に変化しました
パッシブスキル〈残火〉で復活した際のコンマ低下がなくなりました(行動不能はあります)
◆
463 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 01:03:17.44 ID:QpHN78dF0
というわけで本日はここまで
地底都市でのんびり野営した後、謎の声に導かれた先で出会ったのは大きな巨神だった。巨神マグヌスはクロシュにものすごく大きな期待をしていたが、あかちゃんスライムはどちらかと言うとよくわかっていなかった。
果たしてクロシュは、いつかクロシュヴィアを説得できるのか――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
464 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/20(月) 01:25:06.91 ID:+H+MrCYRo
おつです
クロシュ脳内会議で各クロシュが今までの関係者に似ているの、人との関わりの中で色々な考えを吸収した感があってすごく好き
全員妖精が好きなのはそりゃ物語冒頭のどん底からずっと一緒にいたからですよ貴女
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/20(月) 01:53:23.31 ID:ur1mSB2zo
おつ
魔王化は原罪のようなものか…
全てを救うには神にでもなるしかないというのは話の通例だが結末は果たして
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/20(月) 09:15:03.70 ID:eRteqIWBO
ソフィアよりレインを選んだのは胸か魅惑魔法か勇者
467 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/25(土) 07:23:40.95 ID:8dK581pNO
乙そのうち妖精ベースの脳内クロシュ産まれそう
468 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/25(土) 21:03:17.94 ID:qfPlLx2z0
クロシュは様々な人と出会い、その関わりの中で多くを学び、影響を受けています
クロシュの心の中の各クロシュについては、影響を受けた人物の性格などが反映されることもあるようです。そして現在進行系で成長しているため、クロシュさんの今後の活躍にご期待いただければと思います
クロシュの中には様々な考えの軸がありますが、どの軸においても妖精さんが好きなのは変わらないようです。穀潰しのあかちゃんだった時からいろいろ世話を焼いてくれた妖精さんのことはすごく信頼しているのかもしれません
魔王化は原罪のようなものと考えることもできるかもしれません(特に意識していませんでしたが、言われてみると確かにそうかも……と思いました)
クロシュさんもリュアンちゃんもクロシュヴィアちゃんも幽界樹の精霊さんも、全てを救いたいという気持ちは共通しているようです。しかしながら全てを救うのは実際とても難しく、もしそれを成し遂げることができたならば即ちその者こそ真の神である、と逆説的に考えることも可能かもしれません。そしてこの物語がどこへ向かっていくのかは今のところ闇に包まれています
勇者サインさんがレインさんを選んだ(?)理由については、実のところよくわかっておりません。そして実のところレインさん自身もなぜ自分が選ばれたのかわかっていないようです(これを指摘すると怒る可能性があります)。巷で言われているような高潔な勇者像と異なり、勇者サイン氏は本当のところは豊満な女性を好む普通の男の子だった可能性もあるかもしれません。サイン氏は既に語る言葉を持たないため、その真相は永遠に闇に包まれてしまったと言えるでしょう
クロシュ氏の考えの軸に、妖精さんらしい性格のクロシュが新たに生じる可能性もあると言えばあるかもしれません。今後クロシュさんが妖精さんから新たな視点や考え方を学ぶか、あるいは妖精さんらしさを獲得する必要が出てきた場合に、そういったことが起こるかもしれないと言えるでしょう。今のところクロシュ氏は世話を焼かれる側ですが、もし誰かの世話を焼く側に回ったら妖精さんらしさが必要になることもあるかと思います(妖精さんは世話焼き妖精なので、世話を焼くのが得意なようです)
469 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/25(土) 21:05:24.61 ID:qfPlLx2z0
―地底神殿
アインズ「気温低下の原因が判明してさらに解決しただと……!?」
クロシュ「うん」
妖精「そこにいる山の神がどうにかしてくれるって」
マグヌス『……』
アインズ「……あれが、山の神?」
妖精「うん。さっきまで喋ってたんだよ。おーい、お話できる?」
マグヌス『――すまぬ、少々驚いていた』
アインズ「頭の中に……直接声が……!」
妖精「驚いてた……?」
マグヌス『我が好敵手の……命脈を継ぐ者の到来に。そこの灼髪の子よ』
アインズ「……!? 私か……!?」
マグヌス『知らなかったか。無理もなし。あれから永き時が流れた――奴もまた、世を去って久しいことだろう』
妖精「……ん? 巨神の好敵手、って……龍神のこと?」
クロシュ「そうなの?」
マグヌス『然り。力と闘争こそ生命の根源と捉え、この星を幾度も破壊と混沌に陥れようとした暴れ者よ』
アインズ「……」
妖精(悪竜の悪竜らしさって龍神由来のものだったんだ……)
マグヌス『そなたもまた、彼奴のように闘争こそを全てとする者であるか?』
アインズ「知らん。戦いは嫌いではないが……それが全てなどとは思わん」
マグヌス『そうか』
アインズ「闘争こそ全てだと言うのなら、その龍神とやらはなぜ血を残した?」
マグヌス『戦の駒として使う為、彼奴は無数の眷属を創造した。その生き残りが現在まで繋いだ命が、そなたであろう』
アインズ「……」
マグヌス『だが……そなたが平穏に生まれ、今日まで無事に生きてきたことを踏まえると……そなたの親は彼奴と相入れぬ者だったのだな』
アインズ「……そうかもな」
マグヌス『例え好敵手と言えど、命脈が繋がっていたことを好ましく思う。その命、なるべく大事にせよ』
アインズ「言われなくとも。無駄死にする気はない」
妖精(龍神と比べると……セレナディアはあれでも平和的で優しい方だったのかも……。話を聞く限り、美味しいものを食べること以外にはあまり興味がなかったらしいし)
妖精(でもその妹のセレスティアは……龍神由来の性質が濃かったのかも……)
妖精(まあ何にしても、悪竜姉妹は既にいない。今も生き残ってるのは、たぶんアインズだけだ)
妖精(龍神の最後の末裔がこれからどう生きていくのか……それは彼女自身が、これから決めていくことだろう)
◆
470 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/25(土) 21:06:20.61 ID:qfPlLx2z0
―地底都市
トンカントンカン…
昇降機「」ポン!
ロンドン「よ〜し、おわり」
ヴィトナ「これ、なんだ」
ロンドン「乗ってみりゃわかるよ」
リーシア「皆さん集めて来ましたよ〜」
アッシュ「なんだなんだ? そろそろ帰るんじゃないのか?」
ロンドン「お前さんたちに文明の利器ってやつを見せてやろうと思ってね」
リュアン「文明の利器、ですか……?」
レイン「この箱が?」
ロンドン「そうさ。ほれ乗りな」グイグイ
クロシュ「うん」
フメイ「どうなるの?」
ロンドン「お楽しみさ」
*
ロンドン「全員乗った?」
聖女「はい、全員乗ってます」
ロンドン「忘れ物はないね? じゃあ――ほい」カチッ
ガコンッ
ギュオオオオオオオオッ!!!!
クロシュ「んわああああああ!!?!?」
フメイ「わああああああ!!?!?」
妖精「あわあああああ!!?!?」
セイン「っ!!?」
高速上昇していく昇降機「」ギュオオオオオオオッ!!!!
◇
―通気ダクト 地上付近
ギュオオオオオオ――
昇降機「」ガコン プシュー――
スライムクロシュ「」デロデロ…
リュアン「う〜ん……」クラクラ
聖女「はへぇ……」ピヨピヨ
ロンドン「はい、お帰りはあちらよ」
妖精「昇降機なら先に言ってよ!!」
ヴィトナ「し、しぬと、おもった……」
アッシュ「今回の探索で一番やばかったぜ……」
リーシア「……なるほど……これ、使えそうですねえ」
アインズ「……ああ。ソフィアへの奇襲に有効活用できそうだ」
☆通気ダクト〜古ドワーフ都市を踏破しました
昇降機により日帰り可能となり、自由行動で行き来できるようになりました
↓1コンマ ダンジョンクリアボーナス
01-60 古ドワーフ鍛冶指南書
61-90 ↑+弩砲お持ち帰り
91-00 ↑+古代パイルバンカー
471 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/25(土) 21:16:01.38 ID:G08hqZJ7O
あ
472 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/25(土) 21:55:36.23 ID:qfPlLx2z0
ロンドン「……ああそうだ、ほいこれ」スッ
古ドワーフ鍛冶指南書「」ポン
クロシュ「ほえ?」
ロンドン「お前さんなら学べることもあるかと思ってね、とっといたんだ」
クロシュ「そうなの?」
ロンドン「おう。ゴーレムたちとの戦いで、なんか黒くてデロっとした刃を振り回してたろ? あれ見て思ったんだよ、お前さんならもっと上を目指せるってね」
クロシュ「わ!」
ロンドン「まあ犯行予告の日にゃ間に合わないかもしれんけど、人生……スライム生はその先も続くわけだ。そしたら、次の戦いで活かしゃあいい。どうよ?」
クロシュ「ん……! えと、ありがと、ございます……!」
ロンドン「おう。つっても今はソフィア対策優先だよ。渡しといて言うのもアレだけども」
☆古ドワーフ鍛冶指南書をもらいました
1日ごとに武装製作経験が1増えます(レベルが上がるまで)
◆
473 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/25(土) 21:58:50.55 ID:qfPlLx2z0
―竜神村 滞在15日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武: 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:煤けた不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◇セイン [勇者スライム]
武:魔銀の剣 盾: 飾:
武: 防:旅人の服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*5 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*1 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
光属性の中級魔導書 オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*1
古ドワーフ鍛冶指南書
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・山越えの手段または道筋を探す
◯努力目標
・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
・坑道に潜む者の正体を暴く(達成!)
・異常気象の原因を突き止める(達成!)
・愛について考える(2/3)
◯個人目標
・世界樹の石炭 [5/8]
・武装製作経験 [4/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[03/12] 魔法[02/12] 防御[02/09]
・フメイ 近接[02/06] 魔法[16/16] 防御[05/09]
・リュアン 近接[01/06] 魔法[05/09] 防御[01/06]
・聖女 近接[02/04] 魔法[05/09] 防御[01/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、坑道入口、坑道通気ダクト、他
……………………………………………………………………………………
□坑道突撃隊
・ヴィトナ ・レイン ・リーシア
・アッシュ ・アインズ
……………………………………………………………………………………
☆ダンジョンでの探索と戦いを終え、全員がいくつかの経験を得ました
474 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/25(土) 22:00:38.43 ID:qfPlLx2z0
―朝
ダウンの家
妖精「ソフィアの犯行予告まで、自由に動ける日はあと2日しかない。そういうわけで――」
アインズ「明日の日没後、通気ダクトの昇降機を使って古代都市に移動してそこから近い地点にある奴の拠点を襲撃する」
クロシュ「!」
フメイ「お〜」
聖女「わ……!」
リュアン「襲撃……!」
セイン「勝算は?」
アインズ「奴が増援を呼ぶ前に倒せれば、問題なく勝てるはずだ。どちらにしろその翌日は予告の日……持ち越すことは許されん」
妖精「問題は……増援を呼ぶ前に倒せれば、ってとこだよね。情報通りならかなり用心深いはず……完全な奇襲に成功しても、増援を絶対に阻止できるとまでは言い切れないと思う」
セイン「もし複数のモドキを相手にすることとなれば、勝利は絶望的だ」
フメイ「強かったよね。1人でも厳しいし」
レイン「何か良い対策はないの?」
妖精「うーん……私たちもいろいろ考えてはいるんだけど、良い案が浮かばなくてさ……」
セイン「だが僕たちも逃げる気はない。個人的な私怨だが……ソフィア・ロスチャイルドを許すことはできない」
アインズ「……お前たちは、カリス・ノーランドという悪党に造られた者なのだそうだな」
セイン「ああ。あのような者を野放しにするのは……かつての自分たちを見殺しにするのと同じだ」
クロシュ「うん……」
フメイ「……絶対、燃やす。フメイも、許さない」
妖精「まあそういうわけだから、この村を置いて逃げ出したりはしないよ。今日と明日、できることをやろう」
アインズ「……ああ。すまない、頼りにさせてもらうぞ」
竜神村滞在15日目。17日目にソフィアの犯行予告があるため、16日目の行動終了後に襲撃を行います
↓1〜3 自由安価 何をする?
475 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/25(土) 22:01:54.30 ID:mmXS2wWu0
ユウリと温泉に入りながらソフィア対策の相談してみる
476 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/25(土) 22:03:18.92 ID:6s0oc2KgO
クロシュ、脳内で妖精っぽい自分の精製に挑戦
477 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/25(土) 22:12:20.97 ID:Q2rCQHaGo
ダウンとソフィアとも仲良くなれる手段ないか相談しつつ、愛とは何か議論
478 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/25(土) 23:07:25.49 ID:qfPlLx2z0
ダウン「ねえねえ、みんな聞いた!? 温泉が復活したのよ!」
クロシュ「!」
フメイ「そうなの?」
ダウン「そうなの! 明日の夜戦いに行くなら、今から入っておくときっと効くわ!」
聖女「では……せっかくですからいただきましょう、温泉!」
*
―竜神村 温泉
カポーン―
湯けむり「」モクモク
スライムクロシュ「〜〜…♪」デロデロ
スライムセイン「……♪」デロデロ
スライムフメイ「〜〜…♪」デロデロ
妖精「巨神マグヌス……もう温泉まで復活させてくれたんだねえ」ポカポカ
聖女「体の芯まで温まるようです……。温泉、良いですね……」ポカポカ
リュアン「……えっ!? えっえっ……!?///」
妖精「……ん? どうしたの、リュアン。早く入らないと体冷やすよ」
リュアン「あ、いや、えっと……そのぉ……///」チラッ
スライムセイン「!」モニョッ
光の残像「」パヒュンッ
スライムフメイ「!?」モニョッ!?
スライムクロシュ「??」モニョニョ?
妖精「あれ? セイン、どうして急に光速移動でどっかに行っちゃったの?」
聖女「……はっ! まさか、セインさん――」
リュアン「あ、ああ……違うんです! ごめんなさい、セインくんが出てく必要はないんです……! 戻って来てください!!///」
妖精「あ、ああ……気を遣って出てったのか……。スライムなんだから別に良いのに」
*
スライムセイン「……すまない。本当に僕も一緒で大丈夫か」モニョモニョ
リュアン「は、はい……。セインくんは……スライムなので……!///」
スライムクロシュ「?」モニョニョ
フメイ「何の話してるの?」
聖女「あー、ええと……その、人間の乙女心は、ちょっと複雑でして……」
妖精「聖女は平気なんだ」
聖女「まあ、はい。セインさんはスライムさんですから」
リュアン「な、なんでそんな簡単に切り替えられるんです……!?」
聖女「ふふふ、これでも聖職者ですので」
*
479 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/25(土) 23:08:28.34 ID:qfPlLx2z0
カポーン―
隅っこで温泉の外を向くスライムセイン「……」デロロ
一緒に外を向くスライムクロシュ「〜〜♪」デロデロ
一緒に外を向くスライムフメイ「〜〜♪」デロデロ
リュアン「ふー……真の正しい世界……真の正しい世界……」ブツブツ
妖精「そういう使い方もあるんだ……その言葉……」
聖女「聖句のようなものなのかもしれませんね……」
スタスタ
ユウリ「温泉ぞ!」
妖精「あ、ユウリだ」
聖女「ユウリさんですね。温泉……入りに来たんでしょうか」
妖精「いや……リビングデッドにとって、この温泉はすごく毒なんじゃ……? 温度が高いのももちろんだけど――」
生命力に溢れた温泉「」ポワポワ
妖精「これ、巨神の生命力で温められた湯だからアンデッドとは相性最悪だと思う……」
ユウリ「ひ、卑怯ぞ……。アンデッド差別ぞ!!」
妖精「そ、そんなこと私に言われても……」
ユウリ「前の温泉は、防腐に気を遣えば問題なしであったぞ……。今も問題なしに決まっておるぞ!」シュバッ
聖女「わあ!! 一気に飛び込んで――」
バシャァァン!
↓1コンマ
01-05 消滅しかけた
06-60 普通のソフィア対策
61-90 機能的ソフィア対策
91-99 決定的ソフィア対策
00-00 ?????
480 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/25(土) 23:34:59.61 ID:qfPlLx2z0
というわけで本日はここまで。このレスは安価に含まれません
ドワーフの地底都市より帰還したクロシュたちは、来たるべき戦いに向けて対策を練りつつ復活した温泉に入る。ぬくぬくと温かいお湯に浸かりながら、クロシュはセインちゃんと一緒に入ることを恥ずかしがるリュアンの行動を不思議に思った。ヒトは、スライムよりも複雑で難しい生き物らしい。レインさんとソフィアさんが同じ人を好きでいるのにいがみ合っていることも、複雑で難しい。世の中は、あかちゃんスライムにとって難しいことだらけだ。
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
481 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/25(土) 23:49:36.04 ID:Q2rCQHaGo
あ
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/26(日) 01:42:47.92 ID:holZRUrvo
ゆ、ユウリさーん!?
おつでした
リュアンちゃんの感覚がこちら(読んでる俺ら)に近いのかな
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/26(日) 11:15:56.07 ID:VqSeCr80o
ここにきてクロシュヴィアの介入はなさそうかメアリー放置プレイ継続
484 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/26(日) 20:55:52.55 ID:Cu+Z2ov30
ユウリさんは消滅しかけることとなってしまいました。自由行動などでパーティ外キャラクターが何度も連続で選出されると、禍神に目を付けられやすくなるという噂があります。禍神が何なのかは今のところよくわかっておりませんが、運命神と並んで未だ飽きずに世界への干渉を続けるはた迷惑な悪い神のようです
リュアンちゃんは、この世界の文明圏における同世代の者たちと比べると少し大人びたところもありますが、概ね一般的な感覚を持っています。そしてメタ的なことを言えば、パーティメンバーが全員スライムや妖精だと人間感覚から乖離しすぎてしまうかも……という危惧があったのかもしれません(聖女さんは聖女なので、ちょっと普通の人とは離れてしまっています)
メアリーちゃんは独断専行していたらしいので、救援については望み薄かもしれません。クロシュヴィア様はどうしてそんなに冷たいのかと思うかもしれませんが、メアリーちゃんに冷たくしているわけではなく、クロシュちゃんたちに敗れたとしても悪いようにはならないだろうという甘々な判断があります。また、もしかしたらクロシュヴィア様は別件で忙しいのかもしれません。メアリーちゃんはいつも暇そうにしているので、お話してあげると喜んで応じてくれるかと思います
485 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/26(日) 20:57:48.31 ID:Cu+Z2ov30
シュワシュワ…
ブクブクブク…
聖女「沈んだまま上がって来ません……」
妖精「……あっ、浄化されてる」
フメイ「浄化されるとどうなるの?」モニョッ
妖精「反魂術が解けて、尋常な生命として星に還ると思う」
フメイ「ふうん」
セイン「……そのままにしてやった方が良いのか?」
妖精「ど、どうだろう……。そもそもどうして自分をリビングデッド化させたのかも知らないしなあ……」
聖女「言っては何ですが、当人も既に忘れてそうなんですよね……」
妖精「うん。目的も自分自身も見失ったまま、永い時を無為に生き続けることが果たして良いかどうかは……ちょっと私にもわからない……」
リュアン「でも……けっこう楽しそうに過ごしてましたし、まだこの世に存在していたいのではないでしょうか……?」
妖精「まあそれはそうかも……」
クロシュ「……」
↓1〜 先取2〜3票
1.温泉の外に出してあげる(2票必要)
2.星に還してあげる(3票必要)
※クロシュの普段の考え方により、選択肢によって必要な票数が異なる場合があります
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/26(日) 20:58:25.42 ID:6Y8XXjnB0
1
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/26(日) 20:59:56.36 ID:VqSeCr80o
1
488 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/26(日) 22:42:15.59 ID:Cu+Z2ov30
クロシュ「」バシャバシャ
ザバァン!
ユウリ「」グッタリ
クロシュ「……だいじょうぶ?」ユサユサ
リュアン「え、えっと……回復魔法……はだめだよね。リビングデッドだし……」
妖精「この温泉自体がすごい回復効果のあるお湯になってるからね……。アンデッドには大ダメージだと思う……」
聖女「ええと……では、死の魔法をかける必要が……?」
妖精「……わ、わからない。こんなケース、今まで生きてきて初めてだし……」
フメイ「おーい。死んじゃった?」ユサユサ
セイン「死んでいる」
クロシュ「……不死鳥の火で、焼いてみる……?」
妖精「それやったらトドメになると思う」
クロシュ「わ!」
ユウリ「う、う〜ん……」
クロシュ「!」
リュアン「意識が……!」
聖女「ユウリさん、大丈夫ですか。自分がわかりますか?」
ユウリ「〜〜…」ブツブツ
セイン「何か……言っている?」
フメイ「何て言ってるの?」
ユウリ「いつのまに 身をふる雪と なりぬらん あとに残らぬ 道しるべかな―――」ブツブツ
聖女「これは……詩です!」
リュアン「もしかしてユウリさん……生前の記憶が……!?」
ユウリ「はっ!!?」ガバッ
フメイ「あ、起きた」
クロシュ「だいじょうぶ?」
ユウリ「……ここは……どこぞ?」キョロキョロ
妖精「竜神村の温泉だよ。さっき自分で飛び込んで、死に……消えかけたんだよ。覚えてない?」
ユウリ「……夢を、見ていた気がするぞよ」
フメイ「夢? どんな?」
ユウリ「忘れた」
リュアン「あの……先ほど詠んだ詩は?」
ユウリ「詩? なんのことぞ?」
妖精「ひとまず温泉に入る前と変わらなそうだね。良かった良かった」
☆ユウリの消滅を阻止しました
☆生命力温泉に入ったことで、明日の終わりまで最大満腹度+5、〈復活反動無効〉を得ました
◇
489 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/26(日) 22:55:32.28 ID:Cu+Z2ov30
―ダウンの家 居間
紅茶「」ホカホカ
ダウン「……えっ? ソフィアちゃんと仲良くできないかって?」
クロシュ「うん……」
レイン「急に何を言い出すの。あれはカリスと同類の、最低最悪の外道畜生よ。仲良くなる必要も、価値もないわ」
クロシュ「でも……サインさんの、こと……好きだった……」
ダウン「!」
レイン「……」
クロシュ「おんなじ、人……好きなのに……どうして……殺し合いに、なっちゃったの……?」
レイン「……世界は、あなたが思っているほど単純ではないのよ。私はリーリア軍の者で、奴はセイントレア軍の者だった」
クロシュ「でも……レインさん、サインさんと仲良しに、なれた」
レイン「それは……」
クロシュ「二人とも、サインさん、好きなら……三人で、仲良く……」
ダウン「クロシュちゃん……。残念だけど、そういうわけにはいかないの……」
クロシュ「ほえ……?」
ダウン「私たちはね……好きな人と、二人きりで愛し合いたいって思ってしまう種族なのよ……。そこに、他の誰かはいて欲しくないの……」
クロシュ「そうなの……?」
妖精「うん。多くの知的種族はそんな価値観で生きてるんだと思う。私やクロシュ……つまり妖精やスライムみたいに、そうじゃない種族もいるけどね」
クロシュ「そうなんだ……。でも……えっと……どうして……?」
ダウン「そうねぇ……。例えば……その人を独占したい、自分だけのモノにしたい……そういう気持ち、わかるかしら?」
クロシュ「……」ムムム
妖精「例えば、フメイがクロシュを差し置いて他の誰かと遊んでたら、どう思う?」
クロシュ「……ちょっと、さびしい……」
フメイ「フメイ、クロシュを差し置いて他の誰かと遊んだりなんかしないけど」ヌッ
クロシュ「!」パァァァ
妖精「た、例え話だよ! でもその、寂しいって気持ちが……なんていうのかな、もっと深く、重くなったやつ……みたいな?」
ダウン「そ! うふふ、流石は大母様。他種族の恋愛もお手の物なのね」
妖精「他種族の価値観も理解しとかなきゃ種族混合国なんて作れないからね」
ダウン「クロシュちゃんとフメイちゃんも、恋愛感情がどんなのかわかってくれた?」
フメイ「完全にわかった。フメイ、クロシュに恋愛してる」
クロシュ「わ!」
妖精「まあ……これがこの子たちの理解できる限界かも……」
490 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/26(日) 22:56:50.79 ID:Cu+Z2ov30
フメイ「つまり、レインはサインがいないと、寂しかった」
レイン「ええ、そう」
クロシュ「サインさんも……レインさんが、いないと……さびしかった……」
レイン「その通り」
クロシュ「……ソフィアさんも……さびしかった……?」
レイン「まあ……そうね」
フメイ「なんでソフィアのこと、仲間はずれにしたの?」
レイン「……やっぱりそこに戻るのね」
フメイ「フメイ、クロシュのこと好きだけど……例えば妖精が、クロシュと遊べなくて寂しがってたら、一緒に遊んでやってもいい」
妖精「なんで私なの、そこで出るのが」
フメイ「あ……戦争でひどいことしたから……仲間に入れたくなかった?」
クロシュ「でも……サインさんも、戦争で、ひどいことした……」
フメイ「あそっか。じゃあやっぱり変。レインとサイン、いじわるだった?」
ダウン「違うのよ。恋愛となると、他に誰も入れたくなくなっちゃうの。お互いに、お互いだけを見て、お互いだけを特別にしたくなるの。そういうものなのよ」
クロシュ「……??」
フメイ「……恋愛のこと、またわかんなくなった」
☆愛について考えました
わからないということがわかりました [3/3]
努力目標を達成しました
ところでソフィアさんと仲良くなる作戦は――
↓1選択
1.思いつかない……
2.とにかく発想してみる(コンマ)
0.自由安価(できないことはできない)
上記選択で2を選んだ場合
01-80 結局思いつかない……
81-95 いい考え
96-00 決定的な考え
491 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/26(日) 23:05:07.80 ID:wxqfZU9CO
0お食事会に誘う
492 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/26(日) 23:35:10.42 ID:Cu+Z2ov30
クロシュ「ソフィアさん……ごはんに、誘って、みる……?」
レイン「地下の奥深くに隠れ潜んでる奴をどうやって誘うのよ……」
クロシュ「んゅ……」
ダウン「戦いが終わった後なら良いかもしれないわ。ソフィアちゃんも、きっとずっと一人ぼっちで退屈な食事を摂っているでしょうから」
レイン「は? 食事に誘う為に奴を生かせと?」
ダウン「ええ。死んで終わりなんて、だめでしょ? リュアンちゃんがあなたにそうしたように」
レイン「……」
妖精「まあ……できれば生かして捕らえたいっていう意見には私も賛成。私たちは殺しをしたいわけじゃないし――」
クロシュ「うん! お話、すれば……わかる、かも……」
レイン「ソフィアに限って言えば、話せばわかるなんてことはないと思うけど。お前たちがそうしたいのなら好きにすれば良い」
クロシュ「!」パァァァ
レイン「ただし、手加減する余裕がなければ私は躊躇なく殺しに行く。あんな奴の為に……こちらの命を危険に晒す必要はないわ」
妖精「うん、わかってるよ。ありがとう」
クロシュ「ありがと、ございます……!」ペコリ
レイン「フン……」
☆戦いの後、生きていればソフィアを食事に誘うことになりました
それに伴い、突撃隊はソフィアを殺さない方針となります
(危機的状況など、手加減できなくなることもあります)
◇
493 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/26(日) 23:35:50.34 ID:Cu+Z2ov30
―クロシュの夢 会議室
中庸クロシュ「……」
楽観クロシュ「どうしたの?」モニョッ
中庸クロシュ「……」
指差し「」スッ
未詳スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
楽観クロシュ「わ! あたらしいわたし!?」
中庸クロシュ「わかんない。わたしが……新しい考え方、必要としてるのかも……」
秩序クロシュ「新しい考え方……!」
混沌クロシュ「ふうん……使えるわたしだといいけど」
悲観クロシュ「かなしみのこと……わかってくれるわたしなら……」
未詳スライムクロシュ「〜〜」モニョニョニョ―
↓1コンマ
01-60 まだその時じゃない
61-90 世話焼きクロシュ
91-00 太母クロシュ
494 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/26(日) 23:41:56.06 ID:RtK9yvcRO
あ
495 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/27(月) 00:38:38.15 ID:sWQa1qK70
未詳スライムクロシュ「〜〜〜」モニョニョニョ――
デロデロ…
溶けていく未詳スライムクロシュ「」デロロロ
楽観クロシュ「溶けちゃった」
中庸クロシュ「まだ、その時じゃなかった……ということ……」
秩序クロシュ「必要になったら、きっとまた出てくるよね」
混沌クロシュ「これ以上必要な考え方なんてあるの?」
悲観クロシュ「……生まれなくて、良かったとも……おもう……」
◯新しい考え方はまだ芽生えませんでした
必要な時が来れば、自ずと形作られるかもしれません
◇
496 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/27(月) 00:39:07.89 ID:sWQa1qK70
―竜神村 滞在16日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武: 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:煤けた不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◇セイン [勇者スライム]
武:魔銀の剣 盾: 飾:
武: 防:旅人の服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*5 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*1 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
光属性の中級魔導書 オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*1
古ドワーフ鍛冶指南書
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・山越えの手段または道筋を探す
◯努力目標
・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
・坑道に潜む者の正体を暴く(達成!)
・異常気象原因を突き止める(達成!)
・愛について考える (達成!)
◯個人目標
・世界樹の石炭 [5/8]
・武装製作経験 [5/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[03/12] 魔法[02/12] 防御[02/09]
・フメイ 近接[02/06] 魔法[16/16] 防御[05/09]
・リュアン 近接[01/06] 魔法[05/09] 防御[01/06]
・聖女 近接[02/04] 魔法[05/09] 防御[01/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、坑道入口、坑道通気ダクト、他
……………………………………………………………………………………
□坑道突撃隊
・ヴィトナ ・レイン ・リーシア
・アッシュ ・アインズ ・ロンドン
……………………………………………………………………………………
497 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/27(月) 00:40:31.24 ID:sWQa1qK70
―朝
ダウンの家
窓の外「」キラキラ
ダウン「降雪はなし……予報でもしばらく雪は降らないみたいよ」
アインズ「地下と言えどダクトまでは外だ。雪が降らないでくれるのはありがたい」
レイン「今日の日没後、襲撃をかけるのよね」
アインズ「ああ。懸念点はまだ残っているが……これ以上後ろにはずらせない」
妖精「勇者モドキ……結局まだ対策は立てられてないんだよね……」
レイン「……有効な手立てはないの? お前たちはソフィアの同類であるあのカリス・ノーランドを打倒したのでしょう?」
妖精「カリス打倒のほとんどは大魔女のお陰だし……」
レイン「具体的にはどんな手段を取ったの?」
妖精「大魔女の用意した解呪の術式を使って、カリスの手駒にされてた子供たちをこっちに引き込んだんだよ。あの子たちは呪いさえなければカリスに従う必要がなかったから」
セイン「……その術式を、あのモドキに使うことはできないのか?」
妖精「あれはカリス謹製の呪いだろうから、同じものをソフィアが使っているとは思えない……。モドキたちがどういう意識でソフィアに従ってるのかもわからないし……」
フメイ「……アイスみたいに、ソフィアを好きだったら……困る……」
レイン「もしそのような精神操作を施していたなら、ソフィアのことを心底軽蔑するし一切手加減できなくなるわ」
セイン「剣を交えた時、意思を感じなかった。恐らく完全にソフィアの意のままに操られている」
レイン「それはそれで反吐が出るわ。やっぱり殺して良いかしら」
リュアン「レインさん……」
レイン「……わかってるわよ。可能な限り生かす……。殺して終わらせるやり方じゃ……新たな悲劇と苦痛を生み出すだけだって、わかってる……」
聖女「レインさん……!」
アインズ「山を荒らした責任を取って貰わねば困るからな。私も生かして捕らえることについて異議はない」
クロシュ「わあ……!」
アインズ「だが、それはこちらが優位であった時の話だ。現状ではまだ不安要素が多い……対策は最後まで練るぞ」
クロシュ「ん!」
妖精「一番重要なのは、やっぱり勇者モドキ対策だけど……どうしたものか……」
クロシュ「……」
クロシュ(カリス対策……ソフィアさんにも使えること、ある……?)
クロシュ(勇者モドキさんは……あれ、えっと……どうしたんだっけ……? 確か、セインちゃんの中の、勇者さん?と……お話して……? うーん……忘れちゃった……)
クロシュ(……あとは……おいしいもの、食べれば……なんとか、なる!!)
竜神村滞在16日目。この行動終了後、ソフィアへの襲撃を行います
↓1〜3 自由安価 何をする?
498 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/27(月) 00:45:49.59 ID:kCivDCAoO
メアリーを可愛がりにいき、一緒に連れていくか提案
499 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/27(月) 00:54:41.27 ID:FQj2dNWzo
モドキをレインがサキュバスらしくうふーんと籠絡できないのかと冗談言いつつ対策を講じる。あとダウンも突撃隊来てくれないか勧誘。
500 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/27(月) 00:58:42.97 ID:sWQa1qK70
本日はここまで。このレスは安価に含まれません
ついに犯行予告の前日となってしまった大山脈編。消滅しかけたユウリさんを助けたり、愛について考えた結果何もわからないことがわかったり、ソフィアさんをごはんに誘うことにしたり、新たなクロシュの考え方が芽生えなかったりしました。
ソフィア・ロスチャイルドとの戦いの行方はどうなるのか。決戦に向けて戦士たちは策を練り、あかちゃんスライムはごはんのことを考える――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いします
501 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/27(月) 01:07:42.47 ID:iciaRUVFo
決戦に備えて英気を養う為に突撃隊みんなで宴会をする
502 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/02(土) 23:21:35.80 ID:r3ZFb/tD0
―ダウンの家 客室
クロシュ「メアリーさん……いっしょに行く?」
メアリー「はい、もちろんです」
クロシュ「わあ……!」
妖精「待った。デロデロにする気じゃないの」
メアリー「そうですが、それが何か?」
妖精「前にソフィアも話せばデロデロをわかってくれるかも、とか言ってたのは何だったの」
メアリー「私も自分なりにソフィア氏のことをいろいろ調べてみまして、救いがたき者だということがわかりました。野放しにしておけばさらなる苦痛と悲劇を生みましょう」
妖精「そ、それは……現時点じゃちょっと反論できないけど……」
メアリー「であれば、デロデロにするのが最善かと。大いなるデロデロの一部となれば、もはや悪にはなり得ません」
妖精「まあ……確かに……。でもクロシュは、一緒にごはんを食べたいって」
メアリー「……導師クロシュは寛大です。しかし……その寛大さが、新たなるかなしみが生まれる隙となることを……どうかわかってください……」
クロシュ「……!」
メアリー「私を連れていってくだされば、必ずや導師クロシュの御力となることをお約束致しましょう。もちろん皆様に危害を加えたり、無理にデロデロを押し付けたりは致しません。魔法を解禁するタイミングは妖精さんにお任せ致します」
妖精「う、うーん……」
↓1選択
1.連れて行く
2.連れて行かない
503 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/02(土) 23:35:35.88 ID:HMkoYEt1O
1
504 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/02(土) 23:39:20.84 ID:r3ZFb/tD0
妖精「まあ、私が手綱を握ってれば大丈夫かな……?」
メアリー「!」パァァァァ
クロシュ「メアリーちゃん……ちゃんと、言うこと、聞いてね……?」
メアリー「はい、もちろんです。導師クロシュの仰せのままに――」
☆メアリーを連れて行くことにしました
戦力が上がりますが、敵味方のデロデロリスクも上がります
◇
フメイ「ねえ、サインってレインに一目惚れしたんだよね」
レイン「ええ。私の魂にね。決してサキュバス的な色香に魅了されたわけではないわ」
フメイ「なら、モドキもレインに一目惚れするんじゃないの」
レイン「!?」
ダウン「あらぁ……それは盲点だったわねぇ」
セイン「そうなのか?」
レイン「し、知らないわよ。考えたこともない」
ダウン「でもやってみる価値はあるんじゃない? もしサインくんと同じ嗜好だったら可能性はあると思うわ」
レイン「……そんなの……よ、良くないわ」
フメイ「良くないの?」
レイン「そうよ! だって、例えモドキだとしても……もし私を好きになんかなっちゃったら……そんなの……良くないでしょう!!」
ダウン「心を弄ぶのが私たちサキュバスの本来の生態なんだけどねぇ……。レインちゃんったら、すっかり純情になっちゃって……」
セイン「なら、ダウンに頼めるか?」
ダウン「えっ?」
セイン「レインと姉妹で似た雰囲気のダウンなら、モドキを魅了できるかも――」
レイン「だっ、だめよ!! 姉さんはもっとだめ!! 私より遥かにだめに決まってる!!!」
フメイ「そうなの?」
レイン「そうなの!!!!」
ダウン「あらぁ……せっかくだから私も突撃隊に加わろうと思っていたのだけれど……」
レイン「姉さんは万が一の時の為にここの防衛をしていなさい!! あの狡猾なソフィアのこと、何を仕掛けてくるかわからないわ!!」
ダウン「はいはい、わかったわ」
☆レインがモドキ対策を考える気になりました
*
505 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/02(土) 23:41:21.26 ID:r3ZFb/tD0
フメイ「ところでセインはレインとかダウンのこと、好きにならないの?」
セイン「? 僕は勇者サインとは違う」
フメイ「それもそっか」
セイン「ああ。スライムがベースになっている僕には、恐らく他種族のような恋愛感情や性欲は発生し得ないのではないかと思う」
フメイ「でも、スライムもごく稀に他種族みたいにめらめらな恋愛をすることがあるんだって。妖精が言ってた」
セイン「そうなのか……? フメイがクロシュにしているような?」
フメイ「うーん……よく考えてみたけど、フメイのは恋愛とは違うような気もする」
セイン「そうかもしれない」
フメイ「恋愛って何なんだろ」
セイン「そういえば以前カリスが、恋愛は性欲の別側面と言っていた」
フメイ「うへぇ、カリスが? じゃあきっと間違ってるよ、それ」
セイン「気持ちはわかるが、感情的に否定するのは得策ではないと思う。カリスの知識量は相当なものだった」
フメイ「まあそうだけど……。じゃあ、性欲ってなに?」
セイン「山賊とかが女性を襲ってどうのこうの、という事件を聞いたことはないか?」
フメイ「あ〜、フメイとクロシュも昔よく変なやつらに襲われそうになった。あれ、性欲だったんだ」
セイン「たぶんそうだ。ちゃんと撃退したか?」
フメイ「消し炭にした」
リュアン「わ、わぁ……セインくんとフメイちゃんが……物騒なお話を……」
聖女「セインさんの性欲についての知識も、ちょっと偏りがありますね……。カリス・ノーランドの教育でしょうか……」
ダウン「みんな〜お夕飯ができたわよ〜」
リュアン「あっ、今夜は宴会なんでしたよね」
聖女「はい。今夜の作戦に向けて英気を養う為にたくさん食べて飲むのだそうです」
リュアン「……今から食べ過ぎたら、逆に動きにくくなりませんか?」
聖女「まあ……皆さんは戦い慣れてらっしゃいますし、特にクロシュさんたちはスライムさんですから、食べれば食べた分だけ強くなれる……のだと思います」
リュアン「スライムさん……好きなだけ好きなものを食べられるのは、ちょっと羨ましいです……」
☆この後たくさん飲み食いしました
明日の終わりまで余剰満腹度+3、戦闘コンマ+5を得ました
◆
506 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/03(日) 00:35:02.07 ID:GfJvogyR0
―通気ダクト
昇降機「」ギュオオオオオン――ガゴンッ
*
スタスタスタ トコトコトコ パタパタパタ
*
―大坑道 ソフィア占拠区画付近
アインズ「ここから先は奴の占領地となる。皆、準備は良いか?」
クロシュ「ん!」
ロンドン「作戦のおさらいをしようか。この先で私たちは二手に分かれる。暴れまわって警備を引き付ける陽動部隊と、ソフィアの無力化を図る実行部隊。人選は――」
妖精「私たち旅の一行にメアリーとレインを加えたのが実行部隊で、それ以外が陽動……でもこれだと実行部隊に戦力が偏りすぎない?」
リーシア「ご心配なく〜。陽動部隊の目的は戦いに勝つことではなく、敵の注意を引き付けて引っ掻き回すことですので。ドワーフのロンドンさんと坑道ガイドの私に、素早いヴィトナちゃんとベテラン冒険者のアッシュさん、そして強くてタフなアインズさんに殿を任せれば完璧というわけですね〜」
ヴィトナ「ああ。逃げ回って生き残るの、得意だ」
アッシュ「おう。俺も生き汚さにゃ自信があんぜ!」
アインズ「心配はいらん。例え勇者の剣であろうとも、我が竜角の槍で凌ぎ切って見せよう」
竜角の槍「」シャキン
ロンドン「てなわけ。最悪モドキとの正面戦闘を避けらんないあんたたちの方が負担激重なんよ」
リーシア「ですね……。モドキ対策は大丈夫ですか?」
レイン「……ええ。私に少し考えがあるわ」
フメイ「!」
セイン「レイン……決心してくれたのか」
レイン「出くわさないのが一番よ。後はなるようになる。それだけ」
ロンドン「ここから突っ切れば一気にソフィアまで辿り着けるはず。後はどれだけ奴を手早く始末できるかだねえ」
メアリー「……私にお任せ頂ければ……ソフィア氏を、一撃で無力化して差し上げられます……」
アインズ「……一応聞いておくか。このメアリーという女は、何者だ?」
妖精「あー……ええと、まあ、ちょっとした助っ人だよ。少しでも戦力の足しになればと思って……」
アインズ「信用できるのか? 不穏な気配を感じるが」
妖精「私が許可しないと魔法が使えないように封印してあるから大丈夫」
アインズ「なら良いが……」
レイン「あなたたちが連れてた捕虜よね」
アッシュ「あっ、セイントレアの王女様か……!?」
メアリー「そのお話はまたの機会に」
ヴィトナ「……クロシュたちの仲間、なったのか?」
メアリー「そうです」
ヴィトナ「そうなのか! なら、仲間だ」
メアリー「はい。仲間です」ニコニコ
妖精「仲間にした覚えはないけど……まあ一時的な仲間ってことでいいか」
*
507 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/03(日) 00:36:19.99 ID:GfJvogyR0
アインズ「では――陽動部隊、先んじて出陣する!」シュバッ
ロンドン「あたしらに続けェ!」シュババッ
シュババババッ
レイン「さて、私たち実行部隊も行きましょうか」
クロシュ「ん!」
フメイ「ん」チリチリ
セイン「ああ」
聖女「はい……!」
リュアン「い、行けます!」
妖精「いつでも」
メアリー「真の正しい世界の為に――」
レイン「行くわよ――首を洗って待っていなさい、ソフィア……!!!」シュバッ
◇
508 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/03(日) 00:39:04.44 ID:GfJvogyR0
本日はここまで。次回ソフィア決戦編。お楽しみに
509 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/03(日) 02:58:30.53 ID:xdrynTwIo
おつおつ
できることはやった、あとは(コンマ)神に祈ろう
510 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/03(日) 10:46:35.41 ID:tTOedo6Oo
メアリーが不穏ですな
511 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/03(日) 20:25:03.76 ID:GfJvogyR0
クロシュさんたちはできることを概ねやりきったと見て良いかと思います。後は実際コンマ次第と言えるかもしれません。運命神はきまぐれなので気を抜かずに進むのが良いでしょう
メアリーさんはデロデロを良しとし、曇りなき善意で動いているようです。クロシュさんも正しいと思うことをするのが良いでしょう
そして本日は急用が入ったため、更新は見送りとなりました。明日更新できたらする予定です。よろしくお願いします
512 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/03(日) 20:26:12.99 ID:xdrynTwIo
あいよー
513 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/04(月) 02:11:13.34 ID:1EM46KRwo
おつです
両者共でアインズが登場しているから一瞬間違えそうになった
他にも外伝出身者が出たりするかな?
514 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 16:49:58.73 ID:kZ6nu19h0
それでは本日更新していきたいと思います。よろしくお願いいたします
アインズ氏は出身地がはっきりしていたことと、クロシュたちの旅路がその地域と交わったことにより、この度登場することとなりました
出身地や活動地域が判明している人物であれば、今後もクロシュたちの旅路次第で出会う可能性があります。逆に言うとクロシュたちの旅路から離れたところにいる人や、そもそも出身地や活動地域・年代が明らかでない人は出しづらいということでもあるかもしれません。
もしこのスレに登場して欲しい人物がいる場合、登場人物募集の際に同名の案を投下していただければ前向きに検討することが可能です。投下する際は、募集要項・時代・地域・情勢とすり合わせておくのが良いでしょう
(二次創作スレにおけるフェルメール氏のような案が理想的な例と言えるかもしれません)
(必ずしも採用を約束できるわけではありません。ご了承ください)
515 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 16:51:24.62 ID:kZ6nu19h0
―大坑道 深部
シュタタタタッ
妖精「こっちは警戒されてない。陽動が上手くいっているのかな」
リュアン「誘い込まれてる……とかじゃないですよね……?」
聖女「ロンドンさんの情報を信じましょう。ここを突っ切れば一直線に辿り着けるはずです」
フメイ「セイン。モドキの気配はある?」
セイン「……多数の気配がロンドンたちの作戦方面へ向かっている気配を感じる。陽動に引っかかったらしい――だが」
レイン「……ソフィアのこと。自身の周囲にも戦力は残してあるのでしょう」
セイン「ああ。その数――2。まともにやり合えば、僕たちに勝ち目はない」
妖精「一応、私の方でも以前カリス相手に使った呪い除去の術式を用意してはあるけれど……通じる可能性は低いと思う。レインの策はどう?」
レイン「……通じるか通じないかは、やってみないとわからないわ」
妖精「通じなかったら撤退を視野に――」
セイン「!! こちらに急接近している!!」
レイン「気付かれた……!?」
鋼鉄の扉「」バゴンッ!!
スタスタ…
ソフィア「二手に分かれて侵入とは。私も舐められたものだね」スタスタ
四本の機械腕「」ワシャワシャ
サインモドキA「……」スタスタ
サインモドキB「……」スタスタ
クロシュ「!」
妖精「ソフィア……ロスチャイルド!」
ソフィア「せっかく見逃してあげたのに。どうして命を無駄にするような真似……を………」
フメイ「?」
リュアン「か……固まってしまいました……?」
セイン「……?」
ソフィア「えっ……き、キミは……サイン……!!?」
セイン「違う」
ソフィア「ち、違う……!? で、でも、だって、キミの気配……魔力の波長……まるで、まるで……」ガクガク
セイン「僕はセイン。カリス・ノーランドに造られた勇者スライムだ」
ソフィア「カリスの……勇者、スライム……?」
セイン「そうだ。証拠を見せる」デロ―
デロデロ―ポン!
スライムセイン「〜〜」モニョモニョ
516 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 16:52:31.75 ID:kZ6nu19h0
ソフィア「ああ……なるほど……そういう、ことだったのか……。カリス……カリス・ノーランドォォォォ!!!!」
激しく猛る四本の機械腕「」ワシャシャシャ!!!
フメイ「わわ……!?」
リュアン「き、急に叫んで……」
レイン「こいつ……頭がイカれたの?」
ソフィア「お前たち、勇者スライムの細胞を奪え!! 一欠片でも良い!!」
サインモドキAB「!」
光の残像「」パヒュン――
妖精「はっ!? ま、まずいセイン!!」
スパパッ!!
スライムセイン「〜〜!!」モニャニャ
シュタッ
セインの細胞片を手にしたサインモドキA「……」
立ちはだかるサインモドキB「……」
クロシュ「……!!」
モニョモニョ…ポン!
セイン「すまない、しくじった……!」
フメイ「セイン、大丈夫……!?」
セイン「奴の言った通り、細胞を一欠片切り取られただけだ。支障は全くない」
妖精「で、でも――あいつの目的って――」
試験管に詰められたセインの細胞片「」キュキュッポン!
ソフィア「よくやった。お前たちはこいつらをここで足止めしろ。殺しても良い」
サインモドキA「……」ジリ
聖剣モドキ「」シャキン
サインモドキB「……」ジリ
聖剣モドキ「」シャキン
ソフィア「では私はこれで。クク……ハッハハハ……ファーッハッハッハ!!」シュタッ
聖女「ソフィアさんが撤退していきます!」
レイン「ソフィア!! 待ちなさい、ソフィアッ!!!」
立ちふさがるサインモドキAB「……」ザザッ
セイン「……こいつらをどうにかしなければ、追うこともできない」
妖精「くう……レイン!! 策があるんでしょ!!」
レイン「くそっ……ええあるわよ!!! やってやろうじゃないの!!!!」コォォォ――
レイン「私に……堕ちろ!!!」
心魔法の波動「」ポワン――!!!
サインモドキA「……」
サインモドキB「……」
キラキラキラ――
光となって消えていくサインモドキたち「」キラキラキラ…
517 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 16:53:31.48 ID:kZ6nu19h0
レイン「……えっ?」
リュアン「サインモドキさんたちが……消えていく……?」
フメイ「どういうことなの? 妖精」
妖精「し、知らないよ!」
キラキラキラキラ……
カラン――
聖剣モドキ「」
聖剣モドキ「」
フメイ「あ、聖剣……の偽物?」
セイン「………」スタスタ…スッ
光となって消えていく二振りの聖剣モドキ「」キラキラキラ…
聖女「聖剣の偽物も……光に……?」
セイン「……ああ」
妖精「この剣……光を編まれて造られたものみたい。ほどけば、簡単に光に還るんだ……」
リュアン「………じゃあ、もしかして……勇者モドキさんたちも……」
セイン「……自分自身で、自分をほどいたようだ。どうしてかは……わからないが」
フメイ「……レインのこと……好きになったから……?」
レイン「………」
妖精「レイン……魔法の手応えは……あったの?」
レイン「………あの時……サインの時も……手応えなんて、なかった。今回も……」
フメイ「じゃあ……どうして……?」
レイン「……わからない。わからないけれど……一つ、わかったこともある」
クロシュ「ほえ……?」
レイン「急いで追うわよ。あのアホが、どうしようもないことをしでかす前に――」
◇
518 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 16:54:58.99 ID:kZ6nu19h0
―ソフィアの研究室
警報「」ビービービー
カチャカチャカチャカチャ
ソフィア「……っ!? 失敗作の信号が途絶えた……!? あいつら、一体どうやって……!?」
ソフィア「だが……もういい!! 失敗作どもなんかもういらない……これで、これで、完成するんだ……!!」
大きな試験管「」コポコポコポ
ソフィア「サイン……サイン、サインサインサイン……あああ待ち切れない……!!! 早く、早く早く……!!」
鋼鉄の扉「」バァン!!!
レイン「ソォフィアァァァ!!!!」バサッ
ソフィア「誰かと思えば……サインを誑かした下賤な淫売か。今はあの勇者スライムにお熱なのかい?」
レイン「貴様……何をしようとしている!?」
ソフィア「見てわからないかな。お前たち魔族のせいで死んだサインを、私の隣に呼び戻してるとこだよ」
レイン「巫山戯るな!! サインは……死んだのよ!! 死んだものはどうあっても戻らない――そんなこともわからないほどに愚かなのか、貴様は……!!」
ソフィア「フン、下らない定説だね。今までは単に死を覆す手段がなかっただけさ。だが――ここでは違う!! この私の研究領域では――可逆的な変化に過ぎない!!」
四本の機械腕「」ワシャシャシャ――
高周波振動刃「」シャキン
魔導機関銃「」ジャキッ
魔導誘導弾倉「」ガコン
魔導再現器「」フォン
重装警備ゴーレム「」ドスン
重装警備ゴーレム「」ドスン
レイン「!」
519 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 16:57:04.22 ID:kZ6nu19h0
クロシュ「!」タタッ
妖精「追いついた……わっ!?」
フメイ「これ……ソフィアと、敵?」
セイン「……モドキはいない、か」
ソフィア「キミたちが優れた力を持っていることはわかっている。この戦力じゃ太刀打ちできないこともね。でも――サインを迎えるまでの時間なら、十分に稼げる――!!」
ソフィアの背後にある大きな試験管「」コポコポコポ
聖女「あ、あの試験管は……!?」
リュアン「大きな……とても大きな光の力を感じます……!! まさか――」
メアリー「新たな……かなしみの、産声が……」
ソフィア「さあ――大団円の前奏といこうじゃないか!!!!」
――ボス戦闘 ソフィア・ロスチャイルド――
◇ソフィア・ロスチャイルドが〈愛〉を発動!!
自身のコンマ+50、会心+50、痛恨回避+50!!
さらに精神異常による不利効果無効!!
さらに敗北時一度だけ耐える!!
◇ソフィア・ロスチャイルドが〈時間稼ぎ〉を発動!!
自身のコンマ+50、自身の優勢および会心を無効化!!
◆坑道突撃隊 満腹度[18/15]
コンマ+90(連携+15、薄明+15、閃光+40、斥力+15、食事+5)
会心+40(閃光+40)
痛恨回避+15(斥力+15)
◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+15)
・残火(敗北時1度だけ復活。復活後アクティブ使用不可)
・結界(1度だけ劣勢・痛恨を無効)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+15)
・閃光(常にコンマ+40、会心+40)
・魅了(敵コンマ-25、異性には効果2倍)
・斥力(常にコンマ+15、痛恨回避+15)
・温泉(最大満腹度+5、復活反動無効)
・食事(余剰満腹度+3、コンマ+5)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)
・星屑(腹+3、コンマ+30、残り2)
◆ソフィア・ロスチャイルド
コンマ+70(愛+50、時間稼ぎ+50、地の利+40、戦力差-70)
痛恨回避+50(愛+50)
※ソフィア・ロスチャイルドは時間稼ぎをしています
3ターン経過すると何かが起きます
↓1コンマ
01-30 膠着
31-95 優勢
96-00 会心
520 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/04(月) 16:58:53.40 ID:MZVkeKNv0
居合
521 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 17:43:46.46 ID:kZ6nu19h0
四本の機械腕「」ガションガション!
魔導機関銃「」ジャキッ
ギュイィィィーン――
ガガガガガガッ!!!!
降り注ぐ弾丸の雨「」ガガガガガガッ!!!!
大盾クロシュ「んわわわわ!!?」カカカカカンッ
妖精「聖女とリュアンはクロシュの大盾に隠れて!! 一発でも致命傷になり得る!!」
聖女「は、はい!!」
リュアン「ううっ、悔しいけどそうするしか……!!」
斥力「」フォン―
空中で静止する弾丸「」ピタッ
ポロッ ポロポロッ カランコロン
メアリー「……私も、導師クロシュに守られたいのですが……」
妖精「メアリーはその魔法で自分を守れるでしょ!」
弾かれる弾丸「」キンキンッ
セイン「フメイ、大丈夫か?」
フメイ「うん。届く前に溶かす」
レイン「やるじゃない」
フメイ「当然。クロシュがみんなを守るなら……クロシュのことは、フメイが守る!」バッ!
火球「」シュボッ!!
爆発する重装ゴーレム「!」ドガンッ!
ソフィア「チッ……ならこれはどうだ!」ガシャコン!
魔導誘導弾「」バシュウウウウッ!!!
セイン「ミサイル! フメイ、あれは溶かすな!!」
フメイ「どうすればいいの!!」
メアリー「お任せを」スッ
斥力「」フォン――
反転する魔導誘導弾「」クルンッ バシュウウウウ!!
ソフィア「!」
ドガァァァン!!
魔導障壁「」ヴン―
ソフィア「……なぜメアリー・ロード・セイントレアがそこにいて、こいつらに協力している?」
メアリー「真の正しい世界の為、です」
522 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 17:45:15.05 ID:kZ6nu19h0
レイン「おもしろ武器はこれでお終いかしら?」
ソフィア「言ってろ。ここから射撃を繰り返せば、お前たちもいずれ疲弊する」
リロード中の魔導機関銃「」プシュー カチャカチャ
発射される誘導弾「」バシュウウウウッ!!
メアリー「機関銃のリロードタイムはミサイルで誤魔化す……。四本腕、便利ですね……」
斥力「」フォン―
ソフィア「でも対処できないだろう? そのミサイルを跳ね返したところで、私の障壁は破れない――」
妖精「ならこれはどう!? クロシュ今だ!!」
空クロシュ「ん!」
空間跳躍大盾「」ヴォンッ!!!
ソフィア「!!?」
ガギィィンッ!!
吹っ飛ぶ2本の機械腕「」ベギャッ!!
ソフィア「ぐあっ!」
フメイ「やった!」
レイン「アッハッハ!! ざまあみなさい、クロシュが剣で武装していれば今ので一刀両断だったわ!!」
ソフィア「チィィ……スライムの威を借る売女が……!!!」ギリリ
◆坑道突撃隊 満腹度[12/15]
コンマ+85(連携+15、追風+10、閃光+40、斥力+15、食事+5)
会心+40(閃光+40)
痛恨回避+15(斥力+15)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)
・星屑(腹+3、コンマ+30、残り2)
◆ソフィア・ロスチャイルド
コンマ+70(愛+50、時間稼ぎ+50、地の利+40、戦力差-70)
痛恨回避+50(愛+50)
※ソフィア・ロスチャイルドは時間稼ぎをしています
3ターン経過すると何かが起きます。現在1ターン経過
↓1コンマ
01-35 膠着
36-95 優勢
96-00 会心
523 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/04(月) 17:56:45.09 ID:T5Aa5IdyO
居合
524 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 18:32:36.63 ID:kZ6nu19h0
空クロシュ「〜〜!」モニョニョニョ
大盾「」ググググ
妖精「――はっ!? 待ってクロシュ、同じ技を連続で使うと――」
空間跳躍大盾「」ヴォン!!!
ギンッ!!
激しい火花「」バヂィッ!!
高周波振動刃「」ヴーン…
空クロシュ「!!?」モニャニャ!!?
ソフィア「所詮はスライムだね。有効な技が見つかったと思えば馬鹿の一つ覚え。同じ手が二度通用する程度の雑魚しか相手にして来なかったのかい?」
フメイ「この……!! 一回防いだくらいで調子乗って……!!」チリリッ
ソフィア「でもその一回は、致命的な一回かもしれないよ。ねえ、サイン?」チラッ
大きな試験管「」コポコポコポ
リュアン「あっ……試験管の光の魔力が、さらに大きくなって……!」
セイン「くっ……ソフィアを止めなければ……!!」
クロシュ「〜〜…」モニャニャ
妖精「クロシュ!! さっきの反省は後にして、今はあいつを止めることを考えて!!」
クロシュ「う、うん……!」
メアリー「……」スッ
白影スライム「」モニョッ
★メアリーが〈デロデロ〉を発動
◆坑道突撃隊 満腹度[6/15]
コンマ+75(連携+15、閃光+40、斥力+15、食事+5)
会心+40(閃光+40)
痛恨回避+15(斥力+15)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)
・星屑(腹+3、コンマ+30、残り2)
◆ソフィア・ロスチャイルド
コンマ+70(愛+50、時間稼ぎ+50、地の利+40、戦力差-70)
痛恨回避+50(愛+50)
※ソフィア・ロスチャイルドは時間稼ぎをしています。現在2ターン経過
このターン終了時、戦闘終了していなかった場合何かが起きます
↓1コンマ
01-95 ??
96-00 会心
525 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/04(月) 18:33:23.91 ID:MZVkeKNv0
星屑
526 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 21:18:32.13 ID:kZ6nu19h0
星屑を食べても会心率は増えないため、この判定では完全な無駄遣いとなります
本当に食べますか?
※食べようと食べまいと、コンマによる運命は既に決しています
↓1〜 先取2票
1.食べる
2.食べない
527 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/04(月) 21:19:12.68 ID:MZVkeKNv0
2
528 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/04(月) 21:21:30.78 ID:9YBKDg5io
2
529 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 23:02:31.70 ID:kZ6nu19h0
試験管「」ピシッ パキッパキパキッ
ソフィア「来た……!! サイン、サインここだよ……!! 早く、早く私の――」
ピョンッ ベニョッ
溶け始めるソフィア「……えっ…………」デロ…
白影スライム「」モニョモニョ
溶け始めるソフィア「あ、え……え………?」デロロ…
クロシュ「……!!?」
妖精「えっ……!? め……メアリー!!?」
メアリー「……」
割れる試験管「」バリィン…!!
スタッ
サイン?「……」
溶けているソフィア「あ……ああ……サイン、サイン……やっと……やっと会えた……サイン……!!!」デロデロ…
サイン?「……」
溶けているソフィア「サイン、サイン……ごめんよ、ごめん……せっかく君を呼んだのに……私は……」デロデロ…
サイン?「……」スタスタ
ギュッ
溶けているソフィア「ふあっ……。だ、だめだサイン……今の私に触れたら……せっかく蘇った君まで……!」デロデロ…
溶け始めるサイン?「……」デロロ
溶けているソフィア「ばか……ばかばか……!!! どうして……どうしてこんな時に……私を……選んじゃうんだ……!!!」デロデロデロ…
溶けているサイン?「……」デロデロ…
溶けているソフィア「ばかぁ……」デロデロデロ…
溶けているサイン?「……」デロロ…
溶けていくソフィア「でも、でも……」デロロロロ…
溶けていくサイン?「……」デロロロロロ…
溶けていくソフィア「ふ、ふへ、へ……わたしのこと……やっと……えらん、で……」デロロロロロロ…ポロポロ…
デロロロロロ…
溶けていくサイン?「……」チラッ
レイン「!」
セイン「!」
クロシュ「……!」
モニョモニョ―ポン!
星スライムクロシュ「〜〜!!!」モニョニョニョニョ!!!
――――――
―――
―
530 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 23:03:31.39 ID:kZ6nu19h0
―??
ザァーン… ザザァーン…
「俺の残り火が……迷惑をかけた」
レイン「……!! サイン……サインなの!!?」
セイン「……」
クロシュ「……」
「……レイン。ソフィアのことを……許してやってくれないか。あいつも……本当は、ただ……俺たちと同じで……。寂しかった、だけなんだ……」
レイン「サイン……」
「……寂しいからといって、越えてはならない一線がある……というのも、わかる。だが……俺たちに、ソフィアだけを糾弾する資格なんて……ない、と思う」
レイン「……」
「……セインも……ようやく、俺から解放されたのに……また面倒事に巻き込んで、すまなかった」
セイン「……今回は、僕自身が自ら首を突っ込んだ。だから……問題ない」
「そうか……。ならば……これからも、自分と仲間を大事にしてくれ」
セイン「ああ」
「……クロシュ」
クロシュ「!」
「レインとセインをここに呼んで……話させてくれて……ありがとう」
クロシュ「うん」
「………勇者の力は……今の弱った君の体では、負担が大きい。だからこの前は、君を拒絶するような真似をしたんだ。すまなかった」
クロシュ「んーん……。だいじょうぶ……!」
「……もし、必要な時が来て……その時に君が、十分に力を取り戻していたら……その時に改めて力を貸そう。まあ……君にはもう、既にたくさんの絆と力があるから……必要な時は来ないかもしれない」
クロシュ「そうなの?」
「ああ。君はもう、たくさんの人から、たくさんのものを託されている」
クロシュ「そうかも……」
「ここまで来てくれて……セインとレインと、友達になってくれて……ありがとう。セイントレア王国を嫌いにならないでくれて……ありがとう」
クロシュ「!」
セイン「……サインは、セイントレア王国のことが……好きなのか?」
「思うところは、ある。でも……あの国は、俺の生まれ育った国で……たくさんの人と出会って、好きになって、応援されて……守りたかったって気持ちは、本当だったんだ。その過程で……あまりにもたくさんの命を……傷付けて、壊してしまった」
クロシュ「……」
レイン「……」
セイン「……」
531 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 23:04:08.51 ID:kZ6nu19h0
「クロシュ……まだ幼い君に……僕たち先人が残した、世界の無理難題を押し付けることになってしまって……本当にすまない」
クロシュ「んーん。わたし……だいじょうぶ! みんな、一緒だから……!」
「……良かった。君が、人に頼ることのできる子で……そして、頼れる人たちが君の周りにいて……本当に良かった」
セイン「……サインには、いなかったのか」
「……そんなことはない。例えば……レインとか……」
レイン「……取って付けたように言わなくたって良いわ……。あなたの本心なんて……今初めて聞いたのよ、私……」
「……すまない」
レイン「謝りたいのはこっち……。一番近くにいたのに……あなたを、頼らせてあげられなかった……」
「………もっと頼れば良かったな。生きてる間は……全然、そんな発想ができなかったんだ……」
レイン「……ねえ……私も、そっちに……行けないの……?」
「……白い影のスライムに触れれば……星に溶けて、一つになる……。レインがそうしたいのなら……俺は、止めない」
レイン「……来て欲しいとは、言ってくれないのね……」
「好きな人には、生きていて欲しいんだ。エゴかもしれないけど」
レイン「……わかってる。やり残したこともあるし、まだそっちには行けないわ」
「ああ。でも……テロ行為は、もう……」
レイン「……人間の子に、言い負かされたの。だから……もうやめるわ……」
「そうか……!」
セイン「……ソフィアと、勇者モドキたちは……どうなる?」
「……デロデロに溶けて……星に還ると思う」
クロシュ「……」
「……クロシュ……気に病まないで欲しい。メアリー王女は……君を守りたい一心だったんだ」
クロシュ「!」
「俺は……デロデロが良いかどうか、判断できないが……。少なくとも、闘争や飢餓の苦しみの中で死ぬよりは……優しいんじゃないかって、思う……。本当は……そんな苦しみなんて最初からないのが、一番だが……」
レイン「……無理よ。命は、相争うようにできている……。デロデロにでもならない限り、苦痛からは逃れられないわ」
「………そうだな」
クロシュ「……」
532 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 23:05:08.41 ID:kZ6nu19h0
遥か彼方の空に浮かぶ白い光「」ユラユラ
「……そろそろ、時間だ」
レイン「!! ねえ、サイン……また、お話できないの?」
「……これは……ソフィアが繋げた細い糸を、クロシュが手繰り寄せることで起こった……一時的な、奇跡のようなものだと思う。きっと……二度目は、ない」
レイン「そう……そう、よね……。わかってる……また……お話ができて……できて……ほん、とうに……」グスッ
「……君を置いていってしまう不甲斐ない男を……どうか許してくれ……」
レイン「い、いいのよ……。あなたこそ……あなたを支えてあげられなかった、不甲斐ない女を……許して……」グスグス
グスグス メソメソ
クロシュ「……先、出る?」
セイン「……大丈夫なのか? クロシュがいなくなっても」
クロシュ「うん……。たぶん、だいじょうぶ……」
セイン「……そうか。それなら……二人きりにしてやろう」
クロシュ「ん」
トプン――
――――――
―――
―
533 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 23:06:03.95 ID:kZ6nu19h0
スライムクロシュ「!」モニョッ
セイン「っ!」バッ
妖精「あ、クロシュ! セイン!」
フメイ「起きた!」
セイン「状況は?」
リュアン「……えっと……ソフィアさんが……」
聖女「……白影スライムさんがぶつかって……溶けて、消えました……」
スライムクロシュ「……」
メアリー「………間違ったことをしたとは、思っておりません……。例え……導師クロシュの、意に沿わずとも……」グッ
スライムクロシュ「……」
アッシュ「お〜い!!」タッタッタッ
アインズ「急にモドキたちが溶けて消えた! 上手くいったのか!」タッタッタッ
フメイ「あっちも無事みたい……」
聖女「作戦は……成功したのですね……」
セイン「……ああ」
妖精「………帰ろうか。地上へ……」
スライムクロシュ「〜〜…」モニョ…
☆ソフィア・ロスチャイルドの企みを打ち砕きました
・ソフィア・ロスチャイルドはデロデロに溶けて星に還りました
◆
534 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/04(月) 23:22:05.90 ID:kZ6nu19h0
本日はここまで。大山脈編も終わりに近づいています。明日可能なら更新の予定です
ところで少々質問があります
今回の戦闘について、実は最適なアクティブ技を選んでいれば完勝できるものでした。
>>1
はそんなに難しくしているつもりはないのですが、もしかして難しいのでしょうか
(1ターン目に冷獄と居合を同時使用すれば+40となり優勢以上確定、2ターン目に冷獄を使えば前ターン分と合わせて永続+40となり完封確定ゲームセット、となります)
現状の戦闘難易度について
↓1〜 次回の更新まで(多数決ではありません)
1.難しいと思う
2.ふつうと思う
3.易しいと思う
0.自由回答(具体的な内容を書き込んでください)
535 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 01:21:41.14 ID:UbK3aDCEo
そもそもコンマ+と会心+の違いもよく理解してない
星屑でコンマ+30で勝ったものかと思ってた
536 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 03:11:47.94 ID:G8sw/ASMO
乙
選択は1
難しいというか安価スレだと最適解が分かってもコントローラーを握れない問題がある
537 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 03:32:15.09 ID:UY79sOUTo
おつ
束の間の奇跡か…
難度自体は易しい物だと感じます。お陰で気楽に参加出来るので助かってます。
しかし参加者全員に仕様を理解してもらうのは難しいとも思いますね…
538 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 04:04:15.64 ID:tvJjQlboo
おつです
戦闘も色恋面も負けてたソフィアが最後の最後にちょっとだけ救われたの泣けますね……
アンケは2
自分は分かってない事あるが、全部書いてあるので分かる人はちゃんと分かってそう
(そんな時は読みに徹してる)
539 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 08:19:57.01 ID:2K4r13MuO
乙
アンケは個人的には2だけど更新確認してどれが最適解か考えている内に安価埋まる時もある。
場合によっては数秒〜十数秒単位で安価埋まる時あるから、普通の行動安価の時はともかく大きく今度の展開が左右しそうな戦闘安価の時は少し猶予時間みたいなのが欲しいとは少し思うけどテンポが悪くなって無理そうかな
540 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/05(火) 20:20:53.67 ID:0DPW1a2I0
皆様ご回答ありがとうございます
まずは戦闘におけるルールや仕様をわかりやすく刷新することを目標としていきたいと思います
また、運命に関わる重大な判定の方法も見直したいと思います。多少テンポが悪くなってしまっても、納得のいく運命へ進むことの方が大事と考えております
これらの変更がどのような実装となるかは未定ですが、少々お時間をいただきたいと思います。次の滞在地へ着く頃には新システムが完成している……と良いと思います
レインちゃんがサインさんとお話できたのは、本来は起こり得なかった出来事でした。そして今後、このような事態が再び起こる可能性もとても低いと思われます。この奇跡のような出来事に、レインちゃんは少しだけ救われたかもしれません。レインさんが八つ当たりじみた破壊活動に身を投じることはもうないでしょう
ソフィアちゃんは今回、とても不利な戦を愛の力で耐え切り、最後の最後でサインくんと再会を果たして選ばれることができました。その末路が彼女にとって良いものだったのかどうか、あかちゃんスライムのクロシュにはわかりません。結局、愛とは何だったのか。デロデロになって一つになれたのなら、良かったのかな……?などと思いながら、クロシュは瓶の中で眠りにつくのでした
541 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/05(火) 20:21:19.24 ID:0DPW1a2I0
―竜神村 滞在最終日前日
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武: 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:煤けた不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◇セイン [勇者スライム]
武:魔銀の剣 盾: 飾:
武: 防:旅人の服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*5 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*1 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
光属性の中級魔導書 オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*1
古ドワーフ鍛冶指南書
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・山越えの手段または道筋を探す
◯努力目標
・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
・坑道に潜む者の正体を暴く(達成!)
・異常気象原因を突き止める(達成!)
・愛について考える (達成!)
◯個人目標
・世界樹の石炭 [5/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[04/12] 魔法[03/12] 防御[03/09]
・フメイ 近接[03/06] 魔法[16/16] 防御[06/09]
・リュアン 近接[02/06] 魔法[06/09] 防御[02/06]
・聖女 近接[03/04] 魔法[06/09] 防御[02/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、坑道入口、坑道通気ダクト、他
……………………………………………………………………………………
□坑道突撃隊
・ヴィトナ ・レイン ・リーシア
・アッシュ ・アインズ ・ロンドン
……………………………………………………………………………………
☆激しい戦いを終え、全員が多くの経験値を獲得しました
542 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/05(火) 20:23:36.77 ID:0DPW1a2I0
―朝
ダウンの家 客室
手紙「」パサッ
セイン「……」
妖精「何て?」
セイン「集落周辺に出没する白影スライムが増加しているそうだ……」
フメイ「え……」
クロシュ「……」
セイン「……だが……」
クロシュ「……セインちゃん……集落……戻る……?」
セイン「……戻っても、大丈夫か……?」
フメイ「モドキももういないし、大丈夫。集落のこと……守って欲しい」
セイン「……」
妖精「大丈夫だよ! 山越えについてはロンドンが坑道案内してくれる約束になったしさ」
セイン「……そうだな。じゃあ……僕は、集落に戻ることにする」
クロシュ「ん!」
フメイ「みんなのこと、お願い」
セイン「ああ。みんなのことは、必ず守る」
クロシュ「黄色ちゃんと、灰色ちゃんは……わたしたちに、まかせて……!」
セイン「ああ。そっちは、任せた」
☆明日の出発時、セインがパーティを離脱します
◇
―朝
ダウンの家
ダウン「そう……明日には発つのね」
聖女「はい」
レイン「……次はどこへ行くの?」
リュアン「大山脈を越えた先……北部地方です。クロシュちゃんが、そっちの方から大きなデロデロの気配を感じたらしくて」
レイン「……北に行くのなら……あなたたち人間は、気を付けなさい。あそこはリーリア滅亡の地……。元リーリアの者も、そうでない者も……ほとんどの者は人間を同じ生命として見ないわ」
リュアン「……!」
レイン「か弱い女だからと言って容赦してくれるとは思わないことよ。リーリアの民は、容赦されなかったのだから……」
聖女「……はい。心得ておきます」
レイン「……一緒に行ってあげたいけれど……私が一緒にいるといろいろ拗れるから……悪いわね……」
リュアン「えっ……? どういうことなんですか? レインさんもリーリアの民なんじゃ……?」
ダウン「あー、えっとね……。レインちゃんはほら、サインくんとラブラブになっちゃったじゃない? でもリーリア民にとっては、サインくんは王国が誇る最悪の人間兵器だったわけで……」
聖女「あっ……」
レイン「そういうこと……。姉さんも、私の身内だからって同じくらい憎まれてるわ」
ダウン「まあそうねぇ……。石を投げられたからこっちに移り住んだってわけではないけれど……確かに居心地は悪かったわぁ……」
リュアン「そうだったんですね……」
レイン「あなたたちなら大丈夫よ。年寄りで物知りな妖精も一緒だし」
聖女「妖精さんが聞いたら怒りそうです」
◇
543 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/05(火) 20:24:27.97 ID:0DPW1a2I0
―竜神村 広場
村長「寒冷化の原因は地下にいたバーニングスライムたちの消失で……現在は、巨神マグヌスにより解消されつつある、と……」
アインズ「そしてソフィア・ロスチャイルドは、溶けて消えた。地下で怪しい研究をしていたようだが……それが表に出ることもないだろう」
村長「一件落着、か」
アインズ「……ああ」
村長「……よくやったな、アインズよ。そなたは……いつの間にか、セレナディア様と同様の立派な竜となっていたようだ」
アインズ「……」
村長「……嬉しくはないのか?」
アインズ「……母のことを、旅人たちから聞いた」
村長「なんと……! 外界での、セレナディア様のことを……!?」
アインズ「ああ……」
村長「セレナディア様は、外界でもさぞやご立派に人々を助け導く善き竜であらせられたのだろうな……」
アインズ「……」
村長「立派に成長したそなたの姿を、セレナディア様にお見せして差し上げたいな。アインズよ」
アインズ「フッ……そう、だな……」
◇
―ダウンの家
クロシュ「……」
セイン「クロシュ……どうした」
クロシュ「……ソフィアさんの、こと……考えてた……」
セイン「ソフィア・ロスチャイルドのことを?」
クロシュ「うん……」
セイン「……」
クロシュ「ソフィアさん……サインさん?と……一緒に、溶けるとき……笑ってた……」
セイン「笑っていたな」
クロシュ「………あれで……良かったの、かな……?」
セイン「……僕には……わからない」
クロシュ「……」
セイン「……だが……本人が、笑っていたのなら……良いんじゃないか」
クロシュ「!」
メアリー「……その通りです。セインさん」ヌッ
セイン「メアリー王女」
メアリー「彼女は……無事に、救われました……。後は……大いなるデロデロの中で……勇者サインと共に、末永く安らいでいられるはずです……」
クロシュ「そうなの……?」
メアリー「そうなのです。自信をお持ちください、導師クロシュ……」
クロシュ「……うん」
メアリー「このまま、救われぬ命を一つ残らずデロデロにしていきましょう。それが、私たちに課された使命――」
扉「」ガチャッ
アインズ「それを決めるのはお前ではない。クロシュ自身だ」ズカズカ
544 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/05(火) 20:25:12.31 ID:0DPW1a2I0
クロシュ「アインズさん!」
メアリー「アインズさん……」
セイン「珍しい。何かあったのか」
アインズ「……一つ、申込みにきた」
クロシュ「もうしこみ?」
アインズ「ああ。クロシュ――私と決闘しろ」
クロシュ「!?」
セイン「……どういう意味だ。次第によっては――」
アインズ「早まるな。命の取り合いをしたいわけじゃない」
メアリー「では……?」
アインズ「我が母……セレナディア・ベールグラッドを討ち取りしお前と、正々堂々勝負したい。それだけだ」
セイン「……復讐か?」
アインズ「違う……いや……違わない、かもしれん。決着を付けたいんだ……私自身の、この、わだかまる思いに」
クロシュ「わかった……。受けて、立つ……!」
アインズ「感謝する。では……日没前、樹氷の森で」
クロシュ「ん」
☆アインズと決闘することになりました
自由行動終了後、決闘イベントに移ります
☆努力目標を達成したので自由行動が3回分追加されます
竜神村滞在最終日前日。この行動終了後、決闘イベントに移ります
↓1〜6 自由行動 何をする?
545 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 20:26:08.33 ID:QjeSnOT90
ユウリに山越えのいい道ないか聞いてみる
546 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 20:29:08.69 ID:nitrByQAO
妖精フメイセイン、夢で脳内クロシュと遊ぶ
547 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 20:30:48.31 ID:WpQSKuchO
ソフィアの研究所から何かパワーアップアイテムないか調べてみる
548 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 20:33:08.43 ID:UY79sOUTo
ヴィトナ達狼の群れと一緒に狩りに行ったり食事したりお昼寝したり遊んだり
549 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 20:35:18.11 ID:UbK3aDCEo
メアリーと幸福論談議
550 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 20:36:58.10 ID:TW+goQtM0
何故かあった福神と禍神の伝承について書かれた本を読んでみる
551 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/05(火) 21:22:04.22 ID:0DPW1a2I0
扉「」パタム
クロシュ「……」
メアリー「決闘、ですか……。導師クロシュ……あまり、ご無理をなさらぬよう……」
クロシュ「だいじょうぶ。デロデロとは、違うけど……これも、だいじ……」
メアリー「流石です……。導師クロシュは、心を救うことをお考えでいらっしゃるのですね……」
クロシュ「ほえ……? そうなの?」
メアリー「そうなのです」
クロシュ「そうなんだ」
セイン「メアリー王女……いい加減なことをクロシュに吹き込むのはやめて欲しい」
メアリー「心外です……。私は、導師クロシュの優しさに心から感銘を受けて……」
セイン「……僕の手には負えない。妖精か聖女を呼んでくるか……」
ガチャッ
リュアン「あ、クロシュちゃんとセインくんと……メアリーさん? お話中ですか?」
セイン「リュアン、助けてくれ」
*
リュアン「メアリーさんがクロシュちゃんを過剰に褒め称えているんですか……」
メアリー「正当な言葉を差し上げているだけです……。皆さんも、導師クロシュをもっと敬うべきです……」
クロシュ「んへへ……」
リュアン「ま、まあクロシュちゃんなら褒められて天狗になったりすることはないと思うけど……。でも、そうですね……一連の事件も解決したことですし、私も一度しっかりメアリーさんとお話したいと思っていたんです」
メアリー「まあ……リュアンさんも、やはりデロデロの良さにお気付きに……?」
リュアン「………ソフィア・ロスチャイルドはデロデロに溶けて消えました。メアリーさんは……正しいことをしたと、仰っていましたよね」
メアリー「はい」
リュアン「本当に……ソフィア・ロスチャイルドは、しあわせに終われたのでしょうか……?」
メアリー「……大好きな勇者サインに抱かれて、溶けていく……これ以上のしあわせは、彼女には望めなかったと愚考致します」
リュアン「でも……ソフィア・ロスチャイルドは、個として生きながら勇者サインとの愛を育むことを望んでいたんじゃ……? でなければ、あんな大掛かりな装置を作ってまで、彼を生き返らせようなんて……」
メアリー「………確かに、それはその通りだと思います。彼女の本当の望みは……個を維持したまま、勇者サインと末永く存在し続けることだったのでしょう……」
リュアン「ですよね……。でも……デロデロになってしまった……」
メアリー「……もし、彼女が望みを果たせたとして……その為に、どれだけの犠牲、苦痛、悲哀が生まれていたと思いますか?」
リュアン「!」
メアリー「勇者モドキたちだけではありません……。あれだけ大きな力と、死者をも蘇らせる技術……世に知れ渡れば、血で血を洗うおぞましき闘争は避けられなかったでしょう。ただでさえ優秀な兵器開発者として知られるソフィア・ロスチャイルド……彼女の技術は、数多の不幸を生み出します……。例え勇者サインとの睦まじき余生を送ろうとしても、その運命はおびただしい血に染まっていたことでしょう……」
セイン「であれば……あの場で、大好きな勇者サインと共に、溶けてしまうのが……彼女にとっても、最もしあわせだった……と?」
メアリー「そうです。彼女にとっても……それ以外の者たちにとっても……。あれが、最善だったのです……」
セイン「……確かに、そうかもしれない。ソフィアはカリスよりも邪悪ではなかったが……所業だけで言えば、カリスと大差なかった」
リュアン「……私も反論、思いつかない……」
クロシュ「……」
↓1〜 先取2票
1.反論は思いつかない……
2.やっぱりデロデロが良いのかも……
0.自由安価(票数は内容ごと)
552 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 21:22:41.70 ID:QjeSnOT90
1
553 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 21:23:43.15 ID:nitrByQAO
2
554 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 21:32:23.41 ID:UbK3aDCEo
2
555 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/05(火) 22:24:10.39 ID:0DPW1a2I0
クロシュ(やっぱり……デロデロが、良いのかも……)
クロシュ(デロデロなら……ぜんぶ、解決……!)
クロシュ(……でも、デロデロが嫌な人も……いる……)
クロシュ(むりやりは……やっぱり、だめっておもう……)
クロシュ(どうしたら……いいんだろ……)
メアリー「デロデロの良さ……わかっていただけましたか……?」
セイン「ああ」
リュアン「あれっセインくんもデロデロ派なの!?」
セイン「特に否定する理由はない。だが……黄色と灰色は、是非を考える間もなく溶かされてしまった。デロデロにするにしても……本人の意思は、可能な限り尊重すべきだ」
メアリー「……そうですね……。理想論としては……その通りです」
セイン「……」
メアリー「ですが……通常、生き死にについて当人の意思が尊重されるケースは稀です。全ての生命は同意なく誕生させられ、死する時も死の同意ができるケースは極めて少ない。デロデロだけに同意を必要とするのは、不公平だと思いませんか」
リュアン「え、ええと……? ど、どうなんでしょう……」
セイン「つまり、誕生と死にも同意が必要ということか」
メアリー「理想論としては、やはりその通りかもしれません」
クロシュ「じゃあ……みんなが、いいよって、言えば……みんな、デロデロになっても……いい……?」
リュアン「!?」
セイン「そういうことになるのか?」
メアリー「そういうことです」
クロシュ「でも……みんな、あんまり、いいよって……言わない……」
メアリー「そうなのです……。ほとんどの生命は、道理を解さぬ赤子のようなものなのです……」
リュアン「う、うう〜ん……? そうなのかな……そうなのかも……」グルグル
メアリー「導師クロシュ……あなたは、どうすればいいと思いますか……?」
クロシュ「……えと……みんなに……良さを、お話、する……?」
メアリー「100点満点です。流石は導師クロシュ……。しかし……みんなにゆっくりお話していたら、いつまで経ってもみんなをデロデロにし切れないのです……。だから……クロシュヴィアは、仕方なくデロデロを強行することにしてしまったのです……」
クロシュ「そうだった」
メアリー「はい、そうだったのです」
クロシュ(クロシュヴィアちゃんの、気持ち……わかる……)
クロシュ(ソフィアさんみたいに……デロデロでしか、しあわせになれないこと……ものすごく、ある……)
クロシュ(本人が、やだって、言っても……デロデロにしちゃえば、しあわせになれる……)
クロシュ(だから、クロシュヴィアちゃんのやり方も……ひどいけど、ひどくない……)
クロシュ(うーん……)
クロシュ(でもやっぱり、わたし……ちゃんと、自分で、デロデロを選んでほしい……)
クロシュ(難しいかな……?)
☆クロシュの価値観が少し動きました
◇
556 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/05(火) 22:25:06.75 ID:0DPW1a2I0
―竜神村 広場
ワイワイ キャッキャ
聖女「今日のうちにお買い物を済ませておきたいですね」
妖精「といってもこの村はあんまり旅用品がないんだよね。旅人もほとんど立ち寄らない場所だから仕方ないんだけど」
フメイ「あの変な喋り方の行商人は?」
聖女「いる日といない日がありますね……。いない日はどこに行っているのでしょうか……」
妖精「あの行商人、あんまり関わり合いにならない方が良いかも……。なんか変な気配がするんだよね……」
フメイ「そうなんだ」
ユウリ「およ? 主ら……明日出立と聞いたぞよ」ヌッ
フメイ「あ、ユウリ」
聖女「はい。ユウリさんとも明日でお別れですね……」
ユウリ「寂しいぞよ……。わらわのこと、忘れるでないぞ」
妖精「ユウリこそ、頭を腐らせて忘れないようにね」
ユウリ「フフフ、わらわの術は腐敗に強いぞよ」
聖女「生命温泉に沈んでも存在を保てたくらいですし、かなり強力なのは間違いなさそうです」
ユウリ「ところで主ら、どうやって降りる気ぞ?」
妖精「ロンドンに下山坑道を案内してもらうことになった。あ、ロンドンってわかる? いつも兜かぶってるドワーフの」
ユウリ「ふむ……。では、わらわが良い抜け道を教えようぞ」
妖精「えっ? まあ……じゃあ聞くだけ聞いてみようかな」
ユウリ「フフフ……こう見えてわらわ、長生きで山に詳しいぞよ」
聖女「長生き……と言って良いのでしょうか……」
↓1コンマ
01-60 雪崩で塞がってる道を教わった……
61-90 通る予定の坑道を教わった
91-00 埋蔵金の場所を教わった
557 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 22:38:47.57 ID:ocjzibqeO
はい
558 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/05(火) 23:49:28.65 ID:0DPW1a2I0
ユウリ「ここからあっちに行って、そっちに行って、こっちに行ったところに……道があるぞよ!」
妖精(最初に通ろうとして雪崩で塞がってた道だ……)
ユウリ「フフフ……良き旅路を歩むのが良いぞよ」
聖女「ありがとうございます。ユウリさんも、竜神村の人たちと仲良くお過ごしくださいね」
ユウリ「無論ぞ。もし主らが死んだらわらわを喚ぶが良い。黄泉返らせてしんぜようぞ」
フメイ「えー、リビングデッドはやだ」
ユウリ「わがままは良からぬぞ」
◇
―ソフィアの研究所
割れた試験管「」
よくわからない機械「」
曲がりくねった配線「」
クロシュ「」キョロキョロ
リュアン「えっと……どうして、またここに……?」
レイン「奴の目論見はサインの復活だったことが判明しているけれど、背後関係や他の繋がりも洗っておく必要があるわ。ここの研究は絶対に表に出してはならないものだし、もし奴を支援していた組織なんかがあったなら潰さねばならない」
アッシュ「ロマンに決着を付けたと思ったら、今度は元テロリストと極悪兵器売買組織との仁義なき抗争に巻き込まれるのか俺……!?」
レイン「あなたたちが勝手に付いて来たんでしょう……。実際ソフィアは紛れもない武器商人でもあったから、そういう犯罪組織との抗争に巻き込まれる可能性はあるわ」
ロンドン「ウチらのシマに勝手にこんなもん作られて、黙って放っとくわけにもいかんのよね。面倒ったらありゃしねェけども」
アッシュ「まあ……俺も今は燃え尽きてるとこだし、別にいいぜ。犯罪組織との戦いってのも面白そうだしな」
リーシア「私はただの興味本位ですねぇ。使えそうなモノがあれば持って帰ろうと思ってましたけど、厄ネタにしかならなそうですかねえ」
地に落ちた高周波振動刃「」
レイン「……まあ、こういう道具なら持って帰っても良いんじゃないかしら。最大の問題は、死者を蘇らせ得るあの技術の方だから」
*
559 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/05(火) 23:50:15.58 ID:0DPW1a2I0
ガサゴソ…
レイン「……ん?」
机の片隅に置かれた写真立て『』
真顔のサインとそっぽを向いたソフィアが写っている写真『』
レイン「……」
リュアン「あっ……これ……」
クロシュ「サインさんと……ソフィアさん……?」
レイン「……みたいね……」
リュアン「このソフィアさん……今の私と同じくらいの年齢、ですかね……?」
レイン「……ええ。リーリア戦争の時も……丁度これくらいだったわ」
リュアン「……こうして見ると……普通の男の子と、女の子みたい、なのに……。この当時には、もう戦争に行って……」
レイン「………戦争なんてなかったら……。セイントレアが、あんな国じゃなかったら……。もっと違う出会い方も、あったのかもね……」
クロシュ「……」
レイン「ふふ、今更何言ってるのかしら私。そんなこと考えたって、何の意味もないのに……」
クロシュ「レインさん……ソフィアさんの、こと……今でも、きらい……?」
レイン「………ええ。嫌いよ。大嫌い」
クロシュ「……」
レイン「……でも……」
クロシュ「……?」
レイン「同じ人を、好きになって……その愛に、命を捧げた……。悔しいけれど……認めざるを得ない。今回は……私の、負け」
クロシュ「……!」
リュアン「レインさん……!」
レイン「……あ〜、やめましょこんな話! 馬鹿馬鹿しいったらありゃしないわ!! さっさと奴の情報や使えそうな物資を漁るわよ!」
リュアン「は、はい!」
クロシュ「ん!」
↓1コンマ
01-40 固形食料
41-70 高周波振動刃
71-90 魔導機関銃
91-00 副腕+魔導再現器
560 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/05(火) 23:52:11.84 ID:UY79sOUTo
何かあるかな
561 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 00:24:07.14 ID:ZhIMWp890
魔導機関銃「」ドン!
リュアン「わっ!? これ……あの弾丸をものすごい勢いで発射する鉄砲!」
レイン「……幸か不幸か、無傷ね……。持っていけば使えるけれど……」
クロシュ「!」ピコン!
レイン「……あなたの体格じゃ、構えることすら難しくないかしら?」
クロシュ「わたし……スライム!」モニョモニョ…
モニョモニョモニョ…ポン!
ガトリングクロシュ「〜〜!!」モニョニョ
リュアン「わあ!? クロシュちゃんがでっかい鉄砲を構えちゃった……!?」
レイン「流石ね……。そういえばあなた、力はかなり強いのよね……」
ガトリングクロシュ「えっと……ここ、こうして……」モニョモニョ
キュイィーン―
四方八方に飛び散る弾丸「」ガガガガガガガガガッ!!!!
ガトリングクロシュ「んわあああああ!!?!!?!??」ガタガタガタ
リュアン「わああああああ!!?!?!?!?」
レイン「ば、馬鹿!! 止めなさい!!! 早く止めて!!!」
カコン― キュルキュルキュル―…
デロデロ…
スライムクロシュ「」デロロ…
リュアン「し、死ぬかと思った……」
レイン「本当にもう……! ソフィアが撃つよりも怖かったわよ……!?」
スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ…
レイン「このグルグル回転して撃ちまくる巨大な銃は反動が大きすぎる……。使うならしっかり練習することよ。良いわね」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
☆魔導機関銃を拾いました
実戦で使うには練習する必要があります
◇
562 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 00:36:11.46 ID:ZhIMWp890
レイン「……さて、めぼしいものは粗方回収したわね」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
リュアン「何かわかりましたか……?」
レイン「まあ……奴の取引先とか、スポンサーとか、いろいろね……」
ロンドン「しかしまあ、山を騒がせた悪の発狂科学者が、まさか恋する乙女だったなんてねェ……。世の中わからねェもんだ」
アッシュ「恋の力ってなスゲーもんだなあ。こんな地下深くを大改造して、何年も前に死んだ人を蘇らせちまうなんて……」
リーシア「私には理解できませんねぇ……。美味しいものを食べて、あったかい寝床で寝る……生きてくって、それで十分と思いませんか?」
アッシュ「俺はちょっと、わかるよ。ソフィアにとっては……勇者サインが、何よりも大切なロマンだったんだろ。それを笑う気にはなれねえ」
ロンドン「ロマンかぁ……。アッシュ坊やも一端の口を聞くようになったじゃないの」
アッシュ「坊やってなんだよ!? 俺はもう26だぞ!?」
ワイワイ ギャヤギャヤ
レイン(……)
レイン(……ほんと、馬鹿馬鹿しいわね……。今更……何を感傷的になっているのかしら、私……)
真顔のサインとそっぽを向いたソフィアが写っている写真『』コトン
クルッ
スタ スタ …
レイン(……さよなら、サイン)
レイン(………さよなら、ソフィア)
レイン(…………さよなら……私の、初恋……)
◆
563 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 00:40:59.68 ID:ZhIMWp890
本日はここまで。次回はヴィトナちゃんたちと群れの仲間ごっこ編、夢の中で遊ぼう編、禍神と福神編、アインズとの決闘編です
ソフィアとの戦いを終えて、思い思いに過ごすクロシュたち。愛に生き、愛に溶けたソフィアの末路は、正しいものだったのか。メアリーとの問答に悩み、考え、さらに悩みながら、クロシュは少しづつ考えを深めていく。
エルダーサキュバスにもまた、青春があった。
ある男に恋をし、ある女といがみ合う――人間と何ら変わらぬ、心があった。
全ては運命に流され、溶け、消えていった。
ただ一人取り残されたエルダーサキュバスは――静かに別れを告げ、歩き出す。
奇跡はもう、起こらない。
それでは、本日もありがとうございました。次回はたぶん明日更新できたら更新の予定です
なおクロシュ氏の射撃技能は「使えなくもない」級なので、大きい機関銃を扱うにはしっかり練習する必要があります。さいわいパワーだけはあるので、がんばるのが良いでしょう
564 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/06(水) 01:59:39.19 ID:v6F9sVCHO
デロデロ問題解決したらソフィアとサインは戻ってくるという意味では一番ハッピーエンドじゃないか
565 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/06(水) 02:41:00.87 ID:R83hON1ko
おつ
いきなり大型機関砲を扱うのは難しそうだけど、貴重な大火力の飛び道具だから身につける価値はありそうだ
566 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/06(水) 13:05:29.00 ID:vcDEDXfso
おつおつ
レインさん…切ない…
頑張って重戦車クロシュになろう!……なれる?
567 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 16:02:59.83 ID:ZhIMWp890
デロデロ問題を解決すれば、デロデロ化した人やモノやスライムが帰ってくる可能性はあります。クロシュたちもそれを目的としている面があるため、これが解決したらソフィアさんやサインさんが戻ってくる可能性があると言えるでしょう。しかしながら、もしデロデロから戻れるとしても実際に戻るかどうかは本人の意思に委ねられるかもしれません。そうなった時にソフィアさんとサインさんが戻ることを選ぶかどうかは今のところ未知数と言えるでしょう
クロシュ氏が拾得した鉄砲は、ロスチャイルド・インダストリー社製らしからぬ無骨で重厚なデザインの魔導重機関銃です。地面への設置や戦車・大型ワイバーンへの積載を前提とした高重量・大反動仕様ですが、筋力やパワーがあれば携行使用も可能となっています。そしてクロシュ氏はスライムなので、これを携行して使うことができます。なおスライムのクロシュ氏にとってもすごい重さと反動なので、幼女の姿ですぐに使いこなすのはとても難しいかもしれません。しっかり射撃練習すれば、労力に見合った戦果を期待できるでしょう
レインさんは人間から見ればすごく年上のお姉さんですが、エルダーサキュバスという種で考えればまだまだ若いようです。この一連の出来事を終えて、レインさんは一つの区切りを付けました。彼女が今後どのような運命を歩むかは明らかになっていませんが、きっと今までよりも良い方へと向かうことでしょう
クロシュ氏が重戦車のパワーを得られるかどうかは、今のところ未知数です。クロシュさんは防御寄りの戦闘を得意としているので、堅牢な装甲で自分や仲間を守りつつ機銃や主砲の大火力で制圧する重戦車の作法は実際相性が良いかもしれません。クロシュさんが好んでいるカタツムリも、種によってはそういう戦術を得意としていることがあります
568 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 16:04:11.51 ID:ZhIMWp890
―大山脈 雪原
ヴィトナ「クロシュ! こっちだ!」
クロシュ「ヴィトナさん!」トテトテ
ヴィトナ「よく来た」
ボレアスルクスA「ワオン!」
ボレアスルクスB「ハッハッハッ」
フメイ「おお〜、あの時の綺麗なわんこたち」
ヴィトナ「わんこ?」
フメイ「フメイたちの住んでるとこもいる。わんこ」
ヴィトナ「そうなのか!」
妖精(クロシュたちの集落にいるのは犬だと思うけど……まあ、野暮なことは言わないでおこう……)
セイン「食料は大丈夫か?」
ヴィトナ「温泉湧いて、少しあったかくなった。なんとかなりそうだ」
フメイ「おお〜」
ヴィトナ「クロシュ、山の神にあっためてもらうよう言ったと、聞いた。ありがとう」
クロシュ「うん!」
ヴィトナ「今日は、お礼したい。美味いもの、食べよう」
クロシュ「!」パァァァ
フメイ「うまいもの!」
セイン「……良いのか? 少し暖かくなったと言ってもすぐに食料が生えてくるわけではないだろう」
ヴィトナ「恩には恩だ。掟にもそう書いてある」
妖精「私たちは余裕があるから、自分たちが食べる分を優先してね」
↓1コンマ
01-10 ホワイトメガロザメ(強敵)
11-40 シカ
41-70 イノシシ
71-90 ユキマグロ
91-00 ダイヤモンドダストガニ
569 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/06(水) 16:07:42.62 ID:BdKJlhfE0
あ
570 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 21:47:02.05 ID:ZhIMWp890
ボレアスルクスA「」シュタタタッ
ボレアスルクスB「」シュタタタッ
イノシシ「プギーッ!!」ドドドドッ
回り込むヴィトナ「」バッ
ヒュオオオッ――
イノシシ「プギッ!?」
カチコチ…
氷漬けイノシシ「」カチンコチン
フメイ「おお〜!」
セイン「氷魔法が使えたのか……!」
妖精「いや……これは自然魔法! 雪と氷に特化した自然魔法だ!」
クロシュ「そうなの?」
ヴィトナ「そうなのか?」
*
―ボレアスルクスの巣穴
焚き火「」パチパチ
焼きイノシシ肉「」コンガリ
フメイ「〜〜♪」モグモグ
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
ボレアスルクスたち「〜〜♪」ハグハグ
セイン「美味い」モグモグ
妖精「なるほど。生まれつき使える魔法なんだ」
ヴィトナ「ああ。魔法とは、知らなかった」
妖精「まあそりゃそうだよね。妖精も、自然魔法を魔法と思って使ってるやつはあんまりいないし」
ヴィトナ「妖精も、私たちの仲間なのか?」
妖精「系統としては全くの別だけど、同じ力を使えるって意味じゃ同類……仲間って言えるかも」
ヴィトナ「おお、そうなのか」
妖精「自然魔法が使えるなら精霊も見える?」
ヴィトナ「せいれい?」
妖精「私たち妖精みたいな姿で……例えば、より雪と氷に特化してて、吹雪の日なんかにはしゃいでる奴」
ヴィトナ「……あ、あれ……精霊……!? 死神じゃない、のか……!?」
妖精「ええっ!? 死神じゃないよ! 確かに鬱陶しい時もあるけど……」
ヴィトナ「でも、あいつらが連れて来る猛吹雪……たくさんの生き物、凍えて、死ぬ……」
妖精「あ、ああ〜……」
妖精(自然環境が過酷な場所じゃ、無邪気な精霊も死をもたらす脅威か。考えてみれば当然だ)
ヴィトナ「私たち、寒さに強い。でも、獲物が凍えたら、どうしようもない。だから……あいつら、苦手だ」
妖精「ま、まあ……あいつらは吹雪ではしゃいでるだけで、あいつら自身が吹雪を連れてきてるわけじゃないから……たぶん……」
☆イノシシを食べて元気になりました
明日の終わりまで、余剰満腹度+2、戦闘コンマ+5を得ます
*
571 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 21:47:31.16 ID:ZhIMWp890
スライムクロシュ「」zzz
フメイ「」zzz
セイン「」zzz
妖精「あらまあ、ごはん食べたら丸まって寝ちゃって」
ヴィトナ「ここ、安全。妖精も、お昼寝するのが良い」
妖精「じゃあそうさせてもらおうかな」スッ
モニョッ
スライムクロシュ「」zzz
妖精「クロシュたんぽ使おっと」
◆
―クロシュの夢 会議室
セイン「――!」バッ
秩序クロシュ「あ、セインちゃん起きた!」
楽観クロシュ「セインちゃん!」
セイン「……これは……どういうことだ?」
フメイ「クロシュの夢の中だって」
セイン「なるほど」
中庸クロシュ「理解が早い……」
混沌クロシュ「流石セインちゃん」
妖精「ねえクロシュ……ちょっと、セキュリティというか……無防備すぎじゃない? 心の奥深くに他の人をほいほい呼び込んじゃだめでしょ」
中庸クロシュ「わたしが信頼してる人しか、入れないとおもう」
悲観クロシュ「うん……。カリスとか、絶対、入れない……」
セイン「なぜ僕たちをここに呼んだんだ?」
中庸クロシュ「呼んだんじゃなくて……入っちゃっただけ、とおもう……。わたし、けっこうそういう体質みたい……」
フメイ「んー……やっぱり、ちょっと心配……。クロシュ、誰でも信頼しちゃいそうだし」
悲観クロシュ「わたしもそうおもう……」
楽観クロシュ「そんなことないとおもう!」
混沌クロシュ「でもここってわたしの領域だから、悪いやつなんて簡単にねじふせられるんじゃないの」
秩序クロシュ「前に、リリーツィアさんに、ひどい目にあわされたよね……?」
混沌クロシュ「あっ……」
中庸クロシュ「せきゅりてぃ……強化した方が、いいかも……」
◆
572 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 21:48:15.21 ID:ZhIMWp890
―ダウンの家
玄関「」ガチャッ
クロシュ「ただいま……!」
聖女「おかえりなさい、クロシュさん。ヴィトナさんたちと楽しく遊べましたか?」
クロシュ「うん!」
聖女「それなら良かったです」
クロシュ「……! 本、読んでた?」
聖女「え? いえ、読んでいませんが……あれっ?」
テーブルの上に置かれた本『福神と禍神』
聖女「福神と禍神……ダウンさんが置いたんでしょうか?」
クロシュ「……読んでみる?」
聖女「そうですね……ちょっと気になるタイトルですし、読んでみましょうか」
マネキ「禍神だの福神だのが気になるのか?」ヒョコ
クロシュ「わ!」
聖女「あなたは……マネキさん!」
マネキ「いかにも」
聖女「……マネキさんも、神?なんですよね……? では……禍神と福神についてお聞きしても良いですか?」
マネキ「聞いてどうする? と普段なら問い返すところだが……お前たちには聞く権利があるか」
クロシュ「そうなの?」
マネキ「厳密に言えば、権利はない。そもそも、あらゆる行為には許可も権利も必要ないのだ」
クロシュ「??」
マネキ「言葉を厳密に運用すれば、齟齬が生じにくい――という話だ」
聖女「とりあえず、聞いたら答えてくれるということですか?」
マネキ「そうだ」
573 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 21:50:09.37 ID:ZhIMWp890
聖女「ええと、では……マネキさんは、福神ですか?」
マネキ「そうとも言える」
クロシュ「そうなんだ」
聖女「そうとも言える、ということは……そうでないとも言えるのですか?」
マネキ「そうだ」
クロシュ「そうなの?」
マネキ「吾輩は福神であり、禍神である」
クロシュ「わっ!?」
聖女「……運命神ですか?」
マネキ「そのように言われることもある」
聖女「じゃあ……私の力は――」
マネキ「それは吾輩の関知するところではない」
聖女「えっ? でも、運命神って……」
マネキ「吾輩は運命神の一側面に過ぎない。言うなれば、化身の一つである」
聖女「化身……!」
マネキ「そうだ。吾輩は運命神の化身の中でも、世への干渉に消極的な個体である」
聖女「消極的……つまり、積極的な化身の方もいらっしゃるのですか?」
マネキ「そうだ。そういう奴がしばしば信仰や畏怖を得て、福神や禍神などと呼ばれるようになる」
聖女「……あれっ、もしかして私も化身だったり?」
マネキ「力を持ち続けていれば、いずれそうなっていた可能性はあろう。今のお前は、少し運命に干渉する力を持っているだけの普通の人間だ」
聖女「化身は初めから化身というわけではないのですか?」
マネキ「いいや。初めから化身として生じる者がほとんどだ。お前のように祝福を受け、力を行使する内に理(ことわり)から外れて化身の一つとなってしまう者も極稀にいるが――そういう例は極めて少ない。ほとんどはお前のように途中で力を失うか、尋常な生命として死を迎える」
聖女「そうなのですね……」
クロシュ「そういえば……マグヌスさんが……禍神が、すべての生命、呪ったって……言ってた……」
マネキ「それも祝福の一つだ」
聖女「ええ……!?」
マネキ「そうだ。心からの祈りを捧げる者――身の丈に合わぬ、届かぬ願いを抱く者へ――運命を切り開く力を与える。恐らくそういうものだ」
聖女「……もしかして、それは……善意だったのでしょうか……」
マネキ「本体か、あるいは化身の一つか。何を思ってそんな祝福を与えたかなど吾輩の関知するところではない」
聖女「そうですか……。マネキさんは、本当に不干渉なんですね」
マネキ「この前お前たちに与えてやったように、全くの不干渉というわけでもない」
クロシュ「そうなんだ」
マネキ「今日はやらんぞ? 吾輩がどちらかに肩入れしたら、公平な決闘にならん」
クロシュ「わ! 知ってるの?」
マネキ「当然だ。吾輩は神であるゆえ」
☆マネキさんから禍神と福神のことを聞きました
◇
574 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 21:56:56.28 ID:ZhIMWp890
―夕方
樹氷の森
ヒュオオオオオオオ――…
背を向けて立つアインズ「……来たか」
ザッ
クロシュ「……アインズさん」
クルッ
アインズ「……」スッ
竜角の槍「」シャキン
クロシュ「……」スッ
ラティアの大盾「」ガシン
ヒュオオオオオ――…
リュアン「クロシュちゃん……!」
フメイ「クロシュ……負けないで……!」
妖精「クロシュ……」
聖女「怪我をしませんように……」
セイン「……」
ダウン「それでは――両者、準備は良いわね?」
アインズ「ああ」
クロシュ「」コク
ダウン「では――始め!!」
――決闘 アインズ・ベールグラッド――
↓1コンマ
01-10 痛恨
11-60 劣勢
61-90 優勢
91-00 会心
575 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/06(水) 21:59:11.47 ID:ljy2j5DLo
さて
576 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 22:22:01.19 ID:ZhIMWp890
タンッ
竜角の槍「」ビビビビッ!!
クロシュ「っ!」
ラティアの大盾「」カンカンカンッ!
アインズ「流石に正面の守りは堅いな……ならば!」バッ
ビュンッ!
クロシュ「わっ!?」
リュアン「アインズさんが、クロシュちゃんを飛び越えて――」
ザシュッ!!
クロシュ「〜!!」モニャッ!!
聖女「と、飛び越えざまに一突き!」
フメイ「わああ!! ずるい!! クロシュは盾だけなのに、ずるい!!!」プンスコ
セイン「盾以外を持ち込まなかったのはクロシュ自身だ……」
妖精「うう、クロシュ……!」
クロシュ「〜〜…」ジリ
アインズ「……」ジリ
竜角の槍「」シャキン
クロシュ「……」ジリリ
クロシュ(……つよい。守るだけじゃ、勝てない……武器が、いる……)
クロシュ(……ロンドンさんから、もらった本……読んだ……)
クロシュ(武器の……つくりかた……!)
モニョモニョ…
黒い刃「」ポン!
クロシュ「……」シャキン
アインズ「……武器を生成したな。どう来る……」ジリ
クロシュ「……」ジリリ
シュバッ
ギンッ!!
↓1コンマ
01-50 敗北
51-70 優勢
71-00 会心
577 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/06(水) 22:30:01.05 ID:VJY9n4jdo
まだおわれない
578 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 23:53:27.37 ID:ZhIMWp890
黒い剣閃「」シャシャッ!!
アインズ「!」ギンギンッ!
クロシュ「」タンッ!
ポン!
トカゲクロシュ「」シュタタタッ
リュアン「黒い剣で激しく切り込んだと思ったら……クロシュちゃんが消えた!?」
セイン「いや、消えていない! トカゲの姿による高速移動だ!」
聖女「ええっトカゲ!?」
シュタタタタッ
アインズ「見失ったか……!? どこから来る……!?」ジリリ
シュタタタタタッ
シュバッ
黒い刃「」シャンッ!!
ギン――バキッ!
折れた黒い刃「」ボムギ
クロシュ「んわ!!?」
アインズ「……一歩速ければ、危なかった」
竜角の槍「」ブォンッ!!
ドッギャァァァァァン!!!!
クロシュ「んわあああああ!!!?!?」ドッギャァァァァン!!
デロデロ…
スライムクロシュ「」デロロ…
ダウン「はいそこまで! 勝者、アイ――」
デロデロ…モニョモニョモニョモニョ…
ズンッ――
アインズ「!?」
聖女「えっ……!!?」
フメイ「わ……わわ……!!?」
リュアン「ええっ……えええっ……!!?」
ダウン「まあ……まあまあまあ……!!!」
「クロシュちゃんをいじめる悪い子は、だあれ?」ズン…
セイン「あれは……まさか……」
妖精「ど、どうして……お前が……!!」
アインズ「か……かあ、さん……!!?」
赤黒い巨竜に擬態したクロシュ?「ん〜……? あ、アインズ」ズン
妖精「セレナディア・ベールグラッド!!!?!?」
579 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 23:54:33.58 ID:ZhIMWp890
セレナディア「ん〜……あ、決闘中だったんだっけ? それじゃ第二ラウンド、いく?」バサッ
アインズ「っ……!?」
セレナディア「んふふ……アインズがどれくらいおっきくなったか、お母さん見てみたいなあ?」
アインズ「ふっ……ははははっ!! いいだろう……母さん――悪竜セレナディアよ、いざ尋常に――」ググググ
ドンッ!!
巨竜アインズ「ギャオオオオオ!!!!」
ドガァァァァン!!!! ドガァァァァァン!!! ギュオオオオオッ!!!
バサッバサッバサッ ブオンッ!! ドグオンッ!! ドッギャァァァァン!!!!
*
アインズ「はあっ、はあっ……」グググ
セレナディア「ふぅ〜、これくらいにしとこっか。クロシュちゃんもクタクタみたいだし」ドスン
アインズ「……どういう状態なんだ。それは」
セレナディア「クロシュちゃんの中にいるの、私。すごいでしょ」
アインズ「……わけがわからないが……」
セレナディア「アインズ……おっきくなったねぇ」
アインズ「……ああ」
セレナディア「ねえ、ごはんは毎日食べてる? どんなもの食べてる? ちゃんと食べてる?」
アインズ「食べることばかりか!」
セレナディア「食べるのが一番大事でしょ?」
アインズ「……フッ……そうだな……。毎日ちゃんと、美味いものを食べてる。村の人たちのお陰でな」
セレナディア「おお〜。やっぱりこの村は良いとこだったんだねぇ。アインズをここに任せて良かったよぉ」
アインズ「……どうして、置いてったんだ」
セレナディア「ん〜……まあ、私って世間じゃ悪竜だったからねぇ。一つ所に留まるのも、子供を連れ回すのも、ちょっと危なかったのよね」
アインズ「……そうか」
セレナディア「……寂しかった?」
アインズ「………少しな」
セレナディア「アインズ〜〜!!」ズズズ
アインズ「うわっ!? その巨体ですり寄って来るな!!!」
◇
580 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 23:55:26.11 ID:ZhIMWp890
―夜
ダウンの家
クロシュ瓶「」デロロロ…グッタリ…
アインズ「すまん……。お前の負担を一切考えず、母さんと共に暴れ回ってしまった……」
クロシュ瓶「〜〜」モニョモニョ
妖精「気にしないで。それより気持ちは晴れた? だって」
アインズ「ああ。凄まじい想定外ではあったが……まさか、母さんと会えるとは……。感謝するぞ、クロシュ……!」
クロシュ瓶「〜〜♪」モニョニョ
妖精「ふふ。クロシュもがんばった甲斐があったって」
アインズ「ああ……! ところで母さん……セレナディアは、今もクロシュの中にいるのか?」
クロシュ瓶「〜〜」モニョモニョ
妖精「たぶんそう、だって。あの決闘でやられた時に、星脈の方からセレナディアが入ってきた……らしい」
クロシュ瓶「〜〜」モニョニョ
アインズ「一度クロシュに食べられた縁、ということなのか? 何とも不思議な話だが……お陰で、私は母さんと会えて、話ができたということだな」
妖精「まあそういうことだね」
アインズ「……クロシュたちは、明日また旅に出るそうだな」
妖精「うん……。えっと、セレナディアとは、また離れ離れになっちゃうけど……」
アインズ「ああ、それは良い。元々二度と会えるとは思っていなかったし、クロシュの中で生きていることもわかったんだ。それでもう、十分すぎるさ」
クロシュ瓶「〜」モニョ
アインズ「……今日は、本当にありがとう。弱体化してるというのに、痛い目に合わせてすまなかったな」
クロシュ瓶「〜〜」モニョモニョ
アインズ「ははっ……ああ、次はお前がちゃんと力を取り戻してからだ。それまで、私もさらに研鑽を積んでおくぞ」
クロシュ瓶「〜!」モニョ!
☆アインズとの決闘に敗北しましたが、竜角の大槍を取り戻しました
◆
581 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/05/06(水) 23:56:35.72 ID:ZhIMWp890
本日はここまで。次回、竜神村を出発して次の目的地へ編です。お楽しみに
582 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/07(木) 02:51:20.37 ID:OtEoW80no
おつ
おお、こちらにも奇跡が…少しずつ力も取り戻してきて良い傾向だ
次は大陸北部の何処かかな?全域で人間超排斥傾向らしいしどうなるやら
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[ Aramaki★
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