【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part8

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367 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/05(日) 17:29:20.68 ID:ntyJeD7u0

アインズ「何? それはつまり……ソフィア・ロスチャイルドの奸計を粉砕する策がある、ということか?」

レイン「策など必要ない。正面から突撃して叩き潰せば良いのよ」

リュアン「ええっ!? ちょ、ちょっと待ってください! 坑道は暗くて危険なんですよ!?」

レイン「エルダーサキュバスが闇を恐れるとでも?」

妖精「確かにエルダーサキュバスなら夜目も効きそうだけど……。でも、あの坑道には今……勇者サインを模したすごく強い奴がいるんだ! たぶん……何体も……!」

セイン「ああ。一人で突貫するのはむざむざ討ち死にしにいくようなものだ」

レイン「チッ……ならばどうしろと?」

ダウン「その為にどうやって坑道を攻略しようかってみんなで考えてるのよ〜」

レイン「……」

アインズ「……ソフィア・ロスチャイルドとは何らかの因縁があるようだな。であれば……協力しないか?」

レイン「……」

妖精「私たちの実力は知ってるでしょ? 弱体化はしてるけど……レインの背中くらいは守れると思う」

レイン「……わかったわ。別に、一人で粋がる場面でもないしね」

リュアン「レインさん……!」

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ

レイン「ただし、私の目的はあくまでソフィア・ロスチャイルドとその謀略の完全破壊。他の瑣末事に関与する気はないから、承知しておきなさい」

アインズ「わかった。エルダーサキュバスの力、頼りにさせてもらうぞ」

 ☆レインが坑道突撃隊に加入しました
 (既に信頼を得ていたため判定は省略)

 ◇
368 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/05(日) 17:30:42.21 ID:ntyJeD7u0
―樹氷の森

妖精「よし、そういうわけで今日は別の入口がないか周辺を探索――」


ユウリ「主ら〜」ヌッ


クロシュ「んわっ!?」

フメイ「昨日の……ゾンビ!」

聖女「フメイさん……リビングデッドとゾンビは同じではないのです……」

フメイ「えっ、そうなの?」

リュアン「ええと……このゾン……リビングデッドさんは、一体……?」

ユウリ「わらわと遊ばぬか?」

妖精「ええ……」

アインズ「……すまん。恨まれはしなかったが……気に入られてしまったかもしれん……」

クロシュ「……遊んであげる……?」

レイン「馬鹿馬鹿しい。このようなアンデッドなど滅してしまえば良いでしょう」

アインズ「それができれば苦労はしない。何人もの術師が試みたが全て失敗に終わり、逆に呪い殺されることもあった」


ユウリ「およ? 主……明るい魂をしておる……」

セイン「?」

ユウリ「わらわ……主との戦を所望ぞ」

セイン「??」

ユウリ「沈黙は肯定………主の魂はわらわのものぞ!!」ズオッ!!

セイン「!!」


クロシュ「んわわ!?」

妖精「な、なに!?」

アインズ「わからん! セイン、とにかくお前は逃げろ!」ジャキッ

セイン「いや……問題ない」

 魔銀の剣「」シャキン

セイン「相手方に帰ってもらう」


↓1コンマ
01-05 呪われてしまった!
06-90 帰ってもらった
91-00 成仏
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/05(日) 17:43:35.62 ID:de75N4w90
370 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/05(日) 20:31:50.90 ID:ntyJeD7u0
 ドッギャァァァァン!!

吹っ飛ぶユウリ「ひゃああああ〜〜」ヒューン――


 魔銀の剣「」カチン
セイン「探索を始めよう」

アインズ「……!? セイン貴様、何者だ?」

セイン「今はクロシュたちの護衛だ」

フメイ「ふふん。セイン、一番強い」ドヤッ

セイン「いや……今の僕は一番とは程遠い。例の勇者モドキよりも遥かに劣っていた」

フメイ「むー……」

妖精「勇者モドキがどれだけいるかはわからないけど、対策は必須だよ。この前は1人だけだったから人数差でなんとか勝ったけど……もし2人いたら勝ち目はたぶんなかった……」

アインズ「……武力で敵う相手ではない、ということか……」

レイン「チッ……胸糞悪い話ね」

妖精「弱点か何かがあれば良いんだけど……」

 ◇
371 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/05(日) 20:32:19.10 ID:ntyJeD7u0
―樹霜の森

 ガサゴソ…

クロシュ「……」ガサゴソ

フメイ「んー……別の入口、なさそう」

聖女「やっぱりそんなに都合よくはいきませんね……」


 タタタタタッ


ヴィトナ「お前たち。何、してる?」ザザッ

クロシュ「ヴィトナさん!」

フメイ「坑道の入口、探してる」

ヴィトナ「坑道の……入口?」

聖女「はい。えっと……事情をお話しても大丈夫でしょうか……?」

フメイ「いいと思う」

聖女「では……竜神村が置かれている状況について、簡単にお話しますね」

 カクカクシカジカ

ヴィトナ「8日後……山に住むもの、皆殺し……!?」

クロシュ「うん……」

聖女「それで私たちは、坑道攻めの為の手がかりを探しているのです」

ヴィトナ「むう……」

フメイ「ヴィトナ、なんか知らない?」

ヴィトナ「わからない……」

聖女「そうですか……」

ヴィトナ「でも、皆殺し、困る……。私もお前たち、手伝って、いいか?」

聖女「本当ですか……!?」

ヴィトナ「ああ。群れを、守りたい」

クロシュ「わあ……!」

フメイ「おお〜」

クロシュ「群れの、オオカミさんたち……だいじょうぶ……?」

ヴィトナ「ロンドンからもらった干し肉、食いつないでる。大丈夫だ」

クロシュ「んへへ……」

ヴィトナ「私いなくても、しばらく大丈夫のはず。お前たち、協力する」グッ

クロシュ「うん!」

 ☆ボレアスルクスのヴィトナが坑道突撃隊に加入しました


フメイ「……ん? そういえばヴィトナ、群れの掟で坑道に入れないんじゃなかったの?」

ヴィトナ「掟、大事。でもこういう時は、破っていい」

フメイ「お〜」

クロシュ「わ〜」

聖女「柔軟な運用です……!」

 ☆ヴィトナが坑道突撃隊に加入しました
 (既に信頼を得ていたため判定は省略)

↓1コンマ 探索
01-60 凍った温泉
61-90 別の坑道入口
91-00 小さな祠
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/05(日) 20:34:30.89 ID:sgBCqjkgO
373 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/05(日) 21:43:51.06 ID:ntyJeD7u0
  ガサゴソ…

 雪に埋もれた巨大なダクト「」ポン!


ヴィトナ「……これは……何だ?」

聖女「大きな……筒です! ほとんど雪に埋まっていますが……」

妖精「……空気の流れがある。かなり奥深くまで通じてるみたい」

リュアン「通気口かもしれません。鉱山は換気が大事という話を聞いたことがあります……!」

アインズ「我々が並んで通れる程度の大きさはあるな。中はどうなっているか……」

レイン「ソフィアの潜伏場所に直通だったりしないかしら」

妖精「流石にそこまで都合良くはいかないと思うけど……でもここならソフィアの裏をかいて坑道に突入できるかもしれない。場所を覚えておこう」

 ☆坑道通気ダクトを発見しました

 ◇
374 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/05(日) 21:48:00.39 ID:ntyJeD7u0
―竜神村 滞在11日目 天候:猛吹雪

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*2    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*5       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*1

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・山越えの手段または道筋を探す

◯努力目標
・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
・坑道に潜む者の正体を暴く(達成!)
・異常気象の原因を突き止める
・?(未解放)

◯個人目標
・世界樹の石炭 [3/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、坑道入口、坑道通気ダクト、他
……………………………………………………………………………………
375 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/05(日) 21:49:01.90 ID:ntyJeD7u0
―朝
 ダウンの家 居間

 窓の外「」ビュゴオオオオオオ――!!


セイン「……猛吹雪だ」

フメイ「またぁ……?」

スライムクロシュ「〜〜…」モニョニョ…

ダウン「今日は大人しくするしかないわねぇ……。こんな日に外に出たら、ソフィアちゃんと戦う前に死んじゃうわぁ……」

聖女「……大丈夫でしょうか。予告の日まで、今日を含めてあと7日しかありません……」

レイン「……焦っても仕方ないわ。あと6日の猶予はある。ソフィアは最低の外道だけれど、約束事は律儀に守る女だったわ」

リュアン「ソフィアさんのことがよくわからなくなりそうです……」


妖精「どうしても外に出たい場合は私に言って。自然魔法で吹雪の影響を和らげられるから。でも絶対安全にできるわけじゃないから、長時間の外出は厳禁だよ」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

聖女「こういう日は情報の整理をしたり対策を話し合ったりするのも良いかもしれませんね。話し合ってる内に思わぬ解決策が見つかったりするかもしれません」

フメイ「ソフィアの弱点とか、恥ずかしい話とか、レインに聞いてみる?」

リュアン「彼を知り己を知れば百戦殆からず、っていうコトワザもあるけど……ちょっと気が引けちゃうなあ」

メアリー「……デロデロのお話をするのも……おすすめです……」ヌッ

リュアン「わ、メアリーさん!」

メアリー「……最近……デロデロのお話ができなくて、寂しいです……。導師クロシュ……私と、お話を……」

スライムクロシュ「〜〜?」モニョニョ

妖精「私たちは忙しいの! 穀潰しの身なんだから大人しくしててよね」

メアリー「穀潰しになりたくてなっているわけではありません……」


◯猛吹雪の日に外で活動する場合、コンマにマイナスの補正がかかる場合があります
 活動する場所や時間に応じて満腹度が減少し、満腹度が一定以上減ると翌日の自由行動数も減少します
 そして満腹度が0になると空腹で行き倒れ、翌日行動不能になります。ご注意ください


竜神村滞在11日目。17日目にソフィアの犯行予告あり
↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-90 ロンドン
91-00 招福

↓1〜3 自由安価 何をする?(猛吹雪のため屋外活動にペナルティあり)
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/05(日) 21:49:34.13 ID:nvtztj/20
ユウリの話を聞いてみるクロシュ
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/05(日) 21:50:01.11 ID:4vJ4aY9WO
メアリーをクロシュ教に勧誘しつつ、坑道部隊で活躍しないかと説得
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/05(日) 21:57:09.09 ID:de75N4w90
再び所持してる本で座学
379 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/05(日) 23:14:38.20 ID:ntyJeD7u0
―ダウンの家 客室

 窓「」コンコン

クロシュ「?」

妖精「んん? 雪に混じって石か何かでも飛んで……」


窓向こうにいるユウリ「」コンコン


妖精「ええ……」

セイン「……追い払うか」

クロシュ「……でも……さむいのかも……」

妖精「リビングデッドなら寒さは平気だと思う」

クロシュ「そうなの?」

妖精「暖かいと腐っちゃうからね」

クロシュ「わあ……」

フメイ「じゃあフメイが焼いたら、嫌がる?」

妖精「それは誰でも嫌がると思う……」

 *

 窓「」ガラッ

ユウリ「昨日の果たし合い、まこと趣深き催しであったぞ」

セイン「そうか……」

妖精「寒いから窓閉めてくれない? 中入って来て良いから」

ユウリ「わらわ、ぬくいのは苦手ぞ」

フメイ「腐っちゃうから?」

ユウリ「であるぞ」

妖精「自分が動く死体だってことはわかってるの?」

ユウリ「であるぞ」

クロシュ「……なんで、死体なのに、動いてるの……?」

ユウリ「わらわの反魂術ぞ」

妖精「そういえば死者蘇生できるって言ってたっけ……。自分自身もその術でアンデッドとして蘇らせたってことか」

ユウリ「であるぞ。たぶん」

フメイ「たぶん……」

ユウリ「わらわ、昔のことはよく覚えておらぬゆえ」

クロシュ「そうなんだ……」

妖精「記憶の欠落はリビングデッドなら珍しいことじゃない……というか記憶だけで済んでるのはかなりすごいかも。普通のリビングデッドは記憶どころか意思とか人格も失ってることが多いんだ」

フメイ「腐っちゃうから?」

妖精「それもあるけど、腐ってなくてもダメな場合が多い。ほとんどの生き物は脳っていう器官で知性とか記憶を保持しているんだけど、死を迎えるとこの器官が不可逆的に――」

フメイ「?」
クロシュ「?」
セイン「?」
ユウリ「?」

妖精「……ま、まあとにかくほとんどのリビングデッドはこんなにはっきりした人格を持たないってこと! もしかしたらユウリは生前ものすごい術師だったのかもね」

ユウリ「フフフ……であるぞ」

フメイ「そういえば、ゾンビはもっとうあ〜って感じだった」

妖精「ゾンビっていうのはリビングデッドとまた違ってね……。いやまあ、近い存在ではあるんだけど……」

 ◇
380 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/05(日) 23:16:16.09 ID:ntyJeD7u0
―ダウンの家 客室

 ガチャッ

クロシュ「こんにちは……」トコトコ

メアリー「……! 導師クロシュ……まさか、私の願いを聞き届けて……?」

リュアン「ええと……その……」

聖女「勧誘に来ました……!」

メアリー「勧誘……?」

 *

メアリー「なるほど……クロシュ教の信徒になれ、と……」

クロシュ「そうなの?」

聖女「なりませんか?という提案です! フェルメールさんがクロシュ教のナンバーゼロ……だったと思うので、今クロシュ教に入ればメアリーさんはナンバーワンになれます!」

メアリー「それは……どのような意味の番号なのですか?」

聖女「……ど、どのような意味でしょうか?」

リュアン「えっ!? 私も知りませんよ……!?」

聖女「………数字が小さいほど偉い、みたいな感じだと思います」

メアリー「そうですか……。ふふ……フェルメールらしい遊び心ですね」

リュアン「遊び心……なのでしょうか」

メアリー「ですが残念ながら……私はデロデロの信徒です……。デロデロから離れた導師クロシュを個人的に信仰することは、できません……」

聖女「そうですか……。わかりました。メアリーさんのご意思を尊重致します」

リュアン「……メアリーさんほどの敬虔なデロデロ信徒なら、きっと引き抜かれてはくれないだろうと思ってました」

メアリー「私のことを、よくご理解いただけたようで……」

リュアン「でも、それなら……ソフィア・ロスチャイルドの退治をご協力いただくことはできませんか……?」

メアリー「……最近この村を騒がせている邪悪科学者、ソフィア・ロスチャイルドの件ですか」

聖女「はい。彼女を放っておけば、この山は大変なことになる……という犯行予告がありました。デロデロに直接関係する事案ではありませんが……」

リュアン「でも……ソフィア・ロスチャイルドはいたずらに苦しみと哀しみを増やそうとしています……!」

メアリー「……だから、その邪悪科学者を止める為に協力して欲しい……というのですね」

聖女「はい。もちろん、無理強いはしませんが……」


↓1コンマ
01-60 デロデロにしても良いなら
61-90 もっとお喋りしてくれたら考えます
91-00 ???
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/05(日) 23:23:46.77 ID:lNvEVdtwo
でろー
382 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/05(日) 23:41:14.88 ID:ntyJeD7u0
メアリー「……私はまだ……その、ソフィア・ロスチャイルドという者のことを詳しく知りません。もしかしたら……真摯に話し合えば、デロデロのことをわかってくれる人かもしれません……」

聖女「それはまあ、確かにそうですね……。話し合いで解決できるなら、私もそれが一番だと思います……」

メアリー「ですから……あなた方の提案に頷くことは……できません」

リュアン「はい……」

メアリー「……もし、今後お時間があったら……ソフィア・ロスチャイルドのことや……導師クロシュさんのこと……あなた方のこと……もっと、教えていただけますか?」

クロシュ「!」

聖女「はい、もちろん良いですよ!」

リュアン「……クロシュちゃんたちを、デロデロに勧誘する気ですか?」

メアリー「まあ、そういう意図もないわけではないですが……。どちらかと言えば、純粋にあなた方のことやソフィア・ロスチャイルドのことを知りたいという気持ちがあります。ここで一日中ぼーっと過ごすのも、退屈で死にそうなので……」

リュアン「そ、それはまあ……すみません、お構いできず。ここ最近は忙しくて……」

メアリー「時間があったらで構いませんので。よろしくお願い致します」

 ☆メアリーにもっとお話するよう頼まれました

 ◇
383 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/05(日) 23:42:45.04 ID:ntyJeD7u0
―ダウンの家 客室

リュアン「……」

 光属性の中級魔導書「」ペラッペラッ


聖女「……」

 運命変転の魔導所「」ペラッペラッ


妖精「リュアンと聖女は真面目に勉強してて、フメイはセインを連れて吹雪の中炎魔法の練習……。みんなすごいがんばり屋だなあ」

クロシュ「んへへ……」

妖精「クロシュも何かする?」

クロシュ「……味見の、練習……?」

妖精「……クロシュ、最近またちょっと穀潰しになってきてない?」

クロシュ「んぇ……!?」

妖精「ふふ、冗談だよ。ゆっくり休息するのも大事なことだしね。じゃあ私たちは味見の練習でもしてよっか」

クロシュ「ん!」


↓1コンマ
01-15 フメイ  特殊+1 [1/3]
16-30 リュアン 特殊+1 [2/3]
31-45 聖女   特殊+1 [1/3]
46-55 フメイ  特殊+2 [2/3]
56-65 リュアン 特殊+2 [3/3]
66-75 聖女   特殊+2 [2/3]
76-80 フメイ  特殊+3 [3/3]
81-85 リュアン 特殊+3 [3/3]
86-90 聖女   特殊+3 [3/3]
91-98 フメイ・リュアン・聖女 特殊+3 [3/3]
99-00 ???
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/06(月) 00:02:39.83 ID:BPhBNyDWO
385 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/06(月) 00:49:46.63 ID:eYqtMy5W0
リュアン「……」

 光属性の中級魔導書「」ペラッ

――『日属性』
――『光属性に極めて似た性質を持つ希少属性』
――『根源的には、星属性の異相であるとされる。日属性こそが本来の星属性だとする学説もある』
――『星属性よりも炎、雷、命属性への転化効率に優れる』
――『もしこれを読んでいるあなたが日属性である場合、次のステップは日属性の魔導書にするのが良いだろう』
――『なお当出版社では、日属性の魔導書は取り扱っていない。術師が少なすぎて売れないためである』

リュアン「……」スッ

 白い光「」ポウ…

リュアン「……」グッ

 熱い光「」ジジジ

リュアン「……」グッ

 帯電する光「」バチバチ…

リュアン「………」スッ

  シュウン――

リュアン「……いやいや。いやいやいや……」

 光属性の中級魔導書「」

リュアン「……嘘でしょ。流石に……」

 光属性の中級魔導書「」

リュアン「……ええ……どうすればいいの、これ……」

 ☆リュアンの真の属性が判明しました
  パッシブスキル〈薄明〉が強化されました

 ◇
386 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/06(月) 00:50:37.74 ID:eYqtMy5W0
というわけで本日はここまで

いろいろありつつ調査を進めるクロシュ一行でした。レイン氏の勧誘に成功したり、ユウリ氏をふっ飛ばしたり、ヴィトナさんの勧誘に成功したり、ダクトを発見したり、ユウリ氏とお話したり、メアリーちゃんとお話したり、みんなでお勉強をがんばったり、クロシュさんが味見の練習をしたり、リュアンちゃんの真の属性が判明したりしました

炎属性のフメイちゃんに加えてリュアンちゃんが日属性となるとパーティの火力がだいぶあがったような気がしますが、現時点ではリュアンちゃんはまだまだ駆け出し魔法使いなのでそれほど大きな変化はありません。リュアンちゃんの今後の活躍にご期待くださいませ

そして未だ明らかにならぬ最後の努力目標……。実のところそれを達成するか否かにより、何かが大きく変わったり変わらなかったりするかもしれません。あかちゃんスライムの今後の活躍にご期待くださいませ

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/06(月) 01:33:39.26 ID:eZq1f31Yo
おつ
日属性…太陽の力か、そういうのもあるのね
鬼を斬るのに適してそうな属性だ
388 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/11(土) 14:46:00.51 ID:EswNn71O0
日属性は太陽のパワーなので、鬼や吸血鬼やゾンビといった闇に属す者に対して大きい効果を発揮することがあります。今後そのような敵が現れた場合、リュアンちゃんは活躍するかもしれません
そして余談ですが、オノゴロで採れるヒヒイロカネはこの日属性のパワーを秘めた鉱物であるという噂もあります。ヒヒイロカネで造られた神剣アマノムラクモの持ち主であったオノゴロの神アマテラスは太陽神だったと言われているため、信憑性はあるかもしれません
389 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/11(土) 14:46:29.88 ID:EswNn71O0
―竜神村 滞在12日目 天候:吹雪

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*2    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*5       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*1

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・山越えの手段または道筋を探す

◯努力目標
・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
・坑道に潜む者の正体を暴く(達成!)
・異常気象の原因を突き止める
・?(未解放)

◯個人目標
・世界樹の石炭 [3/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、坑道入口、坑道通気ダクト、他
……………………………………………………………………………………
390 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/11(土) 14:48:41.10 ID:EswNn71O0
―朝
 ダウンの家 居間

 窓の外「」ビュオオオオオ――

リュアン「昨日よりは弱まりましたね……」

ダウン「でも、村の外はまだかなり荒れているはずよ。もし村外へ調査とかに行くなら慎重にね」

レイン「……勇者モドキへの対策と、坑道探索の準備……後は、何が要るかしら……」

アインズ「……提案なんだが、一度あのダクトに入ってみないか?」

リュアン「えっ!? あ、危ないんじゃ……!?」

アインズ「危ないのは百も承知だ。しかし現時点では、あのダクトがソフィア攻略に使えるかどうかもわからん。一度潜ってみて、どこへどのように繋がっているのか調べる必要がある」

妖精「それはまあ確かに……。でも危ないのは本当に危ないから、坑道に詳しい人の案内とかはやっぱり欲しいよ」

アインズ「リーシアに依頼してみるか。腹の底は見えんが、腕は確かなようだからな」

 ◯坑道通気ダクトに侵入して事前調査できます
  ガイド役がいると安全です

竜神村滞在12日目。17日目にソフィアの犯行予告あり
↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-90 ロンドン
91-00 招福

↓1〜3 自由安価 何をする?(吹雪のため村外活動にペナルティあり)
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/11(土) 14:49:23.12 ID:4SPyroDc0
ユウリとお料理
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/11(土) 14:53:19.96 ID:GkjRILnAo
リーシアさんにダクトのこと話して危険性を確認
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/11(土) 14:55:54.94 ID:XeHcf9YJ0
アッシュからこれまでの旅の思い出話を聞く
394 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/11(土) 16:47:02.30 ID:EswNn71O0
―ダウンの家

 ガチャッ

アッシュ「おう、俺を呼んだか!?」スタスタ

リーシア「呼びましたか〜?」スタスタ

ユウリ「わらわを喚ぶ声は誰ぞ?」ヌッ


妖精「あ、うん……一人呼んでないのも来ちゃったけど、まあいいや。坑道探索についてちょっと話したくて」

アッシュ「お、坑道探索の話か?」

アインズ「ああ。アッシュ、私たちと共に探索する気はないか?」

アッシュ「いいぜ! 俺も参加希望を伝えに行こうと思ってたんだ」

聖女「そうなのですか?」

アッシュ「ああ。やっぱ人数は多い方が良いからな。もし怪物と出くわしてもお前たちと一緒なら簡単に撃退できるだろ? もちろんリーシアとも話し合い済だぞ」

リーシア「はい〜。でも人数が多いと統率も乱れやすくなりますから、私の指示にはしっかり従うことが条件ですねぇ」

アインズ「こちらから意見や要望を伝えることは問題ないか?」

リーシア「もちろんです。可能な範囲で実現できるよう努力しますが、最終的には皆さんの身の安全を最優先にさせていただきますよぉ」

アインズ「わかった。私は問題ないが、お前たちも良いか?」

妖精「うん。安全第一でお願いしたい」
聖女「同じくです!」
リュアン「私も大丈夫です」
フメイ「ん」
クロシュ「うん」
セイン「ああ」
ユウリ「ぞ」

リーシア「決まりですね〜」

 ☆突撃隊にアッシュが加入しました

 ☆坑道ガイドのリーシアを雇いました

 *
395 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/11(土) 16:47:35.16 ID:EswNn71O0
―ダウンの家 居間

ヴィトナ「私、呼んだか?」ヒョコ

妖精「うん、呼んだ」

アッシュ「ヴィトナちゃんも来るのか!?」

ヴィトナ「ああ」


レイン「随分騒がしいわね……。何、こんなに大人数で行くの?」コツコツ

アッシュ「……ん!? あんたは……まさか、シノホシの――!?」

レイン「その話はソフィアを葬った後で聞いてあげる。今はただの協力者として覚えておきなさい」

アッシュ「お、おお……何にせよ心強ェ味方には違いない! よろしく頼むぜ!」


アインズ「大所帯になってきたな。ここらで各人の戦術や得意分野を聞いておきたいが、構わないか?」

レイン「そうね。その辺は最低限把握しておきたいわ。味方の誤射で死ぬなんて嫌でしょう?」

リーシア「そうですねぇ。私も是非お聞きしたいです〜」

 *

アッシュ「――そして前回の坑道探索で、左腕と親友を失ったんだ。迂闊だったよ……俺たちならガイドなしでもやれるって思い込んでたんだ。馬鹿だよな……」

 アッシュの左腕の義手「」グッパッ

アッシュ「この義手はな、あいつの使ってた篭手を改造したものなんだ。これを付けて、伝説のドワーフ古代都市を拝むまで……俺は死ねねェんだ……」

レイン「……弔い、ということね」

アッシュ「弔い……なのかな。とにかくあいつの無念を晴らさなきゃ、俺自身がもうダメなんだ。他の冒険をしても全然心躍らねえ。この坑道探索を完遂させなっきゃ、終わっちまうかもしれねえ」

フメイ「……それが、ろまん?」

アッシュ「……ああ。ロマンと決着を付けるんだ。俺とあいつが夢見た、ロマンとな……」

 ☆アッシュの冒険譚を聞きました


リーシア「ちなみにアッシュさんの得意戦術はレイピアと雷魔法を用いた高速戦闘ですよぉ。ワイヤー付きの義手を射出して電気を流したり遠くのものを掴んだりするという隠し技もあります〜」

アッシュ「ワイヤー義手は別に隠し技じゃないぜ。手が飛ばせたら探索にも便利だと思って付けたんだ。崖から落ちても義手を飛ばして崖に掴まれば死なないだろ?」

アインズ「生き残る為の技術でもある、ということか」

アッシュ「おう! 遠くにあるものを取って欲しかったら言ってくれよ」

ダウン「じゃああそこにあるクッキーの袋を取ってもらっても良いかしら?」


 やや離れた位置にあるクッキー袋「」


アッシュ「任せろ!」グッ

 射出される義手「」バシュンッ!

  ガシッ!

 戻って来る義手「」ギュオオオッ

  ガチンッ!

 クッキー袋「」ポン!

フメイ「おお〜!」キャッキャ

ダウン「すご〜い!」キャッキャ

ヴィトナ「これ、どうなってる……!?」

アッシュ「電気の力でワイヤーを巻き取る……らしい。詳しい仕組みは知らねえ! マーベル工業の技術力は世界一ってことだ!」

妖精「マーベル工業……」

 *
396 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/11(土) 16:49:14.90 ID:EswNn71O0
―ダウンの家 台所

聖女「居間の方では皆さんが坑道探索に向けて話し合いをしているので、その間にごはんを作りましょう」

リュアン「はい」

セイン「手伝おう」

クロシュ「ん!」

ユウリ「わらわも腕を振るおうぞ」ヌッ

聖女「……!? ええと……ユウリさんは、お料理ができるので……?」

ユウリ「無論ぞ」

リュアン「あの……アンデッドの方の料理って、衛生的に大丈夫なんですか……?」

聖女「普通に考えれば全く大丈夫ではないです……。でもユウリさんは他のアンデッドよりも綺麗ですし腐敗も進んでいないようなので……ちゃんとしっかり浄化すれば大丈夫かもしれません……」

ユウリ「ぞ」

聖女「念の為、衛生管理は徹底していただきましょう……」


↓1〜2 食材を1〜3つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉
魚介:ワカサギ、ユキタニシ、ザリガニ
野菜:野草、ヒエヒエキノコ、ゴボウの根っこ
穀物:ヤマイモ、パスタ、船旅ビスケット
果実:どんぐり、ユキイチゴ
卵乳:トリの卵、粉ミルク、カビチーズ
特殊:ゼラチン、岩塩、角砂糖、香辛料、星の粉

↓1コンマ(料理上手+70)
001-025 ひどい
026-050 まずい
051-100 ふつう
101-150 うまい
151-000 すごい

↓2コンマ
01-05 食中毒
06-00 問題なし

※食中毒の場合、料理のランクが3段階下がり、人間の仲間が行動不能に陥ります
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/11(土) 16:52:58.77 ID:QV0aMQ5Io
どんぐり野草
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/11(土) 17:07:38.64 ID:2aNHzMJpO
ワカサギ パスタ 香辛料
399 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/11(土) 18:54:54.72 ID:EswNn71O0
 妖精風ワカサギペペロンチーノ「」ポン!

リュアン「香辛料は衛生の味方です!」

クロシュ「わ〜!」パチパチ

聖女「聖ヴァレリオの遺した秘伝パスタのレシピを、ここにある食材でアレンジしてみました。お魚を使ってしまったので聖ヴァレリオには怒られてしまうかもしれませんが……」

セイン「どちらかと言うと、アンデッドを料理に携わらせたことの方が怒りそうだが……」

聖女「……ま、まあユウリさんもしっかり手を洗ったり髪をまとめたりしてくれましたし……。問題はないはずです……!」

ユウリ「フフフ……であるぞ」

クロシュ「うん!」

 *

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
フメイ「〜〜♪」モグモグ
セイン「……♪」モグモグ
メアリー「……」モグモグ

ユウリ「フフフ……わらわの腕前を味わうが良いぞ」

アインズ「これが……ペペロンチーノ!」モグモグ

アッシュ「どんぐりって聞いてちょっとビビったが、砕いてまぶされると美味いんだな!」モグモグ

妖精「どんぐりは万能食材だからね」モグモグ

ヴィトナ「こんな食べ方もあるのか……! 料理、不思議だ……!」モグモグ

聖女「ヴィトナさんのお口にも合いましたか? 良かったです」ニコニコ

リーシア「ふふ……たまにはこういう料理も悪くないですねぇ〜」モグモグ

 ☆うまい料理を食べて元気になりました
  明日の終わりまで余剰満腹度+3、戦闘コンマ+10、寒さ耐性◯

 ◇
400 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/11(土) 18:55:27.50 ID:EswNn71O0
―ダウンの家

妖精「よし、じゃあお昼ごはんを食べたところで――」

リーシア「ダクトのことですね?」

アインズ「ああ。あそこから侵入してソフィアに奇襲をかけることはできそうか?」

リーシア「そうですねぇ……。私の知る坑道図と照らし合わせれば、そのダクトがどこへどのように繋がっているかの予想は可能ですが……未知の領域もありますので断定はできないですねぇ……」

ヴィトナ「リーシア、ダクトのこと、知ってたか?」

リーシア「存在自体は知っていましたけど、実際に目にしたり通ったりしたことはなかった……という感じです」

リュアン「あの……もうずっと昔に放棄された通り道なんですよね? 腐食して壊れたりとかはしてないんでしょうか……?」

リーシア「その点に関しては大丈夫ですね〜。古ドワーフの建造物はすごく頑丈で経年劣化も遅いですから、まだまだ使えると思いますよぉ。意図的な破壊や罠の設置がなければ、ですけどねぇ」

レイン「普通の坑道と比べて、安全性はどっちがマシ?」

リーシア「どっちもどっちですかねぇ。ダクトは危険な野生生物が入りにくいという利点が考えられますけど、そうなると古ドワーフの警備ゴーレムや攻撃設備が今でもフル稼働している可能性が高まります」

アインズ「警備ゴーレムか……それは強いのか?」

リーシア「いろいろな種類がいますが、個々の実力で言えば私たちの方が上であるかと思いますねぇ。問題は数です」

妖精「数……」

リーシア「はい〜。一度発見されると外敵を排除するまでひっきりなしに湧き続けるんです。恐らく山脈のどこかでゴーレム生産工場が今も稼働していると思われるのですが……それがどこかまでは私もわからないですねぇ……」

アッシュ「……俺の左腕と親友をぶっ殺していったのも、ゴーレムだった。古ドワーフのゴーレムは、魔法使いが使役するゴーレムとも違うし、現代の魔導機械とも違う感じだ。確かに個々の強さは大したことなかったが、甘く見ちゃいけねえ」

アインズ「なるほど……。ソフィアはそれを利用して、あえて坑道の奥深くに研究所を作ったのか」

リーシア「かもしれません。まあ何にしても、実地調査をしてみないとはっきりしたことは言えないですねぇ」

アインズ「……ふむ。やはり実地調査は必須か。であればいつ行く?」

リーシア「準備がお済みでしたら、本日早速でも大丈夫ですよ?」

妖精「通気ダクトの実地調査か……」


↓1〜 先取2票
1.今日行く(ペペロンチーノにより吹雪ペナルティ無効化)
2.明日行く(ペペロンチーノにより吹雪ペナルティ無効化)
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/11(土) 18:56:05.54 ID:4SPyroDc0
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/11(土) 19:30:34.74 ID:ConFQZ10O
2
403 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/11(土) 20:56:49.53 ID:EswNn71O0
妖精「準備を整えたいから、明日でも良い?」

リーシア「もちろんです。しっかり準備なさってくださいねぇ」

アインズ「予報によると明日も吹雪だが、ペペロンチーノのお陰か体が冷えにくいな。これなら明日村外へ出ても消耗を避けられるだろう」

 ☆明日の自由行動終了後、通気ダクトの探索を行うこととなりました

 ◆

―竜神村 滞在13日目 天候:吹雪

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:         盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:煤けた不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇セイン  [勇者スライム]
武:魔銀の剣     盾:         飾:
武:         防:旅人の服     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*2    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*5       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*1                   暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
光属性の中級魔導書               オリシン王家の栞
炎スライムの秘伝書
運命変転の魔導書
身代わりのお守り*1
星屑*1

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
・山越えの手段または道筋を探す

◯努力目標
・リュアンの離脱を阻止する(達成!)
・坑道に潜む者の正体を暴く(達成!)
・異常気象の原因を突き止める
・?(未解放)

◯個人目標
・世界樹の石炭 [3/4]
・武装製作経験 [3/6]
・属性への理解 [1/3](リュアン)
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[02/12] 魔法[01/12] 防御[01/09]
・フメイ  近接[01/06] 魔法[16/16] 防御[04/09]
・リュアン 近接[00/06] 魔法[04/09] 防御[00/06]
・聖女   近接[01/04] 魔法[04/09] 防御[00/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□竜神村
村内:ダウンの家、広場、鍛冶屋、食堂、温泉、道場、祠、他
村外:樹霜の森、坑道入口、坑道通気ダクト、他
……………………………………………………………………………………
□坑道突撃隊
・ヴィトナ ・レイン  ・リーシア
・アッシュ ・アインズ
404 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/11(土) 20:57:21.34 ID:EswNn71O0
―朝
 ダウンの家

 窓の外「」ビュオオオオオ

妖精「というわけで今日は準備を終え次第通気ダクトに行くよ」

クロシュ「ん!」

セイン「わかった」

 船旅ビスケット缶「」ポン
 マナブロック「」ポン
 照鉱石「」ポン
 薪束「」ポン
 松明「」ポン
 救急箱「」ポン
 簡易テント「」ポン

聖女「……最低限の用意はできている……と言えるでしょうか」

妖精「うん。たぶん」

リュアン「あの、薪と松明がありますが……坑道の中で火を使うのは大丈夫でしょうか?」

妖精「通気口という名の通り、空気の流れが見えたよ。有害な気が滞留し続ける恐れはないから、暖を取れる火を持っていくのも良いと思って」

フメイ「なら、この光る石ころはいらないんじゃない。光ならフメイとリュアンとセインも出せる」

 照鉱石「」ポン

妖精「まあ、たぶんいらないと思うけど……万が一魔力切れになったりあなたたちが光を出せない状況に陥った時、この石があればなんとか光源を確保できるでしょ? それに、可燃性の危険な気体が充満してる場所もあるかもしれないし」

フメイ「かねんせい?」

聖女「燃えやすいって意味です。フメイさんが火を付けたら、爆発してみんな丸焦げになっちゃう危ない場所ってことです」

フメイ「わ……。そんなとこがあるの?」

妖精「地下ってのはたまにそういう危ない場所もあるんだよ。気を付けてね」

フメイ「うん」


メアリー「……洞窟探検ですか」ヒョコ

リュアン「メアリーさん!」

メアリー「私は……いつでも暇なので……。お話相手になれますよ……」

クロシュ「うん」

フメイ「どんなお話でも聞いてくれるの?」

メアリー「もちろんです……。どうしたら、世界をデロデロにできるか、とか……。デロデロになる為のマインドセット方法とか……」

聖女「ちょっと話題が偏ってはいないでしょうか……」

メアリー「世俗的なお話も可能です……。例えば……恋愛について、とか……」

リュアン「本当に一気に世俗的になりましたね……」

フメイ「れんあいってなんだっけ」

クロシュ「えっと……レインさんが、サインさんのこと、好き、なんだって……」

フメイ「それがれんあい?」

クロシュ「うん。たぶん」

メアリー「ええ。それで間違っていないと思います……」

妖精「あんまり変なこと吹き込まないでね。フメイはともかくクロシュは素直すぎるから……」


竜神村滞在13日目。17日目にソフィアの犯行予告あり。本日の自由行動終了後通気ダクトの探索に向かいます

↓1コンマ ランダムイベント
01-10 猛吹雪予報(明日猛吹雪)
11-35 吹雪の予報(明日吹雪)
36-90 ロンドン
91-00 招福

↓2〜4 自由安価 何をする?(寒さ耐性により吹雪ペナルティなし)
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/11(土) 21:00:42.84 ID:4SPyroDc0
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/11(土) 21:01:20.57 ID:hR+UFRNwO
ユウリさんの反魂の術を見せてもらう
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/11(土) 21:01:32.80 ID:QV0aMQ5Io
お話しつつメアリーの心の氷も溶かしつつ頬っぺムニュムニュする
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/11(土) 21:03:27.90 ID:0gdIS3s7O
ロンドン来たし古代ドワーフの情報何か持ってないか聞き出す
409 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/11(土) 21:32:58.08 ID:EswNn71O0
急用が入ったため本日はここまで。次回、ユウリ氏の反魂術編、メアリーちゃんとコイバナ編、ロンドンさんと古代のお話編です

本日は突撃隊にアッシュ氏が加入したり、坑道ガイドのリーシア氏を雇ったり、アッシュさんの哀しい冒険譚を聞いたり、義手を見せてもらったり、ユウリ氏と妖精風ワカサギペペロンチーノを作って食べたり、ダクトの実地調査を決意して明日に持ち越したりしました

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/11(土) 21:42:37.32 ID:0gdIS3s7O

ソフィア倒せば大山脈編も終いか
もう大分佳境か
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/11(土) 23:22:22.57 ID:QV0aMQ5Io
ほぼほぼ大山脈のメイン戦力で殴り込みだから余裕の勝利よ
412 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/12(日) 19:22:11.09 ID:giH2UbGi0
ソフィアさんをどうにかできれば大山脈編の主要な問題は概ね解決すると言っても過言ではないかもしれません。ワルモノを一人やっつければ解決する問題というのはシンプルで良い問題です。とはいえ今後どのような展開が待ち受けているかは未知数です。気を付けていくのが良いでしょう

大山脈編における戦える人を大勢集めたので、戦力的にはすごく大きいと言えましょう。しかしながら勇者モドキの軍勢も非常に危険で危ないと考えられるため、禁物こそ油断と言えるかもしれません。念には念を重ね、念を加速させていくのが良いと言えるでしょう
413 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/12(日) 19:25:21.43 ID:giH2UbGi0
―ダウンの家

クロシュ「じゃあ……お話、する……?」

メアリー「!」パァァァ

フメイ「うれしそう」

メアリー「嬉しいです。では何のお話をしましょう……。やっぱり、デロデロ……?」

フメイ「んー……じゃあ、れんあい」

メアリー「……フメイちゃんは……好きな子……あるいは、気になる子がいますか……?」

フメイ「フメイ、クロシュ好き。集落のみんなも好き」

聖女「」ニコニコ
リュアン「」ニコニコ
妖精「」ニヤニヤ
クロシュ「」パァァァ
セイン「」コク

フメイ「……聖女とリュアンと妖精のことは、別に好きじゃない」

聖女「」ガーン!
リュアン「」ガーン!
妖精「」ガーン!
クロシュ「」オロオロっっっ
セイン「?」

メアリー「ふふ……でも、嫌いでもない……そうですね……?」

フメイ「まあ……」

メアリー「……フメイさんのそのお気持ちは、とても尊く素晴らしいものです。しかし……恋愛とは、違うものかもしれません……」

フメイ「そうなの?」

メアリー「恋愛は……増殖≠ニいう、生命の根源的営為に根ざした欲求、衝動の一種です」

フメイ「?」
クロシュ「?」
セイン「?」
リュアン「……???」
聖女「……」
妖精「……」
414 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/12(日) 19:27:54.95 ID:giH2UbGi0
メアリー「……スライムらしい言い方をするなら……相手と混ざり合い、新たな生命を成して、仲間を増やそうとする営み……です」

フメイ「それってデロデロのこと?」

メアリー「……混ざり合う、というところは少し似ていますが……。デロデロは、全てを一つにしたら、もう新たな命は生まれません。ですから……最初は似ていても、結果は全く異なります」

フメイ「そうなんだ」

セイン「新たな生命というのは、分体とは違うのか?」

メアリー「そうですね……。スライムの分体は、どちらかと言うと本体の延長上にある物体と言えますから……新たな生命とは、言いにくいのです。でも……長い間本体から離れていた分体が、独立して別個のスライムに成る事例もありますので……完全に分けて考えるべきでもありません……」

セイン「そうなのか」

クロシュ「えっと……どうして、混ざって、増えたいの……?」

メアリー「……それが生命の根源的営為だから、としか言えません」

クロシュ「こんげんてきえーい……」

セイン「レインは、サインと混ざり合って増えたかったということなのか?」

メアリー「そういうことになります」

フメイ「ソフィアも?」

メアリー「はい」

クロシュ「どうして……サインさんと、混ざりたかったのかな……?」

フメイ「レインに聞いてみる?」

妖精「どうだろう……。今のレインなら、怒ったりはしないと思うけど……」


メアリー「……クロシュさんは……新たな生命が誕生することを、どう思われますか?」

クロシュ「ほえ……?」

メアリー「生命は……苦しみを、避けられません……。生まれてしまえば……必ず苦しみ、のたうって……最期には、死ぬのです……。そんな、哀れな存在を……新たに生み出す営みは……害悪でしかないと、思いませんか……?」

クロシュ「……」

 *
415 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/12(日) 19:32:53.44 ID:giH2UbGi0
―クロシュの夢 会議室

楽観クロシュ「んーん……おもわない!」

中庸クロシュ「……そうなの?」

楽観クロシュ「うん! だって……ミネルヴァさん、しあわせそうだった……!」

中庸クロシュ「……でも……ミネルヴァさん、すごく悩んでた」

楽観クロシュ「悩んだけど、最後には産むって、決めた! あいちゃん……ミネルヴァさんと、旦那さん……混ざり合って、できた……赤ちゃん……。きっと……ミネルヴァさんと一緒に……しあわせになる……!」

中庸クロシュ「……そうなったら……いいよね……」

悲観クロシュ「……ならないよ」モニョッ

楽観クロシュ「ほえ……!?」

悲観クロシュ「……わたしたちが、通りかからなかったら……ミネルヴァさんも、赤ちゃんも……ひどいこと、なってた……」

楽観クロシュ「んゅ……」

悲観クロシュ「たまたま……運が、良かっただけ……。きっと……未来は、かなしみが待ってる……」

楽観クロシュ「そんなこと、ないもん!」

悲観クロシュ「ある……」

楽観クロシュ「だって……わたしも……生まれてきたから、フメイちゃんと……みんなと、会えたもん!!」

悲観クロシュ「んゅ……」

楽観クロシュ「生まれなきゃ……しあわせに、なれないの!」

悲観クロシュ「でも……生まれなきゃ……くるしみも、かなしみも、ない……」

楽観クロシュ「……くるしい、かなしいより……いっぱい、しあわせになればいいの!」

悲観クロシュ「……じゃあ……しあわせに、なれずに、死ぬ命は……どうすれば、いいの……?」

楽観クロシュ「ほえ……」

悲観クロシュ「……魔族革命で……魔族の人たちに、蹴り殺されてた、人間の赤ちゃんのこと……覚えてる……?」

楽観クロシュ「……!」モニャッ

悲観クロシュ「あの子、きっと……しあわせも、よろこびも、あんまり知らないまま……死んでった……」

楽観クロシュ「……」

悲観クロシュ「……あの子だけじゃ、ない……。世界中に……そういう命、溢れてる……」

楽観クロシュ「んゅゅ……」モニャニャ

悲観クロシュ「それでも……生まれるのが、いいって……おもう……?」

楽観クロシュ「んゅゅゅ……」モニャニャニャ


混沌クロシュ「とうぜん」モニョッ

悲観クロシュ「んわ……」

混沌クロシュ「生まれてすぐ死ぬよわむしが悪い。しあわせは、強くて強いやつが勝ち取るものだもん」

悲観クロシュ「んゅ……」

秩序クロシュ「ちがうよ! 弱いことは、悪くないの!」モニョッ

混沌クロシュ「む……出た、おりこうなわたし……」

秩序クロシュ「みんなで仲良くして暮らせば……きっと、みんなで、しあわせになれるもん!」

楽観クロシュ「わ〜! おりこうなわたし、いいこと言った!」キャッキャ

混沌クロシュ「むむ……! おまえ、生まれるの賛成じゃないの!」

楽観クロシュ「あぇ……? えっと……なんだっけ……?」


中庸クロシュ「……」

悲観クロシュ「……あなたは、どうおもうの……?」

中庸クロシュ「………わかんない」
416 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/12(日) 19:33:36.93 ID:giH2UbGi0
クロシュ「………わかんない」

メアリー「……え?」

クロシュ「?」

メアリー「あ……失礼。てっきり……導師クロシュは、私に反対してくるものだと……」

クロシュ「……えっと……こういうこと……簡単に、結論出しちゃ……だめ、なんだって……」

メアリー「なるほど……。導師クロシュは、思慮深いお方なのですね……」

クロシュ「……メアリーさんは……やっぱり、誰とも……混ざりたく、ない……?」

メアリー「そうですね……。恋愛的な意味で、特定の誰かと混ざりたいとは……思いません……」

クロシュ「そうなんだ……」

メアリー「ですが……デロデロになりたいという思いは、大きい方だと思っております」

クロシュ「そうなの?」

メアリー「はい。デロデロは……恋愛的な意味での混ざりたいとは、異なるものです。デロデロの本質は、慈悲なのです。相手への執着も、見返りも求めない……無償の愛と言い換えることもできましょう。そんな大いなるデロデロに……私は還りたい……」

クロシュ「……!」ピコン!

 デロデロ…ポン!

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

メアリー「……どうされたのですか、導師クロシュ。突然スライムの姿にお戻りになって……」

 ピョンッ! モニョッ

メアリー「わっ!」

メアリーにくっついたスライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ

メアリー「一体……どういう……?」

 デロデロ…モニョモニョ

メアリー(スライムの導師クロシュが、溶けて……私を包みこんで……。こ、これはまさか……デロデロ……!?)

メアリー(……いえ、違う……。体が溶ける感覚はない……。これは……)

メアリー(デロデロの……疑似体験……?)


↓1コンマ
01-05 うっかりデロデロにしかけた……
06-75 楽しかった
76-95 心の氷をデロデロにした
96-00 クロシュ教
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/12(日) 19:35:03.05 ID:PLmgMv090
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/12(日) 19:36:26.87 ID:LmlSQ7mBo
んわー?!
419 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/12(日) 21:55:18.54 ID:giH2UbGi0
 デロデロ…デロデロデロ…

メアリー(きもち……いい……)

メアリー(………いしき……とけ、て…………)

めありー(…………あ…れ……? これ……ほんと、に………でろ…でろ……)


 デロデロデロ…モニャニャニャ!!

  ピョンッ!!

スライムクロシュ「〜〜!!」モニャニャ!!

全裸メアリー「ぁ……ぅ……」ビクン…ビクン…


妖精「え、えええっ!?」

フメイ「な、何!?」

聖女「何が……起きたのですか……!!?」

 *

スライムクロシュ「〜〜…」デロデロ

メアリー「……」


フメイ「えっと……クロシュが……メアリーと、デロデロごっこしてたら……ほんとに、デロデロになりそうになった……ってこと?」

聖女「はい……そのようです……」


妖精「まったくもう! 遊びでデロデロにしかけるなんて……! ちゃんと反省してね!」

スライムクロシュ「〜〜…」デロロ…

メアリー「……おやめください……。導師クロシュに……悪気はなく……」

妖精「悪気の有無は関係ないの! 人を一人デロデロにしかけるなんて……一歩間違ったら、取り返しのつかないことになってたかもしれないんだよ!」

メアリー「……いいえ。導師クロシュは……私の、願いを……叶えようと……」

妖精「だからそんなのは関係ないの!!」

メアリー「うぅ……」


メアリー(…………)

メアリー(デロデロは……やはり……)

メアリー(とても温かくて……気持ち良くて……天に昇るかのような……心地でした……)

メアリー(ああ……導師クロシュ……! やはり、あなたは……)

メアリー(クロシュヴィアに先立って世界を救う――真なる、デロデロの導師……!)

メアリー(どうか、どうか……その御心を……正しきことの為に……)

 ★メアリーのクロシュ好感度が大きく上がりました

 ◇
420 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/12(日) 21:57:25.85 ID:giH2UbGi0
―竜神村 広場

 吹雪「」ビュオオオオオオ――


アッシュ「おう! みんな、準備はできてるか?」

妖精「ちょっとアクシデントもあったけど、ひとまずこっちは大丈夫だよ」

クロシュ「う、うん」

アインズ「アクシデント……? まあ問題ないなら良いが」

リーシア「昨日のペペロンチーノがまだ効いてますねぇ。体がポカポカです〜」

ヴィトナ「このぽかぽか……香辛料のお陰、と聞いた。香辛料、どこで採れる?」

レイン「この辺りには自生していないわ。行商人とかから買うしかないわね」

ヴィトナ「むう……」


ユウリ「およ? 主ら……わらわに黙って遠足とは、頂けぬぞよ」ヌッ

フメイ「出た」

聖女「ここのところ毎日来ますね……」

妖精「……私たち、もしかして取り憑かれた?」

アインズ「……かなり気に入られてるのは確かだ。適当にあしらってやってくれ」


ユウリ「ふむ……では、今宵はわらわの返魂術を味わわせてしんぜようぞ」

妖精「まだ昼間だよ。あとここにいる誰もまだ死んでない」

ユウリ「むう……誰ぞ、黄泉返らせたき者はおらぬか?」

アッシュ「蘇らせたき者……」

レイン「……下らないわね」

リュアン「否定する気は、ないですけど………」

アインズ「……わざわざ言うまでもないと思うが、リビングデッドとしての蘇生など碌なものではない。再会を願うほどの愛しき相手であれば尚のこと……このような邪法を試みるべきではない」


クロシュ「………」

フメイ「……クロシュ、蘇らせたいやつ、いるの?」

クロシュ「あ……んーん。えと……その子……完全に……消えちゃった、から……」

聖女「……デロデロ教徒ちゃんのこと、ですね」

クロシュ「うん……。不死鳥の、炎でも……きっと……」

ユウリ「ほう? 詳しく聞かせるぞよ」ヌッ

クロシュ「んわっ」

妖精「詳しく聞かせても、無理なものは無理だと思うけどなぁ……」


↓1コンマ
01-66 だめでした
67-99 なぜか世界樹の石炭パワーを得た
00-00 ???
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/12(日) 22:01:32.57 ID:M/DoYXANo
ぜろぜろ
422 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/12(日) 23:01:06.98 ID:giH2UbGi0
ユウリ「むむむむむ……ぞよ!!」カッ!!

 シュウウウン…

クロシュ「?」
フメイ「?」
セイン「…」

リュアン「えっと……不発、ですか?」

ユウリ「むむう……。魂なくして反魂も何もないぞよ……」

妖精「普通に考えて、遺体も魂も残っていない者を蘇らせるなんて不可能だからね……。もしそれで何かが蘇ったとしても、それは意図してた相手とは全く別の何かだよ」

聖女「不発に終わって良かった……と思うのが良いのでしょうか……」

ユウリ「わらわ、まだまだ研鑽の余地ありぞ……!」

 ◇
423 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/12(日) 23:03:25.96 ID:giH2UbGi0
―樹氷の森

 吹雪「」ビュオオオオオオ――

妖精「流石に村の外はかなり吹雪が厳しい……!」

リーシア「ペペロンチーノのぬくもりが残っているうちにさっさと行きましょう〜」

アインズ「……ん? あれは……」


 雪に埋もれかけている通気ダクト「」
雪かきするドワーフ「えっほえっほ」ドサドサ


アッシュ「ありゃロンドンの旦那じゃねえか!」

ロンドン「ああん? アッシュの小僧と……随分大所帯だね?」

 *

 雪かきされた通気ダクト「」

妖精「わざわざ雪かきしてくれたの? ありがとう」

ロンドン「いやぁ、あたしらもここに隠れてる悪党に散々煮え湯飲まされてんのよ。んな折に面白ェダクトがあったもんだから、ちょいと整備してたってわけ。まさかアンタらが発見したもんだったなんてねェ」

アインズ「ドワーフたちの坑道探索はどうなっている?」

ロンドン「ああ……正直言って死ぬほど芳しくないね。位置の目星は大体付けてんけど、警備の兄ちゃんたちが強すぎんよ。坑道のこたぁウチらのが詳しいから、死人は出ちゃいねんだけど……。何人かはこっぴどくやられてブルっちまってさァ……。はァ〜天下に轟いたドワーフ帝国の末裔が情けねェったら……」

アッシュ「古ドワーフが坑道で遅れを取るほどだと……」

ロンドン「んでウチら、今真っ二つに割れてんのよ。山を捨ててどっかに落ち延びるか、最後の最後まで戦い続けるかってね。んでぎゃあぎゃあ喚きながら日がな言い争ってっから、あたしはあたしであの悪党を出し抜く道を探ってたってワケ」

ヴィトナ「群れの為か……! ロンドン、偉いな……!」

ロンドン「まァ……群れの為っちゃ群れの為、かねェ……? あたしゃあの悪党がのうのうとしてやがんのが胸糞悪ィってだけなんだけど」

アインズ「……提案があるのだが」

ロンドン「おう。協力してやんよ」

アッシュ「はやっ!? 俺の時は取り付く島もなかったぞ!?」

ロンドン「あのタコ腕蜘蛛野郎女をぶちのめす為なら手段は選んでられねェってことよ」

アインズ「話が早くて助かる。リーシアも構わないか?」

リーシア「もちろんです〜。ダクトは私も初めてでしたから、ドワーフの方がいてくださると心強いですねぇ〜」

 ☆坑道突撃隊にロンドンが加わりました

アッシュ「……ところでロンドン、さっきドワーフ帝国って言ってたよな? もしかして……やっぱりドワーフの古代都市が――」

ロンドン「お、それ聞いちゃう? あたしの口からネタバレ言っちゃって良いん?」ズイッ

アッシュ「うっ……そ、それは……むむ……」

フメイ「? 聞いちゃだめなの?」

アッシュ「だ……だめではないが……ロマンが……」

セイン「決着を付ける時、じゃないのか?」

アッシュ「違うんだ! ロマンとの決着は……厳しく険しい冒険の果てに……辿り着くべきで……」

クロシュ「……??」

リュアン「……でも、ちょっとわかる気がします。自分の目で確かめたいですよね……」

アッシュ「そうだ! リュアンちゃん……君は冒険者の素質がある!」

リュアン「ええ……そ、そうなんですか……」

レイン「……で、古ドワーフの都市って実在するの?」

ロンドン「それは――」

アッシュ「あああ〜!! 言うな言うな言うな!!」

↓1コンマ
01-60 古代の情報
61-90 ↑+ドワーフ流鍛冶指南
91-00 ↑+古代パイルバンカー
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/12(日) 23:11:33.23 ID:gxQ+qnszO
425 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/12(日) 23:23:32.34 ID:giH2UbGi0
フメイ「そうだ。これ」スッ

 熱を失った炎鉱石「」ポン

ロンドン「おん? こりゃ……炎鉱石?」

フメイ「この前、坑道で見つけた」

妖精「これ、少し前まで温まってた形跡があるんだけど……どうして冷めちゃったのか、ロンドン知らない?」

ロンドン「ん〜……? なんでだろ……あっ、あれかなあ」

フメイ「あれ?」

ロンドン「古代都市まで行ってみりゃわかるよ。今回ついでに案内したげよっか」

フメイ「いいの?」

ロンドン「ものはついでってやつ。あのくそったれが居座るようになってからお参りもしてねェし、丁度良い機会よ」

フメイ「わかった。ありがと」

クロシュ「ありがと、ございます……!」

セイン「ありがとう。頼む」



アッシュ「」ズーン…

リュアン「聞こえちゃったんですね……」

聖女「……自分の目で確かめるまでが冒険ですよ! ね、妖精さん!」

妖精「そ、そうだね! 自分自身で体感するまでは、まだわかんないし!」

アッシュ「そうだな……よし! 俺は……この左腕で、真実を掴む!!」グッ

 ☆古代の情報を得ました
  ダクトダンジョンのルートが少し変化しました

 ◇
426 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/12(日) 23:40:45.31 ID:giH2UbGi0
というわけで本日はここまで。次回、通気ダクト突入編です

メアリーちゃんと恋バナをしてみたり、生命誕生の是非について考えたり、メアリーちゃんをデロデロにしかけてしまったり、ユウリさんの反魂術が不発に終わったり、ロンドンさんと再会して坑道突撃隊に加わったり、古代都市のネタバレを食らったりしました

ダクトへ向かって雪を踏みしめながら、いろいろなことを思う。フメイちゃんに好きと言われて嬉しかったこと、フメイちゃんが妖精さんたちを好きじゃないと言っておろおろしたこと、れんあいのこと、生命のこと、デロデロのこと、メアリーさんのこと、デロデロ教徒ちゃんを救えなかったこと……。とりとめのない気持ちは、どこに向かうでもなく、雪のように降っては消えていく。

どうしてレインさんは、サインさんを好きになったのだろう。
どうしてソフィアさんは、サインさんのそっくりさんを造っているのだろう。
どうして生命は――存在するのだろう。増えたいのだろう。誰かを好きになるのだろう。
あかちゃんスライムには少し難しかった。

 ☆努力目標が追加されました
  ・愛について考える

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/13(月) 00:59:09.20 ID:uZxLXW2xo
おつ
愛とは何か…まさしく哲学ですね
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/13(月) 02:56:00.30 ID:kP9fDw9HO

恋バナ(哲学)がフルスロットルすぎるがこのスレだと平常運転な気もしてきた
久しぶりのクロシュ会議にぎやかになっとる
そしてクロシュちゃん地味に服だけデロデロにするスライムになってない?
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/13(月) 20:19:58.73 ID:oTcDe1aNo
おつですスライムはこわいいきものです!
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/18(土) 08:38:02.66 ID:2j1yb5940
おつ
ユウリさんむしろいい匂いしそう
431 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/18(土) 19:45:06.14 ID:F580j0ur0
大山脈編ではサインさんにお熱だった人が複数いるため、愛について自分なりの見解を出しておくと良い場面があったりするかもしれません。しかしわからないものを無理にわかろうとするとトンチンカンな答えを出してしまうこともあるため、信頼できる人に相談するのも良いでしょう。クロシュさんの今後の活躍にご期待くださいませ

メアリーちゃんはまだ十代半ばの若い女の子なので、恋バナをする年頃と言えます
そして今回のクロシュ会議では、悲観と楽観という新たな対立軸が登場しました。クロシュ氏も物事を多角的に考えようとがんばっているのかもしれません
言われてみればメアリーちゃんの服だけデロデロに溶かしていましたが、実はあれはデロデロにしかけたメアリーちゃんをクロシュ氏が必死に再構築した結果だそうです。ものすごく慌てていたため、服にまで気が回らなかったのかもしれません

多くの知的種族にとってスライムは比較的害の小さい生き物ですが、全くの無害とまでは言えないかもしれません。野にいるスライムは行き倒れた旅人や冒険者を捕食することがあり、そういったケースから冒険者の目の敵にされることもあるようです(行き倒れた者はスライムが食べなくてもどの道死ぬため、逆恨みであるという指摘もあります)

ユウリ氏はアンデッドのリビングデッドですが、今のところ腐敗臭はないそうです。それが彼女の反魂術による優れた防腐措置なのか、大山脈の低温環境のお陰かは判然としておりません。なおヴィトナ氏曰く、ユウリ氏は腐敗臭とも違うヘンな匂いがするそうです。そのためか、一人で大山脈をほっつき歩いていてもオオカミやクマや氷竜に襲われることがないそうです
432 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/18(土) 19:49:11.51 ID:F580j0ur0
―大坑道 通気ダクト 踏破率[0/10] 満腹度[15/12]

  ゴオオオオオ……

 地下深くへと続く縦穴「」ゴオオオオ…


クロシュ「……!」

リュアン「これが……通気ダクトの内部……!」

フメイ「暗い……」

 鉄骨の足場「」カンカン

聖女「狭いですけど、足場があって良かったです」

ロンドン「整備の為に設えられたんだろね。まァ整備する奴ももういなくなっちまったわけだけど」


リーシア「皆さん、足元にお気を付けください。踏み外したら真っ逆さまです」

アインズ「底が見えん。落ちたらタダでは済まんな」

アッシュ「フッ、俺はこの義手があるから落ちてもすぐ掴まれるぜ」グッパッ

レイン「私は飛べば良いわね」バサッ


妖精「どう? 敵の気配はある?」

セイン「モドキの気配は感じられないが、別の動きがある」

ヴィトナ「……鉄のマモノ、か?」

ロンドン「ゴーレムかもしれんね。気ィつけて進んでくよ」


↓1コンマ
01-05 踏破率+3、強敵
06-30 踏破率+3、敵襲
31-50 踏破率+3、古代のパン(満腹度+2)
51-70 踏破率+3、古代の地酒(満腹度+4)
71-95 踏破率+3、古代の弩砲(戦闘時1度だけコンマ+40)
96-00 踏破率+3、???
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2026/04/18(土) 19:52:37.76 ID:2j1yb5940
434 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/18(土) 20:30:54.47 ID:F580j0ur0
―大坑道 通気ダクト 踏破率[3/10] 満腹度[14/12]

 カン コン カン コン …

リーシア「そこ、脆くなっています。気を付けて」

クロシュ「わ!」サッ

 錆びた足場「」ボロ

妖精「あ、ありがとう。クロシュが落っこちちゃうとこだった」

リーシア「いえいえ。そのためのガイドですよ」

フメイ「お〜」

クロシュ「ありがと、ございます……!」

リーシア「……」ニッコリ

聖女「リーシアさん、良いガイドさんですね」

ロンドン「だねえ。こりゃあたしはいらなかったかな?」

リーシア「いえいえ、ダクトは私も初めてなんです。勉強させてください」

ロンドン「ん〜、まあ特に勉強することもないと思うけど――おっ」

 台座に備え付けられた弩砲「」ドン!

アインズ「これは……クロスボウか? かなりデカいな」

ロンドン「これは侵入者迎撃用の大型弩砲。こう見えて持ち運びできる」

リュアン「ええっ!? こんなに大きいのを!?」

ロンドン「おう。よっ」グッ

 グググ…バキッ!
 外された弩砲「」ポン!

ロンドン「ほれ」

アッシュ「バキって音しなかったか?」

ロンドン「気のせいだろ。はいこれ持っていきたい人〜」

レイン「こんなデカいのどうやって持ち運ぶのよ」

ロンドン「まあ……気合で?」

アッシュ「無理があるぞ……」

クロシュ「!」ピコン!

クロシュ「わたし……それ、食べていい……?」

ロンドン「えっ? 美味しくないよ? 多分」

フメイ「クロシュ、食べて持ち運べるの?」

クロシュ「うん。たぶん」

ロンドン「え、どういうこと?」

 デロデロ…モニョモニョモニョ…ゴックン!

スライムクロシュ「〜〜♪」

フメイ「こういうこと?」

ロンドン「こういうことかあ」

アッシュ「いや、どういうことだ!?」

 ☆古代の弩砲を収納しました
  本日の戦闘時1度だけアクティブ技として使えます。コンマ+40の効果があります

↓1コンマ
01-05 踏破率+3、強敵
06-35 踏破率+3、敵襲
36-65 踏破率+3、古代のパン(満腹度+2)
66-95 踏破率+3、古代の地酒(満腹度+4)
96-00 踏破率+3、???
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/18(土) 20:34:11.76 ID:JqQVfoD4O
436 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/18(土) 21:25:34.38 ID:F580j0ur0
―大坑道 通気ダクト 踏破率[6/10] 満腹度[13/12]

 カン コン カン コン …

アインズ「……ずっと同じ景色が続くな」

レイン「気が滅入ってくるわね……。これ、ソフィアの隠れ場所に通じてるの?」

ロンドン「多分、恐らく」


ヴィトナ「クロシュ、大丈夫か? 息、苦しくないか?」

クロシュ「うん!」

妖精「クロシュは地下が好きなんだって。ヴィトナこそ大丈夫?」

ヴィトナ「ああ。吹雪の日は、私たちもみんなで穴ぐらにこもる」

クロシュ「わあ……!」

聖女「ボレアスルクスの皆さんが穴ぐらでぬくぬくする光景……想像すると胸が温かくなります」

リュアン「ヴィトナさんの群れには、小さい子もいるんですか?」

ヴィトナ「ああ。子供、皆で守ってる」

リュアン「わあ……! きっとすごくかわいいんだろうなぁ」


フメイ「……! ねえ、あれ」クイクイ

セイン「ん? あれは――」

 年代物の一斗缶「」ポン
 年代物の一斗缶「」ポン
 年代物の一斗缶「」ポン
 年代物の一斗缶「」ポン

アッシュ「……中身は……まだ入ってるな。一体こいつは……」

ロンドン「おっ、そりゃ昔の酒だよ。飲んでみる?」

フメイ「お酒!」
クロシュ「!」モニョッ

アッシュ「一体何年前のだ!?」

ロンドン「さあ。酒は腐らんから飲めるぞ」

フメイ「フメイ、飲んでいい?」

ロンドン「お、行く?」

アッシュ「待て待て待て、腹壊すぞ!?」

クロシュ「わたしたち……だいじょうぶ!!」

妖精「まあ……クロシュとフメイは実際大丈夫だと思うけど……」

アッシュ「マジか」

ロンドン「じゃあ軽く飲んでこう」

 *
437 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/18(土) 21:26:55.64 ID:F580j0ur0

 モニョモニョ…グビグビ…

 空になった一斗缶「」カラン
 空になった一斗缶「」カラン
 空になった一斗缶「」カラン
 空になった一斗缶「」カラン

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ グビグビ

フメイ「ん〜……まあまあ」グビグビ

セイン「……」ゴクゴク

ロンドン「お〜……流石はスライムたちだね。ドワーフにも引けを取らない酒豪っぷり」グビグビ


リュアン「クロシュちゃん……相変わらずお酒好きなんだ……」

ヴィトナ「クロシュたち、アレを飲めるのか……!?」

聖女「ヴィトナさんはお酒が苦手ですか?」

ヴィトナ「ああ。あれ、まずい」

妖精「だよね! なんであんな毒物をあんなに美味しそうに飲めるのか……。いやまあ、あの子たちはスライムだから種族の違いだってことはわかるけどさあ!」



レイン「……普通にマズいわね。ドワーフ酒」チビチビ

アッシュ「あんたも飲んでるのか!?」

レイン「悪い?」

アッシュ「いや……腹壊さねえか?」

レイン「少しなら大丈夫でしょ」


アインズ「……」

リーシア「アインズさんは呑まないんですか?」

アインズ「……ああ、いや……。興味はあるが、今はやめておく。酒に酔って討たれた竜の話も多いしな」

リーシア「ご賢明な判断です。まだまだ先は長そうですし、慎重に行きたいですねぇ」


 ☆古代の地酒を飲んで満腹度が4増えました


↓1コンマ
01-05 踏破率+3、強敵
06-50 踏破率+3、敵襲
51-95 踏破率+3、古代のパン(満腹度+2)
96-00 踏破率+3、???
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/18(土) 21:31:09.37 ID:kAOvfFJHo
はてな
439 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/18(土) 22:58:04.49 ID:F580j0ur0
―大坑道 通気ダクト 踏破率[9/10] 満腹度[16/12]

 金属扉「」

アッシュ「扉だ!」

ロンドン「んー、多分こっから古代都市に出られる気がする」

アッシュ「……」

アインズ「ソフィアの隠れ家は?」

ロンドン「古代都市から近いとこか……あるいは古代都市のどこかを占領している、というのがあたしらの見解だね」

妖精「このダクトには全然ソフィアの手の者がいなかったし、ノーマークだったのかな?」

ロンドン「かもね。だとしたらかなりウマいけど」

アインズ「とにかく行くか。この扉、開けても大丈夫か?」

ロンドン「大丈夫じゃない?」

リーシア「私なら、扉を開けた途端ドガン!って感じの罠を仕掛けますねぇ……」

ロンドン「心配性だねェ〜。んじゃまああたしが先頭で開けてやんよ」スッ

 ガチャッ ギィィ…

ロンドン「ほら、大丈夫」

アインズ「扉の先は……かなり広い通路のようだな」

 広い通路「」オオオオオ―

 *

 スタスタ… トコトコ… パタパタ…

聖女「本当に広い通路ですね……」

リュアン「向こう側に、小さな灯りが見えます。あれは……あれも扉ですか?」

ロンドン「だね。やっぱり古代都市に繋がる通路だ」

フメイ「だって。良かったね、アッシュ」

アッシュ「おう……」


ヴィトナ「……ここ……少し、油臭い」

クロシュ「あぶら?」

ヴィトナ「ああ。これ、鉄のマモノの……」


 ダァン!
  ギンッ!!

クロシュ「!」
 ラティアの大盾「」ガシン!

フメイ「クロシュ!」

セイン「大丈夫か!?」

クロシュ「う、うん」

妖精「リュアン、全体を照らして!!」

リュアン「あっ、はい!!」

 光「」パァッッ!!


天井や壁に貼り付いた無数の警備ゴーレムたち「」
440 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/18(土) 22:58:44.53 ID:F580j0ur0

アインズ「なっ……」

リーシア「……!」

アッシュ「ゴーレム野郎か……!!」

レイン「魔力感知できないというのは本当だったのね……! チッ、油断していたわ!」

ロンドン「はあ、めんど」ジャキッ


銃口を向ける警備ゴーレムたち「」ジャキッ


妖精「来る!!」


 ――戦闘 警備ゴーレムの群れ――

 ▽坑道の闇によりクロシュたちのコンマ-50!!

 ☆リーシアとロンドンの〈坑道ガイド+〉により低下を無効化しコンマ+50!!

◆坑道突撃隊 満腹度[16/12]
 コンマ+170(連携+15、薄明+15、閃光+40、坑道ガイド+50、増員+50)
  会心+40(閃光+40)

◇パッシブ(条件を満たすと自動発動)
・連携(常にコンマ+15)
・残火(敗北時1度だけ復活、発動後コンマ-20永続)
・結界(1度だけ劣勢・痛恨を無効)
・埋火(敗北危機のとき、コンマ+20、会心+20)
・追風(優勢時、次ターンコンマ+10)
・変天(痛恨時1度だけコンマの1桁と2桁を入れ替える)
・薄明(最初のターンコンマ+15)
・閃光(常にコンマ+40、会心+40)
・坑道ガイド+(坑道戦闘時コンマ+50、低下を無効化)
・増員(常にコンマ+50)

◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・冷獄(腹-1、氷属性、敵コンマ-20永続、耐性無視、他のアクティブ技と同時使用できる)
・俊足(腹-1、会心+20)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・居合(腹-6、コンマ+20、会心+20、結界無視)
・星屑(腹+3、コンマ+30、残り2)
・弩砲(コンマ+40、残り1)

◆警備ゴーレムの群れ
 コンマ+100(地の利+40、数の利+40、連携+20)

 ☆コンマ差により自動的に勝利します

 *

 ドカッ バキッ ボムギッ
  ドッギャァァァァン!!

 警備ゴーレムたちの残骸「」プスプス


ロンドン「さて、行くか」パッパッ

リュアン「あ……あっという間に」

ロンドン「そりゃまあ、あいつらの弱点なんか知り尽くしてんのよ。こっちは」

リーシア「見かけは恐ろしいですけど、動きのパターンは同じですからねぇ」

セイン「ロンドンとリーシアの指示で難なく対処できた。感謝する」

アッシュ「まさか、適当にジャンプしてるだけで弾に当たらなくなるなんてな……」



スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ モグモグ

フメイ「……それは、流石にあんまりおいしくないんじゃないの」

スライムクロシュ「〜〜…」モニョニョ…


↓1コンマ 吸収判定(吸収効率+10)
01-60 分解した
61-90 隠密のコツを取り戻す
91-00 射撃のコツを掴む
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/18(土) 23:04:55.64 ID:sghMygsio
掴め
442 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/18(土) 23:18:16.75 ID:F580j0ur0
スライムクロシュ「!」ピコン!

 モニョモニョ…ピョン!

フメイ「あれ? クロシュ?」キョロキョロ

妖精「どうしたの?」

フメイ「クロシュが見えなくなっちゃった」

妖精「ええっ!? あっ!」

 スゥ――

半透明スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

フメイ「あ、出てきた」

妖精「クロシュ、まさか――」

 モニョモニョ…ポン!

半透明クロシュ「んへへ……透明、なれる……!」

 ☆クロシュが隠密のコツを取り戻しました

 ◇
443 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/18(土) 23:18:45.33 ID:F580j0ur0
というわけで本日はここまで。次回、ついに古代都市に到着する編からとなります

通気ダクトを通り地下深くへと進むクロシュ一行。飲み食いしつつ、恐ろしい警備ゴーレムを倒しつつ、古代都市は目前に迫る。古代都市で待ち受ける真実とは、一体何なのか――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 09:59:54.87 ID:HBES9Usuo
結構あっさり古代都市辿り着いたし後はソフィアふんじばったらエンディングね
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 14:41:47.44 ID:LrQzKY4yO
べろべろ酔っ払い妖精さんはないのですか!
446 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/19(日) 17:30:46.08 ID:oXK8oguZ0
坑道探索についてはいろいろと一筋縄ではいかないイベントを考えていたはずが、そのことをすっかり忘れていつも通りのダンジョン探索にしてしまったそうです。反省しなければならないかもしれません
そしてソフィア氏をどうにかできたら大山脈編完!となるかもしれません。しかしソフィア氏も恐るべき人物なので、そう簡単にふんじばられてはくれないかもしれません。慎重に行くのが良いでしょう

通常の妖精類は基本的に毒に弱く、妖精さんも例外ではありません。もし耐毒結界を張っていなければ、空気中に漂うお酒の匂いだけでふらふらになってしまうと言われています。妖精さんを酔わせたい場合は、水鉄砲などでお酒をぶち当てるだけで酔わせられるかもしれません。なおそんなことをすると後で本気で怒られる可能性があるので注意が必要です
447 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/19(日) 17:31:14.64 ID:oXK8oguZ0

 スタスタスタスタ…

アッシュ「かなり降りてきたな……」

リーシア「皆さん、大丈夫ですか? 疲れておりませんか?」

クロシュ「うん!」

フメイ「うん」

リュアン「はい」

聖女「私も大丈夫ですよ」

アインズ「流石は旅人か。無論私も平気ではあるが、ただの人であるお前たちもこの距離を降りてきて平気でいられるとはな」

レイン「リュアン、意外と足腰が強いのね」

リュアン「まあ……一時期はずっと旅をしてたので……」

妖精「一日中触手から逃げ回ってられるくらいには体力もあるんだよね、リュアン」

ヴィトナ「そうなのか!?」

アッシュ「やっぱり向いてるぞ、冒険者」

リュアン「そうなんですかね……」

ロンドン「まあとにかく休憩はいらないってこったな。どっちにしろ多分もうすぐだよ」

 金属扉「」ガチャッ ギィィィ――
448 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/19(日) 17:32:31.10 ID:oXK8oguZ0
https://gzo.ai/i/sZvFQPR.png
―古ドワーフ帝国地底都市 踏破率[10/10] 満腹度[15/12]

フメイ「わ……わ、わ……!!」

クロシュ「わぁぁ……!!」

アッシュ「おお……おお……おおお………!!」

リュアン「……これが……古代、都市……!!」

ロンドン「おう。ようこそ、古ドワーフ帝国の街へ」

 ☆通気ダクトを通り、古ドワーフ帝国の地底都市へ至りました

 ◇

妖精「今日はもう遅いからこの地底都市で一晩休んでいくことになった」

妖精「アインズとレインとリーシアは、ロンドンから聞いた情報をもとにソフィア攻めの経路確認と計画を話し合っている」

妖精「アッシュは一人でどこかに行った。ようやく辿り着けた古代都市だ……いろいろ思うことがあるんだろう」

妖精「ヴィトナは私たちと一緒にいる。もしかしたら私たちのことも群れの仲間と認識してくれているのかもしれない」

妖精「そして私たちは、ロンドンに連れられてある場所に案内されている――」
449 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/19(日) 17:33:05.16 ID:oXK8oguZ0
―地底都市郊外 溶岩湖

 冷えて固まった広大な窪み「」

ロンドン「これ何かわかる?」

クロシュ「?」
セイン「?」
ヴィトナ「?」

リュアン「えっと……すごく広くて、窪んだ地形……ですかね」

ロンドン「まあそうだけど。元々ここにはさ、溶岩が溜まってたんだよ」

フメイ「!」

妖精「ここが冷えちゃったから……地上の温泉も凍っちゃったってこと?」

ロンドン「そういうこと」

フメイ「……なんで、冷えちゃったの?」

ロンドン「……デロデロだよ」

フメイ「え?」

ロンドン「ここにはさ……大勢のバーニングスライムが暮らしてたんだ。でも、キミら以外のスライムはみーんなデロデロに溶けて消えちゃったろ?」

フメイ「!」

妖精「バーニングスライムは滅んだはずじゃ……!?」

ロンドン「山の外じゃそういうことになってるらしいね」

聖女「……ここに、生き残りが身を寄せていたのですね……」

ロンドン「本人たちにその自覚があったかどうかは知らんけどね。あいつらの発する熱は、この周辺から地上に至るまでをじんわり温めてたんだ」

フメイ「……」

リュアン「それが……山が冷えた、真相……」

ロンドン「ああ。こればっかりは、ソフィアってやつをぶん殴ったところでどうにもならん。溶けたバーニングスライムたちが元に戻ったりしない限りね……」


クロシュ「……レッドちゃん……」

妖精「……レッドの仲間……いたんだね」

クロシュ「………」

妖精「……レッド自身も、もうデロデロになっちゃってるかも、だけど……」

クロシュ「………星の、中で………会えた、かな……?」

妖精「……そっか。そうだね……会えたかもね」

 ☆異常気象の原因を突き止めました

 *
450 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/19(日) 17:33:50.94 ID:oXK8oguZ0
―古ドワーフ地底都市 中央広場

 テント「」バサッ

フメイ「せっかく古代都市に来たのに、テント張っちゃうの?」

ロンドン「埃まみれの古代の宿屋ならあるよ。そこにしたい?」

フメイ「やだ」

妖精「都市の維持とかを行うゴーレムは稼働してないの?」

ロンドン「さあ……。ご先祖様たちが何を考えて、防衛用ゴーレムの自動生産稼働ばっかり整えたかなんてあたしにゃわからんよ」

聖女「……維持よりも、この地を他者に荒らされることの方が厭わしかった……のかもしれません」

リュアン「維持しても、使う者がいなければ意味がない……という風にも、考えたのかもしれないですね……」

ロンドン「まあそんなとこじゃないの。別にあたしは何とも思わんから、ここにあるもんは好きに持ってっていいよ」

セイン「いいのか?」

ロンドン「誰にも使われずここで朽ちてくよりは、あんたたちみたいな良い奴らに使われた方が嬉しいだろ。道具もさ」

クロシュ「……ん!」


古ドワーフ帝国地底都市で野営します。この自由行動は滞在14日目の分として扱います
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 17:34:52.48 ID:qBuwAjXm0
妖精、夢でクロシュ脳内会議に参加
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 17:36:52.62 ID:HBES9Usuo
レインにソフィアとの因縁というか腐れ縁というか思い出話をきく
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 17:54:30.39 ID:1f5rSNrN0
レインとのやり取りやメアリーのデロデロへの依存ぶりを思い出し、リュアンがデロデロ化に対して考え始める。
454 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/20(月) 00:48:43.08 ID:QpHN78dF0
―古ドワーフ地底都市 中央広場

 焚き火「」パチパチ

妖精「作戦会議は終わったの?」

アインズ「ああ。もう少し実地調査する必要があるがな」

レイン「フフ……ソフィアを叩き潰すのが楽しみだわ」

クロシュ「……レインさん……ソフィアさんのこと、よく知ってるの……?」

レイン「いいえ」

妖精「あれ、そうなの? 昔からの知り合いみたいな言い方だった気がするけど」

レイン「あんな人間の小娘など、昔からの知り合いなわけないでしょう。奴と初めて会ったのは戦場よ。セイントレアとリーリアの、ね」

セイン「敵同士だったのか」

レイン「ええ。奴はセイントレアに兵器を供与して、自らも戦場に立ってデータ収集を行っていた。何度も戦場で相まみえたけれど、ついぞその首を獲ることはできなかったわ。奴のせいでどれだけのリーリア民が命を奪われたことか……」

フメイ「でも、サインとデロデロになれたのはレインの方だったんだよね?」

アインズ「ほう……」

リュアン「ちょ、ちょっとフメイちゃん……!///」

フメイ「え? なんかだめなこと言った?」

レイン「フフ……だめではないわ。その通り……あのガキ、いつもサインに色目を使っていたけれど、結局サインとデロデロになることは叶わなかったのよ。この私と違ってね!」ニンマリ

リュアン「わ、わぁ……」

アッシュ「勇者サインがエルダーサキュバスと恋に落ちたって噂、眉唾だと思ってたがマジだったのか……!?」

レイン「大マジよ!! サインの隣に立つ私を見た時のあの小娘の顔、今でも覚えてるわ!! いつものスカした顔が凍りついて、背中のアームだけが忙しなく猛ってた! アッハッハ、無様で滑稽で今でも笑えるわ!!!」

 ドワーフ酒の一斗缶「」カラン

リュアン「あっお酒! レインさんいつの間に……!」

レイン「いいじゃない! 今日はもう寝るだけでしょ!」

リュアン「ま、まあそれはそうですけど……」

クロシュ「レインさん……サインさんと、デロデロになって……こども、ほしかったの……?」

レイン「えっ……!? まあ……当時はそこまで考えていなかったと思うわ……」

クロシュ「そうなの?」

レイン「ええ……。ただ……あの人がいて、私がいて……それ以外のことを考える余裕は、なかったわ……」

クロシュ「一緒に……いたかった……?」

レイン「……そうね。私はサキュバスだから、そんなプラトニックを気取るつもりはないけれど……でも、ただ一緒にいたい、傍にいたい……なんてピュアな気持ちを抱かせてくれたのは、彼が最初で最後……。フフ……サキュバスとしては、失格ね……」

リュアン「いえ……失格じゃないと思います」

アッシュ「俺もそう思うぞ! 誰かを愛する心に合格も失格もあるかよ!」

レイン「フフッ……私の一割も行きてないガキ共が、一丁前に慰めのつもり?」

妖精「まあ……そういうサキュバスがいても良いんじゃない、と思うよ」

レイン「年寄りに言われちゃ仕方ないわね」

妖精「誰が年寄りだって!?」

 ワイワイ キャッキャ
455 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/20(月) 00:49:09.20 ID:QpHN78dF0

クロシュ「……」

クロシュ(あい……愛……)

クロシュ(レインさんは……サインさんとデロデロになって、こどもが欲しかった……わけじゃないんだって……)

クロシュ(ただ一緒にいたい……そばにいたい……ぴゅあなきもち……)

クロシュ(……ソフィアさんも、そうだったのかな……?)

クロシュ(でも……レインさんは、ソフィアさんのこと、嫌いみたい……)

クロシュ(……三人、一緒じゃ……だめだったのかな……?)

クロシュ(うーん……またあとで、考えよ……)

 ☆愛について考えました [1/3]

 ◇
456 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/20(月) 00:50:39.36 ID:QpHN78dF0
―テント内

 吊り下げランプ「」ユラユラ

リュアン「……」ムー…

クロシュ「リュアンちゃん」モニョッ

聖女「考え事ですか?」ヒョコ

リュアン「あ、クロシュちゃん、聖女さん。えっと、はい。今一度デロデロの是非について考えてて」

クロシュ「わ!」

聖女「デロデロについてですか」

リュアン「はい。レインさんとサインさんのこと……リーリアの絶望に満ちた最期のこと……メアリーさんのお話……。いろいろ聞くと……もしデロデロさえ実現していれば、そんなかなしみは生まれなかった――なんて思ってしまう自分がいるんです」

聖女「そうですね。デロデロが実現していれば……かなしみは生まれません」

リュアン「……クロシュヴィア様を止めることは、本当に正しいのでしょうか? それは……この世界で繰り返されるかなしみを、容認することになりませんか」

聖女「……そう言えるかもしれません」

リュアン「……メアリーさんの気持ちも……わからなくはないんです。私自身、かつて自分の内に生じたかなしみに押し潰されそうになりました……。私はなんとか持ち直せましたけど……持ち直せず、立ち直れない人もいる……。デロデロ教には、大勢いました……」

クロシュ「……!」

リュアン「でも……デロデロになりたくない人がいるのも、わかっているんです。他者と混ざり合うのが怖い、嫌だって気持ちは、私もわかります。そんな人たちの気持ちを無視してデロデロを押し付けるのも……間違っているように思うんです」

クロシュ「……」

リュアン「この世界は……どうするのが、良いんでしょうか……。どうすれば……みんな、救われるんでしょうか……」

聖女「……誰もが救われる答えは、ないのかもしれません。命というものが、この世に生じた瞬間から……」

リュアン「……命なんて、存在しなければ良かったのでしょうか」

聖女「……メアリーさんもそのように仰っていましたね。それも一つの答えかもしれません……」

リュアン「………でも……私は、否定したくありません。それを否定したら……クロシュちゃん、フメイちゃん、聖女さん、妖精さん……皆さんが存在することまで……否定することに、なってしまう気がする……。そんなの、嫌です……」

聖女「ふふ……私も、同じ気持ちです。理屈の上では、たぶん正しいのだろうと解しているのですが……どうしても、感情が受け入れいられないのです。メアリーさんなら、その感情も命の根源的営為に根ざした不合理な情動に過ぎないと仰るかもしれませんが……」

リュアン「……この気持ちも……愛なのでしょうか」

聖女「誰かを想う心……誕生を祝福し、しあわせを願う心……それが愛でなかったら、何だと言うのでしょう」

リュアン「……!」
クロシュ「……!」

リュアン「……ありがとうございます。なんだか……胸に、すっと落ちました」

聖女「わ、本当ですか? それなら良かったです」

リュアン「はい。私、もっとどうあるべきか考えていこうと思います。もしかしたらまたご迷惑をおかけするかもしれないですけど……」

聖女「ふふ、いつでもお聞き致します。そのための聖職者なんですよ」

クロシュ「……」

聖女「クロシュさんも、わからないこととかがあったら何でも聞いてくださしね。何でも答えられるわけではありませんが、なるべくがんばってお答えしますから」

クロシュ「ん!」


クロシュ(だれかを、おもう心……。お誕生を、祝う心……。しあわせを、願う心……。それが、愛……)

クロシュ(じゃあ……わたし、みんなのこと……愛してるのかも……)

クロシュ(……でも……れんあいっていうのは……これと、違う……?)

クロシュ(レインさんも、ソフィアさんも……サインさんのこと、好きだったけど……)

クロシュ(二人で、一緒に……サインさんをしあわせにしようって……ならなかった……)

クロシュ(きっと……まだ、何か……むずかしいことが、ある……)

クロシュ(うーん……)

クロシュ(また明日考えよ……)

 ☆愛について考えました [2/3]

 ◆
457 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/20(月) 00:51:42.38 ID:QpHN78dF0
―クロシュの夢 会議室

中庸クロシュ「愛って……何だとおもう?」

楽観クロシュ「おいしいもの!」

秩序クロシュ「えっと……なんだろ……」

混沌クロシュ「どうでもいい。食えなさそうだし」

悲観クロシュ「……かなしみの、裏返し」

 ワイワイ モニョモニョ


妖精「ん、ん〜……ここは……」


クロシュたち「!!」モニョニョニョ

中庸クロシュ「妖精さん!」

秩序クロシュ「帰してあげなきゃ……!」

楽観クロシュ「わ〜! んへへ、遊ぼ、遊ぼ」キャッキャ

混沌クロシュ「妖精さんはわたしの!」モニョッ

秩序クロシュ「めっ! 妖精さんは、誰のものでもないの!」モニョニョ

混沌クロシュ「ばーか! おまえたちは会議ごっこでもしてればいいの!」モニョニョ

楽観クロシュ「じゃあ妖精さんはわたしの!」キャッキャ

悲観クロシュ「………妖精さんは……わたしと、いっしょがいいよね……?」モニョニョ

 モニョモニョモニョモニョ

中庸クロシュ「……われながら、ひどい……」

妖精「え、ええ……これはどういう状況なの……」

 *
458 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/20(月) 00:52:30.02 ID:QpHN78dF0

妖精「なるほど……ここは前に来たクロシュの夢よりも、さらに少し深いところなんだ」

中庸クロシュ「うん。わたし自身が意識しないくらいの小さな葛藤も、ここで毎日整理してるの」

楽観クロシュ「うん〜。最近一番強いの、わたし!」モニョッ

秩序クロシュ「わたしもまあまあ強いもん!」モニョッ

悲観クロシュ「……わたしは、強くも弱くもないけど……絶対に、消えない……」

混沌クロシュ「むむ〜……。最近のわたし、いい子すぎる……」

妖精「なるほどね……。でもこんなところに私が入り込んじゃって大丈夫? 変な影響とかない?」

中庸クロシュ「どうだろ……。まあ、大丈夫じゃないの」

楽観クロシュ「だいじょうぶだいじょうぶ! んへへ、今日はここで一緒にいよ?」

秩序クロシュ「でも、妖精さんの身に何かあったら大変だよ……。帰してあげた方が……」

混沌クロシュ「じゃあ妖精さんはわたしのってことで」

秩序クロシュ「何がじゃあなの!」プンスコ

悲観クロシュ「……妖精さん……わたしと、一緒にいよ……?」


妖精(中庸を司るクロシュ……この中のまとめ役みたいな感じかな。まとめ役だからか、他よりもしっかりしてる感じ。でも性格や雰囲気はクロシュというよりフメイみたいだ。クロシュにとって、フメイは頼りになるお姉ちゃん的な存在なのかもしれない)

妖精(秩序を司るクロシュ……この中だと一番真面目で優しい心の持ち主みたい。クロシュが見せる優しさの源流なのかもしれない。性格もクロシュっぽいけど、イリスの影響を感じる口調だ)

妖精(混沌を司るクロシュ……この中だと一番攻撃的で傍若無人みたい。表でクロシュがそういう素振りを見せることはほとんどないけれど、内面にはそういう部分もあるんだね。性格はブラッドを彷彿とさせる)

妖精(楽観を司るクロシュ……この中だと一番楽天的でほんわかしている。最近一番強いと言っていたけど、確かに最近のクロシュに近い感じかもしれない。スライムらしさを感じられる性格だ)

妖精(悲観を司るクロシュ……この中だと一番悲観的で、静かな雰囲気だ。かなしいことがあって傷ついている時のクロシュに近い感じがする。口調は……どことなく、クロシュヴィアのような雰囲気がある……)

妖精(こうして見ると面白いけど……)


スライムクロシュたち「〜〜」モニョモニョモニョモニョ
スライムクロシュたちにモニョモニョされる妖精「……」

妖精(……こいつら、なんでこんなに私をむにむにしたがるんだ……? まあいいけど……)

 ☆クロシュ会議室で妖精さんと遊びました

 ◆
459 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/20(月) 00:53:14.01 ID:QpHN78dF0
―明け方
 クロシュ会議室

スライムクロシュたち「……」zzz

妖精「……」zzz


「クロシュよ……クロシュよ……」


スライムクロシュたち「〜〜!!」モニャニャニャ!!

妖精「な、なんだあ!?」ガバッ


「よくぞここまで来た……」


妖精「ええ!? 誰!?」

 モニョモニョモニョ…ポン!

中庸クロシュ「……前に……わたしを、呼んだひと……?」


「そうだ……。山の地下深くで、そなたの到来を待ちわびていた……」


混沌クロシュ「こんなとこに呼びつけて、なんのつもりなの? 食われたいの?」


「そなたの糧となっても良い。だがその前に、話を聞いて欲しい」


楽観クロシュ「なんのお話? ごはん?」


「……地底都市の中央広場に、さらに下へと降りる階段がある。そこへ来るのだ」


悲観クロシュ「……どうして……? わたしに……何を、させたいの……?」


「……この星に関わることだ……」


秩序クロシュ「う、うん! 大事な、お話なんだね……! わかった……!」


「ありがとう……。では……待っている……」


 ヒュウウウン――


妖精(大きな気配が消えた。クロシュは何者かに呼ばれてしまったようだ)

妖精(……しかしなんだろう、今の奴は。どことなく、世界樹に近い力を感じたような……)

妖精(悪い存在ではないと思うけど、私もクロシュと一緒に行こう)

 ◆
460 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/20(月) 00:53:42.63 ID:QpHN78dF0
―古ドワーフ帝国 地底神殿

 トコトコトコトコ パタパタパタ

妖精「……こっちで合ってる?」

クロシュ「うん。たぶん」

セイン「一体何者なんだ? クロシュを呼び付けたのは」

クロシュ「……わかんない」

フメイ「なんで呼ばれたの?」

クロシュ「わかんない……」

リュアン「だ、大丈夫かな……? 罠だったりとかは……」

妖精「私も聞いてたけど、そういう小狡い真似をするような相手ではなさそうだった」

聖女「一体何なのでしょうか……」


クロシュ「!」

セイン「ここは――」


 大きな祭壇「」
祭壇に腰掛けた巨人の石像「」ドン!


フメイ「わ!」

リュアン「大きな……石像です!」

妖精「い、いや……あれは、まさか……!!」


『よくぞ来た……。クロシュとその仲間たちよ……』


フメイ「!?」キョロキョロ

聖女「えっ……!?」

セイン「まさか……石像か!」


巨人の石像→マグヌス『そうだ。我はマグヌス――かつて巨神と謳われし、山の神である――」


妖精「山の……巨神!!」


マグヌス『眠ったまま話す非礼、容赦願う。まずは話を聞いて欲しい――』

 *

妖精(巨神マグヌスの話をまとめると――)

(彼は神話に謳われる巨神その人らしい。竜神村で祀られる龍神とは相争う仲だったという)

(龍神との最終決戦で深手を負い、地の深くへと自ら封じられたのだそうだ。当時は神々が世を去りゆく時代でもあったらしく、彼も丁度良い機会と見て表舞台から姿を消すこととしたらしい。完全に世を去らず自己封印という形に留めたのは、後の世で巨神の力が必要な事態が訪れた時の為だそうだ)

(今がまさに、その神の力が必要な事態――と巨神マグヌスは言う)

(覚醒の切っ掛けは、半年前の世界めくれ。それまでも星脈を通じて世界の動向は見守っていたらしいが、あの世界めくれによって意識だけが覚醒してしまったそうだ)

(そして今現在。クロシュヴィアによる星脈乗っ取りとデロデロ計画を危惧し、その対抗者として最も有望なクロシュをここへ呼び寄せたのだという)

 *
461 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/20(月) 00:55:19.83 ID:QpHN78dF0
マグヌス『――このままでは、世界の行く先は緩やかな破滅である。我はそれを、是認できぬ――』

クロシュ「ほえ……」

リュアン「ま、待ってください! クロシュヴィア様は、世界を破滅させたいわけではなくて……!」

マグヌス『全ての生命が一つに統合され、新たに芽吹かぬ星など――破滅と言わずして、何と言えよう』

リュアン「うぅ……」

マグヌス『かの者――クロシュヴィアは、時を越えて破滅をもたらす存在。止めねばならぬ――」

フメイ「……少し大げさじゃないの。時を超えて破滅だなんて。魔王じゃあるまいし」

マグヌス『かの者は魔王に非ず。されど、魔王の力を持ち得る』

セイン「……? どういうことだ?」

聖女「まさか……クロシュヴィアさんが魔王化するんですか……!?」

マグヌス『否。かの者は魔王になれぬ』

妖精「え、そうなの? えっと、精神が安定してるから?」

マグヌス『魔王化とは、神の力……いや、呪いの一端であるゆえ』

妖精「そうなの!!?」

マグヌス「この世界に生きる全ての生命は、ある禍神に呪われている。魔王化は、その作用の一つである」

妖精「ちょ、ちょっとそれ詳しく――」

マグヌス「これ以上は我も知らぬ。我が世に生じるより以前のことだ」

妖精「そ、そっか……」

フメイ「まあ、魔王にならないんなら良いんじゃないの」

妖精「それもそう……あれっ? 全ての生命が呪われてるならなんでクロシュヴィアは――」
462 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/20(月) 00:58:03.02 ID:QpHN78dF0
マグヌス『そろそろ本題に入ろう――。クロシュよ――我の力を預かってはくれぬか』

クロシュ「ほえ……」

マグヌス『神の力なくば、かの者に抗し切れぬ。そなたらが如何な実力者であろうとも、止めること能わず』

クロシュ「そうなの?」

マグヌス『そうなのだ』

クロシュ「そうなんだ」

マグヌス『受け取って欲しい。そなたが望むならば、我を喰らっても構わぬ』

クロシュ「……」

マグヌス『答えを』

クロシュ「……えっと……マグヌスさん……。その、ちからで……ここ……あっためられる……?」

マグヌス『む……? 可能だ。我の力は、生命の熱。造作もない……とまでは言えぬが、かつてここにいた燃えるスライムたちの代わりは務まろう』

クロシュ「!」

マグヌス『………だがここで熱源となれば、そなたに力を与えられぬ……』

クロシュ「でも……マグヌスさん、生命のこと……好き、なんだよね……?」

マグヌス『……』

クロシュ「わたし……クロシュヴィアちゃんと……喧嘩したいわけじゃ、ない……。お話して……やり方、変えよって……お願い、したいだけ……。だから……ちから、いらない……」

マグヌス『………』

クロシュ「え、えと……だめ……?」

マグヌス『……フッ。だめではない。そなたが、星の運命を背負う者と称された理由の一端……垣間見た。であるなら――我は、山の生命の為に燃える薪とならん』

クロシュ「わあ……!」

マグヌス『そして、これは餞別である。受け取るが良い』ゴゴゴゴゴ――

 生命の波動「」ポワポワポワ――

クロシュ「んわわ……!?」

 煤けた不死鳥の羽根「」チリチリチリ…

  ポン!!

 くすんだ不死鳥の羽根「」メラ

マグヌス『すまぬ。完全な状態に戻せなかった』

クロシュ「んーん……! ありがと……!」

 ☆巨神マグヌスが山の地下で熱を供給してくれます。

 ☆世界樹の薪ポイントが [5/8] になりました。
  煤けた不死鳥の羽根がくすんだ不死鳥の羽根に変化しました
  パッシブスキル〈残火〉で復活した際のコンマ低下がなくなりました(行動不能はあります)

 ◆
463 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/04/20(月) 01:03:17.44 ID:QpHN78dF0
というわけで本日はここまで

地底都市でのんびり野営した後、謎の声に導かれた先で出会ったのは大きな巨神だった。巨神マグヌスはクロシュにものすごく大きな期待をしていたが、あかちゃんスライムはどちらかと言うとよくわかっていなかった。
果たしてクロシュは、いつかクロシュヴィアを説得できるのか――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/20(月) 01:25:06.91 ID:+H+MrCYRo
おつです
クロシュ脳内会議で各クロシュが今までの関係者に似ているの、人との関わりの中で色々な考えを吸収した感があってすごく好き

全員妖精が好きなのはそりゃ物語冒頭のどん底からずっと一緒にいたからですよ貴女
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/20(月) 01:53:23.31 ID:ur1mSB2zo
おつ
魔王化は原罪のようなものか…
全てを救うには神にでもなるしかないというのは話の通例だが結末は果たして
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/04/20(月) 09:15:03.70 ID:eRteqIWBO
ソフィアよりレインを選んだのは胸か魅惑魔法か勇者
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