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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part8
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445 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 14:41:47.44 ID:LrQzKY4yO
べろべろ酔っ払い妖精さんはないのですか!
446 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/19(日) 17:30:46.08 ID:oXK8oguZ0
坑道探索についてはいろいろと一筋縄ではいかないイベントを考えていたはずが、そのことをすっかり忘れていつも通りのダンジョン探索にしてしまったそうです。反省しなければならないかもしれません
そしてソフィア氏をどうにかできたら大山脈編完!となるかもしれません。しかしソフィア氏も恐るべき人物なので、そう簡単にふんじばられてはくれないかもしれません。慎重に行くのが良いでしょう
通常の妖精類は基本的に毒に弱く、妖精さんも例外ではありません。もし耐毒結界を張っていなければ、空気中に漂うお酒の匂いだけでふらふらになってしまうと言われています。妖精さんを酔わせたい場合は、水鉄砲などでお酒をぶち当てるだけで酔わせられるかもしれません。なおそんなことをすると後で本気で怒られる可能性があるので注意が必要です
447 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/19(日) 17:31:14.64 ID:oXK8oguZ0
スタスタスタスタ…
アッシュ「かなり降りてきたな……」
リーシア「皆さん、大丈夫ですか? 疲れておりませんか?」
クロシュ「うん!」
フメイ「うん」
リュアン「はい」
聖女「私も大丈夫ですよ」
アインズ「流石は旅人か。無論私も平気ではあるが、ただの人であるお前たちもこの距離を降りてきて平気でいられるとはな」
レイン「リュアン、意外と足腰が強いのね」
リュアン「まあ……一時期はずっと旅をしてたので……」
妖精「一日中触手から逃げ回ってられるくらいには体力もあるんだよね、リュアン」
ヴィトナ「そうなのか!?」
アッシュ「やっぱり向いてるぞ、冒険者」
リュアン「そうなんですかね……」
ロンドン「まあとにかく休憩はいらないってこったな。どっちにしろ多分もうすぐだよ」
金属扉「」ガチャッ ギィィィ――
448 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/19(日) 17:32:31.10 ID:oXK8oguZ0
https://gzo.ai/i/sZvFQPR.png
―古ドワーフ帝国地底都市 踏破率[10/10] 満腹度[15/12]
フメイ「わ……わ、わ……!!」
クロシュ「わぁぁ……!!」
アッシュ「おお……おお……おおお………!!」
リュアン「……これが……古代、都市……!!」
ロンドン「おう。ようこそ、古ドワーフ帝国の街へ」
☆通気ダクトを通り、古ドワーフ帝国の地底都市へ至りました
◇
妖精「今日はもう遅いからこの地底都市で一晩休んでいくことになった」
妖精「アインズとレインとリーシアは、ロンドンから聞いた情報をもとにソフィア攻めの経路確認と計画を話し合っている」
妖精「アッシュは一人でどこかに行った。ようやく辿り着けた古代都市だ……いろいろ思うことがあるんだろう」
妖精「ヴィトナは私たちと一緒にいる。もしかしたら私たちのことも群れの仲間と認識してくれているのかもしれない」
妖精「そして私たちは、ロンドンに連れられてある場所に案内されている――」
449 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/19(日) 17:33:05.16 ID:oXK8oguZ0
―地底都市郊外 溶岩湖
冷えて固まった広大な窪み「」
ロンドン「これ何かわかる?」
クロシュ「?」
セイン「?」
ヴィトナ「?」
リュアン「えっと……すごく広くて、窪んだ地形……ですかね」
ロンドン「まあそうだけど。元々ここにはさ、溶岩が溜まってたんだよ」
フメイ「!」
妖精「ここが冷えちゃったから……地上の温泉も凍っちゃったってこと?」
ロンドン「そういうこと」
フメイ「……なんで、冷えちゃったの?」
ロンドン「……デロデロだよ」
フメイ「え?」
ロンドン「ここにはさ……大勢のバーニングスライムが暮らしてたんだ。でも、キミら以外のスライムはみーんなデロデロに溶けて消えちゃったろ?」
フメイ「!」
妖精「バーニングスライムは滅んだはずじゃ……!?」
ロンドン「山の外じゃそういうことになってるらしいね」
聖女「……ここに、生き残りが身を寄せていたのですね……」
ロンドン「本人たちにその自覚があったかどうかは知らんけどね。あいつらの発する熱は、この周辺から地上に至るまでをじんわり温めてたんだ」
フメイ「……」
リュアン「それが……山が冷えた、真相……」
ロンドン「ああ。こればっかりは、ソフィアってやつをぶん殴ったところでどうにもならん。溶けたバーニングスライムたちが元に戻ったりしない限りね……」
クロシュ「……レッドちゃん……」
妖精「……レッドの仲間……いたんだね」
クロシュ「………」
妖精「……レッド自身も、もうデロデロになっちゃってるかも、だけど……」
クロシュ「………星の、中で………会えた、かな……?」
妖精「……そっか。そうだね……会えたかもね」
☆異常気象の原因を突き止めました
*
450 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/19(日) 17:33:50.94 ID:oXK8oguZ0
―古ドワーフ地底都市 中央広場
テント「」バサッ
フメイ「せっかく古代都市に来たのに、テント張っちゃうの?」
ロンドン「埃まみれの古代の宿屋ならあるよ。そこにしたい?」
フメイ「やだ」
妖精「都市の維持とかを行うゴーレムは稼働してないの?」
ロンドン「さあ……。ご先祖様たちが何を考えて、防衛用ゴーレムの自動生産稼働ばっかり整えたかなんてあたしにゃわからんよ」
聖女「……維持よりも、この地を他者に荒らされることの方が厭わしかった……のかもしれません」
リュアン「維持しても、使う者がいなければ意味がない……という風にも、考えたのかもしれないですね……」
ロンドン「まあそんなとこじゃないの。別にあたしは何とも思わんから、ここにあるもんは好きに持ってっていいよ」
セイン「いいのか?」
ロンドン「誰にも使われずここで朽ちてくよりは、あんたたちみたいな良い奴らに使われた方が嬉しいだろ。道具もさ」
クロシュ「……ん!」
古ドワーフ帝国地底都市で野営します。この自由行動は滞在14日目の分として扱います
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
451 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 17:34:52.48 ID:qBuwAjXm0
妖精、夢でクロシュ脳内会議に参加
452 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 17:36:52.62 ID:HBES9Usuo
レインにソフィアとの因縁というか腐れ縁というか思い出話をきく
453 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/19(日) 17:54:30.39 ID:1f5rSNrN0
レインとのやり取りやメアリーのデロデロへの依存ぶりを思い出し、リュアンがデロデロ化に対して考え始める。
454 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:48:43.08 ID:QpHN78dF0
―古ドワーフ地底都市 中央広場
焚き火「」パチパチ
妖精「作戦会議は終わったの?」
アインズ「ああ。もう少し実地調査する必要があるがな」
レイン「フフ……ソフィアを叩き潰すのが楽しみだわ」
クロシュ「……レインさん……ソフィアさんのこと、よく知ってるの……?」
レイン「いいえ」
妖精「あれ、そうなの? 昔からの知り合いみたいな言い方だった気がするけど」
レイン「あんな人間の小娘など、昔からの知り合いなわけないでしょう。奴と初めて会ったのは戦場よ。セイントレアとリーリアの、ね」
セイン「敵同士だったのか」
レイン「ええ。奴はセイントレアに兵器を供与して、自らも戦場に立ってデータ収集を行っていた。何度も戦場で相まみえたけれど、ついぞその首を獲ることはできなかったわ。奴のせいでどれだけのリーリア民が命を奪われたことか……」
フメイ「でも、サインとデロデロになれたのはレインの方だったんだよね?」
アインズ「ほう……」
リュアン「ちょ、ちょっとフメイちゃん……!///」
フメイ「え? なんかだめなこと言った?」
レイン「フフ……だめではないわ。その通り……あのガキ、いつもサインに色目を使っていたけれど、結局サインとデロデロになることは叶わなかったのよ。この私と違ってね!」ニンマリ
リュアン「わ、わぁ……」
アッシュ「勇者サインがエルダーサキュバスと恋に落ちたって噂、眉唾だと思ってたがマジだったのか……!?」
レイン「大マジよ!! サインの隣に立つ私を見た時のあの小娘の顔、今でも覚えてるわ!! いつものスカした顔が凍りついて、背中のアームだけが忙しなく猛ってた! アッハッハ、無様で滑稽で今でも笑えるわ!!!」
ドワーフ酒の一斗缶「」カラン
リュアン「あっお酒! レインさんいつの間に……!」
レイン「いいじゃない! 今日はもう寝るだけでしょ!」
リュアン「ま、まあそれはそうですけど……」
クロシュ「レインさん……サインさんと、デロデロになって……こども、ほしかったの……?」
レイン「えっ……!? まあ……当時はそこまで考えていなかったと思うわ……」
クロシュ「そうなの?」
レイン「ええ……。ただ……あの人がいて、私がいて……それ以外のことを考える余裕は、なかったわ……」
クロシュ「一緒に……いたかった……?」
レイン「……そうね。私はサキュバスだから、そんなプラトニックを気取るつもりはないけれど……でも、ただ一緒にいたい、傍にいたい……なんてピュアな気持ちを抱かせてくれたのは、彼が最初で最後……。フフ……サキュバスとしては、失格ね……」
リュアン「いえ……失格じゃないと思います」
アッシュ「俺もそう思うぞ! 誰かを愛する心に合格も失格もあるかよ!」
レイン「フフッ……私の一割も行きてないガキ共が、一丁前に慰めのつもり?」
妖精「まあ……そういうサキュバスがいても良いんじゃない、と思うよ」
レイン「年寄りに言われちゃ仕方ないわね」
妖精「誰が年寄りだって!?」
ワイワイ キャッキャ
455 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:49:09.20 ID:QpHN78dF0
クロシュ「……」
クロシュ(あい……愛……)
クロシュ(レインさんは……サインさんとデロデロになって、こどもが欲しかった……わけじゃないんだって……)
クロシュ(ただ一緒にいたい……そばにいたい……ぴゅあなきもち……)
クロシュ(……ソフィアさんも、そうだったのかな……?)
クロシュ(でも……レインさんは、ソフィアさんのこと、嫌いみたい……)
クロシュ(……三人、一緒じゃ……だめだったのかな……?)
クロシュ(うーん……またあとで、考えよ……)
☆愛について考えました [1/3]
◇
456 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:50:39.36 ID:QpHN78dF0
―テント内
吊り下げランプ「」ユラユラ
リュアン「……」ムー…
クロシュ「リュアンちゃん」モニョッ
聖女「考え事ですか?」ヒョコ
リュアン「あ、クロシュちゃん、聖女さん。えっと、はい。今一度デロデロの是非について考えてて」
クロシュ「わ!」
聖女「デロデロについてですか」
リュアン「はい。レインさんとサインさんのこと……リーリアの絶望に満ちた最期のこと……メアリーさんのお話……。いろいろ聞くと……もしデロデロさえ実現していれば、そんなかなしみは生まれなかった――なんて思ってしまう自分がいるんです」
聖女「そうですね。デロデロが実現していれば……かなしみは生まれません」
リュアン「……クロシュヴィア様を止めることは、本当に正しいのでしょうか? それは……この世界で繰り返されるかなしみを、容認することになりませんか」
聖女「……そう言えるかもしれません」
リュアン「……メアリーさんの気持ちも……わからなくはないんです。私自身、かつて自分の内に生じたかなしみに押し潰されそうになりました……。私はなんとか持ち直せましたけど……持ち直せず、立ち直れない人もいる……。デロデロ教には、大勢いました……」
クロシュ「……!」
リュアン「でも……デロデロになりたくない人がいるのも、わかっているんです。他者と混ざり合うのが怖い、嫌だって気持ちは、私もわかります。そんな人たちの気持ちを無視してデロデロを押し付けるのも……間違っているように思うんです」
クロシュ「……」
リュアン「この世界は……どうするのが、良いんでしょうか……。どうすれば……みんな、救われるんでしょうか……」
聖女「……誰もが救われる答えは、ないのかもしれません。命というものが、この世に生じた瞬間から……」
リュアン「……命なんて、存在しなければ良かったのでしょうか」
聖女「……メアリーさんもそのように仰っていましたね。それも一つの答えかもしれません……」
リュアン「………でも……私は、否定したくありません。それを否定したら……クロシュちゃん、フメイちゃん、聖女さん、妖精さん……皆さんが存在することまで……否定することに、なってしまう気がする……。そんなの、嫌です……」
聖女「ふふ……私も、同じ気持ちです。理屈の上では、たぶん正しいのだろうと解しているのですが……どうしても、感情が受け入れいられないのです。メアリーさんなら、その感情も命の根源的営為に根ざした不合理な情動に過ぎないと仰るかもしれませんが……」
リュアン「……この気持ちも……愛なのでしょうか」
聖女「誰かを想う心……誕生を祝福し、しあわせを願う心……それが愛でなかったら、何だと言うのでしょう」
リュアン「……!」
クロシュ「……!」
リュアン「……ありがとうございます。なんだか……胸に、すっと落ちました」
聖女「わ、本当ですか? それなら良かったです」
リュアン「はい。私、もっとどうあるべきか考えていこうと思います。もしかしたらまたご迷惑をおかけするかもしれないですけど……」
聖女「ふふ、いつでもお聞き致します。そのための聖職者なんですよ」
クロシュ「……」
聖女「クロシュさんも、わからないこととかがあったら何でも聞いてくださしね。何でも答えられるわけではありませんが、なるべくがんばってお答えしますから」
クロシュ「ん!」
クロシュ(だれかを、おもう心……。お誕生を、祝う心……。しあわせを、願う心……。それが、愛……)
クロシュ(じゃあ……わたし、みんなのこと……愛してるのかも……)
クロシュ(……でも……れんあいっていうのは……これと、違う……?)
クロシュ(レインさんも、ソフィアさんも……サインさんのこと、好きだったけど……)
クロシュ(二人で、一緒に……サインさんをしあわせにしようって……ならなかった……)
クロシュ(きっと……まだ、何か……むずかしいことが、ある……)
クロシュ(うーん……)
クロシュ(また明日考えよ……)
☆愛について考えました [2/3]
◆
457 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:51:42.38 ID:QpHN78dF0
―クロシュの夢 会議室
中庸クロシュ「愛って……何だとおもう?」
楽観クロシュ「おいしいもの!」
秩序クロシュ「えっと……なんだろ……」
混沌クロシュ「どうでもいい。食えなさそうだし」
悲観クロシュ「……かなしみの、裏返し」
ワイワイ モニョモニョ
妖精「ん、ん〜……ここは……」
クロシュたち「!!」モニョニョニョ
中庸クロシュ「妖精さん!」
秩序クロシュ「帰してあげなきゃ……!」
楽観クロシュ「わ〜! んへへ、遊ぼ、遊ぼ」キャッキャ
混沌クロシュ「妖精さんはわたしの!」モニョッ
秩序クロシュ「めっ! 妖精さんは、誰のものでもないの!」モニョニョ
混沌クロシュ「ばーか! おまえたちは会議ごっこでもしてればいいの!」モニョニョ
楽観クロシュ「じゃあ妖精さんはわたしの!」キャッキャ
悲観クロシュ「………妖精さんは……わたしと、いっしょがいいよね……?」モニョニョ
モニョモニョモニョモニョ
中庸クロシュ「……われながら、ひどい……」
妖精「え、ええ……これはどういう状況なの……」
*
458 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:52:30.02 ID:QpHN78dF0
妖精「なるほど……ここは前に来たクロシュの夢よりも、さらに少し深いところなんだ」
中庸クロシュ「うん。わたし自身が意識しないくらいの小さな葛藤も、ここで毎日整理してるの」
楽観クロシュ「うん〜。最近一番強いの、わたし!」モニョッ
秩序クロシュ「わたしもまあまあ強いもん!」モニョッ
悲観クロシュ「……わたしは、強くも弱くもないけど……絶対に、消えない……」
混沌クロシュ「むむ〜……。最近のわたし、いい子すぎる……」
妖精「なるほどね……。でもこんなところに私が入り込んじゃって大丈夫? 変な影響とかない?」
中庸クロシュ「どうだろ……。まあ、大丈夫じゃないの」
楽観クロシュ「だいじょうぶだいじょうぶ! んへへ、今日はここで一緒にいよ?」
秩序クロシュ「でも、妖精さんの身に何かあったら大変だよ……。帰してあげた方が……」
混沌クロシュ「じゃあ妖精さんはわたしのってことで」
秩序クロシュ「何がじゃあなの!」プンスコ
悲観クロシュ「……妖精さん……わたしと、一緒にいよ……?」
妖精(中庸を司るクロシュ……この中のまとめ役みたいな感じかな。まとめ役だからか、他よりもしっかりしてる感じ。でも性格や雰囲気はクロシュというよりフメイみたいだ。クロシュにとって、フメイは頼りになるお姉ちゃん的な存在なのかもしれない)
妖精(秩序を司るクロシュ……この中だと一番真面目で優しい心の持ち主みたい。クロシュが見せる優しさの源流なのかもしれない。性格もクロシュっぽいけど、イリスの影響を感じる口調だ)
妖精(混沌を司るクロシュ……この中だと一番攻撃的で傍若無人みたい。表でクロシュがそういう素振りを見せることはほとんどないけれど、内面にはそういう部分もあるんだね。性格はブラッドを彷彿とさせる)
妖精(楽観を司るクロシュ……この中だと一番楽天的でほんわかしている。最近一番強いと言っていたけど、確かに最近のクロシュに近い感じかもしれない。スライムらしさを感じられる性格だ)
妖精(悲観を司るクロシュ……この中だと一番悲観的で、静かな雰囲気だ。かなしいことがあって傷ついている時のクロシュに近い感じがする。口調は……どことなく、クロシュヴィアのような雰囲気がある……)
妖精(こうして見ると面白いけど……)
スライムクロシュたち「〜〜」モニョモニョモニョモニョ
スライムクロシュたちにモニョモニョされる妖精「……」
妖精(……こいつら、なんでこんなに私をむにむにしたがるんだ……? まあいいけど……)
☆クロシュ会議室で妖精さんと遊びました
◆
459 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:53:14.01 ID:QpHN78dF0
―明け方
クロシュ会議室
スライムクロシュたち「……」zzz
妖精「……」zzz
「クロシュよ……クロシュよ……」
スライムクロシュたち「〜〜!!」モニャニャニャ!!
妖精「な、なんだあ!?」ガバッ
「よくぞここまで来た……」
妖精「ええ!? 誰!?」
モニョモニョモニョ…ポン!
中庸クロシュ「……前に……わたしを、呼んだひと……?」
「そうだ……。山の地下深くで、そなたの到来を待ちわびていた……」
混沌クロシュ「こんなとこに呼びつけて、なんのつもりなの? 食われたいの?」
「そなたの糧となっても良い。だがその前に、話を聞いて欲しい」
楽観クロシュ「なんのお話? ごはん?」
「……地底都市の中央広場に、さらに下へと降りる階段がある。そこへ来るのだ」
悲観クロシュ「……どうして……? わたしに……何を、させたいの……?」
「……この星に関わることだ……」
秩序クロシュ「う、うん! 大事な、お話なんだね……! わかった……!」
「ありがとう……。では……待っている……」
ヒュウウウン――
妖精(大きな気配が消えた。クロシュは何者かに呼ばれてしまったようだ)
妖精(……しかしなんだろう、今の奴は。どことなく、世界樹に近い力を感じたような……)
妖精(悪い存在ではないと思うけど、私もクロシュと一緒に行こう)
◆
460 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:53:42.63 ID:QpHN78dF0
―古ドワーフ帝国 地底神殿
トコトコトコトコ パタパタパタ
妖精「……こっちで合ってる?」
クロシュ「うん。たぶん」
セイン「一体何者なんだ? クロシュを呼び付けたのは」
クロシュ「……わかんない」
フメイ「なんで呼ばれたの?」
クロシュ「わかんない……」
リュアン「だ、大丈夫かな……? 罠だったりとかは……」
妖精「私も聞いてたけど、そういう小狡い真似をするような相手ではなさそうだった」
聖女「一体何なのでしょうか……」
クロシュ「!」
セイン「ここは――」
大きな祭壇「」
祭壇に腰掛けた巨人の石像「」ドン!
フメイ「わ!」
リュアン「大きな……石像です!」
妖精「い、いや……あれは、まさか……!!」
『よくぞ来た……。クロシュとその仲間たちよ……』
フメイ「!?」キョロキョロ
聖女「えっ……!?」
セイン「まさか……石像か!」
巨人の石像→マグヌス『そうだ。我はマグヌス――かつて巨神と謳われし、山の神である――」
妖精「山の……巨神!!」
マグヌス『眠ったまま話す非礼、容赦願う。まずは話を聞いて欲しい――』
*
妖精(巨神マグヌスの話をまとめると――)
(彼は神話に謳われる巨神その人らしい。竜神村で祀られる龍神とは相争う仲だったという)
(龍神との最終決戦で深手を負い、地の深くへと自ら封じられたのだそうだ。当時は神々が世を去りゆく時代でもあったらしく、彼も丁度良い機会と見て表舞台から姿を消すこととしたらしい。完全に世を去らず自己封印という形に留めたのは、後の世で巨神の力が必要な事態が訪れた時の為だそうだ)
(今がまさに、その神の力が必要な事態――と巨神マグヌスは言う)
(覚醒の切っ掛けは、半年前の世界めくれ。それまでも星脈を通じて世界の動向は見守っていたらしいが、あの世界めくれによって意識だけが覚醒してしまったそうだ)
(そして今現在。クロシュヴィアによる星脈乗っ取りとデロデロ計画を危惧し、その対抗者として最も有望なクロシュをここへ呼び寄せたのだという)
*
461 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:55:19.83 ID:QpHN78dF0
マグヌス『――このままでは、世界の行く先は緩やかな破滅である。我はそれを、是認できぬ――』
クロシュ「ほえ……」
リュアン「ま、待ってください! クロシュヴィア様は、世界を破滅させたいわけではなくて……!」
マグヌス『全ての生命が一つに統合され、新たに芽吹かぬ星など――破滅と言わずして、何と言えよう』
リュアン「うぅ……」
マグヌス『かの者――クロシュヴィアは、時を越えて破滅をもたらす存在。止めねばならぬ――」
フメイ「……少し大げさじゃないの。時を超えて破滅だなんて。魔王じゃあるまいし」
マグヌス『かの者は魔王に非ず。されど、魔王の力を持ち得る』
セイン「……? どういうことだ?」
聖女「まさか……クロシュヴィアさんが魔王化するんですか……!?」
マグヌス『否。かの者は魔王になれぬ』
妖精「え、そうなの? えっと、精神が安定してるから?」
マグヌス『魔王化とは、神の力……いや、呪いの一端であるゆえ』
妖精「そうなの!!?」
マグヌス「この世界に生きる全ての生命は、ある禍神に呪われている。魔王化は、その作用の一つである」
妖精「ちょ、ちょっとそれ詳しく――」
マグヌス「これ以上は我も知らぬ。我が世に生じるより以前のことだ」
妖精「そ、そっか……」
フメイ「まあ、魔王にならないんなら良いんじゃないの」
妖精「それもそう……あれっ? 全ての生命が呪われてるならなんでクロシュヴィアは――」
462 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 00:58:03.02 ID:QpHN78dF0
マグヌス『そろそろ本題に入ろう――。クロシュよ――我の力を預かってはくれぬか』
クロシュ「ほえ……」
マグヌス『神の力なくば、かの者に抗し切れぬ。そなたらが如何な実力者であろうとも、止めること能わず』
クロシュ「そうなの?」
マグヌス『そうなのだ』
クロシュ「そうなんだ」
マグヌス『受け取って欲しい。そなたが望むならば、我を喰らっても構わぬ』
クロシュ「……」
マグヌス『答えを』
クロシュ「……えっと……マグヌスさん……。その、ちからで……ここ……あっためられる……?」
マグヌス『む……? 可能だ。我の力は、生命の熱。造作もない……とまでは言えぬが、かつてここにいた燃えるスライムたちの代わりは務まろう』
クロシュ「!」
マグヌス『………だがここで熱源となれば、そなたに力を与えられぬ……』
クロシュ「でも……マグヌスさん、生命のこと……好き、なんだよね……?」
マグヌス『……』
クロシュ「わたし……クロシュヴィアちゃんと……喧嘩したいわけじゃ、ない……。お話して……やり方、変えよって……お願い、したいだけ……。だから……ちから、いらない……」
マグヌス『………』
クロシュ「え、えと……だめ……?」
マグヌス『……フッ。だめではない。そなたが、星の運命を背負う者と称された理由の一端……垣間見た。であるなら――我は、山の生命の為に燃える薪とならん』
クロシュ「わあ……!」
マグヌス『そして、これは餞別である。受け取るが良い』ゴゴゴゴゴ――
生命の波動「」ポワポワポワ――
クロシュ「んわわ……!?」
煤けた不死鳥の羽根「」チリチリチリ…
ポン!!
くすんだ不死鳥の羽根「」メラ
マグヌス『すまぬ。完全な状態に戻せなかった』
クロシュ「んーん……! ありがと……!」
☆巨神マグヌスが山の地下で熱を供給してくれます。
☆世界樹の薪ポイントが [5/8] になりました。
煤けた不死鳥の羽根がくすんだ不死鳥の羽根に変化しました
パッシブスキル〈残火〉で復活した際のコンマ低下がなくなりました(行動不能はあります)
◆
463 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/04/20(月) 01:03:17.44 ID:QpHN78dF0
というわけで本日はここまで
地底都市でのんびり野営した後、謎の声に導かれた先で出会ったのは大きな巨神だった。巨神マグヌスはクロシュにものすごく大きな期待をしていたが、あかちゃんスライムはどちらかと言うとよくわかっていなかった。
果たしてクロシュは、いつかクロシュヴィアを説得できるのか――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
464 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/20(月) 01:25:06.91 ID:+H+MrCYRo
おつです
クロシュ脳内会議で各クロシュが今までの関係者に似ているの、人との関わりの中で色々な考えを吸収した感があってすごく好き
全員妖精が好きなのはそりゃ物語冒頭のどん底からずっと一緒にいたからですよ貴女
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/20(月) 01:53:23.31 ID:ur1mSB2zo
おつ
魔王化は原罪のようなものか…
全てを救うには神にでもなるしかないというのは話の通例だが結末は果たして
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/04/20(月) 09:15:03.70 ID:eRteqIWBO
ソフィアよりレインを選んだのは胸か魅惑魔法か勇者
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