【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part8

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557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/05(火) 22:38:47.57 ID:ocjzibqeO
はい
558 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/05(火) 23:49:28.65 ID:0DPW1a2I0
ユウリ「ここからあっちに行って、そっちに行って、こっちに行ったところに……道があるぞよ!」

妖精(最初に通ろうとして雪崩で塞がってた道だ……)

ユウリ「フフフ……良き旅路を歩むのが良いぞよ」

聖女「ありがとうございます。ユウリさんも、竜神村の人たちと仲良くお過ごしくださいね」

ユウリ「無論ぞ。もし主らが死んだらわらわを喚ぶが良い。黄泉返らせてしんぜようぞ」

フメイ「えー、リビングデッドはやだ」

ユウリ「わがままは良からぬぞ」

 ◇

―ソフィアの研究所

 割れた試験管「」
 よくわからない機械「」
 曲がりくねった配線「」


クロシュ「」キョロキョロ

リュアン「えっと……どうして、またここに……?」

レイン「奴の目論見はサインの復活だったことが判明しているけれど、背後関係や他の繋がりも洗っておく必要があるわ。ここの研究は絶対に表に出してはならないものだし、もし奴を支援していた組織なんかがあったなら潰さねばならない」

アッシュ「ロマンに決着を付けたと思ったら、今度は元テロリストと極悪兵器売買組織との仁義なき抗争に巻き込まれるのか俺……!?」

レイン「あなたたちが勝手に付いて来たんでしょう……。実際ソフィアは紛れもない武器商人でもあったから、そういう犯罪組織との抗争に巻き込まれる可能性はあるわ」

ロンドン「ウチらのシマに勝手にこんなもん作られて、黙って放っとくわけにもいかんのよね。面倒ったらありゃしねェけども」

アッシュ「まあ……俺も今は燃え尽きてるとこだし、別にいいぜ。犯罪組織との戦いってのも面白そうだしな」

リーシア「私はただの興味本位ですねぇ。使えそうなモノがあれば持って帰ろうと思ってましたけど、厄ネタにしかならなそうですかねえ」


 地に落ちた高周波振動刃「」


レイン「……まあ、こういう道具なら持って帰っても良いんじゃないかしら。最大の問題は、死者を蘇らせ得るあの技術の方だから」

 *
559 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/05(火) 23:50:15.58 ID:0DPW1a2I0
 ガサゴソ…

レイン「……ん?」

 机の片隅に置かれた写真立て『』
 真顔のサインとそっぽを向いたソフィアが写っている写真『』

レイン「……」

リュアン「あっ……これ……」

クロシュ「サインさんと……ソフィアさん……?」

レイン「……みたいね……」

リュアン「このソフィアさん……今の私と同じくらいの年齢、ですかね……?」

レイン「……ええ。リーリア戦争の時も……丁度これくらいだったわ」

リュアン「……こうして見ると……普通の男の子と、女の子みたい、なのに……。この当時には、もう戦争に行って……」

レイン「………戦争なんてなかったら……。セイントレアが、あんな国じゃなかったら……。もっと違う出会い方も、あったのかもね……」

クロシュ「……」

レイン「ふふ、今更何言ってるのかしら私。そんなこと考えたって、何の意味もないのに……」

クロシュ「レインさん……ソフィアさんの、こと……今でも、きらい……?」

レイン「………ええ。嫌いよ。大嫌い」

クロシュ「……」

レイン「……でも……」

クロシュ「……?」

レイン「同じ人を、好きになって……その愛に、命を捧げた……。悔しいけれど……認めざるを得ない。今回は……私の、負け」

クロシュ「……!」

リュアン「レインさん……!」

レイン「……あ〜、やめましょこんな話! 馬鹿馬鹿しいったらありゃしないわ!! さっさと奴の情報や使えそうな物資を漁るわよ!」

リュアン「は、はい!」

クロシュ「ん!」


↓1コンマ
01-40 固形食料
41-70 高周波振動刃
71-90 魔導機関銃
91-00 副腕+魔導再現器
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/05(火) 23:52:11.84 ID:UY79sOUTo
何かあるかな
561 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/06(水) 00:24:07.14 ID:ZhIMWp890
 魔導機関銃「」ドン!

リュアン「わっ!? これ……あの弾丸をものすごい勢いで発射する鉄砲!」

レイン「……幸か不幸か、無傷ね……。持っていけば使えるけれど……」

クロシュ「!」ピコン!

レイン「……あなたの体格じゃ、構えることすら難しくないかしら?」

クロシュ「わたし……スライム!」モニョモニョ…

 モニョモニョモニョ…ポン!

ガトリングクロシュ「〜〜!!」モニョニョ

リュアン「わあ!? クロシュちゃんがでっかい鉄砲を構えちゃった……!?」

レイン「流石ね……。そういえばあなた、力はかなり強いのよね……」

ガトリングクロシュ「えっと……ここ、こうして……」モニョモニョ

 キュイィーン―

 四方八方に飛び散る弾丸「」ガガガガガガガガガッ!!!!

ガトリングクロシュ「んわあああああ!!?!!?!??」ガタガタガタ

リュアン「わああああああ!!?!?!?!?」

レイン「ば、馬鹿!! 止めなさい!!! 早く止めて!!!」


 カコン― キュルキュルキュル―…

 デロデロ…

スライムクロシュ「」デロロ…


リュアン「し、死ぬかと思った……」

レイン「本当にもう……! ソフィアが撃つよりも怖かったわよ……!?」

スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ…

レイン「このグルグル回転して撃ちまくる巨大な銃は反動が大きすぎる……。使うならしっかり練習することよ。良いわね」

スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ

 ☆魔導機関銃を拾いました
  実戦で使うには練習する必要があります

 ◇
562 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/06(水) 00:36:11.46 ID:ZhIMWp890
レイン「……さて、めぼしいものは粗方回収したわね」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

リュアン「何かわかりましたか……?」

レイン「まあ……奴の取引先とか、スポンサーとか、いろいろね……」

ロンドン「しかしまあ、山を騒がせた悪の発狂科学者が、まさか恋する乙女だったなんてねェ……。世の中わからねェもんだ」

アッシュ「恋の力ってなスゲーもんだなあ。こんな地下深くを大改造して、何年も前に死んだ人を蘇らせちまうなんて……」

リーシア「私には理解できませんねぇ……。美味しいものを食べて、あったかい寝床で寝る……生きてくって、それで十分と思いませんか?」

アッシュ「俺はちょっと、わかるよ。ソフィアにとっては……勇者サインが、何よりも大切なロマンだったんだろ。それを笑う気にはなれねえ」

ロンドン「ロマンかぁ……。アッシュ坊やも一端の口を聞くようになったじゃないの」

アッシュ「坊やってなんだよ!? 俺はもう26だぞ!?」

 ワイワイ ギャヤギャヤ


レイン(……)

レイン(……ほんと、馬鹿馬鹿しいわね……。今更……何を感傷的になっているのかしら、私……)


 真顔のサインとそっぽを向いたソフィアが写っている写真『』コトン

 クルッ
  スタ スタ …

レイン(……さよなら、サイン)

レイン(………さよなら、ソフィア)

レイン(…………さよなら……私の、初恋……)

 ◆
563 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/06(水) 00:40:59.68 ID:ZhIMWp890
本日はここまで。次回はヴィトナちゃんたちと群れの仲間ごっこ編、夢の中で遊ぼう編、禍神と福神編、アインズとの決闘編です

ソフィアとの戦いを終えて、思い思いに過ごすクロシュたち。愛に生き、愛に溶けたソフィアの末路は、正しいものだったのか。メアリーとの問答に悩み、考え、さらに悩みながら、クロシュは少しづつ考えを深めていく。

エルダーサキュバスにもまた、青春があった。
ある男に恋をし、ある女といがみ合う――人間と何ら変わらぬ、心があった。
全ては運命に流され、溶け、消えていった。
ただ一人取り残されたエルダーサキュバスは――静かに別れを告げ、歩き出す。
奇跡はもう、起こらない。

それでは、本日もありがとうございました。次回はたぶん明日更新できたら更新の予定です
なおクロシュ氏の射撃技能は「使えなくもない」級なので、大きい機関銃を扱うにはしっかり練習する必要があります。さいわいパワーだけはあるので、がんばるのが良いでしょう
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/06(水) 01:59:39.19 ID:v6F9sVCHO
デロデロ問題解決したらソフィアとサインは戻ってくるという意味では一番ハッピーエンドじゃないか
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