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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part9
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152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/16(日) 20:08:37.32 ID:tug4PBy4O
景気づけに酒をがぶ飲みするクロシュとフメイ
153 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/16(日) 20:43:06.66 ID:aEwg0s7X0
妖精「協力者は多ければ多いほどいいよね。いろいろ声をかけてみよう」
レイル「呼んだ〜?」ヌッ
妖精「レイルはもう人数に入ってるよ」
レイル「知ってた。んじゃザイルとかにも声かけて来てあげよっか?」
聖女「……レイルさんが行くと、逆に断られてしまうのでは?」
レイル「いや、私が一番可能性が高いと思う。ああ見えてザイルってお姉ちゃんっ子だから」
妖精「ええ……?」
フメイ「お手伝いって、今のところ誰と誰だっけ?」
クロシュ「えっと……ルルナちゃんと、エレノアさんと、アルバさんと、わんわんちゃん……?」
フメイ「わ、そんなにいたっけ!」
クロシュ「うん!」
分体ヴィア「そしてカリス討伐の要となるデロデロ担当の私と、メアリーです」
メアリー「はい。どのような状況になろうと、導師クロシュは私の命に替えてもお守り致します……」
クロシュ「わわ……」
フメイ「メアリー、死んだらクロシュが悲しむ」
メアリー「はっ……申し訳ありません……。今のはただの慣用的比喩表現であり……もちろん導師クロシュを悲しませるような真似は絶対にしないと約束します……!」
クロシュ「うん……!」
分体ヴィア「メアリー、少し見ない間に面白い人になりましたね」
ノーランド「そしてもちろん打倒カリス・ノーランドには私も行きます」
クロシュ「ノーラちゃん!」
ノーランド「……本音を言えば、少し怖い。でも、カリスの復活は私が撒いてしまった種です。ケジメを付けなければなりません」
フメイ「カリスとおんなじ顔なのに、カリスよりマジメでえらい!」
ノーランド「……ちょっと複雑な気分です」
協力者探し1
↓1コンマ
01-30 ザイル
31-60 ↑+レイン
61-90 ↑+ダウン
91-00 ↑+血スライム
協力者探し2
↓2コンマ
01-30 ゲラート+アルツ
31-60 ↑+クリュナー
61-90 ↑+リリア
91-00 ??
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/16(日) 20:52:47.07 ID:vZGBZeGpO
たかーく
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/16(日) 20:54:21.07 ID:3TTdnpqEo
はてな
156 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/16(日) 23:01:39.64 ID:aEwg0s7X0
レイル「ザイル連れてきたよ〜」
スタスタ…
ザイル「……カリス・ノーランドが復活したというのは本当か?」ザッ
クロシュ「!」
妖精「うん。本当」
ザイル「ならばオレも連れて行け。奴には返し切れない借りがある」
リュアン「……妹の、リーリアさんのお話……聞きました。仇討ちということですか」ヒョコ
ザイル「……リーリアの命を奪った者が、のうのうと生きているのは許容できん。それだけだ」
リュアン「……」
レイル(言っちゃえリュアンちゃん!)
リュアン(いやいや……カリス打倒作戦の協力者に突っかかるような真似はしません。少なくとも今は……和を乱すべきじゃないです)
レイル(……まあ、それもそうね。ザイル、ああ見えておこちゃまだから逆ギレして帰っちゃうかもだし)
リュアン(ええ……)
ザイル「……レイル、今オレを侮辱したか?」
レイル「した」
ザイル「……」
レイル「私に侮辱されたくらいで帰るなんて言わないよね? リーリアの為だもんね?」
ザイル「オレ自身の為だ」
レイル「へえ、そこの切り分けはできるようになってたか。少しは成長したみたいね」
ザイル「……」
リュアン「いやいやなんでそこで喧嘩売るんですかレイルさん!! 明日一緒に戦うんですよ!?」
レイル「アッハハごめんごめん、姉として一応ね?」
ザイル「フン、貴様らの作戦とやらに協力するつもりはない。オレはオレで動く」
レイル「あ〜拗ねちゃった」
妖精「……流石に怒っていいかな?」
レイル「ごめんなさい」
☆ザイルの協力を得ます
*
157 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/16(日) 23:02:35.60 ID:aEwg0s7X0
ゲラート「悪しき天才科学者復活の報、我も耳にした。助太刀致す!」ドン!
クロシュ「ゲラートさん!」
アルツ「昨日ぶりだな、君たち。カリス・ノーランドの件、僕たちも同行して構わないか?」
妖精「もちろん! でも変わった組み合わせだね? 自警団のゲラートと医者のアルツって」
アルツ「ああ、それについては……少し事情がある」
ゲラート「うむ。恥ずかしき話であるが……この我、先日加護を失いし折に、正気までをも失いかけたのである」
聖女「ええっ正気を!?」
ゲラート「本来の我は、血と死線を何よりも好む残忍な戦狂いであった。それがこの国で暮らしていく内に、平和と優しさの価値を知り……心穏やかに過ごせるようになったのだ」
クロシュ「!」
妖精「それって――」
ゲラート「そして加護を失いし先日……我は封じられていた戦への渇望を思い出してしまった」
聖女「ええっ……! だ、大丈夫だったのですか……!?」
ゲラート「フッ、大丈夫ではなかった。故に我は、治療院にてアルツ殿の治療を受け、心を鎮めていたのだ。そうしている内にリリア殿は無事お目覚めになられ……加護も元に戻ったようであった」
妖精「そ、そう……。それなら良かったけど……」
ゲラート「だが我の戦への渇望は、未だ燻り続けている! それはなぜか――」
アルツ「ゲラートに対する加護の影響を半分程度に減らしたからだ。今後の加護の運用方針を決める上で、必要なデータを取る為に」
ゲラート「話を聞いた上で、喜んで志願した次第! 我の戦欲が役に立つというのであれば天晴である! 加えて言えば――ククク、やはり戦を前にすると心が震えて止まらぬ……!!」
妖精「ほ、本当に半分減らしたの? なんかだいぶやばそうに見えるけど……」
アルツ「治療院に来た当初は、全身を真っ赤に染めて蒸気を吹き出しながら戦への欲を抑え込んでいた。それに比べればかなり落ち着いていると言えるだろう」
聖女「……でも、加護を失っても自分をお抑えになったのですね。ゲラートさん……ご立派です!」
ゲラート「む……加護の影響というのはわかっているが、我もこの数年で平和の尊さをよく理解したのだ。命を削り合う戦も心震える素晴らしきものであるが……流れ行く雲を見つめて暮らし、時に街へ近づいた獣を追い払うだけの生活も悪くないものであった。戦とは、守るべき平和あってこそのものであるのだと……この国に来て、初めて気付けたのだ」
聖女「わあ……!」
ゲラート「故に、それを奪わんとする狂い科学者への義憤もまた真なり。この戦狂いの経験を活かせるならば、我は喜んで四振りの刃となろう」
アルツ「そういうわけだ。僕自身もカリス・ノーランドに対しては思うところがある……全面的に協力させてもらおう」
☆アルツとゲラートの協力を得ます
クロシュ「リリアちゃんは……だいじょうぶ?」
アルツ「ああ。この作戦について話したら自分も行くと言い出したが、流石に止めた。病み上がりのリリアに無茶をさせるわけにはいかない。クリュナーが見ていてくれるから、問題もない」
妖精「そうだね。それがいいと思う」
◆
158 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/16(日) 23:04:10.56 ID:aEwg0s7X0
―昼
宿泊所
ワン「お酒の大売り出し中です! 決戦の前に一杯いかがでしょうか!?」ワオン!
妖精「ちょっと! これから戦いだってのにお酒なんて殺す気なの!?」
ワン「キャオン!?」キャンキャン!
ゲラート「ハハハハ、良いではないか妖精殿! 戦の前に一杯やるのも武士の嗜み! ワン殿、一杯もらおう!」ヌッ
ワン「かしこまりました!」ワオン!
トクトクトク…
酒の注がれたお猪口「」ポン!
クロシュ「わあ……!」
フメイ「おお〜……」
ゲラート「うむ! これは何という酒なのだ?」
ワン「これはですね――」
↓1コンマ
01-30 黒泥酒
31-60 蒸留酒
61-90 精製エーテル酒
91-00 白金ユキイチゴワイン
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/16(日) 23:12:37.67 ID:EKzxJ7oaO
ここらでそろそろクリティカルをだね…
160 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/16(日) 23:37:31.58 ID:aEwg0s7X0
ワン「精製エーテル酒です!」ワオン!
妖精「えっ!?」
ゲラート「聞いたことのない酒であるが、飲めばわかろう!」バッ グイッ
グビッ
ゲラート「うお……うおおおおっ!!? 魔力が……漲る……!!!」ゴゴゴゴゴ
妖精「ちょ、なんてもん出してんの!!? 精製エーテルなんて普通の人間が飲んだら――」
ワン「ゲラートさんはアシュラなので大丈夫です!」ワオン!
妖精「……」
グイッ グビグビグビ
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ グビグビ
フメイ「ん〜……シロップある?」グビグビ
ワン「はい、どうぞ!」スス
シロップ瓶「」ポン!
フメイ「ん」
トクトクトク グビグビグビ モニョモニョモニョ
妖精「……まあ、美味しく飲めるならいいか」
☆美味しいお酒(?)を飲んで余剰満腹度を6獲得しました
◆
161 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/16(日) 23:39:07.42 ID:aEwg0s7X0
本日はここまで。次回、カリス・ノーランドとの戦い編です
また、明日は遅れてきたお盆休みなので少し更新する予定です。よろしくお願いします
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/16(日) 23:42:30.16 ID:Ed0pO9E3O
乙
コンマが奮わない中カリス戦どうなるか
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/16(日) 23:51:44.64 ID:3TTdnpqEo
仲間集めはできたけど作戦は正面突破どうなるやら
戦争は数だよ
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/17(月) 02:57:08.12 ID:PBY4hxW80
おつ
165 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/17(月) 19:23:15.25 ID:J94ynIjY0
本日は運気が冴えないようです。しかしながら実際に作戦開始した後のコンマがどうなるかは今のところ全くの未知数と言えるため、もしかしたらこれから運が良くなるかもしれません。迅速かつ慎重にいくのが良いでしょう
包囲の為の仲間集めという名目でもあったので、正面突破だけでなく包囲網も作っていく作戦になるようです。実際のところ包囲網を完璧に構築できるほどの人員は足りていない可能性がありますが、人員不足は技量とコンマでカバーするのが良いでしょう
では更新していきたいと思います。よろしくおねがいします
166 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/17(月) 19:23:46.34 ID:J94ynIjY0
―夕方
スノウタウン廃墟 包囲率[0/100] 満腹度[20/14]
ヒュオオオオオ――…
崩れた街門「」
無人廃墟の街並み「」
瓦礫の山「」
フメイ「ん。とにかく真っ直ぐ行って、カリスを見つけたら焼く! って作戦でいいんだよね?」
妖精「まあ単純に言えばそう。でもある程度の人員を確保できたから、包囲網も構築する。カリスを逃さないように」
メアリー「……あの……私も導師クロシュの背中をお守りしたいのですが……」
妖精「メアリーの白影スライム召喚って包囲網の構築にすごく向いてるから……って話はさっきしたでしょ」
メアリー「……わかっています。言ってみただけです」
フメイ「メアリー。クロシュのことはフメイたちが守るから。安心して」
メアリー「はい。よろしくお願いします……。導師クロシュも、どうかご無事で……」
クロシュ「ん!」
ミスティ「私たちも包囲に回るわ。私の氷も包囲網作りには向いてるから」
妖精「うん、ありがとう。……ごめん、カリスと直接対決の機会なのに」
ミスティ「いいのよ。私にとって、カリスとの戦いは半年前に終わったことだから。これはただの後始末」
エレノア「スノウタウンの地形なら私たちが一番詳しいだろうから、適材適所。カリスのことは絶対に逃さないから、安心して」
ノーランド「ええ。包囲網、任せましたよ」
エレノア「……あなたたちも。カリス・ノーランドの討伐……必ず完遂してよね」
ザイル「オレはオレで動く。邪魔をしてくれるなよ」バサッ
レイル「ザイルのことは私が見張るから安心してね〜」バサッ
妖精「まあ……戦力になってくれるなら何でもいいよ。よろしく」
*
妖精「よし……じゃあみんな、準備はいいね? 作成開始!」
◯包囲率を上げてカリスをどうにかできれば作戦成功です
敗北またはクロシュの満腹度が0になると作戦失敗です
☆参加人数により包囲率の基本上昇値が27になります
↓1コンマ
01-10 包囲率+27、強敵
11-30 包囲率+27、敵襲 満腹度-3
31-50 包囲率+27、敵襲 満腹度-2
51-70 包囲率+36、敵襲 満腹度-1
71-90 包囲率+36、支援 満腹度+1
91-00 包囲率+54、???
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/17(月) 19:27:00.61 ID:Uc+Bg1Zl0
あ
168 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/17(月) 19:55:05.47 ID:J94ynIjY0
スタスタ トコトコ パタパタ
妖精「! 何か来る!」
フメイ「!」チリッ
人影?「」ヨタヨタ
人影?「」ヨタヨタ
人影?「」ヨタヨタ
聖女「人……!?」
ノーランド「いいえ、あれは――生命魔法で形作られた構造物!」
リュアン「な、なんですかそれは!?」
ノーランド「水魔法使いが水魔法を使う時、本物の水ではなく魔力で編んだ仮物質の水を作り出しますよね。あれの生命魔法版です!」
妖精「理屈はわかるけど……! 仮物質だとしても生命をそんな簡単に構築できるの!?」
ノーランド「眼の前を見てください、現実です! カリス・ノーランドなら、できるということです……! ただ……私にも、あれがどのように成り立っているのか全くわかりません……! 私だったら、仮の生命なんて魔力的にも体力的にも1体までが限度です……!!」
フメイ「あ、あれ……何やってるの……!?」
影人「ハラヘッタ…ハラヘッタ…」ウロウロ
影人「ロクチョウメノ…ジョンセンパイガサァ…」ペチャクチャ
影人「ハヤク…オオキクナアレ…」
朽ちた空のジョウロ「」カラカラ
リュアン「ま、まさか……!!」
分体ヴィア「ここで……亡くなった人々……?」
聖女「な、なんてこと……」
妖精「カリス・ノーランド……!!!」ググッ
影人「……」シュタッ
朽ちた鉈「」
影人「……」シュタッ
朽ちた手斧「」
影人「……」シュタッ
朽ちた杖「」
クロシュ「わわ……!」
フメイ「武器持って集まってきた!」
妖精「くっ……やるしかない!!」
ノーランド「本当に……私の創造主ってやつは……!!」ギリリッ
分体ヴィア「……お任せください。彼らの魂は、救いのデロデロに導きます……」モニョモニョ
◯影人たちへの対処により満腹度が1減りました
◯包囲率が36上がりました
―スノウタウン廃墟 包囲率[36/100] 満腹度[19/14]
↓1コンマ
01-10 包囲率+27、強敵
11-30 包囲率+27、敵襲 満腹度-3
31-50 包囲率+27、敵襲 満腹度-2
51-70 包囲率+36、敵襲 満腹度-1
71-90 包囲率+36、支援 満腹度+1
91-00 包囲率+54、???
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/17(月) 20:13:41.15 ID:JjsVam2FO
あ
170 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/17(月) 20:44:43.63 ID:J94ynIjY0
シュバッ シュババッ
影人「」シュババッ
影人「」シュババッ
影人「」シュババッ
フメイ「あっち行け!」シュボッ!
ドガァンッ!!
分体ヴィア「哀れです……。救われてください」モニョッ
デロデロデロ…
影犬「ワオン…」シュバババッ
影猫「フシャーッ…」シュタタタッ
影熊「ガオオン…」ドスンドスンッ
聖女「つ、次々に来ます!!」
ノーランド「カリス・ノーランドがこの廃墟群に潜伏した理由は……間違いなくこれです……! ここでなら、ほとんど無尽蔵に兵力を補えるんだ……!!」
リュアン「10年前、カリス・ノーランドはここで何をしたんですか……!?」
ノーランド「わかりません……! その記憶は私の中にない……!」
廃墟の物陰から現れる影人「」ヌッ
廃墟の物陰から現れる影人「」ヌッ
廃墟の物陰から現れる影人「」ヌッ
妖精「とにかく倒しながら進むしかない……!」
クロシュ「う、うん!」
◯満腹度が3減りました
◯包囲率が27上がりました
―スノウタウン廃墟 包囲率[63/100] 満腹度[16/14]
↓1コンマ
01-10 包囲率+27、強敵
11-30 包囲率+27、敵襲 満腹度-3
31-50 包囲率+27、敵襲 満腹度-2
51-70 包囲率+36、敵襲 満腹度-1
71-90 包囲率+36、支援 満腹度+1
91-00 包囲率+54、???
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/17(月) 20:46:52.50 ID:ZKFKhrtmo
高
172 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/17(月) 20:58:55.79 ID:J94ynIjY0
*
ミスティ「凍れッ!!」
凍った影人「」ガギン!
凍った影人「」ガギン!
エレノア「はあああっ!!」
鋼の剣「」シャンッ!!
影/人「」スパッ ドサッ…
ミスティ「……」ストッ
エレノア「はあ、はあ……う、うぅ……!!」ググッ
ルルナ「ミスティさん、エレノアさん……! 後方で休憩してください!!」タタッ
アルツ「ルルナの言う通りだ。君たちは休め……」
エレノア「……っ、包囲網を作るにはギリギリなんでしょ……! だったら……休んでる暇なんかない!」
ミスティ「……ええ。まだまだやれるわ」
ルルナ「で、でも……!」
ミスティ「……ここの出身だからこそ、意地を張らなければならないのよ。カリス・ノーランドの思い通りになどさせないと……!!」
ゲラート「うむ……天晴である! 共に戦おうぞ、死すべき瞬間まで!!」
アルツ「……仕方ない。戦いが終わったら治療院に来い。場合によってはリリアの加護を受けてもらうぞ」
白影スライム「」モニョッ!
溶ける影人「」デロデロ
メアリー「……安らかに」
アルバ「……」
メアリー「言いたいことがあるならば申しなさい」
アルバ「いえ。今はこの戦いに集中します」
◯満腹度が2減りました
◯包囲率が27上がりました
―スノウタウン廃墟 包囲率[90/100] 満腹度[14/14]
↓1コンマ
01-10 包囲率+27、強敵
11-30 包囲率+27、敵襲 満腹度-3
31-50 包囲率+27、敵襲 満腹度-2
51-70 包囲率+36、敵襲 満腹度-1
71-90 包囲率+36、支援 満腹度+1
91-00 包囲率+54、???
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/17(月) 21:00:21.56 ID:Uc+Bg1Zl0
あ
174 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/17(月) 22:17:26.17 ID:J94ynIjY0
◯満腹度が1減りました
◯包囲率が最大に達しました
―スノウタウン中央広場
枯れた噴水「」
カリス「おおっと、けっこうあっさり突破されちゃったみたいですね。所詮はただの一般市民でしたか」
ノーランド「カリス・ノーランド……!!」ザッ
妖精「今度こそ……倒し切ってやる!」パタパタ
カリス「まあこわ〜い! フフ、それじゃあ本気で抵抗させてもらいましょうか――そおれ!」ポウン―
黒化する影人たち「ガァァッァ…!!」ビキビキ
妖精「!! あれは――」
ノーランド「疑似魔王化!!」
取り囲む黒化影人たち「ガガ…」ザザザッ
フメイ「大勢集まってくる!!」
リュアン「囲まれてしまいました!!」
カリス「フフ、ここにいれば手駒は無限ですからねえ。私にとってこれほど戦いやすいフィールドもなかなかない。10年前にここで生命資源化の実験をしたのは大正解でした」
フメイ「よ、妖精!! どうするの、どうするの!!」
妖精「う、うぅぅ〜!」
ノーランド「……わ、私のせいだ……カリス・ノーランドの危険さは私が一番よく知っていたはずなのに……」グニャァ
分体ヴィア「皆さんは下がって……!! 私が守ります……!!」モニョニョ…!!
カリス「さあ、やってしまえお前たち! ああ、なるべく原型は留めるように! その方が生き返らせやすいので!!」
黒化影人たち「ガガ…ガァァァァッッッ!!!!」
――決戦 カリス・ノーランド――
☆分体ヴィアが〈伝説の株分け〉を発動!!
自身の戦力を100上昇!!
▼カリスが〈生命惨歌〉を発動!!
カリス以外の味方の人数*30を戦力に加算!!
戦闘終了後、カリス以外の味方は死ぬ!!!
▼カリスが〈破滅のワルツ〉を発動!!
味方の戦力上昇効果を2倍にする!!
戦闘終了後、カリス以外の味方は死ぬ!!!
◆クロシュ一行 満腹度[13/14]
・戦力+145(連携+20、薄明+15、カリス対策+10、株分け+100)
・不死鳥化できる [1/1]
・大盾の結界 [1/1]
・痛恨コンマ反転 [1/1]
・冷獄(毎ターン終了時、腹-1、相手コンマ-20累積)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は不可)
・俊足(腹-1、コンマ+10)
・居合(腹-6、コンマ+20、結界無視)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・掃射(腹-6、コンマ+40、次ターン行動不能)
・星屑(腹+3、コンマ+30、残り1)
◆カリス・ノーランド
・戦力+240(30*2*4)
↓1コンマ
01-10 痛恨
11-90 劣勢
91-00 会心 影人1体撃破
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/17(月) 22:19:25.72 ID:i9UEPEvnO
空蝉
176 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/17(月) 22:41:19.80 ID:J94ynIjY0
黒化影人「」ギュオンッ!!
妖精「速いっ!!」
リュアン「うわああ!!!」
分体ヴィア「させません……!!」シュバッ
ガギンッ!!
ドゴッ!!
弾き飛ばされる黒化影人「」ズザザッ!!
迫る黒化影人「」シュババッ
迫る黒化影人「」シュババッ
分体ヴィア「くっ……! デロデロ化させる隙が……!」
フメイ「このおっ!!」チリリッ!!
炎「」ドガァンッ!!
燃えながら突っ込んでくる黒化影人「」ヌオオッ!!
フメイ「わあああ!!!」
空クロシュ「」シュバッ!
空間跳躍「」フォウンッ!!
燃えながら明後日の方角へ突っ込んでいく黒化影人「」ヌゥーン―
フメイ「わわ……クロシュ、ありがと……」
クロシュ「う、うん……!」
カリス「空間魔法……!?」
氷クロシュ「……」パキパキ
カリスを襲う冷気「」パキパキパキ
カリス「そしてこれはアイスの力……! 素晴らしい……やはりお前は最高傑作かもしれません、クロシュ!!
妖精「黙れ!! クロシュたちは作品なんかじゃない!! ましてやお前なんかの!!!」
カリス「アッハハハ!! お前たちの自認なんてどうでもいいんですけど!!?」
ノーランド「……」カタカタ
聖女「ノーラさん、前を向いてください!! 今は戦わないと……!!」
ノーランド「わ、私なんかに……できることなんて……ない……。創造主様には……やっぱり、逆らうべきじゃ……」カタカタ
聖女「ノーラさん……!!」
◆クロシュ一行 満腹度[9/14]
・戦力+125(連携+20、カリス対策+10、株分け+100)
・不死鳥化できる [1/1]
・大盾の結界 [1/1]
・痛恨コンマ反転 [1/1]
・冷獄(毎ターン終了時、腹-1、相手コンマ-20累積)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は不可)
・俊足(腹-1、コンマ+10)
・居合(腹-6、コンマ+20、結界無視)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・掃射(腹-6、コンマ+40、次ターン行動不能)
・星屑(腹+3、コンマ+30、残り1)
◆カリス・ノーランド
・戦力+220(+30*2*4、冷獄-20)
↓1コンマ
01-10 痛恨
11-90 劣勢
91-00 会心 影人1体撃破
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/17(月) 23:02:15.05 ID:SgkUCP8d0
普通に戦っても負けそうだし、イベントありそうな星屑 (無ければごめんなさい)
178 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/17(月) 23:41:03.60 ID:J94ynIjY0
カリス「なかなか粘りますね……。お前たち、少しくらい連携ってやつを取りなさい」
四方を囲む黒化影人たち「」ザザザッ
リュアン「ううっ……! 綺麗に四方を囲まれています……!」
分体ヴィア「まずいです……私一人で四方を同時には守りきれません」
フメイ「妖精! どうにかして!!!」
四方から迫る黒化影人たち「」ダッダッダッ
妖精「う、うわあああ!!!」グルグル
リュアン「わあああ!!!」アタフタ
ガギィィィン!!!!
クロシュたちを守る守護結界「」ギギギギ…
妖精「はっ、この結界は――」
大盾クロシュ「んんん……!!!」グググ
大盾から発せられる結界「」シュインシュイン――
バギィィィン!!!
弾き飛ばされる黒化影人たち「」ドン!! ゴロゴロゴロ
フメイ「わああ〜〜!!!」
分体ヴィア「これは……ベスティアさんの結界……?」
掻き消えていく結界「」シュウウン―
ラティアの大盾「」ガゴン プシュー…
大盾クロシュ「……も、もう……出ない……!!」
妖精「で、でも助かった……!」
クロシュ(どうしよう……もう、結界、出ない……。また、今みたいに攻撃されたら……こまる……!)
クロシュ(どうしよう……!!)アタフタ モニョモニョ モグモグ
妖精「……ん!? クロシュ何食べてるの!?」
クロシュ「ほえ……!?」
星屑の瓶「」モグモグ
クロシュ「わわ……!?」
妖精「いやいい!! それで魔力回復して、次の攻撃に備えて!! 今は出し惜しみしてる場合じゃないもん!!」
クロシュ「う、うん!!」
☆大盾の結界により劣勢を無効化!
☆星屑を食べて満腹度が3回復した!
◆クロシュ一行 満腹度[11/14]
・戦力+130(連携+20、カリス対策+10、株分け+100)
・不死鳥化できる [1/1]
・大盾の結界 [0/1]
・痛恨コンマ反転 [1/1]
・冷獄(毎ターン終了時、腹-1、相手コンマ-20累積)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は不可)
・俊足(腹-1、コンマ+10)
・居合(腹-6、コンマ+20、結界無視)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・掃射(腹-6、コンマ+40、次ターン行動不能)
◆カリス・ノーランド
・戦力+200(+30*2*4、冷獄-40)
↓1コンマ
01-10 痛恨
11-60 劣勢
61-90 優勢
91-00 会心 影人1体撃破
179 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/17(月) 23:41:45.57 ID:J94ynIjY0
コンマ表を間違えました。正しくはこちらです
↓1コンマ
01-10 痛恨
11-90 劣勢
91-00 会心 影人1体撃破
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/17(月) 23:51:13.40 ID:ZKFKhrtmo
俊足
181 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/18(火) 00:34:24.59 ID:RKPSPyeu0
ドガンッ! バゴオン! ガギィン!
トカゲクロシュ「」シュタタタタッ!
ウニ棘「」シャキン!
カリス「おっと」サッ
トカゲクロシュ「〜〜!?」モニャニャ
カリス「小手先のつまらない技ですね……。もっと他にあるでしょう?」スッ
カリス蹴り「」ドガッ!
吹っ飛ぶトカゲクロシュ「〜〜〜!!」モニャニャニャ
カリス「しかしまあ、なんというか……」
ノーランド「……」カタカタ
カリス「こっちのは、私を基にした割になんと情けないのでしょうか……。私を現世に引き戻した功績はありますが、単一作品として見るならやっぱり駄作としか言いようがないですね……」
ノーランド「……」カタカタ
カリス「でも何やら真正リーリアとやらの指導者に取り入っているみたいですから、そこは後で有効活用してあげましょう」
ノーランド「」ピク
カリス「フフ……先代世界樹の精霊の力を持つ指導者か……。傀儡としてだけでなく被検体としても最高の素材になりそうです。お前、見る目だけは確かですよ」
ノーランド「……リリアさまに……何をする気……?」
カリス「私のしたいことくらいわかるでしょ? お前の基は私なのだから」
ノーランド「……!!!!」バッ!!
カリス「アッハ…! 良い顔するじゃない、それでいいんですよ!!!」
ノーランド「殺す……!!!!」
カリス「さあ、お前の運命を見せてみろ出来損ない!!!!」
☆ノーランドが〈生命賛歌〉を発動!!
自分以外の味方の人数*5を戦力に加算!!
☆身代わりのお守りの効果により劣勢を無効化!
身代わりのお守りは役目を終えて消滅した
◆クロシュ一行 満腹度[9/14]
・戦力+160(連携+20、カリス対策+10、株分け+100、賛歌+30)
・不死鳥化できる [1/1]
・大盾の結界 [0/1]
・痛恨コンマ反転 [1/1]
・冷獄(毎ターン終了時、腹-1、相手コンマ-20累積)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は不可)
・俊足(腹-1、コンマ+10)
・居合(腹-6、コンマ+20、結界無視)
・空蝉(腹-3、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・掃射(腹-6、コンマ+40、次ターン行動不能)
◆カリス・ノーランド
・戦力+180(+30*2*4、冷獄-60)
↓1コンマ
01-10 痛恨
11-70 劣勢
71-90 優勢
91-00 会心 影人1体撃破
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/18(火) 00:45:59.00 ID:wueyF3/aO
空蝉
183 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/18(火) 01:49:05.30 ID:RKPSPyeu0
フォワフォワ…
クロシュ「……!」
フメイ「なんだか……あったかい?」
ノーランド「皆さんの生命を負担にならない程度に活性化させます! 勝ってください!」
分体ヴィア「ありがたい……」
黒化影人「」ギュオッ!!
リュアン「……私だって……お荷物じゃ、ない!!」サッ
光線「」ビーッ!!
黒化影人「!」ジジジッ
聖女「光で目がくらんだ隙に……ええーい!!」
木の杖「」ブオンッ!! ドガッ!
よろける黒化影人「」ヨロッ
妖精「トドメだ! 星へ還れ!!」パァァァァ―
光となって消えていく黒化影人「」シュワワワワ―
ノーランド「1体撃破! 良い連携でした! ていうか妖精さんそんな技があるなら早く使ってください!!」
妖精「動きが速すぎて当てらんないの! あとこの魔法普通の生き物にはこんなに短時間で効かないからね!! こいつらが仮物質の生命だから効きやすかったってだけ!!」
氷クロシュ「こおり!」ガギンッ!!
凍りつく黒化影人「」カチンッ!!
フメイ「ほのお!!」チリリッ
凝縮炎「」ジジジ――
カッ!!!!
ドッギャァァァァァン!!!!
消し炭「」プスプス
フメイ「クロシュとフメイとアイスの、連携技!!」ドヤッ
クロシュ「ん!!」
分体ヴィア「今なら――そこ!」バッ
モニョンッ!
溶ける黒化影人「」デロデロデロ…
184 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/18(火) 01:50:08.89 ID:RKPSPyeu0
カリス「3体もやられた……!?」
妖精「これが私たちの底力だ!!」
カリス「敵対者の熱量を奪い続けるアイスの冷気……侮れませんね。見誤りました」
クロシュ「アイスちゃんは……すごい!!」
カリス「そうですね。評価を修正する必要があるかもしれません。そして――まだ1体残っていることをお忘れなく」
分体ヴィア「クロシュちゃん後ろ!!」
背後から急襲する黒化影人「」ギュオッ!!
突き「」ギュオオオオオッ!!!!
空蝉クロシュ「」フォン――
空振る突き「」スカッッッ
リュアン「えっ!? 当たってるのに当たってない――」
ノーランド「空間から――世界から浮いている!!?」
空蝉クロシュ「」クルン―
黒刃「」スチン――
ヴォン!!!!
黒化 / 影人「」スパッ―
カリス「おお……おお、おお……!!! 素晴らしい、素晴らしすぎます……!!!!」
フメイ「むげん斬り! むげん斬り!!」キャッキャ
妖精「空間跳躍はしてないから無元斬りではないけど……完璧なカウンターのイアイだ……!! いつの間にあんな技を……あ、そういえば指南書を読んでたっけ!」
分体ヴィア「とにかく、これで形勢逆転です……。覚悟はできましたか、カリス・ノーランド」モニョッ
カリス「ん? ああ、そういえば戦いの途中でしたね……じゃあ手駒を補充しましょうか」
黒化影人「」ヌッ
黒化影人「」ヌッ
黒化影人「」ヌッ
カリス「……? なぜ3体だけ?」
白金影スライムたち「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
食われる影人たち「」モグモグモグ
カリス「……!? 白金色の……影のスライムたちが、私の資源を食らっている……!?」
白金影スライム『この辺りに封じられてた命たちは、みんなわたしたちが食べちゃったよ!』
白金影スライム『クロシュちゃんたちが、わたしたちを助けてくれたお陰……』
白金影スライム『わたしたち……この時のために、生まれてきたのかも……』
白金影スライム『今度は、わたしたちがみんなを助ける番……!』
白金影スライム『わたしたちにも……できること、あったよ』
白金影スライム『リリアちゃんと、リーリアに、よろしくね』
クロシュ「うん! みんな……ありがと……!!」
ノーランド「はは……あはははは!! 本当に形勢逆転ですねえ、カリス・ノーランド!!」
カリス「……これはちょっと、予想外の展開」
☆黒化影人が1体減り、カリス陣営の戦力が下がりました
戦力差により自動的に勝利します
☆00クリティカルにより〈空蝉〉が強化されました
――戦闘終了――
185 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/18(火) 01:50:35.76 ID:RKPSPyeu0
というわけで本日はここまで。次回カリスの処遇をどうしよう編です。明日もたぶん更新できます。お楽しみに
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/18(火) 02:58:34.75 ID:MA9ILqfxo
おつ
判定高い…これは厳しい…と思ってたらまさかの素クリで一発逆転!
そして敵の攻撃を空間魔法で受け流して後の先で斬る新技すごい…これもまた次元を無視する剣、無元斬りですな
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/18(火) 12:50:29.07 ID:zzpfH3UPO
乙
カリスさんフメイちゃんと一緒にはしゃいでて草
疑似魔王化してる相手を足止めしたりよろけさせたりしてるリュアンちゃんと聖女さんも地味に強くなってきてるっぽい?
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/18(火) 18:46:04.83 ID:vavAixRLO
処遇といってもカリスを赦す道理も理由もないのだよね
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/18(火) 20:03:27.82 ID:RL8X3nkEo
結局強運こそ最強
190 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/18(火) 22:02:12.87 ID:RKPSPyeu0
カリス氏は恐るべき犯罪者なので、まともに戦うとものすごく強いです。物語的にもクロシュの心情的にもカリス氏は強大な大敵なので、負けイベントと見紛う強さなのは必然でした。しかしクリティカルには勝てませんでした
クロシュ氏が読んだ指南書には、相手の攻撃を躱してカウンターの居合道を叩き込む技が記されていたようです。今回、クロシュ氏はそれを空蝉と組み合わせて会得したようでした。たぶん恐らくリュウトウ氏も同じことができる(あるいは今後できるようになる)と思います。剣術と空間魔法は相性が良いのかもしれません
カリス氏は邪悪な犯罪者ですが、熱心な研究者でもあるため、傑作とするクロシュがすごいことを行うと我が事のように喜んでしまうのかもしれません。その喝采に邪悪な意図などは一切ないと思われます
そしてリュアンちゃんと聖女さんもこれまでの冒険や旅を経て、少しづつ強くなってきているかもしれません。恐らく既にその辺の一般冒険者よりは強いですが、当人らにその自覚は全くないと思われます
実際のところ、カリスを赦してしまうとものすごくいろいろ良くないので、赦すという選択肢はないかもしれません。今回の場合は、カリスを許さないのは前提として、どう処すか、という話になるかもしれません。そしてやはり最も人道的で正しい方法はデロデロであるとヴィア氏は考えています
前回から特にナーフされることもなく邪悪で強い能力を持ったまま再登場したカリス・ノーランド氏でしたが、理不尽なクリティカルパワーには勝てなかったようでした。実際のところ、強運こそ最強という論は正しいです
運を味方に付けたあかちゃんスライムたちは、果たしてどのような選択をするのか――
191 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/18(火) 22:02:38.64 ID:RKPSPyeu0
ドッギャァァァァン!!!!
カリス「チッ!」シュバッ
分体ヴィア「逃がしません」シュバッ
白影スライムたち「」モニョニョニョニョッ
カリス「!」ズザッ
ノーランド「逃げ場はない! 年貢の納め時ですよ!!」ザッ
分体ヴィア「では約束の通り、彼女を救済します――いいですね?」
妖精「うん! 奴に時間を与えないで、最期まで何をするかわからない!」
分体ヴィア「はい――!」
カリスに迫る白影スライムたち「」モニョモニョモニョモニョ
カリス「わー! 降参です、降参降参!! 命だけはお助けを!!」アタフタ
妖精「見え透いた命乞いを! 今更そんなのが通用するとでも思ってるの!」
クロシュ「……」
↓1〜 先取2票
1.見届ける
0.自由安価(票数は内容ごと・できないことはできない)
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/18(火) 22:04:41.08 ID:5Jt6u5goO
0メゾンドクロシュに入れる
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/18(火) 22:08:30.08 ID:aimDplXBO
1
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/18(火) 22:19:04.12 ID:RL8X3nkEo
1
195 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/19(水) 00:26:53.04 ID:qDXlgpvN0
分体ヴィア「では……おやすみなさい、カリス・ノーランド」
白影スライムたち「」モニョモニョ
モニョモニョモニョモニョモニョモニョ
溶けるカリス「……! なるほど……これがデロデロですか……」デロデロ
分体ヴィア「何か言い残すことはありますか?」
溶けるカリス「言い残すこと……むむ……そういえば、大魔女に殺された時は辞世の句を紡ぐ暇すらもらえなかったんですよね。大魔女って本当に最低最悪の冷血悪女と思いません?」デロデロ
分体ヴィア「……すみません、大魔女さんのことはあまり知らないです」
溶けるカリス「そうですか……。あ、そうだ! クロシュとバーニング……フメイちゃんと少しお話したいな。だめですか?」デロデロ
分体ヴィア「……」チラ
クロシュ「!」
フメイ「!」
妖精「……だめ。クロシュたちを遠隔操作する隠し技とか持ってるかもしれないし」
溶けるカリス「そんな技があるならこうなる前に使ってると思いませんか?」
妖精「……」
クロシュ「……わたしも……少し、カリスと……お話、したい……かも……」
妖精「えっ……!?」
フメイ「……フメイも」
妖精「いや……でも……」
分体ヴィア「……間を障壁で隔てましょう。そうすれば、クロシュちゃんとフメイちゃんに何らかの影響を与えることは阻止されます」
妖精「……わかった」
対魔法障壁「」ピン
196 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/19(水) 00:27:39.47 ID:qDXlgpvN0
クロシュ「……」
フメイ「……」
カリス「……ええと。何から言えばいいかな。とりあえず……おめでとう?」
クロシュ「ほえ……?」
フメイ「……?」
カリス「お前たちは、私という親を殺すことによって、自らの性能と有用性を証明したの。一つの生命としては悔しいけど……科学者として、これほど嬉しいこともない。本心からそう思っています」
フメイ「ふうん……」
クロシュ「……どうして……ひどいことばっかり、したの……?」
カリス「ふむ……私としては酷いことをしてきたつもりはないけれど」
クロシュ「?」
カリス「強き生命は、激しい闘争と苦痛の中でこそ生まれ出る。それは、この星に生命というものが生じてから連綿と繰り返されてきた営み。私はそれを少しだけ人為的に行ったに過ぎない……理解できる?」
クロシュ「……」
フメイ「……わかんない」
カリス「私がいてもいなくても、この世は既にお前たちの言うひどいこと≠ナ溢れかえっているってこと。私だけがひどいことを作り出しているなんて思うのは視野が狭い。お前たちは素晴らしい力を持っているのだから、頭の方もしっかり磨きなさい」
フメイ「むー……」
クロシュ「……」
ノーランド「あなたの主張はわかりました。ですが……明確に間違っていることがあります」ヌッ
カリス「む、何が間違っていると言うの? 出来損ない」
ノーランド「……あなたが最高傑作と称したクロシュは……あなたの構築した蠱毒から逃れ、穏やかな環境と頼れる仲間たちに守られて育ち……その才能を開花させました。クロシュの力は、闘争と苦痛の中で目覚めたものではないということです……!」
カリス「!」
ノーランド「あなたのやり方は根底から間違っていたんです。それを認めなさい……カリス・ノーランド……!!」
カリス「……そうね。そうかもしれない」
ノーランド「……意外にあっさり認めるんですね」
カリス「長年続けてきたやり方が根底から間違っていることなんて、研究じゃ茶飯事だからね」
ノーランド「……」
カリス「ま、今更気付いてももう遅いんだけど。もし来世があったとして、記憶は残らないだろうし」
フメイ「……」
197 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/19(水) 00:30:36.89 ID:qDXlgpvN0
カリス「………ところで。クロシュ、アイスはそこにいるの?」
クロシュ「………アイスちゃんの、欠片が……わたしの中に入ってる……。アイスちゃん自身は……村で、待ってる……」
カリス「ならいるのと同じね。スライムの分体は、本人らも自覚できない程度の細いラインで繋がっているから」
クロシュ「……!」
カリス「アイス……今回の戦いでお前が見せた極寒は本当に見事だった。聞こえているなら、私の賛辞を受け取りなさい」
モニョモニョモニョ…ポン!
分体アイス「カリス……」ジワワ…
カリス「よくやった。お前もクロシュたちに並ぶ最高傑作の一体です。誇りなさい」
分体アイス「〜〜…!!」モニョニョニョ
カリス「……もし、半年前からそう評価して、お前をもっと大事にしてやっていたら……。お前は私の味方でいてくれたのかな」
分体アイス「……カリスが、そんなやさしい人だったら……みんな、反乱しなかったとおもう……」
カリス「あっ……あっはは、それもそうね! 私としたことが、もう頭も溶けてきたか!」
デロデロデロ…
溶けゆくカリス「………本当に溶けてきたみたいですね……」デロデロ
分体アイス「カリス……!」
溶けゆくカリス「……あー……こういう時、なんて言えばいいのかな……。わかんなくなってきた……」デロデロ
分体アイス「……」
溶けゆくカリス「………まあ……なんだ。お前たち、生きなさい。生きて証明し続けなさい。カリス・ノーランドの傑作たちは、こんなにも強く、華麗で、魔王的であるのだぞ、と……」デロデロ
分体アイス「……!」
クロシュ「……」
フメイ「……」
溶けゆくカリス「まあ……そんなとこかな……? それじゃ……ばいばい……」デロデロデロ
分体アイス「カリスっ!!」
溶けゆくカリス「……あぁ………くそ……なんで、今更…………。おまえ、たちの……こと………もっ、と…………」デロロロロロロ
デロロロロロロ―
溶けて消えるカリス「」シュウウウン――…
クロシュ「……」
フメイ「……」
分体アイス「……」グッ
☆カリス・ノーランドが溶けて星に還りました
◆
198 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/19(水) 00:31:43.92 ID:qDXlgpvN0
短いですが本日はここまで。次回、真正リーリア滞在最終日編です。お楽しみに。なお次回更新は通常通り土日の予定です、よろしくお願いします
長き戦の果てに大敵カリス・ノーランドを討ち倒し、帰路に着くクロシュたち。恐るべき脅威を倒したにも関わらず、その歩みはしんみりとした静けさに包まれていた。
最期までクロシュたちを作品と称しながらも、その遺言とも言えるようなクロシュたちへの応援は本物だった。少し複雑な気持ちを胸に秘め、あかちゃんスライムたちは静かに歩いていく。
東の果てでは、空が白み始めていた。夜明けが近い。
平穏を取り戻した真正リーリアで、新たな一日が始まる――。
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/19(水) 01:01:25.57 ID:jrpBTuGTo
乙
流石に何度でもノーランド経由で甦るなんてことはなかったか
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/19(水) 01:56:40.96 ID:XZt2ZzHvo
おつ
これでリーリア編も終わりかぁ…
北に向かうって言ってたし次はトウゲンかリテン・ヘイブンか
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/19(水) 22:42:15.47 ID:QYp+LGt5o
おつです
くそ……絶妙なラインで辞世の言葉吐きやがって……主人公の親で悪役として最期まで憎らしいぞカリス・ノーランド
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/21(金) 23:09:02.75 ID:nSrVTTKro
こっちのノーランドはハッピーエンド迎えられそうね魔王化はどっちも使うことなかったね
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/22(土) 18:39:24.65 ID:3yAirD8iO
乙
204 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/22(土) 20:16:25.36 ID:9Of7U6SM0
カリスさんが突然復活してしまったのは、様々な偶然の重なりが引き起こした奇跡のようなものだったようです。今後、再びノーランド氏を乗っ取ってカリスが復活するようなことは起こらないでしょう
次なる目的地は、中央大陸からさらに北のリテン・ヘイブンや北大陸のトウゲン帝国となります。リテン・ヘイブンは中央大陸と北大陸の中間に位置しているため、先に到着することになるのはリテン・ヘイブンとなる可能性が高いです
カリスさんは邪悪なる犯罪者でしたが、同時にクロシュたちを造り出した親のような存在でもありました。最悪のDVママでもあった彼女が最期の最期で親らしいことを言うのは腹立たしいことですが、これでクロシュたちはカリスとの因縁に真なる決着を付けることができたものと思います。幼きスライムたちの今後の活躍にご期待ください
幸いなことにノーランド氏は平穏な生活と明るい未来と楽しい職場を守ることができました。なお魔王化の命令コードはカリスによって停止されており、それは現在のノーランド氏にも適応されているようです。今後ノーランド氏が頭の中で鳴り響く不合理な命令に悩まされることはたぶんもうないでしょう
それでは本日の更新です。よろしくお願いします
205 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/22(土) 20:17:00.27 ID:9Of7U6SM0
―真正リーリア首都 滞在最終日
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀 盾: 飾:虹晶の耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*5 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*2 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
炎スライムの秘伝書 オリシン王家の栞
運命変転の魔導書 竜角の短剣
古ドワーフ鍛冶指南書
日属性基礎
明石流剣術指南書
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/24] 魔法[05/12] 防御[05/09]
・フメイ 近接[05/06] 魔法[16/16] 防御[08/09] 炎[00/00]
・リュアン 近接[04/06] 魔法[00/12] 防御[04/06] 日[00/16]
・聖女 近接[01/06] 魔法[08/09] 防御[04/06] 運[03/??]
……………………………………………………………………………………
□真正リーリア首都
市街:宿泊所、配給所、広場、市場、食事処、茶屋、薬局、治療院、
図書館、博物館、総統庁、他
郊外:畑、果樹園、牧場、湿原、他
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー、ルルナ、アルバ
現地人:ゲラート、アルツ、リリア、クリュナー、ノーランド
滞在者:レイル、ワン、エレノア、ザイル、ヴィア
……………………………………………………………………………………
☆激しい戦いを経て、それぞれ大きな経験を積みました
クロシュの近接レベルが1上がりました
聖女の近接レベルが1上がりました
リュアンの魔法レベルが1上がりました
リュアンの属性レベルが1上がりました
206 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/22(土) 20:17:31.08 ID:9Of7U6SM0
―数日後の朝
宿泊所 客室
チュンチュン
荷物「」ポン!
聖女「荷造り、大体終わりましたね」
妖精「うん。出発は明日だから、ここを自由に見て回れるのは今日が最後だよ」
リュアン「……最初に来た時は面食らいましたけど、今はこの国が平和を保てられて良かったと思います。いろいろ、課題はあると思いますけど……」
聖女「段階的に加護の影響を薄めていく、という方向で進んでいるようです。急に痛みのある世界に引き戻すのではなく……大怪我をした人がリハビリを経て、少しづつ復帰していくように……」
リュアン「ゆくゆくは自ら希望する人や心の傷が深すぎる人だけに限定していくかも、と私も聞きました!」
聖女「一律で痛みと自由意志を奪うわけではなく、必要な人に必要な分だけ――。バランスの取れた良い方針と思います。何年かかるかはわかりませんが、上手くいって欲しいです」
妖精「だね。私も緑の国の首長として前向きに見守っていきたいと思う」
◇
―宿泊所 バルコニー
ルルナ「クロシュちゃんたち、明日には出発なんだ……」
クロシュ「うん……」
フメイ「ルルナはリーリアに住むの?」
ルルナ「うん。実は……クリュナーさんとアルツ先生に、治療院で働かないかって誘われてて。そしたら、働きながら心についての専門的な勉強もできるし……」
クロシュ「わあ……!」
フメイ「医者を目指すの?」
ルルナ「まだはっきり決めたわけじゃないけど……な、なれたらいいなあ、っていうか……」
フメイ「いいんじゃないの。ルルナ、クロシュと一緒にリリア助けたし。上手くいくと思う」
ルルナ「え、えへへ……そうかな?」
クロシュ「うん! ルルナちゃん、できる!」
ルルナ「あ、ありがとう……!」
フメイ「ん、どういたしまして」
ルルナ「……これから先、加護が薄まっていくと、心の病を抱えた人も出てくるはず。そんな時、この安全で居心地の良い国の為に、私に何かできたら――っていう風にも思って。ま、まあ……本当に上手くいったらの話なんだけどね!」
◇
207 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/22(土) 20:18:45.50 ID:9Of7U6SM0
―宿泊所 ロビー
エレノア「あ、ミスティ」
ミスティ「おはようエレノア」スタスタ
エレノア「おはよう。明日に……発つんだっけ」
ミスティ「ええ。緑の国……私が今住んでいるところで、戦況が悪化しているそうなの。白影スライムって聞いたことあるかしら?」
エレノア「うん、新聞で読んだことある。でも、そっか……ミスティには、もう新しい居場所があるんだよね」
ミスティ「エレノアも来る?」
エレノア「……ううん。やめとく。私……まだ、この北部地方を離れる勇気がないっていうか……」
ミスティ「……スノウタウンのことを、すごく大切に思っている……ってことよね」
エレノア「えっ……そうなのかな」
ミスティ「ええ、そうよ」
カキカキカキ…
ミスティの現住所が書かれた紙「」ポン!
ミスティ「……これ、私の今の住所よ。いろいろ落ち着いたら……手紙とか、待ってる」
エレノア「あっ……うん!」
ミスティ「……生きられるだけ生きましょう。幸か不幸か、私たちは生き残ってしまったのだから」
エレノア「うん……そうだね」
◯現在の努力目標
・カリス?の正体を探る (達成!)
・真正リーリア見聞を広める(達成!)
・カリスの遺物を見つける (達成!)
・大きなデロデロを探る (達成!)
・リリアを治療する (達成!)
・カリスをどうにかする (達成!)
☆努力目標を達成したので自由行動が3回分追加されます
真正リーリア首都滞在最終日。この行動終了後、真正リーリアを発ちます
↓1〜6 自由安価 何をする?
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/22(土) 20:20:19.31 ID:Z7EHlS9s0
パーティメンバー全員脳内クロシュの空間にご招待して宴会。
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/22(土) 20:22:33.35 ID:A1ooAuIVO
温泉でゆったりする
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/22(土) 20:23:53.74 ID:CsVw9Jyno
旧リーリア同窓会が開かれたので混ざってみる
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/22(土) 20:25:57.40 ID:pcZ8OX1n0
治療院でルルナとクリュナーとアルツと会話したり手伝いしたりする
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/22(土) 20:29:15.49 ID:sP1sL4C+O
ヴィアレイルメアリーのデロデロ教徒たちとデロデロは本当に世界を救うのか対話してみるクロシュ
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/22(土) 20:29:31.39 ID:W9UZ/tJPO
ワンと出会い、そういえば買い物以外で深く話してないということでワン自身の事やこれからどうするか雑談
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2026/08/22(土) 20:59:02.47 ID:g+PQlfWP0
高級車でくる人、お金持ちっぽい人は
しつこくなくあっさりしてるけど
要求が変態なことが多いって
唾多量にかけてほしい、タマ痛いって言うまで噛んでほしい
乳首をライターで焼いてほしいw etc
と、お気にが言っておりましたw
215 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/22(土) 23:39:36.54 ID:9Of7U6SM0
―治療院 病室
患者オーク「……」
笑顔の魔族たちが映る写真「」
患者オーク「……」
ルルナ「こんにちはー……。調子はいかがですか……?」トコトコ
患者オーク「……ああ、問題ない。あんたは……確か、俺を治療してくれたっていう臨時の……?」
ルルナ「はい。先日からここで働かせていただいてます」
患者オーク「そうなのか」
笑顔の魔族たちが映る写真「」
ルルナ(……この写真は……。確か、このオークさんの夢の中で……殺されていた……)
患者オーク「……なあ、今は加護が元に戻ってるんだよな?」
ルルナ「あ、はい。リリア様がご復帰なされたので」
患者オーク「……俺は……この写真を見ても、何も感じないんだ。数日前、こいつらを喪ったことを思い出してあんなにも取り乱していたのに。今は……心が、動かない。良い奴らだったな、というような事務的な感想しか浮かばない」
ルルナ「……」
患者オーク「……なんだろうな。間違いなく、この静かな気分の方が楽だし心地良いんだが……。同時に、何かすごく足りないような……。心の中心に、大きな空洞ができたかのような……。妙な据わりの悪さがあるんだ」
ルルナ「据わりの悪さ、ですか……?」
患者オーク「ああ……。いや……もうわかっているんだ。どうして足りないのか……どうしたら良いのか……」
ルルナ「……」
患者オーク「俺は……加護の外に出て、向き合いたいんだ。滅んだ村のこと……喪った友のこと……。向き合って……ちゃんと、悲しみたい。例えそれで……どうしようもないくらい、苦しむことになっても……」
ルルナ「え、ええと……でも、加護の濃度を調整するにはまだ臨床試験が必要で……」
扉「」ガラッ
アルツ「そういうことであれば、君自身が臨床試験の被験者となってみるか?」スタスタ
ルルナ「アルツ先生!」
患者オーク「俺が……被験者に?」
アルツ「ああ。今現在我々は、加護の影響を減らすこによって起きる心の活動や起こり得る副作用のデータを収集している。君が望むのであれば、被験者になってもらうことは可能だ」
患者オーク「……被験者になれば、加護をなくしてくれるのか?」
アルツ「全ての影響を一気になくすことはしない。万全を期す為に期間は数ヶ月から数年を見積もっている。無論、心身の健康には最大限の配慮をし慎重に進めるが、最悪の場合には未知の副作用が発生して廃人化する危険もある。詳細については資料を熟読した上で慎重に検討を――」
患者オーク「やらせてくれ」
アルツ「逸る気持ちは理解するが、資料は熟読してくれ。その上で納得できたら、改めて契約書を渡そう」
患者オーク「わかった」
◇
216 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/22(土) 23:40:27.10 ID:9Of7U6SM0
―治療院 休憩室
妖精「加護を減らすのにもしっかり入念にデータを取って準備するんだねえ」
アルツ「当然だ。想定外の副作用によって国民総廃人化などということになったら目も当てられないだろう」
クロシュ「わあ……」
クリュナー「……クロシュさんもこの国に残って働きませんか?」
クロシュ「んぇ……!?」
ルルナ「ええ……!?」
妖精「ちょっとちょっと、勝手にクロシュを引き抜こうとしないでくれる!?」プンスコ
クリュナー「冗談です。ですがリリア様の危機をお救いしてくれたことについては本当に感謝の至りとしか言えません。本当に……ありがとうございました」
クロシュ「んへへ……」
妖精「ついでにクロシュの夢に入ってメアリーを洗脳してったことについても謝ってよね」
クリュナー「その節は……まことに申し訳ありませんでした。我々としても、世界の全てを平和にするというのは悲願でありまして……。外道に堕ちてでも、障害となる者を排除すべしと息巻いてしまいました」
妖精「悲願なんだ……」
クリュナー「はい。ですがそれが不可能に近い絵空事だということもわかっておりました。ですから、もし手が届くのなら……とリリア様共々焦ってしまったのです」
妖精「そういえば……アルツは私たちの邪魔とかはしてこなかったね」
アルツ「ん? ああ、僕は荒事の担当じゃないからな」
ルルナ「ゲラートさんと一緒に影人を拳で吹っ飛ばしてましたけど……」
アルツ「医者としての嗜みだ」
クロシュ「たしなみ……」
クリュナー「アルツが加護に懐疑の念を抱いていたのはわかっておりました。ですが知性と理性と善性を持つ人物であることもわかっておりましたので、重用しない理由もなかったのです」
アルツ「安全性を憂慮していただけだ。加護自体は素晴らしいものだと今でも思っている。馬鹿な患者とヤブ医者を黙らせる手札はいくらあってもいいからな」
妖精「……本当に大丈夫? 善性ある?」
クリュナー「……ノーラが来てから口が悪くなったような気はします」
時計「」ボーン
クリュナー「おや……時間ですので、私はこれにて失礼致します」スクッ
アルツ「同窓会、だったか?」
クリュナー「はい。優秀な働き手を確保するチャンスです」
◇
217 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/22(土) 23:42:35.29 ID:9Of7U6SM0
―総統丁公邸
ソファ「」ポン
ザイル「……」
レイル「……」
レイン「……」
ダウン「……」ニコニコ
ノーラ(……リリアさま。これ、何の集まりなんです……?)コソッ
リリア(……同窓会なんだって。クリュナーがウキウキで企画してた……)
ノーラ(ええ……なんか雰囲気すごく重いんですけど……)
玄関「」ガチャッ
クリュナー「こんにちは。皆さんもうお揃いのようですね……!」スタスタ
ダウン「クリュナーさん〜! お久しぶりです〜!」ニコニコ
クリュナー「ダウンさん、お久しぶりです。お元気そうで何よりです……!」
レイン「……」
クリュナー「レインさんも、よく来てくださいました」
レイン「あ、え、はい……。クリュナー様……その……これは、どういう集まりで……?」
クリュナー「それはもちろん……同窓会です! ね、ザイル様?」
ザイル「様付けはやめろ。オレはもう王ではない……ただのテロリストだ」
クリュナー「わかりました、ザイルさん」
ノーラ(クリュナー、一瞬で様付けやめた……)
リリア(やめたね……)
ノーラ(リリアさま的に、前国王のザイルってどうなんですか? やっぱり国を滅ぼした無能?)
リリア(え、うーん……。昔は力こそ全てっていうの嫌いだったけど、今はその意味もわかるし……。まあ、よく知らないセンパイって感じかなあ)
ノーラ(よく知らないセンパイ……)
リリア(リリ的にはすごく懐かしい人みたい)
レイン「……そちらの方は?」
そちらの方→レイル「」
クリュナー「こちらはザイルさんの姉君を自称されるレイルさんです。旧リーリア国に属していた方ではございませんが、特別ゲストということでお越しいただきました」
レイル「……正直、帰りたい」
クリュナー「まあまあそう言わず……真正リーリア国に帰化して一緒に働きましょう!」
レイル「帰りたい……」
クロシュ「わ……!」ヒョコ
妖精「レインとダウンもいる……!?」ヒョコ
リュアン「な、なんですかこの集まり……?」ヒョコ
リリア「クロシュちゃん、リュアンちゃん、妖精さん!」
ノーラ「あなたたちも来たの!?」
レイン「クロシュとリュアンと妖精!?」
ダウン「あらあらあら!?」
クリュナー「彼女たちは……せっかくなのでさらなるゲストとしてお越しいただきました。皆さんお知り合いだったのですね……」
◇
218 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/22(土) 23:43:34.33 ID:9Of7U6SM0
ワイワイ ガヤガヤ キャッキャ モニョモニョ
ノーラ「はい、お茶です。リリアさまに最大限の感謝を込めて飲んでくださいね」スタ
お茶「」ホカホカ
レイン「……えっ、カリス・ノーランド!?」
ノーラ「違います……」
ダウン「なるほど……今この国はリリアちゃんが統治しているのねえ」
リリア「うん。人手は足りてないからいつでも帰ってきて良いよ。クリュナーもそうして欲しいみたいだし」
ダウン「私たちの存在が火種にならないなら、帰郷も良いわねえ……。でも今住んでるとこをすぐに引き払うのも難しいのよぉ……」
クリュナー「というわけで、私たちは今でもザイルさんの力を必要としているんです!」
ザイル「前も言っただろう……テロリストのオレに帰る場所などない」
レイル「クリュナーちゃん、無駄だよ〜。ザイルって一度言い出したら絶対聞かないから〜」
クリュナー「むむむ……。リリア様、リリさんにザイルさんを説得するよう頼んでください!」
リリア「ええっ!? いや……リリの声は聞こえるようになったけど、それは流石に無理だよ!?」
クリュナー「優れたスライムは、自らの体内にある魂を分体に宿らせて具現化することができると言います。リリア様ならできます」
リリア「リリはスライムだけど私はスライムじゃないからね!?」
妖精「盛り上がってるね……」
リュアン「私たちは……どうしようか……」
クロシュ「……」
どうしよう
↓1〜2選択
1.誰かと話す(名前を1〜2つ記載:レイン、ダウン、ザイル、レイル、ノーラ、リリア、クリュナー)
2.リュアンと一緒にザイルを糾弾する
0.自由安価(できないことはできない)
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/22(土) 23:50:38.76 ID:Zz6hnjFjO
0クロシュ、分体で脳内クロシュ達を再現して召喚してみる
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/22(土) 23:56:10.94 ID:tc9bpVHRO
0
テロリストたちに無職は後々大変よとクリュナーの勧誘の後押ししてあげる
221 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 01:21:02.50 ID:q0H64CQB0
スライムクロシュ「……」
モニョモニョモニョモニョ
プスン…
スライムクロシュ「……」
妖精「……ん? クロシュ今何かしようとした?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「今クリュナーが言ったことを試してみようと、自分の中のいろんな考えの自分を分体にして外に出そうとした……? いやそれ、前にやったことあったよね。ほら、パラサイトソードを具現化して不死鳥の炎で復活させたり、聖女の父親の大司祭の魂を集めて復活させたり」
スライムクロシュ「!」モニョッ
妖精「自分の中のいろんな考えの自分は……根っこはクロシュ自身だから、それを分体として外に出すっていうのは自分の人格や魂を分割するっていうことでもある。そんなこと普通できないし、できちゃう方が危ない。だから失敗は当然だし失敗して良かったとも言える。わかった?」
スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ
妖精「も〜しっかりしてよね。うっかりしすぎじゃない?」
リュアン「あの……魂を集めて復活とか、いろいろすごいことが聞こえたんですが……」
レイン「私も聞いたわ……」
ダウン「私も私も」
ザイル「………」
レイル「……理論上可能なのはわかるけど……え、本当に実現したことあるの?」
ノーラ「まあクロシュならできてもおかしくないですね。優秀な私の妹分ですし」ドヤ
リリア「そんなことできるんだ……。スライムってすごい……」
妖精「………やば。これ、絶対混乱を生むからなるべく秘密にしなきゃいけないことだった」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
クリュナー「ここにはみだりに秘密を言いふらすような方はおりません。ご安心ください」
妖精「まあ、それならいいんだけど……」
クリュナー「その代わり……一つお願いがあります」
妖精「げっ……」
クリュナー「リリア様の夢に入り、リリさんを復活させて、ザイルさんたちを説得するようお願いしてください」
スライムクロシュ「〜〜!?」モニョニョ
リリア「ちょ、ちょっとクリュナー! いくらなんでもクロシュちゃんに無茶振りしすぎだよ!」
クリュナー「リリア様は、現実でリリさんと一緒に生きたくはありませんか?」
リリア「うっ……そ、それは……」
クリュナー「ならば迷うことはありません。一緒にクロシュさんにお願いしましょう」
リリア「う、うう〜……」
ノーラ「クリュナー……労働力確保の為に死者を蘇らせて説得させようなんて、マッドサイエンティストの才能があるんじゃないですか? アルツが見たらドン引きすると思います」
クリュナー「つまり、ノーラはドン引きしていないということですね?」
ノーラ「まあ……私は天才なので」
クリュナー「加えて言えば、リリさんはリリア様の中に入り込んでいるだけで、死者であると断定することはできないと思います。この場合であれば、リリア様の中にいるリリさんをクロシュさんのお力で救助すると言い換えることも可能でしょう」
妖精「口が回るなあ……」
クロシュ「……リリちゃんと、リリアちゃんが……いいよって、言ったら……わたし、できる」
クリュナー「……はい、それはもちろんです。望まぬ具現化はすべきではありません……」
クロシュ「ん」
クリュナー「リリア様は……よろしいですか?」
リリア「………うん。私も……リリが、外に出たいなら……出してあげたい」
クロシュ「ん! じゃあ……リリちゃんにも、聞く……!」
モニョモニョモニョ…
*
222 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 01:21:44.70 ID:q0H64CQB0
―リリアの夢
夢のリーリア湿原
差し込む光「」キラキラ――
晴れ渡る青空「」
遥か遠くに見える大山脈の峰「」
豊かな水を湛えるリーリア湿原「」
生い茂る草花「」サワサワ
鈴なりに実るユキイチゴ「」ポン
クロシュ「リリちゃん!」モニョッ
リリ「クロシュちゃん!」
クロシュ「リリちゃん……えっとね……」
リリ「うん……聞いてたよ。みんなのお話」
クロシュ「!」モニョッ
リリ「でも……いいのかな? わたし……もう一度、お外に出て……みんなと、会っても……」
クロシュ「うん」
リリ「あっさりだね……?」
クロシュ「んへへ……。わたし、いいとおもう!」
リリ「……じゃあ……わたし、出てみたい……! クロシュちゃん、いい……?」
クロシュ「ん!」
◇
223 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 01:22:41.92 ID:q0H64CQB0
モニョモニョモニョモニョ…
不滅の残火「」メラメラメラメラ――
白金スライム→リリ「〜〜!」ポン!!
リリア「わ……わ、わ、わ……!!? リリ……リリなの……!? 本当に……リリ……!?」
リリ「〜〜♪」モニョモニョ
リリア「リリ〜〜!!!」ダキッ
リリ「〜〜♪♪」モニョニョニョ
スライムクロシュ「……♪」デロデロ モニョニョ
ノーラ「フッ、クロシュならこの程度は朝飯前ということですね」
モニョモニョ…ポン!
リリ→リーリア「わたし、クロシュちゃんの分体を経由したから……前世の姿に擬態とかもできるみたい!」
リリア「んぇぇぇ!!? リリが……私のリリが、女の子になっちゃった……!!?」コテッ
リーリア「えへへ……改めてよろしくね、リリアちゃん」
ザイル「………!!!?!!?!?」
レイル「世の中、全然予測できないこともやっぱりあるんだねえ〜!!」
リーリア「お義兄さん、お義姉さん、お久しぶりです……!」
ザイル「クッ、幻術か!? 術者はどこだ……!?」キョロキョロ
クリュナー「ザイルさん、現実です。受け止めてください」
◇
224 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 01:24:08.04 ID:q0H64CQB0
リーリア「お義兄さん、お仕事がないと大変だよ。食べるのに困っちゃうよ」
ザイル「……オレが食うのに困って困る奴などいない」
リーリア「むー……相変わらず頑固……」
リリア「クリュナー……リリが説得しても聞く耳持たないみたいだけど……」
クリュナー「誤算でした……。愛しの妹君の言うことなら聞くと思ったのですが……」
リーリア「うーん……じゃあやっぱり加護で平和になってもらう?」
リュアン「!?」
クリュナー「え……あ、ええと……えっ……?」
リーリア「だってお義兄さん、今までに罪のない人たちをいっぱい殺しちゃったんでしょ……? 真正リーリアの基準で考えれば、加護で平和になってもらう他ない重犯罪者だよ」
リリア「それはそうかもだけど……リリは、それでいいの?」
リーリア「うん。これからも無益な殺生を続けるつもりなら、平和になってもらった方がずっといいよね」
リリア「確かに」
リュアン「え、ええと……うわわ……」グルグル
レイン「ぐうの音も出ないほどの正論だわ……」
妖精「考えてみれば真正リーリアがの加護による平和はリリの力によるものだったわけで……。当人もこういう考え方なのは何もおかしいことじゃない……」
リーリア「お義兄さん……もう私が慕ってた頃のお義兄さんじゃないなら、加護で平和にしちゃうね……」
頭を抱えるザイル「……好きにしてくれ」
リュアン「うぅ〜……! これで良いの……!? これで良いの……!!?」グルグルグル
クロシュ「……」
↓1〜 先取2票
1.見届ける
2.止める(止めるべき理由があれば併記)
0.自由安価(票数は内容ごと、できないことはできない)
225 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 01:28:25.55 ID:q0H64CQB0
というわけで本日はここまで。このレスは安価に含まれません。良いお年を
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/23(日) 01:32:08.95 ID:Ans2GM8Co
いいのか?まあいいか?
1
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/23(日) 02:27:44.01 ID:5L7Y/Soho
2
今回の件で加護の扱いを緩くしようとなったのに、ここで強制しちゃうと方針がブレちゃって良くない…
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/23(日) 06:10:30.54 ID:Ac3tBUT30
1
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/23(日) 09:43:47.63 ID:SyPZjOCIO
なるほどこれは世界樹の精霊ですわ
230 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 20:54:02.85 ID:q0H64CQB0
実際のところ、良いのか良くないのかは判断の分かれるところです。とはいえまずいことにはならないので、気楽に選ぶのが良いかもしれません
加護の扱いを少しづつ緩めていこうという方針ですが、このようなケースの場合はどう判断されるのか、実際に話を聞いてみる必要があるかもしれません
世界樹の精霊は一般的な生物とは異なる価値観や倫理観を備えている場合があり、リーリアさんもそうである可能性があります。慎重にお話していくのが良いでしょう
231 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 20:54:52.52 ID:q0H64CQB0
妖精「でも、いいの? これから加護は薄めていく方針なんだよね?」
リリア「うん。でもアルツとクリュナーが入念に事前準備したいって言うから、実際に薄めていくのはまだ先になるよ」
ノーラ「実験室のように気軽にトライアンドエラーできれば楽なんですけどね。まあアルツとクリュナーの懸念は理解できます」
リリア「それに……加護は薄くしていく予定だけど、それは心に問題がないと診断された健康な民に限った話。深いトラウマを抱えた人や痛みに敏感な人には今まで通り加護が必要だと思う。感情や衝動を抑え切れず犯罪行為に走ってしまう罪人にも、ね」
妖精「なるほど……悪しき心を持つ者にこそ、救いが必要ってやつだね」
リリア「うん。人が罪を犯してしまうのは、その人が悪いからじゃなくて――心の弱さや、満たされない想いがあるからって私は思う」
レイン「……これで良いのかしら。姉さん」
ダウン「えっ……うーん……。難しいところだけど……もしザイルがこれから先もテロ活動を続けるつもりなら、断ち切った方が良いと思わざるを得ないわねぇ……。元リーリアの民としては……元国王であるザイルにこれ以上罪を重ねて欲しくない、というのが正直なところよ……」
レイン「……まあ、そうね。姉さんの立場からすれば、それが当然よね」
レイル「リーリアちゃん……本気なの?」
リーリア「うん……」
レイル「ザイルも、それで良いの?」
ザイル「……もう疲れた。失った者たちは戻らず、同志たちは四散し生死も知れぬ。その上、オレが治めた国は今や力強く復興し、オレたちの歴史などなかったかのように活気づいている。もはや……過去に囚われているのはオレだけなのだと、思い知らされるばかり……。オレは……もう疲れたのだ……」
レイル「……そう、なのね。わかった」
ザイル「……」
リーリア「じゃあ……いい……?」
ザイル「ああ。リーリア……最期にお前の言葉が聞けて、お前の手で葬られることができて、良かった」
リーリア「殺すわけじゃないよ……。ちょっとだけ、平和になってもらうだけ……。お義兄さんの苦しみは……わたしたちが、引き取ってあげるからね」
ザイル「……」
リーリア「それじゃあ――」
リュアン「待ってください!!!!」ドン!!!!
リーリア「んわっ!?」コテッ
レイン「リュアン……!?」
リュアン「……それは、ズルです。散々ひどい殺戮を繰り返して来た癖に、最期には愛しの妹さんに平和に導かれてハッピーエンドなんて――通りません!!!!」
リーリア「わわ……。だ、だめ……?」
リュアン「だめです!!!! シノホシのザイルには、苦しみと向き合いながら償い続ける責務があります!!!! なければなりません!!!!」
ザイル「……黙って聞いていれば……償う責務だと? 元はと言えば、貴様ら人間がオレたちの国を――」
リュアン「それは私じゃないし、あなたが殺したほとんどの人も戦争には一切関与していません!!!! 一国の王だった癖にそんなこともわからないんですか!!??」
ザイル「貴様……!!」
レイル「リュアンちゃんの言う通りよ。ザイル、いい加減向き合いなさい。これまでに行ってきた無益な殺戮と、その罪の重さに」
ザイル「……」
レイル「……リーリア。やっぱり、私も加護には反対。ザイルに殺された者たちの遺族は今でも痛みを抱えて苦しんでいるのに、当人であるザイル自身は痛みも苦しみも忘れて加護の内で平和に暮らせる――なんていうのは筋が通らないと思う」
リーリア「そっか……そうだよね……」
レイル「だからザイル……ちゃんと反省して、真っ当に真正リーリアで働いて。あなたの罪は償い切れるものではないけれど――」
ザイル「馬鹿げたことを。オレが償うべきは、亡きリーリアの民だけだ。人間共に対してなど……」
レイル「……」
リュアン「……前言を撤回します。リリちゃん、この人は加護で平和にしてあげてください」
リーリア「ほえ? えっと……いいの?」
リュアン「今、私が何を言っても届くことはないとわかりました。だから時間をかけて、加護の中で平和の尊さを教えてあげてください。この人に必要なのは……糾弾ではなく、啓蒙です……」
リーリア「!」
232 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 20:55:42.11 ID:q0H64CQB0
リュアン「少し……頭に血が上ってしまいました。反省しなきゃ……」
妖精「リュアン……怒りや憎しみを捨て去るなんてのは、やっぱり人間には難しいんじゃないかな」
リュアン「……そうかもしれないです……」
妖精「あんまり自分を責めないで。怒るのも憎むのも、人として当たり前の感情だよ。無理に抑えるとかえって毒になる。クロシュたちみたいに頭を空っぽにして気楽に過ごそうよ」
クロシュ「?」モニョッ
リュアン「ふふ……そうですね」
◇
ザイル「――はっ!」
リーリア「お義兄さん……気分はどう? 変じゃない?」
ザイル「リーリア……。そうか……これが、加護か……」
リーリア「うん」
ザイル「……全てが、遠い過去の出来事のように感じる。戦争も、お前の死も、何もかも……」
リーリア「お義兄さん……平和、好き?」
ザイル「ああ。今ここにある平和こそ……何物にも代えがたい無二のものと思える。オレは……どうしてそんなことに、今まで気付けなかったのだろう……。加護が気付かせてくれたのか……いや、これが加護による洗脳か……」
リーリア「洗脳なんて言わないでよ〜」
レイル「……無事に平和になれたみたいね。良かった良かった」
リュアン「まあ……いいと思います。はい」
クリュナー「少し想定外なことはありましたが……労働力確保です!」
ノーラ「クリュナーってけっこうヤバい奴だったんですね……」
レイン「……はあ。これで……本当に終わりね。シノホシは」
ダウン「……レインちゃんは、これからどうするの?」
レイン「……私もリーリアで……真正リーリアで働くことにするわ。いつまでも姉さんの住処に世話になるわけにもいかないし」
ダウン「あらぁ……私としてはいつまでもいてくれて構わなかったのだけど……でもそうね。私も竜神村の人たちにお別れして、この国に戻ろうかしら」
リリア「……とりあえず、一件落着なのかな?」
リリ「!」モニョッ
リリア「あ、リリ! えへへ、やっぱりスライムの姿の方がリリらしくて良いよ」
リリ「〜〜♪」モニョモニョ
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ
リリア「クロシュちゃん……改めて、いろいろありがとう。私のことだけじゃなくて、ノーラのことも、リリのことも……。最初はライバル視してたのに、結局クロシュちゃんにはたくさん助けてもらっちゃったね」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ
リリア「この国を発っても、またいつでも遊びに来てね。真正リーリアはこれから先もっともっと良い国になって、加護に頼らなくても世界中に平和を広げていけるような国にするから……!」
スライムクロシュ「〜!」モニョッ
妖精「ん。大いに期待してる」
リリア「ふふ、緑の国の首長さんにも期待されちゃった。がんばろ、リリ!」
リリ「〜〜!」モニョニョ
☆ザイルが加護によって平和に目覚めました
☆ザイルとレインが真正リーリアに帰化しました
☆テロ組織シノホシが事実上解散となりました
◇
233 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 20:56:13.53 ID:q0H64CQB0
―宿泊所 ロビー
レイル「はあ〜……」
メアリー「おや、穀潰しのレイル。どうしたのです、ため息など吐いて」
レイル「メアリー……。いやまあ、弟と義妹のことでいろいろあって……流石の私も疲れちゃったってわけ……」
メアリー「そうですか」
レイル「反応薄くない?」
メアリー「家庭の話となると、踏み込んだことも言えません」
レイル「それはまあそう。でもちょっとくらい踏み込まないと友達できないよ?」
メアリー「アドバイスの押し付けですか?」
レイル「もお〜……どうしてそんなに捻じくれちゃってるのかなあ〜」
ヴィア「クロシュちゃん……やっぱり、私たちと共にデロデロを目指すことは叶いませんか?」
クロシュ「ん〜……」
メアリー「……! あちらで導師クロシュと導師ヴィアが、尊いお話をなさっております……! 私も知見を深めなければ……!」スクッ
レイル「私も行ってみよう……たまにはデロデロの信徒らしくしないとね」
*
メアリー「デロデロのお話なら、私も混ぜてください……!」
クロシュ「わ……!」
レイル「私もいるよ〜」
ヴィア「メアリー……レイル……」
レイル「デロデロの徒が揃い踏みだねぇ」
メアリー「レイルはデロデロに仇なす異端ですので、仲間外れにしましょう」
レイル「そ、そんな堂々といじめみたいなことしなくても良くない?」
ヴィア「私はデロデロ教の信徒ではありませんが……デロデロを目指すという点においては、あなた方とくつわを並べる者と言えるかもしれません」
*
234 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 20:56:44.36 ID:q0H64CQB0
クロシュ「……えっと……デロデロは……ほんとに、みんな……救えるって、おもう……?」
ヴィア「はい」
メアリー「もちろんです」
レイル「ん〜……うん。救えると思う」
メアリー「……なぜ即答できなかったのですか、レイル。信仰が足りていないのでは」
ヴィア「まあまあ、落ち着きましょう……。レイル、少し答えに迷った理由をお聞きしても?」
レイル「あ、うん。ええとね……まず、デロデロによってこの世界に生じている諸問題のほとんど全ては解決すると思う。この世界の問題のほとんどは、それぞれの生命が生きていく上で摩擦や衝突を避けられないから起きるもの。生命が一つにまとまってしまえば、自ずと問題もほとんど発生しなくなるってわけだね。この辺りのことはわかる? クロシュ」
クロシュ「うん」
レイル「よしよし、良い子! んでほとんど≠チて言ったのは、生命同士の摩擦以外にも起こる問題があるからなの。例えば空腹とか、どうしようもない寒さや暑さとか、寝心地の悪い住処とか――いろいろね」
クロシュ「うん」
レイル「全ての生命が一つのデロデロになれば、これらの問題も一見解決するような気がするけれど……私は、ちょっとだけ危惧してる。この星を溶かしたデロデロが一人静かに宇宙を漂うとき、空腹とか、寒さとか暑さとか、そういう問題で困ることもあるんじゃないかなあって」
クロシュ「……」
レイル「クロシュヴィアの能力を疑ってるわけじゃないけどね。でもこの宇宙に絶対はない。もしクロシュヴィアに会えたら、この辺りの対策をどう考えているか聞いてみたいね」
クロシュ(……幽界樹の精霊さんも……同じようなこと、言ってた……。溶かして、一つになるまではいいけど……そこから先は……ずっと、一人ぼっちで……寂しくて、寒いんだって……)
クロシュ(クロシュヴィアちゃんは……寒いのも、寂しいのも、自分一人が我慢すればいいって……言ってた……)
クロシュ(……)
クロシュ(……わたしは……クロシュヴィアちゃん一人を、寂しくさせて……みんなで、デロデロになってしあわせ、っていうのは……ちがうと、おもう……)
ヴィア「……確かに、その点は気になりますね。クロシュヴィアならば、何らかの策を考えているとは思いますが……」
メアリー「……全てを溶かしたデロデロが、最期に一人ぼっちになるというのは……寂しすぎます……。私が不死鳥であれば、デロデロと共に永遠に宇宙を飛び続けられるのに……」
ヴィア「メアリー。不死鳥は不死の名を冠していますが、完全なる不滅の存在というわけではありません。不死鳥と言えど大いなるデロデロと共に永遠を生きることは難しいと思われます」
メアリー「えっそうなのですか……!?」
ヴィア「はい。少数ですが、死亡が確認された不死鳥もいます。極めて強靭な生命力を持つ種ではありますが、永遠を生きる絶対者というわけではないのです」
メアリー「なんと……。では……皆を救った大いなるデロデロは、誰にも救われず孤独に宇宙を彷徨う他ないのですか……!?」
ヴィア「クロシュヴィアならば、何か考えがあるはずです。今度会えたら聞いてみましょう……」
クロシュ「……」
レイル「クロシュ……何か知ってるって顔してるね」
クロシュ「!」モニョッ
レイル「……その反応を見るに……やっぱりクロシュヴィアでも難しいのかなあ……。もし私の言った危惧への有効な対策が未だないなら、ちょっと話が変わってくる……」
クロシュ「……」
レイル「まあ、でも……クロシュヴィアが覚悟を決めてるのなら、私なんかがどうこう言っても仕方ないか……」
クロシュ「……」
レイル「……でも、クロシュヴィアは私みたいな穀潰しにも優しくしてくれたし……居場所もくれたし……。あんまり、無茶して欲しくないなあ……」
クロシュ「……」
レイル「結局……なるようになるし、なるようにしかならないかぁ……」
クロシュ「……」
☆デロデロについて考えました
◇
235 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 20:58:00.44 ID:q0H64CQB0
―宿泊所 ロビー
店じまいするワン「……」ガサゴソ
フメイ「ワンワン、店じまいしてる」
クロシュ「わあ」
妖精「もうすぐこの国を出るって言ってたね、そういえば」
ワン「おや、陰で真正リーリアを救ったネオダークヒーローの皆さん!」
妖精「ネオダークヒーローって何……」
ワン「半年前のダークヒーローと区別された、新世代のダークヒーローとして注目されているそうですよ!」
風雪新聞「」バサッ
フメイ「ネオダークヒーロー、おてがら……わ、フメイたちの写真だ。いつの間に……」
クロシュ「わあ……」
妖精「あの捏造新聞記者、協力もせずコソコソ写真なんて撮ってたのか……。次会ったら文句言おう……」
ワン「私としても、闇の英雄たちに物資の提供ができて鼻が高いです!」ワオン!
妖精「商売上手だなあ……。でもまあ助かったのは事実だし、ありがとね」
ワン「どういたしまして! 機会があればまたよろしくお願いします!」
フメイ「ワンワンはこれからどこに行くの?」
ワン「リーリア湿原の特産品や情報をたくさん仕入れることができましたので、次は東か西か北か南のいずれかに向かおうかと!」
妖精「東か西か北か南かって、全く答えになってないじゃない!」
ワン「商人は情報が命ですから、商売の予定もみだりに明かせないのです! ご了承ください!」ワオン!
妖精「まあ、それもそっか……。ホイホイ明かしてた自称闇商人が隙だらけだっただけかも……」
クロシュ「ワンワンちゃんって、どこの人なの?」
フメイ「コボルト……とはちょっと違う?」
ワン「犬人です! コボルトと似ていますが、違う種になります! 主に西大陸に住んでいますが、近年は北大陸でもよく見かけるかもしれません!」
クロシュ「いぬひと!」
妖精「犬人はコボルトよりも人の良さそうな顔してるんだよね。実際に人の良い奴も多いから、けっこう信頼できる種族だよ」
ワン「そう言っていただけると犬人として嬉しいです!」
↓1コンマ 隠密スライムとしての直感
01-55 お達者で!
56-85 なんか気になるような
86-00 !
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/23(日) 20:59:45.76 ID:evpDLRIv0
あ
237 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 23:09:11.69 ID:q0H64CQB0
クロシュ「……」ジー
ワン「おや、どうかされましたか?」
クロシュ「ワンワンちゃん……どこかで、会ったこと……ある……?」
妖精「え、ワンと会ったことあるの? どこで?」
クロシュ「んー……えっと……もっと、にぎやかなところ……?」
ワン「!」
煙「」ボフン!
◇
フメイ「……あれ、フメイたち何してたんだっけ?」
妖精「んん……? ええと、明日の荷造りは……もう終わってるよね」
クロシュ「……?」
落ちているチラシ『またのお越しをお待ちしております! 行商人ワン・ダフル』ペラッ
フメイ「あ、ワンワンのチラシ」
妖精「本当だ。忘れてったのかな? でもチラシなのにまたのお越しをってちょっと変だね」
クロシュ「……」ヒョイ
チラシの裏『お見事。機会があればまた会おう。我が主の友、クロシュへ』ペラッ
クロシュ「!?」パチクリ
チラシの裏『白紙』
クロシュ「……???」
☆ワン商店のチラシを手に入れました
◇
238 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 23:09:41.69 ID:q0H64CQB0
―総統庁公邸 大浴場
カポーン―
スライムクロシュ「〜〜…♪」デロデロ
スライムフメイ「〜〜…♪」デロデロ
リリ「〜〜…♪」デロデロ
リュアン「ふぅ……」
ミスティ「温まるわ……。溶けてしまいそう……」
聖女「生き返りますねぇ……」
妖精「悪いねえ、こんなに大きなお風呂を貸してもらっちゃって」チャプチャプ
リリア「いいのいいの。いつもノーラと二人だけだから、持て余しちゃってて」
リリ「〜〜!」モニョモニョ
リリア「あはは、そうだね。これからはリリも一緒だよ」
ノーラ「リリさま……。リリアさまの大切な幼馴染であられることはお聞きしておりますが、この公邸では私の方がセンパイです。その辺り、ちゃんと認識しておいていただけると助かります」
リリ「〜〜♪」モニョモニョ
ノーラ「……よ、余裕ですね。いつまでその余裕が保てるが……楽しみにしてます……!」
リリア「えっと……ノーラは何の話をしているの?」
聖女「ヤキモチを焼いているんです。ふふ……かわいらしいですね」
リリア「ヤキモチ……?」
リュアン「……」ジー
ノーラの胸「」ポヨン
リュアン「……ノーラちゃんが生後約半年って、本当ですか?」
リリア「え、うん。そう聞いたよ。本人から」
リュアン「……」
リュアンの胸「」ペタン
リュアン「……い、いや……ノーラちゃんはホムンクルス……何もおかしくはないです……。カリス・ノーランドも見た目に不釣り合いに大きかったというし、そっくりなノーラちゃんが大きいのは当然の帰結です……」
ミスティ「何をブツブツ言っているの、リュアン」
ミスティの胸「」ヤヤペタン
リュアン「ミスティさん……!」パァァァ
ミスティ「え、何。そんなに目を輝かせて……」
☆お湯に浸かって元気になりました
◇
239 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 23:10:07.70 ID:q0H64CQB0
―クロシュの夢
集落の広場
アイスの欠片「〜〜」モニョモニョ
シュヴィーの欠片「〜〜♪」モニョモニョ キャッキャ
蒼星スライムの欠片「〜〜♪」モニョモニョ キャッキャ
煤けたニワトリ「……」トコトコ
眠るセレナディア「……」zzz
素振りするヴァン「フンッフンッ!」ビッビッ
ウニ大盾「異常なし……本日も平穏……」
ガトリングガン「」ジャコッ
フメイ「わ……!?」
リュアン「………えっ!? ここは……!?」キョロキョロ
ミスティ「ここは……クロシュたちの、集落……?」
聖女「見慣れない方々がいらっしゃいます」
妖精「……もしかして、またクロシュの夢に迷い込んじゃった?」
クロシュ「……そ、そうかも」
ヴァン「おや……! こんなに大勢のお客さんが来るのは初めてだね! ようこそ、クロシュちゃんの夢の世界へ!」
ミスティ「あなたは確か……女神の騎士、ヴァン!」
ヴァン「覚えていてくれたのか! ありがとう、嬉しいよ! 今はこうしてクロシュちゃんの中にいるんだ」
ミスティ「そういえば、クロシュが食べたんだったわね……。比喩とかではなく、本当にクロシュの中に住んでいたのね」
シュヴィーの欠片「皆さんようこそ! お茶とお菓子を用意致しますので、少々お待ち下さいね!」
蒼星スライムの欠片「シュヴィーちゃん、私も手伝うよ」
シュヴィーの欠片「ありがとう!」
ワイワイ キャッキャ モニョモニョ
アイスの欠片「……」ジー
フメイ「アイス。いつもありがと」
アイスの欠片「……アイス、つよいでしょ」
フメイ「うん」
ミスティ「クロシュが異様に強い冷気を発していたけれど、あなたのお陰だったのね。アイス」
アイスの欠片「ん。ミスティ、しょうじんしてる?」
ミスティ「まあ、ぼちぼちかしら。いろいろ落ち着いたらまた氷魔法のこと教えてね」
アイスの欠片「ん」
煤けたニワトリ「……」トコトコ
リュアン「なんだか……黒く焦げたようなニワトリがいます……」
聖女「かわいいですね。クロシュさんの心の中に住んでいるニワトリさんなのでしょうか?」
煤けたニワトリ「私はニワトリではないわ。大魔女の断片の一つよ」
リュアン「えぇぇ!?」コテッ
聖女「しゃ、喋りました!!」
煤けたニワトリ「失礼な子たちね……。これはクロシュの認識に引っ張られて変質してしまった姿なの。本来の私はもっと荘厳で美しく立派な輝く鳥なのよ」
聖女「クロシュさんは不死鳥をニワトリさんだと思っているのですね……」
◇
240 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 23:10:34.73 ID:q0H64CQB0
アップルパイ「」ポン
金平糖「」ポン
かき氷「」ポン
綺麗な水「」ポン
リュアン「わあ……! 美味しそうです!」
聖女「アップルパイ、金平糖、かき氷……夢の中なら好きなだけ甘いものを食べられるのですね……!」
ヴァン「このアップルパイは、俺が栽培してるリンゴをシュヴィーちゃんに調理してもらったんだ!」
シュヴィーの欠片「えへへ、おかわりはいっぱいあるのでたくさん食べていってください」
妖精「……美味しい。ヴァンもシュヴィーもやるなあ」モグモグ
蒼星スライムの欠片「見様見真似だけど、私はアステールがよく作ってた金平糖を再現してみたよ。みんなの口に合うかな」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
フメイ「ん。おいしい」モグモグ
ミスティ「このかき氷……きめ細かくてふわふわね。参考になるわ」
アイスの欠片「え、そうなの……?」
☆夢の中で美味しいものをたくさん食べました
◇
241 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 23:11:43.55 ID:q0H64CQB0
―朝
真正リーリア首都
チュンチュン
精霊の幌馬車「」ポン!
リリア「ねえ、やっぱりもう少し滞在していかない……?」
クロシュ「!」モニョッ
妖精「お誘いは嬉しいけど、私たちもやるべきことがあるんだ。この地にあったデロデロについてはヴィアとも話が付いたんだけど……今度は北の方で大きなデロデロを見つけたんだよ」
クリュナー「ここからさらに北の方となると……リテン・ヘイブンか北大陸になりますが……。海路はどう行かれるご予定ですか?」
妖精「リーリア東港に旅人向けの北行き定期船があるって聞いたから、それに乗って行こうかと」
クリュナー「……少々申し上げにくいのですが……今現在東港から北へ向かう定期船はリテン・ヘイブンのものだけですので、あまりご利用されない方が安全かと……」
聖女「えっ? 危ないんですか……?」
クリュナー「リテン・ヘイブンは、名目上は独立国家ということになっておりますが、その実態は罪人が自治する無法地帯です。当然、その国から出港してきた船にも同等の危険があると考えて然るべきでしょう……」
リュアン「ひゃ……。ど、どうするんですか妖精さん……!?」
妖精「でも……それじゃあリーリアの船はないの?」
リリア「復興に大忙しで、外交は後回しだったから……。真正リーリアから外国に行こうとする民もいなかったし……」
クリュナー「申し訳ありません。真正リーリア所属の定期船などは、今のところないのです……」
妖精「じゃあリテン・ヘイブンの船に乗るしかないじゃん!」
リリア「えっと……じゃあ、その精霊の幌馬車で海を渡ったりとか……」
妖精「流石に航海は想定してない……」
メアリー「トウゲン帝国の船などは来ていないのですか?」
クリュナー「数ヶ月前より運行が途絶えております。元より国交もほとんどなく、その定期船も一部の旅人が利用するのみだったため、採算が合わず廃止されたものと思われます」
聖女「どうあってもリテン・ヘイブンの船に乗るしかなさそうですね……」
クリュナー「すみません……不安ばかりを増やしてしまい……」
妖精「いやまあ、いいよ。お陰で覚悟と準備ができる」
リュアン「……あれ? そういえば、メアリーさんも普通に来るんですか?」
メアリー「はい、もちろん」
聖女「……あ、あれ? では、アルバさんは……?」
メアリー「彼は――」
↓1コンマ
01-05 ???
06-10 平和に目覚めた
11-50 騙して帰らせた
51-90 王国の戦況悪化により緊急帰投した
91-00 王にメアリーの独自行動が許可された
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/23(日) 23:13:56.29 ID:Ans2GM8Co
あ
243 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 01:38:42.82 ID:Rj2y1gZB0
アリー「………王国で緊急の任務があるとかで、慌てて帰っていきました」
妖精「……騙して帰らせたんだね」
メアリー「そ、そのようなことは………。いえ……まあ……結果的に……部分的にそう、と言えなくもなく……」
フメイ「ええ、アルバ帰っちゃったの? お砂糖いっぱい持ってたのに」
リリア「じゃあ私がお砂糖いっぱいあげるよ、フメイちゃん」
フメイ「ほんと? ありがと」
妖精「まあでもつまり……私たちがメアリーを騙して拐かしてるっていう容疑をかけられるリスクは据え置きかあ……」
メアリー「そのような事態にはならぬよう、最善を尽くします……」
リュアン「まあ……過ぎてしまったことは仕方ありません。アルバさんも、女ばかりのパーティに一人混ざるのは居心地が悪かったでしょうし……」
ノーラ「どうでしょうね。人間の男は基本的に性欲強めですから、内心ではハーレムだぜヒャッホウとウキウキだったかもしれませんよ」
メアリー「いえ……アルバは真面目な騎士なので、そこまで単純に喜んだりはしなかったと思います」
リュアン「そういう褒め言葉は本人がいる内に言ってあげた方が良かったんじゃ……」
・アルバがメアリーに騙されて王国へ帰りました
◇
244 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 01:39:09.45 ID:Rj2y1gZB0
風船スライム気球「〜〜」モニョモニョ
ミスティ「それじゃ、私は緑の国へ戻るわね」
クロシュ「ん! ミスティさん、風船スライムさん、ありがと……!!」
妖精「本当に助かったよ! 緑の国の防衛も大変だと思うけど、安全第一にね!」
ミスティ「ええ、もちろん。あなたたちも、命を一番大事にね」
リュアン「はい! ありがとうございます……!」
聖女「どうか、ご健勝で……!」
フメイ「ミスティ、がんばれ」
ミスティ「ふふ、ありがとう……!」
エレノア「ミスティ……またね!」バッ
ミスティ「エレノア! また来るわ! あなたも元気で!」
エレノア「うん……! 手紙、書くから……!」
ミスティ「ええ……! また……またいつか!!」
ミスティ(スノウタウン……さようなら)
ミスティ(またいつか……お墓参りに来るわ)
ミスティ(……さあ、緑の国へ――今の私の家を、守らなきゃ!)
風船気球スライム「〜〜」フヨフヨ モニョモニョモニョ
☆ミスティがパーティを離れ、緑の国へ帰りました
*
245 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 01:39:37.94 ID:Rj2y1gZB0
ルルナ「クロシュちゃん! 皆さん!」タッタッタッ
アルツ「まだ出発していなかったか」タッタッタッ
クロシュ「ルルナちゃん! アルツさん」
ルルナ「良かった、間に合った……! クロシュちゃん……私をここに連れてきてくれて、一緒にいろんなことをしてくれて……本当にありがとう……! クロシュちゃんたちのお陰で、私、上手くやっていける気がする!」
クロシュ「んへへ……うん!」
妖精「医学の勉強、がんばってね。ルルナならきっと上手くやれるよ」
ルルナ「うん……! 本当に……本当にありがとう! きっといつか、遊びに来てね……!」
アルツ「僕からも、改めてお礼を。この国に来て、多大な貢献をしてくれて本当にありがとう。言葉だけでは言い尽くせないが……すまない、何かの品物でも渡せたら良かったんだが、人に贈れるような大したものは持っていないんだ」
妖精「あはは、いいって。贈り物が欲しくていろいろやってきたわけじゃないしさ。感謝の言葉を聞けただけでも嬉しいよ」
フメイ「じゃあ次に来たときは、甘いものちょうだい」
アルツ「フッ、わかった。甘いものを用意しておこう」
クロシュ「んへへ……うん!」
アルツ(……イーシャ先生。あなたの教え子たちは、善意と理性を持って、正しい道を歩んでいるようだ)
アルツ(治療院に戻ったら、これまでの経過とこれからの展望……そしてクロシュたちの健闘を報告書にまとめよう。フフ……今から返事が楽しみだ)
*
246 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 01:40:03.58 ID:Rj2y1gZB0
ザイル「……む。お前たち、もう行くのか」
レイル「あらら、もう行っちゃうの?」
妖精「わ、ザイルとレイル」
リュアン「ど、どうも……おはようございます」
ザイル「おはよう。そういえば君にちゃんと謝っていなかったな。すまない、オレは取り返しのつかないことをした」ペコリ
リュアン「え、いや……き、気持ち悪いのでやめてください」
ザイル「そうか……。すまない、オレも形として謝ってはいるが実のところ他人事のように思えてしまっている。君に心から正しく謝れるのは、何年も先のことになるかもしれない」
リュアン「そ、そうですか……」
リュアン(……加護によって意志を奪われた人からの謝罪がこんなにも気持ち悪いものだなんて……。これでは憎しみなんてどこかに吹っ飛んじゃうよ……)
クロシュ「ザイルさん……ここで、お仕事、するの……?」
ザイル「ああ。ただの民としてイチからやり直すことにした」
クロシュ「うん……いいとおもう」
ザイル「……そうだ。このペンダントのこと……ちゃんとお礼を言っていなかったな」スッ
亡国王のペンダント「」ポン
クロシュ「!」
ザイル「……君たちは、これを使ってオレを脅すこともできたが、そんなことはせず――ただの善意のみで、これを返してくれた。ありがとう。……すまない、感謝を述べるのが随分と遅くなってしまった」
クロシュ「んーん……! 大事なもの……無くすの、嫌だもん……」
ザイル「……そうだな」
クロシュ「んへへ……」
リュアン「……なんだか、そっちの感謝の言葉はちゃんと心がこもっているように聞こえます……」
ザイル「……すまない。オレもそう思える」
リーリア「加護はね、痛みや苦しみ、悲しみだけを封じるの。だから、ありがとうっていう感謝の気持ちは……加護を受けても、なくならないんだよ」
ザイル「そうなのか」
リュアン「……そのお陰で、ようやくクロシュちゃんに真摯な気持ちでお礼を言えたんですね……。加護で平和になってもらって、良かったと思います」
ザイル「ああ。昨日までは憎しみが強すぎて、他の何も見えなくなっていた。だが今は本当に頭の中がスッキリしている。リーリア、ありがとう」
リーリア「えへへ……うん。これからは、真正リーリアで平和に暮らしていこうね。お義兄さん」
レイル「……私は……これからどうしよっかな。やっぱりしばらくは真正リーリアでダラダラ……」
リーリア「お義姉さん! 働かざるもの食うべからずだよ……!」
レイル「げっ……。リーリア、そんな悪い言葉どこで覚えてきたの……」
ザイル「悪い言葉か?」
レイル「ああ〜もう……わかったよ、ちょっとだけね。一日二十分、それ以上働いたら干からびて死ぬので」
妖精「二十分……短すぎない?」
リーリア「ふふ……お義姉さんにも加護が必要かな?」
レイル「すみませんでした……」
*
247 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 01:50:19.03 ID:Rj2y1gZB0
精霊の幌馬車「」ガコン!
ガタンゴトン――
クロシュ「さよなら……! またね……!」ブンブン
フメイ「ばいばい……!」ブンブン
リュアン「皆さん、お元気で……!」
聖女「ご健勝をお祈りしてます……!」
妖精「真正リーリアとそこに住まう者たちに、精霊の加護がありますよう――」
ガタンゴトン――
リリア「……本当にありがとう、クロシュちゃん。みんな。私たち……ここをもっと良い国にするよ」
リリ「〜〜!」モニョニョ
クリュナー「はい……! では、今日も一日お仕事をがんばりましょう……!」
ノーラ「は〜い。はあ〜……なんだか、かわいい妹分たちが一気にいなくなっちゃって寂しいですね……」
レイル「じゃあザイルを弟分としてこき使ってやって〜」
ザイル「実際、総統庁ではオレが一番の新人ということになる。よろしく頼む」
ノーラ「こんなデカくてかわいくない弟分はいらないです……」
アルツ「僕たちも治療院に戻るぞ、ルルナ」
ルルナ「はい! 今日もよろしくお願いします!」
ノーラ「……そういえば、何か忘れているような。何でしたっけ……」
◆
248 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 02:05:13.47 ID:Rj2y1gZB0
―スノウタウン中央広場
僅かに水が湧く噴水「」チョロチョロ
縁石に座るブラッド「……」ボー
ブラッド「なんか……あたしの知らないうちに、いろいろ終わったらしい……」
ブラッド「……」
ブラッド「……」
水鏡『お前たち、生きなさい。生きて証明し続けなさい。カリス・ノーランドの傑作たちは、こんなにも強く、華麗で、魔王的であるのだぞ、と……』
ブラッド「………」
ブラッド「………」
ブラッド「カリスのやつ………あたしには何もなしかよ」
ブラッド「………」
ブラッド「……あーくそ、馬鹿か。なんであんな奴のことでこんなウジウジしてんだ、あたしは……」
ブラッド「………クロシュの馬鹿にちょっかいでも出しに行くか……」スクッ
ヴィア「……寂しいのですね」モニョッ
ブラッド「あー……? 誰だお前……」
ヴィア「伝説スライムのクロシュヴィア……の株分けです」
ブラッド「へえ、そう……」
ヴィア「……あなたも、デロデロの良さをわかっているはず。私たちと共に――」
ブラッド「理屈はわからなくもない。でもさ、全部溶けたらつまんないだろ」
ヴィア「つまる、つまらないで、世界は救えません」
ブラッド「そもそも救う価値なんてあると思ってる?」
ヴィア「はい」
ブラッド「なら話は終わりだね。あたしは思わない」
ヴィア「では……どうして、クロシュちゃんやフメイちゃんたちに、優しさを見せたりするのですか?」
ブラッド「ああ……? 優しさなんて見せてないけど」
ヴィア「彼女たちはそう思っていないようですが」
ブラッド「それじゃああいつらが勘違いしてるだけだね」
ヴィア「……世界に価値を感じていなくとも、同輩である者たちには価値を感じている……そうですね?」
ブラッド「うるさいな。勝手に決めつけるなよ、あたしの心を」
ヴィア「すみません」
ブラッド「はあ、もういい。それ以上あたしにいらんことを言うなら攻撃するからな」スクッ
ヴィア「……クロシュちゃんたちは、リーリア東港から定期船に乗って北へ向かうそうです」
ブラッド「……聞いてないが」
ヴィア「ちょっかいを出したいそうだったので」
ブラッド「……まあ、出したいけど」
ヴィア「クロシュちゃんなら、ブラッドさんの来訪を快く歓迎してくれると思いますよ」
ブラッド「知ってる。あいつ、のろまなお人好しだもの。危なっかしくて見てられ……じゃなくて、とにかくそういうアホなところがむかつくんだよ」
ヴィア「お気持ち、理解します」
ブラッド「……まあいいや。気が向いたら行ってやる。どうせ暇だし」スクッ
ヴィア「はい。デロデロについても、再考していただけると幸いです」
ブラッド「じゃあ一生不幸でいな」
◆
249 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 02:06:27.81 ID:Rj2y1gZB0
それでは本日はここまで
真正リーリアでの騒動を終え、新たなる旅路につくクロシュたち。その背に多くの感謝と応援を受け、あかちゃんスライムたちは往く。
次の目的地は、狂気と陰謀渦巻く罪と退廃との都リテン・ヘイブン。その恐るべき前評判を聞いて震え上がる一行であったが、残念ながら他の選択肢はなかった。果たしてクロシュたちは、罪人の街で何と出会うのか――。
次回、初めての船旅編。お楽しみに
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/24(月) 12:56:13.35 ID:sjbPeA+3o
おつでした
この各章(国)終わりの雰囲気好き
ブラッドちゃんはコンマさんがちょっといい顔しなさすぎた…
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/24(月) 13:27:56.41 ID:OnWvEuyYo
おつ
次の場所は久々に黒い雰囲気になりそうな…
そういうキャラを用意しておくべきか
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